岐阜市議会 1996-03-26
平成8年第1回定例会(第6日目) 本文 開催日:1996-03-26
│第1号議案 │平成8年度岐阜市一般会計予算 │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │ │
│ │ 歳入 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第1款 議会費 │ │
│ │ 第2款 総務費 │ │
│ │ ただし、第4項 統計調査費につい │ │
│ │ ては所管分 │ │
│ │ 第7項 総合行政推進費に │ │
│ │ ついては所管分 │ │
│ │ 第9款 消防費 │ │
│ │ 第11款 公債費 │ │
│ │ 第12款 諸支出金 │ │
│ │ 第13款 予備費 │ │
│ │ 第3条 地方債 │ │
│ │ 第4条 一時借入金 │ │
│ │ 第5条 歳出予算の流用 │ │
│第2号議案 │平成8年度岐阜市競輪事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第14号議案 │岐阜市事務分掌条例の一部を改正する条例制定につい │原案のとおり可決│
│ │て │ │
│第15号議案 │岐阜市職員定数条例の一部を改正する条例制定につい │原案のとおり可決│
│ │て │ │
│第16号議案 │非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例 │原案のとおり可決│
│ │の一部を改正する条例制定について │ │
│第23号議案 │岐阜市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する │原案のとおり可決│
│ │条例の一部を改正する条例制定について │ │
│第28号議案 │平成8年度岐阜市民病院事業会計予算 │原案のとおり可決│
│第29号議案 │岐阜市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正す │原案のとおり可決│
│ │る条例制定について │ │
│第30号議案 │岐阜市立看護専門学校条例の一部を改正する条例制定 │原案のとおり可決│
│ │について │ │
│第38号議案 │平成7年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳入 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第2款 総務費 │ │
│ │ 第9款 消防費 │ │
│ │ 第13款 諸支出金 │ │
│ │ 第4条 地方債の補正 │ │
│第42号議案 │岐阜市災害対策本部条例及び岐阜市消防団員等公務災 │原案のとおり可決│
│ │害補償条例の一部を改正する条例制定について │ │
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平成8年3月22日
総務委員長 小 林 幸 男 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
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総 務 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第135条第1項の規定により報告します。
記
┌────────┬─────────────────────────────────┐
│請 願 番 号 │請願第3号 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│件 名│消費税増税中止と消費税廃止を求める請願 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成8年3月4日 │
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│請願代表者 │岐阜市三ツ又町2 │
│住所・氏名 │消費税をなくす岐阜市の会 代表 稲垣 一彦 外59件 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員 │大須賀志津香、宇野静子、
堀田信夫 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│審 査 結 果 │不採択 │
└────────┴─────────────────────────────────┘
┌────────┬─────────────────────────────────┐
│請 願 番 号 │請願第4号 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│件 名│住専処理に国民の税金を使わないよう国に意見書の提出を求める請願 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成8年3月4日 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│請願代表者 │岐阜市芥見長山1-89 │
│住所・氏名 │岐阜健友会 長山支部 近藤 武 外57件 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員 │
堀田信夫、大須賀志津香、宇野静子 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│審 査 結 果 │不採択 │
└────────┴─────────────────────────────────┘
平成8年3月22日
総務委員長 小 林 幸 男 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
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産 業 交 通 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第102条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第1号議案 │平成8年度岐阜市一般会計予算 │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第5款 労働費 │ │
│ │ 第6款 農林水産業費 │ │
│ │ 第7款 商工費 │ │
│ │ 第2条 債務負担行為 │ │
│ │ 農業企業化資金利子補給 │ │
│第10号議案 │平成8年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第11号議案 │平成8年度岐阜市観光事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第22号議案 │岐阜市家畜診療所設置条例の一部を改正する条例制定 │原案のとおり可決│
│ │について │ │
│第31号議案 │平成8年度岐阜市中央卸売市場事業会計予算 │原案のとおり可決│
│第35号議案 │平成8年度岐阜市交通事業会計予算 │原案のとおり可決│
│第38号議案 │平成7年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第7款 商工費 │ │
│第40号議案 │平成7年度岐阜市観光事業特別会計補正予算(第1 │原案のとおり可決│
│ │号) │ │
│第43号議案 │岐阜市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区 │原案のとおり可決│
│ │の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定につ │ │
│ │いて │ │
│第47号議案 │平成7年度岐阜市中央卸売市場事業会計補正予算(第 │原案のとおり可決│
│ │1号) │ │
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平成8年3月22日
産業交通委員長 森 由 春 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
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厚 生 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第102条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第1号議案 │平成8年度岐阜市一般会計予算 │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第2款 総務費中 │ │
│ │ 第4項 統計調査費中所管分 │ │
│ │ 第3款 民生費 │ │
│ │ 第4款 衛生費 │ │
│ │ 第2条 債務負担行為 │ │
│ │ ごみ処理施設建設工事費 │ │
│第3号議案 │平成8年度岐阜市国民健康保険事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第4号議案 │平成8年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第5号議案 │平成8年度岐阜市育英資金貸付事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第6号議案 │平成8年度岐阜市住宅建築資金貸付事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第7号議案 │平成8年度岐阜市母子福祉資金貸付事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第8号議案 │平成8年度岐阜市寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第9号議案 │平成8年度岐阜市廃棄物発電事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第17号議案 │岐阜市障害者施策推進協議会条例制定について │原案のとおり可決│
│第18号議案 │岐阜市育英資金貸付に関する条例の一部を改正する条 │原案のとおり可決│
│ │例制定について │ │
│第19号議案 │岐阜市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する │原案のとおり可決│
│ │条例制定について │ │
│第20号議案 │岐阜市立第二看護専門学校条例の一部を改正する条例 │原案のとおり可決│
│ │制定について │ │
│第21号議案 │岐阜市余熱利用施設条例の一部を改正する条例制定に │原案のとおり可決│
│ │ついて │ │
│第38号議案 │平成7年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第3款 民生費 │ │
│第39号議案 │平成7年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計補正 │原案のとおり可決│
│ │予算(第3号) │ │
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平成8年3月22日
厚生委員長 中 尾 年 春 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
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厚 生 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第135条第1項の規定により報告します。
記
┌────────┬─────────────────────────────────┐
│請 願 番 号 │請願第1号 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│件 名│障害者小規模作業所に対する国庫補助制度の改善と充実を求めての意 │
│ │見書提出等に関する請願 │
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│受理年月日 │平成8年3月4日 │
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│請願代表者 │岐阜市島新町5番9号 │
│住所・氏名 │共同作業所全国連絡会 きょうされん岐阜支部 │
