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  1. 岐阜市議会 2001-12-11
    平成13年第6回定例会(第5日目) 本文 開催日:2001-12-11


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成13年第6回定例会(第5日目) 本文 2001-12-11 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 54 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長松井逸朗君) 1397頁 選択 2 : ◯議長松井逸朗君) 1397頁 選択 3 : ◯議長松井逸朗君) 1397頁 選択 4 : ◯議長松井逸朗君) 1397頁 選択 5 : ◯36番(松尾孝和君) 1397頁 選択 6 : ◯議長松井逸朗君) 1401頁 選択 7 : ◯助役森川幸江君) 1401頁 選択 8 : ◯議長松井逸朗君) 1402頁 選択 9 : ◯収入役山田多聞君) 1402頁 選択 10 : ◯議長松井逸朗君) 1403頁 選択 11 : ◯経済部長多田喜代則君) 1403頁 選択 12 : ◯議長松井逸朗君) 1403頁 選択 13 : ◯助役松谷春敏君) 1404頁 選択 14 : ◯議長松井逸朗君) 1405頁 選択 15 : ◯土木部長(所 義勝君) 1405頁 選択 16 : ◯議長松井逸朗君) 1405頁 選択 17 : ◯都市計画部長(小林 忠君) 1405頁 選択 18 : ◯議長松井逸朗君) 1406頁 選択 19 : ◯教育長安藤征治君) 1406頁 選択 20 : ◯議長松井逸朗君) 1406頁 選択 21 : ◯保健福祉部長山田昭夫君) 1406頁 選択 22 : ◯議長松井逸朗君) 1407頁 選択 23 : ◯総合企画部長(山田 正君) 1407頁 選択 24 : ◯議長松井逸朗君) 1408頁 選択 25 : ◯36番(松尾孝和君) 1408頁 選択 26 : ◯議長松井逸朗君) 1409頁 選択 27 : ◯22番(大須賀志津香君) 1409頁 選択 28 : ◯議長松井逸朗君) 1414頁 選択 29 : ◯総合企画部長(山田 正君) 1414頁 選択 30 : ◯議長松井逸朗君) 1414頁 選択 31 : ◯助役森川幸江君) 1414頁 選択 32 : ◯議長松井逸朗君) 1415頁 選択 33 : ◯教育長安藤征治君) 1415頁 選択 34 : ◯議長松井逸朗君) 1416頁 選択 35 : ◯建築部長(浅野 修君) 1416頁 選択 36 : ◯議長松井逸朗君) 1416頁 選択 37 : ◯水道部長(荒深輝文君) 1416頁 選択 38 : ◯議長松井逸朗君) 1417頁 選択 39 : ◯市長室長(松波 博君) 1417頁 選択 40 : ◯議長松井逸朗君) 1417頁 選択 41 : ◯22番(大須賀志津香君) 1417頁 選択 42 : ◯議長松井逸朗君) 1422頁 選択 43 : ◯教育長安藤征治君) 1422頁 選択 44 : ◯議長松井逸朗君) 1422頁 選択 45 : ◯助役森川幸江君) 1423頁 選択 46 : ◯議長松井逸朗君) 1423頁 選択 47 : ◯助役松谷春敏君) 1423頁 選択 48 : ◯議長松井逸朗君) 1423頁 選択 49 : ◯建築部長(浅野 修君) 1423頁 選択 50 : ◯議長松井逸朗君) 1424頁 選択 51 : ◯22番(大須賀志津香君) 1424頁 選択 52 : ◯議長松井逸朗君) 1424頁 選択 53 : ◯議長松井逸朗君) 1424頁 選択 54 : ◯議長松井逸朗君) 1428頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:  開  議   午前9時31分 開  議 ◯議長松井逸朗君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長松井逸朗君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において20番乾 尚美君、21番稲垣一彦君の両君を指名します。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第2 第104号議案から第15 第117号議案まで及び第16 一般質問 3: ◯議長松井逸朗君) 日程第2、第104号議案から日程第15、第117号議案まで、以上14件を一括して議題とします。            ───────────────────               〔議 案 掲 載 省 略〕            ─────────────────── 4: ◯議長松井逸朗君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第16、一般質問を行います。  順次発言を許します。36番、松尾孝和君。    〔松尾孝和君登壇〕(拍手) 5: ◯36番(松尾孝和君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  項目がたくさんありまして、答弁者の数が多いもんですから、できるだけ簡潔に質問をさしていこうと、やっていこうと思っております。
     まず、ペイオフ対策についてでございますが、当面する岐阜市政についての重要課題は、来年4月以降、いわゆるペイオフに当たって市民の財産である市財政を死活をかけた金融機関の戦争の中でどう守り抜くか、そして、市民に心配をかけないでこれからの市政の発展に寄与するかということであります。言うまでもなく、まかり間違えば公共機関である市の財産といえども一般市民の預金と同様1,000万円までしか保証されません。全国どの県、市町村も同様の条件とはいえ、こんなことは未曾有の問題であるだけにどこの自治体も必死になって知恵を絞り、対策を立てつつあります。県もさきに対策の大綱を発表いたしました。総務省からはペイオフ対応方策検討会の取りまとめに基づき本年3月30日付で各自治体に参考資料を送付してまいりました。  そこで、事務助役さんにお尋ねをいたします。  総務省の資料にも示されている重要項目の中に市の財政資金運用にかかわる対処方針について、市民への説明責任がある旨明記されております。さらに、市がこの対処方針を立てるに当たっては関係金融機関の経済状況を行うための体制整備を図ること。そのために全金融機関についての知識を有する人材を確保すること等々が示されております。ペイオフは目前に迫っています。岐阜市はこれらに対してどのように対処をされますか、お尋ねをいたします。  次に、収入役さんにお尋ねをいたします。  御承知のとおり、今金融機関は3年以内に不良債権を処理すべくその多くは赤字決算となり、株安と倒産による新しい不良債権の発生もあり、激しい戦争の中、一面ではペイオフを目前にし、国民の預金が弱い銀行から強い銀行へ、さらには、定期から普通預金へなどの嵐の前の静けさの中で大きく地殻変動を起こしています。私企業と異なり岐阜市という公共団体もこの動きの中で私企業的に動くと、弱い金融機関からの市の預金の動向いかんでは零細市民への取引が多いそれらの弱い金融機関の危機を引き起こすきっかけとなり、市民に心ならずも犠牲を強いることにもなりかねず、苦しい中で公共性という立場での責任もあり、その運用には慎重を期さなければなりません。どちらも公共性という壁に挟まれています。頼みの綱の国債もG7各国中最下位という国際的信用度に下落し、さらに下落の傾向を強めており短期債といえども安心はできません。加えて市の負債の相殺も縁故債に限定されます。このような状況の中で市財産をどう守るのか、ここで具体的な市のペイオフ対策を市民に明らかにしていただきたいと存じます。  次に、雇用促進対策についてであります。  国からの緊急地域雇用創出特別交付金に基づく今回の補正予算については、主として民間企業に雇用促進緊急融資という形で市信用保証協会を通じて融資するものと、一部ながら川ふれあいの森の枯損木の伐採という市直轄部分とによって実施されますが、市直轄部分や市から企業に市の施策の実施を求めるために使用される部分を今後はもっと拡大すべきであると考えます。  そこで、事務助役さんにお尋ねをいたします。  最近の雇用問題の特徴は、失業をされていてもいざ雇用となると求人側と就職希望者の側の希望条件が折り合わず、せっかくの機会が失われることが多くなっています。したがって、今後市や市を通じて民間企業による市の施策実施のための雇用に当たっては、事前にどのような仕事があるかといったメニューを具体的に発表、公開することが大切ではないかと考えますが、いかがでしょうか。  経済部長には、今回の緊急融資の特徴は今までの年末特別融資やその他の融資とは異なり、明確に雇用促進という枠がはめられています。したがって、雇用やリストラ名目で単なる運転資金に使用したりすることになれば目的を達成することはできません。信用保証協会の貸し付け窓口での契約条項にこの旨明確にしておく必要があると考えますが、どのような具体的方針でおられるのか、お答えを願いたいと思います。  次は、災害対策についてであります。  国の地震調査委員会がここ30年以内にマグニチュード8.1から8.4クラスの南海地震、東南海地震が発生する確率は40%ないし50%と発表し、さらに、岐阜県西南部の養老活断層もマグニチュード8クラスの直下型地震も0.6%の確率と公表、さらに、両地域の連動もあり得ると警告をいたしております。まさに日本列島は今や地震活動期のただ中に置かれているのであります。そのため各県市町村では防災計画の見直しに迫られています。  岐阜市では、阪神・淡路地震災害に基づき公共施設などの耐震点検をされましたが、国の今回の発表によって具体的な地域と予想震度が明らかにされたことにより、いま一度再点検をされる必要があると存じます。例えば、渡道橋や中小河川にかかる橋など一たび落下したり汚損したりした場合には防災救急活動の大きな支障になります。また、さらに、発表された危険な公共建築物、とりわけ避難所に指定されている学校、体育館、公民館等が倒壊したり損傷を受けたりすれば大切な避難場所を失うことになります。今般国土審議会の不動産鑑定評価部会では従来の平面評価から立体評価に変わり、欧米並みの評価基準とすることになりました。これは建物や構造物のある場所の地質も加味することを意味しているのであります。岐阜市は地質のAランクからEランクまでの各ランクの地質からできており、地震の場合、流砂現象を伴うとされるD、Eランクも思いがけない所に存在をしているのであります。今回再点検される場合は、同じ地震でも地質によって震度と被害が大きく異なる、この地質の問題を必ず加味し実施されなければなりません。  土木部長、都市計画部長及び教育長に再点検の実施についてお尋ねをいたします。  技術助役さんには、13年度岐阜県地域防災計画や岐阜市防災計画の修正案についてお尋ねをいたします。  この中に示されている原子力による放射能の防災計画について、岐阜県には原子力関係の施設がありませんので、主として放射性物質の輸送事故を中心に置いて考えられております。隣県の福井県敦賀市には原子力発電所が存在し、柳ケ瀬活断層もあり、ユーラシアプレートの関係から、鳥取地震初め日本海側にも地震発生の頻度も多くなっています。岐阜市はもし万一敦賀原発において事故が起これば、とりわけ11月から2月ごろにかけて北西の風が強く、放射能による不特定多数の市民が被害を受けることになります。防災計画修正案には治療施設やその他の体制も書かれていますが、いま一度実際に被害を受けた東海村などの経験に学ぶため調査し、日常の防災訓練にも生かし、防災計画をさらに具体的に生きたものにすべきであると考えますが、いかがでございましょうか、お尋ねをいたします。  次は、市街地再生都市計画についてであります。  金園町9丁目、10丁目以北の主として梅林校区は、従来からの上加納墓地に加えて、岐阜市斎苑を初め関連施設が立地したことにより市民の生活環境が大きく変化しました。これはそもそも市斎苑ができる計画とともに、将来の居住環境の変化が予想されたところであって、以前に一度土地区画整理がされているということであるからと新しい町づくりが立ちおくれた地域となっています。  市としても従来から部分的に道路拡幅等の計画を持って実施しようとされてきましたが、住民の納得が得られず今日に至っています。しかし、もはや現状で放置することはとてもできない現状にあります。この地域は、歴史的に金華山一帯の遊水地として底なしの沼地であって、金華山上にある岐阜城の南東面の自然の堀として難攻不落と言われた自然の防塁となっていました。したがって、現在でも軟弱な土地地盤でブロック塀などが傾くありさまであります。この地域については部分的改良ではとても住みよい町にすることはできません。地域住民の皆さんはもとより、墓地や斎苑に出かける一般市民もその都度何とかならぬものかと困っているありさまであります。