令和6年第1回定例会令和6年第1回
高山市議会定例会会議録(第5号)=
======================◯議事日程 令和6年3月26日(火曜日)午前9時30分開議第1
会議録署名議員の指名第2 議第55号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第11号)の専決処分について第3 議第 2号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例について第4 議第 3号 高山市行政組織条例の一部を改正する条例について第5 議第 4号 高山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について第6 議第 5号 高山市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について第7 議第 7号 高山市職員の給与に関する条例及び高山市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について第8 議第 8号 高山市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例について第9 議第 9号 高山市手数料条例の一部を改正する条例について (以上
総務環境委員会報告)第10 議第10号 高山市認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び高山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について第11 議第11号 高山市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第12 議第12号 高山市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について第13 議第13号 高山市
福祉センター管理条例及び高山市
老人デイサービスセンター管理条例の一部を改正する条例について第14 議第14号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について第15 議第15号 高山市介護保険条例の一部を改正する条例について第16 議第16号 高山市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営等に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例について第17 議第21号 高山市立学校の設置等に関する条例及び高山市
放課後児童クラブの設置等に関する条例の一部を改正する条例について第18 議第22号 高山市
学校給食センターに関する条例の一部を改正する条例について第19 議第23号
高山市民文化会館条例等の一部を改正する条例について第20 議第24号 高山市図書館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第21 議第25号 高山市体育施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第22 議第33号 証明書の交付等に関する事務の委託の廃止について (以上
福祉文教委員会報告)第23 議第 6号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例について第24 議第17号 高山市観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について第25 議第18号 高山市都市公園条例の一部を改正する条例について第26 議第19号
高山市営住宅条例の一部を改正する条例について第27 議第20号 高山市空家等の適切な管理及び活用の推進に関する条例の一部を改正する条例について第28 議第26号 高山市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例について第29 議第27号 高山市給水条例の一部を改正する条例について第30 議第28号 高山市
農業集落排水処理施設の管理に関する条例の一部を改正する条例について第31 議第29号 高山市
公設地方卸売市場プレハブ型冷凍冷蔵庫設置工事請負契約の締結について第32 議第30号 市有財産(み
ぼろ湖オートキャンプサイト)の無償譲渡について第33 議第31号 市有財産(宇津江公衆便所)の無償譲渡について第34 議第32号 市有財産(観好寺公衆便所)の無償譲渡について (以上
産業建設委員会報告)第35 議第34号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第12号)第36 議第35号 令和5年度高山市
地方卸売市場事業特別会計補正予算(第3号)第37 議第36号 令和5年度高山市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)第38 議第37号 令和5年度高山市
観光施設事業特別会計補正予算(第2号)第39 議第38号 令和5年度高山市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)第40 議第39号 令和6年度高山市一般会計予算第41 議第40号 令和6年度高山市
国民健康保険事業特別会計予算第42 議第41号 令和6年度高山市
地方卸売市場事業特別会計予算第43 議第42号 令和6年度高山市
学校給食費特別会計予算第44 議第43号 令和6年度高山市
介護保険事業特別会計予算第45 議第44号 令和6年度高山市
観光施設事業特別会計予算第46 議第45号 令和6年度高山市
後期高齢者医療事業特別会計予算第47 議第46号 令和6年度高山市
水道事業会計予算第48 議第47号 令和6年度高山市
下水道事業会計予算 (以上
予算決算特別委員会報告)第49 議第56号 高山市税条例の一部を改正する条例について第50 議第49号
人権擁護委員候補者の推薦について第51 議第50号
人権擁護委員候補者の推薦について第52 議第51号
人権擁護委員候補者の推薦について第53 議第52号
人権擁護委員候補者の推薦について第54 議第53号
人権擁護委員候補者の推薦について第55 議第54号
人権擁護委員候補者の推薦について第56 発議第1号
高山市議会委員会条例の一部を改正する条例について第57 発議第2号 ガザ地区における即時停戦に向けた行動等を求める意見書 =
===============◯本日の会議に付した事件 1 日程第1
会議録署名議員の指名 1 日程第2 議第55号 1 日程第3 議第2号から 日程第9 議第9号まで
総務環境委員会報告 1 日程第10 議第10号から 日程第22 議第33号まで
福祉文教委員会報告 1 日程第23 議第6号から 日程第34 議第32号まで
産業建設委員会報告 1 日程第35 議第34号から 日程第48 議第47号まで
予算決算特別委員会報告 1 日程第49 議第56号 1 日程第50 議第49号から 日程第55 議第54号まで 1 日程追加 議第57号 1 日程追加 議第58号 1 日程第56 発議第1号 1 日程第57 発議第2号 =
===============◯出席議員(24名) 1番 丸山純平君 2番 中村匠郎君 3番 戸田柳平君 4番 益田大輔君 5番 坂下美千代君 6番 平戸芳文君 7番 片野晶子君 8番 水野千惠子君 9番 石原正裕君 10番 西本泰輝君 11番 伊東寿充君 12番 西田 稔君 13番 沼津光夫君 14番 榎 隆司君 15番 山腰恵一君 16番 渡辺甚一君 17番 岩垣和彦君 18番 中筬博之君 19番 倉田博之君 20番 松山篤夫君 21番 上嶋希代子君 22番 車戸明良君 23番 水門義昭君 24番 小井戸真人君 =
===============◯欠席議員(なし) =
===============◯説明のため出席した者の職氏名 市長 田中 明君 副市長 西倉良介君 副市長 清水雅博君 市長公室長 北村幸治君 総合政策部長 上田和史君 総務部長 荒城民男君 財務部長 平野善浩君 市民活動部長 西永勝己君 福祉部長 石腰洋平君 市民保健部長 橋本 宏君 森林・環境 政策部長 小林一正君 農政部長 林 篤志君 商工労働部長 倉畑政之君
飛騨高山プロモーション戦略部長 川原幸彦君 建設部長 中垣内一君 都市政策部長 池之俣浩一君 水道部長 山腰勝也君 会計管理者 森下澄雄君
監査委員事務局長 坂上和彦君 荘川支所長 中島照雅君 教育長 中野谷康司君
教育委員会事務局長 田中 裕君 消防長 松山孝生君 =
===============◯事務局出席職員氏名 事務局長 川田秀文君 次長 比良佳久君 自動車運転職員 櫻本明宏君 ――――――――◯―――――――― 午前9時30分開議
○議長(水門義昭君) これより本日の会議を開きます。 会議に入る前に御報告申し上げます。 去る3月23日、前市議会議員の中田清介様が御逝去されました。 平成11年の初当選以来、昨年4月まで、高山市議会議長を2期務められるなど市政の発展に御尽力されました。 議会においては議会基本条例の制定に向けた取組を先頭に立って牽引されました。議員を退職された後も御指導いただいていたところであり、誠に残念であります。 ここに、皆様と共に、故人の御冥福をお祈りし、全員で黙祷をささげたいと存じます。 それでは、御起立をお願いします。 〔一同起立〕
○議長(水門義昭君) 黙祷、始め。 〔黙祷〕
○議長(水門義昭君) 黙祷、やめ。 ありがとうございます。御着席願います。 〔一同着席〕 ================
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(水門義昭君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、丸山純平議員、小井戸真人議員を指名します。 ================
△日程第2 議第55号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第11号)の専決処分について
○議長(水門義昭君) 日程第2 議第55号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第11号)の専決処分についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の報告を求めます。 ――
―――――――――――――― (議案は本号その2に
掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 平野財務部長。 〔
財務部長平野善浩君登壇〕
◎財務部長(平野善浩君) ただいま議題となりました議第55号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第11号)の専決処分について御説明申し上げます。 追加提出いたしました議案つづりの1ページを御覧ください。 令和5年度高山市の
一般会計補正予算(第11号)を別紙とすることにつきまして、特に緊急を要し議会を招集して議決を経る時間的余裕がなかったため、地方自治法第179条第1項の規定により、本年3月12日専決処分しましたので、同条第3項の規定によりこれを報告し、承認を求めるものでございます。 この補正につきましては、今月12日の午後からの突然の降雪により、市内全域において道路等への積雪が急速に進み、車両の通行等の安全を確保するため、道路除雪等を的確に行う必要がありましたが、近年の大雪時に市内全域を一斉に除雪した場合、1回で1億円程度が必要となった実績を踏まえ、降雪や凍結が長引いた場合にも対応できるよう2億円程度が必要と見込まれ、予備費の充用等により対応しても除雪費用が不足する可能性があったため、緊急の対応として専決処分を行ったものであります。 2ページを御覧ください。 本文であります。 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第11号)は、次に定めるところによる。 第1条は歳入歳出予算の補正で、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ583億5,836万3,000円とするものであります。 第2項は、歳入歳出予算の補正の款項の区分及び当該区分ごとの金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第1表
歳入歳出予算補正」によるものであります。 3ページの第1表
歳入歳出予算補正につきましては、読み上げを省略させていただきます。 4ページを御覧ください。 事項別明細書であります。 下段の歳出において、第7款土木費、第2項道路橋りょう費、第5目除雪対策費に道路に係る除雪委託料として2億円を追加し、その財源として、上段の歳入において第19款繰入金、第1項基金繰入金、第1目
財政調整基金繰入金に同額を計上しております。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、本案について原案のとおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって本案は原案のとおり承認されました。 なお、議第55号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第11号)の専決処分の承認により、後ほど委員長報告する議第34号 高山市
一般会計補正予算(第12号)については、計数整理の必要がありますので、補正予算の号数や金額を議長において整理させていただきました。 令和5年度高山市
一般会計補正予算の号数、第11号を12号に、第1条の歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ585億4,884万2,000円を587億4,884万2,000円に、第1表
歳入歳出予算補正、歳入第19款繰入金の補正前の額68億7,533万1,000円を70億7,533万1,000円に、歳出第7款土木費の補正前の額57億5,655万3,000円を59億5,655万3,000円に修正しました。 ================
