松川村議会 2019-12-17
令和 元年第 4回定例会−12月17日-03号
令和 元年第 4回
定例会−12月17日-03
号令和 元年第 4回
定例会
令和元年松川村議会第4回
定例会会議録
〔第3号〕
┌──────────┬───────────────────────────────┐
│招集年月日 │ 令和元年12月17日 │
├──────────┼───────────────────────────────┤
│招集場所 │ 松川村
役場議場 │
├──────────┼───┬───────────────┬───┬───────┤
│開閉会日時 │開
議│令和元年12月17日 午前10時00分│議 長│平 林 寛 也│
│ ├───┼───────────────┼───┼───────┤
│及び宣告 │散
会│令和元年12月17日 午前11時31分│議 長│平 林 寛 也│
├──────────┼───┼───────┬───┬───┼───┴───┬───┤
│応(不応)招議員及び
出│議席d氏 名│出
欠│議席d氏 名│出 欠│
│ ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│席並びに
欠席議員 │ 1
│平 林 寛
也│ ○ │ 7 │上 田 治
美│ ○ │
│ ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│出席11名 欠席 0名
│ 2
│梨子田 長 生
│ ○ │ 8
│平 林 幹
張│ ○ │
│ ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│ 凡例 │ 3
│平 林
泉│ ○ │ 9
│茅 野 靖
昌│ ○ │
│ ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│ ○…出席を示す
│ 4
│大和田 耕 一
│ ○ │ 10 │矢 口
あかね│ ○ │
│ △…欠席を示す ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│ ×…不応招を示す
│ 5
│草 間 正 視
│ ○ │ 11 │小 原 吉
幸│ ○ │
│ △公…
公務欠席 ├───┼───────┼───┼───┼───────┼───┤
│ │ 6
│勝 家
尊│ ○ │ │ │ │
├──────────┼───┴───┬───┴───┼───┴───┬───┴───┤
│会議録署名議員 │ 10番 │矢 口
あかね│ 11番 │小 原 吉 幸│
├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤
│職務のため出席した者
│事務局長 │宮 澤 大
介│書記 │武 井 愛 美│
├──────────┼───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │村長 │平 林 明
人│建設水道課長 │太 田 健 一│
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│法第121条により説│副
村長 │平 林 秀
夫│教育次長 │古 畑 元 大│
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│明のため出席した者の
│教育長 │須 沢 和
彦│社会教育課長兼│榛 葉 晃│
│ │ │ │公民館長 │ │
│職・氏名 ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │総務課長 │白 沢 庄
市│総務課統括課長│中 村 彰│
│ 全員出席 │ │ │補佐 │ │
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │税務課長 │山 田
渡│営農支援センタ│高 山 重 典│
│ │ │ │ー事務局長 │ │
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │会計管理者兼
会│池 上
茂│ │ │
│ │計
課長 │ │ │ │
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │住民課長 │宮 澤 政
洋│ │ │
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │福祉課長 │原 勇 一
│ │ │
│ ├───────┼───────┼───────┼───────┤
│ │経済課長 │丸 山
稿│ │ │
├──────────┼───────┴───────┴───────┴───────┤
│議事日程 │ 別紙のとおり │
├──────────┼───────────────────────────────┤
│会議に付した
事件 │ 別紙のとおり │
├──────────┼───────────────────────────────┤
│会議の経過
│ 別紙のとおり │
└──────────┴───────────────────────────────┘
本日の会議に付した事件
日程第1
一般質問
順位6 松川村の
文化財について 9番 茅 野 靖 昌
順位7 今年の反省と来年の目標と抱負 2番
梨子田 長 生
自然エネルギーに関する
設置状況と今後
海外からの
学生受け入れについて
午前10時00分 開議
○議長(
平林寛也君) おはようございます。
ただいまの
出席議員数は11名全員です。
これより本日の会議を開きます。
本日の
議事日程は、昨日に引き続き
一般質問です。
△日程第1
一般質問
○議長(
平林寛也君) 順次、発言を許します。
順位6番、9番
茅野靖昌議員の
質問事項、松川村の
文化財についての質問を許します。
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) おはようございます。今年も残すところ2週間ほどになってまいりました。これから寒くなりますし、インフルエンザにも気をつけなきゃいけない時期となってまいりました中、台風19号で被災されました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。また、不幸にもお亡くなりになられた方、またその御家族にも心よりお悔やみを申し上げます。一日でも早くもとの生活に戻れますようにお祈りいたします。
本日の一番手でありますが、よろしくお願いいたします。先月、松川村の
文化財や史跡を視察する機会がありました。そのときに感じたことをお伺いしたいと思っております。
まず神社でありますけれども、
大和田神社と
有明山社が
文化財未指定となっております。両方の
神社ともに近年建てかえられたのが未指定の理由となっているのでしょうか、お尋ねします。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君)
文化財の関係は
