• "農林施設使用料"(1/2)
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  1. 静岡市議会 2012-03-16
    平成24年 経済消防委員会 本文 2012-03-16


    取得元: 静岡市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                 午前10時開議 ◯亀澤委員長 ただいまから経済消防委員会を開会します。  お手元の審査順序にありますように、本日は経済局及び農業委員会事務局所管分の議案10件について審査を行います。  なお、議案第31号中所管分の討論及び採決は、昨日の消防局所管分とあわせて行いますので、御承知おきください。      ────────────────────────────── 2 ◯亀澤委員長 それでは、議案審査に入ります。  議案第31号平成24年度静岡市一般会計予算中所管分外9件を一括議題とします。  審査の順序としましては、全議案について当局からの説明を聞いた後、質疑に入ります。その後、要望・意見、討論を述べていただき、採決を行います。  なお、委員会の効率的な運営のため、特に反対の立場での討論がない場合の採決は、簡易採決で行いますので、よろしくお願いします。  それでは、順次、当局の説明をお願いします。             〔当局説明〕 3 ◯亀澤委員長 それでは、ただいまの説明に対しまして質疑に入ります。  発言記録の関係から、マイクのスイッチを入れて発言されるようお願いします。  なお、委員の皆さんに申し上げますが、発言の際には、議案書の番号とページ数、項目を述べていただくようお願いします。  それでは、質疑がありましたらどうぞ。 4 ◯遠藤委員 76ページなんですが、待望の開発ビルがオープンするということで、3階、4階へ、こどもクリエイティブタウン、幾つかこの中にあります。我々も、エスパティオの静岡科学館なんかは非常に活発に利用されていてありがたいなと思っているんですが、どのような形で、にぎわいというか、人気が出るようにできるのかなと。ちょっとよそを見ましても、国がやっている大きなやつが、やめるのがあるところとか、逆に非常に価値観が上がっているところもありますし、その概要がわかりませんので、今、どのような考えで支度をしているのか、お聞きします。 5 ◯斎藤産業政策課長 オープンまでの間に、どれぐらいにぎわいを創出する、あるいはどんな準備をしているかという、そんな御質問でよろしいでしょうか。(「はい」)  先ほど部長のほうからも御説明させていただきましたが、オープンにつきましては25年1月を予定しております。したがいまして、今度の6月定例会において指定管理者を選定していただきまして、準備委託というものに入ってまいります。  今、指定管理者の募集をしておりまして、今週の月曜日、12日に募集の締め切りがございました。4者から応募がございまして、それをまた審査委員会あるいは選定委員会にかけまして、選定をしていって、6月議会でお諮りをさせていただくということでございます。  オープンまでにやらなければならないことにつきましては、指定管理者が決まりました後に、準備委託をやりながら盛り上げていくと。それから、その中には、プレオープンのイベントがございまして、昨年9月に「ミニ・しずおか」というものを開催させていただいて、これが、非常に好評だったということがございます。これは、施設の認知度を高めるとともに、運営に携わっていただくボランティアなど、そういった方の人材の育成ということもございますので、そういったことを今年度につきましてもあわせて行っていきたい。
     それから、各企業、団体の協力というものが、この施設には欠かせないというふうに思っておりますので、例えば商工会議所であるとか商工会、あるいは商店街に対しまして、いろんな御協力のお願いをこれからさせていただきたいと思います。商工会議所とは、内々でお話をさせていただいて、商工会議所の「Sing」という機関紙がありますけども、4月1日号にはチラシを入れてくれるよと。それから会議所のいろんな会議の中で、ぜひ協力依頼とか、概要の説明をしてくださいと、そんなお話をさせていただいております。  いずれにしても、皆さんの御協力が必要ですので、事あるごとにいろんな機会をとらえて、アピールしていきたいと考えております。 6 ◯遠藤委員 我々も非常に期待はしているんです。何しろ、こどもクリエイティブタウンと非常に大きいものですから、中身がどんなことをやろうとしているのかというのは、今の段階ではわからないですか。 7 ◯斎藤産業政策課長 施設自体は3階と4階でございまして、ざっくり言いまして3階は仕事体験です。それから、4階がものづくり体験ということで、3階は、模擬店舗などを設置しまして、それこそ秋にやりました「ミニ・しずおか」でやったようなお仕事体験ができるという施設です。  それから、4階については、ものづくり体験が主ですので、デジタル工房というパソコンを使って、いろいろ絵をかいたりとか、何か物をつくったり、あるいはクッキングスタジオといいまして、料理教室とか、あるいはできれば地元農産品で缶詰を試作するとか、そういったことを考えています。  いずれにしても、平日の利用者は小学生が中心ですので、今、教育委員会とも連携をしながら、学校に、いかに平日使っていただくかということでプログラム等を委員会の中でつくっていただいて、それを各学校にお分けして、御理解いただいて使っていただくと、そんなことを考えております。 8 ◯遠藤委員 清水区で期待の駅前ビルなものですから、ぜひ、子供たちが大いに期待するような利用度のある施設にしてもらいたいと思います。  次に行きます。  79ページですが、シティプロモーション推進事業の中で、韓国でのトラベルカフェ事業を継続していくということであるんですが、今まで平成23年度にやっていた実績と、どういう評価をしているか、お願いいたします。 9 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 今年度、実施いたしました韓国でのトラベルカフェについてお答え申し上げます。  海外での静岡市の認知度というのは、残念ながら非常に低いものでございます。そういう中で、本年度は、訪日外国人が最も多い韓国に重点を置いてということで、トラベルカフェ、いわゆる情報コーナーというんですけども、韓国のカフェをお借りして、そこに情報コーナーを設けて、全体で言うとトラベルカフェということで称するわけなんですけれども、そういう事業を実施させていただきました。  期間といたしましては、6月16日から12月31日、延べ199日でございます。その間、展示内容といたしましては、緑茶とかちびまる子ちゃんの商品、あるいはホビーとか葵プレミアムの商品、そういうものとか、当然のことながら、各種パンフレットとかガイドブック、あるいは観光施設のロケーション情報を展示させていただきました。  また、展示物だけだと陳腐化してしまいますので、定期的にイベントを開催いたしました。その1つといたしましては、交流会ということで、私も参加させていただいたんですけども、静岡市内のホテル業とか5者程度の観光関連の方々に御参画をいただくとともに、韓国の観光関係業者21社にお集まりいただき、そこで静岡市のPRとともに商談会を実施いたしました。その結果、民間の方々の情報によりますと、既にお問い合わせが何件か来ているということで、具体的な成果が見られたと思っております。  また、この施設を利用いたしまして、市長においでいただきまして、そこでトップセールスということで、ハナツアーとか旅行博士みたいな韓国の大きい旅行エージェントめぐりとか、トラベルカフェに大学生30人ほどに来ていただきまして、そこで静岡市のPRとともに、今後の観光振興に資する意見をいただく、そのようなことを行っております。  結果的に、約200日のオープンだったんですけれども、来客数も1万7,000人、1日で言いますと86人の方々においでいただきました。オープンの前後に500人の方々からアンケートをとったんですけども、認知度が、一番最後のほうにいきますと5.5倍の認知度が高まったということで、数値的にも非常に効果があったと判断しております。(「よし、いいぞ」) 10 ◯遠藤委員 横からも、いいぞという気合いが入ったんですが、ぜひ横の連携もとる中で、それだけ効果があればいいということで頑張ってもらいたいと思います。  次に行きます。  80ページですが、これは、市長のマニフェストにもありますように、26年には全国大会をやるんだと意気込んで、スポーツ観光の拠点として、三保真崎広場へグラウンドゴルフ場をつくるということです。やっぱり清水区では、グラウンドゴルフ場がなくて、体育協会のほうからも、何とか探してくれということで、新東名の取りつけ道路の下にNEXCOがたくさん土地を持っていて、上が高架になっているものですから、庵原のほうで、下が使えたらどうかということで、我々も動いたんですが、危険なものが落ちたり、車が落ちることはないと思うけど、NEXCOがうんと言わないものですから、その辺はできなかった経路がありまして、大変みんな喜んでいます。  それで、このグラウンドゴルフ場の整備の説明をお願いします。今までは国のものじゃなかったかな。その辺も借りてやるのかな。それで、どの程度の規模のものにするのか、その辺もお願いします。 11 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 現在、整備を予定しておりますところは、元三保のユースホステルがあったところでございます。老朽化しているということと、利用客が少なくなったということで解体しておりまして、現在は更地になっております。  そのユースホステルが、要するに中庭みたいに使っていた芝生広場がございまして、今、そこを暫定的に利用させていただいているところでございます。面積的には大体6,000平米余なんですけれども、今回の整備では、できるだけ広く拡張したいということで、周辺もまだ旧のユースのときの残骸が残っておりますので、それを撤去して、約1.5倍、1万平米くらいまで芝生広場を広げたいと考えております。  現在、暫定利用とはいいながらも、年間2万人ほどのお客様に御利用いただいております。2万人の中には、割と宿泊込みで来ていただきまして、近くのホテルに泊まり込んでそこを御利用いただくとか、いわゆる滞在観光というんですけども、泊まっていただいて観光地をめぐっていただくみたいなことで、観光的にも非常に有効に活用させていただいていると考えております。  また、今、委員から御質問がありましたけれども、平成15年から静岡観光コンベンション協会が事務局をやっております実行委員会で、グラウンドゴルフの全国大会を開催しております。ことしで9回目になるんですけども、毎年500名前後の御参加をいただいているところでございます。  ことしは、3月4日と5日の2日間で行ったんですけれども、人数的には469名、そのうちの360名がお泊まりいただいているということです。その360名は全部市外の方なんですけれども、内訳をちょっと御紹介させていただきますと、静岡県の方が86名、神奈川県が84名、愛知県が62名、富山県が31名、遠いところだと、宮城県とか大阪府、青森県とか、全国から来ていただいております。去年は長崎県とか福岡県とか九州から来ていただくということで、非常に効果が高い事業だと思っております。  今後は、整備させていただくことによりまして、もうちょっと全国大会の規模を広げて、さらに滞在日数ふやしていただく、そのような施策の展開を考えております。 12 ◯遠藤委員 済みません、既にやっているのを知りませんでして、近くの三保のおじちゃん、おばちゃんばかりやっているのかなと思ってましたので。  次に行きます。  81ページの海づり公園の代替施設の可能性調査事業です。可能性調査といったって、最初に基本的にはどうしようということがないと、可能性もないと思います。僕は思い出すと、今、第2バースから人工海浜をやっていますが、最初の図面を見たときには、第2バースから興津川の河口に磯釣り公園というのがあったような気がいたします。それがいつの間にか消えちゃっていると思います。そんなことも思うものですから、どのように考えて今からやるのか、海づり公園の件でお聞きします。 13 ◯渡辺清水港振興課長 海づり公園の代替施設の件と、それから今、委員が言いました人工海浜の磯釣り等の可能性調査についてお話しさせていただきたいと思います。  海づり公園の代替施設についてでございますが、市民が憩える唯一の釣り施設である海づり公園がもうなくなったということで、市民を初め、市外あるいは県外からたくさんの方がおいでになりまして、にぎわっていたということで、必要性は十分認識しております。今までの海づり公園につきましては、釣果、釣れぐあいですが、非常にいい場所ではあったんですが、アクセスにはいろんな問題があって、渡船でしか行けなかったという問題がございました。そういうことから、観光振興の面からも、観光施設として、より最適な場所をこれから可能性を調査していきたいと思っております。  平成24年度は720万の予算を要求させていただいたんですが、まずは清水港内のどこにどのようなものができるのか、それから概算事業費あるいはアクセスの状況、周辺の環境、それから一番問題の釣れぐあいはどうかということも調べていきたいと思っております。その中で、総合的に調査をして、場所を選定していきたいと考えております。その上で市民から意見を聴取するとともに、ここはあくまでも県営港なものですから、港湾管理者との協議をしながら、最適地を選定していきたいと思っております。その後、基本設計、実施設計等を行い、平成28年度をめどに整備していきたいと考えております。  今、委員からお話がありました、人工海浜のところに磯釣り公園の絵があったということなんですが、今、清水港を見ますと、公共バースと、それから各企業の専用バースもあるものですから、大体5つか6つぐらいに絞られてくるのかなという、今、私の個人的な考えではあるんですが、持っております。その中では、こちらから行きますと、三保の貝島のところ、あるいは折戸とか、あるいは巴川の河口の右側に静岡市岸壁があるんですが、あそこのところとか、あるいはドリームプラザの前の日の出のヨットハーバーの上の防波堤なんかも使えるのかなとか、あるいは、今、言いました新興津の船だまりを使ってみたり、人工海浜を使ってやれることもないのかなというふうな考え方は持っております。そんなことで、人工海浜の最初のイメージ図には磯釣り公園もありましたので、それも含めながら、今後、代替施設の可能性調査を行っていきたいと考えております。 14 ◯遠藤委員 例の海づり公園の金は戻ってきたんだから、平成28年というのはちょっと遅過ぎるんじゃないのかなと思います。  もう1つ、最近、由比漁港の堤防ができまして、あそこはいいなと思うけど、その辺なんかはいろいろな管理の関係でだめかもしれません。それと昔、鈴木総業の社長が、折戸湾を使って、日本一のタイの釣り堀をやったらどうだという講演、折戸湾を利用して、日本一のタイ釣りのメッカとしてはどうかみたいな構想を聞いたことがあるものですから、その由比だとか折戸湾だとか、それと28年というのはちょっと遅過ぎるんじゃないかなと思うけど、その辺のことはどうですか。 15 ◯渡辺清水港振興課長 28年度をめどにした整備じゃ遅いんじゃないかというお話でございますが、今、これから可能性調査を24年度にやって、一番いい適地を選ぶと、それから基本設計、実施設計をやっていくと大体28年度かなと思います。また、この場所がいいよということが決まったら、これは県の港湾計画の改定もしていかなければならない、それに合わせていかなければならないということもあります。県の港湾計画は、大体27年度ぐらいをめどに改定されるということなので、ちょうどそれに載せられるというようなことで、28年度オープンのような形で頑張っていきたいと思っております。  それから、折戸湾を利用して、タイをというお話もありました。折戸湾についても1つの候補地なんですが、折戸湾の利活用については、今、水質調査とか、いろいろやっているものですから、その中でも1つの検討材料になるのかなと思っております。あくまでも今回の可能性調査は、複数候補地の可能性調査ということでやらせていただいて、その中で採点方式などをとりながら、一番いいところをということで、また皆さんの御意見をお聞きしながら進めていきたいと思っております。(「由比まで入る」)  由比も視野には入れたいんですが、私ども清水港振興課としては、やっぱり清水港内で可能性調査をやっていきたいと思っております。 16 ◯遠藤委員 次に行きます。  172ページの中央卸売市場会計をお聞きしたいんですが、いつも出てくる話で、管理棟等耐震補強事業費ということがありますが、何年もかかってやっていると思います。今後の市場の耐震補強の計画をお願いいたします。 17 ◯山崎中央卸売市場長 市場の耐震補強の件につきまして御説明させていただきます。  耐震補強が必要とされました市場内施設につきまして、平成16年度より耐震工事を始めました。16、17年度で青果棟、18、19年度で水産棟、20、21年度で関連棟、21、22年度で青果卸倉庫、青果加工所、包装資材棟、そして23、24年度の継続事業として管理棟、冷蔵庫棟の事業を実施しております。  なお、冷蔵庫棟につきましては平成24年6月末、管理棟につきましては平成24年9月末の完了を予定しております。この工事の完了をもって、市場内の耐震補強工事は完了となるところでございます。  耐震補強工事が終わりますと、震度5強程度の地震があった場合でも、ほとんど損傷しない施設となります。こんなことがあっては困るわけなんですが、地震等が発生した場合でも、静岡市民に対する安全・安心な生鮮食料品の基地として、業務が継続できる施設に改修される予定でございます。 18 ◯遠藤委員 次に行きます。  82ページの新規就農支援事業費助成の件です。茶どころ日本一を担う人材確保ということで、この中で、どのような就労支援を図るのか。また夫婦単位ということでやると思うんですが、その理由なんかはどうなっているのかなということと、市から指導料を助成するとありますが、どの程度の助成を考えているのか、その辺をお願いします。 19 ◯築地農業振興課長 委員御指摘のとおり、茶業における担い手の育成というのは非常に重要な問題であるわけです。ここ数年の本市の農業における新規就農者数というのが大体20人前後で推移しております。ただ、茶業における新規就農が平均で恐らく4人程度じゃないかなと思われます。これは、すべて農家の後継ぎの方でございます。ですので、ぜひとも非農家の方に農業、とりわけ静岡の茶業のほうに就農していただきたいと、そういう背景がございまして、この事業を立ち上げました。  もともと、何で茶業のほうへなかなか入ってこられないかというと、お茶の場合は、野菜なんかと違って、面積が結構広くないといけないし、野菜の場合は、短い期間で、結構、収益が上がるんですけれども、お茶というのは、年に、1回、2回程度で、例えば秋以降は収入が入らないというような状況がありまして、定着が非常に難しいというところがありましたので、そういった点をできるだけフォローするような形で市が支援すれば、新たな人材が外から来るのではないかなということから、この事業に取り組もうとしているわけでございます。  それで、今回、夫婦で就農することに対する支援なんですね。恐らく、これは全国でも初めてじゃないかなと思うんです。結局、農業というのは、基本的にはやっぱり2人で一緒に作業すると、より効率的な作業ができると思います。2人でやったほうが、恐らく作業能率も上がるし、経営規模も上がります。経営規模が上がるということは、所得の向上につながりますので、就農した方が、継続して農業をしていく素地ができるなと思います。  それから、もう1つ、配偶者が既にいるという点は大きいと思います。単身で就農する場合においては、先ほど言いましたように、営農規模を拡大していくことがなかなか難しいので、収益的な面で若干不利になるということが考えられます。夫婦で農業に取り組んだほうが、生産性は、当然、上がりますし、モチベーションも上がってくると考えています。  それから、3つ目としましては、いい人材を確保したいなと思っております。夫婦で参入するということは、今ある仕事を投げ打って茶業に入ろうとするわけでございまして、それだけ覚悟を持って茶業に入ってまいりたいという、そういった意味合いでのいい人材の確保ができるんじゃないかと思います。