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令和元年第2回定例会(第3日) 本文 開催日:2019-06-05
令和元年第2回定例会(第3日) 名簿 開催日:2019-06-05

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  1. 可児市議会 2019-06-05
    令和元年第2回定例会(第3日) 本文 開催日:2019-06-05


    取得元: 可児市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-28
    ▼最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                 開議 午前9時00分   ────────────────────────────────────── ◯議長(澤野 伸君) おはようございます。  本日、会議を再開しましたところ、議員各位には御参集を賜りまして、まことにありがとうございます。  本日もバラ議会に際し、市内の花フェスタ記念公園及び岐阜県国際園芸アカデミーの御協力をいただいております。   ──────────────────────────────────────   開議の宣告 2 ◯議長(澤野 伸君) ただいまの出席議員は22名です。したがって、定足数に達しております。  これより昨日に引き続き会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付しましたとおり定めましたので、よろしくお願いいたします。   ──────────────────────────────────────   会議録署名議員の指名 3 ◯議長(澤野 伸君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第86条の規定により、18番議員 伊藤健二君、19番議員 冨田牧子さんを指名いたします。   ──────────────────────────────────────   一般質問 4 ◯議長(澤野 伸君) 日程第2、昨日に引き続き一般質問を行います。  通告がございますので、質問を許します。  18番議員 伊藤健二君。 5 ◯18番(伊藤健二君) おはようございます。
     18番、日本共産党、伊藤健二でございます。  本日は、2点について質問をさせていただきます。  第1点目は、店舗等へのリフォーム・リニューアル助成事業の実施をということで、新しい制度の提案をさせていただきます。  質問の趣旨は、本市の住宅新築・リフォーム助成はKマネーと連携し、広く地域経済循環を支えている現状にあります。消費税増税の時期にこれから差しかかるわけですが、地域経済の振興対策ともなる、こうした店舗リフォーム助成をぜひとも実現させていただき、地元中小商工業者への支援策の展開を強く求めるものでございます。  昭和56年以前住宅への旧耐震、あるいは補助事業等に始まりまして、新耐震基準建築住宅への簡易なパソコン診断による、こうした耐震診断助成の実施など、また平成30年まで、1年間に500件前後のリフォーム事業や住宅の新築・改築を可児市内地域に呼び込んでまいりました。また、市民への交付金をKマネーという形で地域通貨で渡すことで、市内の経済流通、いわゆる域内経済循環というものを活性化し、預金や家庭内にストック化されがちなこうした商品券等々、たんす預金等をストック化するのを防いでいる側面もあります。まさに、こうした時代の求める市民要望にマッチした、すぐれた域内流通活性化策の成功例と言えるのではないかと思います。  実際に、約10年になりますけれども、このリフォーム助成を初めとして、域内経済循環は北のほうから建築不況等が押し寄せたときにも、可児市内の地域の経済活性化に大きく役立ってまいりました。  そこで、今回は可児市内の地元商工業者の店舗・事務所などをリニューアルし、リフォームを進めて、可児市が商工事業者自体に支援・助成する事業を提案するというものであります。  このような制度の内容というのは、意義づけとしまして、1つには事業者の経営活動に直接的な動機づけ、インセンティブを与えることになります。また、消費税増税による消費の落ち込みに対して、店舗等のリニューアル等で経営戦略の差別化と地域密着型の商業集積を促進する、そうした役割をも担い得るものだと考えます。また、3つ目には、既に2018年の4月から、県内におきましては川辺町でこうした制度を運用中で、実例もあるわけであります。  この制度、店舗や工場、あるいは事務所等を新装・リニューアルして、それに対する行政側からの助成を具体化しようという提案であります。  川辺町の事例を紹介いたします。  町のサイトから引っ張ってまいりましたけれども、川辺町小規模事業者施設等整備補助金という名前で呼ばれております。いわゆる小規模補助金ということで略称されておりますが、30万円以上の工事につきまして、町内の事業者に依頼をして、事業所・事業主が店舗や工場、あるいは事務所などの新築や増築、改築、修繕を行った場合に、その費用の一部を町が補助する、こういうものであります。当然、上限額があります。  こうした制度は、決して岐阜県のこの川辺町だけではありません。関東地域でも、私たちが10年ほど前に前橋へ視察へ行ったときにも、こうした制度が既にありました。ただ、前橋の例は都市が大きいということもあって、商業集積も可児市と比べると雲泥の差で大きかったので、そういう制度があるよということは紹介してきましたけれども、今日ほど強くそのことを強く提案するわけではありませんでした。  この間、10年間かかって、可児市は市民の住んでいく家、住み家のリニューアル、あるいはリフォームについては助成金制度を拡充してまいりまして、そして大きな成果を生んでいるという現状であります。  そこで提案するわけですが、今度は商業事業者自身の店舗、工場、あるいは事務所などについても、こうしたリニューアルを引っ張っていく制度として具体化してはどうかという提起であります。  可児市の経済の振興を図っていく上では、今、市が進めようとしております大企業、あるいは中企業の誘致等も大事な戦略の一つであるとは思いますが、もう一点は小規模な零細の事業者を厳しい経営環境下で具体的に励ましていく施策、こうした施策を展開することではないかと考えます。  蘇南中学校校下での建築事業者の方に、こうした店舗・事業所のリニューアルをやった場合に、それが助成の対象になるという制度はどうでしょうかねということで意見を伺ってみました。3人ほどの方から意見を聞きましたけれども、それはぜひともやってほしいというのが1点。もう一点は、国やあるいは県は少ないかもしれませんが、さまざまな中・小企業への助成制度ベンチャー企業への助成制度等、あるいは後継者対策制度もありますが、そうした国が進めている現在の助成制度と矛盾するものという形で扱われずに、併用ができるような内容にぜひともしてほしい。こうしたことも要望として具体的な声を聞かせていただくことができました。  住宅リフォーム助成制度のもう一方の施策分野として、可児市に新たに店舗等リフォーム・リニューアルの助成制度の具体化をぜひとも検討してもらいたい。これがきょうの私の1点目の主張であり、提案でございます。市の見解をおききしたいと思います。  ぜひとも検討していただきたいのは、商工会議所等、こうした商工業者の諸団体との政策的な協議、あるいは今後の市の商工業発展のための有効な手段、実効ある手段はどんなものか。こうした内容に対して、市が積極的に声をかけ、また業者からの意見の把握をしていただきながら、本市でのこうした新たな政策についての意味づけをしっかりと見定めて検討してもらいたいと思うことであります。市の御見解をお尋ねいたします。御答弁ください。 6 ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  観光経済部長 渡辺達也君。 7 ◯観光経済部長(渡辺達也君) おはようございます。  それでは、お答えいたします。  地域経済の活性化といたしましては、居住用の住宅に対する住宅新築リフォーム助成制度に対しまして、小規模事業者への助成制度として、運転資金、簡易な設備投資に対する市小口融資制度がございまして、店舗等のリフォームもその対象としています。  この市小口融資制度では、県の金利、0.8%でございますが、これよりもさらに低い金利、0.75%で借り入れすることができ、県下でも一番低い利率で御利用できます。  また、市小口融資制度を利用し、借り入れを行った場合は、当初に必要となる保証料の補給制度が利用できます。可児市の保証料補給制度は、保証料の一部を補助している市町がある中、全額補助を行っております。  小規模企業者・事業者の方には、これら既存の融資制度を活用していただきたいと考えております。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 8 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 9 ◯18番(伊藤健二君) 物の見事にゼロ回答でございました。  ぜひとも検討してほしいのは、そういういろんな要素を持っています。市が今、現行でやっている制度自体も、さっき私も言いましたけれども、決して劣ったものではなくて、さっきも言われたように金利の全額を補助している、なかなかないよということで、これはこれですぐれた一つの政策手段の中身になるだろうと思っています。  そういうことで、資金については足らなければそこで借りてやってくれという形なんでしょうけれども、まだまだ議論はいろいろ出るでしょうけれども、今後、消費税を10%に上げていくということを政府が公言しています。一時的な対策あれこれはやられておりますが、そうした対策も9カ月であったり、さらには、5年後にはインボイス制度等によって、大変複雑、小規模事業者でも通常の市内の経済取引の中に入っていくには、大きな設備的、あるいは商業経営方針で転換を強く迫られてくる時期が参ります。  そうしたことを考えたときに、今、店、工場、あるいは事務所等をそれに対応できるほうに切りかえていこうということで、この時期だからこそ、今改めて新しい政策、施策の中身を提起したというのが私の提起であります。  今のあれで十分だとお考えのようですので、本当にそれで十分なのかどうなのか、市内の今後の商工業者の成り行きを見定めていただきながらも、ぜひこうした新しい切り口での制度については十分な検討をしていただきたいというふうに強く思います。そのことをお願いして、この点については提起にとどめさせていただきます。また、御検討していただくようお願いいたします。  続きまして、第2問目に移らせていただきます。  これは、リニア中央新幹線建設工事の問題についてでございます。テーマは、「工事は課題山積み、リニア工事計画の公開を」ということでありまして、要は情報が公開されてきていないという私の言い分であります。  もちろん、2013年6月に私はこのリニア新幹線問題をこの議場で初めて提起をして、これは大変な問題になるということで取り上げてきました。以来、この6月議会で、考えてみれば丸っと6年ほど、年に1回は取り上げてまいりました。  なぜ、そういう言い方をするか。工事計画の公開をということで、要はJR東海、事業者のほうから、可児市の地域内においてはこういう工事をこのような方策でやっていくよという情報が小出しにしかされておりません。逆を言えば、全体像が見えない。一方で、全体像が見えない事情は、大分最近見えてまいりました。  きょうは、この点にも触れながら、問題を整理し、今我々がこのリニア中央新幹線問題をどう考えなきゃいけないのか、改めて提起をしたいということでございます。  質問の要旨を先に読みます。  環境破壊と住民無視が心配されるリニア中央新幹線計画の大森地区工事ヤードの準備が終わる見込みであります。本体掘削工事への課題、積み残した問題はないのか。市民や環境への安全対策を改めて問うというものであります。  詳細について述べます。  人口は減少時代に入りました。社会保障人口問題研究所の2050年に生産年齢人口はどうなるのかという統計を見ますと、約5,000万人。今よりも24%、生産年齢人口は減少するということであります。  いわゆる1億数千万ではなくて、8,600万、あるいは9,000万人という日本の人口になっていくということが客観的に既に指摘されている問題です。  そうした中で、営業の採算性、本当にこのリニア中央新幹線、しっかりと計算されているのか。40分で名古屋─東京が結ばれるという超高速のメリットだけが強調されておりますが、それをつくるためにもたらされるさまざまな問題、その点について、その検証も曖昧なままではないかと私は指摘をしなくてはなりません。  