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  1. 岐阜市議会 2008-06-10
    平成20年第3回定例会(第1日目) 本文 開催日:2008-06-10


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成20年第3回定例会(第1日目) 本文 2008-06-10 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 22 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長大野 通君) 765頁 選択 2 : ◯議長大野 通君) 765頁 選択 3 : ◯議長大野 通君) 765頁 選択 4 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 5 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 6 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 7 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 8 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 9 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 10 : ◯議長大野 通君) 766頁 選択 11 : ◯議長大野 通君) 767頁 選択 12 : ◯市長細江茂光君) 767頁 選択 13 : ◯議長大野 通君) 770頁 選択 14 : ◯議長大野 通君) 773頁 選択 15 : ◯33番(堀田信夫君) 773頁 選択 16 : ◯議長大野 通君) 776頁 選択 17 : ◯議長大野 通君) 776頁 選択 18 : ◯議長大野 通君) 776頁 選択 19 : ◯議長大野 通君) 776頁 選択 20 : ◯議長大野 通君) 777頁 選択 21 : ◯議長大野 通君) 777頁 選択 22 : ◯議長大野 通君) 777頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:  開  会   午前10時1分 開  会 ◯議長大野 通君) ただいまから平成20年第3回岐阜市議会定例会を開会します。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  一 諸般の報告 2: ◯議長大野 通君) 日程に入るに先立って諸般の報告を行います。            ───────────────────  永年在職議員の表彰伝達 3: ◯議長大野 通君) まず、永年在職議員の表彰伝達を行います。  去る5月28日、東京都で開かれた第84回全国市議会議長会定期総会において、永年在職議員の表彰が行われ、本市議会から25年以上在職議員として堀 征二君がはえある特別表彰を受けられました。    〔私語する者あり〕  これより同君の栄誉をたたえ、本議場において表彰状の伝達授与を行います。40番、堀 征二君、御登壇願います。    〔堀 征二君登壇、議長演壇へ移動〕(拍手)    〔私語する者多し〕(笑声)            ───────────────────             表     彰     状                            岐阜市 堀   征 二 殿  あなたは市議会議員として二十五年の長きにわたって市政の発展に尽くされその功  績は特に著しいものがありますので第八十四回定期総会にあたり本会表彰規程によ  って特別表彰をいたします
         平成二十年五月二十八日                    全国市議会議長会                        会  長  藤 田 博 之 印            ───────────────────    〔議長代読後表彰状授与〕(拍手)    〔私語する者多し〕(笑声)    〔堀 征二君降壇、議長着席〕 4: ◯議長大野 通君) 以上で永年在職議員の表彰伝達を終わります。            ─────────────────── 5: ◯議長大野 通君) 次に、報第6号専決処分事項の報告、報第7号及び報第8号繰越計算書の報告並びに市の出資にかかる法人の経営状況を説明する書類については、お手元に配付しました報告書によって御承知を願います。  以上で諸般の報告を終わります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  開  議 6: ◯議長大野 通君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、さきに御通知申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第1 会議録署名議員の指名 7: ◯議長大野 通君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において11番中川裕子君、12番松原和生君の両君を指名します。