• "南部町議会"(/)
ツイート シェア
  1. 市川三郷町議会 2008-12-10
    12月10日-01号


    取得元: 市川三郷町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-18
    平成20年 12月 定例会(第4回)      平成20年第4回市川三郷町議会定例会(第1日目)1.議事日程                            平成20年12月10日                            午前10時00分開議                            於議場日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 請願の付託日程第4 承認第10号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求めることについて日程第5 承認第11号 平成20年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて日程第6 承認第12号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについて日程第7 承認第13号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについて日程第8 承認第14号 平成20年度市川三郷町病院事業会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて日程第9 議案第84号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について     議案第85号 市川三郷町子育て支援医療費助成金支給条例中改正について     議案第86号 市川三郷町手数料条例中改正について     議案第87号 峡南衛生組合規約の変更について     議案第88号 平成20年市川三郷町一般会計補正予算(第6号)     議案第89号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)     議案第90号 平成20年度市川三郷町老人保健特別会計補正予算(第2号)     議案第91号 平成20年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)     議案第92号 平成20年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第2号)     議案第93号 平成20年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)     議案第94号 平成20年度市川三郷町農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)     議案第95号 平成20年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第2号)     議案第96号 平成20年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第2号)     議案第97号 平成20年度市川三郷町歌舞伎公園管理特別会計補正予算(第2号)     議案第98号 平成20年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)日程第10 一般質問2.出席議員は次のとおりである。(18名)     1番 宮崎博已    2番 有泉 希     3番 青沼 博    4番 赤池貞親     5番 小林一史    6番 遠藤 浩     7番 内田利明    8番 渡井 要     9番 松野清貴   10番 三神貞雄    11番 村松武人   12番 八木 勝    13番 志村公人   14番 内藤 優    15番 井上達雄   16番 望月隆夫    17番 秋山詔樹   18番 一瀬 正3.欠席議員(なし)4.会議録署名議員     3番 青沼 博    4番 赤池貞親     5番 小林一史5.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名(21名) 町長       久保眞一   会計管理者    原川英一 企画課長     長田知久   財政課長     新津敏信 福祉支援課長   鈴木木の実  いきいき健康課長 志村一成 総務課長     岸本正幸   税務課長     長沢孝幸 建設課長     一瀬 稔   産業振興課長   笠井一廣 生活環境課長   伊藤正己   町民課長     深澤富美子 教育委員長    有泉 大   教育長      塩澤雄市 教育総務課長   砂田 茂   生涯学習課長   長田勝則 三珠支所長    小林貴満   六郷支所長    依田勝志 病院事務長    久保欣史   老健事務長    池川良人 保育課長     望月 勲6.職務のために議場に出席した者の職氏名(4名) 議会事務局長   笠井雄一 議会書記     相川由美 議会書記     一瀬 浩 議会書記     有泉恵司     開会 午前10時00分 ○議長(村松武人君)  おはようございます。 開会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。 議員各位には、年末を控え、公私ご多忙のところ、ご出席を賜り、厚くお礼を申し上げます。 さて、本定例会の提出議案につきましては、後刻町長から説明がありますが、議会としては、町民福祉のより一層の向上を期するため、十分に審査を尽くし、適切妥当な議決に達せられますよう切望する次第であります。 各位には、本格的な寒さ到来とともに、厳寒に向かう折から十分ご自愛の上、諸般の議事運営にご協力をお願いし、開会のあいさつといたします。 なお、病院長につきましては、診断の関係で欠席する旨の報告がありました。ご了承をお願いいたします。 ここで、11月30日付、引き続き教育委員長に就任されました有泉大委員長から発言を求められておりますので、これを許可します。 教育委員長、有泉大君。 ◎教育委員長(有泉大君)  おはようございます。 このたび、教育委員長に再選されました有泉大でございます。 しょせん微力ではございますが、市川三郷町の教育行政推進のため、引き続き、誠心誠意取り組む所存でございます。 どうぞ、議員皆さまのご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げまして、あいさつといたします。 よろしくお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  ただいまから平成20年第4回市川三郷町議会定例会を開会いたします。 本日の会議を開きます。 9月定例会以降の諸般の報告はお手元に配布したとおりでございます。 続いて、一部事務組合議会の報告を組合議員に求めます。 三郡衛生組合議会の報告をお願いします。 第1番、宮崎博已さん。 ◆1番議員(宮崎博已君)  議長の命により、三郡衛生組合議会の報告をいたします。 三郡衛生組合議会第2回定例会は平成20年9月29日開会され、本町からは青沼、渡井、松野、一瀬各議員と私が出席いたしました。 提出された案件は、三郡衛生組合議会議員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正、三郡衛生組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正及び、平成19年度三郡衛生組合各会計にかかわる歳入歳出決算認定3件、ならびに公平委員会委員の選任についての同意1件、合わせて6件であり、いずれも原案どおり可決・認定・同意されました。 それでは、内容について報告いたします。 議案の審査において、三郡衛生組合議会議員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、地方自治法の一部を改正する法律が施行されるに伴い、条例の文言を改正するものであり、また、三郡衛生組合職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正は、株式会社日本政策金融公庫法および株式会社日本政策金融公庫法の施行に伴う関係法律の整備に関する法律が施行されるに伴い、所要の改正を行うものでした。 続いて、平成19年度三郡衛生組合各会計歳入歳出決算認定について審議されました。 一般会計歳入歳出決算認定では、歳入総額1,818万5,274円、歳出総額1,222万6,955円、差引残額595万8,319円でありました。 歳入の主なものは、各市町村からの負担金1,351万7千円であり、歳出の主なものは、総務費1,116万7,591円でありました。 次に、し尿処理事業特別会計歳入歳出決算認定では、歳入総額3億705万2,628円、歳出総額2億9,966万2,204円、差引残額739万424円でありました。 歳入の主なものは、各市町村からの負担金2億7,243万4千円であり、歳出につきましては、し尿処理場管理場費1億4,207万5,608円、公債費1億5,744万1,596円でありました。 次に、火葬事業特別会計歳入歳出決算認定では、歳入総額1億8,919万6,075円、歳出総額1億7,917万6,046円、差引残額1,002万29円でありました。 歳入の主なものは、各市町からの負担金1億7,076万8千円、手数料1,431万7千円であり、歳出につきましては、火葬場費7,412万3,832円、公債費1億489万8,020円でありました。 次に、9月30日をもって任期満了となる監査委員につきましては、引き続き、山本直幸氏の選任に同意いたしました。 以上、三郡衛生組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(村松武人君)  次に、峡南広域行政組合議会の報告をお願いいたします。 第16番、望月隆夫君。 ◆16番議員(望月隆夫君)  おはようございます。 議長の命により、峡南広域行政組合議会の報告をいたします。 平成20年峡南広域行政組合議会第2回定例会は、10月15日に開会され、本町からは秋山、村松両議員と私、望月が出席いたしました。 専決処分2件、条例改正1件、平成20年度一般会計、特別会計補正予算案3件、平成20年度一般会計・特別会計決算認定3件が提案され、いずれも原案どおり可決・承認されました。 議案審議の結果は次のとおりでありました。 まず、議案第8号 平成20年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第1号)、専決処分の承認では、歳入歳出それぞれ45万8千円を追加し、歳入歳出予算の総額を15億9,707万8千円とし、歳入財源については、前年度繰越金の追加をし、歳出については委託料の追加を行い、本年4月からの新しい健康診断と保健指導、いわゆるメタボ検診に対応した職員健康診断委託料とするものでありました。 議案第9号 平成20年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第1号)、補正予算専決処分の承認では、歳入歳出それぞれ25万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億4,300万5千円とするものであり、一般会計と同様、前年度繰越金委託料の追加により、職員の健康診断を行うものでありました。 議案第10号 峡南広域行政組合の議員の報酬及び費用弁償に関する条例等の改正については、地方自治法の一部改正に伴い、議員活動範囲と、議員報酬の明確化を図るため、条例改正を行うものでした。 併せて、特別職の職員で、非常勤のものの報酬および費用弁償に関する条例一部改正を行ったものであります。 議案第11号 平成20年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに191万5千円を追加し、歳入歳出予算の総額を15億9,899万3千円とするもので、歳入については、分担金及び負担金諸収入の更正、繰入金、繰越金の追加を行い、歳出について、本年度当初の人事異動と、職員退職による人件費の追加更正、老人ホーム、暖房用ボイラーの取替え工事を行うものでありました。 議案第12号 平成20年度峡南広域行政組合介護保険特別会計補正予算(第2号)では、歳入歳出それぞれに56万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億4,386万6千円とするものであり、歳入については介護度、入所人員による保険収入の追加更正と寄附金、繰越金の追加を行い、歳出については職員異動と、職員退職による人件費の追加と介護保険安定化基金への積み立ての減額を予定したものであります。 