・ 閉会 令和3年 大町市議会9月定例会会議録(第1号) 令和3年8月31日(
火)---------------------------------------令和3年大町市議会9月定例会 議事日程(第1号) 令和3年8月31日 午前10時 開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定 9月定例会の日程について
議会運営委員会委員長 大厩富義日程第3 議長諸報告日程第4 市長あいさつ日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決 報告第15号 専決処分の報告について 専第23号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第5号) 報告第16号 専決処分の報告について 専第24号 令和3年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号) 報告第17号 専決処分の報告について 専第25号 令和3年度大町市
病院事業会計補正予算(第2号) 報告第18号 専決処分の報告について 専第26号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第6号) 議案第50号 大町市職員定数条例の一部を改正する条例制定について 議案第51号 大町市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定について 議案第52号 大町市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について 議案第53号 大町市
大町温泉郷森林劇場設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定について 議案第54号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第7号) 議案第55号 令和3年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第56号 令和3年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案第57号 令和3年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号) 議案第58号 令和2年度大町市
一般会計歳入歳出決算の認定について 議案第59号 令和2年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第60号 令和2年度大町市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第61号 令和2年度大町市
公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算の認定について 議案第62号 令和2年度大町市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 議案第63号 令和2年度大町市
温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 議案第64号 令和2年度大町市
公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 議案第65号 令和2年度大町市
農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定について 議案第66号 令和2年度大町市病院事業会計決算の認定について日程第6 請願・陳情文書報告(別紙文書表のとおり)日程第7 人権擁護委員候補者の推薦について日程第8 例月出納検査報告(4月、5月、6月)
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会議出席者名簿◯出席議員(16名) 1番 中村直人君 2番 大竹真千子君 3番 傳刀 健君 4番 降旗達也君 5番 太田昭司君 6番 神社正幸君 7番 山本みゆき君 8番 二條孝夫君 9番 宮田一男君 10番 平林英市君 11番 高橋 正君 12番 大和幸久君 13番 一本木秀章君 14番 岡 秀子君 15番 大厩富義君 16番 中牧盛登君◯欠席議員(なし)◯説明のために出席した者 市長 牛越 徹君 副市長 矢花久則君 教育長 荒井今朝一君 総務部長 和田泰典君 総務部参事 田中久登君
民生部長福祉事務所長 曽根原耕平君 産業観光部長 駒澤 晃君 建設水道部長 古平隆一君 会計管理者 田中一幸君 監査委員 鎌倉幸夫君 監査委員事務局長 市河千春君 教育次長 竹内紀雄君
病院事業管理者病院長 藤本圭作君 病院事務長 川上晴夫君
庶務課長選挙管理委員会書記長 企画財政課長 太田三博君 飯島秀美君 美麻支所長 大塚裕明君 市民課長 勝野律子君 生活環境課長 笠間博康君 子育て支援課長 渡辺卓也君 観光課長 松澤まさみ君 農林水産課長 降籏貴紀君
商工労政課長産業立地戦略室長 建設課長 松田紀幸君 栗林幸夫君 上下水道課長 松宗市雄君 学校教育課長 三原信治君 病院総務課長 坂井征洋君 病院医事課長 鳥羽嘉明君◯事務局職員出席者 事務局長 藤澤浩紀君 事務局係長 渡邉哲也君 書記 櫻井将智君 書記 下條倫子君 書記 小山 学君
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△開会 午前10時00分
○議長(二條孝夫君) おはようございます。ただいまから、地方自治法第102条第2項の規定に基づく令和3年大町市議会9月定例会を開会いたします。 本日の出席議員数は16名全員であります。よって、定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 なお、本日の会議に出席を求めた者は、市長、副市長、教育長、病院事業管理者、監査委員及び各部課長であります。 これより本日の会議を開きます。
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△日程第1 会議録署名議員の
指名---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は会議規則第89条の規定により、議長において、1番、中村直人議員、2番、大竹真千子議員を指名いたします。
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△日程第2 会期の
決定---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第2 会期の決定を議題といたします。 本9月定例会の会期等議会運営につきましては、去る8月24日に議会運営委員会を開催し、御審議願っておりますので、議会運営委員長に報告を求めることといたします。議会運営委員長。 〔議会運営委員長(大厩富義君)登壇〕
◆議会運営委員長(大厩富義君) おはようございます。去る8月24日に議会運営委員会を開催し、本9月定例会の会期日程等につきまして審議をいたしておりますので、審議の概要について報告をいたします。 本定例会の会期は、本日8月31日から9月22日を最終日とする23日間であります。 本定例会に付議されております案件は、報告案件4件、条例案件4件、予算案件4件、決算案件9件の計21件であります。 次に、市政に対する一般質問は、9月7日、8日、9日の3日間とします。ただし、通告者の人数によっては、3日目の9月9日の一般質問は行わないこととします。 また、9月2日に全員協議会を予定しております。 議会運営委員会では、以上について了承しております。 よろしく御賛同をお願いいたします。
○議長(二條孝夫君) ただいまの議会運営委員長の報告に対し、御質疑はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本定例会の会期につきましては、
議会運営委員長報告どおり本日8月31日から9月22日までの23日間とし、議会運営につきましても、議会運営委員長の報告どおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本定例会の会期は本日8月31日から9月22日までの23日間と決定をいたしました。
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△日程第3 議長諸
報告---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第3 議長諸報告を行います。 去る7月8日に、第166回長野県市議会議長会総会が飯山市において開催され、出席をいたしました。 会議では、長野県
市議会議長会表彰規程に基づき、20名の前正副議長の表彰が行われ、当市からは中牧盛登前議長が表彰されました。 議案については、令和2年度歳入歳出決算並びに各市提出の議案11件について、それぞれ審議を行い、全てについて可決されました。 以上で議長諸報告といたします。
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△日程第4
市長あいさつ---------------------------------------
○議長(二條孝夫君) 日程第4 市長あいさつを受けることといたします。市長。 〔市長(牛越 徹君)登壇〕
◎市長(牛越徹君) おはようございます。本日ここに、令和3年大町市議会9月定例会が開会されるに当たり、一言御挨拶を申し上げます。 初めに、
新型コロナウイルス感染症につきましては、先月下旬以降、首都圏や関西圏をはじめ、多くの地域で新規感染者が激増し、従来のウイルスとは異次元の強い感染力を持つデルタ株への置き換わりが急速に進行しております。これまで経験したことのない第5波の急激な感染拡大に歯止めがからない事態に、国では先週25日、緊急事態宣言の対象に8道県を追加し、合わせて21都道府県に発令しました。 また、県におきましても20日、県独自の医療非常事態宣言を発出するとともに、全圏域の感染警戒レベルを5の特別警報Ⅱに引き上げ、さらに、酒類を提供する飲食店における営業時間の短縮等への協力を、当市を含む多くの圏域に対し要請しました。 市といたしましては、県内において、同居家族や職場などでの感染や感染経路不明の事例が数多く確認されていることを踏まえ、第18弾となります市長メッセージを発出し、重症化リスクを高めるおそれのあるデルタ株の感染を防ぎ、命と健康を守り医療への負荷を抑えるため、若い世代の皆様をはじめ、一人一人が今できる予防対策に一層取り組んでいただくようお願いいたしました。 ワクチン接種につきましては、昨日時点におきまして、65歳以上の皆様の95.2%に当たる9,733人の方に予約申込みをいただき、このうち93.7%に当たる9,119人が2回目の接種を終了しております。また、64歳以下の予約は65.0%に当たる9,351人で、1回目の接種者は8,861人、2回目の接種完了者は4,718人となっております。今月1日からは、医師会、歯科医師会及び薬剤師会の皆様の御協力により、1日当たり最大750人に規模を拡大し実施しており、御協力いただいております地域の医療関係の皆様方に心から感謝申し上げます。 全国的にワクチンの供給不足による接種の遅れが危惧されておりますが、当市においては、新たに対象に追加されました12歳から15歳までのお子様への接種を除き、おおむね計画どおり、9月末までには希望される方全ての接種が完了できる見込みとなっております。 一方で、ワクチンに対する誤った情報による接種控えが報じられておりますことから、市としましては、正確な情報の発信に努め、希望する市民の皆様が一日も早く接種を完了できますよう、一層体制の充実を図り、全力を尽くしてまいります。 景気の動向につきましては、内閣府が先週26日に発表しました月例経済報告によりますと、
新型コロナウイルス感染症の影響により依然として厳しい状況にある中、持ち直しの動きが続いているものの、一部で弱さが増しているとし、先行きについては、感染拡大の防止策を講じ、ワクチン接種を促進する中で、持ち直しの動きが続くことが期待されるが、感染拡大による下振れリスクの高まりに十分注意する必要があるとしております。 こうした中、政府は、令和2年度第3次補正予算及び令和3年度予算を迅速かつ適切に執行するほか、状況に応じて予備費の活用により臨機応変に必要な対策を講ずるとともに、自律的な経済成長に向けて、ちゅうちょなく機動的なマクロ経済政策を行うとしております。 本定例会では、
新型コロナウイルス感染症に伴う市内の経済状況を踏まえた新たな対策や、当初予算編成以降に発生した事案に対する事業費の補正とともに、令和2年度一般会計及び特別会計、企業会計の決算の御報告を申し上げることとしております。 なお、いずれの会計の決算におきましても、おおむね健全性を維持しており、とりわけ病院事業会計では、コロナ禍における受診控え等により多くの公立病院が苦境に立たされている中、継続的な経営改善と一般会計からの貸付けにより、一時借入金残高が前年度末の9億円から4億円に減少したため、資金不足比率が前年度の8.8%から数値なしに大きく改善し、平成31年3月に策定した経営健全化計画に定めた計画年度を前倒して目標達成に至りました。 さきの6月定例会において、会期の見直しについて言及いたしました北アルプス国際芸術祭につきましては、6月25日の実行委員会総会におきまして、今月21日から10月3日までをパフォーマンス会期、10月2日から11月21日までをアート会期とする会期の延長を決定し、準備を進めてまいりましたが、今月20日、県内全域が警戒レベル5に引き上げられたことを受け、今月及び9月前半に予定しておりました4つのパフォーマンスの上演とコンサートの中止を昨日までに決定いたしております。 公演を楽しみにされていた皆様におわび申し上げますとともに、既にチケットを購入されていた皆様には、払戻しの手続を順次進めてまいります。これ以降の公演及び10月からのアート会期につきましては、
新型コロナウイルス感染症対策特別部会における医療専門分野の皆様からの御助言も踏まえ、徹底した感染防止対策に努めるとともに、刻々と変化する社会情勢にも細心の注意を払い、適時適切な判断に努めてまいります。 先頃閉幕しました東京オリンピック2020では、日本選手の活躍により全国がメダルラッシュに沸き、当市出身の奥原希望さんの粘り強く真摯にプレーする姿に、多くの市民の皆様が勇気づけられました。全力を尽くし、ひたむきに挑戦されました希望さんに、大きな感動をありがとうございましたと心からお礼を申し上げます。 また、スペインで開催された
スカイランニング世界選手権大会では、当市出身の上田瑠偉さんが、2種目で金と銅、2つのメダルを獲得するとともに総合1位となり、日本のみならずアジア勢として初の快挙を成し遂げました。心からお祝い申し上げますとともに、奥原・上田両選手の今後一層の御活躍を期待申し上げます。 次に、本年度の主な事業の進捗状況及び主要な施策につきまして、第5次総合計画に定めた5つのまちづくりのテーマに沿って、順次御説明申し上げます。 1番目のテーマは、「ふるさとに誇りを持つひとを育むまち」であります。 小・中学校の再編につきましては、
学校再編基本計画素案に基づき、6月下旬から市内6地区で市民説明会を開催するとともに、今月10日までパブリックコメントを実施いたしました。市民の皆様からの様々な御意見や御質問に対しましては、教育委員会としての考えをお示しし、必要な修正等を行った上で、今月開催されました定例教育委員会及び総合教育会議において、学校再編基本計画案を決定したところであります。 なお、決定した計画案につきましては、本定例会全員協議会で御説明申し上げることとしております。 また、来月下旬には、中学校を対象とした再編準備委員会を発足させ、新校開校に向けた具体的な準備を進めてまいります。 市内の多くの学校では、先週より2学期がスタートいたしました。登校に当たりましては、家庭での十分な健康観察を要請するとともに、学校生活におきましては、手洗いや咳エチケット、換気などにより感染防止対策に努め、子どもたちの学びが継続できますよう取り組んでおります。今後も、感染状況を踏まえつつ、基本的な予防策を徹底した上で、可能な限り、部活動を含め学校行事や教育活動を実施してまいります。 なお、修学旅行等において、密集を避けるためにバスの台数を増やすなどの追加経費に対し、県観光機構が創設した補助制度を活用して、保護者の負担軽減に要する助成経費及び国の交付金を活用して実施する仁科台中学校のトイレ洋式化に要する工事費を補正予算に計上しております。 山岳博物館は、本年11月に創立70周年を迎えるとともに、平成14年の創立50周年を契機に制定した山岳文化都市宣言も20年を迎えます。この記念すべき年に当たり、記念講演会を開催し、講師には、我が国で初めてエベレストに登頂され、当市の観光大使でもあります平林克敏氏をお迎えして御講演をいただき、70年の歴史に花を添えていただくこととしております。 また、現在まで市民の皆様とともにつくり上げてまいりました、この70年にわたる山岳博物館の歴史と伝統を広く発信し、大きく飛躍する年となりますよう、調査研究、教育、普及に一層力を尽くしてまいります。 文化財の保護につきましては、本年4月に、山城として県内屈指の規模とされる社地区の通称「木舟城」を調査し、継承することを目的とする研究会が、地元有志の皆様を中心に設立されました。研究会では今月28日に、城址一帯に案内看板を設置し整備作業を行うなど、この地方を開いた先駆者、仁科氏500年の歴史を学び、山城の遺構の調査研究を深め、保全する活動が進められております。市としましても、この取組への支援を通じて、貴重な文化財の保護・継承に努めるとともに、郷土の文化財に対する市民の理解と保護意識の啓発につなげてまいります。 スポーツの振興につきましては、医療非常事態宣言を受け、総合体育館でのトレーニング教室等の講座の開催を当面見合わせておりますが、これから本格的なスポーツの秋を迎え、来月26日に大北スポーツ競技会、10月17日には
大町アルプスマラソンなど、各種大会の開催が予定されております。感染症の動向を的確に見極めるとともに、感染症対策に十分留意し、スポーツに親しむ様々な機会を積極的に提供することにより、市民の皆様の健康増進に結びつけるよう努めてまいります。 2番目のテーマは、「活力あふれる産業と地域の魅力を活かしたにぎわいのあるまち」であります。 地域の労働・雇用環境につきましては、ハローワーク大町が発表しました大北管内の6月の有効求人倍率は0.88倍で、前月の0.84倍から0.04ポイント上昇し、3か月連続して改善しておりますものの、5か月連続で1倍を下回る水準となっております。 また、10人以上の人員整理はなく、事業主都合による離職では管内で17人となっており、市内事業所におきましては、厳しい経営状況が続く中、市の制度融資資金や国の雇用調整助成金等を活用いただき、従業員の雇用維持に努めていただいております。 なお、
新型コロナウイルス感染症の影響により特例措置が大幅に拡大されてまいりました国の雇用調整助成金につきましては、適用期間がさらに11月まで延長されることとなりました。 市内飲食業者の支援として開催しております「がんばろう!