△日程第3 議第2号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例についてから 日程第9 議第9号 高山市手数料条例の一部を改正する条例について
○議長(水門義昭君) 日程第3 議第2号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例についてから、日程第9 議第9号 高山市手数料条例の一部を改正する条例についてまでの7件を一括議題とします。 総務環境委員長の報告を求めます。
車戸総務環境委員長。 〔22番車戸明良君登壇〕
◆22番(車戸明良君) おはようございます。 それでは、ただいま議題となりました条例案件7件について、去る3月14日、
総務環境委員会を開催し審査をいたしました。その経過と結果について御報告を申し上げます。 議第2号 高山市監査委員条例の一部を改正する条例については、地方自治法の改正に伴い改正するもので、審査においては、条例改正することで行政運営上の影響はあるのかとの質疑に対し、今回の法改正は条ずれによる条文整備であり本質は変わらないので影響はないとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第2号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第3号 高山市行政組織条例の一部を改正する条例については、福祉部を市民福祉部に、市民保健部を医療保健部に改正し、新たにこども未来部を追加するなど行政組織の見直しを行うため改正しようとするもので、審査においては、新設のこども未来部が所管することとなる子どもの範囲はとの質疑に対し、制度により18歳や20歳など年齢で子どもの範囲が区切られているが、子どもが社会的に自立するまでは制度のはざまに取り残されないよう切れ目のなく支援を行うため、こども未来部の名称は平仮名のこどもを用いることとする。子どもに関する一義的な相談は全てこども未来部で受け止めていく形とするとの答弁が、また、新体制における人員配置といった論点からの質疑に対し、今回の行政組織の見直しは、特に今後の高山市の姿勢として
こどもまんなか社会をつくりたいということと、医療にはこれまで以上に力を入れたいということでそれぞれの部を立てて、もっと力を入れていくという意思表示がある。人員確保がとても厳しい中で限られた職員体制ではあるが、組織がしっかり機能するように
会計年度任用職員の配置などを行いながら、効果的な推進を進めるとなるよう取り組んでいくとの答弁が、また、現在の
子ども発達支援センターと新設の
こども家庭センターとの違いはとの質疑に対し、今までの子育て支援課にあった
子ども発達支援センターは児童福祉を所管していたが、そこに母子保健を担う機能を一体化して
こども家庭センターとすることで、今まで以上に一歩前に出た取組を行える組織にしようというものであるとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第3号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第4号 高山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、いわゆる
マイナンバー法の改正によるものだが、
マイナンバー制度の推進において全国では個人情報の漏えいがあったり、誤登録などの問題が表面化しており、この条例改正に当たり、高山市では個人番号の利用に対する適正で的確な体制は十分整っているのかとの質疑に対し、
マイナンバー法に基づく個人情報の取扱いについては国から様々な指示などもあり、高山市では的確に応えながら個人情報をしっかり管理していきたいとの答弁が、また、この条例の定める範囲は個人番号の利用に限るのか、それとも個人番号にひもづけられるサービスまでに及ぶのかといった質疑に対し、本条例は法定外事務であるものと法定事務の中の情報連携ということで、様々な事務の横連携で個人番号を使うものを定めている。なお、情報連携にするものについては他市の状況を鑑み、市民サービスの向上につながるものを定めている。また、国では今般の法改正の主旨の1つとして公金受取口座の登録も進めていることなども聞いており、国民の利便性向上に資する法改正が行われたものと理解しているとの答弁が、また、情報連携の中で年金受取口座のような公的受取口座を個人情報にひもづけた場合に、他の給付金等も同じ口座で受け取ってよいか意向を確認する文書が送られてきて一定期間が経過すると同意をしなくても同意とみなされると聞いたが、市の考えはとの質疑に対し、今般の
マイナンバー法の改正のポイントの1つで、国では
公金口座登録制度を開始すると聞いている。行政機関等に既に提供されている口座番号を各種交付金の給付に生かしていく取組で、それぞれ国民の皆さんへ同意を求めた上、ひもづけを行うものだが、もし一定期間回答がない場合は、同意とみなすことが検討されている。ただし、公金口座の登録が完了した時点で完了の旨の案内が必ず本人宛てに送られ、自分の登録口座が把握できるとともに、もし望まない口座であった場合は、抹消や修正できるよう検討している。強制的に口座の登録がされるものではなく、何らかの方法で本人に確認の上、登録されるものと考えているとの答弁がありました。 質疑後、
マイナンバーカードの利用における個人情報の保護などを論点として委員間討議を行い、委員からは
マイナンバーカードに係る個人情報の保護が不十分で、本条例改正に反対の立場を取らざる得ないとの意見があり、一方では、
マイナンバーカードの利用は介護保険や国民健康保険、児童手当など多岐にわたるものであり、本条例改正を行わない場合、多くの人に弊害が及ぶといった意見、また、
マイナンバーカードの利用については大きな流れの中でこれまでにも決まってきたことであり、改正内容を踏まえるとむしろ改正には賛成であるといった意見が出されました。 以上のような審査結果、議第4号については、賛成多数で可決すべきものに決しました。 次に、議第5号 高山市
会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、地方自治法の改正に伴い、
会計年度任用職員の勤勉手当を支給するための改正をしようとするもので審査においては、本条例改正による
会計年度任用職員の勤勉手当の金額規模はとの質疑に対し、令和6年度全会計予算ベースで1億5,000万円程度を見込んでいるとの答弁が、また、
会計年度任用職員の勤勉手当の支給対象やその人数はとの質疑に対し、勤勉手当の支給対象は任期が6か月以上で週の勤務時間が15時間30分以上の
会計年度任用職員である。令和6年度予算ベースで
フルタイム職員を141人、
パートタイム職員を874人見込んでおり、うち、勤勉手当の支給対象は、
フルタイム職員は141人、
パートタイム職員は307人を見込でいるとの答弁が、また、本条例改正は指定管理における人件費の算定基準にも影響するのかとの質疑に対し、指定管理の賃金職員の人件費は会計年度職員と連動させている。そのため、
会計年度任用職員のベースアップに合わせて、令和5年度の引上げ分は、今定例会に補正予算を提出し、また、同時に令和6年度の予算においても同様に積算している。また、勤勉手当についても指定管理の賃金部分に勤勉手当を上乗せして令和6年度予算案を提出しているとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第5号については、全員一致で可決するものと決しました。 次に、議第7号 高山市職員の給与に関する条例及び高山市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例については、家畜診療等の業務に従事する職員、獣医師の処遇改善を行うために改正するもので、審査においては、獣医師の確保が困難な状況ということだが、現在何人が必要なところ何人が勤務しているかとの質疑に対し、現在の獣医師は3人だが、必要な獣医師は5人と考えている。現在の岐阜県内の家畜に対する獣医師の確保は困難な状況で、飛騨市や岐阜県はかなり高い給与水準で獣医師の確保に取り組んでいる。本条例の改正により処遇改善が図られることで全国的にもPRできるようになる。飛騨牛ブランドの推進に高い志を持った獣医師も少なからずいるので、そういった志のある獣医師を確保できるよう努力に努めたいとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第7号については、全員一致で可決すべきものに決しました。 続いて、議第8号 高山市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例については、
被災地支援業務手当を支給するため改正しようとするもので、審査においては
被災地支援業務手当1,080円とした理由はとの質疑に対し、背景として被災地への職員派遣について、国では災害応急に係る特殊勤務手当が1,080円の範囲内で支給されており、手当の支給について自治体の職員派遣にも該当するとの通知が1月末に国からあった。各自治体においても、能登半島地震の災害応急に職員を派遣していることから条例の整備を進めており、高山市も国家公務員と同様の手当の設定をするものである。なお、
被災地支援業務手当は、被災地における心身の負担を鑑み手当するものであり、派遣された職員に対して移動にかかる旅費等が生じる場合は別途支給する。また、多くの場合は公用車を活用し、宿泊は岐阜県が手配した宿泊施設を使用、飲料水や非常食を持たせており、職員の自己負担は基本的にはないものと考えているとの答弁が、また、特殊勤務に職員が派遣され、市の通常業務が滞らないような補完できる体制は整っているのかとの質疑に対し、能登半島地震が発生した1月1日から消防隊員の派遣等、これまで66人の職員を石川県に派遣を行ってきた。被災地派遣は岐阜県の割当てにより3日間から1週間といった期間の派遣を行っている。所属においては割り当てた期間を半分ずつに対応するなど工夫をして通常業務に支障がないようにしている。今後復旧や復興に向けた中長期的な支援が求められるが、高山市の業務体制に支障が生じないようにしつつ、被災地支援に取り組んでいくとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第8号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第9号 高山市手数料条例の一部を改正する条例については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律及び地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、市民への影響はあるのかとの質疑に対し、今回の改正によって現段階で事業者も含めて市民の生活への影響はないと考えている。今後はいわゆる省エネ法の抜本改正が見込まれており、省エネ法への適合を求められる建築物の対象範囲の拡大が見込まれるので、市民や事業者向けの周知方法について検討をしているとの答弁がありました。 以上のような審査結果、議第9号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で
総務環境委員会の報告は終わります。
○議長(水門義昭君) 総務環境委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第4号 高山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について御異議がありますので、これより採決を行います。 議第4号について、賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(水門義昭君) 全員起立であります。御着席ください。よって、議第4号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、ただいま議決されました議第4号を除く議第2号から議第9号までの6件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第4号を除く議第2号から議第9号までの6件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第10 議第10号 高山市認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び高山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてから 日程第22 議第33号 証明書の交付等に関する事務の委託の廃止について
○議長(水門義昭君) 日程第10 議第10号 高山市認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び高山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてから、日程第22 議第33号 証明書の交付等に関する事務の委託の廃止についてまでの13件を一括議題とします。 福祉文教委員長の報告を求めます。 沼津福祉文教委員長。 〔13番沼津光夫君登壇〕
◆13番(沼津光夫君) それでは、ただいま議題となりました条例案件12件、事件案件1件について、去る3月15日、福祉文教委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第10号 高山市認可外保育施設の設備及び運営に関する基準を定める条例及び高山市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、子ども・子育て支援法施行規則及び特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の改正に伴い、改正するもので、審査においては、条例改正がこの時期となった背景はとの質疑に対し、国ではいろいろなことをオンラインのみで完結するという社会を目指し、様々な規制や改革が進められており、市でも同様に進めていく必要があると考えている。そういった国全体の流れの中で関係法令等の見直しがあり、令和6年4月1日から施行されることが示されたことから、この時期での条例改正となったとの答弁が、また、今回の改正ではホームページ等での公開についての内容があるが、各園での対応は可能なのかとの質疑に対し、公立保育園についてはコドモンという保育支援システムを導入しており、重要事項などは日常的に保護者が使っているアプリで見ることができる。また、私立保育園においてもコドモンではない園もあるが、いずれも同様のシステムを全て導入しているため、基本的に対応は可能であるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第10号については、全員一致で可決するべきものと決しました。 次に、議第11号 高山市立保育園の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について、議第12号 高山市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、議第21号 高山市立学校の設置等に関する条例及び高山市
