塩尻市議会 > 2020-06-19 >
06月19日-05号

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  1. 塩尻市議会 2020-06-19
    06月19日-05号


    取得元: 塩尻市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    令和 2年  6月 定例会          令和2年塩尻市議会6月定例会会議録                 第5号---------------------------------------            令和2年6月19日(金曜日)---------------------------------------               議事日程(第5号)                         令和2年6月19日午前10時開議第1.追加提出議案説明 議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)第2.議案質疑 議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)第3.委員会付託 議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)第4.委員長審査報告、質疑、討論、採決 議案第1号 塩尻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例   第2号 塩尻市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例   第3号 塩尻市楢川地区情報連絡施設条例を廃止する条例   第4号 塩尻市介護保険条例の一部を改正する条例   第5号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   第6号 塩尻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   第7号 塩尻市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例   第8号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例   第9号 都市計画法による地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部を改正する条例   第11号 監査委員の選任について   第12号 固定資産評価審査委員会委員の選任について   第10号 教育委員会委員の任命について   第16号 財産の無償譲渡について   第13号 塩尻市総合体育館の指定管理者の指定について   第14号 財産の取得について   第15号 財産の取得について   第18号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)   第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)   第19号 令和2年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)   第20号 令和2年度塩尻市水道事業会計補正予算(第1号) 請願第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願第5.閉会中継続審査及び調査の申し出第6.議員提出議案審議 議会第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書     ------------------------------◯出席議員(17名)    1番  丸山寿子君             2番  樋口千代子君    3番  赤羽誠治君             4番  平間正治君    5番  小澤彰一君             6番  篠原敏宏君    7番  中野重則君             8番  横沢英一君    9番  西條富雄君             10番  青柳充茂君    11番  金子勝寿君             12番  山口恵子君    13番  牧野直樹君             14番  古畑秀夫君    16番  中村 努君             17番  柴田 博君    18番  永田公由君◯欠席議員(なし)◯欠員(1名)     ------------------------------◯説明のため出席した者 市長          小口利幸君   副市長         米窪健一朗君 教育長         赤羽高志君   総務部長        横山文明君 企画政策部長      高砂進一郎君  市民生活事業部長    小林 隆君 健康福祉事業部長    青木 実君   産業振興事業部長    百瀬 敬君                     (産業政策・観光担当) 産業振興事業部長    上條吉直君   建設事業部長      中野昭彦君 (農政・森林担当) 市民交流センター・生涯学習部長     こども教育部長     大野田一雄君             赤津光晴君 水道事業部長      塩原恒明君   秘書広報担当課長    塩原清彦君     ------------------------------◯事務局職員出席者 事務局長        小林秀典君   事務局次長       赤津廣子君 議事総務係長      佐原 守君     ------------------------------            本日の会議に付した事件議事日程(第5号)記載事件のとおり                              午前10時00分 開議     ------------------------------ ○議長(丸山寿子君) 皆様、おはようございます。 ただいまの出席議員は17名で定足数を超えておりますので、これより本会議を再開し、直ちに会議を開きます。 それでは、お手元の議事日程により議事に入ります。     ------------------------------ △日程第1 追加提出議案説明 ○議長(丸山寿子君) 日程第1 市長から追加議案が提出されておりますので、議案に対する説明を受けることといたします。 議案第21号を議題といたします。件名はお配りの議事日程に記載してあるとおりであります。これより議案について説明を求めます。 ◎副市長(米窪健一朗君) 〔登壇〕 おはようございます。御指名をいただきましたので、本議会に追加議案として提案をいたしました議案につきまして、その概要を説明申し上げます。 追加議案は予算案件1件でございます。 議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出ともに16億4,945万3,000円を増額し、予算総額を379億9,588万8,000円とするものであります。 歳出の内容につきましては、総務費では、首都圏のプロフェッショナル人材等と本市の地域人材が共同で地域の課題解決に取り組み、継続的に地域外人材を受け入れるプラットフォームの構築を目指す関係人口創出・拡大事業が国のモデル事業に採択されたことに伴い、負担金を計上するものであります。 