岡谷市議会 > 2022-03-15 >
03月15日-07号

  • "安全安心体制"(1/1)
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  1. 岡谷市議会 2022-03-15
    03月15日-07号


    取得元: 岡谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-17
    令和 4年  3月 定例会(第1回)          令和4年第1回岡谷市議会定例会会議録議事日程(第7号)                  令和4年3月15日(火)午前9時30分開議 日程第1 議案第12号 岡谷市組織条例の一部を改正する条例 日程第2 議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例 日程第3 議案第14号 岡谷市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例 日程第4 議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算 日程第5 議案第16号 令和4年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 日程第6 議案第17号 令和4年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 日程第7 議案第18号 令和4年度岡谷市分収造林事業特別会計予算 日程第8 議案第19号 令和4年度岡谷市霊園事業特別会計予算 日程第9 議案第20号 令和4年度岡谷市温泉事業特別会計予算 日程第10 議案第21号 令和4年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算 日程第11 議案第22号 令和4年度岡谷市湊財産区一般会計予算 日程第12 議案第23号 令和4年度岡谷市水道事業会計予算 日程第13 議案第24号 令和4年度岡谷市下水道事業会計予算 日程第14 議案第25号 令和4年度岡谷市病院事業会計予算 日程第15 議案第29号 岡谷市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例 日程第16 請願第4号 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める請願 日程第17 議案第31号 岡谷市教育委員会教育長の任命について 日程第18 議案第32号 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める意見書 日程第19 議案第33号 ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書 日程第20 議案第34号 燃料油価格の抑制と地方経済の回復を求める意見書 日程第21 議案第35号 ロシアによるウクライナ侵略を非難し、平和的解決を求める決議---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程のとおり---------------------------------------出席議員(17名)     1番  小松 壮議員     2番  田村みどり議員     3番  浜 幸平議員     4番  吉田 浩議員     5番  中島秀明議員     6番  今井康善議員     7番  今井義信議員     8番  中島保明議員     9番  早出すみ子議員   11番  武井友則議員    12番  渡辺太郎議員    13番  早出一真議員    14番  藤森博文議員    15番  笠原征三郎議員    16番  大塚秀樹議員    17番  山崎 仁議員    18番  遠藤真弓議員欠席議員(1名)    10番  今井秀実議員---------------------------------------地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市長       今井竜五君     副市長      小口道生君 教育長      岩本博行君     企画政策部長   酒井吉之君 総務部長     藤澤 正君     市民環境部長   百瀬邦彦君 健康福祉部長   帯川豊博君     産業振興部長   藤岡明彦君 産業振興部技監  中島洋一君     建設水道部長   小口浩史君 教育部長     白上 淳君     病院事業管理者  天野直二君 事務部長     城田 守君     会計管理者    小口典久君 選挙管理委員会監査委員事務局長   企画課長     木下 稔君          武居浩史君 秘書広報課長   宮澤俊一君     総務課長     小松秀尊君 財政課長     岡本典幸君---------------------------------------事務局職員出席者 局長       中村良則      次長       宮澤 輝 統括主幹兼庶務主幹事務取扱      議事主幹     金子 郷          三村田 卓 △開議 午前9時30分 △開議の宣告 ○議長(小松壮議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。--------------------------------------- △岡谷市教育委員会委員の挨拶 ○議長(小松壮議員) この際、2月14日に選任同意されました岡谷市教育委員会委員の小平陽子委員に登壇して御挨拶をお願いしたいと思います。 小平陽子委員、御挨拶をお願いいたします。     〔岡谷市教育委員会委員 小平陽子君 登壇〕 ◎岡谷市教育委員会委員(小平陽子君) 皆様、おはようございます。 岡谷市教育委員に選任をいただきました小平陽子と申します。 大きな責任を感じておりますが、岡谷市教育行政のために尽力を尽くしていきたいと思っております。皆様には、今後とも御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △岡谷市等公平委員会委員の挨拶 ○議長(小松壮議員) 次に、同じく2月14日に岡谷市等公平委員会委員に選任同意されました牛越弘彰氏に登壇して御挨拶をお願いしたいと思います。 牛越弘彰さん、御挨拶をお願いいたします。     〔岡谷市等公平委員会委員 牛越弘彰君 登壇〕 ◎岡谷市等公平委員会委員(牛越弘彰君) おはようございます。 ただいま御紹介いただきました牛越弘彰でございます。 先般の市議会定例会におきまして、岡谷市等公平委員会委員に選任いただき、大任を仰せつかることになりました。甚だ微力ではございますが、御期待に沿えますよう誠心誠意努めてまいる所存であります。 皆様の御指導、御鞭撻をお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)--------------------------------------- △議案第12号~議案第25号及び議案第29号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第1 議案第12号 岡谷市組織条例の一部を改正する条例から日程第15 議案第29号 岡谷市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例までの15議案を一括議題といたします。 各議案はそれぞれの担当委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員会担当議案について一括報告をお願いいたします。 総務委員長。     〔総務委員長 田村みどり議員 登壇〕 ◆総務委員長(田村みどり議員) 2番 田村みどりです。 総務委員会に審査付託された議案につきまして、3月7日、8日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 初めに、議案第12号 岡谷市組織条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第14号 岡谷市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算中、総務委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、歳出について各担当の主要事業及び執行体制の主な点について、説明がありました。 まず、企画政策部においては、令和4年度は、第5次岡谷市総合計画の4年目であることから、目標の達成に向けて政策及び施策をこれまで以上に積極的かつ効果的に進められるよう庁内の総合調整を図るほか、組織の見直しにより、現行の3課1室体制から企画課、秘書広報課、地域創生推進課の3課体制に再編を行い、自治体DX推進計画に基づく施策の推進、公共施設の総合調整、移住・交流施策のほか関係人口の創出・拡大などの業務がより円滑に展開できるよう努めるとともに、本市の課題解決に向けた必要な各種施策を遂行してまいりたいとのことであります。あわせて、今後のまちづくりの指針を明らかにし、計画的な行政運営を推進するため、令和6年度を初年度とする第5次岡谷市総合計画後期基本計画の策定に着手するとのことであります。 次に、総務部においては、まず、予算担当部署として、予算全体の概要について説明がありました。令和4年度の予算編成に当たり、感染症対策、災害復旧をはじめ、直面する喫緊の課題に的確かつ柔軟に対応するとともに、全ての事務事業の徹底した見直しと事業の選択と集中により、限られた財源の効率的かつ効果的な配分、また、あらゆる特定財源の確保に努め、「安全・安心な暮らしの実現」、「まちなかの魅力向上」、「元気・活力の創出」の3つを重点施策として掲げ、予算編成を行ったとのことであります。 主要事業として、総務課では、庁舎立体駐車場消火設備について、更新時期を迎え、機能低下のおそれがあることから更新工事を行い、有事の際の確実な作動と庁舎利用者及び職員の安全の確保を図っていくとのことであります。 危機管理室では、災害時の応急対応や避難所運営に必要な防災資機材を整備するほか、防災情報の発信強化、市民の災害への備えなど防災・減災意識のさらなる高揚を図るため、防災ガイドを活用した周知啓発を積極的に進めていくとのことであります。 税務課では、軽自動車OSS(ワンストップサービス)などの導入に係るシステム改修等を行い、市民サービスの向上に努めるとともに、固定資産税の令和6年度評価替えに向けて、地価形成要因見直し算定などの業務委託を行っていくとのことであります。 消防課では、消防団員の処遇の改善として、出動報酬を条例に基づく報酬に位置づけ、引上げを行うほか、消防団員の安全確保、技能向上を図るとともに、消防団員が活動しやすい環境を整え、消防団員の恒常的な確保を図るとともに、配備から25年から30年以上経過する消防団車両について、消防ポンプ車1台を更新配備することにより、本市消防力の強化を図っていくとのことであります。 次に、教育部においては、引き続き、「第5次岡谷市総合計画」及び、「第2期岡谷市教育大綱」に掲げた理念の実現を目指して、計画に基づき、各種施策を推進してまいりたいとのことであります。 組織関係では、教育総務課に、新たに、少子化に対応した豊かな学びの推進に向け、幼保小中接続期の連携の支援などを行うため、課内の組織として、「学びの創生・連携推進室」を設置するとともに、感染症対応などに追われる教職員の負担軽減のため、スクールサポートスタッフとして、県による配置のない小規模校に対して、それぞれ会計年度任用職員を配置してまいりたいとのことであります。 主な新規事業としては、「おかや 小学生夏休み わくわくサマースクール」にて、夏休みの小学生の学習支援活動として、学校の先生による補習と、市教育委員会の事業を一体的に実施し、学習習慣の形成や苦手意識の解消などを図るほか、「二十歳の祝賀式開催事業」にて、人生の節目を祝う催しを開催し、「ふるさと回帰」「就労支援」等に結びつく事業を実施してまいりたいとのことであります。また、拡充事業として「スポーツきっかけづくり事業」では、「ファミリースポーツプログラム」や「スポーツ教室」を引き続き実施するとともに、スポーツに取り組む機会の少ないミドル世代を対象にした「大人のためのランニング教室」を加え、実施してまいりたいとのことであります。 次に、各款ごとに審査の主な内容について報告いたします。 初めに、歳出、2款総務費について、まず、「正規職員と会計年度任用職員」について、委員より、労働条件の違いや人数の割合などについて質疑があり、正規職員、会計年度任用職員それぞれが職責等に即した業務を遂行しており、給料等もそれに基づき決められている。会計年度任用職員の人数割合は、ここ数年はおおむね50%程度で推移しており、現在も処遇改善に努めているが、今後も引き続き、意を配してまいりたいとのことでありました。 次に、「職員の研修」について、委員より、職員の能力開発、意欲向上への取組について質疑があり、職員の能力開発については研修計画に基づき、自主研修、職場研修、職場外研修を行っており、職場外研修では専門研修のほか、派遣交流研修として、2年に一度行う異動希望調査等で職員の希望を聞きながら、意欲のある職員を中小企業庁、長野県、下諏訪町へ派遣している。研修を受けることにより新たな視点と気持ちを持って業務に臨めるため、引き続き研修の充実に努めてまいりたいとのことでありました。 次に、「第5次岡谷市総合計画後期基本計画策定事業」について、委員より、市民アンケート調査の実施の流れについて質疑があり、秋頃に無作為に抽出した市民へアンケートを郵送して、年度内を目途に集計をまとめ、その結果を踏まえて令和5年度中の計画策定に向けて着手していく。市民アンケートのほか、市政懇談会や各種団体、中高生といった若い世代からの聴取結果等も反映させて計画を策定してまいりたいのことでありました。 次に、「LINE公式アカウント導入事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、市の公式アカウントを取得して情報発信をしていくもので、市のホームページの新着情報等を公式LINEで知らせてホームページ閲覧へ誘導するなど、従来のシステムと連携したよりきめ細やかな情報発信、伝達を行うものである。予算は、市独自のメニューを設定する初期設定料のほか、利用料及び他のシステムとの連携費用であるとのことでありました。 