令和 2年 12月 定例会(第4回) 令和2年第4回(12月)伊豆の
国市議会定例会議事日程(第5号) 令和2年12月15日(火)午前9時
開議日程第1 議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)日程第2 請願第1号
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める
請願---------------------------------------本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(16名) 1番
井川弘二郎君 2番 青木 満君 3番
高橋隆子君 4番 森下 茂君 5番 笹原惠子君 6番
鈴木俊治君 7番 久保武彦君 8番 八木基之君 9番 二藤武司君 10番
内田隆久君 11番
小澤五月江君 12番 梅原秀宣君 13番 柴田三敏君 14番 三好陽子君 15番
田中正男君 16番
古屋鋭治君
欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長
小野登志子君 副市長 渡辺勝弘君 教育長 内山隆昭君
市長戦略部長 西島 功君
まちづくり 西島和仁君
総務部長 鈴木雅彦君 政策監
危機管理監 神田 稔君
市民福祉部長 山口和久君
福祉事務所長 吉永朋子君
経済環境部長 天野正人君
観光文化部長 公野克己君
都市整備部長 守野充義君
会計管理者 柳本加代子君
教育部長 佐藤政志君
---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名
議会事務局長 高橋博美 議会事務局次長 鈴木朋宏 議会事務局係長 西島裕也 書記
井川敦子
△開議 午前9時00分
△開議の宣告
○議長(
古屋鋭治君) 皆さん、改めましておはようございます。 ただいまの
出席議員は16名です。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和2年第4回伊豆の
国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。
---------------------------------------
△
議事日程の報告
○議長(
古屋鋭治君) 本日の
議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 なお、
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める請願の
審査報告書が
総務観光建設委員会委員長より令和2年12月14日に議長宛てに提出され、この報告書を受理しましたので、本案を伊豆の
国市議会会議規則第38条の規定により本日の
議事日程に追加いたします。
---------------------------------------
△議案第86号の
委員長報告
○議長(
古屋鋭治君) 日程第1、議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。 本案につきましては、所管の各
常任委員会へ付託してありましたので、初めに
総務観光建設委員会委員長からその審査の経過と結果についての報告を求めます。 10番、
内田隆久総務観光建設委員会委員長。 〔10番
内田隆久君登壇〕
◆
総務観光建設委員会委員長(
内田隆久君) 皆さん、おはようございます。 10番、
総務観光建設委員会委員長の
内田隆久です。 ただいまより
委員長報告をさせていただきます。 11月30日の本会議にて、
総務観光建設委員会に付託されました議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)について、審査を行いましたので、審査の経過と結果について報告いたします。 当委員会は、去る12月4日、本庁舎3階第4会議室において、委員8名と所管の
関係部課長出席の下、審査を行いました。 主な質疑を報告します。 最初に、
市長戦略部所管部分です。 委員より、
議案書別冊23ページ、
ふるさと寄附金について、
積極的展開を図るため5,000万円の計上がされたということだが、令和2年度の現時点での残高と年度末の見込みはどの程度を見込んでいるのかの問いに、当局より、現在の
寄附金額は11月末現在で1億5,544万円になる。年度末での見込みは約3億円、当初予算では2億5,000万円の予算計上しているので、今回5,000万円の増額としたとの回答。 委員より、
議案書別冊29ページ、3事業の
都市交流事業について、
コロナ禍の影響による減額とのことだが、この
