御殿場市議会 2020-03-11
令和 2年 3月定例会(第8号 3月11日)
て
日程第 11 議案第 16号 令和2年度御殿場市
農業集落排水事業会計予算につ
いて
日程第 12 議案第 17号 令和2年度御殿場市
簡易水道事業会計予算について
〇本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
〇出席議員(21名)
1番 阿久根 真 一 君 2番 林 義 浩 君
3番 勝 又 英 博 君 4番 本 多 丞 次 君
5番 芹 沢 修 治 君 6番 中 島 宏 明 君
7番 川 上 秀 範 君 8番 髙 橋 靖 銘 君
9番 菅 沼 芳 德 君 10番 永 井 誠 一 君
11番 土 屋 光 行 君 12番 杉 山 護 君
13番 神 野 義 孝 君 14番 田 代 耕 一 君
15番 小 林 恵美子 君 16番 勝間田 博 文 君
17番 勝間田 幹 也 君 18番 高 木 理 文 君
19番 辻 川 公 子 君 20番 黒 澤 佳壽子 君
21番 髙 橋 利 典 君
〇欠席議員
な し
〇説明のため出席した者
市長 若 林 洋 平 君
副市長 瀧 口 達 也 君
副市長 勝 又 正 美 君
教育長 勝 亦 重 夫 君
企画部長 井 上 仁 士 君
総務部長 梶 守 男 君
市民部長 志 水 政 満 君
健康福祉部長 芹 沢 節 已 君
環境部長 勝 又 裕 志 君
産業スポーツ部長 田 代 明 人 君
都市建設部長 橘 髙 健 二 君
危機管理監 杉 本 嘉 章 君
教育部長 田 代 学 君
消防長 村 松 秀 樹 君
総務課長 山 本 宗 慶 君
秘書課長 芹 澤 勝 徳 君
財政課長 小 林 和 樹 君
財政課副参事 鈴 木 隆 広 君
人事課長 勝 又 欣 也 君
人事課課長補佐 瀬 戸 孝 一 君
国保年金課長 根 上 宏 樹 君
国保年金課副参事 南 茂 秀 子 君
国保年金課副参事 小 林 隆 将 君
保育幼稚園課長 田 代 茂 義 君
長寿福祉課長 山 本 育 実 君
長寿福祉課副参事 宮 代 志 穂 君
長寿福祉課副参事 川 鍋 康 仁 君
救急医療課長 勝 又 啓 友 君
救急医療課副参事 仁 藤 真 伸 君
環境部次長兼上水道課長 長 田 和 昭 君
上水道課課長補佐 芹 澤 幸 一 君
上水道課副参事 菅 沼 亮 太 君
上水道課副参事 伊 倉 和 明 君
下水道課長兼浄化センター所長 勝 又 高 明 君
農政課長 杉 山 真 彦 君
農政課課長補佐 鈴 木 恭 之 君
農林整備課長 勝 又 茂 己 君
農林整備課課長補佐 勝 又 由 幸 君
商工振興課長 佐 藤 正 博 君
商工振興課副参事 宮 代 英 和 君
観光交流課長 前 田 裕 三 君
観光交流課課長補佐 髙 村 千 賀 君
都市計画課長 横 山 勉 君
都市整備課長 勝 又 喜 英 君
公園緑地課長 佐 藤 修 一 君
建築住宅課長 岩 田 秀 也 君
道路河川課長 鈴 木 信 義 君
管理維持課長 麻 生 賢 一 君
教育総務課長 鎌 野 武 君
教育監兼学校教育課長 勝 俣 純 君
学校教育課課長補佐 府 川 健 作 君
社会教育課長 山 﨑 和 夫 君
社会教育課課長補佐 遠 藤 英 樹 君
社会教育課課長補佐 勝 又 久 生 君
図書館長 土 屋 正 史 君
学校給食課長 勝 又 雅 彦 君
危機管理課長 水 口 光 夫 君
〇議会事務局職員
事務局長 田 原 陽之介
議事課長 岩 岡 俊 峰
課長補佐 佐 藤 歌 愛
主任 藤 曲 幸 子
主任 渡 邊 一二司
副主任 荒 井 祥 太
○議長(神野義孝君)
出席議員が法定数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
○議長(神野義孝君)
ただいまから、令和2年御殿場市議会3月定例会を再開いたします。
○議長(神野義孝君)
直ちに本日の会議を開きます。
午前10時00分 開議
○議長(神野義孝君)
本日の会議は、お手元に配付してあります日程により運営いたしますので、御了承願います。
○議長(神野義孝君)
日程第1 議案第6号「令和2年度御殿場市一般会計予算について」を議題といたします。
過日の本会議に引き続き、質疑を継続いたします。
過日の質疑は、歳出5款労働費、6款農林水産業費、7款商工費の途中でしたので、これを継続いたします。
5款、6款、7款について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
203ページの1項1目労働諸費の説明1の勤労者福祉事業です。
③と④の
勤労者住宅建設資金貸付金4,300万円と利子補給事業の1,300万円について質問いたします。
31年度と比べますと貸付金が3,000万円減、利子補給事業が300万円増となっています。この両方の積算根拠について。
また、各地域に団地ができていて、新築の家が増えている感じがするんですが、勤労者の持ち家建設の傾向についてどのような分析されているかお尋ねいたします。
6款の農林水産業費です。209ページの1項4目の畜産振興費、説明1の畜産振興防疫事業の③の
畜産特産物育成事業補助金についてですが、平成31年度までは
金華豚推進事業補助金という項目がありましたが、今回の当初予算には、その項目がありませんが、この畜産特産物に含まれているのか。また、減額計上の背景、金華豚の畜産家の現状、そして将来の見通しについてお尋ねいたします。
211ページの1項5目の農地費の説明8の⑤のふじのくに美しく品格のある
邑づくり連合事業会員市町負担金についてですが、予算の計上は少ないのですが、この事業内容と当市へのメリット、特に経済的効果についてお尋ねいたします。
この事業はいつまでの継続事業であるか、お尋ねいたします。
7款の商工費です。223ページ、1項3目観光費、説明2の③の
登山観光客等おもてなし事業について質問いたします。
これは31年度と比べますと48万円増となっていますが、令和2年度の事業内容について、そして48万円増の理由について、この事業は当市のイメージアップに貢献する事業なのかどうか、御見解をお伺いいたします。
次が225ページの1項3目、説明3の
観光ハブ都市推進事業です。これは
市内周遊キャンペーン等と書いてありますが、82万円の減額計上になっています。31年度の説明では、200万円はふるさと納税寄附金を充当とありますが、令和2年度の200万円の財源について、内訳をお願いいたします。
事業の評価、また、令和2年度の事業内容について、また82万円減額の背景について、今後の見通しについて。
225ページの1項3目説明4の③の
デスティネーションキャンペーン事業についてです。説明では、令和2年度が最終年度との説明がありましたが、この
大型観光キャンペーン事業の令和2年度の事業の内容について、また、当市への経済的効果についてどのように考えていらっしゃるか。また、95万円の内訳をお尋ねいたします。
最後です。そのページの説明5の観光振興事業の③の
インバウンド推進事業です。今度のこのコロナウイルスによる各国の出国規制とか日本への渡航規制等、当事業への影響をどのように考えていらっしゃるか。また、この
インバウンド推進事業の当市への経済的影響をどのように分析されているか。
以上です。
○議長(神野義孝君)
商工振興課長。
○商工振興課長(佐藤正博君)
それでは、私から1点目、
勤労者住宅建設資金貸付金、
勤労者住宅建設資金利子補給事業の御質問にお答えさせていただきます。
まず、
勤労者住宅建設資金貸付金ですが、本制度は新規受付を平成22年度で終了し、翌23年度から利子補給制度に切り替えております。貸付金による利子補給期間は最長で10年であることから、制度移行により、この制度での新規貸し付けは生じないため、元金償還件数が年々減少し、令和2年度が最終年度となり、令和3年度から利子補給制度に完全に切りかわり、この制度は終了いたします。
令和2年度は本年度と比較して貸付件数が12件減少することに伴い、予算額は3,000万円減額となっております。
次に、
勤労者住宅建設資金利子補給制度の増額の背景ですが、本制度は平成23年度より開始した制度であり、利子補給期間が10年間のため、補助が一巡する令和2年度までは新規貸付件数が伸びていくことになります。
また、本事業では、近年の超低金利等の理由により、新規貸付件数が伸びており、今年度においても3月補正にて増額をしております。同様に、3月補正を行った平成30年度の決算は1,400万円であり、令和2年度までは新規貸付件数が伸びていくことを鑑みて増額したものでございます。
次に、勤労者の持ち家建設の傾向についてですが、本事業での新規貸付件数は、消費増税前の駆け込み需要は落ちついたものの、超低金利政策等の影響もあり、依然として多く、傾向として以前と比べますと住宅を購入する年齢層が下がってきていることや、勤務年数が短い人の購入が増えている状況となっております。
また、ここ数年を見ますと、1~2割以上が市外からの転入者であり、本事業が人口の社会増と、比較的若い方が家を購入し定住することによる自然増を促す施策となっているものと考えております。
以上でございます。
○議長(神野義孝君)
農政課長。
○農政課長(杉山真彦君)
2問目、畜産振興事業についてお答えします。
1点目の昨年度まであった
金華豚推進事業補助金の記載がなくなっている件ですが、これは農政課の予算について、その体系の見直しを図ったため、4目畜産振興事業についても、大事業、細事業の構成や名称を変更したことによるものです。議員お見込みのとおりでありまして、
③畜産特産物育成事業補助金は、従来どおりの金華豚の振興に係る補助であります。
次に、減額計上の背景ですが、助成金の受け皿となる金華豚研究会も発足から30年経過していること、また、市内養豚農家は全てが金華豚のみ生産し、
中核農業者協議会養豚部会と重複し、そちらでも農協などから補助があり、自立した運営に向けて内容を精査の上、補助金額の減額をしました。
次に、金華豚の現状ですが、3戸の養豚農家が生産し、山梨県の石和の屠畜場で解体され、板妻地先の精肉店1店が精肉処理販売をしております。現在の飼育頭数は約100頭で、15年前の4分の1まで頭数は落ち込んでいます。
最後に、畜産業はふん尿の処理に伴う施設の整備、近隣者とのにおいの課題もあり、全国的には人家から離れた箇所に追いやられてしまう状況で、新規に養豚業を始める方はなかなかいないのが実情と言えます。まずは、3戸の生産農家が安定的に経営できるようしっかりした支援をし、出荷頭数の維持に努めてまいります。
以上です。
○議長(神野義孝君)
農林整備課長。
○農林整備課長(勝又茂己君)
3点目のふじのくに美しく品格のある邑づくり連合事業につきまして、順次お答えをいたします。
当連合会は、県内の農村漁村地域全体の活性化を目指して組織され、地域の宝を守る活動に真摯に取り組んでいる地域等を、「美しく品格のある邑」として登録しております。具体的には地域資源に関する情報発信や模範的な活動に取り組む村に対しての表彰、また、ウエブサイトやSNS等を積極的に活用した広報活動などにより、美しく品格のある邑の魅力向上やブランド力を図る取り組みを推進しております。
次に、当市へのメリットについてでございますが、現在、当市では仁杉、北久原、栢ノ木地域の西沢水系、沼田、二子、中清水の4つの邑が登録されております。富士山を借景とした景観づくりや耕作放棄地の活用、また、地域の農産物販売等、それぞれの邑の魅力的な活動を連合会の機関紙やウエブサイト、また、SNSなどを通し、広く県内外に情報発信をしていただいております。
合わせて当市では、沼田、二子の2つの邑が連合奨励賞を受賞していることもあり、当事業を通じて邑の魅力が広く伝わり、当市のイメージアップにも貢献しており、数字的に試算をすることは非常に困難ですが、経済効果にも寄与しているものと認識をしております。
最後に、事業の期間につきましては、この事業は平成24年に始まった事業で、県内では現在133の邑が登録されております。いつまでの継続事業という方針はございませんが、連合会としては今後も邑の登録数を増やし、魅力ある邑づくりの実現に寄与する活動を行っていくと聞いております。
当市につきましても、連合会の方針を踏襲し、地元地域の意向を尊重しつつ、今後も継続してまいりたいと考えております。
以上でございます。
○議長(神野義孝君)
観光交流課長。
○観光交流課長(前田裕三君)
私からは観光関連の御質問を大きく4点いただきましたので、順次、お答えをさせていただきます。
1点目の
登山観光客等おもてなし事業の内容ですが、富士山御殿場口新五合目で開山期間中に実施している給水場の設置運営業務、御殿場駅東西自由通路での観光案内事業、8月のお盆の時期に、市民や学生が中心となって御殿場駅周辺で登下山客や国内外の観光客に対し、多言語対応などの観光案内などを行う
おもてなしサロン等設置事業となります。
なお、令和2年度は本年度と比べて約48万円の増額計上となっておりますが、これは
オリンピック自転車ロードレース競技の特設ライブサイトが御殿場駅富士山口広場などに設置される際にも、みくりやおもてなし倶楽部が多言語対応の観光案内などを行うことによる、日数増加による委託費用の増額が主な要因となっております。
これらのおもてなし事業は、富士山の登下山客、また外国人を含む多くの観光客から大変好評をいただいておりまして、一例となりますが、
おもてなしサロン等設置事業における高校生を含むボランティアの方々の対応について、
観光客アンケート調査では、とても温かいまち、よい人とよいガイドがいるまち、親しみやすいまちといった好意的な回答を寄せていただくことが多々ございます。このことは、この事業が御殿場のイメージ向上につながっていることを端的にあらわしているものと考えているところでございます。
次に、2点目の
観光ハブ都市推進事業関連の御質問ですが、令和2年度も本年度と同様、事業費200万円全額にふるさと納税寄附金を充当させていただきます。この事業は、
御殿場プレミアムアウトレットをはじめとした多くの市内事業者に御協力、御賛同いただき実施する市内観光施設をめぐるスマートフォンを使った
デジタルスタンプラリー企画でございます。
年間1,000万人を超えるアウトレット来場者に、当市の魅力を知っていただくとともに、市内回遊、滞留促進を図るため、市内各所の観光施設をめぐり、その施設のお土産や入場料の割引きなどの得点をもらい、加えてその施設のスタンプを集めて、当市の特産品や宿泊券、ゴルフ無料プレー券などが当たる抽せんに応募できるというものでございます。
実施期間が3月31日までとなっておりますので、本年度の結果がまだ出ておりませんが、平成30年度は
キャンペーン参加者数と抽せん応募者数の比率であるレスポンス率が約30%と高い比率であること、また、参加者アンケートでは、多くの皆様から高い満足度、高評価をいただいておりますことから、市内への周遊を促す効果、当市の魅力を発信する効果が高い事業であるものと評価をしております。
令和2年度も本年度と同様に実施する予定ですが、本年度の課題、成果等をしっかりと検証した上で、より参加しやすい環境を整えるとともに、本キャンペーンに御協力、御賛同をいただける企業を増やし、当市の魅力をさらに伝えることができるよう、事業の改善に努めます。
なお、令和2年度の当初予算が本年度と比べて82万円の減額計上となっておりますが、これは本年度、本事業とは別に実施した観光客動態調査を次年度行わないことによるものでございます。
本キャンペーンも次年度で3年目を迎えますが、御協力、御賛同をいただいている企業からは、ホームページ閲覧数や来場者数が増えたなど、一定の評価をいただいております。参加者数が増加し、観光施設がさらににぎわい、宿泊者数が増え、そして観光客に町中まで足を運んでいただけるよう、今後も事業を継続して実施してまいります。
次に、3点目の
デスティネーションキャンペーン事業ですが、令和2年度は3年間の事業の最終年度となるアフターDCとして、当市の観光施設や旅行商品を露出し、売り出すキャンペーンを4月から6月までの3か月間、集中的に実施いたします。また、この期間中に運行される観光列車の御殿場駅でのおもてなしや、観光キャラバンによるPR、観光資源の売り込み等を実施するとともに、引き続き宿泊につながる企画の検討、観光客や旅行会社のニーズ、注目度の高い観光資源の洗い出し、商品造成などを行ってまいります。
DCの経済効果としましては、本年度の本番DCのキャンペーン期間、4月から6月までの間における当市の観光交流客数は約356万4,700人で、前年度の同時期を約3万8,000人上回り、そのうちの宿泊客数は約27万3,300人、前年同時期を約1万3,000人上回るものとなりました。観光交流客数、宿泊客数ともに大きく増加し、本市の消費を生み出した本番DCは、当市に大きな経済的効果を与えたものと考えており、アフターDCにも同様の経済波及効果を期待しております。
令和2年度予算95万円余の内訳につきましては、県DC推進協議会への負担金38万7,000円、県DC推進協議会33市町部会への負担金36万6,000円、また、観光商品の造成やキャンペーン費用として、御殿場市観光協会へ交付するDC推進事業交付金20万円となっております。
次に4点目の
新型コロナウイルス感染症の拡大が当市の
インバウンド推進事業に与える影響についてですが、今回の
新型コロナウイルス感染症の拡大による各国の我が国に対する渡航制限や警戒レベルの引き上げ、また、航空路線の減便は、当市を訪れる外国人観光客減少の主な要因であり、これまで推し進めてきた
インバウンド推進事業の今後の展開に大きな影響を及ぼしかねないものと考えております。