さらに委員より、公式LINEの登録者を増やすための取組について質疑があり、「広報おかや」や「シルキーチャンネル」等で周知を行い、登録者の増加を図ってまいりたいとのことでありました。 次に、「我がまち守る防災資機材緊急整備事業」について、委員より整備の内容について質疑があり、災害時の応急対応や避難所開設の初期対応に必要な資機材の整備を行うもので、現地で使う資機材として土のう袋と砂、LEDヘッドライトや防水ライト、また山林等の遠方を照らすスポットライト投光機と発電機等を予定しているほか、避難所運営に必要な資機材として、簡易ベッド等の整備や、現在保有しているデジタル簡易無線機のバッテリーの更新をしていく。備蓄している消耗品や食料品等は更新が必要であること、また必要に応じてそろえなければならない資機材も見込まれるため、今後も段階的に整備してまいりたいとのことでありました。 次に、「防災情報等発信強化事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、現在職員が手動で配信をしている気象情報や、地震情報を自動配信化するとともに、緊急速報メールの配信キャリアに新たに楽天モバイルを追加し、住民への防災情報をより迅速確実に発信していくもので、気象情報等の自動配信化は令和4年の6月頃の運用開始を予定している。また、各職員が直接登録できるメールシステムを用いて職員の参集メールの管理機能を強化するほか、導入予定の市の公式LINEアカウントとも連携した情報発信をしていくとのことでありました。 さらに委員より、LINEのセキュリティー面について質疑があり、事業効果の面から、若い世代に浸透しているLINEを活用していきたい、一方、セキュリティー対策も重要であり、実績のある業者等を選定してまいりたいとのことでありました。 次に、9款消防費について、まず、「消防団員処遇改善事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、消防団員の処遇の改善を図るため、条例にて出動報酬1日8,000円を定め、危険な任務にあたる団員の待遇を改善するとともに士気の高揚を図るものである。引き続き岡谷市消防団員サポートショップ事業等も継続、拡大していく中で、消防団員の恒常的な確保を図ってまいりたいとのことでありました。 次に、「消防団員安全技能向上事業」について、委員より、特別教育の内容について質疑があり、消防団員の安全技能向上として、チェーンソーに係る特別教育の受講支援を考えており、講習日数は3日間、受講人数は現在チェーンソーを配備している3つの分団から各2名を選出し計6名の予定である。受講者による伝達研修を予定しており、多くの団員が確かな技術を身につけ、現場で安全かつ効率的に活動できるようにしてまいりたいとのことでありました。 次に、10款教育費について、まず、「通学路交通安全対策事業」について、委員より、通学路の安全対策工事の進め方について質疑があり、第4次通学路交通安全プログラムに基づき、対策が必要と判断した45か所のうち、令和4年度は14か所の工事を実施するもので、これまでの対策事業から継続性を持って行うものであるが、プログラムは令和4年度から3か年で策定しており、残りの箇所についてもその期間の中で効率的に進めていく予定である。また、通学区内の危険箇所については、各学校で作成した危険箇所マップでも周知をしており、こうした取組も併せて今後も対策してまいりたいとのことでありました。 次に、「学校・家庭双方向通信アプリ導入事業」について、委員より、アプリの概要について質疑があり、導入するアプリは双方向通信が可能で、主な機能は、メール、定期及び緊急通知の配信、アンケートなどで、自動翻訳機能があり、8か国語に対応している。学校と家庭の双方向のやり取りができるようになり、家庭からの出欠席の連絡や体温測定、健康状態の報告もアプリ上で可能となる。各家庭でアプリをダウンロードし、在籍学校、学年等必要な事項を登録すると、登録したグループの情報が受け取れるようになるものだが、導入時にはアプリのQRコード等も用意して丁寧に説明してまいりたいとのことでありました。 次に、「おかや子育て憲章制定20周年記念事業」について、委員より、事業費の内容について質疑があり、事業としては、成長樹(期)子育て実践ポイントの見直しと、子育て講演会の2つを予定しており、事業費は実践ポイントの印刷代、また講演会のチラシ印刷代、講師謝礼等を見込んでいるとのことでありました。 さらに委員より、成長樹(期)子育て実践ポイントの見直し点について質疑があり、子育ては時代背景によって課題が変化するものであるため、児童虐待やITメディアデバイスとの付き合い方、また感染症感染防止等、今の時代に合ったポイントの見直しをしてまいりたいとのことでありました。 次に、「公民館施設避難所環境改善事業」について、委員より、公民館にエアコンを設置することになった経緯について質疑があり、公民館は災害時に避難所としての役割を担うことから、よりよい避難所の環境整備のため、冷暖房エアコンを設置するとともに、調理実習室の各調理台に給湯設備を設置するものである。エアコンは基本的に全ての部屋に設置をし、湊公民館で8台、川岸公民館と長地公民館はそれぞれ10台ずつの設置を予定しているとのことでありました。 さらに委員より、費用面などから、スポットクーラー等の簡易的なものでの対応は検討したのかとの質疑があり、施設の全体的な利用やコロナ禍での避難所運営を考えると、全ての部屋を使うことも想定されるため、全室に設置していくものであるが、設置するクーラーの型や設置方法については建物の構造に合わせて整備していくとのことでありました。 次に、「スポーツ施設整備事業」について、委員より、市民水泳プール大規模改修工事の内容とスケジュールについて質疑があり、市民水泳プールは、昭和56年の竣工以来、40年を経過する施設であり、長寿命化を図るため、これまでに施設の劣化調査を行い、その結果を踏まえ工事に向けた実施設計業務が完了したことから、令和4年度から2年間にわたり大規模改修工事を実施する予定である。実施時期は、夏場の水泳シーズンを避けて令和4年10月下旬頃から工事に着手し、令和5年5月中旬までの完了を考えている。工事の主な内容は、屋根の防水工事、内外壁及びプール槽の塗装、ロビー及び更衣室の改修、照明設備のLED化、トイレのサッシの改修等であるとのことでありました。 さらに委員より、今回の改修がプール利用の活性化につながるのかとの質疑があり、観覧席等の増設は予定していないが、日本水泳連盟の25m公認プールであるので、引き続き市民大会や県レベルの大会を開催するなど、スポーツ振興に努めてまいりたいとのことでありました。 次に、歳入について、審査の状況を御報告いたします。 まず、「市税」について、市側より、令和4年度の収入見込額を総額65億4,800万円とし、このうち、個人市民税3,000万円を留保し、当初予算額として、65億1,800万円を計上した。個人市民税は、26億2,950万円の計上で、新型コロナウイルス感染症の影響から、一定の回復が見込まれることから、前年度比、2億1,140万円の増、現年課税分は令和3年度収入見込額に対し、2.3%の増収を見込んだとのことであります。 次に、法人市民税については、3億2,690万円の計上で、前年度比3,800万円の増となっている。感染症の影響から、一定の業績回復が見込まれるものの、先行きについては不透明であることから、現年課税分は令和3年度収入見込額に対し、0.4%の減収を見込んだとのことであります。 次に、固定資産税については、26億7,670万円の計上で、前年度比2,370万円の増となっている。依然として地価が下落傾向であるが、事業用家屋・償却資産に対する感染症の特例による軽減措置がなくなることから、現年課税分は、令和3年度収入見込額に対し、2.6%の増収を見込んだとのことであります。 次に、「地方特例交付金」について、固定資産税における、感染症の特例による軽減措置がなくなることから、新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金が皆減となっているとのことであります。 次に、「地方交付税」について、45億4,200万円の計上で、前年度比4億5,600万円の増である。普通交付税、特別交付税合わせて45億6,200万円の収入を見込み、このうち2,000万円を追加補正財源として留保した上で、当初予算を計上しているとのことであります。 次に「不動産売払収入」について、2,000万円の計上で、前年度比1億1,640万円の減である。特定の市有財産の売却が進んだことなどにより、前年度に比べ大きく減額しているとのことであります。 次に討論について報告いたします。 まず、昨年8月の大雨災害を教訓にした災害への施策の充実、消防ポンプ自動車の計画的な更新、公民館へのエアコン設置や、教育面では新規事業である学校・家庭双方向通信アプリ導入事業など評価すべき点がある一方、会計年度任用職員の割合の高さは恒常的になっており、正規職員との格差について改善の努力は見られるものの、まだまだ課題は残っていること、また自治体DX推進事業はマイナンバーカードを利用した行政手続のオンライン化だと捉えていること、さらに市民の生活困窮対策として財政調整基金などを取り崩し、積極的に活用する必要があると考えることから、本予算中、総務委員会に付託された部分については反対するとの意見がありました。 一方、令和4年度は、第5次岡谷市総合計画の4年目として着実に事業を進めていくことが求められるが、コロナ禍からの経済回復を見通して前年度を上回る予算を計上する中で、防災情報等発信強化事業や消防団員の処遇改善等により安全安心な暮らしの実現へ向けた取組のほか、地域創生の推進やDX化、また教育関係においても柔軟に幅広く施策展開を予定している。日々変化する社会経済情勢に的確かつ柔軟に対応し、限られた財源を効率よく配分して市民に寄り添った施策展開をしていくことを要望し、本予算中、総務委員会に付託された部分について賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第15号中、総務委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第22号 令和4年度岡谷市湊財産区一般会計予算につきまして、御報告いたします。 委員より、造林事業の具体的な内容について質疑があり、令和4年度は、更新伐3.3ha、植林1.65ha及び下草刈り5.5haを計画しており、更新伐についてはモザイク間伐という手法で行い、対象区域内の一定の区画の樹木を伐採し、その後、植林をしていくとのことでありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第29号 岡谷市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は、以上であります。 ○議長(小松壮議員) 次に、社会委員会担当議案について一括報告を願います。 社会委員長。     〔社会委員長 吉田 浩議員 登壇〕 ◆社会委員長(吉田浩議員) 4番 吉田 浩です。 社会委員会に審査付託された議案について、3月7日、8日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過及び結果について御報告いたします。 初めに、議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、1人当たりの医療費が19市中、一番高い状況で推移しているが、この傾向は今後も続くのか質疑があり、本市においては、医療機関の構成や高齢者の比率が高いこと、また全国的にも医療費が増加していることなどにより、今後も高い傾向で続くと見ているとのことでありました。 また、自治体によって医療費に差が生じている部分についての質疑があり、長野県は、市町村の医療環境も大きく異なっていることから、県の方針の下、保険料水準の統一を図るため、令和4年度から令和9年度までの間、二次医療圏の医療費指数の格差を段階的に統一することとなっており、令和4年度予算はその部分も反映されているとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 国保税の引上げは5年連続であり、19市の中で一番高額である。国保加入者は、低所得者が多い中、「資産割」、「均等割」、「平等割」という保険料算定によって、とりわけ子育て世代の経済的負担が重くなっている。全国知事会が求める1兆円の国費投入が実現しない今、一般会計からの法定外の繰入れが必要であり、税率を引き上げるための条例改正であることから、本議案には反対するとの意見がありました。 一方、国民健康保険においては、財政基盤の安定化、税負担の変動の軽減を図り、持続可能な制度として適切に運営すべきであり、基金からの繰入れなど、被保険者の保険税負担に配慮した改正であると判断するが、国保運営協議会の答申及び附帯事項にあるように、複数年に及ぶ税率の改定により国保税の急激な上昇とならないよう配慮すること、また県内で統一された保険税率で財政運営ができることを期待し、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算中、社会委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、所管する部の組織、職員数について、まず「市民環境部」は、「市民生活課」、「医療保険課」、「環境課」の3課の構成で、部の職員数は、正規職員35名、会計年度任用職員17名の、合計52名とのことであります。 次に、「健康福祉部」は、「社会福祉課」、「介護福祉課」、「子ども課」及び「健康推進課」の4課と、「新型コロナウイルスワクチン接種対策室」の1室による構成となり、「看護専門学校」は健康推進課の所管施設に位置づけられているとのことであります。部の職員数は、正規職員161名、会計年度任用職員271名の、合計432名とのことであります。 それでは、款ごとに、審査の内容を御報告いたします。 初めに、歳出、2款総務費の担当部分、まず、「高齢者安全運転健康診断事業」について、委員より、事業に関して今後の展開についての質疑があり、令和2年度、3年度と新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から未実施であったが、令和4年度は秋に20人を対象に実施するものであり、令和5年度以降は春と秋2回実施予定とのことでありました。 次に、「蛍光灯型防犯灯LED化促進事業」について、委員より、LED化の取組状況、目標について質疑があり、全体で4,720灯のうち、電球型2,300灯は全てLED化されているが、蛍光灯型2,420灯のうち、これまで561灯、約23%がLED化され、全体としては約61%となっている。