民生費では、新型コロナウイルス感染症対策として、住居確保給付金の支給対象が拡大されたことに伴い、申請者が急増したことにより、住居確保給付金を増額するほか、国のひとり親世帯臨時特別給付金事業に対応するとともに、市独自の追加支援に必要な経費を計上するものでございます。また、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を徹底した上で、保育所の園外における活動を再開するに当たり、バス利用による市内交通事業者の支援も含め、園外活動支援業務委託料を計上するものであります。 商工費では、中小企業等の資金繰りの支援強化に必要な経費を増額するほか、落ち込んでいる市内の消費を喚起するため、プレミアム付商品券事業を計上するものであります。また、新型コロナウイルス感染症対策により深刻な影響を受けている観光産業を支援するため、観光振興事業を計上するものであります。 歳入では、国庫支出金、県支出金、寄附金、繰入金及び諸収入を増額するものです。 以上が追加議案の概要であります。何とぞよろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。 以上でございます。 ○議長(丸山寿子君) この際、議案調査のため、午前10時20分まで休憩といたします。 なお、議案質疑は所定の文書により午前10時15分までに通告願います。                              午前10時04分 休憩                            -----------                              午前10時19分 再開 ○議長(丸山寿子君) それでは、休憩を解いて再開いたします。     ------------------------------ △日程第2 議案質疑 ○議長(丸山寿子君) 日程第2 これより議案に対する質疑を行います。 議案第21号を議題といたします。 この際申し上げます。担当委員会に属する部分については、なるべく質疑を御遠慮願い、議事進行に御協力をお願いいたします。 発言の通告はありませんが、よろしいでしょうか。----ないので、以上で議案に対する質疑を終結します。     ------------------------------ △日程第3 委員会付託 ○議長(丸山寿子君) 日程第3 議案第21号は、お配りしてあります委員会付託案件表のとおり、それぞれの担当委員会に付託いたします。 委員会審査のため、暫時休憩いたします。                              午前10時20分 休憩                            -----------                              午後1時14分 再開 ○議長(丸山寿子君) それでは、休憩を解いて再開いたします。     ------------------------------ △日程第4 委員長審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(丸山寿子君) 日程第4 これより各委員長から審査報告を求めることにいたします。 議案第1号から第3号までの3件を一括して議題といたします。総務生活委員長の報告を求めます。 4番 平間正治さん。 ◆総務生活委員長(平間正治君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、総務生活委員会に付託されました議案第1号から第3号について、審査の結果及び経過について御報告を申し上げます。 当委員会は6月16日及び本日19日に開催し、慎重審査の結果、全員一致をもちまして、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第1号 塩尻市国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により収入が減少した世帯に関する国民健康保険税の減免措置の実施に伴い、特例措置として期限後の減免の申請を認めるため、必要な改正をするものとの説明を受け、委員より、この措置は新型コロナウイルスに感染して収入が減少した人が対象なのか。また、新型コロナウイルスの影響で収入が減少した人も対象となるのかとの質問に、今回減免の対象は二通りあり、一つは感染した人や感染により亡くなった方に関してである。もう一つは感染症の影響により、例えば来客が減少したとか、出荷減などが収入減少の要因となった場合で、両方対象となるとの答弁がありました。 委員より、市の減免要綱は国の基準に沿ったものということだが、市で減免した場合は、その全額が国の補助対象になるのかという質問に、国の基準に沿った減免に対しては補助率10分の10で全額補助されるものであるとの答弁がありました。 委員より、現在、事業収入が減少したなどで支援の相談の状況はとの質問に、窓口には数件の問合せがあった。今後については保険税の納税通知を7月中旬に予定しているので、これに合わせて各戸に周知しながら万全な体制を取っていきたいとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第2号 塩尻市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、非常勤消防団員等に係る損害賠償の基準を定める政令の一部が令和2年3月27日に改正されたことに伴い、非常勤消防団員等に対する損害補償に係る補償基礎額を引き上げるなど、必要な改正をするものとの説明を受け、委員より、消防活動の最中に感染症にかかった場合は公務災害となるのかとの質問に、そうしたことも対象であるが、それらについては医師の診断により公務災害か否かの判断となるとの答弁がありました。 また委員より、公務災害の対象に疾病とあるが、疾病とはどういったものを指すのか。また、活動中に新型コロナウイルスに感染した場合は対象となるのかとの質問に、消防作業、救急業務、水防作業等は精神的また肉体的にストレスがかかり、これにより様々な疾病が起こり得る。また新型コロナウイルスの感染については、総合的な判断により因果関係が認められれば対象となるとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第3号 塩尻市楢川地区情報連絡施設条例を廃止する条例につきましては、塩尻市楢川地区情報連絡施設を廃止することに伴い、塩尻市楢川地区情報連絡施設条例を廃止するものとの説明を受け、これを了承しました。 委員より、6月14日の大雨の際に、楢川地域に土砂警戒情報とか避難勧告の情報がテレビでもテロップで流され大騒ぎとなった。いきさつはどうであったかとの質問に、楢川支所長より、6月14日に大雨が降り、夜にはテレビで避難勧告が出た。しかし、その時点では雨は降っておらず、危機管理課に確認をした。昨年の大雨の際にもそうであったが、茶臼山付近で大雨が降り、土砂崩落の危険性がある警告で、今回も同様に茶臼山付近での警告であったので、地元の区長、議員にその旨を報告した。なお、警戒は深夜1時頃になって解除されたとの答弁がありました。 また、委員より、気象状況を表示するメッシュの同一の升目に茶臼山と奈良井宿が入っており今回のようなことになってしまうが、何回も同じことが繰り返されると避難勧告が有効でなくなってしまうことが懸念される。