平成 8年 2月 定例会(第1回) 平 成 8 年
富士宮市議会2月
定例会会議録 第 6 号 平成8年3月12日(火曜日) ────────────────────────────────1.議事日程(第6号) 平成8年3月12日(火)午前9時05分開議 日程第1 議第25号 平成8年度富士宮市
一般会計予算 日程第2 議第26号 平成8年度富士宮市北山財産区
特別会計予算 日程第3 議第27号 平成8年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算 日程第4 議第28号 平成8年度富士宮市上井出区財産区
特別会計予算 日程第5 議第29号 平成8年度富士宮市
土地取得特別会計予算 日程第6 議第30号 平成8年度富士宮市猪之頭区財産区
特別会計予算 日程第7 議第31号 平成8年度
富士宮市立学校給食センター特別会計予算 日程第8 議第32号 平成8年度富士宮市
老人保健特別会計予算 日程第9 議第33号 平成8年度富士宮市
下水道事業特別会計予算 日程第10 議第34号 平成8年度富士宮市根原区財産区
特別会計予算 日程第11 議第35号 平成8年度富士宮市
水道事業会計予算 日程第12 議第36号 平成8年度富士宮市
病院事業会計予算 ────────────────────────────────2.本日の会議に付した事件 議事日程(第6号)に同じ ────────────────────────────────3.出席議員(24名) 1番 佐 野 守 茂 君 2番 佐 野 清 明 君 3番 手 島 皓 二 君 4番 望 月 光 雄 君 5番 古 川 日出男 君 6番 笠 井 賢 一 君 7番 望 月 孝 一 君 8番 日 原 貞 二 君 9番 須 藤 秀 忠 君 10番 伊 藤 高 雄 君 11番 小 室 直 義 君 12番 土 谷 虎 雄 君 13番 渡 辺 利 光 君 14番 石 川 昭 夫 君 15番 佐 野 堯 春 君 16番 太 田 美 好 君 17番 青 嶋 大 路 君 18番 朝 日 昇 君 19番 塩 川 賢 継 君 20番 河原崎 澄 雄 君 21番 上 杉 義 正 君 22番 芝 田 静 雄 君 23番 遠 藤 正 君 24番 赤 池 賢 治 君 ────────────────────────────────4.
事務局職員出席者(7名) 事務局長 石 川 弘 君 事務次長 勝 又 肇 君 主幹兼 主幹兼 議事係長 鍋 田 昇 君
庶務調査係長 太 田 精 一 君 主任主査 望 月 斉 君 主 査 小 林 敏 宏 君 書 記 古 郡 和 明 君 ────────────────────────────────5.説明のための出席者(75名) 市 長 渡 辺 紀 君 助 役 赤 池 金 彦 君 助 役 加瀬澤 義 廣 君 収入役 上 杉 六 郎 君 市立病院長 中 島 正 二 君 企画部長 中 村 伸 介 君 総務部長 遠 藤 伸一郎 君 市民部長 加 茂 恒 雄 君 福祉部長兼
福祉事務所長 塩 川 明 君 経済部長 松 浦 眞 君 建設部長 池 田 晃 君
都市開発部長 高 野 秀 久 君
工事監室技監 市立病院 兼工事監室長 山 田 幹 雄 君 事務部長 遠 藤 勝 己 君 水道部長 佐 野 文 紀 君 技術吏員 八 橋 俊 顕 君 秘書室参事兼 企画部参事兼 秘書室長 渡 辺 紀久男 君 企画課長 石 川 猛 君 総務部参事兼 総務部参事兼 行政課長 大 塚 輝 君 納税課長 秋 山 武 士 君 市民部参事兼
保健センター 上野出張所長 佐 野 敏 数 君 所 長 前 嶋 範 由 君 都市開発部 参事兼 下水道課長 稲 葉 豊 君 財政課長 遠 藤 晃 君
情報処理課長 後 藤 成 夫 君 管財課長 鈴 木 治 彦 君 人事課長 佐 野 洪 二 君 市民税課長 戸 嶋 光 璋 君 資産税課長 井 出 政 久 君
市民生活課長 竹 川 康 夫 君
防災交通課長 佐 野 俊 一 君 市民課長 村 松 克 彦 君
環境衛生課長 中 塚 知加良 君
北山出張所長 望 月 克 己 君 上井出 出張所長 斉 藤 清 和 君
白糸出張所長 佐 藤 俊 治 君 福祉課長 持 田 貢 君 児童課長 山 口 源 藏 君
保険年金課長 大久保 公 雄 君 長生園長 平 野 好 勝 君 林政土地
農政畜産課長 若 林 英 雄 君 改良課長 清 義 治 君
工業労政課長 市 瀬 征 英 君
商業観光課長 石 川 修 君 管理課長 望 月 三千夫 君 道路課長 有 賀 文 彦 君 河川課長 森 井 昇 君
住宅営繕課長 高 野 喬 君 市街地
都市計画課長 遠 藤 岩 男 君 整備課長 佐 藤 寛 君 水とみどりの 市立病院 課 長 太 田 和 雄 君 庶務課長 斉 藤 秀 実 君 市立病院 医事課長 石 川 俊 秋 君 出納室長 高 野 博 之 君 業務課長 佐 野 洋 二 君 工務課長 寺 田 佳 正 君 教育長 藤 井 國 利 君 教育次長 田 中 洋 君 庶務課長 山 田 好 一 君
学校教育課長 石 川 好 廣 君 学校教育課 参 事 望 月 俊 男 君
社会教育課長 富 士 眞一郎 君 参事兼 市民文化 文化課長 塩 川 哲 章 君 会館長 土 井 英 利 君 勤労青少年 女 性 ホーム館長 青少年課長 清 水 敏 靖 君 兼児童館長 佐 野 忠 良 君
市民体育館長 兼市民
社会体育課長 佐 野 征 宏 君 プール所長 佐 野 紀 久 君 参事兼 学校給食
センター所長 外 山 豊 君
中央図書館長 丸 山 博 忠 君 西富士 図書館長 大 橋 謙 君
中央公民館長 松 井 健 二 君
選挙管理委員 監査委員 会事務局長 大 塚 輝 君 事務局長 野 村 静 夫 君 農業委員会 事務局長 植 松 陛 一 君 ──────────────────────────────── 午前9時05分開議
○議長(
青嶋大路議員) 皆さん、おはようございます。早朝から大変御苦労さまです。 この際、市長から発言を求められておりますので、これを許します。市長。 〔市長 渡辺 紀君 登壇〕
◎市長(渡辺紀君) 開会前に、議長のお許しをいただきましたので、一言おわびとお礼のごあいさつを申し上げたいと思います。 私のこのたびの入院に際しましては、折しも2月定例会、しかも総合計画や行政改革の御審議もいただく重要な議会であるにもかかわらず欠席のやむなきに至り、議会の皆様、ひいては市民の皆様、助役以下職員の皆様にも大変な御迷惑をおかけしたことを深くこの場を借りておわびを申し上げる次第でございます。 それにもかかわらず、議会の皆様方の陰に陽にの大変な御理解と御協力、御激励をいただきまして、おかげで安心して療養に専念をすることができました。人の情けというものが、そのありがたみというものが、病を得て改めて知らされた思いがいたしました。本当にありがとうございました。 なお、一般質問等につきましてもすべて拝聴もいたし、答弁前に若干の打ち合わせもいただいておりますので、助役以下の答弁につきましては、引き続き私も今後とも皆様方の貴重な意見として尊重をし、できるものについては実施をしていきたいと考えております。 おかげさまで去る3月8日、最終的なチェックを受けまして正式に退院の決定を見ることができました。かくなる上は、一日も早く以前の健康を取り戻し山積する課題に議会の皆様と一緒に取り組んでいく覚悟でありますので、今後とも改めてよろしくお願いを申し上げます。 以上をもちまして私のおわびとお礼の言葉にかえさせていただきます。本当にありがとうございました。
○議長(
青嶋大路議員) 直ちに本日の会議を開きます。 ────────────────────────────────
△日程第1 議第25号 平成8年度富士宮市
一般会計予算
△日程第2 議第26号 平成8年度富士宮市北山財産区
特別会計予算
△日程第3 議第27号 平成8年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算
△日程第4 議第28号 平成8年度富士宮市上井出区財産区
特別会計予算
△日程第5 議第29号 平成8年度富士宮市
土地取得特別会計予算
△日程第6 議第30号 平成8年度富士宮市猪之頭区財産区
特別会計予算
△日程第7 議第31号 平成8年度
富士宮市立学校給食センター特別会計予算
△日程第8 議第32号 平成8年度富士宮市
老人保健特別会計予算
△日程第9 議第33号 平成8年度富士宮市
下水道事業特別会計予算
△日程第10 議第34号 平成8年度富士宮市根原区財産区
特別会計予算
△日程第11 議第35号 平成8年度富士宮市
水道事業会計予算
△日程第12 議第36号 平成8年度富士宮市
病院事業会計予算
○議長(
青嶋大路議員) これより日程第1 議第25号平成8年度富士宮市
一般会計予算ないし日程第12 議第36号平成8年度富士宮市
病院事業会計予算まで、以上12件を一括議題といたします。 これより市長から平成8年度の施政方針とあわせて提案理由の説明を求めます。市長。 〔市長 渡辺 紀君 登壇〕
◎市長(渡辺紀君) 本日ここに平成8年度
一般会計予算を初めとする関連議案の御審議をお願いするに当たり、市政運営に対する所信の一端と主要施策の大要について申し上げ、議員各位並びに市民の皆様の御理解と御賛同を賜りたいと思います。 私は、今日まで市政運営に当たっては、激動する時代の中にあるだけに、その変化に留意するとともに、常に市民の立場に立ち、バランスのとれた市政に心がけ、市民、議会との対話を重視しながら、和の政治を基本理念として、開かれた市政の運営に努めてまいりました。同時に、利権、金権、暴力を厳しく排除しつつ、市勢発展に努力を傾注してまいりました。 新年度もこの基本姿勢を堅持しつつ、厳しい財政状況のもとではありますが、目前に迫った21世紀を展望した諸施策の実現に向けてこれまで以上に努力をしていく覚悟であります。 さて、冷戦の終結以来、世界はいまだ変革の渦中にあると言えます。崩壊した東欧圏は、深刻な経済の沈滞と民族や宗教、国境等をめぐる争いが続いています。他方、欧州連合、北米経済圏、日本、そして急速な台頭を見せている
東南アジア圏を含めて、激しい新たな経済競争が展開される時代に入っております。 このような中で我が国は、昨年戦後50年という大きな時代の節目を迎えたところでありますが、日本社会もまた引き続き大きな変化の中にあります。戦後からつくり上げてきた社会、経済、政治などの戦後体制が次々に崩壊し、これまでの常識と言われてきた
社会システムが大きく変わろうとしております。特に戦後日本経済の牽引産業であった製造業の国際競争力の弱体化、産業の空洞化の進行と雇用不安や
金融システムへの不安、さらに価格破壊や流通経路の変化など、これまで日本経済を支えてきた産業構造が大きく変化してまいりました。昨年はその変革の象徴的な出来事が続きました。資産デフレと言われた
バブル経済崩壊後の不況から立ち直るかに見えたものの、大方の予測を裏切って円高デフレと言われる経済の沈滞が日本を覆った1年でありました。 このような社会経済の変革は、当市の経済活動、行政運営、市民生活にも大きな影響を与えております。経済面では、平成4年以降の長引く不況の中で、一部の業種や事業所には明るい兆しが見えているものの、業種間、事業所間の格差が大きく、全般としては依然として厳しい状況にあると言えます。 また、地方行政のシステムもこれらの影響を受け大きく変わろうとしています。今日までの中央集権的、画一的な発想から、地方が個性を持った都市を創造していく時代に入っていかなければなりません。そのために、まず市自体が主体性を持ち、職員、市民の創造力を引き出していく必要があります。 特に平成8年度は、現在御審議をいただいている第三次総合計画の初年度でもあります。向こう10年間の本計画が順調に軌道に乗るためにも、平成8年度は大きな意味のある年であります。本計画の将来都市像を「富士山の自然を守り 安らぎと活力にみちた
国際文化都市」と定めました。富士宮市の個性的な
まちづくりのためには、富士山の自然と文化を欠かすことはできません。同時に、市民が災害や健康、老後に対して安心して住めるまちでなければなりませんし、活力があり続けるまちでなければなりません。また、富士山の表富士登山口である当市は、新しい意味での国際都市と、市民の熱心な教育、文化、芸術などへの期待にこたえられる文化都市の構築も欠かすことができないところであります。 しかし、厳しい経済状況と相まって、市税を初めとした自主財源の確保はこれまで以上に厳しいものがあり、もはやかつての
高度経済成長時代は終わったということを強く認識し、その上で新しい郷土の構築に努力していく必要があります。 このような中で、激動を続けた20世紀を締めくくり、輝かしい21世紀の扉を押し開いていくために、現在なすべきこと、そして富士宮市の将来のために今準備をしていかなければならないことなど、施策の優先順位を適確に把握し、その推進を図っていかなければなりません。 そのような観点に立って、平成8年度は次のような施策に特に意を注ぎながら市政を進めてまいります。 第1は、行政改革の推進と地方分権の
受け皿づくりについてであります。経済の低成長が続けば続くほど、行財政改革は国民的な要請となります。基本的には国・県・市町村、それぞれの分担の中で行われるべきものであり、当市としても行財政改革を進めていくために官と民との事業の分担、コスト意識に基づいた
行政サービスと受益者負担とのあり方等を検討し続けていかなければなりません。さらに、既存の行政組織の見直しを進めるとともに、
大型プロジェクトの着手時期等や特別会計への繰出金の許容限度の問題など含め、財政健全化のための見直しを図ってまいります。 また、地方分権も、中央からの行政の縦割やなし崩し的な分権ではなく、全般的な財政の配分を伴わなければならないことであり、市長会等を通して国・県へ要請してまいります。特に平成8年度は、
開発許可権限等の委譲も受けるとともに、平成9年度からの
建築確認事務の受入体制の準備を進めてまいります。 第2は、
ふじニュートピア計画の具現化についてであります。まず、中心市街地の整備についてでありますが、富士宮駅周辺地区の整備につきましては、
駅南地区土地区画整理事業調査の実施や富士宮駅
周辺拠点地区中核施設基本計画を策定するとともに、JR身延線の高架化のための調査研究を引き続き実施するなど、事業実現に向けて積極的な取り組みをしてまいります。また、神田、駅前通り、中央の各商店街につきましては、
都市計画道路の整備にあわせ新しい
まちづくりのための事業に取り組むなど、中心市街地の再構築に向けて努力をしてまいります。 「学」機能としての
大原税政大学の開学促進につきましては、大学新設が大変厳しい時代ではありますが、大原学園と密接な連携を図りながら関係の皆さんとともに
文部省等関係機関に対し開学に向けての働きかけを強化してまいります。 第3は、
地域経済活性化のための基盤づくりについてであります。さきに述べたように、日本経済の動向が不透明な中で、当市の経済環境も非常に厳しい状況にあります。このような状況下、当市の経済動向を適確に把握し今後の対策を進めていくため、
商工労政懇談会、農政懇談会を引き続き開催し、商業、工業、観光、農業などの基盤づくりに官民一体となって取り組み、
地域経済活性化のための方策を検討してまいります。 また、
北山工業団地建設事業については、本年8月に着工の見通しとなりました。団地造成と並行して、
誘致企業推進本部を中心に企業誘致班を編成し企業誘致に取り組んでまいりますが、基本的には優良企業、成長企業を誘致する考えであります。しかし、経済情勢が大きく変化していることから
