令和5年第5回定例会令和5年第5回
高山市議会定例会会議録(第5号)=
======================◯議事日程 令和5年12月21日(木曜日)午前9時30分開議第1
会議録署名議員の指名第2 議第 106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について第3 議第 107号 高山市特別職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例について第4 議第 108号 高山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について第5 議第 109号 高山市手数料条例の一部を改正する条例について第6 議第 111号 高山市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例について第7 議第 112号 高根多
目的センター新築工事(建築)請負契約の締結について第8 議第 115号 財産(
消防団小型動力ポンプ積載車)の取得について (以上
総務環境委員会報告)第9 議第 104号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例について第10 議第 105号 高山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例について第11 議第 110号 高山市休日診療所の設置及び管理に関する条例及び高山市
国民健康保険診療所の使用料及び手数料の徴収に関する条例の一部を改正する条例について第12 議第 113号 大八
グラウンドサッカー場整備工事(建築)請負契約の締結について第13 議第 114号 大八
グラウンドサッカー場整備工事(人工芝)請負契約の締結について第14 議第 116号 指定管理者の指定について(
高山市民文化会館 ほか2施設)第15 議第 117号 指定管理者の指定について(高山市図書館「煥章館」 ほか9施設)第16 議第 118号 指定管理者の指定について(高山市女性青少年会館 ほか1施設)第17 議第 119号 指定管理者の指定について(
飛騨高山ビッグアリーナ ほか12施設)第18 議第 120号 指定管理者の指定について(清見B&
G海洋センター体育館 ほか4施設)第19 議第 121号 指定管理者の指定について(
飛騨日和田体育館 ほか2施設)第20 議第 122号 指定管理者の指定について(国府B&
G海洋センター体育館 ほか3施設)第21 議第 123号 指定管理者の指定について(
国府屋内運動場 ほか2施設)第22 議第 124号 指定管理者の指定について(高山市
総合福祉センター ほか5施設)第23 議第 125号 指定管理者の指定について(高山市きりう福祉センター ほか4施設)第24 議第 126号 指定管理者の指定について(高山市
荘川福祉センター ほか1施設)第25 議第 127号 指定管理者の指定について(高山市
城山児童センター ほか3施設)第26 議第 128号 指定管理者の指定について(高山市
山王福祉センター ほか25施設)第27 議第 129号 指定管理者の指定について(高山市
国府福祉センター ほか1施設)第28 議第 130号 指定管理者の指定について(高山市
丹生川老人いこいの家)第29 議第 131号 指定管理者の指定について(高山市
国府老人いこいの家)第30 議第 132号 指定管理者の指定について(
高山市営火葬場 ほか2施設)第31 議第 133号 指定管理者の指定について(
高山市政記念館)第32 議第 134号 指定管理者の指定について(
高山市松本家住宅 ほか1施設)第33 議第 135号 指定管理者の指定について(荒川家住宅)第34 議第 169号
南高山地域医療センター新築工事(建築)請負契約の締結について第35 議第 170号 高山市手数料条例の一部を改正する条例について第36 議第 171号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例について (以上
福祉文教委員会報告)第37 議第 136号 指定管理者の指定について(すのまた
ふるさと学校体験学習施設 ほか1施設)第38 議第 137号 指定管理者の指定について(高山市彦谷の
里滞在型農園施設)第39 議第 138号 指定管理者の指定について(パスカル清見(道の駅付帯施設))第40 議第 139号 指定管理者の指定について(ななもり清見)第41 議第 140号 指定管理者の指定について(桜の郷荘川)第42 議第 141号 指定管理者の指定について(
飛騨街道なぎさ)第43 議第 142号 指定管理者の指定について(ひだ朝日村 ほか1施設)第44 議第 143号 指定管理者の指定について(
飛騨たかね工房 ほか2施設)第45 議第 144号 指定管理者の指定について(ウッド・
フォーラム飛騨)第46 議第 145号 指定管理者の指定について(飛騨民俗村)第47 議第 146号 指定管理者の指定について(
乗鞍バスターミナル)第48 議第 147号 指定管理者の指定について(朴の木平駐車場)第49 議第 148号 指定管理者の指定について(
ジョイフル朴の木)第50 議第 149号 指定管理者の指定について(そばの里荘川)第51 議第 150号 指定管理者の指定について(荘川の里 ほか1施設)第52 議第 151号 指定管理者の指定について(
野麦オートビレッジ)第53 議第 152号 指定管理者の指定について(しぶきの湯遊湯館)第54 議第 153号 指定管理者の指定について(四十八滝公園)第55 議第 154号 指定管理者の指定について(新穂高駐車場)第56 議第 155号 指定管理者の指定について(広小路駐車場)第57 議第 156号 指定管理者の指定について(神明駐車場 ほか4施設)第58 議第 157号 指定管理者の指定について(弥生橋駐車場 ほか2施設)第59 議第 158号 指定管理者の指定について(城山公園)第60 議第 159号 指定管理者の指定について(中山公園)第61 議第 160号 指定管理者の指定について(
松倉シンボル広場 ほか1施設)第62 議第 161号 指定管理者の指定について(昭和児童公園)第63 議第 162号 指定管理者の指定について(高山市水道施設)第64 議第 163号 指定管理者の指定の変更について (以上
産業建設委員会報告)第65 議第 164号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第7号)第66 議第 165号 令和5年度高山市
地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)第67 議第 166号 令和5年度高山市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)第68 議第 167号 令和5年度高山市
観光施設事業特別会計補正予算(第1号)第69 議第 168号 令和5年度高山市
水道事業会計補正予算(第1号)第70 議第 172号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第8号) (以上
予算決算特別委員会報告)第71 高山市
選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙第72 発議第9号 国による学校給食の無償化を求める意見書第73 陳情第15号 令和6年度税制改正に関する提言について =
===============◯本日の会議に付した事件 1 日程第1
会議録署名議員の指名 1 日程第2 議第106号から 日程第8 議第115号まで
総務環境委員会報告 1 日程第9 議第104号から 日程第36 議第171号まで