大町テイクアウトフェア」は、6月、7月の各月2日間の開催で、それぞれ100万円を超える売上げとなりました。 学生支援事業としましては、急激な感染拡大に伴い、緊急事態宣言及び
まん延防止等重点措置の発令を受け、夏休みやお盆等にふるさと大町への帰省自粛を余儀なくされている市出身の学生・生徒の皆さんに向け、地元産のお米や飲料水のほか、市の特産品などを詰め合わせた
学生ふるさと応援便事業を実施しております。先月30日から申請受付を開始し、先週27日までに113件の申込みをいただき、このうち108名の皆さんにお送りしております。 観光につきましては、夏休みシーズンの直前に首都圏等において緊急事態宣言が再発令されたことや、お盆前後の天候不順に加え、今月20日に県全域が警戒レベル5に引き上げられたことに伴い、市内全域の観光客の入り込みは、依然としてコロナ前の水準を大きく下回る状況となっております。 特に
立山黒部アルペンルートの入り込み数は、今月22日現在、累計で約15万人にとどまり、コロナ前の令和元年の同期に比べ約46万人減少し、僅か25%と大変厳しい状況となっております。 こうした状況を踏まえ、本定例会の補正予算に、ウイルス感染症の影響を直接かつ長期にわたり受けている業種を中心に、支援対策に要する経費を増額計上いたしております。具体的には、山小屋に対しては、宿泊客が大幅に減少し、経営が困難な状況にあることに加え、登山道の維持管理や山小屋の公益的活動の維持を図るため、県が新たに創設した支援金に市独自に同額を上乗せして支援を図りますほか、交通事業者に対しては、昨年度実施しました貸切りバスツアーへの助成並びにバスの保有を維持しているバス事業者への支援金の支給など、継続的な支援に努めてまいります。 また、今後ワクチン接種がさらに進み、人々の観光への意欲が回復した際に、安心・安全な観光地として当地域を選択していただけるよう、現在県が取り組んでおります信州安心なお店認証制度について、市観光協会及び商工会議所と連携して市内事業者への普及啓発に努め、事業者と共に感染防止対策の徹底に努めますほか、宿泊事業者への支援策として計画しております第4弾となる宿泊キャンペーンにつきましても、感染状況を注視しつつ、早期に実施できますよう取り組んでまいります。 市内経済は、全国的な感染症の再拡大のほか、全県における警戒レベル5の発出や、先週28日から来月3日までの7日間、酒類を提供する飲食店等への休業や営業時間短縮等への協力要請により、宿泊業、飲食店等の中小・小規模事業者の経営環境は一層厳しい状況にあります。そのため、年末年始に向けて消費喚起を促し、市内経済の活性化を図るとともに、市民の皆様の生活を支援するため、第3弾となりますプレミアム率100%の地域商品券「がんばろう!大町応援券」事業に要する経費を補正予算に計上しております。 今後も引き続き、国・県による支援制度や経済対策の動向を注視するとともに、その支援策を最大限に活用して、特に疲弊しております観光・宿泊業、飲食店等に対し、迅速かつ機動的に対応することにより、市民の皆様の暮らしと市内産業経済への支援に全力を尽くしてまいります。 米の生産対策につきまして、令和3年産米の生産目標数量は、前年より約50トン少ない8,723トンとなりました。米の需要量は、人口減少に加え、食生活の多様化などにより、全国で毎年約10万トンずつ減少しておりますが、ウイルス感染症の影響により、昨年から本年にかけ、さらに減少することが予想され、過剰在庫の発生に伴い米価の下落が懸念されております。そのため、今後は、より一層需要に応じた米作りを進めるとともに、米の新たな販路としての輸出拡大や新たな高収益作物の導入などにも取り組むなど、安定的な農家所得の確保に向けた取組を推進してまいります。 移住・定住促進事業につきましては、これまで主に首都圏で実施しておりました移住相談を、本年度は全国各地から広く参加が可能となるオンラインにより開催し、相談日を休日や平日夜間にも拡充するなど、工夫を凝らし実施しております。これにより、本年度の相談件数は先月末で139件と昨年同期を上回っており、引き続き、移住希望者のニーズに応えられますよう丁寧な案内に努めてまいります。 また、先月17日、18日には夏の大町魅力体験ツアーを開催し、移住を検討中の11名に参加いただき、eマウンテンバイクを利用した市内の周遊や、先に移住された方との交流会などを実施しました。参加者からは、仕事や住宅など日々の暮らしの情報が得られ、移住の検討に非常に参考になったなど、前向きな感想を多くいただいており、今後も移住相談をきっかけとして現地見学への誘導を図り、移住の実現につながるよう努めてまいります。 3番目のテーマは、「だれもが健康で安心して暮らせるまち」であります。 市立大町総合病院は、病院経営健全化計画に基づき、職員全員が積極的な経営改善に取り組んでまいりました。計画3年目となります令和2年度決算におきましては、計画に定めた施策として、許可病床数を見直すことによる病院規模の適正化に加え、機能評価係数の向上などの診療報酬の確保に継続的に取り組んでまいりましたが、コロナ禍の影響による受診控えや定期受診の間隔延伸などにより、2年度の医業収益は2億3,000万円余の減収となり、元年度を大きく下回ることとなりました。 一方で、医業外収益として、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金によるコロナ患者の受入れに増床して対応した病床確保などに対する経費の補填などにより、病院事業収益は前年度と比較して2億1,000万円余の増加となりました。 また、病院事業費用では、緊急的な措置として全職員の協力を得る中、給与費の削減を計画に沿い継続しましたことに加え、あらゆる経費の縮減に努め、病院を挙げて経営改善を推進してまいりました結果、昨年度の経常損益は5億2,000万円余の利益を計上でき、さらに資金不足も解消するに至りました。 本定例会におきましては、2年度決算を上程いたしますほか、経営健全化計画に係る昨年度の取組状況及び本年度第1四半期の収支実績につきまして、全員協議会で御説明申し上げることとしております。 大町病院における新型コロナワクチンの集団接種につきましては、平日午後のほぼ毎日、約140人の市民の皆様に接種を実施しており、現在は、高齢者向けの接種が終了し、一般向けの接種に移行しております。大町病院は昨年来、感染症指定医療機関としての使命に基づき、大北圏域を中心に県内の感染患者の受入れに加え、毎日数多くの市民へのワクチン接種や発熱外来及び外来検査センターの運営に熱意を持って取り組んでいただいており、藤本圭作病院事業管理者を中心とする医療スタッフの皆様をはじめ、病院全職員の御尽力に深く敬意を表しますとともに、心より感謝申し上げます。 防災対策につきましては、今月中旬からの停滞前線の影響により、全国的にこれまで経験したことのない豪雨となりました。県内におきましても、岡谷市で土石流の発生により3名の貴い命が奪われる甚大な災害が発生しましたほか、当市内でも、道路のり面の崩落や、倒木による通行止めの発生や停電などが数か所で確認されました。 市では、大雨の予報が出された時点で、防災行政無線や緊急メールにより大雨に対する注意を喚起するとともに、危険箇所のパトロールを実施いたしました。また、犀川の増水状況に鑑み、八坂川手地区の避難場所を開設し、2世帯が安全確保のため、一時的に自主避難されました。 今後も、大雨等による災害の発生が想定される際には、市民の皆様が早期に避難できるよう早めの情報伝達に努めますとともに、特に土砂災害警戒区域や特別警戒区域に指定されている地区の住民の皆様に対しましては、上流部の危険箇所の存在を平常時からしっかり認識いただくため、個別に周知を図るよう準備を進めております。 熊の出没につきましては、昨年度同期に比較して約2倍の目撃情報が寄せられており、今月16日には市街地に熊が出没し、住宅地に潜んでいた熊を緊急捕獲いたしました。今後、熊の出没が多くなる季節を迎えますことから、県地域振興局や警察、猟友会の皆様等との連携を一層強化し、市民の皆様の安心・安全を確保できますよう取り組んでまいります。 4番目のテーマは、「豊かな自然を守り快適に生活できるまち」であります。 大町山岳博物館のニホンライチョウの飼育・研究につきましては、これまで自然繁殖に取り組んでまいりましたが、先月15日にふ化し、1羽のひなが誕生しました。これは平成10年以来23年ぶりのことであり、ここに至るまでの関係者の熱意と御努力に敬意を表する次第でございます。 なお、卵を産んだ雌親に代わりにひなを育てている雌親は、育雛に万全を期すため、これまでの公開を一旦中止しておりますが、今後、ライチョウの体調を見定め、公開を再開することとしております。 水道事業につきましては、近年、給水人口の減少や節水意識の定着により、有収水量は減少傾向にありましたが、大規模なビジネスホテルの開業やウイルス感染症対策に伴う在宅時間の増大により水道使用量が増加に転じ、令和2年度決算におきましては、1億1,509万円余の純利益を計上いたしました。また、原水供給事業の収益は3,382万円余となり、給水収益を補う重要な収入の柱となっております。 送配水管の更新につきましては、市道東山観光線の送配水管布設替工事など管路の耐震化を推進するとともに、昨年度着手しました南平配水池の更新工事は、本年度の完成を目指し、進捗を図っております。引き続き、安定した給水体制の維持に努めてまいります。 また、本年2月に市議会からいただきました大町市水道事業に関する提言につきましては、現在、居谷里水源の保全と適正な維持管理を図るため、野生動物等の侵入を防ぐ防止柵を設置するとともに、集水管上部の覆土整備等の対策を進め、水源の保全を図っております。 公営簡易水道事業の決算につきましては、安定した水道水の供給に努めることにより、1億8,528万円余の決算となりました。 温泉引湯事業会計の決算につきましては、基本湯量の確保と継続的な安定供給に努め、1,098万円余の純利益を計上いたしております。 温泉供給事業では、平成28年度から進めております老朽配湯管の更新工事を引き続き計画的に推進し、温泉の安定供給に努めてまいります。 本年度末の策定を目途に作業を進めております立地適正化計画及び緑の基本計画につきましては、これまで庁内関係部局及び外部の専門家から成る2つの検討委員会で議論を重ね、それぞれの計画の将来像や基本方針について、本年6月の市議会全員協議会で御報告いたしました。その後、今月10日から20日にかけて、市内6地区において市民懇談会を開催し、地域の皆様と意見交換を実施したところであります。 立地適正化計画につきましては、現在、都市機能誘導区域及び、この周辺において居住を促進し定住人口の維持を図る居住誘導区域について、様々な視点から、市にとり望ましい区域像の考え方を整理し、検討を進めております。また、緑の基本計画につきましては、都市部から山間部に至るエリアごとに、緑に関する将来像と、その実現に向けた具体的な取組方策について整理を進めており、これら策定の進捗状況につきましては、本定例会全員協議会において御報告申し上げることとしております。 地域高規格道路松本糸魚川連絡道路における大町市街地ルートにつきましては、昨年8月に開催された住民説明会において、最適なルート帯から、さらに幅の細い複数のルート帯案を抽出し、評価・検討を進める方針が示されており、これに基づき、本年2月の市議会全員協議会で、市街地ルートにおけるインターチェンジの考え方などが明らかにされたところであります。 現在、県では、次の段階となります幅の細い複数のルート帯案と評価項目の設定に取り組んでおり、これまでと同様、地域とのコミュニケーションプロセスを大切にしながら作業を進めていくこととしております。この複数のルート帯案と評価項目につきましては、本定例会全員協議会において県からの説明が予定されており、市としましても、産業・経済をはじめ医療・福祉、防災やまちづくりなどの視点を踏まえ、市が取り組むそれぞれの施策との整合を図りつつ、県と調整を進めるともに、引き続き早期のルート選定に向け、市民、関係住民の皆様との合意形成が円滑に図られますよう力を尽くしてまいります。 なお、松糸道路の南側の起点となります長野自動車道の(仮称)安曇野北インターチェンジからの約4キロメートルの新設区間につきましては、先週25日に開催された県公共事業評価監視委員会において、来年度に着工し、令和15年度の完成を目指す計画概要が示されました。これが契機となり、当市内における整備促進の追い風となりますことを願うところでございます。 北アルプス地域自転車活用推進計画につきましては、当地域における自転車活用の促進と雄大な景観など魅力ある地域資源を生かしたサイクルツーリズムの推進を目的として、県の主導の下、昨年度より大北5市町村が参画し、連携して策定を進めております。現在、県や市町村に加え、観光事業者や有識者などで構成する推進協議会を設置し、地域の自転車利用の現状や道路環境の課題などを踏まえ、安全・安心な利用環境の構築を図るとともに、環境への負荷や観光振興、健康づくりへの寄与など、分野ごとに目標を設定し、必要な施策を体系化するほか、北アルプス地域全体を網羅する自転車通行空間の創出と面的にネットワーク化した路線の設定を目指し、来年1月の公表に向けて検討を進めております。 なお、検討の進捗状況につきましては、本定例会全員協議会において御報告申し上げます。 常盤泉地区における臭気対策につきましては、新たな脱臭設備導入に向け、現在、事業者において事業計画概要書(案)の作成を進めており、地元地区では、この概要書(案)の提出を受け、協議を進めることとしております。市といたしましても、この脱臭設備の導入が臭気問題の確実な解決につながりますよう、県と共に助言・指導に努めてまいります。 また、新たな設備導入までの間の臭気対策につきましては、事業者において、既存脱臭設備の改良や管理の改善などを図っており、市としましては、引き続き臭気測定などを実施し、監視・指導を行うことといたします。 ごみ処理広域化につきましては、北アルプス広域連合におきまして白馬山麓清掃センターの解体工事に着手し、これまで順調に工事が進められております。また、資源ごみの新しいリサイクルの仕組みとして、使用済みのペットボトルを新しいペットボトルに再生する水平リサイクルの新たな取組が飲料水製造メーカーから広域連合に提案され、現在、来年度からの実施に向けて調整を進めております。この提案は、循環型社会の構築に向けた先進的な取組であり、市としましても必要な協力に努めてまいります。 この概要につきましては、本定例会全員協議会で御報告申し上げます。 5番目のテーマは、「市民の参画と協働でつくるまち」であります。 市民の参画と協働によるまちづくりにつきましては、