│ │事務局次長 林 守男 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員 │林 貞夫、森 由春、村山まさ子、小林 洋、
堀田信夫 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│審 査 結 果 │採択 │
└────────┴─────────────────────────────────┘
┌────────┬─────────────────────────────────┐
│請 願 番 号 │請願第2号 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│件 名│国民健康保険料の引下げを求める請願 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│受理年月日 │平成8年3月4日 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│請願代表者 │岐阜市上尻毛日吉184番地 │
│住所・氏名 │岐阜市国保を考える会 代表者 奥 昭臣 外32件 8,290人 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│紹 介 議 員 │宇野静子、大須賀志津香、
堀田信夫 │
├────────┼─────────────────────────────────┤
│審 査 結 果 │不採択 │
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平成8年3月22日
厚生委員長 中 尾 年 春 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
───────────────────────
建 設 水 道 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第102条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第1号議案 │平成8年度岐阜市一般会計予算 │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第8款 土木費 │ │
│ │ 第2条 債務負担行為 │ │
│ │ 特定優良賃貸住宅利子補給 │ │
│ │ 市営住宅改善工事費 │ │
│ │ 公園整備工事費 │ │
│ │ 公共用地等の取得費 │ │
│ │ 金融機関の岐阜市土地開発公社に対する貸付金の │ │
│ │ 損失補償 │ │
│第12号議案 │平成8年度岐阜市土地区画整理事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第13号議案 │平成8年度岐阜市公共用地取得事業特別会計予算 │原案のとおり可決│
│第24号議案 │岐阜市水防団設置条例の一部を改正する条例制定につ │原案のとおり可決│
│ │いて │ │
│第32号議案 │平成8年度岐阜市水道事業会計予算 │原案のとおり可決│
│第33号議案 │平成8年度岐阜市下水道事業会計予算 │原案のとおり可決│
│第34号議案 │岐阜都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一 │原案のとおり可決│
│ │部を改正する条例制定について │ │
│第38号議案 │平成7年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第8款 土木費 │ │
│ │ 第2条 繰越明許費 │ │
│ │ 第3条 債務負担行為の補正 │ │
│第41号議案 │平成7年度岐阜市土地区画整理事業特別会計補正予算 │原案のとおり可決│
│ │(第3号) │ │
│第44号議案 │岐阜市特別用途地区建築条例の一部を改正する条例制 │原案のとおり可決│
│ │定について │ │
│第46号議案 │市道路線の認定及び変更について │原案のとおり可決│
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平成8年3月22日
建設水道委員長 大 野 通 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
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文 教 委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第102条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────┬────────┐
│事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼─────────────────────────┼────────┤
│第1号議案 │平成8年度岐阜市一般会計予算 │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第2款 総務費中 │ │
│ │ 第4項 統計調査費中所管分 │ │
│ │ 第7項 総合行政推進費中所管分 │ │
│ │ 第10款 教育費 │ │
│第25号議案 │岐阜市立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例 │原案のとおり可決│
│ │制定について │ │
│第26号議案 │岐阜市文化財保護条例の一部を改正する条例制定につ │原案のとおり可決│
│ │いて │ │
│第27号議案 │岐阜市少年自然の家条例の一部を改正する条例制定に │原案のとおり可決│
│ │ついて │ │
│第38号議案 │平成7年度岐阜市一般会計補正予算(第7号) │原案のとおり可決│
│ │ 第1条 歳入歳出予算の補正 │ │
│ │ 歳出中 │ │
│ │ 第10款 教育費 │ │
│第45号議案 │岐阜市立学校設置条例の一部を改正する条例制定につ │原案のとおり可決│
│ │いて │ │
└───────┴─────────────────────────┴────────┘
平成8年3月22日
文教委員長 西 川 弘 印
岐阜市議会議長 高 橋 実 様
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4:
◯議長(
高橋 実君) これら49件の各常任委員会における審査結果の報告を求めます。産業交通委員長、12番、森 由春君。
〔森 由春君登壇〕(拍手)
5: ◯12番(森 由春君) おはようございます。
〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕
ただいまから平成8年第1回
定例会における産業交通委員長報告を行います。
本委員会は、付託されました議案10件につきまして、去る3月19日、21日及び22日の3日間にわたり委員会を開会し、現場視察を踏まえ慎重に審査いたしましたので、以下、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
初めに、第1号議案平成8年度岐阜市一般会計予算、所管分についてであります。
商工費については、まず、長良川ハイツ改装時期や職員の接遇態度についてただされたほか、今やハイツの人気メニューとなった薬膳料理のもてなし方について、さらに意を用いられたいと述べられたところであります。
次に、コンベンション事業推進に関しては、会議とあわせた見本市の開催により、一層経済波及効果が期待されるとの観点から、今後の取り組み方や宣伝方法について問われたほか、大型バス駐車場とこれに付随する売店等の施設の充実についても、将来的な課題として検討方を求められたのであります。
加えて、11月補正で購入した国際会議場駐車場用地の一刻も早い整備活用について、複数の委員から強く求められたところであります。
このほか、自動車運転免許取得助成に関して、同和対策全般のあり方について言及され、今後は物質的な援助策だけでなく意識改革に重点を置いた事業を推進されたいとの意見が述べられたのであります。
他方、農林水産業費に関しては、農業調査委員会及び農事改良組合が一本化され、農政推進委員会に改組されたことについて、その職務の内容あるいは委員の選任方法等についてただされたほか、米の生産調整に関し減反面積の拡大を図る一方、外国産米を輸入しようとする姿勢をただされたのであります。
また、農業者年金のうち、農業経営移譲年金については、支給要件が非常に厳しいため、国に対してその改善方を働きかけられたいとの要望がなされたのであります。
このほか、水産業振興に関しては、アユの漁獲量減少の理由が問われ、鵜飼への影響を懸念する立場から実態調査の実施検討を求められたのであります。
また、この問題については、放流アユの質の悪さも起因しているおそれがあるとの指摘がなされ、適正な運営方を求められたところであります。
その後、討論へと移行したところ、いずれも賛成の立場から、以下の要望意見が述べられたところであります。
まず、商工費に関しては、制度融資の貸し付けに当たり、弾力的な運用をされるとともに、新たに事業者のための生活資金貸付制度の創設を要望されたのであります。
また、商業振興については、市中心部だけでなく周辺商業者にも配慮されたいと述べられ、あるいはコンベンション推進に関しては、今後も国際会議場を拠点としてより一層の経済波及効果が期待できるようなイベント実施を希望されたところであります。
このほか、産業振興ビジョン策定を初めとする各種調査委託については、今後の事業推進に十分生かされるよう適正な執行方が強く求められるとともに、安易なコンサルタント委託は慎み、職員みずからが英知を結集して岐阜市の進路を確定していくような意欲を持った取り組みが求められていると述べられたのであります。
次に、農業水産業費に関しては、南西部地域における農業振興の一層の取り組みと、予算投入方について一委員から強く要望がなされたほか、農政推進委員の資格要件について、真の農業を守るべき立場から、現実に農業に携わる者の意見が十分反映されるよう改善方が求められ、あるいはまた市街化区域内における園芸振興にも十分意を用いられたいと述べられたのであります。
さらに、本予算全体の執行に当たっても、当然のことながら、適切かつ確実なる対処をされるよう念を押されたところであります。
以上のような論議を踏まえ、本件を採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第10号議案平成8年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計予算につきましては、歳入減少の理由をただされた後、屠畜場、冷蔵庫使用料に消費税が転嫁されていることから本議案に反対するとの討論がなされたものの、採決の結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第11号議案平成8年度岐阜市観光事業特別会計予算につきましては、ぎふ長良川夏まつり期間のイベントの内容やその経済波及効果、宣伝方法、観光タクシー運営助成事業、信長関連事業振興基金、秀吉出世街道観光推進協議会あるいは鵜飼検討委員会の内容についてただされる中、岐阜市としてNHKの大河ドラマ等に左右されない恒久的な観光資源の構築が求められたのであります。
その後、討論へと移行したところ、一委員から、観覧船使用料に消費税が含まれているとの理由により反対討論がなされたのであります。
他方、本件に賛成の委員からは、市民ボランティアの参加による岐阜城屋根がわらふきかえを評価しつつ、安全面の十二分な配慮を求められたところであります。
かくして、本件を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第22号議案岐阜市家畜診療所設置条例の一部を改正する条例制定につきましては、青柳町の家畜診療所を畜産センター内へ移転整備しようとするものであり、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第31号議案平成8年度岐阜市中央卸売市場事業会計予算についてであります。
審査においては、使用料の値上げの経過、場内環境改善対策の実績及び今後の予定、市場長期ビジョン策定への職員の参加について問われた後、施設使用料の引き上げ並びに消費税の転嫁を理由に、本予算案には反対する旨討論がなされたのであります。
これに対して、本議案に賛成の立場からも討論がなされ、市場に出荷される農産物のうち、周辺農家から搬入されるいわゆる個選物の価格が低落傾向にあることから、これら農家を保護するための一定の配慮方を求められたところであります。
