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  1. 岐阜市議会 1995-06-15
    平成7年第3回定例会(第4日目) 本文 開催日:1995-06-15


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 平成7年第3回定例会(第4日目) 本文 1995-06-15 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 116 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長高橋 実君) 527頁 選択 2 : ◯議長高橋 実君) 527頁 選択 3 : ◯議長高橋 実君) 527頁 選択 4 : ◯議長高橋 実君) 527頁 選択 5 : ◯31番(松岡文夫君) 527頁 選択 6 : ◯議長高橋 実君) 530頁 選択 7 : ◯市民病院長(田中千凱君) 530頁 選択 8 : ◯議長高橋 実君) 531頁 選択 9 : ◯都市計画部長(保科 忍君) 531頁 選択 10 : ◯議長高橋 実君) 531頁 選択 11 : ◯生活環境部長細川法美君) 531頁 選択 12 : ◯議長高橋 実君) 532頁 選択 13 : ◯農林部長中尾義晃君) 532頁 選択 14 : ◯議長高橋 実君) 532頁 選択 15 : ◯教育長後藤左右吉君) 532頁 選択 16 : ◯議長高橋 実君) 533頁 選択 17 : ◯経済部長(酒井 弘君) 533頁 選択 18 : ◯議長高橋 実君) 533頁 選択 19 : ◯31番(松岡文夫君) 533頁 選択 20 : ◯議長高橋 実君) 536頁 選択 21 : ◯市長(浅野 勇君) 536頁 選択 22 : ◯議長高橋 実君) 536頁 選択 23 : ◯27番(篠田輝義君) 536頁 選択 24 : ◯議長高橋 実君) 539頁 選択 25 : ◯市長(浅野 勇君) 539頁 選択 26 : ◯議長高橋 実君) 540頁 選択 27 : ◯経済部長(酒井 弘君) 540頁 選択 28 : ◯議長高橋 実君) 540頁 選択 29 : ◯企画部長(浅野 寿君) 540頁 選択 30 : ◯議長高橋 実君) 541頁 選択 31 : ◯新都市開発推進部長(山田多聞君) 541頁 選択 32 : ◯議長高橋 実君) 542頁 選択 33 : ◯教育長後藤左右吉君) 542頁 選択 34 : ◯議長高橋 実君) 542頁 選択 35 : ◯都市計画部長(保科 忍君) 542頁 選択 36 : ◯議長高橋 実君) 543頁 選択 37 : ◯27番(篠田輝義君) 543頁 選択 38 : ◯議長高橋 実君) 544頁 選択 39 : ◯8番(大野 通君) 544頁 選択 40 : ◯議長高橋 実君) 547頁 選択 41 : ◯市長(浅野 勇君) 547頁 選択 42 : ◯議長高橋 実君) 547頁 選択 43 : ◯経済部長(酒井 弘君) 547頁 選択 44 : ◯議長高橋 実君) 548頁 選択 45 : ◯土木部長(大野 功君) 548頁 選択 46 : ◯議長高橋 実君) 548頁 選択 47 : ◯8番(大野 通君) 548頁 選択 48 : ◯議長高橋 実君) 550頁 選択 49 : ◯33番(堀田信夫君) 550頁 選択 50 : ◯議長高橋 実君) 554頁 選択 51 : ◯副議長(村瀬正己君) 554頁 選択 52 : ◯助役(加藤 学君) 554頁 選択 53 : ◯副議長(村瀬正己君) 555頁 選択 54 : ◯都市計画部長(保科 忍君) 555頁 選択 55 : ◯副議長(村瀬正己君) 556頁 選択 56 : ◯生活環境部長細川法美君) 556頁 選択 57 : ◯副議長(村瀬正己君) 556頁 選択 58 : ◯33番(堀田信夫君) 556頁 選択 59 : ◯副議長(村瀬正己君) 559頁 選択 60 : ◯助役(加藤 学君) 559頁 選択 61 : ◯副議長(村瀬正己君) 560頁 選択 62 : ◯都市計画部長(保科 忍君) 560頁 選択 63 : ◯副議長(村瀬正己君) 560頁 選択 64 : ◯33番(堀田信夫君) 560頁 選択 65 : ◯副議長(村瀬正己君) 561頁 選択 66 : ◯市長(浅野 勇君) 561頁 選択 67 : ◯副議長(村瀬正己君) 561頁 選択 68 : ◯助役(加藤 学君) 562頁 選択 69 : ◯副議長(村瀬正己君) 562頁 選択 70 : ◯1番(柳原 覚君) 562頁 選択 71 : ◯副議長(村瀬正己君) 565頁 選択 72 : ◯市長(浅野 勇君) 565頁 選択 73 : ◯副議長(村瀬正己君) 566頁 選択 74 : ◯教育長後藤左右吉君) 566頁 選択 75 : ◯副議長(村瀬正己君) 568頁 選択 76 : ◯1番(柳原 覚君) 568頁 選択 77 : ◯副議長(村瀬正己君) 569頁 選択 78 : ◯市長(浅野 勇君) 570頁 選択 79 : ◯副議長(村瀬正己君) 570頁 選択 80 : ◯副議長(村瀬正己君) 570頁 選択 81 : ◯1番(柳原 覚君) 570頁 選択 82 : ◯副議長(村瀬正己君) 571頁 選択 83 : ◯24番(服部勝弘君) 571頁 選択 84 : ◯24番(服部勝弘君) 575頁 選択 85 : ◯24番(服部勝弘君) 576頁 選択 86 : ◯副議長(村瀬正己君) 577頁 選択 87 : ◯市長(浅野 勇君) 577頁 選択 88 : ◯副議長(村瀬正己君) 578頁 選択 89 : ◯教育長後藤左右吉君) 578頁 選択 90 : ◯副議長(村瀬正己君) 580頁 選択 91 : ◯市民部長(渡辺浩造君) 580頁 選択 92 : ◯副議長(村瀬正己君) 580頁 選択 93 : ◯建築部長(辻  馨君) 580頁 選択 94 : ◯副議長(村瀬正己君) 581頁 選択 95 : ◯税務部長(祐成荘介君) 581頁 選択 96 : ◯副議長(村瀬正己君) 581頁 選択 97 : ◯水道部長(吉村惠夫君) 581頁 選択 98 : ◯副議長(村瀬正己君) 582頁 選択 99 : ◯24番(服部勝弘君) 582頁 選択 100 : ◯副議長(村瀬正己君) 584頁 選択 101 : ◯市長(浅野 勇君) 584頁 選択 102 : ◯副議長(村瀬正己君) 584頁 選択 103 : ◯議長高橋 実君) 584頁 選択 104 : ◯7番(渡辺 要君) 584頁 選択 105 : ◯議長高橋 実君) 586頁 選択 106 : ◯市長(浅野 勇君) 586頁 選択 107 : ◯議長高橋 実君) 587頁 選択 108 : ◯都市計画部長(保科 忍君) 587頁 選択 109 : ◯議長高橋 実君) 587頁 選択 110 : ◯土木部長(大野 功君) 587頁 選択 111 : ◯議長高橋 実君) 587頁 選択 112 : ◯農林部長中尾義晃君) 587頁 選択 113 : ◯議長高橋 実君) 588頁 選択 114 : ◯7番(渡辺 要君) 588頁 選択 115 : ◯議長高橋 実君) 588頁 選択 116 : ◯議長高橋 実君) 588頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開  議  午前9時36分 開  議 ◯議長高橋 実君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配付申し上げたとおりであります。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第1 会議録署名議員の指名 2: ◯議長高橋 実君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において9番乾 尚美君、10番中尾年春君の両君を指名いたします。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第2 第63号議案から第19 第80号議案まで及び第20 一般質問 3: ◯議長高橋 実君) 日程第2、第63号議案から日程第19、第80号議案まで、以上18件を一括して議題といたします。             ─────────────────                 〔議案掲載省略〕             ───────────────── 4: ◯議長高橋 実君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第20、一般質問を行います。  順次発言を許します。31番、松岡文夫君。     〔松岡文夫君登壇〕(拍手) 5: ◯31番(松岡文夫君) おはようございます。     〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕 発言通告に基づきまして、質問、提案を進めさせていただきます。
     まず最初に、緩和ケア病棟、ホスピス病棟建設についての提案をいたします。  日本におけるがんは、昭和56年から死因の第1位を占め、平成6年には24万4,000人の方が亡くなっておられ、これは死亡総数の28%、実に4人に1人の割合となっております。飛躍的な医療技術の進歩をもってしても、がんの死亡数は確実にふえており、がんは完治しづらい、恐ろしい病気であります。末期がん患者の多くの方は延命治療を受けるよりは、最期まで人間らしく尊厳を持って有意義に生き抜くことができるような医療ケア、精神的ケアを求めておられます。しかし、残念ながら岐阜県には専門的なケア施設は一床もなく、末期がん患者とその家族を思い、また、あすは自分、それとも家族のだれかがと思うと、緩和ケア病棟の早期の建設を望まずにはいられません。  平成6年の12月にこんなことがありました。「岐阜県ユニコーンの会」が社会福祉協議会、医療ソーシャルワーカー、講師の先生方の協力を得て、「緩和ケアを考える集い」を開催したところ、有料にもかかわらず800人以上の人が参加をされたのです。その中の体験談で、「息子の私に、少しだけかわってくれないかと言った母」と題しての話には、会場の多くの人が涙されました。市民病院長として、何としても1日も早く実践したい、そんな思いをお聞かせ願いたいと思います。なお、今仮に施設ができたとしたら、医師、看護婦さんなどのスタッフ体制は整うのでしょうか、一緒にお聞かせください。  第2番目は、個性ある公園づくりの要望、提案をいたします。公園施設の持つ役割については、私がここで言うまでもなく、広く市民要望も常に高い施設であります。その公園を2つに分けて話を進めます。  1つは、地域の公園ですが、周辺環境を考慮し、地域住民の要望も取り入れた公園づくりがなされていると思います。長良東地区にできる新しい公園の近くに、養護学校、ポッポの家、恵光学園と、3つの福祉施設があり、その子らが、その人たちも一緒に、使いやすく、楽しく遊べる公園ができないかという要望です。  もう1つは、地区公園、総合公園についてですが、広域な利用を考え、花、芝生広場、フィールドアスレチックなどがある長良公園とか、県立図書館が移転することも含め、再整備が考えられる岐阜公園などに、喫茶店やレストランができないかという提案です。  日陰になったメタセコイアの群生の下でレモンティーを飲む、博物館、加藤東一記念館を出て食事をしながら緊急感想会が始まる。こんなようなことは、生活リズム──生活パターンになっており、よい環境、雰囲気の中、きっと店が人を呼んでくれると思うのです。同僚の議員が教えてくれたんですが、日比谷公園に松本楼という世界的な有名なレストランがあるということで、ここに、このレストランへ行くために多くの人が集まるということであります。都市計画部長のお考えをお聞かせください。  第3点目は、ごみの減量モデル地域づくりについてですが、市長が標榜されている市民参加の行政を受けて、積極的な市民参加を得るためには、現状を理解してもらう資料、情報と、意識、意欲を持ってもらうための何を──何にどう参加してもらうのか、また協力願えるのか、具体的で幾つかのメニュー提示をしなければならないと思います。そこで、その具体的なメニューの1つになればと、今日的かつ緊急的な課題である、ごみ減量モデル地域づくりを提案してきましたが、その取り組み、進捗状況を、生活環境部長にお伺いをいたします。一緒にですけど、きのう、この3R作戦のパンフレットを見せていただいたわけでありますが、これは再生紙でつくられたのかどうか、あわせてお聞かせください。  第4点目は、仮称「都市と自然の森」事業と昼の観光とのドッキングについてであります。  長良川の後背部に位置している古津、加野、岩舟、岩井、三田洞を結ぶ約233ヘクタールの大面積を対象として、広域総合生活環境保全林整備事業が進められております。この事業は、自然環境保全、自然体験、自然観察、治山、下刈り、植樹、休養、レクリエーション、レジャー、スポーツ、文化、芸術など、市民が自然と親しみ、健康づくりなど幅広い活用が期待できる事業内容で、国と県が平成10年までに23億円以上、岐阜市も10億円以上の事業費が見込まれております。このことを知るとき、この整備事業を岐阜市の何十年来の悲願である昼の観光施設としてドッキングさせるべきであると提案するものであります。町の真ん中にそびえる金華山、中心を流れる清流長良川、岐阜市のシンボルであり、数少ない誇りで、この舞台を外した昼の観光づくりはもう考えられないと思うのです。  もう1つは、花フェスタの成功です。「花の題材がよかった」「パビリオンが少なくても人が集まった」「起伏ある地形でも、やさしく歩け、ゆっくり見て回れた」「フィールドフラワー、土手、急斜面に雑草の花を咲かせた」等々、この例に学び、この地域の長い山道の上下斜面を花で飾る、山そのものをシバザクラで包む、多年草の花、自然に咲いているヤマフジ、ヤマツツジ、シデコブシ、バーナベ、ヤマボウシ、ヤマユリなど、四季を考え、幾つかの山すべてが、大きなスケールの自然型植物園にできるのではないか。さらに、景観のいい場所に喫茶店、レストラン、宿泊設備等々、とにかくこの地域を10年とか20年とか、いやもっと長いスパンで100年先までの青写真をつくり、市民の皆さんと一緒に、親から子、そして孫とつなぎ、育て、完成させ、守っていける、そんな大計画を、そういう大きな目標を、夢を持ってはどうかという提案であります。スペインや中国でも、100年とか200年という長い取り組みがあり、専門家、一般市民はボランティアで協力をしている。時には観光客の人もそれに加わるという話も聞いているわけであります。話を戻しますが、昼の観光とのドッキングを提案しますが、農林部長のお考えをお聞かせください。  5点目は、コンベンション都市を目指す岐阜市に、英会話普及の提案です。  先日、アジア最大の先進コンベンション都市シンガポールに行き、シンガポールという国は、国の言葉まで中国語から英語に変えてしまうなど、唯一の再建策と、国、国民が1つになってコンベンション都市をつくり、育て、必死に守り、大切にしていることを実感してまいりました。岐阜市はコンベンション都市の指定を受け、さらに平成6年4月には国際会議観光都市の認定を42の都市とともに受け、いよいよ約150億円のエジプトのピラミッドか巨大な卵が姿をあらわし、長良川国際会議場のオープンが9月1日に決まったようであります。しかし、コンベンション都市づくりとしては、ハード面の会議場と宿泊施設ができただけであります。空港、港、新幹線の駅、高速道路のインターと結ぶ交通アクセス、駐車場、観光施設、食べ物、買い物、お土産品、そして、何よりも市民の理解、協力など、必要条件がまだまだ残っており、今後積極的に取り組んでいかなければならないと思います。  今回、角度を変え、他都市と違いのあるコンベンション都市を目指さなければならない点から、岐阜市に英会話を実用教育として、幼稚園、保育園、小中学校で、さらに生涯学習、成人学級などで取り組んでゆけないかという提案であります。私の体験でありますが、他の外国とは違い、ハワイ、サイパンは日本語が話せる人が多く、ほっとし、旅行の行動範囲が広がり、何倍も楽しく感じました。だから逆に、岐阜市民の多くの人が、10年後、20年後に英会話ができるようになっていれば、岐阜市へ来た外国の人が私と同じ思いを持たれると思うのですが、教育長のお考えをお聞かせください。  最後に、岐阜まつり開催日変更についてであります。  岐阜まつりは、主催が商工会議所から岐阜市に移管されたと聞いていますが、4月4日・5日を休みにする所が少なくなった今、みこしを担ぐ人が少ない、仕事を休んでまで見に行けないという人が多いのですが、開催日を土曜・日曜に変更ができないのでしょうか。祭りは、ただ楽しんでいる人たちだけの催しでは決してないと思います。人が心の豊かさを求め、福祉が文化・教育、そして町づくりが地域コミュニティーに役割を望んでいるとき、祭りがその導火線にきっとなってくれると思うのです。前々からの準備、運営、管理、参加者、応援団、見る人、次の日の後片づけ、楽しみの中からチームワークが生まれ、まさしく地域コミュニティーそのものであり、祭りの果たす役割に大なるものを感じるのですが、経済部長のお考えをお聞かせください。(拍手) 6: ◯議長高橋 実君) 市民病院長、田中千凱君。     〔田中千凱君登壇〕 7: ◯市民病院長(田中千凱君) お答えいたします。  ただいま御質問者がおっしゃいましたとおり、がんは日本人の死因の第1位を占め、これは死亡総数の28%、実に4人に1人の割合になっているのであります。緩和ケア病棟は、こういった状況を背景に、近年、がんの末期の患者さんに専門的なケアをする施設として注目されているところであります。がんの末期患者は4種類の痛みがあると言われております。それは、1つ目として身体的な痛み、2つ目は不安やおそれ、孤独などの痛み、3つ目は病気になったための経済的な問題や、家族との人間関係の問題などの社会的な痛み、4つ目は死そのものや死後の世界をどう考えるかなどの宗教的な痛みであります。緩和ケアは、医師、看護婦、ソーシャルワーカーなどのスタッフがチームを組んで、これら4つの痛みをコントロールする場所であり、末期患者が寂しく死を迎える場所ではなく、最期まで生きる場所なのであります。  現在、このケアは当院では一般の病棟で行われております。今後は、患者さんにとって満足度の高い緩和ケア病棟の必要なことは十分認識いたしておりますが、当院におきましては、昭和62年から現地改築を行い、現在、病院には増築のスペースがない等の問題もあり、緩和ケア病棟の設置は困難な状況と考えております。しかしながら、都立駒込病院では、緩和ケアの確立を目指し、病院内に一般病床の個室2床を緩和ケア専門の病床に変更して実施されていると聞いております。当院といたしましては、当面、駒込病院のような方法でケアができないか、現在検討し──今後検討していきたいと考えております。また、がん末期の在宅患者さんの訪問看護についても検討しておりますので、御理解を賜りたいと思います。  また、医療スタッフの問題についてでございますが、このケアをやりたいと考えておられる若い方々は非常に多く、十分なスタッフが整うものと考えております。  以上でございます。 8: ◯議長高橋 実君) 都市計画部長、保科 忍君。     〔保科 忍君登壇〕 9: ◯都市計画部長(保科 忍君) 個性ある公園づくりについての御提案でございます。  近年における高齢化、ライフスタイルの変化等によりまして、公園に対するニーズが多様化するとともに、個性ある公園づくりが強く望まれているところであります。本市におきましても、住区基幹公園につきましては、周辺環境や形状等を考慮して、特色ある公園づくりを推進しておりますけれども、御提言の長良の尾花地区につきましても、今後、地域住民の皆様と協議して、御希望に沿える公園としてまいりたいと考えております。  次に、岐阜公園のような都市の基幹型の公園では、来園者の方が一日じゅう楽しんでいただく意味からも、レストラン等、食の提供はぜひとも必要であると考え、現在、再整備計画の中で検討しているところであります。  また、長良公園につきましては、花と軽スポーツをメーンとした特色ある公園づくりを進めてきたところでありますが、当該公園は面積が7ヘクタールと、地区公園としては広く、供用も間近い岐阜環状線にも近接している等、広域型に近い公園でもありますので、御提言の飲食の提供につきましても今後研究してまいりたいと考えております。 10: ◯議長高橋 実君) 生活環境部長、細川法美君。     〔細川法美君登壇〕 11: ◯生活環境部長細川法美君) ごみ減量モデル地域づくりについて、お答えいたします。  ごみ減量は、議員御指摘のとおり、広く市民に呼びかける広報・啓発活動だけでなく、地域でのきめ細かい啓発と、市民と行政が一体となった行動が必要であります。そこで、本年度におきましては、ごみ減量・リサイクルを効果的に推進する「ごみ減量モデル地域」を定め、市民の皆さん一人一人がごみ問題を身近な環境問題としてとらえ、何をすべきかを地球規模で考え、足元からの行動を通じて、地球にやさしい環境、町づくりに積極的に参加していただくことを目的とした、ごみ減量・リサイクル運動モデル事業を実施いたします。  実施方法につきましては、職員30人によるごみ減量リサイクルを推進する全庁的なプロジェクトチームを編成し、3つのモデル地域の人たちの話し合いの中から、地域の特性に応じた、ごみ減量・リサイクル運動を展開いたします。現在、モデル地域の選定、プロジェクトチームの編成など、実施に向け準備を進めているところでございますので、御理解賜りたいと存じます。  次に、御指摘をされました3R作戦のリーフレットは、減量の基本にのっとり再生紙を利用して作成いたしておりますほか、市の刊行物及びコピー紙などの事務消耗品などにつきましても、関係各部に働きかけ、その運動を行っています。  以上でございます。 12: ◯議長高橋 実君) 農林部長、中尾義晃君。     〔中尾義晃君登壇〕 13: ◯農林部長中尾義晃君) お答えいたします。  岐阜市広域総合生活環境保全林整備事業は、多くの市民を初め市外の方々が、余暇時間を利用して身近な自然の中で、森林浴、レクリエーション、森林スポーツや自然観察など多種多様な自然体験活動を楽しみながら、健康づくり、感性豊かな人間形成、そして自然教育にと、幅広く利用していただく森林公園として開設するため、平成4年度から整備を進めているところでございます。現在は、来訪者に楽しく、安全にを第一に、利用上欠かすことのできない駐車場、避難所、休憩施設、トイレなどの便益施設や、手すり、防護さくなどの安全施設を主体に整備を進めているところでございます。  今後は、拠点施設としまして、レストハウス、生涯学習研究室、植物、昆虫などの資料展示室などを含んだ「四季の森センター」の整備を進めていきたいと考えております。この事業は、観光的な性格を持った施設もありますが、森林の自然景観や生態など、自然環境と調和を保ちながら、議員ご提案のシバザクラなど四季折々の花などが楽しめる、美しい景観づくりや、訪れた多くの人に感動を与える、魅力と特色のある森づくりを、100年に至る展望を持って取り組んでいるところでございます。  さらに、風光明媚な長良川と百々ヶ峰の自然景観を最大限に生かす中で、鵜飼や温泉、あるいは社寺・仏閣などの史跡と観光園芸等を結びつけて新しい目玉として、集客力のある観光施設地の整備を図るよう、県及び市の経済部、土木部など、関係部と協議をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 14: ◯議長高橋 実君) 教育長、後藤左右吉君。     〔後藤左右吉君登壇〕 15: ◯教育長後藤左右吉君) 長良川の国際会議場のオープンを間近に控えまして、国際化がますます進む本市にとりまして、御指摘のように英語を初め、あいさつ程度の多国語を話せる能力を持つことは大変意義のあることだと考えております。とりわけ、国際人としての資質を身につけるためには、もてなしの心と、岐阜市に誇りを持ち、我がふるさとのよさを正しく伝える力を持つことが極めて大切なことだと思っております。そうした基盤に立って、英会話などの普及につきましては基本的には極めて賛成するものであります。生涯学習を通じまして、英会話初め、多国語の使える市民が多くなることは大変望ましいことだと思っております。  さて、学校教育では、学習指導要領に基づいて行われておりますので、現状では小学校の教科の授業として英語を指導することはできません。したがいまして、英会話に親しむクラブのような形でただいま実施をしている所はあります。中学校におきましては、御案内のように英会話を重視した授業が随分ふえてまいりました。英語科の学習指導もそんな形で改善されております。今後、さらに国際理解教育を進める中で、外国人との交流に積極的な姿勢がとれるような市民になっていただくための、私どもとしても援助を考えてまいりたいと思っております。子供の育成もそんな方向で頑張ってまいりたいと思っております。  以上でございます。 16: ◯議長高橋 実君) 経済部長、酒井 弘君。     〔酒井 弘君登壇〕 17: ◯経済部長(酒井 弘君) 春の岐阜まつりの開催期日について、お答えをいたします。  