福祉文教委員会報告 1 日程第37 議第136号から 日程第64 議第163号まで
産業建設委員会報告 1 日程第65 議第164号から 日程第70 議第172号まで
予算決算特別委員会報告 1 日程第71 高山市
選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙 1 日程第72 発議第9号 1 日程第73 陳情第15号 =
===============◯出席議員(23名) 1番 丸山純平君 2番 中村匠郎君 3番 戸田柳平君 4番 益田大輔君 5番 坂下美千代君 6番 平戸芳文君 7番 片野晶子君 8番 水野千惠子君 9番 石原正裕君 10番 西本泰輝君 11番 伊東寿充君 12番 西田 稔君 13番 沼津光夫君 14番 榎 隆司君 15番 山腰恵一君 16番 渡辺甚一君 17番 岩垣和彦君 18番 中筬博之君 19番 倉田博之君 20番 松山篤夫君 22番 車戸明良君 23番 水門義昭君 24番 小井戸真人君 =
===============◯欠席議員(1名) 21番
上嶋希代子君 =
===============◯説明のため出席した者の職氏名 市長 田中 明君 副市長 西倉良介君 副市長 清水雅博君 市長公室長 北村幸治君 総合政策部長 上田和史君 総務部長 荒城民男君 財務部長 平野善浩君 市民活動部長 西永勝己君 福祉部長 石腰洋平君 市民保健部長 橋本 宏君 森林・環境政策部長 小林一正君 農政部長 林 篤志君 商工労働部長 倉畑政之君
飛騨高山プロモーション戦略部長 川原幸彦君 建設部長 中垣内一君 都市政策部長 池之俣浩一君 水道部長 山腰勝也君 会計管理者 森下澄雄君 高根支所長 尾前隆治君 教育長 中野谷康司君
教育委員会事務局長 田中 裕君 消防長 松山孝生君 =
===============◯事務局出席職員氏名 事務局長 川田秀文君 次長 比良佳久君
自動車運転職員 櫻本明宏君 ――――――――○―――――――― 午前9時30分開議
○議長(水門義昭君) これより本日の会議を開きます。 ================
△日程第1
会議録署名議員の指名
○議長(水門義昭君) 日程第1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において、片野晶子議員、渡辺甚一議員を指名します。 ================
△日程第2 議第106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから 日程第8 議第115号 財産(
消防団小型動力ポンプ積載車)の取得についてまで
○議長(水門義昭君) 日程第2 議第106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから日程第8 議第115号 財産(
消防団小型動力ポンプ積載車)の取得についてまでの7件を一括議題とします。
総務環境委員長の報告を求めます。
車戸総務環境委員長。 〔22番車戸明良君登壇〕
◆22番(車戸明良君) おはようございます。 それでは、ただいま議題となりました条例案件5件、事件案件2件について、去る12月14日、
総務環境委員会を開催し、審査をいたしました。その経過と結果について御報告を申し上げます。 議第106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてから議第108号 高山市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてまで3件については、人事院勧告に基づく給与改定で、議員及び特別職の期末手当、職員の給与や手当を改正するものであり、これらの議案を一括議題として審査をいたしました。 審査においては、今回の人事院勧告の内容はといった質疑に対して、人事院が行う
民間給与実態調査において、民間と国家公務員の平均給与の比較において、国家公務員が民間を3,869円下回っており、その差を是正するために、国家公務員の給料表全体で0.96%引上げ改定が行われました。 特に初任給の大きな見直しが行われ、高卒初任給で1万2,000円、大卒初任給で1万1,000円の増額がなされた。 また、賞与については、民間の調査結果において、平均年4.49か月の支給といった調査結果から、国家公務員においては、是正分として0.1か月分の引上げ改定が行われた。 また、
在宅勤務等手当が導入されており、今回はそれに準じて所要の改定を行うものとするものであるとの答弁がありました。 また、人事院勧告に準じて、議員と市長等の特別職は期末手当の増額、職員は期末手当に加え給料のベースアップ、勤勉手当の増額や
在宅勤務等手当の新設等をしようとするわけだが、なぜ人事院勧告に準ずるのかといった質疑に対し、人事院勧告は、全国の民間の給与実態を調査した上で、国家公務員と民間との差を是正するもので、地域の給与実態が考慮されており、当市においても人事院勧告に準ずるのが合理的であると考えているとの答弁が、また、人事院の行う調査は都市部も入れた全国的な水準にあり、市の実態とは乖離があるのではないかといった質疑に対し、給与水準については、平成26年くらいに給与水準の低い県に合わせるといった形に見直されているとの答弁が、市民は物価高騰等で大変な状況にある。議員報酬と市長等の特別職の給与については、
特別職報酬等審議会にかけるべきではないかといった質疑に対しては、今回、議員と市長等の特別職は期末手当のみの改定であり、議員報酬や市長等の給与の改定は行わないため、
特別職報酬等審議会にはかけていない。なお、期末手当については、社会情勢の変化に対応するものとして、従前からほぼ全ての市町村で人事院勧告に基づいて改定しており、本市も同様の対応としているとの答弁が、また、議員報酬と議員定数については、議会で4年ごとに議論をし、最終的には
特別職報酬等審議会に諮問するが、市長等の特別職の給与についてはどのような対応をするのかといった質疑に対しては、市長等の特別職の給与の妥当性については、経済状況や政策的見地などから、必要であれば
特別職報酬等審議会にかけることにしているとの答弁が、また、新設の
在宅勤務等手当について、通勤手当との関係はといった質疑に対しては、在宅勤務とした場合は、勤務地に出勤しないので、
在宅勤務等手当と通勤手当には関係がある。国が示しているところでは、10日を超えて在宅勤務する場合は一律3,000円を支給する一方で、月の勤務日は大体20日なので、通勤手当の半分を減額することとなるとの答弁が、また、職員の給与引上げということで、0.97%、月額で1,000円から1万2,800円という話があったが、若年層には非常に手厚く手当てされている一方で、勤続30年くらいの職員はほとんど上がらない状況になっている。これだけ人材不足の中で、離職者が増えては全く意味がない。経営側は、世代によって差が生じないよう考えるべきである。一方で、民間と比べ高山市職員の初任給ベースはまだまだ低い。また、他方では初任給を上げれば世代間格差が広がるということが懸念される。世代間の給与の差についてどのように考えているかといった質疑に対しては、ここ10年、人事院勧告や若手を重視する傾向がある。民間がその傾向になってきていることや、職務の能力部分で勤勉手当の部分が大きなウエートを占めてきていることがある。時代の流れの中で適応していかなければならない部分もあるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第106号から議第108号の3件については、全会一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第109号 高山市手数料条例の一部を改正する条例については、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い改正しようとするもので、審査においては、条例改正の目的や背景はという質疑に対し、