西富士工業用地も含め、県、芝川町、地権者等とも協議し導入企業の検討を行ってまいります。 第4は、道路網の整備についてであります。道路網の整備は、幹線道路、生活道路を問わず、市民から最も要望の強い行政課題の一つであります。まず、第二
東名自動車道の整備促進と
アクセス道路であります
岳南北部幹線や国道469号(
富士南麓道路)の整備については、県に対し積極的に陳情等の働きかけをしてまいります。また、市街地の幹線道路であります
都市計画道路については、重点的に整備すべき路線を選定し推進してまいります。さらに、市民から要望の強い生活道路につきましても、積極的に整備してまいります。 第5は、地震対策の強化についてであります。一瞬にして6,000人を超える尊い命を奪い、近代都市を壊滅状態にした阪神・淡路大震災から早くも1年が過ぎました。東海地震が叫ばれてから20年が経過しましたが、今回の地震で地震予知の難しさと防災の重要性を改めて認識いたしました。この災害を教訓として、発災時の初動体制として不可欠な自主防災会を充実するため防災倉庫や
防災資機材等を整備するとともに、行政、地域住民、事業所などがお互いの役割を分担し合い、より実質的な防災体制の整備に努めます。特に突発的地震への対応としては、国・県との連携を強化しながら近隣市町や近江八幡市等との援助、救援体制の確立を図ってまいります。 また、地域消防力の強化のため(仮称)
消防署東出張所の建設や
耐震性防火貯水槽の設置、上水道の老朽管の布設替え等の施設整備を引き続き実施するなど、地震対策の強化を図ってまいります。 第6は、
自然公園大会と
世界ソフトボール選手権大会への対応についてであります。第38回
自然公園大会は、「かなでよう人と自然のハーモニー」をスローガンに、本年7月24日、25日に田貫湖畔で開催されます。環境問題が大きな社会問題となり、自然保護に対する国民意識が高まっている今日、自然の恵みのとうとさを改めて認識し、この富士山ろくの貴重な自然を次代に引き継いでいくことをいま一度誓い合う機会にしたいと考えております。同時に、皇室を初め全国から訪れる関係の皆様約4,000人を市民一丸となって歓迎し、富士山のあるまち富士宮を内外にアピールしたいと考えているところであり、これらの準備、運営には万全の体制で臨んでまいります。 さらに、この大会を契機に国民休暇村誘致にも弾みをつけ、関係機関に積極的な働きかけをしてまいります。 また、平成10年に開催される
世界女子ソフトボール選手権大会につきましては、
県立ソフトボール場及び(仮称)山宮多目的広場の建設や
粟倉外神線改良事業を推進するとともに、関係団体等と連携しながら受入体制に万全を期してまいります。 第7は、(仮称)
富士山カルチャーパーク構想の推進についてであります。粟倉の
営林署苗畑跡地を活用した(仮称)
富士山カルチャーパークについては、平成8年度に基本構想を作成してまいります。基本的な考え方としては、富士山に関する歴史、文化、自然科学等の学術的な施設、富士登山等で訪れる観光客を対象に、いつでも富士山の四季折々の姿を見ることができる映像館、富士山の自然とのふれあいや体験ができる施設、特産品や地場産品の販売所など、富士山に関するあらゆるものを一体的に整備し、富士山文化の拠点、観光の拠点にしたいと考えているところであります。 また、県が建設予定の
自然系博物館についても積極的に誘致運動を展開してまいります。 第8は、健康で福祉の心に満ちたまちづくりの推進であります。だれもが健やかで思いやりの心を持って支え合い、安らぎのある
まちづくりは、市民共通の願いであります。このため、福祉の拠点となる
総合福祉会館の基本設計等を実施し、早期建設を目指してまいります。 また、障害者や高齢者などすべての市民が安心して行動し、安全に生活が送れるようなやさしい
まちづくりを推進していくため、町の福祉点検を引き続き実施するとともに公共施設の実態調査を行うなど、県の指針をもとに障害者計画の策定に着手してまいります。 市民の健康につきましては、各区に配置した保健委員を中心に健康に対する啓発を図るとともに、
各種保健事業や
健康診断業務を積極的に推進してまいります。 次に、医療についてでありますが、市立病院については、透析患者の増加に対応し透析ベッドを11床から20床に増床するとともに、病院経営について増築計画も考慮した経営診断を行ってまいります。 また、
救急医療センターにつきましては、一次救急医療及び休日における
歯科診療施設として、市民が安心して診察が受けられるよう円滑な運営に努めてまいります。 第9は、
オウム真理教への対応についてであります。世界中をも震撼させた
オウム真理教の一連の事件は、市民を大きな不安に陥れると同時に、当市のイメージを損なうものでありました。解散命令の確定に伴う清算手続の開始など教団撲滅に向けての新たな進展が見られるとはいえ、住民登録の問題、治安の問題、農地法の問題等解決しなければならない課題も多く抱えているところであります。これらの問題を一日も早く解決し、人穴地区の皆様を初め市民の不安の解消に努めるとともに、当市のイメージアップを図っていかなければなりません。このため、今後も「オウム教を解散させる市民の会」や市議会の皆様と一緒に、教団の完全撤退に向けてなお一層の努力をしてまいります。 第10は、地下水汚染への対応についてであります。水道水源や井戸水から四塩化炭素が検出された問題は、市民生活に大きな不安を与えるとともに、水源切替工事や水質検査など大きな財政負担を強いられております。また、「水」をキャッチフレーズにしている当市にとって、一日も早く水の都のイメージを取り戻さなければなりません。このため、四塩化炭素除去施設による除去対策を継続するとともに、北部地域の地下水調査等を実施いたします。さらに、汚染源の解明を図るため引き続き山梨県を含め国・県等関係機関との連携を一層密にし、市民生活の不安の解消を図ってまいります。 次に、平成8年度予算を編成するに当たっての基本的な考え方について申し上げます。まず、国の財政は、公債残高が平成7年度末には約222兆円にも達する見込みであり、国債費が政策的経費を圧迫するなど、依然として構造的な厳しさが増しております。これに加え、平成7年度の税収は5年連続して前年度より減少することが見込まれ、その後の税収動向につきましても、なお引き続き厳しいものが予想されるなど、深刻な状況にあります。 このような中で、国の平成8年度一般会計の予算規模は75兆1,049億円で、前年度に比較して4兆1,178億円、5.8%増であります。しかし、国債の発行額は過去最高の21兆290億円で、赤字国債を含めた公債発行に依存するという内容になっています。 一方、地方自治体における財政運営の指針となる地方財政計画もおおむね国の同一の歩調により策定されており、一般行政費の節減合理化、定員及び給与についての適切な管理等を行うことにより、限られた財源の効率的な配分を行い、社会資本の整備の着実な推進に配慮しつつ、節度ある財政運営を行うことが基本とされております。 このような中、当市を取り巻く財政環境も非常に厳しいものがありますが、第三次総合計画の初年度として、安らぎと活力に満ちた
まちづくりに意を注ぎながら予算編成をいたしました。 まず、歳入でありますが、財源の根幹をなす市税は、景気の低迷などにより、特に法人市民税が減収となり、全体的には前年度を下回る結果となりました。また、市債を初めその他の歳入についても見込める限り見込みましたが、山積する諸施策を積極的に推進していくため財政調整基金の取り崩しをいたしました。 歳出につきましては、職員一人一人の自覚のもとに、従前にも増して経費の徹底した節減合理化に努め、特に経常経費の一部については引き続き10%のマイナスシーリングを実施するなど厳しく抑制いたしました。一方、防災対策経費を初め都市基盤整備など重要施策を推進するため、限られた財源を効率的に配分いたしました。 以上の考え方を基本に編成いたしました一般会計の予算規模は327億4,000万円で、前年度の実質的な当初予算であります6月補正後の予算額324億4,000万円に対し0.9%の伸びであります。 なお、特別会計及び企業会計の11会計は287億14万1,000円でありまして、一般会計を合わせますと総額614億4,014万1,000円となっており、1.7%の伸びであります。 以下、その主要施策について第三次総合計画の区分に沿って具体的に申し上げたいと思いますが、ここでお許しをいただきたいと思います。まことに申しわけありませんけれども、さっきからお聞きのとおり声がどうも思うように続きそうにありませんので、残余につきましては助役の方から代読をさせていただくことをお許しをいただきたいと思います。 読み違えがあったようですけれども、後でまた一括して訂正したいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(
青嶋大路議員) 赤池助役。 〔助役 赤池金彦君 登壇〕
◎助役(赤池金彦君) それでは、引き続き主要施策について申し上げます。 最初に、都市の機能と自然が調和した
まちづくりについて申し上げます。 まず、市街地整備についてであります。中心市街地の整備につきましては、富士宮市の顔としての魅力や賑わいを取り戻し都市全体のイメージアップと活性化及び発展に寄与するよう、富士宮駅周辺整備事業や浅間大社周辺整備事業など、中心市街地の整備を積極的に推進してまいります。そのために、
駅南地区土地区画整理事業調査、JR身延線高架化促進調査、拠点地区中核施設基本計画策定など、事業実現に向けて努力してまいります。 また、北側の既存の商店街につきましては、神田通り、駅前通りの
都市計画道路整備にあわせ、ゆとりある歩道や景観に配慮したまちづくりの推進をするとともに、かつての門前町としての活気を取り戻し魅力ある商業空間の形成を図るため富士宮駅北地区
まちづくり計画を作成してまいります。 さらに、市街地駐車場の整備方針を作成するため、平成8年度と9年度の2カ年で駐車場の現況や特性分析等の再調査を実施してまいります。 次に、幹線道路、交通網の整備についてであります。第二
東名自動車道につきましては、環境調査が終了し、現在設計協議が行われております。平成8年度は本線の用地買収に入る予定であり、当市からも用地取得を行うための事務職員1人を県へ派遣するなど、積極的に協力し事業の促進を計ってまいります。また、あわせて側道等の関連施設の整備を進めてまいります。 さらに、
アクセス道路である
岳南北部幹線につきましては、第二
東名自動車道関連
アクセス道路建設促進期成同盟会を通じ事業促進について関係機関へ積極的な働きかけを行ってまいります。 まだ、国道469号(
富士南麓道路)につきましては、建設促進期成同盟会を中心に建設が促進されるよう今後も継続して県に対し強く要望してまいります。
都市計画道路の整備につきましては、田中阿幸地線、阿幸地青見線、田中青木線、大岩淀師線、富士宮駅黒田線に絞ってその整備を進めてまいります。特に南北交通の渋滞解消として期待が高まっている田中阿幸地線につきましては、平成8年度に橋りょうの下部工事に着手できる見通しとなりました。 次に、自然環境の保全についてであります。さきに述べましたように、本年7月に田貫湖畔において第38回
自然公園大会が開催されます。この大会の成功に向け万全を期するとともに、自然の大切さなど自然環境の保全意識の向上に努めてまいります。あわせて、本年が富士箱根伊豆国立公園指定60周年に当たることから、当公園の管内市町村及びこれまでの大会開催地の首長に呼びかけ富士箱根伊豆公園指定60周年記念事業を実施いたします。 また、小田貫湿原の植生等の実態を把握するため、市域自然調査を実施いたします。 次に、都市景観の形成についてであります。都市景観の形成については、昨年4月に都市景観条例を施行し、景観への取り組みを強化したところであります。平成8年度は、景観保全、眺望保全地域や大規模建築物等の景観形成のための基準を策定するとともに、景観形成モデル地区の指定に向け駅前通り、中央商店街の景観形成基準案を策定してまいります。既に景観形成モデル地区指定第1号になった神田商店街においては、街路整備にあわせた景観形成事業を行うものに対し助成を行うなどにより、積極的な景観づくりを進めてまいります。 また、西の玄関口であるJR西富士宮駅から
都市計画道路西富士宮駅大宝坊線沿いの西町地区につきましても、美しいまちづくりと商店街の活性化のため、地域住民の皆様とまちづくりについての調査検討を行ってまいります。 なお、浅間大社の景観と適合した水辺空間を創出する神田川親水護岸事業については、平成8年度に完成の予定であります。 次に、水利用についてであります。水は私たちの生活や産業活動に欠くことのできない貴重な資源であるため、引き続き水利用の合理化等に努めるとともに、富士宮市域地下水調査が平成7年度に完了いたしますので、その結果を踏まえ地下水対策に取り組んでまいります。 上水道事業につきましては、平成8年度は地震対策や有収率の向上を図るため老朽管の更新事業を積極的に推進してまいります。また、管網の整備、配水施設等の改良を行い、円滑な給水と維持管理の向上を図るとともに、水質の管理に万全を期し安全でおいしい水の供給に努めてまいります。あわせて、北山工業団地整備事業に伴う上水道施設整備を昨年に引き続き実施してまいります。 また、簡易水道組合の施設整備について助成を行い安全な水の確保を図るとともに、村山3区簡易水道組合を上水道へ統合するための準備を進めてまいります。 次に、下水道の整備についてであります。公共下水道事業につきましては、平成10年度の完成を目標に、面整備中の第7期事業が現在の進捗状況から平成9年度に完了する見込みでございます。このため、第8期事業についての都市計画決定変更及び下水道法事業認可変更を受けるための準備を進めるとともに、星山浄化センターの水処理施設増設事業に着手してまいります。 次に、活力ある産業と魅力にあふれる
まちづくりについて申し上げます。 まず、農業の振興についてであります。基盤整備につきましては、県営の基盤整備事業として実施しております白糸ほ場整備事業、外神畑総土地改良事業等に加え、国・県の補助を最大限に活用した北山土地改良総合整備事業等市営土地改良事業を引き続き実施するとともに、国・県の補助や市単独の農道、かんがい排水路等の整備を進めてまいります。 また、昨年12月に認定した専業農業者を対象に、平成8年度には新たに農業経営基盤強化資金への利子補給を実施してまいります。 さらに、農業農村活性化塾が主体となって結成された農作業請負組織や農業ヘルパー研究部会、市民農園をより充実するとともに、農業特産品の開発や付加価値向上等の事業に取り組んでまいります。 次に、畜産の振興については、牛乳の消費拡大やうるおいと活力ある農村づくりを目指した富士ミルクランド事業のハード部分が完成いたしますので、観光関係団体、日本農村情報システム協会等と連携を図り集客のためのPRに努めてまいります。 また、家畜ふん尿処理施設整備事業に対し助成を行い、畜産の環境保全対策や経営の改善、安定のための諸施策を実施してまいります。 次に、林業の振興についてでありますが、新規事業として、北山地区ほか2地区を事業対象地として、単層林の除間伐、林床保全及び防火水槽を設置する防火対策森林整備事業を実施してまいります。 また、市施工により県道富士宮富士公園線山宮地先の未整備林の間伐を行い、間伐事業の促進と健全な森林の造成に努めてまいります。 林道整備事業につきましては、生産基盤の整備を基本的に進めるため、高戸線、内野佐折線等の林道開設・改良事業を実施するとともに、広域基幹林道富士山麓線の早期完成を促進してまいります。 次に、養鱒業の振興につきましては、新しい加工品の開発やにじます祭、各種催事への参加などにより消費の拡大に努めるとともに、施設等の改善に伴う漁業近代化資金の借入者に対し利子補給を実施してまいります。また、県富士養鱒場が進めている水質浄化への取組状況を参考にしながら、残餌、魚ふんの処理方法について引き続き調査研究してまいります。 次に、工業の振興についてであります。まず、北山工業団地整備事業につきましては、本年8月に団地造成工事に着手することから、平成8年度は積極的に企業誘致等に取り組むとともに、進入路につきましても平成8年度の完成を期し努力してまいります。 また、オフィス・アルカディア建設計画につきましては、オフィス・アルカディア富士宮地域小委員会を初め関係機関と協議しながら、経済の動向や企業の情報などを把握し、企業誘致に取り組んでまいります。