議案第12号 峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計では、歳入歳出それぞれに144万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,030万7千円とするものであり、歳入に繰入金と繰越金を追加し、歳出において引き続き峡南地域PRのため、フリーペーパーへの広告掲載と観光案内、パンフレットの追加印刷代の追加でありました。 次に、認定第1号 平成19年度峡南広域行政組合一般会計決算の認定では、歳入総額16億8,564万8,971円、歳出総額16億6,960万912円、差引残額1,604万8,059円であり、歳入の主なものは総額の91.2%を含める構成6町からの負担金15億3,769万9千円のほか、基金繰入金9,884万8千円が主なものであり、歳出については、消防庁舎耐震工事3,781万7千円、救助工作車購入5,659万5千円、および後期高齢者医療システム構築4,718万1千円の3事業、そのほか、人件費を含む共同処理事業の運営費でありました。 認定第2号 平成19年度峡南広域行政組合介護保険特別会計決算認定では、歳入総額が2億5,158万605円、歳出総額2億4,871万3,595円、差引残額は286万7,010円であり、歳入の主なものは介護サービス提供保険料であり、歳出において、職員人件費を含む特養老人ホーム30名、デイサービス25名、居宅介護支援訪問看護事業運営費でありました。 認定第3号 平成19年度峡南広域行政組合峡南ふるさと市町村圏特別会計決算認定では、歳入総額が998万5,296円、歳出総額898万9,482円、差引残額99万5,8014円であり、歳入ではふるさと基金10億円の運用益と繰越金が主な財源であり、ふるさと市町村圏事業として、公共施設の古紙回収、不法投棄撤去、峡南地域文化教育イベント支援、観光PR事業および富士川環境保全対策協議会運営に支出したものでありました。 また、平成20年峡南広域行政組合議会第1回臨時会では、11月18日に開会され、南部町議会議員選挙に伴う、組合議員議席の指定、常任委員会委員の選任および議会運営委員会委員の選任を行った後、議案第14号 平成20年度峡南広域行政組合一般会計補正予算(第3号)が提案され、原案のとおり可決されました。 議案第14号 平成20年度峡南広域行政事務組合一般会計補正予算(第3号)では、歳入歳出それぞれから785万4千円を更正し、歳入歳出予算の総額を15億9,113万9千円とするものであり、歳入については、分担金及び負担金の更正、また、繰越金の追加を行い、歳出については介護保険制度改正に伴う認定システム改修委託料の追加、また、消防職員の退職等に伴う人件費を更正するものでありました。 以上で、峡南広域行政組合議会の報告を終わります。 ○議長(村松武人君)  次に、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をお願いします。 第6番、遠藤浩君。 ◆6番議員(遠藤浩君)  議長の命により、中巨摩地区広域事務組合議会の報告をいたします。 9月、中巨摩地区広域事務組合議会定例会は、平成20年9月29日に開会され、本町から赤池、小林、内田議員と私が出席しました。 提出された案件は、平成20年度中巨摩地区広域事務組合補正予算3件および、平成19年度中巨摩地区広域事務組合歳入歳出決算認定6件であり、いずれも原案どおり、可決・認定されました。 まず、議案審議に入る前に、甲斐市議会より、組合議員の改選が行われ、新たに組合議員となった3名が紹介されました。 続いて、平成20年度の補正予算が審議されました。 一般会計補正予算(第1号)につきましては補正額はなく、歳出において人件費の調整で、節内の組み換えでした。 また、ごみ処理事業特別会計補正予算(第1号)ですが、補正額は2,437万3千円の追加で、歳入は繰越金、歳出は賃金の更正および燃料費、光熱水費の需用費、工事請負費の追加でありました。 なお、工事請負費追加の内容は、ごみ焼却炉1号炉の耐火煉瓦積み替え工事費2千万円でありました。 し尿処理事業特別会計補正予算(第1号)ですが、補正額は1,838万5千円の追加で、歳入は繰入金と繰越金、歳出は需用費におけるA重油燃料費等の追加でありました。 次に、平成19年度各会計歳入歳出決算認定の審議が行われました。 一般会計、ごみ処理事業特別会計地区公園事業特別会計老人福祉事業特別会計勤労青年センター事業特別会計、および、し尿処理事業特別会計の6会計で、歳入歳出決算額の合計額は、歳入総額が26億4,725万2,261円、歳出総額が25億8,106万9,574円、差引残額は6,618万2,687円でありました。 歳入につきましては、各市町からの負担金が主なものであり、合計21億8,342万4千円であり、市川三郷町の負担金金額は、し尿処理事業特別会計を除く5会計で、1億9,794万6千円でありました。 また、繰入金では、施設整備基金から、4,862万円の繰入金があり、これはフットサルコート整備工事に充てるものでありました。 また、歳出につきましては、各施設等の管理費合計が14億9,489万6,683円で、主なものはごみ処理管理費で10億6,001万1,573円でありました。 公債費におきましては、ごみ処理事業特別会計において、8億9,403万3,298円、尿処理事業特別会計で1億8,922万4,400円であり、合計額が10億8,325万7,698円でありました。各会計とも歳入歳出差引額につきましては、翌年度会計へ繰越しました。 以上で、中巨摩地区広域事務組合議会の報告とさせていただきます。 ○議長(村松武人君)  次に、峡南衛生組合議会の報告をお願いします。 第13番、志村公人君。 ◆13番議員(志村公人君)  議長の命により、峡南衛生組合議会の報告をいたします。 峡南衛生組合議会第2回定例会は、平成20年10月16日に開会され、本町からは有泉、井上両議員と私、志村が出席いたしました。 提出された案件は、平成19年度峡南衛生組合一般会計歳入歳出決算認定、及び平成20年度一般会計補正予算(第1号)の2件であり、いずれも原案どおり認定・可決されました。 審議に入る前に、依田光弥管理者から、10月23日、町長任期満了に当たり、退任する旨のあいさつがありました。 また、身延町の穂坂秀勝議員に代わり、後任の望月秀哉議員の紹介がありました。 それでは、内容について報告します。 まず、平成19年度峡南衛生組合一般会計歳入歳出決算認定では、歳入総額5億7,360万4,203円、歳出総額5億6,280万6,654円、差引残額1,079万7,549円でありました。 歳入の主なものは、各町からの負担金4億8,190万4千円、使用料及び手数料6,795万8,800円でありました。 また、歳出につきましては、総務費2,191万6,115円、し尿およびごみ処理にかかわる衛生費2億8,122万6,472円、火葬費2億8,933万265円、公債費2億3,012万276円でありました。 続いて、平成20年度峡南衛生組合一般会計補正予算(第1号)では、歳入歳出それぞれ380万円を追加し、歳入歳出総額を5億9,112万円とするものでありました。 歳入の内容は、使用料及び手数料を920万円更正し、繰越金700万円、諸収入600万円を追加するものでありました。 歳出の内容は、衛生費において80万円の追加で、内容はし尿処理費で委託料の更正をし、ごみ処理費で燃料高騰に伴う需要費およびフォークリフト購入費等を追加し、不燃物収集処理委託料等を更正するものでありました。 火葬費においては、炉前のドアおよび床の修繕費および外壁と塗装工事費300万円の追加でありました。 以上で、峡南衛生組合議会第2回の定例会の報告を終わります。 ○議長(村松武人君)  続いて、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をお願いします。 第17番、秋山詔樹君。 ◆17番議員(秋山詔樹君)  議長の命により、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告をいたします。 平成20年山梨県後期高齢者医療広域連合議会第2回定例会は、10月7日、ホテルクラウンパレス甲府において開会されました。 今定例会に提出された案件は、平成19年度一般会計歳入歳出決算の認定1件であり、原案のとおり承認されました。 議案の内容および審議の結果は次のとおりでありました。 平成19年度一般会計歳入歳出決算の認定では、歳入総額7億4,542万3,524円、歳出総額7億690万5,555円、歳入歳出差引残高3,851万7,969円で、この繰越金の取り扱いについては、市町村と協議して決めるとしながらも、財政調整基金条例に基づき、基金に積み立てていきたいと説明がありました。 また、これに伴う監査委員の決算審査の報告につきましては、予算の執行状況に対する指摘事項は、特にないものの、繰越金が多額となっているため、予算の適切な処置による市町村負担金の削減を図るとともに、必要な最低限の予算作成に努め、経費削減に向けてより一層の創意工夫を求める意見書の提出がありました。 以上、山梨県後期高齢者医療広域連合議会の報告といたします。 ○議長(村松武人君)  以上で報告を終わります。 日程に入ります。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第1 会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員には、会議規則第119条の規定によって、 第3番 青沼 博君 第4番 赤池貞親君 第5番 小林一史君 以上、3名を指名いたします。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第2 会期の決定を議題とします。 本件につきましては、議会運営委員会において協議がなされておりますので、その結果について議会運営委員長より報告を求めます。 議会運営委員長、第18番 一瀬正君。 ◎議会運営委員長(一瀬正君)  議会運営委員会の報告をいたします。 平成20年第4回市川三郷町議会定例会の会期等につきましては、去る11月28日議会運営委員会を開会し、協議いたしました。 その結果、会期は本日12月10日から19日までの10日間といたします。この間、13日、14日を休会とし、11日、17日、18日を予備日といたします。 本日は、この後、承認第10号から、承認第14号を審議した後、議案第84号から議案第98号までを一括上程、説明、質疑を行った後、各常任委員会に付託いたします。 続いて、一般質問を行います。一般質問は5人から通告がありました。 なお、11月28日の議会運営委員会において、14番、内藤優君からの一般質問のうち、1番目の1点目、教育委員の政治活動と、2点目の委員長の再選にかかわる質問については、その後の情勢の推移を見守るということで了承をしていましたが、今回、取り下げることとなりました。 次に12日、15日および16日の3日間を各常任委員会の審査日に充て、12日を総務教育常任委員会、15日を厚生常任委員会、16日を土木産業常任委員会とし、いずれも午前10時から開議することといたします。 続いて、19日の最終日を本会議とし、付託案件についての委員長報告を行うことといたします。 また、追加議案が提出された場合には日程に追加し、本会議の中で審議することといたします。 詳細は、お手元に配布した日程のとおりでございます。 以上、議会運営委員会の報告といたします。 ○議長(村松武人君)  お諮りします。 本件につきましては、議会運営委員長の報告どおり、決定することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から12月19日までの10日間に決定しました。---------------------------------------
