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  1. 岐阜市議会 1982-12-22
    昭和57年第6回定例会(第6日目) 本文 開催日:1982-12-22


    取得元: 岐阜市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-06
    トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいウィンドウで開きます) 昭和57年第6回定例会(第6日目) 本文 1982-12-22 文書発言の移動 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ ヒット発言 前へ 次へ 文字サイズ・別画面表示ツール 文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール 印刷用ページ(新しいウィンドウで開きます) 別窓表示(新しいウィンドウで開きます) ダウンロード 表ズレ修正 表示形式切り替え 発言単文選択全文表示を切り替え 単文表示 選択表示 全文表示 発言者表示切り替え 全 72 発言 / ヒット 0 発言 すべての発言ヒット発言表示切り替え すべての発言 ヒット発言 選択表示を実行・チェックの一括変更 選択表示 すべて選択 すべて解除 発言者一覧 選択 1 : ◯議長西垣 勲君) 2481頁 選択 2 : ◯議長西垣 勲君) 2481頁 選択 3 : ◯議長西垣 勲君) 2481頁 選択 4 : ◯議長西垣 勲君) 2491頁 選択 5 : ◯二十番(伊藤 博君) 2491頁 選択 6 : ◯議長西垣 勲君) 2492頁 選択 7 : ◯十五番(大野栄吉君) 2492頁 選択 8 : ◯議長西垣 勲君) 2494頁 選択 9 : ◯三十五番(武藤房数君) 2494頁 選択 10 : ◯議長西垣 勲君) 2496頁 選択 11 : ◯二十二番(野村容子君) 2497頁 選択 12 : ◯議長西垣 勲君) 2498頁 選択 13 : ◯十四番(早川竜雄君) 2498頁 選択 14 : ◯議長西垣 勲君) 2499頁 選択 15 : ◯十八番(玉田和浩君) 2499頁 選択 16 : ◯議長西垣 勲君) 2503頁 選択 17 : ◯議長西垣 勲君) 2503頁 選択 18 : ◯十番(堀田信夫君) 2503頁 選択 19 : ◯議長西垣 勲君) 2505頁 選択 20 : ◯十三番(市川尚子君) 2505頁 選択 21 : ◯議長西垣 勲君) 2509頁 選択 22 : ◯二十三番(松尾一子君) 2509頁 選択 23 : ◯議長西垣 勲君) 2510頁 選択 24 : ◯九番(大西啓勝君) 2510頁 選択 25 : ◯議長西垣 勲君) 2513頁 選択 26 : ◯議長西垣 勲君) 2513頁 選択 27 : ◯議長西垣 勲君) 2513頁 選択 28 : ◯議長西垣 勲君) 2514頁 選択 29 : ◯議長西垣 勲君) 2514頁 選択 30 : ◯議長西垣 勲君) 2514頁 選択 31 : ◯議長西垣 勲君) 2514頁 選択 32 : ◯議長西垣 勲君) 2515頁 選択 33 : ◯議長西垣 勲君) 2515頁 選択 34 : ◯議長西垣 勲君) 2515頁 選択 35 : ◯議長西垣 勲君) 2515頁 選択 36 : ◯議長西垣 勲君) 2516頁 選択 37 : ◯議長西垣 勲君) 2516頁 選択 38 : ◯議長西垣 勲君) 2518頁 選択 39 : ◯四十一番(伊藤利明君) 2518頁 選択 40 : ◯議長西垣 勲君) 2520頁 選択 41 : ◯十八番(玉田和浩君) 2520頁 選択 42 : ◯議長西垣 勲君) 2520頁 選択 43 : ◯十五番(大野栄吉君) 2520頁 選択 44 : ◯議長西垣 勲君) 2521頁 選択 45 : ◯議長西垣 勲君) 2521頁 選択 46 : ◯議長西垣 勲君) 2521頁 選択 47 : ◯議長西垣 勲君) 2521頁 選択 48 : ◯議長西垣 勲君) 2522頁 選択 49 : ◯議長西垣 勲君) 2522頁 選択 50 : ◯議長西垣 勲君) 2522頁 選択 51 : ◯議長西垣 勲君) 2522頁 選択 52 : ◯市長(蒔田 浩君) 2523頁 選択 53 : ◯議長西垣 勲君) 2523頁 選択 54 : ◯議長西垣 勲君) 2523頁 選択 55 : ◯議長西垣 勲君) 2523頁 選択 56 : ◯議長西垣 勲君) 2523頁 選択 57 : ◯議長西垣 勲君) 2523頁 選択 58 : ◯議長西垣 勲君) 2524頁 選択 59 : ◯議長西垣 勲君) 2524頁 選択 60 : ◯議長西垣 勲君) 2524頁 選択 61 : ◯議長西垣 勲君) 2524頁 選択 62 : ◯議長西垣 勲君) 2525頁 選択 63 : ◯議長西垣 勲君) 2525頁 選択 64 : ◯議長西垣 勲君) 2528頁 選択 65 : ◯議長西垣 勲君) 2528頁 選択 66 : ◯議長西垣 勲君) 2528頁 選択 67 : ◯議長西垣 勲君) 2528頁 選択 68 : ◯議長西垣 勲君) 2529頁 選択 69 : ◯議長西垣 勲君) 2529頁 選択 70 : ◯議長西垣 勲君) 2529頁 選択 71 : ◯市長(蒔田 浩君) 2529頁 選択 72 : ◯議長西垣 勲君) 2530頁 ↑ 発言者の先頭へ 本文 ↓ 最初のヒットへ (全 0 ヒット) 1:  開  議   午前十時五分 開  議 ◯議長西垣 勲君) これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、さきに御通知申し上げたとおりであります。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第一 会議録署名議員の指名 2: ◯議長西垣 勲君) 日程第一、会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は、会議規則第八十条の規定により、議長において六番中村武彦君、七番松岡文夫君の両君を指名いたします。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第二 第百二号議案から第十八 請願第十号まで 3: ◯議長西垣 勲君) 日程第二、第百二号議案から日程第十八、請願第十号まで、以上十七件を一括して議題といたします。            ─────────────────             〔議 案 等 掲 載 省 略〕            ─────────────────           総 務 委 員 会 審 査 報 告 書  本委員会に付託の事件は、審査の結果左記のとおり決定したから会議規則第百二条の規定により報告します。                 記 (内容については後掲)          ──────────────────────── 4: ◯議長西垣 勲君) これら十七件の各常任委員会における審査結果の報告を求めます。
     産業委員長、二十番、伊藤 博君。     〔伊藤 博君登壇〕 5: ◯二十番(伊藤 博君) ただいまから産業委員会における審査の概要を申し上げます。  本委員会は、付託議案二件につきまして、去る十二月十七日から二十一日まで、十九日を除き四日間にわたり委員会を開き慎重に審査いたしましたので、以下順を追って御報告いたします。  まず、第百二号議案昭和五十七年度岐阜市一般会計補正予算第四号における第一条歳入歳出予算の補正の歳出中、第六款農林水産業費についてであります。  これが内容は、麦・大豆・生産振興対策推進事業費の減額を初めとして、各種事業の変更・新設に伴い所要額を補正しようとするものであります。本件につきましては、行財政改革が叫ばれている折、各種補助金を主としていることにかんがみ、決算とも関連づけながら、補助金の成果や効率について論じられ、また、農業の機械化に対する、市としての指導方針についてもただされました。さらに、最近新聞紙上をにぎわせております農産物の輸入自由化に関連して、畜産振興についても言及されましたが、本議案そのものには異議のないところであり、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第百十二号議案昭和五十六年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定における本委員会所管分であります。すなわち、昭和五十六年度岐阜市一般会計歳入歳出決算の歳出中、第六款農林水産業費、第七款商工費、さらに昭和五十六年度岐阜市食肉地方卸売市場事業特別会計歳入歳出決算及び昭和五十六年度岐阜市観光事業特別会計歳入歳出決算についてであります。まず、一般会計における所管分についてでありますが、さきの補正予算の審査でも述べられましたが、補助金の交付においては、その成果、効率等を十分チェックされるよう要望されるとともに、補助金の見直しの必要性も述べられ、また、別の委員は、土地改良事業のあり方についても付言されたところであります。次に、特別会計についてであります。一委員は、食肉地方卸売市場事業、観光事業の両特別会計における一般会計からの繰入金をとらえられて、繰り入れの必要性も認めながらも、最小限の繰入額で運営されたいと述べられました。また、観光事業については、鵜飼観覧船の稼働率の向上を目途として、平日に乗船客を多く誘致するための方策を望まれる意見、歳出における諸経費の節減を要望する意見等々、観光事業の効率的経営を期す立場から、るる発言がなされたところであります。かかる後、本件を採決に付したところ、全会一致で認定すべきものと決した次第であります。  以上、御報告申し上げます。 6: ◯議長西垣 勲君) 厚生委員長、十五番、大野栄吉君。     〔大野栄吉君登壇〕 7: ◯十五番(大野栄吉君) 今期定例会における厚生委員会は、去る十二月十七日、十八日、二十日及び二十一日の四日間にわたり委員会を開会し、慎重に審査いたしましたので、順次、その大要を御報告申し上げます。  