恵那市議会 1997-03-25
平成 9年第1回定例会(第5号 3月25日)
○17番(
市川美彦君) この
組合規約の中で、若干確認ですけれども、お尋ねをしたいと思います。
第3条の組合の共同処理に関する事柄が2項目、さらに、第10条、経費の支弁の方法等の関連の中で、規約上の構成としてはこういうような用語の使い方になってくるかと思いますが、我々が提案を受けたのは、こうした組合をつくることを前提としながら、建設費は中津川市が主体的でやってくると、そこまでは理解できるわけですが、この3条などから関連をして、3年後の完成後における
管理運営費等について、これはこの組合という枠組みの中の市町村が一部でも対応していくことになってくるのか、いや、そうではないと。すべてそれは、建設も中津川がやったのだから、その後における
管理運営についても中津川市が行うんだということなのか。要するに、恵那市には以後における
管理運営にかかわる費用は負担をしなくてもいいのかどうか、この点についてお尋ねをしたい。
○議長(
柘植成實君)
総務部長・
三宅洋志君。
○
総務部長(
三宅洋志君) 現在、財源の措置は、建設費、そして
運営費ともに、実質的に中津川市で負担をされるということで進んでおります。したがって、今ご質問のように、第10条の組合の支出の方法、経費の支出の方法というところで、各町村の負担でということも出ておりますが、これは、一切負担をしないということで今取り組みをしておりますので、この10条でのことにつきましては、今度の
組合議会の中ではっきり話をしていくということにいたしております。
○議長(
柘植成實君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
10番・
光岡勝美君。
(10番・
光岡勝美君 登壇)
○10番(
光岡勝美君) 議第34号について
反対討論をいたします。
話によりますと、
体育施設だけれども、補助をたくさん取るために、どうも
地歌舞伎がどうのこうのということで、文化的な施設としても補助金をとりたいと、こんな話だそうであります。私は、
地歌舞伎に特に興味があるわけではありませんけども、子供のときから
地歌舞伎は何度も見ております。この辺が一帯そういう地域であるわけですが、
地歌舞伎の施設は、既に串原に立派なものができていると。それから加子母の明治座、福岡の高山にも歌舞伎座はありますし、それから蛭川にもあるわけです。直ぶきというのは、やはり近くのお宮の境内の中にあるというようなものが一番似合うわけで、何か工業団地のでっかいところ、それから路上もそばにある、そんなところにつくって、これは似合わない。また、あそこは東山道が恐らく通っているだろうというふうに推定されている地域であります。道の
文化云々というようなことも言われておるわけですけれども、後から調べたら、ちょうど東山道の上に建っておったというようなことになりかねん。
こういう薄っぺらな
文化政策でもって
文化云々というような格好で補助をとって、60億というような大きな施設というのは、やはりこれは中津川市、
恵那市外のことですけれども、ちょっと税金のむだ使いではないか。話を聞きますと、中津川の市民の多くが反対をしている。120台同時にやらなくても、分散をすれば会場は幾らでも確保できると、こういうふうに市民も言っておりますし、こういう
体育施設、先ほど私ちょっと質問をしましたけれども、恵那市のスケートの場合は、県がつくり、県が
管理運営をしてくれというような要望が強いわけですけれども、中津川市で地元で全部やりますというような、足並みがそろわない、こういうことをやりますと、勢い、今度は恵那市の後の
管理運営についても、中津川市はそんなには出しませんよと、恵那市さんが
スケート場については出してもらいたいと、こんな話になりかねないわけです。したがって、一見、これは関係がないようで、非常にある。
その辺を考えたときに、反対せざるを得ないと。こういう趣旨で
反対討論とさせていただきます。
よろしくご審議のほどお願いします。
ちょっと申し遅れましたが、私の
反対意見というのは、中津川市の市長に議長から伝えてもらいたい。これだけを要望しておきます。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
15番・藤 公雄君。
(15番・藤 公雄君 登壇)
○15番(藤 公雄君) 15番・
市民クラブの藤でございます。私は、議第34号に賛成の立場で討論に参加をいたします。
この議案の基本構想は、まず東濃地域は、古くより各街道の川を介して育まれた地芝居を中心とする多様な文化があります。この土壌の特性を生かし、中津川・
恵那地域の道の文化の核となる
複合施設であるというふうに考えております。そしてまた、この背景は、道の
文化首都の顔となる中核的な施設を整備し、これと各市町村の諸事業とを有機的に連携させ、そして、総合的に機能面での相乗効果を発揮させ、また、各市町村では持ち得ない高次の機能を備えるものであります。また、今後展開されます
広域行政の1つの大きな拠点にもなると考えます。
以上によって、賛成をいたします。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議第34号・東濃東部ふれあい
拠点施設組合への加入については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 日程第3 議第3号、議第7号、議第11号及び議第23号から議第32号まで
一括上程して議題といたします。
13件につきましては、今定例会の初日において、それぞれ所管の
常任委員会に付託してございます。よって、その審査結果について各
常任委員長より報告を求めます。
総務委員長・
水野善文君。
(
総務委員長・
水野善文君 登壇)
○
総務委員長(
水野善文君)
恵那市議会総務委員会付託事件審査結果報告書。
本委員会に付託されている事件は、審査の結果、次のとおり決定したから、
恵那市議会会議規則第103条の規定により報告します。
事件の番号、件名、審査結果の順でご報告いたします。
議第3号・恵那市使用料及び手数料の額の
見直し等に伴う
関係条例の整備等に関する条例について。可決すべきもの。
議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)。可決すべきもの。
議第25号・平成9年度恵那市
土地取得事業特別会計予算。可決すべきもの。
平成9年3月25日。
総務委員長・
水野善文。
恵那市議会議長・
柘植成實殿。
以下、審査の主な内容を読み上げます。
ここで、字句の削除について訂正をしたいと思いますが、16ページの上から7行目、答弁の項目中、「29.7%でm交付される」とありますけれども、このメートルを削除していただきたいと思います。
本委員会が
今期定例会において審査の付託を受けました、議第3号・恵那市使用料及び手数料の額の
見直し等に伴う
関係条例の整備等に関する条例について、議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)、議第25号・平成9年度恵那市
土地取得事業特別会計予算、以上3件について、去る3月7日に委員会を開催して審査をしました。その結果については、本
委員会審査結果報告書のとおり、3件とも可決すべきものと決しました。
まず最初に、議第3号・恵那市使用料及び手数料の額の
見直し等に伴う
関係条例の整備等に関する条例についてを審査しました。冒頭、市長より、16本の
条例整備について
消費税転嫁と額の見直しと
減免規定の整備等により、トータルでは収入4,219万円が4,280万円と見込まれること、
事業系じん芥手数料の引き上げが収入増の主なる要因であるとの
概略説明がありました。
以下、主な
質疑応答は次のとおりです。
質疑、
消費税引き上げ、
特別減税廃止とかなりの市民増税に対し、
激変緩和措置の配慮など実施時期の再検討が必要ではないか。答弁、心苦しいが、使用料、手数料の額改定にご理解願いたい。
質疑、
畜産手数料について、今後の収入が得られのか。答弁、
受精卵移植は受胎の確率が高くなったので、実態は安くなるが、全体収入の中では少ないので大きな額にはならない。
質疑、
各種団体の
減免規定は、16本の中でどのようになるのか。答弁、従来は
施設ごとの規定により実施していたが、今回は整合性をとった。例えば自治連や財産区、
