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平成 3年第1回臨時会(第1号 1月11日)

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  1. 恵那市議会 1991-01-11
    平成 3年第1回臨時会(第1号 1月11日)


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    最終取得日: 2021-04-30
    平成 3年第1回臨時会(第1号 1月11日)         平成3年第1回恵那市議会臨時会会議録〔第1号〕                               平成3年1月11日 ───────────────────────────────────────     議 事 日 程(第1号)                     平成3年1月11日(金)午前10時開議    第 1        会議録署名議員指名    第 2        会期決定    第 3        議第1号及び議第2号まで一括上程 ───────────────────────────────────────  1 本日の会議に付した事件   議 事 日 程(第1号)    日程第 1       会議録署名議員指名    日程第 2       会期決定    日程第 3       議第1号及び議第2号まで一括上程
    ───────────────────────────────────────  1 出 席 議 員     1番  光 岡 勝 美 君       2番  水 野 善 文 君     3番  小 椋 一 郎 君       4番  小 澤 隆 徳 君     5番  土 屋 藤 夫 君       6番  西 尾 茂 芳 君     7番  林   午 三 君       8番  藤 原 昭 五 君     9番  市 川 美 彦 君      10番  渡 辺 正 人 君    11番  宮 地 久 幸 君      12番  柘 植 成 實 君    13番  小 林   曠 君      14番  丸 山 定 男 君    15番  足 立 明 忠 君      16番  伊 藤 善 朗 君    17番  水 野 康 夫 君      18番  安 田 一 郎 君    19番  西 尾 茂 樹 君      20番  伊 藤 祐 道 君    21番  林     脩 君      22番  浅 野 恒 利 君 ─────────────────────────────────────── 1 欠 席 議 員     な し ─────────────────────────────────────── 1 説明のため出席した者の職氏名   市  長       森 川 正 昭 君   助  役       藤 浪 秀 憲 君   収入役        三 宅 鉦 造 君   総務部長       小木曽 繁 文 君   民生部長       佐々木 正 美 君   経済部長       大 井 守 男 君   建設部長       市 川 孝 行 君   消防長        後 藤 勝 造 君   参 事        永 冶 宏 重 君   調整監        可 知 義 明 君   調整監        伊 藤 一 治 君   教育委員会委員長   森 川   茂 君   教育長        藤 井 辰 猪 君   教育委員会事務局長  加 納 優 幸 君   監査委員事務局長   森 井 正 幸 君 ───────────────────────────────────────  1 職務のため出席した事務局職員    議会事務局長    砂 場 圭 一 君    議会事務局次長   市 川 芳 久 君    議会事務局書記   山 本   勇 君    議会事務局書記   野 村 雅 彦 君 ───────────────────────────────────────                午前10時00分 開議 ─────────────────────────────────────── ○議長浅野恒利君) 新年明けましておめでとうございます。  これより平成3年第1回恵那市議会臨時会を開会いたします。  直ちに本日の会議を行います。  日程に入る前に、諸般報告を行います。  地方自治法第121条の規定により、本日説明のため出席する旨報告のありました者を一覧表としてお手元に配付しておきましたので、ごらん願います。  なお、本日の会議に遅刻の旨通知のありました議員は、21番・林  脩君であります。  以上をもって、諸般報告を終わります。 ─────────────────────────────────────── ○議長浅野恒利君) 日程第1 会議録署名議員指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により3番・小椋一郎君、13番・小林 曠君を指名いたします。 ─────────────────────────────────────── ○議長浅野恒利君) 日程第2 会期決定議題といたします。  お諮りいたします。  今期臨時会会期は、本日1日間といたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) ご異議なしと認めます。よって、会期は本日1日間と決定いたしました。 ─────────────────────────────────────── ○議長浅野恒利君) 日程第3 議第1号及び議第2号を一括上程し、議題といたします。  提案理由説明を求めます。市長森川正昭君。               (市長森川正昭君 登壇) ○市長森川正昭君) 皆様、新年明けましておめでとうございます。  