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  1. 岐阜市議会 1987-09-18
    昭和62年第4回定例会(第4日目) 本文 開催日:1987-09-18


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 昭和62年第4回定例会(第4日目) 本文 1987-09-18 文書・発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言の単文・選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 113 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1346頁 選択 2 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1347頁 選択 3 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1347頁 選択 4 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1347頁 選択 5 : ◯十一番(堀田信夫君) 1347頁 選択 6 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1354頁 選択 7 : ◯市長(蒔田 浩君) 1354頁 選択 8 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1356頁 選択 9 : ◯都市計画部長武藤治雄君) 1356頁 選択 10 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1357頁 選択 11 : ◯教育長(浅野 勇君) 1357頁 選択 12 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1358頁 選択 13 : ◯建築部長角田昭二君) 1358頁 選択 14 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1359頁 選択 15 : ◯総務部長(奥村元宥君) 1360頁 選択 16 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1360頁 選択 17 : ◯生活環境部長武藤進敬君) 1360頁 選択 18 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1361頁 選択 19 : ◯十一番(堀田信夫君) 1361頁 選択 20 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1363頁 選択 21 : ◯市長(蒔田 浩君) 1363頁 選択 22 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1364頁 選択 23 : ◯都市計画部長武藤治雄君) 1364頁 選択 24 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1364頁 選択 25 : ◯建築部長角田昭二君) 1365頁 選択 26 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1366頁 選択 27 : ◯十一番(堀田信夫君) 1366頁 選択 28 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1368頁 選択 29 : ◯市長(蒔田 浩君) 1368頁 選択 30 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1369頁 選択 31 : ◯建築部長角田昭二君) 1369頁 選択 32 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1370頁 選択 33 : ◯十四番(早川竜雄君) 1370頁 選択 34 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1385頁 選択 35 : ◯教育長(浅野 勇君) 1386頁 選択 36 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1388頁 選択 37 : ◯市長室長(鷲本順一君) 1388頁 選択 38 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1390頁 選択 39 : ◯生活環境部長武藤進敬君) 1390頁 選択 40 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1391頁 選択 41 : ◯農林部長(松尾三雄君) 1391頁 選択 42 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1392頁 選択 43 : ◯土木部長(渡辺康男君) 1392頁 選択 44 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1393頁 選択 45 : ◯十四番(早川竜雄君) 1393頁 選択 46 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1403頁 選択 47 : ◯副議長(大野栄吉君) 1403頁 選択 48 : ◯教育長(浅野 勇君) 1403頁 選択 49 : ◯副議長(大野栄吉君) 1404頁 選択 50 : ◯市長室長(鷲本順一君) 1404頁 選択 51 : ◯副議長(大野栄吉君) 1405頁 選択 52 : ◯生活環境部長武藤進敬君) 1405頁 選択 53 : ◯副議長(大野栄吉君) 1405頁 選択 54 : ◯農林部長(松尾三雄君) 1405頁 選択 55 : ◯副議長(大野栄吉君) 1405頁 選択 56 : ◯土木部長(渡辺康男君) 1406頁 選択 57 : ◯副議長(大野栄吉君) 1406頁 選択 58 : ◯十四番(早川竜雄君) 1406頁 選択 59 : ◯副議長(大野栄吉君) 1409頁 選択 60 : ◯四番(亀山輝雄君) 1409頁 選択 61 : ◯副議長(大野栄吉君) 1413頁 選択 62 : ◯水道部長(辻 武夫君) 1413頁 選択 63 : ◯副議長(大野栄吉君) 1414頁 選択 64 : ◯交通部長(足立信雄君) 1414頁 選択 65 : ◯副議長(大野栄吉君) 1415頁 選択 66 : ◯土木部長(渡辺康男君) 1415頁 選択 67 : ◯副議長(大野栄吉君) 1416頁 選択 68 : ◯建築部長角田昭二君) 1416頁 選択 69 : ◯副議長(大野栄吉君) 1418頁 選択 70 : ◯四番(亀山輝雄君) 1418頁 選択 71 : ◯副議長(大野栄吉君) 1419頁 選択 72 : ◯二番(田中成佳君) 1419頁 選択 73 : ◯副議長(大野栄吉君) 1427頁 選択 74 : ◯市長(蒔田 浩君) 1427頁 選択 75 : ◯副議長(大野栄吉君) 1429頁 選択 76 : ◯土木部長(渡辺康男君) 1429頁 選択 77 : ◯副議長(大野栄吉君) 1430頁 選択 78 : ◯教育長(浅野 勇君) 1430頁 選択 79 : ◯副議長(大野栄吉君) 1434頁 選択 80 : ◯経済部長(鷲見 巌君) 1434頁 選択 81 : ◯副議長(大野栄吉君) 1435頁 選択 82 : ◯二番(田中成佳君) 1435頁 選択 83 : ◯副議長(大野栄吉君) 1438頁 選択 84 : ◯教育長(浅野 勇君) 1438頁 選択 85 : ◯副議長(大野栄吉君) 1438頁 選択 86 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1438頁 選択 87 : ◯三十四番(野村容子君) 1438頁 選択 88 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1447頁 選択 89 : ◯生活環境部長武藤進敬君) 1448頁 選択 90 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1448頁 選択 91 : ◯衛生部長(高橋 豊君) 1449頁 選択 92 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1449頁 選択 93 : ◯福祉部長(森田幸雄君) 1449頁 選択 94 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1450頁 選択 95 : ◯市民部長(松尾 弘君) 1450頁 選択 96 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1452頁 選択 97 : ◯教育長(浅野 勇君) 1452頁 選択 98 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1454頁 選択 99 : ◯三十四番(野村容子君) 1454頁 選択 100 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1457頁 選択 101 : ◯市長(蒔田 浩君) 1457頁 選択 102 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1457頁 選択 103 : ◯生活環境部長武藤進敬君) 1457頁 選択 104 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1457頁 選択 105 : ◯市民部長(松尾 弘君) 1458頁 選択 106 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1458頁 選択 107 : ◯教育長(浅野 勇君) 1458頁 選択 108 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1458頁 選択 109 : ◯三十四番(野村容子君) 1459頁 選択 110 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1460頁 選択 111 : ◯市民部長(松尾 弘君) 1460頁 選択 112 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1460頁 選択 113 : ◯議長(四ツ橋正一君) 1461頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1: 開  議  午前九時四十分 開  議 ◯議長(四ツ橋正一君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程はお手元に配付申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長(四ツ橋正一君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において二十二番松岡文夫君、二十三番大西啓勝君の両君を指名いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━ 第二 第八十四号議案から第二十四 第百六号議案まで及び第二十五 一般質問 3: ◯議長(四ツ橋正一君) 日程第二、第八十四号議案から日程第二十四、第百六号議案まで、以上二十三件を一括して議題といたします。            ────────────────              〔議 案 掲 載 省 略〕            ──────────────── 4: ◯議長(四ツ橋正一君) 昨日に引き続き、質疑とあわせて日程第二十五、一般質問を行います。順次発言を許します。  十一番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕(拍手) 5: ◯十一番(堀田信夫君) おはようございます。    〔「おはようございます」と呼ぶ者あり〕  順次お尋ねをいたしたいと思いますが、それに先立ちまして一言市長に、これは御意見を申し上げておきますが、岐阜市は昨日市庁舎に弔旗を掲げ、職員には黙祷を求めていたようでありますし、また市長の代理として人事課長が昨日の元岸 信介首相の内閣・自民党合同斎に出席をする、
       〔私語する者あり〕 こういった事実がございました。これは自治省からの通知にこたえたものでありますけれども、これは地方公共団体の行為が戦犯容疑者の無条件美化につながり、特定政党への支持表明にもつながるものとして、まことに遺憾と言わねばなりません。また、弔旗の掲揚については、大正元年の閣令一号に準拠したことを指示いたしておりますけれども、大正元年の閣令第一号は、大正元年の七月三十日付の明治天皇の葬儀に関する決定であります。旧の明治憲法下の天皇の葬儀にかかわる閣令を持ち出した、それを自治体への押しつけということ自体が、まことに現在の現憲法の民主的な原則に反する時代錯誤以外の何物でもないと言わなければなりません。こういったことを容易に受け入れる市長の政治姿勢は断じて容認できるものでもありませんが、改めてこのようなことがないよう強く指摘をしておきたいと思います。  それでは発言通告に従いましてお尋ねをしていきます。  まず、下奈良の工業団地計画についてであります。    〔私語する者あり〕  水源用地として宇部日東化成から購入した一万坪の土地の、水源地に使用しないおよそ七千坪のはずでありますが、これを工業団地として整備し、企業を誘致しようというものであります。    〔私語する者あり〕 既に七社の候補が挙がり、今回必要な手続を行うための費用も計上されてきたところであります。これらがいずれも中小企業であり、市街地からの脱出も迫られていた方々もあったり、さらには無公害ということ、そして労働力も現在の百二十三名からさらに増員できる見込みであることなど、これはこれとして異論のないところであります。しかしながら、結果がよければすべて何もかもよいというものではありません。忘れてはならない問題がここにはあったはずでありますし、そこからしっかりと教訓を導き出していくことが必要ではないかと考えるものでありますが、その問題は、購入の際には一万坪水源地として絶対必要だと繰り返し繰り返し本議場で理事者からの答弁がありましたけれども、その実三分の一しか水源地には必要でない、残る三分の二、この間この土地の利用をめぐって経済部あるいは鉄道高架事業、ここを行ったり来たり、用地の利用をめぐってドッジボールがなされてきたわけであります。今回おさまるところにおさまったわけでありますけれども、問題は当初から岐阜市の必要性から工業団地計画があって、それで購入をして計画どおり進んだというのであれば了解もできましょうが、市の必要性からではなしに、企業のいわば押し売り的な土地の購入にこれが屈服をして用地購入をした。しかし、実際使うのは三分の一、残る三分の二はなかなか使う目的が定まらないということで、用地の利用をめぐって庁内でけんけんがくがくこの間やってきたわけであります。この間昭和五十七年度から六十年度に至るまでの間に利息だけでも四億七千万円にも上りますが、これがむだ遣いでなくて何でしょうか。もう少し計画的な用地の購入があってしかるべきだし、市民がこれでは納得できないのではないか、このように思います。では、この種の問題が宇部日東化成の用地問題だけかというとそうではありません。御承知のように、長良川河畔の国際観光会館用地、ここも国際観光会館を建てようということで買いましたけれども、これが関係業者の方々の了解が得られずに断念する。次には中小企業家の方々にも話し合いがさせられて、中小企業のための研修センターをつくってはどうか、こういう話がありましたが、これも断念になる。さらには、産業振興施設をつくっていこうということで、目下その土地利用について検討中ではありますが、なかなか今日に至るもその土地の利用計画が定まらないという状況であります。で、この間昭和五十六年から今日に至るまで、年間の元利償還金は現在では五千八百万円にも上っております。今後の残る利息だけでもこれは三億二千百万円にも上っておりますが、市長はこの土地を買う際に、当時、あそこに売りに出ている土地があるけれども、今買わなけりゃだれかが買っておむつでも干されたらかなわぬということで、土地を買ったというようないきさつがございました。そのような議会答弁もあったはずであります。いま一つは、駅西の再開発事業の中で、岐阜市が購入した電報局の土地の問題もあります。これは現在では年間の利息の支払いだけでもいまだ七千万円にも上っておりますが、六十九年までこの借金の返済が続きます。で、ここは再開発事業がどうかというと、どうもはかばかしくない、思うように進んでいないということであります。いずれも私は借金をする中で購入するわけでありますが、これが予定どおり活用できればこれは特に問題もないかと思いますが、思いつきで土地を買って、あるいは押しつけられて土地を買って、その土地の利用計画に手をもてあますいうことで、こういうような今回の下奈良の工業団地計画はおさまるところにおさまったものでありますが、この間のむだ遣いたるや全く無視できない大きな問題があると思います。一カ所のみならず二カ所、三カ所と、このように続くことになりますと、果たして岐阜市の姿勢というものは、ほんとに市税を正しく使うという考え方があるのか、このような不安にまた心配に駆られるわけであります。  まず、市長にお伺いしたいと思いますが、この間のこういった一連の市費のむだなつぎ込み、これをどのように受けとめておられるのか、まずお答えをいただきたいと思います。  次には、こういった問題について市民の納得できる結論を出さねばならないと思います。土地を買ってもてあましている、これを立派に活用できる方法はないのか、率直に虚心坦懐に市民に問いかけて利用計画を市民から募り、そして市民の総意、合意できる内容のもので結論を出していくというようなことを直ちに図っていただきたいと思います。  三点目は、都市計画部長に伺いますが、駅西の地区の再開発について伺いましたところ、なかなか思うように進んでないとのことでありますが、問題点がどこにあり、その見通しのほどお伺いしたいと思います。  二つ目は、市制の百年を明年に迎えてのことでございます。新しい百年への第一歩を踏み出すに当たって、私どもは過去百年の中での歴史の教訓を生かしていくことが必要だと考え、昭和二十年の七月九日の岐阜空襲、明治二十四年の濃尾震災、これを教訓とすべきとして、具体的には平和で安心して住んでいられる都市づくりに向かって、非核平和の都市宣言、そして地震予知の研究、こういったことを提起してまいりました。非核平和の都市宣言は既に来年の七月一日の市制百年に向けて制定に努力する旨市長から明らかにされております。また、地震予知についても先般八月十九日でしたか、庁内で学習会も開かれており、これからの取り組みに大いに期待をいたしておるところであります。今回は平和のとうとさに対する意識の高揚を図っていく平和の教育についてお尋ねをいたしたいと思います。  都市の平和ということが今日、さらには将来に向かって確保されていくこと、これが都市の健全な発展と市民生活の安定を図っていく基本的条件であり、大前提だと考えるものであります。戦争体験が風化されるということが叫ばれておりますが、岐阜の空襲の体験を風化させない、伝承し、そこから平和のとうとさに対する意識高揚を図っていくことはまことに大きな意義があるのではないかと考えます。市制百年の節目の折、この面での取り組みを強化していただくことを強く願うものであります。  そこで、教育長にお尋ねをいたします。岐阜空襲を記録、伝承していくために、市内に現存する空襲の跡を教えている建造物や樹木など調査し、その保存に努め、また市民の間からは写真やあるいは空襲の記録をとどめたような資料を提供していただく、こういったことを積極的に行う、市制百年を機会に今市の広報でも資料提供が訴えられております。平和教育の一環として空襲の記録整備ということを教育委員会サイドでも力を入れてもらいたい、この点について教育長からお答えをいただきたいと思います。  第二点目は、市役所の庁舎一階のロビーあるいは金公園などで、または各校下を巡回して岐阜空襲の記録展や、あわせて原爆の記録写真展など開催していく必要があるのではないかということであります。市庁舎一階ロビーではちょうど一年間の開催の予定を見てみますと、七月、八月ごろはちょうどあいているようでもありますので、この暑い時期にぜひ庁舎の一階ロビーで、こういった岐阜空襲の記録展など開いていただきたい。また、金公園は平和通りに面しておりますけれども、この平和通りはいわゆる凱旋の通りであったり戦死者の遺骨を迎えての鎮魂の行進があったり等、戦争と深くかかわった通りであります。平和通りの名称も平和への思いをはせてつけられたと伺っております。この平和通りと隣り合った金公園での屋外による岐阜の空襲の記録展などは、本当にこれから未来を担っていく子供たちに平和のとうとさ、戦争の恐ろしさを伝えていく上で、まことに大きな意義があるものと考えます。以上、教育長からお答えをいただきたいと思います。  次に、超高層のビルの問題について、前回に続きお尋ねいたします。  九月一日付の市の広報で明らかになりましたように都市計画の変更が行われ、八月の十八日岐阜県知事の告示がありました。華陽校下の五坪町、元ユニチカ跡の住宅地もこれでおくればせながら住宅地域となったわけであります。高層化ということで規制の緩い工業地域のうちに超高層のビルを建てようというもくろみから、用途変更の手続の真っ最中、しかもその事務のおくれに便乗して開発行為、建築確認の申請がなされたわけであります。八月の十八日、用途が住宅地域に変わりまして、用途に適合しない建築工事が今行われている真っただ中にあります。ビルの建物による風の被害あるいは日照の問題、電波の問題など、被害を受ける付近住民の憤りははかり知れません。法の目をくぐった悪質な営利追求の行為がやすやすと許されることに、また、それを許している市の対応が余りにも不十分だと腹立たしい思いに駆られているわけであります。八月十八日の用途変更がされ告示されたその瞬間において、工事の進みぐあいによっては適合した構造に変更するよう指導されなければなりません。用途変更後どのような指導がなされたのか建築部長からお答えいただきたいと思います。  さらには、中高層ビルの建築指導要綱の策定準備中でありますが、その進みぐあいも明らかにしていただきたい。  さらには、その建築指導要綱の中で、事前の関係住民あるいは市当局への協議さらには公開、こういったことにかかる期間でありますが、この間の高層ビル問題をめぐる住民との協議の経過を見たときに、これは最低その期間が二カ月は必要だと考えるものでありますが、この点についてもお考えを明らかにしていただきたいと思います。  いま一つは、ビルの風、ビル風の害であります。特に現在は規制がないわけでありますけれども、これの及ぼす影響も軽視できません。風洞実験を当然義務づけるべきだと考えます。そして住民との話し合い、合意を求めていく、これらの点が要綱の中に盛り込まれていくべきだと考えるものでありますが、建築部長からお答えいただきたいと存じます。  いま一つは、住宅金融公庫からの認可のもとに、その業務の委託を受けております、この業務でありますけれども、これは本来住宅金融金庫がその融資に当たって建物の審査を行うわけでありますが、このようなビル建築に当たっては岐阜市が住宅金融公庫から認可を受けてこの業務の一端を担うというふうになっております。住宅金融公庫融資住宅等工事審査事務処理規程に基づく現場審査、これを行うわけであります。予定どおり建築が進んでいるかどうか、建設の基準あるいは関係する諸法規に適合しているかどうかなど、一定の書式に従って検査をし報告するものでありますが、この報告に当たって住民との間における話し合いの状況あるいは工事中のこういった施工業者のマナーの問題あるいは住民との間のトラブル、こういったことがこの審査報告の中に記入されるべきではないかと考えるものでありますが、まだこの田神の住宅の問題では審査報告が第一回目を迎えておりませんけれども、こういった住民との間の問題についても審査報告の中に加えるべきだと思いますが、建築部長はどのようなお考えなのか伺いたいと思います。  最後に、航空自衛隊の総合演習についてお尋ねいたします。  報道によれば九月の二十三日から十月の十六日までの二十四日間、日本全土で航空自衛隊の総合演習が行われるということであります。この航空自衛隊の総合演習に伴って、岐阜基地では全国の基地への部品の緊急空輸、基地の防衛訓練などを行う。緊急の空輸でありあるいは緊急の防衛訓練ということから、演習の際に、これは通常よりかなり早い時間帯や深夜に飛行することもあり得るというような報道でございます。この航空自衛隊の総合演習における岐阜基地での緊急離発着あるいは緊急の基地防衛訓練、これが各務原市民やあるいは隣地の岐阜市民の生活環境にも大きな影響を与えるものではないかと考えます。とりわけ日ごろから騒音問題などでは、最近とみに騒音の測定結果を見ますときに、それが基準を上回っているという状況の中で、深夜あるいは早朝に爆音がとどろくようなことは、まことにいかんともしがたい重大問題だと考えます。  そこでお尋ねいたしますが、総務部長からお答えいただきたいと思います。  この緊急離発着などを含めた総合演習についての計画が市当局に報告がされたのか、連絡を受けているのかという点であります。  二つ目は、もしも受けていても、あるいは受けていなくても、直ちにこの計画の全容を明らかにするよう関係機関へ申し入れるべきだと考えます。  三つ目には、そしてその計画の内容がこの新聞報道どおりであれば、直ちに中止の申し入れをすべきと考えます。  以上、三点について総務部長からお答えいただきたいと思います。  いま一つは、生活環境部長からお答えいただきたいと思いますが、深夜・早朝の騒音が発生することが考えられますが、生活環境部としては、この騒音の防止という点で、今からこれを未然に防ぐような手だてを直ちにとっていただくよう要望いたしますが、この点についての所見を伺いたいと思います。  以上、第一回の質問を終わります。(拍手) 6: ◯議長(四ツ橋正一君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 7: ◯市長(蒔田 浩君) 堀田議員の御質問にお答えを申し上げたいと存じます。  下奈良のこのたびの工業団地として土地の利用をすることにつきましての御質問であります。また、長良川河畔の用地につきましても同じ内容の御質問であったと思っておるわけでありますが、御質問者は、いずれの土地も何かこう、急に思いついて買ったような土地であるとか、あるいは企業から押しつけられて買った土地とおっしゃったわけでありますが、決してそういうことではございません。    〔私語する者あり〕 下奈良の土地は水源地をつくるという──南部地域の上水道未設置の地域がございますし、あるいはまた、水利が十分でない土地がございますから、私が水道部長をいたしておるころから水源地をあの付近で求めようという計画をしておったわけでありますが、その土地が日東紡が利用されておりますので、日東紡へその土地を分けてほしいという申し入れをこちらから市民の利便のためにやってきたということをまず申し上げるわけであります。したがいまして、決して日東紡から買えと言われたことは一回もございません。むしろ向こうの方が売ることを渋っておったわけでありますけれども、市民の利便のためならという申し入れに対しましてこの用地を買収をしたということでございますので、    〔「三分の一でよかった」と呼ぶ者あり〕 この土地の面積につきましては既に御承知のように、水源地の利用が三分の一で済んだので余分ではないかとおっしゃるわけでありますけれども、水源というものは、ただ必要な面積だけ最初から求めればいいというものではありません。やはり地下の水流のことでございますから相当の面積を買収して、その中で最も水源として必要な、水源として最も効率のよい所につくるということが一つあるわけでございます。そういうもろもろの面から一万坪程度の用地の申し入れをしたわけでございますが、広過ぎるというお話もございましたけれども、これを買収することになったわけでありますが、幸い水源として最も良質で、そしてまた、水量も豊富で大変適地ということに発掘調査でわかったわけでございますから、水源地として必要以外の土地につきましては水道部としてさらに利用する計画がないということに決定をいたしましたので、この土地の利用を企業の誘致ということに考え、そしてまた、他市町村へ出ていかなければならない企業もあったと。あるいはまた、市の方に対して、新しいIC等の製品をつくる企業として増大をしたいので土地がないかというような、いろいろな話があったので、この土地をあっせんして、ここに七つの企業をまとめたと、こういうことでございますから、その間の費用等も企業が持つということになり、それに対応して道路その他につきましては公共で利便施設として、この産業の発展のために道路等をつくると、こういうことになっておるわけでございますので、お答えを申し上げる次第であります。  なお、長良河畔の用地につきましても、これもきのうからも他の質問者の御質問がございましたけれども、最もいい地域として将来整備をする必要がある、そういうことにつきましても御質問があるわけであります。したがって、そういう用地を将来に展望しつつ、まず本市としてどのようなあの土地の利用をということが産業振興センターという形で、コンベンションホール等を含めて計画をいたしたわけでございますが、これも企業の方から押しつけられたわけでもございませんし、買ってほしいと言われたこともございません。ただただ、あそこにアパートができる計画を持っておられるということを聞きましたので、もしそういうことであるなら、あの観光地にむつきや布団が干されては、これは岐阜の恥になるのではないか、あるいは観光客に対して不愉快な観光ということのリゾートでは困るということから、何とかこの土地にこういうような計画でということでお話を申し上げ用地の買収を求めたと、こういうことでございます。