平成30年 2月 定例会(第1回) 平 成 30 年 富士宮市議会2月定例会会議録 第 7 号 平成30年2月21日(水曜日) 1 議事日程(第7号) 平成30年2月21日(水)午前9時00分 開会 日程第1 議第27号 平成30年度富士宮市一般会計予算 日程第2 議第28号 平成30年度富士宮市北山財産区特別会計予算 日程第3 議第29号 平成30年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算 日程第4 議第30号 平成30年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算 日程第5 議第31号 平成30年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算 日程第6 議第32号 平成30年度富士宮市
下水道事業特別会計予算 日程第7 議第33号 平成30年度富士宮市根原区財産区特別会計予算 日程第8 議第34号 平成30年度富士宮市
介護保険事業特別会計予算 日程第9 議第35号 平成30年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第10 議第36号 平成30年度富士宮市
農業集落排水事業特別会計予算 日程第11 議第37号 平成30年度富士宮市
水道事業会計予算 日程第12 議第38号 平成30年度富士宮市
病院事業会計予算 2 本日の会議に付した事件 議事日程(第7号)に同じ 3 出席議員(22名) 1番 渡 辺 佳 正 議員 2番 若 林 志津子 議員 3番 植 松 健 一 議員 4番 佐 野 孜 議員 5番 佐 野 和 彦 議員 6番 中 村 憲 一 議員 7番 齋 藤 和 文 議員 8番 佐 野 寿 夫 議員 9番 稲 葉 晃 司 議員 10番 野 本 貴 之 議員 11番 鈴 木 弘 議員 12番 深 澤 竜 介 議員 13番 松 永 孝 男 議員 14番 手 島 皓 二 議員 15番 遠 藤 英 明 議員 16番 諸 星 孝 子 議員 17番 諏訪部 孝 敏 議員 18番 望 月 芳 将 議員 19番 横 山 紘一郎 議員 20番 村 瀬 旬 議員 21番 小 松 快 造 議員 22番 臼 井 進 議員 4
事務局職員出席者(3名) 事 務 局 長 佐 野 克 己 君 事 務 次 長 古 郡 和 明 君 主 査 植 松 正 人 君 5 説明のための出席者(21名) 市 長 須 藤 秀 忠 君 副 市 長 芦 澤 英 治 君 副 市 長 渡 邉 恭 一 君 総 務 部 長 深 澤 秀 人 君 企 画 部 長 杉 山 洋 之 君 財 政 部 長 田 畑 孝 城 君 市 民 部 長 佐 藤 収 君 産業振興部長 土 井 一 浩 君 環 境 部 長 佐 野 一 也 君 保健福祉部長 小 田 剛 男 君 兼 福 祉事務 所 長 都市整備部長 望 月 明 彦 君 水 道 部 長 斉 藤 智 敏 君 危 機 管理監 惟 村 克 巳 君 消 防 長 望 月 正 三 君 市 立 病 院 内 藤 由 男 君 行 政 課長兼 中 村 日出和 君 事 務 部 長 選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局 長 企画戦略課長 篠 原 晃 信 君 秘 書 課 長 久保田 雅 史 君 財 政 課 長 宇佐美 巧 君 教 育 長 池 谷 眞 德 君 教 育 部 長 佐 野 宏 幸 君 午前9時00分開議
○議長(
横山紘一郎議員) 御起立願います。 〔全員起立〕
○議長(
横山紘一郎議員) 礼。おはようございます。御着席ください。 直ちに本日の会議を開きます。
△日程第1 議第27号 平成30年度富士宮市一般会計予算
△日程第2 議第28号 平成30年度富士宮市北山財産区特別会計予算
△日程第3 議第29号 平成30年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算
△日程第4 議第30号 平成30年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算
△日程第5 議第31号 平成30年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算
△日程第6 議第32号 平成30年度富士宮市
下水道事業特別会計予算
△日程第7 議第33号 平成30年度富士宮市根原区財産区特別会計予算
△日程第8 議第34号 平成30年度富士宮市
介護保険事業特別会計予算
△日程第9 議第35号 平成30年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算
△日程第10 議第36号 平成30年度富士宮市
農業集落排水事業特別会計予算
△日程第11 議第37号 平成30年度富士宮市
水道事業会計予算
△日程第12 議第38号 平成30年度富士宮市
病院事業会計予算
○議長(
横山紘一郎議員) これより日程に基づき、日程第1 議第27号平成30年度富士宮市一般会計予算から日程第12 議第38号平成30年度富士宮市
病院事業会計予算まで12件を一括議題とします。 これより市長から平成30年度の施政方針とあわせて提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長 須藤秀忠君 登壇〕
◎市長(須藤秀忠君) 皆さん、おはようございます。それでは、平成30年度の施政方針をさせていただきます。 1 はじめに 平成30年度の一般会計予算を初めとする予算関係議案の御審議をお願いするに当たりまして、私の市政運営の基本的姿勢と重点施策を申し上げます。 昨年は、本市にとりまして、記念すべき年となりました。それは、市制施行75周年を迎えることができたこと、さらに12月には、待望の静岡県
富士山世界遺産センターが開館したことであります。この2つの出来事を市民の皆様と一緒に祝い、喜びを分かち合えたことは、今でも、感慨深い思いが胸に迫るものであります。 特に、静岡県
富士山世界遺産センターは、既に入場者数9万人を超えるなど、予想をはるかに上回る反響がありました。飲食店関係者からは「来店者が増えた」という声が聞かれ、大変うれしく思っているところであり、改めて、その存在の大きさを実感しております。 静岡県
富士山世界遺産センターは、世界文化遺産「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」を後世に守り伝えていくための拠点であります。そして、逆円錐形の建物とその周囲を覆う木格子による斬新なデザインは、世界的な建築設計家、坂茂さんによるものであります。 静岡県
富士山世界遺産センターの工事用仮囲いが外され、その全容をあらわしたとき、私は、声にならない感動を覚えるとともに、その東側を誇らしげに流れる神田川の川音に富士宮の新たなまちづくりの息吹を感じました。 静岡県
富士山世界遺産センターの遠山敦子館長は、「富士山についてさらに深く極めるとともに、その美と伝統を伝え、広く国の内外に知らせ、その秀麗な姿と比類のない文化的な価値とを、永く守り続けることがこのセンターの使命です。」とおっしゃっています。 私は、富士山をテーマとした高度な学術的施設がオープンし、県内外、さらに国外からも多くの方々を本市にお迎えできることに大きな喜びを感じております。 しかし、同時に、このすばらしい施設が完成したことをもって到達点とは考えておりません。 富士山とともに歩んできた本市は、静岡県
富士山世界遺産センターだけでは知ることができない魅力にあふれております。 中心市街地には、
世界遺産富士山の重要な構成資産である
富士山本宮浅間大社が鎮座しています。その境内地には、日量20万トンの富士山の湧き水による国の
特別天然記念物「湧玉池」があり、神田川の源になっています。 まさに本市は、水の都です。 湧玉池、神田川、静岡県
富士山世界遺産センターの水盤、それらが織りなすまちの景観や神田川沿いの憩いの空間は、本市の誇れる魅力の一つであります。 さらに、富士山の恵みである自然、食、そして地域の歴史や伝統など、これら本市が誇る、そしてかけがえのない地域資源を、国内外の皆様に理解され、喜ばれるようにするためには、どのようにしたらよいのか、そんな思いがめぐっているところであります。 海外から日本を目指す観光客は、年間3,000万人の大台に近づいてきたとも言われています。東京や大阪などの