西富士工業用地への企業誘致につきましては、県、芝川町と協力して最大限の努力をしてまいります。 次に、中小企業の育成、振興であります。移転を希望する市内企業のための異業種団地につきましては、前提となる民間の団地造成事業の促進を図るとともに、富士宮商工会議所等とも協力し、(仮称)協同組合フジヤマグリーン団地設立発起人側の意思を尊重しながら推進してまいりますが、その後の経済状況の変化等を考慮し、適切に対応してまいります。 また、積極的に事業拡大を図ろうとしている市内企業の意向を調査し、今後の産業振興策の検討をしてまいります。 次に、商業の振興についてであります。商店街の賑わいを創出するため、中央、神田、宮町に新たに駅前通り商店街が加わり4商店街が共同で実施する消費者とふれあい語り合うイベント「富士山ろく物語」に対して助成をしてまいります。 また、新規事業として、明るく魅力ある商店街づくりのためウインドーショッピング化事業に対して助成するとともに、特産品展示会の充実や特産品のPRと販路の拡大に努めてまいります。 なお、中小企業者に対しては、小口資金、季節資金等の融資枠を確保し、企業の円滑な経営と健全な発展を促進してまいります。 次に、観光の振興についてであります。まず、国民休暇村誘致についてでありますが、現在環境庁が行っている富士箱根伊豆国立公園計画の見直しの中で、国民休暇村立地の前提となる田貫湖集団施設地域設定の見通しがつき、誘致へ一歩前進を見たところであります。平成8年度は、田貫湖周辺集団施設地区整備基本計画を作成するとともに、国・県及び財団法人国民休暇村協会に対し誘致について積極的な働きかけを行ってまいります。 また、観光客へのサービス向上と観光施設等への誘導を図るため、観光案内標識の整備を計画的に実施してまいります。 さらに、田貫湖畔で開催される
自然公園大会に向けて、田貫湖キャンプ場等の施設整備を県とともに進めてまいります。 次に、富士山の観光についてでありますが、富士山スカイラインのシャトルバス運行につきましては、渋滞対策、環境保全の視点に立ち、地元の関係機関とも十分協議を行い実施してまいります。 また、環境庁が五合目に設置するモデルトイレの建設促進を図り、登山者のサービス向上に努めてまいります。 なお、富士山ビジターセンターの誘致についても、関係機関に働きかけを行ってまいります。 また、誘客宣伝事業については、富士宮市観光協会を初め富士山周辺地域、及び富士地区の関係団体と協力し
広域的観光宣伝事業に力を入れるとともに、富士山まつり、秋まつり等の各種イベントや富士登山、観光施設などを収録した観光ビデオを作成するなど、より効果的な活動を行ってまいります。 次に、勤労者対策についてであります。深刻な雇用情勢が続いているところでありますが、引き続き富士宮地区雇用対策協議会、富士宮公共職業安定所、富士宮商工会議所等とも連携し、富士宮地域産業・大学等交流事業などを初めとする諸事業を進め、雇用の場の確保に努めてまいります。 また、勤労者を対象とした住宅建設資金及び生活資金につきましては、利用者の要望にこたえるべく所定の融資枠を確保し、持ち家の促進と生活水準の向上に努めてまいります。 次に、健康と福祉の心にみちた
まちづくりについて申し上げます。 まず、保健・予防対策についてであります。市民の健康づくりの推進については、平成7年度に設置しました保健委員を中心に、あらゆる機会をとらえて健康に対する意識の啓発を図ってまいります。 また、母子保健につきましては、従来から実施している事業に加え、出産後の生活指導、育児指導等の保健指導を必要とする者を助産施設に入所させる産後ケア事業を新たに実施いたします。 さらに、日本脳炎予防接種事業を集団接種に加え個別接種も実施してまいります。 成人・老人保健事業としては、近年大腸がんが急増していることから、大腸がん集団検診に加え医療機関で受診できる個別方式を導入し、受診率の向上を図ってまいります。 さらに、骨粗しょう症検診を新たに実施し寝たきりの原因となる骨折の予防に努めるなど、健康診査や健診後の相談、指導体制について充実・強化を図ってまいります。 なお、国民健康保険事業につきましては、人間ドック助成事業を初め多受診者に対する訪問健康指導や歯科健診事業を引き続き実施し、市民の健康の維持増進を図ってまいります。 次に、医療の充実についてであります。市立病院については、在宅医療の一層の推進を図るため、(仮称)総合医療相談室を設置し、療養者の在宅医療の支援、在宅介護者に対する医療相談等を積極的に推進してまいります。 また、近年ますます健康への関心が高まっている市民意識を踏まえ、直接的な現場医療にとどまらず、各種医療講座を開催し予防医療を推進してまいります。 さらに、透析患者の増加に対応するため透析ベッドを11床から20床に増床するとともに、患者サービスの向上を図るため会計処理が終了したことを示す電光掲示板を窓口に設置いたします。 病院経営については大変厳しい状況にありますが、院内組織の経営改善検討部会での検討事項について積極的に取り組み、収益増加及び費用の節減に努めてまいります。あわせて、懸案事業であります病院の増床計画は、現状分析と増床後の経営計画などの経営診断を実施し、その結果を踏まえて取り組んでまいります。 次に、地域福祉の推進についてであります。福祉の拠点施設としての
総合福祉会館につきましては、基本設計等を行い、早期建設を目指して取り組んでまいります。 また、社会福祉協議会の事業強化を促進するとともに、地域福祉に直結したボランティア活動を推進してまいります。 なお、本年11月に開催される静岡県更生保護大会を支援するとともに、これを機にさらに社会を明るくする運動を展開してまいります。 次に、高齢者福祉についてでありますが、高齢者の在宅福祉、施設福祉サービスの充実を図るため、特別養護老人ホーム富士宮荘に併設されたショートステイ専用施設の整備費の助成を行うとともにホームヘルパーの増員を図ってまいります。また、各施設の特別浴室を休日等にも利用できるようにするなど入浴サービス事業を充実するとともに、ショートステイ利用者の利便を図るため登録制を実施し、在宅福祉サービスの強化を図ってまいります。 さらに、地震等災害時の要保護老人の緊急避難や安全確保のため、市内の特別養護老人ホーム及び老人保健施設への緊急入所等ができる体制づくりを進めてまいります。 また、高齢者の生きがいと社会参加のためのシルバー人材センターに対して、引き続き助成をしてまいります。 次に、児童・母子(父子)福祉の推進についてであります。急速な少子化の進行に歯どめをかけていくための今後の子育て支援の基本方法を示した国のエンゼルプランなどへの取り組み、保育所の低年齢児の入所受け入れ、一時的保育、児童相談等の事業を進めてまいります。また、父子家庭等の生活の安定と児童の健全育成に資するため、父子家庭等の相互の交流、社会参加の推進を図ってまいります。 次に、心身障害児(者)福祉の推進についてであります。障害者や高齢者などだれもが住みよいまちづくりを総合的かつ計画的に進めていくための障害者計画の策定に着手してまいります。また、本年度から開設される重度障害児(者)生活訓練ホーム「そよかぜ」、精神障害者援護寮「サンライズあかつき」の運営費の助成を行うとともに、精神薄弱者更生施設「富士清心園」のショートステイ専用のための施設整備に対し助成をしてまいります。 さらに、重度心身障害者や高齢者には、はり、きゅう、マッサージ料金の助成や、障害者に対する医療費等の各種の助成事業を引き続き実施してまいります。 次に、安全で快適な暮らしを守る
まちづくりについて申し上げます。 まず、生活道路の整備についてでありますが、
粟倉外神線改良事業を推進するとともに、青見橋橋りょう整備事業については平成8年度の完成を目指してまいります。 また、弓沢川の安全対策を含めた、一之瀬橋橋りょう整備事業については平成9年度の完成に向け事業の促進を図ってまいります。 さらに、市民からの要望の強い生活道路の整備につきましては、積極的に進めてまいります。 次に、住宅・宅地対策についてであります。市営白尾住宅の建替事業につきましては、平成8年度にその建設に着手し、平成15年度までに10棟142戸の完成を目指してまいります。 また、外神地内の県営住宅につきましては、平成6年度に一部完成いたしましたが、今後も事業の促進について県に要請をしてまいります。 なお、地方分権の一環として本年4月から都市計画法に基づく開発許可権限の委譲を受けるとともに、平成9年度には建築確認行政事務の一層の向上を図るため限定特定行政庁を設置すべく、県との人事交流を含め準備を進めてまいります。 また、総合的な住宅建築相談や地震対策としての住宅耐震診断の相談を引き続き行ってまいります。 土地区画整理事業でありますが、懸案の淀師地区につきましては、事業の進捗状況を見ながら現地に事務所を設置し、組合設立に向け最大限の努力をしてまいります。さらに、大岩地区につきましても事業化に向け準備を進めてまいります。 地籍調査については、地籍の明確化を図るため、村山、粟倉地区を実施してまいります。 次に、公園、緑地、水辺については、淀川中公園便所改築事業を初め都市公園を整備するとともに、施設の安全性を確保するため適切な維持管理に努めてまいります。 また、地域のシンボルである保存樹や保存湧水池等の管理支援に努めるとともに、市民の緑化思想の向上を図るため生垣づくりや地域花壇づくり等を積極的に推進してまいります。 次に、環境衛生の向上についてであります。まず、ごみ処理対策でありますが、市指定のごみ袋による収集を実施したことによりごみ収集量の減少と分別収集が浸透し、清潔で美しい
まちづくりにその成果を見たところであります。今後ともごみ収集量の減少を図るとともに、昨年6月に制定された容器包装リサイクル法に基づき分別収集計画を策定してまいります。 さらに、4月及び11月の環境美化の日を中心として、市内一斉の清掃運動や環境美化活動の推進など、住みよい環境に対する市民意識の高揚を図ってまいります。 また、引き続き古紙等リサイクル活動奨励金や生ごみ堆肥化容器の補助事業を実施してまいります。 なお、一般廃棄物の最終処分場については、平成9年度の完成に向け推進してまいります。産業廃棄物の処理につきましては、最終処分場の確保に協力してまいります。 次に、生活排水処理対策についてでありますが、快適な生活環境づくりのため生活排水基本計画を策定いたします。また、合併処理浄化槽の普及をさらに推進するため補助基準を見直し、対象区分を10人槽までから50人槽までに拡大してまいります。 次に、治山・治水対策についてであります。治山対策につきましては、佐折地区、外神地区の治山事業を実施するとともに県営治山事業を促進し、山地の保全に努めてまいります。 治水対策につきましては、平成8年度も河川、都市下水路、用排水路を柱とした治水対策事業を積極的に進めてまいります。特に市街地治水対策事業計画に基づき、源道寺町地先の河川改修や公共下水道雨水事業として潤井川左岸第2排水区、弓沢川右岸第6排水区及び星山放水路第1排水区の管渠新設工事を実施してまいります。 さらに、がけ崩れによる災害を防止するため、急傾斜地の崩壊対策事業を実施していくとともに、引き続き危険箇所の調査を行い、指定、整備を進めてまいります。 また、国・県の事業として大沢崩れ対策を初め猪之窪川、弓沢川、風祭川の砂防事業及び県管理の河川改修事業の促進を強く要望してまいります。 次に、地震防災対策と消防力の強化についてであります。まず、地震対策につきましては、阪神・淡路大震災の被災状況を目の当たりにし、地震に対する備えの重要性を再認識したところであります。このため、自主防災組織を通じてより細かな広報啓発を推進するとともに、高齢者など災害弱者に対し家具の転倒防止対策事業を進めてまいります。 また、地震被害想定、地区別防災カルテの作成や地域防災計画の見直しの資料を得るため、国の防災基本計画に基づく防災アセスメント調査を実施いたします。 さらに、市防災倉庫の新築や避難場所標示板の建て替え、非常時に災害対策本部を迅速に設置するための非常災害通報システムの導入、備蓄品としての食料や毛布等の整備を図ってまいります。あわせて、引き続き同報無線放送施設の非常用電源としてのバッテリーを1日用から3日用に切り替え、非常時の対応の強化を図ってまいります。また、自主防災会の防災倉庫の建て替えや救助用資機材等を整備してまいります。 主要市道の橋りょうにつきましては、地震対策工法の検討を行い、計画的に安全対策を実施してまいります。 また、地震等の緊急時を想定して、避難路、避難地沿いにおける建築物で落下、転倒等のおそれのある箇所の実態調査を実施し、その調査結果に基づき補強等の指導を行ってまいります。 さらに、耐震性防火水槽100立方メートル級1基と40立方メートル級14基礎を設置するとともに、消防署と消防団にチェーンソーなどの救助資機材を配備いたします。 次に、消防力の強化についてでありますが、平成8年度は富士根北部、万野、山宮地区を防備する(仮称)
消防署東出張所を建設いたします。また、消防車両整備事業として、消防団に四輪駆動消防ポンプ自動車等を導入するとともに、消防署の化学消防ポンプ自動車等の更新を行ってまいります。さらに、第1分団詰所の移転改築を行ってまいります。 次に、防犯対策についてであります。平成8年度も、引き続き警察や防犯協会、自治会、富士宮市暴力団追放推進協議会などと密接な連携を図りながら、暴力団のない明るいまちづくりに努めてまいります。 また、小・中学校の通学路を中心に集落外縁防犯灯を設置してまいります。 次に、交通安全対策についてでありますが、交通事故を減らすため富士宮市交通安全対策委員会を中心に関係機関、団体と協調し、交通事故のないまちづくりを目指してまいります。また、平成8年度は婦人交通指導員1人を増員し、子供と高齢者を重点にした交通安全教育や広報活動の充実に努めてまいります。 また、粟倉石原線の歩道新設事業を初め淀師北町線ほか1路線の交差点改良事業等を行うとともに、危険箇所にガードレール、カーブミラー等を設置してまいります。 さらに、国道、県道への歩道や信号機などの設置についても、引き続き県に要望してまいります。 次に、公害防止対策でありますが、公害を未然に防止するための監視を引き続き実施してまいります。特に北部地域の四塩化炭素による地下水の汚染については、上流部の井戸に除去装置を実施し、四塩化炭素の除去と下流部への拡散防止を図るなどの対策を行ってまいります。さらに、国・県に対して汚染源の早期究明を要請するとともに、引き続き北部地域水質等有害物質調査を実施し、地下水、排水、土壌の監視を強化してまいります。 次に、資源・エネルギー対策についてであります。平成7年度に全国の自治体に先駆けて実施した住宅用太陽光発電システム設置費助成事業は先進的な取り組みとして大きな反響があったところであり、引き続き設置者への助成を行い、富士山のあるまちにふさわしい環境の保全を図ってまいります。 また、清掃センターの余熱を利用した入浴施設の建設を進めるため、平成8年度は実施設計を行い平成9年度からの着工に向け努力してまいります。 次に、消費生活についてでありますが、変化する経済社会に対応できるよう消費者として適確な知識を身につけていただくため、情報の提供、消費者教育の徹底等相談体制の充実を図り、被害の未然防止と保護に努めてまいります。 次に、豊かな心と個性をはぐくむ
