御前崎市議会 > 2021-09-09 >
09月09日-03号

  • "阿形議員"(/)
ツイート シェア
  1. 御前崎市議会 2021-09-09
    09月09日-03号


    取得元: 御前崎市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-19
    令和 3年  9月 定例会          令和3年9月御前崎市議会定例会議事日程(第3号)                          令和3年9月9日(木)午前 9時00分開   議日程第 1 一般質問    3番  鈴木 克己             12番  阿形  昭              2番  二俣 秀明              6番  齋藤 佳子              5番  丸尾  忠〇出席議員(14名)   2番  二 俣 秀 明 議員       3番  鈴 木 克 己 議員   5番  丸 尾   忠 議員       6番  齋 藤 佳 子 議員   7番  名 波 和 寛 議員       8番  櫻 井   勝 議員   9番  渥 美 昌 裕 議員      10番  河原﨑 惠 士 議員  11番  植 田 浩 之 議員      12番  阿 形   昭 議員  13番  齋 藤   洋 議員      14番  大 澤 博 克 議員  15番  増 田 雅 伸 議員      16番  阿 南 澄 男 議員〇欠席議員(1名)   1番  川 口 純 男 議員                                           〇説明のため出席した者     市      長     栁  澤  重  夫     副   市   長     鴨  川     朗     教   育   長     河 原 﨑     全     監  査 委  員     加  藤  英  男     総  務 部  長     鈴  木  雅  美     危 機 管 理 部長     山  本  正  典     兼 危 機 管 理監     市 民 生 活 部長     大  澤  和  也     健 康 福 祉 部長     齊  藤  芳  樹     建 設 経 済 部長     山  崎  雅  樹     教  育 部  長     長  尾  詔  司     病 院 事 務 部長     村  松  光  浩     消   防   長     早  田  和  弘     会 計 管 理 者兼     松  下  美  明     会  計 課  長     総  務 課  長     髙  塚  高  寿     エ ネ ル ギ ー     齊  藤     誠     政  策 課  長     建  設 課  長     本  杉     英     都 市 政 策 課長     阿  形  正  巳     農 林 水 産 課長     沖     寿  弘     商 工 観 光 課長     榑  林  昭  彦     社 会 教 育 課長     小野田  明  人     学校給食センター     植  田  佳  浩     所      長                                           〇職務のため議場に出席した事務局職員     議 会 事 務 局長     鈴  木  弘  康     書      記     池  田     覚 ○議長(増田雅伸議員) 皆さん、改めまして、おはようございます。 議員各位には昨日に引き続きご多用な中をご参集いただき、誠にありがとうございます。 ただいまの出席議員は14名です。 △開議の宣告 ○議長(増田雅伸議員) それでは、これより令和3年9月御前崎市議会定例会第14日目の会議を開きます。          〔午前 9時00分 開議〕 △諸般の報告 ○議長(増田雅伸議員) これから諸般の報告を行います。 川口純男議員より欠席届が提出され、本日欠席をしております。 これで諸般の報告を終わります。 △議事日程の報告 ○議長(増田雅伸議員) 本日の議事日程は、お手元に配付のとおりであります。 △一般質問 ○議長(増田雅伸議員) 日程第1、昨日に引き続いて『一般質問』を行います。 通告に従い発言を許します。 初めに、3番、鈴木克己議員。          〔3番 鈴木克己議員登壇〕 ◆3番(鈴木克己議員) 通告に従いまして一般質問を行います。 太陽光発電は脱炭素化社会の実現には欠かせない再生エネルギーの中心的な存在ですが、御前崎市の太陽光発電施設建設については、悪質な事業者の無秩序な立地及び行動により、地域住民、立地町内会から災害の発生、景観の悪化を懸念する声が多く上がっており、深刻な状況が起きています。 6月議会において私は、あらさわふるさと公園と展望台との間の茶園荒廃地に建設が計画されていた営農式太陽光発電施設に関して、御前崎市の条例の未整備がトラブルを引き起こしていると指摘し、法整備を早急に整えるように求めました。悪質な事業者は規制の緩い地域を狙って進出してきます。事実、朝比奈地区の事業者説明会において、事業者が御前崎市は規制が緩いからやりやすいといった趣旨の本音の発言をしました。  幸いにもあらさわふるさと公園の営農型太陽光発電施設建設問題については、農業委員会の良識ある対応により農地法第3条及び第5条申請を不承認としていただき、一応解決のめどは立ちました。日照時間が長く、太陽光発電に有利な土地柄も緑豊かな田園風景も地域特有の資産であります。したがって、地域住民と共生できない事業は受入れできないのは当然のことであります。 地域住民とトラブルを起こす太陽光発電事業は、明らかに不条理な問題のある事業ですので、行政の太陽光発電施設や、景観に関する法整備がされていれば、朝比奈地区の太陽光発電施設トラブルにおいて管理会社のグランパークあらさわ、地区センター、町内会、農業委員、環境対策委員会を中心に、コロナ禍の中、危険を冒して会合を重ねることなく済んだ問題だったと思います。 8月11日の静岡新聞に「太陽光計画、環境悪化に懸念」という題目で、白羽地区においても悪質な太陽光発電事業者が地区住民を不安に陥れている太陽光発電施設問題があるとの報道がされました。私も現場を確認しました。太陽光パネルの日当たりを確保するために、利用者の多い道路沿いの傾斜地の不法伐採が行われ、伐採された木々が傾斜地にうずたかく積み重なり、風雨により木が道路に滑り落ち、走行中の車を直撃する事故が懸念される状態で放置されていました。 国の天然記念物白羽の風蝕礫産地の指定区域の木々が一部伐採され、また地元住民との工事着工の事前協議のないまま山林を伐採するなど、やりたい放題であります。地域との共生など全く無視しています。まさに今だけ、金だけ、自分だけのブラック企業のやり口であります。佐倉地区においても、太陽光発電施設の土砂が豪雨により隣接道路に流れ出て、パネルの基礎部分の土砂も陥落しており、危険な状態の発電施設もあります。これらは氷山の一角で、今後このようなトラブルは増加の一途をたどると予想されます。 市長にお伺いいたします。市長は8月20日の定例記者会見で、無秩序な太陽光発電開発を防ぐために、太陽光発電施設の設置に関する条例を制定する意向を明らかにしました。多くの市民は条例が形だけの骨抜き条例になることを危惧しています。6月議会で制定を求めた景観条例及び今回表明されました太陽光発電条例の内容と進捗状況についてお伺いいたします。 再質問として、現在生じている朝比奈、白羽、佐倉地区などの太陽光発電施設トラブルに関して、解決に向けて市としてどのような対応をしていただけるのか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(増田雅伸議員) 栁澤重夫市長。          〔市長 栁澤重夫登壇〕 ◎市長(栁澤重夫) それでは、鈴木議員のご質問にお答えします。 まず、太陽光発電施設の設置に関する条例の内容と進捗状況についてでございますが、現在太陽光等の再生可能エネルギー発電事業に関する条例の制定作業を進めているところであり、年度内の制定を目指しております。なお、条例の内容につきましては、事業者の責務を明記することや、災害防止、自然環境の保全のため事業の抑制地域を定めることなどを考えておりますが、詳細につきましては、案がまとまった段階で改めてご説明をさせていただく予定でございます。 次に、景観条例の内容と進捗状況についてでございますが、さきの6月定例議会における答弁のとおり、景観計画の策定と景観条例の制定に向けて調査研究を行っているところでございます。計画の策定におきましては、住民、関係団体の意見を反映させるために必要な時間を要するものと考えております。なお、条例の内容につきましては、景観重要区域の設定や景観法に定める行為の制限などを定めていく必要があると考えております。 以上、鈴木議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 3番、鈴木克己議員。 ◆3番(鈴木克己議員) 景観条例についてはあまり進捗状況はないように感じます。ただし、太陽光発電施設に関する条例は年度内に制定を目指していただけるということですから、かなり進展しているのではないかと思います。 しかし、私が再質問として挙げました太陽光発電施設トラブルに関しての問題なのですが、白羽地区ではかなり重要な問題になっていると思います。これはかなり交通量もあるのですけれども、道路沿いの斜面に切った木が横になり、枝がうずたかく積み上げてあります。ですので、そういった問題に関しては迅速に調査をして、早急に対応していただきたいと思います。事故が起これば行政の責任も当然問われると思います。 特に白羽地区の問題に関しては、今後台風シーズンが到来しますので、強風にあおられて斜面に積み上げられた木が道路に崩れ落ちてくるというようなことが十分考えられますので、その辺はよろしくお願いしたいと思います。 次に再質問ですが、エネルギー政策課長にお伺いいたします。地球温暖化の影響で台風の接近や上陸が頻発する中、スーパー台風の猛烈な風による災害リスクを強く訴えるために、気象庁は風の指標に風速50メートル以上を新設しました。太陽光発電施設については寿命後のパネルの廃棄の問題があります。太陽光パネルの法定耐用年数は17年です。会社が倒産、清算となれば、老朽化した太陽光パネルがそのまま放置されることになります。パネルの種類によっては有害物質である鉛、カドミウム、セレンなどが含まれています。これらの有害物質が流出、拡散するおそれもあります。 加えて、近年多発する自然災害で太陽光パネルが強風に吹き飛ばされたり、発電施設のある斜面が豪雨で崩落したりする事例が相次ぎ、二次災害や環境破壊が全国的に起こっています。異常気象により想定外のリスクが生じています。