市独自に観測地を設け、的確な情報が伝わるようにしてほしいとの質問に、危険度分布図のメッシュは1キロ四方となっており、気象台は降った雨量や土中水分量で危険度を発表するものであるが、昨年の台風19号の折にも、その地点が非常に危険な状況になったということで大雨警報が発表になった経過がある。 その後、その地点は人里離れた山の中であり、気象台に見直すよう申入れをしたところ、範囲などを決めるのは県の砂防課ということであり、県にもメッシュ除外を要望した。 このメッシュは伊那市との境にあり、伊那市側は土石流危険渓流指定箇所となっているため除外は困難とのことであったが、改善に向け両者で調整をしてもらっており、引き続き要望していきたいとの答弁があり、これを了承しました。 なお、自由討論において、茶臼山はさらさらの砂状で崩落しやすい。もし土砂崩れになると、水源地や奈良井ダムにも多少なりとも影響がある。また、観光地としての信用性もあり、奈良井地区住民の不安解消のためにも何らかの対策を講じるよう要望がありました。 以上申し上げまして、総務生活委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第1号から第3号までの3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号から第3号までの3件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第4号から第7号までの4件を一括して議題といたします。福祉教育委員長の報告を求めます。 3番 赤羽誠治さん。 ◆福祉教育委員長(赤羽誠治君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、福祉教育委員会に付託されました議案第4号から議案第7号について、審査の結果及び経過について御報告いたします。 当委員会は6月12日及び本日開催し、慎重審査の結果、全員一致をもちまして、いずれも原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第4号 塩尻市介護保険条例の一部を改正する条例は、市民税非課税世帯等に属する第1号被保険者の減額賦課に係る保険料率を令和2年度以後の年度分から適用し減額強化をするもの。また減免については、やむを得ない理由がある場合に期限後の申請を認めるもので、令和2年2月1日以後の納期限等に係る保険料から適用するものとの説明を受け、これを了承しました。 次に、議案第5号 塩尻市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例は、特定地域型保育事業者について、市長が保護者の希望に基づき、卒園後の教育・保育の提供に必要な措置を講じているときは、卒園児の受入れを行う連携施設の確保を不要とするものとの説明を受けました。 委員より、改正によりどういう対応をすれば確保は不要になるのかとの質問に、小規模保育事業所等のゼロ歳から2歳児が3歳以降も連続して教育・保育が受けられるよう、卒園後の受皿となる施設を確保することになっているが、市が入所調整において優遇的措置を講じた場合はこの要件が不要となるものとの答弁に、さらに委員より、本市では条例は改正するが対応は必要ないということなのかとの質問に、本市では3歳以上児は受入れに比較的余裕があり、公立保育園が連携施設となることを想定しているため、特別な措置は必要ないと考えているとの答弁がありました。 委員より、特定地域型保育事業所に入所している園児数は何人かとの質問に、市内に事業所は2園あり、定員は2園とも19人の合計38人で、4月時点での入所人数の内訳は、それぞれ15人と11人となっているとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第6号 塩尻市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例は、家庭的保育事業者等について、市長が保護者の希望に基づき、卒園後の教育・保育の提供に必要な措置を講じているときは、卒園児の受入れを行う連携施設の確保を不要とするもの。また、母子家庭等の保護者が疾病等の理由により乳幼児を養育することが困難な場合、居宅型保育事業者が保育を提供できることを明確化するものとの説明を受けました。 委員より、公立保育園の3歳未満児保育の空き状況はどうかとの質問に、ゼロ歳児は空きがなし、1歳児は1人、2歳児は7人であるとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第7号 塩尻市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例は、放課後児童支援員の要件にある認定資格研修について、中核市の長が行う研修を修了した者を加えるものとの説明を受け、これを了承しました。 以上申し上げまして、福祉教育委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第4号から第7号までの4件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第4号から第7号までの4件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第8号及び第9号の2件を一括して議題といたします。産業建設委員長の報告を求めます。 6番 篠原敏宏さん。
    産業建設委員長(篠原敏宏君) 〔登壇〕 産業建設委員会に付託をされました議案第8号及び9号について御報告いたします。 当委員会は6月15日及び本日開催をいたしました。うち、議案第8号及び第9号については全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 各議案ごとに審査の主な経過を申し上げます。 議案第8号 塩尻市手数料徴収条例の一部を改正する条例については、建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律、通称建築物省エネ法、及び都市の低炭素化の促進に関する法律、これは通称エコまち法、これの一部が改正されたことに伴い、関係する手数料をそれぞれ改めるものとの説明があり、委員より、建築物省エネ法エコまち法の申請件数はそれぞれどのくらいあるかとの質問に、建築物省エネ法については現在までゼロ件、エコまち法関係では年間1件程度申請があるとの答弁があり、これを了承いたしました。 次に、議案第9号 都市計画法による地区計画等の案の作成手続に関する条例の一部を改正する条例については、多岐にわたる質疑が行われたことから少々説明時間をいただきます。 委員より、第4条第2項に規定している土地所有者建物所有者の3分の2以上の同意は誰が取るのかとの質問に、地区計画を提案する地域の方が主体となり、地区計画へのエリアに関わる土地所有者及び建物所有者から同意を取り、市へ地区計画案を提出するとの答弁があり、委員より、県内の塩尻市以外の線引き都市3市町、松本市、須坂市、小布施町は既に市街化調整区域の人口維持に向けた取組を行っているということだが、どのような手法を取っているのか。松本市が行っている区域指定と今回の塩尻市の地区計画との違いは何かとの質問に、松本市などは都市計画法第34条11号の区域指定を行っている。この区域は50戸連担や市街化区域に隣接しているといった条件の下設定されるが、現実は思うように開発が進まず、人口維持や地域コミュニティーの維持には即効性がないとも伺っている。