教育委員会でございますので、私のほうからお答えさせていただきます。
まず
文化財の指定について、ちょっと御説明させていただきますけれども、指定につきましては松川村
文化財保護条例に基づき行われます。指定の基準につきましては、松川
村指定文化財の
指定基準を定める要領により定められておりまして、今、議員さんお聞きしている神社の関係ですと、その中の
建造物指定の
指定基準に当たるかと思いますけれども、その中は意匠的に優秀なもの、技術的に優秀なもの、
歴史的価値の高いもの、流派または
地方的特色において顕著なものということで、指定の要領となっております。
議員さんおっしゃる
大和田神社、
有明山社が未指定の理由でございますけれども、やはり建てかえにより新しい建築物のため、
指定基準の
歴史的価値の高いものに当てはまらなかったためと推測されるところでございます。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 戦後のつくりというようなことでございますが、例えばですけれども、またよその県のことを持ち出すといろいろ問題があるかと思うんですけれども、沖縄の首里城、あれも建てかえられているわけですけれども、今年また焼失したわけですけれども、あれは
世界遺産に登録されております。やっぱり私は
歴史的背景というものがあれば、これは指定に向かっていくべきではないかというふうに考えますが、その辺どのようにお考えでしょうか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 国やそれぞれの指定の基準があるかと思いますけれども、議員さんおっしゃるように、
先ほど私も言いましたが、
歴史的価値の高いものというところの判断の基準の中に当てはまってくれば、指定になっていくものもあるかと思います。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君)
歴史的価値が高いか低いかという今お話ですけれども、やはり
文化財保護条例に今、話をされているわけですけれども、
保護条例そのものも、それは見直しをかけていってもいいことだと思うんです、当てはまるように。やはり神社とかそういうものについては、それぞれの
担当地区というのが神社あるわけですけれども、そういう村民の心のよりどころということになっておるわけです。
ですから、今の条例にどうしても当てはまらないからだめだよという、そういうお考えでしょうか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 当てはまらないからだめということではなくて、基準がございますので、その基準に当てはまるかどうかということで判断させていただいていくということで、それも
教育委員会が
文化財保護審議委員会にかけて、そうやって決まっていくという流れでございますので、お願いいたします。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) わかりました。あくまでもやっていても、らちがあかないような状態ですので、これはこれとして置いておきます。
文化財そのものについては、大切にするという気持ちがなければいけないと思うんです。
いくら新しくても何でも歴史的に昔からそういうことが延々と続いている、そのことについて、
審議会でどうのこうのとかと言いますけれども、やはり検討していただきたい。
それから、お宮はそういうことですけれども、各神社、神楽殿はかなり古いと思われます。その点について
文化財の指定をできるかできないかお聞きします。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君)
先ほどもちょっと申しましたけれども、指定につきましては松川村
文化財保護条例に基づきまして、必要となれば調査をして
文化財保護審議委員会に諮りまして検討してまいりますので、お願いいたします。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) よろしくお願いします。もう1つ、神楽殿に絵馬が飾られています、各神社。この絵馬について、どんどん劣化していっちゃうということでございますので、今のうちに何らかの手当てをする必要があるのかないのか。また、
絵馬自体に価値があるものなのかないものなのか。その辺をお聞きします。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君)
先ほど言いました価値があるかないかの部分につきましては、必要とあれば価値があるかないかの判断をしてまいるということでお願いしたいと思います。それで、平成25年度の絵馬の調査もしておりまして、
細野神社と
大和田神社の絵馬につきましては、その結果でちょっと
文化財価値は乏しく、地域に残る資源として大事にされることを望むという調査の結果の報告を受けているところでございます。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 価値的には乏しいけれども、大事にしてほしいという今御返答ですので、ぜひとも劣化が1年でも2年でも進まない状態にする。今の状態では、あれは、この間回ってみた中では、ほったらかしみたいな感じで、神楽殿のところにただがさっとかけてあるような状態。
この絵馬について、専門の人の、専門と言えばちょっと語弊がありますけれども、ある程度知識の深い人に調査の依頼をしたかどうかお尋ねします。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君)
先ほどもちょっと触れさせていただきましたけれども、絵馬につきましては、平成29年度に村内4カ所の神社に現存する50余りの絵馬につきまして、
歴史的背景について大町市の
文化財センターの
文化財指導員の
小林茂喜先生に調査をお願いいたしました。また、本年度ですけれども、
細野神社の絵馬につきましては、
デジタル保存ができないか長野県の
歴史館に依頼をして、
赤外線調査ができるかどうかの調査を行ったところでございます。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 調査は行われたということでございますが、その結果、内容について、どのような報告を受けておりますか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 結果は、
有明山社の絵馬につきましては倉庫といいますか土蔵の中に保管されておりまして、色彩も鮮明で
保存状態がよくて、
文化的価値があるということでございました。
それから、
先ほど言いましたように
大和田神社、
細野神社の絵馬につきましては、ちょっと状態が悪く文字などが読めない状態でありまして、
文化的価値は乏しいという報告を受けたところでございます。
また、
先ほど言った
細野神社絵馬の
赤外線調査でございますけれども、こちらも劣化が激しく
赤外線調査自体がちょっとできない結果という報告を受けております。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 他のところはいけないけれども、
