○議長(小松壮議員) 日程第5 報告第18号 専決処分の報告について(和解及び損害賠償の額の決定について)及び日程第6 報告第19号 専決処分の報告について(令和4年度岡谷市一般会計補正予算(第6号))の2件について一括説明を求めます。 帯川健康福祉部長。 〔健康福祉部長 帯川豊博君 登壇〕
◎健康福祉部長(帯川豊博君) おはようございます。 報告第18号 専決処分の報告について、専決第11号 和解及び損害賠償の額の決定について御説明を申し上げます。 この内容は、
岡谷市民総合体育館柔剣道場において、
新型コロナウイルスワクチン接種会場の準備をしていた際に、駐車中の車両に損害を与えたことによります和解及び損害賠償の額の決定について、地方自治法第180条の第1項及び
市長専決処分指定事項第1項の規定により、令和4年8月15日に専決処分を行ったものであります。 それでは、和解の内容を御覧ください。 事故の概要でありますが、令和4年7月6日午後2時30分頃、
新型コロナウイルスワクチン接種会場となります
岡谷市民総合体育館柔剣道場において、
新型コロナウイルスワクチン接種会場の準備をしていた際に、職員が荷物を搬入するため、柔剣道場のドアを内側から開けたところ、当該ドアの前に駐車していた相手方の所有する車両のボンネットに接触し、損害を与えたものであります。 この事故につきましては、相手方と示談交渉を行い、市が相手方に車両修理代として損害賠償金4万9,588円を支払うことで、令和4年8月15日に示談が成立したものであります。 これまでも搬入等の作業の際の事故防止に努めてまいりましたが、この事故を受け、作業の際の安全対策、事故防止に一層意を配してまいります。 以上で報告第18号の説明を終わりますが、よろしくお願いいたします。
○議長(小松壮議員) 藤澤総務部長。 〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎総務部長(藤澤正君) おはようございます。 報告第19号 専決処分の報告について、専決第12号 令和4年度岡谷市一般会計補正予算(第6号)について御説明申し上げます。 今回の補正予算は、ただいま報告第18号で御説明申し上げました損害賠償金につきまして、地方自治法第180条第1項の規定により、令和4年8月15日付で専決処分を行ったものであります。 初めに、8ページをお開きください。 3歳出から御説明申し上げます。 4款衛生費1項2目予防費21節補償補填及び賠償金5万円は、相手方への損害賠償金を計上いたしたものであります。 以上で歳出を終わりまして、6ページへお戻りください。 2歳入について申し上げます。 21款諸収入4項2目雑入5万円は、損害賠償金に対します保険金収入であります。 以上で歳入を終わりまして、2ページへお戻りください。 第1
表歳入歳出予算補正、1歳入及び次のページの2歳出は、それぞれ所定の書式によって調製してあります。 1ページへお戻りください。 令和4年度岡谷市一般会計補正予算(第6号)第1条で、歳入歳出それぞれ5万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ210億7,528万8,000円といたしたものであります。 以下につきましては、説明を省略させていただきます。 以上で、報告第19号の説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(小松壮議員) これより質疑に入ります。 まず、報告第18号について、質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) 報告第18号についてはこれをもって終結いたします。 次に、報告第19号について、質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) 報告第19号についてはこれをもって終結いたします。
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△議案第51号~議案第58号の一括上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(小松壮議員) 日程第7 議案第51号 令和3年度岡谷市
一般会計歳入歳出決算認定についてから日程第14 議案第58号 令和3年度岡谷市湊財産区
一般会計歳入歳出決算認定についてまでの一般会計及び
特別会計決算関係議案8件を一括議題といたします。 この際、審査の方法についてお諮りをいたします。この8議案は決算特別委員会を設置して付託し、審査いたしたいと思います。そこで、審査の都合上、最初に決算特別委員会を設置し、委員の選任を行った後、一旦休憩をして委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、再開後、説明、
健全化判断比率等報告、監査報告、質疑を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。 この際、決算議案審査のため、決算特別委員会を設置いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会を設置することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任についてお諮りをいたします。委員の選任は議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、委員の選任は議長に一任と決しました。 議長から委員の指名をいたします。
決算特別委員会委員に、田村みどり議員、中島秀明議員、今井義信議員、早出すみ子議員、早出一真議員、山崎 仁議員、遠藤真弓議員、以上の議員を指名いたします。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を
決算特別委員会委員に選任することに決しました。 この際、正副委員長の互選を願うため、暫時休憩をいたします。
△休憩 午前9時46分 (決算特別委員会)
△再開 午前10時20分
○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました結果、委員長に早出すみ子議員、副委員長に中島秀明議員が選出されましたので、御報告をいたします。 この際、正副委員長は一緒に登壇してそれぞれ御挨拶をお願いいたします。
決算特別委員会委員長 早出すみ子議員、副委員長 中島秀明議員。 〔決算特別委員長 早出すみ子議員・副委員長 中島秀明議員 登壇〕
◆決算特別委員長(早出すみ子議員) 先ほどの決算特別委員会で委員長に選出いただきました9番 早出すみ子です。 審査を深めて十分に討議し、委員会のスムーズな運営に努めてまいります。よろしくお願いいたします。(拍手)
◆決算特別副委員長(中島秀明議員) 先ほどの決算特別委員会で副委員長に選出されました5番 中島秀明です。 重要な決算委員会ですので、早出すみ子委員長をしっかりサポートして慎重な審議を進めたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(小松壮議員) これより決算議案について提出者の説明を受けることにいたします。 まず、市長から総括説明を求めます。 今井市長。 〔市長 今井竜五君 登壇〕
◎市長(今井竜五君) 令和3年度岡谷市一般会計並びに特別会計等の決算を提出し、議会の認定をいただきたくお願い申し上げます。 これらの各会計の決算及び
財政健全化判断比率につきましては、法令の定める諸手続に従って調製し、監査委員の審査を経て、その意見を付し、提出いたしたものであります。 令和3年度の我が国の経済は、社会経済活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果や海外経済の改善もあって、
新型コロナウイルス感染症、以下感染症と申し上げます、による厳しい状況が徐々に緩和されつつあるものの、供給面での制約や原材料価格の高騰などにより、引き続き持ち直しの動きに弱さが見られるものとなりました。 こうした状況において、令和3年度の地方行政に目を向けますと、感染症の影響が長引く中、地域の実情に沿ったきめ細やかな行政サービスの提供に加え、感染症対策はもとより、人口減少の中で地域に雇用を確保し、都市と地方の賃金格差の解消を図りつつ、新しい人の流れを生み出すことで地方創生を実現し、デジタル化を推進するとともに、頻発する大規模な自然災害等への対応や強靱な国土づくり、持続可能な
社会保障制度づくりや次世代を担う「人づくり」などの本来的な課題の解消についても、手を緩めることなく進めたところであります。 一方、本市におきましては、令和3年度は「第5次岡谷市総合計画」によるまちづくりの3年目であり、前期基本計画の中間年として、基本目標の達成に向けさらに加速度を上げていく年となることから、時代の大きな変化に直面する中で、感染症などの新たな課題にも迅速かつ柔軟に対応しながら、将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて着実に前進するため、「新たな日常の実現に向けた変革の年」と位置づけ、各種施策、事業に全力で取り組んでまいりました。 このほか、「令和3年8月大雨災害」では、川岸地区で発生した土石流により、大変悲しく残念でありましたが、3名の尊い命が失われました。また、市内各所で河川の溢水や土砂災害による家屋等への浸水や損壊など建物被害が発生したほか、農地、道路などの多くの施設等においても甚大な被害が発生したことから、職員一丸となり、被災者支援と被災箇所の復旧・復興を最優先に取り組んでまいりました。 事業の推進では、「岡谷市
行財政改革プログラム」に基づき、将来にわたって持続可能な確かなまちづくりを進めるため、特定財源の確保に積極的に取り組んだほか、事務事業等の継続的な見直しなどにより、最少の経費で最大の効果を上げるよう努めたところであります。 この結果、令和3年度の一般会計は、歳入におきまして、感染症の影響により、歳入の根幹を成す市税収入では、前年度に比べ約3億3,000万円の減収となりましたが、当初予算比では約2億5,000万円予算額を上回りました。また、国税収入が過去最高額となったことなどにより、地方交付税や
地方消費税交付金等におきましても、当初予算を大きく超える収入となっております。 歳出におきましては、災害復旧や感染症対策に関わる経費が増加となりましたが、国庫補助金や市債などの特定財源を有効に活用できたほか、効率的かつ効果的な予算執行に努めたことなどにより、予定していた基金からの繰入れを抑制しつつ、財政調整基金・減債基金などへの積立てを実施した上で、実質収支において例年を上回る7億6,950万9,268円の黒字を計上することができ、後年度へ十分配慮した決算とすることができました。 これも議員各位をはじめ、市民の皆様の御理解、御協力によるものと深く感謝を申し上げます。 なお、特別会計のうち
地域開発事業特別会計においては、例年と同様に収支不足が生ずる結果となりましたが、この会計は公共事業遂行のため、事業用地及び代替地を取得保有をしておりますので、事業推進に併せた用地等の処分を計画的に進めるなど、健全化を図ってまいりたいと考えております。 令和3年度の施策及び事務事業につきましては、行政報告書に詳細を記載してございますので、数字等は省略をさせていただき、部門ごとに概略を申し上げます。 まず、企画調整事務では、「第5次岡谷市
総合計画前期基本計画」の3年目として、これまでの取り組みを検証しつつ、計画に掲げる将来都市像の実現や基本目標の達成に向け、各種の取り組みを推進するため、進行管理、市政全体にわたる総合調整を図りながら、まちづくりの重要課題に取り組んでまいりました。 また、国の「
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金」を計画的かつ効果的に活用し、感染防止対策、市民生活の維持、事業継続支援などを講ずるための実施計画を策定いたしました。 市民総参加の
まちづくり推進事業では、市内高等学校の有志による「
高校生まちづくり会議」を開催したほか、「岡谷市民憲章」が制定50周年を迎えたことから、記念事業や各種啓発活動を実施し、市民憲章のさらなる普及を図ってまいりました。
ホストタウン推進事業では、東京オリンピック・パラリンピック大会に向けた機運を醸成するため、カナダのホストタウンとして「
アスリートフェスティバルinおかや」など、各種事業を実施し、スポーツを通じた地域の活性化、教育文化の向上を図ってまいりました。 旧
岡谷塩嶺病院施設管理事業では、敷地の一部を売却したほか、
岡谷駅前公共用地権利取得事業では、ララオカヤの権利一本化に向け、権利取得の交渉を進め、了解の得られた権利者から順次契約を行ってまいりました。 まち・ひと・しごと創生推進事業では、インスタグラムフォトコンテストの入賞作品を活用した本市のシティプロモーションと知名度の向上を図ったほか、岡谷の魅力体験では、ワーケーションに要する経費について助成することで、地域や地域住民と多様なつながりを持つ関係人口の増に努めてまいりました。 広報・広聴事業では、「広報おかや」や「市ホームページ」、「シルキーチャンネル」や「フェイスブック」など各種メディアを通じて、分かりやすい行政情報の発信に努めてまいりました。 また、「市政懇談会」は、感染状況を考慮し、開催を中止といたしましたが、「シルキーチャンネル」を使い、「新年度の重点施策」などを周知したほか、市民提案ボックスを通じて、市政に対する貴重な御意見、御提言などの収集に努めてまいりました。 情報システム管理事業では、3公民館、カルチャーセンター、諏訪湖ハイツ、スワンドームなどに公衆無線LAN環境を整備し、施設利用者のサービス向上を図ったほか、感染対策としてウェブ会議環境の充実を図りました。 出張業務では、ララオカヤの閉鎖に伴い、岡谷駅前出張所の機能をイルフプラザ3階カルチャーセンター横に移設し、令和4年1月12日に「イルフプラザ出張所」を開設いたしました。 税関係では、公平・公正で適正な賦課徴収に努めるとともに、感染症対策として税制改正された事業用家屋及び施設等の償却資産に対する固定資産税と事業用家屋に対する都市計画税の軽減措置を実施してまいりました。 また、国税庁出身の徴収指導員による指導の下、徴収体制の強化や納税相談を積極的に行ったほか、コンビニ収納、スマートフォンアプリによる収納など実施することにより、収納率の向上に努めてまいりました。 消防関係では、8月大雨災害において、地域社会の消防防災活動の中核組織であります消防団として、多くの消防団員が救助などの活動に当たったほか、消防団員の負担軽減や「消防団員サポートショップ事業」等による消防団員の確保対策にも取り組みました。 また、大規模震災等への対応力を高めるため、救助資機材、小型動力ポンプ及び高輝度照明装置を搭載した「災害対応型多機能消防車」を第9分団に配備いたしました。 防災・災害対策事業では、7月19日の「岡谷市防災の日」を中心に、災害パネル展を開催するなど、「岡谷市防災・減災基本条例」に基づく自助・互助・共助・公助の考え方を基本とした防災・減災を推進してまいりました。 災害救助対応では、8月大雨災害への対応として、市災害対策本部及び現地災害対策本部を設置し、被災状況の確認や対応状況など、関係機関と連携し、情報共有を図る中で、「高齢者等避難」「避難指示」を発令するとともに、21か所の避難所を開設し、住民の安全を確保する体制を取り、被災者支援と復旧・復興に取り組んでまいりました。 また、8月大雨災害の後、市の災害対応や住民の避難行動等の検証のため、市民アンケート調査を実施するとともに、気象庁や県、地質や防災の専門家によるアドバイザー会議を実施し、関係機関への意見聴取もする中で、「避難情報の発令等に係る検証報告書」をまとめ、土砂災害における住民の迅速かつ的確な避難行動につなげるため、避難情報の発令判断基準の見直しを行ったところであります。 防災倉庫整備事業では、ララオカヤに備蓄していた資機材や備蓄品を移転するため、防災機能を有しているイルフプラザ平面駐車場東側の主要幹線道路に接する土地を取得するとともに、新たな「防災倉庫」を建設し、防災倉庫の拠点として運用を開始いたしました。 国土強靱化地域計画策定事業では、本市における状況を踏まえ、いかなる災害が発生しても人命のほうを最優先し、被害を最小限に抑え、起きてはならない最悪の事態を回避できるよう、地域特性に応じた施策を総合的かつ計画的に推進することを目的とした「岡谷市国土強靱化地域計画」を策定いたしました。 消費者行政事業では、18歳への成年年齢引下げに伴い、市内の高校などに消費トラブル等の啓発を行ったほか、特殊詐欺が多発する極めて深刻な状況が続いていることから、特殊詐欺対策機器の設置費用の一部を補助するなど、電話でお金詐欺や悪質な電話勧誘販売からの被害防止を図ってまいりました。 社会保障・税番号制度付番交付事業では、法律に基づく個人番号の付番・カードの申請、交付等の事務を行うとともに、職員が大型商業施設などに出向き申請受付を行う「出張申請受付」や「夜間・休日窓口」を開設するなど、
マイナンバーカードの普及啓発に努めてまいりました。 福祉医療費給付事業では、引き続き中学3年生までを対象に、県内の医療機関等の窓口での支払いを受給者負担金のみとする現物給付方式を実施し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図ってまいりました。 国民健康保険事業では、被保険者の負担を考慮しつつ、県が示した標準保険税率を基に税率等の改定を行うなど、引き続き安定した財政運営に努めるとともに、「長野県における国民健康保険運営の中期的改革方針」に沿って、二次医療圏単位における応益割水準の平準化や段階的な資産割の減額に着手してまいりました。 また、感染症の対応として、「傷病手当金の支給」、「国民健康保険税の減免」などを行ったほか、保健事業では、特定健診や人間ドック受診者等に「健康ポイント事業」としてオカヤペイのポイントを付与し、健康意識の高揚と受診率の向上を図りました。 環境保全推進事業では、住民参加型の環境保全を推進するため、「おかや環境パネル展」を開催するなど、環境保全、地球温暖化防止、ごみの減量化に対する市民意識の高揚に努めたほか、地球温暖化による異常気象の影響が深刻化しており、世界各国で温暖化に関する動きが加速していることを受け、「2050年 岡谷市ゼロカーボンシティ宣言」を発出し、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロとするカーボンニュートラルの実現を目指すことといたしました。 ごみ減量啓発指導事業では、ごみの減量化と資源化を推進するため、「家庭ごみ収集カレンダー」や「市ホームページ」をリニューアルするなど、各種広報啓発に努めたほか、衛生自治会などの御協力をいただきながら、諏訪湖清掃などの環境美化活動に取り組んでまいりました。 地域福祉では、結婚に対する支援として、感染症拡大防止のため、婚活バスツアーは中止といたしましたが、結婚支援の希望者をメールマガジンに登録し、情報を提供することで「男女の出会いの場」を創出したほか、結婚新生活時の住居費や引っ越し費用の助成を行い、経済的理由により結婚に不安を抱える若者の支援を行ってまいりました。 また、感染症の影響が長期化する中で、住民税非課税世帯等に「臨時特別給付金」を速やかに給付したほか、原油価格の高騰により、冬季の灯油購入に支障を来している低所得者等に対し、「灯油購入助成費」を支給することで、生活・暮らしの支援を行ってまいりました。 障がい福祉では、「障害者総合支援法」に基づく自立支援給付事業のほか、障かい者就労施設などから積極的な物品等の調達に努めるとともに、市と「岡谷市成年後見支援センター」が協働で中核機関としての運営を開始し、権利擁護支援の地域連携ネットワーク機能等を強化いたしました。 生活福祉では、複雑・多様化する市民の生活相談に対し、社会福祉課の福祉総合相談窓口で一元的に対応したほか、感染症により増加した相談に対応するため、「生活就労支援センター(まいさぽ岡谷市)」を中心に、経済的に困窮している方の自立に向けた支援を行うなど、相談者の状況に応じたきめ細やかな支援に努めてまいりました。 また、総合支援資金等の特例貸付金などを利用したものの、なお一定の生活困窮にある世帯に対して、「生活困窮者自立支援金」を給付したほか、ひとり親世帯に対して「臨時特別給付金」を給付し、子育てと仕事を一人で担うひとり親世帯を支援してまいりました。 高齢者福祉では、ひとり暮らしの高齢者や高齢者のみ世帯が増加する中で、支援が必要な高齢者の実態把握に努め、在宅での生活を支援するとともに、介護保険では、保険者である諏訪広域連合と連携を図りながら事業を推進をしてまいりました。 地域支援事業では、感染症のため中止した集団型の教室や講演会の代替事業により、高齢者の「介護予防・フレイル予防」の啓発に努めたほか、地域住民が高齢者等の通院、買物、通いの場への送迎を自家用車で行うボランティア活動を新たに支援することで、地域全体で高齢者等を見守る体制の強化を図ってまいりました。 地域子育て事業では、様々な家庭環境で育つ子どもたちを支える居場所が地域に広がり、民間主体の活動が継続して取り組めるよう、「子ども食堂等関係団体連絡会」を新たに設置し、関係団体との情報共有、連携強化を図ってまいりました。 子育て支援では、家庭児童相談員による児童に関する相談を実施するなど、関係機関と連携しながら、児童虐待の防止と早期発見等に努めたほか、発達支援事業では、イルフ西堀保育園に併設した「子ども発達支援センター」を令和3年4月に開所し、新たに作業療法士を配置することにより、通園支援のほか、地域支援や相談支援を実施するなど、発達支援体制の強化と支援の充実を図ってまいりました。 また、感染症の影響等を踏まえ、子育て世帯に対して「臨時特別給付金」を現金で支給したほか、低所得の子育て世帯に対して「生活支援特別給付金」を給付し、子育て世帯を支援してまいりました。 保育園運営では、保護者へのお知らせに用いるメールシステムを刷新し、園だよりなどを一部デジタル化したほか、欠席連絡についてもオンライン化することにより、ICTの活用に取り組み、保護者の利便性の向上や業務の効率化を図ってまいりました。 健康推進では、「第3次岡谷市健康増進計画」に基づき、市民1人1人が健康を保持し、快適で充実した生活が送れるよう、福祉・医療との連携を図りながら、健康教室、健康診査などの各種保健事業を展開し、市民の総合的な健康づくりを推進いたしました。 