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第2 会期の決定 8: ◯議長大野 通君) 日程第2、会期の決定を議題とします。  お諮りします。今期定例会の会期は、本日から6月26日までの17日間と定めたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 9: ◯議長大野 通君) 御異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は、本日から6月26日までの17日間と決しました。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第3 報第5号から第20 第90号議案まで 10: ◯議長大野 通君) 日程第3、報第5号から日程第20、第90号議案まで、以上18件を一括して議題とします。            ───────────────────              〔議 案 等 掲 載 省 略〕            ─────────────────── 11: ◯議長大野 通君) これら18件に対する提出者の説明を求めます。市長、細江茂光君。    〔細江茂光君登壇〕 12: ◯市長細江茂光君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  提案説明をさせていただきます。  今期定例会に提案をいたしました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  最初に、第74号議案、平成20年度一般会計補正予算についてであります。  道路整備財源につきましては、4月1日からの揮発油税などに係る暫定税率の失効に伴い、財源確保の見通しが不透明であったことから、4月以降、道路事業の執行をやむを得ず見合わせておりました。しかし、5月中旬までに関連法案が成立したことにより、岐阜駅北口駅前広場整備など、本年度予定をしておりました事業につきましては、おおむね実施が可能と考えており、道路予算に係る執行の留保を解除し、円滑かつ迅速な実施に向け、事業の発注などを進めているところであります。  また、4月の暫定税率失効に伴う地方譲与税等の歳入欠陥分につきましては、国の責任において措置するとの閣議決定に沿った対応がなされるよう、市長会などを通じて国に求めてまいります。  さらに、今後の道路整備財源につきましても、地方にとって道路整備は最も重要な事業の1つであり、道路特定財源の一般財源化の際には地方財政に影響を及ぼさないよう措置し、また、必要と判断される道路は着実に整備するとの政府の道路特定財源等に関する基本方針に沿った対応が確実に実施されるよう国に働きかけてまいる所存でございます。  今回の補正予算は、これら道路を初めとし、河川、公園、土地区画整理など、国、県の補助内示に伴う補助事業を中心に都市基盤の整備に重点を置いて編成いたしました。  それでは、補正予算の内容について、順次、費目ごとに御説明いたします。  総務費の企画費につきましては、だれもが自由に移動できる交通環境社会の実現を目指した岐阜市総合交通政策を推進するため、昨年施行された「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律」に基づく岐阜市地域公共交通活性化・再生総合事業が国の補助事業として採択されたことにより、コミュニティバスへのICカードシステム導入経費など、2,800余万円を補正いたすものであります。  民生費の老人福祉費は、高齢者が住みなれた地域での在宅生活を支援するため、デイサービス、ショートステイなどの機能をあわせ持った小規模多機能型居宅介護拠点の施設整備などに助成をいたすとともに、特別養護老人ホームにおける利用者の居住環境を改善するため、2人部屋を個室に改修する費用への助成として合わせて5,200万円を補正いたすものであります。  また、市民協働参画費につきましては、財団法人自治総合センターからの補助内示を受け、自治会連合会などのコミュニティー活動に対する促進助成として500万円を補正いたすものであります。  次に、市北部地区における産業廃棄物不法投棄対策につきましては、本年3月25日に特定支障除去等事業実施計画に対する環境大臣の同意を得ることができました。  今後は、産廃特措法の適用期限である平成24年度末までの処理を目指し、本年度中に仮設道路設置工などの準備工事及び水処理施設設置工などの先行工事を終えるとともに、消火対策及び掘削・選別処理対策などの本体工事につきましても着手してまいります。  衛生費の塵芥処理費には、こうしたスケジュールのもと、準備工事費として8,900余万円を計上し、本体工事につきましては、本年度の事業費として現場事務所設置工事などに係る費用3,000万円を計上するとともに、平成24年度までの債務負担行為として45億3,000万円を措置いたしました。  また、対策工の実施に対する技術的な助言をいただくための費用を措置するほか、事業の実施状況を地元住民の皆様と確認するための協議会に係る費用などを補正いたしました。  次に、冒頭に申し述べました道路整備を初めとする土木費について御説明申し上げます。  まず、交通安全対策費には、安全な交通環境と魅力ある道路づくりを進めるため、西岐阜駅周辺交通バリアフリー整備、ゆとり・やすらぎ道空間整備などに4,500余万円を補正いたすとともに、道路橋梁維持費には、岐阜蘇原線無電柱化推進事業に800余万円を補正いたしました。  