富士河口湖町議会 2012-12-12
12月12日-02号
平成24年 12月 定例会(第4回) 平成24年第4回
富士河口湖町議会定例会 第2日議事日程(第2号) 平成24年12月12日(水曜日)午前10時開議日程第1 代表質問及び一般質問について
---------------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程に同じ
---------------------------------------出席議員(18名) 1番 渡辺元春君 2番 堀内昭登君 3番 渡辺喜久男君 4番 井出總一君 5番 渡辺 洋君 6番 佐藤安子君 7番 小佐野 快君 8番 梶原 武君 9番 山下利夫君 10番 外川正純君 11番 梶原義美君 12番 三浦康夫君 13番 古屋一哉君 14番 渡辺余緒治君 15番 小川清治君 16番 駒谷隆利君 17番 高山泰治君 18番 倉沢鶴義君欠席議員(なし
)---------------------------------------地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名 町長 渡辺凱保君 教育長 古屋征人君 総務課長 外川亮介君
政策財政課長 流石速人君 税務課長 五味菊広君 住民課長 渡辺喜正君 健康増進課長 日原和美君 福祉推進課長 佐野牧生君 環境課長 古屋立夫君 農林課長 本庄 久君 観光課長 小林賢治君
都市整備課長 流石 文君 水道課長 外川金雄君 学校教育課長 古屋和雄君 生涯学習課長 倉沢和彦君 文化振興局長 小林俊人君 出納室長兼会計管理者 渡辺 学君 勝山・
足和田出張所長 三浦邦武君
上九一色出張所長 河野恵市君 教育委員長 八色正代君
---------------------------------------職務のため出席した者 事務局長 小林直彦 書記 渡辺澄男
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(外川正純君) 相互に礼をしたいと思います。 おはようございます。 早速始めさせていただきます。 ただいまの出席議員は18名、定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。 ただいまから平成24年第4回
富士河口湖町議会定例会2日目を開会いたします。 これから本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程表のとおりであります。 これより日程に入ります。
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△代表質問及び一般質問
○議長(外川正純君) 日程第1、町政全般に対する一般質問及び代表質問を行います。 代表質問の通告者は、
会派清陽クラブ、4番、井出總一君、会派親樹会、13番、古屋一哉君、一般質問の通告者は、6番、佐藤安子君、9番、山下利夫君の4人です。 順次発言を許可します。 念のため申し添えますが、質問形式は一問一答方式とし、持ち時間は代表質問については関連質問、答弁を含めて90分以内とします。また、再質問は、代表質問者は2回、関連質問者は1回までとします。 次に、一般質問者は、再質問は2回までとし、時間は答弁を含めて60分以内とします。 それでは、始めます。
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△井出總一君
○議長(外川正純君)
会派清陽クラブの代表質問をしてください。 4番、井出總一君。 〔4番 井出總一君 登壇〕
◆4番(井出總一君) どうもおはようございます。 議長の許可をいただきましたので、代表質問をさせていただきます。 昨今は、国内、国外の諸問題で政治経済が不安定な時代を迎えております。これにより町の財政も今後の見込みが変化していくのではないかと考えられます。24年度の財政収支にもこれから影響されるということで危惧しております。我が町は観光産業を主に発展してきましたが、この政治経済の不安定な状況がこれからの町の運営に大きな課題を与えていくのではないかと考えております。 それでは、代表質問に入らせていただきます。通告文に従って質問させていただきます。 平成25年度の予算編成について。 平成23年3月11日、3.11の
東日本大震災により、日本経済が先行き不透明の時代を迎え、原子力発電の稼働が日本全体の5%にも満たない状況の中で電力料金の値上げにより、また、国際問題としては近隣諸国とのあつれきにより外交面も必ずしもよいとは感じられない状況の中、国内経済が低迷しております。 25年度予算編成を行う上で、将来が期待でき安心して安全に住める町民目線から、町長として25年度予算編成をどのようなかじ取りをしていくのか、伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。 〔町長 渡辺凱保君 登壇〕
◎町長(渡辺凱保君) 平成25年の予算編成について答弁させていただきます。 国によりますと我が国の経済情勢は、
リーマンショックから回復途上において
東日本大震災より再び大きく落ち込んだ後、昨年秋口までは着実に持ち直してきたところですが、海外の経済減速や円高の影響等から本年春先までは全体として横ばい圏内の動きとなりました。その後、穏やかな回復経路に復していくことで、24年全体では比較的高い成長率になるとされておりました。 しかしながら、11月の内閣府の経済報告によれば、景気は世界景気の減速等を背景として、このところ弱い動きとなっているとしており、先行きについては当面弱い動きが続くと見込まれております。その後につきましては、復興需要が引き続き発現する中で海外経済の状況が改善するにつれ再び景気回復へ向かうことが期待されるが、欧州や中国等、
対外経済環境をめぐる不確実性は高く、こうした中で世界景気のさらなる下振れや
金融資本市場等の変動等が我が国の景気を下押しするリスクとなっている。また、雇用、所得環境の先行き、デフレ影響等に注意が必要という情勢にあるとしております。 こうした中、国においては平成25年度の予算編成に向け
中期財政フレームの改定が閣議決定され、持続可能な
財政社会保障制度の構築を図ることは、財政危機に陥った欧州諸国のように財政状況の悪化が経済や国民生活に悪影響を及ぼすことを回避するとともに、人々の不安を減らし消費を促し、経済活動をすることを通じて新たな成長基盤となる。 そのためには社会保障、税の一体改革を実現するとともに、日本再生のための重点分野に大胆に予算を配分し、社会保障分野を含め聖域を設けずに歳出全般を見直すことで経済成長と財政健全化の両立を図り、市場の信認を確保しつつ、日本経済の再生を図っていく必要があるとしております。 町の平成25年度の予算編成におきましても、こうした経済情勢と、さらには
東日本大震災の影響、また周辺諸国との領土問題から派生する影響も懸念され、法人県民税だけでなく個人町民税、固定資産税についても低い水準が予想されているところであります。 また、国の
地方財政関連の概算要求においては、地方財政への一定の配慮が継続され、地方交付税が2,575億円の1.5%減、
臨時財政対策債は4,000億円で6.2%の増、こういった形で実質的な地方交付税はおおむね前年度程度の要求となっているなど、一般財源総額は実質的に24年度
地方財政計画の水準を下回らない、こういうふうになっておりますけれども、それ以上は望めない状況にあります。 このような状況の中で平成25年度予算の編成に当たっては、改めてすべての事務事業を見直すとともに、行政改革を推進し歳出の削減に一層努めることと、住民の負担をふやさず行政サービスの質を高めること、また、自主財源の確保と受益者負担の適正化について取り組むなど、さらなる対応が必要だと考えております。 このため、予算編成に当たりましては、国の動向を見きわめながら施策優先順位づけによる厳しい選択を行い財源の重点配分を行うなど、創意工夫を重ねた上で慎重に検討しながら予算要求をするよう、各担当課に通達をいたしております。 具体的には、総務省が各府省に対し要請した平成25年度の
地方財政措置について各府省への
申し入れ概要等を考慮し、国・県の施策の動向を見守りながら町への具体的な影響を的確に把握するとともに、今後における町財政政策、経済情勢の推移等に留意して編成することとしております。財源につきましては、国庫補助制度や有利な起債制度などを有効かつ適切に活用し、特定財源の確保に努めることといたしております。 また、財政構造の健全化を確保するため財政規模の縮小を図る必要があることから、経常費用の縮小を図ることを根幹に、町村合併したことによる
スケールメリットを生かすようさまざまな経費削減の工夫をする一方、住民が期待するサービスを確保しなければならないこと、また、既存の事務事業について、当該需要の多寡、必要性、緊急性の高低、費用対効果の把握など、総合的見地から検討を加え、事業の内容や予算額の適正化等について検証し、縮小、整理統合などの効率化、あるいは廃止を含む抜本的な見直しを行い、歳出の無駄の排除を徹底すること。さらには、町単独の補助金について、補助目的、行政効果、財政負担のあり方等を十分に検討し、廃止、統合、周期の設定など、整理、合理化をさらに積極的に進めることなどを指示しているところであります。 年明けには
予算編成作業が本格化いたしますが、持続可能な財政基盤の構築を推進し健全な財政運営を行うことを基本姿勢とし、限られた財源の中で最大限の行政効果が上げられるべき重点施策、優先すべき事業を見きわめながら予算編成に当たっていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 町長が絶えず福祉、教育、環境を重点施策だと話しておりますが、25年度の予算についてはどのような配分を考えているのか、お伺いいたします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 原則は現状を維持するということを原則に考えております。予算編成につきましてはこれから取り組むということですから、この点は先ほど述べさせていただきましたように、総合的な判断を加えて慎重に進めていきたい、このように思います。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 1月から予算編成に取り組むわけでございますけれども、この25年におかれましても
大変税収見込みというものが厳しいということが危惧されておりますけれども、3本柱の福祉、教育、環境という施策に加えまして観光施策というものが我が町では大分重要だと思いますけれども、その点について町長として予算配分を重点的に力を入れる考えはございますか。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 福祉、教育、環境、これは私の使っている言葉でございます。しかしながら、観光という言葉を発しないということは、当然基本的に観光立町であるということを前提に組み立てているわけであります。そういった意味合いで、観光の諸施策につきましては、従来以上のことを取り組んでいきたいなというふうに思います。 具体的には、
富士山世界文化遺産登録と合致した中で、本当に当町の観光、あるいは富士河口湖町がブランド化できるような形で当町のレベルアップを図っていきたいと、このように考えております。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 3番、渡辺喜久男君。
◆3番(渡辺喜久男君) なかなか今町長の答弁も大変難しいだろうというように思いますが、本日、また4日後の16日には総選挙が行われるという状況であります。また、この総選挙には、現時点におきまして12、13、もっと多くの政党が乱立をしている状況でございます。 また、それらの政党におきましても各マニフェストが発表されておりますが、似たりよったり何を言っているのかわからないマニフェストが多く載っかっております。 このような状況の中では、総選挙の結果によっては当然のごとく、2党、3党、ひいては4党の連立政権が考えられる状況にあろうかというように認識をしております。もし連立政権が成り立つということであるならば、持ち寄った
マニフェストそのものは相当のせめぎ合いによって、足したり引いたりというような状況が出てこようかというように思います。 そうした中で新年度予算を編成するということは、情報面からいっても、相当各全国の末端市町村においては混乱を来していくんではないかというように考えております。 そういうような状況の中にありましては、当然当初予算におきましてはある程度暫定予算的なものにならざるを得ないのかなという考えを持っております。そうしますと、いわゆる6月の補正予算等で本格的な予算が組まれていくのかなということを考えるならば、当初予算におきましては精いっぱい予算編成はするだろうとは思いますけれども、暫定的なものにならざるを得ないように考えております。 このような、いわゆる国の現在の総選挙の結果によっても予算編成がどうなるのかという認識をいかに持つか、総務課長にお伺いをいたします。どちらでも結構ですよ、
予算編成担当課長に答弁していただければ結構です。
○議長(外川正純君)
政策財政課長、流石速人君。
◎
政策財政課長(流石速人君) 確かに国の経済情勢につきましては、政治情勢も絡みながら非常に不安定な要素を持っております。ここで我々が非常に期待しております国庫補助金、交付金というもののあり方については、不透明なものが十分ございます、現段階では十分ございます。 今後でございますが、国の施策の動向を十分見きわめながら、町への具体的な影響を的確に把握した上で、
国庫補助金制度や有利な起債制度などを有効かつ適切に活用することで、さらに特定財源の確保に努めてまいりたいと思いますが、当面の25年度の予算編成につきましては、既存の現在想定されている制度にのっとり編成をしてまいりたいと考えてございます。 以上でございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 16番、駒谷隆利君。
◆16番(駒谷隆利君) 12月2日の日に中央道で
笹子トンネルのあのような事故があったということで、老朽化するとああいう大きな事故を招きかねないということがあるわけでありますが、町の施設として公共施設、橋、道路、側溝等、相当老朽化している箇所が数多いわけでありますが、そこらのメンテナンスの観点から見て、その辺の対策を講じないとまた大事故につながるということを感じるわけでありますが、その点について予算化はどのように考えているのか、町長にお尋ねいたします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 例え方がいけないと思いますけれども、人間も少子高齢化とかというふうな中で、この事故を見まして、インフラがそれぞれ老朽化しているということは否めない事実だと思います。 そういった意味で、私も過日の
笹子トンネルの事故を見まして、まず当町の安全を確保するという意味で県のほうへ、土木部長のほうへ当
町新御坂トンネルの安全点検を早急にしてほしいという動きをいたしました。同時に町内のトンネル等の点検もしっかりしていただきたいという要請をしてまいりました。 一方、町では都市整備課が中心になりまして、そういった橋にせよ、いろいろな面で老朽化に対する対策を目下進めているところであります。同時に、かねてから、昨日もご提案申し上げましたように、上水道関係の老朽化した水道の配管のメンテナンス、あるいは更新、そういったことも取り組んでいるところでございます。 ご心配いただきました駒谷議員のご意見を十分に私ども受けとめる中で、さらなる検討をし実施してまいりたい、このように考えております。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 16番、駒谷隆利君。
