千曲市議会 > 2004-09-10 >
09月10日-03号

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  1. 千曲市議会 2004-09-10
    09月10日-03号


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    平成16年  9月 定例会(第5回) ---------------------------------            平成16年9月10日 (金曜日) ---------------------------------●議事日程(第3号)   平成16年9月10日(金曜日)       午前10時 開議 第1 一般質問(代表質問) ---------------------------------●本日の会議に付した事件……前記議事日程のとおり ---------------------------------●出席議員(23名)    2番   宮入高雄君       14番   戸谷有次郎君    3番   森 貘郎君       15番   宮下静雄君    4番   米澤生久君       16番   金沢 利君    5番   青木 崇君       17番   小林かよ子君    6番   荻原光太郎君      18番   中澤直人君    7番   森 義一郎君      19番   中村直行君    8番   飯島輝雄君       20番   西澤今朝人君    9番   内宇田和美君      21番   吉田昌弘君   10番   宮坂重道君       22番   田沢佑一君   11番   和田重昭君       23番   中沢政好君   12番   竹森節子君       24番   原 利夫君   13番   唐澤宗弘君 ---------------------------------●欠席議員(1名)    1番   林 愛一郎君 ---------------------------------●説明のため出席した者の職氏名   市長      宮坂博敏君   教育委員長   下崎文義君   助役      近藤清一郎君  教育長     安西嗣宜君   収入役     佐藤亘司君   監査委員    若林民雄君   総務部長    福澤 稔君   選挙管理委員長 臼井清人君   企画部長    西澤源治君   教育部長    西澤秀文君   建設部長    福島 修君   戸倉庁舎長   飯島賢治君   経済部長    高橋康二君   上山田庁舎長  宮原迪彦君   健康福祉部長  吉岡たき子君  市民生活部長  塚田保隆君 ---------------------------------●事務局出席者氏名   議会事務局長    松林新一君  議会事務局次長 赤沼義敏君   議事係長兼調査係長 斉藤清行君  書記      湯本明彦君 --------------------------------- 午前10時 開議 ○議長(原利夫君) ただいまから、本日の会議を開きます。 会議に入る前に、議員の欠席等について、事務局長をして報告いたさせます。 松林議会事務局長。 ◎議会事務局長(松林新一君) 御報告いたします。 1番 林愛一郎議員は、所用のため、欠席するとの届け出がございました。以上です。 --------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長(原利夫君) 日程第1、昨日に引き続き、代表質問を行います。 通告に基づき、順次発言を許します。 政和会代表 中澤直人君。          〔政和会代表 中澤直人君 登壇〕 ◆政和会代表(中澤直人君) 18番、中澤直人です。 政和会を代表して、千曲市誕生と住民運動について、市長並びに選挙管理委員会長に質問いたします。 千曲市発足後、市民運動による議員総辞職の結果、初めての選挙による新議員が選出されました。しかし、市民の間には議会に対する不信の年が根強く残っています。この問題を早急に解決し、相互に理解し合わないことには、これから先、議員が何を言っても物事が前に進みません。このたびの署名活動に対する全容を検証し直し、一般住民に理解を求めると同時に、何がいけなかったか大いに反省の上、新市の行政を進めるべきだと思います。 出直し後の初議会です。まず、住民と行政、議会が胸襟を開いて一致協力してすばらしい市になるよう努力したいものと思います。今回の市議選に当たり、幾つかの公約を掲げてまいりましたが、今回はこの本質的なことに絞って質問することにいたしました。 それでは、通告により順次質問いたします。 最初に、合併の主目的と議会が果たした役割とその効果についてお伺いします。 近年、長野県内はもとより、全国的に合併協議が進行し、東御市はことし4月合併が実現しました。また、佐久市でも協議が整い合併が決まりました。このほか県内各地で合併の協議が進行しているようですが、いずれも総務省が進める行政経費削減を主目的に合併せざるを得ない合併であり、当千曲市とは根本的に合併の趣旨が異なっております。 我が千曲市は、20年も前から長野、上田の間に挟まれているこの地域が、力を合わせ、地の利を生かして活性化を図る目的に進めてきた合併であります。合併すれば、必然的に行政経費節減になるわけであります。具体的に、旧更埴市議会では、10年前から合併促進特別委員会を立ち上げ、積極的に調査、研究をして働きかけをしてまいりました。 その間、行政御当局としても、もろもろ経過をたどり、昨年9月1日に合併が実現したわけであります。 市長は、至るところで合併の効果を話しておられます。私も去る3月議会で、建設常任委員長報告の中で、公共下水道事業だけで合併して半年の間に8,000万円にも及ぶ行政経費が削減できたと報告しております。このほかにも、直接経費削減の効果がたくさんあったものと思います。 総務省では、全国的に模範となる合併ができたということで、合併のために視察研修にたくさん千曲市を訪れました。今回の住民運動で、議会が一方的に非難されています。合併の主目的、議会が果たした役割と合併の効果について、市長はどうお考えかお伺いいたします。 次に、昨年9月1日、合併するために合併協議会として大変苦労したことを思い起こしてみます。実は、法定合併協議会の前に任意の合併協議会、その前に設立準備会があり、各市、町の間での調整項目は、行政のそれぞれの担当部課ですり合わせ、協議を重ね、正式に合併協議会に議案として提出し決定されたものであります。そして昨年2月、法定合併協議会で最終決定され、それぞれの市町の3月議会の初日に一斉に合併の議決がなされました。その後、6月県会で議決され、8月国から認可、告示の後、9月1日新市が発足したものであります。 これだけ慎重に話し合い協議した中で、最も大変で一番後で決まったのが、新市の名称と議員の任期の件でした。そして、最終的に合併効果があらわれる人件費削減の効果を上げるには、職員の適正配置が必要です。合併しても、庁舎をこのまま分庁舎方式では、合併効果は半減です。しかし、対等合併をうたい文句に合併したからには、千曲市民の考えが早期に一体化しないことには庁舎の問題には触れられなかったのであります。ですから、新庁舎の位置は先送りされました。しかし、新市の名称と議員の任期はどうしても昨年1月の最終法定合併協議会で決定しないことには、先に述べた日程に間に合いません。新市の名称については一般から公募し、最終的には法定協議会の中で決定しましたが、議員の任期については大変でした。 実は、任意合併協議会が平成12年7月に設立され、具体的に合併に向けて調整に入ったわけですが、7月10日第1回の協議会では、平成17年3月31日までに合併すると決めておりました。その翌年、13年1月の第3回協議会では、合併の期日を平成16年の9月か6月ごろまで前倒ししたらどうかと決めております。そしてその年の、13年7月に行われた第8回の協議会では、合併の期日を平成15年9月にする、つまり、昨年の9月にすることを確認しています。15年9月は、旧戸倉町も上山田町も町会議員の選挙になる。 なお、旧更埴市は、大変な市議選をやって、まだ1年7カ月しかたっていない。しかし、在任特例が2年に改正されていると、2年を使えば合併を早めてもよいのではないかということで、昨年9月1日の合併が決まったのであります。 なお、平成13年4月の第4回の協議会で、議員の定数・任期については法定協議会で決定すると決めてありました。 平成14年8月21日、法定合併協議会が設立されました。各市町議会では、議員の定数と任期についてそれぞれ検討されましたが、ほとんどの議員から在任特例を使うから、平成15年9月合併まで早められるのであると、対等合併するからには、在任特例は絶対必要であるという意見が圧倒的でした。 なお当時、9月には科野青年会議所から、なるべく早く選挙を行うよう要望が出され、11月までの間に5団体、合わせて9,000人近くに署名を添えて、同じような要望が提出されておりました。 そのころ議会側としては、15年9月中に合併しなければ町議選になってしまう、今までの合併協議内容を知っている議員で合併し、しばらくの間、合併協議会の約束を見守るという、当時全国的な合併パターンでしたので、この方法をとったのです。それを住民が、そんなに在任特例に反対ならば、町議選をやって、当初予定の17年3月までの合併まで延ばそうかとか、当時の市民要望は旧更埴市側からの住民からの声が上がっているので、戸倉、上山田を吸収しようとしている、いっそ更埴とはやめて、坂城、戸倉、上山田、3町の合併を考えよう、人口が4万2,000人になる、更埴よりも大きい、このほうが対等合併だ、などの意見も出たぐらいです。あのとき、在任特例2年の予定を短くして、1年8カ月にして合併合意ができたのであります。あのとき、在任特例1年8カ月でもだめならば、昨年9月の合併はできなくて、当初予定の17年3月、来年3月までの合併もどうなったかわかりません。 当時、なかなか重い腰を上げない行政側に積極的に働きかけ、合併実現の原動力となった議員は功労者だと思います。このたびの選挙で、今までの議員に対する罵声に対し、憤りを感じてなりません。 今回合併の期日と在任特例を決めたときの議会の苦労話について、市長はどうお感じになるかお伺いします。 また、昨年9月、旧戸倉・上山田町の議会議員選挙をやっておいて、当初の合併目標期日の17年3月、または半年ぐらい早めて、今年合併していれば、何も問題は起こらなかったと思います。住民感情のことを思うと、合併を急ぎすぎたとは思いませんか。お伺いします。 次に、千曲市合併の趣旨と署名活動についてお伺いします。先ほどと多少ダブるところがございますがお許しください。 今回の千曲市の合併目的は、長野と上田の中間都市として、みんなで力を合わせ、地の利を生かして自立し、活気ある町をつくろうと20年も前から議会が積極的に研究を重ね、行政側に働きかけ、合併が実現したものであります。そして合併ができれば、必然的に行政経費の節減につながるものであります。 今回の千曲市議会を解散させるための署名活動は、その一部の首謀者が、合併の主目的を知らずに、今まで大変苦労して合併にこぎつけた経緯も知らずに、一方的に議会解散を迫ったものであります。 私は、早くから先進地を視察研修し、当時とすれば最もよい方法で合併が実現したと自信を持って言えるところです。 まず、早くに調査研修した平成11年4月に合併しました兵庫県の篠山市では、4万7,000人の住民のところへ議員が57名で、議員1人当たり、住民828人でした。平成14年4月、昨年に合併したさぬき市は、議員1人当たり、住民792人です。いずれも在任特例を使う合併でした。当千曲市は、議員1人当たり1,217人です。 今回の、解散請求のお手本の1つの東かがわ市は、先に述べたさぬき市の東隣で、当初大同合併の話がこじれて、1年おくれて合併したところであります。3万8,000人の住民のところへ42人の議員が、ほとんど任期切れの後、2年の在任特例を使いましたが、解散に追い込まれました。署名活動派から5人が立候補し、1人だけ当選しております。このほか事例はたくさんあります。 千曲市の場合は、最初に述べたとおり、十分に研究し尽くした上での合併であります。議員歳費ばかり特筆しないで、もろもろの状況を説明すれば、こんな署名活動まで盛り上がらなかったと思います。物事を決めるには、特に合併は、幾分の妥協はつきものであり、結果的に議員の歳費のむだ以上に莫大な利益がありました。合併の趣旨を知らずに曲解して、むだだけを誇大にした趣意書のもとに署名活動を発案し、事実をよく知らない善良な市民を受任者に仕立て、署名運動に巻き込んだほんの一部の首謀者の行動に対し、憤りを禁じ得ません。 