その点、本市の考えている地区計画は住民主体で計画をつくることにより、即効性のある開発が確実に行われることにより、集落の人口維持につながると考えているとの答弁がありました。 また委員より、地区計画区域の見直しも可能ということだが、スタート時点での範囲メッシュを広めに設定しておき、その中で妥当性を判断したほうがやりやすくないかと。窮屈な調整区域の土地利用をいかに開発できる形に変えていくかという考え方でないと、調整区域の見直しの中で今回の地区計画をやる意味は薄いのではないか。また今回の地区計画に併せ農地法の関係は調整できているのかとの質問に、今回の地区計画は開発をさせるためのものではなく、あくまでも集落の維持と優良な農地の保全によるバランスの取れた田園都市づくりを目的としている。したがって、集落維持の観点で必要な場合は指定既存集落を基本とし、広めに区域を取ることもあり得る。また農地については、地区計画で上位法の農振法、農地法が外れるわけではない。これまでの県との協議の中では農地を開発したい場合は個別案件として県と協議をする必要があり、その場合、地区計画があるほうがむしろやりやすいという話も出ているとの答弁がありました。 委員より、地区から計画を提案しても承認されないという場合もあるのかとの質問に、地区計画策定に当たっては地域主体で行うが、市や専門のコンサルが手伝いながら進めるので、その辺は心配していないとの答弁があり、委員より、地区計画策定に当たり、地区の費用負担についてはどう考えているのかとの質問に、地域が地区計画を策定する場合、地域がコンサルに委託する形になり、おおむね1地区100万円程度必要となる。その分については、10分の10のふれあいまちづくり補助金等を活用してもらうなど、実質負担がない方法で考えているとの答弁がありました。 さらには委員より、線引き制度をやめたほうがよいという考え方があるが、線引き制度をやめた場合、悪影響はあるか。本市は今後も線引き制度をこのまま維持していくのかとの質問に、線引き制度が始まって50年たつが、比較的コンパクトなまちづくりが行え、人口も他市に比べ減っていない。線引き制度を廃止すると、市街化区域周辺の縁辺部の農地転用が加速し、街がスプロール化してしまうことが懸念される。またインフラコストの増大や市街化区域の地価が下落し、資産価値が下がるといった悪影響が考えられる。全国では線引き制度を廃止した自治体はあるが、人口維持にはつながっていない。線引き制度については、現段階で個人の財産の有効活用や、家を建てないのに建てられない、また既存集落内にある農振地域の矛盾など、問題があることは重々承知しており、いつの時代にも継続的に議論が必要な課題であると認識する一方、優良農地、農業を守りながら田園都市のまちづくりを行ってきた本市の方向は間違ってはおらず、現時点ではこの制度を継続していく考えである。調整区域でも必要があれば都市計画法34条の中で開発は可能で、本市はそのうち住民主体の地区計画の方法により、将来に向かい持続可能なまちづくりを行っていくとの答弁があり、これを了承いたしました。 以上を申し上げまして、産業建設委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第8号及び第9号の2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第8号及び第9号の2件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第11号及び第12号の2件を一括して議題といたします。総務生活委員長の報告を求めます。 4番 平間正治さん。 ◆総務生活委員長(平間正治君) 〔登壇〕 それでは、総務生活委員会に付託されました議案第11号並びに議案第12号について、審査の結果及び経過について御報告申し上げます。 議案第11号並びに議案第12号は、全員一致をもちまして、いずれも原案のとおり同意すべきものと決しました。 審査の主な経過について申し上げます。 議案第11号 監査委員の選任につきましては、委員3人のうち、識見を有する者のうちから選任した高砂礼次氏が令和2年7月17日に任期満了となることに伴い、再び同氏を適任者と認め、選任するものとの説明があり、これを了承しました。 議案第12号 固定資産評価審査委員会委員の選任につきましては、委員3人のうち、市川正男氏が令和2年6月30日に任期満了になることに伴い、新たに北沢浩明氏を適任者と認め、選任するものとの説明があり、これを了承いたしました。 以上申し上げまして、総務生活委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第11号及び第12号の2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告はいずれも原案同意であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号及び第12号の2件は原案のとおり同意することに決しました。 次に、議案第10号を議題といたします。福祉教育委員長の報告を求めます。 3番 赤羽誠治さん。 ◆福祉教育委員長(赤羽誠治君) 〔登壇〕 福祉教育委員会に付託されました議案第10号について、審査の結果及び経過について御報告いたします。 議案第10号については、全員一致をもちまして原案のとおり認めるものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 教育委員会委員の任命について、委員4人のうち小澤嘉和氏が令和2年6月25日に任期満了になることに伴い、新たに碓井邦雄氏を適任者と認め、任命することについて議会の同意を求めるものとの説明があり、これを了承しました。 以上を申し上げまして、福祉教育委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第10号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案同意であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第10号は原案のとおり同意することに決しました。 次に、議案第16号を議題といたします。総務生活委員長の報告を求めます。 4番 平間正治さん。 ◆総務生活委員長(平間正治君) 〔登壇〕 総務生活委員会に付託されました議案第16号について御報告いたします。 当委員会は、慎重審査の結果、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第16号 財産の無償譲渡につきましては、財産を無償で譲渡することについて、地方自治法第96条第1項第6号の規定により議会の議決を求めるものとの説明を受け、委員より、かつて寄附された柏茂会館を無償譲渡するわけだが、寄附者の親族等の了解は得ているのか。また、譲渡するに当たっての条件はどうなっているのかとの質問に、御親族の関係については、この条例を廃止するに当たって、前の所管課である社会教育課が御親族と打合せをしており、その中で市の意向に御理解をいただいたと聞いている。また、利用方法については、これまで青少年健全育成などを主に使用してきており、公募に当たっても青少年の健全育成を目的とすること、生涯学習の推進を目的とすること、地域の活性化を目的とすることのうち、いずれか一つ以上に該当することを応募要件としたとの答弁がありました。 