新型コロナウイルス感染症により停滞した市民活動を応援するため、市民の自主的なまちづくりを支援する、ひとが輝くまちづくり事業の追加募集を行い、身近な地域の課題やまちづくりに取り組む、はじめようまちづくり活動には、新たに5団体に89万円余の助成を決定いたしました。また、市が提案するテーマや課題に沿った活動、地域創生活動には2団体から申請いただき、先月30日の公開審査を経て、91万円余の助成を決定いたしました。 コロナ禍におきましても、まちづくりに意欲的に取り組まれる市民の存在は大変心強く、今後もこうした地域活動や市民活動が停滞することのないよう、引き続き支援に努めてまいります。 昨年の開催以来、多くの自治会から要望が寄せられております避難所開設・運営訓練は、本年5月に引き続き、今月1日には大町地区連合自治会の主催により、指定避難所となっております大町西小学校の体育館において、初めて避難所開設・運営訓練が実施され、34名の自治会関係者に御参加いただきました。出席した自治会長からは、有意義な訓練だったとの評価をいただき、今後もこうした災害を想定した取組を支援するとともに、自治会活動の意義や必要性について周知・啓発を図り、自治会への加入促進に努めてまいります。 昨年8月のSDGs未来都市の選定に伴い、持続可能な地域社会の実現に向けて立ち上げました産学官金連携パートナーシップ「みずのわプロジェクト」につきましては、マネジメントパートナーの皆様からの提言を踏まえ、6月に発表したアクションプランに基づき、現在、各事業の具体化に取り組んでおります。 その一つとして、市の情報を分かりやすく伝える地域ポータルサイトを開設し、eコマース、いわゆるネット上にショッピングサイトの機能を設定し、全国各地へ市の名産品等を配送しており、今月7日から25日までの19日間の販売総額は167万円余となっております。今後、アクションプランに基づく広範な取組に、市民の皆様に様々な形で積極的に御参加いただきますよう周知に努めてまいります。 市民や事業者など多様な立場の皆様とともに、新しい価値を「共」に「創り」上げ、「みずのわプロジェクト」の取組が協働の輪として大きく広がることを期待するところでございます。 以上、第5次総合計画で定めました各施策の進捗状況と今後の執行方針について御説明申し上げました。年度中盤に向け、本年度計画いたしましたそれぞれの事業が円滑に推進できますよう、今後も全力で取り組んでまいりますので、議員各位をはじめ、市民の皆様の一層の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。 本定例会に御提案申し上げます案件は、報告案件4件、条例案件4件、予算案件4件、決算案件9件の合計21件でございます。それぞれの議案につきましては、上程の際、説明いたしますので、よろしく御審議いただきますようお願い申し上げます。 ありがとうございました。
○議長(二條孝夫君) 会議の途中ですが、ここで11時5分まで休憩といたします。
△休憩 午前10時47分
△再開 午前11時05分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
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△日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決
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○議長(二條孝夫君) 日程第5 議案の上程、説明、質疑、委員会付託又は討論、採決を行います。 報告第15号を議題として説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました専第23号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第5号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、7月15日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 1ページを御覧ください。 第1条は、歳入歳出それぞれ526万5,000円を追加し、予算の総額を173億6,971万円とするものです。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明いたしますので、8ページを御覧ください。 歳入につきましては、款15項2目2総務費国庫補助金526万5,000円の増は、今回の補正の財源として、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金の増額を見込むものであります。 次に、歳出について御説明いたします。 10ページを御覧ください。 款4項1目3母子保健費、妊婦・乳幼児健診事業480万円の増は、妊産婦の皆さんがコロナ禍においても安心・安全に分娩医療機関や健康医療機関を受診できるよう、タクシー券を交付する事業費であります。 款7項1目1商業振興費、大町ふるさと応援便事業105万円の増は、緊急事態宣言及び
まん延防止等重点措置区域に暮らし、帰省を自粛している市出身の学生等の支援のため、特産品等の詰め合わせを送付する事業であります。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本件について御質疑はありませんか。大和幸久議員。
◆12番(大和幸久君) 2点伺います。 1点目は、妊婦等の健診事業の補助ですが、タクシー券の発行ということですが、対象者は何人くらいで、どんな内容になるのか説明ください。 ふるさと応援業務の委託につきましては、帰省しない学生への食料支援という、これにつきましても、対象者はどのくらいなのか、内容的にはどんな金額になるのか説明ください。
○議長(二條孝夫君) 市民課長。
◎市民課長(勝野律子君) ただいまの妊婦の支援事業につきましてお答えいたします。 対象者につきましては、8月1日以降に出産を迎える妊婦さん70名、8月1日以降に妊娠届を提出される方を80名と見込み、計150名分と見込んでおりまして、支援の内容といたしましては、大町病院が分娩取扱休止となりまして、妊婦さんが最寄りの病院として穂高病院を利用される方が多いということで、穂高病院までの片道の乗車券約8,000円ほどになりますので、その片道の8,000円分の乗車券をお一人当たり4枚、計3万2,000円分交付するものでございます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。
◎商工労政課長(栗林幸夫君) 御質問にお答えいたします。 大町ふるさと応援便事業の対象と内容についてでございますけれども、まず対象につきましては、昨年実施しましたSTAYHOME学生応援便事業、こちらの申請実績に基づきまして、今回、緊急事態宣言、それから、
まん延防止等重点措置の対象となっている地域を見まして、該当するであろう地域にお住まいの学生ということで、160名程度ということで見込んでございます。 また、事業の内容につきましては、まず、周知・啓発を図るための印刷製本費ということで新聞折り込みのチラシの費用、それから、委託料につきましては94万9,000円ということでございますけれども、学生さんに送ります大町産のお米ですとか特産品、それからレトルトカレー、信濃大町湧水などの商品代、それから、商品の発送にかかる箱代でありますとか、実際の宅配にかかる費用等を含めまして、委託料として、いーずら特産館に委託をして発注するものでございます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 大和幸久議員。
◆12番(大和幸久君) 妊産婦のタクシー券の件ですけれども、これは穂高病院利用の場合を想定しているわけですが、他病院も同様に扱えるという内容なのか確認したいと思います。 それから、ふるさと応援事業に関係しましては、対象がおおむね150名という説明がありましたけれども、この把握とか周知徹底というのは非常に課題だと思います。公平性を保つ上では、基本的な基礎資料をきちんとそろえて周知徹底の方法を考える等、必要かと思いますけれども、その手法についてはどのような検討しているのか、改めて説明ください。
○議長(二條孝夫君) 市民課長。
◎市民課長(勝野律子君) 私からは、タクシー乗車券について、穂高病院以外の病院でも使用できるかという御質問にお答えいたします。 タクシー乗車券につきましては、市内のタクシー事業者2社で御利用いただけることになっておりまして、1枚当たり8,000円としておりまして、お釣は出ないんですけれども、例えば遠方の病院まで行かれる場合は、2枚組み合わせて使っていただくことも可能でございますので、穂高病院以外の病院に通院される際も使用していただけます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 商工労政課長。
◎商工労政課長(栗林幸夫君) 御質問にお答えいたします。 周知方法の徹底ということでございますけれども、今回、新聞折り込みのチラシに入れさせていただくほか、市のホームページ等にも周知の啓発ということで記載をさせていただき、また、利用しやすい状況、環境ということで、電子申請ということで受付を賜っているところでございます。 以上でございます。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第15号は報告どおり承認されました。 次に、報告第16号を議題として説明を求めます。病院事務長。 〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕
◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました専第24号 令和3年度大町市
病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、7月20日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 今回の専決処分は、
新型コロナウイルス感染症対策として、早期に執行が必要な関係費の増額補正でございます。 第2条、収益的収入及び支出の補正では、収入で第1款病院事業収益を841万円増額し、合計を47億9,855万8,000円といたします。支出では、第1款病院事業費用を341万円増額し、合計を47億2,203万7,000円といたします。 第3条、資本的収入及び支出の補正では、収入で第1款資本的収入を5,510万6,000円増額し、合計を4億7,695万5,000円といたします。支出では、第1款資本的支出を5,510万8,000円増額し、合計を7億618万1,000円といたします。 収入が支出額に対して不足する額2億2,922万6,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額49万6,000円及び当年度分損益勘定留保資金2億2,873万円で補填するものでございます。 2ページを御覧ください。 主な補正内容につきまして、実施計画で御説明いたします。 収益的収入では、款1項2目4国県補助金341万円の増は、内示を受けました感染対策用の消耗品等に係る長野県
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金でございます。 目7その他医業外収益500万円の増は、日本財団が実施する
新型コロナウイルス感染症対策整備支援事業による支援金で、感染対策用のマスク、手袋等の購入費に充当します。 収益的支出の款1項1目3経費341万円の増は、個人防護服1,000着分の整備費でございます。 3ページを御覧ください。 資本的収入の款1項3目1国県補助金5,510万6,000円の増は、内示を受けました医療器械等の整備に係る長野県
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金でございます。 資本的支出の款1項1目2器械及び備品5,510万8,000円の増は、
新型コロナウイルス感染症対策として、エックス線撮影装置や超音波画像診断装置などの整備に係る費用でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本件について御質疑はありませんか。大和幸久議員。
◆12番(大和幸久君) 今説明3ページの資本的支出で、器械装置及び備品の説明がありましたが、5,510万8,000円、内訳、エックス線装置、超音波機器等、具体的にはどのくらいの経費が予定されているのか、内容について説明ください。
○議長(二條孝夫君) 病院総務課長。
◎病院総務課長(坂井征洋君) こちらの内容につきましては、先ほども申し上げましたように、超音波画像診断装置、それからエックス線撮影装置のほかに、人工呼吸器2台、リアルタイムPCR装置1台など、合計で5,500万円ということになっております。 以上です。
○議長(二條孝夫君) 他に質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 お諮りいたします。この辺で質疑を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第16号は報告どおり承認されました。 次に、報告第17号を議題として説明を求めます。病院事務長。 〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕
◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました専第25号 令和3年度大町市
病院事業会計補正予算(第2号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定により、8月11日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 今回の専決処分は、先ほどの補正予算(第1号)と同様に、
新型コロナウイルス感染症対策関係費の増額補正でございます。 第2条収益的収入及び支出の補正では、収入で第1款病院事業収益を432万2,000円増額し、合計を48億288万円といたします。支出では、第1款病院事業費用を435万4,000円増額し、合計を47億2,639万1,000円といたします。 第3条資本的収入及び支出の補正では、収入で第1款資本的収入を567万8,000円増額し、合計を4億8,263万3,000円といたします。支出では、第1款資本的支出を571万9,000円増額し、合計を7億1,190万円といたします。 収入額が支出額に対して不足する額2億2,926万7,000円につきましては、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額49万6,000円及び当年度分損益勘定留保資金2億2,877万1,000円で補填するものでございます。 2ページを御覧ください。 主な補正内容につきまして、実施計画で御説明いたします。 収益的収入では、款1項2目4国県補助金432万2,000円の増は、内示を受けました外国人患者受入体制確保に係る長野県