そういったことから、夫婦での就農支援ということです。  それから、指導料なんですけれども、1年目は体験研修でございます。これは、今の仕事を持ちながら、土日などに、体験的にこちらへ来ていただくというような格好になります。研修の受け入れ先には、お1人、1日1万円をめどに、体験の研修指導料をお支払いしたいと思います。これは県で行っている体験研修事業と同額のものでございます。受け入れ先は、この指導料の中から、保険料なんかを当然差し引きまして、そのほかのものについて、例えば自宅から研修場所までの旅費相当としてお渡しするというようなことを今、考えているところであります。 20 ◯遠藤委員 わかりました。仕事を持って、ちょっと勉強してみようというスタンスで、2組4人で1組50万じゃ、お茶なんかはすぐ金にならないからやらないかなと思っていましたけど、本業があって、興味を持っている人が、それをやっていこうということでいいわけだよね。  それと、2組で100万で、多分、我々の身近な茶園なんかでも、年齢が来たからどうしようと考えて、ことしお茶刈りできるようなお茶を放棄しようというところが幾らでもあると思うものですから、2組より多く来た場合は、思いがあるなら2組じゃなくたっていいと思うんだけど。  それと、さっき言われましたが、夫婦でやるやらないよりも、お茶刈りは1人じゃできないんだよね。夫婦でやればいいじゃなくて、2人以上でないとお茶の手入れはできないものですから、お茶を離す農家があるわけです。ミカンは、自分が行って切りたければ切れるし、今、説明を聞きながら、その辺がわかっていないなと思いました。  それで、2組以上来たときなんかも、やっぱり気持ちとしては、支援事業じゃやらなければならないと思うけど、その辺、どうですか。 21 ◯築地農業振興課長 まず、仕事を持って研修ですかという話ですが、そのとおりです。1年目は、仕事を持ちながら、いわゆるマッチングをしなければいけないので、本人がその仕事に合っているのかどうか、また受け入れ側としても、その人がどのくらいの決意を持ってきているのかというところも、あわせて確認してまいりたいということで、仕事を持ちながら研修していただくということになります。  それから、2組より多く来たときですけれども、そういう熱意を持っていただく方がたくさんお見えになるのは大変ありがたいのですが、我々としましても、初めての事業なので、受け入れる側の体制も整えていかなければいけないということで、初年度はとにかく2組でいきたいなと思います。  それから、あと、ミカンの話が出ましたよね。やはりミカンも、土地利用型、たくさんの面積を持って作業していかないと収益が上がらない。それは、先ほど言いましたように、野菜なんかのように、年に何回もできると収益が上がるわけですね。だから、新規参入者はそちらへシフトしていく傾向があるわけですが、お茶もミカンも同じで、土地利用型ですので、そういった意味合いでは、やはり参入が難しい部類に入ると思います。ただ、私どもが農林業センサスのデータで見ますと、お茶が、5年前に比べて25%ぐらい就労者が減っているんですけど、ミカンは、調べたところ、ほとんど減っていないという状況がありましたので、まずやはりミカンじゃなくて、お茶を優先して、就農支援を図っていきたいと考えたところです。 22 ◯遠藤委員 最後に、聞きます。  同じ82ページですが、お茶のまち静岡推進事業です。伝統工芸の竹を使用した組立式茶室の購入事業ですが、購入の目的と、組立式茶室というのはどんなようなものなのか、理解できる程度の簡単な説明でいいです。それと、購入後はどのような活用を考えているのか、3点お願いします。 23 ◯築地農業振興課長 もちろん、目的がございまして、静岡市の茶どころ日本一計画においては、やはりお茶が身近なものであるというところを追求していくのが1つありますし、それからお茶が持っている価値を内外に広く情報発信していくという部分があろうかと思います。そういった意味で、今回の茶室の購入というのは、日本一計画の中にある3つの戦略のうちのまず1つ、普及戦略ということで、生活空間に浸透させていく必要があると。それから、イメージ戦略ということでは、内外に広く情報発信して、静岡市のお茶の価値を伝えていく、そういった目的からこの茶室を購入することになります。  お茶だけで発信するのももちろんいいですけれども、やはりお茶にプラス何かをくっつけて発信したほうがより効果的だと思います。例えば、私どもは、平成23年度はお茶とスイーツの組み合わせの取り組みをしたんですけど、24年度は、これを組立式茶室というふうに、今、考えているところです。  それから、組立式茶室とは一体どんなものかというお話ですが、実は、残念ながら私もまだ見てはいないです。というのは、実際に一回見たいと思いまして、製作元のほうへ話をしましたら、今、見られるのがないと、多分、国内にないと思うんですね。なので、見ていないんですけれども、大体どんなのかといいますと、写真がございます。これはインターネットから引っ張ってきたんですけれども、枠は杉の木材を使って、あと壁面は、竹を削って、それを四つ目編みにするというようなつくりであります。せっかくものづくり条例もできて、これからそういった面でも振興を図っていこうという機運が高まっていますので、私どもとしては、あわせて取り組みさせていただきたいなと思います。  それから、活用方法ですけれども、これは、できるだけ早くやりたいんですけれども、お茶ウイークには間に合うような形で、つまり11月1日のお茶の日には間に合うような形で製作してまいりたいと考えております。活用場所は、静岡駅の北口地下広場などに置くという方法もあると思いますし、あと新茶の時期であるとか、あるいはお茶の商戦なんかのときに、組立式で移動が可能だという利点を生かしまして、いろんなところへ運んでPRすることもできると思います。それから、他の部局でいろんなイベントをするとき、例えば来年は国連の軍縮会議が開かれるというようなことも聞いていますけれども、そういったところなどでも活用して、お茶のまち静岡市をPRできればいいなと考えております。 24 ◯遠藤委員 済みません、茶室で、伝統芸能なんて言うので、僕は抹茶か何かやるようなイメージがあったんですが、そうではなくて、ふだん我々が飲んでいるお茶をその会場でやるということですね。それで、いいわけですね。 25 ◯築地農業振興課長 確かに、茶室というと抹茶でというふうなイメージがありますけれども、私どもは、抹茶、煎茶も含めて、いろんな活用をすることによって、お茶のまち静岡市のPRに努めたいと考えております。 26 ◯増田委員 私は、9)予算事項別明細書279ページの中段、商業振興指導費、大型店立地指導費とありますけれども、その内容はどのようなものか。  そしてもう1点、地元長沼の町内では、三菱地所の商業施設ができることで、愛宕霊園から長沼駅の道路などの渋滞を懸念しています。市は、渋滞への対応について、三菱地所にどのような指導ができるのか、教えていただきたいと思います。 27 ◯海野商業労政課長 1点目の内容でございますけれども、こちらの経費につきましては、大規模小売店舗立地法に係る経費が主なものでございまして、内容は、その中で専門委員の委員会を開催いたしますので、それが内容の大きなものでございます。  2点目の三菱地所に対してどのような指導ができるかという話でございます。この件につきましては、法律の中で、市民の皆様からも意見をいただくことになっておりまして、1月15日に意見をいただいたわけなんですけれども、その意見の中で、まさに、今、委員がおっしゃった周辺のエリアに対する交通渋滞等を懸念する御意見が出ております。  この件につきまして、2月22日に第1回目の専門委員会を開催したところでございますが、そこでも、傍聴した方からそうした御意見をいただいております。愛宕霊園から長沼駅の道路については、進入路の計画にはありませんけども、やはり周辺道路の渋滞ということは、大変に市民生活に及ぼす影響がある話なものですから、今後、三菱地所に対しては、そういう生活道路に入らないような対策というんでしょうか、それと進入・退店の経路、こうしたことについてもきちっとPRをして、ルールどおりにお店に入るようにと、そのようなことについて、私どもとしては、誠意ある御回答を求めていきたいなと思っております。ここに基づく意見の取りまとめというのは5月8日までになっております。 28 ◯増田委員 大変大きな商業施設ということで、非常に車の搬入が多いと思います。今まで地元の説明会を持ったということですけれども、今後の予定をわかる範囲内で教えてください。 29 ◯海野商業労政課長 法律に基づいて届け出がありますと、2カ月以内に説明会を持つということで、既に説明会は終わっております。ただ、今、委員がおっしゃったように、こうしたことについての御説明を地域のほうでというような御要望があれば、私どもとしても、その御要望にこたえて、三菱地所に説明を求めていく、あるいは私どものほうで、対応できる御説明をさせていただきたいと考えております。 30 ◯兼高委員 それでは、2、3点、質問させていただきます。  まず、78ページの商業労政課、若年労働者雇用対策事業ということで345万ほど計上されていますけれども、我々にも非常に就職についての相談が多いわけです。特に、新卒者、卒業式を終えているような状況でも、まだ職についていない方が多いという大変深刻な状況でございます。そこで、この事業に期待するところなんですけども、予算額が23年度より、若干ですけども減少しております。そういった中で、この23年度の事業の成果というのは、どの程度の需要があったのか、この辺について教えていただきたいということと、その成果についてどのようにとらえているのかということ、あと、新規事業を含めて、この事業の内容、事業費をお伺いしたいと思います。 31 ◯海野商業労政課長 雇用促進事業につきましては、全体としては、12事業ございます。その中で、若年雇用の対策事業というのが7事業になります。  1点が地域産業・大学等交流会事業、これは、企業の採用情報と大学等の指導内容、あるいは学生の資質等の情報交換の場ということになります。それと、ニート対策の事業、若年者のキャリア形成支援事業、高校生事業所見学会、高校生が事業所を見学する事業でございますけど、それとジュニアインターンシップ推進事業、それと既卒者等の就職活動支援事業ということで、働きながら仕事の技術を身につけるという事業です。それと、本年度は、それに加えまして、新たに企業と学生との縁結び事業ということで、今、ミスマッチという言葉がございますけども、やはり企業が求めているものと学生が求めているところに、少しミスマッチがあるということで、この縁結び事業につきましては、いわゆる企業の経営者等と学生が一緒になって、そこでディスカッションするというんでしょうか、意見をぶつけ合うというんでしょうか、そういう場を設定して、企業に入る心構え、あるいは企業の経営者がどういうようなことを考えて採用しようとしているのか、そういうようなことをこの場でやっていこうかなと思っております。  成果というところでございますけども、特に既卒者につきましては、県等については、卒業して3年以内の方々を対象にして、こうした人材派遣会社で職業体験をしているわけですけども、本市の場合には、そこを4年から35歳になるまで、ある意味では、長いスパンで就職ができていないような方を対象にこの事業をやっているわけでございます。今回、その事業について、30名の募集をしておりますが、25名ですか、約8割の方が、既に正規職員として採用が来ているということで、この事業については成果があるのかなと。他のものについても、職場の現場を見て、非常にいい事業だというふうなことを、学校の教員等の皆様方からも評価をいただいておりますし、企業と学生等の面接の場というんでしょうか、情報交換の場、そうしたものについてもアンケート調査をとっておりますけども、この事業の継続性については、やはり皆様方から御支援いただいているということです。予算については余りとれていないところがございますけども、そういう意味においては、精いっぱい成果が出るような形で、今後についても、工夫を凝らして、この事業費を生かすように推進したいと考えております。 32 ◯兼高委員 説明はよくわかりました。8割ぐらいの成果があるということで、非常に精度が高いのかなと思います。雇用の問題についてはなかなか改善の兆しが見えないということで、このごろ、企業の見学会とかガイダンスとか、いろいろあると思うんですけども、企業と大学と市はどんなようなかかわり合いをしているのか、お伺いしたいと思います。 33 ◯海野商業労政課長 やはり雇用の関係というのは、これまで国の事業だということで、予算についても、市は、ある意味では余り大きな予算はとれていないかなというところがあります。私どもとしては、労働局、特にハローワーク、あるいは県やと共済と、相互に助け合いを行って、この事業を進めていこうということで、そういう意味では、同じ目標を持った関係機関と協力して、効果的に事業を進めていきたいというようなことで、連携を持っております。  ずばり申し上げますと、やはり市としては、学校とか企業とのつながりというのが、商業労政課として少し薄いように思っております。この縁結び事業というのを本年度持つことによりまして、大学の就職部とか、特に中小企業の経営者等の把握をして、マッチングするという事業でございますので、こうした事業を機に、まさに今、委員がおっしゃいました、いわゆるパイプというんでしょうか、そういうものを濃くして、やはり現場を理解して事業につなげる、そういういいサイクルで、この事業も発展すればなと考えております。 34 ◯兼高委員 わかりました。非常に厳しい現状がありますので、ぜひ積極的にいろんな事業を進めていただきたいと思います。  次は、シティプロモーション推進事業というのが、地域産業課と観光・シティプロモーション課と2つ同じ事業名であるんですけども、私のほうは観光・シティプロモーション課の事業についてお伺いしたいと思います。  集客交流都市ということで、この辺を目指して事業をやられているんですけども、今回、海外、国内ということで、事業展開をされるということで、先ほども韓国の話がありましたけども、今、観光の時代ということで、観光事業というのは非常に重要な事業かと思います。  3月12日に、観光大使ということで、昨年は森 理世さん、今回は春風亭昇太さんを任命されたということで大きく報道されております。この辺について、今まではなかった事業ですけども、こういった観光大使に今後どのような形で活動していただくのか。観光大使の任務とか役割、どんなものを期待して活動していただくのか、これもお伺いしたいと思います。 35 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 観光親善大使制度につきましては、今年度、初めて制度化させていただいたものでございます。そういう中で、今、委員からお話しいただきましたように、昨年12月1日には、森 理世さん。この方は、2007年の世界ユニバースの優勝者ということで、世界的にも非常に知名度の高いお方だと承知しております。  また、ことしの3月12日、つい先日ですけども、春風亭昇太さんに、第2号という言い方は失礼ですけれども、観光親善大使に御就任いただきました。彼は、現在の清水区高橋の生まれということで、高校もこちらが地元だということです。年齢的にも、52歳で、まだまだ若い方でございます。彼については、国内では、非常に知名度が高く、親しみ深いお方だということで、観光親善大使のほうにお願いさせていただきました。  この制度は、あくまでも名誉職ということで、特に金銭的な契約事項は何もございません。あくまでも御好意でお願いしているということで、私どものほうとしては、お名刺を持っていただいて、それを事あるごとに分けていただいて、静岡市の知名度を上げていただきたいということで、お願いしたものでございます。  先ほど外国については、静岡市の知名度は低いと申し上げたんですけれども、国内においても、残念ながら静岡市というのは、余り地名度は高くございません。そういう中で、著名人であるお二方に静岡市のPRをしていただくことによって、知名度を上げていただきたいというのが期待するところでございます。  また、今後、本市の各事業の中で、例えばシンポジウムをやるときのパネラーにお願いしたりだとか、あるいは司会をお願いしたいというときには、その都度、所属事務所の方々と相談して、その内容によって別契約ということになります。現時点では、その予算化は、お願いはしてございません。  ちなみに、おとといですか、私の家族の者がラジオのニッポン放送を聞いておりましたら、何かの番組のゲストとして春風亭昇太さんが出ておられまして、静岡市の観光親善大使に任命されたと、静岡市はいいところだとPRしてくださったということです。そのようなことで、静岡市を露出していただければ非常にありがたいということで、期待申し上げているところでございます。 36 ◯兼高委員 わかりました。お二人とも、大変、知名度の高い方なものですから、静岡市のために、これからもぜひいろんな事業へ招聘いただいて、その辺の活動を積極的にお願いしていただきたいなとお願いしておきます。  それから、次に行きます。  先ほど遠藤委員からお話がありました三保真崎のグラウンドゴルフ場整備の関係です。私も、何回かあそこへは伺わせていただいて、グラウンドゴルフを楽しませてもらっているんですけども、あの奥のテントの撤去とか整地とか、いろいろ事業費に入っていますけど、あの奥のテント、よく皆さんに、あれは何だとかということで聞かれていますけども、あれは市の財産なんですか。その辺をお聞きしたいと思います。 37 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 現在、テント倉庫というんですか、大きいテントが2棟ございます。中身は、もともと旧清水市の時代ですけども、スーパー堤防ができる前に、海の家がございまして、その組合が放棄したようなものが数多く残っております。現在、一部、海水浴場の組合が残っておりますので、組合長にお話しいたしまして、中身を撤去していただきたいということでは交渉済みです。予算計上いただければ、具体的に動いていただいて、空になったところで、テントについては市の財産ということで処分を考えております。  ただ、一部、みなと祭りの資材が残っているとかということもありまして、みなと祭りにつきましては、御存じのとおり共催ということで、市の関与も強いものですから、置き場所がなければ、1棟は残して、グラウンドゴルフ場自体も、ちょっと備品等の倉庫も必要になってきますので、そういうものに利活用したいなと思っております。  いずれにしても、委員も見ていただいたとおり、余りきれいではないものですから、撤去して周辺をきれいにしたいというのも今回の事業でございます。 38 ◯兼高委員 グラウンドゴルフ場というと、整備はスポーツ振興課かな。観光・シティプロモーション課ということで、先ほどの説明でわかりましたけども、あそこのところは、非常に海が近いということで、満潮、干潮によって路面に水たまりができたりするような状況なんですよね。満潮時には使えない場所があるわけです。余り広いところじゃないものですから、全面的にやるような形にするには、その辺の解消も多少必要かなと思うんです。  今、グラウンドゴルフといいますと、非常に全国的、国際的にもなってきた時代なんですね。静岡市には、グラウンドゴルフ協会はありますけども、まだ公認コースというのがないんですよね。この近くで言いますと、どうしても三島とか袋井とか、そっちのほうへ行かないと、そういった公認のコースがないということです。ぜひ整備するに当たっては、公認コースを視野に入れた整備というか、グラウンドゴルフは、先ほど言いましたように、500人だ600人だというクラスの大会を1カ所でやるというのは無理なんですよね。1コース5人とか6人しか入れないものですから、そういった部分でいくと、公認コースがあれば、静岡市も、もう少しそういった熱も上がってくるのかなということで、ぜひその辺のことも検討していただきたい。コースの整備についてどの辺まで考えておられるのか、お聞きしたいと思います。 39 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 今回、考えておりますグラウンドゴルフコースにつきましては、日本グラウンド・ゴルフ協会というのがございまして、静岡のほうにも支部がございますので、そこの専門家の方々と協議して、一番楽しんでいただけるようなコースにしたいと考えております。