春の岐阜まつりは、伊奈波神社と金神社を初め、市内神社の例祭として戦前から市内全域にわたり行われていることは御承知のとおりであります。昭和48年、NHKによります「国盗り物語」の放映を契機として、岐阜商工会議所、商店街振興組合等が商業振興の一環として岐阜まつりに協賛されたもので、平成5年に岐阜市が引き継ぎ、現在に至っております。  本市としては、道三まつりを市民にも親しまれる祭りとするため、昨年の道三まつりの折に、土曜日・日曜日に実施する是非についてアンケート調査を実施いたしました。調査いたしましたのは、参加されました市民、みこし関係者、楽市楽座関係者など、約300名余でございます。その結果といたしましては、54%の人が、現在のままでよいと。さらに、現在のままでよいという方々の主な理由といたしましては、まず、伝統を大切に守りたいという方が98名、休日が減るという方が65名、およそ163人と。それから、変更する方がよいという方の理由といたしましては、市民あるいは遠方の方々が、見学しやすいという方が92名、それから各種行事に参加しやすいという方が48名と、およそ140名ということでございます。  以上の結果から、市といたしましては土曜日・日曜日に実施することは、申し上げました祭りの経緯、あるいは祭りを盛り上げていただきますみこしの関係者、音楽隊など、イベントに参加していただきます皆様方が今のままでよいという結果から、従来どおりの期日で開催することにしているものであります。道三まつりを4月の土曜日・日曜日に実施することは長年にわたります懸案でもございます。関係されます住民あるいは神社、それから商工会議所等と今後とも話し合ってまいりたいと考えております。  以上でございます。     〔「議長、31番」と呼ぶ者あり〕 18: ◯議長高橋 実君) 31番、松岡文夫君。     〔松岡文夫君登壇〕 19: ◯31番(松岡文夫君) それぞれお答えをいただきましたが、二、三、御要望をしたいと思います。  まず最初に、緩和ケア病棟についてでありますが、病院長のお話の中で少なからず可能性を感じたわけで、大いに期待をするものであります。とにかく、たとえ2床でも3床でも市民病院の中にそういう設置がされれば、さきの「岐阜県ユニコーンの会」の主催した集まりでもアンケートをとったわけでありますが、「それぞれの専門知識を生かしたい」とか、「たとえ、その病室の掃除でもいい」とかという、さまざまなボランティアに取り組もうという人がほんとに多くお見えになったということもありますので、そういうものができれば、すぐボランティアバンク制度ができて、その中に多くの人が登録をしてくださるだろうという、そんな思いもありますし、在宅ケアのお話もされたわけでありますが、なかなか日本の家族構成の中で、すべての家庭がその在宅ケアを受け入れられる体制ではないわけでありますので、あわせて考えてもらいたいというふうに思うわけであります。  いわゆる、そういうことが契機にですね、さらに──日本人はとかく死に対する話題といいますか、死に対することを少し避けてきたという経緯があるわけでありますが、例えば告知の問題、臓器移植の問題、そしてまた尊厳死の問題、そういう、人の生と死ということに関する話をですね、家族の中で時々話せるようになったり、また、友達同士の中でもそういう会話が時にはできるような、そんな意識改革にもこのことがきっとなっていくというふうに思いますので、ほんとにひとつ、市長も積極的に取り組んでいただけますように、よろしくお願いをいたします。  そして、ちょっとこのことは市長に再質問としていたしますので、ちょっと聞いてほしいと思います。個性ある公園づくりについてお話をさしていただいたわけでありまして、大変前向きに答弁をしていただきましたので──前向きに答弁をしていただきましたので余計心配があるわけであります。設計コンペなどをやり、いい景観にマッチした、公園にふさわしい建物をつくるということは、それはもちろん当然でありますが、そこで働く人といいますか、そこで経営してくださる人の経営コンペもやるという、そういうことが大事だというふうに思うわけです。そこの中でさらに、市長がトップセールスといいますかね、市長がセールスマンになっていただいて、例えば岐阜公園とか長良公園という所へ喫茶店とかレストランをつくる場合に、私の願いとしては、例えば帝国ホテルとかですね、ヒルトンホテルとかニューオータニとかという、そういう一流ホテルの直営店が例えば岐阜公園にできたと、そういうことになればですね、きっと岐阜市民の人も喜ばれると思いますし、市外、県外から来た人も、一度その店に入ろうという、そういうこともあると思いますので、そんなことを市長さんが直接ですね、お願いに行ってくださる、そんなことはないのか、ちょっとお聞かせ願いたいと思います。  その個性ある公園づくりについては、公園の中にミニ図書館をつくってですね、その花の香りいっぱいのベンチで本を読んでるとか、そういうことも何かこうヨーロッパ感覚で楽しいのではないかなあというふうに思いますし、夜店が並ぶ公園とか、朝市ができる公園とか、野外コンサートができる公園とか、ほんとにいろんなことを一緒になって考えていきたいというふうに思います。  そして、次は祭りのことであります。日本の祭りは、担ぐものがないと継続が難しいというふうに私も思うんです。担ぐということは、何かを祝うとか、何かを祈願するとか、何かを──だれかをしのぶとか、そういうシンボル、いわゆるそういう担ぐものがないとなかなか継続が難しいわけでありますので、そういう意味で神社の例祭にのっているということは、歴史的な背景も含めて理解をできる面があるわけでありますが、参加したくてもできないという人が多いということは、これは1つの大きな問題だというふうに思います。  そして、今、経済部長がアンケートをとられたというふうに言われたんですけど、そのアンケートの対象者が、みこしを担いだ人であったり、その祭り自身に参加した人に対する対象のアンケートであって、当然の結果だなという感じはありますし、その中でも楽市楽座の人たちは土曜日・日曜日の方がいいという人の方が多いわけでありますので、そのアンケートのとり方に1つ問題があるというふうに思うのであります。  そして、いわゆる企業みこしが中心になっているということであります。そして、その参加企業は、それを新人職員の研修として位置づけているということでありますので、土曜日・日曜日になったらその企業みこしは参加が願えないということであります。だから、その岐阜市の祭りが、岐阜市から依頼する企業みこしに頼っているということはどうかなあと、いかがなものかなあというふうに、どうしても思わざるを得ません。  そして「道三まつり」という名前でありますが、岐阜市民が道三に対してどういう思いがあるのかということもあると思いますし、道三まつりをこの二、三年見せていただいて、道三まつりという名称と、その祭り自身が何の接点もないんですよね。だから、そのことも問題があるとか。何しろ、今、岐阜市の祭りの中に、市外とか県外とかから人が呼べるという祭りがないということと、市民参加型の祭りがないという、そういう問題もありますので、ここで一遍、道三まつり、信長まつり、夏まつり、あかりフェスタ等々があるわけでありますので、幾つかあるということの問題もあるかもわかりませんし、お金の問題もあるかもわかりません。そういうときに、民間の協力も得るわけでありますので、それらのことを総合的に再検討をされるように、これは要望をしておきます。  ごみの減量問題についてでありますが、とにかく市長がよく言われております市民参加の行政ということに対して全般的に言えることでありますが、当然初めは誘導していくといいますかね、具体的なお願い、直接的な話し合いがなければなかなか進まないというふうに思いますので、積極的な御努力が願いたいというふうに思うわけであります。   テレビ映画だったんですけど、外国のテレビ映画ですけど、すべての人が牛乳を──牛乳瓶を持って買い物に行く。大きな入れ物がありまして、自分が持っていった入れ物にいっぱい自分で入れて、それをレジで払って帰っていく。ですから、瓶を持って買いに行く、そういう1シーンがありまして、こんなふうになったらいいなというふうにも思いますし、これは例が適当かどうかちょっとわかりませんが、中国へ行った場合の包装がいかにも簡単であります。しかし、全部がそうであれば、それが特に大きな問題にはならないわけでありますので、その過剰包装といいますか、そういうことをしないと、例えば人に渡す場合は礼を失しると、そういうようなことが常識になっているわけでありますので、むしろそういう常識が変わってしまうような大きな運動になっていくことを一緒に協力をしていきたいというふうに思っております。  そして、英会話のことでありますが、ぜひともそのことを、コンベンション都市を目指す岐阜市にとってということだけに結びつけるのは問題があるのかもわかりませんが、その観点からだけ言えば、もっと岐阜市が秀でてないと、日本じゅうが同じ実用教育をして、ある程度のレベルアップしてきたということでは、今、私のこう、願いを十分満たすということにならないわけでありまして、岐阜市が特別に取り組んでいただきたいと、そういうことをお願いしまして、第2回目の──1点だけ再質問がありますが、要望を終わりたいと思います。 20: ◯議長高橋 実君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 21: ◯市長(浅野 勇君) 公園に存在感を持たせるということで、食堂・レストランをということ、大変すばらしいことだと思います。岐阜公園にも萬松館というのがありますが、あれはどっちかというと夜だけで、昼間の観光には……。(笑声)ああいう、すばらしいもの、松本楼に負けないものがあるわけでございますもんで、あれを経営といいますか、変えていくというようなことでやっていけば、すばらしいものになるだろうと思います。また、長良公園も今、サーキットといいますか、あれで大変たくさんの人を呼んでおります。ああいう所にはやっぱり、松本楼じゃない、お子様ランチの似合うレストランがあると、また一段といいだろうと。これはまあ、ファミリーパークの例にもあるだろうと思いますが、それぞれの公園にマッチしたこういったもの、こういうものが大事なことだろうということを思うわけでございますが、そういう市民のニーズといいますか、こういうものを的確にとらえながら、しかも公園の価値を高めていくということで、大変すばらしい御提言をいただいたと思っております。今後、研究さしていただきたいと思います。 22: ◯議長高橋 実君) 27番、篠田輝義君。     〔篠田輝義君登壇〕(拍手) 23: ◯27番(篠田輝義君) 久方ぶりの登壇でございます。いささか緊張いたしておりますけれども、発言通告に基づきまして、以下6点ほど、市長並びに関係部長にお尋ねをいたしますので、よろしくお願いをいたします。  まず最初に、3月議会のアパレル業界の不況対策についての市長答弁について、市長にお尋ねをしておきます。   この内容は、翌18日の──3月18日ですけれども、新聞に報道がなされたところであります。その後、この新聞報道が話題になり、アパレル業界関係者より、市長の業界に対する基本的な認識についていささかの苦言が出てまいりました。このことも、市長、多分聞いておられると思います。私はその話を聞き、いかなる答弁がなされたのか、その紙面の切り抜き、またコピーを読むとともに、議事録にも目を通さしていただきました。市長は現下の厳しい経済情勢下におけるアパレル業界の発展を願われてのことかと存じますが、業界を市で支援、指導する行政の長として、本音で業界に対して建設的かつ大胆な意見が答弁として出されているようであります。しかし、その反面、業界の機能と役割という観点から見て、少し誤解されているのではないかとも見てとれました。本市のアパレル産業はあくまでもメーカーであり、問屋機能を保持することで今まで、そしてこれからも成り立っていくことと思います。  そういう中で、きのうまでの質問者と一部重複することがあるかもしれませんけれども、改めてお尋ねをいたします。今後、どのような方向づけをされ、支援されていくのか、市長に第1点としてお尋ねをいたしておきます。  続きまして、経済部長並びに企画部長にお尋ねをいたします。  一部には、明るみが出てきたのではないかと言われるものの、底なし沼の中に足を突っ込んだような状況下にある我が国の経済情勢を背景に、本市の経済状況を見てみますと、かつての5大地場産業は影も薄くなり、主たる経済基盤となる物品製造業はいずれも小規模であります。その数も少なく、その多くは第三次産業に属し、商業都市としての位置づけしかできないのであります。唯一の基幹産業としてアパレル産業があることは御案内のとおりでありますけれども、その業界も有力企業にあっては生産コストという至上の命題のもとに、その生産拠点を海外へと移設し、これまでこの業界を支えてまいりました下部構造業種にあっては大打撃を受けているのであります。近い将来、これは私自身、飛躍した考え方かもしれませんが、ただ単なる商品の集散地としての機能のみで、経済効果の上がる地場産業と言えなくなるような日が来るのではないかと懸念をするものであります。  こうした現況の中で、商業都市として、これまでの本市の経済政策を見てみますと、きつい表現かもしれませんけれども、今日まで小手先あるいは場当たり的な対策のみにとどまり、基本的な商業政策を確立しなかったがゆえに、駅前再開発を初めとする総合的な町づくりと、さらには商業環境の整備が後手に回り、本市を取り巻く地域のロードショップ等に押され、かつての70万商圏とは言えないようなスケールの小さい商圏域にとどまっているものとの観があります。この先の商工業の経済活動は、本市にとってはさらに厳しい展開を余儀なくされることと思われます。このことを、行財政の運営の基礎となる税収の面から見ましても、商業都市としてのウエートが高く、中小企業が多いゆえに法人税収入には期待できず、個人市民税への依存度が高い本市では、今後ますます税収へのマイナス要因となることは必至であろうと思われます。このような観点から、行財政運営、否、私の考え方では都市経営にあっては、そのときどきの経済動向を的確に分析し、総合的な政策を立案するとともに、確実な対応策を持って本市なりの経済力を保持、保全していくことが、これからの最も重要な行政課題であると考えるものであります。  そこで、経済部長にお尋ねをいたします。本市の不況低迷下の経済の現状をどのように分析、認識されているのか。また、それに伴い、今後の本市経済をどのように指導されてゆくのかをお尋ねをしておきます。  続いて、企画部長にもお尋ねをいたします。第四次総合計画の基本構想が3月議会で議決されましたが、この基本構想のみでは、残念ながら本市の経済政策がよく見えないわけでございます。これから当然、肉づけされていくものと考えますけれども、四次総では経済という柱を前面に押し出して、本市の都市としての方向を定めてゆかなければならないと考えるものですが、この点についての所見を求めておきます。  続きまして、新都市開発部長にお尋ねをいたします。駅周辺開発整備に関連してでございます。  御存じのように香蘭地区開発整備は、今、ただ単なる都市基盤整備、区画整理のみでございます。駅西再開発は、その方向性すら見失って、今では足踏みもしていない状況下にあることは御存じのとおりであります。さらに、新岐阜では名鉄の長住町ブロック──長住町地域ですけれども、これの開発は全く白紙に戻っております。私は、それぞれの地域で起爆剤的な役割を果たし、それを連係させることで駅周辺開発整備が進んでいくであろうと大いに期待していたところであります。  ところが、行政が単独で行える事業のみがそれなりに進行していると私自身理解はしているものの、民間、関係地先住民が役割の主役の開発は、一部には事務組合あるいは勉強会があるのみで、完全に息をひそめている状態であると私は思っております。そうした中で、民間開発を指導、促進する立場で、行政依存度の高い体質があるとも私自身考えておるところでございますけれども、関係住民の皆さん方の、現在の都市整備に関する考え方と意識をどのように認識をされておるのかをお尋ねをしておきます。  続きまして、俳人松尾芭蕉が各地を行脚、岐阜市を訪れたとき、1カ月にわたって滞在した寺院の一室、通称「芭蕉の間」についてお尋ねをいたします。  この部屋は、市内梶川町・妙照寺の庫裏の一室にございます。この妙照寺の歴史は古く、永禄10年、1567年の開山で、当初は厚見郡今泉村、現在の柳町あたりだそうですけれども、創建されました。そして慶長5年、1600年、織田秀信、これは信長の孫に当たりますけれども、現在地を寄進され、移転したのでございます。その現在地の敷地は、秀吉の帷幕の知将でありました竹中半兵衛重治の屋敷跡で、半兵衛の守護神である三光稲荷は、現在でもこの妙照寺の境内に祭られているのであります。  芭蕉がここを訪れたのは、貞享5年、1688年ですから307年前ですけれども、当時の住職、日賢上人と俳諧の道を通じて親交が深く、その縁で約1カ月間滞在したのであります。その間、当地の有力者や俳諧、風流人に招かれて、数多い名句──私ども、よく親しんでおりますけれども、「おもしろうて やがてかなしき 鵜舟かな」などを残している芭蕉ゆかりの一室であります。芭蕉の滞在したこの12畳の座敷は「芭蕉の間」と呼ばれ、芭蕉研究者や俳句関係の人々から、芭蕉がじかに触れた建物は現存するものが少なく、貴重なものであると高く評価されているのであります。  それが今、この寺の前を走る市道が本市の都市計画の一環として拡幅整備がなされようとしているのであります。この拡幅事業が進められますと、この市道より5メートルほどしか離れていないこの芭蕉の間は、約半分ほどが削り取られてしまいます。実質は取り壊されなければならない状況になるわけであります。当代の堀住職は、趣味を通じまして私の知人であり、先般もお邪魔をしたときには「公共事業の意義もよく理解できるものの、歴史的にも由緒ある芭蕉の間が取り壊されるのはいかにも忍びない」と、その複雑な心境を語られたところであります。この寺で句会を開いておられる皆さんは、岐阜と芭蕉を結びつける貴重な文化財であるとして、全国の俳句愛好者に呼びかけ、保存要望の署名活動なども含めた積極的な保存運動を始められるとのことであります。  都市計画決定もなされている現段階ではありますが、質問者である私も、願わくばという思いを込めて、文化財の保護という立場で教育長、また、都市整備という立場で都市計画部長に、その所見を求めておきます。  最後に、校区公民館の運営について、教育長にお尋ねをいたします。  本市では、平成5年度に生涯学習基本構想が作成され、以来、昨年度は生涯学習元年として位置づけがなされました。今年度は、その実践の年として期待がされているところでございます。市当局も、市民に対して多様な学習の機会を提供しておられるところであります。特に社会教育は、学校教育とともに学習の機会を提供するという主要な役割を担っており、その重要性はますます増大するものと考えられます。中でも校区公民館は、生涯にわたって潤いと生きがいを持って充実した生活を営むことができるよう、校区における住民の身近な学習と交流の場となっているのであります。そして、さまざまな学級や講座が開設されており、地域づくりの拠点として、今後とも生涯学習の推進に大きな役割を果たしていくものと考えているところであります。  公民館が生涯学習の時代に対応し、その期待される役割を十分果たしていくためには、施設整備の充実はもとより、一層の内容充実は急務であります。とりわけ館長、主事は公民館運営の中心となるべき職員であり、これらの職員の積極的な活動は今後大きな期待が寄せられるところであります。本市の校区公民館は、年中休館なし、さらには毎日午前9時から午後10時まで、使用可能時間として定められていますが、そこに勤務される主事の勤務時間はフレックスタイムを採用する中で週24時間となっております。このことにより、使用については各公民館の主事と利用者が連係をとりながら、館の運営等に当たられているのが実情と思われますが、今後さらに地域づくりの拠点としての期待にこたえるためには、この勤務体制では十分ではないのではないかと考えます。また、公民館活動をきっかけとして、住民が学習意欲を持ち、十分な学習能力を身につけることが重要なことから、それぞれの学習活動に対して積極的な援助、協力ができるような専門的知識を持った職員の充実、またはその勤務体制の検討等が必要かと考えますが、これらのことをどのように考えておられるのか、教育長にお尋ねをいたします。  以上、第1回目の質問を終わらせていただきます。(拍手) 24: ◯議長高橋 実君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 25: ◯市長(浅野 勇君) 商売をやっている人がこんなに不況になるまで、あるいはどんどん倒産していくような状態になるまでほうっておいたんではないだろうと思うんですけれども、こうなったということは大変難しいからこうなったんだろうということを思うわけでございます。特に私、あのときに申し上げましたのは、素人ですがということで言ったわけですが、問屋町でこの小売をやれという、即言ったわけではございません。駅前をきれいにしなあかぬというためには、問屋町という商売では明るくならぬと。小売をやる、ウインドーショッピングができるような状態にして初めて駅前は明るくなるというところから申し上げたわけでございます。大分での、この、県外への宣伝に行ったときも、そこの地方の問屋の人たちも、岐阜の問屋で前売りをやってまっては困ると、こういうことはいけないということはおっしゃいまして、十分そこは承知しているわけでございます。が、今のこのアパレルが3大産地の1つだと言いながら、ブラウス1枚買えぬようなことで、何でアパレルの町やと、私はこの、申し上げているわけでございます。で、今のこの岐阜のアパレルは、この大手の問屋だけのアパレルであって、岐阜市──昔のように大勢の家内工業までやっているアパレルに関係する人の、岐阜市にたくさんおるアパレルでないと──その辺に、きのうも言いましたようにアパレルという企業の発想の転換をしなきゃいけないだろうということを申し上げたわけでございます。いずれにしましても、岐阜の製品、あるいは海外から持ってきた製品でも、岐阜で売ることによって、そして岐阜のブランドというものを確立していくということが、今一番大事なことではなかろうかということを思うわけでございます。  駅前が、問屋をどうしようというんじゃなしに、そういうことを問屋の人たちも考えてもらわぬといかぬのやないかしらんということを、岐阜のアパレルの町へ来た、問屋町へ行ってみたら「一般の小売はいたしません」と書いてある。これがアパレルの町かどうかということを反省してもらわにゃいかぬだろうということを思っておるところでございます。