小手先の部分改良ではなく、この地域を本当に住みよい、安心して生活できる地域にするために、また、防災上の立場からも地域住民や学識経験者を交えた組織を立ち上げ、多少時間はかかってもできる限り早急に整備計画を立案すべきであると考えますが、技術助役及び都市計画部長さんの所見を承りたいと存じます。  次に、特養施設等高齢者保護施設におられる高齢者を社会的に孤島化させない施策についてお尋ねをいたします。  特養施設など高齢者保護施設は、大部分が社会福祉法人による民間企業が運営に当たっておられ、環境も施設設備もよく、ここに生活される高齢者はちょっと見たところでは何不自由もなく幸せそうに見えますが、一般社会から孤立して、高齢者ばかりの中で高齢者仲間で慰め合い、肌を温め合っておられるように見受けられます。これを防止するためには民間の施設でもいろいろ手だてを講じておられるようでありますが、市の施策として民間に高齢者保護を任せるばかりでなく、幼稚園や小中学校から高校、一般社会人にもこれら高齢者との交流によって高齢者には明るく希望を持って生活できるようにし、また、幼児や青少年や一般社会の人々にも高齢者問題を理解し合えるように精神面からの高齢者対策を重要な施策とすべきではないかと考えます。保健福祉部長の答弁を求めたいと思います。  次は、鏡岩貯水施設についてであります。  鏡岩貯水池漏水問題検討委員会による検討報告書によれば、RC構造のひび割れ制御幅と使用した塗装用の塗膜防水材との組み合わせが結果的には妥当ではなかった。この結果から考えると、鉄筋をふやすとかメッシュを全面的に配置し、伸び能力のある大きな適切な材料で防水工を行うといった選択が当初からなされていれば水漏れは生じなかった可能性が考えられるとか、材料性能を慎重に見きわめるため現場の条件下で十分な性能確認試験を行っておく必要があった。また、塗膜防水材の選定に当たっては、カタログデータをもとに発生するコンクリートのひび割れに追従すると判断されたが、期待した性能は発揮されなかった。当初用いた塗膜防水材は0.2ミリ程度のひび割れを許容するこのRC構造物に対しては結果的には妥当でなかった。一般に塗膜防水材のような高分子材料は温度による物性変化が著しく強度はさほど期待できず、カタログに示された性能が現場でそのとおり発揮されるとは限らないことを関係者は認識しておく必要があるなどと述べておられます。これは市当局が入札に付する前の設計段階で今まで余り経験したことのない大型の工事の設計で、もっと多くの専門家や技術者の意見を求め、より慎重に、しかも、使用材料についても現場での事前テストまでして一般的に塗膜材料とのみ抽象的に指定するにとどまらず、よりよいものを選定し指定する必要があったことを示しており、貴重な経験であったと考えられます。  最近では、国などでも東大宇宙線研究所ニュートリノ観測施設スーパーカミオカンデにおける破損事故や、中電浜岡原子力発電所等の巨大構造物の場合でも予測しない事態が発生をいたしておるのであります。市は今後設計にはもっと慎重にあらゆる専門家の意見を集約し実施すべきではなかったか、技術助役さんの答弁を求めたいと思います。  次は、薬大、短大についてであります。  今議会における代表質問等についての市の答弁を承っておりますと、大学関係者が国立、公立、私立を問わず大学の存亡をかけて必死になっておられる中で、大学の設置者としてはいま一つ問題の重大性についての認識と、これに対処する真剣な姿勢が弱いように感ぜられました。少子化による学生数の減少はもとより、国の独立法人化構想の切迫によってかつてなかった大学の変革というより、大学の戦争とでも言える激しさで生き残りをかけて統合か廃校かの厳しい大学の将来に向けての毎日が繰り広げられているのであります。公立であります薬大も単科大学として独立法人化に対応していけるのか、単科大学の限界があるのではないか。統合するとすればどうするのか。全国各分野に活躍している同窓生はもとより、母校の将来について一様に心を砕き心配をしております。岐阜大学も教養学部、農学部のほか他大学への統合によって残るは医学部と工学部になるのではないか。大学当局は現状を維持すべく努力されているが、どうもリストラは避けがたい情勢にあります。このような変化はひとり大学のみにとどまらず、岐阜市の4全総に示された岐阜市の将来をかけたあるべき都市像、すなわち学術・文化研究都市構想にも重大な影響を及ぼさずにはおりません。岐阜市としては岐薬大と岐大の統合によって将来の都市像を目指して、できればこの危機を突破したいところでありますが、今のままで手を打たないと、ひょっとすると薬大は他県の他大学との統合の道をたどるやもしれない、そういう懸念があります。岐阜薬科大学の設置者である岐阜市は今こそ目の色を変えて手を打たねばなりません。決してよそごとではありません。学校当局はもとより、あらゆる人脈を動員して意見を集約する必要があり、市としての方針を決めなければなりません。総合企画部長の所見を求めたいと思います。  また、岐阜女子短大も男女共学の4年制大学を目指す方針は明確でありますが、さて、一番大切なことは、特徴のある個性のある大学として発展し生き残れるためには、将来、社会的に必要とされ、みんながそのことならば公立岐阜女子大学へ行かなければならないと考え、入学を希望してくるような大学にせねばなりません。私は、私見を述べさせていただくならば、現在の学科の中で将来は子供から高齢者まで男性も女性も健康と食物との関係、昔から医食同源と言われるように、食物栄養学科、そして、日常生活の中で不可欠な住宅の室内インテリアデザインの学科等に力を入れて他の大学にない特色ある大学にすべきではないか。また、学内の質的向上のため教授陣の強化とそのための研究費を考えることが当面の設置者としての市のなすべき方策ではないかと考えます。この努力なくしてどこかの大学に統合しようとしても、それは岐阜女子短大を捨てる結果にしかなりません。したがって、この設置者の努力を抜きにした統合も4大化もあり得ないことになります。この点どうするか考えておられるか、総合企画部長にお尋ねをいたします。  以上をもって第1回の質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長松井逸朗君) 助役、森川幸江君。    〔森川幸江君登壇〕 7: ◯助役森川幸江君) まず、本市におけるペイオフ対策について申し上げます。  本市におきましては会計課、財政課を中心にいたしまして、これまで各企業会計も含めた所属長レベルのペイオフ解禁対応研究会を行ってきております。また、担当者レベルによります金融問題検討ワーキング会議、これも行っておりまして、これとの連携をとりましてその対応策について検討してまいりました。その結果ですが、以下、3つの柱をもとにペイオフ対策の基本方針としております。  第1は、ノーリスクでございます。2番目、市の対応によって地域経済に支障を来さないようにする。3番目、公金管理、運用については公平かつ公正を期すること。この3つを柱にしております。公金につきましては市民の大切な税金でありまして、1円たりとも損失させることは許されないと、そのように認識しております。ですので、いささかも市民の方たちに不安を与えることのないよう公金の保護に万全を期していかなければならないと、そのように考えております。  それから、もう一点、外部の専門家等のアドバイスについてですけれども、金融機関の経営状況の分析、これは大変、非常に高度な知識を要します。ですので、ディスクロージャー誌などの専門誌などの指標の見方、分析、これについては職員ではなかなか難しいという点もございます。外部から専門的な、例えば、公認会計士等の助言を得るというような形で職員の専門的知識の育成にも努め、これからあり得るだろうペイオフ解禁に対応してまいりたいと、そのように考えております。  それから、失業対策、雇用対策についてですが、先般、岐阜市の雇用対策本部におきましては新しく緊急地域雇用創出特別交付金事業の集約を行いまして、県に対しまして新年度の事業要望を行ったところでございます。その内容につきましては先ほど議員からお話のあったとおりでございますが、今回の実施に当たりましては、失業者の雇用が最優先とされておりまして、従事者のおおむね4分の3以上が失業者であるということが条件として義務づけられております。ですので、その実施内容をいち早く失業者、また、市民にお知らせするということがその事業を円滑に進めることにつながると、そのように考えます。交付金事業のほかにも雇用につながる市の事業につきましては機会をとらえて新聞発表、広報紙、インターネットなどを通じまして情報を公開し、周知を図っていきたいと考えます。  また、この制度で雇用対象となります失業者の方は原則ハローワークを通じて雇用すると、採用するということになっておりますので、ハローワークとの連携、これも大切と考えておりますので、今後制度の適切な運営を図っていきたいと、そのように考えております。 8: ◯議長松井逸朗君) 収入役、山田多聞君。    〔山田多聞君登壇〕 9: ◯収入役山田多聞君) ペイオフ対策の進捗状況についてお答えを申し上げます。  ただいま助役の答弁にもございましたように、公金管理の運用の基本理念として重ねて申し上げますと、1つにはリスクを負わないこと。2つ目には、市の対応により地域経済の支障を来さないように意を用いること。3つには、公金管理、運用には公平かつ公正を期することの3つの柱を基本として検討を重ねてきました結果、具体的には次のような公金の保護策を講じることといたしたわけでございます。  本市の10月末の預託状況は歳計現金として80億円、基金として280億円の計360億円を金融機関にそれぞれ預託をさせていただいております。まず、その預金の保護策として、預金債権と借入金債務の相殺が考えられるわけでありますが、その相殺可能額は縁故債分で110億円、当座貸し越し契約分で75億円であります。そのほかの保護策としては1,000万円を限度として預託する金融機関分で1億2,000万円、また、元本保証が確実である金融商品として基金の約1割程度の28億円程度を新たに国債等で運用することにしましたので、都合214億円が保護される額と考えております。しかしながら、なお、146億円分が保護外となるわけであります。そこで、その対応策といたしましては、土地開発公社の債務110億円との相殺を考えておりまして、その結果、相殺方式等により保護できない分が残り36億円となるわけであります。これらにつきましては、1つには、相殺額が不足している金融機関からの縁故債借り入れ、2つには、議員の御指摘もございましたが、二、三年ものの短期での運用を中心とした国債等の運用枠の拡大、3つには、当座貸し越し契約による借入額の増額、4つには、1年間の期限つきでの普通預金での運用、さらには、先ほど助役の答弁にもございましたように、外部機関からの専門的助言などの方法により公金の保護に努めてまいりたいと考えております。なお、公金の保護策として、各企業会計も含めました本市統一の管理、運用の策定が必要となりますことから、公金管理基準、運用対象金融商品、運用期間に関する基準等を盛り込みました岐阜市公金管理運用要綱を新たに策定することにより、公金の管理、運用には万全を期していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 10: ◯議長松井逸朗君) 経済部長、多田喜代則君。    〔多田喜代則君登壇〕 11: ◯経済部長多田喜代則君) 雇用安定緊急資金の実効性についてお答えを申し上げます。  雇用安定緊急資金は、市内中小企業の経営安定を支援することにより一定の雇用の安定を図ることを目的として創設する資金でありまして、金利1%と特別に低利に設定した資金であります。議員御指摘の、制度の実効性を補完するため事業改善計画書の提出を義務づけ、計画期間内の雇用の安定を図るための具体的な方法等を明記していただくとともに、計画期間内は各決算期ごとに従業員数を申告させチェックする措置も講ずることとしております。その結果、偽り等による不正融資が確認されましたときは融資を取り消し、元利金を一括返済させる規定もございますので、その規定に準じて厳正に対処をしてまいりたいと存じます。  実施に当たりましては、金融機関、信用保証協会に対し制度の趣旨をよく説明し、対象企業の業況並びに事業改善計画書の内容の精査を初め、適切な審査とその後の管理を徹底するよう指導し、この資金が真に有効に活用され、1人でも多くの雇用安定につながりますよう岐阜市、金融機関、保証協会が一体となって取り組んでまいる考えでございます。  以上でございます。 12: ◯議長松井逸朗君) 助役、松谷春敏君。    〔松谷春敏君登壇〕 13: ◯助役松谷春敏君) 私には3点、御質問がございました。  まず第1点目の、原子力災害対策についてお答え申し上げます。  岐阜県内には原子力事業所は設置されておりませんが、隣接する石川県と福井県内に7カ所施設がございます。その中で本市に最も近い原子力施設は議員御指摘の敦賀発電所でございまして、本市から約80キロの距離がございます。