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金でございます。資本的支出の款1項1目3経費435万4,000円の増は、外国人患者対応に活用するタブレット端末整備費等でございます。 3ページを御覧ください。 資本的収入の款1項3目1国県補助金567万8,000円の増は、内示を受けました外国人患者受入体制確保に係る長野県
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金でございます。資本的支出の款1項1目2器械及び備品571万9,000円の増は、外国人適応サイズの電動ベッド等の整備に係る費用でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本件について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第17号は報告どおり承認されました。 次に、報告第18号を議題として説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました専第26号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第6号)につきましては、地方自治法第179条第1項の規定に基づき、8月16日付で専決処分を行ったもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 内容は、8月13日からの豪雨により被災した市内34か所の市道、林道及び農業施設等の速やかな復旧を図るため、専決処分を行ったものであります。 1ページを御覧ください。 第1条は、歳入歳出それぞれ2,000万円を追加し、予算の総額を173億8,971万円とするものであります。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明しますので、8ページを御覧ください。 歳入につきましては、款19項1目2基金繰入金2,000万円の増は、今回の補正財源として財政調整基金からの繰入れを行うものであります。 次に、歳出について御説明いたします。 10ページを御覧ください。 款11項1目1農業施設災害復旧費860万円の増は、農業施設等への流入土砂及び倒木の撤去、土砂崩落の復旧工事などの復旧工事費であります。 項2目1公共土木施設災害復旧費1,430万円の増は、市道、林道等の路肩修復・修繕、土砂及び倒木の除去などの復旧費であります。いずれも速やかな復旧が必要でありましたことから、専決処分をさせていただきました。 以上、御説明申し上げましたが、御承認賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本件について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。本件を報告どおり承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、報告第18号は報告どおり承認されました。 次に、議案第50号 大町市職員定数条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました議案第50号 大町市職員定数条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、当該条例で規定されている北アルプス広域連合派遣職員について、北アルプス広域連合職員定数条例においても規定があることから、整理を行うものであります。 第2条第1項の改正は、市長、議長、教育委員会等の事務部局の職員の定数について、「北アルプス広域連合消防本部への派遣職員5人を含む」を削る改正であります。これは、市で採用した消防職員を北アルプス広域連合消防本部へ派遣する際、以前は市の定数として計上しておりましたが、現行では北アルプス広域連合職員定数条例に基づき、広域連合の定数として計上しておりますことから、現行に即した改正を行うものであります。 第2条第2項の改正は、病院事業の職員の定数について、「北アルプス広域連合からの派遣職員14人を含む」を削る改正であります。ここで規定する北アルプス広域連合からの派遣職員につきましては、介護老人保健施設虹の家に従事する広域連合職員で、北アルプス広域連合職員定数条例に計上しておりますので、現行に即した改正を行うものであります。 なお、附則において、施行期日を公布の日からとしております。 以上、説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本件について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第50号は総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第51号 大町市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました議案第51号 大町市職員の育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、地方公務員法の改正により、令和2年4月1日から会計年度任用職員制度が導入された際に、当該条例に改正漏れがあったことから改正を行うものであります。 第5条の3第2項は、育児休業中の職員に対する勤勉手当の支給についての規定で、国の制度に合わせ、会計年度任用職員を支給対象者から除く改正であります。 第6条は、育児休業をした職員の職務復帰後における号俸の調整についての規定となりますが、会計年度任用職員は、任用された会計年度ごとに報酬または給料が定められることになりますので、本規定の対象から除く改正であります。 第8条については、第5条の3第2項の改正に伴い、用語の整理を行っております。 なお、附則において、施行期日を公布の日からとしております。 以上、説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第51号は総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第52号 大町市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました議案第52号 大町市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 お手元の新旧対照表を併せて御覧ください。 今回の改正は、地方公務員法第23条第2項に規定されている人事評価を人事管理に活用することについて、当市職員にも運用することとし、当該条例を改正するもので、併せて用語の整理等を行っております。 第7条第3項及び第8条第4項においては、市長が必要と認めた職員に対し、職務の級の最高号俸を超えて給料の決定を行うことについて規定されておりますが、現行においては、国の運用に準じ、職務の級の最高号俸を超える運用は行っておりませんので、第7条第3項を削り、第8条第4項を改めるものであります。 第24条は、期末手当の支給について規定されておりますが、期末手当の支給日について、金曜日が休日である場合などを考慮し、用語の整理を行っております。 第27条は、地方公務員法に基づき、人事評価結果を勤勉手当に活用するための改正で、6月・12月の勤勉手当について、それ以前の直近の人事評価結果を活用することを規定に加えております。また、支給日について、第24条と同様に用語の整理を行っております。 第33条の改正については、第24条の改正に伴う用語の整理であります。 なお、附則において、施行期日を令和4年4月1日からとしております。 以上、説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第52号は総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第53号 大町市
大町温泉郷森林劇場設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定についてを議題として、提案理由の説明を求めます。産業観光部長。 〔産業観光部長(駒澤 晃君)登壇〕
◎産業観光部長(駒澤晃君) ただいま議案となりました議案第53号 大町市
大町温泉郷森林劇場設置及び管理に関する条例を廃止する条例制定につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 大町温泉郷森林劇場は、昭和63年に大町温泉郷内に大町温泉郷観光協会から無償貸与を受けた土地に、市が野外ホール、多目的ホール等を建設し、平成18年度から指定管理者制度を導入し、同協会に委託をし、大町温泉郷の活性化のため、各種イベント等に活用してきたところでございます。しかし、近年の自然災害をはじめ、
新型コロナウイルス感染症の拡大により、大町温泉郷観光協会の運営は大変厳しく、同観光協会は昨年度末に、土地所有者である大町温泉郷不動産開発株式会社との土地賃貸借契約を終了し、あわせて、市では、同協会からの申出により森林劇場の指定管理者の指定を取り消したことから、本年12月から建物解体撤去工事を開始し、本年度中に完了することとし、廃止を行うものであります。 附則といたしまして、条例の施行期日を公布日から起算して3か月を超えない範囲において規則で定める日とします。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますようお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第53号は総務産業委員会に付託をいたします。 次に、議案第54号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第7号)を議題として、提案理由の説明を求めます。総務部長。 〔総務部長(和田泰典君)登壇〕
◎総務部長(和田泰典君) ただいま議題となりました議案第54号 令和3年度大町市一般会計補正予算(第7号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、令和2年度からの繰越金の確定、普通交付税の決定、
新型コロナウイルス感染症対策経費の計上が主な内容であります。 1ページを御覧ください。 第1条は、歳入歳出それぞれ3億921万5,000円を追加し、予算の総額を176億9,892万5,000円とするものであります。 第2条、第2表地方債補正について御説明いたしますので、4ページ、5ページを御覧ください。お手元に配付しました議案第54号説明資料も併せて御覧ください。 臨時財政対策債は、本年度の普通交付税の確定に伴い、限度額を5億2,324万円とし、ごみ処理広域化推進事業債は、白馬リサイクルセンターの解体工事の差金分1,980万円を減額して1億5,320万円、学校施設整備事業債1,780万円は、仁科台中学校のトイレ洋式化の工事に活用するものであります。 歳入歳出予算事項別明細書について御説明しますので、10ページを御覧ください。 主な歳入について御説明申し上げます。 款11地方交付税1億8,437万9,000円の増は、本年度の普通交付税の確定によるもので、確定額は前年度に比べ3.3%、1億6,140万9,000円の増で、地方交付税の原資となる国税の収入が地方財政計画策定時における見込額を大きく上回る見通しとなったため、赤字補填分として臨時財政対策債への振替分が減少し、普通交付税額が増加しております。 当市の算定に当たりましては、市民税や固定資産税などの税収減に伴う基準財政収入額の減、基準財政需要額では、本年度から合併算定替えによる優遇制度がなくなるとともに、2020年の国勢調査人口を用いることによる人口減少の影響があったものの、地方振興費における合併団体への加算、新たに算定されることとなった地域デジタル社会推進費による増額が影響しております。 款15項2国庫補助金1億5,471万4,000円の増のうち主なものは、目2総務費国庫補助金、節8
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金1億4,553万2,000円で、歳出予算に計上しております感染症対策経費の財源として見込むもので、また、目10教育費国庫補助金、節2中学校費補助金907万2,000円は、次年度以降に計画しておりました仁科台中学校のトイレ洋式化工事に対する補助金が国の施策により前倒しで内示になったものであります。 款18項1目1総務費寄附金、節1ふるさと寄附金6,500万円の増は、返礼品の果物や宿泊券が好評を博しており、寄附見込額を1億円に増額するものであります。 款19項1目2基金繰入金4億2,297万円の減は、決算剰余金の確定に伴い財政調整基金からの繰入金を減額、歳出における森林環境譲与税事業の増額に伴い繰入金を増額するもので、今補正により、財政調整基金繰入金は3億8,000万円となります。 款20繰越金4億7,176万3,000円の増は、実質収支額の確定によるものであります。 次に、主な歳出について御説明いたします。 14ページを御覧ください。 款2項1目3企画費、ふるさと応援団事業9,875万円の増は、ふるさと寄附に対する返礼品と積立金を増額するものであります。 款3項2目2保育所費、保育所管理運営事業523万5,000円の増は、感染症対策として園舎の消毒、清掃業務の期間を延長する委託料と、どんぐり保育園の一時保育室に手洗い場を設置する工事費であります。 16ページをお願いします。 款6項3目1林業振興費703万円の増は、森林環境贈与税事業において、松くい被害防止に向けた樹幹注入の実践研修会費用と間伐・枝打ち等、森林整備を行う森林経営管理事業委託料であります。 款7項1目1商業振興費1億4,469万円の増のうち主なものは、昨年6月と11月に販売いたしました「がんばろう!大町応援券」の第3弾としまして、額面1万円の商品券を半額の5,000円で販売する事業であります。前回同様、市民の皆様が1人1冊購入できますよう、購入券を郵送し、11月上旬から販売を計画しております。 目3観光振興費4,446万円の増のうち主なものは、観光資源活用事業による温泉郷森林劇場の解体撤去工事費3,200万円であります。また、長引くコロナ禍により苦境に立たされております観光産業への支援策といたしまして、観光誘客宣伝事業では、スキー場の感染対策支援と市内バス事業者を利用する旅行商品に対する助成金に450万円、18ページになりますが、2次交通対策事業では、バス事業者に対しまして、保有する車両の維持管理経費を助成する費用に362万円、山岳観光推進事業では、山小屋の公益的機能等を維持するため、山小屋支援金360万円を交付いたします。 款10教育費3,028万円の増は、小・中学校における修学旅行のキャンセル料金の一部を県と合わせて負担する経費と、仁科台中学校のトイレ洋式化工事費であります。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第54号は各常任委員会に付託をいたします。 次に、議案第55号 令和3年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕
◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第55号 令和3年度大町市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、事業勘定、診療所直診勘定ともに、令和2年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 1ページを御覧ください。 第1条予算の総額ですが、事業勘定では、歳入歳出それぞれ90万3,000円を追加し、総額をそれぞれ30億3,046万8,000円とし、八坂診療所直診勘定では、歳入歳出それぞれ98万5,000円を追加し、総額を6,808万2,000円に、美麻診療所直診勘定では、歳入歳出それぞれ210万9,000円を追加し、総額を4,311万3,000円とするものであります。 第2項の事業勘定、第1表歳入歳出予算補正は2ページから3ページに、八坂診療所直診勘定の第1表歳入歳出予算補正は12ページから13ページ、美麻診療所直診勘定の第1表歳入歳出予算補正は22ページから23ページに、それぞれ記載をしております。また、勘定ごと、第1表に続いて事項別明細書の総括を記載しておりますが、説明は省略をさせていただきます。 8ページを御覧ください。 事業勘定の歳入でございますが、令和2年度の繰越金が2,490万3,000円と確定しましたことから、款6項2目1基金繰入金を1,400万円減額するとともに、款7繰越金を1,490万3,000円増額し、歳入全体で90万3,000円を増額いたします。 なお、これにより、財政調整基金残高は3億4,664万円余となります。 次に、歳出でございますが、10ページを御覧ください。 款10項1目1予備費を90万3,000円増額いたします。 続きまして、18ページを御覧ください。 八坂診療所直診勘定の歳入でございますが、款4項1目1繰越金98万5,000円の増額は、令和2年度の繰越金の確定によるものでございます。 次に、歳出ですが、20ページを御覧ください。 款3項1目1予備費を98万5,000円増額いたします。 28ページを御覧ください。 美麻診療所直診勘定の歳入の款4項1目1繰越金210万9,000円の増は、令和2年度の繰越金の確定によるものでございます。 次に、歳出ですが、30ページを御覧ください。 款3項1目1予備費を210万9,000円増額いたします。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第55号は社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第56号 令和3年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。民生部長。 〔民生部長(曽根原耕平君)登壇〕
◎民生部長(曽根原耕平君) ただいま議題となりました議案第56号 令和3年度大町市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、令和2年度決算による繰越金の確定が主な内容でございます。 第1条の予算の総額ですが、歳入歳出それぞれ85万4,000円を追加し、総額をそれぞれ4億284万9,000円とするものであります。 第2項の第1表歳入歳出予算補正は2ページから3ページに、歳入歳出予算事項別明細書の総括は4ページから7ページに記載してございますが、説明は省略させていただきます。 8ページを御覧ください。 歳入でございますが、款4項1目1繰越金の60万4,000円の増額は、令和2年度の繰越金の確定によるもので、本年4月以降の出納整理期間中に入金された令和2年度の保険料等でございます。 款5項2目1保険料還付金25万円の増額は、過年度還付金の増によるものでございます。 次に、10ページを御覧ください。 歳出になりますが、款1項1目1徴収費29万4,000円の増は、過年度の保険料還付金でございます。 款2項1目1後期高齢者医療広域連合納付金56万円の増は、広域連合への納付金の増でございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第56号は社会文教委員会に付託をいたします。 次に、議案第57号 令和3年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)を議題として、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。 〔建設水道部長(古平隆一君)登壇〕
◎建設水道部長(古平隆一君) ただいま議題となりました議案第57号 令和3年度大町市
公営簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 今回の補正は、令和2年度事業の決算額の確定によるものでございます。 議案書1ページを御覧ください。 第1条歳入予算の補正ですが、今回の補正は歳入内訳のみを変更するため、予算総額に変更はございません。 4ページを御覧ください。 歳入予算事項別明細書について御説明を申し上げます。 令和2年度決算による繰越金が確定し、款4項1目1繰越金を1,046万2,000円増額し、同額を款3項1目1繰入金から減額するものでございます。 以上、御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 本案について、御質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕 質疑がありませんので、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第57号は総務産業委員会に付託をいたします。 日程第5の途中でありますが、ここで昼食のため、午後1時ちょうどまで休憩といたします。
△休憩 午前11時52分
△再開 午後1時00分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第5の議事を継続いたします。 議案第58号から議案第66号までの9議案は、いずれも令和2年度各会計の決算認定を求める議案であります。 この取扱いについて、お諮りいたします。議案第58号から議案第66号までの9議案を一括議題とし、各議案について会計管理者及び所管部長から逐次説明を受けた後、議案ごとに質疑を行い、決算審査特別委員会に付託したいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、そのように取り扱います。 まず、議案第58号から議案第61号までについて、提案理由の説明を求めます。会計管理者。 〔会計管理者(田中一幸君)登壇〕
◎会計管理者(田中一幸君) ただいま議題となりました議案第58号から議案第61号までの4議案の歳入歳出決算につきまして、順次御説明申し上げます。 予算執行に伴う行政実績や成果等につきましては、お手元に配付しております主要な施策の成果説明書に記載してございますので、併せて御覧ください。 なお、金額は1,000円未満切捨てで御説明申し上げます。 それでは、議案第58号 令和2年度大町市
一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 議案書を御覧ください。 2ページから5ページまでは歳入でございます。 5ページを御覧ください。 歳入合計のうち、歳入済額は205億1,877万3,000円で、前年度比16.1%の増、不納欠損額は市税を主といたしまして1,236万円、収入未済額は1億8,537万6,000円でございます。 次に、6ページから9ページは歳出でございます。 9ページを御覧ください。 歳出合計のうち、支出済額は197億3,845万7,000円、前年度比15.8%の増でございます。翌年度繰越額は3億3,777万7,000円で、新型コロナウイルスワクチン接種事業、宿泊キャンペーン委託業務など合計27事業でございます。 この結果、次のページを御覧ください。 歳入から歳出を差し引いた残額は7億8,031万6,000円となり、翌年度にこれを繰越しいたします。 続いて、歳入歳出決算事項別明細書について御説明いたします。 12、13ページを御覧ください。 歳入の主なものについて御説明申し上げます。 款1市税の収入済額は、前年度比4.7%減の40億9,390万9,000円でございます。税目別に前年度と比較いたしますと、個人市民税が0.9%の増、法人市民税が31%減、固定資産税が2.6%減、軽自動車税が5.7%増、入湯税が54.2%の減などとなっております。 なお、歳入全体における市税が占める割合は約20%でございます。 続きまして、14、15ページをお願いいたします。 款2の地方譲与税は2億477万2,000円で、前年度比5.7%増となっており、主なものは項4の森林環境譲与税で、前年度比12.5%増でございます。昨年、国では、災害防止、国土保全機能強化等の観点から法律の一部を改正し、増額しております。 続きまして、16、17ページを御覧ください。 上段の款6法人事業税交付金3,109万3,000円は、税制改正に伴う法人市民税の減収分を県の法人事業税から市町村に配分されるもので、昨年度新たに創設され、2年度は県の法人事業税収入の3.4%が交付されております。 最下段の款11地方交付税は、前年度比3.9%増の59億8,163万2,000円でございます。 ページ飛びまして、24、25ページを御覧ください。 款15国庫支出金は46億236万6,000円で、主なものは、項1国庫負担金では、ページ下段になりますが、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けております子育て世帯を支援する施策として新たに設けられました子育て世帯臨時特別給付金、また、その下のひとり親世帯臨時特別給付金、ページをめくっていただきまして、項2国庫補助金では、下段の特別定額給付金給付事業費補助金や
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金、また、ページを飛んでいただきまして、31ページとなりますが、GIGAスクール構想に伴います公立学校情報通信ネットワーク環境施設整備費補助金並びに公立学校情報基金整備補助金などでございます。 次に、32、33ページを御覧ください。 款16県支出金は、9億3,762万6,000円でございます。主なものは、最下段となりますが、消費の落ち込みの影響を受けている事業者を応援するための消費喚起の取組に対する地域支えあいプラスワン消費促進事業補助金、ページ飛びまして、42、43ページを御覧ください。 款18寄附金は、前年度に比べ3.3倍増の1億2,880万4,000円で、主なものはふるさと寄附金でございます。ふるさと寄附金につきましては、昨年度、市内宿泊ギフト券や地元特産品などの返礼品目を増やし、また、閲覧率の高いインターネットサイトへの掲載を新たに行うなどしております。 ページをおめくりいただきまして、44、45ページの款19繰入金は、6億3,213万5,000円で、前年度比28.7%の増でございます。財政調整基金ほか5基金から、それぞれの事業に充当するため繰り入れております。 また、ページ飛びますが、58、59ページを御覧ください。 款22市債は、8億335万5,000円で、前年度比38%、4億9,216万2,000円の減でございます。主なものは、臨時財政対策債、ごみ処理広域化推進事業債などでございます。 なお、令和2年度末の償還残額は、前年度に比べ約5億3,956万9,000円減の147億1,898万7,000円、実質公債費比率は前年度比0.6ポイント増の7.7%となりました。 歳入については以上でございます。 引き続きまして、歳出について御説明申し上げます。 62、63ページを御覧ください。 款1議会費は、前年度比1.3%減の1億4,501万3,000円でございます。 次のページを御覧ください。 款2総務費は、前年度比87.9%増の51億7,901万6,000円で、主なものは、71ページの特別定額給付金27億40万円、次のページの定住促進事業、下段のふるさと応援団事業、ページが少し飛びますが、79ページの市民バス運行事業に係る事業費などでございます。 なお、昨年度、市の移住相談窓口を通じ、当市に移住された方の実績は、47世帯93人でございました。 また、市民バス運行事業では、昨年度から常盤東地区におきまして、新たにデマンド方式による運行を開始しております。 次に、104、105ページを御覧ください。 款3民生費は、前年度比4.3%減の42億8,756万6,000円で、主なものは、項1社会福祉費では、116ページから122ページまでの地域支援事業費、また、項2児童福祉費では、新たな事業としまして、127ページの下段となりますが、