本委員会に付託されました議案は七件でありますが、そのうち五議案は、来年の二月一日から施行される老人保健法に関連した予算や条例改正などであり、これら五件を一括議題として審議を進めたところであります。  すなわち、第百二号議案昭和五十七年度岐阜市一般会計補正予算第四号の第一条歳入歳出予算の補正における歳出中、第三款民生費及び第四款衛生費、第百四号議案昭和五十七年度岐阜市国民健康保険事業特別会計補正予算第一号、第百五号議案昭和五十七年度岐阜市老人保健医療給付事業特別会計予算、第百七号議案岐阜市福祉医療費助成に関する条例制定について、及び第百九号議案岐阜市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定についてであります。老人保健法は、本格的な高齢化社会を迎え、壮年期からの疾病予防、健康づくりを初めとして、医療、リハビリテーションに至るまでの一貫した保健サービスを目指すものであり、健康手帳の交付や、健康診査などの保健事業の実施と、老人医療費の増高に伴い、国民健康保険を初めとする各保険制度間での老人医療費負担の不均衡が生じ、それを是正するために医療費を別建てとすることを骨子とするものであります。各委員からは、この制度の発足により、国保財政に与える影響がきわめて大きいとの認識に立ち、まず、国保料について、現在は、市民負担の限界とも思われ、早急に引き下げるべきであるとの意見、あるいは今後の医療費の推移等を勘案し、長期的視野に立った上で、国保料を決定すべきであるとの意見などがそれぞれの立場から述べられ、そしてまた、これからも老人福祉対策の後退とならないような配慮も要望されたところであります。一方、老人医療費が一部負担の導入で有料になった点をとらえ、このことにより、受診抑制にもつながり、病気の早期発見、早期治療を阻害することにもなり、基本的には、老人医療費は無料であるべきとの考え方を示され、有料化を前提とした議案には反対であるとの討論がなされたのであります。かくして、五議案を順次採決に付したところ、第百七号議案については全会一致をもって、また、第百二号議案、第百四号議案、第百五号議案及び第百九号議案については、賛成者多数をもって、それぞれ原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  次に、第百八号議案岐阜市災害弔慰金の支給及び災害援護資金の貸付けに関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、何ら異議なく、全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第百十二号議案昭和五十六年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について、における昭和五十六年度岐阜市一般会計歳入歳出決算の歳出中、第二款総務費中、第四項統計調査費中所管分、第三款民生費及び第四款衛生費並びに昭和五十六年度岐阜市国民健康保険事業、昭和五十六年度岐阜市育英資金貸付事業、昭和五十六年度岐阜市住宅建築資金貸付事業、昭和五十六年度岐阜市簡易水道事業の各特別会計歳入歳出決算であります。  審査に当たりましては、各会計ごとに精査したところでありますが、まず、一般会計においては、福祉関係予算の不用額の原因などの質疑を経た後、日野母子寮が定員割れを起こしている現状から、その対応策がただされ、理事者からは、職場から離れているといった地理的な問題、ふろ、トイレなどが共同であるといった施設内容、あるいは他の福祉施設との併用など、効率的な運用を図るため総合的な見地から検討を加えたいとの答弁がなされたのであります。その他、国保会計における収入未済額が多額に上っているとの指摘や、育英資金の貸し付け実績等々について論議が交わされた後、討論に移ったのでありますが、一委員から、国保における国庫支出金の予算現額と調定額とを比較した上で高額療養費補助金に関する国の措置に不満を表明され、かかる内容を含んだ決算は認定できないとされたのであります。よって、本件を採決したところ、賛成者多数をもって認定すべきものと決した次第であります。  最後に、あわせ付託されております、請願第九号血友病患者医療給付の年齢制限撤廃に関する請願について御報告申し上げます。本請願の願意は、血友病の医療費の公費負担が、現在、二十歳未満までとなっており、二十歳以上の患者にとっては医療費が多大なものとなっているため、その年齢制限を撤廃してほしいとするものであります。委員一同は、願意は妥当とされ、全会一致をもって、採択すべきであると決した次第であり、別途「血友病の医療費公費負担制度の充実に関する意見書」の発議手続をとりましたことを申し添え、厚生委員長報告といたします。 8: ◯議長西垣 勲君) 建設委員長、三十五番、武藤房数君。     〔武藤房数君登壇〕 9: ◯三十五番(武藤房数君) 今期定例会において、建設委員会に付託されました議案四件、請願一件について、去る十二月十七日から二十一日まで、十九日を除く四日間、現場視察を行うなど慎重に審査しましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  まず、第百二号議案昭和五十七年度岐阜市一般会計補正予算第四号、第一条歳入歳出予算の補正中、歳出中の第八款土木費についてであります。これが審査に際しては、今回、新たに県の急傾斜地危険区域の指定を受け、実施予定の長森本町地内の人工がけ防災対策について触れられ、事業計画、施工方法及び同計画隣接部分の改修対策の見通し等について意見が述べられましたが、議案については異議のないところであり、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、芥見南山、大洞地区の住居表示整備事業に伴う、第百十号議案町(字)の名称及び区域の変更についてでありますが、関連事業の実施状況、町名決定のあり方等について議論されましたが、理事者からは、住民の意向を十分尊重し実施したいとの見解が表明され、これまた全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、芥見北部地区の町名町界整備事業に伴う第百十一号議案町(字)の名称及び区域の変更についてでありますが、特に意見もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第百十二号議案昭和五十六年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定について、昭和五十六年度岐阜市一般会計歳入歳出決算の歳出中、第二款総務費中、第六項の企画費中所管分、第五款労働費及び第八款土木費並びに昭和五十六年度岐阜市住宅事業特別会計歳入歳出決算、昭和五十六年度岐阜市島土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算、昭和五十六年度岐阜市都市開発資金事業特別会計歳入歳出決算についてであります。本件審査に際しては、各会計の事業成果を聞く中で、まず、土木費については、工事請負費等、主な不用額の理由が問われたところであり、また、住宅事業については、空き家住宅の必要性と管理方法、職員の一部削減に伴う住民サービスへの影響がただされたほか、割り増し賃料の実施にあわせて減免、減額措置の検討を要望する意見があり、さらに、島土地区画整事業については、施行区域内にある側溝等既存施設の整備を求める意見がありました。この後討論において、かかる質疑経過における諸問題の実現を要望するとともに、特に河川行政については危険個所の早期点検を実施し、総合的な内水対策の充実を求める意見がありましたが、本議案には異論のないところであり、全会一致で認定すべきものと決しました。  以上が、付託議案に対する審査の大要でありますが、最後にあわせて付託されております、請願第十号岐阜白鳥線バイパス計画案のルート変更に関する請願について、審査の概要を御報告申し上げます。本請願は、県が実施しようとする岐阜白鳥線バイパス計画案に対し、通過地域である岩崎地区住民から、本事業は地区の発展を阻害し、居住環境の悪化をもたらすものであるとの理由で、関係機関に対しルート変更のための意見書提出を求めるものであります。審査に当たっては、計画案と請願者の提示したルート変更案を比較検討すべく、現場視察を行い精査したところであります。この中で、まず、事業主体である県の姿勢について、関係住民への配慮が欠けているとの指摘があり、また、本事業完成により、交通量の増大が予想される中で、バイパスは同地区にとって通過道路的な役割りに限定されはしないかとする意見、これら通過交通量を吸収するための環状線等、周辺の主要街路の整備計画の必要性をただす意見等がありましたが、理事者からは、近い将来における同地区の人口増加の推計、都市形態等が示され、計画案の作成根拠が述べられたところであります。これらの質疑を経て討論に入ったのでありますが、本請願を採択すべきであるとの委員からは、交通渋滞解消の意義は認めつつも、この計画が地域住民の理解を得ないまま進められようとしている点、問題であり、ルート変更案も検討に値するとの意見、一方、不採択を主張する立場の委員からは、請願者の願意は理解できるが、計画案の方が将来の地域発展のためより適切であるとの意見がありましたので、採決に付したところ、賛成者少数で不採択と決しました。  なお、本請願の結果はただいま報告申し上げたとおりでありますが、本事業の住民へ与える影響を配慮し、県に対して同計画案が県都市計画地方審議会において決定された後においても、住民の意思を十分尊重し対処されたい旨の意見書発議の手続をとっていることを申し添え、建設委員長報告とします。 10: ◯議長西垣 勲君) 企業委員長、二十二番、野村容子君。     〔野村容子君登壇〕 11: ◯二十二番(野村容子君) 企業委員長報告を行います。  