これらに対して責任を持って対処、補償できる、資金力のある企業でないと、太陽光施設ができる近隣に住む住民は不安であります。事業者の信用状況を完璧に調査、審査する必要があります。 また、市内には良心的に太陽光発電施設設置を手がけている事業者もたくさんあります。彼らの意見も参考にして条例制定をお願いしたいと思います。 問題は外から入ってくる業者です。ガイドラインとの違いと悪質な事業者を排除し、市民の安全を守る条例の骨子についてエネルギー政策課長にお伺いいたします。 ○議長(増田雅伸議員) 齊藤誠エネルギー政策課長。 ◎エネルギー政策課長(齊藤誠) 鈴木議員の再質問にお答えします。 まず、ガイドラインとの違いでございますが、ガイドライン太陽光発電施設の設置における指針、条例は地方公共団体が法令の範囲内で定める社会規範でございます。ガイドラインとの違いについては、遵守する義務があるかないかの違いでございます。 なお、条例の内容でございますが、先ほど市長の答弁にもございましたが、現在作業を進めているところでございます。事業者の責務の明記や事業の抑制区域を定めることなどを考えておりますが、詳細につきましては、案がまとまり次第ご説明させていただく予定でございます。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 3番、鈴木克己議員。 ◆3番(鈴木克己議員) まだ案を練っている段階ということなものですから、ここで最後に条例制定の留意点について私のほうからお願い申し上げます。 コンプライアンスとは、法令や規則、社会的規範や倫理を遵守することです。コンプライアンス意識のない企業は反社会的企業であります。現代の企業はESG経営が求められています。社会的に認められた企業は環境、社会性、ガバナンスを重視した経営を実践しています。ガバナンスとは、社会的信用を得るために健全な経営を目指した企業自身による管理体制を構築することであります。悪質な事業者は規制の緩い、行政力の弱い地域を狙います。悪質な事業者の太陽光施設建設を阻止するためには、私権の制限まで踏み込んだ条例の制定が必要であります。私権の内容及び行使は、公共の福祉に合致し、信義誠実の原則に従わなければなりません。いわゆる信義則の原則であります。それを害する者は私権の乱用であり、許されないと現代民法の指導原理として、民法第1条第2項に記されています。厳しい条例を制定すべきだと思います。悪質な事業者は条例で排除できます。早急な条例制定を望みます。 加えて、御前崎市には航空自衛隊分屯基地浜岡原子力発電所があります。外国資本の悪質な事業者も多いと聞いています。安全保障上の問題も考慮した上で規制を強める必要があると思います。市民の安全、安心のために奉仕するのが行政機関です。忘己利他の精神をもって市民に奉仕していただきたいと思います。 現在起きている太陽光発電施設トラブルの解決と条例の早急の制定をお願いして、私の一般質問を終わります。 ○議長(増田雅伸議員) 次に、12番、阿形昭議員。          〔12番 阿形 昭議員登壇〕
    ◆12番(阿形昭議員) それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。 多くの市民が街路樹伐採に反対する中、伐採工事は強行されてしまいました。街路樹を切られた歩道は照り返しが強く、夏の厳しい暑さを感じました。また、中学生の自転車マナーが悪くなり、自転車で4列走行する生徒たちも現れました。 6月議会で伐採理由は津波避難路の確保のために伐採するという答弁がありました。何人くらいがこの避難路を通ると想定しているのでしょうか。これが1点目の質問です。 次に、小中学生の交通事故との関連について質問いたします。2018年から2020年までの3年間で伐採区間の通学時の交通事故は、中学生の交通事故1件だけでした。小学生の交通事故はありません。これは、小中学校から学校教育課に報告のあった交通事故報告書によるものです。3年間で交通事故は1件だけ、本年2月12日の予算決算審査特別委員会で市長は、大山不動尊から浜岡中学校に向けて下り坂になっているので大変事故が多発している、都市政策課長からは、登校時に事故が多発しているという話がありました。下り坂のイメージ、そして朝の忙しいイメージでたくさんの交通事故が発生していると誤った認識をしていませんか。実際には3年間で交通事故は1件だけです。しかも、平らな場所で出会い頭の事故です。街路樹が原因ではありません。歩道の幅も関係ありません。 最後に、伐採の地区要望書についてお伺いします。2人の町内会長は、市役所職員が要望書を持ってきた、業者が要望書を持ってきたと言っています。6月議会で市長は地元の要望と言っていますが、実際は市役所や業者が要望書を持ってきたので、地区要望とは言えないと思います。これは市役所の要望、業者の要望です。要望書を制作したのは誰ですか。また、担当課は都市政策課ですが、建設課が受付をしています。なぜでしょう。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(増田雅伸議員) 栁澤重夫市長。          〔市長 栁澤重夫登壇〕 ◎市長(栁澤重夫) それでは、阿形議員のご質問につきましては、現在係争中の案件でございますので、法廷の中で明らかにしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 6月議会に続いて今回も都合の悪いことは答弁を避けている、そのように思いました。 都市政策課長に質問します。一番初めの質問で、何人くらいなのか、具体的に質問しましたけれども、大体5,000人くらいなのか、1万人くらいなのか、人数をお答えいただきたいと思います。 ○議長(増田雅伸議員) 阿形正巳都市政策課長。 ◎都市政策課長(阿形正巳) ただいまの阿形議員の再質問でございますが、市長の答弁のとおりでございます。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 避難地ができた頃、10年くらい前ですけれども、浜岡中学校の避難訓練を見ました。9月1日、浜岡中学校の生徒たちがおよそ600人が問題なく大山不動尊の北にある避難地に向かっていました。しかも、両側にある歩道の片方の歩道で問題なく600人が歩いていました。大体どれくらいなのか、想像してこういうものは考えるべきだと思います。 都市政策課長にお伺いしますが、この逃げるイメージ、避難しているイメージ、どのようなイメージを持って伐採に至ったのでしょうか。都市政策課長お願いします。 ○議長(増田雅伸議員) 阿形正巳都市政策課長。 ◎都市政策課長(阿形正巳) ただいまの阿形議員の再質問でございますが、市長の答弁のとおりでございます。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 都合の悪いことは答弁しない、裁判を隠れみのにして答弁しない方針みたいですけれども、この伐採問題についても切ることをあらかじめ決めてしまって、その後理由づけをしているような気がします。その思い込みで不必要な公共事業が行われています。 交通事故との関連についてお伺いします。裁判を隠れみのにして市長は答弁を避けていますけれども、ここに被告の御前崎市長からの答弁書があります。その中にこう書いてあるのです。交通事故の発生の有無あるいはその内容の関連性を挙げるが、これもやはり上記と同様で、その是非は政治的、すなわち議会においてその是非が問われるべき性質のものと考えるということで、裁判ではなくて、交通事故に関してはこの議会でやってくださいという被告の市長のほうからの答弁書がありますので、ぜひしっかり答えていただきたいと思います。 都市政策課長にお伺いします。2月12日の予算決算審査特別委員会で交通事故が多発しているという発言がありましたけれども、これは実際私が調べてみると1件だけでした。多発している、実際調べたのかどうなのか、原因や場所、その点を都市政策課長にお伺いします。 ○議長(増田雅伸議員) 阿形正巳都市政策課長。 ◎都市政策課長(阿形正巳) ただいまの阿形議員の再質問でございますが、市長の答弁のとおりでございます。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) この議会ではっきりさせましょうという市長の答弁書なので、ぜひきちんと答えていただきたいと思います。 都市政策課長にお伺いします。1月20日の後に都市政策課長は浜岡中学校に電話をしています。それは、街路樹を切る要望はないかとか、歩道を広げる要望はないかとわざわざ電話をしています。要望というのは向こうから来るもので、こちらから要望はないかと聞くものではないと思います。自分の行動を都市政策課長はおかしいと思いませんか。 ○議長(増田雅伸議員) 阿形正巳都市政策課長。 ◎都市政策課長(阿形正巳) ただいまの阿形議員の再質問でございますが、市長の答弁のとおりでございます。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 市長にお伺いします。 裁判中ですけれども、被告の市長のほうからは議会の中でこの交通事故に関することははっきりさせたいということですので、市長にお伺いします。市長も2月12日の予算決算審査特別委員会で、下り坂で事故が多発している、そのようなことを言っています。多発というのは1件を多発とは言わないと思います。 それから、市長は誤った認識をしています。1月26日に議員7人で市長室に伺ったときに、ひき逃げ事件の話をしてくれました。それは、中学校の生徒たちが下校のときに歩道を歩いていて、その後ろから自転車の人が、抜こうとして遠慮して車道へ出た、その車道へ出た瞬間に後ろから来た車とぶつかった、自転車の人も中学生も運転しているドライバーも大したことはないということでその場で別れてしまったら、何とそのドライバーがひき逃げ犯人になってしまったという話、そのひき逃げ事件を市長は誰から聞いたのでしょうか、市長にお伺いします。 ○議長(増田雅伸議員) 栁澤重夫市長。 ◎市長(栁澤重夫) これも先ほど申し上げましたとおり、法廷の中で明らかにしてまいりたいと考えております。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) びっくりして、本当にひき逃げ事件があったのかと思って、私は警察署に行って調べました。そうしましたら、ひき逃げ事件はないというのです。誰から一体聞いたのか。職員なのか、誰なのか、本当に不可解な話です。そういうことにだまされたり、1件しかない交通事故が下り坂でたくさん起きているという思い込みによってこの街路樹は切られてしまった、そのようなことを思います。 それから、市長室に伺ったとき、驚いた写真もあります。それは、中学生が下校するときの中学生のマナーの悪い写真です。