有明山社については
保存状態がよいということでございますので、
有明山社の絵馬だけでも、それは
所有者ともいろいろやりとりがあるかと思うんですけれども、保存に向けて
教育委員会のほうで動き出していただきたいと思います。
だめなものというか価値の低いものというものについては、これは復元できないというものになれば、もうしようがないかな、いたし方ないというふうには思いますけれども、今
歴史的価値がありますよというものについては、ぜひとも保存していただきたいと思います。
それで、絵馬について価値のあるものについては、
文化財の指定についてどのようにお考えでしょうか。
○議長(
平林寛也君)
教育長。
◎
教育長(
須沢和彦君) 詳細には今、次長のほうで答弁したとおりなんですが、大体全ての神社にある絵馬を一通りは調査をかけまして、これからそれをもう1回再調査というか、どうしてもちょっともう少し調べたいところがございますので、そこをしっかりと見まして、その上で
村指定文化財として指定する必要があれば指定したいというふうに前向きに考えていきたいと思います。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 今、
教育長から再調査という話がありましたので、ぜひとも期待しているところでございます。
次に、桜沢の桜についてお伺いしたいと思います。これは以前、鼠穴の
老人クラブのメンバーが管理していたと。それからその後、何か有志による管理が若干年、ちょっとしっかり把握していませんけれども、管理していたと。今はその有志の人たちに聞いても管理はしていないという話がありました。どこで今管理しているのでしょうか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君)
環境整備のほうは鼠穴区にお願いをしているところでございます。桜沢の桜の木の管理というものは
教育委員会が行っているところでございます。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 鼠穴区に管理を依頼しているということでございます。適切に管理されていることとは思います。いつ行っても
草刈りもしてあるし、きれいな状態。鼠石も、あそこは区でもって
草刈りをしております。その
桜沢公園の
草刈りのついでという言い方もないが、手分けして分かれて
草刈り等をやっていると。
鼠石のことはそれで、通告にはありませんのでいいんですけれども、松川村、今年で
村制施行して130周年ということでありますけれども、桜沢の桜はもう300年を超えているという、早く言えば老木に近い、老木という表現がいいのかどうなのかちょっとわかりませんが、それに近い状態。いつ枯れちゃうかわからないような状態に見受けられます。
またよその町村の例を出して申しわけないんですけれども、池田町の
大峰高原の大カエデ、あれはもう何というんですか、
子孫木というんですか、そういうものを育てています。こういう
歴史的価値のあるものについては、
文化財に指定もされていますので、今から桜の
子孫木というんですか、ちょっと名前の言い方がわかりませんけれども、それを育てるというようなことをお考えになりませんか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 御提案ありがとうございます。今後、検討していきたいというふうに考えております。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) そのついでと言えばちょっと申しわけないんですけれども、川西の
一本松についても、いつ松くい虫被害に遭うかわからないような状態でありますので、川西の
一本松についても、できれは
子孫木というのか、昔ここにこういう、例えば枯れても、こういう木があったよという、そういう。それで、その2世がこれだよというものができればというふうに提案しているんですけれども、
一本松についてはどのようなお考えでしょうか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君)
一本松につきましても指定の
文化財となっておりますので、同じく検討してまいりたいというふうに考えております。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) わかりました。
検討委員会とか
協議会というのか、そういうのをつくって検討を一応していただければ、私のほうは非常にありがたいかなというふうに考えております。
では最後の質問に入っていきます。三階菱の旗でございますが、
所有者のお宅で見せていただいたわけであります。その見せていただいた旗は復元されたものであったわけです。本物は
教育委員会に預けてあるという返事をいただきました。
教育委員会のほうで預かっていることには間違いありませんか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 預けてあるということでございましたが、平成28年の4月に
所有者の方から村に寄贈されております。現在、村が
所有者となっておりまして、村で保管をしているところでございます。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) そうですか。ちょっと私、認識が違っていたようで、28年の4月ですね。わかりました。
その旗はどこに保管されているのか。
保管場所を教えてください。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 駅前の
安曇節会館の2階に保管をしております。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君)
安曇節会館の2階ということでございますけれども、保管の方法について、劣化しないような状態で保管されているんでしょうか。
○議長(
平林寛也君)
教育次長。
◎
教育次長(古畑元大君) 大きな額縁に入った状態で、劣化しない状態で保管をしている状況でございます。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 本来なら空調とかそういうのもきちんと整備されて、年中24時間空調整備されたところで管理するのが本来かとは思いますけれども、それはいろいろ諸事情があって、ただ個人が管理しているよりは、はるかにいい管理の方法だというふうに私は受けとめています。
三階菱の旗も、なかなか復元は
いくらでもできるでしょうけれども、今後のというか、昔からずっと伝わってきたものは、なかなか復元というわけにはいかない。復元したものは、もうあくまでも復元になっちゃう。だから、大事にしていただきたいというのが私の願いであります。
私の質問はほぼ終わりました。松川村の
文化財、それから史跡等、これを適切に保護・管理していただき、後世に伝え残すという、こういうことをお願いしますし、また調査・研究等も進めていただきまして、新しい発見があれば非常にうれしいことだというふうに私は思っております。