その後、本件を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第35号議案平成8年度岐阜市交通事業会計予算につきましては、車両整備の一部外注化に伴う技術系職員の削減予定と、これに伴うバスの安全運行に対する影響、人事異動への配慮等について問われたほか、四次総にうたう公共交通機関への誘導方針に沿った公共交通体系の拡充計画をただされたところであります。
その後、討論へと移行したところ、定数削減は乗客の安全確保にも影響するおそれがあり、加えて、料金に消費税が転嫁されているとの理由から反対討論がなされたものの、採決の結果、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第38号議案平成7年度岐阜市一般会計補正予算第7号中、所管分については、国の2次補正に伴い、信用保証料を補てんしようとするものであり、融資に当たっての弾力的な対応が求められたものの、議案そのものには何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第40号議案平成7年度岐阜市観光事業特別会計補正予算第1号についてであります。
本件は、鵜飼乗船客の減少に伴い減額補正をしようとするものであり、阪神大震災、あるいは景気の低迷等によるやむを得ない予算措置であることに理解を示しつつも、今後は岐阜市民の誇るべき文化的、伝統的な遺産として全庁的な支援体制をもって鋭意取り組まれたいとの要望意見が述べられたのであります。
その後、採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、第43号議案岐阜市農業委員会の選挙による委員の定数及び選挙区の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定につきましては、住居表示の実施に伴い選挙区の町名を変更しようとするものであり、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、第47号議案平成7年度岐阜市中央卸売市場事業会計補正予算第1号につきましては、農水省の補助メニューの追加により補正するに至った経過がただされたものの、議案そのものには何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、御報告申し上げます。
6:
◯議長(
高橋 実君) 厚生委員長、10番、
中尾年春君。
〔
中尾年春君登壇〕
7: ◯10番(
中尾年春君) 厚生委員長報告を行います。
今期
定例会において、本委員会は、3月19日、21日及び22日の3日間にわたり委員会を開会し、付託されました議案15件、請願2件につきまして慎重に審査いたしましたので、以下、その経過と結果を御報告申し上げます。
初めに、第1号議案平成8年度岐阜市一般会計予算のうち、当委員会の所管分についてであります。
まず、民生費におきましては、とりわけ高齢者福祉に関して活発な質疑がなされました。
特別養護老人ホームについては、数多くの待機者がいることから、現在の待機期間、平成8年度に新設する施設の開設時期や定員、今後における増設計画等を問われる一方、在宅での支援を目指す老人保健福祉計画との整合性についても議論が交わされました。さらに、高齢者ふれあい訪問モデル事業の内容、デイサービス事業の待機者対策、歩行補助車、いわゆるシルバーカーの導入、高齢者住宅改善促進助成事業の周知、おとしよりの便利帳の刷新、中核市移行に伴う財源問題等々についても、それぞれ質疑、要望がなされたほか、これからは医療、衛生はもとより、生涯学習などとも絡む総合的な福祉施策が必要となることから、高齢者の立場に立った一元的な体制づくりや人材育成、あるいはボランティアの活用についても言及されたところであります。
加えて、障害者福祉に関しては、障害者計画の策定に当たってより多くの人々の意見を反映すべきとの思いから、岐阜市障害者施策推進協議会の構成メンバーについて問われ、また、国民年金に関しても、無年金者増加を危惧する立場から、年度当初における免除申請の周知徹底について要望がなされたところであります。
次に、衛生費におきましては、生活環境部に対し、一般ごみ収集の民間委託に伴い市民サービス、ごみ減量意識の啓発、指導体制といった観点から質疑、あるいは問題点の指摘がなされ、さらに事業系ごみについては、昨年提出されたごみ問題対策特別委員会からの提言を受けての減量への取り組みを問われたほか、衛生部に対しても、骨粗鬆症予防のための骨密度検査について触れられたところであります。
その後、討論へと移行したところ、一般ごみ収集を民間に委託することは、市民と一体となってごみ減量を進めるべき時代に逆行しており、人件費等の経費削減のためとの理由についても、不要不急の大型事業の見直しにより対処すべきであって、市民サービスや基本的な施策に係る部分を委託すべきではないとの立場から反対討論がなされたところであります。
また、これとあわせて、各種施策の実施に当たっては市民の声を十分に聞き、積極的に広報すること。老人保健福祉計画にかかわる在宅福祉の充実はもちろん、施設の整備も積極的に進めること。その際、特別養護老人ホーム等については民間活力に頼るのみならず、行政みずからも市の中心部に、できることなら各中学校区ごとに建設するよう検討すること。加えて、国庫補助制度改善への働きかけに努めることを強く求められたところであります。
他方、本件に賛成する立場の委員からは、老人保健福祉計画の達成や障害者計画の作成に向けた各種施策、また、ごみ処理施設の建設や減量対策が本予算に多数盛り込まれており評価するとの意見もあり、また別の委員は、保育行政について、特に私立の保育所が果たす役割を重視し、その運営に対して予算措置も含めた配慮を要望されるとともに、過日、新聞で報道されました日本弁護士連合会による全国自治体の老人保健福祉番付に関して、現在の前頭7枚目から三役への昇進を願うとの意見が述べられたところであります。
さらに、一委員は、ごみ収集の民間委託が含まれている点をとらえ、本案の表決に加わることはできない旨意思表明がなされたところであります。
大略、以上のような論議を踏まえ、本議案を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決したところであります。
次に、第3号議案平成8年度岐阜市国民健康保険事業特別会計予算についてでありますが、本議案の質疑において、保険料の滞納とそれに伴う資格証明書の発行について、特に福祉医療受給者の解除の問題を取り上げ、活発な議論が交わされました。さらに、国保料に関する同格都市との比較においても、見解の相違を見たところであります。
その後、討論においても、今回の保険料据え置きの努力については一様に評価しつつも、国保事業のあり方そのものについて意見が分かれ、本議案に反対の立場の委員から、資格証明書の発行は事実上保険証の取り上げであり、社会保障制度としての位置づけからも許されない。まして、福祉医療受給者や子供からの取り上げは直ちにやめるべきであり、温かい血の通った施策をすべきである。また、一般会計からのさらなる繰り入れにより、保険料を引き下げるべきであると述べられたのに対し、本議案に賛成の立場の委員は、確かに保険料は加入者にとって負担となっているが、国保財政が破綻せぬよう、相互扶助の精神から、公平にすべての人が支払うべきであり、理事者としても督促等を含め再三にわたって呼びかけをしており、現在の方法はやむを得ないし、堅持すべきである。また、今や国保事業そのものは一地方自治体のみでは解決できない問題を抱えており、保険事業全体の中で根本的に解決すべき行政課題との認識を示され、これからも粘り強く国に要望すべきだと述べられたところであります。
かくして、本議案を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決したところであります。
次に、第4号議案平成8年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計予算、第5号議案平成8年度岐阜市育英資金貸付事業特別会計予算、第6号議案平成8年度岐阜市住宅建築資金貸付事業特別会計予算について、以上3件につきましては、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第7号議案平成8年度岐阜市母子福祉資金貸付事業特別会計予算については、修学資金、特に支度金の貸し付け時期を早めるよう検討されたいとの要望がなされたものの、議案そのものには異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第8号議案平成8年度岐阜市寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算、第9号議案平成8年度岐阜市廃棄物発電事業特別会計予算、第17号議案岐阜市障害者施策推進協議会条例制定について、第18号議案岐阜市育英資金貸付に関する条例の一部を改正する条例制定について、第19号議案岐阜市福祉医療費助成に関する条例の一部を改正する条例制定について、以上5件についても、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第20号議案岐阜市立第二看護専門学校条例の一部を改正する条例制定についてであります。
今回の授業料改定は、岐阜市外生との格差を解消するのみならず、経費が増加しており、他の看護学校との比較からも、看護婦資格を得るための受益者負担としてやむを得ないとの改定理由が示されたのに対し、討論において、本議案に反対する委員から、25%もの引き上げは学生にとって大きな負担である一方、それによる増収はわずかであり、所要経費の増加については、大型事業の見直しや地方債利息の軽減によって賄うことができ、今回の引き上げは見送るべきであると述べられたところでありますが、採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第21号議案岐阜市余熱利用施設条例の一部を改正する条例制定について、第38号議案平成7年度岐阜市一般会計補正予算第7号のうちの所管分、第39号議案平成7年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計補正予算第3号の以上3件につきましては、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、請願第1号障害者小規模作業所に対する国庫補助制度の改善と充実を求めての意見書提出等に関する請願につきましては、願意は妥当であり、全会一致をもって採択すべきものと決しました。
最後に、請願第2号国民健康保険料の引下げを求める請願についてでありますが、資格証明書に関して、第3号議案の国民健康保険事業特別会計予算とほぼ同様の質疑がなされた後、討論において、本件を採択すべきとの立場の委員は、多くの市民から出された同趣旨の請願は4回目を数えており、不況の中、高い保険料が大きな負担となっているため、市民の切実な声にこたえるべきである。また、制裁措置として保険証を取り上げることはやめるべきであり、同格都市を見ても、そうした対応は少なく、特に福祉医療受給者や子供からの取り上げは直ちにやめるべきであるとの主張がなされました。
一方、本件を不採択にすべきとの立場の委員は、現在の国保財政では保険料の大幅な引き下げができる状況ではなく、一般会計からの繰り入れも限度があり、これ以上大幅にふやすことはできない。また、資格証明書は滞納を防ぐための手段としてやむを得ないとの意見が述べられたところであります。
その後、本件を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決したところであります。
なお、付言いたしますならば、請願審査の過程において、障害者小規模作業所に対する国庫補助制度の改善を求める意見書案を、さらに、本会議でも取り上げられました高齢者介護保険制度に関する意見書案を、それぞれ発議手続しましたことを申し添え、厚生委員長報告といたします。
8:
◯議長(
高橋 実君) 建設水道委員長、8番、大野 通君。
〔大野 通君登壇〕
9: ◯8番(大野 通君) 建設水道委員長報告を行います。
本委員会は、今期
定例会において付託されました議案11件について、去る3月19日、21日及び22日の3日間にわたり委員会を開会し、現場視察も行うなど慎重に審査いたしましたので、以下、その経過並びに結果について御報告いたします。
最初に、第1号議案平成8年度岐阜市一般会計予算のうち、本委員会所管分についてであります。
本件質疑においては、まず駅周辺開発整備事業が取り上げられ、開発の手法や今後の事業計画及び用地取得の理由並びに取得後の利用計画、さらに民間への経済面からの支援の必要性についてただされたのであります。
また、長良川河川空間利用計画については、策定に当たっての基本的な考え方がただされたのであります。
さらには、公園整備の際の駐車場対策や耐震診断・改修啓発リーフレット及びハートビル法啓発リーフレットの配布予定場所並びに樹木医相談事業の概要についても種々問われたのであります。
