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  1. 伊豆の国市議会 2019-12-04
    12月04日-04号


    取得元: 伊豆の国市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 1年 12月 定例会(第3回)          令和元年第3回(12月)伊豆の国市議会定例会議事日程(第4号)                     令和元年12月4日(水)午前9時開議日程第1 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ---------------------------------------出席議員(15名)     1番  井川弘二郎君     2番  青木 満君     3番  高橋隆子君      4番  森下 茂君     5番  笹原惠子君      6番  鈴木俊治君     7番  久保武彦君      8番  八木基之君     9番  二藤武司君     10番  内田隆久君    11番  小澤五月江君    12番  梅原秀宣君    14番  三好陽子君     15番  田中正男君    16番  古屋鋭治君欠席議員(1名)    13番  柴田三敏君---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長      小野登志子君   副市長      渡辺勝弘君 教育長     内山隆昭君    市長戦略部長   杉山 清君 まちづくり         天野正人君    総務部長     名波由雅君 政策監 危機管理監   神田 稔君    市民福祉部長   杉山義浩君 福祉事務所長  吉永朋子君    経済環境部長   岡本 勉君 観光文化部長  半田和則君    都市整備部長   西島 功君 会計管理者   柳本加代子君   教育部長     山口和久君 教育部参与   小森 茂君---------------------------------------職務のため出席した者の職氏名 議会事務局長  増島清二     議会事務局次長  高橋博美 議会事務局係長 西島裕也     書記       横峰隆志 △開議 午前9時00分 △開議の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 皆さん、おはようございます。 本日はご苦労さまです。 ただいまの出席議員は15名であります。定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 ただいまから令和元年第3回伊豆の国市議会定例会を再開いたします。 直ちに本日の会議を開きます。 本日の一般質問は、FMいずのくにの生放送となります。 一般質問を行う際、壇上からの発言については通告の内容から逸脱しないようにお願いをいたします。 本日、一般質問を行う議員名は、発言順に1番目は笹原惠子議員、2番目は小澤五月江議員です。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(古屋鋭治君) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(古屋鋭治君) 日程第1、一般質問を行います。 質問は受け付け順に発言を許可いたします。申し合わせにより、再質問は一問一答方式であり、発言時間は再質問を含めて40分以内とされております。通告時間以内でお願いをいたします。 なお、質問通告時間の残りにつきましては、残時間表示計に表示されますので、ご承知おきをください。また、終了3分前と1分前にはベルにて残り時間をお知らせいたします。 これより順次質問を許します。--------------------------------------- △笹原惠子君 ○議長(古屋鋭治君) まず最初に、5番、笹原惠子議員の発言を許可いたします。 5番、笹原議員。     〔5番 笹原惠子君登壇〕 ◆5番(笹原惠子君) 皆さん、おはようございます。5番、笹原惠子です。 まず初めに、今回の台風19号を受け、被災されました皆様に心からお見舞い申し上げます。 それでは、一般質問、台風19号を教訓として、次代に伝えるためにということで始めさせていただきます。 希望あふれる令和になって間もないこの10月に、「狩野川台風に匹敵する規模」と言われた台風19号が当市を通過しました。 私も狩野川の水位が瞬く間に上昇するのを見て恐怖を感じ、初めて避難所に行きました。 私たちは、伊豆の国市になって初めてという規模の災害を体験したわけです。 発災後、2カ月近くが経過しましたが、狩野川には今までなかったところに中州ができていて、それを見るたびに、あの今にもあふれそうな水かさを思い出します。 「非常災害」、そして、「激甚災害」の指定もされた今回の台風による被害は、どこの市町にとっても、まさに想定外なことの連続であったと言えそうです。 さまざまな被害により、これからの生活・生き方をも変えざるを得ない状況になった方々のことを思うと、この災害を教訓として検証し、これからの防災に生かしていく必要があるでしょう。 本市には「地域防災計画」や、「災害廃棄物処理計画」がきちんと策定されています。 これは、すばらしいことであり、これに沿って、さまざまな対応がなされたものと思われます。 しかし、その中でも、検証すべき事柄があるのは事実であり、その項目は余りに多岐にわたっていて、私自身、今回、どれを選択していけばいいのか迷いましたが、以下の項目に絞って考えていきたいと思います。 これらは全て、自分のことを顧みず、体調を壊してまで活動してくれた消防団員や自主防災や市職員の方々に感謝すると同時に、この体験を無駄にすることなく、これからの災害時対応として、役立てていきたいとの思いから上げるものです。 (1)今回の避難所開設について。 ①想定していた避難者数はどのぐらいか。 ②開設後の避難所対応職員数に不足はなかったか。また、職員の追加派遣は行われたか。 ③市民に「自主避難」ということに対する周知はどのようになされ、今後、どのようにしていくのか。 ④福祉避難所を開設しなかった理由は何か。 (2)市地域防災計画災害対策本部編成図について。 ①事務分掌表がしっかり生かされたかと思うが、危機管理課としての認識はどのようであったか。 ②緊急時には、単なる応援ではなく、危機管理課の増員ができる体制を整えておくことの必要があるのではないか。 (3)災害ごみの処理について。 ①災害ごみの現状と今後の対応は。 ②処分に係る経費は。 ③新ごみ処理施設が完成した後、このような災害ごみが発生した場合の処理についてはどのようになっているのか。 ④ごみ処理には専門知識が必要である。新ごみ処理施設建設後のことも考慮し、廃棄物対策課に専門職員を含め、職員を増強する必要があるのではないか。 (4)自主防災の重要さが再確認されたと思われるが、防災委員、防災指導員を含めた各自主防災の強化についてどのように考えているか。 (5)社会福祉協議会ではボランティアセンターを開設し、10月31日現在で、延べ168人のボランティアが活動した。ニーズ(要請)は33件であり、被害の大きさから、もう少し要請があってもよいのではと思われたが、 ①災害ボランティア活動と、その広報を今後、どのように進めていこうと考えているか。 ②要援護者の情報共有についてはどのようになっているのか。また、改善点はないか。 (6)この災害の経験を生かし、災害に強いまちづくりをするために、各種団体、自主防災、各業種の市民と行政から成る検証プロジェクトチームを発足させてはどうか。 また、行政内部においても、各部署の反省点を共有し、風通しをよくする機会を設けることが必要ではないか。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) それではこれより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 皆様おはようございます。きょうは一般質問最終日でございます。きょうもよろしくお願いいたします。 早速、笹原議員のご質問にお答えします。 初めに、1、台風19号を教訓として次代に伝えるために、のうち、(1)です。今回の避難所開設についての①想定していた避難者数についてであります。 台風19号は、上陸前に昭和33年の狩野川台風に匹敵するとの気象庁からの発表があり、これまでの避難者数をはるかに超える人数が避難すると想定はしましたが、実際の避難者数の想定は困難でありました。開設した自主避難所3カ所と小学校の体育館6カ所で、およそ2,000人前後を受け入れ可能と判断しておりました。すなわち9カ所2,000人、1カ所250人ぐらいかなという想定であったわけでございます。 次に、②開設後の避難所対応職員数の不足と、追加派遣についてであります。 追加開設した避難所では、避難者が殺到した時間帯では受付と誘導で職員が不足したと認識していますが、職員数が限られているため、開設している避難所への職員の追加派遣は行っておりませんでした。 次に、③です。市民への自主避難に対する周知についてであります。 台風が接近、通過するまでの周知については、他の議員にお答えしたとおりであります。平常時における自主避難については、これまでも周知はしておりますが、今後は、広報紙やホームページへの掲載、出前講座における説明のほか、新たに作成予定のハザードマップへ自主避難のあり方を掲載したいと考えております。 次に、④福祉避難所を開設しなかった理由についてであります。 市の福祉避難所設置運営マニュアルでは、福祉避難所に指定されている施設なんです、これは。要は、災害発生後、2日目からの対応を依頼する内容となっております。 しかし、今回、避難所から対応困難な住民が避難してきているとの連絡を受け、施設との協定書には記載されておりませんが、福祉避難所に指定されている施設に連絡をとり、対応をしていただくことができました。 次に、(2)地域防災計画災害対策本部編成図についてのうち、①事務分掌に対する危機管理課の認識についてであります。 事前配備体制から、台風の接近に伴う第1次配備体制まで、事務分掌どおり、各課、各班ですべきことを行っておりました。本部においては、気象情報による雨量予測と河川の水位を確認しながら対策を講じておりましたが、内水による冠水が余りにも急で広範囲であったため、各班の現場確認等の対応が追いついていかなかった部分もあったと認識しております。 次に、②緊急時における危機管理課の増員体制の整備についてであります。 災害時には危機管理課と総務部を中心とした本部運営体制がしかれ、各部長等においても、本部会議で活動状況や情報を共有し、連携をとっております。しかし、全ての活動に対応するためには、職員数に限りがあります。 また、災害の種類や発生する時間帯で対応が変わるため、それぞれの状況に応じて、不足している部署へ応援職員を派遣する等の体制を構築しております。 今回の経験を生かし、より体制の強化に努めてまいります。 次に、(3)です。災害ごみの処理についてのうち、①災害ごみの現状と今後の対応についてであります。 今回、災害廃棄物として搬出されたごみは、紙や布などの一般可燃物廃プラスチック、布団、畳、混合廃棄物金属系廃棄物木質系廃棄物家電リサイクル法に基づく家電4品目、農薬や消火器等の処理困難物、ガラスや陶器等の埋め立てごみの10品目でございます。 このうち、一般可燃物につきましては、韮山ごみ焼却場で発災直後から少しずつ焼却しております。また、埋め立てごみにつきましても、大仁最終処分場への埋め立てを行っております。 残りの品目につきましては、市の処理施設では処理ができませんので、民間事業者への委託により処理を行っております。 全体の数量は、計量を行っておりませんので推計となりますが、およそ1,000トンと見込んでおります。 木質系廃棄物や家電、一部の処理困難物を除き、12月中旬には搬出が完了するものと見込んでおります。 次に、②処分に係る経費についてでありますが、民間委託で処分する経費は、およそ3,000万円から3,500万円と見込んでおります。 次に、③新ごみ処理施設完成後の災害ごみの処理についてであります。今回排出された災害廃棄物のうち、一般可燃物廃プラスチック、布団、畳、木質系廃棄物については、新ごみ処理施設に搬出し、処理を行うこととなります。残りの品目については、今回と同様に、最終処分場へ埋め立てするもの以外は、民間委託により処理を行うこととなります。 次に、④廃棄物対策課専門職員等の職員の増強についてであります。廃棄物処理には専門的な知識が必要であるため、現在、専門官を配置し、業務を行っております。 今回の災害対応についても、専門官の知識や経験が非常に役立ったと担当課から聞いております。 今後も、今回の対応を十分に考慮し、体制の整備に努めてまいります。 次に、(4)防災委員、防災指導員を含めた各自主防災組織の強化についてであります。自主防災組織の運営及び資機材等の整備については、市で助成を行っており、訓練の実施や、防災力の強化に努めております。 しかしながら、自主防災組織の委員等は毎年かわるため、今後は消防団OB防災経験者を中心に、地域の実情に応じた防災組織づくりが必要であると考えております。 なお、自主防災組織におけるリーダーの育成については、防災士育成事業補助金制度の周知を図る等、今後も引き続き実施してまいります。 次に、(5)ボランティアセンターのニーズについてのうち、①災害ボランティア活動及び広報についてであります。 まず、災害ボランティア活動についてですが、ボランティアセンターは、災害協定により、市社会福祉協議会が設置運営することになっております。今回の台風通過後の10月15日に伊豆の国市災害ボランティアセンターを立ち上げ、室内の掃除、片づけ、土砂の除去、家具、ごみ等の搬出などについて、お手伝いをしております。 10月31日までに33件のニーズを受け付け、延べ168人のボランティアの方が来て、対応してくださいましたが、特に問題はなかったと聞いております。 なお、広報につきましては、平時は市や社会福祉協議会の広報紙やホームページに記事掲載し、災害発生時は、ホームページに加え、同報無線や、市民メールサービスなども活用し、1人でも多くの市民に情報が届くようにしていきたいと考えております。 次に、②要援護者の情報共有及び改善点についてであります。 要援護者に関する情報の把握については、要介護認定者や、障害者手帳保持者等被災リスクの高い在宅者を記載した避難行動要支援者名簿を策定しております。また、このうち、支援を希望した人について、個別避難計画を作成し、各自主防災組織及び民生委員などに情報提供をしております。 改善点としまして、個別避難計画を策定しているのは一部の方のため、災害発生時には、このリストに載っていない方で支援が必要な方が多数出てくると想定されます。災害時に限られた時間の中で避難を行うためには、地元自治会自主防災会、民生委員の役員の方のみならず、日ごろから地域の方々の協力体制をいかに構築していくかが課題であると考えております。 次に、(6)今回の災害における検証プロジェクトチームの発足及び行政内部の反省会等の開催についてであります。台風19号への災害対応については、さまざまな角度から検証を行わなければなりませんが、防災計画上、各機関等で検証することが定められておりますので、検証プロジェクトチームを発足することは、現時点では考えておりません。というよりも、現在行っていることがそのもとになるものでありまして、市といたしましては、災害時の協定に基づいたもの、国・県との情報交換及び情報共有等、さまざまな機会を捉え、多方面からの検証作業を行いたいと考えております。 現在は、市の各部局から課題や評価できる点等の意見を聴取しております。今後、これらに基づき、検証作業を行い、行政内部での情報共有に努めてまいります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 通告による質疑応答が終わりましたので、これより笹原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) それでは再質問に入らせていただきます。 まず、避難所対応についてですけれども、警戒本部の設置と対策本部の設置は、それぞれはいつですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 警戒本部の設置につきましては、10月11日金曜日15時30分です。対策本部の切りかえにつきましては、13日日曜日16時30分です。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 警戒本部が11日15時30分、そして、対策本部が13日16時30分ということで、台風が去ってからの対策本部の設置ということになりますけれども、そういうことですよね。 その対策本部の設置については、特別警報が出たときに対策本部が設置されているとありますけれども、そうではなかったということでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監