文化振興会加盟団体はすべて
免除団体とし、燃料代とか
冷暖房費は実費徴収する。各
地区公民館も
団体使用の場合は同様である。この他、市民ふるさとふれあい広場、
小中学校屋体使用料、
事業系廃棄物処分料にかかわる質疑等が行われました。
以上で、議第3号の質疑を終結しました。討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第23号・恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)について審査しました。
市長の
概略説明の中で、起債について、
元利償還には後年度に交付税で補てんされる起債を優先的に選択して予算編成したこと。平成9年度の
起債制限比率は11.66%となること。三次総の
計画期間内の
起債制限比率は12%程度となっていること。
財政措置のある起債の選択と
制限比率を12%として、歳出での割合を10%程度の目安で
財政運営をしたいとの見解が示されました。
歳入についての主な
質疑応答は次のとおりです。
質疑、今年も20億円ほどの起債がある。今後の借りかえ、
繰上償還についての方針はどうか。答弁、
繰上償還については縁故債で高利率のものを鋭意行ってきた。現在はほとんどが政府資金であり、今後の検討課題としたい。他方、
繰上償還に伴う
一般財源も必要となるので、資金ぐりも見て判断したい。
質疑、予算書12ページの地方債中、後
年度交付税措置対象事業はどれだけあるか。また、措置額はいかほどに。答弁、この項目のほとんどすべてが該当する。
事業内容は36で、このうち5事業を除く31事業が対象である。総額20億1,200万円のうち10億8,200万円が交付税で措置される額となる。
質疑、
元利償還金の
年次見通しはどうか。答弁、借入金について3%の利率で計算すると、平成9年度が15億2,531万5千円、予算上は15億4,700万円となっております。平成10年度が15億8,938万6千円、平成15年度が18億1,789万3千円、
起債制限比率は、平成9年度が11.7%、平成10年度が11.8%、平成15年度は9.9%のシミュレーション結果となっている。
質疑、
固定資産税の評価について、家屋の
見直し内容と前年度対比増収の根拠は何か。
答弁、平成9年度の評価替えにより20年未満の家屋について9%の減価を行った。(
対象件数は1万4千戸であります。)増収の根拠は、土地で1%増、家屋で6%増、
償却資産で22%増である。
質疑、
都市計画税について、現在、大井町、長島町が
上限税率で課税されているが、区域の拡大、
税率標準化等について検討しているか。答弁、現段階では議論していない。時期が来れば政策として考えたい。
質疑、
地方交付税は、前年度より増えると見込まれているが、国の対応が厳しい中で、自治体から見た交付税の考え方はどうか。答弁、交付税の原資は、国税の所得税・法人税・酒税の32%と、消費税の24%が今回から蠇蠇ここで訂正をという指示がありましたが、29.7%となっておりますが、29.5%が正確のようでありますので、ここも訂正をお願いしたいと思います蠇蠇29.5%が交付される。地方6団体では、大蔵省、自治省に減額のないよう要望しているが、特に当市のような財源の少ない自治体では、交付税に負うところが大きいので、国の方へ強く働きかけをしていきたい。
質疑、
水力発電施設周辺地域交付金について、
阿木川ダムでも発電しており、電力会社に売っている。交付金の対象にならないか。答弁、水資源開発公団に問い合わせて確認をしたい。なお、ここで、その後確認をしたところ、この対象とはなっていないという返事があったということを申し添えておきたいと思います。
歳出については、
臨時職員・
嘱託職員の待遇改善に関する質疑、
庁舎周辺整備及び市役所の
職場環境改善に関する質疑、恒常的な
残業部門解消に関する質疑、
規制緩和による事務量の変化と人的対応に関する質疑、
グリーンピア恵那の経営状況と市の責務に関する質疑、インターネットに関する質疑、選挙啓発のあり方に関する質疑、
納税奨励金に関する質疑、
消防団員の確保と定数に関する質疑、
救急救命士の養成に関する質疑、
防災備蓄等に関する質疑、
地方債償還計画に関する質疑、
起債発行のあり方、箱物の
維持経費削減の方針に関する質疑、消防をはじめとする
広域行政の推移に関する質疑、入札に関する質疑等が行われました。
討論はなく、採決の結果、議第23号は
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第25号・平成9年度恵那市
土地取得事業特別会計予算について審査しました。質疑、討論はなく、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもって、本委員会に付託された3件についての審査結果の報告といたします。
○議長(
柘植成實君) 続いて、民生文教委員長・小椋一郎君。
(民生文教委員長・小椋一郎君 登壇)
○民生文教委員長(小椋一郎君) 恵那市議会民生文教委員会付託事件審査結果報告書。
本委員会に付託されている事件は、審査の結果次のとおり決定したから、
恵那市議会会議規則第103条の規定により報告します。
事件の番号、件名、審査結果。
議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)。可決すべきもの。
議第28号・平成9年度恵那市
老人医療特別会計予算。可決すべきもの。
議第29号・平成9年度恵那市国民健康保険特別会計予算。可決すべきもの。
平成9年3月25日。民生文教委員長・小椋一郎。
恵那市議会議長・
柘植成實殿。
本委員会が
今期定例会において審査の付託を受けました、議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)、議第28号・平成9年度恵那市
老人医療特別会計予算、議第29号・平成9年度恵那市国民健康保険特別会計予算、以上3件について、去る3月10日に委員会を開催し、審査いたしました。その結果については、
委員会審査報告書のとおり、3件とも原案のとおり可決すべきものと決しました。
執行部の説明は3月5日の本会議で行われましたので、これを省略して審査いたしました。委員の質疑と、これに対する答弁の主なものは、次のとおりです。
まず最初に、議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)について審査しました。
ゴールドプランで理想とされる各種ヘルパー人数と比較して充足率はどうかとの質疑には、9年度には24時間対応で1名万年青苑で増やし12名にする。常勤換算で25人を目標に持っているが、新ゴールドプランの見直しを平成9年、10年に行い、その推移を見ながら充足していきたいとの答弁がありました。
長寿者名簿の発行について賛否両論あるがとの質疑には、社協の広報部会で考え方をまとめていきたいとの答弁がありました。
養訓センター計画についての質疑には、平成9年度中には工事を完了し、平成10年の初めには供用開始ができるよう進めていきたいとの答弁がありました。
恵那市救急医療推進懇話会はどんな話をされているかとの質疑には、現在は在宅当番制により市内の医者が順次当番で診察されている。今後はどんな協力ができるかということを医師会の方で検討されており、その回答を待って対応したいとの答弁がありました。
中津川市城山の老健について幾らぐらい拠出されているかとの質疑には、中津川市が平成8年度に2千万円ということでしたので、その半分の1千万円を関係市町村という考えから、その人口割で500万円になる。平成9年度で補助していくとの答弁がありました。
汚泥について、寿和工業への持ち込みは、将来的には難しくなると思われる。市としての方向づけはとの質疑には、どうするかは環境課と下水道課がよく連携をとって、新年度、特に具体的、積極的に検討を行っていく。9年度、10年度にかけてこの問題が一番難しい問題になってくるとの答弁がありました。
リサイクルセンターのペットボトルの処理はとの質疑には、圧縮機で3千個を圧縮し1個にし、三重県の業者が引き取るとの答弁がありました。
大学資金奨学金貸与の質疑には、限度額は年間24万円、限度額の見直しについては新年度に検討していくとの答弁がありました。
美術館の答申についての質疑には、まとめが3月末にできる。その段階で協議会等で説明し、その上で議員全員に配付させていただきたいとの答弁がありました。