◆16番(駒谷隆利君) よろしくお願いします。 それから、町長は就任以来5年間、政策事業を推進するために起債を頼ってきたわけでありますが、これからは起債を減らす考え方も進めていくことも事業の一つだと思っております。それらについてはどのような考え方を持って進められるのか、その点についてもお尋ねいたします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 起債を減らすべく、基本理念は変わっておりませんけれども、当町が合併し広域にわたっているわけであります。そういった中で各地域からの要望等、また話を、陳情等につきまして、どうしてもこれは相手方の要望が理解できるな、必要性があるなというものについては取り組んでいかなければいけないということがございます。 同時に、先ほど
政策財政課長が申し上げましたように、有利な起債等を活用する中で、極力町民の皆さんに安心して生活できる体制を組んでいきたいということでございます。 そういった意味合いで、起債もいわゆる方針としてふやさないという方針なんですけれども、ただそれだけで一本調子でいくわけにいかないというのが現況でありますので、ご理解をいただきたいと、このように思っております。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 18番、倉沢鶴義君。
◆18番(倉沢鶴義君) 町長にお伺いします。 実は町長は日ごろいつも、住んでよし、そして訪れてよし、
世界文化遺産にふさわしいまちづくり、これをいつも提示をしております。これについて、実は先ほどの教育、福祉、それから環境については予算は現状どおりと。観光の面についてはある程度考慮するという話がありましたが、この施策の中でやはり町民が住んでよしというのは、やはり町民目線でいくと、やはり自分たちが実感して初めて住んでいい、それから、観光客が訪れてきて、その実感が、ああ訪れてよかったなという実感が必要不可欠だと思っております。その点について、教育、福祉、それから環境、それから先ほど観光と言いましたが、もう2期目ですので、やはりこの3つの柱へ観光というのをきちっと入れて、この3年間のかじ取りをすべきだと思いますが、これについていかがですか。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 私自身、町民との対話を基本にしております。先ほど申し上げさせていただきましたように、合併して非常に広域でございます。そういった意味合いで、それぞれのいわゆる整備すべきことを着実に取り組んでいきたいというのが基本になっております。 鶴義議員さんがおっしゃられます目玉をどうするかという面につきましては、非常にソフトになると思いますけれども、富士河口湖町を、先ほど答弁させていただきましたように、ブランド化するという方向で取り組んでいきたいというふうに思っております。あわせまして企業誘致、これも各財産区等、用地が提供できる場所があるかどうか調査をさせていただきました。そういったところに基づいて、これから企業誘致にも力を入れてまいりたいというふうに思っております。同時に、健康科学大学との連携を深め、社会福祉等へのきめ細やかな取り組みをしていきたいというふうに思います。 そういった意味で、私自身、
富士山世界文化遺産登録というのを契機に、富士河口湖町が住民の皆様方が誇りを持って生活できるように取り組んでいきたいというふうに思います。 ただ、私自身思うことは、常日ごろこのすばらしい環境におりますから、町民の皆様方が一人一人そのすばらしさをまず認識していただくということが大事ではないかなと、こんなふうに思います。 ふと思いますことは、冬の観光等も考えるに当たって、富士山が一番よく見える季節はこの冬の時期であるというふうなことも思う次第でございます。そういった意味で、観光客の皆様方がおいでになって、きょうは富士山が見えなかった、残念だった、そういった言葉を聞くわけなんですけれども、そういったときに、冬場になるともう確率は高いですよというふうなことがアピールできるようにもしていきたい。 そういった意味合いで、私どもが町民全体で住んでいる地域のよさを再認識していくことがまず基本であると思いますし、同時にそれらを町民全体で体から発信することによって、富士河口湖町がすばらしい地域であるということを全国に知っていただくというふうに取り組んでいきたい、このように考えております。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 続いて防災対策について質問をしてください。
◆4番(井出總一君) 防災対策について全般を質問いたします。 毎定例会において東海地震並びに富士山噴火が近い将来あるのではないかと取りざたされておりますが、各地区の住民が避難するのにはどのように対応するのか。想定外のことが起きる可能性もあります。その際にいち早く避難できるかは道路整備が重要な問題だと考えております。 現状では十分な避難ができないと思いますが、交通網の整備の不備に対しどのように進めていくのか、伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 総務課長、外川亮介君。 〔総務課長 外川亮介君 登壇〕
◎総務課長(外川亮介君) 最初に、住民の避難の対応についてご説明いたします。 災害の種類は大きく分けますと風水害などの気象災害、地震災害及び火山災害ということになります。避難の方法は災害の種類によって異なってまいります。 当町の場合を考えますと、暴風雨の際の避難につきましては、避難勧告や避難指示に基づき、まずは消防団等の誘導により各地区の公民館などの一時避難場所に集まっていただき、その後災害の状況に応じて速やかに町指定の避難施設に移動をしていただくことになります。避難誘導は消防団を中心に町や警察、
自主防災会等と協力して実施し、住民の安全確保を最優先にすることは言うまでもありません。 次に、地震災害ですが、現状では予知は非常に困難であると認識しております。ただ、東海地震につきましては気象庁より予知情報が発表される可能性もありますので、倒壊の危険性の高い住宅に住んでいる、あるいは土砂災害の危険が高い地域に住んでいる住民の皆様につきましては、自主避難が基本ではございますが、消防団等と協力し耐震性のある避難場所へ避難していただくよう、適切に誘導する必要があります。 通常は平時から緊急地震速報などに注視し、自宅にいても職場や学校においても、まずは自分自身の身の安全を確保することが求められます。その後は余震や周囲の状況を確認しながら安全な避難場所へ避難していただくことになります。 富士山噴火については、地震と違いある程度予測が可能と言われております。噴火の程度にもよりますが、小規模の場合は町内にとどまり対応することもできますが、大規模噴火の場合は全町を挙げて安全な場所へ避難しなければならない場面も想定されます。噴火ごとの避難方法につきましては、全戸配布しております
富士山火山防災避難マップに記載されておりますが、ここの中には具体的な避難手段までは記載されておりません。 ことしの6月に山梨、静岡、神奈川の3県の
富士山火山防災協議会が発足し、来年の3月を目標に広域避難計画の策定を行う予定となっており、現在県と関係市町村において協議を継続しているところです。その中でより具体的な避難方法が示されるものと思われますが、ご質問のとおり大規模災害の際、住民を安全に速やかに避難させるためには、道路を中心とした交通網の整備は重要であると考えております。 そこで、交通網の整備の考え方についてご説明いたします。 まず、町内道路でございますが、道路網の配置はある程度確保されていると思いますが、幅員が狭い、あるいは曲がりくねっている等により速やかに避難するためには不便さが残る箇所もございます。道路予算の中で徐々に改善を図ってはいますが、十分とは言えません。今後も住民要望を踏まえ、現況を精査しながら、順次不良箇所の改善を進めてまいりたいと思います。あわせて、避難経路の途中には耐震化されていない建物やブロック塀があるところもございますので、危険な箇所については所有者に改修していただくようお願いをしたり、町の耐震改修や生け垣設置の補助金等を活用していただくなど、働きかけをしていきたいと考えております。 次に、広域的避難が必要な場合は、国道、県道の充実が求められます。特に大規模な富士山噴火等の際は、町内からいち早く避難をする必要があります。県においては広域観点に立ち、10路線の国道、県道について緊急輸送道路の指定を行っておりますが、十分であるとは言えません。広域避難道路の新設や既存道路の改良について、富士北麓地域が歩調を合わせ県や国に整備を求めてまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 富士河口湖町の全町内においては、現在のところ先ほど総務課長が言いましたように、狭い道路、曲がりくねった道路が多い状況であります。ごく最近にも地震が起きておりますが、私がいつも質問している、船津、小立、勝山地区並びに河口大石以西の道路が整備されていない状況のもと、今起きるかもわからない地震から避難するためには、防災対策として縦線を充実したほうがよいといつも質問しております。防災道路として都市計画の見直しが必要と考えておりますが、どのようにとらえておりますか、伺います。
○議長(外川正純君) 都市整備課長、流石文君。
◎都市整備課長(流石文君) 都市計画道路のことと思われますので、それにつきまして説明させていただきます。 本町では山梨県が決定しました都市計画道路が、国道139号線、それから富士河口湖線、船津小海線等6路線と、富士河口湖町が決定しました都市計画道路としまして、白木里宮線、それから西1号、西2号等の4路線で、合計10路線が都市計画道路として指定されております。 現在山梨県では、県決定の都市計画道路の評価として道路網の計画概略検討を実施していると聞き及んでおります。町としましても山梨県と十分連携をとりながら、都市計画道路の見直し等を実施していく予定でございます。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 町内にも都市計画の10路線があるということでありますけれども、また、この防災に対し県でも見直していく必要があるという課長の答弁ですけれども、再三私も言っております、船津は大分道路が狭いです。それにはやっぱり縦線が一応重要路線だと思います。船津の郵便局から船津三差路については大変重要な防災道路として必要だと思いますけれども、どのようにとらえておるか考えを伺います。
○議長(外川正純君)
都市整備課長、流石文君。
◎
都市整備課長(流石文君) この道路につきましては、以前よりご提案を受けている道路として認知しております。防災面でも、その必要性は十分認識しております。町の単独事業では到底事業化は困難であると思われますので、今後山梨県と連携を密にし十分協議を重ねた上で、都市計画道路として決定、事業化されるよう、前向きに検討し要望していく所存でございます。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 5番、渡辺洋君。
◆5番(渡辺洋君) ではちょっと今
都市整備課長の答弁の中でちょっと関連質問させていただきたいんですけれども、いわゆる大橋通り、県道707号線のいわゆる大橋通りから西のところにおいては縦道というんですか、国道から県道を貫く南北の線が幅員が狭く曲がりくねった道ということで説明があったんですけれども、先ほどお話に出ました都市計画道路であります白木里宮線、これはたしか計画上は何かかなり遅延しているというようなことになっていると思うんですけれども、この辺の今の計画及び進捗状況を説明してください。
○議長(外川正純君)
都市整備課長、流石文君。
◎
都市整備課長(流石文君) 白木里宮線につきましては、現在舗装されている地点より北側へ550メートルほど下水道工事とともに、平成25年度までに舗装工事以外を除き完成を見込んでおります。平成26年度の前半に舗装工事を行う予定でございます。それから先の部分、終点まで200メートルにつきましては、平成27年度を目途に完成をする計画であると小立土地区画整理事業組合から聞き及んでおります。 以上でございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 2番、堀内昭登君。
◆2番(堀内昭登君) それでは、防災に関する関連質問をさせていただきます。 大石地区の急傾斜地2カ所の地すべり対策を町と県に陳情いたしました。県では早速調査費用を予算に計上してくれましたが、その後町のバックアップというか対応はどうなっているか、伺います。
○議長(外川正純君)
都市整備課長、流石文君。
◎
都市整備課長(流石文君) 大石地区の急傾斜地区の対策につきましては、山梨県が平成23年度、平成24年度の2カ年にわたりまして概略調査を終了し、現在事業化に向けて検討中であると聞き及んでおります。町といたしましても事業化していただけるよう、さらなるお願いをしていきたいと考えております。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 2番、堀内昭登君。
◆2番(堀内昭登君) 御坂山系に位置している地区では、傾斜地の崩落により県道が寸断されます。地区の孤立化には湖を利用した物資の輸送が必要であり、桟橋の必要性が求められます。このため、孤立化する地区に防災桟橋を設置する考えがあるかどうか、お伺いします。
○議長(外川正純君) 総務課長、外川亮介君。
◎総務課長(外川亮介君) 現在、御坂山系側にあります防災桟橋は、大石地区、それから河口地区に1カ所ずつございます。御坂山系側に位置する地区においては、ご質問のとおり、大規模災害の際は孤立化するおそれが確かにございます。その場合、被災者の避難や、あるいは緊急物資の輸送ということで、富士五湖消防本部、あるいは富士吉田警察署、こういうところにお願いをしましてそこの船舶を利用するわけですけれども、状況によっては民間の船舶をお願いすることも考えられます。 このような中で河口湖の北岸にある防災桟橋でございますが、水位の増減等によっては利用しづらいというような状況も聞いておりますので、この辺の対応をしっかりして管理をしていきたいと思います。 それから、現有桟橋でございますが、これは現在町とそれから個人の方の共同管理ということでなっております。このようなことですと今後の維持管理上多少支障があるということも考えられますので、河口湖ばかりじゃなくて、ほかの湖の御坂側につきましても必要なことかと思います。今後、桟橋のない地区の桟橋設置に関しましても県の規制がありますけれども県と調整を図って進めてまいりたいと思います。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 続いて、観光施策についてを質問してください。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 観光施策について質問いたします。 世界遺産登録については、町長初め山梨県知事の登録に向けた意気込みが関係各位に力強いパワーを与えていると私は思います。登録はされるだろうと信じておりますが、これを機に観光施策はどのように進めていくのか、また進展させていくのか、伺いたいと思います。 また、1月より河口湖の新イベントが始まりますが、新イベントの結果によっては今後の観光施策について大きく影響されます。新イベントの成功は町長の施策、また指導力にかかっていると言っても過言ではありませんが、どのように進めていくのか具体的な考えを示していただきたいと思います。開催まで30日と切っております。時間がありませんので、その点どのような考えか、お伺いいたします。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。 〔町長 渡辺凱保君 登壇〕
