多治見市議会 2023-08-30
08月30日-02号
令和 5年 9月 定例会(第4回)議事日程 令和5年8月30日(水曜日)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 発議第8号 決算特別委員会の設置について 第3 報第18号 専決処分の報告について 第4 報第19号 専決処分の報告について 第5 認第1号 令和4年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について 第6 認第2号 令和4年度多治見市南姫財産区
事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第7 認第3号 令和4年度多治見市
土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第8 認第4号 令和4年度多治見市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第9 認第5号 令和4年度
多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について 第10 認第6号 令和4年度多治見市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第11 認第7号 令和4年度多治見市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について 第12 認第8号 令和4年度多治見市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 第13 報第20号 令和4年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出について 第14 報第21号 令和4年度多治見市継続費精算報告書の提出について 第15 報第22号 令和4年度決算に基づく健全化判断比率の報告について 第16 報第23号 令和4年度多治見市財政向上指針の実施状況の報告について 第17 認第9号 令和4年度多治見市水道事業会計決算の認定について 第18 議第68号 令和4年度多治見市水道事業会計利益の処分について 第19 認第10号 令和4年度多治見市下水道事業会計決算の認定について 第20 議第69号 令和4年度多治見市下水道事業会計利益の処分について 第21 認第11号 令和4年度多治見市
農業集落排水事業会計決算の認定について 第22 議第70号 令和4年度多治見市
農業集落排水事業会計利益の処分について 第23 認第12号 令和4年度多治見市病院事業会計決算の認定について 第24 報第24号 令和4年度多治見市
水道事業会計継続費精算報告書の提出について 第25 報第25号 令和4年度多治見市水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第26 報第26号 令和4年度多治見市下水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第27 報第27号 令和4年度多治見市
農業集落排水事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第28 報第28号 令和4年度多治見市病院事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について 第29 議第71号 義務教育学校の設置に向けた関係条例の整備に関する条例を制定するについて 第30 議第72号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するについて 第31 議第73号 多治見市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正するについて 第32 議第74号 多治見市空家等審議会設置条例の一部を改正するについて 第33 議第75号 多治見市火災予防条例の一部を改正するについて 第34 議第76号 多治見市小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部を改正するについて 第35 議第77号 多治見市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正するについて 第36 議第78号 令和5年度多治見市一般会計補正予算(第4号) 第37 議第79号 令和5年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号) 第38 議第80号 令和5年度多治見市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第39 議第81号 令和5年度多治見市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号) 第40 議第82号 令和5年度多治見市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第41 議第83号 令和5年度多治見市
下水道事業会計補正予算(第1号) 第42 議第84号 令和5年度多治見市病院事業会計補正予算(第2号) 第43 議第85号 指定管理者の指定について 第44 議第86号 指定管理者の指定について 第45 議第87号 指定管理者の指定について 第46 議第88号 指定管理者の指定について 第47 議第89号 指定管理者の指定について 第48 議第90号 指定管理者の指定について 第49 休会期間の決定 (第2
提案説明~質疑~委員会付託(省略)~討論~表決、第3及び第4 質疑、第5から第12まで 質疑~委員会付託、第13から第16まで 質疑、第17から第23まで 質疑~委員会付託、第24から第28まで 質疑、第29から第48まで
質疑~委員会付託) -------------------------議事日程(第2号) 令和5年8月30日(水曜日) 第1 議第96号 決算特別委員の選任について (第1
選任) -------------------------本日の会議に付した事件 議事日程(第1号)から議事日程(第2号)まで
-------------------------出席議員(20名) 1番 獅子野真人君 2番 亀井芳樹君 3番 葉狩拓也君 5番 黒川昭治君 6番 成田康弘君 7番 加藤智章君 8番 片山竜美君 9番 玉置真一君 10番 城處裕二君 11番 奥村孝宏君 12番 吉田企貴君 13番 寺島芳枝君 14番 柴田雅也君 15番 若尾敏之君 16番 三輪寿子君 17番 林 美行君 18番 仙石三喜男君 19番 井上あけみ君 20番 石田浩司君 21番 嶋内九一君
-------------------------欠席議員(1名) 4番 工藤将和君
-------------------------説明のため出席した者の職氏名 市長 高木貴行君 副市長 佐藤喜好君 教育長 渡辺哲郎君 副教育長 熊崎健一君 企画部長 桜井康久君 総務部長 柚木崎 宏君 福祉部長 加藤泰治君 市民健康部長 伊藤香代君 経済部長 長江信行君 環境文化部長 伊藤徳朗君 都市計画部長 知原賢治君 建設部長 村瀬正一君 水道部長 木村信孝君 消防長 加藤 繁君 会計管理者 加藤洋子君 監査委員事務局長
併選挙管理委員会書記長 金子 淳君
-------------------------職務のため出席した事務局職員 事務局長 河地孝彦 書記 臼武徹也 書記 武井かぐみ 書記 山内祥子 書記 阪野広紀
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△開議 午前10時00分開議
○議長(柴田雅也君) これより本日の会議を開きます。
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△第1 会議録署名議員の指名
○議長(柴田雅也君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において19番 井上あけみ君、20番 石田浩司君の両君を指名いたします。
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△第2 発議第8号
○議長(柴田雅也君) この際、日程第2、発議第8号 決算特別委員会の設置についてを議題といたします。
------------------------- 〔議案掲載省略〕
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○議長(柴田雅也君) 提出議案に対する発議議員の説明を求めます。 15番 若尾敏之君。 〔15番 若尾敏之君登壇〕
◆15番(若尾敏之君) 発議第8号 決算特別委員会の設置について。 多治見市議会委員会条例第6条の規定により、下記の事件を審査するため、委員18名で構成する特別委員会を設置するものとする。 記 1、審査事件。令和4年度決算に関すること。 2、審査期限。審査終了まで。 令和5年8月30日。 以上、よろしくお願い申し上げます。
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○議長(柴田雅也君) これより質疑を行います。 発議第8号 決算特別委員会の設置について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) これをもって、質疑を終結いたします。
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○議長(柴田雅也君) お諮りいたします。ただいま議題となっております発議第8号については、会議規則第36条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、発議第8号については、委員会の付託を省略することに決しました。
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○議長(柴田雅也君) これより討論を行います。討論はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) これをもって、討論を終結いたします。
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○議長(柴田雅也君) これより採決を行います。発議第8号 決算特別委員会の設置については、原案どおり可決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決することに決しました。 追加の議事日程を配付しますので、しばらくお待ちください。 〔議案配付〕
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△日程追加(議事日程 第2号)
○議長(柴田雅也君) この際、お手元に配付いたしましたとおり、決算特別委員の選任についてを日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員の選任についてを日程に追加し、委員の選任を行うことに決しました。
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△第1 議第96号
○議長(柴田雅也君) お諮りいたします。本特別委員の選任については、委員会条例第8条第1項本文の規定により、獅子野真人君、亀井芳樹君、葉狩拓也君、工藤将和君、黒川昭治君、成田康弘君、加藤智章君、片山竜美君、玉置真一君、城處裕二君、吉田企貴君、若尾敏之君、三輪寿子君、林 美行君、仙石三喜男君、井上あけみ君、石田浩司君、嶋内九一君、以上18名を指名いたしたいと思います。これに、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました18名を決算特別委員に選任することに決しました。
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△第3 報第18号から第48 議第90号まで
○議長(柴田雅也君) この際、日程第3、報第18号から日程第48、議第90号までを一括議題といたします。
------------------------- 〔議案掲載省略〕
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○議長(柴田雅也君) これより質疑を行います。 最初に、報第18号 専決処分の報告については、通告がありますので発言を許可します。 7番 加藤智章君。
◆7番(加藤智章君) 作業中発生した事故について、状況の確認と再発防止について質問したいと思います。 学校の敷地内においての事故ですが、児童をはじめ人的な被害はなかったでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 教育長 渡辺哲郎君。
◎教育長(渡辺哲郎君) この事故の場所は敷地内ではありますが、体育館側の道路沿いで、児童がほとんどいません。つきましては、今回の事故につきましては、人的な被害はございませんでした。
○議長(柴田雅也君) 7番 加藤智章君。 通告どおり、最初に全部質問をしてください。
◆7番(加藤智章君) すみません。あと2つです。 1、未然防止の余地はなかったか。一定程度の発生の事故と承知していますが、未然に防止することはできなかったか。 2、再発防止に向けて現状の追及等は十分に行ったか。今後の再発防止に向けてどのような取組をなされたか、お伺いしたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 教育長 渡辺哲郎君。
◎教育長(渡辺哲郎君) 校務員の研修につきましては、毎年研修を行っております。今回も道路側に広く石の飛散防止のネットを設置して、人と車とか、道路を挟んだ民家へ石が跳ねないように注意を払ったんですけども、今回の公衆電話ボックスのほうにつきましては、想定外で生じてしまいました。 また、早速学校と連携をしまして、現場に直行しまして、状況を把握しながら速やかに確認をいたしました。 そして、各学校にも周知文書を流し、そして校務員研修を再度行いました。そして、校長会、教頭会等の場でも私から注意をいたしました。 毎年、機械を使いながら刈払機の研修があります。今後もその研修に参加して、改めてしっかり周知をしたいと思っております。お願いします。
○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第19号 専決処分の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第1号 令和4年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定については、通告がありますので順次発言を許可します。 最初に、16番 三輪寿子君。
◆16番(三輪寿子君) 認第1号 令和4年度多治見市一般会計歳入歳出決算の認定について、6項目質問します。 初めに、4号冊の1ページ、一般会計の概要、市税収入、実質収支が43.9億円ということで、過去2番目の大きさである。市税収入が歳入全体の3分の1、30.5%を占めており、過去最高の上振れとのことであるが、市民生活はこうした景気の好調傾向、実感はありません。 5号冊の6ページと7ページにあるように、収納努力は大変評価をしているが、市税不納欠損、これも 452件あります。市民生活の困難さが伺えます。 そこで、大型公共事業の見直し、物価高騰対策支援の底上げ、継続が必要ではなかったのかというのが1点目です。 2点目、4号冊37ページ、2款総務費の一般管理費、第1種
会計年度任用職員人件費1億 5,400万円でありますが、全職員の占める会計年度任用職員、正規職員との人数、人件費割合はどのようか。定員適正化計画が令和7年度から令和11年度に予定されているが、会計年度任用職員の人数、処遇改善など、3年ごとの継続雇用で業務は回っているのか。正規職員を減らして非正規職員を今後も増やしていくのか。市民の福祉サービスの向上のため、毎年の処遇改善見直しが必要ではないか。 3点目、4号冊49ページ、
マイナンバー対応システム改修費 3,351万円と、55ページの
戸籍住民基本台帳関係事務費 585万円について、
マイナンバー対応システム改修費は、社会保障と税との一体化により、公費といえども、増加傾向。健康保険証とのひもづけによるトラブルが増えています。マイナンバー総点検作業が政府のほうから自治体に要請がありますが、多忙化する中、職員の事務量が大変増えているのではないか、雑務、残業はどうであったか、効率化をうたっていたが、実態はどうだったのか。 4点目、4号冊51ページ、自衛官募集事務費7万 1,000円、昨年比1万 6,000円増となっています。FMPiPiで広報活動とあるが、自衛隊から協力の要請があったのか。また住民台帳の閲覧もやっているのか。 もう一つ、国民保護協議会の項目が見られないが、そもそも国民保護法は武力攻撃に対処する目的であり、Jアラートなど国民の命と安全を守ると言いながら、大変不安をあおることには反対ですので、必要ないと思いますが、その点について伺いたい。 5点目、4号冊81ページ、水道事業会計補助金2億 130万円、これはコロナ禍の住民生活支援金基本料金 1,100円の4か月分、令和4年10月から令和5年1月に実施をされましたが、この効果検証はどうであったか。収納率の向上、滞納が減ったのかなど、市民の声はどうであったのか。私は大変助かってありがたいとの声を聞いているが、水は命の基であり、物価高騰のあおりもあったために、引き続きの支援が必要ではなかったのか。 6点目、4号冊 109ページの駅南市街地再整備事業費15億 5,000万円と、 110ページの駅南市街地再整備事業費(明許繰越)21億 2,900万円について、これは夏までに保留床の確保を目指して、事業者と協力していくとのことでありましたが、実態はどうであったか。コンパクトシティの拠点、まちの活性化、にぎわいを目的としてきたが、オープン前までにどのような対策を取ってきたのか、この点について伺います。 以上6点、答弁よろしくお願いいたします。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) 私からは所管部分4点あったと思いますが、順次回答してまいります。 まず、物価高騰対策についてです。大型事業の見直しと継続的な支援の必要性、これを御指摘いただきました。まず大型事業につきましては、必要な事業ですので、これについては、必要な事業として引き続きやってまいります。 それから一般会計における原油価格・物価高騰関連、低所得世帯支援の給付金、これらを含めて、事業費総額としましては、一般会計決算としまして21.6億円を投入しております。これは一般会計決算総額の約 4.7%を占めるもので、決して少ない対策費総額ではないと評価しております。規模感を分かりやすく申しますと、先ほど21.6億円と申し上げましたが、令和4年度決算の消防費というのが13.9億円、3.04%ということで、消防費を大きく上回るような金額を投入しておるということで、その規模の大きさは御理解いただけるかと思います。 次に、第1種会計年度任用職員について御質問いただきました。まず人数でありますが、一般会計の職員全体で 1,290人おりまして、内訳としては、正規職員が 679人、占める割合は53%、会計年度任用職員は 611人、47%、会計年度任用職員は1種、2種合わせた人数です。 611人のさらに内訳としましては、第1種会計年度任用職員が 165人、第2種会計年度任用職員が 446人となっております。 次に、継続雇用期間についての御質問ですが、これにつきましては、3年というお話がありましたが、本市におきましては年数の上限は設定しておりません。 次に、正規職員を会計年度任用職員に振り替えていくのかというような御指摘がありましたが、それぞれの役割はありますので、振り替えるという考えではありません。会計年度任用職員が微増傾向にはありますが、これは新たな行政事業や制度の創設等によってマンパワーが必要になったという場合で、かつその業務が専門的な知見や経験を要する業務でありますとか、定型的な業務、こうした場合は正規職員ではなく、会計年度任用職員の1種また2種を増員する例というのは多いということになっています。 