企業委員会は、今期定例会におきまして付託を受けました議案二件の審査のため、過ぐる十二月十七日、十八日、二十日及び二十一日の四日間にわたり委員会を開会したところでありますので、以下その経過並びに結果を御報告させていただきます。  審査に際しましては、バス乗客の逸走傾向に伴い営業収益を減額するとともに、営業費用において職員の給与費等の不用額を減額し、さらには、建設改良費において予定されていた両替器つき自動つり銭料金箱の購入取りやめを主な内容とする、第百十三号議案昭和五十七年度岐阜市交通事業会計補正予算第二号並びに同補正に伴います、第百十四号議案交通事業の経営の再建計画の変更についてを関連する議案としてとらえ、一括議題としたのであります。質疑におきましては、営業費用の減額処置に関連し、高齢職員の配置転換にかかる諸問題について問われる中にありまして、人員削減による自助努力もさることながら、一方では、労働条件の低下に起因する事故増加を危惧する見解が述べられたところであります。あるいは営業収益の大幅な減額処置を憂慮される立場からは、さきの本会議におきましても論議がありましたとおり、本年度上半期における乗合部門の七%という近年まれなる乗客の逸走原因についてただされ、加えてかような事態に対処する一方途として、ひとり交通部のみならず、行政全体の見地から本市における総合交通体系の確立を早期に図る必要性が指摘をされたのであります。すなわち、具体的には、先般来提唱をされております、拠点バス停留所付近に対する駐輪場等の設置によるサイクル・アンド・ライド方式等の実現を挙げられるとともに、あわせて当局の積極的な取り組みが求められたのであります。このほか、乗合部門と同様な観点から、貸切部門におきます収益の減額理由とともに、今後の増収対策等々についての質疑応答がなされたところであります。以上のごとく各般にわたる論議を踏まえ、討論へと移行したのでありますが、一部委員からは、重ねて、かかる乗客逸走の事態を前提とし、加えて市民の足を確保するという公営バスの使命の見地からも、今後行政が一体となった総合交通体系の早期確立を要望する意見、あるいはなお一層労使協調による企業努力を求める意見、さらには、法再建計画が本年度をもって終了することにかんがみ、明年度以降の自主再建に向けて、より積極的なる施策の実施を強く要望する意見等がそれぞれ述べられたものの、今回の予算補正並びにこれに関連する経営の再建計画の変更については、予想外な乗客逸走などの外的要因も存在し、やむを得ない措置であると結ばれたのであります。したがいまして、これら二件を採決に付した結果、いずれも全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。  以上、御報告申し上げます。 12: ◯議長西垣 勲君) 文教委員長、十四番、早川竜雄君。     〔早川竜雄君登壇〕 13: ◯十四番(早川竜雄君) 今期定例会において文教委員会に付託されました議案二件につきまして、去る十二月十七日、十八日、二十日及び二十一日の四日間にわたり、慎重に審査いたしましたので、以下その大要を御報告いたします。  まず最初に、第百二号議案昭和五十七年度岐阜市一般会計補正予算(第四号)のうち、第一条歳入歳出決算の補正中、歳出、第十款教育費及び第二条債務負担行為の補正中、変更分についてであります。これは、さきに開発公社で先行取得した厚見中学校移転用地購入費の本費計上と、同中学校のプール完成遅延に伴う、一部事業費の減額補正並びに相当額の債務負担への組み替えを内容とするものであります。審査においては、何ら異議なく、全会一致をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。  続いて、第百十二号議案昭和五十六年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算認定についてのうち、昭和五十六年度岐阜市一般会計歳入歳出決算、歳出中、第二款総務費中、第四項統計調査費中所管分及び第十款教育費についてであります。各部局から必要な説明を求め質疑に入ったのでありますが、まず論議がなされたのは、小中学校教育振興費中、教員海外派遣研修事業についてであります。すなわち、これが海外への派遣研修であるにもかかわらず、他の研修事業に比べその支給額が少ないことが指摘され、この事業の概要、国・県・市の負担割合などについてただされたのでありますが、実際問題として、かかる公費負担総額だけでの海外研修は不可能であり、今後、派遣教師の自費負担分を多少なりとも軽減させるよう、当局の増額努力を要望する意見が出されたところであります。次に、小学校費における備品購入費についてであります。一委員から、今回の不用額は多額であり、父母負担軽減の原則からいって、その分少しでも多くの備品の充足に充てるべきだとの観点から、その発生原因が問われたのであります。これを皮切りにして、各委員から、各学校の備品購入方法や、市教委における充足率の把握状況あるいは学校間格差の是正方策などについて、次々と突っ込んだ言及がなされ、つまるところ、当局から、今後はより効率的な予算運用の体制整備と、なお一層の備品充足努力の回答を得たところであります。このほか、学校内の事故発生状況、教材用・事務用消耗品費の運用状況あるいは主要決算実績と来年度予算編成における重点要求項目等、広範多岐にわたり質疑応答が交わされたのでありますが、特に、決算実績における岐阜女子短大の校舎外壁塗装工事、岐阜薬科大学の教育研究総合センター建設などについては、直接現場視察を行い精査したところであります。大略、以上のような審査を経た後、本決算を採決に付したところ、全会一致をもって認定すべきものと決しました。  以上、御報告申し上げます。  大変失礼しました。ただいまの中で、「第百二号議案中、第一条の歳入歳出予算」というところを、「歳入歳出決算」と読み間違えました。この部分を一部訂正をお願い申し上げます。 14: ◯議長西垣 勲君) 総務委員長、十八番、玉田和浩君。     〔玉田和浩君登壇〕 15: ◯十八番(玉田和浩君) 総務委員会は、十七日、十八日及び二十日の三日間にわたって委員会を開会し、付託された議案四件、請願二件について審査しましたので、その経過並びに結果を御報告申し上げます。  まず最初に、第百二号議案昭和五十七年度岐阜市一般会計補正予算、第四号における第一条歳入歳出予算の補正中、歳入の全款、歳出にあって、明年実施予定の統一地方選挙に係る準備費が計上されている第二款総務費、このたび新設されようとしている老人保健医療給付事業特別会計への繰出所要額等が計上されている第十二款諸支出金、第二条債務負担行為の補正中、明年行われる市議会議員選挙の公営ポスター掲示場設置費に係る追加分及び第三条地方債の補正について申し上げます。本件の審査に際しては、公営ポスター掲示場の県市共用化策等についてただされたほかはさしたる発言もなく、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第百三号議案昭和五十七年度岐阜市競輪事業特別会計補正予算、第一号でありますが、本案は中部自転車競技会への交付金等の予算措置を図ろうとするものであります。これが審議過程にあっては、全国的に低迷期に入ったと言われている、かかる事業の経営のあり方が問われたものの、本議案そのものは全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、老人保健法の施行に伴い、新たに老人保健医療給付事業特別会計を設けようとする岐阜市特別会計条例の一部を改正する条例制定についての第百六号議案は、何ら異議なく全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  次に、第百十二号議案昭和五十六年度岐阜市一般会計、特別会計歳入歳出決算についての昭和五十六年度岐阜市一般会計歳入歳出決算中、本委員会所管分であります歳入の全款、と歳出中の第一款議会費、第二款総務費、ただしこれにつきましては、第四項の統計調査費及び第六項の企画費については所管分のみであり、続いて第九款消防費、第十一款公債費、第十二款諸支出金、第十三款予備費及び昭和五十六年度岐阜市競輪事業特別会計歳入歳出決算についてであります。質疑にあっては、固定資産税の課税大要を初めとし、寄附金の採納状況と個人寄付のあり方、日野射撃場に係る国有提供施設等所在市助成交付金の算定方式、普通財産の貸付実態とその効果的運用等々をただした後、討論に入ったのであります。この中で一委員から憲法に抵触する自衛隊を要因とする歳入部分をとらえて、本決算は認定できない旨の意見表明があり、採決した結果、本件については賛成者多数をもって認定すべきものと決せられました。  次に、請願第七号軍事費削減、大幅減税、申告納税制度改悪反対などを要求する請願についてでありますが、これが願意は五項目からなり、委員におかれてはそれぞれの立場から見解を述べられましたので、要約して報告したいと思います。本請願を了とする委員からは、大幅減税等を求めている第一項を初め、記帳の義務化等の申告納税制度改悪反対を求めている第二項、大型間接税の導入回避を求めている第三項、軍事費等を削り不公平税制をただすことを求めている第四項、核兵器の全面禁止等の国際協定締結促進と国内外の核基地、同部隊の撤去を求めている第五項は、いずれも妥当とする意見。記帳の義務化等の税制改正は一面的には支持できるとしても、いわゆる隠し財産の是正になるグリーンカード制を見送る一方で、自営業者等が中心となる記帳制度の導入のみ行うことは片手落ちと言える。大型間接税は新一般消費税と言え、かかる税の創設については本市議会で意見書を採択し、その再考を求めている点と、ただいま述べましたグリーンカード制度が実施されれば課税対象が明確化され、相当な財源の確保が約束されることを挙げて、大型間接税を設ける必要がないとして、願意を認める意見がそれぞれ述べられました。一方、これらの意見に対して本請願を是とできない委員からは、総じて課税最低限を一挙に三百万円まで引き上げることは財源確保との絡みでむずかしい問題であり、白色申告者に自家労賃を認めることは青色申告者の特典との関連で困難である。