ゴールデンルートを経験した人たちが次に目指すものはどこにあるのか。 本物は人を引きつけます。本市には、本物の地域資源が、数多くあります。これらを結びつけることにより、新たな魅力の創出を考えてみたいと思っております。 もちろん市民の皆様、議員の皆様とも一緒に考えていかなければなりません。 歌人の野村清さんは、富士山について、「日本の哲学であり神である 大富士の山 をろがむわれは」と歌っています。 富士山は偉大です。本市は、その富士山の恵みをいただき、さらに富士山から学んできました。富士山からの学びは、優しさと思いやりのあるまちづくりの大切さだと思っております。 私は、現実をしっかり見定めながら、一方で次代のことを考えております。本市は他の都市にも勝る底力と可能性があると確信しています。 これからも輝きあふれる富士宮市を目標に、市民の皆様の力と情熱を集結し、私自身がリーダーシップをとり、着実な歩みを進めつつも、常に前向きな姿勢を持って、まちづくりに取り組んでまいります。 2 市政運営の基本的姿勢 それでは、新年度の市政運営の基本的姿勢について申し上げます。 我が国の経済は、政府による経済政策の取り組みのもと、長期にわたる景気の緩やかな回復基調が続いています。 先行きについても、海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要がありますが、雇用環境の改善が続く中で、国の各種施策の効果もあって、引き続き緩やかに回復していくことが期待されます。 国においては、デフレからの脱却を確実なものとし、経済再生と財政健全化の双方を同時に実現していくこととしています。 こうした中、「経済財政運営と改革の基本方針2017」では、地方公共団体における先進的な業務改革の取り組み等の拡大を図るとともに、国庫支出金について、2020年代を見据えた地方行財政の構造改革として、行政サービスの効率化・重点化に向け、
インセンティブ強化など財政資金の効率的配分を図るとしていることから、今後の地方財政への影響に注視する必要があります。 このような状況の中、本市においては、第5次富士宮市総合計画の将来都市像の実現に向けて、国が唱える地方創世のさらなる深化の声とともに、新たな価値を創造し、先見的かつ積極的な取り組みを行ってまいります。 第5次富士宮市総合計画では、将来都市像にふさわしい魅力あふれるまちづくりを進めるために、総力を挙げて取り組む必要があるテーマを、「3つの重点取組」として掲げました。 3つの重点取組とは、取組1 恵み豊かな未来づくり、
世界遺産富士山の恵みを保全し、活用する。 取組2 いきいき元気な未来づくり、安全・安心なまちで、健康を育み元気に暮らす。 取組3 誰もが輝く未来づくり、人とまちが輝き、人口減少社会に打ち克つであり、これらの取り組みに沿って重点的に事業を進めてまいります。 それでは、「3つの重点取組」について、具体的に説明いたします。 取組1は、「恵み豊かな未来づくり」世界遺産のまちづくりであります。静岡県
富士山世界遺産センターと
富士山本宮浅間大社を中心とした中心市街地及び各構成資産の整備、国内外からの誘客の促進、富士山の景観や歴史・文化の継承など、継続して進めているところであります。 静岡県
富士山世界遺産センターが本市の新たなランドマークとなり、多くの観光客がお越しになっていることに合わせ、
富士山本宮浅間大社の周辺や白糸の滝を初めとした構成資産のより一層の整備、夜の富士宮市のまちの魅力を積極的に伝えるための神田川沿いでのライトアップの開始、
中心市街地商店街と連携したにぎわい創出など、来訪者に向けての魅力アップに取り組んでまいります。 さらに、この人の流れを、市域全体に波及させるべく、
ウオーキング大会の開催やさらなる
にぎわいづくりに向けた調査に着手してまいります。 また、世界に飛躍する国際文化都市の取り組みとして、中学生の英語圏への派遣や、教職員の英語圏での研修を継続するとともに、昨年6月に
友好交流関係都市提携を締結した台湾台南市との交流を進めてまいります。 取組2は、「いきいき元気な未来づくり」安全・安心なまちづくりであります。市民の皆様の安全と安心を守るのは、行政の最も大切な責務であります。これまでも災害への速やかな対応、市立病院の診療体制の確保及び充実、
地域コミュニティへの支援などについて、重点を置いてきたところであります。 市立病院における
地域包括ケア病棟の増築工事を初め、防災面では、同報無線のデジタル化を行うとともに、原子力災害時に対応するため、安定ヨウ素剤を備蓄してまいります。 また、ラジオ体操の奨励など、市民の皆様が元気で健康に、毎日を過ごせるように、健康づくりへの取り組みも継続してまいります。
地域交流拠点施設の整備では、(仮称)
富丘交流センターについて、建設に向けた設計を実施し、平成33年度の開館に向けて、着実に進めてまいります。また、白糸会館の建てかえについても、基本設計に取り組んでまいります。公共施設の管理につきましては、長寿命化計画に基づき、予防保全工事を着実に実施してまいります。 取組3は、「誰もが輝く未来づくり」人口減少を克服するまちづくりであります。私は、市長に就任してから、子どもを大切にするまちづくりとして、子育て施策の充実に意を注いでまいりました。
子ども医療費助成については、新たに、対象年齢を18歳までに拡大するとともに、入院時食事療養費への助成を開始します。待機児童対策として、引き続き、認定こども園の施設整備の補助を行い、また、
放課後児童クラブの整備も進めます。北部・芝川地区の小規模校が連携し、合同で授業や行事を実施する環境を増やすこと、「宮タク」を活用して、小学校区に
放課後児童クラブがない児童を隣接する小学校区の
放課後児童クラブへ送迎する事業を始めるなど、子育てしやすいまち・子育てしてみたいまちを目指してまいります。 企業の誘致・留置の取り組みとしては、新たな工業団地への立地等調査に着手します。また、高品質な
情報インフラ基盤を提供する光ファイバ網未整備地区の整備についても研究をしてまいります。 女性の力が発揮できる環境づくりについては、
母力応援プログラムを初めとした施策のさらなるステップアップを目指してまいります。 UIJターンを促進する取り組みとして、ワーク・ライフ・バランスに取り組んでいる中小企業に就職したUターン者等の奨学金返済に対する助成を開始するとともに、移住・定住施策との連携を強化してまいります。 本市の魅力をPRする首都圏等での
シティーセールスについては、さらに磨き上げを行っていくとともに、平成29年度に5億円の大台を超えたふるさと納税について、
プロジェクトチームを設置し、
庁内横断的取り組みを推進してまいります。 私が、常々口にする、「住んでよし 訪れてよし」、「生んでよし 育ててよし」、「学んでよし 働いてよし」、「出会ってよし 結ばれてよし」という、4つのまちづくりの合い言葉があります。 平成30年度も、この合い言葉のもと、市民の皆様の幸せを願い、全力を傾注して、取り組んでまいります。 それでは、以下、第5次富士宮市総合計画の7つの基本目標に沿って、平成30年度重点施策の大要を申し上げます。 3 平成30年度重点施策 最初に、(1)富士山の自然と調和した循環力があるまちづくり(環境)について申し上げます。 エネルギー施策及び
再生可能エネルギーの推進については、本年12月に、豊かな水資源から
再生可能エネルギーを創出する小水力発電の最新情報や技術革新、導入課題の議論や情報交換を行う「第4回
全国小水力発電大会」を開催します。 循環型社会の形成及びごみ処理対策に関しては、ごみの減量化のため、今まで可燃ごみとして出されていたリサイクルできる紙ごみを、4月から「雑がみ」として、市内全域で分別回収に取り組みます。 また、引き続き、市民、事業者、行政が一丸となって「
ごみダイエットプロジェクト」に取り組みます。 環境衛生の充実として、富士宮聖苑の老朽化した待合室等を改修するとともに、中庭にテラスを設置し、待合スペースを拡大いたします。 上水道事業では、安定した給水の確保を図るため、老朽化した水道管の更新や、主要水道施設の計画的な耐震化を実施いたします。また、新たな水道水源を確保するための調査を始めます。 汚水処理については、
ストックマネジメント手法を取り入れた