それから、会計年度任用職員の処遇改善につきましては、令和2年に会計年度任用職員制度の運用を始めまして、この際には様々な制度を、会計年度任用職員制度に併せてつくってきたわけですが、継続勤務の場合は、毎年度昇給をするというようなことですとか、期末手当も支給できるというような処遇改善を図ってまいりました。 また、今年の人事院勧告では給料の増額改定が示されておりまして、仮に本市が勧告どおりの対応を取るとなりますと、来年度の会計年度任用職員の報酬は数%、職員によって幅がありまして、今試算しておりますと2%から6%程度の増額となる見込みであります。 それから、会計年度任用職員と正規職員の平均給与のことについてお尋ねがありますが、機械的に計算しますと平均給与、正規職員は年収 595万円、第1種会計年度任用職員 257万円、第2種会計年度任用職員は 154万円という試算となります。以上が会計年度任用職員です。 次に、マイナンバーカードのシステムの改修等について御質問いただきました。まず、今話題になっております国のマイナンバーの総点検につきまして、これは国が旗を振りまして、情報総点検本部を設置して総点検が進められております。これは2段階で進められておりまして、現在第1段階の総点検結果がまとめられたところであります。県からの情報ですと、この第1段階の点検結果としましては、本市の取扱いは適切と判断されておりまして、第2段階の詳細な点検をする必要はないというふうに伺っております。第1段階の点検では、マイナンバーと各種情報のひもづけ方法を回答するだけで、これにつきましての職員の負担というのは、問題視するようなレベルではありません。 それから、マイナンバーによる効率化について御質問をいただきました。これ1例を挙げて説明してまいりますが、令和4年度のマイナンバーにより照会した件数と提供した件数、これの総数が約14万 2,000件であります。マイナンバー運用前にはこれらの照会や提供は紙を使用し、郵送で行われていたということを考えれば、コストと時間の面で格段に効率化が図られているというふうに評価できるかと思います。 最後に、Jアラートのことで質問をいただきました。Jアラートにつきましては、まず令和4年度は国民保護協議会の審議事項がなく、開催がなかったものですから、決算にも上がっておりません。Jアラートにつきましては、有事の際、対処に時間的余裕のない事態に関する情報を、防災行政無線や緊急速報メール等により国から住民へ瞬時に伝達するシステムでありますが、防災行政無線から自動で放送する内容としては、議員御指摘の弾道ミサイル情報だけでなく、緊急地震速報、こうしたものも含まれておりまして、国民の安全を確保する上では、非常に重要な伝達手段と考えております。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 私からは自衛隊募集事務費の関係についてお答えさせていただきたいと思います。 まず、委託費の増減でございますが、これは自衛隊のほうから毎年度委託費の算定がございますので、その金額をそのまま受けて、その中で事業を行うというものでございますので、増減については、私どものほうから何か上げてくれ、下げてくれるというものではございません。また、この広報に関しましては、自衛隊法の中で法定受託事務として、市町村がそういった募集に関する広報活動を行うこととされていることがございますので、特に強制的に何か要請があるというものではなくて、法定受託事務としてやらさせていただいているというものでございます。 住民票の閲覧につきましては、当然、名簿を作成するに当たって自衛隊のほうから来て、閲覧をしていただいているということでございます。
○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。
◎市民健康部長(伊藤香代君) 私からは、マイナンバー対応の職員の事務量が増えたのではないかということについて、御答弁申し上げます。 総点検に関しましては、企画部長の答弁にもございましたように、市民課におきましても、現在のところデジタル庁からの作業指示はないため、時間外勤務を含めた事務的な増量はございません。令和4年度の市民課の時間外勤務につきましては、少し増えておりますが、マイナポイントの付与の対象申請が令和5年2月に期間延長され、それに伴う申請が集中的に急増したためでございます。 事務量が増えたことの対象といたしましては、国の10分の10の個人番号カード交付事務費補助金を活用し、会計年度任用職員の増員等により、効率よく対応しております。
○議長(柴田雅也君) 水道部長 木村信孝君。
◎水道部長(木村信孝君) 私からは水道料金の基本料金の4か月免除を実施して、その効果、検証及び評価はどうであったかということについて、答弁させていただきたいと思います。 市民生活支援を実施しての検証及び評価はどうであったかということでございますが、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用しまして、水道料金4か月間、基本料金を無料にした結果、令和4年度の収納率は目標を大きくクリアさせていただきました。これは基本料金が 100%入金できたことと、水道料金が安くなった分、滞納分を支払いやすくなったことなどが要因として考えております。 2番目、市民からの反響はどうであったかということでございますが、実際に手紙や電話、窓口を通しまして、次のような市民の声が寄せられております。基本料金が4か月免除、とても助かります。ありがとうございましたというお手紙を頂きました。この御時世、料金が少しでも安くなって、年金生活の自分にとっては、とてもありがたかった。基本料金が免除されている間に、過去の滞納分が払えましたというようなことでありました。 3番目に、市民生活支援を引き続き実施する必要はなかったかということでございますが、今回の水道料金の減免は、 100%国の交付金を充て、市全体の取組の1つとして実施させていただきましたので、水道部単独では今のところ考えておりません。
○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 知原賢治君。
◎都市計画部長(知原賢治君) 私からは、再開発関係につきまして答弁させていただきます。 まず、保留床の確保というお話ですけれども、保留床の処分につきましては、既に完成をしております。多分プラティ多治見のテナントの誘致の関係かと思いますけれども、夏までにオープンできるように、多治見駅南地区市街地再開発組合とともに、テナント誘致活動をしてまいったわけでございますけれども、なかなか難しい状況だったというのは現状でございます。現状、テナントのオープン、それから貸付が決まっている、これは仮契約、予約というのもありますけど、これは本契約でも出店がもう決まっているというのが、床全体の約70%になっております。現在もテナント交渉に当たっているところでございます。 多治見駅南地区市街地再開発組合では、区画の見直しも含めまして、出店される希望者の方と交渉を続けておりまして、実は本日も県外の事業者が、多治見市まで足を運んでいただきまして、現地確認と交渉という運びになっております。こちらにつきましては、私は行けませんので、市の担当者が同行して事業説明等を行うという予定にしてございます。 効果でございますが、今のテナント状況からすれば、にぎわいという点ではまだまだこれからというような認識をしてございます。しかしながら、住宅棟 225戸も既に完売で、これ7月末現在の数字ですが、 161戸が既に入居済みでございます。住民の方は 466人とお聞きしてございますので、1戸当たり 2.9人ということで、想定よりか多くの方が住まわれているということで、定住人口の増加につながっているというふうに思ってございます。 次に、ホテルくれたけインプレミアム多治見の利用状況でございますけれども、これも7月末の数字でございますが、平均で約85%の利用率、稼働率というふうに聞いております。金曜日と日曜日がちょっと低いという状況ですが、それ以外はほぼ 100%に近い95%ほどはいっているということで、交流人口の増加につながっているという解釈をしております。 その他ですけど、地下道の廃止ですとか、老朽化した建物の更新ということで、防災性の向上も格段に上がっています。それから交通広場の拡張もありますし、南側の市道の拡幅もして、双方向を通れるようになったということで、利便性とアクセスの向上につながっているということで、こちらは効果があるというふうに考えております。
○議長(柴田雅也君) 16番 三輪寿子君。
◆16番(三輪寿子君) 1点目、令和4年度に物価高騰対策、これは相当な規模で行われたという答弁がありましたけれども、先ほどの水道料金とも通ずる話なんですけれども、前回の令和4年度の補正の事業内容をちょっと見てみましたら、物価高騰対応というのは全部で7億 7,183万円ということで、そのうちの給食の食材費、これについては1食15円補助をしていくと、令和4年度下半期6か月分ということでありましたけれども、5月臨時会、あるいは6月定例会の中で、これ継続ということを訴えさせてもらいましたが、検討していくというそういう答弁でありましたが、今期に入っても軒並み物価高騰というのが続いていて、非正規雇用の方の生活実態というのが新聞報道されましたけれども、過去最大の格差が進んでいるというような報道であります。ですから物価高騰が、さらにガソリンもそうですが、続いていますので、早急な対策が必要ではないかということを提案したいと思いますが、いかがでしょうか。 2点目、会計年度任用職員、これについては3年という区切りはしていないと、ただし新たな制度をスタートさせるときには、会計年度任用職員を増員するというお話でした。 人事院勧告によって、来年については2%から6%増額をしていくということでしたけれども、継続雇用というのが、1年ずつ検証されていくと思いますが、先ほどの新たな制度をスタートさせるときに、会計年度任用職員を増員するが、ただ会計年度任用職員が短期間ではなかったのかなというふうに思いますが、その点について再度お聞きしたいと思います。 3点目、マイナンバーシステム、今のところ令和4年度は少し増えているが、申込みが急増したということで、現在の総点検作業については、多治見市は適切に処理をされているということで、雑務、残業というのはそれほど増えていないということでした。 ただ、最近報道の中で、健康保険証とマイナンバーのひもづけ、これがなしで、約77万件利用不能という報道も出ています。制度への懸念や不安を持つ人が増えていますが、本市として、そんな問合せがあったのではないかと思われますが、いかがでしょうか。政府は来年度の秋に健康保険証のひもづけ、これはあくまでも見直そうとしておりませんが、改めて健康保険証の存続を求めたいと思いますが、そうしたことについてももし答弁できればお願いしたいと思います。 4点目、自衛官募集、これは要請に基づいて予算をつけたものだという答弁でありましたけれども、今、全国の自治体の約6割で地方自治体に名簿を求めたりとか、そういうことが今増えています。特に対象が、高等学校を卒業する18歳、大学を卒業する22歳、これが対象になっていますが、やはり個人情報のことについては、本人の同意なしに公開するということについては、憲法に触れるのではないかと考えますが、多治見市はそうした閲覧についてもそうですが、名簿の提供とか、そういうことはされているのかお聞きしたいと思います。 5点目、水道事業、大変な市民の声、私もこのとおりだと思います。本当に感謝してみえる人が増えて、強いて好循環に回っていると、
滞納率、収納率も上がって、滞納分も少なくなったということで、特に生活弱者、年金生活、先ほどの非正規の問題がありましたが、大変格差を持つ時代になっている中で、引き続きのやっぱり支援が必要ではなかったのかというふうに思いますが、いかがでしょうか。 最後、駅南再開発事業、これは仮契約も含めて70%、現在テナント交渉をしているということで、鋭意努力をされている。また住宅棟についても 466人、 161戸の入居があったとか、ホテルの稼動率についても全体では平均85%、金曜日、日曜日については低いが、これは交流人口が増えているということでありました。 こうした今まで投資をしてきた予算、これが本当に市民のためになっていくように、無駄にならないようにしていく必要があると考えますが、その点について最後一言お願いします。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) 私から、まず物価高騰の継続について、再び質問いただきましたが、これは6月補正でも、非課税世帯の給付等々計上しております。必要な部分については措置を講じているというふうに考えております。 それから、会計年度任用職員につきましては、名前のとおり会計年度任用ですから、1年の更新なんです。私3年と申し上げたのは、例えば国では、更新が3年を上限としまして、一度そこで雇用を止めるというようなことになっておりますが、本市においては、そうしたものはないという意味で申し上げました。
○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。
◎市民健康部長(伊藤香代君) 私からは、マイナンバーと、それから名簿の提供についてお答えいたします。 まず、マイナンバーの関係でございますが、健康保険証について質問でしたが、窓口では大きな不安の声があるというようなことは聞いておりません。小さな御質問とか、そういったことについては、職員が丁寧に対応しておりますので、その場で解決をしているというふうに認識をしております。 なお健康保険証につきましては、新聞等の報道のとおりでございまして、今後国の状況を見ながら、市民の皆様が御不安にならないように、しっかり周知、情報提供して対応していく所存でございます。 2つ目の名簿の提供でございますが、現状では名簿の提供はしておらず、閲覧のみの対応としております。
○議長(柴田雅也君) 水道部長 木村信孝君。
◎水道部長(木村信孝君) 引き続き減免をするべきかという話でございますけれども、先ほども答弁させていただいたように、今回のものにつきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用させていただきました。水道単体でのこの事業を行うということになりますと、やはり財政的に厳しい状況がございますので、今回につきましては単体では考えていないということでございます。
○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 知原賢治君。
◎都市計画部長(知原賢治君) 先ほど申しました70%というのは、本契約まで済んでいるものですので、ここは確実に出店されるところでございます。当然ながら、再開発事業につきましては、保留床も完売しておりますので、事業としてはもう本当に完了ですが、残りは、やっぱりプラティ多治見のテナント誘致でございますので、そちらに向けて、多治見駅南地区市街地再開発組合と一丸となって進めていこうということで頑張っておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柴田雅也君) 次に、18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) それでは通告に従いまして、御質問させていただきます。事前通告に対して執行部のほうから問合せは一切ございませんでしたので、通告の内容に基づいて御質問させていただきますことを、冒頭に報告させていただきます。よろしくお願いします。 項目1、4号冊 206ページ、財政判断指数の財政調整基金充足率が24.9%で、財政調整基金残高も68億円と前年度より15億円の増加、財政調整基金可処分額においても14.4億円の増となり、大幅な増加になっております。 財政判断指数の経費硬直率は目標をオーバーし、経常収支比率は目標値をぎりぎり保った結果でございました。今後指数の悪化は、厳しいのかなと私は見直していますが、現状どう捉えての決算になったか。 財政判断指数は、市長の任期ごと、4年ごとに見直しする条例になっていますので、今後の予定について、改めてどういう御見解があるのかを確認させていただきます。 項目2、税収、市税の歳入について、4号冊2ページの第1款で質問をさせていただきます。先ほど三輪議員からも御指摘のありましたように、市税収入が前年比プラス 5.3億円で 154.3億円の過去最大となった要因はどこにあるのか。三輪議員と別の視点で、何か要因があったらお示しをいただければと思います。 そして、企業誘致による税収効果はどのようであったか、改めて御確認をします。その結果によって、私がいつも見ております市民税と法人税の多治見市における比率に何か変化があったのか、影響したのかというところで、御見解があったら教えていただければありがたいかなと思います。 現年度分の徴収率が99.1%と非常に極めてよい数字で、過去最高の徴収率でありました。これは毎年毎年決算時に評価される最大限の徴収率だと思いますが、過去最高率が出ましたので、この辺のところについては、どのような評価をされておられるのか、改めて確認をさせてください。 項目3、4号冊50ページ、第2款総務費の自治振興費についてお尋ねをいたします。その中の自治組織関係費の区長活動謝礼金について、こういう予算が実施されたわけでございますが、2年目の決算について自治組織関係費についてどのような御見解があったのか。そして皆様から何かお声があったのかを確認させてください。 次に、地域力向上推進事業費については、前政権から多治見市の大きな重点施策だと認識しているところでございますが、今回この予算については、予算 383万 1,000円の予算に対して、令和4年度は22万 4,000円の支出しかなかった。そういう重点施策に対しては、予算と実績の差が非常に大きかったのですが、改めてこの辺の中身について御確認をさせていただきます。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 私のほうは財政判断指数と歳入、市税の2点についてお答えさせていただきたいと思います。 まず、財政調整基金残高が充足率で24.9%ということでございますが、財政調整基金の残高が増えた理由でございますが、令和4年度では、令和3年度の決算剰余金による積立が26億円と例年より多かったことと、財政調整基金可処分額については、高田テクノパークの土地開発公社から債務保証、こういったもののリスク引当金が解消されたことによるものでございます。財政調整基金可処分に一定の残高があるということは、今後の予算編成を柔軟に行うことができるため、積極的に新たな事業投資ができる状況を意味しているというふうに考えてございます。 次に、経費硬直率でございますが、確かに御指摘のとおり、経費硬直率については、経常収支比率を下げるためには経費を削減して、経常経費充当一般財源を下げるか、もしくは市税や普通交付税を増やして、経常一般財源を増やすことになると思います。それを努力していくわけでございますが、物価高騰による市有施設の光熱水費などの上昇傾向もあるため、なかなか改善していくことは容易ではありません。引き続き、節約の精神の下、経費削減に努めて経常収支比率の上昇を抑えていきたいというふうに考えてございます。 財政判断指数の見直しでございますが、4年に一度行うということになっておりますので、これ条例に基づきまして、本年度見直しの年になってございますので、財政問題市民懇話会での意見を踏まえながら、実態に即した見直しをしていきたいというふうに考えてございます。 次に、市税の関係でございますが、まず税収が伸びました主なものは、固定資産税が2億 5,000万円ほど、法人市民税は1億 4,000万円、個人市民税は 5,700万円ということで増えてございます。ただ固定資産税の中には、令和3年度の新型コロナウイルス感染症の特例措置の減額減免分が復活したというようなこともございますので、それが1億 5,000万円ぐらい含まれているということでございます。 新増築の家屋の増加であるとか、償却資産なんかにつきましては、太陽光発電の新設もあるということで、増加要因となってございます。法人市民税につきましては、法人割額の増加がほとんど占めているということで、コロナ禍から緩やかな景気回復傾向があると、業績のほうも徐々に回復している企業が多いというふうに考えております。個人住民税につきましても、法人同様、所得割が増加していることに起因しているということで、企業については業績が緩やかな回復、それに伴って個人の所得も増加したように考えてございます。 企業誘致の関係は、経済部のほうで企業誘致をしていただいておりますが、法人市民税の調定額ベースは、全体で4分の1ほど、固定資産税については調定額ベースですけども、 8.7%を占めているということで、多治見市の歳入にとって、非常に大きなウエートを占めているというふうに考えてございます。 収納率につきましては、今は、現年度の特に徴収率に力を注ぐということで、今年の税をできるだけ期限内に納めていただくという精神でやってございまして、どうしても、期限内に納められない方については、分納などいろいろと相談に乗りながら、無理のない形で納めていただくということをお願いした結果が、99点ということになってございます。 また、スマホによる決済等々を導入いたしまして、納税する利便性のほうの向上にも努めているということで、徐々に今回最高の数字になったというふうに考えてございます。説明は以上でございます。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 私からは、自治組織の関係と地域力の関係について御質問がございましたので、お答えしたいと思います。 自治組織の区長活動謝礼金についてでございますけれども、日頃の活動に感謝して活動謝礼金という形で出しているものでございまして、区長が個別には非常に感謝されているということでございますけれども、今年度で3年目になりますし、監査のほうからも、必要性について御指摘がありましたので、改めて今意見交換会をやっておりますけれども、区長に、支給について改めて御意見をお伺いしたいと思っております。 2点目の地域力向上推進事業費の関係ですけれども、決算の金額につきましては、地域力向上活動推進事業補助金というのを設けておりまして、3年度間で 100万円を事業に対して補助するものでございます。昨年度は、滝呂地区で地域防災を対象にしまして、滝呂ブラブラ祭りをやられたことに対する補助でございまして、22万 4,000円を支給したものでございます。当然、そういった予算的なもの以外に大事なことは、コロナ禍でなかなかできませんでしたけれども、我々が地域力の活動されている方と御相談に乗りながら、どうやったらうまくいくのかということについて、日常的に相談に乗るということも大事でしょうし、それから交流会という形で、今5地域ございますけれども、そういう方が集まってお互いの活動について報告する、または活動に悩みがあれば、お互いに意見交換をするという場を設けております。そういった形を通して、ソフト的な事業も含めて支援をしているものでございます。
