平成28年 2月 定例会(第1回) 平 成 28 年
富士宮市議会2月
定例会会議録 第 7 号 平成28年2月24日(水曜日) 1 議事日程(第7号) 平成28年2月24日(水)午前9時00分 開議 日程第1 議第31号 平成28年度富士宮市
一般会計予算 日程第2 議第32号 平成28年度富士宮市北山財産区
特別会計予算 日程第3 議第33号 平成28年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算 日程第4 議第34号 平成28年度富士宮市上井出区財産区
特別会計予算 日程第5 議第35号 平成28年度富士宮市猪之頭区財産区
特別会計予算 日程第6 議第36号 平成28年度
富士宮市立学校給食センター特別会計予算 日程第7 議第37号 平成28年度富士宮市
下水道事業特別会計予算 日程第8 議第38号 平成28年度富士宮市根原区財産区
特別会計予算 日程第9 議第39号 平成28年度富士宮市
介護保険事業特別会計予算 日程第10 議第40号 平成28年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第11 議第41号 平成28年度富士宮市
農業集落排水事業特別会計予算 日程第12 議第42号 平成28年度富士宮市
水道事業会計予算 日程第13 議第43号 平成28年度富士宮市
病院事業会計予算 2 本日の会議に付した事件 議事日程(第7号)に同じ 3 出席議員(22名) 1番 渡 辺 佳 正 議員 2番 若 林 志津子 議員 3番 植 松 健 一 議員 4番 佐 野 孜 議員 5番 佐 野 和 彦 議員 6番 中 村 憲 一 議員 7番 齋 藤 和 文 議員 8番 佐 野 寿 夫 議員 9番 稲 葉 晃 司 議員 10番 野 本 貴 之 議員 11番 鈴 木 弘 議員 12番 深 澤 竜 介 議員 13番 松 永 孝 男 議員 14番 手 島 皓 二 議員 15番 遠 藤 英 明 議員 16番 諸 星 孝 子 議員 17番 諏訪部 孝 敏 議員 18番 望 月 芳 将 議員 19番 横 山 紘一郎 議員 20番 村 瀬 旬 議員 21番 小 松 快 造 議員 22番 臼 井 進 議員 4
事務局職員出席者(3名) 事 務 局 長 齊 藤 俊 彦 君 事 務 次 長 遠 藤 睦 弘 君 主 任 主 査 土 谷 典 子 君 5 説明のための出席者(20名) 市 長 須 藤 秀 忠 君 副 市 長 芦 澤 英 治 君 副 市 長 渡 邉 恭 一 君 総 務 部 長 平 野 正 之 君 企 画 部 長 手 島 大 輔 君 企画部参事兼 田 畑 孝 城 君
未来企画課長 財 政 部 長 芝 切 弘 孝 君
産業振興部長 土 井 一 浩 君 環 境 部 長 石 川 久 典 君
保健福祉部長 杉 山 洋 之 君 兼 福 祉事務 所 長
都市整備部長 村 松 久 君 水 道 部 長 樋 口 一 典 君
危機管理監兼 惟 村 克 巳 君 消 防 長 望 月 正 三 君
危機管理局長 市 立 病 院 大 畑 宏 之 君 行 政 課長兼 深 澤 秀 人 君 事 務 部 長 選 挙 管 理 委 員 会 事 務 局 長 秘 書 課 長 久保田 雅 史 君 財 政 課 長 宇佐美 巧 君 教 育 長 池 谷 眞 德 君 教 育 部 長 芝 田 英 洋 君 午前9時00分開議
○議長(
村瀬旬議員) 御起立願います。 〔全員起立〕
○議長(
村瀬旬議員) 礼。おはようございます。着席願います。 直ちに本日の会議を開きます。
△日程第1 議第31号 平成28年度富士宮市
一般会計予算
△日程第2 議第32号 平成28年度富士宮市北山財産区
特別会計予算
△日程第3 議第33号 平成28年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算
△日程第4 議第34号 平成28年度富士宮市上井出区財産区
特別会計予算
△日程第5 議第35号 平成28年度富士宮市猪之頭区財産区
特別会計予算
△日程第6 議第36号 平成28年度
富士宮市立学校給食センター特別会計予算
△日程第7 議第37号 平成28年度富士宮市
下水道事業特別会計予算
△日程第8 議第38号 平成28年度富士宮市根原区財産区
特別会計予算
△日程第9 議第39号 平成28年度富士宮市
介護保険事業特別会計予算
△日程第10 議第40号 平成28年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算
△日程第11 議第41号 平成28年度富士宮市
農業集落排水事業特別会計予算
△日程第12 議第42号 平成28年度富士宮市
水道事業会計予算
△日程第13 議第43号 平成28年度富士宮市
病院事業会計予算
○議長(
村瀬旬議員) これより日程に基づき、日程第1 議第31号平成28年度富士宮市
一般会計予算から日程第13 議第43号平成28年度富士宮市
病院事業会計予算まで13件を一括議題とします。 これより市長から平成28年度の施政方針とあわせて提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長 須藤秀忠君 登壇〕
◎市長(須藤秀忠君) おはようございます。それでは、施政方針を述べさせていただきます。 1、はじめに。平成28年度の
一般会計予算を初めとする
予算関係議案の御審議をお願いするに当たりまして、私の市政運営の
基本的姿勢と重点施策を申し上げます。 まず、私は、昨年4月の
統一地方選挙において、市民の皆様の信託をいただき、第21代
富士宮市長として再任させていただきました。市民の皆様の負託に応えるべく、
世界遺産富士山の麓、この富士宮市をよりよいまちにしていくため、全身全霊で諸施策に取り組んでまいります。 さて、平成28年度は、いよいよ平成37年度を目標年次とする第5次富士宮市総合計画のスタートの年であります。 この総合計画の策定に当たっては、市民の皆様や
市議会議員各位、関係団体などからの御意見もしっかりと吸い上げさせていただくとともに、私
ども行政当局においても、一つ一つの積み上げを大切に、丁寧につくり上げてまいりました。そうしたことから、いわば富士宮市の英知を結集してつくり上げた計画であります。 昨年の施政方針において、私は、富士宮市が輝かしい未来を目指すことができる、そのような総合計画をつくり上げていきたいと申し上げましたが、第5次富士宮市総合計画が完成を迎えた今、市政の
最高責任者として、この策定の陣頭指揮がとれたことのめぐり合わせに感謝するとともに、総合計画のスタートの年を迎えるに当たり、富士宮市の輝かしい未来を目指すという明確な目標の達成に向け、身の引き締まる思いであります。 今後、全国的に人口減少が進み、地域の活力の低下が懸念され、また静岡県の
富士山世界遺産センター(仮称)の開館、
ラグビーワールドカップや
東京オリンピック・
パラリンピックの開催を控えるなど、市内外を取り巻く、人の流れや物の流れは、大きく変化することが予想されます。 そうしたことから、今回策定した第5次富士宮市総合計画を
まちづくりの基本とし、足元を見定めながらも、スピード感を持って、大きな変化に対応してまいります。 霊峰富士・
世界遺産富士山の恵みは、何にもまさる富士宮市の財産であります。今回の総合計画においては、将来都市像を「富士山の恵みを活かした 元気に輝く
国際文化都市」といたしました。富士山の恵みや、市民の皆様の
まちづくりにかける情熱を初めとした多くの富士宮市の財産を生かし、また、
総合計画策定で結集することのできた英知を、将来都市像の実現のために結集するとともに、私自身、リーダーシップを発揮し、
オール富士宮で取り組んでまいりたいと考えています。 2、市政運営の
基本的姿勢。 それでは、新年度の市政運営の
基本的姿勢について申し上げます。 初めに、我が国の経済は、雇用・所得の改善傾向が続く中で、
原油価格下落の影響や、これまでの円安誘導などの
各種経済政策の効果もあり、このところ緩やかな回復基調が続いております。 しかしながら、中国を初めとする
アジア新興国等の景気の下振れなど、景気を下押しするリスクに留意する必要があることから、引き続き、国の経済動向を注視し、今後の対応を慎重に見きわめなければなりません。 また、長期にわたり財源不足が続く国の財政状況を見ても、我が国が
財政健全化の目標としている、平成32年度のプライマリーバランスの黒字化は、消費税率を10%に引き上げ、かつ、順調な経済成長があったとしても、その達成は厳しい予測となっています。 国が示した「
経済財政運営と改革の基本方針2015」、いわゆる「骨太の方針2015」では、
地方行財政改革として、従来の