星山浄化センター長寿命化計画を策定するとともに、安定した下水道経営の実現を図り、経営基盤を強化するため、地方公営企業法に基づく公営企業会計の導入に向けて、
下水道事業資産調査や会計システムの構築を進めます。 次に、(2)富士山の麓から創造力と活力がみなぎるまちづくり(産業)であります。 食によるまちづくりでは、本年4月から富士宮・富士地域の小中学校の学校給食に、富士宮産100%の良質な牛乳の提供が始まります。富士宮ブランドとして確立できるよう積極的に支援してまいります。 畜産に係る事業に関しては、朝霧地域において、
富士開拓農業協同組合と本市が共同で実施している、国の
環境調和型バイオマス資源活用モデル事業について、本格的に実証実験データを採取及び分析し、二酸化炭素の削減と地域の環境保全への活用を図ります。
野生鳥獣被害対策として、被害防止対策及び駆除を引き続き行い、また、
ジビエ加工処理施設についても、設置に対する補助を継続します。 農村振興については、農村地域の豊かな地域資源を生かし、観光等と連結した魅力ある
コミュニティ活動を支援するため、「ふじのくに美しく品格のある邑」として登録している地域が実施する誘客事業に対し、補助をいたします。 林業振興といたしましては、富士ヒノキの販路拡大を図るとともに、富士ヒノキの家・
宮クーポン事業についても、
SGEC森林認証材の使用や子育て世帯と大家族構想に基づく三世代同居世帯への上乗せ助成を行い、さらなる地域材の利用を促進いたします。 企業誘致・留置については、地域産業の活性化や雇用の場を確保するため、優良企業の新規進出や事業拡大を、引き続き支援していきます。
中小企業振興施策として、中小企業の産業力を高めるための支援や留置のために必要な新たな工業団地造成へ向けた可能性調査を実施します。 また、
知的財産コーディネーターによる企業訪問で、市内企業の課題や問題点を抽出し、全国各地の自治体との
広域ネットワーク等を活用して、市内外の企業間の異業種交流やマッチングの機会を創出し、伴走型の経営支援を実施いたします。 商工業の振興として、高校生の視点で地域振興を図っている
富士宮高校会議所への助成を開始いたします。
住宅リフォーム宮クーポン事業については、市民のニーズも高く、地域経済への波及効果も高いことから、補助枠を2割拡大して交付いたします。 観光施策では、静岡県
富士山世界遺産センターが夜間にライトアップされ、多くの観光客の目を楽しませていることから、隣接する神田川の水の流れについてもライトアップを実施し、このエリア一帯を夜も楽しむことができる新たな名所として整備いたします。 さらに、静岡県内全自治体とJR6社と連携して
大型プロモーションを行うデスティネーションキャンペーンにおいて、静岡県
富士山世界遺産センター、
富士山本宮浅間大社本殿、湧玉池のライトアップによる競演イベントを実施いたします。また、朝霧高原の体験型観光など、本市の魅力を全国へ発信していきます。 既存宿泊施設における、客室内等への
公衆無線LAN設置、案内表示、
自社ホームページサイトの多言語化等を進め、2019年
ラグビーワールドカップや2020年
東京オリンピック・
パラリンピック等により増加が予想される外国人観光客の受け入れ体制を整備いたします。 新稲子川
温泉ユー・トリオについては、自然豊かなバーベキュー場としてリニューアルし、新しくなった温泉施設とともに集客を図ります。 新たな外国人誘客として、台湾台南市で開催される
大台南国際旅行展に出展し、富士山観光のPRを通じて、台湾からの誘客を図ります。 白糸の滝については、「
白糸ノ滝整備基本計画」に基づき、
指定地内民間所有地の公有化促進と売店移転に関する合意形成、造成計画・新売店計画の実施設計及び売店集約用地の造成に着手します。 また、曽我の隠れ岩から
白糸の滝東エリアにかけて、駐車場等の舗装及び曽我橋の塗装を行い、
ウオーキング拠点として整備します。 UIJターンによる就業支援については、特に、Uターン者等を対象にした奨学金返済の支援をすることで、進学等のため転出した人の帰郷意識を促すとともに、中小企業の雇用機会を創出していきます。また、労働者が働きやすい雇用環境を整備するため、雇用主向けのワーク・ライフ・バランスに関するセミナーを開催し、「富士宮で働きたい」と思うまちにすることにつなげます。 次に、(3)みんなの幸せと潤いを創出するまちづくり(健康福祉)であります。 子育て施策に関しては、新たに、
子育て世代包括支援センターを開設し、妊娠・出産・子育てに関する専門の相談員を配置します。また、
産婦健康診査事業も開始します。 さらに、子ども・
子育て支援事業計画については、中間評価を行うとともに、平成32年度からの第2期計画の策定を始めます。 施設の整備面では、上野児童クラブについて、既存施設同一敷地内に新たな施設を整備します。 また、待機児童対策として、保育ニーズに応えるため、
認定こども園小泉保育園の施設整備に対し補助を行い、児童の受け入れ枠拡大を図ります。 さらに、乳児も遊ぶことができる遊具を公立保育園12園及びあすなろ園に整備します。 また、子育てサロンにおけるおもちゃや絵本の購入など、環境整備への助成を行います。
子ども医療費助成については、10月から対象年齢を18歳までに拡大するとともに、入院時食事療養費も助成の対象とし、子どもの成長環境の充実と保護者の負担軽減を図ります。 健康づくりに関しては、誰も自殺に追い込まれることのない社会の実現を目指し、いのちを支える対策計画(自殺対策計画)を策定いたします。 次に、医療に関しては、平成31年10月開設に向けて、病床数30床の
地域包括ケア病棟増築工事に着手します。 この病棟の増築に伴い、市立病院の急性期と回復期を合わせた総病床数は380床となることから、市民が安心して受けられる診療体制の充実を図ります。 また、安全・安心な医療サービスの支援及び紙カルテの完全電子化による院内の情報共有を充実させるため、市立病院の病院情報システムの更新を実施いたします。 救急医療センターについては、第1次救急医療体制を維持するため、医師の安定的な確保を図ります。 地域福祉については、認知症高齢者等がその判断能力に応じて必要な介護や生活支援サービスを受けながら日常生活を過ごすことができるよう、成年後見制度の利用促進、認知症高齢者等の権利擁護に関する取り組みを推進します。 高齢者福祉については、地域において高齢者がいつまでも元気で生活することができるように、多様な主体による生活支援・介護予防サービスの提供体制の整備や高齢者の社会参加の促進、在宅医療と介護の一体的な提供体制の構築を図り、助け合い・支え合いのできる地域づくりを進めます。 次に、(4)郷土に学び郷土を愛する心豊かな人を育むまちづくり(教育文化)であります。 学校教育の充実については、「富士山を心に、夢をもって生きる子ども」の実現を目指し、確かな学力が育つ授業の充実により、子どもの論理的思考力の伸長を図るとともに、健やかでたくましい心身の育成に努めます。 まず、これからのグローバル社会に対応できる英語力を育成するため、学校や地域で、「外国語ハンドブック」のさらなる活用を進めます。また、小中学校教職員の英語指導力向上及び本市の英語教育のさらなる発展のために、教職員の海外研修派遣を継続します。 次に、小規模校の連携の取り組みでは、小規模校同士が学習、行事などで交流することで、児童生徒のコミュニケーション能力を伸ばす機会を増やすとともに、児童生徒が他地域との違いに気づき、地元に対する愛着を強める機会にします。 さらに、子どもの健康増進に努める取り組みの一つとして、市内全小中学校における給食の時間や家庭で、児童生徒に静岡茶を提供し、飲用する取り組みを実施いたします。 施設の整備については、児童生徒の安全・安心な教育環境の確保のため、国の基準より厳しい静岡県の耐震判定基準をクリアするよう校舎等の耐震補強を引き続き実施いたします。 また、学校施設の営繕事業として、良好な教育環境の確保及び長寿命化を図るため、校舎や設備の営繕工事を計画的かつ効率的に実施いたします。 昨年4月に稼働した学校給食センターに関しては、安全・安心なおいしい給食を安定して提供するとともに、児童や市民などによる施設見学を初め、食育講座等を開催し、食育の拠点としての活用を図ります。 青少年健全育成については、学校・家庭・地域が一体となって、地域ぐるみで子どもを育てるために、学校支援地域本部事業を推進し、学校と家庭・地域とのパイプ役である、地域コーディネーターを配置する学校を増やします。 社会教育に関しては、図書館資料の保存及び公開等活用を図るため、地域の記録や歴史が多く掲載されている地域新聞のデータベース化をさらに進めるとともに、図書館の貴重な郷土資料のデジタルアーカイブ化を実施いたします。 また、不特定多数の人が利用する図書館内での犯罪行為等の抑止や安全性の向上を目的に、中央図書館及び西富士図書館へ利用者のプライバシー保護に十分配慮した上で、防犯カメラを設置いたします。 文化・芸術については、「史跡富士山整備基本計画」に基づいて、引き続き史跡富士山の整備を進めます。人穴富士講遺跡では碑塔修復や発掘調査などを行い、村山浅間神社では水垢離場及び龍頭ヶ池の現況測量調査及び発掘調査を行います。
