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  1. 岐阜市議会 1994-03-16
    平成6年第1回定例会(第3日目) 本文 開催日:1994-03-16


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2019-09-11
    ▼ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 開  議  午前九時五分 開  議 ◯議長(近藤武男君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第一 会議録署名議員の指名 ◯議長(近藤武男君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において二十七番服部勝弘君、二十八番小林幸男君の両君を指名いたします。           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第二 第一号議案から第五十八 第五十九号議案まで ◯議長(近藤武男君) 日程第二、第一号議案から日程第五十八、第五十九号議案まで、以上五十七件を一括して議題といたします。           ────────────────             〔議 案 掲 載 省 略〕           ──────────────── ◯議長(近藤武男君) 昨日に引き続き、質疑を続行いたします。四番、浅井武司君。    〔浅井武司君登壇〕(拍手) ◯四番(浅井武司君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  新生党議員クラブを代表して質問をいたします。  新年度予算の基本的考え方について、まず市長にお伺いをいたします。
     浅野岐阜市政が誕生して約一年が経過し、本格的な浅野予算ともいうべき平成六年度当初予算案が編成されたわけであります。地方自治体岐阜市を取り巻く経済の状況は、厳しさを増しております。あのバブル経済の崩壊以来、谷底にゆっくり転げ落ちていくような不況が続いております。不況対策も即効性のあるものはなく、急激な景気の回復は望めないにしても、その積み重ねにより成果があらわれ、回復の兆しを見せている業界、業種もあるという希望的情報も流れているようでありますが、ぜひそうあってほしいと願うところであります。  この不況の影響は、岐阜市の財政にも深刻な状況をもたらしてきております。具体的には市税の前年度比三・三二%の減少であり、国の経済政策である所得税減税に伴う市税の減収も約四十一億円程度と予想されております。これらの税収不足に対して財政調整基金十六億円、鉄道高架事業基金九億三千万円の取り崩しがなされるわけであります。このような厳しい財政状況の中にあって、第三次総合計画の最終仕上げと、二十一世紀の岐阜市を決定する第四次総合計画をスタートさせなければなりません。税収、財政問題につきましては、昨日の質疑でそれぞれ御答弁がなされておりますので、視点を変えてお伺いいたしたいと思います。  市長は、多くの機会に岐阜市の目指すべき町の姿として、ナンバーワンではなく、オンリーワンの町を目指したいと言われております。ただ近代的なビルが建ち並ぶような活性化ではなく、長良川や金華山に代表される自然を生かした岐阜市特有の町づくりと地域の特徴を生かした町づくりを目指すとのことであります。  そこで、新年度当初予算案の中で、岐阜の町づくりの中でオンリーワンを特に強く意識した施策について御説明をいただきたいと思います。  また、今後どのような夢や計画をお考えになっておられるか、お聞かせいただければ幸いと思います。  また、別の観点から考えてみますと、国の現行の諸制度の中で市長の言われるオンリーワンの町づくりを目指すために超えなければならない問題として、財源問題や補助金の制度、地方債、地方交付税、事業認可・認定の制度等多く横たわっております。現実として事業がどれほど市民のためになろうとも、国の補助金や起債の対象とならなければ予算がとれないのであります。都市財政の制度が全国的に画一化され、中央に強い権限が集中しているということであります。岐阜市民が自分たちの手で、自分たちの夢のふるさと、町をつくり上げてこそよい町ができ上がると考えますが、そのためにはその資金についても強い自主性と必要な規模がなければなりません。これらの現行制度の現状、現実をどう考えておられるのか、市長の御所見をお伺いするものであります。  また、地方自治体の自主財源確保の観点から見れば、中央で行われる経済政策としての各種租税特別措置が市町村の市町村民税に減収をもたらす問題、また地方税にある各種非課税措置について、この厳しい財政状況の現実の中で、それらの取り扱いについてどのようにお考えか、御所見をお伺いいたします。  現在、第四次総合計画の策定に向け調査等が進められておりますが、高度経済成長の時代から安定経済成長の時代に移行した今、総合計画の核ともいうべき行政のあり方についてどのようにとらえておられるのか、御所見をお伺いいたします。  次に、各種計画策定に向けての人材育成について市長にお伺いをいたします。  今、新年度予算の中で幾つかの調査に関するものが計上されております。代表的なものとして長良川メッセ周辺地区交通計画検討調査約一千百万円、南東部開発調査約四百万円、長良河畔・金華山周辺魅力アップ整備計画調査約七百万円、以上は企画部所管分であります。そして名鉄高架関連調査約一千二百万円、これは新都市開発推進部であります。これらの調査は、将来着手する可能性のある事業及び開発手法等を検討するための調査と思われます。これらのソフトともいうべきものの成果は、計上される予算の算定方法等非常に理解しにくいものであります。理解を深めるために、平成三年度に計上された北部地区都市整備構想策定調査、予算約六百万円の成果を検討いたしました。資料をいただいておりますが、一九九二年三月、これは網代とかですね、黒野方面に対する調査が出されております。岐阜市北部地域開発整備構想策定調査という内容を少し勉強させていただきました。これは大手のシンクタンクのある総合研究所の手によるものであります。対象地域の現状分析、人口、地理的条件、交通体系、土地利用状況、都市機能、それから開発可能地の抽出、予定開発整備計画、これは具体的には現在話題になっております東海環状自動車道の計画等であります。地域特性等々、これら基本情報より将来の実現可能性のある開発構想、例えば、網代ニュータウン構想や黒野ソフトパーク構想を導き出したものであります。  さて、これと比較いたしますと、非常に具体性があるものとして、基礎情報が現実に目に見える建物や道路、河川を対象とした調査データより計画を導き出しております名鉄鉄道高架事前調査があります。こういうものは非常に理解しやすい成果を出してきております。  さて、ここでお聞きしたいのは、これら調査を発注するに当たり、発注の準備としてかなり程度の高い仕様書を作成しなければならないということであります。となれば、担当者自身、担当部署自身がかなりの理解を深めていなければならないということであります。その作業を庁内でそのまま継続し、成果に到達できないのかということであります。この非常に素朴な疑問についてお答えをいただきたいと思います。人的能力であるとか、ノーハウであるとか、コストなどいろいろな問題はあると思いますが、ぜひお聞かせをいただきたいと思います。  市長は常々「町づくりは人づくり」と言われておりますが、岐阜市の町づくりのかなめは市役所であり、職員の皆さんであります。岐阜市域の多種多様の情報を最も多く集めているのは、この市役所であります。外注に出す場合であっても、大量の基礎データは岐阜市より提供されるのではないでしょうか。多くの計画策定が中央の大手シンクタンクでなされるという現実について、将来に向けて検討すべきと考えております。今盛んに論議されている地方分権を考えてみても、すぐに地方自治体への権限委譲が行われるとは思われませんが、その前段階としての国と地方との間にある各種規制の緩和の可能性は十分にあると考えられます。その場合にも、当然地域が政策体としての機能を持つためには、政策立案する人材がその地域にいなければなりません。岐阜市の未来を見詰めて、岐阜市の計画策定については自前の人材で庁内において行い得るよう、人材の確保、育成を考えていくべきではないでしょうか。オンリーワンの町づくりのためにも不可欠の条件と考えておりますが、市長の御所見をお伺いいたします。  次に、観光事業について、特に鵜飼観光事業について経済部長にお伺いをいたします。  新年度予算では、初の「鵜飼サミット」開催が五月に予定されております。全国各地の鵜飼関係者を集め、各地の鵜飼に対する考え方などを取り入れ、「ぎふ長良川の鵜飼」のさらなる発展を目指す計画との発表であります。歴史学や民俗学的見地の研修も行い、鵜飼運営に役立てるものであります。現在、全国九市町より参加の意向があるとのことであります。鵜飼を実施している各自治体が運営上の情報の交換やら、今後の鵜飼のあり方について共同で検討することについては積極的に推進されることを願うものであります。  また、国際コンベンション都市という立場におきましても、岐阜市が開催地となることは望ましいこと、歓迎すべきことであります。また、PR用観光ポスターも新しく企画され、イラストレーター鶴田一郎さんの手によるものが発表され、注目を集めているようであります。このような岐阜の観光事業に対する積極的計画については推進を願うところであります。  さて、このような計画、施策が実施される中で、鵜飼観光について的確な現状の分析を願いたいと思います。  まず、鵜飼観覧船乗船客数の減少について、その原因はどのようなところにあるのか。今回五月、六月、十月の乗船料の値上げは、乗船客動員に影響を与えないかどうか、また、オフシーズンを利用して行っている風流屋形船の利用客の減少についても分析し、来シーズンへの対応をいかにされるのか、お伺いをいたしたいと思います。  次に、最近アウトドア関連の本の中で岐阜の鵜飼について触れたものがありましたので、少し引用させていただきたいと思います。これは東海自然歩道を紹介した内容のもので、一部岐阜市に入っておりまして、鵜飼にかかわる表現が出ておりますので、少し引用させていただきます。  「十月十五日は長良川の『鵜飼じまい』の日である。この日を最後に来年の五月十一日まで鵜飼は行なわれない。どうせなら鵜飼を見てから長良川を越えたい。そう考えて東海自然歩道の後半戦の出発日を十五日に合わせた。」これ、東海自然歩道は千三百四十三キロありまして、これずっと歩いておられる方のお話ですので、鵜飼が見たいということでわざわざこの日に合わせてですね、岐阜に入ってこられたということですけれども、「夕方五時に長良橋の横にある鵜飼事務所に着いた。乗船は五時半からで七時半には終わるという。橋の袂にはたくさんの屋形船が並んで、今年最後の出航を待っていた。テレビの取材陣も何組か集まって打ち合わせをしている。ぼくは自分の乗る船を探して、その船頭さんと挨拶がてらいろいろ質問してみた。」  観光課長さんの方にはこれのコピーをお渡ししておりますので、まあ見ていただいておりますので、全部読むと時間がかかりますのでポイントだけちょっと御紹介したいと思うんですが、「この屋形船は、宿泊と鵜飼見物がセットになっており、長良川沿いの旅館に宿泊した人が楽しむためにあるようなものだ。」と。「夕日が沈み、浴衣に丹前姿の団体客が続々と現れた。定員が三十名のぼくの乗った船も団体客でぎっしりとなり、エンジンの付いたボートに引かれて、船は上流へ向けて出航した。しかし、船は四百メートル程度遡っただけで河原に接岸し、宴会が始まった。食料も酒もないぼくは手持ちぶさたになってしまったが、幸いにも、勘違いしていた観光客は他にもいた。船には団体客以外に、母と娘の二人連れも乗っていたのだが、彼女たちも食料は用意していない。こんなシステムだと思わなかったと、愚痴をこぼしあい、お互いの立場を慰め合うことで、ぼくたちは仲良しになった。『鵜飼じまい』ということで、特別に河原で踊りがあったり、散発的に花火が打ちあげられたりしたが、興味をひくほどのものではなかった。そして七時を十分ほど過ぎた頃、ようやく鵜飼船がやってきた。それはほんの一瞬に感じた。」ここで女の子が、マミちゃんというんですが、「『もう終わっちゃったの?』と不満を漏らしている。」  このいろんなくだりがありまして、後半戦なんですが、これでは岐阜の鵜飼が本当に自分にわかったということでないんで、その後、ある行動をとっておられるわけですね。「鵜飼は期待していただけに不満が残った。鵜船の宴会の輪に入れなかったぼくは、乗船料の二千七百円がぼったくりに思えたほどだ。」と、まあちょっと表現としては非常に厳しい表現だなと思いますけれども、「このまま長良川を離れたくない。もっと鵜飼のことを知りたい。そう思って岐阜市の観光課に問い合わせたところ、ひとりの鵜匠を紹介してくれた。そこでその日はトレッキングを離れ、喫茶店『鵜』を経営し、自分の家を鵜飼資料園として開放している鵜匠、山下純司さんを訪ねた。」そこで山下さんの喫茶店に行きまして、まあそこで鵜についての説明を受けたりとか、アユの話を聞いたりとか、それから人生観というかですね、山下さんの人生観のようなものを聞きまして、非常にこの人は感動して帰ったわけですね。「喫茶『鵜』は長良橋近くにある。間近に鵜を見ることができるし、鵜飼の歴史、暮らしも展示してある。運よく、山下さんと話す機会がもてたら、──持てたと──もてたら、鵜飼見物しなくても、それで十分だとぼくは思う。」  まあ実際、観覧船に乗って鵜飼は見たんだけれども、その鵜飼の本質については、いまいちよくわからなかったと、ただ自分だけ食べるものと飲むものがなくて、寂しい思いをして、何か通り過ぎたなという感じで、これでは岐阜にやってきたかいがないと。それで観光課にお尋ねしたところ、観光課が御丁寧に山下さんの所を御紹介していただけたと。これは本当に、それは観光課の対処の仕方、本当に正解だったと思いますけれども、それで山下さんとお話して、鵜のことをより深めて、次の東海自然歩道の次のコースに出発していかれたという、そういう一文が載っておりましたので、私の愛読書の一つですけど、あの、ちょっと御紹介をさせていただきました。  以上のような内容でありますが、注目したいのは、前半の少し鵜飼見物のシステムを批判するところではなく、後半の鵜匠山下純司さんとの鵜を通してのやりとりの部分であります。筆者は観光課の紹介で山下さんを訪ね、しっかりと感動と満足を得ることができたのです。この一文は初めて岐阜に来られて、岐阜の鵜飼に接して、感じられる正直な気持ちをうまく書いておられると思います。アフターコンベンションの整備の必要性に迫られている今、鵜飼観光についてその方向性を明確にし、事業着手する時期がもう来ているのではないでしょうか。鵜飼については、多くの方々が多方面から積極的な提案をされておりますが、ほぼ一つのところに集約されてきていると考えます。鵜飼は岐阜の貴重な文化であり、その伝統的漁法の姿は守り継がれるべきものであること、観光資源として収益につながるものであること、当然アフターコンベンションの中心的役割を果たすものであることなど、また鵜飼の純粋な姿を守るためには、観光化ということに、お客様を大量動員してお見せするということに若干の矛盾点もあるということであります。さらに経済効率を高めようにも、物理的限界、すなわち乗船客数の制限が存在しているという問題であります。これらをまとめますと、多くの提案が集約され、昼間鵜飼を理解していただくために資料館が必要であり、さらに多くの人々に同時に、そしてオフシーズンにおいても鵜飼に触れていただく鵜飼の里構想が出てくるわけであります。この鵜飼の里構想というのは、新年の新聞紙上対談で市長がお話になっておられましたものを拝見をさせていただいたものであります。  それと、もう一つ提案するならば、河原一帯のすべての照明を完全に消した本物のかがり火だけの鵜飼の特別開催などはどうかと思います。夏の花火大会には大規模な交通規制まで行われるのですから、鵜飼にもそれくらいの力の入れ方をしてもいいのではないかと思うものであります。これらについて、計画の可能性があるかどうか、経済部長の御所見をお伺いをいたします。  続いて、岐阜コンベンションセンターオープンに向けての取り組みについて、簡潔に経済部長にお伺いをいたします。  国際コンベンション都市に向け、会議場本体及びホテル建設は着々と進展いたしておりますが、オープンに向け、オープン企画はどのように進めておられるのかをお伺いをいたします。  続いて、地区計画策定に関連して、都市計画部長にお伺いをいたします。  今予算土木費中に、地区計画に関する予算が計上されておりますので、これについてお伺いをいたします。  この地区計画策定の対象となっている地区は七地区であり、岐阜市南部地域に多く存在しております。都市計画法上、市街化区域とは既に市街化を形成している区域及びおおむね十年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域と定義されております。これらの七地区はおおむね十年以内に市街化が実現できなかった地区であります。区域指定の目的が達成できなかったわけであります。今回の都市計画変更、いわゆる線引きの見直しの中で検討を要する地区とされたわけであります。市街化区域内にあっても良好な市街地の整備が進展しない地区であり、それらの地区の計画を再検討する必要のある区域と指定、定義されたわけであります。線引きの見直しの基本的考え方については、昭和五十七年の都市局長通達が基本と考えられますが、その中でも地区計画、土地区画整理事業計画の決定などを積極的に推進する一方で、当面市街化の見込みの薄い農地等については生産緑地の指定や、いわゆる逆線引きを行うことで、市街化区域内の土地の整序を行うこととしております。そして計画的な市街化を図る上で、地元の意向を尊重するため、線引きの原案を市町村に作成させることといたしております。今回岐阜市がこの七地区を地区計画策定の対象とすべき決定をされた判断の基準、理由は何かをお伺いいたします。  また、現在に至るまでに、市街化促進のために推進してこられた地域対策はどのようなものがあったのか、また、これらの地区で市街化が促進されなかった原因について、どのように分析しておられるのか、以上、都市計画部長にお伺いいたします。  以上、五項目、第一回目の質問を終わらしていただきます。(拍手) ◯議長(近藤武男君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 ◯市長(浅野 勇君) 新年度予算の基本的考え方についてでございますが、御指摘のとおり、国内景気が低迷している中、国の経済対策等の実施によりまして、緩やかに景気が上昇に転ずると期待されていますが、今後大きな税収の伸びは期待できない状況にあると考えられます。しかし、このような状況下にあっても積極的に将来の町づくりを真剣に考えていかなければなりません。その中で私はナンバーワンを追求することよりも、オンリーワンを誇れる町づくりを目指していきたいと考えております。それが市民の誇りとなり、岐阜のイメージを高めることとなると信じているからでございます。  そこで、オンリーワンの町づくりをする上で、まず岐阜にしかない自然美や伝統文化を生かすため、山紫水明の金華山、長良川の魅力をより高める必要があると考えます。平成六年度当初予算に計上した経費としまして、長良河畔・金華山周辺を中心とした地域を岐阜を強くアピールする文化観光拠点として整備していく方策を立案していくための長良河畔・金華山周辺整備計画調査費、長良川メッセ周辺地区交通計画検討調査費であります。  また、町づくりにはどうしても市民の積極的な参加が必要であると考えますので、市民の皆様が本市に誇りを感じ、ふるさとに愛着をより感じるような施策の展開が必要と思っております。そしてその愛着が市民参加のふるさとづくりにつながるよう、文化行政の推進や生涯学習の推進を通じて努力してまいりたいと存じます。なお、今後も引き続き市民の誇りとなる岐阜の町づくりを積極的に進めてまいります。  次に、地方の自主財源の問題でございます。  地方の時代と言われて久しいわけでございますが、そのためには御指摘のように地方の自主財源の充実が不可欠であり、今までにも全国市長会を通じ、地方財源につき現行制度の充実強化を働きかけております。また、現在国において中核都市構想が進められており、その動きに注目していかなければなりません。今のところ財源の問題につきましては不透明でありますが、全国市長会を通じ、分権にふさわしい税財源の確保の要望が行われているところであります。今後とも地方の時代にふさわしい財源確保に努めてまいりたいと思っております。  次に、市税において、特例措置及び非課税措置がなされているが、財政状況が厳しい折、どのように考えるかということでございますが、市税を賦課するについて公共料金の抑制、公害防止等の観点からの特例措置、社会、公害、文教政策等々を考慮して非課税措置がされてきたものであり、我が国の経済成長期の過程では大きな役割を果たしてきたものと考えております。ここ数年来、その中身について整理、合理化が必要であるとのことから、国においても毎年検討が加えられてきておりますが、今次の厳しい財政状況の折、市長会を通じてさらに一段の整理、合理化がなされるよう国に対して要望していきたいと考えております。  次に、低成長下における行政運営のあり方についてでございます。  低成長下における行政運営のあり方については、低成長時代と言われておる今日、社会、経済、政治状況が激変している中、国、地方を問わず、行政運営のあり方も見直す時代に入っていると考えております。現在、策定中の第四次総合計画の中におきましても、その趣旨を踏まえ、本来行政はどの分野を担当するのか、市民や利用者にはどんな分野を担当してもらうのか、一線を引くことは非常に困難と思いますが、ある程度役割分担を明らかにしてまいりたいと思います。さらに場当たり的な政策判断ではなく、将来を見据えた総合的な判断に基づき、市民にとってより効果的、効率的な行政を目指してまいりたいと存じております。  各種調査の委託について、計画策定に向けての人材育成についてでございますが、各種の調査委託は必ず外注しなければならないか、また、コスト面では委託の方が有利かどうかという御質問でございますが、御承知のように、行政が外部委託する事業は技術的、能力的、情報不足などにより、職員では不可能な分野、すなわち専門的知識を要する分野について委託する場合と、事務量的に委託の方がコスト面で有利な場合がありまして、委託が高いとか、安いとか、あるいは職員で調査が可能か、不可能か、一概に言えないわけでございますが、御指摘のとおり、予算計上あるいは発注時においてもかなりの知識、ノーハウが必要となってくることもありまして、そのノーハウを蓄積する上でも、あるいは職員の資質を向上させる上でも、庁内プロジェクトやワーキンググループ等の編成により、全庁的な研究体制が有効であると考えております。したがいまして、このような研究体制を持続することにより、今後とも極力手づくりの調査、研究が可能となるよう、創意工夫努力しなければならないと考えております。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 ◯経済部長(新井一弘君) 鵜飼観光についてお答えをいたします。  まず、第一点目の鵜飼乗船客の減少の原因と、いわゆる通年制の料金の導入に伴います乗船客への影響、あるいは風流屋形船への対応策についてであります。  鵜飼乗船客の減少の原因につきましては、旅行、レジャーに対します観光客の価値観の個性化と申しますか、多様化あるいは週休二日制の普及に伴います余暇時間の増大、充実などによりまして、従来の鵜飼だけでは観光客のより本物志向化したニーズに十分対応し切れていない点があるというふうに考えております。加えて、昨年の場合はいわゆる不況、そして冷夏、長雨ということがさらに拍車をかける結果になったものというふうに考えております。今後いわゆる量から質への転換を図らなければならない、こういうときに来ているのではないかと思います。そのための努力を続けてまいりたいと思っております。  また、通年料金制への移行に伴います乗船客への影響についてでありますが、現行の月別料金制は昭和五十四年度から実施してまいりました。これは当時乗船客が少なかった五月、六月、十月、この月への誘客を目的に料金格差をつけたわけでありますが、近年になりまして、五月、六月、十月も乗船客がそれほど少なくなくなってきているというようなこともございまして、鵜飼開催期間中を一つのシーズンというふうにとらえまして、同一料金にいたしたものでございます。シーズンを通じての誘客に努めてまいりたいというふうに思っております。  また、風流屋形船につきましては、昭和四十年代では平均二千人台の御利用をいただいておりましたが、最近に至りまして、過去十年間、大体平均六千人ぐらいの御利用をいただいております。これからもこの一層のPRに努めたいというふうに考えております。  次に、鵜飼資料館と鵜飼の里構想及び特別鵜飼の実施ということであります。  鵜飼資料館、鵜飼の里構想につきましては、今年度庁内職員によります観光施設整備検討委員会におきまして検討をしてまいりました。さらに来年度は企画部におきまして、既存の長良川リバーフロント整備計画やアーバンラウンジ計画等も考慮に入れました金華山、長良川周辺の整備計画について検討をすることになっております。前にも申し上げましたように、観光客のニーズが多様化する中で、こういう施設の早期建設に向けて努力してまいりたいと考えております。とりわけ、ただいま御紹介をされましたように、遠くから鵜飼を見に来ていただいた観光客の方の期待を裏切らないように、また鶴田一郎さんのポスターにも恥じないような鵜飼、観光岐阜にしなければならないと、こういうふうに思いを新たにするものでございます。  また、すべての周辺の照明を消しましたかがり火だけの特別鵜飼につきましては、北岸の道路の車両の全面通行どめということが必要となります。現在、長良河畔のホテル、旅館に対しましては、鵜飼のときにはできる限り照明を消していただくようにお願いをしてございますが、この北岸道路は市内中心部と北部、三輪、福富等を結ぶ主要な幹線道路でもあることを考えますと、現在の道路網の中ではなかなか交通どめにするということも難しいのではないかと思いますが、特定の日だけ、日を限ってということでもありますので、一度関係機関の意向も伺ってみたいというふうには思っております。  次に、コンベンションセンターのオープン企画についてでございます。  本市では、平成七年夏に完成をいたします同センターにつきまして、全国的なPRを行うということとともに、国際コンベンション都市岐阜の名を内外にアピールするために、積極的なオープニング事業を展開していこうとしております。現在オープニングにふさわしい記念事業につきまして、基本計画を策定しているところでございますが、その基本的な考え方といたしましては、本市が二十一世紀に向けて国際コンベンション都市として羽ばたいていける内容とするために、国際性を重視した友好姉妹都市を中心といたしましたコンベンション企画、そして本市の歴史性や伝統文化、ファッション、地場産業など、地域の特性、特色を生かしたコンベンション企画、そして岐阜が日本の中心に位置する地理的条件を生かしまして、「日本の真ん中で話そう」と、こういうキャッチフレーズのもとに集まれるコンベンションの企画、さらには世界的な建築家であります安藤忠雄さんの設計によりますユニークで魅力的な建築空間、大ホールの可動床など、センターの特徴を十分にPRできるようなイベント、コンベンション企画を行ってまいるつもりであります。平成六年度はこれらの基本方針のもとに実施計画の立案、関係方面への交渉など行いまして、オープニング事業実現に向けて具体的な作業に入ってまいりたいというふうに思っております。  なお、コンベンションセンターのPRにつきましても、コンベンションビューローとも十分に連携をとりながら、オープンまでの広報計画を策定いたしまして、ポスター、パンフレットの制作、配布を初め、新聞や雑誌へのPR活動、さらに各種大会や会議、学会など、コンベンションの事務局に対しましても積極的な誘致活動を行って、そのためのまたPRビデオの作成などもいたしてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 ◯都市計画部長(林 正美君) 地区計画の策定に関連いたしましてお答えをいたします。  昭和五十七年の通達では、現存する市街化区域内の農地等について、当面の営農との調整を図りつつ、計画的市街化を進める見地から、段階的土地区画整理事業、農住組合による土地区画整理事業等の積極的活用を図るものとし、他方でこれら計画的な市街地整備の予定がなく、当分の間市街化が見込まれない土地については、逆線引きをするか、生産緑地の指定をするか、または地区計画の活用を図ることとされております。