岐阜市議会 2014-06-06
平成26年第3回(6月)定例会(第6日目) 本文
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ウィンドウで開きます) 平成26年第3回(6月)定例会(第6日目) 本文 2014-06-30 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
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発言者一覧 選択 1 : ◯議長(
國井忠男君) 984頁 選択 2 : ◯議長(
國井忠男君) 984頁 選択 3 : ◯議長(
國井忠男君) 984頁 選択 4 : ◯議長(
國井忠男君) 984頁 選択 5 : ◯議長(
國井忠男君) 984頁 選択 6 : ◯議長(
國井忠男君) 984頁 選択 7 : ◯議長(
國井忠男君) 988頁 選択 8 : ◯14番(須田 眞君) 988頁 選択 9 : ◯議長(
國井忠男君) 989頁 選択 10 : ◯22番(松原和生君) 989頁 選択 11 : ◯議長(
國井忠男君) 990頁 選択 12 : ◯32番(西川 弘君) 990頁 選択 13 : ◯議長(
國井忠男君) 993頁 選択 14 : ◯7番(大野一生君) 993頁 選択 15 : ◯議長(
國井忠男君) 995頁 選択 16 : ◯27番(高橋 正君) 995頁 選択 17 : ◯議長(
國井忠男君) 998頁 選択 18 : ◯議長(
國井忠男君) 998頁 選択 19 : ◯20番(中川裕子君) 998頁 選択 20 : ◯議長(
國井忠男君) 1001頁 選択 21 : ◯25番(田中成佳君) 1001頁 選択 22 : ◯議長(
國井忠男君) 1003頁 選択 23 : ◯議長(
國井忠男君) 1003頁 選択 24 : ◯議長(
國井忠男君) 1003頁 選択 25 : ◯議長(
國井忠男君) 1003頁 選択 26 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 27 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 28 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 29 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 30 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 31 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 32 : ◯議長(
國井忠男君) 1004頁 選択 33 : ◯議長(
國井忠男君) 1005頁 選択 34 : ◯議長(
國井忠男君) 1005頁 選択 35 : ◯議長(
國井忠男君) 1005頁 選択 36 : ◯議長(
國井忠男君) 1005頁 選択 37 : ◯市長(細江茂光君) 1005頁 選択 38 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 39 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 40 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 41 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 42 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 43 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 44 : ◯議長(
國井忠男君) 1006頁 選択 45 : ◯議長(
國井忠男君) 1007頁 選択 46 : ◯議長(
國井忠男君) 1007頁 選択 47 : ◯議長(
國井忠男君) 1007頁 選択 48 : ◯議長(
國井忠男君) 1007頁 選択 49 : ◯議長(
國井忠男君) 1007頁 選択 50 : ◯議長(
國井忠男君) 1007頁 選択 51 : ◯議長(
國井忠男君) 1008頁 選択 52 : ◯議長(
國井忠男君) 1008頁 選択 53 : ◯議長(
國井忠男君) 1009頁 選択 54 : ◯議長(
國井忠男君) 1009頁 選択 55 : ◯議長(
國井忠男君) 1009頁 選択 56 : ◯議長(
國井忠男君) 1009頁 選択 57 : ◯議長(
國井忠男君) 1009頁 選択 58 : ◯議長(
國井忠男君) 1009頁 選択 59 : ◯議長(
國井忠男君) 1011頁 選択 60 : ◯議長(
國井忠男君) 1011頁 選択 61 : ◯24番(松原徳和君) 1011頁 選択 62 : ◯議長(
國井忠男君) 1012頁 選択 63 : ◯議長(
國井忠男君) 1012頁 選択 64 : ◯議長(
國井忠男君) 1012頁 選択 65 : ◯議長(
國井忠男君) 1012頁 選択 66 : ◯21番(井深正美君) 1012頁 選択 67 : ◯議長(
國井忠男君) 1014頁 選択 68 : ◯議長(
國井忠男君) 1014頁 選択 69 : ◯議長(
國井忠男君) 1014頁 選択 70 : ◯議長(
國井忠男君) 1014頁 選択 71 : ◯議長(
國井忠男君) 1014頁 選択 72 : ◯議長(
國井忠男君) 1015頁 選択 73 : ◯市長(細江茂光君) 1015頁 選択 74 : ◯議長(
國井忠男君) 1015頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 一 市議会議員早田 純君逝去報告
◯議長(
國井忠男君) 開議に先立って御報告申し上げます。
市議会議員早田 純君におかれましては、昨日・6月29日逝去されました。まことに痛惜哀悼の念にたえません。よって、ここに同君の御冥福を祈って黙祷をささげたいと思います。全員御起立を願います。
〔全 員 起 立〕
2: ◯議長(
國井忠男君) 黙祷始め。
〔黙 祷〕
3: ◯議長(
國井忠男君) 黙祷終わり。御着席願います。
〔全 員 着 席〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━
開 議
午前10時42分 開 議
4: ◯議長(
國井忠男君) これより本日の会議を開きます。
本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
第1 会議録署名議員の指名
5: ◯議長(
國井忠男君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。
本日の会議録署名議員は、会議規則第87条の規定により、議長において26番服部勝弘君、27番高橋 正君の両君を指名します。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
第2 第78号議案から第26 請願第11号まで
6: ◯議長(
國井忠男君) 日程第2、第78号議案から日程第26、請願第11号まで、以上25件を一括して議題とします。
───────────────────
〔議 案 等 掲 載 省 略〕
───────────────────
総 務 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件について、審査の結果、下記のとおり決定しましたので、会議規
則第109条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第78号議案 │平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳入 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第9款 消防費 │ │
│ │ 第12款 諸支出金 │ │
│ │ 第2条 地方債の補正 │ │
│第80号議案 │岐阜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例 │原案のとおり可決│
│ │制定について │ │
│第81号議案 │岐阜市税条例等の一部を改正する条例制定について │原案のとおり可決│
│第83号議案 │岐阜市火災予防条例の一部を改正する条例制定につい │原案のとおり可決│
│ │て │ │
│第84号議案 │岐阜市非常勤消防団員に係る退職報奨金の支給に関す │原案のとおり可決│
│ │る条例の一部を改正する条例制定について │ │
│第88号議案 │財産の取得について(水槽車) │原案のとおり可決│
│第89号議案 │財産の取得について(高規格救急車) │原案のとおり可決│
└───────┴─────────────────────────┴────────┘
平成26年6月26日
総務委員長 高 橋 正 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
総 務 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第142条
第1項の規定により報告します。
記
┌───────┬──────────────────────────────────┐
│請 願 番 号│請願第8号 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│件 名│集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書に │
│ │ついての請願 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成26年6月12日 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│請願代表者 │岐阜市徹明通7-13 岐阜県教育会館302号 │
│住所・氏名 │新日本婦人の会岐阜支部 支部長 和田玲子 外1,228人 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員│井深正美、中川裕子、原 菜穂子、堀田信夫 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│審 査 結 果│不採択 │
└───────┴──────────────────────────────────┘
┌───────┬──────────────────────────────────┐
│請 願 番 号│請願第9号 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│件 名│特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出についての請願 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成26年6月12日 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│請願代表者 │岐阜市徹明通7-13 岐阜県教育会館302号 │
│住所・氏名 │新日本婦人の会岐阜支部 支部長 和田玲子 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員│井深正美、中川裕子、原 菜穂子、堀田信夫 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│審 査 結 果│不採択 │
└───────┴──────────────────────────────────┘
┌───────┬──────────────────────────────────┐