国庫支出金等のあり方を見直すとしていることからも、今後さらに地方財政への厳しい影響が懸念されます。 一方、国の景気浮揚策(アベノミクス)による地方税収の増加や地域の活性化・地方創生を目的に新型交付金の創設、あるいは地方交付税における
地方創生歳出枠など、地方の元気が日本の元気を生み出すとする「地方創生」のための財源については、ある程度確保されるものと考えているところであります。 このような状況の中、第5次富士宮市総合計画の将来都市像である「富士山の恵みを活かした 元気に輝く
国際文化都市」の実現に向け、富士宮市が、「地方創生」の先駆けとなるよう、「新たな夢への挑戦」をモットーに、積極的な取り組みを図ってまいります。 今回の総合計画では、将来都市像にふさわしい魅力あふれる
まちづくりを進めるために、本市が総力を挙げて取り組む必要があるテーマを、「3つの重点取組」として掲げました。 これらの取り組みに沿って重点的に事業を進めてまいります。 3つの重点取組とは、「取組1 恵み豊かな
未来づくり(
世界遺産富士山の恵みを保全し活用する)」、「取組2 いきいき元気な
未来づくり(安全・安心なまちで、健康を育み元気に暮らす)」、「取組3 誰もが輝く
未来づくり(人とまちが輝き、
人口減少社会に打ち克つ)」であります。 この「3つの重点取組」は、私が市長就任以来、富士宮市の
まちづくりに欠くことのできない取り組みとして、力を注いできたものであります。 取組1は、「世界遺産の
まちづくり」であります。
富士山世界遺産センター(仮称)の建設推進、各構成資産の整備、富士山の景観との調和に配慮した大
規模太陽光発電施設の対応など、着実に進めているところであります。 今後においても、
富士山世界遺産センター(仮称)の周辺整備や、
中心市街地商店街の活性化、増加が見込まれる国内外からの観光客の受け入れ、ホテル誘致など、多くの課題・取り組みが残っておりますが、着実に取り組んでまいります。何といってもこの「世界遺産の
まちづくり」は、富士宮市の最も特徴的な
まちづくりと考えております。全国1,300余社の浅間神社の総本宮である
富士山本宮浅間大社を中心とした
富士山信仰の歴史・文化が薫る
まちづくりを進めてまいります。 取組2は、「安全・安心な
まちづくり」であります。市民の皆様の安全と安心を守るのは、行政の根幹であります。これまでも、災害の発生や災害による被害があった際には、迅速な対応に努めてまいりました。また、近年最大の懸案であった市立病院の診療体制の件につきましても、この4月より新たな大学からの医師派遣が決定したところであります。 これからも、市民の皆様がいつまでも元気で暮らせるように、保健・医療・福祉の充実を図るとともに、個人個人を支える
地域コミュニティも充実させていく必要があります。また、公共施設につきましては、耐震性の確保を図るとともに、老朽化が進むものは長寿命化を施すなど、全体を包括する形で検討してまいります。 取組3は、「人口減少を克服する
まちづくり」であります。私は、市長に就任以来、人口減少に歯どめをかけるために、戦略的に
子育て施策を進めてまいりました。
子ども医療費助成の拡充、
不妊治療費助成の拡充と不
育治療費助成の実施、あるいは都市公園を初めとする公園の整備などがそれに当たります。今後は、
子育て施策が充実したまちということの周知を図り、出会いから、結婚・出産・子育てまでの切れ目のない支援を充実してまいります。 また、今後は、女性のさらなる活躍が求められますので、女性の力が発揮できる
環境づくりを行ってまいります。さらに、人口の確保には、直接的に、働く場所と住む場所が必要でありますので、企業の誘致や留置を図るとともに、
UIJターンを促す取り組みとして、
企業ガイダンスの実施、創業の支援を行い、また、移住定住に関しても、助成制度の創設や受け入れ先となる
地域コミュニティへのサポートなど、きめ細かな対応を図ってまいります。 私が常々口にする、「住んでよし 訪れてよし」、「生んでよし 育ててよし」、「学んでよし 働いてよし」、「出会ってよし 結ばれてよし」は、
まちづくりのための4つの合い言葉であります。多くの市民の皆様に、4つの
まちづくりの合い言葉を実感していただくことが、市民の皆様の幸せにつながります。この市民の皆様の幸せが、将来都市像「富士山の恵みを活かした 元気に輝く
国際文化都市」の実現につながっていきます。市民の皆様の幸せを第一に、そうした強い決意を持って、今回の予算を組ませていただきました。 平成28年度は、すばらしい
スタートダッシュを切れるように、粉骨砕身、取り組んでまいります。 では、以下、第5次富士宮市総合計画の7つの基本目標に沿って、平成28年度重点施策の大要を申し上げます。 3、平成28年度重点施策。 最初に、(1)、富士山の自然と調和した循環力のある
まちづくり(環境)について申し上げます。
エネルギー施策においては、引き続き、
住宅用太陽光発電システムや、
定置用リチウム蓄電池などの
創エネ・蓄エネ機器等の設置に対する補助事業を継続します。また、区民館や
地区集会所への
創エネ・蓄エネ機器の設置につきましては、上限額を増額して実施いたします。
再生可能エネルギーの導入に関しては、当市の地域資源である森林資源や、
開拓酪農地域から出る牛のふん尿を活用するバイオマスエネルギーについて、引き続き先進事例の調査・検証を行うとともに、これまで検討結果を踏まえ、関係者と事業化に向けた勉強会等を開催し、事業化への検討を深めてまいります。さらには、森林の適正な育成を図り、富士山麓の地下水の保全に努めてまいります。 また、平成28年4月からの電力の
全面自由化を受け、引き続き市民及び
事業者向けの
省エネセミナーを開催いたします。 富士山の恵みである湧水が源流となる芝川の水流や北山用水を活用した小水力発電を推進し、日本一の小水力発電のまちを目指すとともに、
電力自給自足の
まちづくりに取り組みます。 環境衛生においては、
富士宮聖苑火葬棟の耐震補強に取りかかります。また、
火葬棟出入り口から送迎バスの昇降場までの間に、雨よけ用のシェルターを設置します。
下水道関係では、30年経過した管渠58キロメートルを対象として、
長寿命化計画を策定し、これに基づき更新等を行い、
トータルコストの縮減と平準化を図ります。 また、安定した下水道経営の実現を図るため、経営の健全性や計画性・透明性の向上に不可欠な
公営企業会計の適用に向けて、平成31年度までの4年間で資産調査や各システムの構築業務を実施していきます。 次に、(2)、富士山の麓から創造力と活力がみなぎる
まちづくり(産業)であります。 食による
まちづくりでは、富士宮市は現下随一の酪農地帯で、生乳生産量は県内の4割以上を占めているにもかかわらず、地元産銘柄の牛乳を、直接、当市の学校給食に提供できない状況であることから、現在、市内の複数の
酪農関係者の皆様が、地元で高品質な牛乳を製造するための協議を始めたところであります。市としてもこの取り組みに全面的に協力し、地元産銘柄のパック牛乳による学校給食への提供の早期実現を目指してまいります。 また、今年度提携した熊本県と帯広市との連携強化を図るため、熊本県南地域のJAとの連携や、帯広市の食のイベントに参加し、JA富士宮と熊本県、帯広市の経済交流の強化を図るなど、地元食材・地元産品のPRなどに努めてまいります。 さらに、富士山の恵みにより生まれる食材、これは牛肉・豚肉・鶏肉・卵・大根・ニンジン・ゴボウ・キャベツ・白菜・タケノコ・キノコ類・果物など、それこそ多種多様なものがありますが、こうした食材を生かした、地産地消による「日本一のバーベキューのまち」や「日本一の創作鍋料理のまち」など、全国の耳目を集める「食による
コミュニティの
まちづくり」を進めてまいります。 農林水産業では、茶葉の販売価格の低迷により、農地整備ができず離農するケースもあり、耕作放棄地となってしまう茶園が増加しています。今後は、焼酎等に生産加工できるサツマイモなど、その他の作物等へ生産を転換するための整備に対し補助し、
農業経営基盤の強化を図ってまいります。 TPP(
環太平洋戦略的経済連携協定)による新たな国際環境のもとで、畜産・酪農の体質強化を図るためには、省力化機械の導入等による生産コストの削減や品質の向上など、収益力・生産基盤を強化することが重要となります。このため、生産者・JA・
各種メーカーなどの関係者が連携・集結し、
地域ぐるみで収益性を向上させる「
畜産クラスター」と言われる体制の構築を推進してまいります。 また、
富士ヒノキの
家宮クーポン事業は今年度も継続して実施し、
富士ヒノキの利用促進及び林業振興を図ります。 商工業に関しては、引き続き、