松川村が140周年、150周年に向けてますます発展することを願って、私の質問を終わります。
○議長(
平林寛也君)
教育長。
◎
教育長(
須沢和彦君) きょうは幾つかの御提案をいただいて、大変ありがとうございました。昨年というか今年度につきましては、
茅野議員には収蔵庫の関係、民具、農具等の展示にいろいろとお力をいただいて、ありがとうございました。
今いただいた提案でございますが、それぞれ見直すところは見直していきまして、それから貴重なもの、こういったものは、ただしまっておくだけじゃなくて、やはり村民の方または村外の方の目に触れてほしいと思いますので、特にこの三階菱もそうですが、私も拝見しましたが、非常にやはり歴史的なものでありますので、機会があればぜひそういったものをですね、たくさんの方に見ていただくまた機会を積極的につくっていきたいと思います。どうもありがとうございました。
○議長(
平林寛也君)
茅野議員。
◆9番(
茅野靖昌君) 今、
教育長の提言も非常にありがたく聞かせていただきました。また何かの折に
議員全員で拝見したいと思います。前回、復元旗でしたので、本物を見て目を肥やして豊かにしていきたいというふうに思っております。以上です。
○議長(
平林寛也君) これで、松川村の
文化財についての質問を終わります。
以上で、9番
茅野靖昌議員の質問を終わります。
ここで、10時45分まで休憩します。
午前10時25分 休憩
午前10時45分 再開
○議長(
平林寛也君) 再開します。
続いて、順位7番、2番
梨子田長生議員の
質問事項、今年の反省と来年の目標と抱負の質問を許します。
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) それでは、よろしくお願いしたいと思います。
まずですね、台風により被災された方にお見舞い申し上げ、また亡くなられた方に対しまして衷心よりお見舞いを申し上げます。私も微力ながら社協を通しまして、11月28日、長野県
北部災害ボランティアに参加させていただきました。一日も早い復興をお祈り申し上げたいと思います。
私で今年最後の質問となります。3項目について、村のお考えをお聞きしたいと思います。順次通告に従って進めてまいります。よろしくお願いいたします。
今年は
村制施行130年と、すずの音10周年の節目に当たり、各イベントも盛大に開催され、記憶に残る年となりました。また、村歌が制定されました。行事やイベント等で歌っていきたいと考えております。次の目標に向かって、また歴史をつづっていただきたいと、このように思っております。
それでは長くなりましたが、たくさんの思いが詰まっていることと思いますが、けさの新聞にも同僚議員から村長に対しまして質問、また今年の1字ということで、新聞にも掲載されておりました。しっかりそこで決意を述べていただきましたので、理事者の方にお願いをしたいと思いますが、副村長と
教育長に今年のですね、反省と来年に向けての抱負、また目標などを伺いたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君)
教育長。
◎
教育長(
須沢和彦君) それでは、私のほうから先にお答えさせていただきたいと思います。今年の反省というか、今年を振り返ってということでよろしいでしょうか。
今年はどうしても、歴史的なという話も今、議員のほうからおっしゃいましたけれども、振り返りますと、保育園、小学校、中学校に、これ歴史的なことだと思います、暑い夏でも子供たちが安心して学べるようにということの思いから、エアコンを全ての教室等に設置をさせていただいたということが1つあります。これはもちろん先生たちのやはり健康管理にも配慮したということもございますが、これは本当に歴史的なことじゃないかなというふうに考えております。
それから、昨日の6番議員への村長の答弁の中にもありましたが、この10月から始まりました国の幼保無償化に伴いまして、対象の園児に対しまして副食代を村のほうで負担してということができました。これも子育て支援をさらに一歩前へ進められたことかなというふうに考えております。
それからもう1つ、小中学校の児童・生徒への給食費の補助、これについても昨日、村長が話した内容でありますが、昨年までの1万円から、もう1万円上乗せして2万円ということでございます。
こういったことが特に今年、思い当たるところであります。もう2週間ほど残っているわけでございますが、何といいましても1年間、子供たちが大きな事故なく元気に過ごせたということが一番よかったかなというふうに思っております。
それから、来年への抱負でございます。私ごとでございますが、まだ任期が1年4カ月ほどございますので、来年も1年間務めさせていただきますので、その取り組みたい抱負でございますが、昨日の8番議員への答弁でも少し述べさせていただきましたが、保小中の連携につきましては、特に外国語の分野を初め、さらに力を入れていきたいなというふうに考えております。
それから、ほぼ10年ごとに改訂をされてきました学習指導要領でございます。来年度、小学校において新学習指導要領がスタートするという年でございます。もちろん教育課程の基準でございますので、これに沿って進めることは大切なことでありますが、私としましては、この要領にどう当てはめるかを考えることよりも、実社会において実社会を見て、子供たちが予測困難な時代をこれから生きていく上で何が必要な力かということを、特に既存の枠や常識にとらわれることなく、保育園長や小中学校長としっかりと話をしながら、教育を進めていきたいなというふうに考えております。
いずれにしましても、村の教育の旗振りをさせていただくわけでございますから、かけ声だけにならないように、一つ一つ着実ではありますが、これまで同様に、遅いことなら誰でもできる、フットワークはよくということは、私、役場職員のころからずっと自分では心に置いて、心がけて取り組んできたことでございますが、そんなことで一歩ずつ着実ではございますが、取り組んでいく所存でございますので、議員の皆様のお力添え、引き続きよろしくお願いしたいと思います。以上です。
○議長(
平林寛也君) 副村長。
◎副村長(平林秀夫君) それでは、私のほうから反省ということですが、いつも反省ばかりしておりますけれども、今年1年を振り返ってみますとですね、今年もまた村長の女房役ということで、村を守ってこられたのかなというふうには思っております。
教育長みたいに長ではございませんので、あくまでも私は村長の補佐役ということで、村にいることが多かったんですが、1年を振り返って若干申し上げたいと思います。
まず、村長がきのう
一般質問でも答えておりましたけれども、消防団の出初め式ですね、これが村長、インフルエンザで急遽外出禁止ということを得まして、急遽村長のメッセージを式典の折に手が震えながらしゃべったのを、代読したのを覚えております。
また分列行進においては、ふだんは横で見ているんですけれども、壇上の上からですね、観閲台の上から皆さんの有志を見せていただいて、感動したところもございました。すばらしかったというふうに感じておりました。