委員より、建物の耐震化とか基準は満たしているのか。満たしていないとすれば、その責任は譲渡先となるのかとの質問に、耐震基準について、建物は昭和50年に建築されたものであり、新耐震基準には適合していない。また、責任の所在については建物の状況等内容を明確にして公募をしており、譲渡を受けた者が承知して譲り受けることであり、責任の所在は譲渡された側にあるとの答弁があり、これを了承しました。 なお、委員より、建物は今後の管理が大変になると思うが、維持するに当たって補助金等の要望があるかもしれないが、けじめをつけないと無償譲渡の意味がなくなってしまうので、安易に補助金や交付金を出すことにならないようという要望がありました。 以上を申し上げまして、総務生活委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第16号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号から第15号までの3件を一括して議題といたします。新体育館に関する特別委員長の報告を求めます。 18番 永田公由さん。 ◆新体育館特別委員長(永田公由君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、新体育館に関する特別委員会に付託されました議案第13号から第15号について、審査の結果及び経過について御報告申し上げます。 当特別委員会は6月11日に開催し、いずれも全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第13号 塩尻市総合体育館の指定管理者の指定については、指定の相手方をミズノ・アシスト&ソリューショングループで、代表者はミズノ株式会社、構成員はミズノスポーツサービス株式会社及びアシスト&ソリューションであり、指定期間は令和3年4月1日から令和8年3月31日までの5年間。指定管理料は令和3年度1億192万円、令和4年度1億88万円、令和5年度9,984万円、令和6年度9,880万円、令和7年度9,776万円であるとの説明を受け、委員より、選定した理由として何がよかったのかとの質問に、地元との連携により安定した管理運営が期待できること。独自提案や運営計画に魅力的なものが多数あり、質の高いサービスが期待できること。また、トップアスリートを招いたクリニックの開催や指導、育成。トレーニングルームの効果的活用など、提案内容が他社より優れているため選定されたとの答弁がありました。 また委員より、代表者、構成員それぞれの役割、関係性についての質問があり、代表となるミズノ株式会社は総括的な部分を、構成員のミズノスポーツサービス株式会社はスタッフや各種運動系有資格者等を配置し、スタッフによる指導等を担当する。株式会社アシスト&ソリューションはビルメンテナンス等を担当するとの答弁があり、これを了承いたしました。 次に、議案第14号 財産の取得については、取得財産としてバスケットボールの試合を実施するために必要な備品38点を3,542万円で、株式会社本久塩尻事業所から取得するものとの説明を受け、これを了承いたしました。 議案第15号 財産の取得については、取得財産として卓球、バドミントン、ソフトテニス、フットサルの試合を実施するために必要な備品514点を2,651万円で、同じく株式会社本久塩尻事業所から取得するものとの説明を受け、これを了承いたしました。 以上を申し上げまして、新体育館に関する特別委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第13号から議案第15号までの3件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第13号から第15号までの3件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号及び第21号の2件を一括して議題といたします。総務生活委員長の報告を求めます。 4番 平間正治さん。 ◆総務生活委員長(平間正治君) 〔登壇〕 総務生活委員会に付託されました議案第18号及び議案第21号について御報告いたします。 議案第18号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)及び議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)について、当委員会に付託されました部分につきましては、慎重審査の結果、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第18号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)につきましては、歳入歳出ともに3億4,267万2,000円を増額し、予算総額を363億4,643万5,000円とするもので、歳出では、総務費でテレワーク等の運用に必要な通信回線の増速を図るとともに、庁内Wi-Fi環境の構築に要する経費を計上するほか、公益財団法人長野県市町村振興協会等に申請していた助成事業の採択に伴い、コミュニティ助成事業補助金を計上するもの。また、防犯灯のLED化を促進するため、防犯灯設置改修補助金及びLED防犯灯電気料補助金を増額するもの。 衛生費では、民間が行う公衆浴場施設の改修工事に伴い、公衆浴場施設改善事業補助金を計上するもの。 労働費では、塩尻市振興公社が行う拠点型テレワークに加え、在宅型テレワークを推進することに伴い、負担金を計上するもの。 消防費では、消防団設備整備費補助金の内示に伴い、消防団諸経費を増額するほか、県道拡幅工事などに伴い消火栓新設改良負担金を増額するものなどである。 歳入では地方特例交付金、国庫支出金、県支出金、諸収入及び市債を増額し、繰入金を減額するもの。また、債務負担行為補正については、塩尻市総合体育館の指定について期間及び限度額を定めるもの。 地方債補正については、事業費の増額などに伴い限度額を変更及び追加するものとの説明があり、委員より、GIGAスクール関係について、国からの補助金の内容はどうなっているのかとの質問に、GIGAスクール構想については、高速大容量通信が確保されているものについての補助ということであり、回線増設に対する補助はない。しかし、学校におけるタブレット等の購入については多額となることから、タブレット端末については既に3分の1は交付税等で財政措置がなされている。残りの3分の2については、国庫補助の対象となる。また、それらに係る地方負担分については、今回の地方創生臨時交付金の対象となるとの答弁がありました。 委員より、テレワーク運用事業について、テレワークというのは在宅で、もしくは他のオフィスで仕事をするということだと思うが、庁内Wi-Fi整備とあるのはどういうことかとの質問に、在宅でのために整備するパソコン等も含まれており、在宅で使用したり庁内で使用するために庁内の無線環境整備が含まれているものである。また、テレビ会議に対応するため、塩尻市としてテレビ会議を行うためのライセンスに係る費用であるとの答弁がありました。 委員より、防犯灯について、一般防犯灯をLED化した場合、電気料の区の負担を減らすため、市で負担するということであるが、一気に月2万円ということでよいのか。