     答弁になりましたか、わかりませんが、こういう意味で私は申し上げたということでございます。 26: ◯議長高橋 実君) 経済部長、酒井 弘君。     〔酒井 弘君登壇〕 27: ◯経済部長(酒井 弘君) 御質問にお答えいたします。  本市では、企業の大半を中小企業が占めております。中小企業の方々の経営環境は厳しい状況下にあるということは十分認識をいたしております。そのため、経済部といたしましては、今後の市の経済の方向性を考える一環として、地場産業環境変動基本調査を実施し、既存企業の活性化方策とともに、新たな産業分野の可能性を探ると。さらに行政としての支援策を検討してまいりたいと考えております。  商業振興につきましては、にぎわいのあります商店街を目指すために、より多くの人々が訪れ、さらに、歩いて楽しい空間づくりとしての商店街の環境整備事業と、アーケード、カラー舗装整備等を行う商店街共同施設整備事業など、積極的に支援を図りたいと考えております。  しかし、商店街の活性化を図るためには、商店街の皆様が、お客様に来ていただくという努力も必要ではないかと思っているところでございます。したがいまして、その努力も私ども求めながら、商店街の活性化などに進めてまいりたいと考えております。  また、製造業を中心とした工業振興につきましては、本市では企業立地促進助成条例がございますが、この条例は、企業の改築、移転と研究開発型の先端企業の支援策でございますので、企業が市内でのより活力のある活動を行っていただくためのソフト、ハード面における新たな支援策、あるいは小規模的な工業団地なども検討する必要があるのではないかと考えております。  次に、中小企業対策などといたしましては、各業界団体などが実施されます販路拡大事業への助成、並びに中小企業の金融対策といたしましては、融資枠の確保、金利面での支援など、事業資金の調達を円滑にするための措置、さらには各種の支援策等が必要ではないかと思っております。  以上でございます。 28: ◯議長高橋 実君) 企画部長、浅野 寿君。     〔浅野 寿君登壇〕 29: ◯企画部長(浅野 寿君) 四次総での経済政策の位置づけについて、お答えいたします。  議員御指摘のように、円高基調、製造業の海外シフトを初めとする日本経済の構造的な不況下の中、本市においても税収の落ち込み、企業の市域外流出や大規模店の郊外への進出など、自治体を取り巻く社会経済環境は厳しく、とりわけ、都市の活力を支える、にぎわいを生む産業振興策の検討は、21世紀を間近に迎え、岐阜市の最優先課題と認識しております。また、第四次総合計画基本構想の中において、産業振興の柱となる経済政策がよく見えないという御指摘でございますが、昨年度、議決をいただきました基本構想は、これからの都市づくりの指針として、その大綱、骨子を示したところであり、御指摘のような点も踏まえながら、現在策定中の基本計画の中で、できる限り明確なものとしてまいりたいと考えております。  本市は、交通網の発達、生活圏の拡大といった背景のもと、商業・観光都市として、これまで発展してきた経過からも、岐阜市は引き続き対人サービス業を中心とした商業振興をメーンとして都市づくりを進めることが必要であると考え、こうした都市づくりの方向性を基本計画の中に施策として盛り込み、ファッション産業の付加価値化、地場産業の育成化、イベント、コンベンションとの観光のネットワーク化、トップテクノロジーの企業の育成など、産業構造の変化に対応した政策を強化してまいります。  さらに21世紀初頭には、東海環状自動車道の整備も進み、周辺地域とますます時間的に便利になることを踏まえ、岐阜都市圏100万人を対象商圏とするような都市の中核性、中枢性を高めるための産業振興策を確立してまいります。  以上です。 30: ◯議長高橋 実君) 新都市開発推進部長、山田多聞君。     〔山田多聞君登壇〕 31: ◯新都市開発推進部長(山田多聞君) 私に与えられました質問は、民間開発を指導、促進する立場で、関係住民の意識をどう理解、認識しているかということでございました。 まず、民間開発を担当いたしております私として痛感いたしておりますのは、例えば県都の玄関口だから美しい町づくりをするというように、ただ観念的に町づくり論を展開していても決して進むものではないと思っております。当然のことではございますが、関係者において経済的条件が伴って初めて成立をいたすものでございます。今日、経済環境におきましては、リスクヘッジ、つまり危険なことは避けたいという意味も含めまして、民間開発を行政課題としてのみとらえている関係者もおられ、結果として行政へ依存をする声が高まることも1つの事実として認識をいたしております。しかし一方では、開発を自分自身の問題として真摯にとらえられている方も少なくなく、そのような方を中心にして進めていくよう、現在、努力をしているところでございます。  また、今後、民間開発を促進する上での重要な課題といたしましては、資産活用に対する関係者の方々の意識変革が必要であると理解し、そのことを強く訴えていくべきであろうと認識をしているところでございます。バブル期のような資産活用はほとんど望むべくもないような状況にありますことから、みずからの資産をどう活用すべきか、また活用するにはどのような考え方を持たなければならないのか、さらには地権者自身がどのようなリスクを負うべきかといったことなどを理解されることが、今後の民間開発の出発点に近いものであろうと考えております。  一方、私ども行政としましては、行政が力を入れないので進まない、また逆に、地元にやる気がないので手の施しようがないとする議論に、どうもなりがちでございますが、先に行政としては何をすべきかを整理しまして、行政にも当然、リスクを負う覚悟で踏み込んでいくくらいでないと、現状における民間開発は進みにくいのではないかと認識をいたしているところでございます。  以上でございます。 32: ◯議長高橋 実君) 教育長、後藤左右吉君。     〔後藤左右吉君登壇〕 33: ◯教育長後藤左右吉君) 妙照寺の関係の御質問にお答えを申し上げます。  御質問の妙照寺の庫裏につきましては、芭蕉にゆかりがあるばかりではなく、庫裏建築としても県内で現存しております最古のものの1つと聞いております。過日も一般公開されました。雨の中で大変な数の人たちが拝観を希望して、長蛇の列をなしておりました。私もその中の1人でしたけれども、拝見をしまして、大変貴重なものだと考えております。したがいまして、この保存などにつきまして、また保存の方法などにつきましては関係者と協議をしてまいりたいと考えております。  2つ目、校区公民館の運営についてでございます。現在、校区公民館は地域の方々の集会の場としての機能、これを果たしておる部分が多いことは事実ですけれども、同時に、公民館講座や女性学級等も開設されておりまして、生涯学習の場、地域づくりの場などとして、住民の学習要求に総合的にこたえることのできる社会教育施設、つまり地域住民が一人でも多く利用したくなるような施設として充実させてまいりたいと考えております。  そのため、御質問の公民館の職員の体制でありますけれども、開館時間に弾力的に対応したり、また館長と主事の研修体制を充実したりしてきたところでございます。議員御指摘のように住民の日常生活に最も身近な生涯学習の施設として、その役割が果たせるよう、主事の研修の充実、主事の勤務時間の延長、任命の方法などについて、公民館関係者も交えた中で早急に検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 34: ◯議長高橋 実君) 都市計画部長、保科 忍君。     〔保科 忍君登壇〕 35: ◯都市計画部長(保科 忍君) 岐阜駅─高富線の梶川工区に関連する御質問に、お答えをさしていただきます。  この都市計画道路は、岐阜市の中心市街地と北部郊外の市域並びに隣接町村を結ぶ重要な放射状幹線道路でございます。特に当路線の梶川工区は、議員御指摘の「芭蕉の間」のございます妙照寺等を含め、本市の歴史・観光の中心地域に位置しており、その整備に当たりましては、周辺環境との調和を図りながら進める必要があると考えるものでございます。このような観点から、今後、事業手法を検討する中で、歴史的な意義のある建造物については、所有者並びに関係者と十分協議し、対応を含めて、今後研究してまいりたいと考えております。     〔「議長、27番」と呼ぶ者あり〕 36: ◯議長高橋 実君) 27番、篠田輝義君。     〔篠田輝義君登壇〕 37: ◯27番(篠田輝義君) 第1点目、市長の答弁に対して、少しかみ合うところがないような気がいたします。ただいまも答弁の中で、前売りをやってもらっては困るというような話がありましたけれども、決して前売りというのは──これも問屋機能を果たしておるわけでございます。そういう中で、当然、前回の3月議会ですか、あの質問者の答弁の中にお答えになっておられるように、ファッション業界を取り巻く環境の変化は急速に変わっておるわけです。そうした中で、観光客であり、あるいは対市民、これに向けての岐阜の地場産業的なファッションをお分けするということは、方法と手段、あるいは適当なプライスを掲げてのことなら、これは当然考えていかなきゃならないことでありますけれども、業界そのものが前売りというようなことがあっては、岐阜市の業界が根底から崩されるということだけは申し上げておきます。  私も住田町のほうでこの前売り、会館経営をさせていただいております。ですから、少なくとも、業界の中心には入っておりませんけれども、外野席ぐらいではこの業界を見さしていただくだけの感覚を持っておるつもりでおります。市長も先般、大分などで業界のトップセールスマンとして十二分に、岐阜のアパレルを振興させなきゃいかぬという意欲、これをお持ちになっておられることは理解しております。また、きょうも聞きますところによりますと、GFF、ギフファッションフェアが、きょう、あすと開催されます。メモリアルセンターですか、そちらのほうで、何か7時からトップセールスマンの役割を持って、モデルとしてファッションショーのステージに立たれるというようなことを聞いておりますが、ひとつBGMに乗って、どんな演出なのか、私もわかりません、この議会が終わりましたら、即、私も拝見させていただきたいと思って、メモリアルの方に飛んでいってみたいと思っております。しかし、業界の機能、役割の部分では、ある意味においての誤解がまだあるようですので、これはまた後日、いろんなところでお話をさせていただきたいと思います。  続きまして、経済部長、企画部長。  これは経済部長の方には、今現在、これは過去からの歴史的な経緯があるでしょうけれども、こういったような形になってしまった、その辺の分析、そして、それからどうするかということをお尋ねしたんですけれども、少し部分でかみ合っていないような気がいたします。これも、それぞれの場でこれから話をさせていただきたいと思います。  企画部長ですけれども、これもやはり、これは極端なことを申し上げますと、いかに市民の福祉向上を考えましても、極端な話ですけれども、初めに金ありきでございます。決して収入役の金庫の中に、金のなる木があるわけではございません。やはりこれからの行財政の運営、私は都市経営だと思っておりますけれども、経済というもの、この課題を正直言って大きな柱として掲げていく必要は当然あると思っておりますので、その辺のところを十二分にお考えをいただきまして、これからの四次総に取り組んでいただきたいと思います。  そして、新都市開発部長の答弁ですけれども、結構でございます。今、これからも好転することがないと考えられるような厳しい経済状況のもとでございます。現在の権利に、地先の皆さんの話ですけれども、固持、固執されることなく、新しい権利を、こうした状況下の中でも構築できるよう、ひとつ御指導いただければありがたいと思っております。  続きまして、教育長と都市計画部長の、芭蕉の話ですけれども、何か聞きますところによりますと、教育長さんは俳諧の道にも長じて、芭蕉の研究もされている由伺っております。公的な教育長という立場もございますけれども、ひとつ、あのあたりは道三・信長時代の歴史の中心地であり、歴史の散歩道だと理解をいたしております。芭蕉研究家の大家として、ひとつこの件、バックアップをしていただければありがたいと思います。今は小さな話題ですけれども、これから、もしいろんな運動が起きてまいりますと、本市の文化行政の資質を問われるようなことに、これはなりかねないと思います。ひとつよろしくお願いをいたしたいと思いますし、それを受けて都市計画部長のほうも、ひとつ十二分に、いい方向へ進みますよう御検討をいただければありがたいと思います。  最後の公民館ですけれども、これはそれぞれしていただきました。そういうお考え方、あるということを理解いたしましたので、結構でございます。  以上、私の質問を終わらせていただきます。 38: ◯議長高橋 実君) 8番、大野 通君。     〔大野 通君登壇〕(拍手) 39: ◯8番(大野 通君) 市政自由民主党議員団、4番目に質問させていただきます。  発言通告に基づきまして、3項目を、順次質問させていただきます。ちょっと風邪を引いておりますので、お許しいただきます。     〔私語する者あり〕(笑声)  1番目に、企業立地について。  岐阜市では、企業の流出が続き、円高による産業の空洞化も進行する中で税収不足が心配される状況であります。かつて「公害のない住みよいまち」が市の将来像として総合計画に位置づけられ、製造業、企業の立地に積極的でない時代があったわけです。確かに民生・福祉面の前進がありましたが、その結果として今日の状態が生まれたという一面もあると考えます。その後、産業構造の変化に対応されながら、各種の施策に努力されてこられたことにつきましては、これを評価するものでございますが、近年の円高不況、特に地場産業の構造的な不況に対する取り組みと、新たな産業の立地に対する見通しについては、もっと積極的に前向きな姿勢が欲しいと思います。このままでは、いずれ岐阜市の製造業はさらに後退の道をたどることになってしまうのではないかと心配するものであります。  若者のとどまれる町、活気のある町づくりにおいて産業施策は重要なウエートを占めるのではないでしょうか。岐阜市では昭和62年から企業立地促進助成条例を施行されていますが、この中身も、移転、増築した企業に3年間の税等の補助をするものにすぎません。この程度の助成で市内に企業がとどまることは、今日段階では余り効果がないのではないでしょうか。ましてや、市外から岐阜市へ来てもらうなど到底望めません。もっと長期にわたる助成や、新たな支援策を講ずるべきだと考えますが、いかがでしょうか。現に各務原市や糸貫町の工業団地、さらには美濃市の美濃テクノパークと、新しい所へ、従業員200から300人の元気な中堅企業の数十社も転出をしています。岐阜市にとりまして、雇用の面、税収の面など、大変なマイナスであります。産業経済の変動はグローバルかつ構造的なもので、一地方自治体の施策では手の打ちようがない側面もあると思いますが、手をこまねいているだけでは何の進展も生まれません。現在、事業作業が休止状態となっているビッグプロジェクト、網代ハイコンプレックスタウン構想は、先ほど述べたように停滞した岐阜市の産業経済のみならず、活気のある町、若者がとどまる町の創出を目指すものであります。  市が行政全体で取り組むべき岐阜市町づくりの根幹にかかわる重要な構想で、開発面積は山林6割、田畑2割、柿畑2割の全体で192ヘクタールに及ぶ広大なものであります。平成元年に市が岐阜総合研究所に委託して行った網代地区開発調査を出発点として、この構想にはその後、大規模調査も実施されており、地元に対する熱心な説明、先進市の視察、講演会など、積極的な姿勢が示されてきたところですが、残念ながらバブル崩壊のあおりを受けて一時休戦の状態であります。将来の東海環状自動車道路のインター建設を背景とした本市の起爆剤でもある、このプランの灯を消すことなく、少しでも前進させながら、到来する時期に対応できるよう、今から体制を整えておくべきではないでしょうか。  職住近接型産業拠点として、研究開発型企業を誘致しようという立派なプランであり、かつ網代地域の基盤整備も大きく進むものであります。岐阜大学農学部、薬科大学のノーハウを背景とした景気の変動にも強い薬品工業研究所等の産業立地ができれば、さらに雇用の創出、若者の定着、定住人口の増加にもつながります。必要ならば外部から人材を招いてでも開発プロジェクトをつくり、設置し、推進するぐらいの熱意を持っていただきたいと思います。  この網代ハイコンプレックスタウン構想は、単に岐阜市のプロジェクトではなく、岐阜市を中心とした県央地域、ひいては岐阜県全域にかかわり合うもので、いわゆる岐阜の広域経済圏の中で今後重要な役割を果たすことは言うまでもないと思います。  そこで、市長さんに御所見をお伺いします。ぜひ21世紀の岐阜市の若者たちのために、町づくり、人づくりのためにも心強い決意のほどをいただきたいと思います。  第2番目に、不況対策について。この件につきましては、前の質問者の方と一部重なる点もあろうかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。  長引く構造不況により、本市基幹産業であるアパレル産業、縫製産業においても、御多分に漏れず深刻な影響を受けております。本市のアパレル産業は労働集約型産業であり、大部分を占める零細企業者が多いため、リストラ、海外進出等の方策をとることができず、非常に苦しい状況が続いているわけでありますが、特に下請的な要素の強い縫製産業の中でも、とりわけ数人規模の家内工業的な企業にあっては、加工賃の切り下げ、仕事量の大幅な減少等により立ち行かない状況にまで追い込まれていると聞いております。市当局におかれましては、各種金融施策をとってこられ、例えば小企業小口資金については500万円貸し出し、従業員5人以下、無担保無保証融資ということで、その件数にしまして、平成2年より4,000件弱、現在までに。金額ではおよそ、現在84億円の貸し出しをしているところです。このうち3割が繊維関連で占められていると聞いております。この件数からも、業界全体がかなり逼迫していることがうかがえるものであります。また、今回の円高に関連して、新たな緊急経営支援資金の創設、さらに不況対策緊急経営相談も開設されたと聞いております。これらの対応については評価するものでありますが、そこで経済部長さんにお伺いします。  第1点として、不況と言われるようになってから、かなりの時がたっており、いささか遅きに失した感も否めないのではないかと思いますが、こうした状況に対して今後早急な対応を望むものでありますが、いかがでしょうか。  第2点として、以前より実施しておられる経営相談につきましては、アパレル関連企業の利用がほとんど見られないと聞いておりますが、内容、PR等に欠けるところがあるのではないかとも考えますが、きめ細かな対応がなされているのか、いかがでしょうか。  第3点として、追い込まれた方たちに新しい事業所への職種転換、また県中小企業公社との連携による新しい仕事ができるよう、また、これもきめ細かい助けをしていく必要があろうかと思いますが、この点についてはいかがでしょうか。以上、お尋ねします。  3番目に、道路整備について。  本市の道路整備は、国の第11次道路整備計画に基づき、周辺の国道及び県道の整備が進みつつある、また本市の基幹生活道路である幹線市道を重点に、順次整備が進められていると思います。側溝整備にしても、市街地近郊における住宅建設が急速に進む中で、鋭意整備に努められていると思います。また旧市街地においても、戦災復興にて施工した既設側溝の老朽化が進み、順次改良に努められていると、これも思っております。が、市街地の中で大切な公共空間である道路を活用して、人々が気軽に安全に快適に触れ合う空間、人と車が共存するコミュニティー道路が市内6カ所に施工されました。このように、一応、道路整備は順調に進んでいるように思いますが、一方ではまだまだという箇所も多くあります。今後、順次、鋭意努力してほしいと思います。  また、この岐阜市の道路の中には、岐阜市の歩んだ歴史の足跡が刻まれている道路も多くあります。そこで、土木部長さんにお願いをしたいと思います。  第1点として、道路整備に関連して、順次進められている中、基幹生活道路にも、歴史のある所には道路線上の適当な場所を見きわめ、また歩道の一角にでも歴史をつづった、そういう看板なり碑なりを配置し、歴史を後世に伝えることも大切ではないかと思います。歴史の足跡のある道路として、一例として、桜通りを紹介します。明治22年、1889年、岐阜町を中心に今泉村、稲束村、小熊村、上加納村、本庄村、島村が一緒になって岐阜市となりました。市の西に長良川の小熊野の港がありました。現在の今泉排水機場の所にあったわけです。小熊野の港が栄えた明治ごろ、ここに3軒の船問屋と1軒の肥料問屋あり、この肥料問屋は灰屋と呼ばれ、農家の田畑に使う肥料の灰を主に扱っていたわけです。川下の輪中でできた灰をわら詰めにし、帆かけ船に積み込んで小熊野の港に運び込まれ、倉庫に積み込まれた灰は多いときには1万俵もあったそうです。また、川北には島、則武、早田などの地区は養蚕業が盛んで、繭がこの小熊野の港に集まり、この港より現在の桜通りで、ハイツ桜木のそばより桜通りを経て、真砂町通りを経て、西柳ケ瀬から柳ケ瀬へ、そして殿町、金園町、関、美濃方面へ、また各務原方面へ、農家や商店へ──そちらの商店へ買い取られていった、そういう輸送路になっておりました。また、この港より対岸への渡しがあり、中山道と谷汲を結ぶ谷汲街道ともつながっていました。そんな歴史の足跡がある桜通りでありますので、道路整備をしてはいかがでしょうか。  以上、1回目の質問といたします。(拍手) 40: ◯議長高橋 実君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 41: ◯市長(浅野 勇君) 岐阜市におきましては、昭和48年の第一次総合計画における土地利用計画で、市南部地域は工業の適正配置地区に、中央部を商業集積地域に、また北部地域を良好な住居地域として大きく位置づけ、住みよい町づくりを目指し、活力ある豊かな都市づくりを基本として進めてきたわけでございます。その後、これらを基本理念として、ファッション都市、コンベンション都市を目指して町づくりを行ってきたことは、御承知のとおりでございます。  特にこの企業立地の促進についてでございますが、本市では昭和32年から継続して、いわゆる工場誘致条例は昭和45年に廃止され、以後、政策的に公害発生型の企業を郊外へ誘導した経緯もあります。その後、昭和62年3月に岐阜市企業立地促進助成条例を制定し、企業の増設や市内での移転企業に対する助成、また先端技術産業や試験研究開発企業が市内立地された場合の税等の助成をいたしており、昭和62年度以降、下奈良及び三輪北地域において小規模団地の開発を図って誘致した先端技術産業を含めまして36企業について助成を行ってきたわけでございます。  今後とも、企業の流出の防止を図ることはもちろんでございますが、積極的な、誘致することによって本市産業の振興並びに雇用の拡大ともなりますので、小規模団地などの推進を図るべく、適地を求めて努力してまいりたいと考えております。  殊に新たな産業興しでもあります網代ハイコンプレックスタウン構想につきましては、現在は御承知のような経済状況にございます。推進の機運が弱いわけでございますが、本市にとりましては将来の東海環状自動車道の開通に伴う北部地域開発の重要な拠点ともなるわけでございます。今後とも、地元の方々とも話し合い、また特に国、県の御指導、御助力もお願いしながら、粘り強く取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。  以上でございます。 42: ◯議長高橋 実君) 経済部長、酒井 弘君。     〔酒井 弘君登壇〕 43: ◯経済部長(酒井 弘君) 御質問にお答えいたします。  不況下において早急な対処をという御質問でございますが、本市としては、金融、仕事の確保、経営指導面で適時対応、支援をいたしておりますが、今後とも、御指摘のことも踏まえまして、景気状況に対応してまいりたいと考えております。  次に、経営相談のPRと内容の充実についてでございますが、PR方法としては、チラシを作成し、各業界団体に配布する。それから、個別企業に対しても、あるいは中小企業経営者などの方々に対しても、講座等、機会あるごとに案内いたしております。アパレル関連企業の利用が余り見られないということは御指摘のとおりでございまして、今後は関係団体に対し一層のPRを図るとともに、内容についてもより充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 44: ◯議長高橋 実君) 土木部長、大野 功君。     〔大野 功君登壇〕 45: ◯土木部長(大野 功君) 道路整備につきまして、お答えいたします。  御提案いただきました桜通りは、一部、前年度、ハイカラレンガを使用して歩道整備を実施しました。今後も整備の必要性、範囲等を検討し、かつ資源の有効利用なども勘案しながら、桜通りを整備してまいりたいと考えております。また、議員御提案の件につきましては、今後この道路整備の計画の中で参考にしてまいりたいと考えております。     〔「議長、8番」と呼ぶ者あり〕 46: ◯議長高橋 実君) 8番、大野 通君。     〔大野 通君登壇〕 47: ◯8番(大野 通君) それぞれ御回答をいただき、ありがとうございました。お答えいただきました点につきまして、要望、お願いをしていきたいと思います。  まず、企業立地につきましてですが、岐阜市の基幹産業であるといえば、まあアパレルが代表するものであると思います。それが、長引く不況により、また生産拠点が海外へ移転し、人の雇用、事業所の職種転換、そういう問題がいろいろ出て、そして人口の市外それから県外への流出へと進んでいく状態になると思います。企業立地が進めば、人が来れば、税収面においても雇用面においても町に活気が出るわけです。新しい産業について行政が前向きに取り組み、誘致に努力することが大事なことだと思います。  過去、網代ハイコンプレックスタウン構想においては、経済部の企業立地推進室の担当の方が、岐阜県の経済同友会の研究機関である岐阜総合研究所の調査に基づいて地元住民の方たちと熱心に打ち合わせ、説明会に入ってみえます。その方たちは、私も先般、その網代地区へ行ってきて役員さんとお会いしたわけですが、非常に熱心に何回となく、昼と夜と足を運ばれ、地域の方たちの信頼を得て、新しい町づくりのために団地を開くために随分長く取り組まれたわけですが、たまたまバブルの崩壊で推進ができなくなったと。そして、前の蒔田市長さんも2回ほど足を入れてみえまして、岐阜市から県へ行かれました藤田助役さんも2回ほど説明会にも臨んでみえます。  そういうお話を聞く中で、この環境のすばらしいということで、今後、これは10年、15年と粘り強く、2010年のインターの開通に向けて、すばらしい網代ハイコンプレックスタウン構想は、岐阜市の今後の産業の方向づけができると思います。ぜひ特別なプロジェクトチームをつくり、前の藤田助役さんの言葉ではありませんが、通産省より専門官の人を派遣されて、そういう人を仰ぎ、県、市と一体となって、それにプロジェクトチームをつくって推進しないとできないのではないか、ということでございます。また、本市は、岐阜市の顧問に堺屋太一さんを迎えてみえますが、私はこの際、岐阜市の、本当、身近の足元に見えます、元通産省の事務次官でございました棚橋祐治さんという方が見えますが、こういう方を本市の顧問にお願いして、そして本市の活性化、町づくり、発展のためにお願いしていってはどうかと思いますが、ぜひこういう方を岐阜市へお招きしてはどうかと思います。