以上のような質疑を踏まえ、討論に移行したところ、まず、公共用地の取得には慎重な姿勢で臨み、適正価格で購入するよう強く要望されたのであります。また、公共施設の耐震調査結果については、情報の開示が時代の趨勢であることや、人命にかかわる重要な事項でもあり、早期に公表するよう要望されたのであります。さらには、災害に強い安全な道づくりを目指したユー&Gロードプランの策定や少子化、高齢化、人口減少問題への対応策を盛り込んだ住宅マスタープランの策定並びに民間活力を導入した特定優良賃貸住宅制度の充実に対する今後の期待が述べられたところであります。
このほか、長良川河川空間利用計画策定に当たっては、関係部局と十分に協議をして、治水と自然に配慮したハード、ソフト両面からの整備計画を盛り込むよう要望されたのであります。また、通学路の安全確保や防犯対策並びに公園周辺部の安全確保についても要望がなされたのであります。
さらに、耐震診断・改修啓発及びハートビル法啓発の市民への周知徹底や民間コンサルタント委託の成果品を、今後の市政運営に当たって十分に活用すべきであるとの意見が述べられたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第12号議案平成8年度岐阜市土地区画整理事業特別会計予算、第13号議案平成8年度岐阜市公共用地取得事業特別会計予算並びに第24号議案岐阜市水防団設置条例の一部を改正する条例制定について、以上3件に関しては、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第32号議案平成8年度岐阜市水道事業会計予算及び第33号議案平成8年度岐阜市下水道事業会計予算、これら2件については一括して審査を進めたところであります。
まず、両事業に関連して、区画整理事業地内での先行投資の必要性や家庭での漏水トラブルの対応策が問われたのであります。さらに、水道事業では、老朽管の漏水問題がただされたことに対し、第2期水道整備事業の中で年次計画を立てて整備していることや阪神・淡路大震災を受けた最適耐震化計画の指針を参考にしながら、計画の見直しを図る旨答弁されたのであります。また、有収率向上による料金の増収と設備投資費の増大及び地下水保全条例での井戸水利用者へのメーター取りつけについてもただされたのであります。
以上のような質疑を踏まえ、討論に移行したところ、両議案に関連して、とりわけ未整備地域の整備促進が要望されたのであります。
かくして、これら2件を採決に付したところ、いずれも全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第34号議案岐阜都市計画下水道事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、議案そのものには何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第38号議案平成7年度岐阜市一般会計補正予算第7号のうち、本委員会所管分についてであります。
本件質疑においては、まず、優良建築物等整備促進事業補助と特定優良賃貸住宅供給促進事業の減額理由についてただされたのであります。さらに、繰越明許費に関連して、工事の年度末集中を避けるため十分配慮するよう指摘されたのであります。
以上のような質疑を踏まえ、討論に移行したところ、事業の断念は大変残念なことだと前置きされ、地域住民の合意形成に努めつつ積極的に市街地再開発事業を推進するよう要望されたのであります。
その後、本件を採決に付したところ、議案そのものには異議のないところであり、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、第41号議案平成7年度岐阜市土地区画整理事業特別会計補正予算第3号、第44号議案岐阜市特別用途地区建築条例の一部を改正する条例制定について並びに第46号議案市道路線の認定及び変更についてでありますが、これら3件に関しても、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、建設水道委員長報告といたします。
10:
◯議長(
高橋 実君) 文教委員長、5番、西川 弘君。
〔西川 弘君登壇〕
11: ◯5番(西川 弘君) 文教委員長報告を行います。
今期
定例会において、本委員会に付託されました議案6件につきまして、去る3月19日、21日及び22日の3日間にわたり委員会を開会し、現場視察を踏まえ、慎重に審査いたしましたので、以下、その経過並びに結果について御報告申し上げます。
まず初めに、第1号議案平成8年度岐阜市一般会計予算の文教委員会所管分についてであります。
本件審査に当たっては、教育全般にわたりさまざまな側面から質疑が繰り広げられたのであります。
まず初めに、本議会においても取り上げられた刀剣、すなわち太刀購入についてでありますが、まず理事者からこの太刀の鑑定方法等について説明を求め、審査を進めたところであります。こうした中、各委員からは、太刀の由来や現在の所有者などるるただされ、鑑定・購入に際しては、刀剣専門家の意見聴取・指導を受け、今後の慎重かつ十全なる対応が望まれたところであり、また、他の委員からは真贋問題を特に憂慮され、予算措置における適切な手続が求められたのであります。
次に、青少年育成費に関しては、いきいき家族啓発事業の予算額、家族の募集方法について、さらには、この事業に対する当局の教育的信念をただす中、この事業が「子供の海外派遣」を付随することに対し、今後の適切なる対応方が要望されたのであります。
次に、保健体育費中、飯缶方式に係る中学校食器整備に当たっては、メラミン食器導入に至る過去の議論に触れつつ、今後の整備計画について問われたところであります。さらには、給食残飯の実態と処理方法について回答を求める中、委員から、給食時間の改善方に加えて、飯缶方式の問題点についても言及されたのであります。このほか、給食調理員にある正規職員と非常勤職員の給与、勤務体制の実態についてもただされたのであります。
次に、学校教育に関しましては、地域の特色を生かした催しを企画立案し、地域の連帯をはぐくむ学校と地域の夢づくり・ふれあい事業の活動方針を問い、これを高く評価されるとともに、中学校にある「いきいき夢づくり」事業には、心の教育、生命尊重の観点から、思いやり精神の醸成を要望されたのであります。
これらのほか、日本体育・学校健康センター負担金の内容、教師用教科書及び指導書購入の目的について、また、小中学校管理費にある施設整備と、建設費にある環境整備の事業内容と予算計上方についてもただされたのであります。
こうした各般にわたる質疑を進める中、いじめ問題については、各委員とも議論が及んだところであります。すなわち、教育振興費における生徒指導の内容及び積算根拠について問われる中で、いじめの予防強化の観点からも、この予算配当額の位置づけに憂慮されたのであります。また、この
発言を契機に、いじめが社会問題にある現下、今回、いじめ対策事業の予算措置をすべきではなかったかと指摘された次第であります。
こうした意見に対し、当局からは、いきいき家族啓発事業、あるいは学校と地域の夢づくり・ふれあい事業などを通して、いじめが発生する状況の体質改善を図る旨答弁されたのであります。加えて、少年センターに設置する適応教室の構想が明らかにされる中、充実した施設の要望、また、その施設に通う保護者への対応についても意見が述べられたのであります。
最後に、一委員から、栃木県足利市が、市内外を問わず小中学生を対象に文化施設の通年無料開放、さらには、体育施設の毎週土曜日無料化を本年4月から実施に踏み切ることを紹介され、当局に対し期待を寄せられたのであります。
大略、以上のような質疑を踏まえ、討論へと移行したところ、本議案を否とする委員からは、学校給食の一層の充実を求める観点からも、給食調理員の非常勤化に伴う人員削減には反対であり、正規職員の配置を強く望まれたのであります。さらに、いきいき家族啓発事業にあっては、行政が個々の家族を評価し、公表することに疑念を示し、賛成できないと述べられたのであります。
他方、賛成の立場の委員からは、地域・学校・家庭が三位一体として進める学校と地域の夢づくり・ふれあい事業、ふれあい街づくり・ボランティア・アドベンチャー事業の実施を、また、施設面にあっては、市岐商のプール・屋内運動場改築実施設計及び科学館展示室の増築を高く評価されたのであります。
加えて、生涯学習の観点から「ふれあいルーム」への拡充が、また、刀剣購入に際しては専門家の十分な鑑定を経た上で購入し、後刻その結果については当委員会への報告をそれぞれ要望されたのであります。
このほか、教育施設は災害時における緊急避難場所としての位置づけを有する観点から、耐震判定調査の情報を公開するとともに、加えて、防災対策については万全を期するよう求められたのであります。
さらに、別の委員からは、適切かつ有効な本予算の執行を求める中、いじめ問題を特に憂慮され、当局へはいじめに対し細心の注意と十全なる対処方が望まれたのであります。
また、他の委員からは、小児成人病傾向が顕著な今日、給食の献立改善を要望されつつ、給食調理員の非常勤化に関しては、行革の流れにある中、一定の措置は妥当とされたのであります。
かくして、本議案を採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第25号議案岐阜市立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例制定についてであります。
質疑では、市岐商と県立高校との教材費の比較、加えて、備品購入時の契約方法についても問われたのであります。
討論においては、不況にある中、教育費の増大は家計を圧迫しており、また、県立高校に準拠するこの値上げには賛成できないと述べられたのであります。
その後、採決に付したところ、賛成者多数をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第26号議案岐阜市文化財保護条例の一部を改正する条例制定について、これは文化課の廃止に伴い条例を定めようとするものであります。
委員からは、組織改革後も精力的な文化活動を要望されたものの、議案そのものには異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
最後に、第27号議案岐阜市少年自然の家条例の一部を改正する条例制定について、第38号議案平成7年度岐阜市一般会計補正予算第7号、本委員会所管分及び第45議案岐阜市立学校設置条例の一部を改正する条例制定について、以上3議案については、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上、文教委員長報告といたします。
12:
◯議長(
高橋 実君) 総務委員長、29番、
小林幸男君。
〔
小林幸男君登壇〕
13: ◯29番(
小林幸男君) 総務委員長報告を行います。
今期
定例会において総務委員会に付託されました議案11件、請願2件につきまして、去る3月19日、21日及び22日の都合3日間にわたり委員会を開会し、慎重に審査いたしましたので、以下、その経過並びに結果を御報告申し上げます。
まず初めに、第1号議案平成8年度岐阜市一般会計予算のうち、本委員会所管分についてであります。
まず、歳入に係る質疑においては、今後中核市として着実な前進を図る上で、財政の健全化が不可欠との認識から、権限移譲に伴う財源確保の見通し、今後の留保財源見込み、あるいは昨今の低金利時代を背景とした起債の効果的な活用等についてただされたのであります。
また、特別競輪開催により臨時増収となる8年度予算の特殊性を踏まえた次年度以降の効率的な財政運営や、将来の財政硬直化を視野に入れた適債事業の
選択、あるいは法務局との協力による市内課税対象法人の実態把握の充実がそれぞれ求められたのであります。
さらには、市税収入に占める固定資産税及び都市計画税の増嵩が続く中、資産課税の重負担感が市民の中にあり、それが都市住宅のスプロール化を加速させており、一方で、安価な公営住宅料金の設定がなされていることなど、各種収入体系の実態に言及しつつ、バランスのとれた都市経営の視点からその見直しの必要性を指摘されました。
そのほか、財産収入に関連して、ルネッサンスホテルへの市有地の貸し付けに係る賃貸借契約内容、賃借料の納入方式、あるいはホテルへのタクシー乗り入れ条件の改善にまで議論が及んだところであります。
まず、さきの
定例会においても論議のあったホテルとの賃貸借契約についてでありますが、契約期間は平均20年程度であるのに比して、50年という長期間であり、このことは、半永久的な使用を認める借り手に有利な条件であること、また契約締結に至る経過も不明朗であると指摘されたところであります。さらには、タクシー乗り入れについて、この間のホテルに対する申し入れの経過をただす中で、市のコンベンション施策の重要な一翼を担うとの基本的認識に基づく乗り入れ条件の改善が図られるよう、