    危機管理監(神田稔君) このときの状況等によりまして、うちのほうの事務職員という形の中で、電話対応のほうがかなりありました。その中で、この12日夕方から、ほとんどの職員が電話対応をしていたと、その中で対策本部、この後の切りかえにつきましては、またその前後というんですか、確認ができていないところ等がございました。それで、13日に出てきていなかったということで、対策本部という形に切りかえておりますが、ただ、その間、12日におきましても、警戒本部という形の中で3回の会議を実施しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 私の聞き間違いかなと思ったけど、やっぱり13日だったということで、対策本部の設置が13日で台風が去った後、しかも、夕方ということになりますと、その対応策が大分変わってくるのかなというふうな認識がありますが、そうすると、第2次、第3次配備ということが行われたのは、この13日16時30分ということでよろしいんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 12日と13日につきましては、もう既に、各台風の状況、失礼しました、13日のもう昼間、朝の時点の段階で、今後の対応ということで、招集できる職員につきましては、全て連絡をとっております。ただ、うちのほうの本部体制の切りかえ、これは、FUJISANというシステム、入力ですね、こちらのほうにつきまして、正式には10月13日日曜日16時30分となっておりますけども、その間につきましても、それなりの職員への連絡等はしております。あくまでも、この警戒との本部体制の切りかえという形の中での表記の時間のずれというふうに私は認識しております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 表記の違いというふうにおっしゃいますけれども、やっぱり警戒本部と対策本部の違いというのは私は大きいなというふうに考えております。以下の質問にも大分関連してくるのなかというふうな思いが今、しております。 その中で、避難者数の想定の中で、あやめ会館、大仁支所、韮山保健センターの3カ所を開設した後、体育館とか小学校とか、それぞれ開設ということですけれども、その一番初めの3カ所をあけるときの避難者数の想定ということに関して、少し認識が、やっぱりこんなに避難者数がふえるということはないだろうというふうな意識がおありになったのかなということがあったのでしょう。その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 例えば今回の台風の関係でもそうなんですけども、その前の台風、15号ですね、その前の昨年の台風、やはり19号でしたっけ、そのときの避難状況につきましても、3カ所、同じような形であけております。そのときの中でも、15号については42名の対応、避難者しかいらっしゃらなかった、また、一昨年の台風19号、このときにも、たしか70、ちょっと、すみません、正式な人数は覚えておりませんけども、100名弱というふうに聞いております。この辺の中で、今回の台風19号につきまして、2段階において、3カ所の事前の避難所、また、12日には6カ所の小学校の体育館をあけるということの対応で考えておりました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 10月12日、まさに、台風が来たとき、この15時30分に大雨特別警報が出ている。このときに、本来、災害対策本部ができるのが普通というか、よかったのではないかなというふうな思いがいたしますけれども、これは後のことですので、実際には、じゃ、その時系列的には問題はなかったと、そういうふうな感じでよろしいでしょうか、危機管理監のお考えとしては。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 私のほうの認識としましては、職員につきましては、全て連絡をとっておりましたので、対応については問題ないと認識しております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 私は今回、大変恐怖を覚えまして、初めて韮山南小に避難いたしました。立場上、避難所では積極的な行動をとれませんが、一市民として、そこでいろいろ感じることが多かったのは事実です。 その中で対応職員は女性2名でしたけれども、受付や個々の要望対応、それから、対策本部との連絡、対策本部じゃありませんね、本部との連絡など、かなり多忙なようでありました。 しかも、これが、当日の8時半から次の日の8時半までの24時間対応ということでしたが、他の避難所も2名対応だったのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 施設によって変わってはおりますけども、2名ないし3名の職員で対応をしておりました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) この避難所対応について、各箇所の避難所対応する職員については、どのような選任、またはローテーションになっているのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 各体育館等避難所対応福祉事務所市民福祉部で、こちら救護班と避難班、両方対応することになっておりまして、ローテーションを組んでおります。体育館につきましては、小学校の体育館ですね、こちら、6カ所につきましては、福祉事務所市民福祉部のほうで対応させていただきました。こちらはもうローテーションで2名ずつということでやらせていただいています。 11日から避難所は対応しておりますので、11日、12日、2日間、ローテーションを組みまして、それぞれ各2人ずつということで、ローテーションを組ましていただきました。 それと、自主避難所の3カ所につきましても、市民福祉部と、こちらはあやめ会館のほうが教育部、保健センターのほうが市民福祉部、アクシスのほうも市民福祉部のほうで対応しております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) マニュアルにある人数だとしても、300人を超す避難者の対応を2名でするのは、かなり無理があるのではないかということは、市民の中からも多くの声が上がっております。 その中で市の職員の中で、自宅待機ということを命じられた方とか、また、道路が冠水していて出られなかった職員もいたというふうなことを聞いておりますが、そういうふうな職員はどのぐらいいらっしゃったんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 正式な人数というのは、ちょっと把握はできてはおりませんけども、今回の災害の関係で、11日から14日まで台風が来ている最中と、お水が引いた後の関係にはなりますけども、この間の職員数は、延べ329名の職員が参集しております。 また、3日間続けて出ている職員もいて、仮眠等でやられている職員もいるということは聞いてはおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 それでは、補足で副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 今回、ここで今、笹原議員のほうからご指摘されている中で、根本的なところを少し押さえなきゃいけないなと思っているんですが、あくまでもこれは自主避難という考え方の中で、防災計画の中でうたっていることにつきましては、まず避難所での運営というのは、学校の場合は学校の施設管理者と自主防災組織が中心となって運営していただくと。そして、市の職員につきましては、基本的な連絡調整だとか、本部との連絡、そういったものに従事するというふうな形の決めになっております。 ただ、先ほど言いましたように、その防災計画の考え方が全てに、今の自主避難所にそういう形で適用ができたかといいますと、正直言って、その自主防災の方々との連絡調整もなかなかうまくいかなった部分もあります。 ですので、そもそもそういった形の自主避難所の運営の仕方、こういうことにつきましても、しっかりと、各自主防災の組織と再度、これ、もちろん、毎年の中でもって、うちのほうの危機管理課のほうから、自主防のほうにはそういう話をさせていただいているわけでございますが、それが全て徹底されたかというと、なかなか難しい点もあります。 ですので、職員も、この11日から13日まで避難所を運営している中でもってかかわった人間もいますので、いわゆる3交代をしなきゃいけない。そうなると、全体のその職員の人数からすると、もう既に限界になっているわけですね。 ですから、そういった面も含めていかないと、これは全てが、市の職員が、自主避難所を運営するかというと、それはできないものですから、そういった部分も含めて、再度検証し、しっかりと自主防災組織との連携並びにその学校施設の管理者との連携も改めて今、検証しているところでございますし、今後の災害も当然、起きうることがたくさんありますので、そういった面の対応については、しっかりとこの教訓を生かして、検証していくという必要があろうかと思いますので、その辺についてはご理解いただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 副市長のおっしゃること、本当によくわかります。 私はこの女性2名ということが言われている中で、全然問題はないと、女性であることは。むしろ、避難所対応がしっかりとこの方々が、きびきびと自信を持って対応してくれていたと感じています。 その中で感じるのは、市の部署間、または職員間で、今のおっしゃったような形の中で、業務の偏りとか、仕事量の偏りに対して不公平感がなかったかという、そういうことを感じるわけですが、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) そうですね。職員におきましても、当然その参集しようとしたときに、実際来れなかった職員もいます。なおかつ、次の交代のときに、うまくスムーズにいったかといいますと、逆にその連携をするために、少し、管理する側としての対応として、正直言いまして、じゃ、全職員が公平にいたかといいますと、危機管理課の職員だって、全員3日間、ずっと詰めていたわけですね。そういうことを考えますと、交代というのは非常に難しいですが、各職員とも、自分は責任ある立場と。また、それから、運営を任された部分でいきますと、責任ある立場でやっていただきましたので、ここはしっかりと検証しなきゃいけないと思いますが、ただ、正直いいまして、その全ての15カ所の避難所の運営部分も含めていきますと、全てうまく隔たりもなく、また、偏らなくできたかといいますと、それは正直言いまして、しっかりと検証しなきゃいけないと思っています。 ただ、非常時なものですから、その辺がうまく切りかえがいければ一番いいんですけど、先ほど言ったような職員間の中でも、来る、来れないという部分も含めて、ありますので、そこは正直言って、個々の職員の中には負担がかかっている部分はあろうかと思います。ただ、ここはしっかりと検証して、それが、できるだけないように今後の対応としては考えなきゃいけないなと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 副市長のその検証という言葉をしっかりと受けとめたいと思います。その中で、事務分掌表の中に、第2次、第3次の配備のところに、しっかりと各部署の対応が載っています。これがしっかりと生かされた。でも、生かされたがゆえに、それに縛られたということもないわけではないかと私は感じました。 つまり、そこに書いてあるがために、それだけでいいのだという、ここは手伝わなくてもいいのだと、そういうふうな考え方にならないとも限りませんので、この災害時のその辺もしっかりと見ていただきたいというのが要望です。 そして、次です。情報の収集の仕方については、危機管理課ではどのようなこと、どの方法でなされたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) うちのほうのパソコン上で、避難班の情報、農地班の情報、主に、あと、建設班、こちらの情報について、各自共有の項目がありますので、そこに対応状況を入力していただくという形になっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) それらの情報ということで、それぞれ問題があるかとは思いますけれども、各避難所対応職員への情報提供は、逆にしたのでしょうか。それらの情報をもとに、どこの箇所が今冠水している。どこの道路は通れないというような情報提供はあったのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) それにつきましては、道路パトロールを実施しているのは、基本的に道路班という形でしていただいてはおります。 ただ、こちらにつきましても、この台風のさなか、多くの市民の方から電話連絡等がありまして、土砂崩れがある、何々があるということで、見に来てくれというお話が来ております。その中で、班の人間がほとんど出てしまっていると。本当に電話のほうの対応と、そういった現場の対応に行ってしまっておって、そのシステム上に入力等、こういったことが遅くなっているということがございました。 こういった情報につきまして、避難所のほうから危機管理課のほうに電話がありまして、今、どこが通れますかということは、やはり連絡がございましたけども、うちのほうもまだそこまでの把握ができていなかったというのが事実でございます。 先ほど、副市長も申しましたとおり、今回のこの状況を鑑みながら検証しまして、道路情報とか、ほかの避難所のほうの情報、こういったものをどのような形で市民及び避難所のほうへ発信していくかということは今後は検証していかなければならないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) こういうときには、発信ということにどうしても重きがいきがちですけれども、情報の収集ということをしっかりとやっていかなければ発信はできない。つまり、その現場に人が行って、情報を収集するだけではなく、やはり市民は本当にいろいろな形で皆さん、おっしゃっていますけれども、携帯を使ってメールとか、そういうふうなものを使って、市のほうに情報を集めるという方法を、しっかりと考えていくことがよいのではないかと思っております。 それと、韮山南小に消防車両が救助してきた方を搬送してきました。 この方は中條地区なので、南小に搬送してきたかと思われますけれども、満員なので、次の救助者からは、韮山体育館に行くよう自主防災に要請した。また、別件では、駿東伊豆消防が市民からの救助要請を受け、ボートで救助したが、どこの避難所に搬送すればいいのか、隊員が把握できていなかったというふうなことから、駿東伊豆消防との情報共有について、伺いたいと思います。 今回の台風において、伊豆市では消防署より2名が市に派遣されたということですけれども、伊豆の国市はいつ、何名派遣されたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 消防署のほうの職員につきましては、うちのほうには、参集してはおりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 警戒本部、対策本部が開設されたら、消防本部には要請ができるということになっております。駿東伊豆消防本部に要請はしなかった、その理由は何ですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 要請という形ではないんですけども、電話連絡と、あと、ファクス等の情報共有はその都度しておりましたので、その辺の対応はできているというふうに感じております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 伊豆の国市は、中署が担当、対応してくれることになっているんですけれども、中署では実は、2名の隊員が待機していたということなんですね。つまり、伊豆の国市からの連絡、要請を待っていたということなんですけれども、このあたりについては、認識はされていますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) この辺は連絡等ありまして、待機しているとは承知しております。 ただ、状況のほうの関係が、まだうちのほうも見えないところがございましたので、そのまま待機していただいたというのが、実情でございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 消防署員が待機していらっしゃる。もったいないと私はすごく思ったんですね。なぜなのかというふうに。本当にもったいないと思いました。 