また、道路橋梁新設改良費には、木田下鵜飼線ほか1路線の道路整備及び西荘跨線橋の落橋防止に2,800余万円を、街路新設改良費には、運動場加茂線ほか4路線の街路整備に2億2,900余万円を補正いたしました。  さらに、水害から市民の生命、財産を守るため、河川水路新設改良費には、西出川などの河川改修に8,900余万円を補正いたすとともに、急傾斜地の崩壊などの防止対策として、砂防費に2,300余万円を補正するものであります。  都市建設総務費には、鷺山・下土居ほか2組合が施行する土地区画整理事業への負担金及び補助金として1億7,200余万円を補正するとともに、市街地再開発事業費には、岐阜駅東地区における市街地再開発事業への補助金として4,000余万円を補正いたしました。  公園整備事業費につきましては、だれもが使いやすく快適なトイレに改修する、さわやか公園づくり及びまちなか歩きが楽しめる中心施設としての岐阜公園内の総合案内所等整備費に5,400余万円を補正いたしました。  このほか、諸支出金につきましては、土地区画整理事業特別会計への繰出金及び市民病院事業会計、中央卸売市場事業会計、下水道事業会計への補助金を補正するものであります。  以上、一般会計の補正総額は9億7,985万8,000円となり、これらの財源といたしましては、    国及び県支出金       4億6,469万6,000円    市        債         1億3,920万円    繰越金その他特定財源    3億7,596万2,000円 をもって充当した次第であります。  なお、今後の財政運営についてでございますが、現在、地方財政を取り巻く環境は、景気後退による税収の伸び悩みや、三位一体改革以降の地方交付税削減など地方一般財源総額の抑制に加え、社会保障費の増加などにより非常に厳しい状況にあります。  この5月に全国知事会が取りまとめました今後の地方財政の見通しにおいては、本年度末、約4兆円ある自治体の財政調整基金及び減債基金が平成23年度末までに枯渇すると試算されております。  こうした状況は、本市につきましても例外とは言えず、これまで以上に健全財政を今後とも維持していくための方策を検討してまいる所存であります。  次に、第75号議案、競輪事業特別会計の補正予算は、この7月から新たな投票方式である重勝式車券を発売することとし、車券発売金収入を2億2,000万円補正するとともに、歳出予算に、開催に伴う諸経費など、同額を補正するものであります。  第76号議案につきましては、老人保健医療給付事業特別会計の補正予算でありまして、前年度の医療費の精算の結果、支払基金交付金が超過交付となりましたので、償還金として56万8,000円を補正いたしたのであります。  第77号議案は、土地区画整理事業特別会計の補正予算でありまして、岐阜駅北口土地区画整理事業におきまして、国の補助内示を受け、広場整備工事及び移転補償調査に5,700万円を補正いたしたのであります。  第78号議案から第82号議案及び第90号議案は、いずれも条例の改正でありまして、それぞれ提案理由が付記してありますので、説明を省略させていただきます。  次に、第83号議案及び第84号議案につきましては、岐阜小学校校舎建築主体工事及び境川中学校校舎建築主体工事の請負契約を締結しようとするものであります。  第85号議案は、道路改良事業などに伴う市道路線の認定をしようとするものであり、第86号議案は、住居表示の整備に伴い、鏡島西地区の町・字の名称及び区域の変更をしようとするものであります。  第87号議案、市民病院事業会計補正予算は、休日及び夜間の救急業務に係る医療従事者の勤務体制につきまして、これまでの宿日直勤務としての取り扱いを通常の勤務及び超過勤務として見直しを図ることとし、平成18年1月から本年3月までの宿日直手当と超過勤務手当との差額7,647万9,000円を補正するものであります。  次に、第88号議案、中央卸売市場事業会計の補正予算につきましては、昨年度実施した耐震診断の結果、対策が必要とされました卸売棟につきまして、耐震補強計画の策定費用など、1,680万円を補正するものであります。  第89号議案、下水道事業会計補正予算は、国の補助内示により、三輪幹線下水管渠布設工事費に1億円を補正するとともに、債務負担行為の限度額を1億円減額するものであります。  最後に、報第5号は老人保健医療給付事業特別会計の補正予算に係る専決処分の報告でございます。  前年度におきまして医療費に対する国庫負担金などが交付不足となり、歳入に不足が生じたため、これを補てんする措置として繰上充用金を補正いたしたのであります。  以上、補正予算及び関係諸議案を御説明いたしました。よろしく御審議の上、適切なる御決定を賜りますようお願い申し上げます。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第21 請願第3号から第24 請願第6号まで 13: ◯議長大野 通君) 日程第21、請願第3号から日程第24、請願第6号まで、以上4件を一括して議題とします。            ───────────────────             請   願   文   書   表                      平成20年第3回(6月)岐阜市議会定例会 ┌───────┬────────────────────────────────┐ │請 願 番 号│請願第3号                           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │件    名 │木曽川水系連絡導水路に関する国土交通省の説明責任を求める請願  │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │受理年月日  │平成20年6月10日                      │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │請願代表者  │岐阜市中新町4                         │ │住所・氏名  │「長良川に徳山ダムの水は要らない」市民学習会実行委員会     │ │       │代表 粕谷志郎                         │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │紹介議員   │田中成佳、服部勝弘、高橋和江、堀田信夫、森 久江、中川裕子   │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │付託委員会  │建設委員会                           │ ├───────┴────────────────────────────────┤ │(請願要旨)                                  │ │ 長良川は、岐阜市民にとってかけがえのない大切な川であり、長良川流域とともに世 │
    │界無形遺産登録を目指している鵜飼の場でもある。その長良川を経由して徳山ダムの水 │ │を木曽川に導水するという「木曽川水系連絡導水路/上流分割案」が昨年8月下旬に突 │ │如として浮上した。岐阜市議会議員にも、市民にもほとんど説明がないまま、「木曽川 │ │水系河川整備計画」の中に位置づけられ、本年度に建設費が予算化されている。    │ │ 「木曽川水系河川整備計画」の策定に当たっては、国土交通省により、河川法に基づ │ │いて関係自治体からの意見聴取が行われた。岐阜市は「木曽川水系連絡導水路による鮎 │ │などの生態系や水道水への影響等について、十分検討されるようお願いします。また、 │ │検討内容について情報提供を今後ともお願いします。」という内容の意見を出している。│ │しかし、私たちが岐阜市に尋ねても、市が国土交通省から十分な情報提供を受けた形跡 │ │はない。また、市議会議員に依頼したアンケート調査では、圧倒的に「説明が不十分」 │ │との回答であった。                               │ │ 他の川のダムの水を人工的水路を使って長良川に入れることは、環境に対して大きな │ │悪影響を及ぼす懸念があり、私たちの長良川がどうなってしまうのか、このままでは大 │ │変心配である。                                 │ │ 私たちは、何度か国土交通省中部地方整備局に説明を求めたが、長良川に徳山ダムの │ │水を入れる意味と根拠は示されていない。「気候変動によって長良川の水量がゼロとな │ │るような大渇水が起こるかもしれない。危機管理対策だ。行政の判断だ。」との回答し │ │かなく、国土交通省は、この問題に関する市民に開かれた説明会の開催をかたくなに拒 │ │んでいる。                                   │ │ 以上のことから、本件に係る下記事項について請願する。             │ │                   記                    │ │1 岐阜市が責任を持って、国土交通省に説明責任を果たすよう求めること。     │ │2 岐阜市が主催して、国土交通省担当者を同席させるなど、市民に開かれた「木曽川 │ │ 水系連絡導水路に関する説明会」を開催すること。                │ │3 上記説明会は、以下のような性格のものとすること。              │ │ 1) 市民の理解を深めることを目的とし、開催回数の制限等を設けない。      │ │ 2) 市民からの意見には真摯に耳を傾け、質問には誠実に答える。         │ └────────────────────────────────────────┘ ┌───────┬────────────────────────────────┐ │請 願 番 号│請願第4号                           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │件    名 │後期高齢者医療制度に関する請願                 │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │受理年月日  │平成20年6月10日                      │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │請願代表者  │岐阜市北野町44番地                      │ │住所・氏名  │新日本婦人の会岐阜支部 支部長 山田明美 外61件       │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │紹介議員   │堀田信夫、森 久江、中川裕子                  │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │付託委員会  │厚生委員会                           │ ├───────┴────────────────────────────────┤ │(請願要旨)                                  │ │ 政府は、国民、とりわけ高齢者の反対を押し切って、平成20年4月1日から「後期 │ │高齢者医療制度」を強引に実施したが、現在、日本列島を揺るがす大きな怒りが巻き起 │ │こっている。                                  │ │ 当制度は、75歳以上というだけで、家族に扶養されている人も含め、すべての人が │ │保険料を負担しなければならない制度である。しかも、後期高齢者の大多数が年金から │ │保険料を天引きされるとともに、提供される医療内容が制限され、差別医療しか受けら │ │れなくなる。これは、命と健康にかかわる医療に、年齢による差別と高齢者への新たな │ │負担増を持ち込むものである。                          │ │ 当制度の中止、廃止を求める署名は約600万件に上り、制度の見直しや中止を求め │ │る地方議会の意見書は、全国の自治体の3割に当たる580を超える議会で国へ提出さ │ │れている。さらに、都道府県の6割を超える30都府県の医師会が反対の声を上げてい │ │る。また、当制度の実施直後から、被保険者7万人以上への保険者証の未着や保険料徴 │ │収額の算定誤りなど、トラブルが続出している。                  │ │ また、厚生労働省の試算によると、2008年から2015年の7年間で本人が負担 │ │する保険料が平均で4割程度上がることが判明した。政府はこれまで「大部分の人が保 │ │険料は安くなる」と主張していたが、何の根拠もなく、低所得者の保険料負担がこれま │ │でより高くなっていることを厚生労働省も認めざるを得なくなったのである。これは当 │ │制度が最初から破綻していることを示すものであり、中止、廃止しかないと考える。  │ │ 以上の趣旨から、下記事項について、国に意見書を提出されるよう請願する。    │ │                   記                    │ │1 後期高齢者医療制度は中止、廃止すること。                  │ └────────────────────────────────────────┘ ┌───────┬────────────────────────────────┐ │請 願 番 号│請願第5号                           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │件    名 │深刻な医師不足打開のための法制定を求める請願          │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │受理年月日  │平成20年6月10日                      │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │請願代表者  │岐阜市西野町6―25 早川ビル                 │ │住所・氏名  │岐阜県医療・福祉労働組合連合会 執行委員長 平林里子      │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │紹介議員   │堀田信夫、森 久江、中川裕子                  │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │付託委員会  │厚生委員会                           │ ├───────┴────────────────────────────────┤ │(請願要旨)                                  │ │ 現在、全国各地で医師不足により地域の病院や診療科が休止され、必要な医療が受け │ │られない事態が生じている。そのため、医師不足の実態と原因を明らかにし、緊急に対 │ │策を講じることが求められている。                        │ │ OECD(経済協力開発機構)に加盟する30カ国における平均医師数が人口1,0 │ │00人当たり3.0人であるのに対して、我が国の医師数は2.0人(OECDヘルス │ │データ2007)と絶対数が非常に少なく、深刻な状態にある。           │ │ 一方、WHO(世界保健機構)は、低い乳幼児死亡率、高い平均寿命、アクセスのよ │ │さなどを評価し、日本の医療を「世界一」と賞賛したが、これは国民皆保険制度と医療 │ │従事者の献身的な労働により支えられていると言える。               │ │ 深刻な医師不足を解消するためには、医学部の定員増による医師養成数の増加、勤務 │ │医が働き続けられる環境整備と必要な財源措置、僻地勤務や不足が著しい診療科を積極 │ │的に選択できる条件づくり、医療事故の原因究明と再発防止を目的とする第三者機関の │ │設置や無過失補償制度の確立などが必要であり、そのための法整備と予算措置は、私た │ │ちの切実な要望である。                             │ │ このような状況にかんがみ、岐阜県内の市・町議会においても深刻な医師不足打開は │ │緊急の課題であるとの認識が広まりつつあり、本年3月には美濃加茂市、本巣市、飛騨 │ │市、垂井町議会からそれぞれ意見書が国に提出されている。             │ │ 以上の趣旨により、下記事項について、国に対し意見書を提出されるよう請願する。 │ │                   記                    │ │1 医師の養成数を大幅にふやし、さらに、勤務条件の改善を図るため、医師確保に向 │