安倍政権は、もとは国民の血税を民間事業者・JR東海に開発投資のために3兆円も財政投融資という枠を使ってつぎ込んでおります。計画路線は既に線としては決定済みだということで、既に2015年12月に着工になりました。  しかし、可児市では本体のトンネル掘削工事については、これからであります。しかし、着工に向けひた走るリニア建設、私は今、改めてその中止をすべきだと言いたいと思います。  100年余にわたって、安全な日本の公共高速鉄道を支えてきたのは線路とそして車輪であります。線路と車輪、この2つが2つともないのがリニア鉄道、こういうふうにある鉄道の学者が指摘をしていました。世界最高水準の安全性と私も思います。新幹線ののぞみ、現行の新幹線は本当に、最近ではいろいろと事故寸前の事態も発見されたりしておりますけれども、きちっと点検をし、保安を高めていけば安全な乗り物で、十分遠距離間の交通需要を満たしている。JR東海、東海道新幹線は、まさに経営的にも黒字であります。そこへ新たに、それと代替させるかのような形で今度のリニア建設が推進されようとしております。  膨大な電気を消費し、また人体への電磁波等による安全の検証は、いまだ十分だとは考えられません。業界の国際的電磁波の管理基準に、たまたま今はおさまっているという話をJR事業者側がしているだけではありませんか。  一方で、原発の問題でありますが、原発輸出政策が総破綻をいたしました。安倍政権がこのリニアも売っていきたい、また原発についても輸出の超目玉商品として強調をしてまいりました。その原発、それ自体が商売としても成り立たないことが今日明らかになりました。残されたリニアは何が何でも成功させなきゃいけないというわけで、こうした状況のもとで、国民の血税である財政調整基金から3兆円もの超有利な低利のお金を貸し出したというわけであります。  しかし、このリニア建設国会の議決も閣議決定もないまま、私的民間事業者であるリニア建設政府が執着をしている。まさにもってのほかというべき事態であります。  鉄道事業に関してちょっと補足をしますと、国は今、時の政権が、国が認可をして、全国新幹線鉄道整備法に基づいて、従来の整備新幹線の計画を飛び越えて、今度はリニアを格上げして、政府が認可をしたわけであります。  そして、2015年から工事が始まりました。この全国新幹線鉄道整備法には、法の3つの目的が記されております。1つは、新幹線網の全国的な整備を進めることで、国民公共の足をしっかりと確保するという内容であります。2つ目は、中核都市間の効率的な連結という問題が提起されております。果たして、この問題ではどうなんでしょうか。そして、3番目には地域振興も大事な目玉として、法の目的の3番目に提起がしてあります。  この1、2、3、3つの法の目的。ある学者は、全て合致していないのがリニアだと言っていました。確かに、可児市地域、この地域振興と直接結びつくというふうには、なかなか考えられません。また、中核都市間の効率は、岐阜県には中核市というのは県都である岐阜市ぐらいしかありませんが、これがその意味かどうかはさておき、中核的ないわゆる一定の規模を持つ有力な都市間を連結していくという点でいくと、各県1つずつ、岐阜県駅ができるのは中津川の美乃坂本駅周辺。まさに、そういう点でいうと、このリニア計画が本当にどうなのかなということは強く思います。  そして、先ほども言いましたけれども、鉄道の発展を支えたのが線路とそして車輪だと言いましたが、リニアには車輪がありません。ですから、既存の新幹線に乗りかえる、線路をつないでいくことができません。まさに単独で、全て独立してつくらなきゃいけないのがリニア工事、それも80%を超える長大なトンネルを掘り続けてつくっていくという代物であります。まさに、公共性から見て、また採算性その他から見て、本当に大丈夫なのか。そして、将来、人口が減ったときにそんなに急いでどこへ行くんだという話になりはしないのか。こうした問題がリニア工事国家的規模での問題であります。  原発政策が総破綻したからといって、国会の議決も閣議決定もないまま、時の政権が一方的に執着をし、進めている。これが今のリニアであります。  ですから、何か困った問題が起きると、自社製作で進めている民間事業でありますので、企業秘密のベールで物事が隠されてしまう、こういうことではないでしょうか。そして、公共事業なら、当然、関係する市町の議会や、まずは市長、首長に報告がなされるべきでありますが、そうしたことは必ずしも自動的に行われるわけではない。ここに問題の複雑さと、そして不透明さがあるわけであります。  欧米の社会では、既に環境破壊と燃費の悪い超音速旅客機のコンコルドについては中止、双方的にコンコルドで欧州とアメリカを往復するという計画は、もう中止になりました。それから、ドイツのリニア計画は、メルケル首相の政策判断として、多面的な検討を国家規模で繰り返した結果、安全性と環境性能、採算性などの問題から、連邦議会がリニア計画の中止を決めました。国会が計画の中止を決めるわけであります。まさに、これは英断であり、日本も一回、これを見習う必要があるんじゃないでしょうか。  世界の常識では、安全とコスト、経済効率、そして環境の回復が政策判断の基軸であり、基準なんです。残念ながら、日本においてはそれが事曖昧にされる。ここに問題の根っこがあるように思います。  リニア中央新幹線工事の可児市域における2020年以降の工事の本格化を前に、改めてリニア中央新幹線は本当に必要か。今、このことが問われるわけでありまして、ちょっと前置きが長過ぎましたけれども、ぜひともリニアをめぐる問題の根本について、皆さんに御理解いただきたいと思い、長い前置きをしゃべりました。  可児市では、浅いトンネル掘削工事が計画されております。浅いというのは、大深度法で言われる40メートルを超える、それより深い、以深の深いトンネルを掘っていくというよりは、地上走行がある関係もありまして、浅いところを掘っていきます。一部では掘り割りという状況も出てまいります。そして、大団地の直下ではありませんが、脇をすり抜けるようにして通っていきます。  1キロメートル超えの地上高架橋、それに続く掘り割り、形状が20メートル幅の幅員でつくられるようであります。そして、奥磯林道をまたぎ、東海環状自動車道をくぐり抜けて、浅い深さのトンネルを掘り進んでまいります。皐ケ丘、桂ケ丘、そして星見台の戸建て大規模団地の下をかすめ通り、各地のため池の下を掘り抜いていくというのが可児市の路線計画となっております。  そこをどのようにして工事していくのか、本当に地上のさまざまな環境や立地は大丈夫なのか、改めて不安が出ます。しかし、工事はいつから、どこから、どのような工事形態で始まる予定なのか、さっぱりわからないのが現状であります。  きょうは御答弁で、多分この辺が一部出していただけるようにも思いますので、ぜひわかる範囲で、これまでもそうしていただいておりますし、市が特別隠し立てしていると私は思っておりませんので、しっかりとわかる範囲で出していただきたいと思います。  なぜそういうことを言うかというと、ここへ来て、この可児市ではないですが、ほかで重大な事柄が判明しております。それは、1つはヒ素を含む汚染土壌、いわゆる掘削土壌の要対策土をどう処分するかという問題で、先般、共産党の「しんぶん赤旗」の紙面に載りました、今私が手にしましたけど、リニア汚染土、海洋処分計画というのが赤旗新聞の調査で明らかになりました。  この5月に公開された紙面によりますと、リニア中央新幹線の瑞浪市にあります日吉トンネル工事におきまして、ヒ素などの有毒物を含む汚染土が発生した問題。延べ60回ぐらい、いろいろ発生しております。これが、汚染土の一部を海洋埋め立てで処分する計画を岐阜県にJR東海が報告していたということが本年5月22日にわかりました。これは、岐阜県に報告していた内容を情報公開で取り寄せまして、赤旗新聞がすっぱ抜いたわけであります。  産業廃棄物として本来は処分するのが原則であるわけですが、そうしたことをせず、海洋埋め立てを計画し、環境問題に詳しい専門家は、ヒ素が溶け出して海の汚染につながるおそれがあると警告を発しているということであります。  これが載っていた書類は、2018年3月14日に岐阜県の県埋立規制条例に基づく協議書の補足資料として、JR東海が岐阜県知事宛てに「中央新幹線建設に係る発生土運搬先について」を提出いたしました。この書類の中で、面積約11.5ヘクタールの公有水面埋立工事に汚染土を使用するとしているというわけであります。  土壌に対する汚染対策法、いわゆる土壌汚染対策法、土対法ですが、これは基準を超えるヒ素やフッ素を含む汚染土壌は勝手に処分ができませんよということを定めています。しかし、海洋に処分・破棄する場合については基準が大変甘くて、ヒ素で見ると海洋汚染防止法の基準は土対法の約10倍となるものであります。だから、基準が10倍甘いので、土壌対策汚染法では処分ができないけど、捨てるところが海洋だから、海洋の投棄に、処分するなら捨てられるじゃないかというのが、JR東海の理屈です。  しかし、名古屋市河川工務課の担当者は、土壌汚染対策法基準を超えた汚染土を受け入れる予定はないと明確に拒否をしております。しかし、それは政治の世界でどうなるか、よくわかりません。行政担当者の側から言えば、当然土壌汚染で出てきた、岐阜県で掘った汚染土壌を名古屋市の港湾区域である大江川の埋め立てにリニアの建設残土を使いたいとして、JR東海が調整中なわけですから、これをこのまま黙って見過ごすことはできません。  どちらにしても、そういうことをJR東海が考えている。この日吉トンネルで出たこの処分を最終処分場としては名古屋市へ持っていって処分するということまで、さまざまな方法でいろいろ検討をしている。つまり、このままでは、ただでは済みませんので、すぐには決まりません。つまり、最終処分が決まらないままで物事が、もう掘り始められて、そこからはさまざまな汚染土壌が出てきたというのが現実だということであります。これが事実であり、その事実をしっかりと受けとめなくてはなりません。  今後どうなるか、予測で物事を言うことは必要ありませんので、要は中津川市議会での質問でも明らかになりましたが、環境影響調査の中津川市の意見としましては、最終的な処分地、処分方法を早期に示してくださいというふうに中津川の市長は主張してみえるんです。当然のことであります。運搬に際して、万全の対策を講ずるべきだ。これも当たり前であります。環境影響評価検討の結果に基づいて適切な対策を講ずるべきだと、5項目を岐阜県知事に上げました。まさに、市町村の首長たちは頑張っているわけです。市民の命と健康地域の環境を守るために、当たり前のことをきちっとやってくれというんですが、JR東海のほうは企業秘密を盾にしながら、県から問われて、どうしても必要な補足資料は出した。出したら、日本共産党にばれてしまった。さあどうするんだという話なのかもしれませんが、どっちにしても、リニア工事というのは大変地中深く、あるいは浅いところも含めて掘り進んでいきますので、いろんな問題が起きてくる。なかなか放射能の問題は余り心配がないようではありますが、この美濃帯の問題、重金属を溶かしていく土壌の酸性化の問題、そしてそこに水が入れば硫酸イオンが発生して、苦い経験を既に久々利川上流で起こしております。こうした問題について、しっかりと対策をとっていくことが必要であります。  もう一つの事例というのは、本年4月8日にトンネルの掘削工事が進んでいく中で、地表の陥没が起きました。5メートル落ちたと恵那の市議さんが言っていました。だから、5メートルも落ちると大変なんですよね。40メートル以深を掘っているのが、今、東京外環道。ここで起こるはずのない振動が起きて、地上の住宅がうるさくて寝れやしないと。どうしてこういうことが起こるんだといって、外へ行って調べてみたら、そこに外環道の工事を担当している事業者の警備員がいて、今この真下を掘っていますと言ったというわけですよ。それで大問題になって、どうしてこういうことが事前に説明がないんだといったら、大深度で掘るから、地上に影響はないんだというふうに説明をしてきたと。しかし、現実には想定外のことが起きている。震度2から震度3の、地震計を持ってくるとそういう振動が起きているということ。  つまり、完全無欠だと言われているシールド工法なるトンネル掘り工法が、本当にそのまま全てうまく事が運ぶのかどうなのか。それはやってみなきゃわからないよという話ではないでしょうか。事実、この東濃でも5メートルの陥没が起きた。そして、40メートルはありませんが、東京ではシールド工法そのものが本当に大丈夫なのかという問いかけが今なされているということであります。  さて、そういう状況がありますので、大森口の工区の準備が2020年の3月までには完了すると説明をされております。  そこで、以下順次、一問一答で質問させていただきます。  1番目、ウラン鉱山の鉱床を掘り出した場合、どういう対応をすると市は聞いているか。放射性物質を掘り出すトンネル取り出し口は、御嵩町・美佐野工事口なのか、大萱出口なのか、どちらかを明らかにしてほしい。