大町市議会 > 2024-02-21 >
02月21日-02号

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  1. 大町市議会 2024-02-21
    02月21日-02号


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    令和 6年  3月 定例会          令和6年 大町市議会3月定例会会議録(第2号)               令和6年2月21日(水)---------------------------------------令和6年大町市議会3月定例会               議事日程(第2号)                     令和6年2月21日 午前10時 開議日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決  議案第22号 令和6年度大町市一般会計予算  議案第23号 令和6年度大町市国民健康保険特別会計予算  議案第24号 令和6年度大町市後期高齢者医療特別会計予算  議案第25号 令和6年度大町市水道事業会計予算  議案第26号 令和6年度大町市公営簡易水道事業会計予算  議案第27号 令和6年度大町市温泉引湯事業会計予算  議案第28号 令和6年度大町市公共下水道事業会計予算  議案第29号 令和6年度大町市農業集落排水事業会計予算  議案第30号 令和6年度大町市病院事業会計予算日程第2 請願・陳情文書報告(別紙文書表のとおり)日程第3 人権擁護委員候補者の推薦について日程第4 財政援助団体等監査結果報告、定期監査報告及び例月出納検査報告(10月、11月、12月)---------------------------------------              本会議出席者名簿◯出席議員(16名)     1番  植松悠一郎君       2番  二條孝夫君     3番  一本木秀章君       4番  傳刀 健君     5番  堀 堅一君        6番  太田昭司君     7番  中村直人君        8番  西澤和保君     9番  栗林陽一君       10番  宮田一男君    11番  小澤 悟君       12番  中牧盛登君    13番  大竹真千子君      14番  山本みゆき君    15番  高橋 正君       16番  大和幸久君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長         牛越 徹君    副市長        矢花久則君 教育長        中村一郎君    監査委員       鎌倉幸夫君 総務部長       和田泰典君    総務部参事      田中久登君 民生部長福祉事務所長 川上晴夫君    民生部参事生活環境課長                                笠間博康君 産業観光部長     駒澤 晃君    会計管理者      降旗孝浩君 教育次長       太田三博君    病院事業管理者病院長                                藤本圭作君 病院事務長      曽根原耕平君   庶務課長選挙管理委員会書記                                長飯島秀美君 企画財政課長     下條 勉君    まちづくり交流課長  坂井征洋君 税務課長       倉科 太君    危機管理課長     柳澤俊樹君 情報交通課長     鷲澤久志君    八坂支所長      海川仁志君 美麻支所長      飯嶋大治君    市民課長       勝野律子君 中央保健センター所長 西澤 勲君    福祉課長       久保田 肇君 子育て支援課長    井沢公一君    商工労政課長産業立地戦略室長                                竹村光江君 観光課長       志賀一夫君    農林水産課長農業委員会事務局長                                降籏貴紀君 建設課長       松田紀幸君    上下水道課長     松宗市雄君 学校教育課長     平林政規君    生涯学習課長     藤巻孝之君 スポーツ課長     松下明夫君    国民スポーツ大会準備室長                                牛越秀仁君 山岳博物館長     鈴木啓助君    病院総務課長     北澤好泰君 病院医事課長     鳥羽嘉明君◯事務局職員出席者 事務局長       藤澤浩紀君    事務局係長      西澤秀一君 書記         小山 学君    書記         倉科貴大君 書記         千野恵子君---------------------------------------                本日の会議に付した事件              議事日程(第2号)記載のとおり--------------------------------------- △開議 午前10時00分 ○議長(二條孝夫君) おはようございます。ただいまから3月定例会の本日の会議を開きます。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、病院事業管理者、監査委員及び各部課長等であります。--------------------------------------- △日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決--------------------------------------- ○議長(二條孝夫君) 日程第1 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 昨日に引き続きまして、議案第22号 令和6年度大町市一般会計予算を議題といたします。 昨日までに、議案第22号の提案説明が終わりました。これより質疑に入ります。 最初に歳入全般について、次に歳出について款別に行い、最後に全般について御質疑を受けることといたします。 それでは、まず、歳入全般について御質疑はありませんか。45ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、歳出について質疑を行います。 款1議会費について御質疑はありませんか。46ページ、47ページです。     〔発言する者なし〕 次に、款2総務費について御質疑はありませんか。48ページから77ページまでです。中牧盛登議員。 ◆12番(中牧盛登君) 資料説明のほうですね。資料説明の新規事業で12ページです。 市地域人口分析定住促進等業務、この事業で399万円、予算を計上されていますが、この内容が少し分からないので、どういうことをするのか説明をお願いしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(下條勉君) ただいま質問ありました人口分析業務について、御説明を申し上げたいと思います。 この人口分析業務につきましては、本年度、令和5年度に研修会の講師をいただきました一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所の藤山先生、藤山先生のほうから本年度研修会、それから大町市の人口分析をしていただいております。令和6年度につきましては、この分析を踏まえた先生からの御提案、御提言、これに基づきまして、まず大きく2つ。 1つ目が、地区別定住戦略の策定。こちらにつきましては、大町地区の中で1か所か2か所、モデル地区を選定させていただきまして、その中で地区ごとの人口動態や定住状況、また、その特徴等々を踏まえていかに人口を増やすか、もしくは転出人口を減らすかというモデル事業を実施していきたいと思ってございます。 もう一つにつきましては、地域経済循環の強化に向けた起業促進ということで、藤山先生のほうからは、これからの定住実現につきましては地域経済、地域の経済循環強化、これに基づいた所得確保が重要であると。そうした状況から、若い世代の起業、こちらについて重点的に取り組んでいく必要があると。この2本につきまして先生から御提案をいただき、また御指導いただきながら、実践を行っていく予定としているところでございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。 ◆12番(中牧盛登君) 令和5年度の人口分析で154万円、予算あったんですが、この結果というか、その成果はもういただいているわけですね。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(下條勉君) 今年度の成果ですが、現在、藤山先生のほうからは提言案ということで頂戴しております。そちらにつきまして、再度企画財政課のほうで内容を確認しまして、今年度中には最終的な成果品として提言がされることとなっております。 また、提言がされましたら、全協ですとか、もしくは研修会等々を開催させていただいて、そういった御報告をさせていただきたいと思っているところでございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) よろしいですか。 ほかにありますか。傳刀健議員。 ◆4番(傳刀健君) 庶務課の項1目1のコンプライアンス研修委員会、説明書で言うところの庶務課の4ページですけれども、eラーニングでコンプライアンス研修を行うということですけれども、この50人の内訳は誰を対象としているのか。 それから、50人以外の職員に対する、コンプライアンスの徹底はどのように図っていくのかちょっとお伺いします。 ○議長(二條孝夫君) 庶務課長。 ◎庶務課長(飯島秀美君) 庶務課の所管のコンプライアンスのeラーニングでございますが、今年度既に実施しておりますeラーニングでございますが、来年度新規採用職員等につきまして受講させるということで50人分を計上してございます。 また、そのコンプライアンスのeラーニングについては実施しておりますので、今後研修等で、さらに深掘りした研修内容を講じていくようなことを考えているところでございます。 また、今、組織風土の見直しについて職員対話を実施しておりますので、その中で出てきました必要な部分について、6年度については講じていきたいと考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。小澤悟議員。 ◆11番(小澤悟君) 予算書の59ページの交通安全対策費の使用料及び賃借料について、予算説明資料、市民課の1ページに書かれている運転免許自主返納支援タクシー使用料の計算式について教えてください。 ○議長(二條孝夫君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) ただいまの質問にお答えいたします。 市民課所管の運転免許証自主返納支援のタクシー使用料でございますが、免許を65歳以上の方で自主返納された方に、タクシー券につきましては、12枚つづりの回数券をお渡ししております。そのうち実際に使われた分につきまして、タクシー会社のほうから請求が来るというような形になっておりますので、見込みで900円掛ける60枚掛ける、1か月の平均が60枚の使用があると見込みまして、その1年分を計上をしてございます。 以上でございます。
    ○議長(二條孝夫君) 小澤悟議員。 ◆11番(小澤悟君) 令和5年の予算は、840円掛ける12回掛ける70人で70万5,600人ですが、70人から60人に減らした根拠を教えてください。 ○議長(二條孝夫君) 市民課長。 ◎市民課長(勝野律子君) 人数を減らしたということではございませんが、単価が、まず変わったということですけれども、これは初乗り運賃が900円に変更と改定されておりますので、単価のほうは変更させていただいております。 また、実際人数につきましては免許自主返納された方全てにお渡しする形にしておりますので、あとは月でどのくらい使用されているかということを平均を見込んで積算して計上させていただいているところでございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。植松悠一郎議員。 ◆1番(植松悠一郎君) すみません、説明資料のまちづくり交流課2ページで、負担金補助及び交付金のところの北アルプス連携自立圏事業負担金移住交流事業負担金800万円、これがどういう事業に、負担金なんで向こうでやっていることだと思うんですけれども、どういう事業に使われているのか等をちょっとお伺いしたいのと、もう一つは、定住促進共同会議負担金600万円弱、これは移住促進のいろんな事業に使われていたと思うんですけれども、これと都市圏移住相談会出展負担金、この2つが前回の予算より減っていると思うんですけれども、何か成果は出ていたようにお見受けするんですけれども、減った理由をお伺いしたい。 以上、2点です。 ○議長(二條孝夫君) まちづくり交流課長。 ◎まちづくり交流課長(坂井征洋君) 2点、御質問をいただきました。 最初のほうの質問でありますけれども、こちらの事業につきましては、ポータルサイト等を使った事業などを実施をしているところであります。この内容につきましては、ポータルサイトを活用した事業、それから北アルプスのボランティア・ワーキングホリデー事業などを実施しているところであります。 それから、続いての質問ですけれども、定住促進の関係の事業につきましては、アドバイザーの皆さんに御協力をお願いしまして、首都圏への移住セミナーですとか、そういった事業を実施しているところでございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) よろしいですか。植松悠一郎議員。 ◆1番(植松悠一郎君) 1個目は分かりました。ありがとうございます。 2つ目ですね、減った理由、減っていますよね、前年度予算より。減っていないですかね。減った理由をお伺いしたいんですけれども、結構移住者増加につながっていたと思うんですけれども、いかがですか。 ○議長(二條孝夫君) まちづくり交流課長。 ◎まちづくり交流課長(坂井征洋君) こちらの事業につきまして減額になっている部分でありますけれども、事業の積算の中で、実際に内容を精査をした中で減額となっているものであります。 ○議長(二條孝夫君) 植松悠一郎議員。 ◆1番(植松悠一郎君) ありがとうございます。 続きまして、ちょっと変わるんですけれども、庶務課の会計年度任用職員のところで、ちょっとすみません、僕ちょっと資料を出せないんですけれども、地域おこし協力隊5名分ぐらいになっていたと思うんですけれども、現状が4名ですかね。それで1人辞められる。あと2名採用される予定ということでよろしいですか。 ○議長(二條孝夫君) まちづくり交流課長。 ◎まちづくり交流課長(坂井征洋君) ただいまの御質問にお答えいたします。 現在、芸術祭の関係で3名の雇用をしております。来年度につきましては1人が期間を満了し、2名を採用するということで、来年は4名の体制で、芸術祭の開催に向けて採用をしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 全体で5点ほど質問したいと思います。 初めに企画財政課。委託料で、北アルプス国際芸術祭経済効果分析調査業務347万6,000円が計上されています。第2回と同様のような委託料だと思いますけれども、3回目はどんな、第2回と何が異なるのか、何か工夫した点があるなら説明いただきたいと思います。 それから、同じく委託料で人口分析定住促進等業務399万3,000円の計上がされていますが、昨年度の取組の到達点は、全体でどのような成果があったと見ているのか。それから今年は具体的に何を目的に、どんな事業をするのか。特に昨年の成果というのが市民との共有ができているのかどうかも含めて評価を答弁ください。 それから、まちづくり交流課。定住促進事業では、市長挨拶で、53世帯88人の移住増という数字しか出てきませんけれども、大町全体の人口の収支、これは過去5年間程度のデータで、どういう実態になっているのか説明をいただきたいと思います。 総務部管理課の関係ですが、北アルプス国際芸術祭委員会の負担金1億2,770万円について、この作品制作関連業務の積算根拠はどのようなものを基にしているのか説明をいただきたいと思います。 それから、最後ですが情報化推進費。番組制作業務を外部委託という説明がありますけれども、業者選定等、どのような方法で行うのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(下條勉君) それでは、私のほうから企画財政課の所管事項を2点。 北アルプス国際芸術祭経済効果分析調査業務、それから大町の地域人口分析定住促進等業務について、御説明を申し上げたいと思います。 北アルプス国際芸術祭経済効果分析調査につきましては、これまでも2回実施してきているところでございます。令和6年度に開催されます芸術祭につきましても、当然この事業がこの大町にどんな効果をもたらすか、どんな経済的な影響があったかを把握するために実施をしていくものでございます。 