これは、2月12日の予算決算審査特別委員会でも都市政策課から示されたのですけれども、下校のときの写真です。もし写真をこのように出すのでしたら、地区要望書にこう書いてあるのです。自転車通学の中学生と徒歩通学の小学生が擦れ違う際、非常に危険である、なので朝の登校の様子をこうなのだ、危険なのだという写真をやらなければいけないのに、密集しているところで危ない、そういう少し的外れの写真を都市政策課長は提出したのですけれども、的外れだと都市政策課長は思いませんか。都市政策課長にお伺いします。 ○議長(増田雅伸議員) 阿形正巳都市政策課長。 ◎都市政策課長(阿形正巳) ただいまの阿形議員の質問でございますが、市長の答弁のとおりでございます。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 私は、この中学生のマナーの悪い写真を見てとても残念です。というのは、この10年間、不定期ですけれども、この街路樹の近くにある交差点で朝のサポート隊、中学生の交通指導をしています。教育長も聞いてほしいのですけれども、中学生がこの10年間で非常によくなっているのです。服装の乱れもほとんどない。それから、表情が年々明るくなっている。中学生で思春期なので、おはようと元気よく挨拶はしませんけれども、明るい声でおはようと言ってくれたりとか、目を合わせて会釈をしたり、とても中学生がよくなっている状況の後に、こんなに中学生が悪いのですという、せっかく地域も学校も頑張っているのにこういう写真を提示する、しかも勤務時間内でしょう、こういう写真をわざわざ撮りに行くというのはとても残念だと思います。 地区要望書についてお伺いします。市長の答弁の中では一切答弁がされないという状態でしたけれども、建設経済部長にお伺いします。地区要望書が2つの町内会から出されています。これをよく見ると、本当に不可解です。受付は建設課です。担当課は都市政策課です。都市政策課と建設課はすぐ隣なのです。建設経済部長、すぐ隣なのにどうして都市政策課が受け付けないのか、それは不適切な事務処理だと思うのですけれども、いかがでしょうか。建設経済部長にお伺いします。 ○議長(増田雅伸議員) 山崎雅樹建設経済部長。 ◎建設経済部長(山崎雅樹) 阿形議員の再質問にお答えします。 市長の答弁にございますように、答弁については控えさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 建設課長、都市政策課のものを受け付けていますけれども、こういう隣の課のものを、そちらへどうぞではなくて、都市政策課のものを建設課が受け付けるということはよくあることなのですか。建設課長にお伺いします。 ○議長(増田雅伸議員) 本杉英建設課長。 ◎建設課長(本杉英) お答えする前に少しお話ししておきたいのですが、土木事業等の地区要望書でありますが、こちらは一般的に全て建設課で受け付けるような形を取っております。それだけはまずご承知いただきたいと思います。 街路樹伐採の地区要望書に関しましては、係争中ですので、回答のほうは差し控えさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) ようやく答弁が返ってきたような気がして少し安心しました。 建設経済部長にお伺いします。この2枚のうち1枚の要望書についてお伺いしますけれども、日付がおかしいのです。6月4日の申請、そして受付が6月9日になっています。こういうことはあるのでしょうか。6月4日に申請して、5日後の6月9日に受付する。これも不適切な事務処理だと思いますけれども、建設経済部長はどのように考えますか。 ○議長(増田雅伸議員) 山崎雅樹建設経済部長。 ◎建設経済部長(山崎雅樹) 先ほど同様、係争中でございますので、回答は控えさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 副市長にお伺いします。 いろいろ聞いてきましたけれども、4月臨時議会で職員のコンプライアンスとか、職務とかいろいろ問題になりまして改善するという話がありました。その前にこれは起きている話です。不遡及かもしれませんけれども、副市長にお伺いします。申請日が6月4日で、受付が6月9日、それから受付も、先ほど建設課が受け付けることが多いと言ったのですけれども、ここに令和3年度施工予定と既に印刷済みのような気がするのです。こういう不適切な事務処理がありました。ぜひ処分審査委員会を開催して、このことについて解明していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 鴨川朗副市長。 ◎副市長(鴨川朗) ただいまのご質問ですけれども、その経緯等も不明でございますので。          〔「もうちょっと声を」と呼ぶ者あり〕 ◎副市長(鴨川朗) 経緯です。そういった日付の経緯等も不明です。なおかつ係争中でございますので、答弁は差し控えたいと思います。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) いろいろ不可解な点が多くて聞きたいことがたくさんあるのですけれども、一点一点聞いていると、効率的な議会運営というのが求められていますので、この後、都市政策課長と建設課長お二人に聞きます。 この2枚のうち1枚、この地区要望書は、いいですか、よく聞いて、最後にこれは違うと言ってください。地区要望書は市役所の職員が作りました。そして、そのときに令和3年度施工予定というものも印刷済み、そういう地区要望書を作りました。それを市役所の職員が町内会長の自宅へ行って判こをもらって戻ってきました。その後、建設委員のところにも行って戻ってきました。なので、町内会長は提出していない、時期を見て受け付けた。都市政策課長、今まで言ったことで何かここは違う、おかしいということがあったら、指摘をしてください。 ○議長(増田雅伸議員) 阿形正巳都市政策課長。 ◎都市政策課長(阿形正巳) ただいまの質問でございますが、係争中です。法廷で明らかにさせていただきます。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 建設課長は今のその流れについてどうでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 本杉英建設課長。 ◎建設課長(本杉英) 係争中ですので、回答のほうは控えさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 12番、阿形昭議員。 ◆12番(阿形昭議員) 今回は6月議会以上に係争中ということで逃げられてしまいました。6月議会のときは係争中ではなかったものですから、そのときももう少し真摯に答えていただきたかったと思います。交通事故は1件だけなのに多発しているという思い込みで理由をつけたり、それから地区要望と言いながら、実際は市役所職員と業者が町内会長の自宅に行って判こをお願いして、判こを打ってもらった。それで地区要望としたりとか、非常に不可解な点があります。 最後に、私がそれ以上に残念だと思ったのは、この街路樹伐採に関して市民の反対の声が届かなかったということです。この市長の後援会リーフレットに、市民の声を反映するまちづくりと書いてあるのに、全然市民の声を反映していない。選挙のときだけ、もう当選すればこれでよし、そういう考えが分かりました。 そして、1月に伺ったときには、野党でいればどこまで行っても野党だ、それはしようがない、野党になるか、与党になるか、それまでだ、そういう発言ですけれども、これが市長の本音だと思います。市民の声は野党の声、そういう考えを改めていただいて、今回の答弁もそうですけれども、しっかり真摯に答えていただいて、答弁書で交通事故のことは議会でやりましょうと書いてあるのですから、その自分の言葉にきちんと従ってやっていただきたい、そう思います。とにかく与党だ、野党だ、そういう考えはやめていただいて、3万1,000人の市民のためにしっかりやっていただきたい、そう思います。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 次に、2番、二俣秀明議員。          〔2番 二俣秀明議員登壇〕 ◆2番(二俣秀明議員) 通告に従い一般質問をいたします。 市長にお伺いいたします。令和3年度の施政方針で市長は地域資源の活用による魅力の発信を挙げており、その中で農畜水産物のPRと地産地消の推進を図ると農業力の重要性を公表されていると思います。しかし、全国的な農業問題として、高齢化や担い手不足による農業就業者の減少、荒廃農地の増加、国内需要の低迷による農畜産物の価格の低下、自然災害による農産物や施設の被害などが挙げられます。特に農業者の減少と荒廃農地の増加は顕著であります。 2020年の農林業センサスの結果では、御前崎市の総農家数は730戸、10年前の1,227戸と比べると約40%の減少となっており、基幹的農業従事者の平均年齢も1.5歳上がって68.1歳となっております。また、令和2年度の荒廃農地面積は612ヘクタールと、全農地2,048ヘクタールの約30%を占めていると農林水産課から伺っております。 このような状況で、今後の御前崎市の農業について次の2点を質問いたします。 1点目は、荒廃農地の有効活用と新規就農者への利用です。毎年7月から9月にかけて農地利用最適化推進委員が農地利用状況調査を行っています。これらの結果を踏まえ、どのような対策をしているのか。また、資金等が少ない新規就農者への荒廃農地の中古ハウスの利用などを考えられないか伺います。 2点目は、収入保険制度です。近年ゲリラ豪雨などによる被害や新型コロナウイルス感染症の影響で収入の不安定が懸念されています。これらの対応策として国の収入保険制度がありますが、御前崎市の加入状況と推進策について伺います。 よろしくお願いします。 ○議長(増田雅伸議員) 柳澤重夫市長。          〔市長 柳澤重夫登壇〕 ◎市長(柳澤重夫) それでは、二俣議員の質問にお答えします。 まず、荒廃農地の有効利用と新規就農者への利用についてでございますが、農地利用状況調査結果につきましては、荒廃農地となった土地所有者に対して、貸付希望があるかアンケートを実施しております。その結果を地図にまとめた意向調査図を毎年作成し、担い手に農地のあっせんを行っております。また、新規就農者が営農を開始する際には、JAなどと連携して就農地や荒廃農地関連の補助制度に関わる相談などにも応じております。 市といたしましては、農業委員や地元農業者との話合いを持ちながら、集団的に存在する農地に対しては優良農地として農地基盤整備を進め、意欲のある担い手の確保を図ってまいりたいと考えております。その反面、森林化している農地が再生困難な場合には、非農地化を進めてまいります。 