│請 願 番 号│請願第11号 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│件 名│集団的自衛権行使容認を認めないよう求める請願 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成26年6月12日 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│請願代表者 │岐阜市則武西2丁目1-17 │
│住所・氏名 │岐阜北民主商工会 会長 伊藤次雄 外1件 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員│井深正美、中川裕子、原 菜穂子、堀田信夫 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│審 査 結 果│不採択 │
└───────┴──────────────────────────────────┘
平成26年6月26日
総務委員長 高 橋 正 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
産 業 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件について、審査の結果、下記のとおり決定しましたので、会議規
則第109条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第79号議案 │平成26年度岐阜市ものづくり産業集積地整備事業特 │原案のとおり可決│
│ │別会計補正予算(第1号) │ │
│第92号議案 │財産の処分について(柳津地区ものづくり産業集積地 │原案のとおり可決│
│ │用地) │ │
└───────┴─────────────────────────┴────────┘
平成26年6月26日
産業委員長 須 田 眞 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
厚 生 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件について、審査の結果、下記のとおり決定しましたので、会議規
則第109条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第78号議案 │平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第3款 民生費(第7項 市民参画費は除く) │ │
│ │ 第4款 衛生費 │ │
│第82号議案 │岐阜市立第二看護専門学校条例を廃止する条例制定に │原案のとおり可決│
│ │ついて │ │
│第87号議案 │工事請負契約の変更について(東部クリーンセンター │原案のとおり可決│
│ │設備改良工事) │ │
│第94号議案 │町(字)の名称及び区域の変更について │原案のとおり可決│
└───────┴─────────────────────────┴────────┘
平成26年6月26日
厚生委員長 松 原 和 生 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
建 設 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件について、審査の結果、下記のとおり決定しましたので、会議規
則第109条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第78号議案 │平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第8款 土木費 │ │
│第85号議案 │岐阜市非常勤水防団員に係る退職報奨金の支給に関す │原案のとおり可決│
│ │る条例の一部を改正する条例制定について │ │
│第93号議案 │市道路線の認定及び変更について │原案のとおり可決│
│第95号議案 │平成26年度岐阜市水道事業会計補正予算(第1号) │原案のとおり可決│
│第96号議案 │岐阜市水道給水条例の一部を改正する条例制定につい │原案のとおり可決│
│ │て │ │
│第97号議案 │平成26年度岐阜市下水道事業会計補正予算(第1号)│原案のとおり可決│
│第98号議案 │企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を │原案のとおり可決│
│ │改正する条例制定について │ │
└───────┴─────────────────────────┴────────┘
平成26年6月26日
建設委員長 西 川 弘 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
建 設 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第142条
第1項の規定により報告します。
記
┌───────┬──────────────────────────────────┐
│請 願 番 号│請願第10号 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│件 名│水道料金の値上げ中止を求める請願 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成26年6月12日 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│請願代表者 │岐阜市松鴻町2-10-1 │
│住所・氏名 │岐阜生活と健康を守る会 伊藤芳明 外29件、348人 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員│井深正美、中川裕子、原 菜穂子、堀田信夫 │
├───────┼──────────────────────────────────┤
│審 査 結 果│不採択 │
└───────┴──────────────────────────────────┘
平成26年6月26日
建設委員長 西 川 弘 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
文 教 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件について、審査の結果、下記のとおり決定しましたので、会議規
則第109条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第78号議案 │平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第3款 民生費中 │ │
│ │ 第7項 市民参画費 │ │
│ │ 第10款 教育費 │ │
│第86号議案 │工事請負契約の変更について((仮称)市民活動交流 │原案のとおり可決│
│ │センター及び(仮称)中央図書館建築工事) │ │
│第90号議案 │財産の取得について((仮称)中央図書館備品(書架 │原案のとおり可決│
│ │棚板)) │ │
│第91号議案 │財産の取得について((仮称)中央図書館備品(机、 │原案のとおり可決│
│ │椅子、台ほか)) │ │
└───────┴─────────────────────────┴────────┘
平成26年6月26日
文教委員長 大 野 一 生 印
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
7: ◯議長(
國井忠男君) これら25件の各常任委員会における審査結果の報告を求めます。産業委員長、14番、須田 眞君。
〔須田 眞君登壇〕
8: ◯14番(須田 眞君) 産業委員長報告の前に、亡くなられました早田議員におかれましては、産業委員会のメンバーでございました。活躍を期待しておりましたが、非常に残念でなりません。心より御冥福をお祈りいたしたいと思います。
それでは、産業委員長報告を行います。
今期定例会において、本委員会は、去る6月25日及び26日の両日、委員会を開会し、付託されました議案2件について慎重に審査いたしましたので、以下、その経過及び結果を御報告申し上げます。
第79号議案平成26年度岐阜市ものづくり産業集積地整備事業特別会計補正予算(第1号)及び柳津地区ものづくり産業集積地用地に係る第92号議案財産の処分についてでありますが、これら2件は関連する議案であることから、一括して議題にしたところであります。
質疑において、柳津地区ものづくり産業集積地における整備事業費や分譲地売却に係る条件を尋ねられたほか、進出企業に対して岐阜市から支払われる助成金及び進出企業の雇用計画について問われたのであります。
また、当該事業に関連して、ものづくり産業集積地計画に位置づけられている他の候補地区についても言及され、事業の進捗状況をただされるとともに、今後における当局の対応方を確認されたのであります。
その後、討論へと移行したところ、賛成の立場の一委員からは、他の候補地区では、ものづくり産業集積地整備事業単独ではなく、東海環状自動車道西回りルートにおけるインターチェンジも含めた総合的な見地に立って整備を推進していくことを要望されたのであります。また、他の一委員からは、柳津地区における分譲地の完売は地域経済の活性化及び雇用促進に寄与するものとして一定の評価を示された上で、今後、他の候補地区での事業実施に当たっては、実情に即した計画のもとに進めることを要望されたのであります。
かくして、これら2件を順次採決に付したところ、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査結果の大略でありますが、このほか本委員会は、岐阜市長良川鵜飼伝承館における指定管理者との協議状況について所管事務調査を行ったところであります。
商工観光部から、指定管理者の自主事業による当該施設における飲食スペースの運営再開などに関しての報告を受け、種々議論が交わされた次第であります。
以上、産業委員長報告といたします。
9: ◯議長(
國井忠男君) 厚生委員長、22番、松原和生君。
〔松原和生君登壇〕
10: ◯22番(松原和生君) 厚生委員長報告を行います。
今期定例会において、本委員会は、去る6月25日及び26日の両日、委員会を開会し、付託されました議案4件につきまして慎重に審査しましたので、以下、その経過及び結果を御報告申し上げます。
初めに、第78号議案平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会所管分についてであります。
質疑では、予防接種事業に関して、水痘及び成人用肺炎球菌の予防接種について、接種率の見込みを確認されるとともに、接種に係る周知方法を尋ねられたのであります。また、関連して、他の予防接種の接種率を問われた上で、市民の健康意識に対する当局の見解を求められたのであります。
その後、討論へと移行したところ、賛成の立場の一委員は、成人用肺炎球菌の予防接種について、わかりやすい丁寧な広報活動による周知方を要望されたのであります。
同じく、賛成の立場の他の一委員は、1人でも多くの方に接種してもらえるよう広報のあり方について検討することを求められたのであります。
かかる討論を経て本件を採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第82号議案岐阜市立第二看護専門学校条例を廃止する条例制定についてであります。
質疑では、岐阜市医師会への移管後に授業料の大幅な増額が見込まれることに対して、その理由等を確認されたのであります。また、移管後の学校名及び学生の定数を尋ねられたほか、職員の派遣人数及び期間など、移管後の学校運営に関する医師会との協議状況を問われたのであります。
その後、討論へと移行したところ、反対の立場の一委員は、当該専門学校が正看護師を目指す学生にとって、廉価な授業料で学ぶことができる公立専門学校として、これまで意義ある役割を果たしてきたことに触れられた上で、看護師不足の中、大幅に授業料が高くなることにより、その門戸が狭くなることを危惧されたのであります。