○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) まずは、現年度分徴収率が過去最高であったことに対して、総務部長から、相談に乗り市民の声を大事にしながら収納しているという、日々の努力がこういう成果に結びついたんだなということで、私も改めて再認識します。これからも、非常に厳しい状況でございますので、市民の方に寄り添って、ぜひ税の収納を進めていただきたいなということで、まずはこの成果に対して、多治見市として、私は評価するところだと思います。 次に、今回も去年と同じく、非常に大きな実質収支が出ました。去年は51億円。そのうちの26億円が財政調整基金へ、繰越しを25億円されたというのが令和3年度のときの決算。そして今回は44億円ということで、実質収支がちょっと減りましたけれども、大きな数値が出まして、財政調整基金へ22億円、繰越しへ22億円ということで出たわけでございますが、それについてただいまの答弁は、この財力を使って積極的な取組を今後の中でやっていくということで、方針をお示しされたと思いますが、改めて積極的な取組の中で、どのような具体性を持っておられるのか、何かありましたら、ぜひ改めてお聞きしたいなと思うところです。例えば、市長マニフェストの意向に沿ったもので積極的に取り組んでいこうという御意志があるのか、それも含めて、財政調整基金の残高について、ぜひ御見解をお伺いしたいのが1点目でございます。 2点目でございますが、財政判断指数でございます。これについても、その都度、同僚議員からも御質問が出ておりますが、経費硬直率は厳しい、オーバーしております。そして、経常収支率については、決算については、先ほどもぎりぎりと申しましたが、今回の9月補正では、目標をオーバーしておりまして、行ったり来たりの状況の数値が重ね続いているなということを感じます。これにつきましては、以前から幾度なく御質問していますが、市長任期ごとの見直しの中で、御答弁ありましたように、今年度も見直しをしてというお話でございましたが、いつ頃されるのかもう一度改めて確認をさせていただきます。 過去の4年ごとの見直しを、少し前の資料を掘り出してみましたら、4年ごとの中で、平成20年以降財政向上目標の判断指数を見直ししたのは、平成23年の9月議会のときに見直しをしたのみで、あとは見直しをしておりません。ここ2回、平成27年、令和元年、12月議会においては、そのまま今の判断指数を移行しておりますが、今回改めて市長もお代わりになられまして、この判断指数の捉え方は非常に重大な、大切なテーマだと私も思いますので、御見解がありましたら改めてお聞きします。 そういう中で、今回この質問するに当たりまして、古い資料を見ていましたら、この財政判断指標による分析をしていただいたときに、御尽力いただいた小西教授の資料が出てきまして、財政判断を指数のみでやっていくのにも限界がないだろうかというようなメッセージの書面が出てきまして、私たちも幾度となくその都度その都度、この指標についてどうなのかということで、御意見を市政に聞いておりますが、もう一回改めてこういう視点からも、指標でこれからの高木新市政の下で、どういう市政運営をしていくかということを、そういうやり方がいいのかどうかも含めた御検討を、ぜひ改めてしていただきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 それから、企業誘致でございますが、先ほども御説明ありましたが、事前にちょっと聞きましたが、企業誘致の増収効果は11億円だったというのは、令和4年度に聞いておりましたが、その辺の数値をもう一度、令和4年度の企業誘致による税収効果はどういう金額だったのか、数値が出ておりましたら確認させてください。ちなみに令和3年度が 9.9億円だということを聞いておりましたので、確認させてください。 それから、最後でございますが、区長活動謝礼金については見直しをこれからされていくことですので、また経過をぜひ見ていきたいと思いますので、我々のほうにも、地域で今回非常に自治会の加入率が7割を切っていると、厳しい状況であると第8次総合計画の各分科会で、そういう御意見が出ておりますし、また区長会の中でも、ぜひ地域の自治組織の疲弊を考えなきゃいけない時期に来ているような気がしますので、この辺の対策について、より一層の具体策を求めますが、何かありましたらよろしくお願いします。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) まず財政調整基金ですけれども、これ毎年積立てしますし、毎年それを取り崩して、予算の礎にさせていただくということでございますので、財政調整基金をずっとため込んでおいて、貯金が増えてよかったなということではなくて、あくまでも年を通して、またいだお金をしっかりと次の予算にやっていくための可処分額であるということは、自由度が大きくなりますので、ある意味可処分額が大きくなるということは、財政をうまく計画立てるには非常に役立っていると思いますので、そういった中で、必要な政策を打つときに、この財政調整基金というのは非常に有効に使わせていただくということでございますので、新たな政策であったりとか、いろいろな不測のこともございましょう。ただし当該年にどういうことをやるべきか、今皆様とともに第8次総合計画をやっておりますけれども、そういった中で必要な財源をここで生み出していくということでございますので、こちらにつきましては、有効に使わせていただきたいというふうに考えております。 また財政判断指数の見直しの関係でございますが、議員御指摘のとおり、平成23年以来、数字については一度も変更してございません。それ以来、歳出の中身につきましては、やっぱり扶助費等々、義務的経費は年々増えてきてございます。そういった中で財政、当然少子高齢化とかいろんな社会構造も変わっているところもございますので、今年度につきましては、そういった社会構造の変化に伴う支出の構成等も踏まえて、実態に即した形での数値の見直し等については、今検討しているところでございまして、12月定例会には、議会の皆さんのほうにも、そういった新しい数値がもし決まれば、御報告させていただきたいというふうに考えてございます。 最後に、企業誘致の税収効果でございますけれども、先ほど11億円何がしかというふうに議員の御指摘ございましたが、令和4年度につきましては 9.9億円が企業誘致関連の税収効果というふうに試算してございます。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 自治組織の対策についてでございますけれども、昨年度もいろいろ意見交換会をする中で、やはり区長の負担の中で、先ほど上げました活動において、いろいろなところに呼ばれてしまう、いろいろな会合に出席しなきゃいけない、そういったことも非常に負担になっているという話がございました。そういうことについては、市の関連しているものについては、今年度から見直しをしているものでございます。 また、回覧等の情報伝達がいろいろなところから来る、どこかで一括で来るわけじゃなくて、本当にいろいろなところから来るということもありましたので、そういうのも整理をして、今年度からやっておりますけれども、今また意見交換する中で、区長のなり手がない、また、町内会の役員をやりたくないから町内会を辞めていかれるという方もあると聞いておりますので、そういうことが何とか少しでもよくなるようなことでできないかということで、今、意見交換をしているものでございますので、何か具体的な方策があれば、できることから順番に改善していきたいと思っております。
○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) 本会議での決算の質疑に当たりまして、私は、所管の委員会が厚生環境教育常任委員会ですので、それ以外の部分について質問をさせていただきます。ページが前後しますけれども、お許しいただいて質問に入りたいと思います。 4号冊98ページ、安土桃山陶磁の里作陶施設整備費について、施設の利用状況についてまず伺います。私、ここは指定管理じゃないかなと思っていたんですけども、どうもそうではないみたいです。指定管理の事業と理解していいのか。それから運営管理費が記載されておらず、設備の整備費ということで 1,500万円が記載されておりますが、これはなぜなのか。そして類似の施設の有無について伺います。 次に、5号冊23ページ、監査委員の意見書の中に、地域内交通事業に関する意見がございました。公共交通の利用状況について触れられ、地域ごとの利用調査、どの交通手段が適当か調査すべきではという意見がありました。これをどのように受け止められているのか。指摘された点については、もう既に調査されているものと思っておりますが、そういうものではなかったのでしょうか。 次に、4号冊99ページ、7款の意匠研究所費です。関連の支出をまとめると1億円を超えておりますが、多治見市の陶磁器産業を下支え、あるいはリードしていく役割を持っていると考えております。令和4年度の成果を踏まえて、今後力を入れて進める点について伺います。1つには、稼げる陶磁器、稼げる人材、市場についてどのような検証等を行ってみえるのか伺いたいと思います。 次に、4号冊 109ページと 110ページの駅南市街地再整備事業費でございます。令和4年度の計としては、約36.5億円の決算となっております。この支出の効果として何が上げられるのか。ペデストリアンデッキの費用が多いかと思いますけれども、この利用状況、市民の評判はどうなのか。これまで私としては、駅前プラザ・テラのときはよく利用させていただいておりましたが、今はなぜか入りにくいなという感じで思っております。先ほどの質疑もありましたけれども、このテナントにおける現在の状況を巻き返すために何が必要なのか、広く意見を募ってはどうかなと思いました。多治見駅南地区市街地再開発組合の一員である市としてどのように考えているのかお伺いをします。先ほどの答弁の中で一部はお答えがありましたが伺います。 次に、4号冊45ページ、旧勤労青少年ホーム施設関係費、いわゆるこけいざん森の家の関係でございますが、この決算書を見る中で、借地料の支払いとして98万 3,000円の記載がありましたが、関係者のお話では、市は払っていなくて、自分たちが払っていたんだけども、受け取ってもらえなかったという話がありました。このことについて確認をさせてください。 次に、人件費について、先ほど三輪議員の質疑でも会計年度任用職員の話が出ておりました。第1種会計年度任用職員の方の計ですが、これは4号冊全般を見て話をしていますので、どこがということではないんですけど、例を挙げれば 120ページの教育費の第1種
会計年度任用職員人件費が 5,000万円。 122ページで第2種会計年度任用職員の人件費が 1,000万円ほどと記載がありました。先ほどの理論がありましたので、職員の人数については伺いましたけれども、それぞれの総額についてはまだですので、伺いたいと思います。 それで、すごく混乱したんですけれども、第1種会計年度任用職員と第2種会計年度任用職員の違いについて、フルタイムとパートタイムの違いなのか、フルタイムはいらっしゃらないと聞いていたはずなんですけれども、どういうことなのかという疑問を持ちました。違いについて、もう一度説明をお願いしたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) 私からは会計年度任用職員について答弁申し上げます。 まず、会計年度任用職員の第1種、第2種ございますが、第1種会計年度任用職員は専門的業務を担う職員です。第2種会計年度任用職員が定型的業務を担う職員です。これは令和2年度に会計年度任用職員制度を運用しておりますけど、第1種会計年度任用職員というのが旧の職託員と言われていた方々です。それから第2種会計年度任用職員というのが旧の臨時職員と言われていた方々です。それぞれのページの人件費を合計した金額を申し上げますと、第1種会計年度任用職員は約4億 8,900万円です。第2種会計年度任用職員が7億 9,800万円。 フルタイム、パートタイムということですが、議員おっしゃったように、制度としては会計年度任用職員の第1種、第2種ともに、フルタイム、パートタイム、いずれも置くことができます。ただし、実態として、本市の会計年度任用職員は全員パートタイム職員であります。
○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) 私からは3点お答えさせていただきます。まず、安土桃山陶磁の里作陶施設整備費についてですけれども、ここは指定管理の施設ではなくて、民間企業に作陶施設として施設管理の許可を出して、使用料をいただいておりまして、施設の管理をしていただいております。令和4年度は、施設整備費は経年劣化による大規模修繕を行っておりまして、作陶施設棟、それから倉庫棟、トイレ棟の外装、内装の補修をしております。また、類似施設、市内には作陶施設として、ここのほかにセラミックパークMINOの作陶館、幸兵衛窯、虎渓窯ボイスオブセラミックスなどの作陶施設がございます。 次に、意匠研究所費についてです。多治見市陶磁器意匠研究所につきましては、毎週1回、中島所長を交えた職員会議の中で、人材育成を中心に陶磁器意匠研究所の進める方向性、力を入れていく事業について、職員間で熱い話合い、勉強会を行っております。これからもこの地域で、そして世界で活躍できる人材を育成してまいります。 最後に、旧勤労青少年ホームについてですが、こちらは地権者との協議によって、昨年度は令和3年度と令和4年度の2年分の借地料98万 3,000円を、直接市から地権者にお支払いをしております。
○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 知原賢治君。
◎都市計画部長(知原賢治君) 私からは2点でございます。監査委員からの地域内交通についての意見と、駅南市街地再開発事業についてでございます。 まず、監査委員からの意見につきましては、地域のニーズに合った公共交通というのは必要であるという認識の下、御指摘のとおりというふうに考えてございます。本年度、改正をします地域公共交通網形成計画におきまして、 3,000件のアンケート調査を進めるべく準備をしております。現在、学校区ごとに 150人から 160人で合計 2,000人になります。ウェブ調査で 1,000人ということで、こういったことでのアンケート調査を行いまして、地域からの御要望でありますとか、実態把握、こういったものに努めて、どういったものがいいのかということを調査研究しながら、この計画に入れ込んでいくということで、可能性についても十分検証していきたいというふうに思っております。 また、10月に開催されます区長会において、地域あいのりタクシーを含みます交通政策、これについて御説明をさせていただいて、各地域との意見交換、こういったものも行っていきたいというふうに考えております。特に、高齢者の方々の御意見をいただくということで、多治見市悠光クラブ連合会の方と意見交換会をさせていただいて、この計画に反映していきたいというふうに考えております。 次に、駅南市街地再開発の関係でございますが、昨年度は大きな決算金額となってございます。こちらにつきましては、昨年の11月1日に竣工式を迎えたということで、施設建築物が全て完了したということで大きな金額でございます。この中には、市街地再開発事業補助金でありますとか、公共施設管理者負担金、これは区域の中の交通広場を設置していくという費用、それから既存の交通広場を改修する費用、それから先ほど申しましたように南側の市道の改良、これが全部含まれております。 効果としましては、住宅棟を整備することによって、先ほど申しました定住人口が増えてございます。それから、商業業務棟、駐車場棟も造りましたので、それについては、以前の老朽化した建物が更新されることによって、防災性の向上が図られておりますし、交通広場と市道の整備で、アクセスも向上しているというところでございます。 次に、ペデストリアンデッキの利用状況でございますが、こちらにつきましては、6月の補正でお認めいただいた防犯カメラを設置して運用されて人流が確認できると数値的には出てくるというふうに思っておりますが、今現在はこの人数までは把握がしきれておりません。 しかしながら、駅南からのアクセスの向上でありますとか、安全性の向上ということで、以前と比べれば比較的に向上しているというふうに考えております。例えば、施設建築物から駅まで、安全で快適に傘がなくても利用できるということになっております。特に時間貸しの駐車場につきましては、3階がペデストリアンデッキとつながっておりますので、そちらの利用が大きいというふうに聞いております。 それから、議員御指摘の使いづらいというお話でございますが、私が聞いている限りでは、立体駐車場を利用しなくてはいけないということで、その立体駐車場の利用料金、これを心配されるという方の話も聞いております。実際はお買物をすると1時間無料になるサービスをされていますので、そちらについては、しっかりプラティ多治見のほうでPRしてくださいというようなお話もさせていただいております。 テナント誘致につきましては、先ほどお話ししたとおりでございますが、駅南地区市街地再開発組合が契約しております商業コンサルタント、それから参加組合員である株式会社フージャースコーポレーション、そして特定業務代行の株式会社奥村組の協力も得ておりますし、それだけではということもありまして、地元の不動産屋にもお声かけをさせていただいて、協力をお願いして誘致活動をしているというところでございます。