◎町長(渡辺凱保君) 観光施策についてお答えをさせていただきます。 冬の観光客の増客を図ることにより町内消費の増加、あるいは経済効果並びに町民が愛着と誇りを持てる地域とするために地域にかかわる意識の醸成をすることを期待し、昨年から地域資源を生かした特色ある催事をこの冬の期間中、町内各地で同時並行的に連続的に行っており、一体感のある博覧会的なイベントとする富士河口湖冬物語として開催をしております。 また、この時期1月から2月にかけ、富士北麓は最も寒いシーズンとなります。気温が氷点下に落ち込む極寒の富士北麓の当町ですけれども、反面、冬ならではの魅力もたくさんあります。晴天率70%にもなり、空気も澄み、雪化粧した富士山が間近に見られ、4つの湖とも夏とは違ったそれぞれ趣のある風情を醸し出します。 冬物語のイベントとしては、まずオープニング企画として特別町民であり、エベレスト女性最高齢登頂者の渡辺玉枝さんとともに楽しむ冬山トレッキングを企画いたしました。来年2月からの一般のお客様ツアー催行を前にオープニングとして、町民を対象として去る12月9日、日曜日に実施いたしました。 来年1月19日から2月24日までの期間中の土曜日曜日、計12回実施する2013年河口湖冬花火は、打ち上げを湖上から陸地に変え実施いたします。あわせてLEDを使った灯籠1,000個を湖上に浮かべ幻想的な雰囲気を醸し出し、花火と灯籠のコラボレーションを楽しんでいただく予定であります。 そのほか主なイベントとして、KABABUSで行く西湖いやしの里と天上山から見る夜景の星空ツアー、富士北麓ミュージシャンナイトコンサートなど多くのイベント企画を予定しており、従来からある西湖樹氷まつりでは、会場となる野鳥の森公園内の樹海ギャラリーにおいてクニマス稚魚の生態展示も行います。イベントを組み合わせながら、冬の期間いつ行っても何か楽しい冬の風物詩となるような取り組みに育てていくつもりであります。 これらを長く継続し活性化するためには、今後民間主導で実施されていくことも重要であると考えております。官民一体となって創意工夫を凝らして、一層輝ける観光地として磨きをかけていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 今の町長のお言葉をいただきまして、河口湖の冬花火ということで花火とLEDのコラボレーションを一体化していくということでありますけれども、冬物語ということはまた開催する場所が一極集中するような形になりますけれども、それもやっぱり河口湖を分散するという形で、船津浜林作公園、また小曲公園等いろいろありますけれども、その点も考慮して考えてもらったほうがよろしいかと思います。 それではまた冬の花火、冬物語を大変期待しておりますけれども、観光のかがみであります。私も何回か質問しておりますが、トイレの問題は何カ所か浮揚しております。そのトイレの改修について、どのような対策をしていくのか、伺います。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) お答えさせていただきます。 トイレの件ですが、現在、近年においては新築、改築等をして、湖畔のトイレは整備されつつあります。しかしながら来年富士山
世界文化遺産に登録されるということを考えますと、河口浅間神社、富士御室浅間神社については近くにトイレがございますが、その辺の不安も感じております。今後は来訪者の動向数、そういうものを考えながら検討していく必要があると感じております。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 課長のお話の中で動向ということでありますけれども、一番人が集まるところ、大池の問題はどのように考えておりますか。
○議長(外川正純君) 環境課長、古屋立夫君。
◎環境課長(古屋立夫君) 大池につきましては、今県のほうへ新築のほうで補助金を観光課を通して要請しているところです。その結果で25年度に、補助金がもらえるということであれば新築する方向で今検討をしています。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 16番、駒谷隆利君。
◆16番(駒谷隆利君) 町長にお尋ねします。 私、町に新しい観光名所をつくるという観点の中から、冬桜を当地域に植えてはどうかということを3年間のうちに何回か提言、質問をさせていただきました。特に最後の定例の代表質問の中で質問させていただきましたところ、町長は十分検討するに値するという答弁をされました。その後9カ月経過したわけでありますが、どのような検討をされたのか、どのような計画性を持たれたのか、当初予算に計上するお考えがあるか、その点についてお尋ねをいたします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 駒谷議員から再三にわたってご提起を賜りまして、また、冬桜は非常に白い花が咲くということで魅力があるものということで、大変貴重なご提言をいただきました。私のほうも環境課のほうへ指示をいたしまして調査をさせていただきましたけれども、この冬桜は当地にはいわゆる霜がおりるというふうなことで適さないということがわかりました。 そういった意味で、駒谷議員に報告すればよかったんですけれども、その点報告がおくれて恐縮ですけれども、この寒冷地、特に県の普及所等にも相談をしたわけですけれども、まさしく、例えばうまくいって3年に一度ぐらい咲くかなというふうな感じだというふうなことで、でも提案の内容からしてこれは観光名所として使えるかなと思っておったんですけれども、不適切であるというふうな状況にございます。 文献等を調べますと、やはり本当にこれがうまくいけば11月ぐらいから春先にかけてこの花が咲けば本当にすばらしいなというふうに思って期待をしておったんですけれども、どうもこの土地に合わないということで目下断念をしているところであります。 ご提言に対しまして私のほうから反応を示さなかったことに関しまして、おわびを申し上げさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 16番、駒谷隆利君。
◆16番(駒谷隆利君) それでは調査検討されたことに関しては感謝いたします。 実は町長、私は3年前に家の庭に3本群馬県から購入して植えましたところ、去年から連続2年も咲きました。霜が降るということはたしか霜が降りますが、群馬県の藤岡市も霜が降るそうです。ただ単に適さないということじゃなくて、新しい観光名所をつくる観点の中から、再度調査、研究されることを要望して、終わります。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 続いて、中学生の武道必修化の実施につきまして質問をしてください。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 中学生の武道必修化の実施について質問いたします。 この春から中学生の武道必修化が実施されています。日本人が忘れてしまっている礼儀や心を学ぶために、武道を通じ呼び起こすのが目的としております。 武道には柔道、剣道、弓道、相撲などが知られております。当町の学校においては既に行われていることは承知しております。柔道を例えて言えば、学習内容は各学校や教育委員会の裁量に任されております。武道に割ける時間は、保健体育の授業として年間12時間程度と聞き及んでおります。このように限られた時間でどの程度の目的が達成できるか、疑問と不安を感じます。 その点について担当教職員から聞いておりますが、担当課としてはどのような対応と指導を行ってきたか、伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 教育長、古屋征人君。 〔教育長 古屋征人君 登壇〕
◎教育長(古屋征人君)
会派清陽クラブ、井出總一議員の4つ目の中学生の武道必修化の実施についての質問にお答えいたします。 町立3校の中学校ではいずれも柔道を取り入れております。河口湖北中では1学年10時間、2学年13時間、勝山中学校では1学年が8時間、2学年が8時間、西浜中学校では1学年が8時間、2学年が12時間で実施しております。 このように限られた時間の中でどの程度の目的が達成できるかということですが、新しい中学校指導要領が告示され、これまで選択履修であった武道、ダンスが中学校1学年及び2学年の2年間ですべての生徒が履修することになりました。これは、武道、ダンスを含めたすべての運動領域を学習した上で、中学校第3学年以降、その学習体験をもとに生徒みずからがさらに探求したい運動を選択できることを目指したもので、豊かなスポーツライフの実現を重視する観点から改善が図られました。 学校体育の保健体育課の授業のねらいは、柔道を通して礼儀作法を身につけ、伝統的な考え方、わざの名称や行い方、関連して高まる体力などを理解し、基本動作や基本となるわざができる楽しみや喜びを味わい、投げたり押さえたりすることを身につける。 担当教師からは、あくまでも高度なわざを身につけるのではなく、柔道の基礎、基本的なわざと知識を理解することにねらいを置いておるとのことです。生徒たちもそれなりに充実感を感じているとお聞きしております。 担当課としてどのような対応と指導を行ってきたかとのことですが、担当教師は夏休みを利用した県教育委員会主催の指導者研修会を受講しているので、市教委としては特別指導はしておりませんが、柔道は大変けがが発生しやすいので、安全面に十分注意して指導するように伝えてあります。 以上で答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 当町の中学校は柔道を選択をしているという答弁をいただきましたけれども、その柔道着というものはどのような形で対応しているのか。生徒個人が買っているのか、それとも各学校の教育担当者が学校で支給しているのか、お伺いしたいと思います。
○議長(外川正純君) 教育長、古屋征人君。
◎教育長(古屋征人君) 3校ともここで柔道を今申し上げたとおり実施しているわけですが、柔道着につきましても、これは公費で学校備品として、体育の柔道の備品として購入して、それを1年生から2年生まで使用しております。 以上です。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 学校備品ということでお伺いしたわけでございますけれども、学校当局で用意しているということで、その柔道着は男女がたらい回しで使っているということで理解していいのか。それとも授業のたび衛生面に注意して洗濯をして使っているのか、お伺いします。
○議長(外川正純君) 教育長、古屋征人君。
◎教育長(古屋征人君) 柔道着は直接、普通柔道を専門にやっている皆さん方は柔道着が肌へ直接いくわけですが、子供たち、中学生の授業の中では体育着がありまして、その上に柔道着をつける、そして帯をつけておきますので、衛生面ではシーズンが終わったところで一斉に洗濯というふうなことを実施しているとのことですので、そんなことをお聞きしております。 以上です。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 11番、梶原義美君。
◆11番(梶原義美君) 武道の必修化について関連質問させていただきます。 2012年本年度より中学校での柔道などの武道が必修化になっていますが、その一方で学校での柔道の練習中に死亡する子供の数は1983年より今日までに110人、年平均4人以上というデータがありますが、柔道が必修になった当町ではさらに多くの子供が事故のリスクにさらされていると思いますが、当町の中学校ではハード面、ソフト面、双方とも安全対策は万全になっているのか、お伺いします。
○議長(外川正純君) 教育長、古屋征人君。
◎教育長(古屋征人君) この件につきまして、大変柔道を武道として、中学校でいろいろな種目が、先ほど總一議員のほうからありましたように、いろいろな種目があるわけですが、一番理想とする、地元の町としては柔道というふうなことですが、安全面について、これは24年度が完全実施ということで、その前、22年、23年と移行期がありまして、その中で安全面には十分注意するということ。それから、施設、設備をきちっと充実させるということで、本年度24年度にスタートする前に備品としても、柔道場というものがありません。これは体育館を使用するということで、湖南中あたりは格技場がありまして柔道場は畳もきちっと敷いてあるわけですが、これについても施設の面では、今聞いたところによりますと、2メートル、2メートルの、1枚2メートル四方のマットを6枚各学校で購入して、1枚が11万円という面で安全面には大丈夫だというふうなこと、厚さが1センチあると、そういうふうなこと。 それから、先ほども申しましたように、指導者が体育専科がおりまして、これは決して柔道が専門家ではありませんが、この体育教師が県の指導者講習、そういうふうな中で危険とかいろいろなことを予測する中で指導する技術というものも研修の中で備えて、それから日常の中で柔道をやった方はあるかと思いますが、基礎的なことをまず十分に、基礎体力、形で言いますと受け身、あるいは基本的な補強運動というものをしながら、受け身をしながら順にわざへ入るというふうな形で、非常に高度なものへはまだ入っていかないわけですが、そういうものに十分注意して対応していくというふうな指導者の基本的な考え方が子供へも浸透していっていけるものではないかと思っております。 また、いろいろご示唆、経験ある義美議員なんかはまたご指導をお願いしていただいたらありがたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 11番、梶原義美君。
◆11番(梶原義美君) 今の答弁の中でのハード面に関してマットというような状況なんですけれども、武道館なんかは床にばねが入っているんですね、大体柔道場はそういう形になっていますので、単なる床板にマットだけでは相当危険があると、そのように思います。恐らくそういうマットのメーカーがそういうことを対応できるというような形で言ってあると思うんですけれども、ことしの3月の予算でそういう、柔道と言えば大体畳というのが普通なんです。柔道着、帯、畳、これが柔道場というか格技場のところなんですけれども、3月予算でたしか畳の予算とかそういうものが入っていなかったように思えるんですけれども、それでどのような柔道の形の指導をしているのか、その辺のところを詳しくお願いしたいです。
○議長(外川正純君) 教育長、古屋征人君。
◎教育長(古屋征人君) その新しいマットは普通のマットでなく柔道専門につくって、非常に重く、1枚が大変重いような状態で、安全面には文科省のほうも、ああこれは柔道で使っていいというふうなこと、そういう回答がありますので、学校側でもそれを取り入れているというふうなことです。 以上です。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 15番、小川清治君。
◆15番(小川清治君) きょうの読売新聞見たとき、脱ゆとりということで大分学力が小学生上がってきております。過日ストックホルムの外遊の中で、これは国際的に認められたものであって、当町がそうなっているかということは、これは知るよしもないことですが、中学生の学力はいまだに横ばいという。そんな中において多分中教審で指導要領の中に柔道、武道ですね、武道、あるいはダンスをカリキュラムに組み入れなさいと、それはそれで各地域の学校や教育委員会の裁量に任せますよと、こういう話でやっておられると思います。やり方につきましては、やはり各教育委員会でやられることですから、それはよろしいかと思いますが、今、ダンス、これについて対応している学校はございますか。そこをお聞きしたいんです。
○議長(外川正純君) 教育長、古屋征人君。