また、現時点において建物の無償譲渡及び土地の無償貸与は決まっているものの、学校名や授業料、在校生への授業料差額補填等の措置、さらには学校運営に対する支援のあり方など、移管後の全体像が不明確である中、岐阜市医師会への移管は公立の役割を放棄するものであるとして本議案には賛成できない旨を主張されたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、東部クリーンセンター設備改良工事に係る第87号議案工事請負契約の変更についてであります。
質疑においては、現在の経済状況を反映した技能労働者への適切な賃金水準確保の重要性に理解を示されたものの、国土交通省からの通知に基づいた公共工事設計労務単価の見直しによる大規模公共工事の契約金額の増額に伴う地方自治体の財政状況への影響を憂慮されたところであります。
加えて、今後も多くの公共工事の施工が予定されていることから、同様の工事契約の変更が想定される中で、国への働きかけなど、財源確保のための対応方を検討するよう求められたのでありますが、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、第94号議案町(字)の名称及び区域の変更については、異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上が審査結果の大略でありますが、別途、本委員会所管に係る「手話言語法」制定を求める意見書の発議手続をとりましたことを申し添え、厚生委員長報告とします。
11: ◯議長(
國井忠男君) 建設委員長、32番、西川 弘君。
〔西川 弘君登壇〕
12: ◯32番(西川 弘君) 委員長報告に入る前に、私からも早田議員に哀悼の言葉をささげたいと思います。
早田議長、私、ちょうど副議長でありました。1年間いろんな問題を2人で解決してきた、そういう思いであります。早田議員におかれましては、本当に安らかにお眠りをいただきたいと、心から哀悼の意をささげたいと思います。
それでは、建設委員長報告を行います。
今期定例会において、本委員会は、去る6月25日及び26日の両日、委員会を開会し、付託されました議案7件、請願1件について慎重に審査しましたので、以下、その経過及び結果を御報告申し上げます。
初めに、第78号議案平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会所管分についてであります。
質疑では、まず、交通安全対策費に関し、市民の安全、快適なまちづくりのため、「高齢者、障がい者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」、いわゆるバリアフリー法の観点から、交差点改良及び歩道拡幅等の実施状況を確認されたのであります。
また、庁内におけるバリアフリー法に関して、企画部で集約していることに疑問を呈されたものの、歩道の改善事例を取り上げられ現場担当部局の努力方を評価した上で、担当部局のさらなる主体的な取り組みを要望されたのであります。
加えて、本会議においても議論のありましたJR岐阜駅構内のエレベーターの改善が未実施である理由等を尋ねられたほか、費用等の支援に対する当局の見解を問われたのであります。
このほか、加納西地区における歩車共存道路整備の事業期間が長期化した理由及び当該事業にかかる総事業費を問われたのであります。
また、道路橋梁新設改良費の交付金橋梁整備では、交通安全の観点から、橋梁等の工事における全面通行どめの状況及び通行どめの実施期間を尋ねられるとともに、近隣住民に対する事前の代替ルートの周知徹底方を要望されたのであります。
さらに、公園整備事業費の岐阜公園再整備に係る三重塔修復事業について、社会資本整備総合交付金の削減による事業費の縮減を受けて、使用部材の変更に伴う三重塔の文化的価値に対する影響を憂慮された上で、部材の質を確保するため、県内のヒノキ材の再利用等も検討するよう要請されたのであります。
加えて、社会資本整備総合交付金の削減による当該事業への影響を問われるとともに、交付金の確保に向けた当局の努力方を要望されたところであります。
その後、本件を採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第85号議案岐阜市非常勤水防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。
質疑では、本議案に係る補正予算の内容を確認されたものの、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第93号議案市道路線の認定及び変更についてであります。
質疑では、対象路線となっている福丸団地の道路は地域住民の多大な努力により整備された道路であると述べられた上で、市道認定後の更新工事等の実施を要望されたのであります。
その後の討論において、市道認定に向けた当局の努力方に対して一定の評価を示された上で、福丸団地の事例が今後の模範となるべく行政の指導方を要望されたものの、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第95号議案平成26年度岐阜市水道事業会計補正予算(第1号)及び第96号議案岐阜市水道給水条例の一部を改正する条例制定については、関連する議案であることから一括して議題としたところであります。
質疑では、節水に対する当局の見解を求められた上で、節水を強いられている市民の生活状況について当局の認識を問われたのであります。
次に、有収率に関しては長年にわたって指摘しているものの、改善されていない現状を述べられた上で、中核市中、本市は下位に位置していることから、上位の都市における取り組み方との差異などを尋ねられたほか、漏水調査の方法について確認されるとともに、その重要性を指摘されたところであります。
また、大口利用者である第4種契約が増加傾向であるにもかかわらず、使用水量が減少している理由を問われたのであります。
さらに関連して、一般家庭への水道管の引き込み工事に対する負担額の変更理由等を尋ねられたのであります。
そのほか、福祉料金制の導入に対する当局の見解等を問われるとともに、本市の給水原価は中核市の中でも安価であり、なおかつ安心な飲用水であることから、広くアピールするよう要望されたのであります。
大略、以上のような質疑を踏まえ、順次討論へ移行したところ、まず、第95号議案について、反対の立場の一委員は、水道の節水等で料金収入の増加が見込まれない現状を水道料金の改定という形で市民に負担を転嫁させるべきではないと言及されたのであります。
さらに、柳津地区ものづくり産業集積地において進出企業が操業を開始したにもかかわらず、水道が使用されていないことから、行政の一体的な水道料金収入の増加に向けた取り組みが不十分であると述べられたのであります。
また、有収率については、供給する水道水の4分の1近くが漏水し、いまだ改善が進んでいないこと及び漏水調査や対策が不十分であることに言及されたのであります。
さらに、福祉料金も含めた弱者対策に関しては、今回の岐阜市公営企業経営審議会からの答申で総合的検討が要請されたものの、答申に応える姿勢が十分でないこと、また、水道引き込み管に対する工事費負担額の増加などを指摘され、以上の理由から本議案には賛成できない旨を主張されたのであります。
同じく、反対の立場の一委員は、有収率の問題を指摘されるとともに、透明性、公平性の高い入札による工事費の縮減と、借入金の借りかえ等による金利負担の軽減、さらには大口利用者に対する水道水への切りかえの促進など、企業努力の余地があると述べられ、今年4月に消費税率も引き上げられており、この時期での料金改定は見送るべきであるとして、本議案には賛成できないと主張されたのであります。
他方、賛成の立場の一委員からは次のような要望がなされたのであります。
まず、上下水道事業部の人件費等の経費削減等、企業努力により水道料金が14年間と長期にわたり据え置かれていることに対して一定の評価を示された上で、市民生活に直結する水道料金の改定を実施するに当たっては、当局のさらなる努力方を要望されたのであります。
同じく、賛成の立場の一委員からは、有収率向上のため、より一層の改善方を要望されたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続く、第96号議案に対する討論においては、第95号議案と同様の理由で反対する旨を主張され、その後、採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第97号議案平成26年度岐阜市下水道事業会計補正予算(第1号)については、異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第98号議案企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。
質疑では、災害派遣手当の支給要件などを問われたものの、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、請願第10号水道料金の値上げ中止を求める請願であります。
本件審査の過程においては、料金改定の実施時期に関する岐阜市公営企業経営審議会の答申内容を確認されたほか、公営企業経営審議会における公聴会の開催及び水道料金の値上げに反対する署名が短期間に集められたことに対する当局の所見を問われたのであります。
また、料金改定における水道料金の年間増収見込み額、今後の料金改定の予定及び料金改定後の水道管布設がえの計画等を尋ねられたのであります。
その後、討論へと移行したところ、本件を是とする立場の一委員は、節水に努力する市民の中には、もったいないとの理由だけでなく、経済的理由から実施せざるを得ない方もおられ、消費税率の引き上げ及び各種公共料金等の相次ぐ値上げの中での水道料金の値上げに反対する心情は理解でき、願意は妥当であるとして、採択を主張されたところであります。
同じく、本件を是とする立場の一委員からは、工事等の入札に対する改善等のさらなる企業努力の余地がある上に、今回の値上げに伴う市民生活に及ぼす影響は多大であることから、値上げ率、実施時期を見直すべきであり、願意はおおむね理解できる旨を述べられ、請願の採択を主張されたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上、建設委員長報告とします。
13: ◯議長(
國井忠男君) 文教委員長、7番、大野一生君。
〔大野一生君登壇〕
14: ◯7番(大野一生君) 文教委員長報告を行います。
今期定例会において、本委員会は、去る6月25日及び26日の両日、委員会を開会し、付託されました議案4件について、現場視察を踏まえ、慎重に審査しましたので、以下、その経過及び結果を御報告申し上げます。
まず初めに、第78号議案平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会所管分についてであります。
質疑では、長良西小学校の校舎改築に係る土壌汚染対策工事に関して、ヒ素が検出された原因のほか、今後、小中学校などの校舎改築工事等を実施する際に、基準値を超えるヒ素検出の可能性を尋ねられたものの、議案そのものに異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、(仮称)市民活動交流センター及び(仮称)中央図書館建築工事に係る第86号議案工事請負契約の変更についてであります。
討論においては、賛成の立場の複数の委員から、仮称・市民活動交流センター及び仮称・中央図書館は、市民を初め、多方面から大きな期待が寄せられていることに触れられた上で、それぞれ次のような意見及び要望を述べられたのであります。
まず、一委員は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催や耐震補強工事の増加等による原材料価格の変動、労務単価の改定など、建設工事を取り巻く不安定な状況を憂慮された上で、確実かつ円滑な事業実施に向けて、的確な情報収集に努めるよう要請されたのであります。
また、別の一委員は、
耐火性能等に係る国土交通大臣の認定及び入札不調などの要因により、当初計画と比べ開館がおくれたものの、平成27年夏の開館が決定したことを受け、なお一層の努力方を求められたのであります。
さらに、他の一委員は、工事が進捗し、市民の施設の認知度が向上する中で、より一層さまざまな意見に耳を傾け、よりよい施設としていくことを要望されたのであります。