事業そのものや今後のことについて考えるよい機会と思うがとの問いに、当局より、事業を行う予定でソンギノハイルハン区とは調整している。ただ、コロナの関係でどうなるか分からない。
国際交流員は令和4年7月31日まで在任期間があるので、事業をやらせてもらえればという考えはある。述べ人数で四十四、五人の
子供たちが訪問しており、本人や親からのアンケートではなかなか行くことのできない国へ行っていろんな国の人たちと交流ができた。これから
国際化社会を迎えるに当たって、プラスになったという答えもあるので、続けていければと考えている。欧米圏はどうかという意見もあるので、その辺も踏まえながら今後考えていく必要があるとの回答。 次に、
総務部所管部分について。 委員より、
議案書別冊12、13ページ、
固定資産税については、コロナの影響により国の対策で
支払い猶予ができると思うが、その
支払い猶予を申し出た件数というのは何件あったのかとの問いに、当局より、17件で5,865万895円になるとの回答。 委員より、同じく
議案書別冊12、13ページ、入湯税について、5月は約10%まで低下したが、8月は52.85%に回復したとの説明だった。コロナの感染が一時は
落ち着き人が動くようになったが、またここにきて感染者が急増して全体としては動きが停滞していると思う。今後回復の期待をしながらもこの
減額補正という説明だったが、今後人の動きが鈍くなり、厳しくなると受けとめたがとの問いに、当局より、あくまでも想定の中で2月までに75%までと期待を込めて出した。10月までの実績では、9月は58.53%、10月は84.91%という状況で予想を上回っている。今後のことは分からない部分があるが、今回は想定してこの数字としたとの回答。 次に、
観光文化部所管部分について。 委員より、
議案書別冊47ページ、
観光ハイキングコース整備事業、財政が厳しいということで
事業見送りということの説明だったが、この
整備事業は今後どのような取組になるのかの問いに、当局より、
ハイキングコースを整備するための委託料、
実施設計の部分と工事までと考えていたが、厳しい財政状況の中、もう一度
整備計画の見直しをする。優先順位もある中で、来年実施することは正直難しいと思っているが、準備が整った段階で整備していきたいとの回答。 委員より、同じく
議案書別冊47ページ、
芸術文化振興事業では、市が企画する様々な
イベント等の中止に伴って減額されているが、やるやらないの判断はどういう基準に基づいてやっているのか。市の
事業全般も
行動計画、BCPの中にうたわれているが、その基準の中で今の
文化事業はどういう判断の中でやられているのかとの問いに、当局より、
芸術文化振興事業の中心となるのは
自主事業と
共催事業の二本立てになっていて、7つの
自主事業と1つの
共催事業を予算化したが、内閣官房の
コロナ対策本部からの通達等による基準と収益性から判断しているとの回答。 委員より、市のBCP(
行動計画)というよりも国の基準に基づいて
イベントの判断をしているということかの問いに、当局より、そのとおり。国、県を通じてのルートと
全国文化施設連絡協議会の2方向から通達等があるため、ぶれようがないということで採用しているとの回答。 次に、
都市整備部所管部分について。 委員より、
議案書別冊49ページの90事業、
建設課職員人件費事業について、気候変動で予想のつかない事態が起こっていると思うので、当初予算と合わせると700万円以上の時間外手当を要すると考えたときに職員の負担が大きい。建設課の人員配置の考えはの問いに、当局より、人数を増やしてもらいたいということと業務の特殊性も踏まえて異動のサイクルも3年ではなく、長く置いて専門的な職員をなるべく増やしてもらいたい旨、総務に要望しているとの回答。 委員より、
議案書別冊53ページの4事業、
景観計画等推進事業の
江川邸周辺の
景観整備工事で、この
江川邸周辺を
重点候補地区と言っているが、どういう段階で
重点整備地区に移行していくのかの問いに、当局より、
景観計画上、
整備候補地区になっているのが6か所あるが、そのうちの1か所が江川邸。平成28年頃から
景観重点地区にしていきたいという意向を伝え交渉しているが、資産に対して高さ制限とか色制限とか出てくるので、その辺の合意が今とれていないという状況との回答。 以上で審査を終了し、
総務観光建設委員会に付託されました議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)について、本委員会の所管の部分の賛否を問いましたところ、
全員賛成で原案どおり可決すべきことに決しました。 以上、報告とします。
○議長(
古屋鋭治君)
内田委員長、ご苦労さまでした。 次に、
福祉文教経済委員会委員長の報告を求めます。 13番、柴田三
敏福祉文教経済委員会委員長。 〔13番 柴田三敏君登壇〕
◆