◎教育長(古屋征人君) 柔道は従来ずっとやってきていた、我々が現職のときにも柔道は男子にはやっていた。ダンスのほうはもうほとんど女子が、柔道をやっているときには女子はダンスというふうな形だったんですが、今はダンスも非常に女子も男子もダンスをやるというふうなことで、ダンスの中でも僕もよく理解していないんですが、一応近代的なバレエとホークダンスと、あと創作ダンスと、そういうふうなものを身につけるというふうなことですが、基本的には非常にそれぞれ男子の先生もダンスをやらなければならないというふうなことで非常に学校現場も苦慮しているようではありますが、実質は男子、女子、先生が協力しながら、子供の計画の中には伝えてあって、実質はもう柔道と同じようにダンスも導入に24年度今年度から男子も女子もダンスをやっている。主に大体創作ダンスが取り入れられてあるのが学校現場の今の状況だと思います。 以上です。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 15番、小川清治君。
◆15番(小川清治君) 特にただやれというだけで、あれはカリキュラムに組むからやるということでなく、せっかくいらっしゃっておりますので教育委員長さんにお伺いしたいんですが、学校当局においてというような、子供たちは今全国的にもヒップポップ、あるいはジャズダンス大会があります。小学生から高校生まで出て、本当に日本一になったり、あるいは関東一になったりと、そういう中においても子供たちの目つきが違います。多分に強引にやれというので、心の早く言えば精神的な礼儀やそういうものが植えつけられるかと。ですから、子供に対する裁量を考えて、子供たちが望むものを取り込みながらやる、さもなければ、ただカリキュラムに12時間程度取り込んだでは物事が成り立たないんではないかと思いますが、今後に対して、決して今答えを出すというわけではありません。また1年後に何かあったらお聞きしたいと思いますが、委員長さんとしてはどんなお考えをお持ちですか。時間がありませんので、簡単明瞭に答弁いただければと思います。
○議長(外川正純君) 教育委員長、八色正代さん。
◎教育委員長(八色正代君) 突然なので、ダンス、ヒップホップとかジャズダンスとかはとても楽しいものですので、やりたい子はとても楽しくてできると思うんですが、中にはそういうのは苦手だしやりたくないなという人がいるわけですね。でも必修化されたダンスの中でもジャンルがいろいろあって、学校によって創作ダンスだったりホークダンスだったり選んでいるわけですが、音楽に合わせて体を動かすその楽しみとか、そういうことが与えられるチャンスとして学校に入ったことはいいことだと思いますし、今後もそのようなことをさらにしたい子がいた場合には、民間の教室なり、あるいは部活動なりでできるような方向にいけばいいと思いますが、それは子供たち次第ですし、学校の先生方がどのようにそれを教えるかにもよって変わってくると思います。 いい質問、ありがとうございます。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 清陽クラブの最後の質問になりますが、第1回富士山マラソンについて質問してください。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 先ほどの武道の関係は、礼儀作法を通じて学校、また家庭の融和ということで道徳心をはぐくむんじゃないかということで、大変期待しております。 最後に、第1回富士山マラソンについて質問いたします。 天候に恵まれた霊峰富士のもと、第1回富士山マラソンが行われました。 参加選手からは雄大な富士山に抱かれた中でのマラソンは、何よりも心が和み爽快であった。また西湖へ抜ける長浜の坂道が一番つらかった等、数多くの声が聞かれました。満足感とも言える充実感あふれる表情を浮かべた選手、また応援者の笑顔がとても印象に深く心に残っております。 本年、旧日刊河口湖マラソンより名称を改め第1回富士山マラソンとなり、コースも河口湖、西湖を周遊するコースに変更、また、昨年より1万人近くランナーがエントリーをしたという数を記録いたしました。 本町で行われた第1回富士山マラソンを、町長はどのような感想を持たれたのか、伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。 〔町長 渡辺凱保君 登壇〕
◎町長(渡辺凱保君) 第1回富士山マラソンにつきまして、私の感想を述べさせていただきます。 まずもって富士山マラソンということでこの大会が本当に成功することを願っておりました。また、
富士山世界文化遺産登録に向けた第1回目の富士山マラソンでもございます。そういった意味で、すばらしいスタートを切ることを願っていたところであります。 過去36回歴史のある河口湖日刊スポーツマラソンを日本を代表するマラソン大会にグレードアップ、成長させる目的で富士山マラソンと名称を改め、フルマラソンコースのそのコースも紅葉に彩られた河口湖と西湖の2つの湖を周遊するコースへと変更したわけですけれども、参加人員過去1万4,000人規模だったわけですけれども、2万3,000人とふやし、本年11月25日に富士山マラソンということで開催をしたところであります。 宿泊面において、コース上にある河口湖、西湖の宿泊施設はもとより精進湖においてもほぼ満杯の状況となり、この大会がもたらした経済効果ははかり知れないというものになったというふうに感じているところであります。 しかしながら非常に残念なことは、大会開催に際しまして大変な交通渋滞を引き起こし、大会参加者、一般観光客、また町民の皆様方に大変なご迷惑をおかけしたということで深く心を痛めているところでもあります。警察等の関係機関とこの反省を検証し、来年登録されるであろう
富士山世界文化遺産登録の名に恥じない国際的な大会を目指して、今後の大会の運営に生かしていきたいというふうに考えております。 ともあれ、大変私としても夢を描いておりましたけれども、交通渋滞で大変なご迷惑かけたというのが本当に反省点として重くのしかかっているところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆4番(井出總一君) 実際に参加されたランナーからは苦情等町役場に寄せられていると思いますが、特に苦情等の問題は何点かあると思います。その点について伺いたいと思います。 また、2万3,000人の登録者がいたと言われておりますが、私の考えといたしましては、また交通渋滞があったという認識の中で、JR及び富士急行がタイアップをして新宿発また立川発、八王子発のマラソン列車を臨時的に増発してみたらどうかと考えております。それにより宣伝効果アップ、駐車場並びに高速道路の渋滞問題も少なからず改善すると考えておりますので、この点について提案したいと思いますが、どのように考えを持たれるか、お尋ねいたします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 過日、実は反省を、日刊スポーツ新聞社、県警の交通規制課並びに富士吉田警察署、富士急行並びに観光課、観光連盟、こういったメンバーで交通渋滞に対する問題を話し合ったところであります。しかしながら、来年に向けては町の総合会議ということで、観光業者等、あるいは安協、そういった方々も含めた中できちっと整理をしていきたいなと、こんなふうに思っているところであります。また、町民の皆さん方、ある面では旅館関係になりますけれども、アンケート調査等もしていきたいなと、このように考えております。 それから、ただいま井出議員からご提言をいただきましたJR、あるいは富士急線で富士山マラソン列車というふうな形、これは参考にさせていただいて取り組んでいきたいと思います。 御殿場にありますスピードウエイ等では、向こうからこちらへ駐車場を貸してほしいということで当時やっていましたから、私自身もご提言いただきましたJR、あるいは富士急を活用する方法、また、もっと広域な範囲で、今申し上げましたスピードウエイ等でやったことも調査しながら参考にして、この汚点をしっかり挽回し、願わくは外国人も多く呼び込める国際大会にしていきたいと、いわゆる反省をばねにして、さらに磨き上げた富士山マラソンにしていきたいというふうに考えております。
○議長(外川正純君) 再々質問ありますか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 関連質問はありませんか。 2番、堀内昭登君。
◆2番(堀内昭登君) 富士山マラソンの大会運営上、町の位置づけはどのような体制で実施したのか。宿泊者の手配は町の観光連盟が取り仕切ったのか。また、大会運営上の協議の中で町の意見はどのように反映されたのか、簡単明瞭にお答えください。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) お答えいたします。 主催者ですが、まず日刊スポーツ新聞社、山梨県陸上競技協会、町、3者でございます。その中で事務局を観光連盟がしまして、全町体制で大会運営に臨みました。 宿泊面についてですが、大会のオフィシャルスポンサーであります富士急グループの系列の富士急トラベルが一手に引き受けております。個人で参加される方はそれぞれ個人で申し込みということもありますが、今回は富士急トラベルが宿泊あっせんに当たっております。 それと、町の意見が通ったかどうかというところなんですが、当然役割分担をする中でそれぞれ協議、連携しながら大会運営に臨んでおりますが、やはり十分な町の意見が通ったかと言われますと不安な面がございます。 今後はこの面をクリアしながら大会運営に臨んでいきたいと思っております。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 3番、渡辺喜久男君。
◆3番(渡辺喜久男君) 今回の大会におきましては、聞き及んでおるところ、5,000人近くがエントリーをしながら走れなかったと。今町長が申し述べたとおり、そういった反省点が大変ありますけれども、その原因として余りにも企業の商業ベースで事が運ばれたというように私は感想を持っております。 そこで、観光課長に伺いますけれども、今回のいわゆるコースの設定の変更、参加人数の大幅な増員、これらの基本的な立案から実施された当日における実行行動について、いわゆる企業の陰に埋没をしてしまって経験豊富な町当局が蚊帳の外に置かれてきたんではないかという感想を持っているんですよ。その点、観光課長の考え方をお伺いいたします。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) お答えいたします。 確かに役割分担という中で、日刊スポーツ新聞社が主になって実施いたしております。 今回の大きな渋滞の件につきましても、先ほど申しましたとおり、大会オフィシャルスポンサー、メーンスポンサーが富士急グループになっている関係から、駐車場におきましては、まずコニファーフォレストを利用する、それから富士北麓県営駐車場、北麓公園、ステラシアターという流れの中でインターチェンジのところから駐車場までの区間、大分距離が短かった、それに誘導もコニファーがいっぱいになってから富士北麓というような流れの中でこのような渋滞が起こりました。 町の意見は36回過去河口湖日刊スポーツマラソンを行ってきたわけでございますけれども、先ほども堀内昭登議員の答弁でも申したとおり、ある面役割分担しながらといっても、連携する場面、また町の意見が反映されなかった部分は多々あると感じております。今後その部分を反省しながら大会運営に臨んでいきたいと思っております。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 18番、倉沢鶴義君。
◆18番(倉沢鶴義君) 提出議案の概要説明の中にも幾つかの課題も提起され、今度その諸問題をということで今町長からるる説明がありました。あくまでもこれだけの企画を立案すれば多少のリスクはある、これは当然だと思っております。この経済効果は抜群でありました。それについては評価をいたしたいと思っております。 ただ言えるのは、やっぱり2万3,221人の登録があって1万8,064人、約5,000人のランナーが走れなかった。こういう中で、やはり訪れてよしという町長の言葉が、多少不安が一抹残る。そのためには、やはり5,100人のランナーに対して、やはりある程度またここに来てもらうにはある程度のランナーに対しての何かが必要かと思いますが、その辺について町長から答弁を求めたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 私が聞き及んでいる限りですと、特別今、鶴義議員から言われた、いわゆる苦い水を飲んだからそのおわびとしてというふうなところは、参加料を返却しますよという程度というふうに聞き及んでおります。 先ほど渡辺喜久男議員からもご指摘がありましたように、余りにも商業ベースじゃないかというふうなことも、私ここでそういった背景というものも視野に入れながら今後の運営を図るべきではないか、こんなふうに感じた、実感をしたところでございます。 そういった意味合いで、町のほうの体制を今後日刊スポーツに対しましてもしっかり意見を具言、申し上げるという形と、先ほど鶴義議員……
○議長(外川正純君) これをもって
会派清陽クラブの代表質問を終了します。 暫時休憩します。 午後は1時30分から再開いたします。
△休憩 午前11時31分
△再開 午後1時30分
○議長(外川正純君) 休憩を閉じ、再開します。 午前中に続いて代表質問を行います。
---------------------------------------
△古屋一哉君
○議長(外川正純君) 会派親樹会代表質問を行ってください。 13番、古屋一哉君の発言を許可します。 〔13番 古屋一哉君 登壇〕
◆13番(古屋一哉君) 議長より質問の許可をいただきましたので、町政一般に対する代表質問を親樹会を代表し、通告に従いまして順次行いたいと思います。 衆議院は11月16日の本会議で解散され、12月4日公示、16日投開票の日程で総選挙が行われます。政権交代から3年での解散であります。震災復興、社会保障、外交、防衛、原発、TPP、経済の再生等々、日本は多くの課題を抱えております。国民が日本の将来を見据えて1票を投じる、国の方向性を決める大切な選挙だと考えております。富士河口湖町のため、山梨2区のため、山梨のため、日本のためになる地元代議士の当選を願います。 それでは、質問に入ります。 防災について、4つの力。 11月15日に会派親樹会で静岡県地震防災センターを訪問し、静岡県庁で地震の危機管理について長年担当されたスペシャリストであります小澤邦雄先生の研修を受けました。小澤先生は、我が身を守るための4つの教訓を唱えておられました。 まず第1として生き抜く力、2番目として最善を尽くす力、3番目として想定外も想定とする力、4番目として他人を思いやる人間力、以上4つの力が大切であり、災害の際に生死を分けると力説をされておりました。 4つの力は、行政や家庭や学校や社会などの家族、地域、組織ではぐくんでいくものであります。 災害時の生き抜く力、最善を尽くしあきらめない力、他人を思いやる人間力は、幼いころから身につけておく力であります。学校と家庭と地域で連携をとり、積極的に取り組み、力を身につけていく必要があると思います。 想定外も想定とする力とは、起こり得ることは必ず起こる、過去に起こったことは起こるということです。想定外を想定することは、ひいては防災力を高めることにつながります。過去に当町に起こった災害、富士山噴火、東海地震、台風、土砂災害等々であります。富士河口湖町の過去のさまざまな災害の歴史を関係機関と連携を図り徹底的に研究し、検証することが行政に早急に求められています。 生き抜く力、最善を尽くす力、想定外も想定とする力、他人を思いやる人間力の大切さの啓蒙と力を高めていく必要性があります。災害時に生死を分けるこの4つの力の重要性の現状認識と、町としての取り組みについて伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 総務課長、外川亮介君。 〔総務課長 外川亮介君 登壇〕
◎総務課長(外川亮介君) 防災について、4つの力についてのご質問にお答えいたします。 災害時においては、自助、共助、公助が互いに連携し一体となることで被害を最小限に食いとめるとともに、早期の復旧、復興につながることになります。特に自助能力の強化は自身の身を守るために最も重要なことです。生き抜く力、最善を尽くす力は、まさしく自助であると考えます。