80キロの距離と申しますのは、原子力安全委員会の策定いたしました「原子力施設等の防災対策について」に定められております防災対策を重点的に実施すべき地域の範囲外ではございます。しかしながら、御指摘のように、非常事態が発生した場合には風向き等の条件によって微量の放射性物質が到達する可能性は否定できないと思います。したがいまして、今後とも国、県及び関係機関との連携を密にし、今までに起きております事故の実態、どのような事故が起きてどのような範囲で影響を受けて、どのような対策が必要であったかということや、他の自治体の防災計画について調査するなどいたしまして、原子力災害対策に注意を払ってまいりたいと考えております。  それから、第2点目の、梅林東地区の再整備計画についてでございますが、この当該地区につきましては、市の斎苑の再整備計画を中心に庁内で横断的な取り組みを進めているところでございます。御指摘のとおり、この地区は岐阜市内の各地から公共交通によってアクセスするというのがなかなか不便であるということで、斎苑等の施設利用が自動車交通の中心になっておりまして、交通安全の問題とか路上駐車の問題などなどの交通問題が起きております。また、地域の地形、地質特性によりまして雨水排水や軟弱地盤の問題など生活環境上の問題もございます。これらの問題は斎苑周辺だけではなくてこの地域全体の問題でございますので、その対応を進めるときにも地区全体として将来のあり方を検討する必要があると考えております。一方、この地区の町づくりは市民オーナーシップと申しましょうか、住民主役の町づくりを進めるべきであろうというふうに思っておりますので、地域の抱えるこれらの問題を確認することとか、町の将来像をつくっていくということについて住民一人一人が主体的に取り組み、その総意として町づくりを担う体制が整っていくということが不可欠だと考えておりますので、市として今後ともきめ細かく支援をしてまいりたいと考えております。  3点目の、鏡岩貯水施設に関連して、今後設計に対してもっと慎重を期すべきではないかという御質問にお答えをいたします。  今回の鏡岩配水池のような大規模な構造物の設計を行う場合には、施工事例、環境への影響、安全性、経済性、構造形式、施工方法、維持管理面など多面的に慎重な検討を行った上で設計されるべきであるというのは御指摘のとおりだと思います。この鏡岩配水池の漏水問題は、検討委員会での御指摘ございましたように、構造上の問題はなかったけれども、水密性を確保するために選択した防水材料が結果的に期待した性能を発揮できなかったことが原因と特定されるとともに、これらを防止するために現在過渡期である性能照査型の設計が必要であるということが指摘をされております。議員御指摘のような大規模構造物では予期されぬ事態が起こり得る可能性ございますので、今後の設計に際しましては、構造物に対する設計条件に留意をいたしますとともに、先ほど委員会で御指摘をいただいたとお話し申し上げた性能照査型の設計方式や設計案等の技術提案と価格提案を一括して行う設計施工一括発注方式・デザインビルド方式というのが最近出てきております。従来は設計と施工は分離するというのが原則だったんですけれども、むしろそれを1つにして設計をし、かつ価格は幾らになるということを一括入札をしてもらって、それを総合的に評価をして決めるという方式でございますが、そういった方式の導入、さらには、専門家の御意見ということで、例えば、コンクリートであれば日本コンクリート工学協会がそういう体制をとっていただいておりますので、そういった技術の御指導をいただくなど、より慎重に設計を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 14: ◯議長松井逸朗君) 土木部長、所 義勝君。    〔所 義勝君登壇〕 15: ◯土木部長(所 義勝君) 公共施設の再点検についてお答えをいたします。  道路や河川は日常の経済活動、社会活動を支える必要不可欠な基盤施設であり、平常時はもとより、災害時においてもその機能の確保を図るため総点検は非常に重要なことと考えております。全国一斉に実施する総点検といたしまして、昭和43年に起きました飛騨川バス転落事故を契機として開始しました主に落石、岩石の崩壊、橋梁基礎の洗掘などの点検を行う道路防災総点検と、昭和46年に起きましたロサンゼルス地震を契機として始められました主にこれは橋梁、歩道橋の点検を行う道路震災総点検がございます。おおむねこれは5年ごとに実施をしているところでございます。前回の道路防災点検は平成9年に9回目を、また、前回の道路震災総点検は阪神・淡路大震災直後の平成7年に6回目を実施したところでございます。これら総点検の結果に基づき道路橋、歩道橋の液状化対策や落橋防止装置を設置するなど、道路の防災・震災対策事業は現在まで計画的に実施をしてまいりました。また、堤防などの点検につきましては、平常時の河川パトロールによる巡視及び洪水時、また洪水後の点検を行うとともに、樋門、樋管などの河川構造物につきましては年1回、排水機場は隔年で点検を行っております。  今回中央防災会議の東海地震専門調査会において従来より西へ50キロメートル移動した新たな想定震源域を22年ぶりに公表され、来年には地震対策強化地域の見直しがされることになっております。それまでは従来の全国一斉に実施されます総点検で対応してまいりたいと考えておりますが、来年にも見込まれます地震対策強化地域の見直しで本市域も指定されれば県とも連携を図り、議員御指摘のとおり、速やかに地質も含めた総点検を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 16: ◯議長松井逸朗君) 都市計画部長、小林 忠君。    〔小林 忠君登壇〕 17: ◯都市計画部長(小林 忠君) まず、災害対策、特に被害防止対策についてお答えさしていただきます。  都市施設は構造物として何よりも安全であることが重要でございます。特に橋などの重要構造物の設計に当たりましては、平成7年度の阪神・淡路大震災の被災教訓から壊滅的な倒壊、破壊が起こらないよう設計基準が見直され、平成8年12月に新設計基準が定められております。駅西のペデストリアンデッキにつきましては、地盤調査も含め新設計基準に基づいた耐震設計法で設計しておりますし、今後のデッキ整備につきましても安全性の確保に留意して同様に対応することとしております。  また、既存の公園施設などの主要な建物のほとんどは耐震基準が改正されました昭和56年以降に建設をしており、安全であると考えております。しかし、小規模で老朽化したトイレなどの改修の必要な施設につきましては避難場所と指定していることから点検し、優先的に改築してまいりたいと考えております。  続きまして、梅林東地区における市街地再生への取り組みについてお答えいたします。  まず、再整備計画の必要性についてでございますが、当地区は自動車修理工場や住宅建設などに加え、市の斎苑の立地以降、葬祭関連施設が立地するなど多様な土地利用が進行してきました地域でございます。過去に土地区画整理事業による基盤整備が行われておりますが、比較的道路幅員が狭いことや、元来地盤が軟弱なことなどにより住環境への影響が生じていることは議員御指摘のとおりであり、地域の方々の生活や社会活動の円滑化を維持する上でも交通安全上の対策、潤いの創出などに加え、防災上の観点も視野に入れた整備計画は必要と考えております。  次に、町づくり組織に関してでございますが、住民の皆様はもとより、同地域の持つ軟弱地盤などに関する専門家の参画をいただきますことは計画の策定上必要と考えております。その上で当地区におきましては、このような地区の課題を整理し、安全で安心して生活ができる町づくりのためには斎苑周辺にとどまることなく地区全体を検討することが重要であり、地域の総意として計画づくりを進めていくことが必要と考えております。したがいまして、町づくりの主体となり担っていただけるような地区の体制づくりが進みますよう関係部局とともに取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 18: ◯議長松井逸朗君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 19: ◯教育長安藤征治君) 教育施設の耐震補強工事につきましては、耐震調査の結果に基づき小中学校の校舎及び体育館の補強工事あるいは改築工事を順次進めております。  議員御指摘の再点検につきましては、これらの施設が地域の避難所にもなっており、人命にかかわることでもありますので、今後関係部局と十分協議を図り真剣に検討をして災害対策に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 20: ◯議長松井逸朗君) 保健福祉部長、山田昭夫君。    〔山田昭夫君登壇〕 21: ◯保健福祉部長山田昭夫君) 特養施設等入所者の社会的孤島化防止について御質問にお答えいたします。  議員御指摘のように、施設入所者にとりましては施設関係者を除いて外の社会から疎遠になりやすく、精神的にも孤立感に陥ることが懸念されます。もとより施設は質のよいサービスを提供することが第一でございますが、ただ単にサービスの提供を行うだけでなく、サービス利用を通してその人や家族とのかかわりを持ち、施設入所者が家庭的な雰囲気の中で精神面においても満たされた生活ができることが肝要であると考えております。こうした中、特別養護老人ホームや養護老人ホーム等は長期間入所する施設であり、安定した生活の継続の場、日常生活の場でもございます。各施設においてはサークル活動や外出支援を取り入れたり、お花見や七夕祭り、文化祭、クリスマス会、カラオケ大会などを実施し、地域との交流や家族との交流を図り入所者に精神面のサポートをしているところでございます。  本市におきましても入所者の個別の御相談等に応ずるため特別養護老人ホーム等へ介護相談員の派遣を行っているところでございます。議員御提案の社会的孤島化防止につきましては、高齢者問題への理解を深めていただくという観点もあわせ、行政として今後ハード面だけでなくソフト面にも目を向け、あらゆる世代との交流など精神面からの高齢者施策をボランティアや地域との連携によって推進してまいりたいと存じます。また、入所者が人間らしく生きがいを持って暮らせ、かつ喜びを感じていただけるように引き続き施設に対しましても指導してまいりたいと考えております。  以上でございます。 22: ◯議長松井逸朗君) 総合企画部長、山田 正君。    〔山田 正君登壇〕 23: ◯総合企画部長(山田 正君) 岐阜薬科大学と岐阜市立女子短期大学の設置者としての今後の取り組みについてお答えいたします。  1点目は、岐阜薬科大学の将来に向けての今後の取り組みについてでございます。  御指摘のとおり、国立大学は少子化による学生数の減少や国の行政改革を背景にした独立行政法人化構想などを受け、戦後かつてないような大学の変革を迫られております。また、私立各大学におきましても選択される時代の到来を予感しながら各大学とも生き残りをかけ特色ある大学づくりに取り組んでおられます。まさにサバイバル競争に突入しているものと認識いたしております。公立大学も同様に独法化への対応やその存在意義を問われており、地域の生涯学習における教育文化面での貢献を初め、技術開発等による産業面での貢献、さらには、高齢化する社会において若者を集めることのできる貴重な都市施設として、また、政策立案に寄与する知的バンクといったさまざまな形での地域への貢献などが期待をされていると考えております。  岐阜薬科大学は、御存じのとおり、多くの才能ある若者を集め優秀な人材を全国に送り出してまいりました。今後の大学を取り巻く環境いかんによってはこのまま単科大学として独法化等に対応していけるのか、あるいは交付税等の措置は今後継続されるのか等大変厳しい状況が予測される中、地域にとっての宝でもある薬科大学のあり方につきまして、大学関係者を初め各界各層の方々の御意見を幅広くお聞きしながら設置者として真剣に取り組んでまいりたいと思っております。  次に、岐阜市立女子短期大学の4大化についてでございます。  さきの市長答弁にもありましたように、公立の大学である以上地域に優秀な人材を輩出し、さまざまな意味で地域に貢献できる男女共学の4年制大学を目指し、また、地域の特性に着目した他の大学にないような全国に誇ることができるような特色ある地域の大学を目指して、大学関係者を初め幅広く御意見を伺いながら、設置者としての考え方をまとめていかなければならないと思っております。  以上でございます。    〔「議長、36番」と呼ぶ者あり〕 24: ◯議長松井逸朗君) 36番、松尾孝和君。    