福祉文教経済委員会委員長(柴田三敏君) 皆さん、おはようございます。 13番、
福祉文教経済委員会委員長の柴田三敏です。 ただいま議長より発言の許可をいただきましたので、令和2年11月30日の本会議において
福祉文教経済委員会に分割付託されました議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)について、審査を行いましたので、経過と結果について報告します。 当委員会は、去る12月4日、委員8名出席の下、
関係職員の出席を得て慎重に審査を行いましたので、主な質疑を報告します。 初めに、
福祉事務所所管部分です。 委員より、
議案書別冊35ページ、5、
長寿祝い事業679万5,000円の減額について、市民からコロナの影響で地区の敬老会がなくなったのは分かるが、花一輪でも気持ちがほしかったという話を結構されたが、そういったことを考慮されなかったのかとの問いに、当局より、集会で祝う事業でしたので中止の判断をしました。これに伴い、代替案を幾つか考えたのですが、物品の配布になりますと人数が多い地区など区によって難しいのではないかということ、また
感染拡大の5月に
緊急事態宣言が出て、あまり検討する時間もなく、全てを中止させていただく判断をしました。 現在の要綱では、皆さんが集まったところで補助金を出すことになっていますので、補助金の要綱の見直しを図り、集まってやるところもあれば、集まらないで何かを配るというどちらか選べるような形にしていこうと考えておりますとの回答。 委員より、
議案書別冊33ページ、3、
女性相談事業196万1,000円の減額で、
女性相談員の雇用がなかったためとされるが、相談の件数が少ないのか、理由はとの問いに、当局より、
女性相談員の募集をかけていましたが、4月から半年間、来てくださる方がいませんでした。4月から10月までの
相談件数は318件で、常勤の職員が対応しておりましたが、専門の相談員がいない中、非常に大変でした。2名の定員のところ、半年間2名ともいなくて、10月からは2名雇用ができました。 委員より、関連して、人員を確保できるような
体制づくりについて、今後どのように考えているのかとの問いに、当局より、報酬の関係について、他市町と比較しても低いので、要望としては上げているところです。ある程度経験を持った方でないと相談は受けられないので、今まで経験者として市に携わっていただいた方を掘り起こすよう声かけをしていきたいとの回答。 次に、
経済環境部所管部分です。 委員より、
議案書別冊45ページ、6、パン祖の
パンまつり実施事業、交付金150万円の減額では、縮小してでも開催に至った理由と今年度の
事業内容はとの問いに、当局より、
実行委員さんたちの思いが大変強いというのが一番の理由ですが、高校生を対象としたコンテストでありますので、4月以降休校があったり、スポーツも大会が中止になったり、何か勇気づけられるものがないとだめだろうということで、実技を行うに当たっては、
衛生管理を徹底して行っていることもあり、
感染防止はできるということで行います。 例年24名の高校生に来ていただいて
実技審査を行っていましたが、今年は半分の12名に絞ります。 また、
ステージイベントやゲームなどは一切行いませんが、全国の有名どころのパンの販売は実施することで準備をしていますとの回答。 委員より、
議案書別冊39ページ、3、新
斎場維持管理事業、電気料95万9,000円増額は、2月、3月に行う新火葬場の試運転ときの電気料ということだが、電気を使うということは既に人が入って動かしていくということだと思うが、その人件費に関してはどうなのかとの問いに、当局より、2月、3月の炉を動かす研修にかかる人件費は、業者負担であることを仕様書に明記するので、市からの支払いは発生しませんとの回答。 次に、
市民福祉部所管部分です。 委員より、
議案書別冊35ページ、
後期高齢者医療システム改修委託料165万円の増額は、
税制改正のためと聞いているが、改正の
内容説明をとの問いに、当局より、平成30年度の
税制改正に伴う基礎控除の変更です。
所得税ベースですと38万円から48万円に、
住民税ベースですと33万円から43万円に変更となりますとの回答。 最後に、
教育部所管部分です。 委員より、
議案書別冊39ページ、4、
保育対策促進事業、
小規模保育所等改修事業費補助金392万6,000円は、令和3年4月に民間で開所予定とされているが、その
内容説明をとの問いに、当局より、補助金の対象の事業者は、株式会社すいみ
ー保育園、
小規模保育所を三島、裾野、長泉で現在6園運営している事業所となります。
小規模保育所は、定員19名以下となりますので、ゼロ歳児を6名、1歳児を6名、2歳児を7名の計19名を予定しています。 職員数は施設長が1名、保育士が6名、自園調理のため調理師2名を予定していると聞いておりますとの回答。 委員より、