文書による市としての明確な意思表示を強く求められたところ、当局からは、その点を念頭に置き努めたいと答えられました。
加えて、契約に基づく借地料の前納方式の取り扱いをめぐって種々議論がなされたところであります。すなわち、借地・借家法における賃貸借契約での契約の実効に合わせ可及的速やかに納入すべきものとの法理に照らしつつ、公有財産の適正かつ効率的な運用の視点からも、年度当初の納入依頼に向けて市の姿勢がただされたのであります。
これに対して、当局から、行政においては、地方自治法上の会計年度独立の原則に基づく当該年度内の契約履行を念頭に置きつつも、前納に関して予想される法的問題の精査を踏まえ、相手方との信頼関係に配慮する中で、年度当初の契約履行に向け努力する旨述べられたところであります。
続いて、歳出に係る質疑においては、長年にわたり据え置きとなっている市長並びに議長交際費について、適正額のありようがただされたほか、各種基金の将来見込みや、名札着用の徹底、システム開発状況等が問われたところであります。
また、市税滞納整理の充実や市民向け生涯学習啓発、時宜に応じたボランティア支援を含め、特徴的な総合行政推進に向けての努力が、さらには、市民に身近な姉妹都市交流を志向する観点から、市民に開放された事業の推進による画一的な国際交流からの脱皮がおのおの求められたのであります。
さらに、本会議でも
発言がなされた耐震調査の公表問題について改めて論議の俎上に乗せ、地震災害における防災対策上の視点も踏まえつつ、事務並びに技術の両助役の出席を求め、調査結果の開示、施設管理者等への周知、議会対応のあり方など、さまざまな観点から委曲を尽くした議論が交わされたのであります。
すなわち、議会初め、消防本部や施設管理者である学校長に対して、調査結果の報告がなされていないこと、また、非開示との当局の姿勢がもたらす人心不安の拡散、災害時の避難場所における事故拡大への危惧あるいはその責任の所在、さらには観点を変えて、公表に伴う利害意識の噴出や教育面への配慮など数々の課題が指摘され、終局、中間報告も含め公表に向けての当局の見解を求めたところであります。
これに対し当局からは、耐震調査の1つの過程として実施したところであるが、今日的な情報開示の趨勢にかんがみ、対応や対策を十分整え、今後早い時期に公表する旨答弁がなされました。
大略、以上のような質疑の後、討論に移行したところ、財政の硬直化を懸念する立場から、公債費の軽減、基金の積み立てや留保財源の有効活用、あるいは政策優先度に基づく厳正な事業
選択や、コンサルタント委託への慎重な対応などの要望がなされたほか、中核市及び四次総の初年度として新しい町づくりを目指し、実効ある政策を期待し、予算内容はおおむね理解し得るものとして、賛成の意見が述べられたのであります。
かくして、本件を採決に付したところ、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第2号議案平成8年度岐阜市競輪事業特別会計予算についてであります。
質疑においては、今回の特別競輪開催を一過性でなく継続性を持たせるよう、着実な実績と関係機関への積極的な働きかけに努められるとともに、地元選手の士気高揚のため各種支援の充実を求められた後、討論では、今回の特別競輪開催を評価するとともに、今後も引き続き誘致に取り組まれたいとの要望が重ねてなされたものの、議案そのものには異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第14号議案岐阜市事務分掌条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、行政機構はできる限り簡素・明確であるべきであり、市民サービスの向上につながる計画的な改革を推進されたいとの意見が述べられたものの、採決においては、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第15号議案岐阜市職員定数条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、人員の削減のみならず、事務能率の高度化につながる見直しに配慮され、民間の厳しい雇用状況を踏まえ特別扱いのないよう適正な人員配置に留意する一方、必要な人的投資は推進し、安易な委託による行政サービスの低下を招かぬよう意を用いられたいとの指摘がなされたのであります。
その後、本件を採決したところ、議案そのものには異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第16号議案非常勤の特別職職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について及び第23号議案岐阜市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例制定についての以上2件については、いずれも何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第28号議案平成8年度岐阜市民病院事業会計予算についてであります。
本件審査においては、病院における当面の課題や、新たに開設する精神科デイケア施設の運営あるいは採算性についてただされた後、討論において、患者本位のデイケア事業、また、薬害エイズ関連製薬5社への厳正なる対処が求められたものの、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第29号議案岐阜市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例制定については、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第30号議案岐阜市立看護専門学校条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、近年の看護学校応募者数の減少にかんがみ、今後大学化へ向けた取り組みの必要性を示されたほか、料金改定にあって負担軽減への努力が求められた後、採決に付したところ、議案そのものには異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
次に、第38号議案平成7年度岐阜市一般会計補正予算第7号所管分及び第42号議案岐阜市災害対策本部条例及び岐阜市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例制定についての以上2件については、いずれも何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。
続いて、請願第3号消費税増税中止と消費税廃止を求める請願についてであります。
本件審査においては、より充実した審査に資するとの観点から、請願者を参考人として招致したところであります。
さて、冒頭、参考人より、高齢者福祉対策を理由に導入された消費税は、大部分がそれ以外の分野に投入された結果、老人保健法の改悪や入院給食の有料化など、福祉の後退を招き、当初の目的を大きく逸脱しているばかりか、年間平均12万円の負担は、特に高齢者、障害者の家計を圧迫し、これ以上の税率引き上げは生活破壊につながるものであり、ぜひとも願意を御理解いただきたいとの意見陳述がなされ、これを踏まえ各般にわたる議論が展開されたところであります。
すなわち、委員からは、提出された趣旨、具体的な代替財源の内容、日本の税体系における直間比率の見直しや近年の税制改正並びに食料品非課税時の課税物品との仕分けのあり方、目的税化への是非等々が問われたところであります。
これに対し、参考人からは、代替財源としては請願趣旨のとおりであり、政府においては導入時には福祉のためというだけで、市民への具体的な説明もなく、高齢者福祉対策以外への投入分を削減することにより消費税廃止は可能であると答えられたほか、食料品非課税処理策等提起された課題の検討を踏まえつつ、今後とも消費税に反対していきたいとの意見が述べられたところであります。
そのほか、委員からは、参考人に対し請願団体の概況についての質疑が交わされたり、委員質疑に対して的確な見解表明がなされていない旨の指摘があったところであります。
その後、討論に移行したところ、本請願を是とする委員からは、種々の課題が提起されたが、財源確保の点については請願者と見解を異にするものの、高齢者を初め弱者にとってこれ以上の負担は困難であり、願意には賛同したいと述べられたのであります。
他方、本請願を否とする委員からは、大衆課税としての負担の逆進性はあるものの、この間の税制改革により是正もなされ、地方財源へも配慮されており、願意には賛成できないとの意見、あるいは直間比率の見直しが前提となった消費税導入に対する理解が不足していると思料され、不採択を主張するとの意見、さらには、消費税は直間比率の見直しを進め、使用者負担の原則を図る上で不可欠な財源でもあり、本請願には反対であるとの意見がそれぞれ開陳されたところであります。
かくして、本請願を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決しました。
最後に、請願第4号住専処理に国民の税金を使わないよう国に意見書の提出を求める請願についてであります。
本件審査においては、本請願を是とする立場から、民間会社への公金投入阻止、不明確な6,850億円の支出根拠、関係者の徹底的な責任追及の必要性、また、国民の大多数が血税を注ぐことに反対しており、民意を無視して結論を急ぐことは民主政治の根幹を揺るがすものであり、ひいては将来の2次損失への対応にも道を開くことから、断じて認めがたいとの賛成意見が各委員より述べられました。
他方、本請願を否とする立場からは、法的措置による対応を待っていては景気が沈滞し、不況脱出が困難となることから、一刻も早い景気回復が求められること、あるいは単に一民間企業の問題ではなく、日本の金融制度の根幹にかかわることであると、それぞれ反対意見が表明されたのであります。
しかる後、本請願を採決に付したところ、賛成者少数をもって不採択とすべきものと決しました。
以上、総務委員長報告といたします。
14:
◯議長(
高橋 実君) この際、暫時休憩いたします。
午前11時13分 休 憩
━━━━━━━━━━━━━━━━━
午前11時36分 開 議
15:
◯議長(
高橋 実君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
常任委員長報告に対する質疑の通告がありますので、これを許します。33番、
堀田信夫君。
〔
堀田信夫君登壇〕
16: ◯33番(
堀田信夫君) 総務委員会の報告を承りまして、大変熱心に審議された模様が伝わってまいりまして、敬意を表したいと思います。
〔私語する者あり〕
そこで、私自身も大変興味深く伺った事柄がありまして、お尋ねをするわけですが、つまり、耐震性の問題で、公共及び公用施設の耐震性の判定を平成7年度行いました。その結果について、私どももかねてからその全容について市民に公表すべきだと言ってきたんですが、頑としてこれは受けつけられず、首が縦に振られませんでした。
委員会の報告概要を委員長から伺えば、結論のところで、「今日的な情報開示の趨勢にかんがみ、対応や対象を十分整え、今後早い時期に公表する旨答弁がなされた」とあります。
そこで、3点、念のために教えていただきたいということですので、よろしくお願いしたいと思うんですが、1つは、この種の問題は、しばしば私自身も体験したことですが、防災上の責任を、どの部局のだれが責任持っているかというのが、なかなかはっきりしないことがたびたびありました。それで、委員会の審査の中で、こういう答弁をされたのは、どの部局のだれなのか、明らかにしていただきたい。教えていただきたいということです。
第2点目は、早い時期に公表する旨答弁があったということですが、早い時期という場合に、およそこれは相対的な物のあらわし方ですから、平成7年度のうちの早い時期、つまり3月末までなのか、例えば翌年の間もなく迎える新年度の早い時期なのか。およそ審議の経過からして常識的に考えて、どのあたりに対してのどの早い時期なのか。何に対しての早い時期なのかを教えていただきたい。
それからもう一点、公表するのは、一体何を公表していただけるのか。つまり、平成7年度の公共・公用施設耐震性判定調査結果というのがありますが、小学校143、その他の施設11で、耐震判定がA、B、C、Dでいろいろありますが、この程度のものではなしに、この平成7年度の細かな内容についてそれを早い時期というふうになったのか、教えていただきたいと思います。
以上です。
17:
◯議長(
高橋 実君) 総務委員長、29番、
小林幸男君。
〔私語する者あり〕
〔
小林幸男君登壇〕
18: ◯29番(
小林幸男君) お答えをいたします。
1点目の、だれが答弁をしたかということでありますが、これは両助役から答弁を聞いたわけであります。