これまで、この業務を実施する上に当たりましては、長野経済研究所さんにお願いして実施してきているところでございますが、これまでと連携した、前回とも対比ができる効果検証を行うために、本年度も同様の事業所を予定しているところでございます。 基本的には北アルプス国際芸術祭が当地域に与える経済効果の推計、整理を行って、今後の地域振興を検討する基礎資料とするものでございます。また必要に応じて、前回の調査結果との比較を行ってまいります。また担当課のほうとも調整をしていくんですが、その経済効果をするに当たっては、実際の実質利用者が把握できるよう調整を図っていきたいと思っているところでございます。 それから、もう一点、地域人口分析定住促進業務につきましては、今年度は藤山先生のほうから市内3か所、研修会をしていただきまして、また、間もなく提言が到着することとなっております。多くの自治会の皆様、特に自治会の自治会長さんからも、こういった研修がよかったという御評価をいただいておりまして、ぜひともこの事業を継続して、本格的に取り組んでいただきたいというお話を頂戴しているところではございます。 先ほどちょっとお話をしましたが、令和6年度につきましては、なおかつ深掘りをさせていただいて、地域に入ってモデル地区を選定して、藤山先生とともに地域の皆様とお話をしながら、協働しながら、定住もしくは人口維持を図ってまいりたいと思っているところでございます。 私のほうから以上です。 ○議長(二條孝夫君) まちづくり交流課長。 ◎まちづくり交流課長(坂井征洋君) それでは3点目の、まず、人口の関係についての御質問にお答えいたします。 1月末現在で、本年度移住者数につきましては58世帯88人となっております。これは実際の転入者数ではなく、実際にこちらの窓口での相談、それから移住セミナー等の中での移住者を職員のほうで受け付けて、いろんな相談に乗ったりしている中で、実質的に移住に至った方についてのカウントとしております。 実際に、この5年間での実際の転入転出数については、転入、いわゆる社会動態でございますけれども、大体マイナス100人程度、100人台で推移をしているところであります。昨年につきましてはマイナス27人というような数字になっておりまして、今後のまたそういった動向についても注視してまいりたいと思っておりますし、それから、こういった移住相談で実質的に移住がされているというところが、社会動態の減少の縮減に一定の効果を与えているものと考えております。 続いて、4点目の質問になりますけれども、北アルプス国際芸術祭の負担金の積算根拠ということでございますけれども、負担金については、今回1億3,600万円というふうになっております。市の負担金が1億2,600万円、県からの負担金が1,000万円ということで計上しております。こちらについての経費は、主に来年度に開幕いたします芸術祭の作品の制作費が主なものであります。 こちらの詳細につきましては、改めて明日の全員協議会でも詳細に御説明をさせていただきたいと考えております。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 情報交通課長。 ◎情報交通課長(鷲澤久志君) 私からは、5点目の番組制作業務の委託に関する業者の選定方法についてお答えいたします。 ケーブルテレビの番組の制作につきましては、行っている業者が市内で1社のみということ、また取材に当たっては、市民と直接接するということで、安心して接する、信頼関係の構築が必要ということ、また今年度からは番組の送出業務、いわゆる放送の管理業務のほうも委託しておりまして、こちらのほうにつきましては、市の設備を操作できる経験等が必要ということから随意契約としているところであります。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) どうですか。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) まず企画財政課、北アルプス芸術祭の経済効果の分析の件です。 第2回の検討をしてみても、経済研究所で参加者のアンケートを募っているわけですけれども、そのアンケート結果の内容が検証できない、こういう問題があります。やはりこれは市民も検証できるようにデータをきちんと公表して、その経済効果の調査分析が市民の納得いけるものなのかどうか、そういった資料をきちんと提供する必要があるかと思います。昨年はブラックボックスになってしまって、結果的には市民が検証できないという問題がありますので、この点、今年は改善する意思があるかどうか、伺っておきたいと思います。 それから、人口分析定住促進等の業務、藤山浩先生にお願いしている件ですけれども、昨年の到達点というのが、成果というのが、多くの市民とか行政とか議会にも、報告書が出ていないかもしれませんが、共有ができていない。これは一番大事なのは、やっぱり大町市全体で取り組んで情報を共有したり、成果を共有して今年の事業に積み上げていくと、こういう姿勢が藤山先生も強調されていると思いますけれども、そういった視点をきちんとしていかないと、これは部分的にちょこちょこやったって何の意味もない、成果が出てこない、こういうことになるかと思いますが、この点、取組方策について、どのような点を考えているのか説明ください。 続きまして、まちづくり交流課の定住促進事業。私も若干、担当課のほうから資料を頂きまして分析をしているんですが、令和4年度まで、4年度前の5年間のデータです。平均しますと、大体年平均では298.8人減少しているという数字になってきます。こういう実態について、53世帯88人の移住というような数字だけでは、全然大町市の実態を説明していることにはならないと思いますので、こういったデータを基にして減少状況はどうなのか、これについてどういう対策をするのかというような、市長をはじめ大町市側の説明が、この点については必要だと思います。この点についてはどのようなお考えか伺っておきます。 それから、総務管理課の第3回の北アルプス芸術祭実行委員会の負担金の件です。 1億2,770万円という予算計上ですけれども、この基になるのは、基本的には北川フラム氏の会社のアートフロントギャラリーからの見積書が基になって、この予算書が組み立てられているのではないでしょうか。その点、もう一遍確認しておきます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(下條勉君) それでは、私のほうから、企画財政課所管事項のうち、まず国際芸術祭の分析業務についてでございます。 アンケートにつきましては、今年度中に長野経済研究所へお伺いさせていただいて、詳細について検討してくる予定としております。その際、このアンケートの意義、存在の意味、また実施方法、公開可能かどうか、全て調整しながら、検討をしていきたいと考えているところでございます。 また、地域人口分析定住業務につきましては、先ほども御答弁申し上げましたが、現在は藤山先生からの最終的な提言を待っているところでございます。この提言が到着次第、もちろんホームページ等々で市民の皆様には公開させていただきますし、また、できれば、私どもとしては地域で研修会を開催して、また地域の皆様に分析の結果を御報告させていただいた上で、6年度の実施事業に取り組んでいきたいと思っているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) まちづくり交流課長。 ◎まちづくり交流課長(坂井征洋君) 私からは、まず人口減少の関係についての御質問にお答えいたします。 実際に移住者数というものにつきましては、実際にそういった定住促進事業を行う中で、58世帯88人という実績が出てきております。ただし、日本の人口全体のトレンドであります少子高齢化等によって、人口減少が全国的にも進んでいるというところは、歯止めがなかなか難しいところであります。 そういった中で、とにかく大町市においても、できるだけ人口の減少に歯止めをかけるという考え方の下に、移住の施策を積極的に推進しているところであります。実態としては、人口につきましては自然動態、社会動態を含め減ってきておりますけれども、少しでも歯止めをかけたいということで取り組んでいるところでございます。 続きまして、北アルプス国際芸術祭の負担金についてでありますけれども、こちらについては、今回も前回と同様の40点弱くらいの作品で開催をすることとしております。そういった中で、アートフロントギャラリーのほうから、この作品制作等の委託料につきまして見積りをいただく中で積算をしております。この事業費につきましては前回と同様、前回並みの事業費ということで積算をしているところであります。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 人口定住促進事業業務については、ぜひ藤山先生の提案ができたら、本年度事業では、大町市全体で共有するというような視点を大事にして実行していただきたいと思います。 それから、定住促進事業で人口減の問題ですけれども、どう見ても、私の感覚では、近隣の白馬村とか松川村と比べても、大町市のほうがはるかに減少率が高いのではないか、こういう感覚を受けています。やはりそういったものはきちんと分析をしながら、なぜ大町市のほうが人口減少が激しいのか、そういった分析が必要だと思います。その上で、どんな大町市としての対策が必要なのか、これを市民と共有しながら導き出すということが非常に大事になっていると思いますが、その点について、市長の見解だけ伺っておきたいと思います。 それから、北アルプス芸術祭の見積り、予算化についてですけれども、このアートフロントからの見積りの資料を見させてもらいますと、例えば作品制作費は9,000万円、共通経費が1,631万円等々、この内容を昨年と同様と言いますが、昨年と比較してどのような検証をしているのか。 それから、見積りの中ではマネージャーの人件費が国交省の設計業務委託の技術者等の単価に準ずるというようなことで、マネージャーは1日の日当が6万2,200円、それからスタッフの人件費が3万1,600円、これは異常に高過ぎるんではないでしょうか。この検証というのはやられた上で、予算化、予算に計上しているのかどうか、その点について改めて説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 市長。 ◎市長(牛越徹君) 初めに私のほうから、人口動態についての御質問にお答えします。 まず、御案内のように、私自身は、この人口減少というのはやはり社会的な動態の中で、やはり人口減少が、様々な要因で少なくなっているということについては、いわゆる定住促進対策、あるいは移住促進対策でできる限りの対応してきております。これは政策の効果もあって、社会動態の増減で言えば、転入転出の差で言えば徐々に薄まってきている。あるいは首都圏の4都県との間だけでは、おととしはたしか転入超過になっております。 そうした中で、やはり一番は、人口動態の中では自然動態における減少が非常に著しい。特に出生者数は150人を目途に頑張ってきてはおりましたけれども、やはり令和4年はたしか108人にとどまったというような、そんな残念な結果になっております。 一方、亡くなられる方は、やはり年間350人前後、毎年亡くなっています。というのは、やはり御案内のように、昭和40年、50年代に、この地域を支えていた2つの大きな企業が海外に転出し、閉鎖、あるいは縮小しているような、そんな原因があります。そうした、この地域を経済的な面で支えてきた多くのそこで働いていた皆さんが、ちょうど80、90代のお亡くなりになられる世代ということで、世代ごとの人口分析をしますと、明らかに高齢化が進んでいる、このことがやはり人口動態の中で、出生者数と死亡者数の大きな差になっております。 これにつきましては、なかなか政策の取りようが少ない分野ではありますが、この社会・自然動態につきましては、子育て支援については、県下でも先んじて様々な子ども子育て政策を取り上げてきております。ただ、それがなかなか成果につながらないというのは、いわゆる出産適齢期である若い女性も世代別に言えば少ない。これは長野県全体の傾向ではありますが、そんなことが背景にあります。 こうした分析も、先ほどからお話ありました藤山先生の総合的な分析の中に、現在の状況分析の中で、そうした検討を、分析をさらに深めていただきたいと考えるところでございます。 いずれにしても、政策的に取り組む、いわゆる社会動態におきましては転入の増加、あるいは自然動態の面で言えば、いわゆる子ども子育てに対する支援、政策、これらを充実することによって、何とか人口減少全体にブレーキをかけていくということを特に考えてまいりたい、このように考えるところでございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) まちづくり交流課長。 ◎まちづくり交流課長(坂井征洋君) 私からは、北アルプス国際芸術祭の作品制作等に関連する見積りについての御質問にお答えをいたします。 芸術祭の作品制作に係るスタッフ、マネージャー等の人件費につきましては、国土交通省の業務委託の技術者単価に応じて、それを根拠に積算をしているところであります。その単価を用いる中で、必要な人工につきまして積算をした上で見積りをいただいているということで、こちらの、あくまで技術者単価につきましては、国交省で出されております単価に基づいて積算をしているという内容であります。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。中牧盛登議員。 ◆12番(中牧盛登君) 2点お願いします。 予算書の61ページ、市民バスの運行業務委託料の中で、全てのコースで委託料が値上がりしているんですが、常盤東コースだけ41万円ほど減額となっていますが、その理由をお聞きします。 それからもう一点、71ページ、美麻支所、地域づくり事業補助金、この中に376万円、行政事務の一部を地域に精通した団体に担っていただき、行政の効率化を検証する取組という予算ですが、どのような内容で、どんな効果を狙っているのかお聞きします。 ○議長(二條孝夫君) 情報交通課長。 ◎情報交通課長(鷲澤久志君) 市民バスの常盤東コースの運行委託料の減額につきましてお答えさせていただきます。 常盤東コースにつきましては、車両の減価償却分が減ったということで減額となっております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 美麻支所長。 ◎美麻支所長(飯嶋大治君) それでは、ただいまの地域活性化支援事業につきましてお答えいたします。 美麻地区におきましては、住民組織としまして、地域づくり会議という組織がございまして、その中の一部になりますが、令和4年に一般社団法人地域づくり美麻という団体が立ち上がり、現在活動しているところでございます。この団体に対しまして行政事務の一部を担っていただき、行政の効率化を検証するために行うものでございます。 内容といたしましては、美麻地区におきます空き家の調査、またデータ化、それと間伐材等を利用しました商品開発、それと学連で行っております自転車ロードレースの運営に関すること、また地域におきます通信であります地域づくり通信の作成・発行を予定してございます。 効果といたしましては、行政事務の効率化が図れるかどうかということで検証してまいりたいというふうに考えておりますけれども、状況によっては、また再度検討をしてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありませんか。宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 説明書の庶務課の3ページ、人事管理一般経費、報償費のハラスメント対策検討委員会委員謝礼の支出ですけれども、これは令和5年度もあったと思うんですが、その委員の選定基準と、また引き続き同じ方にやっていただくのか、あるいは変わるとすればどのような方になるのか、それを聞かせてください。 それから、2点目。同じく庶務課の4ページの下のところに車両管理費があって、消耗品費にアルコールチェッカー、30施設となっていますが、市役所で関連する施設の全てに、これで配置されるのかということと関連して、5ページに、アルコールチェッカーメンテナンス料というのが計上されていますが、どういうことなのかお聞かせください。 それから、5ページのところに、電動車の導入というところがございます。新規に導入するということですが、充電器は必要になると思うんですが、どういう体制になるのかというのが3点目。 それから、企画財政課の同じく説明資料の5ページ、役務費で、手数料の欄にメルカリ出品手数料となっていますが、メルカリにどのようなものを出品される予定なのか、予定があればお聞かせください。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 庶務課長。 ◎庶務課長(飯島秀美君) ただいまの質問につきまして、順次お答えいたします。 まず1点目でございますが、ハラスメント検討委員会の委員の選定でございますが、対策指針のほうの答申のほうが終了いたしましたので、一旦、現在の委員さんについては終了になりますので、5年度につきましては、新たな委員さんの選定基準を考えていかなければならないところだと考えております。 2点目でございますが、車両管理費になります。消耗品のアルコールチェッカーについてでございますが、これは全施設、公用車を配置しております施設のアルコールチェッカーでございます。