記帳の義務化等は税の捕捉率改善のために必要と言え、また、大型間接税については財源上いまの時点で直ちに否定することはできない。防衛費等を削除する考え方は現実的でなく首肯できないし、核兵器関連の要望事項は高度な政治判断を要する問題であり、われわれとして判断を下すことに無理があるといった意見を開陳され、総体的に考えたとき不採択とせざるを得ないと述べられました。かくして、本請願を採決した結果、賛成者少数で不採択とすべきものと決しました。  最後に、請願第八号人事院勧告の完全実施に関する請願でありますが、内容につきましてはさきの本会議で論じられており、各員におかれても御案内のとおりであります。審議に当たりましては、今日、公務員を取り巻く環境は国の財政再建等の影響を受け、給与面はもとより、定年制の導入に見られるようにその処遇が変貌しつつある実態を直視する中で論議されたのであります。本市にあっても具体的な課題を抱えるわけでありますが、一委員は、本請願の背景を考え、これまで培われてきた労使関係の否定化を危惧しつつ、本件とは別に定年制移行における退職特例条例の弾力性ある適用を要望されました。かような認識のもとで本件に対する討論を行ったところ、委員会の一致した意見として集約するには至らなかったのであります。すなわち、願意を支持する委員は、憲法に労働者の団結権の保障がうたわれているにもかかわらず、公務員については公共の福祉論のもとにスト権が否定され、このこと自体不可解であるにもかかわらず、その代償措置として実施されている人勧すら見送るとなれば、全労働者の団結を弱めようとする非民主的な暴挙と言える。また、今日的不況にあって、消費拡大を図る観点からも人勧は有効な策と言え、このことはひとり公務員にとどまるものでなく、全労働者の家計に連動し、さらにダウン傾向にある住宅新築等についても多大な影響を及ぼすことになり、ひいては岐阜市の経済を左右しかねない。したがって、市当局は自治体としての独自の判断で人勧を実施すべきであるとする意見。政府は、財政上の視点から凍結を行おうとするならば、公企体職員に対する仲裁裁定も凍結すべきであり、論理に一貫性を欠いている。行革は断固すべきであるが、法により一定の規定がある人勧は法の精神にのっとり実施すべきであるとする意見。官民格差等については、検討されるべきであるが、労働基本権でもある人勧は実施されるべきであるとする意見をそれぞれ述べられたのであります。これらの意見に対し、人勧の取り扱いについてはこれまで国に準じて行われてきているが、本年度についてはこれが実施に当たり、国会においてなお検討されていることを加味し、いましばらく継続して審査すべきであるといった見解が述べられたのであります。そこで、この継続審査を求める件を採決した結果、賛成者多数で閉会中も継続して審査すべき請願と決しました。よって、ここにその旨を申し出るものであります。  以上、申し上げ、総務委員会の審査報告といたします。 16: ◯議長西垣 勲君) この際、暫時休憩いたします。   午前十時四十七分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午前十一時一分  開  議 17: ◯議長西垣 勲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  常任委員長報告に対する質疑の通告はありません。  これより討論を行います。討論の通告がありますので、順次これを許します。十番、堀田信夫君。     〔堀田信夫君登壇〕(拍手) 18: ◯十番(堀田信夫君) 反対討論をいたします。  まず、百二号議案ですが、この百二号議案の中には債務負担行為の補正として、さきの議会で議決をされました四百二十二カ所の公営のポスター掲示場の設置費が組まれております。これは選挙に際して四百二十二カ所しかポスターが張れない、これまで千二百枚であったものが四百二十二カ所になるという点で、     〔私語する者あり〕(笑声) 市民の知る権利というものが大きく奪われる、政治参加を弱める、こうした行為は断固として認めるわけにはまいりません。なお、さらに、この百二号議案の中には老人保健法の来年二月実施に伴う予算の組み替えが含まれております。老人保健法は、これまで住民の粘り強い運動の中から生まれてきた老人の無料化制度を覆し、有料化を図るものであります。外来患者は月初め一科につき四百円、入院患者は一日につき三百円を二カ月を限度として負担というものでありますけれども、高齢者の場合幾つもの病気を併発する例も多く、なかなか一科でおさまらないことが間々あるわけでございます。実際には四百円では済まず、何がしかの現金を持たなければ医者にもかかることができない。このことで高齢者の方々が医者にかかることについてちゅうちょをなさる、それが一週間になり十日になり半月になり、そして大病になって取り返しのつかないことになりはしまいか。また、そのことによって大きな医療費の負担も強いられるのではないか、こういう心配が尽きないわけであります。高齢者の方々の健康保持の原則は、何といいましても早期発見、早期治療にあると思います。老人医療における一部負担有料化によってこの点がきわめて弱くなり、こうした老人医療有料化に伴う措置は断固認められません。反対であります。  関連して百四号、百五号、百六号、さらに百九の各議案についても同様の趣旨で反対であります。  次に、百十九号議案ですが、まず歳入におきまして、国有提供施設所在市助成交付金を初め、     〔「百十二号議案、百十二号議案」と呼ぶ者あり〕 百十二って言わへんだ、どうも失礼しました。謹んで訂正申し上げます。百十二号議案でございます。国有提供施設所在市助成交付金、また、自衛隊の募集事務に係る委託金がそれぞれ歳入に含まれております。憲法違反の自衛隊を容認する、     〔私語する者あり〕 こうした措置は断じて認められません。反対でございます。  また、この百十二号議案の中で、国保事業の特別会計の決算でありますが、事業収入において国からの補助金、高額療養費補助金が高額療養費の五〇%でなければならないにもかかわらず、予算現額で三二%というような低い現額で、さらに調定額においてもこれが二六・二%というように大幅に落ち込んでいます。昨年が実績で二八・一四%でありますが、昨年よりなお低い状況でございます。当局の努力をすべて否定するものではありませんけれども、五〇%のものが二六%にまでも下げられてくるというのは全く納得ができないわけでございます。また、県費補助がどうかと言いますと、これも昨年よりわずかの上昇でしかありません。これを一人当たりで換算してみますと、依然として低い状況で百三十九円であります。お隣の愛知県では千円ぐらいは出されているんではないか、このようにも当局から御意見を伺っている次第でございます。なお、さらに、歳出においては五億円を超える不用額が生じております。医療費の伸びが思いのほか伸びなかったということでありますけれども、これだけの大金が残るなら保険料をあんなに上げなくてもいいのではないか、こういう率直な市民の感情でございます。本来保険料は議決によって定められるべきであります。以上の点を指摘をしながら百十二号議案の反対をいたします。  以上、百二号、百四号、百五号、百六号、百十二号についての反対を終わります。     〔私語する者あり〕 19: ◯議長西垣 勲君) 十三番、市川尚子君。     〔市川尚子君登壇〕 20: ◯十三番(市川尚子君) 私は、社会党市議団を代表しまして、反対二件、賛成一件の討論を行いたいと思います。  まず、百十二号議案でございますが、これは国有提供施設等所在市助成交付金及び自衛隊募集事務にかかわる委託金が入っている、五十六年度岐阜市一般会計歳入歳出決算認定について反対の態度を表明したいと思います。御承知のように、日野射撃場を自衛隊に提供し、それに対する助成交付金でありますが、今日、中曽根内閣にかわりまして、軍備増強など非常に危険な方向にある中にあって、     〔私語する者あり〕 特に憲法違反であります自衛隊の存在に強く反対をし、さらにまた、     〔私語する者あり〕 日野地区は御承知のように区画整理事業が促進をされようとしておりますし、すでに都市公園計画決定がなされている土地でありますから、本来ならこれは返還をすべきであります。金を返還をし、土地を返してもらうように要請しなければならないものであります。こうした立場から私どもは、五十六年度一般会計歳入歳出決算認定については反対の態度を表明しておきたいと思います。  第百十三号及びこれに関連する百十四号議案について、賛成の討論を行います。  御承知のように、これは昭和五十七年度岐阜市交通事業会計補正予算並びに交通事業の経営の再建計画の変更に関する議案であります。これは、財政再建期間が本年度で完了するのを機会に、来年度以降自主再建を努力するための最終年度の再建計画案であります。で、本議会でも議論をされましたけれども、一つは、当初予算におきます路線の二%の計上逸走率が今年度前期で七%にも上昇して、そのためによる運送収益の落ち込み、あるいはまた貸切料金の値上げの影響によるものか、貸切事業の落ち込み等、さらには行政政治路線として位置づけられてまいりました椿洞線の営業係数七百五十二円という不採算路線における見直しに伴う合理化案であります。今日、車社会の現在、軽自動車やあるいはバイク、自動二輪車等の増加はやむを得ないといたしましても、もっとほかに客離れの要因がなかったのか。路線の問題や料金体系など、考え直さなければならないことがあったのではないか。椿洞線一つ見ましても、これは創設当時から七百円以上の営業係数を持っておりまして、今日まで不採算路線でありました。それがこの期間を通して十分な対応策や方法論が本当に検討され、俎上に上げられてきたか、今日、再建完了直前になって、あれもこれも切っていく、合理化をしていくというやり方だけでは、非常に私どもは問題があると考えるわけであります。     〔私語する者あり〕 しかし、現実問題としましては、逸走率をいま回復することはすぐにはできないわけであります。また、再建完了のための絶対的条件を整えなければならないという、非常に厳しい事情にあることも私どもは十分承知をいたしております。