地域防災計画の中で、第2次、第3次配備がなされる、対策本部ということにはなっておりますが、この中に、オブザーバーとして、大仁警察署、駿東伊豆消防本部、伊豆の国市建設業協会が記載されています。その上で、第3節の動員計画の中の動員要請対象者に、警察官や建設業協会、自衛隊が入っていますが、消防署員が入っていないというのはなぜでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) すみません、この防災計画上の中でのこと、確かに消防署、入っておりません。この辺については、すみません、今、ちょっと確認ができておりませんので、これは確認させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) こちらの地域防災計画の総則のところ、1ページにはなりますけれども、防災上重要な機関の処理すべき事務または業務の大綱の中には、順番に、伊豆の国市、静岡県、静岡県警察(大仁警察署)に続いて、駿東伊豆消防本部がしっかりと記載されています。つまり、この防災計画の中には駿東伊豆消防署はしっかりと入っているわけですね。だけれども、要請もされていないということで、連絡が余りなされていない。情報共有がなされていないというふうに思っています。 現在のこの市の地域防災計画を見ていくと、この消防本部に関する要請部分、または、かかわりがすっぽりと抜けて落ちているのではないかなというふうなイメージがあります。その辺はどのように感じていらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) この点につきましては、あくまでもこの地域防災計画大綱ということでつくられております。個々の消防署のほうとの連絡等につきましては、それなりに密に実施しているのは現状でございます。 ほかの指定機関等もあります。こちらのほうにつきましても、いろんな範囲の中での協議等を行うこともできますので、私のほうはそれなりにやっているというふうに認識はしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 地域防災に関して、消防との連携は絶対に欠かすことができないというふうに思っております。 市だけでやるのは無理です。自主防災に頼ることも完璧にはできません。やっぱり市の消防本部、消防とのかかわりというのは、もう絶対欠かせないものだと思っておりますので、この辺を再度検証していただきたいと、これは要望です。 それから、あと、危機管理課の職員は電話での対応に追われたと思われますけれども、管理体制に加えて、危機管理課の人員不足が大きな原因の一つではないかと思われますが、どうでしょう。どのようにお考えでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 平常時の業務と、あと、また、こういった災害時等の業務の関係がございます。 平常時につきましては、それなりにいろんな形の業務をしておりますので、平常時については差し支えないとは思っておりますけれども、言われるように、この非常時、災害時等につきましては、それなりに増員という形ではないんですけども、応援職員というのは必要になってくると思います。 先ほど、副市長の答弁にもございましたけども、連携をとりながら、こういったことの検証をしながら、強いまちづくりというんですか、こういったことに対して検証していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 今回はこの静岡県、地震県でありながら、狩野川台風を経験したまちであり、そして、この台風19号においては、犠牲者が1人も出なかったというこの伊豆の国市として、さらなる確実な準備に向けての組織的な備えが必要になってくると思います。 その中で、この危機管理課は重要な部分を占める部署だと思っております。そこにこの災害のときに、単なる応援ではなくて、言ってみれば、その危機管理課の職員としても委嘱というか何ですか、異動というか、もう危機管理課の職員として動いてくださいというような、そういう体制が今回あれば、また、違ったのかなと、これから、そのような形での応援ではないという、単なる応援ではない。危機管理課の職員だというふうな、そういうふうな形は考えられないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 笹原議員のおっしゃること自体は十分理解しているつもりです。ただ、職員というのは、限られた職員の中で、災害防災対策、重要な位置ですが、それと同時に、ほかの業務も重要でございます。 ですので、職員の配置につきましては、そこに、その特化した形の中での対応というのはなかなか難しいと思います。 ですけども、今現在でも、総務部を中心とした危機管理課のサポート部分がありますので、当然、こういった緊急時には、十分に、そのやった経験のある職員もおりますので、そういった体制の中で十分組織として、また、対応ができるようなこと、これは今もそういう形の中で動いているわけでございますが、特に、緊急時には、それがうまく機能できるような体制、考え方を維持しながらやっていくということが必要だと思います。 ですので、いわゆる平常時からそういう組織するのはなかなか難しいのでございますけれども、ただ、緊急時、その機能ができるような体制は必要だと思いますので、そこにつきましては、十分考えた対応をした形の中で、したいと思いますけども、現状それを、事務分掌の中、また、いわゆる任命という形の中で危機管理課という部分については、なかなか難しい点がありますので、今の体制の中でもって、十分その機能が発揮できるような体制は十分今後も検討していきたいと思っています。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 11月27日の静岡新聞には、コンパクトシティを目指して自治体が設定した居住誘導区域の浸水被害の多いことの問題点が指摘されていました。 これは、含まれる市町は県内では静岡市、函南町に続き、伊豆の国市も入っておりまして、河川流域に必然的に人口が集まりやすく、浸水想定区域と居住誘導区域が重なり合う設定がされているということへの見直しや対策も問われています。 つまり、本市でも定期的な見直しの際に、課題にしていくというふうな形での中で、こういうことの業務についても、人員が必要になるのは明らかでありまして、他の部局との連携も必要で、危機管理課の仕事量もふえていくかと思われます。 ますます危機管理課がどのようにかかわっていくかが問われるというそういう時代でありますので、重要性が本当に増していくかと思います。先ほど来、言っておりますが、応援体制を確立するというよりも、緊急時に直接災害対応に専念できる危機管理課の職員として行動できるような、そういう体制、つまり、経験のある職員が異動してしまったその職員、速やかに臨時的に危機管理課職員として移籍できるような体制というものもあればいいのかなと。そうすれば、動きがスムーズにできるのかなと思いますけれども、そういうことは再度、無理でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。 ◎副市長(渡辺勝弘君) 実は、今のその議員おっしゃられたことについては、対応しております。 というのは、現時点で各課に危機管理課の経験者の職員もいますし、災害のときの調査についても、税務課職員の中に対応している方も、職員もいますので、そういった意味でいきますと、その部分だけ特化した形の体制というのはなかなか難しいんですが、現状の体制の中で、限られた職員の中でそれに対応しなきゃいけない。かといって、そんな10人、20人とその危機管理に対する部分と、職員を採用するわけにいきませんから、そこは全体の職員の中で、できる範囲の中でもって対応する、それが当然だと思います。 ですから、今できる限りの中で応援体制、それから危機管理課の経験者も含めて、こういった有事の際に、それが最大限発揮できるような体制の中で、最大限努力しているつもりでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 補足ですか。 市長。 ◎市長(小野登志子君) この総務部の危機管理課になっているんです。これを、私も体制を考えるとき、危機管理課というのがありましたよね。これだけではいかにせん対応できないだろうと思い、総務部でやっていきましょうということで、総務部が全体として、この税務課までこのたび対応に入っております。 そういうことで、決して考えなかったわけではない。大きな組織にしていかなければということで。しかしながら、限られた人数の中でやっていかなきゃならないので、総務部でこの有事の際は一緒にということでつくってあります。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 市長の答弁をいただきまして、それはそのくらいにしておきます。 次は災害ごみの処理です。災害ごみですけれども、長岡体育館近くに設置された災害ごみの一時仮置き場に行くと、実際に行ってみましたが、職員が待っていて、冷蔵庫などの白物、畳、布団類、家具類など、その場でてきぱきと分別しながら、廃棄を手伝っていました。 まさに、災害ごみが整然と分別されていたとも言え、これは本当にすごいことでありまして、千曲川の堤防が決壊した長野市や、災害ごみの処理計画を策定していなかった福島県郡山市においては、分別されていない災害ごみが山となっている映像を目にしたことがあるかと思われます。 分別されていない山のようなごみの処理は、腐敗や変質などあり、不衛生だけではなく、有害ガスの発生も起こり得て、危険でもあります。これを何年もかけて処理することになります。 今回は台風であり、場所や被害も限られたので、これくらいで済んだとは言え、伊豆の国市は災害廃棄物処理計画を策定していて、これが今回生きたものと思われます。 また、建設会社、土木会社、ごみ処理業者など、収集運搬から処理に至る過程での支援がされたとのことで、人や重機、車両などのプロの応援は、市としてはとても余裕がない中、大変ありがたいことでありました。 生ごみは通常どおり、少しずつ処分されていくと思いますが、それ以外の災害ごみについての処分計画、また、処分の方法は、先ほど簡単に説明いただきましたけれども、具体的にはどのような形でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 災害ごみにつきましては、おおよそ10品目に分別を行っております。 その中で、一般可燃物、布とか、そういう燃えるもの、それと、あと、廃プラスチック、プラスチック、要はその他プラスチックという形で別に今まで収集していたものが主になりますが、バケツだとか、プランターだとか、そういうものですね。それと、布団、ぬれてしまった布団、それと、あと、畳ですね、床上浸水によって、湿った布団、あと、それらのごみが全部入りまじったような混合廃棄物と言いますが、それについては、和歌山県にある会社と処理のほうの委託の契約を結びまして、清水港まで陸送して、清水港から船で和歌山港へ運んで、その和歌山の工場で分別して、さらにそれを大阪府、三重県のほうに運んで、それぞれ処理場で処理するものが違いますので、三重は布団だとか、そういうふうに分かれております。その中で、リサイクルできるものは全てリサイクルするというような形、もうリサイクルできないもの、畳だとかは、焼却処分をするという形で、処分を行います。 あと、金属系、自転車等もございますが、金属系の廃棄物については、市の職員がなるべく出されたごみの中からさらに分別いたしまして、そちらは、三島にある廃棄物の金属関係の問屋さんのほうに売却をいたします。 次に、たんすとか下駄箱だとか、そういうぬれて使えない木質系の廃棄物、こちらについても、三島にある専門の業者のほうに処理のほうを委託しております。 さらに、家電4品目と言われますテレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンにつきましては、要はリサイクルをしなければいけないというふうに法律で決まっておりますので、その電化製品につきましては、清水町にございますが、指定取引所という収集する場所がありますので、そこにリサイクル券を1枚ずつ張って運搬して、処分いたします。 あと、ほかに、消火器、農薬など、少量ですが、出ておりますので、そちらについては、専門の業者のほうに委託いたします。 また、ガラスだとか陶器などのごみにつきましては、大仁の最終処分場で埋め立ての処分を行っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) そうしますと、この災害ごみ、いわゆる災害ごみは、ふだんのごみ量と比べてどのぐらいというか、割合でいいです、どのぐらいふえたことになりますでしょうか。 それと、あと、リサイクル券が必要になりますけれども、これについても、市費が払われるのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) まず、ごみの量になりますが、こちらは環境省のほうで出しております家屋の浸水した場合、1軒で3トン、要するに300軒ありますので、900トンのごみということで、今回、1,000トンと見込んでおります。 ただ、これにつきましては、今、運搬して処分しておりますので、そこで全て計量されて、最終的なごみの量というのは確定していきますが、現時点では想定の数字でいきますと、ほぼ1,000トンということで、この中で、ふだん集めていないものというと、畳と家電につきましては、ふだん、うちのほうでは収集はしておりません。その部分はふだんのごみに比べて多くなっているということです。 あと、家電については、法律上、出されたものについては、市がリサイクル券を購入して張って出すという形になります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 最終的に、この今回の災害で生まれたごみの処理が終了するのはいつごろになるのか。そして、その全体に係る経費はどれぐらいを見込んでいますか。また、それに係る補助金などは利用できますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) まず最初、時期につきましては、市長答弁がありました12月中旬ということですが、これにつきましては、まだ家電ごみの運搬が少量ずつしか運べませんので、そちらのほうが、遅くても来年の1月ごろまでには終了するんではないかということで、今出されているごみの処分につきましては、1月中には、ほぼ片づくのではないかと考えております。 ただし、これから、例えば浸水した家屋の床を剥がしてというようなごみが出てきた場合は、それについては災害ごみということで受け付けをする予定でおりますので、そのようなごみが出た場合は、ただ、その以降になりますが、一応処理の委託としては、年度末までを処理の委託として考えておりますが、ほぼ来年の1月ごろまでには、全て片づくのではないかと思っております。 それと、経費につきましては、先ほど想定でお金を出してございますので、最終的にそれが終わった段階で、要するに計量が終わって、単価契約になりますので、重さでの契約になりますので、そちらの重さが決まった時点で出てきますが、想定では、3,000万円前後にはなるのではないかというふうに予定しております。 あと、補助につきましては、環境省のほうのごみの廃棄物の処理の補助をいただける予定ということで、県のほうにも申請はもう済ませてあります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) このごみの処理に関して、本当に大変だったと思われますけれども、思ったよりもきれいに集めていただいて、本当にありがたいことかなと思っています。 これの収集が大変だったと思いますが、業務はどのぐらいの人数の方が、どのようになさったのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 市のほうでトラックのほうをレンタル、毎日、大体4台レンタルいたしまして、それに各3名ずつ乗車して、長崎だとか、原木、宗光寺、小坂等に地区の仮置き場を置きましたので、そちらのごみを運びました。それが、5日間、6日間ぐらいになりますね。 あと、業者さんのほうも、建設業協会のほうのお手伝いをいただきましたので、そちら側が1日3台から4台と、それに運転手さんを置きますので、1台について2名ぐらいの方が協力していただきまして運びました。 トータルの人数的にはちょっと今、言ったものを合わせたものになります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 民間のお手伝いもいただきながら、大変な業務だったとは思います。 この収集に回る廃棄物対策課の人数は足りていたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 当然、廃棄物対策課、現在7名ほどしかございませんので、不足しておりましたので、市の職員のほうから、毎日、21名ほどの応援をもらいまして、その職員を長岡の仮置き場と、その収集運搬のほうに割り振りまして、対応しました。 当然、課としては全く不足していたというのが現状です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 私が長岡のごみ処理場に行ったときも市の職員が頑張ってやっていらっしゃいました。 毎日、21人ということで、本当に大変なローテーションかなと思いました。 この問題も、先ほどの問題に副市長かかわってきますので、よろしくお願いいたします。 現在の通常の業務に関して、課の職員数と配置はどのようになっていますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 経済環境部長。 ◎経済環境部長(岡本勉君) 廃棄物対策課は焼却場とかリサイクルプラザ、相当の施設を抱えておりますので、トータルの人数はちょっと難しいんですけれど、二十五、六名の人間が職員としておりますが、通常、各施設を運営していますので、そちらのほうに配備される人数が、ほぼで、今回の対応するには、廃棄物対策課の6名が中心となって行っております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 市にあるごみ処理施設を運営しながらのこの6名という体制は、非常に少ないのではないかなということは、本当に感じます。 今回の大規模災害後の災害廃棄物の処理が必要なときというのは、めったにないわけですけれども、先ほど言った危機管理課と同じような体制、所管の通常業務から外し、廃棄物処理に専念できる立場を保障するということを、ここも同じように考えられませんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 副市長。