これら放射性物質への懸念について、市の見解はいかがでしょうか。お願いします。 10 ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  市民部長 杉山修君。 11 ◯市民部長(杉山 修君) では、お答えします。  ウランが蓄積されやすい地質は、瑞浪層群のうち、土岐夾炭累層に限られ、瑞浪市南垣外周辺に存在しています。そのため、JR東海は平成28年9月に岐阜県内月吉鉱床北側の約3キロメートル区間における発生土の管理示方書を示し、それにより対応するとしています。  管理示方書では、対象区域の搬出土を分析し、一定のウラン濃度を超過する発生土について、30センチの覆土と遮水シートを設置し、最終処分が決定するまで管理することとしています。  掘削土砂の搬出につきましては、美佐野工区口から掘削して大萱出口へ掘り進む場合、掘削土砂は後ろへしか搬出できないことから、美佐野工区口から搬出されることになります。  放射性物質への懸念につきましては、ウランが蓄積されやすい地質は瑞浪市南垣外周辺に限られることから、美佐野工区・大森工区ではウランの影響はないと考えております。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 12 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 13 ◯18番(伊藤健二君) ありがとうございました。よろしくお願いいたします。  2番目に入ります。  酸性水問題の原因地質である、いわゆる美濃帯土壌、黄鉄鉱を含有する美濃帯土壌は広く存在をしています。この汚染土壌の、つまり計測すれば硫酸イオンが発生する頻度が高くなる土壌ですね。汚染土壌の対応処理能力を持つ企業の立地が既に成り立っております。ダイセキ環境ソリューションでございます。操業の準備もほぼ整っておりまして、岐阜県の検査認可も1月から3月の間に済んでいると聞いております。  JR事業者は、汚染土壌の処理施設は当面利用しないという意向のようで、自社土地に積み上げるやに聞き及んでいますが、それでは考えが甘いのではないかと私は心配をしています。久々利川・滝ケ洞の酸性水問題の教訓が本当に生かされていると言えるのでしょうか。私は生かされていないというべきではないかと考えます。  当然ながら、雨が入ればだめですので、雨が入らないように対策をとっていくということのようでありますが、この辺のいわゆる掘り出した後、硫酸イオンが多数発生する危険汚染土壌、そして有害重金属等が入っている汚染土壌については、どういう対処をしていくのか。この点について、市の見解をお尋ねします。 14 ◯議長(澤野 伸君) 市民部長 杉山修君。 15 ◯市民部長(杉山 修君) 現在のところ、JR東海において大森工区からのトンネル掘削による発生土の保全計画は示されておりません。発生土の最終処分についても、現在計画中でございますが、本年5月17日に大森財産区に対しまして、財産区所有の可児市残土処分場跡地に要対策土の仮置き場建設の打診が行われております。  トンネル掘削による発生土の性状については、重金属の溶出量と酸性化可能性の試験を行い、土壌汚染対策法基準値を超える要対策土が出た場合の保管については、仮置き場のアスファルト舗装や遮水シートなど、十分な遮水対応を行うと説明をされたとのことでございます。  現在は、まだ仮置き場の打診を受けたまでの状況ですが、今後、要対策土の処理及び保管方法につきましては、こうした仮置き場での対応を含めて、環境保全計画の中で決まってくることとなりますので、その策定協議の中で岐阜県とも連携し、JR東海と十分な調整を図ってまいります。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 16 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 17 ◯18番(伊藤健二君) 仮置き場について打診があったということですが、大森口の出口の工事ヤードのところに、既に一定の広さのトンネルから掘ってきたものを一旦積み置く、3日分積み置くところがあります。そこでつまんで地質を調べて、あるいは掘っている最中にもいろんな化学計測器ではかっているはずであります。そして、その中で基準を超える汚染土、いわゆる重金属を多量に含むとか、美濃帯土壌を含んでおって、このまま外へ持っていくということはできない、いわゆる産業廃棄物処理対象になっていくという部分については、仮置き場をつくって対処するという話だというふうに理解をしています。  仮置き場をつくる、つまり最終処分場はまだ決まっていないけど、とりあえずこの掘り出した大森の出口の近くに仮置き場をつくる、なるほどと。だから、大森財産区の土地がすぐ横ですから、すぐ横へ運べば、そしてそこにため置きができるなら、それは結構ですねということになるわけですが、仮にここがそういう仮置き場になったとして、そこへ降った雨、時間雨量50ミリ、80ミリは当たり前に今起きる事態になっています。  丸1日半で二百三十何ミリ降った過去の7・15のときの事例もありますし、あの大森地域は大量に雨が降って、大森川が氾濫しました。壊れました。こういう実例もあるので、ここへ降った雨はアスファルト舗装をして、遮水しているけど、降った雨はどこへ流れていきますか、この位置からいいますと。今、市がつくったストックヤードをもう一遍貸してくれと、JR東海が臨時仮置き場に使わせてくれと言ってきた。最終的にゴーサインが出たときには、そこへ降った雨は一定の高さ、中津川のほうだと五、六メーター積むそうですよ。何万トン、何万立米か知りませんけど。そういうところへ降った雨は、どこへ流れていきますか。御存じですか。 18 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。
    19 ◯建設部長(丹羽克爾君) 私どもも、まだそういった計画を立てるということでお聞きしておるだけでございますので、しっかりした詳細までは伺っておりませんけれども、地形的に申しますと、ストックヤードといいますか、現在の市が整備しました残土処分場の流末のところに沈砂池がございまして、沈砂池を越えて、ため池が3つございます。そのため池を3つ越えて、大森川に流出するということになると思います。                  〔18番議員挙手〕 20 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 21 ◯18番(伊藤健二君) そういうことですよね。だから、いろんな処置をして、水がしみ込まないようにしてやるというんだけど、そうやってやったつもりの久々利のゴルフ場内の土盛りの95万立方メートルのあの土は、15年たった今も残念ながらどこかから入ってきて、割れたりして、酸性水がまだ出る。特にどしゃ降りの後については、ぴっとデータが。だから、カドミウムもさまざまなものが出てくるということについては、現実です。だから、人間がやることですので、可能な限り、99%詰めていったつもりなんだけど、想定を超えていろんなことが起きるので、可能な限りこういう汚染土壌を野積みする、そこに後追いで対策をとっていくというやり方では、環境は本当に守れるのか。そういう疑いの目を持って対処をしていただきたいと思います。  3番目の問題に行きます。  トンネル掘削のため、斜坑の出口を形成し、笹洞ため池の横、上流に工事ヤードをつくりました。最近では、異常気象で時間雨量50ミリ以上、1日で100ミリの豪雨・強雨が十分あり得るわけで、土砂流出やため池の汚濁を防止できるのかと、その対策は十分かということを聞いています。先ほどの御答弁の中でありましたので簡単で結構ですが。  それから、長洞ため池の真下を本線が通過する255キロ地点は、ため池に枯渇などの悪影響はないのか。こうした問題、ため池組合等への説明はなされたと聞いておりますが、問題・被害が生じた場合の因果関係の挙証責任、当然これは事業を進めた側にあるというのは当然のことだと思いますが、JR事業者かため池組合か。また、補償に関する取り決めはあるんでしょうか。御答弁願います。 22 ◯議長(澤野 伸君) 市民部長 杉山修君。 23 ◯市民部長(杉山 修君) 工事施工ヤードからの工事土砂の流失や、ため池の汚濁・汚染防止につきましては、大森工区の工事施工ヤードにおける環境保全では、工事施工ヤードからの雨水等を沈砂調整池にて沈砂を行ってから、水質を定期的に測定しつつ、ため池へ放流し、ため池下流での水質モニタリングを行うこととしております。  JR東海は、放流水質の監視等、必要十分な対応を行っていくとしており、市も汚濁・汚染防止のため、監視や指導に努めてまいります。  ため池枯渇などの問題・被害が生じた場合の因果関係の挙証責任につきましては、河川や井戸の現況につき、JR東海工事実施前に調査を行うことになっておりまして、工事施工計画においても、工事により問題、あるいは被害が発生しないよう、JR東海に万全を期して実施してもらうことになります。  このため、仮に被害等が生じた場合には、JR東海側に責任を持って対応をしていただくことになると考えます。補償に関する取り決めは、今のところございません。想定外の事態に対しては、その都度協議することになります。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 24 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 25 ◯18番(伊藤健二君) では、4番目にいきます。  可児市は、岐阜県の要請を受けて、土地取得等の任に当たる職員の派遣をしてきました。今も継続しているんでしょうか。その人数と身分はどうでしょうか。 26 ◯議長(澤野 伸君) 市長公室長 酒向博英君。 27 ◯市長公室長(酒向博英君) 平成28年度から開始した岐阜県リニア推進事務所への職員派遣は現在も継続しており、今年度で4年目となります。派遣人数は1名で、岐阜県との協定に基づき、派遣期間を2年とし、現在の派遣職員は2人目となります。  派遣職員の身分は県職員に任命されており、服務、勤務時間及びその他の勤務条件岐阜県職員と同様であります。以上です。                  〔18番議員挙手〕 28 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 29 ◯18番(伊藤健二君) ありがとうございました。  5番目です。JR東海との土地の取得交渉に関連して、土地の取得・所有、あるいは土地の利用権利賃貸借地等について、可児市域の計画路線内において所有権移転や地上権契約が確定した件数はどれほどかということです。お願いします。 30 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 丹羽克爾君。 31 ◯建設部長(丹羽克爾君) リニア中央新幹線につきましては、大森地内で非常口の用地とそれに続く斜坑の用地について契約が締結されています。  契約件数としましては、所有権移転が1件、斜坑トンネルのうち、地下5メートルから30メートルに当たる部分の地上権設定契約が1件、工事車両が通行するための通行地役権の設定についての契約が1件、工事ヤード用地と工事車両通行箇所の立木補償がそれぞれ1件締結されており、合計で5件の契約が結ばれております。  契約の相手先は、いずれも大森財産区でございます。  なお、柿下地区では本年5月21日に地上権設定に関する説明会が開催されたところです。今後、境界立ち会いや用地測量、補償に関する説明を経て、来年度以降に地上権設定に関する契約がなされる予定とお聞きしております。以上です。                  〔18番議員挙手〕 32 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 33 ◯18番(伊藤健二君) 6番目に入ります。  久々利自治会内の大萱組との協議の到達点はいかがでしょうか。地上走行の必要性について、新たな理由の説明は期待できるものなのでしょうか。この新たな理由というのは、これまでJR東海の説明の中で、評価書の中に、出入り口付近に1キロの地上走行区間の設置、緊急対応の必要性がある、そうした場所をつくらなきゃいけない。もう一つは、ウラン鉱床を避け、団地、いわゆる人口集住地域を外して路線を引き、大萱地区が都合のいい海抜高度、形状であったことなどが説明されている。これまでの従来のJR東海の説明であります。よろしくお願いします。 34 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 丹羽克爾君。 35 ◯建設部長(丹羽克爾君) JR東海は、大萱組に対して、リニア中央新幹線に関する協議を行ってまいりましたが、JR東海が示した大萱地内をルートに選定した理由や、地上走行が必要な理由などについて、いまだ地域の理解を得られておりません。  