富士山南陵工業団地の用地取得や既存企業の設備投資などに伴う経費の一部を補助することにより、優良企業の新規進出や市内企業の事業拡大を支援するとともに、地域産業の活性化や雇用の場の確保を図ります。 産・学・金・官の連携により、地域の中小企業を支援する目的で、川崎市が実施している大企業の開放特許と、中小企業の技術力をマッチングし、自社製品の開発に結びつけるなど、顔の見えるネットワークで中小企業を支援する、いわゆる「川崎モデル」を実践的に学び、「
富士宮モデル」づくりを目指します。 平成27年4月に施行した富士宮市
中小企業振興基本条例に基づき、
中小企業振興懇話会を開催し、中小企業の振興に関する施策について協議を継続していきます。 さらに、
中小企業者の実態を把握するとともに、
中小企業振興に関する施策をより効果的に策定していくため、
中小企業等実態調査を実施いたします。 また、市内の
小規模事業者の経営の安定化及び合理化を促進し、健全な発展に資するため、
利子補給制度を新設いたします。 活力と魅力ある
商店街づくりの推進については、空き店舗や空き地を利用して出店する事業主などに対して、引き続き改装費などの一部を補助することにより空き店舗などへの出店を促してまいります。 平成23年度から実施している
住宅リフォーム宮クーポン事業について、平成28年度からは、子どもを安心して産み育てられ、高齢者が安心して暮らせる世帯の形成を促進するため、従来の
住宅リフォーム宮クーポン事業に、子育て世帯及び新たに3世代同居をしようとする世帯が
住宅リフォームをした場合について、
宮クーポンを上乗せして交付します。 観光面では、2020年に開催される
東京オリンピック・
パラリンピックに伴い、
バドミントン競技や
オリンピックの正式種目の候補に挙がっている
ソフトボール競技の事前合宿地などの誘致を行うとともに、
世界遺産富士山のあるまちをアピールする中、
各種スポーツイベント・
国際大会等の誘致を行い、スポーツ・
レクリエーション観光都市の実現に向けた取り組みを行ってまいります。さらに、朝霧高原を初めとする広大なフィールドを生かしたトレッキングやウオーキングなど、健康的なアウトドアのまちとしての可能性についても検討していきます。 また、
稲子地区観光の拠点施設である新稲子川
温泉ユー・トリオの大浴場等を再整備することにより、稲子地域全体の活力にあふれた地域として再び多くの観光客でにぎわう
観光拠点づくりを目指します。
白糸の滝保存整備としては、
白糸の滝整備の実績報告書の策定と、
白糸の滝左岸階段の下り口斜面の
保護整備工事を実施いたします。
白糸の滝売店集約化事業としては、「
白糸ノ滝整備基本計画」に基づき、公有化の促進と
売店集約化に向けた合意形成を進めてまいります。 また、外国人誘客については、
マーケティング調査や情報発信力を強化することなどにより、首都圏を中心に急増している訪日外国人の誘客活動に努めます。また、朝霧エリアにつきましては、富士河口湖町との連携を強め、(仮称)
富士山西麓地域連絡会議を立ち上げ、国道139号沿線を中心にした
割引パスポートプランを作成し、首都圏や台湾に向けて売り込みを図ります。 さらには、これまで補助金により、ホテル及び旅館を中心に整備してきた
公衆無線LANを、山小屋等の簡易宿所にも積極的にPRし、観光客の
受け入れ態勢を強化していきます。 労働面・雇用面では、富士地域へ就業を希望する学生と、優秀な人材の確保が必要な企業との雇用機会の場を創出するため、新たに、富士市・
富士商工会議所・
富士宮商工会議所などとの協働により、「富士・
富士宮地区合同企業ガイダンス」を開催し、富士地域の広域で推進していく事業として、首都圏などからの
UIJターンによる就職を促進するとともに、
中小企業等の人材確保を図ります。また、市内企業などへの
Uターン就職を検討している学生や、その保護者を対象とした
就職セミナーなどを開催し、親としての就活へのかかわり方や、市内企業の
新卒採用状況などについて情報提供を図り、地域企業への就業を促進いたします。 次に、(3)、みんなの幸せと潤いを創出する
まちづくり(健康福祉)であります。 まず、子育てに関しては、年度途中の児童の受け入れ枠を確保するため、
民間保育所等の保育士配置に要する経費等を補助いたします。また、大宮保育園・
富士根保育園の2園で新たに専用型の一時預かり事業を実施し、子育て世代のニーズに応えます。さらに、少子化が進行する中、新しく市民となる子を出産した母親に対し、市としてお祝いの気持ちをあらわすため、親から成長記録を含めた子どもへの思いを伝えるノートである「たすき帳」を贈呈します。 施設整備では、野中保育園の園舎の
施設改修整備に補助を行い、安全・安心な保育環境を確保します。また、保育ニーズに応えるため、リーチェル幼稚園が行おうとする、認定こども園移行の施設整備に対し補助を行います。 これらの施策により、育休退園や待機児童の解消を進めるなど、子どもを産み育てやすい環境をつくります。 健康づくりに関しては、健康寿命を延ばすため第5次健康増進計画に基づき、乳幼児期から高齢期に至るまでの健康づくりや、疾病予防の正しい知識の普及啓発、疾病の早期発見・早期治療のための各種検診受診率向上への取り組みに努めてまいります。 母子教育・相談事業として、新たに子育てに関する情報配信サービスである「ふじのみや妊娠・子育て応援ナビ事業」を開始し、妊娠期から子育て期までの切れ目のない支援に努めます。 少子化対策の一環として、引き続き不妊・不育症治療費助成事業の県下最高レベルの支援を維持し、不妊・不育症に悩む夫婦の経済的負担軽減に努めてまいります。 医療に関しては、先ほども触れましたが、医師不足の影響により平成26年度から常勤医師1人体制に縮小した市立病院整形外科は、本年4月から浜松医科大学に加え、新たな大学からの医師1人の派遣が決定し、常勤医師2人体制となります。これにより、市民の医療に対する安心につながることが期待されます。また、小児科についても、常勤医師4人体制となることから、周産期医療の充実が期待されます。産婦人科・外科・放射線科も常勤医師が増員するなど、診療体制の拡充が図られます。 市立病院は、昭和61年4月に現病院が開院し、本年3月をもって30年を迎えます。地域の基幹病院として医療水準の確保、向上を図るために増改築を実施してきましたが、老朽化に加え先端医療機器の導入や機器の大型化などにより手狭となってきております。この課題を解消するため、長期的な視野のもとに、全面改築に向けた検討を進めていきます。 さらに、救急医療センターのレントゲン機器を更新し、第1次救急医療体制の強化を図ってまいります。 また、高齢者が住み慣れた地域で安心して充実した生活を継続することができるように、在宅医療と介護の連携、日常生活支援体制の整備、認知症施策などの推進を図ります。 次に、(4)、郷土に学び郷土を愛する心豊かな人を育む
まちづくり(教育文化)であります。 義務教育における学校教育の充実につきましては、確かな学力が身につく授業の充実とともに、健やかでたくましい心身の育成に努めてまいります。特に、富士山学習を通して、世界遺産「富士山のあるまち富士宮」への郷土愛、感動する心、誇りや自信の涵養を図るとともに、よりよく問題を解決する資質や能力を育成します。子どもの思いを大切に、地域の「人・もの・こと」とのかかわりを大切にしながら、教科と関連させて、探求的な学習を推進してまいります。 また、小学生が、外国人と接したとき、憶することなく会話ができるよう「外国語ハンドブック」を作成します。小学生が積極的に外国語を使って話そうとする意欲を高め、富士宮のよさを認識し、郷土を愛する心を育むとともに、グローバル社会に対応する力を育成いたします。この活動が、保護者、地域にも広がり、全市的に外国人に親しみ、広く受け入れようとする風土を育むことも期待しております。 さらに、豊かな心を育む道徳教育については、富士宮市道徳資料「富士山をこころに」と、それをきっかけとした「子どもたちの体験記」を、市内小中学校で道徳の時間を中心に活用し、学校教育活動全体で道徳教育を推進していきます。 義務教育における施設整備については、児童・生徒の安全・安心な教育環境の確保のため、地震対策事業として、国の基準より厳しい静岡県の耐震判定基準をクリアするよう、さらに校舎の耐震補強を進めてまいります。 また、学校施設・設備の営繕工事を計画的かつ効率的に実施し、良好な教育環境の確保に努めます。 さらに、学校給食センター建替事業については、平成28年8月末の工期内での完成を目指し、建設工事の安全かつ確実な施工に努めます。また、新学校給食センターの効率的な管理・運営を行うため、調理及び配送業務の民間委託に向けた事業者の選定を行います。 図書館については、図書館情報提供システムの更新により、簡単な操作でわかりやすい画面表示などの資料検索機能の向上やホームページの充実を図るとともに、富士山や富士宮市の地域資料の利活用と情報提供についても積極的に取り組んでまいります。 文化芸術に関しては、国指定文化財でもある