2点目の時期でありますけれども、期日でありますが、これは先ほども委員長報告で申し上げたように、具体的な答弁は得られませんでしたが、先ほど言いましたように早い時期にと、こういうことであります。
それから、3点目の対象物は何かということですが、これも具体的な答弁はなかったわけでありますけれども、これは調査の対象物全般にわたってというふうに理解をしております。
以上であります。
〔私語する者あり〕
19:
◯議長(
高橋 実君) 33番、
堀田信夫君。
〔
堀田信夫君登壇〕
〔私語する者あり〕
20: ◯33番(
堀田信夫君) 丁重に教えていただきまして、大変ありがとうございます。(笑声)
それで、両助役からそういう答弁があったということですから、私もそれは承知をしておきたいと思います。
それから、3つ目の何を公表するかということについて、委員長の認識はおよそ全般にわたってとおっしゃいましたので、そのようなことであったろうというふうに私も理解をしておきたいと思います。
それで、早い時期ということについて、具体的な答弁が得られなかったということですが、大体、日本語の表現方法として、常識的に考えて、年度のうちの早い時期とか、この年代の早いうちとかというような表現をするもんですよ。ですから、例えば、今のおっしゃり方だと、時と場合によっては、今世紀のうちの早い時期(笑声)というような解釈だって通ることになりますが、当局のこの早い時期という言葉を前向きに、大体常識的に旧年度のうちの早い時期というふうに解釈していいかどうか。
〔「いや」と呼ぶ者あり〕
あ、そうですか。ほうなら、結局、極めて玉虫色で早い時期という言葉でちょっと当局に逃げられたのかなあというような印象を持ってしまいますが、早い時期という場合には、求めるべき早いというものがありませんので、ひょっとしたら来世紀かもわからぬ。そういうようなことと受け取っていいですか。もう一度お願いしたい。
〔私語する者あり〕
21:
◯議長(
高橋 実君) 総務委員長、29番、
小林幸男君。
〔
小林幸男君登壇〕
〔私語する者あり〕(笑声)
22: ◯29番(
小林幸男君) お答えをいたします。
時期でありますけれども、先ほども申し上げたように、対応や対策を十分整えて早い時期ということですので、そんな今世紀じゅうというようなことはないと、(笑声)私は考えております。
以上です。
23:
◯議長(
高橋 実君) 以上をもって質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論の通告がありますので、順次これを許します。22番、宇野静子君。
〔宇野静子君登壇〕(拍手)
24: ◯22番(宇野静子君) 日本共産党を代表いたしまして、反対討論を行います。
1996年度は、新憲法が公布されて50年目の大きな節目の年であります。住民の安全、健康及び福祉を保持すると地方自治法でもうたわれております地方自治の本旨が、暮らしの隅々にまで息づく岐阜市政を確立することが、いつにも増して強く求められております。
来年度予算では、大型事業の見直しも行われず、また、低金利時代の今日、地方債、当面可能な十六銀行への借りかえ、繰り上げ償還を求めても……
〔私語する者あり〕
市民の財産を、当局の責任よりも一般投資家の利益優先の立場で、これを行おうとせず、一方、行政改革、リストラの名のもとに市民サービスの低下や、自治体本来の役割を放棄する民間委託や、職員の削減、公共料金の引き上げを行うという予算内容であります。
日本共産党は、長引く不況で市民の暮らしや営業が大変な状況にあり、また、市財政事情の厳しい中で、不要不急の大型事業の見直しを行うとともに、地方債の借りかえや、繰り上げ償還による経費の削減を行い、市民生活に密着した予算編成とすることを強く求めるものであり、以下の議案に反対をいたします。
第1号議案平成8年度岐阜市一般会計予算についてであります。
歳入については、固定資産税の評価額が従来の3割から7割に引き上げられ、固定資産税、都市計画税が来年度も増税となり、市民に大きな負担となっているものです。
また、消費譲与税は、所得のない人、低所得者などからも一律に消費税を取るという不公平税制そのものであり、市民負担の産物であります。利子割交付金は、マル優廃止により預金利息に20%課税するもので、この低金利時代にますます市民のささやかな利息収入を奪うものであり、これらは認められません。
次に、使用料、手数料では、第二看護専門学校の授業料、市立岐阜商業高校の入学検定料、入学料及び市民病院看護学校の入学検定料、授業料の引き上げが行われますが、厳しい経済状況のときこそ、公共料金は凍結すべきものであります。また、保育料金が平均0.9%引き上げられますが、子育ての環境づくり支援の立場から、乳幼児医療の無料化とともに引き下げが必要であり、値上げは時代に逆行するものであります。使用料、手数料の引き上げは行うべきではありません。
次に、自衛隊関連で日野射撃場への所在市交付金及び募集事務委託金でありますが、憲法違反の自衛隊を容認するもので、認められません。
〔私語する者あり〕
次に、歳出についてであります。
議員の海外旅費でありますが、厳しい財政事情のもとで、海外視察そのものを抑制すべきであり、また、議員や市三役などの出張旅費にグリーン旅費が加算されていますが、廃止すべきであります。まして、現行の中でグリーン車を使用しない場合にも支給するなどは、もってのほかです。
〔私語する者あり〕
次に、企画費の中で、東海環状自動車道沿線地域開発整備基本計画策定費として1,500万円計上されております。これは地域住民から問題が種々提起されているルートを前提とした地域開発計画であり、関係地域住民や市民の感情を逆なでするものであり、認められません。
次に、一般家庭ごみ収集の20%民間委託についてです。民間委託は、市民サービスの低下を招き、また、市民と一体となってごみ減量を進めていくべき現場職員の削減は、それに逆行するものであります。阪神・淡路大震災を契機に、民間委託見直しの機運も生まれております。民間委託は行うべきではありません。
次に、駅西駐車場整備の実施設計と、地下水などの調査費についてであります。640台収容の大規模駐車場を約60億円かけてつくるというものでありますが、四次総では、公共駐車場についても今後の需要動向、社会経済情勢を見守りながら建設を進める必要がある。また、JR岐阜駅周辺の整備の進捗に合わせと明記されております。駅周辺整備はまだこれからという状況や、来年度予算を見ましても、駅周辺駐車場の利用台数の減、そして市財政事情からも、今莫大な投資をして建設する必要が認められません。
次に、駅周辺整備で、JR駅の東と西の部分に自転車歩行者専用道路がつくられますが、その出入り口部分、3カ所合わせて90.78平米の用地購入がされます。これはJRの用地であり、購入費約1億1,000万円にも上ります。この部分は、JRが駅広場の一角としてもおかしくない土地であり、また、歩行者道はJRの乗客も通る所です。JRに提供してもらって当然のものであり、岐阜市が1億1,000万円も出して買う必要はありません。
また、JR北口東の清算事業団の用地4,200平米を約89億円で区画整理の種地として購入しますが、当分の間は暫定的に駐車場、駐輪場に使用する計画です。大型プロジェクトの見直しがされないままに、用地をこのように購入することや、水野町線の延長道路として310メートルばかりに約100億円近い予算を使うなど、財政事情や必要性から見ても問題があり、見直しを行うべきであります。
次に、青少年育成費のいきいき家族啓発であります。いきいき家族を公募して、家族コンクールを行い、家族代表6名をシンシナティに派遣するというものです。いじめ問題や不登校の児童生徒が増大するなど、子供の生活環境悪化が進む中で求められることは、家庭、地域、学校が一体となって子供に命の大切さを教え、生き生きと生活できる環境をつくっていくことこそが必要であります。議案では、家族啓発といいますが、いろいろな家庭があるものに甲乙をつけるというものであり、教育行政になじまないものであります。撤回を求めます。
次に、給食調理員の嘱託化については、職員の身分保障、労働条件擁護の上からも、また職員の間で労働条件や身分についての不安の声もあり、問題であります。
以上、述べましたように、第1号議案には反対をいたします。
なお、粕森公園整備で十六銀行の土地を約2億8,000万円で購入する件につきましては、公園整備を否定するものではありませんが、経過についての不透明感がぬぐい切れず、購入価格についても疑問が残ります。
〔私語する者あり〕
この時節柄、優先順位からいっても、公費増大にならないように努力していただくよう要望を申し上げておきます。
次に、第3号議案平成8年度岐阜市国民健康保険事業特別会計についてであります。
来年度、保険料の据え置きがされることは評価できるものですが、もう支払いの限界に来ていると言われて久しく、保険料引き下げは市民の切実な要求です。なお一層の努力で、引き下げを求めます。
また、保険証を取り上げて資格証明書の発行は、人権問題であり、同格都市を見ましても、取り上げを行っている市は少なく、まして、福祉医療受給者や子供からも取り上げることは、直ちにやめるべきであります。
〔私語する者多し〕
保険証の無条件交付をするべきであり、第3号議案には反対をいたします。
〔私語する者多し〕
第10号議案平成8年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計及び第11号議案平成8年度岐阜市観光事業特別会計予算については、屠畜場や冷蔵庫使用料、観覧船使用料に消費税が転嫁されているものです。消費税は廃止すべきであり、まして、公共料金に課すべきではなく、反対いたします。
第12号議案平成8年度岐阜市土地区画整理事業特別会計予算の香蘭区画整備については、行き詰まっている計画の見直しもないまま、当初の計画を前提として進めるもので、問題であります。
第15号議案岐阜市職員定数条例の一部を改正する条例制定については、ごみ収集、学校給食調理員、交通部、水道事業、保母などの人員削減は、市民に密着した部分での職員の削減であり、認められません。
第20号議案岐阜市立第二看護専門学校条例の一部を改正する条例制定について、第25号議案岐阜市立学校授業料等徴収条例の一部を改正する条例制定について、第30号議案岐阜市立看護専門学校条例の一部を改正する条例制定について、以上3件につきましては、入学検定料、入学料、授業料の引き上げであります。厳しい経済事情のときこそ、公共料金は抑えるべきであります。また、市岐商については、県立高校に合わせるというものですが、県立高校と比べて教育環境も悪く、県に料金を合わせる必要はありません。
第28号議案平成8年度岐阜市民病院事業会計予算については、診断書などの
文書料に消費税が転嫁されており、反対であります。
第31号議案中央卸売市場事業会計予算については、市場の使用料に消費税を転嫁していることに加え、10%の引き上げであります。厳しい経済状況を考えたとき、業者や市民生活への影響から見ても問題であります。
第32号議案平成8年度岐阜市水道事業会計予算、第33号議案平成8年度岐阜市下水道事業会計予算、第35号議案平成8年度岐阜市交通事業会計予算については、いずれも公共料金に消費税が転嫁されていて、認められません。
また、水道部工務課及び南部プラント、交通部技術部門の定数削減が含まれております。行政固有の業務は、公共で守るべきであり、民間委託は岐環協のストライキで支障を来した苦い経験からも学ぶべきであり、サービス低下につながるものであり、問題であります。
また、交通部整備部門は、乗客の生命、安全に直接かかわるものであり、即応体制部分の削減はするべきではありません。
また、下水道事業は企業会計でなく、特別会計にすべきものであります。
第34号議案岐阜都市計画事業受益者負担に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、そもそも都市基盤整備を目的として都市計画税が徴収されているもので、その上に受益者負担を課すことは、二重負担となるもので反対であります。
以上を述べまして、日本共産党を代表しましての反対討論を終わります。(拍手)
〔私語する者あり〕
25:
◯議長(
高橋 実君) 11番、大須賀志津香君。
〔大須賀志津香君登壇〕(拍手)
26: ◯11番(大須賀志津香君) 私は、請願第2号、3号、4号に対しての反対討論を行います。
まず、請願第2号国民健康保険料の引下げを求める請願についてであります。
この趣旨の請願は、既に4回目であり、その署名数も数を増しております。前回、11月議会は19件、5,050人、今回は32件、8,290人であります。市民の切実な声が大きく広がっているあらわれです。
今回、来年度予算で国保料1世帯当たりを据え置きとしたことは、評価をいたすものですが、さらに積極的な対応が望まれるところです。大前提は、国からの国保への大幅補助であり、今後とも強力に働きかけを行うことは言うまでもありませんが、この不況のとき、市民の生活と憲法に保障された健康に生きる権利を守るためにも、自治体として国保料の大幅引き下げと、保険証の無条件交付は急務であります。これらの理由から、本請願は採択されるべきと考え、不採択とした委員長報告に反対をいたします。