高圧ガス保安法の改正により、
認定高度保安実施者という制度が設けられた。ドローンやAIのような高度保安技術を用いた自主保安体制のある施設において、自主検査に合格することで行政による検査を省略し、
完成検査合格施設に位置づけることになったとの答弁が、対象となるものはコンビナートといった巨大な貯蔵施設ということだが、例えば
コンビナート火災等が起きた場合のマニュアルや講習といったことは行っているのかといった質疑に対し、当市はコンビナートのような大きな貯蔵施設がないが、屋外タンクなどはあるので、こういった危険物火災の対応についてマニュアルを設け、訓練に励んでいるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第109号については、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第111号 高山市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例については、消防団員の勤続年数の長期化に対応するため改正するものであり、審査においては、
退職報償金支給額表において、勤続年数を30年から45年以上へと延ばした理由についてはとの質疑に対し、県内の市町村に存在する消防団の中で45年まで延伸しているところは少ないが、飛騨市では48年、下呂市、白川村では45年まで延伸している。飛騨地域の消防団は、協議会等も設けて情報交換している中で、高山市だけが30年というところから、周囲に足並みをそろえるという意味もあり、45年に設定をしたとの答弁が、また、高山市は広域な自治体であることや消防団員の担い手不足といった課題があるが、消防団員の報酬の引上げについてどのような考えを持っているかという質疑に対し、消防団員の退職報償金の見直しを行ったところは全国でも少なく、退職報償金の見直しや退職補償金に充てるための基金の底上げについて、市長と共に総務省消防庁へ出向いて要望を行ってきた。高山市は先行して見直しに取り組んでおり、引き続きそういった姿勢で向かっていきたいとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第111号については、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第112号 高根多
目的センター新築工事(建築)請負契約の締結については、高根多
目的センター新築工事建築請負契約の締結をしようとするもので、審査においては、今回の入札における応札状況はといった質疑に対し、3つの共同企業体が応札をしたとの答弁が、また、複合施設としてどのような機能を見込んでいるのかとの質疑に対しては、支所機能、診療所機能、公民館的機能、
子育て支援機能等を見込んでいるとの答弁が、また、建設予定地はどこかとの質疑に対し、上ケ洞地内で、旧高根保育園跡地に建設を予定しているとの答弁が、また、新施設における職員の配置はといった質疑に対し、市の職員が9名、ブランチが1名、高根まちづくりの会の職員2名と、週1回保健師が1名の13席分を確保する予定としているとの答弁が、また、現在の支所庁舎の取扱いはどうなるかといった質疑に対し、解体を予定しているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第112号については、全会一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第115号 財産(
消防団小型動力ポンプ積載車)の取得については、
消防団小型動力ポンプ積載車4台を購入するもので、審査においては、4つの支団に配置されるようだが、4台とも車両は同じかとの質疑に対し、4台とも同じ車両であり、4WDのオートマチックトランスミッションで、寒冷地仕様やディーゼルエンジンなどの主要な仕様はそろえているとの答弁が、また、購入する車両の運転にはどの免許の種類が必要かといった質疑に対し、現在のベース車両となるものがモデルチェンジをして車両総重量が3.7トンとなり、3.5トン以上なので準中型免許が必要になる。令和2年度から準中型免許を取得するための費用を全額補償する仕組みがあり、これまでに11名がこの仕組みを利用して準中型免許を取得したとの答弁が、また、現在使っている車両の処分についてはといった質疑に対し、現在使っている車両についても、今年車検の有効期間が満了するものは車検を受けて、更新になったときには予備車とする。仮に車両が故障して長期間使用できないときや、次期更新車両の車検が切れるようなタイミングについては、その予備車を使用するという答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第115号については全会一致で可決すべきものと決しました。 以上で
総務環境委員会の報告を終わります。
○議長(水門義昭君)
総務環境委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいまの委員長報告のうち、議第106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありますので、これより討論を行います。 通告により発言を許可します。 それでは、坂下議員。 〔5番坂下美千代君登壇〕
◆5番(坂下美千代君) 発言の許可をいただきましたので、これより発言をさせていただきます。 議第106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例について、
日本共産党高山市議団を代表して反対討論を行います。 今回の提案は、市議会議員の期末手当の支給率を改定するため改正しようとするもので、人事院勧告に基づき期末手当を増額するものです。 反対理由の1つ目は、議員報酬は
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例、高山市条例第29号で定められています。そして、
高山市議会基本条例第7章第23条の議員報酬の解説の中には、条例改正議案については、第三者機関である報酬等審議会の答申を受けて市長が提案することを原則とすること、議会として議員報酬の考え方や将来を見据えた議員報酬の在り方等について調査研究をしていくこと、また、委員会または議員が議員報酬の条例改正案を提出する際には、市民への説明責任を果たすために、広く市民の意見や専門家の意見を聴取すると記してあります。 12月14日の
総務環境委員会での質疑の際、高山市
特別職報酬等審議会は開かれないのかと委員の方が聞かれましたが、人事院勧告や期末手当に関しては開いていないとの答弁でした。 今回の改定では、議員報酬を議員が自ら決める形になっています。今までやっていないから、慣例だからではなく、条例改正議案は、
高山市議会基本条例のとおりに報酬等審議会の答申を受けて市長が提案するべきと考えます。 反対理由の2つ目は、市民感情の問題があります。 この年末、物価高騰の中で、食料品も灯油も高いから我慢して過ごすと言われ、つつましく生活しておられる市民の方々のお話を聞いております。ボーナスが出ない事業所もたくさんあると聞いております。来年度は、学校給食費の値上げや社会保障費の値上げなども予定されています。それなのに、議員だけが引き上がるのは、市民の皆さんの納得は到底得られないものと考えます。 以上のことから、この条例に反対して、私の反対討論とします。
○議長(水門義昭君) 次に、小井戸議員。 〔24番小井戸真人君登壇〕
◆24番(小井戸真人君) ただいま議題となっています議第106号