その後、本件を採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、書架棚板及び机、椅子、台ほかの(仮称)中央図書館備品に係る第90号議案及び第91号議案の財産の取得についての以上2件は、関連した議案であることから、一括して議題としたところであります。
質疑においては、まず、第91号議案に係る入札結果を尋ねられた上で、落札者への聞き取り内容を確認されたのであります。
また、これらの備品を製作家具とした理由及び特殊な素材である桧ストランドボードを採用した経緯を問われるとともに、図書館内で使用する小型家具に用いられる素材についても尋ねられたのであります。
加えて、今後の大型家具等の購入計画を確認されたのであります。
その後、討論へと移行したところ、賛成の立場の一委員からは、落札額と最も高額な入札額に3倍以上の開きが見られたことから、机、椅子等の備品の品質確保について懸念を抱かれたものの、質疑の過程において、その懸念は解消されたと述べられた上で、今後の備品等の購入に関しては、市内業者を積極的に活用するよう当局のさらなる努力方を要望されたのであります。
また、別の一委員からは、図書館の具体的な運営方法及び事業実施体制等について検討方を要望されるとともに、90万冊を予定している蔵書数に触れられ、良質な図書の購入を積極的に推進するよう求められたのであります。
かくして、これら2件を順次採決に付したところ、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
なお、本委員会所管事項に係る事件について、閉会中継続調査の変更の申し出を行いましたことを申し添え、文教委員長報告とします。
15: ◯議長(
國井忠男君) 総務委員長、27番、高橋 正君。
〔高橋 正君登壇〕
16: ◯27番(高橋 正君) 早田議員の訃報に接して、同じ会派でともに活動し、行動していた一員として、いまだにまだ信じられませんが、心から御冥福をお祈りしたいというふうに思います。
それでは、総務委員長報告を行います。
今期定例会において、本委員会は、去る6月25日及び26日の両日、委員会を開会し、付託されました議案7件、請願3件について慎重に審査しましたので、以下、その経過及び結果を御報告申し上げます。
初めに、第78号議案平成26年度岐阜市一般会計補正予算(第1号)のうち、本委員会所管分についてであります。
質疑において、歳入面から、仮称・市民活動交流センター、仮称・中央図書館及び岐阜公園の三重塔修復に係る国庫交付金の減額理由及びその影響について尋ねられたのであります。また、仮称・中央図書館建設に係る国庫交付金の代替財源として図書館整備基金を活用することなく、市債で充当する理由を確認されたところであります。
その後の討論においては、国に対し、今後、一方的な国庫交付金の削減を行わないことを求めるとともに、国の動向に関する情報収集に努めることを強く要望されたものの、議案そのものに異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第80号議案岐阜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定については、異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第81号議案岐阜市税条例等の一部を改正する条例制定についてであります。
質疑においては、法人市民税法人税割の税率引き下げに伴う本市歳入への影響等について尋ねられるとともに、その影響を受ける地方交付税について丁寧な説明を要請されたのであります。
また、耐震改修が行われた大規模建築物等に係る特例措置の創設に関し、対象となる建築物について確認されたところであります。
さらに、軽自動車の税率見直しに対しては、標準税率の引き上げに伴う本市への影響を確認される中で、引き上げにより軽自動車の所有台数が減少した場合、本市の税収減につながる可能性があることに懸念を示されたのであります。
その後、討論へと移行したところ、反対の立場の一委員は、軽自動車税は自動車税よりも税額が割安であり、多くの市民が軽自動車を利用していることから、標準税率の引き上げは市民への影響が大きいため、本議案には賛成できないと述べられたのであります。
一方、賛成の立場の一委員は、改正の項目により施行日が異なることから、混乱を招くことのないよう市民への丁寧な周知方を求められたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第83号議案岐阜市火災予防条例の一部を改正する条例制定についてであります。
質疑においては、対象となる屋外での催しについて確認されるとともに、主催者等に対する周知方法を問われたところであります。また、屋外催しの防火管理に対する当局のチェック体制をただされたのであります。
その後の討論においては、賛成の立場の複数の委員から、屋外催しに係る防火管理の重要性に鑑み、市民の安全を守るため、主催者等に対して十分な周知に努めるとともに、立入検査及び適切な指導などの実施を求められたものの、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第84号議案岐阜市非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部を改正する条例制定についてであります。
質疑においては、前回の条例改正の時期及び消防団員の充足率を尋ねられたほか、退職報奨金支給額表に係る勤務年数の定め方について、その根拠を問われたところでありますが、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、水槽車に係る第88号議案財産の取得についてであります。
質疑においては、水槽車の更新基準、予定価格及び落札率を問われたのであります。
また、水槽車等更新後の払い下げ状況について確認された上で、インターネット等の活用による広範な譲渡募集の可能性について言及されたのでありますが、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、高規格救急車に係る第89号議案財産の取得についてであります。
質疑では、さきの議案と同様に、高規格救急車の更新基準、予定価格及び落札率を確認されたのであります。
また、消防力の整備状況を確認されるとともに、人員配置に係る今後の方針を当局に問われたところでありますが、議案そのものには異議はなく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、請願第8号集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書についての請願であります。
討論において、本件を是とする立場の複数の委員からは、国民の意見を聞くことなく、解釈改憲による集団的自衛権の行使容認について閣議決定しようとしていることが大きな問題であること。政府が恣意的に憲法解釈を変えることは、政府及び国会が憲法に制約されるという立憲主義に反していること。憲法の柱である国民主権、基本的人権の尊重、平和主義に背いていること。また、武力行使を可能にすることにより若者を戦場に導く事態を許すことはできないとして、請願の採択に賛成する旨を述べられたのであります。
他方、本件を否とする立場の一委員からは、国際紛争が起きた際には諸国が連携して自衛するなど、国際連合憲章においても集団的自衛権を行使することは認められており、集団的自衛権の行使容認を、即、侵略戦争やナショナリズムと結びつけることは論理の飛躍であることから、請願の採択には賛成できない旨を主張されたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決しました。
続いて、請願第9号特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出についての請願であります。
討論において、本件を是とする立場の一委員から、「特定秘密の保護に関する法律」は集団的自衛権の行使を容認する問題とも密接なつながりがあると指摘された上で、さまざまな情報が秘密にされ、国民は知ることができなくなる可能性があることから、基本的人権や知る権利を侵害する危険性をはらんでいると危惧されたところであります。
また、秘密の範囲が明らかにされておらず、本市においても情報の公開が制限されることを懸念されたのであります。
同じく、本件を是とする立場の別の一委員は、同法の成立後、廃止や撤回を求める運動が国内各地で広がっているとともに、全国多数の市町村議会において同法の廃止を求める意見書が可決されている現状に言及され、多くの国民が同法の成立を認めていない証明であると述べられたのであります。
また、同法の運用を監視する情報監視審査会の設置について、審議内容及び会議録などは全て非公開であり、公開を原則としている国会のあり方を大きく変えるものであることから、言論の府である国会の機能を失うことになると指摘され、請願の願意は妥当であるとして採択を主張されたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決しました。
最後に、請願第11号集団的自衛権行使容認を認めないよう求める請願であります。
本件の審査においては、集団的自衛権の行使容認については国民の議論が成熟していないことから、慎重に進めていくべきであると述べられたのであります。
また、本請願と請願第8号の願意の違いについて紹介議員に確認されたところであります。
その後、討論へと移行したところ、本件を是とする立場の複数の委員からは、請願第8号と同様の理由で請願の採択に賛成する旨を述べられたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上が審査結果の大略でありますが、このほか、本委員会は市庁舎に関する検討について所管事務調査を行ったところであります。
調査においては、4月及び6月に開催した岐阜市庁舎のあり方検討委員会の内容などについて行政部から報告を受けた後、議論が交わされたところであります。
また、今後はより精力的に調査を行う必要性があることから、閉会中の委員会の開催を確認された次第であります。
以上、総務委員長報告とします。
17: ◯議長(
國井忠男君) この際、しばらく休憩します。
午前11時25分 休 憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━
午前11時38分 開 議
18: ◯議長(
國井忠男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
常任委員長報告に対する質疑の通告はありません。
これより討論を行います。
討論の通告がありますので、順次これを許します。20番、中川裕子君。
〔中川裕子君登壇〕(拍手)
19: ◯20番(中川裕子君) それでは、日本共産党岐阜市議団を代表しまして、議案4件に反対の討論、請願4件は、先ほどの委員長報告は不採択ということでしたが、採択を求める立場で申し上げます。
まず、第81号議案岐阜市税条例等の一部を改正する条例制定についてです。
これは国の法改正に伴った条例制定で、この中にはさまざまな改正が含まれていますが、ここでは2点申し上げたいと思います。
1点目、最初に、軽自動車税の標準税率を今の1.5倍に引き上げるという改正についてです。
軽自動車は、普通車に比べ、ガソリン代、経費、自動車税が安いということで人気を集め、平成25年度の市内の登録台数は6万9,000台に上っています。この増税の背景には、自動車の購入時にかかる自動車取得税が消費税10%になった段階で廃止されるということがあります。軽自動車税増税分は、取得税廃止で生まれる年間1,900億円の減収の穴埋めに充てられるとされ、軽自動車を主力商品にそろえるスズキなど各社は弱い者いじめだと反対しています。費用を抑えたいという理由で軽自動車を利用する住民も多く、その住民を狙い撃ちにする増税は弱い者いじめであると言っても言い過ぎではありません。
2点目、法人市民税の改正に関してです。
地方自治体の財源である法人住民税の一部を国有化し、新たに地方法人税をつくり、地方自治体間の税収格差を是正するというものです。