千曲市誕生の力になりながら議員辞職に追い込まれた大勢の議員の心中を、市長はどうお感じになりますか。お伺いいたします。 次に、世論と行政の説明責任についてお伺いします。 去る3月12日から1カ月間に、2万5,888名にも及ぶ署名を集め、千曲市選挙管理委員会に議会解散の是非を問う住民投票請求のための署名簿が提出されました。 この、千曲市議会の解散を求める会の代表者、千曲市新山の小平銀次郎代表が、信濃毎日新聞に、「市民と議会が信頼関係を築ける関係になってほしい」と話した記事が掲載されました。しかし小平代表は、合併してできた千曲市が、どんな目的でどんな経過をたどってきたか、一度も議会に質問も相談もなく、一方的に合併の趣旨を曲解し、当時、全国で解散請求運動での事例と、当千曲市との事例とは比較にならないものを取り上げ、合併の主目的と在任特例を使って、合併したことによる莫大な利益は見ないで、その真実を知らない善良な住民を署名運動に巻き込みました。 私は、3月11日、本会議の質問でこの問題を取り上げ市長に質問しましたが、これから住民運動が始まるときであり、合併協議会での決定をあまりに強調して、在任特例の正当性ばかりを主張しては、かえって善良な住民まで反感を呼んでしまうかもしれないという人もありました。あえてあまり突っ込んだ質問は差し控えておきましたが、市長の答弁もあまりはっきりしませんでした。 3月15日、一般質問終了後、中村副議長から緊急質問の動議が提出され、署名運動が始められたことに対し市長に質問いたしました。中村副議長の質問内容は、合併の目的、合併協議会での協議内容、在任特例等、1,600字にも及び、市長答弁も、合併協議会で決めたことは正しかったと同じく、1,600字ぐらいで答えておりましたが、市長の所見を求めたことに対しては、「合併協議会で慎重に協議をいただいて決めたことでありますので、尊重することはもちろんですが、今回の住民有志の署名活動については、法律に基づき条例の制定、改廃請求や事務監査の請求などとともに住民の権利の1つとして認められているもので、これに対する所見は控えさせていただきます」と答えています。 しかし翌日、3月16日の信濃毎日新聞には、「千曲市議会解散を求める決起大会、直接請求へ150人気勢、頑張ろう」と気勢を上げている参加者を写真入りで大きく取り上げられ、その写真の下に、「市会解散署名、権利の1つ、千曲市長」と太字の見出しで、「市議会の解散を求める会の署名運動について、法律に基づいた請求であり、権利の1つと答え、明確な所見は述べなかった」と17文字で片づけられていました。 この新聞記事の後、一気に署名活動が盛り上がったような気がします。実際に、有権者だと言われている多くの市民が権利の1つ、これを口にしていました。この後、テレビや新聞が一方的に住民が正しく、議会は住民に背を向けているとすべて誇張して議会批判をし、それが完全に流れになりました。 その後、署名運動が一方的に議会に圧力をかけてきたので、議会の6会派協議の上、速報として、千曲市発足までの経過と在任期間決定までの経緯を千曲市全域に配布しましたが、何でも言いわけばかりしていると、かえって署名活動をあおる結果を招いてしまいました。 千曲市は、全国に悪いイメージを与えてしまいました。今回の住民運動の恐ろしさを身にしめて感じました。これからどんなことが起きても、住民が正義であるととらえられ、おもしろおかしく報道されてはたまりません。新しく議会が発足しました。これからの正常な行政運営のために、報道の自由、住民感情、行政として住民に対する直接説明責任について市長にお伺いします。 次に、署名活動とその対応についてお伺いいたします。 私は、今回の市議選では、在任特例の件を真っ正面から取り上げてまいりました。そして運動期間の半ばに、あるテレビ局が私を取り上げ、街頭での訴えと、地区公民館での決起大会の模様、それに開票日の様子を録画し、インタビューも受けました。当選で決まった翌日、26日の夕方6時10分、「イブニング信州」で、落選されたお1人と比較して報道されましたが、私の勝因はと聞かれ、私は在任特例に触れ、「私の話を直接聞いてくれた人たちが理解して、私の支援に回ってくれたからだと思う。これから自信を持って、住民の皆さんと話し合いたい」と答えております。 先に申しましたが、私は去る3月議会で合併問題を取り上げましたその最終日、25日の在任特例について検討するための特別委員会設立に賛成討論をしましたが、あの当時、旧更埴市の和田議長に対して、住民要望をくんで、在任期間は半年から1年と申し込んでおりましたが、現在では1年8カ月が適当だったと思うと述べ、これから住民の皆さんとも十分話し合いたい。住民の皆さんも十分研究し尽くした上で運動してもらいたいと注文をつけておきました。 そして3月議会終了直後、後援会の役員会を開き、署名活動の対応について議会報告会を開きたいと申し込みましたが、世論に逆らわないほうがよいと強硬な意見もありましたが、署名運動の最中の4月6日、議会報告会を開きました。支持者の中には、既に署名をした人も大勢おりまして、合わせて60名近い支持者が集まってくれました。そしてほとんどの人が私の説明で理解してくれました。 その後、質疑の中で、「署名をしたが、取り消しはできるか」、「署名しようと思っていたが断る」、「受任者を頼まれたが受けないでよかった」、「きちんと法律のもとに行う署名とは知らなかった」、「友達関係が壊れてもいけないから、署名はしたが、住民投票のときは反対する」、「もし解散になったらまた立候補してくれ、応援します」という意見も1人や2人ではありませんでした。 そして、大勢の皆さんからは、手続を踏んで決定したものであり、金をかけて解散させてみても、あと何カ月も任期は残っていない。大騒ぎして全国に恥をさらすだけだという意見もたくさん聞かせてくれました。 そしてある人からは、経費節減のための合併ならば、大勢いる職員が減らないじゃないか。署名に歩いた人の子供が職員にいるから、辞めてもらったらどうだと、こんな極端な声まで出てきました。このたびの署名は、即議会解散の効力はありません。住民投票に持ち込むための署名だったはずです。 署名活動中の3月議会本会議中に、大勢の傍聴者が、議事などやめて早く解散しろと威嚇した行動は常軌を逸した行動であり、合併協議会での決定に基づき、まじめに議会活動をしていることに対し、一方的に議会を悪者扱いした、ごく一部の人の行動はまさしく民主主義のルールに違反している行動だと思います。 以上、私の述べたことに対して、市長はどうお思いかお伺いします。と同時に、3月12日から始まった署名活動に対して、慎重に署名活動を行うよう注意したかどうか、選挙管理委員会長にお伺いします。 署名簿提出と縦覧についてお伺いします。 4月12日に署名活動が終わり、2万5,888名の署名が集まったと報道されました。小平代表がその署名簿をよく精査した後、市の選管に持ち込まれました。選管では、20人の市の職員が、ゴールデンウイーク中、休日を返上して、20日間、1人ずつ厳密にチェックした結果、5,400人余りの無効が見つかりました。あまりにもひどい結果で、議員として、署名状況を見て、また驚きました。 私はほんの一部を調べただけですが、小平代表が自信を持って持ち込んだ署名簿が選管調べで21%もの無効があったほかにも、不信がたくさんありました。私の知っている人ですが、20人中12人有効、8人無効が何冊もありました、その人のものです。私が調べたことを伏せて、その人に聞いてみたら、自分は絶対に正しいと言い張っておりました。選管で調べて、20%以上もの無効が出た時点で、受任者が自分で集めた署名は正しかったかどうか確認するのが当たり前なのに、議会が調べたことを、まだあら探しをしていると、マスコミまで大騒ぎしました。 公開の場で合併協議会が開かれ、法に基づき在任している議員53人を辞めさせようとする重大な署名集めです。千曲市の署名活動の手本に取り上げた、山口県周南市は、無効が10%を超えた場合は署名簿の受理はしないと厳密な指示のもとに署名運動をしたそうです。千曲市の選管として、縦覧について、あまりにもひどい署名内容についてどうお思いかお伺いします。 なお、法に基づき署名運動は認可されたものです。今度の署名は、完全に法律に違反しています。委員長は、「これからも選挙はある、市民を告発することはできない」と言ったことがあります。今でもそのお考えは同じでしょうか、伺います。 また、今度の市議選に立候補をせずに前議員の大勢を代表して、あまりにも目に余る首謀者を告訴したことに対してどうお思いか、以上、選挙管理委員会長にお伺いします。 次に、選挙の公平性についてお伺いします。 今度の出直し市議選では、1票差で涙をのんだ人もおりました。また以前、1票未満の案分票で当落を分けた事実が何回もありました。選挙に対する公平か不公平かで大きな差があります。選挙運動のやり方は、各候補者の方針で仕方がないとしても、選挙管理委員会として、公平性に欠けることが幾つも見られるような気がします。これの改善に向けて、どうお考えかお伺いします。 市内投票所の件ですが、現在のように道路事情がよくなり、自動車も普及されている現在、昔ながらの投票所の配置はいかがなものかと思います。告示日から期日前投票もできるようになっていますし、大きな集落を幾つも合わせて、3,000人を超す、しかも2キロ以上も離れているところと、100戸未満の集落にこまめに置かれたところとでは、投票率も必然的に大きく異なります。例えば、1,000人の投票所で、投票率1%で10票の差です。そこを地盤とする候補者にしてみれば、投票率で何十票もの差が出てくるケースがあると思います。経費の面からも、大小投票所の統配分等、適正な配置について選挙管理委員長にお伺いします。 次に、告示日に、各候補一斉に第一声ができるよう改善をお願いします。 告示日の第一声が早い候補と遅い候補とでは1時間以上も違います。特に初日の1時間のロスタイムは、その後の選挙運動に大きな違いがあります。事前審査を十分に済ませて、書類を袋に入れて封印してあるのです。受け付け当日、一候補に1人の職員の対応はできないでしょうか。事前申査の人数はわかっているんです、今回は34人でした。投票日には、大勢の職員が1人12~13時間もかかるそうですが、告示日に一候補一職員1時間と見ても、職員が2.5人分で手当てが足りると思います。立候補受け付け当日、広い講堂に机を並べ、当日朝、各候補者の分を全部用意して、一候補者1人の職員対応をしたらと思います。 また、受け付け会場から遠い人は、20分もそれ以上もかかります。初日の第一声がみんなで一斉に同じ時間にできるようにならないものかどうか、選管委員長にお伺いします。 次に、議員定数削減行政連絡組織の充実について伺います。 行政の末端で大変ご苦労されておられる区長さんや自治会長さんの手当増額についてお伺いします。 合併協議会大詰めの平成13年9月から12月にかけて、在任特例に反対し、定数及び在任期間短縮を求める住民運動が起きました。しかし、在任特例を使って9月に合併しよう、そのことが総合的に大変メリットがあるということで9月に合併したわけですが、それにつけても8,900人にも及ぶ署名の重みを考慮して、当初の2年を短縮してやったわけですが、そのときに、議員の定数についても注文がありました。6,500人ですか、その人が大勢、近隣並み、またはそれ以下と、こういう申し込みがありました。今回の1年8カ月もいけない。でしたらやはり、そちらのほうも短縮しようということで24にしたわけでございます。今度の署名運動の副会長さんも、昨年2月27日の合併調印式におられました。 そして9月1日に千曲市が順調に発足しましたが、そしてことしの3月でいよいよ新市建設計画に基づき、平成16年度の予算を審議しようとしたとき、再び議会に不信任を突きつけたんです。それほどまでに激変緩和よりも、議会費削減を望むなら、私たち議会人として、この際24にしたわけでございます。 この歳費削減による効果は、議員とそれにかわる事務費やもろもろの経費を合わせれば、年間3,000万円ぐらいになるじゃないかと思います。4名も議員を削減すれば住民の声が反映しづらくなるという声もあるようですけれども、平成14年11月、先ほど言いましたグループがありましたので、ここで踏み切ったわけです。その旨を、大きな市になればなるほど、住民の要望を聞くためには、それぞれの区長さん、その末端組織の常会長さんや、分館長さん、育成会長さん、スポーツ少年団とか、いろいろそういう人たちの協力のもとに各区が一致して、そして大きな地区のほうになり、それからまた市のほうへ直接上がると、こういう仕組みが大事だと思うんです。ですから、議員が減ったのに、議員は上田や長野のような大きい市のような仕事をすると同時に、地域の直接住民と密着した、その人たちのほうへその経費を回してもらいたいと、私はそういうことを言うわけでございます。 