高山市議会議員の議員報酬等に関する条例の一部を改正する条例についてに対する賛成討論をいたします。 この条例は、自らが受給している報酬に関する条例であり、自らの報酬の引上げに賛成する立場での討論は大変心苦しいものがありますが、議員報酬、特に期末手当の在り方について見解を述べさせていただきます。 今回の改正案は、人事院勧告に基づき、期末手当を年間0.1か月分引き上げようとするもので、特別職については期末手当、一般職員は期末勤勉手当について同様の改定案が上程されております。 議員報酬の月額については、報酬審議会による審議が必要であるという認識を持たせていただいています。議会基本条例にもうたってあるという認識を持っておりますけれども、そうしたルールに基づいて進めることが重要であり、議会内部における議論においても、社会情勢など様々な課題がある中で、議員報酬の月額については慎重な議論が必要であると考えます。 委員長報告にもありましたが、期末手当については、これまで報酬審議会に諮ることなく人事院勧告に基づき改定されてきました。これは他の多くの自治体においても同様の取扱いがされており、多くの自治体において、人事院勧告が判断基準とされているものと理解しております。 これまで、私自身こうした改正に幾度となく携わってきましたが、引下げ勧告のときには特段の議論もなく、ほぼ無条件で同意されております。先ほどの反対討論でも、報酬審議会に諮るべきであり、今回の改定は見送るべきであるという意見をお聞きいたしました。過去の議論においても、引上げの改正案が上程されたときに報酬審議会に諮ることが必要との意見もありましたが、引下げのときには報酬審議会で諮るべきという意見はなかったものと記憶しております。期末手当の改正において、報酬審議会における議論が必要であるものであれば、引上げ、引下げにかかわらず開催を求めるものと考えます。 そうした中で、期末手当について人事院勧告に基づき改定することは、人事院の調査による結果であることから、人事院勧告を客観的な指標として期末手当の支給月数を判断基準とすることは妥当であると考えます。 過去に、人事院勧告に基づく期末手当の引上げに関して、そのときの特別な事情から、特別職と市議会議員の期末手当の引上げを2回見送ったことがあると記憶しており、現在、一般職員との支給月数に0.1か月分の開きがありますが、この開きを解消することは困難であると考えます。そのときの判断がその後の水準になることを考慮することは重要です。 議第106号の対象者は、私も含めて現在の24名の議員です。ただし、期末手当の改定は、私たち現在の議員のみならず、将来議員になろうとする市民にも影響があることを意識する必要があると考えます。 先ほども申し上げましたが、その時点で議決された内容が今後の基準となることから、今回の条例に対する議決責任を重く受け止めております。 今回の討論は、自らの報酬に関するデリケートな内容でありますが、あえて議員報酬の期末手当の在り方に対する見解を述べさせていただき、私の討論とさせていただきます。
○議長(水門義昭君) 以上で通告による討論は終わりました。 以上をもって、議第106号についての討論を終結します。 それでは、採決を行います。 議第106号について、委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(水門義昭君) 着席願います。 起立多数であります。よって、議第106号については委員長報告のとおり決しました。 それでは、ただいま議決されました議第106号を除く議第107号から議第115号までの6件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第106号を除く議第107号から議第115号までの6件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第9 議第104号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例についてから 日程第36 議第171号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例についてまで
○議長(水門義昭君) 日程第9 議第104号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例についてから日程第36 議第171号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例についてまでの28件を一括議題とします。 福祉文教委員長の報告を求めます。 沼津福祉文教委員長。 〔13番沼津光夫君登壇〕
◆13番(沼津光夫君) それでは、ただいま議題となりました条例案件5件、事件案件23件について、去る12月15日、福祉文教委員会を開催し、審査をいたしました。 その経過と結果について御報告申し上げます。 議第104号 高山市印鑑条例の一部を改正する条例については、印鑑登録証明書の申請方法を拡充するため改正するもので、審査においては、コンビニエンスストア等における印鑑登録証明書の交付実績はとの質疑に対し、令和4年度における印鑑登録証明書の交付実績は、コンビニエンスストアでの交付は6,480件、窓口は1万6,192件であったとの答弁が、また、今後も窓口交付の際には印鑑登録証や印鑑登録カードが利用できるのかとの質疑に対し、印鑑登録証については現行どおり使用できるが、印鑑登録カードは住民基本台帳カードを印鑑登録証として利用するため有効期限が決まっており、期限が到達すると使用できなくなるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第104号については、全員一致で可決するべきものと決しました。 次に、議第105号 高山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例については、福祉医療費助成事務において、個人番号を利用した情報連携を行うため改正するもので、審査においては、令和5年9月定例会において、同条例の一部改正が提出されたが、その際に行われず、今の時期となった経緯はとの質疑に対し、令和6年の秋に健康保険者証が原則廃止され、マイナンバーカードと一体化されることに伴い、県の制度である福祉医療について、県が情報連携を行う見解を示した。このため、市として申請者の利便性や事務の効率化が図られるよう今回改正することとなった。また、県の通知が8月末であったため、9月定例会での上程に間に合わなかったとの答弁が、また、利便性の向上といった論点からの質疑に対し、マイナンバーカードと一体化となった場合、カードを見ただけでは保険証の情報が確認できないため、窓口で申請者にスマートフォン等でマイナポータルにアクセスしていただき、保険情報を確認する必要があるが、情報連携を行うことにより手間が省略されるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第105号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第110号 高山市休日診療所の設置及び管理に関する条例及び高山市
国民健康保険診療所の使用料及び手数料の徴収に関する条例の一部を改正する条例については、消費税法の改正に伴う条文整理を行うもので、審査においては、改正に伴う影響といった論点からの質疑に対し、消費税法の非課税の規定を引用している条例は診療所のみのため、他の条例への影響はない。また、表のずれの改正のため、実務に変更はなく、市民への影響もないとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第110号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第113号 大八
グラウンドサッカー場整備工事(建築)請負契約の締結について及び議第114号 大八