健康づくり推進事業では、健康診査等の受診者や各種健康事業への参加者に対して、オカヤペイのポイントを付与する「健康ポイント事業」を実施したほか、多数の健康増進プログラムを有するカラオケ機器を利用し、コロナ禍においても自宅で運動等が継続できるよう、コンテンツ動画を「シルキーチャンネル」で放映し、心身の健康づくりを図ってまいりました。 また、高齢者の保健事業と介護予防等の一体的な実施事業では、高齢者に対する個別的支援や通いの場等への関与などを実施することで、高齢者の多様な課題に対し、きめ細やかな支援を行ってまいりました。 看護専門学校につきましては、開校から8年を迎え、所定のカリキュラムに基づき、1年生23名、2年生24名の教育を実施してまいりました。 なお、2月に行われた看護師国家試験において、24名全員が合格し、卒業後は「岡谷市民病院」をはじめ、県内の医療機関において活躍しております。 新型コロナウイルスワクチン接種事業では、国の指針に基づき、「岡谷市医師会」や「岡谷市民病院」など関係機関と連携・協力し、集団接種及び個別接種により、1・2回目の初回接種、3回目追加接種、5歳から11歳の小児接種を安全かつ迅速に実施いたしました。 産業振興では、引き続き、中小企業庁へ職員1名を派遣するとともに、経済産業省から迎えていた産業振興部長を中心に、国との連携を強化する中で、「岡谷市工業活性化計画」に基づき、一層の工業振興施策の充実や企業支援の推進を図ってまいりました。 また、市外から多くのビジネスマン等を呼び込み、まちの活性化及び市内企業のさらなる発展につなげるため、テクノプラザおかやにコワーキングスペースを設置するとともに、信州大学諏訪圏サテライトキャンパスを改めて誘致、開設したほか、テレワーク等を目的とした市内コワーキングスペースなどの利用を促進し、コロナ禍における多様な働き方を支援してまいりました。 工業支援では、ウィズコロナ・アフターコロナの時代の社会経済の変化への対応を図るため、デジタル化の推進、生産性の向上及び事業再構築の取り組みを促進したほか、感染拡大の影響を受ける事業者に対して、「特別経営安定資金」により、引き続き金融支援を実施し、市内企業の事業継続を後押ししてまいりました。 雇用対策では、コロナ禍での従業員の雇用維持を図るため、「雇用調整助成金」への上乗せ補助を実施したほか、企業の人材確保を後押しするため、採用活動のオンライン化への取り組みを支援してまいりました。 商業振興では、感染症の地域経済への影響を最小限にするため、飲食店に対する家賃補助、飲食店や旅行業、宿泊業、食料品製造業等への感染防止対策奨励金、飲食店が発行するプレミアム付クーポン券の販売促進を実施したほか、岡谷商工会議所と連携し、テイクアウトサービスに対して支援をしてまいりました。 このほか、感染症の影響により売上げが減少している店舗の支援として、キャッシュレス決済を活用した消費喚起策を、夏と秋の年2回実施することで、市内の消費拡大と商業の活性化、地域経済の回復を図ってまいりました。 観光振興では、岡谷市観光協会と連携する中で、JR岡谷駅舎内に「岡谷市観光案内所」を新設し、土産品の販売やe-バイクのレンタサイクル事業など、本市の魅力を一体的に発信しながら、ワーケーションの受入れやサイクルツーリズムを実施し、交流人口・関係人口の創出・拡大に努めてまいりました。 また、横河川の「桜祭り」や鶴峯公園の「つつじ祭り」などは、感染対策を取りながら規模を縮小し開催いたしましたが、感染拡大を防ぐため、伝統ある市民祭「岡谷太鼓まつり」は残念ながら中止といたしました。 ブランド推進では、「岡谷シルク推進事業」として、地域おこし協力隊やシルク関連事業者と協力し、本市の地域資源であるシルクを生かしたまちづくりを推進し、「岡谷シルクブランド協議会」において、官民連携で開発を進めた「オール岡谷産シルク製品」の第1弾となる「風呂敷」のプロトタイプが完成いたしました。 岡谷蚕糸博物館(シルクファクトおかや)では、「岡工110周年記念展 製糸業と諏訪蚕糸野球」や、信州の染色作家などにスポットを当てた企画展をはじめ、収蔵品展やワークショップなど各種イベントの開催を通じ、「シルク岡谷」・「糸都岡谷」の歴史文化やシルクブランドの発信に努めてまいりました。 岡谷市文化会館(カノラホール)では、感染症の影響により、一部事業の変更をした上で、オーケストラ等の各種公演事業や育成事業などを実施し、市民に質の高い舞台芸術鑑賞の機会を提供してまいりました。 日本童画美術館(イルフ童画館)では、感染症対策を講じた上で、「武井武雄コレクション展」や人気作家などの魅力あふれる企画展示を開催したほか、フレーベル館などとの共催により、次世代の「武井武雄」を発掘するため、「第11回武井武雄記念日本童画大賞」を開催し、全国から作品を応募いただくなど、武井武雄の童画文化の継承と、童画のまちづくりを推進してまいりました。 農業振興では、市内小中学校の学校給食への地元農産物提供を促進し、地産地消の推進を図るとともに、おかやシルクスイートフェアや、新たなレシピの開発・研究などシルクスイートの特産品化に向けた普及活動を行ったほか、蚕糸博物館のマルベリー広場におきまして、オープンエアマーケットを開催し、販売促進と農業振興の充実を図ってまいりました。 農林水産業施設の災害復旧事業では、8月大雨災害により被災した農地87か所、水路など農業用施設65か所、林道など林業施設79か所の復旧工事や国庫補助事業に係る測量設計業務などを実施し、災害からの一日も早い復旧に努めてまいりました。 都市計画では、長野県及び諏訪湖周2市1町で「諏訪湖周自転車活用推進計画」に基づき、「諏訪湖周サイクリングロード」の整備を行い、諏訪湖ハイツ内の一部区間(約250m)が開通いたしました。 また、諏訪市、長野県及びNEXCO中日本とともに施工中の「(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ整備事業」では、本市の施工箇所の事業用地の買収等が完了し、令和3年11月から整備工事に着手をいたしました。 市営住宅では、廃止予定の市営住宅入居者に対し、他の市営住宅等への移転を誘導する老朽団地住替事業を実施し、管理の効率化と有効活用を図ったほか、子育て世帯が安心して快適に生活できるよう施設整備を行い、優先入居を行うことで、子育て世帯を支援してまいりました。 また、住宅対策では、増加する空き家等の有効活用を図るため、「岡谷市空き家・特定住宅用地情報バンク」を運営するとともに、バンクに登録された空き家を購入し、市外から転入される方に対し、住宅の改修及び引っ越しに係る経費を支援することにより、新しい人の流れを取り込み、空き家の減少と移住、定住の促進を図ってまいりました。 土木関係では、道路新設改良事業として、安全・安心な通行空間確保を図るため、国の補助金を活用し、「通学路交通安全対策工事」、「道路後退整備事業」を実施したほか、各区からの要望など、地域活性化と安全でよりよい生活環境を確保するため、道路改良工事を実施をいたしました。 また、道水路等維持補修事業では、主要幹線道路である「11号線(今井通り線)」などの舗装維持工事を実施するとともに、橋梁維持補修事業においては、橋梁点検の結果や「岡谷市橋梁長寿命化修繕工事」に基づき、花上寺橋などの橋梁修繕工事を実施するなど、
道路・橋梁等の適正管理に努めてまいりました。 公園事業では、市内19の都市公園を安全で快適に利用していただくため、清掃、剪定などの維持管理を実施したほか、公園施設の長寿命化と機能の再整備に向けた方向性を盛り込んだ「第2期公園施設長寿命化計画」を策定するなど、利便性の向上と魅力ある公園づくりに努めてまいりました。 公共土木施設の災害復旧事業では、8月大雨災害により被災した箇所のうち、道路82か所、河川33か所、公園施設1か所の復旧工事や、国庫補助事業に係る測量設計業務などを実施し、災害からの一日も早い復旧に努めてまいりました。 学校教育では、「岡谷市教育大綱」の教育理念の下、学校における子どもたちの基礎的学力を保障し、個性の伸長や社会性の育成をはじめとした、調和ある心身の成長発達支援のほか、魅力と活力ある学校づくり、文化や伝統を尊重した教育の推進に向けて、学校・家庭・地域・行政などの連携を深めながら、各種事業を実施してまいりました。 8月大雨災害では、避難指示の発令を受け、岡谷東部中学校を除く市内3中学校及び3公民館に避難所を開設し、避難所運営に当たったほか、被害のあった川岸駅周辺地域の児童生徒の安全を確保するため、登校時の支援を行ってまいりました。 チーム岡谷による学力向上推進事業では、引き続き長野県教育委員会から派遣された主任指導主事と学力向上アドバイザーが中心となり、児童生徒の学力向上を推進したほか、教員の働き方改革では、部活動指導員やスクール・サポート・スタッフを配置するなど、教員が子どもたちと向き合う時間を確保できる環境づくりに努めてまいりました。 情報教育では、国のGIGAスクール構想に基づき整備した、学習者用タブレット端末の利活用を進め、教職員等に対し、情報機器の操作支援、授業サポート等を行うなど、児童生徒1人1人に個別最適化された学びの実現を推進してまいりました。 学校施設整備では、「岡谷市魅力と活力ある学校づくり推進プラン」のハード整備版に基づき、岡谷東部中学校管理教室棟の長寿命化大規模改修工事が竣工したほか、安全で快適な学校環境を整備するため、長地小学校のトイレ洋式化工事を実施いたしました。 幼保小接続期の連携では、入学時の環境変化に適応できない小1プロブレムの解消、改善を図るため、幼保小接続期を円滑につなぐ独自のカリキュラムとして、学校、保育園等の関係者の協力により「おかや絹結プログラム」を作成いたしました。 生涯学習関係では、「第6次岡谷市生涯学習推進計画」(岡谷市学びの紡ぎ応援プラン)に基づき、各施設において、徹底した感染対策を講じた上で、生涯学習の推進を図るとともに、青少年健全育成及び文化財保護の事業を推進いたしました。 成人式開催事業では、感染症の影響により令和2年度から延期していた「令和3年成人式」を中止し、代替事業を無観客で行い、その模様をライブ配信したほか、「令和4年成人式」につきましては、感染対策を講じた上で実施をいたしました。 文化財保護事業では、東日本鉄道文化財団の事業採択を受ける中で、「旧林家住宅応急修繕工事」を実施したほか、「旧山一林組製糸事務所100周年記念事業」として、「建物が語る製糸の歴史」パネル展を開催いたしました。 岡谷美術考古館では、新たなジャンルとなる山田孝太郎展や小平陽子展などの企画展や、イベントを開催したほか、岡谷図書館では、「第3次岡谷市子ども読書活動推進計画」に基づき、学校図書館との連携など、各種事業やイベント等を開催いたしました。 スポーツ振興では、「第2次岡谷市スポーツ推進計画」(はつらつ岡谷スポーツプラン)に基づき、十分な感染症対策を講じた上で、スポーツ団体との連携による各種教室のほか、競技力向上や普及を目的とした各種大会を開催するなど、子どもたちをはじめ、市民のスポーツ機会の充実、市民1人1スポーツの推進を図ってまいりました。 スポーツ施設管理事業では、岡谷市民水泳プールの長寿命化に向けた大規模改修工事に伴う実施設計業務を行ったほか、感染対策として、スポーツ施設のトイレ洗面所等の自動水栓化改修工事を実施するなど、安全で快適なスポーツ施設の充実に努めてまいりました。 以上、各部門別に申し上げましたが、本市のみならず、地方自治体の財政運営は、感染症拡大や各地で発生している災害からの復旧等の影響により、さらに難しい運営が強いられているところでございます。 このような状況にあっても、岡谷市が目指します、市民起点の市政運営と特色あるまちづくりを進めていくためには、時代の変化に迅速かつ柔軟に対応できる安定的な行財政基盤と健全財政の保持が重要であります。 これまで、将来にわたって持続可能な財政基盤の確立を目指し、事務事業の見直しをはじめ、ありとあらゆる行財政改革に職員とともに一丸となって取り組んでまいりました。こうした取り組みもあり、令和3年度の決算におきましては、当初予定をしていた基金からの繰入れを抑制しつつ、財政調整基金・減債基金等への積立てを実施したことなどにより、基金の残高は増加をしております。 今後も、「公共施設等総合管理計画」の推進をはじめとした行財政改革に継続的に取り組むとともに、コロナ禍を地方創生の契機と捉え、本市が持つ独自の強み、特色を生かしながら、夢と希望が持てるまちづくりを展開してまいりたいと考えております。 また、市民の皆様が安全・安心な日常生活を取り戻せるよう、令和3年8月大雨災害による被災箇所の復旧に向けた取り組みは、引き続き最優先に進めるとともに、防災・減災対策についても、これまで以上に力を入れ、安全・安心なまちづくりの実現を推進してまいります。 人口減少という課題に直面する中、社会経済情勢や国政の動向などが目まぐるしく変化をし、先行きが不透明な状況が続いております。このような中にありましても、市民のための市政運営を常に心がけ、日々変化する状況に適切かつ柔軟に対応しながら、将来にわたって持続可能で、将来のまちに多くの夢と希望を描くことができる確かなまちづくりを力強く進め、岡谷に住み、働き、学び、訪れる全ての人に活躍の場と生きがいがあり、また、生活に彩りと潤い、楽しみがあって、幸せを実感でき、このまちに住み続けたい、住んでみたいと思える満足度の高い岡谷市を市民の皆様とともに創り上げるため、全力を傾注してまいる所存であります。 議員各位におかれまして、今後も絶大なる御理解と御協力を賜りますよう、よろしくお願いを申し上げます。 以上で私からの説明を終わりますが、提出いたしました各決算につきまして、よろしく御審議の上、御認定賜りますよう、重ねてお願いを申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(小松壮議員) 次に、会計管理者から決算全部についての説明を求めます。 小口会計管理者。 〔会計管理者 小口典久君 登壇〕
◎会計管理者(小口典久君) それでは、令和3年度岡谷市一般会計歳入歳出決算及び特別会計等歳入歳出決算について御説明を申し上げます。 説明に入ります前に、まず資料といたしまして、お手元に令和3年度「岡谷市一般会計・特別会計歳入歳出決算書」と「行政報告書」を御用意いただきたいと思います。 御認定をいただきたい決算につきましては、議案第51号 令和3年度岡谷市一般会計歳入歳出決算から、議案第58号の令和3年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算までの8会計でございます。 なお、各会計の最初にあります決算書が、地方自治法第233条の規定によりまして、議会の御認定をいただきたいものでございます。よろしくお願いいたします。 内容に入ります前に、各会計の共通事項について申し上げたいと思います。御理解をいただきたいと思います。 まず、各会計につけてあります歳入歳出決算事項別明細書につきましては、予算で議決をいただきました款・項の内容を目・節に細分して記載したものでございます。 予算執行に当たり適正な執行ができるよう、財務規則等に基づいて定めたもので、市長の執行権に属する内容で調製いたしたものでございます。 なお、決算の内容説明に当たりましては、決算だけでは分かりにくい部分があると思われますので、この事項別明細書によりまして説明をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 予算執行に当たりましては、予算計上の目的と趣旨に従い、さらには、議会の御審議も踏まえた上で、法令等及び予算執行方針にのっとり、行政の継続性と財政運営の基本を守りまして、常に収入の確保と支出の効率的な執行及び経費の削減に努めてまいりました。 また、支出の不用額につきましては、予定外の執行が安易にされることのないよう留意するとともに、市長の執行権に属します「目」以下の執行科目の流用につきましては、必要に応じて最小限の範囲内で、実態に即して行ってまいりました。その結果の数値が決算となっております。 次に、事項別明細書の備考欄に事業費ごとの決算数値を記載してございますので、内容の説明に当たりましては、主なものとさせていただきます。 また、決算数値は円単位でございますが、事項別明細書での内容説明は、一部を除きまして、原則として万円単位で説明させていただき、それ以下を省略させていただきたいと思いますので、御了承をいただきたいと思います。 以上が一般会計・特別会計の共通事項でございます。 それでは、議案第51号 令和3年度岡谷市一般会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。2ページから10ページまでが決算書となっております。最初に4ページ、5ページ、一番下の歳入合計欄を御覧いただきたいと思います。 予算現額263億4,581万1,000円、調定額244億2,434万1,046円に対しまして、収入済額242億6,486万5,451円でございます。 不納欠損額は700万1,771円で、収入未済額は1億5,247万3,824円でございます。 なお、調定額は予算現額に対しまして92.7%で、収入済額は調定額の99.3%であります。 次に、8、9ページを御覧いただきたいと思います。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧いただきたいと思います。 予算現額263億4,581万1,000円に対しまして、支出済額232億9,703万6,183円でございます。 翌年度繰越額は14億5,426万5,000円であります。 この翌年度繰越額は、令和3年度に予定いたしました事業が、年度内に完了が困難となったため、繰越明許費として令和4年度に繰越ししたものでございます。 不用額は15億9,450万9,817円であります。支出済額は予算現額に対しまして88.4%の執行率であります。不用額は予算現額の6%であります。 次に、10ページを御覧いただきたいと思います。 歳入歳出差引残額は9億6,782万9,268円であります。 次に、196ページ、「実質収支に関する調書」を御覧いただきたいと思います。 決算書で御説明申し上げたとおり、令和3年度の歳入総額は242億6,486万5,451円、歳出総額は232億9,703万6,183円で、歳入歳出差引額は9億6,782万9,268円であります。 なお、先ほど9ページの歳出で翌年度繰越額が14億5,426万5,000円と申しましたが、この繰越しに伴い、翌年度へ繰り越すべき財源は1億9,832万円でございます。 したがいまして、これを歳入歳出差引額から差し引きました7億6,950万9,268円が実施収支額となります。令和4年度への繰越金となるものでございます。 それでは、決算書の12、13ページへお戻りいただきたいと思います。 歳入歳出決算書一覧表でございます。この歳入の一覧表は、款別の予算現額に対する収入済額の増減、また、決算総額に対する構成比でございます。 次に、14、15ページを御覧いただきたいと思います。 この歳出の一覧表では、款別の支出済額、不用額等、また、決算総額に対する構成比でございます。 それでは、行政報告書の6ページを御覧いただきたいと思います。 歳入決算額款別比較表で、前年度との対比でございます。歳入決算額は242億6,486万5,451円で、前年度決算額に比べ25億1,406万689円、9.4%の減となります。 次に、7ページ、歳出の比較表でございます。 歳出決算額は232億9,703万6,183円で、前年度決算額に比べまして26億2,878万9,174円、10.1%の減となります。 なお、詳細につきましては、各表を御参照いただきたいと思います。 以上が、歳入歳出の総括でございます。 それでは、決算書16ページからの事項別明細書で、個々の内容について御説明を申し上げます。以下事項別明細書の数値は万円単位で申し上げてまいります。 最初に、歳入から御説明いたします。 まず、1款市税でございます。17ページ、収入済額の欄を御覧いただきたいと思います。 1款市税、収入済額64億5,716万円は、歳入総額の26.5%を占めており、収入の根幹をなすものでございます。前年度比3億3,277万円の減であります。 行政報告書の88ページを御覧いただきたいと思います。 第3、主要な統計、行政資料等、1市税徴収の実績を御覧いただきたいと思います。 上段、項目別の収入比、令和3年度、対調定の列の下から3行目、市税の収納率でございます。 現年課税分の収納率は99.2%で、前年度より0.2ポイント上がっております。その下、滞納繰越分は51.9%で、前年度より5.4ポイント上がっております。その下、市税総計では98.3%となり、前年度より0.2ポイント上がっております。 それでは、決算書16ページ、17ページにお戻りいただきたいと思います。 市税の主な内容を申し上げます。 1項市民税、収入済額29億5,762万円は、前年度比1億2,884万円の減であります。これは、納税義務者と個人所得の減により個人市民税が減となったもの、法人税割の税率引上げの影響により法人市民税が減収となったものでございます。 次に、2項1目固定資産税、収入済額26億2,934万円は、前年度比2億1,586万円の減であります。これは、評価替えによる在来家屋の見直しによる減及び令和3年度に限った