放課後児童クラブの設置等に関する条例の一部を改正する条例について及び議第22号 高山市
学校給食センターに関する条例の一部を改正する条例についての4件については、荘川地域に義務教育学校を設置等するため改正するもので関連があるため、一括で審査を行いました。 審査においては、小規模保育事業を行うことの有利性はといった質疑に対し、公立保育園は一般財源で経費を賄っているが、小規模保育事業となることで国の給付金の対象となり、特定財源が一部獲得できることや定員に応じた小規模な建物となることから、建設費やランニングコストの縮減が期待でき、財政的なメリットがある。また、給食の外部搬入が可能となるため、調理施設や調理員を他の施設と兼ねることができるとの答弁が、また、学校給食荘川センターにおけるアレルギー対応の考えはとの質疑に対し、施設内にアレルギー対応の調理スペースを設け、ガステーブルやシンク、冷凍冷蔵庫、作業台なども整備し代替食や除去食などをアレルギー対応の調理スペースで調理を行うとの答弁が、また、荘川保育園を小規模保育事業を行う施設とした際の職員配置の考え方はとの質疑に対し、正職員の保育士以外にも保育士資格を有する
会計年度任用職員や保育補助者など十分に園が運営できる人員体制を確保していくとの答弁が、また、義務教育学校へ移行するに当たり今後どのような準備を行っていくのかといった質疑に対し、今地元では小中学校が1つの校舎で合同で授業を行っており、義務教育学校に移っていく準備を行っている。また、現在校章、校歌や制服をどのようにしていくかというようなことも荘川地域の皆さんで検討している。開校まで残り1年となるが、順次スムーズに移行できるように進めていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第11号、議第12号、議第21号及び議第22号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 すみません、ちょっと1か所間違いをしましたので訂正させていただきます。 私、公立の保育園と言いましたが、保育所はでございます。 議第13号 高山市
福祉センター管理条例及び高山市
老人デイサービスセンター管理条例の一部を改正する条例については、障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の改正に伴い条文の整理を行うもので、審査においては条例改正の背景はといった論点からの質疑に対し、国の調査結果によりグループホームに入居されている方に独り暮らしなどを希望される方が多いことを受け、障がい者が希望する地域生活の実現のために法律が改正されたとの答弁が、また、今回の改正により人員の配置基準は変わってくるのかとの質疑に対し、今回の条例の対象となるホームきりうは、外部サービス利用型というタイプであり、サービスが必要な場合は外部の事業者から提供していただく形を取っている。現在世話人1名とサービス管理責任者と管理者兼務1名の2名体制となっており、この改正に伴い人員を増やすとは聞いていないとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第13号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第14号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例については、国民健康保険法施行令等の改正に伴い改正するもので、審査においては改正の目的といった論点からの質疑に対し、法令で定められていた退職者医療制度が廃止となること、また、賦課限度額の見直し及び中低所得者の方の負担を軽減するため、低所得者に対する保険料の軽減判定基準の見直しを行うものであるとの答弁が、また、賦課限度額が2万円上がる根拠はとの質疑に対し、国は賦課限度額を超える世帯の割合が加入世帯の1.5%に近づくよう段階的に保険料を上げるとしており、今回この割合を超えている後期高齢者支援金等分について賦課限度額を2万円上げることとしたもので、高山市もその割合を超えているため、2万円上げることとしたとの答弁が、また、中間所得者層への影響額はとの質疑に対し、令和5年10月時点の保険料の試算では約570万円の増額となる見込みとなり、その部分が中低所得者の方への負担割合の低減となるとの答弁がありました。 質疑の後、原案のとおり可決すべきものと決してよいかを論点として委員間討議を行い、委員からは所得の多い方に対してであっても既に高い保険料を払っている。さらに保険料を上げるのであれば公費負担をすべきと考えてこの議案に反対であるとの意見が、一方では、全体像を考えたとき、医療費全体が伸びてきているという現実がある。賦課限度額を抑えていけば、その方々は医療費が上がっても保険料は上がらない。医療費全体が上がると、その負担は中間所得層の方に来る。経済状況から考えて、医療費がある程度上がってきた場合には高所得者の方にも負担していただかなくてはいけないというシステムだと理解しているといった意見、また、低中所得者の負担を減らすという中で、全体としては今回は改正はメリットが大きいと認識している。保険料の上昇分を公費負担にできないかという話は全体の予算のこともある。このような形で国民健康保険料の在り方を考えることに関しては賛成であるといった意見、また、所得に応じてしっかり負担をし、いろいろなシステムを維持することは大事であるといった意見が出されました。 以上のような審査の結果、議第14号については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第15号 高山市介護保険条例の一部を改正する条例については、介護保険料の改定等を行うため改正するもので、審査においては改正の背景といった論点からの質疑に対し、国が介護保険料の段階を9段階から13段階に見直した背景は全世代型社会保障に関するものであり、年齢に関わりなく全ての国民がその能力に応じて負担し支え合うことにより、必要な保障がバランスよく提供されることを目指すものである。その上で介護保険制度が持続可能性を確保する観点から、今後の介護給付費の増加を見据え、1号被保険者間での所得再配分機能を強化することで低所得者の保険料上昇の抑制を図ることを目指したものである。市においても国の基準に合わせることで安定的な保険制度の運営が可能であると考えているとの答弁が、また、今回の介護保険の改正により保険料が下がる対象となる第1段階から第3段階への影響額と対象人員はとの質疑に対し、第1段階と第3段階は年額でマイナス1,080円、第2段階は変更はない。また、令和6年度の推計による対象人員は、第1段階は2,376人、第2段階は2,907人、第3段階は2,264人となっているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第15号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第16号 高山市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営等に関する基準を定める条例等の一部を改正する条例については、
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等の改正に伴い、介護サービスの基準を定める4条例を改正するもので、審査においては今回の改正が介護事業の支援にどのようにつながるのかといった質疑に対し、インターネットを利用した利用者及び利用者家族の利便性の向上、介護人材不足への対応、働いている方の負担軽減、身体拘束など虐待に係る対応の明確化、あとは地域包括支援センターの業務負担軽減などが図られるものと思っているとの答弁が、また、介護支援専門員の配置基準の見直しに対する現場の声はといった質疑に対し、介護支援専門員1人につき49件まで対応できる一方で、ICT活用などにより事務負担を軽減する改正もなされている。1人が取り扱える件数が49件ということについては、データ連携システムの活用や事務職員の配置といった要件がある。データ連携システムを導入している事業所からはシステムの活用が負担軽減に有効との声も聞いているが、実際に49件担当するかということは事業所の判断になるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第16号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第23号
高山市民文化会館条例等の一部を改正する条例について及び議第24号 高山市図書館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、市民の文化芸術活動や市民の多様な生涯学習活動を促進するとともに、施設の有効活用を図るため改正するもので関連があるため、一括で審査しました。 審査においては、今回の改正により期待していることはとの質疑に対し、使用料金の加算規定がなくなることにより主催者の自己負担が軽減され、発表しやすい環境ができるなどメリットがあるといった答弁が、また、文化ホールのホワイエの貸出しの使用料の根拠はといった質疑に対し、類似施設で料金設定のあるものなどを総合的に勘案し、新たに設ける部分と面積を考慮して算定したとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第23号及び議第24号の2件については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第25号 高山市体育施設等の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例については、高山市民プールの使用料を改正するもので、審査においては今回の改正により小中学生の料金に高校生も含まれることになるが、高校生の利用状況はとの質疑に対し、現状の市民プールは高校生の利用はほとんどない状況であるが、アンケート等でも高山市には遊ぶところがないというような高校生の意見も聞いている。せっかく整備するので十分使っていただきたいと思っているといった答弁が、また、学校や保育園の行事等における減免措置はあるのかといった質疑に対し、学校の行事や保育園で使用するものなどは減免という取扱いになっているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第25号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第33号 証明書の交付等に関する事務の委託の廃止については、戸籍証明書等の広域交付制度の開始等に伴い、高山市と飛騨市、下呂市及び白川村との間に証明書の交付等に関する事務の委託の廃止について関係自治体において議決を求めるもので、審査においては他の関係自治体も同様に廃止するのかとの質疑に対し、3市1村で結んでいる契約であるため、3市1村合わせて3月議会に上程しているとの答弁が、また、廃止になることによる影響といった論点からの質疑に対し、3月1日より戸籍に関する証明書は日本全国どこでも取得が可能となった。これまで住民票、印鑑証明や税証明については住所地でなくても3市1村の役所や役場の窓口で取得できた。今回の委託契約の廃止により取得することができなくなるが、これらはコンビニ交付やオンライン申請により取得ができるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第33号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で福祉文教委員会の報告を終わります。
○議長(水門義昭君) 福祉文教委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第14号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、坂下議員。 〔5番坂下美千代君登壇〕