また、2月ですけれども、海外販路等推進
協議会の会長としてですね、私、台湾の鹿港鎮と台北のほうで商談会といいますか、日本酒の販売に向けての商談に出かけさせていただきました。まだ契約には至っておりませんけれども、せっかく鹿港鎮との友好都市がございますので、経済課長もきのう申し上げておりましたけれども、ぜひとも西南ロータリークラブ、それから向こうの鹿港のロータリークラブの力を得まして、ぜひとも日本酒の大好きな台湾ですので、販路ができればいいかなというふうに思っているところでございます。
それから、何といっても村長が開会の御挨拶でも申し上げたとおり、
村制施行130周年、職員とともに準備をしてきたところでございますが、無事に開催ができたことに安堵しているところでございます。事前の準備から片づけまで一生懸命御苦労いただいた職員には特に感謝をしているところでございます。
また余談ではございますが、春先から記念植樹を計画しておりまして、何にしようかということで、職員、理事者の中で検討してきたんですが、御承知のとおりハナモモの植樹をさせていただいたんですが、私の提案が採用されてちょっとうれしいかなと、余談ではございますが、そんなことも感謝をしているところでございます。
また、私ごとですけれども、先月、還暦を迎えました。家族でお祝いをしていただいたんですが、赤いちゃんちゃんこと赤い帽子をかぶりまして、家族と一緒に写真を撮らせていただきました。還暦といいますと、昔、私が小さいころはもうおじいちゃん、おばあちゃんだなと思ったんですけれども、その年を迎えてもですね、いまだに村民の皆さん元気で頑張っている方が大勢いらっしゃいます。負けてはいられませんので、仕事ですとか趣味、それから家族のことも時間をとりながら頑張っていきたいというふうに思っているところでございます。
また最後になりますけれども、抱負ではございませんけれども、私の任期、来年の3月でございます。これから令和2年度の予算編成、それから第7次総合計画の策定等、残された仕事もございますので、職員とともに一生懸命やって、3月まで健康で務めていきたいというふうに考えております。
とりとめのない内容でございますけれども、これからも皆さんの御指導、御鞭撻をお願い申し上げまして、以上とさせていただきます。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) しっかりと思いを述べていただきまして、ワン長野と、ワンチームとよく最近言われるようになりましたが、ワン松川で、ぜひ皆さん一致団結して新しい歴史をつくっていただきたいと、このように思いますが、よろしくお願いしたいと思います。
私自身もちょっと言わせていただきたいと思いますが、私、必ず、言っていただいたら私も言うという、そう心がけています。幅広くなりますけれども、安心・安全な協働の村づくり、あらゆる分野で最近は継承が大事ということ。ハード的な部分は大分充実していると思います、松川村は。しかしですね、もう1つ、そこに携わる方、この継承ということがちょっと、育てる、人材育成とかいうことに対しましてですね、微力ながらちょっと貢献していきたいなと、こんなように思っているわけです。
そこでお伺いしたいわけですが、現在、村で活躍している年代といえばですね、60代後半から70代、80代と、こういう方が最前線に立って頑張っていただいている。そういうのが私の目から見ると、そういうように見えるんですが、社会教育団体でも大事な団体があるかと思います。その継承するための、今後どういうようにしていくかということでお伺いするわけですが、状況とか展望について、どのようにお考えになっているかお願いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 社会教育課長。
◎社会教育課長兼公民館長(榛葉晃君) それでは、お答えさせていただきます。公民館の関係の社会教育団体の関係ですが、文化、体育、合わせて今のところ登録135団体ございます。文化関係でいいますと76団体、登録してございます。活動の目的や団体の性格によっては、同世代の方のみの活動とかですね、高齢の方のみの団体もございます。ある団体においては、高齢の方から子供まで幅広い年齢層の会員が集まって活動している団体もございます。一概に村の社会教育団体が高齢化ということは言えない状況かなと思っております。
また、公民館では、毎年5月にオリエンテーションということで、全戸配布によりまして登録団体の周知を行っております。多目的交流センター内に登録団体のチラシを展示するなど団体の活動を紹介し、新規会員の獲得へつながるような支援を行っております。以上であります。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) そうしますとですね、いろいろ案内をしていただいて、いろんな方が入っていただけるように募集をしていただいていると、こういう理解でよろしいわけですね。そうすると、もう展望は未来が明るくなるように、そういうことを目指してされていると、こういう認識でよろしいわけですね。わかりました。今後とも、ぜひともですね、よろしくお願いしたいと思います。
それでは、1番の質問を終わります。
○議長(
平林寛也君) これで、今年の反省と来年の目標と抱負の質問を終わります。
続いて、
質問事項、
自然エネルギーに関する
設置状況と今後の質問を許します。
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) 今後大事なことだと思います。
自然エネルギーに関する
設置状況。防災面、地球温暖化効果ガスの対策はもとより、家庭用の太陽光発電が新しい局面を迎えているわけでございます。今回は再生エネルギーの活用について質問、今後、温暖化には非常に考えさせられるものであるということでございます。
それでは、お聞きします。村ではですね、今、太陽光発電とか水力発電と、そういう設備
設置状況はどのようになっているかお伺いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 総務課長。
◎総務課長(白沢庄市君) 村のほうに開発の申請等に来たものでお答えさせていただきます。
まず太陽光発電に関してですが、むらづくり条例に定める開発行為に該当するものでございますが、敷地面積が500平方メートル以上ということでございますが、平成25年に最初の太陽光発電に関する開発申請が提出されまして、本年度までに15件の申請がありまして、うち13件が承認されました。2件は事業者の都合により取り下げられております。また、承認された13件のうち2件は既存の店舗等の屋根への設置というふうになっております。
水力発電に関しましては、これまでのところ開発申請はありませんが、東部地区の前川に小水力発電設備が設置されています。これは開発行為の基準より規模が小さいため、手続は行っておりません。また現在、芦間川を水源とする小水力発電設備の相談を受けていますが、正式な申請には至っていないという状況でございます。
○議長(