これは簡易版になりますので、小型のものになっております。こちらのほうは消耗品で、施設分を購入する予定でございます。 3番目のアルコールチェッカーのメンテナンスに関してですが、こちらにつきましては、庁舎の車両管理に置いてありますパソコンと連携するもの、データ管理をする必要がありますので、データ管理が連携できるようなものをただいま使用しております。その1年間終わりましたところで、メンテナンスをしなければならないということになっておりますので、その費用を計上しているところでございます。 4番目のEV車の導入に関しましては、一応3台の導入を考えております。5年度も3台でございまして、EVの充電器につきましては、既存のものがまだ6年度、3台購入には使えるということですので、一応充電につきましては従来のものを継続して使い、その後は、EV車が増えていきますと既存のものでは足りなくなりますので、それにつきましてはちょっと検討をしていきたいと考えているところでございます。 私からは以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 企画財政課長。 ◎企画財政課長(下條勉君) それでは、私のほうからはメルカリの出品についての御質問にお答えしたいと思います。 当市のメルカリにつきましては、あくまでもリユースを目的にして実施しているところでございます。これまで庁内で不要となりました備品類、特に最近では、閉園となりましたかえで保育園、こちらにありました机や椅子、また戸棚等々を出品しているところでございます。出品したものにつきましては非常に好評を得ておりまして、全てが売り切れるという状態になっているところでございます。 6年度につきましても、基本的には不用物品が発生次第、商品価値があるかどうかを判断しながら出品を検討していきたいと思っておりますが、今後控えております学校等との再編によりまして、多くの不用物品が発生するかと思います。これは行政的には、ただ処分費がかかってしまうだけになりますので、これをリユースするということによりまして、多くの方に御利用いただく、また行政としては処分費の軽減を図れるという点がございますので、積極的にメルカリは活用していきたいと思っているところでございます。 私のほうからは以上です。 ○議長(二條孝夫君) 宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 今、ハラスメント対策検討委員会の委員は新たに選任をするということですが、前年度の委員の選定に当たっては様々な御意見が市民からあったようですので、十分配慮して選定をするということで頼みたいと思います。 もう一回、ちょっと落としてしまったので。あとドライブレコーダー、今、庶務課の5ページに、備品購入費でドライブレコーダー10台となっておりますけれども、市が管理する全ての車両に配置する予定なのか、それとも、これはどのぐらいまで配置、この10台を配置したことによって、現在どのくらいのパーセントで配置されているのかお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 庶務課長。 ◎庶務課長(飯島秀美君) 車両管理費のドライブレコーダー購入費10台ということでございますが、現在、庶務課のほうで管理しております公用車が120台ぐらいになります。購入している新規のものについてはドライブレコーダーを設置したものを購入するようにはしておりますが、まだまだ古い車両等ございますので、そのうちの3分の1程度しか、まだ設置していない状況でございます。なので、段階的に、やはり安心・安全のためにも必要なものだとは思いますので、全ての車両につけるように段階的に、順次計画を立てて導入を考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 今、課長からの答弁があったとおりで、安心・安全のためにも必要な設備だと思いますけれども、毎年10台ずつでは何十年もかかってしまうので、どのぐらいの計画でやるのかちょっと、計画があればお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 庶務課長。 ◎庶務課長(飯島秀美君) ドライブレコーダーの設置につきまして、なるべく早めにというふうに考えているところではございますが、予算的なこともありますので、まだ、ドライブレコーダーの導入計画というものはつくっておりませんが、場合に応じて早めに手をつけていきたいと考えているところでございます。ありがとうございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありませんか。     〔発言する者なし〕 それでは、次に、款3民生費について御質疑はありませんか。78ページから101ページまでです。栗林陽一議員。 ◆9番(栗林陽一君) 民生費の101ページ、節19の扶助費なんですが、これは昨年に比べてかなり減額されているんですが、その根拠というか理由をお教えください。 ○議長(二條孝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(久保田肇君) 扶助費の減額につきまして、お答えいたします。 細かい分析はしっかりは取っておりませんが、例年ですね、昨年の実績見込み等に応じて試算しております。人口が少ない市でありますので、ちょっと高額な扶助等がありますと大きく金額も変動しますので、実績を加味して試算しているということで御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 栗林陽一議員。 ◆9番(栗林陽一君) 実績ということなんですが、これは説明資料のほうを見ると、医療費で1,190万円の減額ということなので、実績上、実績で去年、それほど使われなかったということかもしれませんが、こういう扶助費みたいなのは市民のセーフティーネットになっていると思いますので、そのことを配慮してもらいたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(久保田肇君) ただいまの御意見等にお答えいたします。 当然ながら、扶助費については受ける方の権利でもありますし、予算がないから出せませんというものではありませんので、もし不足であれば、補正等で対応して適切に支払い、対応してまいる事業でありますので、御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 議長から申し上げます。 質疑の時間であります。質疑の時間は意見をおっしゃっても結構ですけれども、必ず質疑という形を取っていただきたいと、そんなふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 他に質疑はありませんか。中村直人議員。 ◆7番(中村直人君) 福祉課所管の部分について、2点お聞きしたいと思います。 予算書で81ページ、優先調達事業なんですが、これは拡充になっていると思います。これはどんな部分で拡充の仕事が増えたのか、教えていただければと思います。 あと89ページ、訪問型サービス事業なんですが、これも非常にすばらしい事業だと思うんですが、48万円ということで、既に取組の数とか、こういう取組をするという具体的なことが決まっていたらお教えいただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 福祉課長。 ◎福祉課長(久保田肇君) では、2点につきましてお答えいたします。 まず、優先調達につきましては、福祉課として、障害のある方の施設等への消耗品の購入ですとか作業の委託ですとかを進めて、優先的にお願いできるものはしようということで取り組んでおるものです。最近は市の関係の施設の草刈り、草取りといった作業、増えてまいっておりますので、予算的にも増額して対応して、そういった発注を増やしていきたいと考えておるところです。 次に、訪問サービスにつきましては、今回、訪問型サービスBという、地域のボランティアの方が、介護保険の適用を受ける前であるけれども、ちょっと体が弱ってきているなというような方に対して、ボランティアの方が中心になろうかと思いますが、買物代行ですとか、ごみ出しとかといった日常生活の応援をしていただくサービス、そういったところが地元で土台ができつつありますので、そういったところへの予算、新たに組んで対応してまいりたいと考えている予算でございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) いいですか。 ほかに質疑はありませんか。一本木秀章議員。 ◆3番(一本木秀章君) 予算書の説明書の子育て支援課、2ページのりんどう保育園の改築工事事業ですけれども、この期間、どのぐらいの期間なのか。それと仮設はどうするのかお聞きします。 ○議長(二條孝夫君) 子育て支援課長。 ◎子育て支援課長(井沢公一君) ただいまの御質問にお答えいたします。 りんどう保育園の改築につきましては、6年度に今の園庭の場所に新しい園舎を建てまして、翌年度、今の園舎を解体すると、2年間の工事というふうになっております。ですので、仮設は設けない工事となります。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。     〔発言する者なし〕 次に、款5労働費について御質疑はありませんか。122ページから125ページまでです。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 工業振興費も款5だと思います。固定資産税の相当額3件、1億2,080万円余が説明に載っていますが、この3社について、固定資産税の減免額というのは、全体の固定資産税総額の中でどのくらいを占めるのか、分かったらそれぞれ3社について説明いただきたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 今の7款。今、款5というところですが、いいですか。 ほかに、款5労働費について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 会議の途中でありますけれども、11時10分まで休憩といたします。 △休憩 午前10時54分 △再開 午前11時10分 ○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 先ほど款5労働費まで質疑を取っておりましたが、款4について取っていないということであります。 それでは、次に、款4衛生費について御質疑はありませんか。102ページから121ページまでです。     〔発言する者なし〕 次に、款6農林水産業費について御質疑はありませんか。126ページから139ページまでです。宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 説明書の6の農林水産課の2ページの農業マーケティング事業の負担金、大町市農産物等輸出協議会となっておりますけれども、具体的にどのような協議会は事業をやっているのか、530万円となっておりますが、その使途についてお伺いします。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) ただいまの御質問にお答えを申し上げます。 マーケティング事業の大町市農産物等輸出協議会負担金の御質問でございますが、これは協議会のほうへ負担金として支出するものでございます。 協議会としての事業の内容でございますが、香港におきまして、お米の販売を強化する、広げていくということでありまして、現在予定されている事業の大きなものとしては、お弁当の自動販売機を設置するというような事業、また、生産者の方が香港に渡航をしまして、当市の農産物のPRを行うというような旅費等々を計上し、530万円という内容でございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) たしか、これは昨年、2年目の事業になると思うんですが、まだまだ実績等は伸びていないと思うんですけれども、実績があればお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 実績でございますが、当市のお米の輸出米につきましては、年々18トンから20トン程度増加をしている状況でございます。ですので、今現在100トンを超えて輸出してございますので、そのお米の海外でのブランド化というのはある程度、まだまだ不十分でございますが、ある程度浸透してきているんではないかというふうに考えているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 金額は、お米だけじゃなくてほかもあると思うんですが、集計されていればお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 申し訳ございません。全体の農産物の輸出の金額というのは当課で把握はしておりません。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。西澤和保議員。 ◆8番(西澤和保君) 予算書の137ページ、説明書だと7、8ページになりますけれども、松枯損木の伐倒処理、それと説明書のほうの松くい防除の樹幹注入剤の関係なんですけれども、これは具体的に、今年どのエリアをやるのかということと、それと、これは被害が拡大するとか、そういったようなおそれの場合の対策の費用というのはどのように考えていらっしゃるのかお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 御質問に順次お答えをいたします。 まず、樹幹注入の関係でございます。 樹幹注入、本年度は夏期大学周辺を行ったわけでございますが、令和6年度は運動公園の陸上競技場の周辺を今計画をしております。 また、枯損木等の場所でございますが、これは集中的にどこかをピンポイントでやるということではなくて、松枯れが見つかった箇所をなるべく早く処理したほうがいいもんですから、直ちにそれを行うというような状況でございます。 それと最後に、この対策についての御質問でございます。 議員御指摘のとおり、当市では、八坂・社地区に非常に被害が集中しておりましたが、最近では大町・常盤・平・美麻地区においても被害が確認されております。そういった中、有効な対策といいますと、八坂地区では空中防除等を実施してある程度抑えられているというところでございます。ただ、この松枯れについては、広域的に面整備をしないとなかなか難しいということもございます。 費用も、今御質問いただいている7ページの森林振興事業というのは、県の森林づくり県民税が財源になっております。8ページの森林環境譲与税につきましては、この譲与税が財源になっております。これはどちらも松くいに使えるものですから、こういった両方の事業を活用して、面的に対策をしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。山本みゆき議員。 ◆14番(山本みゆき君) 説明資料の産業観光部の農林水産課のところ、4ページ真ん中ほどですが、園芸振興事業の苗木の補助金ですけれども、これも昨年も行っておりまして、非常に農家のほうからは評価された事業だと思いますけれども、リンゴ・ぶどう・栗820本とありますけれども、それぞれの補助の単価をお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) ただいまの御質問にお答えをいたします。 果樹改新植事業の関係でございますが、苗木の補助につきましては、苗木1本、経費の2分の1、1本当たりの限度額を2,000円で計算してございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) よろしいですか。 ほかにありませんか。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 農家への通知で、来年度から農地の賃貸法が変わるという通知が出されております。6年度の事業でもこの取組をすると思いますけれども、具体的に農地の賃貸方法がどう変わるのか、まず説明をお願いしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。
    ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 農地の賃貸借に関する御質問にお答えをいたします。 これにつきましては、現在、相対の利用権の設定、もしくは農業開発公社を通した、これも利用権の設定という言い方をしますが、公社が貸付けを行う。それともう一つ、3条による農地の売買、この3種類があるわけですが、来年の令和7年4月からは3条による農地の所有権移転と開発公社を通した賃貸借契約と、今、相対でやっている利用権の設定というものが基本的になくなる。ただ、現在利用権を設定をして、例えば5年とか10年の契約をされている方は経過措置で、その間は相対の利用権設定が有効になるということでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) チラシによれば、3条による賃貸というのは賃貸の許可申請を行う手法だと。審査の結果、許可を受けることができれば賃貸を行うことができる。要件がかなり現状の経営基盤強化法による相対の契約とは内容が違うと思うんですけれども、これが意図するところは、どういう意味があるのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 御質問、3条で賃貸借ですか。3条は基本的に所有権の移転ですので、売買になるんですが。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 農家に配られたチラシを今読んだだけです。いわゆる経基法の相対の契約というのは使えなくなって、3条または農地中間管理機構に経由してやるという通知を農家に出しています。相対とどういうふうに違うのか、農家の自由裁量とか、そういったものに制限があるように私は思って質問しているわけですけれども、その違いについて、何が農家にとって厳しくなるのか、その説明をお願いしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 大変失礼いたしました。 来年の令和7年の4月からは3条による所有権の移転、もしくはその開発機構を通しました賃貸借で、これは今までは相対で、個人個人で利用権の設定をされていたということでございます。ただ、この相対の中にも、以外と問題、契約の中のトラブルという点があることはお聞きをしております。 農業開発公社に頼むことによって、何か農家さんに規制が強くかかるのではないかという点については、それは一旦、その機構さんが借り上げて、それを新たな貸付けの方に貸し付けるということで、その賃貸借料の受渡しも全て間に機構が入りますので、そういったトラブルが非常に少なくなるというメリットもございます。あまり規制が強化されるということではないんですが、今までのように相対で、この農地、作っておくれやみたいな、そういう感覚の契約ではなくなるということでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) このチラシによれば、農地法第3条による賃貸という表現がありますけれども、農地法の売買だけではなくて賃貸も3条には含まれる。中間管理機構と2種類のルートができるわけですが、この辺はどう整理されるんでしょうか。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 失礼をいたしました。 3条の中でも賃貸借契約ができるわけでございますが、基本、農地法の3条というのは所有権の移転、所有権を移す目的で3条を申請する。ですので、ただ賃貸借で貸し借りをするという農家さんについては、機構を通した契約になるということで御理解をお願いいたします。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 説明資料の農林水産課の8ページ。 ○議長(二條孝夫君) 宮田議員、3回やりましたね。 ◆10番(宮田一男君) 駄目。 ○議長(二條孝夫君) ええ、すみません。3回までですので。山本みゆき議員。 ◆14番(山本みゆき君) 農林水産課でお聞きします。 農業推進支援事業でありますが、新規事業としまして産地パワーアップ事業がございますが、事業の概要をお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 農林水産課長。 ◎農林水産課長(降籏貴紀君) 産地パワーアップ事業につきましての御質問にお答えをいたします。 この事業は、大町市再生協議会が作成する産地パワーアップ計画に参加する農業者が、収益性の向上や新市場獲得に取り組むために行う施設の整備、機械の導入に関する費用への補助でございます。 今回事業の内容でございますが、現在2事業につきまして申請、御相談を頂戴しているところでございますが、1事業は園芸用のトラクターの購入、もう1事業はお米の乾燥調製施設と堆肥施設、この堆肥施設は米をすったときにもみ殻が出るわけですが、それをぼかしとして、有機肥料として利用するという堆肥施設を御計画されているということでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) よろしいですか。 ほかにありますか。     〔発言する者なし〕 それでは、次に、款7商工費について御質疑はありませんか。140ページから149ページまでです。傳刀健議員。 ◆4番(傳刀健君) 予算書の145ページですね。広域観光事業の3市村DMO、白馬バレーツーリズムということだと思いますけれども、これは昨年は700万円の予算が組まれていて、400万円ぐらいほど上がったわけですけれども、その理由をまずお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 広域観光推進事業のうち、白馬バレーツーリズム負担金の増額の理由について御説明申し上げます。 こちらの内容につきましては、回復基調にありますインバウンドを充実強化することを目的としておりまして、まず、1つとして来訪者アンケートの実施、これはグリーンシーズンの来訪者アンケートになります。 それから、2つ目としましてインバウンドGPS動態の動態データの取得、こちらにつきましては、携帯のGPS機能を活用したインバウンド旅行客の動態を調査するものでございます。 それから、3つ目としまして、香港、タイ、シンガポール等、現地旅行博等への出張キャンペーン経費、それからそれに加えまして台湾、中国を加えた海外に向けてのSNS、ウェブ情報発信の事業。 それから、受け皿づくりとしまして、広域周遊ルートを造成するためのパンフレット、これは英語、中国語、繁体・簡体の2つの言語、それからタイ語ということで4か国のパンフレットを作成する。 また同時に、ウェブホームページを作成し、情報発信をしていく、そういった費用が5つ目でございます。 そして、最後に小谷、白馬、そして大町市の中で、それぞれ魅力的な素材を集めた八景の事業を展開しておりますが、風水、山水、塩の道といった3つのカテゴリーで、合計24の素材を選定しておりますが、そちらへのツアーを造成するためのフォトコンテストや写真展を実施する費用ということで、今回420万1,000円を増額しておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 傳刀健議員。 ◆4番(傳刀健君) 400万円上がった根拠、これは今挙げていただいた事業って昨年もやられていた事業だと思うんですけれども、特に400万円上がった部分というのは、要はそこの部分、強化しているということだと思うんですけれども、どの部分を強化するのかということですね。 それから、この1,120万円、大町から負担金で払われているわけですけれども、ほかの小谷、白馬との負担割合ってどの程度なのか。 それから、これまでやってこられて、これが実際このインバウンドだとかというところで、大町にどれだけの経済効果を与えたのかということは検証されたのか、要は大町にどれだけのメリットがあったのか、ちょっとお伺いします。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 御質問に順次お答えいたします。 まず、新年度強化した事業の内容につきましては、コロナが落ち着いてきてまいりましたので、現地旅行博出張キャンペーン、こちらを強化しております。 それから、広域周遊ルート造成のためのパンフレット、それからホームページ作成、こちらの経費を本年度よりも増額しているところでございます。 それから、3市村の負担割合でございます。昨年までの700万円につきましては、3市村均等割で、法人全体の運営を支援するもので負担をしております。それから、今回、先ほど御説明申し上げました事業の総額が約1,400万円ほどかかりますが、そのうちの420万円ということで、これは均等割りではなく、施設の箇所数ですとか、入込み客数で調整をしております。 それから、経済的な効果の部分でございますが、実際これを検証する材料となるのは入込み数ですとか、そういったものが主体となるわけでございますけれども、経済効果ですとかそういった部分は、今年度展開してまいりました連携自立圏で作成しております産業連関表、そういったようなところでも評価をしてまいりますし、あと、直接このエリア内に投資された国や県の補助金というような視点で申し上げますと、エリア内のシャトルバスの運行ですとか、10のスキー場における共通ICチケットの導入、Wi-Fi環境の整備、こういったところへ国・県の補助金を活用しまして整備をしているところでございますし、市内2つのスキー場におきましては、最新型の人工降雪機やムービングベルト、こういった施設の導入にもつながっているということで、このDMOという組織の存在意義としては一定の成果、効果があるものと認識をしております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 傳刀健議員。 ◆4番(傳刀健君) 昨年まで700万円均等で、ごめんなさい、ちょっともう一回教えてもらいたいんですけれども、今年は大町は400万円上がったじゃないですか。ほかのところは具体的に幾らずつ上がったのか、ちょっと教えてもらっていいですか。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) お答えいたします。 今回の事業、約1,400万円のうち、大町市は420万円、白馬村が、すみません、細かい数字でいきますと、大町市が420万1,000円、白馬村が581万3,000円、小谷村が413万4,000円の負担となっております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 市長。 ◎市長(牛越徹君) ただいまの質疑につきまして、私からも補足して御答弁申し上げます。 まず、この白馬バレーツーリズムは令和元年にスタートして、それ以降、まず、いわゆる3市村では均等割、700万円で負担してきております。そして、またそれ以外に、いわゆる索道事業者からも、それを上回る負担金を徴しております。 当初、令和元年から数年間は県が、いわゆる立ち上がりの地域DMOということで、事業費のほうにも相当、毎年1,000万円前後の補助金を利用しておりましたが、それがやはり、その期間が切れたということで、いよいよこの事業費の、どのように財源を調達するかというのが大きな課題となっておりました。 そうした中で、令和5年度では、先ほど観光課長から申し上げましたように、様々な補助金を活用してやってきておりますし、また新年度においてもその考え方でおりますが、やはり事業費として、いよいよ夏季の分野についてもツーリズムを展開させていくということで、どうしても足りない部分については3市村で負担することになりました。 その中で、やはりこれは経営者ということで、この予算をめぐっては予算案の段階からアドバイザリーボード、3市村の長も参加しておりますが、そこで相当の議論をいたしました。本来これは、いわゆる特定財源、市町村の負担金によらず運営すべきだという議論もしました。そうした上で、私のところに個別に2度、3度の調整を持ってきた中で、先ほど答弁申し上げたようなところで決着したところでございます。 なお、年度中においても、国や県の補助金の調達についてぜひ努力するように、それによって、新年度におきましても、先ほど予算当初で計上しました金額を圧縮するような努力を求めているところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかに質疑はありませんか。宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 商工費の2ページ、説明資料の2ページ、中小企業支援事業の補助金で、県・市制度資金保証料補給金、それから利子補給金が計上されているわけですけれども、実際の融資額をどのくらいに想定しているか、これが第1点目。 それから、2点目が観光課の4ページ目、説明資料の。滞在型観光推進事業の報償費に芸術祭時観光大使派遣費用となっております。50万円計上されておりますが、具体的にどのような費用になるのかお聞かせください。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(竹村光江君) ただいまの御質問にお答えします。 まず最初に、制度資金に関わる融資の額の見込みということで、現在ですが、やはりコロナが落ち着いてきまして融資の件数も減っております。 すみません、最近の直近ですが、やはり新たに起業を始める方の新規創業支援が少しですが、若干増えております。また、新たな償却資産等、設備を投資する小口零細企業保証資金というものも、こちらもかなり増えております。やはりコロナのところで景気が回復しないということで、景気変動対策経営安定特別資金というほうが、かなりやっぱり増えております。ただ、コロナの融資で返済が滞っているということは、あまり金融機関のほうからお聞きしておりません。 今の実績なんですが、今あるこちらの予算書にも入っておりますが、一応預託金ということで6億5,000万円を市内の金融機関にお預けし、そこから融資をしていただくことになります。融資の見込額というのが、ちょっとすみません、こちらでは見込んでおりませんが、一応、今のところ3億4,000万円ほどの融資をしている状況でおります。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 私からは、芸術祭時観光大使派遣費用の関係につきましてお答えをいたします。 こちらの費用につきましては、現在、観光大使、15名おりますが、基本的に観光大使の通常の活動、こちらについては無報酬で行っていただいておりますけれども、特にタレントの方々、そういった観光大使の皆様に実際にその業務を行っていただく上で、その場合の費用として今回計上しているものでございますが、具体的な内容といたしましては今後詰めていくところとしておりますけれども、本年度の北アルプス国際芸術祭、それから市制施行70周年、さらにはこれまでプロモーション委員会で展開しておりますキャンペーン、そういったところと連携しながら、イベントやおもてなし、あるいはそのPRの、そういった手法を用いて観光大使の皆さんに御活躍をいただく、そのようなことを考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありませんか。中牧盛登議員。 ◆12番(中牧盛登君) 2点、お願いします。 説明書の商工労政課の4ページ、中心市街地活性化事業の中の使用料及び賃借料、JR信濃大町駅旧トイレ跡地20万円の予算は、中心市街地の活性化のためにどう生かされている予算なのかお聞きをします。 それから、もう一点は、観光課の2ページ、仁科三湖振興事業の中の委託料、木崎湖駐車場管理委託12万円がありますが、どこへ委託するのかお聞きします。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(竹村光江君) ただいまの御質問にお答えいたします。 使用料の中の駅前拠点施設敷地ということで20万円の計上ですが、こちらには記載してございますが、信濃大町駅の旧トイレ跡地の82平米になります。こちらの土地をお借りしまして、その上に大町まちづくり協議会で設置しております情報発信基地を設けておりまして、そちらに敷地はお貸しして、建物は大町まちづくり協議会が所管しているものを建てて、地域にというか、中心市街地の活性に役立つようにしております。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 私からは、仁科三湖振興事業の委託料のうち、木崎湖駐車場管理委託の関係につきましてお答えをいたします。 こちらにつきましては、コロナ禍におきまして、この委託業務、休止をしておりましたけれども、いよいよコロナ明けて誘客をしていくというようなところで、現在調整中ではございますが、これまでの実績から申し上げますと、隣で営業しております木崎湖キャンプ場でございますが、そういった事業者を中心に今後検討をしてまいりたいと、そのように考えております。いずれにしましても、市と、それから周辺で事業を展開しております事業者、そういったところと調整の上、協議を図ってまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 中牧盛登議員。 ◆12番(中牧盛登君) 旧トイレ跡地、中心市街地活性化のために生かされているかどうか、内容をもう一度お聞きしたいと思います。 それから、木崎湖駐車場の管理委託は、今の段階でまだ検討しているようですが、いつ正式に委託契約するのか、その見込みをお分かりでしたらお聞きしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(竹村光江君) ただいまの御質問にお答えいたします。 旧トイレ跡地につきましては、そちらは大町まちづくり協議会で拠点を設けまして、ちょっと今は使っておりませんが、以前はFM放送の発信をしていたり、観光誘導、誘客に向けた活動を進めておりました。それで、今そこの情報がちょっと手薄にはなってはきているんですが、観光ボランティアさんの拠点の場所になっておりまして、そちらでボランティアさんが駐在して、市内の観光に向けたボランティアをされているということになります。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 私からは、木崎湖駐車場の管理委託の契約等につきましてお答えをいたします。 