〔松尾孝和君登壇〕 25: ◯36番(松尾孝和君) それぞれ答弁をいただいたわけでございますが、まず、ペイオフに関する問題につきましては、事務助役さん初め収入役さんにまで1円たりとも公金である以上これを守り抜くという強い姿勢と同時に、責任感にあふれる御答弁をいただいたわけでございますが、特に収入役さんは具体的な方法まで、いわれる突っ込んだお話をされたわけでございますが、まことに結構だと思いますが、私はくれぐれも例えば、民間の会社の場合に、皆さん御承知のように倒産をしたり、あるいはいろんな損害をこうむった場合には、そこの責任者は必ず後で責任追及の裁判が起きたりいろんなことが起きてるわけですね。私はそんなようなことはないと思いますけれども、万が一にもそのようなことがあってはこれは市民に対して相済まぬことであると考えますので、決意を伺ったわけでございますが、先ほどお答えがあったような強い決意と責任感あふれる答弁でありましたので、また、具体的なお話が出されましたので、これで私は結構ではないかと思います。一層ひとつこの公金の管理に関しましては、責任を持って御努力を願いたいというふうに思う次第でございます。  さて、その次は、災害対策についてでありますが、従来の災害対策とは異なってですね、非常に具体的にきめが細かくなってきてるんです。ということは、先ほど言いました地質のいわゆるものを含めるという段階に入りまして、その地質によって震度が同じ岐阜市だけでは済まされぬわけですね。本当を言うと、各地域の地質ごとに震度が異なるとさえ言われておるわけです。当たり前のことです。そういう点で、例えば、同じ設計でいわゆる渡道橋をつくりましても、Aランクの地質の所につくった渡道橋とEランクの所につくる渡道橋とでは同じ設計では済まされません。当たり前のことです。ところが、そういうことを細かくやっぱり考えていきますと、これからより地質を含めた具体的な問題として立体的な感覚で事に当たっていただかなければならぬいうふうに思うわけです。岐阜市の震度何々って言うだけでは済まなくなってきたんです。実際には岐阜市の中の震度がそれぞれによって異なってくる。地質によって異なってくる。そういう厳しい状態と具体的なものに遭遇せざるを得ないということになったわけでありますので、その点をひとつ十分加味して、いわゆる事に当たっていただきたいと思うわけであります。  それから、大学問題につきましては、薬大についてもいろいろな関係者の意見を聞いてというお話でございますが、とりわけ岐阜薬科大学は御承知のように、全国的な製薬界においても、あるいはその他についてもかなりの地位についている同窓生がたくさんおるわけであります。そういったような人々、いわゆる同窓会の御意見や、あるいは学長もいわゆる今までの歴代の学長もおられるわけでありまして、そういうようないろいろな方々の意見を十分にひとつ酌んで、間違いのない市の行政方向と同時に、これに合わせて意思統一をしてもらうような根回していいますか、いわゆる話し合いというものをうんと先行させて進めていただかないといかんのではないだろうかというふうに思うわけでございまして、そういう点でのいま一層の御努力をお願いを申し上げておきたいと思うわけでございます。  それから、言われましたように、女子短大につきましては、これはほんとに生き残るために何を中心にして、くどいようですけれども、このことなら岐阜の公立の大学へ行くんだと、女子の公立の大学へ行くんだと、行きたいんだというように言われるように、いわゆるそういうどこにでもある、ここにでもあるというようなものではなくて、特徴のあるものにいかにして努力してこれを高めていくか、こういう大きな課題を抱えておるわけでございますから、統合すれば事が済むというような簡単なものではございません。そういうような意味で、ぜひともひとつ御努力を願いたいと思う次第でございます。  以上をもって終わります。
    26: ◯議長松井逸朗君) 22番、大須賀志津香君。    〔大須賀志津香君登壇〕(拍手) 27: ◯22番(大須賀志津香君) 最後になりましたが、順次お尋ねをしていきます。  男女平等政策についてでありますが、初めに、来年の3月議会に上程予定の仮称・男女共同参画社会推進条例について、総合企画部長と事務助役にお尋ねいたします。  この条例案については、今具体的な文章をまとめつつある段階とのことであります。これまでに10月29日と11月26日に岐阜市の素案を男女共同参画推進協議会で審議をされています。一方、市民に対しては11月1日にインターネットの岐阜市ホームページで意見聴取が開始されました。その後11月15日付の広報ぎふでも意見を募りました。ところが、この2つとも条例案の案文や骨子などは掲載されず、今度条例をつくることになったので何か意見をという大変大ざっぱなものであります。私もホームページのコーナーを見てみましたが、ちょっと意見の出しようがないというか、まず、中身を見せてよと、そんなふうに言いたくなるようなものでした。さらに、意見公募の期間はインターネットで1カ月、広報ぎふではたった半月で11月末には締め切りでありました。これにもめげずこれまでに個人24件、団体2件が意見、要望を寄せておられます。私ども日本共産党も何とかぎりぎり間に合って11月30日に提出をさせていただきましたが、余りにも短い意見募集の期間だったと思います。  前回の議会で私が条例制定に際しての市民参加についてお聞きしたときに、総合企画部長は、「岐阜市男女共同参画推進協議会で審議をしていただくほかに、インターネットで公開するなどして広く市民の意見をいただくことを考えております。」とお答えになってます。次回の協議会には上程案としてまとめていきたいと聞いていますが、協議会で2回の討議、時間にして三、四時間でしょうか、それから、市民からの意見はたった1カ月、これで広く市民に意見を聞いたことになるのかどうか、その認識についてお尋ねします。  条例制定にかかわっての2点目は、条例は議会で議決される自治体最高の法規ですから、大変意義のあるものです。それならなおさら文章としてつくるだけでなく、作成過程で啓発もしていただきたいと考えます。折から来年1月末から高架下の生涯学習・女性センターのオープニングセレモニーが開催されます。この機会をとらえてぜひ男女共同参画の機運を高めるような企画、条例案についても広く意見が聞けるようなシンポジウムやフォーラムを催していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、条例文の内容については前回いろいろ申し上げたので繰り返しませんが、この条例の名称についてお尋ねしておきます。  国の法律が男女共同参画だからといって市が独自に制定するものを合わせる必要はないと思います。北海道を初め東京都、水戸市、川崎市などで男女平等の名称を使っています。共同参画というのはなかなかわかりにくいし、ここはすっきりと男女平等推進条例でよいのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  以上は総合企画部長にお尋ねします。  また、もう一点、事務助役ですけれども、条例案の中には男女共同参画推進審議会の設置が盛り込まれています。今あるのは協議会ですから、1つ格上げして条例の進捗状況や行動計画の見直しをやってもらおうというもので結構だと思います。  さて、そこで、役所の中の男女共同参画室ですが、他の事業課と同じように男女共同参画推進課とされてはいかがでしょうか。現在の男女共同参画室は課と同等であるということは聞いていますが、室というのは本来機構上は少人数のところや期間限定で仕事をする部署との位置づけだということです。政府の方でもさきの省庁再編に当たって、総理府の室から内閣府の男女共同参画局へと2段階の格上げとなっています。女性センターがオープンし、条例制定をする時期がタイミングとしては一番よいと思います。所見を伺います。  さらに、今の男女共同参画室が間もなく高架下の女性センターの事務所へ引っ越されると聞きましたが、なぜでしょうか。やはり男女共同参画の考え方はすべての政策に女性の意思決定を参画させていくということですので、各部局と即連携のとれる本庁内に置くべきと思いますが、いかがでしょうか。  次に、女性センターについて伺います。  先日、11月16日に現在の杉山ビルにある婦人会館を利用されている女性団体6団体が、ぜひこれまで以上に女性運動を応援してほしいと要望に来られたことは助役も御承知のとおりだと思います。皆さんの強い要望は今度の女性センターの利用料について、ぜひ減免制度を設けてほしい。女性センターは貸し館ではなく女性の活動の拠点であるということを強調されました。全国各地の例を見ても新潟市ではすべて無料、名古屋市は半額など積極的に女性団体を応援している例もあります。今回岐阜市はたまたま生涯学習センターとの併設となり、他の利用者と公平性を保つと言って結構高い利用料をもらうことにしています。例えば、夜間100人規模の大研修室で集会をやれば、会場費5,000円、中研修室でも2,600円であります。このことが今後の活動の大きな支障となることを各団体の方々が訴えられました。  かつては女性センターをつくる会の代表として要望された立場の森川助役に、女性団体の利用料減免についてお尋ねいたします。  女性センターにかかわってもう一点は、これも女性団体の要望にありましたが、独立したセンター機能の確保であります。  ドメスティック・バイオレンスなど緊急の相談、保護のシェルター機能を初め、社会の中での男女間格差をより積極的に是正していくための拠点が必要です。全国の都道府県の中でいわゆる女性センターを単独で持っていないのは遂に岐阜県だけとなりました。こういう点では県にも働きかけて独立した女性センターの確保を目指していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、いきいき家族啓発事業についてお尋ねします。  本事業は青少年教育の一環として平成8年に始まりました。内容は、小学生から高校生が家族をテーマにして作文を書き、審査員が入選者を決め、上位6名の子供さんを友好姉妹都市の外国へ連れていくというものです。日本共産党は事業開始当時より家族自慢を品評し、優劣をつけるようなやり方は行政が主催する行事になじまないと指摘しました。とりわけ入選者6人を海外へ連れていく、つまり御褒美を与えるというのは、この事業の趣旨、すなわち「青少年はもとより岐阜市民みんなが家族に対する思いを見つめ直し、誇りをもてる家庭を築くきっかけづくりをしていただきたい」、このことに照らしてもそぐわないのではないでしょうか。その年によって行き先が違っておりまして、中国・杭州市の場合は1人当たりの予算は15万円ほど、参加者の自己負担は3万円。アメリカのシンシナティやイタリア・フィレンツェになると26万円から28万円で、自己負担は6万円。同じ事業でその都度予算が違うというのも違和感があります。一方で、同じ青少年事業の一環として市教委と青少年育成市民会議が合同で、これも毎年行われている少年の作文のコンクールがあります。これがそのまとまったもの。こっちがそのいきいき家族で集まったもので、同じような冊子をつくっておられますけれども、この募集の趣旨は、「家庭の絆を強め次代を担う少年が将来への希望と目標をもって、伸び伸びとたくましく成長することは、市民すべての願いです。」云々ということで、少年の健全育成をという内容です。こちらの方がテーマとしては少し広く扱っていて、地域の中でのことや将来の希望、訴えたいこと、こんなことがほかにテーマとしてありますけれども、この少年の作文の方はですね、入選者は県大会、そして全国大会というふうに進んでいくんですけれども、たとえ全国大会で入選しても表彰を受けるだけだそうです。同じような趣旨で行っている作文大会というか、コンクールでありながら、一方は外国へ、もう一方は全国大会まで行っても表彰だけというのはどうも納得がいきません。  そこで、教育長にお尋ねしますが、1点目は、家族のあり方を見直そうというこのいきいき家族啓発で入選者を海外へ連れていく理由は何なのか。少年の作文事業と比べて不公平感が残るのではないでしょうか。  2点目、平成8年から6回続けてこられたわけですが、当初の目的は達せられたのかどうか、岐阜市民の家族啓発には効果があったのかどうか。  3点目、客観的に見ると多々問題と矛盾を含んでいる事業でありますが、今後廃止も含めて見直す考えがおありかどうか、教育長にお尋ねしておきます。  次は、中高層建築物の指導についてお尋ねします。  市内で建設される6階以上のいわゆる中高層の建築物については、建築の確認申請を出す前に計画の概要書を建築部指導調整室へ提出することになっています。その上で建築上の指導を受けるわけですが、内容的にはこの「中高層建築物の計画及び建築のための手引……建築主及び設計者等の方々へ……」というこの手引に従って行われることになります。内容は、計画段階で必要な配慮ということで、日照の問題、電波障害、ビル風、プライバシー、駐車場、ごみ、あと騒音など、こういうことが項目ごとに書かれております。これをことしの11月1日に内容を更新されて前のやつがこれ、今度はこれということで新しくされたのであります。確かにこれまで工事着工前とされていた住民説明会を確認申請までに行うとしたことや、法の遵守のみならず近隣住民に対して誠意を持って対応することなどが明記された点では評価できます。