     その中で、公式というお話でございます。確かに、公式にしますと、公式グラウンドゴルフ場だということで誘客が望まれるところなんですけども、ただ公式にしますとコースが限定されてしまいます。例えば今あそこは芝生を利用しているんですけども、その都度、コースを変えているわけです。それが逆に楽しいということで、おいでいただいているということもございますので、その辺、関係者の方と相談する中で、一番、利用率が高いような内容にしたいと考えております。 40 ◯海野商業労政課長 申しわけありません。1点、先ほどの答弁の中で、既卒者の現在の正規雇用につながった人数、私、25名と申し上げましたが、24名ということで訂正をお願いいたします。申しわけございません。 41 ◯亀澤委員長 この際、暫時休憩いたします。                  正午休憩      ──────────────────────────────                 午後1時再開 42 ◯亀澤委員長 それでは、休憩前に引き続きまして、委員会を再開します。 43 ◯兼高委員 それでは、午前中に引き続いて、もう1、2点、お願いします。  84ページの水産漁港課、用宗漁港の整備です。毎年、離岸堤とか、そういった工事がなされているわけですけども、非常に細かな形での事業ということで、進捗がなかなか見えてこないんです。全体的な工事の中の今、整備率というか、最終的な形の中のどの程度まで進んでいるのか、毎年、45メーターとか50メーターとか、そういった形の中でやられている事業なものですから、非常にその辺が見えてこないんですけど、この辺について教えていただきたいなと思いますけど。 44 ◯海野水産漁港課長 漁港内の整備につきましては、今年度で100%達成しております。(「離岸堤は」)離岸堤ですけれど、あれは海岸保全事業という形になります。離岸堤につきましては、第1離岸堤、第2離岸堤がありまして、第1離岸堤は完成しております。第2の離岸堤といいますか、沖離岸堤と私たちは呼んでいるんですけれど、それも5基ありまして、来年度で1から4基が完成いたします。  それで、第4離岸堤が完了しまして、第5離岸堤のほうへ着手したいと思っております。第5離岸堤の完成予定でございますけれど、平成26年度を目指して計画しております。 45 ◯兼高委員 わかりました。大分進んでいるということで、今、安心しましたけども、実は、昨年の3.11の地震を教訓に、特に用宗漁港の津波対策というのはどのような状況になっているのか、その辺をお伺いしたいと思います。 46 ◯海野水産漁港課長 現在、私たちが管理している施設につきましては、県が想定しました第3次被害想定はクリアしております。そして、ことしの補正につきましては、あそこに陸閘がありますが、条件なしでその陸閘を閉じられるように、5カ所を今、工事をして完成させております。残りの陸閘につきましては、まだ閉めると漁に対して支障が起きますので、そういう問題をクリアしてから、閉じさせてもらうような工事を行いたいと思っております。 47 ◯兼高委員 わかりました。一応、3次被害想定についてはクリアできていると、これからの分については、その都度また変更なりするということで理解します。  じゃ、次にいきます。  86ページ、中山間地振興課にお聞きしたいと思います。最後の野生鳥獣被害対策事業です。今回、ハクビシンも追加ということです。今までもかなり被害があったと思うので、なぜ今の時点かなと思うんですけど、実は、私のうちも家庭菜園をやっていまして、トウモロコシを見事にやられました。中山間地振興課に聞いたら、それはハクビシンだよということでした。そんなことで、非常に広範囲に広がってきて、被害の状況も深刻になっています。  対策事業もいろんな施策があるわけです。さくとかいろいろ。その辺は、被害の状況を見て、どういったものが有効なのかということは、鳥獣の種類によってかなりの差はあると思うんですけども、そういった検証ということはやっているんでしょうか、その辺についてお伺いしておきます。 48 ◯山本中山間地振興課長 検証というのは、前と後ろを比較するということなんですが、例えば今うちでやっているのは、捕獲支援金と、それから防除、さくをつくって入らないようにするというのと、あと今やっぱり山に住む人が減っているものですから、里山と山との境をやらないじゃないですか。そこのところのやぶを刈り払うというモデル事業はやっています。緊急雇用を使ってやっているんですが、それについては、はっきり効果が出たと。アンケートをやってみたり地元に聞き込みして、明らかに今まで潜んでいたけものがいなくなって、出るのが減ったというのはわかっています。ただ、それ以外の防除ですとか捕獲の部分というのは、本当にむらがすごくあるものですから、捕獲については、ふえたり減ったりが続いていて、ことしは、実はちょっと少ないんです。また、どおんとふえてみたりしまして、そこら辺が検証は難しいところなんですが、鋭意やっております。 49 ◯兼高委員 わかりました。相手もなかなか知恵を持ってくるものですから、非常に対策は難しいかなと思います。  この中に、地域一体型、団体型、個別型、いろいろな防除の助成がありますけども、この辺について、どんな形なのか、教えていただきたいと思います。 50 ◯山本中山間地振興課長 個別型というのは、そのままで、各農家がやったのを旧6村の部分は9割補助します。それより下流の部分は、今、5割補助にさせていただいています。やっぱり全然、被害の状況が違うものですから、そういう形をとらせていただいています。1件10万円が限度です。  団体型は、要するに隣同士、2つの畑があって、個別型だとお互いの境も両方で区切りますよね。そうすると、余分に資材がかかったり、それにここだけ囲うと、結局、被害を外へ出しているだけということもありますので、できる限り共同でやりましょうよという働きかけをしています。  地域一体型は、もっと大きく、例えば去年、桂山では、川の向こう側の向田というところを6ヘクタールぐらい囲って、そこの方々、みんなで、耕作放棄地も、これからそういうのを減らしていくということで、やっていただくと。それが、一番、効果があって、それは95%の補助をさせていただいております。それを今、一番進めています。なおかつ、その外側に、今度は例えば、さっき言ったやぶ払いをやって、おりを置いて、道のところへ誘い込んでとるとかいうような形で、できるだけ広く、地域の方が共同して一体的にやるというものを今、一生懸命、地域に入って説明をしたりして、進めているところです。個別型はだんだん減らしていきたいという方向です。 51 ◯兼高委員 わかりました。この事業は、本当にイタチごっこかなという感じがしないでもないですけども、鳥獣そのものの数というか、こういったものに対しては、どの程度、把握されているのか。非常にこれも、また難しい問題だろうなと思うんですけど。  それと、先進地というのはどこかわからないですけども、やはり全国的な状況、中山間地を持っているところは、全国的に被害も広がっていると思うんですけども、こういった横のつながりで、情報交換、いろいろな施策があると思うんですけど、その辺の情報交換は現在やられているのかどうか、お聞きしたいと思います。 52 ◯山本中山間地振興課長 数は把握できていないんですが、ことしの予算の中に、緊急雇用を使わせていただいて、夜も撮れるセンサーカメラを100カ所ぐらいつけます。一体、一番悪いやつはどいつだということで、カモシカなのか。カモシカがすごいふえたとあるんですが、カモシカは天然記念物になっているので、数の制限があります。なので、県なんかの自然保護のところの委員会を通さないと、数を決めていただけないんです。1回100頭と出したら、ふざけるんじゃないという話になったりしました。  だから、センサーカメラを段階的に100カ所ぐらいつけまして、夜も調べて、その地域で悪さをしているのはどれかというのを調べる調査をいたします。そういうふうなことで、数は、ちょっと把握できていません。  カモシカも頭数の調査はやるんです。何ヘクタールの間、何人かで歩くんですが、みんな逃げちゃうんでわからないんですよね。なので、結局どうやって調べているかというと、ふんの状況だとか、そういうので推測しているんです。  先ほどお話が出ましたが、ハクビシンは、前からかなり多いとは思っていたんですけども、なかなかはっきり原因がわからなかったんです。いつも我々がやっているのは、僕らが決めるというよりも、猟友会の方々、それから鳥獣保護員の方々、それから森林組合とか農協の方々と会議をやって、やっぱりハクビシンが大変だという話で、じゃそれを入れさせていただきましょうということでやりました。そういうふうな形で、情報交換が、まず内部的、市内的にはあります。  あとは、先進地というのは、例えば伊豆だとか、今週、職員が行って、新しい竹を使ったわながあるというので、それをもらいに行って、トラックに積んで、それを日本平の人に渡して、これでやってみてくれというようなことをやったり、ハクビシンの専門家の方に来ていただいて、いろんな関係者を集めて、講演会をやってもらったりして、そういうようなことはもう始終やっております。 53 ◯兼高委員 じゃ、最後です。  今の鳥獣関係ですけども、有害鳥獣対策地区協議会への助成が、新たな事業ということで載っておりますけども、この組織は、新しく発足されたのか、どういった団体なのか、わかれば伺いたいと思います。 54 ◯山本中山間地振興課長 この協議会は、今、JA静岡の側にございます。それは、農協が、例えば日本平のエリアだとか長田だとか、地区ごとに、済みません、数ははっきりわかりませんが、たしか10カ所ぐらいありまして、その方々が、一緒になって、わなをかけたり防除したりしてくださっています。日本平に至っては、本当にわなを全部たどると100キロ近くあったりしますので、そういうところがやっぱりちょっと過重になっているということで、今でも補助金は出していますが、今度はそういうわななんかに対して補助を出します。  構成団体は、地区の部農会とか自治会、猟友会、JAの方々が参加してやっていただいています。  今、清水側ができていないものですから、清水にも働きかけてやらないかということでお声がけをしているところでございます。それで、そこへ1件につき上限で10万円お渡しするという制度でございます。 55 ◯池邨委員 それでは、6つあります。簡潔にいきたいと思いますので、よろしくお願いします。  まず、76ページの産業政策課の企業の関係です。ものづくり産業振興条例ができて、計画をつくられているとは思うんですが、この予算の執行といいますか、予定を見ると、静岡で製造業をやっている方、経営者からすると、なかなか市にしっかりやってもらっているという気になりにくいような感じがするんです。まずこの計画策定に当たって、市は、製造業というか、企業に対してしっかり支援をするんだという気持ちはどうなのか、お伺いしたいです。 56 ◯斎藤産業政策課長 済みません、ちょっと確認ですが、ものづくり産業振興条例の関係でよろしいですか。 57 ◯池邨委員 いやいや、中小企業の支援をどのように考えているのかというところです。静岡市の人をふやさなければいけないとか、雇用創出という意味で、ここの支援というか政策というのは、大変重要だという認識はあるんですけど、市として、企業をどう支援していくのか、事業をどうやって進めていくのかという基本的な考え方をお伺いしたいと思います。 58 ◯斎藤産業政策課長 わかりました。  商工費あるいは経済局所管の予算というのは、基本的には、商工部については商工費が中心になって、企業の御支援をさせていただいております。特に、中小企業に対しては、条例もつくっていただいて、その後、具体的な計画を先日パブコメもやっていただいたということ、それから資金面でいきますと、融資制度をやらせていただいて、それぞれ御利用いただいております。  1年前に災害が起きまして、それに対して、災害対策の資金を1カ月ぐらい後につくらせていただいて、対応させていただいています。  また、企業立地、誘致と留置につきましては、76ページですと、一番上段にあります誘致推進事業、それから2段目の企業立地の補助制度については、これも新しいものをつくらせていただいています。  そんなようなことと、それから市長のまちみがき戦略推進プランを今回、市としてつくりまして、その中では、新事業への展開であるとか業務転換であるとかというようなところにも支援をしていくと、ちょっと雑駁な説明になって恐縮ですが、そういったことで進めさせていただいております。 59 ◯池邨委員 ということは、中小企業が抱える課題としては、資金繰りであるとか事務所を出すときの資金のモデル、市はそういうものが課題だという認識でいるということでよろしいですか。 60 ◯斎藤産業政策課長 具体的な施策としては、ただいま申し上げたような施策を出させていただいているということと、それから今年度から静岡市単独の景況調査を始めさせていただきました。今年度は、9月に第1回目を行いまして、2月に2回目の調査をしております。9月の景況の概況を、ちょっと読み上げます。  4月から9月の静岡市内の事業所の景況については、前年度と比べて、下降が上昇を大幅に上回り、東日本大震災による影響が大きくうかがえる結果となった。今年の下期については、震災による低迷からの回復を見込んでいるが、先行きについては、円高や欧州などの世界経済の減速もあり、不透明感が高まっていると。きのうでしたか、関東財務局のほうからも、景況の報告がありましたけれども、おおむねこれとそんなに変わっていないと、9月の後、若干上向きになってきたけれども、やっぱりなかなか先行きは不透明だというふうな状況にあります。景況調査の中で、いろんな御意見、生の声なんかもアンケート的にいただいておりますので、そういった声を聞きながら、施策を展開していきたいと思っております。 61 ◯池邨委員 あとは、要望の中で述べさせていただきます。  次、2つ目が、9)の個別のところですけど、商工費の285ページの中の下のほうで、しぞーかおでんフェア開催補助金、これは静岡おでんの関係です。こっちの予算案の概要の中に入っていなかったので、ちょっとお伺いしたいんですけども、この予算は昨年と比べてどうなっているのですか。 62 ◯鈴木イベント推進担当課長 委員長、済みません、ちょっとこの時間をおかりして、委員の皆さんにお礼を申し上げたいんですが、お時間をいただいてよろしいでしょうか。 63 ◯亀澤委員長 はい。 64 ◯鈴木イベント推進担当課長 先月、行われましたしぞーかおでんフェアでは、皆さん、オープニングの太鼓の披露ですとか、あるいはおでんブースの出展など、非常に市民の先頭に立つような形で、市を盛り上げていただいてありがとうございました。形が違うかもしれませんが、ぜひお礼を申し上げたくて、お時間をいただきました。皆さんの熱い心意気のようなものに触れた感じがしてすごく感激いたしました。これ以外のイベントでも、またぜひ盛り上げていただきたいと思っていますので、よろしくお願いします。  済みません、それでは御質問ですが、しぞーかおでんフェア、昨年、要求をいたしました額が405万円、ことしは200万円ということで、ほぼ半分ぐらいということで、減額でお願いをしております。 65 ◯池邨委員 静岡おでんということで、今回、議員も一緒になって販売をして、よし、これからだと思ったときに、事業計画から文言が全部削除されているような感じなんですけど、今後、静岡おでんというのを市としてはどのように進めていこうとしているのか。ことしの予算もそうですけど、そこら辺はどうなんですか。何で半分に減っているのか、そこら辺の理由も含めて。 66 ◯鈴木イベント推進担当課長 減額に至りました経緯について御説明したいと思います。  おでんフェアは、平成18年度から始まっておりまして、当時、ビールのCMで静岡おでんが取り上げられましたものですから、本市のプロモーションに生かしていこうということで、冬のイベントというような位置づけで始まりました。静岡おでんの愛好者や飲食業の関係団体で実行委員会を組織して、ことしで6回目ということになります。当初、4日間、開催していたものなんですけれども、出展者の負担が大きいというようなこともございまして、2日間に縮小されておりますが、補助金、当時は450万ほどありましたけれども、全体経費は変わりませんでした。収入を使い切るための事業規模を確保するというような目的もありまして、当初の目的である静岡おでんを市内外に発信していこうという、そういった目的の1つ、片方が薄れてまいりまして、静岡おでん以外の静岡グルメであったり、全国のおでん、あるいはB級グルメ、そういったものに力点が移って、どちらかというとミニB-1グランプリのような様相を呈して現在に至っております。  今回の減額なんですが、目的の1つであります静岡おでんの発信という視点をもう一度見直していただきたい、事業規模や運営方法が適切なのかどうかということを見直しましょうということで、実行委員会の皆様とも相談をいたしまして、およそ半額の200万円という補助でも目的達成は可能なのではないかというような結論に至ったものでございます。  ただ、委員の御指摘のとおり、静岡おでんというのは、本市にとって大切なシティプロモーションの素材、資源でございます。また、おでんフェアは、もう1つの目的であります冬のにぎわいづくりというようなことでも非常に大切な事業だと思っております。これで手を引いてしまうというようなことではございませんので、よろしくお願いしたいと思います。 67 ◯池邨委員 本来の目的が変わってきたからというのは、変わってきた理由というのがどこにあるのか、よくわからないですけど、静岡おでんというものを全国に発信するというのがもともとあったと思うんです。それの誘導を静岡市はしていなかったということ、実行委員会に任せきりだったということなんですか。そこら辺はどうなんですか。 68 ◯鈴木イベント推進担当課長 確かに、委員のおっしゃるとおり、市のほうで十分な指導が必要だったかと思いますが、ここでこういったお話をしていいのかあれなんですけれども、平成18年当初から、このおでんフェアを担当しておりましたのが、おととしになりますか、不適正処理ということで処分を受けた職員が担当しておりました。18年当初から、公費を支出しないで、みずからの資金をおでんフェアの実行委員会に出すというような形でしておりまして、もちろん関係した上司等の点検ができていなかったという大きな理由がございますけれども、当時から、職員の関与が非常に薄い、スポイルされた事業だったのではないかなと思って反省をしているところです。 69 ◯池邨委員 不適正がどうのこうのというのは、別に事業と関係がなくて、今の話を聞くと、400万円が不適正だったというふうにしか聞こえないんだけど、そんなことではないと思うんですよね。本来の目的が、おでんを全国に広めるという思いがあって進められた事業で、やっぱりそれは最終的に目的を達成するまでしっかりやらなければいけないと。そのために200万でできるというなら、それでいいですけど、ここも要望で述べさせていただきます。不適正経理は、全然、関係がない話で、事業目的を達成するための予算でオーケーだという答弁が欲しかったんですけど、ちょっと寂しい気がします。  次の質問に行きます。駿府匠宿の運営事業、資料3の79ページです。  ここに、運営管理費、駐車場管理費で2億5,000万ですよね。去年より上がっているということで、まず1つは上がっている理由と、もう1つは、運営管理、駐車場管理に2億5,000万、ざっとした内訳でいいんですけど、何でこんなに要るのというところをお聞かせください。 70 ◯小泉地域産業課長 まず、駿府匠宿の運営事業2億5,000万の内訳につきましては、大部分が指定管理料で、2億3,510万余でございます。  それから、24年度、臨時的な駐車場の改修が必要になりましたので、それに1,040万、それから修繕費といたしまして203万、あとその他で244万余、これは、使用料の徴収委託とか、PR用のノベルティーサンプルの消耗品だとか、PR用の印刷費、そのようなものが内訳でございます。  それから、昨年から若干上がっているという、これにつきましては、先ほど言いました臨時的経費の駐車場の改修費用が1,000万円ほどありましたが、昨年度は、臨時的なもので、匠宿のPOSシステムというのがあったんですが、それを改修ということで900万ぐらいやりましたので、その部分が若干ふえたという形になります。 