また、区において防犯灯の整備計画を立てて市へ提出する必要があると思うが、それについての対応はとの質問に、LED化した防犯灯の電気料の補助については、LED化した電気料相当額を全額補助するものであり、1か月当たり133円の基準額で計算し補助する予定である。また、LED化の改修計画については、おのおのの区の取組によって計画されるものであり、毎年要望をいただく中で対象としているとの答弁がありました。 委員より、一般の防犯灯についてLED化するときの費用が区としても必要になるが、それに対しての補助内容はとの質問に、これまでも一般防犯灯をLED化する場合は補助を出しており、補助額は1万円だったが、今後においては2万円とするものである。LED化については平均2万3,000円くらい必要であり、これまでの区の負担は1万3,000円くらいであったが、今後は3,000円程度の負担で設置できることとなるとの答弁があり、これを了承いたしました。 次に、議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)につきましては、歳入歳出ともに16億4,945万3,000円を増額し、予算総額を379億9,588万8,000円とするもので、歳出の内容につきましては、総務費では首都圏のプロフェッショナル人材等と本市の地域人材が共同で地域の課題解決に取り組み、継続的に地域外人材を受け入れるプラットフォームの構築を目指す関係人口創出・拡大事業が国のモデル事業に採択されたことに伴い、負担金を計上するものとの説明があり、委員より、シティプロモーション事業について、参加者は何人お願いし何をやるのか。また、報酬はどうなるのかとの質問に、首都圏からのプロ人材として参加者150名を想定している。その後50名のスタディーツアー、15名のオンラインコミュニティーを経て、最終的には3名の副業人材を想定している。副業人材への謝金としては、月額10万円を想定しているとの答弁がありました。 委員より、関係人口とはどういう意味か。また、伝統産業のテーマでは伝統工芸士、デザイナーも想定されるのかとの質問に、総務省の定義では、関係人口とは移住した定住人口でもなく観光に来た交流人口でもない、特定の地域に継続的に多様な形で関わる人と定義されている。継続的に関わる人という意味では、伝統産業のテーマに関われる人材であれば伝統工芸士も含まれるとの答弁がありました。 委員より、住居確保対策費について条件が緩和されたが、今回の補正の内容は従前の分も含まれるのかとの質問に、対象の拡大は4月20日からであり、それ以前に申請はなかった。4月20日以降34件の申請があり、全て対象拡大に当たるものであるとの答弁があり、これを了承いたしました。 以上を申し上げまして、総務生活委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、次に福祉教育委員長の報告を求めます。 3番 赤羽誠治さん。 ◆福祉教育委員長(赤羽誠治君) 〔登壇〕 福祉教育委員会に付託されました議案第18号並びに議案第21号について御報告いたします。 議案第18号並びに議案第21号のうち、当委員会に付託されました部分については、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第18号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)中、民生費について、委員より、放課後デイサービスの対象者数とサービス提供事業所数はどのくらいあるのかとの質問に、対象者は16人で、市内に5か所の事業所があるとの答弁がありました。 教育費について委員より、情報通信ネットワーク整備事業のタブレットはどんな機種を購入するかとの質問に、機種は小学校はiPadを、中学校ではchromeを考えているが、共同調達の話が長野県からあるため、市単独購入との両面で検討しているとの答弁がありました。 さらに、委員より、小学校と中学校で機種が違う理由は何かとの質問に、小学校では主に調べる学習に活用し、中学校ではグループワークで意見をまとめることなどに活用することを想定しているため、それぞれの学習に使いやすいものを選定したいと答弁がありました。 委員より、タブレットの金額は1台4万5,000円では不足するということだったが、今回の補正では4万5,000円になっている理由は何かとの質問に、令和5年度までの整備計画の中でより良い機能のものを購入する計画だったが、国の事業の前倒しを受けて、国が示している基準のものを購入することとした。今後使用していく中で、スペックを上げる必要があると判断したときは買い換えることも考えているとの答弁がありました。 委員より、小中学校の保護者にアンケートを実施しているが、その結果と通信費の負担についての質問に、小学校については調査中だが、中学校の調査結果では98%の家庭においてインターネット環境が整備されており、2%の家庭では全く環境がないという結果であった。通信費については、各家庭の負担になると思うが、生活保護受給者は生活保護費の教育扶助費で支給することも想定されるため、今後、国の動向を見ながら就学援助の認定者についても検討していく。また、モバイルルーターの貸与や地区公民館を活用することも併せて検討していくとの答弁があり、これを了承しました。 次に、議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)中、生活困窮者自立支援事業について、委員より、給付条件と開始時期についての質問に、世帯人数により金額に差があり、単身で3万1,800円、2人世帯3万8,000円、3人以上で4万1,300円となる。住民税非課税世帯が対象となる。給付については、3か月分の家賃が対象で最大9か月分の支援となり、給付開始は申請月の翌月からとなるとの答弁がありました。 ひとり親臨時特別給付金事業について、委員より、児童扶養手当受給者は申請不要だが、申請が必要な方への申請書はどうするのかとの質問に、給付についての案内書に申請書を同封するほか、広報やホームページで周知するとの答弁があり、さらに委員より、市単独事業の申請は別にするのかとの質問に、申請書はそれぞれ提出していただくとの答弁がありました。 保育所運営費について、委員より、児童館はどうなるのかとの質問に、市内公立15園が対象で児童館は対象とならないとの答弁がありました。 委員より、私立の保育園、幼稚園はどうなるのかという質問に、現時点では要望はないが、申出があれば検討をしていくとの答弁があり、これを了承しました。 以上を申し上げまして、福祉教育委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。 次に産業建設委員長の報告を求めます。 6番 篠原敏宏さん。 ◆産業建設委員長(篠原敏宏君) 〔登壇〕 産業建設委員会に付託されました議案第18号及び議案第21号について御報告いたします。 議案第18号及び議案第21号につきましては、慎重審査の結果、全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 まず、議案第18号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第3号)中、6款農林水産業費では、委員よりJA塩尻市が合併することにより、学校給食の流通コーディネート制度に変わることはあるのか。これは今後も継続するのかとの質問に、合併によりすぐに変わるということはない。学校給食には流通コーディネーターがいて、今までと同様に活動を行っていく。