したがいまして、この事業の計画が進まないことはまことに残念には思いますけれども、やはり将来について最も岐阜市でいい観光的な土地と思うわけでございますから、この土地の高度の利用の方法をいろいろまた模索しつつ、最もいい土地の利用ということは考えたい、かように思い、将来の岐阜市のあの付近の再開発事業に大いなる効果をもたらすことではないかと、かように思っておるところでございますので、お答えを申し上げる次第であります。  以上申し上げましてお答えといたします。    〔私語する者あり〕 8: ◯議長(四ツ橋正一君) 都市計画部長、武藤治雄君。    〔武藤治雄君登壇〕 9: ◯都市計画部長武藤治雄君) 駅西再開発事業についてお答えを申し上げます。駅西の再開発事業は、岐阜駅周辺の連続立体交差事業に合わせまして、駅周辺並びにアパレル産業の活性化拠点として再整備するため、数年前から関係地権者等と協議を重ねてきたところでございます。その結果、ビルの機能といたしましては、商業施設、展示場等の公益施設を取り入れた再開発ビルを建設することとなり、これに関連をいたしまして、岐阜市は昭和五十九年度に再開発区域の一画にあった旧電報電話局跡地を購入しまして、地権者としてもこの事業に加わったのでございます。そこで、本事業の推進を図るため五十八年八月準備会を設立いたしまして、ビルの機能、運営管理の方式、権利変換等について協議調整を進めてきたのでございます。これら協議を重ねた結果、再開発ビルの機能の基本といたしまして、商業施設、公益施設、ホテル等の業務施設を盛り込んだいわゆる複合ビルとすることとして、ほぼ合意を得たのでございます。そこで市といたしましては、これを受けて本年八月、高度利用地区並びに防火地区、用途地区の変更等の都市計画決定を行いまして、現在は商業施設、公益施設の機能、管理運営方式等の具体的検討をしながら、あわせ関係地権者の権利変換につきまして最後の詰めを精力的に進めているところでございます。また、事業実施の前提となります再開発事業等の都市計画決定は本年度内に行うよう国、県等関係機関と協議中でございます。いずれにいたしましても一日も早く地権者の合意を得まして早期に事業が着手できるよう今後とも一層努力していく所存でございますので、御了承賜りたいと存じます。 10: ◯議長(四ツ橋正一君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 11: ◯教育長(浅野 勇君) 戦争を知らない若者たちを初め、多くの市民に平和のとうとさなど理解していただくことは大変大切なことだと思います。岐阜市の百年の歩みの中には、明治二十四年十月二十八日の濃尾大震災、昭和二十年七月九日の岐阜空襲、昭和三十四年の伊勢湾台風、さらには五十一年の九・一二豪雨災害があり、多くの市民の生命、財産、家屋の被害を受けたのでありますが、再三こうした被害にもかかわらず、市民の努力によって今日のような立派な都市に発展をしてまいりました。市制百年事業として岐阜市百年の歴史を振り返り飛躍の百年とするため、岐阜市歴史博物館で特別展を来年十月二十二日から十二月四日まで「市民の暮らし百年」を開催する予定になっております。この展示の中に、戦災と復興と題して展示コーナーを設け、戦争関係資料等を広く収集展示し平和のとうとさを訴えるとともに、戦災に負けないで復興に努めてきた先人の努力があったことを伝えたいと考えております。この機会を通して今後とも平和教育を重視していきたいと思っておるわけでございます。なお、市庁舎ロビーあるいは金公園を中心とした野外展示などにつきましても大変意義のあることと思います。ですが、来年すぐ開催するかどうかということにつきましては、既に予定されておる行事もございますので即答はできませんが、関係の皆さん方の御協力、御助言を得ながら前向きに検討していきたいと思っております。以上でございます。 12: ◯議長(四ツ橋正一君) 建築部長、角田昭二君。    〔角田昭二君登壇〕 13: ◯建築部長角田昭二君) 高層建築物対策についてお答えいたします。  都市計画法による用途変更後の対応について、さきの議会におきましてもいろいろ御指摘を受けているものでありますが、この建築物は審査時点において各関係法規にすべて適合しておりましたので、本年五月九日に確認したものであります。しかし、確認に至るまでの経緯の中で、用途地域の変更見込みに伴う対応、その他住民の方々のいろいろな御心配に対し話し合いによる解決、さらに住居地域となった時点での不適格建築物にならないよう指導を重ねてまいりましたが、遺憾ながら接点に至らなかったのでございます。このような経過の中で八月十八日、用途地域の正式な変更がなされました。この時点におきまして、さらに現段階では司法の場において問題の解決が図られようとしているときでありますので、行政といたしましても静観せざるを得ないと判断しております。  次に、指導要綱作成状況についてお答えいたします。指導要綱については既に他都市における資料の検討を済ませまして、関係部局等との協議のための建築部の素案を作成して、それをたたき台にして各関係部局及び関係機関との協議を重ねてまいっております。その結果、種々の角度から重要な意見及び問題をいただき難しい点が多くありますので、それらを精査いたしまして、早期実施を目指して努力してまいる所存でございます。さらに、その要綱の中に事前協議の期間とかビル風、それから合意の問題等を含む内容の件をお尋ねになりましたが、それらにつきましても、さらにさらに研究が必要であろうと私は考えております。  以上でございます。  あっ、それからもう一点でございますが、当該建築物は金融公庫の融資対象建築物でございまして、その行政の役割でございますが、住宅金融公庫の委託業務に関連でございます。これは御存じのように政府の金融出資によります法人で、住宅金融公庫法に基づき個人への住宅資金融資、事業者への建設資金の融資、また、分譲マンション等の場合で入居者に対して購入資金を融資するなど、目的に応じてさまざまな融資を行っております。この中で御指摘の建築物は、先ほど述べました分譲マンションの場合に該当するもので、建設資金を事業者に貸し出すものではなく、入居される方の購入資金を融資の対象としております。住宅金融公庫からの業務の委託を受けております私ども自治体は、融資対象の建物が金融公庫で定めております建設基準及び建築基準法を初めとする関係諸規定に適合しているかどうかの審査の依頼を受けているものでございます。さらにその中で相隣関係の問題が起きていることなどにつきましては金融公庫へ連絡もいたしております。しかし、公庫の基準が守られており、その承認についての判断は金融公庫において決定されるものでございます。  以上でございます。 14: ◯議長(四ツ橋正一君) 総務部長、奥村元宥君。    〔奥村元宥君登壇〕 15: ◯総務部長(奥村元宥君) 航空自衛隊の総合演習についてお答えを申し上げます。  今回の総合演習について自衛隊から連絡が来ているかどうかのお尋ねでありますが、本市へは連絡が参っておりません。    〔私語する者あり〕 演習の内容について岐阜基地へ聞きましたところ、演習期間は九月二十三日から十月十六日までの二十四日間にわたり全国的規模で実施される計画で、岐阜基地における演習内容は十月上旬の一日に限り、通常の飛行開始が朝の七時から八時であるところを三時間ほど早くなり、この間、離発着する航空機も五、六機であるとのことであります。また、その日の深夜の離発着については、岐阜基地に航空機部品の補給処がある関係で、演習中他の基地への輸送が必要となった場合のみ騒音の低い航空機を使用していくとのことであります。  次に、今回の演習を中止するよう申し入れよとのことでありますが、前にも申し上げましたとおり全国的規模で行われる演習であり、岐阜基地のみ中止ということは難しいことであります。(笑声)  以上でございます。    〔私語する者あり〕 16: ◯議長(四ツ橋正一君) 生活環境部長、武藤進敬君。    〔武藤進敬君登壇〕 17: ◯生活環境部長武藤進敬君) 航空自衛隊の総合演習についてお答えいたします。  生活環境部としては今まで騒音公害など市民生活の環境を守る立場から、岐阜市の東部地域である長森南部校下の一部を航空機騒音に係る調査の地域に指定いたしまして、航空機騒音について経年的に公正に調査をしてまいったところであります。その結果、是正すべき点があるときには、県を通じまして防衛施設庁など国の方へも改善を要望してまいりました。今回の総合演習について騒音を未然に防ぐ方法を講じよということでございますけれども、騒音を未然に防止するということになれば、中止していただくより方法がないわけでありますが、(笑声)もし、演習が実施されるというのであれば、生活環境部としては市民生活に影響のある騒音については機種を変更していただくとか、時間を変えるとか、とにかく最小限度に食いとめる措置を講じてやってほしいということを、岐阜基地に対して要望してまいりたいと思います。    〔「議長、十一番」と呼ぶ者あり〕 18: ◯議長(四ツ橋正一君) 十一番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 19: ◯十一番(堀田信夫君) 再質問ですが、市長にもう一度伺いたいと思います。要するに、公用地を買う際に必ず目的を明確にしなければ土地を買うことができないんですが、結果いろいろこの御説明になっておられますけれども、事の流れ、結果、この間の事実は。この土地を買ってから、その土地の利用計画をあれこれあれこれ考えているというのが実態ではないかと思うんですね。それで、いろいろこの言いわけがましく話すことはどんだけでもできるかもしれませんが、結果として土地を買ってから、この土地をどうしたらええな、こういうふうに考えておられると思うんですね。こういうことが本当にむだ遣いでないのか、で市長はむだ遣いだとこの間の経過を思っていないのか、この一点、お答えいただきたいと思います。  それから、都市計画部長でありますが、駅西の再開発ですけれども、これがいろいろこのうわさでは、難しい、困難だという声がしきりと上がっていますけれども、本当に実現の見通しについて確信持っておられるのかどうか、もう一度御答弁いただきたいと思います。  教育長の答弁は了解です。ぜひ前向きな検討ということでありますので、その御笞弁どおり実行されることを期待しておきたいと思います。  それから、高層ビルの問題でありますが、    〔私語する者あり〕 静観せざるを得ないということでありましたが、八月の十八日に用途地域に変わったんですね。で、その瞬間において、工事の進みぐあいによってはその建築計画を構造上変更せなきゃならぬ、こういう指導をしなきゃならぬはずなんですね。で、八月の十八日の用途が変更された時点で現場を確認し、これが変更を忠告というんか、通告できる段階なのかどうか、そういう判断をしたのかどうか、もう一度明確にお答えいただきたいと思います。  それからもう一つは、指導要綱に関して三点ほど御要望申し上げたんですが、研究の必要というふうに言われましたが、建築部長としては私の提起をどのように受けとめておられるのか、率直な御意見を伺いたいというふうに思います。  それから、金融公庫の審査の報告でありますが、近隣の住民との間で紛争があるということは連絡しているというふうにおっしゃいましたが、その期日、また内容について、今明らかにできればここで明らかにしていただきたいと思います。  それから、自衛隊の総合演習の問題であります。で、総務部長に伺いますが、あなたのおっしゃったこの十月の上旬の通常の七時から八時をさらにさかのぼる三時間ほど前に五機も六機も航空機が飛ぶということについて、これが長森の地区を含めた岐阜市民に騒音上においてあるいは平穏な市民生活において、どのような影響を及ぼすと考えるのか、お答えいただきたいと思います。全く何ともないのか。で、市民に対してこういう事態が明らかになった時点で、まあ、たった一日のことやで、ちったあ辛抱してくんさい、こういう考えなのか、明らかにしていただきたいと思います。  それから、全国的規模なので岐阜は難しいと言われましたが、その岐阜の中での、生活環境部からの答弁のとおりですね、こういう通常の時間帯、環境基準を超えた時間帯での飛行なんかはやっぱりやめさせる、こういうことがなぜ言えないのか。相手が、結果、申し入れて実行する、強引にやるかもしれませんけれども、岐阜市としては市民の平穏な日常生活を維持する、こういうことで、こんな深夜、早朝の飛行機の訓練は困る、なぜそのことが言えないのか、この点については市長からお答えいただきたいと思います。  で、生活環境部長ですが、生活環境部長はなかなか積極的な答弁でありましたので、大変うれしく思っております。これは特に中止してもらうほかないということやけども、これはなかなか困難であると。しかし、実施される場合には、飛行機の機種を変更することや時間帯の変更を基地に申し入れるというふうに言っていただきました。    〔「申し入れるとは言っておらぬ」と呼ぶ者あり〕 ぜひこれは……    〔「基地へ申し入れると言ったよ」と呼ぶ者あり〕 基地へ申し入れると言わへなんだかね──言ったでしょ──ほれ、言ったや、だからこれは確実に実行していただきたい、このことを強く要望しておきます。 20: ◯議長(四ツ橋正一君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 21: ◯市長(蒔田 浩君) 再質問にお答えを申し上げます。  公用地の買収につきましての問題でございますが、買ってからその土地の利用を考えておってはいかぬのではないかということであります。    〔「結果として」と呼ぶ者あり〕 結果としてということでありますが、用地買収にもいろいろ種類がございまして、道路をつくるとか公園をつくるとか学校をつくるとか、いろいろ用地の利用という形がありますので、この種のことにつきましては、多少私は買ってからの利用を考えるわけではありませんが、日時として延びたということにつきましては残念に思いますけれども、これがむだ遣いではないかということにすぐ持っていかれることにつきましては、必ずしも私は資産として残るわけでありますから、使って滅失したわけではございません。ただ、事業が延びておることにつきましての面については残念には思うということでございますが、今後ともいろいろ用地買収も行われましょうし、また事業も行われますが、そういう点にも留意をして、そして事業がおくれないようなことを考えつつ、用地の対応をしていかなければならぬだろうと思うことであります。  次に、自衛隊の問題でございますが、騒音が市民生活に影響をすることについて、騒音は市民生活に影響をすることは従来からここでも何回も言っておりますし、またそれに対してその都度いろいろな形で自衛隊にも申し入れておるところでございますが、全国的な演習ということであり、自衛隊の存在ということにつきましては、やはりこうした大規模な演習を行うことは、我が国の専守防衛的な立場におけるこの演習につきましては、一定の私は騒音その他におきまして、いろいろ市民生活に影響があることはあるでありましょう。したがって、申し入れる部分につきましては申し入れるわけでありますが、これはやはりお互いに一定の基準の中で行われ、そしてまたそうしたことを配慮の上で行われるとすれば、この影響については我慢をしなければならぬ面もあるということであります。 22: ◯議長(四ツ橋正一君) 都市計画部長、武藤治雄君。    〔武藤治雄君登壇〕 23: ◯都市計画部長武藤治雄君) お答え申し上げます。駅西の再開発事業は、先ほど申し上げましたように、駅周辺の再整備を図る重要な事業でございますので、地権者の合意を得まして、どうしても実施しなければならないものと考えております。したがいまして、いろいろの問題点を克服いたしまして対処してまいりたいと存じます。以上でございます。 24: ◯議長(四ツ橋正一君) 建築部長、角田昭二君。    〔角田昭二君登壇〕 25: ◯建築部長角田昭二君) 再質問にお答えいたします。  第一点目の、八月十八日の用途変更の告示時点で、その進みぐあいによっての現場確認の問題でございますが、現地確認は八月十八日前後に担当が現場確認したということを報告受けております。その中で、指導のできなかったかというようなことでございますが、建築基準法では、さきの議会でも御説明いたしましたが、法の適用除外という慣例ありまして、このような地区に関する都市計画の決定または変更におきましても、このようなことが繁茂に生ずることもあります。その場合に、告示前に着工しておりますものにつきましては、その建物については新規定を適用しないこととして、法律の不遡及の原則を明らかにしております。
     それから、要綱の内容についての事前協議期間とかビル風、それから同意の考え方はどうかというお尋ねでございますが、事前協議の期間につきましては、他都市の指導要綱の事例もありますので、それらを十分参考にいたしまして決定していきたいと思います。  それから、ビル風、風害の対処法につきましては、現在特段の扱いを定めるのは困難ではないかと考えております。  それから、合意の問題でございますが、住民の方々の環境変化に対するお気持ちは十分わかりますが、いずれの関係法規に対しても確認申請内容が合法であれば住民の同意書は行き過ぎであるというような国の指導方針もありまして、またいろいろな問題も含んでおりますので、双方の方々が十分に話し合いをできるような方向で進めてまいりたいと考えております。  さらに、金融公庫への通告についてはいつしたかという日にちでございますが、現在のところ何日にしたということはちょっと定か、記憶ございませんが、公庫の方へ連絡をしておるということは指導課の課長から聞いておりますので、そのように御報告さしていただきます。  以上でございます。    〔「議長、十一番」と呼ぶ者あり〕 26: ◯議長(四ツ橋正一君) 十一番、堀田信夫君。    〔堀田信夫君登壇〕 27: ◯十一番(堀田信夫君) 市長の答弁でありますが、日時として延びたことは残念に思うというふうに、精いっぱいの答弁かと思います。しかしながら、むだ遣い云々の問題については、資産に残るというふうに言っておられますけれども、この土地を購入してから今日に至るまでの間の利息たるや大変なものであります。その利息が他の市民の生活関係の支出に与える影響も大きいというふうに思うんです。で、その圧迫を受けた場合でも、その原因がちゃんと立派にこの土地を買ってうまく使われてその利息だというふうなら説明がつくけれども、土地を買ったけれども使わずじまいで考えあぐねとると、その利息だけでも、使う当てもないのにというふうになっていくと、これは大変なことだというふうに思うんです。その分の市民生活の圧迫ということを考えたときに、市民は到底このようなことは納得しないだろうというふうに思います。  それからもう一つ、この市長の答弁の中で指摘をしておきますが、自衛隊の問題でありますが、一定の基準の中でやれるなら、市民生活に影響があるけれどもやむを得ないというようなニュアンスで受け取れましたけれども、今回一定の基準を超える内容なんですね。現に、現在でも行われている航空機騒音が最近発表されたものでも高田五丁目では測定結果で環境基準の七十というのを上回って七十六、七十三というような記録をして、これについて再三にわたって関係機関へ生活環境部から申し入れていると、こういう経緯があります。そういう中で、中で、この一定基準をはるかに上回って、深夜五台も六台もジェット機が飛ぶということについては、あなたの言っておられるように、一定の基準の中でやられるというわけではありませんので、どうですか、もう一度この基準の中でやるようにということが言えませんか、答えてください。  それから、都市計画部長の答弁ですが、地権者の合意を得てというふうに言われましたが、どうしてもやりたい、その意気込みはわかりますけれども、その意気込みの余り地権者の理解が不十分なままに見切り発車する、あるいはなかなか納得できないような無理が生じてはいい結果が出ないというふうに思いますので、慎重な対応方、この点では要望いたしておきます。  それから、建築部長の答弁ですが、告示、それで八月の十八日前後に確認したけれども、その段階において八月十八日告示された時点で、現場は着工であったのか着工でなかったのか、その判断はどうなんですか。で、着工なのか着工でないのかの判断は、これは非常に微妙なとこなんですね。その、どの程度を着工とみなすか、どの程度を着工とみなさないか、この判断は非常に見解が違うところだと思うんですが、要するに岐阜市としては八月の十八日からこの地域が用途地域になる、そのために市の広報の中でもこういうふうに言っとるんですね。市街化区域内の地域や地区ごとにそれぞれの都市計画の目的に沿って用途地域など定め、それに従って望ましい建物の用途、形態、構造を建築基準法などの法律で規制することによって、調和のとれた町づくりを進めていくと、これが都市計画の見直しの思想にあるわけなんですね。だから、あの地域を住宅地域にしたいし、八月の十八日からそうなった。ところが、住宅地域にそぐわない建物が建てられつつある、これをね、この都市計画の趣旨からいくならば調和を乱す建物だと、調和を乱す建物を今の段階で未然に防ぐために積極的な施策が当然とられてしかるべきだというふうに思うんです。で、御承知かと思いますが、浜松では暴力団関係者の組事務所の建築確認申請に当たって、建築基準法に照らして、構造上確認すれば何ら問題はない。しかし、付近住民から暴力団追放の強い怒りがあり、そしてまたそのことに与える市民に与える脅威というものがはかり知れぬ、そういうことからこれを留保して確認申請をおろしておりません。これで二カ月半になりますけれども、市当局の方々に私も会ってきましたけれども、言われますには、ひょっとしてこれが裁判になったら負けるかもしれぬ。しかし、多くの市民が市のとった態度を支持してくれるであろう、このようにはっきり言ってるんですね。だから、都市計画法の用途地域変更の立場、調和のとれた町づくりという立場に立つならば、今積極的に必要なこの住宅地域に適合した建物になるように行政指導を行うのが建築指導課としての役目ではないかというふうに思うんです。その点では甚だ消極的だというふうに思います。  それからもう一つは、この要綱の問題でありますけれども、非常に残念だというふうに思います。まだ、これから先でありますので、この点についてはこれからも強く要望を申し上げていきたいというふうに思います。で、建築部長からは、再度私のただいまの指摘をどのように受けとめになられるのか、お答えいただきたいと思います。  もう一点、最後の私がこのビルの問題で述べました点については市長からも、用途地域変更に伴って優良な住宅地域を形成するに阻害される建物が建ちつつある、このことについてどのように、都市計画法に基づく用途地域変更の趣旨にそぐわないのではないか。今ならまんだ必要な手だてはあるというふうに思いますが、そういう積極的な手だてをとる意思はないのか、市長からもお答えいただきたいと思います。  それから、最後になりましたが、先ほど第一回目の質問で冒頭に申し上げました、岸元首相の葬儀に関連して、一点、恐縮でありますけれども、市長から、この昨日の葬儀に人事課長が、これは公費で行ったというふうに思われますけれども、この点、問題に感じますけれども、市長から一言お答えいただきたいと思います。 28: ◯議長(四ツ橋正一君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 29: ◯市長(蒔田 浩君) 再々質問にお答えを申し上げます。  自衛隊の演習につきましてでございますが、先ほどお答えいたしましたように、自衛隊の方にもこの飛行機の騒音等にも配慮をして、騒音の低い飛行機を使うとか深夜発進等にもそういう配慮がされておるということを言ったわけでありますが、そういう配慮の中で行われるこの自衛隊の任務として、    〔「それは夕方と夜だけや」と呼ぶ者あり〕 そういうことでありますから、この演習の行われることは受忍をする範囲に入るのではないかということであります。今まででも騒音等につきましてはいろいろ申し入れておる、またそういうことについてもいろいろ配慮がされておるということを言っておるわけであります。  用途変更が行われ、八月十八日、そして現在建築がされておるということでございますので、もともと工業地域から良好な住居地域に変更したいということでやってきたわけでありますが、この建物につきましては、用途変更前に建てられるということになり、一定の特定行政庁の基準でおろしたということでございます。市民生活の上からいえばいろいろあろうと存じます。先ほどのおっしゃった風の問題、日照権その他いろいろあろうと思います。いつも良好な中で市民生活を送りたいというのは、人間だれしも思うことでありますが、また一方、ある程度のことは受忍をしなければならぬ、そういうのが一つの社会であるわけでございますから、そういう点にもお互いに配慮をしつつやっていくということについては、行政の責任者として感じなければならぬ、そういうことであろうと存じます。  岸総理の、元総理の葬儀が行われまして、けさの新聞では五千人の国民の代表の人々の弔慰が行われたということでございます。私に案内が参りましたが、議会でございましたから、私の代理として職員に私の敬けんな気持ちを伝えるために参列をしていただいた、こういうことでございます。 30: ◯議長(四ツ橋正一君) 建築部長、角田昭二君。    〔角田昭二君登壇〕 31: ◯建築部長角田昭二君) 八月十八日、告示時点での着工判断はどうかという御質問でございますが、八月十七日時点におきまして、くい打ち工事が完了いたしまして、鉄骨の建て方中であり、一連の工事であり、着工と認められます。  以上でございます。 32: ◯議長(四ツ橋正一君) 十四番、早川竜雄君。    〔早川竜雄君登壇〕(拍手) 33: ◯十四番(早川竜雄君) 通告に基づきまして、以下数点にわたって質問をいたしてまいりたいと思います。  まず、教育長に質問をいたします。  岐阜市の教育委員会が主催をいたしまして、約一千万円の予算を使って行われます岐阜市の美術展、これに関する問題であります。  この問題、実は過去に二、三回取り上げておりましていろいろ指摘をしてまいりました。その都度一定の進展がございまして、それはそれなりに私も評価をいたしたところであります。ところが、ことしの市展の直前になりまして、また今大きな問題が起こっていることは御承知のとおりでありまして、私は従来のかかわりからこのことを見過ごすことができないわけでございます。この定例会の前にも議員の皆さん方の所へある団体からいろいろ問題点があるということで文書が届いている。その内容は、ある団体が市の教育委員会に対して、こういうことは改善をすべきではないのか、これは少しおかしいのではないかということが幾つかの問題について出されておるところでありまして、どうも要約をいたしますと、市の美術展、特に洋画部門でありますけれども、ここで不公正、不公平な、不平等な運営がなされようとしているのではないかということに関する質問であろうと、私も読んで感じたわけであります。市の美術展の運営というものは、簡単に申し上げますとこういう格好でやられるんですね。最初、審査員の人々にお集まりをいただいて、その審査員の中から運営委員というのを選んで、あとの運営はその運営委員が責任を持って行う、これが大ざっぱなやり方であります。したがって、この質問書にありまして第一次の回答が出ているわけですけれども、それは実は審査委員会で決まったんだ、それは運営委員会で決まったんだと、こう言われてみれば確かにそのとおりなんです。ですから、それ以外のことは言うべき場所がないわけでありますから、それはそれで当然のことだと言わざるを得ないんですけれども、実際にそうかというとそうじゃない。実際はですね、一番最初の審査委員会を招集すると私申し上げましたけれども、それじゃその審査委員会の招集状、だれが出すかといえば教育委員会が出すわけですね。教育委員会が審査員の方々に何月何日どこどこへお集まりくださいという招集状を出す。この審査員の例をとってみますと、例えば昭和六十年あるいは昭和六十一年、去年、おととしですが、この審査員というのは十人の人で構成をされていた。ことしも当然十人で予算が組んであった。ところが、招集をしたのは十三人なんですね、十三人。ですから、せっかくお集まりをいただいた審査員の先生方に、実は予算、十人しかありませんから、三人やめてください、こういう失礼なことはできないから結局十三人になった、これが経過であります。これはほかでもない事務局が十三人の方々に案内状を出したから、そういう結果にならざるを得なかったということであります。あるいはいかにも審査員の皆さん方が自主的に、自主的に決めたとはいいながら、その会議の進行役っていうのは、この質問書にもありますように、事務局の課長がみずから議長になって事を進めていったわけですから、だれが見てもですねえ、これは審査員の皆さん方が自主的に決めたということにはならないのではないかと、こういう指摘が一方ではなされているわけであります。さらに、その審査員の案内を出す場合にも、従来は各会派から一名だけだった、それを今度十三名になったかどうかしらんけれども、ある会派は二名の審査員が出てくるというような問題が出てきているわけであります。そういうことをやりながら、実は十三人集めて、十三人のうち三名御遠慮いただけぬかということは言いにくいから、結局十三名で審査委員会これから発足をいたしますと、これは実は審査員の先生方がお決めになったんだから教育委員会は責任がございませんと言っても、そうでしょうかということになかなかならぬわけです。ここんところが、私はこの質問書にありますようなことで、市の教育委員会としては弁解の余地がないのではないかと思うんであります。さらに、この委嘱作家について見ましても、当初事務局が審査委員会の席で提案をしたのは実に四十九名なんですねえ、四十九名なんですよ。これは例えば昭和六十年度は三十一名、昭和六十一年度は三十五名、こういう経過をたどっておりまして、御承知のように、市民会館から会場が文化センターに移りました。なるべく多くの皆さん方に出品をしていただきたい、こういうわけでありまして、だんだん審査員あるいは委嘱作家の出品を控えるようなことにしないと、会場のスペースの問題で多くの皆さん方の作品が展示できないと、こういう問題があるにもかかわらず、ことしは四十九名という膨大な数の皆さん方を委嘱作家としてお願いをしたいという提案を実はしているわけです。