現在調整中ということで申し上げましたが、予算をお認めいただきましたら直ちに契約に向けた調整を最終的に詰めてまいりたいと考えております。具体的には、できるだけゴールデンウイークですとか、そういった繁忙期に間に合うような調整を進めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 2点お願いします。 工場誘致振興助成事業ですが、3件で1億2,080万円余の予算が載っております。この3社について、固定資産税総額に対して減免額がどのくらいの比率になるのか、データがあったら説明ください。それから、この振興助成金について、地元雇用の成果というのをどのように評価しているのか、併せて説明ください。 それから、2点目は観光課ですが、AR技術ポストカード250万円の未制作問題について、本年度の予算ではどのような取組をする予定なのか説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(竹村光江君) ただいまの御質問にお答えいたします。 工場等誘致振興条例に基づきます固定資産税相当額3件分ということになります。こちらにつきまして、来年度におきましては3件、サントリープロダクツ株式会社、共同申請になりましてサントリー食品インターナショナル株式会社、こちらの新設に関わる固定資産税相当額になりまして、来年度が最終の3年目になります。9,991万円余を予定しております。 2件目につきましては、株式会社みすずコーポレーション、こちらも新設に関わる3年目の部分になりまして1,758万円余、またAW・ウォーター株式会社、こちらは増設に関わりまして、増設につきましては2年度分の助成ということになりまして、最終年度になりまして、330万円余を予定しております。こちらにつきましては、固定資産税相当額に対する助成になりますので、100分の100ということになっております。 以上です。     〔発言する者あり〕 ◎商工労政課長(竹村光江君) すみません、地元雇用につきましては、こちらの工場等誘致振興条例の基準が新規雇用も要件としております。ただ、やはり最近の新しい工場と、設備というか機械になりますと、オートメーション化が進んでおります。なので、目立った雇用の増加というのは見受けられませんが、やはりこちらの条例に基づく、新設の場合は10人以上、また増設の場合は5人以上という基準には満たしております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 税務課長。 ◎税務課長(倉科太君) ただいまのお尋ねの固定資産の関係について補足してお答え申し上げます。 この減免分につきましては償却資産の減免ということになりますので、償却資産の設備等々の積み上げによる減免となりますので、多いところでは税額の5割超を減免するというようなケースも見られますが、この減免分につきましては交付税のほうで全額措置されますので、御了承いただければと考えております。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 私からは、ARカード関係の予算についてお答えをいたします。 ARカードに関する予算につきましては、当初予算におきましては特別に計上をしてございません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 最初に、工業誘致の助成金の関係ですけれども、かって全体の収支がどうかという質問をしたときには、それでもまだ固定資産税と大町市の収入が上回るというような答弁をいただいた経過もありますけれども、最近の工場の視察等を見ても、全てがオートメ化するような状況で、例えば掃除についても、掃除機、掃除のルンバが活躍するということになると、地元の雇用ってほとんど期待できない状況になっているのではないかと。 そんなような時代の変化の中で、この全体の助成金を見直す時期に来ているのではないか、ないしは、それでもなおかつ続けるという点について、市民にも説明責任を果たさなきゃいけない時期に来ているのではないかというふうに思いますけれども、この点について、総合的にどのような判断をされているのか、できれば市長の見解を伺っておきたいと思います。 それから、AR技術ポストカード、今年は予定がないと言いますけれども、今年の事業の中でも、この250万というのは、民事法でいけば、5年でもう時効になってしまうんじゃないですか。これはどうやって取り戻すんですか。一般管理費の中でこの取組、6年度の予算事業の中では全く手をつけないと、こういう予定なんでしょうか。説明ください。 ○議長(二條孝夫君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(駒澤晃君) 私から、いわゆる工場誘致に関わる考え方についてのお尋ねにお答えをしたいと思います。 議員御指摘のとおり、今、いわゆる人手不足によって、企業もオートメーション化しております。今最新の工場は確かに、非常に人手が少なくなるような機械設備を整えているというようなことであります。その代わり、逆に言えば、いわゆる設備投資にはそれだけのお金をかけているというようなことであります。 ただ、ここ数年、工場誘致のこの条例についても、要は融資額の改定だとか、そういう見直しは、当然工場等誘致振興審議会の中でもさせていただきながら改定をしてきたところでありますし、また、固定資産税相当分につきましても、先ほど税務課長から答弁がありましたように、交付税で賄えるというようなことで、できるだけ市の負担を少なくするような取組もしております。 また、人手不足の話でございますけれども、やはり当地においても、逆に今働き手がいないというようなことで、募集してもなかなか来てもらえないという状況もありますので、そういうところはマッチングをしながら地元雇用も増やしていきたいというふうな形で考えております。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 私からは、ARの関係につきましてお答えをいたします。 こちらのARの契約でございますけれども、実際、市の観光協会が契約した相手事業者が現在破産手続中でございます。そういった状況から、いろいろ裁判ですとか、そういった経費をかけて実施、そういった対応を取っていくべきなのか、あるいは現在、債権の状況等を確認をしているところでございますけれども、現在、債権者報告集会の中で示された情報によりますと、その相手先の事業者が抱えている負債総額、そういったものと、それからその事業者が持っている資産、そういったところから、協会に対する配当、その回収の見込みがほぼないというような状況が今示されております。 したがいまして、先ほど申し上げましたとおり費用をかけてまで回復といいますか、損害賠償に向けた手続を取っていくべきなのか、あるいは今後どうしていくのが最適であるのか、そういったところを今後、検討してまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(駒澤晃君) 補足でちょっと説明をさせていただきますと、そもそもこの事業者と契約しているのは観光協会です。今観光協会が、いわゆるこの負債というか、まだ履行されていない部分についてどうするかという正式な判断をいただいた上で、市として、それはどうするかということで、今、市としては顧問弁護士も含めて相談をさせていただいているところであります。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) ARカードの件ですけれども、これは実質的にはもう観光協会って観光課の所管の組織で、表裏一体の事業ですよね。観光課に責任がないわけではないですし、当然これは同じ責任を持っていかなきゃいけない。これは新たな不祥事ですよ。事業をやりながら、成果品も受け取れないで相手の会社が潰れてしまうと。これはどこに問題があったのか、最終的には問題の所在に応じてそれぞれが、事業実行者が責任を取るということは、新年度事業の中できちんとやるべきだと思いますが、その点いかがでしょうか。 ○議長(二條孝夫君) 産業観光部長。 ◎産業観光部長(駒澤晃君) お答えいたします。 我々も決して人事ではないということは思っております。なので、取りあえずまず1つは、債権者集会が5月に一応最終的な判断を下されるというようなこともありますので、それをもって、どうするかは決めさせていただきたいと思います。 以上であります。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。植松悠一郎議員。 ◆1番(植松悠一郎君) 商工費の中心市街地活性化事業の報償費、中心市街地振興審議会委員報酬と中心市街地活性化委員会委員報酬と中心市街地活性化基本計画策定委員会委員報酬と3つありますけれども、それぞれの委員会の具体的な違いをお伺いしたいのが1つと、幾つかありまして、観光課なんですけれども、芸術祭関係の予算が3つ入っていると思うんですけれども、こちらは芸術祭の事業費ではなく観光課が負担する理由をお伺いしたいのが1つ。 もう一つ、高瀬渓谷登山バス広告料10万円とありますけれども、これはちょっと少な過ぎると思うんですけれども、具体的に何されるのかというのと、この事業自体、利用料を取られていると思うので、もっと広告費かけてしっかり集客するというお考えはないのかという点が1つ。 それから、観光の最後の負担金、全部で5,146万4,000円の負担をされていまして、市観光協会3,500万円とかいろいろあるんですけれども、それぞれの期待している効果、具体的にお伺いできればと思います。 ○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。 ◎商工労政課長(竹村光江君) では、私のほうから、中心市街地活性化事業における報償費につきまして御説明いたします。 まず上段、中心市街地振興審議会委員報酬につきましては、こちらにつきましては、中心市街地に関わる必要な振興に関わる相談というか、そういう案件があったときに開く審議会になります。 続いて、中心市街地活性化委員会につきましては、現在、第4次中心市街地基本計画が策定されておりますが、現在こちらの活性化委員会を開きまして、その4次の計画の検証を行っている委員会になります。 続いて、3段目の中心市街地活性化基本計画策定委員会、こちらは中心市街地、この名のとおり基本計画を策定する委員会になりまして、今のある4次が来年末、3月末に終了しますので、来年度にかけて新しい、第5次となる基本計画をつくるための委員会となります。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 私からは、3点御質問いただきました。 まず、芸術祭の関係の費用の扱いについてでございます。 こちらにつきましては、予算の事業名称としまして芸術祭という見出しになっておりますが、実際には、先ほど宮田議員の質問でも御答弁申し上げましたが、市制施行70周年ですとか、市のプロモーション委員会で実施をしておりますキャンペーン、そういったところとの連携を図る上で、観光課の予算として今回は計上をさせていただいております。 それから、2点目の山岳広告の内容でございますが、こちらは登山関係者に人気がございます山と溪谷社のメールマガジン、こちらを現在想定しておりまして、こちらの登山バスの宣伝につきましては、できるだけ経費をこちらとしてもかけていきたいところではございますが、やはりコアな部分もございますので、そういった方々に直接訴求するようなやり方ということで、今回その費用を見込んでおります。 それから、最後の滞在型観光推進事業の宣伝費の関係でございますが、それぞれの効果につきましては、まず市の観光協会につきましては市の観光事業者等を取りまとめる組織でございまして、市の観光行政と両輪のような関係でございます。そちらと連携をしながら、特に観光案内ですとか、そういった部分を中心に担ってはいただいておりますが、市と連携して取り組んでおります各種団体をともに回していく、そんなような任務を期待しているところでございます。 それから、プロモーション委員会につきましては、こちらにつきましては黒部ダム、立山黒部アルペンルート、そことの連携によりまして、関係事業者が一丸となって市内への誘客を進めていくと、そういった事業を目的としております。 あと、冬の宣伝協議会ですとかいろいろございますけれども、それぞれの目的に沿った事業ということで、関係者と検討の上、協議の上、市にとって最適な方法というものを今後も引き続き進めてまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 植松悠一郎議員。 ◆1番(植松悠一郎君) ありがとうございます。 それと別で1個聞き忘れたんですけれども、観光の滞在型観光推進事業の報償費、観光振興アドバイザー派遣費用、こちらはどういう方に、どういう内容のアドバイスを求めるのかお伺いしたいです。 ○議長(二條孝夫君) 観光課長。 ◎観光課長(志賀一夫君) 観光アドバイザーにつきましてお答えをいたします。 こちらにつきましては、これまで市の観光振興計画の策定するに当たりまして、そのアドバイザーを務めていただいている方を令和4年、5年と継続してお願いをしているところでございます。 具体的な業務の内容につきましては、観光振興計画の進捗状況を管理するというのが、まず一つ。そして、プロジェクトの重点項目に掲げておりますオンリーワンコンテンツですとか商品造成化、そういった部分へのアドバイス、そしてその造成に当たっての市内のいろんな事業者ございますが、そちらとの調整といった、そういった業務も担っていただいております。 こちらの経費につきましては、国の官公庁のアドバイザー派遣事業等の活用も視野に入れておりまして、そういった国の補助等も活用しながら、効果的なアドバイザーの活用に努めてまいりたいと、そのように考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかに質疑はありませんか。 会議の途中でありますけれども、昼食のため、1時ちょうどまで休憩といたします。 △休憩 午後0時03分 △再開 午後1時00分 ○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。日程第1の議事を継続します。 それでは、次に、款8土木費について御質疑はありませんか。150ページから163ページです。西澤和保議員。 ◆8番(西澤和保君) 予算書の161ページ、説明書だと12ページになりますが、建築費のゼロカーボン住宅推進リフォーム事業についてですけれども、これは結構需要が高いような事業になっているんですけれども、毎年補正などで対応されていたかなと思うんですが、今年度の予算の妥当性と、要求が高まって予算がなくなった場合の、その際の要望にはどのように応えるのかお聞かせいただきたいんですが。 ○議長(二條孝夫君) 建設課長。 ◎建設課長(松田紀幸君) それでは、ゼロカーボン住宅推進事業につきまして御答弁をしたいと思います。 まず、今年の実績ですけれども、令和5年度につきましては、実は8月18日に当初目的でありました2,500万円の予算について、申請が2,500万円を超えたということで、9月に補正をいただいております。この時点では124件の申請がございました。それで補正をいただきまして、9月の末から再応募、募集しまして、11月1日には申請分、全体額で3,000万円になりますが、これを超えてしまったということで、今は打ち切っております。その件数については153件という数字になっております。このままでいきますと、年度内の実績につきましては、以上の数字になるかと思います。 あと、どんな事業、どんな改修が多いかということにつきましては、まず屋外、屋外といいますか屋根の外壁の塗装とふき替えの関係ですね、こちらが非常に多くて27%ぐらいを占めております。また窓ガラス等の断熱化、これについても約20%弱ということで、こちらの改修の候補が非常に多かったというふうに認識しております。 今後も、やはりコロナが明けて、非常に加速して今年度は要望が相次いだ経緯もありますので、新年度につきましても状況を見ながら、補正等のことも考えながら、対応をしていきたいというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) よろしいですか。 ほかにありますか。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 2点、初めに伺いたいと思います。 1点目は、都市計画マスタープランに松糸道路、Cルートが位置づけられました。これがマスタープランで採択されますと、ルート帯に住む住民等がこの計画に反対しても、土地家屋等の強制収用が可能になると、これにマスタープランの採択が前提条件になるというふうに心配している住民もありますが、これについての見解を説明ください。 2点目は、大町ダムの再編事業についてですけれども、前回の質問の中で、事業の終了までに搬出予定の土砂、総量で幾らくらいになると見込んでいるのか。また、この事業の終了時期についてはいつ頃と見込んでいるのか質問をしましたけれども、千曲川建設事務所では回答がありませんでした。この2点について、大町市としても県に説明を求める、市民の要望に応えて説明を求める義務があると思うんですけれども、見解を求めます。 ○議長(二條孝夫君) 大和議員、今、土木費、何ページのところを指しているか、御指摘していただきたいと思います。どうぞ。 ◆16番(大和幸久君) 款8土木費の10ページ、都市計画事業の中で、都市計画の基礎調査をやることになっています。この関連と、大町ダムについては一般の管理費の関係で質問しております。 ○議長(二條孝夫君) 建設課長。 ◎建設課長(松田紀幸君) それでは、1つ目の質問にお答えしたいと思います。 まず、マスタープランの中にCルートが位置づけられるということでございまして、これによって住民が反対しても、収用法について非常に不安を抱いているといった御質問かと思います。 まだ、Cルートの位置については、まだルート帯ということで、幅が100メートルということになっております。これを仮に位置づけたとしても、都市計画上の法的な拘束力はございませんので、あくまでも都市計画事業として、この道路が、都市計画決定されてから収用法の適用になるというふうに認識しております。 この後、地域に入って御説明をしたり、用地の関係等の具体的な説明に入っていくかと思うんですけれども、今の段階では収用法云々というものではございませんので、御理解をいただきたいと思います。 それから、大町ダム再編につきましては、ちょっと予算書のほうにはございませんけれども、明日の全協のほうで、千曲川工事事務所のほうから概要について御説明があると思いますが、市としては、現段階で松糸道路に使うとか、盛土材に使うとか、そういった活用については、まだ現段階では活用を考えておりません。でございますので、その土砂についての利用については、今後、千曲川の河川事務所のほうから説明がある中で、どういったスキームで、この土砂を解決していくかということを考えていくのじゃないかなというふうには想定されますが、市としては現段階ではどこへ持っていくとか、活用については、今のところ活用の用途については検討はしておりません。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 松糸道路の関係ですけれども、そうしますと、今の説明でいくと、都市計画決定がなされたら拘束力が発生すると、こういう解釈でよろしいかどうか確認します。 それから、2点目の大町ダム再編計画については、恐らくリニアの長野県側の土砂よりも多い量の土砂が出てくると、こういう危惧を持っている市民がいます。これについては環境アセスメントをする必要があるのではないかという指摘もありますけれども、これについては大町市としてはどのような見解なのか。また必要であれば、長野県に要望していくというような意思があるかどうか確認しておきます。 ○議長(二條孝夫君) 建設課長。
    ◎建設課長(松田紀幸君) 都市計画決定後ということでございますので、ここは変わらないところだと思います。 都市計画決定につきましては、この100メーターのルート幅の決定の後、現地の測量に入りまして、その後しっかりと構造物の断面設計がされるという形になります。これはあくまでも概略設計というふうに呼ばれていまして、その概略設計の中で、用地の幅等について大体お示しされるんじゃないかなというふうに思っています。 ただこれも、住民の皆さんと説明に入りまして、その中でしっかりと構造物が決まってこないと、都市計画決定についてはされないというふうに聞いておりますので、全幅で用地の幅ですね、そこまで決まるのはまだ先の話になるかというふうに想定されます。ですので、最終的な都市計画決定がされてから、法的な効力が生まれるというふうになるかと思います。 それから、土砂が非常に多く出るというのは私どもも認識しておりますが、その土砂について、土砂が出るということ、それからアセスの関係というのは、国がこの関係につきましては事業を事業主体でやっておりますので、ちょっとアセスの関係について、どの程度の規模なのかということが把握できないので、今のところちょっとお答えできないなというふうに思っています。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。     〔発言する者なし〕 次に、款9消防費について御質疑はありませんか。164ページから169ページです。     〔発言する者なし〕 次に、款10教育費について御質疑はありませんか。170ページから205ページまでです。栗林陽一議員。 ◆9番(栗林陽一君) ちょっと説明書のほうでお聞きしたいんですが、説明書の教育委員会の7ページ、節12委託料のところで、大町南部小学校劣化度調査業務委託料とあるんですが、これは何のために行うのかお聞きしたいのと、あと11ページの学校給食費のところで、物価上昇分の支援ということで15円、予算を取られているんですが、これは去年も15円の予算で計上されていたんですが、今年はまだ物価が上がっていると思うんですが、足りるのかどうか、ちょっとそのあたりをお聞きしたいと思います。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(平林政規君) ただいまの御質問にお答えいたします。 1点目の御質問でございます。 大町南部小学校劣化度調査業務はなぜ行うかという御質問でございますが、こちらの業務は、現在、南小学校がございますが、もう築40年近くの建物でございます。それで、再編によりまして南部小学校として使用することが決まっておりまして、その改修につきましては、国庫補助事業を活用してまいるということで進めております。 その国庫補助事業の内容でございますが長寿命化への国庫補助金ということでございますので、どうしても長寿命化の国庫補助金を受けるためにはこの劣化度調査が必要ということで、いわゆる建物の健全度を調査するものでございまして、その調査を令和6年度で実施してまいりたいということで予算計上させていただいております。 続きまして、学校給食費の物価高騰分の令和6年の15円が適正かという御質問でございますが、こちらにつきましては物価高騰分ということで、令和4年度で20円の予算化で、今年度、令和5年度は15円。それで、現在、令和5年度の実績等を確認しましたところ、今年度とほぼ、今年度というか15円で物価上昇は推移しておりますので、令和6年度につきましても同額の15円を計上させていただいております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。堀堅一議員。 ◆5番(堀堅一君) 説明書の8ページになります。中学校の照明のLED化事業、リース料なんですが、688万1,000円。これは大町中学校、一中の体育館、八坂中なんですが、LEDについては、今、LED化することによって健康被害とか、そういったものの報告はないんですが、ただ1点だけ、LEDに係るブルーライト、あのブルーライトの光が出ていることによって、目の健康被害があることはもう既に分かっているところであります。 そういう中で、今回のLED化、LEDの中にもいろんな光が、3種類か4種類があるかと思うんですが、それをきちんと精査した上でのこのリースの事業を計画されておるのか。10年、20年先に子どもたちの目に健康被害がいかないように配慮されてこの予算が組まれたのかどうか、ちょっとお伺いをいたします。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(平林政規君) ただいまの御質問にお答えいたします。 LED化整備につきましては、学校への整備ということでございまして、学校保健安全法の中に、学校環境衛生基準ということで教室等の環境に関わる基準が設けられております。今回のLED整備につきましても、こちらの基準によりまして整備を進めてまいりますので、児童・生徒への健康に害するものはないものと考えております。 LED化、結構長く使えるものなんですが、今回使用する製品につきましては、いわゆるJIS規格のもの、日本産業規格のものを使いなさいということで仕様を定めております。その部分から、製品については安全性の高いものを設置する予定でございますので、長年安全には配慮されているものと考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 堀堅一議員。 ◆5番(堀堅一君) ぜひそういう方向できちんと、後になって、自信を持ってあのときはこういう決断したという内容にしてもらいたい。 それから、このリース料688万円ですけれども、車とか、そういうものだったら大体6年リースして、あと残った残価を買い取るとかという形になると思いますけれども、今回のこのリースの内容というものはどういう契約内容になっておるのか、それを御説明願います。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(平林政規君) ただいまの御質問にお答えいたします。 今回の契約内容でございますが、リース期間7年間の契約を予定しております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかに。どうぞ、いいです。 ◆5番(堀堅一君) 7年間はいいんですけれども、7年間たったらただになるということなのか、それともその残った部分に、残価について支払いをする契約になっているのか、そこをお聞きします。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(平林政規君) 申し訳ございません、答弁漏れでございます。 7年後、7年間はリース料をお支払いしまして、それで契約期間満了となります。それ以降につきましては市のものとして帰属されまして、市が管理していく状態となり、その後の費用については、修繕等を市が実施していくというような内容でございます。 以上です。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。大竹真千子議員。 ◆13番(大竹真千子君) 3点お聞きします。 説明資料の7ページなんですけれども、スクールバス運行業務の委託料なんですけれども、美麻小中学校の委託料、全体的に微増なのは分かるんですけれども、美麻小中学校だけ1,000万円ぐらい上がっているなと思ったんですが、これはなぜかというのを、まず1つお聞きしたいです。 それから、17ページの図書館なんですけれども、朝日新聞のクロスリサーチ利用料というのは新聞代なのか新聞代ではないのか。もし、新聞代では、なぜ朝日新聞だけ入っているのかというところをちょっとお聞きしたいのと、あとは22ページの、ちょっとどういった形なのかお聞きしたかった、美麻千見下條家関守門保存修理補助金、これはどういったところを直すような費用なのか、教えていただければありがたいです。 ○議長(二條孝夫君) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(平林政規君) 私からは、1点目のスクールバスについての御質問にお答えいたします。 美麻小中学校のバスの予算が昨年度より大幅に上がっている理由でございますが、まずこちら、美麻小中学校につきましては、昨年度の9月まで、添乗員が乗車されておりませんでした。ということで、昨年9月に添乗員の補正をお認めいただいた経過がございます。 それで、6年度の予算につきましては、その添乗員分の増額と、あとこれは全てのスクールバスに該当するんですが、スクールバスにつきましては貸切りバスという形になります。貸切りバスにつきましては国土交通省が関わりまして、その価格について、公の部分を表示するということで関与されております。今回約3割増しの貸切バスの運賃の値上げがされておりますので、こちら、委託料全般でございますが約3割アップ、プラス美麻地区につきまして添乗員の部分が増額になっているということでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(藤巻孝之君) 私からは、図書館の朝日新聞の関係の御質問等に順次お答えいたします。 朝日新聞のデータベースにつきましては、広域連携の関係で図書館のほうで取り入れている事業でございます。これにつきましては、全国紙のデータベースを見られるような形で採用しておりまして、以前から朝日新聞のほうのデータベースのほうを利用させていただいているところでございます。 また、次に、文化財の関係でございますが、下條家の関守門の修繕でございますが、これにつきましては、江戸時代からある、美麻千見の地区にある下條家が所有しているものでございまして、下條さんのほうで修繕について文化財センターのほうに御相談がありまして、県のほうと相談をした中で、今回修繕のほうを、地元の負担を求めながら修繕をしていくということで、今回新年度予算のほうに計上したところでございます。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大竹真千子議員。 ◆13番(大竹真千子君) 朝日新聞については、広域だからしようがなく入っているものということですか、それとも外せるものなんですか。 ○議長(二條孝夫君) 生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(藤巻孝之君) 広域の中で検討した中で、全国紙の中の一つとして朝日新聞を採用させていただいたというふうに聞いております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。     〔発言する者なし〕 それでは、次に、款11災害復旧費、款12公債費、款13予備費について御質疑はありませんか。206ページから207ページです。     〔発言する者なし〕 よろしいですか。 それでは、最後に全般について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑は終結いたしました。 ただいま議題となっております議案第22号は、各常任委員会に付託をいたします。 ここで、所管事項が終了した課長等は御退席をお願いをしたいと思います。 それでは、次に、議案第23号 令和6年度大町市国民健康保険特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。 民生部長。     〔民生部長(川上晴夫君)登壇〕 ◎民生部長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第23号 令和6年度大町市国民健康保険特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 市の国民健康保険事業におきましては、被保険者における高齢者の割合が高く、また、団塊の世代の被保険者の方が後期高齢者医療制度に移行していく時期にあることから、国保加入者数が大きく減少しており、財政運営は厳しい状況でございます。全体の収支では、歳入不足を財政調整基金から1,800万円を繰り入れることで補填をしております。 それでは、予算書の1ページを御覧ください。 第1条、予算の総額は、事業勘定につきましては、歳入歳出それぞれ28億9,186万8,000円、八坂診療所直診勘定につきましては6,028万円、美麻診療所直診勘定につきましては4,751万1,000円でございます。 第2条は、一時借入金の限度額を1億円と定めるものでございます。 第3条は、歳出予算の各項の経費の金額を利用することができる範囲を定めるものでございます。 10ページを御覧ください。 事業勘定の歳入ですが、款1項1目1国民健康保険税は4億3,608万円で、前年度比2,466万7,000円、5.4%の減でございます。 款4項1目1保険給付費等交付金は22億917万4,000円で、前年度比4,959万2,000円の減でございます。内訳は保険給付事業に充てる普通交付金が21億4,470万円、特別交付金が6,447万4,000円でございます。 12ページを御覧ください。 款6項1目1一般会計繰入金は2億1,508万2,000円でございます。 款6項2目1基金繰入金は1,800万円で、これにより基金残高は3億3,200万円余となります。 14ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1総務費2,329万8,000円の主なものは、項1目1一般管理費1,123万4,000円と、項2目1賦課徴収費1,051万5,000円でございます。 16ページを御覧ください。 款2保険給付費は21億5,382万4,000円で、前年度比4,303万9,000円、2%の減でございます。保険給付費につきましては、県において、当市の医療費を推定し提示されますことから、市が独自に給付をしているものを除き、県で提示された額を計上しております。 18ページを御覧ください。 款3国民健康保険事業費納付金は6億2,750万6,000円で、県の国保事業を運営するための事業費や、広域化により県が納付することとなりました後期高齢者支援金等及び介護納付金でございます。納付額につきましては、県が医療水準や所得水準、被保険者数を考慮して算出をしております。 20ページを御覧ください。 款6項1目1特定健康診査等事業費は2,523万8,000円で、特定健診、特定保健指導事業の経費でございます。特定健診につきましては、検診の無料化を継続し、国保保健事業の実施計画に基づき受診率及び保健指導率向上に努めてまいります。 22ページをお願いします。 款6項2目1保健事業費1,425万3,000円の主なものは、人間ドック等助成事業に係る経費でございます。 