令和 1年 9月
定例会--------------------------------------- 令和元年松本市議会9月定例会会議録 第5
号--------------------------------------- 令和元年9月20日 (金曜日
)--------------------------------------- 議事日程(第5号) 令和元年9月20日 午後1時開議 第1
委員長審査報告(議案第1号から第15号まで、第20号から第27号まで及び請願第3号から第5号まで) 第2 閉会中の継続審査に付することについて 議案第16号 平成30年度松本市水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 議案第17号 平成30年度松本市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について 議案第18号 平成30年度松本市歳入歳出決算の認定について 議案第19号 平成30年度松本市
公営企業会計決算の認定について 第3 議案第28号
公平委員会委員の選任について 第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて 第5 議第3号 国の責任による35人学級の推進及び教育予算の増額を求める意見書 議第4号
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書 議第5号 私立高校への公費助成に関する意見書 議第6号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書 議第7号 地方財政の充実・強化に関する意見書 議第8号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書
------------------------------出席議員(31名) 1番 牛丸仁志 2番 横内裕治 3番 上條一正 5番 内田麻美 6番 塩原孝子 7番 古沢明子 8番 神津ゆかり 9番 土屋眞一 10番 上條敦重 11番 吉村幸代 12番 勝野智行 13番 青木 崇 14番 若林真一 15番 今井ゆうすけ 16番 川久保文良 17番 上條美智子 18番 村上幸雄 19番 上條 温 20番 田口輝子 21番 中島昌子 22番 小林あや 23番 阿部功祐 24番 上條俊道 25番 澤田佐久子 26番 犬飼信雄 27番 犬飼明美 28番 柿澤 潔 29番 芝山 稔 30番 太田更三 31番 近藤晴彦 32番 池田国昭
------------------------------説明のため出席した者 市長 菅谷 昭 副市長 坪田明男 総務部長 嵯峨宏一 政策部長 横内俊哉 財政部長 高野一司 危機管理部長 森本千嘉
地域づくり部長 守屋千秋
文化スポーツ部長 伊佐治裕子 環境部長 久保田忠良 健康福祉部長 樋口 浩 こども部長 村山 修 農林部長 林 浩史 商工観光部長 小原直樹 健康産業・
企業立地担当部長 小林浩之 建設部長 上條裕久
城下町整備本部長 松崎 勉 上下水道局長 征矢野伸一 病院局長 斉川久誉 教育長 赤羽郁夫 教育部長 山内 亮 代表監査委員 太田由夫 行政管理課長 中野嘉勝 秘書課長 羽田野雅司 政策課長 宮尾 穣 財政課長 板倉 章
------------------------------事務局職員出席者 事務局長 市川英治 事務局次長 河村知佳 次長補佐兼議会担当係長 主査 芦田真理 住吉真治 主査 永原浩希 主事 小林あゆみ
------------------------------ 本日の会議に付した事件 議事日程(第5号)記載事件のとおり
------------------------------ 午後1時開議
○議長(村上幸雄) お疲れさまです。 現在までの出席議員は31名でありますので、定足数を超えております。 よって、直ちに本日の会議を開きます。 最初に、報告事項を申し上げます。 去る11日の本会議で設置されました
決算特別委員会で正副委員長の互選を行った結果、委員長に上條 温議員、副委員長に勝野智行議員がそれぞれ互選されました。 次に、市長より議案が1件提出されております。お手元にご配付申し上げてあるとおりであります。 本日の議事は、日程第5号をもって進めます。
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△日程第1
委員長審査報告
○議長(村上幸雄) 日程第1、議案第1号から第15号まで、第20号から第27号まで及び請願第3号から第5号までの以上26件を一括議題として、委員長の報告を求めます。 最初に、
教育民生委員長 小林あや議員。
◆
教育民生委員長(小林あや) 〔登壇〕
教育民生委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案5件、請願2件について審査を行いました。 初めに、議案第6号 松本市
介護老人保健施設条例の一部を改正する条例については、
城山介護老人保健施設の利用料のうち、多床室の居住費について、厚生労働省が定める国の基準額が改正されたことに伴い、現行の1人1日当たり370円を377円に改正するものです。 一部委員から、利用者の負担増につながることから本案に反対する旨の発言がありましたので、起立採決を行った結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 次に、議案第10号
松本市立博物館条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、本年5月に国の文化審議会から、重要文化財旧開智学校校舎を国宝に指定するよう答申があったことに伴い、施設の名称を国宝旧開智学校校舎に変更するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第23号 市有財産の取得について(松本城南・
西外堀復元事業用地)については、新たに交渉の整った大手3丁目地籍の用地93.48平方メートルを750万6,444円で取得するもので、これにより事業に必要な用地の取得割合は58.5%となるものです。 一部委員から、本案に反対する旨の発言がありましたので、起立採決を行った結果、賛成多数で可決すべきものと決しました。 続いて、予算議案について申し上げます。 議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会関係については、長野県