東日本大震災では、津波により大勢の犠牲者が出ました。大変痛ましいことではございましたが、大きな混乱の中で自分自身が置かれている状況を的確に判断することは大変難しい問題でした。いかに早く安全な場所に避難するか、どんな状況でも必ず生き抜くという強い気持ちを持ち、また、そのためにはどんな場面でも自分が持っている最大限の行動力を発揮することが大変重要なことだと教訓として残りました。 次に、想定外も想定とする力ですが、
東日本大震災での大規模な津波、福島原発事故、これらは想定外の一言で片づけることは決してできないものです。東海地震や富士山噴火の危険性の指摘もある中、当町の防災対策は想定される範囲のものではなく、想定以上の備えをしておく必要があると強く感じているところです。 次に、他人を思いやる人間力ですが、共助に通じるものと考えております。隣近所で助け合い、地域の力で地域を守る気持ちが大切です。特に災害弱者と言われる方々には手を差し伸べ、いざというときには地域の皆さんが一致団結してこれらの方々の支援をしていただく必要があると思っております。 小澤邦雄先生が唱えられるこれらの教訓は、大変重みのある言葉だと受けとめております。災害が発生した直後は自分と家族を守る自助で対応しなければならず、その後も地域の皆さんが協力する場面も多いと思います。あわせて想定外のことを強く意識し、ふだんから準備をしていくことがいかに大切かを改めて感じるところでございます。 さて、これらについての町の取り組みですが、自助、共助の重要さをいろいろな方法で住民の皆様に周知してまいりました。広報紙においては、家庭を守る防災対策という記事を毎月掲載しております。あわせて町のホームページにもアップし、住民の皆様のPRに努めております。8月からは町内の防災士の方に災害に強いまちづくりという住民サイドのコラムの掲載を始めたところです。 また、地域防災訓練の打ち合わせ、消火訓練の説明会においては、自助と共助というパンフレットを配布し、説明しながら防災関係のビデオを上映し、防災意識を高めていただいております。これらをもとに家庭でも話題にしていただくことにより、子供たちへの防災教育につながるものでございます。 想定外のことに対応する取り組みにつきましては、その重要性を認識しておりますが、まだまだ十分な対応ができている状況にはありません。さまざまな対応を考えておく必要がありますが、現在策定中の地域防災計画をもとに防災力の強化を図っていきたいと考えております。 加えて大規模災害に備え、笛吹市と災害協定を締結しており、仙北市、埼玉県羽生市との災害協定につきましても相手方の了解がいただけ、協定書締結の日程を詰めているところです。ほかにも町内の保養所と避難時の住民の受け入れ協力についての協議を進めているところです。 まだまだ多くの取り組むべき課題がありますが、住民の安全確保のために防災施策を展開するとともに、阪神大震災、
東日本大震災を教訓に、住民の皆様にも自助、共助等にさらに関心を持っていただけるよう、啓蒙活動にも力を入れていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 4つの力がありますけれども、まず生き抜く力、最善を尽くす力、他人を思いやる力は、本文の質問書にもありますように、学校と家庭と地域が連携になってこの力を高めていくということであります。小澤邦雄先生が言われるのに、学校教育の中でこの力を高めていくことも相当重要性があると言われておりました。 それについて、学校教育委員会の考え方をお伺いします。
○議長(外川正純君) 学校教育課長、古屋和雄君。
◎学校教育課長(古屋和雄君) 現在学校におきましては、県の防災計画に基づき、子供たちに防災マップを授業で作成させたり、また地震に対する危険な箇所とか、あと富士山の噴火によっての危険箇所等についての授業を行っていると聞いております。 また、昨年は町内の教頭会、校長会の先生方の力をかりて4月に地震対策マニュアルを作成し、保護者のほうにも配布して、内容としましては、子供が在校時に震度5弱以上の地震が発生したときには保護者が学校に子供を迎えにきていただく約束とか、また、下校時に地震が起きたなら、学校に近いときには学校に、また自宅に近いときには自宅のほうに帰るという子供との約束もしております。 それから、地震対策マニュアルのほうに記載はありませんが、登下校の際に防犯用と緊急時用として通学路に子供110番の家をお願いしてあります。けが等で助けが必要なときには子供も子供110番の家に助けを求めるよう、また、近くに110番の家がない場合につきましては近くの家に助けを求めるよう指導しております。 今後も地域の方々に助けをいただくよう、学校とも相談しながら地域との連携について検討していきたいと考えております。 以上です。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 私の質問の意図しているところとは答弁がまるで違うようですけれども、私は生き抜く力とか最善を尽くす力とか他人を思いやる力というのが今子供たちに欠けているんだそうです、先生が言うのに。そのときに私はどうしても生き抜くんだとか、一生懸命頑張るんだとか、人を思いやる力が今の子供たちに欠けていて、今回の震災の中で、それが生きるか死ぬかの生死を分けたんだそうです。それを子供たちに、ぜひこの力を何らかの形できちんと教えてほしいということですから、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 続いて、次の質問に移ります。 よく今回の震災の中でてんでんこという言葉がありました。てんでんこというと勝手に自分たちが一人一人関係なく逃げているようなイメージがあるんですけれども、てんでんこの根底の中には家族が信頼をし合っている、私が勝手に逃げても、子供が勝手に逃げても、必ず家族で話をして安全対策が講じてあるから、必ず4人は勝手に生き延びて、てんでに生き延びて一緒になるということです。 今回の災害でやっぱり生死を分けたのは、子供が心配だから家に帰ってしまったりとか、お父さんが心配で家で待っているとか、大事なものを持ち運ぶという作業をしている間に災害に飲み込まれたということがあります。お互いに家族の信頼関係を詰めて、そういう教育をきちんとしていただいて、親はお母さんはちゃんと私は逃げるよ、家から逃げるよ、子供たちは学校の指導のもとに逃げるよ、お父さんは逃げるよというふうな家族の確認をし合って、きちんと生き延びるという教育が大事だと思うんです。 改めて教育長に、その辺についての教育の取り組みを伺います。
○議長(外川正純君) 教育長、古屋征人君。
◎教育長(古屋征人君) 今、一哉議員から言われたとおり、やはりこういう時勢ですので、いろいろな機会の中で総合学習や道徳教育や学校全体の中で、こうした生きる力の一つとしてもやはりこういう災害時に備えなければならない力といいますか、そういうふうなものを今後も学校教育の中で、校長会等でもやはりそういう生きる力の根底にあるものが何かということを、こういう災害時、特にこういう地域に住んでいる我々にはいついっとき何が起こるかわからない、そういう中でそういう力を養っていくことを今後も十分考えて対応していきたいと思います。 以上です。
○議長(外川正純君) 関連質問に移ります。 関連質問はございませんか。 1番、渡辺元春君。
◆1番(渡辺元春君) 私も静岡県地震防災センターへ一緒に行ってまいりました。小澤邦雄先生の講義はわかりやすく、防災の大切さを再認識することができました。 我々は午後一番で入ったんですけれども、その後、婦人部隊というんですかね、婦人消防隊が今から研修があります、午前中はどこどこの研修がありましたという形で、非常に次から次へと多くの団体が研修されているようです。中でも先生のおっしゃった話は、甲府市の隣ですけれども、甲斐市の市の関係の方々も研修に来られ、甲斐市は甲斐市へ出張してきて講義をしてくれないかと、そんな依頼をされましたなんてことも話をされました。 そこで、当町でも地震、富士山噴火等に備えた町民の防災意識の高揚のために講演会などが必要と思われます。その辺どう考えるか、お伺いします。
○議長(外川正純君) 総務課長、外川亮介君。
◎総務課長(外川亮介君) やはり防災講演会につきましては、住民の皆様の防災意識の高揚ということから、防災対策の施策の重要なことだと思っております。 富士河口湖町にありまして2回防災講演会は開催しております。そのときは土木工学とか、あるいは地質工学という専門性の高い先生の講義だったと思います。そんなことで、先生方も工夫をしていただいて住民の皆様にわかりやすく説明をしていただいておりますけれども、やはりそこは専門分野ということで一部ちょっと理解できなかったというような声もございました。 そのような声も踏まえまして、町につきましては定期的に講演会を開催していきたいと思っております。 それで、むしろ住民の方に身近な内容での講演会、まさしく小澤先生のちょっとお話を聞いた限りですけれども、わかりやすい身近なお話をされるということでございますので、その辺を検討しながら今後研修されたまた渡辺議員等のお話をお聞きしたり、あるいは小澤先生に直接照会するなどして内容を検討して、防災講演会の開催については詰めていきたいと思います。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆1番(渡辺元春君) ぜひとも講師の先生方による力は大きいかと思いますけれども、前向きによろしくお願いしたいと思います。 以上です。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 12番、三浦康夫君。
◆12番(三浦康夫君) では、よろしくお願いします。 今防災についての4つの力の中で想定外も想定する力、力というよりも知恵という意味で、昨今富士山の噴火並びに地震等、非常に当町も観光立町でございまして、観光客並びに地元の人も心配するところでございます。 そういう意味で、この防災道路の整備ということが不可欠じゃないかと思います。当町も合併しまして約9年という形で、合併支援道路も平成27年には大嵐線から勝山まで供用開始ということでございます。これは県と町との連携でこの道路整備は進めていると考えるところでございます。 それから、勝山から河口湖の長浜の湖畔まで、これは新町の建設計画の中で仮称足和田トンネルというふうな位置づけになっておりますけれども、その辺は非常に防災面からこの南岸地区は船津、小立、勝山ですか、鳴沢の辺からその防災道路が整備されれば、いち早く富士山の噴火から逃れるという意味で早期の開通を望んでおりますけれども、これは県と町と協議という面からでございますけれども、その支援道路の防災道路の面から町として今後の県との協議内容等を、もし対策ありましたらお伺いしたいと思います。
○議長(外川正純君)
都市整備課長、流石文君。
◎
都市整備課長(流石文君) 県道船津小海線につきましては、先ほど三浦議員がおっしゃいましたように、船津地区につきましては平成24年度、小立、勝山地区につきましては平成27年度に完成すると聞き及んでおります。 完成後につきましては、山梨県が全体としての交通の流れ等を調査し、公共事業評価システムによりまして評価、検討する運びとなっておりますので、町としましても合併支援道路、防災面でも必要な道路として事業化されるよう、さらなる要望をしていく所存でございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆12番(三浦康夫君) 町でも当然その関係はもうご存じだと思いますけれども、湖畔道路の扇崎のところがやっと供用開始になるような準備で今工事を進めております。これは地元の県会議員並びに町当局のご協力だと思います。 そういう面で北岸の観光、生活、さらに防災道路の面で若彦路のトンネルの活用が今後頻繁になるという意味で、ぜひとも町として県のほうに防災道路の位置づけ並びに主要事業の一角として強くお願いしたいと思います。 これは当然予算の関係もありますけれども、国もこの防災道路を公共事業として先10年ぐらいの間に相当のお金を投入する予定でございますけれども、ぜひひとつ町でしっかりした企画として県にただ頼るじゃなくて、町としてしっかりした企画をお願いしたいと思いますけれども、その辺をもう一度強くお願いしたいが、どうでしょうか、町長のほうからぜひひとつお願いします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) いずれにしても防災に対する対応は非常に重要だというふうに受けとめております。そういった意味で、また県のほう、あるいは国のほうにも陳情したりということで鋭意努力していきたいと思っております。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 続いて、防災について、地域自主防災リーダーを質問してください。
◆13番(古屋一哉君) 災害時での地域は地域で守る自主防災の必要性が、阪神・淡路大震災の教訓、
東日本大震災の教訓からも強く言われております。今回の会派の研修においても、同様でありました。しかしながら、なかなか進まないのが各地域の現状にように思います。当町も例外ではありません。 自主防災には、地域自主防災リーダーを欠かすことはできません。 地域自主防災リーダーの役割とは、平常時においては地域の安全点検、住民に対する防災組織の普及、防災資機材の整備、危険が予知される箇所の把握、自力で避難されることが困難な災害時要援護者への支援、防災訓練の指導等であります。 災害時においては、自主防災組織を適切に指導し、率先して行動することがうたわれております。本当に地域にとって必要とするリーダーであります。自主防災組織の構築は、震災の教訓からも早急に求められています。そのためにも地域ごとの防災リーダーの育成をしていくことが急務であると考えます。 地域自主防災リーダーに対する現状認識と、あわせて育成を含めた今後の取り組みについて伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対し答弁を求めます。 総務課長、外川亮介君。 〔総務課長 外川亮介君 登壇〕