令和4年度は予算額を増額し、防犯灯の長寿命化を図るとともに、環境に配慮した取組として積極的に各区で補助金を活用していただき、LED化を推進してまいりたいとのことでありました。 次に、3款民生費、初めに、「避難行動要支援者個別計画策定事業」について、委員より、令和4年度の目標設定について質疑があり、第5次岡谷市総合計画に掲げるKPIを目標に防災訓練時の活用を促したり、関係部署と連携し「出前講座」や避難支援者などの関係者を対象とした研修を開催していく中で、極力100%に近づけたいとのことでありました。 次に、「恋をつむぐ岡谷出会いの場創出事業」について、委員より、どのような成果を求めていくかとの質疑があり、従来のバスツアーから、新年度はウィズコロナを踏まえオンラインを活用したイベントに切り替え、一人でも多くの出会いの場を創出することで婚姻へつながっていくよう、積極的にPRを行っていくとのことでありました。 次に、「福祉タクシー運行事業」について、委員より、利用者数の減少傾向の中、令和3年度の状況と令和4年度、目指す方向について質疑があり、コロナの影響下であるが、令和3年度は利用者数、運行回数ともに前年度を上回っている。新たに「利用促進事業」として、80歳以上の免許返納者に利用券を交付するなど、より多くの方に利用していただけるよう努めていきたいとのことでありました。 また、課題に対しての取り組み状況について質疑があり、令和4年度は稼働の少ない時間帯の配車を見直すほか、商業観光課と連携し、公共交通全体の課題として捉え、福祉タクシーのよりよい在り方について引き続き検討していきたいとのことでありました。 次に、「重層的支援体制整備移行準備事業」について、委員より、事業内容について質疑があり、従来の部門別の縦割りの対応では解決できなかった、それぞれの家庭が持っている複合的な課題に対し横の連携でしっかり支え、地域と連携して解決していく仕組みづくりを目指すもので、令和4年度、移行準備として実施していく。具体的には、連携支援コーディネーターを配置し、今まで十分にできなかったアウトリーチや、学習支援、農福連携など、他課とのより一層の連携により重層的に支援を行っていくとのことでありました。 また、委員より、ヤングケアラーも支援対象としているのかとの質疑があり、福祉関係部署だけでなく、移行準備の中で教育総務課など関係課とも連携し、支援体制を構築していきたいとのことでありました。 次に、「成年後見支援センター事業」について、委員より、「中核機関」の設置及び専門職団体との連携について質疑があり、地域連携ネットワークの構築を進めるため、市と岡谷市社会福祉協議会で「中核機関」の役割を担うこととし、弁護士などの専門職には、運営委員会で困難ケースの対応について助言を得ているとのことでありました。 次に、「パラスポーツ普及プロジェクト事業」について、委員より、どのように普及を図っていくかとの質疑があり、パラスポーツ全体の機運の高まりを受け、市の主催イベントを中心に体験などの機会を設け、パラスポーツを身近に感じてもらうよう取り組んでいきたいとのことでありました。 次に、「通所型介護予防事業」について、委員より、コロナ禍における教室や相談会について質疑があり、「ねこまぬ先のぴんぴんキラリ☆教室」は開催日程を調整し、コロナ禍であっても感染対策を講じながら、持続可能な教室として36教室を計画している。また、「フレイル予防個別相談会」においても、集団型から予約制の個別相談会に切り替え、安心してフレイル予防に関し相談いただけるよう実施するとのことでありました。 次に、「子ども家庭総合支援拠点事業」について、委員より、事業立ち上げの背景、内容について、質疑があり、児童虐待など悲惨な事件が起きていることを踏まえ、国から「子ども家庭総合支援拠点」の整備に努めていただきたいとの方針を受け整備するものである。体制については人口規模で定められており、岡谷市については支援員を常時2名配置することとされている。子ども課内に拠点機能を置き、リスクの高いケースや緊急的なケースのコーディネート役として、関係部署と連携を密にして、子どもと家庭を支援していくとのことでありました。 次に、「病児・病後児保育事業」について、委員より、事業の利用状況について質疑があり、令和3年度については600人程度となる見込みであり、令和4年度もコロナ発生前の水準と同程度の600人を見込んでいる。また、他市町村別の利用状況について、下諏訪町在住の方はコロナ発生前の水準で年間60人ほど利用があり、それ以外は年間数人の利用があるとのことでありました。 次に、「女性相談員の設置事業」について、委員より、女性相談員の職種及び女性からの相談の状況について質疑があり、職種については新たに会計年度任用職員の配置を予定している。実際にDVなど女性からの相談も増えてきており、これまでは諏訪保健福祉事務所が窓口となっていたが、安心できる相談窓口を身近に設置したいということで、社会福祉課内に常勤の女性相談員を配置し、あらゆる相談に対応していくものであるとのことでありました。 次に、4款衛生費、初めに「3歳児健診における屈折検査導入事業」について、委員より、事業の内容及び3歳児以外の対応について質疑があり、就学時までに視力の発達が見られない子供の弱視を早期に発見し、早期治療につなげるものである。1台購入予定だが、月1回の健診時に使用するとともに、持ち運びが可能なため、保育園等でも使用することができるものである。また、3歳児以外でも相談があれば柔軟に対応していくとのことでありました。 次に「めざせ!ゼロカーボン推進事業」について、委員より、周知や気候危機の宣言などについての考えに対し質疑があり、3月中に市長より「ゼロカーボンシティ宣言」を発出し、2050年までに二酸化炭素の排出量実質ゼロを目指していくほか、パネル展示や広報おかやなどにより広く周知を図り、市民、事業者の意識啓発に努めていくとのことでありました。 次に「エコドライブ推進事業所登録事業」について、委員より、登録事業所数について質疑があり、現在、登録事業所は15社であり、今後30社の登録を目標としているとのことでありました。 次に、「蓄電システム導入補助金」について、委員より、補助内容及び件数について質疑があり、個人宅に太陽光発電システムと同時に設置する際の蓄電システムの導入経費について10万円を限度に補助するものであり、事業者から聞き取りをする中で、今後30件程度を見込んでいるとのことでありました。 次に「諏訪湖ヒシ除去体験事業」について、委員より、啓発の効果をどう捉えているか質疑があり、この体験事業は実際に湖上にて手作業で除去を体験していただくものであり、ヒシの状況のほか、水の温度、透明度など諏訪湖の状況を肌で感じてもらうことにより、自然環境保全に対する意識高揚を図っていくとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 デジタル関連法案の成立など、自治体DXが強力に推し進めようとされている。マイナンバー制度のスタート時と同様に、情報漏えい、プライバシー侵害など、より深刻な問題を含みながら、さらに莫大な個人情報が一元管理されようとしている。マイナンバーカード普及促進の事業においても利便性をうたいながらも、マイナンバー制度や自治体DXが持つ問題点が隠される可能性もある。また、本予算には高齢者福祉に通じる新規事業がなく、高齢者にとっては冷たい内容となっている。以上の理由から、本予算中、社会委員会に付託された部分については反対するとの意見がありました。 一方、第5次岡谷市総合計画の4年目となり、前期計画の基本目標に対する成果を見据えながら、次の計画へつなげていく時期に来ており、人口動態から出生数の大幅な減少、転出超過により人口減少、高齢化が加速している。こうした現状を踏まえ、本予算は、出会いから結婚、新生活、安心して子育てができる各種施策の充実が図られているほか、重層的支援体制整備移行準備事業、包括的支援体制の構築など、複雑化、複合化した支援ニーズに対応した取組に期待できる。また、頻発する自然災害に関わる避難行動要支援者個別計画の策定等、地域の安全・安心体制の強化充実を図るなど、市民の防災意識向上が期待できる予算である。こうしたことから、本予算中、社会委員会に付託された部分について賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第15号中、社会委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第16号 令和4年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 委員より、基金繰入金の背景についての質疑があり、令和3年度までは算定に用いる仮係数と確定係数の差による不足分を基金から繰り入れていたが、令和4年度については、令和9年度までに資産割を廃止することに伴い、被保険者の負担が増えないようにするため、基金から繰り入れるものであるとのことでありました。 また、特定健康診査の受診率の目標についてどのように捉えているかとの質疑があり、国では、令和5年度までに60%を目標としている中、本市実施計画では令和4年度56%を目標値としており、さらなる受診率向上のため、勧奨方法の工夫などを行っていくとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 本予算は、議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例に基づき、国保税の引上げを行う予算であるため、議案第13号と同様の理由により、本議案には反対するとの意見がありました。 一方、国民健康保険においては、財政基盤の安定化、税負担の変動の軽減を図り、持続可能な制度として適切に運営すべきであるとの考えから、議案第13号と同様の理由により、本議案には賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第19号 令和4年度岡谷市霊園事業特別会計予算については、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第21号 令和4年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 討論において、後期高齢者医療制度は、75歳以上の高齢者を他の世代と切り離すという、差別的な医療制度である。加入者のほとんどが低所得の年金生活者で、手厚い医療が必要な方々である。保険料負担が増え続けており、さらに保険料の年金天引きと令和4年10月からの医療費の窓口負担2倍化によって加入者の厳しさは限界を超えている。この医療保険制度は、矛盾や問題点を数多く抱えており、本予算は、その問題点が改善されていない内容であるため、本予算には反対するとの意見がありました。 一方、高齢化による被保険者数の増加や、医療の高度化による高齢者医療費の増加を踏まえ、高齢者が安心して医療を受けるための持続可能な制度にすると同時に、低所得者等について可能な限りの配慮がなされた予算と判断し、本予算に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第25号 令和4年度岡谷市病院事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 まず、病院事業管理者から、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症の影響などにより入院患者が減少したことから予定していた収益には届かないものの、新型コロナワクチンの接種や陽性患者の病床確保に対する補助金、一般会計からの追加支援などにより、2億円を超える経常利益を確保できる見込みである。こうしたことを踏まえ、令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中ではあるが、感染症医療の中心を担う医療機関として一般診療と並行して対応するため、現在の診療体制を維持することを第一に予算編成を行った。診療体制は、総合診療科、糖尿病・内分泌代謝内科に新規医師の着任を予定しており、診療体制の充実は図られてきているが、さらなる充実・強化に努めてまいりたいとの挨拶がありました。 次に、組織については、庶務課の「人事」に公認心理師を配置し、「職員のメンタルヘルス」や「患者への心理ケア」を行うため、「人事厚生」に変更するとのことであります。 職員数については、特別職である病院事業管理者を除き、正規職員427名、会計年度任用職員165名の合計592名であり、前年度との比較では、正規職員が4名の減、会計年度任用職員は増減なしである。そのうち、医師については正規職員34名で、前年度との比較では1名の減であるが、管理者及びフルタイム会計年度任用職員を含めた常勤医師は40名である。また、診療技術部については、正規職員114名で前年度より4名の増、看護部については、正規職員240名で前年度より6名の減、事務部については、正規職員39名で前年度より1名の減となるとのことであります。 予算の主な内容については、まず、収益的収入のうち、入院収益は36億5,006万円、外来収益は18億4,212万4,000円とし、令和3年度の患者動向をベースに新型コロナウイルス感染症による患者減を見込む一方で、4月以降の新型コロナワクチン接種料やコロナ支援により増額された一般会計負担金などを計上し、病院事業収益全体では、前年度比1億5,901万円増の69億5,511万円の計上とした。また、収益的支出については、職員592名に係る給与費のほか、材料費や施設の維持管理経費などについて、契約内容や仕様の見直し、価格交渉などを粘り強く行い、病院事業費用全体で69億5,511万円の計上とした。この結果、「収益的収入および支出」の全体では、収支均衡予算として編成している。なお、資本的支出において、14品目の医療器械購入費のほか、検診車の更新に伴う購入費として2億8,360万円を計上しているとのことでありました。 次に、審査の主な点でありますが、委員より、コロナ禍における「安定的な経営基盤の維持」について質疑があり、2年前の感染症発生時に一般診療が大幅に減少し、数億円の赤字も覚悟した。そのときのことを踏まえ、いかに一般診療を安定、充実させるか、職員一丸となって市民に安全・安心な医療を提供することに心がけてきた。こうしたことにより、収益増となり安定した経営につながると考えているとのことでありました。 さらに、委員より、地域医療を担う公立病院としての役割・使命について質疑があり、公立病院という位置づけの中では、議会対応や予算執行の協議など時間が必要となる部分があるが、緊急を要するものであれば臨時議会の開催や、専決処分等による対応など御理解いただいている。