市町村自治振興組合と共同で進めている
電子母子手帳機能つき子育て支援アプリの導入に係る経費のほか、里山辺公民館の移転、新築に向けた実施設計や用地購入などに係る経費、旧開智学校校舎の国宝指定に伴う環境整備や記念式典開催に係る経費を新規に計上するもの、また小・中学校の全ての普通教室及び特別支援学級へのエアコン設置に向けて、債務負担行為を新規に設定するものなどであり、異議なく可決すべきものと決しました。 審査の中で、委員からは、
学校支援事業費に関連し、
運動部活動改革プラン事業の今年度の実施内容について質疑があり、理事者からは、合同部活動のサッカー以外への拡大や、松本山雅カリキュラムの導入校をふやしていくほか、
地域アスリート派遣の仕組みづくりなどを検討していく旨の答弁がありました。 また、同じく
スクールロイヤー事業に関して、保護者との面談の際に弁護士が同席するケースの有無について質疑があり、理事者からは、あくまでも学校側が弁護士に相談士、法的な観点から助言を受けるものであり、そういったケースは想定していない旨の答弁がありました。 次に、議案第15号 令和元年度松本市
松本城特別会計補正予算(第1号)につきましては、松本城の美観保持と利用者の安全確保のため、
本丸庭園などの支障木撤去や舗装済みの園路以外へ砂利を敷設する工事を行うもの、また条例の規定に基づき平成30年度決算に伴う繰越金の2分の1を
松本城施設整備基金へ積み立てるものなどであり、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、請願について申し上げます。 請願第4号 国の責任による35人学級推進と、教育予算の増額を求める請願書については、国の責任による35人学級の計画的推進と教育予算の増額及び複式学級の学級定員の引き下げを求めるものであり、その内容は妥当であると認め、採択すべきものと決しました。 次に、請願第5号 「
へき地教育振興法に鑑み、
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すこと」を長野県知事に求める請願書については、僻地における教育の機会均等と教育水準の向上を図るため、文部科学省令で定める基準よりも低い水準となっている長野県の僻地手当などの支給率の改善を求めるものであり、その内容は妥当であると認め、採択すべきものと決しました。 以上を申し上げ、
教育民生委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 次に、
建設環境委員長 川久保文良議員。
◆
建設環境委員長(川久保文良) 〔登壇〕
建設環境委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案5件の審査を行いました。 初めに、議案第8号 松本市市道の構造の技術的基準を定める条例の一部を改正する条例について申し上げます。 これは、道路構造令の改正に伴い、同政令を参酌している本条例を改正するものです。改正内容は、自転車通行帯にかかわる規定の追加と自転車道にかかわる規定の見直しであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第9号 松本市
水道事業給水条例の一部を改正する条例でありますが、これは水道法の改正により水道法施行令が改正されたことに伴い、引用条項の整理をするもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第22号 市有財産の取得について(
松本都市計画道路3・2・12
号内環状北線整備事業用地)でありますが、これは、新たに交渉の整った大手3丁目地籍の用地31.64平方メートルを254万692円で取得するものです。今回の取得により、全体面積に対する進捗率は70.66%となります。 一部委員から反対意見があったため、起立採決を行った結果、可決すべきものと決しました。 次に、議案第25号 市道の認定についてでありますが、開発行為に伴うもの11路線、地元要望によるもの1路線の合計12路線を認定するもので、現地調査を実施し、慎重に審査を行った結果、いずれも妥当なものであると認められることから、異議なく可決すべきものと決しました。 最後に、議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会関係について申し上げます。 これは、新たに事業化が必要となった政策的経費や、補助事業の内示及び決定に伴い緊急に補正措置を講じなければ事業執行上、支障を来す経費などを中心に計上されたもので、主なものは松本市
食品ロス削減シンポジウム開催にかかわる経費、旧
開智学校校舎国宝化に伴い、信州・
松本そば祭り期間中などの5日間、松本城と旧開智学校間で低速電動バスを運行するための経費などであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、低速電動バスの運行について、今回の運行台数が1台であることから、特に混雑時などは、5日間の実験的な走行であることをご理解いただけるよう利用者にお知らせしながら運行してほしいとの要望がありました。 以上を申し上げ、
建設環境委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 次に、
経済地域委員長 吉村幸代議員。
◆
経済地域委員長(吉村幸代) 〔登壇〕
経済地域委員会の報告を申し上げます。 委員会は、付託されました議案6件の審査を行いました。 初めに、議案第5号 松本市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例については、災害援護資金の貸し付けを受けた者に対する支払い猶予、償還免除の規定等、関係法令の改正に伴い、所要の改正を行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第7号 松本市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例についてですが、本年2月定例会で消費税率10%引き上げに対応する改正条例を可決しましたが、市場の取り扱い品目は10%適用のもの、8%の軽減税率適用のものが混在することから、これに対応するため所要の改正を行うものです。 一部委員から、2月の条例改正と同様に、
消費税率引き上げに対して反対の立場であるとの意見が出されたため、起立採決を行った結果、可決すべきものと決しました。 次に、議案第12号 松本市