本年も市長初め執行部に対し、よろしくご指導を賜りますように、お願いを申し上げます。  本日は、平成3年第1回恵那市議会臨時会を招集いたしましたところ、議員皆様には年初めで何かとご多用の中をご出席賜り、まことにありがとうございました。  それでは、ただいま上程されました2議案につきまして、提案理由説明をいたします。  まず、議第1号は、工事請負契約締結について議決お願いするものであります。  昨年の12月14日、本会議において可決いただきました議第69号・平成2年度恵那一般会計補正予算提案説明の折に申し上げました土地改良施設管理設備修繕事業保古湖修繕工事につきまして、去る12月27日に指名競争入札を行った結果、有限会社渡辺土木部が落札いたしましたので、12月28日、仮契約締結し、提案するものであります。  次に、議第2号は、財産取得について議決お願いするものであります。  正家第一土地区画整理事業につきましては、鋭意その促進に努力しているところでありますが、ご承知のとおり、当事業区域内は、市役所を初め恵那公共職業安定所恵那労働基準監督署等の多くの公共機関があり、当該施設にかかる土地区画整理事業代替地を確保する必要から、恵那土地開発公社所有長島町正家字石田640番の1外3筆、7,731.02平方メートルを購入するものであります。  なお、今回購入の土地の最終の利用目的につきましては、現在進めております国産材流通体制整備総合対策事業の一環として、隣接の県森連東林産物共販所との一体的施設を整備することとし、ただいま関係機関と調整を行っているところであります。  以上で提案理由説明を終わりますが、詳細につきましては担当部長から説明をさせます。よろしくご審議の上、適正な議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長浅野恒利君) 市長説明を終わります。  続いて、各議案ごと詳細説明を受け、質疑から討論、採決まで行います。  議第1号・工事請負契約締結について、経済部長大井守男君。 ○経済部長大井守男君) それでは、ご説明をいたします。  議第1号・工事請負契約締結について。恵那市議会議決に付すべき契約及び財産取得又は処分に関する条例(昭和39年恵那条例第8号)第2条の規定に基づき、次のとおり工事請負契約締結するものでございます。  平成3年1月11日提出。  契約の目的としましては、土地改良施設管理設備修繕事業保古湖修繕第1期工事契約方法指名競争入札。7社で行っております。契約金額、1億2,978万円。契約の相手方、恵那市東野463番地の1、有限会社渡辺土木部代表取締役渡辺忠明。  以上でございます。ご審議の上、ご決定賜りますようお願いいたします。 ○議長浅野恒利君) 詳細説明を終わります。  本件に対するご質疑はありませんか。1番・光岡勝美君。 ○1番(光岡勝美君) 四つ、五つ質問したいわけですけども、まず、工事の期間というのは、いつまでになっておるでしょうか。その答弁をいただいてから、ちょっと質問したいわけですが。工期の期限です。 ○議長浅野恒利君) 経済部長大井守男君。 ○経済部長大井守男君) それでは、ご説明をいたします。  この工事というのは、法面が崩壊したのが昨年9月17日でございましたけれども、その時点で地元保古湖用水管理組合協議を進める中で、この用水というのは全面積の約50%を使用しているというようなことから、地元としましては農家の経営上、深刻な事態であるから、早期改修を実施するよう強い要望を受けております。
     これにこたえるべき国・県とのたび重なる協議をいたしまして、国・県におかれましては、事業費を急遽当工事のために予算化をされまして、今日に至った経過がございます。したがいまして、本日契約のご承認を願い、着工を待ちまして、その状況によりまして所定の手続を講ずるべき検討が進められるものと考えます。したがいまして、市といたしましては、国・県の指導を待って、その対応の処理をいたしてまいる所存でございますので、ご理解を賜りたいと思います。  工期としましては、今申し上げましたように国・県の指導を待つということでございますけれども、現在のところは3月でございます。  以上でございます。 ○議長浅野恒利君) 1番・光岡勝美君。 ○1番(光岡勝美君) ただいま、3月末と、一応そういうふうに言われたわけですけれども、これは過日私もちょっと触れましたけども、非常にあそこは凍結の厳しい地域であるわけです。冬場の凍結といいますのは、ただ温度が下がれば凍結していくという、それだけではなくて、風が強いと、どんどん──例えば砂を盛っておっても芯まで起こすみたいに凍結してしまうと、風圧で中の方まで凍るのが入っていくという、こういう条件があるわけです。  特にあそこの場は、坂本の方から吹き上げる気流と、それから川上の方から、中津川からずっと回り込んでくる谷伝いに来る気流、そして手賀野の、いわゆる蘭丸落としと言われるあの峰の谷、そこから吹き上げてくる気流、そしてこちら側からは小野川、飯沼あるいは広岡と、いわゆる全部が取り巻かれる、言ってみると火山の跡にたまっておる湖水というようなものに似た条件が、いわゆる保古の湖であるわけです。  したがって、あそこで仕事をした人は、過去この溜池に関係して仕事を──私も2日ほど経験がありますけれども、いわゆる石が凍ってしまうという地域です。石が凍りますと、ろうそく状態の色になって、太鼓をたたいておるような音がするわけです。石を割る音というのはかちんかちんという音ですけども、ぼこんぼこんというような、ぼんぼこぼんぼこというような音になってきて、とても──石が凍るということは小さな砂粒も凍って おるということで、非常に風が間断なく連続して3時間ぐらい吹きますと、そういう状態が生まれるわけです。強くても、連続して吹いていないとそういうふうにはならない。これは体験した者でないとちょっとわかりにくいかと思いますけれども、この地方では保古の湖、そして阿木川流域上流、それから岩村の木ノ実峠というようなところが、冬季は石も凍結する、いわゆる凍るという現象が起きる、風が間断なく吹くというところであるわけです。  