世界遺産富士山の各構成資産について、それらを適切に保存し、世界遺産にふさわしい環境を整えるため、「史跡富士山整備基本計画」及び「
白糸ノ滝整備基本計画」に基づき、整備や調査を進めてまいります。 また、国指定史跡「大鹿窪遺跡」の整備に向けて調査を進めてまいります。大鹿窪遺跡を史跡公園として整備することで、全国的にも価値の高い遺跡の魅力を発信し、地域の財産である文化財を活用した地域振興を図ってまいります。 スポーツ振興に関しては、体育施設の整備として、市民体育館のつり天井の耐震補強に取りかかります。また、外神スポーツ広場では、既存トイレの改修と東側へトイレを新設します。さらに、新たな多目的スポーツ広場の可能性について検討してまいります。 次に、(5)、富士山の魅力を発揮した快適な
まちづくり(都市整備)であります。 まず、市街地整備に関しては、
富士山世界遺産センター(仮称)建設に伴い、世界遺産を生かした何度でも訪れたくなる
まちづくりに向けて策定した「世界遺産の
まちづくり整備基本構想」に基づく事業の具現化を図ります。平成28年度は、花と食の元気広場を活用した民間活力の導入を図り、市民、来訪者がくつろげるにぎわい空間の創出を進めてまいります。また、
富士山世界遺産センター(仮称)から
富士山本宮浅間大社に至るまでの経路を整備することにより、にぎわいのある参道軸を創出するため、事前の調査を進めてまいります。 さらに、身延線の鉄道高架化関連推進事業として、側道1路線と公園の整備を行い、安全安心な歩行空間とにぎわいのあるまちなか空間の創出を図ります。 続いて、街路整備については、都市計画道路田中青木線の早期事業化に向けた調査を行います。 また、生活道路の整備に関しては、道路橋梁の安全確保のため、修繕計画に基づき、修繕を進めます。また、全ての管理橋梁について、近接目視点検を進めてまいります。 岳南北部地区幹線道路整備事業については、新富士インターチェンジから富士宮市北部地域への新しいアクセス道路として、富士市が現在整備中の市道を経由し、杉田地先の県道富士富士宮由比線と大岩地先の県道富士根停車場線を結ぶバイパス機能を持たせた道路とし、手法としては市道の拡幅改良事業として整備をしてまいります。 公園整備については、白糸自然公園において、園路周辺の花畑や遊具等の整備を進めていくとともに、引き続き、景観を保存する区域にある針葉樹を、新緑や紅葉が美しい広葉樹へ転換していきます。また、県道から公園までの進入路の整備を検討します。 さらに、都市公園の長寿命化及びバリアフリー化整備を計画的に実施し、誰もが安全安心に利用できる公園とするため、平成28年度は、白尾山公園と
外神東公園のバリアフリー化整備を実施いたします。 美しい花いっぱいの
まちづくりについては、引き続き、美しい花いっぱいの
まちづくり事業、坪庭の
まちづくり事業などを実施していきます。また、まちなかの街路や公共施設等への花苗、プランターの設置や維持管理について、市民とともに取り組むことで、美しい花いっぱいの
まちづくり事業を推進してまいります。 次に、(6)、豊かな
コミュニティを持つ安全・安心な
まちづくり(市民生活)であります。 まず、防災面では、国や県が求める非常用食料の7日分以上の備蓄について、今後5年間で備蓄していきます。 住宅・住環境については、市営万野住宅の建設を進めておりますが、まず平成28年度にA棟の建設が完了します。引き続き、B棟工区建設工事に伴う実施設計、地質調査及び造成工事を行います。また、市営粟倉住宅及び月の輪住宅の屋根・外壁改修等の工事を行います。
コミュニティ活動について、広域の活動の場として公民館や交流センターが利用されていますが、富士根南地区は、学区が広く、人口が多い地域であるため、富士根南公民館の利用状況などを踏まえ、新たな
地域コミュニティ活動の拠点となる施設の建設に向けて、地元の方々と意見交換を持つことといたします。また、富丘公民館についても、施設の老朽化や敷地の手狭な点などから、将来を見据えて地元との意見交換を始めます。 国際交流に関しては、現在の海外都市提携に加え、近年、アジアから日本への観光客が多いこともあり、日本の隣国として、中国・韓国に加え、台湾の都市との交流を深めるための訪問を行い、市の活性化につながる都市交流を推進いたします。 最後に、(7)、市民と一緒に取り組む
まちづくり(市民参加・行財政)であります。 まず、地方創生に関しては、出会い・交流の場の創出のため、同窓会・同級会の開催に要する経費を助成します。また、少子化対策としては、子育てに温かい社会づくりの機運の醸成に取り組むとともに、地域の資源を活用した婚活セミナーを開催いたします。 女性の活躍推進としては、引き続き母親の支援・スキルアップとなる母力応援プログラムを実施するとともに、母親目線での情報発信を行うママ記者による「ハハラッチ事業」をスタートさせます。 また、女性の活躍には、女性が施策形成に参画できる機会の創出が必要であります。そうしたことから、男性の構成比率が高い農業委員会についても、公募の中から女性を2人選ぶこととし、去る2月15日に市議会の議決をいただいたところであります。 移住定住に関しては、首都圏や県外から市内に移住する若者世代の住宅取得などに対する助成、移住者の首都圏通勤に要する経費の助成、移住者の受け皿となる
地域コミュニティへの支援を行います。 シティプロモーションとしては、静止画に、スマートフォンをかざすことにより、動画が再生される「AR」技術を新たに導入し、市の刊行物等で活用することにより、国内外に向けて、よりリアルに「世界遺産のまち富士宮市」の魅力を発信してまいります。 高度情報化では、マイナンバー制度の運用開始に伴い、情報システムと業務運用の両面から、個人情報の保護対策を進めてまいります。また、さまざまなサイバー攻撃に対処するため、国の指針に準じた高度な情報セキュリティー対策を一層進めてまいります。 行政運営においては、公共施設の老朽化について、公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点をもって、更新・長寿命化・統廃合などを計画的に行うことが求められています。このため、施設等の利用者の安全確保と財政負担を軽減・平準化するとともに、公共施設等の最適な配置を実現することを目的とする総合管理計画を策定し、公共施設等の総合的かつ計画的な管理・運営を推進いたします。 また、地方公務員法の改正を受けて、平成28年度から、人事評価制度を業績の評価を含むものに改訂し、人材及び組織の強化に結びつけ、高度化・多様化する市民サービスの向上に努めます。 最後に財政運営ですが、本市の財政状況につきましては、これまで市の成長・発展に向けた積極的な財政運営と、社会経済環境の変化に強い財政基盤を構築するための財政の健全化との両立及びバランスを図るため、市独自の財政規律のもと、「財政が安定した自立した
まちづくり」の実現に取り組んできました。 その結果、平成26年度一般会計決算においては、堅実な財政運営のもと、法人市民税が大幅な増収となったことなどを受けて、財政の健全性を示す指標は大きく改善が進み、経常収支比率についても大幅に減少しました。 しかしながら、今後は、法人実効税率の引き下げと、法人市民税の一部国税化が進む見通しであるとともに、土地の下落による固定資産税の頭打ち、個人所得の伸び悩みなど、市税収入の見込みは楽観できない状況であります。 また、市債残高も平成26年度を最小として若干増加傾向にありますので、引き続き財源の確保と単年度収支における健全性の維持が重要であると考えます。 地方財政を取り巻く環境は、大きく変化してきています。 人口減少と公共施設等資産の老朽化への対応という新たな命題を抱え、これまでの「作る増やす成長」から「持続可能な成長」という新しいステージに移行しております。 これに対し、本市はこれまでの