これもおかしいではないか、いうことで、運営委員会においてはそれがだんだん議論の結果ですねえ、二十八名にしたらどうかと、こういうことで決まったんです、一度決まった。で、この二十八名に決まってもいろいろ中身は問題がありますねえ、ある会派が圧倒的に多い、ある会派は少ないと。で、こういうようなことでまあそのバランスというのは非常に問題があった。こういうことでございまして、経過、今私が申し上げたとおり。審査員の問題について繰り返して申し上げますと、当初十名のものが三名増員になって十三名。委嘱作家は過去二年間に比べて当初大幅に増員をされておったけれども、結局は二十八名に絞られた。こういう実は経過になったわけでありますが、最近いよいよ市の展覧会をやらなきゃならぬ、こういうことでその要項ができました。この要項を見てまいりますといろいろ書いてありまして、会期は十月の十日から十九日まで、場所は文化センター、入場無料、審査の日にちは十月五日だ、こういう要項あるんですねえ。その中で驚いたことにですねえ、洋画部門の審査員は、先ほど私十三名と申し上げましたけれども、ここに書いてあるのは八名なんですねえ、八名なんです。あるいは委嘱作家の問題について見ますと、最初四十九名提案したけれども、それじゃあ多過ぎるということで二十八名になったと申し上げましたけれども、ここではなぜかまた四十九名になっている、なぜこういう変更がなされてきたかということについてどうも私は理解ができないわけであります。  そこで、教育長にお答えをいただきたいんでありますが、まず第一は、審査員はなぜ十三名ということで案内状を出されたのかというのが第一番目の質問であります、  二つ目は、十三名に決まったのに結果的には八名になった。今申し上げたように八名になってしまった。なぜこんな事態が起こったのか、これが二つ目の質問であります。  次に、委嘱作家の問題についても、一番最初は四十九名の人に委嘱作家になってほしいという原案を出したということを申し上げました。なぜ四十九名ものたくさんの人が委嘱作家として作品を出していただかなければいけないのか。この当初原案については何を根拠に四十九名という数字を出されたのか。さらに、運営委員会で四十九名っていうのは多過ぎる、せめて二十八名にすべきだということで合意がなされた。それがいつの間にかまた結果的には今申し上げたように四十九名になった。なぜこんなことになったのか、この点についてお答えをいただきたいと思うんであります。  それから次の問題は、質問書にもございますけれども、審査員、今申し上げた審査員あるいは委嘱作家、こういう問題であります。この審査員とか委嘱作家というのは一度そういう身分になりますと、永久的なんです。永久にこうなる。このことがどうも私も理解ができないわけであります。その社会のことでありますから、私などは門外漢でありまして、まだまだ理解ができない点がたくさんあるわけでありますが、一度審査員になる、あるいは委嘱作家になったら、その人が私もうやめたい、あるいは亡くなった、こういう場合でないとその欠員が生じないというおかしなっていうのか、少し理解ができないような問題、制度になっているわけであります。作家として一度認められた力量あるいは才能というものは未来永劫消えるということにはならないかもわかりませんけれども、しかし、それは時代の進展ですから、そのときはよかったけれども、今の時代に通用するのかどうかっていうことについて問題がなしとは私は言えない、こう思うのでありますが、このいわゆる身分制、表現のよしあしは別にいたしまして、身分制ということについてどうお考えになっておられるのか、お答えをいただきたい。  それから次はですねえ、市展の権威づけの問題であります。これは以前にも指摘をしておりましたけれども、岐阜市の美術展というのは運営にかなり問題がある、こういうことを何回も指摘をいたしてまいりましたが、それと同時に世間の評価っていうのは余り私は高くないように率直に言って思います。冒頭申し上げましたように約一千万円の予算を使って行うわけでありますから、主催者である市の教育委員会はこの市の美術展覧会をどのように評価をし、どのようにこれから発展をさしていこうと考えておられるのか。一方では世間はどう見ておるのか、ほかの都市の美術展等々に比べてどう世間が見ておるのか、余り聞こえてこないかもわかりませんが、それは十分認識をしておくべきではないかと思いますから、世間の評価というのはどう考えておられるのか、このことをぜひお答えをいただきたいと思うのでございます。  それから、もう一つ教育長に質問をいたしますが、今の美術展の問題とはいささか次元が異なりますけれども、先日私はですねえ、うちにおりましたら、ある中学生の子供を持つお母さんから電話をいただきました。そのお母さん非常に深刻な問題だということで、もちろん名前あるいは住所、電話番号、私にはっきりお伝えをいただいてからその問題点をいろいろ聞いたわけでありますが、その内容は極めて簡単なことでありまして、実は私の子供が通っておる学校に、学校のトイレにペーパーが備えてないんで、何回も学校の当局にお願いをしておりますけれども、なかなか解決ができない。トイレにペーパーがあるっていうのは常識の話だと思うんですけれども、どうも以前からその学校にはトイレのペーパーがないから子供たちが非常に困っておる、何とか議会の方でも要望をしていただいて予算をつけていただけないだろうかと、こういう、簡単に言えばそういう話でありまして、私も実はそんな話を聞いてびっくりしたわけであります。そこで現状はどうなっておるかということを調べてみましたが、結果は実はここにもございますけれども、岐阜市の教育委員会が毎年ですねえ、小中学校の消耗品予算ということで、各学校に当初予算を割り当てます。その中から例えば事務用品としては筆記用具、セロテープ、各種用紙、印刷用のインク、原紙、こういうものを買いなさい、こういうものを買うのに充てなさい、あるいは学校用の消耗品としては蛍光ランプ、トイレットペーパー、バケツ、たわし、こういうものを買いなさい、あるいは教材としては各教科の学級用品、理科の実験用品、家庭科の実習品、運動用品、こういうものを買いなさい、あるいはその他で給食用の白衣の洗剤、保健室の薬品、図書等々を買いなさい、こういうものを全部ひっくるめて消耗品と、消耗品費といたしまして、例えば、小学校で申しますと、四十九小学校で一億五千九百五十三万三千円という予算を組んで、一つの例をとりますと、日野小学校では年間ですね、予算が二百三十四万円きちんと組んである、その下まで二百三十四万一千円まで組んであるんですねえ、このトータルが今申し上げた数字。こういう予算をずうっと各学校に対して指示をしておる。そん中にもちろん報告をいたしましたようにトイレットペーパーっていうのは入っているんですねえ。これはもちろん小学校、中学校だけではなしに、幼稚園もあるいは高等学校も短大も薬大も全部こういう予算組んでる、学校教育機関の中では組んでいるわけであります。この中で全部ひっくるめてありますから、特にトイレットペーパーだけはどれだけだっていうことは決めてないようでありまして、それはそれで理解ができるところでありますが、いずれにいたしましてもこの科目の中にはトイレットペーパーの予算というのは組んであるわけであります。したがって、これは買えないことはないし、買わなきゃならぬ、こういう結果になるわけでありますが、この予算を見てまいりますと、昭和六十一年度でありますから、まだ議会には決算の報告は出ておりませんが、教育委員会の方ではもう決算出てる、これ見ますとですねえ、これ珍しいことだと私は思うんですけれども、昭和六十一年度の場合、昨年度の場合には小学校、中学校とも予算に対して決算額がかなりオーバーしてる、超過しているわけです。普通予算を見ますと、予算、例えば百万円組んだら九十九万八千円とか、ちょこっと残すんですねえ、どういうもんかしらんけれども。したがって、執行率何%なんてことをよく説明のときにぐだぐだ言うわけですけれども、(笑声)そういうことが普通なんですね。ところがこの予算と決算を見る限りですねえ、かなり予算に対して決算がオーバーしてる。例えば、小学校四十九校の中で見ますと全体で千三百万円オーバーしてる、あるいは中学校の十九校の中では約三百万円オーバーしてる、だからよけいトイレットペーパー買えるっていうことになるんですねえ。まあトイレットペーパーだけじゃありませんけれども、トイレットペーパーを例に出しますと、去年予算よりもたくさん買える、こういう証明がここに一つあるわけですね。  こういう実態の中からまず質問をいたしますけれども、この消耗品の予算というのは、教育長、これはオーバーしてもいいものかどうなのか。各学校一つずつにとってみれば大した額ではありませんよ、三十万から五、六十万までの範囲ですから大したことありませんけれども、これこういうふうに毎年毎年オーバーしていっていいものかどうなのか。で、必要であれば買えばよろしいっていうならもう少し予算を一生懸命組んだらどうか、最初から。あんまり格好のいいものではないと思うんですねえ、予算オーバーっていうのは。ですから、この問題は一体どうなのか、こういうことをまずお答えをいただきたい。  続いて、問題のトイレットペーパーでありますが、私が市の教育関係の全部のものに対して、トイレットペーパーっていうのは備えつけてあるのかどうなのか調査を依頼をいたしました。この調査に対する回答が参りました。そん中でやっぱり備えつけてない学校がございました。これちょっとおもしろいから読んで見ますが、「幼稚園、小学校、養護学校、市岐商については全トイレにトイレットペーパーを備えつけている。中学校においては伊奈波中、長良中、島中の三校において一部備えつけをしていない。備えつけがしていない理由、生徒がトイレットペーパーを持ち出し廊下で転がして遊んだり、便器に入れ詰まったりするなど、学校管理上の理由で現在は備えつけていない。」こう書いてあるんですよ。この三校については、いたずら好きの生徒がおるのかどうか知りませんけれども、廊下でそれを転がして遊ぶとか、便器入れて詰まるから備えつけていない、こういうことはっきり書いているわけであります。これ見て実は私笑ったわけでありますが、こういうことであるとするならば、例えば、学校の窓ガラスが割れるから管理上好ましくないんでガラス戸を全部外しました。あるいは黒板がありますが、これに子供たちが落書きをするんで管理上よくないので黒板外しました。これと一緒のことだと私は思うんですねえ。あるいはむしろですねえ、トイレにペーパーを備えないっていうことはほかのものを使えってことでしょ。普通トイレっていうのはトイレットペーパー使いなさいと書いてあるんですねえ、トイレットペーパー以外のものは使用しないでくださいと書いてある。それをですねえ、ほかのものを使えといってるわけですから、その方が私は管理上困るのではないかと思うんです、本当は。そう私は思いますけれども、この三つの学校だけどうもその備えつけていない。もちろん薬大も短大も回答来ましたけれども、備えつけてございますと、こうあるわけでございます。なぜこういう事態が今起こっているのか、これからこういう状態をどう解決をしていこうとしているのか、笑い事では済まされないわけでありまして、ぜひ教育長の方からお答えをいただきたいと思うわけでございます。  次に、財団法人岐阜県市町村振興協会、こういう団体がございますので、その運営について若干の質問を行いたいと存じます。  これは県下の市町村が全部その組織に組み入れられておりまして、事務局が岐阜市役所に設置をされております。現在の役員名簿によりますと、その理事長は蒔田市長、常務理事は鷲本市長室長、この人が就任をされておりまして、職員は聞くところによりますと、嘱託が一人おいでになる。以下、理事若干名、監事二名、かなり小じんまりとした組織のようでございます。その小じんまりとした組織が何をやっておるかといいますと、簡単にいいますと、県の方から宝くじのですねえ収益金が交付をされてまいります。で、宝くじの交付金が参りますとそれを各市町村にですね貸し付けるわけです。たったこんだけの仕事なんですね。たったというのは申しわけないかもわかりませんが、まあ中身はそういう仕事なんです。銀行のかわりみたいなことをやっておいでになる。これが岐阜県市町村振興協会・財団法人、これのまあいかめしいこういう名前なのであります。この今宝くじの交付金を各市町村に貸し付けておると申し上げましたけれども、六十二年度で見てまいりますとですねえ、県からその交付金っていうのは四億九千五百万円来ました。これに前年度の利息等々全部こう収入を含めまして約六億八千万円ぐらいの収入、で、こっから各市町村に対して約六億円を貸し付けるわけです。三%利息を取っておいでになるようでありますが、利息の高い低いは別にいたしまして、利息を取って貸し付けておる、こういう仕事をやっておるのがこの協会の仕事の内容であります。で、私はこの金貸すだけなら別にそういういかめしい組織をつくってということも考えないわけではございませんけれども、何かその振興協会っていうんですから、ほかに仕事があってもよいのではないか。私もまだ他府県のことは調査をしておりませんのでわかりませんから、ぜひひとつ振興協会が金貸し業務一本であると、こういうことだけではちょっと不十分であるような気がいたしますから、ほかに何か仕事ないのだろうかと、これからどうなっていくのか、このことについて常務理事・鷲本市長室長ぜひお答えをいただきたい、こう思います。  それから次はですねえ、この協会の六十二年度における事業の一つにOA機器設置事業というのがあります。オフィスオートメーションですねえ。このOA機器設置事業というものがありまして、先般ファクシミリ九十七台の導入が決定をされました。九月三十日に納入をされる予定でございます。その予算が七千万円、ところが実際に落札をした価格は二千八百九十万円、七千万に対して二千八百九十万円、実に予算の半額以内でございました。しかも、当初は全部で百一台このファクシミリを入れる予定でありましたけれども、四つの町村が私のところは結構ですと言われたもんですから、四台当初より減って、この落札価格は半分以下、こう結果が出ているのでありまして、いかにも予算編成が甘かったのではないか、こう指摘をしてしかるべきところでございます。  さらに、この入札にかかわる問題として、私は以前からも指摘をしてまいりましたけれども、こういう機器の入札の仕様書というものは、極めて厳正であり公平でなければならないということを申し上げてきたことは御承知のとおりだと思うんですねえ。特に特定のメーカーでなければこれに対応ができない、特定の機種でなければこの仕様に合わすことができない、こういうような仕様書は絶対につくってはいけない、こういうことを実は何回もこの議場で繰り返してきたことは御承知のことだと思うわけでありますが、残念ながらまた今度もそのことを指摘をせざるを得ないわけでございます。なぜそういうことになったかといいますと、一つは結果を見ると極めてこれは明白なんですねえ、結果を見れば極めて明白なんです。特にこのファクシミリでですねえ、今問題になっていることは、各メーカーともこのファクシミリっていうのは日夜本当に発展をしておりまして、もう一カ月先には新しいものが出てくる。したがって、例えば先ほど私は見積もりが甘かったのではないか、予算の編成甘かったのではないかと申し上げたけれども、そういう結果出てきてもこれはいささか仕方がない面もあります。ありますが、そういう点はさておきまして、このファクシミリの仕様書っていうのはここにあります。この中でですねえ、全部で二十六この条件があるわけですね。二十六の項目についてこれを全部満たしていなければいけませんという極めて厳しい、ある意味では厳しい。ところが中身はそんなに厳しいことではないわけでありまして、肝心なところは三つあるわけ、肝心なところは。一つはですねえ、記録方式っていうのがあります。ファクシミリの記録方式っていうのは御承知のように相手方からこう伝送をされてまいりますと、受信機がありまして、それにこう出てくるその記録の用紙、出てくる用紙なんですね、この用紙が今のところは普通は感熱転写記録方式、これをとっているメーカーがほとんどなんですね、感熱記録っていうのがほとんどの今メーカーそれでやってるわけです。ところがこれはいろいろ問題があります。例えば、熱に余り強くないという問題があります。あるいは長時間、長年月こう保存をするには余り適さないと、こういう欠点がございますから、今だんだんこれが普通の紙、こういう普通の紙にこの記録用紙が変わりつつあります。このことは御承知のとおりでありますが、だんだんこう変わりつつある。そのどちらを選択をするか、どちらを選択をしてこの仕様書に打ち込むか、このことが一つの大きな条件であります。  二つ目は、二つ目はここにも書いてありますけれども、例えば、もらう方はいいわけでありますが、送る方もなきゃいかぬわけですね、送る方もなきゃいかぬ。もらう方は大体B4のサイズ、このB4のサイズでもらうことになる。問題は送る方なんですね、送る方はB4のサイズで送ってもいいし、何で送ってもいい。特にこの仕様書の中で指定をしたのはA3、A3判で送りなさい、A3判で送れる機械じゃなければだめだというふうに指定をした。そうすると、ここで二つ条件が重なってまいりました。二つ条件が重なってまいりました。さらにもう一つはですねえ、順次同報という、順次同報っていうのは、ちょっと言葉があれですけれども、要はですねえ、同じ原稿をぽんと押せばあと相手のダイヤルを押すだけでですねえ、同じ原稿で何回でも送れる、これを同時にですねえ、百回ぐらいの所へやれる、こういう機能を持たせなさい、こういうことなんですねえ、この三つが今非常に大きな問題なんです。そこで、この三つの条件を満たせるような機種について入札をしなさいということに実はなったわけです。これは申し上げませんでしたけれども、九十七台の中で九十五台は一度に百回送れるような装置を持っていなくてもよろしい。九十五台についてはこれは受信が主に専用でありまして、特にもちろんそれは送信もできますけれども、それはたくさん送信できなくてもよろしい。ただし、県庁と岐阜市役所にある機械二台については今の三つの条件のうち、特にこの百回以上の順次同報というのを重視をいたしまして、これに満足できる機械を入札をしなさいと、こういうことをやったわけであります。その結果ですねえ、その結果こういう結果が出てきた、これがその入札の価格調書であります。六社指名をいたしました。まあ六社といいましてもほとんどはそのメーカーの代理店でありますから、まあ六メーカーといっても間違いがないぐらいなんですが、六社指名をいたしました。そのうち二社はですねえ、この条件に私ども合う機械、機種がございませんので、入札ができませんと言って断った、二社は。入札ができません、該当する機械がありませんと言って断った。さらにあとの三社はですねえ、一応入札には応じましたけれども、とても競争にならない、とても競争にならぬわけです。一番安いところで約倍なんですね。五十万円のものなら、二台で五十万円のものなら二台で百万円、一番安いところで。一番高いところになりますと、驚くなかれ四・五倍なんですよ。四・五倍で競争やれっていうんですから、とてもそれは競争できない。こういう結果が出てきておることを申し上げておきます。ですから、私はこの仕様書っていうのは大変重要な意味を持つということを申し上げておるんです。あるいはですねえ、九十五台の方について見てみますと、これも同じようにこの六社指名をいたしましたが、ようやくこれに競争ができようかというのは四社でありまして、あとの二社はとてもじゃないがそれはもう競争になりません。あとの二社競争にならない。これはもう三倍からですねえ、八倍ぐらいの価格でありまして、とてもその競争にならない。したがって、そのことから言えることは、この仕様にかなり問題がある、かなりどころか大変な問題がある、こういうことだと思うわけであります。例えば、一番最初に申し上げました記録紙の問題については、これは順次こう変わってまいりまして改善をしなければなりませんから、仮にこれは譲るといたしましても、原稿がA3でなきゃならぬというのはどう考えたってこんなものはおかしいわけでしょ。今コピーで伸縮自在ですから、A3の原稿をB4にするなんてことは朝飯前なんですね、子供でもやりますねえ。それ使えれば、入れて送ればB4のものが出てくるわけですから。その辺はですねえ、記録紙のサイズはここでB4と書いてあるわけですから、原稿もB4でいいわけなんで、ところがわざわざA3と書くからこの入札結果のようなことが出てくる。こういう問題をいろいろいろいろ指摘をいたしておきたいと思うんでありますが、この今申し上げたような結果を見まして、常務理事・市長室長、この仕様書果たして適当であったと思われるのかどうなのか。もう少し突っ込んで言うならば、ある特定の機種にこの仕様書は偏っていたのではないかと、こう私は思うんでありますが、あなたの方はどのように今思われますか、こういうことについて質問をいたします。  次は、債務負担行為の問題について質問をいたします。  債務負担行為十二億三千三百万円、生活環境部長に質問をいたしますが、この内容は岐阜市の斎場建設にかかわるもんでありまして、昭和六十六年度から供用開始をしたい、そのためにまず用地買収をしたいということで、この十二億三千三百万円の債務負担の議案が出てきたわけであります。特に市営の斎場建設につきましては早くから強い市民の要望がございましたし、私自身もその必要性を強く感じている一人でありますが、ここに「斎場建設計画」、「斎場建設計画の概要」こういうものがございます。この中で二十九億円の費用のほとんどが用地取得と建築あるいは築炉、そういうものに使われるわけでありまして、特に用地買収につきましては現在の六千百五十平方メートルに対しまして、これから買収しよう、用地を買おうという所がこの現有用地よりも大きくて六千四百二十五平方メートル、これだけまあ買おうとしている。平方メートル単価に直しますと約二十万円ぐらいにもなりましょうか、これは。これだけまあ高い土地を、これだけたくさん買うわけでありますから、当然その土地の有効利用というのを考えなきゃいかぬ、だれでもそう思うわけです。ところが、土地の有効利用と言ってもですねえ、この物が物でありますだけに、ほかのものと併用するなんということはなかなか困難でありまして、できるだけそれは長く、あるいは市民がなるほどというふうに設計をして、それを有効に使うべきではなかろうかと私は思うわけであります。そこでまあここにあります「建設計画」、「建設計画の概要」という二つの書類があるわけでありますが、この書類をいろいろまあ検討されたように書いてありまして、結果としてその計画ができ上がったわけでありますが、私はひとつ最近の葬式、つまり告別式のありようというのか傾向、そういうものを担当である生活環境部がどのように考えておられるのかということをお聞きをしておきたいと思うのであります。従来は自宅でやるとかあるいは自分のお寺でやるとか近くの公民館、集会所でやるとかという形式がありましたけれども、だんだんだんだん、これはまあ違う方向に私なってきたような気がいたします。岐阜市の場合には特にまあいささか紛らわしいものがございまして、あれ、市がやってるんじゃないの、というようなものがですねえ、あの近所にございまして、あそこも大変繁盛しているようでありますけれども、そういう傾向というものに対して一体今どういうふうに把握をしておいでになるのか生活環境部は。このことをぜひお答えをいただきたいと思うんであります。つまり、この計画のベースになったものですねえ。市民がこれからどういう傾向を要求しているのか、社会全体としてどういう傾向になりつつあるんだろうということを想定しながらこれは当然つくられたと思いますから、そのことに対するお答えをいただきたいと思うんであります。  それから、この中にあります告別式場のスペースの問題でありますが、この計画によりますと百二十平方メートルで収容が百人だというんですねえ、百人。その中の半分は座るんだと。いずれにいたしましても百人だというんですねえ。百人のお葬式というのは私はかなり規模が小さいと思うんですねえ。冗談に生活環境部長が説明においでになったときに、あなたの場合これで済みますかと言ったら、にこっとしておいでになりましたけれども、実はもっとたくさん来ると思っているんですね本人は。そうであればですねえ百人というのは私は少ないと思う、実際に申し上げて。そういうこととですねえ、百人だと言いながら、駐車場どうだってったら百十五台のスペース持ってるんですねえ、百十五台持っているんですよ。あるいは現在平均一日火葬の取扱件数が八・四件だと。一番多いので十九件と言ってますけれども、これは特別の日でしょう。八・四件だと言ってるんです。これに対して今度つくるのは十五同時にやれるようにつくるんでしょう。この辺の計画というのをですねえ考えてつくられたからには、それ相当のいろんな調査あるいは統計、そういうものがあって、こういうものをつくられたと思うんでありますけれども、いずれにしても第一私は告別式場のスペースが少ないのではないか、こう申し上げた。そういたしましたら、いや、これは建物全体の割り振りの中からこうせざるを得ない。あ、そう、そこはどうなんだてったら、いや、これは平家建てです。何で二階建てにせんのやてったら、そこまで考えていませんと言うんですねえ。それじゃだめだぞ、そりゃあ、こんな──こんなというのは、こういうですねえ建物というのは、いかような場合でも対応ができるように設計をすべきである。二階があいているのになぜ二階使わないのか。坪五十万も六十万もするような土地をですねえ、なぜそんなふうに使わなきゃいけないのかという私は疑問を持ちますが、この辺の問題について、告別式場、駐車場、それから人体炉というんですか、これらの関連性をひとつぜひ御説明をいただきたいと思うわけでございます。  最後であります。農林部長と土木部長にそれぞれ質問をいたします。  今定例会の補正予算の中に農地費といたしまして農道舗装費に一千八百万円が計上されておりまして、補正前の額と合わせますと農道舗装費というのは一億円を超えるわけであります。一億円を超えるような農道舗装費という科目があるわけであります。で、今度の提案を見てまいりますと、補正の提案を見てまいりますと、新設舗装の延長が二千三百十二メートル、補修につきましては八百万円、こういうふうに実は計上をされておるのであります。ところで、この農道舗装の費用というのはどのように使われておりますかといっていろいろ調べてまいりますと、農林部の予算をそっくり土木部に渡しまして、これをいただいた道路維持課がですねえ、言葉は悪いけれども、あたかも自分のところの予算のような顔をしながらですねえ、岐阜市の道路を補修するためにあるいは舗装をするために使っている、これがまあ現状であります。つまり農林部はですねえ予算を組むだけで、その執行は土木部にお任せ、こういうチンケな現象が今出ておるわけであります。そもそも今ですねえ、農道というのは一体どういうものを指すのかいって聞いてまいりますと、ここにもありますけれども、農道という用語は農業関係者の間で広く使われているが定説となった定義はないと言うんですねえ。何のこっちゃわからぬわけです、これは。これはですねえ、農林省が発行した「農道整備の実務」という本のコピーでありますが、定義はないと言うんです。定義がないにもかかわらず農林部はですねえ、毎年約一億円の農道舗装費という予算を組んでおる。で、それはどこで使うんか言ったら、土木部の道路維持課に全部お任せをしておりますと。どうも私は、極めて適切な予算の執行である、予算の編成であるというふうに見えないわけなんですねえ。それでも農道費というのはあるんだから、農道というのは何だと言って聞いたら農林部はこう言うんです。三つ考え方がありますが、一つは、農道台帳に登載されているものが農道でありますと言うんですねえ。農道台帳というのはどこにあるかわかりませんが、まあ農林部が持ってるんでしょう。農道台帳に登載されているものを農道と申します。二つ目は、農村にあるものを農道と申します。(笑声)農村いったって今ですねえ、じゃあ岐阜市の中で農村というのはどこだ言いますと、まあ大抵あそこでしょうけれども……あそこ、農村てったら怒るよ言ったら、そりゃそうやなも、こういうばかげた話ですねえ、これが二つ目。三つ目は、農業の用に供されているものが農道であります。農業の用に供されるというのは、普通の人が観光その他の用事で通っては、これは農業ではありませんから、そこは農道ではないということになりますねえ。これ、いろいろ考えてみますとねえ、最終的には二番目に申し上げた農村にあるものは今や農道ではなく岐阜の市道なんです。あるいは農業の用に供されているものは農道ではなくして岐阜市道にほとんど今なっています。ですから残されたのは、農道台帳に登載をされているもの以外にないんです。そこで、農道台帳に登載されている農道というのはどこにあるのかといって聞いてまいりますと、これは恐ろしくですねえ、とてもとても道路と言えないような行きどまりの小さな道路でありますとか、幅の狭いものでありますとか、とても市道として認定ができないようなものを農道と言っている、農道台帳に登載してありますね。それじゃ、そこを舗装する必要がありますかと言ったら、ほとんどありません、こう言うんです。じゃあどこを舗装するのと言わざるを得ないわけであります。これがこの一億円のですねえ、今度の千八百万円を加えて一億円の農道舗装費の実態なんです。  そこで質問をしたいわけでありますけれども、両部長、農林部長、土木部長、あなた方は農道とは一体どのように理解をされておるのか。私が農道と言って聞いたら、あなた方は、これが農道ですと言ってお答えをいただきたいのでありますが、どのようなお答えがいただけるのか、その定義あるいは根拠となる基準をぜひ示していただきたい。  二つ目は、今私が申し上げたように、農林部は農道の舗装に必要であるからといって年間約一億円の予算を組みながら、実際は舗装する農道がないということですから、土木部の維持課にですねえ全部それを渡しておる、全くあきれた現実があるわけでありますし、それをそっくり受け取っている土木部はですねえ、それをほとんど岐阜市道の舗装に平気で使っておるわけでありまして、その神経、相当なもんでありますけれども、そう実態を踏まえながらですねえ、この予算の執行というものは適切であると考えるのか、ないとは言わないと思いますが、いささか変更したいと思っているのか、その両方、ぜひお答えをいただきたい。  以上で第一回の質問を終わります。(拍手) 34: ◯議長(四ツ橋正一君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 35: ◯教育長(浅野 勇君) 最初に、市展の運営についてでございます。  