71 ◯池邨委員 指定管理料の2億3,000万、駿府匠宿というのは、場所としてはどことどこの管理費用で、その管理費用の内訳というのは、ここで聞くわけにはいかないんでしたか。 72 ◯小泉地域産業課長 この指定管理料につきましては、本館と別館、要するに体験施設だとか工芸館とかとありまして、そのところの施設の管理も全部含めた事業の指定管理料です。そこでやっています物販とか食堂などの利便施設は入っておりません。(「入っていないの」)入っておりません。それから、内訳は、具体的な金額はちょっとあれなんですが、内容的には、あそこは体験施設ですので、マンツーマンで教える形になりますので、やはり人件費の部分が多いというふうになっております。  それから、あと事業費、これは、体験工房での消耗品だとか、あと匠宿としていろいろなイベントをしますと人が集まるものですから、その辺のイベントの費用だとかPRとか展示会の費用、それが事業費ということでございます。それから、あそこの施設を管理する光熱水費とか修繕とか各種の保守点検、その辺のものと、あと一般管理費とか、そういうものが指定管理料の中の内訳でございます。 73 ◯池邨委員 わかりました。これは、細かい話になるので、この内訳の資料を後でいただけますか。 74 ◯小泉地域産業課長 後ほど、池邨委員とお話をさせていただいて、必要な部分を検討して出させていただくということでよろしくお願いいたします。 75 ◯池邨委員 それでは、匠宿でもう1点だけ。  体験施設ということなので、この駿府匠宿が、独自に、新規にやられる事業がこの中に入っているかどうか、わかれば教えてください。 76 ◯小泉地域産業課長 済みません、この中にというのは(「この予算ですから、来年度、24年度」)基本的に、事業計画というのは、当然、指定管理者が出してくれていまして、その中で、年間の運営の企画ということで18種類ほどの企画を出してくれております。その中で、主なものとしては(「新規案件」)新規ですか。(「なければないで」)  新規は、今のところ具体的なものは把握しておりません。指定管理者の駿府楽市からは、要はイベントをやるとやはり来ますので、常時、新たなイベントについては考えているというのを聞いておりますが、具体的なものは、今のところはちょっとわかっておりません。 77 ◯池邨委員 資料3の81ページです。上から2つ目、まぐろのまち静岡、24年度で6回目ということです。静岡の特に駿河区のほうから行っている人が少ないんですけど、市内普及に向けて、集客、市外も含めてどういうことを考えられておられるのか、ちょっと教えていただきたい。 78 ◯渡辺清水港振興課長 マグロまつり、第6回目ということで、新年度は10月7日にまた開きます。集客の関係でございますが、昨年はおおむね6万3,000人の集客がありまして、年々上がっているということでございます。  体験乗船みたいなものもあるものですから、そんなところでアンケートをとってみますと、市内の方あるいは県内の方が結構多いと、それから逆に名古屋、大阪、山梨、首都圏ということで、大分、県外からもおいでになっています。市内は、もちろんPRさせていただいておりますけど、さらに、今、背後圏、いわゆる山梨県、長野県からも来ていただきたいということで、あちらのほうの新聞社なんかも使って宣伝をしております。  また、昨年は、首都圏、背後圏の旅行会社のほうのツアー企画もさせていただきまして、去年は観光バスが4台くらい来ていただいたということがございます。市内の宣伝につきましては、いろんな広報誌とか静岡新聞に載せてみたりとかということで、PRはさらに強化していきたいと思っております。 79 ◯池邨委員 済みません、マグロに関しましてもう1件だけ。  マグロを解体するとか、いろいろあると思うんですけど、そのマグロに関係する団体とか、いろんな関係する方がいらっしゃると思うんですけど、そういう方々とのかかわり方というのは、このまぐろのまち静岡の事業ではどういうかかわり方をされているのか。普通、実行委員会とか、そういう形式をとられているんですけど、このまぐろのまちは市が主催でやられているんですか。どういうかかわりでやられているのか、わかれば教えてください。 80 ◯渡辺清水港振興課長 これは、市が、一応、主催というような形で、直営でマグロまつりをやっているんですが、この下に実行委員会というのをつくっております。  実行委員会というのは、うちのほうのマグロの水揚げ日本一というのは、江尻漁港区があります。あそこにはいろんな水産会社が入っておりまして、あそこの方々がマグロ水揚げ日本一をやっているというところでございます。例えば、はごろもフーズさんとか、八洲水産さんとかと具体的な名前を挙げると申しわけないんですが、あの方々がみんな実行委員会に入っていただいています。そういう方々と実行委員会を組織させていただいております。  それから、去年は、3.11の関係もありまして、特に江尻漁港区については、石巻とか気仙沼が非常に関係が深いものですから、そちらのマグロを仕入れて、解体ショーをやったり、あるいはこの前は、こういう書いたものを送らせていただいてとかということで、東北とも関係を持ちながら、一応、関係団体ということで、マグロにかかわる業者が江尻漁港区にいますから、その方々に集まってもらった実行委員会ということで、組織をさせていただいております。 81 ◯池邨委員 それでは、86ページの中山間地振興課の「おらんとこのこれ一番事業」ですが、新規に2地区、予定をされているんですけど、この2地区を今後どうやって募集というか集められるのか、その手順といいますか、そこを教えていただければと思います。 82 ◯山本中山間地振興課長 2地区、やろうとしているところは、大川と庵原が手を挙げつつあるんですけども、まず大川がこういうふうにやりたいという申請書を出してきました。接触の仕方というのは、最初に、おととし6月に説明会をしまして、ずっと一括の説明会、それから地域へ行った説明会、それからお問い合わせがあったら、そこへ行って、一緒に考えるという形でやっていますので、どことも接触はしております。 83 ◯池邨委員 それでは、最後、野生鳥獣被害のところです。先ほど御質問がありましたので、それ以外のところで、捕獲するほうはしっかり捕獲をしていただいて、あと捕獲した後の例えばイノシシならイノシシの肉というのがあると思うんですけど、その活用法というのは、この対策事業の中では、何か考えられているようなことはあるんですか。 84 ◯山本中山間地振興課長 基本的に、捕獲をしました鳥獣は、それぞれ自家消費するか、それか廃棄──焼却処分になっているんですが、そのどちらかです。頭に弾が当たったようなやつは、そのまま肉として使えるというお話なものですから、そういう肉について、これから6次産業のネタにできないかとかということを今、3農協と、これから猟友会とかも入れて話をしていくことにはなっております。実際、今どういうふうに地域で使われているかというと、例えば清沢ではイノシシの肉のおでんだとか肉まんだとか定食、コロッケ、水見色だとイノシシ飯とか空揚げ、それから井川だとか梅ケ島の2地区とか、そういうところでは、既にずっと前からお客さんに提供しているという状態です。もっとこれを加工販売所なんかで扱っていただけるようにしていくためにどうしたらいいんだろうというような研究会は、ことしの1月に立ち上げて、今いろんな勉強をしているところです。 85 ◯池邨委員 そういうことであれば、その6次産業も見据えて、今後、静岡市としては進んでいく方向という認識でよろしいですか。 86 ◯山本中山間地振興課長 ぜひ特産にできるように頑張ってまいります。 87 ◯佐野委員 それでは、何点かお時間をいただいて伺いたいと思います。  最初に、料金改定と消費税の関係を伺いたいんですけれども、まず消費税にしましょうか。  39号の農業集落排水、44号の中央卸売市場、これは調書をいただいておりますけれども、一般会計分の経済局の中で消費税分がある課がありましたら、教えていただきたいと思います。  ついでに、料金改定、議案第76号、77号、84号ですが、その中で、これは別表をいただいておりますけれども、収入見込み額がマイナスになっているところもあるものですから、恐れ入りますけれども、収入見込み額をお教えいただきたいと思います。 88 ◯斎藤産業政策課長 産業政策課に係ります消費税額についてお答えをいたします。  当課所管、4施設ございます。会議室などの使用料及び自動販売機などの設置に伴う目的外使用料に係る消費税でございます。それぞれ金額を申し上げます。産業・情報プラザ55万1,000円、産学交流センター104万5,000円、クリエーター支援センター63万9,000円、新設のこどもクリエイティブタウン7万9,000円、以上でございます。(「1月から運行ですね」)クリエイティブタウンは1月からです。 89 ◯海野商業労政課長 当課の所管する消費税につきましては560万4,000円でございます。北部、南部、東部の各勤労者福祉センターの使用料の収入見込み額から算出させていただきました。 90 ◯小泉地域産業課長 地域産業課につきましては、駿府匠宿の関係の使用料に係る消費税ということで222万1,000円を予定しております。 91 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 当課所管分は1件でございます。由比本陣記念館の目的外使用料といたしまして2万7,000円でございます。 92 ◯渡辺清水港振興課長 清水港振興課が所管します一般会計の歳入部分の消費税でございますが、合計122万4,000円でございまして、内訳は、港湾施設使用料に対する消費税3,000円、それから日の出センター使用料に対する消費税86万3,000円、岸壁の土地使用料に対する消費税24万2,000円、それと岸壁の係留料に対する消費税11万6,000円でございます。
    93 ◯山本中山間地振興課長 当課に関係する消費税ですが、林業センターの使用料が7万3,000円、リバウェル井川が15万7,000円、藁科都市山村交流センターが9,000円、営農飲雑用水が4万円、それから農村環境改善センターが1,000円、賤機都市山村交流センターが1万6,000円、温泉使用料が17万2,000円、温泉浴場使用料が99万7,000円、あと市有林の立木の売り払い収入が2万3,000円、済みません、合計をしていないんですが、以上でございます。 94 ◯築地農業振興課長 農業振興課の所管する消費税でございますけど、井川のお茶蔵の目的外使用料に係る消費税4,000円を予定しております。 95 ◯海野水産漁港課長 水産漁港課では、全部で13件の使用料で消費税をいただいております。用宗のフィッシャリーナ関係で4件、用宗漁港岸壁使用料等で用宗の漁港が2件、由比漁港関連で2件、広野海岸公園の使用料として5件、計13件で178万4,406円でございます。  そして、先ほどの議案第76号、77号、84号の料金改定の消費税でございます。この場合、1カ月以上の土地を借りた場合につきましては、土地の貸借として消費税はつきません。しかしながら、1カ月未満の場合は特例が働きまして、1カ月未満の使用料については消費税がかかっております。しかし、この土地の使用料、1カ月未満につきましては、今から3年前までは、その土地は使用されておりませんので、消費税はかかっておりません。 96 ◯佐野委員 値上げ関係を聞いたんですけど、消費税だけじゃなくて。 97 ◯海野水産漁港課長 済みません。条例で料金を改定した結果、特に、用宗、由比関係ですけれども、総額で、23年度分が523万2,879円で、料金改定をいたしますと537万273円となります。そして、差額としてマイナス69万5,606円でございます。これは全部のトータルでございます。3条例すべてを含めての使用料の金額でございます。先ほど言いましたように、この3条例で、1カ月未満の土地の使用はありませんので、消費税は発生しておりません。 98 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 済みません。先ほどのお答えでちょっと修正させていただきます。  先ほど由比本陣記念館の目的外使用料ということで申し上げましたけれども、2万7,000円、使用料です。 99 ◯海野水産漁港課長 済みません。先ほどの訂正をお願いいたします。  漁港の消費税ですけど、用宗漁協、由比漁協の岸壁使用料等が発生しておりました。そして、この岸壁使用料につきましては、今回、条例改定はしておりませんので、昨年の実績といたしまして、用宗漁協の消費税は2,525円、そして由比漁協の消費税は4,330円で合計6,855円になります。 100 ◯佐野委員 消費税はわかりました。使用料と手数料の見直し調書によりますと、治山林道課分で16万9,000円ふえて、水産漁港課で、漁港の施設使用料で97万1,000円減って、海岸保全施設使用料で27万4,000円ふえていると、こういう調書が出ているものですから、私は伺ったのですけれども、今の説明とどう関係してくるのでしょうか、水産漁港課は。つまり、76号、77号、84号は、値上げ分は含まれていますでしょう。だけど、現実、マイナス、たまたま24年はふえないけれども、実際には値上げ改定の条例改正ではないですかと聞いているんですけれども、そういうことですか。  もし来年度に含まれていたとすれば、それを教えてください。あるいは、料金改定はしたけれども、対象物がない、あるいはすぐ使わないのでということで、来年度にはマイナスになっておりますよというふうなものがあれば、それも教えていただきたい。76号、77号、84号、この3条例が、料金改定になっていますよということがわかればよろしいのですけれども、そのことをお伺いしたんです。 101 ◯海野水産漁港課長 今回の料金改定ですが、料金改定で特に上がった料金といいますのは、静岡市海岸保全区域内占用料及び土石採取料徴収条例、それと蒲原漁港区域内土砂採取料及び占用料条例に基づいた砂を採取した場合に徴収する土砂採取料1立米当たり200円になりまして、改定前の約170%となっております。  しかしながら、静岡市の海岸につきましては、海岸侵食が激しいために、申請が来ても、許可はしないんですけれど、いまだに申請はありません。そして、3つの条例に共通でありますけれども、占用期間が1カ月未満で工作物の設置を伴わないもの、占用料金で1平米当たり13円99銭、改正前の約160%となります。この場合も、1カ月未満の、先ほど言いましたように土地の占用等が発生しておりませんので、影響は出てきません。そして、最大の値下げにつきましては、静岡市漁港管理条例に基づきまして、子割り式養殖施設、カキ、ノリ等養殖施設、先ほどのこの子割り式養殖施設というのは、海上に浮かべた小さな生けすのことでございます。その養殖施設を利用した場合の1平米につき9円ということで、改正前の約10%となっております。これらを確認した過去の10年間では事例がありませんので、今後もこういうことはないと思います。上がったところ、下がったところ、いろいろ計算しましたところ、先ほど申しましたように、マイナス69万5,606円という料金、23年度より少なくなるという結果を得ました。 102 ◯佐野委員 今、課長がおっしゃるのは、そうしますと76号、漁港管理条例の一部改正、それから77号の蒲原漁港、そして84号が海岸保全区域内の占用料と土石採取なんですけれども、それぞれ値上げの料金改定を県漁港にあわせてしたけれども、該当が存在しない、あるいは存在するかもしれないけれども、実績としてないので、料金値上げをしていないということで、条例そのものは値上げ条例だけれども、該当がありませんよと、こういうふうに理解したらいいんですか。条例そのものは、県との均衡を保つために改定はしましたと。だけど、うちの場合にはそれに該当するところが多分ないであろうということで、実際には、ふえてはいませんよというふうに理解したらいいんですか、3条例ともに。 103 ◯海野水産漁港課長 あくまでも、この3条例は、県の料金に合わせた格好でございます。そして、先ほど申しましたように、値上げをされたところ、そして下がったところがあります。特に、値上げしたところが、84号の土地の使用料、200円から300円になったと、これが150%、先ほど170%と申しましたけれど、この200円から300円になったところが、一番、面積的には多いですけど、先ほど言いましたように、トータルの話をしましたので、確かに値上げされて高くなる物件もあります。ですけど、私たちは全体を見越しまして計算したわけでありまして、用宗地区で28関係者、由比地区で16関係者、そのうち、上水、ガス、電気、3業者ありますので、全関係者で41者になると思うんですけれど、それについてのトータルの金額でございます。 104 ◯佐野委員 半分わかりましたけど、そうするとこの手数料等見直し調書に出てきた治山林道課の農林施設使用料の改定後が190万2,000円、現行が173万3,000円で、16万9,000円、道路占用料が上がりますよというのは、これはどの条例の分ですか。 105 ◯山本治山林道課長 16万9,000円の増額の分ですが、林道は、もともと法定外公共物という取り扱いでして、その管理条例の中で、占用料、林道の場合は使用料と書いてありますが、占用料でございます。消費税はかかりません。ですが、その16万9,000円の増は、土木管理課のほうで、道路占用条例の料金の改定がございました。それを林道のほうは準用しておりますので、それに伴う増額となります。 106 ◯佐野委員 今、課長のおっしゃったのは何号議案に入っているんですか。つまり、ここの調書に書いてくださってあるので、これがどこに該当するのかなということを伺っているのです。消費税と同じように、値上げ調書をつくっていただきましたよね。その中に、治山林道課が、農林施設使用料として、今回、値上げになった分が16万9,000円ありますと書いてよこしたのですけれども、でもこれは、手数料条例にも入っていないし、無論、漁港施設ではありませんから、77号でも84号でもないんですよ。そうすると、何号議案に入っているものですか。 107 ◯山本治山林道課長 これは、8)の219ページ。議案第82号静岡市道路占用料条例の一部改正についての中で、道路占用の占用料が改定になりましたので、それに伴い林道もこれを準用しておりますので、それで増額になるということでございます。 108 ◯佐野委員 この委員会には付託をされなかったわけですね、その82号は。 109 ◯亀澤委員長 ないですね。 110 ◯佐野委員 じゃ、賛否はやらないんだね、この後。 111 ◯亀澤委員長 82号はね。 112 ◯佐野委員 そういうことですね。入っているんだけれども、付託されなかった、そういうことですね。 113 ◯亀澤委員長 そういうことです。 114 ◯佐野委員 ありがとうございました。よくわかりました。  それでは、商工部にちょっと伺わせてください。  産業政策課、資料3の76ページですけれども、この企業誘致と企業立地のことを伺いたいんです。まず、企業誘致のほうですけれども、中小企業総合展に出展をする、応援をしますということなんですけれども、これは毎年やっているんですか。この中小企業総合展は、どんな規模のもので、2012年はどんな内容でやるんですか。11年、今年度はどんな内容で、新しい年度はどんな内容なんですか。それと、どんなところがこれに参加しているんでしょうか。それと、企業誘致の中で、静岡市は、都市型産業というふうなおっしゃり方をしているんですけれども、都市型産業の概念とはどういうものでございましょうか。 115 ◯斎藤産業政策課長 まず、中小企業総合展から申し上げます。  中小企業総合展につきましては、基本的には毎年開催をしております。今年度につきましては、幕張メッセで開催がございました。来年度につきましては、東京ビッグサイトで開催になります。24年度については、10月10日から12日に開催で、規模的には、国内の中小企業のブースが800小間ほど出展になります。来場の見込みについては、ちょっと古いですが、22年度実績で4万7,000人ほどの御来場がありました。ですので、かなりの規模の方がいらっしゃると。  それから、出展する企業については、そこで販路開拓というんですか事業パートナー、いろんな方と接点が生まれます。これが1万7,000件ほど生まれているというふうに言われております。  今回、そこへ出ますと何がいいかということですけれども、ブースでPRするのはもちろんのこと、ミニステージ、小さいステージがございまして、そこで自分の会社の製品のPRができるということ、それから、もちろん商談をしたいというようなことになるわけで、この企業と商談したいというのを参加の企業ごとにアポ取りができるシステムがございます。