法人市民税は市の公共サービスを支える貴重な財源です。今回の改正では平成25年度と比較して岐阜市は11億円以上の減収になります。地方自治体全体では約5,800億円とのことです。
今後、地方交付税として配分されるとのことですが、岐阜市に聞くと、どれほど還元されるか不明との説明でした。ことしの国の予算でも地方交付税は約1%減額されており、法人市民税の減額分が地方に確実に配分される保証はありません。都市間の財政力格差を是正すると言うのならば、本来は逆に国と地方の税源配分を是正して、地方の税財源を拡充すべきと考えます。
第82号議案岐阜市立第二看護専門学校条例を廃止する条例制定についてです。
第二看護専門学校は、准看護師の資格を有している方が看護師の資格を取得するための公立の学校です。入学金7,300円、授業料年間11万8,800円と比較的安く、40年近い歴史の中、大きな役割を果たしてきました。
今回の条例廃止は来年4月に医師会に移管することが前提となっています。しかし、運営主体が岐阜市から医師会にかわることで、学校の運営内容がどう変わるのか明らかにはなっていません。授業料は40万円近くまで引き上げられるとのことですが、具体的な授業料は決定されていません。それに伴って岐阜市の負担額が幾らなのか、運営補助はあるのか、学校の名称など、移管後の全体像がほとんど見えないままでの廃止条例には到底賛成することはできません。
第95号議案平成26年度岐阜市水道事業会計補正予算、第96号議案岐阜市水道給水条例の一部を改正する条例制定については、水道料金を9.7%平均で引き上げるという条例改正と、それに伴った補正予算ですので、一括して2点申し上げます。
1点目は、老朽化対策や水道管の耐震化を進めていくことには同意しますが、節水型の普及で料金の増収が見込めないので、料金を引き上げるというだけでなく、ほかに取り組むべきことがあったのではないかということです。例えば、工場や大型施設などの大口利用者や一般の顧客をふやし料金収入につなげる取り組みです。柳津のものづくり産業集積地では進出企業に対する水道接続の営業はされず、逆に豊富な地下水が宣伝されており、結果として現在操業開始されているところも水道契約には結びついていません。行政の取り組みが一体となっていません。水道の本管が通っていない地区では、以前は60メートルまでは無料で水道管を引く工事ができる補助制度がありましたが、現在は2分の1補助に後退しています。顧客がふえる、加入者がふえるチャンスがありながら、ふやす取り組みがされてこなかったのではないでしょうか。
また、低い有収率を放置してきた責任も大きいと言わざるを得ません。くみ上げた水の4分の1も漏水している状況がありながら、漏水調査や対策は十分ではありませんでした。有収率1%引き上げれば6,400万円、有収率を4%引き上げ80%にすると51億8,000万円の収入になるとのことです。料金収入は水道料金を引き上げなくても十分に可能だと考えられます。
2点目は、今回の値上げのタイミングは市民生活の実態を無視したものだということです。
この春には消費税増税に伴って各公共料金が値上がりしました。一方、年金給付は下がっていますし、労働者の基本賃金は、政府統計で見ても25カ月連続で前年同月を下回っています。市内の給水停止は年々増加傾向にあり、年間1,000件近くに上っていますが、ほとんどその実態は把握されていません。答申にもあるように、社会情勢を見きわめることが必要であったと思います。また、同時に、福祉料金制度の導入についても検討すべきです。
関連して、請願第10号水道料金の値上げ中止を求める請願についても申し上げたいと思います。
先ほどの委員長報告では不採択でしたが、採択を求めます。
市民の多くが節約や節水を心がけ、電気・ガス・水道料金が上がらないように、さまざま生活の知恵を使って生活しているのが現実です。これ以上の公共料金の値上げは死活問題です。先ほど申し上げたように、市民だけでなく岐阜市も水を無駄にせず大事にし、少しでも料金収入につながるような取り組みを開始すべきであり、願意は妥当と考えます。
請願第8号集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書についての請願、請願第11号集団的自衛権行使容認を認めないよう求める請願について、集団的自衛権の容認反対と解釈改憲を認めないという意見書をそれぞれ国に出してほしいという請願で、どちらも集団的自衛権にかかわる問題ですので、一括して申し上げます。
委員長報告では不採択でしたが、採択を主張します。
あす・7月1日の自民・公明の与党協議で憲法解釈変更の合意が成立すれば、あすのうちに閣議決定が行われる見通しとなっており、国民の間では立場を超えて批判や反対の声が大きくなっています。
これまで日本政府は、他国から日本が攻撃されたときに武力で反撃することができる個別的自衛権のみ憲法9条のもとで認められてきているとしました。集団的自衛権を容認するというのは、こうした日本の国の自衛に限らず、他国が武力攻撃を受けた場合に、その戦争に参戦することができるということであり、戦後の日本のあり方を大きく変えることにつながりかねません。
これまでこの集団的自衛権が行使された事例を見ると、アメリカや旧ソ連などの巨大な軍事力を持った大国がベトナムやアフガニスタンに攻め入る侵略戦争でした。ここで犠牲となったのは武装していない民間人や子どもたちです。集団的自衛権を行使したNATO軍でも犠牲者が出ており、21カ国で1,032名の方が亡くなっています。後方支援だから大丈夫との声もありますが、平和維持活動、復興支援という名目で後方支援に入ったドイツ軍でも55名の方が犠牲となっております。集団的自衛権とは、日本の国を守ることでも国民の命を守ることでもなく、日本の若者が他国の戦地へ行って血を流すことになるのです。
国際法上認められているとの御意見がありましたが、戦後、こうした戦争に参加せず、してこなかった経験を生かし、武力に頼らず平和を構築することに日本は世界のリーダーシップをとって力を注ぐべきだと思います。しかも、政府は戦争放棄を掲げた憲法9条の条文を一文字も変えることなく、解釈を変えるだけで集団的自衛権を容認しようとしています。
閣議決定を前に各種世論調査では解釈改憲反対の声が過半数を超え、地方議会からも与野党の壁を越えて150を超える意見書が可決されています。願意は妥当です。市民の命と暮らしを守る立場から、岐阜市議会からも声を上げるべきと考えます。
最後に、請願第9号特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出についての請願です。
この法律は、昨年末に成立した後も廃止を求める声は広がり続けています。成立後、108の市町村議会で廃止を求める意見書が出されており、国会の請願署名は44万人に上りました。
さきの通常国会で、自民・公明の与党が秘密の運用をチェックするための秘密会を審議もまともに行わず強行可決させました。この秘密会、情報監視審査会は審議内容も会議録も全て非公開であり、公開が原則の国会のあり方を大きく覆すものです。行政の透明性が求められている今、何が必要かも知らされず、国民の知る権利や国会のチェック機能を奪う特定秘密保護法の廃止を求める請願、この願意はもっともだと思います。
委員長報告では不採択でしたが、採択を主張いたします。
以上、議案4件については反対、請願4件については採択を求める立場で申し上げました。(拍手)
〔私語する者あり〕
20: ◯議長(
國井忠男君) 25番、田中成佳君。
〔田中成佳君登壇〕(拍手)
21: ◯25番(田中成佳君) 岐阜市議会無所属クラブを代表して、議案について、以下、3件について反対討論を行います。
第82号議案岐阜市立第二看護専門学校条例を廃止する条例制定については、移管後の授業料が現在の11万8,800円から約4倍の40万円から50万円に引き上げられるとのことです。人件費等の経費増に対応するため充当するとのようです。入学希望者は働きながら正看護師資格取得に励む人たちであり、そのため修了までに3年間を要します。授業料の余りにも高額な引き上げを伴う移管及び移管後の詳細が明確でないなど、移管先とのさらなる協議を深め、過度な負担とならないようにすべきです。この理由で反対します。
第95号議案平成26年度岐阜市水道事業会計補正予算(第1号)及び第96号議案岐阜市水道給水条例の一部を改正する条例制定については、それぞれ岐阜市の水道料金を値上げする議案であります。企業努力の点から、1、有収率の向上に努める。2、工事関連の入札での談合の防止、透明性、公平性の確保を図り、さらなる工事費の削減を図る。3番目、借入金利負担の軽減を図る。4番目、現在は井戸水に頼る大口利用者に対して水道水への切りかえの推進を求めます。
また、市民負担の軽減の点からは、本年4月からの消費税増税に伴う各種料金等の大幅アップで市民生活が大変になっている現状での約10%の水道料金値上げは、年金生活者など、社会的弱者に大きな負担を強いるものです。値上げ率、時期について見直しを図るべきとの立場で反対いたします。
次に、請願についてです。
請願第8号から請願第11号までについては、いずれも願意妥当であり、即時採択を求めます。
請願第8号集団的自衛権行使を容認する解釈改憲を行わないことを求める意見書についての請願及び請願第11号集団的自衛権行使容認を認めないよう求める請願については、提出者の説明によれば、同じ趣旨の請願とのことですので、一括で述べさせていただきます。
日本の進路が、今、大きく変えられようとしています。しかも、国民との議論が一切行われることなく、また、国民に信を問うことのないまま一内閣の解釈改憲で変えられようとしています。安倍政権は、あす・7月1日の閣議決定を目指し、これまで歴代の自民党内閣でも封じ込めてきた集団的自衛権の容認に突き進んでいます。さらには、国連決議に基づき、侵略国などを制裁する集団安全保障での武力行使についても、憲法上認められるという政府の想定問答まで策定されていることが明らかになりました。解釈の拡大はとどまることを知らない、無制限となっているのです。戦争の放棄、戦力の不保持、交戦権の否認という憲法9条はことごとくないがしろにされているのです。戦争をしない国、できない国から戦争のできる国へと大きくかじが切られようとしています。
1週間前の6月23日、沖縄の慰霊の日で小学3年生の児童の読んだ詩の一節には次のような言葉がつづられています。「白い雲 ぼくの平和のねがいをのせて この地球をぐるっとまわって 青い空にそめてきて きっと せかいは手をつなぎ合える──えがおとえがおでわかり合える──分け合う心でいたわり合える 平和をねがう心で地球はうるおえる だから ここに こんなにきれいな花がさくんだ だから こんなに ぼくの上に 青い空が広がっているんだ」と、青い空に平和の願いを見るという、わずか8歳の児童の気持ちに私たち大人はどのように応えることができるのでしょうか。平和というものが人を殺し合う戦争でしか達成できないとでも答えるのでしょうか。
集団的自衛権行使とは青い空を赤い血の色で塗りかえることを意味します。さきの大戦での200万人の犠牲者、沖縄戦での20万人の犠牲者のとうといしかばねの上に築かれたのが日本の不戦の誓いではないのですか。私たち政治を志す者は国民の安全、安心を守ることを第一の職責としなければなりません。大切な子や孫を戦場に送るような愚かな選択肢に手をかしてはなりません。
日本が戦後69年にわたり外国から厚い信任を得られてこれたのは、ひとえに憲法9条を守り通してきたからにほかなりません。請願第8号及び請願第11号の即時採択を求めておきます。
次に、請願第9号特定秘密保護法の廃止を求める意見書の提出についての請願についてです。
特定秘密保護法は、防衛、外交、特定有害活動等の防止、テロリズムの防止を目的とされていますが、全て行政機関が秘密を指定できる法律であります。そして、何を秘密に指定したかを明らかにする必要はありません。国会に対しても秘密を盾に開示する必要すらありません。監視機能が全く働かない法律です。しかも、条文には「おそれ」など、曖昧な表現と例外規定が多く用いられ、法律学者の間では法律の体をなしていないとも言われています。
特定秘密保護法制定は集団的自衛権の解釈改憲との関連性で見る必要があります。さらには、NHKの経営委員に歴史認識において公共報道機関の役員としておよそ資質に欠ける者を会長に、ヘイトスピーチを繰り返す者を委員に選任するなど、報道規制を念頭に入れた人事とも表裏一体と見るべきです。
