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〔議 案 掲 載 省 略〕
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7:
◯議長(堀 征二君) 提出者の説明を求めます。市長、
浅野 勇君。
〔
浅野 勇君登壇〕
8:
◯市長(
浅野 勇君) ただいま上程になりました第170号議案につきまして説明をいたします。
本議案は、助役の選任同意でありまして、2年6カ月にわたり市政発展のため御努力をいただいておりました江藤幸治さんが平成13年1月5日をもって辞任されますので、後任の助役に松谷春敏君を選任いたしたいと存じます。
松谷春敏君は、東京大学工学部において都市工学を専攻し、建設省に入省され、建設省都市局や外務省のほか、兵庫県などにおいて地方自治体の業務に直接携わられるなど豊富な知識と経験を有しておられますので、本市の駅周辺整備を初めとする都市基盤の整備に尽力されるものと期待しております。よろしく御同意のほどお願い申し上げます。
以上でございます。
9:
◯議長(堀 征二君) これより質疑を行います。
本件について質疑を許します。質疑はありませんか。
〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕
10:
◯議長(堀 征二君) 33番、
堀田信夫君。
〔
堀田信夫君登壇〕(拍手)
11: ◯33番(
堀田信夫君) 助役選任同意方についての議案でありますが、私どもはこの間、国や県から人材を派遣してもらうことについてその都度申し上げてまいりました意見は、職員の勤労意欲への影響、建設省などの太いパイプと言われますけれども、結局のところ国の大型開発偏重の政治を岐阜市に取り入れることになるんではないか。また、過去には突然の引き揚げで空白期間さえ生じたことがありましたが、4年の任期を全うしないという地方自治法上の問題、先回の同意方についての市長に対しての私からのお尋ねに対して、市の職員の中に人材がないわけではないけれど、駅周辺の事業を進めていく上でいま少しお願いを建設省にしているという御答弁でありました。今日に至るもいまだ市の職員の中には技術助役に値する職員がいないと、なお考えておられるのかどうか、この1点についてまずお伺いをしておきたいと思います。(拍手)
12:
◯議長(堀 征二君) 市長、
浅野 勇君。
〔
浅野 勇君登壇〕
13:
◯市長(
浅野 勇君) 庁内に人材がいないということではなく、現在の本市の抱える活性化基盤整備に係る課題への対応として、これまでに引き続き建設省から来ていただきたいと考えたところでございます。
〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕
14:
◯議長(堀 征二君) 33番、
堀田信夫君。
〔
堀田信夫君登壇〕
15: ◯33番(
堀田信夫君) 平成の3年ですよね、一等最初に技術助役を建設省から賜ったといいますか、今からおよそ10年前であります。それまではずっと市の職員の中から長年にわたって働いてこられた職員の中から助役を選任してきたわけです。職員を信頼して大胆に思い切って任せてみるという姿勢こそが
浅野市長には必要なんではないかと私は思うんです。人づくりをうたい文句にしながらも職員を結局のところ育て切れていないという情けない状況をあなたはあからさまにしているんではないんでしょうか。今度の方、45歳とされていますね、昭和30年生まれ。岐阜市の職員で大学を卒業してこの年までおよそ23年間働いてやっと主査ぐらいでしょうか。係長になる方もあるかもしれませんが、それでもなれればいい方ではないんでしょうか。建設省の職員は偉いんだから仕方がないと割り切れない、なかなかその思いが払拭し切れないと私は思うんです。建設省の方は、本省の方は本省の方で、キャリアであるとかノンキャリアというような問題もあったりして物議を醸しておりますけれども、本省のそういうとばっちりを岐阜市の人事が受けるというようなことではないのかと言わざるを得ません。岐阜市という地方の特色があり、それを理解するのに1年や2年はかかるとも言われていますが、ようやく事情がのみ込めたあたりで引き揚げるということの繰り返しがこの10年間ではなかったんでしょうか。1年で部長が部を渡り歩くようなことは改めるべきだということさえも、さきの議会でこの議場で指摘をされていたとおりであります。結局のところ、助役が国からの固定ポストになっている。どう見ても指定席のそしりを免れないと思いますが、どのように受けとめておられるか重ねてお伺いしたいと思います。
16:
◯議長(堀 征二君) 市長、
浅野 勇君。
〔
浅野 勇君登壇〕
17:
◯市長(
浅野 勇君) 人事の一番大切なことは適材適所かと思います。ここ10年、建設省の方からいただいておるということは、私どもとしては岐阜市の必要性、岐阜市が必要だから建設省の方へお願いしておるということであって、建設省の都合で岐阜に派遣していただくというようなことではないということでございます。どこまでも私どもの方で適材適所だと、また、適任であるということでお願いしておるところでございます。
〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕
18:
◯議長(堀 征二君) 33番、
堀田信夫君。
〔
堀田信夫君登壇〕
19: ◯33番(
堀田信夫君) 適材適所とか必要性とおっしゃるけれども、この間のこと若干最後ですので指摘をしていきますと、例えば、駅西の駐車場、これもですね、若干の規模縮小ということになりますが、例えば、都市計画の決定を行っての事業とすれば国庫補助が受けられたのに、道路施設として単独事業何ぞということでスタートさせたために国庫補助がもらえない。さらに、月貸しはできないなど窮屈この上ない現実を一体どのように認識しているんでしょう。
さらに、岐阜公園の天理教街区の整備の問題、これは駐車場でありますが、これも本来駐車場整備について本来これも国庫補助がつくのに暫定整備というやり方をするために国からの補助金がつかない。こういう本来とれるべき金をとらないようなやり方をやっていて、必要性といったってこれはちょっとやり方が違うんでないかと私は思うんです。何をどうやったら国庫補助が確保できるのか、この点は派遣されておられる技術助役、重々この間承知であろうと私は思うんです。ただ、いかにも岐阜市の仕事のやりようが場当たり的でどうしようもないといったところではないのかと推察をせざるを得ません。結局のところ、今、岐阜市はわざわざ本省から派遣された人材も生かし切れていないと私は思います。結局のところ、本省へ出かけていって陳情の際に省庁に出向いてまごまごしないで済むという程度という御意見も伺ってます。その程度なら東京事務所に職員いるんですからとも私は言いたいと思うんです。
人事案件ですし、この提案されている方どうこうは申し上げません。議案には同意をいたしますけれども、地方分権の時代に依然として国の顔色をうかがうような姿勢は岐阜市政がとるべきでないよということを厳しく指摘をしておきたいと思います。