◎総務課長(外川亮介君) 防災について、地域自主防災リーダーについてのご質問にお答えいたします。 阪神・淡路大震災では安否不明者の救出については90%以上の被災者が地域力によって救出されたと言われております。このように過去の被災例からも、自主防災組織を中心とした防災救援活動が非常に重要な役割を果たしております。 ご指摘のとおり、当町においても自主防災組織の活動が必ずしも活発とは言えません。自治会長、区長などを対象に自主防災会への取り組み方や規約の参考例等をご説明し、組織立てしていただくようお願いをしてきました。その結果、大石地区や船津地区など一部において自主防災組織による活動が出てまいりました。その一例をご紹介申し上げます。 船津地区の富士桜スバル区ですが、ここでは区長が中心となり、正副自治会長、自主消防隊、各種委員などに呼びかけ、災害時地区内の要援護者に対する支援体制づくりを目指し、10数回に及ぶ協議を重ねてまいりました。そして、要援護者の把握、現場での避難場所の確認などを実施し、富士桜スバル区防災マップや安否確認マニュアルの作成を行うなど、活発な地域防災活動を展開しております。そのほか、高尾町においては防災マップの作成に加え自治会独自の防災講演会を開催するなど、自主的な活動が見られます。 このような動きがほかの地区に波及することを期待しておりますが、まだまだ多くの自治会においてはそこまでは至っておりません。原因は自治会長など役員が1年交代であり、引き継ぎを受けても組織化まではいかない等さまざまです。このため、防災組織の役員については、自治会長とは別に考えていく必要があると思います。 一方で、船津地区、小立地区等については、多くの自治会、区において自治消防隊や自主グループを結成し、消防活動を中心に防災支援を行っております。これらと連携し、自主防災組織がうまく活動できれば大変有効なのではと考えております。 そのためには、地域の防災リーダーの存在が不可欠であると感じております。防災リーダーには、船津、大石、河口地区には災害救助協力隊があり、そのほか自主的に防災士の資格を取得された方もおります。地区によっては消防署や消防団OBなどで防災の知識に明るい方もいらっしゃいます。しかし、まだまだその数は決して多くはなく、今後の防災リーダーの育成が課題となっております。 現在、勝山地区において災害救助協力隊を結成しているところであり、町内4つ目の隊となります。災害救助協力隊の皆様には、より大きな単位での防災リーダーの活躍をお願いしたいと考えております。 地域に根差した防災リーダーとしては防災士があります。地域での災害への備えを担い、日ごろから地域や職場の防災力の向上をお手伝いし、防災活動においてリーダーシップを発揮していただくことです。当町では防災士資格を取得されている方が3名と少なく、その育成が必要です。 防災士の取得を推進するために、今般、防災士資格取得促進助成金交付要綱の制定を行う予定です。これは、自治会または地域防災組織の推薦を受けていただき、防災士の資格を取得しようとする方に経費の一部を補助するものです。 防災士の取得については、決して費用だけの問題ではありませんが、自主的に地域防災にかかわっていただける方を町として積極的に応援し防災リーダーを育成するものですので、多くの皆様に活用していただきたいと考えております。 また、地域防災リーダーの養成はほかにも方法があると思いますので、先進各地の事例等を研究し、推進してまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 今総務課長の答弁の中でも、やっぱり地域の自主防災に関しては自主防災リーダーを核としてやっていくことが大切であると、もう不可欠というまで言っておられました。 町長は、なかなか防災リーダーが進まなくて自主防災活動がなかなか進まないということを受けて、日ごろより職員をまずは自主防災リーダーとして地域のためになっていただく、職員も地域の住民であるので地域も率先して、まずは組織が立ち上がるまでは職員をまず地域自主防災リーダーにしていきたいということをよく言われています。本当にすばらしいことだと思います。まずもってそういうことを庁内で検討され、まずもって自主防災が自主防災リーダーのもとにいろいろなことができるように、ぜひ努力をしていただきたいと思います。 自主防災リーダーの役割として、地域の防災資機材の整備ということもあります。 今町には防災倉庫があるんですけれども、自主防災は私が考えるのはあくまでもラビットを保有しているところの地域が、やはり基本的に自分たちの地域を守るということが私は常日ごろ思っております。一朝有事の際に防災倉庫がどこにあるんだと、なかなかわからない。やはりラビットを持っている地域には、必ずラビットを保有する倉庫があります。その自主防災に対して防災備蓄を支援していく考えがあるかどうか、伺います。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 大変貴重な提言をいただきましてありがとうございます。自主防災会はそれぞれ既存があるわけですから、そういったところを活用する、わざわざ防災倉庫をつくってということでなくて、そういった活用ができることはありがたいことだと思いますし、前向きに内容を調査いたしまして取り組んでまいりたい、このように思っております。このようにしたいと思います。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 予算編成にも入ると思います。ぜひその辺も考慮した中で、25年度の予算に地域の自主防災の倉庫の中にいろいろな物が少しでも配備できるように、ぜひともお願いしたいと思います。 先ほど総務課長の答弁の中で、町にも防災士が3名おられますよという答弁がありました。本当にこの人たちは志が高く、本当に町のためになろうという思いで防災士をとっていただいておりますし、1人の方はもう既に町に協力されている。 ここで防災士の方に助成要綱をつくって補助金を出すと言っております。今まで取った3名の方にも何らかに報いるようなことができればと私は思うんですけれども、それについてはどうでしょうか。
○議長(外川正純君) 総務課長、外川亮介君。
◎総務課長(外川亮介君) 先ほどご答弁申し上げたとおり、防災リーダーの育成というものは非常に重要だと思っております。防災士資格取得に当たって、住民の方の不公平というものがあってはならないと思っております。このため、要綱を制定する中で、以前に取得された方にも遡及できるようなことも今検討しておるところでございます。 ただし、やはりかなり過去というものまでは遡及できるかどうかちょっと難しい部分もございますので、まずは今年度中はもちろん遡及できるような内容で考えていきたいと思います。さらに、それ以上に取られた方につきましては、いつごろ取ったかというような状況も確認をしながら対応をさせていただきたいと思います。特に今年度中に取得された方につきましては、今申し上げたとおり、要綱の助成の対象としていきたいと思っております。 以上です。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 14番、渡辺余緒治君。
◆14番(渡辺余緒治君) ただいまの答弁のように、ぜひとも防災リーダーを育成していただいて、日ごろ、ここ数年を見ますと防災訓練、毎年毎年同じ形で行われていますので、ぜひとも防災リーダー等を育成しながら、これらの力をかりながら違った形、現実に即した、地域に即したそれぞれの防災訓練があると思いますので、ぜひともお願いします。 ただ、1点だけ伺います。 防災訓練の件ですけれども、観光防災センターというのが町にありますけれども、観光宿泊施設、宿泊客に対する防災訓練、住民に対する防災訓練はわかったんですけれども、本当に多くの町民が訪れます、それらに対する防災対策をどのように考えておられるか、観光課長に答弁を求めます。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) 大池地区に今観光防災センターがございます。これは、有事の際に備え消防車を配置し、河口湖温泉旅館協同組合の組合員がいつでも出動できるような体制を整えておりますが、町で実施しております防災訓練にあわせまして、観光連盟を主体として各観光協会組合によります連絡網を使って情報受達訓練を現在行っておりますが、今後はさらに連盟独自の訓練を実施しまして、安全・安心な観光地として観光防災に取り組んでいく予定でございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆14番(渡辺余緒治君) ぜひとも今の答弁のとおり、今の状況ですと、ただ本当に緊急連絡網だけで連絡する状況になっております、実際のところですね。その辺を、ことしの防災訓練から町長が日ごろ言われているように、ぜひとも現実に即したより身近な防災訓練という形で、いろいろな形でいろいろな皆さんと話をしながら、ぜひとも工夫した中で適切な防災訓練を実施していただきたいということをお願いします。 以上です。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 8番、梶原武君。
◆8番(梶原武君) 実はことしの9月に行われたJアラート訓練で、県内でも防災行政無線で音声が流れなかったところがあったようですが、当町ではその辺の伝達、瞬時警報のとき以外に定期点検などはしているのか、伺います。
○議長(外川正純君) 総務課長、外川亮介君。
◎総務課長(外川亮介君) Jアラートですけれども、まさしくきょうですか、北朝鮮のミサイル発射ということで、沖縄県方面にはJアラートが発令されたということでございます。 Jアラートというものは全国瞬時警報システムのことを言いまして、今言った弾道ミサイル情報、あるいは津波情報、緊急地震速報等、対処に時間的余裕のない事態に対応するために、人工衛星を用いて国からの直接送信を市町村に行いまして、市町村の防災行政無線を自動起動させる、そうすることによって国から住民に緊急情報を瞬時に伝達放送するというものでございます。ただ、どのような場合でもJアラートが作動するということではなく、重大な事態について実施されるということでございます。 Jアラートの点検等でございますが、現状としましては町単独での動作確認はできないというシステムになっております。ですので、ことしの9月と、それから、その後ふぐあいがあったところも含めてもう一回実施をされております。これは全国的に一斉に動作訓練確認を行ったものでございますが、このように国のほうから一斉の動作確認ということで毎年定期的に行われるということになっておりますので、その中で町もしっかりと機器等の管理を進めていきたいと思っております。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 8番、梶原武君。
◆8番(梶原武君) 例えばJアラートなどが流れたとき、住民はもちろんですが、観光立町として日帰りで訪れているお客さんなんかの安全確保とか誘導については、何か取り組みがあったらお伺いしたいです。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) 災害時における観光客に対する避難誘導方法については、今町としては具体的なマニュアルがございません。ホテル、旅館、観光施設等、観光事業者さんが独自に滞在者に対して避難誘導の方法を考えていると思われますが、今後としましては町として観光防災マニュアル作成に向け、各観光協会、組合と協議しながら作成していきたいと思っております。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 12番、三浦康夫君。
◆12番(三浦康夫君) 端的に、先ほど答弁の中で、この防災士資格取得促進助成金を町で整備して、先ほど過去の事例では3名ということで、私も非常にこの実態に驚いたところでございますけれども、当町は観光立町として来年6月に世界遺産ということで、我々の代表質問の中にも1.5倍の観光客が来ていただくとなれば、河口湖が仮に100軒としても、大型ホテルが100軒ぐらいでもやっぱり何千人でございます。そうして、そういう意味の観点から、観光立町として、もちろん地元の防災も大事ですけれども、観光施設に対して、町はこの防災士の資格取得の助成金制度がありますけれども、積極的に観光施設、大型の観光施設、中型もありますけれども、そういう計画はありますか。観光課長。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) その辺も含めて、今後観光協会、組合と協議しながら進めていきたいと思っております。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 続いて、健康のまちづくりについて質問してください。
◆13番(古屋一哉君) 残り質問が4問ありますので、簡潔なる答弁をお願いして、次の質問に入りたいと思います。 健康のまちづくりについて。 当町においても、富士河口湖町健康のまちづくり条例が平成17年4月に制定されております。 第1条には、この条例はすべての町民が健やかで心豊かに生活でき、元気あふれる富士河口湖町とするための基本理念を定め、町民が主体的に参画する健康のまちづくり施策等を総合的かつ体系的に推進することを目的とするとされております。第6条には、町長は、基本理念に基づき、本町における町民の健康づくりを推進するため、目標、重点的な取り組み、評価等からなる富士河口湖町健康のまちづくり基本計画を策定しなければならないとされております。第9条には、健康のまちづくりに関する重要事項を調査及び審議するための富士河口湖町健康の
まちづくり審議委員会を設置するとしております。 町長は、医療費抑制の観点からも積極的に健康のまちづくりを展開していく必要性があると言われております。まさにそのとおりであります。 医療費の抑制は国保税の軽減にもつながり、大きな効果を生みます。医療費抑制の観点からも、富士河口湖町健康のまちづくり条例の御旗のもとに、町民の健康づくりに対する施策のさらなる発展を期待しております。 健康なまちづくり実現に向けた今まで以上の取り組みへの考えと、あわせて医療費抑制の観点からジェネリック医薬品への啓蒙活動への取り組みについて伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 健康増進課長、日原和美君。 〔健康増進課長 日原和美君 登壇〕
◎健康増進課長(日原和美君) それでは、3つ目の質問、健康のまちづくりについての健康なまちづくりの実現に向けた今まで以上の取り組み、施策への考え方について、健康増進課のほうからお答えをさせていただきます。 健康のまちづくり条例に基づき町民の健康づくりを推進するため、健康のまちづくり計画を策定しております。 第1期計画の計画期間が本年で終了するため、現在第2期健康のまちづくり計画を策定中でございます。第2期においても健康のまちづくり計画の大目標を、第1期と同様に健康寿命の延伸として検討を進めております。その中で町民アンケート調査や世代別の意見交換会を行い、住民の方のお考えもお聞きしております。 大目標であります健康寿命の延伸のため、疾病の予防、生活習慣の改善、地域に根づいた健康づくりといった具体的な目標を掲げ、それをどのように取り組んでいくべきか、今後健康のまちづくり審議会で議論をしていただく予定でございます。 計画としましては、今後審議委員会での議論を通じて内容を深めていきますが、疾病予防のための健康診断の受診、早期発見、早期治療も、生活習慣の改善のための食生活、運動等々についても行政からの一方的な情報発信のみでなく、町民の皆さんの健康に対する意識を高めることが最も重要であると考えております。住民の方がみずから健康に対する正しい知識を得て、それに基づき行動を起こすことが必要です。健康を保つことが病気の予防につながるとの意識を高める必要があります。 そこで、この計画の3つ目の具体的目標としております健康づくりが地域に根づくための取り組みを積極的に進めていきます。 具体的には、地域の健康づくりの核となる人づくりとして人材養成講座を実施します。母子保健から成人、高齢者、それぞれのライフステージ、それぞれの得意とする分野で健康づくりを実践し、地域に種をまいて広げていってくださる健康推進リーダー的な人材を育成したいと考えております。 今回のアンケートや意見交換会で健康のまちづくり条例や健康のまちづくり計画の認知度の低さを目の当たりにしました。そこで、第2期健康のまちづくり計画は、町民全体が共有できるような目標やスローガンを掲げ、ヘルスプロモーションの理念に基づき、個人はもちろん、その家族、地域、行政、関係機関がそれぞれの役割を明確にして、みんなで支える環境づくり、健康のまちづくりの推進を図っていきます。人材を活用した地域に根づいた健康のまちづくりを進めます。 そのほか、今後も力を注いで実施していく施策としまして、歯の健康づくりがあります。現在健康のまちづくり計画においても一つの分野として歯の健康が位置づけられておりますが、生涯を通じた歯の健康づくりが近年重要視されています。生活習慣病や認知症等、歯の健康と深くかかわることがわかり、歯の健康が生涯にわたっての生活の質の向上へとつながり、健康寿命の延伸につながると言われております。 歯の健康づくりへの意識を高めるため、富士河口湖町では県下では先駆的に妊婦の歯科健診事業、乳幼児の歯科保健指導とともにフッ化物塗布券の交付、40、50、60歳の歯科健診受診券の交付、介護予防のための高齢者の口腔ケア教室等を実施し、生涯にわたっての歯の健康づくりを進めています。歯の健康が生涯の健康につながり、健康寿命の延伸、そして最終的には医療費の抑制につながると考えています。 以上、健康増進課からの答弁といたします。 後段のジェネリック医薬品の啓蒙活動への取り組みにつきましては、引き続き住民課から答弁をいたします。