令和4年度は、市側と協議する中で、一般会計からの繰入れをいただき収支均衡予算とし、一般診療の充実を図り安定した病院経営を目指していく、これがまさに市民の命と健康を守る公立病院の在り方であり、地域完結型の中核病院としての役割を果たしていくものであるとのことでありました。 次に、委員より、材料費、光熱水費等における原油高騰の影響の対応について質疑があり、原油単価の高騰は懸念されるところであるが、毎年価格の交渉を行っている。また、光熱水費のうち、電気料については補正予算第3号で認めていただいた経過はあるが、より一層の節電、節約に努めるとともに、業者との価格交渉などで経費を抑えるよう対応をしていきたいとのことでありました。 次に、委員より、収益的支出、「研究研修費」の考え方について質疑があり、病院事業の重点項目にも挙げている「人材育成」を担う予算であり、学会やセミナー、講習会への参加、eラーニングなどを導入し、医療の質の向上を目指し、「人材育成」を進めていきたい。また、3月末に指定を見込んでいる「基幹型臨床研修病院」として、令和4年度から研修医の募集に向けた取組も進めていきたいとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 新型コロナウイルス感染症の対応について、岡谷市民病院に迅速に対応いただいたことで、改めて地域密着型の医療を提供する公立病院の重要性を感じている。令和4年度は、「安定的な経営基盤の維持」、「人材育成」、「質の高い医療サービスの提供」を予算編成の方針とし、地域が必要とする一般診療の充実と質の高い医療、最新の医療機器を備えた病院を運営していくための予算編成がなされている。医療に関わる全職員の皆さんに敬意を表するとともに、コロナ禍の下、市民の命を守るとりでとして一層の活躍に期待をし、本予算に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は以上であります。 ○議長(小松壮議員) 次に、産業建設委員会担当議案について一括報告を願います。 産業建設副委員長。     〔産業建設副委員長 中島秀明議員 登壇〕 ◆産業建設副委員長(中島秀明議員) おはようございます。 5番 中島秀明です。 産業建設委員会に審査付託された議案について、3月7日、8日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過及び結果について御報告いたします。 まず、議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算中、産業建設委員会に審査付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 所管する各部の執行体制については、産業振興部は、商業観光課、工業振興課、農業委員会を含む農林水産課、ブランド推進室の3課1室で組織し、正規職員40名、会計年度任用職員35名の合計75名、建設水道部は、都市計画課、土木課、水道課の3課で組織し、正規職員61名、会計年度任用職員67名の合計128名であるとのことであります。 それでは、款ごとに審査の内容について御報告いたします。 初めに、歳出、5款労働費について、「おかやUIJターン就職マッチング事業」について、委員より、就職時のミスマッチがあると考えるが、予算編成に当たり工夫した点について質疑があり、岡谷市は製造業が多いことから、大学構内で行う就職マッチングイベントは理工系の大学に絞って行う等、ミスマッチをできる限り解消できる策を考えているとのことでありました。 次に、「働きやすい職場づくり応援事業」について、委員より、経費の一部を助成するとのことであるがどのような経費を想定しているのかとの質疑があり、ソフト面では事業所の就業規則の見直し等に係る経費を想定しており、ハード面ではトイレ改修やスロープの設置などに要する経費を想定しているとのことでありました。 次に、6款農林水産業費について、初めに、「岡谷・シルクスイートオーナー事業」について、委員より、周知方法と収穫までの管理方法について質疑があり、2時間圏内の東京圏、中京圏にお住まいの方をターゲットとし、ホームページやSNS等を活用して周知を図ってまいりたい。また、「銀座NAGANO」などでもPR活動を進めてまいりたい。栽培については、市が用意した圃場を活用し、農協職員や、県・市の農業関係職員で構成する岡谷市農業技術者連絡協議会が中心となり管理を行い、オーナーの希望に応じて、生育状況等も随時お知らせする予定でいる。将来的には市内農家の方もオーナー制度に参画していただけるよう取組を広げてまいりたいとのことでありました。 次に、「農林水産省共通申請サービス(eMAFF)導入事業」について、委員より、eMAFFとはどのようなものかとの質疑があり、農林水産省が所管する全ての行政手続をオンラインで行い、ペーパーレス化や手続の利便性向上を図るもので、国からの補助を活用し導入するものである。令和4年度は、データ移行等が主な事業であるが、引き続き、パソコンが苦手な人や高齢者等に対しては導入後のフォローを行いながら、eMAFFの制度について、知っていただき、活用していただけるように取り組んでまいりたいとのことでありました。 次に、「森林経営管理事業」について、委員より、森林経営管理制度モデル事業の進め方について質疑があり、現在、諏訪6市町村で進めているモデル事業から、来年度は、岡谷市内でモデル地区を選定し、その後、所有者への意向調査を行いながら、森林管理や整備方法等を検討していくとのことでありました。 次に、7款商工費について、初めに、「商業振興事業」のうち「地域公共交通活性化協議会負担金」について、委員より質疑があり、県を含む行政、道路管理者、交通事業者、利用者等で構成する協議会において、新たな「地域公共交通計画」策定に向けて必要な調査等を進めていくものである。国からの補助を有効に活用し、乗降調査等を行う予定であるとのことでありました。 次に、「DX推進デジタル化ツール導入支援補助金」について、委員より、岡谷市は小規模企業が多く、デジタル技術の導入に至らないのではないかとの質疑があり、景気動向調査の結果の中では、デジタル技術の導入を予定していない企業が約64%を占め、市内の小規模企業の中には、どこから取り組んでよいかわからないと答える企業も多い。他方、今後、取引先企業からデジタルを活用した業務を求められるケースも想定されるため、まずは、ペーパーのデジタル化など小さなことから進めていくということが非常に重要と考えており、市としても個々の課題や問題点について、丁寧な説明や協力を行うことで、補助の効果を高めてまいりたいとのことでありました。 次に、「岡谷市中小企業金融制度資金」について、委員より、岡谷市は工業のまちであるため、二酸化炭素の排出量も多いと考えられるが、新規に創設された「おかやグリーン成長対策資金」の魅力は何かとの質疑があり、5,000万円までの融資が可能なこと、年利が0.8%と低利なことが、魅力となっている。制度の創設に当たっては、金融機関へのヒアリングも行っており、時代に合った制度であるとの御意見もいただいているとのことでありました。 また、委員より、岡谷市のゼロカーボンシティ宣言による産業振興部の取組について質疑があり、第2次岡谷市地球温暖化対策実行計画の中で、産業振興部では基幹産業である製造業への環境対策を中心に支援を行うこととなり、その取組の中で、「グリーン成長投資促進支援事業」の実績、成果についても、庁内の会議の中で取りまとめていくこととなるとのことでありました。 次に、「地域おこし協力隊産業振興事業」について、委員より、応募状況等について質疑があり、令和3年度中に3名の応募があったが、最終的に採用まで至っておらず、引き続き、令和4年度の上半期まで募集を続ける予定である。地域おこし協力隊の採用後は、コワーキングスペースの活用はもちろんのこと、DX推進デジタル化ツール導入支援等についても、積極的に取り組んでいただき、地域活性化につなげ、地域力の強化にも取り組んでいただきたいと考えているとのことでありました。 次に、「新規受注開拓推進事業」について、委員より、新たな次世代産業へ進出を考えている企業の傾向について質疑があり、国が進めている事業再構築補助金に対し、現在、市内企業38社が採用を受けている状況にあり、うち10社ほどが新たに医療分野へ参入する等の計画を打ち出している。次世代産業への参入促進を一層後押しするため、しっかりと支援を進めてまいりたいとのことでありました。 次に、「岡谷シルク推進事業」について、委員より、シルクスイートもブランド事業に取り込んではどうかとの質疑があり、現在、岡谷シルクブランド認証制度の創設に向けた準備を進めているところであるため、その中で検討してまいりたいとのことでありました。 次に、「地域おこし協力隊ブランド推進事業」について、委員より、応募状況について質疑があり、令和3年度中に7名の応募があり、1名の方を選考し、4月1日から活動していただくことになるが、ブランド推進室はもちろんのこと、これまで活躍いただいたお二人の地域おこし協力隊の方にも御協力をいただく中で、地域に根差した活動ができるようにしてまいりたいとのことでありました。 次に、8款土木費について、初めに、「道水路維持費」について、委員より、常温プラントの除却は、今後の道路維持対応に影響しないかとの質疑があり、簡易的なものは、常温で対応できる市販の材料で対応し、ある程度規模が大きなものは、業者から材料を調達することで対応している。多少、材料費は増となるが、プラントの修繕費や安全性を勘案する中で、除却が必要であると判断したとのことでありました。 また、委員より、各区の土木要望をどのくらい取り入れているか質疑があり、各区からの岡谷市に対する土木要望は全体で108件あり、そのうち、維持修繕に関わるものは27か所であった。令和4年度予算は、9か所を箇所づけしたとのことでありました。 次に、「道路新設改良事業」について、委員より、目切公園調整池の機能強化について質疑があり、目切公園の調整池は、長地山の手土地区画整理事業に伴い設置された施設で、昨今の雨の降り方が設置当時と比べ想定できないほど、短時間に集中した豪雨となってきていることから、容量を超える状況が想定されたため、新たに排水管を設け機能強化を図るものであるとのことでありました。 次に、「河川改修事業」について、委員より、改修河川の選定方法について質疑があり、8月の大雨による被災規模が大きかった「一の沢川」、「小洞沢川」、「又五郎川」の3河川を予算計上している。令和10年度までに、7つの河川の改修を行う予定であるとのことでありました。 次に、「(仮称)諏訪湖スマートインターチェンジ整備事業」について、委員より、進捗状況について質疑があり、用地買収は100%終了したが、工事の進捗状況は、盛土が必要な箇所があることや、NEXCO中日本や県道との工事の関連もあり、8%にとどまっている。引き続き、令和5年度の開通に向けて、関係各位と協力しながら進めてまいりたいとのことでありました。 次に、「都市公園等管理事業」について、委員より、蚕糸公園のリノベーションと旧庁舎の整備計画との関連性について質疑があり、蚕糸公園周辺は都市機能が集積する中心的なエリアに位置し、多くの方が訪問する地域でもあるので、旧岡谷市役所庁舎の前庭的で、周辺の施設とまち並みが一体的になるようなオープンスペースとして検討協議を進めてまいりたいとのことでありました。 次に、「住宅団地住替事業」について、委員より、現状の課題について質疑があり、居住者への対応として、訪問等により建物の老朽化の状況や住みかえの際の移転補償の内容に加え、使用料据置きなどの支援策を説明しているが、居住者には、金銭的な問題ではなく、長年住み慣れた場所であることや、高齢のため体が不自由で介護が必要であることなど、それぞれの事情がある。今後の対応として、個々の事情や状況を踏まえながら丁寧な説明に努め、理解を得てまいりたいとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 産業振興の面でも、また、建設水道関係の面でも、おおむね市民が求めている大切な予算が盛られていると考えるが、商工業振興補助金については、多額の支出がされ、企業に現金が渡っていくこととなるが、岡谷市内の企業の中でも力のある企業へ多額の資金が支出されることは、頑張っている中小零細企業、小規模事業者との均衡を欠いているという部分で問題を感じる。また、地域経済牽引事業計画は、これもまた力のある企業に対して、固定資産税の減免につながる筋道をつけていくということであり問題を感じる。生活道路の改修整備等では、14か月予算で見ると、ほぼ前年度と同額の予算となるが、生活道路の整備は、市民が強く求めている部分であるので、より一層の予算の計上が必要であると考える。以上の理由から、産業建設委員会に審査付託された部分については反対をする。 一方、令和4年度予算編成に当たっては、3つの重点施策を掲げ、新年度は、第5次岡谷市総合計画の4年目となる。また、岡谷市工業活性化計画も、次の5年間を見据えた大切な計画年度となり、本予算は、必要な施策事業に財源を集中した編成となっている。令和4年度は、誰もが安心して暮らせる岡谷市のため、なお一層の配慮を要望する。また、グリーン成長投資促進支援事業は、SDGsの目標13の気候変動対策の具体的な対策として重要な事業であり、ゼロカーボンに向けて1社でも多くの企業に浸透するよう要望する。DXデジタルツール導入支援補助金事業は、「関心はあっても導入予定がない」「そもそも導入は難しい」と考えている企業が少なくないという岡谷市の課題をしっかりと捉えた上で、各企業がそれぞれ取り組めるところから始めるとのことであるが、デジタルツールの導入支援補助が十分に生かされるように注力されたい。さらに、地域公共交通活性化協議会は、行政、利用者、事業者が三位一体となって公共交通を守る大事な協議会であり、調査をしっかりと行い、持続可能な公共交通となる計画の策定を要望する。以上を要望し、産業建設委員会に審査付託された部分については賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、議案第15号中、産業建設委員会に審査付託された部分につきましては、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第17号 令和4年度岡谷市地域開発事業特別会計予算につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第18号 令和4年度岡谷市分収造林事業特別会計予算につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第20号 令和4年度岡谷市温泉事業特別会計予算につきましては、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第23号 令和4年度岡谷市水道事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、委員より、水道事業経営戦略策定事業の見直しについて質疑があり、見直しは、令和5年度から令和7年度の3年間の料金体系の検討に合わせ見直しするものであり、今後の財政計画を推計しながら検討したいとのことでありました。 