飯山市議会 > 2002-09-26 >
09月26日-01号

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  1. 飯山市議会 2002-09-26
    09月26日-01号


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    平成14年  9月 定例会(第290回)          平成14年9月第290回飯山市議会定例会               ◯議事日程(第1号)           平成14年9月26日(木曜日)午前10時開会 日程第1  会議録署名議員の指名 日程第2  会期決定について 日程第3  議案第82号 平成13年度飯山市一般会計歳入歳出決算 日程第4  議案第83号 平成13年度飯山市公共下水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第5  議案第84号 平成13年度飯山市国民健康保険特別会計歳入歳出決算 日程第6  議案第85号 平成13年度飯山市特定環境保全公共下水道事業特別会計歳入歳出決算 日程第7  議案第86号 平成13年度飯山市福祉企業センター特別会計歳入歳出決算 日程第8  議案第87号 平成13年度飯山市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算 日程第9  議案第88号 平成13年度飯山市老人保健医療特別会計歳入歳出決算 日程第10 議案第89号 平成13年度飯山市簡易水道等特別会計歳入歳出決算 日程第11 議案第90号 平成13年度飯山市土地取得事業特別会計歳入歳出決算 日程第12 議案第91号 平成13年度飯山市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算 日程第13 議案第92号 平成13年度飯山市介護保険特別会計歳入歳出決算 日程第14 議案第93号 平成13年度飯山市水道事業会計歳入歳出決算 日程第15 議案第94号 平成14年度飯山市一般会計補正予算(第3号) 日程第16 議案第95号 平成14年度飯山市公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第17 議案第96号 平成14年度飯山市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 日程第18 議案第97号 平成14年度飯山市特定環境保全公共下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第19 議案第98号 平成14年度飯山市福祉企業センター特別会計補正予算(第1号) 日程第20 議案第99号 平成14年度飯山市老人保健医療特別会計補正予算(第1号) 日程第21 議案第100号 平成14年度飯山市簡易水道等特別会計補正予算(第1号) 日程第22 議案第101号 平成14年度飯山市農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 日程第23 議案第102号 平成14年度飯山市介護保険特別会計補正予算(第2号) 日程第24 議案第103号 平成14年度飯山市ケーブルテレビ事業特別会計補正予算(第1号) 日程第25 議案第104号 平成14年度飯山市水道事業会計補正予算(第2号) 日程第26 議案第105号 飯山市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例 日程第27 議案第106号 飯山市個人情報保護条例 日程第28 議案第107号 特別職の職員等の給与等の特例に関する条例の一部を改正する条例 日程第29 議案第108号 飯山市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第30 議案第109号 飯山市企業従業員用住宅条例 日程第31 議案第110号 飯山市下水道条例の一部を改正する条例 日程第32 議案第111号 過疎地域自立促進計画の変更について 日程第33 議案第112号 辺地に係る公共的施設総合整備計画の変更について 日程第34 議案第113号 財産取得について 日程第35 議案第114号 専決処分事項の承認を求めることについて               〔平成14年度飯山市一般会計補正予算(第2号)〕 日程第36 議案第115号 専決処分事項の承認を求めることについて               〔飯山市税条例の一部を改正する条例〕 日程第37 議案の委員会付託 日程第38 総務文教委員会付託議案審査報告 日程第39 社会衛生委員会付託議案審査報告◯本日の会議に付した事件 議事日程と同じ◯出席議員(22名)    1番  山崎一郎議員         2番  小林喜美治議員    3番  佐々木忠文議員        4番  坂原シモ議員    5番  江口宗晴議員         6番  田辺謹治議員    