○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) まず、安土桃山陶磁の里の状況は分かりましたけど、利用者の状況についての答弁がなかったのでお願いします。 それと、公共交通については、監査委員の意見のとおりということだったんですけども、本当にどのような状況かを総括しているのか、それについても答弁いただきたいと思います。 それから、多治見市陶磁器意匠研究所についてですけれども、よその状況はどうなのかなと思いまして、瀬戸市の地場産業振興ビジョンの瀬戸焼振興ビジョンという資料があったんですけども、同じような悩みを抱えている中で、それを見ている中で、やっぱり多治見市陶磁器意匠研究所が頑張っていただいているなというのは実感しました。それを、もっともっと多治見市が美濃焼の産地であるということと、多治見市陶磁器意匠研究所の能力を最大限生かしていただいて、もっともっと活性化させていく機動力になってほしいなという意味を込めて、質問をさせていただきました。 それから、駅南市街地再整備事業費についてですけども、今の都市計画部長の答弁を聞いていても、もちろんマンションに人がいっぱい入っているとか、ホテルが頑張っていただいているとかというのは分かるんですけれども、一般市民はそこを見て、心配で仕方ないというふうに声をかけてくださっています。そうした声を聞く中で、テナントの誘致にこれだけ動いていますじゃなくて、あそこにどうやったら人が来てもらえるかということが、まずあそこに来てもらうということを、一番来たこともない人に来てもらうために、物を買ってほしいという、それじゃなくて、もっと来やすいようなイベントをしっかり打ち続ける、お金のかかるイベントではなく、市民の人が参加して様々なことをやっていただけるようなイベントをすることによって、人が集まるだろうというふうに思います。 ホームページを見ると、今度2回目のマルシェをやりますみたいなことが書いてあったんですけど、それは1つだけなんです。だからあんだけ広い空間があったら、もっともっといろいろな場所を提供することによって、その場所代を高く取るんじゃなくて、水光熱費ぐらいの部分でお金を取っていただいて、あそこで魅力的なイベントをやっていただく、そういう募集をかけて、そこでイベントがあれば、あそこに来るので、例えば駐車場を使っていただくとか、そこに売ってあるものを見ていただくとか、またイベントのときにまた違うテナントを臨時的に入ってもらうこともできると思うので、とにかく人に入ってもらうような工夫が必要だと思いますが、いかがでしょうかということです。 あと、人事のほうですけれども、三輪議員からもいろいろな意見がありましたけれども、嘱託員と同じということで何となく納得したんですけど、職員人件費の中には再雇用の人も全部入っていて、あとほかの部分の第1種会計年度任用職員と第2種会計年度任用職員が別枠で、ここの決算書の中に記載されているという理解でよろしいでしょうか。 それから、会計年度任用職員については、雇用期間の制限が物すごく厳しいものがあって、そういう中で今度、正規職員の65歳までの定年制があります。1年ずつ定年の年齢が延長されるということなんですけども、複雑な制度の中で、人事課として、人件費の苦労が大きいと思うんですけれども、この定年制の延長の影響が会計年度任用職員の身分の不安定につながるのではないかなと考えていますが、そのような心配はないのかどうか伺います。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) 2点質問いただいたかと思いますが、正規職員の再雇用につきましては、先ほどの会計年度任用職員の人件費のほうには含まれておりません。 それから、会計年度任用職員と定年延長制度、これとの関係性でございますが、これにつきましては、今年度の課題として、定年延長の制度の運用の課題として、一つ検討しております。現に定年延長をすれば、正規職員としては辞めずに人数が増えていくというところでございます。それをどういうふうに総人数の中で吸収するか、そうした中で、今おっしゃったような、課題解決策もあるかと思います。選択肢として。ただそれが、その会計年度任用職員のやる気とか、そうしたものとして得策かどうか、そういったことを今検討しているところでございます。
○議長(柴田雅也君) 経済部長 長江信行君。
◎経済部長(長江信行君) 安土桃山陶磁の里作陶施設の令和4年度の利用人数については、年間 1,330人の利用がございました。それから、多治見市陶磁器意匠研究所ですけども、今後も多治見市陶磁器意匠研究所の能力を最大限に発揮をして、この業界をリードできるような人材育成に今後も努めてまいります。
○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 知原賢治君。
◎都市計画部長(知原賢治君) まず、公共交通の総括の関係でございます。こちらにつきましては、毎年地域公共交通会議を設けておりまして、そちらで現在実施しております地域あいのりタクシーでありますとか、 200円バス、それからコミュニティバスについても効果検証をしまして、これが継続していくのかどうかということも含めて、その会議の中で議論をしております。それから市の補助も入っていませんけれども、コミタクモビリティサービス株式会社がやっておりますよぶくるバスにつきましても検証をさせていただいております。 また、地域あいのりタクシーにつきましては、コロナ禍で少しできなかったんですけど、利用団体との意見交換会も進めまして、その制度の見直しも含めて、どうやったら利用しやすいのかということについても、議論をしているというところでございます。 駅南地区市街地再開発のプラティ多治見の関係でございますが、人を呼ばなくちゃいけないということの中で、一番は2階の南側に大きなスペースがあります。そちらにつきましては、限定的ですけど、8月から9月末の間、写真展であったり絵画展であったり、そういったことを開催しておりまして、足を運んでいただきたいというところで、ぜひとも議員さんにも一度見に来ていただきたいと思います。今はボールペン画の作品展をやっていると思いますけど、かなり迫力のあるいいものでございますので、そういったものも順番でやりながら、まずは足を運んでいただいて、そしてお買物もしていただきたいというような形でお願いをしているところでございます。 また、葉狩議員から御紹介いただいたんですけど、今年はできなかったんですけど、3階に広場があるんですけど、そこに夏場のビアガーデンというのをやったらという話があって、これは管理運営会社のほうで、前向きに捉えて計画していきたいというふうにおっしゃってみえましたので、そういった形で、いろいろなことを考えながらということなんですけど、実は、この今の2階の大きいスペースは、今日、現在ですけど、先ほど申しましたように、県外の業者が出店について、現地を見に来ていただいて、交渉に入っておりますので、そういうものがあるので、この長い期間をそういったスペースにとるということはできないものですから、そういったものも加味しながら、いろいろなことを考えてやっております。 もう一点は、出店するのに、区画が大きかったり小さかったりというのがあります。1例ですと、1階の郵便局の東側の区画、あれが50坪ぐらいの大きな区画でした。でも、ちょっと大きすぎるねという話があって、そこについては、真ん中に壁を設けて、それなら入っていきたいということで、こちらについては、住宅展示場とカフェを併設したものを、契約まで至っていますので、それは来月から工事をして、11月にオープンするということを聞いております。 また、3階の床については、南側に3区画ありましたけど、これについては、ちょっと小さいという話がありましたので、その壁を全部取っ払って、大きな区画で 140坪ぐらいあるんですけど、そこをフィットネスが、ぜひ出店したいということで、これも契約までこぎ着けて、11月上旬か中旬ぐらいにはオープンするというふうに聞いておりますので、そういったこともやっぱり駅南地区市街地再開発組合と話合いながら、業者とも交渉しながら進めておりますので、今しばらくお待ちください。よろしくお願いします。
○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) 本当にみんなで協力して、ペデストリアンデッキなんて10万人都市にペデストリアンデッキがあるとこなんて本当にあるかしら、そんなお金使って大丈夫かしらとか心配しながらいろいろ見守ってはきたんですけども、でもできてしまったものは、やっぱりしっかり活用して、そこをにぎわいづくりにしていくのは、市役所の職員だけの知恵ではなくて、いろいろな市民の方の、ビアガーデンというのもありましたけれども、知恵をいただいて、その利用しやすいように、長いこと占用してはいけないんですけど、とにかく来てもらわなきゃいけないということで、頑張っていただきたいと思います。
○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第2号 令和4年度多治見市南姫財産区
事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第3号 令和4年度多治見市
土地取得事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第4号 令和4年度多治見市
駐車場事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第5号 令和4年度
多治見市営住宅敷金等特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第6号 令和4年度多治見市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第7号 令和4年度多治見市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第8号 令和4年度多治見市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第20号 令和4年度多治見市基金の運用状況に関する調書の提出について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第21号 令和4年度多治見市継続費精算報告書の提出について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第22号 令和4年度決算に基づく健全化判断比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第23号 令和4年度多治見市財政向上指針の実施状況の報告については通告がありますので、発言を許可します。 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) それでは、令和4年度多治見市財政向上指針の実施状況の報告についてお伺いをいたします。12号冊3ページでございます。 確かに、令和4年度決算において、基金については、多治見市財政向上指針の考え方に沿う合理的な決算になっていると考えます。しかしながら、基となる実質収支額は、先ほどもお話がありましたように、令和3年度51億円に次ぐ43.9億円でございます。約9%の基金額が使われずに残っているわけです。この考え方を継続させるべきであるか、考える余地はなかったかについてお伺いをいたします。 私は、基本的に単年度決算となっている今のシステムは、市民の皆さんのためにお金を使っていくというものではなくて、行政が、仕事がしやすい形でコントロールしているのではないかと思うんですけれど、ずっと続いてきている財政向上指針の姿でございますが、これについて、これだけの大きな金額を浮かしてしまった、今生活しておみえになる、特に円安と、それからウクライナのことを含めまして、とても市民の方の生活は苦しい状態、いろいろなお店がなくなっていますが、もう少しそういうことを考えて、今のお金は今使うべきというふうにお考えになったということはないでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 今、実質収支のことをお話しいただきました。これは結果として収入が上振れしたということと、歳出については下振れ、大型契約差金、あとは新型コロナウイルス感染症関連給付金事業とかいろんなことがあったということもあって、予算額に対して下振れしたというこの差がこの数字として現れているということでございます。 委員御指摘のように、予算を決して余らせて翌年度に繰り越すとか、事業をやらないからやめようとか、そういうことでこの数字が出てきたわけではなくて、経費については極力コスト削減を考えてやっていく、収入についてはやっぱり予算を立てるときに、過大な見積もりをして歳入欠陥に陥ることはやっぱり避けなければいけないということがありますので、厳しく査定して収入のほうも見とるということでございますので、今回は結果としてこういった数字が出ましたが、こういったものにつきましては、当然、財政調整基金に積み上げるとともに、残った繰越金についても、今年について言えばしっかりと6月補正であったりとか、今回の9月補正の中についても、そういったものを使って必要な事業費に充てるということで、多少タイムラグありますけども、決してそのお金をどっかでため込むことではなくて、市民生活をよくしていくために充当していくという大切な財源になっておりますので、そういった意味でしっかりと、例えば、今、物価高騰等とございます、そういったものに対して、やっていくということもそうでしょうし、新しい施策に対してそれを充当していくということもありますので、そういった形で循環をさせて、資金を有効に使っていきたいと考えております。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) 説明はよく分かりますし、財政向上指針の現状に基づいての対応というのは、こういうことにきっとなるんですが、多治見市においては、基本的に分かりにくい財政が困るという話から、流用をできるだけ抑える、事業別予算として整理をするという方向に変わって、その結果、お金が残る形になってきていると思います。 市民の皆さんのためにというよりは、財政管理のためにこの仕組みが出来上がって、その上に立った毎年の財政向上指針の実施状況の報告だと思うのですが、そこの点については、長期の計画は総合計画で構想ビジョン、計画があるわけですので、それに合わせる形でお金は手当をする。単年に入ったお金は幾らは貯金をする、幾らは使うというふうに整理をして、単年度予算がいいか悪いかというのがあるんですけど、一応税金を納めている方たちのために働くという姿勢が、私は要ると思うんですが、向上指針の現状、これだけの数字が出ているのを見ると、そういった点が少し弱いんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) まず、予算を立てさせていただいた中で、御議決をこの議会でお認めいただいた上で、進行させていただくわけであります。当初予算についても、補正予算についてもそうですが、こういった形で使わさせてくださいという御説明を差し上げて、皆さんに御議決をいただいて予算を執行するということでございますので、目的に沿った形でお金を使っていくというのは、これは私どもに与えられた使命ですので、流用とか、中の規則ではございますけれども、基本的には御議決いただいた目的に沿って、お金を使わさせていただきますので、必要に応じて補正予算を上げさせていただいたりとか、もしくは急を要する場合には、専決処分をお願いして予算を計上するとか、真に必要なものについては、そういった形で対応させていただくということでございますので、決してこれが基で行政としてやるべきことが実施しにくいとか、そういったことではなくて、急な場合においては、議会のほうにもきちんと説明をさせていただいて予算を執行させていただくというようなことは、これまでも協議させていただいておりますし、これからもそういう形で、急な場合については議会の方にお願いするということでございますので、市民の皆さんが何を望んでいるかということについては、長期的に見て、総合計画の中でいろいろビジョンを見ながら、政策は立てていくわけでございますけれども、単年度についても、そういった急な場合についてはそういった形で、議会の皆さんと協議しながら、今後も予算を執行してまいりたいと考えております。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) 確かにそういう姿勢で臨むしかないわけですが、もう一つ大きな問題としては、執行についてぎりぎりまで考えて、予算の節約をするとか、新しいことを考えてコストダウンを図るとかして、つくったお金が自分たちで使えないと。本当は一人一人の職員の皆さんが、自分の仕事を通してお金のことを考えて、できるだけ節約をする。市民の皆さんに役に立つことを考えていくというような、いわゆる職員の一人一人のところから出てくる財政管理のようなものが、これだけ世界の構造が変わって、日本の社会もどういうふうになるか分からないようなときに、今までのやり方で、お金を残ったら積んでいく、その次の予算を使っていくということでは、多分難しくなるのではないかと。一人一人が本当にその気になって、財政を健全化させて仕事をしていく、市民の皆さんのために仕事をしていくということを、組織として考え方をつくり上げていくときに、事業に絡む予算の部分が大変大きいですので、30年くらいこの仕組みで来ていますが、そろそろ見直した形での財政向上指針を考えるべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) この指針とか、そういったものについては、やはり財政をどうやって運営していくかという中で、自由度のある中で、ちゃんとした規律の範囲の中でやっていくということが、持続性のある財政運営になると思っていますので、こういったものについては、当然見直しもさせていただきますけれども、決して職員一人一人が、それを、背を向けるのではなくて、この指針については職員一人一人が必ず心にちゃんと持って、私たちが使っている予算というのは、そういった税金から納めていただいたお金を執行しているんだと、こういう気持ちで一人一人やっておりますので、決して使わなければいいではなくて、これをやらないと、この分野の業務が停滞するとか、こういった市民の方がもっといい生活ができるとか、そういったものを、各担当課の職員は見ていますので、そういったものを予算査定のときにしっかりと上げて、その中で全体の中で、バランスを取らせていただくのは、とらせていただきますけれども、そういった形で、職員一人一人は必ずこの指針を個々に念じてやっておりますので、新しい方法とかそういうことの仕組みについてはまた別途として、今後も指針の中でしっかりと持続性のある財政運用を進めてまいりたいと思います。
○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第9号 令和4年度多治見市水道事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第68号 令和4年度多治見市水道事業会計利益の処分について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第10号 令和4年度多治見市下水道事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第69号 令和4年度多治見市下水道事業会計利益の処分について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第11号 令和4年度多治見市
農業集落排水事業会計決算の認定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第70号 令和4年度多治見市
農業集落排水事業会計利益の処分について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、認第12号 令和4年度多治見市病院事業会計決算の認定については、通告がありますので発言を許可します。 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) 令和4年度多治見市病院事業会計決算についてお伺いをいたします。9号冊でございますが、なかなか企業会計、分かりにくいところがありますので、10号冊55ページの監査委員の方の意見を参考にお伺いをいたします。 まず、市民病院の適正利潤というものは、どのように考えるべきものでしょう。指定管理者の利益金は、市がコントロールできるものでしょうか。できるなら産科開設とか、新しい病院を造る資金としていけるわけですが、市がコントロールできないと思うわけですけれど、適正利潤あるいは病院の利益について、どういうふうに市が関われるかということについて、まずお伺いします。
○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。