あまり力みましたので、少し省かなければ。 少数意見と住民の意思及び世論のとらえ方についてお伺いします。 近ごろ、合併の記事が新聞に出ない日はありません。いずれも一番研究に研究を重ねた結果の結論に対して、一部住民がその内容や経過も知らずに無責任に口を挟むことから発しています、ちょっと言いすぎたかもしれませんけれども。 このたびの署名活動は、よく説明すれば十分わかってくれたと思いますが、こんなにも一方的に議会不信になったのは、議会が常日ごろ住民の皆さんと話し合っていなかった、住民の皆さんとの接点が足りなかったからだと思います。今世の中には、無関心でさわらぬ神にたたりなし、なるようにしかならない、世論に逆らわないほうがよいというような風潮が広がっております。逆に、世論だというと何も考えずに共鳴してしまう。これでよいのでしょうか。 今度千曲市が、当番で行われる水防訓練の会場を千曲川河川敷へ予定し、そこへの道路予算を組んでおいたのに、何か野鳥の会とかから聞いたんですが、反対を申し込まれたとかで、河原の木を切らないように、だそうです。あの河原のニセアカシアは、10年、20年前には小さかったんです。このままほっておくと、台風時の大洪水による根元を洗われ、根こそぎ流され、それがまた下流の木に引っかかり、またそれが流され、大きな塊になってどこかで堆積したら、千曲川があふれる、そして堤防決壊の危険さえあると思います。この河川敷内に木は切れないのでしょうか。 千曲市は、これから千曲川を有効に活用することが一番大切だと思います。水防訓練という絶好の機会です。こんな重大なことでも、少数意見が絶対なものなのでしょうか。大勢の住民の意思のとらえ方、少数意見と世論について市長にお伺いします。 ○議長(原利夫君) 答弁を求めます。 市長 宮坂博敏君。          〔市長 宮坂博敏君 登壇〕 ◎市長(宮坂博敏君) 政和会代表、中澤直人議員の御質問にお答えをいたします。 千曲市の誕生と住民運動ということについて、何点か御質問をいただきましたが、これまでの議会の中で、何回か答弁を申し上げてきましたので、中澤議員も十分に御承知をいただいていることと思います。 初めに、合併の主目的と議会が果たした役割と合併の効果についてでありますが、千曲経世会議員団、宮下静雄議員の代表質問にもお答えをいたしまたが、千曲市は、長野市と上田市の中間に位置するこの地域が、自律した活力ある都市を目指したいとの共通の願いがあり、その願いを実現するための手段として、合併に至ったものと考えております。 合併の経過につきましては、これも御承知のように、議会の皆さんが先導的役割を果たす中で、平成11年の暮れに首長間の合意がされ、以降、3年8カ月を要し、合併協議会も35回にわたり慎重に審議をしてきた結果、市民の合意をいただき、合併することができました。 次に、議会の役割と効果についてでありますが、前段の合併経過の中でも申し上げましたとおり、この地域の合併は、行財政基盤の確立はもとより、地域全体のグレードアップを図るための最善の方法として、合併が選択されたもので、20年来、議会の中で研究協議がされてきた結果については、何回か御意見もいただいておりますので、私も十分承知をいたしております。また、議会のこのような御努力には心から敬意を表したいと思います。 千曲市が合併に至りましたことは、前段申し上げたとおりでありますが、最終的には市民の皆様に御理解や合意をいただいたからこそ実現できたものと感謝をしております。 また、合併にかかわる効果についてでありますが、具体的には、経常経費の削減、あるいは住民負担の軽減、サービス水準の向上や国・県の財政支援措置などが挙げられます。経常経費の節減効果としましては、人件費が大きなものであります。平成16年度当初予算におけるスケールメリットでは、常勤特別職、各種行政委員、一般職員分を合わせると、3億6,550万円の削減となっております。今回の一般会計補正予算(案)に計上いたしました議員定数の削減が行われたことによる議員報酬等の減額は、1億3,676万円となっております。 合併における財政支援措置としての地方交付税の算定替えの効果でありますが、御承知のとおり、地方交付税はその市町村の人口や面積を基礎数値とし、定められた計算により算定することになっております。合併した市町村がこの基準により一本算定いたしますと、合併前の市町村ごとに算定した合算額よりも減ることになりますが、合併後10年間は、合併前の市町ごとに算定した額の合算額が交付され、11年目から15年目までは段階的に逓減され、16年目からはこの特例措置がなくなるということになっております。 平成16年度の当市における算定替えの効果でありますが、千曲市としての一本算定でいきますと、40億6,175万円となりますが、本年度の普通交付税の決定額は、50億1,766万円でありまして、算定がえによる交付税の増額が、9億5,591万円となります。これは、合併による効果ということになります。 次に、合併の時期についていろいろ御意見がございましたが、この項目は御意見にもありましたように、平成13年7月の第8回任意合併協議会で確認がされ、平成15年1月の第8回法定協議会で協議、決定をされたものであります。当初の合併時期を早めた理由は、①として、任意合併協議会での事前協議や新市将来構想の策定に目安がつき、かなり詳細な事前協議を行っていることから、法定協議会が短縮できること。②として、国で示したマニュアルでは協議期間を2年と想定しており、効率的な合併協議を提案していること。また、国・県の合併にかかわる法的手続きが短縮されていること。③として、合併の時期を定める上では、首長の選挙や市町村議会議員の任期も考慮すべきポイントになっていること。等でありました。 協議会の中で慎重に協議をいただき決定された内容でありますので、合併の時期については適切であったと考えております。 次に、合併の趣旨と署名活動についてでありますが、合併の趣旨につきましては、前段で申し上げましたように、議会の解散を求める署名活動については、これまでの議会の中でも申し上げてまいりましたが、法律に基づいた住民の権利であり、住民の意思により判断された問題と思っております。 また、御意見にありましたように、千曲市誕生に当たり大変御尽力をされ、このたび退任されました議員各位、及びこの間御苦労いただきました議員各位に対しましては、心から感謝を申し上げ、敬意を表したいと思います。また、新たに当選されました議員各位には、改めて千曲市のまちづくりのため、格別の御協力をお願いしたいと思います。 次に、世論と説明責任についてでありますが、新風の会代表、青木崇議員の御質問にもお答えをいたしましたが、千曲市の誕生に至る間の合併協議会の運営に当たりましては、住民への情報提供はもちろんのこと、住民からの意見の把握、反映を最優先として行ってきたつもりであります。特に在任特例につきましては、住民への説明が足りないとの御意見もいただく中で、理解が得られるように、あらゆる機会をとらえて最善を尽くしてきたつもりであります。 そして、この在任特例に関連する内容は、新聞、テレビを中心に何回となく報じられましたが、結果としては世論の形成に与えた影響も大きいと思いますが、報道には報道機関としての判断や方針があるものと思いますので、それについての私の意見は差し控えさせていただきます。 また、住民にとりましても、多種多様にわたる考え方がある中で、それを1つの方向にまとめることは極めて困難であることから、この在任特例に関する協議につきましては、合併協議会の中でもいろいろと意見もありましたので、唯一採決という苦渋の選択をしたところであります。 今度も市政を運営していくに当たり、多くの課題に対して、市民皆さんの御理解をいただかなければならないことは当然のことでありますので、あらゆる機会をとらえ、また方法を検討し、より説明責任を十分果たすよう努力をしてまいりたいと考えております。 次に、署名活動と市の選挙管理委員会の対応についてでありますが、合併協議会では、500項目以上に及ぶ協議項目がありましたが、在任特例、議員の報酬等につきましても、その中の1項目であり、合併協議会の決定事項であります。当然合併後の新市の運営に関しましても、合併協議会のルールに沿って行ったものと思っております。中澤議員の後援会での御発言や、それについての考えもいろいろとお聞きをいたしましたが、前段でも申し上げましたが、議会の解散を求める署名活動については、法律に基づいた住民の権利であり、住民の意思により判断され行使されたものと思っております。 ここで、選挙管理委員長への御質問がありますので、次のところに飛ばさせていただきます。 議員定数の削減と行政連絡組織の充実についてでありますが、現在、区や自治会の役員さん方には、市の広報等の配布や市の情報を地域の皆さん方におつなぎをいただいており、逆に地域の要望等を市におつなぎをいただくコーディネーター的な役割も果たしていただいております。これらの役割に対し、十分とは言えませんが、行政連絡委託料として申し上げてきております。 この額の多寡については種々論議がありますが、旧合併前の市や町では、役員さん方の御尽力に対して、少しでもお報いするよう、毎年数%ずつ増額改定をしてきておりますが、見直しにつきましては、社会経済情勢等を判断する中で検討していきたいと思っております。 次に、少数意見と住民の意思、並びに世論のとらえ方についてでありますが、千曲川・犀川水防演習につきましては、今議会冒頭の諸情勢の中で報告をしたとおりでありますが、御質問の、野鳥の会と言われましたが、その会の反対ということではなくて、千曲川河川生態学術研究会というのがありまして、その委員さんがいろいろとお話し合いをされた中で、主催者であります国土交通省が、豊かな生態系を残すという専門的、学術的な見地から変更したということでありますので、御理解をいただきたいと思います。 また、千曲川の中にそういう立木を残すということについても諸情勢の報告の中でも申し上げましたが、河川の管理上の問題と含めて、これはこれから十分に検討していかなければならない問題だと思います。 また、少数の意見は絶対的なものなのか、あるいは住民意思のとらえ方、少数意見と世論についてどう思うかという御質問でありますが、市政を運営するに当たりましては、市民の皆さんの御意見等を十分お聞きする中で、問題点や課題を見つけ出し、少数意見や反対意見についても耳を傾け、市民が受けると予想される利害等を調整し、民主主義の考え方に沿って総合的に判断をしていくことが大切ではないかと考えております。 以上でありますので、よろしくお願いします。 ○議長(原利夫君) 続いて、選挙管理委員長 臼井清人君。          〔選挙管理委員長 臼井清人君 登壇〕 ◎選挙管理委員長(臼井清人君) それでは、お願いいたします。 政和会代表、中澤直人議員の御質問にお答えいたします。 3月13日から始まりました署名活動に対し、選挙管理委員会は慎重に行うように注意したかについてでございますが、先の6月議会で、前羽生田議員の御質問にもお答えをいたしましたとおり、署名活動が始まる前には、地方自治法、条文などを示しながら、注意事項を十分に説明をしましたので、それに基づいて代表者がパンフレットを作成し、各受任者へ配布しており、これにより署名活動を進めていただいたものと思っております。 また、期間中におきましても、再三にわたり注意をしたりお願いをしてきたところであります。 次に、署名の縦覧について、あまりにもひどい署名内容についてどう思うかということについてでありますが、これにつきましても、先の6月、前今井議員の御質問にお答えしましたが、当初2万5,885名の署名があり、そのうち署名審査期間中に5,440名を無効とし、その後、署名簿の縦覧期間中に異議の申し立てにより、707名を無効といたしました。 他の議会解散請求を行った市と比較してみますと、結果として20%を超える無効があったことは、趣旨が十分に理解されていなかったと言わざるを得ないと思われ残念に思っておりますし、また反省もしております。 また、これからもずっと選挙はある。市民を告発することはできないと言っているが、今でもそう思っているかということでありますが、これも先の6月議会に、前羽生田議員の御質問にもお答えいたしましたとおり、署名をした一般市民の中には、法律を知らないので、知らないまま代理署名をしてしまったものなど、無効となったものが中にはありましたが、これを告発することは、市民との信頼関係を損ない、重大な結果を招くなどの問題点も多いことから、選挙管理委員会といたしましては告発はせず、柔軟に対応することが適当であると思っております。このような考え方は、組織としての選挙管理委員会の意見として変わっておりません。 次に、市民を告発した件につきどう思うかという御質問でございますが、これは、議員さんのそれぞれのお考えで行われたことと思いますので、コメントは差し控えたいと思います。 