岡谷市議会 > 2023-03-20 >
03月20日-07号

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  1. 岡谷市議会 2023-03-20
    03月20日-07号


    取得元: 岡谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-17
    令和 5年  3月 定例会(第1回)          令和5年第1回岡谷市議会定例会会議録議事日程(第7号)                  令和5年3月20日(月)午前9時30分開議 日程第1 議案第15号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例 日程第2 議案第16号 岡谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第17号 岡谷市子ども・子育て支援審議会条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第18号 岡谷市福祉タクシー運行利用条例の一部を改正する条例 日程第5 議案第19号 岡谷市国民健康保険条例の一部を改正する条例 日程第6 議案第20号 岡谷市空き家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例 日程第7 議案第21号 岡谷市都市公園条例の一部を改正する条例 日程第8 議案第22号 岡谷市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 日程第9 議案第23号 岡谷市都市公園の指定管理者の指定の変更について 日程第10 議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算 日程第11 議案第25号 令和5年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 日程第12 議案第26号 令和5年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 日程第13 議案第27号 令和5年度岡谷市分収造林事業特別会計予算 日程第14 議案第28号 令和5年度岡谷市霊園事業特別会計予算 日程第15 議案第29号 令和5年度岡谷市温泉事業特別会計予算 日程第16 議案第30号 令和5年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第17 議案第31号 令和5年度岡谷市湊財産区一般会計予算 日程第18 議案第32号 令和5年度岡谷市水道事業会計予算 日程第19 議案第33号 令和5年度岡谷市下水道事業会計予算 日程第20 議案第34号 令和5年度岡谷市病院事業会計予算 日程第21 議案第35号 岡谷市議会の個人情報の保護に関する条例 日程第22 議案第36号 岡谷市議会の議員の議員報酬等の特例に関する条例 日程第23 議案第37号 安全保障3文書の閣議決定に抗議し撤回を求める意見書---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(17名)     1番  小松 壮議員     2番  田村みどり議員     3番  浜 幸平議員     4番  吉田 浩議員     5番  中島秀明議員     6番  今井康善議員     7番  今井義信議員     8番  中島保明議員     9番  早出すみ子議員   11番  武井友則議員    12番  渡辺太郎議員    13番  早出一真議員    14番  藤森博文議員    15番  笠原征三郎議員    16番  大塚秀樹議員    17番  山崎 仁議員    18番  遠藤真弓議員欠席議員(1名)    10番  今井秀実議員---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長       今井竜五君     副市長      小口道生君 教育長      岩本博行君     企画政策部長   酒井吉之君 総務部長     藤澤 正君     市民環境部長   百瀬邦彦君 健康福祉部長   帯川豊博君     建設水道部長   小口浩史君 教育部長     白上 淳君     教育担当参事   両角秀孝君 病院事業管理者  天野直二君     事務部長     城田 守君 会計管理者    小口典久君     選挙管理委員会監査委員事務局長                             矢崎義人君 企画課長     仲田健二君     秘書広報課長   宮澤俊一君 総務課長     小松秀尊君     財政課長     岡本典幸君---------------------------------------事務局職員出席者 局長       中村良則      次長       宮澤 輝 統括主幹兼庶務主幹事務取扱      議事主幹     金子 郷          三村田 卓 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○議長(小松壮議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △岡谷市固定資産評価審査委員会委員の挨拶 ○議長(小松壮議員) この際、2月24日に選任同意されました岡谷市固定資産評価審査委員会委員の向山 宏委員に登壇して御挨拶をお願いいたしたいと思います。 向山 宏委員、御挨拶をお願いいたします。     〔岡谷市固定資産評価審査委員会委員 向山 宏君 登壇〕 ◎岡谷市固定資産評価審査委員会委員(向山宏君) おはようございます。 ただいま紹介いただきました向山 宏でございます。 貴重なお時間をいただきまして、一言ですが、御挨拶させていただきます。 このたび岡谷市固定資産評価審査委員の選任に当たりまして、皆様方からの御同意をいただき、誠にありがとうございました。引き続きまして、固定資産評価審査委員会の運営、それから審理に当たりまして、市民の目線に立って公正、適正な審理を行い、また、納税者の皆様方の信頼を回復すべく努力してまいる所存でございますので、どうぞ皆様方におかれましても一層の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単でございますが、挨拶とさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △岡谷市教育委員会委員の挨拶 ○議長(小松壮議員) 次に、同じく2月24日、選任同意されました岡谷市教育委員会委員太田博久委員、林 慎太郎委員に御一緒に登壇して、それぞれ御挨拶をお願いいたしたいと思います。 太田博久委員、林 慎太郎委員、御挨拶をお願いいたします。     〔岡谷市教育委員会委員 太田博久君・林 慎太郎君 登壇〕 ◎岡谷市教育委員会委員(太田博久君) 皆様、おはようございます。 このたび岡谷市教育委員会委員の選任に御同意をいただきました太田博久でございます。 もとより微力ではございますけれども、職責の重さを自覚をして、岡谷市教育行政の発展のために最善の努力をいたす所存でございます。皆様方には格別の御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げまして、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手) ◎岡谷市教育委員会委員(林慎太郎君) 皆様、おはようございます。 このたび岡谷市教育委員会委員の選任に御同意いただきました林 慎太郎と申します。 教育という、地域にとって非常に大事な責任を負わせていただくこととなりました。微力ではございますが、精いっぱい努力させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △議案第15号~議案第34号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第1 議案第15号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例から日程第20 議案第34号 令和5年度岡谷市病院事業会計予算までの20議案を一括議題といたします。 各議案はそれぞれの担当委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員会担当議案について一括報告をお願いいたします。 総務委員長。     〔総務委員長 田村みどり議員 登壇〕 ◆総務委員長(田村みどり議員) おはようございます。2番 田村みどりです。 総務委員会に審査付託された議案につきまして、3月13日、14日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 初めに、議案第16号 岡谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第22号 岡谷市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算中、総務委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、歳出について、各担当の主要事業及び執行体制の主な点について説明がありました。 まず、企画政策部においては、令和5年度は第5次岡谷市総合計画前期基本計画の最終年度であることから、前期5年間の総仕上げ、また、後期基本計画となる次の5年間を見据えた施策、事業をこれまで以上に積極的かつ効果的に進めるため、庁内部署の総合調整を図ってまいりたいとのことであります。 主要事業としては、ゼロカーボンシティの実現に向けた各区公会所等照明設備LED化促進事業、国の登録有形文化財であり、岡谷市及び市の貴重な財産であります旧市役所庁舎を確実に後世へ継承していくための旧岡谷市役所庁舎保全事業、自治体DXの推進やふるさと寄附金の寄附促進を図るとともに、移住・定住促進事業では、会計年度任用職員を前年度から2人増員し、シティプロモーションの強化、移住・定住の促進に注力してまいりたいとのことであります。さらには、教育委員会と連携・調整を図り、教育、文化、青少年の育成、生涯学習及びスポーツの振興の総合的な推進を図るため、第3期岡谷市教育大綱の策定に着手してまいりたいとのことであります。 次に、総務部においては、まず、予算担当部署として、予算全体の概要について説明がありました。令和5年度の予算編成に当たり、重点施策として、「活力と彩りの創造」、「未来に輝くひとづくり」、「穏やかで美しい日常の実現」の3つを掲げ、「移住・定住の促進」及び「ゼロカーボンの推進」など、直面する喫緊の課題に対する施策には特に注力するため、全ての事務事業の徹底した見直しと事業の選択と集中により、限られた財源の効率的かつ効果的な配分、また、あらゆる特定財源の確保に努め、予算編成を行ったとのことであります。 主要事業として、ゼロカーボンシティの実現に向けた取り組みでは、市役所庁舎へのLED照明器具の導入と照明制御システムの更新を行うとともに、老朽化した公用車両の更新に合わせて、環境負荷の少ない電気自動車2台を導入するほか、市役所庁舎に一般開放も可能なEV車両用充電施設を整備してまいりたいとのことであります。 その他、庁舎管理では、市役所庁舎等自動火災報知設備、熱・煙感知器、その他関連設備の更新工事を行い、庁舎利用者及び職員の安全の確保を図ってまいりたいとのことであります。 防災・減災の取り組みでは、安全・安心で強靱な地域づくりの実現に向け、緊急時の情報発信機能を強化するため、防災行政無線のデジタル化及び防災気象情報システムの更新に着手していく。また、災害時に必要な防災資機材を整備するほか、防災訓練等を通じて、住民及び地域の防災力・減災力の強化を図るとともに、地域間の連携をさらに深めることで、市域全体の防災力・減災力の強化を図ってまいりたいとのことであります。 税務関係では、固定資産税管理システムの更新及び公図の電子化などの業務委託を行うほか、令和5年度から2年間、職員1名を長野県地方税滞納整理機構へ派遣してまいりたいとのことであります。 消防関係では、消防団員の安全確保、技能向上を図るとともに、処遇の改善として、条例に基づく年額報酬の引上げや「岡谷市消防団員恒常的確保対策」を実施し、消防団員が活動しやすい環境を整え、消防団員の恒常的な確保を図ってまいりたいとのことであります。 次に、教育部においては、引き続き「第5次岡谷市総合計画」及び「第2期岡谷市教育大綱」に掲げた理念の実現を目指して、計画に基づき各種施策を推進してまいりたいとのことであります。 組織関係では、川岸学園構想に基づく新たな学び舎の創出を目指すため、新たに「川岸学園設立準備室」を設置し、教育総務課、生涯学習課、スポーツ振興課と合わせて3課1室45名の体制により業務を執行していく。また、新たな市史編さんに向けた準備を進めるため、生涯学習課内に教育機関として「市史編さん準備室」を設置してまいりたいとのことであります。 主な新規事業としては、「第3期岡谷市教育大綱策定事業」として、市長が定める令和6年度からの本市の教育大綱について、企画課とともに策定を進め、付随して「岡谷市魅力と活力ある学校づくり推進プラン後期計画策定事業」として、令和6年度からの後期5か年計画の策定を進めてまいりたいということであります。 また、教員働き方改革推進事業の関連として、休日の部活動の地域への移行に向け、「部活動地域移行推進事業」にて、関係団体による検討組織を立ち上げ、研究を進めるほか、部活動指導員を増員し、担い手の確保を進めてまいりたいとのことであります。 さらに、「川岸学園設立準備事業」として、先進事例の研究や関係機関との調整を進め、基本計画の策定等を行ってまいりたい。また、「学校給食食材費高騰臨時対策事業」として、物価高騰の影響により値上がりが続く給食食材費について、保護者負担の軽減と学校給食の質と量を確保するため、改定した給食費の値上げ分を公費により支援してまいりたいとのことであります。 学校施設整備の取り組みでは、劣化が進む小井川小学校の昇降口屋根等の防水補修工事を行うとともに、岡谷田中小学校のエレベーター・身障者対応多目的トイレ整備工事及び岡谷北部中学校トイレ洋式化改修工事を、いずれも繰越事業として令和5年度に実施してまいりたいとのことであります。 生涯学習関係では、美術考古館の移転開館10周年記念事業として、考古図録の作製、販売や特別企画展を開催するほか、第4次岡谷市子ども読書活動推進計画を策定するなど施設の利用促進等に努めてまいりたい。さらに、老朽化した旧渡辺家住宅のかやぶき屋根の修繕工事、「市史編さん準備事業」として、新たな市史の編さんに係る方法等の検討、基本方針(案)の作製、既刊の市史のデータ化を進めてまいりたいとのことであります。 スポーツ振興の取り組みでは、令和5年5月のリニューアルオープンに向け、引き続き市民水泳プール大規模改修工事を進めるとともに「スポーツきっかけづくり事業」や「おかやスケート振興事業」の拡充を図ってまいりたい。さらに、「第82回国民スポーツ大会・第27回全国障害者スポーツ大会推進事業」として、岡谷市の内定競技である卓球競技、諏訪湖周2市1町共同開催となるトライアスロン競技の実施に向け、準備委員会等の立ち上げのための準備や先催県などからの情報収集を行ってまいりたいとのことであります。 次に、各款ごとに審査の主な内容について報告いたします。 初めに、歳出、2款総務費について、まず、「正規職員と会計年度任用職員」について、委員より、労働条件の違いなどについて質疑があり、正規職員、会計年度任用職員とも各課ヒアリング等を経て事業の進捗状況や役割などを考慮する中で適正な職員配置を行っている。