    │ けた必要な法律を制定すること。                        │ └────────────────────────────────────────┘ ┌───────┬────────────────────────────────┐ │請 願 番 号│請願第6号                           │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │件    名 │看護師等の人材確保の促進に関する法律の改正を求める請願     │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │受理年月日  │平成20年6月10日                      │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │請願代表者  │岐阜市西野町6―25 早川ビル                 │ │住所・氏名  │岐阜県医療・福祉労働組合連合会 執行委員長 平林里子      │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │紹介議員   │堀田信夫、森 久江、中川裕子                  │ ├───────┼────────────────────────────────┤ │付託委員会  │厚生委員会                           │ ├───────┴────────────────────────────────┤ │(請願要旨)                                  │ │ 医療、看護の充実は国民の切実な声となっている。今、看護の現場は過酷な勤務実態 │ │であり、仕事に追われ、満足な看護ができないジレンマの中で離職が相次ぎ、看護師不 │ │足は深刻な問題となっている。安全で行き届いた看護を実現するためにも看護師の増員 │ │と離職防止は喫緊の課題である。                         │ │ 平成4年に「看護師等の人材確保の促進に関する法律」(以下「看護職員確保法」と │ │いう。)が制定され、人員確保に一定の効果を上げてきたが、この現行法は看護職員の │ │処遇を法的拘束力の弱い「基本指針」にゆだねているなど、問題点も明らかになってき │ │ている。                                    │ │ このため、現行法を見直し、月8日以内の夜勤体制とするなど、夜勤の最低規制に強 │ │制力を持たせるとともに、看護職員確保法における「基本指針」を「看護職員確保計画」│ │に改め、国と自治体が中心となって看護師確保を計画的に進める仕組みをつくることが │ │必要である。                                  │ │ 第166回通常国会で、「医師・看護師など医療従事者の大幅増員」「看護職員は、 │ │夜間は患者10人に1人以上、日勤時は患者4人に1人以上」「夜勤日数を月8日以内 │ │に規制するなど看護職員確保法の改正」を求める請願が全会一致で採択された。    │ │ すべての人々に健康と福祉を享受する権利を保障するために、看護職員を大幅に増員 │ │することは私たちの切実な願いである。                      │ │ このような状況にかんがみ、岐阜県内の市・町議会においても「看護師等の人材確保 │ │の促進に関する法律」の改正は必要との認識が広まりつつあり、本年3月には美濃加茂 │ │市、本巣市、垂井町議会からそれぞれ意見書が国に提出されている。         │ │ 以上の趣旨により、下記事項について、国に対し意見書を提出されるよう請願する。 │ │                   記                    │ │1 看護職員を大幅に増員するため、夜勤を月8日以内に規制するなど「看護師等の人 │ │ 材確保の促進に関する法律」を改正すること。                  │ └────────────────────────────────────────┘ 14: ◯議長大野 通君) 請願の紹介議員において発言の申し出がありますので、これを許します。33番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕(拍手) 15: ◯33番(堀田信夫君) 議題となりました請願について、簡単に発言をさせていただきます。  まず、請願第3号ですが、私どもの会派を超えて幾人の議員も紹介になっておられます。私が、僣越ですけれども、一言発言をさせていただきます。  