    ◎副市長(渡辺勝弘君) 先ほどの災害対応と全く一緒で、廃棄物の対応につきましても、当然、今さっき言いました21名の体制というのは、これは各課でもって現状のその業務をこなしながら、できるだけ参加できる職員を募って、毎日ローテーションをかけて対応しました。 これはどの時点でも同じ対応をしなきゃいけないと思っています。ですから、災害は非常時ですので、非常時の対応につきましては、これは全市を挙げて対応する。これは当然のことだと思います。 今後もそういう形の中で対応させていただきたいと思っています。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 令和4年10月には、伊豆市佐野地区に新ごみ処理場が完成します。これに伴って、現在のごみ処理場やごみ袋やさまざまな事務処理も含め、新施設が順調に稼働するまでやるべきことはふえます。 このことも考慮して、廃棄物対策課の人員増は避けられないのではないかと思われますが、その辺については、同じですね。わかりました。 次、自主防災と防災指導員のほうです。 各地の自主防災の方々や消防団も、避難所や排水機場での対応、情報収集などに奔走してくれましたが、ふだんの防災訓練と同様の動きを自主防災に要求するのは困難であります。また、民生委員も動くことは厳しい状況下であったことは、容易に想像できます。 各地区には防災委員がいて、9月の総合防災訓練、12月の地域防災訓練では、実施に頑張ってくれていることは皆さんご承知のことと思います。 私も9月の総合防災訓練では、広域避難所であった韮山南小に行き、消防団や自衛隊の活動を見させてもらいました。 伊豆の国市の中で、この自主防災にかかわる防災委員、そして、防災指導員は何名ぐらいいらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 平成30年、こちらの時点で20名、防災指導員というか、ふじのくに防災士を持っている方がいます。本年度、8名の方がこの資格を取りに行っていただいております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 防災指導員とふじのくに防災士とは違うと私は思いますけども、いかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 防災指導員というのは、その地区でのお話というか、その市の形の中での防災指導員という形になっております。 基本的には防災士という資格、こういうのがございます。そういう方々をもって、防災指導員という形で呼んでいるのか、また、地域の防災委員に対しても、防災指導員という形で呼んでいるということで、聞いてはおります。 基本的に静岡県につきましては、ふじのくに防災士というような形の助成というんですか、この育成事業がございますので、当市としましては、こちらのほうを推奨しているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 防災委員というのは、各地区で協議員たちがやっていって、毎年かわるということが多いかと思います。この防災指導員というのは、自主防災を活性化、地域防災力の強化、底上げを目指して内閣府が養成を推奨するもので、組織間の連携や、地域での情報の共有化を図り、自主防災活動の充実と徹底などを目指しているということで、県でも推奨しているかと思いますが、この防災指導員については、市の任命によるということになっていますが、伊豆の国市には1人もいないというのはどうしてでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 市のほうで任命することは私のほうも承知しております。 ただ、伊豆の国市の防災委員様につきましては、現在、防災委員ですね、地区のほうの関係が主になっております。地区のほうにつきまして、1年及び2年という形での任期で終わってしまっています。ただ、今後、ふじのくに防災士を持たれている方々につきましては、防災委員という形の位置づけを今後、検討してまいりたいというふうには考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ちなみに、南條区では、区任命の防災指導員が各地区6名います。毎年の防災訓練ではもちろんですけれども、今回の災害時にも大いに活躍してくれて、さまざまな指摘もしてくれました。 防災委員というのは、毎年かわる可能性がある。でも、防災指導員は何年もやってくださるということで、大変計画的に物事が考えられ、また指導もしてくれるということで、本当に頼りになるというふうに思っております。 各地区の防災ということを重視していくに当たって、この防災委員だけでなく、このふじのくに防災士を防災指導員として3年任期ぐらいで任命して、市で2期とかやってもらうとか、そういう方法は考えられないでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 先ほどもちょっと答弁したんですけども、市のほうとしても、そのふじのくに防災士を持っている方々につきまして、各地区のほうの防災委員さん、こういった形で協力していただくと、こちらについては、市のほうとしてはまことにありがたいことでございます。 ただ、昔ちょっとお話があった中では、やはり、ふじのくに防災士さんの立場と地区の立場ですが、温度差があるというのを聞いております。地区の防災の関係につきましては、やはり地区のやり方、防災士を持っている方はそれなりのやり方があるということの中で、温度差があるというのを、ちょっと聞いてはおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 危機管理監に、ちょっと、もう1回聞き直します。ふじのくに防災士の資格を持っている方に、防災委員になってもらうということですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) そのように考えてはおります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 私はこの防災委員と防災指導員は全く、全くというよりも、ちょっと違う役目を担っているのかなと思っておりますので、市の地域防災計画にこの防災指導員を掲載して、その位置づけを明確にすることも必要なのではないかなというふうに思っておりますが、その辺に関してはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) すみません。間違っておりました。 防災委員ではありません。防災指導員としての認定を、任命をして、各地区等の関係、また、DIGですとか、HUGですとか、こういった研修のほうに参加していただくような体制をとっていきたいなというふうに考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) それでは、防災指導員を、これから市として任命をするという体制を整えるということで受け取ってよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) あくまでも、この今現在、ふじのくに防災士を、資格を持っている方々にも確認をしなきゃなりませんので、その辺については、うちのほうで対応を検討したいと考えております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ふじのくに防災士の資格を持っている方がもちろん重要ではありますが、今現在、防災指導員として現実に活動してくださっている方々も、ぜひリストアップしていただきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 笹原議員、発言の途中ですけども、次の5番の項目に移るようでしたら、ここで休憩を入れたいと思いますが、よろしいですか。 ◆5番(笹原惠子君) はい。 ○議長(古屋鋭治君) それでは、会議の途中ですけれども、ここで暫時休憩といたします。 休憩時間につきましては、10時30分までといたします。 △休憩 午前10時18分 △再開 午前10時30分 ○議長(古屋鋭治君) 休憩を閉じ、会議を再開いたします。 休憩前に引き続きまして、笹原議員の再質問を許可いたします。 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) では、社会福祉協議会、または、ボランティアセンターということで、再質問をさせていただきます。 市が始まってから、災害ボランティアセンターの開設は初めてでありますが、日ごろより、研修や実践活動を通じて、地道な活動を続けてきた災害ボランティア本部の成果が今回あらわれたかと思います。 私もボランティアコーディネーターとして、また、ボランティアとして、実際に参加した中で感じたことは、この活動が実にスムーズにできたのではないかということです。 毎年、研修や、本部運営訓練を重ねてきたたまものということで、すばらしいことであります。 この災害ボランティアに関して、広報をということでお聞きしようと思っていましたら、12月の市の広報と一緒に、この社協だよりというものが配布されました。これが、まさに私が欲しいなと思っていた内容ですので、この放送をかりて、簡単に説明したいと思います。 災害ボランティアコーディネーター伊豆の国というのは、大規模災害時に市と社会福祉協議会が共同で設置する災害ボランティア本部で支援を必要とする被災者のニーズを把握し、駆けつけたボランティアの受け入れ、適材適所へ派遣する役割が災害ボランティアコーディネーターの活動です。ということになります。 ボランティアということに関してもそうですが、このコーディネーターという役割がなかなか理解、浸透していないということもありますので、改めて広報させていただきました。 このボランティアというものに対する認識が、申しわけないとか、他人に頼むのはというふうな遠慮が邪魔をしてしまうとしたら、もったいないかと思います。 今回に限らず、さまざまなところでのボランティア活動につなげていくのができるとしたら、すばらしいことでもあります。 市としては、どのような広報の仕方を考えていらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 市長のほうの答弁にもございましたように、広報につきましては、広報紙やホームページ、これは、先ほど議員がおっしゃったように、私も12月の社協だよりを見まして、来年の1月18日には災害ボランティア本部の設営訓練があったり、1月28日には地域福祉講演会などやっていただけるということで、社協のほうでも、力を入れていただいています。 今回の災害発生時につきましても、ホームページや同報無線、市民メールサービスを活用して、1人でも多くの市民に情報が届くようにさせていただきました。また、社協のほうから情報をいただいておりまして、15日に民生委員であったり、区長のほうに本部を設置しましたよというご案内を通知してくださっておりましたので、これを活用いたしまして、ボランティア、来ていただきたいということがあったと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) このボランティアについて、または、ボランティアコーディネーターということについての広報と同時に、本部を開設したというふうな広報については、市はどのように動かれたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 14日に市のほうから、社会福祉協議会のほうに要請をいたしまして、準備もございますので、15日から開設したと聞いております。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ボランティア本部を開設したということを知らなかったという市民の方も広報があったのというふうな形で言われておりますが、その辺は、同報で流されたのでしょうか。であるならば、いつ流されたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 時間につきましては、ちょっと、今現在、手元の資料はないんですけども、ボランティアセンターを設置するという話の中で、同報無線、または、市民メールサービスのほうで流させていただきました。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 本部設置したということは、ボランティアの方が集まる、そして、その要請が欲しいというふうに、両方の情報になりますので、ぜひ、なるべく多くの市民の方に、特に困っている方は本当にすぐにでも家の片づけしてほしいというふうに思っておりますので、その辺の広報はしっかりとしていくべきかなと思っておりますので、確認もお願いいたしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 今のは質問ですか。 質問ではないので。 引き続き、5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) ひとり暮らしや体が不自由な方、また、高齢者夫婦だけで生活をしている方などは、今回、とても不安な思いをしたかと思われます。 市民福祉部では対象者を把握しているかと思われますが、安否の確認、特に、個別避難計画、漏れている方たちに対してはどのような対応をなされたのでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) やはりそれが今、課題になっているところでもあります。 確かに、個別避難計画を立てている方については、自主防災を通じて、民生委員であるとか自主防災会であるとか、そういう形で、きのうも高橋議員の答弁のほうで答えさせていただきましたけれども、それを利用しまして、土手和田区では、黄色い小旗を使って、安否確認をやっているとか、計画を立てている方につきましては、それでいいんですけれども、それ以外で、やはり避難を希望するとか支援が必要であるとか、そういう方がいらっしゃいますので、そういう方について、今後、どのようにしていくかというのは検討課題になろうかと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) こういう方たちの対応、今は、自主防災の形でのことを所長おっしゃいましたけれども、情報の共有ということに関しては、市民福祉部だけでは難しいのかななんていうふうに思われる部分がありますけれども、その点に関してはいかがでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 要支援台帳というのは、役所の内部では共有しております。全てということではなくて、危機管理であったり、社会福祉協議会のほうとも共有をしておりますので、内部的には共有はできているんですけれども、やはり個別避難計画につきましては、これは情報を出してもいいよという方が対象になりますので、そこは、情報を出したくないという方もいるわけですので、そういう方については計画は立てておりません。 ですので、それ以外の方で、支援が必要な方をどうしていくかというのは、今後の検討課題になります。