24ページを御覧ください。 款9項2目1直営診療施設勘定繰出金は3,120万8,000円で、大町病院に対する診療施設整備費及び八坂・美麻診療所に対する僻地診療所運営費等の繰出金でございます。 ページが飛びますが、32ページを御覧ください。 八坂診療所直診勘定の歳入ですが、款1診療収入1,641万8,000円のうち主なものは、項1外来収入でございます。 款3繰入金の主なものは、項1一般会計繰入金3,176万円で、診療所運営に係る収支不足分でございます。 36ページを御覧ください。 歳出ですが、款1項1目1一般管理費4,387万2,000円のうち主なものは、診療所人件費3,674万7,000円でございます。 38ページを御覧ください。 款2医業費は1,590万8,000円で、主なものは医薬材料費でございます。 またページ飛びますが、46ページを御覧ください。 美麻診療所直診勘定の歳入になります。 款1診療収入2,006万5,000円は、項1外来収入が主なものでございます。 50ページを御覧ください。 歳出になりますが、款1項1目1一般管理費3,562万2,000円は、診療人件費3,086万9,000円が主なものでございます。 52ページを御覧ください。 款2医業費は1,138万9,000円で、主なものは医薬材料費でございます。 54ページ以降は給与費明細書でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第23号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第24号 令和6年度大町市後期高齢者医療特別会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。     〔民生部長(川上晴夫君)登壇〕 ◎民生部長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第24号 令和6年度大町市後期高齢者医療特別会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 本会計は、市が徴収する後期高齢者医療保険料を経理するための特別会計でございます。 予算書の1ページを御覧ください。 第1条、予算の総額は、歳入歳出それぞれ4億8,597万5,000円でございます。 8ページを御覧ください。 歳入でございますが、款1項1目1特別徴収保険料は2億5,724万6,000円で、後期高齢者医療保険料のうち、年金から特別徴収する保険料でございます。特別徴収の保険料徴収は、全体の69.8%を見込んでおります。 目2普通徴収保険料1億1,171万2,000円は、特別徴収とならない被保険者の保険料で、現年度分収納率を99.17%と見込んでおります。 款3項1目2保険基盤安定繰入金1億1,375万円は、国民健康保険税と同様に、所得に応じた均等割額の軽減について一般会計から繰り入れるものでございます。 10ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1項1目1徴収費301万6,000円の主なものは、節11役務費で、納付書や被保険者証等の郵送費、口座振替手数料等でございます。 款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金は4億8,295万8,000円で、被保険者から実際に徴収した保険料と、一般会計から繰り入れた保険料軽減分等につきまして、後期高齢者医療広域連合に納付するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第24号は、社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第25号 令和6年度大町市水道事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。上下水道課長。     〔上下水道課長(松宗市雄君)登壇〕 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいま議題となりました議案第25号 令和6年度大町市水道事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 水道事業につきましては、給水人口が減少傾向で推移しておりますが、原水供給事業や有価証券の利息収入によります通常の営業活動以外の収益確保や、事務の効率化等による経費削減に取り組むとともに、持続的かつ健全な事業運営を進めてまいります。 予算書の1ページを御覧ください。 第2条、業務の予定量につきましては、経営活動の基本目標といたしまして、総給水量1日平均給水量、給水戸数、建設改良事業費をそれぞれ定めております。 第3条、収益的収入及び支出のうち、収入では、第1款水道事業収益は前年度比に比べ3%増の5億7,098万1,000円を見込み、支出では、第1款水道事業費用は前年度に比べ7.2%増の5億775万3,000円を計上いたしました。 第4条、資本的収入及び支出のうち、収入では、第1款資本的収入は8,900万1,000円を見込み、2ページにまいりまして、支出では、第1款資本的支出は3億6,474万1,000円を計上いたしました。 お戻りいただきまして、1ページ、第4条ですが、この結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足いたします額2億7,574万円につきましては、当年度の損益勘定留保資金などで補填することとしております。 2ページを御覧ください。 第5条から第9条には、企業債や一時借入金等の限度額及び流用禁止項目等をそれぞれ定めております。 続きまして3ページ、実施計画を御覧ください。 収益的収入につきまして御説明いたします。 款1項1営業収益は、4億6,394万2,000円を見込み、主なものは目1給水収益で、前年度に比べ1.1%減の4億2,566万3,000円を見込んでおります。 項2営業外収益は、1億703万7,000円を見込み、主なものは目4長期前受金戻入でございます。 4ページ御覧ください。 収益的支出につきまして御説明をいたします。 款1項1営業費用は4億6,397万円を計上しております。このうち、目1原水及び浄水費は水源及び浄水施設に関わる費用で、主なものは水質検査業務委託料ほかでございます。 目2配水及び給水費は、配水池や給水に係る費用で、主なものは、5ページになります、水道施設の計装設備点検業務委託料などでございます。 目4業務費は、料金徴収等に関わる費用で、主なものは新年度から取り組みます窓口民間委託料ほかでございます。 6ページを御覧ください。 目5総係費は、経営全般に係る費用で、人件費のほか、企業会計システム、保守業務委託料や各団体への負担金となります。 7ページを御覧ください。 項2営業外費用3,778万2,000円は、企業債利息や消費税納付見込額等を計上しております。 8ページを御覧ください。 資本的収入につきまして御説明いたします。 款1項1企業債は4,100万円を見込み、項4負担金は、消火栓新設改良に伴う一般会計からの負担金、項6国県補助金は、三日町配水池実施設計に関わります国からの生活基盤施設耐震化補助金、項7他会計補助金は、一般会計からの繰入金でございます。 9ページを御覧ください。 資本的支出につきまして御説明いたします。 款1項1建設改良費は2億2,685万9,000円を計上しており、主なものは、目2建設改良費で、三日町配水池築造事業実施設計業務や、南平へ向かいます国道148号線の送水管新設工事などを予定をしてございます。 10ページ以降につきましては、キャッシュフロー計算書等を記載してございますが、説明は省略をさせていただきます。 以上、御説明を申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 2点、お伺いします。 1点目は、大町の水道施設で、土地が大町市の土地所有になっていない箇所は何か所ありますか。 また配水池で、柵を設けていない配水池は何か所あるか、それぞれお答えください。 ○議長(二條孝夫君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(松宗市雄君) お答えいたします。 まず、市の水道施設で市の名義になっていない部分でございます。 配水池につきましては、ほとんど大町市になっておりますが、それに通ずる導水管、そういったものについては、まだ大町市の名義に変わっていないところがあるということで認識をしております。 それから、施設の柵等につきましては、現在配水池、あるいはその水源等にございますけれども、ない部分も若干あるものということで考えております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 詳しいものがまとまらないので、後でデータでいただきたいですが、柵については、若干はあるけれども、全くないところはないという解釈でよろしいですか。 ○議長(二條孝夫君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(松宗市雄君) 柵のない場所でございますが、先ほど申し上げました水道の配水池、あるいは水源、これについては基本的にはあるものと思っておりますが、ない部分も実はあるものと考えております。 それから、先ほども申し上げました水源から配水池に向かう導水路、これについては、市の名義に移っていない部分が数多くあるものというふうに思っております。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。 ◆16番(大和幸久君) 後ほどで結構ですので、詳しいデータを提供いただきたいと思いますが、よろしいですか。 ○議長(二條孝夫君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(松宗市雄君) はい。では、後ほど準備をさせていただきます。 ○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 説明資料も、それからこっちの資料も5ページですが、上下水道事業窓口業務委託。それで、次年度から3,900万円を超えるもので委託をするというふうに計上されているんですが、この窓口の委託によって、現在、市職員が担っていた部分が何人減って、委託で何人、その代わりに職員といいますか、委託者が担うのかと、最初にその人員体制についてお聞きします。 ○議長(二條孝夫君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいまの窓口民間委託につきましては、まず、新たに民間から来ます職員、現在プロポーザルを行いまして12月に契約をしてございますが、その中で聞いておりますのは、6名が来るということで聞いております。 それに代わって職員が減る部分でございますが、職員が3名、それから会計年度任用職員2名を予定しておりますが、本年度1名、閉開栓業務の会計年度任用職員さんを1名準備できなかったため、いわゆる4名減という形になります。 以上でございます。 ○議長(二條孝夫君) 宮田一男議員。 ◆10番(宮田一男君) 水道の検針業務も委託ということだと思うんですけれども、検針業務もスムーズに引継ぎができていくのかどうか、その点についてお聞きします。 ○議長(二條孝夫君) 上下水道課長。 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいまの検針業務の関係でございます。 検針業務も、現在、ポータブルの検針器で今年度やっておりましたけれども、新年度からはスマホのような端末を持って検針をするということで、既にもう引き継ぎ等を行っております。 また今後、検針員さんの募集等もやっているということで聞いておりますが、スムーズな業務の移管になるものというふうに考えております。 ○議長(二條孝夫君) ほかにありますか。 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第25号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第26号 令和6年度大町市公営簡易水道事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。上下水道課長。     〔上下水道課長(松宗市雄君)登壇〕 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいま議題となりました議案第26号 令和6年度大町市公営簡易水道事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 公営簡易水道事業では、施設の老朽化や人口減少による料金収入の減少などに伴い厳しい経営環境にありますが、引き続き経営基盤の強化と施設の適切な維持管理に努めてまいります。 なお、当事業は、地方公営企業法の適用事業となりますことから、予算につきましても、これまでの官庁会計方式から企業会計方式へ移行をいたします。 予算書の1ページを御覧ください。 業務の予定量につきましては、経営活動の基本目標といたしまして、総給水量、1日平均給水量、給水戸数、建設改良費をそれぞれ定めております。 第3条、収益的収入及び支出のうち収入では、第1款水道事業収益は2億1,107万2,000円を見込み、支出では、第1款水道事業費用で1億9,553万円を計上しております。 第4条、資本的収入及び支出のうち収入では、第1款資本的収入で1億1,684万6,000円を見込み、支出では、第1款資本的支出で1億5,431万3,000円を計上いたしました。 その結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足いたします額3,746万7,000円は、引き継ぎ金などで補填をすることとしております。 2ページを御覧ください。 第4条の2、特例的収入及び支出につきましては、公営簡易水道事業が企業会計に移行するために、特別会計として運営している令和5年度に属する出納期間については整理期間が存在せず、3月31日をもって打ち切りとなります。このため、3月31日までに発生しました債権に関わります未収金、または債務に関わります未払金について予算措置をするもので、それぞれ1,158万3,000円及び2,773万8,000円として定めるものでございます。 第5条から第8条には、企業債や一時借入金等の限度額及び流用禁止項目をそれぞれ定めております。 続きまして3ページ、実施計画を御覧ください。 収益的収入につきまして御説明申し上げます。 款1項1営業収益は3,525万円を見込み、主なものは目1給水収益で、前年度比3.8%減となります3,523万7,000円を見込んでおります。 項2営業外収益は1億7,582万1,000円を見込み、主なものは目2他会計補助金で、1億1,581万1,000円でございます。 4ページを御覧ください。 収益的支出につきまして御説明を申し上げます。 款1項1営業費用は1億8,399万2,000円を計上し、このうち、目1原水及び浄水費は、水源及び浄水施設に関わります費用となり、主なものは水道の原水等の水質検査業務委託料でございます。 目2配水及び給水費は、配水池や給水に関わる費用で、主なものは水道施設の計装設備点検業務委託料などでございます。 目4業務費は、料金徴収等に関わります費用で、主なものは水道事業会計への負担金となります。 5ページを御覧ください。 目5総係費は、経営全般に関わります費用で、人件費のほか東庁舎使用負担金が主なものとなっております。 項2営業外費用723万8,000円は、企業債利息や消費税納付見込額を計上しております。 目3特別損失の主なものは、令和5年度分の消費税納付見込額で130万円を計上しております。 6ページを御覧ください。 資本的収入につきまして御説明をいたします。 款1項1企業債は、建設改良費の財源として5,250万円を見込み、項7他会計補助金は一般会計からの繰入金で6,434万4,000円を見込んでおります。 次に、下段の資本的支出を御覧ください。 款1項1建設改良費は、美麻新行配水池におけます浄水設備設置工事、また八坂一ノ瀬配水池の浄水装置設置実施設計業務委託などで1億1,341万6,000円を計上しております。 7ページ以降につきましては、キャッシュフロー計算書、給与明細書、また債務負担行為に関わる調書などを記載してございますが、説明については省略をさせていただきます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑ありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ここで、2時10分まで休憩といたします。 △休憩 午後1時54分 △再開 午後2時10分 ○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。日程第1の議事を継続いたします。 それでは、次に、議案第27号 令和6年度大町市温泉引湯事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。上下水道課長。     