財政健全化により、新しいステージのスタートラインに健全な状況で立つことができました。 平成28年度は、この財政基盤のもと、第5次富士宮市総合計画が始まり、人口減少問題や少子高齢化対策、地域経済活性化対策など、理想的な将来都市像の実現に向けての第一歩としてさまざまな施策を積極的に推進していく必要があります。 そこで、平成28年度予算については、職員一人一人が、激しく変化する社会経済環境に対して柔軟に対応するとともに、さまざまな課題に向かってチャレンジする気概を持って持続可能な財政運営の確立したまちの実現に取り組んでまいりたいと考えております。 以上、御説明申し上げました重点施策及びその他の事業の詳細につきましては、議案資料として配付いたしました「第5次富士宮市総合計画の平成28年度主要事業の概要」などを御参照していただきたいと思います。 4、おわりに。 本年は、第5次富士宮市総合計画が始まろうとする年、また私の2期目の任期の2年目がスタートする時期であります。私は、私の座右の銘である「次に来る旅人のために 泉を清く保て」、これはモンゴル帝国の祖でありますチンギス・カンの残した言葉でありますが、この言葉のように、今を生きる人々のためにはもちろんのことでありますが、未来の富士宮市民のためにも、豊かで、安全・安心な、やさしさと思いやりのあるふるさとにしていくために、精魂込めて、市政運営に邁進したいと思います。 そして、「次に来る旅人」である将来を担う若者に対し、「若い者がふるさとを良くしなくて誰がやる」と若者を鼓舞し、若者を大切にし、若者の声を生かした
まちづくりに励んでまいります。 第5次富士宮市総合計画の初年度を「新たな夢への挑戦」の元年として、富士宮市をすばらしいまちにするため、市民の皆様、そして議員各位の御理解と御支援をお願い申し上げまして、平成28年度の施政方針といたします。 引き続きまして、提案理由の説明をさせていただきます。 それでは、当初予算の提案理由説明を行います。 ただいま上程されました議第31号から議第43号までの13議案について、一括して説明申し上げます。 平成28年度は、第5次富士宮市総合計画が始まる重要な年であることから、本予算の編成に当たりましては、総合計画に掲げた富士宮市の将来都市像「富士山の恵みを活かした 元気に輝く
国際文化都市」の実現に向けてすばらしい
スタートダッシュを切るための事業をさまざまな分野に盛り込んだ予算措置を行いました。 また、人口減少問題や増大を続ける社会保障費、公共施設の老朽化対策など、行政を取り巻く環境は厳しさが増しておりますが、平成28年度につきましては、本市の懸案事業である学校給食センター建てかえを初めとする大型事業を引き続き実施するとともに、公共施設整備のための基金積み立てや財政調整基金取り崩しの抑制にも努めるなど、積極財政と健全財政の両立の堅持と将来に向けて持続可能な成長を目指した予算編成に努めました。 その結果、一般会計の当初予算額は、426億1,000万円となり、前年度の当初予算と比較して、11億5,000万円、2.8%増の過去最大規模の予算となりました。 なお、本予算につきましては、前年度と同様に、予算額の数字をもじって、「新しい世に向かっていく予算」と名づけたいと思います。 次に、予算の大要について説明申し上げます。 まず、歳入についてですが、歳入の根幹である市税につきましては、法人市民税が、原油価格の下落の影響やこれまでの円安誘導等の
各種経済政策の効果などにより一部の大手企業が増収増益となったことを含めまして、前年度と比較して、5億3,984万5,000円、2.7%増の207億5,535万円といたしました。 また、地方消費税交付金につきましては、消費税率引き上げによる影響が平成27年度にほぼ平年化したことから、その実績を考慮して、前年度と比較して4億円、21.1%増の23億円を見込みました。 このほか、国・県支出金につきましては、増大を続ける社会保障費や大型事業の実施による増額を見込んだほか、地方交付税は、法人市民税や地方消費税交付金の伸びを反映して、前年度と比較して3億3,000万円、14.7%減の19億2,000万円、さらに、臨時財政対策債につきましても、前年度と比較して、6億5,000万円減額の11億5,000万円を見込みました。 次に、歳出についてでありますが、先ほども申し上げましたように、平成28年度は、総合計画のスタートの年であることから、前期基本計画における3つの重点取り組みである「世界遺産の
まちづくり」、「安全・安心な
まちづくり」、「
人口減少社会を克服する
まちづくり」に掲げた施策や事業に重きを置いた予算配分、予算措置を行いました。 まず、「世界遺産の
まちづくり」に向けた取り組みでは、世界遺産の
まちづくり整備基本構想に基づく各種事業や構成資産整備のための事業、白糸の滝
売店集約化に向けた事業推進調査など、
世界遺産富士山に関連した事業を推進していきます。 また、外国人誘客のための事業や海外との都市交流事業など
国際文化都市にふさわしい取り組みを行っていきます。 次に、「安全・安心な
まちづくり」への取り組みでは、出張商店街の実施を初めとする地域間交流事業や新稲子川
温泉ユー・トリオ大浴場等の改築、小中学校の耐震化事業や公共施設の長寿命化を目的とした予防保全工事も計画的に実施していくほか、公共施設の適正管理を図るための公共施設等総合管理計画の策定も行ってまいります。 次に、「
人口減少社会を克服する
まちづくり」への取り組みでは、企業の留置や誘致のための企業立地推進事業や働く機会の情報提供の場である
企業ガイダンスなどを実施する
UIJターン者就業支援事業、出会い、結婚、出産、子育ての切れ目のない支援を盛り込んだ各種事業や、女性が活躍できる環境を整えていくための女性の活躍推進事業、さらに首都圏や県外から市内に移住する若者世代の住宅取得に対する助成や移住者の受け皿となる自治会への支援などを行う移住・定住促進事業を推進してまいります。 以上、財政を取り巻く環境は厳しさが続いておりますが、平成28年度の当初予算編成につきましては、後年度への負担の軽減と財源の確保をしっかりと行うとともに、さらなる市民生活の向上を図るため、きめの細かい予算編成ができたものと考えております。 次に、予算の規模でございますが、一般会計並びに10の特別会計及び2つの企業会計を含めた全会計では、総額883億9,706万7,000円となり、前年度と比較いたしますと、23億4,173万1,000円、2.7%の増となりました。 それでは、引き続き、
一般会計予算、
特別会計予算及び企業会計予算の内容につきましては、副市長から説明させますので、よろしくお願いいたします。
○議長(
村瀬旬議員) 芦澤副市長。 〔副市長 芦澤英治君 登壇〕
◎副市長(芦澤英治君) それでは、私から各会計の説明を申し上げます。 初めに、議第31号平成28年度富士宮市
一般会計予算について説明申し上げます。 まず、歳入について説明申し上げます。第1款市税は、207億5,535万円を計上いたしました。前年度と比較いたしますと、5億3,984万5,000円、2.7%の増であります。主な内容といたしましては、法人市民税につきましては、先行きの不透明感はあるものの、平成28年3月期における市内の一部大手を中心とした好調な決算見込みの状況を踏まえ、2億9,012万4,000円、16.3%の増となりました。 また、固定資産税につきましては、家屋、償却資産の増加見込みにより、1億9,061万1,000円、2.1%の増となりました。 次に、第2款地方譲与税から第10款地方交付税までにつきましては、前年度の収入状況や経済の動向などから推計いたしました。 このうち、第6款地方消費税交付金は23億円を計上いたしました。前年度と比較いたしますと、4億円、21.1%の増であります。この内容といたしましては、平成26年4月からの消費税率引き上げによる影響がほぼ平年化したことから、平成27年度の決算見込みをもとに算定したものであります。 また、第10款地方交付税は19億2,000万円を計上いたしました。前年度と比較いたしますと、3億3,000万円、14.7%の減であります。この内訳といたしましては、普通交付税が前年度の額より2億8,000万円減額の15億7,000万円、特別交付税が前年度より5,000万円減額の3億5,000万円を計上いたしました。これらの減額理由は、地方消費税交付金などの増額や合併算定替えによる縮減率の拡大、その他国の動向によるものであります。 第14款国庫支出金は59億6,860万4,000円の計上で、前年度と比較いたしますと、8億6,914万9,000円、17.0%の増であります。増額の主なものにつきましては、障がい者施策に係る障害者自立支援給付費負担金及び障害児支援給付費負担金、子ども・子育て支援制度に伴う施設型保育給付費負担金及び子ども・子育て支援事業費交付金、私立保育所施設整備費補助金、国の低年金受給者を支援するための年金生活者等支援臨時福祉給付金給付に係る補助金、都市公園等整備事業や市営万野住宅建替事業などの社会資本整備総合交付金、学校給食センター建てかえに係る学校給食施設整備交付金などで、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 第15款県支出金は32億5,417万6,000円の計上で、前年度と比較いたしますと、1億7,295万5,000円、5.6%の増であります。増額の主なものにつきましては、子ども・子育て支援制度に伴う施設型保育給付費負担金及び子ども・子育て支援事業費交付金、畜産競争力強化対策整備事業費補助金、新稲子川