JA塩尻市では、合併後3年かけてこれを調整していくとの答弁があり、また委員より、人・農地プラン実質化業務の委託先はどこかとの質問に、農地台帳の作成を委託している株式会社パスコを予定しているとの答弁がありました。 8款土木費では、道路維持費の道路排水工事について、委員より、大雨のときに日の出保育園前の横断歩道が水浸しになり、車が通るたびに水が跳ね、横断待ちができない状況、これがあったが、何か原因があるのかとの質問に、当該箇所は側溝内に落ち葉等が堆積して流れが悪くなっているため、重機借り上げにより側溝清掃を実施する予定である。その結果を見て、状況が変わらなければ抜本的な対策を考えたいとの答弁がありました。 都市計画費、公園管理費では、委員より、小坂田公園プール管理棟撤去工事のアスベスト調査費が計上されているが、市内の他の公共施設でアスベストを使用している施設について市は把握しているのかとの質問に、撤去するプール管理棟について材料の関係を調べたところ、壁材にアスベストの使用が判明したため、アスベストの有無を業務委託し調査するもので、他施設の状況は現時点では把握していないとの答弁がありました。 また、委員より、過去に公共施設のアスベスト使用について、全国の自治体に向けた調査があったが、塩尻市は実施したかとの質問に、各施設ごとに調査をし、その時点で撤去済みと記憶している。当時、吹きつけアスベストは除去対象だが、板状のアスベスト製品は傷をつけなければそのまま存置してもよいこととされ、現在の施設に残されている製品は撤去の際に必要な対策を施すこととされており、今回専門業者に詳細調査を委託するものとの答弁があり、これを了承いたしました。 続いて、議案第21号について御報告いたします。 議案第21号 令和2年度塩尻市一般会計補正予算(第4号)中、7款商工費2目商工振興費では、中小企業あっせん事業で、融資あっせん資金預託金を8億4,000万円増額し、2回の補正予算を通じた融資枠はこれで合計104億円になる。また、新型コロナウイルス感染症対策中小企業等支援事業として、保証料補給金及び利子補給等3億1,600万円を見込むものである。さらに、地域における消費喚起を下支えするためにプレミアム付商品券事業では、1万3,000円分の商品券を1万円で販売する。購入の上限は1人10万円までという想定で合計3億2,000万円、これを新設するものである。 また、5目観光費では、観光事業者を対象に新型コロナウイルス感染症対策負担金として、宿泊支援復興割プラスなど4事業1,600万円を新たに見込むものとの説明があり、委員より、今年度の中小企業融資あっせん資金の実績はどれくらいかとの質問に対し、4月179件、25億8,000万円。5月138件、16億6,000万円。6月66件、7億5,000万円。合計383件、49億9,000万円の融資実績であるとの答弁があり、また委員より、プレミアム付商品券について、中小企業のみで使用できる地域応援券6,000円、大型店を含む取扱いで利用できる共通券7,000円というが、具体的な使い方や事業者の範囲はどうかとの質問に、この詳細については現在制度設計中で、近日中に内容を周知していきたいとの答弁がありました。 また委員より、購入者の年齢制限はあるのかとの質問に、今のところ制限を設けるつもりはないとの答弁がありました。 また、新型コロナウイルスの対応のため、会計年度任用職員を3名雇用するというが任期はいつまでかとの質問に対し、10月までの予定だが、状況により柔軟に対応していきたいとの答弁がありました。 また、委員より、観光産業振興事業について、業者の範囲及び市民への旅行商品の周知は誰が行うのかとの質問に、市内旅行業者7事業所、バス事業4事業所が対象で、周知、PRは業者が原則行っていくこととしているとの答弁があり、これを了承いたしました。 以上を申し上げまして、産業建設委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 一括して質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。一括して討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第18号及び第21号の2件を一括して採決いたします。 お諮りいたします。各委員長の報告はいずれも原案可決であります。各委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第18号及び第21号の2件は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号を議題といたします。福祉教育委員長の報告を求めます。 3番 赤羽誠治さん。 ◆福祉教育委員長(赤羽誠治君) 〔登壇〕 福祉教育委員会に付託されました議案第19号について、審査の結果を御報告いたします。 議案第19号については、全員一致をもちまして原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第19号 令和2年度塩尻市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)については、予算総額に歳入歳出ともに27万9,000円を増額し、予算総額を57億5,885万4,000円とするもので、歳入では保険料軽減強化に係る分として1,197万8,000円を減額し、同額を一般会計から繰り入れるもの。また、マイナンバー情報連携に係る介護保険システム改修補助金等27万9,000円を増額するもの。歳出では、介護保険システム改修委託料27万9,000円を増額するものとの説明を受け、これを了承しました。 以上を申し上げまして、福祉教育委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第19号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号を議題といたします。産業建設委員長の報告を求めます。 6番 篠原敏宏さん。 ◆産業建設委員長(篠原敏宏君) 〔登壇〕 産業建設委員会に付託されました議案第20号について御報告いたします。 議案第20号については、慎重審査の結果、いずれも全員一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 審査の主な経過を申し上げます。 議案第20号 令和2年度塩尻市水道事業会計補正予算(第1号)については、消火栓2基の修繕を行うため、収益的収入の予定額を224万6,000円、収益的支出の予定額を211万2,000円増額するもの。また、消火栓1基の更新工事を行うため、資本的収入の予定額を181万3,000円、資本的支出の予定額を170万5,000円それぞれ増額するものとの説明があり、委員より、該当する消火栓3基の場所はどこかとの質問に、1件は洗馬芦ノ田で、県道上今井洗馬停車場線の拡幅工事に伴うもの、あとの2件は広丘野村と広丘高出地籍で、いずれも土地所有者からの申出によるものとの答弁があり、これを了承いたしました。 以上、産業建設委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議案第20号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、請願6月第1号を議題といたします。福祉教育委員長の報告を求めます。 