本年3月に、JR東海と久々利大萱リニア対策委員会は、合同で現地を踏査した上で協議が行われましたが、その際、対策委員会側からJR東海に対し、要望が出され、ルート選定や地上走行の理由などについて、地域が納得できる回答を行うよう求められました。  なお、この回答内容によっては、現地測量を許可されるとお聞きしております。  JR東海からは、地域住民の要望に応えられるよう、鋭意回答の作成に努めているとお聞きしており、本年6月14日に開催予定の大萱住民への説明会において回答される見込みでございます。以上です。                  〔18番議員挙手〕 36 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 37 ◯18番(伊藤健二君) 住民が納得しないうちは、工事は入れないということをやっぱり基本に置いて、この話し合いの場を応援してあげていただきたいと思います。  その次に入ります。  織豊時代の焼き物の聖地として、貴重な文化財が散在する久々利・大萱の地は、その存在自体が第一級の歴史的な価値を持つものだと私も考えます。  そういうこともあって、市長は岐阜県知事宛ての意見書を2014年でしたか、提出したときに、久々利の山里・美濃桃山陶の聖地として位置づけて、広く社会的にもアピールをして、路線の変更を求めたという経過があります。また、多くの方が賛同を寄せて、我々の主張を応援してくださいました。可児市議会もそうするべきだということで一致して、市長の態度を応援いたしました。  だけど、JR東海は、私の言葉で言えば、一顧だにせず、もう路線は決まっているからといって突き進んできたということであります。  たまたまリニアの通過部分が窯下古窯跡や牟田洞古窯跡をかすめるけれども、当たってはいないというだけの話でありまして、こんなものができてきましたら、とんでもない状況になります。  この完成イメージ図、大萱の地区の図は、この2014年12月に配られた資料しかございません。2014年12月12日に総務企画委員会の資料4で配られた、この写真がそうなんですけど、本当に200メートルを超えるような大きなアーチ橋ができていたり、これは先ほど私が言った奥磯林道の鉄とコンクリートの塊がずどーんと林道の頭の上をかすめ通るようにして通っていきます。そういうことが、景観だけではなく、まさにこの歴史的な価値を持つ地域存在にとってはふつり合いで、なかなか納得できるものではありません。ましてや、先ほど出しましたように、大萱組の共同墓地のまさにお墓を壊してしまうような位置関係になっているという問題。まさに、これは重大な問題であると思います。  この1日に何十回と繰り返される騒音振動、そして微気圧波による環境の悪化への不安。先祖の眠る共同墓地を山ごと移転させて、幅20メートルの掘割がごっそりと山肌を削る計画、これはそのままです。しかし、これがどういう絵柄になって出てくるのかについては説明がありませんので、こういう紹介されたイメージ図なるものを見ておるしか手のない方法であります。  焼き物の聖地は、鉄とコンクリートの巨大な文鎮に押し潰されると私は受けとめております。荒川豊蔵資料館周辺への建設工事の悪影響とそれに対する対策を市はどう考えていくのか。また、なかなか計画を練られないところだと思いますが、一度この点についてお考えをお尋ねしたいと思います。よろしくお願いします。 38 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 丹羽克爾君。 39 ◯建設部長(丹羽克爾君) 先ほど御説明させていただいたとおり、リニア中央新幹線が大萱地内を地上走行することについては、地域の理解を得られていないことから、現地測量に入ることができず、工事の設計も進んでおりません。  JR東海に対しては、文化財や周辺住民への影響に配慮した計画とするように申し入れておりますが、今後、JR東海と大萱組の協議の進捗の状況により、現地測量、橋梁設計へと進むことになれば、具体的に協議を進めてまいります。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 40 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 41 ◯18番(伊藤健二君) 時間もなくなってきました。8番目です。  可児市から排出見込みの120万立米のリニア建設発生土の処分場設置場所はどこかというのが質問ですが、先ほど来、何も情報がないということで来ています。  リニアの発生土のうちで、大部分は健全土であるだろうとJR東海は見込んでおるようでありますが、汚染土は思った以上に起こり得るというのが現実ではないかと私は思います。そして、その膨大な久々利のゴルフ場の下に埋め立てた約100万立米の残土を超える量が大森及び大萱から出てまいります。これをどういう形で処分するのか。やっぱり、きっちりと求めてもらいたいと思います。考え方を含めて、改めて設置場所はどこになる予定なのか、わかっておれば教えてください。 42 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長 丹羽克爾君。 43 ◯建設部長(丹羽克爾君) 御質問をいただいておりますのは、処分場設置場所ということですので、そちらについてお答えさせていただきます。  JR東海からは、リニア中央新幹線の本市から排出が見込まれるトンネル掘削で発生する土砂の処分先は、まだ決まっていないとお聞きしております。  先ほどの回答の中でも、もう既に出ておりますが、なお本年5月17日には、JR東海から大森財産区管理会に対して、大森財産区の所有地を要対策土の仮置き場として借用したいとの申し出がなされました。  この件に関して、現時点においては、大森財産区からJR東海の申し出に対する回答はなされておりません。以上でございます。                  〔18番議員挙手〕 44 ◯議長(澤野 伸君) 伊藤議員。 45 ◯18番(伊藤健二君) 御答弁ありがとうございました。  要は、この120万立米の発生土、その中の一部は要対策土、そしてそこで起きる工事が我々の通常の想定を大幅に超える事態だということであります。  そうしたことを十分踏まえて、十分な配慮と安全対策をとっていきます。安全対策をとるのは当たり前、要は我々に対する説明が事前でないがゆえに、事が大きい、事が何か問題が出てきて、住民がこれってどうも変だよと。さっきの東京外環道の地下の大深度での掘削工事と同じではないでしょうか。  こういう問題をはっきりとそうではない、住民の安全環境の保持がまず我々可児市の基本立脚点であることを強く認識していただき、なかなかJR東海とのやりとりは大変でしょうけれども、しっかりと市民安全を守っていただきたいということを最後に重ねて要望をして、このリニア問題の質問を閉じます。どうも御答弁ありがとうございました。 46 ◯議長(澤野 伸君) 以上で、18番議員 伊藤健二君の質問を終わります。  続いて、4番議員 渡辺仁美さん。 47 ◯4番(渡辺仁美君) 4番議員、市民の声、立憲民主党、渡辺仁美です。  本日は、NHK大河ドラマ館周辺の観光ルートについて、もう一点、街路樹とまちづくりについて、2点にわたって一般質問させていただきます。御答弁のほど、お願い申し上げます。  観光を推進するためには、さまざまな仕掛けが必要です。それを市は続けてこられました。最近の、私がきょう特化して質問する観光ルートに関連した仕掛け、そしてごく最近のものを2つ、ここでお示ししたいと思います。  先月5月15日に、第1回明智光秀ウオーキングに参加してまいりました。私のほかに、議員は3名の方が参加されました。大変暑い日で、花フェスタ記念公園の大河ドラマ館設置あたりに集合して、そこから天龍寺を目指し、そして明智城址に登ります。可児市の駐車場から大手門へ向かうわけですけど、左手横には桔梗坂がありまして、そこを見ながら大手門を越えて、明智城址へ登っていくわけです。  市内、特に瀬田の方が多かったようには思うんですけれども、それでも愛知県の方も参加されていましたし、可児市外、県内市外の方も何人かお見えになったようです。  これは、可児市観光協会とそれから地域ボランティアグループによる主催でしたけれども、観光経済部長も御一緒に歩かれて、目的はやはりどこか危険な箇所はないかとか、見どころはどこにあるかとか、実地に歩いて目視をしながらの、そういった仕掛け、取り組みでした。  途中、光秀産湯の地がどこにあるのか、全くわからなかったんですけれども、その日初めてここだよと明示していただいて、文化財課の松田さんの詳しい説明も受けることができました。  また、明智城址に登りましてからも、やはり歴史上非常に大切な点とか、参加された方が聞きたかったことが本当に説明が聞けて、大変いいイベント、仕掛けだったと、このように思います。  天龍寺へ先に参りまして、その後、一旦、明智城址からおりまして、駐車場のところでカップ麺をみんなでいただいたんですね。これは、大河ドラマ「麒麟がくる」の主演でいらっしゃる長谷川博己さんが、朝の連続テレビ小説のテーマであったカップラーメンをそういう関連性で、ちょっとしたアイデアで、みんなでいただきました。  そのときは、地域ボランティアグループが本当に活躍されていて、ほかの城のお守り隊とか、いろんなボランティアグループもそうなんですけど、すごくよく捉えていらっしゃる。実情を捉えて、期待度も大きい。こんなふうに思いましたので、こういった仕掛けが大変必要かなと。  最新号の広報かにでも、次回の今月6月に第2回目のウオーキングが行われます。ここには「六親眷属幽魂塔に迫る」などという謎めいたサブタイトルもついていまして、大変期待の持てるイベントかなと、こんなふうに思います。  もう一つ、これは4月から行っている桔梗プロジェクトというのがあります。これは昨日の一般質問で、天羽議員がみずから御紹介されていました。ここにも、やはり議員が私のほかに4名参加されて、そのうちの2人は親子で参加です。朝8時から、キキョウの苗をさっき申しました桔梗坂に植えるという、まさにこの観光ルートの中の出来事であります。もうこれで、6月に3回目となるわけですけれども、前回の5月には、土岐一族、明智家の家紋と言われているキキョウを花壇にして、そういう明智光秀で観光を推進していこうという、そういった思いの強い仕掛けであると、こんなふうに思いました。  最近の広報かにを見ましても、11月に行われる全国山城サミットの紹介ですとか、観光は大変紙面をにぎわせているようです。ボランティアグループの紹介などもありまして、これはすごくいい傾向だなあと、こんなふうに思えるんですけれども、そこで先ほどの歩きました観光ルートについての質問をさせていただきます。  1問目です。  花フェスタ記念公園から天龍寺を目指し、それから明智城址に登るこの道は、歴史や自然に触れ、風情を味わうといったような観光に大変ふさわしいルートと考えますが、市としてはどのように捉えていらっしゃいますか。また、今後の整備方針など、どのようにお持ちでしょうか。お願いします。 48 ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  観光経済部長 渡辺達也君。 49 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 花フェスタ記念公園から天龍寺を経由し、明智城跡に上がるルートは、明智城跡を散策するメーンルートと考えております。付近に天龍寺、産湯の井戸跡など、明智光秀に関する史跡があり、一帯を「明智光秀ゆかりの地」として周遊ルート設定し、観光客に楽しんでいただけるよう準備を進めております。  観光客に安心して周遊していただくための案内標識史跡の解説サインを設置するとともに、安全に散策できるよう周遊ルートの維持管理を行ってまいります。以上です。                  〔4番議員挙手〕 50 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 51 ◯4番(渡辺仁美君) 2番目に行きます。  このルートを広く市内外の方々により多く知ってもらうために、地域ボランティアグループ、それから賛同される企業団体協力を得て推進していく必要があると考えますが、この点についてはどのようにお考えでしょうか。そして、もう既に取り組んでおられるいろんな具体的な事例もあわせてお示しいただければと思います。 52 ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長 渡辺達也君。 53 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 全国からいらっしゃる観光客を市だけでは十分におもてなしすることはできません。道に迷った観光客にさりげなく道案内できたり、メーンルート沿いでおもてなしサービスが行われたりなど、多くの市民企業団体協力をいただきながら、可児市のよさを体験し、そうした思い出もお土産としてお持ち帰りいただきたいと考えております。  既に行っている具体的な事例を御紹介いたします。  1点目として、本年5月15日に明智城跡を散策するメーンルートを使って実施された、議員も参加されました明智光秀ウオーキングは、明智荘に在住の有志の方で組織されます「明智荘をみつめる会」が市観光協会と共催で行われたイベントでございます。地元としても、明智荘を盛り上げていきたいとの思いから実施されたもので、次回は先ほどもお話がございましたように、本年6月26日に決まっており、秋以降も企画していかれると聞いております。  2点目として、周遊ルートの設定では、地域住民やボランティア団体の皆さんから意見をいただいており、現在の周遊ルートを記した案内地図ボランティア団体の作成されたものを利用させていただいております。  今後は、この地図をもとに、手で持って周遊していただける案内地図を作成します。作成した案内地図の設置や補充にも協力いただく予定でございます。  3点目として、明智城跡を訪れる観光客を案内し、史跡の解説を行う観光ガイドについてでございます。  現在は、文化財職員が行っておりますが、市民有志がボランティアでガイドを行っていきたいとの声が出ています。こうしたお気持ちを支援するため、明智光秀に関する学習会の開催を計画しております。