しかしながら、いまだに終息の兆しが見えない状況ではありますが、まずは新型コロナウイルスの予防、拡大防止策に傾注し、そして、回復期における需要に直ちに対応できるよう、引き続き受け入れ体制の整備、体験プログラムやツアー商品などの開発、素材の海外露出などを進め、可能であるならば、ファムトリップや海外メディアの取材を受けるなど、終息を見据えた準備を進めてまいります。
当市経済への影響につきましては、新型コロナウイルスの拡大を受け、宿泊施設や観光施設などへの影響を調査したところ、外国人観光客が大きく減少した、宿泊や食事のキャンセルが増加したといった回答が多数ありました。交流人口や消費が減少し、施設によって差はあるものの、経営環境の悪化に直面している施設、店舗もあるなど、当市の経済に大きなマイナスの影響を及ぼしているものと危惧しております。
また、事態の長期化が観光施設のみならず、他の業種にも深刻な影響を及ぼすことから、引き続き影響の把握、分析に努めてまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて、歳出5款から7款までの質疑を終結いたします。
次に、8款土木費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
7番 川上秀範議員。
○7番(川上秀範君)
それでは、8款土木費について、私から質問させていただきたいと思います。
238、239ページ、3項1目説明欄2、河川維持修繕事業3,300万円ですが、本事業の詳しい内容説明について、そして、河川清掃の予定、どのように清掃する河川を決定しているのか伺います。
続きまして、240、241ページ、4項1目、説明欄2の②都市計画マスタープラン策定事業の690万円ですが、平成31年度から120万円の増額となっております。また、現在のプランは令和2年度で終了と認識をしております。予算の概要には、見直しに要する経費と記載されておりますが、その算出根拠と令和2年度の事業内容について伺います。
続いて、244、245ページ、4項4目、説明欄1、工業団地開発事業の576万円ですが、経済活性化移住定住策としては評価いたしますが、自然保全とのバランスについての見解を伺います。
続いて、同ページ、4項5目、説明欄3の①都市公園施設改善事業1,638万円余ですが、令和2年度の事業内容と内訳について、また、修繕事業はどのようなルールで行われているのか伺います。
最後に、250、251ページ、5項1目、説明欄3、市営住宅環境整備事業、御殿場団地給排水設備改善などの2,509万円余ですが、事業実施中の住民への配慮について、この市営住宅環境整備事業は、平成31年では3,807万円計上していますが、ローテーションを組み、点検によるものなのか、そして、市営住宅の長寿命化計画の方向性、そして最後に、入居に関する広報について伺います。
以上です。
○議長(神野義孝君)
管理維持課長。
○管理維持課長(麻生賢一君)
それでは、大きく5つ御質問いただきましたので、私のほうからは1つ目の事業につきまして御説明をさせていただきます。
1つ目の事業内容でございますが、市が管理している河川における既存護岸の補修、河床の浸食対策や、上流から流れてきた土砂の撤去等の対応を実施いたします河川応急修繕事業と、同じく河川敷地内の草刈りなどを建設業協会に委託を行っている河川整備事業となってございます。
2つ目の河川清掃の予定、河川の決定につきましては、主に各自治会の協力のもと、各区の道普請のときなどに河川清掃のお願いもしてございます。
最近の要望につきましては、河川敷内の土砂撤去や木の伐採、草刈りなどが多くなってきており、箇所決定につきましては、そういった各区からの陳情をもとに、現地を確認して、必要な箇所において対応をさせていただいております。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
都市計画課長。
○都市計画課長(横山 勉君)
それでは、都市計画マスタープラン事業費の算出根拠と、令和2年度の内容についてお答えいたします。
マスタープラン策定事業費は、主に2か年で行うマスタープラン策定のための外部業務委託料と、作成に多くの御意見、御助言をいただくための市民懇話会委員への報償費からなっております。令和元年度は業務委託の年度末執行見込み業務量を40%見込み、執行に応じた委託金と懇話会2回分の報償費を計上いたしました。令和2年度は業務委託の執行見込み業務量を残りの60%とし、業務量に応じた委託金と懇話会3回分の報償費を計上したもので、結果的に増額となりました。
次に、令和2年度の事業内容についてですが、今年度、令和元年度ですが、現マスタープランにおける過年度の実績と課題の整理を中心に行い、市域の全体構想作成の段階まで進みました。令和2年度につきましては、市内各6地域の特性の整理及び課題の抽出を行い、それぞれの地域の特性に合った地域別構想をまとめ、マスタープランの策定を進めてまいります。
以上でございます。
○議長(神野義孝君)
都市整備課長。
○都市整備課長(勝又喜英君)
それでは、3点目の工業団地開発事業についての御質問にお答えをいたします。
事業用地といたしましては、御殿場市都市計画マスタープランにて明示をしております環境に配慮した工業ゾーンである(仮称)夏刈南部工業団地の整備に着手をし、新たな工業用地として板妻南工業団地周辺での開発整備を計画しております。
自然保全とのバランスにつきましては、県自然環境保全条例に基づき開発事業区域内での希少野生動植物調査を行い、保護すべき希少動植物が確認された場合、同程度の環境となる近隣の市有地等に移植をするなどの処置を行っております。
また、工業団地の開発に伴います緑地率を15%以上としており、隣地開発に該当する土地につきましては、森林率を25%以上に設けることとなっております。
なお、既に開発造成工事を行っております(仮称)夏刈南部工業団地開発事業におきましては、森林率を25%以上設け、さらに環境の維持、保全に関する協定を、地元区である保土沢区と締結をしており、開発造成工事及び進出企業に対し、区民の健康を保護し、生活環境を維持するための最善の努力を行うものとしております。
主な協定の内容としましては、進出企業が建築する建物の外壁面から緩衝帯を設けること、建物内から排水される水の基準などを定めており、新たな工業団地の整備につきましても、同様の協定を結ぶ予定となっております。
いずれにいたしましても、工業団地開発及び進出企業の創業も含めまして、周辺の環境保護に努めてまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
公園緑地課長。
○公園緑地課長(佐藤修一君)
それでは、4問目の質問にお答えいたします。
公園施設改善事業についてですが、まず、この事業は平成25年度に策定した公園長寿命化計画に沿って、老朽化した公園施設を計画的に修繕、更新を行い、施設の安全強化を図ることを目的とした事業でございます。
来年度の事業の内訳になりますが、中央公園の標識修繕、湯沢平公園の噴水休憩所となっている日陰棚やベンチの修繕、神山平ふれあい公園の複合遊具の更新を行うものでございます。
次に、この修繕のルールでございますが、冒頭のとおり、長寿命化計画の順番に沿って進めておりますが、施設の老朽化により危険度の高いもの、地域の要望や日々寄せられる市民の方々の直接の声も考慮しながら優先順位を決め、対応している状況でございます。やむを得ず次年度に繰り越すものにつきましては、指定管理者と協議し、日常点検の強化と部分補修により、利用者への安全確保に努めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
建築住宅課長。
○建築住宅課長(岩田秀也君)
それでは、私のほうから5点目の市営住宅環境整備事業について、順次お答えいたします。
1点目のこの事業の住民への配慮についてお答えいたします。
この事業は、入居者がいられる建物を居ながら改修するものであり、入居者の立ち会いをお願いする工程もございます。そのため、事業着手に当たって、説明会を開催するなどして、関係する入居者に事業内容を丁寧に御説明するとともに、居室内の設備改修については、最大限入居者に配慮して、日程調整等を行っております。
次に、2点目のこの事業のローテーション等についてお答えいたします。
給排水設備改善事業の対象団地については、御殿場市営住宅等長寿命化計画に定めており、具体的には御殿場団地、上栄団地、富士岡団地、永原第2団地、印野第1団地の5団地を対象としております。実施する順番については、建築年度や建物の戸数等を考慮して定めております。
なお、昨年度は給排水設備改修のほか、政策空き家2棟の解体をしたく予算計上しましたが、令和2年度には解体工事を予定しておりませんので、その分、減額となっております。
次に、3点目の市営住宅等長寿命化計画の方向性についてお答えいたします。
市営住宅の修繕に要する経費は、建物の老朽化に比例して高額になる傾向がございますので、予防保全的に改修を行い、長寿命化による更新コストの縮減を図る目的で、市営住宅等長寿命化計画を策定しております。したがいまして、建築から一定の年数がたった段階で改修をしつつ、総体的な管理コスト縮減を図る方向で事業を実施するものでございます。
最後に、4点目のこの事業に係る広報についてお答えいたします。
事業の実施に当たり、入居者の皆様には特段に御理解をいただく必要があるため、文書の送付や説明会の開催を行っているほか、既に改修した物件を公開して事業内容を御説明する等しております。令和2年度も丁寧な広報に努めてまいりたいと考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と川上秀範君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
3番 勝又英博議員。
○3番(勝又英博君)
2点、お伺いします。
247ページの8款4項7目、原里市民の森の整備費という内容ついてお伺いいたします。
もう一つ、249ページ、8款4項9目の5と6の地方創生広域連携推進事業の新東名高速道路プレイベント費と、6番のアクセス道路等開通式典事業という、この内容についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
公園緑地課長。
○公園緑地課長(佐藤修一君)
それでは、1点目の原里市民の森整備事業の内容についてお答えいたします。
この事業は、平成29年に西御殿場ゴルフ場閉鎖に伴い、原里財産区が取得した5.6haの敷地を活用し、都市公園として整備するものでございます。平成30年に原里地区まちづくり委員会で、その利活用について検討し、基本構想をまとめた結果、当該地を原里市民の森の候補地として位置づけし、地区公園として整備をしてほしいとの要望書が市へ提出されました。
地区公園の定義は、当該地から半径1㎞の居住地の住民を対象とした公園となります。現状として、当地区にはこの地区公園が存在しないため、原里地区民の健康増進、福祉向上を考慮し、整備の必要性が高いと判断、令和2年度から施設の内容や規模、配置を決定するための基本設計と詳細測量に着手することになりました。
まちづくり委員会で決まったコンセプトは、富士山や周辺の神場山神社など、景観資源との調和を図り、現状の芝生などの地形や環境を生かした必要最小限の整備とし、新たな憩いの場、交流の場として活用を図るということですので、それに沿った計画を策定していく予定でございます。
工事着手は令和4年度から予定しており、令和8年度の完成を見込んでおります。財源につきましては、全て原里財産区の繰り入れで実施してまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
道路河川課長。
○道路河川課長(鈴木信義君)
私からは2点目の御質問、新東名高速道路関連整備事業についてお答えいたします。
当事業の対象となります新東名高速道路、国道138号線バイパスにつきましては、市としまして重要な位置づけを持つ道路であるため、以前より積極的な早期開通の要望活動を行ってまいりました。これらの道路は、ネクスコ中日本並びに国土交通省より、令和2年度中の開通の報道がありました。当市としましても、開通前にしかできないイベントとして、市内外を問わず参加者を募り、幅広く市をPRできる機会として計画しております。
各道路における事業主体は、国や県、ネクスコ中日本でありますが、共同でイベントや開通式を開催する方法で調整を進めております。
説明欄5の地方創生広域連携推進事業につきましては、新東名高速道路の御殿場ジャンクションから、(仮称)御殿場インターチェンジまでの開通に伴うイベントの費用となります。内容は、開通前しか体験できない高速道路上で行うウオーキングやサイクリングなどを、小山町、裾野市、御殿場市で構成する実行委員会を設立し、今後検討していきたいと考えております。
続きまして、説明欄6のアクセス道路等開通式典事業につきましては、国道138号線バイパスや国道469号バイパスの開通に伴う開通式並びにプレイベントに要する費用になります。プレイベントの開催や広報活動、開通式の開催などを含め、今後は関係機関と調整を図りながら計画するところでございます。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と勝又英博君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
6番 中島宏明議員。
○6番(中島宏明君)
私のほうから1点、質問させていただきます。
252から253ページ、5項2目建築指導費における説明2、建築物等地震対策事業④木造住宅耐震補強助成事業は、旧耐震基準の木造住宅の耐震補強工事に対して補強する事業と説明がありましたが、昨年度比290万円増の背景、根拠について、また今後の見通しについてお聞きしたいと思います。
よろしくお願いします。
○議長(神野義孝君)
建築住宅課長。
○建築住宅課長(岩田秀也君)
それでは、建築物等地震対策事業についての御質問に順次お答えいたします。
増額の背景としましては、国の補助制度改正に伴い、1件当たりの補助額が増額となるため、今まで補強計画と補強工事に分けて補助金の交付を行っていましたが、補強計画までを終えても、補強工事にまで至らないケースがあるため、補強工事までを効率的に行ってもらうために、補強計画・工事を一体として実施する事業に対し助成する制度に移行することとなりました。
根拠となる補助額は、現行制度では1件当たり65万円、高齢者世帯等は85万円に対し、新制度は一体型では1件当たり100万円、高齢者世帯等は120万円となり、290万円の増額となるものでございます。
次に、今後の見通しでございますが、近年、大規模地震等により、安全に対する市民の関心が高まっている中、まだ市内には耐震化すべき多くの住宅が存在しているため、先ほどの新制度も含め、耐震化助成制度のPR等に努め、市民の生命、財産を守るため、安全で安心なまちづくりを引き続き推進してまいりたいと考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と中島宏明君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
15番 小林恵美子議員。
○15番(小林恵美子君)
1点、伺います。
228、229ページです。8款1項1目土木総務費、説明欄3の道路台帳整備事業4,000万円余、これは道路台帳の更新及びデジタル化整備を行うために要する経費と伺いましたが、この4,000万円の内訳を伺います。
○議長(神野義孝君)
管理維持課長。
○管理維持課長(麻生賢一君)
それでは、ただいまの御質問についてお答えをいたします。
道路台帳整備につきましては、道路法により調整、補完をしなければならないと定められており、当市においても同様整備をしてございます。
4,000万円余の内訳といたしましては、既存道路台帳のアナログ図面を電子化する道路台帳デジタル化業務としまして、2,200万円余を計上してございます。こちらにつきましては、2か年の事業で債務負担事業となっております。
次に、道路改良事業等によって、道路幅や延長に変更が生じた場合に更新する道路台帳補正業務委託として1,800万円余を計上してございます。
なお、こちらには高根西部塚原地区ほ場整備事業完了に伴い補正を行うもの、また、新東名高速道路アクセス道路事業等により補正を行うものを含みます。
道路台帳を整備し、市道を適切に管理するとともに、市民サービスの向上に努めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と小林恵美子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
18番 高木理文議員。
○18番(高木理文君)
2点、お伺いをいたします。
まず、1点目ですけれども、231ページ、8款2項1目の道路橋梁維持費、その中の道路維持補修事業についてです。前年度予算費で2,657万円余の減額となっております。まだ市内を見ますと、大型の道路工事が続いている中で、大型車両の利用に起因する路面の破損、こうしたものも心配されるわけです。
減額の背景についてお伺いすると同時に、住民生活に影響を及ぼさない維持管理ができるのかお伺いをいたします。
それから、2点目ですけれども、233ページ、8款2項3目の生活道路整備事業費についてです。
要望の出ている生活道路について、16路線を整備されるという予定になっておりますけれども、前年度予算額と同額ですが、地域の要望に対応ができるのかお伺いをいたします。