この木曽川水系連絡導水路に関する国土交通省の説明責任を求める請願でありますが、木曽川水系連絡導水路は、徳山ダムにためられた水をおよそ44キロにわたって直径4メートルの導水路で木曽川に送るという計画であります。  その途中で一部を、長良川の中流である岐阜市の古津あたり、平常時毎秒0.7トン、渇水期は毎秒4.7トンを落とし、それは、その先、下流の海津市あたりで取水し、背割り堤防を越して木曽川に送るという計画でありますが、これが昨年の8月ごろに明るみになりました。  なぜ長良川に徳山ダムでためられた水が必要なのか。平成6年の渇水期に河渡あたりでアユが大変つらい思いをしたらしいと、木曽川上流事務所の職員の責任者の発言であります。また、鵜飼の大型観覧船が上れなかった、これは事実でありますが、それで水が必要なのか、そういう声が上がったのかどうか、これについても答えられておりません。  それで、最近に至っては、古津あたりじゃなくって、本川じゃなく伊自良川あたりで落としてみたらどうかという、一体、結局のところ、長良川に徳山ダムがなぜ必要なのか、その意味と根拠を示した明快な納得できる説明は依然なされておりません。  請願は、問題のある計画であるけれども、とにもかくにもまずは説明責任を果たしてほしい、国土交通省に働きかけるなど、具体的には、「岐阜市が責任を持って、国土交通省に説明責任を果たすよう求めること。」2つ目に、『岐阜市が主催して、国土交通省担当者を同席させるなど、市民に開かれた「木曽川水系連絡導水路に関する説明会」を開催すること。』これらの説明会については、「市民の理解を深めることを目的とし、開催回数の制限等を設けない。」「市民からの意見には真摯に耳を傾け、質問には誠実に答える。」という、ごくごく常識的な内容のことを求めておられます。御賛同願えますよう心からお願い申し上げる次第です。  次に、請願第4号後期高齢者医療制度に関する請願であります。  新日本婦人の会岐阜支部を初めとして、その後追加もありますが、ほか79件の団体署名であります。  後期高齢者医療制度の根拠となる法律は、ちょうど2年前の6月14日、参議院本会議で与党が強行成立させたものです。当時、小泉首相が推進した医療構造改革の総仕上げとの位置づけだったと思います。  与党は当時、超高齢化の時代を展望した安定的な高齢者医療制度と自慢し、安心の基盤である医療制度を子や孫に引き継ぐために制度を成立させなければと力説でした。これは自民党の中村博彦参議院議員。  2年たって制度の正当性を語る言葉はすっかり消えうせています。制度の骨格は間違っていないと言いながらも、政府・与党は見直しの繰り返しです。制度の発足のその日に長寿医療制度などと呼びかえをしなければならないこと自体も制度の破綻を象徴していると言えます。  人間がつくったものに完璧なものなどあるはずがない。私どもも反省している。元厚生労働大臣・尾辻氏。  私は設計にかかわっておりません。しかし、財政の論理が優先し過ぎたと反省しないといけない。これは舛添要一、現在の厚生労働大臣であります。5日の委員会での発言。  廃止法案が野党から出されてこれが参議院で可決されましたが、与党は廃止を言うのは無責任というしか言えない状況でありますが、もとの制度に戻すことは何も無責任ではないと識者の間での専らの発言であります。  至急にもとに戻して、新しくもう一回考え直す。中曽根康弘元首相、5月25日、テレビ番組での発言。  一たん凍結してゼロベースで国民的な議論が必要。堀内光雄自民党元総務会長、「文藝春秋」6月号での発言。  制度は財政上の都合ばかり優先された。人間味が欠けている。元財務大臣の塩川氏であります。4月17日の産経新聞。  小手先の見直しで一時的に一部の保険料が下がったとしても、制度は2年ごとに保険料を自動的に引き上げていく仕組みです。厚生労働省の資料からの試算でも、団塊の世代が加入するころには、保険料は今の2倍以上と見込まれています。制度は廃止以外にありません。  民意の結晶とも言える廃止法案の参議院可決の重みを正面から受けとめ、廃止に踏み切るよう国に働きかけてもらいたいとの趣旨であります。御賛同をよろしくお願いしたいと思います。  請願第5号は、深刻な医師不足打開のための法制定を求める請願でありますが、岐阜県医療・福祉労働組合連合会から提出をされました。  全国で医師の不足により地域の病院で診療科が中止され、必要な医療が受けられない事態が起こっています。県内、市内でも、医師の不足で診療科の休止や制限、診療日数の制限も余儀なくされている状況が見られます。  打開策として、医学部の定員増、勤務医が働き続けられる環境整備、医療事故の原因究明、再発防止のための第三者機関の設置など、切望されるところです。請願は、国において、医師確保に必要な法律の制定、仮称・医師確保法が制定されるよう意見を上げてほしいというものであります。  請願第6号であります。看護師等の人材確保の促進に関する法律の改正を求める請願、これも岐阜県医療・福祉労働組合連合会から提出をされました。  全国で、入院日数の短縮、医療の安全対策、医療看護の高度化で看護の現場は忙しさがきわまっています。夜勤・交代制の不規則な勤務であるのに仕事が終わり切らず残業が常態化し、かつてない過密、過酷な勤務実態が伝えられるところです。看護の職員不足をめぐっては、16年前に看護職員確保法が制定され、一定の成果も上がっているようであります。ですけれども、看護職員の処遇の改善についての規定がやっぱり必要であることや、医療事故防止や安全対策の課題が今日的な課題となってきていることなど、現状と合っていない点も浮上してきているところです。