会計年度任用職員の待遇については、人事院勧告の反映も含めて処遇改善に努めており、今後も引き続き意を配してまいりたいとのことであります。 次に、「庁舎管理費」について、委員より、「市役所庁舎照明設備LED化等更新事業」の内容及び効果、「市役所庁舎等自動火災報知設備更新事業」の予算額の内訳等について質疑があり、3か年計画で市役所庁舎照明設備のLED化を行い、令和5年度は1・2・6階の制御システムと約1,400か所の照明器具の更新を行う。全ての更新が完了すると、電気料において約70%の削減効果が見込まれるとのことであります。 また、自動火災報知設備更新事業の予算額の内訳は、受信機等各種機器が約3,320万円、工賃等が約5,000万円、諸経費が約1,500万円である。耐用年数を超えていることから、設備一式の更新を予定しており、アナログ回線からデジタル化されることで、機能の向上が図られる。照明設備のLED化、自動火災報知設備ともに老朽化した設備の更新として、施設の長寿命化に向けた大規模改修に先駆け実施してまいりたいとのことであります。 次に、「地球にやさしいEV車両導入促進事業」について、委員より、車両の種類、充電施設の設置等について質疑があり、乗用タイプの軽自動車2台をリース方式での導入を予定している。充電施設は普通充電方式で来庁者が利用しやすい場所への設置を予定しており、設置費用は国の補助金と民間の導入支援金で賄える見込みだが、施設の利用にはアプリが必要で、アプリの利用料は利用者の負担であり、充電の電気代は市の負担である、とのことであります。 次に、「各区公会所等照明設備LED化促進事業」について、委員より、事業内容、各区の状況及び予算配分等について質疑があり、公会所等建設事業補助金の要綱の改正を行い、公会所等におけるLED照明器具の導入に要する経費の一部を補助していく。各区のLED化の状況は、実施済みまたは一部実施が5区、実施予定・実施検討が12区、予定なしが4区とのことであり、予算の執行に当たっては今後区長会で説明し、各区の事業実施予定等を聞きながら調整してまいりたいとのことであります。 次に、「旧岡谷市役所庁舎保全事業」について、委員より、事業内容及びスケジュールについて質疑があり、令和4年度に実施した劣化度調査、耐震診断の結果を基に、令和5年度に耐震補強工事の実施設計を行い、令和6年度に耐震補強工事を行う予定であるとのことであります。耐震補強の内容は、4か所に耐震壁の設置を予定するものであり、旧市役所庁舎の風合いを損なわないようにしていきたい。まずは耐震性など建物の安全性の確保を優先し、その他の劣化部分への対応については、今後活用方法の検討に合わせて計画してまいりたいとのことであります。 次に、「公共施設等総合管理計画推進事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、現在策定してある公共施設の個別施設計画に沿って、令和7年度までに長寿命化等の対応を進めていく。方針が決まっていない施設については、担当課と調整しながら令和7年度に向けて方針を決定してまいりたいとのことであります。 次に、「ふるさと寄附金寄附促進事業」について、委員より、返礼品の充実に向けた具体的な内容、委託による業務の効率化などについて質疑があり、返礼品については、令和5年度から寄附金に関する事務を委託する中で、専門的なノウハウを生かして新たな視点で充実させていきたい。例えば全国的に農産物などの特産品が人気であるが、地場産品となると本市だけでは難しいため、総務省が認めている近隣自治体の特産品との共通の返礼品などについても検討できるのではないか。また、寄附金の募集経費は制度上50%を超えないこととなっているため、寄附金額の目標を1億2,000万円と定め、本事業の予算額を6,000万円としたとのことでありました。委託する業務内容は、ポータルサイトを介した寄附金の受付から返礼品の発送、礼状や受領証の送付までであり、現在は3課にまたがる業務を調整しながら対応しているが、専門業者への委託により事務負担の軽減が図られるとのことでありました。なお、委託業者は公募型プロポーザルにより選定してまいりたいとのことでありました。 次に、「各種移住定住関係施策」について、委員より、取り組みに関する戦略や分析について質疑があり、若い女性の転出が多く、人口減少につながる要因であると分析する。また、移住者が本市を選んだ理由として「仕事場所の充実」「首都圏からのアクセスの良さ」などが挙がったことから、地方ではあるが利便性の高い暮らしができるといった部分が本市の強みであると考えているため、若者をターゲットに、強みを生かした施策を進めていく必要があるとのことでありました。 さらに、委員より、各種移住・定住施策の併用について質疑があり、関連する事業の併用はできないが、ケース・バイ・ケースでその都度最も有利な制度を活用していただき、本市に転入してほしいとのことでありました。 次に、「災害対策費」について、委員より、各区公会所等の耐震診断について質疑があり、令和5年度は橋原区を予定しており、診断後の耐震改修も視野に入れている。診断と改修は一体的であると考えられるため、区の財政状況等により簡単には進まないが、今後もヒアリング等を継続してまいりたいとのことであります。 また、委員より、防災資機材の整備内容について質疑があり、令和3年8月の大雨災害時の検証を踏まえ、災害時の応急対応や避難所開設に必要な資機材の整備を令和4年度から3か年計画で行っているもので、令和5年度は土のう、ヘルメットを50個、スポットライト投光機3基、発電機3基等を予定しているほか、段ボールベッド50台を整備してまいりたいとのことであります。 さらに委員より、防災行政無線等デジタル化整備事業の内容について質疑があり、事業内容は同報系及び移動系防災行政無線の更新と防災気象情報システムの更新であり、3年総額9億4,150万円の事業で、令和5年度は事業計画や基本計画の作成等を行い、令和6年度、7年度では本格的に事業実施となる。主な内容は、同報系防災行政無線の更新となるが、老朽化に伴い設備一式の更新を予定している。デジタル化により機能全般の向上が図られるとともに、高性能スピーカーへの切替えや子局の増設等により難聴地域の解消に努めてまいりたいとのことであります。 次に、9款消防費について、「消防団員処遇改善対策事業」について、委員より、事業の有効性について質疑があり、消防団員の処遇の改善を図るため、条例にて部長以下の年額報酬を引き上げ、危険な任務に当たる団員の待遇改善をするとともに、士気の高揚を図るものである。引き続き岡谷市消防団員サポートショップ事業等も継続、拡大していく中で、課題である消防団員の恒常的な確保を図ってまいりたいとのことであります。 次に、10款教育費について、まず、「通学路交通安全対策事業」について、委員より、通学路の安全対策工事の進め方について質疑があり……ちょっと体調のほうが…… ○議長(小松壮議員) この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前9時57分 △再開 午前10時40分 ○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 田村委員長に代わりまして、武井副委員長に引き続き報告をお願いいたします。     〔総務副委員長 武井友則議員 登壇〕 ◆総務副委員長(武井友則議員) 11番 武井友則です。 引き続き10款教育費から御報告いたします。 まず、「通学路交通安全対策事業」について、委員より、通学路の安全対策工事の進め方について質疑があり、第4次通学路交通安全プログラムに基づき、対策が必要と判断した45か所のうち、令和5年度は6か所の工事を実施するもので、関係部署と協議し、継続性を持って行うものであるが、プログラムは令和4年度から3か年で策定しており、残りの箇所についてもその期間の中で効率的に進めていく予定である。また、毎年各学校で通学区内の点検を行っており、危険があれば必要に応じ、随時追加して対応を行っているとのことであります。 次に、「第3期岡谷市教育大綱策定事業」及び「岡谷市魅力と活力ある学校づくり推進プラン後期計画策定事業」について、岡谷市教育大綱は、市長部局により、本市の教育、学術及び文化の振興に関する総合的な施策を推進するため、今後の教育行政の根本となる方針、目指す教育の姿を定めるもので、岡谷市魅力と活力ある学校づくり推進プランは、同大綱に基づく学校教育分野での個別計画である。令和5年度は現行の岡谷市教育大綱及び岡谷市魅力と活力ある学校づくり推進プラン前期5か年計画の最終年となることから、次期教育大綱及び後期5か年の魅力と活力ある学校づくり推進プランの策定を進める。基本的な内容を大きく変えるということではないが、現行計画での取り組みを検証し、教育分野でのICT化や少子化への対応など、教育をめぐる社会動向、本市における教育に関する現状等を踏まえ、新たなニーズ等を反映した計画を定める予定であるとのことであります。 次に、「部活動地域移行推進事業」について、委員より、令和5年度の事業内容について質疑があり、国では令和5年度から3年間を改革推進期間と位置づけているため、まずは休日の部活動の地域移行に向け、関係団体による検討組織を立ち上げ研究を進める。検討組織のメンバーは、今のところ校長先生、教頭先生、部活動指導員、スポーツ協会の方々などを想定しており、しっかりと時間をかけて本市の実情に合ったスタイルを検討してまいりたい。並行して会計年度任用職員部活動指導員を4名増員し、地域移行を見据えた指導人材の確保にも努めてまいりたいとのことであります。 さらに委員より、部活動指導員の待遇などについて質疑があり、令和5年度は時給1,600円で年間200時間の従事を予定している。現時点では実際の移行方法について具体的なものはないが、今後検討が進み移行方法が具体化してくれば、業務委託等も含めてその方法に見合った予算措置をしていくことになるとのことであります。 なお、部活動指導員の方々には、県教育委員会が開催する研修会を受講していただき、指導員の職務や適正な部活動について理解した上で、実際の指導に当たってもらっているとのことであります。 次に、「川岸学園設立準備事業」について、委員より、市民への周知方法や組織等について質疑があり、現在は幼保小中をつなぐ新しい環境というコンセプトの大きな構想という段階である。これからは準備室を設置し、具体的な中身の検討を行っていくため、地元への説明や広報おかやなどを通じて、より一層の周知を図ってまいりたい。庁内横断的なプロジェクトであるため、準備室の組織は専任職員に加えて関係課との兼務体制も想定している。また、川岸学園という名称は、現時点での仮称であり、正式には今後条例で定めていくことになるとのことであります。 次に、「学校給食食材費高騰臨時対策事業」について、委員より、公費負担分の単価について質疑があり、食材費高騰の現状等を考慮し、給食費1食当たり小学校は20円、中学校は25円の公費負担を考えているとのことであります。 次に、「就学援助事業」について、委員より、対象世帯数の動向について質疑があり、コロナ禍や物価高騰などの影響もあり、最近は年度途中の申請が増えている。児童生徒数が減少する中で、支給対象者は横ばいと見込んでいるとのことであります。 次に、「美術考古館開館10周年事業」について、委員より、事業の内容について質疑があり、特別企画展を2本と考古図録の作成を予定している。考古分野の特別企画展では、東京国立博物館が所蔵している明治時代に当時の平野村から出土した大変貴重な弥生時代の「玉類」約360個を全て展示する。開催時期は、学校の夏休みに合わせて7月から9月を予定しているとのことであります。 次に、「市史編さん準備事業」について、委員より、既刊市史発行からの経過年数等について質疑があり、岡谷市史は今までに上、中、下巻が発刊されており、最終発刊から約40年が経過している。来年度生涯学習課内に準備室を立ち上げ、どのような体制でどういったものを編さんするかなど、具体的に進めるための準備を行ってまいりたいとのことであります。 次に、「スポーツきっかけづくり事業」について、委員より、拡充部分の内容について質疑があり、おかやファミリースポーツプログラムの実施種目に新たにバドミントンを加え、従来の4種目から5種目へ増やした。また、昨年度から実施し好評であった大人のためのランニング教室を回数、募集定員ともに増やして実施していく。さらに、現在シルキーチャンネルの放送を通じて普及を図っているニュースポーツに、新たな種目として学校体育でも注目されているテニピンを導入し、ニュースポーツフェスティバルという形の実体験イベントを開催することにより、市民1人1スポーツの実現や生涯スポーツの普及に向け、子供から高齢者までが楽しめる内容にしてまいりたいとのことであります。 次に、歳入について、審査の状況を御報告いたします。 まず、市側より説明があり、「市税」について、令和5年度の収入見込額を総額67億2,000万円とし、このうち個人市民税3,000万円を留保し、当初予算額として66億9,000万円を計上した。個人市民税は26億9,040万円の計上で、感染症の影響からの回復や賃上げなどが見込まれることから、前年度比6,090万円の増、現年課税分は令和4年度収入見込額に対し0.7%の増収を見込んだとのことであります。 次に、法人市民税については3億8,300万円の計上で、前年度比5,610万円の増となっている。企業の業績回復が見込まれるものの、賃上げ促進税制の影響などにより、現年課税分は令和4年度収入見込額に対し2.3%の減収を見込んだとのことであります。 次に、固定資産税については27億2,190万円の計上で、前年度比4,520万円の増となっている。新増築家屋分は増となったものの、依然として地価下落が続く中、既存設備の減価や先端設備の導入に対する特例措置などにより、現年課税分は令和4年度収入見込額に対し2.6%の減収を見込んだとのことであります。 次に、「地方特例交付金」について、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金は、感染症の特例による軽減措置に伴う固定資産税の減収が補填される交付金であるとのことであります。 次に、「地方交付税」について、48億7,400万円の計上で、前年度比3億3,200万円の増である。普通交付税、特別交付税合わせて48億9,400万円の収入を見込み、このうち2,000万円を追加補正財源として留保した上で、当初予算を計上しているとのことであります。 次に、「総務費負担金」について899万8,000円の計上で、前年度比577万6,000円の増である。長野県地方税滞納整理機構への派遣職員に対する負担金を新たに計上しているとのことであります。 次に、「不動産売払収入」について4,000万円の計上で、前年度比2,000万円の増である。普通財産を積極的に売却することにより、前年度に比べ増額としているとのことであります。 まず、「歳入全般」について、委員より、キャップ制の考え方について質疑があり、大きな事業を実施するには起債を借りるが、返済額以上に借入れを行うと起債残高が膨らんでしまい、財政運営に支障が生じるおそれがあるため、キャップ制で返済額より借入額を抑えることは重要であり、今後もキャップ制を堅持した財政運営に努めてまいりたいとのことであります。 次に、「個人市民性」について、委員より、現年課税分に対する賃上げの見込みについて質疑があり、毎年行っている市内事業所へのアンケートの結果から、個人所得が2.7%程度の増となる見込みであるとのことであります。 次に、討論について報告いたします。 