温泉ユー・トリオ大浴場等改築工事に係る観光施設整備事業費補助金などで、いずれも歳出予算に関連した特定財源等によるものであります。 第16款財産収入は7,758万7,000円の計上で、前年度と比較いたしますと、4,185万4,000円、35.0%の減であります。これは、市有土地売払収入の減額が主なものであります。 第18款繰入金は13億1,173万5,000円の計上で、前年度と比較いたしますと、3億3,906万5,000円、20.5%の減であります。これは、平成28年度に学校給食センター建てかえに係る事業費が増大することから、学校給食センター建設基金繰入金が4億586万4,000円増額するものの、事業費の補填財源としての財政調整基金や職員退職手当基金からの繰り入れを昨年度より大幅に減額したことによるものです。 第19款繰越金は、前年度と同額の5億円を計上いたしました。 第21款市債は35億220万円の計上で、前年度と比較いたしますと、2億3,420万円、6.3%の減であります。主な内容といたしましては、学校給食センター建替事業、新稲子川
温泉ユー・トリオ大浴場等改築工事、市営万野住宅建替事業など、いずれも歳出予算に関連した特定財源と、臨時財政対策債11億5,000万円であります。 次に、歳出について説明申し上げます。第1款議会費は3億75万5,000円で、前年度と比較いたしますと、2,219万9,000円、6.9%の減であります。 第2款総務費は47億2,514万1,000円で、前年度と比較いたしますと、9億3,958万5,000円、16.6%の減であります。主な内容といたしましては、一般管理費には、各種負担金として、静岡県から市に派遣される職員の人件費相当額の負担金899万1,000円を計上いたしました。 文書広報費には、富士宮市の魅力を情報発信するシティプロモーション推進事業186万2,000円を計上いたしました。また、防犯灯管理整備事業として、自治会のLED防犯灯の設置または取りかえを促進するため、防犯灯設置費補助金2,038万6,000円を計上いたしました。 財政管理費には、統一的な基準による財務書類作成に向けて、地方公会計整備促進事業に固定資産台帳の整備費用など783万1,000円を計上いたしました。 財産管理費には、基金積立金として、公共施設の長寿命化対策、老朽化対策に備え、昨年度に引き続き学校施設整備基金に2億円、社会福祉施設整備基金に5,000万円の積み立てを行うとともに、将来の債務負担に備え、減債基金に5,000万円の積み立てを計上いたしました。 企画費には、ふじのみや寄附金事業として、寄附者への返礼品など990万6,000円を計上いたしました。また、首都圏等からの移住・定住を促進するための移住・定住促進事業に奨励金など3,005万9,000円、女性の活躍を応援するための女性の活躍推進事業839万9,000円をそれぞれ計上いたしました。 市民活動支援費には、人口が増加している地域における交流拠点施設の建設に向けた調査・検討のため、地域交流拠点施設整備事業22万1,000円を計上いたしました。 電子計算組織運営費には、富士市との電算システムの共同構築運用とともに、社会保障・税番号制度対応システム作業を含めた、共同電算化事業負担金3億9,594万5,000円を計上いたしました。 諸費には、自治会の
コミュニティ広場等用地の取得も含めた、
地域コミュニティ施設整備事業費補助金2,580万円を計上いたしました。 戸籍住民基本台帳費には、社会保障・税番号制度に係る個人番号カード交付事業1,366万7,000円を計上いたしました。 第3款民生費は161億5,552万5,000円で、前年度と比較いたしますと、6億447万4,000円、3.9%の増であります。主な内容といたしましては、社会福祉総務費には、生活困窮者支援事業4,398万2,000円を計上いたしました。 障害者自立支援費には、障がい者の居宅介護や施設への入所・通所等に係る自立支援給付扶助費17億5,000万円を計上いたしました。 臨時福祉給付金給付事業費には、消費税増税に伴う低所得者の負担を緩和するための臨時福祉給付金給付事業1億円を計上いたしました。 年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業費には、賃金引き上げの恩恵が及びにくい低所得の障害・遺族基礎年金受給者に対する年金生活者等支援臨時福祉給付金給付事業6,000万円を計上いたしました。 児童福祉総務費には、児童扶養手当支給事業として、8月分から第2子及び第3子以降の加算額が増額となる児童扶養手当扶助費5億20万円を計上いたしました。 児童手当費には、児童手当支給事業として22億8,632万2,000円を計上いたしました。 子ども医療助成費には、中学3年生までの子どもの入院・通院医療費を助成する
子ども医療費助成事業4億296万6,000円を計上いたしました。 療育支援センター費には、早期療育事業として、療育相談や発達相談、ホースセラピー教室事業委託料など、2,145万7,000円を計上いたしました。 児童保育費には、子ども・子育て支援制度に係る施設型保育事業として、年度途中入所サポート事業費補助金1,440万円、私立保育所施設整備費補助金3億4,680万7,000円、施設型保育事業扶助費9億5,000万円をそれぞれ計上するとともに、地域型保育事業として、20人未満の小規模保育所に対する地域型保育事業扶助費2億1,000万円を計上いたしました。 生活保護総務費には、生活保護事業として10億6,990万4,000円を計上いたしました。 特別会計への繰出金でございますが、国民健康保険事業特別会計への繰出金は14億3,276万9,000円を計上いたしました。介護保険事業特別会計への繰出金は、15億1,437万5,000円を計上し、後期高齢者医療事業特別会計への繰出金は、13億5,241万9,000円を計上いたしました。 第4款衛生費は40億8,283万6,000円で、前年度と比較いたしますと、1,941万5,000円、0.5%の減であります。主な内容といたしましては、保健衛生総務費には、各地域の区民館への自動体外式除細動器(AED)配備も含めた、AED借上料587万9,000円を計上いたしました。また、第二次救急医療機関の設備更新に対する輪番制病院設備整備事業費補助金2,160万円を計上いたしました。 予防費には、予防接種事業として3億3,648万4,000円を計上いたしました。 母子保健活動費には、不妊・不育症治療費助成事業として3,913万5,000円を計上いたしました。 健康増進事業費には、健康診査事業として、がん検診等の健康診査委託料2億500万円を計上いたしました。 環境衛生費には、環境衛生推進事業として、新たに飼い主のいない猫を増やさない対策を地域で取り組んでいただく猫の適正管理推進モデル事業委託料10万円を計上するとともに、飼い主のいない猫の去勢・避妊手術助成金100万円を計上いたしました。 環境対策費には、
再生可能エネルギー推進事業として、畜産系バイオマス等の調査研究を行うための講師謝礼などのほか、
住宅用太陽光発電システム設置等の
創エネ・蓄エネ機器等設置費補助金など4,066万4,000円を計上いたしました。また、地球温暖化対策事業として、
省エネセミナー実施委託料やアース・キッズ事業支援委託料など608万5,000円を計上いたしました。 火葬場運営費には、聖苑耐震補強計画策定委託料340万円を計上いたしました。 病院整備費には、病院事業会計への繰出金として合計9億円を計上いたしました。 第5款労働費は2億123万8,000円で、前年度と比較いたしますと、1,243万6,000円、5.8%の減であります。主な内容といたしましては、労働諸費には、勤労者福祉事業として、勤労者住宅建設資金利子補給補助金、勤労者教育資金融資預託金など1億8,882万7,000円を計上いたしました。また、
UIJターン者就業支援事業として、
企業ガイダンス実施委託料など180万円を計上いたしました。 第6款農林水産業費は12億1,351万7,000円で、前年度と比較いたしますと、3億4,396万2,000円、39.6%の増であります。主な内容といたしましては、農業委員会費には、農業委員会組織運営事業として、制度改正により、農業委員19人、農地利用最適化推進委員13人の報酬1,164万円を計上いたしました。 農業振興費には、平成棚田ノルディックウオーキング案内看板を設置するため、一般諸経費に看板等作成委託料63万円を計上いたしました。また、担い手育成総合支援事業として、青年の就農を支援する青年就農交付金4,500万円、農地中間管理事業として、担い手への農地集積・集約化を支援するための機構集積協力金など110万5,000円、茶園から他の作物に転換を図る農家を支援するため、新たに茶園転換支援事業費補助金350万円を、それぞれ計上いたしました。 畜産振興費には、鳥獣害防止対策事業として、鳥獣被害対策実施隊員報酬や駆除報償費、被害防止設備設置事業費補助金など2,705万1,000円を計上いたしました。また、地域の関係者が連携し、畜産の収益性向上や環境問題に対応するための