まちづくりについて申し上げます。 まず、生涯学習の推進についてでありますが、平成8年度も、生涯学習モデル地区を指定し地域の生涯学習を推進するとともに、生涯学習ボランティア体験講座や家庭教育力の向上を目指した市立保育園と私立幼稚園の家庭教育学級を推進してまいります。また、生涯学習事業を推進するため、市民アンケートを実施いたします。 次に、幼児教育の向上についてでありますが、私立幼稚園の運営に対する助成や家庭教育学級等を通じ幼稚園と保育園との連携を図り、一貫性のある幼児教育の推進に努めてまいります。 次に、義務教育の向上についてであります。まず、社会的に大きな問題になっておりますいじめ対策については、各小・中学校に設置したいじめ対策委員会を中心に積極的に取り組んでまいります。 また、教える立場にある教師の資質の向上を図るため、情報化社会への対応を初め時代に即した各種研修を積極的に実施するとともに、学校運営、教育環境の整備に意を注いでまいります。 学校の施設整備につきましては、懸案であります富士根南小学校の過大規模校解消のため、平成8年度は用地の選定をしてまいります。また、小学校におきましては、東小学校管理棟窓枠改修事業、貴船小学校プールの改修事業、富丘小学校スプリンクラー設置事業、山宮小学校体育器具室改築事業を実施してまいります。 さらに、中学校においては、第三中学校運動場改修事業、北山中学校外便所新築事業を実施するとともに、富士根北中学校校舎増改築事業に伴う設計を行ってまいります。 なお、児童・生徒数の推移を予測しながら学校間における教室数の過不足を調整し、増改築計画の円滑な推進を図るため通学区域の見直しも検討してまいります。同時に、学校の空き教室については、学校施設開放検討委員会を設置し、活用方策を検討してまいります。 さらに、小・中学校の社会参加の実践として、第38回
自然公園大会へ参加するとともに、富士山への手紙・絵事業として「第1回富士山への手紙と富士山の絵コンクール」を実施し、富士山への理解と自然保護、郷土愛に対する心の育成を図ってまいります。 次に、社会教育の推進についてであります。第三中学校区の(仮称)西公民館につきましては、平成8年度建設に着手し、平成9年度の開館を目指してまいります。 また、図書館につきましては、中央図書館、西富士図書館及び公民館図書室の蔵書等の充実を図るとともに、自動車図書館の巡回場所の見直しを行い、市民に親しまれ利用されるよう努めてまいります。 次に、青少年の健全育成についてであります。昨年度中学生を中心に実施した富士山少年の船事業は大きな成果を上げたことから、平成8年度は参加者を増員し21世紀の富士宮市を担う心身ともに健全な青少年の育成に取り組んでまいります。 また、青少年相談センターにつきましては、予想を大きく上回る利用者があったことから、さらに充実した指導体制を確立してまいります。 勤労青少年ホームにつきましては、悩みごと等の相談指導を初め、文化、教養など現代の若者のニーズに対応した各種講座の開催やスポーツ交流会、バスツアー、ホーム祭などを実施してまいります。 また、児童館につきましては、学校週5日制の本格的な実施に向け、民間ボランティアや母親クラブ等の協力を得て、小学校入学前の親子の遊びを中心とした事業を実施してまいります。 次に、文化、芸術の振興についてであります。富士山文化につきましては、既に申し上げましたように、(仮称)
富士山カルチャーパーク基本構想を策定してまいります。また、富士山文化塾につきましては、平成8年度も継続して開催するとともに、富士山文化塾叢書を発刊し、富士山と富士山にまつわる文化のPRを行ってまいります。 また、市民文化会館の自主事業に加え文化講演会等を実施するとともに、富士宮市文化連絡協議会や関係団体と連携を図り、より一層市民に親しまれる市民文化祭、市民芸術祭を実施してまいります。 文化財の保護につきましては、指定文化財の保存、管理及び未指定文化財の調査、研究に努めてまいります。また、埋蔵文化財については遺跡発掘出土品展示会を開催し、市民の埋蔵文化財に対する意識と理解を高めるとともに、滝戸遺跡につきましては埋蔵文化財結果報告書を作成してまいります。 また、歩く博物館構想につきましては、学識経験者の指導を受けながらコースの踏査を実施し、歩く博物館パンフレットを作成するとともに、市内外に文化、観光の両面からのPRを行ってまいります。 次に、スポーツ、レクリエーションの振興についてであります。市民ひとり1スポーツの実現に向け、市民の多様なニーズに対応するため、各種スポーツ教室やスポーツイベントを開催いたします。特に中・高齢者の健康づくり対策として、地域の公民館、区民館などの施設を活用したスポーツ教室の充実に努めてまいります。さらに、各種スポーツ、レクリエーション推進の原動力となる指導者の育成と団体の指導、育成に努めてまいります。 また、本年8月に開催される第27回全国中学校ソフトテニス大会に向け、市民テニスコートを整備してまいります。さらに、
県立ソフトボール場の建設促進、(仮称)山宮多目的広場の整備を進めるとともに、平成10年に開催される
世界女子ソフトボール選手権大会や平成15年に開催される国民体育大会の受入体制を整備してまいります。 次に、コミュニティー活動の推進についてでありますが、上野地区のコミュニティーの拠点となる(仮称)上野会館の建設を進めるとともに、地区集会所やコミュニティー広場の整備に対し助成を行ってまいります。 次に、国際化への対応についてであります。これからの国際化社会に対応できる人材の育成を図るため、外国人英語指導者を各中学校に派遣し、英語教育の充実を図ります。さらに、新規事業として中学生の国際交流事業を実施してまいります。米国マサチューセッツ州のニーダム市に教師と生徒を派遣するとともに、ニーダム市からの中学生を受け入れ、ホームステイや各種交流事業を通して世界に目を向けた生徒の育成に努めてまいります。 なお、引き続き職員1人を青年海外協力隊員としてチュニジア共和国に派遣いたします。 次に、男女共同参画についてでありますが、女性の自主性や積極的な活動、社会的自立を支援するため女性講座を開設してまいります。また、ふじのみや女性の会の活動を支援するとともに庁内組織である女性行政推進会議の機能を発揮し、男女共同参画社会の実現を目指してまいります。 最後に、計画の実現に向けてについて申し上げます。まず、市民参加についてであります。広報につきましては、「広報ふじのみや」をより市民に親しまれる紙面とするよう努めてまいります。また、平成9年6月1日に市制施行55周年を迎えますが、その記念として市勢要覧を作成いたします。 広聴活動については、日常生活における市民意識と行政に対する要望を把握するため市民意識調査を実施し、市政運営の参考といたします。 また、市政に対する要望や陳情、市政モニター制度、施設めぐり、市長への手紙などを通して市民の声が市政に反映されるよう努めてまいります。 次に、行財政運営についてであります。既に申し上げましたように、厳しい経済環境と市民ニーズが多様化する中で、なお一層行政の合理化と効率化を推進するとともに、市民サービスの向上に努めていかなければなりません。このため新たな行政改革大綱を作成し、その実施については平成10年度を目途に推進してまいります。この大綱に基づく推進項目の概要を申し上げます。まず、事務事業の見直しについては、地方分権に伴う権限委譲など新たな行政課題や多様化する行政需要に適確に対応するため、事務事業の委託、OA化の推進等事務事業全般について見直ししてまいります。 また、行政効果の低下した事務事業は終期の設定や縮小、統合、廃止を図り、経費の節減、行政事務の効率化等に努めてまいります。 次に、組織、機構の見直しでありますが、効率的、効果的に事務事業を行うため、事務の一元化を図るための組織の再編と組織の縮小、統合、廃止を図ってまいります。まず、平成9年度からの
建築確認事務の委譲に伴う限定特定行政庁の設置等、権限委譲に対応するための推進体制を整備してまいります。さらに、平成8年度は、生涯学習の行政需要に対応するため、社会教育課と女性青少年課を再編し生涯学習課を設置いたします。 次に、公共施設の管理運営でありますが、市民文化会館、市民体育館、市民プールについて公共性が損なわれないこと、行政責任が確保できること、市民サービスの低下を来さないこと、経済性が期待できること等を基本として委託の検討を進めてまいります。 次に、使用料、手数料の見直しであります。公平な
行政サービスを推進するため、受益と負担の均衡を考慮しつつ、定期的な見直しを図ってまいります。 次に、人材の有効活用であります。職員の効率的な適正配置を行い、人材を有効的に活用することを基本原則として職員数の抑制を図るとともに、職員の能力開発や意識改革を進めてまいります。 以上、概要を申し上げましたが、今後職員と一丸となって行財政改革に取り組み、簡素で効率的な行財政の確立に努力してまいります。 次に、広域行政についてでありますが、第三次富士地区新広域市町村圏計画がスタートをいたしますので、富士市及び芝川町と連携し、広域的な事業の推進に努めてまいります。また、地方拠点都市地域の整備や災害時の救援体制など、国・県及び関係市町との協調が必要な事業の推進に当たっても積極的に取り組んでまいります。 幾つか読み違いがありましたが、施政方針は議員各位のお手元に配付してありますので、後刻議長に訂正をお願い申し上げ、何とぞ御了解をお願いしたいと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(
青嶋大路議員) 市長。 〔市長 渡辺 紀君 登壇〕
◎市長(渡辺紀君) ただいま助役の方にかわって読んでいただきました。最後に私の方から申し上げたいと思います。 ただいま市政運営に対する所信と施策の一端を申し上げましたが、山積する諸事業を推進し、ふるさと富士宮の発展に最善の努力を傾注する所存であります。議員各位並びに市民の皆様方の絶大なる御支援と御協力を切にお願いを申し上げ、施政方針とさせていただきます。
○議長(
青嶋大路議員) ただいま平成8年度の市政方針とあわせて提案理由の説明中でありますが、この際10分間休憩いたします。 午前10時31分休憩 ──────────────────────────────── 午前10時44分開議
○議長(
青嶋大路議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 提案理由の説明を継続いたします。市長。 〔市長 渡辺 紀君 登壇〕
◎市長(渡辺紀君) ただいま上程されました議第25号から議第36号までの12議案について、一括して御説明を申し上げます。 平成8年度の予算編成、施策の重点、予算規模等につきましてはただいまの施政方針で申し上げましたとおりでございますが、国の財政は、多額の公債残高を抱えている上、平成7年度の税収が5年連続して前年度より減少することが見込まれ、深刻な状況にあり、引き続き可能な限り景気対策に配慮しながら、さらに歳出の徹底した見直し、合理化に取り組むことを基本方針としております。また、地方財政計画もおおむね国と同一基調をなすものでありますが、財政を取り巻く環境は非常に厳しいものがあります。 このような中で当市におきましては、新総合計画の初年度として山積する重要施策への取り組みをするため、また多様化する財政需要に対して活力あるまちづくりをするため、各種施策の優先選択を行い、限られた財源を重点的かつ効率的に配分するよう心がけ、特に市民生活の安全確保に努めました。 まず、歳入については、財源の根幹をなす市税は法人市民税が減少することによって全体的には前年度を若干下回る中で、山積する課題に対応するため財政調整基金7億円の取り崩しをいたしました。その他の歳入についても見込める限りを措置いたしましたが、特に地方交付税の普通交付税を試算した結果平成7年度交付額並みの12億円、市債については適債性を見きわめ最大限の活用を図りました。 歳出については、職員一人一人の自覚のもとに従前にも増して経費の徹底した節減合理化に努め、経常経費の一部については引き続き10%のマイナスシーリングを実施し、特に物件費である交際費、食糧費などの抑制を図りながら、都市の機能と自然が調和したまちづくり、活力ある産業と魅力あふれるまちづくり、健康と福祉の心にみちたまちづくり、安全で快適な暮らしを守るまちづくり、豊かな心と個性をはぐくむ
まちづくりの五つの基本目標を実現するための年間予算を編成いたしました。 以下、
一般会計予算、
特別会計予算及び企業会計予算の内容につきましては助役に説明いたさせますが、引き続き景気が低迷する厳しい時期にあって、国・県の補助制度をあらゆる角度から検討するなど財源の確保に努力をするとともに、健全で効率的な財政運営を堅持しながら、将来の富士宮市の発展を展望し、諸施策の実現に向けて全力を傾注する所存であります。今後とも議員各位の絶大なる御協力をお願い申し上げます。
○議長(
青嶋大路議員) 赤池助役。 〔助役 赤池金彦君 登壇〕
◎助役(赤池金彦君) それでは、私から議第25号平成8年度富士宮市
一般会計予算について御説明申し上げますが、御承知のとおり、平成7年度当初予算につきましては経常的な経費を中心とした骨格予算を編成し、6月に投資的経費を中心とした補正予算を編成した関係から、6月補正後の予算額が実質的な平成7年度の当初予算に相当するものであります。したがいまして、以下説明いたします前年度と比較する場合の数字等については6月補正後との比較で申し上げますので、あらかじめ御承知置きいただきたいと思います。 まず、歳出予算の性質別の主な内容について申し上げます。投資的経費は85億1,851万8,000円で、予算に対する構成比は26%であります。これは、前年度に比較いたしますと4億6,352万5,000円の減額、5.2%の減であります。この主な理由といたしましては、(仮称)上野会館建設事業、市営白尾住宅建替事業、(仮称)