安曇後継者集会施設条例を廃止する条例については、これまで地元青年団が地域を担う若者の集いの場として使用していた安曇地区島々にある施設について、青年団の活動縮小に伴い集会施設としての使用を終了するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第24号 市有財産の処分については、新
松本工業団地用地を、今回の2社への売却処分により全ての区画の分譲が終了するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会関係については、新たに事業化が必要となった政策的経費や、補助事業の内示及び決定に伴い緊急に補正措置が必要となった経費などを中心に計上されたもので、異議なく可決すべきものと決しました。 審査の中で、委員からは、
県営土地改良事業に関して、波田地区の水路の溢水対策として県が行っている
かんがい排水事業の一部におくれが出たことに対し、当初計画の事業終了年度には工事が完了するよう強く県に要望してほしいとの意見が出されました。 また、松くい
虫防除対策事業において、今後の対策の方向性について質疑があり、理事者からは、樹幹注入の効果や抵抗性松の市場での流通状況を注視しながら検討していくとの答弁がありました。 最後に、議案第14号 松本市
市街地駐車場事業特別会計補正予算(第1号)について申し上げます。 これは、中央西駐車場(アイパーク)の精算機等を、松本パルコが新たに導入する
駐車場サービスに対応したものに更新するための経費を計上したものです。 委員からは、今回の
駐車場サービスの他の駐車場への拡大の見通しや、歩行者通行量の把握方法等について質疑があり、理事者からは、将来は中心市街地全体の
駐車場サービスの構築につながるよう取り組んでいくこと、また年に2回実施している
歩行者通行量調査により、
松本商工会議所とも連携して人の流れの変化を検証していきたい旨の答弁がありました。 以上を申し上げ、
経済地域委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 次に、
基幹博物館建設特別委員長 柿澤 潔議員。
◆
基幹博物館建設特別委員長(柿澤潔) 〔登壇〕
基幹博物館建設特別委員会の報告を申し上げます。 議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会関係については、ことし7月に実施設計が終了したことから、建築概要を市民に周知するための
パンフレット作成費124万円を追加するもの、また今年度中の建築工事発注に向け、工事監理委託料8,096万円及び工事請負費65億7,148万円の債務負担行為を令和4年度まで新たに設定するもので、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、
キャッシュレス決済への対応について質疑があり、理事者からは、今後、研究を進め、他の施設とも協議し、令和5年秋のオープンまでには対応をしていきたいとの答弁がありました。 そのほか、今回作成するパンフレットを活用し、設計概要について地元住民を初め市民に説明をしていく旨の答弁がありました。 以上を申し上げ、
基幹博物館建設特別委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 次に、市役所新
庁舎建設特別委員長 犬飼信雄議員。
◆市役所新
庁舎建設特別委員長(犬飼信雄) 〔登壇〕 市役所新
庁舎建設特別委員会の報告を申し上げます。 議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当委員会関係については、新庁舎建設の財源に充てるため設置している庁舎建設基金に10億円を積み立てるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 なお、今回の積み立てにより、庁舎建設基金の積み立て総額は34億円となるものです。 以上を申し上げ、市役所新
庁舎建設特別委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 次に、中核市
移行特別委員長 上條俊道議員。
◆中核市
移行特別委員長(上條俊道) 〔登壇〕 中核市
移行特別委員会の報告を申し上げます。 議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会関係予算は、中核市移行に向けて
県松本合同庁舎へ設置する保健所の実施設計を行う委託料として368万円を計上するもので、面積は約908平方メートル、内容は、事務室、検査室、診察室及び犬猫舎を整備するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、犬猫舎の整備について質疑があり、理事者からは、
県松本合同庁舎の西側にある犬猫舎の一部を利用する予定であり、そのための設計委託料を今回計上してあること、第2段階では、本市の動物愛護に関する方針を検討し、犬猫舎の場所や形態を考えていきたい旨の答弁がありました。 それ以外では、診察室での個人情報の配慮についてのほか、保健所の危機管理対応についての質疑などがありました。 以上を申し上げまして、中核市
移行特別委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 次に、総務委員長 上條美智子議員。
◆総務委員長(上條美智子) 〔登壇〕 総務委員会の報告を申し上げます。 総務委員会は、付託案件11件につきまして審査を行いました。 最初に、議案第1号 成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例について申し上げます。 本案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行により、地方公務員法の欠格条項から成年被後見人等が削除されることに伴い、4つの関係条例について引用条項の整理等をするものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第2号 松本市
行政不服審査法施行条例の一部を改正する条例は、工業標準化法の改正に伴い、引用している日本工業規格を日本産業規格に改めるものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第3号 松本市個人番号の利用に関する条例の一部を改正する条例は、個人番号を利用する事務に、
心身障害者福祉手当の支給に関する事務、
重度心身障害者(児)