〔上下水道課長(松宗市雄君)登壇〕 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいま議題となりました議案第27号 令和6年度大町市温泉引湯事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 温泉引湯事業は、平葛地積の源泉から上原の分湯漕まで引湯し、利用者への温泉供給をもって、大町温泉郷をはじめとする地域の観光振興や市民の福祉の向上に寄与しております。 人口減少の進捗に伴います観光需要や供給需要の減少が懸念される中、引湯施設の適切な更新と保全を図り、持続的かつ健全な事業運営に努めてまいります。 予算書1ページを御覧ください。 第2条、業務の予定量につきましては、経営活動の基本目標としまして、総供給湯量、供給先数、建設改良事業費をそれぞれ定めております。 第3条、収益的収入及び支出のうち収入では、第1款温泉引湯事業収益は、前年度比4.8%減となります6,891万7,000円を見込み、支出では、第1款温泉引湯事業費用、前年度比6.4%減となります6,779万円を計上いたしました。 第4条、資本的収入及び支出につきましては、収入では、第1款資本的収入は1,000円を見込み、支出では、第1款資本的支出850万円を計上いたしました。この結果、資本的収入が資本的支出に対して不足する額849万9,000円につきましては、当年度分損益勘定留保資金などで補填することとしております。 2ページを御覧ください。 第5条から第8条には、一時借入金や棚卸資産の限度額及び流用禁止項目等をそれぞれ定めております。 3ページ、実施計画を御覧ください。 収益的収入につきましては、款1項1営業収益は6,603万6,000円を見込み、主なものは目1給湯収益で、8者からの温泉利用料でございます。 項2営業外収益は288万1,000円を見込み、主なものは目3長期前受金戻入でございます。 4ページを御覧ください。 収益的支出につきましては、款1項1営業費用6,598万8,000円を計上し、目1温泉管理費の主なものは、引湯施設の維持管理業務委託料や、引湯施設に関する電気料金等の動力費及び温泉購入代金でございます。 5ページを御覧ください。 項2営業外費用130万1,000円は、消費税納付見込額等を計上しております。 6ページを御覧ください。 下段の資本的支出につきましては、款1項1建設改良費850万円は、集中管理室の自家発電更新工事設計委託や中継ポンプ室の水位計更新工事などを予定をしております。 7ページ以降につきましては、キャッシュフロー計算書等を記載してございますが、説明を省略させていただきます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第27号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第28号 令和6年度大町市公共下水道事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。上下水道課長。     〔上下水道課長(松宗市雄君)登壇〕 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいま議題となりました議案第28号 令和6年度大町市公共下水道事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 公共下水道事業につきましては、人口減少に伴い将来的な使用料収入の減少が予測されますことから、引き続き下水道接続促進に取り組むとともに、事業の効率化に合わせ計画的な施設更新と保全を図るとともに、持続的な事業運営に向けた経営基盤の強化について努めてまいります。 予算書1ページを御覧ください。 第2条、業務の予定量につきましては、経営活動の基本目標といたしまして、年間有収水量、1日平均有収水量、接続総数、建設改良事業費をそれぞれ定めております。 第3条、収益的収入及び支出のうち収入では、第1款下水道事業収益は、前年度に比べ3.5%増の10億7,614万8,000円を見込み、支出では、第1款下水道事業費用は前年度に比べ1.9%増の9億8,986万8,000円を計上いたしました。 第4条、資本的収入及び支出のうち収入では、第1款資本的収入は前年度比38.7%増の4億7,484万9,000円を見込み、2ページの上段になりますが、支出では、第1款資本的支出は前年度比0.6%減の8億1,510万4,000円を計上いたしました。1ページ、第4条ですが、この結果、資本的収入が資本的支出に対しまして不足する額3億4,025万5,000円につきましては、当年度分の減債積立金などで補填をすることとしております。 第5条から第8条につきましては、企業債や一時借入金等の限度額及び流用禁止項目等をそれぞれ定めております。 3ページ、実施計画を御覧ください。 収益的収入について御説明をいたします。 款1項1営業収益は3億9,103万4,000円を見込み、主なものは目1下水道使用料で、前年度に比べ0.8%増の3億9,050万3,000円を見込んでおります。 項2営業外収益は6億8,511万2,000円を見込み、主なものは目3他会計補助金で一般会計からの繰入金でございます。 4ページを御覧ください。 収益的支出について御説明をいたします。 款1項1営業費用は8億6,516万円を計上しており、このうち、目1管路施設管理費は下水道管の管理に要する費用で、主なものは下水道管路の修繕費であります。 目2処理場管理費は、処理場に関わります管理費用で、主なものは大町浄水センター運転維持管理業務委託料でございます。 目3接続促進費の主なものは下水道接続促進員の人件費となります。 5ページを御覧ください。 目4総係費は、経営全般に関わります費用で、人件費のほか、各団体への負担金となります。 6ページを御覧ください。 目2営業外費用1億1,830万7,000円は、企業債利息や消費税の納付見込額などを計上しております。 7ページを御覧ください。 資本的収入につきまして御説明いたします。 款1項1企業債は、建設改良事業費に充てる財源となります借入れ、項4負担金及び分担金は、受益者負担金及び区域外流入の受益者分担金、また、項7国県補助金は、大町市浄水センター汚泥脱水機等の更新工事や松川浄水苑基本構想策定業務等の財源となります国庫補助金でございます。 項8他会計補助金は、一般会計からの繰入金でございます。 8ページを御覧ください。 資本的支出について御説明いたします。 款1項1建設改良費は1億1,724万3,000円を計上しております。主なものは目1管路施設建設改良費で、宅地造成や農地転用に伴います管渠整備、また公共ますの設置工事。 次に、目2処理場施設建設改良費では、大町市浄水センター汚泥脱水機等更新工事に伴います下水道事業団への業務委託料や、松川浄水苑の基本構想策定業務に関わります松川村への負担金、また、目5固定資産購入費につきましては、神栄町北ポンプ場におけますポンプの購入等を予定しております。 項2目1企業債元金償還金は6億9,786万1,000円を計上しております。 9ページ以降につきましては、キャッシュフロー計算書等を記載してございますが、説明については省略をさせていただきます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願いをいたします。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第28号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第29号 令和6年度大町市農業集落排水事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。上下水道課長。     〔上下水道課長(松宗市雄君)登壇〕 ◎上下水道課長(松宗市雄君) ただいま議題となりました議案第29号 令和6年度大町市農業集落排水事業会計予算につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 農業集落排水事業では、公共下水道事業と同様、人口減少に伴います将来的な使用料の収入の減少が予測されますが、今後さらに経営の効率化に取り組むとともに施設の適正かつ計画的な維持管理等を踏まえ、持続的な事業運営に努めてまいります。 予算書の1ページを御覧ください。 第2条、業務の予定量につきましては、経営活動の基本目標といたしまして、年間有収水量、1日平均有収水量、接続総数、建設改良事業費をそれぞれ定めております。 第3条、収益的収入及び支出のうち収入では、第1款下水道事業収益は前年度比2.8%減の1億1,741万1,000円を見込み、支出では、第1款下水道事業費用は前年度に比べ2.2%減の9,157万5,000円を計上いたしました。 第4条、資本的収入及び支出のうち収入では、第1款資本的収入は4,258万4,000円を見込み、支出では、第1款資本的支出は前年度に比べ19.7%増の9,329万7,000円を計上いたしました。この結果、資本的収入額が資本的支出額に対して不足いたします額5,071万3,000円につきましては、当年度分の損益勘定留保資金などで補填することとしております。 第5条から第8条には、企業債の一時借入金等の限度額及び流用禁止項目等をそれぞれ定めております。 3ページ、実施計画を御覧ください。 収益的収入について御説明をいたします。 款1項1営業収益は1,348万4,000円を見込み、主なものは目1下水道使用料で、前年度比7.5%減の1,346万6,000円を見込んでおります。 項2営業外収益は1億392万7,000円を見込み、主なものは目3他会計補助金で、一般会計からの繰入金でございます。 4ページを御覧ください。 収益的支出について御説明をいたします。 款1項1営業費用は8,615万2,000円を計上しております。このうち、目2処理場施設管理費は処理場に関わります管理費用で、主なものは処理施設、6施設の運転管理業務委託料でございます。 項2営業外費用432万3,000円は、企業債の利息が主なものでございます。 5ページを御覧ください。 資本的収入につきまして御説明をいたします。 款1項1企業債は、建設改良事業に充てる財源となる借入れ、項8他会計補助金は一般会計からの繰入金でございます。 次に、下段の資本的支出につきまして御説明をいたします。 款1項1建設改良費は3,637万5,000円を計上し、主なものは目1管路施設改良費で、社南部の処理区域内におけます下水道管路の不明水流入防止対策に伴います補修工事並びに国道19号線の舗装打ち替えに伴いますマンホールのかさ上げ工事ほかでございます。 項2目1企業債元金償還金は5,692万2,000円を計上をいたしました。 6ページ以降につきましてはキャッシュフロー計算書等を記載してございますが、説明は省略をさせていただきます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑ありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第29号は、総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第30号 令和6年度大町市病院事業会計予算を議題として、提案理由の説明を求めます。病院事務長。     〔病院事務長(曽根原耕平君)登壇〕 ◎病院事務長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第30号 令和6年度大町市病院事業会計予算につきまして、提案理由を御説明申し上げます。 令和6年度予算につきましては、これまで進めてまいりました経営健全化の取組を継続しながら各診療科の充実を図り、持続可能な病院経営を目指した予算編成といたしました。 予算書の1ページを御覧ください。 第2条、業務の予定量は、本年度の実績などを考慮し、入院、外来患者数をそれぞれ定めております。 第3条の収益的収入及び支出のうち、収入の第1款病院事業収益は53億3,526万1,000円で、前年度に比べ2%の増でございます。支出の第1款病院事業費用は53億3,493万6,000円で、前年度に比べ2.6%の増であります。収入から支出を差し引いた消費税込みの収支は32万5,000円の利益となる見込みでございます。 第4条の資本的収入及び支出のうち、収入の第1款資本的収入は3億9,564万円で、前年度に比べ6.2%の減でございます。支出の第1款資本的支出は6億4,301万9,000円で、前年度に比べ5.4%の減でございます。この結果、収入額が支出額に対して不足する額2億4,737万9,000円につきましては、損益勘定留保資金で補填することとしております。 続いて、2ページを御覧ください。 第5条の企業債は、医療器械整備事業及び附帯施設整備事業として、合計で1億2,050万円を限度額とするものであります。 3ページの実施計画を御覧ください。 款1項1医業収益は47億973万6,000円で、前年度と比較して2.9%の増でございます。主なものは目1入院収益、目2外来収益であります。目3その他医業収益は、救急医療確保などに関わる一般会計負担金や健診センターにおける医療相談収益などでございます。 項2医業外収益は6億2,552万4,000円で、主なものは基礎年金拠出金などに関わる一般会計補助金と高度医療などに関わる一般会計負担金、長期前受金戻入などでございます。 4ページを御覧ください。 款1項1医業費用は51億8,553万4,000円で、目1給与費は、医師28名のほか、看護師、医療技術員などの給与と会計年度任用職員の報酬などで、前年度と比べ3.5%の増としております。 目2材料費は、入院や外来収益に対する比率により見込んでおります。 5ページを御覧ください。 目3経費の主なものは、価格高騰が続く光熱水費や医療器械などのリースに関わる賃借料のほか、施設や情報システムの保守などに関わる委託料でございます。 目6、研究研修費は、信州大学医学部総合診療科の指導医派遣に関わる寄附金のほか、職員の教育研修経費であります。 6ページを御覧ください。 項2医業外費用の主なものは、企業債利息及び控除対象外消費税でございます。 次に、7ページを御覧ください。 資本的収入の項1企業債は、医療器械整備事業等に関わる起債で、項4市費繰入金は、企業債の償還元金に対する一般会計からの繰入金であります。 資本的支出の項1目2器械及び備品は、医療器械の更新などを行うものでございます。 項2企業債償還金は、企業債の元金償還金でございます。 また、項4他会計借入金償還金は、一般会計からの借入金を返済するものであります。 8ページは、キャッシュフロー計算書でございます。 また、9ページ以降は給与費明細書、予定貸借対照表などを記載してございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(二條孝夫君) 説明が終わりました。本案について御質疑はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第30号は、社会文教委員会に付託をいたします。--------------------------------------- △日程第2 請願・陳情文書報告--------------------------------------- ○議長(二條孝夫君) 日程第2 請願・陳情文書報告を議題といたします。 請願・陳情は、配付の文書表のとおりであります。お手元に配付の付託表のとおり、所管の常任委員会に付託をいたします。--------------------------------------- △日程第3 人権擁護委員候補者の推薦について--------------------------------------- ○議長(二條孝夫君) 日程第3 人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。 本件につきましては、お手元の配付文書のとおり市長から意見を求められております。 本件について、御質疑、御意見はありませんか。     〔発言する者なし〕 質疑はありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。人権擁護委員候補者の被推薦人3名について、適当と認めるとの意見を付したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、人権擁護委員候補者の被推薦人について、適当と認めるとの意見を付することに決しました。--------------------------------------- △日程第4 財政援助団体等監査結果報告、定期監査報告及び例月出納検査報告(10月、11月、12月)--------------------------------------- ○議長(二條孝夫君) 日程第4 財政援助団体等監査結果報告、定期監査報告及び例月出納検査報告を取り扱います。 財政援助団体等監査結果報告、定期監査報告及び例月出納検査報告が監査委員から提出されております。これらについて何か御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 発言がありませんので、この件は以上で終了といたします。 以上で本日の日程は全て終了をいたしました。 本日はこれをもって散会といたします。大変御苦労さまでした。 △散会 午後2時38分...