そして、浅野市政のさらなる発展のためにつながると確信しておりますが、いかがなものですか。そして、この岐阜市の21世紀をにらんだ方向づけとしての、ここまでやられたんだから、地域住民ともっと、この点をこれからも末長く、これを切らずに長く進んでいただきたいと思います。  参考までにちょっとお見せしますが、私もお借りしてきたんですが、これが網代の刑務所の所から一番向こうの岐陽高校の所の前まで192ヘクタールということで、広大なものです。これは岐阜市の、岐阜県の総合研究所がつくられたわけです。この中に──全体の構造図というのはこういうものですけど、その中にこれは企業団地のイメージ、それから、3つのゾーンに分かれておりますので、商業ゾーンのイメージというのがあります。それからあと、住宅ゾーンということで、非常に緑に囲まれた最適な土地であり、今後、インターまでわずか10分という所ですので、非常にすばらしい所ではないかと思っております。また、その地域においては通産省の振興のいろんな対策もありますし、農村地域工業等導入促進法というのがございまして、農村、山林からもいろいろな政府・国の助成が受けられるということになっております。  この推進に当たって、平成元年からずっと取り組まれておるわけですが、その間、岐阜市の、岐阜県の総合研究所が地域に入られて、住民の方たち、そこの則松地区、秋沢地区以外に、網代地区全部の方にアンケートをとられました。回答数が94.1%、無回答が5.9ということで、有効回答が92.12%ということで、非常に高いアンケートの率を持っています。このアンケートの評価された中に、高校生以上の方、各家庭の方全員に配ってみえるわけです。その中のアンケートの集約ですが、平成4年の3月29日に調査結果が出ておりますが、「企業団地のイメージの変化」ということで、そういう絵をつけられた説明とか、いろいろされておるわけですが、「イメージがよくなると思う」いうのが72.6%、「あまり変わらない」というのが20%、「イメージが悪くなった」いうのが2.4%ということで、かなりの方がそういうものを希望してみえる。そして、「都市の機能、考え方、網代への導入意欲」ということで、「部分的に取り入れてほしい」のが29.3%、「ぜひ取り入れてほしい」のが31%、「どちらともいえない」が10.7%、「違った方法でもう少し進めてほしい」のが14.3%、「網代地区は現在のままでいい」という方は13%ありました。そんな方で、多少の反対者というか、そういう、まだ理解がされていない方もみえると思いますが、この際、今も言いましたように、これから10年、15年先を目指して、岐阜市の新しい税収の確保、そして企業立地、働く所、雇用、そして岐阜薬科大学、農学部の大学というノーハウを利用して新しい町づくりをぜひつくってほしいと思います。  2番目の、不況対策について。こうした状況の中で、早急な対応をし、救済の方法、経営相談とも、零細企業の末端に至るまできめ細かいPRをしていっていただきたいと思います。先ほど経済部長さんもおっしゃってみえましたが、不況対策、緊急経営相談ということで、これは円高に対して、6月の14日にやられるそうですが、前にもそういう小企業の方たちへ出されているということで、私たちの勉強不足もあるんじゃないかということを思います。そして、先ほど言いました小口金融の84億円という累積を持っておるわけですが、こういう岐阜市の融資制度、信用保証ということで、前にもどなたか議員の方が言ってみえましたが、500万を無担保無保証ということで、多少のこれ、利息のリスクはこれは当然なことです。が、そういう方法をとられているということで、非常に私たちもこれは勉強不足やったなと思いましたが、こういうせっかくのいいものがありますので、もちろん広報ぎふ等も宣伝されているようですが、もう少し本当の零細業者の方は、広報ぎふを見ている余裕はないのかわかりませんが、そういうことの、組合に入っていないというような難しさがあろうと思いますけど、もう少しそういう方たちに、こういう制度があるので利用してほしいということを言ってほしいということを思います。  そして、転職のことですが、中小企業公社とも相談をし、先般、職業訪問ということで私は北村バルブと巣南町のハイビックスいうところへ行ってきました。そこの担当の方たちとお話を聞きますと、100万から150万の投資をしてもらえば下請的な──北村バルブは水道の蛇口のメッキですが、そういうものとか、ハイビックスのほうはビニールのエアバッグとか、自動車の、今新しいエアボックスですね、とか、それからベッドの、腰がたこができないように空気袋をつくる、そういう家庭的な仕事の縁でも下請も出しとるということで、そういう点に合わせて、もう少しそういうことを勉強しながら細かい転職等に進んでほしいと思います。  それから、3番目の道路整備については、いろいろ今後研究されながら推進していただきたいと思います。  以上、3項目に分けたそれぞれの質問を、私が要望やらお願いをして終わりたいと思います。 48: ◯議長高橋 実君) 33番、堀田信夫君。     〔堀田信夫君登壇〕(拍手)
    49: ◯33番(堀田信夫君) それでは、順次お尋ねいたします。  まず、中核市についてであります。これが、盛んに言われておりますように地方分権につながるかどうかについて、お互いによく吟味をしてみたいと、こういう思いからお尋ねをするわけであります。  本来、分権のあるべき方向は、申し上げるまでもなく憲法の第92条「地方自治の本旨に基いて」、住民自治を拡充し、自治体の自主性、自律性を強め、真に地方自治が自治法で明記している住民の安全、健康及び福祉を保持する方向であらねばならないと言えます。住民の身近な所、住民の意思を反映、国の干渉を排除、総合的に実施する、この点を押さえての事務と権限、財源の再配分が行われるべきであります。今明らかにされております中核市指定に伴う県からの権限移譲、これ自体には否定できぬ面がありますが、手放しで喜べない問題があります。各議員も御指摘いただいているとおり、財源上の問題であります。人員の拡充、予算の増額は必然であります。増額分について一定割合は交付税に算定されるものの、特別な財源対策は期待できぬ見込みであります。政令都市並みに権限が拡大と言われますが、政令都市並みに財源手当がないということであります。地方道路譲与税の増額などは見込まれておりません。こういう不安定な状況でやっていけるのかどうかの不安を抱くのは私一人だけではありません。加えて、この間、国庫補助・負担金は幾つかの事業で削減をされて、削減された分が交付税に算定されるとして、一般財源化が進められてきております。いただいた資料を見ますと、この間、国庫補助・負担金が一般財源化されたものも、平成4年度から平成6年度までの間でも随分あります。国保の事務費負担金、助産費の補助金の一般財源化、看護養成所運営費補助費、それから保険基盤安定の国庫負担金の縮減、保健所運営費の交付金、国保の事務費負担金の一部一般財源化などなどであります。  つまり、本来国が負担すべき国庫のお金を削って一般財源化したわけでありますが、一般財源が国庫補助や負担金の削減、廃止の肩がわりを押しつけられているわけであります。そして、その交付税たるや、確実に伸びているかといえば、そうではなく、削減されてきている傾向もあるわけです。こういう財源のあり方を今度こそ改めて、再配分が同時に行われないことには、本物の地方分権になり得ないと思いますが、この中核都市問題について、座長としてこの間進めておられる事務助役からお答えいただきたい。  さらに、権限の移譲についても、中央の権限は一向に手がつけられず、統制というものが解かれないままであります。例えば、しばしば指摘をされてきているところですが、いわゆるペナルティーというやつであります。県や市などが単独で福祉医療及び入院給食費への助成など行うと、一方で財政的なペナルティーをかける、あるいはけしからぬと言って圧力をかける。県からの権限はとりあえす移すけれども、財源保障はあいまいのまま、国はなお権限を持ったままで、財源の保障もなく、削るわ、文句は言うわ、これで本当に地方分権と言えるのか。地方分権の第一歩と言うけれども、これはまゆつばもの、もっと吟味をし、見きわめる必要があるのではないか。不安材料がいっぱいある、この状況で急ぐことはないと思いますが、事務助役はどのようにお考えか、お答えいただきたいと思います。  さらに、今回、各議員も取り上げておられますので、私もこれにかかわって資料の要求を求めましたところ、一体、中核市になったらどれぐらいの人員が必要で、事業費がどれぐらいかかるんだと、明らかにしていただきたいと申し上げましたら、こういう資料については極めて未成熟な情報であるので、明らかにすることは差し控えたいと言っておられます。一方でいただいた資料によりますと、平成7年度の当初から、県などの説明会を初めとして随分と熱心に指定都市に向けての事務日程表を見れば、いろいろやっておられますが、こういう検討されている内容をつぶさに明らかにされない。一言で言えば、メリットは随分と強調されるけれども、不安材料と言われている人員の確保や財源上の問題については公表を避けるという姿勢でありますが、なぜこれからの岐阜市が政令都市並みの、いわゆる中核都市という大きな峰に到達しようという段階のところで、もっと真摯な気持ちでいろいろな資料を出して議論をする意思がないのか。なぜ資料が出せないのか、事務助役からお答えをいただきたいと思います。  次に、都市計画行政についてお尋ねいたします。  第1点は、日野の区画整理事業についてであります。昨年の9月議会でも指摘をしておりますので、繰り返すことはせず、簡潔に申し上げたいと思います。  問題は、区画整理で義務づけられている区域内の必要とする3%の公園が確保できるかどうかという問題であります。3%は1万5,700平方メートル、それで近隣都市1カ所、児童公園2カ所が計画図面上でははっきりと書かれておりますが、現実には、逆川の調整池に3号公園、つまり日野橋公園は暫定の名のもとに転用されております。これはさきの9月議会でも指摘いたしましたが、区画整理法、県の宅地開発指導要領にも反する重大な問題で、県からも再三にわたって指導がされているところであります。  昨年の9月の私の指摘に対して都市計画部長は「できる限り早く公園計画をまとめ次第、施工できるように努めてまいりたい」と答えておられますが、既に1年近くに間もなくなろうという段階でありますが、どのような準備の状況なのか、この点を明らかにしていただきたいと思います。  第2点目は、都市計画にかかわって審議会のあり方について、お尋ねいたします。  都市計画の審議会で私もたびたび委員をさせていただいておりますが、案件提出される議案の即決を求めるケースが依然として目立っています。ことしの5月29日に開催された審議会は、環状線東回りルートの変更、長良川堤防道路のルートの変更など、重要議案が提出されました。この日の提案に関しては、一部議案について2,700名を超す要望書も提出されたと、報告受けました。さらに、縦覧に伴っての意見書も提出されているなど、より一層の慎重審議が望まれるところでありました。審議日程は、審議会自身の判断によるものでありますが、実際上、日程が差し迫っての開催、議案の提出であり、とても2回、3回と審議を尽くすこと、また関係者の意見を反映するなど、公聴会を開催するといった余裕は全くありません。審議会がより積極的、能動的な審議が行えるに十分な時間的余裕を与えた提案をすべきと私は思います。以前にもこの点については本議場で指摘をしましたけれども、改まっておりません。つまりは、審議会というものを形式だけのものと事務局が考えているのではないかと私は言わざるを得ません。事務助役に基本的な考え方をお伺いしておきたいと思います。  第2点でありますが、この日の審議会で審議会事務局が突然協議会開催を求められ、そして「今後の審議会にあっては住民の傍聴を許可しないよう進めていただきたい」旨の問題提起がありました。私は一瞬耳を疑いました。どんな事情があるや知りませんが、これからの町づくり、都市づくりについて市民が関心を持たれることは望ましいことであり、また、むしろ関心を持っていただくべきことであります。この日は、私も含め各委員の皆さんがそれぞれ積極的にさまざまの角度から「傍聴は基本的に認めるべき」との意見が多く述べられており、その方向が基本的に守られたと私は受けとめておりますが、しかし問題は、提出議案を用意する立場の事務局が「今後は市民をシャットアウトして進めてください」と問題を投げかける姿勢が許しがたいことであります。この日の事務局提案は、こういう提案は市行政当局の意向と受け取らざるを得ませんが、この日の審議会に欠席された事務助役は承知しておられたことかどうか。よもやこれほどの重大提起、知らなかったとはおっしゃらないと思いますが、基本的な考え方を伺っておきたいと思います。  都市計画に関しまして3点目であります。岐阜公園についてお尋ねいたします。  岐阜公園の一部に、昭和12年に公園用地として取得した5,355平方メートル、1,620坪があります。この区域は、資料によれば既に開設の区域となっています。ここに岐阜公園の平面計画図がありますが、確かに開設されていると記載されております。が、現地はとても公園とは言えない実態にあります。私がこの実態を見まして、伺った市民の10人中10人が、隣接するせいらん会館の出入り口であり駐車場だと思っておられます。私もこれが公園であることは知りませんでした。不特定多数の方々が利用できるべく公園を、行政が特定の方のために便宜を図っていると言われる状況にあると言わざるを得ません。隣接の方も、市民から公園を出入り口や駐車場に専用しているなどと言われては心外でしょう。現状は決してよしとしておられないと思います。市民の皆さんもこの現状を決してよしとしないと思います。文字どおり公園として整備する必要があると思いますが、都市計画部長からお答えいただきたいと思います。  最後に、廃対協について、お伺いいたします。  廃対協、これは岐阜県市町村廃棄物処理事業対策協議会であります。これは、廃棄物処理事業について調査、研究し、もって市町村の廃棄物処理事業の円滑な運営を図ることを目的とするということで、県下の全市町村の職員でもって組織された勉強会であります。特別措置法というのが、し尿収集に関することについて昭和50年に制定をされております。つまり簡潔に申し上げれば、し尿のくみ取り業務委託の縮小・廃止に伴って、かわりの業務を提供するなど補償をしていきなさいということを定めたのが「下水道の整備等に伴う一般廃棄物処理業等の合理化に関する特別措置法」というものであります。この法律に基づいて、どう今後、発注する行政と、それを請け負ってやってきた委託業者との間で、今後どのような補償の方法を検討するかということについて勉強しようということで、廃対協が何回も熱心に研究をされたことは結構なことであります。それで、一定のところに到達をして、このたび、グランドルールというものを定めようというところまで来ました。  いただいた資料のグランドルールは、あくまでも自治体と委託業者との間で合理化協定を交わす際のマニュアルであります。あくまで業者と自治体との間でということが明確になっておりますので、これは結構なところであります。しかし、市長会、町村長会、岐環協と協定を交わし、さらに廃対協と岐環協が覚書まで交わす必要が果たしてあるのか。ルールは、グランドルールはあくまでマニュアルにとどめておけばいいのではないか。こういう、その、あくまでも自治体と委託業者との間での協定のあり方について、県下の市町村の廃棄物の対策協議会の代表が、その委託業者などの組合、岐環協との間でこういうように、あの、進めていきましょうと言って協定あるいは覚書を交わすと、この先何か、他の市町村でトラブルがあったときに、岐阜県市町村廃棄物処理事業対策協議会会長(岐阜市生活環境部長)細川さんが覚書の当事者として引っ張り出されるおそれはあるんじゃないか。あくまでも自治体と委託業者との間の合理化協定に、岐阜市がこういう覚書を交わしているんで、仲裁の労をとってくれと言われてくるようなこともあるんではないか。あのバキュームカーが全部引き揚げてしまって業務放棄がありましたけれども、あのような痛い思いをする心配がこの協定ではないと言い切れるのかどうか、明確にお答えいただきたいと思います。  以上です。(拍手) 50: ◯議長高橋 実君) この際、暫時休憩いたします。  午前11時46分 休  憩           ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後1時2分   開  議 51: ◯副議長(村瀬正己君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。堀田信夫君に対する答弁を求めます。助役、加藤 学君。     〔加藤 学君登壇〕 52: ◯助役(加藤 学君) まず、中核市指定に伴う地方分権に対する基本的な考え方について、お答えをいたします。  地方自治の本旨に基づきまして、国と地方との役割を見直し、住民に最も身近な行政体が、住民参加のもとで行政サービスを提供すべきものと認識をしております。また当然に、地方の自主財源の確保、すなわち財源の再配分が必要であると考えております。この地方分権の推進につきましては、時限立法として地方分権推進法が5月15日に可決されたことからも、時代の要請であると認識をいたしております。地方分権推進法につきましては、機関委任事務の取り扱い、税源の再配分などの問題が先送りされた感はありますけれども、地方分権の具体的姿が見えてこないというような批判もございます。しかし、永年要望してまいりましただけに、地方分権の第一歩を踏み出したものと評価をしております。今後も地方分権につきましては一層の推進が図られるように、強く要望してまいることが必要と考えております。  また、地方分権と中核市につきましては、地方分権を進める上で具体的にどのような権限を移譲するか、また、どのような方法で移譲をするかについて、いろいろな考え方があると思いますけれども、現在、中核市制度は、県の権限を市に移すものでございますが、将来的には、国の権限が移譲されるときの一つの受け皿になると期待もいたしておるものでございます。今の段階で、つまり不確定な段階でこの中核市を受けなくてもいいではないかという御提言でございますけれども、中核市制度というのは、御指摘のとおり現段階ではまだ不透明な場面も、あるいは不確定な要素も多少あります。しかしながら、これらの不確定要素は、中核市を受けるとか受けないとかいうことには直接的には影響はないものと判断をしております。例えば地方交付税の算定基準だとか、あるいは要綱、通達に係る移譲事務の内容等につきましては、政令指定都市に準ずる扱いをするということになっておりますので、大きな違いはないものと考えております。  一方では、地方分権の本旨であります、地方の役割に応じて住民の最も身近な機関で行政サービスを提供することが、効率的かつ特色のある町づくりを可能にするという観点を重視いたしまして、現在、1次指定に向け努力をしているところであります。  中核市のいろんな資料を公開しなかったことにつきましては、今いろいろな作業を進めている段階でありますけれども、人員とか、あるいは事業費等についての数値を公開しなかったという、まあ、ご指摘がございました。が、あくまでも現在は途中の段階でありますので提出をしなかったものであります。すなわち、人員につきましては、移譲事務を受けます担当課において、その事務内容、事務量を精査した段階であり、人事担当との協議、調整がまだ一向に進んでおりません。また、事業費につきましても、国の要綱、通達による移譲事務がまだ確定されておらず、したがいまして、これに伴う数値も現在固まっていない状態であります。このような現段階で、極めて未成熟な情報を提供するということにつきましては、市民の皆様に誤解を招くことでもありますし、数値を精査した時点で説明を加えてお示しをするべきものと考えております。  次に、都市計画審議会の運営等につきましては、市の都市計画審議会にお諮りをする案件につきまして、市決定案件及び県知事決定案件のいずれもが、県の都市計画地方審議会へそれぞれ承認及び決定を諮ることとなっております。この場合に、県知事決定案件につきましては、地元の意見等を反映するため、県の都市計画案が縦覧され、意見書が提出されるのをまって市の都市計画審議会を開催することとしております。そして、必要と考える場合には、これまでも事前に協議事項として案の内容を御説明を申し上げてきたところでありますが、今後もこのように、さらに努力をしてまいりたいと思っております。  また、都市計画審議会を公開あるいは非公開というような──公開にするのか、あるいは非公開にするのかということにつきましては、都市計画審議会が円滑かつ公正な議事運営を確保する観点からすると、審議を公開することは通常望ましくないとされ、県の都市計画地方審議会においても非公開とされておるところであります。岐阜市においては、条例、規則等にその運営方法の定めがございません。公開、非公開については、審議会の出席委員の方々の御意見をお聞きしながら、そのときどきに公開するのか、あるいは非公開にするのかを決めているところであります。しかしながら、将来にわたっては、円滑かつ公正な議事運営を継続する観点から、審議会事務局としましては、審議会の運営方法について検討をしようとしているところでありますので、さきの審議会の終了後、審議会の場ではなく、あくまでも協議会の場ということで委員の皆様に御意見をお伺いしたものであります。  なお、審議会の議案や協議事項については、私は承知をしておりましたが、一部委員の方から、まだ事前に協議会等で説明を受けていない段階から、書類とか、あるいは電話等による陳情等がたくさんありまして困っているというお話をお聞きしておりましたので、審議会ではなく協議会の場でこれをお諮りしたところでございます。  以上でございます。 53: ◯副議長(村瀬正己君) 都市計画部長、保科 忍君。     〔保科 忍君登壇〕 54: ◯都市計画部長(保科 忍君) まず第1点の、日野橋公園について、お答えをさせていただきます。  日野の土地区画整理事業の、議員御指摘の残る1カ所の街区公園であります日野橋公園につきましては、現在、治水協議上から調整池として定利用しておりますけれども、公園敷地として決定してございますので、公園機能が果たされるにはどのような公園にしたらよいか、費用がどの程度必要かについて種々検討を重ね、問題点の整理をしておるところでございます。昨年の9月の議会でもお答えしましたように、いわゆるダブルデッキ方式等について幾種類か検討を重ねてまいったわけでございますけれども、費用等について問題もありますことから、他の構造等も含めまして比較検討をしている段階でございます。しかし、いずれにしましても、なるべく早くまとめてまいりたいという考えを持っております。  それから、もう1点の、岐阜公園の外苑の広場の整備についてでございますけれども、岐阜公園外苑の護国神社東側の広場につきましては、現在、多目的な広場として種々のイベントや集会、駐車場等として利用されているところであります。御指摘の問題につきましては、公園開設区域としては若干飛び地であって、非常にわかりづらく、現状では積極的な活用はしづらい形態となっている実情から、暫定的な利用がなされております。今後、特定の方の駐車場にならないよう管理を十分行うとともに、現在計画されております岐阜公園の再整備や長良川左岸緑道計画、また水源地の一部を取り入れての再整備計画の中で、一体的な整備をしてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解を賜りたいと思います。 55: ◯副議長(村瀬正己君) 生活環境部長、細川法美君。     〔細川法美君登壇〕 56: ◯生活環境部長細川法美君) 覚書に対する責任について、お答えいたします。  覚書につきましては、廃対協と岐環協がグランドルールを作成するについての協議の中で、双方の意見を主張し合ったことの確認をし、取り交わしたものでございます。もともとグランドルールは県下99市町村の基本的な共通事項をまとめたものであり、実施につきましては、各市町村が個々の責任において地元業者と協議し、解決していく問題であり、他の市町村と地元業者との間で仮にトラブル等問題が生じたといたしましても、岐阜市が責任を負うものではありません。  以上でございます。     〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕 57: ◯副議長(村瀬正己君) 33番、堀田信夫君。     〔堀田信夫君登壇〕 58: ◯33番(堀田信夫君) 少し再質問を申し上げたいと思います。  まず、中核市でありますが、現段階で財源上の問題などで先送りされた感があり、不透明、そして、不徹底とおっしゃったのかね、不安感……     〔「不確定」と呼ぶ者あり〕 不確定があるけれども、とにもかくにも中核市ということを言っておられるわけです。