今回の調査の対象としておりますのは、農水省が実施いたしました平成二年の市街化区域内の農地実態調査により、五ヘクタール以上の集団農地が残存している地区として、未利用地と指摘されたもののうち、土地区画整理事業を予定しない箇所を地区計画の対象といたしておるものでございます。この判断は、箇所ごとに地区、地元の土地区画整理事業推進の機運、基盤整備の水準等を勘案したものであります。これまでにも未利用地として指摘を受けた地区については、個別に関連する都市計画道路及び幹線市道や下水道などの整備を図ってきたところでございますが、基本的には土地区画整理事業が地元で採用されなかったこと、または地域の農営機運の高かったこと、また地価の高騰や相続税猶予農地の増大等の理由が重なり、市街化が促進されなかったものであると考えておりますが、いずれにいたしましても、調査の対象としている各所では、個別の開発が起こってきており、また、ある地区では大規模な開発が予定されておるなど、地区計画の有効な活用を図っていただくことこそ必要と考えており、それぞれの地区で地区計画を推進しているところでありますので、御理解を賜りたいと存じます。    〔「議長、四番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(近藤武男君) 四番、浅井武司君。    〔浅井武司君登壇〕 ◯四番(浅井武司君) 時間がありませんので、少しお願いをして終わらしていただきたいと思います。  一つ、国際コンベンションの問題でありますけれども、建築に至るまで経済部、本当にいろんな御説明であるとか、積極的に動きをとっておられたと思いますが、ある面では建築工事がスタートしましてほっとした部分があるのではないかなと思っております。私自身非常に賛成した側としまして、責任感というか、当然議会は責任があると思いますけれども、それを本当の本物にしていく、そのための努力の方が建築本体工事の決定以上にいろんな闘いがあるのではないかなということを思っております。まあこれは経済部長さん御自身もそのことは感じておられるし、市長さんも感じておられると思いますけれども、それに、そういうことを考えますと、本体工事にかけられた金額、巨額の投資の割にはオープンに向けての働きかけに投入されていく、これは額の問題でないというふうに部署内の方ともいろいろお話しましたときに、それは金額の問題ではない、金の要らないこともありますからとおっしゃいますけれども、やっぱり今こういう時代にそういうものが全国に知れ渡っていくためには、当然それなりのものが用意されなければならないというような感じをいたしまして、これは真剣に予算の投入ということを、まあ当初予算で組まれた額には私はちょっと寂しいなあという気持ちが正直あります。まあ他都市、コンベンションの特別委員会で他都市の訪問等もさせていただきましたけれども、パンフレットであるとか、個人的にお願いして取り寄せたパンフレットもありましたが、やっぱり金かかってるなという感じのある所もありますので、それは来年、七年度の四月オープン予定のコンベンションですけれども、そういう点において、まあ部署の方はもっと予算が欲しいというふうに思っておられることは当然でありますけども、今の財政事情を考えますとなかなかそうもいかないんですけれども、しかし、生命線であることは事実だと思います。コンベンションの存在というのが岐阜市のこれからの運営にとって生命線であるということだけははっきりとらえて、それについて対応していかなきゃいけないと思います。市長がよく言われるソフト面の充実の緊急性というのが、平成六年度予算の中にはあるんではないかなということを思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それから、地区計画の問題で、都市計画部長から国の指導というかですね、ある程度の考え方ということだと思うんですが、十年なら十年のスパンの中で、昔のいわゆる田んぼをやるためのですね、土地の整理がなされた状況で市街化に入ってきましたと。さあ市街化を促進してくださいよということが果たして、まあさっきのいろんな条件がありますが、経済問題ですね、土地の値上がりの問題であるとか、それから営農意欲があるとおっしゃいましたけれども、まあ少なくとも私どもの方で田んぼをつくっておられる方々は、正直言って米づくりで、じゃあ生計を立てていけるのかというと、そんな面積もないし、これは正直厳しいわけですね。その意欲という、米をつくること自体に対する意欲はあったとしても、経済的な観点から言えば決して継続できるものではない状況の中で市街化になってきた、道路はない、それから奥行きが三十間、五十メートル以上もあるような深い田んぼの区画のままでその土地をどう利用していくかという問題もありますし、それから今土地の価格の高騰によりまして、一反手放すことによってかかってくる、売買に係る譲渡所得税であるとかというものが非常に膨大の中で、売る必要はないわけですね、手放す必要もない。それから幹線道路だけに、沿道サービス系の食べ物屋さんだとか、それから物販のお店がぼんぼんぼんと出てくるだけで、その一歩奥に入った所というのは何の経済の対象にもならないというか、投資意欲が沸くような所ではないわけですね。それをどういうふうに市街化していけとおっしゃるのか。まあ悩みはたくさんありますので、ここで愚痴っとっても仕方がないと思いますけれども、そういうもろもろの現場のいろんな声が整理されていかない限りに、十年というようなスパンの中でその町が姿を変えていくということは、もうここまで点々と家が建ってしまった状況の中で、区画整理であるとか、そういうようなものが出されて、じゃあ、次の段階というふうなことですけれども、まあ過去を振り返って十年前にどうだったとか、二十年前にどうだったということをまあ愚痴になってしまいますけれども、ぜひ国もそうですが、土地政策についてはもうちょっと現実味のある考え方をして進めていっていただかないと、今回新しく市街化区域に編入されてくる所もありますけれども、同じような道を歩むのではないかなということを思いましてですね、そのあたりのことをしっかりよろしくお願いをしたいと思います。  それから、市長さんにいろいろお聞きしましたけれども、今の現状の政策というか、制度の中では個性を出すということが非常に難しい状況であると思います。しかし、岐阜市のような立場を考えますと、四十万都市、五十万都市のまあ県庁所在地ですね、県都である町と同じようなことをしていて、果たして岐阜市がこの先繁栄を続けていくことができるのかというと、非常に不利な条件もたくさんあると思います。例えば、東海道の表通りには面してないという問題であるとか、今新幹線が通っております東海道の主要都市というのは人口増加をしまして、本当に伸びているわけですね。それと同じような画一的な町づくりをして、対等に競争していくことができるかというと、それは私は難しいと思います。ですから、それだけに余計、国の例えば補助の事業でいろんなメニューがあると思いますけれども、それをただこういうメニューがあるから、建設省のメニューがあるとか、文部省のメニューがある、多分そうだと思いますが、そういうものを補助を受けて、その建物をつくったからといって、あるいはそういう町並みをつくったからといって、岐阜市が全国に名前を本当に知られていくような町になるかというと、私はちょっと一歩引いたような状況ではないかなと思います。ですから、そのためにも私は浅野市長がいつもおっしゃっておられるオンリーワンの町づくりというのは、心から賛同したいと思います。特色のある町というのは、画一的なやはり町ではないと思います。  それに関連してですけれども、先ほどの調査の問題で中央のシンクタンクがいろんなパターンでここの町づくり、ここの町づくりということをとらえて、いろんな成果を出してきてくださるんですけれども、これも全国画一化のもとというかですね、原因ではないかなと思います。いろんな町、視察に行かしていただきますけれども、そこの都市計画の図面なんかを見ますと、ほとんどが文教ゾーンであるとか、公園のゾーンである、アメニティゾーンであるとかですね、交通のシステムもそうです。同じパターンで出されてきているような気がするわけですね。それをまたそのまま北西部の開発に当てたり、今、今度南東部も調査するんですか、そういうものの計画に当てはめたりしていって、本当にそれで岐阜市はいいんですかということをまあ考えるわけです。  ですから、能力があるとか、人材があるとかということではなく、やはり能力があるとか、ないとか、そんなことではなくて、やっぱり岐阜市の手によって素朴でもいいから岐阜市らしい計画、企画というのが出されていかなければならないなということを思いますので、外注することに私は反対するわけではありません。しかし、その出てくる結果に、果たしてそこに岐阜の心が打ち出されているのかということについての疑問を言っているわけです。一千万、二千万、外注して発注することについて別にこの岐阜市ですから、金額的にとてつもない金額とは思いませんけれども、そういう岐阜市の特色が果たして東京のシンクタンクの皆さん方に打ち出していただけるのかという基本的な問題で疑問を持っているということだと思います。  それから、庁舎内の人材の問題でありますけれども、私は今四千を超える職員の皆さん方の中に、私は人材は存在すると思っております。それから、今その人材が力を持っているというふうにはまだ考えておりませんけれども、五年先、十年先、まあ例えば私が四十代世代ですけれども、四十代世代の職員の皆さん方に私は期待を本当にしていきたいと思うんです。五年先、十年先にそれなりの制度と、庁舎内ですね、それなりの育成の制度と、それなりの勉強するための投資をしていただければですね、今いらっしゃる人材の中には堂々と岐阜市の政策を市長のブレーンになってですね、打ち出していただける人材は存在しているというふうに私は思います。ですから、今いる市長さん含め幹部の執行部の皆さん方が、理事者の皆さん方がですね、いかに三十代、四十代世代の人材を使える人材に育成、育て上げていくかという投資をする気があるかどうかということではないかと思います。  さっきの鵜飼の問題もそうですけれども、いきなり大きな計画を考えておられるんではないかと思います。ですから、調査して、調査して、じゃあ鵜飼の里も、資料館もいつできるのかという返事は今いただけなかったですけれども、それより以前に小規模でもいいから、鵜匠の山下さんが、訪ねて来られた方に御説明をいただいた、その段階でもいいんですから、どっかにつくっていただくところから資料館に向かってスタートしていっていただければいいんで、いきなり箱物の大きなものを計画されるもんで、まだこれ五年先になるのか、十年先になるのかわからない私は話になるんではないかなと思うんです。鵜飼は毎年ありますし、岐阜市に来られる観光客も五年先、十年先まで待っていただけないと思いますので、そのあたり、すぐできるものを小規模でもいいから何かを準備していくという考え方から始めていただきたいなと思います。  いろいろ御説明いただきましたけれども、質問するに当たっての正直な気持ちで、市長さん初め理事者の皆さん方にお願いをして質問を終わらしていただきます。ありがとうございました。 ◯議長(近藤武男君) 二十一番、林 貞夫君。    〔林 貞夫君登壇〕(拍手) ◯二十一番(林 貞夫君) 私は発言通告に基づきまして、四項目について質問をさせていただきます。  最初に、岐阜市北部地域の開発整備について、市長並びに都市計画部長にお尋ねします。  この項につきましては、昨日の発言者に対して一定の答弁が行われておりますが、本市にとって、とりわけ北部地域にとりましては一大関心事でございますので、あえて再度お尋ねをしておきたいと思います。  さて、待望久しかった東海環状自動車道の西回りルート及び高富インター、岐阜インターの位置がこのほど公表されました。そしていよいよ事業化の運びとなり、二十一世紀初頭には開通の見通しということであります。これまで名神高速、中央高速、東海北陸自動車道等、国土軸を形成する広域交通体系からやや外れた位置にあった本市にとりましては、この道路の開通により、ようやくこれらの高速道路へ直接乗り入れが可能となり、まさに全国への玄関口が誕生するのでありまして、利便性に富んだ都市に生まれ変わるチャンスであると同時に、本市の地域活性化と産業振興に大きなインパクトを与えるものと期待されるのであります。  さて、この自動車道の開通までおよそあと十年、沿線となる北部地域の開発整備について、今から本格的な取り組みをしなければならないと考えるところであります。そこで北部地域の特性と現状について見てみますと、一つとして人口は全市の約四〇%を占めているが、人口密度は中部、南部地域と比較して低水準にあり、市全体の中で人口の受け皿としての役割を担っている。  二つ目として、土地利用は自然的利用が多く、産業都市機能集積は低水準にあるが、バイオあるいはエレクトロニクス等ハイテク系の研究テーマを有する岐阜大学、岐阜薬科大学があり、先端型産業や研究開発機関等の集積が可能な地域である。  三つとして、交通体系は、長良川と南北に延びる山々によって、東西方向、南北方向に分断されている自然条件の制約により、特に岐阜環状線以北では東西方向の結びつきが弱く、ばらばらに中心市街地にぶら下がっている状況にあり、このような交通体系の未整備が都市機能、産業集積のネックになっている。  概略、以上のようなことが言えるのではないかと思うのであります。  そこで、以下質問いたしますが、まず、東海環状自動車道の開通による本市都市構造の変化を踏まえ、北部地域の開発整備をどのように進めていかれるお考えか、第四次総合計画の主要なテーマにもなろうかと思いますが、市長の見解を伺いたいのであります。  以下、個別の問題について、都市計画部長にお伺いします。  第一点、次回の線引き変更により北東部地域に五百十四・一ヘクタール、北西部地域に三百七十五・六ヘクタールの市街化区域が設定されるようでありますが、それぞれの用途地域指定はどのようになるのか。さらに住居系、工業系、商業系など、全市的に見て全体のバランスのとれた開発整備が重要だと思うのですが、将来の展望についてどのようなお考えをお持ちか伺いたいと思います。  第二点として、さきにも述べましたように、岐阜環状線以北は山によって幾つかのブロック、ゾーンに分断され、東西方向のネットワーク形成を阻んでおり、一体的な戦略的開発を図るには東西交通の整備、特に幹線道路の建設が必要だと思うのでありますが、そうした計画はあるのかどうかお伺いをいたします。  第三点は、東海環状自動車道のインターチェンジへのアクセスでありますが、まあこれも昨日回答がございましたけれども、いまだにまだその全体像が見えてまいりません。岐阜環状線からの接続ということになろうかと思いますが、どのような検討がされているのか、都市計画部長にお尋ねをいたします。  次に、コンベンション及び文化振興に係る県、市施設の一体的な有効利用について、事務助役さん及び技術助役さんにお伺いいたします。  岐阜市は昭和六十三年四月に国際コンベンションシティの指定を受けて以来、名実ともに国際都市、コンベンション都市に向かうべく、ハード、ソフト両面にわたり急ピッチでその整備を進めておられるところであります。昨年十月にはコンベンションゾーンの中核施設となる長良川国際会議場、仮称でありますが、その建設が着工されました。一方、県施設では、岐阜メモリアルセンターとして、であいホーム、ふれあいドーム、長良川競技場、長良川球場、長良川球技メドウ、そしてその近くに長良川スポーツプラザが完成しております。本年十月には未来会館も竣工の予定であります。これら県、市の施設は当然それぞれの所有でありますから、管理もそれぞれの事業主体が行っていくことになるのでありますが、本市のコンベンション事業を成功させるためには、こうした県、市の施設の機能連携を図り、戦略的に利用していかなければなりません。コンベンション誘致や開催の窓口は、コンベンションビューローがその役割を担っていくのでありますが、県施設の利用の簡便性とか、優先順位とか、そうしたことも考慮してもらう必要もあろうと思います。さらに、メッセコンベンションは単に会議や公園、イベントだけでなく、スポーツも文化芸術もと幅を広げた活用が都市高揚の源であり、本市の文化振興にも寄与すると思うのであります。  そこで、以下二点について、事務助役さんにお尋ねします。  第一点目、県、市施設の有効利用を図るため、コンベンションビューローへの県職員の派遣をお願いしてはどうかということであります。  第二点目、県では県庁西にふれあいセンターの建設が行われており、情報発信、触れ合い交流、生涯学習、文化芸術の複合施設となる所であり、特にサラマンカホールはサラマンカ大聖堂のパイプオルガンの複製がなされ、音響施設などは全国屈指の施設だと聞き及んでおります。また、長良川スポーツプラザは指導者の養成、研修、科学的トレーニング等の推進拠点ということであります。県施設ではありますが、これらは岐阜市にあるのでありまして、コンベンションとともに、本市のスポーツ、文化の振興に大いに活用すべきだと思います。生涯教育の推進ということが大きく取り上げられております今日、県施設の積極的な利用と市民への啓発活動についてどのような計画があるのかお伺いをいたします。  次に、コンベンションゾーンへの交通対策について、技術助役さんにお伺いします。  本年度予算案の中に長良川メッセ周辺地区交通対策検討のための調査費が計上されております。交通手段でありますが、コンベンション都市として求められるのは、より便利で、より早く、しかも優雅性を加味した交通手段でなければならないと思います。御承知のとおり、コンベンションゾーンへ南から入るには長良川を横断しなければなりません。バス、タクシー、あるいはその他の交通手段をとるにいたしましても、橋の拡張というような問題もあろうかと思います。先日もこの件について市長構想が新聞発表されました。詳細については調査結果を待たなければならないと思いますが、どのような新しい交通手段が想定されるのか、原田助役さんは建設省時代には都市局におられ、また兵庫県や神奈川県に出向いておられたときには、こうした分野に携わられたこともある、都市交通には造詣が深いと聞いております。助役さんの御所見を伺いたいのであります。  次に、鵜飼観覧船事業の抜本的な見直しについて、経済部長にお伺いします。  御承知のとおり、岐阜市は金華山、長良川の自然景観、信長、道三ゆかりの岐阜城、千二百有余年の伝統を誇る長良川の鵜飼、こういった豊富な観光資源を有している町であります。中でも長良川の鵜飼は、信長が永禄十年に岐阜に入城の際、武田信玄の使者を招き、鵜飼見物をさせ、それ以後手厚く保護をしたという伝統があります。そして近年では昭和二年に岐阜市へ観覧船事業が移って以来、観覧客もふえ、まさに岐阜市観光の目玉となる事業として全国的にも知られているところであります。しかしながら、鵜飼観覧船事業の最近の状況は、年々乗船客が減少しておる等寂しい限りでございます。すなわち昭和四十八年にNHKの大河ドラマ「国盗り物語」が放映された年に三十三万七千余の乗船客を記録して以来、二十四万人から二十七万人の間で推移し、本年度は景気や天候の影響もありましたが、二十万七千三百三十四人、今まさに二十万人を切ろうとしている現状であろうかと思います。また、岐阜県下の観光地についてのアンケート調査を見てみますと、高山や下呂が圧倒的に多く、岐阜を望む声はやや少ない結果が出ているのであります。私は本市の観光事業の将来や、いよいよ本格化しようとしている長良川メッセコンベンション事業等に思いをはせるとき、何としても鵜飼観覧船事業の復興を期さなければならないと思うのであります。  そこで、経済部長さんに次の四点について提案を含めて質問いたしますので、その実現性についてお答えいただきたいのであります。  まず、第一点は、冒頭にも申し上げましたように、長良川の鵜飼は千二百有余年の伝統を誇るものでありまして、その壮大さと幽玄の美をお客様が実感として受けとめてもらえる、つまり、いま一度原点に立ち返って鵜飼の演出を考えるべきだと思うのであります。前の質問者も取り上げておられましたが、確かに鵜飼は「おもしろうて やがて悲しき鵜舟かな」ではありますけれども、最近の演出は余りにもあっけないというのが、観光客の実感ではないでしょうか。現在南側の土砂をとり、川面の拡張工事も行われております。観覧船を引き連れての狩り下り鵜飼をより多く実施するなど、本格的な鵜飼を行うべきではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
     第二点目でありますが、鵜飼観覧船に乗船されるお客様の期待は、鵜飼を見ることと、もう一つ、舟遊びを楽しみたいということではないでしょうか。その点で、現在は乗船場からものの三、四百メートル船が動いたと思ったらすぐに係留され、二時間余りを過ごしてもらうのでありますが、岐阜市の誇る金華山、長良川を十分見てもらうためにも、観覧船を上流部までゆっくり牽引し、動く船の中で食事などをしてもらう、このようにする必要があろうかと思いますが、可能性はあるのかどうかお尋ねをいたします。  第三点目は、長良川の鵜飼は緑豊かな金華山と頂上にそびえる岐阜城を背景に行われてこそ、幽玄な世界を醸し出されるのでありまして、ホテルやその前を走る自動車等を背景に行われていては魅力も半減すると思うのであります。また足場の悪い南岸の河原では散策も自由にできません。そこで長良川北岸のホテル前に係留をして、金華山と岐阜城を見て楽しみ、ホテル前の堤防を散策することもできるようにしてはと思うのですが、いかがでしょうか。  第四点目は、第三点目との関連もございますが、先ほどの発言者にもありましたように、ホテル前の県道三輪-早田線の自動車交通を鵜飼の実演時間だけでもとめて、遊歩道化すべきだと思うのであります。今や金華山トンネルもあります。観光岐阜にとってかけがえのない事業ということでありますれば、二時間程度の交通どめは市民にも理解してもらえる、あるいは許容範囲内だと思うのでありますが、むしろ市当局の公安に対する熱意の方が問題ではないかと、私は思っております。いずれにしても鵜飼観光の復興のためには、小手先の見直しや多少の付加価値を加える程度ではなし得ないと思います。千二百有余年の伝統ある長良川の鵜飼の魅力の創出のために抜本的な改革がぜひ必要だと思いますので、経済部長の腹をくくった答弁をお聞かせ願いたいのであります。  最後に、市営競技場の建設について、教育長さんにお尋ねします。  昨年はJリーグの開幕によってサッカー旋風が強烈に吹き抜け、今やプロ野球をしのぐほどの国民的スポーツになりつつあると言っても過言ではありません。岐阜市においても長良川競技場において公式戦が数試合行われましたが、毎試合とも二万五千人を超える観客の熱狂的な応援と市内のあちこちに多くのサポーターがあふれていたという光景はまだ記憶に新しいところであります。今や市民のサッカー熱はいやが上にも上がる一方であり、これからもサッカー人口はふえ続けるだろうと思うのであります。  さて、こうした人気の高まりに対して、本市の施設の現状は市民や小中学生がプレーしたくても、それにこたえていない、不足している、試合や練習のためのグラウンドの確保に四苦八苦しておられるという状況ではないかと思います。こうした中、折しも先日東京の国立競技場において、建設省主催により全国自治体関係者を集めた都市公園におけるサッカー競技場の整備及び管理運営に関する研究会というのが開催されたところであります。その研究会には多くの自治体関係者が参加されたと聞き及んでおりますが、岐阜市からは出席されたのかどうか、またその内容はどのようなものであったのか、第一点としてお尋ねします。  次に、私は平成三年六月の定例議会におきまして、市営競技場の充実についてメモリアルセンターの施設を市民レベルの競技会まで利用できるようにしていただけないか、また市営陸上競技場を建設して、陸上、サッカー、ラグビー等々市民がだれでも気軽に利用できる多目的グラウンドをぜひ建設することができないか、質問をしたのでありますが、当時の市長さんは、「今まで県営グラウンドに依存していたが、今後は市営グラウンドを持たなければならないと考えるので、教育委員会に今充実策を検討させております。」と答えておられます。また、現市長さんの当時教育長は、「市民陸上競技場という声が日増しに高まっているので、できれば四百メートルトラックの公認競技場とし、フィールド内はサッカーやラグビー、ゲートボールやグラウンドゴルフなど、軽スポーツにも開放できるような芝生のグラウンドをと考えております。市内の適地など、その可能性を模索しております。」このように答えられておりますが、その後どのように進展しているのかお尋ねをいたしまして、第一回の質問を終わります。(拍手) ◯議長(近藤武男君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 ◯市長(浅野 勇君) 岐阜市北部地域の開発整備についてでございますが、さきの御質問でもお答え申しましたように、東海環状自動車道の西回りルートの発表のインパクトは本市にとって非常に大きなものがあり、今後町づくりに対する北部地域の果たす役割はますます重要なものになってくるものと認識しております。御指摘のように、東海環状自動車道の整備進捗は、中部圏の広域的交流の促進を初め、本市の産業の振興、都市の新しい拠点づくりや主要幹線道路網の整備に大きく貢献するものであり、これを機として活力ある、魅力のある町へとさらに発展していくことが岐阜市に課せられた命題であると考えております。そのためには、この地域が持つ開発に適した種々の資源、特性を十分生かしながら、高次な中枢機能を集積させた複合的な都市開発を進めることが肝要であり、市民、事業者の合意形成を図りながら、官民一体となってこの整備構想の実現に向けて取り組んでいく所存であります。  また、次のステップとして、現在進めております第四次総合計画策定事務作業の中においても、この構想を主要なテーマに掲げ、引き続き実現に向け詳細な検討をしてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 ◯都市計画部長(林 正美君) 北部地域に関連いたしまして、三点ほどお答えを申し上げます。  第一点、用途地域についてのお答えでございますが、平成六年一月十七日の県の公聴会、広報でも御案内のとおり、岐阜市の北東部及び北西部を中心に、約千五十ヘクタールの市街化区域の拡大を図ろうとしております。いずれの地域も本市の中心部から五キロメートル圏以東にあり、周辺町とほぼ同等の距離にあり、人口規模においても周辺町と同等の生活圏を形成しているところでありますので、それぞれの地域に住居系、商業系、工業系の各用途地域をバランスよく配置することに努めているところであります。三輪南地区に近隣商業地域と準工業地域を、芥見・岩地区には商業地域、近隣商業地域、準工業地域、工業地域を、西郷・七郷・木田地区には準工業地域と工業地域をそれぞれ配置しているところであります。  二点目の、北部地域の東西道路網の整備についてでございますが、現在幅員二十五メートルで事業が実施されております都市計画道路岐阜駅-高富線を中心といたしまして、北部地域では今回の線引き拡大に合わせ、主要地方道関-本巣線を十六メーターに、さらに福富トンネルに至る都市計画道路粟野-三田洞線を主要地方道川島-三輪線まで延伸して十二メーターで都市計画決定を予定しており、また西部地域での東西線につきましても、主要地方道関-本巣線及び一般県道安食-粟野線を整備してまいるよう県当局に要望してまいる考えでおります。  さらに、第三点の東海環状自動車道路岐阜インター設置に伴うアクセス道路は、今後関係機関と協議し、環状線またはそのほかの重要なルートに連結し、その機能を有効ならしめるよう検討し、同時に都市計画決定をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 助役、藤田幸也君。    〔藤田幸也君登壇〕 ◯助役(藤田幸也君) コンベンションビューローへの県職員の派遣についてお答えをいたします。  御指摘のように、平成七年にコンベンションセンターがオープンをいたしますと、いよいよ岐阜県、岐阜市におけるイベントコンベンションの拠点、すなわち世界のイベント村が整いまして、スポーツは言うに及ばず、学会あるいは大会など国際的あるいは全国的なコンベンションが極めて効率よく開催でき、また全国に誇り得る施設となるわけでございます。しかしながら、各施設は設置者あるいは管理者が異なっておりまして、有機的な連携を図るためには、県、市の垣根を越えました運営をしていくことが大変重要でございます。また、各施設が活発に利用されることも当然必要になるわけでございまして、このためイベント立県を推進をいたします岐阜県地域活性化センター、そしてコンベンションを誘致、支援を行います岐阜コンベンションビューローといった関係する団体の強化、調整というのが必要となってまいります。県におきましてもメモリアルセンター周辺を含めましたハード、ソフトの整備運営方策につきまして、本市とも連携しつつ検討が現在なされているわけでございます。  