以上で議第23号の質疑を終結し、採決の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。
続いて、議第28号・平成9年度恵那市
老人医療特別会計予算を審査しました。
毎年3億円ぐらいは伸びていく傾向にあるかとの質疑には、平成9年度予算では約3億円の増加である。過去5年間ぐらいの平均を見ると、医療費が増えているとの答弁がありました。
以上で議第28号の質疑を終結し、採決の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。
続いて、議第29号・平成9年度恵那市国民健康保険特別会計予算を審査しました。
徴税費のうち、納税者奨励金の算定方法はとの質疑には、納税組合の規則に基づいて行っている。平成9年度から100分の1.0から100分の0.5に改正し、納付割は1枚200円を100円に改定するとの答弁がありました。
以上で議第29号の質疑を終結し、採決の結果、
全会一致で可決すべきものと決しました。
以上をもって、本委員会に付託されました3件についての審査結果の報告といたします。
○議長(
柘植成實君) 続いて、産業建設委員長・熊崎健一君。
(産業建設委員長・熊崎健一君 登壇)
○産業建設委員長(熊崎健一君) 恵那市議会産業建設委員会付託事件審査結果報告書。
本委員会に付託されている事件は、審査の結果次のとおり決定したから、
恵那市議会会議規則第103条の規定により報告します。
事件の番号、件名、審査結果。
議第7号・恵那市
農業集落排水事業分担金徴収条例について。可決すべきもの。
議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正について。可決すべきもの。
議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)。可決すべきもの。
議第24号・平成9年度恵那市
簡易水道事業特別会計予算。可決すべきもの。
議第26号・平成9年度恵那市
下水道事業特別会計予算。可決すべきもの。
議第27号・平成9年度恵那市
交通災害共済事業特別会計予算。可決すべきもの。
議第30号・平成9年度恵那市
駐車場事業特別会計予算。可決すべきもの。
議第31号・平成9年度恵那市
農業集落排水事業特別会計予算。可決すべきもの。
議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算。可決すべきもの。
平成9年3月25日。産業建設委員長・熊崎健一。
恵那市議会議長・
柘植成實殿。
本委員会が
今期定例会において審査の付託を受けました、議第7号・恵那市
農業集落排水事業分担金徴収条例について、議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正について、議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)、議第24号・平成9年度恵那市
簡易水道事業特別会計予算、議第26号・平成9年度恵那市
下水道事業特別会計予算、議第27号・平成9年度恵那市
交通災害共済事業特別会計予算、議第30号・平成9年度恵那市
駐車場事業特別会計予算、議第31号・平成9年度恵那市
農業集落排水事業特別会計予算、議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算、以上9件について、去る3月12日に委員会を開催して審査しました。その結果については、本
委員会審査結果報告書のとおり、9件とも可決すべきものと決しました。
執行部の説明は、3月5日の本会議で行われたので、これを省略して審査しました。
委員の質疑と、これに対する答弁の主なものは、次のとおりです。
まず最初に、議第7号・恵那市
農業集落排水事業分担金徴収条例について審査しました。
農業集落排水事業が初めて行われる。家屋を借りている方は、地主と協議すれば受水できるが、途中で出て行かれる予定者で、地主と協議できない場合は受け付けることができないのかとの質疑には、すぐ転出されるような場合は、その後に住まれる方を受益者とみなしたいとの答弁がありました。
条例第3条の100分の7以下について内容をお聞きしたいとの質疑には、負担金は公共が20%、特環が7%で、農集は7%の計画である。公共の負担金の計算方法は、総事業費を総面積で割って、これに5分の1を掛ける。面積に田畑、宅地は含むが、宅地になるまでは猶予するということである。特環も面積に乗ずるということだが、この方法だと高くなるので、地区内管渠総延長の両端30メートルを将来的に宅地可能面積として、負担金は7%にしたいとの答弁がありました。
負担の基本は、特環は宅地に賦課して、農集は世帯に賦課するのかとの質疑には、そのとおり。したがって、事業費や世帯数で負担金が異なってくるとの答弁がありました。
以上で議第7号の質疑を終結して、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正について審査しました。
条例案は、消費税の増税分が転嫁されている。公共料金への転嫁は反対だ。国民負担が際限なく拡大される中で、県下でも転嫁時期を遅らせるなどされているところもあるが、本市の努力の実態を聞きたいとの質疑には、
消費税転嫁の状況は、県下のほとんどの市が法律の適用と同時に行われる。経営努力は続けるが、消費税という国の制度のもとでは、水道も事業者にすぎない。消費税を払う立場なのでご理解願いたいとの答弁がありました。
審議会の答申資料では、「料金改定の3カ月延期と住民へのPRの徹底及び料金改定の延期による減収分を経営努力で対応すること」とある。経営努力の目安があればお聞きしたい。遅らせて逼迫しても困る。むしろ改定時期を早くしたらとの質疑には、平成9年度の経営努力の具体策は考えていない。将来的にできることは、浄水場関係の委託である。
幸い、平成8年度は給水量も伸びており、3カ月の料金改定延期もクリアできそうであるとの答弁がありました。
値上げでどれぐらいの収入増になるのかお聞きしたい。また、増収分は事業に入れるのか、赤字補てんするのかお聞きしたいとの質疑には、平成12年までの4年間の算定期間で給水収益は1億8,324万3千円の増収になる。なお、平成9年度は当初予算から改定分を見込んでいる。水道料金は一たん収益的収支に入れる。そして、そこで黒字になった部分を建設改良積立金に積み立てて、翌年度に資本的収支の赤字額に補てんする形をとるとの答弁がありました。
以上で議第11号の質疑を終結して、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算(本
委員会関係分)を審査しました。
恵那地区労働組合補助金の算定基準の内訳を聞きたいとの質疑には、労働者の福利厚生に対する補助金で、組合は機関紙の発行、講演会、学習会を開催してみえる。会員は1千人程度である。1カ月80円で1年間96万円の会費と市補助金で運営されているとの答弁がありました。
今年度の合併浄化槽は35基で3年待ちと聞くが、国・県との関係でこれ以上に増やすことが可能かどうかとの質疑には、申し込んでいるが、できない方もみえるので、見直しをしたい。基数を増やすように努力したい。国の内示が遅く、年度内に消化できない場合もあるので、要望していきたいとの答弁がありました。
労働諸費の勤労者住宅、生活資金預託金が増額されている。昨年も申し込みが多かったようだが、利用状況を聞きたいとの質疑には、生活資金は71件で、住宅資金は20件である。生活資金は56%の利用率で貸付枠はある。住宅資金は94%の利用率となったので、7件分の貸付枠を増やしたいとの答弁がありました。
松くい虫対策はどんな
事業内容か。道路沿いの松が枯れて自然に倒れるまで放置されているところもあるが、どんな範囲で行うのか。枯れた木は放置したままなのかとの質疑には、補助事業として森林組合に委託している。1・2種とあり、道路から50メートル以内と、以上という基準により、土地所有者や山林事業者から申し出があると調査、伐倒や駆除をするとの答弁がありました。
農業委員の報酬はどこでも安いということだが、他市と比較してどうなのか。もう少し上げてもよいのではとの質疑には、報酬は昨年に改定した。会長は月額1万9千円、委員は1万6千円で、中津川市や瑞浪市は大体同額である。多治見市や土岐市と比較すれば、当市の方が高いと思うとの答弁がありました。