     4点目といたしまして、明智荘を周遊できる案内地図の作成について、お隣の御嵩町などとも連携し、作成に取りかかっています。  現在、御紹介できる具体的な事例は以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 54 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 55 ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  前回、私は花フェスタ記念公園から可児市内の他の地区の観光、お薦めスポットへの誘導はいかにということをお尋ねしたと思うんです。例えば、国史跡美濃金山城へシャトルバスの運行はあるかとかですね。そういったことも含めて、そういった他地域へのアディショナルツアーというのか、お薦めスポットを線で結んだり、あるいは積極的に観光客とかにお示ししたりする。そういったプランについては、いかがでしょうか。今の中では、少し薄かったようには思うんですけれども。 56 ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長。 57 ◯観光経済部長(渡辺達也君) ドラマ館開館に合わせまして、来場した観光客に対して可児市の魅力を感じていただき、リピーターとなっていただくことがもちろん重要でございます。  市内の山城や木曽川左岸など、観光地等をめぐっていただけるように、周遊企画を実施・検討を考えております。  今年度、実施する周遊客の具体的なコースや仕掛けは、これから実施するプロポーザルで決定いたしますので、大河ドラマ終了後も見据えたものになるようにしてまいりたいと思っております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 58 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 59 ◯4番(渡辺仁美君) まさにそれが必要かと思います。永続的な観光を目指すところで、重要なことだと思います。  市民の方から、このためのアイデアを1ついただいたので、ちょっとこの点を質問にかえさせていただきたいんですけど、観光交流館、兼山のほうでは城のアンテナ的な発信、ほかの地域の城跡ですとかのリーフレットも置いてあると思うんですけれども、そういったことを子育て健康プラザ マーノの例えばお土産を販売している観光協会のブースですかね、あの1階ホールの正面玄関横にあるところですね。あそこに、紙ベースですので、非常に場所をとるわけではないので、工夫して、ぜひ展示してというのが、城ガール、城好きな女性からのアイデアでしたが、いかがでしょうか。子育て健康プラザ マーノでの取り組みとなりますけれども。 60 ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長。 61 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 子育て健康プラザ内のマーノショップは、市の観光案内所として、開店当初から各種観光パンフレットを設置しております。市内の観光施設パンフレット、山城に行こうなどのイベント、可児そだちなどの市の特産品のチラシなどは常に設置しておりまして、市民観光客に案内しております。  ことしの4月からは、明智光秀関連の観光客がふえることを見込みまして、可児駅から明智城跡周辺、美濃金山城跡に向かう観光客に対しまして、散策マップや電車・バスの乗り継ぎの資料などを整え、案内を進めているところでございます。以上です。                  〔4番議員挙手〕 62 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 63 ◯4番(渡辺仁美君) わかりました。これからに期待します。  もう一点ですけれども、さきの高校生議会で、高校生議員が多くおっしゃっていたバーチャルリアリティーの仕掛け、VRを使った現地での、例えば光秀と一緒に写真が撮れるようなアプリですとか、そういった仕掛けについての御検討はありますでしょうか。 64 ◯観光経済部長(渡辺達也君) ちょっと反問をお願いします。 65 ◯議長(澤野 伸君) 時間をとめてください。反問を認めます。 66 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 今の御質問は、ドラマ館の関係の施設の中のことということでよろしいでしょうか。 67 ◯4番(渡辺仁美君) あるいは、明智城址、野外のことです。 68 ◯観光経済部長(渡辺達也君) わかりました。 69 ◯議長(澤野 伸君) 時計を進めてください。  企画部担当部長。 70 ◯企画部担当部長(坪内 豊君) 大河ドラマ館の中につきましては、既にVRというのは考えておりまして、これは花のミュージアムの中で、子供さんから大人まで遊んでいただけるような、そういうVRは考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 71 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 72 ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。次に参ります。  屋台グルメ、それから茶席ですね。そういったものは観光ルート周辺での設置は不可能でしょうかという質問です。  屋台グルメというのは、例えばウエブなどで見ますと、LINEトラベルが香港屋台グルメ30選とか、そんなように野外での安くておいしいグルメを展開しているのを紹介したりしているんですけど、そこまではといたしましても、あのルート沿いに全く休憩する箇所ですとか、飲み物すら途中で購入はできませんので、その点、若干工夫が必要かなあというふうに考えて、あの4キロの道のりを歩いたんですけれども、その点いかがお考えでしょうか。 73 ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長 渡辺達也君。 74 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 屋台グルメにつきましては、大河ドラマ館近くに設けますグルメブースを、茶席につきましても花フェスタ記念公園内にあります茶室「織部庵」を御利用いただくよう誘導してまいります。  ただし、ボランティアによるおもてなし活動の動きが出ていることも承知しておりますので、メーンルート付近で観光客に楽しんでいただくような企画・提案が出てまいりましたら、必要な調整を行ってまいりたいと考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 75 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 76 ◯4番(渡辺仁美君) そうです。まさにそこが望むところかと。地域の方とお話ししながら歩いたわけですけれども、御自宅の軒先ですとか駐車場の一角で、手づくりの品、自然素材のものを売ってみたいとか、そんな方もいらしたようなので、そういったところは市からの逆に仕掛け、誘導があるとスムーズに運ぶかと、こんなふうに考えました。ありがとうございます。  この質問の最後となりますけれども、大河ドラマに関連して、あの観光ルートへは多くの観光客が訪れると予想されます。駐車場と歩道などに対策が必要かなあと思うんですけれども、市としてはどのような検証対策を講じていかれるんでしょうか。 77 ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長 渡辺達也君。 78 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 観光バス、自家用車などの自動車を使って、明智城址にいらっしゃる方には、花フェスタ記念公園とふれあいパーク・緑の丘の駐車場を利用いただくように誘導し、明智城址付近には自動車が行かないようにしてまいります。  現在、4月27日のゴールデンウイークから、「ふれあいパーク・緑の丘」の駐車場の一部を明智城址登城者用臨時駐車場として利用いただけるようにしております。  また、道路を一方通行にするなど、何らかの交通規制が必要ではないかとの御指摘でございますが、大手門周辺の道路は瀬田地区の生活道路でありまして、御当地の神社仏閣へ氏子や檀家などが利用されることもあり、現時点では交通規制は考えておりません。  しかしながら、大河ドラマ放送開始後の状況によりましては、地元や警察とも相談し、何らかの対策を打てるよう今から準備を進めてまいります。以上です。                  〔4番議員挙手〕 79 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 80 ◯4番(渡辺仁美君) よくわかりました。ありがとうございます。  大河ドラマ「麒麟がくる」を捉えての観光推進となりますと、本当にさまざまな仕掛け、大きな仕掛けも必要となってきて、いろんなお忙しい日々をお過ごしかと思いますけれども、仕掛け、デバイス市民と一緒になってつくっていって、盛り上げていくことが肝要かと考えます。1問目を終わります。  次は、街路樹とまちづくりであります。  これについては、私の住んでいる桜ケ丘ハイツ、ここは三千数百本の街路樹がありまして、主に桜です。前年度、三千数百本の一本一本の診断がされて、伐採の判断等がされたわけなんですけれども、イチョウもケヤキも含めて、特に桜は非常にまちづくりに癒やしの部分でとても寄与している、また景観にも本当に付加価値の高い樹木だと、こんなふうに私たち住民は日々眺めながら過ごしているわけです。  ことしの花見の季節には、桜ケ丘地区にお勤めの他市からの女性が夜桜見物に行ったと。それが、勤め先の桜ケ丘ハイツだったと、お母さんを連れていったと、こんなようなことをおっしゃっていました。そのくらい、ウオーキングとか桜を見にいらっしゃる方も多くて、これはカウントされない観光交流人口、入り込み客数に入らない、本当に交流人口だと、このように捉えております。  私なども、けさ、さつきバスバス停まで5分歩きますけれども、数メートル間隔の桜の木を本当に間近に見ながら歩いていくわけなんですけれども、やはり最近は木の幹などに白いものが付着して、あれはカビなのか、コケなのかよく知らないんですけれども、そういったものが非常に早いスピードで付着し始めました。  昨年の夏の風水害では、メーン道路に桜の木が倒木いたしました。そのときは、ちょっとぞっとしました。やっぱり、通りの通行量の多いところではありますので、団地内でも。たまたま通過車両がなかっただけだなあと、こんなふうに思うとちょっとぞっとしました。  ですので、利益衡量ですよね。そういう癒やしの部分ですとか、そういったものと安全対策との利益衡量で判断はなされていくと思うんですけれども、そういった街路樹をまちづくりの観点から、市としてのビジョンがお聞かせ願えればと思っての2点、質問をさせていただきます。  1番目です。桜ケ丘ハイツでは、先般、街路樹の診断がされまして、伐採の判断がされておりますけれども、それはどのような方法で行われたのでしょうかというのが1点目と、それから伐採が順次行われていきますと、老木等により、当然、街路樹の本数は減ります。