国会では、第166国会で、医師、看護師など医療従事者の大幅増員、看護職員は夜勤は患者10人に1人以上など、看護職員確保法の改正を求める請願が全会一致採択をされているところであります。  国会での請願全会一致採択を受けとめて、夜勤月8日以内など、「看護師等の人材確保の促進に関する法律」を速やかに改正するよう国に働きかけてもらいたいという内容のものであります。  なお、請願の第5号、6号は、この請願要旨にも書いてありますように、近隣の市あるいは町の議会でも意見書が可決されていることを申し添え、請願の紹介とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 16: ◯議長大野 通君) 以上で請願紹介を終わります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第25 議員派遣の件 17: ◯議長大野 通君) 日程第25、議員派遣の件を議題とします。            ───────────────────                議 員 派 遣 の 件                                平成20年6月10日  地方自治法第100条第12項及び岐阜市議会会議規則第158条の規定により、次の とおり議員を派遣する。                     記 ┌─┬──────┬──────────────────────────────┐ │ │      │ 姉妹都市のイタリア・フィレンツェ市を表敬訪問し、両市の親交│ │ │      │を図るとともに、市内の小学校を訪問し、国際交流と親善に寄与す│ │ │(1) 派遣目的│る。                            │ │ │      │ また、ナポリ市ではごみ問題対策を、パリ市ではロダン美術館、│ │1│      │都市景観、アパレル他商業施設等の状況を、ベネチア市では地球温│ │ │      │暖化等の影響を受ける世界遺産を視察し、市政に反映させる。  │ │ ├──────┼──────────────────────────────┤ │ │(2) 派遣場所│ナポリ市、フィレンツェ市、ベネチア市、パリ市        │ │ ├──────┼──────────────────────────────┤ │ │(3) 派遣期間│平成20年6月30日から7月8日までの9日間        │ │ ├──────┼──────────────────────────────┤ │ │(4) 派遣議員│松原和生議員、高橋 正議員、道家康生議員          │ ├─┼──────┼──────────────────────────────┤ │ │      │ ヨーロッパの主要都市などにおける地方自治・行政評価制度、福│ │ │(1) 派遣目的│祉政策、環境政策及び議会制度等について、全国市議会議長会海外│ │ │      │都市行政調査団に参加し、公式訪問するほか、現地視察を実施し、│ │ │      │市政に反映させるとともに、国際交流と親善に寄与する。    │ │2├──────┼──────────────────────────────┤
    │ │(2) 派遣場所│ロンドン市、シェップウェイ地域、ヘルシンキ市、ラハティ市、 │ │ │      │ハイデルベルグ市、ダルムシュタット市            │ │ ├──────┼──────────────────────────────┤ │ │(3) 派遣期間│平成20年7月2日から7月10日までの9日間        │ │ ├──────┼──────────────────────────────┤ │ │(4) 派遣議員│小林ひろし議員                       │ └─┴──────┴──────────────────────────────┘ 18: ◯議長大野 通君) 派遣の目的、場所、期間、その他必要な事項については、お手元に配付申し上げたとおりであります。  お諮りします。議員派遣については、これを承認するに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 19: ◯議長大野 通君) 御異議なしと認めます。よって、議員派遣については、これを承認することに決しました。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  一 休  会 20: ◯議長大野 通君) お諮りします。明日から6月13日まで及び6月16日の4日間は議案精読のため休会したいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 21: ◯議長大野 通君) 御異議なしと認めます。よって、明日から6月13日まで及び6月16日の4日間は休会することに決しました。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  散  会 22: ◯議長大野 通君) 以上で本日の日程は全部終了しました。本日はこれで散会します。   午前10時30分 散  会  岐阜市議会議長      大 野   通  岐阜市議会議員      中 川 裕 子  岐阜市議会議員      松 原 和 生 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...