また、どの程度の進捗率を見込んでおられるのかお伺いをいたします。
○議長(神野義孝君)
管理維持課長。
○管理維持課長(麻生賢一君)
それでは、大きく2点の御質問をいただきましたので、私のほうからは1点目の御質問についてお答えをさせていただきたいと思います。
2,657万円余の主な減額の要因といたしましては、工事請負に関し、側溝等の改修工事における継続路線の完了によるものでございます。路面の破損に大きくかかわる舗装補修に関しましては、前年度当初予算額と同額を計上してございます。
現在、新東名関連工事などによる通行車両における管理施設の傷みに関しましては、新東名関連工事の進捗状況を考慮しながらの対応を考えており、引き続き道路パトロールなどを強化し、早期の道路破損箇所の発見を行い、迅速な修繕や直営での作業を行って、維持管理に努めてまいります。
いずれにしましても、今後も地域からの要望等を鑑みて、必要な予算確保を行いながら、安心・安全な道路管理行政に努めてまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
道路河川課長。
○道路河川課長(鈴木信義君)
それでは、私からは2点目の生活道路整備事業についてお答えいたします。
生活道路整備事業につきましては、令和元年度末に18路線の整備完了を予定し、申請件数577件に対して完成462件で、進捗率80%程度を見込んでおります。また、令和2年度につきましては、16路線を計画し、要望数に対する進捗率は82%を見込んでおります。
平成30年度実績からは、6%程度上昇していることから、少しずつでありますが、地域の要望に対応していると考えております。
今後につきましても、各地区の地域住民の意見を伺いながら整備を進めてまいりたいと考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
4番 本多丞次議員。
○4番(本多丞次君)
235ページです。8款2項6目交通安全施設整備費でございます。2と3、交通安全施設整備事業でございますが、特にスクールゾーンに関して、私、感じているんですけれども、区画線が消えているというところが多々あるというように見受けられます。その道路区画線、路側帯、境界線と歩道の現状ですね、そちらのほうと今後の整備についてお伺いします。
また、車椅子での走行される方もいらっしゃるんですけれども、その走行についての整備についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
道路河川課長。
○道路河川課長(鈴木信義君)
それでは、ただいまの御質問にお答えします。
学校周辺の歩道整備につきましては、子どもたちの安全確保の重要性について認識しており、市内の小中学校周辺の道路整備要望に合わせ、極力歩道整備も含め進めておりますが、整備箇所のほとんどが住宅密集地であり、沿道の建物や庭、駐車場に影響が出ることから、歩道用地の確保に対する地権者の御理解、御協力を得るのに時間を要しているところでございます。
しかし、日々の用地交渉を進めるに当たり、少しずつではありますが、事業進捗が図られていると認識しております。また、歩道設置が困難な路線につきましては、歩行空間を確保するため、側溝のふたがけや消えている箇所の区画線の引き直し、また、それに伴いましてグリーンベルト及びポストコーンなどを設置し、通学路の安全確保に努めております。
今後の整備につきましては、地元要望や交通安全リーダーと語る会などの意見を参考として事業を進めていく予定でございます。
次に、車椅子等の歩道整備につきましては、バリアフリーに対応した歩道面の段差が少ないセミフラット方式を採用し、幅員につきましては1.5m以上、車道との接続面については、車椅子タイプの縁石を使用し、整備を進めております。いずれにしましても市民の皆様の御協力をいただきながら、安心・安全な道路行政に努めてまいります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と本多丞次君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
今、本多議員が質問された235ページの2項6目の交通安全施設整備の歩道整備について、私は市道0216号線について質問いたします。
歩道整備事業が1,500万円、用地取得事業が2,000万円、これについて質問するんですが、令和2年度の事業内容について、そして、用地取得の折衝方法と予想される課題について、また市全体の歩道整備状況についてお尋ねいたします。
次が243ページの4項3目街路関連事業費、説明2の②の御殿場駅前広場周辺整備事業の無電柱化委託等2,057万円について質問いたします。
この駅前広場以外における無電柱化の見通しについてお尋ねいたします。
次が247ページ、4項6目の公園整備費の説明欄の秩父宮記念公園整備事業第2期について質問いたします。
説明では、土地開発公社より2,100㎡を取得するとありましたが、令和2年度の事業内容、この用地取得以外の事業内容も教えていただきたいと思います。
今後の計画の進め方についてお尋ねいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
道路河川課長。
○道路河川課長(鈴木信義君)
それでは、1点目の交通安全施設整備費についてお答えいたします。
1つ目の令和2年度、市道0126号線歩道整備事業の内容ですが、工事につきましては、本年度、東田中地先の市立東保育園付近、富士山側の延長29.1mを施工し、令和2年度も引き続き同一箇所、延長42m施工する予定でございます。
用地取得につきましては、御殿場地先の杉原交差点付近などを行う予定でございます。
2つ目の用地取得の折衝方法と予想される課題についてですが、折衝方法につきましては、個別に地権者を訪問し、計画図面などを提示し、具体的な説明を行って、地権者の感触を得ています。協力していただければ、用地や物件の補償金額を提示し、最終的に調印となります。
また、幅広く情報収集を行い、地権者の都合により建物などの建て替えや収去が発生した場合は、先行して用地提供をお願いしております。
予想される課題につきましては、歩道設置の必要性につきましては、皆様理解されているものの、この路線は住宅地が多いことから、各家庭の庭先や建物、駐車場に影響が出ることから、敷地面積が狭くなるため、関係地権者からの御協力を得るのに時間を要しているのが現実であります。関係地権者の御協力をいただくまで、今後も粘り強く交渉するのみと考えております。
3つ目の歩道整備状況についてですが、現在、学校周辺などの10路線について、道路拡幅整備に合わせ、歩道設置を行っております。これは地元要望により事業化しているもので、平成15年から平成30年度現在で、各地区からの歩道設置要望が22路線、うち完了が8路線となっております。また、歩道の設置が困難な路線につきましては、側溝ぶたを設置するなど、歩行空間の確保に努めております。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
都市整備課長。
○都市整備課長(勝又喜英君)
それでは、2点目の御質問、無電柱化についての御質問にお答えいたします。
初めに、箱根乙女口広場、箱根乙女口線の無電柱化の整備状況ですが、令和2年度に各家庭への引き込み設備と電線共同溝への電線を入れる工事を電線管理者へ委託をいたします。これらが終了後、仮設電柱を撤去して無電柱化が完了となります。
次に、今後の無電柱化についてですけれども、都市計画道路新橋茱萸沢線、通称軒田通りにおきまして、御殿場駅富士山口広場の交差点から若宮交差点を越えまして、タワーコートマンションまでの延長約280m、この区間を静岡県にて道路拡幅等の街路整備事業として実施しているところですが、この整備に合わせまして、無電柱化を行う計画であり、今年度、既に静岡県にて詳細設計を実施しているところです。
また、新橋茱萸沢線整備事業の関連となります県道沼津小山線の新橋浅間神社の付近から駅前通り線の進入路のあたり、この区間約280mにつきましても、静岡県に街路整備事業の早期での実施と合わせまして無電柱化の要望をしているところでございます。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
公園緑地課長。
○公園緑地課長(佐藤修一君)
それでは、3点目の御質問にお答えいたします。
秩父宮記念公園第2期整備事業につきましては、平成27年度に事業着手し、現在御殿場小山土地開発公社で先行取得した用地約1万1,600㎡の買い戻しを中心に進めております。
令和2年度の事業内容ですが、引き続き先行取得した用地2,100㎡の買い戻しを進めてまいりますが、この取得により公社による用地の買い戻しが完了する予定でございます。
また、全体の事業用地につきましては、残り1名の地権者からの取得となりましたので、来年度には用地鑑定と物件補償の再積算を実施し、早期取得に向けて粘り強く交渉を進めてまいります。
次に、今後の計画の進め方となりますが、用地の取得に合わせて整備手法や事業スキームを検討するため、PFI等可能性調査を実施し、従来の整備手法に加え、民間活力による整備についても検討し、東山二の岡地区の文化を継承する場として整備を進めてまいります。
なお、工事の完成は現在の予定では令和8年度末を予定しております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて8款の質疑を終結いたします。
○議長(神野義孝君)
この際、10分間休憩いたします。
午前11時02分
○議長(神野義孝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午前11時12分
○議長(神野義孝君)
9款消防費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
10番 永井誠一議員。
○10番(永井誠一君)
9款消防費についての質問をいたします。9款1項5目の災害対策費についてお聞きいたします。ページは260、261ページになります。
説明欄8、防災マップ整備事業についてですが、令和元年度は森之腰区をはじめ26地区へのマップ整備を行っていただきました。令和2年度以降、整備内容、状況についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
危機管理課長。
○危機管理課長(水口光夫君)
ただいまの質問にお答えします。
防災マップ整備事業は、平成26年、27年に整備しましたマップを、令和元年度から3年間で更新し、全戸配布を実施します。今回更新する防災マップは、御殿場富士岡地区の土砂災害警戒区域の追加指定部分、黄瀬川における想定最大規模の洪水浸水想定区域図、大雨の気象状況や避難行動などを5段階の警戒レベルで示した行動指針及び南海トラフ地震警戒情報の運用などを新規に計算しました。
令和元年度では、森之腰区等26区の整備を実施しました。引き続き令和2年度は当該区の防災部長を通じて、組の集合場所や防災倉庫の確認等、各区の事情に応じた防災情報の見直しを図り、御殿場、富士岡、原里地区における16区の整備をしてまいります。令和3年度分は残りの駅周辺と玉穂、印野、高根地区の17区を整備する予定です。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と永井誠一君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
12番 杉山 護議員。
○12番(杉山 護君)
1点、お伺いします。
261ページ、9款1項5目災害対策費、備考欄の9、衛星データ防災活用事業、どのように活用するのか、この事業の内容について、成果を含めてお伺いいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
危機管理課長。
○危機管理課長(水口光夫君)
ただいまの質問にお答えします。
衛星データ防災活用事業は、市民、企業、観光客の安心・安全のためのJAXAとの協定に基づき提出される衛星データを活用し、富士山や箱根西麓周辺の土砂災害警戒区域等、市内各地の数センチ単位の地表変動を監視する事業です。これには高度な専門知識を要する一般財団法人リモート・センシング技術センターに衛星データの解析を委託し、解析されたデータを利用可能な状態で納品していただくほか、衛星写真に土砂災害警戒区域などのハザード情報を落とし込んだ地図及び地図データを作成します。特に令和元年度においては、台風19号前後のデータ比較による被害状況の確認、検証をする予定です。今後、これらの成果品を生かし、災害対策本部での情報整理や訓練、出前講座等において活用します。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と杉山 護君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
7番 川上秀範議員。
○7番(川上秀範君)
それでは、私から1点、質問いたします。
260、261ページ、1項5目の災害対策費、説明欄4の①防災用資機材購入費ですが、ここでの質問が適当かどうかわかりませんが、
新型コロナウイルス感染症の状況が大変深刻な厳しい状況ですので、お伺いいたします。
今回のコロナウイルスのような突発的な事案に対する予算措置はされているのでしょうか。また、こうした事案に対する具体的な対応の仕方についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
危機管理課長。
○危機管理課長(水口光夫君)
ただいまの質問にお答えします。
新型コロナウイルス感染症については、さまざまな対策が講じられていますが、現在、国内外の複数の地域で感染経路が明らかでない患者が散発的に発生するほか、終息まで予断を許さない状況が続いています。
今回の当初予算には、コロナウイルスに特化して予算措置はしておりませんが、今後の状況により必要となれば当然、補正予算、予備費で対応を考えております。
なお、現状において、各家庭はもとより、各医療関係施設等においても、深刻なマスク不足の状態が続いており、市民の健康状態や健康被害が生活への影響を最小限に抑える必要があります。
こうした中で、市ではマスクの確保において、病院、歯科診療所をはじめとする医療関係施設、介護施設や保育園をはじめとする社会福祉施設、さらに幼稚園、学校をはじめとする教育関係施設などへマスクを配布できるよう、現在、30万枚程度をめどに手配をしているところです。
なお、予算措置としては、緊急を要するため、準備ができ次第、今年度の予備費から充用を考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と川上秀範君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
260ページです。9款1項5目5の①自主防災対策事業の1,129万5,000円です。昨年度はがけ崩れ、水害とか災害が御殿場地域も見舞われたわけですけれども、自主防災会の現状の認識と今後の課題について、そして、本年度の事業の内容と特徴についてお尋ねいたします。
○議長(神野義孝君)
危機管理課長。
○危機管理課長(水口光夫君)
ただいまの御質問にお答えします。
自主防災会は、市内59部ごとに組織され、年間を通じて土砂災害防災訓練、市総合防災訓練、戻し訓練などに参加し、自助共助など、地域防災力の向上を図っております。
特に12月に実施される県下一斉の地域防災訓練では、中学生をはじめ多くの市民が訓練に参加し、各区の特性に応じた工夫を凝らした防災訓練、防災学習発表などを行っています。
報道では自主防災組織の形骸化や高齢化などを懸念していますが、今年度の地域防災訓練では、市内3割を超える市民が訓練に参加するなど、他市に比較して防災意識の高さが伺えます。
当市としても、補助金を資機材整備に役立てていただくとともに、交付金を交付し、各種訓練など、自主防災活動充実のため、幅広く活用いただいています。
令和2年度では特に昨年発生した台風19号の教訓を踏まえ、6月7日に富士岡地区土砂災害警戒区域5つの区を対象とした土砂災害全国防災訓練を、11月29日に地域防災訓練として玉穂地区の該当部に市災害避難所運営訓練を行っていただき、開設となる学校・自主防災会・市との三者が一体となった総合的な訓練の実施を予定しております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
同じページです。同じ項目です。1項5目災害対策費、説明4の①の防災用資機材購入費です。備蓄状況について、400万円減の背景について。
食品などは消費期限に近いものは多分交換されると思うのですが、その旧備蓄品の扱い方についてお尋ねいたします。
次が、災害時の避難場所についですが、災害弱者である病人とか障害者、乳幼児の皆さんのための整備事業について、または計画についてお尋ねいたします。
○議長(神野義孝君)
危機管理課長。
○危機管理課長(水口光夫君)
ただいまの4点の質問に順次お答えします。
1点目の備蓄状況ですが、防災用資機材や備蓄品は県の第4次地震被害想定に基づき目標値を定め、逐次整備を行っておりますが、令和2年度は防災用資機材及び備蓄品としてアルファ米等を2万8,000食、排便用収納袋1,100枚、毛布1,000枚、ブルーシート500枚、簡易トイレ10セット、災害用トイレ6基、避難所用発電機及び投光器、各5台を購入予定であります。