しかしながら、説明会、建設説明会の対象は相変わらず建物の20メートルの範囲とする。日影規制がある地区のみは建物の1.5倍とした基準ですけれども、これが改正されておりません。周囲20メートルと言えば、広い道などが間にあればほんとにごく限られた住民だけとなります。この手引に書いてある項目に沿っても影響を受けるのは20メートル周囲の人ばかりではありません。とりわけ電波障害は広い範囲にわたって実害があり、少し離れた所ではそんな建物が立つとは知らなかった、業者が個別に訪ねてきたが、このまま判を押していいかどうか迷ったなどの声が出ています。このように全体説明会に出ていない住民の間では納得がいかないままに進められている場合もあります。  1点目の質問ですが、どう考えても説明範囲が20メートルでは狭過ぎると思いますが、この範囲に基準を設定された根拠は何か。また、今後基準を広げることが必要だと思いますが、改善の意思があるかどうか。  2点目は、この手引の位置づけですが、建築基準法があるのでそれ以上のことは決められないということですが、全国的には建築条例などを自治体独自で設けて国の基準からさらにその地域として独自的な設定をして町並みや住環境を守っている所もあります。これに学んで岐阜市でもせめて手引ではなく要綱あるいは規則に引き上げていくことが必要と考えますが、いかがでしょうか。  3点目は、関係住民に対する相談体制の問題です。  私も地元のマンション建設にかかわって実感したことですが、地域住民にとって突然近隣に高層建築物が建つ。一体どうしたらいいんだろう。業者の説明を聞いても専門的でよくわからない。説明会に出ても何を質問していいのかわからない。こういうことはよくあります。後々の紛争を防止するためにもまずそのような場合は指導調整室が何でも相談に乗りますというPRをしていただいて、市民向けにも中高層建築の基本的な注意事項がわかるような案内書を作成していただきたいと思います。指導調整室は建設業者だけが出入りするところではなく、広く市民に開かれた部署となってもらいたいという思いで改善方につき建築部長にお尋ねいたします。  次に、鏡岩の配水池についてです。  本来ならことしの春に供用開始となっていたはずの金華山をくり抜いてつくった鏡岩の配水タンクでありますが、コンクリート壁面のひび割れによる漏水によって1年間の延期を余儀なくされています。今議会での水道部長の答弁によれば、現在行っている補修工事については施工業者で責任を持ってもらい、完全なものとして来年3月の引き渡しをしてもらうということなので、これはぜひそのようにしっかりやってもらいたいと思っています。ただ、ここで心配になるのはこの配水池の役割上、生活に欠かせない水道水の配水ですから、使い始めてからの中断は許されないということであります。この先10年、20年後、本当に大丈夫なのか。何かあったときの補償はどうなのかという点です。工事請負契約の約款には瑕疵担保という条項が出てまいりまして、「引渡しを受けた日からコンクリート造等の建物等又は土木工作物等にあっては4年、その他の場合にあっては2年以内に行わなければならない。ただし、そのかしが重大な場合には、その期間は10年とする。」ということが出てきます。これはこの今回のタンクの場合ですけれども、コンクリートづくりの建物というふうにこう書いてあるわけですが、地上でもってつくった一般的な建築物の話が想定されてると思うんですね。ただ、今回は山の中に土を掘ってつくるというような、こういう過去に例がなかったという構造物、それから、使う前から水漏れを起こしたというようなトラブルがあったこと。また、33億円という大変巨額を投じていることなどを考えればですね、もっと長期間の保証をしてもらいたいと思います。今回そのような保証の契約交渉をされる意思があるのかどうか、水道部長にお尋ねしておきます。  最後に、追加で通告をさしていただきました天下り人事の是正についてお尋ねします。  毎年市役所を退職される幹部職員が市の外郭団体や関連業者へ再就職、つまり天下りをされることは内外広く知られています。ここ3年間でも本庁部分では部長、次長ぐらいしか統計とれないということですけれども、ここ3年9人、12人、14人、だんだんふえています。それから、本庁の部長、次長だけではなくて、教育委員会、学校の校長先生もですね、福祉事業団の児童センター、それから、教育文化振興事業団、教育委員会などに9人、12人、8人、かなりの方が行っておられるわけです。そして、この方々は市役所の得意な3年という期限でその任を終えてまた次の人へとバトンタッチをしていく。そこの団体や現場の事情はお構いなしであり、市役所退職者の指定席となっているわけです。今世の中は空前の失業地獄、雇用不安であります。市長が本部長の岐阜市雇用対策特別本部でも雇用拡大と人材育成を掲げておられます。人材育成の観点でいえば、とりわけプロパーのいる事業団などではその専門分野からセンター長が抜てきされてもよいのではないでしょうか。これはですね、具体的に言いますと、児童センターなどですけれども、ここへ校長先生が行かれて、どうしてもこれ、前任職の感覚が抜けないんでしょうね。例えば、小学校6年生の子が卒業式を終えて春休みになって児童センターへ遊びに来た。そしたら、「ここは小学生までしか利用していかん。あんたはもう小学校卒業したんやで遊んでいかん。」とかですね、それから、子育て相談で悩んでいるお母さんに説教をして泣かして帰ってしまったとか、(笑声)こういう事例があります。    〔私語する者あり〕 それで、みんな校長先生がこういうふうかっていうことではないと思いますけれども、えてしてですね、40年間学校で培った管理能力を発揮される余り、(笑声)利用者と職員からは何とかしてもらいたいというような声も上がっているのが現状です。    〔私語する者あり〕 こういった天下りの現状について、市長室長と教育長の所見を伺って1回目の質問を終わります。(拍手) 28: ◯議長松井逸朗君) 総合企画部長、山田 正君。    〔私語する者あり〕    〔山田 正君登壇〕 29: ◯総合企画部長(山田 正君) 男女平等政策について、その中でも仮称・男女共同参画推進条例につきましてお答えいたします。  まず、第1点目の御質問ですが、策定までのスケジュールが短過ぎて十分な意見を聞いたことにならないのではないかという御質問でございます。  さきの議会でもお答えいたしましたように、今年度中の制定を目指して現在取り組んでおります。条例制定にはある程度期間を区切って集中して検討することも必要かと考えております。条例を制定することによって男女共同参画社会の実現への第一歩を踏み出すことに大きな意義があると考えております。今後3月議会上程に向けまして条例の骨子を公表いたしまして、再度市民の皆様の御意見を伺う予定でおります。  2点目でございますが、今回シンポジウムなどは予定されておりませんが、公募の委員の方々を含みます岐阜市男女共同参画推進協議会におきまして市が作成した素案を、ただいまお話ありましたように、10月、11月と御審議をいただきまして、各委員の方々からは活発な御意見をいただいておりました。また、11月の1日から30日までインターネット、そして、11月15日号の広報ぎふに掲載をして御意見を募集しましたところ、これも先ほどお話ありましたように26件の御意見をいただいております。先ほど言いましたように、条例の骨子を今後公表いたしまして、再度市民の方々の御意見を伺う予定でございます。  3点目の、条例の名称につきましては、皆様からいただきました意見を参考にさせていただきながら、岐阜市男女共同参画推進協議会でもこちらの方でも御意見を伺って検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 30: ◯議長松井逸朗君) 助役、森川幸江君。    〔森川幸江君登壇〕 31: ◯助役森川幸江君) 現在の男女共同参画室を課にしてはどうかという御意見ですけれども、課と室、どういう基準で課と室が違うのかという明確な基準は現在ございません。ですので、来春の組織改革にあわせて検討をしてまいりたいというふうに思っております。  それから、現在の参画室の職員がハートフルスクエアーGの開館に伴って全職員がそちらの方に移動するという問題につきましてですが、今年度内は女性センターの立ち上げをスムーズにさせるため開館当初はさまざまなイベントもありますし、なれていないということでスムーズに出発をしたいと思っておりますので、そのために全職員、女性センターの方に移動をいたします。ですが、新年度につきましては、今後の女性センターの運営、また、人員配置等考えながら、また、条例が制定されますと当然男女共同参画の政策というのは全部に及ぶわけですので、それを効果的に推進させねばならないと思っていますので、その点についても来年度に向けては再度考えるつもりでおります。  それから、女性センターの使用料、現在の婦人会館、これが無料ですので、有料化ということは使用しておられます市民の方々に大変抵抗があることは十分承知しておりますし、その点を考えまして、今回の女性センターでの料金設定、これはできるだけ低く設定しております。女性センターの使用料は主には冷暖房その他のランニングコストを考えまして料金設定をしておりますが、それらの費用がかかるという点、また、受益者負担という現代の流れ、この点から何とか御了解をいただけたらと思っております。    〔私語する者あり〕  一部の団体に減免措置が考えられないかという点ですけれども、新しい女性センターはさまざまな団体が利用されます。ですので、公平な見地から全利用団体に納得していただけるような公平な基準ができるのであれば減免ということも考えられるかもしれませんが、現在のところはその基準をつくりますのがなかなか困難ということもありまして、すべての利用団体の方々に負担をお願いしたいと思っております。    〔私語する者あり〕 ですが、この施設には市民活動団体として登録していただきますと無料で利用していただけます市民の活動ルーム、また、交流サロンという所を設けております。大体面積にしまして40%は無料の部分ですので、そちらをできるだけ活用していただきたいというふうに思っております。  次に、独立した女性センターの設立、これが県に要望してはどうかということですけど、県が女性センターをつくっていただけましたらそれは結構なことだとは思います。ですが、市が要望するという形ではなく、女性団体、または利用されるさまざまな団体の方から県に要望していただければと思っております。  以上です。 32: ◯議長松井逸朗君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 33: ◯教育長安藤征治君) いきいき家族啓発事業は、家庭や家族のあり方が大きく問われる中、家庭教育の大切さを改めて認識し、明るい家庭づくりの気持ちを醸成することを趣旨として実施をしてまいりました。御案内のように、昨年末教育改革国民会議が17の提言を行いましたが、その一番最初に教育の原点は家庭であることを自覚するとあります。今こそ家庭や家族のありようを見詰めることが大切であるということについては、どなたも異論がないところではないかというふうに思っております。  そこで、1点目の、なぜ海外派遣かということでございますが、訪問しました地におきましてホームステイを行ったり、学校で外国の子供たちと交流、討論会を行うなど異文化体験の中で外国の家庭を知り、日本の家庭や家族を再認識し大切なことを見つけてほしいという願いのもとに、従来から実施をしておりました友好姉妹都市への友好親善使節団の一員として派遣をしてまいったものでございます。  2点目の、この事業の目的は達成されたのかということでございますけれども、6年間継続をしておりますが、毎年心を打つ多くの作品が寄せられました。そのうちの一部は新聞紙上や冊子の中に「岐阜いきいき物語」として紹介をされたり、保護者も交えた家族について話し合う会を行うなど一定の成果は上げてきていると考えております。  3点目の、今後の事業展開でございますけれども、青少年育成県民会議主催の少年の主張につながる少年の作文募集と関連を考えた上でいきいき家族の啓発を図ってまいりたいというふうに思っております。  次に、退職校長の再就職についてお答えをいたします。  御指摘のとおり、校長のほか教員の退職者が教育業務に関連したところへ再就職している例として少年センターや体育館、図書館等がございます。これは各施設の業務を円滑に運営し、かつ充実させるのに教育専門職としての長年の経験で培われた力を活用することができると考えられてのことだと存じます。雇用された方々はそれぞれの場において持ち味を生かし、職員への指導、育成にも力を発揮されていただいております。それぞれの業務に要求される能力、資質を備えた人を求められた結果であるというふうに考えているところでございます。    〔私語する者あり〕 34: ◯議長松井逸朗君) 建築部長、浅野 修君。    〔浅野 修君登壇〕 35: ◯建築部長(浅野 修君) 中高層建築物の指導についてお答えいたします。  