富士山本宮浅間大社では、史跡の整備にかかわる整備基本計画作成に取りかかります。これらの構成資産については、適切に保存していくとともに、世界遺産にふさわしい環境を整えていきます。 あわせて、これまで実施してきた史跡整備の成果をまとめた「史跡富士山史跡整備報告書」を刊行いたします。 また、全国的にも価値の高い国指定の史跡大鹿窪遺跡については、具体的な史跡公園としての整備計画を示した「史跡大鹿窪遺跡整備基本計画」を策定し、広く遺跡の魅力が発信できる史跡としての活用を進めていきます。 さらに、富士宮市史について、新たに、分野ごとの刊行を目指し、専門家の助言を受け、編さんを進めます。 施設の整備については、文化・芸術活動の拠点施設である市民文化会館の音響設備が老朽化していることから、大ホール音響設備の改修工事を実施いたします。 スポーツ振興については、スペイン空手道連盟の選手が快適に練習できるよう市民体育館の環境を整えるとともに、2020年
東京オリンピック・パラリンピックをきっかけに市民がスポーツ全般に関心を持つ機会の創出を図ります。 さらに、朝霧高原において、民間企業とタイアップした
ウオーキング大会開催の実現に向けて取り組みます。 体育施設整備では、サッカーやソフトボールなどができる人工芝の多目的スポーツ広場の整備について、検討委員会の意見を取り入れながら、実現に向けた検討を進めます。 次に、(5)富士山の魅力を発揮した快適なまちづくり(都市整備)であります。 まず、市街地整備については、世界遺産にふさわしいまちづくりに向けて、「富士宮市世界遺産のまちづくり整備基本構想」に掲げる事業の具現化を図ります。特に、
富士山本宮浅間大社周辺については、本年3月に策定する整備計画に基づいて神田川を生かした公共空間づくりを進めるとともに、民間事業者と連携して、市民、来訪者がゆっくりと楽しむことができるにぎわいの場の創出を図ります。 また、ユネスコ世界遺産委員会に提出した保全状況報告書に記載している事業及び「富士宮市行動計画」に掲げる事業の推進を図るとともに、市民・民間レベルで事業を推進する世界遺産推進員の活動や静岡県
富士山世界遺産センターへの直通バスとの連携など、世界遺産にふさわしいまちづくりに官民一体で取り組みます。 さらに、本年は、富士山の世界遺産登録5周年であることから、これを祝して、世界遺産登録の意義を改めて周知することのできる記念イベントを実施いたします。 街路整備については、都市機能の骨格をなす道路ネットワークを構成する田中青木線の事業化に向け、必要となる都市計画の変更などを行います。 道路橋梁の安全確保については、引き続き、計画的に、予防保全対応として、道路の維持補修及び修繕計画に基づいた市内の重要な橋梁の修繕を進めるとともに、全ての管理橋梁について、近接目視点検を継続し、交通の安全の確保を図ります。 岳南北部地区幹線道路整備事業では、事業用地の取得及びこれに伴う物件補償を実施いたします。 また、市道黒田貫戸線の改良に向け、調査に着手いたします。 国道469号の整備促進については、国道に隣接する市町と連携して、引き続き、国・県等の関係機関へ強く要望していきます。 白糸自然公園については、四季折々の花畑やバラ園などによる魅力あふれる公園づくりをさらに進めるとともに、来園者の利便性と安全性向上のため、引き続き、進入道路の整備工事を実施いたします。 都市公園については、誰もが安全・安心に利用できるよう、白尾山公園などのバリアフリー化整備を引き続き進めるほか、老朽化した遊具の改修を実施いたします。 また、市内初の防災機能を備えた都市公園として、防火水槽を初めマンホールトイレなどを配置した(仮称)宝町公園の整備工事を行います。 美しい花いっぱいのまちづくりの取り組みについては、静岡県
富士山世界遺産センター周辺や商店街などにおいて、色とりどりの花による演出とおもてなしの空間づくりを継続いたします。 また、富士山麓の主要幹線道路における景観向上のため、間伐及びフジザクラやモミジなど広葉樹の植栽を継続し、彩りある街道づくりを推進いたします。 次に、(6)豊かなコミュニティを持つ安全・安心なまちづくり(市民生活)であります。 防災については、同報無線の将来的な安定運用を確保するため、現在のアナログ波型式からデジタル波型式に切りかえる工事を、平成30年度から3か年で実施いたします。 また、大規模地震に伴って発生する通電火災の減少を図るため、感震ブレーカーの設置に対する補助を開始いたします。 さらに、原子力災害による万一の事態に備えるため、40歳以下の市民約5万5,000人分の安定ヨウ素剤を購入し、市内複数箇所の公共施設に備蓄いたします。 公共交通について、市民の重要な足である宮バスの維持及び宮タクの充実に向けて、民間事業者と連携していきます。 住宅・住環境については、市営万野住宅B棟の建設工事を実施します。さらに、長寿命化工事として、市営粟倉住宅の住戸改善工事、市営小泉・上小泉住宅の屋根外壁改修工事を行います。 コミュニティについては、(仮称)
富丘交流センターの建設に向けて、基本設計・実施設計を進め、並行して事業用地の取得に向けた農地法等の手続を行います。また、富士根南地区においては、地域の意見を聞きながら整備の方向性を決定し、候補地についても検討していきます。 国際交流に関しては、産業交流の推進として、6月に台南市で開催する台湾マンゴー祭りに参加します。また、文化交流の一環として、富士宮市民及び台南市民から募集した写真を、手すき和紙に印刷し展示する風景写真作品展を、10月には本市で、12月には台南市で開催いたします。 世界にはばたく子どもたち育成事業では、市内在住の中学生を対象に、異文化理解や国際感覚醸成、英語コミュニケーション能力の一層の向上を図るため、英語圏への派遣を引き続き実施いたします。 最後に、(7)市民と一緒に取り組むまちづくり(市民参加・行財政)であります。 まず地方創世については、定住人口の増加、地域活性化を目的に、出会いや交流の機会創出のため、同窓会や同級会の開催に要する費用への助成を継続いたします。 また、若者の恋愛、結婚に向けた機運の醸成を目的とした実践セミナーや交流イベントを引き続き実施し、結婚に向けた支援を行います。 女性の活躍推進については、機運醸成や自身のスキルアップを図るため、女性応援会議で提言を受けた、女性活躍のための講演会や、講座、セミナー等を実施いたします。さらに、働きやすい職場づくりを目指す「イクボス宣言」を、市内事業所にも推進するため、情報の発信や講演会を開催いたします。 また、NPO団体と連携して、講座やイベントを実施し、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ないサポート体制の充実を図ります。 さらに、コンビニを中心としたふじのみやベビーステーションについては、新たな登録に向けて、取り組みを一層加速します。 地域を強くする取り組みとして、小規模校地域における
放課後児童クラブへの送迎支援を開始いたします。 移住・定住促進事業については、首都圏等で行われる相談会やフェアに積極的に参加するとともに、インターネットを利用した広告や、新卒者向け企業採用活動と連携をするなど、移住実現に向けてさまざまなチャンネルを活用していきます。 戦略的なシティセールスとして、映像や音楽を使い、朝霧高原や田貫湖など市内北部の地域資源にスポットライトを当てたプロモーションを展開してまいります。 ふじのみや寄附金については、庁内横断的な組織体制を構築し、本市への寄附者に、継続して寄附をしていただけるように、積極的なアプローチを実施するとともに、本市を訪れていただく内容の返礼品のさらなる充実と、受納した寄附金の有効活用を図っていきます。 次なる地域活性化施策に関しては、静岡県