なお、新規就農者への荒廃農地の中古ハウスの利用につきましては、農地利用状況調査で中古ハウスの有無を把握し、土地所有者に再利用の確認をしてまいりたいと考えております。 次に、収入保険制度でございますが、本制度は平成31年から始まりまして、令和3年度加入者は13人となっております。現在認定農業者や農業振興会などにパンフレットを配布し、加入促進を図っております。今後も予知できない自然災害や農産物の価格低下などに備え、関係機関と連携しながらPRに努めてまいりたいと考えております。 以上、二俣議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 2番、二俣秀明議員。 ◆2番(二俣秀明議員) 収入保険制度についてはぜひ多くの方に知っていただきたいと思います。 それでは、農林水産課長に2点伺います。昨年度、人・農地プランの話合いの場で、市が地区、集落単位で作成した担い手等の耕作箇所、荒廃農地の現状地図とその10年後の予測地図について、これからどのように周知されていきますか。 もう一点は、法人化などの大きな経営も農業ですが、休日だけ携わるのも農業です。農業に興味のある方がすぐに農業経営を始めるのではなく、土日の農業や半農半X、副業など様々な就農方法ができないか伺います。 ○議長(増田雅伸議員) 沖寿弘農林水産課長。 ◎農林水産課長(沖寿弘) 二俣議員の再質問にお答えいたします。 まず、地図の件です。1点目です。これらの地図は市のホームページ上に掲載したいと思います。あと地区センター等に掲示をお願いしたいと考えております。また、この地図につきましては、今後も地区、集落の話合いの場で利用したいと考えております。 次に、2点目の就農方法、興味のある方がどんな就農方法があるかということですけれども、現在休園中の市民農園の体験農園や就農方法などの内容を検討していきたいと考えております。また、高齢者の農家がリタイアするという中で、第三者に経営継承を希望する方の情報をJAと連携しながら対応していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 2番、二俣秀明議員。 ◆2番(二俣秀明議員) 荒廃農地の増減は農業後継者次第と思います。ぜひお願いいたします。 遠州夢咲牛の先駆者である市長に再度お伺いいたします。農業にとって厳しいことが多い現状ですが、これからの農業者、また御前崎市の農業について、市長の思いとお考えをお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(増田雅伸議員) 柳澤重夫市長。 ◎市長(柳澤重夫) 今、二俣議員がご指摘のように、農業環境は大変厳しいというふうに思っております。農業従事者も平均年齢で68歳ということになりました。年ごとに年齢も上がっている状況であります。そういった中で、その68歳を平均すると農業者が現在38%の日本の農業自給率、この1億数千万人、2,000万人ですか、この国民の食料38%を担っていると言っても過言ではないと思います。昔から農によって国が栄え、農によって国が滅びると言われますが、農業は島国の日本にとって大変重要な産業であると認識しております。 そういった中で、高齢化によって、また担い手、新規就農者もなかなか増えないというような状況でありますが、幸いにこの御前崎市は大変日照時間が長い土地でありますので、ハウス経営、こういった皆さんが全国からこの御前崎市にハウスを建ててイチゴ栽培をやってくださっています。平成16年から25名の方が既にイチゴハウスで経営をされています。東京からも8人が来ておりますし、神奈川、そして高知、埼玉でありますとか、全国からこの地に集まって栽培をしているようでありますので、逆に言うと、耕種農家は減ってはいるものの、こういったものは拡大しているというふうにも思ってもいいかもしれません。 そういった中で、農業は本当に天気に左右されていて、現在も野菜価格が高騰しております。日照不足や雨といったお天気にも左右される、また経済にも大変左右されるものでありますので、みんなで考えながら、今まで歯を食いしばってやってきたのです。オイルショックもありました、バブルの崩壊もありました。そのたびに本当に農家をやめる方も大変多かった。そういった中で、今、現在頑張ってくださっている方がおりますので、ぜひこの方たちには引き続き農業を担い手を育てて頑張っていただきたいと思っております。 御前崎市としても農業は大変重要な産業でありますので、引き続きJAとともに支援をしてまいりたいと思っているところであります。この一覧表をいただきましたが、全国からこうして若者がこの地に集まっているのです。こうしたことを考えると大変ありがたいと思っております。 また、先ほど収入保険制度のことがありましたが、これは近年大変多くの災害、大規模災害が発生しておりますので、ぜひとも認定農業者の方には、青色申告をしてこの保険に入っていただきたい。この保険は災害ばかりでなくて、例えば交通事故に遭って働けなかった、また病気やけがで本人が収穫できなくなった、そういったあらゆるものに対してこの収入保険は適用されますので、ぜひとも皆さんには加入をしていただきたいと思います。みんなで農業を盛り上げていきたいと思っておりますので、二俣議員も大規模な農業経営をされておりますからぜひともこれからもよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(増田雅伸議員) 2番、二俣秀明議員。 ◆2番(二俣秀明議員) 市長のお考えはよく分かりました。これからの担い手の皆さんにも市長のような遠州夢咲牛における成功体験が必要だと感じます。今後もぜひ手を差し伸べていただきたいと思います。 御前崎市は他市と比べて大井川用水農業水利事業や畑地帯総合整備事業の整備によりパイプライン化が進み、年間を通じて農産物の生産が可能です。最近ではオリーブ、アボカド、ブルーベリーなど新しい農産物が栽培されています。食のまち御前崎市には漁協があり、2つのJAがあります。このような団体や各生産者の利用を進めていただき、御前崎市の地産地消の推進をしていただくことをお願いいたしまして、私の一般質問を終わります。 ○議長(増田雅伸議員) 次に、6番、齋藤佳子議員。          〔6番 齋藤佳子議員登壇〕 ◆6番(齋藤佳子議員) 通告に従いまして、保護者負担の軽減についてご質問いたします。 9月議会初日にて議会運営委員長よりお話がございましたように、また昨日は議長よりもお話がございましたように、緊急事態宣言発令下での議会ですので、円滑な議会運営へ協力し、簡潔明瞭な質問に心がけてまいります。私の考えの論拠となります資料などにつきましては、配付別紙をご参照いただきますようお願いいたします。 1点目、新給食センター建設に伴う保護者負担の増加について教育長に伺います。具体的には、新給食センター稼働により、子供たちが必要な日にはスプーンとフォークを持参することとなりました。新聞報道もされましたが、私のところにも最新の施設なのになぜ手間が増えるのかという声が多く寄せられております。20億円近い費用をかけて最新鋭の機器をそろえたにもかかわらず、保護者の手間が増えることについては疑問を持たれるのは当たり前のことですので、ご説明をお願いいたします。 また、結論に至るまでの間に、当事者、特に日々忙しく過ごされているお母さんたちからの意見集約、今後ご理解、ご協力をいただくような丁寧な説明の必要性があるのではと考えます。教育長のお考えをお聞かせください。 2点目、全般的な保護者負担の軽減について教育長のお考えをお伺いいたします。スプーン、フォークの持参の手間が増えるということについては、私たち当事者、母親でない方が聞けば、親ならそのくらいやって当たり前だろうと思われるかもしれません。しかし、一つ一つの負担は小さくとも、現在ちりも積もって山となっております。また、新型コロナウイルス感染症の影響により育児の負担が増えているという背景もございます。 手短に負担例を挙げさせていただきます。小学校入学前に学用品を購入いたします。その中に算数セットもしくは計算セットという名前のものがございます。計算カードやおはじきなどが入っているものです。本当に小さなおはじき全てにまで記名、名前を書くようにと学校からは言われます。これが本当にお母さんたちからは不評でございます。とても細かい作業でして、私はピンセットを購入し、名前シールを貼り付けました。思い出したくない作業です。これだけ苦労したのだから6年間ずっと子供が使うものだと考えておりましたら、低学年のときにしか使われなくて、がっかりした記憶がございます。若い世代の中には環境問題に関心のある方が一定数いるのですが、そのようなお母さんたちからは、短い時間しか使わないのにプラスチック系のごみが増えるのはいかがなものだろうかという意見も聞いております。実際に全国では個人購入ではない学校や自治体もございますので、検討の余地はあるかと考えます。 もう一つが欠席届でございます。欠席する場合には、紙の欠席届を登校班などが一緒の別の児童に持っていってもらうというやり方で運用されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止やプライバシーへの配慮の観点から一刻も早く改善されるべきと考えていました。2学期から当分の間、直接学校への電話連絡に切り替えられているようですが、文部科学省からは昨年の10月20日付で、学校が保護者に求める押印の見直し及び学校、保護者間における連絡手段のデジタル化の推進についてという通知の中に欠席届の取扱いについての改善例も詳しく説明されております。資料のほうにも載せておりますので、御覧ください。この通知にあるように、連絡手段のデジタル化により学校、保護者双方の利便性の向上を図っていただきたいと考えております。 これらはほんの一例でございます。このようにちりが積もって山となっている数多くの負担軽減に向け、教育委員会にて本格的な検討を始める時期ではないかと私は考えております。教育長のお考えをお聞かせください。 1回目の質問は以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。          〔教育長 河原﨑 全登壇〕 ◎教育長(河原﨑全) 新給食センター建設に伴う保護者負担の増加についてという齋藤議員の質問にお答えをさせていただきます。 浜岡、御前崎給食センターを統合し8月に完成をいたしました新給食センターですが、今週6日から各校に供用開始をしております。施設の建て替えに当たりましては、従来目指してきた魅力ある給食の提供、安心できる給食の提供、費用対効果の実現に加え、今回は地産地消とエコもテーマにしております。 齋藤議員ご指摘のスプーン、フォークの持参をお願いした給食センターから保護者宛てに発出した文書について、十分な説明と配慮がなされておりませんでした。まずはこの場をお借りして深くおわび申し上げたいと思います。 