この結果、令和2年度末の予定整備率は、食料が77.1%、毛布が56.9%、排便用収納袋が58.3%、ブルーシートが61.5%、避難所用発電機及び投光器は75.9%となります。
2点目の400万円減の背景ですが、その主な要因としては、来年度は救護所用の医療セットの医療薬品等が使用期限などで更新を迎えるものが少なかったり、高額な物品の更新時期に当たらなかったりしたためです。このような事情で年度によって金額が変わってまいります。
3点目の消費期限に近い食品の取り扱いですが、医療救護用品として医療セット、歯科医療セット、担架などを備蓄しており、医療薬品等はそれぞれの使用期限に基づき適正に交換及び廃棄しております。食料品等については、台帳管理を徹底し、食品の種類ごとに定められた賞味期限に基づいて交換しております。
なお、食料については、毎年1月に購入しており、12月の地域防災訓練実施に合わせ、期限切れ前に地域防災訓練で活用していただくなど、工夫をし、廃棄をしないように済む努力をしております。
最後に4点目でございますが、災害時の避難所における災害弱者のための整備計画についてですが、今年度から整備するアルファ米は、全てアレルギー対応のものとなっております。また、避難所における赤ちゃんの衛生的配慮の必要から使い捨て哺乳ボトルを300個、高齢者にも食しやすいパンの缶詰やうどんを2,500食整備するほか、プライバシーを考慮した段ボールハウスを購入しました。障害者向けとしては、車椅子対応の仮設トイレ、避難所で使用するための間仕切り、簡易ベッドなどを一定数確保しております。また、そのほか備蓄しきれない資機材は、事業所と締結している災害基準に必要な物品の調達に関する協定などにより確保することになります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出9款の質疑を終結いたします。
次に、10款教育費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
10番 永井誠一議員。
○10番(永井誠一君)
それでは、10款の教育費について。3点、質問させていただきます。
まず、10款1項3目教育指導費について、ページは266、267ページとなります。
10款1項3目教育指導費、説明欄4、外国人英語指導者配置事業、5,584万6,000円についてですが、現在、ALT教員10名を2名増員し、合計12名による指導とありますが、現状の小中学校の事業運営体制と今後の増員予定についてお伺いいたします。
続いて、10款6項1目の給食センター運営費について、2点、お聞きいたします。ページは282、283ページになります。
1点目は、説明欄3、学校給食諸経費、賄材料費、給食配送委託料の5億1,857万8,000円についてですが、昨年の10月より給食費改正により、約3,800万円、経費が増額し、質の向上が図られているわけですが、具体的な内容についてお聞きいたします。
次、2点目、説明欄5、学校給食センター施設改修事業、PFIアドバイザリー業務委託費4,703万3,000円ですが、説明ですと西給食センター改築に伴うものであるとのこと。PFI事業の検討には専門的知識が必要であるとのことですが、具体的な委託内容と、進めていく上でのスケジュールについてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
学校教育課長。
○学校教育課長(勝俣 純君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
外国人英語指導者配置事業につきましては、ALTと呼ばれる外国人講師を、令和2年度より市全体で12名を各小中学校へ配置し、児童生徒が生の英語に触れる機会を増やしたり、英語の授業における補助活動を行っております。配置する授業数としましては、小学校3年生、4年生の外国語活動の授業数が年間35時間ほど、小学校5年生、6年生の授業数が年間70時間ほど、同じく中学生の授業数が年間140時間ほどとなっております。
なお、今後の増員についての予定ですが、令和2年度より2名の増員を行うため、今のところ当面の間は増員の予定はございません。
○議長(神野義孝君)
学校給食課長。
○学校給食課長(勝又雅彦君)
それでは、御質問の給食の質の向上につきまして、御答弁させていただきます。
給食の質の向上につきましては、副食の魚や肉などの大きさや量、具体的にはシャケやハンバーグが大きくなり、そして、子どもたちか大好きなデザートの回数も増えております。また、御殿場コシヒカリや野菜などの新鮮な地場産品をより多く取り入れ、子どもたちにはより一層、食に対して興味を持ってもらえるような給食を提供しております。
続きまして、3点目の学校給食センター改修事業につきましては、西学校給食センターにつきましては、平成2年度から稼働し、約30年が経過しております。そのため、衛生管理基準等を考慮し整備計画を進め、今年度PFI導入可能性調査委託を実施しております。さまざまな手法の検討を行っておりますが、今後、PFI手法を用いた整備となった場合、アドバイザリー業務委託が必要となり、また、センター建設の候補地の土壌や地質調査等の委託料も計上しております。
なお、スケジュールといたしましては、現在の西センターの状況等を考えますと、できるだけ早期の建設が望ましいところではありますが、整備手法の確立及び予算確保等の検討も必要となることから、今年度実施しておりますPFI導入可能性調査報告書をもとに、庁内合意を得て、議会への説明報告を行い、整備手法が確立した後に、正式なスケジュールも決まってまいります。
以上、答弁といたします。
○議長(神野義孝君)
10番 永井誠一議員。
○10番(永井誠一君)
再質問いたします。
説明欄3、学校給食諸経費、賄材料費、給食配送委託料についてですが、質の向上が図られ、生徒児童の発育に大変よいことであります。また、給食の時間がなお一層楽しみになっていると思います。この給食の質が向上したことを、市民の皆さんにどのように周知されているのかお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
学校給食課長。
○学校給食課長(勝又雅彦君)
ただいまの質問にお答えをさせていただきます。
市民への周知につきましては、給食の質や量、デザート類を確認いただけるよう、毎月の献立表や毎日の給食写真を市ホームページに掲載させていただいております。また今後、広報ごてんば4月20日号に、御殿場市の安心・安全な三つ星給食として、給食費改定後の給食について、カラー写真つきで報告させていただきます。
さらに、より多くの市民の方に学校給食を味わっていただくために、1月24日から30日までの間の5日間、市役所東館みくりやキッチンにおいて、学校給食食堂を開店し、隔日20食の提供でしたが、ソフト麺ミートソースや鶏肉の鯨のノルウェー風など、大変好評で、販売開始から10分程度で売り切れとなりました。今回、想像以上の反響があったため、次回は提供食数を増やして開催していきたいと考えております。
以上、答弁といたします。
(「終わります。」と永井誠一君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
6番 中島宏明議員。
○6番(中島宏明君)
4点ほど質問させていただきます。
まず1点目は、267ページ、1項3目教育指導費における説明3の学校教育支援事業③学校教育充実事業は、特別支援学級補助者、学校図書室、情緒通級指導教室補助者の運用等に要する経費と説明がありましたが、情緒通級指導教室の現況、及び補助者の充足状況について伺いたいと思います。
2点目は、同じページの説明⑤発達障害児支援事業は、通常学級に在籍する発達障害の児童生徒に対して個別支援を行う支援員を雇用する経費と説明がありましたが、この発達障害児のこれも現況及び補助者の充足状況について伺いたいと思います。
3点目は、同じページのさらに下段にあります説明5、いじめの防止等対策推進事業は、いじめの防止等を推進するための事業に要する経費と説明がありましたが、令和2年度の事業内容についてと、また、いじめの現況把握等について伺いたいと思います。
4点目になります。275ページの4項1目幼稚園費における説明5、幼稚園運営諸経費は、幼稚園の運営に要する経費で、消耗品、バスの借上料などと説明がありましたが、概要のほうの38ページの説明記載では、新規の公立幼稚園7園での給食実施に要する経費であり、幼稚園運営経費の幼稚園運営諸経費に計上とあります。新規事業でもあり、細部事業内容についてお伺いしたいのと、また、実施事業を独立した項目にされなかった背景理由について伺いたいと思います。
以上、4点です。よろしくお願いします。
○議長(神野義孝君)
学校教育課長。
○学校教育課長(勝俣 純君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
まず、1点目の情緒通級指導教室の現況及び補助者の充足状況についてですが、現在、御殿場小学校に情緒通級指導教室を設置しており、ソーシャルスキルトレーニングのサポートや子どもの成長の記録や課題の確認などの活動を行っております。令和元年度におきましては、17名の児童が週に1回から2回程度、それぞれの児童の特性に合わせた通級指導を受けております。また、補助者の充足状況につきましては、市費負担の補助者1名を配置し、学級担任と協力して、子どもたちへの支援を行っております。
続いて、2つ目の発達障害児の現況及び補助者の充足状況についてですが、こちらの予算につきましては、通常の学級に在籍している発達障害を抱える児童生徒に対する支援を目的としております。現在の状況ですが、通常学級に在籍する発達障害を抱える児童生徒の数は増加傾向にあります。令和元年度における御殿場市での割合は、通常学級全体の8%程度となっており、また、それぞれの発達の程度や個性は、個人によって異なるため、多様な支援が必要となっている状況です。補助員の充足状況についてですが、高根中学校を除く小中学校15校にそれぞれ1名ずつの補助員を配置しております。
続いて、3点目のいじめ防止等対策推進事業の令和2年度の事業内容についてですが、こちらの事業につきましては、市内小中学校等でいじめの重大事案が発生した場合に、いじめ防止対策推進法並びに御殿場市いじめ防止基本方針に基づき、いじめの防止等対策委員会を開催するに当たり、いじめの専門家などの有識者を招くための費用となっております。
続いて、4点目のいじめの現況把握についてですが、各小中学校の生徒指導担当の教員や御殿場警察署、家庭相談員、児童相談所、民生児童委員などで構成するいじめ問題対策連絡協議会などにおきまして、市内小中学校のいじめの実態や情報を関係者で共有し、いじめの未然防止や早期発見、早期対応への取り組みを組織的かつ実効的に行っております。近年の状況といたしましては、いじめの未然防止や早期発見が重要であるとの観点から、より小さな事案についても早期にいじめとして認知し、その対応をしていることにより、全体を通して認知件数は増加する傾向にありますが、重大事案には至っておりません。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
保育幼稚園課長。
○保育幼稚園課長(田代茂義君)
それでは、私からは幼稚園の給食実施事業についてお答えいたします。
公立幼稚園給食実施事業につきましては、令和2年度からの新規事業として公立幼稚園7園において週5回給食を実施するための委託費として3,536万円を計上いたしました。また、今回の給食実施につきましては、保育所等の3から5歳児と同様に、副食の提供となりますので、主食については持参となります。
公立幼稚園の給食につきましては、現在は週2回、市内業者に委託し、試行で実施をしております。今回の本格実施に当たり、7園を2つのグループに分け、現在委託している業者にそのうちの1グループを、もう一つは市外で幼稚園や学校などへの給食提供の実績がある業者に委託することとしております。
次に、今回予算の中で独立した項目としない理由につきましては、給食を含め、幼稚園の運営と捉えておりますので、独立した項目とせず、幼稚園運営全体の中で給食事業を実施してまいります。
また、事業実施に当たりましては、利用者はもちろん、市民の方にも知っていただけるよう、広報等で広く周知してまいります。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と中島宏明君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
3番 勝又英博議員。
○3番(勝又英博君)
1点、お伺いします。
279ページ、5項3目の図書館費でございます。そこの説明欄4の図書館等整備基本構想策定事業ということで271万円ほど計上されておりますが、どのような状況に今なっているのかということと、現在使われています図書館の跡地の利用についての市のお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(神野義孝君)
社会教育課長。
○社会教育課長(山﨑和夫君)
ただいま御質問がありました図書館等整備基本構想策定事業の進捗状況と跡地利用についての御質問ですが、まず初めに進捗状況についてお答えをさせていただきます。
図書館等基本構想策定事業は、今年度と来年度の2か年で実施しているところです。基本構想を策定するに当たり、今年度は図書館協議会や図書館ボランティア、学校関係者など、15団体から選出された委員による基本構想策定懇話会を8月に立ち上げ、現状分析と新しい図書館等の内容について検討すると同時に、広く市民の意見を反映させるため、図書館やふじざくらなど、市内の8つの公共施設において利用者アンケートを実施してまいりました。
今後の予定でございますが、これらのアンケートを分析しながら、懇話会の中で施設の内容、適正な規模、建物の配置、整備手法等について引き続き検討し、令和2年度末までに基本構想を策定してまいります。
次に、跡地利用でございますが、庁内には公有財産利用検討委員会がありますので、その中で跡地利用の方向性について検討されていくものと認識をしております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と勝又英博君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
8番 髙橋靖銘議員。
○8番(髙橋靖銘君)
それでは、私のほうから4点ほど御質問をさせていただきます。
266、267ページ、1項3目、説明欄3の①です。教育相談事業の18万円余です。前年度大幅減となっております。説明では人件費の事務局費への移管という御説明を受けましたが、相談員のスクールソーシャルワーカーの雇用状況について、また、相談事業に過不足はないかお伺いします。
それと、2点目、今の図書館関係に関する質問です。279ページ、5項3目説明欄4、図書館等整備基本構想策定事業の271万円余です。説明では、基本構想の令和2年度中に策定ということで、今御説明を受けましたので、令和の事業と今後の進め方については結構です。そこにあるその構想の中に、図書館と閲覧室以外に収納されている資料や書籍などの管理状況について、含まれているのかどうかお伺いいたします。
それと、続きまして281ページ、5項4目、説明欄1の②文化芸術賞賜金10万円、それと③文化団体補助事業の186万円余です。
まず、文化団体の現状について1点、お伺いいたします。
2点目です。説明では、1団体1万円ほどの補助ですという御説明を受けましたが、補助が文化向上、文化の振興のために与える貢献度、これについてお伺いいたします。
それから、最後です。282ページ、283ページ、6項1目説明欄3、学校給食諸経費5億1,800万円余です。その中に新規事業として学校給食費助成事業の1億826万円余が含まれると思います。これは概要のほうでは学校給食費4分の1助成事業に関する経費ということですが、その財源構成について、それから1億826万円の内訳、それと、継続性も含め、今後の将来展望についてお伺いいたします。
以上、4点、よろしくお願いいたします。
○議長(神野義孝君)
学校教育課長。
○学校教育課長(勝俣 純君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
教育相談事業につきましては、市教育相談員1名、学校教育相談員6名、スクールソーシャルワーカー1名を雇用しているところですが、令和2年度より会計年度任用職員制度への移行に伴い、その雇用経費につきましては、全て10款1項2目事務局費の短時間勤務職員の人件費へ移管となりました。
なお、学校における相談件数は、令和元年度、小学校で2,800件ほど、中学校で2,600件ほどとなっております。近年の傾向といたしましては、全体的に増加傾向にありますが、それぞれの相談員により過不足なく適切に事業を実施しております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
社会教育課長。
○社会教育課長(山﨑和夫君)
私からは2点目、3点目についてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、初めに、図書館等基本構想の中の図書館閲覧室以外に収蔵されている資料や書籍などの管理についてですが、新しい図書館においては十分な書籍スペースを確保していきたいと考えております。
次に、文化団体補助事業についてお答えをさせていただきたいと思います。