富士山世界遺産センターや
富士山本宮浅間大社周辺はもちろんのこと、多彩な魅力あふれる富士宮を楽しんでもらうため、さらなる
にぎわいづくりに向けた調査・研究を行います。 白糸会館については、施設の老朽化と耐震性能が乏しいことから、建てかえに向けて、基本設計と測量に着手いたします。 情報発信については、市公式ウエブサイトに音声読み上げ機能を導入し、視覚に障がいがある方等への情報発信を強化いたします。 日本一の富士山と琵琶湖が縁となり、市民や団体がさまざまな交流を重ねている近江八幡市と、夫婦都市として提携してから50周年(金婚)を迎えることから、記念事業を実施し、両市の絆をより一層深めます。 効率的な行政運営については、昨今の人口減少及び少子高齢化の本格的な進行に伴う義務的経費の増大、公共施設等の老朽化による投資的経費の増大など、人口構造の変化とともに、本市を取り巻く行政需要や財政需要が大きく変化しています。 加えて、働き方改革、ワーク・ライフ・バランスの実現、人材の確保など、新たな課題への対応も迫られております。 これらの状況に対応し、質の高い行政サービスの提供を継続するため、「人材・組織」、「財務」、「公共施設等」、「業務」という4つの視点でマネジメントを行う「行政経営プラン」を推進していきます。 また、富士宮市公共施設等総合管理計画を着実に推進するため、施設の維持管理の徹底、耐震性確保及び施設の劣化状況を考慮した短期保全計画に基づく長寿命化工事を実施いたします。 さらに、施設総量の抑制手法等に関して調査・研究を行うとともに、ワークショップ等を開催し、市民のニーズを把握しながら、公共施設の再編に向けた計画の策定に取りかかります。 長期的な視点に立った計画的なまちづくりを進めるための都市計画マスタープランについては、平成31年度の改定を目指し、まちづくりの目標や計画を具体化し、素案を作成いたします。 最後に、財政運営についてであります。 本市では、これまで積極的な財政運営と健全な財政運営の両立を図るとともに、市独自の将来負担に配慮した財政規律を設定し、持続可能な財政運営の確立を目指し取り組んできた結果、財政の健全性を示す指標は改善が進みました。 また、学校給食センター建てかえを初めとする大型事業を実施する間も、公共施設整備のための基金積み立てを行うとともに財政調整基金取り崩しの抑制に努めてきたため、平成28年度末の基金積立現在高は適正な水準を維持できていることから、今後とも、財源の確保と単年度収支における健全性の維持、人口減少時代の到来と公共施設等資産の老朽化対策などの課題、健全な財政に配慮しつつ、財政調整基金を有効に活用し、活力あるまちづくりに努めていきます。 平成30年度は、この財政基盤のもと、平成28年度を初年度とする第5次富士宮市総合計画前期基本計画の中間年となり、将来都市像の実現に向けて、さまざまな施策を積極的に、より効果的に推進します。 本市の将来都市像にふさわしい魅力あふれるまちづくりを全庁体制で進めるため、第5次富士宮市総合計画に基づく3つの重点取組及び7つの基本目標に沿って、職員一人一人が知恵を絞り、一丸となって事業実施に取り組むものといたします。 以上、説明申し上げました重点施策及びその他の事業の詳細につきましては、議案資料として配布いたしました「第5次富士宮市総合計画の平成30年度主要事業の概要」などを御参照していただきたいと思います。 4 おわりに 平成30年度は、私の2期目の任期の最終年度となり、文字どおり、総決算の年であります。 これまでの私の市政、1期目の任期を含めて7年間を振り返りますと、地ならし、種まき、水やり、施肥から始まり、実りを収穫するまでに、成長してきたと感じております。 私は、平成30年度という年を、希望にあふれた次なる富士宮に向けて、着実に準備をしていくための「さらなる飛躍への地を固める年」と考えております。 私が尊敬している東洋思想家の安岡正篤さんは、その著書の中で、物を考えるときには3つの原理があると言及しています。 第一、目先で考えないで長い目で見る。 第二、一面的に見ないで多面的に見る。 第三、枝葉末節に見ないで根本的に見る。 物を考えたり議論したりするときの心得であります。まちづくりにも、当然、通じるものがあります。 私は、この原理を常に意識し、そして富士宮の底力を信じ、輝きあふれる富士宮市の実現に向けて、市民の皆様とともに、一緒に取り組んでいきたいと強く思っている所存であります。 そして、富士宮市の発展に向けて、市職員と一丸となって、全力で、市政運営に専心してまいります。 終わりに、市民の皆様、そして議員各位の御理解と御支援をお願い申し上げまして、平成30年度の施政方針といたします。 引き続きまして、当初予算の提案理由説明を行います。 ただいま上程されました議第27号から議第38号までの12議案について、一括して説明申し上げます。 平成30年度の予算編成に当たり、社会保障費の増大や人口減少、公共施設等の老朽化への対応などの諸問題を抱えながらも、第5次富士宮市総合計画の3年目として、将来都市像の実現を見据え、さらに大きく飛躍する年とするため、総合計画に掲げた3つの重点取組と7つの基本目標に沿ったさまざまな施策を、引き続き積極的かつ効果的に推進していくとともに、昨年12月の静岡県
富士山世界遺産センターの開館を好機と捉え、世界遺産のまちづくりをさらに推進していくためのさまざまな施策を予算に反映することに努めました。 また、平成30年度は、私が市長に就任してから、2期目の最終年度となることから、市民生活の向上を図るため、財源をしっかりと確保するとともに、将来に向けた、持続可能な行財政運営という視点も重視した予算編成ができたものと考えております。 その結果、一般会計の当初予算額は421億4,000万円で、前年度の当初予算と比較しますと7億6,000万円、1.8%の増となりました。 なお、本予算につきましては、前年度と同様に、予算額の数字をもじって、輝く世に意欲みなぎる予算と名づけたいと思います。 次に、予算の規模でございますが、一般会計、9つの特別会計及び2つの企業会計を含めた全会計では、総額870億3,605万3000円となり、前年度と比較いたしますと7億2,709万4,000円、0.8%の減となりました。 それでは、引き続き、一般会計予算、特別会計予算及び企業会計予算の内容につきましては、副市長から説明させますので、よろしくお願いをいたします。
○議長(
横山紘一郎議員) 副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) それでは、私から各会計の説明を申し上げます。 初めに、議第27号平成30年度富士宮市一般会計予算について説明申し上げます。 まず、歳入について説明申し上げます。第1款市税は205億673万7,000円を計上し、前年度と比較いたしますと4,916万3,000円、0.2%の増であります。主な内容といたしましては、法人市民税につきまして、平成29年度における市内の大手企業を中心とした決算見込みの状況を踏まえ、1億2,001万2,000円、6.9%の増となりました。 次に、第2款地方譲与税から第10款地方交付税までにつきましては、前年度の収入状況や経済の動向などから推計いたしました。 第6款地方消費税交付金は24億円を計上し、前年度と比較いたしますと1億5,000万円、5.9%の減であります。これは、平成29年度の決算見込みをもとに算定したものであります。 また、第10款地方交付税は18億4,100万円を計上いたしました。前年度と比較いたしますと1億9,100万円、11.6%の増であります。この内容といたしましては、普通交付税は平成29年度の交付実績をもとに合併算定替えによる縮減率の拡大の影響を考慮し、前年度より1億9,100万円増額の14億4,100万円、特別交付税は平成29年度の交付見込みから、前年度と同額の4億円をそれぞれ計上いたしました。 第14款国庫支出金は57億1,277万4,000円を計上し、前年度と比較いたしますと3億2,619万7,000円、6.1%の増であります。