次に、スプーン、フォークを持参にした経緯でございますが、園児、児童生徒が一層多様化する中、給食をおいしく楽しむという最近の流れにおきまして、お箸、スプーン、フォークの何を使うか、個人の選択に委ねる傾向が高くなっております。今までは各自でお箸を持参しておりましたので、それに好みのスプーンとフォークを加え、3つをセットにして持たせていただければと思いました。また、関連経費を抑制したいということがあったことも事実でございます。 建設に当たりまして視察をしました山梨県では多くの市町が、近隣では菊川市、吉田榛原学校給食センターがお箸、スプーン、フォーク持参でございます。 保護者の皆様、多くの方々にはご納得いただけるのではないかという判断をいたしまして、このような形にしました。 ただ、議員がおっしゃるように、負担が増加したとお感じの方もいらっしゃると思います。この点については、先ほど申し上げましたが、説明が不十分で大変申し訳なく思っておりますが、改めてご理解とご協力をいただければと思っております。 次に、全般的な保護者負担の軽減についてお答え申し上げます。保護者の皆様には園、学校の活動の様々な場面でご理解、ご協力をいただいていることに深く感謝をしております。現在保護者の皆様にご協力いただいていることの中には、園、学校が長年当然のように協力いただいている経緯から、見直しが図られず、改善が必要なこともあると思われます。その一方で、子供第一で考えたときに、ご負担をおかけしてでも協力をお願いしたいことがあるのも事実でございます。教育活動や教育環境の整備等に対する保護者の負担については、社会状況の変化もありますし、様々な事情のご家庭もあると存じますので、現状に合わせて柔軟に可能なものは軽減していく必要があるかと思っております。今後は園、学校と保護者とが対話を重ねる中で、子供の育ちを第一に考えた上で、見直しや検討が図られ、必要な支援、協力についてお願いをしていくような形にしたいと考えております。 以上、齋藤議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 教育長におかれましては、丁寧なご説明、ご答弁本当に感謝しております。私は、この件には3つの課題があると考えております。教育長への再質問でございます。 1つ目が、お母さんたちの労働、女性の労働への軽視があったのではないか、悪気がなかったけれども、うっかりした軽視がなかったのではないか、日々の家事、育児についてもう少しご理解いただければよかったのではないかという点。そして、2つ目、これは2点目でご質問いたしました保護者負担の全体的な量が多かった、そこにもう一つ増えてしまったため困る方が出たのではないかという点。そして、3つ目が、この点が誰にもできるのではないかという思い込みがあったのではないかという点でございます。 私がいただいた通知では、給食のメニュー表を見て今日はスプーンを持っていく、フォークを持っていくと決めてほしいというふうにありましたが、保護者の方々の中には日本語が不自由な方、また日本文化に精通されていない方もいらっしゃいます。第2子、第3子を妊娠中でどうしても体がつらい方もいらっしゃいます。メンタルヘルスが不安な方もいらっしゃいます。そういう状態の方々への配慮が私はあの通知からは読み取れなかった、とてもこれは残念なことでございます。 それから、先ほど教育長が経費削減の件をおっしゃっておりましたが、議員目線から言いますと、やはり委託費が少し増えている点は気になっております。保護者の負担を経費削減という視点で減らしたにもかかわらず、給食センターの業務委託費が増えている点についてはもう少しご丁寧な説明をいただければと思います。今回でなくても結構ですので、委員会なりでしっかりとご説明いただければと思います。 加えて、政策決定の部分になりますが、今の御前崎市の最大の課題は人口減少でございます。その大きな理由は若い女性の流出であることもこれまでの議会での議論では明らかになってまいりました。ちなみに、この人口減少対策として御前崎市としては様々な方策を講じております。例えば、移住定住促進事業として令和2年度は約3,800万円を投じております。また、もちろん子育て支援施策として予算も、そして人的な資源も投入しているところでございます。この保護者の負担を少し増やしてしまったというのは、このような御前崎市の政策判断と少しそごがあるのではないか、できる限りお母さんたち、女性にがっかりされるような政策判断をする前に熟考したり、当事者の声を聞いて判断されてもよかったのではないかと考えております。 教育長にご質問したいのは、スプーン、フォークを持参するという形で保護者の負担を増やしたという判断はいつ、どのような会議にてご判断されたのかについてお伺いしたいのです。何よりも今は保護者の方、お母さんたちにしっかりとご理解いただくために、その会議の議事録なりを公開し、そして今後は対話を重ねる必要があると考えておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。 ◎教育長(河原﨑全) 幾つか再質問がございましたので、全てに適切に答弁できるのか、もし外れていましたらご容赦いただきたいと思います。 1つ目ですが、お母さん方への労働への見方ということですが、こう申し上げてはなんですが、お母さんに限らず、家事を頑張っているお父さんもいらっしゃると思いますので、これは保護者全般という捉え方のほうがよろしいのではないかと私は思っております。 そういう中で、もちろん今回の件も保護者の方が今までよりも負担に思われる方もいるだろうということは思わないわけではありませんでしたが、先ほども申し上げましたが、実際にお箸持参であったものですから、それと同じようにスプーンとフォークもというような感覚でございました。議員おっしゃるように、発出した文書にはメニュー表を見て判断をするというような記載がされておりまして、この点は先ほども申し上げましたけれども、こちらの説明の仕方が十分でなかったと、誤解を与えるような記載をしてしまったということはこちらのミスだと思っておりますので、反省をしたいと思っております。 この件について、どのような決定の仕方があったのかということでございますけれども、私は行きませんでしたけれども、先ほど申し上げましたが、関係職員が、山梨県のほうに視察に参りました。2019年の4月のことでございました。この視察に行った先でこういうようなやり方があるという教えをいただきまして、山梨県は増えていますというようなこと、あと専門の給食業者の方のアドバイスも今はこういう傾向ですというようなお話があったということで、担当の職員から私のほうにお話がありました。これは会議を経たというよりも、教育委員会の事務局の中で提案をして、私が同意したというようなことでございます。 先ほど齋藤議員からは政策決定というお言葉がございました。いろいろな事業をやるときや、決定していくとき、例えば今回の件で言いますと、用地の選択であるとか、設計や施工業者であるとか、予算であるとか、大きな骨組みにつきましてはもちろん議会の皆様方のご承認も必要ですし、大きな会議も必要だと思います。運用上のものになりますと、どこまでを会議を開いていくものなのか。例えば、教育委員会ですと、教育委員の定例会が月に1回ございますけれども、教育委員の皆様方にどこまでお諮りしたらいいのか、事務局でどこまで専決にするのか、その辺の判断の加減というものがございまして、今回の件につきましては、私は事務局内で判断すればいいものというふうに自分の中では思ったわけです。議員ご指摘のように、これは影響が大きいからいろいろな方からご意見を集約したほうがいいというようなお考えももちろんあると思いますので、その辺りはまたケース・バイ・ケースになりますけれども、今後は様々な立場の方のことを考えていきたいと思っております。 3つ目ですが、今日議員からご提示いただきました資料の中に、新しい給食センターの委託業者への金額が明示されているものがあると思います。今回は業者が替わりまして、金額が上がっておりますが、これには幾つかの事情がございます。具体的に申し上げますと、今までは小中学校の給食に関する委託業者とは別に、さくらこども園は別の委託業者にお願いをしています。契約が別契約になっておりました。あと白羽保育園は市の直営でございまして、市の正規職員が何名か行きまして給食を作っておりました。それを来年度から全て新しい給食センターのほうで一括して作って提供するということになったものですから、その分が上乗せをされております。実際に市の会計から出る、先ほど申し上げましたさくらこども園の委託分、あと白羽保育園の人件費の分等を鑑みますと、細かい数字は今出しませんけれども上がっているというほどのことではございません。 もう一点は、議員にも視察いただきましたけれども、今回の給食センターは各工程が各エリアに分かれております。これは、衛生上のレベルを上げるという目的がございました。エリアに分かれるということは、給食センターに勤務する職員、調理員がいろいろな場所を行き来しない、自分のエリアで固定された中で動いていくということになるものですから、その分、人数が余分に要るようになっています。また、できたての給食を早く学校へ届けたいということで、配送車も3台から4台に増やしました。当然乗務員も増えることになりますので、以前の2つのセンターで従事していた調理員よりも今回は合計人数が多くなっておりますが、その分どこかを削りたいというような中で、スプーン、フォーク等に関する洗浄の部分の職員は削れるのではないかというような判断もございましたのでこのような形にさせていただきました。数字的に委託料だけを見るとかなり上がっているように見えますが、先ほど申し上げましたほかの会計から出ている金額があるということをご承知おきいただければと思います。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 教育長におかれましては、重ねて丁寧なご説明ありがとうございます。 やはり先ほど、一番最初に申し上げましたように、そのような説明が事前にされていれば、このような保護者の方々、教育長はもちろん男性もとおっしゃっておりました。私はそこも承知しておりますが、とはいえ現実的な今の状況を見ますと、ほぼお母様方が担っているようなところでありますので、その点は大丈夫でございますが、がっかりさせること、失望させることはなかったと思うのです。この決定が間違っていると言いたいわけではございませんで、決定に至るプロセスが公になってこなかったという点が誤解を招いてしまった。また、新聞報道もございましたので、それもやはり限られた文字数の中の報道でしたので、それを読んでまたさらにがっかりしたという声も届いております。この点は改善の余地があるかと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、教育部長に再質問をさせていただきます。