そこへの市民の癒やしの観点からいいますと、伐採後の代がえの樹木の植栽が必要かとも考えますけれども、そういったまちづくりの一環としての市の基本的なビジョンをお聞かせ願えればと思います。お願いします。 81 ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  建設部長 丹羽克爾君。 82 ◯建設部長(丹羽克爾君) まず、1つ目の桜ケ丘ハイツの街路樹の伐採の判断はどのように行うのかについてお答えします。  昨年度、地区要望を受けて、桜ケ丘ハイツ全体の街路樹健康状態調査を実施いたしました。この調査では、健全度を3段階に区分して、軽微な枯損(枯れたり損なったりというものでございます)はあるものの全体的な異常はないものをランク1、部分的な枯損、腐食はあるが、枝打ち処理で対処できるものをランク2、全体的に枯損、腐食があり、数年以内に伐採が必要なものをランク3といたしました。  調査結果として、桜ケ丘ハイツ全体の街路樹の約9.7%に当たる326本がランク3となっておりますので、この街路樹について順次伐採してまいります。  なお、この調査結果と対処方針は、桜ケ丘ハイツ自治連合会に報告し、了解をいただいております。  次に、2つ目の御質問街路樹基本的なビジョンについてお答えします。  さきの3月議会において、酒井議員からいただいた街路樹の推進施策についての御質問の際にもお答えいたしましたが、伐採後の植栽跡地の活用に関する地区要望などの意向を踏まえ、地域や沿道住民の御理解を得ながら、より効果的で経済的な対応を進めてまいりたいと考えております。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 83 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 84 ◯4番(渡辺仁美君) 昨年度の桜ケ丘ハイツ自治連合会の会議におきまして、そのようなきちんとした資料をお示しいただいたことは事実でございます。ありがとうございました。  桜ケ丘ハイツでは、自治会要望でそうやって診断していただいたわけなんですけれども、他地区においても同じような状況、街路樹の老木化などが著しいところはほかにもあるでしょうか。お答えできる範囲で。 85 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 86 ◯建設部長(丹羽克爾君) 調査につきましては、全市的に調査を行っております。  地区的にというのは、余りこちらのほうとしては感じておりませんけれども、必要なものは桜ケ丘ハイツと同様な対応をとってまいります。以上でございます。                  〔4番議員挙手〕 87 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 88 ◯4番(渡辺仁美君) ありがとうございます。  そうしましたら、地域要望につなげて、またさらにその先の伐採後ですとか、三百数本切り取った後、空間ができるわけですけれども、そこをフリースペース、植えないで、少し空間をつくる。そんなふうにデザインをしていくのか、あるいはまたさらにそこに新たな植栽をしていくのか。そういったことは地域ごとに協議をしたり、シンポジウムを行ったりなどして、まちづくりの一環として決めていきたいと、こんなふうに思うんですけれども、それを市としてはどのように誘導をしてくださるんでしょうか。ただ単に地域で決めなさいというふうで、また地域要望として上げなさいと、こんな流れになるのでしょうか。 89 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 90 ◯建設部長(丹羽克爾君) 街路樹につきましては、さまざまな御意見を持たれている市民の方があると思います。ですから、市として一方的に押しつけるようなことは考えておりません。  今、お話の中にございましたように、街路樹のあり方といいますか、景観的な観点で街路樹をまた植え直すというような考えもあると思いますし、道路空間がそれほど広くないようなところであれば、そのスペースをシニアカーですとか、そういった高齢化を踏まえた対応に当てるとか、いろんな考え方が当然あると思います。  ですので、そういったことにつきまして、地域でまず御議論いただくことが大事かなあというふうに思います。  そういった中で、市の意見といいますか、そういったものが必要であれば、私どもも出向いて、一緒にお話を伺うことは可能であると考えております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 91 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 92 ◯4番(渡辺仁美君) おっしゃるとおりと思います。地域の要望と、それから市としてのこれからのまちづくりの総合的なビジョンもそこに加味されるといいかなあと思っての質問でした。  といいますのは、例えば桜ケ丘を例にとりますと、2本のメーン道路がありまして、そこには一定メートルごとに桜の木が植わっていまして、そこは街路樹としての機能ですね。それから、一歩踏み込んで家が入り組んでいるところにも、本当に細かに桜の木は植わっているわけですけれども、そこがもし伐採の対象となって、フリースペースがさらにそこにふえて、今まで歩きにくかった、ウオーキングのときに少し視界が悪かったり、大きな枝が邪魔をしているというようなこともなくなるので、そこにはむしろ植栽のスペースは必要なく、フリーなスペースができるんだと、こんなふうな認識でいればいいかと思うんです。  そこをもちろん、その地域で協議して決めていく、まさにまちづくりの要素を含んだことだと思うんですけれども、1点、私は可児市としての総合的な景観、まちづくりという観点から、若干の指針を示されても。今後ですよ、基本的、長期的な流れでですね。例えば、土地については用途指定をしているわけですね。ですから、その土地に付随する木を植えるというところにゾーニングして、この地域はちょっと街路樹に力を入れましょうとか、そういった一定の方向性を示すことも、今後市としては必要になってくるのではないかと。それは災害対策の観点からもです。ケヤキの木がこの庁舎近くで切られて、随分惜しまれた話も最近は聞きます。  ですので、そこをきちっとどちらが大事な地域なのか、あるいはこういう一定の方向性を見るという市としてのビジョンが今後期待されるところではありますので、その点も考えていただけたらと思うんですが、お答えいただけるのであれば、この点について再質問といたしますが、もしそういったお考えをお持ちであれば。 93 ◯議長(澤野 伸君) 建設部長。 94 ◯建設部長(丹羽克爾君) 前回、3月のときにもちょっとお話しさせていただいたと思いますけれども、やはり可児市の道路の中で、道路空間がしっかり確保されておるところであれば、この地域に合った比較的コンパクトで管理も容易な、そういったものをやっぱり潤いという観点で、そういったもので必要に応じて植栽はこれからも続けていくことになると思います。  その他のところで、無理にどうしても狭いところに大きくなるようなものを植えていくというのは、やはりバランス的にも悪いですし、当然、通行者の安全性の確保もなかなか難しいと思いますので、そういったところは老朽化等の段階を見て、必要に応じて、だめなものは伐採していくということが必要かなあと思っております。以上です。                  〔4番議員挙手〕 95 ◯議長(澤野 伸君) 渡辺議員。 96 ◯4番(渡辺仁美君) わかりました。ありがとうございます。  桜ケ丘ハイツでも、そういった街路樹一つとっても協議をしながら、また進めていきたいとこのように考えます。  一般質問を終わります。ありがとうございました。 97 ◯議長(澤野 伸君) 以上で4番議員 渡辺仁美さんの質問を終わります。  ここで、午前10時50分まで休憩といたします。                                 休憩 午前10時33分   ──────────────────────────────────────                                 再開 午前10時50分
    98 ◯議長(澤野 伸君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  21番議員 可児慶志君。 99 ◯21番(可児慶志君) いよいよ大河ドラマが放映されるのも半年ちょっと先になってきまして、市民からの大河ドラマに対する期待やら、明智光秀に関する関心も高まってきております。  そんな折ですので、今回の一般質問にも、この光秀に関する質問がちょっと重なっておりまして、私の質問内容もちょっとかぶっているところがありますが、通告の内容に基づいて質問をさせていただきます。  明智光秀の顕彰と交通対策についてを質問させていただきます。  明智光秀の大河ドラマ館に併設が予定されております光秀の情報館等で、今まで余り伝えられてこなかったことを史実のわずかな情報からさらに掘り下げて、光秀の功績の顕彰を行うということで、新たな関心を呼び起こすのではないかというふうに思っています。大河ドラマ放映に向けての取り組みの成功のために、さらなる努力を重ねられることを願って、質問をいたします。  可児市の観光人口の増加に大きく寄与をしてくれる期待がある大河ドラマ麒麟がくる」のドラマ館の建設は、多くの市民が期待をしているところであります。明智光秀の生誕地が可児市であるということが全国に発信をされ、そして謀反人であるというレッテルがはがされ、忠臣で夢大きな人間であったことが認知されることになり、可児市への観光人口はさらに大きく伸長していくことになると思います。  さらに、光秀のことだけではなく、明智氏の家臣であった土田氏の娘「土田御前」が信長の父信秀に嫁いでいたことや、信長の小姓の森蘭丸も可児市の出身であったことを改めて知る人も多いと思います。  それ以外にも、可児市周辺を含めて近郊から、戦国時代に活躍した武将を多く輩出しているということを知ってもらうことで、その人々との人物相関歴史地理に興味を持つ人がふえてくることは間違いありません。  まず、人物相関から見てみますと、光秀の血脈である土岐氏のことをまず十分に知る必要があります。土岐氏の全盛期には、岐阜、愛知、三重を支配する土岐氏は領主であり、「土岐絶ゆば、足利絶ゆべし」と言われたほどの財力及び武力を有しており、朝廷や幕府の動きを左右するほどであったということは、小説で「美濃を制すものは日本を制す」と書かれていたゆえんであります。  越前の斯波氏の家臣であった織田家が領土安堵のために信長の父信秀の妻に明智の家臣土田氏から土田御前を迎え入れたことや、同じく斯波氏の家臣であった斎藤氏は土岐氏の勢力に押され、家臣となっていたことなどからも、土岐氏の力の強さがうかがわれます。  しかし、土岐氏も跡目相続などの混乱などで、斎藤妙椿が美濃の守護代になってから、力を奪われ、やがて弱体化をしていきます。また、妙椿の死後は斎藤氏も道三に下克上で乗っ取られてまいります。  やがて、道三も庶子義龍に殺され、さらに義龍の子、龍興でありますが、龍興も道三の義理の息子となった信長に滅ぼされます。この土岐氏の全盛から斎藤氏の台頭、道三の乗っ取りから信長による天下布武まで、明智氏がかかわりながら美濃で繰り広げられた重大な歴史の史実であることは、多くの人が興味を持つことでしょう。  また、小説などでは余り書かれていない可児市近郊の人々のかかわりの中で発生したであろう数々のドラマを描けば、さらに関心が高まるものと思います。  例えば、1つ目として、道三は土岐氏を乗っ取るために、娘の帰蝶を光秀のいいなずけとしておったが、それを破断し、織田信秀との和睦のために信長に帰蝶を嫁がせたこと。  信長が将軍足利義昭との調整役に光秀を抜てきしたのは、明智氏の家臣であった土田御前と元いいなずけの帰蝶、すなわち濃姫による進言があったこと。  3つ目、桃山陶の発祥と振興には、明智氏の家臣である妻木氏が中心になり、瀬戸から陶工を呼び寄せ、下石から久尻、大平、大萱へと明智一族で拡大をさせてきたこと。そして、大繁栄の源となった信長の朱印状の発行は光秀の進言によるものであったということ。  4つ目に、古田織部の祖父は、舟田の乱で一家取り潰しになるところを明智氏の進言により八百津の大仙寺への蟄居ということで免責をされ、そこで織部の父、重定が誕生しています。そして、重定は成長する間に大仙寺で茶道の修練を積み、その後、明智氏の領地である上石津の桑原家へ養子に入っていきます。しかし、桑原氏で嫡子が誕生したため、古田姓に復姓をします。その後、織部が誕生し、重定から茶道を伝授されてまいります。そして、織部は光秀の家臣となり、文武両道の伝授を受けることになっていったということ。  5つ目として、金山城を築城した斎藤正義(妙春)は、近衛植家の庶子であったが、近衛氏に明智氏から派遣されていた家臣の瀬田左京の仲立ちにより、斎藤道三の猶子となったこと。  