また、委員より、水道料金を改定する判断材料はどのようなものかとの質疑があり、様々な要素があるが、純利益や補填財源が確保できることなどが一つの判断材料となってくると考えているとのことでありました。 さらに、委員より、水道事業経営戦略の見直しや料金体系の検討について質疑があり、審議会を開催する中で11月までには方向性を決め、議会へも報告しながら12月には公表したいと考えているとのことでありました。 次に、委員より、職員の技術継承について質疑があり、水道事業では、水道管の埋設、配水管、水源等の管理など専門性が高く、知識や経験が必要な部分があるが、現在は、監視システムやGISといったシステム導入が進められている。システム管理で不足する部分については、中堅職員と比較的若手の職員が2人体制で業務に従事しているほか、マニュアル等の作成を進め技術の継承を図っているとのことでありました。 次に、委員より、水道施設再構築事業について、課題をどのように計画に反映させていくのかとの質疑があり、水道事業基本計画が平成27年度に策定され6年を経過する中で、当初の計画よりも片間町ポンプ場築造工事の工事費が増加していることなど、計画と多少乖離があることから、水道事業実施計画について時点修正をしてまいりたいとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 今後を見据えた岡谷市水道事業基本計画に基づき、安全・安心な水の安定供給を行うための水道施設更新事業、水道施設の老朽化への対応や、施設の配水区域の再編成に伴う施設の再構築事業、重要管路の耐震化事業等が盛り込まれている。人口減少による給水量の減少は、今後、より深刻な問題となっていくことが予測されるが、次世代につなぐ水道事業の構築と安全で安心なおいしい水の安定供給のため、より一層の取組と、令和4年度に予定している水道料金の見直しについては、令和3年度の決算を含め、施設の維持管理及び運営資金や純利益確保の経営状況から判断していただくことを要望し、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、議案第24号 令和4年度岡谷市下水道事業会計予算について、審査の主な点を御報告いたします。 初めに、委員より、業務予定量における年間排水量の増の要因について質疑があり、市内事業者において井戸水を使用し、工場内処理を行い河川放流していたものが、下水道へ接続されたことなどによる増を見込んだことが大きな要因であるとのことでありました。 次に、委員より、諏訪湖流域下水道維持管理負担金の負担単価の増の理由について質疑があり、諏訪湖流域下水道事務所では、処理水を諏訪湖に放流するための管の修繕と処理の過程で発生するガスを蓄えるガスタンクの修繕を計画しており、県と関係市町村の協定に基づき負担金が増となる見込みである。それに伴い負担金単価も増の改定となったものであるとのことでありました。 また、委員より、「下水道雨水渠整備事業」について、引き続き行われるのかとの質疑があり、「塚間川流域浸水被害対策プラン」に基づき、令和4年度は、1,200mmの鉄筋コンクリートの管を100m設置し、令和5年度の完了を目指しているとのことでありました。 次に、討論について報告いたします。 下水道事業は、岡谷市下水道事業経営戦略に基づき、公共下水道管理事業をはじめ、国の補助事業制度を活用し、下水道総合地震対策事業や下水道ストックマネジメント事業の推進が図られている。引き続き、市民の安心な暮らしを支える下水道事業を継続していただくことを要望し、本議案に賛成するとの意見がありました。 以上、審査の結果、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 報告は以上であります。 ○議長(小松壮議員) この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前10時50分 △再開 午前11時00分
    ○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 ただいまの各委員長報告に対し、これより1件ずつ審議、採決を行います。 まず、議案第12号 岡谷市組織条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第12号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、日本共産党岡谷市議団を代表して討論を行います。 国保税の引上げは、ここ数年、恒常的なものとなってきています。議案第13号は、この国保税の引上げを令和4年度においても続けるものとなっています。国保加入者は低所得者層が多く、国保税の重税感は一層増しており、生活そのものが成り立っていかないところまで追い詰められています。 所得割、資産割、均等割、平等割という算定方式にも問題があります。均等割では、未就学児が5割軽減となっていますが、まだまだ不十分であり、均等割そのものをなくしていくことが必要と考えます。全国知事会、市長会などが求める1兆円の国費投入が実現しない今、岡谷市としては一般会計からのルール外の繰入れがどうしても必要です。過去にも、ルール以外の繰入れは行って国保税の引上げを一定部分抑えてきた事実があります。やればできることではないでしょうか。 以上申し上げ、議案第13号は国保税引上げのためのものであり、本議案には反対いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 藤森博文議員。 ◆14番(藤森博文議員) 14番 藤森博文です。 議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、会派令明おかやを代表いたしまして意見を述べます。 国民健康保険は、県が財政運営の責任主体となり、財政基盤の安定化と税負担の変動の軽減を図り、適切に運営していくことが大切であります。また、少子高齢化の進展をはじめ、1人当たりの医療費の増加、また、税収の減少など、国民健康保険を取り巻く環境は大変厳しくなっている中、持続可能な制度とするためには、被保険者に一定の負担をしていただくことが基本となっていると承知をしております。 本市では、令和9年度の二次医療圏単位での統一のため、資産割を廃止し、現在の4方式から3方式の採用、応益割・応能割比率を県標準に近づけていくとし、国民健康保険事業基金からの繰入れや繰越金による対応などによりまして、被保険者の負担が軽減されるよう対策を取っております。 今後も税率改定が必要な場合は、岡谷市国民健康保険運営協議会の答申の附帯事項にもありますように、被保険者への負担に配慮した改定としていただき、さらなる負担軽減のため、国・県に対して実効ある財政支援策を講じるよう要望に努められることをお願いいたしまして、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 武井友則議員。 ◆11番(武井友則議員) 11番 武井友則です。 議案第13号 岡谷市国民健康保険税条例の一部を改正する条例について、おかや未来研究室を代表して、賛成の立場より意見を述べます。 現役世代への給付が少なく、給付は高齢者中心、負担は現役世代中心というこれまでの社会保障の構造を見直していくという大きな流れの中で、国民健康保険税は毎年増額となっております。今回の改定でも増額となっておりますが、高齢化の進展、医療の高度化、また、現役世代の減少という現実の中で制度を維持していくためには、やむを得ないものであると考えます。 今回の国民健康保険の見直しでは、単純な増額ではなく、未就学児のある世帯の均等割保険料が減額されることにより、子育て世代の経済的負担の軽減が図られることとなっております。この減額分については公費で補填することとなっており、ほかの世代への影響もないということですので、子育て世代にとっては喜べる改正ではないかと考えます。しかし、被保険者の負担軽減へ向け、実効性のある財政支援を国・県へ強く要望することや、税率改定の間隔について検討すること、また、被保険者の健康維持に向けた取組を進めることなど、できる限りの対応を要望いたしまして、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第13号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りいたします。議案第13号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第14号 岡谷市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第14号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算の審議に入ります。 まず、予算説明書54ページ、歳出から質疑を行います。 それでは、第1款議会費から第4款衛生費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、第5款労働費から第8款土木費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、第9款消防費から第13款予備費までについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 進行いたします。 次に、歳入全般と予算書3ページから11ページまでについて質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して討論を行います。 昨年8月の大雨災害を教訓にしての災害に対する施策の充実、若者おかや暮らし応援事業などに見られる若者の岡谷市定着への努力、通学路の引き続いての安全対策、産業振興面での一定の市民からの要望に応えられている予算等と評価できるところはあります。しかし一方で、正規職員と比べて会計年度任用職員との割合が年々高くなっていく点と、労働条件における格差については、まだまだ問題を残しています。 DX推進費が強力に推し進められており、マイナンバー制度と深く関与されています。マイナンバーについては毎回述べてきましたが、情報漏えい、プライバシーの侵害、莫大な経費の積み重ね等々、深刻な問題を抱えています。さらに、今後膨大な量の個人情報が盛り込まれようとしています。 また、商工業の面を見ますと、比較的岡谷市内の中では力のある企業へ支援がされており、中小零細企業、小規模事業者との均衡を欠いています。地域経済牽引事業計画においても、力のある企業の対し固定資産税の課税免除は問題を感じるところです。 以上述べまして、議案第15号には反対をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 浜 幸平議員。 ◆3番(浜幸平議員) 議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算につきまして、会派令明おかやを代表して意見を述べさせていただきます。 令和4年度においては、「安心・安全を深化(進化)する年」と位置づけ、第5次岡谷市総合計画の6つのまちづくりの基本目標を基調として、令和3年度補正予算と令和4年度当初予算を一体とした14か月予算として編成が行われております。 本市におきましては、令和3年8月の大雨による被害箇所の復旧・復興工事に最優先に取り組むとともに、自然災害などに備えた防災・減災対策を加速しなければなりません。また、3年目を迎えた新型コロナ感染症に対する感染防止対策、事業活動継続と雇用の維持、さらに、生活を下支えする効果的・重点的な支援策が求められております。さらに、人口減少に歯止めをかけるための各種施策の速やかな実行、また、デジタル技術を活用した柔軟な働き方や効率的な行政運営に加え、スピード感を持って対応していく組織が求められております。 予算編成の3つの重点施策「安全・安心な暮らしの実現」「まちなかの魅力向上」「元気活力の創出」では、それぞれ新規事業をはじめ、継続的な拡充事業などがしっかり盛り込まれております。そして、これらの事業を推進するための予算として、昨年度より3億8,000万円増の201億9,000万円余りの予算が計上されております。 歳入においては、基本となる市税の増額約3億円に加えて、地方交付税の増額約4億5,000万円、また、ワクチン接種や災害復旧に係る国庫支出金の上乗せ約3億6,000万円などがありますけれども、繰入金の減少、また、諸収入などの減額約2億2,000万円、市債の発行を抑えることなどにより、最終的に昨年度比1.9%増の堅実な収支均衡予算であると考えております。 さらに、組織面においては、企画課にDX推進担当を設置し、企画政策部に新たに地域創生推進課を設置されるなどの体制づくり、また、ゼロカーボンシティ宣言に代表される環境行政への積極的な取組、効率的な職員の配置も進める中、新年度に果敢に挑戦していく意気込みを感ずる内容で、大いに評価できる内容となっております。限られた財源を効率よく分配し、広範囲な市民に寄り添った政策展開になるものと判断させていただきます。 今後の世界情勢、不安定な世界経済の中で、先行きには不透明感がありますけれども、しっかりと足元を固め、堅実な予算執行をお願いいたしまして、本予算に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 中島秀明議員。 ◆5番(中島秀明議員) 5番 中島秀明です。 議案第15号 令和4年度岡谷市一般会計予算について、おかや未来研究室を代表して、賛成の立場から意見を述べさせていただきます。 令和4年度は、第5次岡谷市総合計画の4年目であり、基本目標となる岡谷市の将来都市像「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現に向けて、前計画の成果を踏まえて後期計画につなげていく年として、それぞれの事業を着実に進めていくことが求められています。 