御質問のコンベンションビューローへの県職員の派遣要請につきましては、コンベンションの誘致は人脈、情報ネットワークこそが勝負となりますので、ビューローに新しい分野の人材が導入されることはこの点から見て大変大きな効果があると考えるわけでございます。この点に関しましては、県に対して要請をしてまいりたいと、かように思っております。  続きまして、県施設の利用の啓発でございます。  ふれあいセンターを初めまして、長良川スポーツプラザなどの利用啓発でございますが、御指摘のとおり、これらの施設は県有施設でございます。本市のスポーツ、文化の振興には欠かせない重要な施設と考えております。啓発につきましては、当然県としても広報や新聞等、各種の媒体を通しまして広く宣伝に努めていくというふうに聞いておりますが、本市におきましても同様県と連携をとりまして、広報紙など、市の持つ広報媒体を十分に活用いたしまして、積極的な啓発を図っていきたいと考えております。  また、施設の利用を図るためには、施設の使い勝手といいますか、広さあるいは附帯設備、料金に限らず細部にわたる専門的知識が大変重要になってまいりますから、そこで、まず市内で活躍をしておられますスポーツや文化団体を初めとして、各種の団体に対しまして研修会あるいは研究会、そして会合の機会をとらえまして専門的な情報等を積極的に提供してまいりたい、かように考えております。 ◯議長(近藤武男君) 助役、原田邦彦君。    〔原田邦彦君登壇〕 ◯助役(原田邦彦君) 長良川メッセ周辺地区の交通対策といたしまして今回お願いしております予算は、長良川メッセ地区にアクセスいたします交通を中心に、二十一世紀に向けての全市的な町づくりを支える都市交通体系を調査するものでございます。が、その中心といたしましては岐阜駅を中心とする周辺地区とメッセを中心とするその周辺地区の交通の流動がどうなっているかということを具体的にまず把握いたしまして、新しい交通システムを含めましたいろいろな各種の交通手段の役割分担を調査してまいろうと思うものでございます。そういう調査の背景といたしましては、現在のメッセの施設の集積度を考えてまいりますと、現在のように道路交通だけに依存して交通処理をしていくということについていささか不安な点ございまして、何らかの軌道系のシステムが必要ではないかと考えていることでございます。具体的にはその調査を進めるに当たりまして、最初に申し上げましたように、全市的な交通体系というものを見据えつつも、新しい交通システムはどのような機能を持たせればいいのかという調査、さらにはそういったものを経済面であるとか、都市内の空間面から導入することの成立性がどれぐらいあるのかということを十分明らかにしていく中で、そういう新しいシステムの導入の可能性について検討してまいりたいと考えているところでございます。 ◯議長(近藤武男君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 ◯経済部長(新井一弘君) 鵜飼の見直しについての具体的な御提言でございます。  一点目のいわゆる本来の鵜飼ということで、狩り下りの実施をということでございます。御指摘のとおり、伝統ある長良川の鵜飼、いろいろ工夫をしなければならないときに来ているというふうに思うわけであります。昨年は乗船客も少なかったということもございまして、逆に本来の姿である狩り下り鵜飼が多く実施できました。そのことで鵜飼に対する乗船客の評判も比較的よかったというふうに聞いております。まあ旅館の関係者からも同じようなことも聞いておるわけでありますが、来年もこの狩り下りの鵜飼ができる限り実施できますような、いろいろこう努力もいたしたいというふうに思っております。  また、鵜飼をいわゆる船から見るのは当然でありますけれども、船から見るというばかりではなくて、河原からもこう気軽に見ていただけるような何らかの方策も考えてみたいというふうに思ってもおります。  また、鵜飼を待っておる時間、いわゆる待ち時間ということを利用いたしまして、今河原も整備されております。その河原を使いましてのイベント、これはまあ鵜飼の観光客にも参加していただけるような何かそんなものも考えてみたいというふうに思っておるわけでございます。  二つ目の、観覧船をもっと上の方に牽引して、要するに船を動かすということでございます。舟遊びはおっしゃるとおり、川の中を上り下りして、長良川と金華山の美しい風情を眺めていただいて、そしてまあ鵜飼情緒を楽しんでいただくということが本来のものでありますが、現在の河川の状況等いろんな困難な問題がございます。本年も建設省の御理解をいただきまして、川の流れをこう緩やかにするために、鵜飼をゆっくり見ていただくように今川幅を拡幅していただいておるところでありますが、観覧船をさらに上流部のいわゆる交通公園の前ですとか、あるいはもっと古津の辺までも牽引していくということについては、現在の川の状況、瀬が浅い、船が底をするということでございます。先日も実はことしの春のこの花見のときを利用して、花見船といいますか、お花見の船の企画をいたしまして、それを古津の辺でやろうかということで企画をいたしまして、テストということで空船を、船を上げたわけでありますが、もう上流の乗船場から少し上った所に浅瀬がございまして、もうそこで船が詰まってしまって動かないというような状況であったわけであります。したがいまして、船を上に上げるということにつきましては、現在の河床といいますか、河床の大規模な掘削、しゅんせつということも必要になってまいります。関係機関ともよく相談をしてまいりたいというふうに思ってます。  それから、観覧船を北、ホテル前、ホテル街の北側に、北岸に係留してはということでございます。現在でも北岸、ホテル側の方の北岸に船はとめて係留をしております。で、ただし北岸はこう水の流れも速うございますし、危険も伴います。係留の範囲も限られておりますので、多くのこのすべての観覧船を北岸に持っていくということはなかなか困難でございます。で、現在では五十人乗りと、そして三十人乗りの中で船外機をつけております船をいわゆる横づけにいたしまして、そしてまあ鵜飼を観覧していただいておるわけでありますが、御指摘のとおり、金華山と岐阜城を見れるという、そういう意味におきまして、北岸での係留を少しでもふやせるような努力も今年度はしてみたいというふうには思っております。  それから、四つ目の北岸道路の遊歩道化でございます。御指摘の幽玄な世界をつくり出すという意味からも、一定の時間通行どめできればそれにこしたことはないのでありますが、前の質問者にもお答えいたしましたとおり、周辺の道路状況から見ましてなかなか難しいのではないかと思っておりますけれども、まずは日を限ってでも、特定の日だけでも、そういうことができないかということは考えてみたいと思っております。  なお、将来的には北岸の旅館街の裏のいわゆる堤防道路、これの改良、こういうことを県にも働きかけをいたしまして、また県の御協力もいただきまして、これができますれば車両を迂回させることによりまして、北岸道路のいわゆる遊歩道化ということも可能になってまいると思っております。その面の努力もいたしたいと思っております。 ◯議長(近藤武男君) 教育長、後藤左右吉君。    〔後藤左右吉君登壇〕 ◯教育長(後藤左右吉君) 市営競技場の建設につきまして、お答えを申し上げます。  お尋ねの一つ目の、御指摘の研究会には職員を派遣いたしました。そして研修してまいりました。その主な内容は三つほどでございますが、第一点としましては、建設省がまず今後公園整備の一環として地方自治体におけるサッカー競技場整備に対しては積極的に支援をしていこうと、これが一点目でございます。二つ目は文部省としては、生涯スポーツを定着させ、地域の活性化を図るために、これも応援しようということでございました。三点目は講演でございますが、日本プロサッカー協会から施設整備上の諸条件などについて講演があったという、この三つが主な内容でございます。さらに今後ともこうした研究会を継続的に開催していきたいというような趣旨が報告されております。  お尋ねの二つ目の、市営競技場の建設についてでございますけれども、陸上競技場をも含めた競技場ということになりますと、応分の駐車場などを含めますと、所要面積が三万五千平方メートルから四万平方メートルぐらいが必要でございます。利用する市民にとりまして、少しでもこの利便性の高い所と、そういう場所が望ましいわけであります。したがいまして、これまで諸条件を勘案しながら適地を模索してきましたけれども、なかなか条件に見合う適地が見つからないというのが現在の状況でございます。しかし、市民ニーズも極めて高いことから、市民のスポーツ振興、とりわけ生涯スポーツ振興という観点から、極めてこれは重要な課題でありますので、この建設につきましては引き続き粘り強くその実現に向けて精いっぱい努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。    〔「議長、二十一番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(近藤武男君) 二十一番、林 貞夫君。    〔林 貞夫君登壇〕 ◯二十一番(林 貞夫君) それぞれ御答弁をいただきました。時間の許す限り、再質問並びに若干の要望申し上げたいと思いますが、この北部地域の開発整備についての考え方でありますが、この本市は市域が百九十六平方キロと、他の同格都市がおおむね三百平方キロ以上有しておる中で、狭いんですね。したがって、この市街化区域率が際立って高いという特性があります。そしてその用途地域の指定は住居系が圧倒的に多く、商業系、商業系に次いで、まあ工業系が非常に少ないという今までの様相であったろうと思うんですが、都市計画部長の答弁で次の線引き変更で工業系をかなり入れたいということでございますから、了解をしたいと思うんですが、この点について元岐阜市長で前県知事の上松さんが、ある会でこういうことを言っておられたんですね。この岐阜市にはかつては大企業も大きな工場もあったと。しかし、この公害が出るような町になってはいかんので、安心して住みよい町づくりということを選択したために、そういう企業、工場に出ていってもらったんだと、こういうような趣旨のお話をされまして、それも一つの見識だと思ったわけでありますが、最近のこの産業というのは、そういった重厚長大型の公害の発生するような産業ということではなくて、先端型の産業というのは、そういう憂いが非常に少ないということでございますから、ここら辺で岐阜市も産業振興に本格的に取り組むべきと私は思うわけです。  そこで歴代の市長さんがまあそういう政策をとってこられたわけでありますが、浅野市長さんは従来の市長さんの政策を踏襲されていかれるお考えなのか、あるいは先ほども答弁の中にありましたけれども、北部開発がこの絶好のチャンスであるから、産業振興に思い切って進みたいというお考えなのか、その辺のところを市長の決断次第だと思うわけでありますが、御見解をいま一度伺っておきたいと思います。  それから、地域開発というのは、これはもうもとは道路から始まると思うんです。南部地域が戦後急速に発展してまいりましたのも、これは南北のこの東海幹線道路が整備されてきたというところに私は一つの原因があろうかと思うんです。    〔私語する者あり〕 したがいまして、北部地域を真に開発整備していくためには、道路建設というのが欠かせないというふうに思いますので、まあ都市計画部長もそんなような方向で答弁もございましたが、ひとつ大いに力を入れていただきたいということを御要望申し上げておきます。  次に、コンベンション、文化振興にかかわる県、市の施設利用でございますが、まあ助役さん、大変この県、市の連携あるいは総合的な施設の利用、こういうことについて積極的にお取り組みいただいておるようでありますし、県当局もそういう前向きの方向だということで安心をしておりますが、どうか一大コンベンションゾーン、コンベンション都市になっていくためには不可欠の要件でございますので、今後とも御努力いただきたいと思います。  また、文化振興の点についても、積極的な答弁で理解を、了解をいたします。  で、コンベンションゾーンへの交通システムでございますが、いよいよ平成七年度からは本格的なコンベンションの事業が展開されるわけでありまして、ゆっくり調査をして、それから考えてというほど余裕はないと思うのであります。ひとつ早急に取り組んでいただきたいということを御要望を申し上げておきます。  それから次に、鵜飼観覧船事業でございますが、このどうしても乗船客について私どももこだわり過ぎて申しわけないと思うんですが、多く来ていただかなければなりませんが、それよりもこの岐阜市の本当に代名詞とも言えるような長良川の鵜飼という知名度が薄れていってしまっては、これは大変だということを思うわけです。それには長良川の鵜飼を見た人が本当にすばらしかったと、感激をしてきたというふうにこの言っていただかなきゃならない。いよいよコンベンションで各地から大勢の方がお見えになります。そういう方々の口伝えによるこの宣伝効果といいますか、知名度の維持ということもこれは重要だと思います。したがって、余り乗船客の増加にこだわり過ぎて、鵜飼そのものが手抜きをされるようなことがあってはならないと、これは大変難しい問題でありますが、本格的な、いずれにしても鵜飼そのものの魅力創出に御努力いただきたいということを申し上げたいと思います。  それから、この、まあ、動く船の中で楽しんでぜひいただきたいと思うんですけれども、物理的な制約があるということではやむを得ませんが、ぜひこれは進めていただきたい。  それから、北岸に鵜船を係留したいんだけれども、流れが速いのでこの無理があるということでございますが、そうであれば私はいっそのこと長良橋の上あたりに鵜飼の時間だけでも流れを平均化する、あるいは渇水期には川の面を確保できる、そういう可動式のせきを設けてですね、まあこれをやるとまた大問題になるかもしれませんけれども、(笑声)    〔私語する者多し〕 決してそうじゃなくて、二時間だけの、二時間だけのですね、せきを設けるぐらいのことをしても私は決して岐阜市観光にとって悪いことではないと思いますが、その可能性について伺っておきたいと思います。経済部長に伺っておきたい。  それから、この温泉地とか観光地でですね、浴衣がけで散策の全くできる余地のない所というのは、私は余り記憶がない。からんころんとその歩ける余地がないんですから、だから土産物店も一軒もない。これではいかにも寂しいわけでありまして、したがって、この長良川ホテルの西側に広大な空き地があります。更地があります。ここにこの鵜飼観光に来た方に焼きたてのアユを賞味していただくとか、あるいは物産を買っていただくとか、あるいは先ほどさきの質問者がありましたように、鵜飼についての資料とか、勉強がしてもらえるとか、そういう施設をですね、施設といいますか、施設というとまあまた建物言われるといけませんので、簡易なもので結構ですから、早速利用してはどうかと思うのでありますが、この点について質問をいたしておきます。    〔私語する者あり〕  それから、市営競技場の建設につきましては、とにかく今まではどちらかというと、国民的スポーツは野球ということで、まあ岐阜市も八ツ草球場、福光球場、ファミリーパークの球場など、非常に立派な球場が整備されたのでありますが、どうもこの先サッカーとか、その他軽スポーツとか、多様化してくると思うんです。したがいまして、まあ鋭意実現に向けて研究したいということでございますが、了解をいたしますが、ぜひとも多目的の競技場をですね、建設していただくように、いま一度御努力いただきたいということを御要望申し上げまして、二回目の質問を終わります。 ◯議長(近藤武男君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 ◯市長(浅野 勇君) 歴代の市長さんが環境面を重視した市民生活優先の町づくりをされてきたということが、今日、市民の約七〇%の人が満足度を示しておられる、そういう成果になってあらわれていると思うわけでございます。したがいまして、市民生活優先ということは、オンリーワンの町づくりにも通ずるものがあると思うわけで、歴代の市長さん同様、あるいはそれ以上にこの面は考えていきたいと、まいるわけでございます。が、一方、将来性のない県都のワーストワンだという烙印も押されております。このことから特に市の活性化というのは、今日的な焦眉の問題でございます。したがいまして、議員御指摘のように、北部地区に期待するものは極めて大きいということを思うわけでございます。  殊に、御質問の北部地域における産業振興策についてでございますが、市域内の用途地域については御指摘のように工業系が少なく、さきの東海環状自動車道の西回りルートの発表を機に、北部地域は産業系機能の集積を担う期待が高まっておりますが、昨今の社会経済情勢や企業マインドの冷え込みからしますと、こうした機能の本市への進出ということにつきましては、非常に困難な状態にあると言えるのではないかとも考えております。しかし、開発整備構想の中でも、北部地域は豊富な開発可能適地を有しておることから、地域の活性化を図っていく上で、新しい機能を導入した都市づくりの拠点としていく必要性を示しており、やはり長期的な展望に立って、本市の活性化を考えるとき、御提案のような考え方も重要であると思っております。今後は東海環状自動車道の整備スケジュールに合わせ、アクセス道路や主要幹線道路などを中心に基盤整備を進めるとともに、その進捗状況やこれからの経済動向を慎重に見据え、構想に位置づけられたプロジェクトの実現や新しい産業の誘致といった戦略を講じ、地域の活性化、産業の振興に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 ◯経済部長(新井一弘君) 緩やかな川の流れの中で、ゆったりとした中で鵜飼を見ていただくという意味で、一時的にでもせきを設けたらどうかという御提言でございます。まあ御提言のように、鵜飼のその開始の時刻に合わせまして、一時的にでもせきが設置できれば、それはもう船も十分動くことになりますし、また先ほど申しました上流部へ船を動かすという意味でも非常によろしいかと思うわけでありまして、そういう意味では非常に有効な御提言であるというふうに思うわけでございますが、当然河川管理上のいろんなまあ問題もあって、難しい問題もあるかと思うわけでありますが、これについては一度私どもも勉強をさせていただきたいというふうに思っております。  それから、長良川ホテルの隣地の市有地の活用でございますが、現時点では計画は定まっておりませんけれども、まああそこは申すまでもございません。ロケーションといたしましても最高の場所でございますし、そしてまた鵜飼を見る場所としても、あるいはまた、おっしゃるとおり観光客が散策する憩いの場という意味でおきましても格好の場所であるということを思うわけでございます。御提言の趣旨を踏まえまして、いろいろまた考えてみたいというふうに思っております。 ◯議長(近藤武男君) 九番、乾 尚美君。    〔乾 尚美君登壇〕(拍手) ◯九番(乾 尚美君) 発言通告に基づき、順次質問させていただきます。  初めに、市民サービスの向上についてお伺いします。  今議会に上程されている平成六年度予算案を見ますと、民生費の戸籍住民基本台帳費の中に新たに総合住民記録システムの区分が設けられ、四千八百万円余の計上がされております。平成七年度にまたがる事業であり、総額としては五億円余の規模であります。同じく民生費の国民年金費の中に年金事務のコンピューターソフト費用五千五百万円余が計上されています。同じく総額では一億円余であります。現行のコンピューターシステムが稼働後約十年経過しているため、システムのグレードアップを図るものであります。いずれも市民部所管業務であり、私たち岐阜市民にとっても大変なじみの深い分野のものであります。  私はこれまでたびたび昨今の急速な情報化技術やシステムの発展を取り入れた行政サービスの向上について議場で取り上げてまいりました。その言わんとするところは、行政サイドにおける事務の効率化あるいは合理化だけではなくて、これからは市民サイドに中心軸を置く付加価値の高いサービスを市民に提供する、こういったことでございます。そこで以下、こうした観点から今回の市民部でのシステム開発を通してどのように市民サービスの向上が図られていくかなどについてお伺いします。  まず、今回のシステムづくりによってそれぞれの担当業務の効率化が進められると思うものであり、評価するものでありますが、戸籍課あるいは国民年金課に来られる市民にとってはどのようなメリットを考えられてつくられるのか、市民部長にお伺いします。  二点目に、今回のシステムづくりの中で以前提案しました、市民がICあるいは磁気カードを利用してダイレクトに住民票や印鑑証明の交付を受けるなどのサービス提供を考えているのか、また、その後カード情報システムについて、これまでどの程度検討されてきたのか、企画部長にお尋ねします。  ここで先日経済紙がICカードの特集を組んでおりまして、その中に出雲市のICカードの最新の動向がございましたので、大変わかりやすい記事だと思いますので、紹介したいと思いますが、御存じのとおり出雲市は最も早くICカードを取り入れて行政サービスに応用した、そういった自治体でございます。岩國市長さんの提案で、まずは実験という形で福祉カードの導入が始まりました。IDカードとしても使われますので、例えば、役所内に設置したシルバーコーナーにカードを提出しますと、印鑑なしで住民票や印鑑証明などの交付が受けられまして、申請から会計まで一括して処理するため窓口のたらい回しというのはないと、こういったようなことで、初めは評判とりました。  それ以後ですね、いろんなカードの付加価値化が進んでまいりました。で、昨年十一月からは三年間をかけましてですね、児童カードを発行すると。で、市内に約一万六千八百人がおられるそうですが、初年度は三千九百人の児童を対象とするそうですけど、内容はですね、ICカードに児童の氏名や生年月日、住所、電話番号、保護者氏名などの基礎情報のほかに、血液型やアレルギー、薬品副作用、学校健診の結果あるいは予防接種などの医療情報を記録しているそうでして、まあ各種の医療情報を一元的に管理することができると。そうしたこととともに、この応用としまして、救急医療や乳幼児の保健指導、学校保健指導の改善に役立てられると。例えば、児童が交通事故に遭って救急車で運ばれると。こんなような事態に陥った場合でも、そこに搭載されておりますICカード読み取り機で身元確認ができます。もちろん、血液型とか、いろんな医療、どこの医療へ行ったらいいかということもすぐ応用できるわけですが、医療機関に患者の情報を無線通報しまして治療の準備が素早くできる、また、学校では健康診断の事務手続が効率的にできると、こういったようなメリットがあるようです。こういったことに加えましてですね、福祉カード、児童カード、続けて今度は、まあこれは直接カードといいますか、磁気テープを張ったようでございますが、キャッシュカードとしても利用できると、郵便局と提携しておると。そして九六年度からは二十歳、二十歳以上の市民全員を対象に市民カードを発行すると、こういうふうにステップアップをしているという事例でございますが、記載されておりました。  このように、ICカード利用によるサービスは市民生活に大変利便をもたらすものでして、今紹介しました出雲市を初め、近年導入を図る自治体が大変ふえてきております。初めは小規模な都市だけでとどまるかと思いましたが、最近は兵庫県のように県域で導入を決めた所も出てきてます。工夫によりまして多機能なサービスの提供が可能ですので、これからの行政情報サービスの中軸となっていくのではないかと思います。こういった観点からぜひ早急な対応を望むものです。  三点目として、JR岐阜駅高架化によって生み出される公共スペースについて、市役所の出先、ミニ事務所の設置を提案するものです。改めて言うまでもなく、駅は人と人との交差するターミナルであります。それゆえに多くの市民に最も行政サービスが提供しやすい場所でもあります。私どもが行政視察で他都市を訪れますと、都市の玄関口である駅はどこも大変きれいに整備されていますし、それとともに、ほとんど必ずと言っていいぐらい、駅舎内、あるいはこれに隣接するビル内にその都市の出先事務所があるのに気づきます。そしてその開設時間も多くの場合、市役所本庁と異なり、勤め帰りの市民が利用できるように遅くまで開かれております。土曜、日曜も開設されているケースもかなりあるようであります。岐阜市の場合、既に市内六事務所、どこでも住民票や戸籍謄本、税務証明等がとれるという先進的なシステムがつくられていることを評価するものですが、今やかなりの自治体でこのようなオンラインシステムが稼働しており、これを生かすような形で駅ビル内での市役所窓口サービスが行われていることなのであります。岐阜市の場合、今後さらに駅周辺での人の交流の活性化が期待されることなどを考えますと、ぜひ岐阜駅高架内での市役所窓口サービス機能を考えるべきと思いますが、どのように考えられるのか、市民部長にお伺いします。  次に、道路行政についてお伺いします。  今議会においても、都市計画道の整備、市道の新設予算が上程されており、また一般質問においても東海環状道の仮称・岐阜インターの決定や、これと市内中心部とのアクセス道の設置などについても質問がなされているところであります。道路は物、人の流れを通して、経済活動を初め我々の生活を支える重要な基盤であります。また今日においては、行政の行う最も大きな公共投資であり、景気浮揚の観点からも大変重要な機能を果たしております。日本の道路水準の低さは国際的な指摘を受けているところであり、このため早急な整備に向けて鋭意努力されていることはよく理解できるところであります。しかしながら、これまでの日本の道路づくりを見ますと、各都市にある産業道路という名称の道路が示すように、多くの場合、産業のために建設、整備されたとの思いが禁じ得ないのであります。確かに高速道路の建設により、産業とか運輸などで国の発展に大きく寄与したことは疑いのないところでありますが、しかし、生活に身近な所への配慮はどうだったのかというと、必ずしも十分ではなかったと思うのです。生産者中心から生活者中心への時代の転換が叫ばれる今日、また高齢化社会を迎える時代にあって、まずは歩道とか、街路などといった日常の生活に身近な所から考え直そうという動きが今各地で起きております。地域おこしとか、町の景観美化を目指して進められている街路の整備がそうであります。歩道を広げ、街路樹を植え、電柱をなくして地下にケーブルや管を埋設する、歩道の舗装は水を通す透水性のしかもカラーの舗装に変える、こういったことがその具体例であります。  岐阜市においても,逐次進められているのでありますが、そのテンポは遅いように感じられるのであります。そこで以下、こうした問題について気のつくことを二点お伺いします。  まず一点目は、道路の補修についてであります。  今年度予算案を見ますと、道路橋梁維持費の中で道路舗装の予算は前年比同額となっておりますが、工事単価アップ等により実質的には事業量はダウンとなります。身近な生活道路の維持補修にかかわる予算であるだけに残念に思うものでありますが、その主な中身を見ますと、加熱混合式舗装、つまりアスファルト舗装が七億円、浸透式舗装、これはいわゆるタール舗装や軽舗装と呼ばれるものですが、一億五千万円となっております。道路延長と工事面積では、アスファルトが約二十六キロメートル、十一万四千平方メートルであるのに対して、タール舗装は七十一キロ、二十一万五千平米となっており、圧倒的にタール舗装が多いのに気づきます。タール舗装は工事費が安いという最大の特徴を生かして盛んに行われた時代があったのですが、とりわけ我が市は「タール舗装の岐阜」と言われるほど積極的でありました。しかしながら、耐久性が悪く、すぐにでこぼこになることや走行性が悪いことなど、多々その問題点が指摘されてきたのであります。このため岐阜市においても、最近は新設道路については余り使われなくなってきてはおりますが、問題は既にタール舗装でつくられた道路について切りかえがなかなか進まないことであります。このため県都の岐阜市よりも、周辺の町村道の方が立派という結果さえ招いているぐらいであります。高齢者の多い住宅街では何回もタール舗装を繰り返したため、道の中央が山なりに盛り上がってしまったり、道路外側がひび割れたり、欠けたりしているため、車いすや歩行車、手押し車のようなものですね、歩行車が使いづらいという苦情をよく耳にします。このため住民からはたびたびタール舗装をする改修を減らしてでも、その分予算をためておいていただいて、しっかりした道づくりをしてほしいという切実な要望があるぐらいであります。そこで、現在の道路舗装の整備状況と今後の計画についてお伺いするものであります。  二点目として、コミュニティ道路や歩道の整備についてであります。  先ほど申しましたとおり、今、生活者優先の道路行政が求められているのでありますが、要は車優先の道づくりから、人と車の調和を図り、安全で快適な道づくりを目指すことであります。