まず、移住・定住に関する意気込み、消防団員に対する一定の処遇改善、また教育面での通学路の交通安全対策の継続や学校給食食材費の高騰に伴う臨時対策事業が盛り込まれているなど、評価すべき点がある一方、長引く物価高騰に対する施策が不十分であることや、会計年度任用職員の割合の高さは恒常的になっており、正規職員との格差にも改善の努力は見られるものの、まだまだ課題は残っていること、また、全市的な周知が不足している段階で「川岸学園設立準備」に関する予算が計上されていることなど、重大な問題があると考えることから、本予算中、総務委員会に付託された部分については反対するとの意見がありました。 一方、令和5年度は第5次岡谷市総合計画前期基本計画の最終年として、これまでの実績が問われるとともに、後期基本計画を策定する重要な年である。コロナ禍からの経済回復を見通して、前年度を上回る予算を計上する中で、本市の課題である人口減少や少子化対策として、移住・定住促進事業、若者移住者住まいの支援事業など各種施策が盛り込まれている。また、市役所庁舎照明設備のLED化やEV車両導入促進事業など、ゼロカーボンシティの実現へ向けた取り組みのほか、安全・安心な暮らしの実現へ向けた取り組みとして、防災行政無線等デジタル化整備事業や消防団員の処遇改善等が予定されている。さらに、教育関係においても、川岸学園構想に基づく新たな学び舎の創出を目指すための「川岸学園設立準備事業」や「部活動地域移行推進事業」、「市史編さん準備事業」など今後に向けた施策展開が予定されていることを高く評価する。本予算を着実に執行し、市民に寄り添った施策展開をしていくことを要望し、本予算中、総務委員会に付託された部分について賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第24号中、総務委員会に審査付託された部分については、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第31号 令和5年度岡谷市湊財産区一般会計予算について御報告いたします。 委員より、造林事業の具体的な内容等について質疑があり、令和5年度は新たな5年間の森林経営計画を作成し、計画に基づいた委託契約を行い、委託業者により対象区画を4つの区画に分け、そのうち諏訪湖側の2つの区画の間伐をメインに行うとのことでありました。また、収入については、ウッドショックの影響で若干増額となっているが、燃料費高騰の影響などもあり、大きな伸びとはなっていないとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は以上であります。 ○議長(小松壮議員) 次に、社会委員会担当議案について一括報告をお願いいたします。 社会委員長。     〔社会委員長 吉田 浩議員 登壇〕
    ◆社会委員長(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 社会委員会に審査付託された議案について、3月13日、14日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過及び結果について御報告いたします。 初めに、議案第17号 岡谷市子ども・子育て支援審議会条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第18号 岡谷市福祉タクシー運行利用条例の一部を改正する条例について、委員より、従来の対応と問題点について質疑があり、従来から特に期限を定めず払戻しができるとして対応していたが、払戻し請求の中には20年以上も経過したものもあり、より適正な処理を進めていくため、払戻しの期間を3年間とするものであるとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第18号について、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第19号 岡谷市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、委員より、現状の出産費用の平均的な金額及び産科医療補償制度の利用状況について質疑があり、医療機関によって異なるが、諏訪圏域だとおおむね60万円台から80万円台と思われる。また、産科医療補償制度の利用状況については、全国的に見ると制度の積算数値としては年間500人前後であるが、市内の利用はないとのことでありました。 以上、審査の結果、議案第19号について、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 次に、議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算中、社会委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、所管する部の組織、職員数について、まず「市民環境部」は、「市民生活課」、「医療保険課」、「環境課」の3課の構成であり、環境課「環境保全担当」を、本市がゼロカーボンシティを宣言し、2050年カーボンニュートラルの実現を目指していることから、「環境政策・ゼロカーボン推進担当」に改名する。 市民環境部の職員数は、正規職員35名、会計年度任用職員19名の合計54名であり、マイナンバーカード関連の手続増加に伴い、窓口サービスを充実させるため、会計年度任用職員を2名増としたとのことでありました。 次に、「健康福祉部」は、「社会福祉課」、「介護福祉課」、「子ども課」及び「健康推進課」の4課と本年度までの「新型コロナウイルスワクチン接種対策室」を改編した「新型コロナウイルス感染症対策室」の1室による構成となり、「看護専門学校」は健康推進課の所管施設に位置づけられているとのことでありました。健康福祉部の職員数は、正規職員161名、会計年度任用職員270名の合計431名とのことでありました。 それでは、款ごとに審査の内容を御報告いたします。 初めに、歳出、2款総務費の担当部分、まず、「高齢者安全運転健康診断事業」について、委員より、事業の実績及び効果についての質疑があり、令和4年度に初めて実施となり、男性10名、女性2名の計12名が受診し、令和5年度は6、7月の前期20名、10、11月の後期が20名の受診を予定している。また、今年度診断を受けた方にアンケートをお願いしたところ、「安全意識、運転技術の再認識ができた」、「安全運転につながっている」といった声をいただくとともに、診断結果を郵送することにより、家族など周りも含めて安全運転の意識啓発または自主返納といった判断にもつながっているとのことでありました。 次に、「蛍光灯防犯灯LED化促進事業」について、委員より、LED化への全体計画について質疑があり、全体で4,700灯のうち、電球型2,300灯は全てLED化されており、一体型もこれまで1,000灯がLED化され、全体で約69%を占めている。今後も設置者である区の負担軽減を図るとともに、さらなるゼロカーボンの推進を図るため、上限額の拡充と既存LED灯具の改修に伴う補助メニューを新設したとのことでありました。 次に、「戸籍住民基本台帳費」について、委員より、マイナンバーカードの取得状況及びこれからの取り組みについて質疑があり、令和5年2月末時点で申請者件数が3万7,545件で、人口に対し78.1%申請があり、交付件数は3万3,092件で、人口に対し63.2%の交付率となっている。また、国においてマイナポイント事業が5月末まで延期となり、市としてはさらなるサポートに力を入れるとともに、引き続き休日、夜間窓口や出張窓口を開設していくとのことでありました。 次に、3款民生費、初めに、「避難行動要支援者個別計画策定事業」について、委員より、支援者をどのように設定するのかとの質疑があり、支援者の設定は難しい部分もあるが、区長、民生児童委員等に相談するとともに、ケアマネジャー等とも連携を図って確保に努めていくとのことでありました。 次に、「福祉タクシー運行事業」について、委員より、稼働台数、運行時間及び混雑時間帯への対応について質疑があり、現在運行を2社で行っており、30分単位で最大11台まで稼働台数を確保している。また、全体台数に変更はないが、通院等で混み合う平日の午前中に、別の時間帯から配車を移動した。乗り合いについても、できる限り調整に努めているとのことでありました。 次に、「子ども家庭総合支援拠点事業」について、委員より、拡充された事業の内容について質疑があり、令和5年度新たに心理担当支援員を1名増員し、虐待防止等に取り組むと同時に、相談等があった場合は児童相談所、警察など関係部署と連携を密にして、子どもと家庭を支援していくとのことでありました。 次に、「ショートステイ事業」について、委員より、利用実績についての質疑があり、コロナの影響もあり、令和3年度は14人、令和4年度は2月末時点で2名の利用にとどまったとのことでありました。 次に、「病児・病後児保育事業」について、委員より、利用実績についての質疑があり、令和3年度は520名、令和4年度は1月末時点で281名の利用があり、令和5年度はおおむね400名から600名の利用を見込んでいるとのことでありました。 次に、「旧東堀保育園敷地売却事業」について、委員より、事業費の内容、アスベストの有無について及び売却の希望について質疑があり、事業費の内訳として、既存園舎の解体費で2,600万円、測量費で100万円、不動産鑑定費で50万円、売却のための広告費等10万円である。また、アスベストについては、昭和40年代の建物のため懸念され、事前に調査を行った結果、数か所で検出されたが、その対策を含めた費用を見込んでいるとのこと。売却については、現時点では問合せはないとのことでありました。 次に、4款衛生費、初めに、「岡谷市医師確保対策事業」について、委員より、医師確保の現状について質疑があり、医師確保は大変難しい部分もあるが、周知はもちろんのこと、医師会とも頻繁に情報共有を行っている。話があればすぐに対応できるよう、令和5年度予算においても財源留保とさせていただいているとのことでありました。 次に、「子育て世代包括支援事業」について、委員より、事業費の増の要因について質疑があり、妊娠期から支援が手薄なゼロ歳から2歳の低年齢期に焦点を当てた伴走型支援と、妊娠・出産時の関連用品の購入費の助成等の経済的支援を一体として実施する「出産・子育て応援給付金事業」や、新生児の聴覚障害の早期発見・早期療育を図るため、出産した医療機関にて産後3日以内に行う「新生児聴覚検査費助成事業」を新たに実施していくとのことでありました。 次に、「がん治療アピアランスケアサポート事業」について、委員より、事業の内容について質疑があり、がん治療により外見に大きく変化が生じた患者に対し、外見の変容を補完する補整具の購入費用を助成するものであり、上限2万円で購入費の2分の1を補助するとのことでありました。 次に、「川岸駅周辺環境整備事業」について、委員より、川岸駅トイレ改修の内容及び維持管理について質疑があり、トイレについては、現在も多くの方に利用いただいているが、平成16年竣工で年数も経過していることから、100周年を機に機能回復、長寿命化を図るため、給排水設備の改修や外壁、屋根の塗装、LED化などを行う。また、維持管理については、引き続き「希望の里つばさ」の皆さんに清掃をお願いし、いつでも、気持ちよく利用いただけるよう努めるとのことでありました。 次に、「ゼロカーボン普及啓発事業」について、委員より、現状について質疑があり、ゼロカーボンシティの実現に向け、広く普及啓発活動を実施していく。うち、「エコドライブ推進事業所登録事業」について、現在41件の登録があり、以降毎年30件ずつ増を目指していくとのことでありました。 次に、「再生可能エネルギーポテンシャル調査事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、昨年策定した地球温暖化対策実行計画において、具体的な目標を定める中で、本市の再生可能エネルギーの導入ポテンシャル等を調査、分析するとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 本予算には、福祉医療費の対象拡大や出産・子育て応援給付金事業、ゼロカーボンに向けての取り組みなどに期待している。また、福祉関係や子ども・子育て支援、健康増進など各種計画の策定が予定されている一方、マイナンバーカードの普及促進により莫大な個人情報が一元管理されようとしていること、また、高齢者福祉への新規事業が見られない。以上の理由から、本予算中、社会委員会に付託された部分については反対するとの意見がありました。 一方、新型コロナによる影響も4年目に入り、市民生活全般について大きな変革が迫られてきている。そのような中、市民生活と直接的なつながりがある福祉・医療・介護・環境の分野においてどのような予算措置が講じられるのかをポイントに質問させていただいたが、十分な内容が盛り込まれていることを確認でき、大いに期待できる予算である。こうしたことから、本予算中、社会委員会に付託された部分について賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第24号中、社会委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号 令和5年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、本会議において、国保税における国からのペナルティーのない一般会計からの法定外繰入れについて議論を深めてほしいとの付託事項について、市側より、名古屋市が行っている独自の経験制度についての説明があり、1つ目は、被保険者の均等割を軽減するものであり、均等割総額の3%分を軽減するなど、均等割の減免分については、法定外の繰入れとして一般会計から補填がされている。この繰入れについて名古屋市が国に確認を行ったところ、以前からの政策などの状況を考慮する中、赤字補填には当たらないとの解釈を得たとのこと。2つ目は、被保険者の所得割を軽減するものであり、所得割額を計算する際に、所得から差し引く基礎控除43万円のほかに、独自の控除額として扶養親族がいる場合や、扶養親族が障害者控除の対象である場合など、控除額を加算するものである。この所得割の軽減については、一般会計からの繰入れは行っておらず、財源が不足し収支が赤字になるようであれば、保険料率を引き上げることにより対応をしているとのこと。 以上、名古屋市が行っている国民健康保険料の独自の制度は、保険料の負担軽減には一定の効果があるものと思われるが、一般会計からの法定外の繰入れはペナルティーの有無にかかわらず、国保加入者以外の市民の方にとっては保険税の二重払いになること、また、所得割の計算に独自の控除を盛り込むことは、税収の減少分を中間所得層に御負担いただくか、一般会計からの法定外の繰入れ等で補うことが必要となる。名古屋市国保の被保険者数は約43万8,000人と規模も大きく、被保険者の年齢構成や所得状況も本市国保と異なることに加え、自治体としての規模や財政状況においても本市と大きく異なることから、一概に比較をすることは難しいとの答弁がされました。 次に、委員より、被保険者数の減少について質疑があり、全国的に見ても人口の減少に伴い被保険者数は減少しており、少子高齢化を背景に、75歳到達により後期高齢者医療保険制度へ移行となることに加え、定年年齢の引上げにより国保加入年齢が上がってきていることなどの影響により、被保険者の減少につながっているとのことでありました。 また、特定健診の受診率及び受診率向上の取り組みについての質疑があり、国や事業計画の目標値は60%と設定されており、少しでも目標値に近づくため、令和4年度からの受診勧奨について事業者を変更したことなどにより、現時点の受診率が34.6%と、令和3年度と比較すると3.6ポイント増と受診率向上につながっている。