さらには、原発問題を扱った漫画「美味しんぼ」では、鼻血が出るという健康被害を訴える被災者に対し、加害者であり、本来謝罪し続けるべき立場の政府が事もあろうに、風評被害をあおると、あたかも鼻血がでっち上げであるかのような非難をし、圧力をかけることは、言論の自由への不当な介入以外の何物でもありません。
安倍政権は、これらの手段を用いて、国民への情報統制を確実にしこうとしているのです。この法律が施行された後は政権に不都合な情報、例えば、福島原発の汚染水漏れなどもテロのおそれなど理由づけをして、ことごとく隠蔽されてしまうでしょうし、その情報開示を求めた者は懲役10年以下の刑罰を科されていきます。地方自治体においても公務員が法律に抵触するのではないかと、情報開示に消極的になるのは間違いありません。基本的人権、知る権利、言論の自由などが脅かされ、憲法違反とも言われる特定秘密保護法の廃止を求め、請願の即時採択を求めます。
最後に、請願第10号水道料金の値上げ中止を求める請願については、水道料金の値上げ中止を求める内容であり、さきの第95号、第96号議案での反対理由をもって、即時採択を求めます。
以上です。(拍手)
22: ◯議長(
國井忠男君) 以上で討論を終結します。
これより採決を行います。
〔私語する者あり〕
まず、第81号議案を、分離して起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
23: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、第81号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第82号議案を、分離して起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
24: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、第82号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第95号議案を、分離して起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
25: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、第95号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第96号議案を、分離して起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
26: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、第96号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第78号議案から第80号議案まで、第83号議案から第94号議案まで、第97号議案及び第98号議案、以上17件を一括して採決します。これら17件に対する常任委員長報告は、いずれも原案のとおり可決であります。
お諮りします。これら17件については、いずれも常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、これら17件については、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第8号を、起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、不採択であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
28: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、請願第8号については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第9号を、起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、不採択であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
29: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、請願第9号については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第10号を、起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、不採択であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
30: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、請願第10号については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第11号を、起立によって採決します。本件に対する常任委員長報告は、不採択であります。
本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
31: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、請願第11号については、常任委員長報告のとおり決しました。
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第27 文教委員会の閉会中の継続調査の変更について
32: ◯議長(
國井忠男君) 日程第27、文教委員会の閉会中の継続調査の変更についてを議題とします。
文教委員長から、会議規則第110条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続調査の変更の申し出がありました。
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閉会中継続調査変更申出書(文教委員会)
本委員会は、平成23年5月24日に議決された閉会中の継続調査事件について、下記
のとおり変更することを決定したので、会議規則第110条の規定により申し出ます。
記
継続調査事件の件名の欄に、「15 子ども・若者の総合的な支援に関する事項」を追
加する。
平成26年6月26日
文教委員長 大 野 一 生
岐阜市議会議長 國 井 忠 男 様
───────────────────
33: ◯議長(
國井忠男君) お諮りします。本件については、文教委員長からの申し出のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
34: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、文教委員会の閉会中の継続調査の変更については、文教委員長からの申し出のとおり決しました。
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第28 第99号議案及び第29 第100号議案
35: ◯議長(
國井忠男君) 日程第28、第99号議案及び日程第29、第100号議案、以上2件を一括して議題とします。
───────────────────
〔議 案 掲 載 省 略〕
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36: ◯議長(
國井忠男君) これら2件に対する提出者の説明を求めます。市長、細江茂光君。
〔細江茂光君登壇〕
37: ◯市長(細江茂光君) 提案説明に先立ちまして、一言申し上げたいと思います。
岐阜市政に御尽力をいただいておりました早田 純市議会議員が昨日御逝去されました。早田議員が7期25年の長きにわたりまして、比類なき情熱と豊富な経験、高い見識を持って本市の発展に貢献されましたことに対し、市民を代表して心から感謝を申し上げたいと思います。ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、御冥福を心からお祈り申し上げます。
それでは、ただいま上程になりました議案につきまして御説明をいたします。
第99号議案は、教育委員会委員任命の同意方についてであります。
教育委員会委員定数条例の施行に伴い、この7月1日から教育委員会委員の定数が現行の5名から6名に1名増員をされますことから、足立佳代子さんを教育委員会委員として任命したいと思います。
次に、第100号議案は、人権擁護委員候補者推薦の同意方についてであります。
現在その任に御努力をいただいております鈴木雅雄さん、鰐部昌子さんの任期が6月30日に満了いたしますので、引き続きこの2名の方を、また、平成17年1月に委嘱されて以来、長年にわたり御努力をいただいております長島紘和さんの後任に小川眞治さんを、それぞれ人権擁護委員候補者に推薦いたしたいと存じます。
以上、よろしく御同意のほどお願い申し上げます。
38: ◯議長(
國井忠男君) これより質疑を行います。
これら2件について質疑を許します。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
39: ◯議長(
國井忠男君) 質疑はなしと認めます。
お諮りします。これら2件については、常任委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
40: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、これら2件については、常任委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
これら2件について討論を許します。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
41: ◯議長(
國井忠男君) 討論はなしと認めます。
これより採決を行います。
まず、第99号議案を採決します。
お諮りします。足立佳代子君を教育委員会委員に任命するについては、これに同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
42: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、足立佳代子君を教育委員会委員に任命するについては、同意と決しました。
次に、第100号議案を採決します。
お諮りします。まず、小川眞治君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、小川眞治君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、同意と決しました。
次に、鈴木雅雄君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
44: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、鈴木雅雄君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、同意と決しました。
次に、鰐部昌子君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
45: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、鰐部昌子君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、同意と決しました。
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〔該 当 者 退 場〕
第30 農業委員会委員の推薦
46: ◯議長(
國井忠男君) 日程第30、農業委員会委員の推薦を行います。
お諮りします。委員は議長において指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