〔私語する者あり〕
20:
◯議長(堀 征二君) 以上をもって質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、常任委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
21:
◯議長(堀 征二君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、常任委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
本件について討論を許します。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
22:
◯議長(堀 征二君) 討論はなしと認めます。
これより採決を行います。
第170号議案を採決いたします。
松谷春敏君を助役に選任するについては、これに同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
23:
◯議長(堀 征二君) 御異議なしと認めます。よって、松谷春敏君を助役に選任するについては同意と決しました。
この際、江藤幸治君からごあいさつがあります。
〔江藤幸治君登壇〕
24: ◯助役(江藤幸治君) 退任に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。
平成10年5月より助役として務めさせていただきましたが、その間、市長、市議会議員各位を初め、多くの関係の方々から温かい御指導をいただいてまいりましたことに対し厚くお礼を申し上げます。
在職中は岐阜駅南口駅前広場及び市駅西駐車場の完成、名鉄の連続立体交差事業着工準備採択、高架下や香蘭地区の開発など、岐阜市の長年の課題でありますJR岐阜駅周辺の整備開発に微力ではありますが参画できました。短い期間ではございましたが、歴史ある岐阜市の町づくりに携われることができましたことは、私にとりまして終生忘れ得ぬ思い出になるものと思います。
金華山、長良川を代表とする山紫水明なこの町は自然環境に特にすぐれた資質を持っており、自然や町並みに触れ合いながら歩くのを楽しみとしている私にとりましても住みやすく人情味のあふれる町でございました。
1月からは新設の国土交通省で勤務する予定となっておりまして、引き続きいろいろな面で関係があろうかと思います。今後とも岐阜市のために役立つことがあれば積極的に取り組んでまいりたいと思っておりますので、相変わらぬ御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
最後に、岐阜市のさらなる活性化と議員各位を初め、市民の皆様がいつまでも御健康で御活躍くださいますことを心から念願いたしまして、退任のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
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第4 木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員の補欠選挙
25:
◯議長(堀 征二君) 日程第4、木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員の補欠選挙を行います。
本件は、欠員となっております組合議会議員1名の後任の選挙を求められたものであります。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によることとし、議長において指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
26:
◯議長(堀 征二君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名いたします。
木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員のうち、長の推薦に基づいて選挙する議員として、岐阜市桜通1丁目23番地7 中井逸雄君を指名いたします。ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
27:
◯議長(堀 征二君) 御異議なしと認めます。よって、木曽川右岸地帯水防事務組合議会議員のうち、長の推薦に基づいて選挙する議員には、中井逸雄君が当選いたしました。
この当選告知は追って
文書をもって行います。
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第5 境川右岸下流地帯水防事務組合議会議員の補欠選挙
28:
◯議長(堀 征二君) 日程第5、境川右岸下流地帯水防事務組合議会議員の補欠選挙を行います。
本件も、欠員となっております組合議会議員1名の後任の選挙を求められたものであります。
お諮りいたします。選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により指名推選によることとし、議長において指名いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
29:
◯議長(堀 征二君) 御異議なしと認めます。よって、議長より指名いたします。
境川右岸下流地帯水防事務組合議会議員のうち、長の推薦に基づいて選挙する議員として、岐阜市桜通1丁目23番地7 中井逸雄君を指名いたします。ただいまの指名に御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30:
◯議長(堀 征二君) 御異議なしと認めます。よって、境川右岸下流地帯水防事務組合議会議員のうち、長の推薦に基づいて選挙する議員には、中井逸雄君が当選いたしました。
この当選告知は追って
文書をもって行います。
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閉 議 閉 会
31:
◯議長(堀 征二君) 以上をもって今期
臨時会に付議された事件はすべて議了いたしました。よって、本日の会議はこれをもって閉じ、平成12年第6回岐阜市議会
臨時会を閉会いたします。
午前10時26分 閉 会
〔閉会後、松谷春敏君から次のようなあいさつがあった。〕
32: ◯(松谷春敏君) ただいま御紹介をいただきました松谷でございます。
このたびは私の助役選任に御同意をいただきまして、ありがとうございました。もとより微力ではございますが、皆様の御指導をいただきながら
浅野市長の補佐役として岐阜市の活性化と発展のために情熱と全力を傾けてまいりたいというふうに思っております。どうかよろしく御指導、御鞭撻のほどお願い申し上げます。(拍手)
岐阜市議会議長 堀 征 二
岐阜市議会議員 林 政 安
岐阜市議会議員 渡 辺 要
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