恵那峡ガーデンの
管理運営経費の内訳を聞きたいとの質疑には、施設管理委託が1,200万円と、浄化槽管理委託が38万7千円である。このほか、工事金750万円を計上している。これは増収を図るためのサイトの増設で、水道、電気、トイレの設置を行うものであるとの答弁がありました。
明知鉄道の運営の状況をお聞きしたいとの質疑には、細かい資料は手元にないが、平成7年度決算の営業収支では、100円の収入を上げるのに約110円の経費がかかっているとの答弁がありました。
平成8年度の工場誘致奨励金は約600万円だったが、3倍近く増額になっている。取り組みの内容を聞きたいとの質疑には、これは既存企業の新増設に伴う
固定資産税相当額を奨励補助するものである。今年度は5社が対象で、この金額が1,588万9千円になるとの答弁がありました。
今年から阿木川河道整備が始。
が、一般質問にもあったように、地域の方の意見を聞いてやっているのか。状況を聞きたいとの質疑には、計画では4.1ヘクタールを整備する。今後3カ年で上流から実施する。計画立案は検討委員会等の意見や、地域の皆さんの要望を踏まえて行っているとの答弁がありました。
以上で議第23号の質疑を終結して、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第24号・平成9年度恵那市
簡易水道事業特別会計予算を審査しました。
新年度も中野方、飯地簡易水道工事が行われるが、地元業者は多くない。広域でという話を聞いているが、工事が大きくなるほど、地元は孫請けになってしまうことを心配している。地元業者の実力などの状況を聞きたいとの質疑には、水道は工事施工後のアフターケアということがあり、地元業者を優先させている。しかし、指定店制度の
規制緩和で、来年4月からはどこの業者でも仕事ができるようになる。しかし、アフターの課題はあるので、地元業者を育てることに努力したい。現在は、1件当たりの工事価格も大きくなっており、東濃5市なら漏水時の対応も可能ではないかと考えて、指名するようにしている。また、土木工事もついて回るので、土木業者を下請にするよう指導しているとの答弁がありました。
以上で議第24号の質疑を終結して、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第26号・平成9年度恵那市
下水道事業特別会計予算を審査しました。
今年は恵那峡地区でも工事があると聞いている。地元の心配は、行楽時の忙しい時期に工事施工するということだ。その状況を聞きたいとの質疑には、平成8年度の補正分が今後入札予定になっている。場所は、奉行橋から雀の宿付近である。今後は行楽期になるので、地元観光協会や営業者と打ち合わせて工事の予告を周知できるように看板を早目に立てる。実際の工事は5月の連休明けぐらいになる。工事内容では、掘削時に岩が出るという話も聞くので、工期についても検討したい。着工までは測量や地元説明などを行うとの答弁がありました。
調査委託料が計上されている。漏水調査と聞くが、具体的な内容を聞きたいとの質疑には、管布設後に地下水の侵入等がある。マンホールへの雨水もある。その侵入箇所を目視や機械等で調査して修繕工事をするための委託料であるとの答弁がありました。
以上で議第26号の質疑を終結して、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続きまして、議第27号・平成9年度恵那市
交通災害共済事業特別会計予算を審査しました。
交通災害共済事業は、収入が800万円で、歳出は、見舞金が800万円である。職員も1名ついている。800万円の収入を給付して不足分を一般会計から繰り入れる構造となっているが、今の時代に合っているのか、人件費の全額持ち出しは不合理だと思うとの質疑には、一般会計からの持ち出しがすべてこの業務に充当されていることではない。主は交通安全啓蒙普及である。制度の実態を広報に掲載してもよい時期になっているという感じはする。死亡金は90万円だが、これでいいのかということもある。当市だけが独自にというわけにはいかないので、交通安全協議会等で検討したい。他の保険と比較すると額的には有利な配当になっているとの答弁がありました。
以上で議第27号の質疑を終結して、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、議第30号・平成9年度恵那市
駐車場事業特別会計予算を審査しました。質疑を求めましたが、質疑はなく、採決の結果、
全会一致で議第30号は原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第31号・平成9年度恵那市
農業集落排水事業特別会計予算を審査しました。
委託料でどれぐらいの
事業内容があるのかとの質疑には、基本設計で処理場、管理施設等と実施設計が含まれている。補助金は7,133万円で、それに伴う積算システム導入で42万8千円が含まれている。土連への委託分も含まれている。農水省関係の農集は岐阜県の土地改良団体連合会で実施設計を一貫してやっているので、そこへ委託を出すように計画しているとの答弁がありました。
以上で議第31号の質疑を終結して、採決の結果、
全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算を審査しました。
給水収益は、水道料金の値上げを含まれた数値が出ていると思うが、給水原価を下げることが企業努力につながって経営安定にもつながる観点から、4、5年間の給水原価の推移について聞きたい。また、給水原価を下げるための具体的な対策をどのように講じているかとの質疑には、資料の手持ちはないが、平成7年度で自己水の原価は58.2円である。県水が108.4円、県水を100とすると、自己水は53.7%という数値になる。今後は浄水場の改造というものが含まれているので、自己水の原価は今後むしろ上がってくると考えているとの答弁がありました。
大崎浄水場をどのように改造するのかとの質疑には、構想の段階だが、浄水場の隣接地を買収して、特に老朽の著しい一系列について能力ダウンさせて大改造をする。そして、新しく購入する敷地の中に膜処理方式を前提として2千トンクラスのものを建設したいとの答弁がありました。
以上で議第32号の質疑を終結して、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもって本委員会に付託された9件についての審査結果の報告といたします。
以上。
○議長(
柘植成實君) 以上で3
常任委員長の報告を終わります。
ただいまから本13件について1件ごとに委員長報告に対する質疑を行い、討論から採決まで順次進めます。
まず初めに、議第3号・恵那市使用料及び手数料の額の
見直し等に伴う
関係条例の整備等に関する条例についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
10番・
光岡勝美君。
(10番・
光岡勝美君 登壇)
○10番(
光岡勝美君) 議第3号・恵那市使用料及び手数料の額の
見直し等に伴う
関係条例の整備に関する条例、これに反対をするということで討論をいたします。
これ幾つあるのかと数えたら、30余の使用料、手数料があるわけです。それで、3%から5%へというのが主なものです。一部改正といいますか、改悪といいますか、あるわけですけれども。
ところで、増収になる額が62万、この額をパーセントにしますと、3%から5%になるわけですが、2%上がっていない。言ってみると、切り捨てがあるわけです。そういう切り捨てなんかを含めたために62万というような小さな額です。この程度の額は事務費の方がはるかに多くかかってしまう。したがって、これはオール2%カットということの方が、行政上も行政改革としての値打ちがある、こんなふうに判断をする立場から、1.5%ぐらいしか実際には上がっていないというようなことから、こういうものが本当にはたして細かい条例を構って直していくほどの値打ちがあるだろうかと。もともと日本経済を見るという大きな立場に立ちますと、3%から2%アップ、5%の消費税というのは景気を沈滞させていくということを、経済界なんかも言っておるわけです。したがって、恵那市もさらにもうちょっと努力をして2%カットをしたならよかったなと。
こういう立場から