御質問の、審査委員会の招集で十三名案内したということはどういうことかと。十名のはずだが十三名案内したのはどういうことかということでございますが、従来の慣習もございますが、殊に六十一年度の洋画部の三名の運営委員さんの間で、審査員についての地位は保証し公開制で行うという合意事項が改めてなされたわけでございます。そこで私どもとしては、現在審査員の有資格者は十三名ございます。当然その十三名の中から十名が選出していただけるものとして、三名は今年度はお休みいただけるだろうということで、有資格者十三名に案内状を出したということでございます。  それから、審査員が最終的に八名になっているが、その経過はどうだということでございます。本年度当初、六十二年度当初の審査委員会、当然十名に絞っていただけるだろうと思っておりましたが、それが絞り切れずに十三名で審査委員会というものを本年度はやっていこうという合意をそこで審査委員会で得たわけでございます。その十三名で従来の十名の方がやっていただく、例えば審査に当たることとか、あるいは先ほどの話のように委嘱作家の数を決めるとか、あるいは六十二年度の運営委員の三名を決めるとかいうようなことをここでやっていただいたわけでございます。が、その後五名の方から本年度審査員の辞退届が提出されましたので、洋画部の関係者にこのことを伝えましたところ、残った八名で今年度は努力するということでございましたので、そのようになっておるということでございます。  委嘱作家の原案は四十九名があったが、昭和六十年、六十一年と比較して多過ぎるのではないかということでございますが、先ほど申しましたように、審査員と同じように委嘱作家の有資格者は四十九名ということでございます。が、その年その年によって、ことしは出品していただく委嘱作家はこの方とこの方ですという数を決めていくということでございまして、今年度の四十九名というのは、即そのまま委嘱するという作家ではない、有資格者の数でございます。  委嘱が運営委員会で二十八名となり、最終的には四十九名になっている、その経過はどうだということでございますが、今申し上げましたように委嘱作家の有資格者は四十九名でございますが、壁面の関係とかいうようなこともあって今年度は二十八名の方にお願いするということに決まったわけでございます。応募要項のところには全員の方を紹介するという意味で四十九名の名前が出ておるということでございます。本年度委嘱する方は二十八名あるわけで、この方については一定のところに点線か何かで印があると思いますけれども、記載してあるということでございます。  審査員、委嘱作家の身分制をどう考えるかということでございますが、長年の出品を重ね委嘱作家や審査員になられた方の身分は何らかの形で保証しながら、一方、若い人たちにもどんどん入っていっていただくというようなことも考えながらいくということで、自然有資格者の数はある程度ふえていくということでもあるわけでございます。  それから、市展の評価、世間の声はどうかということでございますが、会場に来られた入場者に担当者が感想を聞くなどの方法で市民の声を聞いておるわけでございますが、七部門の作品を一堂に見られてよかったとか、会場の位置もよく行きやすかったとか、一般の声はそうですが、専門家の間では鑑賞するには会場が狭くて落ちついて見られないとか、また、部門によっては作品の展示の数が多過ぎるというようなことも聞いておるわけでございます。現在応募作品は七百点ぐらいで近年やや横ばいの状態でございますが、観覧者がふえてきておるということは大変望ましいことだと喜んでおるわけでございます。今後、より高い水準の作品を多くの市民に見ていただかなければいけないと考えておるわけでございます。  次に、学校の消耗品の予算が超過しているということでございます。昭和六十一年度の学校配当予算における消耗品費につきましては、御質問のとおり決算において約千六百万の不足を生じております。学校予算につきましては年度当初に学校運営上必要な予算を配当し、各学校長の判断により執行されておるわけでございます。昭和六十一年度の消耗品費につきましては予算を超過しましたが、これは一部学校において教材等の消耗品費に不足を生じたため、学校の要望もあり、需用費間で流用したということでございます。学校配当総額の中で処理したということで、御指摘のように今後はこのようなことがないよう努めていきたいと思っております。  次に、トイレットペーパーのことでございますが、一部の学校で備えつけてない理由は、学校から報告があったのを先ほど議員が紹介していただきましたとおりでございます。学校管理上の理由でそれぞれ行っていたわけでございますが、現在はこれらの障害も生徒の理解と教師の努力によって徐々に解消してきており、今後はこの三校につきましても学校の判断により備えつける方向で検討されているということを聞いておりますので、御理解いただきたいと思います。  以上でございます。 36: ◯議長(四ツ橋正一君) 市長室長、鷲本順一君。    〔鷲本順一君登壇〕 37: ◯市長室長(鷲本順一君) 振興協会につきましてお答えをいたします。  市町村の振興協会は昭和五十四年度から市町村振興宝くじの発売が認められたことによりまして、この収益金を各県市町村の公共施設整備事業の資金として活用するために、その資金の交付をすることを主たる事業といたしまして、全国市町村振興協会を設立すると同時に各都道府県にも公益法人として設立されたものでございます。ただいま、振興協会の業務が事業資金の貸し付けが主になっておると申し上げましたが、設立の目的は「市町村の健全な発展を図るために必要な諸事業を行い、もって地方自治の振興に資することを目的とする」とありまして、何も資金を貸すだけが仕事ではないわけでございまして、事実、市町村職員の研修とかあるいは機関誌の発行等、さらにはいろいろな研究調査等も実施しておる所もかなりございます。また、ファクシミリ・ネットワーク形成事業、今回話題になりましたこうした事業も実施しておる県が三県ございます。先ほどの研修を実施しておるような県は二十六県ございます。今後、岐阜県の市町村振興協会におきましても、特にこの市町村職員の研修ということに力を入れて、ただお金を貸すだけでなく、この方面にも事業を広げてまいりたいと、かように心得ておるわけでございます。  さて、岐阜県におきましても六十一年度に県市町村間のOA化に関する調査研究会を設置いたしまして、その中間報告の中で、県市町村の間のファクシミリ・ネットワークについての提言がなされております。この提言の趣旨に沿いまして県では六十三年度までに各県事務所にファクシミリを設置するということになりましたので、市町村もこれに呼応して全市町村にファクシミリを設置することによって県市町村間にネットワークが形成できるので、これは市町村振興に大いに有意義と考えまして、設置の費用は振興協会で支援しようということになったものでございます。そこで、二月に開かれました振興協会の理事会におきまして、六十二年度の振興協会の大きな事業として実施することに決定いたしました。六十二年度に入りまして早速機種選定基準の検討に着手いたしまして、県市町村の職員十三名から成る検討委員会を設けて、六月ごろその基準を作成したものでございます。検討内容は、先ほど御質問者もおっしゃいましたように非常に細かく、記録方式、記録の用紙、機能といたしましてネットワークシステム性、操作性、確実性、利便性についてそれぞれ規定をして、これが仕様となって業者に提出されたものでございます。仕様内容が余りにも厳しいために入札に参加できる業者の数が大変狭められてしまったというお話でございましたが、その要因になりましたのは御質問者もおっしゃいましたように、まず記録方式でございまして、これは普通紙記録方式─可、感熱記録方式─可ということになると思われるのですが、記録方式についてはその保存性、保守管理の面から断然すぐれている普通紙記録方式に各市町村とも要望が強かったこと、また、送信の際に図面等大型の用紙が使用できる、いわゆるA3の形の挿入のできる機種に対する要望もかなり強い意見が出されていたことによりまして、この条件が採用されたものであります。事務局といたしましては可能な限り利便な、また、可能な限り高度な機能を求めて仕様を考え、このことによって競争入札に参加できる業者の数がどれだけか狭められてもいたし方ない。少なくともその考え方がより正しいと考えてきたのでございますが、ただいま御質問者の御意見の中に、こうした場合でも、できるだけ多くの業者が競争に参加できるようにと配慮することがまた大切であるという御意見もよく理解できますので、今後こうした問題に処するに当たりましては、そのように配慮するよう心がけてまいりたいと思います。 38: ◯議長(四ツ橋正一君) 生活環境部長、武藤進敬君。    〔武藤進敬君登壇〕 39: ◯生活環境部長武藤進敬君) 市営火葬場建設に伴う御指摘の点についてお答えいたします。  まず、葬儀の最近の傾向をどういうふうにとらえておるかということでありますけれども、私はまあ基本的には、お葬式というものは亡くなった方の自宅かその近くでやっていただくのが一番いいのではないかというふうに思っております。岐阜市の傾向もそういうふうにあると思っておりますが、しかし、御承知のように岐阜市もだんだん都市化してまいりまして、そのためにアパートなんかも建設されてきまして、そういう方が多くなってきますと、どうしても自宅で葬儀をやるということもできにくくなってきたという状況があるわけです。したがって、市営の火葬場の中に告別式場を設けるというのは、そういうアパートとか自宅でやれない、あるいは公民館でもやれないというような、そういう方をできるだけ対象とした告別式場をつくっていきたいというのが、そもそもの基本的な考えであるわけでございます。  それから、告別式の収容人員の問題でありますけれども、これはまあ一般的に言って小さいんではないかということでありますけれども、まあ収容人員につきましては率直に申し上げましていろいろな御意見があるわけでございます。もっと大きい方がいい、大は小を兼ねるとか、二つあった方がいいとか、いや、そんなものはつくらない方がいいとか、いろいろ意見はあるわけでありますけれども、今言ったような背景もありまして、行政として選択していく場合、この程度ではどうかということで、いろいろ庁内的なプロジェクトの中でも検討しまして、一応のそういう百人収容という告別式場を今のところは計画しているわけでございます。  それから、全体計画の中で駐車場とか火葬炉の問題をどういうふうにして決めたかということでございますけれども、何といいましても岐阜市の火葬場というのは市街化した隣接地にあるという、そういうことがありまして、そういう面ではいろいろ制約があるわけです。他都市の状況等もいろいろ調べてまいりましたんですけれども、火葬場というものは地域の特性とか習慣等もありまして、一定の形式といいますか、そういうふうにはなっておらぬというのが実情であるわけです。そういう中で岐阜市としては市街化の隣接地域にあるという特性を踏まえまして、近隣周辺との調和あるいは付近住民の方に理解して受け入れていただけるような、そういう建物というようなこともありますし、また、基本的には何といったって市民の方が使っていただける利用しやすい火葬場でなければいかぬし告別式場でなけないかぬということは当然でありますし、そういうことも考えて設計をしておりますし、もう一つは、やっぱり立派といっても、こういうものは清潔で厳粛な火葬場でなけらないかぬということも思って設計をしてまいったわけでございます。  いろいろ御指摘はあると思いますけれども、要はこれから岐阜市が発展していく中で、市民の方が将来にわたって使いやすい、そういう厳粛な建物にするということで、いろいろ協議をして今日まで来たという経緯でございますので、御質問者もそういう将来にわたったことを思って、そしてまた、市民の有効利用ということも思って質問されるわけですが、いずれにしても私どももそういうことを十分配慮しながら今日の計画を立ててきたということでございますので、御理解が賜りたいと思います。 40: ◯議長(四ツ橋正一君) 農林部長、松尾三雄君。    〔松尾三雄君登壇〕 41: ◯農林部長(松尾三雄君) 農道に関しての御質問にお答えいたします。御質問者の言われましたように、農道の定義というものの定説はありませんが、通常は土地改良法二条によるところの農業用道路を言いまして、これは道路の利用目的から分類しました略称でございます。道路法上からいいますと、市町村道もこれを含んでおります。申し上げるまでもなく、農道はその利用の上で農業に多くかかわりを持つ道路であり、交通、運搬という機能のほかに、農地の附帯施設としてもいろいろの用益に使われていまして、いわば農業の生産活動にとって欠くことのできない農業基盤の一つであるといえます。農道も営農形態が進むにつれて、機械力利用が主体となった昨今では、農道整備の一つの方法としまして農道舗装事業の強化が行われるようになってきたわけであります。岐阜市でも農業振興の一環として昭和三十九年度から農林漁業資金の導入による防じん舗装を主体とした農道舗装事業を行ってきたのでありますが、現在もこの事業に対する農業者団体からの要請が強く、引き続いてこの事業を行っております。ところで、この事業の執行につきましては、先ほど申しましたように、一般市道も含まれていますことと、事業の効果が一般交通の便益にも供されているものでありますので、岐阜市の舗装行政の立場から、地域的に均衡がとれ、かつ効率的に行えるよう、土木部と協議しながら進めていますので、御理解をお願いいたします。今後とも当該事業は岐阜市の農業振興上の施策として積極的に取り組んでいく所存でございますので、よろしく御理解賜りますようお願いいたします。以上でございます。 42: ◯議長(四ツ橋正一君) 土木部長、渡辺康男君。    〔渡辺康男君登壇〕 43: ◯土木部長(渡辺康男君) 農道舗装についてお答え申し上げます。  農道の定義、基準等につきましては、農林部長の方からお答えを申し上げたとおりでございますので、御理解を賜りたいと存じます。  なお、事業の実施に当たりましては、設計書で農林部に合議をして施行しておりますが、施行しました地域につきましては、市街化調整区域内の幹線道路を除いた路線でおおむね農地が連檐している道路を主として施行してまいりました。農道舗装の実施に当たりましては、施行の場所等につきまして今後は農林部と十分協議しながら進める所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。    〔「よし、休憩や、休憩休憩」と呼ぶ者あり〕    〔「議長、十四番」と呼ぶ者あり〕 44: ◯議長(四ツ橋正一君) 十四番、早川竜雄君。    〔早川竜雄君登壇〕 45: ◯十四番(早川竜雄君) 二回目の質問を行いたいと思います。  十二時という時間にこだわらなくて、時間制限はありませんので、この際ですねやりたいと思うんですが、まず、その美術展の問題ですが、十三名に案内を出した、なぜ出したかといったら、十三人資格があるから出した。そこで当然十名に絞っていただけると思ったけれども、十名に絞っていただけなかった、したがって十三名にいたしました。そのようなですね、状況というものは、当然予想しなきゃいかぬですね、最初から、最初から。予算は十名しか組んでいなかった、いろいろ私も後から話を聞いてみましたら、予算は十名しか組んでいない。ところが、だれもやめるという人がいないので、結局十三名呼んだから十三名になってしまった。ほいじゃ、日当どうしようと言ったら、まあ、十名分を十三名で分けて使おうやと、こういう話になったからそれでいいじゃありませんかと言うんです。そこがまず間違いなんですね、そこが。十三名の中でそれではどういう問題が起こってきたかといったら、ある会派だけが二名審査員がおる、おるんです。ほかは一名ですよ、ほかは一名なんです。二名ある会派だけ審査員がおるから問題になってきた。それがずっと以前から問題になってきた。そこでですね、そこでその会派の人は一名御遠慮いただくということが、だんだん話し合いの結果なってきて、六十年、六十一年が十名ということでやってこれたんです。その経過をまさかお忘れになったわけではないと思うんです。そこで言いたくないけれども、あの質問書ごらんになったでしょう。あの質問書ごらんになったでしょう。ある人が、教育委員会へ来たある人が、その会派とおんなじだからそういうことやったんじゃないのかというような問題が出てくる。ねえ、だれが見てもおかしい、こんなことは。その段階で、案内状を出す段階でなぜそういうことを検討しない。どうもそこんところがもうおかしい、出発点がおかしい。それは、せっかくですね、私も資格がある、私も資格があると言って、市から案内状をもらってきたらですね、私、やめます、あるいはおまえさんやめなさいと、言えるはずもないし、言い出せるはずもないんです、そんなことは。だから、それ以前の段階で調整をすることは当たり前のことなんです。まあ、悪く解釈をいたしますと、恐らく調整はできぬだろう、ある会派二名になっても仕方がない、このことを見越して十三人の人に案内状を出した。非常にずるいやり方だと言われても仕方がないんです、これは。持ち回りで、交代で十名ということを期待をいたしましたと、後で言ってもそれは遅いんです。結果から見て遅い。だから、結果的に五名の審査員の先生方は、これじゃあ公平に運営ができないと言ってやめられたんですよ。要はそういうことなんですよ、要は。こういうことでありました。その経過をずうっと見てまいりますと、あたかも教育委員会は、審査委員会、あるいはそこで選出された運営委員が、その全体の運営について責任を持っておいでになるので、私どもは事務局でございますから責任がございませんと、言いたくて言いたくてしようがないし言ってるけれども、実は違うんです。大きな介入をしているし、大きな間違いも犯している。その結果こういう事態が起きてきた。私は結果的にこの八名になった、つまり五名の方が辞退をされたことについて関係者に聞いてみた、連絡をしてみた。そうしたら、そりゃ、やめるという人がおるならば残った者だけでやりましょう、こんなばかなこともないと思うんですね、そんなばかなこともないと思うんです。なぜ、そんなことになったんだろう、なぜ、五名といえば、去年の場合でいきますと半分ですよ、ことしは十三名になったから半分じゃないけれども、本当からいけば半分、それだけの審査員が辞退をするなんていうことは異常な事態なんですよ、一人や二人ならいざ知らず。そのことについて連絡をしたら、残った人だけでやりましょう──どうもこの運営がおもしろくないからといって、どこでその発言をしても聞き入れられないから、もう責任が持てないといって辞退をされた。残った人は、やれやれ楽になったと言うかもわからぬですね、これは。うっとうしいのおらんようになったわけですから、待ってましたというふうになったかもわからぬ、これは。結果として、そういうことを知りながらですね、残った審査員の人に連絡をしたら、いや、私どもでやります、それでことしはその人たちでやりますと、こう言うんでしょう。どう考えても納得ができない、こんなことは。そうしてですね、委嘱作家の問題について、二十八名に決まったんでしょう。それが四十九名出てるのはどうしてですかといって、ああ、資格があるから全部載っけてありますと言うんですね、資格があるから。ところが、審査員は資格があっても載せてない。これはどうしたことですか。仮に辞退をしても資格はあるわけですから、資格がある人は委嘱作家は載せても、公募要項にですよ、応募要項に載せても、審査員は載せないというのは、何か理由があるのか、疑わざるを得ない。どうもこの辺は私は不明朗だと思うんです。少しいやな質問しますけれどもね、審査員は八名になりました。予算は十名組んでありました。これは十名分を今度八名で分けるんですか。それからもう一つ、委嘱作家は資格者全員を載したけれども、審査員については資格者を載せてない、何か意図があるんですか、こう質問をせざるを得ないんです。余りきれいなお答えをいただくと、そういうふうになってくるんですね。あるいは、審査員、委嘱作家の身分制の問題について言いましたら、それぞれ御就任をいただいた方々の身分については、何らかの形で保証をしなきゃならぬ──当たり前のことです、そんなことは。しかし、私が申し上げたのは、どんどんどんどんふえていったらどうなるということも、一つの心配の問題ですよ。あるいは確かに、確かにその時点でその時代ではすばらしい作品をつくられた、出品をされた、こういう経過はありますけれども、その人が未来永劫その製作活動を続ける、時代にマッチしたようなあるいはその自分たちの会派といいます、その会派の中でそういう地位をずっと保っていく、そういうことが保証ができるのかといったら、私はこれは言い過ぎかもわからぬけれども、保証できないような気もする。ですから、その点についてはもう少し変わった形でそのかつての立派な作家のことについては保証する方法があるんではないか、こう思うわけであります。それは、意見の違うところですから、また別の機会に論議をすることにいたしまして、私の考え方だけ申し上げておきたいと思うわけであります。  それから、市展の権威の問題について市教委の評価はどうだといったら、まあ、大勢の人が来ていただくあるいは出品作品が大体まあ希望しておったような数だと、まあまあ満足をしておる、そういう面だけで僕はですね市展の問題を考えてはいけないと思うんですね。美術界とかそういう所というのは往々にしてですね、そのことによってある作家の登竜門になりあるいはある作家が非常に世に出てくるというようなものがあるわけなんですね。そういう点から見てまいりますと、市展というのはかなり評価が低いのではないか、率直に申し上げて、こういうことが言えるのではないかと思うんですよ。例えばですね、去年も私申し上げたんだけれども、グラフィックデザインという部がありますねえ。そこで何人かの人が応募作品を持って応募された、入賞者が、たしか記憶では三十何名だと思ったんですね、三十何名入賞された。その人が全部ですね、岐阜市以外の人だった、全部。あるいは写真の部もたしかそうでしたね。岐阜市がせっかく一千万円お金出してこうやってやりながら、そういう結果に終わってる。それはまあほかの都市の人がたくさん評価をして、ということに必ずしも私はなっていない。その結果がそういうことを生み出しているのではないかということも思います。あるいは会場の問題にしても、余りにも狭過ぎる、照明が悪いという問題もあります。したがって、それを修正をして権威づけるためにも、会場の問題も考えなきゃいかぬことが多くあるのではないかと思っていますが、このあたりはぜひ権威を高めるために、評価を高めるために一層会場その他の問題について御努力をいただきたいということを要望しておきたいと思います。    〔「ゆっくりやりゃええよ」と呼ぶ者あり〕 ゆっくりやれというお話がございましたので……。  教育長、二つ目の質問ですね。なぜ、私がこの予算に対して決算が多くなったのか。そもそも予算の組み方がおかしいのではないか、こういうことを質問をいたしましたら、一部で教材に不足をしたのでそれを充足をした。一部で教材に不足をした、教材が不足になった、こういうことですね。全体の中でこれに合うように流用してきたという話ですけれども、一部ではなしに、今ちょっとここに予算、決算のあれ持ってませんけれども、ほとんどの学校がですね、予算に対して十万円から三十万円、六十万円くらいオーバーしている。これ全部教材なのかといえば、必ずしも私はそうではないような気がするんだけれども、全体としてですね、今学校現場の話あるいはいろいろな話を聞いてまいりますと、消耗品を含めた教材の不足というのは指摘されているんじゃありませんか。それをこれだけで抑えなさい、こういってですね、おやりになるから、どっかで余ったらすぐそれを流用するというようなことが出てくるんではないでしょうか。あるいは仮にそうでないとする精読のときの説明ではこういうことでしたね。ええと、光熱費、光熱費が余ったからこっちへ流用されたんでしょう、なんてな話でしたね。そうするとね、考え方が私はいささか悪いと思うんですよ。こっちの予算余ったからこっちで使う、とにかく与えられた予算というものは、お互いにこの流用してでも何でも使ってしまわなきゃ損だというような考え方ですね。余ったものは余った、不足したものは不足したといって、きちんと話ができるような、通じるような、現場と教育委員会の事務局の間で話が通じるような体制になっておかないと、こういうことになると私は思うんです。こういう実態というものを見てみまして、どっかが余ったからこちらへ全部こう持ってきたというようなことでは、余りにも考え方がせこいんではないかという気がいたしますね。例えばですね、トイレットペーパーの話戻りますけど、トイレットペーパー薬大でどうですかといって聞いた、薬大で。薬大は、薬大のトイレにはトイレットペーパーが備えつけてあります。昭和六十一年度購入数量、一個三千六百円掛ける四十箱、十四万四千円、こういってるんですね。薬大の生徒は約六百人ですよ。そこで十四万四千円、例えば先ほど申し上げた長良中学というのは千五百人、約三倍ですね。十四万四千円の三倍掛けると約五十万くらいになるんですかね、こういうことなんです。これだけの金をどっかへ行っちゃった。どっか行っちゃったというとおかしいけれども、それは先ほどの教材費か何かに使ったんでしょうけれども、とにかくこの三つの中学ではですね、これだけの四十万か五十万かわかりませんけれども、これだけの予算がほかの方へ使われているという実態がありますね。これはどうなんでしょう、これは。四十万、五十万というとですね、四分の一から五分の一くらいの予算ですよ、全体の。全体、たくさんありませんから、かなりの高額になってくるんですね。そういう予算をですね、使わないというんですから、これはおかしな話ですね。さらに、話を聞いてまいりますと、先ほど読み上げた文書の中には、一部備えつけてありませんと書いてあるんです、一部。これは一部じゃないんです、備えつけてあるのが一部なんですね、教職員の所は備えつけてある、これは一部なんです。ほとんど備えつけてありませんが、一部備えつけてある所がありますという答えが正解なんです。間違っているんですね、これは。間違っている。そういう間違った答え出してもらっちゃ困るわけですが、今後ぜひ注意をしておきたいんですが、教育長、その消耗品というのはですね、消耗品の予算というのは実際に足りないのかどうなのかということについて、もう一度結果は明らかで、足りなかったということはあるわけですから、結果は出てますけれども、そういうふうに足りないということであるならば、来年度からふやしていくのかどうなのか、このことについてぜひもう一度お答えをいただきたい。  それからですね、トイレットペーパーなぜ備えつけないのかと言ったらですね、子供が廊下でその転がして遊ぶとか便器に詰まる──そのくらいの教育できないんですかね、そのくらいのことをほかの学校は教育しているんですから。あれ、幼稚園の子供がやるんならわかりますが、中学ですよ、中学の子供がですね、廊下で転がして遊ぶからだめだとか、便器に詰まるなんてことを人前で言ってですよ、なるほどそうか、それじゃやっぱりトイレットペーパー備えつけない方がいいなというふうに納得しますか、そんな理由で。しないですよ、そりゃ。それをですね、堂々とそんなことをやって、PTAなり父兄の皆さん方から指摘をされても、一向に直そうとしない。こんなことがひとつ教育をできないようなことで、算数や英語教えてみたってしようがないと思うんですよ、僕は。しようがないとはいいませんが、いささかですね、これは教育者としてどうかと思うんです、そんなことぐらい。現にほかの学校は全部やってるわけですから、その三つの学校に特にいたずら好きな子供がおって、毎朝、毎昼休みなんかにですね、廊下で転がして遊んでりゃ、そら問題でしょうけれども、そんなこともないと思うんですね。いつごろからこんなことになってるんですか教育長、いつごろから。例えば十年くらい前にそういう事件があったから、そのときはそれでやめました。それをずうっと今日までやってもらったんじゃですね、備えつけてみなきゃ廊下で転がすかどうかわからぬじゃないんですか、そんなこと、今。そのときはそうだったかもわからぬですよ、それでやめました。その子供が卒業していった、その後もまた、そういう引き継ぎをやってですね、おまえも転がせよといって卒業生がやって、またやっているんですか。そんな引き継ぎやらぬでしょう。だから、いつからそういうことやってるんですか。その廊下を転がすとか便器に詰まるというような事件は、いつあって、それからずうっと今日までそれを守ってるんだけれども、それはいつあったのか、こういうことも少し意地悪でありますが、聞いておかなきゃいかぬわけですね。言いたいのはですよ、言いたいのは、そのくらいの教育ができないのですかということであります。今の二つ、お答えをいただきたい。  市長室長、なかなか振興協会の将来性の問題についてはいいお答えをいただきました。ぜひひとついろんな意味でですね、各市町村間の連絡あるいは共通の研修、そういうことをこれからもやろうとしておいでになるわけだそうでございまして、そういうことにこのぜひ協会の組織を利用して、ただ金貸しだけではなしに、いろんな多角的な意味でこの組織を利用するというふうにお願いを申し上げておきたいと思うわけであります。  ただ、その仕様書が適当であったかどうかという問題について、最初に言われたことは、いささか問題ですね。仕様書の条件を厳しくすればするほどですね、特定のメーカー、特定の機種に偏ってくることは当たり前なんですよ。当たり前なんです、そんなことは。それをですね、ある程度狭められても仕方がないなんて、こんなこと言ってもらったんじゃ全くおかしなことになりますね。特定のメーカーにですね、おまえさんどこ、絶対落札するよと、あと競争できぬのだからと、こう言って随契とおんなじようなことをやってると言われても、仕方がないんです、それは。それはいけない。だから、質問者がおっしゃるように、できるだけ多くの参加者が参加できるように、今後は改めるよう努力いたします──二回目、そんなことないから簡単に言ったんでしょうけれどもね。全体の中でやっぱりそういうことを見ていかなきゃ僕はいかぬと思うんですよ。例えば、そういう点についてはですね、非常にプロでありますが、この問題について契約課に相談をしたのかどうなのかということも聞いておきたい。契約課に相談をされましたか──恐らくされたと思うんですね、されたんなら、その次にまた総務部長、どういう指導したのか、聞かなきゃいかぬ。だんだん時間延びてきますけれども、そういうこともありますね。ぐたぐた答弁されましたけれども、用紙の問題はね、僕は一番最初に申し上げたでしょう。A3の図面だって、こんなものは簡単にですね、B4にコピーできるんですよ。どうしてもそれはですね、A3でなきゃならぬようなそんな図面というのはないんでありまして、そんな重要なものをファックスで送るなんてことはないわけですから、これは大事なもんだと言うんなら、持っていく。ファックスで送るのにどうしてもA3でなきゃならぬような大事なもの、大事なものでしょうけれども、それほど大事なものはないんです。そういうことを考えてみれば、A3というのは容易にB4に変更できる。そのことによって多くの機種で競争ができる、このことを私はくどく申し上げたわけですけれども、これはやっぱり今後直してもらわなければいけません。したがって、改めて質問いたしますけれども、契約課にこういう仕様書でいいだろうかというような御相談されたのかどうか、指導を受けられたのかどうなのか、このことを質問をいたしておきます。  それから、次に生活環境部長でありますが、僕はこの答弁では極めて不十分ですね。例えば基本的には自宅または近くの集会場、公民館、そういうふうでやるべきだと思うし、岐阜市の実態もそうだと言われましたけれども、私はそうではないと思うんですね、そうではないと思うんです。私も最近かなりのお葬式に行ってまいりましたけれども、あの、あそこの今の民間の所でやっておいでになるんですね。民間のお寺でですね、やられる件数というのはかなりの数に上っています。それをどう把握されているかということを、改めて私は質問しなきゃいかぬわけですね。あそこの肩がわりになるようなということを市民は願っているんですよ。公の所で岐阜市がやるといえば、また違った葬儀のあり方というのが私は出てくる。現にですね、お寺でやればいいではないかと簡単におっしゃいますがね、お寺かなり高いんですよ、かなり高いんですよ。あるいは自宅でやるにいたしましても、あの飾るあれを借りてきますと、かなり高いんですよ。そういう意味で葬儀に金がかかることも事実でしょう。そういうことをいろいろ考えながらですね、今後の葬式のあり方というものはこう変わっていくんであろうと私は思ったけれども、生活環境部長のお答えと随分違いましたねえ……。それじゃあ、一つだけこの問題でお聞きをいたしておきますが、告別式の会場を使用するとですね、一回幾らぐらいかかるんですか、その予定、お答えをいただきたい。