令和5年度においても、引き続き受診勧奨に特化した事業者にお願いし、AIを利用するなどその方に合った受診勧奨を継続するとともに、みなし健診など個人医院でのフォローアップについても医師と連携し、さらなる受診率向上に努めていくとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 令和5年度においては、国保税の引上げはないが、国保加入者の所得に対する保険税の負担率は10.2%と高く、所得の1割を占めている。コロナ禍や物価高の影響で国保収入者の暮らしはますます厳しいものとなっており、国保加入者の健康と暮らしを守っていくためには、国保税の引下げが必要であり、全国知事会が求める1兆円の国費投入が実現されていない今、一般会計からの繰入れが必要であるため、本議案には反対するとの意見がありました。 一方、国民健康保険においては、少子高齢化の進展をはじめ、1人当たりの医療費の増加、税収の減少など、ますます厳しくなってきている。また、基金やルールによる一般会計からの繰入れによる対応などにより、被保険者の負担が軽減される予算編成となっている。国民健康保険事業会計においては、財政基盤の安定化、税負担の変動の軽減を図り、持続可能な制度として適切に運営すべきであるとの考えから、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第28号 令和5年度岡谷市霊園事業特別会計予算については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第30号 令和5年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 討論において、後期高齢者医療制度は75歳以上の高齢者をほかの世代と切り離すという差別的な医療制度である。加入者のほとんどが低所得の年金生活者で、手厚い医療が必要な方々である。保険料負担が増え続けており、さらに保険料の年金天引きと令和4年10月からの医療費の窓口負担2倍化によって、加入者の厳しさは限界を超えている。この医療保険制度は、矛盾や問題点を数多く抱えており、問題点が改善されていない内容であるため、本予算には反対するとの意見がありました。 一方、団塊の世代の高齢化による被保険者数の増加や、医療の高度化による高齢者医療費の増加など大変厳しい財政状況であるが、国民皆保険制度を踏まえ、高齢者が安心して医療を受けるための持続可能な制度にすると同時に、低所得者層等について可能な限りの配慮がなされた予算と判断し、本予算に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第34号 令和5年度岡谷市病院事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 まず、病院事業管理者から、令和5年5月に新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5類に移行され、医療に与える影響が見通せない中、令和5年度においても感染症への対応と一般診療を並行して行うため、現在の診療体制を維持するとした予算を編成したものである。診療体制では、医師の定年退職に伴い、泌尿器科及び小児科に医師の着任を予定しているなど、信州大学との連携による診療体制の充実・強化を図るとともに、「人材育成」では、研修センターを中心として、職員の研究・研修機会の充実、初期研修医の確保に向けた事業を積極的に行うなど、さらなる医療の質の向上を目指し、岡谷市民病院が地域の皆さんに信頼され親しまれる病院となるよう努めてまいりたいとの挨拶がありました。 次に、職員数については、特別職である病院事業管理者を除き、正規職員426名、会計年度任用職員163名の合計589名であり、前年度との比較では正規職員が1名の減、会計年度任用職員は2名の減である。そのうち、医師については正規職員34名で、管理者及びフルタイム会計年度任用職員を含めた常勤医師は40名であり、前年度同数である。また、診療技術部については、正規職員115名で前年度より1名の増、看護部については、正規職員240名で前年度同数、事務部については、正規職員37名で前年度より2名の減となるとのことであります。 予算の主な内容については、まず、収益的収入のうち入院収益は前年度比1億850万3,000円の増の37億5,856万3,000円、外来収益は前年度比6,377万4,000円の増の19億589万8,000円の計上とし、令和4年度の患者動向をベースとしつつ、新型コロナウイルス感染症による影響もあるが、患者数の増などを見込んでいる。 また、収益的支出については、価格高騰に伴う光熱水費や器械備品修繕料など臨時的に計上が必要な経費が増となったため、病院事業費用は前年度比2億131万1,000円増の71億5,642万1,000円を計上している。この結果、収益的収入及び支出の全体では収支均衡予算として編成している。資本的収入においては、企業債の6億2,644万円を計上、一般会計負担金は前年度比4,860万円増の3億810万円を計上し、資本的支出においては、建物費として看護師宿舎の給排水設備の更新に伴い3,000万円、器械備品費3億3,688万8,000円のうち、医療機器29品目の購入費として3億3,020万円、企業債償還金は病院施設整備事業の借換債元金償還金2億6,624万円を計上したため、前年度比2億9,629万7,000円増の7億8,925万1,000円の計上としているとのことでありました。 次に、審査の主な点でありますが、委員より、病床数、患者数、病床使用率などから見る病院経営についての質疑があり、令和5年1月の病床利用率は81.2%、1日当たりの患者数が239.5人となっており、現時点で新型コロナの影響を受けつつも高めに推移している。安定的な病院運営をしていくためには、おおむね83%ぐらいが黒字となる損益分岐であり、85%を超えてくると十分な資金が確保できるのではないかと見ている。他の病院と比較しても損益分岐という面で見ると堅実な経営をしていると認識しているとのことでありました。 次に、委員より、職員採用についての質疑があり、採用計画どおり採用はできている。令和4年度中においては、看護師21名、医療技術員6名を新規に採用した。年度途中で六、七名の退職があったが、その分の補充採用もできているとのことでありました。 次に、委員より、光熱水費、材料費等物価高騰への対応について質疑があり、電気、ガス等光熱水費については、令和4年10月までの使用実績を考慮し、使用量を見込んでいる。今後の情勢は不安定な要素もあり、急激な価格変動も予想されるが、価格変動にも対応できるような予算を見積もっている。また、材料費等についても、給食食材費では、1食当たりの単価を引き上げ、物価高騰に対応していくとともに、薬品、診療材料費等については、単価契約により、年度途中で値上げすることはないが、薬価改定などもあるため、なるべく安価で契約できるよう、価格交渉などにより対応していきたいとのことでありました。 次に、委員より、感染症法上の分類の変更に伴う新型コロナ対策について質疑があり、今は落ち着いてきているが、ウイルスは常に潜んでおり、第9波も懸念している。病院としては、分類が変更になっても医療体制は変えられない。波が来たときにもすぐに対応できるよう予算を確保しており、職員も一致団結して対応できるよう、常に意識を持って業務に当たっているとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 令和5年度は、現在の診療体制を将来にわたって維持していくことを基本とし、「安定した経営基盤」、「人材育成」、「質の高い医療サービス」などが予算編成の方針として示されており、地域が必要とする一般診療の充実と質の高い医療、最新の医療機器を備えた病院を運営していくための予算編成がなされている。また、コロナ禍において、地域医療の拠点として、また感染症指定医療機関として責務と任務を果たしてきている。今後も良質な医療の提供と健全経営の両立に向け取り組んでいただくとともに、研修医の確保に期待し、本予算に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は以上であります。 ○議長(小松壮議員) 次に、産業建設委員会担当議案について一括報告を願います。 産業建設委員長。     〔産業建設委員長 中島秀明議員 登壇〕 ◆産業建設委員長(中島秀明議員) 5番 中島秀明です。 産業建設委員会に審査付託された議案について、3月13日、14日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過及び結果について御報告いたします。 初めに、議案第15号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第20号 岡谷市空き家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第21号 岡谷市都市公園条例の一部を改正する条例について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、委員より、蚕糸公園内のキッチンカーの乗り入れ想定台数について質疑があり、2台程度のスペースを確保しているとのことでありました。 また、委員より、指定管理者の管理について質疑があり、指定管理者はほかの都市公園の管理運営も適切に行っており、蚕糸公園においても保守点検をはじめ、植栽の管理、芝生の芝刈り、イルミネーション等の設置や撤去もお願いすることになるが、ノウハウを持っているという点で大変メリットが大きいと感じているとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第23号 岡谷市都市公園の指定管理者の指定の変更についてにつきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算中、産業建設委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、所管する各部の執行体制について御報告いたします。 産業振興部は、商業観光課、工業振興課、農業委員会を含む農林水産課、ブランド推進室の3課1室で組織し、正規職員40名、会計年度任用職員34名の合計74名とのことでありました。建設水道部においては、都市計画課、土木課、水道課の3課で組織し、正規職員61名、会計年度任用職員70名の合計131名とのことでありました。 それでは、款ごとに審査の内容について御報告いたします。 初めに、歳出、5款労働費について、まず、「就業体験チャレンジ・インターンシップ強化事業」について、委員より、ターゲットとなる学生とコンサルタントについて質疑があり、インターンシップの重要性が高まる中、対象となる学生は地元に残る傾向が強く、交通費等の軽減が図られる県内の大学で、来年度は松本大学を想定しているが、順次ほかの大学にも広げていきたいと考えている。積極的にインターンシップを受け入れていただくためのコンサルタントは、常にブラッシュアップができ、学生も企業もメリットを生み出せるようにしていくとのことでありました。 次に「働きやすい職場づくり応援事業」について、委員より、新たな補助対象について質疑があり、県で行っている「職場イキイキアドバンスカンパニー」や国で行っている「くるみん」などの取得に必要な経費を補助対象とし、「くるみん」は市内でも金融機関や製造業で4社取得している。県で行っているセミナーの情報提供やイベントを周知しながら、認証制度に手が届かない企業にも情報提供などを行い、働きやすい職場の醸成を進めたいとのことでありました。 次に、6款農林水産業費について、初めに、「省エネ農業推進事業補助金」について、委員より、温室効果ガスの削減が期待できる施設、資材の対象について質疑があり、園芸施設に使用するパイプハウスの省エネ資材、二重構造の保温被膜材や二重カーテンなどが対象となる。また、畑の畝を覆うマルチは、これまで農協で収集処分をしていたが、生分解性マルチは、収穫後に土の中にすき込むことにより、土壌中の微生物により最終的に水と二酸化炭素に分解される素材となっており、環境負荷の低減が期待できることから対象としたいとのことでありました。 次に、「森林経営管理事業」について、委員より、意向調査の方法について質疑があり、令和4年度はモデル地区において市が意向調査を行い、調査結果に基づき林業者への引継ぎを行い、業者が立案した森林計画を基に森林整備を行うものである。令和5年度は長地地区において個人有林の整備がされていない場所を選定し、市で意向調査を行い、調査に基づき森林整備を進めるとのことでありました。 次に、7款商工費について、初めに「商業振興事業」について、委員より、第2次商業活性化計画策定業務委託の進め方について質疑があり、計画策定に必要な商業環境調査は平成30年3月に実施しているが、その結果と比較検討しながら、アフターコロナを踏まえた調査項目を加え、商業者の経営意識調査、商店街の利用者調査、市民の買物動向調査、岡谷市周辺住民の買物動向調査などを委託していきたい。新たな商業活性化計画は、令和5年度中の策定を目指し、この調査を7月までに実施し、その後策定作業を進めてまいりたいとのことでありました。 次に、委員より、「川岸駅前環境整備事業」について質疑があり、JRが川岸駅舎の改修を行うが、それ以外の点字ブロックと舗装については、地元区等からの要望もあり、市が経費負担し駅前の環境整備を進めるとのことでありました。 次に、「シルキーバス車両更新事業」について、委員より、車両購入の計画について質疑があり、シルキーバスは基本的にマイクロバスを購入するが、半導体不足や製造が止まっているメーカーもあるなど、市場において需要と供給のバランスが崩れており、購入が難しくなっている。実施計画の中で、令和5年度はマイクロバス、令和6年度にはジャンボタクシーを計画している。程度のよいものを早めに確保してまいりたいとのことでありました。 次に、「工業振興事業費」について、委員より、カーボンニュートラルへの取り組みについて質疑があり、2050年のカーボンニュートラルに向けた温室効果ガスの削減では、自社の取り組みと技術開発が必要であり、温室効果ガスの排出抑制の支援に向けては「カーボンマネジメント支援事業」において、自社の温室効果ガスの排出量の把握と設備投資の支援を進め、技術開発の支援においては「新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業補助金」の中で、グリーン成長事業枠を拡大し、技術開発に対し支援してまいりたいと考えている。また、昨今のエネルギー価格の高騰もあり、省エネ適正化診断の促進と省エネ設備への投資、グリーンイノベーション市場への参入に係る経費の融資を進めるために「おかやグリーン成長投資促進支援事業」で支援していきたいと考えている。 さらに、委員より、「カーボンマネジメント支援事業補助金」の温室効果ガスの排出量の把握及び管理について質疑があり、国の地球温暖化対策計画の中で、産業界の削減目標を2030年までに38%の削減を図るという目標が掲げられているが、令和4年10月の景気動向調査で市内企業の排出量の把握を調査した結果、排出量を把握している企業が19社、これから取り組みたいとしている企業か8社であった。このほか取り組みについては認識している企業も多数あることから、温室効果ガスの排出量を把握することをスタートとし、38%削減に向けて市内企業が取り組んでいただけるように支援してまいりたいとのことでありました。 