したがって、やはり冬季工事というのは非常に問題ではないかと思うわけです。一般的には、保古の湖が凍らないからそれほどではないではないかと、最近スケートはここ長年できていないわけで、そういうことを言われる方がありますけれども、保古の湖が凍らなくなった原因は、温暖化ということも多少はあるかと思いますけども、周辺にあった大きな木を切ってしまったと、そして風によって波が間断なく立っているということが、凍結をしない一番の原因になっておるわけです。したがって、凍らないから暖かいというような、氷が張らないから暖かいというようなふうではないわけです。  ですから、現在の、何といいますか、崩壊をした工事、これ自体も私は、これは凍結によってしみが緩んでから下がった、こういうように見ておるわけです。関係者は詳しいわけですけれども、あの土手は下がっておるわけです。波どめが下がらないためにこういうようにふくらんでおるわけです。石かけがふくらんでおるという現象になって、その上をトラックとか、あるいは乗用車を通さないと、車の通行禁止になっておるわけで、既にそのことが、もう冬季工事は無理だということを物語っておりますし、私、先生として教えを受けた可知貫一博士も、あそこの工事のことについていろいろと語ってみえましたけれども、いわゆる導水管、これが凍ってしまったと、コンクリでやって凍ってしまったと、これは農林省始まって以来の体験であったというふうに言われておるわけです。  したがって、冬季コンクリをかまってはだめだと、そういう地域だということはわかったと。したがって、それはまた掘り直して、石でずっと四角い導水管をして、やり直してみえるわけです。これは農林省始まって以来の標高の高い、しかも日本一大きい人工の溜池をつくるについての貴重な体験であったと、こういうふうに言われておるわけで、それを無視して工事をやっていくということは、ちょっとこれはやはり問題であって、何とか繰越明許なり、適当な処置といいますか、対処が望まれるというふうに思うわけです。  その辺、いろんな相談をされて、対処されるんだろうというふうに思うわけですけども、ぜひそのようにお願いをしたいと、こういうように思うわけです。その点、どうでしょうか。まず、ちょっとその回答をもらってから、次の質問をしたいわけです。 ○議長浅野恒利君) 市長森川正昭君。 ○市長森川正昭君) 光岡議員のご心配、ごもっともだと思います。ただ会計年度の制約が片方にありまして、各年度の予算執行についていろいろ問題がございます。とりわけ河川改修工事といいますのは、渇水期の今ころは最盛期でございまして、関係業者の皆さんが大変なご苦労をしておられることは、ご認識いただけると思います。  保古の湖につきましても、県初め私も、議員ご指摘のような気象条件であること、厳しい環境であることは、十分承知をしております。  しかし、先ほど経済部長が申しましたように、平成2年度の予算の執行という形で、早期改修に着手をしたいという事業でございます。4月、5月というような非常に大事な時期に、新年度予算でかかったんでは、大変工期がおくれるというような事情もございますので、経済部長がお話ししましたように、まずは工事に着手をして、そして、その進捗状況をしっかりと観察しながら、県と協議をいたしまして、しかるべき適正な繰り越し手続も講じていこうということを考えておるところでございます。初めから全部を繰り越すというようなことではなくて、厳しい条件ながらも関係業者の方々に最大のご努力をいただきまして、その結果、物理的に不可能ということもあり得ると思いますので、それにつきましては適正な繰り越し手続も講じていこうと、今後の問題でございます。 ○議長浅野恒利君) 1番・光岡勝美君。 ○1番(光岡勝美君) この工事早期にできるようにされた関係機関の非常な努力には敬意を表するわけです。私もこれを丸々4月から延ばせと、こういうことを言っていないわけで、いろんな準備、こういうことはできると思います。そうした中で、本当に凍結の被害が及ばんような工事部分、こういうものについては進められて結構だというふうに思うわけですので、そのようにお願いをしたいと思うわけです。  では、次の質問をさせていただきますけれども、かなりの地元負担というのがあるわけです。これは、どんな工事をするにも地元負担があるという、法的なものに則って対処されておるわけですけれども、私、いろんなことが言われておる中で、忙しくて早く見にいけなかったわけですけれども、現場を見たわけです。見た結果、これはとても地元負担を課せれる性質の、いわゆる崩壊ではないと。いわゆる水面、水がたまる方の法が崩壊したわけですけども、その崩壊を見ますと、これはちょっと地元負担を課せれるような、だれ     が見てもです──知らない人が見ればこれはひどい崩壊だったなということでしょうけれ ども、常識としてああいう崩壊は起こらないわけです。起こらない材質、勾配、あるいはその転圧の強度、こういうものでもって工事をするわけですから、私は、あんな崩壊だというふうには思わずに行ってみたら、非常にひどい崩壊でびっくりしたわけです。  どういう性質の崩壊かということから、ひとつ説明をさせていただきたいというふうに思って、ここに略図を書いてきましたので、浅野議長さん、ひとつよろしくお願いします。この略図で示してから内容を言ってみたいというふうに思います。  この青い太いのが可知貫一博士監督でやられた前の土手のわけです。それから細い外側のが補修をされて、向こうの点線のところが崩れた部分です。この真ん中の赤い斜線のとこが、コア、いわゆる鋼の部分で、継ぎ足したとこの鋼は斜めに少し上がっておるわけですけれども、略図で大体こういうふうになっておるわけです。  なぜあんなふうに大量の土砂が崩壊したのか、こういうことです。私、崩壊したところからの土を取ってきております。これは、だれが見てもこんな土なら崩壊するだろうという、一目瞭然の土質なわけです。こういうものは──これを回して見ていただきますけれども、使ってはいけないということになっているわけです。  