消防署東出張所建設事業、(仮称)西公民館建設事業などが新規事業としての増額になったものの、農業構造改善事業、神田川ふれあい広場整備事業、市営下万野住宅建替事業、田貫湖線田貫橋橋りょう整備事業など事業が完了したことと、並びに多目的広場建設事業が減額になったことによるものであります。 内訳といたしましては、補助事業費は20億2,767万6,000円で、前年度に比較して2億7,303万9,000円の増額、15.6%の伸びであり、単独事業費は61億4,128万1,000円で、前年度に比較して7億1,996万3,000円の減額、10.5%の減であります。繰出金は38億5,764万9,000円で、前年度に比較して1億2,175万6,000円の増額、3.3%の伸びであります。この増額の主なものといたしましては、国民健康保険事業特別会計への繰出金、水道事業会計及び病院事業会計への繰出金であります。なお、扶助費、補助費等は58億5,535万2,000円で、前年度に比較いたしますと2億6,037万2,000円の増額であります。これは富士宮市芝川町厚生施設組合の負担金の増額が主なものであります。また、物件費については、経費の節減、合理化を図る中で、前年度に比較して7,522万7,000円の減額であります。 次に、本予算を款別に申し上げます。まず、歳出について申し上げます。第1款議会費は3億2,916万2,000円で、前年度と比較いたしますと745万9,000円の増額、2.3%の伸びであります。これは、人件費及び旅費の増額が主なものであります。 第2款総務費は40億3,138万9,000円で、前年度と比較いたしますと3億9,675万3,000円の増額、10.9%の伸びであります。これは、各種基金への積立金が7,033万円の減額になりましたが、新たに(仮称)上野会館建設事業4億8,406万4,000円を計上いたしましたのが主な増額の理由であります。 次に、内容の主なものについて申し上げますと、一般管理費は各課共通の管理的経費の計上でありますが、来年度も職員研修に意を注ぎ、基本研修などの実施委託料を500万円、高度な知識、技術の習得、国際的視野を広める研修など研修参加負担金を386万8,000円計上いたしました。また、市民活動災害保障保険料を1,275万9,000円、庁舎維持管理費として光熱水費を6,100万円、清掃ほかの管理委託料を8,817万9,000円計上いたしました。 文書広報費には、「広報ふじのみや」の印刷代を1,952万5,000円、5年に1度発行する市勢要覧の印刷代を1,300万円計上、通学路を中心に集落外縁防犯灯を設置する工事費を300万円、各地域の防犯灯の設置工事費に対する補助金を180万円、同じく電気料の補助金を690万円計上いたしました。 財産管理費には、財政調整基金を初めとする各種基金の積立金を4,995万9,000円、(仮称)上野会館建設事業費を4億8,406万4,000円、市有林管理等委託料を3,144万円、それぞれ計上、企画費には、富士山に係わる芸術、文化、観光等の総合的拠点を整備するための基本構想を策定するため(仮称)
富士山カルチャーパーク基本構想作成委託料を800万円計上いたしました。また、
大原税政大学開学促進期成同盟会補助金を70万円計上いたしました。 地方拠点都市推進費には、富士宮駅周辺拠点地区
駅南地区土地区画整理事業調査委託料を3,000万円、身延線高架化促進調査委託料を1,000万円、富士宮駅
周辺拠点地区中核施設基本計画策定委託料を2,000万円、富士宮駅北地区
まちづくり計画作成委託料を650万円、またオフィス・アルカディア富士宮地域小委員会負担金を30万円、それぞれ計上いたしました。 資源エネルギー対策費には、太陽光発電システムを設置する者に対しての補助金を289万9,000円計上いたしました。 交通安全対策費には、通学路の確保と交通の安全を図るため、粟倉石原線、淀師北町線ほか1路線、野中棒杭線ほか交通安全施設整備事業費として、工事費を1億4,050万円、土地購入費を729万6,000円、物件移転等補償費を850万円計上いたしました。 国際交流費には、市内各中学校から14人の生徒を米国のニーダム市へ派遣する経費として補助金など321万3,000円、国際交流活動を支援するための富士宮市国際交流協会への補助金を200万円、諸費には地域活動の拠点となる地区集会所建設補助金を650万円計上いたしました。 次に、賦課徴収費には、市税の納期内納付の奨励及び収納率の向上を図るため、納税貯蓄組合納税奨励金を3,000万円、平成9年度の評価替えに向け市街地宅地評価法適用区域内の道路に路線価を付設するための委託料として1,699万5,000円をそれぞれ計上、選挙費には、平成8年7月26日任期満了となる外神畑総土地改良区総代選挙費を94万円、各種統計調査費には、工業統計調査を初めとする各種の統計調査費として 771万 4,000円を計上いたしました。 第3款民生費は、51億2,947万9,000円で、前年度と比較いたしますと2億3,473万4,000円の増額で4.8%の伸びであります。これは、国民健康保険事業特別会計への繰出金、老人保健措置費及びホームヘルパー派遣事業委託料の増額と児童手当費の減額が主なものであります。 内容について申し上げますと、社会福祉総務費には、ホームヘルパーを増員し、その派遣事業委託料を8,452万7,000円、施設等のホームヘルパー活動用自動車を購入する補助金を293万6,000円、積極的に福祉活動を推進するため社会福祉協議会に対する補助金を2,139万2,000円計上、老人福祉費では、敬老祝金を1,122万3,000円、敬老会実施交付金を2,724万4,000円計上、老人短期入所事業、老人デイサービス事業、在宅介護支援センター事業、入浴サービス事業などの各種事業に対する委託料を1億 3,030万円計上いたしました。また、お年寄りの生きがい対策として、老人クラブの活動費補助金を647万7,000円、シルバー人材センター補助金を3,180万円計上するとともに、富士宮荘のショートステイ専用施設整備費に対する補助金を1,541万円計上いたしました。 精神薄弱者福祉費には、「富士宮清心園」のショートステイ専用施設整備費補助金を154万円、精神障害者に対して医療費及び入院時給食療養費を助成するため2,924万4,000円を計上、身体障害者福祉費には、本年度から開設される重度障害児(者)生活訓練ホーム「そよかぜ」の運営費補助金を1,284万円、重度心身障害者に対して医療費及び入院時食事療養費を助成するため9,727万1,000円を計上いたしました。 障害者福祉都市推進事業費には、心身障害者小規模授産所であるいずみ作業所、愛の丘、ふじさん、ふれあいの4施設に対する補助金を3,171万円、はり、きゅう、マッサージや心身障害者タクシー利用助成金を614万4,000円計上、国民健康保険費には、国民健康保険事業特別会計への繰出金として6億7,961万円を計上いたしました。そのうち特にその他繰出金につきましては、前年度から1億円増額の4億円を計上いたしました。
総合福祉会館建設推進費には、
総合福祉会館建設等委託料を8,000万円計上いたしました。 さらに、児童福祉総務費には、父子家庭等の交流や社会参加の推進を図るための委託料として40万円を計上いたしました。 第4款衛生費は39億4,977万4,000円で、前年度と比較いたしますと3億5,856万3,000円の増額で10.0%の伸びであります。これは、
救急医療センター管理委託料が減額となりましたが、一般廃棄物最終処分場の建設を実施する富士宮市芝川町厚生施設組合への負担金、老人保健特別会計及び病院事業会計への繰出金の増額が主なものであります。 内容の主なものといたしましては、保健衛生総務費には、富士宮市芝川町厚生施設組合に対する負担金を10億4,749万円、富士市立看護専門学校運営費を1,893万6,000円、各種医療事務取扱等交付金を2,850万円計上いたしました。
保健センター・
救急医療センター費には、検診結果の記録など市民の健康管理に関する情報を処理するための健康管理システム経費として機器借上料などに1,287万9,000円、平成7年度から開設された
救急医療センターの運営委託料を1億6,719万9,000円、予防費には、各種予防接種委託料を8,563万3,000円計上、特に日本脳炎については集団接種に加え個別接種を実施いたします。 母子保健活動費には、新規事業として産後ケア事業委託料を42万円、環境衛生費には、簡易水道等の水質委託料を204万円、清掃センターの余熱利用施設実施設計委託料を2,500万円、木伐山、村山3区、麓簡易水道施設事業補助金を887万 4,000円計上、老人保健事業費には、成人病の早期発見、早期治療を図るため健康診査委託料を1億4,623万4,000円計上し、本年度から大腸がん検診に個別受診を加えるとともに、新たに骨粗しょう症の検診を実施してまいります。また、老人保健特別会計への繰出金を3億9,602万4,000円計上いたしました。 次に、清掃総務費には、古紙等リサイクル活動奨励金を1,200万円、生ごみ堆肥化容器設置事業補助金を120万円、ごみの正しい出し方、冊子印刷代を288万4,000円計上するなどごみ減量化と再資源化を推進するとともに、一般廃棄物処理基本計画作成委託料を900万円計上し、ごみ処理及び生活排水に対する基本計画を作成してまいります。さらに、埋め立て許容限度となる稲干場埋立地の最終覆土工事費を1,300万円、新しく埋立地として使用する籠場最終処分場建設工事費を1,700万円、きれいな水を守るため合併処理浄化槽設置整備事業の補助枠を10人槽から50人槽に拡大して、補助金を6,680万9,000円計上いたしました。 また、病院整備費では、病院事業会計への繰出金として前年度と比較して8,496万9,000円増額の9億9,764万3,000円、上水道整備費では、水道事業会計への繰出金として430万5,000円を計上いたしました。 第5款労働費は1億8,850万1,000円で、前年度と比較いたしますと215万円の増額、1.2%の伸びであります。 内容といたしましては、労働諸費に勤労者住宅建設資金融資預託金を1億2,000万円、勤労者生活資金融資預託金を2,400万円計上し、勤労者に対する融資制度の枠の確保をいたしました。 第6款農林水産業費は22億3,145万円で、前年度と比較いたしますと2億698万7,000円の減額で8.5%の減であります。これは富士ミルクランド整備としての農業構造改善事業が完了したことに伴う減額が主なものであります。 内容について申し上げますと、農業総務費には、粟倉地区、村山地区、朝霧地区の県営農地保全整備事業、山本地区、山本2期地区、柚野田尻2期地区、安居山第2地区の県営農免農道整備事業など県営事業に対する負担金1億2,724万7,000円、富士根畑そう土地改良区補助金を6,058万1,000円、外神畑総土地改良区補助金を3,501万6,000円、白糸土地改良区補助金を9,564万4,000円、県営土地改良事業資金償還金に対する補助金を4,540万8,000円、非補助土地改良資金償還金に対する補助金を1億1,000万5,000円計上、農業振興費には、転作面積の配分及び転作作物の指導をするための市水田営農活性化対策推進協議会補助金を300万円、市農業農村活性化塾に対する活動費、研修費とミルクランドのブランド化などの確立支援をするため農村資源活用推進事業補助金を820万円、新規事業として、地域の特性に応じた映像を制作して全国に発信し、他の地域の波及効果を図るため地域活性化情報ネットワーク形成事業補助金を210万円、特産品開発・付加価値向上等推進事業に対する補助金を100万円計上いたしました。また、本年度から新たに専業農業者を対象とした農業経営基盤強化資金利子補給補助金を300万円計上、農業近代化資金及び漁業近代化資金の利子補給補助金を500万円計上いたしました。 畜産振興費には、平成元年度から始まった畜産基地建設事業費の償還に伴う負担金を1億4,475万6,000円、家畜の伝染病を予防するため富士宮市家畜集団衛生推進協議会への補助金を1,019万7,000円、家畜ふん尿処理施設整備に対する環境保全型畜産確立対策事業補助金を5,908万8,000円計上いたしました。 次に、かんがい排水事業費には、用排水路改良等事業費として、測量委託料を160万円、工事費を9,800万円、補修用諸資材費を700万円、土地購入費を94万円、物件移転等補償費を150万円計上、農道事業費には、農道改良舗装等事業費として、測量委託料を1,760万円、工事費を4,300万円、補修用諸資材費を700万円、土地購入費を180万円、物件移転等補償費を470万円計上、団体営土地改良事業費には、継続で行っている麓宝山農道改良事業費5,269万9,000円、土地改良総合整備事業費北山地区1億3,210万8,000円、平成8年度から新たに精進川川原端農道改良事業費2,196万9,000円を計上するとともに、団体営土地改良事業資金償還金補助金を5,362万8,000円計上、県単土地改良事業費には、県の補助を受けて行う農道及び用排水路の改良事業費として、測量委託料を1,802万円、工事費を1億9,630万円、土地購入費を630万円、物件移転等補償費を2,492万2,000円計上し、県単土地改良事業資金償還金補助金には3,527万8,000円を計上いたしました。 また、林業振興費には、新規事業として除間伐、林床保全及び防火水槽を設置する防災対策森林整備事業として、委託料に1,230万円、工事費に2,200万円を計上、間伐を促進するため県の補助を受けて行う森林整備事業として、委託料に540万円、補助金に324万円、市単独で行う間伐事業の補助金を144万円計上、平成6年度から8年度までの3年間出捐する森林を守り育てる人づくり基金出捐金を420万7,000円計上いたしました。 林道事業費には、林道新設、改良、舗装等事業として、測量等委託料を2,540万円、重機等借上料を100万円、国庫補助事業である南草里線及び大洞線の改良工事費、萩の久保線ほか県単林道開設等工事費、林道補修工事費として総額1億2,100万円、林道補修用諸資材費に300万円、土地購入費を400万円、物件移転等補償費を1,340万円計上、県で施工する広域基幹林道富士山麓線整備事業に対する負担金を5,131万円、林道事業資金償還金等補助金を2,426万7,000円計上いたしました。 治山事業費には、県単事業として佐折地区、外神地区の治山工事費を3,550万円、物件移転等補償費を80万円計上いたしました。 第7款商工費は10億9,991万6,000円で、前年度と比較いたしますと1億3,610万6,000円の減額で11%の減であります。これは、神田川ふれあい広場整備事業が完成したのが減額の主な理由であります。 内容の主なものについて申し上げますと、商工業振興費には、商店街の活性化を図るため、中央、神田、宮町、駅前通りの4商店街が実施するイベント「富士山ろく物語」への補助金を100万円、明るく魅力ある商店街づくりのために商店街ウインドーショッピング化事業補助金を500万円、県中小企業緊急経営支援資金の融資を受けている利用者の負担の軽減を図るため利子補給をする補助金を120万4,000円計上、観光費には、国民休暇村誘致に向けての基本計画を策定するため田貫湖周辺集団施設地区整備基本計画策定調査委託料を1,000万円、主要道路を中心に県下統一した観光案内標識を設置する工事費を3,250万円計上いたしました。また、観光ビデオ作製委託料を180万円計上するとともに、新富士駅観光案内所運営協議会負担金を120万円、富士地区観光振興協議会負担金を140万円、県観光キャンペーン推進協議会負担金を21万円計上し、共同実施による効果的な誘客宣伝活動を行ってまいります。さらに、富士山まつり推進委員会補助金を2,250万円、秋まつり委員会補助金を680万円、山車等整備事業補助金を400万円計上いたしました。 次に、中小企業対策費には、景気の低迷の続く中で市内の中小企業への融資枠を確保するための預託金として、小口資金を3億9,000万円、季節資金を1億7,720万円、育成資金を8,000万円計上いたしました。 また、消費生活費には、市民の万一の暮らしに役立つ資料の情報を提供するため消費生活センター展示会パネル作製委託料を35万円計上、工業立地振興対策費には、優良企業等の誘致に取り組むため旅費などに140万6,000円、北山157号線の新設工事費に3,410万円を計上、公害対策費には、快適な生活環境を守るため平成7年度に設置した四塩化炭素除去装置電気料を400万円、北部地域水質等有害物質調査を初めとする有機塩素系溶剤等調査分析委託料を2,372万5,000円計上いたしました。 第3款土木費は64億4,634万7,000円で、前年度と比較いたしますと4億1,687万7,000円の減額、6.1%の減であります。減額の主なものといたしましては、大岩淀師線改良事業費、市営下万野住宅建替事業費、田貫湖線田貫橋橋りょう整備事業費などの減額が主なものであります。 内容の主なものについて申し上げますと、土木総務費には、道路台帳の補正と地下埋設物の調査を行う道路台帳整備事業委託料を1,650万円、急傾斜地崩壊対策事業費には、県が施工する青木字中耕地急傾斜地崩壊対策事業費に対する負担金を150万円、道路維持費には、市民から要望の多い市道補修等事業費として、用地測量等委託料を2,000万円、市道補修工事費を3億2,500万円、機動班用随時発生工事費を1,500万円、舗装用等諸資材費を2,500万円、土地購入費を250万円、物件移転等補償費を450万円計上いたしました。 道路新設改良費には、用地測量等委託料を3,000万円、国庫補助事業の淀師大中里線青見橋橋りょう架替工事費や、市単独事業の中通一番堀線ほかの市道新設改良舗装工事費を6億7,190万円、土地購入費を1億1,157万3,000円、物件移転等補償費を6,375万円計上するとともに、県道工事に対する負担金を9,300万円計上いたしました。