かつては子供たちの遊び場であり、母親たちの世間話の行き交う豊かな生活空間であった路地は、遠慮なしに走る車に絶えず気を使わなくてはならない危険な空間にいつのまにか変わっております。失われたコミュニケーションの場としての道路を現在によみがえらせることが求められているのであります。このための方法としては、例えば、いつもは人間優先で車がめったに来ないし、来ても速く走れない道をつくる方法が考えられ実用化されております。具体的にはループ道路といって、通過しようと思っても通過できず、もとに戻ってしまう道、あるいは一見芝生の中に人間しか通れない細い道しか見えないけれども、実はそのわきの芝生のもとに丈夫なコンクリートの基盤がつくってあって、いざというときには重い消防車でも楽々走れる道とか、わざと障害物をたくさんつくっておいて、車のスピードが出せないようにしてしまう方法など、さまざまな工夫がなされております。  そこで、質問ですが、近年我が岐阜市においても、美殿町、蕪城町で施工されたある程度車を規制したコミュニティ道路がありますが、その結果についての市民の評価はどうなのか、そして今後の計画についてお伺いします。その際、他市にない特徴ある工法が考えられないのかについてもお尋ねします。  さらに、道路沿いの美観にも配慮した歩道の整備についてもお伺いいたします。  次に、今月初めに公表された岐阜市老人保健福祉計画についてお伺いします。  御存じのとおり、本計画は平成十一年度を目標として、援護を要する高齢者に対してサービスの具体的な目標量を示すとともに、必要な保健福祉サービスの提供体制を計画的に整備しようとするものであります。今後はいかにこの計画に示された内容を実現していくかが課題となると思うものであります。老人保健福祉計画の作成は、関係法の改正により市町村に義務づけられたものであり、また入所措置権については権限が町村に移譲された経緯があるだけに、この計画の成否は声高に叫ばれている地方分権にも影響を与えると考えられます。仮に事業が順調に進まなければ、自治体の力量が問われ、今後中央省庁からの権限移譲にブレーキがかかるおそれもあります。幸いにして新年度予算に保健福祉計画で示された住宅のリフォームヘルパーの設置や、新たに仮称・南西部デイサービスセンターの新設を、さらには在宅福祉コーディネーターの設置を盛り込むなど、市当局の前向きな対応を率直に評価するものでありますが、地方分権の試金石となるこの事業にさらに万全な体制で取り組んでもらいたいと思うものであります。そうした思いから計画実現のチェック体制について以下提案し、福祉部長のお考えをお伺いします。  この計画は、制度的に中間年の平成八年に見直す仕組みにはなっておりますが、それ以前にも定期的に行政と住民との懇談会を持ち、訪問介護の回数、ホームヘルパーやボランティアの人数、福祉施設の充実ぶりなどについて懇談し、さまざまな要望や意見を集約し、積極的に改善策を講じる仕組みをつくったらどうかということであります。この計画には、ハード、ソフト両面、中学校区、中には小学校区を基本単位にして推進する施策が盛り込まれているだけに、地域住民のニーズに合った福祉サービスの提供を行うことが極めて重要だからであります。  一方で、計画の進みぐあいを専門家に評価してもらう必要もあるのではないかと思うものです。一部の都道府県では特別養護老人ホームと老人福祉施設に限って、施設のサービスぶりを専門家に評価してもらう事業が本年度から始まりました。実施する都道府県は来年度さらにふえます。市町村にとっても老人福祉団体の代表、医師、学識経験者など福祉分野の専門家にサービス内容を点検してもらい、適切なアドバイスを受けることはマイナスになりません。老人保健福祉計画は、計画が決定しても、毎年その内容を点検し、見直すことができます。もちろん行政サイドでは日常的に見直しはされることとは思いますが、大事なことは利用者である住民、要援護高齢者のいる家族を初め、あらゆる声を聞き、改善していく姿勢であります。  同時に、これらの団体や老人保健福祉計画を実施する機関の代表者により、それぞれの抱える問題点を出し合い、解決に向けて協議する組織をつくったらどうかということであります。理想的にはこれらの組織、機関が同居して、相互機能を発揮する、いわゆる仮称・総合福祉センターの設置が求められるわけであり、総合福祉センターの計画がどこまで考えられているのかについてもお伺いします。
     既に与党内においては、加速的に進む高齢化社会のテンポに対しては、政府が示した高齢者保健福祉十カ年戦略、いわゆるゴールドプランでは十分ではないとの認識があり、このためこの保健福祉計画を前倒ししてでも充実させていく必要があると思うものであり、以上の点について前向きな福祉部長の御答弁をお願いいたします。  次に、交通事業についてお伺いします。  交通事業、すなわち市営バスは、昨年九月議会で値上げを決定し十二月より実施したところですが、今議会に上程されている予算の説明書の平成五年度予定損益計算書を見ますと、約一億一千六百万円の欠損金が見込まれており、平成六年度はほぼ収支均衡状態が予想されるものの、累積欠損金が重くのしかかり、まだ先行き厳しい経営の見通しであります。そこで少しでも利用客の増大になればとの思いから、岐阜市公営企業審議会の答申にあったバスの利便性を向上させ、さらにその魅力を一層高めること、さらには新規路線の開発の観点に立って、以下提案するものであります。  まず、バス乗車の魅力を高めていく一方法として、バスボディに小中学生のアイデアによるユニークなデザインを施す企画を行ったらどうかということであります。参考までに今話題の全日空マリンジャンボ、「空飛ぶクジラ」のことを紹介したいと思います。これは一九九二年八月、全日空が創立四十周年を迎えるに当たり、特別にデザインした塗装の飛行機を使ってはどうかとの社員のアイデアにより行われたものであります。普通、このような企業のイメージを人々に広めようとするイベントの場合は、プロが集まる宣伝の大会社に依頼するところですが、常識を打ち破って小中学生の子供たちから募集したのであります。二十一世紀の次代を担う子供たちの夢に翼を与えるのが全日空の感謝の心であり、会社の意思とのことです。世界最大にして最新鋭機であるボーイング七四七-四〇〇、テクノジャンボにそのデザインを施すことになったものであります。応募作品の中から、小学校六年生の大垣友紀恵さんの作品が最優秀賞に選ばれたのであります。通常三ないし四色の色使いのところ、十二色とカラフルで、クジラや海の生き物たちをモチーフとした楽しいものであります。ボーイング社のあるアメリカ・シアトルでも、テレビニュースや新聞でもマリンジャンボと招待された大垣さんの写真が一面でカラーで掲載されるなど話題になったのですが、国内でもマリンジャンボの行く先々で、「空飛ぶクジラ」を一目見ようと空港に人々が集まり、知事がマリンジャンボを誘致を運動する県もあるほどの人気であります。マリンジャンボに来てほしいという地元の要望にこたえるために、昨年末にはやや小型のマリンジャンボジュニアが誕生し、ローカル線に就航しており、やはり大人気であります。ここでその写真をちょっとお見せしたいと思います。これがボーイングの七四七の機種ですが、見たとおり大変鮮やかな色使いと子供たちの夢を感じるような、そんなデザインが施されております。こういったものです。これはまた別の角度から見たマリンジャンボです。    〔乾 尚美君降壇後、再登壇〕 ◯九番(乾 尚美君) (続)このように大人気となった要因を見ますと、日本ではかつてごく限られた人々の乗り物であった飛行機が、ビジネスや観光に使う人がふえ、今では年間七千万人が飛行機を利用する時代になり、飛行機はごく当たり前の交通機関になったため、一機ごとの個性は見失われ、空飛ぶ楽しさも忘れられがちであったところに、マリンジャンボの登場で飛行機に乗ることが何か前よりずうっと身近で楽しいことに感じられるようになったのであり、いわば空の旅が人の心に語りかけるさまざまなものを取り戻してくれたのではないかと思うものです。殺伐とした現在の時代の雰囲気の中で生きる人々に、夢を与えるようなデザイン、アイデアをバスについても応用したらどうかと思うものであり、交通部長のお考えをお伺いするものであります。  次に、路線新設についてであります。  現在、交通部では県庁を終点とする加納-島線を四月一日にオープンする県民ふれあい会館まで延伸すべく、陸運事務所に認可申請中であり、着々準備を進められております。県民の新しい交流の場となるふれあい会館付近には、福祉団体が入居する福祉農業会館があり、市民の足がこれで大変便利になるわけであり、交通部の迅速な対応を評価するものであります。さらに、この周辺は岐阜市の副都心として整備の必要のある所であり、県民ふれあい会館の西側には南北に走る都市計画道岐阜-大須線が二年後には完成して、南部は旧岐大国道に接続します。かつてはこの付近を市営バス日置江線が県庁から次木を経て、日置江まで走っていた所であります。現在、次木付近は市街化区域への編入が予定されており、南の日置江周辺には岐阜陸運支局や大学等の人の集まる施設がふえてきている地域であります。こうした地域の発展を見通すとき、ぜひこの地域の南北の路線開発を検討していただきたいと思うものであり、交通部長のお考えをお伺いします。  最後に、岐阜市のこれからの中小業対策について経済部長にお伺いします。  先般、経済部では縫製加工業に関する実態調査を行われました。岐阜を代表する地場産業、アパレルを下支えする縫製業の中で、これまでどちらかといえば行政の施策の光が当たらなかった、総従業員五人未満の小規模な縫製業にスポットを当てて行われたものであり、担当者の御努力を評価するものであります。調査結果によりますと、受注量、工事単価、資金繰りなどのどの経営項目をとりましても極めて厳しい状態がうかがわれるのであり、特に縫製業界の先行きにつきましては、「後継者はあるか」という項目がありまして、それを見ますと、後継者があるのはわずか八・二%であります。また、「息子たちに仕事を引き継いでもらいたいか」という質問に対しては、「そう思う」との答えは八・七%と、これまた極めてわずかであります。縫製業経営者は自分の仕事の将来に対して、大変悲観的な見方をされているわけであります。このままでは国内向け縫製業は衰退の一途をたどることが心配されるのであります。厳しい地場産業の現状を思うときに、何とかして環境変化への適切な対応、支援により、これ以上の国内縫製業の衰退を食いとめなくてはならないと思うものであります。  このことにつきましては、昨日の我が党の代表質問や他の議員からも質問のあったところでありますので、重ねての質問はいたしませんが、同時にこれからの岐阜市の経済を担っていける変化に富むさまざまな新しい地場産業の創出、その育成といったことにも力を入れていくことが必要であると考えるものであります。  そのための支援施策として、有望分野の情報や先端的な技術支援、開放型の試験研究施設、人材育成施設など、いろいろなものが考えられ、最近地方都市においても積極的にこうしたリサーチコアと言われる企業化基盤施設を行政が中心となって整備し、これによって地域産業構造の高度化を図ろうとする動きがあらわれています。これらは投資額が大きく、地域産業の将来展望を明らかにしながら、長期にわたる計画のもとで行う必要があり、四次総策定の中でぜひ検討していただきたいのであります。  しかし、私はその前に大事なことは、何よりも経営者自身が革新的な経営理念を持ち、常に前へ、前へと進んでいける進取の気風にあふれる経営の土壌づくりではないかということであります。これによって今述べました施設や機能が本当に効果を発揮していくか否かが異なってくると思います。難しい課題とは思いますが、こうした経営者の意識改革というか、新しいものに挑戦していく気概づくりといったことについて、重要なことでありながら余り問われてこなかったようでありますので、経済部長のお考えをお伺いするものであります。  以上、質問とさせていただきます。(拍手) ◯議長(近藤武男君) 市民部長、後藤貞雄君。    〔後藤貞雄君登壇〕 ◯市民部長(後藤貞雄君) 市民サービスの向上についてのお尋ねであります。  まず、総合住民記録システム開発によって、市民にとってのメリットはどのようなことが考えられるかという点についてであります。  既に国の制度改正によりまして、住民票や印鑑証明書の自動交付機の導入が可能となっておりますし、戸籍につきましても電算化の方向に法律の整備が進められております。本市も今後自動交付機の導入を図ることを前提として、それに対応できる新システムを構築するものであります。今回のシステム開発によりまして、従来手書きで発行しておりました転出証明書の作成及び転出入等の異動の処理も、各事務所の端末機でも作業が可能となります。またあわせて印鑑登録、外国人登録につきましても電算化を図ることによりまして、より迅速な事務処理と正確性を期すために実施するものであります。国民年金事務につきましても、新住民登録の開発にあわせてシステムの改善を実施することにより、被保険者一人一人の正確なデータベースを構築し、資格の取得、喪失の事務や年金相談がより的確かつ迅速に対応できるものに、さらに納付書が即時お渡しできるなど、市民の皆さんへの大幅なサービスの改善向上を図るとともに、あわせて事務の合理化、省力化を可能にするものであります。  次に、岐阜駅高架下での窓口サービス機能の設置についてどう考えるかとのお尋ねであります。  御提案のありました駅構内等、人の集まる場所での窓口サービスの開設につきましては、我が国の労働時間の短縮につきまして、まず官公署が率先して開庁時間の短縮を進める国の指導もあり、土曜、日曜の完全休庁の普及とともに、諸証明書等の交付事務は平常の開庁時間内に限る方向に進めるべきものと考えるものであります。御提案のありました、市役所に関する取り次ぎなども行う総合案内所のようなサービスカウンターの設置につきましては、市民サービスの面から、また市民ニーズにこたえる意味からも適切な場所、規模及びサービス内容等につきまして、今後考えていかなければならないと認識いたしているところであります。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 企画部長、玉井康弌君。    〔玉井康弌君登壇〕 ◯企画部長(玉井康弌君) カードシステムについてお答えいたします。  市民サイドの視点から物を考えるということは、文化行政の大きな柱でもあります。そういう意味からも市民サービスの一層の向上と事務の効率化を図るため、関係部局との緊密な連携のもとに平成六年度から新しい総合的な住民記録システムの構築に着手することにしたわけでございます。その中では各種証明書の自動交付化も含め検討してまいる考えであります。平成六年一月現在、全国で二十五団体において住民票の写しに関して実施されているところでございます。平成五年十二月の印鑑登録事務処理要綱の一部改正により、印鑑登録証明書についてもさらに自動交付が可能となりました。自動交付システムの導入により、窓口での市民の待ち時間の短縮、申請手続の簡略化、事務経費の削減などが可能となりますので、使用機器類の設置経費や利用率などを調査しながら、導入の検討を進めてまいりたいと考えております。  また、自動交付システムを導入する際には、証明書の請求者を識別するためにカードが使用されることが一般的でありまして、当然に市民の利便性の向上を目指して多目的な共用カードが望ましいわけでございます。このことにつきましては、昨年度から職員によりますカード活用研究会を設置をいたしまして、国の動向を注視しながら導入団体での利用状況の調査を行っておるわけでございます。研究内容につきましては、戸籍課では印鑑登録証、それから高齢福祉課では福祉総合システムの構築の検討、衛生総務課では保健医療への適用等、病院総務課では市民病院診察カード等、それから図書館の図書利用カード、こういったようなものが考えられておりますので、企画部、衛生部、福祉部、市民部、市民病院、図書館、これらの関係者によりまして今研究をしておるわけでございます。経費、各カードの媒体とその特性、記載内容、その利用分野、運用方法、各部門共有とした場合の障害点等につきまして、これらの関係部局と多角的に研究を進めてまいるところでございます。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 土木部長、伊藤寿光君。    〔伊藤寿光君登壇〕 ◯土木部長(伊藤寿光君) 道路舗装の整備状況と今後の計画についてお答えをいたします。  道路舗装の整備状況でございますが、市道延長二千二百九十キロメートルのうち、アスファルト舗装は四二・七%、軽舗装は五〇・九%で、合計して九三・六%が舗装された状況にあります。道路舗装はアスファルト舗装で整備していくことが基本であります。未施工の部分、市道千三百十二キロメートルのうち、特に優先度の高い四百六十路線、延長にいたしまして三百五十キロメーターを今後十年間をめどに整備することにより、アスファルト舗装率をおおむね六〇%程度に高めたいと考えております。  次に、コミュニティ道路の整備についてでございますが、美殿町など整備後の状況につきましては、車両を蛇行させたことにより、車両交通が抑制され、歩行者の安全が確保でき、コミュニティ道路としての成果を上げております。また、町のムードもよくなり、地元では月に一回清掃の日を設けるなどして道路美化にも積極的に取り組んでおられます。自分たちの道として愛着を感じていただいておるところでございます。  今後の整備計画につきましては、本年度に美術館と仮称・岐阜県情報館の間の道路整備の計画をいたしております。道路を蛇行させたり、車道面を隆起させたハンプというものを設置するなどして、車の速度を低下させ、歩行者の安全を確保するとともに、膨らみのできた歩道空間には高木を植樹するなど、ゆとりと潤いがある道路として整備を図っていきたいと考えております。今後ともコミュニティ道路や歩道の整備につきましては、歩行者、自転車の交通量と公共施設の配置状況などを考慮しまして、環境に合った整備計画を立て、人に優しく美しい整備を工夫し、住みよい町づくりに積極的に取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 福祉部長、岡田信夫君。    〔岡田信夫君登壇〕 ◯福祉部長(岡田信夫君) 老人保健福祉計画の実施についての御質問にお答えいたします。  まず、第一点として、計画推進に対し住民によるチェック体制をとの御質問でございますが、計画のフォローアップ体制につきましては、計画の中でも記述されておりますように、庁内組織の長寿社会対策推進会議によって毎年計画の進捗状況を点検し、進行管理を行っていきたいと考えております。  また、計画の中間年である平成八年には、市民各界の代表者による組織によりまして、計画の見直しを協議していただくことになっております。この見直しに際しましては、市民の要望、意見等を反映させることも必要であると考えておりますが、この方法には民生委員や直接サービスに携わられるヘルパー、保健婦、施設職員などを介して市民の声を聞く等いろいろございます。御質問の懇談会もその一つの方法でありますので、御提言として今後検討してまいりたいと存じております。  第二点として、計画の進みぐあいを専門家に評価してもらってはどうかとの御質問でございますが、既存の組織として、保健、医療、福祉の関係機関代表者による高齢者サービス調整チームがございます。こうした組織に御指摘のようなサービス内容の点検、アドバイス等をお願いすることも一つの方法でございます。したがいまして、今後もこの課題について検討していきたいと考えております。  第三点といたしまして、専門機関、団体による協議会組織と総合センターについての御質問でございますが、この計画の中には平成十一年度を目標とした具体的なサービスの水準、提供体制のほかに、保健福祉環境の整備についても計画の大きな柱となっております。種々の保健福祉サービスを円滑に提供していくためには、保健福祉サービスにかかわる保健、医療、福祉の関係機関はもとより、民間関係団体との連携、協力、調整等が必要となってまいりますので、当然御質問の協議会等を設置することも今後検討してまいりたいと考えております。いずれにいたしましても、保健福祉計画につきましては、その目標達成に向け鋭意努力してまいりたいと思っております。  また、総合福祉センター建設につきましては、御指摘のとおり、今や高齢者、障害者福祉などの問題等広範ないろいろな問題があるわけでございまして、これらについての地域福祉を推進していくということのために、今後これらについて一層努力してまいりたいと考えております。しかし、この問題につきましては、たびたび議会でも御質問いただいておりますように、かねてから私どもといたしましては懸案事項といたしております。今後につきましては、なお一層関係部局と連携協議を図りながら、建築用地の確保に努めてまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 交通部長、坂野和美君。    〔坂野和美君登壇〕 ◯交通部長(坂野和美君) バスのデザインを小中学生から募集し、夢のあるユニークなバスを導入してはとの御提言でございます。  年々バス離れが進み乗車人員が減少している中、交通部といたしましても収益を上げるべく少しでも多くの方々にバスに乗車をしていただくには、ユニークな、また積極的な事業を開拓し、これを進めていかなければならないと認識をしております。このような見地に立ちまして、現在交通部におきましては、市内にある県と市の公共施設を結ぶ循環バスを運行することができないか検討を進めておりまして、詳細について協議をしているところでございます。このバスは今走っている路線バスとは趣を異にしたデザインで、ユニークなバス車体をと思っております。御提言の小中学生からのバスのデザインの公募につきましては、ただいま申し上げました施策の延長線にも通ずると思いますので、今後の施策を進める上で大変貴重な御意見として拝聴しました。実施に向けて検討をさせていただきます。  次に、路線の新設についてでございますが、四月一日の県民ふれあい会館の全面オープンにあわせ、県庁どまりのバスをふれあい会館まで延長する新路線を計画しております。お尋ねのふれあい会館を起点にして、都市計画道路岐阜-大須線が完成後、ここに新規路線を導入する考えはないかとの御質問でございます。この道路は現在荒田川まで供用が開始されておりますが、橋梁を含め、荒田川以南については完成はまだ先になるのではないかと聞いております。都市計画道路六条-日置江線以南につきましては既に民営バスが乗り入れており、また行政区域外へまたがることもあり難しい面があると考えております。 ◯議長(近藤武男君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕 ◯経済部長(新井一弘君) 経営者の意識改革、新しいものに挑戦していく気概づくりということでございます。  経営者の意識改革、新しいものに挑戦をしていく気概づくりということは、まさに議員御指摘のとおり、本市の産業発展にとっても重要な、そして基本的な視点と考えます。そうした進取の気風に富む経営者が多く輩出され、将来的にはそれらの企業が本市地場産業界のリーダーとしての地位にまで成長するということが望ましい姿であると考えるわけであります。そのためにはやはり人材育成ということになると思うわけでありますが、本市といたしましては昭和五十四年以来、経営者、管理者層はもとより、従業者各層を対象とした経営講座を開催いたしまして、経営知識並びに意欲の向上を図ってきたところであります。ちなみに、平成五年度は、八講座、延べ二十二日間、千四百人に上る方々の受講をいただいております。特に今日のような経済低迷時におけます経営者の意思決定に際しましては、幅広い知識と多方面の情報が駆使されるわけでありますが、その修得の場として平成四年度には景気変動対策三日間コース、五年度には不況生き残り三日間コースというのをそれぞれ行いまして好評をいただきました。特に五年度におきましては、今企業の間で緊急の課題となっておりますリストラの進め方の講座も行ったわけでございます。また本市のリーディング産業の一翼を担っておりますアパレル産業につきましても、熾烈な業界で生き残る、そのために革新的な商品企画力を持った中核的な人材の養成講座を初めといたしまして、各種の情報の交換会も行っております。また商店街につきましてもそのリーダーの講習会を平成三年度より開催いたしておりまして、御提言の経営の土壌づくりということに努めておるわけでございます。新年度におきましても、企業経営者に対する意識改革に資するさまざまな啓蒙事業を行ってまいりたいと思っております。    〔「議長、九番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(近藤武男君) 九番、乾 尚美君。    〔乾 尚美君登壇〕 ◯九番(乾 尚美君) それぞれ懇切な回答をいただきましてありがとうございます。時間も余りないようですので、もし質問できるようでしたら質問したいとは思いますが、場合によっては御要望にとどめるかもわかりません。  まず、市民サービスの向上ということについてでございます。  総合住民記録システム、国民年金事務、こういった新しいコンピューターを使ったシステムアップにつきましての答弁ですが、企画部長の答弁、了解いたします。大変真剣に、そして具体的に受けとめて検討いただいておるということがよくわかりました。引き続き早期の、そして岐阜市にふさわしい、またそれ自体が岐阜市の誇りとなるようなシステムづくりということについて、それとさきのこともありましたとおり優秀な人材も見えると思いますので、よく論議をいただいてシステムづくりに頑張っていただきたいと思います。  で、あと市民部長の件ですが、一番目のことつきましては了解いたします。システムづくりには了解いたしました。  ただ、JR岐阜駅周辺での出先事務、そういったことにつきましての御回答でございます。念のため私断りたいと思いますが、私は決して職員の方に負担になることは望んでおりませんし、ましてや労働強化になるというような形での認識を持たれてお答えいただいてはこれは困ると、そういうことを言いたいと思います。週休二日制という流れは、もちろん民間がなかなか進みませんので、行政が先導をとっていくということも大事なことですし、まず鋭気を養ってもらって、すばらしい市民サービスを行ってもらうためには必要なことという認識を私は持っております。ただ同時に、週休二日制が民間も進めていく過程におきましては、いろんなそれについていけないような中小企業における従業員の方々など、大変な苦労も伴っておるわけです。そういった中におって、じゃあどちらをとるべきかということにも突き詰めていくことでありますので、そういった論議は余りしたくはございませんが、やはりこう忙しい市民の方々が特に寄る場所が駅周辺ではないかなと、そういった思いから提案しているわけであります。  ですから、かつて私がこれは企画でも質問した折にはですね、今回は言いませんでしたが、パソコン通信によるですね、電子メールという機能があるわけですが、まだまだメジャーなものにはなっているとは思えませんけども、まあ必ずこれから重要な情報伝達手段になることはわかっておりますので、そういったものを通じてですね、いつでも情報、相談したいことなどが市役所のコンピューターの中へメールが届いていると、そういったような仕組みができないかと、そういうものがあれば、あえて土、日を出てもらわなくてもいいんですよと。今も現に土曜日出ていただいておる現状はよく知っておりますし、これは大変なことだと私思います。そういった思いの中で、ただ、それもまだまだメジャーになっておりませんので、その間こういったシステム、駅、あるいは駅に限らず今おっしゃられたとおり、適切な場所をですね、選んでいただいてということは大事だと思います。そういったことだけお断りした上で、満足したわけではございませんが、一応返事は求めません。  それから、道路舗装についてでございます。  特に、人に優しい道づくりということにつきましては、いろんな苦労をなされておりますし、今年度の予算にも計上されている点了解できます。で、道路舗装のうちの簡易舗装の切りかえの件ですが、今おっしゃられましたのは、現在、簡易舗装の舗装率が五〇・九%でしたか、それを六〇%に引き上げていくと。それに十年間、今後十年間をかけてというふうにおっしゃられたんでしたかね。なかなか十年かけてもまだ一〇%しか上がらないということで、何が何でも簡易舗装はいけないということではないと思いますが、現実に簡易舗装が多い、例えば私の鷺山住んでいる校下内にもたくさんありますが、生活道路にそういう簡易舗装が多いように思います。また昔の赤道と言われた所に多いと思います。当然利用度の低いものはそれなりのものでいいとは思いますが、生活道路におきまして、あれがきちっと簡易舗装がですね、タール舗装が施工されてない場合があります。ありますというと問題ありますが、どうしましても加熱式と違いまして、一定の均質なものが舗装されるわけじゃありません。