例えば、表土の、細かい根も生えております。腐っていないわけです。あそこの水は非常に冷たくて、きれいな水ですから、何十年たっても腐らないわけです。標高で言いますと、例えば付知川上流渡合温泉標高です。阿木川でいいますと風上の少し上ぐらいになるわけで、非常にきれいな水質で、土が腐ったから崩れたというようなことを私、聞いたものですから、見に行ったわけです。あの水なら腐るわけないというふうに思ったわけです。  私が三十数年前にあそこの水を見たわけですけれども、水はいろんな見方があるわけで、目で見てきれいだということだけではなくて、石屋なんかが焼きを入れる、この焼きの入る度合いで水の水質というのは、きれいかどうかということが非常にわかるわけです。きれいな水ほど焼きが入り過ぎてしまうわけで、大体あそこの水は阿木川でいいますと風上の上流、、いわゆる飲み水に使えるほどきれいな水であるということは、焼きを入れてみると、大体標高の高さで焼きの入り具合というのは、高いとこの水ほど焼きが入っていくわけで、物が腐るというような水質ではないほどきれいな水であったという体験から、腐って崩れたというようなことを聞きましたので見にいったわけですけれども、やはり崩れた土の中からは全然腐っていない根が出ている。  大体、根っこの生えた土を使って埋めるなんてことは、これは、何といいますか、設計にはないわけです。私もあの工事に──ちょうど崩れた中の土質を見ますと、あそこに書いておきましたけれども、チャートれき、それから山砂、それからいろんな細い細根を持った表土と、こういうもので、この三つが混じり合ってこの傾斜面ができておるわけで、それで、あの斜面にはこのチャート石、これはご存じでしょうけれども、非常にこれはすべすべした堆積岩です。何というか古代の生物の不純分が堆積したというように言われておるところなんですけれども、これが一面敷き詰めたほど露出しているわけです。  溜池というのはこんな石が露出しているとこはどこを探してもないわけで、私も小学校時分から中学、高校と、ずっと保古の湖というのは毎年1回か2回ずつは遊びに行ったわけですけれども、古い土手のときはこんな石は出ていなかったです。ちょうど戦後の野球が盛んになってきた時分で、この水面に対してこの石を投げて二、三回ぱっぱっと石が、水切りといいますけれども、それをして遊んだ記憶がありますけれども、石を探さないと拾えなかった。  しかし、驚いたことに今行ってみますと、探すどころの騒ぎではなく、足が滑るほど一面に露出しているわけです。こういう材料を使っておったから露出するわけで、なぜこんなふうになったかといいますと、あの辺の土手に使ってもいいという土は古い土手のときに全部取ってしまって使っている。可知貫一博士監督のときに使っておって、不合格のものが残っておった。それを近いからといってそれを取って、ハガネ以外をつくったと、こういうことであろうというふうに思うわけです。  したがって、三十何年も前のことだとか、いろんなことが言われますけれども、物が腐っていない、あのきれいな水質の中で保たれたこの土質というのは、決して三十何年たったからどうこうではなく、そのままなわけです。私はこの工事をだれがやってどうってこともちょっと調べたわけですけれども、その責任まではともかくとしても、これを見て地元負担をしてくれということは、ちょっとこれは言えないと、こういう工事だというふうに思うわけです。  全部が崩れたかと言いますと、そうではないですけれども、やはり崩れていないとこも削って取って、そしてあの上をずっとかぶせて安全にするという工事だそうです。あの上をかぶせてさらに傾斜を緩くしてというようなのは、土木工事でみますとそんな工事はないわけです。やむを得ん工事のわけですけども、工事からいったら非常にひどいというか、聞いたこともないような工事になるわけです。  今度は対岸の赤土を取ってきてつけると、こういうふうに言われているわけで、その限りでは土質には異存はないわけです。対岸の赤土の懐はこちらの勾配よりも倍以上急ですけれども、全然崩壊も何もしていない。こんなチャート石も出ていないし、普通の石も出ていない。こういう土質ですから、補修自体は問題ないと思います。私、言いましたように、こんな工事、現場を見て、これはちょっと地元負担をしてもらうというには堪えがたいと、こういうふうに思うわけです。  いろんな法的なことがあるでしょうけれども、やはりあのような工事では、ちょっとこれはどう考えてみても、土木工学上からいってみて、不的確な工事であったと、そういうことを考慮していただいて、地元負担というようなことについての検討をしてみると、こういうことでないと、ちょっと地元負担は納得できないと、こんなふうに考えるわけです。  この溜池土手といいますのは、非常に下流にとっては、何といいますか、生命、財産に関係するわけです。これがざっくり抜けてくるというようなことになったら大変なことで、教えをいただいた可知貫一博士自体も、お役所さんが田んぼをつくるのに、床締めをして壁を塗るように大きな房を入れて、5寸とかあるいは8寸とかいうのを込めて、田んぼ全体を、底をずっと壁を塗るようにしてつくっていくのだと、そして畦畔でも、溜池のこの鋼に負けないような工法で一つ一つをつくっていくと、したがって、溜池をつくる者はそれに負けない方法できちんとやっていかなきゃいかんということを言われておったわけです。  それからいいますと、いかにもずさんな、芯が丈夫ということがあって、たまたまもったわけですけれども、こういう工事、県の監督のもとに行われたというように聞いておりますけれども、崩壊によって1年は米をつくることはできないと、この負担で十分ではないかと、こういうように思うわけです。  その辺も、法的にいろんな厳しい規制があると思いますけれども、この実情から関係機関に働きかけられて、いま一度この地元負担というようなことについての、それをなくするような努力、こういうものを望むわけです。  私が知っております恵那市の溜池工事、これは約30年ほど前、29年か30年になると思いますけれども、伊勢湾台風の翌年だったかと思いますけれども、丸池の第2溜池、これは地元負担なしでやっております。