グラウンドサッカー場整備工事(人工芝)請負契約の締結については、地方自治法の規定により議決を求めるもので、関連があるため、一括で審査しました。 審査においては、入札の状況及び工期はとの質疑に対し、建築工事の応札は2社、落札率は97.5%、人工芝工事の応札は6社、落札率は92%で、令和6年12月20日までの工期であるといった答弁が、また、建築工事と人工芝工事を分けて発注した経緯はとの質疑に対し、クラブハウスの建築工事と人工芝は施工エリアが完全に分かれており、別々に発注しても施工に支障がないことや、工種が全て異なることから、多くの施工者に入札機会を与えるため分離発注を行ったとの答弁がありました。 また、近隣の大八保育園の安全対策はとの質疑に対し、事前に工事の工程を共有し、園児の送迎と工事車両の通行との重複を避けるなど、安全配慮を徹底して行うとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第113号及び議第114号の2件については、全員一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第116号から議第135号までの指定管理者の指定についての20件については、福祉文教委員会が所管する20グループ97施設の指定管理者を指定しようとするもので、これらの議案を一括議題として審査を行いました。 審査において、一部の施設で指定管理料が減額しているが、主な原因はといった質疑に対し、令和5年度の指定管理料は、物価高騰に伴って、光熱水費を精算額というような形で上積みして計上している。最終的に使った額に応じて年度末に精算を予定しているため、全体的に指定管理料の金額が大きくなっているとの答弁が、また、指定管理者からどのように現場の声を聞いているのかといった質疑に対し、指定管理者もしくは市のほうから疑義が生じた場合は、その都度対話する機会を設けており、必要に応じて現場で問題事項を確認しながら行っているとの答弁が、また、修繕費の考え方といった論点からの質疑に対し、指定管理料という本体の金額以外に、例えば修繕料10万円、除雪費10万円という形で、過去の実績も踏まえた額をそれぞれの施設に別途で設けており、その中で実際に修繕が発生したら適宜修繕していただき、その中で余った分を年度末に返していただくこととしているとの答弁が、また、議第119号の南部グラウンドの指定管理料が半分以下となっている要因はといった質疑に対し、
飛騨高山ビッグアリーナ以外の体育施設は、基本的に人が常駐する施設ではないため、各施設にどれだけ費用がかかるかという事業費の割合に応じて人件費を案分している。南部グラウンドにおいては、このような案分率により令和5年度の金額より減っているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第116号から議第135号までの指定管理者の指定についての20件については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第169号
南高山地域医療センター新築工事(建築)請負契約の締結については、地方自治法の規定により議決を求めるもので、審査においては、入札の状況及び工期はとの質疑に対し、工事の応札は2社、落札率は97.78%で、議決後、本年12月21日から令和7年3月24日の工期であるといった答弁が、また、入り口が道路側から坂になっているが、坂道の凍結対策はといった質疑に対し、支所と一体的に除雪などを行い、来庁者の方に不自由がないよう整備していくとの答弁が、また、地域産材の活用といった論点からの質疑に対し、基本的に木造で建設することとしており、県産材の使用割合を8割以上とした上で、さらにできる限り市産材を使うような仕様としているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第169号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第170号 高山市手数料条例の一部を改正する条例については、地方公共団体の手数料の標準に関する政令の改正に伴い改正するもので、審査においては、令和元年に戸籍法が一部改正されているが、この時期に改正となった経緯はとの質疑に対し、戸籍法自体は令和元年に改正されているが、戸籍法改正の施行日が令和6年3月1日であることと、手数料条例の改正理由の政令の公布が本年12月6日であったことからこの時期の条例改正となったとの答弁が、また、改正の内容といった論点からの質疑に対し、これまで戸籍に関する証明書は本籍地のみでしか取得できなかったが、日本全国どこでも取得が可能となるとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第170号については、全員一致で可決すべきものと決しました。 次に、議第171号 高山市
国民健康保険条例の一部を改正する条例については、国民健康保険法等の改正に伴い改正するもので、審査においては、単胎妊娠の場合と多胎妊娠の場合の保険料軽減期間の違いの根拠はとの質疑に対し、労働基準法に基づく産前産後休業期間を参考にしているとの答弁が、また、市民への周知といった論点からの質疑に対し、母子手帳の申請時、出生届等の届出の際や、妊娠8か月のときに妊婦を対象としたアンケート調査を行っており、その際周知を行っている。また、出産後の一時金支給の決定通知をお渡しする際に申請をされていない方への周知を行うとの答弁が、以上のような審査の結果、議第171号においては、全員一致で可決すべきものと決しました。 以上で福祉文教委員会の報告を終わります。
○議長(水門義昭君) 福祉文教委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第104号から議第171号までの28件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第104号から議第171号までの28件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第37 議第136号 指定管理者の指定について(すのまた
ふるさと学校体験学習施設 ほか1施設)から 日程第64 議第163号 指定管理者の指定の変更についてまで
○議長(水門義昭君) 日程第37 議第136号 指定管理者の指定について(すのまた
ふるさと学校体験学習施設 ほか1施設)から日程第64 議第163号 指定管理者の指定の変更についてまでの28件を一括議題とします。 産業建設委員長の報告を求めます。 渡辺産業建設委員長。 〔16番渡辺甚一君登壇〕
◆16番(渡辺甚一君) ただいま議題となりました事件案件28件について、去る12月18日、産業建設委員会を開催し、審査いたしました。 その経過と結果について御報告申し上げます。 議第136号から議第162号までの指定管理者の指定についての27件については、産業建設委員会が所管する27グループ39施設の指定管理者を指定しようとするもので、これらの議案を一括議題として審査を行いました。 審査においては、指定管理者の変更及び指定管理料の大幅な変更の理由を論点に各委員が質疑を行った中から主なものを御報告申し上げます。 議第143号
飛騨たかね工房、野麦峠お助け小屋及び塩沢温泉七峰館及び議第145号 飛騨民俗村については、新たに株式会社ジエック経営コンサルタントを指定管理者に指定しようとするもので、市内に本社機能を有しないジエック経営コンサルタントが飛騨民俗村を始め高根の七峰館など大変多くの施設を管理することになるが、どのような人員配置を計画し、今の雇用を守りながら事業を計画し、どうマネジメントしていくのかとの質疑に対し、事業計画では、現行の指定管理者の体制をある程度超えるような形の提案となっている。選考委員会の中で2つの条件を提示した。それは、雇用の継続があるかということと事業の継続があるかということで、直接それを確認した上で最終的に決定した。基本的には、現在勤めてみえる方が希望されれば雇用を継続するということと、さらに事業の継続や連携について確認し、最終的に選考委員の皆様にも理解をしていただき進めてきたとの答弁が、また、ジエック経営コンサルタントが