また、委員より、「新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業補助金」のグリーン成長事業枠の拡充について質疑があり、国の目指す2050年カーボンニュートラルに向けては、企業や家庭で排出ガスの排出量を減らす取り組みが求められているが、このカーボンニュートラルを成長の機会と捉え、新たな事業開発や環境エネルギー分野への参入といった部分の技術進展も求められており、この流れに遅れることなく、市内製造業においてもEV自動車や半導体関連に新たに進出すべく取り組みを始める企業も多くある。国では、グリーン成長の期待のできる14の分野に係る技術開発、参入を積極的に支援するためのグリーン成長事業枠を設け、企業の成長の後押しをしており、市においても一般枠、開発試作枠で補助額を引上げ、ゼロカーボンに向けた企業の取り組みを支援していきたいと考えているとのことでありました。 さらに、「おかやグリーン成長投資促進支援事業」では、グリーン成長分野への参入は非常に大きな費用がかかるため、国には1億円もの補助制度等もあるが、岡谷市では予算の範囲内において、補助金と有利な融資制度にて応援できる部分を総合的に勘案し、参入する企業を多く育て、仕事の循環の中で、市全体としてのカーボンニュートラル削減か図られるよう、補助金、融資、温室効果ガスの把握の支援の3本の柱を中心に総合的に考えているとのことでありました。 次に、「DX推進デジタル化ツール導入等支援補助金」について、委員より、IT人材の育成について質疑があり、IT人材の育成、不足は、多くの企業で課題であるが、中小企業においてはITの専門のみの社員を雇用することが難しく、社員1人1人のITスキル、ITリテラシーの向上により、組織としてITの能力を高める傾向にある。本事業でITの研修や外部のセミナーに参加させる費用やデジタル技術の導入のためにアドバイスを受けるための専門家の派遣の経費などを対象に加え、企業の社員のITリテラシーの向上に努めていただくことにより、市として企業のDX推進に力添えをしてまいりたいとのことでありました。 次に、「小型ロケットをキーとした信州大学との連携強化事業」について、委員より、ものづくりの意識醸成を図るための具体的な施策について質疑があり、小型ロケットの取り組みをキーとして、産業のEVシフト等を踏まえた企業の技術開発への支援を信州大学と進める。令和3年に締結した包括連携協定を基に、企業が取り組むカーボンニュートラル、DX関連、その他SDGsなど、全学にわたる幅広いテーマによる講座等を計画し、併せて信州大学の学生と市内の企業をつなぐイベントの開催などにより、提案型技術者の育成を中心に産業活性化を図りたいと考えている。若年人材に向けては、これまで培ってきたモデルロケットという題材を活用し、ロケットワークショップなどを開催するなど、情報発信と産学官の連携を強化することで、ものづくり意識の醸成と人材の呼び込みを図ってまいりたいとのことでありました。 次に、「シェアオフィス管理事業」について、委員より、管理に係る経費は入居者の使用料で賄うのかとの質疑があり、実費分は徴収させていただくが、使用料については創業支援の面から設定をしており、経費の全てが賄えるわけではないが、全てのスペースに入居していただくように取り組んでまいりたいとのことでありました。 次に、「サイクルツーリズム事業」について、委員より、コース拡大について質疑があり、これまで1年目は市内の魅力体験コース、2年目は諏訪エリアまでコースを拡大し実施してきた。3年目となる令和5年度はさらに上伊那エリアまでコースを拡大し、出早公園から箕輪町のもみじ湖までのコースで信州の紅葉を満喫していただく計画であるとのことでありました。 次に、「テクノプラザおかや大研修室照明LED化更新事業」について、委員より、LED化に伴う電気料と温室効果ガス排出削減について質疑があり、大研修室のメタルハライドランプ、白熱灯35基を23基のLED照明に更新することによって、電気料では令和3年と比べると84万円程度の削減、温室効果ガスでは9.1tの効果を見込んでいる。また、照明はリモコンで操作できるようにするなど配線工事を最小限にすることによって、安価で短期間に工事を進めることができる。また、テクノプラザおかやでは、大研修室以外でも今後LED化を進め、ゼロカーボンに向けた取り組みを行っていくとのことでありました。 次に、「地域おこし協力隊ブランド推進事業」について、委員より、令和5年の活動方針について質疑があり、引き続き岡谷シルクブランドを推進していただく予定で、以前活動いただいた2名の地域おこし協力隊の活動を基に、新たに「くわくわ養蚕クラブ」を立ち上げ、三沢区民農園と協力して活動する一般の方を募集するなど、養蚕を通じ人口増にも取り組んでいただいている。岡谷シルクブランドの発信については、岡谷産シルクを用いた土産品の開発、JICAでの職務体験を生かした国際的な活動も広げていきたいと考えているときことでありました。 次に、8款土木費について、初めに、市道岡谷679号線改良工事について、委員より、工事内容と工事期間について質疑があり、市道岡谷679号線は、平成28年度から進められている岡谷小学校跡地の市が実施する保全対策事業と、県が実施する急傾斜崩壊対策事業の工事用道路として使用してきたが、事業が完了することに伴い、延長170mの側溝整備及び舗装工事を2年間で実施する。令和5年度はこのうち90mの整備を行い、令和6年度中に完成するとのことでありました。 次に、「生活道路安全対策事業」について、委員より、実証実験の結果をどう生かすかとの質疑があり、ハンプによる実証実験では、速度抑制の効果が見られたため、新たにハンプを設置し、引き続き道路の外側線上にはポールを設置することで道路の狭窄を図り、自動車の速度抑制により生活道路の安全の向上に努めたいとのことでありました。 次に、「河川維持補修事業」について、委員より、災害発生の未然防止の進め方について質疑があり、河川パトロールによって局部的な破損等が発見された24河川のうち、令和5年度は緊急性の高い常現寺沢川などの10河川を選定し、補修を予定している。以後は3年間で維持補修が必要な24河川の全てを整備し、未然に災害の発生を防いでまいりたいとのことでありました。 次に、「都市公園等管理事業費」について、委員より、蚕糸公園イルミネーション設置等委託について質疑があり、イルミネーションの購入には320万円、設置、撤去等で80万円を予定している。これまでは樹木等に設置していたが、新しい公園は芝生であるため、芝生にはわせる形で設置を考えており、指定管理者である岡谷文化振興事業団を中心に、高校生のAOHSのグループやボランティアの皆さんにもお声がけさせていただく中で設置、撤去を行い、親しみのある公園としてまいりたいとのことでありました。 また、委員より、「岡谷湖畔公園バスケットコート整備事業」について質疑があり、コートを舗装し競技用のラインを敷いた上で、標準規格の可動式のバスケットゴールを購入し、据え置く予定となっている。場所については、湖畔公園マレットゴルフ場東側のあずまや付近を予定しており、スリーエックススリーバスケットに必要とされる15m掛ける11mの広さが確保できるとともに、あずまやなどで休憩することができ、駐車場やトイレも近いことから選定したとのことでありました。 次に、「空き家対策事業」について、委員より、管理不全空き家に対する緊急安全措置事業について質疑があり、市では空き家の状況を独自に調査し、空き家の数や程度を把握しているが、直ちに緊急安全措置を講ずる必要がある空き家は見受けられない。緊急性が高く、措置が必要と判断した場合は、ブルーシートの設置や周辺の安全確保を図るなど、職員が対応できるもきは職員で対応するが、対応しきれない屋根のトタンの剥がれ、瓦の落下、外壁の壁材の剥落などの危険が生じる場合は、業者に委託していく予定である。空き家であっても、所有者が適切に管理することが大原則であるので、市は最低限のことを行い、基本的な管理は所有者がしっかりしていただくように周知徹底を図ってまいりたいとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 依然として新型コロナウイルス感染症の収束が見込めない中であるが、市民の安全・安心な生活の確保、安定した市民サービスの提供継続のため、自主財源の根幹をなす市税をはじめ、あらゆる歳入確保に積極的に努められたい。また、感染防止対策と両立する社会経済活動の継続を目指す状況で、感染症拡大を契機としたデジタル化など、社会情勢への対応が求められ、コロナ禍においても創意工夫を凝らし、効率化・省力化を図りながら事業を実施した経験を十分に生かし、今後の政策展開執行に際して、なお一層の配慮を要望し、本議案に賛成する。 また、拡大された「新技術・新製品等ものづくりチャレンジ企業応援事業」、新規の「カーボンマネジメント支援事業補助金」は、既存の「おかやグリーン成長投資促進支援事業」と関連し合いながら、限られた予算の中で工夫がされている。また、女性や若者に選ばれるまちは、ワーク・ライフ・バランスが整ったまちであることから、「働きやすい職場づくり応援補助金」などは、効果的な就業規則の変更や社内風土の変化が見られるよう積極的なアプローチを要望し、本議案に賛成するとの討論がありました。 以上、審査の結果、議案第24号中、産業建設委員会に審査付託された部分につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第26号 令和5年度岡谷市地域開発事業特別会計予算につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第27号 令和5年度岡谷市分収造林事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、委託料の増額について質疑があり、令和4年度に新たに植栽した箇所の下刈り、生物害防除の実施に必要な委託料と、新規伐採予定地の作業道の開設工事や既存の作業道整備に必要な経費を計上し増額となったとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第29号 令和5年度岡谷市温泉事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、水質検査について質疑があり、岡谷温泉の源泉と温泉スタンドの2か所で年に1回、レジオネラ菌等の水質検査を実施しているが、これまでにレジオネラ菌等が検出されたことはないとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第32号 令和5年度岡谷市水道事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、総給水量の増を見込む理由について質疑があり、令和4年度の水道料金見直しの際に、水需要を改めて予測したが、ここ数年の実績から、見直し前の見込みよりも給水量の減少傾向が若干緩やかになることが見込まれ、決算見込み量も勘案する中で、令和5年度の総給水量を算出した結果、増となったものであり、令和4年度決算見込みとの比較では減となっているとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 安全・安心な水の安定供給を行うための水道施設更新事業、水道施設の老朽化へ対応するための水道施設再構築事業、災害等に備えた重要管路の耐震化事業、収納サービス向上のための事業等が盛り込まれている。また、人口減少に伴う緩やかな給水量の減少や動力費などの維持管理費用の増加は、今後の水道事業経営により深刻な影響が予測される中、原油価格や物価の高騰による市民生活や企業活動への影響に配慮し、現行の水道料金を据え置く判断をされたことを評価し、次世代につなぐ水道事業の構築と、安全で安心なおいしい水の安定供給のための着実な取り組みを要望して、本議案に賛成するとの討論がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第33号 令和5年度岡谷市下水道事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、雨水内水浸水想定地域図策定について質疑があり、水防法の改正に伴い、雨水内水浸水想定区域図の指定等が義務化されている。市内に過去最大の降雨があった場合の市内浸水区域において、浸水深度や浸水の継続時間等が地図上に示されることとなり、将来的にはハザードマップへの掲載も検討しているとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 下水道事業は、岡谷市下水道事業経営戦略に基づき、公共下水道管理事業をはじめ、国の補助事業制度を活用し、下水道総合地震対策事業や下水道ストックマネジメント事業の推進が図られている。また、事業を安定的に継続していくために、堅実な財政基盤の強化が不可欠であり、そのためには下水道使用料の確実な収入の確保に努め、経費の節減においても社会経済情勢の変化による経費増への懸念への対応に努められたい。引き続き市民の安心な暮らしを支える下水道事業の継続をしていただくことを要望し、本議案に賛成するとの討論がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 報告は以上であります。 ○議長(小松壮議員) この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時48分 △再開 午後1時10分 ○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの各委員長報告に対し、これより1件ずつ審議、採決を行います。 まず、議案第15号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第15号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号 岡谷市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号 岡谷市子ども・子育て支援審議会条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第17号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号 岡谷市福祉タクシー運行利用条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第18号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号 岡谷市国民健康保険条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第19号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号 岡谷市空き家等の適正管理に関する条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第20号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号 岡谷市都市公園条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第21号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号 岡谷市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第22号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号 岡谷市都市公園の指定管理者の指定の変更について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第23号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算の審議に入ります。 