平林寛也君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤政洋君) 太陽光発電システムの関係ですが、住宅用の太陽光発電のシステム
設置状況についてお答えしたいと思います。この事業につきましては、平成23年から27年度までの5年間実施してございます。そこで申請許可件数は149件ございました。それと、公共施設の関係でいきますと、役場庁舎と、南保育園、給食センターに太陽光の発電システムが設置されております。以上です。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) 知らなかったんですが、結構な数が設置されているようでございます。それでですね、住宅用の太陽光発電を対象にした電力の固定価格買い取り制度(FIT)、御存じだと思いますが、10年間の期限が2019年11月から順次終了していく。これによって家庭用再生エネルギーが今後広がるということについて関心が高まっているわけでございます。
住宅用の太陽光発電の導入件数は、国の全体といえば252万件と、こういう2018年のデータがございます。2023年まで累計で165万万件がFITを卒業する見込みだと、こういうことです。この件数が持つ発電規模というのは670万キロワットに上ると見られると。この出力ベースというのは、100万キロワットの原発6基から7基に相当する電力だと、こういうことでございます。各家庭での動向が注目されているということなんです。
村の制度は、もう太陽光発電の補助制度はなくなっておりますが、今、当初売電価格というのは48円ぐらいだったと思います。2019年になりますと、今度は半分ぐらいになっています。今現在はもっと低くなって、もう半分ぐらいになっているかと思います。そうしますと、電気を売るということのほかに違った形でそれをやっていく、電気を売っても安いですから、じゃあ違った形にしようかと。蓄電をする方法とか、いろいろ形が求められているというか、求めていると。蓄電池の問い合わせも結構ふえていると、こういう状況です。
今は補助金なくなっていますけれども、今後、今ですが、これからとしての太陽光、こういうものの開発に関することは、今はどのくらいあるかなということは、もうほとんどなくなっちゃうのか、これからもう少しまだふやしていこうかなという、そういう要望、申請はございますか。今後ともどういうふうに道がなっていくかということをお聞きしたいと思いますが、余りなければないで結構ですが、よろしくお願いします。
○議長(
平林寛也君) 総務課長。
◎総務課長(白沢庄市君)
先ほど15件という言い方をさせていただいて、そのうち13件という話で、25年度からの数字でありますが、要は28年度までに13件のうち11件がありまして、29年度以降は2件に申請がとどまっているために、大分太陽光に対しては今後の申請がふえる見込みは立てていないというような状況でございます。
水力発電に関しましては、
先ほどお答えしましたように、芦間川を水源とする申請が今後される見込みであるという形で思っているところでございます。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) わかりました。自家用消費の拡大、蓄電池を購入すればですね、昼間発電して余った電力を夜間や災害時に使う。村はこういうことに関しまして対応していると思います。発電機なんかはもう用意しているかと思います。そして、蓄電池をどうのというよりは、その分で対応しているということだと思いますが、継続して売った場合には、今、売電の価格が7円から12円ぐらいかなと思います。
ここが私の御提案するところなんですが、災害、水関係とか、そういうことは山の土砂が崩れるとか、こういう対策もありますけれども、千葉県でもありました長期停電といった場合、非常にですね、今携帯電話とか情報システムというのは、もうライフラインに匹敵するような重さを持っていると思います、情報網は。
そこで、例えば蓄電機能があれば、災害があった場合にですね、各家庭でもそういう協定を結んでおけば、そこで充電したりとか、そういうことができるかと思います。千葉県は長いこと停電が続いていました。だから冷蔵庫なんかについてもですね、そういう仕組みというか、そういう設備をしていたところは冷蔵庫の中も腐らなくて済んだと、こういうような報告も受けているわけでございます。
何せ電気ということに関すると、非常に大事なものだと思いますけれども、村はこういう考え方、今お話ししました電気のことに関しては、どのようにお考えになっているか、災害時ですね、どのようにお考えになっているかよろしくお願いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 総務課統括課長補佐。
◎総務課統括課長補佐(中村彰君) 蓄電池ということは、役場でそろえているわけではございませんが、今庁舎の改修にあわせまして、自家発電の関係でございます。これにつきましては、連続で72時間運転が可能ということで、今新しくなっております。この電力、燃料は地下タンクですね、そこにためておれば72時間はもつということでございます。
それともう1点、昨年ですけれども、中部電力のほうとですね、災害の協定も結んできております。その中で、やはり災害時につきましては、電源の供給を行っていただく、またそれぞれ経済課、また建設水道課とも関係する中で、保安の伐採ですとか、そういったそれぞれ協定を結んできている状況でございます。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) 災害時には電気の関係は万全の体制をしいていただいていると、こういうことでよろしいですかね。
次に行きますが、太陽光も
自然エネルギーのことであります。そしてまた言われているのがですね、COP25のことについてちょっとお話ししたいと思いますが、こういう
自然エネルギーを使って温暖化防止につなげるという意味で、地球温暖化対策の強化を求める若者の動きが注目を集めている。抗議行動の口火を切ったスウェーデンの環境活動家が加わり、各国、各地から若者が集結している。将来にツケを回すなと今すぐ行動を求める声に大人たちはどう応えるか。
つまり私が今言っているのは、
自然エネルギーをできるだけ使ってですね、化石燃料等をできるだけ使わないようにして地球温暖化を食いとめるという意味で、松川村にどのくらいのそういう
自然エネルギーをつくる、またそういう設備があるかなということを冒頭にお伺いしたわけでございます。
今回はですね、台風の影響で災害のことについて各議員からいろいろな質問がありました。なってしまった、予防するにはどうすればいいかということもありますが、基本的にはならないようにするということが非常に大事なことでもあります。そういう観点から話をさせていただいているわけでございます。
そしてもう1つはですね、木製、木