7番  望月弘幸議員         8番  沼田喜一議員    9番  高山 功議員        10番  丸山一之議員   11番  大塚武志議員        12番  猪瀬清徳議員   13番  福澤龍彦議員        14番  丸山忠紀議員   15番  峰村芳彦議員        16番  佐藤重義議員   17番  藤巻泰雄議員        18番  高橋正治議員   19番  上村 力議員        20番  丸山惣平議員   21番  小林洋之議員        22番  山田吉太郎議員◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者   市長       木内正勝       収入役      井出澄夫   教育委員長    杉山千枝       教育長      清水長雄                       固定資産評価   監査委員     石田一郎                市村吉保                       委員長   農業委員会長   武田國藏       総務部長     石澤雄司   民生部長兼            丸山栄一       経済部長     野口文明   福祉事務所長                       水道部長兼   建設部長     高橋俊雄                丸山忠吉                       下水道課長   教育次長兼            市川和夫       庶務課長     小川恵一   学校教育課長◯議会事務局出席者   局長       堀内健二       局長補佐     山田弘一   副主幹      清水玲子       主事       鈴木克己午前10時00分開会 △開会の宣告 ○議長(山田吉太郎)  これより平成14年9月第 290回飯山市議会定例会を開会いたします。--------------------------------------市長あいさつ ○議長(山田吉太郎)  市長から招集のあいさつがあります。 木内市長。 〔市長 木内正勝 登壇〕 ◎市長(木内正勝)  本日、9月定例市議会を招集いたしましたところ、何かとご多用の中にもかかわらずご参集いただきまして、まことにありがとうございます。 本定例会の開会に当たり、一言ごあいさつ申し上げます。 議員各位におかれましては、日ごろから市勢の進展、市民福祉の向上のため、精力的に活動を重ねておられまして、まずもって深く敬意と感謝を申し上げる次第でございます。 また、今定例会議員任期最後の議会となりますが、在任中のご活躍に対しましても深甚なる敬意と感謝を重ねて申し上げ、今後もそれぞれのお立場でますますお励みくださいますようお願い申し上げる次第であります。 さて、私は去る9月1日の市長選挙におきまして、多数の市民のご支援をいただき、市長に就任することとなりました。 市町村合併新幹線周辺整備など、現在、飯山市が直面する課題は文字どおり市の将来を大きく左右するものであり、その責任の大きさ、重さに身の引き締まる思いであります。市民の声に耳を傾け、骨身を惜しまず、献身的に努力いたす所存でございます。議員各位の格段なるご指導とご協力を切にお願い申し上げ、甚だ簡単ではありますが、招集のあいさつといたします。-------------------------------------- △開議の宣告 ○議長(山田吉太郎)  ただいまの出席議員は21名であります。よって、定足数を超えておりますので、本日の会議を開きます。 なお、本日、議員猪瀬清徳君は所用のため遅刻する旨、届け出がありましたから、ご了承願います。 日程に入るに先立ち、報告事項について申し上げます。 今定例会に、市長、収入役、各行政委員会の長、監査委員教育長、各部長、教育次長及び関係課長、室長、福祉事務所長の出席を求めておきましたから、ご了承願います。 なお、本日、坂東選挙管理委員長は、公務出張のため欠席する旨、届け出がありましたので、ご了承願います。--------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(山田吉太郎)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、議長において、第17番、藤巻泰雄君、第18番、高橋正治君を指名いたします。--------------------------------------会期決定について ○議長(山田吉太郎)  日程第2、会期決定についてを議題といたします。 今期定例会の会期及び運営について、議会運営委員会の協議結果の報告を求めます。 望月弘幸議会運営委員長。 〔7番 望月弘幸議員 登壇〕 ◆7番(望月弘幸)  議会運営委員会の協議結果についてご報告申し上げます。 当委員会は、去る9月19日に開催いたしまして、協議の結果、今期9月定例会の会期は本日9月26日から10月15日までの20日間と決定いたしました。 