◆5番(坂下美千代君) 発言の許可をいただきましたので、これより発言をさせていただきます。 議第14号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、日本共産党高山市議団を代表して反対討論を行います。 今回の条例改正の内容の1つは、保険料の賦課限度額を2万円引き上げるもので、その影響額は570万円の負担増であります。 もう一つは5割、2割の軽減措置の対象となる世帯の軽減判定所得の拡大を行うもので、これによる影響額は196万円の負担軽減という内容です。それに加え、限度額を上げることで中間層の保険料も少しは軽減されるというもので、今ほど福祉文教委員会の委員長が報告されましたように加入者の多くにとってメリットが大きいことから可決されました。 それに対して反対理由を2つ述べます。 まず、1つは確かに能力に応じた保険料を払うことは問題ないのかもしれませんが、私たち日本共産党は、そもそも国民健康保険は大変重い保険料であると考えており、それに賦課限度額の引上げによってさらに負担増となることに対して反対するものです。 国保料には所得割と被保険者の人数に応じてかかる均等割、平等割など賦課の仕組みがあるため、他の医療保険より負担が重くなる傾向があります。所得割は応能負担ですが、均等割と平等割は応益負担になっています。 また、国は国保に対する国保負担を徐々に抑制したことや国保加入者の貧困化、高齢化、重症化が進む中で国保料の高騰が止まらなくなっています。 このような構造の根本的な解決をしようとせず、賦課限度額を上げるばかりの対応では国保料はますます上がるばかりだと考えます。 そこで、当面の具体策として今回の2万円引上げによる影響額の570万円は公費でみて、負担のかけ方について根本的な見直しをすべきでないかと考えます。 2つ目は、委員間討議の中ではほかにも医療保険がある中、国民健康保険のみ多額の公費を入れることはいかがなものかとの意見をいただきました。 2014年全国知事会や全国市長会、全国町村長会などから加入者の所得の低い国保が他の医療保険より保険料が高く、負担が限界になっているのは国保の構造問題であるとして、国保を持続可能にするためには被用者保険との格差を縮小するような抜本的な財政基盤の強化が必要と主張されました。 その議論の中で、全国自治会は国保料を協会けんぽ並みに引き下げるため、1兆円の公費負担増を行うように政府に要望しました。そうしなければ制度の持続可能性と国民皆保険の基盤を脅かす重大問題だと迫ったのです。 その後も全国知事会や全国市長会は、毎年の政府要求で国保の財政基盤を抜本的に強化するための定率国庫負担や公費負担の引上げを求めています。そのことからも、公費負担がなければ守ることができない保険であると考えます。 誰もが払える保険料、誰もが安心して医療を受けられる国民健康保険にすべきと考えます。 以上の理由で、議第14号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について、日本共産党高山市議団を代表しての反対討論といたします。
○議長(水門義昭君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第14号の討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第14号について、賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(水門義昭君) 起立多数であります。よって、議第14号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、ただいま議決されました議第14号を除く議第10号から議第33号までの12件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第14号を除く議第10号から議第33号までの12件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第23 議第6号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてから 日程第34 議第32号 市有財産(観好寺公衆便所)の無償譲渡についてまで
○議長(水門義昭君) 日程第23 議第6号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第34 議第32号 市有財産(観好寺公衆便所)の無償譲渡についてまでの12件を議題とします。 産業建設委員長の報告を求めます。 渡辺産業建設委員長。 〔16番渡辺甚一君登壇〕
◆16番(渡辺甚一君) ただいま議題となりました条例案件8件、事件案件4件について、去る3月18日、産業建設委員会を開催し、審査いたしました。その経過と結果について御報告申し上げます。 議第6号 高山市各種委員等の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例については、鳥獣被害対策実施隊員による狩猟免許所持者緊急出動の報酬等を定めるため改正するもので、報酬の改正に当たって現場の声はどのように反映されているのかとの質疑に対し、令和5年4月に鳥獣被害対策実施隊の隊長会議を開催した際に支援の要望があり、それを踏まえて報酬という形で対応することとし、今年2月の隊長会議で説明し理解いただいたとの答弁が、また、熊などの緊急対応については市の指示で出動するということだが、昨今は当然増えていると思われるが、その状況はとの質疑に対し、令和5年は11月までに目撃情報が294回あり、そのうち139回緊急出動したとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第6号は全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第17号 高山市観光施設の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例について及び議第30号 市有財産(み
ぼろ湖オートキャンプサイト)の無償譲渡についての2件は、清見町の森林公園の大倉滝及び荘川町のみ
ぼろ湖オートキャンプサイトを廃止し無償譲渡するもので関連があるため、一括で審査しました。み
ぼろ湖オートキャンプサイトの譲渡した後、市の関わりについての考えや地域振興を含めどう支援していくのかとの質疑に対し、譲渡先となる御母衣湖観光開発株式会社は昭和48年の発足当初より旧荘川村及び白川村から出資を受けており、高山市長、白川村長が取締役として役員に入っているといった関わりがあるので、必要な助言や経営状況の確認を引き続きしていく中で、荘川地域の振興、発展に貢献していきたいとの答弁が、また、建物の譲渡ということであるが、土地の所有者はとの質疑に対し、敷地は民有地で、地権者は電源開発株式会社であり、御母衣湖観光開発株式会社が借地料を負担するということで調整が図られているとの答弁が、また、み
ぼろ湖オートキャンプサイトは荘川地域の観光を通して活性化に極めて価値のある資源である。インバウンドのニーズも変わってきており、設備を整え、情報発信して交流人口を増やすチャンスかと思うが、市はどのような考えかとの質疑に対し、荘川地域は東海北陸自動車道で来れば高山の西の玄関口ということとなり、隣接する郡上市との関係も今後ますます必要となってくる。また、令和8年の春には福井県側の中部縦貫自動車道が全線開通を控えており、荘川地域の重要性が高まってくる。御母衣湖観光開発株式会社では海外でも積極的に営業活動を行っており、活動をサポートするとともに、時には一緒に取り組んでいきたいとの答弁が、また、森林公園大倉滝は施設廃止ということだが、そば処清見庵は指定管理者の株式会社ふるさと清見21が普通財産として賃貸借契約による運営継続を希望しているという話であるが、本案で可決されればそのようになるのかとの質疑に対し、株式会社ふるさと清見21から今後も運営管理したいという要望書が提出されているところであるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第17号及び議第30号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第18号 高山市都市公園条例の一部を改正する条例については、友好の丘の管理を直営に移行するため改正するもので、緑地、駐車場、公衆トイレを直営で管理していく中でどのようなビジョンや効果を見込んでいるのかとの質疑に対し、日常の清掃など維持管理が主な業務であるため、民間のノウハウを活用した管理運用は難しいということで直営に変更する。直営することで公園の利用状況や樹木の生育状況を把握し維持管理の改善につなげていくとの答弁が、また、飛騨民俗村再整備構想があるが、友好の丘はどのような位置づけで今後関与していくのかとの質疑に対し、友好の丘がある部分は民俗村エリアという位置づけで、飛騨の里エリアと一体で管理する構想の一部に入っている。友好の丘は観光客や市民が利用する憩いの場として周辺も含め整備を考える必要があるとの答弁が、また、旧レストハウスの建物だけを指定管理施設として残すということだが、松倉・民俗村エリアと一体の施設としてどのように考えていくのかとの質疑に対し、旧レストハウスの建物は過去に思い出体験館として活用され現在はカヤ置場として活用しているが、老朽化が進んでおり大きな課題として認識している。民間の様々な整備を含め松倉・民俗村エリアが高山市の重要な観光や歴史伝統文化の場所として変わろうとする中、旧レストハウスの在り方について現在検討しているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第18号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第19号
高山市営住宅条例の一部を改正する条例については、配偶者からの暴力防止及び被害者の保護等に関する法律の改正に伴い条文整備を行うもので、国ではどういう法律改正があって市はどう受け止めているのかとの質疑に対し、法律改正の背景は精神的な被害も本制度の対象とすることや命令期間の延長、被害者の子どもへの電話禁止命令の創設といった制度拡充などにより保護の強化を図るといったことと理解している。市としてもこうした国の法律改正の流れに沿った形で対応したいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第19号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第20号 高山市空家等の適切な管理及び活用の推進に関する条例の一部を改正する条例については、空家等対策の推進に関する特別措置法の改正に伴い改正するもので、管理不全空き家等の対象となる物件は市内にどれくらいあると認識しているのかとの質疑に対し、管理不全空き家等として認識をしているものは15件であるとの答弁が、また、今回の改正内容については所有者の責務の強化や管理不全空き家等を定義して認定し、指導や勧告などの措置を行っていくことのほか、緊急に代執行ができるようになるといったものだが、15件に対してどのような形で進めていくのかとの質疑に対し、15件についてはこれまでも所有者に適正な管理をお願いしている。法改正に伴い、指導や勧告といった措置が取れるようになったことから、市としても条例の趣旨や目的に沿った形で指導等を徹底していくとの答弁が、また、管理不全空き家等であるということは、誰がどう判断するのかとの質疑に対し、まずは国のガイドラインにのっとった形で、職員が現場に出向いて調査し判断する。最終的には不動産、建築、警察、衛生関係の専門の方々で構成する高山市特定空家等審査会に諮問し答申をいただいた後、市が認定するという流れになるとの答弁が、また、管理不全空き家等になる前にしっかりした対策を講じてもらわなければならないが、今後、市としての課題はとの質疑に対し、空き家が老朽化して危険な状態にならないようにするため、事前の対策が重要であると認識している。今年度空き家対策のパンフレットを作成し、空き家調査によって判明した所有者に郵送し、管理方法や相談先について案内した。今後、空き家化の未然防止や危険な空き家にならないための対策をしっかりと行いたい。また、相続登記の義務化が4月からスタートするので、所管の税務課とも連携しながら周知等に努めていくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第20号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第26号 高山市水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例については、地方自治法の改正に伴い条文整備を行うもので、委員からは、特段の質疑もなく、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第27号 高山市給水条例の一部を改正する条例については、水道法の改正に伴い条文整備を行うもので、水道整備の所管が厚労省から国交省に移管されるということで、目的は防災面の機能強化ということかとの質疑に対し、移管によって特に社会資本整備であったり、災害対応に関する専門的な能力や支援を有する国交省へ水道整備を移管することで、これまで以上に機能強化を図るものであるとの答弁が、また、給水装置等に関する手続の影響や国からの支援等に変化はあるのかとの質疑に対し、手続等に関しては移管後も変わらない。国からの支援はこれまで災害等で水道施設が被害に遭った場合、補助対象経費の2分の1が補助されていたが、移管により公共土木施設災害復旧事業に位置づけられ、3分の2の補助となり、これまで以上に有利となるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第27号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第28号 高山市
農業集落排水処理施設の管理に関する条例の一部を改正する条例については、
農業集落排水処理施設の処理区域の見直しを行うため改正するもので、久々野処理区管きょ敷設工事の完成検査の結果はとの質疑に対し、完成検査が終了し合格となって引渡しを受けているとの答弁が、また、高山市下水道ビジョン・経営戦略では、令和6年度から令和16年度までの中期で4つの
農業集落排水処理施設が、また、令和27年までの長期で8つの
農業集落排水処理施設が統合されるという計画であるが、予定どおり進められていくのかとの質疑に対し、高山市下水道ビジョン・経営戦略に基づき、計画どおり進めているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第28号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第29号 高山市