新型コロナウイルス感染症に伴う軽減措置による事業家屋、償却資産の減が主な理由でございます。 なお、1項市民税、2項固定資産税、6項都市計画税の3つの税目で、市税収入の全体の91.7%を占めております。 その他の税目につきましては、御覧をいただきたいと思います。 不納欠損額は、市税全体で419万円で、収納の見込みがないことから不納欠損としております。 また、行政報告書では85ページから94ページにかけて、市税関係について記載してございますので、御参照いただきたいと思います。 続きまして、20、21ページを御覧ください。 6款法人事業税交付金は、収入済額1億228万円であります。 7款地方消費税交付金、収入済額12億4,034万円は、前年度比9,420万円の増であります。 22、23ページを御覧ください。 10款地方特例交付金、収入済額2億3,595万円は、前年度比1億8,870万円の増でございます。 11款地方交付税は、収入済額51億1,678万円であります。この地方交付税は、歳入総額の21.1%を占めており、前年度比9億2,805万円の増であります。 なお、普通交付税と特別交付税の内訳が、行政報告書の79ページにお示ししてございますので、御参照ください。 続きまして、24、25ページを御覧いただきたいと思います。 13款分担金及び負担金1項1目総務費負担金4節災害被災地派遣職員負担金、収入済額700万円は、令和元年度東日本台風による被災地への支援に係る長野市からの収入でございます。 2目民生費負担金4節保育所費負担金は、保育料の収入で、収入済額7,249万円、不納欠損額28万円、収入未済額394万円で、収納率94.5%、前年度比467万円の増であります。 おめくりいただきまして26ページを御覧ください。 14款使用料及び手数料であります。 少し飛びまして、30、31ページを御覧ください。 1項7目土木使用料4節住宅使用料は、市営住宅の家賃などの収入で、収入済額8,782万円、収入未済額2,846万円で、収納率は74.1%であります。 32、33ページを御覧ください。 2項手数料、不納欠損額は3万円であります。 続きまして、36、37ページを御覧ください。 15款国庫支出金、収入済額42億6,586万円は、収入総額の17.6%を占めており、前年度比35億7,512万円の減であります。 少し飛びまして、46、47ページを御覧ください。 16款県支出金、収入済額11億900万円は、前年度比3,112万円の増であります。 少し飛びまして、58、59ページを御覧ください。 17款財産収入2項財産売払収入1目不動産売払収入は、旧健康保険岡谷塩嶺病院敷地ほか廃道水路敷地等の売払い収入で、収入済額7,908万円であります。 18款寄附金、収入済額1億5,118万円は、前年度比1億2,474万円の減であります。 60、61ページを御覧ください。 19款繰越金2項基金繰入金、収入済額4,970万円は、決算の状況により、予算現額に対しまして2億7,629万円の減であります。 64、65ページを御覧ください。 21款諸収入、収入済額12億523万円は、前年度比3億4,177万円の減であります。これは3項1目貸付金元利収入1節市制度資金等預託金元利収入において、返還金が前年度比3億4,312万円の減となったことが主な原因でございます。 少し飛びまして、72、73ページを御覧ください。 22款市債、収入済額25億3,865万円は、歳入総額の10.5%を占めております。対象事業の増などにより、前年度比5億6,793万円の増であります。 市債の主なものを申し上げます。 1目総務債の防災対策事業債5,560万円、おめくりいただきまして、74、75ページを御覧ください。4目商工債の商業施設等整備事業債4,640万円、5目土木債の道路整備事業債5億660万円、7目教育債の学校整備事業債5億5,680万円、8目臨時財政対策債の6億7,327万円、10目災害復旧債の公共土木施設災害復旧事業債1億5,960万円が主なものでございます。 行政報告書の78ページを御覧いただきたいと思います。 3市債、(1)一般会計市債現在高、ア借入先別の表の一番下の行の合計欄になります。令和3年度末現在高228億7,135万円は、前年度末と比べて3億1,073万円の増であります。 決算書76、77ページにお戻りください。 一番下の行、歳入合計欄を御覧いただきたいと思います。不納欠損額700万円、収入未済額1億5,247万円でございます。これは市税、保育所費負担金、住宅使用料等であります。未収金につきましては、日々滞納整理等に努めておりますが、さらに収納率向上のための努力をしてまいりたいと思います。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 続きまして、歳出を御説明申し上げます。 78ページを御覧いただきたいと思います。 1款議会費、支出済額1億8,668万円は、議員報酬、職員給料や手当、議員共済負担金などに関わる経費を支出しております。前年度比89万円の減であります。 2款総務費、支出済額31億1,165万円は、歳出全体の13.4%を占めております。前年度比40億4,038万円の減であります。 主な内容を申し上げます。 1項1目一般管理費、支出済額8億3,427万円は、職員の人件費、一般管理関係経費に関わる支出でございます。 少し飛びますが、82、83ページを御覧ください。 2目庁舎管理費14節工事請負費、支出済額2,724万円は、庁舎感染症対策工事138万円、庁舎自家用電気工作物改修工事等2,511万円を支出しております。 84、85ページを御覧ください。 6目企画費、支出済額2億4,189万円は、ふるさと納税等に関わる経費を支出し、ララオカヤの公共用地権利取得事業の公有財産購入費など6,000万円を次年度へ繰り越しております。 飛びまして、90、91ページを御覧ください。 10目財産管理費、支出済額11億1,635万円は、前年度比7億9,915万円の増であります。 24節積立金は、ふるさと納税などの寄附金を各基金に積み立てたほか、備考に記載の財政調整基金積立金に4億5,000万円、93ページ、旧岡谷市役所庁舎保全基金積立金に5,000万円を積み立てております。 少し飛びますが、102、103ページを御覧ください。 4項選挙費では、3目で衆議院議員総選挙、最高裁判所裁判官国民審査費、支出済額1,655万円、104ページ、4目参議院議員選挙費、支出済額1,411万円を支出しております。 少し飛びまして、106、107ページを御覧ください。 3款民生費、支出済額78億1,713万円は、歳出全体の33.6%を占めております。前年度比6億9,113万円の増であります。増の主なものは、子育て世代への臨時特別給付金支給事業、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業に関わる経費の増でございます。 それでは、主な内容を申し上げます。 1目社会福祉総務費、支出済額6億496万円は、社会福祉全般に関わる経費を支出しております。 109ページ、19節扶助費では、備考欄に記載があります福祉灯油助成費1,487万円を支出しております。 2目障がい者福祉費、111ページを御覧ください。19節扶助費の備考欄に記載のある自立支援等給付費8億3,976万円などを支出しております。 3目高齢者福祉費、支出済額9億1,989万円は、113ページの備考欄に記載のある長野県後期高齢者医療広域連合市町村負担金6億688万円、後期高齢者医療事業特別会計繰出金1億6,000万円のほか、高齢者の福祉サービスに関わる経費を支出しております。 4目介護保険費、支出済額6億9,162万円は、諏訪広域連合への保険給付費関係負担金5億6,386万円等を支出しております。 116、117ページを御覧ください。 7目福祉医療費19節扶助費、支出済額3億4,472万円は、障害者や中学3年生までの子供などを対象とした福祉医療費の給付でございます。 8目総合福祉センター費14節工事請負費、支出済額650万円は、センターの改修工事及び
新型コロナウイルス感染症対策工事費であります。 9目子育て世帯臨時特別支援事業費、支出済額3億8,363万円は、住民税非課税世帯等に対する臨時特別給付金支給事業費であります。また、1億3,135万円を翌年度へ繰り越しております。 2項1目児童福祉総務費、支出済額1億2,968万円は、地域子育て事業費、発達支援事業費であります。 120、121ページを御覧ください。 2項3目保育所費、支出済額11億7,783万円は、保育所管理運営費であります。前年度比3億5,360万円の減であります。 122、123ページを御覧ください。 7目子育て世帯生活支援特別給付金費、支出済額5,472万円は、ひとり親子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費と低所得の子育て世帯生活支援特別給付金給付事業費であります。 124、125ページを御覧ください。 8目子育て世帯臨時特別支援事業費、支出済額6億5,892万円は、子育て世帯への臨時特別給付金であります。また、300万円を翌年度へ繰越しをしております。 なお、健康福祉部関係の経費につきましては、行政報告書の149ページから207ページの関係課の事業内容等に詳細を記載してございますので、御参照いただきたいと思います。 続きまして、4款衛生費でございます。 126ページを御覧ください。 4款衛生費、支出済額20億8,077万円は、歳出全体の8.9%を占めております。前年度比4億2,023万円の増であります。 それでは、主な内容を申し上げます。 128、129ページを御覧ください。 2目予防費5億5,815万円は、予防事業費と新型コロナウイルスワクチン接種事業費に関わる経費を支出しております。 少し飛びますが、137ページを御覧ください。 2項1目清掃総務費18節負担金補助及び交付金、支出済額2億2,538万円は、湖周行政事務組合負担金等の支出であります。前年度比1,250万円の増であります。 138、139ページを御覧ください。 4項1目病院会計支出金、支出済額7億296万円は、病院事業会計への負担金の支出であります。前年度比2,296万円の増であります。 なお、市民環境部関係の経費につきましては、行政報告書の113ページから147ページの関係課の事業内容等に詳細を記載してございますので、御参照いただきたいと思います。 続きまして、5款労働費でございます。引き続き138ページを御覧ください。 5款労働費、支出済額8,769万円で、前年度比317万円の増となっております。 それでは、主な内容を申し上げます。 1項2目雇用促進対策費は、企業の採用活動のオンライン化への補助金としまして、採用をがんばる企業応援補助金720万円などを支出しております。 140、141ページを御覧ください。 6款農林水産業費でございます。 6款農林水産業費、支出済額は2億299万円で、繰越明許費12万円、事故繰越し7,373万円を繰り越しております。前年度比158万円の減となっております。 それでは、主な内容を申し上げます。 142ページを御覧ください。 1項4目農地費は、農業用水路や農道の管理と整備に関わる経費を支出しております。12節委託料1,395万円は、農業水路整備設計等の委託料であります。14節工事請負費1,285万円は、農道水路維持補修工事及び整備工事等を支出しております。 144、145ページを御覧ください。 2項2目林業振興費14節工事請負費2,750万円は、横河川観音橋架け替え工事費を支出しております。 なお、横河川の観音橋架け替え工事に係る経費として、12節委託料、14節工事請負費合わせて7,373万円を次年度へ繰り越しております。 続きまして、7款商工費でございます。 7款商工費、支出済額は20億7,681万円で、全体の8.9%を占めております。前年度比5億2,625万円の減であります。減の主なものは、市制度資金預託金等でございます。 それでは、主な内容を申し上げます。 146、147ページを御覧ください。 1項2目商工業振興費、支出済額は4億8,551万円で、翌年度への繰越明許費は8,156万円であります。備考欄を御覧ください。 商業振興事業費では、キャッシュレス決済消費喚起事業負担金、飲食店感染防止対策奨励金などの各種負担金及び補助金事業のほか、公共交通確保対策としてシルキーバスとスワンバスの運行に関わる経費を支出しております。 工業振興事業費は149ページの備考欄を御覧ください。 市内企業のデジタル化の推進を図る先端ツール活用支援事業補助金等を支出しております。 産業振興対策事業費では、モノづくり集積地SUWAのヒトづくりプロジェクト委託料のほか、市内企業の流出防止、企業誘致、創業者促進事業補助金等を支出しております。 151ページを御覧ください。 3目テクノプラザおかや費14節工事請負費、支出済額982万円は、コワーキングスペースの設置に係る経費を支出しております。 152ページを御覧ください。 4目中小企業金融費、支出済額7億482万円は、各種制度資金に関わる経費を支出しております。前年度比4億4,842万円の減であります。 7目観光費、支出済額2,337万円は、新たに岡谷駅構内に観光案内所オープン等により、前年度比508万円の増であります。 154、155ページを御覧ください。 8目商業観光施設費、支出済額2億8,847万円は、中央町駐車場、イルフプラザなどの管理運営等に関わる経費の支出であります。 156ページを御覧ください。 9目ブランド推進費では、地域おこし協力隊員2名の人件費のほか、特色ある地域資源を活用した岡谷ブランド推進に係る経費を支出しております。 10目文化会館費は、文化会館の管理委託・整備事業等に関わる経費を支出しております。 11目童画館費は、童画館の管理委託・整備事業等に係る経費を支出しております。 12目博物館費は、蚕糸博物館運営管理業務委託に関わる経費を支出しております。 産業振興部に関わる各種施策や制度資金などの状況につきましては、行政報告書209ページから260ページの関係課の事業内容等に詳細を記載してございますので、御覧いただきたいと思います。 続きまして、8款土木費でございます。158ページを御覧ください。 8款土木費、支出済額21億8万円で、歳出全体の9.0%を占めております。前年度比1億37万円の増であります。増の主な理由は、道路維持費、橋梁維持費等の増であります。 それでは、主な内容を申し上げます。 160ページを御覧ください。 2項2目道路維持費、支出済額4億8,459万円は、22号線(横川東堀線)、31号線(国道北線)、2号線(山の手線)などの舗装維持工事のほか、除雪や道水路等の維持補修に関わる経費を支出しております。前年度比8,545万円の増であります。 12節委託料、14節工事請負費合わせて1億4,519万円を次年度へ繰越しをさせていただいております。 162ページを御覧ください。 3目道路新設改良費、支出済額2億1,277万円は、52件の道路新設改良工事に関わる経費を支出しております。前年度比1億3,932万円の減であります。 14節工事請負費3,870万円を次年度へ繰り越しております。 4目橋梁維持費、支出済額1億2,862万円は、13件の橋梁修繕工事等に関わる経費を支出しております。前年度比1億1,882万円の増であります。 12節委託料、14節工事請負費合わせて2,886万円を次年度へ繰り越しております。 164、165ページを御覧ください。 4項1目都市計画総務費は、諏訪湖周サイクリングロード整備工事のほか、都市計画街路事業及び県単独街路事業負担金として、県道下諏訪辰野線の整備に関わる負担金を支出しております。 なお、(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ及び諏訪湖周サイクリングロード整備に係る14節工事請負費2億8,100万円を次年度へ繰越しをしております。 166、167ページを御覧ください。 3目下水道費、支出済額4億6,120万円は、下水道事業会計への支出金で、前年度比1,070万円の減であります。 168、169ページを御覧ください。 1項1目住宅管理費、支出済額は1億2,023万円で、前年度比5,962万円の減であります。備考欄の市営住宅管理代行委託料1億708万円は、長野県住宅供給公社への管理代行・管理委託をしまして、市営住宅の管理と中村A団地の外壁等改修工事と高尾市営住宅の解体工事等を行っております。 なお、建設水道部関係の経費につきましては、行政報告書の261ページから287ページの関係課の事業内容に詳細を記載してございますので、御参照いただきたいと思います。 続きまして、同じページの消防費でございます。 9款消防費、支出済額は6億9,964万円で、前年度比4,007万円の減であります。 170、171ページを御覧ください。 3目消防施設費、備考欄の消防団車両購入費として2,093万円を支出しております。 続きまして、同じページの10款教育費でございます。 10款教育費、支出済額は22億9,180万円で、歳出全体の9.8%を占めております。前年度比2億4,214万円の増であります。 それでは、主な内容を申し上げます。 少し飛びますが、174、175ページを御覧ください。 1項4目幼稚園費、支出済額8,569万円は、私立幼稚園への負担金及び補助金を支出しております。 2項小学校費1目学校管理費、支出済額4億1,906万円は、前年度比2億2,399万円の減であります。 176、177ページを御覧ください。 備考欄の学校整備事業費は、長地小学校トイレ改修工事等1,457万円を支出しております。 なお、小学校費では、感染症対策支援事業に係る10節需用費、11節役務費、17節備品購入費合わせて855万円を次年度へ繰越しをしております。 3項中学校費1目学校管理費、支出済額9億6,352万円は、前年度比4億9,692万円の増であります。 178、179ページを御覧ください。 備考欄の学校整備事業費では、岡谷東部中学校管理教室棟長寿命化大規模改修に係る工事請負費等で7億2,966万円を支出しております。 なお、中学校費では、岡谷南部中学校トイレ改修工事等合わせて1,595万円を次年度へ繰り越しております。 180、181ページを御覧ください。 4項社会教育費2目放課後子ども健全育成費、支出済額6,737万円は、放課後子どもの居場所づくり事業と学童クラブ、岡谷子ども未来塾の運営に関わる経費を支出しております。 185ページを御覧ください。 4目美術考古館費14節工事請負費、支出済額979万円は、展示スペースの空調設備改修及びトイレ手洗い自動水栓化工事の支出をしております。 186、187ページを御覧ください。 6目図書館費14節工事請負費、支出済額95万円は、感染症対策施設改修工事の支出をしております。 少し飛びますが、190、191ページを御覧ください。 5項保健体育費2目体育施設費、支出済額2億1,181万円は、12節委託料におきまして、スケート場とスポーツ施設の管理運営委託料、市民水泳プール大規模改修工事実施設計業務委託料等を支出しております。 14節工事請負費で、スポーツ施設感染症対策工事費等の支出をしております。 続きまして、同じページの11款公債費でございます。 11款公債費、支出済額23億828万円は、歳出全体の9.9%を占めており、前年度比2億411万円の増となっております。 192、193ページを御覧ください。 12款予備費、当初予算額5,000万円のうち19件、1,546万円を充当し、残額3,453万円でございます。内訳につきましては、行政報告書の76、77ページを御参照いただきたいと思います。 13款災害復旧費、支出済額3億3,346万円は、歳出全体の1.4%を占めております。 1項農林水産業費施設災害復旧費、2項公共土木施設災害復旧費合わせて5億5,543万円を次年度へ繰り越しております。 1項3目林業施設災害復旧費、支出済額7,663万円は、測量設計等委託料、林業施設災害復旧工事費等でございます。 194ページを御覧いただきたいと思います。 2項1目道路橋梁災害復旧費、支出済額1億581万円は、道路橋梁災害復旧工事費等でございます。 以上が歳出でございます。 次に、198ページからの「財産に関する調書」を御覧いただきたいと思います。 土地・建物等の公有財産、物品、債権、基金につきましては、決算年度中の増減をお示ししておりますので、御覧をいただきたいと思います。 以上で、一般会計の説明を終わらせていただきます。
○議長(小松壮議員) 説明の途中でありますが、この際、暫時休憩をいたします。
△休憩 午前11時53分
△再開 午後1時10分
○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩前に引き続き説明を求めます。 小口会計管理者。 〔会計管理者 小口典久君 登壇〕
◎会計管理者(小口典久君) それでは、特別会計等を御説明いたします。 特別会計の内容の説明につきましても、決算数値は円単位でございますが、事項別明細書での内容説明は、一部を除き、原則として万円単位で説明し、それ以下を省略させていただきますので、御了承をいただきたいと思います。 議案第52号 令和3年度岡谷市国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。 この会計では、国民健康保険の被保険者に対する保険給付や資格管理を行うとともに、健康の保持増進のため、特定健康診査等の保健事業を行っております。 行政報告書132ページを御覧ください。 2国民健康保険、(1)国保加入状況の表になりますが、令和3年度末で世帯数が5,815世帯、被保険者数は8,652人であります。また、加入率につきましては、人口での加入割合で18.5%であります。 決算書246、247ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の行、歳入合計欄を御覧ください。 予算現額45億4,513万2,000円、調定額46億5,367万6,358円に対しまして、収入済額45億3,936万4,408円で、前年度比8,774万7,928円の増であります。 不納欠損額は157万6,576円で、収入未済額は1億1,273万5,374円でございます。 調定額に対します収入割合は97.5%であります。 248、249ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額45億4,513万2,000円に対しまして、支出済額44億3,801万4,577円で、前年度比8,916万6,964円の増であります。不用額1億711万7,423円であります。執行率は97.6%でございます。 250ページを御覧ください。 歳入歳出差引残額は1億134万9,831円であります。 それでは、事項別明細書に沿って個々の内容について御説明申し上げます。 252、253ページを御覧ください。歳入でございます。 1款国民健康保険税は、収入済額8億8,522万円で、前年度比1,389万円の減であります。収納率は88.7%でした。 なお、1項国民健康保険税で147万円を不納欠損とし、収入未済額は1億1,155万円で、前年度比131万円の減であります。 254、255ページを御覧ください。 2款使用料及び手数料は、収入済額46万円、不納欠損額は督促手数料で2万円であります。 5款繰入金1項1目一般会計繰入金、収入済額2億9,825万円は、一定のルールに基づき一般会計から繰入れを行ったものであります。 256、257ページを御覧ください。 6款諸収入、2項5目雑入、収入済額2,492万円は、療養給付費等返納金が主なものでございます。 以上で、歳入を終わらせていただきます。 次に、歳出を御説明申し上げます。 歳出は260ページからでございます。 飛びまして、262、263ページを御覧ください。 2款保険給付費でございます。支出済額31億8,223万円は、被保険者の医療に対する保険給付などでありますが、前年度に比べ7,788万円の増であります。 264、265ページを御覧ください。 3款国民健康保険事業費納付金でございます。支出済額10億9,626万円は、ルールにより算定された額を県に納付したものであります。 266、267ページを御覧ください。 4款保健事業費、支出済額4,544万円は、特定健診や人間ドック等の委託料が主なものでございます。 以上で、歳出を終わらせていただきます。 少し飛びますが、270ページを御覧ください。 「実質収支に関する調書」でございます。歳入総額45億3,936万4,408円、歳出総額44億3,801万4,577円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、同額の1億134万9,831円でございます。 なお、271ページの財産に関する調書でございますが、1の債権は、高額医療費貸付金で75万9,724円を貸付けし、同額が元利収入となり、年度末現在高は0円となっております。2の基金は、預金利子収入の3万5,950円を積み立て、令和3年度末現在高は9,024万5,564円でございます。 以上で当会計の説明を終わらせていただきます。 次に、議案第53号 令和3年度岡谷市