次に、市議会議員選挙の投票所の公平性についてということでございますけれども、小さな投票所の見直しなど、投票所の適正な配置についてでありますが、旧更埴市時代には、平成4年の屋代地区、平成8年の寂蒔地区において、地元からの要望や交通の便、住宅団地の造成により選挙人が増加したため分割した例はありますが、御指摘のように、交通事情の変化や公職選挙法の改正により期日前投票ができるようになり、今回の市議会議員選挙でも8.6%、4,476人が投票日前に期日前投票を済ませるなど、投票をめぐる情勢は大きく変わってきております。 今までは、合併前に市町の投票所を変えることなくそのまま選挙を行ってきましたが、合併して1年となるところから、1カ所で3,000人を超える投票所や200人に満たない投票所もありますので、地元とも協議をしながら見直していきたいと思っております。 次に、告示日に各候補が第一声を同じ時間に行えるように善処を要望する、このことについてでありますが、確かに書類は事前審査を済ませてありますが、選挙公営物品などをお渡しすることもありますので、早い方と遅い方とではどうしても時間の差が出てまいります。 要望にあります、候補者1人に対し1人の職員が対応するようなことについては今まで例がないことでもあり、また、当日立候補を届け出される方もおられることを考えますと難しいと思いますが、今後できるだけ時間的な差が出ないように検討したいと考えております。 また、朝一斉に第一声ができるようにとの御意見でありますが、公職選挙法にはこのような定めがないことであり、そのためにも順番を決めるためのくじがあるのでございますので、御意見として承っておきたいと思います。 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(原利夫君) ここで会派内協議のため、暫時休憩いたします。                    午前11時4分 休憩 --------------------------------- 午後1時 開議 ○議長(原利夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 中澤直人君。 ◆政和会代表(中澤直人君) それでは、再質問させていただきます。 実は、私、今回、市長に質問していることについては、おおよその御返答はわかっております。実は、市長に聞くという形で、マスコミ、住民にも聞いてもらいたいと、こういうつもりでやっているわけでございます。市長、もう少し深いこともお聞きしますけれども、そのつもりで御答弁を願いたいと思います。 なお、選管の委員長にもきついことを申し上げますけれども、よろしくお願いします。 それでは最初に、市長に対してでございますが、市長はこれ以上突っ込んだ答弁はなかなか難しいと思いますけれども、私がいろいろ調べた中で、千曲市は今まで、最初のころはものすごくマスコミが我々を追いかけて、全国的にうまく宣伝してもらいました、そしていいイメージがありました。今になったら反対に、特に議会に対してはイメージが悪いわけでございます。 実は、ついこのごろ、いっぱい記事がありますが、佐久市は在任特例を使わないと大威張りで言っています。全国にもこれがまた模範の市になったと言いますけれども、私もいろいろ調べてみたら、佐久市は、佐久市と臼田町の期限が切れたところで合併しているんです。そして小さいところは、合併させてもらわなければ困るようなところは、ちょっと期間が残念ですけれども、やはり佐久市と臼田の、あの大きいところが期限が切れて合併していると。千曲市の場合は、1年7カ月で合併してしまうと、在任特例をとってもまだ9カ月も短縮しているんだと、こういうことはあまりないんです。 周南市の場合は、広島から向こうは新南陽があります、あそこは3万都市、その向こうに徳山という10万都市があります、熊毛ともう1つ何だか、4つ一緒になってるんですね。10万都市の徳山が、任期切れにやはり合併しているんですよ。ですから、千曲市のように1年7カ月で合併した、一番大きいところがどちらかというと小さいところと一緒になるのに、あのものすごい選挙をやったところが2年にならないで合併するんだと、これはすばらしいと、こういうことだと思うんです。 今は全部千曲市の状況を見て、在任特例を使わないと、千曲市を悪いものにしてやってるんですよ。きょうもマスコミがいないんです、私は前にマスコミに言いました。千曲市は、選挙をやって流れが変わったら、恐らく皆さん来ないでしょうと、こういうふうに言ったら案の定来ません。報道が談合してるんですよ、おもしろい報道をますますおもしろくして放送しているんです。1社が、本当のことを言っても取り上げてくれないんです。私はじかに言うんですよ、私は今まで、トータルで2時間ぐらいインタビューを受けています。その中で、例えば上山田の文化会館のときも、みんなバスに乗っているとき、私も一生懸命になってインタビューしました。そこで、マスコミが言うんですよ、「そうですよね、千曲市は在任特例をとったから合併できたんですよね」と言うんですよ、そちらのほうで。ほかの会社もそういうことを言いました、放送局も。それを放送してくださいと言っても、これを出さないですね、そしておもしろがってみんなでイメージを悪くしておもしろがって、これでうまいこと全部食べたから、あと修復のほうは知らないから、千曲市から一斉に引き揚げました。 あと、私はマスコミを上手に使いながら、今までのことをよく説明してもらって、全国的に有名な市長ですから、ぜひマスコミを使ってイメージ改革をお願いしたいと、かように思うんです。今まで私が方々へ研修に行くと、研修に行ったのに向こうから、「千曲市さんですか、私たちも合併するから教えてください」と、このくらいいい合併ができたはずなのに、この間行くと、「ああ、千曲市ですか」、どうもいつまでもしがみついているというイメージがあるんですけれども、実は坂城に同級生の議員がおります、長野にもおります。この間話したら、「ああ、そうだったかな、千曲市は任期そんなに前に合併したのかな」と。近隣の議員でさえ知らないんです。ただただ単に千曲市は在任特例を綿々と使ってしがみついていると、こういうイメージなんです。 上田の合併は今3つでありますよね。あそこの事務局に私の後輩がいるんですが、「そうでしたか、千曲市はそうだったのかな」と、そのくらいなんです。やはりマスコミをこれからは上手に使ってもらう、そしてそれと同時に、ケーブルネットと、まじめな放送局もあるんですよ。ぜひこの人たちにも本当のことをもう少しPRしてもらいたいと。 実は合併する前の、最後の法定協議会で、住民にどういうふうに説明するんですかと、住民はあまりよく知らないですよと言ったら、私のが、たしか正月の15~16日まで毎日放送してくれました、ケーブルネットで。そんなことで、住民にわかるようにもうちょっと説明してもらって、早いこと議会が住民から信頼を受けるような議会になって、一致みんなで千曲市のこれからの発展をお願いしたいと、かように思うわけです。 市長の立場から見ればなかなか大変ですが、私は、これからはマスコミをうまく使って、なおケーブルネット、または千曲市直属のそれぞれの機関を通じて、住民にわかるように説明していただいて、このことをお願いするんですが、市長に御答弁をお願いします。 それから選管の委員長に申し上げます。実はここに、先ほどの周南市のことがありますが、周南市は、全部の議員のどういうことを考えているか全部出してあります。そしてこのことを街頭で、受任者を集めるのに、7回も8回も説明して、7,000人からの受任者を集めたんです。そしてその人たちに、徹底的に法にのっとってやるからには、法にのっとった署名活動をしてくださいと、何回でもこれをやるんです。こういうことを勉強して署名活動をしたにもかかわらず、私は実は今回の質問を決断したのは、お盆の14日の、「こんな議会は要らない」というあるテレビ放送の1時間番組を見たから、これは、選挙をやってもう終わったんだと、みんな仲よくしようというときに、こんな議会は要らない、お盆の14日です、9時半からですかな、1時間番組、あそこでやられたから、ついにまた私はこういう悪い虫が出て、これを質問することにしました。 後のほうで、小平銀次郎代表が、大町のほうへ行って講演してますね。勉強すればするほど難しいから、あまり勉強しないで早くやりなさいと、これがテレビで出てるんですよ。私は録画してあるから、もし何でしたら幾らでも後でお見せします。こういう中途半端な、おかしな、だまかすような人が一番親方になって、上のほうの3~4人、この人たちは私は許せないと思うんです。あまりにも、法に従って53人の首を切るんですよ、それからには法に従ってやってもらいたかった。このことに対して、お盆の14日の放送なんですけれども、選管の委員長、あまりにも中くらいな、その人たちに対して私は怒っているんです。一般の受任者、署名活動に歩いた人たちはそういうことを知らない。なるほどちょっと聞けば、経費はむだだなと思いますよ、私だって知らなきゃすぐ受任者になって歩きますよ。だからこういう誇大広告じゃないけれども、それっきり本当にグングングングンと言われればなるほどなと思っちゃうね。そういうもののおかげで受任者が五百何十人ですか、六百何十人ですか、できたんですけれども、周南市は7,000人集まって、それで7万人ばかりの署名ですよね。だから本当に確実な署名をしておりました。 そんなようなことですので、選管の委員長さんに、今までのこともありますが、これからどんな問題でも、住民がいろいろな問題を取り上げます。そのときに中途半端にやられて、その都度持ってきたのは、市のほうで調べなければならないでしょう。それで結果的に3分の1以上あれば、調べないわけにいかないと思うんですよ、有権者の3分の1あれば。最初からだめだと思っても調べていかなきゃならない。こんなようなことがこれから起きないように、きちんとした指導をお願いすると同時に、これからそういう場合は、やはり最初からきちんと、10%以上むだが出た場合は、全体を受理しないというような、そういう方向づけをきちんとしてもらいたいと思います。これを、中途半端なことをしていると、ずるずるずるずるおかしくなると思います。やはり法にのっとった署名ですから、法にのっとってこれからやってもらいたい。 それともう1つ、選挙の公平性でございます。選挙の公平性については私も提案したんですが、まだ全国にそんな例がないそうですけれども、これこそ前例をつくってなるほどなというようにするために、今回は34人決まったんですよね。そうすると20ばかりテーブルを用意して、こっちの端、こっちの端へ七つ道具を積んでおけばいいじゃないですか。そして事前審査で封印して、袋がきちんと封印してあるんですよ。まごまごしたらロッカーへ預かっておいてもらって、当日出してもらって、そこで直接1対1でやれば、一斉に審査は終わるじゃないですか。 公平性のために順番を、くじを引いたと。きょうも議員の仲間にありますが、1時間半待った人もあるんですね。それから一番後のほうのくじを引いた人がうちまで行く間に20分もかかっちゃうんですね。その間に、その界隈を一生懸命になって選挙運動されたらどうなります。大将は熱心だな、大将はおら方の手は要らないかなと、こういうことでやはり一斉にみんなが第一声できるような方法を考えてもらうと、千曲市もすばらしい先例をつくったと、こう言われると思うんですよ。 そんなことでひとつ大決断をしていただきたいと。市長には、先ほどの住民に対する、議会がものすごく今批判されていることに対する住民に対するのと、一般に対する、よそに対する名誉回復のためにいろいろお願いしたいと。それと、選管の委員長には今の2つですが、よろしくお願いします。 ○議長(原利夫君) 答弁を求めます。 市長 宮坂博敏君。          〔市長 宮坂博敏君 登壇〕 ◎市長(宮坂博敏君) 中澤議員の再質問にお答えをいたしますが、報道関係との連携等についていろいろ御意見をいただきましたが、その中で、議会のイメージダウンというようなことを言われました。 実は先日、これは8月24日でございますが、日本大学に農村サミットというのがありまして、これは棚田の関係とか、そういったのもありまして、私も何回か出席をしておりますが、そこに出席を要請されまして、特に今回は千曲市の合併について発表してほしいと、このように言われたわけであります。全国から大勢の方も、特に首長さんたちも集まっておられたんですが、経過等、お話をしたわけであります。その後、それを受けて大学側、これは教授たちでございますが、その代表から、評価ということで、千曲市の議会が総辞職をしたということは大変すばらしいことだというふうに大変評価をされました。そのようなことがあったことをお伝えしておきたいと思います。 