で、先ほどの資料の未提出とも関連して申し上げたいと思うんですが、一方で現段階が作業を進めている段階であって、途中段階で精査、協議、調整で、まあそういうことで事業費や人件費、人員増がどれぐらいかということについて出すと誤解を招くと言われますが、一体どういう誤解を招くというふうに、何を心配しておられるのか。  つまり、中核市になったら便利なことが17項目、いっぱい県から権限が移譲されていいですよ、しかし、それに伴って素朴な市民感情として市の行政のことを思って、職員がふえるんじゃないですか、事業費がかかるんではないですかって聞いとるのに、それに対してなぜ答えられないのか。それが何の誤解なのか。つまりは、そういうことを出さないということは、デメリットについては極力抑えたいという姿勢としか思えない。そうではなしにもっと、この、まだ予算査定とか、そういう前の段階で中核市になろうということに向かって、我々市民の代表としての議員も含めて、あらゆるデータを明らかにして、一緒になって中核市がいいのかどうか議論する、今そういう時期ではないかと思うのに、そのさなかに、専門的な要職にあって、いろいろ知識や情報を収集してみえるあなた方が出さないということは、いかにも閉鎖的、かたくなな態度だと思うんですが、基本的なスタンスとして、私はその点、改めてもらわないと困るというふうに思うんですが、もう一度お答えいただきたいと思います。  それからもう1点、中核都市になるならぬにかかわらずということで、どのことを指しておっしゃったかわかりませんが、国庫負担とか国庫補助金が削られて一般財源化されていて、これが地方財政を大きく圧迫しているということは、そちらの方は専門家ですので御理解いただいていると思うんですが、あるいはその、地方の単独の事業に対して国が干渉する、ペナルティーをかける、こういうことに対して、いかにも理不尽だということで、こういうことを取っ払うことこそが本物の地方分権の第一歩だと思うんですが、そういう認識がおありかどうか。  それから、区画整理について。都市計画部長、昨年の9月の答弁とほとんど変わりがありませんけれども、行政用語かと思いますが、今度は「暫定」ではなしに「なるべく早く」という表現を使われておられますが、この区画整理の中の日野橋公園、本来、公園であるべきなのに調整池になっている状況を、どれぐらいの日程をもって改めようとするのか。9月のときには「計画をまとめて施工」という言葉まで言っておられるわけですから、「なるべく早く」とはどれぐらいの感覚で理解したらいいのか、お答えいただきたいと思います。  それから都市計画の2つ目の、審議会についてでありますが、即決している問題、わずか二、三時間の審議会に議案を提出して、その日のうちに決めてくださいということについては、時によって、審議会ではない協議会を事前に開いてと言われましたが、そういう努力も一つの方法と私も理解しますが、しかし、正規の審議会で2回、3回と審議を重ねることがあっても、これはおかしくはない。審議会自身が、提案された内容に基づいて、審議会の規則にもあるように、時によっては委員以外の者を会議に出席させて、説明または意見を聞くことができるというふうにありますから、そういう意見を聞こうと思ったら、審議会を開いて、そのことを確認をして、もう1回開かなならぬということですから、一定の時間的余裕が必要なんですよ。ところが、こういう余裕が全く与えられないような提案の仕方があるんで、もっと──県へ報告上げなきゃならぬ日程ってのは決まってるわけですから、そのことを考えれば、そういう審議会自身が十分自主的、自発的に審議会を運営する余裕を与えて提案すべきやということを、重ねてこれは要望いたしておきます。  それから、公開、非公開に関して。これはまあ、審議会の委員の皆さんの判断と、これは当たり前なんです。そういうことで岐阜市の都計審や各種の審議会がそのように行われてきておりますので、それで結構なんですが、最後に言われたように、将来にわたっては事務局として検討中。この検討中が、県にならって、あたかも審議会を公開しないというようなことに受けとめられる答弁であったと思うけれども、将来に向かってというんなら、時代の流れからいけば、あらゆる情報は公開する、しかもこういう都市計画審議会は、これからの町づくりとか都市計画、道路網をどうするかということであって、その計画決定の段階から住民が参加する、審議の内容を見守れる、必要に応じては意見も言える、そういう場所を十分確保していくということが将来の方向、あるべき姿と思うんですが、そういう方向での検討なのかどうか、明確にお答えいただきたい。  それからもう一つ、このことに関して。事務局である都市計画部が、協議会に切りかえて、今後は傍聴しないようにという申し出を行ったことについて承知していると言われていましたが、何か、その言葉の最後に、審議会の方が、いろいろ審議会が開かれる前に市民の皆さんから何かかんかと陳情があって困っておられるとおっしゃって、それでこういう問題を提起したやに聞こえましたが、何が困っているんか、明確にしていただきたい。そういう、具体的にどういう、審議会の委員の方から、住民から陳情があって何が困るんか、どういう苦情があったのか、明確にしていただきたい。  それから、そういった重大な問題を事務局が投げかけた審議会に、審議会委員である加藤事務助役は欠席をなさいました。ということを私、申し上げました。それでねえ、最近、その審議会、余り出席率よくないんですよ。5月29日の審議会、欠席の方はそれぞれ理由がありますから、その人のことをとやかく言いませんよ。20人の定数に対して15人、途中2人退席なさって13人。成立はしますが、望ましい数字ではありません。だから、こんな数字の、こういう成立状況で辛うじて成立はしているけれども、もっと慎重に審議したほうがいいんじゃないですかと言って、私はそのとき言わざるを得ない。それからまた、これは別な審議会ですけども、6月5日に開かれた総合計画の審議会、これは35人定数に対して22人、途中2人退席されておられます。で、20人。これも成立はしておりますけれども、余り好ましい状況ではない。  一言で言って、審議会を極めて形式的なものに軽くあしらわれるような状況になっているんじゃないかと私は思うんですが、その原因が私はあなたにもあると言わざるを得ない。例えばですね、審議会自身は市長が委嘱をして、そしてこれからの都市計画あるいは岐阜市のあるべき姿について検討してくださいと言って委嘱をして、お願いしますと頭を下げてなってもらったもんやね。市長がおらぬときには、加藤さん、あんたもそれをやらんなん。お願いする立場や。そういうお願いする立場でありながら、例えば6月の5日ですけども、あなたは岐阜市の消防職員を伴って兵庫灘区へ視察に行っておられます、審議会欠席して。で、これは、聞きますと、現地からかねてから視察に来てほしいという要望があったそうでありますが、なかなか行けなんだと。そのお気持ちもわかります。しかし、四次総は第1回の会議であって、これに欠席してまでもどうしても行かねばならぬ視察であったかどうかは、私は率直に言って疑問や。さらに、視察していただきたいと、あの阪神・淡路の大震災の現地から要望があったとしても、現地の状況はまだ復興が終わらない、大変なときに、支援に行くことはあっても物見遊山のような視察というものが果たして──現地で用意するから来てくださいと言っても、それは遠慮するというもんや。ヘリコプターまで用意していただいて市内めぐられたそうですけども、私は仮にそういう要望があったとしても、ここ一番、「いや、まんだ復興に頑張ってください。支援に行くことはあっても、それは遠慮さしていただきます」ぐらいの気持ちがあってもいいことだと私は思います。  だから、審議会の、審議会に対する考え方が市当局に非常に甘いから、そういう状況で審議会を欠席されると、ほかの審議会の委員の皆さんも全体として出席率が余り思わしい状況にない、議案を審査していただく立場、事務局の上司であり、市幹部の三役であり、委嘱する立場にある、お願いする立場からして、欠席するということは考えられぬことや。審議会のあり方そのものの権威にかかわってくることでもあり、審議会そのものを大きく左右していくことでありますので、審議会に対する認識、改めていただきたいと思います。  それから、岐阜公園。都市計画部長、暫定とおっしゃいましたが、昭和12年から今日まで58年ですが、これでも暫定と言うのかどうか。それから、管理を十分にしたいとおっしゃいましたが、それは結構です。それで、そのようにしていただきたいと思いますが、願わくば、失礼にならないような生け垣だとか、あるいはあの下地を芝張りするとか、市の公園としての看板を出すとか、そういう検討をしていただきたい。お答えいただきたいと思います。  それから、廃対協ですが、岐阜市が巻き込まれる心配はないというようなことをおっしゃいましたが、こうした場所でのあなたの発言ですから、それは尊重しますけれども、規約でははっきりと、この協議会が調査、研究ということを明確に言っておりますので、あくまでも勉強会組織、協議会は。そういうことからすると、判こを押すことは適切ではないということだけ申し上げておきたいと思います。 59: ◯副議長(村瀬正己君) 助役、加藤 学君。     〔加藤 学君登壇〕 60: ◯助役(加藤 学君) お答えをいたします。  まず、資料を公開しなかったことについては、これは俗な言葉で、私たち、隠しておって出さなかったわけではございません。ただ現在の段階で、例えば職員定数にかかわることなどは、一方で行政改革を鋭意進めておりまして、それの関連で、今の時点でどれだけふえてどれだけマイナスで、どれだけにするかというようなことは非常に不明確で、しかもデリケートな問題でありますので、こういうことはまず今の段階では伏せさせておっていただくと。いずれはもちろん御報告もしますし、御説明もするということでございますので、そういうことではなかったわけでございます。  それから、中核市の指定を受けるということは、議員、先ほど一番初めに申されましたように、憲法92条にいう地方自治の本旨の実現に一歩近づくことであるという大きな枠の中で考えて、住民自治の実現、あるいは団体自治の実現に向かって進もうということ、これが最終の目標でございます。  それから、私が神戸へ行ったのは6月の5日でございましたけど、そのときには都市計画審議会ではございませんけれども……     〔「四次総」と呼ぶ者あり〕 四次総でございましたけれども、このときも、それから前の29日の都市計画審議会も私は、これはあの、知事ヒアリングがございまして、どうしても出てこいという指名がございましたので、私が行って知事とファッションの関係についてのヒアリングで、出られませんでした。しかし、まあ、特に担当でございます森岡助役さんにこの旨を告げて、まあお願いをして出ていったわけでございます。そして、5日の、その神戸へ行ったときも、わずか短い時間でありましたけれども、途中で、行きまして、向こうへ着いたのが昼過ぎで、向こうにおったのが3時前でございましたけど、とても、その物見遊山というような、今、御発言がございましたけども、私は汗をかいて回ってきましたので、とてもその、物見遊山というような雰囲気ではございませんでした、それは。     〔私語する者あり〕 いや、はっきりさしていただきます。(笑声)     〔私語する者あり〕  それから、議事を公開するかどうか、あるいは将来どうするかという問題でございますけども、これはあくまでも審議会で御判断をいただくことだというふうに考えております。  以上でございます。 61: ◯副議長(村瀬正己君) 都市計画部長、保科 忍君。     〔保科 忍君登壇〕 62: ◯都市計画部長(保科 忍君) 日野橋公園の件でございますけれども、先ほども申し上げましたように何種類かのデッキ方式ですとか、また、それにかわるような方式についても種々検討をしております。そんなわけで、なるべく早く事業化したいということで申し上げたわけでありまして、それがまとまるのが何年の何月というふうにまで、まだ明快にお答えできませんけども、いずれにしても1日も早くまとめ上げて事業化に移りたいと考えております。  それから、岐阜公園の暫定という表現をさしていただきましたけれども、今まで岐阜公園として全体の整備計画が未整備であったために、ちゃんとした目的を明確にしていなかったという意味で暫定という言葉を使わしていただいたわけですけれども、再整備またはその地域の整備に当たりましては、御提言のようなことも踏まえて計画を考えてまいりたいと思っております。     〔「議長、33番」と呼ぶ者あり〕 63: ◯副議長(村瀬正己君) 33番、堀田信夫君。     〔堀田信夫君登壇〕     〔私語する者あり〕 64: ◯33番(堀田信夫君) 助役の中核市に関する答弁でありますが、結局のところ、都市計画の問題にもかかわるんですが、時代の流れとして、行政にある必要な情報、資料は基本的に明らかにしていくと、こういう姿勢が私は必要だと思うんです。で、目前に迫った予算の審議ということの事前審査ということではないわけですから、もう少しこの基本的な考え方を明らかにして、あらゆる情報は明らかにしていくという姿勢は明確にしていただきたいと思うんですが、その点、市長にお伺いしておりませんので、そういった情報の公開という点で、市長の決意のほどをお伺いしておきたいと思います。  それから、審議会に対する基本的な立場として、要は学識経験者の方々が困っておられるということについて、今、答弁、あったかね……なかったですね。それ、お答えいただきたいと思います。  それから、これはあのう、現地へ行かれた話をね、たまたま審議会欠席された話を、私は現場を見て、そして話を聞いたときに、まあ、一部の職員の間で「今の時期にそんなことはねえわな」という声があったわけですよ。だから、市の職員の皆さんが熱心に学識経験者の皆さんと集まって、これからの計画どうしようというときにわざわざ行かなあかぬことか、そういうことをやっとると審議会の出席率も悪くなってしまいますよ、こういうことなんです。あなたは委嘱する立場にあるわけですから。出席率が全般的によくないという状況も申し上げました。だから、いろいろ仕事は取捨選択して、ぴしっとやってもらわないと困ると思うんです。で、学識経験者の人たちが困っている、何を困っているんか、ちょっと明確にしていただきたいと思います。 65: ◯副議長(村瀬正己君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 66: ◯市長(浅野 勇君) 中核市の問題について、いろいろございましたが、多分にこの、助役の話にもございましたように、まだはっきりしてない面がたくさんあるわけでございます。特に中核市の場合、県との、権限移譲といいますか、こういった県との間の問題が多いだけに、県の方自身も不確定な要素が非常にたくさんあるということでございます。が、しかし、我々としては、この、中核市が始まると、地方分権の走りが始まったと、こういったときに岐阜市が一歩でもおくれてはいかぬと。まず何としてでも、これに名のりを上げて指定を受けたいと。これが岐阜市の今の、町をこれからやっていこうという心積もりというか、意気込みだと。こういうものを見せたいということを思っておるところでございます。  で、そういったところで、タイムリミットもあることであるということで、それについてはおっしゃるとおりに非常に不安を持っております。が、しかし、これは市長会でも、全国の市長会でも話し合っておるわけでございますけれども、発足してからいろいろ市長会として今後、国や県に対して折衝しなければいけない面がたくさんあるなあということも言っておるところでございます。いずれにしましても、そういう不確定なところがあるということは、そういう反対の方といいますか、悪い方にとられると、そういうことに不安になるだろうということを思うところでございます。いずれにしましても、情報は市民のためにあるものでございます。我々としては、この、自分の都合が悪いじゃなしに、不確定なことを軽率に言うことの方を恐れて、この面においてはまだ今のところは言えませんというようなことも言うところでございます。  以上でございます。     〔私語する者あり〕 67: ◯副議長(村瀬正己君) 助役、加藤 学君。     〔加藤 学君登壇〕 68: ◯助役(加藤 学君) 特定な事案につきまして、強い要望あるいは御意見を委員の方が受けられるということにつきましては、公正な判断というようなものにはやはり影響を及ぼすんではないかという懸念がございますから、そうしたいと考えております。 69: ◯副議長(村瀬正己君) 1番、柳原 覚君。     〔柳原 覚君登壇〕(拍手) 70: ◯1番(柳原 覚君) それでは、発言通告に従いまして、順次質問させていただきたいと思います。  まず最初に、市役所の本庁舎整備について、市長さんにお尋ねをいたしたいと思います。
     この問題については、私自身も率直に言って大変難しい課題であるとは思いますし、これまでにも何回か本会議で──本議会において諸先輩の議員の方々からも多数質問が出ているところだということは十分承知をしておるわけですが、あえて今回取り上げさせていただくことにいたしました。  御案内のとおり、この本庁舎は昭和41年に建てられたもので、やがて30年が経過しようとしていますし、その後、手狭さの解消を図るために、昭和56年に南の庁舎が開設されて、それから14年という長期にわたってですね、現在のような庁舎の分散スタイルが続いてるのは御案内のとおりです。この間、来庁者の方々、市民の多くの方々からですね、駐車場が少ないだとか、庁舎が二分されてあっちこっちへ行かなければならないから大変不便だ、どこにどの部局があるのかわかりづらいというような苦言が多く出されたり、また職員の方々からも、事務量の増大によって事務室のスペース不足でですね、大変苦労されてるというようなことなど、ずっと同じような問題点が指摘され続けてきました。  本議会において、この庁舎問題について触れられた当時の議事録を幾つか拝見させていただきましたが、諸先輩の議員の方々からも、同様の視点に立たれて、具体的な改善、抜本的な改善に向けて市長さんの考えを尋ねてみえます。これに対して当時の市長さんは、ニュアンスに若干の違いはあるものの、「何とかしたいが、資金面の問題もあり、具体的な方策はない」という旨の答弁をその都度されてみえるだけで、具体的な計画案が示されることなく終わっております。結果として、先の見えないまま今日まで至っているということではないかと思います。しかし、私は地方分権をですね、とりわけ推進していきたいとされる岐阜市にとって、また、先ほど来から出ております中核市を目指す岐阜市にとって、また国際コンベンション都市を目指す岐阜市、さらには岐阜県を代表する県都として、まさに岐阜市の本丸であると言うべき岐阜市役所の本庁舎がですね、このような多くの課題を抱えたまま推移していくということは、いいというふうには思わないわけであります。市民の皆さんが気楽に来庁することができてですね、利便性が感じられる庁舎、また職員の方にとっても事務効率の高い、広く、明るい、使いやすい庁舎が必要ではないでしょうか。  そこで、市長さんにお尋ねをしたいと存じます。  1点目ですが、この間、市役所内部、まあ関係部長さんによる市庁舎整備検討委員会なるものが実は昭和63年に設置されてるとお聞きをいたしましたが、これまでにその委員会はどの程度開催をされて、その中でどのような検討をされてみえたか、お尋ねをしたいと思います。  2点目ですが、このような庁舎に対する種々の問題点が指摘をされまして、議会でも何回か取り上げられたと思いますが、この間、具体的施策をどのようなプロセスで実現されてみえたか、お尋ねをしたいと思います。  3点目ですが、改築の場合は例えば幾らの資金が必要なのか、移転の場合は幾らの資金が必要なのかといった、試算をされたことがあるのかどうか。もしあるとすれば、その試算額は、現在の段階でというか、その検討された段階で幾らほどになるのかということをお聞きしたいと思います。  それから最後に、大きな問題ですが、市長さんとして、今現在、この改築あるいは移転についての何らかな具体的な計画をお持ちなのかどうかという、4点にわたって質問をさせていただきたいと思います。  次に、岐阜市におけるスポーツ振興施策の充実というところでですね、もちろん本市行政機構の中で中心的にこの課題に取り組んでみえる教育委員会の、とりわけ責任者である教育長さんにお尋ねをいたしたいと存じます。  今日、学校5日制の導入や週休2日制の普及などで、まさに余暇時代の到来と言われておりますが、人々の価値観もこれによって大変多様化して、スポーツに対する関心もですね、それぞれ高まってきていると言われております。こうした情勢の中で全国的に、地域における生涯スポーツの推進が叫ばれ、岐阜市においても健康づくり、生きがいづくり、地域づくりを目指す市民スポーツの普及に一生懸命努力をされていることと思います。だれもが毎日健康でありたいと願う中で、多くの人々がスポーツを通しての体力づくりや健康維持に大きな関心を持っているということがよく言われております。これに対して行政としてもですね、社会体育施設の充実といった、施設の充実といったハード面の整備はもとより、いつでも、どこでも、だれでも気軽に楽しむことができる生涯スポーツに関するプログラムサービスといったようなソフトの、ソフト面も兼ね備えた施策の展開が必要ではないかと思います。  そこで、私はですね、岐阜市のスポーツ振興が一歩でも、今より前進をしてほしいと強く願う立場から、若干、いろいろな施策の充実についてお尋ねをいたしたいと存じます。  まず第1にですね、市民へのスポーツ振興を地域で推し進める重要な担い手という立場で、昭和36年のスポーツ振興法の制定に伴い、体育指導委員制度というのが確立され、岐阜市においても現在、各小学校区から2名、計98名の体育指導委員が任命されて、活動されていることと存じます。この中で体育指導委員の身分についてはですね、先ほど言いましたスポーツ振興法第19条により非常勤公務員というふうに明確にされており、岐阜市においても2年任期で施行されていると拝聴しておりますが、ところで、この重責を担う体育指導委員のですね、選考基準は一体どのようになって各校区から選任されてみえるのか、お尋ねをいたしたいと思います。  また、その中で女性の委員は年々増加をしておるというふうにお聞きしておりますが、本年度においても、実はその委員さん98名のうち22名ということで、まあ4分の1弱の方々しかお見えになりません。こういう時代ですから、もっと積極的に選任されるといった考えはございませんでしょうか。もしあるとすれば、先ほどの選考基準と含めてですね、お答えを願いたいと思います。  第2に、スポーツ活動の技術的並びに実技的のですね、直接の指導者、いわゆるスポーツ指導員について、お尋ねをしたいと思います。  スポーツ指導員というのは、養成講座を一定時間受講した者が資格を取得して、教育委員会に登録をして活動するというシステムになっているというふうに承知をしておるところですが、現在のその登録者数と、その活動内容、実績はどうなっているのか、お尋ねをしたいと思います。  また、養成講座の開催状況と、スポーツ指導員という、言うなれば嘱託されたボランティアの指導員と教育委員会とはどういう関係にあるのか。前述しました体育指導委員とは明らかに立場は違うと思うんですが、どういう関係にあるのか、お尋ねをしたいと思います。  それから3番目に、実はスポーツ少年団の団員登録の減少傾向について、お尋ねをいたしたいと思います。  とりわけ、そのスポーツ少年団の中核である小学生の団員について、昨年度、平成6年度の登録はですね、5,671名ということで、前年、5年度に比べて137名減、4年度の一昨年に比べて443名減となっています。ちなみに団の数は59団と、平成元年から変化はないようですので、裏返して言えば確実に子供たちが、少年団に参加する子供たちが減っているということになると思うのです。もちろん昨今の少子化傾向とリンクはすると思いますが、現場を預かる指導員の方々にお聞きをすると、子供の意思より保護者の意思によって、なかなか入団をしてこないというような傾向が顕著であるというふうなことをお聞きいたしました。  こうなるとまあ、簡単に行政としても手が出せるところではないと思うんですが、あえてこういう時期ですから、「少年たちが地域社会における自由時間に、自主的、自発的、計画的、継続的に、目的を持って活動を行うスポーツを通して、青少年の健全育成、心身の錬磨と体力の向上を図り、ひいては仲間づくりと住みよい地域社会づくりを目指すもの」という、スポーツ少年団活動の本来の意義というものを市民の皆さんに理解してもらうようなアピールまたは広告的なものをですね、行政として進めてやってはいかがかというふうに考えるものであります。  あわせて、それとタイアップするような形になるかもわかりませんが、その活動の高揚施策としてですね、例えばその、プロスポーツ選手というのを招いて、スポーツ教室というか、まあ定期交流のようなものを行政として定期的に計画をされて、こういう施策の一環にされてはいかがかと思いますが、この点についてお伺いしたいと思います。  最後に、この関連で4つ目、最後なんですが、体育施設の充実について、お尋ねをしたいと思います。  1点目はまず、現在、各校区において小中学校の運動施設の夜間開放が実施されていることは御案内のとおりです。