地域開発事業特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。 この会計では、公共事業用地、代替地等の確保のため、土地の取得、処分などの事業を行っております。 276、277ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の行、歳入合計欄を御覧ください。 予算現額3億2,020万円、調定額1,184万7,692円に対しまして、収入済額は1,184万7,692円でございます。収入未済額は0円となっております。 278、279ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額3億2,020万円に対しまして、支出済額は2億6,474万9,169円でございます。不用額は5,545万831円となっております。 280ページを御覧ください。 歳入歳出差引不足額は2億5,290万1,477円の不足となります。この不足額に対しましては、令和4年度の繰上充用金で同額の補填をしております。 それでは、主な内容を申し上げます。 282、283ページを御覧ください。歳入でございます。 1款土地処分収入、収入済額969万円であります。土地処分収入につきましては、湖畔若宮地区関連用地を一般会計に有償所管替えしたものでございます。 284、285ページを御覧ください。歳出でございます。 2款公債費、支出済額26万円は、一般会計からの一時借入金の利子でございます。 4款繰上充用金、支出済額2億6,442万円は、令和2年度の会計へ繰上充用を行ったものでございます。 歳入歳出の内容につきましては以上でございます。 286ページを御覧ください。 「実質収支に関する調書」を御覧ください。 歳入総額1,184万7,692円、歳出総額2億6,474万9,169円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、同額のマイナス2億5,290万1,477円であります。 288、289ページを御覧ください。 「財産に関する調書」土地の区分を御覧ください。 決算年度中の減191.0㎡は、湖畔若宮地区関連用地を一般会計に有償所管替えしたもの等であり、決算年度末現在高は4,660.4㎡でございます。 なお、財産の明細につきましては、行政報告書の269ページに記載をしてありますので、御参照いただきたいと思います。 以上で、当会計の説明を終わらせていただきます。 次に、議案第54号 令和3年度岡谷市分収造林事業特別会計歳入歳出決算について御説明を申し上げます。 この会計は、「国立研究開発法人森林研究整備機構」からの費用負担を受け、分収造林契約地である横川山、新倉山、大沢山及び横川山市有林の保安林の保育事業などを行っているものでございます。 294、295ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の歳入合計欄を御覧ください。 予算現額2,070万円に対しまして、調定額、収入済額は同額の1,772万8,421円でございます。 296、297ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額2,070万円に対しまして、支出済額は1,627万5,984円で、不用額442万4,011円であります。 298ページを御覧ください。 歳入歳出差引残額は145万2,432円でございます。 それでは、主な内容を申し上げます。 300ページ、301ページを御覧ください。歳入でございます。 1款森林研究・整備機構支出金、収入済額1,536万円は、森林の保育事業に対する森林研究・整備機構からの分収造林事業費負担金であります。 302、303ページを御覧ください。歳出でございます。 1款分収造林事業費、支出済額1,627万円は、造林業務委託料でございます。 304ページを御覧ください。「実質収支に関する調書」でございます。 歳入総額1,772万8,421円、歳出総額1,627万5,989円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は同額の145万2,432円でございます。 以上で、当会計の説明を終わらせていただきます。 次に、議案第55号 令和3年度岡谷市霊園事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 この会計は、内山霊園の維持管理業務等をしております。 308、309ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の行、歳入合計欄を御覧ください。 予算現額2,071万9,000円、調定額7,264万6,445円に対しまして、収入済額7,262万6,845円であります。収入未済額が1万9,600円であります。 310、311ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額2,071万9,000円に対しまして、支出済額は1,824万5,223円で、不用額は247万3,777円であります。 312ページを御覧ください。 歳入歳出差引残額は5,438万1,622円であります。 それでは、主な内容を申し上げます。 314、315ページを御覧ください。歳入でございます。 1款事業収入、収入済額1,187万円は、霊園の聖地使用料及び管理手数料等で、前年度比618万円の減であります。 316、317ページを御覧ください。歳出でございます。 1款霊園事業費、支出済額1,824万円は、霊園の管理業務委託料、土地の借上料等でございます。 なお、14節の工事請負費715万円は、聖域法面整備工事に係る支出でございます。 318ページを御覧ください。「実質収支に関する調書」でございます。 歳入総額7,262万6,845円、歳出総額1,824万5,223円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は同額の5,438万1,622円でございます。 以上で、当会計の説明を終わらせていただきます。 次に、議案第56号 令和3年度岡谷市温泉事業特別会計歳入歳出決算について御説明申し上げます。 この会計は、市内施設への給湯、温泉スタンド等の施設の維持管理を行っております。 326、327ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の行、歳入合計欄を御覧ください。 予算現額6,640万円に対しまして、調定額、収入済額は同額の7,461万560円であります。 328ページ、329ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額6,640万円に対しまして、支出済額は4,944万5,610円、不用額が1,695万4,390円であります。 330ページを御覧ください。 歳入歳出差引残額は2,516万4,950円でございます。 それでは、主な内容を申し上げます。 332ページを御覧ください。歳入でございます。 1款使用料及び手数料、収入済額1,665万円は、温泉の使用料であります。 334ページ、335ページを御覧ください。歳出でございます。 1款温泉費、支出済額4,710万円は、前年度比2,929万円の増でございます。温泉スタンド移設に伴う工事費の支出による増であります。 336ページを御覧ください。「実質収支に関する調書」でございます。 歳入総額7,461万560円、歳出総額4,944万5,610円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、同額の2,516万4,950円でございます。 以上で、当会計の説明を終わらせていただきます。 次に、議案第57号 令和3年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算について御説明いたします。 行政報告書の133ページを御覧ください。 下段の表3後期高齢者医療事業の表になります。後期高齢者医療制度には、75歳以上及び一定の障害がある65歳以上75歳未満の方が加入をしております。本事業の令和3年度末加入者数は9,689人、人口に占める割合は20.77%となっております。 なお、当会計につきましては、長野県後期高齢者医療広域連合と制度の運営全般を分担し、市町村では、届出の受付や保険料の徴収などの業務を行っております。 決算書344ページ、345ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の行、歳入合計欄を御覧ください。 予算現額8億8,530万円、調定額8億6,577万4,275円に対しまして、収入済額8億5,892万575円であります。不納欠損額は162万8,600円で、収入未済額が522万5,100円であります。 346、347ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額8億8,530万円に対しまして、支出済額は8億3,681万2,375円、不用額は4,848万7,625円であります。 348ページを御覧ください。 歳入歳出差引残高は2,210万8,200円でございます。 それでは、主な内容を申し上げます。 350、351ページを御覧ください。歳入でございます。 1款後期高齢者医療保険料は、収入済額6億7,637万円で、不納欠損額は160万円、収入未済額は510万円であります。 なお、2款使用料及び手数料におきましても、滞納繰越分の督促手数料2万円を不納欠損とさせていただいております。 次に、歳出の主な内容を申し上げます。 少し飛びまして、354、355ページを御覧ください。 2款後期高齢者医療広域連合納付金、支出済額8億2,470万円は、長野県後期高齢者医療広域連合への負担金であります。 少し飛びまして、358ページを御覧ください。「実質収支に関する調書」でございます。 歳入総額8億5,892万575円、歳出総額8億3,681万2,375円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、同額の2,210万8,200円でございます。 以上で、当会計の説明を終わらせていただきます。 最後に、議案第58号 令和3年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算について御説明をいたします。 当会計は、湊財産区の運営及び所有する山林の維持管理等の事業を行っております。 362、363ページを御覧ください。歳入でございます。 一番下の行、歳入合計欄を御覧ください。 予算現額160万円に対しまして、調定額、収入済額は同額の1,068万2,163円でございます。 364、365ページを御覧ください。歳出でございます。 一番下の行、歳出合計欄を御覧ください。 予算現額160万円に対しまして、支出済額は49万3,499円で、不用額は110万6,501円であります。 366ページを御覧ください。 歳入歳出差引額は1,018万8,664円となっております。 それでは、主な内容を申し上げます。 368、369ページを御覧ください。歳入でございます。 2款諸収入1項1目雑入4節間伐事業収入23万円は、間伐木材等の売却収入であります。 370、371ページを御覧ください。歳出でございます。 1款総務費、支出済額38万円は、財産区管理委員に対する報酬等を支出しております。 372ページを御覧ください。「実質収支に関する調書」でございます。 歳入総額1,068万2,163円、歳出総額49万3,499円で、歳入歳出差引額及び実質収支額は、同額の1,018万8,664円でございます。 374、375ページを御覧ください。「財産に関する調書」でございます。 1、公有財産、(2)山林の立木の推定蓄積量の区分を御覧いただきたいと思います。 決算年度中の増が961.7立方メートルで、減は912.24立方メートルであります。決算年度末の現在高は4万2,879.47立方メートルであります。 以上で、当会計の説明を終わらせていただきます。 なお、必要な各会計の最後に「財産に関する調書」をそれぞれ載せてございます。増減のある会計を中心に御説明させていただきましたので、その他の会計につきましては、御参照いただきたいと思います。 以上で、議案第51号から議案第58号までの令和3年度一般会計及び特別会計等の歳入歳出決算8会計分の説明を終わらせていただきます。 よろしく御審議の上、御認定賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
○議長(小松壮議員) 次に、健全化判断比率等の報告を求めます。 藤澤総務部長。 〔総務部長 藤澤 正君 登壇〕
◎総務部長(藤澤正君) 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定に基づきまして、
財政健全化判断比率について御報告いたします。 比率の算定に当たりましては、同法施行令並びに総務省令の規定に基づき行ったものでありますが、ここでの報告数値は暫定値でありまして、正式には11月下旬に予定されております総務省による公表数値が最終確定値となるものでありますので、御承知いただきますようお願い申し上げます。 それでは、お手元に別紙といたしまして、
健全化判断比率等報告書をお配りしておりますので、御覧をいただきたいと思います。 報告いたします比率は、1として、第3条第1項の規定に基づく実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率の4つの指標と、2として、第22条第1項の規定に基づく公営企業に係る資金不足比率となります。 最初に、1の4つの指標について御説明いたします。 まず、実質赤字比率でありますが、この比率は一般会計等の実質赤字額の標準財政規模に対する比率となります。次の連結実質赤字比率は、一般会計等のみならず、公営企業会計も含めた全ての会計の実質赤字額並びに資金不足額の標準財政規模に対する比率となります。 令和3年度決算では、
地域開発事業特別会計が赤字決算となったものの、その他の会計につきましては黒字決算並びに公営企業会計では資金余剰となりましたので、それらを合計いたしますと、実質赤字並びに連結実施赤字は生じないことから、それぞれの比率の欄は横棒表示となり、比率はないという結果になっております。 次に、実質公債費比率でありますが、この比率は一般会計が負担する元利償還金並びに公債費と認められる額の標準財政規模に対する比率で、令和元年度から令和3年度までの3か年平均により算出されます。比率は8.0%で、前年度比1.2ポイントの減となりました。主な要因は、算定式における分母の普通交付税の増、分子の元利償還金の減などにより比率が減少したものであります。 最後の将来負担比率でありますが、この比率は一般会計が将来負担すべき実質的な負債の標準財政規模に対する比率となります。この将来負担すべき実質的な負債とは、市債の現在高、債務負担行為による支出予定額、退職手当負担見込額などの合計額から、基金現在高、市債の償還費に対する交付税算入額などを控除したものであり、比率は54.6%になりました。前年度比13.7ポイントの減となりましたが、公営企業等繰入見込額の減や充当可能基金残高の増などによりまして、比率が減少したものであります。 なお、それぞれの比率の欄の下に黄色信号となります早期健全化基準と、赤信号となります財政再生基準の数値を括弧書きでお示ししてありますが、いずれも基準を下回っており、これらの結果からは健全財政が保持されているものと理解をしております。 次に、2の資金不足比率でありますが、水道事業会計から病院事業までの公営企業会計につきましては、後ほど各企業会計の決算認定議案上程の際に御説明いたします。 温泉事業特別会計は、地方公営企業法を適用しておりませんが、その他の企業会計として対象となり、黒字決算であることから、同様に横棒表示で、比率はないという結果になっております。 以上、
財政健全化判断比率につきまして御報告申し上げました。よろしくお願いいたします。
○議長(小松壮議員) 次に、監査結果の報告を求めます。 山岸監査委員。 〔監査委員 山岸 徹君 登壇〕
◎監査委員(山岸徹君) ただいま上程されております令和3年度岡谷市一般会計・特別会計及び湊財産区一般会計の歳入歳出決算、基金運用状況、
財政健全化判断比率等審査意見につきまして御報告申し上げます。 お手元に配付してございます岡谷市決算及び
財政健全化判断比率等審査意見書を御覧ください。 初めに、岡谷市一般会計・特別会計及び湊財産区一般会計の決算審査意見から御報告申し上げます。 1ページの第1、審査の概要を御覧ください。 審査の対象、期間、手続でございますが、令和3年度岡谷市一般会計歳入歳出決算から令和3年度岡谷市湊財産区一般会計歳入歳出決算までの8会計につきまして、岡谷市各会計の附属資料と併せまして、令和4年7月12日から7月21日までの間において、市長から提出されました各会計の歳入歳出決算書及び附属書類について、法令に準拠して調製されているか、予算が適正かつ効率的に執行されているかなど、関係諸帳簿及び証拠書類との照合等の審査を実施したほか、関係職員からの説明を聴取し、例月出納検査、定例監査の結果等も参考に実施いたしました。 次に、2ページ、第2、審査の結果について申し上げます。 審査に付されました一般会計・特別会計及び湊財産区一般会計歳入歳出決算書、歳入歳出決算事項別明細書、実質収支に関する調書並びに財産に関する調書は、いずれも関係法令に準拠して作成されており、決算計数は関係書帳簿及び証拠書類と照合した結果、正確であり、誤りのないものと認められました。また、予算執行及び関連する事務の処理につきましても、適正に行われているものと認められました。 次に、3ページの総括について申し上げます。 令和3年度の一般会計・特別会計及び湊財産区一般会計の決算規模は、表にお示ししてございますので御覧ください。 なお、決算数値は円単位でございますが、これからの内容説明は原則万円単位で行い、それ以下は省略いたします。 それでは、(1)の一般会計について申し上げます。 ①の歳入でございますが、歳入決算額は242億6,486万円で、予算現額に対し20億8,094万円の減、予算現額に対する収入率は92.1%で、調定額に対する収入率は99.3%となり、前年度歳入決算額に対して25億1,406万円の減となっております。 財源別の状況は、自主財源が93億9,143万円で、依存財源は148億7,343万円となっております。 収入未済額は1億5,247万円で、前年度に比べ1,432万円の減となっており、その主なものは市税1億481万円で前年度に比べ2,012万円の減となっております。 不納欠損処分を行ったものは700万円で、このうち市税が159件、419万円で、前年度に比べ104万円の増となっております。 市債の状況でございますが、当年度借入額は25億3,865万円で、前年度に比べ5億6,793万円の増、元金償還額は22億2,791万円で、前年度に比べ2億2,077万円の増、当年度末現在高は228億7,135万円となり、前年度に比べ3億1,073万円の増となっております。市債の主なものは、臨時財政対策債、学校整備事業債、道路整備事業債、臨時財政対策債借換債、公共土木施設災害復旧事業債などでございます。 次の4ページ上段の基金繰入金は4,970万円で、前年度に比べ1億8,738万円の減となり、一般会計20基金の年度末残高は52億9,640万円で、前年度に比べ10億5,895万円の増となっております。 次に、②歳出でございますが、歳出決算額は232億9,703万円で、予算現額に対する執行率は88.4%で、前年度歳出決算額に対して26億2,878万円の減となっております。翌年度繰越額は14億5,426万円となっております。不用額は15億9,450万円で、予算現額に対して6.1%となっております。不用額の主な内容は、扶助費、負担金補助及び交付金、貸付金の減、工事請負費の入札差金のほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響による委託事業の実績の減などにより生じたものとなっております。 以上により、③の実質収支額は7億6,950万円、単年度収支額は1億4,891万円の黒字となっております。 続きまして、④の財政状況でございますが、アの財政力指数は、財政力を判断するもので、この指数が1に近いほど財政力が強いとされますが、本年度は0.63で、前年度に比べ0.02ポイントの減となっております。イの経常収支比率は、財政構造の弾力性を判断する指標でございますが、本年度は83.6%で、前年度に比べ7.4ポイントの減となっております。 続きまして、5ページ、(2)の特別会計及び湊財産区一般会計について申し上げます。 特別会計6会計の歳入決算額は55億7,509万円、歳出決算額は56億2,354万円で、実質収支額は4,844万円の赤字となっております。6会計のうち収支不足となったものは、