飛騨たかね工房、野麦峠お助け小屋、塩沢温泉七峰館の指定管理者に応募した経緯はとの質疑に対し、今回の候補者の代表取締役は、現在の指定管理者である財団法人高根村観光開発公社の理事に就任しており、財団の運営状況、施設の経営状況について把握していることから今回応募されたということであり、経営に関する計画も適切に行われたものであるとの答弁が、また、市として、ジエック経営コンサルタントとどのように高根地域の持続可能な地域づくりを進めていくのかとの質疑に対し、今回の候補者の代表取締役は地元のことをよく理解しており、高根地域にとって七峰館はなくてはならない施設だと言っている。市としても拠点施設と捉える中、地域の方々との連携も必要であり、観光活用した持続可能な地域づくりについて今後検討を進めていくとの答弁が、また、飛騨民俗村には全国公募の結果3社の応募があったということだが、地元の企業2社からではなく、地元に本社機能がないジエック経営コンサルタントを候補者として選定した理由はとの質疑に対し、飛騨民俗村は高山市における重要な観光施設として全国公募を行っている施設で、候補者であるジエック経営コンサルタントは、本社機能は市外であるが、既に飛騨高山まちの体験交流館の指定管理やまるっとプラザなども経営し、事業を展開していること。また、高山市が定めた飛騨民俗村再整備構想の目標値達成に強い意欲を持っており、その実現に向けた具体的な提案が行われていること。また、現在の指定管理者の取組を尊重しつつも、現状の課題を分析し、その解決に向けた具体的な提案が行われていること。さらに、国外でも事業を展開しており、インバウンドの回遊性向上など多様な面において優れているということから、候補者として選定したとの答弁が、また、飛騨民俗村についてのプレゼンテーションの中でどのような具体論が示されたのかとの質疑に対し、今回の候補者は北陸地域に拠点を持っており、北陸自動車道の小矢部川サービスエリア、高岡市の道の駅雨晴、国外では、上海やバンコクなどにも現地法人を持っていることも聞いている。それらを複合して北陸方面から誘客を図り、さらにインバウンドの誘客が図れることも魅力であり選定したとの答弁が、また、既にジエック経営コンサルタントが指定管理者となっている施設の従業員によると、給与面や運営面における改善については指定管理者が切り替わる前と変わらないという声を聞いているが、よりよい施設にするためにどういった対応を求めていくのかとの質疑に対し、働き方改革や大幅に目標値を引き上げた中でどのように運営していくのかといったことについては、市として経営陣に意識するよう働きかけていくとの答弁が、また、委員からは、現在の指定管理者には実績があり、アドバンテージがある中にもかかわらず、それを転換して新しい事業者に管理を委ねるわけなので、民間のノウハウがどう現場に反映されているのか、現場とのコミュニケーションの状況がどうであるかといったことを議会としても厳しく見ていく必要があるといった意見がありました。 次に、議第148号
ジョイフル朴の木については、協同組合朴の木平を指定管理者に指定しようとするもので、公募による候補者の選定に当たって重視した点はとの質疑に対し、
ジョイフル朴の木については、単に温浴施設ということだけではなく、飛騨ほおのき平スキー場と一体的な利用の中での重要な施設として、また、乗鞍岳への中継的な施設として、その点をより意識した運営を行ってもらいたいという視点で選定したとの答弁が、次に、議第151号
野麦オートビレッジについては、野麦活性化組合を指定管理者に指定しようとするもので、アウトドアに関連した観光客を誘引する魅力ある施設であり、将来、民間への譲渡が検討されているが、今回はどういう提案があったのかとの質疑に対し、公共施設等総合管理計画に基づき譲渡を進めると決定しており、今回の指定管理期間は3年間とした。候補者とは、地域活性化に向けた議論を進めている。コロナ禍を経てコト消費のニーズが非常に高まっている中、地域の方もしくは民間の方が主体的に経営していくことで、さらに創意工夫をしながら自由な環境の中で運営することが適当であると考えているとの答弁が、次に、議第152号 しぶきの湯遊湯館については、飛騨国府観光株式会社を指定管理者に指定しようとするもので、年間4,230万円の指定管理料を市が負担することになる。いつも多くの人でにぎわっている施設だという認識があるが、経営実態はどうなっているのかとの質疑に対し、利用料金の中で運営する一方で、各種物価高騰、人材不足、さらに光熱費等の経費が増加している状況であるとの答弁が、また、市内の民間の日帰り入浴施設などは価格改定している中で、令和4年度は11万人の利用者があるので、料金の値上げを行えば赤字も改善されると思われるが、価格改定に関しての考え方はとの質疑に対し、しぶきの湯を始め市の温浴施設の経営は非常に厳しいところであるが、温浴施設の料金が適切なのか検討しつつ、値上げするということになれば相談させていただくとの答弁が、次に、議第154号 新穂高駐車場については、奥飛観光開発株式会社を指定管理者に指定しようとするもので、繁忙期になると路上駐車が非常に増えて通行の妨げになっているが、問題の改善に対し、指定管理者がどの程度担っていくのかとの質疑に対し、新穂高エリアの渋滞については、必ずしも指定管理者もしくは新穂高駐車場だけの問題でなく、エリア一帯、さらにそこに至るまでの全般的な課題であると認識している。現在、渋滞発生時には地元関係者や市職員も含めて対応しているが、引き続き路上駐車の対策、鍋平などの駐車場の活用も含めて検討を進めているとの答弁が、また、公募に当たり市が期待したことはとの質疑に対し、新穂高エリアについては、松本高山Big Bridge構想や松本・高山高付加価値な観光地域づくり事業、インバウンドの増加といったところで大変注目を浴びている。また、今回の候補者である奥飛観光開発株式会社は、新穂高ロープウェイ山頂部分の改修などを図り、新穂高エリアの活性化に非常に力を入れている。今後、新穂高エリアは中部山岳国立公園の重要な役割を担うエリアとして活性化していけるよう期待しているとの答弁が、次に、議第156号 神明駐車場、えび坂駐車場、花岡駐車場、空町駐車場及び天満駐車場については、一般社団法人高山施設振興公社を指定管理者に指定しようとするもので、神明駐車場への大型バスの往来や駐車中のアイドリングによる近隣への騒音などに対し、大型バスの乗り入れを制限する考えはとの質疑に対し、神明駐車場の周辺における交通混雑、安全確保の観点から、市の駐車場整備計画にも位置づけている大型区画の廃止について検討している。それに合わせて、中心市街地の皆様へのアンケート調査結果や駐車場の利用状況、あるいは交通状況も整理し、地域との話合いを進め取り組んでいくとの答弁が、次に、議第162号 高山市水道施設について、株式会社高山管設備グループを指定管理者に指定しようとするもので、指定管理料が約1,000万円減額となる理由はとの質疑に対し、人件費が約1,000万円の増額、電気料が約2,000万円の減額ということで、全体で約1,000万円の減額ということになるとの答弁が、また、電気料は指定管理者の努力により節電したという実績もあると思うがどうかとの質疑に対し、令和5年度の指定管理者については、昨今の物価高騰に伴う電気料の高騰を見込んで上乗せしているとの答弁が、次に、指定管理者の公募に関して、公募の場合、提案の中身によって継続して受託できない場合が出てくる。市の大事な財産、施設の管理を指定管理者へ依頼する立場でいけば、市も指定管理者と一緒になって業務を運営していく必要がある。