47: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名します。
農業委員会委員には、岐阜市鷺山東2丁目14番21号 須賀敦士君、岐阜市柳津町北塚2丁目65番地 広瀬 修君、岐阜市若竹町2丁目16番地 杉山利夫君及び岐阜市上土居769番地7 辻 孝子君、以上の4人を指名します。ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
48: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、農業委員会委員には、ただいまの4人を推薦することに決しました。
〔該 当 者 入 場〕
〔私語する者多し〕
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第31 木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員の選挙
49: ◯議長(
國井忠男君) 日程第31、木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員の選挙を行います。
本件は、去る7月3日、任期満了となる組合議会議員の選挙を求められたものであります。
お諮りします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選によることとし、議長において指名したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
50: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名します。
木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員には、長の推薦に基づいて選挙する議員として、岐阜市金宝町1丁目7番地 佐藤哲也君、岐阜市長森細畑350番地 小木曽 忍君、岐阜市領下1丁目54番地1 大野一生君、岐阜市柳津町高桑2丁目167番地 縄田秀夫君の4人を、長の推薦に基づかないで選挙する議員として、岐阜市前一色3丁目4番7号 平工佐富君、岐阜市茜部寺屋敷3丁目238番地 永井 壽君、岐阜市宝来町15番地 八代正男君、岐阜市柳津町丸野2丁目74番地 梶川浩一君の4人をそれぞれ指名します。ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
51: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員には、ただいま指名した8人が当選されました。この当選告知は文書で行います。
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第32 市議第8号議案
52: ◯議長(
國井忠男君) 日程第32、市議第8号議案を議題とします。
議案はお手元に配付申し上げたとおりであります。
───────────────────
市議第8号議案
「手話言語法」制定を求める意見書
標記について別紙のとおり決議するものとする。
平成26年6月30日 提 出
提出者
岐阜市議会 厚生委員長 松 原 和 生
───────────────────
「手話言語法」制定を求める意見書
手話とは、日本語を音声ではなく、手や指、体などの動きや顔の表情によって伝える独
自の語彙と文法体系を持つ言語であり、音声言語と同様、情報の取得とコミュニケーショ
ンの重要な手段として、大切に守られてきた。一方、聾学校では、手話を使うことが制限
されてきた長い歴史がある。
世界に目を向けると、平成18年に国際連合総会で採択された「障害者の権利に関する
条約」においては、手話は言語であることが明記され、また、フィンランドの憲法を初め、
憲法や法律において手話が言語である旨を規定している例も見られる。
我が国においては、平成23年に改正された障害者基本法第3条に「全て障害者は、可
能な限り、言語(手話を含む。)その他の意思疎通のための手段についての選択の機会が
確保される」と定められている。また、同法第22条では、国及び地方公共団体に対して、
情報の利用におけるバリアフリー化等を義務づけている。
これらの理念や制度が、実際の生活に生かされるようにするため、手話が音声言語と対
等な言語であることが広く国民に理解され、聴覚に障害を持つ子どもが手話を身につけ、
手話で学べ、自由に手話を使用することができ、さらには手話を言語として普及、研究す
ることのできる環境整備に向け、個別法を整備し、具体的な施策を全国で展開していくこ
とが必要である。
よって、国におかれては、「手話言語法」を制定されるよう、強く要望する。
以上 地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
岐 阜 市 議 会
国会及び関係行政庁宛
───────────────────
53: ◯議長(
國井忠男君) お諮りします。本件に対する趣旨弁明は、これを省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
54: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、本件に対する趣旨弁明は、これを省略することに決しました。
これより質疑を行います。
本件について質疑を許します。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
55: ◯議長(
國井忠男君) 質疑はなしと認めます。
これより討論を行います。
本件について討論を許します。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
56: ◯議長(
國井忠男君) 討論はなしと認めます。
これより採決を行います。
市議第8号議案を採決します。
お諮りします。本件については、これを原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、原案のとおり決しました。
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第33 市議第9号議案及び第34 市議第10号議案
58: ◯議長(
國井忠男君) 日程第33、市議第9号議案及び日程第34、市議第10号議案、以上2件を一括して議題とします。
議案はお手元に配付申し上げたとおりであります。
───────────────────
市議第9号議案
地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書
標記について別紙のとおり決議するものとする。
平成26年6月30日提出
提出者 岐阜市議会議員 西 垣 信 康
賛成者 岐阜市議会議員 大 野 通
同 同 大 野 邦 博
同 同 須 田 眞
同 同 松 原 和 生
同 同 和 田 直 也
───────────────────
地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書
現在、本年度の診療報酬改定や国会における「地域における医療及び介護の総合的な確
保を推進するための関係法律の整備等に関する法律」の議論により、改めて地域包括ケア
システムの構築がクローズアップされているところである。
全国の自治体では、平成27年度からの第6期介護保険事業計画の策定に向けて、団塊
の世代が75歳以上となる2025年の姿を展望しながら、増高する保険料などに苦慮し
ながら取り組みを行っているところである。
よって、国におかれては、社会保障・税一体改革の円滑な進行のために、本年4月から
引き上げられた消費税財源を的確に活用しながら、全国の自治体のそれぞれの実情に応じ
て、積極的な支援を図るよう下記の事項について強く要望する。
記
1 医療・介護・福祉の良質な人材を確保するため、国家戦略として抜本的な対策を講じ
ること。特に介護人材については、2025年に向けてさらに100万人のマンパワー
が必要とされており、次期介護報酬改定に向けて的確な対応を行うこと。また、外国人
材の活用が議論されているが、現在の介護人材の社会的評価に与える影響を十分考慮し、
慎重な議論を行うこと。
2 今回の診療報酬改定について、在宅訪問診療に係る改定が行われたが、市区町村の現
場において集合住宅などへの訪問診療が大きな影響を受けることも想定されるため、改
定の影響について実態調査を行い、適切な対応を行うこと。
3 地方自治法の改正により創設される連携協約制度の活用等、広域行政上の取り組み事
例の周知など、市区町村への適切な情報提供に努めること。
4 社会保障・税一体改革の趣旨に沿い、平成26年度に引き続き、消費税を財源とする
財政支援制度を拡充すること。また、本年度の基金については趣旨に沿い、適切な配分
に留意すること。
5 特別養護老人ホームの待機者が52万人に上ると、平成26年3月に厚生労働省から
発表されたが、特養入所者の重点化に伴い、自立した生活を送ることが困難な低所得・
低資産の要介護高齢者の地域における受け皿づくりについて、市区町村への支援を強化
すること。
以上 地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
岐 阜 市 議 会
国会及び関係行政庁宛
───────────────────
市議第10号議案
集団的自衛権の行使容認に関する意見書
標記について別紙のとおり決議するものとする。
平成26年6月30日提出
提出者 岐阜市議会議員 柳 原 覚
同 同 松 原 徳 和
賛成者 岐阜市議会議員 松 原 和 生
同 同 田 中 成 佳
同 同 中 川 裕 子
───────────────────
集団的自衛権の行使容認に関する意見書
安倍政権は、憲法の三原則の一つである「平和主義」をないがしろにし、解釈改憲によ
る集団的自衛権の行使容認へと踏み込もうとしている。
これまで内閣法制局は、集団的自衛権の行使は憲法上許されないとしており、歴代の政
府、内閣もその見解を踏襲してきた。
しかし、安倍政権は、平成26年5月15日に安倍首相の私的諮問機関である「安全保
障の法的基盤の再構築に関する懇談会」から提出された報告書を受け、国会審議にすら付
することなく、閣議決定により集団的自衛権の行使を容認する動きを急速に強めている。
現在、与党協議においては、法的解釈問題などを中心に議論がなされているが、これま
での世論調査でも多くの国民は集団的自衛権の行使を求めておらず、国民的議論が不十分
なままでの安易な解釈改憲は立憲主義を否定するものである。
よって、国におかれては、集団的自衛権の行使に関しては、国の最高法規である憲法を
尊重するとともに、拙速に結論を出すことなく、国民的議論を保障するよう強く要望する。
以上 地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
岐 阜 市 議 会
国会及び関係行政庁宛
───────────────────
59: ◯議長(
國井忠男君) お諮りします。市議第9号議案に対する趣旨弁明は、これを省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
60: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、市議第9号議案に対する趣旨弁明は、これを省略することに決しました。
市議第10号議案に対する提出者の趣旨弁明を求めます。24番、松原徳和君。
〔松原徳和君登壇〕(拍手)
61: ◯24番(松原徳和君) 集団的自衛権の行使容認に関する意見書案に対する趣旨弁明を行います。
市民ネットクラブの松原徳和であります。
私ごとではありますが、私の父は平成8年に83歳で亡くなりましたが、さきの戦争で満州、今の中国東北部で捕虜になり、シベリア抑留・強制労働の経験をいたしました。母は再婚でございます。1人目の夫は戦死をしておりまして、私たちの兄の父親です。両親とも戦争について多く語ることはありませんでしたが、父はシベリアの寒さはいてつくとだけ言っていました。母は空襲のとき小さな兄を乳母車に乗せ座布団をかぶせて逃げたこと、姉が病気になったとき薬がなくて死なせてしまったことを時折ぽつりと言っていました。