◎市民健康部長(伊藤香代君) 市がコントロールするということについての御質問でございますが、市民病院のほうは指定管理の制度を使っており、常に協力し、毎月定例会も行っており、情報共有をして共に医療体制を進めております。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) 協力関係にあるというお話ならば、必要なときに、この事業が必要なので、これについて資金を市のほうとしてもという話にすればいい、器材を購入するときとかについては、基本的にそういう構造になっているわけです。稼働病床数もここ3年、利益が出るとされてきた 250床に近い 248床と安定をしています。これは病院関係者の皆さんの努力が結実したもので、ありがたいことでございます。 共に歩いているけれどコントロールが十分、私はできないだろうと思うわけですので、そういうお金について、やはりいま一つ考えなきゃいけないと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。
◎市民健康部長(伊藤香代君) 経営状況等を踏まえて、共に話合いを進めて現状になっていると認識してございます。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) 10号冊55ページには、指定管理者への経営支援補助金1億 7,000万円について、今後いつまで継続するのか検討されたいとあります。この経営支援補助金1億 7,000万円はいつまで必要だとお考えでしょうか。大きな黒字を病院が持たなければいけないという理由はあるんでしょうかと伺いします。
○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。
◎市民健康部長(伊藤香代君) 令和元年度から多治見市民病院に対して支出している経営支援補助金、年 1.7億円につきましては、令和4年度で終了しております。令和5年度からは10年後、20年後を見据えた長期安定的な病院運営支援のために、運営支援補助金として 1.7億円を継続して支出をしております。 この必要性等につきましては、令和5年1月に院長自らにもお越しいただきまして、詳細に説明をさせていただいております。なお運営支援補助金の支出期間は、指定管理者による運営期間としてございます。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君の本件に関する発言は既に3回に及びましたが、特に発言を許可します。
◆17番(林美行君) 運営支援補助金に変わったと、それで金額は1億 7,000万円であると、今井院長が説明をされたときには、いろいろな器材を購入する、あるいは消費税の問題があるというお話であったわけですが、消費税は令和元年10月に多分決着しているので、それ以降の数字はここに積み上がっていると、運営支援補助金として継続するという形で、いつまでこれを続けていけばいいのか。過剰なお金じゃないかというふうに思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 市民健康部長 伊藤香代君。
◎市民健康部長(伊藤香代君) 運営支援補助金の支出につきましては、経営環境の変化や人口減少等医療需要の変化、また医師、看護師に確保する継続的な支援、それから大きなのは新病院の建設から10年が経過し、今後大規模な施設改修等が見込まれるため、20年先を見据えた病院運営のために大変必要性が高いと認識をしており、そのように説明を申し上げております。
○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第24号 令和4年度多治見市
水道事業会計継続費精算報告書の提出について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第25号 令和4年度多治見市水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第26号 令和4年度多治見市下水道事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第27号 令和4年度多治見市
農業集落排水事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、報第28号 令和4年度多治見市病院事業会計決算に基づく資金不足比率の報告について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第71号 義務教育学校の設置に向けた関係条例の整備に関する条例を制定するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第72号 地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例を制定するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第73号 多治見市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第74号 多治見市空家等審議会設置条例の一部を改正するについては、通告がありますので発言を許可します。 3番 葉狩拓也君。
◆3番(葉狩拓也君) 今回、国の空家等対策の推進に関する特別措置法の一部改正に伴い、多治見市においてどのような変化が考えられるかということについてお聞きしたいです。 今回の国の特別措置法の一部改正の背景には、日本全国で居住目的のない空き家が、この20年間で 1.9倍に増加しているという問題が背景にございます。多治見市においても、ベッドタウンとして急激に人口増加をしてきた背景があり、今後少子高齢化が進むとともに、空き家の問題は避けて通れない課題であると思います。 今回の改正によって、所有者の責務が強化される、つまりこれまでは適切な管理の努力という文言でしたが、国、自治体の施策に協力する努力義務が追加されるのもあります。そして、財政、金融等、税制支援措置も同時に拡大され、これまで以上に多治見市として独自にできることが広がると考えます。 多治見市はこれまでも空き家対策を重大な課題と捉え、多治見市空家等審議会の設置や多治見市空家等対策計画、その中で老朽及び危険空き家除去工事補助制度等、多くの対策を行ってきたと理解しております。 そこで1つ目の質問としては、これまで対策を行ってきましたが、所有者義務の強化によってどのような影響が考えられるか。 例えば今回、法改正によって特定空き家にしか行われてこなかった指導、勧告が、これからは、このままでは特定空き家になってしまうという管理不全空き家に対しても、指導、勧告ができるようになる。多治見市としても、今後管理不全空き家に対して積極的に指導、勧告を行っていくのか。そして、それによって今回の改正により、これまで特定空き家の勧告をされた場合は、固定資産税の住宅用地特例は解除されてしまっていました。6分の1に減額されている固定資産税が特定空き家に指定されると解除されてしまうというのがあったんですけれども、今回、管理不全空き家の勧告を受けても、固定資産税の住宅用地特例は解除されてしまう。空き家の持ち主にとっては負担が増えると考えるのですが、今後多治見市としては、管理不全空き家に対してどのような対応をとっていくか。 2つ目、財政、金融、税制による支援措置の拡大によりどのような影響が考えられるかということですけれども、これについては、市町村が行う重点活用エリアの選定や活動方針の検討等への支援、国からの支援の引上げや、NPOや民間事業が行う調査を国が直接支援したりとか、市町村が代執行を行った場合の補助金の引上げ等を支援措置が拡大されるのですが、これらが起こることによって、多治見市は、これからどのようなこれらの支援を活用していくのか。
○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 知原賢治君。
◎都市計画部長(知原賢治君) 所有者の強化という影響でございますが、法律が改正されて、これから運用ということになってくるんですけど、この運用について、今回、多治見市空家等審議会の設置、多治見市空家等審議会に諮ってという形になってきますし、法改正によって現在の多治見市空家等対策計画の見直しということも含めて実施をしていくという形になります。どちらにつきましても、多治見市空家等審議会でお諮りをして、意見をお伺いするという形になっていまいります。 まずもって、今回の法改正でございますが、所有者に対して除去等に、そういった対応について、市に状況報告をさせることができるというふうになってございますので、そういったプロセスを踏みながら、しっかり我々としても、見ていくということが大切になってきますし、そういった適切に管理を促すために、情報提供とか助言とか、そういったものにつきましても、しっかり実施をしていくということになってございます。 また、財政、金融、税制についての支援措置でございますけれども、こちらにつきましては、国が今年度の新年度予算に盛り込まれてみえるという形になりまして、今回の法改正でいきますと、先ほど議員御指摘のとおり、管理不全空き家、これが新設されたということで、先ほどおっしゃったとおり、このまま放置すると特定空き家になってしまう。その前に市が指導、勧告に入って、勧告すると先ほどの住宅特例が解除されるということになりますので、そういったものも含めまして、現在は特定空き家が残り2つで、今回6月補正で解体、代執行を認めていただきましたので、残り1つということになりますが、特定空き家になる前の、そういったものについても、職員が順次パトロールをしておりますが、該当するようなものがあれば、そういった措置も視野に入れながら対応していくという形になってまいります。
○議長(柴田雅也君) 3番 葉狩拓也君。
◆3番(葉狩拓也君) 今の特定空き家、今後の管理不全空き家の件ですけれども、令和3年度の多治見市空家等審議会の資料の中で、空家等通報・相談件数が 202件ありました。その中で43件というのが、廃屋というものに分類されておりまして、これが今後、多分今後、廃屋の定義がこの中で比較的状態が悪く、このまま放置されれば特定空き家になる可能性がある物件と記されていたんですけれども、これが今回の法改正によると、これが管理不全空き家という対象になっていくというようなお考えなのか。そうすると、今現在43件の相談件数ですけど、これをまだそこから選別していくんだと思いますけれども、そのような方針でお考えなのか。あと金融支援というところで、空き家を取得、改修を対象とした住宅ローン金利の引下げの期間が、5年から10年に延長されるとか、これまでも実施されていた相続人が空き家を相続した場合に、一定の要件を満たしていれば、譲渡した場合、譲渡所得から 3,000万円の特別控除という制度の特例期限が、令和9年まで延長されたりとか、今の空き家所有者にとっても、今よりは空き家の除去がしやすくなったり、買却がしやすくなったりするようなことも盛り込まれていくと思うんですけれども、このようなことを市民にどのように周知していくのかというのと、今後こういう個別の相談も当然出てくると思いますけど、こういうのを積極的に行っていくのかというのをお聞きしたいです。
○議長(柴田雅也君) 都市計画部長 知原賢治君。
◎都市計画部長(知原賢治君) 管理不全空き家の方針でございますが、こちらにつきましては、やっぱり現地を確認して、状況をよく見極めた上で判断していくというのが一番だと思います。現状、老朽空き家とか危険空き家の解体補助をさせていただいておりまして、もう既に今年度の枠がいっぱいというような形でございますので、皆さんも関心が高い、これは広報でPRしたり、ホームページでPRしてございますけれども、そういったもので関心が高いということで、それは徐々に徐々になくなっていくものであろうというふうに思っておりますし、先ほどの金融支援等々につきましては、多治見市でも空き家のセミナーでありますとか、あとは相談会というものを計画しておりますので、そういった中で皆さんに周知する。やっぱりそういった現状をよく御理解いただくというのが一番だと思いますので、ホームページ等々の活用もありますけど、やっぱりお会いして、お話をして聞いていただいて、自分はどうしたらいいのかということを考えていただく一助になればというふうに思っておりますので、セミナー相談会を実施してまいります。
○議長(柴田雅也君) この際、暫時休憩いたします。 午後0時00分休憩
------------------------- 午後1時00分再開
○議長(柴田雅也君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議第74号 多治見市空家等審議会設置条例の一部を改正するについて、ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第75号 多治見市火災予防条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第76号 多治見市小学校及び中学校の設置等に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第77号 多治見市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正するについて質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第78号 令和5年度多治見市一般会計補正予算(第4号)については、通告がありますので順次発言を許可します。 最初に、1番 獅子野真人君。
◆1番(獅子野真人君) 12号冊19ページ、72番の笠原中央公民館施設整備費について、今回、アスベスト含有建材撤去工事及び長寿命化工事の工法変更に伴う増額として約 0.5億円の補正予算が組まれています。 去年の9月定例会で継続費が、令和4年で 4,489万円、令和5年が 6,772万円、トータル1.13億円ほど増額がありました。これの内容を調べますと、資材の高騰で20%というところを見込んで増額されたというお話はありました。 ただ、去年増額している中で、今回もさらに増額があるというところで、こちらの内訳と工法変更に伴う費用対効果というものを教えていただければと思います。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 工事について4件あります。 1点目は、工事着手後に空調ダクトや排気ダクトの接合部に使用されているダクトパッキンにアスベストが含有されていることが判明いたしましたので、それが 1,000か所以上あるということから、それについて対応工事をするものです。 2点目は、アザレアホールの解体工事に伴って、外壁タイルのはつり等の作業で騒音や振動が、近隣の方へ影響が大きいということがありますので、工事敷地内で実施する予定を、敷地外に変更することに伴う搬送費や解体費の増額というのがあります。 3点目は、火災時の煙を機械排煙方式から自然排煙方式に変更するもの。 4点目は、下水排水をポンプアウト方式から自然放流方式に変更するもので、これについて、先ほど費用対効果のこともありましたけれども、いずれも工事を進める上で、既存の方式を継続することがいいのかどうか、そのままのほうがいいのかどうかということを再検討する中で、機械やポンプではなく、自然排煙や自然流下ということで、工事費を増額しても機械の保守等の維持管理費用と比べ、トータル費用が少なくなることから実施することにしたものでございます。
○議長(柴田雅也君) 1番 獅子野真人君。
◆1番(獅子野真人君) 今回、アスベストを含んでいる箇所が 1,000か所以上あったというお話ですが、そちらについては事前に分からなかったという認識でよろしいでしょうか。 今回、自然排煙に変更されたということですが、長寿命化というところ、長寿命化というキーワードが出ているので聞くんですけど、保守費用が安くなるという点とか十分理解できるんですが、長寿命化との関連性を教えていただきたいです。 また、何でこのタイミングでこの話が出てきたのかというところ。また、ほかの設備に転用とか、そういうことは何か考えられているでしょうか。ほかの設備、今後建てる設備だったり、そういうところでこの知見を生かせる、生かしていくということはおありでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) 大きく3点御質問をいただきました。 まず、アスベストは分からなかったのかということでございますけども、排気管のダクト管でございますので、実際に壁とか天井を開けてみて初めて分かったことでございまして、そういったものが使われていると想定をしておりませんでした。 それから、2点目が、長寿命化と、この自然排煙の話ですけども、当初は既存の機械を更新するということを考えておりました。 ただ、それよりも、そういう形、自然排煙にすることで、いわゆる、当然40年間使い続けると申し上げておりますから、40年間使えば、当然、機械の保守だけじゃなくて、機械の更新も必要になるのかもしれませんので、そういったことを比較して、今回は自然流下とか、そういった方針に変えたものでございます。 それから、3点目の、今回の知見が次に生かせるんじゃないかということでございますけども、当然、我々としては、アスベストについては事前に調査をしてやっているんですけども、なかなか見えない部分とかあるもんですから、ただ、そういったものが出てくるかもしれないということをよく確認した上で工事を進めておりますので、今、普通にそういうことを確認しなければ、そのままアスベストがついたまま何か処理したりとかしていたかもしれませんので、そういったことの知見も含めて、これからの工事には十分生かしていきたいと思っております。
○議長(柴田雅也君) 1番 獅子野真人君。
◆1番(獅子野真人君) 内容をよく理解できました。 最後になりますが、本工事において今後の増額はないという認識でよろしいでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) もちろん、これが最後の補正になると思っております。来年の3月には完成しますので、これを最後の増額として工事をやり切りたいというふうに思っております。
○議長(柴田雅也君) 次に、10番 城處裕二君。
◆10番(城處裕二君) 所管については重複しておりますが、項目1、項目2については、総括性や質疑の必要性があると考えたため、また、項目3については自身が所管委員会の委員長のため、あえて質問をさせていただきます。 2号冊14ページ、12号冊10ページを御参照ください。 項目1、3番の新本庁舎建設業費についてであります。 事業内容として、新本庁舎建設に係るワークショップ運営支援業務及びアンケート調査業務に伴う委託料等の増額とありますが、市民参加の機会を広げる取組姿勢は評価したいと考えております。実施して終わりではなく、市民主体のまちづくりとなるよう願い、以下の質問をさせていただきます。 ワークショップ及びアンケートの実施と、また、そのスケジュールについて。また、運営支援業務委託の内容並びに委託先について。 次に、項目2、4番の本庁舎跡地等利用事業費、これについては、本庁舎跡地等利用検討市民委員会に係る運営支援業務に伴う委託料等の増額とありますが、項目1の質問趣旨と同じように、この市民委員会の設置について、どのようなメンバー構成で、何を協議するのか。また、そのスケジュールについて。また、運営支援業務委託の内容、委託先についてお尋ねをします。 次に、項目3、7番の企業版ふるさと納税事務費について、企業版ふるさと納税に係る寄附申出企業増に向けた強化に伴う委託料の増額とありますが、本来、企業版ふるさと納税は、行政、企業双方にとっていかに魅力的な事業企画を立てるかということにかかってくるように私は認識しております。税収増に向けた強化に伴う委託料というのは、具体的に何を指すのか。以上、3項目についてよろしくお願いします。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 2点御質問をいただきました。 まず、新本庁舎建設事業費の中で、ワークショップとアンケート、いろいろ、業務委託内容について御質問をいただきました。 まず、実施意図でございますが、新庁舎建設に対して、求められる機能ですとか利用方法等の意見を聴取したいということでございます。方法につきましては、8人のグループで5回、延べ40人程度の開催を予定してございます。 ワークショップ形式を採用することで、新庁舎検討市民委員会に加えて、多くの市民の方から意見を聴取することを考えてございます。意見は集約させていただきまして、基本計画の参考とさせていただきます。 スケジュールにつきましては、広報たじみ11月号やホームページで参加者を募集します。令和5年12月から来年1月にかけて開催予定です。 運営支援の内容でございますが、ワークショップ運営の資料作成や、あと、ファシリテーターの派遣であるとか意見の取りまとめを考えてございます。 アンケートにつきましては、こういった対面での意見聴取のほか、庁舎建設に対して求められる機能とか、利用方法等について広く意見を伺うということで、今は無作為抽出で 5,000人程度のアンケートをしようというふうに考えてございます。これは意見を求めますけれども、これをもって庁舎建設の是非を問うというものではございません。 来年の1月頃、無作為抽出を実施しまして、3月までに調査結果を取りまとめたいと思っております。 それから、業者につきましては、指名業者の中から業者選定して決めようというふうに考えております。 次に、本庁舎跡地のほうの委員会の設置でございますが、こちらにつきましては、本庁舎を駅北のほうに移転するということに伴いまして、跡地等の利用案に関することであるとか、跡地等利用の基本構想に関することについて御議論をいただきたいというふうに考えております。 メンバーにつきましては、近隣自治体の代表であるとか、まちづくり、にぎわい創出に関して見識を有している者、学識経験者、あと公募委員等々で15名以内を考えてございます。 令和5年11月に要綱を策定しまして、広報等で公募委員を募集し、令和5年度については3回程度の開催を予定しております。 運営支援業務の内容でございますが、市民委員会の運営支援であったりとか資料の作成、意見の取りまとめ等々で、業者につきましては、コンサルタント業者に指名競争入札で選定しようというふうに考えております。 いずれにしましても、先ほど議員の御指摘にもあるように、新庁舎に関しましても、現庁舎の跡地等の利用に関しましても、非常に市民の関心の高いところでございますので、高木市長が唱える市民が主役のまちづくりということに関連して、広く皆さんの意見を聞くということで事業を進めていきたいというものでございます。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) 私からは、企業版ふるさと納税について答弁を申し上げます。 これまで企業版ふるさと納税は、トップセールスにより募るというケースが多かったです。この形は引き続き行ってまいりますが、今回新たに、寄附しようとする企業と寄附を受ける自治体とをマッチングする事業者というものが存在しております。その事業者を活用しようということであります。 マッチングが成功した場合、つまりマッチング事業者の仲介により自治体に寄附された場合、その事業者に成功報酬のような意味合いで、市からマッチング事業者へ委託料を支払うということになっております。今回の補正は、その委託料を計上したということであります。