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 社会福祉協議会の韮山地域包括支援センターでも、確認はしているかと思いますけれども、ここではデイサービスを利用している方に限られてくるというのが現状かと思います。 そういう中で社会福祉協議会と、それから市民福祉部との情報というのは、どの程度なされているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 社会福祉協議会とのということは特にないんですけれども、例えば包括支援センターというのが、各地区に3カ所あるわけですけれども、こちらのほうで、ちょっと情報を収集したところ、担当者会議というのがございまして、そちらで避難所の確認をしているということです。 今回の19号の際には、まず、13日に優先順位の高い人を訪問して、安否確認をしてくださっています。台帳の更新が必要な方につきましては、毎月の給付管理の後に修正をしたり、そういう対応もできていると聞いておりますので、社会福祉協議会というよりも、個々に包括支援センターであったり、事業所であったり、そういうところで、確かにこれは、利用者さんということで対応ができているところはありますけれども、包括支援センターについては、ひとり暮らしの高齢者についても対応しているはずですので、そういう形で対応ができているのではないかなと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 台風のときに一番不安であるのは、頼る人がいない、そういう方、1人も犠牲者が今回は出ていないというのは不幸中の幸いであって、どうなるかはわかりません。そんな中で福祉事務所での取りこぼしがないように、または、把握困難になる人を出さないためには、所長は今どのようなことを考えていらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 全ての方について、それは取りこぼしがないのが一番なんですけれども、まずは、自助の次に共助、互助、公助という形になろうかと思いますので、今回、個別避難計画を出していない方につきましても、特に隣近所との良好な関係を築いていただいていく必要があるのかなと思います。 先ほど市長が言いましたように、自治会、自主防災会、民生委員、情報を出しておりますので、まず、計画を立てている方は、皆さんで今申し上げた方々の中で、やはりどのような支援をしていくかということをまず考えていただきたいということがあります。 繰り返しになりますけれども、まず、自分でみずから命を守るということで、どのようなことが必要か、まず、ご自身でも考えていただきたいですし、隣近所との良好な関係を築いていただきたいなと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 災害ボランティアのこのコーディネーターをしっかりとやっていくに当たって、基本となってくださっている静岡大の笠原先生という方がいらっしゃるんですけれども、この方も、今回のこれを通して問題は何かというふうなことをお聞きしたところ、やっぱりこの市行政と、それから社会福祉事務所との連携、これが結構問題になる、それが基本になるということをおっしゃっていました。 それがもとになって、ボランティアが活動して、要支援を必要としている方、そういった方たちにボランティアが行くことができる、救うことができるという考え方が基本になるかとは思います。 その辺はいかがでしょうか。その要支援者、漏れている方に対してを社会福祉協議会と、福祉のほう、行政のそれとの情報はいかがでしょうか。今までと同じような形でよろしいでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 計画から漏れている方につきましては、今後、本当に自分が支援が必要であれば、逆に、個別避難計画を出していただけるような形で皆さんに諮っていきたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 漏れる方が、ぜひ1人でも少なくなるようにお願いしたいと思います。 最後の検証についての考え方ですけれども、市長がおっしゃいましたように、検証をしていくのは、どこの段階でも同じということで考えていらっしゃるようですけれども、具体的に私は、各関係の業種ですね、区長を含め、建設業界とか、消防とか、そして、さまざまな業界の方々を集めて、それぞれの立場でこの災害に関して感じたこと、反省点などを共有するということが、この災害を生かすことの原点ではないかなというふうに思っておりますが、そういう考え方についてはいかがでしょうか、副市長か。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 笹原議員が言われるように、もっともだと思っております。 現在、当市においても、先ほど市長が答弁いたしましたように、検証作業を続けております。 また、ほかの国・県との関係もございます。県においては、近日中にこの東部地域のほうにおいて、関係市町を集めて、今後、台風15号及び19号の検証をするということを聞いております。 また、うちのほうでも、既に災害協定を結んでおります各種団体等ございます。こちらのほうにつきましても、今後の対応等も踏まえまして、連携、また、新たな協定のほうを結びながら、よりよい自主防災対策について、こちらも検討して、検証、検討をしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 伊豆の国市の市民を対象にして、行政としてまとまっていくという形での検証をする組織というか、そういうものは、具体的にはいつごろを検討していらっしゃいますか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 市民に対しましては、まだ、今後のこともございます。今回の答弁にもありました防災の新しいハザードマップ、こちらのほうも作成をする予定はございます。 こういったことを踏まえまして、そこに盛り込んだ内容等を市民の皆様に共有というんですか、伝えていきたいなとは思っております。 一つ、私のほうの考えというんですか、ちょっと述べさせていただきたいと思うことがありまして、東京大学の教授であります片田教授という方が、ちょっと水害サミットの中で、こんなことを言われたことがあります。突発的に発生する甚大、激甚災害への行政主導のハード、ソフト対策には限界がある。住民がみずからの命を守るという意識を持ってみずからの判断で行動し、それを行政が全力で支援する。また、地域のみんなで守るという社会をつくる方向に防災は転換していかなければならないということを言われております。 私もこのことについては、全くそのとおりだと、先ほど福祉事務所長が言われたように、自助がなければ、次の共助、公助は得られません。こういったことを市民の皆様に浸透させていくように考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 私もこの質問の一番もとにあるのは、自助だと自分自身思っております。 市が守ってくれるのではなく、自分、自治、自主防災、そして、それを構成する家族、そして、そのもとになる個、個が個を守る、自分が自分を守られなければ、それぞれの守るということもできないというふうな感じは持っております。 ですので、やっぱり、一番大事なのは、自分で自分を守るということ、それに関して、本当にそのとおりだと思っています。 その辺に関しても、市長も何回もおっしゃっておりますけれども、それと並行して市として反省点、または、検証すべきということを行政の中ではどのようにこれから構築していく予定でしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) では、ちょっと総括的になると思いますけれど、お答えさせていただきます。 まず、狩野川を見に行った、あふれるようであった。私は毎日見ています。赤い水が来るときは、上流で崩れてるんです。そういうこともきちんと見てから役所へ行きます。そういう中におきまして、この狩野川は本当にこの災害がどんなふうに起こるか、どうなるかということを語ってくれるところがあるから、私は日常からそれをしているわけであります。 笹原議員、大変、これは大変なことだと、南小へと避難されましたね。そのときに、私はそういう立場でないから行動しなかったとおっしゃったのが、ちょっと、そこなんですよ。市民として、議員としてやってくださいなんていうことはおこがましくて言えませんけど、市民として、やはり何かするべきことはあったのではないか。中学生も、毛布を出したり、本当に市民の方たちもお働きいただいている、そういう中で、市民として、おのおのどなたもやることがあったのではないかとまず思っております。 まず、そのこと、それから、この行政のトップとしてやらなきゃならないということがあるんです。これは、水害サミットの議事録からでございますけれど、トップはマスコミを通じてできる限り住民の前に姿を見せ、市役所も全力をあげていることを伝え、被災者を励ますこと、自衛隊や消防の応援隊がやってきたことをいち早く伝えることで、住民が平静さを取り戻すこともあると、こういうことでありまして、私自身は11日、3時半にここで事前の会議を開きまして、市山が400ミリということですから、これは、湯ヶ島測候所です。この時点、11日に市山400ミリって大変なことですので、市長公室長に運転してもらって、ずっと見て回りました。一番見たかったのは、ごみの新焼却場がこの水によってどんな形でいるかということです。 驚いたことに、やはり一番水が多かったのが、その11日の4時、既にやはり大仁が一番多かったんです。それで、伊豆市は意外に水は出ておりませんでした。 市山から、いきなり来るわけですから、伊豆の国市のほうが水がたまるということをやはりちゃんと認識したわけであります。 それで、どなたかおっしゃってくださったかとも、そうじゃないですね、新ごみ焼却場の手前の橋、あれはすごく低くて、今にもというところがございました。 それから、ずっと上流へさかのぼり、情報を聞きました。あのあたりは大丈夫だと、全く大丈夫な形で住民たちも別に驚いてはいません。ただ、嵯峨沢館では、もう避難を始めておりました。 それから、上流、天城のトンネル付近まで、きちんと私は狩野川台風をよく知っておりますので、あのあたりが一番怖い、大きな雨になって、根こそぎ、この木が来たり、土石流が来たら、一番怖いから、そのあたりを見てまいりました。あの雨が3日も続けばそうなります。 しかしながら、雨は変な話、粛々と降っておりまして、この土石流まではいかないなと判断し、この天城山の狩野川上流からの水というのは狩野川放水路で何とかしのげるなということを見てまいりました、11日に。 それから、この周辺を見て回ったわけです。ただ、予測に反したのは、箱根山1,000ミリ、このことの対策ということがこの現実としてなかったということは、残念だったと思っておりますが、それは翌日、12日からしっかり把握していったわけであります。 そういう中で、情報というのは、常に私も歩き、住民の声を聞き、みんながどうしているかを見て、それを持ってきております。おのおの職員も、出歩いて、きちんとそれはやっているんです。そのことは、皆さんもわかっていただきたい。おのおのの場所、分野、例えば整備部に関しては、もう張りついております。この小坂、それから、この3つの排水機場に、もう張りついているんです。それだけでも人数足りませんよ。そして、その人たちがかわりばんこにこの1日24時間というわけにはいきませんから、そういうことで、人数がどれだけ要るかということをまずわかっていただきたい。 ちょっとすみません。 ○議長(古屋鋭治君) 市長に申し上げます。 笹原議員からは、行政内部としての検証について。 ◎市長(小野登志子君) これは行政内部の。 ○議長(古屋鋭治君) 回答を求められておりますので、先ほど市長が総括的にという発言をしておりますので。 ◎市長(小野登志子君) では行政内部にいたします。 行政内部でございます職員がおのおのの立場でみんな動いているんだということを、私も市長として、行政内部の者として動いているんだということをまずお知りいただきたいと思っております。 そういう意味でございまして、笹原議員は大変重要なお話しをしていただきました。この総括的にというのは、まさに、総括的に検証をどのように行うかという意味においてお話を私はしようと思ったわけであります。 この職員、行政内部におきましては、職員の増員、こういうことに関しては全庁間で業務のやりくりの中、職員をローテーションにて対応しております。危機管理課、あるいは廃棄物対策課、こういうものに物すごくほかの職員もとらわれてしまっているということは、わかっていただきたいと思います。 また、情報収集での課題ということは、危機管理課、執務室では、国・県・機関との連絡でいっぱいなんです、これが。 それから、現在、この庁舎では、この災害対策本部が置けない状態だということをよくわかっていただきたい。私も本当に笹原議員のお話を砂をかむような思いで聞いておりました。この災害対策本部が置ける庁舎であったならば、このような質問を受けないで済むんです。 それは場所ではないと皆さんおっしゃるかもしれませんけど、現実にそうです。災害対策室、下にありますけど、選挙に使います。消防の皆さんが使います、何が使います、本当は常駐でこの災害対策本部のできる災害対策室が必要なんです。大切なのは、これからを、これからのまちづくりを考える上におきましては、災害に対応する災害対策のできるこの本部、こういうものを設置、常時設置していることのできるものでなくてはならないわけです。庁舎というもの、そのものが。そこをまずお考えいただきたい。今までとは違うと、内田議員もおっしゃいました。そこをよくお考えいただきたいと思っております。 例えば、これはまた違うと言われますけれども、先ほど、災害時における消防署員は、これは、防災計画の中に、動員計画に消防署を掲載していない理由があるんです。これは災害時における消防署員は、現場での救助等にかかわる必要があるため、人手が欲しい。そのことから、動員せずに、電話やファクスでの連絡により、情報を密にとり合うこととしているわけで、これは、待機というのはそういうことなわけであります。 伊豆市はオブザーバー的に南署から招集したわけですけれども、伊豆の国市はこういう理由がございまして、招集はしていない。つまり、こういうことも含めて、検証というのは進めていかなくてはならないと思っております。 例えば笹原議員のおっしゃいましたボランティアコーディネーターでありますけれど、コーディネーターということに関しまして、ボランティアセンターにつきまして、静大の笠原先生、少しおくれております。ボランティアセンターはすぐに立ち上げることです。ボランティアは単なる労働力ではない。ボランティアが入っていることで、被災者も勇気づけられる、こういうこともあり、浸水被害を受けた場合は、被災者だけで災害廃棄物の搬出、泥出しを行うことは困難です。ボランティアの助けが必要となります。 まず、発災直後に、ボランティアセンターを立ち上げ、みずからがホームページで広く紹介をするべきだと、こういうふうに、もうこういう方向で行われているわけであります。 笹原議員が社会福祉協議会と市との連絡がもう少し密であったならばとおっしゃいますれば、私も言います。社会福祉協議会、会長さんに、14日の朝言いました。何で、ボランティアコーディネーターを早く立ち上げてくれないんですかと。 以上です。 ですから、いろんなセクションでみんなでやっていかなきゃならない。このことに関しては、市のやり方だけをやり玉に上げるのではなく、あらゆる機関がよかったのか、これで、というお気持ちになっていただきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 5番、笹原議員。 ◆5番(笹原惠子君) 市長の熱い思いを答弁いただきました。本当にそのとおりだと思っております。 各部署それぞれで、そして、各市民がそれぞれで大変な思いをしてやってきてくださったということは、私も重々承知しております。 その中で、やはりこれを検証していくということが市としての役割なのかなと思っておりますので、そのあたりは本当によろしくお願いしますというふうな気持ちになります。 私たち市民も、本当に先ほど来、皆さんがおっしゃっているように、自助ということ、そして、個々の責任ということにおいて、市におんぶにだっこではなく、自分自身で責任を持った行動をとれるような、そういうふうな意識を確立していきたいと、そして、私は微力ながらも、そういうことを市民に啓蒙、そして、伝えていくというふうな形の役割を担っていきたいと、改めてここで思いました。 市長の答弁、本当に、心強く思っております。