事前マッチング予約というふうに言っておるようですけども、そういったことができると。それから、販路ナビゲーター派遣というような制度がございまして、情報提供やアドバイスをそこから受けられるという、そういったイベントでございます。  それから、出店の仕方ですけれども、これについては、市のほうで小間料を負担しまして、企業にぜひ一緒に出ましょうよということで働きかけをさせていただきます。募集方法については、市のホームページあるいは広報しずおか、あるいは報道の皆さんに情報提供させていただく、あるいは商工会議所であるとか、いろんな経済団体の皆さんにも御案内をさせていただいて、参加を募っていくと、そういったことをやっていきたいと思っております。  それから、都市型産業の定義ということですが、法律で決まっているとかというものではないものですから、一般的に言われている言い方になろうかと思いますが、当市に集積している、地域経済の牽引者となっている各種サービス業などの第3次産業を中心とした産業ということで、一般的にはそういった言われ方をしております。 116 ◯佐野委員 そうしますと、その中小企業総合展にお出になっている静岡の企業というのは、どういうものが多いんでしょうか。つまり、産業の中では、その都市型と言われる都市に集積しているような第3次産業を中心にしたようなところが、手を挙げて、この総合展には参加をしているんでしょうか。  もう1つ伺いたいのは、今、課長がおっしゃったソフト産業と都市型産業、これに相対するものというのはどういう産業なんですか。都市型産業ではないやつというのはどういうものなのでしょうか。つまり、静岡市は、ここに芽があると思うから、企業誘致をしたり、そういうところに力を尽くしていくことが、これからの静岡の産業発展という点については効果的であろうというふうな判断をされているのではないかと思うんですけれども、そのあたりは、つまり今までの産業とは違うものという意味なのでしょうか。とすると、都市型産業ではないものというのは、誘致をする側としては、余り魅力のないものという言い方をしたらよろしいんでしょうか。そういうものというのは、どういう産業のことをいうんでしょうか。  それと、ついでに伺いたいんですけれども、この同じところにあります企業立地促進事業、さまざまな助成だとか貸し付けだとかをいたしまして、静岡に立地していただく働きかけをしているわけですけれども、進出企業が、静岡に進出をしてくる理由というのはどういうことなんでしょうか。静岡に立地をしたいと、静岡に出てきたいと思う理由というのはどんなものなのか。もう既に出てきている企業があるわけでして、それはどういうふうなものなのか、お伺いいたします。 117 ◯斎藤産業政策課長 まず、中小企業総合展ですけれども、これは特に都市型産業に限っているというわけではございません。一般的な製造業、あるいは中小企業の皆さんが出展をされておりますので、特にそこで都市型に切りかえたとかということではございません。  それから、都市型産業でないものというのは、先ほど申し上げました都市型産業の類型以外のものというようなことになろうかと思います。静岡市の企業立地の関係の地域産業活性化基本計画というのがございますけれども、ここで、集積を図る産業として、4つほど挙げております。都市型産業というのは、その中の1つということで、例えば、物づくりの関連の産業、技術センター型というようなもの、それから港湾・物流関連の産業、健康・環境関連の産業、それと都市型・コンテンツの4つが集積業種になっていますので、言うなればそれ以外のものは都市型産業ではないものということでございます。  それから、今までの企業立地、誘致の面だと思いますけれども、どんなところが来て、それが、理由はどうだというような、そういう御質問だったと思います。今まで、実は、静岡のほうに、誘致というんですか、市外から来ていただいた企業については、確かに製造業は非常に少ないということで、いつも申し上げてきております。1件か2件しかないよみたいなお話もさせていただいております。残念ながら、確かに少ないわけです。  どんなところが、新規立地あるいは移転で市内にいらしたかというようなことですけれども、製造業としては2社ほどございます。それで、1社は、もともと由比だったものですから、合併に伴ってというようなところもございまして、そのほかについては、空港ができた関係で、先日、チャイナエアラインも来ましたけれども、航空会社が5社、それから韓国系の旅行会社が2社、それからコンサルの関係で3社ほど、市内のほうにいらしていただいています。  どういった理由で静岡へ来てくれたのかというところですけれども、製造業の会社についてはプラスチックの関係の会社だったものですから、市内にプラスチックの成形技術を持っている企業が多いと、市内に集積をしているというところが静岡に来る理由の1つになっています。それから、ソフト系のところについては、交通アクセスが非常によいということ、これは全国展開をするに当たって、連絡がとりやすいアクセスのよさ、それから手前みそかもしれませんが、事務所の賃借の補助制度が静岡市はございますので、この補助制度がよかったよと。コンサルについては、静岡というのが県内では一番大きな都市、人口的には浜松のほうが多いかもしれませんけども、静岡市の市場規模が大きいということは、顧客の開拓がしやすいという中で、規模に着目をしてくれたと。それと、もちろんこれも事務所の賃借の補助がありましたので、補助制度も非常にありがたかったと、そんなようなお話をいただいています。 118 ◯佐野委員 ありがとうございました。  雇用のミスマッチということが言われているわけですけれども、企業立地におけるミスマッチということは、静岡の場合には、今の進出企業の何ゆえに静岡市を選ぶのかという理由の中では、ないであろうという感じなんでしょうか。  これが1つと、せっかくですからもう1つ、産業政策課の、私が本当によくわからないこどもクリエイティブタウンについて、若干、伺いたいと思います。ここまで来てもまだイメージがよくわからなくて、非常に苦労しているんです。  管理運営費と建設事業費と、それから開設準備費というふうな格好のもので予定されているんですけれども、まずその管理運営です。今回、出ておりますのは2,000万弱ですけれども、これは、あくまでも来年の1月からですよね。そうすると、年間では、実際にはもう計算されていると思いますけれども、どれくらいの運営費がかかるんでしょうか。ここのところが、多分、一番悩ましい問題だろうと思うんですね。ほかの施設同様、先ほど池邨委員はおっしゃらなかったけれども、何でこの使用料で、匠宿はこんなにお金がかかるのかということだったんじゃないかと思うんですけれども、そういうものが極めて多くなっておりますので、何となくそこは気になるところなんですけれども、どんなふうに試算をされているのでしょうか。  それと、概要ですけれども、実際にはもうそろそろイメージが固まってきていると思いますけれども、プレオープン事業のこどものまち「ミニ・しずおか」と開設のイベントと言ったらいいんですか、これは、どの程度まで、今、固まっているんですか。 119 ◯斎藤産業政策課長 まず、企業誘致、企業立地のミスマッチにつきましては、いらしていただいているところを見る限り、ないものというふうに考えております。(「まだ出ていったところはないんですね。嫌になってやめちゃったなんていうことはないんですね」)確かに、廃業されたりとか外へ出ていっている会社というのはございます。それは、企業の集約をしたりとか、あるいは倒産された会社もありますので、基本的に私たちがやっている方法については、完璧かと言われると100点ではないかもしれませんが、ミスマッチはないというふうに考えております。  続いて、こどもクリエイティブタウンに関する何点かの御質問です。まず経費のことで、今回、上げさせていただきました管理運営費の中の1,958万8,000円ですけれども、これについては、指定管理料が1,767万6,000円と、ほとんどが指定管理料です。これ以外には、使用料の徴収事務委託とかコピー機のレンタル料とか、そういったものが含まれております。それで、これは、委員のおっしゃるように、2カ月ちょっとの金額となっております。  来年度以降、幾らになるかというようなことなんですけれども、これは年間で1億87万5,000円というところを予定しております。内訳としましては、これは、指定管理料ですので、私どもの積算にとどまりますけれども、人件費が3,600万ほど、事業費が1,700万ほど、あと施設の管理等に3,300万、共益費が1,300万余りと、そういった内訳になっております。  それから、プレオープン事業の関係ですが、先ほど準備委託しながら開館に備えますよというような御答弁をさせていただきました。プレオープン事業の「ミニ・しずおか」ですけれども、24年度については、9月16日と17日の祝日がありますので、日・月を予定しております。内容につきましては、本年度、実施しました内容と基本的には同じような内容でやらせていただきます。特に、開館のセレモニー等というのは、今のところ予算的には考えておりませんので、9月にプレオープンをやって、皆さんに周知をしていきたいと考えております。 120 ◯佐野委員 ありがとうございました。また、進んでいく段階で細かいことを伺わせてください。  次は、観光・シティプロモーション課の2事業について教えてください。  「寿司の都・しずおか」創造プロジェクト事業、これが私にはさっぱりわからないんです。本市が有するお茶、マグロ、サクラエビ、地場産品など、魅力ある食資源の活用型としてのすしを新たな地域ブランドとして確立し、国内外に向けたシティプロモーションを推進すると、これはどういうことですか。300万でブランド化計画基礎調査をやるというのですけれども、どういうものを目指してやっていって、25年度、26年度と事業展開をされていくと思うんですけれども、どういうことを言っているのか、教えてください。今回は基礎調査ですけれども、どういうものを目指して基礎調査しようとしているのかということを伺いたいです。  それからもう1つは、その下にあります79ページの7-2-1という「シズオカ×カンヌウィーク」です。これは3回目になるわけですけれども、5月25日から27日の開催ですから間もなくなわけです。もう現在の段階で、相当、準備は進んでいるだろうと思うんですけれども、なぜこういう話になったのか、その経緯をまず伺いたいんです。たしか七間町のまちの元気さを取り戻す映画のまち七間町というふうなことで始まった2年間にわたる事業だったように思うんですけれども、これが、どうしてカンヌとくっついちゃって、こういう話になったのかというのが、私は全然わからないんですけれども、これを伺いたい。  それと、開催場所が葵スクエアのところと青葉シンボルロードのところと清水マリンパークのところということで、実際には実行委員会に対する助成費として1,000万という金額が出ているわけですけれども、全体事業費というのはどのくらいなんですか。そして、その1,000万というのは何に対する助成なのか、伺いたいと思います。  もう1つは、「静岡×カンヌ×映画プロジェクト実行委員会」、これはどういうものなんでしょう。これもまた全然よくわからない。今までの実行委員会とはまた違うんですかということを伺いたいんです。  もう1つ、ここのところ、ちょっと一時期、減ってはおりました。それは、景気の関係等を含めて、あるいは3.11を引っ張っているということもあるかもしれませんけれども、まちなかイベントのやり方だとか、あるいは年間開催の仕方、先ほど冬のイベントというお話もありましたけれども、一時期のような、年がら年中ここのところで何かやっているというふうな形式はちょっと変わりました。この中心市街地でどういうふうにやっていくのか、あるいはどういう格好でコンセプトを持ってやっていくのかというあたりは、観光・シティプロモーション課の中ではどんなお話になっているのか、今後どうしていくのかということをお伺いしたいと思うんです。ある程度、精査をしていく方向なのか、通年型でやっていくというふうにするのか、それとも各所管課でいろいろ企画をして、形態としては観光・シティプロモーション課が束ねていくんだよとなっていくのか、横刺しの部局がやっていくことになるのか、そのあたりを分離するのか、統一的にやっていくのか、あるいはそこはネットワーク型でやっていくのかというのは、24年度はどんな話になっているんですか。どうもあちらこちらからイベント的なものがばらばら出ていて、ちょっと気になっておりましたので、そこはお聞かせ願いたいです。 121 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 3点の項目につきまして御質問いただきました。私のほうからは、寿司の都についてお答えさせていただきます。イベント関係につきましては、イベント推進担当課長がおりますので、担当課長から説明させていただきます。  まず、寿司の都につきまして、概要書に書いてあります活用型ということでございますけれども、おすしというのは、御案内のとおり、さまざまな食材の複合型、集合型でございます。料理は、大体いろんな食材の集まりでございますけれども、特におすしにつきましては、マグロの握りとかサクラエビの軍艦巻きみたいに、非常に食材が明確にわかるということでございます。そのような中で、静岡市におきましては、すしの食材で日本一がいっぱいあるということで、例えば、マグロの水揚げ量は日本一だとか、お茶の生産量、品質の日本一、あるいはワサビは有東木が発祥の地だとか、そういう国内外、世界に向けても発信できる食材も非常に多いということでございます。  そういう中で、ここ数年、シティプロモーションの資源ということで、4つ挙げておりました、マグロ、お茶、ホビー、サクラエビ。ただ、これらはそれぞれ単品ということで、サクラエビとかマグロのまさか泳いでいるところを見に来る人はいないわけでありまして、それを召し上がりに来るわけなんですけれども、なかなかインパクトが弱いという中で、先ほど申し上げましたように、複合型、いわゆる活用型ということで、すしということを一つの言葉として挙げて、今後、進めていきたいという考え方でございます。ただし、すしの隠れた資源というのがなかなか見えないものでございますので、24年度の300万につきましては、基礎調査ということで、例えば、すしの嗜好の動向だとか、あるいは静岡市の食材の、データ的にどの辺までが日本一として誇れるのかということを調査したいというのが今回の目的でございます。  2点目の、将来的にどのようなものにしたいのかという御質問でございますけれども、食というのは、今、観光資源としては一番重要なものでございます。例えばの話ですけれども、宇都宮のギョーザ、私も個人的にちょっと行ってみたんですけれども、あそこは、観光客が、まずギョーザを食べにそちらへ行くということと、それからギョーザの食べ歩きをしているわけなんです。だから、地図を片手に、中心市街地をどんどん人が通っているわけなんです。そして、腹ごなしに、デパートとか個店に入って買い物するとか、喫茶店へ行ってちょっと休むとか、そういうぐあいに、食を通じて、観光を行うというようなパターンがふえてきております。  この寿司の都につきましても、具体的に言えば、今後いろんな関係の方々の御意見を伺う中で、目標値を決めていきたいというところでございます。私個人的には、現在そのようなイメージでおります。 122 ◯鈴木イベント推進担当課長 私からは、「シズオカ×カンヌウィーク」の関係でお答えをしたいと思います。  経緯はということなんですけれども、本会議で局長からも答弁させていただきましたけれども、過去2年間、七間町を中心に行ってきた行事でございます。今回、清水地区にも会場を広げてまいるということで、本市としては、回遊性であるとか、あるいは人口の交流といったものを期待して支援していくということになりました。実行委員会に言わせますと、過去2年間は、ことしの正規開催のためのプレイベントであったと、いろんな事業の内容、効果を検証していたんだというふうなことで、当初から清水圏まで広げた開催を考えていたということでございます。  それから、事業の全体経費でございますけれども、実行委員会からお話をいただいておりますのは、3,000万程度の事業でございます。これに対して、私どものほうで、事業の内容を検査させていただきまして、有料催事あるいは特定の方しか利益を受けられないようなものは除いた中で、野外映画祭であるとか全体のプロモーション活動に対して補助をさせていただくという形で考えております。  実行委員会の中身なんですけれども、従来、40歳前後の若い方たちが実行委員会を組んでおりましたけれども、この皆様が中心であることは、変わりはございません。これに、経理関係の事務局を静岡市振興公社に置いていただくような形で、組織を広げております。その他、観光コンベンション協会であるとか商工会議所にも御協力をお願いしております。そんな形で、いわゆる若い人たちだけでやっていた事務局を少し大きく重みのあるものにしたというような形になっているのかと思います。  それから、イベント開催のコンセプトの関係で、少しイベント推進担当の守備範囲を越えてしまうかもしれませんけれども、それぞれのイベントは、それぞれの独自の特色のある部分もございます。地域経済の活性化であるとか、まちのにぎわい創出といったことを目的としておりますけれども、例えば先ほどのおでんで申しますと、B級グルメであるおでんという素材を使って、静岡を発信していこうというイベントでございまして、それぞれが、特色がある、そういう中でイベントが開催されております。私どもイベント推進担当では、それぞれが重要なイベントのコンテンツであるというふうなことで考えております。 123 ◯佐野委員 ありがとうございました。もう少し聞かせてください。  その静岡とカンヌというふうになったのは、なぜなんですか。イベントを広げていく、2年間のプレイベント、これもよくわかりますよ。もともと、これを発展させてどういうものにという、つまり静岡がカンヌと姉妹都市だからという、こういうことなんですか。もともと、映画のまち七間町ということでやっていたものなんですよ。つまり、カンヌがくっつくことによって、コンセプトは変わっていくんですか。急になったというふうな感じもするんですね。そこのところは、例えば実行委員会も含めて、どういう展開があったのかなというのが、何ともしっくりしないというところがありまして、そこをお伺いしたいということなんです。事務局云々だとか観光コンベンションがどうたらこうたらということは結構でございます。そうではなくて、なぜこの短期間でカンヌと静岡がくっついて、このイベントになっていって、これからそういうものとして発展させていくというふうになっていったのかなということをお伺いしたいと思います。  もう1つ、今度は、寿司の都のほうですけれども、そうしますと、今回、調査をやって、そしてどういうふうに進めていくんですかという今後のスケジュールと、おすしということですから、すし商組合の方たち等々を含めまして、実際にはどんなプロジェクトとして進めていくんですか。創造プロジェクト事業ということなので、それはどういうものなのかとこれまたよくわからないんですけれども、教えてください。たまたまそういうネーミングをつけたのか、そうじゃないのかというのかというのが2つ目。  3つ目は、先ほどもう一個聞きましたけれども、中心市街地におけるイベントの持ち方というふうなものというのは、ずっと議論されてきた内容だったものですから、とりわけこうやってまちを中心にしたような新しいプロジェクト事業だとかイベントだとか、そういうあり方が、また今ここに来て、観光に力を入れるということで出てきているんですけれども、このあたりは、通年でこのまちなかにおけるイベントの持ち方というのは、どんなふうに観光・シティプロモーション課の中では議論されているのか、伺います。 124 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 寿司の都創造事業の今後の進め方についてお答え申し上げます。  先ほど申し上げましたように、おすしというのは、非常に多くの集合体ということで、単に食材ばかりじゃなくて、例えば、すしおけみたいに、地場産品、工芸品を使ったすしおけだとか、おはしなんかを使っていただくことによって、その付加価値が上がるというような、そういうような発展的な産業だと思っております、複合させることによりまして。