まず、文化団体の現状ですが、説明欄1の③文化団体補助事業は、市文化協会への補助金です。市文化協会は、芸術文化に携わる市内各文化団体の中核として、書道、舞踊、華道、茶道等とさまざまなジャンルの約140団体が加盟しており、約4,000人の会員が活動しております。文化協会の主な活動としましては、市と協働で御殿場市民芸術祭を開催しているほか、文化少年団体験教室や、名画劇場、もみじ茶会の開催、会報誌の発行、会員による出前講座等を実施しております。補助金は協会全体の運営費や事業費に充てられております。
次に、1万円の補助についてですが、こちらは説明欄1の②文化芸術賞賜金の内容になりますので、文化芸術賞賜金についてお答えをさせていただきます。
文化芸術賞賜金は、次世代の芸術文化活動の担い手となる高校生などの若い芽を育てるため、芸術文化部門において、全国レベルの大会で活躍した高校生及びその団体を対象にしているものです。賞賜金ということで活躍を褒めたたえる意味合いのものであるため、金額的にはわずかでありますが、若い高校生にとっては芸術文化活動を行っていく上で励みになると考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
学校給食課長。
○学校給食課長(勝又雅彦君)
それでは、4点目の学校給食費助成事業についてですが、まず、財源についてお答えをさせていただきます。
この1億826万円につきましては、全て市費での支出となります。
次に内訳についてお答えをいたします。小学生の年間の助成額が1万3,200円、中学生の助成額が1万5,954円です。それぞれ児童生徒数、小学生4,952人余、中学生2,560人余を掛けて算出してございます。
将来展望についてですが、今後、PTA役員、学校長、医師などから構成される学校給食センター運営委員会で、助成事業に対する御意見を伺うとともに、保護者の方や児童生徒にアンケート調査を実施するなど、事業効果の検証を行ってまいります。
なお、今後の財政状況も考慮した中で、本事業のさらなる充実を目指し、検討を進めてまいります。
以上、答弁といたします。
(「終わります。」と髙橋靖銘君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
17番 勝間田幹也議員。
○17番(勝間田幹也君)
1点、お聞きいたします。
10款2項小学校費、並びに3項中学校費、それぞれの2目教育振興費についてお聞きします。ページは268、269と、272、273ページとなります。
説明欄1の③の教育用コンピューター整備事業、小学校費のほうでは4,000万円余、中学校費のほうでは7,300万円余についてですが、説明ですと児童生徒並びに教職員用のパソコンリース料とのことです。前年度比大幅増となっていますが、増の要因と事業内容についてお聞きいたします。
○議長(神野義孝君)
教育総務課長。
○教育総務課長(鎌野 武君)
それでは、ただいまの御質問にお答えいたします。
増額の要因といたしましては、中学校教育用コンピューターにつきましては、平成30年度3月からの1年間はリースアウトしたパソコンを保守で対応し使用していたため、令和元年度は3月1か月分のリース料のみの計上でしたが、令和2年度につきましては、1年分の計上となるため、大幅に増額となったものです。
なお、小学校教育用コンピューターにつきましては、リース契約が本年2月いっぱいで終了しておりまして、リースアウト後、1年間は保守契約を締結した上で使用し、次のリース開始を令和3年3月から計画していることから、1か月分の計上となっております。
事業内容につきましては、従来のコンピューター教室にパソコンを整備するという方針から、次世代高速通信時代を見据えまして、各教室で使用できるLTE通信タブレット端末の導入に切りかえをしたもので、タブレット端末や大型提示装置と言われる大型モニター、プロジェクター等、及び教員が成績処理などに使用している校務用のコンピューター機器を整備したものとなっております。
以上、お答えといたします。
○議長(神野義孝君)
17番 勝間田幹也議員。
○17番(勝間田幹也君)
再質疑させていただきます。
これは文部科学省が推進本部を設置していますGIGAスクール構想との関係はあるのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
教育総務課長。
○教育総務課長(鎌野 武君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
今回の予算は直接GIGAスクール構想と関係あるものではございませんが、先ほどお答えいたしましたように、次世代高速通信を想定するなど、先を見据えた整備を行っており、今後、この整備方針に基づき整備を推進していくことがGIGAスクール構想への対応につながっていくものと考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と勝間田幹也君)
○議長(神野義孝君)
10款教育費の質疑の途中ですが、この際午後1時まで休憩いたします。
午前11時56分
○議長(神野義孝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午後 1時00分
○議長(神野義孝君)
日程第1 議案第6号「令和2年度御殿場市一般会計予算について」歳出10款の質疑を継続いたします。
質疑ありませんか。
15番 小林恵美子議員。
○15番(小林恵美子君)
3点伺います。
そのうちのまず1点目、262、263ページです。10款1項2目事務局費、説明欄1の④短時間勤務職員の人件費5,500万円余について、これまで各項で計上していたものがまとめられたものと思いますが、この22人の職の内訳をお聞きします。
次に、274、275ページです。4項1目幼稚園費の説明欄5、幼稚園運営費の③会計年度任用職員人件費1億4,200万円余ですが、会計年度任用職員の人数をお聞きします。
また、幼稚園では、預かり保育や延長保育により現場は人手不足で大変だという声も伺うのですが、職員の充足率を伺います。
次に、276、277ページ、5項2目文化財費、説明欄2の①文化財一般事業925万円余について伺います。
この事業は前年度比415万円、約55%の増となっていますが、要因を伺います。
以上です。
○議長(神野義孝君)
学校教育課長。
○学校教育課長(勝俣 純君)
ただいまの1つ目の御質問にお答えいたします。
短時間勤務職員の内訳といたしましては、市教育相談員が1名、学校教育相談員が6名、外国人適応指導教室指導員が3名、スクールソーシャルワーカーが1名、保健室補助者が3名、就学支援業務補助者が1名、教育指導センター指導員が5名、特別支援巡回指導員が1名、幼稚園教育指導員が1名、合計22名となっております。いずれの職種も専門的な知識と経験を持つ職員の方にお願いをしており、勤務時間は週30時間以内となっております。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
教育総務課長。
○教育総務課長(鎌野 武君)
それでは、私のほうからは、幼稚園におきます会計年度任用職員に関してお答えいたします。
会計年度任用職員の人数につきましては、フルタイムのクラス担任7人、パートタイムにおきまして補助教諭30人、内部員7人、事務員3人の計47人となっております。
職員の充足率につきましては、令和2年度から神山幼稚園の閉園によりまして、8園から7園に減りますが、会計年度任用職員につきましては、前年度並みの人数を確保しており、新年度開始後の入園等によりかわることもございますが、現時点におきましては、充足率は100%であると考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
社会教育課長。
○社会教育課長(山﨑和夫君)
私からは3点目の文化財一般事業の増加の要因についてお答えをさせていただきます。
文化財一般事業につきましては、国・県・市などの指定登録文化財の保全管理や市内の歴史伝統文化に関する資料の収集、記録保存等、本市の歴史と文化について、多くの市民がより深く理解し、地域全体で文化が継承されるよう努めております。これらの事業を展開していくために、これまでは市の正規職員1名とともに、学芸員の資格を持った臨時職員1名が専任で担当しておりました。
しかしながら、従来の業務のほかに文化財保護法の改正に伴う市文化財のさらなる活用や、文化財を取り巻く業務の多様化に対応するため、令和2年度は会計年度任用職員の学芸員を新たに1名雇用することとなったことから、人件費が前年度と比較し大幅に増加したものです。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と小林恵美子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
4点質問いたします。
267ページ、10款1項3目、3の⑥です。魅力ある学びづくり推進事業、学年事務補助者人件費の1,183万3,000円ですが、まず、学年事務等支援との御説明がありました。特に支援をする必要のある小学校入学前までの子どもを持つ教員の多忙な勤務の実態の中、子育て中の両親に対して事務の負担軽減をする必要があると考えていますが、任用職員のサポート体制はどのようであるのか。そして、先生が子どもと一人一人向き合うために負担の軽減をする事務の分野は、どれが必要であるのかについて1点目、お伺いいたします。
次、277ページ、10款5項1目5の③放課後子ども教室推進事業の341万2,000円です。現状と課題についてお伺いいたします。
次、3点目です。279ページの10款5項3目4の図書館等整備基本構想策定事業の271万1,000円です。現在の萩原の図書館は中心市街地における数少ない公共施設でまた文教施設であります。駅前の図書サロンの方向性が不明瞭な中、現図書館は地理的利便性が大変よいロケーションであること、そのような中、土地、建物が市の所有者であるという優位性を鑑みますと、子ども向けの図書館構想は市街地につくることになっておりますので、受験生向け、あるいは高齢者の居場所づくり的機能を持つような機能を、新図書館構想の中に別途検討すべき課題であると思いますが、これについての御見解をお伺いいたします。
最後に、283ページ、10款6項1目3です。学校給食諸経費5億1,857万円余です。今回の新型コロナウイルス感染に伴う休校によって、原材料を納入する業者は多大な被害が生じました。富士宮市では3月8日、市役所前広場で納入業者が販売会を開催されて、完売されたとの報道を聞いております。各自治体で給食のあり方が今回さまざまにとり行われています中、今後、同様な事態が生じた場合、今回の検証を含め、そのあり方についての御見解をお伺いいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
学校教育課長。
○学校教育課長(勝俣 純君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
まず、特に支援を必要とする小学校入学前までの子どもを持つ教員の勤務の実態についてですが、就学前の子どもを持つ教員とそうでない教員の間で、基本的に業務の内容に差異はございません。ただし、学校長などの判断により、学校内での担当の割り振りを工夫したりするなど、可能な範囲で配慮をしているところです。また、サポート体制につきましても、市費においては学年事務支援員5名を主に大規模校へ配置し、そうした負担軽減のための体制を整えているところです。
続いての御質問、先生が子ども一人一人と向き合うために負担軽減をする事務の分野は、どのようなものが必要であるかについてですが、教員の業務内容のうち、教職員が作成した保護者向けの文章や授業、会議等で使用する資料の印刷、仕分け、配布など、また、会議等の準備補助、各種アンケート調査等の集計などが上げられます。
以上、答弁とさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
社会教育課長。
○社会教育課長(山﨑和夫君)
私からは2点目、3点目の御質問にお答えをさせていただきます。
まず初めに、放課後子ども教室の現状と課題についての御質問にお答えします。
放課後子ども教室は、現在8つの小学校区において9教室が実施されております。活動内容は宿題の指導などの学習活動が中心ですが、将棋教室や運動教室、工作など、教室によって特色を持った内容となっております。保護者のアンケート結果からは、「みずから進んで勉強するようになった」などの生活態度の向上と、児童の成長に資する面も見られ、好評を得ております。
課題といたしましては、この事業には担い手である適切な指導者などの確保が重要であり、経験のある教員OBの方に主としてお願いしておりますが、人材の確保が難しいということが上げられます。このため、地域の人材を掘り起こすなどして、地域の方々の幅広い参画を得ることが必要と考えております。
次に、図書館等整備基本構想策定事業の中で、別途検討すべき課題であるという御質問についてお答えをさせていただきます。
図書館等整備基本構想策定事業は、新図書館の基本構想を策定しているところです。今後、この基本構想では、施設の内容、適正な規模、建物の配置等について検討してまいります。
なお、跡地利用でございますが、庁内には公有財産利用検討委員会がありますので、その中で跡地利用の方向性について検討されていくものと認識をしております。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
学校給食課長。
○学校給食課長(勝又雅彦君)
4点目の質問にお答えをさせていただきます。
学校給食の原材料納入につきましては、各市町によりさまざまであり、具体的には報道にもあった富士宮市では、牛乳製造会社が学校給食のみの提供で、学校給食停止は即会社存続の危機であることから、販売会が開催されたと思われます。
今回、当市においては、納入業者の協力及び冬季で地場野菜の出荷量が少なかったこともあり、大多数の原材料はキャンセルまたは来月の使用に回すことができました。ただし、シイタケとエノキダケ、デコポンと伊予カンはキャンセルすることができませんでした。そのため、シイタケとエノキダケは市民に販売するほどの量ではなかったため、職員に協力をしていただき、全量実費で販売することができました。ビタミンCいっぱいでおいしいデコポンと伊予カンについては、市内公立幼稚園、保育園で活用してもらえるよう手配しております。
今後、納入業者に対し、今回の学校給食休止に伴う損害状況を調査するとともに、早急に示される国の救援策等を見きわめ、今後同様な事態が起こった際の対応を、県内の米飯、パン、麺の主食及び牛乳の供給を行っております広域財団法人静岡県学校給食会及び納入業者を交えて検討をいたします。
以上、答弁といたします。
○議長(神野義孝君)
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
1点、再度お伺いいたします。
学校事務の補助者経費についてですけれども、この質問をした背景といいますのは、実際に保育児や園児を持つ教師の方が、自分の子どものお迎えは一番最後になってしまう。そして、帰ってからも雑務がある。そのような中で、教師をやめなければならないのかと、実際に悩まれていた事例がありました。
そのような中、子育て中の教員や他の特別な事情のある方の業務の軽減を図るために、学年事務補助員を効率的に配置するなど、可能なことをぜひ再度検討していただきたいと思いますが、御見解をお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
学校教育課長。
○学校教育課長(勝俣 純君)
静岡県教育委員会におきましては、小学校に就学する前の児童を持つ教職員に対して、短時間勤務を認める制度があります。こうした状況を踏まえながら、学年事務補助員のあり方についても考えていきたいところです。
いずれにいたしましても、県教育委員会と連携をとりながら、働きやすい職場づくりを目指して体制を整えていきたいと考えているところであります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
18番 高木理文議員。
○18番(高木理文君)
2点、お伺いいたします。
まず、1点目ですけれども、271と273ページ、10款2項2目と10款3項2目にあります教育振興費の中の就学援助制度の部分についてです。当市におけるこの就学援助制度の特徴と制度利用者の動向についてお伺いをいたします。
さらに同時に、この制度の周知の方法について、当局の現況、これをお伺いをいたします。
それから、2点目ですけれども、275ページ、10款4項1目の幼稚園費、幼稚園運営経費、先ほど公立幼稚園の給食の実施事業について、既に質疑がされたわけですけれども、この給食についてなんですけれども、アレルギーの対応、それから使用する原材料の地産地消、こうしたものについても対応をすることができる体制になっておられるのかお伺いをいたします。
○議長(神野義孝君)
教育総務課長。
○教育総務課長(鎌野 武君)
それでは、私のほうからは、就学援助費についてお答えいたします。
当市の就学援助は、要保護、準要保護ともに国の補助対象費目に対応しておりまして、単価改正においても迅速に対応し、予算に反映させております。また、認定におきましても、収入基準を生活保護基準の1.8倍という他市町より緩やかな設定とし、間口を広げていくとともに、毎月申請の受付及び認定を行うなど、経済的理由によって就学に支障が認められる児童生徒の保護者に、より寄り添った制度としております。