    ○議長(村松武人君) △日程第3 請願の付託を行います。 本日までに受理した請願は2件であり、お手元に配布した請願文書表のとおりです。 所轄の委員会に付託します。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第4 承認第10号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  開会にあたり、一言ごあいさつ申し上げます。 本日、平成20年12月市川三郷町議会第4回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私ともご多用の中、全員のご出席を賜りここに定例会が開催できますことに、厚くお礼を申し上げます。 また、平素町行政の推進にご尽力、ご協力をいただいておりますことに、併せて感謝を申し上げます。 さて、国の三位一体改革により、わずかな税源移譲と5兆円を超える地方交付税の削減により、税源が少なく自主財源の乏しい町村は、かつてない財政的苦境に追い込まれており、市川三郷町も引き続き、大変厳しい財政状況にございます。 地方交付税の持つ財源調整、財源保障機能を堅持するとこと、三位一体改革において削減された地方交付税の総額を復元、増額することを11月26日の全国町村長大会で決議をし、政府与党をはじめ、各党に強く要請したところであります。 本日ご提案を申し上げる案件は、専決処分承認5件、条例改正3件、規約変更1件、一般会計・特別会計補正予算11件の合計20件であります。 それでは、提案理由の説明を申し上げます。 承認第10号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第4号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。 専決処分したのは、平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第4号)で、歳入歳出それぞれ135万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ87億7,071万8千円と定めたものであります。 その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 次に、補正の概要について説明を申し上げます。 歳入では、地方交付税135万6千円を追加、歳出では商工費で温泉事業特別会計繰出金135万6千円を追加いたしました。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 なお、詳細につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(村松武人君)  財政課長、新津敏信君。 ◎財政課長(新津敏信君)  4ページをお開きいただきます。 歳入でございますけれども、9款地方交付税、1項地方交付税、1目地方交付税、今回135万6千円を追加するものであります。 総額につきましては、31億9,615万4千円とするものであります。 よろしくお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  産業振興課長、笠井一廣君。 ◎産業振興課長(笠井一廣君)  それでは、歳出のご説明を申し上げます。 6款商工費、1項商工費、3目観光費、今回、135万6千円を補正いたしまして、総額7,641万7千円とするものでございます。 これにつきましては、繰出金で温泉特別会計事業への繰出金ということでございます。 よろしくお願い申し上げます。 ○議長(村松武人君)  これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案どおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第10号は原案のとおり承認することに決定しました。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第5 承認第11号 平成20年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第11号 平成20年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。 専決処分したのは、平成20年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第1号)で、歳入歳出それぞれ135万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4,853万9千円と定めるものであります。 その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 次に、補正の概要について説明をいたます。 歳入では、他会計繰入金を、歳出では公課費で消費税納付金を135万6千円それぞれ追加いたします。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 なお、詳細につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(村松武人君)  産業振興課長、笠井一廣君。 ◎産業振興課長(笠井一廣君)  それでは、4ページをお開きください。 まず、歳入からご説明を申し上げます。 2款繰入金、1項他会計繰入金、1目他会計繰入金、今回、135万6千円をお願いし、2,623万1千円とするものでございます。 それでは、歳出のご説明を申し上げます。 1款温泉整備費、1項温泉整備費、1目温泉整備費でございます。135万6千円をお願いし、974万4千円とするものでございます。 27節の公課費、これにつきましては消費税の納付金が確定いたしましたので、お願いするものでございます。 以上で、説明といたします。 よろしくご承認のほどお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第11号は原案のとおり承認することに決定しました。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第6 承認第12号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第12号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第5号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。 専決処分したのは、平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第5号)で、歳入歳出それぞれ220万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ87億7,292万円と定めたものであります。 その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 次に、補正の概要について説明をいたします。 歳入では、地方交付税209万6千円を追加、県支出金10万6千円追加、歳出では民生費で国民健康保険特別会計繰出金209万6千円追加、土木費で10万6千円追加いたしました。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 なお、詳細につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(村松武人君)  財政課長、新津敏信君。 ◎財政課長(新津敏信君)  補正予算第5号につきましては、4ページをお開きください。 まず、歳入でありますが、9款1項1目地方交付税、今回、209万6千円追加し、総額を31億9,825万円とするものであります。 次に14款県支出金、3項3目土木費委託金でありますけれども、今回、10万6千円を追加し、90万9千円とするものであります。 内容につきましては、住生活総合調査費の委託金10万6千円でございます。 歳入は以上でございます。 ○議長(村松武人君)  福祉支援課長、鈴木木の実さん。 ◎福祉支援課長(鈴木木の実君)  歳出についてご説明いたします。 3款1項1目社会福祉総務費を209万6千円追加し、6億3,060万7千円とするものです。 内容は28節繰出金ですが、国民健康保険特別会計への繰出金の追加、三珠診療所新体制にかかわる経費の追加でございます。 ○議長(村松武人君)  建設課長、一瀬稔君。 ◎建設課長(一瀬稔君)  それでは引き続きまして、5ページの7款4項1目都市計画総務費でございますが、今回、10万6千円をお願いするものであります。 内容につきましては、1節報酬、11節の需用費、12節役務費ということで、これは住生活総合調査に伴う予算でございます。平成18年6月に施行されました住生活基本法を踏まえまして、住環境を含めた、住生活全般に関する実態、また、住居者の意向、満足度を調査するものでございます。 5年に1度の調査でございまして、本町は14調査区を8名の調査委員で調査するものでございます。 調査期日につきましては、12月1日現在で調査するものでございます。 まず報酬につきましては、11万2千円、これは先ほど説明しました住生活総合調査金の報酬ということで14調査区、112件を調査するものでございます。その報酬でございます。 11節の需用費9千円の更正につきましては、今後の支出を見込んだ中での更正9千円でございます。 役務費につきましては、住生活総合調査員の傷害保険料でございまして、これも8名分、2,400円を計上したところでございます。 以上で、承認第12号の説明を終わります。 ご承認のほど、よろしくお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  これより質疑に入ります。 第18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  歳出土木費の住生活総合調査員の報酬なんですが、5年に1度やるということで、平成18年に施行された法律に基づいてやるということですから、定期的に第1回目がおそらく18年度にやられ、定期的にやられているものだとは思うんです。 12月1日現在でやるとはいえ、どうして専決をせざるを得なかったのか、国の補助金が決まらないために遅れてきて、12月1日ということでやむを得なかったのか、それともうっかりして計上するのを遅れたために、専決せざるを得なかったのか、そのへんをもう少し詳しく教えてください。 ○議長(村松武人君)  建設課長、一瀬稔君。 ◎建設課長(一瀬稔君)  5年に1度の調査ということで、当初へ計上すればというのもありましたが、調査区の決定というのが、総務省で行いました、平成20年度の住宅土地統計調査、本町では10月1日付で企画が担当しました。その中から、抽出されたところを、今回の住生活総合調査に調査するということで、細かい調査区、そして調査される件数等が細かく決まらなかったということで、専決処分といたしました。 以上です。 ○議長(村松武人君)  質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、承認第12号は原案のとおり承認することに決定しました。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第7 承認第13号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題といたします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)   承認第13号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。 専決処分したのは、平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計直営診療施設勘定の補正予算(第3号)で、歳入歳出それぞれ209万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額を9,004万円と定めるものであります。 その内容は第1表「歳入歳出予算補正」によります。 今回の補正の主な原因は、新体制に伴う必要な経費の追加であります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。 なお、詳細につきましては、担当課長から説明いたします。 ○議長(村松武人君)  町民課長、深沢富美子さん。 ◎町民課長(深沢富美子君)  承認13号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第3号)の専決処分につき承認を求めることについて説明いたします。 6ページをお開きください。 この補正予算は、市川三郷町営国民健康保険診療所において、新体制に向けての診療所内の改装と、新しい医師、白勢先生には敷地内にある医師住宅をご利用いただく予定でありますが、現在、上野駐在所にお貸ししている関係で、その間、お使いいただく住宅賃借料等であります。 診療所内の改装については、処置室内のベッドの増設に伴うカーテンレールの設置と、診療所内に音楽を流したいという医師の意向によりまして、衛星音楽放送設置による諸経費です。 更衣室用ユニットハウスについては、医師の増員により現在、更衣室として使っている部屋を、医師の待機場所として使っていただく予定で進めております。 また、白勢先生がいままで使っていた医療機器が診療所のものより新しいので、継続して使わせていただくことによりまして、機器の搬送およびリース料等の追加であります。 この経費はすべて一般会計より繰り入れていただくものです。 以上で説明とさせていただきます。 ご承認のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  これより質疑に入ります。 第18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  お尋ねします。 