現在、岡谷市では、出生数の減少と転出超過による人口減少が続く状況ですが、未来を担う子供たちを地域で育てる意識の共有や、結婚・出産・子育て・教育が安心してできる環境の整備や、デジタル技術の活用によるテレワークやワーケーション等の柔軟な働き方や新しい暮らし方に向けて、地域の特徴や特性を生かした魅力的なまちづくりによる移住・定住の促進を目的として、令和4年度からは新たに企画政策部内に地域創生推進課を設置して全庁的な対応とする組織体制としています。 また、将来においても、持続可能で良好な行政サービスを市民に提供し、誰一人取り残さないデジタル社会の構築を目指した行政のデジタル化に取り組む自治体DX(デジタル・トランスフォーメーション)を庁内で横断的に推進していくDX推進を企画課に配置しています。 そんな中、コロナ禍も既に3年目に入り、さらなる感染防止に向けた対策とともに、疲弊した事業活動の継続や雇用の維持及び生活を支えるための支援、昨年8月の大雨災害による被害箇所の早期復旧と、激甚化・頻発化する豪雨災害や、予想される東南海地震等の自然災害に備えた防災・減災対策等、令和4年度を「安全・安心を深化(進化)する年」として位置づけて、市民の安全で安心な暮らしの実現に向けた3つの重点施策に総額201億9,000万円、前年度比3億8,000万円、約2%増の予算が計上されています。また、令和4年度は、国のコロナ克服・新時代開拓のための経済対策を踏まえて、令和3年度補正予算と一体化した14か月の予算編成となっています。 予算編成に当たって掲げた3つの重点施策のうち「安全・安心な暮らしの実現」では、市が管理する普通河川の河川護岸改修等を行う河川災害防止対策事業や、昨年の大雨で被災した林道施設の復旧を行う林道施設災害復旧事業に加えて、災害時の応急対応や避難所開設に必要な防災資機材を整備する、我がまち守る防災資機材緊急整備事業、携帯端末を活用して防災情報を伝達する防災情報等発信強化事業(LINEアカウント導入事業)、消防団の処遇改善に向けた消防団員処遇改善事業のほか、市民の複雑化・複合化した福祉支援ニーズに対応する重層的支援体制事業への移行を見据えた重層的支援体制整備移行準備事業等が盛り込まれています。 また、「まちなかの魅力向上」では、第2期岡谷市公園施設長寿命化計画に基づいて蚕糸公園の再整備を行う蚕糸公園リノベーション事業、スワンバスの車両更新のスワンバス車両更新事業負担金や、持続可能な地域公共交通計画の策定に向けて、行政・事業者・利用者が三位一体となって取り組む地域公共交通活性化協議会負担金等の予算が計上されています。 3つ目の「元気活力の創出」に向けては、市内製造業のデジタル・トランスフォーメーションの推進のためのDX推進デジタル化ツール導入支援補助金、ゼロカーボン推進に向けて市内企業の二酸化炭素排出量削減への取組を支援するグリーン成長投資促進支援事業に加えて、学力の向上と幼保小中の連携推進に向けた学びの創生・連携支援室設置事業、学校と保護者間等の連絡ツールとしてスマホ等の携帯端末を活用する学校・家庭双方向通信アプリ導入事業等の新事業が盛り込まれています。 以上、第5次岡谷市総合計画の4年目として、従来までの事業に加え、岡谷市の発展を目指した様々な事業の拡充や新たな取組を取り入れて編成された本予算を評価するとともに、市長はじめ、職員の皆様の努力には敬意を表したいと思います。 しかしながら、岡谷市においては、出生数の減少に伴う人口の自然動態の減少と、転出超過による社会動態の減少等により、県下19市においてもその人口減少が際立っており、第5次岡谷市総合計画の終了時の目標人口4万6,000人の維持も極めて厳しい状況になってきています。人口減少、特に二十歳から30歳代の若年層の転出超過による社会動態の人口減少は、高齢化の問題とも相まって地方経済の衰退に拍車をかけることにもつながることから、岡谷市が直面しているこの課題はその深刻さを増しており、まさに生き残りをかけた全市的な取組が必要となっています。 そのような情勢の中、令和4年度は、岡谷市が目指す将来都市像の実現に向けて、地域創生課やDX推進等を組織の中で位置づけて取り組んでいく体制にはしていますが、人口減少に関する対策が抜本的かつ多岐にわたる対応が必要になることから、その予算配分も含めて、全庁的な体系を体系的に、また重点的に取り組んでいくことが不可欠であり、また、ほかの市町村からの差別化を明確にした岡谷市独自の取組も必要になっています。そういう視点からは物足りなさを感じざるを得ません。 岡谷市が持っている様々なリソースを横断的・重層的に活用して、それらの連携と集中とにより、人口減少の対策に向けた取組とこれからのデジタル化社会の流れに柔軟に対応していく基盤づくりへの取組に加え、市民の声を広く集めるとともに、市民に向けたタイムリーな情報発信とにより、市民目線で満足度の高い岡谷市を市民と共につくり上げていく緊張感と危機感を持った市政運営を強く要望して、本議案の令和4年度岡谷市一般会計予算について賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第15号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りいたします。議案第15号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第15号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第16号 令和4年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 議案第16号 令和4年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して討論を行います。 本予算は、議案第13号に基づいての予算となっております。議案第13号に反対した立場から、議案第16号についても反対をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 早出一真議員。 ◆13番(早出一真議員) 13番 早出一真です。 議案第16号 令和4年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算について、会派令明おかやを代表し、意見を述べます。 持続可能な社会保障制度の確立を図るため、現役世代中心というこれまでの社会保障の構造を見直し、全ての世代で広く安心を支えていく全世代対応型の社会保障制度を構築するために、国民健康保険制度の見直しが行われ、平成30年度より財政運営主体の都道府県化、また、令和4年度からは二次医療圏の医療指数の格差を段階的に統一していくなど、国民健康保険制度改革は着実に進んでおります。 しかしながら、本市の国民健康保険事業は、高齢化の進展や医療の高度化等により、1人当たりの医療費が19市の中で一番高額である一方で、被保険者数は年々減少し、保険税収入は一段と厳しさを増しております。そのため、安定した財源基盤構築のため、税率改定が行われる中で、国保税の急激な負担を軽減するための激変緩和措置や、岡谷市国民健康保険事業基金からの繰入れ、繰越金による緩和策等により、被保険者の負担が一定程度低減されてきましたが、依然として厳しい現状にある中での予算計上であることを十分に理解するところであります。 今後も、財政運営の安定化を図りつつ、国保運営方針に基づき、都道府県と市町村の役割分担の下、中長期的観点からさらなる取組を推進し、被保険者の負担の軽減が図られることを要望し、本予算に賛成をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りいたします。議案第16号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第17号 令和4年度岡谷市地域開発事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第17号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第18号 令和4年度岡谷市分収造林事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第18号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第19号 令和4年度岡谷市霊園事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第19号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第20号 令和4年度岡谷市温泉事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第20号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第21号 令和4年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 議案第21号 令和4年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して討論を行います。 75歳以上の高齢者を他の世代と切り離す医療制度として導入された後期高齢者医療制度には、私たちは以前から反対をしてまいりました。加入者のほとんどが低所得者であり、増え続ける保険料には悲鳴を上げています。さらに、医療費の窓口負担にも限界が来ております。今年10月からその窓口での負担が2倍になる、このような人も加入者の中におります。以前から窓口負担への助成を訴えてきましたが、本予算には全く反映されていません。 よって、議案第21号には反対をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 今井義信議員。 ◆7番(今井義信議員) 7番 今井義信です。 議案第21号 令和4年度岡谷市後期高齢者医療事業特別会計予算について、会派令明おかやを代表して意見を述べます。 新型コロナウイルス感染症は、いまだに終息には至ってはいません。国民皆保険制度がある我が国にとって、後期高齢者医療制度を維持し安定した運営を図るとともに、全ての人が平等に必要な医療が受けられることが重要であります。豊富な知識と経験を有する高齢者が敬愛され、生きがいを持って健康で安心した生活を送ることができるよう、高齢者福祉が展開されてきました。しかしながら、高齢化による被保険者数の増加、医療の高度化による高齢者医療費の増加など大変厳しい財政状況の中にありますが、本予算編成に当たり、低所得者等について可能な限りの配慮がなされた予算と判断することができます。 今後も、長野県と連携を図りながら、被保険者である高齢者の方々に御理解をいただき、持続可能な安心できる医療体制の構築に、なお一層努力していただくよう要望し、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第21号を採決いたします。 本案は賛否両論がありますので、起立によって採決をいたします。 お諮りいたします。議案第21号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立多数〕 ○議長(小松壮議員) 起立多数であります。 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第22号 令和4年度岡谷市湊財産区一般会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第22号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第23号 令和4年度岡谷市水道事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 早出すみ子議員。 ◆9番(早出すみ子議員) 9番 早出すみ子です。 議案第23号 岡谷市水道事業会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して賛成の立場から意見を述べます。 令和4年度においては、安全で安心なおいしい水の供給のための予算が編成されています。今年度は今井上向配水池が完成し、令和6年の本格稼働に向け始動しております。本予算には、適切な水質管理を進めながら、老朽鉄管の更新や管路の長寿命化・耐震化工事、さらに河原口水源の改造事業など、岡谷市水道事業基本計画に基づく再構築が計画的に進められることが盛り込まれています。水道料金は令和4年度までは据置きで対応されており、妥当なものであります。 引き続きの経営努力によって水道料金の引上げがされないよう要望し、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 中島保明議員。 ◆8番(中島保明議員) 8番 中島保明です。 議案第23号 令和4年度岡谷市水道事業会計予算について、会派令明おかやを代表しまして意見を申し上げます。 水道事業は、収益においては人口減少に伴う総給水量の減少による給水収益の低迷、一方、支出においては水道施設・設備の老朽化対応、耐震化等、防災・減災対応などによる建設改良費の増大によって、経営環境はますます厳しくなっております。しかしながら、水道は、市民の生活を守るための最重要インフラストラクチャーです。水道事業の運営に当たっては、待ったなしで安全で豊富で低廉な水の供給を守り抜く必要があります。 先週、今井上向配水池の竣工検査があり、箱型の配水池やポンプ室、電気室などを確認することができ、そこに出入りする配水施設や送水施設についても説明を受けました。浄水場から各家庭への中継点という配水池の中心的な役割のほかに、幾つかの水源池の水を集めて管理することにより、個々の水源池に不測の事態が起きても、健全な水源池の活用により給水区域への給水が可能になること、令和6年度には市内給水人口の65%を賄えるようになること、さらには、災害時の家庭用ポリタンクや給水車への給水設備も備えられていることなどから、この施設が今後の岡谷市水道の中心的な施設になることは明白でございます。我々市民は、この施設を次世代に、将来に引き継ぐ責務を有しております。 令和4年度の予算には、宗平寺水源改造工事や片間町ポンプ場築造工事など、この上向配水池の本格稼働時の拡大給水エリア内施設の構築も盛り込まれ、未来に向けて着実に歩を進めていることがうかがえます。また、災害に備えた施設の更新と耐震化も順調に進められる計画となっています。 