そして、この放送を聞いている皆様も、ぜひ、今回の災害を自分自身、自分個人で検証していく機会としていただきたいとお願いして、私の一般質問を終わりにしたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) これにて、5番、笹原議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △発言訂正について ○議長(古屋鋭治君) ここで教育部長より、昨日の一般質問の関係で発言を求められておりますので、これを許可いたします。 教育部長。 ◎教育部長(山口和久君) 途中で申しわけありません。 昨日、三好議員の一般質問の就学援助につきまして、平成29年3月に文部科学省から出ているという通知は、確認したところ、届いております。 また、その当時検討した中で、現在の対応となっております。 おわびして訂正させていただきます。---------------------------------------小澤五月江君 ○議長(古屋鋭治君) それでは、次に、11番、小澤五月江議員の発言を許可いたします。 11番、小澤議員。     〔11番 小澤五月江君登壇〕 ◆11番(小澤五月江君) 皆様こんにちは。議席番号11番、小澤五月江でございます。 ただいま、議長より発言の許可をいただきましたので、令和元年第3回(12月)定例会の発言通告書に沿って質問をいたします。 1つ目、避難所運営の課題と今後の対応について。 令和元年10月11日から12日の台風19号に伴い、市内では甚大な被害が発生しました。狩野川台風以上の勢力との報道を聞き、どれだけの市民が恐怖と不安な思いをしたことでしょう。 テレビ、同報無線、消防車からの呼びかけなどにより、避難所へ行かなければと、市民の多くが12日の午前中から行動を起こしていましたが、どこへ避難すればいいのかわからないといった声も聞かれたり、雨の中、避難所へ行っても満員のため、ほかの避難所へ案内されたり、歩いていけずに、途方に暮れた方がいたりと、避難所への誘導の課題が見えました。 例年開催されている避難訓練などが生かされていたのでしょうか。市民からは初めての避難経験で戸惑ったことや気づいたこと、今後への不安の声など聞きました。今後の対応をもう一度確認するために、対策を考える必要があると思います。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)避難所を開設する施設や時間は適正であったのか。 (2)自治会(区長や民生委員)との連携はできていたのか。 (3)市民のボランティアと職員を見分ける方法として差し込みゼッケンベストを用意する考えは。また、自治会からの購入申請に対しての補助の考えは。 (4)避難所開設時に伊豆の国市避難行動要支援者避難支援計画はどのように活用できたのか。 (5)今回の避難所への避難経験に関しまして、市民へのアンケート調査をする考えは。 2つ目、女性の視点を生かした(仮称)市民女性防災チームの設置について。 平成30年度には男女共同参画事業として、伊豆の国女性講座で2回程度、防災について研修を開催しております。女性の立場から、避難所運営ゲーム(HUG)を体験し、避難所運営に対して意識が変わりました。危機管理課には女性が現在おりませんが、(仮称)市民女性防災チームを主体とした事業を進めることが必要と考えます。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)市民女性防災チームの必要性についての考えは。 (2)女性の視点から乳児、障害者、高齢者のそれぞれの災害持ち出し品や、備蓄に関する小冊子を作成する考えは。 (3)小冊子を使用し、日ごろから備蓄に対する啓発アイテムとして活用する考えは。 3つ目です。温泉地の魅力づくりについて。 伊豆の国市観光基本計画の基本方針の中に、「温泉地の魅力づくり」の項目がございます。 ①観光客にとってのぜいたくな時間の提供。 ②古くからの温泉地の魅力向上、泉質のPR。 ③気軽に楽しめる温泉地サービスの提供と提唱されており、②については、本市の観光の中核を担う温泉場通りの修景整備や源氏山の整備など、温泉地にふさわしい風情とにぎわいの創出に取り組みますと具体的に掲載しております。 そこで、以下の質問をいたします。 (1)現在、源氏山は安心・安全な整備がされていると考えているのか。 (2)七福神めぐりなど、市外から多くの観光客が回遊されていることに関して、わかりやすい案内板の設置を求めている声がありますが、認識しているのか、また、今後の取り組みの考えは。 (3)市民との協働によるにぎわいのある温泉地の魅力づくりのため、古奈もみじ公園を活用していく考えは。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) これより答弁を求めます。 答弁者、市長。     〔市長 小野登志子君登壇〕 ◎市長(小野登志子君) 小澤議員のご質問にお答えいたします。 初めに、1、避難所運営の課題と今後の対応についてのうち、(1)です。避難所を開設する施設や時間は適正であったかについてであります。 自主避難所として開設した施設及び開設した時間は適切であったと考えておりますが、幾つかの課題もありましたので、今回の対応を生かし、今後開設する施設等について検討してまいります。 次に、(2)です。自治会、これは区長、民生委員さんとの連携はできていたのかについてであります。 区長との連携につきましては、10月11日始業より、全区長へ電話で地区公民館等の開設及び自主避難場所への誘導の依頼もしております。もちろん、このときに、大変大きな台風が上陸するということも話しておるわけであります。そして、地区におきまして、鍵のことについても、お話をしております。 なお、各自主防災会には本年5月15日に開催しました自主防災活動説明会において、災害時の配備体制や、災害時要配慮者台帳についての説明をしております。 民生委員の方々には、個別避難計画をお渡ししてあり、災害発生が予測される際の声かけ等をお願いしております。 しかし、あくまでも任意の行動であり、強制されるものではありません。 民生委員の皆様のご尽力により、個別に声かけや避難誘導をされたケースもあったと伺ってはおりますが、行政から個別に依頼することはしておりません。 次に、(3)市民ボランティアと職員を見分ける方法と、自治会が購入する物品への補助についてであります。 避難所を運営する市の職員は、防災服にオレンジ色の腕章を着用しております。避難所への運営等をしていただく自主防災会の方や、自主的にお手伝いをいただく一般市民の方が着用する腕章やベストは、用意がありませんので、今後設置してまいります。 また、自主防災会でベストや腕章を購入する予定がある場合は、防災資機材整備事業の補助金を活用できます。 次に、(4)避難所開設時に起きる伊豆の国市避難行動要支援者避難支援計画についてであります。 今回、市内で死亡者及び傷病者が出なかったのは、計画に基づき作成された個別避難計画の避難支援者の尽力があったものと感謝いたします。ありがとうございます。 これは計画に記載された平常時からの支援体制が功を奏したものと思います。 次に、(5)避難所及び避難に関する市民アンケートの実施の考えについてであります。 避難所や避難については、今回の経験を踏まえ、検証が必要でありますが、現時点において、市民に対するアンケート調査を実施する予定はありません。 自治会等で独自にアンケート調査を実施しているとの情報もありますので、ぜひその結果をいただいて、参考にしたいと考えております。 次に、2です。女性の視点を生かした仮の名前、市民女性防災チームの設置についてのうち(1)市民女性防災チームに対する考えについてであります。 地域防災計画にも、自主防災組織の育成に関し、防災の現場における女性の参画についての記載がありますので、積極的にご参加いただければ、必ずや地域のためになり、力強い自主防災組織になると思います。 現在、市には女性消防隊が組織され、消防及び防災に関し、普及活動を行っております。 今後はこれらの活動と連携をしていただきたいと考えております。 次に、(2)女性の視点からの災害持ち出し品や、備蓄に関する小冊子を作成する考えについてであります。 市が作成したハザードマップを初め、国や県等が発行している防災関連の冊子が多くあります。なるべく避難に関する情報等は常日ごろから目につくところに置いて、家庭内で確認をしていただきたいので、次回作成のハザードマップに女性の視点も考慮した情報を一括して盛り込むこととし、活用していきたいと考えております。 次に、(3)小冊子を啓発アイテムとして活用する考えについてであります。 先ほども申しましたとおり、ハザードマップに盛り込んだ情報をいかに市民の方々に周知し、知っていただき、活用していただくか、工夫が必要であると考えております。 次に、3、温泉地の魅力づくりについてのうち、(1)源氏山の安全・安心な整備についてであります。源氏山の山頂部分は都市公園として管理しており、トイレ清掃、草刈り、山頂広場からの眺望を遮っている支障樹木等の伐採、剪定などを実施しています。 また、古奈地区及び長岡地区からの山頂に至る幾つかの七福神めぐりの周遊ルート等は、自然散策路として管理しており、草刈り、倒木除去等を行っております。 予算も限られているため、十分な管理が行き届いている状態であるとは必ずしも言えませんが、周遊ルートの草刈りや清掃などについては、今後も継続的に発生することから、七福神めぐりにかかわる諸団体や、地域住民と協力、連携し合い、効率的に管理していきたいと考えております。 次に、(2)です。わかりやすい案内板の設置についてであります。 源氏山の周遊ルートは、身近なハイキングルートとして整備され、当地を訪れた観光客に向けて、七福神をめぐる楽しみ方を伊豆長岡温泉旅館協同組合が提供しており、近ごろはお客様がふえていると伺っております。 この七福神の案内板が老朽化したり、わかりにくいものもあるようでございますが、旅館組合などからの要請があれば、再整備に対しての支援を検討させていただきます。 次に、(3)です。古奈もみじ公園の活用についてであります。 古奈もみじ公園は、平成31年3月に供用開始がされました。あやめ御前の供養塔を公園内に移転したことから、ことしのあやめ祭りのあやめ御前供養祭は古奈もみじ公園において行われました。 11月3日には、温泉場夜市を古奈区と長岡区、そして伊豆長岡温泉旅館協同組合が協力して開催し、竹灯籠の幻想的な明かりが公園全体を包み込んで、とてもよい雰囲気だったと伺っております。 また来年3月には、伊豆の国ふるさと博覧会の第2回手づくりマーケットの開催や、静岡DC花のおもてなし事業の一つとして、伊豆長岡温泉旅館協同組合女性部と植栽、植樹の検討を進めております。 公園をイベントなどで占用利用する際には、届け出が必要ではありますが、今後も地域の方々が主体となって積極的に公園を活用していただけるようPRを行ってまいります。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 通告による質疑応答が終わりましたので、これより小澤議員の再質問を許可いたします。 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 11番、小澤です。 ご答弁をいただきました。私はきょう、最後でございますが、今まで防災に関しましては、それぞれの議員の視点から質問されました。 私は、自分が取り組むものに対しましては、ずっと防災、減災について、一般質問をしておりましたが、今回は避難所運営のことについて、建設的に進めて質問させていただきたいと思います。 その前に、高齢の親御さんや幼い子供たちを残し、避難所の運営、市内パトロールする市の職員、ボランティアで出ている消防団の皆様、死者を1人も出さないことも、そういうありがたさも踏まえての私の質問をさせていただきます。 避難所運営の課題の今後の対応についてですけども、先ほど避難所を開設する施設、時間、適切であったというご答弁いただきました。 15の開設されたものに対しましては、第1、第2とそれぞれ設営するにも、今までの答弁の中で伺っておりましたが、私は、地元の古奈のところに避難した体験から、少し伺いたいと、確認させていただきたいと思います。 先ほど、区長のほうには、前日の11日に、全区長さんに公民館であったり、誘導についての連絡があったということでしたけれども、古奈区におきましても、古奈公民館とアクシスかつらぎは避難所としては、開設しないという区長に連絡があったということですけれども、その確認をさせてください。そのとおりだったんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監
    危機管理監(神田稔君) 11日の段階においてのお話を区長さんにさせていただいております。11日の段階につきましては、3地区、自主避難所、また、12日に、小学校、3地区の小学校、2校ずつあけるということのお話はさせていただいておりますけれども、その後の対応につきましては、今回の答弁で述べてありますように、順次あけたという形になっております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) というのは、確かに古奈公民館は使えないということでは、地域防災計画の中では、洪水は使用不可になっております。そこも踏まえておりますので、古奈公民館は使えないんだなということは、私も承知しておりました。 しかし、その後にアクシスかつらぎは、10時30分に開設していただきまして、実際にアクシスかつらぎには、374名の方が行きました。そこで、私の町内会では10月30日にアンケートをとりまして、避難したところはどこだということで、したんですけれども、やはりそこには、ほとんどの方が、アクシスかつらぎに避難したということを伺っております。その中で今回、予想していたものが、予想以上だった、避難する人が、予想以上だったということだったんですけれども、この大雨の中で、やはり車で移動するといったら、車の駐車場がどこにあるかということで、したんですけれども、このアクシスかつらぎには、もう古奈区としては避難所として、もう通常、そこに行くんだという意識があるわけですね。避難するというのは、もうアクシスかつらぎへ古奈区は行くんだということで、同報無線であったり、いろんなことがあるんですけど、それでもということで、かなりの人が押しかけたということを私も聞いております。 そういう、何ていうんですか、体育館とあやめ会館という情報があったんですけども、アクシスかつらぎにそういう人があふれているとか、これはもう収容できないからアクシスかつらぎにしようといった判断した経緯をちょっと教えていただければと思いますけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 今回、15カ所あけてございます。その中で、それなりの対応というんですか、人数が多くなって、もう自主避難所をあけた3カ所もいっぱいになっています。また、小学校自体もいっぱいになっていますということの情報は受けております。 市のほうとしまして、アクシス、かなり大きなホール、施設ですので、ここをあければ、皆様が3地区の、中心というんですかね、近くにもあるということの中で、一応、当方の考えでは、ここをあければ、何とか皆さんのほうの状況が避難ができるじゃないかというふうに考えておりましたけども、その後、またどんどん雨が強くなった中での長岡体育館、大仁体育館、韮山体育館という形で、各地区における避難所という形の中で、順次あけさせていただいたという経緯がございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 経緯については、わかりました。 今後、地震と洪水と、また、違うと思うんですね、対応が。やっぱり洪水で古奈地区というのは、どうしても河川がすぐそばなんです。もう見るだけでも、足がすくむような状態だったものですから、かなりの人がこの避難所にアクシスかつらぎではなくて、南小の体育館とかあやめ会館とか、いろんなところ、ましてやそこの広域な避難所ではないところにも行っております。 そういう中で、本当に、ほかの地区の皆さんもそうかもしれませんけれども、アクシスかつらぎの今後、このようなときには、できれば、もうちょっと、優先的に考えていただく方向というものを私はお伝えしたいと思います。 それで、先ほど言いましたように、ここの避難者は長岡地区は6カ所で1,430人、また、この韮山地区は1,425人、大仁地区は5カ所で639人、3,494人の方が避難されたという報告も受けております。 そこで、私が次に申し上げたいのは、ここの広域の避難所のニーズはこれであったかもしれませんが、アンケートの中に、どこに避難されたのかといったら、親戚だったり、知人宅であったり、旅館とかホテルであったという調査の中でもあります。それは私は避難所に何でも行ければいいということではないので、それはその市民の皆さんの認識の中で行動されたのかなと、それは思います。 そこで、私が申し上げたいのは、災害時に応援協定の中に、伊豆長岡温泉旅館協同組合様が、水害のときにも、市民も観光の人にも、一時避難所として提携しているわけですね。