主な内容といたしましては、施設型保育給付費負担金、障害児支援給付費負担金、市営万野住宅建替事業の財源である社会資本整備総合交付金の地域住宅計画事業費交付金などの増額で、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 第15款県支出金は32億8,590万円を計上し、前年度と比較いたしますと2億8,292万8,000円、7.9%の減であります。これは、前年度予算措置した介護サービス提供体制整備促進事業費補助金及び県6次産業化ネットワーク活動交付金を計上していないことによるもので、今回計上しましたものは、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 第16款財産収入は7,501万4,000円を計上し、前年度と比較いたしますと1,581万9,000円、26.7%の増であります。これは、間伐の実施に伴う売払収入の増額を見込んだことによるものであります。 第17款寄附金は5億2,226万3,000円を計上し、前年度と比較いたしますと2億6,998万9,000円、107%の増であります。これは、ふじのみや寄附金の増額を見込んだものであります。 第18款繰入金は5億9,720万3,000円を計上し、前年度と比較いたしますと3億3,053万3,000円、35.6%の減であります。これは、前年度予算措置した職員退職手当基金繰入金を計上していないこと、財政調整基金繰入金を前年度に比べ1億円減額したことによるものであります。 第19款繰越金は、前年度と同額の5億円を計上いたしました。 第20款諸収入は12億4,158万9,000円を計上し、前年度と比較いたしますと397万9,000円、0.3%の減であります。 第21款市債は34億4,490万円を計上し、前年度と比較いたしますと8億5,500万円、33%の増であります。主な内容といたしましては、市営万野住宅建替事業、同報無線施設整備事業などの増額で、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 次に、歳出について説明申し上げます。 第1款議会費は3億751万5,000円で、前年度と比較いたしますと14万7,000円の減であります。 第2款総務費は49億6,411万円で、前年度と比較いたしますと6,172万6,000円、1.3%の増であります。主な内容といたしましては、文書広報費には、防犯灯管理整備事業として、自治会のLED防犯灯の設置または取りかえを促進するため、防犯灯設置費補助金2,938万6,000円を計上いたしました。 財産管理費には、庁舎維持管理事業として、本庁舎の長寿命化対策である議会棟屋上防水等工事費1,290万円及び庁舎空調設備等更新工事費1億4,950万円をそれぞれ計上いたしました。 企画費には、ふじのみや寄附金事業として、寄附者への返礼品など2億8,680万円、世界遺産のまちづくり推進事業として、
富士山世界遺産センターから浅間大社までの参道軸の周辺整備に係る土地購入費など1億3,298万8,000円をそれぞれ計上いたしました。 出張所費には、施設維持管理費として、北山会館の耐震補強計画委託料270万円及び芝川会館の長寿命化対策である空調施設等改修工事費5,000万円、白糸会館建替事業として、基本設計委託料など780万円をそれぞれ計上いたしました。 市民活動支援費には、
地域交流拠点施設整備事業として、(仮称)
富丘交流センター整備に係る土質調査等委託料300万円及び設計等委託料2,000万円をそれぞれ計上いたしました。 国際交流費には、中学生国際交流事業として、前年度に引き続き、中学生の英語圏への派遣を支援する、世界にはばたく子どもたち育成事業費補助金635万3,000円を計上いたしました。 第3款民生費は162億4,224万8,000円で、前年度と比較いたしますと4億8,496万円、2.9%の減であります。主な内容といたしましては、総合福祉会館費には、会館北側の駐車場整備に係る工事費4,400万円を計上いたしました。 障害者福祉費には、重度障害者児医療費助成事業として、扶助費2億3,304万円を計上いたしました。 障害者自立支援費には、障害福祉サービス事業として、障がい者の居宅介護や施設への入所・通所等に係る自立支援給付扶助費17億4,100万円を計上いたしました。 児童福祉総務費には、放課後児童健全育成事業として、
放課後児童クラブの運営に係る事業委託料2億217万1,000円及び上野
放課後児童クラブの施設整備工事費4,850万円をそれぞれ計上いたしました。 児童手当費には、児童手当支給事業として22億3,662万4,000円を計上いたしました。 子ども医療助成費には、
子ども医療費助成事業として、本年10月から医療費助成の対象となる子どもの年齢を18歳に引き上げるとともに、新たに入院時食事療養に係る費用の助成を実施するための経費を含む4億6,926万5,000円を計上いたしました。 心身障害児福祉費には、障害児支援事業として、障がい児の放課後等児童デイサービスなどへの障害児支援給付扶助費5億8,000万円を計上いたしました。 障害児通所施設費には、あすなろ園運営事業として、遊具設置委託料120万円を計上いたしました。 児童保育費には、施設型保育事業として、年度途中入所サポート事業費補助金1,760万円、私立保育所施設整備費補助金3億268万1,000円及び施設型保育事業扶助費10億936万3,000円をそれぞれ計上するとともに、地域型保育事業として、20人未満の小規模保育所に対する地域型保育事業扶助費2億5,530万6,000円を計上いたしました。 保育所費には、保育所運営事業として、本年度既に整備した西保育園を除く、市立保育園12園に遊具を設置する遊具設置委託料2,100万円及び井之頭保育園の長寿命化対策である施設補修工事費2,160万円をそれぞれ計上いたしました。 生活保護総務費には、生活保護事業として11億225万8,000円を計上いたしました。 特別会計への操出金でございますが、国民健康保険事業特別会計への操出金は9億1,087万6,000円、介護保険事業特別会計への操出金は15億6,487万6,000円、後期高齢者医療事業特別会計への操出金は14億9,961万3,000円をそれぞれ計上いたしました。 第4款衛生費は43億1,619万円で、前年度と比較いたしますと1億9,223万1,000円、4.7%の増であります。主な内容といたしましては、保健センター・救急医療センター費には、保健センター救急医療センター維持管理費として、施設の長寿命化対策に係る設計等委託料1,490万円を計上いたしました。 予防費には、予防接種事業として3億2,476万円を計上いたしました。 母子保健活動費には、妊産婦等健康診査事業として、新たに実施する産後鬱等への対策である産婦健康診査の費用助成を含む9,773万2,000円を計上いたしました。 健康増進事業費には、健康診査事業として、がん検診等の健康診査委託料を含む2億5,592万7,000円を計上いたしました。 環境衛生費には、市営墓地管理事業として、舞々木墓地四阿等建替工事費150万円を計上いたしました。 環境対策費には、
再生可能エネルギー推進事業として、本年12月に開催される
全国小水力発電大会開催委託料200万円及び住宅用太陽光発電システム設置等、創エネ・蓄エネ機器等設置費補助金3,000万円をそれぞれ計上いたしました。 清掃総務費には、一般廃棄物収集事業として、一般廃棄物収集運搬委託料4億751万6,000円を計上いたしました。 じん芥処理費には、施設維持補修費として、清掃センターの長寿命化対策である工場棟外壁等改修工事費1億3,980万円を計上いたしました。 し尿処理費には、施設維持補修費として、衛生プラントの長寿命化対策である外壁等改修工事費1億70万円を計上いたしました。 火葬場運営費には、施設維持補修費として、聖苑の待合室等改修工事費1,450万円及び中庭テラス設置工事費950万円をそれぞれ計上いたしました。 病院整備費には、病院事業会計への操出金として、合計9億円を計上いたしました。 上水道整備費には、水道事業会計への操出金として5,166万6,000円を計上いたしました。 第5款労働費は1億4,753万3,000円で、前年度と比較いたしますと1,060万2,000円、6.7%の減であります。主な内容といたしましては、労働諸費には、勤労者福祉事業として、勤労者住宅建設資金利子補給補助金、勤労者教育資金融資預託金など1億4,185万5,000円を計上いたしました。また、UIJターン者就業支援事業として、若者の帰省を促すとともに市内中小企業の雇用機会を創出するため、奨学金の返済額の一部を助成するUターン者雇用創出奨学金返済助成金など324万3,000円を計上いたしました。 第6款農林水産業費は8億7,420万4,000円で、前年度と比較いたしますと1億7,374万5,000円、16.6%の減であります。主な内容といたしましては、農業振興費には、農村地域活動として開催され、観光誘客につながる祭りなどの事業に対する農村コミュニティ支援事業費補助金90万円を市単独事業費補助金に計上いたしました。 畜産振興費には、長瀞調整池調査事業として、調整池の能力に関する調査の委託料485万円を計上いたしました。 林業振興費には、鳥獣害防止対策事業として、鳥獣被害対策実施隊員報酬、有害鳥獣駆除報償費、有害鳥獣被害防止設備設置事業費補助金など4,441万7,000円、市単独事業費補助金として、富士ヒノキの家