指導となります中高層建築物の手引は、平成元年以降実践的な対応に向け見直しを図っております。今回も近隣住民の方々へは建築計画の概要を周知するよう標識の設置や近隣説明会開催の時期を明確にし、周辺の配慮事項の報告を求めることなどを追加し改定をしたところでございます。この中で近隣説明会の対象範囲につきましては、直接的に建築工事等の影響を受ける範囲を示したもので、最低限敷地境界より20メーターとしたものであり、現状でと考えております。なお、事業者には説明会を開催するに当たりまして地元の代表者とその範囲、日時等を協議してわかりやすい説明会を行うよう指導をしているところでございます。  また、電波障害につきましては、広い範囲が予想されますので、近隣説明の範囲とは別に障害が予測される区域の事前事後の調査を行い対策を講ずるよう指導をしております。  次に、手引を要綱に引き上げたらどうかとの御質問でございますが、現在のところ要綱の作成は考えておりません。が、物件ごとの状況により関係部局と連携をとりながら対応していくことが必要だろうと考えております。今後とも事業者には誠意ある対応をするよう強く指導をしてまいりたいというふうに考えております。  最後の、市民向けの冊子につきましては、現在作成するための検討をしているというところでございます。  以上でございます。 36: ◯議長松井逸朗君) 水道部長、荒深輝文君。    〔荒深輝文君登壇〕 37: ◯水道部長(荒深輝文君) 鏡岩配水池の完成後の取り扱いについてお答えを申し上げたいと思います。  さきの御質問者にもお答えをいたしましたように、現在はまず配水池機能を発揮させることが第一優先と考えておりまして、来年の3月15日の完成を目指しているところでございます。完成後の取り扱いにつきましては、議員も述べられましたが、契約約款の瑕疵担保の規定によりまして対処していくこととなりますが、その期間については引き渡しを受けてから4年とされております。また、重大な過失により生じた場合は10年となっておりますので、この規定に照らして対応することといたしております。なお、今後の対策について検討委員会からの御提案もいただいておりますが、その内容といたしましては、漏水量のモニターと定期的なひび割れ観察を行い、速やかに変状を発見し適切な対応を行うことや、類似の問題を生じさせないため今回の漏水問題に対する対応の記録を残すとともに、適切な学会誌などに要点を報告することも提案されておりますので、今後配水池の保守につきましては請負業者及び検討委員会の先生方とも連携を密にいたしまして万全を期してまいりたいと考えております。  以上でございます。 38: ◯議長松井逸朗君) 市長室長、松波 博君。    〔松波 博君登壇〕 39: ◯市長室長(松波 博君) OB職員の外郭団体等への再就職についてお答え申し上げます。  外郭団体等につきましては、その業務遂行上岐阜市と密接な関連を持っていることが多くあり、その業務の円滑な実施は地域振興、住民の福祉向上などにかかる本市の諸施策の推進のため必要不可欠なものでございます。その団体の業務運営を円滑に進めるため市OB職員の培った知識、経験を活用することは極めて意味のあることから、団体の要請を受けまして本市OB職員を推薦しているところでございます。しかし、そのOB職員のポストが固定的なものではなく、OB職員が団体職員に対しその仕事を通じて指導、育成を行いながら職員一人一人の資質を高め、後継者として育っていけばおのずと配置も変わるものと考えておるところでございます。  人選につきましては、これまでもそれぞれの団体と協議しながら要求される能力、資質を備え、また、その団体の事業目的等を熟知した、あるいは意欲のある人を推薦しているところでございますが、今後とも要請があればよりよい人材を推薦いただいたと思っていただけるよう配慮していきたいと考えております。  以上でございます。    〔私語する者あり〕    〔「議長、22番」と呼ぶ者あり〕 40: ◯議長松井逸朗君) 22番、大須賀志津香君。    〔大須賀志津香君登壇〕 41: ◯22番(大須賀志津香君) 1回目に質問をするのを忘れたことがありました。いきいき家族啓発の中で、作文書いて外国行くやつは聞いたんですけれどもね、同じ事業の中でもう一点、「家族そろって朝食を」というキャンペーン、これが平成11年から始まってことしで3年目なんですけれどもね、ことしの10月にこういったシールですね、これめくって張るように。これを3万5,000枚作成して小中学校や青少年育成市民会議を通じて配布をされたんですけれども、問題はこのシールの絵の配置なんですよ、メンバーの。真ん中にお父さんと長男の息子さん。そして、両側におじいちゃんとおばあちゃん。末席にお母さんと、これは娘さんですね、お姉ちゃんなのか妹なのかわからぬですが、    〔私語する者あり〕 一番端っこのすっと何か物とりに行けるような所にお母さんですよ、    〔私語する者あり〕 これ。でね、    〔私語する者多し〕 これは男女参画で聞いたってどっちだっていいんですけれども、    〔私語する者あり〕 これから条例つくってこうとしている岐阜市としてはですね、ちょっとこれは余りにもお粗末。    〔私語する者あり〕 配慮不足だと思います。
       〔私語する者あり〕 これがね、実は    〔私語する者あり〕 昨年にそのポスターとかチラシで    〔私語する者あり〕 同じ絵がもう出回ったそうなんですね。で、実はこれを見た、チラシを見た学校現場からも、これはおかしいんではないかという意見を    〔私語する者あり〕 ちゃんと市教委には上げてあるそうです。なのに今回どうしてこういう事態になったのか、    〔私語する者あり〕 ちょっとこれは最初にお尋ねしときます。    〔私語する者あり〕  それで、    〔私語する者多し〕 男女共同参画ですけれどもね、99年に国の方では男女共同参画社会基本法が制定されました。    〔私語する者あり〕 この法律はですね、国会の中だけの審議ではなくて、異例と言っていいほどの情報公開と広い議論を経てつくられたということで有名になりました。97年に審議会が法定設置されて、1年かけて議論した末に中間報告をまとめて98年6月に論点整理という形で広く公開して意見を募りました。その結果、女性団体や個人から3,600件を超える意見や要望が出されて、さらに審議を重ねること5カ月、都合審議会発足から2年5カ月を経て99年1月の145国会へ上程したと、こういう経過があります。これに学ぶならですね、岐阜市もぜひもっともっとこの条例制定をきっかけに議論を起こしてほしいところですが、部長のお答えは今後骨子を公表してね、意見を求めるし、それから、実際には審議会もつくって進捗状況を見てくということなので、そこんところはね、ぜひしっかりやっていただきたいと思います。    〔私語する者あり〕  それから、助役の方のね、センターのことなんですけれども、森川助役は以前「女性センターをつくる会」という会の責任者であられました。23団体が加わってほとんど岐阜市の重立った女性団体が入って、今度岐阜市が女性センターをつくるんだったらば、こういうことを要望しようということで、まず構想として出されてきた2000年8月に市長あてに要望書を出されてる。その中の5項目めにも「利用料を無料としていただきたい。」それから、    〔私語する者あり〕 それ以前やね、あ、済いません。98年の12月に、まだこれ高架下に入るかどうかということが決まってない段階でも、もう少し構想的なところで要望を出しておられるんですね。この中にも女性センターの利用については無料としていただきたいという項目が入っていますし、高架下に入ることが決まった2000年8月にも同趣旨の要望をあなたの名前で出されています。    〔私語する者あり〕 で、立場が変わると受益者負担という、    〔私語する者あり〕 このときに既にもう受益者負担なんていう考え方は行政の中では言われていたし、    〔私語する者あり〕 それから、女性だけが得をすればいいなんていうけちなことでこんなこと要求していたわけではないと思うんです。これを要望された理由と、そういう概念が今男女参画推進をやろうとしている岐阜市にないのかどうか、再答弁をお願いしたいと思います。    〔私語する者あり〕  それから、男女共同参画室は、ぜひね、本庁の中にどんと座っとらないかんと思います。ひょっとしてあの部屋があるともう女がお茶くみやってはいかんとか、それから、男女共同で掃除をやらないかんとかいろんなこと言われて、うるさいなんていう雰囲気があるんならとんでもないことですね、これは。    〔私語する者あり〕 軽視したり厄介者のように扱ってはだめです、これは。これからの21世紀、この男女参画の視点で政策を決めるというのは助役言われたとおりです。新年度はぜひ戻ってきていただいて、中心的な所に机を置いてほしいと思います。  それから、    〔私語する者あり〕 いきいき家族の海外に連れてくやつですね。そら、あの、ホームステイとか異文化に触れて家族を見詰め直すっていうことはそれは勉強になると思いますよ。だけど、ここで選ばれてる人は、そもそも作文であなたんとこの家庭は優秀ですねといって、もう家族のかがみだって言われた人たちに、またさらに外国行って学んでもらおうという、そこまで丁寧にやる必要があるのかなというね、ふうに思います。だから、教育長言われるような趣旨だったら学校ごとにもっとホームステイをした経験者の話を聞くとか、外国の家庭の人に日本の家庭を見ての感想を言ってもらうとか、もっともっと広くみんなが接する方法があると思いますね。    〔私語する者あり〕 先ほども言ったように、少年の作文と非常にリンクしてる企画なので、少しこの兼ね合いを考えられると言われておりますので、ぜひそこら辺をきちんと整理をして来年の予算計上は行っていただきたいと思います。  それから、中高層建築物の指導についてはね、手引の中で改善をしているということでした。    〔私語する者あり〕 20メートルについては、直接影響を受ける範囲と言われるけれども、建築部長もおっしゃってみえるように、電波障害なんていうのは相当広い範囲で直接の影響なんですね。だから、なぜ20メートルにこだわるのかちょっと私はわかりません。広く理解をしていていただければ、その後の建設や工事の途中でもトラブルが起こらなくて済むんじゃないですかね。それで、手引でも十分なような感覚でおっしゃっておられますけれども、私の近所に建ちます穴吹工務店がやってるマンションですけれども、これも14階建てで50メーターぐらいあるんですね。これの説明会を地元で周囲20メートルの範囲でやったところ、階を下げないとだめだということで紛糾をして決裂をした。その後業者は、じゃあ個別に回りますといって個人のお宅を回ったんだけれども、個人の家でもそうそう簡単にはどうぞというふうにならなかった。中には独自に自分で文書を協定書として起こして穴吹工務店に対して、例えば、土曜日は振動、騒音をやめてほしいとか、それから、地盤沈下や風害について補償してくれ、それから、クーラーの温風などが直接かかるのは困るから置く場所を考えてくれというようなことを自分で文書を起こして穴吹側に出された方があるんです。ところが、都合悪いところは全部黒線で消してですね、これでしか結べませんよということで持ってきた。だから、その方は怒って、そんなことはあかんと、もっと上司と相談してきちんと誠意ある回答をしなさいということで最後のところで持ってきた営業の人に、「私は、サーパス早田栄町工事協定書を受け取り、協定事項を確認し、速やかに各条項の誠意ある履行を約定する。」ていって一筆書いて、    〔私語する者あり〕 念書を書いたにもかかわらず全然なしのつぶてなんですよ。これが8月末の話ね。で、この後9月に確認申請が出されて、岐阜市も9月の末には建築確認おろしとるんですね。まだ地元の住民と業者との間では何ら合意ができてないのに、この手引に従ってとりあえずお願いはするけれども、あとはもうそのままいってしまうということだと思うんですね。ですから、やはり法令としての規則、それから、要綱、これはもう市長決裁でもって公文書になるんですよね。こういう位置づけをね、ぜひやってもらいたい。私は答弁聞いていて、ふと事務助役にお尋ねしたくなってしまったんですけれども、(笑声)こういう建築基準法では、例えば、周囲の説明とかですね、住民への説明とか、さっき個人で協定書を起こされた方がいろいろ書いておられた内容、あるいは手引で出されてるごみの問題や緑化の問題、こういうものを自治体独自として法令である規則として定めるということが手続上何があかんのか、それから、できるのかできないのか、    〔私語する者あり〕 そのことをちょっと技術助役にお尋ねしておきたいと思います。  それから、建築部長には、支障、何が支障でできないのか。引き上げができないと言われるそこの理由がいま一つちょっとよくわかりませんでしたので、どんなことが支障になっているのかということと、それから、せめて電波障害に関してはですね、別途項目を起こして建築については20メートル、電波障害に対しては建物の何倍の範囲とかね、あるいは事前調査で範囲となった部分までとか、こういうのを1つ電波障害別途起こす、起こすってことは無理なのか、この点についてお尋ねをします。  