現場で乳化剤を、路盤整えて乳化剤を置いて、その上に砂利をまいて、その上にまた乳化剤を置いてとやっていきます。現場施工でございます。気温にもよりますし、いろんな条件が入ってきます。そういったことで技術的な安定度がないように思いまして、結果的にうまく浸透しなかった砂利とか、小石がですね、家庭内に入ってくると。で、洗濯している際に飛んでくるということもよくあります。まあそういうことも考えていただきますと、すべて簡易舗装は悪いとは申し上げませんが、やっぱり生活道路面におきましてもアスファルト化ということについて、よく優先順位をですね、お考えいただいて、できるだけ高品質の舗装に切りかえていただくような努力をお願いしたいと思います。  それから、老人保健福祉計画のことについてであります。  まずこれをつくり上げましたのはもちろん作成委員会でありますし、市も中心となっております。そういった御努力は評価するものでありますが、今御答弁の中にですね、住民によるチェック体制については、長寿社会対策会議でフォローアップをしてまいりますと、また懇談会につきましては、一つの方法として中間年の見直しのときには考えていくというふうに受けとめましたんですが、一つ私が言いたい趣旨といいますのは、長寿社会対策会議、これ重要な機関という認識を持っておりますが、ただ、これは何といいましてもこれは行政サイドの機関でございます。私が申し上げたいのは、実際にこの福祉サービスを受けられる利用者の方々が、この計画についてどのような認識を持っているのか。はっきり言いまして、まずこの計画の中身はよく理解されてないと思います。当然これからそのための努力も、PR方法もなされるんでしょうけど、その人たちの意見を聞くということがやっぱり基本にないと、せっかくの保健福祉計画でも、それは心の入ったものではないと。そういったことからあえてこの担当の高齢福祉課を初め、福祉部の方には荷の重たいことだと思いつつも、あえて述べておるわけでして、ぜひ懇談会等で検討されるということでしたので、それは答えは了解いたしますが、前向きに御検討いただきたいと思います。  例えば、市長と語る会などでも結構だとは思うんです。ただ問題は、懇談会といいましても、本来ならば、こういう高齢者を抱えた大変な方というのはなかなか出てこれないんですね。いろんなものを言いたくても言えないと。そういった現状にあることを考えていただきたいと思います。ですから、語る会などでも結構とは思いますが、まあどういった方に来てもらったらいいのかも考えましてねえ、ぜひ血の通った福祉計画になるようにお願いしたいと思います。  交通事業につきましては了解いたしました。  それから、中小企業対策、経済部長の御見解、私もよく理解できるところです。結構だと思います。リストラについても講座があるということでありますが、今リストラとか、リエンジニアリング、場合によってはリサイクルと、何か片仮名、横文字で「リ」のつく言葉が大変多いように思います。原点に返ってといいますか、もう今行き詰まった先でもう一回初めから既存のものを打ち直して、新しいものをつくりかえていかないとやっていけない、そんなようなこの時代の動きといいますか、考え方というのが底流にあるように思います。行政がやる方法として大変難しいこととは思いますが、今おっしゃられた認識で結構ですので、具体的にこれから講座あるいは人材育成事業について、有効な方法を検討いただき、既存の制度につきましても強化をいただきたいと思います。  以上、要望にとどめさせていただきます。以上で質問を終わります。 ◯議長(近藤武男君) この際、暫時休憩いたします。  午前十一時五十七分 休  憩           ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後一時三分    開  議 ◯副議長(松岡文夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。十九番、松井逸朗君。    〔松井逸朗君登壇〕(拍手) ◯十九番(松井逸朗君) 通告に基づいて、若干の質問をさせていただきます。  最初に、国保事業について市民部長にお尋ねをいたしたいと思います。  本事業は御承知のとおり、昭和三十六年に国民の相互扶助と国の公的保障の名のもとに、国民皆保険制度の確立を標榜したものであります。制度発足から三十三年余を経過した今日、本事業を取り巻く社会情勢が大きく変貌する中にあって、さまざまな見直しがされてまいりました。すなわち老人保健法の制定及び退職者医療制度の創設を初め、保険基盤安定制度による助成、高額医療共同事業への拡充強化等々の制度改革が図られたのは御案内のとおりであります。しかしながら、保険料の負担能力が低い被保険者の加入割合の増加、加えて罹病率が高い高齢者が多いことなどから、依然として他の医療保険に比べ財政基盤が脆弱であり、このことが国保事業運営の最大の課題であると指摘せざるを得ないのであります。  そこで、私はこれらの諸問題を克服する一助として、国保事業を担当する市民部はもとより、市民の健康保持増進のための保健事業、医療専門分野の一面を担当する衛生部、さらに高齢者の福祉、医療を担当する福祉部等の関係部局が一層緊密な連携のもとに、行政が一体となって保健、医療、福祉の三部門を統合して事業を推進し、医療費の適正化を図っていくことが肝要であると考えているところであります。いずれにいたしましても、二十一世紀の超高齢化社会を展望しつつ、高齢者対策、地域保健対策等が連携を密にし、地域住民の健康と生活の安定を確保するため、被保険者とともに相互共済の国保制度をいかに堅持していくのか、極めて重要な課題であると考えるものであります。  ところで、今議会に提出されている予算を見てみますと、まず平成五年度については医療費需要は予算の範囲内でほぼ順調に推移しているものの、超過交付を受けた国庫負担金の返還や高額医療共同事業拠出金の追加支出等の補正予算一億四百十一万一千円が提案されております。また、平成六年度では医療費の自然増分五・一九%と医療費改定分一・五%を見込んだ保険給付費や老人保健拠出金が計上される一方で、その財源として前年度剰余金三億一千万円を充てるほか、国の財政調整交付金約五億円、さらに一般会計から援助七億五千万円を受けても、なお財源が約四億六千万円程度の不足が生ずる内容となっております。この不足する財源は当然のごとく保険料で賄おうとするものであります。しかし、四年度と五年度にも保険料が引き上げられたにもかかわらず、新年度においても世帯平均保険料を三・七四%引き上げた十八万七百四十二円とし、最高限度額についても二万円引き上げる内容であり、加入者の方々に対して重い負担を課する内容となっております。医療費が年々増大する中で、その財源確保について担当部局の努力は十分理解するものでありますが、市民感情からしても、また景気低迷の昨今の社会情勢からしても、いかなるものか心から憂慮するものでありますが、以下三点について市民部長にお尋ねをいたしたいと思います。  一つは、医療費抑制のために市民部、衛生部、福祉部が一体となって国保事業の運営に当たる点についてどう思われるか、そのほかに医療費抑制策が考えられるかどうか。  二つ目は、平成五年度の決算見込みはどうか。  三つ目には、平成六年度の予算編成に当たって、被保険者に対してどのような配慮がなされているか。  以上、お尋ねをいたしたいと思います。  次に、老人保健福祉計画について、福祉部長にお尋ねをいたします。  この計画における在宅サービス、施設サービスの具体的な目標量等につきましては、既に他の質問者がその達成の可能性あるいは実現性について、財源確保やマンパワー等の問題から質問されておりますので、私は別の観点から計画内容について触れながら、目標が達成されることを願う一人であります。平成十一年度までに達成すべきホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイ等の福祉サービスや特別養護老人ホーム、ケアハウスの施設整備に係る各サービス提供体制等は一定の数値を持って示されているため、達成すべきゴールは明白であり、計画の進行管理も比較的容易に把握できることになっております。しかし、この計画は、ほかに保健福祉環境の整備、生きがい対策の推進、高齢者の住みやすい町づくり等についても実現すべき主要な柱とされているのであります。すなわち、保健福祉サービスをよりスムーズに提供していくためには、高齢者の多様なニーズに対応したサービスが一元的に提供される保健福祉環境の整備が必要とされ、そのためには保健、医療、福祉の関係機関相互の連携、情報の効率的活用のほか、ボランティア等の育成についても積極的に図っていくこととされております。また、高齢者が地域の中で安心して暮らしていくためには、生きがいを持つことが不可欠であるとして、スポーツ、趣味、奉仕活動、就労等さまざまな形での社会参加の促進が主要な目標とされているのであります。さらに、高齢者が安心して生活できる都市環境の構造に対する整備や住みやすい住宅改造支援策の実施等も課題とされております。しかし、これらはいずれも連携を図るとか、あるいは育成する、支援する等の表現を用いて、あるべき方向を示すにとどまり、大半が何をどうするか具体的な事業、施策方法について明示いたしておりません。それだけに極めて重要な意味を持っているものと言えるのであります。と申しますのは、具体的な数値としてあらわれない、いわゆるソフト事業が主体となるものであり、その成否が保健福祉サービスの効果に、ひいてはこの計画の目標達成にも大きな影響を与えることになるからであります。計画の最終年度は平成十一年度でありますが、今後六年間に在宅サービス、施設サービスの整備にあわせ、早急に具体的な施策を講じていく必要があると思うのであります。  そこで、福祉部長にお尋ねをいたします。  この計画は初年度を平成五年度としており、既に計画が開始されていることになるわけでありますが、これら環境の整備、生きがい対策等について具体的な施策の研究、あるいは検討に入っておられるのかどうか、お答えをいただきたいと存じます。  三つ目に、福祉の町づくりについて、土木部長にお尋ねをいたしたいと思います。  岐阜市は昨年二月、高齢者・障害者にやさしい街づくり指針を策定し、お年寄りも障害を持つ人々もすべての市民が住み慣れた地域社会で差別されることなく、生き生きと暮らすことができる方向を定めたところであります。この三月一日から市営バス長良線にリフト付バスが導入されましたが、このことは、そうした町づくりへの画期的なすばらしい第一歩であり、車いすで生活するお年寄りや重度の障害者にとって心から歓迎すべき大きな出来事でありました。このようなさまざまの立場の市民を配慮した施策が今後も着々と進められ、本市が本当に住みよい町となっていくという期待感の一方で、私は最近若干の危惧を持ち、残念に思うことがあるわけであります。  それは、視覚障害を持つ人たちに対する交通安全施設に関する件であります。本市は過去に昭和四十九年度でありましたが、厚生省から身体障害者福祉モデル都市の指定を受け、五十三年までの五カ年計画で視覚障害者用信号機の設置、点字ブロックの敷設、歩道段差の切り下げ等を行い、特に視覚障害者や車いす使用障害者の生活圏の拡大を図り、社会参加の促進を積極的に推進されてきたと思っておりました。ところが、その後の経過を見てみますと、歩道工事の後に点字ブロックがなくなっていたり、あるいは点字ブロックの不適切な敷設がなされたり、さらには信号音を発しない信号機等が残念ながら目につくのであります。住民との調整の問題あるいはデザイン等都市景観との調和の問題など、さまざまないきさつがあるのではと推察するものであります。しかし、私はその背景には、時間の流れの中で次第に関係機関や住民の意識が希薄化してきたという事情もあるのではないかと不安を抱くものであります。  そのような考えから、土木部長に次の点をお尋ねをいたします。  最初に、視覚障害者団体から従来敷設してあった点字ブロックが歩道のカラー舗装化に伴って省略されたり、ブロックの幅に問題がある、さらに全盲の人のみでなく、弱視の人にとっても点字ブロックは必要なので、色を黄色に統一してほしいという指摘や要望を聞いておりますが、この点についてどのように対応されるのか。  次に、これらの改善には、道路管理者である国や県、さらに住民の理解も必要であると思うのですが、岐阜市としてはどのように努力されているのか、また今後されるのか、以上お尋ねをいたしたいと思います。  以上で最初の質問を終わります。(拍手) ◯副議長(松岡文夫君) 市民部長、後藤貞雄君。    〔後藤貞雄君登壇〕 ◯市民部長(後藤貞雄君) 国保事業につきましてお答えを申し上げます。
     まず第一点は、市民部、衛生部、福祉部を一体とした国保運営の具体的指針及び医療費の抑制にどのような方策をとるのかとの御質問でございます。つい先日、岐阜市老人保健福祉計画が策定されましたことは御案内のとおりであります。その基本方針は、高齢者の生きがいと健康の保持に努めるとともに、在宅サービスと施設サービスのバランスをとりつつ、疾病や心身機能の衰えに対しては、必要な保健医療サービスが受けられるよう、福祉サービスと保健サービスの連携を図るなど、保健、医療、福祉、三者一体のサービス提供体制の構築を目標としたものであります。これ、まさしく議員御指摘のとおりでございまして、この目標を達成することが、ひいては国保事業の安定運営に、医療費の抑制の面からも最も重要であり、市民の方々も等しく熱望されているところと認識いたしているものであります。今後は行政改革の推進によりまして、縦割り行政の弊害の排除に努め、行政内部における横の連携を一層深め、三者一体の効率的な推進体制を確立するとともに、一方におきましては、すべての市民の方々にも参加協力を呼びかけてまいる所存であります。  次に、第二点目の平成五年度決算見込みについてでありますが、本年度は高額医療共同事業拠出金の県下の総高額医療費の追加拠出金及び平成四年度に超過交付を受けました医療給付費負担金の国庫返還金を合わせまして、一億四百十一万一千円の歳出予算不足が生じましたために、その財源といたしまして前年度繰越金を充てた補正予算案を本議会に提案申し上げているところであり、補正後の決算見込みにつきましては、医療費の支払い実績が現時点では十二月分診療費までの九カ月分しかなく、今後の診療分が未確定で予断は許されませんが、ほぼ予算枠内で順調に推移していくものと見込んでいるところであります。  次に、第三点目の平成六年度予算編成に当たり、被保険者に対しての配慮についてでございますが、担当といたしましては、保険料の負担増を極力抑制することを念頭に置いて予算編成に当たったところであります。しかしながら、国保予算の大半は保険給付費と老人保健拠出金でありまして、平成六年度は医療保険審議会の建議及び老健審議会の意見具申等を踏まえ、付添看護・介護に係る給付の改革や在宅医療の推進等、患者負担の軽減を目的とした診療報酬の改定が予定されておりまして、実質二・七%の引き上げとされたところであり、さらに、高齢化や医療の高度化に伴う保険給付費の自然増から療養諸費の伸び率は、五年度決算見込みに対しまして六・六九%増、高額療養費は八・〇一%増、老人保健医療費は前年度の実績の一二・八%増と、医療費全般では二百四十三億三千八百余万円となり、前年度予算対比六・二三%と大幅な増加となったところであります。これに対します歳入財源といたしましては、医療費に対する国庫負担金、地方交付税措置による交付金及び国の財政調整交付金の満額確保を見込むとともに、前年度繰越金の三億一千万円、さらには一般会計から繰入金は前年度を一二・一五%上回る二十一億八千八百万円余を計上するなど、負担軽減のための努力をいたしたところでありますが、なお四億六千万円余の不足財源につきましては、やむを得ず前年度対比世帯平均三・七四%増の保険料負担をお願いいたす結果となったところでございます。  また、最高限度額につきましても、国から指示額五十万円に引き上げの強い行政指導を受けておりますため、これもやむを得ず前年度より二万円増の年額四十八万円とし、関係条例の一部改正案を提出させていただいているところであります。  いずれにいたしましても、高額な御負担をお願いすることにつきましては、担当といたしましても深刻に受けとめているところでございますが、現行制度における保険給付に必要な財源確保のため、最低限度の費用を御負担願うものでありますので、何とぞ御理解を賜りますようお願いするものでございます。  以上でございます。 ◯副議長(松岡文夫君) 福祉部長、岡田信夫君。    〔岡田信夫君登壇〕 ◯福祉部長(岡田信夫君) 老人保健福祉計画についての御質問にお答えいたします。  今回作成いたしました老人保健福祉計画は、在宅サービス、施設サービスについて達成すべき目標水準、提供体制等を具体的な数字をもってあらわした部分と、御指摘の保健福祉の環境整備、生きがい対策の推進、優しい町づくりなどのようにハード面での整備というより、むしろソフト的な施策対応に重点が置かれた部分となって構成されております。これから環境整備、生きがい対策などに対する具体的な施策の研究あるいは対応につきましては、環境整備における保健、医療、福祉の関係機関、団体等との連携、調整を役割とした長寿社会対策担当官を昨年十月新たに設置し、現在活動内容の検討をいたしておるところでございます。  また、サービスの効果的な提供を図るため、各種相談窓口の一元化、情報の一元的管理等、福祉サービスの支援システム形成を目指した検討会を内部に設け、現在その研究に着手いたしているところでございます。なお、モデル事業として、市内の特別養護老人ホームを拠点に、地域住民の参加のもとに具体的な活動を通した地域ボランティアの育成をも進めております。  また、高齢者が地域の中で気軽に参加できるスポーツを介して、みずからが生きがいを持てるよう高齢者健康スポーツ活動促進指導員育成事業を平成五年度から実施いたしておりますが、今年度は百六十九名の方が指導員の認定を受けられたところでございます。これからも少しでも寝たきりを予防するための事業として、各種軽スポーツの普及あるいは健康づくり講習会等、老人大学、老人クラブ活動などを通して進めていきたいと存じております。  このほか、今議会にも御審議をいただいておりますように、住宅改善促進助成事業の制度や訪問給食事業の拡大等も図っております。しかし、課題は山積しておりますので、今後とも保健福祉計画に盛られた内容に沿って、優先度の高いものから積極的に環境整備、生きがい対策、優しい町づくり等に係る施策の実現に向けて保健福祉計画の達成に努力してまいりたいと存じております。  以上でございます。 ◯副議長(松岡文夫君) 土木部長、伊藤寿光君。    〔伊藤寿光君登壇〕 ◯土木部長(伊藤寿光君) 点字ブロックについてお答えを申し上げます。  質問者の言われます事実はまことに申しわけないことであります。今後の歩道部の改良に当たっては、点字ブロックの撤去や不適切な敷設をしないよう十分注意するとともに、色合いにつきましても、特殊要因がない限り黄色に統一してまいりたいと思います。また、国道や県道に対しても同様にできるようお願いしてまいります。  以上、よろしくお願いします。    〔「議長、十九番」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(松岡文夫君) 十九番、松井逸朗君。    〔松井逸朗君登壇〕 ◯十九番(松井逸朗君) それぞれ御答弁をいただきました。若干の心からなるお願いやら、指摘やらをさせていただきたいと思います。  最初の、国保事業でありますけれども、やはりあの保険料を少しでも市民負担を軽くしていくための当たり前のことでありますけれども、出の部分をできるだけやはり節約、抑制できるものはしていかなきゃいけないと思うわけでありまして、関係部局が一体になってこの事業の運営に当たるということについては、まあ、たまたま保健福祉計画の実施に当たってもそのような下地もありますのでというようなニュアンスの答弁をいただいたと思いますけれども、ぜひ前向きに御検討いただきたいと思いますし、この件については特に企画部におかれてもひとつぜひこの問題について御検討をいただきたい、要望しておきたいと思います。  五年度の決算は、ほぼ順調に予算の範囲内で推移をしているということでありますけれども、今度もまた上げなきゃいけないという現実の中で、まあ言うまでもなく国の負担金でありますとか、交付金でありますとか、そういったものが少しでも多くなるように、私どもは今野党の立場でありますけれども、一緒になって努力をしていかなきゃいけないと思いますけれども、ただ、それとともにやはり国民健康保険事業というのは、加入者が相互に責任を持って、相互扶助といいますか、みんなで支え合って、この制度をいわゆる維持しているわけでありますから、少なくとも加入者全員が保険料を納めるということが、まず絶対必要な第一歩であると私は思うわけであります。  時々聞こえる話で、払いたいけれども、払えないというような話も聞こえてくるわけでありますけれども、保険料は払いたいとか、払いたくないとかというよりも、払わなきゃいけないものであると、私はそう思うわけであります。議会へ出していただいて、いろいろ不思議なことに遭遇いたしました。私は自分の周りにいて生活が大変な連中からいろんな相談を受ける中で、しかし、「いつ病気をするかもわからんで保険料だけは、国民健康保険だけはちゃんと払っとかなあかん」と、今までみんなにそう言ってまいりました。しかし、少なくとも議場において払わないことがあたかも正当性であるような議論がなされる事実を見て、    〔私語する者多し〕 大変な所だという非常に不思議に感じた部分があるわけでありますけれども、(笑声)私どもの党も決して値上げを喜んでいるわけではありません。高いから、負担が大変だからこの国保の事業をやめてしまえばいいというようなものではないわけでありますから、お互いにみんなの責任で支え合ってこそ、むしろ費用負担も最低限度で済むと思うわけです。出さない人があれは、その分をだれか余分に出さなきゃいけないわけでありますから、基本的に大変な負担ではありますけれども、私どもの党もまあ協力をしていかなきゃいけないということであろうと思いますけれども、今後ともそういう考え方で、とにかく保険料を払わない人に堂々と保険証を使わせるようなことが断じてないように、しっかりと管理していただきたいということを市民部に、部長にお願いをしておきます。  それから、保健福祉計画でありますけれども、まあ財政的に大変であるとか、いろんな話がなされてきたし、私もそのとおりであると思います。しかし、今部長からも言われましたように、環境整備、生きがい対策、とりわけスポーツとか、趣味とか、あるいは奉仕活動とか、そういったことに汗を流していただくことによって、寝たきりの老人をつくらないとか、あるいは要介護のお年寄りを一人でも少なくするとか、そういった面でですね、やはり今後大いに力を入れていく必要があると、こう思いますので、一層ひとつハードとともにソフトの面を強力に推進していただきたいと、こうお願いをしておくわけであります。  最後の、福祉の町づくりの問題でありますけれども、土木部長から余りにも素直に、まあ謝られたというとあれですが、非をお認めいただいて、周りからは、ならもう言わんでもいいやないかという話もありましたけれども、しかし、    〔私語する者あり〕 しかし、いわゆる視力障害者、目の悪い人たちの立場を考えてみますと、見えないということは本当に大変なことでありまして、    〔私語する者多し〕 外を歩くときは、それこそ、つえの先のわずかな感触と足の裏の感触と、それからわずかな音と、そしてほおに伝わる風を通じて周りの状況を判断しながら、それこそ命がけで行動しているわけであります。    〔私語する者あり〕  そういう意味において、例えば高島屋前の音響信号機でありますけれども、先ほど申し上げたような経緯があってつけていただきました。どうもしかしその後、周りからやかましいという苦情が相次いで、その結果、取り外されたというふうに私どもは聞いております。その辺がですね、ただ、済んませんでしたと言やあいいという問題では本当にないわけであります。夜までいっぱいカラオケではないけれども、ボリュームをいっぱい上げてしなきゃいけないということではないわけですし、やはり最低限度、それこそ、それこそ命にかかわる問題でありますので、そういったことについては本当にしっかりとした基本的なものを貫いていただきたいと思うわけです。  最初の質問でも申し上げましたように、三月一日からリフト付バスを路線に導入していただきました。私はそういったことを実現をしていただいた市長の決断あるいは担当部局の努力、さらに御承認をいただいた議員各位に本当に感謝を申し上げるわけでありますけれども、一日からきょうまで、交通部長より利用状況をいただきましたが、雨の日に利用者ゼロという日があったようでありますけれども、多い日は七名もの方が利用させていただいているようであります。それこそ、そのことを最初にこの議場で提案したときには、夢のような話でありましたけれども、今岐阜市はそんなことさえ実現する本当にすばらしい町になりつつあるわけであります。そんな意味で、たかがブロックということでは決してなくして、私はここにですね、幾つか、こういう所に点字ブロックがないんだと、写真も持ってきておりますけれども、今後そういったことを改善していただくということを期待して、    〔私語する者あり〕 土木部長に後からしっかり見ていただくということで、やりたいと思います。そんなことで、まあ大変な部分もあるかとは思いますけれども、せっかく今全体として、しかもですね、先ほどのバスの話でありますけれども、私はその話を聞いたときに本当にうれしく思ったことがあるんです。それは御案内のように、今のリフト付バスは車いすの人が二人、車いす二台が固定してきちっと乗せてもらえるようないわゆる装備、設備になっております。ある日、二人が乗ってもう満席の状態の中で、またバスが進む所に、その停留所に車いすの人が待っていたようであります。で、そのときの運転手さんは、まあ本来ならば安全を確保する意味において次のバスに乗っていただくように説明をして、そのまま通過しなきゃいけないという部分もあるわけです、それは、安全という意味において。ところが、乗客の皆さんがせっかく待っているんだから、みんなで協力して乗せたれ、乗せたれという、いわゆる乗客の皆さんから、そんなお勧めやら、協力をいただいて、三台乗せて走ったというようなお話もございまして、一方では市民の皆さんが、そこまで大きなといいますか、あったかい気持ちを持ってもらえる時代になりつつあって、本当にうれしいことであると。そう思えば思うほど、こういう問題が残念に思えると、こういうことでありますので、余りくどくは申しませんが、どうぞひとつよろしくお願いをしたいと思います。    〔私語する者多し〕  よろしくお願いします。 ◯副議長(松岡文夫君) 六番、大野 通君。    〔大野 通君登壇〕(拍手)    〔私語する者多し〕 ◯六番(大野 通君) 市政自由民主党議員団、四番目に質問させていただきます。  発言のお許しをいただきまして、発言通告に基づいて四項目を細部について質問させていただきます。きのう、きょうと質問者の中で重なる点があろうかと思いますが、その件はそれだけみんなが思っていることと思い、重複して質問させていただきますので、お願いします。  一番目に、総合行政について。  岐阜市においては、昨年八月、庁内に行政改革推進本部と行政改革対策委員会を設置し、事務事業、組織などの見直しを始めた。この主眼は社会情勢や市民ニーズに即応できる体制づくりをということで行われました。二年ぐらいをめどに推進していくとのことですが、庁内の活性化は市の発展にもつながると思い、大いに期待しているところであります。これらを考え合わせ、この行政改革の責任者であります事務助役さんにお尋ねいたします。  第一点として、二十一世紀を見据えた行政やニーズに即応できることが岐阜市の活性にかかっていると思いますが、そこで助役さんは県より来ていただきましたので、県の組織はもちろん、県、しかるに他都市を見ても市行政の中軸は企画部かと思います。岐阜市においても企画部の組織の過去より現在までの推移を見せていただきましたが、やはり市の総合計画重要事業の企画調査、総合交通体系の企画調査など、産業、経済の基幹をなす重要な部署かと思います。また現在、その部署で仕事をして見える方たちも、それ相応の、できる方たちばかりと思いますが、いまひとつ技術者がいないとのことです。やはり専門的な土木、建築、都市計画などの専門の知識を持った係長クラスの第一線で活躍をしてきた方たちを各プロジェクトを組むとき、その技術、専門家を生かして、そこのスタッフとして一緒に参画した方が一つの計画、事そのものがスムーズに進むのではないかと思いますが、いかがでしょうか。    〔私語する者あり〕  また、他都市視察の折にも感じましたが、これから新しく第四次総合計画に向け、現場を経験した新しい知識を期待していってはいかがでしょうか。また助役さんが県に見えました折、いろんな部署を見られたと思いますが、今後の抱負、御見解をいただきたいと思います。  