したがいまして、都市機能を守る上で大衆輸送を守ることは必須の装置であるとの立場から、設立以来今日まで市営バスが果たしてきた役割りを認めていくこと。都市機能の重要な部分として行政全体の中で交通総合体系の整備や駐輪場等施設整備等、これは行政全体の中で明確に位置づけをしていく必要があること。今日の事情の中における人員削減等やむを得ない面があるにしても、常にそこに働く労働者の人間として働く条件整備は必要であり、交通部自体、労働集約型の事業でありますだけに、労働者の協力なくして運営されるものではありません。労働者みずからもこの厳しい条件下に置かれていることは十分認識はしておりますけれども、しかし、彼らが労働意欲を燃やし、納得し、協力できる体制づくり、それはとりもなおさず労使双方の十分な誠意ある話し合い、環境づくりが第一に必要であります。行政全体として受けとめていく、そのための鋭意努力をしていく必要があります。車社会の現実、競争の激化によって公営バスの置かれている立場は厳しいものがあります。それでもなおかつ増収対策に一層の努力をしていくこと、市民に市民の足として愛される公営バス、市交通部となるようさらに一層の努力をされることを強く要望し、百十三号及びこれに関連する百十四号議案については賛成の態度を表明しておきます。  請願第八号人事院勧告の完全実施に関する請願について、委員長報告は継続審査でありました。私どもは、まずこの決定を非常に残念と言わなければなりません。市民二万人の余にも上がる人たちの、人事院勧告凍結はしないでほしい、市民生活や市民経済に及ぼす影響が大きい、ぜひ人事院勧告を実施するよう意見書を議決してほしいと、この岐阜市議会の良心に訴えて請願をされたわけであります。こうした市民の期待にこたえられなかったことがまず残念でならないわけであります。すでに何回も申し上げてまいりましたように、昭和二十三年、新憲法のもとに、公務員に対して労働基本権の代償措置として人事院が設置をされ、ドッジラインの緊縮財政下における昭和二十四年に一回実施をしなかっただけで、今日まで金額は勧告どおり、実施時期においては昭和四十七年から完全実施が行われてまいりました。しかも、この人勧の制度は、御承知のように、全国民間賃金と公務員賃金との格差、県人事委員会の勧告は、県下の企業体と県職員の賃金格差を勧告するものであります。公務員賃金が民間賃金とに差がある、低いということから今日まで勧告が行われてきたのであり、しかも、この勧告が実施されてきたことによって労使関係が保たれてきたことも御承知のところであります。最高裁判例も代償措置として認め、政府はILOに対してもそれを説明し、合意を求めてきたわけであります。財政危機を招いた最大の原因を反省し、追及することなく、そのしわ寄せを公務員労働者に、さらにはその影響を多く及ぼそう国民にしわ寄せをしようとするものであります。これは、私どもから言わせれば労使の正常な関係をも壊す暴挙に等しいものであります。  二つ目は、この人勧凍結が及ぼす国民的影響の問題であります。公務員賃金は言うに及ばず、恩給や国公共済年金あるいは厚生年金や国民年金、生活保護費、失対賃金、地域最低賃金あるいは多くの私学教職員の賃金あるいは農協職員等々、公務員に準じた扱いを受けている職員が非常に多いわけでありますが、この人たちへの影響は言うに及ばず、来春闘の民間賃金への波及も非常に大きいわけであります。今日、個人消費の拡大が一番景気対策として求められているこの時期に、一層消費の落ち込みや冷え込みをさせ、景気低迷に拍車をかけるでありましょう。今日、この暮れも十二月半ばになりましたけれども、岐阜市のあちこちの商店街の皆さんも大変不景気を嘆いておられます。これは、消費が一層抑えられている、そのことを証明しているものであります。経済刺激策の一つとしても、ぜひ人勧は必要であります。人事院勧告の完全実施は必要であるわけであります。また、本会議の中でも明らかになってまいりましたように、今日市税収入の落ち込みがどんどん進行する中で、さらにこの人勧凍結は非常に大きく、市財政の中にも影響を及ぼすことは言をまたないわけであります。所得減税も見送られれば、まさに国民や市民のふところぐあいは悪くなるばかりであります。市長は常に国に準ずると言われながらも、しかし、岐阜市はあくまでも自治体であります。市長も市議会も市民生活を守る立場でその果たす役割りは大きいものであります。その責任を果たす一つとして、この請願の採択がなされなければならないわけであります。で、さらに県議会におきましても、九月議会にこうした要望決議がなされているわけであります。「公務員給与改定に関する要望決議 政府は、去る九月二十四日の閣議において、本年度の国家公務員給与改定に関する人事院勧告の凍結を決定し、地方公共団体にも同様の措置を講ずるよう求めている。このような異例な措置は、窮迫する国の財政を再建するため必要やむを得ないものであると考えられるが、公務員給与の改定に関しては、公務員の給与制度の本質にかんがみ、さらには諸般の事情を考慮して、なお慎重に対処されるよう本県議会の決議により強く要望する。」十月六日に県議会で可決をされ、内閣総理大臣、総理府総務長官、大蔵、労働、自治各大臣、行政管理庁長官、経済企画庁長官、内閣官房長官、それぞれに送付がされているわけであります。さらに、きょうの新聞報道でも御承知のように、県政自民党は県知事に対しても、人勧凍結に伴う取り扱いについてさらに一層善処をされるよう申し入れが行われているわけであります。仲裁裁定は国会議決され、いままさに人勧問題が公務員にとって切実な願いとして国会審議の成り行きを見守っているわけであります。だからこそ、この時期に人勧凍結をさせないでほしいという、この請願の趣旨にかんがみた意見書を出さなければならない、それが岐阜市議会の非常に重要な役割りであるというふうに私どもは考えるわけであります。したがって、総務委員長報告の継続審査には反対することをここに表明をし、私の反対討論を終わりたいと思います。(拍手)     〔私語する者多し〕 21: ◯議長西垣 勲君) 二十三番、松尾一子君。     〔私語する者多し〕     〔松尾一子君登壇〕 22: ◯二十三番(松尾一子君) 私は、教科書問題、防衛費増額など、最近とみに右傾化の傾向が強まる中で、県議会はついに自衛隊法の改正を要求する請願を採択いたしました。このような動向は、まさにこの道はいつか来た道、(笑声)戦争への道と言わざるを得ません。第百十二号、一般会計、特別会計決算の中にも自衛隊が使用している日野射撃場に対する交付金が含まれております。     〔私語する者あり〕 日野射撃場は公園として都市計画決定をしながら、今日もなお整備されず、依然として自衛隊に使用させているこのような市の姿勢こそ、国や県の右傾化傾向に追随する最も顕著なあらわれであります。また、零細な市民の負担を増加させ、福祉を軽視した姿が国民健康保険料の自動的な値上げなどに代表されております。このほか開発優先で自然環境保全が弱く、公害行政の後退など、大多数の市民にとりまして平和と生活安定、民主的予算執行であったとは申せないのであります。総務委員長並びに厚生委員長の報告などには多数をもって認定とされておりますが、私は前述の理由をもちまして、第百十二号の決算には認定をするわけにはまいりません。反対をいたします。  続きまして、請願第七号、不採択に対して反対の討論を行います。赤字国債の膨大な発行によって大企業をもうけさせ、そのしりぬぐいを零細な国民に負担させる増税案が折あるごとに発表され、反面軍事費は増大の一途をたどり、     〔私語する者あり〕 税務当局は農民や零細な業者や左官、とび、大工などの労働者の零細な所得も見逃さまいとして強化をいたし洗い出しております。その反面不公平税制の是正は名ばかりで、租税特別措置法に代表される大企業を手厚く保護する基本的な不公平はそのままどころか、ますます強化されております。このときに大幅減税を柱とする景気対策、軍事費の削減を柱とする真の行政改革、民主的な申告納税制度の基本を守ることを柱とした本請願を即時採択することはきわめて大切であり、市民の熱望するところであります。よって、不採択に反対し、即時採択を要求するものであります。以上。 23: ◯議長西垣 勲君) 九番、大西啓勝君。     〔私語する者あり〕     〔大西啓勝君登壇〕(拍手) 24: ◯九番(大西啓勝君) 日本共産党市会議員団から引き続いて委員長報告のうち、請願第七号、請願第八号並びに請願第十号について委員長報告に反対する立場から討論を行います。  まず、請願第七号軍事費削減、大幅減税、申告納税制度改悪反対などを要求する請願について、委員長報告ではこれを不採択としております。しかし、この請願は三千余名からの署名を添えて出されております。また、願意も今日の市民の抜き差しならない生活状態から、強く減税措置を訴えたものであります。先日政府は来年度予算においても減税を見送り、六年連続の減税据え置き、いや、実質的な増税措置を決定したと伝えられております。しかも、軍事費だけは聖域として比重を高めようとしております。すなわち、後年度負担も入れると軍事費は一九八〇年度予算の三兆五千億円から一九八二年度の四兆三千億円へ、さらに八三年度要求の五兆二千億円へと、文字どおり突出した異常な膨張ぶりを示しているのであります。しかも、これはレーガン大統領の世界戦略に呼応したものであり、わが国の防衛のためと言える性質のものではありません。今日、国民の圧倒的多数が求めているのは、こうした軍事費のために膨大な予算を使うのでなく、一兆円以上の大型減税と、福祉、教育など、国民生活に密着した予算の増額であります。大型減税で言えば、現在所得税の免税点は、この五年間四人家族で二百一万五千円で据え置かれていますが、物価上昇を考えますと、今日ではこれを五十二万円引き上げてようやく五年前と同じ水準になるわけであります。また、一般消費税など、大型間接税の導入は低所得者ほど重税を強いる無慈悲な税制であります。政府の意図に対し、怒りを上げてこういう訴えをされているのは当然であります。今日、大企業、大資本家と一般国民との間の不公平な税制というのはますます広がっていく一方であります。