いろんな理由があったと思います。そのことからも地元負担のなかった工事というのは前例がないわけではなくて、既にあるわけです。ですから、関係機関の努力次第では可能ではないかと、こんなふうに思うわけです。  さっきの工事の期限が、まだ状況によっては延ばすことができると、こういうふうに言われましたけれども、やはり地元負担についても、いろんな努力を試みれば不可能ではないと、こんなふうに私は、過去の実績がありますから、そういうふうに今考えるわけです。  その点、どうでしょうか。 ○議長浅野恒利君) 経済部長大井守男君。 ○経済部長大井守男君) 責任問題と負担金の関係についてのご質問でございますけれども、この堰堤の一部の補修工事というのは、30年代前半に施工されまして、昨年で32年ほど経過をしております。その中で、この期間の中でも水を下げるということも行われなかったわけでございますけれども、そのために専門家による調査等も行っておりますけれども、崩壊の因果関係を追及することは非常に困難ではないかと考えます。  したがいまして、今後は十分注意を払いまして、監督の強化をいたしまして、施工をいたしてまいりたいと考えます。  それから、負担金のことでございますけれども、過去のことは過去として、調査はいろいろの面、聞いてはおりますけれども、その後、55年度に恵那市の分担金徴収条例というものが制定されまして、5回ほど改定なされて今日に至っております。これを読んでみますと、特に利益を受ける者から、その受益を限度として徴収する旨規定をいたしております。したがいまして、今後もこの条例というものを盾といたしまして、今回同様な処置をいたしてまいりたいというふうに思っております。  それから、県営云々という話が出ましたけれども、本来ならばこれは県営事業でやるのがベターかもしれませんけれども、非常に年数がかかるというような配慮のもとから、市営土地改良事業として取り組んだわけでございますけども、そこで県営と市営土地改良事業の場合の負担金というのが違うわけでございますけども、そこら辺を地元も少し持っていただき、市もこの条例より一部支出をするということで、12月14日に詳細説明はいたしておりますけれども、今後ともこのような方式でお願いをしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長浅野恒利君) 1番・光岡勝美君。 ○1番(光岡勝美君) ただいまの、地元負担お願いするよりしようがないというような答弁であります。確かに市がどれだけかたくさん持っていただく。これは地元の方にしてみると非常にありがたいことだというふうに思うわけですけれども、私が指摘しておりますのは、県の監督であったということから、県が、これはどれだけか地元負担がないように持つというのが適当な負担ではないかと、こんなふうに思うわけで、原因についてはなかなかわかりにくいということを言われましたけれども、この土質から見て非常にはっきりしているわけです。ちょっと回させていただきますので、これを見ていただいて、これで適当かということが言えたら、どういう理由でこれなら適当だということを言っていただきたいわけで、この材料を見ていただければ、そういうことが言えないではないかと、こんなふうに思いますので、ひとつ見ていただいて答弁を願いたいと、こんなふうに思うわけです。 ○議長浅野恒利君) 市長森川正昭君。 ○市長森川正昭君) ご質問にお答えいたしますけれども、議員も言われましたように、30年前半期の工事でありまして、あの土地条件からして、原材料はできるだけ現地で調達するというような形でかさ上げが行われたと思います。私も当時はかさ上げしたばかりの跡を見たことがありますけれども、それから三十数年、本来なれば時々は水を抜いて、そのような危ないところがあるかどうかを点検するのが、堤管理の常だと聞いておりますが、いろんな事情から保古の湖の場合はそういうことがなく、今日に至った。  したがいまして、議員ご指摘のような、一部に──全部がそうだとはおっしゃらなかったと思いますが、一部にそのような材質が使われたことがあるかもわかりませんけれども、残念ながら32年間経過の中で、今、ご指摘のような具体的な問題点というものを掌握できなかったと、これは県も市も、あるいはまた地元もそうかもわかりませんが、そういう経過がございます。  したがいまして、このところは、できるだけ早く受益者の皆様が安堵していただけるような修繕工事を安全、完全に仕上げるのが先決であろうと、こういう判断をして取り組んでおるところでありますので、ぜひご理解を賜りたいと思います。  なお、負担金につきましては、これは県事業で実施した堤だからというお話がございましたけれども、全体事業費の3分の1を国が持ちまして、県も相応の──具体的に申しますと、県は30%持つわけであります。そういうことでありまして、国・県・市、そして地元と、4者が一体となって、早期にこの堤施設の完全な修繕工事を遂行しようという取り組みでございますので、負担金の問題につきましても、ぜひご理解をいただきたいと思います。 ○議長浅野恒利君) 1番・光岡勝美君。 ○1番(光岡勝美君) 県の負担金がないというような、そんなことを私申し上げておるわけではなくて、いわゆる崩壊した改修工事、これを県が監督してやられたというふうに聞いておりますので、そんな材質を使った監督というようなことでいいますと、これは地元負担というようなことでなくて、県がその分を持たなくてはいけないんではないかと、こういうふうに言ったわけです。  それと、工事早期にやるということ、これはもっともなことです。今、市長さんの言われたことはもっともなことばかりですけれども、負担金は県も持っていると、そういうことではなくて、前の監督が、崩壊工事監督が県であったということから、県がこれは持つべき性質ではないかと、その辺を折衝していただきたいと、こういうふうなことを言ったわけです。  