ただ、これは学内の会議だったものですから、残念ながら報道関係には報道されなかったということはありました。特に報道関係との連携については、日ごろから十分に配慮しているつもりでありますが、今後もより一層心して対応してまいりたいと、そのように思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(原利夫君) 選挙管理委員長 臼井清人君。          〔選挙管理委員長 臼井清人君 登壇〕 ◎選挙管理委員長(臼井清人君) それでは、お願いいたします。 中澤直人議員の再質問にお答えいたします。 まず1点の、署名活動についてでございますけれども、何名以上もしくは何%以上無効があったらというような基準を設けることはできないということですが、これは、私どもとしてはできないと思います。周南市の場合は御指摘のように、確かにきちょうめんにやられました。それで、請求者側で10%以上無効があったら選管に提出をしないという基準を独自に設けられたものでありますので、千曲市の選挙管理委員会といたしましては、基準を設けることはできないものと考えておりますので、あしからずお願いをしたいと思います。 しかし、このような署名活動に対しましては、このたびの経験を大いに生かしまして、十二分に指導をしてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 それから次に、一斉に第一声を議員さんの皆さんが、立候補される皆さんが上げるようにできないかということでありますけれども、私、最終的に選挙管理委員長が時の選挙長になりますものですから、最終的に大勢の職員でやったといたしましても、最終的に、選挙長がすべてを見て、これに判を押さなければならないという仕組みがございますものですから、これは非常にどうしても時間の差が出てまいります、これはいたし方のないことではなかろうかと、私どもは考えております。しかしながら、できるだけ早く受け付け事務を早めるような努力をしてまいりたいと考えておりますので、ひとつよろしくお願いいたしたいと思います。 以上でございます。ありがとうございました。 ○議長(原利夫君) 中澤直人君。 ◆政和会代表(中澤直人君) 今、市長からは、議会がすばらしいと、総辞職したことがすばらしいと、実際全国で総辞職したようなことはないと、ある落選した候補が一生懸命言っておりました。前代未聞が3つあると、私から見たら全部前代未聞だが、全部おかしいと思ったのが今の総辞職、これは本当にすばらしいことですよ。私は、今の市長から褒められたと、このように思います。 それから、本当に私が危惧しているのは、佐久市、八千穂と一緒になりますね。あれも千曲市の例があるから在任特例を使わない。さっき佐久市のことを言いましたけれども、佐久市は、実は、私は新聞の切り抜きをとりますが、よく大事なことは確認します。佐久市と臼田町は、平成17年の4月でしょう、任期切れ。そうすると、春日温泉のあれは、臼田町と佐久市が任期切れの合併、浅科村と春日温泉のあそこ、あそこについては平成15年の4月と9月に任期が切れているんですよ。あのときに合併しても、在任特例を使わなくても、千曲市のほうは18年の1月まであるんですよ。佐久市なんかは17年の4月でしょう。そうすると、ちっとも威張ることないんですよ。だから千曲市と一緒に合併したっていいぐらいなんですよ。そういうふうにうまくやられちゃっているんです。これからぜひ、いろいろな方々の前例もとったりしながら、ぜひ市長、千曲市のいいことも、議会をそこらへ行って褒めていただきたいと思います。 それと、選管の委員長、全部袋へ入れて事前審査して判こを押しておくんでしょう。私のほうじゃなれない人だから、3回も行って、事前届をやってあるんですよ。それを改めてまた全部開いて1枚ずつ見るんですか。事前審査したんだから、補助か何か置いておいて、はい、はい、はいとやったっていいじゃないですか。だからもうちょっと、うんと縮めてもらうということを申し上げて、もう一遍だけ、もう少し縮めることを一生懸命やると、こんなことをお願いします。 ○議長(原利夫君) 答弁を求めます。 選挙管理委員長 臼井清人君。          〔選挙管理委員長 臼井清人君 登壇〕
    選挙管理委員長(臼井清人君) それでは、お願いいたします。 中澤直人議員の再々質問にお答えを申し上げます。 今の、先ほどの第2点のことでございますけれども、先ほど申し上げましたとおり、私はいろいろ事前審査をいたしまして、袋詰めはしておきますけれども、とにかく今度の場合は、34名の方の全員のを最終的に選挙長の私が見まして、それで判を押す、そのときに受け付け時間も確認をするというような業務がございます。したがいまして、そういうことは非常に難しいなというふうに考えております。しかし、おっしゃるとおり、第一声にスピーカーで声を出すことができるとするならば、これはやっぱり私どもの考え方とするならば、とにかく30分なり1時間おくらせて、今度、立候補される議員の皆様方が一斉に決めて、何時に第一声を発しようと、こんなような形をやられたらいいのではなかろうかなと、私は思うわけでございまして、選挙管理委員会といたしましては、先ほども申し上げましたとおり、選挙長が最終的に判こを押すのと時間を見るのをやりますものですから、大勢立候補された場合にはとても無理なことではなかろうかと思っております。よろしくお願いをしたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(原利夫君) 続いて、清和会代表 吉田昌弘君。          〔清和会代表 吉田昌弘君 登壇〕 ◆清和会代表(吉田昌弘君) 吉田昌弘でございます。 私は、清い清和会を代表いたしまして、質問をいたします。答弁は市民にわかりやすい、明解で前向きの答弁を求めるものであります。 質問に入る前に、理事者のほうに、議長のお許しを得て資料が行っていると思いますが、ありますか。 それでは、質問に入ります。 私は、組織改革と人事制度の構築について質問をいたしますが、地方分権の推進や全国的な市町村合併の動きは、従来の枠組みを変える大きな変革期にありますが、千曲市はこういった時代を先取りいたしまして、1市2町の合併を実現したわけであります。まことに御同慶にたえません。そして10年、20年後に合併してよかった、の結論を出すためには、常にマイナーチェンジ、いわゆる小さな改善とフルモデルチェンジ、大きな改革を繰り返し、たゆまぬ努力を継続していかなければなりません。改めて、理事者並びに職員のたゆまぬ努力を継続していかなければなりませんとともに、改めて議会もその責任の重さを痛感しているところであります。 市の16年度当初予算は247億2,800万円と多額に上り、スケールメリットこそあるものの、中身は非常に厳しい状況であります。このような状況の中で、多様で高度な市民ニーズに的確に対応していかなければならないのであります。さらには、合併後1年を経て、諸事業を初め、諸施策については細部にわたって、合併協議の中で合意はされているものの、現実には1市2町それぞれ50年にわたって築かれた各自治体の文化があるわけであり、互いの立場を尊重した調整努力や、説明責任を果たしていくことが必要でありますとともに、他人同士が1つの家族になったわけですから、職員は当然のこと、市民レベルの信頼関係の増進やコミュニケーションをもっと高めていく努力が必要と思います。 私は、今回の選挙を通じまして、私のところに入ってきた市民からの言われたことを正直に申し上げては、戸倉・上山田地区では、個別の行政サービスの内容が変わるたびに、合併はよりよき選択だったろうかといった疑問や不満の声が聞かれます。その1つの原因は、行政側のPR不足にあると思います。もちろん私どもの選挙民に対する報告が不足していることも反省いたしておりますが、行政の組織体質が強ければ、結論を見るまでの論議も尽くされるでしょうし、自信を持った説明が果たせるものと考えます。 これは、千曲市ということではなく、お役所体質の一般論でありますが、政策立案能力の不足、前例踏襲主義、コスト、サービス意識の欠陥などが言われております。千曲市の場合についても、個々には優秀な人材は多々あれど、高能力集団というか、組織的に機能しているかと、解決すべき大きな課題であると思うわけであります。 行政改革に対する私の考えは、役所の組織改革、役割分担など、組織運営のソフト面も含め、人事制度改革に尽きるといって過言ではありません。市民に信頼される市役所を実現するためには、組織が活性化し、すなわち職員1人ひとりの意識を改革をして、能力と意欲を高めること、職員が働きがいや使命感を持って仕事をすることだと思います。 そこで、市長に組織改革と新庁舎建設構想についてお伺いをいたします。昨日も質問がありましたが、違う観点からお伺いをいたします。 今日の、更埴庁舎、戸倉庁舎、上山田庁舎の3庁舎方式は、庁舎の現有面積からしての物理的な事情と各地域の本庁機能温存の願望等々、合併協議の中で御苦心いただいた最善策であったかと私は理解をしております。しかし、現実に1カ年を経過してみて、千曲市の行政運営上での問題点が庁内において集約されておりましたら、お伺いをいたします。さらにはまた、当面の手直しの計画、マイナーチェンジの有無と本庁舎建設の見通しについてもお伺いいたします。 合併協議では、新しい本庁舎は後期、10年後が目標ということでありましたが、諸情勢の変化にスピーディに対処するためには、1日も早く新庁舎建設の検討を始めるべきではないでしょうか。短絡的に場所と設備投資額を求めるのではなく、ソフト面と申しますか、どういった組織形態を構築するのか。例えば、現在は縦割り組織の色合いが濃く、本部組織がそのまま出先にもある感じでありますが、もっと支所的な形態にして、利用者からワンストップサービスというか、1カ所で用が足りる方式もあろうかと思います。また、ピラミッド組織からグループ型、フラット組織というのが民間においても、自治体においても世の流れであります。それは、年齢構成の平均化、仕事内容の多様化の中で、役割分担の明確化や専門職制度の活用により、能力発揮、ひいては職場活性化を図ろうというものであります。 いずれにいたしましても、庁舎建設も含め、市役所組織の改革について、当面の見直しと本格的な改革について、まずは職員で構成するプロジェクトの立ち上げをすべきと思います。何といっても、毎日仕事に携わっている庁内の意見、また市民の声など、問題点の集約からではないでしょうか。むだがなく柔軟で迅速に対応できる組織体制の整備に引き続き御努力をすべきと思いますが、市長の所見をお伺いいたします。 次に、人事制度の構築についてお伺いをいたします。 本題に入る前に、2点ほどお伺いいたします。昨年11月の初議会での所信表明で市長は、定員適正化計画、目標管理制度、職員研修を新市の組織改革の方針として掲げられておりますが、これらの施策の進捗状況についてお伺いをいたします。 もう1点は、合併協議書の中で、一般職の身分の取り扱いについて、給与については職員の処遇(昇格、昇進、資格等)及び給与の適正化の観点から調整し、統一を図るとされています。調整、統一が完了したのかどうか、これからなのか、市長にお伺いをいたします。適正化とか調整とはどういうことなのか、具体的にわかりやすくお伺いをいたします。 次に、本題の人事制度の構築について伺います。 最近新聞等の報道で、公務員制度改革の記事が目立ちますが、これは、平成13年12月に閣議決定した公務員制度改革大綱がようやく動き出したというものであります。秋の臨時国会では、天下り人事の防止とか、各省庁ごとの採用廃止とか、抵抗勢力との攻防が焦点になっていますが、この大綱の第一の柱は、年功序列だった人事や給与について民間に倣って、能力や実績を反映させる人事制度を導入するというものであります。国民からすれば、まだこんな段階なのか、首をかしげたくなる、まことに古くて新しいニュースでありますが、市長には、千曲市の人事制度についてどのようなお考えをしているのかお伺いしたいのであります。 賢明な宮坂市長とスタッフの皆様のことですから、近隣市町村や全国先進地の動きは詳細に把握されているものと思いますが、近いところでは、長野市が昨年の7月に、長野市人事制度構想の検討素案をインターネット等で情報公開しています。この素案を見て感心したことは、まず第1に、改革の背景、現状の課題、改革の目標が明確に示されております。第2に、人事制度改革の全体像が示されて、個々の制度について構築・試行・実施時期がスケジュール化されてあります。すなわち、人事評価制度(能力評価、行政評価、目標管理)、自己申告制度、給与制度、人材育成基本方針(期待職員像)考課者研修会の項目について腰を据えて取り組み、完全実施は19年度とされております。目標管理制度1つ見ても、人事制度の全体像と連動しております。