粟倉外神線改良事業費には、用地測量等委託料を500万円、工事費に1億1,800万円、土地購入費に2億9,117万円、物件移転等補償費に1億1,970万7,000円、それぞれ計上いたしました。 河川維持改良費には、用地測量等委託料を2,000万円、県補助事業である尾無沢改修工事、本門寺沢改修工事、万野都市下水道路整備工事、単独事業である市街地治水対策工事費、自然災害防止事業朝日川改修工事、河川B20ほか河川改修工事費に総額3億4,670万円、諸資材費を100万円、土地購入費を1,330万円、物件移転等補償費を2,590万円計上、滝沢川改修事業費には5,552万5,000円を計上いたしました。 次に、都市計画総務費には、平成7年度の空中写真撮影の成果に基づき、平成8年度、9年度で実施する都市計画基本図作成委託料を8,000万円、田中阿幸地線ほか1路線、都市計画変更図書作成、黒田出水線及び二又宮原線と富士富士宮線との交差点協議書作成、黒田出水線とJR身延線との交差部協議書作成の委託料を総額2,070万円、魅力あるまちづくりを推進するための駅前通り商店街地区計画策定委託料を370万円、中央商店街地区計画策定委託料を370万円、西町地区
まちづくり検討業務委託料を200万円計上、また市街地における駐車場整備基本計画を策定するため委託料を300万円、景観保全、眺望保全地域や大規模建築物等の景観形成のための基準を策定する委託料を750万円、まちなみデザイン推進事業補助金を300万円、都市景観形成推進事業補助金を550万円、それぞれ計上、7月24日、25日開催予定の第38回
自然公園大会開催事業費として、
自然公園大会静岡県実行委員会負担金1,320万円など総額2,504万6,000円、富士箱根伊豆国立公園指定60周年記念事業費を259万2,000円計上いたしました。なお、都市計画基本図作成事業のうち、平成9年度施工分に係る4,700万円の債務負担行為を設定いたしました。 区画整理費には、淀師土地区画整理事業の推進を図るため、現場事務所を設置する経費を328万3,000円計上いたしました。 街路事業費には、国・県の補助及び市の単独事業として行う田中阿幸地線、田中青見線、富士宮駅黒田線、富士宮駅中原線、大岩淀師線、田中青木線の都市計画街路整備事業費として、用地測量等委託料を1,465万円、工事費を3億1,404万円、土地購入費を4億933万円、物件移転等補償費を1億3,352万円計上、県が施工する西富士宮駅大宝坊線及び富士宮駅中原線の県単都市計画街路整備事業負担金を7,500万円計上、公園費には、淀川中公園ほかの整備工事費を1,500万円、緑化推進費には、小田貫湿原の自然調査委託料を60万円、生垣づくり補助金を260万円計上、第二
東名自動車道推進費には、第二
東名自動車道本線関連及び
アクセス道路岳南北部幹線の用地等調査を行う委託料を2,500万円、下水道整備費には、下水道事業特別会計への繰出金を14億4,457万8,000円計上いたしました。 また、住宅管理費には、市営住宅の営繕工事費を3,000万円、住宅建設費には、市営白尾住宅建替工事費を2億3,600万円計上、建築指導費には、地震等の緊急時を想定し、避難路、避難地沿いの建物、ブロックべい等の調査を行うための委託料を561万1,000円、平成9年度から限定特定行政庁として県から権限を委譲されることにより、その準備を行うため建築確認支援システム機器借上料などに102万3,000円、国土調査費には、村山地区、粟倉地区の地籍調査等委託料を1,703万4,000円計上いたしました。 第9款消防費は18億4,302万6,000円で、前年度と比較いたしますと3億7,015万円の増額、25.1%の伸びであります。これは、富士宮市芝川町消防組合負担金の増額と(仮称)
消防署東出張所建設事業費の計上が主な理由であります。 内容の主なものについて申し上げます。常備消防費では、富士宮市芝川町消防組合負担金は11億9,795万5,000円で、前年度と比較いたしますと8,005万4,000円の増額、7.2%の伸びであります。 非常備消防費には、消防団員の報酬、消防団員退職報償金、健康診断委託料、公務災害補償等共済金負担金を初め、消防自動車の修繕料、消防ホース等購入費、消防団運営費交付金など、消防団運営費として7,977万1,000円を計上、消防施設費には、(仮称)
消防署東出張所建設工事費を2億1,600万円を初め、消防団第1分団詰所建設工事費、消防団第22分団川久保器具置場建設工事費及び消防団第12分団詰所ほか改修工事費を総額2億5,840万円、消防団第1分団ほかの消防ポンプ自動車等購入費を2,339万6,000円、地震等災害時における消防団の救助活動用備品費を548万6,000円、(仮称)
消防署東出張所建設用地を土地取得特別会計から引き取るための土地購入費を5,179万5,000円、消火栓工事費等負担金を473万6,000円計上いたしました。 防災費には、自主防災会の救助用資機材や非常食、毛布などを購入するための消耗品費を1,424万円、同報無線放送非常用電源改修など修繕料に1,277万円、避難場所標示板の建て替え委託料を400万円、市内1,500世帯を対象に家具転倒防止金具を取りつける委託料を252万円、災害の将来の危険性を総合的に把握するため防災アセスメント調査委託料を800万円計上いたしました。また、野中地先に100立方メートル級1基と外神地区ほかに40立方メートル級14基の耐震性防火水槽等を設置する工事費を1億2,100万円、市が管理する防災倉庫の改築工事費を460万円、同報無線放送が聞き取りにくい世帯に個別受信機を設置するため同報無線個別受信機等購入費を354万9,000円、自主防災会に対する運営費補助金を995万円計上いたしました。 第10款教育費は39億468万1,000円で、前年度と比較いたしますと4億7,915万9,000円の減額、10.9%の減であります。これは、多目的広場用地取得事業費が減額になったのが主なものであります。 内容の主なものについて申し上げますと、育英奨学金には、山下サダ育英奨学金の一部とその運用益を充て、高校生14人に対する奨学金を100万8,000円、学校給食費には、市立学校給食センター特別会計への繰出金を3億3,548万9,000円計上いたしました。 小学校関係では、学校管理費に、校舎等営繕工事費を2,100万円、教育振興費には、4年に1度採択替えに伴う教師用教科書、指導書購入費として2,749万4,000円、理科用設備を充実するための備品購入費を1,510万円、学校建設費には、東小学校管理棟ほか施設改修工事費を9,000万円計上、中学校関係では、教育振興費には、1年置きに改定する社会科地域学習資料富士宮の作成費を420万円、理科用設備を充実するための備品購入費を2,010万円、8月23日から3日間富士宮市で開催される全国中学校ソフトテニス大会開催市負担金を400万円、学校建設費には、富士根北中学校校舎増改築工事設計業務委託料を1,200万円、第三中学校運動場改修及び北山中学校外便所新築工事費を4,070万円計上いたしました。 さらに、幼稚園費には、私立幼稚園就園奨励費を6,917万6,000円、私立幼稚園11園の施設整備費補助金を770万円計上いたしました。 次に、社会教育総務費には、(仮称)西公民館建設事業として、建設工事費3億8,000万円、館用備品費1,600万円など事業費総額3億9,867万4,000円、生涯学習モデル地区等奨励金を51万2,000円計上、女性教育推進費には、女性の自主的、積極的な活動や社会的自立を支援するため各種講座や研修会を開催し、その講師謝礼としての報償費を45万円計上いたしました。 青少年育成費には、昨年度中学生を対象に実施した富士山少年の船を本年度は60人から80人に増員し、その事業委託料を967万1,000円計上、青少年育成センター費には、昨年開設された青少年相談室の指導員と電話相談員等の資質向上を図るため、カウンセリング講座等講師謝礼を34万8,000円計上いたしました。 文化振興費には、富士山に対する理解と認識を高める運動を展開するため、富士山文化研究会委員等謝礼を40万5,000円、富士山文化塾叢書発刊費用を131万円計上、また文化講演会を2回開催するための委託料を300万円、市内5区の区誌編さんの事業に対する補助金を150万円計上、市民文化会館費には、ニューミュージック、サーカス、映画などの自主事業委託料を2,310万円計上、公民館費には、各公民館を初め各出張所の地域学習センターでの成人学校や各種講座の講師謝礼1,111万5,000円、南部公民館公共下水道接続工事費を510万円計上、図書館費には、図書購入費を3,400万円計上、資料館費には、富士講の歴史等を明らかにするため継続事業であります人穴碑塔群調査事業委託料を240万円、市指定文化財である袖日記の解読委託料を55万円計上いたしました。 また、保健体育総務費には、市民ひとり1スポーツを目標に卓球ほか10種目54教室の各種スポーツ教室を開催するための報償費を701万円、第47回富士宮駅伝競走大会開催負担金を150万円、第17回市民スポーツ祭開催負担金を400万円、平成10年に開催予定の
世界女子ソフトボール選手権大会準備費として32万円計上いたしました。 体育施設費には、市民体育館、テニスコート、プール等の維持管理経費、市民テニスコート舗装工事費ほか体育施設営繕工事費を5,100万円、小泉2区のコミュニティー広場整備事業補助金を100万円、全国中学校ソフトテニス大会開催のため、外神市民グランドにテニスコートを仮設する工事費を900万円計上いたしました。 多目的広場建設事業費には、国有地測量等委託料を450万円、多目的広場駐車場用地借上料を258万2,000円、工事費を5億5,000万円、土地購入費を9,334万7,000円、物件移転等補償費を687万円など、総額6億5,840万2,000円計上いたしました。なお、この建設事業のうち平成9年度施工分に係る5億5,050万円の債務負担行為を設定いたしました。 第11款災害復旧費4,000円は、不測の災害に対処するための措置であります。 第12款公債費は31億8,627万1,000円で、前年度に比較いたしますと2億1,932万円の増額、7.4%の伸びを示し、歳出総額に占める割合は 9.7%となっております。市債の借り入れに当たりましては、後年度の財政負担を勘案しながら適正な運用を図ってまいります。 第13款諸支出金は3億円でありますが、これは今後さまざまな事業を執行するに当たり公共用地及び代替地の取得に迅速に対応できるよう措置いたしたものであります。 第14款予備費には、財源留保措置として1億円を計上いたしました。 次に、歳入について御説明申し上げます。第1款市税は170億1,413万6,000円を計上いたしました。これは予算総額に対し52%を占めており、前年度と比較いたしますと6,887万8,000円の減額、0.4%の減であります。市税の計上に当たりましては、今後の経済見通し、市内企業の景気の動向、収納率等を検討して最大限見込んだものでありますが、固定資産税で1億1,400万円増加したものの法人市民税では2億6,350万円が減額となります。 第2款地方譲与税9億5,800万円、第3款利子割交付金3億6,000万円、第4款ゴルフ場利用税交付金1億4,000万円、第5款特別地方消費税交付金800万円、第6款自動車取得税交付金4億2,300万円及び第3款交通安全対策調査交付金2,900万円は、それぞれ今までの収入状況と今後の動向等を考慮し計上したものであります。 第7款地方交付税は15億7,000万円を計上いたしました。前年度と比較いたしますと8億7,000万円の増額、124.3%の伸びであります。内容といたしましては、普通交付税は細かい計数等が示されない中で算出が難しいわけでありますが、平成7年度の実績、現在までの資料から試算いたしまして12億円、特別交付税を3億7,000万円計上したものであります。 第9款負担金及び分担金9億25万3,000円、第10款使用料及び手数料3億8,235万円、第11款国庫支出金21億8,566万3,000円、第12款県支出金13億790万9,000円及び13款財産収入4億2,667万7,000円は、計上額のほとんどが歳出予算に関連した特定財源であります。このうち第11款国庫支出金は、前年度と比較いたしますと1億5,187万1,000円の増額、7.5%の伸びであります。これは、田貫湖線田貫橋橋りょう整備事業補助金が8,500万円、大岩淀師線改良事業費補助金が8,650万円減額になりましたが、淀師大中里線青見橋橋りょう整備事業費補助金が1億5,500万円、
粟倉外神線改良事業費補助金が1億2,000万円の増額と(仮称)西公民館建設事業費補助金が新規に4,100万円計上されたものが主なものであります。 また、12款県支出金は、前年度と比較いたしますと1億9,684万9,000円の減額、13.1%の減であります。これは、環境保全型畜産確立対策事業費補助金が新規に5,908万8,000円計上されたことと、阿幸地青見線改良事業費補助金が5,090万円増額になったものの、国の第二次補正予算に伴い平成7年度への前倒しとなった農業農村活性化農業構造改善事業費補助金が1億6,150万8,000円、団体営粟倉籠場農道改良事業費補助金が2,756万円、及び平成7年度で事業が完了した神田川ふれあい広場整備事業費補助金が4,200万円減額になったものが主なものであります。 第14款寄附金は360万1,000円の計上であります。これは、小泉の石川久男様から昭和63年から定期的に育英奨学資金としての御寄附をいただいている60万円と、北山区、山宮区からの北山中学校外便所新築工事に対する御寄附290万円の計上が主なものであります。なお、前年度に比較して6,770万円の減額は、道路整備事業費として株式会社アマダソノイケが計画でしている職員研修施設建設に伴う市道改良事業に対する寄附金6,800万円が減になったことによるものでございます。 第15款繰入金は7億5,733万9,000円の計上で、前年度と比較いたしますと8億1,789万4,000円の減額、51.9%の減であります。これは、老人保健特別会計からの繰入金が1,626万3,000円増額になったものの、平成7年度において多目的広場用地を土地取得特別会計から引き取るため、土地取得特別会計からの繰入金2億3,455万3,000円を減額、また財政調整基金繰入金が6億円減額となったことによるものであります。 内容といたしましては、前年度の精算による老人保健特別会計繰入金を4,543万5,000円、公共施設整備費等として各財産区からの繰入金を1,119万6,000円、山積する重要施策を推進するため財政調整基金繰入金を7億円計上いたしました。 第16款繰越金は、平成7年度の予算執行状況等から7億円を計上いたしました。 第17款諸収入は10億8,767万2,000円の計上でありますが、これは、勤労者金融対策預託金及び中小企業融資資金貸付金の元利収入7億4,615万円、国民年金印紙売払代金4,300万円、県土地開発公社からの派遣職員に対する人件費負担金618万9,000円、県企業局からの北山157号線新設事業協力金3,410万円の計上が主なものであります。 第18款市債は44億8,640万円の計上で、前年度と比較いたしますと5億2,780万円の増額、13.3%の伸びであります。これは、多目的広場建設事業、地方債特定道路田貫湖線整備事業が減額になったものの、(仮称)上野会館建設事業、(仮称)西公民館建設事業を新たに計上したことと、(仮称)