自然エネルギー、これはちょっとわかりにくいかもしれませんが、SDGsという考え方がございます。国連の開発目標、持続的開発目標という考え方の上から、こういう発想が出てくるわけなんですが、木材からペレット、オガライトということについては、よく御存じでありますが、もみ殻に着目したモミガライトというのがあります。松川村は米の産地、米をつくっている。畜産関係とか。もみはですね、田にまく。それから焼却する。こういう処分をしているわけでございますが、もみ殻をモミガライトという、そういうものにしまして、まきのようなものです、地球環境の保全に貢献してはどうかと。
そういうことを今提案するわけでございますが、日本では年間200万トンぐらいのもみが出るようです。世界では1億トンだそうです。こういう量が出ていくわけです。松川村は主力は米であります。酒米をどんどんふやして、
先ほども海外販路というお話もあってということでございますが、もみ殻を活用したモミガライトについてですけれども、村としてはどういうようにお考えになるかお伺いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 村長。
◎村長(平林明人君) 新しいことでありまして、今もって私は考えたことがございません。ただ昔はですね、それぞれのうちで、ぬかくどというのがありましたよね。あれで御飯を炊く。あの御飯が一番おいしかったというようには記憶をしております。
このモミガライトですか、これについてはですね、今後研究する価値はあるかなと思いますけれども、今のところすぐやりますとか、そういう返事はできませんので、そういう提案があったということで覚えておきます。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) そうなんですね、前は釜でもみを入れて炊いて、おいしい御飯ができた。最近はそういうのがなくってきて、もみの処分にどうしようかなということもありますし、畜産関係も大分減少してきて、その活用方法がということで、これが持続可能な資源になるわけですね。お米をつくる限りは必ず出てきますので、こういうことも、値段とか設備とか、そういうこともいろいろと配慮しなければいけませんけれども、こういった活用ができるということでございます。
その中に、またですね、村でやるというよりは、ある団体でこういうようにやっていただくというのが、私としてはいいんではないかなと思います。そんなことも含めましてですね、今後しっかりとこういう対応をしていっていただきたいなと、こういうように思っているわけでございます。
次に行きますが、そうしますとSDGsの発想が非常に大事だということが今言われているわけですが、SDGsの目標というのが17ありまして、その中の17番目というのはパートナーシップなんですね。そうしますと、1つのことをするにも、あるいろんな方が一緒になって考えていただかないと、なかなかそれが1つのものになっていかないという、こういうことです。
そうしますとですね、こういう角度からちょっとお話をさせていただきます。商工会ですが、最近はやっぱり個人事業の方も減ってきているようでございます。小規模事業者が300が一応のめどの基準となっているようでございますが、300以下と300以上が分かれ目となる。補助金の額が変わってくると思います。こういうこともありまして、商工会の例えば人数もある程度は確保していかないと、もらう金額が少なくなってしまうと、こういうことでございます。
小規模農家は余りそういう対策というのはどうか、ちょっと余りないんですが、そうしますとですね、ここで質問します。2007年11月に始まった農商工連携ということがありました。この連携につきましては、現在どういうふうになっていますか。事例とかですね、今までの取り組みとかございましたら、松川ではなく県、ほかのところでも結構ですが、お願いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 経済課長。
◎経済課長(丸山稿君) 農商工連携事業の関係でございますが、ここ近年の状況でありますと、県内の状況では29年度に4件の県内の申請があったということを聞いております。また、30年度においては県内6件ありまして、白馬村がそのうち1件採択をされているというふうに確認をしてございます。
多分、議員さんおっしゃられているのは、
自然エネルギーの活用での商工連携ということを多分実例というか、そういうものをお話ししてもらいたいということなんですが、白馬の事例は
自然エネルギーの活用というものではないんですが、一応、合同会社の信州食堂さんと深澤農園さんがタイアップしてこの事業を第6次産業として取り組んでいるということで、ちょっとお話をさせてもらいたいと思います。
信州産のトウガラシと国産の野菜を使った特産品としてのホットソースというものを開発するということと、販売促進をしていきたいということで採択を受けていると。やっぱり会社と農家の皆さんとがタイアップしながら、そういったものでやっていくという事業でございます。
それで、成果目標につきましては、ホットソースを開発して販売していく、そのとおりなんですが、実施の検証とかの事項につきましては、原材料の配合と風味の研究をするとか、原材料の調達と管理方法の研究、また工業的製造方法の研究、そういったこととか容器ラベルのデザインの製作。販売、流通にかかわるものの一連のことをやっていくと。
ここで外部団体ということで、やはりそこの部分で連携していかなきゃいけないということで、ここのところでは長野県の工業技術総合センター食品技術部というところに対しまして、ホットソースの開発製造の技術面、安全性の観点からの科学的助言や技術的助言をいただいて、製品にして販売促進をしていくと。こういった形の中で連携しながらやっていく事業ということでございます。
一応そんな状況が事例と件数の状況でございます。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) 皆さん工夫しながらいろんな活動をしているということがわかりました。
それでですね、今話題になっていますプラスチックごみをなくそうということは皆さんよく御存じだと思います。いろんな影響が出ていますが、このプラスチックのごみをなくそうという運動ですね、こういうことにつきまして、これ今やプラスチックのストロー、プラスチックの製品、ストローが主になるわけですが、これを紙とか、それとか薄い木にして木を巻いてストローにするとか、こういうようなものがあるわけです。まさに
自然エネルギーを使って自然のものを使うと。プラスチックの削減につながるという、こういう発想もあるわけです。
新しい時代になると、いろんなことが出てまいりまして、こういうこともあるということなんですね。こういうことに取り組んでいただく関係の方も最近ふえているようでございます。こうした松川村でですね、プラスチックごみをなくそうとか、なくそうってゼロにするということじゃないですが、少なくしようという取り組みも、ひとつこれからの課題として考えていただければいかがかなと思います。これはSDGsに通じるものがありますので、こういった観点からこういう発想をしております。
そんなことで、いかがか、どんなふうに受けとめられるか、よろしくお願いします。
○議長(
平林寛也君) 村長。