6つ目として、可児才蔵は朝倉義景の側室の子であると言われてまいりましたが、実は母親は義景の継室であった近衛植家の娘であろうということ。兄の斎藤正義を受け入れてくれた斎藤道三や明智光秀を頼って、可児に隠れ住むことになった。そして、才蔵も光秀が出生した後に家臣となってきております。  7つ目、森一族も清和源氏の血脈であり、土岐氏の家臣であったが、道三の台頭から土岐氏の衰退によって、やむなく織田氏の家臣となってきております。明智氏と敵対をしていたということではなくて、光秀が信長の家臣となってからは、両腕となって、ともに主君を支えてきております。宇佐山城に光秀が可成にかわって城主として入城したことや、茶人であった森忠政が古田織部と親交があったということは光秀の引き合わせであるということも十分にあったと思われます。  8つ目として、光秀の母の実家、山岸家は進士流を受け継ぐ将軍の料理番であり、光秀が信長の命を受けて家康の供応役を行うことができたというのは、若いころからの進士流の料理を伝授されていたことによること。  これらの身近なところの人物と出来事を市民に伝えていくことにより、市民がより郷土の歴史に関心を持つことになり、さらに可児市のPR材料として、観光資源の拡大強化につながるものと確信をいたします。  可児市において、明智光秀の功績を一層掘り下げて、それらを伝授する仕組みをつくり上げられることを期待し、可児市への観光人口の大幅な増加をさせるような具体的な展開策をお伺いいたします。  もう一つ、関連ですが、交通対策の関係で御質問します。  明智城及び周辺の整備について質問いたします。  明智城址の整備は、継続的に充実をしていただきたいと思いますけれども、当時の状況ができるだけ再現されることを望みます。また、樹木の伐採などをしっかり行っていただき、見晴らしを再現していただきたいと思っています。  また、観光バスや自家用車などで訪問される方も多くあります。狭い道路で身動きがとれなくなることが十分考えられますので、屋敷跡の地域外に駐車場を整備することや、道路は一方通行にすることなどの対策をとられることが必要かと思いますが、市としてはどのようにお考えいただいているのか、お伺いをいたしたいと思います。 100 ◯議長(澤野 伸君) 執行部の答弁を求めます。  市長 冨田成輝君。 101 ◯市長(冨田成輝君) 私からは、光秀の掘り下げ、そして観光交流人口の増加という点についてお答えさせていただきます。  議員には、いろいろ御研究されているということで大変勉強になりました。ありがとうございます。  御承知のとおり、明智光秀は確実な史料からわかることが非常に少ない人物ということで、いろいろなストーリーも描かれておりますが、市としてPRする以上は、ある程度の史料の検討、あるいは歴史考証を経たものを明智光秀のストーリーとして捉えていきたいというふうに考えております。  議員が挙げられた幾つかのストーリーの中には、担当課のほうで確認いたしましたが、創作性が非常に高い内容、あるいは市として把握がなかなかしがたい内容も含まれておりまして、責任ある立場の自治体として、どこまでそれを取り上げることができるかというのは課題だと思います。  少なくとも、可児市が考えております大河ドラマ館、そしてそこに併設する光秀ゾーン、ここは明智光秀の実像に迫るというテーマですので、例えば母・於牧の方との親子の愛とか、妻・煕子との夫婦愛とか、あるいは可児才蔵とのきずなや可児市出身の多くの部下との師弟愛とか、例えば小和田先生を初め、ある程度、これは行政としては言ってもいいだろうというものについては、広くPRをしていきたいなと考えております。  一方で、民間の団体個人の方々が中心になって、さまざまな光秀に関する研究や物語をどんどんPRしていただくということは大変ありがたいことでございます。市内には、例えば美濃金山城の歴史、特に犬山城との関係について大変深く研究されて、その内容を発表し、多くの皆様が美濃金山城に興味を持つ契機になっているという方も見えます。  御発言のストーリーなど、引き続き研究検証を進めていただきまして、多くの皆様に本市に興味を持っていただくきっかけになればと大変期待しております。行政と民間の市民の皆さんの研究が一体となって、広く知れ渡っていくというのが大変、私どもとしても期待をしております。  昨日の天羽議員、そして先ほどの渡辺議員からも質問がありました。既に行政として手の行き届かない部分については、明智荘をみつめる会など、さまざまな市民活動が動き出して、カバーというと申しわけありませんが、盛り上げていただいております。  これからも、可児市としては大河ドラマ館、あるいは道路対策観光ルート、特にドラマ終了後にいかに多くの人に来ていただけるかという部分に力を注いでいきたいというふうに考えておりまして、これから多くの市民の皆様がそれぞれ自主的な活動をする中で、どんどん盛り上げていただければありがたいと思っております。  可児市への観光交流人口を大幅に増加させる具体策というものにつきましては、なかなか一朝一夕にはまいらないというふうには考えておりますが、観光グランドデザイン策定以降、着々と進めてきており、今回の大河ドラマを契機に、また大きく進めてまいりたいと考えております。 102 ◯議長(澤野 伸君) 観光経済部長 渡辺達也君。 103 ◯観光経済部長(渡辺達也君) 明智城跡の当時の状況と見晴らしの再現を望むにつきましては、御承知のとおり、明智城跡は西暦1556年に斎藤義龍の猛攻にさらされ落城した城跡であり、当時の状況はよくわかっておりません。したがいまして、地形や一般的な山城を参考に、大手門、馬防柵、逆茂木を復元しております。明智城跡を訪れる方には、周遊ルートに設置する予定の史跡解説サインとあわせて、戦国ロマンを楽しんでいただきたいと存じます。  また、樹木の伐採につきましては、麓の住居がのぞかれないように、眺望とのバランスを考慮しながら実施しております。  次に、明智城跡地域外への駐車場整備や一方通行など交通規制対策を市はどのように考えているかにつきましては、観光バス、自家用車など、自動車を使って明智城跡にいらっしゃる方には、花フェスタ記念公園とふれあいパーク・緑の丘の駐車場を利用いただくように誘導しまして、明智城跡付近には自動車が行かないようにしてまいります。  現在、4月27日のゴールデンウイークから、ふれあいパーク・緑の丘の駐車場の一部を明智城跡登城者用臨時駐車場として利用いただけるようにしております。  また、道路を一方通行にする等、何らかの交通規制が必要ではないかとの御指摘でございますが、大手門周辺の道路は瀬田地区の生活道路でございまして、御当地の神社仏閣へ氏子や檀家などが利用されることもございまして、現時点では交通規制は考えておりません。  しかしながら、大河ドラマ放送開始後の状況によりましては、地元や警察とも相談し、何らかの対策を打てるよう、今から準備を進めてまいります。以上でございます。                  〔21番議員挙手〕 104 ◯議長(澤野 伸君) 可児議員。 105 ◯21番(可児慶志君) おっしゃるとおり、歴史的な問題の検証というのは、かなり古くから著名な学者が研究をしてきていても、答えがなかなか出ないというのが現実でして、それを可児市が独自に発表するということは、非常に公的な立場からすると難しい課題であるということは十分承知しておりますので、今後、市長がおっしゃっていただいたように、民間と十分な連携をとりながら、いい成果が出ることを私は一番、当然期待をしているところなんです。大河ドラマ終了後、まさに今回の機会が一過性で終わらないようにするために、今からずうっと準備をしていくことが必要じゃないかなあというふうに思ったりしています。  そんな観点で、私がまたどんなことをしてもらったらいいんかなあというような思っていることを披瀝させていただきますので、今後の参考にしていただきたいなあというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。  先ほど挙げた8つの例や何かをどうしたらいいのかということなんですけど、光秀の功績を十分また検証していただいて、地元目線での出版物の発刊が民間からできたらいいんじゃないかなということを思ったりしています。  光秀を地域の英雄として親しみを感じるようになってもらうためには、学校教科書に基づいた内容で教えられただけでは十分ではなくて、信長の家臣として数々の功績を上げながら、可児市近郊での人物とのさまざまなかかわり方や地域での政治やあるいは経済文化への発展へどのような貢献をしていったのかなというようなことを、推測を交えながらストーリーをつくっていくことが必要かと思います。  特に、出生から明智城が落城され、そして足利義昭と信長の仲立ちをするまでの記録が本当に光秀については少ないものですから、これはかなり推測を加えなきゃならない部分というのはあります。最初に申し上げたように、本当にわずかな史実からヒントを得ながら、そこで推測を立て、ストーリーに仕上げていくということが必要かと思います。その間に、光秀の功績がどんなものがあったんだろうか、そしてその後の光秀の活躍には、それまでに培った人間関係がこのようにうまく生かされているんだということを地元の人たちが自慢できるような、そして世間にPRできるような内容としてつくり上げていただきたいなあというふうに思っています。  そんなものがつくられている例を2つほど挙げさせていただきますと、1つは本巣町が古田織部の生誕450年を記念して、「安土桃山の茶匠・古田織部」というのを発刊してございます。古田織部も信長に切腹を命じられておりますので、大変歴史史料を集めるのが難しいところもあったようですけれども、長年の調査をされまして、この本を出版されました。  この書籍から、織部と光秀の関係についてのヒントを得まして、先ほど申し上げた関連性に結びつけていったところです。この著者の丸山幸太郎先生というのは、郷土史の研究によって岐阜県から芸術文化顕彰を受賞されている方であります。  もう一つの例として出させていただきたいのは、美濃文化財研究会というのが発行いたしました「信長の中濃作戦 可児、加茂の人々」という本があります。  これは戦国時代に活躍をしていた武将とそしてその家臣たちのかかわり、地元のまさに武将たちの関連性が書かれておりまして、本当に地元目線で書かれておりますので、大変興味があります。  具体的に1つ例を挙げますと、私は美濃加茂で育っておりますけど、小学生の低学年のころから、岩山に登っていた馬串山というのがあるんですけど、そこの上へ登るのが好きで、眺めておりました。その馬串山の攻防をめぐって、そこには当時は肥田玄蕃が支配して、とりでをつくっておりました。そこへ鬼の武蔵と言われる森長可が、これはすごくいいところだと、俺に譲れと言ってきた。肥田玄蕃はとても譲れないということを言い張って、森長可と肥田玄蕃の争いになったというようなことが書いてあると。まさに私の住んでいたところの100メートルか200メートルのところでそんな戦が起きていたというようなことを書いてある。  こういうようなことが可児市の中でもいっぱい書いてありまして、自分の身の回りで戦国時代にこんなことが起きていたんだと、こんな著名な人がこんな活躍をしていたんだというようなことが出てきます。こういうのは非常に興味があります。  この文章の中の後書きにこんなことが書いてありました。  地方史のおもしろさというのは、我々の先祖が活躍するからであり、歴史生きる糧とするときに歴史は現実のものになる。そのとき、歴史は我々の未来への指針となり、展望を開いてくれると思う。我々の子孫に先祖の偉業を伝えることは、我々の務めでもあるということで、このように光秀の生涯を地方史として伝えていくことが重要であり、これが地域の発展に結びつくものではないかなあというふうに思っています。  光秀の研究は、近年急速に進展してきておりますので、光秀と可児市周辺を切り口にした著書をつくるというのはさほど長時間かかることではないというふうに思いますので、それこそ先ほど市長のおっしゃっていただいた盛り上げをぜひ市のほう、あるいは議会もこぞって、市民もそういう声が高まることを期待して、そういった著書が発刊されるような運びに取り計らっていただきたいなあというふうに思っています。  もう一つ、地域の盛り上げを図るために、あるいは地域から光秀に関する盛り上げが高まってきますと、当然求められてくるものがあると思います。それは、やはりシンボルが欲しいということを求められてくると思います。  例えば、光秀が最初に築城しました大津の坂本城には、比叡山をバックにして琵琶湖を眺めている光秀の石像があります。また、光秀が経済発展に大変尽くした福知山には、昭和61年、市民要望によって天守が復元されていて、この天守の中には資料館がつくられております。さらに、先ほど例も挙げられました亀岡市ですが、亀岡市ではふるさと納税を利用して資金を調達して、銅像がつくられました。本年5月3日に披露をされてきています。  