ご丁寧な説明をお願いしたいところでございますが、食器の件でございます。新しい給食センターの供用が始まって、具体的には新しい洗浄システムになって、食器やお盆などが各クラスの人数にかかわらず、40個必ず配布されていると伺っております。例えば、クラスの人数が30人であっても、25人であっても、毎日40個配送されているということになるのでしょうか。そして、それが給食センターからクラスまで行って戻ってきて、そのまま洗われる。要するに、使っていないものが学校に何度も往復し、何度も洗われるということなのでしょうか。 6月議会で財産の取得についてということで、食器については2,889万円の可決をさせていただきましたが、この中にかなり使われない数の食器が入っている、予備の食器が入っているということでよろしいのでしょうか、ご答弁お願いいたします。 ○議長(増田雅伸議員) 長尾詔司教育部長。 ◎教育部長(長尾詔司) ただいまの再質問についてお答えいたします。 食器の関係ですが、今回新しいシステムになりまして、以前は食器の籠から出して洗浄機に流して洗っていましたが、先日の視察でも見ていただいたように、今回から籠をそのまま、今言われた40個とか、クラスによって当然人数は違いますが、この籠のサイズのセットをそのまま洗浄機に入れますので、一回一回出すこともなく、そのままセットしたものを籠ごと洗浄、そして乾燥、また再度そのものをセット、ひとつのクラスのセットとして使うような形で改正させていただきました。洗浄のシステム、そして人間の手間の関係は大分変わったと思います。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) まだまだ運用が始まったばかりですので、軽々に判断はできないと思いますが、子供たちの中でも手間になったとかという声も私のところに届いております。長い目で経緯を見守っていただき、もう少し簡単な、軽易なやり方がないのかということをご検討いただきたいです。やはり経費削減のために私たち保護者も協力するわけでございますので、余分な食器をたくさん購入したというような誤解のないように、重ねて丁寧な説明をお願いしたいところでございます。 また、この食器も特製食器を作っていただいたそうで、なみまる・ふうちゃんのイラストが入っているということも聞いております。経費削減が目的で手間を増やしているというところから考えますと、これは少しぜいたくではないかというご意見も伺っておりますので、その点も含めまして今後しっかりとした丁寧なご説明をお願いいたします。ご答弁は結構でございます。 それでは、2点目の保護者負担の総量について教育長に再質問させていただきます。私はこの保護者負担の軽減について考える視点として何点かあると考えております。この何点かについてはご答弁は結構ですので、聞いていただければと思います。まずベースといたしまして、共働きの家庭が当たり前になっているという点、そしてしばらくは新型コロナウイルス感染症の影響が続くだろうという点、そして新しい観点が入ってきているという点でございます。 新しい観点の3つは、環境に配慮したいという保護者の方々の意識が変わってきている点、そしてもう一つが、デジタル化の推進によって学校と保護者の負担を減らす方向が政府からも出ているという点、そして少数派の配慮、LGBTQなどの方々の配慮がより求められているという点、そして最後に、これは御前崎市独自の課題ではありますが、御前崎市の人口ビジョンへの取組として、保護者、お母さんたちの子育ての負担をできるだけ減らしていく方向のほうがよろしいのではないかという点がございます。 教育長に私が質問したいことは、そろそろ私たち保護者の負担もいっぱいいっぱいになっておりますので、何かの必要性があって1つ増やす場合には、思い切って2つ減らすとか、総量規制をしていただけないかという点でございます。これはアメリカのトランプ前大統領が規制緩和のときに取った手段と伺っておりますが、これ以上増やさないという保証をしていただきたいという点でございますが、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。 ◎教育長(河原﨑全) ただいま齋藤議員のご指摘のとおり、環境、デジタル化、少数派、あと人口ビジョンへの対応ということで、いずれも重要なことであるし、取り入れていくべきことではないかというふうに思っております。そういう中でのスクラップ・アンド・ビルド、お話だとツースクラップ・アンド・ワンビルドくらいだと思うのですけれども、確かに重要だと思います。先ほど申し上げましたように、変えられるものは積極的に変えていくべきだと思っておりますが、ただ市として統一するとなると、学校の規模もかなり違います。特に小学校は学校の規模が違いますし、地域的なものもございますので、やはり市が統一してこうしなさいというようなものも必要なものもあるかもしれませんが、実際的には現場における困ったこととかお悩みということのほうが私は多いのではないかというふうに想像しております。 ですので、やはり各学校単位の中で、学校とPTAの関係であるとか、昨日も話題になりましたけれども、スクラムスクール運営協議会、学校評議委員、そういうような方々と率直に意見を交わす中で、学校が、ご家庭がどういう気持ちなのかとか、地域の方がどういう気持ちなのかというようなことを理解した上で、各学校の中で変えていくということが私は大事かと思います。ただ、市として統一できることは、それはやはり市教育委員会として動く必要があると思っております。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 私は教育長とは逆の考えをしておりまして、というのが、保護者目線で行きますと、なかなか子供が通っている学校にここをやめてくださいと言うのは相当負担なのです。心理的な負担がかかるもので、それならば子供が卒業するまで我慢しようかという判断を取られる保護者の方が多いと思います。ですから、教育委員会の委員のメンバーの中には保護者代表の方、女性の方もいらっしゃるので、そちらでまずは窓口として取りまとめていただいて、その後の運用については学校にどうだろうかというお話をしていただくほうがお母様方、お父様方、保護者の方々が安心して率直な意見が言えると思います。別にこれはどういうやり方でやればいいというのを私はここで言いたいわけではございませんので、まず一度教育委員の皆様方でこのお話をお考えいただければと思います。いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。 ◎教育長(河原﨑全) ただいまの齋藤議員のご提案ですが、教育委員会の定例会が月1回ございますので、その中で話題にしていく、もちろん毎回議会の中で教育関係で出たことはご報告しておりますけれども、その中で今回こういうようなご提案があったということは話題にしていきたいと思っております。 また、これは私、元学校にいた人間とすると、ある程度学校の独自性みたいなものを維持したいという気持ちが個人的にございます。各学校の校長先生方もやはりその一つの学校を預かっているという自負もあると思いますし、方針もあると思いますので、その点は何でもかんでも教育委員会のほうから指示をするというのもどうかという気持ちもございます。内容によりけりになると思いますけれども、教育委員会が指示するもの、各学校の校長先生の気持ちを大切にするもの、その辺はそれぞれの場合を考えながら動いていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 教育長に再質問させていただきます。 おっしゃるとおりだと思います。私も何も学校の校長先生の気持ちを逆なでするようなことでやっていただきたいと言っているわけではございませんが、とはいえ教育委員会のメンバーの皆様には校長先生を経験されたような方もいらっしゃると理解しておりますので、その中で多様な視点からご議論いただくところから始めていただければという趣旨でございます。 もう一つの負担軽減として、今後の学校再編について教育長のお考えを伺いたいと思います。令和2年11月の議会全員協議会にて、御前崎市学校再編計画策定委員会設置要綱(案)についてご説明をいただきました。その後の動きのご報告がなく、少しどうしたものかと考えております。私、その際に質問として、牧之原市の同様の条例と内容を比較し、委員会の委員の構成のところの違いを発言させていただきました。委員の方の属性ですが、学識経験者、学校関係者、保護者、町内会、自治会までは牧之原市と同様なのですが、牧之原市は5番目に公募による者という部分がございます。御前崎市の要綱案には公募の者というものはございません。実際の牧之原市の委員の方々の名簿を拝見しますと、公募による者として女性が入っております。町内会関係者の方というのは男性の方が多いことが予測されますので、男女のバランスを取るという意味でも公募による委員の必要性もあるのではないかと私は考えておりますが、教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。 ◎教育長(河原﨑全) 今の齋藤議員のご質問については、資料を持ち合わせておりませんのでしっかりした回答ができませんけれども、委員については、これから学校に上がっていく子供の親御さんということで、園の関係者や園のPTAが中心になっているかと思います。当然女性の方もその中には考えていきたいと思っております。既に名前があったと思いますが、今、頭に入っていないものですから申し訳ありません。 あと会合ですが、今月末に第1回を開催する予定です。月に1度か2か月に1度くらいのペースで行い、来年度に入ったあたりで市民を交えた公聴会等も開催する予定でおります。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 幼稚園、保育園の保護者の方々が年齢も違う町内会長などと同じ会議の場所で物を言うというのは少々難しい場面もあるやもしれませんので、しっかりと対話できるように丁寧なご配慮をお願いしたいと思います。 また、この要綱を見ますと、委員長になりますが、委員長の方が必要があるというときには委員以外の出席を認め、意見や説明を聞くことができるという項目もございますので、もし男女のバランスや年齢のバランスを欠くような委員会構成でございましたら、このような部分も活用して、ジェンダーの配慮、それから多様な年齢から意見を聞けるようなご配慮をしていただきたいと思いますが、教育長、いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。 ◎教育長(河原﨑全) 議員がおっしゃるような配慮をしていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) ありがとうございます。 