次に、制度利用者の動向につきましては、令和元年度においては、前年度と比較しまして受給資格の一つであります一人親家庭が受給できる児童扶養手当受給者の割合が増加しており、生活状況の悪い世帯の者の割合は減少しております。
なお、小学校は増加傾向、中学校は減少傾向となっております。
最後に、制度の周知につきましては、新入学説明会の際に説明するとともに、制度の概要を入学説明資料に同封しております。また、広報ごてんばや市のホームページに制度概要を掲載し、周知に努めております。合わせて学校におきましても、経済的に大変であると思われる家庭には随時制度説明を行い、就学に支障が出ないよう配慮しております。
以上、お答えとさせていただきます。
○議長(神野義孝君)
保育幼稚園課長。
○保育幼稚園課長(田代茂義君)
それでは、私からは2点目の御質問にお答えいたします。
まず、アレルギー対応につきましては、学校給食と同様に、あらかじめアレルギー対象品目の特定原材料を明示した献立を保護者に確認していただき、食べることのできないメニューのときは、代替食をお持ちいただくこととなります。
次に、材料の地産地消につきましては、まずは食材の安全・安心を第一に考え、学校給食や保育園給食で使用していない食材は、極力使用しないよう、契約内容に明示するとともに、できる限り地産地消に協力いただくようお願いしてまいります。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出10款の質疑を終結いたします。
次に、11款災害復旧費、12款公債費、13款諸支出金、14款予備費について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて歳出11款から14款までの質疑を終結いたします。
○議長(神野義孝君)
次に、一般会計歳出全般について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
9番 菅沼芳德議員。
○9番(菅沼芳德君)
私から、歳出全般で1点お願いいたします。
当初予算の概要の20ページに、人件費、物件費、この辺の今回の内訳がございます。人件費が非常に増えてびっくりしたんですけども、57億4,394万円、この増加要因が制度改正による会計年度任用職員の人件費が物件費から移行してきたということは理解しました。その上で、従来の臨時職員の雇用経費と、制度改正に伴って会計年度任用職員に移行したということですが、この2つを比べた場合に、この制度改正による影響はどのようなものがあらわれているのか、具体的に費用金額総額の相違であるとか、この増減であるとか、これを1点目。
それと、2点目に、この処遇改善が図られたとか、そういう要因があって、例えば増加したよという場合に、これの主たる要因と、処遇改善を図られたことによって、保育士はじめ非常に人材確保に苦慮されているわけですけども、この処遇改善が図られたことによって、これが人材の確保にこれからつながっていくものかどうか、この辺の当局のお考えを伺いたいというふうに思います。
○議長(神野義孝君)
人事課長。
○人事課長(勝又欣也君)
ただいまの質問にお答えいたします。
従来の臨時職員雇用経費と会計年度任用職員等に移行した職の人件費とを比較しますと、1億653万円余の増となります。これは、会計年度任用職員の給与の設定に当たり、個々の職員の経験に基づき給料の号給が設定されるため、大部分の職について現行より処遇を改善する方向となったことが主な要因です。
また、給与水準の適正化のほかにも、フルタイム会計年度任用職員を設けた保育士や幼稚園教諭等については、要件を満たした場合は退職手当が支給されることや、産前産後休暇などの特別休暇、育児休業や介護休暇が適用されるなど、その処遇についてさまざまな改善が図られておりますので、必要な人材の確保に資するものであると考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と菅沼芳德君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
12番 杉山 護議員。
○12番(杉山 護君)
1点、伺います。
当初予算の概要の52ページ、外部委託費が昨年32億5,740万円に対し、ことしは36億3,152万円となっている、この増の要因についてをお願いいたします。
○議長(神野義孝君)
財政課長。
○財政課長(小林和樹君)
お答えいたします。
委託料の増額要因は、主に臨時的な事業に対する委託料の増額によるものです。具体的な事業といたしましては、富士山御殿場口新五合目公衆トイレ改築事業で7,900万円余、学校給食センター施設改修事業で4,700万円余、朝日小学校、南中学校の校舎改築に伴う工事管理で6,200万円余等がございます。
また、経常的な事業の委託料として、幼稚園における給食実施で3,500万円、遊らんパーク玉穂公園指定管理料で2,400万円余等の増額も要因として上げられます。
以上でございます。
(「終わります。」と菅沼芳德君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて一般会計歳出全般の質疑を終結いたします。
次に、一般会計総括について質疑に入ります。
質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
一般会計総括について質問いたします。
予算説明書の歳入の23款の市債、歳出12款の公債費、一般会計当初予算書の第3表の地方債、4の予算の概要の市債、公債費、地方債の状況を参考にして質問いたします。
令和2年度の市債が15億6,220万円、公債費は29億2,976万円、地方債の状況は、平成30年度末現在高が262億9,900万円、令和2年度末現在高見込み額が246億2,217万円、これら歳入の市債、歳出の公債費から見て、財政に与える影響についてお尋ねいたします。
2点目が、今後の見通しについて、3点目が後年度負担についてお尋ねいたします。
○議長(神野義孝君)
財政課長。
○財政課長(小林和樹君)
順次お答えいたします。
1点目の市債、公債費が財政に与える影響についてお答えいたします。
市債は、道路や公共施設といった長期にわたって投資効果のある、いわゆる普通建設事業等に対して、適債性のある場合に借り入れできるもので、借り入れする年度は歳入予算として計上いたしますが、翌年度以降は利息も含めて公債費として歳出予算に計上し、長期間にわたり返済していくことになります。
このことを踏まえますと、市債の過度な借り入れ、これによる公債費、いわゆる借金返済の増は、将来にわたって財政運営を圧迫する大きな要因となり、影響も大きいものと捉えております。したがいまして、借り入れに当たっては、返済状況を見ながら、大型建設事業の計画や市税収入等の見込み、起債残高のほか、財政指標への影響等を考慮した上で、計画的に行っていく必要があると考えております。
次に、2点目の今後の見通しについてお答えいたします。
本市では、健全な財政運営を維持していくため、毎年10年先を目安に起債計画を立て、それに基づき市債を予算計上しております。現在の起債計画は、令和2年度以降の借り入れ条件額を20億円に設定しており、令和2年度当初予算においても、この上限額を念頭に置きつつ、予算計上いたしました。
今後、起債計画に基づく借り入れを行っていくことで、市債残高は減少していく見込みですが、大規模事業の財源として借り入れた市債の償還が始まることにより、公債費、借金返済は令和4年度ごろまで増加し、それ以降は少しずつ減少していく見込みを立てております。
ただし、今後の大きな課題の一つとして、公共施設等の大規模改修や更新が必要な時期が参ります。こうした臨時的に借入額が起債計画の上限額を超える場合も想定されます。そうした場合におきましても、ほかの建設事業の進捗を調整することなどにより、できる限り市債を抑制していく考えでおります。
最後に、3点目の後年度負担についてお答えいたします。
市債には単純な借金という側面だけではなく、長期にわたり市民の皆さんに御利用いただく道路や公共施設等の整備費の財源として、現役世代だけでなく、将来世代にも御負担していただくという世代間の公平性の確保という側面もございます。この点から考えますと、厳しい財政状況下ですが、市が発展していくための社会基盤整備に関する施策に取り組んでいく上では、一定程度の市債を借り入れ、財政運営に充てていくことは必要なことだと捉えております。
しかしながら、過度な負担を残してはならないため、社会経済情勢や市税収入の見込み等を十分注視した上で、起債計画に基づく借り入れにより、極力後年度負担を抑制し、財政運営の手法の一つとして市債を活用していきたいと考えております。
以上でございます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
16番 勝間田博文議員。
○16番(勝間田博文君)
令和2年度の予算案全体を通して総括質疑をさせていただきます。
今、私たちを取り巻く状況は、世界的にも、また国内的にも目まぐるしく、さまざま激変を繰り返しております。そのような中、全国的に自治体にも大なり小なりさまざまな影響をもたらし、上向き傾向にある景気回復も、実感をするにはもう少し時間がかかりそうです。結果、当市においても当初予算を編成するに当たり、いまだに厳しい財政状況下にあると推察するところであります。
人口減少問題、少子・高齢化問題、公共施設等の老朽化問題、2025年問題への危惧、加えて大規模な台風等を含めた自然災害の頻発等の危機は払拭でき得ません。令和2年度予算編成に当たって、このような背景の中、企画部門と財政部門が連携し、施策の中心となる3か年実施計画と予算を関連づけるなど、早い時期から一体となった取り組みを行ったことに高く評価をするところであります。
法人市民税の制度的減収を含む市税収入の減額計上、昨年10月の消費税率の引き上げに伴う増を見込んだ地方消費税の増額計上、財政調整基金や各種基金からの繰り入れ等のさまざまな調整を経て、国のさまざまな制度変更や普通交付税の不交付団体としての対応実施をして、予算編成が可能となったことと推察します。
そこで、このようにさまざまな背景から編成された令和2年度当初予算をどのように総括されているのか伺います。
合わせて新型コロナウイルスによって、市民生活、地元経済に大きな影響を及ぼすことも懸念される中、令和2年度の予算対応に当たっての見解を伺います。
○議長(神野義孝君)
総務部長。
○総務部長(梶 守男君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
今回の予算編成は、例年にも増して歳入歳出の大幅な開きがある中での大変厳しいものでした。こうした状況下、予算編成に当たっては、市の政策、施策の根幹である第4次総合計画に掲げる将来都市像実現のため、3か年実施計画計上事業や、その他各分野の事業に対しても、適切な予算計上とすべく、財政計画にのっとり、歳入歳出のバランスや予算規模、特に編成方針の市長示達にあった350億円台をベースとした予算規模を念頭に置き、円滑な予算編成となるよう取り組んだところでございます。
予算編成では、歳入歳出の実情を踏まえ、現実に即した、より精度の高い予算編成とするため、前年度に引き続き次の2点の取り組みを実施いたしました。
1点目は、市の政策、施策を所管する企画部門と、予算を所管する財政部門の連携をより緊密にし、共同体制により対応した点です。厳しい財政状況の中、3か年実施計画の事業内容の精査と事業費の縮減を企画課と財政課が一体となって行い、事業の第1次査定のような位置づけとして、1段階目の事業の選択と集中を図ったものです。
2点目は、前年度に引き続き、10月から始まる予算編成を6月に前倒しし、年間を通じて実質的な編成作業を行った点です。具体的には、ゼロベースでの事業内容の確認を行い、優先順位づけを行う。予算要求の事前段階で要望見込み額を把握し、編成方針に活用する。3か年実施計画と財政計画の実効性を高め、実際の予算計上との整合を図るといった視点に基づき、年度の早い段階で予算要求の全体像を把握し、仮予算を組んで、縮減に向けた検討、調整期間を長くとることで、担当課みずからが一つ一つの事業に対して、課題意識を持ち、何度も精査を行いました。
また、市長、副市長による査定前に、部局長よる協議を行い、より大局的な視点に立った精査、検討も行いました。これらの取り組みの結果、職員みずからが担当する事業のあり方を考え、次につなげていくという機運を醸成できたことにより、市長の編成方針に沿った予算編成になったものと考えております。
その一方で、税制改正や会計年度任用職員制度といった外的な要因も重なり、収支バランスをとるための最終調整として、11億円を超える財政調整基金の繰り入れを行うなど、大変苦しい予算編成であったとも言えます。
今後、少子・高齢化の進展や国の税制改正の影響などにより、市税の大幅な減収が見込まれる中、先行きを的確に捉えることはますます難しくなってまいりますが、職員が市財政の状況に対して共通認識を持ち、収支バランスを図りつつ、企業立地や人口増加に向けた移住・定住策、子育て支援の充実といった将来を見据えた施策も盛り込んでいくことで、市が持続的に発展していけるよう、限られた財源を最大限に活用した予算編成、財政運営に当たっていきたいと考えております。
また、議員御指摘の
新型コロナウイルス感染症による市民生活や地元経済への影響につきましては、一般質問でも議論されたところでございますが、市といたしましても、大変危惧しているところでございます。
こうした中、この感染症対策につきましては、まずは国が前面に出て、国の予算措置により対応すべきであると考えております。それを踏まえた上で、市も最善を尽くしてまいります。
予算対応につきましては、国の動向を十分注視しながら、適切な時期に適切な対応をとってまいります。
なお、先ほども答弁したとおり、現在市ではマスクの確保につきまして、病院、歯医者をはじめとする医療関係施設、介護施設や保育園をはじめとする社会福祉施設、さらに、幼稚園、学校をはじめとする教育関係施設などへマスクを配布できるよう、現在30万枚程度をめどに、市独自に手配を進めているところでございます。
今後も正しい情報を常に議会と共有し、適切な判断のもと、市民生活への影響を最小限に抑えていきたいと考えております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「了解して終わります。」と勝間田博文君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて一般会計総括の質疑を終結いたします。
以上で、議案第6号「令和2年度御殿場市一般会計予算について」の質疑を終結いたします。
本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(神野義孝君)
この際お諮りいたします。
これより特別会計等の審議に入りますが、これらの議案については、過般の本会議において説明がなされております。よって、それぞれの議案については内容説明を省略し、直ちに質疑に入りたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、この後の特別会計等の予算に係る議案については、内容説明を省略し、議事を進めることといたします。
○議長(神野義孝君)
日程第2 議案第7号「令和2年度御殿場市
国民健康保険特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
質問いたします。
13ページの1項1目一般被保険者国民健康保険税について質問いたします。
この医療給付費分現年課税分、支援金分現年課税分、納付金分現年課税分、またそれぞれの滞納繰越分も全て収納率がかなりポイントがアップしています。この収納率をアップした計上、その背景についてお尋ねいたします。
次が21ページの県支出金です。4款の県支出金、1項1目の保険給付費等交付金です。平成31年度と比べますと1億6,900万円余減額になっていますが、これは保険給付費減とした背景と思いますが、説明願いたいと思います。
6款の繰入金です。23ページです。1項1目一般会計繰入金4億7,299万円です。そのうちの2項1目の基金繰入金、1節国民健康保険事業基金繰入金1億5,000万円になっていますが、令和元年度末現在高見込み額が15億円余、令和2年度で1億5,000万円取り崩すわけですから、令和2年度末の現在高見込み額が13億9,200万円余になります。この被保険者数とか国保税から見て、この13億円というのは安心できる見込み額か。また、安定運営のためには妥当な基金は幾らであるかお尋ねいたします。
45ページの歳出です。5款の保険事業費、1項2目の疾病予防費です。説明3の国保ヘルスアップ事業です。これは平成31年度よりスタートした事業と認識しておりますが、増額計上の背景と令和2年度の事業内容について。
次が、47ページの2項1目の特定健康診査等事業費です。説明1の特定健康診査特定保健指導事業9,034万円について、令和2年度の事業内容についてお尋ねいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
国保年金課長。
○国保年金課長(根上宏樹君)
ただいまの御質問に順次お答えいたします。
まず、1点目の御質問にお答えいたします。
収納率は過去の決算実績、令和元年度決算見込み、県が標準保険料率を算定する際に用いる標準的な収納率などを総合的に勘案し、推計しております。