○議長(外川正純君) 住民課長、渡辺喜正君。 〔住民課長 渡辺喜正君 登壇〕
◎住民課長(渡辺喜正君) 健康のまちづくりについての後段のご質問で、ジェネリック医薬品への啓蒙活動の取り組みについてご質問にお答えいたします。 被保険者の皆様が安心して医療を受けられるよう、常に国保財政の健全化を図らなければならないことは言うまでもありません。 町では、これまで増加する医療費を軽減するため、平成21年度から国保被保険者の方へジェネリック医薬品希望カードを配布し、平成23年度にはリーフレットを配布し、ジェネリック医薬品の利用促進を図ってきたところですが、さらに被保険者の方の自己負担額の軽減と国保医療費の削減に結びつけることを目的に、本年8月及び9月にジェネリック医薬品差額通知書の発行に関するお知らせを町広報紙に掲載した上で、9月に国保被保険者で該当する方に対しまして、ジェネリック医薬品差額通知書を発送しました。 通知の内容としましては、平成24年4月診療分を対象に、現在飲んでいるお薬からジェネリック医薬品に変更した場合の自己負担額がどのぐらい安くなるのかを示した内容となっております。 なお、通知対象者は345件で、先発医薬品使用件数754件に係る差額通知の内容でございます。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 健康なまちづくりに向けて、さらなる町の新たな取り組みを大いに期待をしておりますし、ぜひとも今後具体化、具現化していただきたいと思います。 引き続き、健康のまちづくりの先進地である座間市というのがあるんですけれども、そこはもう理論とか総論ではなくて、もう具体的に町民の方に訴えております。それには、ざま健康なまちづくり10カ条というものをきちんと書いて、それを町民の皆様にお知らせして、冊子を配布して、目標値を設定して個々に管理をしましょうというものです。 その10カ条をちょっと読んでみたいと思います。 第1条として、バランスのよい食事をとりましょう。第2条として、体重を適正に保ちましょう。第3条として、積極的に体を動かしましょう。第4条として、上手な睡眠をとりましょう。第5条として、上手にストレスを解消しましょう。第6条として、たばこはやめましょう。第7条として、飲酒は適量を心がけましょう。第8条として、歯の健康を心がけましょう。第9条として、日ごろから健康チェックをしましょう。第10条として、市民による健康なまちづくりの活動を推進しましょうというように、これはもう具体的に書いてあって、それがもう各個人ごとに目標値が設定されるような資料配布をしてあって、各家庭で自分には何が合うかという話をしながら、自分たちの健康を家族、家庭みんなで守っていこうといことで、10カ条宣言をされております。 ぜひ町でもこういうものをぜひ具現化、具体化、理論、総論は十分わかるんですけれども、もっと具体的にこのようなものを皆さんで提示して、町民の皆さん、本当に頑張っていこうというようなことも私は提言したいと思いますけれども、それについて増進課長、どうでしょうか。
○議長(外川正純君) 健康増進課長、日原和美君。
◎健康増進課長(日原和美君) ありがとうございます。 ただいま健康のまちづくり計画を策定中でございます。第1期計画の中でもダイジェスト版の中に我が家のアクションプランというのをのせまして、我が家では今、古屋議員がおっしゃったように、健康9領域と言いますが栄養ですとか、身体活動であるとか、睡眠、たばこ、そういった9領域について我が家のアクションプランというのを立てて実行しましょうというものをつくりましたので、今計画においても具体的に審議会の中でもわかりやすい、取り組みやすい計画づくりをというお声がありますので、ただいまいただいたご提案も参考にさせていただき、町民の皆様が取り組みやすい健康のまちづくり計画を策定したいというふうに考えております。 ありがとうございました。
○議長(外川正純君) 再々質問ありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 座間市ではそれに対する補足の冊子がすごく有意義にできております。各家庭で自分ができるように、本当にわかりやすくできております。なかなか今の課長が言われたのもあるんですけれども、なかなか住民になかなか周知されておりません。これは住民が徹底して自己管理をできるように、もう10カ条宣言とか、町を挙げて大いにやっていくことが私は大事だと思います。 これで質問を終わります。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 1番、渡辺元春君。
◆1番(渡辺元春君) 平成21年度にジェネリック医薬品希望カードというものを配っていただいて、保険証に張って医者へ行きました。やっぱり医者が許可しなければだめなんですよ。そこで僕は挫折しました。粘り強くこれはやらなければ、やっぱり国保の医療費は下がっていかないんじゃないかなと、そんなふうな気がいたしております。今後もそんなことで、こういう立場にありますから積極的に動いていきたいと思いますけれども、そこでお聞きしたいわけですが、ジェネリック医薬品の利用促進を図って具体的な成果はどんなふうにあったか、経過しているか、その辺についてお伺いします。
○議長(外川正純君) 住民課長、渡辺喜正君。
◎住民課長(渡辺喜正君) 具体的な成果はというご質問にお答えさせていただきます。 該当します医薬品をすべてジェネリック医薬品に変更した場合、医療費の削減効果があらわれます。平成24年4月診療分での試算になりますが、該当した先発医薬品使用件数は754件でしたので、保険者負担、いわゆる町負担7割として費用試算しますと、先発医薬品を使用した場合の町負担額が約143万2,000円、これをジェネリック医薬品に変更した場合の最低減少額が53万円、その差額は90万2,000円となります。これを12カ月換算しますと、町負担額として約1,080万円の削減効果が期待できるものと思っております。 以上です。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 渡辺元春君。
◆1番(渡辺元春君) 今聞きましたおよそ大ざっぱに言うと3分の2ぐらいが削減されるという、1,400万円が900万円削減されるということですから、大ざっぱに言うと3分の2ぐらいが削減されるということですけれども、いろいろお医者さんも絡んでくるし難しい要素はあると思いますけれども、ぜひとも積極的にその気にさせるように啓蒙していただきたいと思います。よろしくお願いします。 以上です。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありませんか。 12番、三浦康夫君。
◆12番(三浦康夫君) この医療費を軽減する方法は早期発見だと思いますけれども、町として具体的に健康診断の受診率はどういうような形で今後上げていく予定ですか。
○議長(外川正純君) 住民課長、渡辺喜正君。
◎住民課長(渡辺喜正君) 特定健診の受診率の向上対策はというご質問だと思うんですが、確かに特定健診はこれまで受診をしていただけない方が町にたくさんおります。 今年度はそのような未受診の方に対しまして重点的に対応しまして、受診勧奨を行いました。具体的には、昨年受けてことしまだ申し込みをしていない方に個別通知と電話での受診勧奨、21年度から23年度まで3年間未受診の方でことしまだ申し込みをされていない方に個別通知、それから、21年から22年に受診した方で23年、24年に未受診の方に問診票を直接送付、さらに今年度人間ドックの最終勧奨として今月通知を発送し、これらの取り組みにより未受診者対策を講じました。さらに、ことしは土日の健診日を実施、そしてまた健診時のお子様の託児も実施をいたしました。また、人間ドックの新たな検査機関として、富士吉田医師会のご協力をいただき人間ドックの枠を広げ実施をして、何とか受診率向上を図ってきたところでございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 次の質問に移ります。 電線の地中化について質問してください。
◆13番(古屋一哉君)
富士山世界文化遺産登録も来年の6月には実現できるものとかたく信じております。多くの観光客が国内外から訪れることでしょう。一説には観光客が1.5倍になると試算もされております。 電柱と電線は人工的な風景ですから、地中化をすることができればすっきりとした道路景観となり、富士山をくっきりと見ることができるでしょう。まさに世界遺産のまちづくりを目指す当町にとって、景観上の観点からもこの上ない施策と考えます。さりとて多額の費用がかかります。 そこで、1カ所でも国・県に働きかけ、道路の電線地中化を実現することは、観光立町富士河口湖町にとって富士山世界遺産文化登録と連動した世界遺産にふさわしいまちづくりへの一歩と考えます。まずは、ぜひとも船津登山道入り口交差点、ショッピングセンターベル上から町民体育館までの路線の電線地中化の実現ができたらすばらしいものと考えます。 電線地中化への町の考えと今後の取り組みについて伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。
都市整備課長、流石文君。 〔
都市整備課長 流石文君 登壇〕
◎
都市整備課長(流石文君) 電線の地中化についてお答えさせていただきます。 古屋議員のご意見のとおり、富士山の
世界文化遺産の指定に向かって景観に対して地域住民の意識が高まっており、国道139号線から河口湖総合公園交差点までの登山道線の電線地中化についての要望が町にも届いております。 町といたしましても、要望に対応するため早速政策会議を開き、事業化に向け関係者との協議に入っております。現在の状況についてご説明をさせていただきます。 現在、国土交通省甲府河川国道事務所において、国道139号線の電線地中化事業が計画実施されておりますので、町長とともに登山道線の電線地中化に向けご指導をお願いしたところ、甲府河川国道事務所長より全面的に指導、ご助言をしていただける運びとなりました。 その結果、早速9月には基本計画案をいただくことができました。10月には、町から共同事業者であります東京電力、NTTを訪問し、事業計画案の説明をしたところ同意を得ることができました。 関係者の同意を得ることができましたので、山梨県と協議したところ、山梨県無電柱化協議会に申請し、承諾を得れば電線共同溝を整備すべき道路の指定を受け、公示され、事業認可されるとのことでございます。現在申請をする準備を行っております。 財政面につきましては、事業認可されれば社会資本整備総合交付金事業として国より55%の補助金が得られますので、現在山梨県との連携を密にし、国道139号線より河口湖総合公園交差点までの登山道線の電線地中化事業が平成25年度よりの事業化に向けて協議を実施している状況でございます。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) ただいまの説明では、国の補助が55%ということで、まだ残りの45%に対しては今からというふうに私は思っております。 町も世界遺産に向けて多くの構成資産を抱えて、相当町長を筆頭に職員の方が頑張ったおかげで、世界遺産も登録実現できるところまで私は持ってきたと思います。そういう意味では、県のほうに積極的に働きかけをしていただいて、県からも何らかの世界遺産と連動した中で補助金がいただけるように、町長にぜひ努力をしていただきたいと思いますけれども、町長の決意をお伺いします。
○議長(外川正純君) 町長、渡辺凱保君。
◎町長(渡辺凱保君) 私のほうも電線の地中化もろもろでき得れば国・県の補助を少しでも多くいただくことによって町の財政を軽くしていきたいというふうに考えております。 そういった意味合いで、私自身、以前にも議会で議員の皆様方から激励を賜りましたけれども、トップセールスのつもりで取り組んでまいりたいと、このようにしたいと思っております。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 県のほうでもなかなか補助金という形で出せるのは難しいかもしれません。町も本当に世界遺産に頑張ったということで県には特例交付金等もあります。ぜひその辺も、ぜひ町長からお願いをしていただければと思います。 以上です。
○議長(外川正純君) 関連質問はございますか。 14番、渡辺余緒治君。
◆14番(渡辺余緒治君) 1点だけ伺います。 ちょっと時間もないので、答弁を短くお願いします。 今町の大橋通りが電線地中化工事をやっていますけれども、この進捗状況を1点だけお伺いします。
○議長(外川正純君)
都市整備課長、流石文君。
◎
都市整備課長(流石文君) 現在町が把握していますことでございますが、富士河口湖富士線につきましては、国道139号線、東恋路交差点までの電線の地中化を実施し、平成27年度を目途に完成する予定と聞き及んでおります。
◆14番(渡辺余緒治君) 結構です。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 続いて、
富士山世界文化遺産登録後に向けました観光施策について質問してください。
◆13番(古屋一哉君) 日本政府が閣僚会議で尖閣諸島の国有化の方針を正式に決定したことを受け、富士河口湖町への宿泊をキャンセルした中国人観光客は1万3,485人に及ぶと町観光連盟の調査結果が新聞報道されました。町の観光関係者にとっては大きな痛手であり、中国人インバウンドに対し早急な対応が求められます。しかしながら、町でできることは今までと同様に富士河口湖町のよさを全力でPRしていくことしかありません。引き続きご尽力をお願いいたします。 このように厳しい状況ではありますが、当町にとっては朗報となる
富士山世界文化遺産登録が来年の6月には実現できるでしょう。この登録を機に新たなるトップセールス、観光キャンペーン、イベントの創出、観光のインフラ整備、町民挙げてのおもてなし体制の確立等々を積極的に進めていくことが求められます。 来年の6月、世界遺産登録決定に向け、観光立町富士河口湖町として今まで以上の観光の活性化策と国内外からの観光客数の増加に向けた町の方針と今後の取り組みについて伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 観光課長、小林賢治君。 〔観光課長 小林賢治君 登壇〕
◎観光課長(小林賢治君)
富士山世界文化遺産登録後に向けた観光施策についてお答えします。 町では将来的な国内旅行需要の縮小の見通しを踏まえ、平成11年度より外客誘致活動を開始し、特に中国から日本への渡航条件が緩和された平成16年度以降は、中国を初めとした東アジア並びに東南アジア主要国に対して積極的な誘致活動を展開しており、年間18万人前後の外客宿泊を受け入れるまでの実績を得ております。 しかし、平成23年3月の
東日本大震災及び福島第一原子力発電所の事故を原因とした外客の激減、さらにはことし9月の尖閣諸島国有化以降の中国からの団体旅行者の激減は、町の経済に大きな打撃をもたらしています。 一方では、近年数年間の顕著な傾向として、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシアといった東南アジア諸国からの来訪者が増加しています。これらの国々については、外交、政治的な要因による来訪者数の増減という波がほとんどなく、団体旅行者だけでなく個人旅行者も多いこと、安定的に増加していることなどから、当町にとってはリスクマネジメントの観点からも極めて重要なマーケットと認識しています。 マレーシア及びインドネシアについては現地でのプロモーション活動を行ったことはありませんが、タイ、シンガポールではこれまでも何度か現地へ赴いてプロモーション活動を行っており、日本への送客実績のある主要な旅行会社に対してイベント情報や観光施設情報などの基本的な観光情報の伝達を行ってきました。 このような活動を通して、近年当町が有する富士山と湖がある恵まれたすばらしい環境の中で、ウオーキングやジョギング、トレッキング、サイクリングなどのアクティビティを行いたいというニーズが東南アジアから寄せられつつあります。 例えば、シンガポールの旅行会社からは湖畔のジョギングコースや山のハイキングコースについての質問を受けたり、ことし10月には、インドネシアの自転車愛好家総勢50人が西湖、精進湖、本栖湖を自転車でめぐるツアーが行われたり、また、先月行われたヴィジットジャパントラベルマート2012においても、東南アジアの旅行会社から自転車を組み込んだツアーの可能性を質問されるなど、特に富裕層を顧客とする旅行会社を中心として従来型の周辺観光ではない自分の足を使って地域をめぐるような滞在プログラムへの注目が高まっているとの感触を得ています。