○議長(柴田雅也君) 10番 城處裕二君。
◆10番(城處裕二君) まず、項目1について、ここの委託先というのは、以前にプロポーザルで、今後、第8次多治見市総合計画の基本計画策定について、いろいろ相談に乗ってもらう業者選定というのが過去にあったと思うんですけど、それと重複するのかどうか。 もう一つ、先ほど総務部長からのお話もありましたけど、このワークショップやアンケートは、第8次多治見市総合計画の基本構想、基本計画のどこに反映してくるのか、この2点を確認したいです。 それから、項目2のほうについては、本庁舎跡地等という言葉になっているように、私、地元として、単にこの跡をどうするかというよりは、背景として、この周辺のまちづくりを並行して考えていかないと、単に跡地利用というふうではいけないと思っているんですが、その辺についてはいかにお考えかということを確認したい。 項目3について、これは、質問を出しながらですけど、新聞で読んだのですが、単なるマッチングのあっせんということではなくて、要は、どういった魅力のある事業を立ち上げるかということに対して、そのマッチングの会社がそういう指南をするみたいなニュアンスの新聞記事を読んだのですが、そういった項目も含まれるのかどうかということについて確認をお願いします。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) まず、業者ですけども、登録のあるコンサルタント業者に見積合わせをする予定ですので、必ずしも重複するということではございません。 あと、第8次多治見市総合計画の基本構想・基本計画にどのように反映されるかということですけども、基本構想については、これから協議させていただきますけども、構想の後、基本計画までいきますので、そういった中に取り込める部分に入れていきたいというふうに考えております。 また、跡地等ということでございますけども、議員御指摘のとおり、今回、跡地だけを何かどうのこうのということではなくて、本庁舎と跡地等を含めた多治見の一体の部分をどういうふうに考えるかという視点の中で考えていきたいというふうに考えておりますので、跡地等といいますと、そこだけを指すような感じでございますけども、そうじゃなくて、これを契機にまちづくりをどういうふうに考えていくかということも含めた、そういった検討をさせていただきたいというふうに考えます。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) このマッチング事業者は複数存在しておりますので、それぞれの事業者がどこまで契約会社にアドバイスするか、そのあたりはそれぞれ確認しないと分かりません。 ただ、やはり、マッチング事業者が、寄附をしようとする企業に対して、多治見市がどういったことをやろうとしているか、こういったことをしっかりと売り込んでいただかないと、そのマッチングが成功しないわけです。そのあたりは、市のほうがしっかりとそういうセールスポイントをつくり込んで、そのつくり込む中で、その契約の相手方に対して、何かそういういい考え方はないのか、いいセールストークとか、そういうポイントとか、そういうものはないかというのは相談しながら、どこまでそれをアドバイスしていただくかというのは、契約の中で定まるということになるかと思います。
○議長(柴田雅也君) 10番 城處裕二君。
◆10番(城處裕二君) 項目1、項目2につきまして、本当に、市民参加、市民主体でやっていただけることにつながっていくということで大変期待しております。 ただ、ともすると、あえて申し上げますが、アンケート等というのはアリバイ作りみたいに受け取られることもありますので、そういうことはないということを再度確認をさせていただきます。 もう一つ、項目3については、いろいろあるかと思うんですけど、私も最初に申し上げたとおり、企業版ふるさと納税というのはなかなか難しいというか、提案の仕方にいろいろなテクニックということもあると思うので。 そういった仲介業者みたいな人を通して、やはり、どういった事業の組立て方とか、どういうところに企業の力が借りられるのか、そういうことについても、行政としての力にしていっていただく、お金を払うからには、ただマッチングを求めるだけではなくて、そういうノウハウを盗んでいただきたいみたいな思いがあるのですが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 今、厳しいのか、それとも、ちゃんとやれよという叱咤激励なのかという、どちらかですけども、今回のワークショップについては、決してアリバイということではなくて、先ほど言いますとおり、しっかりと市民の意見を聞きながら進めていくという決意でおりますので、よろしくお願いいたします。 また、先ほどちょっと曖昧なことを言いましたけど、ワークショップやアンケートについては、基本計画の中にしっかりと取り込んでいくと、そういうつもりでおりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(柴田雅也君) 企画部長 桜井康久君。
◎企画部長(桜井康久君) 御指摘いただいたことは私も同感でございます。したがって、しっかりそうしたことを留意して、たくさんの寄附を募れるように、事業者とともに働きかけてまいりたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 次に、13番 寺島芳枝君。
◆13番(寺島芳枝君) 所管外のところに関しての質問をさせていただきます。12号冊12ページ、23番、29番、32番の3つ質問をさせていただきます。 まず1つ目、23番の子どもの貧困対策推進費について、 300万円の補正がついておりますが、その使用内容について教えていただきたい。 また、多治見市内の子ども食堂の主催者の包括的な会議が現在、福祉センターのほうで行われておりますので、主催者その方たちの声とか、そういったものは十分聞いてはいただいておりますけれども、この子ども食堂等においては、衛生管理にすごく私も気を使わなければいけないというふうに思っています。なので、講習会等の実施を、ぜひ、そういったお金も入っているのかどうか併せてお聞きをしたいと思います。 また、実施をする会場について、コロナ禍等がありましたので、公共施設の広い場所で実施をさせていただいているところもあります。 そういったところで、現在はテイクアウトなので公共施設の利用をさせていただいているところでございますけれども、新型コロナウイルス感染症が本当に大丈夫になって、本来の目的である多世代交流等も含めた交流をするという目的の上で、ぜひ、公民館等で、テイクアウトではない本来の食事の提供をしていきたいというふうに思うんですけれども、そういったところが可能かどうか。 また、現在は、県・市の補助が、3回から5回までの補助回数になりました。しかしながら、これは、じゃあ5年間で終わるかといったら、継続的にやっていこうということで立ち上げさせていただいています。この5回のままなのかどうかというところもお聞きをしたいと思います。 2つ目、29番の母子生活支援施設措置費について、 1,179万 3,000円という補正が上がっております。これは例年と比較をして、いかほどの見込みの増なのか。 措置に至る理由と特徴について、新型コロナウイルス感染症の影響を少し懸念をしているわけですけれども、そういった理由ではないのか、そういったところが通年と傾向が違っているのかどうか、そういったところをお聞きをしたいと思います。 3つ目、32番の生活保護総務事務費について、 250万 6,000円ということで、基準改定をされるということでありますが、その基準改定の内容と特徴についてお聞かせをいただきたいと思います。また、支給月がいつからになるのかも併せてお願いをいたします。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) 3点御質問をいただきました。順次お答えをします。 まず、子どもの貧困対策ですが、財源の 300万円は、ふるさと納税による寄附ということでございますので、この財源の 300万円を利用しまして、登録団体にヒアリングを行いまして、必要な備品に充てたいというふうに考えております。 これは、寄附者の御意向が、子ども食堂の運営団体支援のために、そういった備品購入等に充てていただけないかというようなことでございましたので、その意向に沿うものでございます。 それから、衛生管理につきましては、一義的にはその予算の中で団体が開催をするというふうに思っておりますが、開催の徹底については、やっぱり食品を扱うことですので、市としても周知徹底をしていきたいというふうに思います。 それから、開催の場所ですけども、これは、施設等々をこれからもよく周知をしていただきたいんですけども、公民館等での開催につきましては、もともと子ども食堂運営の趣旨に合致した事業で、子ども支援課が認めた団体ということであれば利用が可能であるということで、所管課とこれからも協議、徹底をしてまいります。 また、補助回数につきましては、これは6月補正で認めていただいた国の補助メニュー、これにつきましては回数の制限はございませんので、1年間 150万円という上限の中でやっていただくということになります。 それから、2つ目、母子生活支援措置費につきましては、例年と比べて多いかどうかということですが、これは一概には言えませんけども、コロナ禍におきまして、虐待とかDV、こういった件数が全国的に増えているというような傾向もございますが、当該事業において、それが要因で増えたというような認識は持っておりません。 ちなみに、ここ数年でも、昨年度はゼロですし、年間通して1件から4件程度ということでございます。 あと、入所措置に至る経緯と特徴ということですが、これは、事業の性質上、対象者としては配偶者からDVを受けている女性、その児童の生活安全が脅かされると判断された場合などに措置するということですので、母子家庭として自立した生活ができるように支援をするというものでございます。 それから、最後に生活保護の関係でございますが、この基準改定につきましては、5年に一度、評価検証を行っております、国のほうがですね。 これは、今回、国の検証によって、令和4年の検証結果を基に、その反映を基本として行うというもので、内容につきましては、大まかに言いますと、令和元年当時の消費自体の水準に、今回、世帯1人当たりに月額 1,000円を加算するというものでございます。 ただし、今回のこの対応につきましては、当面2年間の対応ということで、これは検証年であります令和元年以降の経済状況というのが、コロナ禍であったり、物価高騰であったり、こういった影響がまだまだ現段階において見極め困難ということですので、こういった状況を判断しまして、臨時的あるいは特例的な対応ということで2年間の措置ということになっております。 支給時期は、令和5年10月から2年間ということでございます。
○議長(柴田雅也君) 13番 寺島芳枝君。
◆13番(寺島芳枝君) 子ども食堂については、制限は無制限になるということでありました。また、公民館等においても、今後、検討をして、実施ができるような方向でいっていただけるというお返事をいただきましたので、進めていきたいなというふうに思います。 それから、母子の生活支援です。懸念は、私が懸念をしたというよりは、例年の中でそういった方がおみえになる見込みなので、補正を組んでしっかりと対応をしていくと、そういった方向で補正を組んだというふうに理解をさせていただきました。その都度しっかりとした対応をしていただきたいというふうに思っています。 それから、生活保護総務事務費でございます。1人当たり 1,000円という加算がつくということでございます。 報道によったり資料を見たところによると、75歳以上の生活保護受給者の方たちは減額になるというような報道もありましたけれども、この水準をキープをするという、そういった報道もなされていますので、今の生活保護の水準からは下がる世帯はないというふうに理解をしておりますけれども、そこの確認だけさせていただきたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) 今、議員がおっしゃったように、先ほど私、大まかにと言いましたけども、加算によって確かに月額 1,000円ということですが、全体の見直しの中で下がるところも実はあります。ですので、年齢層等とかによって若干上がったり下がったりということですが、ただ、現在の保護費を保障するということになっておりますので、現在より下がるところは基本的にはないということでございます。
○議長(柴田雅也君) 13番 寺島芳枝君。
◆13番(寺島芳枝君) 分かりました。そこは生活保護受給者の方ばかりではなく、やっぱり低所得者の方たちにも、これは同じような物価高騰の影響もありますし、そこのところは見ながらというところは大変よく分かるところでございますけれども、しっかりと今後のことも併せまして対応のほうをお願いをして終わりたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 次に、17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) 順番に質問をさせていただきます。 まず1つ目、2号冊60ページ、12号冊27ページ、財政判断指標でございます。 この中で、実態収支の大幅な悪化、27億円、かなり大きな赤字になっているわけですけれど、このことの意味を伺いたい。 基本的に、実態収支というのは、実質の単年度収支の数字と、決算剰余金による財政調整基金への繰入額の合わせたものということになっていますが、単年度の資金繰りを表す指標であるので、この赤字というのがどんな意味を持つかということ、また、どうしてこういう数字になったのかについて簡単に御説明をいただきたい。 2つ目は、2号冊19ページ、8款の土木費と、20ページ、9款の消防費の地方債の減額についてお伺いをします。地方債の減額というのは、財源に余裕ができたので一般財源に変更したということでしょうか。 3つ目、2号冊14ページ、53番の本庁舎跡地等利用事業費 447万円。先ほどの城處議員の質疑に対する答弁で分かりましたが、いわゆる新しく市民の方たちを15人ほど選んで、広報で募集をして進めていくということが分かりました。その点でございますが、地元の皆さんとお話をすると、やはり賛成した人も反対した人も、みんなで力を合わせることができる仕組みでないと地域はまとまらない、そういうふうに進めてほしいがという声が来ておりますので、その点について、そういうふうな考え方になるのかどうかをお伺いしたい。 4つ目、2号冊14ページ、54番の駅周辺駐車場需要調査費ですが、どのような考え方で調査を行うものでしょうか。1回目の質問を終わります。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) まず、実態収支の関係ですけども、先ほど議員もおっしゃられたように、今回については、9月補正において前年度実質収支額の従前の見込額から令和4年度の決算時で修正したということがあり、単年度収支は大きくマイナスして、実質単年度収支が6月補正時から18億円余りマイナスすることになったということです。 その影響によって、実態収支は6月補正時から18.1億円をマイナスすることになりました。御指摘のとおり、実態収支額の増減は各年度の単年度収支と財政取崩し額に大きく左右されるため、今後どういうふうになっていくかというのは、なかなかしっかりと注視しなければいけないというふうに考えております。 次に、2つ目ですけども、国庫支出金並びに地方債の減額ということでございますが、一般財源に余裕ができたというよりは、まずは社会資本整備総合交付金を一応申請するわけですが、満額行ければそれで一番いいんでしょうけども、割当ての中で見込額よりも少なくなったということで、国庫支出金がまず減額になったということ。それに合わせて、その裏負担といいますか、その起債額がそれに乗じていますので、支出金が少なくなったその場合の中で起債も少なくなってしまったということで、地方債の減額もさせていただいたということでございますので、余裕があって落としたというよりは、交付金の決定額に応じた財源を一般財源で賄ったということでございます。 次に、本庁舎跡地のことにつきましては、先ほどの内容につきましては御説明させていただいたとおりですけども、議員御指摘のとおり、地元でもいろいろな意見がございますので、そういった意見もしっかりと取り入れながら考えていこうということで、先ほど城處議員の質問にもありましたとおり、本庁舎の跡地等をどういうふうに考えるかという視点は、その地域だけではなくて、今後の多治見市のまちづくりにどういうふうに寄与していくかということを含めて、広く皆さんの意見を聞きたいというふうに考えて進めてまいりたいと思っております。 駐車場につきましては、これはなかなか議会の中でも議論、すごく多いところでございましたけども、今、現状では駐車場の整備はしないでということも考えておりますが、ただ、昨今の多治見駅の南北の状況を考えたときに、今後どういうような需要があるかとか、そういったことも含めて考えていかなければいけないのではないかということで今回、調査をしていきたいということでございますので、駐車場が建設ありきとか、そういうことは、この調査を経た上でしっかりと議論をしていきたいというふうに考えております。
○議長(柴田雅也君) 消防長 加藤 繁君。