第二点として、総合行政改革対策の一環として、引き続き藤田助役さんにお尋ねします。  今までもこの議場において、多数の議員からも質問され、また昨年九月の市長さんの答弁にアフターコンベンション施設の整備がおくれているのは御指摘のとおりと認めてみえました。さきの青年評議会でも市民からのアンケートをとった結果に基づいて提案をしておりましたが、その中で岐阜市のよい特徴として、自然が豊富である、その中心に長良川と金華山があることは言うまでもありませんと、市民が誇ってよい財産であると言っております。しかし、岐阜城の内装はこれといった展示物がなく、資料館とはいえない建物であり、すそにある岐阜公園もまるで児童公園のような、これといった特徴のない公園ですということを言っております。これからは岐阜城、岐阜公園一帯を歴史公園として構成し、充実させていくべきではないでしょうかと発表しておりました。岐阜市の青年たちのまとめでも、こんなことですので、ましてや他県の方たちは何をかいわんやと思います。  ここで提案をさせていただきます。  平成七年夏のオープンを目指して、岐阜コンベンションセンターの建設が急ピッチで行われていますが、その抜群のロケーションである目の前の金華山一帯、裏の岩戸地区を含め、岐阜市が購入してはいかがでしょうか。金華山を岐阜市が購入したということは、それだけでも一躍全国への宣伝にもなろうかと思います。ちなみに今営林署の方では、地域環境保全林整備特別対策事業(市町村の森)として、平成五年度、森林公園地域町づくり用途として全国の十七市町村への売却の話があったと聞いております。既存の施設だけではアフターコンベンションとして乏しいのが現状ではないかと思います。観光施設の整備については、職員による観光施設整備検討委員会等が組織され、新しい観光施設をということで勉強してみえるようですが、平成六年度予算案では企画部の長良川畔、金華山周辺の魅力アップ整備計画調査の目的で予算が計上されているようですが、この際、営林署より金華山一帯を含めた山を購入し、そして抜本的なアフターコンベンション施設づくりに向け推進してほしいと思います。  これからお見せしますが、この絵はさきの「国盗り物語」のときに作成された絵で、そのときにポルトガルの宣教師のルイス・フロイスの書簡による信長時代の岐阜城の景観ということで、まあ、まだ古いものが今残っておりますが、こういうものはもう随分いろんな所にあると思いますが、知ってみえると思うんですが、まだ十分これが残っておるようですけど、この絵は「国盗り物語」のときに作成されたものを市内の加納の「香梅」という菓子屋さんが岐阜市の宣伝用として包装紙で現在まだ使ってみえまして、こういうものを要するに岐阜城のルイス・フロイスの書簡にある信長時代の岐阜城図ということで、この絵のような建物をつくり、少しでも昔の歴史的な景観にしてはいかがかと思います。全国的に向けた観光キャンペーンできると思いますが、いかがでしょうか。あの、もう知ってみえると思いますけれども、ちょっとお渡しします。    〔大野 通君降壇後、再登壇〕 ◯六番(大野 通君) (続)第二番目、街路樹について。  本市の第三次総合計画にのっとり、将来の岐阜の都市像としてテーマを掲げ、その諸施策の展開の一つとして緑豊かな安全で住みよい生活環境都市の実現を目指して、また県の進めている花の都ぎふの運動に連動させるため、平成三年四月、都市計画部に花と緑すすめる課が設立され、一つ一つの成果は上がっていることと思いますが、ここで都市計画部長さんにお尋ねいたします。  第一点として、街路樹の種類について。  街路樹の目的は、町並みに潤いと景観美を持たせるためにあると思います。したがって、個々の街路にマッチしたものでなければならないと思いますが、現状は市街地と郊外との木の種類の選定が的確でないと思います。流行の木の種類にこだわり過ぎていないか、専門家による協議会を組織して、計画的に木の種類を選定していってはどうか。市内の町並みがこれからのコンベンション都市にふさわしい岐阜市内の各通り、長良橋通り、金華橋通り、忠節橋通り、岐阜西通りの大きな通りは、それぞれの特徴のある通りの木、花を配し、年間を通じて四季のある、木、花のある街路にしていくことが望ましいと思いますが、いかがでしょうか。四つの大通りはいずれも県道とのことですが、岐阜市を通っている道路ですので、もっと県とよく協議をし、他県から来た人たちにも本郷町通りのようなすばらしい街路だと言われるように努力していってほしいと思います。  三番目に、人口定住化の施策について。  岐阜市の人口は、昭和二十年以降増加を続け、昭和二十年から四十年の間は周辺部との合併に伴い、年平均四・八%という高い増加率を示していましたが、昭和四十年代には大都市圏への人口集中傾向により、年一・三%と低下し、その後経済の低成長、近隣の市町村の急成長等により、四十万にとどまり停滞期を迎えております。平成二年の第十五回国勢調査におきましては四十一万三百二十四人と、昭和六十年の第十四回国勢調査に比べ、マイナス千四百十九人の減となり、本調査始まって以来、戦後初めての人口減になったと聞いております。  これもさきの青年評議会の皆さんが、なぜ岐阜市から若い人たちが出ていってしまうのかというアンケートをとってみましたので、ちょっと引用させていただきます。「岐阜市は住みやすい町ですか」という質問した結果、「住みやすい」という意見が七割を占めていました。しかし、答えと裏腹に若い世代の人口が減少しております。昭和五十五年から平成五年にかけて、十八歳より三十歳までの若者については特にひどく、六千二百二十人の減少となっていますと発表しております。この原因にはさまざまな事柄が挙げられますが、その一つに、岐阜市経済圏の道路環境が整備されたことから、六十分通勤圏の範囲が広がり、本市の地価高騰を避けてより安い住宅を求め、周辺市町村への転出がふえたことと、市内企業の就業活力の停滞が挙げられております。  そこで、建築部長さんと経済部長さんにお尋ねをいたします。  まず、建築部長さんに第一点として、こうした状況の中で、岐阜市の活性化には人口定住化策を図るために宅地供給の問題があろうかと思います。住宅統計調査による住宅所有の推移を見ますと、昭和五十八年持ち家比率が六五・八%、借家比率が三四%と、これが昭和六十三年には持ち家比率六一・九%と、三・九%の減少となり、持ち家比率の減少は人口の推移と関連深いものとなっていますが、転出防止としての持ち家率拡大が今後の大きな課題となってくるのではないでしょうか。価格では本市と隣接する周辺地域とは格差があるものの、本市の拠点性をアピールする、住みたい、住んでみたいという市民が魅力を感じる宅地供給を積極的に行っていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  次に、経済部長さんに、第二点として、人口の定住化にはあわせて人口増の起爆剤となる働く場を創出し、従業員の居住する場を有機的に連結した職住近接の開発計画も必要と思います。岐阜を代表するアパレル産業も、昔は東京、大阪などと市場占有率でトップを争う時代もありましたが、現在は景気の後退にも対応し切れなく、多くの問題を残し低迷している状態であると思います。  また、企業の流出という問題です。  岐阜市内の地価の高いことと産業の衰退によって、企業が岐阜市内から流出していくことです。十六日の県議会で知事さんの答弁で、県は五次総の地域整備方針で地場産業にハイテクを絡め、岐阜ブランドを確立し、産業構造の思い切った転換を図るとともに、ハイテク、ハイタッチの施策を地域の実情に応じて推進していくということを答えてみえますが、ぜひ岐阜市においても、それにのっとりいち早く名のり上げ、今検討されている網代のハイコンプレックスタウンとか、それと並行しながら前のほかの人も質問してみえましたが、岐阜市の薬大、岐大の農学部等の連動性を考え、新しい岐阜市の町づくり、人口の定住化に向け新しい企業誘致に向け推進していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。  四番目に、高校入試について。  昨年二月に、文部省より業者テストの偏差値を用いた入学者選抜が行われないようにすること及び中学校における進路指導の改善充実について強い指導がなされました。そこで当市議会においても、何度かこの問題が取り上げられてきました。各県教育委員会では、偏差値に依存しない高校入試のあり方を模索しており、ことしは脱偏差値元年、進路指導元年とも言われました。平成五年度も残すところわずかですが、きのうから岐阜県の高校入試、公立高校の入試も始まって、きょうは面接と入っておりますが、来年度の進路指導、とりわけ進学指導について、前年度までと比較して特に大きく変わった点につきまして教育長さんにお尋ねいたします。  第一点として、一、業者テストには一切関与しない、また偏差値に依存しない進学指導がどのように行われてきたか。  二、従来学校で行われていた親、子供、先生による三者懇談は行われたか、また親や子供に混乱はなかったか。  三、調査書の内容が変更したことに伴って、特に問題となることはなかったか。  四、推薦の枠が拡大したことによって、中学校における子供はどのように変わってきたか。  五、公立高校への願書の提出状況に変化はなかったか。三月四日正午、岐阜市の岐阜県内の公立高校締め切りされましたが、岐阜市におきましての調整期間中二日間の、三日間による従来より余り変化がなかったのはなぜかと。  それから六、本年度の取り組みを生かして、次年度にはどのように学校を指導していくつもりなのか。  七、ここで岐阜市としても、県内の中学二百七校のうち、約五分の一の生徒を抱える二十四校の学校があるわけですが、岐阜県と同じように、岐阜市独自で高等学校入学者の選抜に関する協議会を設けてはどうか。  以上、七点についてお答えいただきたいと思いますが、以上、一回目の質問といたします。(拍手) ◯副議長(松岡文夫君) 助役、藤田幸也君。    〔藤田幸也君登壇〕 ◯助役(藤田幸也君) 総合行政についてお答えをいたします。  第一点目の企画部の組織体制についてでございますが、議員御指摘のとおり、総合行政を担う部署の一つとして企画部の責務は大変重要であると考えております。また職員個々、人の能力やそれぞれの専門性を生かして、総合計画を推進していくことが重要であることは言うまでもないことでございます。そのためには企画部が現在抱えております重要な事務事業や将来的課題とのかかわりを最大限に配慮をいたしまして、技術職員の活用を含めた職員の適正配置を考えていくことが必要であると考えております。  なお、企画部の職員として、豊かな職務経験も重要ではございますが、今求められておりますのは日常的に問題意識を持って、問題解決のための企画力あるいは調整力及び分析力、すなわち政策判断力が必要であるというふうに考えております。いずれにいたしましても、先取性を持ちまして、総合的観点から企画立案機能及び調整機能が発揮できる体制づくりをとってまいりたいと、かように考えております。  次に、第二点目のアフターコンベンションの施設整備という観点から、金華山を購入してはという御指摘、御提案でございます。議員の御指摘のとおり、緑豊かな金華山は本市を代表する観光資源であるとともに、憩いの場として多くの人たちに親しまれておりまして、また岐阜公園、岐阜城への観光客のみならず、森林浴、自然散策、野鳥観察、樹木観察等広く市民の自然との触れ合いの場あるいは健康づくりの場として利用されているところでございます。さらに市街地に隣接をいたしました場所としては、全国的にも大変珍しい自然林として保全がされているわけでございます。まあこのように市街地の緑のオアシスとして保全されてまいりましたのは、長い歴史的経緯、すなわち明治以降、御陵林あるいは昭和二十二年以降、国有林としての管理がなされまして、また、全山が森林法によります保健保安林、土砂流出防備保安林に指定をされました。また、鳥獣保護法による鳥獣特別保護地区あるいは県風致地区条例によります風致地区等に指定をされてきたところによることが大変大きいというふうに言えると思います。  いずれにいたしましても、本市にとって貴重な財産である金華山の自然や景観、そして清流長良川は、将来的にも保護、保全のために最大限の努力を払っていくことが重要であると同時に、また保護、保全と調和を図る中で、最大限の有効活用もこれからは必要でなかろうかと、かように思う次第でございます。仮に金華山を岐阜市が購入し、御提案のごとく利用すれば、全国的な話題とはなることと思います。まあ、しかし、これも過去にそうした大きな経過がありますので、今後市民各界各層の御意見も伺いながら、また国の意向も伺う中で、また判断をしてまいりたいと、かように思います。  また、アフターコンベンションの施設づくりをどうするのかという点でございますが、平成六年度に金華山及び長良川河畔の周辺の魅力アップを目指しました整備計画策定調査で、緑豊かな金華山の位置づけを含めまして、さらに歴史公園としてふさわしい岐阜公園の整備方策につきまして、どのような施策の選択及び実施が岐阜市をアピールする上において効果が高いのか、あるいはこれから進めなければならないかということを検討してまいりたいと思います。 ◯副議長(松岡文夫君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 ◯都市計画部長(林 正美君) 街路樹についてお答えをいたします。  町を彩り形づくるものの中で、街路樹は都市景観上極めて重要であり、その整備、維持管理に鋭意努力しているところであります。街路樹の選定につきましては、周辺の町並み、歩道の幅員、排気ガスの影響、架空の電線類、アーケードの状況等調査をし、金華山、長良川の自然的な背景との調和を図りながら、都市景観の向上と生活環境の保全に役立つものでありますが、沿道の住民の方々の御意見も聞き、総合的に判断、選択するものと考えておりますが、現在、長良橋通り、金華橋通り、忠節橋通り、岐阜西通り、お話のそれぞれの通りは現在の街路樹として市民の方々に親しまれているわけでございます。今後街路樹の選定あるいは花飾りにつきましても、先ほど申し上げました諸条件を配慮しつつ、県当局に働きかけ、緑豊かな岐阜市を目指してさらに努力してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◯副議長(松岡文夫君) 建築部長、辻  馨君。    〔辻  馨君登壇〕 ◯建築部長(辻  馨君) お答えします。  人口の停滞化は市の活力、経済活動等に影響を及ぼし、地域社会にさまざまな問題を引き起こすこととなります。こうしたことから、これらの諸問題に対処するため、住環境の良好な住宅を提供し、人口の定住化を促進することを目的といたしまして、これまでに住宅団地の開発適地調査等を行ってきたところでございます。このような調査の中から、住宅団地開発による宅地供給は、人口の定住化に有効と考えられますが、あわせて御指摘の職住接近の開発も必要であると考えております。大きな宅地開発は、土地利用規制の対処に加え、自然環境とか、住環境の変化に対する地域住民の理解とともに、もととなります地価動向の見通しを十分見きわめ、さらに事業の採算性も考慮していく必要があります。短期的には、早急にはなかなか困難となっておりますが、現在はそのような開発のほかに、市街地周辺の中小規模開発適地の情報収集を行うとともに、その現地調査を実施いたしまして、土地利用計画、事業の成立性を検討していたところでございますが、さらに市が管理いたしております既存の住宅団地の将来の利用可能地の分譲の可能性もあわせて検討いたしておりまして、その供給に向けて努力をしてまいりたいと考えているところでございます。  いずれにいたしましても、人口定住化のための宅地供給につきましては、需要予測を確かめながら、また職住近接の開発につきましては、関係部局と連携を図りながら、ニーズに適応した供給に向けて意を用いていきたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ◯副議長(松岡文夫君) 経済部長、新井一弘君。    〔新井一弘君登壇〕
    ◯経済部長(新井一弘君) 人口の定住化に向けての新しい町づくりについてであります。  市内企業の流出につきましては、人口の周辺地域への流出とともに近年進んでまいっております。そうした中で、市におきましては、昭和六十二年度から岐阜市企業立地助成条例を制定をいたしまして、市内での企業の増設や移転企業、また先端技術産業や試験研究開発企業が市内に立地いたしました場合、税等の助成をする施策を進めますとともに、岐阜市の網代地区にいわば新しい町づくりということで、網代のタウン構想を策定いたしたものであります。この構想は面積で百五十ヘクタール、総事業費四百億円が予想されるわけでありますが、周辺地域に集積しております岐阜大学や公的な試験研究機関との連携を図ることによりまして、高度な産・学・官の交流を生み出す必要性から生まれたものでございまして、またこのことは岐阜地域の企業の集団化によりまして、市の活性化対策あるいは雇用の拡大、また住宅の供給、定住化の促進という面で大いに寄与するものであるというふうに思っておりますし、また先日ルート発表されました東海環状自動車道の沿線開発の受け皿ということにおきましても、企業誘致には格好の地と考えております。市といたしましても、この新しい町づくり構想、タウン構想を進めてまいりたいとは思いますが、このような大規模な開発に当たりましては、豊富な経験、ノーハウ、これを有しております県に対しましても現在協力を求めまして、そしてその指導を受けながらこれから努力をしてまいりたいというふうに考えております。 ◯副議長(松岡文夫君) 教育長、後藤左右吉君。    〔後藤左右吉君登壇〕 ◯教育長(後藤左右吉君) 高校入試にかかわりまして、進路指導についてお答えを申し上げます。  中学校における進路指導につきましては、公立高校入試のまだ結果が発表されておりません。したがいまして、総括的に申し上げるのはやや早計かと思いますけれども、現在の段階でお答えできる部分だけ申し上げたいと思います。今回のこの大きな変革にもかかわらず、結論的には関係者の非常に見事な共通理解や努力によりまして、思ったほどの混乱もなく進められていると感じております。  それでは、七つの点につきまして、順次お答えを申し上げます。  一つ目の、業者テストや偏差値に依存しない進路指導についてであります。これは当初関係者に少なからず戸惑いがあったことは事実でございます。しかし、業者テストや偏差値に頼らない進路指導ということにつきましては、本市においては各中学校とも一年生から既に計画的に取り組んでおります。その内容につきましては、本人や親の希望や考えを大切にするとともに、職業への知識や理解を深め、また各高等学校についての理解を深めると、こういうようなことを総合的に進めてまいっております。  二点目は、三者懇談についてであります。三者懇談につきましては、従前どおり保護者や生徒の考えを確かめたり、進路を最終的に決定するものとして大変大切にしてまいりました。中学校一年生から実施している学校が多くて、積み上げの中で行っていますので、今回のことによって三者懇談に混乱は何にもなかったように聞いております。  三つ目は、調査書についてであります。調査書の内容が変更されましたことで、一人の子供を総合的に評価し、判断するといった点、非常によい内容になったと考えております。  四つ目の、推薦枠の拡大に伴う変化についてですが、学力のみでなく、中学校生活の多様な活躍が評価され、推薦につながることについては、中学校生活の活性化にもなると考え、この推薦枠の拡大は歓迎の方向であります。生徒たちにも落ちつきが出てきております。  五つ目の、調整期間中に願書の変更が少なかったことについてでございます。これはことしの一番大きな変化でございます。これまでは調整期間中にかなりの数が移動しまして、まあ平たく言えば非常に数字が平均化されたわけですが、今回そうなっておりません。この原因について考えるわけですが、岐阜県におきましても高等学校が県立、市立、私立と多様化していることは御承知のとおりでありますけれども、そうした高校の多様化の中でそれぞれの学校が非常に特色を出してきていること、それから、選択する方側にもみずからに一番適した学校を選択しようという非常に強い意思が以前にも増して出てきたこと、そんなことが願書の提出にもあらわれてきたと思っております。こうした状況で定員がオーバーしたとか、定員が割れたからといって、急にみずからの進路を変更するというようなことがなかなか難しくなったといいましょうか、数値として少なくなったと、こういうことでございます。  加えて、顕著なのは、私学の充実、私立高等学校の充実、これがありまして、既に私学の方に合格しているために、あえて定員オーバーの公立高校に挑戦するといったような傾向が、ことしの場合非常に増加しているようにつかんでおります。調整期間中の変更が少なかったこと、これは以上のような理由だと考えております。  六つ目に、来年度以降の進路指導についてでございます。初めにお答えしましたように、中学校一年生から進路指導がより徹底するようにこれからも一層努力してまいりたいと思っております。具体的には、今回予算でお認めいただけますと、県の進路指導研究会がつくりました冊子「生きる」というのの購入の補助をしていただきますので、こんなものも進路指導の教科書として使いまして、高校入試の改革への対応、これに速やかに私どもも積極的に進めてまいりたいと、こんなふうに思っております。  七つ目でございますが、入学者選抜に関する協議会を岐阜市でも独自につくったらどうかということでございましたが、これにつきましては今のところ考えておりません。県の協議会に委員が参加しますので、その委員を通じて岐阜市の願いはそこのところへ反映させていきたいと、こんなふうに考えております。  以上でございます。    〔「議長、六番」と呼ぶ者あり〕 ◯副議長(松岡文夫君) 六番、大野 通君。    〔大野 通君登壇〕 ◯六番(大野 通君) 一番から四番までいろいろ私の質問にお答えくださいましてありがとうございます。要望やら、指摘やらをお願いをしていきたいと思います。  一番目の総合行政についてですが、企画の体系の中でまあ助役さんが企画なり、立案なり、政策なり、判断なり、いろいろそういうことが優秀な方たちばかりでやられておるということでございます。もちろんそう思っておりますが、これから今後新しい事業とか、プロジェクトについてのさきの質問の方にも言ってみえましたが、既存の型にとらわれない、それから幾ら優秀な方たちでもその所へ行って力が出せない方もあろうかと思います。そういうこともよく見きわめて、要するに庁内の優秀な人をどうしたら探せるか、そういう所へ向くかということで、一般の企業もよく取り上げておりますが、新しい新規事業とか、新プロジェクトを持つためには、そこの部局へ自主申告するなり、そういう意欲のある方たちをそれぞれ自分たちから申告させて、そしてそこでその監督の責任者である方たちがその申告なり、応募された方を、そういうノーハウとか、意欲とか、そういうものを含めて、面接なり、話し合う機会をして、そういう方たちを使ってかないと、いつまでもマンネリ化しているんやないかということを思います。これが企業のやり方でちょっと行政とは違うと思いますが、そういう点を大いに私もお願いをしておきたいと思います。そして新しい事業をしていってほしいと思います。  一つの例ですが、これは昨年岐阜市の斎苑ができました。すばらしい立派なものですが、そのことの中にも、まあ岐阜市のそういう冠婚葬祭の業者の方が見えるわけですが、私たちの意見がもう少し取り上げてもらえたら、こういうふうになったなあということもよく聞きます。ですから、もちろん庁内の優秀な人たちで組まれることも結構ですが、一般のそういう専門的な、そういう専門家の人を入れて、そういう協議会制度もつくっていくのも必要ではないかと思います。そこら辺のところをよくお考えいただきたいと思います。  それから、第二点として、金華山の購入の件ですが、いろいろな金額面とか、そういう点もあると思いますし、自然環境、いろんな面があろうと思いますが、全国の十七市町村の、昨年にそういうものが実施されてるということで、私はすぐ買ってくれということではありませんが、将来的な展望として岐阜市の長良川と金華山は岐阜市のものであるということで、ぜひともそういう買うような機会があれば、今そういう国の営林署が積極的にそういうことを思ってみえれば、そういうことを推進して、岐阜のメモリアルのイベント村とか、それからコンベンションセンターとかいうこととあわせて、そういうものがないとコンベンションだけでは絶対人が集まらないということを私は思います。そういうアフターコンベンション的な、施設滞在型的なそういう何かがないと、岐阜へ会議も一回ぐらいは見えるかもわかりませんが、続いて来るということになると、やはり信長を売ってみえる、岐阜の信長、岐阜の歴史の所ということをもっと十分出して、今度の調査の中にそういうものを入れて、一度検討していっていただきたいと思います。  たまたま観光のそういう提案でなりましたが、前の議会にも佐賀のアドバルーンの話が提案出ておりましたが、非常にすばらしいことかと思いますし、薬草園とか、温室の件も出ておりました。また私も名岐バイパスから、名古屋から岐阜へ入る岩戸の公園に世界的な鳥の公園をつくるとか、あそこから岩戸公園から岐阜公園へトンネル抜いて、トンネルの水族館をするとか、それから岐阜公園の方には昼でも鵜飼をやれるようなそういう施設をつくったらどうかとか、そういうことを提案してきましたが、いろいろ提案する中にも各議員さんでも同じやと思いますが、それぞれ相当の費用なり、研究をして出しておるわけです。ただ思いつきで出しておるわけじゃありませんし、そこら辺はわかってみえると思いますが、もちろん庁内のいろんな検討委員会をつくってみえますが、もう少しそういうものも含めて他の専門家の、そういう意見を取り入れる協議会的なものをつくってかないと、いつまででも同じ中の同じ発想の中で終わっているんやないかと思いますので、そこら辺も強く要望しておきます。  それから二番目に、街路樹のことですが、非常に頑張ってみえると思いますけれども、これから新しい、そういう四通りを生かした街路樹をつくっていただきたいと思います。  それから三番目に、人口の定住化ですが、建築部長さんからいろいろ言われまして、ありがとうございましたが、要するに職住近接の開発計画は難しいとは思いますが、人口定住化のため今後とも積極的に行っていただきたいと。  そして、経済部長さんには、市街化区域内の中小規模開発適地の土地の先行取得等による宅地供給と一緒に、そういう産業振興を進めないといかぬやないかと思います。前の人も言われましたように、ちょっと産業振興が岐阜市は少しおくれているような気がしますので、これからのこの岐阜市の特に税収にもかかってくることやないかと思います。そういう点において産業振興を進め、人口の定住化にも、それから事業の岐阜市の活性化にもなる、働く所もある、そして若い人たちも定住しやすいと、そういうことを思い、特にこの建築部とか、経済部ということでなしに、全庁的なプロジェクトをつくってもらって、知事さんの言われるような新しい産業開発、振興にぜひとも取り組んでいただきたいと思います。そうすれば岐阜市も税収も伸び、またいろんな方が言われるような、そういう面にも配慮していけるんやないかと思いますが、まず税収の面もあると思いますので、御検討をしていただきたいと思います。お願いします。  最後に、高校入試についてですが、今教育長さんからいろいろ御答弁いただきありがとうございました。要は共通理解がなされ、スムーズにいってると、そしてお互いに学校も努力してみえると。そして生徒間の調整の変更は私学の充実があったり、それぞれそういうものに惑わされない子供たちが、まあそこへ行きたいという自信を持って進めていると。今まではややもすると、まあ先生が自分のクラスから、こんだけ落としたとか、そういうことないようにワンランク下げて推薦を勧めてったということとちょっと違った方向に来ていると思いますが、まあ私が言いたいのは、要するに岐阜県の教育は非常に保守的であると、石橋をたたいて渡る方であるということで、例えば他県に比べて二歩も、三歩もおくれて進んでいくということで、今回の岐阜県の高校入試の検討委員会の中でも文部省の指導要綱の中の七つのうちの四つぐらいしか進んでいないということで、なかなか慎重にしてみえるわけです。  もちろん第一回目の偏差値の問題でございますので、これから検討されていくと思いますが、要は今新しい普通科と職業科の垣根を越えた新しい総合学科を高校へ設置するように各自治体、教育委員会へ、そういう進路指導をとるよう文部省から指導されとるわけですが、それについて今後どういうふうにいくかということが検討されると思いますが、高校の検討委員会のメンバーを見ますと、それぞれ検討されているようですが、中学校側の意見が少ない、それから高等学校側と民間、その他いろんな人が入ってみえますが、もう少し新しい視野、これからをのぞいた、これからをにらんだ、そういう検討のそういう委員会をつくったらどうかいうことで、別に県に対抗するわけでなくて、岐阜市独自で、まだ県教委が、ああ、こういうことをやっておるかと思われるような、そういう岐阜市独自のそういう検討委員会をつくった方がいいということは、先ほども言いました二百七校のうちの二十七、八校が岐阜市にあるわけです。