この件に関しまして、前回でもちょっとそのようなお話が出ましたけれども、旅館組合さんの中では、32あるうちの16施設が対応できますよということで、受け入れできますよということで、何かファクスを本部のほうに送ったということが私のほうで聞いておりますが、その件については認識というか、承知していたんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) たしか、観光のほうの関係でファクスが来たということは認識はしております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 観光のことで連絡があって、じゃ、その避難所の受け入れはできますよということは、一般市民も受け入れしますよということは、危機管理課のほうには連絡も届いていなかったんでしょうか。その点について、ちょっと伺いたいんですけれども。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 協定の中では、対応できるという形になっておりますので、そちらのほうに行った方もいらっしゃるかと思いますけども、危機管理課のほうとしましては、何人入ったとか、そういった情報については、申しわけありませんけども、認識はしておりません。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 私が申し上げているのは、何人入ったかではなくて、そういう連絡がそちらのほうに行っていて、それが伝わっていたのかということを伺いたかったんです。 というのは、そういう厚意でやってくださっていたものが、何らかの形で今後もこういうこと起こると思うんです。それが、連絡がうまくいかなかったと言ったら、そこのところをどうしてだったかということを原因詰めて、せっかく本部のほうに伝えているものを本部はわからないじゃ、そこは何が原因だったかという今後のこともありますので、そこのところは、ちょっと旅館組合にも、どういう方法で送ってくれたのか、そこはちょっと確認したほうが、私は今後のためによろしいかなと思いますが、その点について、どうでしょう。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) こちらにつきましても、小澤議員言われますように、もう一度確認をしながら、旅館組合さんのほうでそういったご厚意があるということなものですから、そういったことについては、周知をしていいか悪いかといったら、ちょっとこの辺は難しいところがあるかと思います。放送されまして、結局、体育館等に比べますれば、やはり旅館さんですので、施設、いいというのは、わかるかと思いますけども、これを皆さんのほうに周知して、旅館さんのほうに多くの市民の方が押しかけてしまった場合の対応というものもあるかと思いますので、この辺はなかなか難しいかとは思っておりますけども、旅館組合さんのほうのご厚意でこういった形での非常時に対する一時避難という形で受け入れをしていただいておることはございますので、今後も組合様と確認をとりながら、どういう形の対応が一番いいのかというのを検証していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ、やっぱりせっかく厚意を、旅館の皆さんも宿泊のほうを、キャンセルされたということで、おもてなしはできませんよ。大広間だけ、そこで、大広間に場所を貸すだけですよという声も伺っていたものですから、そこで、今後、もし、そういうことがあったときには、旅館の皆さんのところに入るときにも、今後、受け入れをするときには、どういう協定をされているのか、私はちょっと詳細もわかりませんけれども、そこに避難された人たちの今、私たちは、避難所へ行くと、名簿をつくって出しておりますよね。 ですので、そういう協定の中で配られている皆さんには、今後、避難所運営の中で来ていただいた方の名簿作成ということで、事前にそういうものを機材としてお渡ししておくという方法も今後必要ではないかなと思いますが、その点についてどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 言われるように、やはり旅館のほうに避難された方につきましても、一応、避難者になりますので、この辺の情報につきましては、やはり当市としましては、確認していく必要があるかと思います。 今後の対応として、そういうような形の対応をとらさせていただきます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ、その点はよろしくお願いいたします。 2つ目の自治会、区長、民生委員との連携はどうでしたかということに関しましてですけれども、先ほど10月11日に全区長に、鍵の件から、それから誘導から、施設運営から、全部放送していただいたと。そういう点では、事前に区長も連絡があったということは伺っております。また、民生委員の皆さんにも、日ごろからそういう要支援者に対しての周知もされているということで、また、5月15日には活動支援として、要支援配慮者に対しての台帳の説明とか、そういうものが行われていたと言っております。しかし、やはり、それが現実に今回はなったということでございます。 古奈区長のところには、前の日にはあけませんよ、使いませんよということがあったんですけれども、当日、アクシスかつらぎがあいていないということで、区長のところにいろいろ電話があって、区長も、ああ困ったなということだったんですけど、10時半にあきます。でも、その連絡は何もなかったということもございます。 そういうところで、あいてくれたからよかったんではなくて、やはりそういう連携の一言がやっぱりあってほしかったなということも伺っておりますので、そういう点についても、今後、連携を持っていただきたいなと思います。 それで、私が、今回、連携はどうだったのかということに関しまして、やはり自主防災の中で、避難訓練をやっております。そこで、私が一番今回言いたかったのは、職員、今まで私は避難所運営のときに、職員の皆さんはやることがある。しかし、そこは、職員に依存するではなくて、市民がしっかりとやっていかなければ、協力してやっていかなければならないということをずっと言ってきております。 そこが私も避難所に行って、避難の受付をして、かなり、私は4時ごろ行ったものですから、家の前が冠水して、その間にも、いろんな行かれるところには避難する、誘導とか、いろいろやっておりましたけれども、実際に避難所に行きました。 そこで、地域の方が、受付の方に何か手伝うことがあれば言えよ、俺たちやるからなということが、すごい声かけが多く、そして、それって、私はすごい、何て言うのかな、心強かったと思うんです、職員の皆さんも。そこで、私が今回、提案させていただいたこの市民のボランティアと職員を見分ける方法というのが係るんですけれども、確かに職員は防災服とオレンジのものがありました。私は避難所の中で、まず、知り合いの方から、避難所にいる方に声をかけました。 やっぱりそこには、高齢者の方で手術をなさった方とか、心臓が悪かった方とか、いろんな方がいたので、一人一人に声をかけて、大丈夫、姿勢を変えるとか、薬を持ってきたかと言って、私は歩いておりました。 しかし、私も防災服着てたんですけど、あなた誰みたいな、やはり思うわけですよ。まだまだ私も皆さんに知られていないという部分もありますけど、それは仕方ない。私は一市民として動いておりましたけれども、そこで、やはり一般市民の皆さんの中で、この人はこういう防災に、かかわっているんだ、そういう人なんだ、安心なんだということがやっぱり一目見える、そういうものを私は欲しいとつくづく思ったんです。私はこうです、ああですなんていうことはなく、もうそれを一目見れば、ゼッケンの中に、これはもう市民のボランティアです。何とかですとかというものがあれば、本当に非常に避難所運営が私はスムーズにいったのかなと思ったものですから、市民のボランティアと職員を見分ける方法として差し込みゼッケンベストを用意する考えはということで、答弁で、一般の人にも用意をする、設定をするお考えがあるということですけれども、その点について伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 先ほど市長答弁でもございましたとおり、腕章にするものなのか、ベストがいいものなのか、この辺につきましても、検証していく必要があるかと思います。 また、先ほど、名簿等ということもございました。いざというときにつきましては、下手すると、職員も被災している場合がございますので、職員が行きつかない場合もございます。そういった場合につきましても、避難所運営がうまくできるようにというんですかね、良好な運営ができますように、避難所の運営マニュアルですとか避難された方の名簿、こういったものを一式用意して、各施設、こういうところに常備、設置していくような形で今現在、考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) ぜひ、それを活用していただければ、市民も運営のときにはできると思います。 先ほど、答弁の中で、自治会からもし購入申請に対しての補助の考えはというところで、先ほどいただいたんですけど、すみません、聞き漏らした、書き切れなかったものですから、もう一度説明していただいてよろしいですか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 自主防災会で要する資機材、こちらにつきましては、現在、防災資機材整備事業の補助金がございます。この事業につきましては、先ほど申しました5月15日ですか、このときに、各自主防災、また、区長様方がいらしたところには区長様方にこういった補助金がございますということで、活用していただいております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) それでは、もし、申請をすれば、補助をしていただけるということですけれども、防災備蓄ベストにも、いろいろございます。ちょっと高いものから、本当に防災の本当に簡易的な、もう100枚で2万5,300円という、1枚253円から1枚1,650円というランクがあると思うんですけれども、この補助率みたいなものは、区に対しての補助率はどのようになっていますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) 資機材の関係であります。 やはり市のほうの予算も限りがございます。運営のほうの関係での補助金、また、資機材のほうの購入に対する補助金、こちらにつきましては、区の人口割ですとか、そういった形で運営費は持っております。 ただ、資機材につきましては、各地区の必要なものにつきまして、高いものにつきましては、その年度で購入することができないものですから、事前にこういったものを買いたいと、10万円以上のものですね、特に。こういったものにつきましては、事前に、危機管理課のほうに要望というんですか、してくださいということはお伝えしてございます。 ただ、先ほど言われたように、ベストという形でいきますと、そんなに高いものではないというふうに私は思っておりますので、すぐ購入できるじゃないかと思っております。 ただ、これにつきましても、あくまでも補助金ですので、期日がございますので、それまでに申請していただかないと、今後買いたいと言っても、また、次年度になってしまうという形が考えられます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 説明いただきましたので、確かに区のほうから要望で、自主防災に対しての要望というのは私も聞いておりますけれども、せっかくこのように、ベストを用意するお考えがございますので、実際、今回の被災、被害があった中で、これも区長さんのほうとか、皆さんのほうに周知をしていただいて、ぜひ、その避難所運営に役立ててほしい。また、地域の中の防災のときにも、こういうものを利用して、実際にもう、持っておられる地区もありますよね。実際には。 水防訓練でやるときにはそれを着ている地区も、私も承知しております。しかし、せっかくこのようにしていただく、その目的は、やはり行政と一緒になって、区でも一緒に運営をしていくという一つのものですので、そこはしっかりと区長のほうに情報を提供していただきたいと思います。 これ、意見です。 そして、次の4番目の避難所開設時に伊豆の国市避難行動要支援避難支援計画、これ本当にすばらしいもので、私も運営していくのに、どうするんだということで、いや、この計画書をつくっていきますということで、これは平成30年10月にでき上がっております。 しかし、これ、本当にいいんです、私も、これよく見て、すごくできているなと思います。しかし、今回、これをやはり実際、避難運営の中にあったときに、確かに前の日のときからやっていますけれども、先ほど私も言いましたように、避難所に行ったときに、やはりいろんな方がいたんですよ、それは仕方ないのかなと思うんですけど、でも、その受け付ける職員であったり、また、市民の皆さんの中の意識が、ああ、こういう要支援の人たち、そういう人たちも優先しなきゃという意識があれば、もっと私は違ったんではないかな、行政になぜできなかった。こういう考えはなかったのではなくて、そこはないんだったら、市民もそういう考えがないからですよ。私はそこは自助ということでありますけれども、熊本に2018年に視察に行きました。被災があった1年後です。そこで言われたことは、こういう計画をつくっていたんだと。しかし、何がうまくいかなかったと言ったら、やはり職員と市民に周知をしていなかった。私はその言葉がやっぱり忘れずに視察に行ってきたときを、もう一度見ました。やはりそこだと思うんです、今回のこれは。 やはり、職員の皆さんも一生懸命汗をかき、やっておられた。しかし、この支援計画というのは、そこの福祉事務所であり、市民課でやるんではなくて、やはり、日ごろ、こういう避難支援の計画、設置をする避難所運営をするというものに対して、やはり、職員も、それから市民も、やはり意識を持ってやっていくことが私は今後の避難所運営には欠かせないものだと思いますけど、その点についてどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) 小澤議員のおっしゃるとおりだと思っています。 今回、自主避難所であり、広域避難所のほうに配置された職員につきましては、その職員ばかりではないんですけれども、毎年行われています総合防災訓練の中で、避難所訓練というのを毎年やっております。その中に職員も入って、今回、南小でやった訓練に参加した者が、その訓練をやっていて、今回、避難所に配置されて本当によかったという声も聞いておりますので、確かに市民に周知も必要ではあるんですけれども、職員がまずどのような行動をとるかというところを、まずマニュアルなり、そういう形で職員がまず訓練に参加するということが大事だと思います。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 福祉事務所長が言われたように、職員も初めてのことというか、パニクっている部分もあります。そこで、やっぱりこういうものが入っていれば、いろんな人に指示を出せると思うんです、現場で、市民に。市民だって、今回は、皆さん元気ですよ。その中で、声をかけて手伝うことあるか、何とかと言ったって、もうある程度、設営されているので、そして、アンケートに言われていたことが、市民の皆さんが不満を言うのかなと思っていたら、逆だったんですよ。避難所運営というか、避難をして気づいたことが、2カ月の赤ちゃんがいたと。それから、高齢者の方もいた。いろんな中で、これは一緒にいたらいけないんだなということも気づいた。アンケートの中に書いてあるんですよ。 それはどうしたらよかったのかということも、若い人たちは、今まで避難訓練とか行っていても、真剣でなかったと。私はこのアンケートをとったことによって、意識が物すごく市民の皆さんが変わったんだなと。私は今がこのチャンスの、このときに、もうちょっとずれるんですけど、アンケートをとって、やはり市民の声を聞き、そういう声も、私は把握することも大事だな、アンケートをとると、どうしても、苦情であったり、批判的なものがあるかもしれないですけども、私のとったところは逆に、ああって、意識がすごいんだなということが、私はわかったものですから、こういうものは、やはりちょっと皆さんにアンケートをとって、今後の運営、避難所運営をするのに、すごく役に立つのではないかなと思ったものですから、この避難計画、職員はもちろん、部署もかわります。そういうときに、やっぱりこれを何かの研修でやっていただきたい。そういうお考え、どうでしょうか。そうすれば、私はこういう知識があることによって、やはり向かい方が大分違うと思うんです。 それで、市民に対しての支援の仕方も随分できると思うんですね。もう来たときに、あなた元気ですね。じゃ、こういうことをお願いしますと、あるところではもう強制的に、じゃ、これはやってくださいねということで、もうどんどん市民を仕分けしてやっていたという自治体もあるということを、私もちょっと伺っております。あ、それすごいなと思ったんですね。 