◎消防長(加藤繁君) 消防費のところで、北消防署の移転のことに関してお答えをいたします。 当初は、事業全体起債が適用されるということでしたけれども、県の担当者が今年の4月に変わりまして、解釈が違うということで、一部の事業の対象となるということで見直しをしたものです。 事業の影響についてはありませんので、順調に令和8年の4月共用開始に向けて取り組んでまいります。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) まず、実態収支の件なんですが、これからも多治見市のいろいろな事業がありますので、財政判断指数の制限の中でもぎりぎりまで事業を多く行う、財源を多く使うことということとなると考えるんですが、この実態収支の数字が、そのことによって悪くなるわけですが、どの程度の悪化までが耐えられる、いわゆる健全財政という点でいく中で、どこまで実態収支を悪化させてもいいというふうにお考えでしょうか。 それから次に、9款のことについての説明は分かりましたが、8款のほうで、国庫支出金、起債額の減額がこれだけまとまって起きたというのは、なかなか今まで見てもないことなんですが、このことによって、これから先、事業というのはやっていけるのでしょうか。 国としては、子育てや防衛にお金がかかるので、今後、国・県の支出金が減るというふうに考えていくべき、そういう先触れではないかと思うんですが、いかがでしょう。 それから、本庁舎問題絡みでいきますと、まず、本庁舎の跡地の問題ですけれど、今、第8次総合計画で新規計画として審議中なんですが、事業が先に先行していくということはあまりよくないと考えるのですが、多治見市市政基本条例の第3章、第20条の市は計画的な市政を運営するとあることに反するのではないかと思うのですが、第8次総合計画が通った後の予算として出すのが正しいんじゃないかっていうふうに、お伺いをします。 それから、駐車場の件については、本来、庁舎を移転・建設するという事業を進めるには何を行うか、どういう庁舎を、駐車場はどういうふうに考えて、アクセス道路はどうするか、跡地利用はどうするかということをトータルに考えて、財政的にはこういうものだというふうにした上で進めるべきと考えるんですが、それがなかなか具体的なものが明らかでなく進んでいる。しかも総合計画の事業として位置づけを今、検討しているんですが、それがまたこういうふうに先に進んでいくという点については大分心配をするんですが、もう少し総合計画、あるいは計画行政ということで多治見市の行政を進めるならば、もう少し明確な形でステップを踏むべきだと考えるんですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 実態収支がどこまでという数字の明確な基準はありませんが、ただ、実態収支がずっと赤になるということは持ち出しが多くなるということになりますので、財政にとってはあまりいい状況じゃないと思っております。 また、決算剰余金が今は結構ありますけども、そういった中でも当初予算では財政調整基金を20億円程度を取り崩して予算を編成しているということを考えると、実態収支が悪くなるというのは、あまり財政にはいい影響を与えないというふうに考えております。 次に、8款の国庫出資金と地方債の関係ですけども、確かに、希望はきちっと事業費を計上して、県なり国なりに申請するわけですけども、枠の中で、多治見市に入ってくる額が満額ということではないということは、これまでもそうです。 今回は、いつもと同じ、比べるとかなり大きな額を請求しましたが、それでもやはり満額にはならない。ただし、前年よりは多くはいただきましたけども、その差額が出たということで、その国庫支出金の減額であったりとか、それに基づく裏負担の起債が減額になったということでございますが、一方で、事業費そのものは減額しておりませんので、それは一般財源で賄っております。ですので、事業につきましてはしっかりとやっていくということでございます。 次に、本庁舎の関係でございますが、第8次総合計画の議決を得てから予算を上げるべきではないかという御指摘でしたが、既に第7次総合計画の中で、本庁舎を計画・建設しますという文言の中にも、庁舎を建設することもそうですし、位置が決まってからということはございますけども、当然、位置が定まれば跡地等の利用についても考えていく、もしくは、駐車場問題についても考えていくということは、既に包含されているものでございまして、現在、本庁舎建設に関する特別委員会に提案させていただいておりますのは、今後こういったものをしっかりと明確に分けて考えていこうということで、あえて1つの計画の中で包含されているものを3つに明確に分類したということでございますので、第7次総合計画の中に含まれている事業だということの認識で今回は補正予算を上げさせていただいております。 最後、駐車場の問題でございますけども、そういったことも含めて、先ほども申しましたとおり、庁舎に絡めてということもずっと議論してきましたが、そういった中では、やはり、駐車場問題についてもしっかりと調査をして、どういった需要があるかとか、どういった見込みがあるかということをしっかりと確認した上でやっていきたいということでございますので、今回の予算計上に上げているということでございます。
○議長(柴田雅也君) 17番 林 美行君。
◆17番(林美行君) まず、実態収支の件、御説明ありがとうございました。 今後、今の日本の国の状態を考えますと、国や県からの財源が少なくなる。子育て支援や福祉の予算が減額するというその普通の見通しの中で、この財政判断指数を持つ多治見市としては、どのくらいまで事業の拡大ができるか。さらに予算額を増やしていくことができるかという見通しを伺いたいです。 それから、本庁舎の関係の駐車場整備ですが、今でも駅北は駐車場だらけ、言ってみれば、商業・業務によるにぎわいを求めるという計画が、基本的に駅周辺の整備計画が基本的に実現をしていない。その理由が何かを考えながら、また駐車場を付け加えるというようなとこに行っていいものかどうかを考えながら進めなければいけないと思うんです。 最終的に本庁舎をどうこう、そこに駐車場をどうこうじゃなくて、駅北が本当ににぎわいを持つ商業・業務の拠点になれるかどうかというのが本来で、そのためにじゃあどうなんだという視点を持たないかんと思うんですが、そういうものはございますでしょうか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) コロナ禍は非常に厳しい時代でした。その中で経済も非常に縮小したりとか、皆さん、物すごい困難に立ち向かって、今やっと景気のほうも、業績も回復し、以前のとおりかどうかはまだ分かりませんけど、回復基調にあるというような状況の中で、税収についても一定程度の水準を確保することができました。 そういったことを長期的に見通しながらということでございますけども、当然、経済ですので、上がるときもあれば下がるときもあるということもございますので、事業の拡大、いろいろなことをやっていかなくちゃいけない中で、どうやって事業費を捻出するかということについては、当然、多治見市は企業誘致を一生懸命やっていますので、税収の確保もしていきますでしょうし、国・県等、そういったところから有利な補助金、もしくは起債なんかでも財源を確保していくということでございます。 ある程度の中期財政計画とかそういう見通しの中で、歳入予算を確保しながらやっていくということでございますので、どの程度拡大するかというのは、そういった短期の部分でしっかりと見ていきながら、年度年度の事業をしっかりとやっていきたいというふうに考えております。 また、駐車場の問題につきましては、なかなか、総務部でお答えする部分は限られますけども、駅、今、当然きれいに整備、北側も整備させていただきまして、南側もきれいになってきました。 そういった中で、土地の利用の在り方とかで、そういったことにつきましては、都市計画部の中でもしっかりと議論しておりますし、私どもが今回調査させていただくことについても、本庁舎のみをターゲットにしたということではなくて、そういった土地利用も含めて、どういった形が今後の多治見駅周辺にふさわしいかということについての実態をしっかり調査させていただいて、必要であれば、例えば駅北立体駐車場を造ったように、駐車場を整備していくことによって、そういった駅の周辺のにぎわいとか、そういうところにつながるような、そういう形になればと思っておりますので、あくまでも総務課としては、この庁舎を契機に、どういった需要があるかというのを調査させていただく。そこまでは総務部でしっかりとやらさせていただきたいと考えております。
○議長(柴田雅也君) 次に、18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) では、私からは2点御質問をさせていただきます。 1つ目は、先ほど獅子野議員からも御質問のありましたが、12号冊19ページ、72番の笠原中央公民館施設整備費についてでございます。継続費については同じ12号冊の21ページに記載がされている案件でございます。 今回、大きな額の補正予算、継続費修正であるが、事前に確認できなかったのかなということでお伺いします。 その理由といたしまして、厚生労働省のチラシで、こんなニュースが入っていましたので改めて確認をします。 アスベストの事前調査結果の報告が施工業者(元請事業者)の義務になりますよというもので、2022年4月1日着工の工事から適用ということでありました。今回、この事業については、令和3年間の継続費でございまして、この案件と重ならないのかなということで、あえて事前に確認が進まなかったのか、また、このタイミングで出てきた理由がどこにあったのか。 それから、健康被害については、先ほど御答弁の中で、天井を開けてみて初めてアスベストがあるということを確認しました。 アスベストについては、そういうふうにしっかりした施工がされておった上であれば、よほどでない限り健康被害には及ぼさないかなということも聞いておりましたので、その点からいくと大丈夫だったのかと思うんですが、改めて市民の方、それから、そこに働く方への健康被害はなかったのかを伺います。 2つ目は、今、林議員からも御質問がありました、12号冊10ページ、6番の駅周辺駐車場需要調査費についてお伺いをさせていただきます。これはほとんどダブるかもしれませんが、私が質問したい内容は、このタイミングで何で調査をされちゃうのかなということです。 また、委託料の増額とのことですが、どの額に対しての増額なのかお示しをください。 継続費の追加もありますが、いつまでにこの調査をやって、そして、これからの第8次多治見市総合計画の基本計画に結びつけていかれる御予定なのか。 そして、最後でございますが、そういうことを鑑みながら、今後、改めてこのタイミングで調査をしていきながら、本市として駐車場を本当にどうするのか、造るのか造らないのかという意思決定をどのタイミングでされるのか。造るような意向をお持ちでのこの需用費の補正予算なのか確認します。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 駅周辺の駐車場の関係です。先ほどもちょっと答弁しておりますけども、現段階では新たな駐車場は整備しない、そういうような予定をしておりますけども、駐車場不足に対応するためには駐車場整備が必要ではないかという意見も一方ではいただいております。 庁舎建設があるこの時期に、先ほど言いましたとおり、これを契機として、いま一度、駅周辺の駐車施設の現状や、あとは、駐車場の台数の把握とか、あとはドライバーの皆さんのアンケートを行って、現時点での現況を把握して、将来どういう需要があるかということを想定しながら、必要かどうかということの確認をするとともに、新たな駐車場整備の要否は判断の基礎資料としたいというものでございますので、この時期でございます。 あと、委託料の増額ということでございますけども、補正予算の書きぶりで、新規ですけども増額だということで、これは単発で考えてください。 継続費の追加ということでございますが、一応、実施期間につきましては10月から来年9月までを予定しておるということで、継続費として設定しているものでございます。 最後になりますけど、もう一度言いますけども、駐車場を建設する気持ちがあるかどうかということについては、調査結果を踏まえた上で、これは建設の要否を判断する材料としていきたいと思っておりますので、調査を終えた後、どうしていくかということの判断をさせていただきたいと思っております。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) アスベストの関係の工事について2点御質問をいただきました。 まず、1点目が、事前に分からなかったのかということでございますけども、先ほども御説明したとおり、空調や排気のダクト管、そういったものの接合部のパッキンに含まれておるものでございまして、今回の工事は長寿命化といったこともありまして、管自体を更新しようということで考えておりまして、そのパッキンにそういったものが使われているというのは事前には予測できなかったものですから、実際に壁を剥がしたりとかした中で、管を確認する中で分かったというものでございます。 ダクトパッキンでございますので、プラスチックやゴムなどで固めてあるものでございますし、その管の接合部が、いわゆるフランジと言いますけれども、金属の平らな面同士のところに使ってあったものですので、しっかり密着しておりましたので、ダクトなども含めて、飛散するという状況にはありませんでした。 撤去をする際にも、このアスベストが飛散しないように、パッキンが密着接合したままの状況で撤去していくということで今進めておりますので、そういった健康被害の御心配はないというふうに思っております。
○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) アスベストの件は、健康被害はないということでしたが、事前調査の報告の義務があるということで、施工業者からは事前の中ではあったのかどうか、もう一度確認させてください。 併せまして、厚生労働省の書類を読みますと、今後、2023年10月からは、専門で詳しい方が、このアスベストについては施工する前にチェックをして事前調査しなきゃいけないよということで、非常にアスベストの工事についてはシビアな見解がなされていますけども、その辺のところは、これからはそういう対応がなされていくということで理解していればいいものか、確認をさせてください。 それから、本庁舎の駐車場のことについてでございますが、総務部長からるる御答弁をいただいていましたが、私たちも当初、この議案が上程されてから、駐車場の件に関しては御答弁も変わったり、我々も意向が議論するたびに変化を見ながら本日を迎えたわけでございますが、私は、今のところ見ているのは、最終的に今年の秋、8、9月頃に当初聞いておりました基本設計の中に、駐車場の問題についてもおおむね本市としての御意向も出てくるのかなと思っていました。 また、本年3月31日に出されました新庁舎検討市民委員会の報告の内容につきましても、駐車場のことについてはあまり書かれていなかったわけなんですが、そういうことを鑑みると、この基本設計の中におおむね市の方針が、最終的に、今いろいろるるありましたが、出されてきて、それに基づいて基本設計が進むと認識していましたが、そんな捉え方は、次元的には違うものでしょうか、改めて確認をさせていただきます。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 庁舎の基本構想、設計については、その中に駐車場を造るとか造らないとか、そういったものを包含してというよりは、庁舎本体の機能であるとか規模であるとか、どういったしつらえになるかということを考えてつくっていこうと思っておりますので、庁舎にビルトインするとかしないとか、そういったものについては大きく考えないで庁舎は造っていきたいと思っております。 駐車場については、それは別個でまた考えたいということでございますので、現在は駐車場を造らないということで進めておりますけども、こういった実態を見ながら考えていくということでございますので、基本計画がつくられる頃に、駐車場についてもどういった形ができるかということは一定の方針を出していきながら進めていきたいと考えております。
○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) おっしゃる意味は理解はしますけども、これだけ駐車場の問題が大きくクローズアップされながら本日まで来ている中で、市民の方も駅北に移転することについては御理解が深まったと私は認識をしておりますが、やはり、駐車場の問題は市民の方にとっては大きな課題でございますので、調査もやらなきゃいけない、その趣旨は分かりますけども、やはり、しっかりその辺のところを広報しながら、そして出していきながら、基本設計の基本計画とか基本構想の中で御理解を深めていくことも、既に年月が相当たってきていますので、そういうスタンスは、私は、市民に対しての説明の周知のやり方としては大事かと思いますが、くどいでしょうか、いかがですか。
○議長(柴田雅也君) 総務部長 柚木崎宏君。
◎総務部長(柚木崎宏君) 決して、庁舎と駐車場を全く切り離して考えるということではございませんが、庁舎と駐車場だけということではなくて、今回の駐車場については、駅周辺がどういう状況であるかということを鑑みながら駐車場の問題も考えていき、そこに庁舎が改めて来るという状況もあるということなので、そこは全く無関係で考えておくわけじゃはございませんので、基本構想や基本計画の中に、駐車場がどうあるべきかということをしっかりと念頭に置きながら進めてまいりたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 環境文化部長 伊藤徳朗君。
◎環境文化部長(伊藤徳朗君) アスベストの関係でございますけれども、現在でも当然事前調査はしております。外壁材とかそういうところに入っているものについては、今でもそれを見つければ、工事の際には配慮して工事をしております。 ただ、先ほど議員御指摘があったとおりで、新しい指針が出ているということでございますので、今後の工事につきましては、その指針に沿って慎重に対応をしてまいります。
○議長(柴田雅也君) 次に、19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) 私は、12号冊16ページから18ページにわたる国県支出金と地方債の大幅減について3点質問をいたします。 道路改良工事等が6点くらいありまして、あと、北消防署移転整備事業の予算として計上されていた国県支出金と地方債がことごとく大幅減となっております。これに補填するために一般会計からの支出がありますが、この大幅減になった経緯について説明を求めます。 先ほど同様の質問があったと思いますけども、そのときの総務部長の答弁では、これは、満額は認められないけども、その交付金の決定額に一部減らされているということでしたが、私が調べた限りは、当初予算から満額全部削除というか、減というものが何点かありましたので、非常に不思議だなというふうに考えておりますので、説明を求めます。 それから、国県支出金と地方債の減額を合わせると約2億 2,000万円ぐらいになるんですけれども、これを一般会計で補填するというふうにしておりますが、どのような影響があるのかということを伺います。 それから、(都)音羽小田線についても、当初予算と比べて国庫補助金と地方債が全部なしということになっているんですけど、この辺については、計画が大幅に遅れるという説明が全員協議会でありましたけれども、そういうことで、そのために市側が自発的にこれを取り下げたというふうな理解をしていいのかどうなのか伺います。
○議長(柴田雅也君) 建設部長 村瀬正一君。
◎建設部長(村瀬正一君) 3点質問がありましたので、順次答弁をさせてもらいます。 まず最初に、財源更正になった経緯でありますが、先ほど総務部長からもありましたが、6点の道路改良事業におきましては、社会資本整備総合交付金を活用しまして事業を進めております。令和5年度市が要望した金額、こちらに対して交付決定率は大体43%ぐらいでありました。 また、地方債につきましては、交付額に対して対象になるために、国県支出金と地方債ともに減額になったものであります。ただし、この影響により事業を止めることなく推進するために、今回は財源更正を行いまして、一般財源にて補填し、事業を行うことであります。 また、全額減ったものであるとか、こういったいろいろなパターンが6点のうちあると思いますが、全体の社会資本整備総合交付金、この6点につきましては1つのパッケージとして申請しております。 また、県のほうでは防災・安全交付金ということで、県の大きなパッケージの中の一部として、多治見市は6点を申請しております。ですので、県が総額これだけという、国から補助金をもらった段階で、県のほうで振り分けるということになっております。 また、この振り分けられた総額の中で、うちはこの6点をどういうふうに振り分けるのかは、多治見市の判断で分けておりますので、今回につきましては、着実に行えるところ、着実に行える工事のところに国費をつけまして、それ以外のところにつきましては、予備に単費というか、一般会計のお金をつけておるということでありまして、そのように、ゼロのところもあれば、そのまま残ったところもあったりとかというところがあるという状況であります。 次に、今後の事業の影響でありますが、今年度につきましては一般会計から補填をしましたので、特に影響はありません。 ただ、今後、多様な一般財源を投入するということになってきますと、やっぱり影響はじわじわと出てくると思います。ですので、建設部といたしましては、国庫補助金を少しでも多く取れるようにということで、国・県のほうに努力をしていきたいと思いますし、また、国の補正予算であるとか、ほかの自治体、そちらのほうが余ったよという声が入った場合、すぐにでも受け入れるような状態であるように継続的に準備を行ってまいります。 また、最後の(都)音羽小田線の計画の遅れによって取り下げたかと話しておりますが、取り下げは行っておりません。(都)音羽小田線の改良工事につきましては、最優先に進めるべき工事というのは認識しております。 今回につきましては、あくまで国費の決定額に伴いましての財源の更正だけでありますので、今回、ここの(都)音羽小田線については、国費をここには入れずに、一般財源を入れまして着実に事業を行う。国費につきましては、工事が行えるところだったり用地が買えるところ、間違いなくやれるところについて入れたということでありまして、事業としては着実に行ってまいります。