◎村長(平林明人君) 言うことはやさしいんですけれども、これやることは大変だと思います。提案として受けておきたいというように思います。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) そうしたことでですね、農商工連携をしていただきまして、商工会の人の数もふえたりですね、農業従事者が元気になるような取り組みをしていただければなと、こういうことでお願いしたいと思います。
それでは、2番の質問を終わります。
○議長(
平林寛也君) これで、
自然エネルギーに関する
設置状況と今後の質問を終わります。
続いて、
質問事項、海外からの
学生受け入れについての質問を許します。
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) これはですね、最近日本でもそうですが、外国の観光客をふやそうという動きがあります。その中で、松川村もこうしたことについて、余り大勢の方が松川村に外国の方が来てくれるということは、白馬とは違いまして、観光客はそんなにはないかと思いますが、日本アルプス学院のほうからも今度受け入れ、4月になるか9月になるかわかりませんが、そういう方が来て、こちらのほうに住むというお話も聞いております。
その中で、このことについてお伺いするわけでございますが、今ですね、松川村に海外からの移住者って、結婚されてこちらに来る方もいますが、こういう方はどのくらいいらっしゃるかお願いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤政洋君) 直近でお答えしたいと思います。令和元年11月末現在ですが、外国人登録者は114名となっております。以上です。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) そうしますと、こちらのほうに住んでいる方で自治会とか、それから防災会、自主防災会、それから隣組の自治会でですね、ごみの対応ということに関しては、特に何もトラブルがあったり問題があったりとか、そういうことは余りないですか。お伺いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 住民課長。
◎住民課長(宮澤政洋君) ごみの関係につきましては、特にトラブル等は聞いておりません。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) この松川村でですね、マナーをしっかり守っていただいて住んでいらっしゃると、こういうことだと思います。これから来る人に関しましてですね、ちょっと心配事があるもんですから、こういうことについてお伺いするわけですが、わかっていることであっても、やっぱり国と、また日本ですが、感覚的に、習慣、こういうことが違うということもあろうかと思います。
白馬村ではですね、外国の方が大勢来ている、観光客が来ている。その中に一定のルールをつくっているようですが、そこまでのことはないにしても、一定のルールとか、そういうことについてのお考えをどういうふうに考えているかということを、外国の方が来られる場合に一定のルールづくりという意味でお伺いするわけですが、そういう考え方については皆さんどういうようにお考えになっているかお伺いしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 村長。
◎村長(平林明人君) 外国人の方が来たからといって、特別ルールを私はつくらない。今住んでいる日本人の方と同じルールでやっていただくということに私は思っています。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) それが一番こしたことはないというか、そのとおりだと思います。なぜ白馬のほうでそういう条例ができたかというと、やはり習慣とかそういうものが違いまして、夜間騒いだりとか、路上で滑ったりとか、お酒を飲んで歩いたりとかと、こういうものがあったようですので、こういうことはやめてくれということで、そういうものができたことによりまして、なくなったという、こういうことでございます。
だから罰則はないけれども、そういうものがあるという、一定のルールづくりということで、そういうことをお伺いしたわけでございます。
特にお考えは今のとおりですので、それにこしたことはないと思います。必要性があれば、またそのときに考えればということで思います。あくまでも安心で安全な村づくりをしていくためにもですね、住民といい関係で環境でしていただきたいと、またこんなように思っています。
最近は、ちょっと1つですね、川崎議会では最近、全国初のヘイト罰則条例というものが成立したようでございます。外国の方に対してヘイト、暴言や侮辱的な発言をしてはならないという罰則つきのものができたようです。以前にはこのようなことはなかったんですが、最近はこういうことも議会で成立しているようでございます。
こういうことのないようにですね、松川村は村長が言われるように、最後の安曇野、原風景を残す松川村、また地球環境に配慮した施策をいろいろ進めていただきまして、人ごとではなく一人一人がそういう意識を持った中で地球温暖化対策を進めていける、そういった村としていっていただきたいなと、こんなように思っております。
今年最後になりました。私で終わりです。最後に村長、一言いただいて終わりにしたいと思います。
○議長(
平林寛也君) 村長。
◎村長(平林明人君) きのうも同僚議員の皆さんからお話をいろいろ聞きました。そういう中で、少しかっかとして言い返したりしたこともございますけれども、
一般質問のこの議場の中でということで、笑って忘れてもらいたい。ただ、言っていることについてはですね、私は責任を持っていきたいというように思います。ですので、
梨子田議員から言われました今のことにつきましても、次の機会がありましたら、そのようにやっていきたい。
それから、今まで皆さんとは2年間おつき合いをさせていただきました。そういう中で、多くの方は2年間のうち8回、
一般質問をされた方もおいででありますし、また1回おきの人もおいでであります。そういう中で、この任期中にいただきましたことにつきましては、しっかりと頭の中に入れて、今後の中で対応ができるものについては、していきたい。ただ、無理なものもございますので、それは何回も何回も言っておりますように、打ち出の小づちが欲しいと。これが議会の皆様から、こういう財源がここにあるから、ここに行って持ってきて、これで使えというような提案がございますれば、そういうことも考えていきたいというように思いますが、本当にこの1年間、皆さんにお世話になりました。ありがとうございました。
○議長(
平林寛也君)
梨子田議員。
◆2番(
梨子田長生君) 大変お疲れさまでした。以上で終わります。ありがとうございました。
○議長(
平林寛也君) これで、海外からの
学生受け入れについての質問を終わります。
以上で、2番
梨子田長生議員の質問を終わります。
これで、本日の日程は全て終了しました。
これにて散会します。大変御苦労さまでした。
午前11時31分 散会...