光秀では、直接はないんですけれども、以前視察に行ってきました長岡京市においては、勝竜寺城公園で細川忠興とガラシャのむつまじい銅像やその周辺に資料館が建設されております。また、近くでは瑞浪市の一日市場館跡には、平成18年に光秀の石像がつくられております。  このようなシンボルとなるようなものが、次に市民からの声が高くなってきて、つくられるということをまた頭に入れながら、今後の運びに持っていっていただくこともお願いをしておきたいなあというふうに思っています。  また、祭りイベントの開催でありますが、兼山地区で先般も、ちょっと小規模になりましたけれども、蘭丸祭が開催されました。  亀岡市では光秀まつり、これが今までに47回続いてきております。福知山市ではお城まつり、長岡京市ではガラシャ祭というのが長く行われてきております。かつて行われていました蘭丸祭と同じように、武将隊ですとか姫みこしであるとか、鉄砲隊などを繰り出して、それぞれの市の最大の祭りイベントとして実施されております。  これも市として直接に行うことは非常に難しい行事でありますけれども、こういった似たような光秀祭りというものが市民の盛り上がりによって実施できるように、市のほうのバックアップをぜひお願いしていきたいなあというふうに思います。  そのほかには、ソフト面においては、光秀の生誕地としての可児市と、そして光秀が本当に功績を上げてきた京都府だとか滋賀県との岐阜県及び可児市との交流を今まで以上に深めていただいて相互交流し、光秀の顕彰をより高めていただきたいなあというふうに思っています。  実は、昨日も天羽議員のほうから亀岡市の話をさせてもらいましたけれども、その後、亀岡の市長から冨田市長のほうに、ぜひ一度面談をして交流をさせていただきたいという話をお伺いしましたので、また今後詰めていきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、これももう一つ、ソフト面ですけれども、光秀の桃山陶及び茶道の発展に対する功績を評価して、さらに桃山陶の聖地としての可児市の位置づけをぜひ高めていっていただくようにお願いしたいと思います。  大河ドラマが本当にすばらしいものがつくられるように、そして大河ドラマ館に多くの人が集まってもらえるように、そしてそれが終わっても可児市の発展に結びつくようなストーリーをこれから、あとわずかな時間ですけれども、つくり上げていっていただくようにお願いをいたしたいというふうに思います。これらについて、後ほど何かコメントがありましたら、おっしゃっていただきたいと思います。  それからもう一つ、交通対策についてですが、以前から花フェスタであるとかふれあいパーク・緑の丘を駐車場にということは聞いておりますけれども、高齢者の方があそこから明智城跡まで歩いてくるというのは、非常にしんどい距離かなあというふうに思います。そういうふうにPRしても、現実にはかなりの自家用車が入ってくるのではないかなあというふうに思いますので、もう既にキキョウを植えに行ったり、ちょっと1時間ぐらいあそこにいますと、必ず観光客が来ていらっしゃいます。これからますますふえてくると思いますので、今のうちから十分なる早目の検討をしていただきたいなあと。様子を見てというよりも、早目の検討をお願いしたいなあというふうに思います。  現実問題、きのうの天羽議員の話にもありましたように、大型バスが入ってきちゃっているという現実があるわけですね。もうバスが入ってきちゃいますと、すれ違いは一切できない。また、天龍寺で特殊な朱印状が発行されるという新聞発表があった午後、午前中からそうだったそうですが、3方向から乗用車で入ってきて、もう身動きができなくなってしまったという状況があったということを天龍寺の住職から聞いています。もう既にその現象が起きておりますので、早目に手を打たれるということが絶対必要だと思います。  外部から来ていただくこと、一度来ていただいて、リピーターとしてまた来ていただくと、前に行けたんだからというようなことで入ってくる人が必ず出てきちゃうと思うので、この辺だけ気をつけていただきたいなと思います。  それから、生活道路なので通行規制というのは非常に難しいというふうにおっしゃったけれども、現実にバスを入ってこないようにするには、本当に規制をかけない限りは入ってきちゃいますよね。問い合わせが可児市のほうに来る例もあるようですけど、問い合わせなしで突然来たようなバスマイクロバスも含めて、これはもう避けられない事実として入ってきているので、十分に渋滞やら混乱が起きないような対策を事前に、本当に早目に立てていただきたいなあというふうに思います。  それから、近くまで、中に大型のバスの通行制限をしても、じゃあどこで今度お客さんをおろすのかといって、おろす場所も実はなかなかないんですよね。だから、バスの運転手も本当に困ってしまうと思います。だから、大型バスの乗降客を乗降させる場所だけでも近くに確保しないといけないんじゃないかなあと思います。この辺も、まだ時間が少しあると思いますので、手だてを考えていただきたいなあというふうに思います。  さらにもう一つ、これは車での話ばかりだと思っていますけど、実は歩きで見える方もいます。明智駅から花フェスタへ、あるいは明智城へ見える方があるわけなので、現実に行ってみますと確かに明智駅に案内看板がないんですね。だから、ちょっと初めて来た人はなかなかわからない。そして、仮にそこでパンフレットなり案内看板を見ても、途中の路線にまた誘導標識もなかなかないので、これはぜひ県ともまた協議を。花フェスタの関係があるので県とも協議していただかなきゃいけないかもしれないんですが、そっちのほうも早目にお願いをいたしたいなあというふうに思います。  今、気がついたようなことを提起させていただきましたが、このことはもし何か今の段階でお答えいただくようなことがあれば、一言お願いします。 106 ◯議長(澤野 伸君) 市長 冨田成輝君。 107 ◯市長(冨田成輝君) 部長から譲られましたので、私が答えますが、最初のいろいろな盛り上げるアイデア。実は、幾つか既に市民から声が上がっております。光秀の像を建てたらどうかという話は、もう既にありますが、なかなか税金を使うというつもりもございませんので、7・15のときの「丘」のように、あのときも物すごく短期間市民の方々から目標を超える寄附をいただきましたが、現在、ふるさと納税制度もありますので、もう少し具体化したら、実現に向けて動きたいなあと思いますので、そのときには寄附金集めにぜひ御協力をお願いしたいと思います。  それから、交通問題。これは、私どもも非常に難しいと思っております。今、あの地区だけじゃなくて、花フェスタ記念公園そのもの、あそこも1本しかありませんので、前の花フェスタ95ですか、あのとき名古屋を出たバスが花フェスタ記念公園に着いたのが夕方4時だったというような話もありまして、あそこは一本道ですので、それも含めて大変大きな課題だと思っております。  最初の協議会で、既に可児の警察署長には協議をさせていただきたいというお話をさせていただきまして、御快諾いただいておりますので、地元はもちろんですけれども、花フェスタ記念公園の西入口、あるいは東入口も含めた交通対策は、これはかなり真剣にやらなきゃいけないなというふうに思っています。  それから、看板でございますが、これは県のほうから関連市町で共通なデザインの看板をつくろうという話がありまして、それを待っておりましたが、やっと提案を受けましたので、早速その案内板、さらには誘導するのに県の許可も要るということで、やっと進められる段階になりましたので、できるだけ早く進めてまいりたいなというふうに考えております。以上でございます。                  〔21番議員挙手〕 108 ◯議長(澤野 伸君) 可児議員。 109 ◯21番(可児慶志君) ありがとうございます。  秘策については、また後ほどゆっくりお伺いをしたいと思いますが、実はふるさと納税の話を亀岡市の例で挙げましたけれども、今年度のふるさと納税の応援メニューの中に明智光秀丸ごと応援というような項目がありますので、この使い道はひょっとしたらと思いながら、余り突っ込んで聞くのも、お答えがあれば別として、その辺の当たりも策としてあるのかなあというのを期待しながら、見させていただいているところです。  最後に一言、私の個人的な見解を申し上げて、質問を終わらせていただきます。  明智光秀については、土岐一族を含めて、朝廷や幕府からの信頼は常に厚くありまして、光秀はその誇りをずうっと持ち続けてきたんだなあということを思っています。斎藤道三も、明智家が東美濃の随一の名家であるということで、自分が出世をするためには明智家の後見が必要だということで、光安の妹を嫁にもらっているわけです。それでやっと明智家の力を、土岐家の力をかりながら、下克上をなし遂げていったんだろうというふうに思っています。  また、織田信長についても、小さな国から天下布武をできたのは、光秀を初めとする土岐一族の力があったからこそできたことだと思います。光秀の才覚、そして人脈、これが大きな信長の力になったであろうということは、歴史上をずうっと裏から見てみるとよくわかる話だと思います。  土岐氏の流れをくむ私も、一族の一員として、今回の大河ドラマで明智光秀の名誉が本当に回復をして、評価されて、そして光秀を生かして可児市がさらに大発展していくことを祈念して質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 110 ◯議長(澤野 伸君) 以上で、21番議員 可児慶志君の質問を終わります。  以上で、通告による質問は全て終了いたしました。  これをもって一般質問を終了といたします。   ──────────────────────────────────────   議案第30号から議案第40号までについて(質疑・委員会付託)
    111 ◯議長(澤野 伸君) 日程第3、議案第30号から議案第40号までの11議案を一括議題といたします。  これより質疑を行います。  初めに、議案第30号から議案第39号までの10議案についての質疑を行います。  本10議案につきましては、通告がございませんでしたので、これにて質疑を終結いたします。  次に、議案第40号についての質疑を行います。  これより質疑を許します。質疑のある方。                 〔「なし」の声あり〕 112 ◯議長(澤野 伸君) 質疑もないようですので、これにて質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております11議案につきましては、配付いたしました付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会へその審査を付託いたします。   ──────────────────────────────────────   議員派遣について 113 ◯議長(澤野 伸君) 日程第4、議員派遣についてを議題といたします。  お手元に配付いたしましたとおり、地方自治法第100条第13項及び可児市議会会議規則第167条の規定により、令和元年6月10日に開催する市内現地視察に議員を派遣いたします。  これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 114 ◯議長(澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、議員派遣につきましては、お手元に配付のとおり議員を派遣することに決定いたしました。   ──────────────────────────────────────   散会の宣告 115 ◯議長(澤野 伸君) 以上で、本日の日程は終わりました。  お諮りいたします。委員会審査のため、明日から6月19日までの14日間を休会したいと存じます。これに御異議ございませんか。                〔「異議なし」の声あり〕 116 ◯議長(澤野 伸君) 御異議がないものと認めます。よって、明日から6月19日までの14日間を休会することに決定いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  次は6月20日午前9時から会議を再開いたしますので、よろしくお願いをいたします。  本日はまことにお疲れさまでございました。                                 散会 午前11時30分  前記のとおり会議の次第を記載し、その相違ないことを証するため、ここに署名する。     令和元年6月5日         可児市議会議長     澤  野     伸         署 名 議 員     伊  藤  健  二         署 名 議 員     冨  田  牧  子 Copyright (c) KANI CITY PLENARY ASSEMBLY MINUTES, All rights reserved....