24年度に、さまざまな取っかかりが、どういうものがあるかということについて調査をさせていただきたいと思っておるわけですけれども、そういう中で、ちょっとでもかじっているような産業の方々にお集まりいただきまして、すしというコンセプトの中で、それぞれの地場産品、あるいはマグロとかというさまざまな資源をどのように生かし、発展できるかということの相談もする中で方向性を決めていきたい、そのような進め方を考えております。 125 ◯鈴木イベント推進担当課長 「シズカン」の関係でございますが、私どもが、実行委員会からいただいている報告書がこちらにあるんですが、過去、2010年、2011年についても「シズオカ×カンヌウィーク」という形で報告書をいただいております。実行委員のほとんど、あるいは全員か、ちょっと確認はとれておりませんが、静岡市の出身者でございまして、そのプロデューサーの言をかりますと、静岡を売り出すに当たって、何か強みになるものがないかという中で、フランスのカンヌ市との姉妹提携があるという事実がわかったものですから、いわゆる映画を切り口として、「シズオカ×カンヌウィーク」という表現を使っているんだというふうに伺っております。  通年での持ち方、考え方でございますが、先ほどとほとんど変わりませんで申しわけありませんが、季節観であるとか、あるいはその事業そのものの特色であるとか、そういったものを考えてまいりたいと思っております。 126 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 イベントのとらえ方について、イベント推進担当課長のお答えに補足させていただきますけれども、静岡市の観光資源というのはいろいろ散らばっておりまして、それを中心市街地のほうに、観光客を集客するというのは、なかなか難しい部分はございます。そういう中で、中心市街地を拠点としたイベントを開催することによって、お客様がふえ、さらには滞在、宿泊していただいて、お買い物していただくということで考えているところでございます。そういう意味では、できるだけイベントに特色を待たせて、あるいはできるだけ端境期がないような、分散するとか、そういう点で、実行委員会の方々とは相談する中で進めているところでございます。  ただ、イベントも、いろいろ性格がございまして、例えば安倍川花火大会みたいに鎮魂の意味があるとか、あるいは清水みなと祭りみたいに開港を記念したということがございますので、そういうところをうまいぐあいに調節するのが、今の課題になっておりますけれども、基本的には、できるだけいつも静岡市がにぎわっているような、そういう雰囲気を持たせたいなと考えているところでございます。 127 ◯佐野委員 ありがとうございました。  じゃ、この件については、2点だけ、1つは、今、中心市街地でやっておりますイベントの中で、観光・シティプロモーション課が、管理とまでいかなくても押さえている、つまり年間にどれぐらいの数がイベントとして、その通年型でやられているんですか。これは、過去にも調べたことがありまして、やっぱり整理してめり張りをつける必要があるのではないかというのがそのときの考え方だったんです。ですから、余りはやっていないものについてはある程度整理をする。あるいは、主催のやり方についても、観光・シティプロモーション課じゃなく自主事業としてやっていただく、場所を変えていただく、こういうふうなことも検討されたんです。そのときから、また変化をしてまいりまして、今、静岡市を観光としてというふうなことが出ておりますので、その中では、これからどういうふうな格好にしていこうかという方向性と、どこまで観光・シティプロモーション課が関与していくのかというあたりは、どういう議論になっているのかを伺いたいのが1つ。  もう1つは、寿司の都につきましては、折り箱まで含めれば、相当の業界が関係しているわけですけれども、ここのところ、テークアウトずし等々、食文化の変化という中でも、あるいは非常に経済状態がよろしくない中で、そんなに安価ではないすしの地位というのは、大分、変化をしていっているという中で、今この実行委員会に参加をしてくださったり、これからのプロジェクトに加盟をしてくださるような業界の方たちの数はどれくらいあるんですか。どういうふうに把握をしているんですか。多分、これからやっていくときの一番の大もとの基礎資料として、観光・シティプロモーション課ではもう既にデータを把握されていると思いますので、どれぐらいの数があるのか、披瀝をしていただきたいと思います。  もう1つは、先ほど御質問が出ましたけれども、三保のグラウンドゴルフです。スポーツ観光という概念をお出しになっていますけれども、これは、これから以降、プロ野球球団の問題等を含めまして、さまざまな企画が持たれているわけですけれども、そういう一つのスポーツ観光というジャンルがあるのですか。 128 ◯伏見観光・シティプロモーション課長 私から2点お答えさせていただきます。  まず、すしについての関係団体は幾つあるかということで、現在、数的には、ちょっと申しわけないですが、まだ把握していないんですけれども、例えば商工会議所の飲食業組合だとか、静岡県の飲食業協同組合ですか、あと鮨組合とか、関係する団体のほうはある程度把握しております。ただ、先ほど申し上げましたように、すしに関係するさまざまな業種というと、御本人たちが、そんなものじゃないと思っている方がいらっしゃる可能性もございますので、そうじゃなくて、私どもとしては、隠れた資源として、今後、底上げしていきたいというふうな考え方でございますので、それについては、先ほど申し上げましたように調査して、こういうのがすしに関係するんだよみたいな資源を洗い出して取り組みたいというのが、現在のところの考えでございます。  それから、2点目のスポーツ観光でございます。現在、観光の形態が、一昔前の団体旅行で、短時間で、幾つもの名所旧跡、自然景観を回ろうというんじゃなくて、できるだけ個人あるいは少人数のグループで、その地域ならではのものを体験したいという観光の形態が、人気が出ております。そういう中で、例えば、農業の収穫を手伝って、宿泊所で料理していただいて食べるみたいな農業体験旅行、それも旅行の1つに現在は取り入れられているんですけれども、いわゆる非日常体験というのをすべて観光というカテゴリーの中に組み込んで、できるだけ集客人数をふやそうという考え方が国全体の方向でございます。  そういう中で、スポーツ観光というのは、例えば、雪国はスキーということであるんですけども、随分前からなんですけども、スキーのリフト券と温泉の入浴券と夕飯の食事券、宿泊券というのをセットで売るとか、そういうようなスポーツをメーンにした観光コースを造成して販売するというのが以前から一般的に行われておりました。ただ、そういう中で、スキーとか、あるいは沖縄のマリンスポーツ、あそこは、ほとんど冬以外は泳げますので、そういうのばかりじゃなくて、その地域独特のスポーツを振興し、それを従前の観光資源とセットで売りましょうみたいな考え方が出てきてございます。  メーンをスポーツにとらえたのが、スポーツ観光という言い方をしているんですけれども、そういう中で、グラウンドゴルフが静岡市独特のスポーツかということの議論になると思うんですけれども、静岡市は、御案内のとおり、非常に風光明媚ということもありますし、温暖で雪が少ないところです。先ほど遠藤委員のときにもお答えをしたんですけども、全国大会で割と東北の方がお見えになっているんですけども、雪がないので、こちらのほうに来るわけなんです。そういう意味では、グラウンドゴルフ自体はどこでもできるスポーツでありますけども、この冬季も温暖で、しかも自然景観がいいロケーションがあるということで、突出したスポーツだととらえておりまして、スポーツ観光、特に24年度はグラウンドゴルフということで考えているところでございます。 129 ◯鈴木イベント推進担当課長 佐野委員、中心市街地でのイベントの数ということでよろしいですか。(「はい」)一応、私どもイベント推進担当で持っているものは、春の静岡まつりから始まりまして、清水みなと祭り、個々に挙げてよろしいですか。  補助金という形でお出ししておりますが、静岡まつり、おねり、清水みなと祭り、大道芸ワールドカップ、おでんフェア、グルメ王国フェスト、それから、新年度、「シズカン」と応援団フェスティバル、それからサンバカーニバル、静岡おだっくい祭り、そういったものがございます。 130 ◯佐野委員 そんな数ではないので、後で、資料で出してください、3年くらいで結構でございますので。その中で、考え方をしっかり示して、精査をしてやめたものがあるわけですよ。あるいは、合体させたものもあります。場所を変えたものもあります。主催のやり方、実行委員会形式を変えたりとか、さまざまなことを一時期、私の記憶が正しければ、1年間で89回あったんですよ。ということがありまして、それはちょっといかがなものかという議論もあったりいたしました。あるいはそれが偏在していましたから、ほかのところが何か違うこと、例えば緑の羽根だとか、そういうふうなことをやったりだとか、あるいは市民向けの啓発活動をやろうと思っても、なかなかあの場所が使いにくいということがありました。何のための市民の広場なのかというふうなことがあったりいたしまして、緑地の使い方あるいは葵スクエアの使い方も含めまして、いろんな団体、例えば献血をやっている団体等々から、苦情といいますか、市のほうにもお話がありまして、全体をどうしたらいいのかというふうなことで、多分、議論されたと思うんです。  そういう中で整理をされて、もう既に何年か来ているわけですが、また新たに観光ということにかなり力を入れてメーンにやっていくと、同じようなことをやってしまったら何にもならないわけです。違う格好でやっていくためにも、その資料をお出しいただいて、どういうところまで議論しているのかということをぜひお示しいただきたいと思います。  質問に入りますけど、商工部はあともう1つだけです。中央卸売市場についてちょっと伺いたいんですけど、やっとことしで、耐震の関係の今の被害想定のものが全部終わるという話があるところに、大変申しわけないんですが、きのう私たちは消防局の説明を聞きまして、来年の夏になりますと、新たな被害想定が出てくるわけですよ。それに対応して、つまり持っている公共施設の中で、余り耐震度が高くないところ、あるいは非常に市民生活にとって大事なところというのは、もう手を入れざるを得ないところがいっぱいあるわけです。そういう中の重要な1つが卸売市場じゃないかとも思いますし、私たちが、管理棟に行きましても、確かにいろんな補強工事はしていますけれども、でもそんなに地盤がいいところではありませんから、さまざまな問題を抱えていると思います。このあたりは、来年の6月だというふうに言われております新たな被害想定が出たときには、どういう格好で、あそこの再々整備と言ったらいいんですか、それに手をつけていくのかというあたり。  それと、市場の整備だけではなくて、市場だけが生き残っても、そこに行く車だとか、あるいは買参人の人たちが、あそこに買いに行くことができなければ何にもならなかったり、あるいはバイパスがどうなのかなということも心配の1つであります。そういう周辺のアクセスも含めて、市場のほうではどんな検討をされているのか、お伺いしたいと思います。 131 ◯山崎中央卸売市場長 先ほどもお答えいたしましたが、今回の耐震整備におきまして、震度5強程度には耐えられるということでございます。極めてまれな大規模地震、震度6から7程度が起きたときはどうなるかと申しますと、崩壊はしませんよと。補修すれば使える程度の強度には補強しておりますので、委員、御心配いただかなくても、十分それは、対応できると私は信じております。  それとあと、液状化等が心配されるわけでございますが、市場の建物の部分につきましては、基盤までパイルを打って建築してあるということですので、建物自体は大丈夫であろうと考えております。  あと、周辺の道路整備のことにつきましては、まことに申しわけありませんが、全く私どもの想定にございませんでしたので、また関係課と調整させていただくということでよろしいでしょうか。 132 ◯佐野委員 いえ、私たちは、あの現状を見ていて、あそこが大丈夫だとはだれも思っていないですよ。周辺の住宅地もそうです、それからアクセス道路もそうですけれども、3連動が来たときに、この広い静岡市域の中で最も危ないところの5本の指の中に入るくらいじゃないかなと思うんですよ。にもかかわらず、そこに、静岡の台所部分を預かる流通の基地があるわけですから、それは極めて大事な問題だと思いますので、防災あるいはこの経済消防委員会の所管の消防があるわけですから、そこと連携をとって、どういう対策が必要なのかということを出していただいて、そして対策ができるところについては、大丈夫と信じていないで、やっていただきたいというふうにぜひお願いをしておきたいと思います。 133 ◯亀澤委員長 それでは、暫時休憩します。                 午後2時58分休憩
         ──────────────────────────────                 午後3時15分再開 134 ◯亀澤委員長 それでは、休憩前に引き続きまして委員会を再開します。 135 ◯鈴木イベント推進担当課長 済みません。先ほどの佐野委員の御質問、市街地でのイベント数ということで、質問の趣旨を私は取り違えてとんちんかんなお答えをしてしまいました。青葉イベント広場の使用状況ということでお答えしたいと思います。  21年度が89件、22年度が102件、そして今年度が、3月10日までの数字ですが、84件、昨年度は、選挙の街頭演説等の御使用があったということで、数がふえております。  それから、かなり使用の頻度が高くなっていることは事実でございまして、使用日数で申しますと、貸し出しで121日、主催等、私どもの静岡市が行う業務等を加えますと140日前後になろうかと思います。ただ、市民の憩いの広場という位置づけもございますので、週3日程度は、貸し出さないで、市民の皆さんの利用に供するというような日を設けてございます。 136 ◯佐野委員 ありがとうございました。ぜひ少し考え方を整理してほしいなと、要望は後で申し上げます。  最後は商業労政課にお伺いをしたいのですけれども、資料3の78ページ、中心市街地活性化推進事業の中に、空き店舗を活用した事業というのが入っております。今の実態ですけれども、このあたりを歩きますと、紺屋町も呉服町も七間町も、ちょっと上を見ると、大分、空き室、空き店舗がふえている──1階も結構ふえましたけれども──というのがあったり、余りお伺いしたことはありませんけれども、清水の駅前もそのように聞いております。実際に、こうした紺屋町、呉服町、七間町、清水駅前というあたりが、空き店舗数は、率にしてどのくらいなのでしょうか。  今このくらいですから、先ほど増田委員が質問されました東静岡の三菱地所、あの場所が、静岡から3キロ、清水から5キロです。ちょうど静岡-清水間が8キロなんですけれども、静岡駅から3キロ、清水駅から5キロの位置に商業施設と大きな駐車場ができたりいたしますと、もっとその影響が顕著になってくるのかな、もう来年の春にはオープンになっておりますので、現状をちょっと教えていただきたいと思います。  多分、紺屋町でやる空き店舗対策と七間町でやる空き店舗対策、清水駅前でやる空き店舗対策は、無論違ってくるだろうと思いますけれども、どんな手法、それに空き店舗対策をやっている商店街というのは、全国津々浦々で、さまざまな手法でやっているんですけれども、なかなか功を奏していないというのも実態です。それが引き金になって、商店街が、再び再生をされたり、元気になっているというふうなことも、なかなかもう空き店舗が出てくるようになると、みんなで知恵を絞っていろんな対策をやるけれども、うまくいかないというのも聞いておりますけれども、どんなようなことを考えていらっしゃるのか、お伺いしたいと思います。 137 ◯海野商業労政課長 空き店舗についてでございます。当課においては、毎年秋、今年度は9月ですが、各商店街の個別のデータレポートを調査して、今、御質問がありました空き店舗についても数字を上げていただいております。この調査の中で、いわゆる中心市街地と言われる中央商店街連合会、こちらからいただいたデータですと、全店舗で255、そして空き店舗が5店舗という数字をいただいています。もうちょっと直近の数字としましては、3月15日に、同商店街連合会のほうにも少しお聞きしているところがございまして、そこでの回答は、七間町名店街で空き店舗が5、紺屋町名店街で空き店舗が8ということで、計13件の空き店舗があるというお答えをいただいております。  清水区におきましては、レポートが上がってございますのが清水駅前銀座商店街でございまして、商店街については95店舗で、空き店舗につきましては10ということで伺っております。  それで、今度は、その対策はということでございます。中心市街地における空き店舗への今後の対応は、現行の空き店舗の補助制度がございますので、この活用をまずさせていただくと、それに加えまして、地域の価値を高めることで、出店を促すことができるのかなというようなことで考えてございますので、そちらについては、現在、商業振興基本計画の重点プロジェクトの中で、都心を強くしたいということで、エリアマネジメントの手法を使いまして、地域の活性化を打ち出してございます。そういうことで、地域における組織化ですとか事業検討について、専門家の派遣等によって、全体として空き店舗の対策を考えていきたいと思っております。 138 ◯佐野委員 今、課長がおっしゃってくださった店舗というのは、1階のことをおっしゃっているんですか。 139 ◯海野商業労政課長 1階、2階あるいは地下という内訳が、済みません、調査の中に入ってございませんので、あくまでも空き店舗という認識で、商店街からいただいた件数ということで御理解いただきたいと思います。 140 ◯佐野委員 すぐでなくても結構ですので、この件数でしたら、23ですから、あるいは9月にやった数でしたらもっと少ないですから、どこの何階なのかということも実地調査してくればわかりますので、それを一覧表にしてお出ししていただくようにお願いしたいと思います。とてもそんな件数ではありませんということが、歩いていただくとすぐわかりますので、見てきていただきたいと思います。紺屋町だけでもこればかりの数ではありません。上のほうは、店舗ではなくて、オフィス、業務床だというふうに言えばそれまでですけれども、そうでなくても、1階と地階を歩くだけでこういう件数ではありません。まちなかを歩くことはそんなに大変ではありませんので、出していただいたデータを見ていただいて、そして確認をして、ぜひマップにして御提供いただけますようにお願いをしたいと思います。よろしいですか。 141 ◯海野商業労政課長 今回の中心市街地の活性化推進事業、この中でさまざまな中心市街地に向けての検討をしたいと、空き店舗対策を含めて、やはりそのイベントの人材の発掘とか、そういうこともございますし、そういう中で検討をさせていただいてということでよろしゅうございますでしょうか、その中で把握をさせていただくということで。(「いえいえ、今」)現在もでございますか。(「そんなに大変じゃないでしょう」)わかりました。空き店舗かどうかということについては、オーナーの方々の意向もありまして、見た目であいているのと、ある意味では何かの活用のためにあえてあけてあるとか、いろいろあるとは思いますけれども、その辺も含めて、数字が把握できる部分については、極力、把握させていただくということで調査をさせていただきます。 142 ◯佐野委員 ぜひ早目に出していただきたいと思います。本人の意思であれ何であれ、自分が使っていなかろうが、テナントを入れていなかろうが、空き店舗であることは事実ですので、普通は、そんなに固定資産税の高いところをあけたまま置いている人はいませんから、ぜひお願いしたいと思います。  次、農林振興課ですけれども、82ページ、下から3段目、茶の放射性物質影響調査についてお伺いをしたいと思います。この調査結果というのは、これはいつごろ出てくるものなのでしょうか。それと、今、問題になっております災害廃棄物の焼却が、やはり同じような場所にも関係するものなので、風評被害の問題というのが、ちょっと今、退いてしまって、余り問題になっていないのですけれども、このお茶のシーズンを前にして、なかなか難儀な問題だなという声もあるわけです。