公設地方卸売市場プレハブ型冷凍冷蔵庫設置工事請負契約の締結については、同施設の工事請負契約を締結するもので、費用の財源措置は国や県から補助を受ける予定かとの質疑に対し、国から3分の1の補助を受ける予定であるとの答弁が、また、導入後のランニングコストは事業者が負担するのかとの質疑に対し、基本的には使用者である卸売業者が負担するとの答弁が、また、予定価格と落札価格の状況はとの質疑に対し、予定価格は事前に公表されており消費税込みで3億3,891万円で、応札状況は2つの共同企業体が申し込んだが、入札前に1団体が辞退し1団体が応札したとの答弁が、また、契約の相手方は飛騨冷凍空調株式会社と中内設備株式会社の共同企業体ということで、工事の種類は管工事、予定価格1,000万円以上で工事発注における企業ランクはAランクとなるが、要件を満たすのかとの質疑に対し、飛騨冷凍空調株式会社はAランク、中内設備株式会社はBランクの業者である。3億円以上の工事であるが入札参加を広く募るため、共同企業を組むときの要件として代表構成員はAランクの業者に限定し、第2構成員はAでもBでもよいという条件としたものであるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第29号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第31号 市有財産(宇津江公衆便所)の無償譲渡について及び議第32号 市有財産(観好寺公衆便所)の無償譲渡については、国府町の2つの公衆便所を無償譲渡するもので関連があるため、一括で審査しました。 年数がたち、残存価格がなく地元の協議の上、無償譲渡となったということだが、話合いではどのような意見が出て、どういうふうに折り合いがついたのかとの質疑に対し、町内会に譲渡の話をし、譲渡を受けない場合は廃止するという話をした。町内会の中では将来的に負担になるという声もあったと聞いているが、なくなっては困るという認識の上で必要な修繕や洋式化を行うという条件で受け取るという結果になったとの答弁が、また、公衆便所は地域住民が主な利用者だが、最近はインバウンドを対象にしたサイクリングコースの中に入っており、地域住民以外にとっても必要かと思う。譲渡前に必要な設備メンテナンスが行われた上で譲渡するということだが、将来的に設備メンテナンスが必要となったときは町内会が費用を全額負担していくのかとの質疑に対し、維持管理は基本的に地元の町内会へお願いするが、施設更新や地震等での被害など状況に応じて相談させていただくとの答弁が、また、市内には町内会で清掃管理している公衆トイレがたくさんあるが、高齢化に伴って管理を断るところもある中で、公共施設等総合管理計画において、譲渡先がない場合、廃止と言われれば受け取らざるを得ない。譲渡した後、市が知らないということにならないようにお願いしたいが、相談に乗ってもらえるのかとの質疑に対し、もともと市有施設であり、将来的に老朽化が著しくなることも想定され、町内会と十分に話をして、できる支援を行っていくとの答弁が、また、観光を利用した地域活性化、その中で公衆トイレの在り方、投資できる財源も含めてしっかりとしたビジョンの作成をお願いしたいとの質疑に対し、令和6年度は公共施設等総合管理計画の実施計画を見直す年度となり、廃止するもの、廃止しないものあるいは地元に譲渡するものといろいろある中で、多角的な視点を持ってしっかり対応していくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第31号及び議第32号は、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で産業建設委員会の報告を終わります。
○議長(水門義昭君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第6号から議第32号までの12件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第6号から議第32号までの12件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第35 議第34号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第12号)から 日程第48 議第47号 令和6年度高山市
下水道事業会計予算まで
○議長(水門義昭君) 日程第35 議第34号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第12号)から日程第48 議第47号 令和6年度高山市
下水道事業会計予算までの14件を一括議題とします。 予算決算特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承願います。 ただいま議題となりました議第34号から議第47号までの14件については、去る3月19日、21日及び22日の3日間、全員をもって構成する予算決算特別委員会を開催し、審査いたしました。 最初に、令和5年度の補正予算案件5件についてであります。 議第34号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第12号)については、減債基金積立金、地方卸売市場プレハブ冷蔵庫・冷凍庫等に係る繰出金、障がい者福祉サービス給付費や福祉医療給付費の増額、人事院勧告を踏まえた指定管理料の人件費の増額などに合わせて3億9,000万円余りを追加するもので、主に繰越明許費補正に至った要因と工事完成の見通し、指定管理料における人件費の増額補正の内容などを論点に審査した結果、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第35号 令和5年度高山市
地方卸売市場事業特別会計補正予算(第3号)については、地方卸売市場プレハブ冷蔵庫、冷凍庫整備工事の実施などに3億4,000万円余りを追加するもので、委員からは特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第36号 令和5年度高山市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)については、給付費の減額及び財政調整基金への積立てのため、1,200万円を減額補正するもので、委員からは特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第37号 令和5年度高山市
観光施設事業特別会計補正予算(第2号)については、平湯バスターミナル周辺整備工事費1,540万円を繰越明許費補正をするもので、委員からは特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 議第38号 令和5年度高山市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)については、後期高齢者医療広域連合納付金を1,000万円増額するもので、委員からは特段の質疑もなく、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、令和6年度の予算案件9件についてです。 議第39号 令和6年度高山市一般会計予算については、田中市政になってから2回目の予算編成であり予算規模は過去最大の617億円となっています。 令和6年度は第八次総合計画の最終年度であり、これまで調整を進めてきた著大事業を確実に進め、若者等による地域振興、子育て支援、地域医療など市民生活に密着したきめ細かい取組を行いながら第九次総合計画を練り上げ、未来の高山市へつなげる予算として編成されたものになります。 委員からは行政関係では戦略的な情報発信、地域力創造アドバイザー等の活用、消防体制の強化、デジタルトランスフォーメーションの推進、人材の確保と育成など、地域コミュニティ・文化関連では結婚支援・若者の出会いの場の創出、地域の買物支援、地域防災力の強化、多文化共生の推進、金森長近公生誕500年記念事業・清流の国ぎふ文化祭2024の開催など、福祉・子ども関連では障がい者の就労支援、福祉人材の確保と育成、地域医療の確保、医療DXの推進、人工透析療養者への支援、学びの多様化教室にじ色への通学支援、中学校プログラミング学習教材の導入、木育の推進など、環境関連では脱炭素社会に向けた取組など、産業関連では農業や林業の担い手確保、農地の集積・集約・有機農業の促進、地産地消の推進、有害鳥獣対策、市産材・広葉樹の利用促進、森林環境譲与税の活用、家畜の防疫対策、若者定住・若者への就労支援と育成、外国人材の活用、伝統的工芸品産業の後継者育成など、基盤整備関係では中心市街地への車両流入抑制対策、交通安全対策、市道路線の見直しなどを、歳入・全般ではふるさと納税に対する今後の対応、過去最大となった予算と中長期的な財政運営など、各種施策について、施策立案の背景や経緯、市民意見の反映、市民生活への影響、決算を踏まえた予算措置の妥当性といった論点から数多くの質疑がなされたところであります。 質疑の後、原案のとおり可決すべきものと決してよいかという論点に対し、委員からはふるさと納税と高山給食センターについての委員間討議の申出がありました。 ふるさと納税では委員から、プロポーザル審査に対する不信感がある。行政は結果が伴わなかった責任を負うべきで、行政の責任について議会で決議すべきであるといった意見が出されました。目標に至る努力やどのように取り組んできたのかを評価すべきである。あまりにも不確定要素が多い中で数字をもって結果責任を問うことは妥当ではない。少なくとも今までの実績ぐらいは確保しようとする市の意思を示してもらいたい。覚悟を持ってやり続けていくんだという姿勢を市に示してもらいたい。高山市のその覚悟の言葉が欲しい。議会として決議するのは非常に難しいといった意見も出されました。 以上のような議論の後、議会の合意事項として来年度に向けてふるさと納税には相当な覚悟を持って取り組んでいただきたいとの意見を議長から市長に対し口頭で申し述べ、市長からは様々な御意見をいただいた。それをしっかりと受け止めて覚悟を持って取り組んでいくとの発言がありました。また、高山給食センターの整備に当たっては、委員からセンター方式には反対であるといった意見がありました。 議第40号 令和6年度高山市
国民健康保険事業特別会計予算から議第47号 令和6年度高山市
下水道事業会計予算までの特別会計、企業会計予算については、予算総額323億4,000万円余りで、主に移動診療車の導入による移動診療業務、地方卸売市場の機能強化、給食の質の向上と食材高騰への対応、介護予防への取組、乗鞍高原飛騨高山スキー場の運営実態、水道管のAIを活用した漏水リスク調査、下水道GISの活用と水道GISとの連携などを論点に審査を行いました。 質疑の後、委員間討議を行い、議第40号 令和6年度高山市
国民健康保険事業特別会計予算では、委員から賦課限度額を2万円引き上げることで中間層の方の保険料が減るのであれば、その分は公費で負担すべきではないかといった意見があり、一方で、公費で負担するということは他の健康保険に入っている方に自分たちの保険の中で保険料は支払っている上で、税金でさらに国保の分も負担をせよという意味になるといった意見がありました。 議第42号 令和6年度高山市
学校給食費特別会計予算では、委員から物価が高騰しているこの時期だからこそ、市が負担して給食費の値上げをしないでほしいといった意見があり、一方で、厳しい家計の中で値上がりするのは大変だと思うが、給食費だけの話ではなく、子育て支援、少子化対策を複合的に考えていく高山市の判断は妥当であるといった意見がありました。 議第43号 令和6年度高山市
介護保険事業特別会計予算では、委員から国保事業会計のときに高額所得者の負担を増やすことについては問題だと発言された委員がいたが、今回のこの介護保険事業会計においても考え方としては同じであるべきではないか、整合性は取れているのかといった意見がありました。 こうした審査の結果、議第39号 令和6年度高山市一般会計予算、議第40号 令和6年度高山市
国民健康保険事業特別会計予算及び議第42号 令和6年度高山市
学校給食費特別会計予算の3件については、起立多数で、議第41号 令和6年度高山市
地方卸売市場事業特別会計予算及び議第43号 令和6年度高山市
介護保険事業特別会計予算から議第47号 令和6年度高山市
下水道事業会計予算までの6件については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、予算決算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。 予算決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第39号について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、上嶋議員。 〔21番上嶋希代子君登壇〕
◆21番(上嶋希代子君) ただいま許可をいただきましたので、発言をさせていただきます。 議第39号 令和6年度高山市一般会計予算についての反対討論をさせていただきます。 令和6年度の予算は、田中市政になって2回目の予算編成となりました。一般会計617億円、総額942億円です。 今国の経済の様子は大変変化をしています。国民の暮らしは後回し、軍事費の膨大な伸びで物価高、そして、私たちの暮らしは大変脅かされている状況になっています。 コロナを乗り越えた市民の生活の変化、経済を担う中小零細業者、農業者の暮らしぶりはどうでしょうか。一見、物は豊富に、そして、ITの発達によって日本中の世界の情報が豊富に入るようになり、心豊かになった様子に見えます。 しかし、日々の暮らしはどうでしょうか。物価高や消費税の状況、そして、インボイス制度によるさらなる支出が生活を追い詰めています。また、少子化、高齢化による日々の暮らしは大変厳しくなっています。介護そして、医療が行きわたらない状況も地域では起きています。暮らしは日々困難さが現れています。買物支援が必要な地域の支えであることも今必要になり、そして、地域がお互いに助け合ってきたコミュニティーも壊れかかっています。 国では失われた30年をどう取り戻すかと議論されているところですが、国民の生活を後回しにした政治の在り方では追いつかなくなっています。高山市の市民の暮らしも大きく影響を受けています。 市民の暮らしをどう守り、発展させるか問われる時代になっています。ここにどういう財政配分をしていくのかが高山市にも問われているのではないでしょうか。 今まで長年の要望であった野球場の整備、サッカー場の整備等、そして、原山の子どもたちが遊べる遊園地の開発、そして、市民プールの整備など予算に盛り込まれ、目に見える形になってまいりました。 一方で、高山市の子どもたちを育てる大切な食育としての学校給食、自校方式の願いはかなえられず、今までどおりのセンター方式へとかじを切られました。令和6年にはどんな給食センターにするのか構想が練られ、令和9年には実施の方向が提案されています。 高山の学校給食については、現在三福寺町にある給食センターの老朽化の建て替えに機を発して7,000食もつくられる大型センター化が提案され、以後、この方向で進められてきたと考えます。この間には市民の声を聞くパブリックコメント、アンケートと市は取り組んできた経過は報告されてきました。 自校方式のよさは全国でも幾つか例はありますが、経済効果を重視した行財政改革が行われた時代に全国で進められた大型