まず、予算説明書56ページ、歳出から質疑を行います。 それでは、第1款議会費から第4款衛生費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、第5款労働費から第8款土木費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、第9款消防費から第12款予備費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、歳入全般と予算書3ページから11ページまでについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 日本共産党岡谷市議団を代表しまして、議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算について討論を行います。 まず最初に、予算編成に当たられた職員の皆さん、その御労苦に対し、心からの敬意を表したいと思います。本当に御苦労さまでした。 移住・定住については、その心構えというんですか、心意気というんですか、そういうものが非常に私には見られたところであります。 また、消防団員に対し、その任務からしてみれば不十分感はありますが、改善対策も図られています。 教育関係でも、引き続いての通学路交通安全対策など行われておりますし、また、学校給食費で、食材費高騰で給食費値上げ分を公費負担として、保護者負担の軽減と給食の質、量を確保されたこと、非常に私は感謝をしているところであります。 また、福祉医療費の対象拡大や出産子育て応援給付金事業など、また、ゼロカーボンに向けての取り組みなど、期待をしているところも多々あります。 しかし、マイナンバーカードの普及促進により、膨大な個人情報が一元化される、そういうおそれもありますし、私どもはこのマイナンバーカード、マイナンバー制度の最初からこの制度には反対をしてまいりました。 長引く物価高においても、市民の生活をどのように守っていくのか、この面での不十分さ、また、毎年取り上げておりますが、正規職員と会計年度任用職員については、その割合の改善は見られず、また、両者間の待遇の面では、改善に向けての努力は承知しておりますが、まだ隔たりは大きいものと言わざるを得ません。 各区へのLED化の促進や耐震診断に見られるよう、各区の格差の現れ、また市民的にはほとんど知らされていない川岸学園設立の予算が盛り込まれております。 このように重大な問題で、私どもは賛成ができない部分が多々あります。よって、議案第24号については反対をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 11番、武井友則です。 議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算について、会派おかや未来研究室を代表して討論を行います。 令和5年度は第5次岡谷市総合計画前期基本計画の最終年度として、目標達成へ向けた総仕上げの年であるとともに、これまでの取り組みの検証により基本構想の見直しや後期基本計画の策定、また、そのほか多くの計画の策定へつなげていく重要な年となっております。 一般会計当初予算額は、前年度比8%増の218億円であり、移住・定住の促進及びゼロカーボンの推進へ重点配分されており、喫緊の課題への対応をしっかりとされた予算となっております。 具体的な事業について、ゼロカーボンへ向けた取り組みとして、電気自動車の導入や庁舎のLED化による環境負荷の低減と省エネルギー化の実現と、住宅用再エネ設備等導入促進事業やカーボンマネジメント支援事業補助金など実施されることとなっておりますので、市民や事業者の皆さんに最大限活用してもらえるような着実な取り組みをお願いいたします。 人口減少対策について、まず入り口である交流人口の拡大について、新型コロナウイルス感染症の分類が5類へ引き下げられ、人の動きが活発になることが予想されます。訪れる人を増やすためにもシティプロモーションの強化が重要となりますが、この点については地域おこし協力隊を採用する予定となっておりますので、着実に進めていただきたいと思います。 次に、移住・定住の促進へ向けては、多くの施策が展開されることとなっております。住居の確保は、人口減少対策に必要な取り組みでありますので、空き家バンク、移住田舎暮らし応援事業のPRや空き家対策事業の拡充により、空き家ストックの有効活用を図ることに加え、新たな住宅用地確保につながるような空き家解体補助についても検討をお願いいたします。 岡谷市はこれまで産業振興の取り組みの成果により、働く場所があるということがアドバンテージとなっています。さらに、コロナ禍を契機としたテレワークなどの多様な働き方へ対応されてきたことが令和4年度の転入超過につながったのだと思います。しかし、コロナ禍の収束をにらみ、働き手に原則出社を求める企業も増えているようですので、多様な働き方への対応や働く場所の確保については、さらなる取り組みが必要であると考えます。特に20代、30代の女性の転出超過が顕著であるという点からも、こういった方々の働きたい場所、環境の整備については、さらなる検討を要望いたします。 子育て支援について、政府は男性の育休取得率の目標について、2025年度までに50%、2030年度までに85%とすることを新たに表明しましたが、子育てと仕事を両立できる地域づくりは非常に重要となってきていると思います。働きやすい職場づくり応援事業の拡充により、多くの企業へ向けた支援強化となることを期待しますが、人材不足の状況にあっては、仕事と子育ての両立の実現も難しくなってしまいます。就業体験チャレンジ・インターンシップ強化事業など、しっかりと成果につながるような取り組みを要望いたします。 また、既に事業の一部が始まっている出産子育て応援給付金事業については、専門家による相談支援に加えて、地域との連携も図っていくことで、より安心につながる伴走型相談支援となると思いますので、丁寧な取り組みをお願いいたします。子育て世代に選ばれるまちとなれるよう、子育て世代にとって魅力的な地域というものをしっかりと把握された上、地域の魅力向上へ取り組んでいただきたいと思います。 また、教育については、子どもたちの安心・安全な教育環境整備に加え、小中学校へのALT増員による外国語教育の強化や、チームおかやによる学びの創生・連携推進事業では、主幹指導主事の配置により、質が高く豊かな教育の実現へ向けた取り組みがされることとなっております。子どもが少なくなっている中でも、友達や多くの先生、また、地域との関係から豊かな学びを得られるような取り組みを要望いたします。 また、部活動地域移行推進事業川岸学園設立準備事業については、正解のあるものではないと思いますので、先進地など十分研究していただいた上で、この地域に合った岡谷らしく質の高い教育環境の実現を目指していただきたいと思います。 最後に、計画の策定や事業の実施に当たっては、市民の声をしっかりと聞き、反映していただくなど、市民総参加のまちづくりを確実に実施していただくことを要望し、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 浜 幸平議員。 ◆3番(浜幸平議員) 議案第24号 令和5年度岡谷市一般会計予算につきまして、会派令明おかやを代表して意見を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症による様々な制限があった生活も徐々に終わりを迎えつつあります。一方、長期化するロシアのウクライナ侵攻により、原油価格、物価高騰など、不確定要素が多い中、市民生活全般について大きな変革が迫られてきました。このような社会情勢の中、岡谷市は未来を見据えた躍動の年と位置づけ、昨年比16億1,000万円余り増の218億円余りの予算計上がなされております。 事業内容につきましては、重点施策として、地方移住に対する関心の高まりや新たな人流に対して、移住・定住促進事業や若者移住者住まい支援事業など、人口減少対策、少子化対策に大きな予算が充てられていること、また、ゼロカーボンシティへの取り組みとして、庁舎照明設備LED化更新事業など、初期投資に大きな予算がかかるものの、最終的に約70%になる省エネ効果が上げられる事業、また、さらには川岸地区の新園を併設する義務教育学校づくりを概念とした川岸学園構想の実現に向けての川岸学園設立準備事業など、未来志向の予算がなされていることを高く評価いたします。 さらに、市民生活と直接的なつながりのある福祉・医療・介護・環境の分野におきましても、福祉関係計画策定事業、また、出産子育て応援給付金事業など、新規事業、また拡充事業は現状の課題解決に寄与するものであり、必要性や事業効果につきまして十分理解することができます。 さらに、新技術・新製品ものづくりチャレンジ企業応援事業、また、カーボンマネジメント支援事業補助金など、本市の特徴でもあるものづくり企業への支援、拡充など、バランスの取れた予算配分になっていることを確認させていただきました。 限られた財源を重点配分しながらも、選択と集中による新規事業、拡充事業も随所に見られ、積極的な予算編成がなされているものと確認させていただきました。今後の予算執行に当たりましては、関係部局間の協力、連携が必要であり、国・県などの政策方針について注視していく必要性があるかと思います。 最後に、本予算の編成に当たりまして、多くの時間と労力を尽くされました市の理事者はじめ職員の皆様方に敬意を表するとともに、目指す将来都市像の具現化に邁進されますように要望いたしまして、本議案に賛成をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第24号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りいたします。議案第24号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号 令和5年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 日本共産党岡谷市議団を代表しまして、議案第25号 令和5年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について討論を行います。 令和5年度においては、国保税の引上げはありませんでした。しかし、国保加入者の生活実態はどうでしょうか。加入者のほとんどが年金生活者、また非正規労働者、零細の自営業者等々、低所得者の多い保険となっております。国保加入者の所得に対する保険税の負担率は10.2%です。協会けんぽ加入者は7.5%、共済組合の加入者は5.9%と、数字からも国保加入者の保険税は高いものとなっております。所得が低い中で、その所得の1割を超える額が国保税だけでなくなってしまいます。また、ここ数年来のコロナ禍や長引く物価高の影響で国保加入者の暮らしはますます厳しいものとなってきております。 このような中で、国保加入者の健康、命を岡谷市として守っていくためには、国保税の引下げは何としても必要なことであります。そのためには、一般会計からの法定外の繰入れが必要です。過去には1億円もの繰入れをした実績があります。令和5年度の国保会計予算からは、そのような手だてが残念ながら見ることができません。よって、議案第25号には反対をします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 今井義信議員。 ◆7番(今井義信議員) 7番 今井義信です。 議案第25号 令和5年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、令明おかやを代表して意見を述べます。 国民健康保険においては、少子高齢化の進展をはじめとして、1人当たり医療費の増加や国民健康保険税の減少など、取り巻く環境はますます厳しくなっています。また、県からの激変緩和措置を受けている間、国民健康保険税の値上がりが続き、被保険者の負担も年々増加していますが、国民健康保険事業からの繰入れや繰越金による対応などにより、被保険者の軽減される予算編成がなされています。歳出においては、一般総務費の削減にも努められています。 国保会計においては、何よりも財政基盤の安定化や負担の変動の軽減を図り、持続可能な制度として運用していくことが重要であると考えます。運営主体が県に統一され5年が経過しますが、安定的な財政運営ができるように努めていただくことを要望して、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第25号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第25号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第26号 令和5年度岡谷市地域開発事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第26号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第27号 令和5年度岡谷市分収造林事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第27号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第28号 令和5年度岡谷市霊園事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第28号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号 令和5年度岡谷市温泉事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第29号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第30号 令和5年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 日本共産党岡谷市議団を代表いたしまして、議案第30号 令和5年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について討論を行います。 後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者をほかの世代と切り離すというような格好で、私どもはこれは差別的な医療制度であると、この制度導入時から反対をしてまいりました。この後期高齢者医療制度の加入者のほとんどが低所得者の年金生活者で、医療が必要な方々であります。この保険料の負担が増え続けてきており、さらに年金が年々下がっていく、また、年金から天引きされるというようなことで、加入者の生活の厳しさは増す一方で、文字どおり限界に来ているか、限界を超えているんではないかと思われます。 また、昨年、令和4年10月からは医療費の窓口負担が2倍化によって、その加入者の受診抑制も懸念されているところですし、実際に受診抑制が起きている、そういう事態も幾つかあります。年金が下がる一方で、医療費の2倍化により、今言いましたとおり、月1回の受診を2か月に1回としたり、あるいはほかの医療機関というんですか、歯医者さん、耳鼻科、眼科、それらにかかる現状では、どこかを削っていかなければならなくなっているという事態であります。 