公募ということでいろいろな考え方を取り入れることは大事なことだと思うが、指定管理者の公募に関する市の考えはとの質疑に対し、指定管理者制度の性質として、公募により指定管理者が変わることは想定されることであり、複数の事業者から市の施設としてどう使っていくのかという意見を十分聞いた上で選定した。施設の活用や地域の中でどういう役割を果たしていくべきかを考える機会でもある。全て市の施設であり、修繕、あるいは使い方、今後の方針についても市もしっかり関わり、指定管理者とコミュニケーションを取る中で、よりよい施設のサービスを提供し、市民や訪れる方のためになる施設になるよう取り組んでいくとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第136号から議第162号までの27件については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議第163号 指定管理者の指定の変更について、高山市公設地方卸売市場新築工事に伴い、現施設の供用を終了するまでの1年間について指定期間を延長するもので、審査においては、非公募の施設で、次も同じ指定管理者が受託するという中で、1年間延長する理由はとの質疑に対し、新しい市場が完成した際には、管理体制や維持管理経費が変わるため、指定管理を取りやめ、数年程度の直営管理を考えているとの答弁がありました。 以上のような審査の結果、議第163号については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で産業建設委員会の報告を終わります。
○議長(水門義昭君) 産業建設委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第136号から議第163号までの28件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第136号から議第163号までの28件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第65 議第164号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第7号)から 日程第70 議第172号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第8号)まで
○議長(水門義昭君) 日程第65 議第164号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第7号)から日程第70 議第172号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第8号)までの6件を一括議題とします。 予算決算特別委員長の報告をします。 本来、委員長報告は登壇して行うべきでありますが、本席より報告しますので、御了承を願います。 ただいま議題となりました議第164号から議第172号までについては、去る12月19日、全員をもって構成する予算決算特別委員会を開催し、審査いたしました。 議第164号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第7号)については、ふるさと納税の寄附額増加に伴う関連経費及び積立金の増額などに19億8,000万円余りを追加するもので、ふるさと納税における今年の寄附額の見通し、氏名の振り仮名の法制化の周知とシステム改修後の業務体制、難聴高齢者補聴器購入助成事業における補助の対象範囲、野球場整備など著大事業に係る積立金の在り方などを論点に審査した結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第165号 令和5年度高山市
地方卸売市場事業特別会計補正予算(第2号)については、新公設地方卸売市場のプレハブ冷蔵庫、冷凍庫の整備に当たり、3億4,000万円の債務負担行為の追加をしようとするもので、委員からは特段の質疑もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第166号 令和5年度高山市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、令和4年度介護給付費負担金等の精算に伴う返還金等に1億7,000万円余りを追加しようとするもので、委員からは特段の質疑もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第167号 令和5年度高山市
観光施設事業特別会計補正予算(第1号)については、人事院勧告を踏まえた給与費の増額に160万円余りを追加するもので、給与費の内訳、高山市民スキー場の施設分類を論点に審査した結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第168号 令和5年度高山市
水道事業会計補正予算(第1号)については、排水管布設替受託工事費等の増額に2億6,000万円を追加するもので、委員からは特段の質疑もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議第172号 令和5年度高山市
一般会計補正予算(第8号)については、物価高騰対応重点支援給付金及び子育て世帯負担軽減給付金の支給に8億1,000万円余りを追加するもので、給付金に対する所得制限の考え方や給付金の早期支給などを論点に審査をした結果、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上、予算決算特別委員会における審査の結果についての報告を終わります。 予算決算特別委員長の報告は終わりました。 ただいまの委員長報告について御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 それでは、ただいま委員長報告のありました議第164号から議第172号までの6件について、委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議第164号から議第172号までの6件については委員長報告のとおり決しました。 ================
△日程第71 高山市
選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙
○議長(水門義昭君) 日程第71 高山市
選挙管理委員会委員及び同補充員の選挙を行います。 お諮りします。 高山市
選挙管理委員会委員4名及び同補充員4名の選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選の方法により行いたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、選挙の方法は指名推選によることに決しました。 お諮りします。 指名は議長において行いたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、議長において指名することに決しました。 それでは、高山市
選挙管理委員会委員に、天満町1丁目にお住まいの川上実さん73歳、大新町1丁目にお住まいの野畑敬子さん73歳、新宮町にお住まいの加藤久視さん60歳、下三之町にお住まいの柴田朋子さん50歳を、補助員には、第1順位、本町3丁目にお住まいの牛丸美咲さん60歳、第2順位、丹生川町新張にお住まいの伊藤秀雄さん67歳、第3順位、下之切町にお住まいの相田真粧美さん56歳、第4順位、朝日町立岩にお住まいの東野敏朗さん61歳を指名します。 ただいま指名しました皆さんを高山市