納税相談や財産調査の実施、滞納者の実情や担税力を把握し、的確な滞納処分を実施するなどにより、収納率が向上していることが推計に反映されたことによるものでございます。
次に、2点目の御質問にお答えいたします。
1節の保険給付費等交付金、普通交付金の減額計上の背景につきましては、歳出の2款保険給付費の支出額の合計を計上しており、1人当たりの医療費は増加傾向にあるものの、被保険者数が減少傾向にありますので、歳入も減額計上としたものであります。
次に、3点目の御質問にお答えいたします。
制度改正前の保険給付等支払い準備基金条例においては、保険給付費の3割程度の15億円程度が必要であるという規定が存在しましたが、制度改正後は規定が存在しない中、これまでの収支の状況を勘案しますと、ある程度安心できる見込み額であると認識しております。
次に、安定運営のために妥当な基金をいくらかという御質問ですが、制度改正後の収支のバランスは、各年度に示される国保事業費納付金の額によりますが、示される納付金が不透明であるため、安定運営のために妥当な基金の額については明確ではありません。しかし、現在の基金残高であれば、通常は妥当と考えられるのではないかと認識しております。
次に、4点目の御質問にお答えいたします。
まず、増額計上の背景ですが、令和元年度から新規事業として糖尿病性腎症重症化予防事業を実施しております。この事業は、特定健診において糖尿病に関する数値が高かった人に対し、さらに詳しい検査を実施しており、初年度の状況等から、検査件数の増を見込んだことによるものであります。
次に、令和2年度の事業内容につきましては、特定健診未受診者対策事業、糖尿病性腎症重症化予防事業、早期介入保健指導事業、データヘルス計画中間見直しなどを予定しております。
最後に、5点目の御質問にお答えいたします。
事業内容といたしましては、6月から8月に医師会協力のもと、特定健康診査を実施しております。その医師会等に対する委託料が主なものでございます。また、特定保健指導につきましては、内臓脂肪の蓄積に起因する糖尿病等のリスクに応じて対象者を選定し、対象者みずからが健康状態を自覚し、生活習慣改善の必要性を理解した上で実践につなげるよう、保健師及び管理栄養士等により、保健指導を行うものであります。
令和2年度の当初予算におきましては、糖尿病性腎症重症化予防事業における保健指導をより充実するための経費を計上しております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(神野義孝君)
日程第3 議案第8号「令和2年度御殿場市
観光施設事業特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 中島宏明議員。
○6番(中島宏明君)
私のほうから1点、質問させていただきます。
84、85ページの1項3目御胎内温泉健康センター管理費における説明1、2、御胎内温泉健康センター指定管理施設の運営事業及び①の維持補修費についてですが、これは79ページの歳入2款1項他会計繰入金において説明があり、財産区繰入金は、御胎内温泉健康センターの維持管理運営に伴う印野財産区からの繰入金と説明があります。また、令和元年11月15日の全員協議会資料にも記載され、確認させていただきました。
そこで質問ですが、御殿場市は約5億円もの資産寄附を受け入れ、指定管理者制度による管理運営し、その施設の運営及び維持管理費等にかかわる経費全ては印野財産区繰り入れによるものとなっておりますが、細部施設運営維持管理についてお伺いしたいと思います。
また、使用する市民や観光者、入湯客への影響、特にかわる点があるかもお聞きしたいと思います。昨年既に説明がなされているものかと存じますが、よろしくお願いいたします。
○議長(神野義孝君)
観光交流課長。
○観光交流課長(前田裕三君)
ただいまの質問に順次お答えをさせていただきます。
1点目の御胎内温泉健康センターの管理運営の詳細でございますが、指定管理者を一般社団法人印野郷土振興協会とし、指定管理期間を令和2年4月1日から5年間として管理運営を行うものでございます。
管理運営の内容は、利用料金の徴収から、施設整備、施設設備、源泉の維持管理、自主事業の企画運営業務など、現在印野郷土振興協会が行っている全ての管理運営業務を引き続き行うこととなります。
なお、施設設備は、御殿場市公共施設等総合管理計画及び御殿場市公共建築物個別計画等の方針に基づき、適切な維持管理、長寿命化を図ってまいります。
次に、2点目の入湯客への影響でございますが、市の施設となることに伴い、昨年の市議会12月定例会で可決成立いただいた御胎内温泉健康センター条例において、利用料金の上限額を設定いたしました。現在の利用料金、平日大人3時間800円を600円とするなど、より御利用しやすい料金となっております。
4月1日以降、指定管理者は費用対効果を意識した効果的な管理運営、さらなるサービス及び来館者満足度の向上を図ってまいります。市といたしましても、御胎内温泉の管理運営に対して、直接的な支援が可能となりますことから、適切な事業計画、収支計画のもと、御胎内温泉を含む御殿場リゾート富士の郷の一体的な活用や、市のパンフレットやホームページ等による積極的かつ効果的なPR活動を行い、さらに多くの皆様に御利用いただけるよう、指定管理者と協働し、事業を展開してまいります。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と中島宏明君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
18番 高木理文議員
○18番(高木理文君)
1点、お伺いをいたします。
85ページ、一般諸経費の50万円に含まれておりますPFIのアドバイザリー契約、この契約によって行われる業務内容についてお伺いをいたします。
○議長(神野義孝君)
観光交流課長。
○観光交流課長(前田裕三君)
ただいまの質問にお答えいたします。
PFIのアドバイザリー契約の業務内容ですが、PFI事業を進めていく上で必要となる法解釈や検討方法のアドバイス、また、市職員が作成する実施方針や募集要項、要求水準書、優先交渉権者決定基準書などの確認修正支援、問題解決支援などとなっております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
2点、お伺いいたします。
まず、1点目です。85ページ1款1項1目1の②人件費、PFI事業者選定審査会委員報酬14万4,000円です。PFI事業者選定審査会の委員とその審議内容と今後の予定と会議録の公開についていかがかお伺いいたします。
次です。85ページの1款1項2目1の②。
○議長(神野義孝君)
暫時休憩いたします。
午後1時53分
○議長(神野義孝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午後1時54分
○議長(神野義孝君)
観光施設事業特別会計についての質疑を継続します。
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
1款1項2目の1の②施設維持管理費927万6,000円です。昨年12月の一般質問の御答弁で、県と協議をし、治山工事等を実施した上で、3号源泉の普及方法を検討し、令和2年度治山工事終了後、令和3年度に3号源泉の普及工事に着手するとの御答弁をいただきました。この3号源泉と乙女1・2号源泉の管理状況についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
観光交流課長。
○観光交流課長(前田裕三君)
ただいまの御質問に順次お答えをいたします。
1点目のPFI選定審査会の関係でございますが、御殿場市PFI事業者選定審査会は、他の自治体などでPFI審査会の委員経験等がある弁護士、中小企業診断士、1級建築士に加え、市職員3人の計6名で構成されております。審議内容は、実施方針や要求水準書、優先交渉権者決定基準等に関すること、提案書の審査及び優先交渉権者の決定に関することなどとなっております。
PFI審査会は、先日、第1回審査会を開催し、実施方針案、特定事業の選定案等の内容について御審議いただいておりまして、次年度は4回程度の開催を予定しているところでございます。会議録につきましては、御殿場市公文書公開条例の規定に基づき公開することになると考えております。
次に、2点目の源泉管理の関係でございますが、1号・2号源泉の定期的な管理業務や源泉槽の滅菌、清掃、施設修繕等につきましては、これまでと同様に民間の専門業者に委託して行います。
このほかに現在、温泉会館の職員が休日を除いて基本的に毎日2回源泉に行き、各源泉の水位や異音、揚湯装置や制御盤の異常音、エア漏れがないかどうかなどの確認作業を行っております。
温泉会館の休館期間中は、温泉会館の職員が行っているこれらの業務を観光交流課の職員が交代で行うこととしております。
3号源泉につきましては、昨年の台風19号の影響により、施設が損壊しておりますが、源泉敷地内の土砂、倒木の撤去作業が本年度中に終了する予定です。3号源泉の背後の山が崩落し、そこから堰堤にかけても土砂、倒木などがございますが、これらの撤去及び治山工事は県に要望中であり、治山工事開始までは1号・2号源泉の確認作業と合わせて市職員が現場の状況を確認することとしております。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
歳入の1款使用料及び手数料、79ページです。1項1目1節の温泉使用料についてお聞きします。これは民間施設への分湯との説明があったと思いますが、御殿場温泉会館は3月31日で休館するわけですが、その後の分湯について、どのようになさるのかお尋ねいたします。
次が85ページの歳出です。1款観光施設費の1項1目温泉会館管理費、説明2の①の管理諸経費の中の会館施設安全管理等です。これは説明では休館のため、ガードフェンスを設置する経費との説明がありましたが、この安全管理の事業の内容について詳しく説明していただきたいと思います。
以上です。
○議長(神野義孝君)
観光交流課長。
○観光交流課長(前田裕三君)
ただいまの御質問に順次お答えをさせていただきます。
1点目の温泉会館休館後の分湯でございますが、現在のところ乙女1号・2号源泉ともに大きな問題がなく、安定稼働しております。当分の間は乙女1号源泉、2号源泉の揚湯量での分湯が可能であると考えておりますので、温泉会館の休館後も引き続き民間の2施設に対しまして分湯してまいります。
次に、2点目の休館中の温泉会館施設の安全管理についてでございますが、休館中は温泉会館の門や第1キャンプ場などからの人や車両等の侵入を防ぐため、金属製のガードフェンスを設置いたします。また、第2駐車場はチェーンを張り、出入り口を封鎖いたします。合わせて源泉の確認作業を行う職員が、その都度、温泉会館を巡回し、施設に異常がないかどうか確認することとしております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第8号「令和2年度御殿場市
観光施設事業特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
この際、10分間休憩いたします。
午後2時01分
○議長(神野義孝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午後2時11分
○議長(神野義孝君)
日程第4 議案第9号「令和2年度御殿場市
救急医療センター特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
1点、質問します。
107ページです。1款1項1目3の②施設管理費80万9,200円ですが、維持補修費の現状と課題についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
救急医療課長。
○救急医療課長(勝又啓友君)
ただいま質疑ございました維持補修費の現状と課題についてお答えいたします。
現状といたしまして、救急医療センターは経年劣化に伴う設備の不具合や施設運営上の不便さを解消すべく、例年、補修が必要な箇所に優先順位をつけ、継続して計画的に修繕を行っております。
課題といたしましては、当センター施設整備の将来的なあり方であります。昨年度に実施した施設劣化度調査の結果をもとに、内在しているさまざまな課題を上げ、一次救急としての業務に影響が出ないよう、今後、医師会等関係者と協議を進めながら、当センターの設備及び施設の将来的なあり方について検討してまいりたいと考えております。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第9号「令和2年度御殿場市
救急医療センター特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
日程第5 議案第10号「令和2年度御殿場市
介護保険特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
6番 中島宏明議員。
○6番(中島宏明君)
私のほうから2点ほどございます。
まず1点目は、132、133ページ、歳入1項1目第1号被保険者保険料の2節にあります現年度分普通徴収保険料において、収納率が89.3%とあり、説明では年間18万円未満の年金受給者や、年度途中で満65歳になられた方などが対象となり、実績を考慮し89.3%として算定とありました。昨年87.5%実績を考慮し、89.3%、1.8%は実績を考慮しとありましたが、その細部背景、積算根拠についてお伺いしたいと思います。
また、収納率1.8%向上するだけでも、かなりの増収につながると思います。この収納率向上につながった、その細部努力についてお伺いしたいと思います。
2点目は、160、161ページ、2項1目一般介護予防事業費は、一般介護予防事業は、一般高齢者を対象者とした介護予防に要する経費と説明がありました。まさに先週、黒澤議員が一般質問されたフレイルにならないための効果的な事業と思います。この細部事業内容についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(神野義孝君)
長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(山本育実君)
それでは、順次、お答えいたします。
まず、1点目ですけれども、現年度普通徴収保険料の積算根拠につきましては、収納率は昨年度の収納実績に基づく数字となっております。収納率が向上した背景及び努力につきましては、未納者に対するきめ細かな納付相談に努めたことに加え、介護保険料の賦課が開始される65歳になった直後の方について、納付忘れが発生しやすい傾向が見られるため、特にこの年代の対象者に対する納付勧奨に力を入れたことが、収納率の向上につながったものと考えております。
2点目の一般介護予防事業に関する御質問ですが、当市で行っているこの事業には、主なものといたしまして、市が直接、または委託により実施している介護予防教室事業と、地域住民による自主的な介護予防活動の支援事業の2種類があります。
まず、市の行う介護予防教室としては、認知機能の低下を防止するための「脳いきいき講座」、尿失禁予防のための「さわやか女性塾」、運動機能低下を防止するための「シニアのための体操教室」の3つがあります。また、地域住民による介護予防活動としては、ボランティアの介護予防リーダーを養成し、その方たちを中心として、当市オリジナルの3776(みななろー)体操等により、介護予防に取り組む「元気になろう会」に重点を置いております。高齢者にとって身近な介護予防の場として、市内全域で活動が展開できるよう、引き続き会の支援に努めてまいります。
以上でございます。
(「終わります。」と中島宏明君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
18番 高木理文議員。
○18番(高木理文君)
それでは、私のほうから5点ほど伺わせていただきます。
まず、1点目ですけれども、137ページ、国庫補助金の調整交付金、これは前年度比で17.3%増と説明をされておりますけれども、この背景についてお伺いをいたします。
2点目です。145ページ、低所得者保険料軽減繰入金、前年度予算比380%の2,400万円ということなんですが、この算出根拠と対象者の状況についてお伺いをいたします。
同じページの介護給付費準備基金繰入金、こちらも前年度2倍増の2億円となっているわけですけれども、この背景について伺います。
それから、154ページ、居宅介護サービス等給付費、前年度予算額に対しまして3,900万円の増額となっております。この背景と利用者の実態はどのような状況かお伺いをいたします。
同時に、このサービスの担い手、こちらは確保されておられるのか、そちらの状況も合わせて伺います。
同じページの施設介護サービス給付費、前年度予算額に対しまして8,000万円余の増額ですけれども、この増額の背景、それから利用者の実態について伺います。施設の入居待機者の状況についても合わせてお伺いをいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(山本育実君)
それでは、ただいまの御質問に順次お答えいたします。