畜産クラスター計画に定められた中心的な経営体が行う取り組みに必要な施設整備等に対する畜産競争力強化対策整備事業費補助金3億4,000万円を計上いたしました。 林業振興費には、
富士ヒノキの利用促進とともに、地域経済の活性化を図るため、前年度に引き続き
富士ヒノキの
家宮クーポン事業費補助金507万円を計上するとともに、富士山麓幹線道路沿いの森林を間伐整備するための富士山麓緊急間伐対策事業費補助金285万円を計上いたしました。 林道事業費には、県単独補助治山事業として、荒廃山地の復旧を図るための治山工事費など1,070万円を計上し、また天子ケ岳線の集落間林道整備事業負担金1,940万円を計上いたしました。 第7款商工費は9億2,259万1,000円で、前年度と比較いたしますと、1億2,478万円、15.6%の増であります。主な内容といたしましては、商工業振興費には、商店街の活性化を図るため、空き店舗等への出店者等に対する支援として、商店街空き店舗等対策事業費補助金500万円を計上するとともに、商店街が取り組む統一的な景観整備に対し、新たに商店街
まちづくり景観形成事業費補助金500万円を計上いたしました。また、地域経済活性化の取り組みとして、前年度に引き続き
住宅リフォーム宮クーポン事業費補助金3,340万円を計上いたしました。なお、子育て世帯及び新たに3世代同居をしようとする世帯に対しては、上乗せして交付することといたしました。 観光費には、富士山まつり、富士宮まつり、信長公黄葉まつりなど市単独まつり推進事業として2,639万5,000円を計上するとともに、観光振興事業として、平成29年度に本市において開催を予定している織田信長サミットに向けての啓発用冊子作成委託料や外国人誘客活動委託料、富士登山ナビゲータ設置事業委託料など2,342万6,000円を計上いたしました。また、観光基盤整備事業として、
白糸の滝売店集約化事業推進調査委託料520万円、新稲子川
温泉ユー・トリオ大浴場等改築工事費3億6,000万円をそれぞれ計上いたしました。 中小企業対策費には、新たに
中小企業振興事業として、
中小企業等実態調査委託料など925万6,000円を計上いたしました。 工業立地振興対策費には、企業立地推進事業として、地域産業の活性化及び雇用の創出を図ることを目的とした企業立地促進事業費補助金5,300万円、市内において事業規模の拡大を目的とした工場の新設・増設等を行う企業に対する産業振興事業費補助金8,703万8,000円、
富士山南陵工業団地への進出企業に対する企業立地支援事業費補助金519万7,000円をそれぞれ計上いたしました。 第8款土木費は37億4,696万3,000円で、前年度と比較いたしますと、3億7,094万9,000円、11.0%の増であります。主な内容といたしましては、道路維持費には、市道維持補修事業として、橋梁の
長寿命化計画に基づく補修工事も含め、5億1,204万2,000円を計上いたしました。 道路新設改良費には、市道新設改良事業として2億3,230万円を計上いたしました。 河川維持改良費には、河川等維持改良事業として5,205万5,000円を計上いたしました。 都市計画総務費には、
まちづくり事業として、岳南地区の総合都市交通体系調査の実施に係る岳南都市圏総合都市交通体系調査等負担金1,150万円を計上いたしました。 街路事業費には、市単独街路整備事業として、田中青木線の測量調査等委託料など3,434万3,000円、世界遺産の
まちづくり関連施設整備事業として、駅前モニュメント等整備工事費など2,004万4,000円、身延線鉄道高架推進事業として、交差道路側道等工事費など1億1,971万1,000円をそれぞれ計上いたしました。 公園費には、都市公園等整備事業として、白尾山公園及び
外神東公園のトイレや園路等のバリアフリー化などの都市公園等整備工事費1億1,480万円を計上いたしました。また、白糸自然公園整備事業として、道路拡幅に向けた測量調査等委託料や遊具設置委託料など4,311万2,000円を計上いたしました。 緑化推進費には、緑化推進事業として、花に囲まれた
まちづくりを推進するための美しい花いっぱいの
まちづくり事業委託料650万円を計上するとともに、花づくり・花壇づくりの奨励となる美しい花いっぱいの町づくり市民活動補助金300万円を計上いたしました。 下水道整備費には、下水道事業特別会計への繰出金10億1,172万5,000円を計上いたしました。 住宅管理費には、市営住宅長寿命化事業として、市営住宅営繕工事費7,240万円を計上いたしました。 住宅建設費には、市営万野住宅建替事業として、市営万野住宅建替工事費など4億8,856万3,000円を計上いたしました。 建築指導費には、TOUKAI―0事業として、わが家の専門家診断事業委託料694万8,000円、既存建築物耐震性向上事業費補助金1,226万4,000円、木造住宅耐震補強事業費補助金3,750万円をそれぞれ計上いたしました。また、狭あい道路拡幅整備委託料2,028万5,000円を計上いたしました。 第9款消防費は19億8,227万4,000円で、前年度と比較いたしますと、8億4,635万円、29.9%の減であります。主な内容といたしましては、消防施設費には、富士市・富士宮市消防指令センター管理運営事業として、消防通信指令施設管理運営費負担金1,980万7,000円を計上いたしました。また、消防ポンプ自動車等購入事業として、中央消防署に配備する救助工作車及び指揮車と消防団用に更新配備する消防ポンプ自動車等購入費2億5,450万円、消防団詰所建設工事費を含む消防団詰所整備事業として5,588万6,000円をそれぞれ計上いたしました。 防災費には、防災用施設・資機材等整備事業として、防災用備品の購入費など4,894万4,000円を計上を計上いたしました。 第10款教育費は61億6,220万8,000円で、前年度と比較いたしますと、17億8,859万6,000円、40.9%の増であります。主な内容といたしましては、義務教育振興費には、一般諸経費として、外国人児童生徒支援員2人を含む嘱託員報酬2,959万9,000円、有徳の人づくり推進事業として、道徳教育の推進を図るための副読本の印刷製本費132万2,000円をそれぞれ計上いたしました。 学校給食費には、学校給食運営事業として、新しい学校給食センター竣工後の施設管理費など2億4,013万6,000円を計上するとともに、学校給食センター建替事業として、平成28年度施工分の学校給食センター改築工事費など25億355万円を計上いたしました。 小学校の教育振興費には、一般諸経費として、小学校支援員9人と外国人英語指導者3人の嘱託員報酬2,066万1,000円、小学生のための「外国語ハンドブック」作成事業として、冊子等の印刷製本費など170万円をそれぞれ計上いたしました。 また、同じく小学校の学校建設費には、地震対策事業として、富丘小学校校舎耐震補強工事費など5,940万円、小学校校舎等整備事業として、小学校校舎等整備工事費1億750万円をそれぞれ計上するとともに、中学校の学校建設費にも、地震対策事業として、富士根北中学校屋内運動場の耐震補強実施設計委託料750万円を計上いたしました。 就学指導費には、就学指導事業として、特別支援教育支援員などの嘱託員報酬9,216万6,000円を計上いたしました。 特別支援学級運営費には、特別支援学級運営事業として、ホースセラピー教室事業委託料73万5,000円を計上いたしました。 幼稚園費には、私立幼稚園補助事業として、私立幼稚園就園奨励費補助金など2億4,678万8,000円を計上するとともに、幼稚園施設型保育事業として、子ども・子育て支援制度による認定こども園の運営に係る幼稚園型預かり保育委託料や幼稚園施設型保育事業扶助費など1億750万円を計上いたしました。 文化振興費には、世界文化遺産の構成資産の整備を図るため、文化財保存・管理事業に、山宮浅間神社遥拝所等の史跡等整備工事費など7,083万9,000円を計上いたしました。 図書館費には、図書館運営事業として、赤ちゃんと保護者の絵本を介しての読書の啓発と子育て支援のためのブックスタート事業に係る消耗品や、自動車図書館車の更新に係る自動車購入費など9,567万2,000円を計上いたしました。 埋蔵文化財発掘調査費には、埋蔵文化財発掘調査整理事業として、史跡大鹿窪遺跡発掘調査関連経費など1,391万1,000円を計上いたしました。 体育施設費には、体育施設整備事業として、多目的スポーツ広場整備の検討を行うほか、外神スポーツ広場トイレ整備工事費など4,234万円を計上いたしました。 第11款災害復旧費は、前年度と同額の4,000円を計上いたしました。 第12款公債費は29億6,144万8,000円で、前年度と比較いたしますと、1億27万6,000円、3.3%の減であります。 第13款諸支出金は5,550万円で、前年度と比較いたしますと、1億4,250万円、72.0%の減であります。この内容といたしましては、土地開発公社の保有土地の取得費であります。 第14款予備費には、1億円を計上いたしました。 以上が