消防署東出張所建設事業が増額になったことが主なものであります。 内容といたしましては、(仮称)上野会館建設事業4億1,200万円、臨時市道整備事業9億2,000万円、臨時河川等整備事業3億円、市営白尾住宅建替事業4,580万円、(仮称)
消防署東出張所建設事業2億1,200万円、(仮称)西公民館建設事業3億3,730万円、多目的広場建設事業5億7,640万円及び住民税等減税補てん債10億8,900万円を計上したものが主なものであります。 以上が
一般会計予算の大要であります。 次に、議第26号平成8年度富士宮市北山財産区
特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は北山財産区の管理運営のための予算で、歳入歳出予算規模は1,100万円であります。 まず、歳入から御説明申し上げます。第1款財産収入 549万 1,000円は、基金から生じる利子が主なものであります。 第2款繰入金 2,000円は、基金からの繰り入れに備えての計上であります。 第3款繰越金は、前年度からの繰越金を 550万円、第4款諸収入は、預金利子等を7,000円、それぞれ計上いたしました。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款総務費370万円は、北山区財産及び山宮区財産の管理運営に必要な一般経常経費と財産管理経費の計上であります。 第2款諸支出金490万円は、北山区及び山宮区の運営のための一般会計の繰出金であります。 第3款予備費には240万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第27号平成8年度富士宮市
国民健康保険事業特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は国民健康保険事業の運営のための予算で、歳入歳出予算規模は63億8,500万円であります。前年度と比較いたしますと5億7,400万円の増額で、9.9%の伸びであります。 歳入の主なものから御説明申し上げます。第1款国民健康保険税は28億5,700万3,000円を計上いたしました。これは、前年度と比較いたしますと3億2,257万4,000円の増額で、12.7%の伸びであります。 第2款使用料及び手数料45万円は、国民健康保険税の督促手数料であります。 第3款国庫支出金は19億6,255万7,000円でありますが、これは、事務費負担金413万1,000円、一般被保険者の療養給付費等に対する国庫負担金19億3,507万9,000円、特別対策補助金941万円及び財政調整交付金1,393万7,000円の計上であります。 第4款療養給付費等交付金7億4,040万3,000円は、退職被保険者等の保険給付費から保険税、第三者等を除いた残りを被保険者が負担することになっており、それを社会保険診療報酬支払基金から交付されるものであります。 第5款県支出金は、国民健康保険事業特別補助金として230万円を計上いたしました。 第6款共同事業交付金は、高額医療費共同事業として、県下全市町村保険者が一定割合の拠出金を出し、高額医療費の実績に基づいて交付されるもので、6,266万8,000円を計上いたしました。 第7款財産収入37万7,000円は、保険給付等支払準備基金の利子であります。 第8款繰入金は、6億7,961万円でありますが、これは一般会計からの繰入金として、保険基盤安定繰入金6億 6,436万 9,000円、職員給与費等繰入金1億440万2,000円、出産育児一時金等繰入金5,016万円、財政安定化資金事業繰入金6,067万9,000円、及び国保事業の円滑な運営を図るための補てん財源としてその他一般会計繰入金4億円を計上いたしました。 第9款繰越金6,700万1,000円は、前年度からの繰越金であります。 第10款諸収入1,263万1,000円は、延滞金、預金利子、第三者納付金、県歯科医師会からの歯科健診事業に対する協力金などが主なものであります。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款総務費は1億5,222万7,000円を計上いたしました。内容といたしましては、国民健康保険事業に要する経常経費、国民健康保険税を確保するための経費等であります。 第2款保険給付費45億5,849万7,000円は、国民健康保険事業の主な目的である保険給付を行うための費用で、前年度と比較いたしまして3億4,333万4,000円の増額で、8.1%の伸びになり、また予算規模の71.4%を占めております。 第3款老人保健拠出金は15億8,469万9,000円であります。これは、老人保健法により、保険者の拠出金として加入者に対する医療費及び事務費を負担するものでありまして、前年度と比較いたしますと2億1,683万7,000円の増額で、15.9%の伸びであります。 第4款共同事業拠出金4,229万円は、高額医療費共同事業に対する保険者の負担分等を拠出するものであります。 第5款保健事業費2,151万7,000円は、被保険者の健康の維持増進を図るため訪問指導を行う嘱託保健婦の報酬 126万 8,000円、国保総合健康づくり推進事業実施に伴う歯科健診事業委託料 1,000万円及び人間ドックに対する助成金 288万 4,000円の計上が主なものであります。特に人間ドックに対する助成金につきましては、平成7年度に対して2,000円増額の2万8,000円にいたしました。 第6款基金積立金37万7,000円は、保険給付等支払準備基金から生ずる利子を積み立てるものであります。 第7款公債費99万1,000円は、一時借入金利子であります。 第8款諸支出金は、国民健康保険税還付金等1,440万2,000円を計上いたしました。 第9款予備費は、1,000万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第28号平成8年度富士宮市上井出区財産区
特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は上井出区財産区の管理運営のための予算で、歳入歳出予算の規模は940万円であります。 まず、歳入から御説明申し上げます。第1款財産収入888万8,000円は、学校法人大原学園等への土地貸付料189万5,000円及び基金から生ずる利子699万2,000円が主なものであります。 第2款繰入金1,000円は、基金からの繰り入れに備えての計上であります。 第3款繰越金50万円は、前年度からの繰越金であります。 第4款諸収入1万1,000円は、預金利子等であります。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款総務費28万円は、財産区の管理運営に必要な一般経常経費と財産管理経費の計上であります。 第2款積立金400万円は、基金への積立金であります。 第3款諸支出金500万円は、上井出区運営のための一般会計への繰出金であります。 第4款予備費には12万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第29号平成8年度富士宮市
土地取得特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は、都市の健全な発展と秩序ある整備を目的とした諸事業に必要な用地の確保及び代替地等の先行取得を行うための予算で、歳入歳出予算の規模は2億770万円であります。 まず、歳入から主な内容を御説明いたします。第1款財産収入1億5,061万4,000円は、事業用地及び代替地の売払代と土地開発基金からの生ずる利子であります。 第2款繰入金5,000万円は、事業用地及び代替地の取得に対する土地開発基金繰入金であります。 第3款繰越金100万円は、前年度からの繰越金であります。 第4款諸収入608万6,000円は、預金利子及び土地貸付料等であります。 次に、歳出でありますが、第1款用地取得費2億545万9,000円は、事業用地及び代替地の土地購入費と物件移転等補償費が主なものであります。 第2款公債費244万1,000円は、一時借入金の利子であります。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第30号平成8年度富士宮市猪之頭区財産区
特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は猪之頭区財産区の管理運営のための予算で、歳入歳出予算の規模は580万円であります。 まず、歳入から御説明申し上げます。第1款県支出金9万3,000円は、枝打事業に対する県補助金であります。 第2款財産収入514万2,000円は、株式会社高原社、東京電力株式会社等に対する土地貸付料372万8,000円と基金から生ずる利子141万2,000円が主なものであります。 第3款繰入金1,000円は、基金からの繰り入れに備えての計上であります。 第4款繰越金54万円は、前年度からの繰越金であります。 第5款諸収入2万4,000円は、預金利子等であります。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款総務費157万円は、財産区の管理運営に必要な一般経常経費と財産管理経費の計上であります。 第2款積立金400万円は、基金への積立金であります。 第3款予備費には23万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第31号平成8年度
富士宮市立学校給食センター特別会計予算について御説明申し上げます。本予算の規模は9億7,780万円でありまして、前年度と比較いたしますと6,320万円の減額で、6.1%の減であります。これは、前年度実施した沈殿槽増設工事費の減と児童・生徒数の減が主な理由であります。 まず、歳入から御説明申し上げます。第1款繰入金3億3,548万9,000円は、一般会計からの繰入金であります。これは、歳出における給食費を除いた学校給食センターの運営費に充当するものであります。 第2款繰越金1,800万円は、前年度からの繰越金であります。 第3款諸収入は6億2,431万1,000円でありますが、第1項学校給食費納付金として6億1,879万9,000円は、全額を歳出の給食費に充当するものであります。学校給食費は、小学校児童1人当たり月額3,700円、中学校生徒1人当たり月額4,200円を基本に算出したものであります。第2款雑入551万2,000円は、土曜牛乳給食に対する助成金が主なものであります。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款総務費は9億7,596万円であります。このうち第1項総務管理費3億5,196万9,000円は、学校給食センターの維持管理費でありまして、人件費などのほか、主なものといたしましては、燃料費などの需用費を2,831万5,000円、学校給食配送業務及び施設の維持管理など業務に係わる委託料5,372万8,000円、耐用年数の経過した熱風消毒保管庫など備品購入費を546万円、それぞれ計上いたしました。また、第2項給食費6億2,399万1,000円は、給食用賄材料及び土曜牛乳費であります。 第2款公債費134万円は、学校給食センターの増設の際に借り入れた市債に対する償還元金と利子が主なものであります。 第3款予備費に50万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第32号平成8年度富士宮市
老人保健特別会計予算について御説明申し上げます。本予算の規模は65億7,710万円でありまして、前年度と比較いたしますと3億8,530万円の増額で、伸び率6.2%となりますが、前年度負担の精算による一般会計への繰出金4,543万5,000円を差し引きますと、実質的には3億3,986万5,000円の増となり、5.5%の伸びとなります。 まず、歳入の主なものについて御説明申し上げます。第1款支払基金交付金43億2,671万 4,000円は、社会保険診療報酬支払基金からの医療費及び審査支払手数料に対する交付金であります。 第2款国庫支出金14億6,079万円、第3款県支出金3億6,519万9,000円、第4款繰入金3億9,602万4,000円は、医療に要する費用に対する国・県からの負担金及び一般会計からの繰入金であります。 第5款繰越金2,500万円は、前年度からの繰越金であります。 第6款諸収入337万3,000円は、預金利子及び第三者納付金が主なものであります。 まず、歳出について御説明申し上げます。第1款医療諸費は65億2,335万5,000円であります。これは、老人保健事業の主な目的である診療給付を行うための費用で、前年度と比較して3億6,946万3,000円の増額で、6.0%の伸びでありまして、予算規模の99.2%を占めております。 内容といたしましては、70歳以上の老人及び65歳以上69歳までの寝たきり老人が保険医療機関等で医療を受けた場合の医療給付費63億6,012万円、医療費支給費1億4,154万円、これらの医療請求に係る審査及び支払手数料2,169万5,000円であります。 第2款諸支出金は、前年度分医療費の精算による一般会計への繰出金4,543万5,000円が主なものであります。 第3款公債費30万9,000円は、一時借り入れをした場合の利子であります。 第4款予備費は、800万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第33号平成8年度富士宮市