なお、細部については、お手元に配付してあります審査日程表のとおりであります。 以上で報告を終わります。 ○議長(山田吉太郎)  ただいまの委員長報告について質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田吉太郎)  質疑なしと認めます。 お諮りいたします。今期定例会の会期及び運営について、ただいまの議会運営委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田吉太郎)  ご異議なしと認めます。よって、今期定例会の会期は本日から10月15日までの20日間とし、議会運営についてもお諮りのとおり決しました。-------------------------------------- △議案第82号~議案第115号の上程、説明 ○議長(山田吉太郎)  日程第3、議案第82号 平成13年度飯山市一般会計歳入歳出決算から日程第36号、議案第 115号 専決処分事項の承認を求めることについての34議案を一括議題といたします。 市長から提案理由の説明を求めます。 木内市長。 〔市長 木内正勝 登壇〕 ◎市長(木内正勝)  9月定例市議会は私にとりまして、市長に就任して初の議会でありますので、所信の一端を申し上げ、議員各位並びに市民の皆様のご理解とご協力を賜りたいと存じます。 このたびの市長選挙におきまして、幅広い多数の市民の支持をいただき、市長に就任することとなったわけでありますが、現在、我が飯山市が直面する課題は市町村合併の問題を初めとして、市政の根幹をも揺るがす大変重大なものであります。このような重要な時期に市政運営の責任者の任につかせていただくことに、いささかの不安もないとは言い切れませんが、このたびの選挙戦を通じて市内各層の大変多くのご意見、ご要望を拝聴いたし、今それらを思い起こすに及んで「やらなければ」という使命感でいっぱいであります。市民の意見を反映し、市民本位の市政を展開していくなら、必ずや道は開けるものと信じ、市政運営に邁進する覚悟でありますので、議員各位並びに市民の皆さんのご理解とご指導をお願い申し上げます。 初めに、先ごろ任期満了で退任されました小山前市長さんには、3期12年という長い間、飯山市の発展のために、それこそ昼夜をいとわず、献身的にご尽力いただきました。微力ながら私も1期4年間お手伝いさせていただきましたが、小山市長在任中は、飯山の宝物を私たちに再発見させてくださいました。飯山の自然景観、人々の人情、そして雪に対してさえも市民の価値観が大きく転換し、市民は飯山に暮らす喜びを改めてかみしめたものと思います。また、飲料水の千曲川からの脱却、下水道推進等生活基盤整備の推進、さらに前市長が先頭に立って精力的に運動を重ねた北陸新幹線長野以北着工実現は、暗いニュースが多い中で、飯山市民のみならず奥信濃に暮らす人々に大きな夢と希望を与えてくれました。小山前市長在任中のこれらの業績は枚挙にいとまがありません。ここに全市民を代表して深く敬意と感謝を申し上げるものであります。まことにありがとうございました。 さて、私は、今回の市長選に当たって、小山市政の継承とさらなる発展を基本とし、幾つかの公約を市民の前に掲げました。 私たちの住むこの奥信濃飯山は人々の心をいやしてくれるすばらしい景観と自然に囲まれております。 また、そこに住む人々は雪国特有のともに支え合う心を持った自他ともに認める人情あふれる親切な市民です。私はどんな時代にあっても「飯山市は人に親切にする町なんだ」ということ以外に生きていく道はないと改めて考えております。市職員とともにそれを支える親切な市役所づくりに努め、名実とも親切日本一の飯山市づくりを目指してまいります。「親切」は雪国飯山地方の大きな宝と力でもあり、「親切」をキーワードとした21世紀型旅産業を市民とともにつくり上げていくことが、経済再生とさらなる経済活性化の礎にもなり得るものと考えております。つまり、より人に優しくにぎわいのある親切な商店街、仏壇、和紙に代表される優しさのこもった伝統の工芸、有機低農薬で人に優しいこだわりのある農産物、飯山の誇るいやし日本一の自然を生かした人に優しい観光、「お互い様の心」を大切にした弱者に優しい、より親切な福祉と教育産業の創出等であります。 我が国は豊さと長寿と便利さの実現において成功しましたが、その反面、自然破壊、老後の不安や心のゆとり喪失で人々はどこか落ち着かない気持ちを持っています。人との競争でつま先立ちで歩くような今までの急ぎ足の生活から、あくとをつけた着実な歩みで前向きに、かつ落ち着いた生き方の模索と実行が必要と考えます。飯山は今、時代が求めているそんなスローライフまちづくりにふさわしい環境にあります。 福祉施策では、お年寄りや障害者の快適で安心な暮らしを可能にする「全市バリアフリー化」を推進し、在宅介護の支援やグループホームの充実を図るとともに、何といっても「とうど」の精神をより一層醸成し、互いに助け、支え合う地域福祉システムの構築が基本であると考えます。また、少子化の時代にあっては子育て支援策の充実を図ることも不可欠であります。 