新型コロナウイルス感染症による影響が長期化する中で、低所得の子育て世帯の生活支援であります子育て世帯臨時特別給付金事業並びにひとり親世帯臨時特別給付金事業などでございます。 なお、子育て世帯臨時特別給付金は1,600世帯2,696人に、ひとり親世帯臨時特別給付金は183世帯284人に給付しております。 134、135ページを御覧ください。 款4衛生費は、前年度比16.3%増の24億8,622万8,000円でございます。衛生費の主なものは、項1保健衛生費では、次のページの病院事業運営費の病院事業会計への貸付金並びに繰出金、目2予防費、141ページの最下段となります新型コロナワクチン接種事業で、ワクチン接種のためのコールセンター構築のための業務委託、項2の清掃総務費では、149ページから151ページ上段の合併浄化槽設置推進事業で、個別処理区域に新たに設置された32基の合併浄化槽の建設の一部を補助、下段の北アルプス広域連合負担金は、白馬リサイクルセンターの建設負担金やエコパーク運転負担金などでございます。 項3の環境保全費では、157ページを御覧ください。 自然エネルギー活用推進事業で、町川発電所の発電部品の劣化に伴う修繕料などでございます。 款5労働費は、前年度比6%減の1億2,602万円で、主なものは創業支援事業で、159ページの起業支援補助金は、地域の活性化や定住促進を図るため、新規の起業・創業に対して、100万円を限度に、昨年度4名の方に助成してございます。 続いて、ページをめくっていただきまして、款6農林水産事業費は、前年度比4.3%増の6億1,476万8,000円でございます。翌年度繰越額3,670万円は、農業用施設の改修並びに廃止のための3事業に係る事業費でございます。 農林水産業費の主なものにつきまして、項1の農業費では、167ページの最上段になりますが、多面的機能支払事業で、30組織に対し、農地及び農業施設の質的向上に資する活動に対しての補助金のほか、最下段となりますが、有害鳥獣対策事業では、通常の駆除や侵入防止柵設置などを実施しております。 なお、農作物の被害が顕著な猿の捕獲につきましては、担当課への有資格職員の配置、また、各地区の猟友会による積極的な活動によりまして、当初計画の個体数調整を実施することができました。 項2耕地整備事業費では、173ページ最下段となりますが、農業用施設管理事業で、次のページをお願いいたします。 水路等の改修工事のほか、平成30年度から県営事業で実施しております居谷里ため池耐震対策、美麻二重地区圃場田再編事業に取り組んでございます。 次に、178、179ページを御覧ください。 款7商工費は、18億2,607万8,000円で、翌年度への繰越しは観光誘客宣伝事業など6事業でございます。 商工費の主なものは、183ページの新型コロナウイルス拡大防止支援事業、その下の「がんばろう!大町応援券」事業などで、新型コロナウイルス拡大防止支援金は952の事業者に支給してございます。また、「がんばろう!大町応援券」は、第1弾2万冊を完売し、換金率は99.7%、第2弾は2万2,788冊を販売し、換金率は99.8%、それによりまして、市内での利用額は4億4,660万円余でございます。 ページをおめくりいただきまして、185ページ下段の観光誘客宣伝事業は、
立山黒部アルペンルートを中心とした各種の観光宣伝誘客及び観光振興事業に要した事業費でございますが、昨年度は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、経済的に損失を受けた旅行事業者などへの支援策としまして、187ページとなりますが、市プロモーション委員会負担金の宿泊キャンペーン、満喫クーポンの販売をそれぞれ2回実施しております。宿泊キャンペーンの利用者は延べ2万5,700名余、満喫クーポンの購入は9万9,925枚でございます。 このほか、観光資源活用事業では、ページをめくっていただきまして、189ページの観光施設支援金については、経済損失を受けた65事業者に、その下の2次交通対策事業のバス事業者支援金につきましては、市内5事業者に対し支援を行っております。 続いて、196、197ページを御覧ください。 款8土木費は、前年度比9.3%減の16億3,915万5,000円でございます。翌年度繰越額は、仁科三湖周辺整備事業など8事業でございます。 土木費の主なものは、項2道路橋梁費では、205ページ上段、繰越明許費道路新設改良事業、市道大町鹿島線につきまして、平成26年度着手の総延長約1キロメートルの道路拡幅及び歩道新設改良工事でございまして、昨年度これは完了しております。 その下の災害対策事業でございますが、大型除雪ドーザ2台を購入し受託者に貸与しているほか、待機補償料、機械管理料などを委託料に盛り込み、事業者の負担軽減を図り、冬季間の道路環境の維持に努めております。 また、項4都市計画費では、209ページ上段の昨年度から事業着手しましたコンパクトシティ形成事業、211ページとなりますが、安心・安全住宅リフォーム支援事業などでございます。リフォーム支援事業の昨年度の申請件数は167件、補助対象となった工事の総額は1億9,800万円余となり、経済波及効果は約7倍でございます。 次に、212、213ページを御覧ください。 款9消防費は、前年度比6.4%減の5億5,122万4,000円で、主なものは、217ページ、消防施設整備事業で、積載車車庫の新設及びポンプ車1台の購入費などでございまます。 次に、218、219ページを御覧ください。 款10教育費は、32.9%減の14億2,258万7,000円でございます。教育費の主なものにつきましては、項1教育総務費では、223ページの下段になりますが、GIGAスクール事業、項2小学校費では、次のページ中段となりますが、大町西小学校高学年棟のトイレ洋式化工事ほか、項5保健体育費では、ページ飛びますが、253ページの最下段のおいしい給食費の賄材料費や委託料などが主なものでございます。 次に、258、259ページを御覧ください。 災害復旧費は、11.8%増の5,444万5,000円、用地協議、工法検討等のため、一部を翌年度へ繰り越しております。 次に、260、261ページを御覧ください。 公債費につきましては、前年度比4.1%増の14億635万1,000円でございます。 262ページは、実質収支に関する調書でございます。実質収支額は、昨年度に比べ2億2,937万9,000円増の6億7,176万3,000円となります。 議案第58号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第59号 令和2年度大町市
国民健康保険特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 令和2年度の国保の加入状況でございますが、世帯数は3,992世帯で、市全世帯の33.6%を占めておりますが、前年度比47世帯減少となりました。また、被保険者数は6,172人で、人口の23.2%で、前年度に比べ98人減少いたしました。被保険者が減少した主な要因としましては、市全体の人口減少と75歳に到達した方が後期高齢者医療に移行したことによります。 決算書2ページ、3ページを御覧ください。 初めに、事業勘定でございます。 歳入合計は、前年度比3.1%減の29億3,438万9,000円でございます。不納欠損額は、552万1,000円、前年度比53.3%の減、また、収入未済額は、5,513万8,000円、前年度比6.2%の減となっております。 4ページ、5ページを御覧ください。 歳出合計は、前年度比3.3%減の29億948万6,000円でございます。 6ページになりますが、歳入歳出差引残額は2,490万3,000円となり、翌年度にこれを繰越しいたします。 次に、歳入歳出決算事項別明細書について御説明申し上げます。 8ページ、9ページを御覧ください。 歳入でございますが、款1の国民健康保険税は、前年度比3.3%減の5億882万9,000円、収納率につきましては89.6%で、前年度比0.6ポイント上昇しております。不納欠損額は548万8,000円でございます。 次のページを御覧ください。 款4の県支出金は、前年度比1.8%減の21億4,975万2,000円で、普通交付金が主なものでございます。 款6繰入金は、前年度比13.2%減の2億1,312万4,000円で、保険基盤安定繰入金が主なものでございます。 次に、16、17ページを御覧ください。 歳出でございます。 款1の総務費は、前年度比4.4%増の2,167万4,000円で、共同処理事務委託料などが主なものでございます。 次のページを御覧ください。 款2の保険給付費は、20億5,149万6,000円、前年度比4.1%の減となり、1人当たりの医療費は速報値で39万2,664円と、前年度より1,359円の増となっております。 次のページの下段を御覧ください。 款3の国民健康保険事業費納付金は、前年度比11.1%減の6億8,491万6,000円でございます。主なものは、項1の医療給付費分と、次のページ、項2の後期高齢者支援金等分でございます。 26、27ページを御覧ください。 款7の基金積立金は、国民健康保険財政調整基金への積立てでございます。これによりまして、同基金の決算年度末現在高は3億3,964万2,000円となりました。 30ページを御覧ください。 実質収支に関する調書でございます。実質収支額は2,490万3,000円となりました。 続きまして、32、33ページを御覧ください。 八坂診療所直診勘定でございます。 令和2年度の診療状況につきましては、診療日数が233日、年間延べ患者数は2,694人、前年度と比較いたしますと637人の減でございます。 歳入合計は、前年度比3.7%増の5,860万8,000円でございます。 34、35ページを御覧ください。 歳出合計は、2.4%増の5,662万2,000円でございます。 36ページになりますが、歳入歳出差引残高は198万5,000円となり、翌年度にこれを繰越しいたします。 38、39ページを御覧ください。 歳入歳出決算事項別明細書を御説明申し上げます。 最初に、歳入でございますが、款1の診療収入は、2,432万1,000円、前年度比19.1%の減でございます。 次のページを御覧ください。 款3繰入金は、3,265万5,000円で、収支不足を補填する一般会計繰入分とへき地診療所運営費分等の事業勘定繰入金でございます。 次に、歳出でございます。 42、43ページを御覧ください。 款1の総務費は、前年度比4.7%増の4,106万2,000円で、主なものは、診療所人件費のうち、節12の診療所管理運営業務委託料でございます。 次のページを御覧ください。 款2の医業費は、1,560万円で、医薬材料費のほか、新たに超音波画像診断装置を購入し、診察の質の向上と疾患の早期発見を図ります。 次のページは、実質収支に関する調書でございます。実質収支額は198万6,000円となりました。 続いて、美麻診療所直診勘定について御説明申し上げます。 次のページを御覧ください。 令和2年度の診療状況につきましては、診療日数が238日、年間延べ患者数は1,808人でございます。前年に比べますと、185人の増でございます。 歳入でございますが、歳入合計は、前年度比18.5%増の4,168万3,000円でございます。 次のページを御覧ください。 歳出合計は、前年度比16%増の3,857万3,000円でございます。 次のページになりますが、歳入歳出差引残額は310万9,000円となり、翌年度にこれを繰越しいたします。 次に、歳入歳出事項別明細書を御説明いたします。 54、55ページを御覧ください。 歳入でございます。 款1の診療収入は、1,821万9,000円で、前年度比18.8%の増でございます。 次のページを御覧ください。 款3の繰入金は、2,100万2,000円で、八坂診療所直診勘定と同様に、収支不足を補填する一般会計繰入金とへき地診療所運営費分等の事業勘定繰入金でございます。 次のページを御覧ください。 歳出でございます。款1の総務費は、前年度比23.6%増の3,092万4,000円で、主なものは、診療所人件費のうち、職員の給料等でございます。 次のページを御覧ください。 項2の医業費は、前年度と比較しまして7.3%減の764万9,000円で、主なものは医薬材料費でございます。 62ページを御覧ください。 実質収支に関する調書でございます。実質収支額は311万円となりました。 議案第59号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第60号 令和2年度大町市
後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 令和2年度末におけます後期高齢者医療制度の被保険者は5,650人でございます。 2、3ページを御覧ください。 歳入でございます。歳入総額は、前年度比1.5%増の3億9,680万8,000円でございます。 4、5ページを御覧ください。 歳出総額は、前年度比1.7%増の3億9,600万3,000円でございます。 したがいまして、6ページになりますが、歳入歳出差引残額は80万4,000円となり、これを翌年度に繰越しいたします。 次に、歳入歳出決算事項別明細書について御説明申し上げます。 8ページ、9ページを御覧ください。 歳入でございますが、款1の後期高齢者医療保険は、3億100万1,000円、前年度比4.3%の増で、内訳は、特別徴収保険料が2億1,494万6,000円、普通徴収保険料が8,605万5,000円となっております。年金から徴収いたします特別徴収につきましては、年度末被保険者数が4,754人、納付書や口座振替による普通徴収については、年度末被保険者が786人、普通徴収の納入率は前年度比1.96%増の99.23%となっております。 款3の繰入金は9,361万円で、内訳については記載のとおりでございます。 次に、12、13ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1の総務費は、231万4,000円で、保険料徴収経費でございます。 款2の後期高齢者医療広域連合納付金は、3億9,368万9,000円で、これにつきましては、実際に徴収した保険料徴収分と一般会計から繰り入れた保険料軽減分を広域連合に納付したものでございます。 14ページを御覧ください。 実質収支に関する調書でございます。実質収支額は80万5,000円となりました。 議案第60号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第61号 令和2年度大町市
公営簡易水道事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 公営簡易水道事業は、八坂地区、美麻地区における簡易水道施設の維持管理や機械設備等の更新及び老朽管の布設替えが主な事業となっております。 令和2年度末の給水人口は1,604人で、前年度比51人、3.1%の減となりました。また、有収水量は17万4,008立方メートルで、前年度比1万1,968立方メートル、6.4%の減でございます。 それでは、2ページ、3ページを御覧ください。 歳入合計は、前年度比2.4%減の1億9,693万円でございます。不納欠損額は8万8,000円、収入未済額は44万円となりました。 次のページを御覧ください。 歳出合計は、前年度比2.3%減の1億8,528万5,000円でございます。翌年度繰越額は1,738万2,000円でございます。 次のページを御覧ください。 この結果、歳入歳出差引金額は1,164万4,000円で、これを翌年度繰越しいたします。 8ページ、9ページを御覧ください。 歳入歳出決算事項別明細書について御説明申し上げます。 歳入でございますが、款1使用料及び手数料は、4,087万5,000円で、前年度比4.6%の減でございます。 款3繰入金は、一般会計からの繰入金1億1,337万3,000円、前年度比1.3%の増でございます。 次のページを御覧ください。 款6の市債は、2,640万円、前年度とほぼ同額で、建設改良事業に伴う簡易水道債でございます。 12、13ページを御覧ください。 歳出でございますが、款1の総務費は、6,919万9,000円、前年度比1.3%の減となりました。項1一般管理費は、職員人件費のほか、水道検針業務委託料などが主なものでございます。項2施設管理費は、水道施設の電気料や修繕費、次のページになりますが、水質検査業務などの委託料が主なものとなっております。 項2建設改良費は、5,430万8,000円、前年度比6.2%の減で、機械・電気設備更新工事が主なものでございます。 款3公債費は、前年度比0.1%増の6,177万7,000円でございます。 なお、令和2年度末の起債償還残額は4億8,313万9,000円となります。 16ページは、実質収支に関する調書でございます。実質収支額は1,146万3,000円でございます。 以上、4議案について御説明申し上げましたが、よろしく御審議の上、認定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 次に、議案第62号から議案第65号までについて、提案理由の説明を求めます。建設水道部長。 〔建設水道部長(古平隆一君)登壇〕