鏡岩の配水池は、どうしたってこの約款に基づいていくというような話でしたけれども、    〔私語する者あり〕 例えば、5年目にですね、4年間の瑕疵担保があって5年目にまた水漏れになったとか何かトラブルが起きたってなったときに、その原因をまた調査はされるんだろうけれども、相手側の工事の瑕疵を問えないというのは、こんだけ大きな工事でどうなのかなというふうに思います。今どき個人住宅でも10年とか20年の保証つきでやってもらったりするわけですけれども、ただ、今後の保守管理はね、検討委員会なんかとも連携してもうきっちり見ていきたいってことなので、それは了解します。ただ、我々としてはやはり何年間はもうこの何か起きたらやっぱ業者が飛んできてちゃんとやってくれるんだという、そういう一筆があると非常に安心なんですね。これから損害賠償なんかのことについては法律の専門家と相談されるってことなので、この瑕疵担保の件もですね、ぜひちょっと一緒にあわせて研究というか、検討をしてもらいたいというふうに思います。これは要望をしておきます。    〔私語する者あり〕  それから、天下りをされてる方々にとっては、例えば、事業団の中でプロパーから所長が出る。あるいは施設長が出る。こういうことになると行き場が1つ減った、2つ減ったっていうようなことになるかもわかりませんけれども、さっき児童センターの例を申し上げましたが、    〔私語する者あり〕 少なくとも児童センターというのは福祉の分野なんですね。で、学校教育で、言ってみれば補えないような部分をここが地域で補完しているという多分に、やっぱりそれから、就学前の子供や乳幼児も来ているということで言えば、福祉的な性格が強い。で、社会福祉事業団の職員というのは、その専門分野でずっと勉強もし経験も重ねておられる方々ですから、私はそういう人の中から所長が出たって何らおかしくはない。人材はもう育成されているというふうに思います。それとやっぱり今この時代にですね、退職金を2,800万から3,000万円もらった方がやっぱり次のポストへスライドのよう、もうお決まりのようにぽっと行くということが市民感情としてどうかということもあると思います。    〔私語する者あり〕 こういう方は退職金を元手にですね、地域でボランティアか何かやられてね、(笑声)余りお金にこだわらずいろいろと、そういう意味で能力を発揮されたら非常に歓迎されるんでないかなというふうに思いますけれども、    〔私語する者あり〕 これは要望としてね、市長室長にも教育長にもお願いしときますけれども、惰性、惰性というか、慣習的にですね、もう決まったことのように流しておってはいかんと思います。本当に求められる人材でこちらも適材適所の方という、こういうセッティングをもっと意識的に絞り込んでいく必要があるのではないかというふうに思いますし、まあ校長先生の悪口ばっか言って申しわけないんですけどね、(笑声)児童センターだけやなしに、青少年の会館とかですね、いろんな施設でも、いわゆる市民というか、利用者はお客さんですわね。そこに対してありがとうございますとか頭下げれない人が多いという話もちょっと聞きました。結構指図するね、    〔私語する者多し〕 あれやっちゃいかん、これやっちゃいかん。    〔私語する者多し〕 それから、そういうね、何ていうんかな、もう少し学校じゃないんだから、もうちょっと緩やかに喜んで使ってもらうというようなことで、    〔私語する者多し〕 その辺をもし今後もある程度そういう採用をしていくならば気をつけてやってもらいたいというふうに要望を申し上げときます。    〔私語する者あり〕 42: ◯議長松井逸朗君) 教育長、安藤征治君。    〔安藤征治君登壇〕 43: ◯教育長安藤征治君) 「家族そろって朝食を」の啓発シールについてお答えをいたします。  家族が食卓を囲んで一緒に食事をしながらコミュニケーションを図ることを趣旨としている内容であって、イラストの位置によって男女の役割を考えているのではございません。    〔私語する者あり〕 しかし、誤解を与えないという観点よりも、むしろこうした機会に積極的に男女共同参画に関する啓発をすべきという観点から、今後の印刷物については十分配慮をしていきたいというふうに思っております。    〔私語する者多し〕  以上でございます。    〔私語する者多し〕 44: ◯議長松井逸朗君) 助役、森川幸江君。    〔私語する者多し〕    〔森川幸江君登壇〕 45: ◯助役森川幸江君) 女性センターの使用料の無料化の件ですが、現在の婦人会館と比較しますと、今回の女性センター、生涯学習センターと複合的な施設になっておりますので、大変広く、また、さまざまな費用、ランニングコストがかかります。ですので、婦人会館が    〔私語する者あり〕 無料であったから今回のセンターも無料にというわけにはなかなかまいりません。その辺はやはり財政的な面が少々わかってきまして、(笑声)無理だなあというようなところでおります。    〔私語する者多し〕  それから、無料で使っていただける部分も先ほど申し上げましたように大変広い部分、今の婦人会館に匹敵するくらいの広さの部分が無料でさまざまな団体で活動していただける部分がありますので、そこの部分をできるだけ利用していただいて活動していただきたいと思います。  それから、建築の手引を条例にできないかということですけれども、急な御質問で内容的にもよくわからない部分もありますので、一般論で申し上げますと、法律の枠を超えない範囲で条例にするということはできるのではないかと、その程度にしかちょっとお答えできません。  以上でございます。    〔私語する者多し〕(笑声) 46: ◯議長松井逸朗君) 助役、松谷春敏君。    〔私語する者多し〕    〔松谷春敏君登壇〕 47: ◯助役松谷春敏君) 突然のお尋ねでございますが、(笑声)ただいまお話ありましたように、条例は法令に違反しなければ自治体の判断で議会の御承認いただいてできます。ただし、今御指摘されている分野は地域紛争に関する内容だと思いますので、そういったところまで条例等で公権力としてどこまで義務化するかというのは内容に照らしてすべきかどうかという判断になるのではないかということでございます。で、今市としては先ほど建築部長が申し上げたとおりの判断をしているという答えでございます。  以上でございます。    〔私語する者多し〕(笑声) 48: ◯議長松井逸朗君) 建築部長、浅野 修君。    〔私語する者多し〕(笑声)    〔浅野 修君登壇〕 49: ◯建築部長(浅野 修君) 再質問にお答えします。  電波の方向性によってその範囲が異なってまいります。そういう観点から先ほど申し上げましたように、事前事後の調査を的確に行うよう指導していきたいというふうに考えております。    〔「議長、22番」と呼ぶ者あり〕 50: ◯議長松井逸朗君) 22番、大須賀志津香君。    〔私語する者多し〕(笑声)    〔大須賀志津香君登壇〕 51: ◯22番(大須賀志津香君) この「家族そろって朝食を」のシールになる前にチラシやポスターでそこらじゅうに張ったったそうですね。実は私も学校でもらったような気がする。で、教育委員会にもポスターがばーんて張ったるそうなんですが、私もね、気がつかなかったんです、実は。    〔私語する者あり〕 ていうか見てなかったんですね。    〔私語する者あり〕
    でね、やっぱりお互い反省しないかんと思います。こういうものを一通りでぱっと考えちゃう。    〔私語する者あり〕 そこがね、やっぱり今言われている男女参画のこの意識というのを我々が    〔私語する者あり〕 もっと鋭く持たないかん。73万円もかけてこれつくってもらったですけども、ぜひ次のときには検討いただきたい。    〔私語する者あり〕  それから、助役ね、お金の問題ではないっていうふうに総合企画部長からは聞いとるんですよ。あくまでもこれは受益者負担の位置づけの問題だ。で、我々は女性団体への応援、活動支援の位置づけだと、こういうことで今議論が平行しとるんですけれども、お金のことで言うとね、今の杉山ビルね、年間6,000万ぐらい払ってます、いろいろと含めて。それから、ハートフルスクエアーGの方は、年間の賃料はですね、これ、生涯学習も全部、図書館も体育施設も全部含めて4,420万、だから、今の杉山ビル・婦人会館単体の方がかかってる賃料だけで言うとね、    〔私語する者あり〕 だから、お金の問題ではありません。ぜひ女性団体をどう育成して応援するかという観点を行政の中に持ってほしいということを要望します。  以上です。    〔私語する者多し〕 52: ◯議長松井逸朗君) 以上で質疑並びに一般質問を終結します。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━               〔付  託  表  配  付〕  一 常任委員会及び議会運営委員会付託 53: ◯議長松井逸朗君) ただいま議題となっております第104号議案から第117号議案まで及び日程第17、請願第7号、以上15件については、お手元に配付した表のとおり常任委員会及び議会運営委員会に付託します。            ───────────────────           委 員 会 審 査 事 件 付 託 表                      平成13年第6回(11月)岐阜市議会定例会 ○総務委員会(第1委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第104号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳入                             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第12款 諸支出金                     │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第106号議案│政治倫理の確立のための岐阜市長の資産等の公開に関する条例の一部を │ │       │改正する条例制定について                     │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第107号議案│岐阜市火災予防条例の一部を改正する条例制定について        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第109号議案│平成12年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成12年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳入                             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第1款 議会費                       │ │       │   第2款 総務費                       │ │       │    ただし、第4項 統計調査費については所管分        │ │       │   第9款 消防費                       │ │       │   第11款 公債費                      │ │       │   第12款 諸支出金                     │ │       │   第13款 予備費                      │ │       │ 平成12年度岐阜市競輪事業特別会計歳入歳出決算         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第112号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第4号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳入                             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第1款 議会費                       │ │       │   第2款 総務費                       │ │       │   第9款 消防費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第113号議案│岐阜市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について   │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第114号議案│特別職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について  │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○産業交通委員会(第3委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第104号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第6款 農林水産業費                    │ │       │   第7款 商工費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第109号議案│平成12年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成12年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費中                      │ │       │    第4項 統計調査費中所管分                │ │       │   第5款 労働費                       │ │       │   第6款 農林水産業費                    │ │       │   第7款 商工費                       │ │       │ 平成12年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算   │ │       │ 平成12年度岐阜市観光事業特別会計歳入歳出決算         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第112号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第4号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第5款 労働費                       │ │       │   第6款 農林水産業費                    │ │       │   第7款 商工費                       │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○厚生委員会(第2委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第104号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第3款 民生費                       │ │       │   第4款 衛生費                       │ │       │ 第2条 債務負担行為の補正                   │ │       │  追加分中                           │ │       │   地下水汚染対策事業費                    │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第108号議案│岐阜市                              │ │       │   衛生施設組合規約の変更に関する協議について         │ │       │羽島郡                              │ ├───────┼─────────────────────────────────┤
    │第109号議案│平成12年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成12年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費中                      │ │       │    第4項 統計調査費中所管分                │ │       │   第3款 民生費                       │ │       │   第4款 衛生費                       │ │       │ 平成12年度岐阜市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算     │ │       │ 平成12年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計歳入歳出決算   │ │       │ 平成12年度岐阜市育英資金貸付事業特別会計歳入歳出決算     │ │       │ 平成12年度岐阜市母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計歳入歳出決算 │ │       │ 平成12年度岐阜市介護保険事業特別会計歳入歳出決算       │ │       │ 平成12年度岐阜市廃棄物発電事業特別会計歳入歳出決算      │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第112号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第4号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第3款 民生費                       │ │       │   第4款 衛生費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │請願第7号  │政府の「医療制度改革」にたいする意見書の提出に関する請願     │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○建設水道委員会(第4委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第104号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第8款 土木費                       │ │       │ 第2条 債務負担行為の補正                   │ │       │  追加分中                           │ │       │   道路整備工事費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第109号議案│平成12年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成12年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第8款 土木費                       │ │       │       災害復旧費                     │ │       │ 平成12年度岐阜市土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算     │ │       │ 平成12年度岐阜市駐車場事業特別会計歳入歳出決算        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第110号議案│平成13年度岐阜市下水道事業会計補正予算(第2号)        │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第111号議案│岐阜市下水道条例の一部を改正する条例制定について         │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第112号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第4号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第8款 土木費                       │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第116号議案│公営企業の管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例制定につい │ │       │て                                │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第117号議案│企業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例制定 │ │       │について                             │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○文教委員会(第5委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第104号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第3号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第10款 教育費                      │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第105号議案│平成13年度岐阜市薬科大学附属薬局事業特別会計補正予算(第1号) │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第109号議案│平成12年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について   │ │       │ 平成12年度岐阜市一般会計歳入歳出決算             │ │       │  歳出中                            │ │       │   第2款 総務費中                      │ │       │    第4項 統計調査費中所管分                │ │       │   第10款 教育費                      │ │       │ 平成12年度岐阜市薬科大学附属薬局事業特別会計歳入歳出決算   │ ├───────┼─────────────────────────────────┤ │第112号議案│平成13年度岐阜市一般会計補正予算(第4号)           │ │       │ 第1条 歳入歳出予算の補正                   │ │       │  歳出中                            │ │       │   第10款 教育費                      │ └───────┴─────────────────────────────────┘ ○議会運営委員会(第2委員会室) ┌───────┬─────────────────────────────────┐ │第115号議案│市議会議員の報酬、費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定 │ │       │について                             │ └───────┴─────────────────────────────────┘            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  散  会 54: ◯議長松井逸朗君) 以上で本日の日程は全部終了しました。本日はこれで散会します。   午前11時33分 散  会  岐阜市議会議長      松 井 逸 朗  岐阜市議会議員      乾   尚 美  岐阜市議会議員      稲 垣 一 彦 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...