男女共同参画社会の実現に関しましては、21世紀は女性とNPOの時代とも言われている中で、共同参画意識増進環境づくりを進め、女性主導事業創設支援にも力を注いでまいります。 教育施策では豊かな自然の中で森林体験や農業・商業体験を通じて飯山らしいふるさと教育を推進するとともに、心のゆとりをもたらす文化・芸術の振興を大切に考えていく所存であります。スポーツについてはさまざまな楽しみ方がありますが、健康でにこにこ暮らせる長寿社会を築くためにも見るスポーツ、楽しむスポーツ、競うスポーツ、それぞれの振興を図っていきたい考えであります。 環境施策においては、地域温暖化防止が待ったなしの実践段階に来た今こそ、環境に優しい諸施策の展開が急務であり、十分な住民コンセンサスを得て促進していかなければなりません。また、堆肥センター臭気対策の徹底は緊急の課題として全力を挙げて取り組んでまいります。 広域合併問題については、市民の意向がある程度把握できましたので、関係市町村との十分な話し合いを進めることが基本であります。時間は限られておりますが、議会の皆様とともに市町村お互いの理解と尊重の立場で、議論を尽くし合い、よりよい方向を見出していきたいと強く考えております。また、合併問題は別としても、近隣市町村との連携は今後の市政運営では欠くことのできない課題であり、とりわけ新幹線周辺整備関係においては、「旅は21世紀最大の産業になる」とまで言われている中で、開業後の駅を核とした広域観光の成否は、この奥信濃地方の生命線をかけた取り組みになるとも言えるのではないかと考えております。 また、市政を進める基本スタンスとして、市民総参加型のまちづくりの推進と情報の共有化の促進が大切であります。行政でやるべきこと、民間でできること、行政と民間が協働してやった方がよいことを常に意識しながら、NPO団体の育成も視野に入れ、民間活力を生かした市政展開を図ってまいりたいと考えております。また、できる限りのプロセスにおける情報の共有化により、市民の皆様との協働を実践してまいりたいと考えております。 最後に、新幹線や合併などの市域を超えた取り組みと並んで岡山上段の峠から指呼の間に臨まれる柏崎原子力発電所などにおける全国的な安全性の問題は、この地に住み続ける上での最も身近で広域的な問題として注目していく必要があると考えています。 以上、市政運営の責任者として、その職務を進めるに当たり、所信の一端を申し上げました。飯山市の財政力は極めて脆弱ではありますが、それを補って余りある市民の英知の結集こそが市政運営の原動力となるべきものと信じております。そのために、私は市民とともに汗を流してあらゆる課題解決に取り組む所存でありますので、何分のご協力を賜りたいと存じます。 次に、ただいま上程されました議案についてご説明申し上げます。 議案は、決算案12件、補正予算案11件、条例案6件、事件案5件の合わせて34件であります。順次その概要をご説明申し上げます。 議案第82号から議案第93号までの12議案は、平成13年度一般会計及び各特別会計等歳入歳出決算の認定に関する案件であります。 平成13年度の国の財政対策は、聖域なき構造改革を公約として発足した小泉内閣により骨太の方針で示された改革プログラムが推進され、国・地方とも赤字財政から均衡財政への転換を図ることを基本とした構造改革を進める一方、長引く不況対策として、補正予算の編成による雇用を中心とした経済対策が進められました。この方針は平成14年度に引き継がれ、構造改革の推進が実行に移されています。 一方、地方分権の推進が改革の重要課題とされ、地方自治における課題がますます顕著になる中で、住民に身近な社会資本の整備、少子・高齢化に向けた総合的な地域福祉施策の充実、情報化の推進、資源循環型社会の構築等、地方団体はますます大きな役割を担うよう求められてきたところであります。 当市におきましては、およそ15億円を投じたケーブルテレビ施設が完成し、放送を開始したほか、千曲川に依存した水源からの脱却を目指して整備が進められた上水道施設整備がほぼ終了し、地下水による水源への転換により、おいしい水を給水する体制が整いました。 下水道整備も順調に進み、農業集落排水事業特環下水道事業はほぼ整備が終了する段階に達しており、一部の繰越明許事業を除き、公共施設の整備は順調に計画どおり進めることができました。 ソフト施策では、東京事務所の開設や住民参加による2本の映画撮影により、全国に飯山市を情報発信する取り組みが進み、延長保育児童センターの開設、デイサービスの充実など、少子・高齢化への対策、学校へのコンピューター整備などの教育対策等と、大きな前進を見ることができました。これは、ひとえに議員各位並びに市民の皆様のご協力の賜物と深く感謝申し上げる次第であります。 それでは、普通会計の決算について、概要を申し上げます。 歳入総額 176億 249万円に対し、歳出総額 171億4,080 万 1,000円で、差し引き4億 6,168万 9,000円の黒字となりましたが、翌年度へ繰り越すべき財源として 6,090万 6,000円の明許繰越がございますので、実質収支では4億78万 3,000円の黒字決算となった次第であります。 