白勢医師が就任されることによって、三珠診療所はどのような診療体制が取れるようになるのかお伺いします。 ○議長(村松武人君)  町民課長、深沢富美子さん。 ◎町民課長(深沢富美子君)  月曜日から土曜日まで、以前と変わらずの診療ができるようになりました。 ○議長(村松武人君)  第18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  前任の先生がいらっしゃったとき、かつて重度心身障害者の訪問医療、または往診等が行われていて、その問題について、その体制が取れないということで、私、質問した経緯もあるわけですが、白勢先生をお招きすることによって、こういうような診療体制は取れるようになるのかどうか、その点についてお伺いします。 ○議長(村松武人君)  町民課長、深沢富美子さん。 ◎町民課長(深沢富美子君)  まだその点については、医師のほうと相談して、できるようでしたら手がけていきたいということなので、もう少しお時間をいただきたいと思います。 ○議長(村松武人君)  第18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  町長にお伺いします。ぜひ、昨日、私、偶然にも町民課の前で白勢先生にお会いしてお話をする機会も作らせてもらったわけですが、先生ご自身が山田外記先生とご一緒に、町立病院が大変な時期に来ていただいて、そして再建され、黒字の病院に仕上げていただいたという経緯もあります。 非常に外記先生とともに住民から慕われ、ご老人からも本当に信頼される医師であったことを、私は深く思っているわけですが、ぜひそういう意味では、重度障害者、医師体制が取れないために、土地先生、西八代医師会のお力を借りたりして対応をしているわけなんですが、そのへんについて、町長のお考えをお尋ねしたいと思います。 ○議長(村松武人君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  地域やそういう方の医療に関する改善につきましては、できる方向で努力をしてまいりたいと思っております。 具体的には4月からもう一人の先生もご希望がございまして、そのときにはできるのではないかと思っているんですが、早くそのことが、そういう体制がつくれればいいなと思いますので、努力してまいりたいと思います。 ○議長(村松武人君)  質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第13号は原案のとおり承認することに決定しました。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第8 承認第14号 平成20年度市川三郷町病院事業会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについてを議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  承認第14号 平成20年度市川三郷町病院事業会計補正予算(第1号)の専決処分につき承認を求めることについて 本件は緊急執行を要したので、地方自治法第179条第1項の規定により専決処分したものであります。 専決処分したのは、平成20年度市川三郷町病院事業会計補正予算(第1号)で、第4条関係の資本的収入及び支出で、資本的支出を1,052万7千円追加し、1億2,198万7千円と定めたものであります。 資本的支出1,052万7千円は、現年度分損益勘定留保資金で補てんするものであります。 補正の概要について説明いたします。 資本的支出、建設改良費で、天井吹き付け材料、アスベストでございますが、封じ込め工事を行うものであります。 以上のとおり、専決処分をいたしましたので、地方自治法第179条第3項の規定により報告し、承認を求めるものでございます。 なお、詳細につきましては、病院事務長より説明いたします。 ○議長(村松武人君)  病院事務長、久保欣史君。 ◎病院事務長(久保欣史君)  6ページをお開きいただきたいと思います。 今回の補正は、資本的支出1款2項3目医療施設設備整備費の補正でございます。1,052万7千円追加するものでございます。 内容につきましては、天井吹き付け材料封じ込め工事でございます。吹き付け石綿、バーミキューライトの封じ込め工事を行うものでございます。 工事内容及び工期につきましては、工事内容につきましては、病院という特殊性から、短期間でできます粉塵防止散布材による吹き付け工事を行うものでございます。 また工期につきましては、患者さま、付き添いさまの利便性を考え、2期に分けて行っております。 第1期工事は階段室を中心に、12月13日土曜日から21日の日曜日までの9日間、第2期工事は外来部分を中心に、外来天井部分になります12月27日から1月4日までの9日間を工事として行います。 以上で説明とさせていただきます。 よろしくご承認のほどお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  これより質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 討論を省略し、採決することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 お諮りします。 本件については、原案のとおり承認することにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって承認第14号は原案のとおり承認することに決定いたします。 暫時休憩いたします。 再開は11時15分とします。     休憩 午前11時06分---------------------------------------     再開 午前11時17分 ○議長(村松武人君)  再開します。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第9 議案第84号から議案第98号までの15議案を一括議題とします。 提案理由の説明を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  それでは、提案理由の説明をいたします。 議案第84号 市川三郷町国民健康保険条例中改正について 産科医療補償制度の創設に併せて、被保険者の費用負担分の対応と、分娩機関制度への加入促進を図る観点から、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第85号 市川三郷町子育て支援医療費助成金支給条例中改正について 平成21年4月1日から、本町独自に子育て支援医療費助成金の支給対象年齢を満15歳まで引き上げることにより、子どもの健やかな成長に寄与するとともに、子育て世代への支援をなお一層図るため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第86号 市川三郷町手数料条例中改正について 住民基本台帳カードの普及拡大に向け、経過措置によりカード交付にかかる手数料を無料とするため、本条例中の一部を改正するものであります。 議案第87号 峡南衛生組合規約の変更について 今回の変更は、峡南衛生組合議会の議員定数の改正とともに、構成町議会の議員定数を変更するためで、この変更には地方自治法第286条第1項の規定により、関係地方公共団体の協議が必要であり、この協議には同法第290条の規定により、構成町議会の議決を経る必要があるためであります。 議案第88号 平成20年度市川三郷町一般会計補正予算(第6号)について 今回の補正は、規定の予算の総額に歳入歳出それぞれ1億5,407万円を追加し、歳入歳出予算の総額を89億2,699万円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 第2表「地方債補正」は追加1件、変更2件であります。 次に、補正の概要について歳入から説明いたします。 地方交付税は673万5千円追加、分担金及び負担金は、保育所広域入所受託金と2,153万7千円追加、国庫支出金は154万3千円更正、県支出金は負担金補助金等合わせて184万9千円追加、繰入金は老人保健特別会計繰入金3,586万4千円追加、諸収入は2件で92万8千円追加、町債は3件で8,870万円の追加であります。 次に、歳出について説明いたします。 総務費は総務管理費で需用費等880万円追加、徴税費で委託料等1,306万4千円更正、民生費は社会福祉費で後期高齢者医療広域連合負担金等7,816万5千円追加、児童福祉費で、私立保育所運営委託料等2,446万2千円追加、衛生費は保険衛生費で休日夜間休館診療体制負担金等766万4千円追加、水道費で他会計繰出金等245万6千円追加、農林水産業費は農業費で2,099万9千円更正、地籍調査費で336万7千円更正、商工費は商店街活力再生支援事業補助金等210万円の追加、土木費は町道の維持管理費等442万8千円追加、河川の維持管理費等396万5千円追加、都市計画費で狭隘道路整備事業他会計繰出金等3,397万7千円更正、住宅費で370万4千円追加するものであります。 消防費は80万6千円の追加、教育費は小学校費で市川小学校屋上防水シート改修工事558万円追加、保健体育費で町民体育館のカーテン修理費等71万3千円追加、公債費は臨時財政対策債借り換えにより8,211万3千円を追加するものであります。 議案第89号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)について 今回の補正は事業勘定で、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ5,327万9千円を追加し、歳入歳出予算の総額を18億7,372万2千円に定めるものであります。 次に、直営診療施設勘定では、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ70万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額を7,074万4千円に定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 事業勘定の補正の主な原因は、歳出療養費の追加、10款諸支出金、前年度療養給付費等負担金精算返還額の決定による追加、直営診療施設勘定の主な原因は、医師住宅の修繕費の経費に伴う追加であります。 議案第90号 平成20年度市川三郷町老人保健特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ3,586万4千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億4,323万3千円に定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の主な原因は、歳入では、医療費交付金過年度分の追加と、歳出では3款諸支出金の一般会計への返還金の追加によるものであります。 議案第91号 平成20年度市川三郷町介護保険特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ7,030万1千円を追加し、歳入歳出予算の総額を16億8,665万7千円に定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入では保険料を1,123万4千円、国庫支出金を1,935万8千円、支払基金交付金を2,155万4千円、県支出金を869万円、繰入金を946万5千円、それぞれ追加するものであります。 次に、歳出では総務費を70万4千円、保険給付費を6,952万6千円、地域支援事業費を7万1千円、それぞれ追加するものであります。 議案第92号 平成20年度市川三郷町簡易水道特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ5,284万6千円を追加し、歳入歳出予算の総額を2億6,686万1千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 また、既定の地方債の変更は、第2表「地方債補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で繰入金、繰越金、および諸収入を合計804万6千円追加し、町債で4,480万円を追加するものです。 歳出では、維持管理費において、漏水等による修繕費および消費税納付金等で250万円を追加、また事業費の施設改良費において、水道布設替えにかかる工事費585万1千円を追加し、公債費において、借換債元金償還金と4,449万5千円を追加するものであります。 