それと、一部がというふうに、一部が崩壊した、材質が悪かったんではないかというふうに言われたですけど、現場へ言ってみるとわかりますけど、一部ではなくて全部このチャートれきがたくさん露出している。これから見て決して一部ではなくて、たまたま2カ所が崩れたと、そのほかの崩れなかった場所は多少いろんな混じり具合が崩壊につながらなかったということはあるかもしれませんけれども、全般不合格の材質で構築されているということが言えるわけです。  それと、水を落として点検をしなかった、水を落とさなかったので抜けなかったということなんです。いわゆる水圧がかかっておって崩れなくて、あるいは急激に水を落として、ひでりが続いて、激しい雨が降って、水を含んで、あのチャートれきの場合、崩壊がよく起こるわけです。9・20の災害のときも土岐津で大きなチャートれき崩壊が起きておるわけです。地山であっても崩壊が起きるわけで、ましていろんな山砂を混ぜた、あるいは表土を混ぜた、根の生えているようなものと、チャートれきが混ざっておったがために崩れたわけです。決して部分的に悪い材質であるというようなことでなくて、全部が悪い。原因がわからないというようなことを言われるなら、私はいろんな学者の方とか、農林省の方にも呼びかけて、あそこの原因はどうだというようなことについての、これはシンポジウムでも開いたらどうかと、こんなふうにも思っておるわけです。  ですから、やはり監督をした県に対して、もう少し地元負担と言い、今の農業の状況非常に厳しいものがあるわけですから、ひとつ間違えば下流の生命、財産までも失いかねなかったようなずさんな工事、この監督の責任を感じていただいて、地元負担にかわる県の負担というようなことを、何とか工事を続行しながらでも、話をしていただきたい、こんなふうに思うわけです。どうでしょうか。 ○議長浅野恒利君) 市長森川正昭君。 ○市長森川正昭君) その原因の究明を、今の段階で、議員ご指摘のように行いましたとしても、これにはやはり相当の期間がかかっていくと思います。はたまた、そのような原因究明をやって、果たして解決できるものかということも他方で考えるわけであります。やはり、物というものはメンテナンスが大事でありますから、一たんつくった物が永久不滅ということはないわけですから、必ず風波に洗われ、表土も侵食していくということは、申し上げるまでもなくご認識いただけると思います。そういう長い期間の間にやっぱり劣化しているということは物質の常であります。人工のものもそうだと思います。  そういうことでありますから、県に対して工事疎漏であったというような根拠を、私としては持ち合わせません。種々県とも協議した結果、なるほど堤がやせてきたということは、お互い認識しているわけであります。そういう長い年月の経過の中で起きた事故でありまして、幸いにもあの程度で終わったということは、本当にありがたい限りでございますが、そういうことでありますから、県としても最大の努力をしていただいておりますし、市といたしましても、これ以上県の責任を云々いたしまして、負担率の軽減というようなことを働きかける考えは持っておりません。 ○議長浅野恒利君) 20番・伊藤祐道君。 ○20番(伊藤祐道君) ただいま1番議員の方からいろいろとご質問があったわけであります。私は地元議員として、昨年の9月17日に崩壊以来、執行部におかれましては大変ご努力をされ、きょうここで工事請負契約締結できるということにつきましては、大変感謝を申し上げるわけであります。  しかし、確かに今、1番議員が申されたような、生命、財産をあの非常に高い山の上で75万トンというような水を貯水する上において、この冬季期間、この非常に寒い時期に工事を施工するということについては、地元議員としては、大変問題が将来起きてくるような気がするわけであります。  そうした意味の中で、今、執行部の皆さんの説明を聞いておりますと、市としては県と国、協議をしながら進めていくというような部長のご発言でありましたが、そうしたことを私は信じたいというふうに思っております。非常に凍ったものをそこで取り扱ったときに、将来どういうことになってくるかというのが、私は一番心配であります。確かに市長が申されました、会計年度というものもあります。非常に、東海農政局、国、県いろいろとお働きをいただいた予算執行年度というものは、十分理解はいたしますけれども、その辺の詰めを十分やっていただいて、安全で、地域の住民がみんな安心のできるような工事施工というもののご指導を賜りたいということを、切にお願いをするものであります。  確かに地元負担の問題につきましては、いろいろと、今、責任追及のようなご発言があったわけでありますけれども、思えばそのようなことも考えられないではないとは思いますが、現在ここに至って、きょうここで工事契約のできるこの時点においては、私はこのものを地元議員としては素直に受けていきたいなと思います。  しかし、その中で、工事の施工上の問題において、施工制度の問題においては、地元負担の問題、いろいろあるわけであります。ということは防災的な処置の問題、それから、一つの農業施設の修繕というような問題、その制度の中にはいろいろと市のご負担いただく分、国・県のご負担いただく分、いろいろと制度上にはパーセントの違いがあるわけであります。十分その辺のことは理解をしております。  だから、この第1期工事と今明記されておりますけれども、第2期工事と──第1期工事ということを銘打ってあるということは、第2期工事があるというふうに私は解釈するわけでありますが、そうしたものを総合しながら、十分に執行部の方において、やはり地元の農家の皆さんが納得のいけるような方向で、今後施工をしていただくようご指導賜りますよう、ここでお願い申し上げまして、答弁は必要ありません。お願いだけしておきたいと思います。 ○議長浅野恒利君) 10番・渡辺正人君。 ○10番(渡辺正人君) 今、いろいろとやりとりの中でありましたが、実はこれ、先ほどから言われているように、保古湖修繕第1期工事だということですね。第1期があれば第2期があるのが当然ですが、第1期が3月末までで完了すると。