一般会計予算の大要であります。 次に、議第32号平成28年度富士宮市北山財産区
特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、北山財産区の管理運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は1,700万円で、前年度と比較いたしますと、50万円、2.9%の減であります。 次に、議第33号平成28年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、国民健康保険事業運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は168億5,300万円で、前年度と比較いたしますと、1億3,800万円、0.8%の増であります。歳入の主なものは、国民健康保険税、国庫支出金、前期高齢者交付金及び共同事業交付金並びに繰入金であり、歳出の主なものは、保険給付費、後期高齢者支援金等、介護納付金及び共同事業拠出金であります。 次に、議第34号平成28年度富士宮市上井出区財産区
特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、上井出区財産区の管理運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は1,700万円で、前年度と比較いたしますと、300万円、21.4%の増であります。 次に、議第35号平成28年度富士宮市猪之頭区財産区
特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、猪之頭区財産区の管理運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は1,400万円で、前年度と比較いたしますと、100万円、7.7%の増であります。 次に、議第36号平成28年度
富士宮市立学校給食センター特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、市立学校給食センターの管理運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は9億3,860万円で、前年度と比較いたしますと、6,150万円、7.0%の増であります。歳入の主なものは、一般会計繰入金及び学校給食費納付金で、歳出の主なものは給食賄材料費であります。 次に、議第37号平成28年度富士宮市
下水道事業特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、下水道事業運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は24億700万円で、前年度と比較いたしますと、1億3,600万円、6.0%の増であります。歳入の主なものは、下水道使用料、国庫補助金、一般会計繰入金及び市債であり、歳出の主なものは、汚水処理施設の維持管理費、管渠の布設工事費及び公債費であります。なお、市街地の雨水対策・ゲリラ豪雨対策として、国庫補助公共下水道整備事業弓沢川右岸4号幹線改修工事費1億5,180万円を計上いたしました。 次に、議第38号平成28年度富士宮市根原区財産区
特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、根原区財産区の管理運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は650万円で、前年度と比較いたしますと、20万円、3.0%の減であります。 次に、議第39号平成28年度富士宮市
介護保険事業特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、介護保険事業運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は100億9,000万円で、前年度と比較いたしますと、1億8,400万円、1.9%の増であります。歳入の主なものは、第1号被保険者保険料、国及び県からの介護給付費負担金、社会保険診療報酬支払基金からの介護給付費交付金と一般会計繰入金で、歳出の主なものは保険給付費及び地域支援事業費であります。 次に、議第40号平成28年度富士宮市
後期高齢者医療事業特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、後期高齢者医療事業運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は23億9,600万円で、前年度と比較いたしますと、1億4,700万円、6.5%の増であります。歳入の主なものは、後期高齢者医療保険料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは後期高齢者医療広域連合納付金であります。 次に、議第41号平成28年度富士宮市
農業集落排水事業特別会計予算について説明申し上げます。本予算は、農業集落排水事業運営のための予算であり、歳入歳出予算の規模は1,040万円で、前年度と比較いたしますと、440万円、29.7%の減であります。歳入の主なものは、排水処理施設使用料及び一般会計繰入金で、歳出の主なものは排水処理施設に係る維持管理費及び公債費であります。 次に、議第42号平成28年度富士宮市
水道事業会計予算について説明申し上げます。予算の規模は33億1,005万6,000円で、前年度と比較いたしますと、3,385万3,000円、1.0%の増であります。 まず、予算第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入総額は20億7,954万3,000円で、主なものは上水道給水収益であり、支出総額は17億5,383万3,000円で、主なものは水道施設の維持管理費であります。 次に、予算第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入総額は1億1,862万3,000円で、主なものは工事負担金、加入金及び一般会計からの出資金であり、支出総額は12億3,051万3,000円で、主なものは施設改良工事費、老朽管布設替工事費及び企業債償還金であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額11億1,189万円は、当年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 次に、議第43号平成28年度富士宮市
病院事業会計予算について説明申し上げます。予算の規模は97億2,751万1,000円で、前年度と比較いたしますと、4億9,247万8,000円、5.3%の増であります。 まず、予算第3条の収益的収入及び支出でありますが、収入総額は89億4,684万8,000円で、主なものは入院収益及び外来収益であり、支出総額は92億544万9,000円で、主なものは人件費及び薬品などの材料費であります。 次に、予算第4条の資本的収入及び支出でありますが、収入総額は3億4,780万2,000円で、主なものは一般会計出資金及び企業債であり、支出総額は5億2,206万2,000円で、主なものは高度医療機器の更新を初めとした医療器械器具購入費であります。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1億7,426万円は、過年度分損益勘定留保資金等で補填しようとするものであります。 以上が本予算の大要であります。 以上、一括して説明申し上げました13議案につきまして、よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。