◎建設水道部長(古平隆一君) ただいま議題となりました議案第62号から第65号の4議案につきまして、順次御説明申し上げます。 なお、地方公営企業法適用事業の会計につきましては、決算関係報告書のうち、予算と決算の対比は消費税込みの額で表示し、損益計算書ほか財務諸表関係は、消費税抜きの額で表示してございます。 また、説明の際、金額につきましては1,000円未満切捨てとさせていただきますので、御了承願います。 最初に、議案第62号 令和2年度大町市水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 公営企業会計決算書、水道事業会計の14ページをお開きいただき、令和2年度事業報告書を御覧ください。 1の概況、総括事項でございます。 近年の有収水量は、給水人口の減少や節水社会の進展による減少傾向にございますが、大規模宿泊施設の開業や
新型コロナウイルス感染症に伴う外出機会の減少から使用量が増加し、給水収益は前年度を上回ることとなりました。また、飲料水製造工場への水道原水供給事業につきましては、堅調に推移しており、重要な収益源となっております。 次に、イの改良事業の状況につきましては、市道東西海ノ口中線送水管新設工事のほか、耐震化を伴う送配水管の布設替工事を行い、本年度末における管の総延長は35万8,621.2メートルとなっております。 次に、ロの供給状況ですが、有収水量は、266万2,404立方メートルで、前年度と比べ1.2%の増、また、給水人口につきましては、2万4,562人で、前年度と比べ316人の減少となりました。 15ページ、ハの財政状況につきましては、この後、決算報告書にて御説明をさせていただきます。 ページをお戻りいただき、2ページ、3ページを御覧ください。 決算報告書でございます。 1の収益的収入及び支出のうち収入につきまして、第1款水道事業収益の決算額は、5億6,738万7,000円で、前年度と比べ0.4%の増、また、支出につきまして、第1款水道事業費用の決算額は、4億4,358万8,000円で、前年度と比べ1.4%の減でございます。 続きまして、4ページから5ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきまして、第1款資本的収入の決算額は、171万5,000円で、前年度と比べ73.5%の減、また、支出につきまして、第1款資本的支出の決算額は、2億5,238万6,000円で、前年度と比べ27.7%の減となっております。 第2項公債費は、1億4,959万5,000円で、企業債の明細につきましては、30ページ、31ページに記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 収支につきましては、ページ最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額2億5,067万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と当年度分損益勘定留保資金及び減債積立金で補填をいたしました。 続きまして、6ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益は4億2,288万6,000円、2の営業費用は3億7,696万7,000円で、収益から費用を差し引いた営業利益は4,591万8,000円でございます。 3の営業外収益は9,851万3,000円、4の営業外費用は2,832万1,000円で、ページ最下段になりますが、経常利益は1億1,611万円を計上することができました。この経常利益に、7ページ、5の特別利益を加え、6の特別損失を引いた結果、当年度純利益は1億1,509万7,000円となり、前年度と比べ17.1%の増でございます。この当年度純利益に、その他未処分利益剰余金変動額5,580万1,000円を加え、当年度未処分利益剰余金は1億7,089万9,000円となりました。 なお、8ページ、9ページの剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続きまして、10ページを御覧ください。 剰余金処分計算書案につきまして御説明申し上げます。 利益剰余金のうち、当年度末の未処分は1億7,089万9,000円で、この剰余金の処分につきましては、今後も老朽化した水道管の布設替えや施設整備などへの必要な投資が見込まれますことから、当年度純利益分1億1,509万7,000円を建設改良積立金に積み立て、5,580万1,000円は自己資本金に組入れするもので、この処分につきまして、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、11ページ、貸借対照表を御覧ください。 資産の部の資産合計につきましては、ページ最下段になりますが、69億3,661万7,000円でございます。 次に、12ページ、負債の部を御覧ください。 最下段になりますが、負債合計は26億2,231万1,000円、また、13ページ、資本の部は、下から2段目になりますが、資本合計は43億1,430万5,000円でございます。負債と資本の合計は、ページ最下段になりますが、69億3,661万7,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、21ページにはキャッシュ・フロー計算書、22ページから26ページにかけまして収益費用明細書、28ページ以降は固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 議案第62号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第63号 令和2年度大町市
温泉引湯事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 初めに、事業報告より御説明いたします。 50ページを御覧ください。 1の概況、総括事項でございます。 当事業は、平葛地籍の源泉から温泉を集め、集中管理施設から上原の分湯施設まで約7.8キロメートルの引湯を行うもので、温泉の長期安定供給に努めております。 イの改良事業の状況でございますが、平高瀬入の市道におきまして、引湯管の布設替工事を実施いたしました。 次に、ロの供給状況につきましては、計8者に対し、毎分1,068リットルの温泉を供給いたしました。 ハの財政状況につきましては、この後、決算報告書にて御説明をさせていただきます。 ページをお戻りいただき、38ページから39ページ、決算報告書を御覧ください。 1の収益的収入及び支出のうち収入につきまして、第1款温泉引湯事業収益の決算額は、6,857万8,000円で、前年度と比べ3.3%の減、また、支出につきまして、第1款温泉引湯事業費用の決算額は、5,644万7,000円で、前年度と比べ9.6%の増でございます。 続いて、40ページ、41ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきましては、当年度において収入はなく、支出につきましては、第1款資本的支出の決算額は、1,255万1,000円で、前年度と比べ71.8%の減でございます。収支につきましては、最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額1,255万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と当年度分損益勘定留保資金及び建設改良積立金で補填をいたしました。 続きまして、42ページの損益計算書を御覧ください。 1の営業収益は6,218万5,000円、2の営業費用は5,136万4,000円で、収益から費用を差し引いた営業利益は1,082万円でございます。 3の営業外収益は16万9,000円、最下段になりますが、経常利益は1,098万9,000円を計上することができました。 43ページにまいりますが、当年度純利益は経常利益と同額となり、前年度と比べ28.5%の減でございます。 この当年度純利益に、その他未処分利益剰余金変動額67万4,000円を加え、当年度未処分利益剰余金は1,166万4,000円となりました。 44ページ、45ページの剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続きまして、46ページ、47ページを御覧ください。 剰余金処分計算書案につきまして御説明申し上げます。 利益剰余金のうち、当年度末の未処分は1,166万4,000円で、この剰余金の処分につきましては、引き続き老朽化した引湯管の布設替えや施設の整備等が見込まれますことから、利益剰余金のうち当年度純利益分1,098万9,000円を建設改良積立金に積み立て、67万4,000円は自己資本金に組入れするもので、この処分について、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、48ページ、貸借対照表を御覧ください。 資産の部の資産合計につきましては、ページ最下段になりますが、4億1,159万5,000円でございます。 49ページ、負債の部を御覧ください。 ページ中ほどになりますが、負債合計は1,737万2,000円でございます。資本の部の資本合計は、ページ下段から2段目、3億9,422万2,000円でございます。負債と資本の合計は、ページ最下段になりますが、4億1,159万5,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、52ページにはキャッシュ・フロー計算書、53ページから55ページは収益費用明細書、56ページ以降は固定資産明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 議案第63号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第64号 令和2年度大町市
公共下水道事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 73ページ、公共下水道事業報告書を御覧ください。 1、概況の総括事項でございます。 当事業は、令和2年度末現在、全体計画面積の約89%に当たる1,141.7ヘクタールの整備が完了しております。また、大町
浄水センターは供用開始から24年が経過し、令和2年度から下水道施設全体の維持管理の最適化を目的としましたストックマネジメント全体計画策定に着手をしており、3年度以降、具体的な対策内容を検討し、健全な施設更新を進めてまいります。 次に、イの改良事業の状況につきましては、宅地造成等に伴う環境整備や新規公共ますの設置、また、国・県道路改良事業に伴います公共ますの移転工事等を行っております。 次に、ロの処理状況でございますが、有収水量は174万9,574立方メートルで、前年度と比べ3.4%の増となりました。この要因は水道事業同様、大規模宿泊施設の開業や新型コロナウイルスの感染症に伴う外出機会の減少に伴うものと分析をしております。また、水洗化率は73.7%となっておりますが、引き続き水洗化促進施策に取り組んでまいります。 74ページのハの財政状況につきましては、この後、決算報告書にて御説明をさせていただきます。 ページをお戻りいただき、64ページ、65ページの決算報告書を御覧ください。 1の収益的収入及び支出のうち収入につきまして、第1款下水道事業収益の決算額は、14億422万9,000円で、前年度と比べ24.8%の増、また、支出につきまして、第1款下水道事業費用の決算額は、10億6,802万4,000円で、前年度と比べ5.3%の増となっております。 続いて、66ページ、67ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきまして、第1款資本的収入の決算額は、3億5,824万9,000円で、前年度と比べ5.8%の増、また、支出につきまして、第1款資本的支出の決算額は、7億5,760万9,000円で、前年度と比べ4.4%の減となっております。 また、第2項企業債償還金の決算額は、6億6,223万9,000円で、企業債の明細につきましては84ページから93ページに記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 収支につきましては、ページ最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3億9,935万9,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と当年度分損益勘定留保資金及び減債積立金を補填いたしました。 続いて、68ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益は3億5,583万8,000円となり、2の営業費用は8億595万7,000円で、収益から費用を差し引いた営業損失は4億5,011万8,000円でございます。 3の営業外収益は7億9,306万4,000円、4の営業外費用は1億6,190万7,000円で、経常利益は1億8,103万7,000を計上することができました。この経常利益に5の特別利益を加え、6の特別損失を引いた結果、当年度純利益は3億3,461万8,000円となり、前年度と比べ2億3,500万円余の増額となりました。 これに関しましては、一般会計からの繰入金につきまして、平成26年度から元年度までの収益化が行われていなかったことが要因としまして、今回の決算において一括計上としたものでございます。 詳細につきましては、明後日開催されます全員協議会におきまして御説明をさせていただきます。 この当年度純利益に、その他未処分利益剰余金変動額8,803万2,000円を加え、当年度未処分利益剰余金は4億2,265万円となりました。 69ページ上段、剰余金計算書の説明は省略とさせていただきます。 続きまして、同ページ下段の剰余金処分計算書案につきまして御説明をいたします。 利益剰余金のうち、当年度末の未処分は4億2,265万円で、この剰余金の処分につきましては、当事業における企業債の未償還残高が79億3,275万円ほどあり、今後、令和33年度まで償還が続く見込みであるため、1億8,084万4,000円を減債積立金に積み立て、2億4,180万6,000円は自己資本金に組入れするもので、この処分について、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、70ページの貸借対照表を御覧ください。 資産の部につきましては、71ページになりますが、資産合計は176億2,634万1,000円でございます。 負債の部につきましては、ページをおめくりいただき、72ページ、負債合計は150億6,481万5,000円でございます。 資本の部は、ページ下から2段目になりますが、資本合計は25億6,152万6,000円でございます。 また、負債と資本の合計は、ページ最下段になりますが、176億2,634万1,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、78ページにキャッシュ・フロー計算書、79ページから81ページに収益費用明細書、82ページ以降は固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございます。説明は省略とさせていただきます。 議案第64号につきましては以上でございます。 続きまして、議案第65号 令和2年度大町市