そうすると、農繁期に間に合うだろうということになるような感じがしますが、第2期工事はどんな内容で、どれぐらいの予算が、工事費が必要なのか。期間は大体どれぐらいからどれぐらいまで行われるのか。それに対する地元負担は今回と同じように負担がつくのかどうなのか。その点について詳しくご説明お願いしたいと思います。  先ほど議長言われるように、執行部から詳細説明をと言われますが、全く詳細説明にはなっておらんわけで、この議案書を読まれるのが詳細説明になっておりますので、私はもう少し議員にわかりやすい説明をするのが詳細説明ではないかと思いますので、その辺についても注文をしておきたいと思います。 ○議長浅野恒利君) 経済部長大井守男君。 ○経済部長大井守男君) 1期工事があれば2期工事もあるのではないかということでございますが、2期につきましては平成年度予算の中で詳しくご説明する機会があると思いますけれども、私たちといたしましては、保古湖用水管理組合の皆さんとの約束もございます。それは1年間は休耕していただきたいということを申し上げておりますので、秋ごろ、10月末ごろには全部を完了していただくことになると思います。  その額はということでございますけども、今、予算査定中ではございますけれども、約7,000万円ぐらい、工事費、雑費等入れましても、それぐらいの額になるのではないかなあというふうに試算をいたしております。  以上でございます。 ○議長浅野恒利君) 1番・光岡勝美君。 ○1番(光岡勝美君) 地元議員さんの方から、早く工事を進めるということが大事だと、こんなことを言われました。私もそのとおりだというように思うわけで、先ほど市長さんは、責任云々は今となってはというようなことを言われました。そういう面も確かにあろうかと思うわけです。ですから、私、申し上げましたように、土木工学から見て、一目瞭然の状態であって、決して長いチェックの期間が要るというような、それほどわからない欠陥ではなくて、ちょっと見ればこれはひどいというふうにわかる欠陥であるわけで、市がそういう努力をされないというなら、私は議員としてやっていきたいと思って、そのことは打ち切ります。  もう一つ、この工事をやられる渡辺土木、この方について、いろんな話が出ておるわけです。この渡辺土木、阿木川の近くにおられるわけで、過去数回この方が阿木川の護岸の工事をされましたけれども、いずれも崩れて流れてしまったというような経緯があるわけで、こういう方が溜池工事をやられて大丈夫なのかと、こういう不安が下流の人たちの中に出ておるわけです。  私は、阿木川の護岸が流れてしまったということは、これは設計上の欠陥だったというふうに、そういうことを言われる方には説明をしておりますけれども、これは私がそんなことを言っても一個人ですから、市の、例えば建設課というような立場から、あるいはたまたま何回もやられたけれども、どういう理由で流れたというような説明をひとついただいて、関係地域へもそのような説明が行き渡っていくように願うわけですので、その辺をお願いしたいと思うわけです。  それと、今度のこの災害、水が全部落ちてしまっておる状況ですので、今、観光地として花ショウブをやってみえるわけです。ちょうど花ショウブをもっと広げていくにいい機会ではないかと、こんなふうに私は思うわけです。できればあの根の上の保古の湖全部をぐるりと花ショウブで巻くと。水がないですから非常に工事は、水があってやることを思えば10分の1もかからないではないかと、こんなふうに思うわけです。8キロ以上ある保古の湖の一周、花ショウブで取り巻くというようなことができたら、観光の面からいってもすばらしいではないかと、そんな話もこれから取り組んでいただけたらと思うわけです。  今、二つの点を出しましたけれども、その答弁をお願いしたいと思うわけです。 ○議長浅野恒利君) 意見ですね。答弁要りませんね。 ○1番(光岡勝美君) 最後のは要望といいますか、あと2期工事もあることですからいいと思いますけれども、渡辺土木さんについての過去の、何といいますか、何回やっても護岸が流れたというようなことについての、あれはどういうふうだったから流れたんだというような説明が、調整監の伊藤さんあたりからしていただけたらというふうに思います。 ○議長浅野恒利君) 調整監・伊藤一治君。 ○調整監(伊藤一治君) ただいまの1番議員さんのご質問に対しまして、明快な答弁になるかどうかということもありますけれども、中小河川におきましては、やはり水床部における、洪水に伴って河床が深掘りをするという現象で、やはり法面あるいは河床が土石流が流出しておって抜けるという原因が、たびたびあろうかと思いますけれども、一つには設計上といたしまして考えますと、河川の縦断勾配に伴って、やはり必要最小限度、床固め工とか、帯工とか、そういった縦断の傾斜によって、コンクリートのそういった帯を入れるということによって河床の安定を図ると、いわゆる土石流が流れないという状態、それに伴って深掘りがしないということが、設計上あると思います。  したがいまして、当然、先ほどのご指摘の場所につきましては、やはりそういった床固め工が行われておらんということもあるわけですし、やはり災害復旧を前提として復旧をしておるというところで、やはり崩壊されたことのみが災害復旧の適用ということで、そういった問題もあろうかと思いますが、今後は、私どもも管内の河川をよく調査しまして、そうした帯工等が必要なところについては、やはり県の方とご相談を申し上げて、そういった技術的にも、県単費を入れるなりしてでも、必要なところにおいては、災害復旧費だけでなくってお願いしていくことが必要かと思いますので、そういった意味合いでご理解をいただきたいと、こんなふうに思うわけですので、よろしくお願いいたします。 ○議長浅野恒利君) 16番・伊藤善朗君。 ○16番(伊藤善朗君) 本来なら、詳細説明の中で説明を聞いて理解をすべきことだと思うわけでございますけれども、先ほど、渡辺議員詳細説明になっとらんというような意見がありましたけれども、私も実は今回の説明については同感しておるわけでございます。  