歳入決算額では、前年度対比 4.7%、歳出決算額では前年度対比 5.0%の増となりました。 歳出の主な性質別内容について申し上げますと、まず、投資的経費のうち、普通建設事業費は43億5,300 万円余で、前年度対比25.6%の増であります。これは、地域ケーブルテレビ整備事業サクラ広場整備事業等大型事業が実施されたことが主な要因であります。 次に、貸付金でありますが、20億 3,400万円余、20.1%の伸びとなりました。新幹線周辺整備にかかわる土地開発公社への貸付金がふえたこと、及び経済対策として力を入れた経営安定特別資金などの制度資金の貸し付けが増加したことが要因であります。 公債費につきましては22億 4,600万円余、 6.7%の増となりました。 また、繰出金は14億 8,100万円余、16.5%増となりましたが、介護保険特別会計への繰り出し、下水道会計への繰出金の増がその主な要因であります。 一方、歳入につきましては、市税は27億 2,800万円余、 1.0%の伸びとなりました。市民税は個人、法人とも減額となりましたが、固定資産税が増となったため、前年対比 2,800万円余のわずかな増額となりました。徴収率が引き続き低下しており、地方自治の根幹である納税について、市民の皆様のご理解を強くお願いしたいと思います。 地方交付税は64億 1,300万円余で、前年度に対し1.8 %の減となりました。減額となりましたのは、平成5年以来8年ぶりのことで、普通交付税特別交付税とも減額で、交付税依存度の高い当市にとりましてまことに厳しい結果となりました。 市債につきましては23億 8,000万円余で、40.5%の大幅な増となりました。これは、ケーブルテレビ整備事業に10億円を超える過疎債の借り入れを行ったことが主な要因であります。 なお、都市交通整備施設整備基金には新幹線周辺整備のため、計画どおり5億円の積み立てを実施したほか、基金の繰り入れは苦しい財政状況の中、1億 9,900万円余の繰り入れを実施し、収支の均衡を図ったものであります。 以上、普通会計決算の主な内容について申し上げましたが、各種財政指標では公債費比率は16.2、起債制限比率も10.9と、わずかに悪化いたしました。また、財政力指数は 0.319と大きく悪化いたしました。これらは交付税を中心とした一般財源収入が減少する中で、借金の返済である公債費が増加したためであります。 一方、経常収支比率は80.8と改善されました。 また、公債残高は6億 3,600万円余増加し、 183億 7,100万円余となりましたが、新規借り入れの抑制や過疎債等、有利な地方債の活用により、公債費比率等の改善に努めてまいりたいと思います。 今後とも一層節度のある計画的、効率的な財政運営に努めていきたいと考えております。各位のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げる次第であります。 普通会計以外の特別会計につきましては、本決算では全会計について黒字決算を計上することができました。 下水道関係の3会計では、合わせて48億円余の大きな事業費を投じ、引き続き事業を進めてまいりました。おかげさまで公共下水道事業を除き、整備はほぼ終了のめどが立ってまいりました。下水道普及率も80%を超えており、今後も計画的に財源を確保しつつ、残された事業の推進を図る所存であります。 また、国民健康保険及び老人保健医療介護保険の3会計でも合わせて56億円余の経費をかけて、医療、介護関連事業を進めてまいりました。高齢化が進む中、事業費は拡大の傾向にありますが、市民生活安定のため大切な事業であります。所要財源を見通しながら事務を進めたいと考えております。 水道事業につきましては、簡易水道事業として瑞穂中央簡水の整備を引き続き推進したほか、上水道でも外様、瑞穂、秋津水源の整備が進み、年度末には給水開始となり、全世帯においしい水の供給が実現いたしました。このことは、水利権という難しい問題にご協力をいただいた市民の皆様を初め、関係各位のご理解とご努力のたまものと、改めて敬意と御礼を申し上げる次第であります。 その他の特別会計につきましても、議員各位並びに市民の皆様のご協力により、いずれも所期の目的を達成することができました。詳細な説明は省かさせていただきますが、既にお届けしてあります決算書並びに主要施策の成果に関する説明書に申し上げてございますので、ごらんいただきたいと存じます。 以上、平成13年度の決算に係る説明を申し上げました。 次に、議案第94号から議案第 104号までは、平成14年度一般会計及び各特別会計等補正予算案であります。各会計とも本年度の事業執行に伴い、所要の予算措置を行おうとするものであります。 以下、順を追って、その概要についてご説明申し上げます。 議案第94号 飯山市一般会計補正予算(第3号)について。 まず、総務費では、グリーンツーリズムや都市農村交流の推進並びに地域住民の交流拠点施設として、温井地区多目的交流センター整備費1億 1,390万円を計上したほか、一昨年1億円の寄附をいただき、昨年秋他界された故米持邦雄さんの遺志を受け継ぐため、青少年健全育成を目的とした記念基金の創設に 1,000万円、ケーブルテレビに追加加入を希望された世帯への電送路の整備事業に 560万円余を補正しようとするものが主な内容であります。 