地域開発事業特別会計の2億5,290万円であり、令和4年度からの繰上充用金により補填されております。 湊財産区一般会計の歳入決算額は1,068万円、歳出決算額は49万円で、実質収支額は1,018万円の黒字となっております。 以下、主な特別会計は御覧のとおりとなっておりますので、説明は省略いたします。 続きまして、6ページからの(3)まとめについて申し上げます。 国、本市の経済情勢につきましては、記載のとおりでございますので、御覧ください。 ③予算執行状況でございますが、令和3年度は第5次岡谷市総合計画の3年目として、将来都市像である「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向け、将来にわたり持続可能なまちづくりが推進されました。また、
新型コロナウイルス感染症の拡大防止と社会経済活動の両立を図るため、必要な施策を効果的に展開するとともに、ワクチン接種の推進を加速させ、市民の生活と雇用を守るための各種施策を実施されました。 令和2年度補正予算と令和3年度当初予算を一体化した14か月予算を編成し、その198億円余の当初予算に加え、例年の倍の件数となる補正予算を行い、各種事業を展開した結果、決算額は歳入歳出ともに前年度を下回りましたが、実質収支及び単年度収支は前年度を上回るものとなりました。 令和3年度の一般会計・特別会計及び湊財産区一般会計を合わせた決算総額では、歳入が298億5,064万円で、前年度に比べ7.4%の減、歳出は289億2,107万円で、前年度に比べ8.0%の減となっております。 収支状況を実質収支で見ると、一般会計は7億6,950万円の黒字、特別会計は4,844万円の赤字、湊財産区一般会計は1,018万円の黒字となっております。 決算状況は、一般会計の歳入状況を財源構成比で見ると、自主財源は38.6%、依存財源は61.4%で、このうち自主財源の根幹をなす市税収入は、前年度に比べ3億3,276万円の減となっております。一般会計の歳出状況を款別に見ると、総務費、商工費などが前年に比べ減、特に総務費では前年度の特別定額給付金費の皆減などにより、40億円余の大幅な減となった一方、民生費、衛生費、教育費、公債費、土木費、災害復旧費などで増となっております。 次に、8ページの⑤意見でございますが、令和3年度は
新型コロナウイルス感染症の影響が長引き、市民生活や地域経済は厳しい状況が続く中、感染拡大防止対策を講じ、市を挙げての新型コロナワクチン接種の推進、さらには令和3年8月の大雨災害からの復旧・復興に並行して取り組みながら、各種施策、事業が展開されました。 公共施設総合管理推進事務では、岡谷市公共施設等総合管理計画の個別施設計画第1期により、施設ごとの改修計画等に基づき、施設の廃止に向けた取り組みや改修などが行われました。今後も計画に沿い、将来財政負担の軽減に向けた資産総量の適正化に努められるよう要望いたします。 歳入の主たる財源である市税等にあっては、人口減少や
新型コロナウイルス感染症などによる減収が見込まれる一方で、歳出では、社会保障関係経費をはじめ、都市インフラの老朽化対策などの継続的な課題への対応など、財政需要の拡大により財源不足が見込まれることから、賦課及び徴収については、地方税法、岡谷市債権管理条例などにより、債権管理のさらなる適正化と市民負担の公平性確保及び円滑な行財政運営に意を配されるとともに、使用料や手数料など受益者負担についても確実な徴収はもとより、減免制度の運用については、公平性の十分な検証に意を配して進められるよう要望いたします。 また、国庫支出金や県支出金など特定財源の積極的な確保に努められるとともに、地方交付税の獲得についても、国への要望活動を継続されることを要望いたします。 ふるさと納税では、積極的なPR活動が行われ、前年度に比べ寄附件数は増加をしましたが、金額では減少となっておりますので、引き続き返礼品の充実を図るとともに、他市町村の先進的な取り組みも参考にし、リピーターの獲得も含め、さらなる積極的な事業展開を図っていただきますよう要望いたします。 借入れに際しては、交付税算入等による有利な市債の活用や低金利への借換えなどがされてきているところでありますが、市債発行額、市債残高ともに前年度を上回っております。大雨災害対応に必要な増として理解するものではありますが、今後、将来世代に過大な負担を残すことがないよう、財政規模と負債総額のバランスを重視し、長期的な視野に立った市債残高の適正な管理に努められますよう要望いたします。 基金については、残高が増加傾向にあり、本年度では52億円余の確保がされ、基金に依存することなく、堅実な財政運営がされているものと大いに評価いたします。しかしながら、今回のコロナ禍のように、経済活動や安定的な市民生活の維持に多大な困難をもたらすような予期せぬ突発事象に際しては、必要と認められる場合には基金の取崩しも視野に入れ、迅速な行政対応に努められるよう要望いたします。 公有財産等については、固定資産台帳や道路台帳などの整備とともに適正な管理に努められていますが、未利用財産については、可能な限り売却などにより管理負担の軽減と収入の確保に努められるよう要望いたします。 意見の最後となりますが、依然として
新型コロナウイルス感染症の収束が見込めない中、市民の安全・安心な生活の確保、安定した住民サービスの提供の継続のため、コロナ禍においても自主財源の根幹をなす市税をはじめ、あらゆる歳入確保に積極的に努めていただくよう要望いたします。 また、感染症拡大を契機としたデジタル化など社会情勢への対応が求められるところでありますが、これまでコロナ禍において創意工夫を凝らし、効率化、省力化を図りながら事業を実施した経験を十分に生かし、今後の政策の展開、執行に当たられることを要望し、令和3年度決算審査意見といたします。 9ページ以降の詳細につきましては、説明を省略いたします。 それでは、51ページを御覧ください。 岡谷市基金の運用状況の審査意見について御報告申し上げます。 第1、審査の概要を御覧ください。 審査の対象、期日、手続でございますが、岡谷市育英基金について、令和4年7月21日に審査を行い、審査に当たっては、運用状況を示す書類について、計数が正確であるか、運用が適正かつ効率的に行われているかなどを諸帳簿や証拠書類と照合するとともに、関係職員からの説明を聴取し、例月出納検査及び定例監査の結果等も参考に実施いたしました。 次に、第2、審査の結果について申し上げます。 審査に付されました育英基金の運用状況を示す書類の計数は、関係書帳簿と符合し、正確であるものと認められ、また、運用状況についても適正であるものと認められました。 以下、詳細の説明は省略いたします。 最後に、53ページの岡谷市
財政健全化判断比率等の審査意見について御報告申し上げます。 審査の概要でございますが、市長から提出されました実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率、将来負担比率及び資金不足比率並びにその算定の基礎となる書類が適正に作成されているかを主眼に、令和4年7月12日及び7月20日に実施いたしました。 次に、審査の結果について申し上げます。 審査に付されました実質赤字比率及び連結実質赤字比率につきましては、実質収支額が黒字となっているため、数値なしとなっております。実質公債費比率は8.0%で、前年度に比べ1.2ポイントの減、将来負担比率は54.6%で、前年度に比べ13.7ポイントの減となり、どちらの数値も早期健全化基準を下回っております。また、温泉事業特別会計の資金不足比率につきましては、実質収支が黒字となっているため、数値なしとなっております。 それぞれの比率につきましては、その算定となる事項を記載した書類に基づき、適正に算出されているものと認められ、是正改善を要する事項につきましても、特に指摘すべき事項はございませんでした。 以上で、令和3年度岡谷市決算及び
財政健全化判断比率等の審査意見の報告を終わります。
○議長(小松壮議員) この際、暫時休憩いたします。
△休憩 午後2時03分
△再開 午後2時15分
○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これより質疑に入ります。 質疑に際しては、決算書等のページをお示し願います。 まず、議案第51号の令和3年度岡谷市
一般会計歳入歳出決算認定について、歳入歳出及び款項目を問わず、全般にわたり質疑のある方は御発言をお願いいたします。 笠原征三郎議員。
◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 歳入歳出全般でいいということですね。
○議長(小松壮議員) どうぞ。
◆15番(笠原征三郎議員) それでは、ページで言えば22、23、1款11項1目の地方交付税についてお聞きします。 当初予算と比べて収入済額が約10億円ほど多くなっております。多くなるということは結構なことだとは思いますが、これだけ増額になった理由というんですか、それについて若干お聞きします。 次に、ページで66、67ページ、21款4項2目雑入中の福祉タクシー利用徴収金についてお聞きします。 約578万円ですか、示されておりますが、利用者がどのくらいで、またここ数年どのような傾向にあるのか教えていただければと思います。 次に、ページで88と81ページ、2款1項1目一般管理費中、行政事務交付金についてお聞きします。 積算というんですか、算出方法について以前もお聞きしましたが、また教えていただければと思います。 次に、91ページ、2款1項9目財政管理費中の積立金についてお聞きしたいと思います。 財政調整基金、今回の令和3年度では4億5,000万円ほど積み立てて、年度末が19億2,510万円ほどになっております。減債基金も年度末で5億8,000万円、ふるさとまちづくりもおよそ12億8,837万円ほどですか。減債金については以前にも聞いたので、ここでは省きたいと思いますが、この3つがかなり積立金の中でも多くを占めているところで、財政調整基金とふるさとまちづくり基金、これを合わせますと、およそ32億1,300万円ほどになると思います。これらについて、この基金、特に財政調整基金、ふるさとまちづくり基金についての考え方というんですか、取り崩すときにどういうような場合とか、条例などにはもちろん示されておりますが、ぜひお聞かせ願いたいと思います。 すみません、もう少しお聞きしますが、112ページ、113ページ、3款1項4目介護保険費中、保険給付費と関係負担金についてであります。 このところでお聞きしたいのは、額という問題ではちょっと外れるかもしれませんが、介護度というんですか、それに応じて要支援1、2、要介護1、2、3、4、5、これらについてどのくらいの人数がいるのか教えていただければと思います。 あと、もう1点だけちょっとお願いします。 174、175ページ、10款2項1目学校管理費中、これは小学校費というところでお聞きするわけなんですが、これも額とかそういう問題ではなくて、先生たちの働き方改革、これが昨今非常に問題になっております。市長の今日の報告の中にも若干触れられておりましたが、令和4年度3月末での現状、残業時間とか、あるいは何か特筆するようなことがありましたら教えていただければと思います。 以上ですが、お願いします。
○議長(小松壮議員) 藤澤総務部長。
◎総務部長(藤澤正君) 私からは2点お答えのほうをさせていただきます。 まず、1点目の地方交付税の増の理由と積立金の関係でございます。 まず最初に、地方交付税の増でございます。議員さんおっしゃるとおり、当初予算額に比べて約9億から10億円の増となっているということになります。 まず最初に、理由といたしましては、交付税の算出基準は御存じかと思いますけれども、基準財政需要額から基準財政収入額を引いた額が交付税になるということになります。今回この基準財政需要額の中で、社会保障関係経費の増だとか、デジタル社会推進費の皆増ということで、大体これで約1.3億円の増となっております。一方、基準財政収入額のところで市税が、いわゆる法人税割だとか所得割のほうが約3.5億円の減というようなことになります。あとは今回、昨年の12月に国から交付税が追加交付となっているということで、それが大体3億5,000万円ぐらいということになりまして、総額でこれで8億円ぐらい伸びているということであります。 もう一方は、交付税の中の特別地方交付税でございます。こちらのほうは当初予算では7億5,000万円の計上でございましたけれども、今回、8月の大雨災害等あった関係で、約1億8,000万円ほど増というふうになっているところでもございますので、そういった理由の中で地方交付税が増となっているという内容でございます。 次に、積立金になります。 積立金でございますが、議員さん御指摘のとおり、今回、今年の3月の専決処分をさせていただいたということで、地方交付税だとか、減債、また旧庁舎の保全基金等、いろいろなところの中に積立てをさせていただきました。このうち財政調整基金につきましては4億5,000万円ということになっておりまして、令和3年度末が約19億円ということになっております。 一方、もう1つのふるさとまちづくり基金でございますけれども、大体令和3年度中9,000万円伸びていまして、今12億9,000万円ほどになるということでございます。こちらの崩し方というようなことになっておりますけれども、基本的な部分で考えますと、やはりこの辺の積立てをしていくということは、まずふるさとまちづくり基金でございますが、今後のまちづくりのために大型事業等行う場合に、やはり財源が不足するということの中で、しっかり積立てをしてそういったハード的なものに使っていきたいというのが基本的な理由でございます。 もう一方、財政調整基金でございます。こちらのほうは御存じかと思いますけれども、経済の著しい変動だとか、災害等のことに利用するということの中で、今回約4億5,000万円ほど積立てをしたというような内容となっております。 いずれも今後の起こり得る災害、またまちづくりのために積立てをしているというような内容でございます。 以上でございます。
○議長(小松壮議員) 帯川健康福祉部長。
◎健康福祉部長(帯川豊博君) 2点御質問いただいておりまして、まず1点目の福祉タクシーの利用状況でございますけれども、令和3年度の福祉タクシーの利用状況についてでございますけれども、まず延べの乗車人員でございますけれども、1万8,734人で、前年度に比べまして479人の増となってございます。また、運行回数で申し上げますと、1万6,656回、前年度に比べまして141回の増ということで、稼働率も52%と前年度に比べますと5%増加しているという状況でございます。利用券の販売収入につきましても、前年度に比べますと27万3,600円の増収となっておりまして、乗車人数、運行回数の利用も併せて若干増加傾向となっております。 昨年に比べますと、若干コロナの状況で昨年から大きく減少しておりますけれども、コロナ前と比較しますとまだまだ減少傾向ということで、コロナ前までには戻っていないと、外出控えが続いているんではないかなというふうな状況で理解しております。 それから、もう1点、介護の認定の状況でございますけれども、行政報告書の177ページを御覧いただきまして、介護保険の状況の(2)のところに要支援、要介護の認定状況を記載してございますので、御覧いただきながらと思いますけれども、岡谷市の状況で申し上げますと、要支援1が372人、それから要支援2が362人、要介護1が745人、要介護2が435人、要介護3が384人、要介護4が355人、要介護5が261人ということで、トータルで申し上げますと2,914人というような状況でございます。 以上です。
○議長(小松壮議員) 酒井企画政策部長。
◎企画政策部長(酒井吉之君) 私からは3点目に御質問いただきました行政事務交付金の積算根拠についてお答えいたします。 この行政事務交付金は、令和3年度から令和7年度までの5年間、額を変えないということで、各区の皆様とお話をして、令和2年度に見直しをした内容でございます。この中身でございますが、基本的な部分として、普通交付金と特別交付金と分かれておりますが、この普通交付金の中には、基本的な部分として積算根拠は均等割と人口割、世帯割から構成されております。均等割が、この基本的な額というのは結果額で言うと2,350万円になるわけですけれども、この中身が均等割58%、人口割、世帯割が42%という構成になっております。 この普通交付金には、今申し上げた基本的な部分のほかに、補助金等を一括交付して加算しているという内容がございまして、これはどういうものかといいますと、地域サポートセンターに関わる補助金や子ども会育成会、公民館の分館事業、あと公会所の暖房使用料、除雪の補助などなど、こういった特殊な要素の部分も上乗せをしてお支払いをしているという状況でございます。 なお、令和3年度につきましては、
新型コロナウイルス感染症対応の感染対策の部分で経費が引き続きかかるだろうということで、10万円を特別に上乗せをいたしまして、年度途中、令和3年6月定例会だったと思いますが、追加補正をしてお支払いをしたという経過もございますので、よろしくお願いします。
○議長(小松壮議員) 両角教育担当参事。
◎教育担当参事(両角秀孝君) 私からは教職員の働き方改革の状況についてということでお尋ねをいただきました。 働き方改革への取り組みを平成31年度末に方針を決めまして取り組みを始めてから何年かたっております。その間、コロナ禍等ございましたので、なかなか思うように進まないところがございましたが、実は先生たちの勤務状況というのは定点で観測をしている数値というものがございます。コロナ前までは4月、5月の状況を調査しておりましたが、令和2年度に長期の臨時休業というのがございまして、現在では12月の時点での平均の勤務時間という部分で、県平均と岡谷市の状況といったものを把握しているというような状況でございます。 年度末ということでお尋ねいただきましたが、ここでは12月の状況でひもといてみますと、今まで岡谷市の先生方、非常に頑張っていただく先生方が多く、令和元年、令和2年と県平均よりも残業時間といいますか、時間外勤務の時間が多い傾向がございました。令和3年度の状況で見ますと、県平均が1人当たりの平均時間という数字になりますが、小中学校全体でございます。47時間28分のところ、岡谷市の状況は45時間43分ということで、県平均よりも下回った数字ということが結果として見えてまいりました。今まではなかなか帰れないというような状況があったかもしれませんが、働き方改革の取り組みにより一定の効果が出てきているのではないかというふうに分析をしてございます。 以上でございます。
○議長(小松壮議員) 酒井企画政策部長。
◎企画政策部長(酒井吉之君) 答弁の修正をさせていただきます。 先ほど各区に対して
新型コロナウイルス感染症対策として10万円を一律支給というお話を申し上げましたが、5万円の間違いでございますので、申し訳ございません。訂正をさせてください。
○議長(小松壮議員) 笠原征三郎議員。
◆15番(笠原征三郎議員) それぞれありがとうございました。 ちょっと順番いろいろあちこち行くかもしれませんが、介護保険のところでもう1回お聞きしたいと思います。 先ほどの行政報告書の表ということでありがとうございましたが、それで、この表を見ていて考えたことは、果たして要支援、要介護というのがその人にとって、全ての人が正確に、例えば要介護5の人が2だ3だと言われるような場合もあると思いますが、そのようなことは極力ないということでお聞きしたいんですが、必要なときに必要な介護が受けられる、このことが大事だと思います。それぞれ保険料を払っているのですから、そのようなことをお聞きしたいんですが、本当に必要なときに、その人にとって必要なサービスが受けられているのかどうかお聞きしたいと思います。 次に、学校の先生の働き方ということで、今まで二度ほどこのことを聞いたときには、県の平均より岡谷市の学校の先生の残業が多かったということなんですが、昨年の12月を比べてみれば、県平均より2時間ほど少なくなっているということなんですが、しかし、まだかなりの残業時間があるということで、私は先生というんですか、教員の絶対数、これが不足しているのではないかと思います。ただ、あまりこういうことを言っていくと一般質問的になってしまうので、その点についてだけどんな状況か、またどんなお考えを持っているのかお聞かせ願えればと思います。 あと福祉タクシーのことについても、もう1回お聞きしたいと思います。 今までの傾向としては、だんだん少なくなっているということなんですが、それに対してどのような対応がされて、令和3年度について行われたのか、この点だけ2回目でお聞きしたいと思います。
○議長(小松壮議員) 帯川健康福祉部長。
◎健康福祉部長(帯川豊博君) まず最初に、介護保険の関係で、適正な支援が行われているかという内容でございますけれども、まず介護認定に当たりましては、訪問調査の前にコンピューターによる判定によって、訪問調査をした上で、介護認定審査会によって審査を受けた後、判定がされているということですので、その判定についてはそういったものに基づいて判定がされていく。支援に当たりましては、それぞれケアマネジャーがその人の状況を把握する中で、適正な介護支援サービスにつなげているという状況でございますので、それぞれきめ細かな支援が行われている、適切な支援が行われているというふうに認識してございます。 それから、福祉タクシーの関係でございますけれども、ここのところコロナ禍によって人数は減ってきておりますけれども、時間帯によって配車台数とかしっかり見直す中で、適正な利用形態にするように常に見直しを図る中で来ておりますし、こういったコロナによって外出控えが続いている状況の中で、今は予約が取りやすいという状況ですけれども、またこれが明けて皆さんが外出できるような状況になりましたら、またそういった利用状況も踏まえてアンケート調査をする中で、適正な支援に、配車のほうに努めていきたいというふうに考えております。
○議長(小松壮議員) 両角教育担当参事。