議案書別冊39ページ、11、
幼児教育・
保育無償化事業118万3,000円のうち
タブレット端末購入費91万9,000円は、24台分購入と説明されましたが、主な用途と各園の配布台数はとの問いに、当局より、用途は保育園での
午睡チェック用と幼稚園・保育園でのアプリを使った保護者からの連絡などの
確認作業用です。 配付台数はあゆみ保育園5台、
長岡保育園・
ひまわり保育園・
大仁分園が各3台、予備1台の計15台と保護者からの
連絡確認用として幼稚園・保育園の全園に1台ずつ計9台となりますとの回答。 以上で、
福祉文教経済委員会に付託されました議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)についてのうち、
福祉文教経済委員会所管部分についての審査を終了し、委員に賛否を問いましたところ、可決することに
全員賛成でありました。 以上、報告といたします。
○議長(
古屋鋭治君)
柴田委員長、ご苦労さまでした。 これにて、議案第86号 令和2年度伊豆の
国市一般会計補正予算(第10号)の
委員長報告を終わります。
---------------------------------------
△請願第1号の
委員長報告
○議長(
古屋鋭治君) 日程第2、請願第1号
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める請願を議題といたします。 本案につきましては、
総務観光建設委員会へ付託してありましたので、
総務観光建設委員会委員長からその審査の経過と結果について報告を求めます。 10番、
内田隆久総務観光建設委員会委員長。 〔10番
内田隆久君登壇〕
◆
総務観光建設委員会委員長(
内田隆久君) 議席番号10番、
総務観光建設委員会委員長の
内田隆久です。 ただいまより
委員長報告をさせていただきます。 本委員会は、議長より付託された請願の審査を令和2年12月4日及び9日に実施し、審査結果を以下のとおり報告いたします。 1、件名、請願第1号
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める請願。 2、
受理年月日、令和2年11月27日。 3、請願者の住所及び氏名、伊豆の
国市寺家13、
久木野和暁。 4、
紹介議員、
田中正男、
高橋隆子。 5、
紹介議員からの
説明要旨。 令和4年
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」放送に当たり、
NHK大河ドラマ館設置場所の変更を求める請願である。 理由としては、令和4年
NHK大河ドラマが伊豆の
国市出身の北条義時を主役とした内容で放送される。当市としてこの機会を捉えて
大河ドラマ館などの施設の設定、催事の実施は市の歴史・文化を広く紹介すること、また観光客の誘致、学ぶ者に対する歴史・文化の教育に役立ち、有意義な企画になるものと期待する。 市では、本年に入って
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国市
推進協議会やその幹事会などを組織し、
ドラマ館の
設置場所などの検討、また、県・近隣市町との広域連携の推進、さらには具体的に市組織内に
大河ドラマ推進課の設置などで準備を進められている。 この中で特に
大河ドラマ館の設置にはいろいろな候補地を検討の結果、本年10月7日の
推進協議会(会長、伊豆の国市長)において、
韮山文化センター(
韮山時代劇場)に設置することが了承されている。この検討の中では、各候補のメリット・
デメリットが説明されている。しかし、説明の中で、
韮山文化センターについては、
ドラマ館設置により今まで市民がいろいろな
文化活動などに使用していたものができなくなるという大きな
デメリットが抜け落ちている。この不手際は11月19日開催された
文化センター使用者や市民に対する説明会などでも明らかにされている。
文化センター内施設での
ドラマ館の設置は、これまでの、またこれからの市民の
文化活動を大きく阻害することになるし、さらに市民からの成功への支えをなくすものになる。このため
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める請願をする。 6、主たる質疑と答弁。 委員より、請願者の願意、思いはどこにあるのかということを最優先として読むと、
自分たちがやっている
文化事業の中で
ドラマ館が来るとそこが使えなくなる。だから反対だということは、
ドラマ館が来ることが反対ではなく、
自分たちが使えなくなることの願意というふうに読んだが、紹介者としてどのように理解しているのかの問いに、