さらには市全体の計画、部署の計画があって初めて個人の具体的目標が決まるわけであり、トータルの人事制度とするには手間と時間がかかる課題であると感じました。 第3に改革制度の構築・設計はコンサルタントへの丸投げではなく、各部署、階層から選ばれた職員による検討委員会で進めているのであります。手づくりの制度構築により、長野市固有の問題解決、新制度に対する職員の理解度が深まると考えられます。コンサルは、構築支援者という位置づけであります。 第4に、さらに感心させられたことは、この検討素案をいろいろな手段で市民に情報発信をして、改革に積極的に参加してくださいと呼びかけております。これだけでも、職員の意識改革につながるのではないでしょうか。 次に、千曲市の人事制度改革に対する私の考え方でありますが、まず第1に、改革は審議会とかコンサルタントだけでは何も進みません。市長の最高スタッフが専任でリーダーとなり、住民の期待とか職場の問題点を熟知している職員に汗をかいていただかなければ、実効の上がる人事システムは構築できないと思うからであります。 最近、幾つかの自治体で行革担当の助役を設置しているところがふえておりますが、理解できるような気がいたします。職員の意識が高まり、組織体制が強化されて職場が活性化すれば、市民に信頼される市役所に進展することができると思うわけであります。 第2に、千曲市は合併直後であればこそ、職員の行動指針、意識改革、公正な人事運用の構築が必要であり、さらには国の公務員制度改革大綱で、民間の発想に倣った改革は決定事項でもあります。初代宮坂市長のもとで、ぜひとも人事制度改革に着手されることを私は願っております。進め方にもよりますが、制度の完成・実施には、3年程度は要すると思いますが、先送りすればよその市におくれをとるだけで、結果的に都市間競争におくれをとることになります。また、職員の幸せ、仕事のやりがいにもつながることでありますので、前向きな取り組みを切に御期待申し上げまして、市長の所見を伺いたいのであります。 また、現在千曲市の仕事に正職員、嘱託、臨時を含めて1,000人余の人が働いてもらっておりますが、職員を初め、その人たちの人事管理はどなたが、どのように管理されているのかお伺いしたいのであります。 次に、佐藤収入役にお伺いしたい。 あなたはかつて、長野信用金庫の要職を長く務められ、さらに関係会社の社長として民間組織の経営職を長く経験された方であります。千曲市の収入役に10カ月近く携わる中で、組織運営や人事制度のあり方など、民間との相違点や改革の必要を感じるような点がありましたら、率直な感想をお伺いしたいのであります。 次に、教育長にお伺いいたします。 教育行政の組織改革も必要不可欠と思うわけであります。例としては、教育委員会にはスポーツ振興課、生涯学習課が管理する施設が数多くあります。これらの施設運営手法について、貸し館や貸し施設のみであれば民間に管理を委託できるのではないでしょうか。また、スポーツ施設などは地域の体協に管理を委託できるのではないかなどが挙げられます。中でも、スポーツ施設については、指定管理者制度を活用いたしまして、体協の組織を生かした運営を図ることで、実業団などへも利用の幅が広がり、選手育成にもつながると思うのであります。教育長の所見をお伺いしたいのであります。 次に、この問題は大人げのない質問であろうかと思いますが、反面、大変大切な質問でもあると思うわけであります。それは、千曲川・犀川水防演習会場変更についてお伺いをいたします。 先に説明がありました、平和橋上流の演習予定会場が、鳥獣保護と自然環境保全などを理由に一方的に変更されたことであります。千曲市といたしましては、後利用などを考え選択した場所であったと思うわけでありますが、「千曲川に月や花が映える共生と交流のまち」にふさわしい、自然を生かした公園がつくられるものと聞き及んでおりました。 現在の我々に一番要求されているのは、ゆとりと心の潤いであります。それには、自然公園が最もふさわしいと喜んでいた矢先、鳥獣保護の理由でだめになってしまったのではありませんか。 また、昨日の答弁の中で、流水にも支障を来たすと言われましたが、もし災害が起きるようなことがあればだれが責任をとるのか、河川災害は人命、財産が奪われることが多いのであります。このような観点から、市長は、市民と鳥獣のどちらが大切と思われるか、また会場の変更について、もう一度再考されるお考えがあるかお伺いしたいのであります。 最後になりましたが、白鳥園の後利用についてお伺いをいたします。 合併前から、旧戸倉町では、後利用について研究をしてきました。また先般、白鳥園後利用検討委員会からも答申が出ました。合併協議の中でも福祉の拠点、いわゆる総合福祉センターにするとも言われておりました。しかし、土地建物は県のものであります。まず市長は、現状をどのようにとらえておられるのかお伺いをいたします。 あの土地は昔、県の農蚕試験場として、当時の戸倉村の農家がただ同然で土地を提供したと聞いております。市長はそのような観点から県と交渉をいたしまして、格安に譲り受けるようなアクションを起こすべきと考えておりますが、今後の利用方法を含め、お考えをお伺いしたいのであります。 ○議長(原利夫君) 答弁を求めます。 市長 宮坂博敏君。          〔市長 宮坂博敏君 登壇〕 ◎市長(宮坂博敏君) 清和会代表、吉田昌弘議員の御質問にお答えをいたします。 初めに、千曲市が発足して1年が経過をしましたが、この間を振り返ってみての感想でありますが、私は常に、均衡あるまちづくりをどう進めればよいのか、市民が合併してよかったと言われる施策をどう進めるか、また、市民は1つ、地域も1つ、そしてまちづくりは市民と行政、議会の共同作業と位置づけ、市政運営に最大限の力を注いでまいりました。また、職員には、地域住民や各種団体と交流をし、市民の目線に立った行政を行うことなど、定例部長会議などを通じて徹底をしてまいりました。 御意見では、行政サービス内容の変化に対する疑問や不満の声が聞かれるとのことでありますが、事務事業のあり方、サービスの内容につきましては、合併協議の中ではお互いの立場を尊重し、また、今まで培ってきた地域の文化や手法を大切にしながら、主として、よその市、他市との均衡を考慮して調整を進めてまいりました。 平成16年度予算編成では、緊急性や必要性などを基準に選択をしなければならないものもありましたが、住民サービスの急激な変化をできるだけ避けるように配慮もいたしました。しかし中には、具体的には、現在調整中のため、まだ申し上げるに至りませんが、合併協議の場に上がらないでその後出てきたような事項もあり、合併前のものをそのまま引き継ぐことができないものもありますので、御理解をいただくようお願いをしておりますが、そうした方々からは御不満の声もあるのかと思います。御意見では、それは説明が足りなかったのではないかと言われましたが、急に出てきたような内容のものもあり、やむを得ないものもありました。 御質問の、組織改革と新庁舎建設構想についてでありますが、前段で、分庁舎方式の中で幾つかの御質問をいただきました。1点目に、行政運営上の問題点についての御意見でありますが、分庁舎方式につきましては、合併協議の中で、対等合併であることや、新庁舎の建設に時間が必要なことなどから分庁舎方式とすることが決まり、現有の3庁舎の有効活用を図るよう調整、検討して、市長部局、議会関係に必要なスペースを確保するため、旧更埴庁舎からは部を分散配置をする、それぞれ戸倉・上山田に分散配置をするということにいたしました。 そしてその業務に支障のないように、それぞれの庁舎に支所的機能として窓口を設け、住民サービスを低下させないことを第一に配慮した方法でありますが、その後の状況を見ますと、職員や書類の庁舎間の移動等や、あるいは庁舎等の管理コストなどもあり、行政効率の面では問題もあるように見受けられます。 私も、「お出かけ市長室」等で、戸倉・上山田の庁舎に参りますが、その際できるだけ職員に声をかけておりますが、何か気持ちの中である種の感情が湧く思いがいたしております。その点、現時点で問題点の集約は全部いたしておりませんが、今後、さらに意見をよく聞いてまいりたいと思っております。 2点目の当面の手直しの有無についてでありますが、組織機構の見直しにつきましては、部・課の現況や課題等について、人事ヒアリングを行う中で、部・課長の意見や要望などもお聞きをし、職員配置を含め必要な見直しを行っております。 抜本的な組織、機構の見直しは合併直後ということもあり、ことしの春には大規模にはできませんでしたが、行政改革の検討を進める中で、逐次見直しをしてまいりたいと思っております。 3点目の、本庁舎建設の見通しについてでありますが、先に千曲経世会議員団代表、宮下静雄議員の御質問にもお答えをいたしましたが、新庁舎の建設については、新市の建設計画では、市民参画による審議会の設置など、協議方法も含めて検討するとされております。公共施設の統合整備の項でも、また明記をされております。 財政計画では、前期の計画に調査費として1億円を計上し、後期の計画に30億円の建設費が計上されておりますが、最近の事例では、さらに多くの建設費がかかるのではないかと思います。 したがって、庁舎建設につきましては、合併協議の経過もありますが、行政改革を進める上では一番大きな要素となりますので、御意見にありました、職員の気持ちや市民の意見もお聞きをして、慎重に検討したいと思います。 次に、庁舎の建設を含め市役所組織の改革について、当面の見直しと本格的な改革についてということでありますが、当面の見直しにつきましては、先ほど申しましたように、人事ヒアリングを通じて必要な見直しを行っております。 次に、本格的な改革ということですが、庁舎建設の検討段階で、庁内でプロジェクトチームを設置し、調査、研究をしていかなければならないと思っております。その中で、庁舎の位置や規模にあわせて、本庁組織、機構の抜本的な見直しや住民サービスの窓口でもある支所的機能の役割などについても検討しなければなりませんが、御意見の中にもありました、フラット型とか、あるいはグループ組織といったことなども参考にして、幅広く検討したいと思っております。 次に、人事制度の構築について、大変内容の濃い御質問を幾つかいただきました。このうち、前段で2点についてでありますが、1点目の、昨年11月の初議会における私の考え方を申し上げましたが、それについて定員の適正化計画、あるいは目標管理制度、職員研修の進捗状況はどうかということでありますが、1点目の、定員の適正化計画については、職員の適正規模を推計する方法として、定員モデルや類似団体別職員数と比較をする、他団体比較方式と、あるいは個々の事務量を測定し必要人員を求める事務量策定方式の2通りがあると思います。 本市では、分庁形式の中で、住民サービスの窓口を各庁舎に設置をし、また、各市町が設置をした施設も存置をしておりますので、他団体比較方式のみで職員数の適正規模をはかることは難しい面もあります。 また、新庁舎が建設された場合も考慮して推計しなければなりませんので、前段で申し上げました、他団体の比較方式と事務量算定方式を組み合わせて行うことが当面必要かと考えております。 現在、国が示した定員モデルとの比較や類似団体との比較を進めておりますが、当市の場合、合併時に推計した職員の員数についてのシミュレーションもありますので、数年のうちには、より適正な職員の数になると思います。 次に、目標による管理制度についてでありますが、新市発足後に制度の趣旨や具体的な目標の設定などについて職員研修を行い、16年度から実施をしております。本年度は、部課長、係長職に対して評価者研修を予定しております。 また、職員研修につきましては、昨年度は全職員を対象にCS研修会や男女共同参画研修会を行い、本年度は、長野広域連合が主催する、管理職員共同研修や税務事務などの専門研修に参加をしております。 職員研修は、人材育成の基本と考えておりますので、人材育成基本方針の策定資料として、全職員を対象にアンケート調査を行いました。その中で、これから千曲市の職員に求められる職員像や職員の能力開発、研修メニューや職場内研修のあり方など設問をいたしたところであります。現在アンケートを回収して整理をしておりますので、これらも参考に職員研修の方向を示す人材育成基本方針を策定し、職員研修会を開催していきたいと考えております。 また、職員の給与の調整、統一が完了したかということでありますが、合併協議の中で、一般職の職員の給与について協議をいただき、それを受けて具体的な検討は首長会議で行ってまいりました。 一般職の給与につきましては、地方公務員法の第24条の規定により、「職員の給与は、その職務と責任に応ずるものでなければならない」。また、「生計費並びに国及び他の地方公共団体並びに民間事業の従事者の給与その他の事情を考慮して定めなければならない」とされております。