農業集落排水事業会計剰余金の処分及び決算の認定につきまして御説明申し上げます。 初めに、106ページの事業報告書を御覧ください。 1の概況の総括事項でございます。 当事業は、供用面積59.8ヘクタール、水洗化率は92%となっております。 次に、イの改良事業の状況につきましては、八坂切久保処理場における機能強化対策工事や新規公共ますの設置工事を行っております。 次に、ロの処理状況ですが、有収水量は6万9,773立方メートルで、前年度と比べ2.8%の増となりました。この要因としましては、
新型コロナウイルス感染症に伴う外出機会の減少に伴うものと分析をしております。 107ページ、ハの財政状況につきましては、この後、決算報告書にて御説明をさせていただきます。 ページをお戻りいただき、98ページ、99ページの決算報告書を御覧ください。 1の収益的収入及び支出うち収入につきまして、第1款下水道事業収益の決算額は、1億4,688万円で、前年度と比べ31.2%の増、また、支出につきまして、第1款下水道事業費用の決算額は、9,357万8,000円で、前年度と比べ1.5%の増でございます。 100ページ、101ページを御覧ください。 2の資本的収入及び支出のうち収入につきまして、第1款資本的収入の決算額は、6,193万7,000円で、前年度と比べ292.6%の増、支出につきましては、第1款資本的支出の決算額は、1億1,859万9,000円で、前年度と比べ80.3%の増となっております。 第2項企業債償還金の決算額は、6,688万5,000円で、この明細につきましては、114ページから117ページに記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 収支につきましては、ページ最下段に記載してございますが、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額5,666万1,000円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額と当年度分損益勘定留保資金及び減債積立金で補填をいたしました。 次に、102ページ、損益計算書を御覧ください。 1の営業収益は1,369万9,000円、2の営業費用は7,986万円で、営業損失は6,616万円でございます。 3の営業外収益は1億371万8,000円、4の営業外費用は1,237万1,000円となり、経常利益は2,518万6,000円を計上することができました。この経常利益に5の特別利益を加え、6の特別損失を引いた結果、当年度純利益は5,323万1,000円となり、前年度と比べ3,347万円余の増となりました。 こちらに関しましても、公共下水道事業同様、一般会計からの繰入金が平成26年度から収益化が行われていなかったことが要因としまして、今回の決算におきまして一括計上したものでございます。 この当年度純利益に、その他未処分利益剰余金変動額1,934万4,000円を加え、当年度未処分利益剰余金は7,257万5,000円となりました。 103ページにまいりまして、上段、剰余金計算書の説明につきましては省略とさせていただきます。 続きまして、ページ下段、剰余金処分計算書案につきまして御説明申し上げます。 利益剰余金のうち、当年度末の未処理分は7,257万5,000円で、この剰余金の処分につきましては、当事業における企業債の未償還残高が4億100万円ほどあり、今後、令和33年度までの償還が続く見込みのため、利益剰余金のうち2,513万8,000円を減債積立金に積み立て、4,743万6,000円は自己資本金に組入れするもので、この処分について、議会の議決をお願いするものでございます。 続きまして、104ページの貸借対照表を御覧ください。 資産の部の資産合計は、最下段になりますが、18億4,753万9,000円でございます。 105ページ、負債の部につきましては、負債合計は、ページ中ほどになりますが、10億8,830万6,000円、資本の部は、ページ下から2段目になりますが、資本合計7億5,923万3,000円でございます。負債と資本の合計は、ページの最下段になりますが、18億4,753万9,000円となり、先ほどの資産合計と同額となります。 なお、109ページにキャッシュ・フロー計算書、110ページ、111ページに収益費用明細書、112ページ以降、固定資産明細書、企業債明細書、月別営業収益一覧表を記載してございますが、説明は省略とさせていただきます。 以上、議案第62号、63号、64号及び65号につきまして御説明申し上げましたが、御審議の上、御可決及び御承認賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 日程第5の途中でありますが、ここで2時25分まで休憩といたします。
△休憩 午後2時07分
△再開 午後2時25分
○議長(二條孝夫君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 議案第66号について、提案理由の説明を求めます。病院事務長。 〔病院事務長(川上晴夫君)登壇〕
◎病院事務長(川上晴夫君) ただいま議題となりました議案第66号 令和2年度大町市病院事業会計決算の認定につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。 決算報告書のうち、予算と決算の対比は消費税込みの金額で表示し、損益計算書などの財務諸表関係につきましては、消費税抜きの金額により表示しております。 122、123ページを御覧ください。 決算報告書でございます。 収益的収入でございますが、款1病院事業収益の決算額は、52億810万7,000円で、前年度と比較して4.1%の増でございます。収益的支出は、第1款病院事業費用の決算額46億4,790万8,000円で、前年度と比較して0.3%の減でございます。 なお、収入及び支出の内容につきましては、後ほど収益費用明細書で御説明いたします。 次のページを御覧ください。 第1款資本的収入の決算額は、8億2,618万5,000円で、前年度と比較して12.8%の増でございます。このうち、第7項他会計借入金は、一般会計からの長期借入金でございます。 支出は、第1款資本的支出の決算額が8億501万3,000円で、前年度と比較して9.9%の増でございます。このうち、第1項建設改良費は、病院情報システム及び医療機器の更新に係るものでございます。 資本的収入額が資本的支出額に対して不足する82万8,000円につきましては、前年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額で補填いたしました。 続いて、126ページの損益計算書を御覧ください。 1の医業収益は合計39億8,645万2,000円で、2の医業費用は44億6,896万8,000円となり、差引き4億8,251万6,000円の医業損失となっております。 3の医業外収益は12億288万9,000円で、4の医業外費用は1億9,292万9,000円となり、この結果、最下段の経常利益は5億2,744万3,000円を計上することとなりました。 また、経常利益に127ページの特別損益を合わせた当年度の純利益は5億1,556万8,000円となり、前年度と比較して2億3,000万円余の増となりました。 128、129ページの剰余金計算書を御覧ください。 資本剰余金は、土地購入の元金償還に対する市費繰入金を加え、年度末の残高は5億7,312万1,000円となりました。利益剰余金は、繰越欠損金で、当年度の純利益額を加え、年度末の残高は16億7,814万7,000円となりました。 次の130ページは、欠損金処理計算書でございますが、欠損金の処理をしておりませんので、当年度未処理欠損金をそのまま翌年度に繰越しをしております。 131ページの貸借対照表を御覧ください。 資産の部の資産合計は、最下段になりますが、69億5,036万3,000円で、主なものは、土地、建物、医療器械などの1、固定資産や現金預金、未収金などの2、流動資産の合計でございます。 132ページの負債の部を御覧ください。 中ほどになりますが、負債合計は73億6,417万2,000円で、主なものは、企業債や退職給付引当金などの3、固定負債、一時借入金や企業債などの4、流動負債、5の繰延収益の合計でございます。 132ページ下段の資本の部は、先ほど御説明申し上げました剰余金計算書のとおりでございます。負債の部と資本の部の合計は69億5,036万3,000円で、先ほどの資産合計と同額になります。 133ページからは病院事業報告書でございます。 主な概要につきまして御報告いたします。 大町市病院事業会計は、経営健全化計画に位置づけた収益増加とコスト削減の方策に取り組み、収支改善目標の達成に努めましたが、令和2年度は、コロナウイルス感染症の影響による受診控えなどにより患者数が減少したことから、健全化計画における目標値の達成には至りませんでした。 収益では、平成30年7月から許可病床数を199床に変更したことに伴い、新たに施設基準を取得したことや、救急患者の積極的な受入れなどにより診療報酬上の機能評価係数を向上させる取組を進めたことなどから、診療単価は上昇しましたが、患者数の減少により、営業収益は前年度と比較して2億3,000万円の減収となりました。しかし、医業外収益として、
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金による経費補填などもあり、2年度決算は前年度と比較して2億1,000万円余の増加となりました。 一方、費用は、職員協力の下、緊急的な措置として給与費の削減を継続したほか、委託料や材料費などの減により、医業費用は前年度と比較して2,000万円以上の削減となりました。 これらにより、経常損益、純損益ともに、前年度と比較して2億円を超える利益を計上いたしました。 また、資本的収入及び支出においては、補助金を活用し、コロナ対策に対応した医療機器等の整備を図りました。 一時借入金は、一般会計から長期借入金を受けられたこともあり、本年度末残高が前年度から5億円減少しました。また、資金不足比率は年度末において解消が図られました。 次に、患者等の状況でございますが、延べ人数は、入院が5万8,556人で、外来は9万1,506人であり、前年度と比較すると、入院は8.2%、外来は9.5%のそれぞれ減となっております。 136ページの議会議決事項から141ページのキャッシュ・フロー計算書につきましては、後ほど御覧をいただきたいと思います。 142ページからの収益費用明細書を御覧ください。 収益の部では、款1項1医業収益が39億8,645万2,000円で、コロナウイルスの影響などにより、前年度と比較して5.6%の減となっております。 項2目2他会計補助金2億7,015万2,000円、目3他会計負担金1億9,132万7,000円は、総務省が定める繰出基準に基づき、基礎年金拠出金や起債償還利子、医師確保に関する費用などに係る繰入金でございます。 項2目5国県補助金5億1,266万2,000円は、コロナウイルス補助金ほかであります。 次に、143ページの費用の部では、款1項1医業費用が44億6,896万8,000円で、前年度と比較して0.6%の減となりました。 項1目1給与費は、合計29億7,745万8,000円で、医師数の増加などにより、前年度と比べ2.0%の増となっております。目2材料費は、5億6,412万2,000円で、患者数の減などにより、前年度と比べ4.5%の減となっております。 144ページの目3経費は、5億7,245万9,000円で、前年度に比べ2.8%の減でございます。 主なものは、節14賃借料1億584万7,000円の医療器械や職員住宅などの借上料のほか、節16委託料2億4,256万円は、施設管理業務などの外部委託に係る経費でございます。 目4減価償却費は、3億1,061万1,000円で、前年度と比べ9.4%の減となりました。 次のページを御覧ください。 項2医業外費用は、総額で1億9,292万9,000円でございますが、主なものは企業債の利息でございます。 146ページ以降につきましては、固定資産明細書、企業債明細書などでございますが、後ほど御覧をいただきたいと存じます。 以上、議案第66号につきまして御説明申し上げましたが、御審議の上、御認定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(二條孝夫君) 以上で、議案第58号から議案第66号までの提案説明が終わりました。 ここで、お諮りします。日程第5の途中でありますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、本日はこれにて延会といたします。 大変御苦労さまでした。
△延会 午後2時36分...