反対討論をさせていただきました。よろしくお願いします。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
12番・西尾直躬君。
(12番・西尾直躬君登壇)
○12番(西尾直躬君) 12番・
市民クラブの西尾直躬でございます。
この議第3号の恵那市使用料及び手数料
見直し等に伴う
関係条例の整備等に関する条例については、賛成をするものでございます。
この消費税法の改正に伴うものと、それから現状に即応した見直しということでございますけれども、特に消費税法の改正の部分につきましては、一般質問等々の中でも、森川市長さんより極めて丁寧に詳しく、当市にかかわる部分をあわせて説明がなされたところであります。皆様ご承知と思いますけれども、1989年の4月より導入をされました消費税というものは、低い税率で多額の税収が確保できるという意味での大型間接税、これはこれから迎える高齢化社会等々に即するというような部分もあったろうと思いますが、96年の消費税収の見積もりも7兆4千億から5千億というようなふうに聞いております。97年の4月、もうわずかでございますが、消費税率が3%から4%、1%引き上げられると。それから、地方消費税1%を創設をして、合わせて5%ということになるものでございますけれども、これは94年の12月、税制改革法で引き上げが決まり、96年、昨年の6月の閣議で確認をされておる事項だというふうに聞いております。
消費税の逆進性というような議論もありますけれども、そのほかにまた、土地代とか住宅家賃、授業料、入学金、社会福祉事業、出産、埋葬等々、非課税取引の部分もあるわけでございまして、税の公平という観点から、この議第3号に賛成するものでございますし、今、光岡氏の言われた事務費が多くかかって意味がないというような
反対討論でございましたが、これも国の制度に沿うという意味で賛成をするものであります。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議第3号・恵那市使用料及び手数料の額の
見直し等に伴う
関係条例の整備に関する条例については、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 次に、議第7号・恵那市
農業集落排水事業分担金徴収条例についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論ありませんか。
18番・
水野善文君。
(18番・
水野善文君登壇)
○18番(
水野善文君) 議第7号・恵那市
農業集落排水事業分担金徴収条例について、反対の立場から討論を行いたいと思います。
委員長報告でもありましたように、7%の上限の根拠について、委員長報告では22ページに載っておりますけれども、公共が20%、特環が7%で、農集もそれにあわせて7%と、こういう質疑がなされております。そうした中で、事業費や世帯数で負担金が異なってくる。公共下水道事業の方とは若干異なる性格を持っておるようでありますけれども、今日の現実的な状況で言いますと、たとえ1%ですら金額に直しますと10万円ぐらいの開きが出てくる。しかも、これから市が進めようとしている周辺地域につきましては、時期もかかりますし、効率も当然悪くなってまいります。そうすると、この1%の比率というものが、さらに10万から20万近くになると、こういうことも現実的には見通せるわけであります。そういう意味からも、率で、公共と特環の比較、特環の方はまだ条例ができておりませんけれども、そうした比較で出た7%をそのまま農集に当てはめるというのは、1つは無理があるんではないかというのが反対の理由の1点であります。
それから、今月22日に私ども下水道事業を考えるシンポジウムというのを行いましたけれども、中心市街地の公共下水道のエリアにおいても、まだ大井町の恵那峡線沿線につきましては入っていないと、こういうような現実的な問題もあります。下水道の普及というのは、採算のあるところから下水道の会計にも大きな影響を及ぼす事業でありますので、一刻も早く取り組まなければいけなませんけれども、そういう促進を加速させていく上でも、地域の合意というのが負担金の面でとられていく必要があろうかというふうに思うわけであります。
率で決めていくということのほかに、じゃどうしたらいいかと。周辺では、率で言いますと5%というのがどうも相場としては多いようでありますし、額で決める場合には、岩村町や蛭川村は30万と、こういうふうに額で決めておるわけですね。同じ7%でも、公共20%ですけれども、平米当たり362円というものを現実的に換算をすると、農集の負担金の場合には3倍近い開きが出てくると、こういう現実があるわけであります。したがいまして、少なくとも率で決めるなら、現実的には5%以内というのが妥当ではないかというふうに思うわけであります。
そういうような理由から、この議第7号につきましては反対を表明するものであります。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
6番・江島近夫君。
(6番・江島近夫君登壇)
○6番(江島近夫君) 6番・
市民クラブの江島近夫でございます。私は、原案について賛成の立場で討論いたします。
先ほど水野議員から、分担金の7%は高過ぎるということでございましたが、恵那市では、特に受益を受ける事業については、どの事業についても関係者から受益者負担を徴収しております。いわゆる受益者負担の原則を基本としているわけであります。そして、その事業の財源として充当しているところでございます。
このたびの新しく始。
農業集落排水事業は、事業の性格から言っても、受益者負担は当然であると思います。
次に、分担金の額でありますが、類似の事業である岡瀬沢地域で事業着手している特別管渠公共下水道事業の受益者負担も、事業費の7%以下で計算されているわけであります。したがって、原案の分担金の額は適正であり、負担平等の原則に照らし、原案に賛成するものであります。
終わります。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議第7号・恵那市
農業集落排水事業分担金徴収条例については、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 次に、議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はございませんか。
10番・
光岡勝美君。
(10番・
光岡勝美君 登壇)
○10番(
光岡勝美君) 議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正について、
反対討論をいたします。
この条例の改正の中身は、消費税3%を5%にするという内容と同時に、10.5%の料金の値上げをすると、こういうものであります。確かに水道事業、恵那市がとんとんにいこうとすると、こういう数字合わせも必要であります。しかし、中身を見ますと、佐々木良木、あるいは藤というような遠距離、効率の悪いところへこれからの事業着手をしていかなくちゃならないと。こういった地域、ここへ事業をやるときには、一般会計から、これは出して組むというのが正しいあり方ではないかと。ちなみに、恵那市の水道事業というのは、初めかかったときというのは、使用料から取るということでなくて、一般会計から入れて事業を行っております。
したがって、この原則というのは、ずっと今後も、まだ普及してない地域へ事業を行う場合には、やはりこの手法でやっていくということが求められるわけであります。でないと、どんどん値上げをしていかなくちゃならない。長く延びた給水管、これは年数もたちますと漏水もします。したがって、恵那市のような今後の給水の体系を持とうとすると、どうしても漏水なんかが他市よりも重要な問題になってくる。
今のところ、恵那市は成績が漏水においてはいいわけですけれども、だからといって褒めてばっかりはおれない。周辺へ設備投資をしていくということからいいますと、もっともっと厳しく漏水もチェックをしていかないといけない。特に東濃用水においては、恵那市の県水単価の約2倍というような関係ですから、冬には中津、恵那というのは、どうしても水道管が破裂するという地域であります。こういう地域については、東濃用水とかけ合って、原則的には全部東濃用水が持つというような、そういう時期であろうというふうに思うんです。