さらに、「職員の給与、勤務条件は条例で定めること」とされております。 御質問の調整、統一のうち、職員の手当につきましては、国や県あるいは他市の状況を参考に合併時に統一を図ったところであります。 また、給与制度につきましては、合併後ということで一応の調整をしましたが、実質は本年度から調整を開始したところであります。合併時に、各市町では、同じレベルの職員間にも給与の格差があったということでありますが、それをやっと調整をしてきたと、こういうことであります。 また、適正化の根拠と具体的な調整ということでありますが、給与の適正化につきましては、前段でも申し上げましたように、他市の制度と著しく均衡を損ねることがないように措置をすることを基本にしまして、職員間のバランスも考慮しなければならないと考えております。 具体的な調整につきましては、職責による格付をして、さらに、経験年数などにより調整をすることとしましたが、中には差が大きい職員もおりましたので、職員の採用時にさかのぼって、現時点の格付をして、それに近づけるために昇給の延伸とか、あるいは昇給の短縮を行うなど、将来にわたって均衡のとれるような調整を行っております。 次に、人事制度の改革についてでありますが、御意見にありました、公務員制度改革大綱が平成13年12月に閣議決定されましたが、その内容は能力評価と業績評価からなる新評価制度の導入、組織目標の設定と職員としての行動基準の確立、多様な人材の確保などが柱とされております。 国では、18年度の導入を目指し具体的な作業を今進めておりますが、地方公務員についても国に準じた改革が求められております。 人事制度は、人材育成を基本に職員の能力を最大に生かすための制度であり、現在の年功序列の人事制度を廃止し、能力や業績などを重視した人事評価制度への移行、職員の能力開発のための人材育成基本方針や適材適所の人事配置のための自己申告制度などがありますが、今後は一層、職員の能力や職務の内容などを評価することが大切ではないかと思っております。 人事制度改革の目指すものは、職員の意識改革と組織目標の達成を通じて、最終的には市民の目線に立った行政サービスを推進し、真に信頼され続ける市役所になるということでありますので、これからも人事制度の確立に向けて積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 また、長野市を例に資料等もお示しをいただきました。何点かそれについて御意見をいただいておりますが、私も資料の内容についてはよく読ませていただき、大変参考になりました。 それに対して、当市の場合でありますが、第1点として、人事制度の改革の構築には職員が率先してかかわることが必要ということでありますが、御意見のとおりかと思います。業務の内容を一番理解しているのは職員でありますので、人事制度の運用に当たっては、全職員がかかわることが大切と思います。 そのために、構想段階から、助役を初め全職員がともに考え取り組まなければならない問題かと思います。人事制度改革の構築に向けては、職員と、必要があれば専門のコンサルタントとの意見交換を行い、また、他市での成功事例や失敗事例なども参考にしながら、多岐にわたり研究をしなければならないと思っております。 2点目として、人事制度の改革には、年数がかかるので計画的な取り組みが必要ではないかという御意見でありますが、人事制度の構築には試行期間を含め、ある程度の年数が必要と思います。特に評価制度を導入するに当たっては、恣意的、いわゆる勝手気ままな考え、な評価を排除するため、部長や課長、係長等に求められる行動基準などを設定し、評価をする職員の目線合わせなどを行い、特に合併という中で公正な評価をする必要があると思います。 また、職員の意識改革では、仕事への意欲、いわゆるモチベーションを高め、情報の共有を図るために、職場内研修などの制度の導入も必要と思っております。 人事制度改革の構築には、幾つかの課題を整理し、具体的な方策を検討する必要もありますが、今後、試行期間を経て、できるだけ早く本格実施に向けて計画的に取り組めるようしてまいりたいと考えております。 次に、臨時職員等を含めた職員の人事管理についてでありますが、合併時の正規の職員の数は537名であります。現在は524名で、13名の減であります。職員の人事管理につきましては、採用計画から試験の実施、任命や職場の配置、さらに昇任、昇格などの事務は総務課が所管をして実施をしております。 また、正規の職員だけでは不足をする臨時的な業務や会館等の施設管理事務、また、産休や病欠などの場合の補充として、臨時職員等を雇用しておりますが、臨時職員等の雇用に当たりましては要綱を定め、公募を原則にして募集をしております。また、雇用に当たりましては、担当課が面接を行い決定をしておりますが、社会保険や雇用保険等の福利厚生などの事務は総務課が所管をしております。 ここで、収入役及び教育長への御質問が入りますが、後ほどとして、私のお答えを続けさせて、進めさせていただきます。 次に、千曲川・犀川の水防演習についてでありますが、諸情勢の報告で申し上げましたが、平成17年度千曲川・犀川連合水防演習の会場につきましては、当初、国土交通省北陸地方整備局の要請を受けて、平和橋上流左岸を会場として開催する予定で、平成16年3月の議会においてその関連事業として会場への取りつけ道路等、必要な整備を図るため、事業費を平成16年度当初予算に計上をさせていただき、地元の皆さんとも御相談をする中で、着々と準備体制を整えてまいりました。 ところが、本年6月10日、千曲川の生態系の特性や洪水などによる影響を調査し、川の自然環境のあるべき姿を探る目的で、北陸地方整備局の主催によります、第1回千曲川河川生態学研究会が設立をされ、動植物や応用生態学を専門とする大学教授や河川研究者等の初会合が開催され、千曲川河川事務所の整備計画の説明と意見交換の中で、「当会場予定地については、可能な限り残ったよい自然を残すという配慮が欲しい」、「場所を変えるなどの検討をされたい」などと研究会のメンバーから厳しい意見が出されたようであります。 これらのことを踏まえ、6月30日に、千曲川河川事務所長から、平和橋上流左岸で実施をする方向で協議を進めてきた水防演習について、当該箇所は千曲川沿川でも人の手があまり入っていない数少ない場所の1つであり、豊かな生態系が残っていると言われているところであり、また、経費の削減、河川環境の保全等が叫ばれる中、コストの縮減、あるいは河川環境への配慮など、総合的に再検討した結果、当該地区での実施は断念をすることとした。既に、河川公園等が整備をされている場所で実施をする方向で、今後協議を進めてまいりたいという依頼がありました。 そして8月5日に、千曲川河川事務所長が来庁しまして、私と話し合う中で、千曲橋上下流を中心に水防演習を考えたいので、今後具体的に検討し、相談してまいりたいので協力をいただきたい旨、話があったところであります。 御意見では、河川管理が大事か、あるいはまた自然保護が大事かというような御質問でありますが、私はその問題については別に、北陸整備局との会議の中で強く申し入れたことがございます。これに対して担当のほうからは、確かに河川管理を第一に考えたいという御意見がありましたけれども、要するに一度にたくさんの面積をそういう形で変えるということには抵抗があるという中で、少しずつ切っていけばいいかというようなことも申し上げたんですけれども、そういったことで、意見は意見として申し上げております。そういう中で、何とか今回はそういう形でやりたいと、こういうことでありましたので、これはやむを得なかったかなと、そんなふうに思っております。 市としましても、当初の予定地は後利用の観点から、市民の広場としても最適地であり、何とかならないかということでお願いをしましたが、主催者であります国土交通省が、豊かな生態系を残すという専門的・学術的見解から変更したいということでありますので、現今の情勢からして、残念ではありますが、実施箇所の変更はやむを得ないことかなと思っております。 しかし、当該箇所を検討した結果、自然を生かして、規模は多少小さくなってもいいから、水辺の公園的なものができないか、市としても検討することとして、これは千曲川の河川事務所長にも協力をお願いをしているところであります。今後、このように市民の皆さんに御迷惑をおかけしないよう、千曲川の活用につきましては、先に市民クラブの代表、宮坂重道議員の御提案にもありましたように、保護と残す区域をはっきりすみ分けをして、関係者の御意見をお聞きして、これから整理をしてまいりたい、そのように思っております。 次に、白鳥園の後利用についてでありますが、後利用の見通しについては、長野県が所有をしております白鳥園施設の千曲市としての後利用の方策については、旧戸倉町が県と協議を進めておりましたので、それを受けてどのようにするか、本年3月に市民の代表による「白鳥園施設後利用検討委員会」を設置をして、検討をいただいてまいりました。 検討委員会では、温泉資源を活用した先進地視察を含め、6回にわたり検討委員会を精力的に開催していただき、「白鳥園施設の後利用に関する提言書」として取りまとめ、去る9月1日に正副委員長さんから提言書をいただきました。 提言書の内容につきましては、本議会の冒頭、諸情勢の中でも申し上げましたように、後利用の方向性として、保健・医療・福祉関係の3つの分野で有効活用していくことが望ましいという提言でありました。 市としましては、この提言内容と、10月には提言がまとまります予定の総合福祉センター建設検討委員会の内容を総合的に検討するとともに、市議会を初め、国や県など関係機関に協議をしながら市の財政計画との調整を図る中で、総合的な整備計画を策定して、実現に向けて鋭意努力をしてまいりたいと考えております。 また、施設の買収についてでありますが、御案内のように、土地については約1万坪が県有地ということになっておりますし、上の建物については、企業局等が持っていたというような経過もございますので、そういったことを含めて、どういう方法でこれを活用する、あるいは手に入れていくかということについては、早急にまた県のほうとも詰めていきたいと、そんなふうに思っております。 いずれにしても、中長期的にこれから整備を図る施設でございますが、基本計画を立てていく中で、既存の建物の施設がその用途を生かすことができるのか等について、調査、研究を至急にしてまいりたいと、そのように思っております。 したがいまして、これらのことにつきましては、今後、基本計画及び財源の見通しを立てた段階で、施設の所有者であります長野県と、先ほど申し上げました、施設用地をどうするか、あるいは買収するのか、借用でいくのか、こういったことも含めて協議を進めてまいりたいと、そのように思っておりますので、御理解をいただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(原利夫君) 収入役 佐藤亘司君。          〔収入役 佐藤亘司君 登壇〕 ◎収入役(佐藤亘司君) 清和会代表、吉田昌弘議員の御質問にお答えいたします。 私に、組織運営や人事制度のあり方などで、民間と行政における相違点や改革の必要について、着任して感じた問題点を率直に述べるようにとのお尋ねでありますが、重責の職につきまして日も浅く、まだ行政の全体像を把握できておりません中で申し上げることをはばかられますが、率直に申しまして、民間と行政では組織運営上で、会計制度、システムを初めといたしまして、多少異なる点もあります。ただ、職務を遂行していく上では特に問題はないと考えておりますが、今後といたしまして、むだのない効率的な運営を推進するべく、さらに一層の改善に取り組んでまいりたいと考えております。 人事制度のあり方につきましても、既に吉田議員の御意見にもありますように、民間では既に能力主義を導入した人事管理制度が定着をし、目標管理、成果主義といった職員の能力アップが推進されており、行政の改革のスピードが、民間と比べて若干遅い感がいたすわけでございます。 それは、今までが、国で地方自治をコントロールし、同質化の中で運営されていたからではないでしょうか。また、民間の場合には、トップの命令1つで動くということができますが、行政の場合は、予算を組み立て、議会に諮る必要もあることから、そういった点では若干おくれる部分もあろうかと考えます。システム上、やむを得ないことではないかと思うわけでもございます。 今日、地方分権の時代を迎え、地方自治体も住民サービスに対応した、多種多様な政策について、みずからの責任でその必要性を判断していくことを求められており、市民の皆さんや議会に対しまして、財政運営に関する情報も、できる限りわかりやすく開示しながら、効果的、効率的な行政に務めていくことが肝要であると思います。 