これまで教育長に様々な質問をさせていただきましたが、ぜひもっともっと対話を教育長自らしていただければと思います。これはお願いではございますが、例えば国では新型コロナウイルス感染症対策をしっかりやってくださっている尾身会長が最近ではSNSを始めました。インスタグラムという若い人たちが使っているSNSで発信し、交流しているということもございます。私、教育長がエッセイを書いていらっしゃることも存じ上げておりまして、拝読しておりますが、ぜひそれが若い世代、保護者の方々に届くように、発信の場所についても工夫をいただければと思います。こちらへの答弁は結構でございます。 それでは、最後になりますが、総括的に市長にご質問させていただきます。私は、新学校給食センター開設に伴い保護者の負担が増えてしまった件、そしてその決定過程で日々の子育てを担っている保護者、お母さんたちとの丁寧なコミュニケーションがなされてこなかったことについては非常に残念に感じておりますし、またそれは女性が意思決定の場にいなかったことが一つの原因ではないかと推察しております。第3次御前崎市男女共同参画行動計画の重点目標の一つが政策方針決定過程への女性参画の推進とされていますが、まだまだ道半ばだと捉えております。また、昨今では新型コロナウイルス感染症の影響もございます。コロナ禍で女性、特に若い女性の自殺が増えているという事実もあるように、女性が男性より大きな影響を受けてきているとも言われています。 内閣府の報告書「コロナ下の女性への影響と課題に関する研究会報告書~誰一人取り残さないポストコロナの社会へ~」では、女性への深刻な影響の根底には平時においてジェンダー平等、男女共同参画が進んでいなかったことがあり、コロナの影響より顕在化と書かれておりますし、また国連の報告書「政策概要:新型コロナウイルスの女性への影響」には、経済計画や緊急対応を含む分野を超えたエビデンスによれば、女性に協議せずに、または意思決定に女性を含めずに立案された政策はことごとく効果が低く、害を与える可能性すらあることに疑いはないと、かなり厳しい調子で書かれております。新学校給食センターの件を教訓とし、適切な振り返りをした上で、御前崎市においても政策方針決定の過程への女性参画の推進へ今まで以上にスピード感を持って取り組む必要があると考えますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 柳澤重夫市長。 ◎市長(柳澤重夫) 今、議員のご質問の中に、第3次御前崎市男女共同参画社会行動計画の重点目標の一つが政策方針決定過程への女性参画の推進ということでありますが、御前崎市もご案内のように、そうした目標を立ててやっております。その中で、令和3年の目標としては、女性の委員会、審議会等の参画の目標は45%でありましたが、令和2年度が21.5%でありますので、まだ目標には達しておりません。今後、男女それぞれの視点を大切に考えておりますので、あらゆる分野の審議会や、委員会に対しまして女性の登用を図っていきたいと考えています。
    ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 市長におかれましては、委員会の審議委員の女性の割合について、本当に頑張ってくださっていると理解しております。今回のことも踏まえて、より頑張っていただきたいと思いますが、特に私たち女性の生命や安全に深く関わることについては、市長のトップダウンで本当に早くお願いしたいと思います。私が心配しておりますのは、女性の代表が一人もいないと聞いている御前崎市新型コロナウイルス感染症対策本部と、もう一つが昨年の6月議会でもお願いしました御前崎市防災会議の委員でございます。防災会議委員につきましては、条例の中に、市長が特に必要を認める者と書かれており、市長が認めていただければ女性の委員も増やすことができますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。 また、河原﨑議員が昨日ご提案なされました政策監の配置についても、これも別に男性である必要はありませんので、可能であれば女性や若手の政策監を考えていくのも一つではないかと思います。 再質問については総務部長にご質問いたします。市長がおっしゃった審議会等の女性の割合も大事ではございますが、もう一つ大事なことが職員の方々、特に意思決定に関わる管理職における女性の割合を増やしておくことではないかと考えます。当市では本年3月より次世代育成支援対策推進法及び女性活躍推進法に基づく行動計画を立てておりますが、この計画に基づき女性活躍において男女共同参画においてどのような点に留意して実行していかれるおつもりでしょうか、お答えください。 ○議長(増田雅伸議員) 鈴木雅美総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅美) 齋藤議員の再質問でございますが、まず、市の職員の意思決定に係る管理職の分野、こちらは非常に登用率が低いというようなことで、しっかり是正していかなければならないということは常々考えているところでございます。参考までに、先ほどおっしゃられた御前崎市特定事業主行動計画が今年の7月に公表させていただいたわけですけれども、一般事務職の女性比率が34.4%、目標は40%のうちの34.4%ということでございます。この数値につきましては令和2年3月の数値でございまして、市の部では2番目に高い数字になっております。しかしながら、その職員が中途退職をされてしまう、その比率が女性のほうが高いといったような状況がございます。 したがいまして、こちらをしっかり整備していかなければならないということで、我々もまずは職員の評価、それからスキルアップ、この2点を是正といいますか、強化する。その一方で、働ける環境整備、心のメンタルケア、それから相談できる窓口といいますか、その2つの分野で強化をしていく必要があるのだろうというふうに考えてございます。 実際、組織にとって一番大切なのは人材であるということですので、この観点から職員が残した業績、それから発揮した能力、これをしっかり正当に評価をする。その一方で不安とか悩みを解決していく、この2面を強化していくということで今、職員なんでも相談であるとか、eラーニングのストレスチェックであるとか、そういったところを整備をしているところでございます。今後も職員の個々の要望とか、そちらをできる限り酌み入れることを通じまして、まずは最後まで勤め上げていただく、その比率を上げていくこと、そこに力を注いでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) ご丁寧な説明ありがとうございます。 この評価の点について、総務部長がおっしゃった評価についてもう一つ再質問させてください。この計画の目標値、令和7年4月のもので2つほどこれは少し低いのではないかと思うものがございます。1つが課長級以上の女性比率35%、そしてもう一つが男性の育児休業取得率10%というのは、もう少しビジョンを高く持ってもいいのではないかと思います。特に育児経験というのは、将来的に幹部職になったときにも、今回のように何らかの判断をするときにとても参考になるということもあると思います。育児休暇を取る、しっかりやっているということもある意味ポジティブな評価に加えていただくようなことも考慮していただければと思います。 もしご答弁があればお願いいたします。 ○議長(増田雅伸議員) 鈴木雅美総務部長。 ◎総務部長(鈴木雅美) ただいまの管理職の35%、それから育児休業の取得率10%が低いのではないかということでございますが、令和2年度の実績で7.7%という数字が載っていたと思います。これは育児休業のほうですけれども、13分の1という数字でございます。翌年はゼロでございました。そういったところもございまして、まずは分母が少ないものですから、非常に目標を立てにくいというのが実情でございます。 それから、女性登用の35%の管理職ということでございますが、令和7年までということでございますので、これは採用から、例えば、女性、男性50%ずつ採用しても、ずっとその方が38年、42年と勤め上げていただければ本当にいいのですが、それが女性のほうがだんだん年を重ねるにつれて低くなっていく事実がございます。ですから、令和7年までの時限の中でその数値をフィフティー・フィフティーにしていくというのは大変難しいと今考えてございますので、将来的には時間をかけてでもしっかりやっていかなければならない、そのための整備をまず着手をしているというところでございます。 ○議長(増田雅伸議員) 6番、齋藤佳子議員。 ◆6番(齋藤佳子議員) 最後になりますが、この議場で私1人というこのシーンを将来的にはできるだけ早く、執行部の皆様の中にも女性のお顔をたくさん見られるように、そして私たちのこちら側でも私1人という状態が改善できるように、ぜひご尽力よろしくお願いいたします。 最後になりますが、以下2点をお願いして、私の質問を終わらせていただきます。 1点目、人口減少の処方箋として御前崎市における男女共同参画を進めていくことであるとの認識を共有し、教育分野における保護者負担、お母さんたち、お父さんたちのアンペイドワークについて、うっかりすることなく、オール御前崎で男女共同参画を進めていただきたいという点。 そして、2点目、様々な意思決定において女性や若者など多角的な視点を盛り込むことができるよう、議論の経緯も含めて丁寧な情報発信をお願いしたいと存じます。 本日は少し長くなりましたが、丁寧なご答弁いただきましたことに感謝いたします。 質問は以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 次に、5番、丸尾忠議員。          〔5番 丸尾 忠議員登壇〕 ◆5番(丸尾忠議員) 通告に従い一般質問をさせていただきます。 「郷土を愛し、未来を創る人づくり」について。初めに、今、御前崎市の新型コロナウイルス感染症が少し落ち着いたように思いますが、油断はできません。私たちは不要な外出は控え、辛抱するときだと思います。行政も正確な情報と対応をいろいろな手段を使って素早く市民に知らせてください。 さて、「令和3年度 スクラム御前崎 郷土を愛し、未来を創る人づくり」、この冊子の表紙の裏に市民憲章がありますので、朗読させていただきます。 御前崎市民憲章、わたくしたち御前崎市民は、歴史ある美しい郷土に誇りと責任を持ち、心豊かで住みよいまちをめざして、この憲章を定めます。1、わたくしたちは、きまりを守り、心ふれあうまちをつくります。1、わたくしたちは、自然を愛し、安らぎのあるまちをつくります。1、わたくしたちは、働くことに喜びをもち、健康な心と体をつくります。1、わたくしたちは、学ぶ心を大切にし、薫り高い文化をつくります。1、わたくしたちは、未来をみつめ、世界にひらかれたまちをつくります。 