紹介議員より、請願者の本意、一番の願意はそこだと思う。
文化活動で利用している多くの人々に影響し、使えなくなることが今回の一番の理由であるとの回答。 委員より、もし使えるとなったらどうかの問いに、
紹介議員より、請願が出されたときの現状は、その辺が保障されていない。どこまで使えるのか分からない、影響を受けるということだけは分かっているということだったので、それを心配しての請願であり、使えたらという請願にはなっていない。 ただ、本人に確認したところ、どこまで使えたらいいかというのは難しいということで、どこまで使えたらいいとか悪いとかということは言えないということであるとの回答。 委員より、文面の最後に「これからの市民の
文化活動を大きく阻害することになりますし」という部分で大きく阻害することになるということが書かれているが、これは具体的にはどういうことかの問いに、
紹介議員より、今まで
韮山時代劇場を使用している各団体の方たちが利用できなくなるということで、大きく阻害されているとここでは書いてある。 この時点で来年10月から
全館使用禁止になるということが言われて、それに対して困るという声が挙がって説明会が11月19日に行われたということを聞いている。ただその中でもどこが使えなくなる、どこまでが
ドラマ館であるということははっきり明言されていない。ただ、19日の時点では、
全館禁止という形ではなくて、どこが使えるか、どこが使えなくなるかはこれから検討するという
市担当者からの回答はされているが、その影響がどの程度になるかはまだ明確でない状態での請願であるとの回答。 委員より、使えるのか使えないのかまだ分からない状況で、
一般質問のやり取りの中で、全館使えなくなるというような状況ではないという方向性として示されてきているので、何かこれを出す意味がどこにあるのかというのが今の段階でよく分からないがの問いに、
紹介議員より、どこまで使える、どこまで使えなくなるかというのがはっきりしないでこのままいってしまうと、本当に使えなくなってしまったときにもう手遅れになるから早くその辺を訴えたいという気持ちと聞いている。これからいろいろ交渉があったりするかもしれないが、現時点ではこういうことが予想されるので、大きく阻害されるということを心配されてこのような請願になったとの回答。 委員より、阻害された要因を判断するために
利用状況、19日の
利用者説明会で出された意見なども参考に聞きたいの問いに、
紹介議員より、
韮山時代劇場は年間6万4,200人利用で、大ホールと
映像ホールは3万8,718人で492件、一番稼働率の高い
リハーサル室1は658回で7,703人に使われている。
リハーサル室2は466回で4,328人に使われている。
文化協会の団体数は79で、961人ある。
市民文化祭を
時代劇場で毎年開いていて、平成30年の
市民文化祭は3,185人が集まった。市は
代替施設などを提示しているが、
あやめ会館、
韮山改善センターは、既に年間335日ぐらい使っており、年間2万人以上の人に使われている。
代替施設に動いてくれと言われても予約が取りづらくなるということで心配している。場所を移動したとしても
文化活動をしている人たちの高齢化も重なるのでやめてしまう、諦めてしまうということで、団体の存続の危機になるのではないかと心配しているということで、今回の請願に至ったと思う。
利用者説明会でそういう意見がたくさんあった。高齢化が進み、これからの存続にかかわるということと
推進協議会で市民の声を聞いたというが、請願書にも書かれているとおり、
デメリットの中に
時代劇場の貸館機能があるということが抜け落ちていたのではないかという意見があったとの回答。 委員より、
紹介議員の説明だと
文化協会の代表的な話をしたのだが、久木野さん個人が請願書を出したのだから、その回答の中ではいろいろな事情を知るのは結構だが、
紹介議員から説明を受ける必要はないと思っているので、誤解を生むような説明は避けてもらいたいと思うの問いに、
紹介議員より、久木野さん個人の名前で請願は出ているが、久木野さんに聞いたところ、今回利用者を代表して久木野さんが個人で出していると聞いているとの回答。 委員より、
時代劇場の利用が今までどおりできなくなるということで請願が出されていると読んだ。
利用者説明会に言ったが、発言が多くあって7時から9時近くまで質疑応答があった。この説明会は行政側が設定するという認識でいたが、どちらだったのか。
全員協議会の説明でも利用者の皆さんに対する説明会を予定していると言った。久木野さんをはじめ関係の組織の皆さんと話し合って開催を求めたと聞いているがどちらだったのかの問いに、
紹介議員より、説明会については、担当者から利用者に対して来年1月から一切使えませんという話になって利用者が騒ぎ始めて、当局のほうに説明会も何もしないで乱暴じゃないかということで開催を求めたということで、市が11月19日に利用者並びに市民に説明会を開いたと聞いているとの回答。 委員より、