市民に一番身近なところにいる私たち市会議員が、まずこうした市民の切実な声を反映させ、政府へ要望することはいま非常に大切なことだと考えるところであります。本請願を不採択にするという委員長の報告に反対し、強く採択を主張するものであります。  次に、請願第八号人事院勧告の完全実施に関する請願についてであります。委員長報告では、これを継続審査にするとしております。しかし、私ども日本共産党は、国民生活に深いかかわりのある人事院勧告の完全実施については、即座にこれを行うべきだと主張し続けておりますので、こうした委員長報告には反対するものであります。今回の人勧凍結は単に公務員だけでなしに、恩給、年金生活者、生活保護家庭にまで影響を与え、二千五百七十万人、一兆三千億円という巨額が凍結され、家族を加えますと四千万から五千万人という多数の国民に打撃を与えるものであります。しかも、経団連首脳部はこれを民間の賃金抑制に連動させようと言明をしております。日本では、低賃金労働者は──失礼いたしました──日本では賃金労働者は労働人口の三分の二を占めております。その所得が全体として凍結、抑制されるなら、政府の経済白書でさえ消費不況という現実を認めざるを得ないでいる今日、その被害が中小業者を含めた日本経済全体に影響していくことはますます明瞭であります。市役所の中を歩いておりますと、あちこちから人勧はどうなるんでしょう、見通しはありませんかと、必死の呼びかけを受けます。話していきますと、皆さんが生活苦を訴え、差額の支給で自分の一年間思い続けてきた品物を買ったり、友人と一年間の御苦労をいたわり合いながら忘年会を行ったり、いままでのそんなささやかな楽しみがことしは奪われてしまったと、口々に訴えておられます。私は、公務員労働者の沈痛な思いと岐阜市の商店街に与える影響を考え、心の底から議員の皆さんに採択を訴えるものであります。きのうも全国から公務員労働者の皆さんが代表を出されて、五千人の国会請願が行われております。二十四日には、再び願いを込めたストライキが実施されると聞いております。この岐阜市議会の審議も多くの市民の皆さんが注目をされていることでしょう。国民生活の中にその支えとして長年働いてまいりました諸制度を一挙に廃棄しようとしているのが今日の臨調の第一次答申であります。その手初めに人勧制度の破壊が行われようとしております。国民の生活を守る上からも、絶対これを許すことはできません。人勧完全実施の議会決議を直ちに行うべきだと主張いたしまして、委員長報告の継続審査に反対をするものであります。
     最後に、請願第十号について委員長報告に対する反対討論を行います。本会議に提出された請願署名は、バイパス通過地岩崎地内のほとんどの住民が加わっており、なおかつ議会での審議を通じて地元住民への説明がまことに不十分なことが明確になっております。実質的には、ことし十月二十八日がこの地域での地元住民への第一回目の説明会であった。三十数軒の家屋と五十人からの土地が立ち退きになる問題としては、まことに唐突な話だと言わざるを得ません。県との関係が根底にあるのでしょうが、それにしても理解をすることはできません。また、市側提出の案は将来のこの地域での市街地としての発展を見越した案であり、通過交通が中心ではないとの説明に終始しておりますけれども、現場視察の中でも殿橋や北海道橋の関係から道路の相当部分が高架となり、商店街進出などは支障が出て、通過交通が中心にならざるを得ない、そう見るところであります。こうした点から、いますぐこうしたルートを決定することは問題であり、慎重に対処すべきだと考え、反対をするものであります。以上です。(拍手) 25: ◯議長西垣 勲君) 以上をもって討論を終結いたします。  これより採決を行います。  まず、第百二号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 26: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、第百二号議案については常任委員長報告のとおり決しました。  次に、第百四号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 27: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、第百四号議案については常任委員長報告のとおり決しました。  次に、第百五号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 28: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、第百五号議案については常任委員長報告のとおり決しました。  次に、第百六号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 29: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、第百六号議案については常任委員長報告のとおり決しました。  次に、第百九号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、原案のとおり可決であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 30: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、第百九号議案については常任委員長報告のとおり決しました。  次に、第百十二号議案を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、認定であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 31: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、第百十二号議案については常任委員長報告のとおり決しました。  次に、第百三号議案、第百七号議案、第百八号議案、第百十号議案、第百十一号議案、第百十三号議案及び第百十四号議案、以上七件を一括して採決いたします。これら七件に関する常任委員長報告は、いずれも原案のとおり可決であります。  お諮りいたします。これら七件についてはいずれも常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 32: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、これら七件についてはいずれも常任委員長報告のとおり決しました。  次に、請願第七号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、不採択であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 33: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、請願第七号については、常任委員長報告のとおり決しました。  次に、請願第八号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、継続審査であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 34: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、請願第八号については、常任委員長報告のとおり決しました。  次に、請願第十号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、不採択であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 35: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、請願第十号については、常任委員長報告のとおり決しました。  次に、請願第九号を採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、採択であります。  お諮りいたします。本件については、常任委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 36: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、常任委員長報告のとおり決しました。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  第十九 昭和五十七年第六十号議案から第二十二 昭和五十六年請願第六号の二まで 37: ◯議長西垣 勲君) 日程第十九、昭和五十七年第六十号議案から日程第二十二、昭和五十六年請願第六号の二まで、継続審査中の案件四件を一括して議題といたします。            ─────────────────             〔議 案 等 掲 載 省 略〕            ─────────────────           閉会中継続審査申出書(情報公開条例制定請求議案審査特別委員会)  本委員会は審査中の事件について、左記により閉会中もなお継続審査を要するものと決定したから、会議規則第百三条の規定により申し出ます。                 記 (内容については後掲)          ──────────────────────── 38: ◯議長西垣 勲君) これら四件の各委員会における審査結果の報告を求めます。情報公開条例制定請求議案審査特別委員長、四十一番、伊藤利明君。     〔伊藤利明君登壇〕 39: ◯四十一番(伊藤利明君) 閉会中継続審査案件として、本特別委員会へ付託されております第六十号議案岐阜市情報公開条例制定請求につきまして、九月定例会以後における委員会審査の経過並びに結果を御報告申し上げます。  