設備投資についても、恵那市は自己水を持っていて、渇水期には非常に貢献をしている。ですから、その見返りといいますか、対策として佐々良木や藤へ引くというものについて、東濃用水の方からどれだけか出て、これは当然当たり前であろうと、こんなふうにも思うわけであります。
大ざっぱに言って、以上の理由から、この条例については反対をいたします。
以上であります。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
20番・丸山定男君。
(20番・丸山定男君登壇)
○20番(丸山定男君) 20番・丸山定雄です。
私は、議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正に賛成の立場で討論をいたします。
今回、料金改定は、未普及地域の解消のため、第6次拡張事業を促進する必要があることと、自己水源の確保と経営基盤の強化のため、大崎浄水場を改造する必要があること及び平成12年度末には1億8,300万円の経営赤字が見込まれることを主な理由といたします。需要者、学識経験者などからなる水道事業経営審議会でも十分に審議され、やむを得ないものとして結論が出たものであります。
水道は、市民の日常生活に直結し、健康を守るため欠くことのできないものであります。料金の改定は、当然ながら市民生活に影響を与えるものでありますが、受益者負担という現行法制度のもとでは、原価を無視した経営は給水サービスの全般的な低下を招くことになります。水道経営審議会でもこのような状況から、特に未普及地域の解消については、先行投資的な部分もあることから、一般会計からの出資等についての要望をしております。よって、第11号に賛成いたします。
以上です。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議第11号・恵那市
水道事業給水条例の一部改正については、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
18番・
水野善文君。
(18番・
水野善文君 登壇)
○18番(
水野善文君) 議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算について
反対討論を行いたいと思います。
新年度事業におきましては、第2特養の建設、あるいは養訓センター、大井小の建設、また新規事業の中では農村集落排水事業など、市民ニーズに沿った諸事業が組み込まれていることについて、これは一定の評価をするものであります。
他方、一般質問でも申し上げましたけれども、所得減税の打ち切り、医療保険改悪、消費税増税等で国民の税負担が史上最大のものとなることが予測される中で、各種使用料、手数料への
消費税転嫁、また行革大綱に基づいて、これについては一部見直しがされたものの、ごみ、し尿等生活関連への影響が大であります。
また他方で、歳出面におきましては、市がプロバイダーとなってインターネットを市民に無料で開放することや、こうした不要不急事業、こういうものを含んでいると。財政が非常に厳しいと言われている中で、工事見積基準の見直しとか、入札制度の改善、あるいは地方債の借り替え、
繰上償還、こういうことによって公共料金の引き上げなしに、この地方財政危機を乗り越えられるというふうに考えるわけであります。
こうした立場から、議第23号については反対を表明し、討論としたいと思います。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
16番・藤原昭五君。
(16番・藤原昭五君 登壇)
○16番(藤原昭五君) 16番・藤原でございます。
ただいま水野議員の方から、この新年度予算について反対の討論がございましたが、私は賛成の立場で討論をいたします。
今、消費税絡みと言っていいんですが、市民、国民の負担が多くなるというような立場で反対をされたようでございますが、私は、恵那市の議員として、この予算には賛成をするべきだと、かように思います。
と申しますのは、ただいまも水野議員がおっしゃったように、それぞれの市民ニーズに沿った事業もたくさん盛り込まれております。ここで消費税、気持ちはわかりますが、私も消費税は出さぬ方がいいと思いますけれども、しかし、それかといって、これを否決するということは、恵那市の議員として少々おかしいんじゃないかと、そういう立場でございます。
先ほども西尾議員の方からもございました。いろいろの懸案事業が入っております。したがいまして、私は、この予算は通すべきだと、かように思います。細かいことを申しませんけれども、そういう意味合いでございます。
したがいまして、この議第23号・平成9年度の恵那市の
一般会計予算には全会で皆さんもご賛同くださいますようお願いをいたしまして、賛成をいたします。
以上です。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議第23号・平成9年度恵那市
一般会計予算については、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第24号・平成9年度恵那市
簡易水道事業特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第24号・平成9年度恵那市
簡易水道事業特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第24号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第25号・平成9年度恵那市
土地取得事業特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第25号・平成9年度恵那市
土地取得事業特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第25号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第26号・平成9年度恵那市
下水道事業特別会計予算についてご質疑ござませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第26号・平成9年度恵那市
下水道事業特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第26号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第27号・平成9年度恵那市
交通災害共済事業特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第27号・平成9年度恵那市
交通災害共済事業特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第27号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第28号・平成9年度恵那市
老人医療特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論もありませんので、ただいまから採決を行います。
議第28号・平成9年度恵那市
老人医療特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第28号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第29号・平成9年度恵那市国民健康保険特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第29号・平成9年度恵那市国民健康保険特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第29号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第30号・平成9年度恵那市
駐車場事業特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第30号・平成9年度恵那市
駐車場事業特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第30号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第31号・平成9年度恵那市