議案第93号 平成20年度市川三郷町公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ9,984万2千円を追加し、歳入歳出予算の総額を11億1,615万7千円とするものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 また既定の地方債変更は、第2表「地方債補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で国庫支出金の補助金および交付金を441万8千円追加し、繰入金を3,547万6千円更正、また町債を1億3,090万円追加するものです。 歳出では、総務費および下水道事業費の流域下水道事業費において、流域下水道維持管理費負担金および建設費負担金3,764万6千円を更正、特定環境公共下水道費の処理場維持管理費および交付金事業においては、道路を舗装、本復旧工事費請負費等、239万7千円更正し、公債費においては、借換債元金償還金1億3,988万5千円を追加するものであります。 議案第98号 平成20年度市川三郷町農業集落排水事業補正予算(第1号)について 今回の補正は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 また、既定の地方債の追加は、第2表「地方債補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で繰入金1,320万円更正し、町債を1,320万円追加するものです。 歳出では3款公債費において、財源更正を行うものであります。 議案第95号 平成20年度市川三郷町戸別浄化槽整備推進事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に、歳入歳出それぞれ45万円を追加し、歳入歳出予算の総額を1,914万5千円とするものです。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 また、既定の地方債の変更は、第2表「地方債補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で繰入金を35万円、町債を10万円追加し、歳出で戸別浄化槽整備推進事業費で補助金45万円を追加するものであります。 議案第96号 平成20年度市川三郷町温泉事業特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳出で温泉整備費の委託料を55万4千円追加し、公債費は利子を55万4千円更正するものであります。 議案第97号 平成20年度市川三郷町歌舞伎文化公園特別会計補正予算(第2号)について 今回の補正は、既定の予算の総額に歳入歳出それぞれ156万6千円追加し、歳入歳出予算の総額を2,701万4千円と定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の概要につきましては、歳入で繰越金を、歳出では歌舞伎文化公園費に156万6千円、それぞれ追加するものであります。 議案第98号 平成20年度市川三郷町後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)について 今回の補正は、既定の予算の総額から、歳入歳出それぞれ2,560万2千円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億8,125万6千円に定めるものであります。 その内容は、第1表「歳入歳出予算補正」によります。 補正の主な原因は、歳入では特別軽減による保険料の更正と、歳出ではそれに伴う負担金の更正でございます。 以上、提案理由とさせていただきます。 訂正をさせていただきます。 議案第89号 平成20年度市川三郷町国民健康保険特別会計補正予算(第4号)につきまして、歳入歳出予算の総額を9,074万4千円と定めるものであります。私が7千というふうに読んだようでございます。9,074万4千円でございます。 議案第94号を議案第98号と読み違えたようでございます。議案第94号でございます。平成20年度市川三郷町農業集落排水特別会計補正予算でございます。 ○議長(村松武人君)  これより質疑に入りますが、あらかじめ申し上げます。 本件については、議会運営委員長の報告にありましたように、所轄の常任委員会に審査を付託します。 したがって、ここでは大綱的な質疑をお願いいたします。 これより、質疑に入ります。 (なし) 質疑を終わります。 お諮りします。 本件については、各常任委員会に審査を付託いたします。 これにご異議ありませんか。 (異議なし。の声) 異議なしと認めます。 したがって、本件につきましては、各常任委員会に審査を付託することに決定いたしました。 ここで休憩といたします。 一般質問は午後1時、再開は1時でございます。     休憩 午前11時36分---------------------------------------     再開 午後1時00分 ○議長(村松武人君)  再開します。--------------------------------------- ○議長(村松武人君) △日程第10 一般質問を行います。 第6番、遠藤浩君ほか4名から通告がありましたので順次、発言を許します。 第6番、遠藤浩君。 ◆6番議員(遠藤浩君)  議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。 財産区でソーラー発電事業を研究すべきだの質問でございます。 ソーラー、太陽光、太陽熱発電の電気は、原子力や石油など、化石燃料を使わないクリーンな創エネとされ、注目をされています。 CO2の削減など、環境意識、既存の発電による電気使用料の低減、災害時の非常用など、さまざまな角度からメリットが紹介されています。 山梨県の発電は、明治33年、芦川発電所が日本で3番目に営業用水力発電を開始した歴史ある地域です。また、日照時間も長く、水も豊富、自然からのエネルギーを享受できる地域でもあり、県内でも太陽光発電、小水力発電に取り組む事例もあります。 太陽光発電は、ソーラーパネルのコストダウンや、効率化が日々進歩し、ビジネスとしての将来展望が見込めることと、台や骨組みに地元の間伐材を使い、コストダウンと森林保護が期待され、環境教育を利用した町おこしも同時に期待されます。 公共サービスのひとつとして、公立病院事業などのように、市場で行えないサービスを補うという一面も必要とされております。 都会との格差がある起業環境、業を起こす起業です。起業環境や雇用創出など、地方は圧倒的に劣っているため、公共サービスとして格差をなくすよう取り組むべきで、その受け皿となる事業ともなりえます。公設公営、公設民営、民設民営公支援など、方法もさまざまですが、地方が行う公共サービスという面からも、着目すべきです。 また、地域からキャッシュアウト抑制の経済施策として、財産区だけでなく、中山間地、耕作放棄地対策として、自前主義によるコストダウンや、節約意識、流動化する社会情勢の中、住民の生活基盤の確保など、さまざまな方向から興味ある事業だと思います。 今のところ太陽光発電は、約250世帯1年分の電気量に匹敵する1メガワットの発電量を得るため、1.5ヘクタールの土地を必要とするとのことです。また、夜間や雨でも発電可能な太陽熱発電の技術開発も進展中だといわれています。 財産区の事業として、ソーラー太陽光、太陽熱発電を研究するべきだと考えますが、いかがですか。 次に、中央通り通行改善の取り組み体制は十分かの質問です。 平成19年1月に中央通り活性化プロジェクトチームが発表した、中央通り通行改善調査結果によると、改善が必要かの質問に対し、改善すべき36%、今のままでやむを得ない35%、今のままがよい22%と意見が分かれています。 しかし、対面通行と車の通り抜けの利便性向上を求める声は多い反面、歩行者が安心して歩きやすいことを重要としている意見も多く59%としています。 これほど多くの意見のある中、現在にいたりますが、住民説明、意向調査や、意思確認が必要ではありませんか。 現在、1.道幅を広げて歩道を設置する。2.一部山梨中央銀行前交差点から、遠藤帽子屋前交差点までの間、一部対面通行にする。3.完全に一方通行にする。終日一方通行です。4.現在のまま、夜間は一方通行解除ということなんですが、4つの案で議論をされております。 小諸市の本町通り事例は、参考にするところが多く、8メートルの幅員を最大限に利用し、センターラインや路側帯を表示することなく、見た目の歩道を識別するだけで、相互通行を行っています。南進道路開通まで暫定的にでも、小諸市の事例を応用して、一部対面通行を実現できませんか。 また、一部対面通行で必要な歩道も確保した場合、用地費など、整備費用の概算はどのくらいになるのでしょうか。 中央通りの道路舗装の劣化は著しく、改修の要望が地域から提出されています。また、商工会が街灯の整備を計画しています。そして町並み環境整備事業のカウントダウンも始まっています。早急な展開が求められますが、体制は十分ですか。 現在有力な完全一方通行案は、全面一方通行ですね。歩行者への配慮はあるものの、車での交通の利便性が損なわれます。南進道路事業の先送りもかかわり、しっかりとした将来計画のすり合わせも確認しなければなりません。 また、JA西八代前交差点の交通事故も多発していることから、文教通り部分の事業の先行も検討すべきだと考えますがいかがですか。 町の中心市街地をどう描いていくのか、重要な本題に連動している事業なので、万全な体制で臨むべきだと考えますがいかがですか。 次は、教育委員会への質問でございます。 新学習指導要領で、授業時間増に対する対応は 脱ゆとりといわれて議論されてきた新しい学習指導要領が告示されています。小学校では23年度から、中学校では24年度から実施とされ、21年度から移行期間となります。 学習指導要領は、文部科学省が示す、学校教育課程の基準で、全国一律の教育を確保する上で、重要な指針ともいえます。しかし、事務作業が増える教育現場へのさらなる負担、現場の工夫や解釈でのバラつき、最低基準は設定されるものの、発展的内容を任意で教えることでの学校間格差など、不安視する声もあります。 本町教育委員会は、管内小中学校に対し、実施に向けどのようなご指導をされていますか。 次は、社会性を培う学校教育を実現すべきだの質問です。 本町出身者で入学した高校を辞めた人がいるとの情報が多発しています。ある学年では複数人の声を聞きますが、実態は潜在化していて分かりません。個別での対応であるため、本人やそれぞれの家庭における状況を心配いたします。支援体制がしっかりしていれば復帰も可能な年代だけに、その状況も気になります。 事例については個人情報であることと、本来の目的でないため、一般的な例を述べます。 私の実態調査によれば、平成19年度県内の公立、市立高校の不登校長期欠席者数は353人、1.3%、全高校生分の1.3%ということです。本町出身者の出現推定数6.8人です。358人の中に、6.8人が本町出身者である可能性があるということです。中途退学者数は475人、1.7%、本町出身者の推定出現数は8.9人です。このうち進路変更、転学、あるいは就職になりますが、進路変更と学校生活、学業不適当が主な理由であります。 複数人の関係者の話によれば、さらにそれらの理由として、高校での成績を受け入れられない成績ストレスや、通学のストレスを挙げ、必要な社会性を身につけていない様子が想像できます。 県全体では不登校、長期欠席、退学とも減少傾向にあり、学区撤廃がよい方向に向かっているようです。しかし、新しいタイプのストレスが子どもたちを悩ませています。実態調査を行い、原因究明、再発防止を研究しなければなりません。教育の目的は自立です。学校は子どもの社会的自立を促す教育の場であるべきだと思います。社会性を培う教育を重視し、実践すべきだと考えます。至急現状の把握、関係者への対等をするとともに、本町の教育を点検するときだと考えますが、いかがですか。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  遠藤浩議員の一般質問にお答えいたします。 1番目の、財産区でソーラー発電事業を研究すべきについてでありますが、近年、森林の環境に果たす役割が災害防止、水質浄化、水源涵養などの多面的な機能を有し、特に森林が二酸化炭素を吸収し、地球の温暖化を防止するなど、地球環境の保全にも重要な役割を担っていることが見直されてきております。 森林の持つ循環機能の回復を推進する方法のひとつとして、森林や中山間地、耕作放棄地を活用した環境にやさしいソーラー発電への取り組みのご提案でございますが、ソーラー発電は設置環境や年間の日照時間、消費地への距離等により、事業効果、これは発電量、投資効果に大きな差異が生じてまいります。特に、財産区が保有する土地や、中山間地耕作放棄地のほとんどは、急峻な地形にあります。年間の日照時間の調査や、投資経費等を調査する中で、ソーラー発電が事業として成り立つのか検討も必要であると考えます。 しかし、地球規模で起きている温暖化に対する施策として、新エネルギーの導入につきましては、必要不可欠と考えております。特にソーラー発電につきましては、太陽光だけを利用する環境にやさしいクリーンエネルギーとして、今後、急速な導入普及が見込まれます。 