◎教育担当参事(両角秀孝君) 教職員の絶対数が不足しているというような観点での質問をいただきました。 今、小中学校の先生、新しく成り手というところで、学生から先生たちを目指す方々の減少という傾向もございます。それから、現場の状況も、今ちょうど制度の端境期ということで、退職した先生たちが欠員を補充できた今までの時代なんですが、そこの例えば再任用制度といった部分もございまして、なかなか思うような数が確保できないというのは、どこの市町村でも同じような状況で、教員の配置についてはぎりぎりの状況で運用している、これが実態でございます。 教育長も折に触れて、これは県が配置いただくべき先生方でございますので、教員の適正な配置については要望等の声を上げながら、しかるべき配置をいただけるようにというようなところで取り組みを進めている状況でございます。 以上でございます。
○議長(小松壮議員) そのほかに質疑はありませんか。 浜 幸平議員。
◆3番(浜幸平議員) 2点お願いしたいんですが、決算書の147ページの下のほうになりますけれども、シルキーバスの運行補助の関係です。7款1項2目、約7,074万円ということになります。これが前年度の6,448万円から600万円ほど増えております。この内容ですね、車両の更新があったかと思いますけれども、利用率等は下がっているんじゃないかなというふうに考えております。そのあたりの内容をお聞かせいただければと思います。 それから、もう1点、153ページ、決算書になります。7款1項4目中小企業金融対策事業費の部分であります。これは昨年度が11億5,000万円ぐらいから7億円ちょっとに4億3,000万円ぐらいかなり減少しております。行政報告書のほうの227ページにあっせん件数、それからセーフティネットの件数、機器関連補償認定件数等が記載されておるんですけれども、これは受け止め方というか見方として、簡単に言ってしまえば、昨年度に比べてピークが下がったというか、民間の資金を調達するとか、それから借りる必要性がなくなってきたとか、件数等も減って金額も減ったのか、そのあたりの背景というんでしょうかね、それからあと内容的なところ等につきましてお聞かせいただければと思います。
○議長(小松壮議員) 木下産業振興部長。
◎産業振興部長(木下稔君) 2点御質問いただきました。 まず初めに、決算書の147ページのシルキーバスの運行補助の関係でございます。 昨年度車両を1台更新をさせていただいております。取得費、改造費含めまして約1,000万円、988万円ほど経費が発生しております。 利用状況の関係ですが、行政報告書の237ページにシルキーバスの利用状況がございますので、ちょっと御確認いただけたらと思いますが、コロナの影響、令和2年度よりは川岸橋原線を除いては、若干ではありますが、増加の傾向が出ております。あと市内循環線で一部マイナスというふうな形がございますが、増加傾向という路線も出ております。 あと2点目の決算書の153ページの制度資金の関係でございますが、令和2年度に市、県、国等、様々な制度資金のメニューがございまして、企業の皆さん、令和2年度に一定期間経営資金、安定的に確保できたということで、令和3年度は全般にわたって利用件数が少なかったというふうな見方をしてございます。ただ、いずれにしましても、まだコロナの影響を受けている企業、非常に多いところもございますので、引き続き支援のほうをしてまいりたいと思っております。 以上です。
○議長(小松壮議員) 浜 幸平議員。
◆3番(浜幸平議員) ありがとうございます。 シルキーバスの件につきましては、車両費用が1台分で約1,000万円ということなんですが、その分を加味したとしても、売上げというんでしょうかね、利用料が下がったんだけれども、更新のときのその1,000万円の車両台が上がったので全体としては増えたと、そんな取り合い方でよろしいのでしょうかというのが1点です。 それから、153ページの市の制度資金の関係でありますけれども、これもどんなふうに捉えたらいいのかという点であります。要するに単純に言ってしまって、もう借り入れる必要がないということで、景気がよくなっているのか、資金繰りが潤沢であったのか。例えば件数が増えて金額が小口になっているのか、どこか大きいところがあって、そういうものが積み上がっているのか。単純にそこから景気の動向とか、景気判断というところまではちょっと難しいかなと思うんですけれども、そのような結果になったという背景というんでしょうかね。あと県のほうも充実してきているので、県の資金を使ったというのも考えられると思うんですが、そのあたりの捉え方はどんな捉え方をされてますでしょうか。
○議長(小松壮議員) 木下産業振興部長。
◎産業振興部長(木下稔君) シルキーバスにつきましては、議員さんおっしゃるとおりの内容かということで御理解をお願いします。 制度資金の関係につきましては、企業のほうで経営するに当たって、資金的な部分のめどが比較的ついていたという状況はあるかと思います。景気につきましては、それぞれの業界によって差異があると思いますが、そんな中で前年度よりは落ち着いた状況であったという形であります。
○議長(小松壮議員) 浜 幸平議員。
◆3番(浜幸平議員) 3回目になりますので、いわゆるそこから景気判断とか、そういうことまでいくと飛躍してしまうのかなと思うんですが、そのあたりの捉え方の背景としてどんなふうに捉えているのか、最後にお聞かせください。
○議長(小松壮議員) 木下産業振興部長。
◎産業振興部長(木下稔君) 景気の状況という部分でございますが、飲食店等を含めコロナの影響を大きく受けております。一方で製造業の部分につきましては、コロナの影響を受けたんですが、その後需要が回復したり、世界の経済が回復したということで、比較的忙しい状況が続いているという状況であります。また、年度末に入りまして、ウクライナの侵攻等で物価高騰、原油価格高騰等、影響が出始めて今に至っているかなというふうに思っております。 以上です。
○議長(小松壮議員) そのほかに質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) これをもって、議案第51号の質疑を終結いたします。 次に、議案第52号 令和3年度岡谷市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定についてから、議案第58号 令和3年度岡谷市湊財産区
一般会計歳入歳出決算認定についてまでの7件について、一括質疑を行います。 質疑はありませんか。 笠原征三郎議員。
◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 国保会計についてお尋ねします。 ちょっとページ数というのが関係なくなってくるかもしれませんが、一般会計から繰入れ2億9,800万円ほどがありました。いつも私ども言っているところなんですが、ルール外のことは考えられなかったのかどうか。ここずっと毎年国保税が引き上げられている状態であります。それを是正していく上でも、やはりルール外の繰入れ。それともう1つ、基金のところでもお聞きしたいと思いますが、これは271ページに残高というんですか、これが約9,000万円ほどあります。これを取り崩すというようなお考えはないのかどうか。 次に、もう2点ほどなんですが、滞納者に対してどのような対応を取られているのかお聞きします。 もう1つ、特定健診、人間ドックもありますが、特にここでは特定健診のことについてお聞きしたいと思いますが、この受ける率というんですか、その辺のところはこの数年どんなような傾向にあるのかお聞きいたします。 すみません、一括だったので、後期高齢者の部分についてもお聞きします。 7割、5割、2割、これの軽減者数というんですか、これの傾向というんですか、それについてお聞きいたします。ここではこの1点お願いします。
○議長(小松壮議員) 百瀬市民環境部長。
◎市民環境部長(百瀬邦彦君) まず、国保のほうですが、一般会計からの繰入れについてでございます。 これはいつも決算のときにも御質問ございますので、その都度お答えをしておりますが、やはりルール外といいますと、国民健康保険に加入されてない方からしますと、被用者保険の保険料を払いまして、さらに納めた市税からも国保を負担をするという二重の負担が発生することになりますので、この法定外の繰入れに関しましては、国民健康保険の加入者以外の方からは理解を得ることは困難だと考えておりますので、法定外の繰入れについては従来どおり実施する考えはございません。 それから、基金につきまして、取崩しの予定はということでございますが、今までも基金の取崩しにつきましては、税率を上げるときに基金を取崩しをするという考えがございまして、必要があれば取崩しをしていくということでございますが、今後も国保につきましては、令和9年度の二次医療圏の統一に向けまして、税率のアップ等がかなり見込まれるような場合には、当然これは基金を取り崩して緩和をしていきたいというふうに考えております。 それから、次の滞納者に対しての対応でございますが、これは今までも滞納されている方につきましては、窓口での相談とか、電話での相談等、また税務課のほうにも相談がございますので、その都度こちらのほうでそれぞれの事情をお聞きしまして、丁寧な対応に努めておりますし、必要があれば福祉の相談のほうにも御案内をして滞納者への相談に当たっているというところでございます。 それから、次の特定健診についてでございますが、特定健診は最新のが令和2年度でございます。令和2年度の特定健診の実績ということで33.3%でございます。令和元年度は37.2%ですので、前年度と比べますと3.9ポイントの減となっております。ただ、令和2年度につきましては、やはり
新型コロナウイルス感染症の影響がございましたので、どうしても受診をされてないという方も実際いらっしゃいます。また、休日健診も本来4回のところを新型コロナの関係で1回にしたということもございますので、その関係で受診者数が減少しているというところでございます。 それから、後期高齢の関係でございますが、7割、5割、2割の傾向ということでございますが……
○議長(小松壮議員) このまま暫時休憩いたします。
△休憩 午後2時53分
△再開 午後2時57分
○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 百瀬市民環境部長。
◎市民環境部長(百瀬邦彦君) まず最初に、先ほどの特定健診の関係ですが、暫定値としまして、行政報告書の130ページに国民健康保険事業、1の保健事業の(1)に受診者31.1%ということで暫定値が載っておりますので、お願いいたします。 それから、後期高齢の7割、5割、2割の軽減の推移でございますが、最初の令和3年度の数字がなくて申し訳ございません。これにつきまして、また決算特別委員会で御報告をさせていただければと思いますが、傾向としましては、平成28年度から令和2年度を見ますと、若干ではございますが、7割の軽減の方が増えております。平成28年が3,008人でありましたので、それから令和元年が3,173人、令和2年が3,221人ということで増えております。それから、5割につきましても、5年間を見ますと、平成28年が1,025人でありましたので、令和2年ですと1,456人ということで、これも増加をしております。あと2割の軽減につきましても、平成28年が1,105人から令和2年ですと1,391人ということで、低所得者に対します軽減対象者の人数が増えてきているという傾向でございます。 詳細につきましては、また決算特別委員会で御報告をさせていただければと思います。
○議長(小松壮議員) 笠原征三郎議員。
◆15番(笠原征三郎議員) すみません、突然のことで前もって言っておけばいいんですが、質問する私も、この何日かで見たくらいなんて言ってはいけないですが、もっと早く見てこういう質問をするとちゃんと言っておけばよかったんですが、すみませんでした。 あと国保のルール外ということについてなんですが、いつもそういう答弁をいただくわけなんですが、以前には何度もルール外の一般会計からいえば繰出しというようなことも行われてきましたが、これについては国のほうから何かお達しでも来ているのかどうか、この点についてお聞きしたいと思います。 あと滞納者に対しての相談というのは、これは私は非常に岡谷市の場合、丁寧に相談に乗っていただいていると思っております。以前から滞納者に対しては、その人の立場というんですか、に立って、幾らかそうしたらどのくらいだったら納められるかとか、そういうようなことで、非常に丁寧に相談に乗っていただいておりますが、最近ちょっと勉強不足で数字的なことが分かりませんが、短期保険証とか資格証明書、これらについて岡谷市の場合は今どのような取扱いになっているのかお聞きしたいと思います。 あと特定健診についてですが、前はもっと数字が低かったような、何かうろ覚えで申し訳ないんですが、諏訪市は何か高いようなイメージを持っているんですが、何が違うかというようなこと、もしお分かりでしたらお願いします。 後期高齢者の医療事業についてなんですが、やはり7割、5割、2割、本当に大勢増えている状況だと思います。これについても、また一般質問になってしまっていけないんですが、10月から1割から2割というようなことについても、軽減策はあるというようなことなんですが、やはり先ほどの答弁を聞きますと、岡谷市での支援策というんですか、何か必要ではないかと思われます。これは一般質問ではないので答弁は要りませんが、国保の点についてだけ、ちょっともう1回、今再度聞いた点についてお答えいただければと思います。
○議長(小松壮議員) 百瀬市民環境部長。
◎市民環境部長(百瀬邦彦君) 初めに、国保のルール外の繰入れについてでございますが、国からの通知等、何かあったのかということでございますが、国では国保のガイドラインによりまして、法定外の繰入れを削減するようにということがございまして、それをもちまして、長野県の国民健康保険の運営方針に、この中で決算補填等の目的の法定外一般会計繰入れの計画的、段階的な解消、削減を図ることとされておりますので、この長野県の国民健康保険運営方針によりまして、当然削減ということでございますので、岡谷市もルール外の、法定外の繰入れというのは考えはございませんので、お願いいたします。 それから、資格証明、短期の資格者証についてでございますが、令和3年の時点では、資格証明書は1件、短期の保険証は21件でございます。 それから、特定健診の関係でございますが、以前は低く、諏訪市は岡谷市に比べて非常に高いと、何が岡谷市と違うところなのかということでございますが、特定健診につきましては、岡谷市もいろいろ努力はしているわけですが、その中で、特定健診を受けずに通常の医療機関等、かかりつけ医等で、特定健診の項目とは違いますが、受けていらっしゃる方もいらっしゃいますので、岡谷市ではみなし健診ということで、特定健診以外の通常の医療機関でかかった場合、それにプラスしまして特定健診の項目も健診を受けていただくということで特定健診にするということを昨年度から行っております。 諏訪市では、以前からこのことを行っておりまして、その関係から、諏訪市は特定健診が岡谷市に比べて高かったのではないかということでございます。そんなこともございましたので、岡谷市も医療機関にお願いをしまして、通常の健診プラス特定健診の項目もそれに含めて健診をしていただくということでございます。 すみません、先ほど短期被保険者証の人数でございますが、21件と私申し上げましたが、26件でございますので、申し訳ございません、訂正をお願いします。
○議長(小松壮議員) 笠原征三郎議員。
◆15番(笠原征三郎議員) 丁寧にありがとうございました。 1点だけすみません。今訂正された短期保険証ですが、期間はどのくらい。1つに例えば3か月とか6か月、まとまっているのか、あるいはいろいろのところにばらついているのかどうか、ちょっとそれだけすみません、3度目ですが、お願いいたします。
○議長(小松壮議員) 百瀬市民環境部長。
◎市民環境部長(百瀬邦彦君) 保険証としましては、短期はこの岡谷市では6か月ということでお願いをしております。
○議長(小松壮議員) そのほかに質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) これをもって、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第51号から議案第58号までの8議案は、決算特別委員会に付託をいたします。
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△議案第59号~議案第61号の一括上程、説明、質疑、委員会付託
○議長(小松壮議員) 日程第15 議案第59号 令和3年度岡谷市水道事業会計の決算認定についてから日程第17 議案第61号 令和3年度岡谷市病院事業会計の決算認定についてまでの企業会計決算関係議案3件を一括議題といたします。 この際、審査の方法についてお諮りいたします。この3議案は決算特別委員会を設置して付託し、審査いたしたいと思います。そこで、審査の都合上、最初に決算特別委員会を設置し、委員の選任を行った後、一旦休憩して委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、再開後、説明、
健全化判断比率等報告及び債権放棄報告、監査報告、質疑を行うことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、そのように進行いたします。 この際、決算議案審査のため、決算特別委員会を設置したいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、決算特別委員会を設置することに決しました。 ただいま設置されました決算特別委員会の委員の選任についてお諮りをいたします。委員の選任は議長に御一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、委員の選任は議長に一任と決しました。 議長から委員の指名をいたします。
決算特別委員会委員に、浜 幸平議員、吉田 浩議員、今井康善議員、中島保明議員、武井友則議員、渡辺太郎議員、笠原征三郎議員、大塚秀樹議員、以上の議員を指名いたします。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。よって、ただいま指名いたしました議員を
決算特別委員会委員に選任することに決しました。 この際、正副委員長の互選を願うため、暫時休憩いたします。
△休憩 午後3時09分 (決算特別委員会)
△再開 午後3時45分
○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中に決算特別委員会を開催し、正副委員長の互選を行いました結果、委員長に中島保明議員、副委員長に武井友則議員が選出されましたので、御報告をいたします。 この際、正副委員長は一緒に登壇してそれぞれ御挨拶をお願いいたします。
決算特別委員会委員長 中島保明議員、副委員長 武井友則議員。 〔決算特別委員長 中島保明議員・副委員長 武井友則議員 登壇〕
◆決算特別委員長(中島保明議員) 8番 中島保明です。 ただいま企業会計の
決算特別委員会委員長に選出されました。厳格で効率的な審査を進めていきたいと思っております。頑張っていきたいと思いますが、先に進まなくなりましたら、「よいてこしょ」の精神で皆さんの協力を得て切り抜けていきたいと考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
◆決算特別副委員長(武井友則議員) 11番 武井友則です。 先ほどの決算特別委員会で副委員長に選出をいただきました。スムーズな委員会運営に向けてしっかりと委員長を補佐してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(小松壮議員) これより決算議案について提出者の説明を受けることにいたします。 まず、議案第59号 令和3年度岡谷市水道事業会計の決算認定について及び議案第60号 令和3年度岡谷市下水道事業会計の決算認定についての2件について、一括して説明を求めます。 小口建設水道部長。 〔建設水道部長 小口浩史君 登壇〕