3番 赤羽誠治さん。 ◆福祉教育委員長(赤羽誠治君) 〔登壇〕 福祉教育委員会に付託されました、請願6月第1号について御報告いたします。 請願6月第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願については、慎重審査の結果、全員一致をもちまして採択すべきものと決しました。 以上を申し上げまして、福祉教育委員会の審査報告といたします。 ○議長(丸山寿子君) 質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。請願6月第1号を採決いたします。 お諮りいたします。委員長の報告は採択とするものであります。委員長の報告のとおり決することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、請願6月第1号は委員長の報告のとおり採決と決定いたしました。     ------------------------------ △日程第5 閉会中継続審査及び調査の申し出 ○議長(丸山寿子君) 日程第5 総務生活委員長福祉教育委員長及び産業建設委員長から、現在、各委員会において審査及び調査中の事件について、会議規則第77条の規定により、お手元に配付しました申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申出があります。 お諮りいたします。各常任委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長からの申出のとおり、閉会中の継続審査及び調査することに決定いたしました。     ------------------------------ △日程第6 議員提出議案審議 ○議長(丸山寿子君) 日程第6 これより議員提出議案の審査を行います。 お諮りいたします。議会第1号は委員会付託を省略し即決したいが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議会第1号は委員会付託を省略し即決することに決定いたしました。 議会第1号を議題といたします。提出議案は、お配りしてあります意見書のとおりであります。議会第1号について、提案理由の説明を求めます。 3番 赤羽誠治さん。 ◆3番(赤羽誠治君) 〔登壇〕 御指名をいただきましたので、議会第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める意見書につきまして、提案理由を申し上げます。 議会第1号につきましては、請願6月第1号 義務教育費国庫負担制度の堅持・拡充を求める請願が採択されたことにより、関係行政庁に対して意見書の提出を提案するものであります。 義務教育費国庫負担制度は、県・市町村の負担であった学校の必要経費を国が負担することとなり、義務教育の機会均等が補償され、教育条件の差がなくなるなどこれまで大きな役割を果たしてきました。しかし、昭和60年から、政府は国の財政状況を理由に対象項目を外し一般財源化してきました。また、平成18年の三位一体改革の議論の中で、国庫負担率を2分の1から3分の1に引き下げたため、地方財政を圧迫する状況が続いています。このままでは、自治体の財政規模により教育条件格差ができてしまい、地域によって教育の質に差ができる事態になりかねません。 そこで、義務教育の水準の維持・向上と機会均等を図るため、義務教育費国庫負担制度を堅持・拡充することを求める意見書を提出するものであります。 以上を申し上げ、提案理由といたします。全議員の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(丸山寿子君) 補足説明はありますか。----ないので、質疑を行います。ありませんか。----ないので、質疑を終わります。討論を行います。ありませんか。----ないので、討論を終わります。議会第1号を採決いたします。 お諮りいたします。議会第1号を原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議会第1号は原案のとおり可決されました。 この際、お諮りいたします。議会第1号が可決されましたが、意見書の字句、数字、その他整理を要するもの、また意見書の提出先等については議長に一任願いたいが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(丸山寿子君) 御異議なしと認めます。よって、議会第1号の意見書の処理については、議長に一任と決定しました。 以上をもって、本定例会の日程は全て終了いたしました。 この際、市長から挨拶をお願いいたします。 ◎市長(小口利幸君) 〔登壇〕 閉会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。 去る6月1日に招集いたしました塩尻市議会6月定例会は本日をもって閉会となりますが、今回御提案申し上げました各議案につきましては、慎重かつ御熱心に御審議を賜り、いずれも原案のとおりお認めをいただき、御礼申し上げる次第でございます。 一般質問並びに委員会審査等でいただきました御意見、御提言につきましては、今後の市政経営にできる限り反映してまいる所存でございます。 また、今定例会におきまして、開会日に御審議をいただきました中小企業融資あっせん事業をはじめ、本日最終日に御提案いたしましたプレミアム付商品券事業など、新型コロナウイルス感染症対策に関係する補正予算につきましても、原案のとおりお認めをいただき、重ねて御礼を申し上げる次第でございます。 総括説明においても申し上げましたとおり、本市の特別定額給付金につきましては、県下最速の5月7日から支給を開始し、6月23日支給日分までで総額約64億7,000万円、全世帯の94.9%に当たる2万6,600世帯に対しまして早期支給を実現しておるところでございます。 重ねて、今定例会でお認めいただきました新型コロナウイルス感染症対策の関連事業につきましても、スピード感を持って推進するとともに、今後も国・県の動向に注視し、これから想定される社会変革を見据えながら、引き続き必要な施策を磨き上げ、ちゅうちょすることなく取り組んでまいります。 本定例会中に梅雨入りが発表されまして、ここへ来て曇りや雨のすっきりしない天気となっております。今後、梅雨明けとともに日ごとに暑さが増してまいりますが、議員の皆様方におかれましてはくれぐれも御自愛くださり、ますます御活躍いただきますことをお願い申し上げまして、閉会の挨拶とします。御苦労さまでした。 ○議長(丸山寿子君) 以上をもちまして、過ぐる6月1日から19日間の会期をもって開催されました令和2年塩尻市議会6月定例会は、これをもって閉会といたします。 誠にお疲れさまでした。                              午後2時20分 閉会     ------------------------------ 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  令和2年6月19日                         塩尻市議会議長  丸山寿子                         塩尻市議会議員  平間正治                         塩尻市議会議員  小澤彰一                         塩尻市議会議員  篠原敏宏...