これに伴ってですね、昨年度統計によりますと、延べで28万人の市民の皆さんがこの施設を利用されて、スポーツに親しまれておるようですが、私自身も十数年来、地元校区でこのソフトボール、夜間のソフトボールですが、やってる立場からですね、よくメンバーの皆さん含めてお聞きすることはですね、グラウンドのナイター照明が暗くて危ないと。とりわけ、その、スポーツを、ソフトボールを興じているメンバーというのは高齢化が進んでですね、中高年が多くて、外野に立つと非常に暗くて、かえって危険だぞというような声がよく聞かれました。これは私どもだけの校区の話かと思ったんですが、実はいろんな所でお話を聞くと、やっぱりそういう声がいろんな校区から聞かれてくるわけであります。そこで、そのう、このナイター照明の明るさの基準はどのように設定をされていて、設置場所について等も、いろんな条件はあると思うんですが、どういう条件のもとに設置されているのか、お聞かせを願いたいと思います。  2点目ですが、これは雑駁な話で結構ですが、こうした運動グラウンドの新設計画はお持ちではないでしょうか。この点についてお伺いをしたいと思います。  最後に、県立看護大学の誘致について、お尋ねをいたしたいと思います。  さて、一昨日の新聞で、岐阜県が医療高度化に対応できる専門的な知識を持つ看護婦を養成するとともに、看護婦志望者が県外に流出するのを防ぐため、4年制看護大学を平成11年度までに整備、開校するという事業、いわゆる県立看護大学の事業に対し、今月12日に建設候補地の条件が提示されたということが報じられたわけであります。候補地の条件としては、6ヘクタール以上の一団の土地が確保できること、さらには、用地取得については地元市町村の責任で処理できること、3つ目に、主な実習病院となる県立病院まで、おおむね10キロ以内であること、4番目に、広域の公共交通機関が整備されており、広範な範囲での通学・通勤に便利なこと、5番目に、生活に便利であり、かつ学生・教員の宿舎確保が容易で、教育にふさわしい環境が保持されていることとなっています。  この条件は、誘致へ名のりを上げている岐阜市を初め、各務原市、羽島市の3市に提示されたわけですが、市長さんは本年3月の定例市議会の一般質問に対してですね、「平成11年度開校予定の県立大学につきましては、岐阜市で建設されるよう県に要望していきたいと考えております。御承知のように岐阜市内には実習病院として県立病院及び岐阜市民病院があり、立地条件が恵まれておりますので、これらの病院の隣接地に主眼を置いて検討してまいりたいと考えております。議会におかれましても御支援を賜りたいと思っておる次第でございます」と答弁をされておりますが、現在もそのお考えにお変わりはございませんか。また、お隣の各務原市などでは、大変活発に誘致活動を進められて、議会との相談も含めて、かなり先行したような形をお聞きしておりますが、市長さんとして、誘致されるに当たっての自信はおありでしょうか、お尋ねをしたいと思います。  以上をもちまして、第1回目の質問を終わりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) 71: ◯副議長(村瀬正己君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 72: ◯市長(浅野 勇君) 現在の庁舎につきましては、御承知のとおり昭和41年に供用を開始しまして今日に至っておるわけでございますが、当時と比較して、施設の狭隘化は否定できないところであり、市民の皆さんにも御迷惑をかけておるところでございます。こうしたことから、現在、平成6年度には江川町に市役所西別館を整備し、本年度には市庁舎西側の私有地買収に伴う来庁者用駐車場の整備、あるいはやさしい庁舎づくりとして、福祉部の高齢福祉課及び障害母子福祉課の2課を1階市民ホールへの配置がえを計画するなど、対応しておるところでございます。しかしながら、これは抜本的な解決ではございません。新庁舎建築に向けまして検討を要することから、庁舎整備基金として平成6年度末までに35億円積み立てておるわけでございますが、今後、行財政需要の増大が見込まれる中で、順調に積み立てていくことはなかなか難しいことであるということも考えておりますが、いずれにいたしましても庁舎改築計画を、殊に抜本的な考え方としましては、まず本庁舎と南庁舎の一体化、それから本市の活性化に寄与する立地条件、このことを基本としまして、高齢者、障害者、外国人の人々にも親しまれ、加えて情報機能、防災機能など多様な機能を備えた、将来の岐阜市にふさわしい庁舎建設が──改築が必要であると考えるものでございます。  東京都庁のような豪壮なものとか、フィレンツェのベッキオ宮殿のようなものはできないかもわかりませんが、ただ、職員が仕事をするだけやなしに、市民の方にも親しまれ、寄っていただけるような市民ホールなどを加えた、そういった庁舎を今後考えてまいりたいと思うわけでございます。市民の御意見なども十分お聞きしながら、今後取り組んでまいりたいと考えております。  それから、県立看護大学の誘致についてでございますが、3月定例会におきまして、岐阜市も県立看護大学の誘致をしたいと表明したわけでございます。議員も御承知のとおり、今回、岐阜県衛生環境部長名で、建設候補地についての照会があり、面積要件などの具体的条件が提示されたわけでございます。市内での大学設置は、地域の活性化や町づくりにもつながるものであり、実習病院との関係で良好な立地条件を持っておりますので、近日中に具体的条件に適合する候補地を絞りまして、県に提出し、誘致について積極的な姿勢を示していきたいと考えております。  以上でございます。 73: ◯副議長(村瀬正己君) 教育長、後藤左右吉君。     〔後藤左右吉君登壇〕 74: ◯教育長後藤左右吉君) 岐阜市のスポーツ振興施策につきまして、5点ほどの御質問でございました。  第1点目の、体育指導委員につきましてでございますけれども、体育指導委員は、スポーツ振興法第19条第3項で、次のように規定されております。「社会的信望があり、スポーツに関する関心と理解を持ち、及びその職務を行うに必要な熱意と能力を持つ者の中から、教育委員会が任命する」と、こういうものでございます。したがいまして、岐阜市では体育指導委員に関する規則に基づきまして、各校区の自治会の連合会長から推せんのあった人を教育委員会が任命しております。  女性の体育指導委員につきましては、御指摘のように現在、98名中22名が当たっておりますけれども、今後ともに積極的に女性体育指導委員さんも登用していく方向で各校区へ働きかけてまいりたいと考えております。  第2点目の、スポーツ指導員の職責だとか立場などについてでございます。スポーツ指導員は、各校区のスポーツ振興にかかわる実技指導を行っております。特に市民スポーツ教室の講師としても活動していただき、教室終了後のクラブにするクラブ化などの指導・助言も行っております。また、年2回の研修会を行うとともに、各種目以外の指導者資格取得も奨励しております。したがって、ニュースポーツにつきましても、指導者の資格取得者が59名となりました。市民へのニュースポーツの普及振興に積極的にかかわっておっていただくところであります。  3つ目に、スポーツ少年団の減少傾向についてでございますが、御指摘のとおりでございます。昭和59年度をピークにしまして、年々減少傾向にございます。この要因は、第1には、当然ですが、近年の少子化傾向、第2は、御指摘のような、皆さんの意識の変化、趣味だとか遊びの多様化だとか、スイミングクラブだとか学習塾、ピアノなどの習い事といったような時間的なやりくり、そういうことでの余裕のなくなってきたこと等が挙げられると思っております。  この減少傾向の歯どめをどうしてかけるかということですが、これはなかなか難しい問題でございまして、一つは、魅力のあるスポーツ少年団活動にさらに努力していただくこと、御提案のようなアピールの方法も考えていきたいと思いますし、プロスポーツ選手との交流というようなことも考えてみたいと思います。プロスポーツの選手との交流につきましては、ことしの5月5日に、第1回子供の日の全国少年野球教室をファミリーパークで行いました。前西武ライオンズ監督の森祇晶さんほか、3名の元プロ野球選手に来ていただきまして、スポーツ少年団の野球部300名ほどと交流をいたしました。これは大変効果がありました──と思っております。ある校区では、プロのサッカー選手との交流も行いました。こんなふうにして、大変子供たちに夢や希望を与える、いい活動ではございますが、相手が何せプロの選手ですので、なかなか交渉が難しい部分はありますが、今後もこういう交流は幅広く行われていくことを期待したいと思っております。  4つ目に、小中学校の運動施設の夜間開放の施設に関することですけれども、岐阜市の小中学校の運動場のナイター設備は、昭和48年度から設置しまして、現在、小学校49校、中学校19校に設置しております。明るさの基準としましては、JIS規格の照度基準によるソフトボールやレクリエーションの使用に供する照度基準を基本として設置しておりましたが、昨今のスポーツの多様化に伴いまして、グラウンド全体の照明が必要となってきましたので、今年度、全小学校の照明灯を1基増設しまして、24灯ということにしました。御指摘の外野の方も多少明るくなるんではないかと期待しております。6、7月ごろから増設工事を始めたいと考えております。ほかの屋外体育施設につきましては、附帯条件もいろいろありますので、私どもとしてはたくさん欲しいばかりでございますけれども、現実にはなかなか難しい問題をたくさん抱えております。  以上、いずれにしましても、スポーツ振興施策につきましては、全力を挙げて頑張ってまいりたいと思っております。  以上でございます。     〔「議長、1番」と呼ぶ者あり〕 75: ◯副議長(村瀬正己君) 1番、柳原 覚君。     〔柳原 覚君登壇〕 76: ◯1番(柳原 覚君) 若干、答弁に対しまして再質問をさせていただきたいと思います。  市長さんとの、答弁がちょっとかみ合わない部分が、質問の骨子がよくわかっていただけない部分があったような気がするんですが、実はですね、なぜ今回このような問題を取り上げさしていただいたかというとですね、実は平成3年以降、本議会で取り上げていないと。言うなれば、平成5年2月に就任された浅野市長さんにとられてですね、このような場でこの問題について発言されるということは議場ではなかったのではないかというふうに思いまして、ぜひとも、先ほど言いましたように、私が言いましたように、具体的な方策はないというような旨の答弁はですね、前市長さんのやっぱり答弁でありまして、新しいと言ったら語弊がありますが、浅野市長さんにぜひとも、市長さんがかわられたわけではないんですが、市長さんの手でですね、何らかの道筋をつけていただきたいという願いの中から、実はこの問題を取り上げた次第であります。  私もこの庁舎ができたころですね、当時、多分、松尾市長さんだったと思うんですが、小学生のころ、社会見学でこの庁舎を訪れて、実はずっとこう、この議場も、それから市長室も、それから最後には屋上へ上がってですね、この、岐阜市全体をながめて、その中で岐阜市のマークが井げたマークだということも教えていただいたというような記憶がありましてですね、大変こう思い出深く、この市役所についてですね、情愛を持っているわけですが、残念ながら年の経過とともにこのような状況になって、非常にさみしい思いをしとるわけですから、何とか今の子供たちも含めてですね、岐阜市のシンボルとなるような市庁舎のですね、建設を今すぐやってほしいと言っとるわけじゃないんですが、そろそろ具体的な検討に入ってもいい時期ではないかということから提案をさせていただいとるわけです。  したがいまして、先ほど答弁漏れがあったと思うんですが、庁舎内の検討委員会の中身、どれほどやってみえるのかということとですね、それから、そうなると、今のお話の中で資金的な問題もほとんどまあ、されてないんではないかというふうに推察をするわけですが、そうであるならですね、ぜひとも議会、我々──市民の代表、議員を含めて、また、その中で市民全体を広めた形で、大きく言えば市民も含めた形での何らかのやっぱり協議会的なものを発足させて、意見交換をして、計画をしていくというような道筋を何とか立てていただきたいというふうに思います。その点について再質問させていただきたいと思います。  それから、スポーツ問題に関してですが、確かにいろんな問題はございまして、まあそれなりに苦労はされとるというふうに思うんですが、とりわけ、そのう、学校施設の関係もですね、1基増設されたというふうに言われておりますが、私どもはその明るさの基準も確かにJIS規格だというふうに言われて、それなりには明るいと思うんですね。ただ、せっかくつけるわけですから、使う側のやっぱ要望もきちっと聞いてですね、規格だけというんじゃなくて、やっぱりその決まった範囲の中で、使用する側のやっぱり意見もよく聞いた上でつけていただきたいと思いますね。一例を挙げるならですね、実は先ほど言いましたように外野が非常に見にくいというのは、内野の中心にやっぱりつけてるわけですね。で、センターから後ろというか、セカンドベースから後ろというのはほとんど暗くて見えないというような状況がありまして、せっかく増設されるなら、プロの球場やないですが、後ろからつけていただければ影にもならないなというようなことも聞きましたので、あえてそういうふうにお願いした次第であります。  それから、プロスポーツ選手等のですね、スポーツ教室のようなものについて、いろいろ難しい条件があるというふうにお聞きをいたしましたが、私、この補正でも出ておりますが、実は世界野球大会に補正をかなりの高額組まれております。あれだけのイベントの中身を聞いたらですね、岐阜市からの参加って、子供の参加したのはほんとに2けたの数字、十数人というふうにお聞きしたんですが、それだけのものにですね──まあ確かにそれは慣習はあるにしろ、実質的に参加できる人間がそういうような行事の中に、あれだけの補正を組むということができるのなら、先ほど言いましたようなプロの選手含めてですね、呼んでやることは難しいことじゃないんじゃないかというふうに思っとるわけであります。何も森監督ですね、私どもの大先輩ですが、かなり著名ですし、もちろん来ていただくのにそれなりの費用はかかると思うんです。そうじゃなくても、技術的にやっぱり指導できる方でプロと名がつけば──子供たちよく知ってますから。例えばサッカーのチームでも、サテライトにいるような二軍の選手でもですね。結構知ってるもんです。その人たちを呼んでですね、定期的な交流が、ほんとに謝礼程度で、向こうも交渉すればできるんではないかと思うんですが、やれるもんならやっぱりやってですね、順次そういう輪を広げてって、スポーツに対する興味の高揚をぜひともつけていただきたいと思います。  それから3点目の、看護大学の誘致についてですが、まあ、この時期ですから、なかなかまあ、細かいこともお話しいただけないかとは思うんですが、実は隣の各務原市もですね、かなり積極的にオープンに、具体的な土地まで含めて、私どもも実は知ってるわけですが、やってるわけですね。そんな中で、ほんとに本格的にその誘致をされるおつもりがあるのかなというふうに実はちょっと首をかしげる部分があるわけであります。先ほどの中核市の問題じゃございませんが、県都だからすべてやらなきゃいけないということは僕はないと思うんですが、もしほんとにですね、誘致をされるというおつもりがあるのならですね、もうやっぱり、この日程を見ましてもですね、早い時期にやっぱりそういうようなものの──検討はされとると思うんですが、我々議員、先輩議員にも聞いても、まあほとんど中身については知らぬよということをお聞きしましたので、まあ、この中で知ってみえる方、あるかとは思いますが、事実的には具体的な中身についてはほとんどわからないというのが実態ではないかというふうに思っておるところであります。したがいまして、ぜひとも、そこのところをですね、再度、市長さんにお答えをいただいて、こういう決意で、実は負けないだけの自信はあるというふうにこの場で言っていただければありがたいと思うんですが、どうぞよろしくお願いをいたしたいと思います。  以上をもちまして、2点について再質問を終わります。 77: ◯副議長(村瀬正己君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 78: ◯市長(浅野 勇君) 市庁舎の改築につきまして、ぴったり合った答弁をしたつもりだったですが、(笑声)63年から検討委員会、数回開いておるわけでございますけれども、まあ、いわゆる、もっと優先してやらなあかぬというものがたくさん出てきたと。特に、今、三次総の中で大型プロジェクトとしてやってる大きな金を要するものがあったりして、余り、今ちょっとすぐは当分はできぬなあというようなことで、庁舎の中をなぶったり、ああいった周辺を買ったりというようなことで対応しておったわけでございますけれども、おっしゃるように、私としては先ほど、東京都庁のような、ああいうものはできぬけれどもと申しましたが、あれはしかし、理想でございます。ああいう──ただ、狭隘であって、市民の皆さんに迷惑かけるだけやなしに、職員もこんだけごちゃごちゃしとってはええ知恵も出ぬだろうということも思うわけでございます。もっとゆったりと仕事ができ、また市民の皆さん方にも、市民のホールとして寄りついてもらえるような、そういうものをつくっていきたいと。で、そういうものが果たして、広げたけども、ここでできるかどうかとか、医学部の移転があると、あそこがあくがどうだとか、いろんなことがあるわけでございます。そういうものを勘案しながら、将来に悔いを残さない立派な庁舎を、皆さん方の英知、そして市民の皆さん方の声も聞きながらやっていきたいということを思っておるところでございます。いずれにしましても、今すぐというわけにはいかぬということを思っておるところでございます。  それから、看護大学の問題でございますが、先ほど申しましたように、大学病院の問題とか、いろんなことがございます。そういった面で、各務原は積極的だけども、一番肝心な土地は県でやってくれというような誘致の仕方をしているわけでございますが、やはり県の方とも十分話をしながら、実現に向けて──宣伝やなしに実現に向けてやっていきたいと。先般も、岐阜市選出の県会議員の先生方にもお願いしたところでございますが、いずれにしましても競争はございますが、自信が過信になってはいけないですけれども、何としてでもとらなければ、誘致しなければという気持ちは持っておるところでございます。 79: ◯副議長(村瀬正己君) 教育長、後藤左右吉君……     〔私語する者多し〕     〔「議長、1番」と呼ぶ者あり〕 80: ◯副議長(村瀬正己君) 失礼しました。1番、柳原 覚君。     〔柳原 覚君登壇〕 81: ◯1番(柳原 覚君) 大変、市長さんの熱意、人柄がよくあらわれたお話だと思うんですが、ぜひとも私はお願いしたいのは、今すぐどうのこうのということじゃなくて、先ほども言いましたように、何らかのですね、プロジェクトを発足させて、もうそこで見識者を入れてですね、具体的なやっぱり計画段階を進めるような方針を打ち出していただきたいということをお願いをいたした次第でございます。  ほんとに、言われるとおり確かに大変な課題であるということは十分わかっておりますし、この御時世ですから、先ほど言われたように東京都庁のような、また庁舎をということになると、いろんな物議も醸すことは十分わかっております。しかし、まあどちらにしても、このままでやっぱりいいということはだれもがやっぱりお認めにならないところだと思いますので、ぜひとも浅野市長さんがですね、市長であられる限りの間にですね、というか、ほんとにこの、早急にですね、(笑声)私どもも議員をやってる間と言ったらおかしいですけど、何十年先の話じゃなくて、やっぱり近々にぜひともお願いをしたいと思います。     〔私語する者あり〕(笑声)  以上で再質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 82: ◯副議長(村瀬正己君) 24番、服部勝弘君。     〔服部勝弘君登壇〕(拍手) 83: ◯24番(服部勝弘君) 5項目について、順を追って質問をいたします。  まず最初に、市長の選挙公約につきまして、お尋ねをいたします。  最近、選挙公約について、いろいろ大きな話題になりましたことは、皆さん御承知のとおりであります。東京都知事になられました青島さんが、選挙公約の中で、世界都市博を中止するというような公約を掲げられまして当選されました。その後、当選されまして、いろいろ議論はありましたんですが、最終的には公約を守るという信義のもとに、この中止をされた。非常にこのことについて大きな波紋になったわけでありますが、今日、忘れ去られておる一番大切なことを、公約された大切なことを知事が守られたということで、非常に高く評価された見解が多かったかと思います。ところが、一般的には、いわゆる候補者の選挙公約につきましては、有権者であられます国民の多くは余り信用されていないというのが実態でございます。まあ、これが今日の国民の政治不信の要因の1つになっていると言っても過言ではないかと思います。このことは、例えば消費税に関する各政党や各候補者の公約と、その後の対応を見ても明らかでございます。  ところで、浅野市長も立候補に際しまして多くの選挙公約をされたところであります。就任以来2年4カ月を経過しましたので、ここで市長の選挙公約につきまして、私は検証をしてみたいと思うわけであります。     〔私語する者あり〕  まず第1は、基本的な問題でありますが、この公約という問題につきまして、市長は選挙公約についてですね、どのような認識を持っておられるか、基本的な考え方についてお尋ねをいたしておきたいと思います。  それから、順次、公約されました中身について見てみますと、御承知のように、岐阜市長選挙に当たりましては、岐阜市選挙管理委員会が発行されました岐阜市長選挙選挙公報というのがあります。これを見てみますと、当時、4人の市長候補者があられまして、それぞれ公約を掲げられておるわけでありましたが、浅野市長におかれましては「私の約束」というようなことで、ちょっと読んでみますと、「町づくりは人づくりからをモットーに、市民の皆様との対話を深め、市民総参加による、うるおいと躍動感あふれる都市岐阜をつくるため、5つの柱を基本に、勇気と実行を信条とし、公正で清新な市政を実現します」、こういうようなことで、5つの政策を掲げられました。これらを見てみますと、最初に「活力に満ちた都市」ということで、いろんな政策を掲げておられるわけであります。  そこで、この中身の若干についてお尋ねするわけでありますが、まず新交通システムの導入ということを掲げておられます。この選挙公報とは別に、法定ビラ、これは選挙期間中使われるビラでございますが、これは第2号でございますね、こういうようなものを出してみえますが、あわせて見てみますと、市長の言われる新交通システムの導入、この中には、都市型ロープウエー、モノレール、地下鉄等も構想の中にあられるようであります。さらに、広域行政の推進ということも、この第1項目の中の政策の中に入っておるわけでありますが、これらにつきましてですね、今日までどのように取り組んでこられたか、まず第1点、お尋ねをいたします。  2つ目は、「心和む快適な都市」ということを掲げておられます。この中にも、例えば道路、河川、公園の改修整備、宅地供給等、定住化施策の推進、下水道の普及、廃棄物処理等環境問題への積極的対応というようなことで掲げておられますが、この中で、宅地供給ということをうたっておられます。しかし、振り返ってみますと、今日まで岐阜市においては、私の記憶する限りにおいては1区画も1坪も宅地供給は岐阜市によってはなされていないような感じがいたしますが、まあそれはそれといたしまして、今後に向けてですね、宅地供給の予定はあるのかないのか、また、あれば具体的な説明をいただきたいと思うわけであります。もちろん、網代等にいろんな構想があることは承知しておりますが、当面、身近な宅地供給についてどのような対応を考えておられるか、お尋ねをする次第であります。  3つ目には、「安心して暮らせる福祉都市」というようなことを掲げておられます。これにも、いろいろな細かい施策がありますが、この中で1つお尋ねをするわけであります。その中の1つに、総合福祉会館の建設ということを掲げておられますが、これも現時点においてはまだ実現を見ておらないわけであります。したがいまして、今後、この約束についてどのようなスケジュールで取り組み、約束を果たされる予定であるか、お尋ねをいたしておきます。  さらに4つ目には、「生活者の豊かさを築く産業都市」という問題を掲げておられます。この中には、地場産業の振興、商店街の活性化、企業誘致と就業機会の増大、勤労者福祉の充実、農林水産業の振興、こういうようなことで細かくうたっておられますが、この間、もちろん御承知のように企業誘致は、これもまあほとんどない。したがいまして、就業機会は縮小しているのが実態でありますし、また地場産業も、御案内のようにアパレルの不況に見られるような形で、振興どころか、残念ながら衰退の一途にあるというのが現状であります。