次に、請願第3号消費税増税中止と消費税廃止を求める請願についてでありますが、委員長報告は不採択でありました。
今、市民は不況のどん底にあり、その要因の1つには、購買力が上がらないことがあると思います。消費税は、現在の3%でも1世帯当たり年間12万円の負担になり、それをさらに引き上げるとなれば、もうこれ以上の負担は耐えられない、これが一般市民の切実な声であります。市民がみずからの生活実感から、また公約違反の批判から、そして住専への税金投入への怒りから、消費税の廃止、税率引き下げを願うのはもっともであります。その要望、実態に真摯にこたえた政策、予算を考えていくのが、政治ではないでしょうか。
財源は、大企業の優遇税制の是正、毎年増額される軍事費の削減などで十分賄えます。最大の不公平税制である消費税は、即刻廃止をすべきことを主張いたしまして、不採択とした委員長報告に反対をいたします。
次に、請願第4号住専処理に国民の税金を使わないよう国に意見書の提出を求める請願でありますが、委員長報告は不採択でありました。
国民の圧倒的多数は、そもそも何のかかわりもない住専破綻に関して、我々の税金を使わないでほしいと思っています。住専に人もお金も出して、会社をつくったのは銀行です。そして、暴走させ、破綻させたのも銀行。子会社の破綻は親会社が責任をとるのは当たり前のことです。どうして住専だけ母体行主義の原則から外すのか、極めて不自然であります。銀行は、利率の引き下げに伴って、この4年間で本来預金者について支払うべき利息を16兆円吸い上げていますし、株や資産など、含み利益だけで39兆円を持っています。こういう大銀行が6,850億円を出しても、金融恐慌は100%起こらない、このことは学者、専門家も指摘をするところです。
今回の参議院補欠選挙の結果を見ましても、私ども、山本候補が住専に税金を使うな、母体行の責任で処理をと訴えてきた結果が、昨年の参議院選挙から唯一大幅に得票を伸ばしたこと、また、投票率が低い、
〔私語する者あり〕
半数近くが選挙に行かない、こういう現象を見ても、多くの国民は住専問題は納得をしていないということです。少なくない地方議会で、税金投入に反対という意見書が全会一致で上がっています。それなのに、岐阜市議会からは税金投入を前提とした意見書が上がるということは、甚だ遺憾であると同時に、本当に市民の立場に立った議会なのかを問われてしまうと言わざるを得ません。
この請願趣旨は全く妥当であり、採択を主張する立場から、委員長報告には反対をいたします。
以上です。(拍手)
27:
◯議長(
高橋 実君) 以上をもって討論を終結いたします。
これより採決を行います。
まず、第1号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
28:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第1号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第3号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
29:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第3号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第10号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
30:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第10号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第11号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
31:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第11号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第12号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
32:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第12号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第15号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
33:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第15号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第20号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
34:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第20号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第25号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
35:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第25号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第28号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
36:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第28号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第30号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
37:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第30号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第31号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
38:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第31号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第32号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
39:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第32号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第33号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
40:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第33号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第34号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
41:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第34号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第35号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
42:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、第35号議案については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、第2号議案、第4号議案から第9号議案まで、第13号議案、第14号議案、第16号議案から第19号議案まで、第21号議案から第24号議案まで、第26号議案、第27号議案、第29号議案及び第38号議案から第47号議案まで、以上30件を一括して採決いたします。
これら30件に関する常任委員長報告は、いずれも原案のとおり可決であります。
お諮りいたします。これら30件については、いずれも常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
43:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、これら30件については、いずれも常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第2号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、不採択であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
44:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、請願第2号については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第3号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、不採択であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
45:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、請願第3号については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第4号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、不採択であります。
お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
46:
◯議長(
高橋 実君) 起立多数であります。よって、請願第4号については、常任委員長報告のとおり決しました。
次に、請願第1号を採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、採択であります。
お諮りいたします。本件については、常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
47:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、常任委員長報告のとおり決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
第51 第48号議案
48:
◯議長(
高橋 実君) 日程第51、第48号議案を議題といたします。
──────────────────
〔議 案 掲 載 省 略 〕
──────────────────
49:
◯議長(
高橋 実君) 提出者の説明を求めます。市長、浅野 勇君。
〔浅野 勇君登壇〕
50: ◯市長(浅野 勇君) ただいま上程になりました第48号議案につきまして、御説明申し上げます。
本議案は、監査委員の選任同意でありまして、その任に御努力願っております杉山幸平さんの任期が3月31日に満了いたしますので、引き続き杉山幸平さんを監査委員に選任いたしたいと存じます。よろしく御同意のほどをお願いいたします。
以上でございます。
51:
◯議長(
高橋 実君) これより質疑を行います。
本件について質疑を許します。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
52:
◯議長(
高橋 実君) 質疑はなしと認めます。
お諮りいたします。本件については、常任委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
53:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、本件については常任委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
本件について討論を許します。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
54:
◯議長(
高橋 実君) 討論はなしと認めます。
これより採決を行います。
第48号議案を採決いたします。
杉山幸平君を監査委員に選任するについては、これに同意するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
55:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、杉山幸平君を監査委員に選任するについては、同意と決しました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔議員提出議案件名
一覧(日程追加分)配付〕
一 日程追加(市議第5号議案から市議第7号議案まで)
56:
◯議長(
高橋 実君) 林 貞夫君から成規の手続をもって、市議第5号議案岐阜市議会委員会条例の一部を改正する条例が、また、
中尾年春君から同じく成規の手続をもって、市議第6号議案障害者小規模作業所に対する国庫補助制度の改善を求める意見書及び市議第7号議案高齢者介護保険制度に関する意見書がそれぞれ提出されております。
お諮りいたします。これら3件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、これら3件を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。
───────────────────────
一 市議第5号議案から市議第7号議案まで
58:
◯議長(
高橋 実君) 市議第5号議案から市議第7号議案まで、以上3件を一括して議題といたします。
市議第5号議案は、お手元に配付申し上げたとおりであります。
〔参 考〕
───────────────────────
市議第5号議案
岐阜市議会委員会条例の一部を改正する条例制定について
岐阜市議会委員会条例の一部を改正する条例を別紙のとおり制定するものとする。
平成8年3月26日提出
提出者 岐阜市議会議員 林 貞 夫
賛成者 岐阜市議会議員 森 由 春
同 同 西 川 弘
同 同 乾 尚 美
同 同 吉 田 好 成
同 同 藤 沢 昭 男
同 同 亀 山 輝 雄
同 同 宇 野 静 子
同 同 林 春 雄
───────────────────────
岐阜市議会委員会条例の一部を改正する条例
岐阜市議会委員会条例(昭和42年岐阜市条例第20号)の一部を次のように改正する。
「総合行政推進本部の所管に属する事項
第2条第1号中 市長室の所管に属する事項 を
企画部の所管に属する事項 」
「市長室の所管に属する事項
に改める。
総合企画部の所管に属する事項」
附 則
この条例は、平成8年4月1日から施行する。
提案理由
岐阜市事務分掌条例の一部改正に伴い、この条例を定めようとする。
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59:
◯議長(
高橋 実君) 職員をして、市議第6号議案及び市議第7号議案を朗読いたさせます。
〔 職 員 朗 読 〕
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市議第6号議案
障害者小規模作業所に対する国庫補助制度の改善を求める意見書
標記について別紙のとおり決議するものとする。
平成8年3月26日提出
提出者 岐阜市議会議員 中 尾 年 春
賛成者 岐阜市議会議員 松 井 逸 朗
同 同 松 原 徳 和
同 同 吉 田 好 成
同 同 宇 野 静 子
同 同 林 貞 夫
同 同 松 岡 文 夫
同 同 西 垣 勲
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障害者小規模作業所に対する国庫補助制度の改善を求める意見書
障害者小規模作業所は、法定通所施設等の整備がおくれていることもあって、全国で三千数百カ所を数えるに至っており、障害を持つ人にとって地域における働く場、社会参加を図る場として極めて重要な役割を担っている。
しかし、その運営は、資金面、職員の確保など多くの問題を抱えており、平成7年度の国庫補助は1カ所年額100万円と少額で、しかも、すべての施設に補助金が交付されているわけではない。このような国の制度を補うため、県、市が補助金を交付しているのが現状である。
よって、政府におかれては、補助額を大幅に引き上げるとともに、すべての障害者小規模作業所に交付するなど、制度を改善されたい。
以上 地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
岐 阜 市 議 会
関 係 行 政 庁 宛
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市議第7号議案
高齢者介護保険制度に関する意見書
標記について別紙のとおり決議するものとする。
平成8年3月26日提出
提出者 岐阜市議会議員 中 尾 年 春
賛成者 岐阜市議会議員 松 井 逸 朗
同 同 松 原 徳 和
同 同 吉 田 好 成
同 同 宇 野 静 子
同 同 林 貞 夫
同 同 松 岡 文 夫
同 同 西 垣 勲
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高齢者介護保険制度に関する意見書
現在、厚生大臣の諮問機関である老人保健福祉審議会で検討されている高齢者介護保険制度は、本格的な高齢社会を迎えた我が国が、豊かな長寿社会を構築していくために、極めて重要な問題である。
しかも、国民健康保険制度の運営が困難をきわめている現状にかんがみ、新しい介護制度の構築に当たっては、国民の理解を十分得るとともに、将来にわたって安定的な運営が確保できる制度にする必要がある。
よって、政府におかれては、新たな高齢者介護制度の創設に当たり、下記事項について特段の配慮をされたい。
記
1 介護保険制度は、将来にわたり国民、地方自治体に大きな影響を及ぼすものであるこ
とから、事業主体、高齢者及び若年者の負担と徴収方法、公費負担、利用者負担等々に
ついて、十分な論議を行うこと。
2 介護保険制度導入に伴い、サービス基盤の早期整備が求められる地方自治体の財政負
担に対し、国庫補助制度の拡大を図ること。
3 低所得高齢者等社会的弱者に対する保険料、利用者負担等の軽減に際しては、国費に
より補てんすること。
4 要介護の認定に際しては、客観的な基準により公平な適用が確保されるシステムを構
築すること。また、現に介護サービスを受けている要介護者が新たな認定基準により対
象外にされることがないよう、認定基準を十分に精査、検討すること。
5 新制度開始に当たっては、十分な準備期間を設けるとともに、段階的に導入を図るこ
と。
以上 地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成 年 月 日
岐 阜 市 議 会
関 係 行 政 庁 宛
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60:
◯議長(
高橋 実君) お諮りいたします。これら3件に関する趣旨弁明は、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
61:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、これら3件に関する趣旨弁明は、これを省略することに決しました。
これより質疑を行います。
これら3件について質疑を許します。質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
62:
◯議長(
高橋 実君) 質疑はなしと認めます。
お諮りいたします。これら3件については、議会運営委員会及び常任委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
63:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、これら3件については、議会運営委員会及び常任委員会付託を省略することに決しました。
これより討論を行います。
これら3件について討論を許します。討論はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
64:
◯議長(
高橋 実君) 討論はなしと認めます。
これより採決を行います。
市議第5号議案から市議第7号議案まで、以上3件を一括して採決いたします。
お諮りいたします。これら3件については、原案のとおり決するに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
65:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、これら3件については、原案のとおり決しました。
なお、可決されました意見書の取り扱いについては、これを議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
66:
◯議長(
高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。
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閉 議 閉 会
67:
◯議長(
高橋 実君) 以上をもって今期
定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。よって、本日の会議はこれをもって閉じ、平成8年第1回岐阜市議会
定例会を閉会いたします。
午後0時24分 閉 会
〔閉会後、市長及び議長から次のようなあいさつがあった。〕
68: ◯市長(浅野 勇君) 今議会を終わるに当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
今期
定例会には、平成8年度の当初予算を初めとした諸議案を御提案申し上げたところ、議員各位には、終始極めて熱のこもった御審議をされ、また、活発な御質問や御提言をいただきまして、本日それぞれ適切な御決定を賜り、まことにありがとうございました。厚く御礼申し上げたいと思います。
21世紀が間近に迫り、多様化する現代社会に的確に対応すべく、第四次総合計画基本計画を策定しましたところ、今議会では、その四次総の基本的な考え方について、さまざまな討論がなされました。景気低迷の影響で税収も伸び悩み、厳しい財政環境が続く中で、今後の岐阜市のかじ取りをどうしていくのか、その責任の重大さを改めて感じているところでございます。
また、今議会は、町づくりの指針を示す四次総基本計画の新しい枠組みの中で編成した新年度予算について、都市基盤の整備、生活環境の整備、福祉、保健、医療施設の充実、文化、教育の振興、産業の振興の5本柱を中心に、高齢化・少子化対策、景気対策、防災等の重点項目について、さまざまな視点から討議がなされ、さらにこの4月からスタートする中核市としての体制とその関連事業などが議論の対象になり、いろいろと御提案をいただきました。これら諸施策に職員一丸となり、全力を挙げて取り組んでいく所存でございます。どうか議員各位、市民の皆様にも御理解いただき、御支援、御協力のほどをお願い申し上げる次第でございます。
間もなく新年度を迎えます。四次総に加えて、中核市スタートの年となることしは、岐阜市にとって大変重要な意味のある年になると思います。議員各位におかれましては、御自愛の上、本市のさらなる発展のために御指導賜りますようお願い申し上げる次第でございます。どうもありがとうございました。(拍手)
69:
◯議長(
高橋 実君) 議長から一言ごあいさつ申し上げます。
今期
定例会は、去る3月4日から本日までの23日間にわたり開会し、平成8年度の当初予算を初めとした重要案件を審議し、ここに議了するに至りました。これも、議員並びに理事者各位の御協力のたまものと御礼申し上げます。
さて、いよいよ4月1日からは中核市となり、また第四次総合計画もスタートいたします。21世紀の岐阜市のあり方については、本会議でも多くの論議が交わされたところでありますが、本市を取り巻く財政状況は依然厳しいものがあり、英知を結集して、個性ある町づくりに邁進されんことを期待するものであります。
終わりに当たりまして、議会運営に寄せられました皆様方の御協力に重ねて御礼を申し上げ、あいさつといたします。どうもありがとうございました。(拍手)
岐阜市議会議長 高 橋 実
岐阜市議会議員 藤 沢 昭 男
岐阜市議会議員 亀 山 輝 雄
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