学校給食センター方式が高山でも取り入れられてきました。最初の給食センターの提案理由には、学校給食の統一化を図ることによって諸経費の節減をと言われて以来、この考えは変えられていることなく現在に至っているのではないでしょうか。 自校方式のよさを語られたK町の元教育長さんの言葉があります。合併前に町民の強い反対運動を押し切って他町の給食センター建設を進めた当事者である元教育長さんが、給食センターの統合をやったことを後悔している。給食室は大きくなればなるほどまずくなる。子どもたちがまずくなったと言っていたことがよみがえってきます。この言葉からも給食の在り方が分かります。 改めて食育の本質を問う議論をされることを願ってやみません。 また、本年の石川県の地震の様子を伺う中で、温かい食事を一刻も早く食べられる、この食事を考えると、自校方式の給食室ができていればと、早く温かい食事ができて被災された方に届くのではないかと災害に強い自校方式を改めて考えることも今必要だと考えます。 2つ目には重視されるべき課題として考えるのは、酪農農家への手厚い支援です。 飛騨牛はふるさと納税には大きく高山市の財政を潤してきました。しかし、今になって飛騨牛は当てにされなくなってきつつあります。飛騨牛の品不足、続けることが困難になってきた重要な要因は財政的に将来の見通しがつかないことがあるということです。 今まで培われてきた酪農農家への大きな支援が必要だと考えます。重視されるべきだと考えます。 コロナによる影響や餌代の高騰の中、続けるのか、やめるのか真剣に悩む酪農家さんがおられます。これではブランド飛騨牛もこの先見通しが立ちません。 3つ目には高齢化などで悩む地域への温かい財政支援が今求められているのではないかと考えます。 例えば今回問われた国府町の公衆トイレの維持費に当たって、地域の組織に無償譲渡による維持をまちの運営に任せていて続けられなくなれば、廃止をやむなくといういったことがみられます。 どこに住んでも温かい市の支援をする姿勢が生まれていくのではないでしょうか。合併して高山市がさらに発展する方法ではないのではないでしょうか。仕方がない、やむを得ないではなく、誰もがどこに住んでも希望が持っていける高山市を目指す市の姿勢が、暮らしが大変になっている今こそ必要だと考えます。 大きく3つの課題を提起し、平成6年度予算に対しての反対討論といたします。 以上です。
○議長(水門義昭君) 次に、伊東議員。 〔11番伊東寿充君登壇〕
◆11番(伊東寿充君) ただいま議題となりました議第39号 令和6年度高山市一般会計予算について、新生たかやまを代表いたしまして賛成の立場から討論いたします。 令和6年度は、平成27年度からの高山市第八次総合計画の最終年度であり、令和7年度よりスタートする第九次総合計画練り上げの年度と位置づけられています。 田中市長公約の「輝く市民が暮らすまち飛騨高山」の実現に向け、ますます本格的な取組に非常に大きな期待が寄せられる年度となります。 コロナ禍からの市民活動、経済活動等の再生あるいは社会変容への順応は必須のメニューとして、将来への夢ある投資を求める声も高まる中、より深刻化している人材不足を背景にどこまで効果的な施策をより効率的に執行していけるのかといった点にも注目をさせていただき、審査に当たらせていただきました。 令和6年度高山市一般会計当初予算額は、昨年対比で約18.2%、95億円の大幅増となり市制施行以来、最大となる617億円が計上されました。 増額の大きな要因としては、これまで年月をかけて調整されてきたごみ処理施設建設事業や荘川義務教育学校整備事業等を始めとして、市民プールやサッカー競技場、野球場など市民サービスのさらなる充実に資する施設の整備に加え、地域の総合的拠点となる高根多目的センターの整備と多岐分野にわたる著大事業が一気に推進されることとなります。 これまでの市民意見を大いに反映させ、待望の施設整備がめじろ押しの予算年度となること、若者の活躍や人材育成、子育て支援等、地域の将来にスポットを当てた施策を新規事業として予算反映されたことをまずは高く評価させていただきます。 また、これに伴う経費分析では、性質別経費における投資的経費で令和5年度比で84億8,360万1,000円の増、節別の経費においても工事請負費で79億6,450万円の増となっております。 全市的な人材不足の中、これら巨額経費の執行と事業の進捗管理を確実に行う必要があり、各事業の推進体制や民間へのオペレーション委託等についても重視させていただくとともに、個別の細やかな視点と事業者の受注キャパシティと全体像を俯瞰、把握したマネジメントの必要性も留意されるべきものと考えます。 また、構成率としては減少していますが、当初予算額として増加が見られる義務的経費については、人件費が3億3,826万5,000円の増、扶助費は5億5,595万8,000円の増となり、近年増加の一途をたどっていることが行財政運営上の懸念材料であることはこれまでにも指摘されてまいりました。より一層の工夫と精度の高い財政運営に対する不断の取組に期待を申し上げるところです。 次に、この過去最大の予算を執行するために必要となる財源の確保についてであります。 歳入区分において最も大きな増加が見られるのが繰入金で、次いで国庫支出金、市債となります。 この3区分の合計額が228億714万3,000円、増加合計額で89億1,307万8,000円となり、一般会計増額分のほとんどをこれで賄う構造となっています。 各種基金の取崩し等による繰入金合計額は108億8,924万1,000円と非常に巨額なものとなりましたが、将来世代への負担軽減を見越したこれまでの計画的な積立てがこれを可能にしたものと認識をしております。 また、ごみ処理施設整備事業における国庫補助金の取得等、有効な財源確保についての御努力により80億710万2,000円の国庫支出金収入を計上されております。 市債の記載については、昨対19億4,880万円増の39億1,080万円となっていますが、うち、ごみ処理施設整備における起債が22億6,200万円とその影響がうかがえるところです。 巨額の資金需要に対し有効な財源確保に取り組まれたことを総じて評価させていただく一方で、継続事業も含めた今後の公共施設等総合管理計画の着実な進捗と駅西地区複合文化施設の整備等、極めて重要かつ巨額の資金が投入される事業を控え、より無駄を排して効果を高める行財政運営が求められます。 また、基金活用と起債、その償還スケジュール等においては、地域の将来像をしっかりとシミュレーションした上で、将来的負担の妥当性と市民サービスの維持を勘案し適切な計画を立てていただく必要があります。 刻一刻と変化する社会情勢を的確、そして、前向きに捉え、不確実を確実に、不利を有利にしていけるような行財政手腕にも大きな期待を寄せまして、新生たかやまを代表しての賛成の討論とさせていただきます。
○議長(水門義昭君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第39号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第39号について、賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(水門義昭君) 起立多数であります。よって、議第39号については委員長報告のとおり決しました。 次に、議第40号について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、坂下議員。 〔5番坂下美千代君登壇〕
◆5番(坂下美千代君) 発言の許可をいただきましたので、これより発言させていただきます。 議第40号 令和6年度高山市
国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党高山市議団を代表して反対討論を行います。 まず1つは、私は先ほど議第14号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例についての反対討論を行いました。その条例が反映された予算であることから反対をするものです。 理由は、そもそも高い国民健康保険は大変重い保険料であることから、2万円引上げによる影響額の570万円は公費でみて、負担のかけ方について根本的な見直しをすべきであると考えます。 2つ目は委員間討議の中で一般会計から7億円の繰入れがされており、これ以上の繰入れはできないのではないかと意見をいただきました。 約7億円の中のその他の項目、3,240万円については、市が単独で国が削減した分を補填できることが可能な枠と認識しました。 以前、國島市長の時代にこの部分で7,000万円を繰り入れて保険料の上昇を抑えたとお聞きしましたので、必要なときには繰入れができると考えます。 3つ目は、医療費を上げない取組で保険料の削減を目指すことを積極的に取り組んでほしいと考えます。 高山市は以前から、特定健診の検診率を上げる取組や健康教室等の健康政策に取り組んでみえますが、さらに拡大し対象枠をもっと広げてやっていただきたい。来年度は特定健診の項目を増やしたり、帯状疱疹ワクチンの助成も開始され、市民の皆さんの期待は大きいと思います。 令和2年度の資料ですが、全国の国保の保険料一覧を見ましたところ、もちろん条件は様々あると思われますが、年間の保険料に15万円もの差があり驚きました。中にはユニークな取組等もやられているのではないかと思います。 高山市は既にいろいろ進めてみえると思われますが、今後とも他の市の状況を研究されるなどしながら、高齢になっても多くの方が元気で長生きできる高山を目指してほしいと考えます。 上記の理由で、議第40号 高山市
国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党高山市議団を代表しての反対討論といたします。
○議長(水門義昭君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第40号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第40号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(水門義昭君) 起立多数であります。よって、議第40号については委員長報告のとおり決しました。 次に、議第42号について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、坂下議員。 〔5番坂下美千代君登壇〕
◆5番(坂下美千代君) 発言の許可をいただきましたので、これより発言させていただきます。 議第42号 令和6年度高山市
学校給食費特別会計予算について、日本共産党高山市議団を代表して反対討論を行います。 今回の予算は、主食と牛乳代価格の上昇率約15%を給食費に上乗せすることで、給食費を値上げするというものです。 物価高騰の中で給食の質を保つための食材費の値上げは必要と考えますが、その分を保護者負担にするのはどうなのでしょうか。 教育委員会からは、この時期に値上げすることに非常に悩んだが、アンケート等で保護者の皆さんからおおむね理解をされたと判断し苦渋の決断をしたと答弁されました。 それでは、反対理由を3つ述べます。 まず1つは、22日発表の内閣府の世論調査によりますと経済的なゆとりと見通しが持てないという方が63.2%で、過去の調査に比べて最高だったそうです。今回の値上げはそれに追い打ちをかけるものになっていると考えます。 厚生労働省が7日に発表した1月の毎月勤労統計によると、名目賃金現金給与総額に物価の変動を反映させた実質賃金は2022年4月から22か月連続のマイナスです。名目賃金は2%伸びましたが、その分を物価上昇が上回った格好です。 総務省が発表する全国消費者物価指数を見ると2021年9月を境にそれまで低下傾向だった指数が上昇に変化、今年1月まで29か月連続で上昇しています。 賃金低迷と物価高騰で苦しい状況が続いているのではないでしょうか。 子育てには何かとお金がかかります。隠れ教育費と呼ばれる制服や体操服、文具や上履き、修学旅行のお金など次々お金が要ります。 そこに今回の値上げ分は、1人当たり小学生は年間5,000円、中学生は年間6,000円です。大きな負担になると考えます。 2つ目は給食費無償化が全国の流れです。 この流れに逆行するのが今回の値上げだと考えます。 全国の自治体でも無償化が増えてきています。12月議会では議会として国に給食の無償化に向けて意見書を出しています。 憲法26条義務教育は無償とするを前向きに検討すべきです。すぐには無償化にできなくても、せめて子育て支援として値上げ分の約3,000万円は、市が負担すべきと考えます。 3つ目です。 予算的には、高山市は十分な財源力があると考えます。無償化に必要な金額は3億5,700万円とお聞きしております。来年度予算の0.4%です。高山市にはそれを実現できる財政力があると考えます。 岸田首相も異次元の子育て支援をうたっていることから、高山市も思い切った子育て支援を充実させることが、これから先の高山市の希望につながると考えます。 以上のことから、令和6年度高山市
学校給食費特別会計予算について、日本共産党高山市議団を代表しての反対討論といたします。
○議長(水門義昭君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもちまして、議第42号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第42号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(水門義昭君) 起立多数であります。よって、議第42号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、ただいま議決されました議第39号、議第40号及び議第42号を除く議第34号から議第47号までの11件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第39号、議第40号及び議第42号を除く議第34号から議第47号までの11件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第49 議第56号 高山市税条例の一部を改正する条例について