タクシー利用料金の助成に関する事務等を拡大することにより、所得証明書等の添付を省略でき、市民サービスの向上を図るものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第4号 松本市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例は、
住民基本台帳法施行令の改正に伴い、所要の改正をするもので、改正の主な内容は、旧氏を使用した印鑑登録に係る規定を追加するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第11号 松本市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例は、議案第1号と同様、地方公務員法の改正に準じ、欠格条項から成年被後見人または被保佐人を削除するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、工事請負契約の締結についての2議案について申し上げます。 議案第20号については、
まつもと市民芸術館の舞台音響設備を改修する工事で、小ホールなどの音響調整卓、スピーカー、パワーアンプ等を更新するものであり、音響通信設備の特殊性及び既存設備との接続性から、他社による施工の場合、既存設備の使用に支障が生じるおそれがある等の理由から、現在の設備の施工業者と随意契約を締結しようとするもの、また、議案第21号については、経年劣化が進んでいる松本市野球場において、スタンドの防水工事、外壁の改修工事等を実施する大
規模改修主体工事について、一般競争入札を行った結果に基づいて契約を締結しようとするものであり、いずれも異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第26号 訴えの提起については、市営住宅の家賃等を長期にわたり滞納し、再三の支払い催告に応じない滞納者やその連帯保証人に対し、市営住宅の明け渡しや滞納家賃等の支払いを求めて訴えを提起するものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第27号 字の廃止並びに町及び字の区域の変更については、
土地区画整理法に基づく
惣社土地区画整理事業の実施に伴う区画・形状の変更により、従前の字境をそのまま公示後の区域境とすると支障になるため、小字を廃止し、町及び字の区域の変更を行うもので、異議なく可決すべきものと決しました。 次に、議案第13号 令和元年度松本市
一般会計補正予算(第3号)中、当
委員会関係予算について申し上げます。 本案は、5つの重点目標、6つのまちづくりに係る事業で、今年度末までに一定の成果が見込めるもの及び速やかな取り組みが必要な政策的経費を中心に計上したものであり、異議なく可決すべきものと決しました。 委員からは、
まつもと市民芸術館に設置された曲走
式エスカレーターが経年劣化により修復不可能となったため撤去し、階段とする工事請負費の追加に関し、利用者への今後の対応について質疑があり、理事者からは、エレベーターの利用やホールのスタッフ等が必要に応じて車椅子による補助を行うなどの対応を考えているとの答弁があり、委員からは、高齢者等への対応について工夫をしてほしいとの要望がありました。 それ以外では、
まつもと市民会議実行委員会の負担金に関連し、市民会議が目指す成果、目標についてのほか、
サッカー場改修事業における
スポーツ振興くじ助成金の返還手続についてなどの質疑がありました。 最後に、請願第3号 地方財政の充実・強化を求める国あて意見書の採択を求める請願書については、本請願の趣旨に賛成する意見があった一方で、国による財政誘導の性格がある地方財政計画におけるまち・ひと・しごと創生事業費に頼らず、
地方交付税そのものを充実・強化すべきとする内容でなければ本請願には賛成できないとの意見があったため、起立採決を行った結果、賛成多数で採択すべきものと決しました。 以上、総務委員会の報告といたします。
○議長(村上幸雄) 以上をもって委員長の報告は終わりました。 委員長の報告に対し質疑のある方の発言を求めます。 質疑はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ないようでありますので、質疑は終結いたします。 次に、以上の全案件に対し、意見のある方の発言を求めます。 意見はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議案第22号 市有財産の取得について(
松本都市計画道路3・2・12
号内環状北線整備事業用地)及び議案第23号 市有財産の取得について(松本城南・
西外堀復元事業用地)の以上2件を一括して起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(村上幸雄) 起立多数であります。 よって、議案第22号及び第23号の以上2件は原案のとおり可決されました。 お座りください。 次に、議案第6号 松本市
介護老人保健施設条例の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(村上幸雄) 起立多数であります。 よって、議案第6号は原案のとおり可決されました。 お座りください。 次に、議案第7号 松本市
公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例を起立により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は原案可決であります。 本案について、委員長の報告のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(村上幸雄) 起立多数であります。 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。 お座りください。 次に、請願第3号 地方財政の充実・強化を求める国あて意見書の採択を求める請願書を起立により採決いたします。 本件に対する委員長の報告は採択であります。 請願第3号について、採択することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(村上幸雄) 起立多数であります。 よって、請願第3号は採択されました。 お座りください。 次に、議案第1号から第5号まで、第8号から第15号まで、第20号、第21号、第24号から第27号まで、請願第4号及び第5号の以上21件につきましては、委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認めます。 よって、以上の案件は委員長の報告のとおり可決及び採択されました。