富士山世界文化遺産登録後は、国内外にこの世界遺産という知名度を観光資源として活用し、観光に関連した受け入れ環境の整備充実や、効果的なプロモーションの実施、情報発信による、より一層の地域活性化に係る取り組みを行っていきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) やはり今からは観光においても情報発信というものがいかに多くできるかということが私にとって大事なことだと思います。 県もことしの5月からフェイスブックを開設して多くの方々に情報発信をしております。フェイスブックは実名を挙げた中でインターネットでつながって多くの方々と交流ができますので、世界最大で今8億人の方がユーザーとなっております。この発信力というものは相当な発信力です。町長のトップセールスを行う、みんなが頑張る以上に、これを使えば本当に多くの発信力ができて、世界じゅうの方々に富士河口湖町がアピールできると思います。やはり私はこのフェイスブックというツールを早急にも県と同じように開設して、町の情報を瞬時に、きょうの富士山はこうですよというような情報、イベントの状況はどうですよという状況を瞬時に発信して、国内外の方が簡単に見られるようなフェイスブック開設を望みますが、それに対する考え方をお願いいたします。
○議長(外川正純君) 観光課長、小林賢治君。
◎観光課長(小林賢治君) フェイスブックには情報の共有と拡散を図るというさまざまな仕掛けがございます。さらに潜在的な顧客層と直接コミュニケーションをとることによってこの地を訪れていただくようなこともできます。また、地域の物産を買っていただくことも考えられます。大変有効な手段だと考えられております。 町では町のホームページに総合観光情報サイトがございますが、その中で今そのリニューアルを行っております。それと同時に、フェイスブックの活用も今現在進めておるところでございます。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 先ほどの災害時の情報伝達にもフェイスブックは有力だと思いますし、町の観光情報、いろいろなことの発信力がすごく今高くて、世界で注目されているソーシャルメディアだと思いますので、ぜひとも前向きに取り組んでいただきたいと思います。 以上です。
○議長(外川正純君) 関連質問はありませんか。 8番、梶原武君。
◆8番(梶原武君) 観光立町富士河口湖町として来年の世界遺産に向けて観光キャンペーン、またイベントなど積極的に進めていくのはもちろんですが、国内外から訪れたお客さんが風景、またその美しさを見る展望台、休憩所にごみとか長い雑草とかなどが道に覆いかぶさっていては、富士山また湖というすばらしい環境に水を差すようなもので、訪れたお客様のイメージダウンにならないように、今まで以上、ごみとか雑草がない観光地を目指した取り組みがあったら伺います。
○議長(外川正純君) 環境課長、古屋立夫君。
◎環境課長(古屋立夫君) ごみの問題につきましては、4月の恒例になっておりますクリーンアップキャンペーン、なお、NPO法人であります富士山クラブ、町内の40団体によりまして、ことしのごみの清掃にご協力いただきまして20トンの収集をすることができました。 私個人的な考え方と思いますけれども、以前と比べれば湖畔はかなりごみの量が減っているなというのが私の実感です。 なお、新自治会長、区長会議の席上でも、自治会でごみ拾いをしていただく際、袋については環境課で用意しますので、ぜひ自治会ごとのごみ清掃の協力もお願いしているところです。 今後につきましては、意外に河川、アシがかなり目立っています。たまたま担当ではありませんでしたけれども八木崎公園と妙法寺の前のアシをシルバーさんにお願いして刈り取ってきました。また、これは引き続き都市整備課のほうに河川敷ということでお話をして草刈り等を定期的にしてもらうという方向で、環境課としましても今まで以上、各種団体のご協力をいただきながら美化清掃には引き続き取り組んでいきたいと考えております。 以上です。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆8番(梶原武君) ただいま課長の答弁にもありましたけれども、大分前より富士河口湖町はきれいになったことは間違いないとは思います。 でも私がなぜこの質問をしたかというのは、この秋に小曲園という展望台があるんですよ。そこへたまたま展望に訪れようということで行ったら、その登山というかその登り口がすごく長い雑草が生えて、とてもこれは何か展望台へ行く雰囲気ではないなというがっかりしたイメージがあったんですよ。 これはもちろん青々とはしていない、枯れ草が垂れ下がっていたような感じで、そのような観点から、私はぜひともごみのない町、また雑草が刈ってあるだけでも訪れる観光客がすごく感動するのではないかなと、私も何回か海外へは行ったことがあるんですけれども、やっぱりごみのない国というのはすごく感動するんですよ。 ぜひとも町長がいつも言うように、訪れてよし、住んでよしの富士河口湖町を目指して、また世界遺産に向けてごみのないすばらしいきれいな町にするだけでもすばらしい環境になると思いますから、よろしくお願いします。
○議長(外川正純君) 答弁はよろしいですか。
◆8番(梶原武君) はい。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 会派親樹会の最後の質問になります。 農村災害対策整備事業についての質問をしてください。
◆13番(古屋一哉君) 農村災害対策整備事業とは、地域防災対策等の災害防除対策を推進する地域に指定されている地域や、災害に対して脆弱な中山間地域等に対して、地域で発生する災害から農村住民の生命、財産及び生活を守るための農業用施設や農村防災施設等のうち整備の優先度の高い施設の整備を行うものであります。 事業対象となる地域は、山梨県においては28市町村のうち27市町村が一部対象地域となっております。 中山間地域における補助率は、国庫の補助率が55%、県補助率が25%と、町にとっても有利な整備事業であります。既に道志村が事業実施中であり、来年度は大月市でも事業実施されます。 当町においても早急に事業実施に向けた取り組みと調査研究を行う必要があると考えますが、農村災害対策整備事業実施に向けた今後の町の対応について伺うとともに、どの地域が対象地域となるのか、どのような事業ができるのか、あわせて伺います。
○議長(外川正純君) ただいまの質問に対して答弁を求めます。 町長、渡辺凱保君。 〔町長 渡辺凱保君 登壇〕
◎町長(渡辺凱保君) 農村災害対策整備事業についてのご質問にお答えさせていただきます。 農村災害対策整備事業は、地震防災対策推進地域等災害防除に関する地域指定を受けた地域を対象に、農村地域の農業用施設や農村防災施設等の安全度評価を行い、地域住民の安全確保の観点及び避難対策の強化など、早急な防災減災対策の推進が望まれていることから、平成22年度に農林水産省が増設した制度で、従来農地防災事業で実施してきた農地農業用施設の被害防止対策のみならず、農村地域の防災減災対策として地域の施設や防災施設等のうち、対策の優先度が高い施設の安全対策を行う事業であります。 当事業は、国庫補助が55%、県の補助が補助率は25%から29%であり、財政的に極めて有利な補助事業であると認識しております。 したがって、今後の町の対応につきましては、事業の趣旨にのっとり採択要件に合致することを見きわめた上で、積極的に事業を推進していく方針であります。 具体的には、平成25年度において、まず事業内容が防災減災という性格から役場の所管課が複数にわたるためプロジェクトチームを編成し、地域の危険箇所の調査、点検を実施後、点検簿を作成し、あわせて当該地に地区のワークショップを立ち上げ、町が作成し提示した点検簿の内容から優先順位をつけていただき、調査計画の立案を県に提出した後に、山梨県の第三者委員会において事業評価をしていただくこととなります。 平成26年度においては、山梨県が事業主体となり整備計画を策定いたします。その際、町及び地区の意向、意見を十分反映して立案するとともに、用地交渉等の事務事業を共同して行うこととなります。その後、平成27年度以降5年間にわたり計画的に事業を実施していくこととなります。なお、事業期間は圧縮することも可能であるとのことであります。 次に、事業の対象地域につきましては、災害のおそれのある中山間地地域で、かつ生産基盤である農業振興地域が存在することが要件であり、具体的には大石地区、河口地区及び富士ヶ嶺地区が該当となります。 次に、整備事業の種類及び内容については、当町に該当すると想定されるものは、1、緊急避難路整備事業として、集落の防災安全のために必要な道路の整備、2、防火水槽整備事業として集落の防災安全のために必要な防火水槽及び附帯施設の整備、3、緊急避難施設の耐震化事業として農林水産省所管にかかわる助成等をもって整備された施設のうち、避難場所となっているものの耐震化、4、防護さく等安全設備事業として集落の防災安全のために必要な土どめ溝、安全さくの整備等であります。 なお、避難路整備につきましては、狭隘道路の拡幅、橋の耐震化などが実施可能であるとされております。 なお、新規事業の採用となるため、地域住民の要望、意見等を十分尊重した上で山梨県と十分協議を重ねていき、慎重かつ迅速に対応していきたいと考えております。 今後もさらに有利な国・県等の補助金確保に向けて鋭意努力を重ねてまいる所存であります。 以上、答弁とさせていただきます。
○議長(外川正純君) 再質問はありませんか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 3地域、大石、河口、富士ヶ嶺地域というような説明がありましたけれども、さらなる具体的にどのようなところが当たるのか、わかる範囲で結構ですからお願いしたいと思います。
○議長(外川正純君)
政策財政課長、流石速人君。
◎
政策財政課長(流石速人君) 先ほど町長が申し上げましたとおり、大石、河口、それから富士ヶ嶺ということで3カ所対象になります。 まず、大石地区につきましては、過年度からの懸案事項でありました避難路としての馬場川の管理用道路の整備、避難通路としての狭隘道路の整備、それから老朽化した橋の整備、防火水槽、防護柵の設置等が想定されます。 河口につきましては、寺川の管理用道路の整備、以下は同じくでございます。 それから、富士ヶ嶺につきましては、意見を聞きましたところ、沈砂池、それから調整池が機能を果たしていないところが多々あるということで、この事業の適用が可能となるかと思います。 以上でございます。
○議長(外川正純君) 再々質問はありますか。 どうぞ。
◆13番(古屋一哉君) 県の採択に向けてご尽力をお願いします。 以上で、質問を終わります。
○議長(外川正純君) 関連質問はありますか。 17番、高山泰治君。
◆17番(高山泰治君) 大石地区、河口地区にあっては、馬場川、また寺川が集落の真ん中を流れていて、大変台風のたびに危険な思いをしているところであります。 したがって、今回の農村災害対策整備事業がこれらの事業に対して当てはまるとしたら、地域を挙げて喜ぶところであります。幸いにして河口地区にあっては地域振興協議会が寺川について両側を車が通れるように舗装をしていただきたいということを、今立ち上げて盛んに地域の各種団体と話し合いをしているところであります。 したがって、町当局と河口の地域振興協議会、この両者がコラボする中で話し合って早急な実施をしていただきたい、かように思いますが、いかがでしょうか。
○議長(外川正純君)
政策財政課長、流石速人君。
◎
政策財政課長(流石速人君) ご意見のとおりでございます。大石、それから河口地区につきましては、既に振興協議会で寺川、馬場川の議論はなされておりますので、さらに具体化するように進めていきたいと思います。 富士ヶ嶺地区につきましては、また区長さんを中心に、この事業についての意見交換会を開催して事業を進捗してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 どうぞ。
◆17番(高山泰治君) 昭和58年の台風のときに、河口地区の水道の元栓が山の中腹にあるために、山が飛んだときに水道が使えなくなりまして1週間から10日水道が使えない時期がありました。私も消防団をしていたから、給水にかり出されたものでありました。 そういう観点から、河口地区に防災用の大きな貯水槽をつくっていただいて、水道がとまってもまだその貯水槽が使えるんだよという、そういうものをぜひともお願いしたいと思いますが、この辺はいかがでしょうか。
○議長(外川正純君) 総務課長、外川亮介君。
◎総務課長(外川亮介君) 河口地区につきましては、確かに上流に位置しておるということで、いざ土砂等の対応が必要かと思っております。そんなところで、上水とそれから防火水槽を兼ねるということの対応も必要だと思いますので、今後両方の観点から検討させていただきたいと思っております。
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 1番、渡辺元春君。
◆1番(渡辺元春君) 大石、河口地区は今、高山議員のほうから細かいところが質問されましたけれども、富士ヶ嶺地区につきましては、先ほど区長と意見交換会をやるとか、そういう予定でいるようですけれども、どこがどういう事業をやるのか、大筋で結構ですから伺いたいと思います。
○議長(外川正純君)
政策財政課長、流石速人君。
◎
政策財政課長(流石速人君) どこがどう、もう一度質問の。
◆1番(渡辺元春君) 場所はどういうところか、どういう事業かということですね。
◎
政策財政課長(流石速人君) 場所ですか、もう一度再度申し上げます。 富士ヶ嶺地区につきましては、雨水の調整池、沈砂池というものが機能を果たさなくなっておるということを区長さんからお聞きしております。それがまさしくこの農村災害対策整備事業に該当、合致すると想定されますので、それらを中心にやっていくということと、やはり富士ヶ嶺地区についても防火水槽の老朽化が課題だということでお聞きしておりますので、主にはこの2点について協議をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(外川正純君) 再質問はありますか。 〔「ありません」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) ほかに関連質問はありますか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) これをもって会派親樹会の代表質問を終了いたします。
---------------------------------------
△延会の宣告
○議長(外川正純君) これで本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれをもって延会したいと思います。 これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(外川正純君) 異議なしと認めます。 したがって、本日はこれで延会することに決定いたしました。 あしたも本会議を午前10時から開会いたします。よろしくお願いいたします。 ご苦労さまでした。
△延会 午後2時59分...