以上により、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第23号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第24号 令和4年度岡谷市下水道事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 早出すみ子議員。 ◆9番(早出すみ子議員) 9番 早出すみ子です。 議案第24号 岡谷市下水道事業会計予算について、日本共産党市議団を代表して、賛成の立場から意見を述べます。 下水道事業は、管路の長寿命化の改修や耐震化を計画的に進めており、令和4年度は小学校へのマンホールトイレの設置が計画され、管路施設の維持管理を確実に進めています。長年にわたって下水道使用料を据え置くという措置が続けられており、令和4年度も健全な下水道事業の運営を進めていくための予算が盛り込まれています。また、雨水渠についても、豪雨時の安全・安心を高めるために必要な対応であり、着実に整備が進むことを期待し、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 中島保明議員。 ◆8番(中島保明議員) 8番 中島保明です。 議案第24号 令和4年度岡谷市下水道事業会計予算について、会派令明おかやを代表しまして、賛成の立場から意見を申し上げます。 下水道事業は、防災・減災においても重要な役割を担っております。その意味から、本予算の資本的支出中、特筆すべきものとしましては、継続事業ではありますが、国の時間100mm安心プランに登録されている塚間川流域浸水被害対策プランに基づき、長野県による河川整備と併せて実施する山下幹線(雨水渠)整備工事の予算計上がなされていることです。これにより、中心市街地の塚間川流域の浸水被害の軽減が図られています。 経営面では、下水道使用料について、岡谷市下水道事業経営戦略の投資・財政計画の精査見直しが行われた結果、今後もコロナ禍の影響を含め、厳しい経営状況が予想される中にありながらも、突発的な事象が発生しない限り、令和4年度から当面据置きとする決断をされました。 以上により、令和4年度予算は、市民の負担軽減に十分配慮し、防災・減災も加味し、将来を見据えた予算となっております。今後も、衛生的で快適な社会基盤を築くために一層の御尽力をお願いいたしまして、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第24号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第25号 令和4年度岡谷市病院事業会計予算について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。 藤森博文議員。 ◆14番(藤森博文議員) 14番 藤森博文です。 議案第25号 令和4年度岡谷市病院事業会計予算について、令明おかやを代表して意見を述べます。 令和4年度の岡谷市病院事業は、地域医療、感染症医療の拠点病院としての役割を果たし、現在の医療体制を維持するため、安定的な経営基盤の維持、人材育成、質の高い医療サービスの提供を方針として掲げ、効率的な経営管理を念頭にして、収支均衡型の予算編成になっております。 特に、資本的支出においては、効率性と安心・安全で良質な医療提供のための医療機械器具整備事業や、車両整備事業も計上されております。地域医療の確保という大変重要な役割を担っている岡谷市民病院の使命感を強く感じる令和4年度の予算編成だと思います。地域医療を担っている岡谷市民病院としての役割を全うしつつ、医師確保や経営改善を行う厳しさは想像以上のものがあると思います。 令和3年度の新型コロナウイルス感染症対応に第一線で奮闘された職員の皆様方に心からの敬意と感謝をいたしまして、新年度、令和4年度は天野病院事業管理者を中心とした、さらに良質な医療の提供と病院経営の両立に取り組んでいただけるようお願いいたしまして、本予算に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 笠原征三郎議員。 ◆15番(笠原征三郎議員) 15番 笠原征三郎です。 議案第25号 令和4年度岡谷市病院事業会計予算について、日本共産党岡谷市議団を代表して討論を行います。 新型コロナウイルス感染症が続いている中、地域医療の拠点として、また、感染症指定医療機関として、文字どおり命がけでその責務をしっかり果たされ、職員一丸となって感染対策に取り組んでいただいていることに、心からの感謝を申し上げます。 令和4年度は、まだまだ続く感染対策やワクチン接種事業など、先行きは見通せませんが、市民病院では、リハビリスタッフや心理療法士を補充し質の高い医療を目指しております。また、研修医体制の確立に取り組んでいます。医師確保など御努力をいただいておりますが、一層この面で御努力をお願いし、市民の命と健康を守るとりでとして、私どもはその活躍に期待をしているところであります。 以上申し上げまして、本予算に賛成をいたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。 遠藤真弓議員。 ◆18番(遠藤真弓議員) 18番 遠藤真弓です。 議案第25号 令和4年度岡谷市病院事業会計予算について、会派おかや未来研究室を代表して、賛成の立場より意見を申し述べます。 地方での医師不足が深刻化する中、初期研修医を受け入れる体制を整えるべきとの管理者のお考えの下、準備が進められてきました。初期研修医を受け入れることで、後期研修医へとつなぐことができ、それはつまり医師になるための基盤を岡谷市に持つということなのだと考えています。そして、それは医師不足解消のみならず、地域包括ケアシステムにもつながるはずだと感じています。3月中に結果が出るとのこと、無事に指定となり、その上で令和4年度は募集に向けての着実な準備が進められますことを期待いたしております。 加えて、公認心理師の配置による職員のメンタルヘルスや患者への心理ケア、そして総合診療の充実など、体制の強化が図られる予算となっております。 引き続き患者中心の思いやりのある医療にしっかりと取り組まれ、地域医療の重要な役割を担う公立病院として御努力いただきますことを要望し、本議案に賛成いたします。 ○議長(小松壮議員) そのほか御発言はありませんか。     〔発言する者なし〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第25号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に、議案第29号 岡谷市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例について、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第29号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △請願第4号の委員長報告、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第16 請願第4号 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める請願を議題といたします。 本請願は、総務委員会で審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 総務委員長。     〔総務委員長 田村みどり議員 登壇〕 ◆総務委員長(田村みどり議員) 2番 田村みどりです。 総務委員会に審査付託されました請願第4号 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める請願につきましては、審査の結果、原案のとおり採択すべきものと決定いたしましたので、御報告いたします。 なお、請願第4号につきましては、今回の委員会決定を経て、関係機関に対する意見書案を添えた議案を提出しておりますので、申し添えさせていただきます。 ○議長(小松壮議員) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより請願第4号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、請願第4号は採択とすることに決しました。 この際、暫時休憩いたします。 △休憩 午前11時54分 △再開 午後1時10分 ○議長(小松壮議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。--------------------------------------- △議案第31号の上程、説明、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第17 議案第31号 岡谷市教育委員会教育長の任命についてを議題といたします。 提出者の説明を求めます。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 議案第31号 岡谷市教育委員会教育長の任命について御提案申し上げます。 岡谷市教育委員会教育長岩本博行氏は、3月31日をもって任期が満了となりますが、再任いたしたいので、任命について議会の御同意をいただきたく、お願いいたすものであります。 岩本博行氏は、平成26年8月から岡谷市教育委員会委員として、豊富な知識、経験をもって御尽力されてまいりました。略歴は、お手元に差し上げてございますので、説明は省略させていただきますが、岩本氏は人格高潔で、教育行政に深い理解と識見を有し、教育長として任命するに適任であると存じ、御提案を申し上げるものでございます。御同意を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第31号は同意されました。--------------------------------------- △教育長挨拶 ○議長(小松壮議員) この際、岡谷市教育委員会教育長の任命について同意されました岩本博行教育長に、登壇して御挨拶をお願いいたしたいと思います。 岩本博行教育長、御挨拶をお願いいたします。     〔教育長 岩本博行君 登壇〕
    ◎教育長(岩本博行君) ただいまは教育長再任の御同意をいただき、改めて身が引き締まる思いでございます。 令和元年4月からの任期3年間では、岡谷市魅力と活力ある学校づくり推進プランに掲げた学校教育のスローガンであります「生き抜く力と創造力、知的好奇心溢れる心豊かなひとづくり」に向け、先生方や職員が一丸となって実践を進めてまいりました。 この間、子供たちの学力向上の取組は着実にその成果が上がってきており、ふるさと回帰の心を育む岡谷スタンダードカリキュラムの推進、あるいは特別支援教育に関しても、中学校のLD等通級指導教室のサテライト化など、ソフト面での充実を図ることができました。また、岡谷東部中学校の管理教室棟大規模改修工事が無事竣工し、小中学校のトイレ洋式化工事やGIGAスクール構想に対応したICT環境の整備など、ハード面でも確かな進捗がありました。これらも、ひとえに議員の皆様や市民の皆様の温かな御支援のたまものと深く感謝しているところでございます。 いまだコロナ禍の中での学校運営が続いておりますが、それを前向きに受け止め、今後もかけがえのない子供たちの健康と安全を守り、将来に夢と希望が描ける人材の育成に向け、たゆまず全力を傾注させていただく所存です。とりわけ少子化の進行を踏まえた学校の在り方を考える上で、幼保小中の連携による一貫した豊かな学びと支援の連続性が不可欠であります。新年度に設置されます学びの創生・連携支援室を中心に、将来を見据えた様々な施策を提言してまいりたいと考えております。 さらに、生涯学習関係では、「歴史と文化を礎に、自ら学び続け、地域で輝くひとづくり」の実現に、また、スポーツ振興関係では、「楽しみ、挑戦し続ける、たくましい心と体のひとづくり」の実現に向け、時流に応じた各種施策を積極的に推進してまいります。 議員の皆様には、今後も変わらぬ御支援、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、再任に当たっての挨拶とさせていただきます。引き続きよろしくお願い申し上げます。(拍手)--------------------------------------- △議案第32号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第18 議案第32号 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 総務委員長。     〔総務委員長 田村みどり議員 登壇〕 ◆総務委員長(田村みどり議員) 2番 田村みどりです。 議案第32号 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める意見書につきまして、総務委員会を代表し、案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。 ミャンマーにおける軍事クーデターを非難し民主的な政治体制の早期回復を求める意見書。 我が国は、ミャンマー連邦共和国(ミャンマー)に対し、政府開発援助(ODA)を通じ、民主化や経済発展のための取り組みを全面的に支援してきました。このような中、昨年2月1日に発生したミャンマー国軍による軍事クーデターは、同国の民主化への努力と期待を踏みにじるものであります。 また、クーデター以降、国際社会の度重なる呼びかけにもかかわらず、国軍及び警察による暴力によって、多数の死傷者、拘束者及び避難民が発生している状況は断じて受け入れ難く、強く非難するものであります。 この事態に対し我が国は、ミャンマーに対する最大の援助国である立場を生かし、国際社会とも連携しながら、ミャンマー国民の自由と人権を取りもどすための取り組みを積極的に進めていくことが求められます。 よって、本議会は、国会及び政府において、あらゆる努力を尽くし、ミャンマー国軍指導部に対し、民間人への残虐行為の即時停止、不当に拘束された国内外の人々の即時解放、民主的な政治体制の早期回復等を求めるとともに、避難民に対する緊急支援の提供やミャンマー国軍に対する武器輸出禁止に向けて取り組むよう要望します。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 令和4年3月15日。 