◎建設水道部長(小口浩史君) 議案第59号 令和3年度岡谷市水道事業会計の決算認定について御説明申し上げます。 お手元の企業会計決算書の2ページを御覧いただきたいと思います。 まず、水道事業報告書の概要の総括事項から申し上げます。 令和3年度の水道の需要につきましては、年間総配水量が670万7,185立方メートルで、前年度に比べ16万8,642立方メートルの減、年間総給水量は516万4,923立方メートルで、前年度に比べ4万7,941立方メートルの減となっております。 人口減少などにより水需要が減少し、厳しい経営環境が続く中、安全・安心でおいしい水道水の安定した供給のため、水質の管理、施設の適正な維持管理や水道事業基本計画に沿った老朽鋳鉄管の更新改良、水道施設の耐震化のほか、再構築事業の柱となる今井上向配水池築造工事が令和4年3月末に竣工、暫定供用が始まるなど、計画的に事業を実施しました。また、経営面では、引き続き料金の収納強化に努めるとともに、経費節減などの経営努力を進め、基本計画の実施と経営戦略による健全経営を目指す中で、純利益を計上することができました。 主な建設改良工事等につきましては、2ページの中段に4つの項目を記載してありますので、御覧いただきたいと思います。 次に、経理の状況でありますが、収益的収支は総収益8億7,635万4,470円、総費用7億4,079万1,775円、収支差引きで1億3,556万2,695円の純利益を計上しました。資本的収支につきましては、企業債、工事負担金及び国庫補助金の収入合計7億3,339万1,063円に対しまして、建設改良費及び企業債償還金の支出合計は13億3,537万9,797円となっております。また、建設改良費のうち、県が実施する公共関連工事の進捗などに伴い、1億2,419万円の予算を翌年度に繰り越しました。収支不足に対する財源は、当年度分損益勘定留保資金などで補填をいたしております。 次に、3ページ上段の(2)経営指標に関する事項は、令和4年3月の地方公営企業法施行規則の一部改正により、令和3年度決算から事業報告書に記載するものであります。 経営の健全性を示す経常収支比率は、収益では給水量の減少に伴う給水収益の減、費用では新規償却資産の増に伴う減価償却費の増などにより、前年度に比べ6.8ポイント減の121.9%となりましたが、健全経営の水準とされる100%を上回っております。また、料金水準の妥当性を示す料金回収率は、前年度に比べ7.5ポイント減の123.2%となりましたが、事業に必要な費用を給水収益で賄えている状況とされる100%を上回っております。 その他償却対象資産の減価償却の状況を示す有形固定資産、減価償却率は、前年度に比べ3.3ポイント減の52.3%、法定耐用年数を経過した管路延長の割合を示す管路経年化率は、前年度に比べ2.3ポイント増の3.5%、当該年度に更新した管路延長の割合を示す管路更新率は、前年度に比べ0.3ポイント増の0.9%となっております。 次の(3)は議会議決・報告事項を記載したものであり、(5)職員に関する事項の職員数は前年度同数の14人であります。 続きまして、4ページからの決算数値でありますが、こちらは円単位となっておりますが、ここからの説明につきましては一部を除き原則として万円単位で御説明し、それ以下を省略させていただきますので、御了承いただきたいと思います。 4ページから5ページまでは、建設改良工事等の状況を記載しております。 このうち、(1)建設改良工事等の概要につきましては、今井上向配水池築造工事、横河川水管橋詳細設計業務や宗平寺水源ポンプ場築造工事、片間町ポンプ場整備工事などのほか、老朽管改修などの工事を実施し、4ページ下段の配水施設費の支出合計は11億9,360万円となっております。 次に、5ページを御覧ください。 (2)営業設備の購入は量水器の購入で、営業設備費の合計が360万円、建設改良費の支出合計は11億9,720万円となっております。 次の(3)は受贈財産の状況、(4)は給配水管漏水調査・修理の概要、(5)は固定資産の除却及び売却処分の内容を記載してあります。 6ページを御覧ください。 3業務の(1)業務量は、給水の状況と水源別年間配水量の状況となります。 7ページを御覧ください。 口径別年間給水量と口径別水道料金収入状況であり、前年度との比較表となっております。 8ページから11ページまでは説明を省略させていただき、飛びまして、29ページの予算実施計画実績表を御覧いただきたいと思います。 最初に、収益的収入及び支出の収入であります。 第1款水道事業収益は、最終予算額9億8,545万2,000円に対して、決算額は9億8,231万4,769円で、最終予算額に対し99.7%の収入となっております。 1項営業収益の決算額は8億8,128万円で、このうち1目1節水道料金の決算額は8億7,345万円で、前年度に比べ348万円の減となっており、給水人口の減に伴う給水量の減などの影響によるものであります。 2項営業外収益は、受取利息、雑収益及び長期前受金戻入であり、決算額は1億91万円となっております。 3項特別利益の決算額は11万円で、特別修繕引当金戻入益が皆減となったことにより、前年度に比べ1億4,930万円の減となっております。 おめくりいただき、30ページを御覧ください。 収益的収入及び支出の支出であります。 第1款水道事業費用は、最終予算額7億9,773万2,000円に対しまして、決算額は7億5,808万5,858円で、最終予算額に対し95.0%の支出となっております。 1項営業費用1目原水及び配水費は、水源等の施設の維持管理に要する経費であり、決算額は2億4,017万円となっております。このうち9節委託料は、水源の電気設備の保守点検、水質検査、量水器の開閉栓漏水調査等の委託料であり、決算額は4,659万円となっております。 また、11節修繕費は、水源施設の維持管理及び給配水管等の修繕に要した経費であり、決算額は3,523万円となっております。 12節動力費は、各水源のポンプ等の電気料金で、決算額は7,515万円となっておりますが、料金の値上げにより、前年度に比べ443万円の増となっております。 次に、2目総係費は、水道事業全体の管理に要する経費であり、決算額は7,097万円となっております。 次に、31ページの3目減価償却費の決算額は3億6,592万円となっております。 2項営業外費用は、金融及び財務活動に要する経費であり、決算額は4,849万円となっております。このうち1目1節企業債利息の決算額は2,911万円となっております。 次に、3項特別損失3目1節贈与損失は、今井上向配水池の西側に隣接する管理用道路の市道認定に伴い、敷地を一般会計へ所属替えしたことによるもので、決算額は2,209万円となっております。 おめくりいただき、32ページの資本的収入及び支出であります。 収入の第1款資本的収入は、最終予算額9億6,399万6,000円に対しまして、決算額は7億3,339万1,063円で、最終予算額に対し84.9%の収入となっております。 1項1目企業債は、老朽管の更新、水道施設の耐震化・再構築事業の建設改良工事に伴う上水道事業債で、決算額は5億2,460万円となっております。 3項1目工事負担金は、上水道工事に伴う県からの水道管移設補償金で、決算額は1,425万円となっております。 4項1目補助金は、水道施設再構築事業に係る国庫補助金であり、決算額は1億9,453万円となっております。 次に、支出の第1款資本的支出は、最終予算額14億7,522万3,000円に対しまして、決算額は13億3,537万9,797円で、最終予算額に対し90.5%の支出となっております。 なお、1項建設改良費につきましては、先ほどの4ページから5ページに記載しておりますので、説明は省略させていただきます。 次に、2項1目企業債償還金は、企業債の元金償還金であり、決算額は1億3,817万円となっております。 実施計画実績表の説明は以上となります。 それでは、12ページへお戻りいただきたいと思います。 12ページ、13ページは収益的収入及び支出の決算報告書、おめくりいただいた14ページ、15ページは資本的収入及び支出の決算報告書であり、ただいま実績表で御説明いたしました事項を款項の単位にまとめたものであります。 おめくりいただきまして、16ページを御覧ください。 損益計算書の右下にあります金額の下から4行目に当年度純利益としまして1億3,556万2,695円、前年度の繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を加えた35億125万6,701円が当年度の未処分利益剰余金となっております。 このうちその他未処分利益剰余金変動額1億7,019万602円は、減債積立金及び建設改良積立金を取り崩したものであります。 17ページはキャッシュフロー計算書で、業務活動、投資活動及び財務活動における現金の流れについてお示ししたものであります。 おめくりいただきまして、18ページは剰余金計算書でありますが、所定の書式で作成してあります。 19ページを御覧ください。 16ページで説明しました未処分利益剰余金の処分につきまして、条例により減債積立金へ4,000万円、建設改良積立金へ3,000万円、合計7,000万円を積み立てるものであります。 処分の内容でありますが、毎事業年度に利益を生じた場合は、前事業年度から繰り越した欠損金があるときは、その利益をもって欠損金を埋め、なお残額があるときは、補填残額の20分の1を下らない金額を減債積立金に積み立てることとなっており、なお残額があるときは、全部または一部を利益積立金または建設改良積立金に積み立てることができることとなっております。この条例の規定に基づき、当年度未処分利益剰余金について、減債積立金及び建設改良積立金へ積み立てることとしたものであります。 20ページから21ページは貸借対照表、22ページから24ページは収益費用明細書、25ページは固定資産明細書、26ページは企業債明細書で、いずれも所定の様式で作成いたしたものでありますので、御覧をいただき、説明は省略させていただきます。 以上で、議案第59号の説明を終わらせていただきますが、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、令和3年度岡谷市水道事業会計に係る権利の放棄について御報告いたします。 お手元の債権放棄報告書を御覧ください。 令和3年度岡谷市水道事業会計におきまして水道料金等について権利の放棄を行いましたので、岡谷市債権管理条例第14条第2項の規定により報告を行うものであります。 権利の放棄を行いました債権は、水道料金及び開閉栓手数料となりますが、これら放棄の事由としましては、水道料金における条例第14条第1項第6号に規定する債務者が死亡、所在不明等にあり、かつ徴収の見込みがないと認められたものが262件、152万5,319円となっております。また、開閉栓手数料では、条例第14条第1項第6号の規定によるものが4件、5,320円となっております。 以上のとおり御報告申し上げます。よろしくお願いいたします。 続きまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく
財政健全化判断比率について御報告いたします。 お手元の
健全化判断比率等報告書を御覧ください。 水道事業会計では、流動負債の額よりも流動資産の額が大きいことから資金剰余の状態であり、資金不足比率はなしという結果であります。したがいまして、報告書の資金不足比率欄は横棒の表示となります。 以上のとおり御報告申し上げます。よろしくお願いいたします。 続きまして、議案第60号 令和3年度岡谷市下水道事業会計の決算認定について御説明申し上げます。 それでは、決算書の34ページを御覧いただきたいと思います。 まず、下水道事業報告書の概要の総括事項から申し上げます。 令和3年度は、市内に点在する未整備地区2.32haの整備を行い、全体計画面積に対して89.1%の整備率となり、下水道の接続戸数は2万413戸、また、接続人口は4万6,730人となっております。また、年間の汚水量は556万4,544立方メートルで、前年度と比べて5万5,975立方メートルの増となっております。 汚水量は、一部事業所における使用料の増加等により、前年度に比べ増となりましたが、依然として厳しい経営環境の中、事業においては安全で快適な生活環境を確保するため、下水道施設の耐震化を図る下水道総合地震対策事業や長寿命化を図る下水道ストックマネジメント事業、豪雨による浸水被害軽減のための雨水渠整備事業を実施するとともに、下水道管渠、マンホールのポンプの清掃、点検、修繕や鉄蓋の交換など、施設の適正な維持管理及び安全対策に努めました。 また、諏訪湖流域下水道事業では、県及び流域関係市町村によりクリーンレイク諏訪の施設整備などを実施しました。 経営面では、資本費平準化債の借換えにより財政運営の安定化を図るとともに、経費節減等に努めた結果、純利益を計上することができました。 次に、主な建設改良工事等でありますが、34ページの中段に6つの項目を記載しておりますので、御覧をいただきたいと思います。 次に、経理の状況であります。 収益的収支につきましては、総収益16億8,973万4,184円、総費用14億4,285万6,106円、収支差引きで2億4,687万8,078円の純利益を計上いたしました。資本的収支につきましては、企業債、補助金及び負担金等の収入合計7億6,936万9,144円に対しまして、建設改良費及び企業債償還金の支出合計は14億3,440万3,427円となりました。また、国庫補助金の追加交付や県が実施する公共関連工事の進捗などに伴い、1億6,220万円の予算を翌年度に繰り越しました。収支不足額に対する財源は、過年度分損益勘定留保資金などで補填をいたしております。 次に、35ページの上段の(2)経営指標に関する事項でありますが、経営の健全性を示す経常収支比率は、収益では、一部事業所における汚水量の増加に伴い水道使用料が増となり、一方費用では、新規償却資産の増加により減価償却費や管路更新に伴う資産減耗費などが増となったことにより、前年度に比べ0.5ポイント減の115.5%となりましたが、健全経営の水準とされる100%を上回っております。 また、使用料で回収すべき経費をどの程度使用料で賄えているかを示す経費回収率は、前年度に比べ0.1ポイント減の86.0%で、事業に必要な費用を下水道使用料で賄えている状況とされる100%を下回っておりますが、国の基準に基づく地方交付税の算入相当額を一般会計から繰り入れることにより、必要な経費を賄えている状況にあります。 その他償却対象資産の減価償却の状況を示す有形固定資産減価償却率は、前年度に比べ1.9ポイント増の45.6%、当該年度に更新した管渠延長の割合を示す管渠改善率は、前年度に比べ0.6ポイント増の0.7%となっております。 次の(3)は議会議決・報告事項を記載したものであり、(5)職員に関する事項につきましては、職員数は前年度と比べ1名増の10人となっております。 続きまして、36ページからの決算数値でありますが、こちらは円単位となっておりますが、ここからの説明につきましては一部を除き原則として万円単位で御説明し、それ以下を省略させていただきますので、御了承をいただきたいと思います。 36ページから37ページは、建設改良工事等の概要を記載しております。 このうち、(1)建設改良工事等の概要につきましては、未整備地区の解消や耐震化、ストックマネジメントによる長寿命化のほか、雨水渠などの各整備事業を実施し、公共下水道建設費の支出合計は37ページ上段で2億9,000万円となっております。 次に、(2)諏訪湖流域下水道事業建設費負担金でありますが、支出合計は9,776万円、(3)営業設備の購入につきましては、量水器などの購入で18万円、建設改良費の支出合計では3億8,794万円となっております。 (4)受贈財産の状況につきましては、民間の施設整備により布設した下水道管路の寄附採納を受けたもので、金額は220万円となっております。 おめくりいただき、38ページを御覧ください。 (5)は維持管理の状況、(6)は固定資産の除却及び売却処分の内容を記載してあります。 39ページを御覧ください。 3業務の(1)業務量は下水道普及状況、おめくりいただきまして40ページは区分別年間汚水量及び区分別下水道使用料収入状況であり、前年度との比較表となっております。 41ページから43ページまでは説明を省略させていただき、飛びまして、65ページの予算実施計画実績表を御覧いただきたいと思います。 最初に、収益的収入及び支出の収入であります。 第1款下水道事業収益は、最終予算額17億3,528万7,000円に対しまして、決算額は17億8,762万8,819円で、最終予算額に対し103.0%の収入となっております。 1項営業収益1目1節の下水道使用料の決算額は10億5,064万円となっております。 2目他会計負担金は一般会計からの繰入金で、決算額は2億2,800万円となっております。 次に、2項営業外収益2目他会計補助金は一般会計からの繰入金で、決算額は7,600万円となっております。 4目長期前受金戻入の決算額は4億417万円となっております。 次に、3項特別利益の決算額は2,611万円で、特別修繕引当金戻入益が皆減となったことにより、前年度に比べ1億9,376万円の減となっております。 2目過年度損益修正益は、令和2年度の諏訪湖流域下水道維持管理負担金の精算による還付金で、決算額は2,582万円となっております。 おめくりいただき、66ページを御覧ください。 収益的収入及び支出の支出であります。 第1款下水道事業費用は、最終予算額15億7,765万7,000円に対しまして、決算額は15億1,889万5,366円、執行率は96.3%となっております。 1項営業費用1目管渠費は、下水道管路の維持管理に要する経費で、決算額は1億1,965万円となっております。このうち9節修繕費は、下水道管路の修繕等に要する経費で、決算額は5,703万円となっております。 また、13節委託料は、上下水道情報管理システム保守業務、下水道管路等清掃委託料などで、決算額は1,820万円、15節材料費は、主にマンホール鉄蓋の購入によるもので、決算額は1,532万円となっております。 次に、2目流域下水道維持管理負担金は、流域下水道の維持管理に要する経費の岡谷市の汚水量に応じた負担金であり、決算額は3億7,286万円となっております。 3目普及指導費は、水洗化普及促進及び事業所排水の水質規制等に要する経費で、決算額は991万円となっております。 67ページの4目業務費は、下水道使用料の調定、徴収、メーター検針業務などに要する経費で、決算額は3,503万円となっております。 5目総係費は、下水道事業全般に要する経費で、決算額は4,518万円となっております。 おめくりいただき、68ページを御覧ください。 6目減価償却費の決算額は7億8,933万円となっております。 2項営業外費用1目1節企業債利息の決算額は1億2万円となっております。 次に、3項特別損失1項1節その他過年度損益修正損は、過年度調定分の下水道使用料還付金で、決算額は30万円となっております。 続きまして、69ページ、資本的収入及び支出の収入であります。 第1款資本的収入は、最終予算額9億7,962万9,000円に対しまして、決算額は7億6,936万9,144円で、最終予算額に対し78.5%の収入となっております。 このうち1項1目企業債は、公共下水道事業、流域下水道事業に係る企業債及び資本費平準化債の借換債分で、決算額は4億9,266万円となっております。 次に、2項1目国庫補助金は、下水道ストックマネジメント事業及び下水道総合地震対策事業などに対する補助金で、決算額は1億1,180万円となっております。 また、2目他会計補助金は一般会計からの繰入金で、決算額は1億5,200万円となっております。 3項1目受益者負担金は、下水道整備に係る事業費の一部負担金の収入で、決算額は378万円となっております。 3目一般会計負担金は、下水道雨水渠整備事業及び下水道総合地震対策事業における一般会計負担金であり、決算額は340万円となっております。 おめくりいただきまして、70ページを御覧ください。 資本的収入及び支出の支出であります。 第1款資本的支出は、最終予算額16億8,024万8,000円に対しまして、決算額は14億3,440万3,427円、執行率は85.4%となっております。 1項1目公共下水道建設費は、下水道ストックマネジメント事業、下水道総合地震対策事業及び雨水渠整備事業の国庫補助事業や下水道管渠建設の単独事業であり、決算額は2億9,000万円となっております。 2目1節流域下水道建設費負担金は、クリーンレイク諏訪の施設建設等に要する経費の岡谷市の負担分で、決算額は9,776万円となっております。 2項1目企業債償還金は、公共下水道事業及び流域下水道事業等の企業債の元金償還金で、決算額は10億4,645万円となっております。 実施計画実績表の説明は以上となります。 それでは、44ページにお戻りいただきたいと思います。 決算書の44ページ、45ページは収益的収入及び支出の決算報告書、おめくりいただいた46ページ、47ページは資本的収入及び支出の決算報告書であり、ただいま実績表で御説明いたしました事項を款項の単位でまとめたものであります。 おめくりいただき、48ページは損益計算書でありますが、損益計算書の右下、金額の下から4行目に当年度純利益としまして2億4,687万8,078円、それに前年度の繰越利益剰余金とその他未処分利益剰余金変動額を加えた32億8,416万8,905円が当年度の未処分利益剰余金となっております。 このうち、その他未処分利益剰余金変動額1億2,000万円は、減債積立金を取り崩したものであります。 49ページはキャッシュフロー計算書で、業務活動、投資活動及び財務活動による現金の流れについてお示ししたものであります。 おめくりいただき、50ページは剰余金計算書で、所定の様式で作成してあります。 51ページを御覧ください。 48ページで説明しました未処分利益剰余金の処分につきまして、条例により減債積立金へ1億3,000万円を積み立てるものであります。 おめくりいただき、52ページから53ページは貸借対照表、54ページから57ページまでは収益費用明細書、58ページは固定資産明細書、59ページから61ページまでは企業債明細書で、いずれも所定の様式で作成をいたしたものでありますので、御覧をいただき、説明は省略させていただきます。 以上で、議案第60号の説明を終わらせていただきますが、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく
財政健全化判断比率について御報告させていただきます。 お手元の
健全化判断比率等報告書を御覧いただきたいと思います。 下水道事業会計につきましても、流動負債の額より流動資産の額が大きいため、資金剰余の状態であり、資金不足比率はなしという結果になっております。したがいまして、報告書の資金不足比率欄は横棒表示となっております。 以上、御報告申し上げましたが、よろしくお願いいたします。
○議長(小松壮議員) 次に、議案第61号 令和3年度岡谷市病院事業会計の決算認定について説明を求めます。 城田事務部長。 〔事務部長 城田 守君 登壇〕
◎事務部長(城田守君) 議案第61号 令和3年度岡谷市病院事業会計の決算認定につきまして御説明申し上げます。 お手元の令和3年度岡谷市企業会計決算書の72ページ、令和3年度岡谷市病院事業報告書を御覧ください。 1概況の(1)総括事項から申し上げます。 令和3年度は、通常診療に加えて
新型コロナウイルス感染症患者の受入れや外来診療、PCR検査を実施するなど、感染症医療全般にわたり拠点的な役割を果たすとともに、新型コロナワクチンの接種においては、市民が早期に接種できるよう、医師や看護師など医療スタッフの体制整備を行い、ワクチン接種を実施してまいりました。 病院運営は、人材確保と人材育成、質の高い医療サービスの提供、効率的な運営による経営基盤の強化の3つを重点項目に掲げる中、研修センターで取り組んでまいりました基幹型臨床研修病院の指定について、令和4年3月に長野県の指定を取得しました。また、計画的な器械備品の整備、システム更新を実施するとともに、感染症対応の観点から安全かつ効率的な医療を提供するため、発熱者への外来診療に使用する専用コンテナを設置するなど、医療環境の充実に努めました。 経理の状況では、依然として