御前崎市の誕生のときにつくられました。私は、このことをいつも身近に置きたいと思い、読ませていただきました。なお、この市民憲章は市役所玄関入り口左側に石碑になっています。 令和3年度のスクラム御前崎の基本方針、取組もこの憲章とともにあるような気がし、人づくりの大切さがひしひしと感じられます。これからの未来を担う子供たちが活躍できる場所を提供し、若者が地元に残ってもらわなくてはなりません。そのためには、活躍できる場所、産業をこれからどのように増やしていくのか伺います。市長、お願いします。 ○議長(増田雅伸議員) 柳澤重夫市長。          〔市長 柳澤重夫登壇〕 ◎市長(柳澤重夫) それでは、丸尾議員のご質問にお答えします。 我が国では、人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正するなどを目的としたまち・ひと・しごと創生法が平成28年4月に施行され、各自治体は法に基づき、まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定し、施策を展開しているところでございます。 また、本市では、郷土に誇りを持つシビックプライドの醸成など3つの基本方針を示した御前崎市シティプロモーション基本方針を平成30年3月に策定しております。この方針では、地域の魅力を再発見したり、市民活動に参加し新たな交流を持つことによって、御前崎市に対して誇りや愛着を持つことができ、いつまでも御前崎市に住み続けたいという気持ちが醸成される効果を期待しております。 本市におきましても、人口減少に歯止めをかけることは喫緊の課題であることなどから、現在御前崎市リターン就職応援プロジェクトを立ち上げ、首都圏等へ進学した子供たちが御前崎市に帰ってきて就職しやすい取組の実施をしているところでございます。 以上、丸尾議員への答弁とさせていただきます。 ○議長(増田雅伸議員) 5番、丸尾忠議員。 ◆5番(丸尾忠議員) 同じような質問ですが、建設経済部長にお願いしたいと思います。昨日の齋藤洋議員の質問でかなり具体的な提案がありましたが、いかがでしょうか。 ○議長(増田雅伸議員) 山崎雅樹建設経済部長。 ◎建設経済部長(山崎雅樹) 今のご質問は雇用に対してということでよろしいのでしょうか。 ◆5番(丸尾忠議員) はい。 ◎建設経済部長(山崎雅樹) 今、御前崎市では人口減少の問題、それから雇用の問題等様々な問題が上がっております。先ほど市長の答弁でもございましたように、そのような中で少しでも若者が御前崎市に戻ってきて就職できるような活動をこれからもしていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(増田雅伸議員) 5番、丸尾忠議員。 ◆5番(丸尾忠議員) それでは、再質問をさせていただきます。 生まれたふるさとや場所を大切にして、若者が地元に残ってもらうため、自分のまちの生い立ち、歴史を知り、誇りを持って生きてほしいと念願します。歴史を知るためには、御前崎市に資料館のようなもの、これは新しく造るということではなくて、初めは現在ある利用できる建物を使って、今まで保管してある資料を展示、説明するようにしたらどうでしょうか。御前埼灯台も国の重要文化財に指定されることになりましたから、資料館について市長のお考えを伺います。 ○議長(増田雅伸議員) 柳澤重夫市長。 ◎市長(柳澤重夫) 丸尾議員のご質問ですが、先ほど市民憲章を朗読していただきました。この市民憲章の一つに「わたくしたちは、きまりを守り、心ふれあうまちをつくります」、こういった心触れ合い、そして支え合い、そしてお互いを思いやる、それぞれがこういった思いでいるならばすばらしいまちができると思っております。そういった中で、御前崎市もすばらしい歴史、文化もございますので、市民の皆さんにそれぞれ分かっていただく、そしてそういったものを含めてこの御前崎市民であることに誇りを持つ、先ほども申し上げましたが、シビックプライドの醸成が本当に大切であるというふうにも思っております。 御前崎市には様々な文化財があります。埋蔵文化財や、本間家の資料、古文書などといったものを生涯学習として毎年講演会等を行っております。こうしたものを通じて市民の皆さんに御前崎市の歴史や文化を知っていただきたいと思います。そして、誇りを持っていただきたいと思います。 これは、ただ単に市民が誇りを持つということのみならず、市全体として御前崎市を発信していく、御前崎の魅力として発信していく、まちの観光としてPRするには、御前崎市の歴史や文化を一緒に発信することが大事だと思いますので、併せて考えていきたいと思います。 また、様々な資料はありますが、議員ご指摘のように、資料館を現在造るということにはなかなかなりませんので、これからも図書館でありますとか、そういった施設を通じて展示して、皆さんに見ていただいたり、また説明会もやっていければと思いますので、考えさせていただきたいと思います。 ○議長(増田雅伸議員) 5番、丸尾忠議員。 ◆5番(丸尾忠議員) では、教育長にお伺いいたします。 「未来を創る人づくり」への熱い思いと、また池新田高校の問題、それから資料館のことも含めてお聞かせください。 ○議長(増田雅伸議員) 河原﨑全教育長。 ◎教育長(河原﨑全) 丸尾議員の再質問にお答えしたいと思います。 この4月に改訂いたしました御前崎市の教育大綱における基本方針は、「園・学校、家庭、地域、産業界、各団体、行政等がスクラムを組み、協働することによって、1 思いやりがあって互いを認め合うことができ、たくましくしなやかな子どもが育つ」、たくましくしなやかなということは、復元力がある、少々のことではへこたれないというような意味合いでございます。2つ目として、「生涯にわたってともに学び続け、互いに高め合う市民が育つ」でございます。人づくりということではなくて、人が育つ、そういう環境づくりを大切にしていきたいとまず思っております。 そして、子供たちにおきましては、学校が主になりますけれども、わくわくするような授業によって学習に対する意欲が湧けばいいと思っております。 また、私としての気持ちになりますけれども、幼児期の子供たちは好奇心旺盛で、何かに夢中になれるような、そういう存在であってほしいと思いますし、成長に伴いまして郷土の自然と触れ合う、また歴史文化、スポーツに親しむ、そして人生を広げるために本を読む、最後になりますが、年齢の異なる様々な人たちと関わる、こういうようなことを私個人としては子供たちの中に育っていけばいいというふうに思っています。これらによって、先ほども申し上げましたが、復元力があり、想像力が豊かで、お互いを大切に思える人が育ってほしいと願っております。 また一方、大人でございますが、もちろん読書も大切だと思っておりますけれども、それ以上に市民の皆さんが集まって対話をすることを大切にした文化やスポーツも含めた様々な学びを行うことによって、一層高め合って豊かな人生を送っていただければと思います。そういう大人の姿を見ていれば、きっと子供たちも刺激を受けて見習っていこうという形になるかと思います。 行政としましては、先ほども申し上げましたが、子供たち、市民の方々を主語にして、そういう人たちが育っていくような支援、環境づくりに力を入れたいと思っております。 最後になりますけれども、高校の問題でございます。こちらについては昨日も一般質問の中であったところでございますが、私は市内に高校がただあればいいというふうには思っておりません。やはりそれなりの規模があって、その高校でいろいろな授業がある、部活動がある、いろいろなタイプの先生がいらっしゃる、そういう中で子供たちは自分が希望するものを選びながら学習していくのが一番いいと思っております。そこを考えると、やはり早く統合して大きな新しい学校になって、小学生、中学生、地元の人間が行きたい、入りたいという魅力のある学校ができてほしいと思っております。そして、その新しい高校に進んだ子供たちがまちをつくる核となって育っていければ一番いいのかというふうに思っておりますので、そんな願いを今、持っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 5番、丸尾忠議員。 ◆5番(丸尾忠議員) それでは、教育部長にお伺いします。 毎年何らかの形で人づくりは行われていると思いますが、実行するに当たってどのように行っていくのか、また今までに効果的だったと思われる事例があったら教えてください。 ○議長(増田雅伸議員) 長尾詔司教育部長。 ◎教育部長(長尾詔司) ただいまの再質問ですが、先ほどのスクラム御前崎にもありますように、御前崎で人づくり、イコール、スクラム御前崎という形で今も教育委員会、市全体で取り組んでおります。乳幼児期から大人までの取組の中で、昨年から生涯学習ガイドブックというものをつくりまして、各年代の学習、学びのつながりを持った講座を開いております。学習成果を生かすための循環型の生涯学習に取り組んでおります。その中には地域ボランティアや地域リーダー、様々な社会活動に取り組むような人材をつくっていけるような環境づくりをしております。 先ほど教育長の答弁にもございましたように、人づくり、そしてまた人が育つ環境ということで、環境づくりにも今、努めております。その中でもう数年やっておりますが、御前崎クエストという形で、学校では体験できない、同学年以外の異なる学年、複数の学年、そして一つの学校ではなく、異なる地域、異なる大人との関わりを持った形で御前崎クエストを今までも行ってきましたが、スポーツ少年団の活動、その中での先ほど申し上げましたように、異なった学年、そして異なる大人との関わり、人との関わりを多く持ったことで、そのような活動で成果も上がっているかと思います。 今後も環境づくりには教育委員会としても十分整えて努めていきたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(増田雅伸議員) 5番、丸尾忠議員。 ◆5番(丸尾忠議員) 人づくり、これはすぐに成果が見えることではありませんが、そしてこのことは子供だけではなく、大人まで同じであると思います。ごみのポイ捨てがなくなれば海岸ももっときれいになると思います。人づくり、心のゆとり、さりげない思いやり、住みやすい御前崎市を発信していきましょう。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(増田雅伸議員) これで一般質問を終わります。 △散会の宣告 ○議長(増田雅伸議員) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。 次の会議は、9月30日木曜日、午前9時から当議場で開会しますので、定刻までにご参集ください。 本日は以上をもちまして散会といたします。          〔午前11時03分 散会〕...