現在の、電気使用料の低減をはじめ、災害時の非常用電源としての効果も大きく、また、子どもたちへの環境教育など、さまざまな分野で、国においても利用促進に力を入れているところであります。 市川三郷町地球温暖化対策実行計画の中でも、エネルギーの有効利用の中で、太陽光発電、太陽熱等の自然エネルギーの導入を検討しますと明記されているところであります。 財産区や、中山間地、耕作放棄地への設置に限らず、ソーラー発電事業につきましては、調査、研究する必要があると考えております。 2番目の、中央通り通行改善の取り組み体制は十分かについてでありますが、1点目の意向調査や意思確認につきましては、ご指摘のとおり平成17年1月に行ったアンケート結果では、さまざまな意見に分かれました。 また、同年1月23日および2月20日には、町民の皆さまにも参加を呼びかけ、中央通りで普通車のすれ違いや、歩行者の安全確保等の実験を行い、後日、市川大門町民会館で実験結果の報告会を行ったところであります。 このような結果を踏まえ、町では完全一方通行を見据える中、駐車レーンの設置など、歩行者の安全と買い物客の利便性を考慮した改善策を検討しております。 今後も必要に応じて、関係機関との調整や、町民説明会、住民意向調査や、意思確認等を行ってまいりたいと考えております。 2点目の、一部対面通行の実現につきましては、ご質問の対面通行区間、遠藤帽子店から山梨中央銀行につきましては、ご承知のように幅員が一定でなく、最小値7.6メートルであり、現状では大型車の通行時に支障があるなどの理由で、対面通行は不可能と考えております。 3点目の、一部対面通行での整備費用につきましては、対面通行部分の遠藤帽子店から、山梨中央銀行間の延長は、約100メートルであります。仮に、16メートルの幅員に改良すると、工事費のほかに用地費、建物補償費、店舗等への営業補償費等を加えると、事業費は5億円程度と試算されております。 また、これ以外に2カ所の交差点改良も含めると、多額の経費が必要であると考えます。 4点目の、南進道路事業など、将来計画とのすり合わせおよび5点目の文教通り部分の事業先行につきましては、役場前線南進道路計画を、本年9月、学校施設の耐震補強、地区公民館の耐震化、町立病院の耐震など、人命にかかわる事業を優先したいと考え、先送りをいたしました。町民の皆さまには、広報10月号、また、関係住民の方には、戸別訪問にてご理解をいただいたところであります。 ご質問の、文教通り部分の事業優先でございますが、文教通りの事業は南進道路事業と一体の事業であり、南進道路計画が先送りされた現在、優先させた事業の完成後、財政状況を見据えながら、再度、南進道路とともに考えてまいります。 6点目の中央通り通行改善に取り組む体制は十分かにつきましては、現在、産業振興課、商工観光係が事務局を担当して、中央通り地域活性化プロジェクトチームとして取り組んでおります。 ご質問の体制については、現在のままで十分かと考えておりますが、状況に応じてメンバーの拡充等を行ってまいりたいと考えております。 3番目、4番目の質問につきましては、教育委員長より答弁をいたします。 ○議長(村松武人君)  教育委員長、有泉大君。 ◎教育委員長(有泉大君)  遠藤浩議員の一般質問にお答えいたします。 3番目の、新学習指導要領で、授業時間増に対する対応ですが、ご質問のように、文部科学省は移行期間中の小中学校の標準授業時数や、内容の概要および留意事項を通知しました。 これを受けて、山梨県教育委員会も円滑に移行できるよう、教育課程講習会を全員参加で行い、趣旨と内容について周知の徹底を図ってきたところでございます。さらに、教育課程編成に向けての説明会を開催してきました。 今後、各学校は、年度末までに、町教育委員会に教育課程実施計画書を提出することになっており、これらの取り組みにより解釈や指導の違いによる学校間格差は起きないものと考えております。 4番目の、社会性を培う学校教育を実践すべきの、本町出身者で入学した高校を辞めた人の実態調査および教育の点検についてですが、本年度に高校に入学された町内中学校卒業生につきましては、把握できる範囲では退学者はございません。これ以前につきましては、十分な把握はできません。高校入学後におきましては、新たな教育環境と家庭の事情などによる変化があるものと思われ、原因の究明は困難と思われます。 新しく提示された文部科学省の学習指導要領の基本的な考え方として、生きる力の育成を挙げています。 ご質問の、子どもの社会的自立を促す教育は、この生きる力に包括されているものと考えます。この生きる力の育成は、平成10年に改正された前学習指導要領の基本理念を踏襲したものでございます。そのために、知識、技能の習得や、思考力、判断力、表現力などの育成、道徳教育や体育の充実により、豊かな心と健やかな体を育成することなどの内容となっております。 本町におきましても、このような理念の下、子どもの社会的自立を促す教育、すなわち、生きる力の育成のため、学校現場と一体になり進めてまいります。 以上で、遠藤浩議員の一般質問の答弁といたします。 よろしくお願いいたします。 ○議長(村松武人君)  再質問はありますか。 第6番、遠藤浩君。 ◆6番議員(遠藤浩君)  答弁ありがとうございました。 再質問をさせていただきます。 まず1点目、ソーラー発電についてでございます。先月末に中地区公民館の研修で、都留市の水力発電を見させていただきました。ありがとうございました。 ここは4,300万円の事業でNEDO利用の補助金が1,500万円、ミニ公募債、鶴の恩返しというそうなんですが、これが1,700万円、4倍の応募があったそうです。そして一般財源が1,100万円、4,300万円かけて、年間の電気料節約が170万円だそうです。約25年かけて償還をするということなんですが、CO2の削減が30トン、今の段階では環境施策、環境モニュメントというような感じのところなんですが、2号機、3号機を予定しているということで、これからまたそういう省エネのほうにも進展していくのではないかというふうに思います。 ソーラー発電もそうなんですが、日々、技術が進歩しているという中で、そういうものを活用して荒廃地対策、産業創生というものに活用できないかということでございました。 ご理解いただきまして、ありがとうございます。 私は、要するに農地は農地、林業は林業というということで、いままで、例えば中山間直接支払い制度みたいな制度があって、農業は農業でやれば補助金を出したりして事業をしていくという、耕作をしてもらうというようなところなんですけれども、勝沼にあるワインカーブなどのように、用途変更をする考え方が行政の中にあるかなというところで質問をさせていただきました。 そういう中で、今後、進展をしていくということでございますので、今後、見守ってまいりたいと思います。ただ、そういう中、機構のことで申し訳ないんですが、産業振興課という事業課がある。その中に係がいろいろ分かれていますけれど、企画とか、プランニングとか、調査をするような部署がない。例えば営業法でいいますと、営業1係、2係、3係とある。だけど営業プランとか、顧客に対する調査をするような機関がないなと思っていたんですが、そういったところがこういう企画をコンバージョン、用途変更などを考える部署になるのではないか、そういった部署も必要ではないかと思いましたが、いかがでしょうか。 それから中央通りについてでございます。 今月になりますか、都市マスタープランの住民会議の答申が出されたと思いますが、こういう中でもまちづくりの会合になれば、必ず一部対面通行できないか、あるいはよその町ではもっと細い道路が相互通行しているよということで、必ずこういうところでは話が出てくるんですが、今、全面一方通行ということで、議論が進んでいくということの中で、まだまだ住民の意識がまだ対面通行ができるんではないかというように思っていると思うので、このへんはしっかりと周知をしていく必要があるんではないかと思います。 小諸市の例を取り上げたんですが、この小諸方式でできなければ、もう無理だなというのは私も思っておりました。確かに、一方通行はもともと住民の要望で一方通行ができた。それから道路の、道路令などの決まりの中で、今、対面通行は不可能だということ、それから、小学生が通学路に使っているということもありまして、歩行者、買い物客等の安全性ということを考えれば、相互通行は無理だということは、なんとなく分かっていたんですが、ただ、住民の皆さまの中には、そういうことがはっきりと確認できていない部分があるのではないかと、住民周知が必要ではないかと思います。このへんはお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 それから、学習指導要領についてです。 今の答弁をいただきました中で、計画書を提出してということで、学校間格差はないだろうというふうに、教育委員会のほうで把握しているということであります。 今回、週1時間くらいの実質は増ということなんですが、基本、主要教科がかなり増えているということの中で、学校、要するに勉強に対する授業が増えていくというところで、要するに勉強の習慣を身につけさせるみたいな、そういう意識が新しい指導要領には入っているんではないかと思います。 そういう中で、子どもたちの学力が今どうあるかというのは、大変気になるところなんですが、今年2回目になる全国学力基本調査、このへんの情報が本町はどのくらいのところにあるのか、水準であるのか気になりますが、そのへんをお答えいただきたいと思います。 それから社会性を培う教育ということなんですが、町教委は中学校までということなんですが、なんで高校の退学者を引っ張って来るんだというところだと思うんですけれど、この件が数名ありましたので、調べたところ、その全体の数の多さには驚きました。年間475人、これは少し去年より減ったということなんですが、市川高校が3クラス+英語科×3学年で480人ですね。ちょうど市川高校が毎年1つなくなっているような計算になります。数の多さには驚いたんですが、それともうひとつ驚いたのは、中学校と高校の連携のなさ、情報がまったく行き来していないようなところがありました。 高校側は調査書だけしか子どもの情報として持っていない。中学校側もうちの子どもをどうですかみたいな、そういう問い合わせもないような感じがいたしました。そういう連携のなさに驚いた。 それから新しいタイプの子どものストレス、学区撤廃によって、それぞれの高校が成績が団子状態になってきて、二項分布がピークになってきているところがあって、かなりそういうところで、昔と比べると成績が、自分のポジションが把握できないような、受け止められないようなところがある。それが成績ストレスになってしまうということなんですけれども、これが私がまとめた資料なんですが、退学者の理由を書いたものなんですけれども、進路変更が、この数が新聞に発表されて107人、実は私学も入れると200人くらいになってしまう。この進路変更の中の理由が、ひとつには別の高校へ入学を希望、専修科へ入学を希望、そして就職を希望ということなんですけれども、この入学を、転学をした子どもの理由がそういう子どもたちの新しいストレスということで、学習ストレスとか、通学に対するストレスとか、そういったものが多い、これは私は小学校、中学校までの課程の中で直せるんではないかと、指導できるんではないかということで、質問をさせていただいたというところです。 それには集団の中で、子どもがどういうふうに個性が発揮できるかと、そういう教育を検証してもらいたいという質問でございます。 県教委がかがやき30プランを実施した年から、ずっと一貫していっている言葉が、一人ひとりの個性を大切にするために、切磋琢磨することも大切だと、だから3年生以上はやりません。30人学級はしませんということを、ずっと創設当初から言っていまして、今も言っています。そういう意識というのは必要ではないかと思います。いかがでしょうか。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  はじめに、太陽光、太陽熱発電の研究につきましては、産業振興課ではなくて企画課が取り組んでいるところでございます。 それから、太陽光発電につきましては、国の政策もあって、各家庭である程度導入を促進するような、国の制度も進められておりまして、山梨県内の11市町村が、その補助事業を運用しているところですが、これも含めて企画課で今、研究をしているところでございます。 いずれにいたしましても、石油、あるいは化石燃料というか、化石エネルギーを使っていくということにつきましては、温暖化の問題も含めて、限りある資源でありますので、低炭素社会というんでしょうか、太陽光、太陽熱発電については、十分研究をしていく必要があると思っておりますし、そのことに町としても十分な対応をしてまいりたいと思っています。 それから中央通りのまち並み環境、中央通りの一方通行、そのほかでございますが、議員ご指摘のように、この質問の中にもございますけれども、中央通り通行改善調査結果によるとありまして、改善が必要かの質問に対して、改善すべきが36%、今のままでやむを得ないが35%、今のままでよいが22%、合わせると57%あるということですよ。