○議長(柴田雅也君) 消防長 加藤 繁君。
◎消防長(加藤繁君) 先ほど林議員のところでもお答え申し上げましたけれども、担当者が変わって解釈が違ってきたということから、事業の一部しか対象とならないということですけれども、今年度の事業は2つございまして、まず造成工事、これは消防団が総合的に拠点的な訓練を行う場所ということで、整備することで認められました。 もう一つが、建物の設計委託ですけれども、これは防災機能強化ということで、消防隊員の感染対策、これに関する施設として整備を行うということで認められました。 以上のような理由で、県と協議をしっかり綿密に行って起債額を算出した結果の補正額ということになります。 事業の影響は一般財源を繰り入れることになりますけれども、先ほども申し上げましたように、順調に令和8年4月供用開始に向けて取り組むと。特定財源の確保についても、これからしっかりと、あらゆる可能性を財源確保に向けてチャレンジしてアタックしていきたいというふうに考えています。
○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) この国庫支出金の申請とか地方債については、社会資本整備総合交付金という一括のものとして申請をしたということですよね、今おっしゃったのは。 その中で削られる部分があって、県としてのパッケージの予算額が決められていて、その中で、この割り振りについては、多治見市の担当課が、これはこっちにつけて、これはあっちにつけてという形で決めたという理解でよろしいんでしょうか。 それと、消防のほうなんですけども、県の担当者が変わって解釈が違うということが、そんなことがあり得るんでしょうか。その解釈というものはどういうものなのか説明をしていただきたいと思います。
○議長(柴田雅也君) 建設部長 村瀬正一君。
◎建設部長(村瀬正一君) 社会資本整備総合交付金というものがありまして、その中で、先ほど言いましたように、防災・安全交付金というこの項目がありまして、それにつきましては、県の大きなパッケージ、岐阜県でこういうことをやりますというパッケージがあります。その中に、多治見市としてはこういうメニューをやりますということで6点今回上げております。 その6点について、岐阜県は、多治見市に対して、この全体枠のうちのこれだけを補助金として渡されますので、その中の内訳については、多治見市のある程度裁量で分けることができます。
○議長(柴田雅也君) 消防長 加藤 繁君。
◎消防長(加藤繁君) 解釈の違いといったところであり得るかという御質問ですけれども、当初、継続事業で行いました造成工事、令和4年度と令和5年度の造成工事が、令和3年度の当初予算で継続費を計上しました。 そのときの協議では、県の担当者との連絡において、移転整備、北消防署を移転することでも事業全体に緊急防災・減災事業債、有利な起債が使えるという御回答をいただいていたものですから、継続費にも充てました。 そして、令和6年度には建築費の予算を計上する予定でございますけれども、それも一体的な整備として緊急防災・減災事業債を当てにしていたところですけれども、今年度4月に急遽、北消防署も平成17年に耐震の性能の強化をしましたので、そのときに 3,000万円ほど使って耐震強化をしたんですけれども、Is値が 0.9ございまして、 0.6未満でないと対象ではないという回答をいただいた。 私どもとしましても、その要綱、手引を見ても、この一体的整備が緊急防災・減災事業債の対象になるかということも疑問に思っていて、何度か県の担当者にお伺いしていたんですけれども、オーケーということでしたので、令和5年度の予算には緊急防災・減災事業債を上げさせてもらったんですけれども、今回の補正で見直しをしたということでございます。
○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君。
◆19番(井上あけみ君) この国県支出金なんですけども、こういうものが決まっていく経緯っていうものがどういうものなのかということについて少し勉強をしました。 地方債の場合は、県のほうが市区町村のをまとめて国のほうに申請して、そして、それを国が同意するという形で決まってきて、私たちのような地方自治体の場合は、県と協議して、そういう額というか、そういうものが決まってくるというふうでしたけれども、それは地方債です。 先ほど建設部長が答弁していただいたのは、国・県の支出金のほうの額ですか。それに伴って地方債のほうも変わってくるというふうに答弁されたと思うんですけど、そういう理解でよろしいでしょうか。違いますか。
○議長(柴田雅也君) 建設部長 村瀬正一君。
◎建設部長(村瀬正一君) こちらの地方債でありますが、この対象になるものというのが、あくまで補助事業の裏負担という感覚ですので、対象になっている事業、この補助金に対しての裏分しか起債が見えません。 ですので、全体的に補助額が減れば起債の額も同じように減ってしまうと。全額見てもらえれば起債も増えるんですが、補助金が減れば起債も減っていくと。あくまで対象は、これ以上はできないので、あくまで補助額が限度額になります。
○議長(柴田雅也君) 19番 井上あけみ君の本件に関する発言は3回に及びましたが、特に発言を許可いたします。
◆19番(井上あけみ君) そうすると、この減った額というのは、額そのものは総務大臣の同意によって決まってきて、それで、その多治見市の配分については、国のほうは関与せずに、関与したのは県の決定だという意味ですか、教えてください。国の決定なのか、県の決定なのか。
○議長(柴田雅也君) 建設部長 村瀬正一君。
◎建設部長(村瀬正一君) 一応、メニュー等を全部、国のほうである程度拾って、岐阜県の総額としてこんだけですよというのは渡しておると思いますが、最終的にその詳細の各市に渡す金額というか割合については、最終的には県がある程度判断されておるというふうに認識しております。
○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第79号 令和5年度多治見市南姫財産区事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第80号 令和5年度多治見市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第81号 令和5年度多治見市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第82号 令和5年度多治見市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第83号 令和5年度多治見市
下水道事業会計補正予算(第1号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第84号 令和5年度多治見市病院事業会計補正予算(第2号)について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第85号 指定管理者の指定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第86号 指定管理者の指定については、通告がありますので、順次発言を許可します。 最初に、13番 寺島芳枝君。
◆13番(寺島芳枝君) これも所属の委員会以外なので質問をさせていただきます。 まず、この新しい施設になります、わかばになりますけれども、運営に当たり大変期待をしています。指定管理期間が2年ということなんですが、2年間にした理由についてお伺いをしたいと思います。 2項目め、提案内容について、新たな体制となって、提案の内容がとても重要だというふうに思っています。得点が60点中49.4点という得点でございました。市の方向と指定管理者が同じ思いで、同じ方向に立って、この内容は十分協議をしてやっていっていただかなければならない中で、この得点の見解をどういうふうに捉えているのか教えていただきたいと思います。 3項目め、指定管理料の算出根拠について、現在の2施設が1施設になります。そういった中で、この指定管理料の算出というのがどういったものなのか。 民間事業者との連携も図られる中で、特に専門職員の配置が手厚くなるというふうに思っているわけですが、配置基準と、人件費の加算というものが含まれて、この指定管理料の算出になっているのかどうかということの3点をお伺いいたします。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) まず、指定管理期間2年とした理由でございますが、本施設につきましては、本市が初めて運営をする児童福祉法に伴う施設ということで、過去の運営実績がございませんので、まずは現在の発達支援センターなかよし・ひまわりの残期間であります2年間、これを運営していただいて、その間の評価を踏まえて、改めて仕様、あるいは指定管理料について再検討をしたいというふうに考えております。 また、これによって次期指定管理期間を他の施設と合わせることができるということもございます。 次に、提案内容についての見解ということでございますが、これはもともと仕様書の中には中核的機能を持たすということで追加をしてございました。6点ございますが、この応募団体の提案につきましては、これらを忠実に遂行する内容でございましたので、本市の目指す療育に沿った提案だというふうに認識しております。 あと、指定管理料につきましては、職員配置の中で仕様にも記載してございますが、現在の発達支援センターなかよし・ひまわりの合計の人員に加え、例えば支援員の人数なども増員しております。当然、この分の人件費も計上しておりますし、先ほど議員がおっしゃった専門職の人件費についても単価を上げてございます。
○議長(柴田雅也君) 13番 寺島芳枝君。
◆13番(寺島芳枝君) 結果的に現在、指定管理を受けている事業者が選ばれたということなので、継続性、また、新たな中核施設としての方向性を踏まえた上で、残った期間の2年間としたというふうに理解をさせていただきました。その後については、2年間運営した上で、もう一度公募するのか、そのまま続けてやるという方向性になるのか、そこだけもう一度お伺いをしたいというふうに思います。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) その後につきましては、再度公募をしたいというふうに思っております。
○議長(柴田雅也君) 13番 寺島芳枝君。
◆13番(寺島芳枝君) 指定管理料でございますが、やってみないと分からないというところもあるということで、加算の部分も踏まえたというふうになっています。 施設も広くなったりしていますし、金額的にこれでいいのかなと懸念もあったわけですけれども、それも十分に踏まえて、この収支計画の得点が 4.1ということで、この2年間はこの金額でやっていけるというふうに判断したと捉えたいと思いますが、それでいいか再度確認したいと思います。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) 繰り返しになりますが、仕様の中に、指定管理料を踏まえて、応募団体から提案を出していただいた。十分この仕様に対してできるというふうで解釈しております。
○議長(柴田雅也君) 次に、18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) 寺島議員とかぶるかもしれませんが、質問をさせていただきます。 1つ目としまして、応募団体は何者の団体から応募があったのか、改めて2者でいいかどうか確認をさせていただきます。 それから、2つ目としまして、指定管理料についてでございますが、これについても御答弁がありましたが、人件費について、2億 7,223万 7,000円のうち、人件費の占めるウエートはどの程度なのかということと、それと、先ほどの答弁につきまして、今、採用されている方がそのまま雇用されることもあるかもしれませんが、現場で採用するのは大変だということもお聞きしていますので、2年で大丈夫かなと、そういう意味から言って、人件費の面と、2年で本当に大丈夫かなというところを感じるところですが、その辺の御見解を確認させていただきます。 それから、3つ目としまして、今回新たに選定委員を選出され、多治見市児童発達支援センター指定管理者候補団体選定及び評価委員会で選定された結果と認識いたしますが、選定委員会の人数、メンバー、委員会の回数など、今回、初めての新しい施設でございますので、どのような多治見市児童発達支援センター指定管理者候補団体選定及び評価委員会が開催されてきたのか、経過について説明を求めます。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) まず、応募団体につきましては、御意見のとおり2者ということで、もう一つの団体につきましては、障がい児の通所支援事業を行っている事業者ということでございます。 それから、指定管理料につきましては、人件費の占めるウエートも含めまして、積算に関する詳細についてはお答えできませんが、児童発達支援、また、中核的機能、これを遂行するに必要な人件費と事務費、事業費、一般管理費等々を含めて積算をしております。ちなみに、人件費の占める割合はかなり大きいということでございます。 選定委員につきましては、これは設置要綱がございまして、この中に委員数と委員構成が記載してございます。委員数につきましては7人ということで、内訳は、障がい者福祉団体に所属する者が2人、民生児童委員から1人、学識経験者ということで2人、それから、市の職員として、福祉課長と保健センター所長が入っておりまして、合計7人ということでございます。 それから、多治見市児童発達支援センター指定管理者候補団体選定及び評価委員会につきましては、評価委員会も兼ねておりますので、評価も含めて延べ3回開催をしたということでございます。
○議長(柴田雅也君) 18番 仙石三喜男君。
◆18番(仙石三喜男君) 2者ということで承りましたが、当初、議案が出たときに、本市の中に多治見市の児童発達支援センターを担っていただけるような業者は数社あるとお聞きしたような記憶がありましたので、多くの方が手を挙げていただいたのかなということで質問をしたところでございます。 ただ、いろいろ調べてみると、これからやっていくに当たりまして、雇用の面で、指定管理されても大変だなということをいろいろなところからお聞きしております。 そういう中で、人件費については、詳しいことは今聞くことができませんでしたが、発達支援センターなかよし・ひまわりで療育の御経験のある方に多分来ていただけるかなとは思いますが、実際雇用される人にとって2年では少し心配だなという境地にならないのかなと思います。 先ほど福祉部長の御答弁では、本市の指定管理の日程が5年、次から、2年先だったら5年単位でできるというようなことの御答弁があったと思いますが、これは本市の理由かと思いますが、働く側にとって、2年で本当にこういう施設について安心して雇用ができるだろうか疑問ですが、改めてそこら辺を聞きます。 それから、選定委員の方についてでございますが、これも今回の監査報告で、指定管理の選定委員の在り方について若干、監査委員が意見を触れられたようなことが記憶がありますけども、今回、評価委員会も合わせて3回程度議論されたということでございますが、人件費のことも含めて、しっかり議論がされたかどうか確認をさせていただきます。
○議長(柴田雅也君) 福祉部長 加藤泰治君。
◎福祉部長(加藤泰治君) まず、2年につきましては、逆に言いますと、助走期間ということでございますので、どちらかというと指定管理者のほうも、その間にしっかり課題を見つけるというようなこともありますので、そのあたりは納得していただいていると思います。 また、雇用についても、今回は現在の指定管理者がということですので、そのまま引き継いでいただけるものと、それから、新たに採用していただくものとありますが、この辺についてもプロポーザルの中でしっかり雇用に努めていくということも言っていただいておりますので、これについては期待しているところでございます。 あと、多治見市児童発達支援センター指定管理者候補団体選定及び評価委員会につきましても、基本的にプロポーザルを行って、それらについて評価をするということですので、何回も何回もということではございませんが、その中で各委員から、それぞれの見識からの意見をいただいて決定したということでございます。
○議長(柴田雅也君) ほかに質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第87号 指定管理者の指定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第88号 指定管理者の指定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第89号 指定管理者の指定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○議長(柴田雅也君) 次に、議第90号 指定管理者の指定について質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) これをもって質疑を終結いたします。
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△委員会付託
○議長(柴田雅也君) ただいま議題となっております、議第71号から議第77号まで、議第78号及び議第79号から議第90号までは、お手元に配付をいたしました議案付託表のとおり所管の常任委員会へ付託いたします。 お諮りいたします。ただいま議題となっております、議第78号は、お手元に配付いたしました議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、議第78号は、議案付託表(案)のとおり、本庁舎建設に関する特別委員会に付託をすることに決しました。 お諮りいたします。ただいま議題となっております、認第1号から認第9号まで、議第68号、認第10号、議第69号、認第11号、議第70号及び認第12号は、18人の委員をもって構成する決算特別委員会に付託の上、審査することにしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、認第1号から認第9号まで、議第68号、認第10号、議第69号、認第11号、議第70号及び認第12号は、18人の委員をもって構成する決算特別委員会に付託の上、審査することに決しました。
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△第49 休会期間の決定
○議長(柴田雅也君) 日程第49、休会期間の決定を議題といたします。 お諮りいたします。議事の都合により、明日から9月20日までの21日間は休会したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(柴田雅也君) 御異議なしと認めます。よって、明日から9月20日までの21日間は休会することに決しました。
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△散会
○議長(柴田雅也君) 以上をもって、本日の日程は全て終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 午後2時31分散会
------------------------- 上記会議の顛末を記録し、相違なきことを証するためここに署名する。 令和5年8月30日 多治見市議会議長 柴田雅也 多治見市議会議員 井上あけみ 多治見市議会議員 石田浩司...