時代劇場の施設でなければできないものがあるのか、また市から他の施設を借りるために便宜を図るという提案はなかったのかの問いに、
紹介議員より、
時代劇場でなければだめだという理由は、ずっとその場所を使っていた人たちにとってみれば足の問題で駅に近いこと、
リハーサル室1は鏡、ピアノがあって屋根が高い、市から代替えに地域の公民館という提案はなかった。今まで言われたのは
あやめ会館やくぬぎ会館や改善センターなど市の施設を紹介はされていると思うとの回答。 委員より、文面の中に「市民から成功及び支えをなくすものになります」というのがあるが、これは何に対しての支えがなくなるのかということが理解できないがの問いに、
紹介議員より、
大河ドラマを契機に
大河ドラマ館の設置によって地域に有意義だということで支援する、応援するというのが使えなくなることによって逆効果になるという意味を持っているととっている。応援したいと思っていたが、利用者が不便を来すようでは困るということで、応援できないという意味を持っているとの回答。 委員より、
設置場所の変更を求める請願となっている。
設置場所の変更というのはここじゃないかという具体的な提案はあるのかの問いに、
紹介議員より、久木野さんにきいたところ、代案として仮設と言っていた。文化センター、反射炉の付近、旧韮山町役場付近、蛭ヶ小島付近などで仮設を使ってやったらどうかという案は持っていると言っていたとの回答。 委員より、
時代劇場はまずい、やめてもらいたい、どういう規模になるか分からないけれども、とにかく
時代劇場は全部使わないでほしいということかの問いに、
紹介議員より、
時代劇場を変更ということになっている。その主な理由が利用者が影響を受けるということが一番の理由なので、それを理由に今回は場所を変更してほしいということとの回答。 委員より、請願を提出した11月27日もしくは11月19日、そのときの段階においては使える可能性が極めて少ない、実現の可能性が少ないから請願を出したということだが、意図するのは使えるようになれば
ドラマ館そのものに反対しているわけではないととっていいかの問いに、
紹介議員より、どこまで使ったらいいかは分からないが、使えなくなるということで出しているので、使えるようになれば
韮山時代劇場でもいいということを意味していると思うとの回答。 7、討論。 委員より、
紹介議員の説明を受けて質疑応答し、請願書の趣旨「
ドラマ館設置場所の変更を求める」という内容を理解した。この請願書は11月19日の
利用者説明会での行政からの説明も含めての請願になっている。年間で6万4,000人、1年半で考えれば10万人近くの影響が出るということを考えればこの請願を採択すべきだと考えている。 委員より、
紹介議員に十分に聞いて請願書に思いが集約してあり、ここに書いてあるとおりだと思う。この請願書の内容は妥当だと感じている。 委員より、貸出施設は市の権限だと発言があり、市が市内外の人たちに貸し出すのだが、その市が
時代劇場で
大河ドラマ館をやると判断したという事実に対して市民が異議あり、
ドラマ館の場所は変更してくださいと請願が出されているので、請願者の請願者の趣旨が妥当かどうかという判断は必要だと思う。私は請願者の趣旨に賛同する。 委員より、この請願を見る限り、よろしいと思う。 委員より、11月19日の
利用者説明会の会議録から、利用者側からは
文化活動ができなくなってしまう、その影響は大きいというような話は確認ができた。確かに市側としても利用者への説明、意見等を吸収する場も踏まえて少しプロセスには不十分な部分があったのではないかという印象を受けた。 ただ、その中でも
設置場所の件を含めて再考してもらいたいという意見もあったが、発言者の意見で折衷案を述べる人もいたし、建設的な意見を述べる人もいた。また、
コロナ禍の中で市としてのマイナスイメージも払拭してもらいたいと激励ともとれるような意見もあったと確認ができた。
紹介議員との質疑の中で
時代劇場が使えなくなることへの不便の解消、活動ができるような場の確保をしてもらえればいいという請願内容になっていると話もあった。
設置場所の変更を求めるということが場の確保という内容もない。11月19日の説明会で歩み寄りもできるような内容もあったかと思うので、請願の願意という部分には少し欠けるのではないかと思う。 議会の権限事項に属するかという部分では、
推進協議会が
時代劇場で場所が決定したと聞いているので、議会の権限ではないと思う。 委員より、4つの視点から意見を述べる。まず1つ目として、
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」伊豆の国