民生費では、知的障害者のグループホームを実施するための建設用地の購入費に 410万円余、中途入所園児がふえた常設保育事業に 720万円余、要望の多い南瑞保育園の新規延長保育事業に90万円余を補正しようとするものが主なものであります。 衛生費につきましては、精神障害者のホームヘルプ事業を新たに開始するための経費 120万円余、悪臭防止をさらに実効あるものとするための環境調査事業に50万円を計上したほか、来春から実施予定のごみ袋の切りかえを円滑に行うため、ポリ袋の作成事業ほかに 330万円を補正しようとするものが主な内容であります。 農林水産業費につきましては、価格低迷が続くキノコ産業を支援するため、種菌の購入補助事業に250 万円、国営農地の不耕作地対策事業に 100万円、地単土地改良事業に 560万円余を計上したほか、新林業構造改善事業の体験備品等の整備に 1,250万円余を追加し、農業の振興を図ろうとするものが主な内容であります。 商工費におきましては、空き店舗活用事業に 770万円余を計上し、中心商店街等の活性化を推進するほか、貸し出しが増加している中小企業資金の預託利子補給等事業に2億 2,900万円余を追加し、経済対策を推進しようとするものであります。 また、観光振興では、昨年実施し一定の効果があった市民等へのリフト券補助を中心とした観光振興対策事業に 1,800万円余を補正しようとするものが主な内容であります。 次に、土木費でありますが、新幹線周辺整備に関連した都市計画変更見直し事業に 400万円を追加するほか、住宅密集地等の堆雪場確保事業に 550万円を追加計上したものが主なものであります。 教育費につきましては、小・中学校の図書購入に180 万円余、図書館図書の購入に 130万円を補正するほか、以下、副読本作成事業に 230万円余、ユニフォーム整備等、ジュニアスキー育成事業に 260万円を補正しようとするものが主な内容であります。 災害復旧費につきましては、農林施設、地単災害復旧事業に 250万円を計上いたしました。 以上、歳出の主なものについて申し上げましたが、この結果、第3号補正としては4億 8,853万円の追加となったところであります。 財源につきましては、繰越金を1億 2,200万円余、市債を 9,610万円、基金繰入金を 2,000万円、それぞれ計上したほか、所要の特定財源を見込み、収支の均衡を図った次第であります。 今回の補正により、一般会計の予算額は 161億6,431 万 2,000円となるものでございます。 議案第95号、議案第97号及び議案第 101号の下水道3事業にかかわる特別会計補正予算につきましては、それぞれ国庫補助金等の変更に伴う事業の組み替え、追加工事等、所要の予算措置を講じ、事業の推進を図ろうとするものであります。 議案第96号 国民健康保険特別会計補正予算(第2号)では、老人保健医療費拠出金に1億 640万円余を計上したほか、基金積み立てに 8,900万円を補正しようとするものが主な内容であります。 そのほか、議案第98号から議案第 100号、議案第102 号から議案第 104号の各特別会計等補正予算につきましては、それぞれ事業の推進を図る上で所要の予算措置を必要としましたことから、補正予算の計上を申し上げたところであります。 以上、補正予算案について申し上げました。 続きまして、議案第 105号から議案第 110号は条例案であります。 議案第 105号 飯山市議会政務調査費の交付に関する条例の一部を改正する条例は、地方自治法の一部改正に伴って条文の整合を行うものであります。 議案第 106号 飯山市個人情報保護条例は、市の機関が保有する個人情報を保護し、より適正な取り扱いをすることで、個人の権利、利益を保護するため制定するものであります。 議案第 107号 特別職の職員等の給与等の特例に関する条例の一部を改正する条例は、昨今の経済情勢にかんがみ、理事者給与の一部をこの春から減額してきましたが、この措置をさらに平成15年度いっぱいまで延長しようとするものであります。 議案第 108号 飯山市国民健康保険条例の一部を改正する条例は、健康保険法の改正に伴い、一部負担金の割合を変更しようとするものであります。 議案第 109号 飯山市企業従業員用住宅条例は、誘致企業従業員の市内への定住を促進するため、木島、上新田地区に建設中の住宅の設置及び管理に関し、必要な事項を制定しようとするものであります。 議案第 110号 飯山市下水道条例の一部を改正する条例は、特定環境保全公共下水道斑尾処理区の供用開始が目前に迫りましたが、その使用料について妙高村との整合を図るため、斑尾処理区の料金制定をしようとするものであります。 続きまして、議案第 111号から議案第 115号は事件案であります。 議案第 111号 過疎地域自立促進計画の変更、議案第 112号 辺地計画の変更は、過疎債、辺地債の予定事業をそれぞれの計画に盛り込もうとするものであります。 