新たに、そういう調査というのはおやりになるのかどうなのか、あるいはこの協議会なり茶農家からはどんなお話になっているのか、お伺いをしたいと思います。 143 ◯築地農業振興課長 委員の皆様方には、お茶の放射性物質の関係で、大変、御心配をおかけし、またいろんな点で御支援いただいておりますことを、この場をおかりしまして御礼申し上げます。  平成24年度に行うこの調査ですけれども、私どもとしましては、新茶時期の前に結果が出てこないと、その後の新茶商戦に影響が出てまいりますので、幾つかのシーズンに分けての調査も想定はしておりますけれども、まず最初の調査は、新茶時期の前に結果が出るようなものを今想定しておりまして、その時点で速報をお出ししたいと思っています。  それから、2点目のお尋ねで、瓦れきの関係ですけれども、今お話ししましたように、この調査は、なるべく早目に実施して、御報告をすることが、結果としていろんな問題を抑制することになると思っておりますので、瓦れきのこととは、一応、切り離して考えているところであります。  それから、お茶農家の意見というお話ですけれども、個々の農家一人一人ということでの聞き取りはしておりませんけれども、私どもは、さまざまな場所で、茶業関係者とお会いをして、お話をする機会がございます。今週も、実は茶業関係者の幹部の皆さんとお話をさせていただいたんですけれども、皆様の反応は、瓦れきの関係につきましても、非常に冷静な受けとめをされていたというふうに感じております。 144 ◯佐野委員 ありがとうございました。  静岡市が試験焼却をやって、本格的に瓦れきを受け入れて焼却するかどうか。その後の最終処分場の問題も含めまして、これからであるわけですけれども、実際には、もし焼却ということになった場合には、もう既にそういうお話が出ているわけで、基本的な静岡市の意向というのは出されているわけですけれども、この際は、要望があればやるんですか、どういうふうにされるんですか。  それと、時期の問題があると思うんですね、いつ焼却をするのか。つまり、一番茶が終わった後なのか前なのか。あるいは、そういう場合に、風評の問題というのがありまして、島田の伊太のお茶農家は、もう既に、なるべく早くにお茶をやらなければというふうなことで、あそこが多分1番になると思いますが、茶園がいっぱいあるところでございまして、それはそれで心配をしているわけですけれども、そういう点では、静岡ではどういうふうにされるのかということです。  もう1つは、今まで出された放射性セシウムの風評被害、要するに、茶どころ日本一計画の目標は、年間2,000グラムということでしたよね。それが23年の使用料はどんな結果だったんでしょうか。  それと、東電に対する損害賠償請求の結果はどんなふうになっているんですか。それらを24年度の事業としてはどういうふうに生かしていくのか。私も、農家のお茶を買い支えましたので、そのお茶の分の請求書を東電に出しました。まだ来ませんけれども、出してございます。農家も出しましたし、買った私のほうも出しました。全体の金額にしてみれば、そんなに大きなものでなくて、80万円くらいでしたけれども、それでも結構な金額になるわけですから、それは、請求書を添付して、東電に請求をさせていただいたというのがありますので、静岡市のお茶のほうはどうなっているのか、お伺いします。 145 ◯築地農業振興課長 まず、瓦れきの関係で、御要望があればどうするのかというお尋ねだと思います。  仮に瓦れきを焼却するということになれば、単にお茶というだけではなくて、市民生活にさまざまな影響が及ぶわけですね、もし被害があるとすればです。ですので、そういうことがないように、今、環境局において、万全の体制をとって、適切な準備を進めていると考えておりますので、要望のあるなし、これは今後のことでわかりませんけれども、今の段階において、環境局において適切な対応がなされるのであれば、今後のセシウム量に影響を与えるようなことにはならないであろうと考えております。  それから、これまでの風評被害の中で、茶どころ日本一計画のいわゆる目標指標の数字の中でのお尋ねだと思います。今お尋ねをいただいた1世帯当たりの緑茶の購入数量ですけれども、目標が実は2,000グラムを予定しています。平成23年度の実績は1,858グラムでございました。ですので、達成率は92.9%であります。基本的に、茶どころ日本一計画というのは、例えば茶園面積であるとか、そういう茶園の数値を目標にするということではなくて、静岡市が持っている茶どころとしての価値に着目して、この計画そのものが出てまいりまして、10年後の大きな目標指標としては、お茶のまち静岡市を誇りに思う率が100%ということになっております。  委員のお話しのように、非常に大きな被害が出ているのではないかということで、私ども、この計画の進行管理であるとか、あるいは見直しに関して意見をいただく茶どころ日本一委員会に、この案件についても御意見を伺いました。そうしましたら、委員の皆様は、今、このときだからこそもっと頑張って、ピンチをチャンスに変えて、頑張っていこうと、盛り上げていこうというような御意見をいただいてございますので、目標値の達成に向けて、例えば下方修正するんではなくて、今の目標に向かって全力を挙げて取り組んでいきたいと考えているところです。  それで、もう1つの御質問の東電の賠償ですけれども、この件については、データが、私どものほうには、全く今、入っておりません。あれは個人情報になってくるものですから、私どものほうでは全く把握しておりませんので、この場でお答えすることはちょっとできかねます、申しわけありません。 146 ◯佐野委員 わかりました。  それでは次に、中山間地振興課、2件、伺いたいです。  85ページになりますけれども、温泉浴場の管理運営事業、6,500万かかっていて、使用料が2,000万入っているという5つの浴場、そして86ページでは、都市山村交流センターの管理運営事業で8,300万かかっている、使用料は140万、8,100万円の支出になっているという、こういうことなんですけれども、それぞれ利用状況の傾向を伺いたいんです。どうも温泉のほうは、22年のデータから見ますと、23年が落ちているのかなというふうに思うんですけれども、その傾向はどんなふうでしょうか。それと、同じように、藁科、賤機、これらの都市山村交流センターの利用状況はどんなふうになっているのか、これもあわせてお伺いをしたいと思います。 147 ◯山本中山間地振興課長 まず、利用状況です。85ページで、梅ケ島の温泉が5つあります。まず、利用者の数ですけれども、平成22年で梅ケ島新田が5万7,469……(「23年のほうです」)23年が大変きつくて、それは震災で全く一回とまりました。それと、もう1つが、台風が3発ありましたから、井川においては行けなくなったり、それから西里は、やっぱり道がふさがったり、停電が3日ぐらい続きましたものですから、結構、閉めている期間がありました。ということで、予想で言いますと、5つで、多分、前年比85%か86%ぐらいじゃないかなと、13万8,600人ぐらいで予想しています。そんな状況です。  次に、藁科都市山村交流センターの利用者が、23年の見込みは、22年が6万9,731人に対して6万8,340人を見込んでいます。賤機が9万6,600人、両方合わせて16万4,940人ぐらいかなと見ています。94%、これは、やっぱりどちらも、まだ中山間地も手前ですから、道の影響だとか台風の影響というのはほとんどなかったと。でも、やっぱり3月ぐらいに萎縮したというんですか、皆さん、出歩かなくなりましたので、今までずっと都市山村交流センターは伸びてきていますが、初めて多分マイナスになるであろうと思っています。 148 ◯佐野委員 今回、これらの都市山村交流センターも指定管理の更新というものが出ていたり、用宗だとか都市山村交流センター等を含めまして、資料をいただいておりますけれども、このいずれも指定管理料をほとんどのところが下げているわけですけれども、これはどういうことで下げているのでしょうか。つまり去年は、今、課長がお話しになったように、なかなか自然環境の厳しい状況、あるいは3.11で、とても温泉に入ってゆっくりしていたいわというふうな心境にはならなかった。皆さんが、外に出るのがとてもおっくうになるような、そういう日常生活だったというふうに思うんですけれども、今回のこの指定管理について、この委員会が関係するところは、皆23年度より下げてあるという格好なんですけれども、これはどうしてなのでしょうか。 149 ◯山本中山間地振興課長 今度、新たに指定管理の更新になるものにつきましては、人件費の再査定をやったのと、やっぱり光熱水費とかの実績に合わせるというのがありまして、下がったということでございます。 150 ◯佐野委員 大体、更新は3年になっていますけれども、去年の数字を見ますと、一日に使用するものはともかくといたしまして、稼働日数が少ないわけですから、当然、通常よりは経費がかからないものもあります。そういうことが算定基準になっているということなんですか。それともそんなにびっくりするほどの金額が下がっているわけではありませんから、そうではなくて人件費の与える影響のほうが大きいのですか。ここはどういうふうな算出根拠でやっているのか、お伺いします。 151 ◯山本中山間地振興課長 今年度はまだ出ておりませんので、20、21、22の3年間の平均で出してございます。 152 ◯佐野委員 水産漁港課の用宗フィッシャリーナも、考え方は同じですか。  それともう1つ、産業政策課のクリエーター支援センターですけれども、どうにも私が理解できないのは、20年から23年までが全く同じ5,340万5,000円、これはどういうことですか。なぜ全く同じ金額なんですか。利用実態が変わってきていますでしょう。事業報告をやってみて、それで変更しないんですか。今、中山間地のほうは、人件費の見直しだとか、あるいは自然条件が変化をしたから、あるいは開館日数が変わったからというふうなことが、算出根拠に少なからず影響を及ぼしますよというお話がありましたけれども、全くまちなかにありますこのクリエーター支援センターが4年間連続して同じと、これはどういうことですか。 153 ◯斎藤産業政策課長 クリエーター支援センターにつきましては、今回、第2期目ということで、また新たに指定をさせていただくわけですけれども、今回については、指定管理料の見直しを行っております。内容については、電気料、共益費等の精査、それから、既存の機器のリース料の再リースをしたことによりまして減額しているということです。過去の3年間、今おっしゃった1期目の指定管理の期間については、指定管理の期間中、基本的には、その指定管理料というのは、施設開設当初の共益費の算定がなかなかできないから精算するとかということを除いては、指定管理料は同じでございますので、特に変更はございませんでした。 154 ◯海野水産漁港課長 用宗フィッシャリーナの指定管理料でございます。この件につきましては、景気がこういう状態ですので、労働単価の引き下げという形ではね返って、約19万円ほどの減額でございます。そして、指定管理の料金につきましては、3年間の期間につき同額となっております。 155 ◯佐野委員 指定管理料を最初設定した金額から精算をしない、残っても変えないというふうなことについては、それは言われておりましたよ。ですけれども、そうではなくて、今回320万減っているわけです。320万と言ったら、月にしますと30万近くなわけですよ。同じ金額で5,340万5,000円を4年間やっているわけですよ。もしそこで30万浮いていたとしたら、莫大な金額になるわけですよ。金額の多寡については結構ですけれども、それではそれぞれ20年度から23年度まで、23年はまだ済んでおりませんけど、少なくとも22年までの3年間はもうわかっているわけですから、それぞれの年度で、その金額が、一体、しずおかコンテンツバレー推進コンソーシアムから幾らで来ているのかということは、資料でお出ししていただくことはできますか。決算報告というのは、必ず産業政策課に来ているわけですから。多分、絶対に余っているはずですよ。そのことが、これから先、指定管理をどうするのかということでは、大変、問題になっていくわけです。既にもう問題になっているところはいっぱい出ているわけですけれども。全く同じ金額で、別に変えなくてもいいからよかったんだというような話ではなくて、現実に結果はどうであったのかということをお示ししていただけますか。そんなに変化のあるような仕事をしているというふうには、私たちは思っておりませんので。 156 ◯斎藤産業政策課長 指定管理者に対して確認して、資料のほうを提出させていただきたいと思います。 157 ◯佐野委員 しずおかコンテンツバレー推進コンソーシアムのほうからは、22年度までは、所管課に決算報告書は来ていますでしょう、来ていないということはないですよね。それは、なぜそうなったのかの理由も書かれておりますし、各外郭団体は、外部監査にも付されておりますから、それは、当然、今までここが該当していたかどうかという問題はありますけれども、外郭団体を含め、指定管理者というのはそういうふうな指摘を受けているわけです。しかもここに集まっている方たちというのは、コンテンツ産業の振興ということもそうですけれども、大坪先生を初めとして産業経済学という点では名立たる企業人が顔を連ねているわけですよ。そこがこういう格好の決算書の出し方をしているということは、私は大変問題ではないかと何となく違和感を感じておりました。そういう点では、もう既に出ているということについてはどうなのですか。まだ出ていないこともあり得るんですか。毎年、必ず出すことになっているじゃないですか。所管課は、更新時期に初めてチェックをするんですよ。ですけれども、毎年、必ず所管課に指定管理者が出すことになっているということは、最初の指定管理の契約の中で定められていたことではないんですか。 158 ◯斎藤産業政策課長 大変申しわけありません。決算報告はもらっておりますので、後ほど資料を提出させていただきます。 159 ◯佐野委員 ぜひよろしくお願いいたします。ほかのところは、地域振興等々を含めまして、漁協やわざわざこのためにつくった振興会等が管理をしていて、なかなか財政的にも大変でやっているところもありますけれども、そうではないところについて、少しひな形みたいなのをそれぞれ所管する部局がちゃんとチェックしていくと。そして、問題のあったときに、ちょろっと何か労働単価を下げるという話でもないだろうと思いまして、これからなかなかうるさいことになりそうなので、今のうちから準備をされたほうがいいんじゃないのかなと私も思いますので、ぜひお出しいただきたいと思います。  では、最後の1項目、治山林道課にお伺いしたいんです。83ページ、84ページです。林道の公共と市単の事業ですけれども、去年、林道等は大変なことになったわけです。国の全国森林計画と県の地域森林計画、それと市の森林整備計画、この見直し、マスタープラン化の抜本改正の流れというのは、まだ今、林道整備、災害復旧をやっている最中なんですけれども、どんなふうに展開していくことになるんですか、スケジュールと、それから事業展開の方法について教えていただきたいと思います。 160 ◯山本治山林道課長 林道整備計画についてお答えします。  森林の計画制度の体系は、御承知かと思いますが、上位のほうから、森林・林業基本計画、これは国が定める計画でございます。その計画に即しまして、これも国が定めます全国森林計画、その計画に即しまして県が定める地域森林計画、この計画に適合するように市町村が定める市町村森林整備計画がございます。この計画は、すべて今年度、一部変更になっております。24年度の4月1日から変更した計画で施行するような格好になっております。当課が担当します路網整備についてですが、それぞれの計画の中に目標とか政策が示されておりまして、最初のところの森林・林業基本計画では、第3項のところに、森林の有する多面的機能の発揮に関する施策の中で、面的なまとまりを持った森林経営の確立のために、路網整備を推進します、ここに挙げております。目標といたしまして、森林・林業再生プランで掲げております10年後の木材自給率50%以上を達成するために、林道と林業専用道、これは新しく今度メニューに加わった事業でございますが、それと既存の作業道を一体的に整備する路網整備、そういうことを目標値として挙げております。  その下の全国森林計画では、林道の回復の計画数量、これを21年から36年の15年間で、全国で9万1,000キロメートルという目標値、静岡市の地域森林計画では、平成22年から31年の10年間で、静岡県で249.9キロメートル、本市分は149.9キロメートル、こういうことを掲げておりますが、これは、あくまでも山林の地形状況を整理いたしまして、理想的な森林の整備距離をうたっておりまして、この計画の中でも、あくまでも目安という格好でうたっております。今年度、変更しました静岡市の森林整備計画でも、県の森林整備計画と同様に、森林の整備の距離を基幹路網149.9キロメートル、これも整備計画として掲げてございます。これに加えまして、新しくなった整備計画では、基幹路網の周辺の森林を路網整備推進区域という格好で、区域設定しております。  当課がこれに基づいてどういう計画でやっているかといいますと、今、各区域ごとに、地形の条件でありますとか森林の状況でありますとか作業システムなども含めて、現在、調査しておりまして、静岡市全域の各地域に合いました路網整備計画というのを今策定中でございます。  その中で、先ほど言いました新しく林道を補完する林業専用道というものが、来年度から、補助事業として進められるということを聞いておりますので、従来ありました、今、開通しております林道、森林所有者があけております作業道、それを補完する林業専用道というメニューができますので、それを一体的に整備することによりまして、いわゆる木材の搬出コストを下げるということが林業の効率化ということにつながりますので、そういうところを今後、林業専用道も含めまして、事業を展開していきたいと考えております。 161 ◯井上委員 まず、先ほど池邨委員から質問があったおでんフェアのお話です。  半減されたというのは非常に残念だなとは思うんですが、先日、お話を聞いたときは、その理由というのが、期限をつけてやっていて、本来は、来年度はゼロになるんだけど、200万つけたんだよというようなお話を聞いていたんです。先ほどの御答弁だと、事業の内容が本来の目的と変わってきたから、精査する中で減ったんだよというような説明のように聞こえたんです。その辺が、ちょっと食い違いがあるかなと思っているんだけど、実際にはどうなんでしょう。 162 ◯鈴木イベント推進担当課長 一般に、補助事業は3年を区切りに見直しするというようなことになっておりますが、おでんフェアに関しましては、もう既に6回行っております。先ほどもお話ししましたが、目的、もう少し静岡おでんの発信を主体にしていこうということで、実行委員会の皆さんとお話をして、現在、行っている運営の仕方、発注の仕方等、まだまだ削減の余地もあるだろうと、そういう中で、200万ということで御相談した結果でございます。 163 ◯井上委員 この間、それこそ、その実行委員会の方に、ある程度、納得してもらったというか承諾してもらったというふうに伺っていたんですけど、実行委員会の方から言うと、全然、納得していないよということだったものですから、ここで言わせてもらったんです。市の考える方向性と、実行委員会の考え方との流れを合わせてもらって、いい方向に持っていってもらえればいいかなと思いますので、もう1回ちゃんと実行委員会とも話し合ってもらって、可能性としては、これは、補正で増額というのはあり得るんですかね。 164 ◯鈴木イベント推進担当課長 おでんを応援いただきましてありがとうございます。  私ども、一たんできるものというふうな判断をいたしましたが、おでんの実行委員会の皆さんとは、きちんとお話をしたつもりで私どもはおります。ただ、先ほども御答弁しましたが、おでんというものは非常に大切な素材でございます。おでんフェアも大切な事業だと考えておりますので、必要な場合には適時適切に支援を行っていきたいと思います。 165 ◯井上委員 前向きな答弁だと思います。  続いて、概要の77ページの先ほどもちょっとお話は出たんですが、既卒者の就職活動支援事業、今年度、非常に効果があったという形で先ほど御答弁いただきました。これはたしか民間の就職あっせん会社に委託した形でやる事業だと思うんですが、来年度の事業は、また新たにプロポーザルか何かで委託先をかえるようになるんでしょうか。