     それから、告別式場のスペースが狭いんではないかと言いましたら、いろんな考え方があってということで、結局ですね、これ以上直さないとおっしゃるのか、これから直すというのか、直さないとするなら、ここで何回こんなこと言ったってしようがないわけですからやめますが、これは決定をしたものなのか──計画ですからね、変更あり得ると思うんですが、どうもあの口ぶりでは、これから早川が何を言おうがおれは変えぬぞと、きつい決意をされているようでありますが、しかし、そうではないんでしょうから、計画ですから、あくまでも。あくまでも計画ですから、これはやっぱり変えるということに検討するぐらいの回答をしてもらいませんとね、ということだと思うんですが、これは社会党、今七人おりますけれども、全部おんなじ意見ですから、僕だけの意見ではない、これは申し上げておきますが、変えるのか変えぬのか、このことについてお答えをいただきたい。  いよいよ最後になりましたが、農道の問題ですね。わかったようなわからぬようなその答弁をいただきましたが、いずれもこうすかっとしていないんですね。農道とはこれだ、だからこういう予算を組む、こうなってこないんですね、なかなか。なかなかこう、そうなってこない。農道とは、農業と多くかかわりを持つ道路で、農業生産活動に供される──そんなことはですね、農業生産活動というのは、私の隣でも田んぼがありますから、農業生産にもおいでになるし、私も毎日通りますので、どっちが多く通るかわからぬような状況ですけれども、そういう所でも、そいじゃ農業生産やらないことはないわけですから、農道舗装費としてやるかというと、そう僕はですね、やれるような問題ではないと思うんです。ここにですねえ、先ほどから申し上げた、その農林部が予算を組んでそれをごっそり道路維持課へ下請に出した。その下請に出された道路維持課はですねえ、こういうことをやってます。さっきから合議、合議っていう話が出て、確かにその農林部と合議はやるんですね。そこでこの使い道はどうするかといいますとですねえ「支出負担行為伺」、標記について下記のとおり実施してよろしいかといってこうお伺いを出しているんですねえ。款──これは予算書の款項目のあれですが、農林水産業費、項 農地費、目 農道舗装費、節 工事請負費、全部これは農林部のことなんですね、農林部のことなんです。それを起案をするのはですねえ道路維持課なんですね、道路維持課なんです。これはですねえ、どう考えてもですねえ、市役所の仕事のやり方としておかしいっていうことを私言ってるんですよ。これは農林部がですねえ、農林水産業費で、農地費で、農道舗装費で、工事請負費としてやればなるほどと、なぜこれをですねえ、道路維持課がやらなきゃいかぬのか。これが私はおかしい。で、これをやるところは例えばこの場合でいきますとね、岐阜市何とか何とかほか二地内と書いてある。で、これはどうなんだと言って聞いたら、これは岐阜市道でありますと言う。市道であるならば道路維持課の予算でですね、毎年十一億ぐらい持ってるわけですから、それでやればいいではないか。それが足らぬから農林部のお金をつぎ込む、ここはだれが通るんかと、市民が通ります、当たり前ですわなあ、そんなことは。市民が通るに決まっておるそんなことは。それを市民が通られます。何に使うんかと言ったら、いや調査余りしていません。本当ならですよ、本当なら農業の生産のためにほとんど農民の方がこの通られますと、こう言いたいところだけれども、そうばっかじゃないんですねえ、残念ながら。ほかの人もいっぱい通るからですねえ、いやと言わざるを得ない。で、ここは農業の人が農業の生産活動に従事するために通られるんですと、こう本当は言いたかったんだろうけれども、そう言うとですねえ、調査したかと言われるもんですから、調査してないもんですから、いやあと言ってごまかしてしまう。それが実態なんですよ、それが実態なんです。ところでその予算の組み方についてもう少しですねえ、こんなよそのですねえ、その款、項、目、節に至るまでよその費用でですねえ、土木部の道路維持課がやらなくてもいいんではないかと、私はこういうことを言いたいんです、ほんとのこと言うと。それでぐだぐだ言ったわけですけれども、そういうことについてですねえ、改める気持ちはあるのかないのか、改める気持ちはあるのかないのか、このことをお答えをいただきたいと思うのであります。  以上で二回目の質問を終わります。長くなりました。    〔私語する者あり〕 46: ◯議長(四ツ橋正一君) この際、暫時休憩いたします。  午後零時二十八分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後一時十九分  開  議 47: ◯副議長(大野栄吉君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。早川竜雄君に対する答弁を求めます。教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 48: ◯教育長(浅野 勇君) 最初に、市展の有資格者であるのに、なぜ審査員については記載しなかったかということでございますが、六十二年度審査員を辞退すると御本人たちが届け出られましたので記載しなかったわけでございますが、そう言われると、委嘱作家のように有資格者を全部挙げるとすれば、これはやはり挙げていかなければいけなかったかと思います。来年度につきましてはその辺のところは十分調査、    〔「調査」と呼ぶ者あり〕(笑声) 御意見を聞きながらやっていきたいと思います。    〔私語する者あり〕  それから、十名分を八名で分けるのかということでございますが、八名分で執行し、二名は未執行扱いとしていきたいと思っております。    〔私語する者あり〕  その次に、消耗品の予算の問題でございます。学校配当消耗品費におきましては予算不足を生じたのでありますが、不足しておるだろうということは思います。今後は予算編成において一部組みかえることも検討し、適正な予算配当に努めてまいりたいと思っております。  それから、トイレットペーパーいつから備えつけてないのかということでございますが、島中、伊奈波中につきましては二年前からということでございますが、長良中はもう少し前からのようでございます。いずれにしましても、    〔私語する者あり〕 トイレにペーパーというのはこれはもう常識、つきもんであるということは常識でございます。が、    〔私語する者あり〕 それをつけてないということは、やはりそこに学校も相当苦慮されたことだろうということも思うわけでございます。が、しかし、先ほど申しましたように、だんだんよくなってきておるという現状の中で、早急に学校長とも協議し備えつける方向で対処してまいりたいと思うわけでございます。  以上でございます。    〔私語する者あり〕(笑声) 49: ◯副議長(大野栄吉君) 市長室長、鷲本順一君。    〔私語する者あり〕    〔鷲本順一君登壇〕 50: ◯市長室長(鷲本順一君) 再質問にお答えいたします。先ほども申し上げましたように、仕様内容につきましては検討委員会を設けまして検討いたしておりますので、改めて契約課に相談はいたしておりません。ただし、入札の手続、契約の手順等につきましては事務局の者もふなれでございますので、これについては契約課に指導を受けております。 51: ◯副議長(大野栄吉君) 生活環境部長、武藤進敬君。    〔私語する者あり〕    〔武藤進敬君登壇〕 52: ◯生活環境部長武藤進敬君) 再質問に御答弁申し上げます。  まず、告別式場の収容人員の問題でありますけれども、先ほど御答弁申し上げましたように、この問題は御意見が分かれる問題でありますから、収容人員をふやすことについては、今後詰めていく段階で御意見を参考にしながら、庁内的なプロジェクトの中で検討してまいりたいと存じます。  それから、告別式の使用料をどのぐらいにするかということでありますけれども、このことにつきましては現段階ではまだそこまで決定しておりませんので、今後他都市の状況等を参考にしながら決めていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 53: ◯副議長(大野栄吉君) 農林部長、松尾三雄君。    〔松尾三雄君登壇〕 54: ◯農林部長(松尾三雄君) お答えいたします。農道舗装事業の実施に当たりましては、御指摘の点を十分踏まえまして、関係部局とも協議の上、調整区域内にある道路を定めて適切に実施してまいりたいと考えております。よろしく御理解のほどお願いいたします。 55: ◯副議長(大野栄吉君) 土木部長、渡辺康男君。    〔渡辺康男君登壇〕 56: ◯土木部長(渡辺康男君) ただいま農林部長がお答えしたとおりでございます。よろしくお願いします。(笑声)    〔「議長、十四番」と呼ぶ者あり〕 57: ◯副議長(大野栄吉君) 十四番、早川竜雄君。    〔私語する者多し〕    〔早川竜雄君登壇〕 58: ◯十四番(早川竜雄君) これで最後の質問ですが、その前にですねえ、一言だけ私申し上げておきたいことがあるんですねえ。ごらんになった方が多いかと思いますが、議会事務局の図書室にですねえ、こういう本があるんです、「議会答弁心得帖」っていう本がある。(笑声)ねえ、これを見ますとねえ、いろんなこと書いたる。例えば簡単に申し上げておきますとねえ、議会答弁の心得と書いてねえ、「絶対に興奮するなかれ」と書いてある、こっちが。私は興奮してもいいですよ。「十を知って、一を知らざるがごとくせよ」、「不公平と思っても、公平らしく整えよ」、「論点をぼかすよう工夫をすべし」と、こう書いてある。(笑声)あるいはねえ、    〔私語する者あり〕 今出てきた言葉があるんです、今出てきた言葉が。    〔私語する者あり〕 いずれにしてもですねえ、「公的な言葉というものは、大なり小なり玉虫色の性格を持っているから、もちろん見方によってはまったく違った解釈が成り立つ場合が多いのであって、その曖昧さこそが、公的な発言のルールである。」と書いてある。(笑声)そこでねえ、『政治用語でいう「前向きの姿勢で善処いたします」とか、「充分検討いたします」とか、「さっそく調査いたします」──こういう答弁よくありますねえ、今もありましたが──こういう言葉は、皆その部類に属するが、それらの言葉は、すべて公的な用語としては、「ご要求に添いかねます」という言葉をやんわり伝える方法に過ぎない。』と書いてある。    〔私語する者あり〕 それでは困るんですねえ、それでは。    〔私語する者あり〕 そういうですねえ、技術を使ってもらっては困りますから、この本に、心得帖というこの本にですねえ、ないようにぜひ注意をしていただきたいということを申し上げて、最後の質問でありますが、    〔私語する者多し〕 教育長お答えをいただきましたが、美術展の問題についてですねえ、私もくどくど申し上げましたけれども、要はやっぱりだれからも指摘をされないっていうのはなかなか難しいわけでありますけども、その中でもやっぱり最大公約数とるべきだ。つまり八名もですねえ、五名も審査員が一挙に辞退をするというような事態っていうのは異常なことなんですよ、これは。だから、その異常なことをですねえ、どうしたら正常に戻せるかという努力をしてもらわなきゃいかんわけですねえ。ただ、ことしは辞退をされましたので載せませんでしたというようなことは、そらまあ質問に対する答えですから、それはそれでいいわけですけれども、私が申し上げておったのはですねえ、例えば、一つはそういうことなんだけれども、けれども、しかし、そういうことについて深刻な事態であるということを受けとめながらですねえ、今後の運営については十分配慮をしていくつもりでございますと、改革をいたしますというようなことをですねえ、答弁として言ってもらわないとですねえ、ただまあ質問に単純にですねえ、答えただけっていうのではいささか不十分ではないかと思いますが、ぜひその点はですねえ、これから改革をしていただきたい、こういうふうに思うわけでございます。  それから、トイレットペーパーの問題でありますが、次元が低いというような不規則発言もございましたけれども、しかし、考えようによっては大変な問題でしてねえ、    〔私語する者あり〕 常識的なことが行われていないんですから、極めて問題なんです。    〔私語する者あり〕 で、今聞いてみましたら、いつからそういうことやってるのかといったら、島と伊奈波中については二年前から、長良中はもっと前らしいというような、そんなですねえ、ことではいけないのでありまして、もう少しこれは私はですねえ、教育の根本にかかわる問題だということも最初に申し上げましたけれども、その辺の認識もしっかりしていただいてですねえ、早急にこれは配備を、備えつけるように御指導をいただきたいということを申し上げておきたいと思います。  市長室長の答弁は、入札の方法については指導を受けたと言うんですが、これはやり方については、初めてか二回目か知りませんが、余り経験がないからこういうことだと思うんですが、もう少し踏み入ってですねえ、こういう仕様書をつくったんだと、問題はないだろうかと、一般的な意味で結構なんですから、その辺までやっぱり指導を受けるべきではなかったかということを思っております。  生活環境部長は、今、この「答弁心得帖」で申し上げたようにですねえ、御意見を受けて十分検討したいというんですが、検討するということは現状のままで終わるということではないと、こういうことを確認をさしていただいてよろしいかなあと思うんですが、ぜひそういうふうに私は確認をしておきますので、計画決めたんだから、これは一切変更しないというような頑固な頭でなくして、もう少し頭をやわらかくしていただきたいということをお願いを申し上げておきたいと思います。  農林部長と土木部長については、二人に質問をしても同じ答えが返ってまいりますので、これ以上申し上げません。以上です。 59: ◯副議長(大野栄吉君) 四番、亀山輝雄君。    〔私語する者多し〕    〔亀山輝雄君登壇〕(拍手) 60: ◯四番(亀山輝雄君) 発言通告に基づきまして順次お尋ねをさしていただきますが、初めての登壇でございますので、よろしくお願いを申し上げたいと思います。今議会におきまして重複した御意見もございましたので、簡潔に申し上げたいと思います。よろしくお願いいたしたいと思います。  初めに、下水道の整備についてお尋ねをさしていただきたいと思います。  今日下水道は、浸水の防除、汚水排除と便所の水洗化による居住環境の改善とともに、公共用水域の水質保全を図るために必要不可欠な都市基幹設備であり、下水道整備によって健康で快適な生活環境を実現することは今や都市はもちろんのこと、農村に至るまでその整備促進に対する要求は根強いものがあるのであります。特に岐阜市においては名水百選にも選ばれ、金華山と一体をなし、岐阜市の顔でもある清流長良川を初めとする自然の支派川が数多く存在をし、水に親しみはぐくんできた歴史的な事実を踏まえ、この水質保全を図ることは必要欠くべからざるものがあります。このような現状の中、芥見・岩田地区を貫流し、長良川に流入しております山田川、寺前川は私たちが子供のころ泳いだり、また魚とりと、水に親しんできた懐かしい記憶もありますが、近年団地開発とともに付近一帯の市街化が進み、最近では昔の面影も薄れ、汚染が進んでいくのが現状であります。今や下水道は市民生活の上では福祉増進の施設としての位置づけを持つものであり、このような社会情勢のもと、芥見・岩地区では下水道整備が地区住民から最重点施策の一つとして強く要望されているところであります。  そこで、水道部長にお尋ねをいたします。  芥見三校下・岩地区の下水道は、岐阜県が施行をしている木曽川右岸流域下水道に接続をし処理するものとして計画をされ、流域下水道事業は昭和五十二年に事業認可とともに着手され、以来今日まで浄化センターの諸問題により事業が停滞をしていたようでございますが、八月三十一日の新聞によりますと、この問題もようやく解決したようであり、これからは事業も順調に推進されるものと思われます。地域住民は早期供用開始に大きな期待を寄せているものでございます。そこで、岐阜市の整備となります関連公共下水道について昭和六十一年度から事業調査が進められておりますが、その経過と今後の見通しはどのようになっているのか、お尋ねをいたします。  二つ目に、当初の事業計画区域は都市計画法による市街化区域と聞いておりますが、現在調整区域であります芥見・岩地内の県道沿い等の住宅密集地区はどのような扱いを考えておられるのかをお尋ねをいたします。  三つ目に、流域下水道の供用開始も早まると思われますが、事業着手、また供用開始の時期はいつごろを予定されているのか、お聞きをいたします。  四つ目に、芥見自由ケ丘、諏訪山、芥見東、芥見南の各地区では、現在集中浄化槽により処理されているが、建設から相当の年月も経過しており、諸設備の更新の時期に来ております。維持管理にも多くの問題を残しているところであります。供用開始時におけるこれらの処理と既設下水道管はどのような取り扱いを考えておられるのか、以上四点について水道部長にお尋ねをいたします。  続きまして、中部未来博についてお尋ねをさしていただきたいと思います。  けさの新聞にも「交通対策まとまる」というような記事も載っておりました。いろいろ今議会でも議論をされておるわけでございますが、本県において開催されるぎふ中部未来博は、開催地である県都岐阜市にとっては地域の経済の活性化を図る千載一遇のチャンスでありますが、会場が市内の北部の中心地であるために、問題は周辺各地から殺到する入場者のマイカー等による交通機関が著しく悪化し、ひいては市民生活にも悪影響をもたらすのではないかというおそれすら感じられるのであります。この点について推定入場を二百五十万人とした場合、市内南北に縦断して会場に行くに数時間を要するときもあるのではないかという危惧が新聞等に報じられております。このような交通環境の劣悪化が予想される中にあって、徹底したマイカー抑制策であり、これに対する唯一の対応策としては大量輸送機関としてバス輸送体制の確立が緊急課題であります。バス利用者に対する効率的な施策を積極的に推進し、成功させることこそ市民生活における交通事情の安定をもたらし、地域経済の活性化が図れるものと思うのでございます。  そこで、交通部長にお尋ねをいたしますが、まず第一に、博覧会開催中の入場者のバス輸送について、鉄道から、またマイカーの駐車場からの輸送計画についてどのような計画を立案されていますか、お尋ねをいたします。  第二には、市民生活に欠かせない路線バスに対する方策について、関係機関とどのような協議がされているのか、お尋ねをいたします。  以上、バス輸送に関しての二点ではありますが、交通部長にお願いをいたします。  続きまして、大洞―関線の道路整備促進についてお尋ねをさしていただきます。  昭和五十三年度から国庫補助事業として道路改良事業が進められ、県道江南線から大洞緑橋までの関市を含めまして、約二キロメートルが完成をし、各務原、関市方面の交通が大変に便利になり、現在では相当な交通量もあるのであります。しかし、大洞団地緑橋から国道一五六号へは既存の幹線道路が一本しかなく、団地内の生活道路も車が走り抜けていきますし、団地内から発生する交通量を合わせると、朝の七、八時ごろは大変な車となっておるのであります。五十九年の六月議会におきまして地元の他会派の議員さんからも心配の御指摘がありましたように、大洞緑橋から国道一五六号までの新しいルートによる整備が急務になっておるのでございます。一部は団地内生活道路、またルートになると聞いておりますが、どのようなルートになっておりますか、お尋ねをさしていただきたいと思います。  現在、大洞緑橋から一部の区間で用地買収等鋭意努力をされていると聞いておりますが、地元としては大洞緑橋から国道一五六号までの早期整備を要望しているところであります。芥見地区は国道一五六号が唯一の幹線道路として利用されておりますが、近年交通量も増加をして停滞が各所で起きていることは今さら言うまでもないことですが、特にリバーサイドウエーの開通後一層に激しくなったように思われます。これもリバーサイドウエーが芥見地内で料金所を設けていることが一因をし、料金所を避けて岩田地内からリバーサイドに入ろうとする車で、一五六号、また県道が大変であるのでございます。こうした状況の中で藍川橋方面から各務原、関市へはこの国道一五六号を利用しておりますが、大洞―関線が全通をすれば、これらの交通混雑も幾分解消ができるのではないかと思われます。  そこで、土木部長にお尋ねをいたしますが、新しいルートについて地元関係者、地権者等に説明会が行われたか、また、行われていないとすればいつごろ予定をしているのかお尋ねをします。これも農家の二、三男の新家ということで、どの辺に道が来るのだろうという問い合わせもございましたので、お尋ねをさしていただきたいと思います。国道一五六号までの整備が完了できるのはいつごろになるのであろうか、二点目にお尋ねをさせていただきたいと思います。  既に供用しております開通部分の路面が既に補修補修で路面が悪いが整備ができないか。これも開通後半年ぐらいから悪いようでございますが、そこら辺のところもお酌み取りをいただきたいと思うわけでございます。  以上が土木部長の答弁をお願いしたいのでございます。よろしくお願いをいたします。  続きまして、市営住宅岩田坂団地につきましてお尋ねをさせていただきたいと思います。  戦後の住宅難の解消を第一の目標として進められました住宅行政の一環に、昭和二十九年と三十年に建設をされました岩田坂団地があります。当時は住宅難の短期的な対応に追われる結果、現在の質的水準から見ると住居規模が小さく画一的との印象がある住宅建設を進めざるを得ない面があったのではないかと考えられます。その住宅も耐用年限を経過し老朽化が著しい現状から、市側におかれましては、最低居住水準の向上、住まいの環境の整備などから建てかえ計画を進められようと、この八月に入居者の間に説明会が持たれました。その結果、建てかえについて住民の大筋で合意が、住民との間では大筋で合意が得られたと聞き及んでおります。そこで、建築部長にお尋ねをいたします。  岩田坂団地の入居者は建設当時からの人がほとんどで、入居者が高齢化し収入が減少しあるいはひとり住まいの方があります。その背景には、入居当時は払い下げがあるということで、長く今まで住みついてこられたという背景があるわけでございます。そこで、新しく建設をされようとしている住宅への再入居の保障はありますか、お尋ねをいたします。  家賃が高くなると考えられますが、入居者も不安を感じていますが、額はどのくらいになるのでありましょうか。  三つ目、建てかえを計画している住宅の規模はどのようになっておりますか、お尋ねをいたします。  建てかえ住宅は七十戸と聞きましたが、その中に児童公園や集会所が一緒にできるのか、また、後につくるとしたら土地の確保ができるのかどうかもお尋ねをさせていただきたいと思います。  五つ目に、将来的に流域下水道の布設は見通しがつきますが、当面、集中浄化槽かまたは個人浄化槽またはくみ取りのいずれを計画をしておられますか。  以上、五つお尋ねをいたします。  また、関連をしてもう一つ、現在団地の西寄りの方が水道の出が悪いが、もちろん消防水利も悪く、早急に調査し対処していただきたいということでございますので、つけ加えてお願いを申し上げます。  以上、建築部長にお尋ねをいたしまして、私の第一回目の発言を終わらさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 61: ◯副議長(大野栄吉君) 水道部長、辻 武夫君。    〔辻 武夫君登壇〕 62: ◯水道部長(辻 武夫君) 芥見地区の下水道整備計画についてお答えいたします。  芥見・岩地区は岐阜県で施行されています木曽川右岸流域下水道に接続し処理することといたしており、この地域の下水道整備は関連公共下水道事業として岐阜市において施行することといたしております。そこで、昭和六十一年度には汚水管整備について、また、今年度におきましては雨水排水路整備計画の測量等事業の調査を実施しており、昭和六十三年度には計画の策定と都市計画法、下水道法等事業実施へ向けての法手続を進めてまいりたいと考えております。