この医療保険制度は、このように矛盾や問題点を多く抱えております。そのようなことを述べまして、本予算には反対をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 今井義信議員。 ◆7番(今井義信議員) 7番 今井義信です。 議案第30号 令和5年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、令明おかやを代表して意見を述べます。 いまだ収束を見ないコロナ禍において、国民皆保険制度がある我が国にとって、この後期高齢者医療制度を維持し、全ての人が平等に医療を受けられることが何よりも大切だと思っています。後期高齢者医療事業においては、団塊の世代の高齢化による被保険者数の増加、また、医療の高度化による高齢者医療費の増額など、大変厳しい財政状況の中にあります。本予算編成に当たり、低所得者層を含めた可能な限りの保険税率の抑制が図られているものと判断し、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第30号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第30号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第31号 令和5年度岡谷市湊財産区一般会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第31号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第32号 令和5年度岡谷市水道事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 早出すみ子議員。 ◆9番(早出すみ子議員) 9番 早出すみ子です。 議案第32号 令和5年度岡谷市水道事業会計予算について、日本共産党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べます。 令和5年度においては、安全で安心なおいしい水の供給のための予算が編成されています。本予算には、適切な水質管理を進めながら、老朽鉄管が進む水道施設の再構築事業として、片間町ポンプ場の築造工事及び小東橋への水管橋設置工事を進めるほか、水道施設の更新、耐震化を計画的に進められることが盛り込まれています。 水道料金は令和5年度までは据置きで対応されており、妥当なものであります。引き続きの経営努力によって、水道料金の引上げがされないよう要望し、本議案に賛成をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 中島保明議員。 ◆8番(中島保明議員) 8番 中島保明です。 議案第32号 令和5年度岡谷市水道事業会計予算について、会派令明おかやを代表しまして意見を申し上げます。 水道事業におきまして、人口減少に伴う給水量の減少傾向や動力費などの維持管理費用の増大は、経営環境に深刻な影響を及ぼしています。しかしながら、言うまでもなく、水道は市民の生活を守るための最重要インフラであります。今後も水道事業の運営に当たっては、安全で安心な水の安定供給を維持していく必要があります。令和5年度の予算には、安全・安心な水の安定供給を行うための水道施設更新事業として、花岡水源の施設機器等の整備や宅地及び工場造成に関連した管路の更新、水道施設の老朽化に対応するための水道施設再構築事業として、横河川水管橋の設置工事など、また、災害等に備えた重要管路の耐震化事業として、市道小井川東町線などの管路耐震化工事、さらには収納サービス向上のための事業として、スマホ決済サービス等が盛り込まれております。 一方、原油価格や物価の高騰による市民生活や企業活動への影響に配慮して、現行の水道料金を据え置く判断をされております。ハード面でもソフト面でも、今後の市民生活に配慮した予算案であることが確認できました。 以上により、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 渡辺太郎議員。 ◆12番(渡辺太郎議員) 12番 渡辺太郎です。 議案第32号 令和5年度岡谷市水道事業会計予算について、おかや未来研究室を代表して意見を申し上げます。 水道事業は、市民生活に必要不可欠な重要なライフラインです。人口減少や施設の老朽化が進み、また、節水意識の拡大などにより厳しい経営環境の中、岡谷市水道事業基本計画と岡谷市水道事業経営戦略に基づき、将来を見据えた予算編成がなされております。また、水道料金については、原油価格、物価高騰による市民生活への影響に配慮し、令和5年度から令和7年度までの3年間は突発的な事象が発生しない限り、現行料金を据え置くとしていただいたことに対し評価をいたします。 老朽化が進む水道施設の再構築事業や、水道施設の更新及び地震等の災害時において市民生活への影響を最小限にするための耐震化について、計画的、効率的な執行をお願いいたします。将来にわたり安全でおいしい水の安定供給に引き続きの御努力をお願いし、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第32号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第33号 令和5年度岡谷市下水道事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 浜 幸平議員。 ◆3番(浜幸平議員) 3番 浜 幸平です。 議案第33号 令和5年度岡谷市下水道事業会計予算につきまして、会派令明おかやを代表いたしまして意見を申し上げます。 今後も人口減少及び電気料金の高騰などにより、下水道事業を取り巻く環境は厳しさを増すものと思われます。下水道事業につきましては、岡谷市下水道事業経営戦略に基づき、公共下水道管路維持管理事業をはじめ、公共下水道事業、下水道雨水渠整備事業などに令和5年度も適切に予算配分がされていると確認をさせていただきました。 引き続き将来にわたり衛生的で快適な環境を守る下水道事業運営を積極的に進めていただきますよう要望をいたしまして、本議案に賛成をさせていただきます。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第33号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第34号 令和5年度岡谷市病院事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 遠藤真弓議員。 ◆18番(遠藤真弓議員) 18番 遠藤真弓です。 議案第34号 令和5年度岡谷市病院事業会計予算について、賛成の立場より、おかや未来研究室を代表し、意見を申し述べます。 新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが5月から5類に変更になり、それに伴い各種の補助金や診療報酬も段階的に見直すようです。今後においても非常に難しいかじ取りを迫られるのではないかと思います。そして、地域医療を支える病院経営の観点からも、改めて感染管理がとても重要になるのではないかと思います。 そんな状況下ではありますが、令和5年度は入院・外来数ともに増を見込んでいます。コロナ禍前の状況に戻るにはまだまだ難しいようにも思いますが、地域医療の確保のために引き続き御努力をお願いいたします。また、多くの公立病院において、医師不足による診療体制の縮小が余儀なくされています。岡谷市民病院もまた医師不足には課題を抱えています。人材確保、人材育成には令和5年度も引き続き御尽力をお願いいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 日本共産党岡谷市議団を代表いたしまして、令和5年度岡谷市病院事業会計予算について、賛成の立場からの討論を行います。 コロナ感染症が減少してきたとはいえ、いまだに収束には至っておりません。このような中で、感染病床を抱える岡谷市民病院としましては、まだまだ本当に気を許せない状態が続いていくと思います。私ども市民にとってみれば、このような病床が岡谷にあるということは非常にある意味では誇りに思っているところであります。 医師の確保、これは非常に岡谷市民病院だけの問題ではなくて、全国的な問題ではありますが、一層御尽力をお願いしたいと思います。そして、市民からの期待、信頼にますます応えられるよう申し上げまして、議案第34号には賛成をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 早出一真議員。 ◆13番(早出一真議員) 13番 早出一真です。 議案第34号 令和5年度岡谷市病院事業会計予算について、令明おかやを代表し、意見を申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の影響を強く受けたここ数年であり、感染症患者の受入れ、ワクチン接種等、通常業務とは異なる営業を余儀なくされてきました。また、物価高騰、光熱水費の増によるコスト高の懸念がある中での予算編成となりましたが、地域医療の推進体制として安定的な経営基盤の維持を念頭に、人材育成や質の高い医療サービスの提供に向けた積極的な病院運営をはじめ、市民の生命と健康を守る地域医療の拠点的な役割を果たすための予算編成がされたと理解するところであります。 そして、医療器械器具整備事業として、磁気共鳴画像装置MRIや再来受付ポスシステム等、29項目の医療機器の更新整備が予定され、医療の高度化への取り組み、市民病院としての医療提供体制の強化がされていくものと理解をいたしました。さらに、自治体病院の役割として、幅広い診療科目の実施や予防、検診など、地域の拠点病院としての役割、地域に密着した医療サービスの充実等、本予算に十分反映されていることがうかがえます。 引き続き天野病院事業管理者をはじめ、内山病院長の下、質の高い医療サービスの提供、市民の信頼や期待に応えられる病院づくりの推進、また、医師確保による診療体制のさらなる強化をお願いをいたしまして、本議案に賛成をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第34号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第35号及び議案第36号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第21 議案第35号 岡谷市議会の個人情報の保護に関する条例及び日程第22 議案第36号 岡谷市議会の議員の議員報酬等の特例に関する条例の2件を一括議題といたします。 提出者の説明を求めます。 議会運営委員長。     〔議会運営委員長 早出一真議員 登壇〕
    ◆議会運営委員長(早出一真議員) 13番 早出一真です。 議案第35号 岡谷市議会の個人情報の保護に関する条例について御説明申し上げます。 制定の理由につきましては、裏面にありますように、デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律の公布、施行に伴い、制定をいたしたいものであります。 制定の趣旨でありますが、この条例は、市議会における個人情報の適正な取扱いに関し、必要な事項を定めるとともに、市議会が保有する個人情報の開示、訂正及び利用停止を求める個人の権利を明らかにすることにより、議会の事務の適正かつ円滑な運営を図りつつ、個人の権利、利益を保護することを目的に定めるものであります。 最初に、この条例の議案提出に至るまでの経緯を申し上げます。 令和3年5月にデジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律が公布され、国の行政機関、独立行政法人等、地方公共団体、地方独立行政法人について、それぞれ分かれていた個人情報保護制度が一本化されることとなりました。これにより、地方公共団体にも個人情報の保護に関する法律の規定が共通ルールとして直接適用されることとなりましたが、議会については一部の規定を除き適用除外とされ、議会ごとの自立的な判断による対応が必要となったため、議会独自の個人情報保護制度として本条例の制定に至ったものであります。 それでは、条例の内容について御説明申し上げます。 条例は、第1章から第6章まで56条の本則と附則で構成されております。 条文の主な点を申し上げますと、第1章総則では、第1条目的、第2条定義などを規定しております。 第2章個人情報等の取扱いでは、個人情報の保有の制限、利用の目的の明示、従事者の義務、利用及び提供の制限などを規定しております。 第3章では個人情報ファイルについてを規定しており、第4章では開示、訂正及び利用停止として、開示請求の手続、保有個人情報の開示義務、開示請求に対する措置、開示請求の手数料などについて規定しております。 第5章では雑則として、適用除外、委任などについて規定しており、第6章では罰則について規定しております。 次に、附則でありますが、附則第1項はこの条例の施行期日を令和5年4月1日からとするものであります。附則第2項は岡谷市情報公開条例の一部改正について規定するもので、議長が行った開示、訂正、利用停止決定等について、審査請求があったときは、岡谷市情報公開個人情報保護審査会に諮問するため、所要の改正を行うものであります。 以上で提出条例案の主な内容でありますが、内容の詳細につきましては、配付させていただいております議案書のとおりであります。 以上で議案第35号の説明を終わらせていただきます。 続きまして、議案第36号 岡谷市議会の議員の議員報酬等の特例に関する条例について御説明いたします。 制定の理由は、裏面にありますとおり、岡谷市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例(平成20年条例第22号)の特例を定めるため、制定いたしたいものでございます。 今回の条例制定の背景でありますが、議員は非常勤特別職であり、勤務時間や休日の定義はなく、勤務という考え方は存在しないことから、国や自治体の職員が長期に欠勤した場合などのように減給の対象とはなりません。しかし、支給される報酬は議員活動の対価であるとともに、その財源は市民の税金であることから、今般公務による災害などを除く長期間の欠席の場合、報酬の減額等の規定を設ける議会も少なくない状況であります。 本市議会においても、全国や県内の状況、議員報酬等の性質、法的根拠などの確認を踏まえ、検討いたした結果、議員の職責、市民への信頼の確保のため、特例を定める必要があると考え、ここで条例を制定いたすものであります。 以下、逐条により説明申し上げます。 第1条は目的であります。 第2条は本条例における会議等の種類及び長期欠席について規定いたすものであります。 第3条は長期欠席に係る届出について規定したもので、議員が疾病その他の理由により長期欠席等になったときには、議長に届け出るものとし、議員自らが届け出ることができないときは、代理人として当該議員の親族が届け出ることができる旨の規定であります。また、第2項は復帰届について規定いたすものであります。 第4条は長期欠席の報告の規定でありますが、議長が決定し、議会運営委員会に報告するといたすものであります。 第5条は議員報酬の減額について規定したもので、長期欠席の期間に応じて、記載の表に定める支給割合を乗じて得た額とするといたすものであり、第2項及び第3項で適用期間を規定いたすものであります。 第6条は期末手当の減額について規定いたすものであります。 