すでに御承知のとおり、本委員会は、条例審査のため四点の基本項目を設定し、着々とその審査を重ねてまいったところでありますが、当面、情報公開の核心を形成するプライバシー保護を含む適用除外に、その焦点を当て鋭意検討を進めているのでありまして、閉会中の十一月八日・九日の二日間にわたり神奈川県藤沢市及び東京都目黒区のそれぞれの情報公開に対する条例制定への取り組み、適用除外に対する考え方あるいは制定過程における問題点、さらには制定後における対応策といったものをつぶさに調査いたしたところであります。ことに、藤沢市にあっては、昭和四十九年設置の文書館において歴史・行政資料の一部公開をすでに行っており、これの運営と利用状況に加え、文書の開示拒否の例なども聴取したほか、耐火構造の文書館資料室も実地に見学したのであります。また、目黒区においては、部長構成による情報公開調査委員会の一定の集約報告書が整えられており、各項目ごとに基本的な考えが述べられていたところでありまして、情報の公開範囲・公開対策・適用除外・救済機関等に対し、本市請求条例と対比させた幾多の質疑応答もなされたほか、実施に向けた予算的措置にも及んでやりとりが行われ、あくまで行政主導のその積極姿勢をくみ取ったところであります。しかしながら、藤沢市、目黒区の両者いずれも、昭和五十九年度を条例制定の目標年次に据えながらも、実務面での対応、適用除外の線引きのむずかしさ、住民動向等に多くの問題点が残されており、両者とも県ないし都レベルの条例に依拠してその方向を定めたいと述べられたところであります。この後十二月一日の第十回委員会におきましては、冒頭、去る十月七日可決制定された神奈川県の公文書公開条例につき大略説明を受け、次いで前述他都市調査の結果報告を行ったのであります。各委員からは、実務面・予算面あるいは住民関心度といったそれぞれの観点から率直な意見交換が行われたほか、個人のプライバシー保護条例制定の考え方、議会記録・審議会記録の開示請求への対応などにも触れた論議が展開されたところでありますが、具体的な条文審査までには至らなかったのであります。  一方、岐阜市当局の情報公開取り組みの姿勢に関しては、当面情報公開研究会にプロジェクトを編成し、法制基準部会及びシステム部会をスタートさせた旨の報告もなされたところであります。本委員会といたしましては、条例審査になお多くの検討課題を残しているのでありますが、当面の課題「適用除外」についてもことさら慎重を要するその判断に立ち、今後なおさらに研究を必要とされた次第であります。  以上が、閉会中における活動の大要でありますが、今議会においても閉会中継続審査を申し出で、特別委員長報告といたします。以上。 40: ◯議長西垣 勲君) 総務委員長、十八番、玉田和浩君。     〔玉田和浩君登壇〕 41: ◯十八番(玉田和浩君) 閉会中も継続して審査すべき請願として総務委員会に付託されている、昭和五十六年請願第六号の二郵便貯金の現行制度の存続を求める請願について申し上げます。願意は、郵便貯金の資金運用に当たり、現行の政府資金運用部への預金のみに限定せず、地方公共団体へ還元融資を求めているものでありますが、御承知のとおり、国の各審議会等において精査されているところであり、これらの動向等を勘案し、なお検討する必要があるとの意見が多数を占め、閉会中も継続審査すべきものと決しました。  よって、ここにその旨を申し出るものであります。  以上、御報告申し上げます。 42: ◯議長西垣 勲君) 厚生委員長、十五番、大野栄吉君。     〔大野栄吉君登壇〕 43: ◯十五番(大野栄吉君) 閉会中も継続して審査すべき案件として厚生委員会に付託されております請願二件につきまして、御報告申し上げます。  すなわち、昭和五十六年請願第五号郵便貯金金利決定方法の現行維持を求める請願及び昭和五十六年請願第六号の一郵便貯金の現行制度の存続を求める請願でありますが、今回においても新しい方向は見い出すことができず、即時採択すべきであるとの意見と、なお継続して審査すべきであるとの意見に分かれましたので、順次採決したところ、両請願とも賛成者多数をもって継続審査すべきものと決し、その旨申し出るものであります。  以上、御報告申し上げます。 44: ◯議長西垣 勲君) この際、暫時休憩いたします。   午前十一時四十七分 休  憩            ━━━━━━━━━━━━━━━━━   午前十一時五十三分 開  議 45: ◯議長西垣 勲君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  委員長報告に対する質疑の通告はありません。  討論の通告もありません。  よって、これより採決を行います。  まず、昭和五十六年請願第五号を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は継続審査であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 46: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、昭和五十六年請願第五号については、常任委員長報告のとおり決しました。  次に、昭和五十六年請願第六号の一を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、継続審査であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 47: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、昭和五十六年請願第六号の一については、常任委員長報告のとおり決しました。  次に、昭和五十六年請願第六号の二を、分離して起立によって採決いたします。本件に関する常任委員長報告は、継続審査であります。  お諮りいたします。本件については、これを常任委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛 成 者 起 立〕 48: ◯議長西垣 勲君) 起立多数であります。よって、昭和五十六年請願第六号の二については、常任委員長報告のとおり決しました。  次に、昭和五十七年第六十号議案を採決いたします。  本件に関する特別委員長報告は、継続審査であります。  お諮りいたします。本件については、特別委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 49: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、本件については特別委員長報告のとおり決しました。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━
     第二十三 第百十五号議案 50: ◯議長西垣 勲君) 日程第二十三、第百十五号議案を議題といたします。            ─────────────────              〔議 案 掲 載 省 略〕            ───────────────── 51: ◯議長西垣 勲君) 提出者の説明を求めます。市長、蒔田 浩君。     〔蒔田 浩君登壇〕 52: ◯市長(蒔田 浩君) ただいま上程になりました議案につきまして御説明を申し上げます。  本議案は、人権擁護委員候補者の推薦同意についてでありますが、尾関秀太郎さん、小牧 愿さん、豊田清子さん、丹羽峰子さん、羽田辰男さんを同候補者に推薦いたしたいと存じます。よろしく御同意のほどお願いいたします。 53: ◯議長西垣 勲君) 本件について質疑を許します。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 54: ◯議長西垣 勲君) 質疑はなしと認めます。  お諮りいたします。本件については、常任委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 55: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、本件については、常任委員会付託を省略することに決しました。  討論の通告はありません。  これより採決を行います。  まず、尾関秀太郎君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 56: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、尾関秀太郎君を人権擁護委員候補者に推薦するについては同意と決しました。  次に、小牧 愿君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 57: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、小牧 愿君を人権擁護委員候補者に推薦するについては同意と決しました。  次に、豊田清子君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 58: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、豊田清子君を人権擁護委員候補者に推薦するについては同意と決しました。  次に、丹羽峰子君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 59: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、丹羽峰子君を人権擁護委員候補者に推薦するについては同意と決しました。  次に、羽田辰男君を人権擁護委員候補者に推薦するについては、これに同意するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 60: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、羽田辰男君を人権擁護委員候補者に推薦するについては同意と決しました。