○議長(水門義昭君) 日程第49 議第56号 高山市税条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。 ――
―――――――――――――― (議案は本号その2に
掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 平野財務部長。 〔
財務部長平野善浩君登壇〕
◎財務部長(平野善浩君) ただいま議題となりました議第56号 高山市税条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。 追加提出いたしました議案つづりの5ページを御覧ください。 提案理由といたしましては、地方税法の改正に伴い改正しようとするものであります。 今回の条例改正は本年1月1日に発生した令和6年能登半島地震災害により損害を受けた資産について、改正前の条例では令和6年の損失として令和7年度以降の市民税の控除や特例が適用されるところですが、当該災害の被災者の負担軽減を図るため、納税義務者の選択により令和5年において生じた損失の金額として、令和6年度以降の年度分の市民税の雑損控除額の控除及び雑損失の金額の控除の特例を適用するものであります。 それでは、条文の説明をさせていただきますので、6ページを御覧ください。 左が改正前、右が改正後、下線部分が改正箇所であります。 改正後の条例の附則に令和6年能登半島地震災害に係る雑損控除額等の特例として、第6条の2を追加するものであります。 第1項は令和6年能登半島地震災害に係る特例損失金額のうち、申告書の提出の前日までに支出した損失対象金額について、令和5年において生じた損失の金額として令和6年度に適用できることとし、この適用を選択した場合は令和7年度以降の損失対象金額の対象としないとするものであります。 また、6ページ下段から7ページにかけての第2項では、控除を受ける者と生計を一にする配偶者、その他親族等の有する資産について、令和5年において生じた損失の金額として令和6年度に適用を受けた場合は、親族資産損失額についても令和7年度以降の損失対象金額の対象としないとするものであります。 7ページの第3項では、市民税の納税通知書が送達されるときまでに提出された令和6年度分の市民税の申告書及び確定申告書に第1項の規定の適用を受けようとする旨の記載がある場合に限り適用することとするものであります。 第7条の改正は、法附則第4条の4が追加されたことによる条文整備であります。 下段の附則を御覧ください。 この条例は、公布の日から施行するものであります。 以上で説明を終わらせていただきます。御審議の上、御決定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 本件についての議員間討議の申出はございませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 申出がないようですので議員間討議を省略いたします。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案については委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案について原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 休憩します。 午前11時28分休憩 〔議案配付〕 ――――――――○―――――――― 午前11時40分再開
○議長(水門義昭君) 休憩を解いて、会議を続行します。 ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 上嶋議員より発言の訂正の申出がありますので、これを許可します。
◆21番(上嶋希代子君) すみません。訂正の許可をお願いいたします。 平成6年、令和と間違えたところを令和6年と訂正させていただきます。 そして、農家について酪農と言いましたけど、一般的に畜産の方の支援をお願いしたいということで畜産農家への支援をお願いしたいということに訂正したいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(水門義昭君) 上嶋議員の発言を終わります。 ================
△日程第50 議第49号
人権擁護委員候補者の推薦についてから 日程第55 議第54号
人権擁護委員候補者の推薦についてまで
○議長(水門義昭君) 日程第50 議第49号から日程第55 議第54号
人権擁護委員候補者の推薦についてまでの6件を一括議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。 田中市長。 〔市長田中明君登壇〕
◎市長(田中明君) ただいま議題となりました議第49号から議第54号までの
人権擁護委員候補者の推薦について、御説明申し上げます。 議案つづりの1ページから5ページを御覧ください。 議第49号から議第53号までにつきましては、本年6月30日をもちましてその任期が満了いたします人権擁護委員5名を引き続き人権擁護委員の候補者として推薦することについて、人権擁護委員法の定めるところにより意見を求めるものであります。 議第49号につきましては、高山市久々野町久須母にお住まいの佐藤隆則さん、69歳を、議第50号につきましては、高山市上宝町吉野にお住まいの谷上陽子さん、65歳を、議第51号につきましては、高山市下岡本町にお住まいの永田照美さん、71歳を、議第52号につきましては、高山市清見町福寄にお住まいの中村直人さん、68歳を、議第53号につきましては、高山市一之宮町にお住まいの幅上稔さん、70歳を推薦するものであります。 主な経歴等につきましては、7ページの資料を御覧いただきますようお願いいたします。 次に、議案つづりの6ページを御覧ください。 議第54号につきましては、本年6月30日をもちまして任期が満了いたします金子比呂美さんの後任として、高山市荘川町新渕にお住まいの中田良則さん、67歳を人権擁護委員の候補者として推薦することについて、人権擁護委員法の定めるところにより意見を求めるものであります。 主な経歴等につきましては、7ページの資料を御覧いただきますようお願いいたします。 ただいま提案いたしました6名につきましては、温厚にて、人望も厚く、人権擁護委員として適任者と存じますので、推薦につきまして御意見を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 それでは、ただいま説明のありました議第49号から議第54号までの6件について、御意見はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御意見がありませんので、議第49号から議第54号までの6件についてはさよう決しました。 ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 休憩します。 午前11時44分休憩 〔議案配付〕 ――――――――○―――――――― 午前11時45分再開
○議長(水門義昭君) 休憩を解いて、会議を続行します。 ================
△追加日程 議第57号 副市長の選任について
○議長(水門義昭君) ただいま市長から議第57号 副市長の選任についてが提出されました。 お諮りします。 この際、議第57号 副市長の選任についてを日程に追加し、議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって議第57号 副市長の選任についてを日程に追加し議題とすることに決しました。 それでは、議第57号 副市長の選任についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。 ――
―――――――――――――― (議案は本号その2に
掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 田中市長。 〔市長田中明君登壇〕
◎市長(田中明君) ただいま議題となりました議第57号 副市長の選任についてにつきましては、地方自治法の規定により御同意をお願いしようとするものでございます。 現在副市長であります西倉良介さんは本年3月31日をもちましてその職を辞したい旨の申出がありましたので、これを承認いたしました。 よって、後任の副市長として上田和史さんを選任しようとするものであります。 上田和史さんは高山市宗猷寺町にお住まいの58歳であります。 主な経歴等につきましては、2ページの資料に記載しておりますが、昭和63年3月に早稲田大学第一文学部を卒業され、同年4月に高山市役所に就職以来、企画課長、財政課長、財務部長、企画部長など一般職員として行政の中心的管理職を歴任され、令和5年4月から総合政策部長として今日に至っております。 市長を補佐し、その補助機関の職員の職務を監督する立場として行政に精通し、また、人格が高潔で見識も高く、副市長として適任と存じますので、選任につきまして、御同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま説明のありました本案について原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。 ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 休憩します。 午前11時48分休憩 〔議案配付〕 ――――――――○―――――――― 午前11時50分再開
○議長(水門義昭君) 休憩を解いて会議を続行します。 ================
△追加日程 議第58号 教育長の任命について
○議長(水門義昭君) ただいま市長から議第58号 教育長の任命についてが提出されました。 お諮りします。 この際、議第58号 教育長の任命についてを日程に追加し議題としたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第58号 教育長の任命についてを日程に追加し、議題とすることに決しました。 それでは、議第58号 教育長の任命についてを議題とします。 議案の朗読を省略し、理事者の説明を求めます。 ――
―――――――――――――― (議案は本号その2に
掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 田中市長。 〔市長田中明君登壇〕
◎市長(田中明君) ただいま議題となりました議第58号 教育長の任命についてにつきましては、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の定めるところにより御同意をお願いしようとするものでございます。 現在教育長であります中野谷康司さんは本年3月31日をもってその職を辞したい旨の申出がありましたので、これを承認いたしました。 そのため、新たな教育長として見山政克さんを任命しようとするものであります。 見山政克さんは高山市下切町にお住まいの59歳で、所属政党は無所属であります。 主な経歴等につきましては、2ページの資料に記載しておりますが、昭和63年3月に岐阜大学教育学部を卒業され、平成元年に岐阜県公立学校の教員に就職以来、久々野中学校校長、飛騨教育事務所教育支援課長、飛騨教育事務所長など教育行政の中心的管理職を歴任され、令和5年4月からは日枝中学校校長として今日に至っております。 人格は高潔で、見識も高く、教育行政に精通されており、教育長として適任と存じますので、任命につきまして御同意いただきますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について原案のとおり同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり同意することに決しました。 ================
△日程第56 発議第1号
高山市議会委員会条例の一部を改正する条例について
○議長(水門義昭君) 日程第56 発議第1号
高山市議会委員会条例の一部を改正する条例についてを議題とします。 提出者の説明を求めます。 ―――――――――――――――― (発議案は本号その2に
掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 石原議員。 〔9番石原正裕君登壇〕
◆9番(石原正裕君) ただいま議題となりました発議第1号
高山市議会委員会条例の一部を改正する条例について、提案説明をさせていただきます。 議案を御覧ください。 提出者は高山市議会議員、石原正裕、賛成者は、高山市議会議員、上嶋希代子、松山篤夫、倉田博之、中筬博之、伊東寿充、水野千惠子、丸山純平の各議員であります。 提案理由は、高山市行政組織条例の一部改正に伴い改正しようとするものであります。 裏面を御覧ください。 左側が改正前、右側が改正後で、下線部分が改正箇所であります。 行政組織の再編に伴い、第2条第2項第2号福祉文教委員会の所管において、福祉部を市民福祉部に改正し、こども未来部を新たに追加し、市民保健部を医療保健部に改正するものであります。 附則でありますが、この条例は令和6年4月1日から施行するものであります。 以上で説明を終わらせていただきます。 議員各位の御賛同を得て、御決定いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ================
△日程第57 発議第2号 ガザ地区における即時停戦に向けた行動等を求める意見書
○議長(水門義昭君) 日程第57 発議第2号 ガザ地区における即時停戦に向けた行動等を求める意見書を議題とします。 提出者の説明を求めます。 ―――――――――――――――― (発議案は本号その2に
掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 倉田議員。 〔19番倉田博之君登壇〕