農業集落排水事業特別会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議第31号・平成9年度恵那市農 業集落排水事業特別会計予算について、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することにご異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議なしと認め、議第31号は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算についてご質疑ございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論はありませんか。
8番・山内 隆君。
(8番・山内 隆君 登壇)
○8番(山内 隆君) 私は、議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算案に対して反対の立場で討論をいたします。
電力・ガスをはじめ公共料金に消費税のアップ分が上乗せされ、この4月以降、軒並みの値上げラッシュが予想されております。さらに、
特別減税廃止、健康保険の自己負担率の引き上げ等、一家4人家族で年収600万円の家庭では15万の増税と言われる昨今、政府の低金利政策と相まって、これらの弱い立場の人々に深刻な打撃を与え、さらに、ようやく立ち直りかけた景気に対しても、冷水と打撃を浴びせることになりかねません。
長い不況の中で、リストラによる失業や雇用不安に直面しつつ、物価高や実質所得の減少に見舞われるなど、市民は極めて厳しい生活を余儀なくされておりますときに、市民が1日として欠かすことのできないこの水道料金10.5%の値上げを転嫁する会計予算案に対し、反対をするものであります。
どうか良識あるご判断を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
20番・丸山定男君。
(20番・丸山定男君 登壇)
○20番(丸山定男君) 20番・丸山定男です。議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算について、私は賛成の立場で討論いたします。
平成9年度恵那市
水道事業会計予算は、未普及地域の解消のため、第6次拡張事業として、三郷町佐々良木地区水道布設の促進、新規に武並町藤地区に着工するなどの積極的な予算であります。また、道路改良、下水道建設に伴う支障水道管の布設架け替え等、市の他事業施行にも深くかかわっております。予算は、水道事業の経営、施設の維持管理等、市民の日常の生活に欠くことのできないものであります。
以上の観点から、議第32号に賛成いたします。
以上です。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議第32号・平成9年度恵那市
水道事業会計予算については、委員長の報告は可決すべきものであります。よって、委員長の報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 日程第4 議会第1号及び議会第2号を
一括上程いたします。
2件については、いずれも本定例会初日において
詳細説明を受けておりますので、直ちに質疑に入ります。
まず、議会第1号・
恵那市議会委員会条例の全部改正についてを議題といたします。
本件に対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
18番・
水野善文君。
○18番(
水野善文君) 1つだけ基本的なところでお尋ねをしたいわけでありますけれども、法制化した場合の問題点として一番懸念されることとして、特に議会運営委員会は運営の手続について協議する機関だということでありますけれども、これが法的に裏づけられた委員会になりますと、円滑な議会運営の手続を取り仕切っていくという精神が薄れて、対立した場合、現在よりも議会運営が円滑にいかなくなるのではないか。これは表決の際の規定にもあるわけでありますけれども、運用上の問題であろうということは思うわけでありますけれども、この点についてどういう解釈で提案をされたのか、ひとつお尋ねをしたいと思います。
○議長(
柘植成實君) 21番・伊藤善朗君。
○21番(伊藤善朗君) ただいまの質問についてお答えをいたします。
確かに今回の条例制定をしたいというのは、平成3年4月の自治法の改正に伴いまして、この委員会を条例化して、そうすることによって、例えば委員会で申し合わせしたことなんかも、事実上、各会派の議員の活動についての基準の問題等もつくられたりすると思いますけれども、そうした強い機能調整をできる委員会にもなると思っておりますし、また、そのことによって当議会運営委員会で、委員会としてこの委員会運営について調査研究することもできるようになると思うわけでございます。そうしたことが、今後の議会運営について非常にいい意味での、お互いに研究をし合えることになってくる、そういうことから今まで、ほとんど去年の5月からいろいろと意見交換をしてきましたけれども、今回、話し合いに基づいて提案をしたわけでございます。
○議長(
柘植成實君) ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 質疑を終結いたします。
本件に対する討論ありませんか。
10番・
光岡勝美君。
(10番・
光岡勝美君 登壇)
○10番(
光岡勝美君) 上程されました委員会条例の改正、これに反対する討論であります。
話し合いをしたというふうな、さっき回答を聞きましたけれども、話し合いというのは、各派がそろわないと話し合いはできない。例えば1議席だから議運へ参加できないというような規制を持ちますと、もうそれは話し合いにならない、除外しておるわけですから。
ちなみに、今までは1名でも話し合いに参加できたわけです。例えば
市民クラブ、大勢の方がおられます。しばしば、僕らの方から見ますと単純な問題でも、わしのところは大世帯だから一人ひとりの意見を聞かないと結論が出ないと、こういうことから2回、3回と議運も会議を重ねたことがあります。したがって、大会派なら一人ひとりの意見も聞けて、反映できるが、1人の会派は参加できないと、これではちょっと、やられていることと言われていることが実際に違う。1人を除外する必要は何もないわけです。議会を円滑に運営をするということですから、1人会派の意見も、これは当然聞かなくちゃいかぬ。
これを制度でもって除外するというようなことはもってのほかだ。民主主義のイロハにも反する考え方であると、こんなふうに思うわけです。
例えば、除外された1人会派の方がたまたま議長になるということもあるわけです。一体こういう場合、議運では制度上除外されるけれども、議長にはなれる。そうしたときに、議運でいろいろ決めても、わしは議運の資格がないから、議長の判断の方を優先させるというようなことになったら、一体どうなるのか。非常に矛盾の多い制度であるわけです。
といいますのは、民主主義の原則に反しているから、いろいろと矛盾が出てくる。こういうふうに私たちは考えておるわけであります。したがって、細かいこと言いますと、いろいろ切りがありませんけれども、以上、大筋として民主主義に反する、こういう立場から
反対討論をいたします。
以上です。
○議長(
柘植成實君) ほかにありませんか。
15番・藤 公雄君。
(15番・藤 公雄君 登壇)
○15番(藤 公雄君) 15番・
市民クラブの藤でございます。簡潔に行います。
私は、議会第1号に賛成の立場で討論に参加をいたします。
この議案は、数年来、議員の研修等においても十二分に議論され、また、議会内においても十分議論され、今回の改正案となったわけでございます。また、当委員会の立場をより明確化したものであります。
よって、議会第1号に賛成をいたします。
以上です。
○議長(
柘植成實君) 討論を終結いたします。
ただいまから起立により採決をいたします。
議会第1号・
恵那市議会委員会条例の全部改正については、原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
―――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 続いて、議会第2号・