これらについて市長は、今後どのような方法で公約実現をされるのか、具体的にお尋ねをいたしたいと思います。  さらに、5つ目の公約でございますが、「創造性をはぐくむ教育文化都市」という問題であります。これにもいろいろ細かい施策があるようでありますが、1点、大学の再編と拡充という問題であります。これはいろいろ議論されてきておるところでありますが、まだ具体的な内容についてははっきりしていないわけでありますが、そこで、今後の取り組みについて、ひとつ具体的にどのような取り組みをしていかれるか、お尋ねをいたします。     〔私語する者あり〕  そういうようなことで、今申し上げました諸点について、現時点見る限りは、途中経過ではあるとはいえど、公約のまだ果たされていない部分ではないかと思いますので、この際ひとつ、今後の対応も含めましてお尋ねをいたしておきたいと思います。  続きまして、教育行政について、教育長にお尋ねします。  その第1点は、中学生の進路指導についてでございます。県内の高校中退者の推移を見てみますと、過去10年間、大体1,300人から1,500人ぐらいの年間の中途退学者がおられます。これは中退率といいますか、比率で見ますと、大体1.5%から1.9%ぐらいの比率ではないかと思います。また、置きかえますと、高校1校分に相当する生徒さんが、残念ながら中途で退学されているという状況にあります。これら中退者の事由別割合について見ますと、いろいろございます。例えば学業の不振とか、病気やけが、死亡、経済的な理由、問題行動など、あるいは進路の変更、家庭の事情、学校不適応等、まあその他の理由もありますが、ここで特に気になりますのは、学校不適応という理由での中途退学者が非常に多いというわけであります。過去10年間の推移を見ましても、大体二十数%の比率であります。これらの原因についてはいろいろあろうかと思いますが、私は、中学校における進路指導のあり方に問題の1つがあるのではないかと考えるわけでありますが、その点についてどのように認識をしておられるか、お尋ねをいたしたいと思います。特に進路のあり方を含めて、その見解を求めておきたいと思います。  2点目は、いじめと不登校、非行の実態と指導についてであります。小中学校のいじめと不登校、非行といった問題は、今日の大きな社会問題となっておりますが、このことは岐阜市においても例外ではないと思います。昨年8月、日本PTA全国協議会の子供の生活意識実態調査という調査におきましても、中学2、3年生のですね、6人に1人、16%でありますが、万引きをしたことがあり、女子の4人に1人、27%は、見知らぬ男性と会話するテレフォンクラブやツーショットダイヤルの利用経験があるなどのことが明らかになりまして、関係者に衝撃を与えたところでありますが、そこで、岐阜市における小中学生のいじめとか不登校、非行の実態と指導について、どのような実態であるか、どのような指導をされておるか、お伺いをいたしておきたいと思います。  次に、公共料金と税金の滞納の実態と対応につきまして、税務、市民、建築の各部長にお尋ねをいたします。  まず、国民健康保険料の滞納についてであります。  資料によりますと、ここ数年の推移がざっと、平成2年度が4億3,200万、3年度4億5,000万、4年度5億5,200万、5年度6億2,100万というような金額が滞納になっております。件数も非常に、平成2年度から4万8,000件、4万9,000件、5万4,000件、平成5年度には7万件余りというようなふうで、年々、この国保料金の滞納件数もふえてきているところであります。中には、1件で160万ほど滞納しておられるような方もおられるわけでありますが、非常に国保の問題については本議場においてもいろいろ議論されているところでありますが、いずれにいたしましても非常に心配されるわけであります。健全なる国保運営の観点からすれば、当然、滞納額はゼロが好ましいわけでありますが、いろんな事情において納められない、あるいは納めれないというような実態ではないかと思います。そこで、こういった、国保料金が年々滞納額もふえ、また件数もふえてきていることについて、これらの原因と今後の収納について、どのように考え、取り組んでおられるか──取り組んでいかれる予定であるか、市民部長にお尋ねをする次第であります。  次に、市営住宅の家賃について、その滞納について、建築部長にお尋ねいたします。  市営住宅の家賃も、残念ながら、いろんな事情がありましょうが、相当額の滞納があります。平成2年度からのその数字を見てみますと、平成2年度が、端数は省きますが、約3,000万、3年度が2,800万、4年度が3,300万、5年度3,600万、6年度は4,400余万円、件数につきましても、平成2年度以後、470件から、平成6年度に至っては597件というような数字であります。多少、年度によってばらつきがありますが、これも残念ながら相当の家賃が滞納しているのでございます。それぞれ、滞納される方にも事情はあろうと思いますし、まあ、収納のために職員さんも一生懸命努力されておることは承知はいたしておりますが、いずれにいたしましてもですね、こういう数字を見る限り、非常にこれも深刻な問題であろうかと思います。中でも、例えば1件で220万ほど滞納しておられるような状態もあります。これは家賃に換算しますと約──試算しましても、60カ月分ほどの、5年分ほどの滞納というような件数もありますが、いろいろ事情はあるにいたしましても、この種の料金については当然、払っていただくのが原則でありますし、まじめに払っておられる方から見れば、やはり公平を期する上においても、これについてももちろん滞納額はゼロが好ましいわけでありますが、今後、そういった努力をしていただきたいということを思うと同時に、これら家賃の収納についてどのように取り組んでおられましたか、また、今も一部申し上げましたように、高額滞納者に対しましては今後どのような処置をとられるか、今後の取り組みについて、建築部長にお尋ねをいたします。  次に、市民税、法人とか個人がございますが、この市民税の滞納について、これは税務部長にお尋ねをいたします。  まあ、これは税の部分でありますが、これもいわゆる不況を反映してと言うと語弊がありますが、今日の不況の中、非常に苦しい状況がこの滞納の数字にあらわれているような気がします。例えば平成2年度からずっと推移を見てみますと、平成2年度の滞納額が、端数は省きますけど、6億9,900万ほど、以下が、3年7億9,000、4年度が8億8,000、5年度になりましては、大台の10億5,800万、6年度には11億8,800万。件数につきましても、平成2年度の4万件ぐらいが、平成6年度には4万5,000件ほどとなっております。これらについても、残念ながら非常に年々滞納額がふえてきておる。これは、以上──前は個人の市民税でありますが、法人の市民税におきましてもですね、若干、各年度のばらつきがありますが、平成6年度、昨年度を見ますと7,400余万円ほどが滞納になっているようであります。個人的にも、あるいはかなりの滞納額があるわけでありますが、これも税の公平を期する上からにおいても、やはり滞納額はゼロというような形が望ましいわけでありますが、いろいろの努力にもかかわらず、残念ながら今申し上げましたような税金が滞納いたしておるわけであります。関係者におかれましても、いろいろ収納の努力はしておられることは理解いたしますが、先ほど来言いますように税の公平を図る上からも、完納に向けてさらにきめ細かな対応策が必要かと存じます。今後の取り組みにつきまして、税務部長の決意のほどをお伺いをいたしておきたいと思います。  次に、岐阜女子短期大学の移転問題につきまして、市長にお尋ねします。  この市立岐阜女子短大の移転につきましては、本議場におきましてもいろいろ議論されておりますし、現在、岐阜市の城田寺地内について、その候補地があり、折衝されているところでございます。このことは我々、もう十分承知しておるわけでありますが、当初、3月ごろをめどにその結論を出されるような予定でありましたが、現在、今日まで延びているようであります。仄聞するところによりますと、地主さんの7件ほどの方が反対されており、協力がなかなか難しいというような状況であります。したがいまして、まあいろいろな問題があろうかと思いますが、いずれにいたしましても、この問題につきましては非常に時間も経過しておりますし、現在の短大が御承知のような所でございますので、早期なやっぱり移転計画を立てた上で、具体的な取り組みが必要かと思いますので、そこで、同地への移転計画は極めて難しいような状況であるように考えられますが、今後の見通しについて市長にお尋ねをいたします。  最後に、水質の保全につきまして、水道部長にお尋ねします。  皆さん御承知のように、岐阜市の水は一般的には非常においしい水であるということが言われております。国からも認められておりますし、我々市民もそのことを誇りにしております。そういうことで、非常にこういった恵まれた環境に喜んでおるわけでありますが、まあしかし、水もやはり自然の恵みの1つでありまして、必ずしもその所によってはおいしくない、いろいろ疑問がある問題があります。先日も、岐阜市内に住んでおられるAさんからお電話いただきました。たまたま事情がありまして、同じ岐阜市内に住んでおられたんですが、ある地点におられまして、まあ、また別の地点へ家を建てられて移られた。ちょうど半年ぐらいたちましたんですが、前に住んでおられた所の水が非常においしかったのでそういうことがわかったのかどうか、それはわかりませんが、いろいろなことに気がついたということで、私の家へ電話をいただきました。  その第1はですね、実は、これはAさんからお借りしました、毎日、洗面所で洗面された後に口をゆすぐために使っておられるコップであります。     〔私語する者あり〕
        〔服部勝弘君降壇後、再登壇〕 84: ◯24番(服部勝弘君) (続) 白いコップだからわかると思うんですが、中を見ていただくと青くなっていますね。青くなっていますね。同じく、このAさんの場合は、例えば浴槽も白い浴槽を使ってみえますので、縁がずうっと青ずんできておるわけであります。     〔私語する者あり〕 こういうのがまず1つあります。  そして、同じくこのAさんで使っておられる、おうちで使っておられるやかんがあるわ けでありますが、このやかんをちょっと、実物──私、車の中にあるんですが、写真だけ持ってきました。やかんの中がね──これは外もそうですよ、ぶつぶつになるんです、白い、こういうふうに。     〔私語する者あり〕     〔服部勝弘君降壇後、再登壇〕 85: ◯24番(服部勝弘君) (続) そういうような症状とか、ストーブのいわゆる蒸気を使われます。ストーブの縁も蒸気が噴き出しまして、やはりその縁もこういう同じような白いあれが噴き出すわけですね。  また、これもびっくりするようなことでございますが、ここのうちには猫と犬を飼っていらっしゃるんですね。猫が、とにかくうちの水道の水を飲まぬということを言っておられる。ほんで、どうやというと、ちょうど私行ったときに偶然、「服部さん、よう見てちょう」と言うんで、「何やったな」と。うちの水道の水飲まへんけど、ちょうどこのうちの前が田んぼで水を引いてあります。ちょうど、田んぼの水の──水を飲んどるんですね、これ。ちょうど私、カメラいつも持っておりますので、撮ったんですが、     〔私語する者多し〕 うちの水飲まへんけど、うちの水道の水はちっとも飲まへんと。ほんで前の田んぼのや側溝の水を飲んどるということでございますが。     〔私語する者多し〕 それで、まあ、この方はコーヒーも好きやで、コーヒーもよく飲んどるんですが、長男はどうも、こっちへ移ってからはなかなかコーヒーでうち──コーヒー沸かしてもうちのコーヒー飲まぬようになったというようなことを言っておられるんですが。  まあ、それは1つの例でありますが、いろいろ数ポイント聞いてみますと、前から住んでみえる人はそういうことに気がつかぬわけですが、前に申し上げましたように、非常においしい水の出る所で住んでおられたAさんが、この新しい土地へ変わってこられて気づかれた問題の1つを今披露したわけであります。  いずれにいたしましてもですね、水というのは私どもの生命、安全にかかわる問題でありますので、やはりいろいろな管理が必要ではないかと思います。岐阜市は冒頭申し上げましたように、おいしい水を誇りとしておりますので、今後ともひとつ十分管理をしていただいて、ああ、おいしい水だなということを私たちが誇れるような、そういう水の供給をしていただきたいということを願いつつ、今後の水質管理について、お尋ねをいたします。  あわせてですね、水源地におきます安全管理についても、お尋ねをいたしたいと思います。最近、皆さん御承知のように、想像を絶するような物騒な事件が頻発しております。今、何が起こるかわからない時代にあって、市民の生命と安全を守るためにも、水源地の安全管理を十分に考えていただきたいと思います。これはほんとに、毎日私ども口にしておる水の供給源の安全管理ということは非常に大切でありますので、あってはならないわけでありますが、万が一の不測の事態がないように、ひとつその対応策を望むと同時に、水道部長にその対応についてお尋ねをいたしまして、第1回の質問を終わらせていただきます。(拍手)     〔私語する者多し〕 86: ◯副議長(村瀬正己君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 87: ◯市長(浅野 勇君) 青島知事さんが、お金は後からでも解決できるが、この公約は信義であると。信義を貫くといって言われたあたりというのは、ほんとに首長としてすばらしい発言だと──後の問題は別として──ことだということを思った次第でございます。     〔私語する者あり〕(笑声) 公約というものはやはり有権者が市政を託する者を選択する際の重要な要素であると考えております。有権者の信託を得て市政を託された者として、市政の執行に当たっては公約を尊重して、その実現に向けて最大限の努力をすることが何よりも肝要と考えておる次第でございます。  ところで、私が選挙に出るときの公約を見せていただきまして、こんなことを言ったかしらと思っておるところでございますが、     〔私語する者多し〕(笑声) しかし、私はこの公約をつくるときにも、自分のできぬようなことを、あるいは実現しんようなことだけは挙げたくないということでやったつもりでございます。おかげさまで、そう、今考えてみて外っとらへんということで思うわけでございますが、     〔私語する者多し〕 先ほどもおっしゃいましたが、特に私が市長になったころから景気が悪くなったもんで、いずれにしてもハードな面というのはなかなか難しい、これからはソフトだというようなことを思ったりしたもんだから、町づくりをするにはまず人が、人間がその気になってやらなあかぬということで、町づくりというものをこのトップに持ってったところでございます。そういう面で、就任しましてから1年間は見さしてもらい、2年間は考えさしてもらいしておった、こういう期間でございます。まだ、この公約が実現しているというような段階には到底なっていないということは思うわけでございますが、最初の「活力に満ちた町」の新交通システムの導入につきましても、これは市内の混雑がひどいから新交通システムを考えなあかぬということであって、なぜ混雑するか、混雑する、この混雑を解消する方法はないかと、そのことから考えて、どうしてもなかったら新交通システムということであるというようなことから、この問題については現在まだ、公共交通機関のあり方といいますか、こういったものについて特に審議してもらっているところでございます。その都合によってはこういう新交通システムというものを考えなあかぬだろうということを思って……。  広域行政の推進につきましても、今度の四次総で「コア100万計画」というのはまさに、この広域行政の推進でございます。100万というこの地域の大岐阜圏の発展の、岐阜市は核になってやっていかなあかぬと、そういう広域行政というものを今、周辺市町村の皆さん方と一緒になって考えておるところでございます。  それから、宅地供給につきましては、そういう団地をつくって宅地をという、そういうものはやっておりません。が、どこで団地ってったって、最低20万以下で買えるような土地はない岐阜市の現状の中で、これは難しい問題です。そのかわり、現在ある町の中に区画整理というものをどんどん進める、これは宅地造成であり、町をつくることでございます。今そのことを周辺で、もう市街化区域になっとってもまだ区画整理やってない所がたくさんあるわけでございます。そのことからやってもらわなあかぬと。これは、市民の皆さん方にもっと汗を出してもらわなあかぬということでございます。区画整理を進めておるということは、宅地供給をしておるということだろうということを思っておるところでございます。  それから3番目の、この「安心して暮らせる……」中で総合会館、これは確かにまだ芽も出ておりませんが、公共施設の配置計画といいますか、これを総合的に企画部の方でやっておるわけでございますけれども、この総合会館は図書館の次に忘れてはならぬ施設だということは頭にあるわけでございます。そういう中で、四次総の中で生かしていこうということを思っておるところでございます。     〔私語する者あり〕  地場産業の振興につきましては、特にアパレルの問題につきましては、重々話があるわけでございますが、やはり地域の活性化において経済面の産業の振興というものが地域の活性化で一番大きいということはもちろん頭にあるわけでございまして、折に触れて努力しておるわけでございます。  それから、大学の再編と拡充の問題でございますけども、これも、前にもございましたように、今、各大学の学長──外部の人としては大学の学長さんに、公私合わせた学長さんに集まってもらって、岐阜市の高等教育のあり方といいますか、今後のあり方というものについて検討してもらっておるわけでございます。だから、やってないとかいうわけではない、一生懸命やらしてもらっておるわけでございますが、いずれにしましても公約というものは、少しでも早く実現するように今後とも努力してまいりたいと思います。それにつきましては、議員の先生方の御協力をよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます……     〔私語する者多し〕  岐女短の移転の問題がございました。岐女短の移転につきましては、地元の自治会の大変強い要請があったというようなことがございまして、自治会の方でもまとめるというようなことで、今まで事業推進がなされてきたわけでございますが、昨年3月末に地元自治会が、地権者からの同意を得たというようなことで、市は岐阜県の方と、開発に関する協議、農用地解除にかかわる打ち合わせ等を行ってきたわけでございます。その後、地元における用地問題が困難であるという状況が判明しまして、市といたしましても、地元との意見調整を行うとともに、解決に努力をしてまいりましたが、大変難しいようでございます。しかし、当該事業は、先ほど申しました地元自治会からの要請事業でもあり、現在なお、さらに地元自治会と協力しながら努力しておるところでございます。  以上でございます。 88: ◯副議長(村瀬正己君) 教育長、後藤左右吉君。     〔後藤左右吉君登壇〕 89: ◯教育長後藤左右吉君) 高等学校の中途退学者にかかわります中学校の進路指導ということでございました。  高等学校の中途退学者数はやや減少傾向になってきて、喜んでおります。この減少傾向の背景には、学歴偏重の社会や、偏差値に依存したこれまでの高校選択に対しての反省、それから、社会や学校において緊急を要する課題として改善が図られてきた、例えば入試方法の一部改善、こんなものの結果が出始めておるのではないかと思っております。しかし、今なお、夢や希望を抱いて進学した生徒が中途退学するということは極めて心の痛むことであります。中途退学の理由につきましては、御指摘のように中学校の進路指導だけが原因ではありませんけれども、大きな原因の1つであることは御指摘のとおりでございます。  そこで、各中学校における進路指導でございますけれども、一人一人の生徒に、人間としてのあり方、生き方を考えさせ、自己の個性を一層磨き、主体的な進路決定ができるよう、総論としてそういうことに努めております。具体的には、進学できる学校というのを選ぶのではなくって、進学したい学校を選んでいくという、そんな理念に、去年あたりから特に急激に変わりつつあります。成果をしばらく見守っていただきたいと思っております。  次に2つ目の、いじめ、不登校、少年非行等についての現況と、その指導についてでございます。  今日、大きな社会問題となっております少年非行、いじめ、不登校などの問題は、本市におきましても憂うべき状況であると認識いたしております。岐阜市の19歳以下の少年非行──これから申します少年というのはすべて19歳以下ですけれども──少年非行につきましては、残念ながらやや増加の傾向にあります。特に昨年度は、窃盗の欄が急増いたしました。もう少し内容を検討してみますと、悪質化しておりますし、女子非行の増加が目立っております。非行の場所も、かつては岐阜市の中心部だったわけですが、現在ではそれが郊外の方に広がっているという状況であります。特にこの郊外へ広がっている実情というのは大変心配な状況ですので、非行防止対策として、非行の広域化に対しましては地域の補導委員の方々を中心に、地域補導の充実や強化、有害環境の浄化などに努めているところであります。  不登校につきましてですが、中学生では数字は横ばいでございます。小学生でやや増加傾向にあります。各学校では懸命に努力しております。教育委員会では、少年センターが中心になりまして、不登校の児童・生徒及び保護者の相談援助活動を行っております。昨年度の相談を受理しました小・中・高校生は85名でしたが、そのうちで34名、40%の者が学校復帰いたしました。これは非常にほかに見られない高い数値でございます。大変成果を上げてくれております。不登校は、何といいましても早期発見、早期対応、そして自立心を育て、学校復帰の近道に立たせることだと思っております。そこで、リーフレットやチラシなどで広報や啓発をしているところであります。  いじめの問題です。いじめは、人間として許せない行為でありますし、根絶しなければならないと考えております。少年センターでは相談窓口を広げまして、いじめ相談員を中心にして、いじめの早期発見、早期相談に応じて、学校と連携しながらその解決に努めております。  いずれにしましても、今までの憂慮すべき傾向というのは、その奥に、思いやりの心の欠如、それから自立すべきときに自立できていない成育歴、こんなことに大きな要因があろうと思っております。私どもの教育の中で、人間愛の欠如、連帯感の欠如、それから見えにくくなっている将来展望というようなものに焦点を当てまして、できるだけこういったところの心の豊かさを求めた教育を進めてまいりたいと思っております。市教委や学校としましても、こうした現状を踏まえまして、鋭意取り組んでいるところでありますが、学校、地域、家庭、こんなものが一体となりまして、一層、健全育成のために努めたいと思っております。  よろしくお願いいたします。 90: ◯副議長(村瀬正己君) 市民部長、渡辺浩造君。     〔渡辺浩造君登壇〕 91: ◯市民部長(渡辺浩造君) 国民健康保険料の滞納の実態と対応について、お答えいたします。  国民健康保険料の滞納額、滞納件数につきましては、年々増加の傾向にあり、国保財政の運営上、非常に危惧をいたしております。国保の構造的な要因として、無職の方、年金生活者、老人等の低所得者が多く、また国保料が高い、またさらに、訪問、電話等でも接触できず保険料の徴収が困難な人がある等々によるものと考えております。加えて、長引く不況のため、倒産、あるいは所得が著しく減少した世帯の増加も原因かと思われます。今後におきましても、収納率の向上を図るため、窓口対応や訪問徴収時における口座振替の活用や資格証明書の交付、また差し押さえの処分、さらに、ただいま全課体制で行っております休日の徴収、また夜間の電話のほかに新たに夕飯時、例えば薄暮の徴収等も考えの中に入れながら、滞納者の減少を図り、財源確保の向上に努力をいたしていきたいと存じております。  以上でございます。 92: ◯副議長(村瀬正己君) 建築部長、辻  馨君。     〔辻  馨君登壇〕 93: ◯建築部長(辻  馨君) 市営住宅の家賃の滞納額についてのお尋ねでございます。  市営住宅の家賃につきましては、その住宅の賃貸借に基づきまして、当然に入居者はその施設の使用料として納付の義務があるわけでございまして、その収納率は100%であるべきでございます。先ほど、取り組みについてということでございますが、家賃につきましては毎月のその収納状況によりまして、1カ月の滞納者には、未納になっておりますよということで未納のお知らせ、そしてまた3カ月になったときには催告書、そしてまた5カ月では警告書、6カ月になったときには、事情聴取等のための呼び出し書を送付するとともに、連帯保証人に対しまして納付の指導依頼を行い、その納付指導についての協力を求めておるということでございます。さらに7カ月以上になったようなときには、滞納者に対しまして訪問あるいは電話により面接に努めまして、滞納家賃の支払いについて分割納付の誓約書の提出なども求めながら、徴収に努力をいたしております。