◆19番(倉田博之君) ただいま議題となりました発議第2号 ガザ地区における即時停戦に向けた行動等を求める意見書について、提案説明をさせていただきます。 この発議は、高山市議会会議規則第14条の規定に基づき提出するものであります。 提出者は、高山市議会議員、倉田博之、賛成者は、高山市議会議員、上嶋希代子、松山篤夫、中筬博之、伊東寿充、石原正裕、水野千惠子、丸山純平の各議員であります。 裏面を御覧ください。 それでは、案文の朗読をもって説明にかえさせていただきます。 ガザ地区における即時停戦に向けた行動等を求める意見書。 高山市は、平和の願いを世界に広げていくことを自治体政策に置き、「世界中の人々が安心して平和に暮らせる日が来ることを願い、行動する」として平和都市宣言を行っている。 また高山市教育大綱においては、「一人ひとりが命の尊さと人や自然を敬う気持ちを大切にしながら、学び、働き、愛情につつまれて暮らせること」を願いとしているが、「平和都市宣言」を持つ本市において、その願いは決してまちの内側だけに向けられたものではない。これらの理念に則り、市内小中学生に対し、平和について考え、取り組み、また次の世代に引き継いでいくことの気づきを促す
平和教育も強く推進している。 イスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突により、パレスチナ自治区ガザ地区において、多くの尊い人命が失われ人権が踏みにじられている。 ガザ保健省は、1月21日までに死者が2万5,000人を超えたと発表した。セーブ・ザ・チルドレンは、このデータに基づき、そのうち1万人超が子どもたちであるとした。また、様々な国際的機関からは、ガザの子どもたちが人生を変えるような傷を負い、病を患い、両親や愛する人を失うなどの恐れにおののき、不確かな未来の恐怖に直面している惨状が報告されている。 戦争において被害者となるのはいつもか弱い立場の人々であるが、そのなかでも特に、社会にあって大切に守られるべき子どもたちが、守る責任を持つ大人たちの争いにより未来を奪われてしまう現状に対し、極めて深い悲しみと憤りを禁じえない。 また、紛争やそれに伴う海上交通路への多大な影響から、原油価格および輸送コストの上昇リスクが常に市場や市民生活を脅かしており、国内外の情勢から波状的に襲いくる数々の経済圧迫要因の前に疲弊した市民にとって、これ以上のダメージは、生活の破綻に直接つながるものとなる。 よって高山市議会は本市の平和理念の下、ガザ地区における悲惨な事態の一刻も早い終結のため、日本国政府に対し人道的かつ市民生活を守る見地から次の事項を強く求める。 1.ガザ地区の即時停戦に対し、一層の尽力と行動。 2.当事国(地域)による国際法・国際人道法の遵守への勧奨。 3.日本国による支援物資の供給を通じた人道危機の改善。 4.物価上昇に対する国民生活支援策の継続、及び家計への負担増加を回避するさらなる施策の充実。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和6年3月26日 高山市議会 以上で説明を終わらせていただきます。 各議員各位の御賛同を得て、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ================
○議長(水門義昭君) この際、副市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 〔副市長西倉良介君登壇〕
◎副市長(西倉良介君) 発言のお許しをいただきましたので、一言お礼の御挨拶を申し上げさせていただきます。 土野市政4期目最後の2年半を企画管理部長として仕え、平成22年10月から副市長として國島市政で3期、令和4年10月からは田中市政で1年半務め、それぞれの市長さんと共々、高山市政の運営に努めてまいりました。 このたび第八次総合計画の主要事業でありますごみ処理施設の建設ですとか、長年の課題であった火葬場の建て替えなど多くの事業に一定の道筋ができたことから、任期途中ではございますが、退任させていただくことといたしました。 この間、至らぬ点も多く、また、近年は災害やコロナウイルス感染症など予期せぬ事態が起きるなど、今思い返してみますと、あのときこうしておればなどなど、反省すべき点は多々ありますが、その時々精いっぱい取り組んできたことであり、常に前を向いてきたと自負もしております。 13年という長きにわたりまして、伝統ある高山市政推進の一翼を担えたことは誠に光栄であり、感謝の念に堪えません。これもひとえに歴代市長、先輩、同僚、後輩の職員の皆さん、さらに市議会の皆さんの格別なる御指導、御支援のおかげと厚くお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。 行政は継続、持続が大切であります。田中市政は今後も進化し続けます。後任の上田副市長、また、清水副市長も全幅の信頼を寄せられる方々であります。部課長始め、職員一丸となって市民が笑顔で夢や希望を持って生活できる高山市を築いていただけると信じております。 市議会の皆様にも、引き続き御指導賜りますようよろしくお願いいたします。 高山市が魅力あるすばらしいまちとなりますことと、皆様方のますますの御健勝、御多幸を祈念申し上げましてお礼の御挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。(拍手)
○議長(水門義昭君) 以上で副市長の発言を終わります。 この際、教育長から発言の申出がありますので、これを許可します。 〔教育長中野谷康司君登壇〕
◎教育長(中野谷康司君) 発言のお許しをいただいたので、この3月31日をもって職を辞させていただく挨拶をさせていただきます。 私が就任した最初の議会、平成29年6月の一般質問で車戸議員から高山市の学校教育への信条は、との御質問がありました。その際、私は教育とは生きる希望を与えることとお答えしました。 希望との思いは7年間大切にしてきましたが、その評価は子どもたちや保護者、市民、議員の皆さんがされるところです。ただ、義務教育学校や学びの多様化教室にじ色などの新たなる形や選択肢を示すことができたのは、次の時代の教育を考えたとき、小さいながらも希望につながるものと自負しています。 この7年の間にコロナの制限、休校があり、子どもたち、保護者は大変でした。そんな中、高山市の教職員が独自に作成した、待っているよとのメッセージ映像は多くの方々に見ていただき、うれしい感想が私のところにも届きました。 また、国、県では中学校体育大会を自粛する中、高山市、飛騨市、下呂市、白川村の教職員、教育委員会が手をつなぎ、独自の飛騨地区大会を開催できたことはよかったです。試合に臨む中学生の真剣さ、笑顔を私は忘れられません。その際、私は国、県、他市の動向を注視することは大切ですが、高山市独自、高山市型がいかに重要かを再認識しました。 先ほどお話ししました義務教育学校やにじ色は、その中に高山市独自の魅力があると信じています。 最後になりますが、高山市教育大綱にある夢と希望を持って次の時代を創造するを目指す上で、皆様方の御理解と協働で見山新教育長を支えていただき、高山市の教育が前進していくことを願い、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(水門義昭君) 以上で教育長の発言を終わります。 ================
○議長(水門義昭君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 田中市長。 〔市長田中明君登壇〕
◎市長(田中明君) 発言のお許しをいただきましたので、令和6年第1回高山市議会定例会が閉会されるに当たり御挨拶を申し上げます。 去る3月1日に開会されました本定例会におきまして、議員の皆様には連日にわたり本会議並びに各委員会を通じて御審議を賜り、令和6年度高山市一般会計予算を始め、追加上程させていただきました副市長の選任や教育長の任命など提案しました全案件につきまして、それぞれ御決定をいただきまして、ありがとうございました。 議決いただきました事項につきましては、適正な実施に努めてまいりますとともに、審議の過程におきましていただきました貴重な御意見につきましては、それぞれ検討、調査研究をいたしたいと存じます。 さて、本日御決定いただきました令和6年度当初予算につきましては、複数の著大事業や地域課題の解決などの取組を着実に前進させるとともに、市民の皆様の生活に密着したきめ細かい取組のさらなる充実を図り、飛躍することができるよう編成をさせていただいたものでございます。 今後も多様化する市民の皆様のニーズに応えるため、既に様々な活動を展開されている団体などと一緒に課題に取り組み、小さな成功を1つずつ着実に積み上げてまいる所存でございます。 また、今議会では多くの議員の皆様より災害、防災、減災対策への御質問や御意見をちょうだいいたしました。いま一度検討、検証し、物心両面において平常時からの備えを備えてまいります。 災害対策につきましては、どれだけやってもこれで十分とは言えないと考えております。財源や人手には限りがございますが、どれだけでも安全・安心なまちとなるよう市民の皆様とともに取り組んでまいります。 また、今議会で御提言等、御意見等ございましたふるさと納税につきましても覚悟をもって令和6年度取り組んでまいりますので、それを改めて確認させていただきます。 また、今月末をもって退任されます西倉良介副市長、中野谷教育長に一言お礼申し上げます。 西倉副市長におかれましては、平成22年以来、長きにわたって副市長として重責を担っていただき、高山市政の発展に御尽力をいただきました。 市職員の頃から数えますと50年、本当にその中で積み上げた豊富な行政経験と広い知見によりまして、着実、確実な市政の進展にお力添えを賜りました。 様々な課題事項に対し地域や議会への丁寧な御説明、そこに至るまでの様々な御調整など、陰になり、ひなたになり、市政運営を根幹で支えていただくとともに、温和で優しい性格であることから多くの職員から愛され、よき相談役としても御活躍いただきましたし、私もその職員の1人でおりまして、多くのことを学ばせていただきました。 また、政策決定の過程においては様々な悩みや迷いが生じるわけですが、いつも確実な根拠と深い見識で私の背中を押してくださいました。 これまでの御尽力に対しまして深く感謝申し上げます。ありがとうございます。 また、中野谷教育長におかれましては、平成29年以来、市の教育行政を牽引していただきました。 時代の変遷により保護者の皆様の働き方や家庭環境、地域における学校の在り方が変化する中にあっても、常に子どもファーストとの視点で教育の本質は生きる希望となることという信念を持ち、多様化する教育環境への対応、郷土教育の推進に取り組んでいただきました。 春に開設になります学びの多様化教室の名称がにじ色に決まった日は市内には虹がかかっておりました。教育長の熱い思いが籠もった教室で子どもたちが楽しく、明るく学び、自分の個性を伸ばしてくれる姿が重なり、希望に満ち満ちて心が躍ったことを覚えております。 西倉副市長、中野谷教育長、お二人とも今後は健康に十分御留意の上、御家族とともに心豊かで充実した人生をお過ごしいただきたいということを切に願っております。誠にありがとうございました。 また、議員各位におかれましては、今年度をもって退職をする市職員に対しまして在職中は格段の御指導、御支援を賜り、誠にありがとうございました。 退職する職員に代わりまして、この場を借りましてお礼を申し上げますとともに、職員の皆様におかれましては、これまでの御尽力に対しまして改めて感謝を申し上げます。 以上をもちまして、今議会の閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
○議長(水門義昭君) 以上で市長の発言を終わります。 ここで議長より申し上げます。 西倉副市長、中野谷教育長の御勇退に当たり、一言感謝と御礼の言葉を申し上げます。 西倉副市長におかれましては、昭和53年に高山市役所に奉職され、職員として32年と6か月、そして、平成22年に副市長に就任され、副市長として13年と半年の長きにわたり國島市政、田中市政における副市長として市長を補佐され、常に市民と市政のかけ橋となられました。また、市職員との積極的な交流の中で市政の安定と発展に御尽力されました。心から敬意と感謝を申し上げます。 中野谷教育長におかれましては、教職に就かれ、学校長を始め多年にわたり現場での教育行政に御尽力を賜りました。 平成29年から高山市教育長として変革期にある教育行政の中で、児童生徒の未来につながる様々な取組を着実に推進されていただき、3期7年間、高山市の教育行政のトップとして御尽力をいただきました。心から敬意と感謝を申し上げます。 特にこの数年を振り返ってみますと、お二方にはこれまでに経験したことのない新型コロナウイルス感染症という未曾有の事態の中で大変に御苦労をいただきました。 今後も高山市政のために御助言、お力添えをどうかお願いしたいと思います。そして、第2の人生を御健勝でお過ごしいただきますよう御祈念申し上げます。 本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。 また、3月31日、今年度をもって退職されます職員の皆様方には本当に御苦労さまでした。皆様方にはそれぞれの立場で高山市政発展のために御尽力をいただきました。本当にこのことに関して心から敬意と感謝を申し上げる次第であります。 どうか健康には御留意いただき、今後とも市政発展のためにお力添えを賜りますことをお願い申し上げます。 皆様、長い間本当にお疲れさまでした。そして、ありがとうございました。 最後に、能登半島の地震で亡くなられた方々に哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に謹んでお見舞いを申し上げます。一刻も早い被災地の復旧、復興をお祈り申し上げます。 以上で、高山市議会を代表しての発言を終わります。 ================
△閉議・閉会
○議長(水門義昭君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、令和6年第1回高山市議会定例会を閉会します。 午後0時17分閉会==================================== 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 高山市議会 議長 水門義昭 議員 丸山純平 議員 小井戸真人...