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━     〔議員提出件名一覧(日程追加分)配付〕  一 日程追加(市議第十六号議案及び市議第十七号議案) 61: ◯議長西垣 勲君) ただいま大野栄吉君から成規の手続をもって、市議第十六議案血友病の医療費公費負担制度の充実に関する意見書が、また、武藤房数君から同じく成規の手続をもって、市議第十七号議案岐阜白鳥線バイパス計画に関する意見書がそれぞれ提出されております。  お諮りいたします。これら二件を本日の日程に追加し、直ちに議題といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 62: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、これら二件を本日の日程に追加し、直ちに議題とすることに決しました。          ────────────────────────  一 市議第十六号議案及び市議第十七号議案 63: ◯議長西垣 勲君) 市議第十六号議案及び市議第十七号議案の二件を一括して議題といたします。  職員をして議案を朗読せしめます。               〔職  員  朗  読〕          ──────────────────────── 市議第十六号議案       血友病の医療費公費負担制度の充実に関する意見書  標記について別紙のとおり決議するものとする。  昭和五十七年十二月二十二日提出                          提出者 岐阜市議会議員  大  野  栄  吉                          賛成者 岐阜市議会議員  矢  島  清  久                          同   同        西  田  悦  男                          同   同        堀  田  信  夫                          同   同        小  野  金  策                          同   同        武 藤  代 次 郎                          同   同        高  瀬  春  雄          ────────────────────────      血友病の医療費公費負担制度の充実に関する意見書  血友病は、治療に長期間を要する難病の一種であり、小児慢性特定疾患治療研究事業の対象として、医療費の公費負担が実施されている。  しかしながら、本事業は、二十歳未満という年齢制限があるため、対象年齢以上の患者家庭には、医療費の負担が多大なものとなっている。  よって、年齢制限を撤廃するなど、医療費公費負担制度の充実を図られたい。  右 地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。  昭和  年  月  日                                      岐  阜  市  議  会  内閣総理大臣  厚生大臣  宛  大蔵大臣  岐阜県知事          ──────────────────────── 市議第十七号議案       岐阜白鳥線バイパス計画に関する意見書  標記について別紙のとおり決議するものとする。  昭和五十七年十二月二十二日提出                          提出者 岐阜市議会議員  武  藤  房  数                          賛成者 岐阜市議会議員  松  岡  文  夫                          同   同        大  西  啓  勝                          同   同        横  山  三  男                          同   司        松  尾  一  子                          同   同        四 ツ 橋  正 一                          同   同        中  村  好  一                          同   同        浅  野  秀  雄          ────────────────────────       岐阜白鳥線バイパス計画に関する意見書  現在、岐阜県では、岐阜市北部の交通渋滞解消対策の一環として、岐阜白鳥線バイパス計画案が作成され、県都市計画地方審議会においても審議されることになっているが、本事業に関係する地域住民も多く、より適切な配慮が必要である。  よって、県におかれては、同計画案が県都市計画地方審議会において決定された後においても、住民の意思を十分尊重し対処されたい。  右 地方自治法第九十九条第二項の規定により意見書を提出する。  昭和  年  月  日                                      岐  阜  市  議  会  岐阜県知事 宛          ──────────────────────── 64: ◯議長西垣 勲君) お諮りいたします。これら二件に関する趣旨弁明は、これを省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 65: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、これら二件に関する趣旨弁明は、これを省略することに決しました。  これら二件について質疑を許します。質疑はありませんか。     〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66: ◯議長西垣 勲君) 質疑はなしと認めます。  お諮りいたします。これら二件については、常任委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 67: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、これら二件については、常任委員会付託を省略することに決しました。  討論の通告はありません。
     これより採決を行います。  市議第十六号議案及び市議第十七号議案の二件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。これら二件については、原案のとおり決するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 68: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、これら二件については、原案のとおり決しました。  なお、可決されました意見書の取り扱いについては、これを議長に一任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 69: ◯議長西垣 勲君) 御異議なしと認めます。よって、そのように取り計らいます。            ━━━━━━━━━━━━━━━━━  閉 議 閉 会 70: ◯議長西垣 勲君) 以上をもって今期定例会に付議された事件はすべて議了いたしました。よって、本日の会議はこれをもって閉じ、昭和五十七年第六回岐阜市議会定例会を閉会いたします。  午後零時四分 閉  会     〔閉会後、市長及び議長から次のようなあいさつがあった〕 71: ◯市長(蒔田 浩君) 今期定例会に付議いたしました諸議案につきましては、議員各位におかれまして連日御慎重なる御審議を賜りまして、本日それぞれ適切なる御決定をちょうだいいたしました。心から深く御礼を申し上げるところでございます。  御承知のように、社会情勢は厳しい時代を迎えておるところでございます。とりわけ、都市自治体に課せられた責務もきわめてまた重大であるというふうに認識をいたしております。そういう中におきまして財政も厳しいことでございますが、常に新しい選択、あるいはまた創意工夫、こうしたことを日々踏まえつつ、政策選択も行いつつ、より一層岐阜市の発展のために議員各位とともに一生懸命勉強をし、そして努力をいたしたいと存ずるところでございます。一層の御指導を賜ることを念願をするところでございます。  御承知のとおり、もう本日を加えましてあとわずかな本年になりました。皆さん方におかれましては日々きわめて御多忙と存ずるところでございますが、一層御健康に御留意をいただきまして、ごきげんよう新しいお年をお迎えになることを特に希望申し上げるところでございます。本年も何かと大変お世話さまになりました。、心から御礼を申し上げましてごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) 72: ◯議長西垣 勲君) 議長からも一言ごあいさつを申し上げます。  本年最終の議会となりました今期定例会は、去る十二月六日に開会し、本日まで十七日間の会期をもって諸議案を審議し、ただいまここに閉会を迎えるに至りました。この間議員各位並びに理事者各位におかれましては、終始誠意を持って審議に参画されましたことに対し、議長といたしまして深く感謝と敬意を表する次第でございます。  今年も残すところわずかとなり、間もなく新しい年を迎えられるわけでございますが、明年は再び決意を新たに市政進展に取り組むべき年であります。どうか御健勝に越年せられ、よりよき新春を迎えられんことを願ってやみません。終わりに、議会運営に際し、お寄せいただきました御理解と御協力に対しまして衷心より厚く御礼を申し上げまして、議長のごあいさつといたします。大変どうもありがとうございました。(拍手)  岐阜市議会議長      西 垣   勲  岐阜市議会議員      中 村 武 彦  岐阜市議会議員      松 岡 文 夫 発言が指定されていません。 Copyright © Gifu City Assembly. All Rights Reserved. ↑ 本文の先頭へ...