しかしながら、その間にも長期滞納の防止策といたしまして、収納嘱託員により、滞納3カ月からは納付指導あるいはまた徴収に訪問して、また相談にも当たりながら、滞納者の減少に努めているところでございます。なお、この徴収嘱託員の雇用で、滞納者の早朝あるいはまた夕夜間に訪問するなどで、一定の徴収の成果を上げておりますが、さらに滞納者の減少のため、本年2月におきましても住宅課職員の技術職員も含めまして、2人1組の6班編成で滞納世帯を休日・夜間に訪問いたしまして、徴収を初め支払い計画とか、あるいはまた誓約書を徴収するなどの収納率の向上に努めておるところでございます。  市営住宅の収納につきましては、昨年9月、全国主要都市の平均の調査によりますと、26の都市の調査によりますと、平均90%前後であるということでございますが、本市は過去5年間、95.6から94.8というようなところでございます。しかしながら、先ほど例として挙げられました200万程度の一番大きい多額な人につきましては、事情、その、まあ仕事といいますか、そういう仕事の不振というようなことで滞りがあったわけでございますが、最近、5年、6年ということで、もちろん職員の訪問あるいはまた呼び出し、そして内容証明郵便等を出して呼び出すなどして努力いたしておりますが、最近のところは、何といいますか、納付といいますか、改善の努力が見られておるところでございますが、いずれにいたしましても、そういう多額になるということはいいことではございませんので、現状の滞納状況を踏まえまして、今後、職員の動員回数の増加を図るなど、臨時徴収策、あるいはまた納付指導の強化に努めてまいりたいと考えておるところでございます。どうか御理解をいただきたいと思います。 94: ◯副議長(村瀬正己君) 税務部長、祐成荘介君。     〔祐成荘介君登壇〕 95: ◯税務部長(祐成荘介君) 税の取り組みについて、お答えをいたします。  議員御指摘のように、公平を期することは何よりも大切であると常々職員に周知徹底してきたところであります。部として、平成5年、6年と、滞納額を極力少なくするために全職員で徴収事務を手がけてきたところであります。特に滞納となった納税者には早期に面接し、回数をふやすことにより、また昼間不在である滞納者にあっては夜間電話で納税指導をするなどして、滞納額の累積を防ぐとともに、納税意識の高揚を図ってきました。特に6年度は、現年度賦課が滞納とならないよう集中的に行った結果、一定の成果が見えてきたのではないかと考えております。なお、手法等については今後一層検討を加えて、より効果が上がるよう努力してまいる所存でございます。御理解を賜りたいと存じます。 96: ◯副議長(村瀬正己君) 水道部長、吉村惠夫君。     〔吉村惠夫君登壇〕 97: ◯水道部長(吉村惠夫君) お答えいたします。  本市の水道事業は、昭和5年に給水を開始して以来、未給水区域の解消と、水需要の増加に対応するため、数次にわたり拡張事業を施行してまいり、現在は平成5年8月27日に厚生省の認可を受けました平成20年度を目標年度とする第8期拡張事業を鋭意展開中でございます。この間、絶えず安全で良質な水道水を安定的に供給することを最大の使命として役割を担ってきたところでございまして、先年には鏡岩水源の水道水が厚生省の「おいしい水」に選定されたことは御案内のとおりでございます。  そこで、水源施設の安全管理、保安の問題についてでございます。この問題については、発生原因といたしまして、自然災害によるもの、事故によるもの、人為的によるものが考えられますが、自然災害及び事故によるものにつきましては監視システムの強化により、また人為的によるものにつきましては水源施設への侵入防止策を講ずるとともに、職員による点検の強化を実施いたしております。また、水質に異常が認められた場合に速やかに検査分析ができるよう、昨年度から部内に水質管理課を新設し、万全を期しており、さらに今年度には、問題が発生した際に迅速な対応が可能となるよう、緊急出動できる車両の導入も考え、近々、納車の運びとなっております。近時起きております、社会を不安に陥れるような事件への対応は困難を極めるところでございますけれども、安全な水の供給という観点から、こうした問題への対応につきましては、今後とも十分配慮してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。     〔「議長、24番」と呼ぶ者あり〕 98: ◯副議長(村瀬正己君) 24番、服部勝弘君。     〔服部勝弘君登壇〕 99: ◯24番(服部勝弘君) それぞれ答弁をいただきましたので、若干の再質問と要望をいたしたいと思います。  最初に、市長の選挙公約でありますが、確かにまだ任期途中でありますし、公約の中身については時間をかけないとできない問題があることは承知いたしております。いずれにいたしましても、公約をして信任されて当選されたわけでありますので、どうかひとつ、これら公約が、いわゆる空手形にならないように、ひとつ今後ともしっかり取り組んでいただきたいと思いますし、私どもも議員という立場から今後も監視し、チェックしていきたいと思います。  それから、市長の答弁の岐阜女子短大の移転の問題であります。いろいろ含みのあるような、いわゆる難しい、極めて難しいというような答弁がされました。まあ、難しいということは、全く難しいわけでありまして、非常に見通しが暗いということではないかと思いますね。言うなれば、当初、これを縁談に例えますと何ですが、あそこはええと思ってアプローチした、いろいろ折衝してったら結果的にいろいろ問題があって、今で言うと、ちょっと振られたような、縁談で言うならば振られて、だめですよと、まあそんなような感じではないかと思います。いずれにいたしましても、これも時間が経過しておる問題でございますので、どうかひとつ、ある時期を見定めてですね、一定の結論を出し、もしその城田寺地内がだめなら、新しい候補地へのアプローチを、そういうアプローチをする必要があろうかと思うんですね。  たまたま私どもの住んでおります大洞地内に、ある地権者と会いましたら、3年ぐらい前に、当時、うちの方へ来てもらえぬかなというようなことを持っていかれたらしいんですね、市の企画の方へ。そしたら、いや、実は候補地があるで、ちょっとだめだ、というようなことだったそうなんですが、そういう関係者の方と会ってみますと、もし、その前の話が、いわゆる城田寺のとこがだめなら、今でもええで、ちゃっと私どもは協力するで、来てくんさい、そういうことを言っておられますので、まあひとつ、どこを候補地に挙げられるかは別といたしまして、もし城田寺がだめならば、早い時期に結論を出して、うちへ来てほしいというような地域の所がありましたら、そういう所も、婿さんの候補地の一つとして、ひとつ考えていただきたい、そのことを申し上げたいと思います。  そこで、いつごろをめどに一定のその見切りをつけて、次へのアクションを起こされるか、再質問、市長に御答弁をいただきたいと思います。  次に、教育行政であります。状況については、教育長さん、るる申されました。非行、不登校、いじめ、残念ながら、非行については増加の傾向にある、不登校についても、小学校はふえて、中学校は横ばい。しかし、関係者の非常な努力で、いわゆる学校へ40%の人が復帰をされたと。非常にこれはいいことだと思います。どうかひとつ今後とも努力をしていただきまして、皆さんが、不登校の皆さんがなるべく早い時期に学校へ復帰していただいて、これもさきの税の滞納ではございませんが、岐阜市の小中学校には1人も不登校の生徒は、あるいは児童はいないと全国に誇れるような、さらに一層のきめ細かい努力を現場サイドで行っていただきますよう、要望をいたしておきます。  いじめについても、非常にこれも、非常に難しい問題であります。よく全国で起きてます大きないじめの問題もありますし、それに伴う悲惨な事故も、聞いてみますと、毎日住んでおる親ですら気がつかなかったという、まあ、一瞬びくっとするような、そういうコメントがあるわけですが、確かにこういうものは、みんなの見える場所でやるわけやないんですね。親も学校の先生も、あるいは友達も気がつかぬような所で行われる、そこにこの問題の深刻なとこがあるわけでありますが、どうかひとつ、先ほども言われましたように、この問題については思いやりの心が欠如しておるというようなことを言っておられましたが、思いやりの心でもって、ぜひひとついじめがなくなるように、さらに現場サイドの一層の努力を、これも要望いたしておきます。  公共料金、税金等の滞納であります。これは、それぞれ現場も努力しておられますし、滞納される人ももちろん好きこのんで滞納されるわけではないと思います。今日のいろいろな不況の中で収入が減ったり、途絶えたり、あるいは思わぬアクシデント等で滞納されたわけでありますが、どうかひとつ、第1回の質問でも申し上げましたように公共料金の公平を期する上においても、さらに努力をしていただきたい。一般的に言いますと、例えば飲食店のツケでもそうでありますが、たまってくると払えなくなります。結局、たまってくるとその店へ行かなくなるというような、となるわけでありますが、どうしてもたまってくると払えない。ほうすると、まあ、徴収にござると、これは困るわというようなことで、それをどうしても避けるような形になると、やはり徴収する収納員が行かれても、なかなか会えなくて徴収できない、そういうことは当然出てくると思いますが、どうかひとつ、たくさんたまらぬうちに、たまらぬうちに回収をしていただいてですね、回収に努力していただいて滞納額を少なくするように、さらにさらに一層の努力をお願いしておきます。  水質の保全につきましては、先ほど1つの例を挙げたわけでありますが、いずれにいたしましても、私も先ほどこの水飲みましたら非常においしく感じたわけでありますが、さらにこのおいしい水の水質が、いつまでもいつまでも守られるように、一層の水質管理をしていただきたいと思います。まあ、言うまでもなく水は美容と健康のもとであります。どうかひとつ、今後とも関係者の皆さんの一層の御努力を切にお願いを申し上げまして、2回目の質問を終わらしていただきます。 100: ◯副議長(村瀬正己君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 101: ◯市長(浅野 勇君) 短大のこの土地につきましては、地元の方へも何日までにという期限を切っておりませんので、今ここではっきり言うわけにはいきませんが、いずれにしましても、御承知のように1日も早くこれをやらなきゃいけない、可及的速やかにやらなきゃいけないという問題でございます。早く決断をして、引き揚げるなら引き揚げるということになるだろうということを思うわけでございます。 102: ◯副議長(村瀬正己君) この際、暫時休憩いたします。  午後3時20分 休  憩           ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後4時1分  開  議 103: ◯議長高橋 実君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。7番、渡辺 要君。     〔渡辺 要君登壇〕(拍手) 104: ◯7番(渡辺 要君) 発言のお許しをいただきましたので、通告に基づき、3項目について質問さしていただきます。今までの質問の中で重なる点があろうかと思いますが、ふなれな点とあわせてお許しを願います。  最初に、岐阜市北東部地域の開発環境整備について、市長並びに都市計画部長、土木部長にお尋ねをいたします。  岐阜市の北東部地域、すなわち岐阜市三輪地域は、長良川と、南と西側に位置する山々によって市の中心部を形成する中央市街地と分断され、今日まで広域的、総合的な開発整備の観点から取り組みが十分と言えず、隣接する関市や武芸川町、高富町等の新しい町づくり、地域開発への積極的な取り組みに比べ、当三輪地域に対する市行政の政策は極めて消極的であり、このままではますます取り残されてしまうと、地域住民は危惧しているところであります。  この都市化の格差や地理、地形が、岐阜市北東部地域の発展を妨げていたことを考えれば、東海環状自動車道の建設構想は、こうした建設省中部地方建設局によりますパンフレット等にありますように「21世紀へ夢と文化のネットワークの誕生」をキャッチフレーズに、また、その役割として名古屋市の周辺40キロ圏の豊田市、瀬戸市、岐阜市、大垣市、四日市市などなどの諸都市を有機的に連絡することにより、これら東海環状都市帯ゾーン内の連携強化を図るとともに、周辺との交流を促進し、地域の秩序ある発展を図り、都市内の通過交通、都市の内々・内外交通の機能純化を進展させ、都市内の交通混雑の緩和を図るなど、名古屋圏が産業、技術、経済、文化などの中枢圏域として発展していくための基盤として大きな役割を果たすとされております。これまで、東名高速道路、名神高速道路、中央自動車道、東海北陸自動車道等、広域交通体系からやや外れた位置にあった岐阜市にとって、この道路の開通により全国への玄関口ができ、直接乗り入れが可能となり、利便性に富んだ活気ある都市に生まれ変わる千載一遇のチャンスであると同時に、岐阜市の地域活性化と産業振興に大きなインパクトを与えるものと大いに期待されるものであります。  また、岐阜市北東部の三輪地域においても、開発ポテンシャルのはかり知れない高まりと、極めて大きな期待の持てることであり、地域住民も心待ち、望んでいたことであります。これを機に全国的規模の産業の立地や、名古屋を中心とする中京圏の中で、郊外化が進んでいる先端型産業の研究施設や研修機能、また北野ファミリーパークを活用したリゾートレク等の集積を受けとめる地域として位置づけられます。こうしたことから、東海環状自動車道のインター設置については、地域住民が三輪地域にインターをぜひ設置してほしいと強く要望していたにもかかわらず、東海環状自動車道西回りルートの公表は、期待外れの高富インター、岐阜インターの予定となっており、三輪地域を通過するだけでは何のメリットもなく、岐阜市の将来や北東部地域の発展は望めず、後世に大きな悔いを残すのではないでしょうか。道路公団のインター設置基準では、人口30万以上の都市にあっては2カ所設置も可能と聞いています。以上のことを勘案していただき、41万都市岐阜市の北の玄関口として、また地元住民の意向も踏まえていただき、岐阜市の三次総で計画されたように三輪地域へのインター設置について再検討をお願いしたいと思います。  以上の点について、市長の所見をお尋ねいたします。  また、東海環状自動車道のインターへのアクセス道路の整備は、必要不可欠であります。具体的な点について、関係部長にお尋ねをいたします。  第1点目は、北野インター設置に伴うアクセス道路として、主要地方道の整備計画が決定している川島─三輪線の太郎丸地内における関─本巣線との交差点より北をインターまで新設延長設置すること、2つ目は、三輪インター設置の要望がかなわず公表どおりとなった場合の三輪地域から高富インター及び関市広見インターへのアクセス道路を確保すること、3つ目は、三輪地域から岐阜市街への通行は、現在でも、高富、福富トンネル、藍川橋方面のどのコースを経由しても、渋滞等により距離の割に長時間を要していることから、三輪地域住民が強く要望している主要地方道の乙狩─北野線からの南へでありますが、北野石原までは既に開通はしていますが、その先を新設延長していただき、福富、岩井、松尾池に至り、長良志段見を経て岐阜環状線に連結していただくこと。以上、3点について、どのように検討がされているのか、またはお考えなのか、都市計画部長、土木部長にお尋ねをいたします。  次に、三輪地域における下水道の建設について、農林部長にお尋ねをいたします。  かねてから、三輪地域に下水道をの声は聞いて久しいが、なかなか実現の運びとなっていません。ぜひ促進を図っていただきたいと思います。当三輪地域に下水道を建設する場合は、農業集落排水事業、または特定環境保全公共下水道事業が該当するかと思います。三輪地域の排水状況は、まだ自家浄化は少数であり、行政のくみ取り処分が多く、厨房、洗濯、おふろ水等の生活雑排水や小規模事業者の排出する排水は、農業用排水へ垂れ流しであり、大部分の雑排水を受ける石田川、福富川の汚濁、水質汚染も容認することができません。特に4月から7月は、田植え等による農業用水の汚染、汚濁が気になる時期でもあります。この状態が続けば、やがて地下浸透の末、毎日の生活飲用水の汚染につながらないかと大いに心配されるところであります。今、環境思想が高まる中で、下水道建設の声が一段と多くなり、隣の関市千疋地区では下水道施設が完備され、関市広見地区や武芸川町でも下水道の建設が決定し、処理場用地も確保するなど、積極的な推進が図られています。県都と言われる岐阜市においては、農業地域での公共下水道建設はまだ計画さえされていません。そこで、農林部として、農業地域における下水道の取り組み状況と、今後の方針について、農林部長にお尋ねをいたします。
     次に、石田川と福富川の改修について、土木部長にお尋ねをいたします。  石田川は過去において、幸いにしてマスコミをにぎわすような大災害は起きていないものの、年々歳々、水田の湛水による水稲の被害や住居の床上・床下浸水などが繰り返して起きています。また、上流部での松くい虫や手入れ不足等、山林の荒廃により一たん水による浸水被害もあります。これらは川幅が狭く、急カーブや堰堤の未整備等の要因と思われますが、たびたびの被害に泣かされています。石田川流域北側の水田には、水稲栽培に用水として使用する地区や、雨水に頼り、用水が不足する地区など、何らかの措置が必要な地区があり、加えて流域には三輪地区の住民に供給する大切な上水道の水源があります。そんなとき、市行政は石田川の最上流部に北野阿原一般廃棄物最終処分場を建設し、ただいま運用開始を待つ段階となっていますが、この建設時においては、石田川の早期改修を地域住民から強く要望していたところでありますが、いまだ着手されていません。具体的な改修の計画について、お尋ねをいたします。  また、福富川については、流域は短いのですが、人口密度も濃く、汚染はひどく、汚泥による悪臭も加わり、早期改修が望まれるところであります。石田川のようにたびたびの水害は少ないが、長良川本流の洪水時には疎水による大面積の水稲被害が発生するため、数年前から流域末の童子橋付近に排水機場の設置を要望しているところですが、どのように検討がなされているのか、今後の計画について、土木部長にお尋ねをいたします。  以上で、1回目の質問を終わります。(拍手) 105: ◯議長高橋 実君) 市長、浅野 勇君。     〔浅野 勇君登壇〕 106: ◯市長(浅野 勇君) 三輪地区にインターチェンジの設置についてでございますが、市といたしましても、市内に複数のインターチェンジが設置されることを望むところでありますので、自動車道の整備と同時に、整備されないまでも、将来インターチェンジが設置できる可能性を残すよう、県を通じ国へ要望してきたところでございます。しかし、インターチェンジにつきましては、国の意向もありますし、殊に開発インターは費用負担や周辺の開発等の課題もございます。地元ともっと詰めなければいけないことだろうと思います。現在ではむしろ高富インターチェンジか関インターチェンジへのアクセス道路整備の計画を進める方が地域のためにはいいのではないかとも考えておるところでございます。  以上です。 107: ◯議長高橋 実君) 都市計画部長、保科 忍君。     〔保科 忍君登壇〕 108: ◯都市計画部長(保科 忍君) 東海環状自動車道の三輪インターチェンジ等に関連する道路についてのお答えをさしていただきます。  ただいま市長の答弁にもありましたように、御指摘のいずれかの道路対応というものは必要と考えております。そのためにも、三輪地域の将来の開発動向及び地元意向に十分配慮しつつ、今後さらに国、県の関係機関及び地元と調整してまいりたいと考えております。  以上でございます。 109: ◯議長高橋 実君) 土木部長、大野 功君。     〔大野 功君登壇〕 110: ◯土木部長(大野 功君) 三輪・石原地区から岐阜環状線に直結するルートということでお答えいたします。  このルートの中で現在進めております市道幹線岩井花本─石原二丁目線は、溝口童子地区で主要地方道岐阜─美濃線に接続計画する予定でございます。御提案につきましては、主要地方道川島─三輪線が都市計画決定された段階でおりまして、まだ未整備区間も相当残っていると、こういう状況でございます。その整備の動向を見ながら、岐阜─美濃線の改良、及びそのルートにつきまして県に要望してまいりたいと考えております。  次に、石田川の改修につきましては、平成6年度までに高富町境までの河道改修が完了いたしております。引き続きまして、平成7年度におきましては流水のネックとなっております長尾用水堰の撤去を行い、浸水被害の軽減を図るとともに、諏訪地区の用地買収を行っていく予定となっております。  また、福富川につきましては、現在、主要地方道川島─三輪線から上流の護岸整備が行われておりますが、今後さらに早期改修に向け、県に強く要望してまいりたいと思います。なお、排水機の設置につきましては、河道整備後におきまして、今後の土地利用形態等の変化を考慮した中で検討されるものと考えておりますが、あわせて県当局に要望をしてまいりたいと存じます。 111: ◯議長高橋 実君) 農林部長、中尾義晃君。     〔中尾義晃君登壇〕 112: ◯農林部長中尾義晃君) お答えします。農村地域での下水道計画の農林部の取り組み状況と、今後の方針についてでございます。  議員御指摘のとおり、都市近郊農業は混住化の進展、生活様式の高度化、多様化等、農業・農村を取り巻く状況の変化により、農業用排水の汚濁、農地や集落の排水条件の悪化が進行しております。これらを改善するためにも、生活雑排水の処理等の下水施設の整備は不可欠なものでございます。三輪北地区につきましては、全県域下水道化構想により農業集落排水事業区域として位置づけられております。そこで、平成6年度には基礎調査を実施いたしました。これに基づき本年度より、特に処理区域、処理場の位置等につきまして地元と協議し、積極的な同意が得られますならば、事業の方法、対象人口、処理能力等のさまざまな問題を県及び市の関係部と協議し、推進してまいりたいと考えております。  以上でございます。     〔「議長、7番」と呼ぶ者あり〕 113: ◯議長高橋 実君) 7番、渡辺 要君。     〔渡辺 要君登壇〕 114: ◯7番(渡辺 要君) それぞれ御答弁いただきまして、ありがとうございました。  最初の、三輪インター設置につきましては、再度、特に地元住民も要望しておることでございますから、関係機関と御協議いただきまして実現の方向で取り計らっていただきたいと思います。  それから、各インターへのアクセス道路につきましては、この北東部地域の今後の発展性に向けて非常に重要な位置を占めるわけでございますから、このことにつきましても関係機関と調整していただきまして、また、地元住民の理解の得られる相談というか説明というか、そういったことを推進していただきまして、実現に向けて推進していただきたいと思います。  それから、福富から岐阜環状へということでございますけども、先ほどの説明をさしていただいた中で申しましたように、特に三輪地域につきましては、ああいった地形でございますので、前にもこの路線の話は耳にしたことがございますが、御答弁にありましたように岩井花本─石原線の計画がありますが、現在でも藍川橋付近においては相当な渋滞があります。このあたりの川島線の整備の時点になるかと思いますが、立体交差等を含めて整備していただきたいし、この提案の路線についても県等関係機関と御協議願って、地元住民の要望が実現するようにお願いしたいと思います。  それから、下水道の件でございますが、農村下水道の三輪北地域への適用については、農林部長の方針はおおむね了解できるものでありますが、地元との協議をさらに詰めていただきまして、早期に事業化されるように要望いたします。  また、三輪地域、三輪校区一体的な中で、三輪北についてはただいまのようでございましたが、三輪南地域につきましては市街化区域も相当ふえてきています。市としても早急に、どのような下水道が適用するのか、今後も検討していただき、早急に事業化されるよう要望さしていただきまして、私の質問を終わりたいと思います。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 延  会 115: ◯議長高橋 実君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 116: ◯議長高橋 実君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。  午後4時32分 延  会 岐阜市議会議長       高 橋   実 岐阜市議会副議長      村 瀬 正 己 岐阜市議会議員       乾   尚 美 岐阜市議会議員       中 尾 年 春 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...