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△日程第2 閉会中の継続審査に付することについて
○議長(村上幸雄) 日程第2 閉会中の継続審査に付することについてを議題といたします。 決算特別委員長から、目下委員会において審査中の議案第16号 平成30年度松本市水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、議案第17号 平成30年度松本市
下水道事業会計未
処分利益剰余金の処分について、議案第18号 平成30年度松本市歳入歳出決算の認定について及び議案第19号 平成30年度松本市
公営企業会計決算の認定についての以上4件については、会議規則第77条の規定により、閉会中の継続審査の申し出があります。 お諮りいたします。 議案第16号から第19号までの以上4件につきましては、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認めます。 よって、議案第16号から第19号までの以上4件については、委員長の申し出のとおり、閉会中の継続審査に付することに決しました。
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△日程第3 議案第28号
○議長(村上幸雄) 日程第3 議案第28号
公平委員会委員の選任についてを上程いたします。 提案理由の説明を求めます。 菅谷市長。
◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 ただいま上程されました
公平委員会委員の選任についての人事案件につきましてご説明申し上げます。 これは、渡邉 裕委員の任期が来る10月11日をもって満了となりますことから、その後任といたしまして、新たに山本綾子氏を選任しようとするものでございます。 山本氏は、平成22年4月に長野県社会保険労務士会に登録され、現在は山本綾子社会保険労務士事務所を開設し、社会保険労務士としてご活躍されており、その高い識見と労務管理に関する深い知識は
公平委員会委員にふさわしいものと考え、選任しようとするものでございます。 以上、ご説明申し上げましたので、よろしくご同意を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(村上幸雄) ただいま市長から、上程議案に対する説明がありました。 お諮りいたします。 ただいま上程になりました議案第28号につきましては、直ちに採決いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認め、採決いたします。 議案第28号
公平委員会委員の選任については、これに同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認めます。 よって、議案第28号については、これに同意することに決しました。
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△日程第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについて
○議長(村上幸雄) 日程第4 人権擁護委員の候補者の推薦につき意見を求めることについての件を議題といたします。 お手元にご配付申し上げてあります内容のとおり、人権擁護委員候補者として宮川 昇さん、奥原二美人さんの以上2名を推薦することについて、議会に意見を求められている件であります。 お諮りいたします。 本件につきましては、市長の諮問のとおり同意することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認めます。 よって、宮川 昇さん、奥原二美人さんの以上2名を人権擁護委員候補者として推薦することに同意することに決しました。
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△日程第5 議第3号から第8号まで
○議長(村上幸雄) 日程第5 議第3号から第8号までの以上6件を一括して議題といたします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 最初に、議第3号から第6号までの以上4件について、
教育民生委員長 小林あや議員。
◆
教育民生委員長(小林あや) 〔登壇〕 議第3号 国の責任による35人学級の推進及び教育予算の増額を求める意見書、議第4号
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書、議第5号 私立高校への公費助成に関する意見書及び議第6号 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書につきましては、
教育民生委員会の総意により提出するものであります。 以下、朗読することにより趣旨の説明にかえさせていただきます。 国の責任による35人学級の推進及び教育予算の増額を求める意見書 平成23年に改正された公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律(以下「義務教育標準法」という。)において、小学校1年生に35人学級を導入することとされ、その附則では小学校2年生以降順次改定することを検討し、財源確保に努めると明記されましたが、平成24年に法改正ではなく教員の加配により小学校2年生を35人学級としてから、国の取組みは進んでいません。 一方、長野県においては、平成25年に中学校3年生まで35人学級が拡大されていますが、義務教育標準法の裏づけがないため財政的負担は大きく、さらに小学校では専科教員が配置されなかったり、学級増に伴う教員を臨時的任用教員の配置により対応するなど、多くの課題が残されています。 いじめや不登校、生徒指導上の様々な問題への対応など多様化する学校現場において、教員が一人ひとりの子どもと向き合い、行き届いた授業を行い、また、きめ細やかな対応を可能にするためには少人数学級が欠かせないことから、国の責任において少人数学級を早期に実現する必要があります。 また、長野県では少子化が進む中、児童生徒数が少ない市町村においても行き届いた教育を実現するため、県や市町村が独自の教員配置などにより複式学級を解消していますが、地方公共団体の財政的負担は大きなものとなっており、国の責任において複式学級を解消するよう学級定員を引き下げることが大切です。 したがって、国におかれては、豊かな教育を進めるため、下記の事項について早期に実現されるよう強く要望します。 記1 国の責任において計画的に35人学級を推し進めるために、義務標準法改正を含む教職員定数改善計画を早期に策定し、着実に実行すること。また、そのための教育予算の増額を行うこと。2 国の複式学級の学級定員を引き下げること。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。