五分の一ということですが、こういう結果が出て、非常に泣く子も、笑う子も、それから親もみんな岐阜市が非常に多いということです。  それからもう一つは、何回も私もここで言ってきましたが、岐阜市の子供が各務原市とか、羽島郡へ六割近く行っておる。四割の人が岐阜市の学校へしか入れないということもあります。そういうことを踏まえて、そういうもちろん切磋琢磨して競争も結構ですが、いろいろ地区には学校がありますから、昔の小学区制とは言いませんが、そんなに遠くに行かなくても、新しい今文部省の指導要綱にありますように、総合学科的なそういう一つのそれぞれの学校で特徴のあった小学区制ができてもいいんやないかと思いますが、そういう点も踏まえてぜひ岐阜市で検討の設置をしていただきたいということを思いますが、この点についてもう一度教育長さんにお願いをしていきたいと思います。  そして、私の質問に対しての要望やら、指摘やらお願いをし、終わりたいと思います。 ◯副議長(松岡文夫君) 教育長、後藤左右吉君。    〔後藤左右吉君登壇〕 ◯教育長(後藤左右吉君) ただいま何か要望を受けただけだと思ってぼんやりしておりました、ごめんなさい。あの、岐阜市の方にそういう協議会のようなものをということでございますが、やはりこれは県立高校の問題を討議する所ですので、ちょっと岐阜市につくるということは越権だと思います。したがいまして、もう一度くどいようですが、私もその委員になるかもしれませんので、できるだけ岐阜市の意思を県の方に反映させたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ◯副議長(松岡文夫君) 二十二番、堀 征二君。    〔私語する者多し〕    〔堀 征二君登壇〕(拍手) ◯二十二番(堀 征二君) 通告に基づきまして、順次お尋ねをいたしておきたいと思います。  まず、今議会に提案されております南東部の開発調査費に関して、企画部長にお尋ねをいたします。  さきの議会で述べられておりますように、この地域の開発整備の方向性が示されなければ、通過交通の地となる懸念や商業業務の無秩序な開発が進み、健全な発展の阻害やエアーポケットになる危険があるとのことであります。さらに東海北陸自動車道の玄関口として、平成十年ごろには名神高速道路と接続され、供用開始となれば、早急に調査、構想づくりが求められるところであることは申し上げるまでもありません。こうした点を踏まえまして、都市の開発発展は市民生活と切り離しては考えられず、住民の積極的な参加や住民サイドへの行政の働きかけなど、相互の協力があって実現するものと私は考えております。この調査、構想づくりにおいても、策定の段階から市民や事業者の参加を求め進めていく必要があると思いますが、企画部長のお考えをお伺いいたします。  二点目は、開発構想の基本は何といっても都市基盤である道路網整備あるいは道路整備にあると思います。この地域には今年度完成する岐阜-蘇原線や、現在鋭意進められておられます左兵衛新田-米野線など、数路線があります。各計画路線のさらなる整備促進を願うと同時に、開発構想策定に当たり、現在都市計画がされてから周囲の環境も大きな変化をいたしており、私はこの機会に抜本的に見直す必要を感ずるものであります。岐阜地域広域市町村圏計画でも、環状道路の整備、高速道路関連幹線道路の整備の必要性が強く述べられておられます。このような点からも東海北陸自動車道の岐阜各務原インターを中心とする南東部地域の道路網整備及び道路整備をどのように考えておられるのか、都市計画部長に具体的にお伺いをいたしたいと思います。  二点目は、犬、猫の対策について。  これは市長室長、市民部長、衛生部長かどなたにお尋ねしようかと思いましたが、(笑声)事務局と打ち合わせをいたしました結果、衛生部長にお尋ねをいたします。    〔私語する者多し〕  猫や犬を家族同様にペットとしてかわいがる気持ちは、毎年九月二十日から一週間、動物愛護週間も制定されているように、非常に大事なことであると理解を示すものであります。しかしながら、最近ペットに関する苦情が非常に多くなっているようであります。ということは、犬や猫のふんが公園あるいは道路にまき散らしてあるという苦情であります。散歩などをしている人にとって余りよい状況でないことは申し上げるまでもありません。ましてや、間違って踏みつけるものなら、その日一日非常に気分の悪いのは決して私だけではないと思うものであります。    〔私語する者多し〕 いや、いや。岐阜県・市町村と岐阜県獣医師会が発行している愛犬のしおりがあります。ここにいろいろな標語が書いてあります。「飼うのならめんどうみよう最後まで」、「登録も注射もすんでぼくの犬」、これはどっかの議会で聞いたことがあるようですが、「放てば猛犬・つなげば番犬」、    〔私語する者多し〕(笑声) かもしれません。(笑声)「仔犬のときからきびしいしつけ」、「良い犬は正しく育てる知識から」、最後に「飼い主が責任もとう犬の世話」と、こう、これは保健所から発行されている資料であります。まあ行政ではこのように現在進められておられますが、現実は市内の各地でその苦情が絶えないのが現状であります。この際、衛生部長さん、何とか対応できないものなのかお伺いをいたすものであります。    〔私語する者あり〕  三点目であります。行政改革について、企画部長にお尋ねをいたします。  既に、我が党代表質問者がこの項目で触れられておられますが、私なりの観点で重ねてお尋ねをいたしたいと思います。  最初に、新年度予算に関連して一言苦言を押させていただきます。本年度当初予算において、各部局における経費の削減など、かつてない厳しい総務部長の予算査定がなされたとのことであります。特に福祉部における敬老祝金など、従来の制度を見直したことは、ややもすると福祉の切り捨てと誤解されるかもしれませんが、私は寝たきり老人など真に援助の手を差し伸べなければならない事業の拡大など、将来の保健福祉計画に対応するための改善であり、事実上浅野市長の最初の予算編成で苦渋の決断が随所に見られ、総合的に私は高い評価をいたすものであります。しかしながら、市長は提案説明で取り巻く環境は極めて厳しい状況で、今後の市政運営において幾多の行政課題があると述べられておられます。私はこうした点を見越しまして、昨年十二月議会において、議会みずからも議員の定数見直しについて議論すべきであると申し上げてきたところであります。その後、議会運営委員会の行政視察においても、新生党、無所属クラブの各委員も、熱心に議員の定数削減について詳細な調査をされておられます。そしてできる限り早い時期に協議会などの場で議論を始めるべきとの意見も伺っているものであります。  さらに、昨日、公明党の代表質問者が取り上げられておられましたが、広域行政圏に関する合併問題についてであります。市長は積極的な姿勢を示されておられました。かつて私も本議場から岐南町との合併問題を取り上げた立場からも極めて結構な話であると思っております。しかしながら、両者の行政が話が進みましても、最終的な結論は議会側が出すわけであります。岐阜市側はともかくとして、相手方の議会は合併ということになれば、直ちに消滅するわけでありますので、そういった議会の感情も考えますと、やはりお互いに痛みを分かち合うという立場からも、この機会に私ども議会も議員を定数削減をいたし、そういった対応を示す必要もあると、これが定数削減の一つの理由でもあります。  いずれにしましても、議会においてこれらの議論がやがて進められることと思いますが、行政改革も行政の手によって着実に進められなければなりません。昨年九月、行政改革対策委員会が発足し鋭意進められておられるところで、先ほど述べましたように一定の成果を認めるものでありますが、今後においてもさらなる期待をいたすものであります。そこで、今後どのような方向、方針で進められようとされるのか、できれば具体的な方針を企画部長にお尋ねをいたしまして、第一回目の質問を終わります。(拍手)    〔私語する者あり〕 ◯副議長(松岡文夫君) 企画部長、玉井康弌君。    〔玉井康弌君登壇〕 ◯企画部長(玉井康弌君) 南東部開発調査につきましてお答えを申し上げます。  町づくりにつきましては、市民の立場に立って、あるいは市民生活に密着するさまざまな視点から検討を行った上で推進していくことが大切であり、そのためには多くの機会を設け、広く市民や事業者の協力を求め連携を図っていくことが必要であることは御指摘のとおりであると考えております。これまでにも第四次総合計画の策定に向け、市民アンケートの実施や市民提案の募集、あるいは総合行政推進本部におきましては町づくりをテーマとする懇談会を開催するなど、いろいろな形で市民の意見を取り入れる努力をしてまいりましたが、東南部開発構想につきましても市民や事業者の協力が不可欠であり、積極的に参加を求める必要があることはもちろん、今後は一層市民参加という部分が各種の施策展開、構想策定などにおいて重要になるものという認識のもと、市民参加を求めていく仕掛け、仕組みづくりを行う所存でございます  また一方、市民が主役となった市民主体の町づくりを展開していくため、市民意識の高揚や市民活動の育成などを図り、自主的に町づくりに参加していく人づくりを進めていくことについて、関係各課と検討していきたいと存じております。  行政改革の今後の方向についてでございますけども、議員御指摘のとおり、今までの行革は財政の維持確保のための減量、削減を中心としたものである感がございましたが、今回の行革においてはさらに視点を広げ、拡大しなければならない新たな行政需要への対応を含め、そのための投資効果の再点検、さらには職員に対するコスト意識や企業感覚の醸成、あるいは市民の側に立った視点からの検討等も含めまして、こういうことを大きなねらいとしているところでございます。特に今回の行革では事務事業の見直し、組織あるいは定数及び前回の行革からの懸案事項についてそれぞれ専門委員会を設け、問題意識を持ち、意見を述べることのできる係長クラスの若手職員を抜てきいたしまして、こういう職員でプロジェクトをつくりまして、意見を重ねながら検討しているところでございます。今後におきましても市民の立場に立ったわかりやすい利便的な窓口への改善、あるいはより効果のよい行政の展開など鋭意取り組んでまいる所存でございます。しかし、一朝一夕には解決困難な課題も多々あり、長い目で見ていただけねばならない点もあろうかと存じますが、今後とも一層力強い御支援を賜りますようお願いを申し上げます。 ◯副議長(松岡文夫君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 ◯都市計画部長(林 正美君) 南東部地域の都市計画道路整備についてお答えをいたします。  現在、県において岐阜-蘇原線、左兵衛新田-米野線・南北二工区等事業実施をしていただいているところでございます。今後東海北陸自動車道路の玄関口でもある岐阜各務原インターへのアクセス道路としての整備とし、また社会環境の変化に対応するため、その地域の道路網の確保が必要と考えております。企画部で実施されます開発調査にも積極的に参加し、その内容を踏まえ、道路網整備については考えてまいりたいと思いますが、平成九年に供用が見込まれています東海北陸自動車道路の一般国道二一号の一宮北インターチェンジまでの供用は、南東部地域の町づくり構想に大きな影響を与えるものであり、現在県で施工されています岐阜-蘇原線は今年度に完成が予定されております。  また、左兵衛新田-米野線南工区は平成七年度末には完成が予定と聞いております。境川にかかる橋梁につきましては平成六年度着工される予定となっております。さらに、栄町-蔵前線の東バイパス以東につきましても、現在進めている栄町-蔵前線第一工区の進捗状況等により、さらに各務原市への延伸を検討し、また岐阜市と各務原市の二市にまたがる東西幹線道路として、都市計画道路として決定をしております日野岩地-大野線の整備につきましても、岐阜地域の広域市町村圏計画にあります幹線道路網の整備や高速道路関連事業に位置づけ、各務原市とも協力し、事業化に向けて努力するとともに、南東部地域の都市基盤である道路整備の全体的な促進を図ってまいりたいと存じます。  以上でございます。 ◯副議長(松岡文夫君) 衛生部長、岡本祥成君。    〔岡本祥成君登壇〕 ◯衛生部長(岡本祥成君) お答えします。  犬、猫のふんの始末等につきましては、御承知のとおり、動物の保護及び管理に関する法律等に飼い主の責務として規定されております。このような規定はあるものの、ほとんど飼い主の道義的な問題によらざるを得ないものですから、継続した強力な啓発活動が必要と考えます。啓発につきましては、従来から個別的な方法として狂犬病予防法に義務づけられている犬の年一回の登録予防注射の際に、鑑札などとあわせて議員御紹介のリーフレットを配布するほか、広域的には広報ぎふやラジオ、テレビ、または自治会単位の回覧など、各種の媒体を利用して行っているところであります。今後さらにいろんな機会をとらえ、広報啓発をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。    〔「議長、二十二番」と呼ぶ者、その他私語する者あり〕 ◯副議長(松岡文夫君) 二十二番、堀 征二君。    〔堀 征二君登壇〕 ◯二十二番(堀 征二君) 議場からも犬、猫の声が聞こえましたので、この問題から取り上げますが、(笑声)    〔私語する者多し〕  あの、確かに私が答弁者に窮したように、この対応というものは行政側にどんなに声を荒げても窮しておられる現状、そして一生懸命やっておられるということはわかるわけであります。まあ、たまたま私の友人の中に犬の専門家がおりまして、十何匹飼っておられるということであります。で、まあこの質問をする前にお尋ねいたしましたところ、便所もきちっとつくってあると、朝も大体八時から決まった時間にその十何匹、おい、タロウ、次、ジロウ、おい、イサムと、(笑声)こう順番に言って、三十分ぐらいで、    〔私語する者多し〕 いや、いや、実際にそういう犬がいるということで僕は申し上げたわけで、(笑声)    〔私語する者多し〕 あの、三十分ぐらいの間にきちっと済ませるという話をしてくれたわけであります。    〔私語する者あり〕 あの、まあしかし、これは特殊なケースであって、それをまあどうこうというわけにはいきませんけれども、そんなことを思いながら衛生部長の答弁を聞いておったわけでありますけれども、これはまあここへお犬様に来ていただいて、議場の中でしっかり聞いていただく以外ないかなと、こんなことも思いつつ、今後の今の御答弁の対応を見守っていきたいというふうに思っておる次第であります。しっかりとお願いしたいと思います。まあこれは広報課にも関係がありますので、市長室長も、私はまあ将来、今はこういう状況で済んでいるかもしれませんけれども、やはり将来大きな社会的な、社会的と言ったら言葉が過ぎるかもしれませんけども、まあ問題に発展するような気がしますので、できるだけそういったことにならない前に対応を進めていくように、もちろん先ほどもおっしゃられたように、飼い主の気持ちの問題でありますから、そちらの方への啓蒙が最優先であるということは承知しつつ、その広報に努めていただきたいと、かように思います。  それから、都市計画部長の答弁でありますけれども、まあ質問の中で抜本的な都市計画の見直し、これはまあちょっと僕聞き漏らしたかもしれませんけれども、いわゆる栄町-蔵前線、これも計画路線でありますけれども、東海北陸道を挟んで、今おっしゃられましたいわゆる米野線と日野岩地-大野線が両サイドに沿って走っておるわけであります。で、これが恐らく東海北陸道につながる各務原市の基幹路線であり、岐阜市側はまあ南北の基幹路線として左兵衛新田-米野線になろうかと思うわけでありますけれども、まあこの間の交通もやはり見直ししなきゃならぬと、そういう点で栄町-蔵前線はどういうわけか、蔵前の所で行く可能性があるにもかかわらず、東海北陸道の橋梁の部分も橋げたであいておるわけでありまして、これもやはりきちっと都市計画を定めて、その周辺のインター付近の重要な部分でありますので、この点はしっかりと今後都市計画の見直しを進めていただきたいと、このように思うわけであります。  もう一つは、広域行政という立場から、岐阜市独自という、これは私が申し上げるまでもありませんけれども、岐阜市独自ということではなくて、こういう境界部分につきましてはやはり各務原市とも連携をとって、先ほどおっしゃったと思いますけれども、きちっとしたこの地域の道路網の整備をまずしなければ、幾ら机上で南東部の開発と言っても、私はへんちくりんな構想になってしまうんではないかという懸念をいたしておりますので、この点のところもそつなくお進めをいただきたいというふうに思っておるわけであります。企画部長の答弁は了解しました。  以上です。 ◯副議長(松岡文夫君) この際、暫時休憩いたします。  午後二時五十六分 休  憩           ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後三時三十分  開  議 ◯議長(近藤武男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を続行いたします。四十八番、野村容子君。    〔野村容子君登壇〕(拍手) ◯四十八番(野村容子君) ただいまから日本共産党議員団の一人といたしまして、発言をいたしたいと思います。  まず、第一項目でございますけれども、交通事業について交通部長にお尋ねをいたしたいと思います。  市営バスの均一料金が二百円という大台に乗り、これ以上の値上げは市民感情からいってもできないのではないかと思うところです。平成六年度予算は値上げをしたにもかかわらず、収入支出がとんとんで、一年先が心配な状態です。私たち日本共産党市議団は、どんなことがあっても公共の輸送機関である市営バスを守らなければならないと強く思い、また毎日利用している私といたしましても、市営バスを愛するがゆえに当局の重大な決意を促したいと思うところでございます。    〔私語する者多し〕  率直なところ、市営バスに対する市民の評価は厳しいものがあります。定時運行の乱れ、おくれて来るだけではなく、時刻表よりも早く通過をしてしまうというありさまです。八番バスは朝二本しかないのに、恵光学園前で乗る人が通過をされてしまって、県美術館前のバス停まで歩いて出勤したと訴えられました。私も池ノ上でバスを乗るのですが、民間バスが根尾や大野町から定時運行をしてくるのに、柿ケ瀬からの市営バスがどうしておくれるのか納得がいかないこともしばしばです。    〔私語する者あり〕
     また、親切な運転手さんも、感じのよい運転手さんも中にはいらっしゃいますが、多くの運転手さんに乗客に対する愛情や緊張感、サービス精神を持っていらっしゃると感ずることができないことがあります。これらは一にも、二にも交通部の幹部職員の熱意が弱い反映だと考えます。    〔私語する者あり〕 職員に注意するだけでは改善できません。部長を初め幹部が職員と一緒になって公営交通の使命を深く理解し、職員の自発性を引き出すことに成功しなければなりません。その決意についてまずお尋ねをいたしたいと思います。    〔私語する者あり〕  二つ目ですけれども、市営バスの乗客にぜひアンケートをとっていただきたいと思うのです。アンケートの結果はなかなかシビアなものが出ると思いますけれども、率直な住民の意見を聞いて、そしてそこから出発をする勇気を持つ必要があると私は思うところであります。市民の声をぜひ聞いていただきたいとお尋ねをする次第であります。  二つ目は、アパレル産業の振興とファッション工科大学について、藤田助役にお尋ねをいたしたいと思います。  岐阜市の産業の活性化が大きな課題になっております。地場産業の中心をなすアパレル産業の発展なくして、産業の活性化も都市の活性化もないと思うところであります。ところが、アパレル産業発展のための岐阜市の取り組みは下降の一途をたどっていると言わなければなりません。まず、第三次総合計画で明記されましたファッション工科大学の設立が手つかずのままです。ファッションタウン構想も理事者の口に上らなくなってしまいました。第三セクターでつくったファッション・コミュニティも縮小をして、行政情報が中心になっております。また、ファッションの夢を与えてくれましたミラノコレクションも来年度から中止ということであります。これでは第三次総合計画でうたわれたコンベンション都市、ファッション都市は根底から崩れてしまうのではないでしょうか。  日本共産党はファッション工科大学の設立が重要なことであることを提言し続けてきました。市の幹部や有識者の中にもファッション工科大学をつくっていれば、今日の不況の中でもこんな事態にはならなかったのではないかという声もあります。ファッション工科大学の設立は、第三次総合計画の中核的な位置づけになっているところであります。また、UG都市設計、ここに当時の調査結果の一連の資料を持ってまいりましたけど、UG都市設計が昭和五十七年にファッション工科大学構想を委託をされて発表いたしましたが、この中でファッション産業の振興はただ岐阜市のみのことではなく、日本全体にとって重要である、この重要な産業発展のために、どこにこういうものをつくったらいいのかという点では、岐阜市が最大の適地であるとここで述べられているところであります。  また、日本ファッション工科大学設立調査委員会が、五十九年の十一月にこのような報告書を出しました。この報告書をわかりやすくしたのが、この短期大学構想ということであります。当然将来的には四年制の大学を志向するのでありますけれども、大学の設置に係るさまざまな問題を考えるときに、てっとり早く設立しやすいその方向として短期大学構想というのが出てきております。このファッション工科大学は、ただ単にデザイナーの養成というだけではありません。育成する人材としてこんなふうに書いてあります。  優秀なマーチャンダイザー、商品企画から生産、販売まですべての分野に精通をし、企業における利益責任を持つスペシャリストを育てることであると。二つ目には、ファッションデザイナー、単にデザインができるだけのデザイナーではなく、商品企画、素材の選択、サンプルの製作、商品化まで総合判断の上に創造性と思考力を発揮できるファッションデザイナーを育成すると述べられています。また三つ目には、生産管理の技術者、新しい産業機械やエレクトロニクスに対応できる知識を備え、生産、技術、品質管理、生産管理に関する技術者を育てる。で、四つ目には、ファッション経営管理者、ファッション産業に特化した経営、財務、人事、労務等の管理、企業運営等経営管理者として必要な専門知識や能力を持った人を育成するということで、総合的なファッションにかかわる人材育成をする日本ファッション工科大学短期大学構想がこのように立派なものができているところであります。  そこで、助役にお尋ねをするところでありますけれども、今日この本会議場でもファッション産業、また岐阜市の産業育成のために種々の討論がございましたけれども、何といっても地場産業の中心であるこのアパレル産業育成を置いてほか、どんなに新しい企業を誘致しても、それは成り立たないと私は思うところであります。そこでおくれたとはいえ、もう一度この三次総の原点に立ち返って、そしてこのような調査結果も出ているところでありますので、この岐阜市にファッション工科大学、名称はともかくとして、そういう大学の設立を考えることが長期展望で見るなら必要ではないか、このように思うところでありますが、助役の見解をお尋ねをするところでございます。  第三の質問は、保育行政について福祉部長にお尋ねをいたします。  岐阜市は四月から保育行政に大幅な変更を加えようといたしております。長時間専門保育所としての中央保育所の保育時間をこれまで七時四十五分から六時であったものを、七時半から七時まで、土曜日は半日保育であったものを夕方六時までと、父母の願いを一定部分受け入れ延長されるものです。ところが、この延長部分に月額二千五百円の延長保育料を加算するという方策をとろうとしておられます。また中央保育所以外の長時間保育を行っている十二カ所について、正規の保母さんの時差出勤で保育がされていたものを正規職員一人だけ残して、あとはパートで対応をしようというものです。すなわち長時間保育に必要な保母を削減し、朝二時間、夕方二時間をパートに切りかえるというのです。これは岐阜市の保育行政始まって以来の大改悪と言わなければなりません。「三つ子の魂百まで」と言われるように、大切な乳幼児期の発達にとって、ゆゆしき問題だと言わなければなりません。  そこで、まず第一にお尋ねをいたしますが、朝二時間、夕方二時間のパートは、年齢も問わない、保母資格も問わない方針のようですが、これはとんでもないことです。無資格の高齢者で保育はできません。福祉部長はこの岐阜市の保育を託児所に変えてしまわれるのでしょうか。岐阜市の保育行政はこれまで全国に誇れるものでした。約二十年間、関係者の努力で今日の保育水準を積み上げてきたのであります。これを一気に崩すつもりなのかどうか、お答えをいただきたいと思います。  二つ目に、子供の保育所における事故は疲れが出てくる午後、しかも夕方に多いと言われます。パートの導入で子供の安全は守られるのか、その責任はどうとられるのか、お尋ねをいたすところであります。  四つ目に、保健所行政について衛生部長と市長にお尋ねをいたしたいと思います。  政府は、現行の保健所法を名称も地域保健法に変え、保健所の役割を縮小、後退させる改悪案を今国会に提出しようといたしております。全国で約八百五十カ所ある都道府県、政令市の保健所を半数程度に統廃合しようというのです。保健所は乳幼児健診やがん検診、疾病予防、高齢者、障害者などの対人保健サービスと、公害、食品、水、空気にまでわたる生活環境全体を視野に入れた対物保健サービスをあわせ持って活動する地域における公衆衛生の第一線の機関であります。しかも近年、食品公害、アレルギー問題、エイズなど、保健所の果たす役割はますます大きくなっています。今必要なことは、こうした期待にこたえられる身近な保健所への拡充であり、地域住民に密着した公衆衛生行政の向上であると思うところです。  以上のような観点から、地域の人々で構成される保健所運営協議会を全体に統合して一つに合併することは、この理念に逆行することである。長年保健所を支えてこられた地域の皆さんに失礼なことでもあると思うところであります。以上の観点から、保健所運営協議会の統合をしてはならないことを指摘をしておきたいと思います。  さて、そこで市長にお尋ねをするのですけれども、こういう保健所法の過渡期に当たって、地域の皆さんは北保健所の改築がどうなるのか、多大な関心を寄せられているところであります。今議会にも北保健所改築に関する陳情が出されております。今北保健所は人口の増大、業務量の増加によって大変手狭になり、乳幼児健診などもう大変なことであり、予防接種は北部コミュニティセンターを借りてやっているありさまであります。また低肺機能者のための訓練、呼吸教室などは二階のために、肺活量の少ない方が上がっていくのが大変ということで、今いろいろ御不便もかけているということであります。このような北保健所の改築について、衛生部においては期待をされているところでありますが、長である市長にどのような見解を持っておられるのか、市民の要望におこたえになられようとするのか、御答弁をいただきたいと思います。  続きまして、衛生部長に骨粗鬆症検診についてお尋ねをいたします。  さきの九月議会でも質問をいたしました。衛生部長は国の動き、情報等にも注目をし、検討していきたい旨答弁がありました。骨粗鬆症というのは、特に女性に多いんですけれども、カルシウムが不足をして知らない間に骨が折れて、そして今寝たきりの大きな原因になると言われております。私は全国で初めて自力で骨粗鬆症検診を実施をいたしました山梨県の櫛形町を視察をしたところです。そこでの検診の結果は驚くことに、要観察者が四一%、要精密検査必要というのが一四%と、五〇%を超える人々に疑いがありと診断をされました。ある医科大学の推定では患者は全国で約九百万人、一年間に十万人が骨折を起こし、寝たきりになるケースが多いと言われています。櫛形町では検診を実施することによって関心が高まり、カルシウムの摂取や運動などにより予防活動が進んでいると報告をいたしております。厚生省においても、平成六年度全国五百カ所の市町村をモデル指定を行って、約六億二千七百万円の予算を計上いたしているところでございます。このような、既に全国でも経験があり、厚生省も乗り出したこの事業をぜひともゴールドプラン実施に当たって寝たきりのお年寄りをつくらない、こういう立場からも、骨粗鬆症の検診を岐阜市で取り入れていくことが必要だと思いますが、お答えをいただきたいと思います。  