選挙管理委員会委員及び同補充員の当選人と定めることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名しました皆さんが高山市
選挙管理委員会委員及び同補充員の当選人と決しました。 ================
△日程第72 発議第9号 国による学校給食の無償化を求める意見書
○議長(水門義昭君) 日程第72 発議第9号 国による学校給食の無償化を求める意見書を議題とします。 提出者の説明を求めます。 ―――――――――――――――― (発議案は本号その2に掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) 倉田議員。 〔19番倉田博之君登壇〕
◆19番(倉田博之君) ただいま議題となりました発議第9号 国による学校給食の無償化を求める意見書について、提案説明をさせていただきます。 提出者は、
高山市議会議員、倉田博之。 賛成者は、
高山市議会議員、松山篤夫、中筬博之、伊東寿充、石原正裕、水野千惠子、丸山純平の各議員であります。 裏面を御覧ください。 それでは、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。 国による学校給食の無償化を求める意見書。 日本国憲法第26条第2項、教育基本法第5条第4項及び学校教育法第6条においては、国公立学校における義務教育は無償であるとされている。これは授業料の不徴収を定めたものとされているが、従前は個人に所有権が帰するため自己負担とされていた教科書についても、教科書無償給与制度等により義務教育無償の精神をより広く実現するものとして、その無償化が行われている。また学校給食法第2条に定める学校給食の目標の達成に向け、学校では給食を通じた食育が行われてきた。従って、これに不可欠な学校給食についても、国が教育を義務付ける以上、教科書同様無償化とすることが妥当である。 併せて実際に教育に関する各家庭における自己負担分は大きく、給食費、学用品、教材費、修学旅行積立金、制服や体操着、部活動費等、子育てにおける経済的負担と不安は、コロナ禍で疲弊した国民生活の再生への道が途上にある中にあって、原油価格高騰及び生活必需品や食料品の物価高騰等を背景に増大の一途をたどっている。また全国約1,600の市区町村の約3割に及ぶ451自治体が学校給食無償化に踏み切る中、この自治体数は2022年、日本農業新聞調べであります、自治体の規模や財政状況等によって、共通の基礎的な教育の提供に格差が生じている現状は看過できない。加えて実質賃金の継続的な減少、少子化、給食費徴収、管理等による事務作業の増加等への対応といった観点からも、本意見書における要望は有効な手段となるものと判断する。 よって、国におかれては食材費について保護者負担を原則とする学校給食法の見直しを早急に進めると共に、全国一律での学校給食の無償化を実施するよう強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。 令和5年12月21日、高山市議会。 以上で説明を終わらせていただきます。 議員各位の御賛同を得て、御決定いただきますようお願い申し上げます。
○議長(水門義昭君) 説明は終わりました。 ただいま説明のありました本案について、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御質疑はないようでありますから、以上をもって質疑を終結します。 ただいま議題となっております本案については、委員会の付託を省略し、直ちに採決を行いたいと思います。 これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は委員会の付託を省略し、直ちに採決を行うことに決しました。 それでは、本案を原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(水門義昭君) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり決しました。 ================
△日程第73 陳情第15号 令和6年度税制改正に関する提言について
○議長(水門義昭君) 日程第73 陳情第15号 令和6年度税制改正に関する提言についてを議題とします。 ―――――――――――――――― (陳情文書は本号その2に掲載) ――――――――――――――――
○議長(水門義昭君) ただいま議題となりました陳情1件につきましては、お手元に配付しました陳情文書表のとおりであります。 これを議長において受理したことを報告します。 なお、陳情原本につきましては、事務局において保管しておりますので、随時御覧願いたいと思います。 以上で陳情第15号を終わります。 ================
○議長(水門義昭君) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可します。 田中市長。 〔市長田中明君登壇〕
◎市長(田中明君) 発言のお許しをいただきましたので、本定例会が閉会されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 去る12月1日に開会されました本定例会におきまして、議員の皆様には、連日にわたり、本会議並びに各委員会を通じて御審議を賜り、提案をいたしました
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正や136施設の指定管理者の指定、また、物価高騰への対応や子育て世帯等の負担を軽減するための給付金などに関する
一般会計補正予算を始めとする全議案につきまして、それぞれ御決定いただき、誠にありがとうございました。 議決いただきました事項につきましては、適正な実施に努めるとともに、特に物価高騰に伴う子育て世代等への支援などにつきましては早急に対応させていただきます。 また、審議の過程で頂戴いたしました御意見などにつきましては、それぞれ調査研究してまいります。 さて、この1年を振り返りますと、新型コロナウイルス感染症も5類に移行し、人の動きが活発になり、まちのにぎわいも戻ってまいりました。また、私の公約でもあります医療費の高校生まで無償化等についても、議員の皆様のお力添えをいただき、実現することができました。 今年は4月の統一地方選挙を経て、新たな議員の皆様も就任され、議会においても新しい風を感じております。そのような中で、議員の皆様から様々な場面で多くの御意見や御提案をいただきました。加えて、市民の皆様や各団体等の方々ともたくさん意見交換をさせていただき、お話をお伺いすることができました。それら一つ一つをきちんと振り返り、次年度の予算編成や市政運営に生かしてまいります。 最後になりますが、今年も残すところ僅かとなりました。日ごとに寒さが厳しくなってまいりますので、議員の皆様並びに市民の皆様におかれましては、くれぐれも御自愛いただき、御健勝で新しい年をお迎えになられますようお祈り申し上げます。 議員の皆様におかれましては、市民の皆様の福祉の向上と市政の発展のため、来年も引き続き御指導いただくことをお願い申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。どうか、それぞれよいお年をお迎えください。 ありがとうございました。
○議長(水門義昭君) 以上で市長の発言を終わります。 ================
△閉議・閉会
○議長(水門義昭君) 以上をもちまして、本日の議事日程が全て終了しましたので、本日の会議を閉じ、令和5年第5回高山市議会定例会を閉会します。 午前10時47分閉会==================================== 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 高山市議会 議長 水門義昭 議員 片野晶子 議員 渡辺甚一...