へき地手当等支給率を近隣県並みの水準に戻すことを求める意見書
へき地教育振興法は、へき地における教育水準の向上を図ることを目的とし、都道府県の任務として、へき地における教育の特殊事情に適した学習指導、教材等についての調査、研究及び資料整備、へき地学校へ勤務する教職員の定員決定への特別の配慮や教員の研修機会の確保などを規定しています。また、へき地学校に勤務する教職員に対して支給するへき地手当の月額は、文部科学省令(以下「省令」という。)で定める基準を参酌して条例で定めるとしています。 しかしながら、長野県は平成18年度から、1級地のへき地手当率を省令で定める基準の8分の1となる1パーセントにするなど、大幅な減額を行いました。現在、地域手当の一律分を加えると基準の3分の1程度まで回復していますが、へき地手当の原資は、基準に基づいて国から県に交付されており、近隣県では省令に定める率に準拠し、へき地手当を支給しています。 へき地は、交通条件及び自然的、経済的、社会的条件などの諸条件に恵まれず、少子高齢化や人口流出が深刻化するなど都市部との格差は拡大し、へき地教育を取り巻く環境は、厳しさを増しています。このような中、今後もへき地教育の特殊事情に鑑み、へき地における教育の機会均等の確保、教育の水準の向上に向けた条件整備を図っていくことが必要です。 したがって、県におかれては、へき地における実情を踏まえ、省令に定める参酌基準、近隣県との均衡を考慮し、へき地手当及びへき地手当に準じる手当の支給率を平成17年度以前の定率に戻すよう強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 私立高校への公費助成に関する意見書 私立高校は、独自の建学精神に基づき、先進的で多様な教育を積極的に展開し、生徒それぞれの個性を育むことによって、学習・文化活動、スポーツ、地域への貢献などに大きな成果を上げています。 しかしながら、私学助成の主体をなす国からの補助金には、一定の前進が見られるものの、生徒減少期の現在、施設の整備、拡充をはじめとする教育環境の改善が求められている私立高校の経営は極めて厳しいものとなっています。 こうした中、保護者の経済的負担を軽減するため、平成22年度から高等学校等就学支援金が創設され、私立高校に通う生徒にも就学支援金の支給が始まりました。しかし、昨今の厳しい経済状況の中、依然として、私立高校の学費は保護者にとって大きな負担となっています。 多様なカリキュラムを持つ私立高校は、子どもたちの大きな夢と可能性を後押しするものであり、経済的理由で諦めさせることがあってはなりません。 したがって、国、県におかれては、公教育の一翼を担う私学教育の振興を図るため、下記の事項について実現されるよう強く要望します。 記1 私立高校への就学支援金制度を拡充するとともに経常費補助を増額すること。2 私立高校の教育条件改善のため、施設、設備費の補助を増額すること。3 私立高校の保護者負担を軽減するため、学納金の補助を増額すること。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度の創設を求める意見書 加齢性難聴は、日常生活を不便にし、コミュニケーションを困難にするなど生活の質を落とす大きな原因になります。また、最近では、加齢性難聴によるコミュニケーションの減少により、脳に入ってくる情報が少なくなることが脳の機能の低下につながり、うつや認知症の発症リスクを高めるとの指摘もあります。 日本の難聴者率は、欧米諸国と大差はありませんが、補聴器使用率は欧米諸国と比べて低く、日本での補聴器の普及が求められています。しかし、日本における補聴器の価格は高額なうえ、健康保険等が適用されないため全額自己負担となっています。身体障害者福祉法第4条に規定する身体障がい者である高度・重度難聴の場合は、補装具費支給制度により原則1割負担、中程度以下の場合は購入後に医療費控除を受けられるものの、その対象者はわずかで、約9割は自費で購入していることから、特に低所得の高齢者に対する配慮が求められます。 欧米では、補聴器購入に対して公的補助制度があり、日本でも一部の自治体で高齢者の補聴器購入に対して補助を行っています。 補聴器のさらなる普及で、高齢になっても生活の質を落とさず、心身とも健やかに過ごすことができ、うつや認知症の予防、ひいては健康寿命の延伸、医療費の適正化にもつながるものと考えます。 したがって、国におかれては、加齢性難聴者の補聴器購入に対する公的補助制度を創設するよう強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(村上幸雄) 次に、議第7号について、17番 上條美智子議員。
◆17番(上條美智子) 〔登壇〕 議第7号、議員提出議案について説明をいたします。 議第7号 地方財政の充実・強化に関する意見書につきましては、総務委員有志7人により提出するものであります。 以下、朗読することにより趣旨の説明にかえさせていただきます。 地方財政の充実・強化に関する意見書 地方公共団体は、子育て支援・医療・介護等の社会保障の充実、人口減少対策をはじめ、国土強靭化と防災・減災事業の実施等、担うべき役割が一層増大してきており、これに見合う財政措置が課題となっています。 これらの多様なニーズへの対応と行政サービスの質の確保を実現するためには、政府が地方公共団体の財政需要を的確に把握し、そのために必要な地方税や地方交付税等の一般財源の総額を確保していく必要があります。 このような中、今年度の地方の一般財源総額は、昨年度を上回る規模となったものの、増加の主な内容は幼児教育の無償化等、国の施策に対応するための財源であり、地方単独分はほぼ横ばいとなっています。また、地方交付税に関し、いわゆるトップランナー方式の適用の拡大に向けた動きは継続しており、地方公共団体の実情に対する十分な配慮を求める声も上がっています。 したがって、国におかれては、地方公共団体が担う役割を確実に実現するため、地方財政全体の安定確保に向けて、下記の事項について対策を講じるよう強く要望します。 記1 一般財源総額の確保に当たっては、社会保障、人口減少対策、防災・減災対策等の地方公共団体の財政需要を的確に把握し、反映させること。2 地方交付税による財源調整機能及び財源保障機能の一層の強化を図るとともに、特例的な措置である臨時財政対策債に頼らない地方財政を確立すること。3 地域間の財源偏在性を是正するための抜本的な解決策を協議すること。4 地方財政計画における「まち・ひと・しごと創生事業費」を持続可能な地域社会の維持・構築のために継続・拡充すること。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(村上幸雄) 次に、議第8号について、29番 芝山 稔議員。