行政の目標は、あくまでも住民満足の最大化ではないかというふうに考えます。自治体も経営ですから、人と物と資金を投入すれば、必ずそこに利益を見出すはずで、それには、市民の皆さんとの協働による、市民の皆さんが便利な、あるいは住みやすい、気持ちがよいという行政利益をどうやって出していくかを常に考えていくことだと思っております。 幸い市長からも、常々に事業の費用対効果を課題といたしまして求められておりますことからも、職員とともに、問題意識を持って改革に努めているところでありますが、その責任の重要さを痛感しておる次第でございます。 ○議長(原利夫君) 続いて、教育長 安西嗣宜君。          〔教育長 安西嗣宜君 登壇〕 ◎教育長(安西嗣宜君) 清和会代表、吉田昌弘議員の、教育行政の組織改革として、教育委員会が管理する施設の運営手法についての御質問にお答えいたします。 御指摘のように、教育委員会が管理する施設には、小中学校を初め、教育・学習・芸術文化・スポーツ活動にかかわる数多くの施設があります。言うまでもなくこれらの施設は、それぞれの利用目的に沿って、だれもが利用しやすく、また安全に気持ちよく利用していただくことが基本だと考えております。 市民のだれもが利用できる公共施設の管理については、御質問にもありますように、それぞれの施設によって民間委託や体協などの団体に委託したり、また、地域にお願いしたりというように、施設の特性に合った管理を行っていますが、市民とのパートナーシップの行政を進めていく上で、行政の役割分担の見直しや経営的視点に立った施設の管理運営が求められております。 教育委員会としても、どのような管理運営手法がよいか、現在事務レベルで調査、研究をしているところであります。御意見も参考にしながら、これからの時代に合った施設の管理運営のあり方を、早急に構築してまいりたいと考えております。 特に、民間活力の導入をねらいとした指定管理者制度について、スポーツ施設は地域の体育協会の組織を生かした運営をとの御意見でありますが、体育協会につきましては、ことし4月に旧3市町の協会が合併し「千曲市体育協会」、種目別単位協会の30団体が加盟しておりますが、発足し、現在体育協会の法人化について検討されているところであります。 法人化されれば、さらに協会組織の自立が進み、一段と活動範囲も広がりますので、スポーツ振興に向けて、これまで以上にいろいろな自主事業が展開できるものと思われます。 教育委員会におきましては、市が策定する千曲市行政改革大綱の考え方の中で、公の施設に係る指定管理者制度を検討、整備するとしておりますので、教育文化施設のサービス確認運動を近々実施したく、計画しているところであります。 利用される市民の皆様の声をお聞きするとともに、施設の市民サービスや経営の両面から、管理運営面での課題を摘出し、改善していこうとするものであり、来年度の事業計画に反映させていきたいと考えております。 以上であります。 ○議長(原利夫君) 会派内協議のため、暫時休憩いたします。                    午後2時24分 休憩 --------------------------------- 午後3時15分 開議 ○議長(原利夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 清和会代表 吉田昌弘君。 ◆清和会代表(吉田昌弘君) 市長に対して数点お伺いしたいと思います。 先ほど、合併協議で取りこぼした問題についての対応の問題でありますけれども、個々にすれば、非常に小さな問題といえばおかしくなると困るんだが、それが、市民感情とすれば大きな問題であるんです。一応50年という、各自治体歴史を持ってますので、それでずっとやってきたのがばたんと更埴方式に切りかわっちゃうと、戸倉・上山田の住民感情というのは非常に風当たりが僕らのところへ来るわけです、おかしいじゃないかという、非常に風当たりが強い。 というのは細かく、まだ時間が多少あるものですからあれしますと、まず、金銀婚式に対して、今までは、戸倉町は白鳥園の大広間でやってて、腰の悪い人とか足の悪い人は、それ相応にバスを出したり、いろいろなことで送り迎えをしていたと。ところが更埴のどこだかへ出て来いと、こういうことをやってやるんだというような、今までは敬われていたのが、今後出て来いという、どうもそういうような態度とか、敬老会の対応、老人クラブの補助金がカットされちゃって、連合会へ入るほうが、その金より補助金のほうが安かったなんて、今どき78円なんて保証金あるかなんて怒られたり、戸上中学の部活の費用がカットされちゃってほとんどないというようなこと、公民館活動の補助金とか、いろいろなことがあるものですから、非常に市民感情が大きな問題になってて、合併しなきゃよかったんじゃないかなんて、我々、今まで8人いたんですが、それが少なくなったものだから余計に台風並みに風当たりが強いということでありますので、今後の対応を十分気をつけて、対応をしていただきたいと思います。 次に、新庁舎の建設の件であります。確かに前期検討して、5年後に検討してという話でありましたけれども、先ほど申したように、世の中は非常にスピーディに動いているわけであります。きのうから何人かの、新庁舎の問題、質問が出ているわけですが、どうも聞いていると、すぐできないものですから、市長の答弁が、自分の任期中にできなきゃ人ごとのような答弁に我々はちょっと聞こえるんですね。だからそういうことですね、市長の考えを再度お伺いして、このロスタイムというか職員のロスタイム、あるいはいろいろな面のロスをあれすると、先般問題になった53人の在任特例の金額なんていうもんじゃないと思うんですよ、僕は、金に換算すれば、そのロスが。1年おくれれば1年おくれるほどむだな費用がかかったり、しかも行政改革にもつながらないということで、ぜひ早急に研究会、あるいはこの問題に対して取り組みを開始していただきたいと思うんですが、市長のお考えをお伺いしたいのであります。 次に、人事制度改革の推進に対してどのように進められるかということであります。私は先ほど、はっきりは要望しなかったのでありますけれども、よそは行革担当助役を置いてやっているということを言いました。市長の権限というのはものすごい権限があるのでありまして、その次は近藤助役でありますね。ところがお互いに合併したばかりで、非常に仕事が激務であろうと想像しているわけであります。ついては、これに専従の担当助役でも置いて、この人事制度改革に取り組まれたほうが、私は事が早く進むんじゃないかと思いますが、そういう考え方をされているかどうかお伺いしたいのであります。 水防訓練につきましては、市長が大変難しい立場に置かれておられるので、十分理解できます。この件については、最初計画されたところに自然公園の実現を期待して、それを要望にして、この件については終わりたいと思います。 それから、収入役さんについては、先ほども的確な御感想をいただきまして本当にありがとうございました。 教育長さんに対する発言でありますけれども、教育委員会におかれては、現在指定管理者制度について検討されているとのことであります。来年度の事業計画に反映させたいということでありますので、また、来年度の予算、あるいはその後について具体的な質問をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(原利夫君) 答弁を求めます。 市長 宮坂博敏君。          〔市長 宮坂博敏君 登壇〕 ◎市長(宮坂博敏君) 清和会代表、吉田議員の再質問にお答えをいたします。 合併協議のテーブルに上らなかったものということで、戸倉町の例を幾つか言われました。確かにそれはみんな挙がってなかったんです。ですから、実際その後になっていろいろな問題が出てきまして、そういったものを今調整中でありますので、今後は、できるだけ調整した結果、あるいは調整するに当たっての考え方等を関係の皆さんにお話をするようにしていきたいと、こんなふうに思っております。 更埴方式に合わせたと言われますけれども、合併協議の中で、確かにそれぞれの町は独自のいろいろなことができたんですが、市の場合は、やはり類似市と比較をしたり、調整する中でいろいろな事業をやってきておりまして、そういった点で、町独自でおやりになっていた当時とはどうしたってずれが出てきちゃったんですね。それが、合併の協議の中でははっきりしていなかったんですが、予算づけの段階になっていろいろ出てきたと、こんな問題があります。そのほかにもまだいろいろありますけれども、今そういったものを調整してますので、またこれから調整後にどうするか、議会のほうとも御相談をしていきたいと、こんなふうに思っております。 それから、庁舎の問題でありますが、市長の任期中にどこまでやるか、逃げているんじゃないかということでありますが、決してそのようなことはありません。行政は継続が大事だということと、もう1つ計画性ですね、これが大事だと思います。そういうことで、今まで千曲経世会代表の宮下議員にもお答えをしましたけれども、この庁舎の場合には財源問題というのが確かに大きな問題だと思います。ましてや今のところ計画の中では、先ほどお話ししたように、30億円を後年度にという形で計上してあるんですけれども、本当にそれだけでできるのかどうか。もしできないとすれば、どうやってその財源を見つけるかと、こういうことが大変大きな課題でありますから、場合によると、ある程度年次計画で貯金もしなきゃいけないだろうと、こんなことも思っておりますので、そういった点も、これからまた国のほうと、特例債の対象にどのくらいならなるのか、この辺も確かめなきゃいけないと思うんですね。 そういったこともありますから、なるべく早くと、私も行革を考えればそういうことだと思いますけれども、宮下議員さんの御質問にも、はっきりとお答えできないということを申し上げたんですが、今ここで、じゃあいつにということはやはり申し上げられませんので、もう少し検討の時間をいただきたいと、このように思いますので、よろしくお願いをいたします。 それから、人事制度の改革についてでございますが、確かに先進のところでは、担当の助役を置いてやったというような例も聞いておりますが、つい2~3日前の新聞にも、総務省のほうで副知事とか助役の権限を強化をするというようなことも出ておりまして、そういったことも含めて、これからもまた考えなきゃいけないと思うんですが、国で人事制度の改革について今最終の詰めをやっているということなんですね。その詰めの結果をちょっと見ているわけなんですが、長野市でも1月に構想を策定しております。その資料もいただいておりまして、今そういったものも中心にして、検討を進めておりますので、そういった中で、どういった体制がいいか、助役の権限で本当にできるかどうか、そういったことも含めて検討していきたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いをいたします。 以上です。 ○議長(原利夫君) 吉田昌弘君。 ◆清和会代表(吉田昌弘君) 先ほどの、すり合わせのできていない件につきましては、市民感情をもっと大切にしていただきまして、ひとつよろしくお願いをしたいと思います。 新庁舎のほうは、今、前向きな答弁までは行かないけれども、多少進歩したような受けとめ方ができると思うんですが、本当に1日も早い、市長の言われるように、じゃあ来年やるわ、再来年やるという答えにはならないんですね。今から、金の用意から始まって、どこへ建てるんだと、どうするんだというところから始めて、恐らく、あしたから始めても、市長の思った計画のところへ行くには間に合うか、間に合わないかというような状態だろうと私は思います。ですから、1日も早い取り組みを開始していただきたい。 それから、人事制度改革は、これも本当に大事なことで、上田市もかなり進んでおります。長野市ほど進んではおりませんが、私も上田市からもインターネットでいろいろな資料を取り寄せてみました、上田市もかなり進んでいます。そのはざまにいるわけですから、都市間競争におくれをとらないように、ひとつ御努力のほどをお願いいたしまして、議長、質問を終わります。 ○議長(原利夫君) 答弁を求めます。 市長 宮坂博敏君。          〔市長 宮坂博敏君 登壇〕 ◎市長(宮坂博敏君) すり合わせのできていないもの、あるいはまた新庁舎の建設について、あるいは人事制度の改革についてということで、決意をということでありますから、この席で決意を申し上げてお約束をさせていただきます。よろしくお願いします。 ○議長(原利夫君) 以上で本日の日程は終了いたしました。 これをもちまして、本日の会議を散会といたします。御苦労さまでした。                    午後3時29分 散会 ---------------------------------...