ですから十分ここは町民の皆さまの意向も考えていえば、一概にそういうところへ進むということについてもどうかなという点がありますので。それから、過日、まちづくり住民会議、遠藤議員もご存じかと思うんですが、地域まちづくりプランというのを提案いただきまして、三珠エリア、市川大門エリア、六郷エリアについて、それぞれ細かい提言をいただきました。 こういうことも含めて、第一次総合計画との整合性も図りながら、まちづくりにつきましては進めてまいりたいと思っております。 それから今、私が非常に慎重を期しているのは、町の借金が合併して地方債残高が264億円あります。借金が264億円あるということです。この借金を返すべく、厳しい財政の中で、昨年4億円、今年は5億円規模を繰上げ償還を努力しているところでございます。 こういうこともありまして、実質公債比率が18.3%が17.6%に落ちてきております。国は、18%以上ですと、起債をする場合に知事の認可が必要です。25%以上になりますと、国の認可が必要です。この18をやっと切れたところでございます。やりたいことはたくさんあるんですが、今は道路で言えば、川浦籠鼻線をやりかけですよね。それから六郷エリアで言えば、新宇野尾トンネルから出たところの、岩間久那土線を今、やっている最中でございます。 いくつもいくつも手をつけますと、借金が膨らむ、また実質公債比率が18%を超えてくるということですから、やる順位を決めながら、財政健全化を第一と考えながら、今、財政計画と併せていろいろな事業を進めているところでございますから、ご理解を賜りたいと思います。 以上でございます。 ○議長(村松武人君)  教育長、塩澤雄市君。 ◎教育長(塩澤雄市君)  それでは、3番目と4番目の点につきまして、私のほうからお答えいたします。 新しい学習指導要領でございますが、学力の低下ということが、いろいろなところで指摘された中での改定といわれておりますが、お話しのように、国語、社会、数学、理科、外国語、この教科の時間数は新しい指導要領では増えております。それに伴って内容も増えております。 ただ、それだけではなくて、例えば中学の体育などでは、武道の導入というようなこともいわれておりますし、道徳教育の一層の充実ということも指摘しているところでございます。 それから、昨年からはじめられました、文科省の全国統一テストの結果でございますが本年度の結果につきましても、既に教育委員会のほうへ結果については届いております。 昨年と同じように、小学校は国語の基礎応用、算数の基礎応用、以上4領域。中学校は、国語の基礎応用、数学は同じく基礎応用というように、小学校4領域、中学校4領域、併せて8領域のテストを行いました。結果ですが、本町の平均点を国の平均点、県の平均点と比較しますと、8領域すべて上回っております。特に、その中でも全国平均の結果が新聞等で発表になっておりますが、全国各県別の平均点と比較しても、本町の平均点がベスト3くらいに入る領域がいくつかあります。非常に学力は高いと判断をしております。 それから、4番目の社会性を培う学校教育という点でございますが、平成10年度、現在の学習指導要領から教育の基本となるものを生きる力の育成というところに置いております。この生きる力が、今ご指摘をいただきました自立を促す教育というものに、包括されるのではないかということは、先の委員長の答弁の中でもお話申し上げましたけれども、本年度から各学校では、学校評価を行いまして、その評価には児童生徒のアンケート、保護者のアンケート、そうしたものを加味した学校評価を行い、さらに学校評議員のような学校関係者からの評価もいただきながら、それを公表し、教育委員会にも届けるということになっておりますので、そうした評価をいわゆる点検評価というふうに考えておりますので、そうしたものを見る中で、本町の教育のさらなる改善を図るようにしていきたいと思っております。 また、高校生の問題ですが、高校、最近の町内からの進学先が県内外を含めて20何校というふうに多岐にわたっておりまして、例年高校からの結果については、逐一中学校側へは連絡されておりません。ですから、正確な卒業後の状態についてはわからないわけでございますが、ただ入った直後の1学期だけ、6月ないしは7月ころ、中学校の3年生の担任を高校側で招待をしていただいて、入学後の生徒の様子について、お話を聞く機会はあります。そんなところをとおしまして、本年度は今のところ、退学者があるというお話は聞いておりません。そんな状況でございます。 中高の連携につきましては、一層、これからの重要な視点として、具体的な対応について、取り組んでいきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(村松武人君)  再々質問はありますか。 第6番、遠藤浩君。 ◆6番議員(遠藤浩君)  中央通りについて再々質問をさせていただきます。 先ほど再質問の答弁の中で、住民との連携を図りながらということで、まさに同感でありまして、南進道路の区間よりも中央通りの区間のほうが全然長いわけで、利用する方も相当多くいるということで、住民の意見を十分に聞いていただいたいと思います。いかがでしょうか。 以上です。 ○議長(村松武人君)  これをもって、遠藤浩君の一般質問を終わります。 続いて、第18番、一瀬正君の一般質問を許します。 第18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  これより一般質問を行います。 最初に大型店、仮称ベイシア増穂店の出店申請問題について質問します。 平成20年10月6日付で、群馬県前橋市亀里町900番地の株式会社ベイシアから山梨県知事宛に、仮称ベイシア増穂店出店についての立地計画書が提出されました。 計画書によると、大型店出店予定地は、富士川大橋を渡り直進し、甲西バイパス交差点のところで広域農道と甲西バイパスに面した場所で、敷地面積は3万9,305平方メートル、約1万2千坪、合計床面積は1万2,261平方メートルで、729台の駐車場を建設する計画です。 主な販売品目は、総合スーパーとして食料品、生活雑貨品、衣料品で着工予定が平成22年3月、開業予定が同年9月となっています。 11月8日付山日新聞には、県内最大級の大型ショッピングセンターイオンモール甲府昭和がベイシア増穂店と同じ年の平成22年4月の開店を目指して計画が進められていることを報道しています。 2つの大型店が、計画どおり完成したならば、本町商店街に与える影響は計り知れません。経済的影響だけでなく、文化面への影響、街並みが壊れ、都市計画も打撃を受けます。それは、本町だけでなく、増穂町、鰍沢町、身延町、南アルプス市への影響も甚大だと考えます。 甲西バイパス開通後の増穂、鰍沢商店街への影響も大きかったのですが、ベイシア増穂店の出店はこの比ではないでしょう。大型店は開店し、計画どおりの収入が上がらなければ閉店すればそれでおしまいです。壊された商店街は元には戻りません。市川三郷町だけの問題として考えるのではなく、周辺地域の緊急問題として影響を受けるであろう近隣首長と、緊急に協議し、行動を起こさなければならないと考えます。 町長はベイシア増穂店の出店計画をどのように考え、どのように行動していかれるお考えか、町長の方針をお尋ねします。 2番目の質問に移ります。 地域医療の拠点としての町立病院であるための医療活動の充実と経営の健全化に向けて、町長はどのような方針で臨まれるのか質問します。 町立病院が開院してから、34年が経過しました。建物の老朽化が心配され、改築問題が話題に上がりつつありますが、私は建物問題でなく、町立病院の抱える問題、医療の拠点病院としてのあり方について問題提起したいと考えます。 第1に、自治体病院の役割と現状についてですが、1.地域医療の充実と、患者本位の良質な医療サービス。 2.医療の公共性を確保し、効率的で健全な自立した病院経営の構築。 この2つの観点から、町立病院を分析しますと、1.医師不足のため診療体制の縮小が始まった。具体的には小児科の休止、整形外科の非常勤化、常勤内科医の減少に伴う入院受け入れの制限、眼科医の非常勤化、二次救急医療対応の限界などが生まれ、このことにより地域医療の後退となりました。 2.常勤医師への過重な負担によって、患者本位の良質な医療を行うことの困難さが増し、現状は医師をはじめ、職員の必死の奮闘によって支えられているというのが実情ではないでしょうか。 3.こうした状況の下で、経営状況は急激に悪化していると考えられます。 第2に、こういう事態が生まれた原因としては、1.原因の第1は国の医療政策にあります。そのひとつは診療報酬の引き下げを繰り返していること、2つ目は医療費の国庫負担割合を縮小してきたことです。 2.医師養成を縮小してきたこと。 3.健康保険制度の改悪、具体的には自己負担の拡大や、後期高齢者医療など、差別的医療制度の導入等を重ねてきたこと。 4.新自由主義を旗印に個人負担を増やし、国が負担すべき社会保障費を毎年2,200億円も削減し続けてきたこと。これらは国策であって、町や病院に直接の責任はありません。 しかし、町は町立病院の運営主体、実施主体として、いかにこれらの悪法や、害悪から住民の命と暮らしを守るのか、そのための住民自治と生存権の保障を具体的に手当していく必要に迫られています。 第3に町立病院の経営状況について見てみますと、これまで述べた診療報酬の引き下げや、医師不足によって大幅な赤字決算となっています。平成19年度は1億3千万円を超える単年度赤字であり、累積赤字は4億円を超えています。非常に深刻な事態だと考えます。 入院と外来の診療分によると、医業収入は13億9,190万円であるのに対し、支出としての給与費と材料費の合計額は13億9,266万円です。つまり、医業収益だけでは医療活動を行うのに必要な人件費や薬品、注射器など、材料費も捻出されていないということです。 簡単に言えば、診療報酬だけのお金では、診療に必要な費用も捻出できない事態になっているのではありませんか。地域医療を守り、医療の公共性を確保する意味から、一般会計から病院会計への繰入は当然ですが、その負担額は年々大きくならざるを得ない状況です。こうした事態の根本原因は、国の低医療費政策にあることは明確です。 第4に、地域医療の充実と、医療の公共性を維持し、発展させる重要性について述べます。 町立病院は町民だけでなく、峡南地域にとって、なくてはならない病院です。町立病院の充実が、地域医療を充実させる最善の方策であります。そのためには、医療提供体制と、医療活動、経営活動を大きく見直す必要があります。国は医師不足を認め、医師の増員を図るために医学部の定員を今年から増やしました。山梨大学医学部の地域枠も増えました。その医学生たちが立派な医師として活躍するのには10年かかります。その間、町立病院を維持し、地域医療を守るために、今何が必要か、町は最大限の知恵を絞り、努力をし、町民の負託に応える必要があります。 そのためには、1.地域医療を守ることに最大限の努力が必要です。町立病院はこれまで、その役割を果たして来ましたが、冒頭に述べましたように、今は大きく後退してしまいました。医師不足による医療活動の後退は、町立病院や町の責任ではないものの、それによる経営状況の悪化は、病院の存続にかかわる重大な事態です。しかも、医師不足は10年先を見越さないと解決のしようがない事態です。現状では、今、頑張っている医師や、看護師等の職員の知恵と工夫をさらに発揮していただき、医療を住民の中でおおいに語っていただく取り組みを期待するものです。 2としては、地域内で完結していく医療活動の検討を開始する必要があります。医師の増員、常勤化はかなり困難な状況にあります。診療報酬の引き上げも、自民、公明党の政権下では、社会保障費の縮小路線を継続しているため期待できません。そのため経営の悪化は一層進む事態が懸念されます。 かかる状況下では、病院に新たな投資を行う環境的条件はないと、私は考えます。しかしこのまま最悪の事態を招くことは自治体として許されないことも事実です。 町立病院は主に峡南地域の医療に責任を負っています。近隣では鰍沢病院も同様です。そしてその医療活動も、二次救急医療として重要な役割を果たしています。しかし、医師不足は同様に深刻な事態として抱えています。それぞれの病院は、地域医療にとってなくてはならない病院でありますが、医師不足と経営状況の困難さは同様かと思えます。この近距離にある病院同士の連携を法的に、または行政レベルで推進することで、互いの持てる医療資源を有効に住民に還元できることになるのではないでしょうか。 ともに公的病院として、医療の公共性を明確にでき、また医師同士の補完や、医療活動の集約化、役割分担などによって、経営上の対策もかなり工夫できるのではないかと考えます。 何より地域住民にとって、連携できることによって、診療科の充実につながることの期待、病院間の役割分担、情報交換になどによる受診のしやすさ、救急時の安心感など、いくつもの利便性を高めることができるのではないかと思います。 さらに相互の病院がもつ介護施設の連携は、高齢者や要介護者の安心感につながるのではないかと思います。 