◆29番(芝山稔) 〔登壇〕 議第8号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書につきましては、議員有志9人により提出するものであります。 以下、朗読することにより趣旨の説明にかえさせていただきます。 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書 地方創生の推進とともに、加速する人口減少社会への対応が、我が国の将来にとって喫緊の政治課題となっており、地方議会の果たすべき役割と責任は、ますます重要となっています。 このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められています。 また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等様々な議員活動を行っており、近年においては全市的に専業化が進んでいる状況にあります。 一方、今日では、就業者に占めるサラリーマンの割合は約9割にも達し、地方議会議員のなり手もサラリーマンからの転身者が増加しています。 地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、民間会社の社員等が議員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ、老後や家族を心配することなく選挙に立候補できる環境が整うことになり、多様で有為な人材の確保に大きく寄与すると考えられます。 したがって、国におかれては、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、厚生年金への地方議会議員の加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望します。 よって、地方自治法第99条の規定により、意見書を提出します。 以上でありますので、よろしくご賛同いただきますようお願い申し上げます。
○議長(村上幸雄) お諮りいたします。 ただいま趣旨説明がなされました意見書案、議第3号から第8号までの以上6件につきましては、質疑及び委員会付託を省略をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認めます。 よって、ただいまの意見書案は質疑及び委員会付託を省略することに決しました。 次に、意見のある方の発言を求めます。 意見はありませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ないようでありますので、これより採決いたします。 最初に、議第7号 地方財政の充実・強化に関する意見書につきまして起立により採決いたします。 本案について可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(村上幸雄) 起立多数であります。 よって、議第7号は原案のとおり可決されました。 お座りください。 次に、議第8号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書につきまして起立により採決いたします。 本案について可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(村上幸雄) 起立多数であります。 よって、議第8号は原案のとおり可決されました。 お座りください。 次に、議第3号から第6号までの以上4件につきましては、原案のとおり決することにご異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(村上幸雄) ご異議なしと認めます。 よって、議第3号から第6号までの以上4件につきましては、原案のとおり可決されました。 ただいま可決されました意見書につきましては、直ちに国会及び関係行政庁に対し提出の手続をとることといたしますので、ご了承願います。 以上をもって、今期定例会に付議された案件は全部議了いたしました。 この際、市長から挨拶があります。 菅谷市長。
◎市長(菅谷昭) 〔登壇〕 発言の機会をいただきましたので、閉会に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。 去る9月2日に開会されました今期定例会も、本日をもちまして閉会となるわけでございますが、議員の皆様におかれましては、19日間に及ぶ会期中、熱心にご審議を賜り、それぞれ原案どおり決定をいただきましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。 本会議等におきまして議員の皆様からいただきました市政各般にわたる貴重なご意見、またご提言につきまして、今後、十分に研究と検討をさせていただき、鋭意その実行、実現に努めてまいります。あわせて、懸案となっております事項につきましても、引き続き全力を挙げて取り組んでまいります。 さて、今期定例会中、幾人かの議員の皆様からお話をいただきましたが、一般財団法人森記念財団都市戦略研究所が、三菱総合研究所も評価メンバーに加えて今月10日に公表いたしました、国内主要72都市を対象とする日本の都市特性評価2019につきまして申し上げます。 この調査は、昨年10月に引き続き、新たに指標のデータ更新や定義の変更などを加えて実施されたもので、地方創生に向け地方都市の活力をいかに取り戻すかという視点に立ち、経済・ビジネス、研究・開発、文化・交流、生活・居住、環境、交通アクセスの6つの分野について83の指標を用い、都市の持つ力を定量・定性データをもとに総体的かつ多角的に分析し、各都市の強みや魅力に関する都市特性を明らかにすることを目的として行われたものでございます。 