議案第 113号 財産取得については、水力発電施設周辺地域交付金事業により、ロータリー除雪機を購入しようとするものであります。 議案第 114号、議案第 115号は専決処分事項の承認に関するもので、長野県知事選挙経費につきまして、緊急執行を必要としたため専決処分いたしました一般会計補正予算、また地方税法の改正により緊急執行を要したため専決処分をいたしました税条例の一部改正について、議会の承認を求めるものであります。 以上、本日提案いたしました議案についてご説明申し上げました。 よろしくご審議くだいまして、それぞれ適切なる議決並びにご承認を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。 ○議長(山田吉太郎)  これより質疑に入ります。 ただいま提案の議案第 107号及び議案第 108号の2議案について、質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
    ○議長(山田吉太郎)  質疑なしと認めます。-------------------------------------- △議案の委員会付託 ○議長(山田吉太郎)  日程第37 議案の委員会付託を行います。 ただいま議題となっております議案第 107号及び議案第 108号の2議案について、お手元に配付してあります議案付託表のとおり、所管の常任委員会に付託いたします。 この際、議案審議のため暫時休憩いたします。午前10時36分休憩午前11時20分再開 ○議長(山田吉太郎)  休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------総務文教委員会付託議案審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(山田吉太郎)  日程第38 総務文教委員会付託議案審査報告を求めます。 丸山一之総務文教委員長。 〔10番 丸山一之議員 登壇〕 ◆10番(丸山一之)  本日、総務文教委員会に付託されました議案の審査報告を申し上げます。 議案第 107号 特別職の職員等の給与等の特例に関する条例の一部を改正する条例については、全員一致で原案どおり可決すべきものと決しました。 以上で総務文教委員会審査報告を終わります。 ○議長(山田吉太郎)  ただいまの委員長報告について質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田吉太郎)  質疑なしと認めます。 討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 よって、採決いたします。 議案第 107号に対する総務文教委員長報告は、全員一致、原案のとおり可決すべきものであります。よって、本案を採決いたします。 お諮りいたします。本案は、総務文教委員長報告のとおり決するにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田吉太郎)  ご異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決されました。--------------------------------------社会衛生委員会付託議案審査報告、質疑、討論、採決 ○議長(山田吉太郎)  日程第39 社会衛生委員会付託議案審査報告を求めます。 丸山忠紀社会衛生委員長。 〔14番 丸山忠紀議員 登壇〕 ◆14番(丸山忠紀)  社会衛生委員会に先議付託されました議案の審査報告をいたします。 当委員会に付託されました議案は、議案第 108号 飯山市国民健康保険条例の一部を改正する条例であります。 審査の結果は、議案第 108号につきましては賛成多数で可決すべきものと決しました。 以上で社会衛生委員会審査報告を終わります。 ○議長(山田吉太郎)  ただいまの委員長報告について質疑ありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(山田吉太郎)  質疑なしと認めます。 討論の通告がありませんので、討論なしと認めます。 議案第 108号 飯山市国民健康保険条例の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長報告は、原案のとおり可決すべきものであります。 お諮りいたします。本案は、社会衛生委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕 ○議長(山田吉太郎)  起立多数であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしました。-------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(山田吉太郎)  本日はこれをもって散会といたします。 ご苦労さまでした。午前11時24分散会...