推進協議会の規約を読むと、「この放送決定を契機に、北条義時をはじめとした北条氏のゆかりの地であることを再認識し、市が有する歴史資産及び文化資源を活用し、市民の一体感及び郷土愛の高揚を図るとともに、全国に情報発信し、観光振興のみならず、教育、文化及び産業の振興にも結びつけ、地域の活性化を図ることを目的とする。」とある。
ドラマ館の内容も
文化活動である。郷土の歴史や文化について市民が深く理解できているとは限らない。まずは市民にとって郷土の歴史を学ぶ絶好の機会となるのではないか。そのためにはしかるべき場所を提供する価値はある。そのふさわしい場所とは、
推進協議会が決定した
韮山文化センター時代劇場ではないかと考える。 2つ目は、
推進協議会のメンバーは36団体42人、団体としてそれぞれ何十人、何百人からなる組織の代表者であり、実施主体は民間の人たちが立ち上げた
推進協議会。市の立場は何かというと、市は事務局にすぎない。民間の協議会がやろうとしていることに議会が口を挟むことが許されるのか。決定権は
推進協議会であるのだから、直接
推進協議会に出すべきではないか、議員必携にあるとおり,願意が妥当であるか、実現の可能性があるか、議会の権限事項に属する事項であるか等の判断基準に従うとすれば、これは議会の権限の及ぶところではないし、願意は妥当ではないので採択すべきではない。 3つ目は、
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める請願を採択した以上は、議会はその実現について最善の努力をすべき政治的、道義的責任を負うことになる。議会の責任は果たせるのか。その先のことまで考えなければならない。ほかの
設置場所を探すことに議会が責任を負うことになるのではないか。ほかの場所ということで現実的に考えればアクシスしかないが、
推進協議会の10月7日の会議で、アクシスは広域避難所になっている。駐車場、交通渋滞の問題もあるからと言っている。結局
時代劇場しかないということになるのではないか。 4つ目は、議会からは議長が
推進協議会のメンバーになっている。議長は10月7日に行われた
推進協議会において
大河ドラマ館を
時代劇場に設置するという決議に反対意見を出すこともなく承認した。
推進協議会は
ドラマ館は
時代劇場に設置すると決定された。
推進協議会で
時代劇場に設置することに賛成してこの請願では
設置場所の変更に賛成するということはあまりにも無責任ではないか。これは議長ただ一人の問題ではない、議会全体の信用にかかわることである。 今回、請願に対して反対を表明するのはひとえに議会の正しいやり方を貫きたい、議会人として正しいことをしたいと思っているからである。 委員より、請願に対する基準として、議員必携の中で3つのことが書いてある。その中で、議会の権限に関することかどうかということについて、委員が同じレベルで解釈していないのではないかと思っている。その中でものを進めていくことが必要だと思う。
紹介議員から請願書の説明を聞いたが、それをもってすぐ採択へ持っていくのは無理があるし、乱暴なやり方だと思っている。議会の権限であるとなれば次にこの願意の実現の可能性はあるのか判断を持って最終的に採択、不採択とすべきではないかと思っている。 委員より、この請願を採択か不採択かということで前回の委員会に臨むのに当たって当然この内容がふさわしいかどうか、今指摘があった点については十分認識して会議に臨んでいる。全ての委員がそのような認識に立ってこの会議に臨んできたというふうに認識しているので、改めてここでそういう確認をする必要はないと考えている。 委員より、この請願の取扱いについて、従来のやり方どおり議運に諮り、議長の意向として総務委員会で進めてきた。この請願の中身に入ってものを進めてきたわけではないと記憶している。そのとき請願者、
紹介議員、また請願の趣旨等について正しく記載されているかどうかというのが請願の要件で、これが議会の権限にあるということの中で進めたと認識しています。 委員より、伊豆の国市議会としては、これまで議会運営委員会のステップを踏んで、
総務観光建設委員会に付託されている。議会運営委員会の場でそういう話はなかったということだが、今その話をここでする必要がないと思っている。総務委員会に付託されている以上、この請願を採択すべきか、不採択にすべきかということを前回の委員会から行っている。後戻りするような議事の進行は違うのではないかと考える。 委員より、請願の取り扱いについては、要件がそろっていれば取り扱わなければならないというスタンスで始めてきた。この中身について合理性があるのか、実現の可能性があるのか、議会の権限事項に関することかということの議論をして総務委員会に付託したものではないものだから、一切この中を議論した経緯、経過はないと思う。その辺はどのような考えで進めていくのか委員長にお伺いしたい。 委員長より、付託を受けて請願を採択すべきか、採択すべきでないかを皆さんに諮っている。 委員より、プロセスを踏んで採択すべきか不採択とすべきかということ。総花的にものを解決しないでこの3つの基準に基づいて判断し、結果を出すべきだというふうに私はお願いしている。 委員長より、議員必携に書いてあることを踏まえて皆さんが議論していると解釈している。 委員より、市の権利、議会の権限事項に関することかといえば、