     次に、計画区域につきましては、全体計画区域として芥見、岩の全校下を対象といたしますが、都市計画法上の制約もございますので、当初の事業認可計画は市街化区域を対象にと考えております。  三つ目の、事業着手の時期につきましてお答えを申し上げます。下水道の整備は国の補助に負うところが大きく、経済状況や国の財政事情により大きく左右されますが、昭和六十四年度にはその一部幹線管渠の工事に着手したいと考えております。供用開始の時期につきましては、流域下水道が昭和六十五年度末の予定とされておりますので、その後は本市の下水道整備が完了いたしました所から順次利用可能になると考えております。  四つ目に、団地にあります集中合併浄化槽につきましては、その流入口で公共下水道管に接続し切りかえをすることとなり、現在の浄化槽は不用となりますので、その処分は管理をされている組合等にお願いすることになります。また、公道にあります既設の下水道管につきましては、原則として現状のまま利用することを考えておりますが、老朽化したものや技術的に不整合なものにつきましては、本市において布設がえをすることになるものと考えております。  以上、御理解のほどよろしくお願いいたします。 63: ◯副議長(大野栄吉君) 交通部長、足立信雄君。    〔足立信雄君登壇〕 64: ◯交通部長(足立信雄君) 未来博のバス輸送についてお答えを申し上げます。  岐阜市内の会場で開催されます未来博は県下の官民挙げての一大ページェントであり、関係機関の協力によりまして大盛況が予想されております。しかし、これを成功させるためには市外からの入場者、とりわけ鉄道から、またはマイカーの駐車場からの博覧会会場へのバス輸送体制の確立であり、さらには市外からのマイカー流入量の激増により生ずる交通渋滞等、直接市民生活に与える影響を改善する手段としまして、通勤用マイカーを抑制または交通量の削減を図る場合における路線バスがいかに対応するかという二点であろうかと存じます。  第一点の、鉄道利用の入場者は開催者側の計画では岐阜駅、新岐阜駅で開催期間中約六十万人と推定されております。そこで、岐阜駅は市営バスで、新岐阜または新岐阜駅につきましては名鉄、岐阜バスで、おのおのバス輸送を分担することで準備を進めております。岐阜駅の約十五ないし十六万人の輸送ターミナルに要する駅前用地につきましては、ただいまJR側と協議を申し上げている次第でございます。また、直通臨時バス運行のルートは、いかにして速く輸送するかという運行効率の面を考慮したルートの設定を関係機関に強く要望をいたしております。また、マイカー駐車場からシャトルバス運行につきましては、県バス協において全バス事業者が一体となりまして対応すべく具体策をただいま協議をしております。  第二点の、マイカー抑制に対する代替の輸送手段となる路線バスにつきましては、定時性運行を維持しまして市民生活の足を安定確保するために、一部区間で実施が予測されますマイカーの通行規制のほかバス専用レーンの設置、違法駐車の徹底排除等、バス優先通行の措置によるバス輸送環境の維持を関係当局に強く要望を申し上げております。  なお、今回の臨時バス、シャトルバスの運行を完成させるためには関係機関は平素より十分協議を重ねてまいりました。また、内部的には職員、車両運用等、難しい面を克服しながら、労使が一体となって万全を期する所存でございますので、御理解を賜りたいと存じます。 65: ◯副議長(大野栄吉君) 土木部長、渡辺康男君。    〔渡辺康男君登壇〕 66: ◯土木部長(渡辺康男君) 大洞─関線についてお答え申し上げます。  大洞─関線は、関市から大洞緑橋までの延長一・七キロを国庫補助事業としまして採択を受け昭和六十年に完了いたしておりまして、引き続きまして現在は大洞緑橋から大洞橋までの間約四百四十メーターでございますが、第二期の事業としてこれも国庫補助を受けまして用地を買収させていただいております。御質問の大洞橋から国道一五六号線までの約一・六キロにつきましては、山田川の左岸の現道の拡幅、それから国道への接続付近につきましては右岸の方に渡る予定をしておりますが、そのあたりは新設の予定をしております。地元関係者、また、地権者への全体説明はまだ行っておりませんが、できるだけ早い時期に説明会を開かせていただきたいと思っております。  また、全線供用できる時期につきましては、現在用地を買収させていただいている区間は昭和六十四年から六十五年ごろまでに完了をするような予定を立てておりますが、その先につきましては国の補助事業として採択していただけるよう関係当局に今後努力をいたしていきたいと存じますが、事業費も非常に大きく、国の補助枠がある関係から、よく協議をしながら進めてまいりたいと存じます。  また、御質問の最後にありました開通部分の舗装につきましては、新設当時部分的にわき水が多うございまして、そういう所もあったんですが、当初は軽舗装で路盤が安定するまで様子を見ておりましたが、大体安定してまいりましたもんですから、アスファルト舗装を計画的に今後実施していきたいと思っております。御理解を賜りたいと存じます。よろしくお願いいたします。 67: ◯副議長(大野栄吉君) 建築部長、角田昭二君。    〔角田昭二君登壇〕 68: ◯建築部長角田昭二君) 市営住宅の岩田坂団地の建てかえ計画についてお答えいたします。  さきの御質問者にも、木造住宅団地の建てかえ計画の中でお答えしておりますが、先日地元説明会を開催いたしました岩田坂団地は昭和二十九年から三十年に建設されました木造住宅でありまして、三十有余年を経過し既に建てかえ時期に来ております。当団地は民間開発された団地に囲まれておりまして、現況の道路、国道一五六号線からの出入り口、名鉄側の擁壁等の問題点があり、したがって、敷地の形態変更による開発行為をして高度利用を図ることが難しい地域のため、現況の区画のままで低層住宅を七十戸程度年次計画に基づいて建設してまいりたいと思います。  そこで、お尋ねの第一点、入居者が高齢で収入減となり入居基準に満たない方や単身者の方の入居はできるかの御質問ですが、現在の岩田坂団地の入居者の方であれば、建てかえ後の新住宅への入居に関しては、公営住宅法に規定されている入居資格の適用はされませんので、高齢で収入減の方や単身者の方でも新住宅への入居が可能であります。  第二点目の、家賃の額につきましては、算出基準に基づき工事費、修繕費等を考慮しなければなりませんので現在では未定でございます。しかし、現在住んでお見えになる住宅に比べて相当の差が出てくると思われますので、今まで施行した建てかえ住宅と同様、家賃負担の激変を緩和するために軽減措置を図る予定でありますので、よろしく御理解いただきたいと思います。  第三点の、住宅規模については、三DKで三室の和室と食事兼台所その他諸室を予定しております。  第四点の、児童遊園、集会所の土地の確保の件でございますが、公営住宅法では児童遊園地については一戸当たり六平方メートル以上必要ですので、それに基づいて計画していきます。集会所についても公営住宅法に基づき計画してまいりたいと思っております。  第五点目の、下水道の見通し及び便所のくみ取りにつきましては、現在本地域は水道部において下水道整備の事業調査が進められており、早期整備が図られると思われますので、その間はくみ取り式便所を予定しております。  最後に、水道管が細く消防水利の対応でございますが、現在団地内の布設管は五十ミリから七十五ミリでありますが、将来できるだけ多くの給水量が得られるよう布設がえの必要があると考えております。  以上でございます。    〔「議長、四番」と呼ぶ者あり〕 69: ◯副議長(大野栄吉君) 四番、亀山輝雄君。    〔亀山輝雄君登壇〕 70: ◯四番(亀山輝雄君) それぞれ適切なお答えをいただきまして大変ありがとうございました。  市長さんの施策として東部地域におきましては数々の整備が進められておりまして、大変感謝をいたしておるところでございますが、山田川、寺前川の汚染、団地の集中浄化槽の問題等も含めまして、下水道整備は地区住民の長年の懸案事項であります。首を長くして待ち望んでいるもので、流域下水道の供用開始とともに早い時期に供用ができるような体制のもとに、さらに一層の事業の促進を図られるよう強く要望をさせていただきますので、よろしくお願いをします。  博覧会に関しましては、市民はもとより県外のお客様も大勢おいでになるのでございまして、せっかく見に行ったが交通渋滞で会場まで時間がかかり、会場に入っても帰りが気になって十分見ることができなかったというような事態も考えられますので、そういうことで岐阜のイメージを悪くすることもあると思います。協会側、関係機関とも十分な協議をされる中で、バス輸送に関しては市営バスがリーダーシップをとっていただきまして、当面の問題に対処していただくよう切に要望をいたします。  大洞─関線につきましては、皆様方も御承知のように、芥見地内は岐阜へ来るには一五六号一本の道路でございますが、たまたま、先ほども申し上げましたようにリバーサイドができたわけでございますけれども、岐阜市にはない有料ということで、そこを避けてどうしても芥見地内、岩田地内を通って、岩田からリバーサイドヘ入ると、こういう車が大半でございます。そういうことで一五六号を通って各務原の方へ行かれる方も相当あるわけでございますので、もっと早く今のお願いしております大洞─関線を早く開通していただきまして、早目に迂回できる道路をつくっていただきたいということでお願いをしているのでありますので、これも強く要望をしておきますので、よろしくお願いをいたします。  岩田坂の市営住宅につきましては、先ほども申し上げたように高齢の方がおいでになって心配をしておられるわけでございますので、どうかひとつ速やかに入居できるように御配慮を賜りたいと思うわけでございますが、完成されるまでにはまだ二、三年かかるのではないかと思いますので、その間、老朽化をしている住宅につきましては雨漏り等の面倒なども見てやっていただきたいと、こんなふうにお願いを申し上げて質問を終わらさせていただきます。  これで全部の質問を終わらさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) 71: ◯副議長(大野栄吉君) 二番、田中成佳君。    〔田中成佳君登壇〕(拍手) 72: ◯二番(田中成佳君) 発言通告に基づきまして、六点ほどについて御質問を申し上げたいと思います。  まず最初に、通学路照明灯設置奨励事業について、これは御要望ということになりますけれども、ともどもお答えをいただきたいというふうに思います。  近年、小中学生の健全育成、体力向上の促進を目指し、スポーツ少年団の活動や部活動に対して積極的な取り組みが行われています。特に試合前には毎日のように練習が重ねられ、薄暗い中を下校することも多くあると思います。また、冬が近づくにつれ、日の暮れる時間も当然早くなり、運動場で遊ぶ子供たちも暮れ行く中を家路に向かうことになります。また一方、学校施設は児童生徒に限らず校下の住民の方々が、ある者はソフトボールに、また、ママさんバレーにと、夜間積極的に利用されています。当然暗やみの中を帰宅されるわけでもあります。私自身地域のソフトボールクラブに入り練習をさしていただいておりますけれども、終わるたびにつくづく感じるのが非常に暗い道を帰るということであります。実際に南部の小中学校を夜間バイクで見て回ったわけですけれども、なるほど学校施設並びにそれに接する地点、例えば運動場、校舎のぐるり、取り巻きといいますか、あの周辺の、周囲といいますかね、一応街路灯が立てられているわけですけれども、一歩離れ通学路となると、かなり距離を置いて、ほんとにぽつっぽつっとしか照明灯があるにすぎないわけです。まあ一言で申し上げれば、暗くて薄気味が悪いという場所が非常に多く学校の周辺にはあるかというふうに思います。過日、文教委員会の視察におきまして松江市に参りました。そこでいただいた松江市の資料の中に、「昭和六十二年度 教育の課題と施策」という中に、「一昨年度から児童生徒の下校時の安全確保を図るため、通学路照明灯設置奨励事業を進めましたが、今年度も引き続きその推進に努めます。」という課題が提起されており、松江市の学校指導課の指導・研修関係事業ということで提起がされておりました。岐阜市におきましても、児童生徒及び地域住民の安全確保の面において、また、地域相互のやはりいろいろな振興を図る意味においても、ぜひともこうした事業を推進をしていただきたいというふうに思います。それで御質問をさせていただきます。  まず、土木部長にですけれども、照明灯設置につきましては道路維持課の担当でありますけれども、まず一点目、学校周辺及び通学路に対して実態調査を行ったことがあるか。二番目、学校関係者及び周辺住民の御意見を伺ったことがありますか。あるとすれば、どのような協議をなされ実際に実行されていますか。三番目、今後の課題として、通学路照明灯設置は、土木部の設置基準六項目目の「照明灯を設置することにより著しく夜間事故の減少が期待できる箇所」に該当すると思うのですけれども、積極的な取り組みをなされるつもりはありますか。あるとすれば、どのように行っていただけるかということです。  教育長さんについては、一番目、各小中学校で照明灯について実態調査を行ったことがあるか。二番目、父母の間から通学路の暗さについて指摘を受けたことはないか。三番目、今後松江市の奨励事業のような取り組みを行われるつもりがおありかどうか。この三点についてお尋ねをいたします。  続きまして、交通安全ということでありますけれども、特に自転車通学についてお尋ねをしたいというふうに思います。  交通事故は依然とどまるところを知らず、日々どこかで起こり死者、けが人を出しています。当然子供をも巻き込む事故は枚挙にいとまがないわけであります。車が悪い事故もあるのですけれども、決して車のみが責められない、むしろ子供のルール無視が誘発した事故も数え切れないほどあるかと思います。そうした児童生徒の交通ルール無視で最近甚だしいのが自転車走行ではないかと思うのです。ちなみに自転車の事故被害は、中警察署の交通係にお尋ねしますと、昭和六十一年岐阜市におきましては、小学校低学年、すなわち、一年生から三年生が十六名、小学校高学年、すなわち四年生から六年生が二十八名、中学生四十一名ということで、八十五名の児童生徒の方がこの自転車に乗って、実際に交通事故に遭われております。岐阜県でいきますと、小学校低学年七十二、小学校高学年九十六、中学校百六十六ということで、三百三十四名の方が交通事故に遭われております。また、今年度におきましては、六十二年上半期、岐阜市の場合は小学校低学年が五名、小学校高学年十一名、中学校十八名ということで合計三十四名の児童生徒が事故に遭っております。岐阜県でいきますと、小学校低学年三十二名、小学校高学年四十八、中学校七十一名、合わして百五十一名ということで、率から見ますならば昨年度よりか若干下がったと言えますけれども、この自転車事故と申しますのは、これからの大体下半期に多発するというようなことが言われております。今申し上げましたように、市内ではことし六月までに三十四名、月平均にしますと六人弱の児童生徒の方が自転車で何らかの事故に遭われているという事実が出ております。自転車のルール無視には、スピードの出し過ぎ、無灯火、それから横に二列、三列と並んで道路を占拠しながら走るなど、非常に無謀な行為があるかというふうに思います。これは、いろいろ学校の周辺へ行かれたらよくわかるかと思いますけれども、クラクションを嗚らしても全然どきもしないという、非常に横着な生徒を見ることがあります。また、夕方に行くと、ほとんどが無灯火で走ってるというようなことを経験されたことが多々あるかと思います。岐阜市の自転車通学者数は、長森中学の四百八十名を筆頭に、岐北中学四百五十名、境川中学四百二十名など、総数二千三百六十六名が現在自転車通学を行っております。岐阜市全中学生が二万三百十三人ということですので、一一・六%、ほぼ十人に一人の中学生の方が自転車で通学をしているということであります。これらの中学生はもとよりですけれども、非常に帰宅後自転車に乗って、しかもそれも大人用の非常に大きい自転車に乗ってる小学生の姿を見ることがあります。私の娘なんかも、非常にスピードを出して乗って、よく転んだりして、うちの女房がしかるわけです。頭打ってお父さんみたいになるよってよくしかるんですけれども、そういうような的を得た指導をするわけですけれども、それでもやはりなかなかスピードを落とさないというようなことで、はらはらすることが多々あるわけです。そういう意味でこうした自転車に伴う交通事故を少なくさせるということにおいて教育長さんにお尋ねしたいんですけれども、こういった交通指導、児童生徒に対する交通指導というものはどのような形で行われているかということです。  また、二番目としては朝令、朝令といいますか、朝の時間帯にはよく生活指導の先生が校門の前に立たれたりしておられるわけですけれども、日没後に小中学生の自転車走行、それから交通マナーなどについて、実際に調査を行って、また指導されたことはおありかどうかということです。以上、二点についてお尋ねしたいというふうに思います。  それから、今の交通事故とはまた話は違いますけれども、児童の交通安全ということについて、一昨日ですか起こりました誘拐事件に関連してでございますけれども、きのう九月十七日の各紙朝刊一面トップには、群馬県高崎市で起こった荻原功明ちゃん誘拐殺害事件が報じられていました。身代金目的誘拐はことし六件目、戦後百五十五件目、被害者が殺害されたのは戦後二十八人で、このうち小学生以下の子供が三分の二以上の十九名と警察庁は発表しております。まさに憎んでも憎み切れない凶悪犯罪と言えるでしょう。検挙率九六%、誘拐殺人犯の大半が極刑に処せられているにもかかわらず、こうした犯罪をなす者は決して後を絶たない事実を、一体私たちはどのように受けとめたらいいか困惑するばかりでございます。が、そうした思いとは逆にこうした誘拐事件というものは連鎖反応が強い犯罪とも言われております。私たちの大切な子供たちをこうした悪の手より守るために、教育長にお尋ねしますけれども、児童生徒及び父兄に対しこうした誘拐、それからいろいろな犯罪に対する啓蒙活動というものはどのように施しておられるのか、これはちょっとあの急に考えたことなんですけれども、ひとつお尋ねをしたいというふうに思います。  それから、次の課題でございますけれども、校区外通学についてということでございます。  校区外通学とは、御承知のとおり、児童生徒が居住地により指定された本来の小中学校以外の小中学校に通うことを指します。例えば私は加納西でおりますけれども、この加納西が実際には三里の小学校へ通うとか、それから長良小学校へ通うというような場合を校区外通学という言い方をします。小学校はほぼ全小学校に校区外通学の児童がおりますけれども、中学校の場合、昭和六十年十六校、昭和六十一年十九校、昭和六十二年九校に当該生徒が通学をしております。校区外通学者は当局に、教育委員会によりますと、以下六つの理由に分けられております。この校区外通学者の理由は、一番目は、留守家庭の場合。二番目、現在住居を新築中であるといった、ええとその住居に関することですね。それから三番目は、非常に交通が危険な場合。四番目、これは自治会といいますか、町が、町といいますか、住まいが集まった場所から一軒だけぽつんとあった場合、本来は別の区域の小学校に通うんだけれども、今までのつき合いからこちらの自治会の、今までつき合ってきた自治会の方に生徒を行かせるというような場合だそうです。それから、特殊事情というふうに書かれておりますけれども、これは生徒のいろいろな精神障害的な問題等が含まれていると、この学校へ行かなければならないというような、ほかの学校では行きたくないといったような子供を指すということです。それと、あとは最終学年ということで、小学校であれば六年生だからこの一年間は認めようというようなことだそうです。というような理由になりますけれども、最も多いのが小学校の場合は留守家庭の児童であります。共働き家庭の増大という社会状況の変化によるものと言えるでしょう。これを具体的に数字で申し上げますと、昭和六十二年度、今年度ですけれども、留守家庭の場合、子供が校区外通学を行ってるのが百六十一、住居新築等が十九、交通危険十八、自治会十五、特殊事情が三、最終学年はゼロということで、二百十六名の方が生徒が校区外通学を行っているということです。今申しました留守家庭につきましては、ちょっとさかのぼれば、三年前の昭和六十年は留守家庭の子供さんが小学校の場合百三十九名通っております。住居の関係が十四名、交通関係二十名、自治会関係十五名、特殊事情が九名、最終学年だからということで一名ということで、留守家庭の占める割合が七〇・二%、これに対しまして六十一年はやはり同じように留守家庭百五十二名、住居が十八名、交通が十七名、自治会十八、特殊事情が十六、最終学年十ということで、やはりこれも留守家庭が全体の六五・八%、そして昭和六十二年、先ほど申しましたが、七四・五%の子供たちがこの留守家庭だという区域外通学の中で占める割合ということです。ところがですね、この小学校の場合非常に多いわけですけれども、これが中学校になった場合、これらの子供の留守家庭、中学校の留守家庭を理由とした校区外通学は一切認められていないわけです。中学校で見ますと、留守家庭の場合は、昭和六十年、ゼロです。これは、六十一年もゼロ、六十二年もゼロ。住居の関係で中学生の場合は、六十年が七、六十一年が十、六十二年九というような形でそれぞれがありますけれども、中学校の場合、校区外通学は六十年が五十三名、六十一年が六十二名、六十二年が二十六名というようなことで、このどうしてこうなぜ校区外通学が小学生には認められて、中学生には全く認めないのかという、これが私自身の非常に疑問として出たわけであります。この共働き家庭というものは男女雇用機会均等法に見られますように、今後ともどんどんとふえることはあれ、決して減ることはないというふうに思います。であればこそ、こうした中学校生徒の留守家庭は当然ふえるわけでありまして、時代の流れに逆行するかのような、中学校の留守家庭対象生徒を認めない、こうした発想というものについてぜひとも再考を促したいというふうに思い、質問させていただきます。  教育長さんへですけれども、一番目、校区外通学者の中で留守家庭対象者が年々ふえている実態について、どのような認識を持たれているか。  二番目、仮に校区外通学を認めた場合、どのような問題点が発生するのか。  三番目、当該の児童や親に対しどのような説得がなされているか。  また、四番目としては、過去、説得に応じなかった家庭があったか。また、説得に応じない家庭があった場合、当局としてどのような手段がとられたか。  五番目です。留守家庭対象者は認めていないが、交通危険対象者及び自治会対象者は認めるという、その理由は何か。  六番目、留守家庭対象者の中学進学後の動向について調査されたことがあるのか。あれば、調査内容と結果を教えていただきたい。  七番目としては、当該児童、親を交えた三者会談の場を設け、最終確認の上、中学校への校区外通学を認めるべきだと私自身は考えますけれども、そのようなお考えはお持ちではないでしょうか。  以上の点についてお尋ねをしたいと思います。  続いて、県、岐阜県の、岐阜市の和傘についてお尋ねをしたいというふうに思います。  本市の伝統工芸産業である和傘も、洋傘の普及による需要の変化や安価な中国産傘の輸入による市場変化などにより、年々減少傾向を示し、今や現状維持がやっとの状態にまでなってきています。そうした経営面はもとより、後継者不足など、岐阜の和傘の抱える問題点は多岐にわたり、長い伝統を誇る和傘も風前のともしびといっても決して過言ではないと考えるわけであります。事業所数も、従業員四名以上の事業所は昭和五十九年調査でわずか七カ所にすぎず、和傘及び和傘部分品の出荷額は、昭和五十一年度の五億八千万、全国シェア七三・九%を境に下降線をたどっております。今や出荷額は四〇%台に落ち込んでいる現状であります。業者同士の会話も、今は廃業するときではない、廃業したらよその傘屋が喜ぶだけであると、辛抱せなあかんということが、こうした非常にさみしい内容が最近和傘の業者の間で交わされているということを耳にしました。一本の傘ができ上がるまでには、十人の人と一カ月の日数がかかるといわれる、前近代的な分業体制など、生産工程の根本的な改革など、多くの問題点を抱えてはおりますけれども、岐阜市の貴重な伝統産業であり、守り続ける必要性は今さら申し上げることではないと思います。そうした点におきまして、経済部長さんにお尋ねをしたいというふうに思います。  一番目、需要の減少、後継者難など、現状維持がやっとの和傘産業に対して、どのような認識を持っておられるか。  二番目、地場産業とはいえ、アパレル、ちょうちんとは異なり、新製品の開発などの企業努力の難しい業種であるが、市としてはどのような振興策を講じておられるか。また、今後どのような指導対策を立てておられるのか。  三、振興事業費として六十一年度は幾らほどの費用を出されたか。  四番目、中部未来博、市制百年事業の中で和傘振興に寄与するイベントを考えておられるかどうかという点です。  また、市長さんに対しましては、一番目、先ほどの経済部長さんと重複するかと思いますけれども、和傘業界に対する現状認識というものはどのようにお持ちであるかという点と、それから二番目としましては、来年の中部未来博、市制百年事業として、具体的な和傘振興策を取り入れられるつもりはあるのか。あるならば、具体的にお話を願いたいという、この二点についてお尋ねしたいと思います。  それから、これは追加で、その他の方で追加さしていただきました、学校行事についてということであります。  十月三日、四日は第三十一回ぎふ信長まつりが開催されます。楽市楽座セール、円高還元セールのほか、各種のパレードなど、たくさんの催しが予定されております。岐阜市も実行委員会の一員として参加をし、予算面におきましても本年度商工課三百万、観光課二百五十万という、合わして五百五十万がこの信長まつりに用されております。まさに岐阜市を挙げての一大イベントとも言えるでしょう。広報ぎふ最新号九月十五日号も一面を割いて信長まつりを紹介しております。ところが、このぎふ信長まつりの当日、四日の日に小学校の運動会が開かれる所が、市内三つの小学校であるわけです。七郷小学校、岩野田北小、本郷小学校の三つです。三日、土曜日には加納小学校が一校が運動会が行われます。小学校の秋季運動会は学校行事に組み込まれ、大体が十月の第一日曜、第二日曜ぐらいに毎年決まっているかと思われます。先ほどの七郷小学校、岩野田北小、本郷の場合でいきますと、本郷小学校は昨年もこの信長まつりと重なっております。岩野田北小学校の場合は、九月、十月のいずれか近い方の日曜日、九月の一番最終に日曜日があれば九月の最終になりますし、十月の初めに日曜日があれば十月ということで流動的だということです。七郷小学校の場合は、また別だそうです。というようなことで、全小学校のうち大体三つくらいがいつもこの信長まつりというものに重なっておるかというふうに思います。祭りのパレードは最大の見物である信長行列や市民パレードを見られない子供たち、またことしの場合、四日にはチャリティーバザー、苗木プレゼント、市民のお茶会、囲碁大会、趣味の石展、中日歩け歩け大会など、協賛団体のいろいろな催し物が市内各所において開かれております。小学生にとっては、なかなか見ることができない、生きた岐阜の歴史や風俗を実際に目にする絶好の機会でもあるかと思いますので、また同時に父兄にとっても数少ない岐阜市のお祭りの中で触れられる一日であるかというふうに思います。実際私もこの信長まつりの日にこうした学校行事があることで不満を口にされる方をいろいろと耳にしたことがありますけれども、そうした意味で親子ともどもが楽しんでいいような一日ではないかというふうに思います。ひいては、市民の触れ合いの中で兄弟愛をはぐくみ、市の活性化につながるであろうかというふうにも思います。  それで、教育長さんに一つお尋ねですけれども、岐阜市の小学生でありながら、あっ、ごめんなさい、この三校に対して次年度以降運動会の日にちをずらすように提言していただきたいというふうに思いますけれども、どのようなものでしょうか、そういう点でちょっとお尋ねをしたいというふうに思います。  以上ですけれども、それぞれの担当の方々の御返事を伺いたいと思います。どうもありがとうございました。(拍手) 73: ◯副議長(大野栄吉君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 74: ◯市長(蒔田 浩君) 田中議員の御質問にお答えを申し上げます。岐阜市の伝統産業の最も重要なものでありますところの和傘産業に対する振興ということでございます。岐阜の傘、ちょうちんといえば、全国にそのシェアを多く持ち、誇っておったわけでありますが、傘につきましては、三十年ごろからどうしてもこうもりに変わったというようなことで、凋落が非常に大きいものでございます。現在は大体五億程度ではないかと思いますし、それから全国シェアは六五%から七〇%くらいだろうと思います。それから、これに関連する人は七十人ぐらいではないかと思います。そういう中で、少ない方でございますが、団結をせられまして、そして、この伝統産業を守ってもらっておるわけでございます。岐阜市におきましてもこうした事業の関係をせられる方、六十歳、七十歳、人によっては八十歳という方もあるわけでありますが、そういう方の顕彰をし、少なくとも勇気づけをし、また御労苦に対し、感謝をしておるところでございますが、六十年には特に傘を取り上げまして、歴史博物館におきましては「加納の和傘展」約一万人の入場者があったわけでございます。市におきましても、外国人はもちろんでございますが、そのほかの方々にもできるだけこの市長室でお土産を上げるのは和傘を差し上げておるわけであります。ちょうちんとか和傘、そういうものは岐阜市の特産品でございますから、できるだけ認識を高めてもらおうと、そういうことにも気配りをしておるところでございます。今後ともどういう形でこの和傘業界への振興を図るかと、いろいろあろうとは存じますが、おととし私は京都近鉄におきまして、「岐阜の観光物産展」を見に行きましたが、特に傘の実演、それから傘の販売というものを直接見ておりましたし、聞いてもおったわけでありますが、非常に岐阜の和傘が人気があったことも事実であります。たくさん売れたわけでございます。今の産業の中でも、こうした伝統産業を大変大切にせられる国民、あるいはまた各地の人々もたくさんいらっしゃるわけでございますから、もちろん実用的な面にはやや問題があろうかと存じますけれども、外国へあるいは国際的なことと、あるいは国内的におきましても、方法によってはそういうものを大きく飛躍はできないにいたしましても、さらに振興の方法はあろうかと存ずるわけでありますので、今後ともそういう面につきましても一層の努力をしたいと、かように思っておるところでございます。なお、博覧会におきましては、この岐阜市の日というのがございますから、そういう日の中で販売その他を行いまして、この産業の振興の一助にもしたいと思っておるわけであります。百年記念で今和傘をどうするというようなことは、具体的に今計画がございませんけれども、また必要に応じて何らかそういう面に考えるところがあればやってまいりたいと思いますが、いずれにいたしましても、ちょうちん、和傘というのは、全国のシェアの八〇%近く持っておる産業でございますから、衰微しないように努力をしたいと、かように思っておるところであります。 75: ◯副議長(大野栄吉君) 土木部長、渡辺康男君。    〔渡辺康男君登壇〕 76: ◯土木部長(渡辺康男君) 街路灯の実態調査、また基準等につきまして、御答弁さしていただきます。  三点ございますんですが、第一点の学校周辺及び通学路に対しての実態調査を行ったことがあるかと、こういう御質問でございますが、市内全域につきましては調査しまして把握しておりますが、特に学校周辺ということ、また通学路等、特定した調査は現在のところいたしておりません。  それから、第二点目でございますが、学校関係者及び付近住民の意見を聞いたことがあるか、あるとすればどのような協議をされたかと、こういうことでございますが、街路灯の設置につきましては、その設置する位置、それから方向等、もちろんのこと、いわゆる光公害とか、これ、あの特に光公害につきましては農作物に対する影響が非常に大きいわけでございますが、それやら付近住民の明る過ぎるということで不眠を訴える方がございますが、これらの苦情等もありますので、地元の自治会等通じまして協議をし、調整の上対応しておるというのが現状でございます。また、学校周辺、通学路にかかる場合は、必要な場合は、学校の関係者、また自治会等を通じまして、設置の基準の中で御協議が申し上げております。  第三点の、今後の通学路、照明灯の設置は、基準第六項に該当すると思うが、積極的に推進するつもりかどうかということでございますが、近年郊外に新築家屋が増加しておりまして、特に学校の通学路等の交差点に設置要望が相当多うございまして、まだまだこのような要望にも十分対応できないのが実態であります。今後は現地の実情に合わせながら十分調査して検討してまいりたいと存じます。  以上でございます。 77: ◯副議長(大野栄吉君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 78: ◯教育長(浅野 勇君) 通学路の照明灯についてでございますが、最初の小中学校で照明灯について実態調査を行ったかということでございますが、通学路の危険箇所の再点検などお願いしておるわけでございますが、特に照明灯に的を絞った調査は実施しておりません。また、通学路に関する要望としては、今までカーブミラーだとか路側帯あるいは橋の手すりなどについてはございましたが、照明灯に関する要望は受けておりません。  それから、松江市の奨励事業のような取り組みを行うつもりかということでございますが、御承知のように、岐阜市には道路照明灯及び街路灯設置基準がございますので、必要があればこの基準に沿って実施していきたいと思っておりますので、松江市のような事業については考えておりません。  その次の、自転車の安全指導でございますが、現在、各学校におきましては、警察署や交通安全協会の協力を得まして、交通安全教室を実施したり、自転車点検を定期的に実施するなど、交通安全指導の徹底を図っておるわけでございます。また、京町小学校ほか十九校に交通安全教育施設を設けて、この施設を利用して交通ルールの徹底を図っておりますが、御指摘のように、まだ小学校におきましても、中学校におきましても飛び出しだとか、あるいは無謀な運転というようなことが残っておるわけでございます。