まず、1点目、調整交付金につきましては、介護給付費及び介護予防・日常生活支援総合事業に係る給付費に、高齢者の所得状況及び加入割合から算出された交付割合を乗じて交付額が決まります。令和元年の給付費及び交付割合が前年より増加したため、この実績により増額を見込んだものです。
2点目、低所得者保険料軽減繰入金につきましては、今年度、消費税増税に伴う低所得者の負担軽減策として、公費による介護保険料軽減の対象者及び軽減額が拡充されました。算出根拠につきましては、今年度当初の軽減対象者数に軽減額を乗じた額になります。対象者は、世帯の全員が住民税非課税の世帯であるため、日々の生活面において消費税増税の影響を受けやすい世帯であると認識しております。
3点目の介護給付費準備基金についての御質問ですが、この基金は介護保険料に剰余分が生じた場合には積み立て、将来の介護保険料の上昇を抑えるために取り崩すという役割を持つ基金です。現行の介護保険事業計画には、計画初年度の30年度は5,000万円、31年度は1億円、最終年度である令和2年度は2億円の取り崩しを盛り込んでおり、この計画に沿って計上したものでございます。
4点目の居宅介護サービス等給付費につきましては、在宅において行うサービスに要する給付費となります。増額の要因は、高齢者の増加によるものです。利用者の実態につきましては、給付費の内訳を見ますと、施設への短期入所や有料老人ホームの入居者への給付が伸びており、特別養護老人ホームや介護老人保健施設等のいわゆる介護4施設への空き待ちをしている待機者が多いという状況です。サービスの担い手確保につきましては、介護分野においては人手不足が顕著な状況が続いております。募集をしても人が集まらないとの声も多く、介護事業者は人材確保の対応に苦慮しているのが現状であると認識をしております。
5点目の施設介護サービス給付費につきましては、介護4施設に入所するサービスに要する給付費です。増額の要因としましては、令和2年度に介護療養型医療施設から介護医療院に転換する施設があり、定員も増加することから、給付費の増加を見込んだものです。施設の入居待機者につきましては、待機者が特に多い特別養護老人ホームの平成31年3月末時点での人数が173人となっております。この多くはショートステイや他施設への入所により空き待ちをしている状況となっております。
以上でございます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
19番 辻川公子議員。
○19番(辻川公子君)
1点、お伺いいたします。
155ページ、2款1項1目居宅介護サービス等給付費についてです。御説明で前年度比1.6%増ということでしたが、居宅介護サービスの該当者の方を自宅で介護している方へのサポート体制が必要と考えますが、これらの現状と課題についてお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
長寿福祉課長。
○長寿福祉課長(山本育実君)
お答えいたします。
介護保険制度では、自宅で介護サービスを受ける場合には、必ずケアマネジャーがつき、サービス利用の支援を行います。ケアマネジャーが利用者の状況を把握し、適切な介護サービスを手配することが介護者への支援ともなりますが、当市では、このケアマネジャーが不足している現状があります。ケアマネジャーをどのように増やしていくかが今後の大きな課題であると認識しております。
また、これまでは、介護している家族同士で情報交換のできる場が少ない状況であったことから、新たな取り組みとして、令和2年度より自宅で介護する家族を対象とした介護教室や交流会の開催等を計画しております。介護者の不安感の解消等、精神面でのサポートにもつなげられるよう、参加者の声を聞きながら、さらに検討していく必要があると考えております。
以上でございます。
(「終わります。」と辻川公子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
本案については所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(神野義孝君)
日程第6 議案第11号「令和2年度御殿場市
後期高齢者医療特別会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
20番 黒澤佳壽子議員。
○20番(黒澤佳壽子君)
まず、歳入の1款の後期高齢者医療保険料、1項2目の普通徴収保険料です。2節の滞納繰越分の収納率45%について質問いたします。
平成31年度収納率は30%だったんですが、それに対して保険料納入が厳しい人が多いから30%にしたという説明がありました。この45%に上げた理由、背景についてお尋ねいたします。
次が、195ページの2款の繰入金です。1項1目の一般会計繰入金、保険料軽減分1億1,870万円は、31年度と比べますと1,000万円増となっています。全体に軽減対象者が増えたのかと思いますが、この積算根拠、そして増えた理由についてお尋ねいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
国保年金課長。
○国保年金課長(根上宏樹君)
ただいまの御質問に順次お答えいたします。
まず、1点目の御質問にお答えいたします。
収納率を上げた理由、背景についてですが、過去の実績から推計し、45%としたものであります。具体的な滞納者の状況といたしましては、不動産の売買などの理由により、一時的に所得が増加した被保険者が多数見られ、納付相談の上で、分割納付の制約をいたしました。分割納付の場合、年度内の全額納付ができないため、次年度へ繰り越すことになり、昨年度より150万円の増額といたしました。
続きまして、2点目の御質問にお答えいたします。
増額となった要因は、保険料率の改定による保険料の増額であります。軽減されるのは保険料算定の均等割額部分であり、料率改定で4万400円から4万2,100円に改定され、1,700円増となったことが主な要因です。
軽減対象者数につきましては、被保険者の所得によるため、対象者数を推計するのは困難でありますが、静岡県広域連合の試算に基づき、全体の対象者は、平成31年度とほぼ同数の2,900名余であると見込みました。平成31年度当初予算に対し、990万円の増を見込んだものであります。
以上、答弁とさせていただきます。
(「終わります。」と黒澤佳壽子君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
本案については所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(神野義孝君)
日程第7 議案第12号「令和2年度御殿場市
公設浄化槽事業特別会計予算について」を議題といたします。
本案に対し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第12号「令和2年度御殿場市
公設浄化槽事業特別会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
日程第8 議案第13号「令和2年度御殿場市上水道事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
4番 本多丞次議員。
○4番(本多丞次君)
剰余金についてちょっとお伺いします。
上水道会計の剰余金についてのその内容をお伺いします。
また、他の市町について、この剰余金の状況、それはどういうふうな状況なのかお伺いいたします。
○議長(神野義孝君)
上水道課長。
○上水道課長(長田和昭君)
ただいまの御質問にお答えいたします。
剰余金につきましては、営業活動から生ずる剰余金でありまして、議会の議決を経て特定目的のためと見立てる積立金と、当年度の純利益など、議会を経る前の使用目的が決まっていない未処分利益剰余金となります。
他市町の状況になりますけれども、県の統計資料の平成29年度市町財政状況上水道事業の経営状況を見ますと、支部23市の利益剰余金の平均は17億5,000万円ほどになります。当市は38億1,000万円の決算実績となりますが、他市の財政規模や企業債、投資額など、個別の状況によりまして異なりますので、単純に数値の比較は図れません。
また、利益剰余金につきましては、令和2年度で32億7,700万円を見込みますが、将来的に給水人口が減少し、給水収益が減少することが予想され、厳しい状況の中、今後10年間で施設の耐震化、老朽化の更新などに係る総事業費は80億円を超え、多大な投資が必要となることが見込まれますので、その経費を賄えるだけの利益剰余金を確保しなければいけないと考えております。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と本多丞次君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
18番 高木理文議員。
○18番(高木理文君)
それでは、4点ほどお伺いをいたします。
まず、1点目ですけれども、1ページ、給水戸数、それから給水量に関連してお伺いいたします。給水戸数は前年より減少して3万4,440戸となっております。次年度の水道料金の調定額と水道利用加入金についての見通しについてお伺いをいたします。
2点目です。29ページ、その他営業収益のうち、配水管等移設補償金3,870万円、前年度予算費で2,000万円の減となっておりますけれども、移設補償金の減少が見込まれる背景の詳細についてお伺いをいたします。
3点目です。39ページ、老朽管更新事業費、こちらが前年度比で36.5%減額をされておりますけれども、この背景についてと、当市の配水管の耐震化率の現況についてお伺いをいたします。
最後もう1点ですが、ページで言うと20ページになりますかね、当年度の純利益、これは1億7,720万円余で、前年度比で2,585万円余の減額を見込んでいますけれども、今後の水道事業運営について、どのように見通しを持っておられるのかお伺いをいたします。
以上です。
○議長(神野義孝君)
上水道課長。
○上水道課長(長田和昭君)
ただいま4点の御質問をいただきましたので、順次お答えいたします。
まず、1点目の水道料金の調定額と水道利用加入金についてですが、水道料金調定額の料金算定のもとになります年間総給水量につきまして、前年度比1.4%減の953万cm3余と見込んでおります。算出根拠としまして、給水人口は前年度比0.5%減の8万3,426人に、1日1人平均使用料は、前年度比0.6%減の0.313cm3と1日365日をそれぞれ乗じて算出した水量でございます。これに5%割引きを含んだ供給単価133円と消費税10%をそれぞれ乗じて算出しています。水道料金は税込みで13億9,438万円余となり、前年度比では372万円余の増を見込むものです。
水道利用加入金については、消費税増税前の駆け込み需要も収まり、前年度実績から見て、前年度と同件数の450件を見込んでおりますが、消費税の変更により40万円余の増となっております。
次に、2点目の配水管移設補償金の減についてですが、新東名関連事業の進捗により、補償対象となる水道管の仮設配管工事が減少したことが主な要因です。しかし、令和2年度におきましては、引き続き新東名関連事業が見込まれますが、水道管の本設配管工事となり、こちらは工事負担金として収入されることになります。
次に、3点目の老朽管更新事業費ですが、前年度は漏水の多い大型分譲地の老朽管更新事業へ主に積極的に進め、完了いたしました。令和2年度では、新東名関連事業が急ピッチで進められ、多数の配水管布設工事を施工しなければならず、それに対応するため、新東名関連工事を優先し、漏水や取水不良のある路線に絞りました。その結果、事業費が減少したものです。
新東名関連事業が完了予定の令和3年度からは、積極的に老朽管の更新を進め、毎年約5㎞をめどに布設替え工事を実施してまいりたいと考えております。
また、耐震化率は平成30年度末で約36.8%となりますが、新東名関連事業終了後には、積極的に老朽管の布設替え等を実施し、耐震化率が向上するよう努めてまいります。
最後に、4点目の今後の水道事業運営ですが、現在は営業分析比率などを給水人口が同規模の事業体と比較した場合、良好なものとなっており、安定した経営ができていると考えております。しかしながら、今年度策定しました経営戦略の試算からは、今後、10年で給水収益が2.7%減少することが見込まれており、また、施設の更新事業の増大、危惧される大地震などの自然災害のことを考えますと、決して楽観視していられない状況であると認識しております。
そのため、後手後手に回ることなく、水道ビジョンやアセットマネジメント、今回策定しました経営戦略などの各種計画等を有効に活用し、投資の効率化、経営の健全化に努め、安心・安全な水道水を長期にわたり安定供給できるよう、事業運営を行ってまいりたいと考えております。
以上、お答えとさせていただきます。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第13号「令和2年度御殿場市上水道事業会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
日程第9 議案第14号「令和2年度御殿場市
工業用水道事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第14号「令和2年度御殿場市
工業用水道事業会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
日程第10 議案第15号「令和2年度御殿場市
公共下水道事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
18番 高木理文議員。
○18番(高木理文君)
1つだけお伺いいたします。
23ページです。こちらにあります予定損益の計算書におきまして、当年度の純利益については、529万円余の純損失となっているわけですが、この評価と、また今後の見通しについてお伺いをいたします。
○議長(神野義孝君)
下水道課長。
○下水道課長(勝又高明君)
それでは、お答えします。
まず、収入面に関してですが、令和元年度の使用料改定により、損失額は令和元年度当初予算と比較して縮減を見込みました。他会計からの負担金及び補助金のうち、損益計算書に計上される金額は国の基準に基づくものと他会計が負担すべき経費のみとなっており、全体として大幅な増収を見込むことができない状況です。
次に、費用面では、営業費用は維持管理に必要な固定的経費が大きな割合を占めており、大幅な削減は困難です。また、営業外費用に関しては、支払い利息が緩やかな減少傾向にあります。今後の見通しについては、令和2年度と同様の経営状況が続くものと考えておりますが、利益を積み立て、施設整備及び改築更新を計画的に進められるよう、自立した経営状態を目指すため、経営状況や決算を分析して、経営健全化計画を立てる必要があると考えています。
以上、お答えといたします。
(「終わります。」と高木理文君)
○議長(神野義孝君)
この際、暫時休憩いたします。
午後2時44分
○議長(神野義孝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
午後2時47分
○議長(神野義孝君)
ほかに質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
本案については、所管の予算決算委員会に付託し、御審査を願うことといたします。
○議長(神野義孝君)
日程第11 議案第16号「令和2年度御殿場市
農業集落排水事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第16号「令和2年度御殿場市
農業集落排水事業会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
日程第12 議案第17号「令和2年度御殿場市
簡易水道事業会計予算について」を議題といたします。
本案に関し、直ちに質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
質疑なしと認めます。
これにて質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本案については委員会の付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案については委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
まず、本案に対して反対討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
次に、賛成討論の発言を許します。
(この時発言なし)
○議長(神野義孝君)
討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
これより、議案第17号「令和2年度御殿場市
簡易水道事業会計予算について」を採決いたします。
本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○議長(神野義孝君)
御異議なしと認めます。
よって、本案は原案のとおり可決されました。
○議長(神野義孝君)
以上で、本日の日程は全部終了いたしました。
○議長(神野義孝君)
この際、本席より定例会再開のお知らせをいたします。
3月25日午前10時から3月定例会を再開いたしますので、定刻までに議場に御参集願います。
本日はこれにて散会いたします。
お疲れさまでした。
午後2時50分 散会...