それはさておき、今回のこの契約保古湖修繕第1期工事ということで、1億2,978万円の議決をとなっておりますが、それで、先ほど説明の中で、今回を除いてまだ7,000万円ほどあるんじゃなかろうかというような意味も聞きましたが、今回、この全体の修繕事業の中で、どの辺までの発注になっているのか、やっぱりそこまで聞いておきたいということで、お尋ねするわけでございます。 ○議長浅野恒利君) 経済部長大井守男君。 ○経済部長大井守男君) それでは、お答えをいたします。  これは県・国との予算の枠のこともございますし、今回行いますのは、今ご指摘のございました崩壊したところの堤体工と、集水施設といって水を下げるときにつくるところの集水施設というのがございますが、それ等で今回の契約になっておりますが、あと一部残ったものにつきましては、主に堤体工でございますけども、堤体工の中で波がたばたばと堤体に当たるわけでございますけども、そういうところにつきましては、そのまま放置しておくということも非常に心配というようなことから、その部分を約7,000万円ほどかけてやるということでございます。  以上でございます。 ○議長浅野恒利君) 以上で質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) 本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) 討論がありませんので、ただいまから採決を行います。  議第1号・工事請負契約締結については原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    議長浅野恒利君) ご異議なしと認め、議第1号は原案のとおり可決されました。          ──────────────────── ○議長浅野恒利君) 続いて、議第2号・財産取得について、建設部長・市川孝行君。 ○建設部長(市川孝行君) それでは、議第2号・財産取得について、次のとおり財産取得する。平成3年1月11日提出。恵那市長森川正昭。  本議案の提案説明につきましては、先ほど市長から申し上げたとおりでございまして、私から詳細説明を申し上げます。  まず初めに、この議案に伴う予算措置につきましては、平成2年度の恵那市一般会計予算平成2年3月23日にご審議の上、ご可決賜ったものでございます。土地取得に伴う本議案につきましては、恵那土地開発公社と仮契約するまでに至り、平成2年12月25日付をもって仮契約を取り交わすことができたのでございまして、本日の臨時市議会にご提案させていただくものでございます。  では、4ページから説明させていただきます。  1.取得財産財産の種類は土地でございます。所在地、恵那長島町正家字石田640番地の1外3筆でございます。地目につきましては雑種地外1でございますが、そのほかは原野でございます。面積が7,731.02平米というものでございます。  2.取得の目的、公共機関用地の代替地。  3.取得方法、売買でございます。  4.取得の予定価格、1億5,112万6,095円でございます。  5.取得の相手方、恵那市長島町正家561番地の6、恵那土地開発公社、副理事長・浅野恒利という内容でございます。  位置につきましては、5ページをご参照賜りたいと存じます。  以上をもちまして財産取得についての説明を終わります。よろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長浅野恒利君) 詳細説明を終わります。  本件に対するご質疑はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) 質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  本件については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) ご異議なしと認めます。  本件に対する討論はありませんか。               (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) 討論はありませんので、ただいまから採決を行います。  議第2号・財産取得については原案のとおり可決することにご異議ありませんか。              (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長浅野恒利君) ご異議なしと認め、議第2号は原案のとおり可決されました。  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  ここで市長から発言の申し出があります。市長森川正昭君。               (市長森川正昭君 登壇) ○市長森川正昭君) 年初早々に臨時会をお開きいただきまして、ただいまは2案件につきましてすべて議決を賜りまして、まことにありがとうございました。  とりわけ第1号議案につきまして、いただきました各種のご意見につきましては、施工の完全を期して、県機関の直接の指導も受けながら、万全の対応をしてまいる覚悟でございますので、よろしくご理解を賜りたいと思います。  まことにありがとうございました。 ○議長浅野恒利君) これをもちまして、平成3年第1回恵那市議会臨時会を閉会いたします。ご苦労さまでございました。                午前11時05分 閉会 ──────────────────────────────────────     地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             恵那市議会               議     長      浅 野 恒 利             署名議員      3番 小 椋 一 郎             署名議員     13番 小 林   曠...