さらにあらゆる機会を通じて自転車の整備及び安全な乗り方についての指導を徹底していきたいと思っております。  日没後のということでございますが、もちろん学校で指導をいたしますときに、通学の途上はもちろんでございますけれども、小学校の場合ほとんど必要なのはうちにおるとき、あるいは休みのとき、お使いに行くとき、遊んでいるときということでございます。日没後のことにつきましてもその学校で一緒にそういうことも指導していきたいと思うわけでございます。  それから、誘拐事件の問題でございます。昨日、新聞その他で報道された誘拐事件はまことに痛ましい限りであり、許せない事件であります。御質問の点につきましては下校時を守るとか、決められた通学路を友だちと連れ立って帰るなどという指導は日ごろしておるところでございます。しかし、誘拐についての指導というのは(笑声)大変難しいことだと思います。日ごろ進んであいさつをしなさいとか、困っている人には親切にしてあげなさいとかいうような指導をしておる中で、特に人間関係の信頼問題、あるいは相手に対する警戒心、不信感など、これはいろいろと難しい問題を抱えておると思うわけでございます。したがいまして、このような痛ましい事件が発生したときには、学校が特に担任が話題を取り上げて、ほして適切に指導をしておると思うわけでございます。もちろん、今後ともこういったことについての指導について研究していきたいと思うわけでございます。  それから、留守家庭におけるこの区域外通学についてでございます。  児童生徒が就学すべき学校は、学校教育法施行令、岐阜市立小中学校通学区域に関する規則等によって指定されておるわけでございますが、児童生徒の置かれた環境等が特別な状況にある場合は、区域外からの就学を特例措置として認めておるわけでございます。  そこで、最初に、留守家庭小学生の区域外通学が年々増加していることに対して認識しておるかということでございますが、都市のドーナツ化現象に見られるように、勤め先と住居が別々になっておるとか、あるいは男女雇用機会均等法が制定されるなどで、婦人が職場に進出する機会が一般化した社会現象のもとで留守家庭児童が増加しておるということは十分認識しておるわけでございます。  中学校の場合、小学校では認めているが、中学校の場合にこれを認めてないその理由、あるいはこの認めた場合に問題点があるかということでございますが、この特例の措置を拡大するということ、特例──この中には中学校には留守家庭は含まないわけでございますが、これを特例措置として拡大するということは、この市立小中学校通学区域に関する規則の趣旨を没却するというか、拡大するということには問題があろうかと思うわけでございます。特に小学校は年齢的に見て自立性に欠けておるために特例的に区域外通学を認めておるわけでございますが、中学生は自立性が醸成され、まあ中学生はいつまでも子供ではないということでございます。事理の判断ができるために一般的に区域外通学は認められていないということでございます。  該当児童生徒、親にどのような説得をしているかということでございますが、先ほど一般論として、小学校については特例として認めていると申し上げましたが、小学校の高学年につきましては猶予期間として認め、この期間中に先ほど来申し上げております趣旨を説明し、御理解を願っておるわけでございます。 過去に説得に応じなかった場合どのような措置をとったかということでございますが、過去においてはいずれも通学区制がとられている背景等を説明し、御理解を得ておりますので、今後とも応じられないとする方につきましては極力説得に努め対処していくということでございます。    〔私語する者あり〕  交通危険対象者、自治会対象者について区域外通学を認めておる理由ということでございますけれども、交通危険対象者について認めておりますものは、地理的条件など勘案し限定して認めているものであります。また、自治会関係にありましては、区画整理等によるもの、あるいは古来から他校下の自治会に加入しておるものなど、特例な場合についてのみ認めておるということでございます。  留守家庭対象者の中学進学後の動向調査をやったかということでございますが、これまで留守家庭中学校生徒に問題があったということを聞いておりませんので、調査を行っておりません。  それから、該当児童生徒、親を交えた三者懇談の場を設け、留守家庭中学生の区域外通学を認めたらどうだという御意見でございますけれども、さまざまな基準を設定しておるわけでございます。三者懇談の場なども設けて対処してきておるわけでございますのが実態でございます。  該当児童生徒、父兄に対して通学区制度の理念を御理解いただくこと、また、社会のルールを守ることの大切さを子供たちに教えていくということも肝要であると考えておるわけでございます。とにかく児童生徒は生まれ育った場所で生活の日々を送り、そこから派生する交遊関係を人生における糧とするためにも、区域外通学は限定事象についてのみ認められるべきだろうというふうに考えておるわけでございます。    〔私語する者あり〕  次に、信長まつりでございますが、信長まつりを大切に位置づけてはどうかということ、全く同感でございます。また、校長さん方もそれは同感だろうということを思って十分認識しておることでございます。したがいまして、可能な限り避けようと努力されたわけでございますが、本年度御指摘のように三校が重なっておるということでございます。特に校下の運動会、市民運動会の日取りのためとか、中学校や小学校、その周辺にある学校などの運動会等のためにどうしてもやむを得ず十月四日になってしまったんだろうということでございます。いろんな行事の中で各校長先生方が学校行事を検討し、やむなくこの日を決定したんではなかろうかということでございますので、本年度については変更ということは無理だと思うわけでございます。先ほどおっしゃいましたように、次年度以降についてということでございますので、これはぜひこういった貴重な御意見を十分校長会でも伝えまして、信長まつりを盛り上げるということについて考えていただこうと思います。同時に、自治会の方にも学校行事に御協力をしていただきたいということも、    〔私語する者多し〕
    この際お願い申し上げておきたいと思うわけでございます。  以上でございます。    〔私語する者多し〕 79: ◯副議長(大野栄吉君) 経済部長、鷲見 巌君。    〔鷲見 巌君登壇〕 80: ◯経済部長(鷲見 巌君) 和傘産業に対する認識についてでございます。和傘業界は社会情勢の変化、そして諸外国との競合の中で現在厳しい状況下に置かれているところでありまして、岐阜和傘の伝統的技術を生かして、高級化、個性化を図ることが必要であると思いますし、また、芸術性の高い産業の担い手として大きな役割があるものと認識をいたしております。和傘は生産の機械化、素材の代替などが難しく、その上複雑な手作業による工程が多いために、技術の習得や伝承などで、後継者の育成、確保が難しい状況にありますので、さらに一層デザインの研究、新製品の開発、生産の合理化などによって採算性の確保と魅力ある伝統産業としての誇り得る企業として育成を図っていく必要があることを考えるものでございます。  第二点目でございますけれども、その振興策と今後の対策についてでございます。和傘業界の振興と需要の拡大を図るためには、当然パンフレット、ポスターによる啓蒙活動はもちろんでございます。岐阜の観光と物産展を初め、各種の見本市に出展をし、実演や即売を行うなどして販路拡大を図っているところでございます。また、その業務に従事されている技能者のために、昭和五十七年度から伝統産業技能者の表彰制度を取り入れまして、技術の保存と後継者の育成、それから技能者の社会的地位や技術水準の維持向上を図っているところでもございます。また、昭和六十年には和傘振興会を再編整備いたしまして、その設立に合わせまして歴史博物館において「加納の和傘展」を開催し、広く市民に対し和傘への認識と見直しを図ったところでもございます。今後につきましても本市の貴重な伝統産業でありますので、時流に合った対応を図るべく業界の皆さんと連携を密にいたしまして、一層の努力をしてまいりたいと存じます。  第三点目の、昭和六十一年度に幾ら使ったかということでございます。和傘振興事業に対する費用の支出につきましては、和傘とちょうちん宣伝用のネガの作成費、そして伝統産業技能者表彰、合わせまして二十二万二千円、そのほか物産展の助成については和傘のほか、他の特産品も含めまして出品されておりますので、和傘だけというわけではございませんけれども、大阪国際見本市等五カ所の見本市でこの出品助成を行ったのが二百四十八万円、岐阜の観光と物産展に六十万円を助成をしてきたところでございます。  第四点目の、中部未来博、市制百年記念事業の中でのイベントについてでございます。この件につきましてはただいま市長さんが御答弁をされましたとおりでございますが、ぎふ中部未来博、市制百年記念事業の関連の中で、物産展あるいは全国大会等の開催時をとらえまして、積極的に実演、展示即売を行っていきたいと思いますが、本年は特に多様なイベントが想定されておりますので、多角的な対応を図るべく業界ともども努力をしてまいりたい考えております。  以上でございます。    〔「議長、二番」と呼ぶ者あり〕 81: ◯副議長(大野栄吉君) 二番、田中成佳君。    〔田中成佳君登壇〕 82: ◯二番(田中成佳君) それぞれに御見解を伺いまして、それぞれに理解もできるところもありましたし、また、できないところもあるということです。和傘につきましては、それなりにやはり努力はされてるなということはわかります。しかしながら、当該の業者の方に聞きますと非常にしんどいんだというようなこともはっきりと言われるような行政も出ております。先ほどから繰り返しになりますけれども、大変貴重な伝統産業であるというふうに思いますので、これから以降もやはり市の方でも助成といいますか、そういう振興ができるならばどんどんと手を打っていただきたいというふうなことを御要望申し上げたいと思います。  それから、照明の関係ですけれども、これ土木の方も、それから教育委員会の方も学校周辺、通学路については全く今までもしてないというようなことで、このしてないということにおいて一致しておりまして、ぜひともこれは実態調査を行っていただきたいというふうに思います。ちょっと夜出て周辺を歩いていただくとすぐわかりますけれども、ほんとに真っ暗です。私の学校の近所でも非常に暗いですし、ほかに女子高ですけれども、とにかく痴漢が出て困るというようなことでありまして、見てきましたけれども、学校のほんとに周りだけ点々とあるだけで、通学路という通学路真っ暗です。なるほど、あ、痴漢が出るなというふうに実感したぐらいのもんでして、これは教育委員会とそれから土木の方とほんとに打ち合わせをされまして、一度実態調査の方お願いできればというふうに思います。    〔私語する者多し〕(笑声)  それからですねえ、あとは交通安全の方とか誘拐事件とか、こういった問題は日々くどいほどに言っていただいて、それでやっととんとんだというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それから、一番あれなんですけれども、校区外の問題ですけれども、今いろいろな説得を試みてると、小学生の場合は自主性に欠けてるから特例としてやる、中学生の場合は自立性が醸成されているからこれは認めないんだと、そして、そういった説得を小学校の高学年四、五、六にかけて行ってるというふうに今伺いましたけれども、これは現実にその校区外通学を行ってた方に二、三ちょうど会う機会がありましたけれども、今言われた説得というようなもんじゃないらしいんですわ、非常にもうとにかくどなり散らされたということを言われております。とんでもないことだと、おまはんとこはここじゃないかというような形でですねえ、ほぼ説得なんちゅうもんじゃなくて、もう電話口で怖かったというような言い方もされております。ほんとにそれは現実の実際にその当該の方がおっしゃられたわけですから、間違いないかと思いますので、十分な説得がなされているかどうかということはちょっと疑問だというふうに思います。  また、それに中学校に上がってからその校区外通学を小学校で行ってた子供について調査をされたかと伺ったんですけれども、現在のところ問題がないので調査はしていないということです。しかしながら、果たしてこれ昭和六十年百三十九名、そして繰り返しになりますが、六十一年百五十二名、六十二年百六十一名という非常に大勢の子供たちが校区外通学からそれぞれ地元の中学に行くわけですけれども、果たしてこれ全員が全員とも自立性が醸成されている子供ばかりかというふうに思うわけです。幸いにして問題がないと、この問題というのは、その非行に走らないという点においての問題がないということだと思うわけですけれども、いろいろな情緒障害であるとか、やはり内向的になるとか、どちらかというと性格的に暗くなるというような、そういった性格的な問題というふうなことには、先ほどの教育長の答弁ではないかと思うわけです。とにかく非行的にいわゆる学校を騒がせる問題がないので調査はしていないということだと思いますので、これは実態的にもう少しその生徒さんの性格指導といいますか、性格的なそういった調査の方もひとつ行っていただきたいと思うわけです。そうした中で私としては、今までもこれ六十一年百五十二名の方がゼロになるわけですけれども、説得すればほとんどの方は大体いいよという返事になるかと思うんですけれども、その中でもやはり一人、二人と数は少ないでしょうけども、どうしても家庭の事情でそういった校区外通学を認めてくれないかと、最終的に一人、二人が残った場合でもそれは認めないのかどうなのかというようなことで、もう一度教育長さんの見解を伺いたいというふうに思うわけです。  それから、市民──何でしたっけねえ、信長まつりですけれども、先ほど教育長さんがおっしゃられましたけれども、この当日にですねえ、十月四日には全部四十九校下のうち二十校下において市民運動会が開かれるということだそうなんです。これはやはり教育委員会で調べていただきましたら。というようなことで、せっかく岐阜市がやるにしても、この四十九校下のうち半数ぐらいの校下で市民運動会が開かれておってはどうしてもせっかくのお祭りが吹っ飛んでしまうんではないかというふうに思いますので、そこら辺のことでまた当局の方で検討をしていただければいいかというふうに思います。  ほんなら教育長さんに一人だけ、その点だけお伺いします。    〔私語する者多し〕 83: ◯副議長(大野栄吉君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 84: ◯教育長(浅野 勇君) 中学校の生徒の学区外通学でございますけれども、どうしてもてって、そのどうしてもということがわからぬわけなんですが、ルールがあって、ちゃんと特例措置っていうものがあるわけなんで、その範囲内にあればこの常に許しておるわけでございますもんで、    〔私語する者あり〕 そのどうしてもということについて、私どもとしてはそれが本当に考えんならぬことかどうかということについて三者懇談をしておるということでございますもんで、御理解いただきます。 85: ◯副議長(大野栄吉君) この際、暫時休憩いたします。  午後三時 七 分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━  午後三時四十一分 開  議 86: ◯議長(四ツ橋正一君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑並びに一般質問を続行いたします。三十四番、野村容子君。    〔野村容子君登壇〕(拍手) 87: ◯三十四番(野村容子君) 共産党議員団の一人といたしまして、発言通告に基づきまして質疑、質問を行ってまいりたいと思います。  まず第一の問題は、掛洞プラントについて生活環境部長からお答えをいただきたいと思います。  ごみ焼却場の掛洞プラントにおいて二度目の爆発事故があったことは既に御承知のとおりです。第一回目の爆発事故は焼却場ができて間もなくの昭和五十四年です。この事故を契機に搬入された粗大ごみを破砕機にかける前に人的にチェックするため仕分けをする人が置かれたのです。当初は業者に委託をしていましたが、その後この人たちは岐阜市の臨時雇員として、今日も交代された方はありますが、その体制は続けられています。去年の秋ごろ私はこの人たちから非人間的な労働の実態を訴えられました。ごみの量が大変増加してきたにもかかわらず、人員をふやすどころか、委託業者が受けていたときに比べて二人も、すなわち六人から四人へ二人も減らされたこと、そのために冠婚葬祭などがあっても休めないばかりか、昼の食事時間も三十分ぐらいでかけ込み、休憩もなく働きづめであり、五時過ぎても帰れない日があること、しかも賃金は委託業者のときには一日八千円だったものが七千円に減らされ、この八年間に二百円上がっただけで現在七千二百円であること、また、就労日数は平均二百日で週四日のために月収は十二、三万円で生活ができないことなどです。私は昨年から前任者の部長に改善を要求してきたのですが、部長は新年度から考えたいと答えていたのに、何も改善をしないでおやめになってしまいました。そこで、新部長に改めてその対策を要求していたやさきの今回の事故であったわけです。私はこの働く人々の話を聞いて大きな憤りを感じました。これが岐阜市当局が進めている行政改革の姿だと思ったのです。人間を人間として扱わない労働実態です。そうでしょう、同じ職場に市の職員とこうした臨時雇員と同居させてあらゆる労働条件で差別しているのです。  そこで、お尋ねですけれども、まず第一は、この労働実態をどのように認識されているのかということです。  二つ目には、この五年間ごみの搬入量は約二倍にふえています。なのに、なぜ人員は六名から四名に減らしたままでふやさなかったのか。今回の事故は起こるべきして起こったとしか言いようがありません。私は作業員をふやすべきだと思いますが、この点についてどのようにお考えでしょうか。  で、五十四年当時、業者が請け負っていたときにはこの人たちは一日八千円の賃金をいただいていましたが、市が直営になってからは七千円になってしまいました。少なくとも八千円を継続すべきで、それから年々少しではあっても賃金を引き上げていくべきではありませんか。この点についてもお答えをいただきたいと思います。  また、年間二百日という労働日数では、生活するのに足りる賃金にはなりません。他の仕事も含めて労働日数をふやす必要があるのではないでしょうか。  さらに、危険な仕事であるのに、労災など、保険にも加入をさせていません。もし、この爆発事故などが人命にかかわる事故だったらどうするのでしょう。私は、即刻この労災の加入なども勧めて労働条件を守っていく必要があると思うのです。この点についてあわせて生活環境部長からお答えをいただきたいと思います。  二つ目の問題です。被爆者援護対策について衛生部長並びに福祉部長にお尋ねをしたいと思います。  厚生省は六十年の八月一日、全国一斉に被爆者手帳の所持者三十六万六千九百五十七人を対象にその実態調査を行いました。その中でこの被爆者の皆さんが多大な心配を持ち、行政に対して要求を持っていることがほとばしるような言葉や筆遣いで寄せられていると伺っています。この心配事の多くは健康のこと、そして働く仕事がないこと、経済的に困難なこと、老後をどうして暮らしたらいいか、このような内容が特に多いと聞いています。また、切実な要望の中には健康や疾病予防に関する知識の講習をやってもらいたい、健康や生活についての相談場所をつくってほしいというように、いずれも自分たちの将来、体や健康のことが一番大きな問題だと述べています。そしてまた、この四十二年間に入通院を繰り返している人は被爆者全体の八八%、そして一カ月以上入院している人は三七・六%と報告され、大変健康を破壊されて、この四十二年間被爆をしてつらい人生を送っておられる実相が明らかにされています。岐阜市においても被爆者手帳を持っている人は百六十七人です。このうち厚生省が決めております健康管理手当を受給している人は六十四人、そのほか保健手当などが十四人ほどということで、大多数の百人に近い人たちは手帳を持っていても何ら恩恵のない暮らしをしています。それで全国的には被爆者援護法の制定、国家が責任を持ってこの人たちの医療や生活を保障しよという運動を展開をしているところでございますが、自民党・中曽根総理はみずからの国の責任においてこの被害を受けられた被爆者の皆さんに何ら手を差し伸べるという態度には出ていないのです。そういう中で各自治体がたまりかねて被爆者の皆さんの実態を見るにつけ、独自の対策を進めています。例えば、熊本市などではがんの無料検診制度を行うとか、あるいはお隣の愛知県の津島市や北海道でも、時には原爆病院の精密検査が必要なのです。広島や長崎の原爆病院へ出かけるときにこの旅費を助成する、津島市などは市役所の職員旅費規程に基づいて、二泊三日の出張並みのこの旅費を支給して原爆病院へ出している、こういう制度もやっております。また、被爆二世に対しましては医療費を三万九千円を限度にして助成をするとか、京都や東京においても介護手当の上乗せ、付添看護料の差額の助成など、そして京都市では人間ドックを希望者には年一回行う、あるいは市民税や国保料の減免などを行うなど、多くの自治体が今紹介をいたしましたような被爆者への援護を行っているところでございます。ところが岐阜市におきましては、この百六十七名の皆さん方に今まで一度も被爆者に対する特別の援護という対策をとってこなかった、こういう実態からいって緊急至急に私は、老齢化をして生活や健康に大変困っておられる皆さんに手を差し伸べるべきではないか、このように思うわけであります。  それで衛生部長にまずお尋ねですが、岐阜市の百六十七名の被爆者の皆さんが一体どのような悩みを抱え、どのような要求を持っておられるのか、具体的につかんでおられるのかどうかお尋ねをしたいと思います。  二つ目には、さきにも申し上げましたように、一番の心配や要求は何といっても健康のこと、老後のこと、これらに尽きると思います。そういう中で岐阜市で至急緊急にできることとして、がんの無料検診制度などができると思います。現在も生活保護世帯や市民税の非課税世帯に対しては無料検診を行っているわけですから、これと同じような手だてを被爆者全員にすぐできるのではないか、このように思います。また、希望者には人間ドック、これらを進めて体の健康ぐあいを診てあげる、このようなことができるのではないかと思いますが、この点についてお答えをいただきたいと思います。  三つ目には、福祉部長にお尋ねをいたしますが、福祉施策としても対応する必要があると思います。さしあたり岐阜市には戦災傷害者の見舞金制度というのを発足させました。この戦災傷害者の見舞金制度に被爆者は入っていないのです。で、さきにも言いましたように百六十七名のうち、国の健康管理手当や保健手当をもらっていらっしゃるのはこの半分ぐらいなわけです、半分に足らないわけですね。ですから、当然この被爆者を戦災傷害者の見舞金制度の対象にすべきではないか、このように思うわけですので、この点についてお答えをいただきたいと思います。  また、他市で行っているような医療費の助成、原爆病院への旅費の助成など、これは健康を守る上で緊急の課題ではないか、このように思いますが、そのような施策を考える御意思があるのかどうか、お答えをいただきたいと思います。  続きまして、国民健康保険事業につきまして、市民部長にお尋ねをいたしたいと思います。  市民部長は、国から四億六千万円の特別調整交付金が支給されましたので、六十一年度決算で四億四千万円の黒字が出る見込みですと、ほっとした表情で私たちの精読のときにお答えになりました。五十九年から始まりました退職者医療制度の影響分、これは退職者医療制度を導入しなかったら赤字にならないという金額ですが、六十一年度だけでも十八億七千百八十七万七千円に上っています。この影響分の手当てとして当初予算では特別調整交付金を八億八千二百十万円を見込んでいたのです。だけれども一九%の値上げ、一人当たり九千円、四人家族にしますと約三万六千円という大変な値上げが、この影響分によりまして発生をいたしました。  そこで、第一の質問ですが、八億八千二百十万円の特別交付金を組んで四億六千万円しか来なかったわけです。それで黒字になったとほっとしておられるというその姿勢は、そこには国からの影響分を全部いただこうという姿勢が思想が見当たらないのではないかと大変危惧をするものです。この点についてまずお答えをいただきたいと思います。  さて、今議会でも、国保の保険料の負担は限度だという質問があり、なぜ上がるのかという強い質問もありました。なぜ上がるのでしょう。退職者医療制度ができましてから少し振り返ってみますと、昭和五十九年度にはこの赤字になる影響額が七億三千八十九万三千円、六十年度は十七億五百五十九万一千円、六十一年度は今申し上げましたように十八億七千百八十七万七千円、合計で何と四十三億八百三十六万一千円です、三年間で。これが退職者医療制度を導入しなかったら本来岐阜市の国保に来る、来た金額なのです。これに対しまして国から三年間で補てんされましたのは二十三億一千三百七十一万九千円、そして全然来ない金額が十九億九千四百六十四万二千円なのです。影響額の約半分近く補てんをしない。ここに今日の国民健康保険料の値上げの原因があるのです。この十九億九千四百六十四万二千円を国保加入者で割りますと、平均何と一軒当たり三万三千円の年額保険料を減額をすることができるのです。これはもう歴然たる事実なのであります。その事実を見るならば、私どもは何としても国に、この国が制度を改正したことによって起きたこの不手際を市民の責任に帰すのではなく、国の責任で解決してもらう以外にはない、このように考える次第でございます。例えば、五十九年には保険料一人当たり一二・六二%引き上げました。もし全額この影響分が入っていれば九・〇%でいいのです。六十年度は何と一四・一四%引き上げましたが、もしお金が入っていれば八・四%で済んだのです。昨年六十一年度は今言いましたように一九%も引き上げたのです。もし国が手当てをしていれば何と四・八%の値上げで済んだのです。こうやってみますと、なぜ国保が高いのか、なぜ上がったのか、これは一にも二にも主要な原因は国が保険システムを変えて、退職者医療制度を導入して多大な被害を私ども市民に国民に与えていると言わなければなりません。そういう意味で第二の質問ですが、市民部長はこのことを認めますか、お答えをいただきたいと思います。  この責任を市民に押しつけて、たびたび議場でも指摘をしてきましたようにひどい仕打ちをしているのです。いじめとしか言いようのない市民への仕打ち、その前に私は国へ敢然と要求するのが筋ではないか、このように思うのです。ところが、冒頭に申し上げましたように、市民部長は、四億六千万円国がくれたのでやれやれって、こうなんですね。本来予算に組んであるのは八億八千万円なのです。そして市民部長はさらに、六十二年度からは国はゼロかもしれない、こう言うのです。六十二年度の影響額は何と二十一億一千万円が見込まれるのです。これで手当てがゼロであったらどうなるでしょう。私どもは、これを明確にした予算編成をして市民へ国保料の値上げを負担させるべきではない、この点については、三つ目の質問を市民部長にいたします。  そして四つ目には、あきらめムードではなくて、五十九年、六十年はそれでも市長会などを先頭に大運動をした結果、手当ての比率が割と高かったのですが、六十一年はこれが減っています。引き続き大運動は継続しなければならないと、このように思いますが、少しあきらめムードではないのか、この点について四番目のお尋ねをいたしたいと思います。  次に、教育長にお尋ねをいたします。  一つは、情緒障害児の特殊学級についてお尋ねをいたしたいと思います。  特殊学級が近年増加の傾向をたどっています。今日さまざまな原因によって精神発達のおくれのある子供や、情緒不安定な子供たちがふえており、特殊学級を設置してほしいという親の要求にもなっているということは承知をしています。本来、教育は一人一人の子供たちの発達状況に合わせてその子の能力を引き出し、人間らしい力をつけていくことにあると思うのです。精神発達のおくれは一人一人異なった原因があります。その原因を無視して、あらわれている障害の現象だけとらえて、一つの特殊学級に入れてしまうということにどうしてもなりかねない。そこに担当の先生や教育関係者の苦悩もあろうかと存じますが現状はそうなっているのです。また、特殊学級には職員配置基準というのがありまして、特殊学級をつくったから一定の人数を確保しないと教員配置がもらえないというので、どうしても無理してこの学級に子供たちを入れてふやしてしまう、こういう傾向も現にあらわれていると言わなければなりません。  そこで、まず教育長に、特殊学級の教員配置は今九名以下で一人で、それを超えると二人というような──二学級に二人ですか、三学級に二人ですか、そのような基準になっていると伺っております。その九名で一人という場合に、下限を三人はそのクラスをつくりたいという基準がありますが、この下限を決めないようにすべきではないか。一人でもそういう子供がいたら特殊学級を廃止をすることのないように、そして教員配置をするようにしていく必要があるのではないか。三名という下限があるために、子供たちをふやそうという努力がされるというふうにも伺っておりますので、この点についてまずお答えをいただきたいと思います。  二つ目の問題は、特殊学級の中で岐阜市、岐阜県教委だけが特別な学級をつくりました。これは情緒障害第二特殊学級というもので、説明によりますと、登校拒否を一カ月以上続けている者、あるいは緘黙し黙ってしまってしゃべらないというんでしょうね、そういう子供たち、この子供たちを特別に手当てをするための第二特殊学級というのが中学校で今四校できています。この特殊学級というのはさまざまな問題提起をしているのではないか。そういう点では全国でも岐阜県だけにあるという点で全国の注目の的になっておりますし、また、一つ間違えばこれは大きな問題を引き起こすと考えています。教育委員会の考えの中にも、教育的効果としては、専任の教師が一人一人の生徒の実態に応じて個別に指導できて登校拒否が改善されたいい実例ができているというようなこと、あるいは専任の教師がいるので家庭訪問などができるというようないい面も挙げておりますが、問題点として第二特殊学級は神経症的登校拒否、緘黙を対象としているが、他の原因による不登校との判断が困難な場合がある。