宮クーポン事業費補助金507万円をそれぞれ計上いたしました。 第7款商工費は12億877万8,000円で、前年度と比較いたしますと3億6,076万4,000円、42.5%の増であります。主な内容といたしましては、商工業振興費には、商工業振興事業として、商店街活性化事業費補助金190万円、商店街空き店舗等対策事業費補助金500万円のほか、高校生の視点で地域振興に取り組んでいる
富士宮高校会議所に対する補助金50万円をそれぞれ計上いたしました。また、地域経済活性化の取り組みとして、前年度に引き続き、
住宅リフォーム宮クーポン事業費補助金4,356万円を計上いたしました。 観光費には、観光振興事業として、まちなかエリアの夜間景観を新たな観光資源とするためのまちなかエリアライトアップ委託料120万円、外国人受け入れに対応するための既存宿泊施設の改修を支援する補助金800万円などをそれぞれ計上するとともに、観光基盤整備事業として、まちなかエリアの通年ライトアップのための設備設置工事費300万円、白糸の滝の売店集約化に関する経費として実施設計委託料1,450万円、用地造成工事費8,000万円、土地開発公社からの用地買い戻しに係る土地購入費1億1,786万8,000円、道の駅地域振興施設運営事業として、施設の長寿命化対策である屋根等の改修工事費6,980万円、新稲子川
温泉ユー・トリオ運営事業として、園地の整備工事費1億円、各種団体会費等負担金として、富士地域観光DMOの設置検討経費を含む富士地域観光振興協議会への負担金635万円、県と県内自治体の事業費負担により観光業者などと協働で実施する大型キャンペーン推進協議会への負担金161万5,000円などをそれぞれ計上いたしました。 中小企業対策費には、市の遊休地を産業拠点として活用する可能性を調査する委託料350万円を中小企業振興事業に計上いたしました。 工業立地振興対策費には、企業立地推進事業として、企業立地促進事業費補助金2億6,390万円、産業振興事業費補助金6,428万6,000円及び企業立地支援事業費補助金2,401万5,000円をそれぞれ計上いたしました。 第8款土木費は34億9,183万1,000円で、前年度と比較いたしますと2億4,016万円、7.4%の増であります。主な内容といたしましては、道路維持費には、市道維持補修事業として、市道の舗装長寿命化修繕計画に基づく補修工事費と橋梁の長寿命化計画に基づく補修工事費などを含む4億2,041万7,000円を計上いたしました。 道路新設改良費には、市道新設改良事業として3億2,575万円を計上いたしました。 河川維持改良費には、河川等維持改良事業として7,080万5,000円を計上いたしました。 街路事業費には、田中青木線道路改良事業のうち市施工区間における測量調査等委託料1,000万円、県施工区間に対する負担金150万円をそれぞれ計上するとともに、阿幸地青見線改良工事費2,700万円を計上いたしました。また、世界遺産のまちづくり関連施設整備事業として、宮町5号線の設計委託料570万円を計上いたしました。 公園費には、都市公園等整備事業として、白尾山公園及び
外神東公園のバリアフリー化、遊具の長寿命化計画に基づく更新と、(仮称)宝町公園の整備に係る工事費を合わせて1億3,100万円を計上いたしました。また、白糸自然公園整備事業として、進入路の拡幅工事費2,850万円を計上いたしました。 緑化推進費には、緑化推進事業として、美しい花いっぱいの町づくり事業委託料980万円、自然環境保全事業として、朝霧高原の茅場の保全のための根原地区火入れ委託料など797万8,000円をそれぞれ計上いたしました。 下水道整備費には、下水道事業特別会計への操出金として8億5,502万2,000円を計上いたしました。 住宅管理費には、市営住宅長寿命化事業として、市営住宅営繕工事費4,440万円を計上いたしました。 住宅建設費には、市営万野住宅建替事業として、B棟の建築などの工事費5億300万円を計上いたしました。 建築指導費には、TOUKAI―0事業として、わが家の専門家診断事業委託料694万8,000円、既存建築物耐震性向上事業費補助金992万8,000円、木造住宅耐震補強事業費補助金2,900万円をそれぞれ計上いたしました。 第9款消防費は24億8,337万9,000円で、前年度と比較いたしますと5億7,733万5,000円、30.3%の増であります。主な内容といたしましては、消防施設費には、救急自動車購入事業として、東分署に更新配備する高規格救急自動車購入費4,000万円、消防ポンプ自動車等購入事業として、西消防署に更新配備する化学車と消防団用に更新配備する消防ポンプ車等の購入費1億1,920万円、消防団詰所整備事業として、第19分団の下条と精進川の2つの詰所を統合する消防団詰所建設工事費7,660万円、消防施設維持補修事業として、中央消防署消防庁舎の照明器具をLED化するための工事費300万円をそれぞれ計上いたしました。 防災費には、防災用施設・資機材等整備事業として、原子力災害発生時に市民の健康を守るための安定ヨウ素剤の購入費などを含む6,146万2,000円、同報無線施設整備事業として、3か年で実施する同報無線のデジタル化の改修工事費4億9,410万円、各種補助金として、災害発生後の通電火災を防ぐための感震ブレーカー設置費補助金150万円をそれぞれ計上いたしました。 第10款教育費は50億9,662万1,000円で、前年度と比較いたしますと9,050万8,000円、1.7%の減であります。主な内容といたしましては、義務教育振興費には、一般諸経費として、外国人児童生徒支援員2人を含む嘱託員報酬2,721万8,000円、小規模校連携事業として、小規模の小中学校が連携して学習や行事を実施するための自動車等借上料70万円、教育指導研修事業として、教職員の英語指導力の向上を図ることを目的とした海外派遣研修の実施委託料140万4,000円をそれぞれ計上いたしました。 学校給食費には、学校給食運営事業として、学校給食センターの調理及び配送委託料など9億8,897万7,000円を計上いたしました。 小学校の教育振興費には、一般諸経費として、子ども支援員23人及び外国人英語指導者3人の嘱託員報酬3,382万9,000円、小学校情報教育推進事業として、情報化による教育の質の向上を図るため、小学校の環境整備に係る教育用コンピューターの借上料など1億3,566万7,000円をそれぞれ計上いたしました。また、小学校の学校建設費には、地震対策事業として、井之頭小学校屋内運動場の耐震補強計画委託料など1億5,460万円、小学校校舎等整備工事費2億1,910万円、小学校体育施設等整備工事費8,330万円をそれぞれ計上するとともに、中学校の学校建設費には、地震対策事業として、北山中学校管理教室棟などの耐震補強実施設計委託料1,100万円、中学校校舎等整備工事費など2億5,200万円、中学校体育施設等整備工事費7,020万円をそれぞれ計上いたしました。 就学指導費には、就学指導事業として、特別支援教育支援員などの嘱託員報酬9,361万1,000円を計上いたしました。 幼稚園費には、私立幼稚園補助事業として、私立幼稚園就園奨励費補助金など2億614万6,000円、幼稚園施設型保育事業として、認定こども園の運営に係る幼稚園型預かり保育委託料や扶助費など2億265万3,000円をそれぞれ計上いたしました。 