下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は、都市の健全な発展と公衆衛生の向上に寄与し、私たちの日常生活に不可欠な施設で、浸水の防止、汚水の排除、トイレの水洗化といった生活環境の改善のみならず、河川の公共用水域の水質を保全することを目的として積極的に普及促進を図るための予算で、歳入歳出予算規模は32億5,300万円であります。また、平成8年度から平成9年度にかけて実施いたします公共下水道事業変更認可等図書作成業務について平成9年度事業費として2,900万円と、星山浄化センター水処理施設増設事業の施工に伴う平成9年度事業費として2億円の債務負担行為の設定をいたしました。 まず初めに、歳入について御説明申し上げます。第1款分担金及び負担金4,850万円は、下水道事業受益者負担金であります。 第2款使用料及び手数料4億308万4,000円は、下水道使用料が主なものであります。 第3款国庫支出金2億8,176万3,000円は、本年度補助対象事業に対する国庫補助金であります。 第4款財産収入150万円は、星山情浄化センター用地内の東電線架下地益権設定に伴う土地貸付料であります。 第5款繰入金14億4,457万8,000円は、下水道事業の円滑な運営を図るため一般会計からの繰入金であります。 第6款繰越金5,000万円は、前年度からの繰越金であります。 第7款諸収入3,011万5,000円は、消費税還付金が主なものであります。 第8款市債は9億9,346万円計上いたしました。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款下水道事業費は22億8,727万円であります。 この主なものといたしましては、総務管理費には、人件費のほか受益者負担金、納期前納付奨励金を490万円、下水道使用料徴収等事務委託料を3,688万9,000円、電算機使用負担金を338万9,000円、水洗便所改造資金融資あっせん利子補給補助金を296万2,000円計上、管渠維持費には、管渠埋設跡舗装修繕料を100万円、毎年実施しております下水道台帳作成及び補正等委託料を350万円、伏越しマンホール清掃業務委託料を395万円、管渠調査及び補修等工事費を2,000万円計上いたしました。浄化センターの管理費には、流入汚水を処理するため浄化センターの維持管理費として薬品などの消耗品を4,200万円、電気料等の光熱水費を5,400万円、施設等修繕料を3,000万円、流入汚水処理施設の運転管理に伴う浄化センター維持管理委託料を1億2,775万円、汚水処分業務委託料を6,860万円、施設設備保守等委託料などに1,160万9,000円、営繕工事費を470万円計上、下水処理場管理費には、星山中継ポンプ場管理委託料を23万1,000円計上いたしました。 次に、公共事業費は6億3,608万5,000円でありますが、汚水事業に4億6,556万2,000円、雨水事業に1億7,052万3,000円を計上いたしました。このうち汚水事業は、測量設計等委託料を2,080万円、幹線管渠布設等工事費を3億8,800万円、鉄蓋購入費を500万円、幹線用地購入費を520万円、物件移転等補償費を1,690万円計上したのが主なものであります。また、雨水事業は、潤井川左岸2号幹線支線等工事費を1億4,900万円、物件移転等補償費を250万円計上したのが主なものであります。 単独事業費9億40万3,000円は、事業施工に伴う測量設計、平面測量等の委託料を4,900万円、公共下水道事業変更認可等図書作成委託料を6,000万円、東阿幸地の全地域及び黒田、弓沢町、矢立町、小泉、大岩の一部地域の各家庭へ接続するための枝線管渠、取付管布設等工事費を6億7,760万円、星山住宅団地内下水道管路新設工事費を2,240万円、鉄蓋、汚水ます等購入費を1,150万円、上水道管、ガス管等移設補償費を3,100万円計上したのが主なものであります。 浄化センターの増設事業費には、平成8年度から10年度までの3カ年で施工予定の浄化センターの水処理施設増設工事委託料を1億3,300万円、浄化センターの水処理施設増設事業設計委託料を3,900万円計上したのが主なものであります。 第2款公債費は9億 6,073万円、第3款予備費は500万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第34号平成8年度富士宮市根原区財産区
特別会計予算について御説明申し上げます。本予算は根原区財産区の管理運営のための予算で、歳入歳出予算の規模は2,840万円であります。 まず、歳入から御説明申し上げます。第1款財産収入216万8,000円は、株式会社第一興商への土地貸付料が主なものであります。 第2款繰越金2,580万円は、前年度からの繰越金であります。 第3款諸収入43万2,000円は、預金利子等であります。 次に、歳出について御説明申し上げます。第1款総務費384万円は、財産区の管理運営に必要な一般経常経費と財産管理経費の計上であります。 第2款予備費には2,456万円を計上いたしました。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第35号平成8年度富士宮市
水道事業会計予算について御説明申し上げます。水道事業を取り巻く状況は、引き続く景気の低迷が緩やかな回復に向かっているとはいえ、依然先行き不透明な厳しい状況にあり、収入の増加が見込めないところであります。一方、支出の面では、昨年度発生した四塩化炭素汚染問題に対する経費また維持管理的経費の増高と、借入金に対する元利償還金及び減価償却費等基礎的経費を抱えるとともに、地震対策及び有収率の向上または円滑な給水のため老朽施設の更新及び石綿セメント管の更新等の事業費に多額の資金が必要となるなど、厳しい経営を余儀無くされておりますが、公営企業の原則にのっとり、健全経営に一層努力し、市民生活の基盤であります水道の安定供給を図ってまいります。 このような中で本年度は、前年度に引き続き老朽管、配水施設の更新事業を推進するとともに、管網の整備及び施設の維持管理の向上、充実を図るための諸事業を配慮し、予算を編成いたしました。 まず、予算の大要を申し上げますと、水道事業の運営の基本である業務の予定量は、給水戸数3万7,700戸として、その給水戸数に対し安定供給するため年間総給水量を169万立方メートルと見込みました。 以下、その内容について御説明申し上げます。まず、3条予算の収益的収入及び支出でありますが、収入においては、上水道及び上井出・猪之頭簡易水道並びに白糸簡易水道の料金収入で14億5,291万3,000円を見込みました。そのほか委託工事収益1,085万円、その他の営業収益4,400万6,000円、他会計負担金430万5,000円、受取利息及び配当金750万円、雑収益1,236万1,000円を計上し、収入総額は15億3,193万5,000円となるものであります。 これに対する支出といたしましては、施設等の維持管理的経費として、原水及び浄水費1億6,156万1,000円、配水及び給水費2億7,880万8,000円、上井出・猪之頭簡易水道費1,608万4,000円、白糸簡易水道費2,164万9,000円、総係費1億8,664万3,000円、固定資産の減価償却費として4億1,870万1,000円、資産減耗費1,510万円、企業債等支払利息3億2,276万4,000円など、支出総額は14億6,072万7,000円となるものであります。 次に、4条予算の資本的収入及び支出でありますが、収入においては、北山工業団地上水道施設整備事業に係る企業債1億9,600万円、工事負担金5,000万円、他会計負担金240万円、加入金6,751万円など、収入総額は3億1,592万円となるものであります。 これに対する支出は、建設改良費に老朽管の更新、管網の整備、配水施設等の更新及び北山工業団地上水道施設整備工事費など11億4,762万5,000円、企業債償還金として1億8,680万7,000円を計上し、支出総額は13億3,443万2,000円となるものであります。 なお、資本的収入額3億1,592万円が資本的支出額13億3,443万2,000円に対し不足する額10億1,851万2,000円は、当年度分損益勘定留保資金4億3,380万1,000円及び建設改良積立金5億8,471万1,000円で補てんしようとするものであります。 以上が本予算の大要であります。 次に、議第36号平成8年度富士宮市
病院事業会計予算について御説明申し上げます。市立病院も昭和61年度に新病院での開業以来10年を経過し、市民の総合病院としてより一層のサービスと医療の拡充に努めております。しかしながら、経営面におきましては、人件費、材料費等の諸経費が増加しており、また収入面においては、入院患者の病床利用率及び外来患者の利用状況も大変充実したものとなっておりますが、診療報酬の改定があるものの、一方では薬価基準が引き下げられるなど、病院を取り巻く環境は依然として厳しいものがあります。このような状況にあって、職員一人一人が自覚を持って経費の節減に努めてまいります。 なお、本年度は、病院経営を客観的に把握し、今後の経営のあり方を検討するための経営診断を専門機関に委託して実施してまいります。 また、かねてからの懸案事項でありました透析業務につきましては、准看護学院跡を改修し充実を図ってまいります。 以下、本予算の内容について御説明申し上げます。まず、第3条予算収益的収入及び支出でありますが、収入から申し上げますと、入院収益は、1日平均入院患者数320人、病床利用率91.5%と見込み、36億5,861万3,000円の計上で、前年度と比較いたしますと6,023万6,000円の増額で、1.7%の増であります。 次に、外来収益は、1日平均外来患者数を1,150人と見込み、28億1,750万円の計上で、前年度と比較いたしますと1億8,136万4,000円の増額で、6.9%の伸びであります。 このほか、部屋料差額、人間ドックや妊婦、乳児の検診料等のその他医業収益は1億5,801万円、救急医療に対する一般会計からの負担金は7,439万2,000円であります。 次に、預金利息として246万5,000円、病院運営に対する補助金2億6,152万7,000円を含む一般会計からの補助金が2億9,861万7,000円、企業債償還利子等に対する一般会計からの負担金が2億5,270万3,000円、公的病院移設等整備資金利子補給などに対する県補助金が550万1,000円、二次救急医療交付金が2,260万5,000円、駐車場収入等のその他医療外収益が6,865万3,000円であります。さらに、准看護学院運営費に伴う附帯事業収益が2,442万2,000円でありまして、収入総額は73億8,348万1,000円で、前年度と比較いたしますと2億1,858万8,000円の増額で、3.1%の伸びであります。 次に、支出でありますが、まず医業費用では、病院運営に要する必要経費として、病院職員の給与費32億2,216万9,000円、薬品費等の材料費24億9,433万9,000円、光熱水費や検査業務、経営診断を初めとする各種委託料などの経費10億1,720万8,000円、減価償却費3億6,933万7,000円、資産減耗費596万円、医師の研修研究費1,454万1,000円であります。 また、企業債利息など医業外費用は4億304万5,000円、准看護学院運営費として附帯事業費用が2,442万2,000円、院内保育所運営費が2,541万8,000円でありまして、特別損失、予備費を含めた支出の総額は76億227万3,000円であります。 これにより、3条予算の収支において2億1,879万2,000円の赤字となり、厳しい予算となりました。 次に、4条予算の資本的収入及び支出について御説明申し上げます。まず、収入でありますが、企業債償還元金及び医療器械整備費として一般会計からの出資金3億4,981万3,000円、医療器械器具整備事業のための企業債2億円などを計上いたしました。 次に、支出でありますが、透析室改修工事費として病院附属建物整備費に1億3,700万円、医療器械器具購入費、備品購入費及び委託料として資産購入費に2億6,428万6,000円、病院建設及び医療器械器具購入のため借り入れた企業債の償還元金として企業債償還金に3億7,375万5,000円、看護婦養成費として投資に126万円を計上いたしました。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億 2,646万8,000円は、過年度分損益勘定留保資金で補てんしようとするものであります。 以上が本予算の大要であります。 以上一括して御説明申し上げました12議案につきまして、よろしく御審議の上、御決定をお願い申し上げます。 民生費でございますが、老人保護措置費というのを老人保健と読んだようでございます。御訂正をお願いいたします。 それから、同じ民生費でございますが、精神薄弱者福祉費に富士清心園というのを富士宮清心園と読んだようでございます。
総合福祉会館計画推進費でございますが、
総合福祉会館建設等委託料と読んだわけでして、正確には
総合福祉会館設計が正しいようでございます。よろしくお願いします。 それから、衛生費でございますが、衛生費の簡易水道等の水質検査委託料を水質委託料と、検査を抜かしたようでございます。 それから、土木費を3款と読んだようでございます。8款の訂正をお願いします。 それから、
都市計画道路で、阿幸地青見線を田中青見線と、こう読んだようでございます。 消防費でございますが、消防団の11分団を1分団と読んだようでございます。 歳入の件で第8款交通安全対策交付金を第3款と読んだようでございます。 同じく歳入の部で、多目的広場建設事業あるいは地方特定道路というのを地方債特定道と読んだようでございます。 それから、国保会計中に被用者保険というのを被保険者と読んだようでございます。御訂正を願いたいと思います。 それから、財政安定化支援事業繰入金を財政安定化資金と読んだようでございます。 市立学校給食センターで、第2項の雑入を第2款雑入と読んだようでございます。 学校給食配送業務及び施設の維持管理等の業務に係わる委託料を、正式には5,372万3,000円を5,372万8,000円と読んだようでございます。3,000円の誤りでございます。 老人保健会計の医療給付を行うための費用というのを診療と読んだようでございます。 先ほど下水道事業でございました東電線架下地益権設定でございます。 それから、受益者の負担金納付前納付報奨金を奨励金と読んだようでございます。 同じ下水道関係でございますが、汚泥処分業務委託料を汚水処分業務委託料と読んだようでございます。 申しわけございません。水道会計で年間総給水量を 1,690万立方メートルを169万立方メートルと読んだようでございます。1,690万立方メートルが正しいわけです。 それから、その次の受託工事収益を委託工事収益と読んだようでございます。 申しわけございません、どうも。よろしくお願いいたします。
○議長(
青嶋大路議員) 市長の施政方針並びに提案理由の説明は終わりました。 お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、散会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
青嶋大路議員) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて散会することに決しました。 お諮りいたします。明3月13日は議案研究のため休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
青嶋大路議員) 御異議なしと認めます。よって、明3月13日は休会することに決しました。 来る3月14日は午前9時から本会議を開き議案の審議を行ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 なお、総括質疑の発言通告書は3月13日午前10時までに議長のもとに提出してくださるようお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。 午後0時32分散会...