そして登校拒否から怠学―怠ける学や非行に移行する事例もあって、そういう子供たちをつい入れてしまうという、そういう判別が困難なこともあるという問題点を指摘をしておられます。現にこれはある中学校ですが、学校の中で大変問題の、非行と言ってもいいと思うのですが、そういう生徒がおりまして、どこにその子を入れるのがいいのかいろいろ論議をされたそうですが、最終的にはこの情緒障害第二特殊学級に入れてしまった。そのために、本来なら精神障害的な登校拒否児の温かい学級であるはずが、多くの子供たちから非行の学級非行の学級というふうに呼ばれるようになり、見られてしまって、そういうレッテルを張られてしまったということを現に伺っております。こういうことからいっても特殊学級の扱い、この第二特殊学級に対する態度は非常に慎重であらなければならないと思います。岐阜市教育委員会は、さらにあと二校ぐらい、こういうクラスをふやしていきたい、このように述べておられますけれども、この考え方、指導について毅然としたお考えを聞かせていただきたいと思います。  次に、学校給食についてお尋ねをいたしたいと思います。  今議会の予算の中に、網代小学校で食堂兼多目的ホールを含めた学校建設費が計上されております。給食問題は食器問題だけではなくて、さまざまな立場で、さまざまな所で論議をされています。そしてすべての関係者は子供たちに豊かな学校給食を与えたい、こういう願いを持ち続けているのです。この豊かな学校給食という場合に、もっともっと考えなければいけないことがたくさんあるのではないでしょうか。一つには食器の改善もあるでしょう。しかし、食器の改善と同時に私は、網代小学校のように本来食堂をつくっていくというのが大事なことではないかと考えています。食事のしつけとして、そしてまた、食事時間に異年齢の子供たちが一緒になって身の回りのことを話し合いながら、交流を深めながら、時には音楽を聞きながら食事をしている。こういう状況を含めても、何としても体育館や学校建設整備とあわせて同時に食堂を計画的につくっていく必要がある、このように思うのです。小規模校から順次行うべきだと思うのですが、この点についてお考えを聞かせていただきたいと思います。  さらに、学校給食の給食材料というのは、いつも多大な関心があり心配事の一つでもあるのです。今日学校給食が大変な消費量ということで、大手の企業や大手の商社が学校給食をねらえと、そういう給食物資をどんどんと、そういうルートから導入をしている傾向があると思うのです。例えば、岐阜市においても缶詰の中身はタケノコとかグリンピースとか、そういったものが外国製品として商社を通して学校給食の原材料の中に入ってきています。また、半加工製品、調理員の皆さんの手が今の状況では不十分であるということもあって、半加工製品の導入もふえているというのが現状です。都市によっては身近な近郊の農家と契約をして、学校給食用物資を計画生産をしているというような学校もありますし、また、近所の業者から買っているという学校もあります。物資の一括共同購入というのを岐阜市はやっておりますが、そういう中でもほんとに手づくりの安全な、そして岐阜市の農家やあるいは近郊の農家を発展させるような方法を考えることができるのではないか、このように思うのです。給食材料の吟味を十分する必要があるのではないか、この点について一点お答えをいただきたいと思います。  最後に、市民部長にお尋ねをいたします。  岐阜市は支所を統合いたしまして、いわゆる統合事務所というのが六つできています。本庁を入れると七つです。この統合事務所に出かける皆さんの中から、今日、日常生活の中でコピーなどをする機会が非常にふえている。例えば、証明をもらっても、ちょっと控えを残しておきたいとかいうようなことで、即そこでコピーができたらどんなにいいだろう、この声が大きくなっています。で、ぜひとも事務所の窓口のサービス向上の一環として、市民の皆さんがコピーできる機械を備えていただきたいと思います。もちろん原材料費、まあ紙代ぐらいは、これは取るのもまた当然と思いますけれども、機械そのものは一台、お聞きすると二十数万円で購入できるということであります。ゼロックスというものですね。ですから、ぜひ、七カ所置いてもそれほど大きな経費になるのではない。市民サービスの向上の一環として、ぜひこの近代の日常生活の中に欠かせなくなったこのコピー機械を置く必要があるのではないか、このように提案をするものであります。この点についてお答えをいただきたいと思います。  以上で第一回目の質問を終わります。(拍手) 88: ◯議長(四ツ橋正一君) 生活環境部長、武藤進敬君。    〔武藤進敬君登壇〕 89: ◯生活環境部長武藤進敬君) お答え申し上げます。掛洞プラントの破砕機の事故では、いろいろ御心配をおかけいたしておりますし、また、厳しい御指摘もいただいたのでありますが、率直に申し上げまして今回の事故は開設以来二度目の事故でありまして、御指摘の点は謙虚に受けとめております。前回の事故の後もいろいろ対策は講じてやってきておりますが、二度目の事故が起きたわけでありますから、今後はさらにごみを出すときから処理までの責任体制を強化していく考えでありますし、また、御質問のあったように人的要因による改善ということと、日量処理の平均化ということも考慮していかなければならないと考えております。  そこで、まず、雇用関係のことでありますが、現在は明らかに粗大ごみの量が増加しており、作業に従事していただく方も大変厳しいお仕事に従事していただいているというふうに認識しておりますので、人員の適正配置と賃金などを含めた労働条件の改善も図っていかなければならないと考えております。  また、事故はあってはなりませんが、万一に備えまして労災保険についても加入の方向で検討していきたいと思います。  次に、労働日数の問題については、現在、年間二百日前後の稼働で処理しておりますが、今後は破砕機も日量五時間百トン能力ということも考慮しまして、一時保管場所の設置などについて検討し、日量処理の平均化を図っていきたいと考えております。  以上申し上げましたが、できる限りの措置を講じまして、今後は事故防止に万全を期してまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 90: ◯議長(四ツ橋正一君) 衛生部長、高橋 豊君。    〔高橋 豊君登壇〕 91: ◯衛生部長(高橋 豊君) お答えします。昭和三十二年に原爆医療法が制定され、被爆者の健康診断と医療の給付等が行われております。また、昭和四十三年に原爆特別措置法が制定され、その後数回にわたりまして法律の一部改正が行われ、その内容について改善が図られてきたところでございます。御指摘のように岐阜市内にも現在百六十七人の手帳を持っておられる人がおられますけれども、昭和六十年に厚生省が各県と広島市、長崎市に委託しまして、もちろん、その中には岐阜市在住の手帳保持者も含まれているわけでございますけれども、全員を対象に実態調査が行われました。その結果、希望する保健・福祉サービスでは、健康や疾病予防に関する知識の講習が最も多く、被爆者であるため苦労、心配していることは、という項に対しましては、自分の健康であるというのが一番多くなっております。その結果に対しまして厚生省は、その結果の内容を検討して今後の対策に十分反映させていくということでございます。そして、その一つの対策としまして、昭和六十三年から胃がん等がん検診の無料化が現在予算要求をされておりますので、私どもとしましては、がん検診についてはその推移を見ながら対応していきたいと考えております。また、人間ドックの件でございますけれども、現在保健所で手帳保持者に対しまして一般健診を、また、日赤で必要な精密検査を実施しておりますが、これらの人々はがんを一番心配しておられるわけで、その検診も今申し上げましたように無料化の方向を向いておりますので御理解をいただきたいと思いますが、ただ現在、中央保健所で行っておりますミニドックの利用など、希望者にはその費用を含めまして利用していただくよう対策を考えてみたいと思いますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 92: ◯議長(四ツ橋正一君) 福祉部長、森田幸雄君。    〔森田幸雄君登壇〕 93: ◯福祉部長(森田幸雄君) お答え申し上げます。  戦後四十年余を経過した今なお広島、長崎の両市に投下されました原子爆弾によって被爆されました方々が数多くおいでになりまして、大変なお苦しみをなさっておられるわけでありまして、まことにお気の毒なことだと存ずるわけでございます。  ただいまお聞きしました他都市の、これら被爆者の方々に対します各種の援護施策が一部の団体において実施されているということでございます。が、例えば、質問者も御承知の健康管理手当につきましては、現在、原子爆弾被爆者に対する特別措置に関する法律によりまして、被爆をして、そのことが基因となって今なお障害のある方々に対しては、健康管理手当ほか五つの種類の手当等が支給が制度化されております。仮に市独自の上積みを含んだ支給制度を設けることは、今日、国と地方の間のいろいろな責任と負担のあり方など、なかなか難しい問題があるかとは存ずるわけでございますが、いずれにいたしましても御提言の件につきましては、今後他都市の動向等につきまして調査をいたし、十分研究してまいりたいと存じます。  それから、第二点目の、民間の戦災傷害者見舞金支給要綱から原爆被爆者を除いたのはなぜかという御質問でございますが、空襲等の戦時災害を受けられた方々には何の援護措置もないのに、原爆被害者の方々につきましては現行制度上、原子爆弾被爆者の医療等に関する法律に基づき、医療費等が全額公費負担となっているというようなことがありまして、一応載っておらないわけでございますが、先ほどの御指摘ございました適用を受けておられない方については、お答え申し上げましたように、御要望の件につきましては今後他都市の動向等につきまして十分調査研究をしてまいりたい、かように存じますので、よろしくお願いいたします。 94: ◯議長(四ツ橋正一君) 市民部長、松尾 弘君。    〔松尾 弘君登壇〕 95: ◯市民部長(松尾 弘君) お答えいたします。  第一点の、国の退職者制度に伴うところの補助率の引き下げに伴い未補てん分が非常に多くあると、それに対する姿勢はどうかということでございます。特に何回も申し上げておりますけれども、本市には国保の加入率、被保険者の構成上の特殊事情が多くあるということで、必ずしも岐阜市の要求が、全国的な退職者医療制度が行われることによって、すべての都市がその影響を岐阜市みたいに受けておるということにはならないわけであります。そういうことをたびたび申し上げておるんですけれども、岐阜市の特殊事情というのは大きく影響しておることは事実でございます。そういうことで市長からも国に対し独自に岐阜市の特殊事情というものを訴えていただいた結果、先ほどおっしゃったような数字の特別配慮がなされたという経過もあるわけですけれども、私の方も常に県議会、市議会のお力添えをいただきながら行政に対し機会あるごとに要望を続けてきたということでございます。  二番の、保険料の引き上げの主要な原因となっていることが、この補助率の引き下げに伴うことが主要な原因となっているのではないかということでございますが、これに対しては国保財政に多大な影響を与えているということは認めます。  それから三点目の、国保のこの制度改正分を当初予算にすべて見込むべきでないか、この未補てん分をということでございます。影響分を満額収入財源に見込みたい気持ちは、私も十分持っております。しかし、国の財政事情、それから交付金の交付等の過去の状況を見ますと、一生懸命努力しているにかかわらず全額補てんされていないということになりますと、これがもしも積み重なっていけば一挙にまた保険料の引き上げをお願いせんならぬときが来るということで、まあある程度私の方としては来るであろう努力目標としての額を当初入れておるということでございます。  それから四点目の、未補てん分に対し今後どういうふうな姿勢を持っていくかということでございますが、先ほどからも引き続き言っておりますように、従来にも増して強く働きかけてまいりたいというふうに考えております。  それから、統合事務所に住民サービスのために事務所にコピー機器を置いたらどうかということでございます。まあ、確かにそれは住民サービスにつながるかもしれませんけれども、まあ、そういうものを備えれば、当然職員の業務もふえてくるということでございます。御案内のように、従前にも増して統合いたしまして職員のもちろん業務数もふえましたし、それから今年度から税務証明も行いまして、約昨年の二・一倍というような業務にもなっておりますし、加えてファクシミリによる事務の処理及び国保、年金、福祉等、高齢化社会になりまして、非常に応対する時間が長くなっておるというようなこと、それから事務所の特異性と申しましょうか、いわゆる繁忙時間が集中するというようなことで、ちょっと対応には応じかねると、特に民間のコピー業者も多くございますので、そういう所でひとつ御利用願いたいということで御理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 96: ◯議長(四ツ橋正一君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 97: ◯教育長(浅野 勇君) 特殊学級の児童生徒数の下限をなくしてはどうかということでございます。一学級三名までは維持できますが、二名になると休級などの処置になるということでございますが、現在二名になっても、御指摘のように、無理に入級させるようなことはしておりません。二名になったときでも維持できていけるように、今後とも県の方にも働きかけて努力していきたいと思っております。  次に、情緒障害第二特殊学級についてでございます。御指摘のように、神経症的な登校拒否あるいは緘黙の子を対象として指導してきて、一日も早く学級や学校へ復帰することを願っておるわけでございます。しかし、この特殊学級、第二特殊学級をつくった当初には、怠ける怠学や非行のために登校しない生徒のうちで、具体的な指導の手だてが見出されない生徒について、少しでも教育的配慮ができるようにと入級させ、指導したようなこともございました。一部の学校にございまして本来にもとるということを、御指摘のように反省しておるわけでございます。現在はそういったことはございません。そして、学級担任、補導センター相談員、地域担当主事等による研究会を重ねて対象生徒の判別指導のあり方を研究協議しながら、全く登校できなかった子、話ができずに困っていた子などが、楽しく登校でき、友達と話せるようになった姿を見て、この学級の意味を確認し合っているところでございます。今後につきまして市の東部といいますか、あるいは北西部というような所にもこんな学級を設置していきたいと思っております。そして、より適切、効果的な指導ができるためには、担任増を県の方へ今後要望していきたいと思っておるわけでございます。  それから、学校給食、食堂についてでございます。食生活の向上しつつある今日、学校給食が心身ともに健全な児童生徒の育成を目指す学校教育の充実にとっても、食生活の改善にとっても極めて大きな役割を果たしてきたところでございます。学校教育の生活現場においてすべての児童生徒たちが豊かな食事を一緒に楽しくとることができるよう、授業の場としての教室でなく、食事本来の場としての食堂で行われることが好ましい姿であり、そうした食堂は、学級、学年を超えた交流や指導の場が得られ、教育効果も非常に大きいと考えられるわけでございます。しかし、専用食堂の建設には給食調理場との一体的な関係上、現状の学校施設配置の中ではスペースの確保が難しい所が多いわけでございます。また、生徒を指導する上での適正規模、収容能力、大規模校があって、なかなかその適正規模というものはできない面があるわけでございます。あるいは余剰教室等を改修するには構造上の問題等がある等々、ありますが、今後余剰教室の発生状況を見ながら、多目的利用を考慮し、ランチルームに改修可能な学校については関係部課とも協議しつつ研究していきたいと思うわけでございます。  給食材料の半加工品がふえておる、もっと地元の製品、手づくりのものをふやすべきではないかという御意見でございます。私どももそう思っておるわけでございます。給食の材料の購入に当たっては、現在、献立作成委員会、これは校長、PTA、給食主任あるいは栄養職員等の人たちで構成されておるものでございますが、置いて、新鮮な果物、特に地元の特産であります枝豆、ナシ、カキ等を取り入れておりますが、今後とも献立については十分配慮してまいりたいと思うわけでございます。特に地場産業についても取り入れるよう努めていきたいと思っておるわけでございます。  そして、給食は何のためにということ、ただ、食べて腹が膨れればいいということではございませんので、子供たちのために本当にどういうものがいいかということを献立作成委員会でも十分検討していただきながら、もっと煮炊きとかあるいは手間のかかるというようなことについても考えていかなければいけないだろうということを思うわけでございます。  以上でございます。    〔「議長、三十四番」と呼ぶ者あり〕 98: ◯議長(四ツ橋正一君) 三十四番、野村容子君。
       〔野村容子君登壇〕 99: ◯三十四番(野村容子君) お答えをいただきました。若干の問題で再質問をしたいと思います。  まず最初に、生活環境部長ですけれども、厳しい労働実態であることは認識をしているので、今後この方々の労働条件の改善は、賃金を含めて労働時間の問題、そして労災への加入も含めて検討していくというお答えでございました。私は、それはそれでよしとするのですけれども、岐阜市が進めています行革っていうのがこういうことなんだということを、本当に身をもって知ったという点で、これは単にこの掛洞プラントだけではなくて、あちこちの職場で起こっているのではないか、このように思うのです。この人たちの例からいっても、業者が委託を受けてやっていたときよりも岐阜市が直接雇員として働いてもらうようになってから、すべての面で悪くなっているんですね。賃金は下がる、保険はなくなる。そして人は、何とごみが二倍になっているのに人を六名から四名に減らしている。これが今岐阜市が進めている臨調行革、その実態だということを私は本当に身が震えるような思いで感じています。そういう点につきまして、私はもっと行政が温かい、人間らしい、働く人々が働きがいのある、そのような職場にしていく、この責任を市長は大きく負っているのではないか、このように思います。この実態について、市長から一言どう認識されているのかということについてお答えをいただきたいと思います。  さらに、生活環境部長からの人員の増加は検討するということでしたが、いつから、何名ふやしていくのか、この点についてお答えをいただきたいと思います。これはもう、今も待てないわけです。即刻ふやしてもらわないとできないという緊迫した状況にありますので、大至急ふやしていただきたいということでお尋ねをするわけであります。  それから、被爆者援護につきましては、大方了解ができるところであります。この点につきましては、今後一層研究をされまして、長い間国が行ったあの戦争の責任、これを何の罪もない人々が今受けてなお四十二年、被爆二世、三世、就職や結婚や、そして子供を生むことにさえも心配をしながら暮らしておられる皆さんに温かい配慮をする、責任ある施策を行うということは当然だと思うのです。こういうことを認識されて、ぜひやっていただきたいということを強く要求をしておきたいと思います。  国保の問題についてでございますけれども、市民部長は、国保料の値上げの原因が主要なものであることが、この国の補助金の削減による補てんが来ないということであるということをお認めになりました。そうなら、今岐阜市がとっている施策というのは全く主客転倒しているのではないか。例えば資格証明書を発行して保険証を取り上げてしまうということ、あるいは収納率を上げるために資格を剥奪をして国保加入者の台帳から抹消をしてしまうというようなやり方、このやり方は、国が責任あるということを認めたならば、全く市民にこんな形で転嫁をするということは全くおかしいことではないか、このように思いますが、その点についてお答えをいただきたいと思います。  さらに、六十三年度の予算の中で当然今申し上げましたように、国が補てんされれば一世帯当たり三万三千円の保険料が値下げをされるわけです。値下げをされるのが上がっていく、この点を六十三年度予算編成の中で十分考えて、市民に転嫁をしないような予算編成を組むべきである、これは強く要求をしておきたいと思います。  教育長でございますけれども、情緒障害学級を含めた特殊学級ですけれども、これは使いようによっては大変危険な状況になるわけですね。とりわけ今臨教審が、落ちこぼれと言われる学力についていけない、そういう子供たちを取りこぼして進んでいこう、そういう中でどんどんどんどんとそういう教科の短時間の中にたくさんの教材を盛り込んだり、子供たちの詰め込み教育の中でどうしても落ちこぼれの子供たちが出てしまうんですね。ですから、現実にこの特殊学級にはIQが七十、八十というような子供たちも入れざるを得ないという現状が出ていますし、ある学校で先生たちに配慮をしなければいけない子供の数を挙げてくださいと言ったら、三十名も挙がったという恐ろしい状況が生まれているのです。ですから、この基準が学業についていけないというだけで特殊学級に入れなくちゃいけない子供というように、基準を拡大解釈してしまう、そういう危険が十分ある。現に岐阜市でもそのような傾向があらわれているということを指摘しないわけにはいきません。そういう点でこれから臨教審がますますこの方策を強める中で、慎重に、本当にその子の障害の程度に合って一人一人の能力を引き出すという立場に立ってこの制度を活用していただきますよう、この点も強く要望しておきたいと思います。  それから、学校給食につきましては、食堂については改善できる所から改善をしたいというお答えでございました。さしあたりこれからも分離する学校があります。分離校についてはランチルームをつくるべきではないか、このように思いますが、この点について教育長からお答えをいただきたいと思います。  給食材料については、了解をいたしたいと思います。  さらに、市民部長の事務所の窓口の複写機のことですが、これはね、岐阜市の窓口といえば戸籍事務であり、事務所の窓口なんです。ここのサービスがいいか悪いか、このことによって岐阜市の行政姿勢がわかるわけです。職員の皆さんが非常に仕事量がふえて大変だ、これは事実でしょう。そうならば、住民サービスに必要な人員をふやしながら、せめてもの市民の皆さんがそこでとった証明書を一部コピーしたい──何枚も何枚もねコピーするのは業者に行っていただければいいんです。そこでとった証明書の控えを残しておきたい、これを手元に置きたい、一枚コピーしたい、そういうのに使っていただくためにこれは置くという点では窓口サービスの基本のことではないかと思います。対応はできないというお答えでありましたけれども、この点について十分検討していただきたいと思うのですが、再度お答えをいただきたいと思います。以上です。 100: ◯議長(四ツ橋正一君) 市長、蒔田 浩君。    〔蒔田 浩君登壇〕 101: ◯市長(蒔田 浩君) 野村議員の再質問にお答えを申し上げます。掛洞プラントの分別業務に携わる職員の問題でございますが、初めてお聞きしたわけでございますが、行革を行うことによってこういう人員削減とか賃金とか労働時間とか、そういうものが圧迫されておるということではないかというふうなお話でございますが、そこまでは行革そのものがそういう形をしたとは思いませんが、何にいたしましても仕事をする人のすべての環境が快適な環境の中で仕事ができるようにするのは、これは当然なことでありますし、また労働者の権利でもあるわけであります。したがいまして、先ほど部長がお答えをしたと思いますけれども、私からも十分そういう点につきまして注意を行いつつ、労働条件の改善に努力したい、かように思います。 102: ◯議長(四ツ橋正一君) 生活環境部長、武藤進敬君。    〔武藤進敬君登壇〕 103: ◯生活環境部長武藤進敬君) 再質問にお答えいたします。粗大ごみに従事される方の臨時雇用の方の増員のことでありますけれども、時期については少しでも早くというふうに思っておりますが、人数については現在人事当局と詰めている段階であります。 104: ◯議長(四ツ橋正一君) 市民部長、松尾 弘君。    〔松尾 弘君登壇〕 105: ◯市民部長(松尾 弘君) お答えいたします。  第一点の、国の未補てん分が主要な保険料引き上げの要因になっておるとすれば、今市が国保行政が逆行しているのではないかと、その意味からいえばという御質問だろうと思います。おっしゃることも一面わかりますけれども、保険者、いわゆる市町村は健全運営を行えと、行わなければならない責務もあります。それから、被保険者の負担の公平もあるということでございます。  それから、保険者としての自助努力、先ほど言いましたように、国保行政の健全運営を行う責務から言いましても、そうしたやはり悪質な滞納者の方に保険証を一時差しとめてするのもやむを得ないというふうに考えます。  それからもう一点の、事務所にコピーの機器を置いて住民サービスをさらに高めよということでございます。いろいろコピー業者との関係もございますし、問題もございますので、一応研究さしていただきます。 106: ◯議長(四ツ橋正一君) 教育長、浅野 勇君。    〔浅野 勇君登壇〕 107: ◯教育長(浅野 勇君) 来春開校します長森、長良の分離校については、ちょっと手おくれかと思います。今後分離あるいは大型改修というような場合には、全校生徒が一緒に食べれる食堂ということについては、これは全校生徒数の規模にもよると思いまして、なかなか難しい。また、先ほど申しましたように、学校の校地のスペースというか、こういうもののためには難しいことかと思いますが、特にこの空き教室の利用とかいうことで、構造上できれば二教室なり何なりを一緒にしたランチルームというようなものなどについては今後積極的に取り組んでいきたいということを思うわけでございます。よろしくお願いします。    〔「議長、三十四番」と呼ぶ者あり〕 108: ◯議長(四ツ橋正一君) 三十四番、野村容子君。    〔野村容子君登壇〕 109: ◯三十四番(野村容子君) ただいま教育長からお答えをいただきまして、せっかくの長森中学校という大変な長い間大規模校で苦しんでこられた関係者の皆さんに、せめて一番早くランチルームでもつくってあげられたらどんなによかったかと、残念に思うわけですけれども、この点について手おくれということでしたが、今具体的にどういう状況か私も承知しておりませんが、ぜひとも分離をしていく学校について何とか国庫補助もございますことですから、これは当然国も認めていることです。それを積極的に岐阜市が推進をするということがとても大事だと思っておりますので、この点はぜひよく検討して、すべての学校でどういう方策でならそういうものがつくられるのか、さしあたりどこからつくっていくのか研究をしていただきたいと、強く要望しておきたいと思います。  それから、生活環境部長ですけれども、できるだけ早い時期に人事当局と人数については今詰めているということでございました。さきにも申し上げましたように、ごみの量がこの五年間に二倍になっているわけですね。ですから、五年前、開校当時、開所当時六名だった人数、これがごみが二倍になっているわけですから、当然ごみの量に見合った人数の増員が必要だと私は思うのです。ですから、この点についてはぜひそのことを強く要求しておきたいと思います。  それから、市民部長でございますけれども、国保の今市民に与えております保険証の取り上げ、資格証明書の発行、この人たちをすべて総じて悪質滞納者と一言で片づけられるわけですね。何をもって悪質滞納者というのか、その点がとても不明瞭であります。保険料を払わない、払えないと、すべて悪質滞納者とレッテルを張ってしまうという今の行政というのは、これこそとんだその内容ではないかと思うんです。これは今ちょっと手元に資料がございませんけど、広島県の呉市が滞納者の分析をいたしました。その分析結果、経済的に困難というのが圧倒的部分で、悪質と思われる人はほんの少しだという分析結果を発表したのです。これは、今ここに資料がございませんので、また後ほど市民部長にお見せいたしますけれども、私は岐阜市民部長も一体滞納しておる人がどういう状況なのか分析をする必要があるのです。あなたは、全員を悪質滞納者と言っておられるのかどうか、この点についてもう一度お答えをいただきたいと思います。  それから、事務所窓口のサービスにつきましては、十分検討するということですので、検討していただきたいと思います。以上です。 110: ◯議長(四ツ橋正一君) 市民部長、松尾 弘君。    〔松尾 弘君登壇〕 111: ◯市民部長(松尾 弘君) お答えいたします。私、すべての方を悪質滞納者とは思ってもおりませんし、そういう位置づけもしておりません。そういうためにも当初三千人ほどお見えになりましたのを、現在は二千二百くらいですか、くらいにそれぞれの御事情もお聞きしながら保険証をお渡しする理由に足る方には保険証を渡しておりますので、御理解を願いたいと思います。    〔「悪質滞納者は何人いるんですか」と呼ぶ者あり〕  それは、今おっしゃるように、私すべての方をそういうふうに位置づけておりませんので、それはいろいろそのためにも調査をしておるというわけでございます。以上でございます。    〔私語する者あり〕            ━━━━━━━━━━━━━━━━ 延  会 112: ◯議長(四ツ橋正一君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 113: ◯議長(四ツ橋正一君) 御異議なしと認めます。よって、本日はこれをもって延会することに決しました。本日はこれをもって延会いたします。  午後四時四十七分 延  会  岐阜市議会議長      四ツ橋 正 一  岐阜市議会副議長     大 野 栄 吉  岐阜市議会議員      松 岡 文 夫  岐阜市議会議員      大 西 啓 勝 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. 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