戦争は大切な家族の命を事もなげに奪っていきます。数え切れない日本人の悲しみと、アジアの人々、世界の人々の涙の中から平和憲法は生まれました。今、国民世論は集団的自衛権の行使に対し、解釈改憲と平和憲法の行方に対し憂慮の念を抱いています。
国政の行うべきことは拙速な結論を避けることです。閣議決定を急ぐことではありません。もっと国民の声を聞き国会審議に十分な時間を保証することです。子や孫、そして、日本国の未来を危うくすることがあってはなりません。
意見書案を提出しております。御理解を賜り、議員各位の御賛同を切にお願い申し上げます。
趣旨弁明といたします。ありがとうございました。(拍手)
〔私語する者あり〕
62: ◯議長(
國井忠男君) これより質疑を行います。
これら2件について質疑を許します。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63: ◯議長(
國井忠男君) 質疑はなしと認めます。
お諮りします。これら2件については、常任委員会付託を省略したいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
64: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、これら2件については、常任委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
これら2件について討論を許します。討論はありませんか。
〔「議長、21番」と呼ぶ者あり〕
65: ◯議長(
國井忠男君) 21番、井深正美君。
〔井深正美君登壇〕(拍手)
66: ◯21番(井深正美君) それでは、ただいま上程されました市議第9号議案並びに市議第10号議案について討論を行います。
まず、市議第9号議案地域包括ケアシステム構築のため地域の実情に応じた支援を求める意見書についてです。
さきの通常国会にて、政府与党は、「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律案」、称して医療・介護総合法案を、まともな審議時間もとることなく強行採決をいたしました。その目的は、国の医療、介護の予算の大幅な削減を図ることであります。医療では、都道府県が病院に病床削減を勧告する仕組みをつくって、患者追い出しを進めるとしています。介護では、1、要支援者への訪問・通所介護サービスを介護保険から外して、市町村の地域支援事業に置きかえること。2、特別養護老人ホームへの入居を要介護3以上に限定すること。3、一定の所得のある高齢者の介護保険サービス利用料を1割から倍の2割に引き上げることとなっています。
本来、医療や介護については、社会保障制度として国が責任を持って実施しなければならない問題です。しかし、今回成立した医療・介護総合法は高齢化社会を本格的に迎えようとする中で、国の責任を投げ捨て、国民に責任を押しつけるものでしかありません。
今回上程された意見書は、前段において「本年4月から引き上げられた消費税財源を的確に活用しながら、」とのくだりがあります。しかし、消費税増税分5兆円については全額を社会保障の充実に使うとしていたものが、実際はそのうちの1割程度しか使われておらず、逆に70歳以上の高齢者の自己負担が、窓口負担が1割から2割に引き上げられ、年金の受取額の2年連続引き下げ、現役世代では年金保険料の引き上げなど、負担増となっているのが現実であります。
この4月からの消費税増税、円安による原材料の高騰による食料品や公共料金の値上げは、市民の暮らしに大きな影響を与えています。そもそも社会保障の財源を消費税増税に求めることは、消費税はそもそも低所得者ほど負担が重い税金ということからも社会保障の財源として最もふさわしくないものであります。
そうした中、意見書の4番目の事項では、「社会保障・税一体改革の趣旨に沿い、平成26年度に引き続き、消費税を財源とする財政支援制度を拡充する」としています。そもそも社会保障と税の一体改革は、来年10月からの消費税10%を前提とした改革の中身になっており、今でも消費税増税により国民の暮らしに深刻なダメージを与えている中で、さらなる消費税増税は絶対に許すことのできないことであります。社会保障の財源は応能負担──負担能力に応じた負担の原則を貫いてこそ確保すべきであります。
以上のことから、市議第9号議案には賛成できません。
次に、市議第10号議案集団的自衛権の行使容認に関する意見書についてです。
安倍政権は、集団的自衛権行使容認の閣議決定を行い、憲法解釈の変更によって日本を戦争する国にしようとしています。
日本は過去の侵略戦争によって、日本では310万人、中国や韓国を初め、アジア諸国で2,000万人を超えるとうとい命が奪われました。そうした犠牲のもと日本は再び戦争を行わないことを世界に宣言し、平和憲法のもと、国際社会の中で信頼を得、戦後69年間、平和な国として栄えてきました。また、憲法9条によって日本では戦後69年間、戦争で殺すこと、殺されることがありませんでした。
ところが、安倍政権は、安全保障環境の変化を理由に憲法の条文を変える明文改憲ではなく、憲法9条の文言を一文字も変えることなく解釈改憲で、自衛隊をアメリカと一緒に海外で戦争ができるようにしようとしています。それも国会の議論を経ることなく、閣議決定だけで決めてしまおうというのです。これを許すならば、内閣がかわるごとに憲法解釈が変更されるようになり、政府の統治を憲法に基づき行う立憲主義の否定となります。
多くの国民が憲法解釈の変更は許さないなどの立場を超えての反対の世論は大きく広がっており、喫緊の世論調査においても解釈改憲反対の回答が過半数を超えています。昨日付の毎日新聞の世論調査では、集団的自衛権行使容認反対の回答は58%で、賛成の32%を大きく上回りました。また、集団的自衛権を容認すれば他国の戦争に巻き込まれるおそれがあると思うというのが71%に上り、思わないが19%にすぎないことも報道されています。
また、全国の市町村議会において解釈改憲に反対する意見書や決議が上げられ、この1週間で56議会も急増し、28日現在で158議会に達しています。この中にはNHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」のロケ地で有名となった岩手県久慈市議会では、解釈改憲反対、同じく、北上市議会では慎重審議を求める意見書が、共産党、公明党を含む全会一致で可決され、県内9議会で同様の意見書が可決されています。そのほかにも北海道では29議会、高知県では高知市議会を初め10議会、長野県では35議会で可決がされています。
安倍政権は、7月の1日にも反対の声や国民の世論を踏みにじって、自民党、公明党での与党合意、閣議決定を強行しようとしています。まさに今後の日本の国のあり方を180度変更しようとしていることに、改めて反対の声として意見書を岐阜市議会から上げていくことが必要であります。
以上のことから、市議第10号議案の意見書については賛成であり、可決を求めるものであります。
以上、意見書に対する討論を終わります。(拍手)
〔私語する者あり〕
67: ◯議長(
國井忠男君) ほかに討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
68: ◯議長(
國井忠男君) 以上で討論を終結します。
これより採決を行います。
まず、市議第9号議案を起立によって採決します。本件については、これを原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
69: ◯議長(
國井忠男君) 起立多数であります。よって、市議第9号議案については、原案のとおり決しました。
次に、市議第10号議案を起立によって採決します。本件については、これを原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
〔私語する者多し〕
70: ◯議長(
國井忠男君) 起立少数であります。よって、市議第10号議案は、否決されました。
なお、可決されました意見書の取り扱いについては、これを議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
71: ◯議長(
國井忠男君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。
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閉 議 閉 会
72: ◯議長(
國井忠男君) 以上で今期定例会に付議された事件は全て議了しました。よって、本日の会議はこれで閉じ、平成26年第3回岐阜市議会定例会を閉会します。
午後0時30分 閉 会
〔閉会後、市長及び議長から次のような挨拶があった。〕
73: ◯市長(細江茂光君) 本会議を終了するに当たり、一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会では、感染症の発生、蔓延の早期予防のための水痘ワクチン及び成人用肺炎球菌ワクチンの接種費用の公費負担を初め、柳津地区のものづくり産業集積地の分譲地売却に伴う補正予算などを提案させていただきましたところ、慎重な御審議を賜り、それぞれ適切な御決定を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
また、審議におきましては、新市庁舎のあり方、人口減少社会に向けての政策など、数々の御意見、御提言を賜りました。今後の施策や市政運営に反映をさせてまいりたいと思います。
さて、政府は6月24日に経済財政運営の基本方針、いわゆる骨太の方針とアベノミクス第3の矢であります新成長戦略を閣議決定したところであります。この決定におきましては日本経済全体の生産性向上を図り、稼ぐ力を強化するため法人税の実効税率の引き下げに取り組むものとされております。それに加え、今まで規制緩和が進まず、岩盤と言われてきた医療・雇用・農業分野における改革が盛り込まれるなど、踏み込んだ内容となっておりますが、具体策は先送りとされた項目も多く、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
また、今回の成長戦略におきましては、少子・高齢化による人口減少時代を前に女性の就労促進など、労働力の確保のための政策が盛り込まれております。我々地方自治体におきましても少子化に歯どめをかけ、労働力人口を確保するため、さまざまな創意工夫を求められているところであります。
本市では4月に全国に先駆けオープンしました子ども・若者総合支援センターを初め、子ども医療費の無料化など、子育てで選ばれるまちを目指した施策を進めております。
なお、児童生徒の快適な学習環境を整える教室へのエアコン設置に関しましては、議員各位のお力添えもいただき、この7月には全22中学校と小学校4校の整備が完了し、本年度末までには全ての整備が完了する見込みとなっております。
引き続き教育環境を整え、教育なら岐阜市、岐阜市なら教育と言われる教育立市岐阜をつくり上げてまいります。
これから暑さも本番となり、身にこたえる季節になってまいります。議員各位におかれましては、くれぐれも御自愛をいただきまして、市政発展のため一層の御尽力、御協力を賜りますようお願い申し上げまして、議会終了の挨拶とさせていただきます。(拍手)
74: ◯議長(
國井忠男君) 閉会するに当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
今期定例会は、去る6月12日から本日までの19日間にわたり開会し、付議されました諸議案について審議を行い、ここに閉会するに至りました。
この間、水道料金の改定を初めとする補正予算や条例改正議案などについて、終始熱心に議論されましたことに深く敬意を表するとともに、議会運営への皆様方の御協力に対し、厚くお礼を申し上げる次第です。
まだまだ梅雨の最中ですが、これから暑い夏本番を迎えることとなります。皆様方におかれましては健康管理に十分御留意をされますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
岐阜市議会議長 國 井 忠 男
岐阜市議会議員 服 部 勝 弘
岐阜市議会議員 高 橋 正
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