恵那市議会会議規則の全部改正についてを議題といたします。
本件に対する質疑を行います。
ご質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
本件に対する討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。
議会第2号・
恵那市議会会議規則全部改正については、原案のとおり可決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり)
○議長(
柘植成實君) ご異議がありますので、起立によって採決を行います。
議会第2号については原案のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起立多数)
○議長(
柘植成實君) 起立多数であります。
よって、本件は原案のとおり可決されました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○議長(
柘植成實君) 以上で、今会期並びに本日の日程はすべて終了いたしましたが、ここで長年にわたり恵那市発展のためにご尽力いただき、今月末日をもって退職されます部局長5名から、それぞれあいさつがございます。
まず、
総務部長・
三宅洋志君。
(
総務部長・
三宅洋志君 登壇)
○
総務部長(
三宅洋志君) はえある本会議の席上におきまして退職のあいさつを申し上げる機会を与えてくださいました。まことにありがとうございます。
過ぎてみればまことに短いものでありまして、今、万感思いを胸にこの席に立たせていただいております。
恵那市が誕生をいたした翌年の昭和30年に奉職をさせていただいてから42年間の長きにわたる公務員生活でございました。この半生の間に恵那市発展のためにどれだけの力を尽くすことができたかと思いますと、まことにお恥ずかしい次第でございます。
そんな私が大過なくここまで勤めてこられましたのも、ひとえに市議会議員皆様方の温かいご指導とご支援をいただいたからでございます。この場をお借りいたしまして、心から厚くお礼を申し上げます。
最後になりましたが、議員皆様方のご健勝とますますのご活躍を心から祈念をいたしまして、お礼のあいさつとさせていただきます。まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(
柘植成實君)
民生部長・可知邦正君。
(
民生部長・可知邦正君 登壇)
○
民生部長(可知邦正君) 本会議におきまして貴重な時間を割いていただき、退職のごあいさつを申し上げる機会を与えていただきまして、議長さんをはじめ議員の皆様に心から厚くお礼を申し上げます。
私が当市に奉職いたしましたのは、恵那市誕生3年目の昭和31年であります。時の流れは早いもので、奉職してから41年が過ぎようとしています。この間、総務関係では財政、契約、企画、選挙、施設管理公社、税務で16年間、そして福祉事務所に13年間、商工観光、教育委員会、議会事務局、民生部で12年間という長きにわたる公務員生活でありましたが、何のとりえもない私が職責を果たせたのも、議員の皆様、市長さんを初め、市職員の皆様、さらには関係した多くの市民の皆様に限りないご指導とご厚情を賜ったおかげと、感謝の気持ちでいっぱいでございます。どうもありがとうございます。
これからも、議員の皆様方がご健康で市のためにますますご活躍されることを祈念いたしまして、まことに簡単ではございますが、お礼と退職のごあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
柘植成實君)
教育委員会事務局長・加納覚雄君。
(
教育委員会事務局長・加納覚雄君 登壇)
○
教育委員会事務局長(加納覚雄君) 高いところからではございますが、お許しをいただきましたので、一言御礼を申し上げます。
私は、今から39年前の昭和32年に当市にお世話になりました。この間、いろいろの思い出がありますが、特に退職間際の恵那北中学校の校舎の完成でございます。私の退職を見送るかのように、開校を今かと待っていてくれます。あの自然環境と調和した学校は、せせらぎ、ランチルームを備え、他地域への模範となる施設と言っても過言ではないと考えております。
さらに、学校の隣には、笠置峡の桜も開校を祝福するかのように満開時の準備をしていてくれます。こんなすばらしい風景の夢を見せてもらいながら退職させていただくのも、市議会の皆様、そして市長さん、教育長さんをはじめ職員の皆様、さらには多くの市民の皆様方のご指導、ご厚情の賜物と心から深く感謝申し上げます。
最後になりましたが、恵那市のますますの発展と皆様方のご健勝を祈念いたしまして、退職のあいさつとさせていただきます。
まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(
柘植成實君)
総務部参事・森井正幸君。
(
総務部参事・森井正幸君 登壇)
○
総務部参事(森井正幸君) 高い席から一言退職のごあいさつをさせていただきます。
私は、このたび3月31日をもちまして退職をすることになりました。顧みますと、四十数年の長きにわたり恵那市の職員として勤務ができましたことは、ひとえに議長さんをはじめ議員のみなさま、市長さんをはじめ執行部の皆様、さらに職員の皆様の温かいご指導とご厚情によるものと、深く感謝をし、厚く御礼申し上げます。
これからは、毎日サンデーをしますが、一層のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後になりましたが、恵那市発展のため、皆様のご健勝とご多幸を祈念して、お礼のごあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
柘植成實君)
民生部参事・笠木康彦君。
(
民生部参事・笠木康彦君 登壇)
○
民生部参事(笠木康彦君) 一言お礼を申し上げます。
私は、36年に就職し、今日まで35年と6カ月お世話になりまして、このたび退職することになりました。この間、市議会の諸先生方、並びに市長さんをはじめ執行部の皆さんなど温かいご指導とご鞭撻、ご厚情によりまして、何とか勤めることができたものと、深く感謝を申し上げる次第でございます。
退職するまでの6年間は環境行政の一端を担わせていただきましたが、これからの環境行政もいろいろと問題があると思います。風光明媚な恵那市が、自然と文化と産業が調和した快適都市を目指して、ますます発展することを心から願うものでございます。
最後になりましたけれども、これからも変わらぬご指導を賜りますようお願い申し上げますとともに、皆様方のご多幸、ご健勝を祈念いたしまして、意を尽くしませんが、退職に当たってのお礼の言葉とさせていただきます。
まことにありがとうございました。(拍手)
○議長(
柘植成實君) 以上で、退職されます5名のあいさつを終わります。
各位におかれましては、在職中、恵那市発展のためそれぞれの場所でご努力を願い、大変ご苦労さまでした。
これからの第2の人生をますますご壮健で、多方面にわたって大いに活躍されますことを心からご期待しております。
ここで市長から発言の申し出がありますので、許可いたします。
市長・森川正昭君。
(市長・森川正昭君 登壇)
○市長(森川正昭君) 一言ごあいさつを申し上げます。
議員の皆様には、今定例会におきまして終始ご熱心に調査・審議を賜り、先ほどは提出案件のすべてにつきまして議決をいただきました。まことにありがとうございました。
その執行に当たりましては、一般質問を初め、審議の過程でちょうだいいたしました数々のご意見に留意するとともに、できる限り今後の市政の運営に反映をしてまいりたいと、かように考えております。
また、平成9年度におきましても、各種主要事業が集中しておりますので、私ども執行部といたしましては、心を新たにして、その着実な実施推進に積極的に取り組む所存でございます。議員の皆様方の一層のご指導を賜りますようお願い申し上げまして、お礼のごあいさつといたします。
○議長(
柘植成實君) 市長のあいさつを終わります。
これをもちまして、平成9年第1回恵那市議会定例会を閉会いたします。
午前11時50分 閉会
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。
恵那市議会議長 柘 植 成 實
署名議員 1番 安 藤 洋 子
署名議員 16番 藤 原 昭 五...