ことし、これだけ成功している事業がちゃんと継続できるのかどうかというところの不安と、ことしやったところからここは直したほうがいいよみたいな見直しみたいなのを来年度に対してどう考えているのか、教えていただきたいと思います。 166 ◯海野商業労政課長 先ほど兼高委員の御質問の中で、8割の方が正規雇用につながったということでございますので、私どもとしては一定の評価はできるのかなということで、御質問の趣旨の本年度と来年度の違いということなんですけども、大きな見直しは考えておりません。契約方法については、昨年度、やはりプロポーザルで受託先を決めましたので、同じ方法を考えております。  それと、ことし、これは初めてやった事業でございます。現実的に、10月からスタートしまして、最初の前半の3カ月が座学、その後、就職体験ということで、職員も現地に行きまして、その状況を見てまいって、おおむね良好な内容でできているのかなとは思っております。一度、事業が終わったところで、見直しをして、いわゆる受託先の考え方とかも含めてですけれども、きちんとそうした次年度に向けての精査というんでしょうか、そうしたものを踏まえて、次年度に向かいたいという姿勢でおります。 167 ◯井上委員 せっかくうまくいっている事業なので、また来年度もしっかりやっていただきたいと思います。  次に、81ページの一番下の清水港港湾整備事業費負担金です。本会議の代表質問で小野議員が取り上げさせてもらっていたんですけども、折戸湾の小型船舶の停舶所の建設もここの中に多分含まれていると思います。基本的には、県がやっているということですけども、市が負担金を出しているという中で、お金も出しているんだけど、ある程度、口も出せるのではないのかなという部分と、たしか小型船舶協会のほうから、市に対しての要望が上がってきていると思います。そういうのを踏まえて、この辺、県とどのような形で進めていくのか、またこの辺の整備に関して、市はどんな形で関与していくのかというところを教えていただきたいと思います。 168 ◯渡辺清水港振興課長 先ほど委員のほうから、折戸のプレジャーボートのお話がございましたが、これは、港湾整備費負担金の中の地域自主戦略交付金ということで、プレジャーボートの収容施設の整備があったわけです。港湾整備の負担金につきましては、7事業もございまして、国の直轄とか港湾補助改修とか公共環境整備とか、いろいろあるわけなんですが、今回その中の2億243万円をお願いするのは、全体事業費28億7,010万円に対する市の負担金、2億243万円をお願いするということでございます。その中で、市と県の役割分担的なことだと思うんですが、この負担金については、静岡県の建設事業等市町村負担金徴収条例に基づいて支払っているわけです。これをやるに当たっては、過去、県の市長会では、負担金なんか廃止したほうがいいじゃないかという要望も出したことがあるんですが、市によっては、できるだけ早く整備したほうがいいよという声もあって、今、途絶えているところでございます。県が行う毎年の建設事業の各年度の事業内容や負担金については、県と市町が対等な立場で協議をする場として、通称円卓会議と言うんですが、県から説明とか詳細な内容を聞いて、負担金についてはどうするんだというようなお話を聞くという機会がございます。うちのほうは、負担金を払いたくないとか云々ということではないんですが、田子の浦とか御前崎港もあるものですから、そういうところと関係しながら、また再度、県ともいろんな協議をしていけばいいかなと思っております。  それから、今、言いましたように、プレジャーボートの収容施設の整備とか、あるいは港湾整備の中には、ハード面、いわゆる物流関係の強化とか利便性の向上のための岸壁とか泊地とかしゅんせつというようなハード的な整備がある一方、新興津の人工海浜とか、先ほど言いましたプレジャーボートの収容施設とか、あるいは人工海浜、船だまりとかということで人がにぎわう施設、憩える場も整備しております。そういう中で、今後、港湾物流の機能の再編によって、親水空間を創出するには、うちのほうがやるのか、県が事業主体になってやるのかということも県と協議しながら、もしくは県が事業主体でやっていただければ、うちは、このような形で負担金は出しますよというような協議の場を持ちながら役割分担していきたいなと思っております。 169 ◯井上委員 ちょっと難しい話なので、これはこれでいいにします。事前に、今回、24年度の予算で縮減や廃止された事業の一覧を実は当局からいただいているんですが、その中で、果樹振興事業補助金というのが廃止になっています。理由が、国庫補助が採択される見込みがないためというふうに書かれているんですが、今年度、これはどんな事業で、何で補助が、国のお金が採択されないようになってしまったのかという部分をちょっと教えてもらっていいですか。 170 ◯築地農業振興課長 この果樹振興事業ですけれども、これは、防風ネットであるとか、あるいは果樹類の新植──新たに植える、そういうふうな事業が国の補助対象となっていたことに伴って、予算化されていたわけなんですけれども、国の予算編成の中で強い農業づくり交付金という補助メニューがございまして、この予算枠が激減をしております。この背景としましては、やはり国が、今、進めております戸別所得補償制度という新たな事業にその財源を振り分けていくという方向性から、事業費の大幅な削減がありまして、今回においては、この事業の要求はさせていただいておらないというところでございます。 171 ◯井上委員 非常に厳しい状況なんだなというのがよくわかりました。  多分、質問が最後になると思うので、最後に、厳しい財政状況の中、この経済局の予算も前年比でかなり減っていると。ただ、市としては、交流を深めていく、「求心力が強く、世界中から人が集まるまち」にということで、シティプロモーションだとか地域の活性化だとかで、さまざまな事業を盛り込まなければいけないという中で、非常にこの予算編成に御苦労されたのかなと思っております。  最後に、局長のほうから、この予算を編成するに当たって、思いとか来年度に対する意気込みというか、そういった部分をぜひ語っていただけるとありがたいなと思いますので、お願いします。 172 ◯靱矢経済局長 来年度に向けての意気込みとか、経済局全般のことだと思います。  全委員に、まずは、今年度1年、ありがとうございました。経済活動の支援ということでは、本当に商工業、農林水産業、各中小企業を含めた中で、活性化を目指して、雇用の増大を目指して、そうすることが消費生活の向上につながる。それを目指して、いろいろな事業を展開、施策を出してまいりました。そういう中で、当然、効率的、効果的な事業展開をしていくためにも、計画実施、評価、改善、よくPDCAと言いますけれども、そういったようなことを踏まえて新しい事業にも取り組んでいく。長い伝統と歴史文化、本当にすばらしいこの静岡市を維持発展していくためにも、経済局職員一同、私は退職となりますけれども、皆様の協力を得て、市長ではないですけど、スピード感を持って、当たり前のことですけれども、一生懸命やっていきたいと思います。また、私たちが抜けた後も一生懸命やってくれると信じておりますので、皆様の御協力をこれからもよろしくお願いしたいと思います。本当にきょうはありがとうございました。 173 ◯亀澤委員長 それでは、質疑を打ち切ります。  次に、要望・意見、討論に移ります。  確認で申し上げますが、議案第31号の一般会計予算についての要望・意見は、経済局及び農業委員会事務局所管分を、討論については昨日の消防局所管分もあわせて発言をお願いします。  なお、発言の際は、議案番号もあわせて述べていただくようにお願いをします。  それでは、要望・意見、討論がありましたらお願いします。 174 ◯遠藤委員 きのうの消防ですが、本当に多岐にわたって、この静岡市の安心・安全のために、いろいろと予算が入ったと思います。特に、昨年の3.11以来、注目のところです。我々もそうなんですが、消防は一番身近でミニ自衛隊のようにも思っています。そして、また皆さんの下にいるそれぞれの分団に対しても、いろいろ資機材とか予算もありましたが、地元の消防団が最終的には一番細かな点で活躍もしなければいけないと思いますので、ぜひその辺もしっかりとやっていただきたい。  また、きのう想定外の話も出ましたが、消防団というのが非常時においてどの程度までなのかなということも、きのう皆さんの厳しい意見をもらっている中では、例えば、10メーター、10何メーターの水が来ちゃったようなとき、救助活動なんてできないと思うんですよ。東日本の場合も、津波はてんでんこだということも言っていますので、そのためにしなきゃいけないということもありますが、どの辺でけじめをつけて、自分の命を守るということも、静岡市の消防としても必要だと思いますので、その辺もしっかりした認識のもとで消防活動をやっていただきたいなと思います。  消防の議案については、すべて賛成であります。  本日の商工部、農林水産部の件ですが、先ほどお伺いしますと、経済活動の支援、今、局長が言われたみたいに、商工部においては、本当にシティプロモーションもそれぞれ施策がありまして、この間の鉄火巻きのすしも、本当に民間の方、そしてそれをお手伝いする人、また清水みなと祭りの実行委員の方々まで出て、やっているわけですよ。私が知っている限りでは、近くですと身延の駅のまちづくりにしてもそうですし、我々が行った佐世保の商店街もそうですし、民間人のこういう方がいたから、物事がこうできましたというのがやっぱりあるんですよね。それで、皆さんはそうじゃないが、民間人というのは生活がかかっているものですから、施策をやるときに、ぜひ民間人で燃えていただく人とか、一緒になって皆さんと、お金はつけるけど、民間人の中で背負ってやる人がいないと、皆様が予算をつけたからどうだという事業では、シティプロモーションもうまくいかないと思うものですから、日ごろから地元のそれで食べている、それを背負っている人たちと一緒になって、施策をやるような形で、ぜひやっていただきたいと思っています。  それで、農林水産ですが、本当に今この状態を見ましても、非常に、お茶、ミカン、すべてのことが難しい時代になっています。支援をする中で、ハードの面、ソフトの面、その人たちのためになるような施策をぜひお願いしたいのと、先ほどと一緒になりますが、スピード感を持って、現場主義でお願いをしたいなと思います。  以上、すべての議案に賛成いたします。 175 ◯池邨委員 新政会といたしまして、全議案、賛成です。  きょうの部分の要望を述べさせていただきます。  1つは、中小企業支援のところですけれども、静岡で事業を営む、特に製造業なんですけれども、静岡で事業を行うか行わないかは、経営者の判断ですから、そこは、仕方がない部分はありますが、情報発信として、静岡市もしっかり応援しているよというふうな事業、ただ単に助成とか利子補給だけではなくて、そういった支援をやっぱり打ち出していただきたいというのが1つです。  それから、もう1つは、先ほど兼高委員からお話がありました観光大使。これにつきましては、予算的なものはないというお話でしたけれども、ただテレビとかラジオで情報発信をしていただいて、静岡の魅力を伝えていただくためには、この静岡市の魅力というのをその大使に伝えるという事業は必要だと思います。適宜いろんな情報を大使に伝えるという施策は、やっぱりこの予算の枠の中でも結構なんですけども、ぜひ考えていただければと思います。  それから、もう1つ、おでんですけれども、予算が半減したのがいいか悪いかは別としまして、ただ静岡市の資源として、おでんはもう欠かせないという皆さんの認識は合っていると思います。そういった意味で、その実行委員会の考え方がどうのこうのという以前の問題として、市としてどうしたいのかという気持ちを決めて誘導していくと。それから、減った部分の予算というのは、やり方は幾らでもあるわけで、人的支援という意味でも、例えば市内の企業から、あるいは学生からボランティアを募って、会場設営を手伝ってもらうとかということをすれば、節減というのはどんどんできると。そうした意味で、おでんにかかわる人の輪を広げれば、今までかかわったことのない方にも、もっとおでんの輪が広がるということは考えられますので、そういう施策もぜひこの中でやっていただければと思います。  それから、駿府匠宿については、これはまだまだ活用できる施設だと思います。そういった意味で質問させていただいているわけで、ほかとの連携という意味でも、事業を拡大するとかはできると思います。例えば、「寿司の都・しずおか」というのであれば、匠宿で、このすしを使って、回転ずしをやるとか、やり方はいろいろ考えられるわけで、ぜひ人が集まる、そして静岡の魅力を伝える施設にしていただければと。  それから、もう一個、最後は、ちょっと個人的な要望になっちゃうかもわからないですけども、中山間地振興課の「おらんとこのこれ一番事業」。これは地区が決まっているということですが、静岡市内では、まだ中山間地に似た地域もありまして、そこでもいろんな事業を計画されております。具体的には申し上げられませんが、そういった意味で、ぜひこの2地区だけじゃなくて、丸子の地域もありますので。ちょっとここでも言っちゃっていいですか。(「いいですよ」)今、地域では、丸子に梅園がありますけれども、JAの方と話をしていまして、やはり丸子に川もありますし、山もありますし、梅を使った事業もやろうということで、今、話し合いがされています。ぜひこの新規事業プラスアルファで御検討いただければというふうに思います。 176 ◯兼高委員 1点だけ、要望をちょっと。今の池邨委員に多少重複する部分があるんですけれども、先ほど来の質問の中で、やはり経済局の観光の部分で、これは、いろいろ聞くと、青葉のイベント広場も、年間を通して140日ぐらい、もう本当に2日に1回とか3日に1回くらいはイベントをやっているということで、非常に数多くのイベントを行っているわけですけども、こういったことをいかに情報発信していくかということがやはり大事かな。せっかくやるイベントですから、できるだけ多くの皆さんに知らしめるというか、こういったことが必要かなと思います。特に、私が思うのは、メディアからのPRもお願いするような仕掛けを、当局の皆さん、各課ともぜひお願いをしたいと思います。 177 ◯井上委員 公明党としましても、すべての議案に賛成します。  意見・要望ですけども、本会議の中でも若者の就職の話はさせてもらいました。厳しい中なんで、できるだけの支援はしてもらえればなと思います。今回のとにかく既卒者の就職活動支援事業は非常に効果があるということなので、ぜひ来年度も、同じような形で、もっといい形でできればなというふうに感じます。  あとは、シティプロモーション関係ですけども、さまざまな形で事業が展開されています。本当に静岡市全体で、さまざまな事業をうまく融合していくというか連携していく形で、ぜひ1足す1を2じゃなくて、3、4とかにできるような形で、今回、地域活性化推進本部みたいなのもあって、横の連携もできるようになってきましたので、オール静岡で見たときに、個々の事業ではなくて、つながった全体の事業になるような構想をぜひ持ってもらえればなと思います。
     あと、おでんは、ぜひ期待しておりますのでお願いします。 178 ◯佐野委員 私は、この委員会にかけられております10議案のうち、31号から84号までの6議案については反対の立場です。  というのは、内容的には、金額は、わずかでありますけれども、値上げの案件、31号、76号、77号、84号、そして消費税の関連、これは、先ほど伺いまして、金額はそんなに大きくありませんけれども、農業集落排水事業220万、それから中央卸売市場2,650万、そして31号の一般会計には1,487万円、この金額の消費税を市民等から、全く市は、納付義務はありませんけれども、これを今5%の時代でも、これだけの金額を徴収しているということです。納付義務もない消費税については、やめたらどうだろうかという主張をずっとしてまいりましたので、今回も、この6議案については賛成できないという立場です。  議案そのものにつきましては、私は、やはり今、本当によくしのいでみんなが暮らしているなと思うほど、地域の経済は大変だろうというふうに思います。雇用を生み出すという点でも、さらに大変という感じが日に日にしておりまして、静岡の中では、農林水産から地域の商工業まで、何とかこれに元気を与えるような振興策というのに、私たちがみんなで知恵を絞っていく時代ではないのかなということを痛感しております。これが1つ。  もう1つは、本会議でも議論させていただきましたし、きょうも意見を述べさせていただきましたけれども、いよいよ商都静岡がちょっと危ないかなという感じが、私は何となくしております。瀬戸際に来ているのかもしれない。今があの危険なときだったのかというふうにすぐ後で思い出すような、そんな異変がまちなかにも起こっているかなという感じがここのところしております。そういう点では、うちの市は、手をこまねいているのではなく、商業労政課を中心にいたしまして、都市計画部局まで巻き込んで、何とか静岡のまちの商業のデザイン、このガイドラインをつくっていこうという作業と、それから本当にそのことを担保するための静岡型の商業まちづくり条例と言ったらいいんでしょうか、そういう良好な商業環境を何とか形成していこうではないかということを、やっと職員の皆さんを含めてやってくださっているので、私は大変そのことに期待をしております。  本当に、商業者も、あるいは市民の皆さんも、もう頑張り切っちゃっているわけですよ。だから、頑張れというのが切ないほどですけれども、何とかこの時代を生き抜いていけるような、そういう力を保持しながら、ともに私たちも一緒に頑張っていくと言うのはちょっと語弊がありますが、一緒にしなやかに生きていく努力を続けていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。 179 ◯亀澤委員長 それでは、要望・意見、討論を打ち切ります。  これより採決を行います。  それでは、先に反対討論があった議案から採決をします。  議案第31号中所管分、議案第39号、44号、76号、77号及び84号は、可決することに賛成の方の挙手を願います。             〔賛成者挙手〕 180 ◯亀澤委員長 賛成多数ですので、議案第31号中所管分外5件は可決すべきものと決定しました。  次に、議案第101号、102号、103号、104号の4件の議案を一括して簡易採決にてお諮りします。  議案第101号外3件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」〕 181 ◯亀澤委員長 御異議なしと認め、これら4件は原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で、議案審査は終了しましたが、資料提出を求められているものは、早目に提出をしてください。      ────────────────────────────── 182 ◯亀澤委員長 ここで、本日、出席の当局説明員の皆さんのうち、3月31日をもって、定年退職を迎えられます方々を御紹介いたします。  お名前をお呼びしますので、恐れ入りますが、御起立をいただき、答弁席のあたりまでお進みいただきますようお願い申し上げます。  経済局長、靱矢雅浩様、商工部長、渡邉 昇様、商工部港湾担当部長、望月洋寿様、農林水産部理事、山田昌之様、農業委員会事務局長、橋本 渉様、以上の5名の方々でございます。  皆様におかれましては、長きにわたり、本市の各種行政に携わり、まことにお疲れさまでございました。経済消防委員会一同、心から厚く御礼を申し上げる次第でございます。今までの御活躍に対しまして、感謝の意を込めまして、委員で拍手を送りたいと思います。どうもありがとうございました。             〔拍手〕 183 ◯亀澤委員長 ありがとうございました。どうぞお席のほうにお戻りください。      ────────────────────────────── 184 ◯亀澤委員長 これをもちまして、経済消防委員会を散会します。                 午後4時32分散会      ────────────────────────────── 経済消防委員長  亀澤 敏之 Copyright © Shizuoka City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...