以上でありますが、全会一致をもって御議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第32号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第33号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第19 議案第33号 ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 藤森博文議員。     〔14番 藤森博文議員 登壇〕 ◆14番(藤森博文議員) 14番 藤森博文です。 議案第33号 ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書について、提出者を代表し、案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。 ヤングケアラーへの支援の充実を求める意見書。 18歳未満の子どもが、年齢や心身の成長度合いに見合わない家事や家族の世話など重い責任と過度な負担を負っているヤングケアラーの実態が表面化しています。 家事や家族の世話に費やされる時間や肉体的及び精神的消耗は、彼らの健全な心身の成長の大きな妨げになっています。また、家族を助けたいという気持ちや家庭の内情を知られたくないという心情などデリケートな感情が伴っていること、更に自らがヤングケアラーであることを認識していないことがこの問題を見えにくく、複雑なものにしていることもわかってきました。 国はヤングケアラーの実態把握のため、全国規模の調査を行い、令和3年5月に厚生労働省と文部科学省の共同プロジェクトチームが、今後取り組むべき支援策を取りまとめ、その後も対象世代を広げて調査をしております。しかし、地方自治体や支援者団体などによるヤングケアラー支援の在り方、関係団体間の連携方法及び国や県からのバックアップなどについて、支援策の具体的な展開が見えていないのが実情です。今後も、より正確な実態調査を着実に進めながら、実情に見合った具体的な支援策を検討していく必要があります。 よって、国におかれましてはヤングケアラーへの支援の充実を図るため、下記事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。                   記 1 ヤングケアラーの早期把握のために、必要な調査を着実に進めるとともに、調査等の仕組みの構築、社会的認知度向上のための啓発活動の充実、強化を図ること。 2 ヤングケアラーへの実効性のある支援となるよう、国と地方自治体、福祉、介護、医療、教育等の関係機関、事業者や支援者団体等の役割の明確化と相互の連携強化、安心して相談できる環境の充実を図り、加えて本人と家族に寄り添った就学期間中の切れ目ない支援体制を確立すること。 3 上記1、2を実施する地方自治体及び関係機関や事業者等の体制整備に十分な援助と財政支援を行うこと。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 令和4年3月15日。 以上ですが、全会一致をもちまして御議決賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第33号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第33号は原案のとおり可決されました。--------------------------------------- △議案第34号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第20 議案第34号 燃料油価格の抑制と地方経済の回復を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 早出一真議員。     〔13番 早出一真議員 登壇〕 ◆13番(早出一真議員) 13番 早出一真です。 議案第34号 燃料油価格の抑制と地方経済の回復を求める意見書について、提出者を代表し、本文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。 燃料油価格の抑制と地方経済の回復を求める意見書。 新型コロナウイルスのワクチン接種が進み、世界的に経済活動が再開したことで原油の需要が増加した一方、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟国の主要産油国からなるOPECプラスは、一定の増産措置は行ってきたものの、追加増産を見送ったために供給が追い付かず、価格の高騰に拍車がかかっています。 そのような中、日本政府は数日分の石油備蓄放出を実行し、各国と協調姿勢をとることで原油価格の上昇を一定程度抑えると共に、「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」に基づき、原油価格高騰が、コロナ下からの経済回復の足かせになる事態を防ぐための激変緩和措置として、燃料油の元売事業者に補助を行うことで、小売価格を抑え消費者の負担を軽減することとしています。 しかしながら、原油価格は産油量の増減に影響されること、またロシアのウクライナへの軍事侵攻や欧米などによる対ロシアへの経済制裁の影響を受け、燃料油の小売価格を十分に抑えられていない状況にあり、このことから国民に広くいきわたる柔軟な支援の拡充が求められます。 よって、国におかれましては、燃料油価格の高騰を抑制するための時限的・緊急避難的な対策にとどまらず、地域の実情に応じた柔軟かつ大胆な対策を講じられるよう、下記事項について強く要望します。                   記 1 原油価格の高騰が、消費者の生活に大きな影響を与えていることから、燃料小売価格の高騰を抑制するための時限的・緊急避難的対策にとどまらず、消費者の負担軽減を直接的に支援する対策を早急に講じること。 2 輸送コスト等により燃料油価格の地域間格差が顕著である実態に鑑みて、地域の実情に合わせた特例処置を行うこと。 3 原油価格の高騰により地域経済に大きな打撃を与えかねないことから、激変緩和事業のみならず、トリガー条項の凍結解除の検討など、地方経済再興のための対策を講じること。 以上、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 令和4年3月15日。 以上でありますが、全会一致をもって御議決賜りますよう、よろしくお願いします。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第34号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。 なお、それぞれ可決されました意見書の提出先については、議長に御一任願います。--------------------------------------- △議案第35号の上程、説明、質疑、討論、採決 ○議長(小松壮議員) 日程第21 議案第35号 ロシアによるウクライナ侵略を非難し、平和的解決を求める決議を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 議会運営委員長。     〔議会運営委員長 早出一真議員 登壇〕 ◆議会運営委員長(早出一真議員) 13番 早出一真です。 議案第35号 ロシアによるウクライナ侵略を非難し、平和的解決を求める決議について、提出者を代表し、案文の朗読をもって提案に代えさせていただきます。 ロシアによるウクライナ侵略を非難し、平和的解決を求める決議。 令和4年2月24日から開始されたロシアによるウクライナへの侵略は、我が国を含む国際社会の平和と安全を著しく脅かす暴挙であり、すでに、子どもたち、民間人をはじめ多くの市民が犠牲となっている。ウクライナに拠点を持つ日本企業及び現地在留邦人も同様に厳しい状況に置かれている。 この侵略行為は、国際社会の秩序の根幹を揺るがしかねない行為であり、そして武力による一方的な現状変更は、武力の行使を禁ずる国際法の深刻な違反であり、断じて許すことはできない。 また、ロシアのプーチン大統領の核兵器使用を示唆した行動は言語道断であり、唯一の戦争被爆国国民として強く非難するものである。 本議会が、これまでに平和を希求する心は市民普遍の願いであるとして、平和都市推進の宣言を決議するなど、市民は平和な都市づくりに邁進してきた。今回の侵略行為は、その市民の願いにも反するものである。 よって、本議会は、ロシアによるウクライナ侵略を厳しく非難し、ロシア軍の即時撤退と平和的解決を行うよう強く求めるものである。 そして、私たち一人ひとりが世界の恒久平和を願い、平和を守るための努力を行っていくことを改めて誓う。 以上、決議する。 令和4年3月15日。 以上でありますが、全会一致をもって御議決賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案については、委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑に入ります。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって質疑を終結いたします。 次に、討論に入ります。 何か御発言はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) これをもって討論を終結いたします。 これより議案第35号を採決いたします。 お諮りいたします。本来であれば、先例により簡易表決するべきでありますが、決議案の趣旨を鑑み、議員の表決の意思を確認するとともに、ロシアに対する強い抗議の意味と世界の恒久平和を願う意思を示すため、起立表決によって採決いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○議長(小松壮議員) お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。     〔起立全員〕 ○議長(小松壮議員) 全員起立であります。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。(拍手)--------------------------------------- △市長挨拶 ○議長(小松壮議員) 以上で、今定例会の議事の全部を議了いたしました。 閉会前に、市長の御挨拶をお願いいたします。 今井市長。     〔市長 今井竜五君 登壇〕 ◎市長(今井竜五君) 令和4年第1回岡谷市議会定例会の閉会に当たりまして、挨拶を申し上げます。 今定例会に市側から提案申し上げました議案につきましては、令和3年度関係議案並びに新年度予算、人事案件、条例議案、また、追加議案等多くの案件を慎重に御審議をいただき、それぞれ原案のとおり御議決等を賜りましたことに厚く御礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通じ、議員各位からいただきました御意見等につきましては、慎重に検討を深め、今後の市政運営に当たってまいります。 今年度も残り半月となり、各種事務事業の集大成の時期となりました。これまで展開してまいりました施策、事業などを総括し、その成果や効果を評価、検証しながら、来月から始まる新年度にしっかりとつなげてまいりたいと考えております。 3月4日に、岡谷市看護専門学校の卒業式を行いました。今年度は24名の卒業生を、岡谷市民病院のほか、中南信地域を中心とした医療機関に送り出すことができました。今回で7回目の卒業式を迎えましたが、開校以来188名の卒業生が県内各地の医療機関に就職をしており、それぞれが看護師として地域の医療・福祉に貢献をしております。新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、医療機関における医療提供体制が大変厳しい状況の中、本校が広域的な看護人材の養成を担っていることについては、学校を開設する岡谷市として強い使命と責任の重さを改めて認識するところであり、同時に、本年度も有能な看護人材を多くの地域に輩出できますことに、大きな喜びと誇りを感じております。 さて、経済産業省から派遣の藤岡明彦産業振興部長ですが、派遣期間が3月31日をもって終了し、経済産業省に戻ることになりました。藤岡部長は、令和元年7月に産業振興部長として着任し、通算2年9か月にわたり岡谷市の産業振興の推進に努められ、本市初となる岡谷市商業活性化計画の推進、コロナ禍における各種事業者支援、岡谷ブランドの発信、昨年8月の大雨災害からの復旧・復興への取組など、特段の御尽力をいただきました。これまでの岡谷市の産業振興に対する御貢献に衷心より感謝を申し上げますとともに、今後も御健勝での御活躍を願っております。 間もなく新年度がスタートいたします。予算編成の大要の中でも触れさせていただきましたが、現在岡谷市は人口減少、少子高齢化に加え、感染症の拡大防止と社会経済活動の両立、令和3年8月の大雨災害からの復旧・復興という、乗り越えていかなければならない重要な課題に直面しております。しかしながら、このようなときだからこそ、市民の皆様の声に真摯に耳を傾け、心に寄り添い、共に協力しながらまちづくりを続けていくことにより、将来にわたって持続可能で市民満足度の高い岡谷市をつくり上げることができるものと信じております。 お認めいただきました令和4年度予算の執行に当たりましては、様々な行政課題に迅速かつ的確に対応するとともに、岡谷市のさらなる発展と市民福祉の向上に向け、より一層努力を積み重ね、市民誰もが安全で安心して健康で生きがいを持って暮らすことができ、このまちに住み働くことに誇りと自信そして愛着の持てるまち、そんな「人結び 夢と希望を紡ぐ たくましいまち岡谷」の実現を目指し、各種施策、事業について積極果敢に取り組んでまいりたいと決意を新たにしております。 議員各位におかれましては、迎えます令和4年度につきましても、引き続き市政運営に特段の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。 どうもありがとうございました。--------------------------------------- △閉会の宣告 ○議長(小松壮議員) これにて、令和4年第1回岡谷市議会定例会を閉会いたします。 △閉会 午後1時52分地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。 令和  年  月  日        岡谷市議会議長   小松 壮        岡谷市議会副議長  今井康善        岡谷市議会議員   早出すみ子        岡谷市議会議員   笠原征三郎...