新型コロナウイルス感染症の影響を受けつつも、前年度に比べて入院、外来ともに患者数が増えたことから、各収益状況が改善したことや、新型コロナウイルスへの対応を積極的に進める中で、その財源となる補助事業を積極的に活用したこと等により、総収支は3億531万4,061円の純利益を計上しました。 次に、ア患者等の状況であります。 入院の1日平均患者数は217.9人で、前年度に比べて3.1人の増、延べ患者数は7万9,517人で1,103人の増であります。 外来の1日平均患者数は644.5人で、前年度に比べて33.7人の増、延べ患者数は15万5,976人で7,562人の増であります。 公衆衛生活動及び医療相談は、市民や事業所などに対する院内健診として1万1,115人、検診車2台による巡回集団検診として1万8,303人、新型コロナワクチンの接種として3万7,574人を実施しております。 訪問看護事業の延べ利用者数は1,177人で、前年度に比べて88人の減、延べ訪問回数は7,114回で377回の減であります。 73ページを御覧ください。 イ経理の状況であります。 収益的収支は、消費税及び地方消費税抜きでお示ししておりますが、病院事業収益は72億9,646万4,620円、病院事業費用は69億9,115万559円で、損益は3億531万4,061円の純利益であります。資本的収支は、消費税及び地方消費税込みでお示ししておりますが、収入合計3億8,155万9,000円に対し、支出合計6億6,801万2,443円で、収支差引き不足額2億8,645万3,443円は当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額157万4,937円、過年度分損益勘定留保資金2億6,705万9,486円及び当年度分損益勘定留保資金1,781万9,020円で補填しました。 次に、ウ建設改良費の明細は、ア機械備品費として新たに購入した医療器械器具の内訳をお示ししてあります。エ固定資産の除却及び売却処分には、除却した資産の明細をお示ししております。 おめくりいただきまして、74ページの上段、(2)経営指標に関する事項は3つの指標をお示ししております。 経常収支比率は104.4%で、健全経営の水準とされる100%を上回り、病院の稼動状況を示す病床利用率は73.8%で、前年度に比べ1.0ポイントの増で、医業収益に対する累積欠損金の状況を示す累積欠損金比率は40.4%で、前年度に比べ8.3ポイントの減となりました。 (3)議会議決・報告事項、(4)行政官庁届出事項、(5)行政官庁認可事項については記載のとおりであります。 次に、(6)職員に関する事項のア職員数は、令和4年3月31日現在の職員数であり、医師は4人減の38人、看護師は2人増の249人、薬剤師は2人減の14人、医療技術員は5人減の95人、事務員は同数の30人、労務員は同数の10人で、合計では前年度に比べて9人減の436人であります。 イ給与ベースの改定及び(7)料金その他供給条件の設定・変更に関する事項は、いずれもなしであります。 75ページを御覧ください。 2業務、(1)業務量では、入院患者及び外来患者の取扱い数を月別にお示ししてあります。 おめくりいただきまして、76ページの上段、ウその他医業収益部門、エ訪問看護利用状況は記載のとおりであります。 77ページを御覧ください。 3会計、(1)重要契約の要旨は、2,000万円以上の契約について、ナビゲーションシステムから検診車までの4品目の契約年月日、契約金額など記載のとおりであります。 (2)企業債及び一時借入金の概況、ア企業債は、当年度増加額、当年度償還高及び当年度末残高について記載しております。 イ一時借入金は、当年度に借入れ及び償還した一時借入金と当年度末残高について記載しております。 次に、少し飛びますが、97ページをお開きください。 令和3年度岡谷市病院事業会計予算実施計画実績表、消費税及び地方消費税込みであります。 (1)収益的収入及び支出の収益的収入から御説明いたします。 第1款病院事業収益は、最終予算額73億7,581万6,000円に対し、決算額は73億5,673万8,481円で、予算額に比べ1,907万7,519円の減であります。 1項医業収益1目入院収益は35億9,032万1,984円で、予算額に比べ8,527万1,016円の減であります。 2目外来収益は17億9,602万7,394円で、予算額に比べ1,734万4,606円の減であります。 3目その他医業収益は5億9,092万9,409円で、入院に際して個室を利用した際に徴収する室料差額、健康診断や人間ドック、新型コロナワクチンの接種などに係る収益で、予算額に比べ1億153万4,409円の増であります。 2項医業外収益は13億2,025万8,396円で、予算額に比べ670万604円の減であります。主なものは、4目他会計負担金4億6,660万円、5目長期前受金戻入3億3,454万9,028円、7目
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金3億8,503万7,000円などであります。 3項訪問看護事業収益は4,997万7,738円で、予算額に比べ1,127万6,262円の減であります。 4項特別利益2目その他特別利益は922万3,560円で、個人、団体や法人からの寄附金及び
新型コロナウイルス感染症緊急包括支援事業補助金などであります。 おめくりいただきまして、98ページの収益的支出であります。 第1款病院事業費用は、最終予算額71億1,617万8,000円に対し、決算額は70億4,984万9,483円、不用額は6,632万8,517円であります。 1項医業費用1目給与費は、職員の給料、手当等のほか、会計年度任用職員の報酬などで41億6,560万7,141円であります。手当などの執行が少なかったことなどにより不用額が生じております。 2目材料費は、薬品や診療材料の払出しなどに係る経費で、11億8,991万6,763円であります。 3目経費は9億8,226万6,743円であります。主なものは、7節光熱水費は施設の管理運営に係る電気、ガス、上下水道などの使用料、99ページになりますが、13節賃借料は医療機器や職員被服に係る借上料、15節委託料は医療機器の保守管理や施設の管理などの業務委託に係る費用であります。 次に、2項医業外費用は1億4,261万4,226円であります。主なものは、1目支払利息及び企業債取扱諸費、2目長期前払消費税勘定償却、4目消費税及び地方消費税であります。 おめくりいただきまして、100ページの3項訪問看護事業費用は5,007万2,705円であります。1目給与費は、訪問看護事業に従事する職員7人分の給料、手当等のほか会計年度任用職員の報酬などで4,750万1,636円であります。2目経費は、訪問看護事業の運営に係る事務費等で257万1,069円であります。 4項特別損失2目その他特別損失は1,203万1,888円で、
新型コロナウイルス感染症対策費であります。 次に、101ページの(2)資本的収入及び支出の資本的収入であります。 第1款資本的収入は、最終予算額3億7,885万9,000円に対し、決算額は3億8,155万9,000円であります。 1項企業債1億7,200万円は、医療器械器具整備事業に係る起債であります。 2項他会計負担金2億420万円は、一般会計からの負担金で、企業債の元金償還に対するものであります。 4項長期貸付金返還金372万円は、看護師等養成貸付金の返還金であります。 次に、資本的支出であります。 第1款資本的支出は、最終予算額6億7,053万円に対し、決算額は6億6,801万2,443円であります。 1項建設改良費は1億8,041万360円で、器械備品購入費及びリース債務支払額であります。 2項企業債償還金は4億8,076万2,083円であります。 3項長期貸付金は684万円で、看護学生8人に対する奨学金であります。 予算実施計画実績表の説明は以上であります。 それでは、決算書の78ページにお戻りください。 78ページから81ページは決算報告書であり、ただいま御説明申し上げました予算執行の状況について所定の書式により調製したものであります。 次に、82ページの損益計算書では、下から3行目、当年度純利益3億531万4,061円と、その下の前年度繰越欠損金26億9,983万613円の合計額23億9,451万6,552円が当年度未処理欠損金となるものであります。 次に、83ページのキャッシュフロー計算書、84ページの剰余金計算書は、所定の書式により調製したものであります。 85ページは欠損金処理計算書ですが、さきに申し上げました当年度未処理欠損金23億9,451万6,552円を翌年度の繰越欠損金といたすものであります。 また、86ページから87ページの貸借対照表、88ページから91ページまでの収益費用明細書、92ページの固定資産明細書、93ページの企業債明細書以降につきましては、所定の書式により調製したものでありますので、説明は省略させていただきます。 以上で、議案第61号の説明を終わりますが、よろしく御審議の上、御認定賜りますようお願い申し上げます。 続きまして、岡谷市債権管理条例に基づく権利の放棄について御報告いたします。 お手元の債権放棄報告書議案第61号資料を御覧ください。 病院事業会計では、入院費等一部負担金について権利の放棄をしましたので、岡谷市債権管理条例第14条第2項の規定により御報告いたすものであります。 権利の放棄を行いました債権は、入院費等一部負担金であります。 条例第14条第1項第6号の規定に該当するものは、債権者本人が死亡または所在不明で、かつ徴収の見込みがないと認められるもので、28件、61万2,187円であります。 続きまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に基づく
財政健全化判断比率について御報告いたします。 お手元の
健全化判断比率等報告書を御覧ください。 病院事業会計では、流動負債、流動資産の額につきまして、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に定める計算方法により計算した結果、資金余剰の状態であり、資金不足比率はないという結果であります。したがいまして、報告書の資金不足比率欄は横棒表示となります。 以上で説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。
○議長(小松壮議員) 次に、監査結果の報告を求めます。 山岸監査委員。 〔監査委員 山岸 徹君 登壇〕
◎監査委員(山岸徹君) ただいま上程されております令和3年度岡谷市公営企業会計の決算及び資金不足比率の審査意見につきまして御報告申し上げます。 お手元に配付してございます岡谷市公営企業会計決算及び資金不足比率審査意見書を御覧ください。 初めに、岡谷市公営企業会計決算審査意見から御報告申し上げます。 1ページの第1、審査の概要を御覧ください。 審査の対象、期日、手続でございますが、令和3年度岡谷市水道事業、岡谷市下水道事業、岡谷市病院事業の3企業会計の決算につきまして、令和4年6月23日に審査を行い、市長から提出されました決算書及び各書類が各企業会計の経営成績並びに財政状態を適正に表示しているかを確かめるため、関係諸帳簿、証拠書類との照合等のほか、必要に応じて関係職員からの説明を聴取し、例月出納検査、定例監査の結果等も参考に実施いたしました。 次に、第2、審査の結果について申し上げます。 審査に付されました岡谷市水道事業会計、岡谷市下水道事業会計及び岡谷市病院事業会計の決算書、財務諸表、事業報告書及び各明細書は、いずれも地方公営企業法ほか関係法令に準拠して作成され、決算計数は関係諸帳簿と照合した結果、誤りのないものであり、事業の経営成績及び財政状態が適正に表示されているものと認められ、予算執行及び関連する事務の処理につきましても、適正に行われているものと認められました。 続きまして、各事業会計の決算状況を申し上げます。 なお、決算数値は円単位でございますが、これからの内容説明は原則万円単位で行い、それ以下は省略いたします。 それでは、2ページからの岡谷市水道事業会計について申し上げます。 令和3年度の業務実績は、給水人口の減少などに伴い、総配水量、総給水量ともに減となっております。こうした中で、市民へ安全・安心でおいしい水の安定供給を継続するために、水質の管理と施設の適正な維持管理に努めるとともに、岡谷市水道事業基本計画に沿った老朽鋳鉄管の計画的な更新をはじめ、水道施設や管路の耐震化及び再構築に向けた各種事業が実施され、主な建設改良工事等としては小井川配水池の老朽化に伴う市内水系の再構築事業において、今井上向配水池築造工事が令和4年3月末に竣工したほか、基幹管路の布設工事などが実施されました。有収率については、給配水管の漏水調査による早期発見と修繕に努めたことから、本年度の有収率は77.0%で、前年度に比べ1.2ポイントの増となっております。 経営状況につきましては、消費税抜きで水道事業収益8億7,635万円、水道事業費用7億4,079万円で、収支差引き1億3,556万円の純利益計上となり、これに前年度繰越利益剰余金及びその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は35億125万円となっております。 3ページ中段の意見になりますが、岡谷市水道事業は、人口減少や節水機器の普及などの要因による水需要の低迷や、水道施設の老朽化への対応など厳しい経営環境が続く中、将来にわたり安全・安心な水の安定供給に必要な財源を確保するため、職員の経営努力により1億3,556万円の純利益を確保されたことは一定の評価をするものでありますが、経費節減による利益の確保や丁寧な対応による未収金の解消に引き続き意を配されるとともに、近隣市町村との広域連携による薬品や資材の共同購入等の実現に向けた取り組みを進められるよう要望いたします。 また、施設の稼動状況と収益との関連を示す指標である有収率は、前年度に比べ1.2ポイントの増と一定の改善が見られますが、有収率は本事業の企業経営における大切な指標の一つであることから、今後もきめ細やかな漏水調査の実施による漏水の早期発見及び迅速な修繕の対応など、より一層意を配されるよう要望いたします。 最後に、岡谷市水道事業基本計画に定める老朽鋳鉄管の計画的な更新、施設や管路の耐震化及び施設の再構築などは、将来にわたり安定的かつ堅実な事業経営を維持するための重要な事業であることから、その着実な事業推進を求めるとともに、一方でより厳しい経営状況が続くことが見込まれるため、社会経済情勢の変化や災害への対応を含め、岡谷市水道事業経営戦略による事業計画の実施状況についての確実な検証を求め、令和3年度岡谷市水道事業会計の決算審査意見といたします。 次に、岡谷市下水道事業会計について申し上げます。 令和3年度の業務実績は、市内に点在する未整備地区2.32haの整備を行ったことにより、総整備面積は1,456.91haとなり、全体計画面積1,636haに対し、整備率は89.1%となっております。この結果、下水道の接続戸数は供用開始区域内の2万823戸に対して2万413戸となり、水洗化率は98.0%で、4万6,730人が下水道を利用しております。また、年間の汚水量は556万4,544立方メートルで、前年度に比べ5万5,975立方メートルの増となっております。 令和3年度の事業では、人口減少などによる汚水量の減少傾向が続く厳しい経営環境の中、下水道施設の耐震化を図る下水道総合地震対策事業、下水道施設の長寿命化のための下水道ストックマネジメント事業や、豪雨による浸水被害の軽減のための雨水渠整備事業を実施するとともに、引き続き未整備地区の解消にも努められております。このほかにも諏訪湖流域下水道事業として、クリーンレイク諏訪の施設建設等が行われております。 経営面では、昨年度に引き続き資本費平準化債の借換えを行い、財政運営の安定化を図るとともに、経費節減や収納率の維持向上に努められました。 経営状況につきましては、消費税抜きで下水道事業収益16億8,973万円、下水道事業費用は14億4,285万円で、収支差引き2億4,687万円の純利益計上となり、これに前年度繰越利益剰余金とその他未処分利益剰余金変動額を加えた当年度未処分利益剰余金は32億8,416万円となっております。 5ページ下段の意見になりますが、岡谷市下水道事業を取り巻く経営環境は、一部事業所等での需要増が見られたものの、人口減少や施設の更新など今後も厳しい状況が続くことが見込まれます。岡谷市の下水道施設は、早くから長寿命化や耐震化対策に取り組まれ、対応がされてきているところでありますが、将来的に老朽管渠の急激な増加が見込まれることから、引き続き長期的な視点により計画的・効率的な維持管理に意を配するとともに、未整備地区の解消や豪雨による浸水被害軽減のための雨水渠整備事業についても危機管理の面から早急な整備に努められるよう要望いたします。 また、事業を安定的に継続していくためには、堅実な財政基盤の強化が不可欠であることから、下水道使用料の確実な収入の確保はもとより、経費の節減においても、物価高騰など社会経済情勢の変化による経費増が経営に大きく影響することが懸念されるところであり、こうしたことへの対応、さらには諏訪湖流域下水道の終末処理場についても、施設の老朽化に伴う更新や長寿命化に係る費用負担が増加傾向であるため、県や関連市町村との連携により、適正な運営に一層努められることを要望し、令和3年度岡谷市下水道事業会計の決算審査意見といたします。 次に、岡谷市病院事業会計について申し上げます。 令和3年度の業務実績は、患者動向では前年度に比べ入院患者、外来患者いずれも増となっております。令和3年度は通常診療に加えて
新型コロナウイルス感染症患者の受入れや外来診療、PCR検査を実施するなど、感染症医療全般にわたり拠点的な役割を果たすとともに、新型コロナワクチンの接種において医師、看護師など医療スタッフの体制整備を行い、平日、土日の接種により、希望者へ早期接種を実施されるとともに、ワクチンの管理、払出し業務も実施されました。 病院運営については、人材確保と人材育成、質の高い医療サービスの提供、効率的な運営による経営基盤の強化の3点を重点項目として掲げ、人材育成では研修センターを設置して取り組んでこられた基幹型臨床研修病院の県の指定を取得されました。このほか医療器械器具整備事業では、医用画像管理システムや健診システムなどの更新等整備により、さらなる診療の充実を図るべく整備が行われております。 経営状況につきましては、
新型コロナウイルス感染症の影響を受けたものの、入院及び外来患者数の増や、公衆衛生活動では新型コロナワクチン接種の実施などにより、医業収益で大きな増となるとともに、
新型コロナウイルス感染症に関する補助制度の活用にも努めていただいた結果、消費税抜きで病院事業収益72億9,646万円、病院事業費用69億9,115万円で、収支差引き3億531万円となり、前年度に引き続き純利益を計上されております。また、当年度純利益に前年度繰越欠損金を加えた結果、当年度未処理欠損金は23億9,451万円となっております。 8ページ下段の意見でございますが、令和3年度の岡谷市病院事業は、地域における基幹的な公立の医療機関として地域医療の重要な役割を担い、病院運営としては人材確保と人材育成、質の高い医療サービスの提供、効率的な運営による経営基盤の強化の3つの重点項目を掲げ、とりわけ人を大事にすることを基本として、患者の急性期から慢性期、地域包括や緩和ケアなど多機能を有し、市民への質の高い医療の提供に努められました。 こうした中、
新型コロナウイルス感染症患者を受け入れつつ、徹底した感染対策を講じて通常診療を行い、さらには市民等に対する新型コロナワクチン接種を関係機関との連携の下、安全かつ迅速に実施されました。職員を挙げての御努力により、院内感染を発生させることなく業務を継続されたことなどに心から感謝するとともに、経営面において2年連続しての純利益を計上されたことに対し敬意を表するところであります。 一方で、感染症等への対応は長期に及んでおり、医療従事者や職員の精神的・肉体的ストレスは想像をはるかに超えるものであると認識しているところであります。病院においては、従来から人を大事にする考えが浸透し、職員同士の良好なつながりがこの難局を乗り越えられている要因の一つであるとのことや、新たに公認心理師配置の計画をお聞きしているところでありますが、引き続き職員の心身ケアへの取り組みに意を配されるよう要望いたします。 また、
新型コロナウイルス感染症拡大の影響は、感染拡大時の対応における市民病院の重要性を強く感じさせるものとなったと同時に、医師等の確保の難しさについても改めて認識させられるものとなりました。今後につきましては、感染症収束を見据えた診療体制の構築が求められるところであり、市民の生命と健康を守る、なくてはならない市民病院でありますので、地域医療の中心として質の高い医療を効率的に継続して提供できる体制を構築されるよう要望し、令和3年度岡谷市病院事業会計決算審査の意見といたします。 9ページ以降の詳細につきましては、説明を省略いたします。 続きまして、67ページを御覧ください。 令和3年度岡谷市公営企業会計資金不足比率審査意見について申し上げます。 審査の概要、対象、期日につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づき、市長から提出されました資金不足比率及びその算定の基礎となる事項を記載した書類が適正に作成されているかどうかを主眼に、令和3年度の3企業会計の資金不足比率につきまして、令和4年6月23日に実施いたしました。 審査の結果につきましては、審査に付された資金不足比率は、その算定の基礎となる事項を記載した書類に基づき、適正に算出されていると認められました。 なお、各企業会計における資金不足額が生じていないため、資金不足比率はなしとなっているものであります。 以上で、令和3年度岡谷市公営企業会計の決算及び資金不足比率審査意見の報告を終わります。
○議長(小松壮議員) これより質疑に入ります。 まず、議案第59号 令和3年度岡谷市水道事業会計の決算認定について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、議案第60号 令和3年度岡谷市下水道事業会計の決算認定について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、議案第61号 令和3年度岡谷市病院事業会計の決算認定について質疑はありませんか。 〔発言する者なし〕
○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第59号から議案第61号までの3議案は、決算特別委員会に付託をいたします。
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△散会の宣告
○議長(小松壮議員) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。
△散会 午後5時05分...