推進協議会が決めて承認決定されたのであり、我々が判断し、我々が決定していったものではないので、我々の権限事項にはならない、属さないと判断している。 委員より、議員必携の280ページ、請願の制度のところにこの願意は憲法第16条で規定されていて、請願の権利を有するというところから請願は受け付けますとある。また、請願の対象になる事項については、地方公共団体等の公権力の行使によって受けた損害の救済、または地方公共団体の事務に関する全ての事項がこの請願には含まれるとある。こういったことで、地方公共団体にかかわるあらゆるものについて請願ができて、その請願の上げてくる内容について欠落している部分がなければそれを受けるというのが議会としての役割と理解している。 委員より、請願の3つの判断基準は、付託された所管の総務委員会全体としてその判断基準について意見を一致させなければならないとは思っていない。一人一人がこの請願に対して、願意が妥当なのか、実現性の可能性があるのか。もう一つは、市議会の権限事項であるのかについてどのように受け止め、どのように判断するかというのは一人一人の考えであって良い。 憲法の16条で保障されている請願権は非常に重いものだと受け止めていて、
推進協議会で決定したことであるので、とかいろいろ意見が出ているが、この請願の趣旨とか、請願に至った経緯とか、市民の請願権を市民の代表である私たちがしっかりと受け止めて、趣旨はどういうところにあるのか、妥当かどうか、一人一人の議員が判断していくでいいと考えている。ですから、この3つの判断基準について一つ一つ確認をこの委員会でしていく必要はないと考える。 委員より、憲法16条において請願権というのは国民の基本的な権利として保障されている以上、請願というものをしっかり取り上げて考えていかなければならないと思う。
推進協議会は市民の代表であるので、その判断に従うべきではないかという意見もあった。請願についても市民を代表する人からのものであるので、委員会に付託された以上、その請願について採択する、採択しないというのはこれからしっかりと検討する必要があると思う。 委員より、3つの基準を照らし合わせて考えてみると、まず願意が妥当であるかどうかということで、願意については
紹介議員から19日の説明会で願意を確認したところ、
ドラマ館に反対ではない、
自分たちが行動できる範囲を確保してほしいという話があった。請願書を見たときに趣旨に
大河ドラマ館の
設置場所の変更を求める請願をしますとあったので、私としては妥当性に欠けてていると判断した。 実現の可能性については、他の場所へもしくは事業停止が現実のものとして可能性があるかどうかということについて非常に難しい状況であると思っており、私は不採択という結論に達した。 委員より、採択・不採択の理由については先ほど述べたとおりであるので、私としては不採択が妥当であると思っている。 委員長より、議員必携72ページに「過半数議決の原則とは、会議で議題となった案件の可否を決めるときは、半数より多い数で決めることをいい、及び半数を超える賛成があれば全会一致でなくてもそれを全体の意思とみなす原則である。この原則は、民主政治の基本をなす多数決の原理に基づいている」とあるので、意見がなければ採決をとりたいと思う。 8、結果。 採択すべきもの(賛成多数)。 9、関係執行機関への送付。 本
委員長報告に基づき、本会議における採決の結果、採択となった場合は、当局に対し採択した請願書を送付するのとする。 10、処理の経過、結果の報告。 本
委員長報告に基づき、本会議における採決の結果、採択となった場合は、令和2年12月28日までに報告の提出を求めるものとする。 以上です。
○議長(
古屋鋭治君)
内田委員長、ご苦労さまでした。 本日の
委員長報告に対して質疑及び討論のある議員は、通告書を明日の12月16日水曜日の正午までに議長宛てで議会事務局に提出願います。
---------------------------------------
△散会の宣告
○議長(
古屋鋭治君) 以上で本日の
議事日程は全て終了いたしました。 次の本会議は、12月17日木曜日午前9時に再開いたします。この席より告知いたします。 本日は、これにて散会いたします。 お疲れさまでした。
△散会 午前9時53分...