その分析調査結果では、ランキングの上位のほとんどを人口50万以上の政令指定都市が占める中、松本市は昨年の総合第13位をさらに上回る第10位にランキングされ、一地方都市ではありますが、今回も高く評価されました。 調査結果の概要においては、松本市を環境分野及び生活・居住分野において大きな強みを持つ、美しい自然と居住環境の豊かさが調和した岳都であると紹介し、あわせて美しく生きる健康寿命延伸都市・松本を目標として掲げるまちと表現しつつ、恵まれた自然環境とすぐれた居住環境のもと、人々が健康的に長く活躍していることがうかがえると分析をしております。 また、時を同じくして、翌11日には、日経BP総研が全国の市及び東京23区を対象とするシティブランド・ランキング、住みよい街2019を公表いたしました。 この調査は、平成29年に引き続いて実施され、全国の働く世代を対象に、実際に住んでいる、あるいは直近で住んでいた街の住みよさについて、安心・安全、快適な暮らし、生活の利便性、生活インフラ、医療介護、子育て、自治体の運営、街の活力の8つの分野、合計38の評価項目を調査したものでございます。 その集計結果では、トップ10の半数を東京都の市や区が占める中、松本市は平成29年の総合第155位を大幅に上回る第35位に、また全国を6つにエリア別に分けた中部エリア、これは甲信越、北陸、東海の10県でございますが、この中部エリアでは、愛知県の長久手市並びに金沢市に次いで第3位にランキングされ、先ほど述べました日本の都市特性評価2019と同様に、この調査においても高く評価されました。 こうした第三者の大手シンクタンクによる客観的な指標に基づく国内主要都市を評価対象としたランキングでは、ご承知のとおり、平成29年7月に発表された野村総合研究所による成長可能性都市調査を初めとし、いずれも高い評価となりました。私といたしましては、これまで市民の皆様とともに取り組んできたまちづくりの成果であり、大変ありがたく受けとめております。 ただ、その一方で、正直なところ、人口23万人余の一地方都市である松本市が、並みいる国内有数の政令指定都市や県庁所在都市などと比較し、果たして本市がそれだけの都市力を有しているのかどうか、いささか恐怖と一抹の不安を抱いていることも事実でございます。 いずれにしましても、今後もこうした評価を踏まえ、自信と誇りを持つと同時に、現状に甘んじることなく、議会を初め市民の皆様とともに極めて高い評価にたえうるべく、さらなるいいまち松本のまちづくりを目指し、謙虚に市政運営を邁進してまいりたいと考えておりますので、引き続きご理解、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 次に、第3回松本マラソンについて申し上げます。 このごろ、遠くアルプスを望みながら、城下町松本をゆったりと走る市民の皆さんを見かけますが、スポーツが文化あるいはビジネスを創出し、広がりをもたらしている松本のまちに、改めて都市のポテンシャルを実感しているところであります。 さて、スポーツの秋に、マラソンが松本の文化として定着することを願い、第3回松本マラソンを10月6日に開催いたします。 昨年は、ご承知のとおり台風接近のため断腸の思いで中止した第2回大会の影響を心配いたしましたが、おかげさまで第3回大会参加申し込み者数は、マラソンの部並びにファミリーの部を合わせて約9,000名となり、そのうち市民ランナーは約1,300名で、市内外から多くの皆様にエントリーをしていただき、心より御礼を申し上げます。 今回から、ゴールの喜びをより多くの参加ランナーの皆様に実感していただけるよう、制限時間を5時間30分から6時間に延長するとともに、ゴール会場では大会ボランティアの皆さんによる手打ちそばの振る舞いと松本のお土産コーナーを設置するなど工夫し、また松本のまちを走りたいと思っていただけるよう、おもてなしのある大会にしてまいります。 大会を笑顔とおもてなしの心で支えていただく3,000名を超えるボランティアの方々やコース周辺の皆様、並びに関係各位のご理解とご協力に、改めて深く感謝を申し上げます。 次に、10月16日、17日に、「食と運動~健やかにみんなでつながる~」をテーマに開催する第9回世界健康首都会議について申し上げます。 今回、基調講演では、「スポーツが変える。未来をつくる。」として、鈴木大地スポーツ庁長官に講演をしていただき、また海外からはカナダとロシアから3名の講師をお招きし、講演をしていただきます。このほか、松本ヘルス・ラボの実証試験報告やセミナー、あわせて健康、運動、食、ものづくりに関するブース展示など、健康に関するさまざまな企画を用意いたしました。 この会議を通じて、市民を初め関係の皆様に、健康づくりと関連産業の振興を目的とした学びの場を提供するとともに、国内外へ健康寿命延伸都市・松本の情報発信を行ってまいります。議員の皆様にも、ぜひご参加いただきますようお願い申し上げます。 次に、ICT拠点施設サザンガクの開設について申し上げます。 松本市が支援し、一般財団法人松本ものづくり産業支援センターが計画的に整備を進めてまいりましたICT拠点施設サザンガクが、いよいよ11月1日、中心市街地のNTT東日本大名町ビルにオープンいたします。 サザンガクという名称は、本市の3「ガク」都にちなみ、テレワーク、コワーキング、サテライトという拠点施設の3つの機能と、そこに集う人と人とが相乗作用を起こし、より大きな力が生まれるという期待も込められています。 サザンガクが、ICT、情報中心技術の活用による新しい働き方、さらには雇用創出の場としての機能を発揮し、また多様な職種の人々の交流と協働が新たなビジネスを生み出し、国内に広く発信、展開され、地域経済の新たな活力となることを大いに期待しております。 結びに当たりまして、議員の皆様におかれましては、時節柄、健康には十分ご留意いただき、引き続き松本市政発展のため一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げまして、今期定例会の閉会のご挨拶といたします。大変長い間、ありがとうございました。
○議長(村上幸雄) これをもって本日の会議を閉じ、9月定例会を閉会いたします。 お疲れさまでございました。 午後2時12分閉議 午後2時12分閉会---------
------------------------------地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 令和元年9月20日 松本市議会議長 村上幸雄 松本市議会副議長 阿部功祐 松本市議会議員 神津ゆかり 同 土屋眞一 同 上條敦重...