最後に、東海環状自動車道について、都市計画部長にお尋ねをいたします。  二月末にルート発表を聞いて、住民の皆さんからの岐阜市への陳情を改めて調べてみました。陳情は二つ出ておりました。一つは、東海環状自動車道路の岐阜市洞地域及び上西郷地域通過反対に関する陳情、平成四年六月十六日、百二十一名の署名をもって提出をされておりました。二つは、東海環状自動車道路の都市計画決定に関する嘆願書、平成四年八月二十日、第二千成自治会の皆さん四百七十一名の署名を添えて都市計画部の方に提出をされておりました。この二つの陳情書を見まして、今回発表されましたルートと全く似通ったルートを当時も想定をして陳情をされたと思われる内容になっております。本日の朝日新聞の記事を読み合わせてみるとき、疑問を持たざるを得ない、そういう感じであります。しかも当時出回ったとされる図面は、都市計画部にお尋ねをいたしましたところ、評定図、すなわち航空写真ということであり、かなり専門的なもので、素人が推定して書き込んだものではないということであります。本日の新聞報道にもあるように、もしこのようなルートが二年前に専門的な地図も添えて出回っていたとするなら、これは大変な問題であると私も思うところでございます。都市計画部長の見解をまず求めるところであります。  二つ目のことですが、この陳情書には、一つは洞地域は一面の柿、ナシ、イチゴ、花などの農業地帯を形成し、集団産地としての将来性もあり、近代的な農業が成り立っていると述べており、それが自動車道の通過で破壊されるとしているところであります。また第二千成自治会からは、土砂崩れ危険地域に指定されている御望山をトンネルで通過することは心配であると訴えられているところであります。このようにそれぞれの陳情には、地域住民の皆さんの東海環状自動車道の通過によって、自分たちの生活圏や農業生産が破壊されるのではないか、また御望山に隧道を掘ることで危険はないのか、非常に心配をされておりますが、このような陳情に対して今回のルート発表を見るとき、都市計画部長はどのように対応されようとしておられるのか、この二点についてまずお尋ねをいたす次第でございます。  以上で、第一回目の質問を終わります。(拍手) ◯議長(近藤武男君) 市長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 ◯市長(浅野 勇君) 北保健所の改築につきましては、これまでにも何回もこの議場で取り上げられたことでございまして、御指摘のとおり、その必要性は十分認識しているところでございます。そして建築基準法の諸規定、規則、規制、敷地の問題等、現地改築にはさまざまな隘路があることも承知しております。また特に現在国で保健所法の改正を伴う地域保健法案が審議されておりますので、その結果を見きわめなくてはとも思っております。が、いずれにしましても、その結果を見まして、南保健所と同等あるいはそれ以上のサービス機能を持ったものをつくらねばと考えております。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 交通部長、坂野和美君。    〔坂野和美君登壇〕 ◯交通部長(坂野和美君) 市営バスの利用者は年間約八百万人、一日平均二万二千人を輸送している現状におきまして、公共輸送機関として地域交通に大きな役割を担っております。現下の状況は御指摘のとおり、諸般の事情によりまして輸送人員が減少傾向となっているのが現状でありまして、非常に厳しい背景のもとで、市民の足であり、高齢者等交通弱者の足であります市営バスを愛されるバスとして維持存続していくためには、御指摘の点も改めて肝に銘じ、交通部職員が一丸となって一層経営努力に取り組まなければならないと改めて思っております。  このところ、経営合理化のため、路線バスの運行本数の減少や職員数の削減など、事業の縮小を行ってまいりましたが、目新しいことは余りなく、こうしたことが職員の士気にも微妙に影響を与えているのではないかと思われますので、今年度におきましては、貸切バスの一部車両のグレードを上げたり、あるいはリフト付バスを導入したり、近くはふれあい会館への路線延長を予定するなど、新規事業を積極的に推進することも一方において交通部職員の士気を高めるものと考え、財政状況が厳しい中努力をしているところであります。管理職員が率先垂範して意欲的に運営に当たらなければならないことは当然でありまして、それぞれの立場でお客様に期待される事業の推進に一層努力する所存であります。  次に、乗客の方々に対し、アンケートを実施してはどうかとの御質問でございます。  交通部に与えられた使命は、市内公共交通機関を担うものとして、安全、快適、確実な輸送サービスを提供することでございます。交通部におきましては、乗客サービスの向上を図るため、乗降客の動向を把握し、ダイヤ改正などの参考とするため、毎年乗降人員、乗降バス停などを調べる乗降調査を実施しておりますが、職員の接遇態度、バスの運行本数、車両や設備の改善点など、乗客の方々が市営バスに対し何を望んでおられ、どういうところを改善してほしいかなど、生の声を聞かせていただくことは非常に大切でありますので、六年度に実施予定の乗降調査とあわせ、同時に実施する方向で検討に入ります。 ◯議長(近藤武男君) 助役、藤田幸也君。    〔藤田幸也君登壇〕 ◯助役(藤田幸也君) ファッション工科大学の構想についてお答えをいたします。  議員御指摘のとおり、本市におけるファッション・アパレル産業の重要性は、十分に認識をいたしております。年間総売上高において一兆円を超えると言われておりまして、日本全国シェアの二二%から二三%を占め、本市の重要な基幹産業であるというふうに考えております。その意味におきまして、本産業にかかわる中小零細企業の振興策につきましては、昨今の不況の中で深刻な状況に陥っていることを十分に認識をするとともに、これが重要な行政課題であると、こういう認識をいたしております。  御提案の仮称でございますか、ファッション工科大学構想につきましては、今後引き続き、従前から検討はされておりますが、各界各層の意見を伺う中で検討を深めてまいりたいと思いますが、議員御指摘のとおり、少々時間がかかると思いますので、当面は岐阜市立女子短期大学におきます服飾デザインコースの充実を進めるなど、現実的な対応策を検討いたしまして、既存機能を拡充することによるファッション・アパレル産業への積極的な支援をとりあえず検討してまいりたいと、かように思っております。 ◯議長(近藤武男君) 福祉部長、岡田信夫君。    〔岡田信夫君登壇〕 ◯福祉部長(岡田信夫君) 保育行政についてお答えいたします。  第一点目の、長時間保母配置基準の見直し、パート化の考え方、その実施方法についてでございます。現在、長時間保育所は午前七時四十五分から午後六時までの保育を行っておりますが、これは普通時間の保育所の午前八時三十分から午後四時十五分までと比べ、朝の四十五分間、夕方の一時間四十五分間について、長時間の保育を行っているわけでございます。この時間帯に保育を必要とする児童を長時間保育児童と言っているわけでございます。お尋ねの長時間保母の配置でございますが、現在の配置基準はこの朝夕の長時間児童数により長時間保母数を算出し、フルタイムの保母職員を配置いたしているわけでございますが、この朝四十五分、夕方の一時間四十五分の二時間三十分のために、七時間四十五分勤務の保母職員を配置いたしているところでございます。したがいまして、今回の見直しは、朝七時四十五分からの二時間と、また夕方六時までの二時間、いわゆる長時間に相当する部分のための専門パート職員を配置し、長時間部分の保育を実施しようといたすものでございます。これは多様化する保育ニーズに積極的にこたえていくため、配置基準を見直し、保育充実のためにその職員を充てていきたいと考えております。  二点目の、二時間パート保母の有資格者問題についてでございますが、保母資格を有した職員を極力雇用していきたいと考えておりますが、幼稚園教諭免許を持った方はどうかとか、子育ての経験のある人はどうかという、いろいろな考えがありますが、まあ新しい体制でございます。保護者の不安などをなくすためにも、原則として有資格の保母を雇用してまいりたいというふうに考えております。  なお、長時間の時間帯に対しましては、パート化を進めていくわけでありますが、早番、遅番には保母職員一人は必ず配置する体制をとってまいりたいというふうに考えております。  また、パートの職員の事故責任についてでございますが、通常の勤務において、誠意ある保育の中で事故があった場合には、個人への責任はないものと考えております。なお、この場合、施設管理者にその責任を負うことになろうかと存じております。保育面及び施設面におきましても、安全管理は今後も十分注意して事故の未然防止に努めてまいりたいと存じておりますので、よろしく御理解賜りたいと存じます。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 衛生部長、岡本祥成君。    〔岡本祥成君登壇〕 ◯衛生部長(岡本祥成君) 骨粗鬆症検診についてお答えします。  骨粗鬆症は骨密度が低下し、女性高齢者の骨折や寝たきり生活の原因にもなることから、若いころからのバランスよい食事、運動などで骨を強化することが最も大切なことであります。具体的な検診として取り組むにはカットオフラインや診断基準など、まだあいまいな部分がございますので、当面は今まで同様重点健康教育として取り組んでいきたいと思います。  以上です。 ◯議長(近藤武男君) 都市計画部長、林 正美君。    〔林 正美君登壇〕 ◯都市計画部長(林 正美君) 東海環状自動車道路に関連いたしまして、お答えをいたします。  ルートが早い時期に図面で示されたことについてどうだということでございますが、私ども驚いておるわけでございますが、それとともに国、県、市とも関知してないことでございますので、御了承願いたいと思います。  それと、今回発表されましたルートでは、まだ構造等の概要について全くわかっておりませんが、基本的なルートとしては、市として適切なものと考えております。今後予定されます都市計画案につきましては、十分検討していく中で、地元説明会等を行うというようなことで、市としても地元の理解が得られるよう努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。    〔「議長、四十八番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(近藤武男君) 四十八番、野村容子君。    〔私語する者あり〕    〔野村容子君登壇〕 ◯四十八番(野村容子君) 御答弁をいただきました。  市長のお答えですが、北保健所の改築につきましては、必要性を認識して、まあ国の結果を見きわめるとはいえ、南と同様、それ以上のサービス機能を持ったものをつくっていきたいという積極的な御答弁をいただきましたので、ぜひとも実現の方向で努力をしていただきたいことを強く要望して終わりたいと思います。  続きまして、交通部長でございますけれども、交通部長からも私の指摘と提案に対して積極的にこたえていただける御答弁をいただきました。まあその中で事業の縮小などが職員の士気に影響しているのではないかということも言われましたが、この平成六年度の予算案の中にも、その三仕業を減らすという予算案になっているんですね。長良線と加納島線ということでありますけれども、またこの事業の縮小で職員も三名でしたか、減らすという、そういうことが一層今言われたその事業の縮小が職員の士気に影響するということが既にこの予算案の中でも明らかになっているわけであります。また住民の側からも、今まで十分間隔で来たバスが現在十五分になり、さらにこの仕業数を減らされれば、二十分になれば、当然それだけバスを待てないわけですから、バス離れが進んでいくと思うのです。だからむしろ私は積極的にこれらの仕業数も確保をしながら、そしてその職員の人たちに士気を持ってもらうように事業計画を立てなければいけないのではないか、このように思うところであります。この点は強く指摘をして、交通部長の答弁は了といたします。  続きまして、事務助役さんのお答えでございますけれども、引き続きファッション工科大学につきましては、各層各界の御意見を聞く中で検討していきたい、こういう御答弁でありました。私はもう本当に残念なことにあの調査結果が出てから、もう九年目になっているわけなんですね。だからこの間にそこを進めていたら、私自身も今日のこの不況、不景気の中で、岐阜市のアパレル産業がこんなに落ち込まないで済んだんではないかという実感を持っているわけです。ですから何としても、市長も昨日来言っていらっしゃいますように、この岐阜市のアパレルには高付加価値をつけなきゃいけない、人材育成をしなきゃいけない、そういう機関であるこの日本ファッション工科大学が岐阜市にできることによって、どれだけこの日本の中でこの岐阜市の価値というのは上がるかもしれません。大変これは大きな効果があると思い、また岐阜市が進めておられるコンベンション都市構想も、片やそのコンベンション都市を支えるのがこのファッション産業なんです。ファッションのコンベンションがうんとこのあることによって、岐阜市のコンベンション都市も支えられるわけですから、ファッション産業の衰退はコンベンション都市構想そのものもつぶしてしまう、そして後に残ったのは、何と長良河畔にできたコンクリートの建物とホテルだけだったというような結果にならないためにも、私はこのファッション工科大学はどうしてもつくっていかなければならないものだと強く主張し、期待をいたすところでございます。期待をして了解をいたしたいと思います。    〔私語する者多し〕  続きまして、骨粗鬆症検診について衛生部長でありますけれども、御答弁はちょっと納得ができないものであります。    〔私語する者多し〕 御答弁はまだあいまいな部分があって、はっきりしてないので、岐阜市においては当面現状このままで進めていくということなんですね。既にこの今紹介をいたしました山梨県の櫛形町では、既に四年前から始めており、三年間にわたって全住民のいわゆる骨密量や骨塩量の調査を完了しているわけです。そしてそのデータを浜松の医大に持っていって、読み取ってもらって、今申し上げましたように五〇%を超える人がその検査の結果、要危険であると、こういう結果も既に出ています。こういうものを踏まえて、厚生省が平成六年度、五百カ所もモデル事業としてこれを実施するんです。その五百カ所のうち二百五十カ所は検査機械をリースをして、市町村に貸すわけですね。あとの二百五十カ所は市町村が実施主体になって、そしてそのお医者さんに委託をして進めると、そこまで厚生省は具体的にもういっているわけです。それなのに衛生部長はまだあいまいなので、手がかけられないというような意味の御答弁でありました。  全国のそういう経験と厚生省が進めようとする内容と、これはもう絶対に早く検討していただいて、いいことならどんどんとやっていただきたいと思うんです。岐阜市の保健衛生の伝統は、がん検診にいたしましても、国がやる前にいち早く岐阜市がやって、そして後から国が制度化をするということで、市民の健康を守るために保健所行政、衛生行政はどんどんと先に走ってきたというのが岐阜市の伝統であると私は思うところであります。ですから、この骨粗鬆症検診においても、そのような態度をとられずに、ぜひとも率先をしてとっていただくようお願いをし、その意思についてもう一度お答えをいただきたいと思うところであります。  それから、保育所行政についてでありますけれども、部長の方からの御答弁は朝二時間、夕方二時間のパートにつきましては、極力まあ原則有資格だと。原則有資格ということは、その無資格の人も入れることも、探してなければ入れますよと、こういうことだと思うんですねえ。私はね、これはとんでもないことだと思うんです。今その保育行政、特にその赤ちゃんから、ゼロ歳から預かる保育所なんですね。このゼロ歳から預かる、しかも、生まれたてのほやほやの大切なその、今少子化傾向の中で大切な赤ちゃんを預かる保育所が、その、    〔私語する者多し〕 何です、 ◯議長(近藤武男君) お静かに。 ◯四十八番(野村容子君) (続)静かにしてください。(笑声)その無資格のパートで、しかもお聞きをいたしましたら、年齢は問わないと。そういう人をね、導入をして、本当に預ける側の親は安心できるでしょうか。大切な、大切な自分の子供さんを預かる保育所が、市の保育所とはいえ、保母資格を持っていない人に預かってもらうかもしれない、こんな不安なことがあるでしょうか。私は一気に岐阜市の保育水準を引き下げることになるという大変なものであります。  そういう意味で、例えば無認可保育所に対しても、いろいろ岐阜市は正規の保母さんを雇いなさいとか、いろんなその設置基準も指摘をしてきているんですね。そしていい環境で、いい状況の中で子供が保育されるように努力をしてきたのに、その中心である岐阜市の公立保育所がパートの保母は無資格でありますなんていうことは、もう恥ずかしくて、それはもう言えないことだと私は強く思うところであります。これはぜひ無資格を入れるということはやめていただきたいと強く思うところでございますが、この点について福祉部長から無資格を入れるということなのかどうか、もう一度御答弁をいただきたいと思います。  また、事故責任については、個人への責任にはならないと、施設管理者が当然責任を負うと言われました。施設管理者といえば、まあ大局的に見れば市長なんですけれども、当面は保育所ごとに所長がおります。その所長が具体的な保育所の管理者なんです。そうしますと、その所長の勤務時間は、いつもいつも夜六時までいるとは限らないわけですね。五時に帰っちゃうときもいろいろあると思うんです。そういうその管理者がいないときに、そのパートの無資格の保母さんがいて、一人まあ有資格者がいたとしても、こんなときに事故が起きたときの対応はどうされるんですか。これこそまた心配でたまらないことであります。この辺の管理責任について、今のお答えでは全く納得ができないわけでありますが、この辺についてもう一度お答えをいただきたいと思います。  東海環状自動車道についてであります。  都市計画部長は、まあ、図面が出回っていたということで驚いているという答弁をされました。国、県、市とも関知していないので、御了承くださいということでありました。でも、私はさっき申し上げましたように、関知はしていらっしゃらないかもしれない、岐阜市がまいたというふうには思っておりませんし、そういうふうには思っておりませんけれども、この事実をきょうまで知らなかったということはないと思うんですね。なぜならさきに言いました陳情書、一つの陳情書にはその図面がつけられて陳情がされているんです。で、その図面はさっきも言いましたように、かなり専門的なもので、素人が推定してこういう路線を通るよと言ったということではないんです。こんな図面が出回るということ自体がもうわからないと都市計画部では言っているわけなんです。そうしますと、この二年も前に一体どういうことなのか。これは今結果としてその御当地で何が起こっているのかという点では、まだよく調査をされておりませんが、事前にこのルートを入手をできる状態にあるということは、全国でもいろいろな不祥事が起こっているわけですよね。住民が知らないうちに安く土地を買ったとか、いろんなことが起こっているわけです。これはまあ調査をしてみないと、現地でどうなっているのかわかりませんけれども、これは全く遺憾なことだと私は思うわけなんです。  その点について、都市計画部長から関知してないので御了承だけで済むのか。あなたは陳情署名を受け取ったときに、あなたでないか、前任者だかは知りませんが、都市計画部長が受け取ったときに、その図面を見てびっくりされなきゃいけないと思うんですね。かなり専門的な図面ということでございます。ですから、そのときに黙って受け取られたとしたら、これまた関知をしないから、まあ出回っておるかしらんが知らないわで二年間放置をしてきたとすれば、これまたちょっとね、遺憾ではないかと思うところであります。その辺の経過をもう少し具体的にお話をなさって、私は遺憾だと思うのですが、あなたはそのような見解をお持ちでないのか、お答えをいただきたいと思います。  それから、二つ目の質問については御答弁がございませんでした。この陳情書は第二千成の団地の皆さんが御望山をトンネルでくぐると、二年前にもうそう言っているんですよね、ぴったりですよね。この御望山をトンネルでくぐると、あそこは前も議場でね、緊急質問もありました。あの崩壊をする所いうことでね。そういう大変な御望山の危険、土砂崩れ危険区域に指定されているんですよね。そういう所をトンネルで通って本当にいいのかというのにどう答えていくのか。あるいはそこで手広く農業をね、大切にやっている皆さん、その山の中腹まで柿畑やナシ畑があるんですけれども、そこにトンネルが入っていくとどうなるのかいうこの陳情なんですよね。そういう人たちにはどのようにお答えになるのかいう点はもう少し具体的にお答えをいただきたいと思います。  以上です。    〔私語する者多し〕 ◯議長(近藤武男君) 衛生部長、岡本祥成君。    〔岡本祥成君登壇〕 ◯衛生部長(岡本祥成君) 再度お答えします。  浜松医大のレントゲン、放射線科の人たちが行った地域保健における先駆的な研究に関しては、研究的には非常にすばらしいものだというふうに考えております。しかしながら、その内容は、異常者出現率においても余りにも多くの人を要注意としてピックアップし、しかも、その人たちにどういう指導が行われたのかに関しては、恐らく多くの医者の意見を求めれば、いろんな意見が出るであろうというふうに推定されます。  さらに、厚生省のモデル事業が来年度から導入されますけれども、これに先立つ全国の保健所で行われた事業に関しても、一定の方法によって規格化された内容ではなくて、それぞれモデル研究的な試みとして行われたというふうに聞いております。さらに今回五百カ所のモデルを出して、国の補助金額をつける検診のモデルでは、若い女性の三十九歳以下の女性を対象に検診としておりますけれども、この年齢の意味は骨塩量が一生のうちで最大に達する年齢がその時期でありますので、その時期に骨塩量がどのくらいあるかということを知る指標にはなりますけれども、その後の保健指導と連動するに関しては、少し問題があるというのが先ほどのあいまいな部分として申し上げた内容でございます。  以上でございます。 ◯議長(近藤武男君) 福祉部長、岡田信夫君。    〔岡田信夫君登壇〕 ◯福祉部長(岡田信夫君) 再質問にお答えいたします。  まず、第一点目のパート保母は無資格を入れるのかどうかということでございますが、さきにも御答弁申しましたように、極力努力いたしまして有資格者の方をお願いしようといたしております。  二点目のパート職員の事故責任についてでございます。施設管理者と御答弁申しましたが、これは正職員であろうが、パート職員であろうが、同様に責任問題があるわけでございまして、パートだから別に施設管理者になるわけではございません。したがいまして、保育所長は施設長ではございまして、公的機関においてはあくまでも管理者は市長になるものと存じます。  以上でございます。よろしくお願いします。 ◯議長(近藤武男君) 都市計画部長、林 正美君。    〔私語する者多し〕    〔林 正美君登壇〕
    ◯都市計画部長(林 正美君) 東海環状自動車道路のルートにつきましては、岐阜市としても建設省や県に将来の都市の開発計画や地元状況等、市の考え方、要望等を伝える中、またルートの検討のためと考える種々の資料の提起を求められたことはございましたが、これらを踏まえて建設省において調査検討が進められたところであり、発表された案の通知を受けたのは御承知のとおり最近でございます。    〔私語する者多し〕  それとあの、陳情、要望の趣意につきましては、その都度国にお伝えをしてございます。さらに問題が少なくなるよう検討していただくよう、関係機関にも御協議をお願いしてまいりたいと思っております。  以上でございます。    〔私語する者多し〕    〔「議長、四十八番」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(近藤武男君) 四十八番、野村容子君。    〔私語する者多し〕    〔野村容子君登壇〕 ◯四十八番(野村容子君) 衛生部長の答弁でございますけれども、その浜松医大でその調査をしたその結果が余りにもたくさん要注意というのがあって、その対応についてまあ医者の間でも意見があるみたいなお答えでございました。ただ私はね、骨塩量や骨密度を調査することは、そのさまざまな方法でできる、これはもう科学的にできると思うんです。その櫛形町ではレントゲン検査でやったということであります。その後のフォローというのは、私はだから調査をしたから治療ができるという、そういう性格ではないんですよね、その骨の量が減っているということは。そういうことを検査をした皆さんに、あなたの骨は危険ですよと、本来なら年齢三十歳ぐらいのときが骨の量のピークなんですけれども、そこからこれくらい骨が、骨量が減っていますよと、それだから要注意ですよと言うことによって、どういうフォローをするのか。それはお医者さんでなくても、櫛形町でいいますと、岐阜市でいいますと、この衛生部、保健所のような所が、総力を挙げてその食事の改善とか、運動の推進とか、日光浴の推奨とか上げて、町を挙げてそういうフォローをしていらっしゃるんです。私はその知らないということ、自分の骨粗鬆症の危険性を知らないということが自分の健康を守る認識につながらないというところを問題にしているのですから、調査をすること、検査をすることによって、今衛生部が啓発事業で行っている食生活の改善や運動の勧めなどは、もっと有効に個々に働くと思うんです。そういう意味から私はこの検査というのは、治療という観点よりも、すっごく有効だと思うんですよね。そういう観点で申し上げておりますので、ぜひ御理解をしていただきまして、あの実施をしていただきたいと、まあ要望にしておきたいと思います。  それから、福祉部長でございますけれども、保母さん、パート保母さんの配置は、原則有資格者から一歩も出ません。今議場でも「無資格はあかんよ、無資格は」という声もございましたけれども、本当にそうなんですよ。無資格の保母さんを入れてね、どうするんですか。もうこれはね、どんなことがあっても無資格の保母は絶対に入れてはならないと強く思うところであります。ぜひともこの辺は重大なこととして受けとめていただきたいと思っております。事故が起きたときの責任は市長ということでございますので、市長ともどもその辺はぜひ考えていただきたいことを要望しておきます。  最後に、都市計画部長ですが、二点目の質問につきましては、まあ関係住民の皆さんから意見をよく聞いていただいて、そしてその人たちの願いにこたえられるように、また不安を解消するように、いろいろ取り計らっていただきたいという要望にとどめておきます。  一つ目の質問はね、いろいろお答えは資料の提供があったから出したと、その結果このルートになったよというお答えだったんですね。私はそのルートを聞いているのではありません。岐阜市の都市計画部へ、この陳情署名が出されたときに、既に専門的な地図が添えられて、このルートを通過しますよということを含めてこの関係地域の皆さんが反対であると、このルートは反対であると陳情されているんです。そのときに市当局はそれを見ているわけなんですから、ですから、しかも、その図面がかなり素人では手に入らない専門的なものですから、何らかの対応をやっぱりしなければいけないし、今日そのときはまあ知らなかったにしても、きょうの新聞にも載っていた、そして今日この事態が起きたときにどう受けとめられたのか。関知していないので承知しておりませんで済むのか、新聞にあんだけ大きく出て、また私が指摘をして、ああ、そういえば二年前にあの陳情を受けとめたときにルートが載っとったと、これは大変だと思われなかったんかどうか、その辺をお答えをいただきたいと思います。  以上です。    〔私語する者多し〕(笑声) ◯議長(近藤武男君) 都市計画部長、林 正美君。    〔私語する者多し〕(笑声)    〔林 正美君登壇〕 ◯都市計画部長(林 正美君) お答えをいたします。  事業者からのルート選定がない段階でございましたので、特別の処置はしておりません。(笑声)           ━━━━━━━━━━━━━━━━ 延  会 ◯議長(近藤武男君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ◯議長(近藤武男君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。  午後四時二十九分 延  会 岐阜市議会議長       近 藤 武 男 岐阜市議会副議長      松 岡 文 夫 岐阜市議会議員       服 部 勝 弘 岐阜市議会議員       小 林 幸 男 Copyright (c) Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ページの先頭へ▲...