第7条は適用除外の規定でありますが、関係条例に基づき認定された公務上の災害及び勤務による災害、要件を満たした女性議員の出産など、適用除外となる旨を規定いたすものであります。 第8条は委任の規定であります。 附則でありますが、この条例の施行期日を令和5年4月1日からとし、施行の日以降の議会の会議等に係る欠席について適用すると規定したものであります。 以上で説明を終わりますが、それぞれ御議決いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第35号及び議案第36号については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 まず、議案第35号について質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第35号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第36号について質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 中島保明議員。 ◆8番(中島保明議員) 8番 中島保明です。 議案第36号 岡谷市議会の議員の議員報酬等の特例に関する条例について意見を申し上げます。 この条例は、本議会の議員の病気による長期休暇を契機としまして、条例制定の機運が高まり、今議会での上程に至ったものであります。会派内、代表者会議、全員協議会、いろいろな場において意見が交わされました。議員の働き方や報酬に対する考え方、休暇日数や報酬の低減率など、数値の面でもいろいろな意見が出され、激しい意見の応酬もありました。一方で、議会の全会一致での条例制定を強く望む声や献身的な努力が見受けられました。最終的にここに1つのステップ、1つの形として残すことができました。岡谷市議会の立派な成果だと思います。 議員の働き方や報酬については、今後も見詰め続けていくべき課題ではあります。その礎として、この条例が今後も岡谷市議会議員の振り返る道しるべになることを祈ります。 以上により、本議案に賛成します。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第36号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第37号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第23 議案第37号 安全保障3文書の閣議決定に抗議し撤回を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 早出すみ子議員。     〔9番 早出すみ子議員 登壇〕 ◆9番(早出すみ子議員) 9番 早出すみ子です。 議案第37号 安全保障3文書の閣議決定に抗議し撤回を求める意見書につきまして、提出者を代表し、案文の朗読をもって提案にかえさせていただきます。 安全保障3文書の閣議決定に抗議し撤回を求める意見書(案)。 政府は昨年12月、「国家安全保障戦略・国家防衛戦略・防衛力整備計画」(以下安保3文書)を閣議決定しました。 その内容は、「専守防衛」を完全に投げすて、「反撃能力」すなわち敵基地攻撃能力の保有を明記し、「戦争する国づくり」への道を推し進める、危険きわまりないものとなっています。 また、この大軍拡を進めるために、5年間で43兆円もの軍事費をつぎ込むものとなっています。 相手国を直接攻撃する敵基地攻撃能力の保有は安全保障政策の大転換となります。歴代の政府はこれまで他国を攻撃するような兵器の保有は、憲法上許されないとしてきました。ところが、安保3文書では、米国製の長距離巡航ミサイル「トマホーク」の大量配備が明記されており、戦争の放棄と戦力の不保持をうたい武力行使を禁じた日本国憲法に違反することは明らかです。 大軍拡を推し進めるために、大増税は避けられません。また、福祉・社会保障費の大幅な削減の危機も容易に予測されます。 この様に、平和にも、暮らしにもかかわる重大な決定を、国会にも諮らず、国民の信を問うこともせず閣議決定したことは断じて許されません。民主主義・立憲主義を根底から破壊する暴挙であり断固として抗議するものであります。 岡谷市議会は、昭和59年3月、岡谷市民の普遍の願いである、平和を希求する心に従い「平和都市推進の宣言」を決議しています。 私たちは、武力対武力による戦争への準備をするのではなく、対話による外交の力で、戦争をさせない・しない努力ことが必要と考えています。 よって、岡谷市議会は、敵基地攻撃能力の保有と大軍拡を進める「安保3文書」の閣議決定に強く抗議し、この閣議決定の撤回を求めます。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 令和5年3月20日。 以上でありますが、全会一致をもって御議決賜りますようお願いいたします。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 藤森博文議員。 ◆14番(藤森博文議員) 14番 藤森博文です。会派令明おかやを代表して意見を述べます。 この意見書に込められた平和を希求する強い思い、粘り強い外交努力の必要性に対しましては、私たちも強い思いを持ち、同様の考え方であり、強く賛同いたしますが、我が国を取り巻く国際情勢は厳しく、万が一といった新たな危機の時代に突入したことを考えますと、この意見書に示された専守防衛を完全に投げ捨てたとか、戦争する国づくりを推し進めているとか、憲法違反だと判断している、大変厳しい見解、国の政策の捉え方や考え方には理解できる部分もあります。その一方、専守防衛の姿勢、考え方を厳守し、我が国への他国からの攻撃の意思が起こらないよう、反撃能力を保持し、抑止力を持つことで、我が国の領土、領海、国民の命と平和な暮らしを守る必要があると考えております。 国際社会の平和と安定のための外交努力、専守防衛の枠内で、我が国が戦争に巻き込まれないための防衛力の強化は、現実的に見て必要だと考えておりますので、この意見書には反対いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 私は今日のこの最終日、いろいろ採択、議決されていきますが、そのような場合、場合に意見の違いというものは当然あるかと思っております。18人の、今、今井議員が欠席しておりますので、17人ですが、それぞれがみんな同じ考えでこの議場に来ているとは思っておりません。しかし、事平和か戦争かという、今、日本は重大な岐路に立たされているときに、私ども議員としては、市民や国民のほとんどの方が平和を望んでいる、それに背を向けるような決定を市議会としてすべきではないと思っております。 今反対討論が行われましたが、また、この後ももしかしたら反対討論、出るかもしれませんが、真っ向からこの意見書に反対する、そういうことはきっとないと思います。しかし、今反対討論の中に抑止力とか、国を守るとかありましたが、しかし、抑止力というものは、使うぞという意思がなければ何の役にも立たないんです。抑止力で持っていて、これは使いませんよというような、そんなばかな抑止力はありません。ですから、いろいろ武器を持っていても、抑止力というものは、いざというときには使うものなんです。そういうことを理解すれば、武力対武力というものの虚しさというものがお分かりになると思います。 また、国際情勢と言いますが、今言ったように武力対武力というような、そういう思いが、例えばロシアとウクライナ、この停戦を私は妨げていると思っております。先ほどの反対討論の中に、対話が大事だという一言がありました。全くそのとおりで、対話で何としても戦争を避ける、戦争が始まったらそれをやめさせる、そういう努力が必要なんですが、しかし、口で対話と言って、背中のほうで武力を隠し持っているような、それは私はきちんとしたというんですか、戦争をやめさせる、しない努力の対話とは思っておりません。 今、専守防衛、曲がりなりにも歴代内閣はこのことを言ってきました。しかし、この意見書にもあるように、トマホークという相手を攻めていく、その武器をアメリカからものすごく買って日本全国へ配備する。このようなことは、戦争を、専守防衛というものを全くもうかなぐり捨てている、そういうものだと思います。 1年ほど前、ぜひ思い出していただきたいと思います。ロシアによるウクライナの侵略、これに対して、岡谷市議会は全員一致でウクライナへの平和をということで集会を持ちました。長野県的にも、全国的にも、非常に注目されて、私は非常にうれしく、どこへ行ってもこのことを誇らしく話しています。その市議会が1年たった今、これを、この意見書に反対するということは、昨年のあの集会にも、言葉は悪いかもしれませんが、土足で踏みにじるような、自らがせっかくやったことを踏みにじるような、そんな行為だと思います。 以上を述べまして、私はこの意見書、採択すべきものだと思います。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第37号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立少数〕 ○議長(小松壮議員) 起立少数であります。 よって、議案第37号は否決されました。--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(小松壮議員) 以上で、今定例会の議事の全部を議了いたしました。 閉会前に、市長の御挨拶をお願いいたします。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 令和5年第1回岡谷市議会定例会の閉会に当たりまして、挨拶を申し上げます。 今定例会に市側から提案申し上げました議案につきましては、令和4年度関係議案並びに新年度予算、条例議案等多くの案件につきまして慎重な御審議をいただき、それぞれ原案のとおり御議決等を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通じまして、議員各位からいただきました御意見等につきましては、慎重に検討を深め、今後の市政運営に当たってまいります。 お認めいただきました令和5年度予算の執行に当たりましては、第5次岡谷市総合計画前期基本計画の最終年度にふさわしい成果を上げるため、「未来を見据えた躍動の年」と位置づけるとともに、重点施策として掲げた「活力と彩りの創造」、「未来に輝くひとづくり」、「穏やかで美しい日常の実現」を中心として、必要な施策、事業に財源を集中し、効果的な施策展開を図ってまいります。 今日まで市民福祉向上と岡谷市の発展のため御尽力を賜りました議員各位の任期満了が近づいてまいりました。勇退されます議員の皆様とは、この議場でお目にかかることは今日が最後になるものと思います。皆様の在任中は、第5次岡谷市総合計画に掲げる将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち 岡谷」の実現に向け、多大な御理解、御尽力をいただきましたことに深く感謝を申し上げますとともに、今後とも変わることのない御支援、御協力を賜りますようお願いを申し上げます。 そして、来月執行されます岡谷市議会議員一般選挙に立候補される皆様には、健康に十分御留意をいただき、御健闘されますことを願っております。 明日には春分の日を迎えるなど、いよいよ本格的な春の訪れが感じられる季節となってまいりました。議員におかれましては、迎えます新年度につきましても、引き続き市政運営に特段の御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げまして、閉会に当たっての御礼の挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。 ○議長(小松壮議員) ここで、議長を交代いたします。--------------------------------------- △議長挨拶 ○副議長(今井康善議員) 今任期最後の定例会の閉会に当たり、小松議長の発言を許可いたします。     〔議長 小松 壮議員 登壇〕 ○議長(小松壮議員) 皆様お疲れのところ誠に恐縮ではございますが、今任期最後の定例会が閉会となりますので、一言御挨拶を申し上げさせていただきます。 令和の始まりとともに、市民の皆様からの熱き負託を得て18名の議員で今任期の岡谷市議会をスタートし、任期も残り1か月余りとなりました。 順調に思えた令和の時代も、新型コロナウイルス感染症という世界的な大きな災害の発生により、これまでとは違った生活様式の中で、戸惑いや不安にさいなまれる時期もございました。さらに、ロシアのウクライナへの侵攻など、世界情勢の不安定さも国民の生活に大いに影響し、光熱費の上昇や物価高、不安定な為替相場などが続く厳しい社会情勢となっております。 そのような中、岡谷市政においては、厳しい財政運営を強いられながらも、新型コロナウイルス感染症に対応した施策を進められ、ワクチン接種や経済支援、市民の生活支援と消費マインドの喚起など、各種事業が行われ、さらに移住・定住施策により52年ぶりに人口の転入超過となるなど、第5次岡谷市総合計画を着実に進められ、「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち 岡谷」に向かって着実な進捗を遂げておられます。 私ども議員も自治体の二元代表制としての議会の使命を果たすべく、一般質問などを通じて意見、要望などを申し上げました。また、この4年間の間には初めて議会基本条例に基づく政策提言を2度提出し、議会改革も進展させ、議会機能を発揮し、市民の負託に応え、市民福祉の向上、市政の発展に寄与してまいりました。この間、今井市長をはじめ理事者、職員の皆様には、私どもの声に真剣に耳を傾けていただき、丁寧な説明や真摯な議論を重ねていただきました。議会を代表いたしまして、衷心よりお礼を申し上げます。 私どもの任期も残り僅かとなってまいりましたが、この議場の10番の席に今井秀実議員の姿がありません。1年前に病に倒れ、現在も病と闘い続けておられます。令和にスタートした18名がそろってこの日を迎えられなかったことは大変残念でなりませんが、御回復を心から願うばかりでございます。 議員各位におかれましては、再選を目指して市議会議員選挙を迎えられる皆様には、再びこの場において熱き議論を交わすことができますよう、御健闘をお祈り申し上げます。 また、今期をもって勇退される皆様には、議員としての長年の御活躍と御功績に深甚なる敬意を表します。今後も培われました経験や識見を生かし、それぞれの立場で岡谷市政進展のために力を尽くしていただきますようお願いを申し上げます。 結びに、2年間、浅学淡才の私の議会運営に格別なる御支援、御高配を賜りましたこと、議員各位並びに市の理事者、職員の皆様に改めまして心から感謝を申し上げますとともに、岡谷市政のますますの発展を祈念いたしまして、お礼の挨拶とさせていただきます。 4年間誠にありがとうございました。 令和5年3月20日、岡谷市議会議長、小松 壮。(拍手) ○副議長(今井康善議員) ここで議長を交代いたします。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(小松壮議員) これにて令和5年第1回岡谷市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午後2時33分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和  年  月  日        岡谷市議会議長   小松 壮        岡谷市議会副議長  今井康善        岡谷市議会議員   浜 幸平        岡谷市議会議員   笠原征三郎...