文化振興費には、歩く博物館事業として、曽我物語の看板作製を含む案内板等設置委託料590万円、市史編さん事業として、市制80周年時に刊行する予定の富士宮市史の編さん方法などの検討に係る報償費など74万8,000円、文化財保存・管理事業として、世界文化遺産の構成資産である人穴富士講遺跡、村山浅間神社、山宮浅間神社などの調査や整備、白糸の滝売店集約化の土地購入費と物件移転等補償費、大鹿窪遺跡の調査などに3億4,451万2,000円を計上いたしました。 市民文化会館費には、市民文化会館施設整備事業として、大ホールの音響設備を修繕するための工事費1億2,884万円を計上いたしました。 公民館費には、公民館維持管理事業として、芝川公民館内房分館の長寿命化対策の屋根屋上外壁等整備工事費1,030万円を計上いたしました。 保健体育総務費には、オリンピック・パラリンピック推進事業として、スペイン空手道連盟の事前キャンプ時に使用するマットの購入費319万円などを計上いたしました。 体育施設費には、体育施設整備事業として、多目的スポーツ広場整備方針の検討に係る委託料330万円を計上いたしました。 第11款災害復旧費は、前年度と同額の4,000円を計上いたしました。 第12款公債費は29億258万7,000円で、前年度と比較いたしますと8,774万6,000円、3.1%の増であります。 第13款諸支出金は、前年度と同額の500万円を計上いたしました。これは、土地開発公社からの公共事業用地の購入費であります。 第14款予備費は、前年度と同額の1億円を計上いたしました。 以上が一般会計予算の大要であります。 次に、議第28号平成30年度富士宮市北山財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,900万円で、前年度と比較いたしますと200万円、11.8%の増であります。 次に、議第29号平成30年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は140億2,400万円で、前年度と比較いたしますと32億5,400万円、18.8%の減であります。歳入の主なものは、国民健康保険税、県補助金及び他会計繰入金であり、歳出の主なものは、療養諸費、高額療養費及び医療給付費であります。 次に、議第30号平成30年度富士宮市上井出区財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,200万円で、前年度と比較いたしますと200万円、20%の増であります。 次に、議第31号平成30年度富士宮市猪之頭区財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,630万円で、前年度と比較いたしますと70万円、4.1%の減であります。 次に、議第32号平成30年度富士宮市
下水道事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は23億3,600万円で、前年度と比較いたしますと500万円、0.2%の増であります。歳入の主なものは、下水道の使用料、国庫補助金、一般会計繰入金及び市債であり、歳出の主なものは、汚水処理施設の維持管理費、下水道整備の建設事業費及び公債費であります。 なお、市街地の雨水対策、いわゆるゲリラ豪雨対策としての国庫補助公共下水道整備事業弓沢川右岸4号幹線改修工事費1億835万円を前年度に引き続き計上いたしました。 次に、議第33号平成30年度富士宮市根原区財産区特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は970万円で、前年度と比較いたしますと290万円、42.6%の増であります。 次に、議第34号平成30年度富士宮市
介護保険事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は106億9,000万円で、前年度と比較いたしますと5,600万円、0.5%の減であります。歳入の主なものは、介護保険料、国庫負担金、支払基金交付金、県負担金及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは、介護保険給付費及び地域支援事業費であります。 次に、議第35号平成30年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は27億3,800万円で、前年度と比較いたしますと1億4,200万円、5.5%の増であります。歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは、後期高齢者医療広域連合納付金であります。 次に、議第36号平成30年度富士宮市
農業集落排水事業特別会計予算について説明申し上げます。 本予算の歳入歳出予算の規模は1,010万円で、前年度と同額であります。歳入の主なものは、排水処理施設の使用料及び一般会計からの繰入金で、歳出の主なものは、排水処理施設の維持管理費と企業債の償還金であります。 次に、議第37号平成30年度富士宮市
水道事業会計予算について説明申し上げます。 本予算の規模は33億2,873万2,000円で、前年度と比較いたしますと1,033万1,000円、0.3%の増であります。 まず、予算第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入総額は20億5,725万4,000円で、主なものは上水道の給水収益であり、支出総額は18億3,519万7,000円で、主なものは水道施設設備の維持管理費であります。 次に、予算第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入総額は1億5,151万3,000円で、主なものは受益者からの工事負担金、加入金及び一般会計からの出資金であり、支出総額は12億7,147万8,000円で、主なものは施設改良工事費、老朽管布設替工事費、導水管布設替工事費及び企業債償還元金であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額11億1,996万5,000円は、当年度損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 次に、議第38号平成30年度富士宮市
病院事業会計予算について説明申し上げます。 予算の規模は117億1,222万1,000円で、前年度と比較いたしますと16億5,937万5,000円、16.5%の増であります。 まず、予算第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入総額は93億8,781万7,000円で、主なものは入院及び外来の収益であり、支出総額は98億4,610万円で、主なものは人件費及び薬品などの材料費であります。 次に、予算第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入総額は11億24万5,000円で、主なものは一般会計からの出資金及び企業債であり、支出総額は18億6,612万1,000円で、主なものは病院施設設備の更新、補修工事費のほか、
地域包括ケア病棟の建設工事費、病院情報システムの更新経費及び企業債の償還元金であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額7億6,587万6,000円は、過年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 以上、一括して説明申し上げました12議案につきまして、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。
○議長(
横山紘一郎議員) 以上で施政方針及び提案理由の説明は終わりました。 これら12件に対する総括質疑は次回に行うことにします。 以上で本日の日程は全部終了しました。 お諮りします。明2月22日及び23日の2日間は議案研究のため、2月24日及び25日の2日間は休日のため、2月26日から2月28日までの3日間は議案研究のため休会したいと思います。御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