ですので、やはりそこが私は共助と自助のそういう市民のものが共助になり、そして、運営ができる。安心して、皆さんがあそこへ行けば、こういう姿勢になっているということがわかることが一番だと思っております。 ですので、職員に対しての研修みたいなものは、計画していく予定は、再度聞きますけど、ございますでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(吉永朋子君) その計画にのっとってということよりも、全体的に避難所の運営訓練というのはやっていかないとならないと思うんです。 確かにそこにまずは受け付けをして、そういう支援が必要な方がいらっしゃれば、区分けをして、そこに行っていただく。そういう訓練が、やはり今まで、避難所の訓練の中にはあったかと思うんですけれども、それに職員全員が出ているわけではありませんので、そういうところから、計画というよりも全体の中で、そういう避難所の訓練はやっていかなければいけないと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 今、福祉事務所長がおっしゃってくれたんですけど、私も、少し書いてございますけど、避難所運営ゲームというのが、HUG、ご存じだと思いますけれども、それ、女性講座でやりました。それで、140枚ぐらいのカードがあって、紙面に、体育館があり、教室を2つだけしかありませんよという紙上の避難訓練です。紙上というのは紙の、ペーパーの。それをやって、私は本当に目からうろこだったんです。もう次から次へといろんな指示を出され、そこをどういうふうに運営していくのか。 例えばトイレが3基来ました、そのトイレどこ置きますかといったときに、私たちは事前に学んだことは、女性は、トイレが男性の倍要るわけですよ。そうしたら、3台あるうちのどういうふうに仕分けするかといったら、1台は男性、2台は女性、じゃ並べるのかと。いや、並べるんじゃないよ、やはり非行であったり、女性に対しての配慮というものがあれば、離すんだよと。そういうことをそのHUG、ゲームの中で学ぶわけですよ。何歳の人が来ました、この人たちをどういうふうにして避難させますかという、それを私はもちろん、私たち議員も、私は経験しなければ、それは推進していくべきだなと。私は今、地域の中にそれをやることによって違うんではないかということを訴えていますけれども、職員の皆さんにも、やっぱりそれを体験していただく、もうやっている方もいらっしゃるかもしれない。それをやることによって、もう本当に意識が変わると思うんです。その点についてどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 危機管理監。 ◎危機管理監(神田稔君) その点につきましては、小澤議員言われるように、これはもっともなご意見だと思っております。 市のほうの職員に対しましても、HUGばかりではなくて、DIG、いろんな形の防災に関する知識、こういったことの防災への教育というんですか、これはしていかなきゃならないと思っています。 あわせて、市民の方々においても、同じような形の目線になっていただかないと、なかなか今度は共助という形の中での対応はできないかと思っております。 さまざまな機会を捉えまして、防災教育というのは職員に対しては実施していきたいなというふうに考えておりますけども、何分、職員に対しましても、いろんな各業務等ございますので、防災訓練のときが主になってしまっているのが実情ではございます。 今回、地域防災訓練におきましては、一般の職員につきましては、各地域の避難訓練に参加しろという指示を出しております。その中で、職員が学ぶことも多々あるかと思います。 先ほど議員が言われたように、各地区で、地区単位でのDIGというのをやっているところも承知はしております。こういったことが各地区でもっと広がっていっていただければ、市民の防災意識に対する高揚がますますできるんじゃないかとは思っております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 危機管理監が今、おっしゃっていただいたことは本当に大変ありがたいなと思います。 先ほどのジャケット、ベストに加えて、区の連合のほうに、そのこともお伝えしていただきたいと思います。 それは、何がといったら、やはり皆さんと一体となってやる。それぞれの力が軽減されるからです。ですから、運営がうまくいくためには、みんなで力を合わせてやっていくという意識を持っていかなければ、絶対にだめだと思います。 自助ということでずっと言っていながらも、やはり何を持っていくかということが。これは後で言うことでした、大変失礼いたしました、そういうことです。 やっぱり自助であり、その自助が本当の自助は何だということが市民の皆さんに浸透していくためにも、ぜひそのことは進めていっていただきたいと思います。 今回、そのアンケートに関しましては、今、やることはないとおっしゃっておりました。私は、市民全部にやれとは言っておりません。何かの機会、要は、高齢者がそのサロンに行ったり居場所づくりであったり、子育てのお母さんたちであったり、いろんな場面の中で、そういう聞き取りするようなことでもいいですし、それがこういうふうに面と向かってやると、やっぱり苦情とか、そういうことになってしまうと思うんです。でも、紙面にしてみると、意外と冷静に書いてくれるんですよ。やっぱりそこの視点というのは、いろんな角度から、私は市民の声を聞くということは、今後の避難所運営にも役に立つと思いますので、今はそういう考えはないと言っておりますが、何らかの形で進めていってほしいと思います。 また、私のほうの町内会のほうでも、最初400世帯の中の30%が2週間で解消されましたが、その後、どんどん、まだまだ出てきているということがございますので、また、先ほども地区のそういう防災のアンケートに対して、参考になれば見せていただきたいというご答弁の中にございましたので、ぜひそれは目を通していただきたいと思います。それは意見として申し上げておきます。 次に、今回、私が一番やりたかったことが、その言葉の表現が大変申しわけないなと思っているのが、女性の視点を生かした(仮称)市民女性防災チームとうたってしまったんですけれども、先ほど市長も、地域防災の中で、現場で女性の皆さんが積極的に参加してやってくれれば本当にありがたいなということで、私も本当にそうなんですけれども、今回、私の目的は大変申しわけなかったんですけど、消防活動するようなチームではなくて、先ほども言ったように、いろんな立場で小冊子をつくってほしいというのが、私の今回の一番のお願いです。 確かに、いろんな防災のハンドブックであったり、ここにもあります。とにかく、いっぱい書籍はあります。そして、ハザードマップのところにも、何を持っていくかというの載っております。 しかし、いざ、持ってくるときに、その市民の声を聞いて、一緒に避難するときに、ねえ、小澤さん、私は、いざ持ってくるときに、何を持ってきていいか、もう本当わかんなかったと。何かで、見たことはあったと、それが、いろんな方たちから、2カ月の赤ちゃんを連れた方も、いざ出るときには、何かまごついてしまって、30分も遅くなっちゃったんですよとか、いろんなことを言っていたんですね。おっしゃっていたんですよ。それで、じゃ、何がいいのかと言ったら、とりあえずはこの乳児であり、障害者であり、高齢者であり、アレルギー体質のそういうような人たちの災害の持ち出し品、備蓄に関して、わかりやすいものを提供して、それで、私は提供するだけではなくて、作成をするだけではなくて、それを常に周知、活用する提案としまして、高齢者のサロンや居場所、健康体操、それとか子育ての皆さん、集まるときに必ず持ってくる。持ってきて、そういう会が始まる前に、皆さんこういうときにはこうですよねということを毎日、毎日、やるたんびに繰り返しをするための小冊子、そうすれば、先ほどから市民に周知をさせていきたいとか、市民の自助をもう少し強化したいとか言っている中の高齢者であり、いろんな人が繰り返しなんですよ、覚えていくのに。やっぱりああ、そうだそうだ、行くときにはこれを持っていけばいいんだ。その中に書いてあるんだというものが、日ごろから、活用するものをつくることはできないかと、そういうことで私は申し上げているんですけど、私のこの思いを聞いて、どうでしょうか。 市長、女性講座でも、しっかりと力を入れていただいておりますけど、私は、女性講座を受けたことによって、こういう視点を物すごく強く感じて、今まで活動しておりますけれども、市長のご見解というか、お考えを伺いたいと思います。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 市長。 ◎市長(小野登志子君) 大変いいアイデアだと思います。この小さいもので、わかりやすくということは、全く大事なことで、あの大きなものを持って歩くことはできない。確かにあれには書いてあるんですよ、こんなものを持っていってくださいねというのは。でも、そこを開くのも難しいことなんだなというふうには思い、また、これはもうぜひやっていただきたいんだという形でいいんだよね。 これは、ここに女性チーム、いいですよ、この女性の各自主防の中に女性チーム、そして、それが組織的に希望者でまた、別にチームとしてやって、この編集その他をしてくだされば、こんなに画期的なすばらしいことはないと、このこと、本当にお願いしたいなと思っております。 各この自主防でも、最近は大変に熱心になってきたところもあるんですよね。そういう中でも、例えば、小坂の赤いチームですけど、赤いユニフォームの。女性が残念ながら1人も入ってもらえなかったということを聞いていますから、そちらにまずは所属して、そして、その方たちでチームをつくっていただいて、実はこの今おっしゃったようなことというのは、本当に、常に議員がおっしゃるように、女性の視点であると思います。 わかりやすく、みんなに伝えていくということは、そこが一番得意なところではないかと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 当局のほうではなく、市民の中でやってほしいという市長のお考えでございます。 この点については、こういう話をしたときに、この関係する人たちが、もうぜひやりたい、やってみたい、やらなきゃいけないよねということを私も聞いておりますので、何らかの形でできればいいかなと思っております。 残り5分でございますが、3つ目の温泉地の魅力づくりについてでございます。 先ほど、源氏山安心・安全な整備がされているのかということにつきまして、掃除をやっている、ごみの収集もしている。それは私もよく源氏山に行きますので、承知しておりますけれども、しかし、最近ちょっと、大変汚れが強いんではないかなということと、それから、先日、30名の三島から来た体力づくりをするんだということで、七福神めぐりをされた方、それから、市内の中の韮山の方でしたか、20名ぐらいの方、50名ぐらいの人とちょうど偶然会って、弥勒さん、お弥勒様の上がっていく、西琳寺さんの上のほうなんですけど、あそこに美女桜が倒れておりまして、その上の弥勒さんの看板のところにも、倒木されて、被災から1カ月たっておりました。そこの部分で、撤去をしてほしいということでお願いしたんですが、その後、どうなったでしょうか。撤去。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 都市整備部長。 ◎都市整備部長(西島功君) 源氏山のほうは、先ほど答弁にもあったとおり、頂上付近の公園に関しては、都市計画課で管理しております。 この遊歩道に関しましては、その公園管理の中に通常の毎日のそういう中には含まれておりませんで、なかなかこの倒木を発見することができなかったということで、正直言いますと、小澤議員からの報告で倒木があったことを知ったということでございます。 これが、11月19日に議員よりお知らせいただきまして、21日に業者のほうに撤去の依頼をしたということで、29日には撤去が完了しているということでございます。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 早速の対応ありがとうございました。 美女桜が倒れているというのは、ちょっとショックだったんですけれども、そこには何を申し上げたかったといいますと、やはり大変多くの観光客が回っている中の安心・安全という中で、確かにその山頂の付近であったりするところは、パトロールができるけれども、ほかのところはできない。 しかし、旅館組合の方に聞きましたら、台風の後に、2日後には、もう全部の七福神も回ってきたそうです。それで、スタンプも確認して、倒木のことも、一応ちょっと、観光課のほうにも報告していたんだけど、今の時点ではなかなか市の者は大変だから、ちょっと言うのはやめようかななんていう、遠慮していた部分がございましたけれども、やはり市民にとったり、観光客にとっては、安心・安全なことが第一ですので、今後も、今の予算ではなかなか思うようにはいかないということも伺っていますけれども、今後、やはりそこの部分は強化していただきたいと思います。 先ほど、もみじ公園の今後の中で、今までいろいろやってきたと。そして、ディスティネーションキャンペーンでも、先日、推進委員の人たちがということで、新聞のほうに4月か6月に開催されますということですけれども、ディスティネーションキャンペーンのアクションプランみたいなものは、何か、源氏山とか、あの周辺では考えているんでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) DCにつきましては、現在、計画中ということで、それとは別に、現在、観光課のほうで魅力的な観光地域づくりを目的に、観光地エリア景観計画というものを策定しております。 その中で、源氏山の整備ですとか温泉街の街路照明等の整備など、そういったものを上げております。 そのもみじ公園につきましては、前に、小澤議員の一般質問でもお答えしましたが、ここを活用してイベントをやりたい市民組織なり団体がございましたら、市のほうでバックアップをしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 全くそのとおりで、私も市民のほうの活力があれば、市のほうも応援しますよということは伺っております。 しかし、私が申し上げたのは、温泉まんじゅう祭であったりとか、いろんな狭いあそこのアクシスかつらぎの広場ではなくて、そういう広いところに転出していく、いろんな問題があると思いますが、そういうイベントなんかを、やはりそういうところにいきますと、やはり旅館に泊まっている方たちが、歩いて来られるんですね。 この間の竹灯籠のときも300人ぐらい、もう火をつけたいんだという、浴衣の方たちが見えたときは、私はもう本当にうれしかったです。 やっぱりそういうことも考えて、そういうイベントもあったりするところに、やはり人がいるところも大事だと思うんですよ。源氏山のあそこの周辺から広がっていくという、そういうふうな方針で今後考えて、私も地域の市民の皆さんと一緒に活動しますけれども、市のほうの考え方としても、今度はあそこでちょっと何かやってみようという、鵺踊りであろうと、いろんなものがあったときに、そういうふうなあやめ御前の供養塔があるわけですから、そこで鵺踊りだったら、まさにぴったし合うわけじゃないですか。 そういう発想を提案を観光協会のほうにもしていただいて、やはり皆さんが楽しんで、そしてあの公園を十分に生かしていくということが、やはり私はいいことかなと思いますので、ぜひ、そういうことに目を向けていっていただきたい。その点についてどうでしょうか。 ○議長(古屋鋭治君) 答弁を求めます。 観光文化部長。 ◎観光文化部長(半田和則君) 小澤議員のおっしゃるとおり、そういった観光面に活用していくことは、十分これから検討していきたいと考えております。 特に、観光協会ですとか温泉旅館組合などと連携して、事業を進めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(古屋鋭治君) 11番、小澤議員。 ◆11番(小澤五月江君) 多岐にわたって避難所運営の課題と今後の対応について、また、女性の視点での小冊子をつくる。それから、もみじ公園、源氏山を活用した観光資源、そういうものに対して質問させていただきましたが、これから、やはり市民と行政と一体となり、また、私たち議員も一緒になり、取り組んでいくことを私は改めて感じましたので、私の質問を終わらせていただきます。 ありがとうございます。 ○議長(古屋鋭治君) これにて11番、小澤議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(古屋鋭治君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、12月12日木曜日午前9時より開会をいたします。この席より告知をいたします。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。 △散会 午後零時07分...