連携による経営主体の問題や、法立や行政上の技術的問題など、検討を要する問題や課題はいくつもあると思いますが、地域内で完結していく医療体制を考えていくことが、この地域の医療崩壊を食い止める策ではないかと考えます。また、経営的基盤を確立する方途にもなると考えます。 第5として、経営活動の改善に向けた緊急対策について述べます。 町立病院の経営状況は、平成20年度も大幅な赤字が見込まれます。20年度から開始される連結決算のことを考えても、できる限り赤字体質の改善を図る必要があります。 一般病床100床の利用率は、医師不足によって半分程度であることは、決算書からも理解できます。お年寄りのいる患者家族からは、入院期間を長くできないかという相談も寄せられていることでしょう。100床のうち空きベッドをうまく利用して、長く入院期間を取れるシステムは検討できないのではないでしょうか。 例えば、療養病床の検討です。国は削減方向ですが、これだけ高齢者が多い地域であれば、病気によっては濃厚な医療を必要とする状態の方も多くなることが考えられます。その要求に応える体制は検討できないのではないでしょうか。 専門家に聞けば、亜急性期ベッドというものが検討されていると聞いています。河野院長はベッドの削減も視野に入れた発言を新聞紙上でなされておられましたが、削減によって経営状態がよくなるとは思いません。11月29日付、朝日新聞記事では、久保町長は、10床、20床削減では効果が薄いとのコメントを発表されております。私も同感です。 非常勤医師や、介護職の導入で、前に述べたベッドの活用ができるのなら、積極的な転換を図るべきだと考えますがいかがでしょうか。 いずれにしても、地域医療を守るために、病院機能縮小型ではなく、病院機能維持・充実型での改善策が急務だと考えます。 連結決算になれば病院の赤字は即、他の一般事業展開にも大きく影響してきます。そのことを町民に理解してもらうための努力が執行者に求められているのではありませんか。 県は県立中央病院の経営について、地域フォーラムを開きましたが、本町においても町民のための町立病院であるために、住民が町立病院にどのような要求をもっているのか、町民の声を聞く機会を地域ごとに開く必要があります。 町民との意思疎通を図ることは、町立病院にとって、非常に大事だと思いますが、いかがでしょうか。 短期、中期、長期目標を明示しながら、それに向けてのあらゆる知恵と工夫、努力で最善を尽くし、尽くした上での赤字ならば、自治体病院として責務を果たしていると町民に理解していただけると思います。 以上、私の町立病院の医療活動の充実と、経営活動の健全化に向けての所信を述べましたが、町長の見解と方針をお尋ねいたします。 3番目の質問に移ります。 人口増加政策を促進するための町長の方針について質問します。 市川三郷町の保育所は9カ所、通園児は427人で、そのうち87人が町外の利用者で20.37%、これは昨年度の決算書による数値です。チャイルドセンター友優の本年4月から10月までの町外利用者は、今年の場合53%です。幼稚園を加えるともっと多くの子どもたちが市川三郷町内の幼児施設を利用していることでしょう。過日、南アルプス市の方とお会いしたとき、私の案内で学童保育所を見学し、旧甲西町で学童保育所設置の運動に役立ったことを聞きました。 本町の学童保育所は、市川大門が5カ所、旧三珠2カ所、旧六郷1カ所の計8カ所です。本町の育児支援事業は、こうした施設の設置だけでなく、妊婦健診補助10回、不妊治療への助成、小学校6年生までの医療費窓口無料化、さらには4月からの中学生の医療費窓口無料化など、積極的に推進していると評価しています。 合併時の人口目標は2万人のまちづくりです。平成20年3月31日現在の人口は1万8,405人で、対前年度比で115人減、世帯数は6,566世帯で、74世帯増となっています。目標までは1,595人の人口増加が必要です。人口増加への方策として、4つの観点から質問します。 第1に、市川三郷町の利点を生かした、行政、農協、商工会の連携を密にした取り組みについてです。行政としては建設課の中に、住宅を斡旋する係が生まれたことは知りましたが、具体的な動きが残念ながらまだ見えません。 西八代郡農協は指定金融機関です。商工会も小さな町だけに連携を密にすることは困難ではありません。役場と農協と商工会が力を合わせて住宅を建設したい若者に働きかけるならば信用してくれます。建設資金の相談、請負業者の推薦ができます。 2番目に、保育所、幼稚園、友優などの町外利用者へ市川三郷町の子育て支援事業の紹介を丁寧にすることです。家を建てるのなら、安心して子育てができ、育児支援が充実している市川三郷町へどうぞの積極的な働きかけが必要です。 3番目に、空家が売却可能な宅地のリストアップです。 JA西八代をはじめ、町内不動産業者と協力して、空き家や売りに出ている土地を担当係が掌握し、いつでも相談に乗れる体制をつくることです。新しく家を建てたい若者にとって、役場が積極的に相談に乗ってくれる、これほどの信用はありません。そして融資、工事業者の斡旋まで相談に乗ってくれるとなれば鬼に金棒です。 第4に、豊かな自然環境や、交通の利便性などの紹介が大事です。 勤務地までの交通の利便性、大自然の中で子育てをするにも、ちょっと足を延ばせば豊かな自然がいっぱいです。子育て支援事業をより充実させる努力を続けることはもとよりですが、若者にこの市川三郷町をより知ってもらい、家を建てるなら市川三郷町への情報発信を大々的にやっていくことが重要です。 以上、私の考えを述べましたが、町長の人口増加策の具体的方針をお尋ねするものです。 以上で、私の一般質問を終わります。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  一瀬正議員の一般質問にお答えをいたします。 1番目の大型店、仮称ベイシア増穂店の出店申請問題についてでありますが、大規模小売店舗立地法、大店立地法でございますが、平成12年6月1日に施行され、これまで中小小売店に影響を及ぼす恐れのある場合には、店舗面積や営業時間を減らす等、出店調整の仕組みを規定してきましたが、こうした調整にもかかわらず、消費者のライフスタイルの多様化、後継者難等のさまざまな要因の中で、中小小売店の減少には歯止めがかかりませんでした。 また、平成10年3月に閣議決定された、規制緩和推進3カ年計画において、経済的規制は原則自由、社会的規制は必要最小限の原則が打ち出され、市場原理の徹底と自己責任原則の確立が強く求められるようになるとともに、わが国の高コスト構造の是正などのための規制緩和の一環として、中小小売店を保護してきた大店法も見直しの対象となりました。 一方、大型店の増加により、交通渋滞、駐車、騒音、廃棄物問題など、地域社会にさまざまな影響が発生してまいりました。その結果、平成10年大型店を規制する考え方から、大型店と地域社会との融和の促進を図ることを目的として、店舗面積などの量的な調整は行わない大規模小売店店舗立地法、大店立地法が成立し、生活環境面、交通騒音廃棄物等でございますが、調整を図るものとなりました。 このような変遷の中で、今回出店を計画しているベイシアにつきましては、増穂町では国土利用計画の中で、商業地域として位置付け、ベイシア増穂店を核とした商業振興を図っていく方針であると聞き及んでおります。 このような近隣町村の状況を踏まえ、ベイシアの出店は本町の商業活動に与える影響は、議員指摘のように非常に大きいものがあると考えられます。 町といたしましては、商工会にベイシア出店申請についての考え方と、この対応についてお聞きするとともに、行政と商工会が連携し、対策をしてまいりたいと考えております。 また、山梨県の大規模集客施設の立場に関する方針に基づき、床面積1万平方メートル以上の計画には、県への届け出とともに、立地計画が都市構造に与える影響を踏まえて、その適正化を図る観点から、地域住民や関係機関が意見を述べることができます。この機会に商工会関係者、近隣の町の状況を把握した上で、2つの意見を述べさせていただきます。 まず、町境にかかる富士川大橋の交通渋滞が懸念されるための緩和策として、円滑な車両出入りなど、所要の対策。それと地域貢献活動として、豊かな土壌に恵まれ、1年を通して新鮮な野菜、果物等を生産している市川三郷町ですから、食の大切さや、安心安全な食の提供が可能であるとして、地産地消の観点から、地元からの仕入れ等を促進していただきたいと考えております。 今日の自動車に依存している生活や、近郊への人口流出の進行など、経済活動や、まちづくりの影響は非常に大きいと思います。高齢化していく地域にとって、商店街は歩いていける場所であり、毎日の生活に欠かせない場所でもあります。 後継者不足とはいえ、商業振興につきましても、より一層商工会と連携を図る中で、各商店への臨店指導、商店街街路灯改修など、活力のある商店街づくりのため、積極的な支援を行ってまいりたいと考えております。 2番目の地域医療の拠点としての町立病院であるための医療活動の充実と、経営の健全化に向けてでありますが、昨年12月総務省は、病院事業を設置している地方公共団体に対し、公立病院改革ガイドラインに基づき、平成20年度内に公立病院改革プラン、これは経営の効率化、再編・ネットワーク化、経営形態の見直しの3つの柱の策定を行うよう通知してきました。 改革プランの策定にあたりましては、病院運営委員を中心に策定会議を開催し策定いたしました。 現在、町立病院での常勤医師は8名、内科医2名、外科医4名、泌尿器科医2名の体制で診療を行っております。 平成13年度、14年度においては、内科医4名、整形外科医2名、小児科医2名、外科医3名、泌尿器科医3名、眼科医2名と、常勤医師16名の体制で診療を行い、当年度利益を計上してまいりました。 平成15年度末決算においては、当年度末利益剰余金を1,702万7,759円計上してきました。しかし、平成15年12月に小児科医師1名が減員となり、それ以来平成16年度には小児科医師の医大からの派遣打ち切りで、休診状態となり、また、内科医師も減員、平成17年度には常勤整形外科医師2名も引き上げられ、非常勤体制となり、入院患者は減少し、収益も落ち、欠損金を計上することとなりました。 またこの間、病床利用率も医師の引き上げを期に、平成16年度までは70%を超えていましたが、平成17年度は59.7%、平成18年度は53.7%、平成19年度は57.6%と、3年連続して50%台にとどまり、国の目標数値70%を大きく下回っております。 町立病院も地域における基幹的な公的医療機関として、地域医療の確保のため、重要な役割を果たしております。 近年、多くの公立病院が損益収支をはじめとする、経営状況の悪化、医師不足に伴う診療体制の縮小など、経営環境や、医療提供体制の維持が極めて厳しい状況にありますが、当院は今後も地域において必要な医療を安定的かつ継続的に提供し、西八代郡唯一の公立病院として、地域医療の拠点として、地域住民の健康保持と、医療提供という使命と役割を果たしてまいります。 また、救急告示、病院群輪番制病院として、休日、夜間の救急医療を担い、峡南地域僻地中核病院として無医師地区等への巡回診療を行うなど、公立病院としての役割を引き続き果たしてまいります。 経営の健全化につきましても、平成21年度から23年度まで具体的な数値目標を示し、達成のため経費の削減や、収入の増加、医師確保を重点的に取り組んでまいりたいと考えております。 なお、策定会議では、毎年度8月と2月に点検・評価を行い、目標達成のための方策、検討を行うこととしており、また、町民への公表は数値目標については、年度当初に行い、達成度につきましては、決算の状況と併せて行ってまいりたいと考えております。 再編ネットワーク化に伴う医療提供体制と、医療活動、病床利用率の状況を踏まえた病床数等の抜本的見直しにつきましては、現在、社会保険鰍沢病院の存廃等に関する国などの方針が未定であり、本年10月、国が独立行政法人年金・健康保険福祉施設整理機構FROに2年間のうちに、社会保険病院等の施設廃止、譲渡の決定を委ね、また決定されなかった施設については、国が資産、債務の継承を行うものであり、このような動向を見極めながら検討してまいりたいと考えております。 また、再編ネットワーク化につきましても、現在、峡南圏域地域保健医療推進委員会で協議しているところであり、報告を待って検討してまいりたいと考えております。 今後も厳しい医療政策の中ではありますが、病院の存続のため、全力を尽くしてまいりたいと考えております。 3番目の、人口増加政策を促進するための1点目の町の利点を活かした行政、農協、商工会の連携を密にした取り組みでありますが、町内の住宅に関係した情報を持っている住宅相談係、住宅資金に関する制度や、融資条件などの相談に乗る農協、建築を請け負う技術力の高い業者を推薦する商工会が連携し、住宅の新築や改造する人の相談窓口になることは、商工業の振興を図る観点からも重要であり、また、住宅の建築を考えている人にとっても安心して相談ができる窓口のひとつと考えられます。 現在、具体的な相談案件としては、平成19年度に9件、平成20年度に3件の問い合わせがありました。今後は、提供ができる情報を集めて発信してまいりたいと考えております。 次に、2点目の保育所、幼稚園、友優の町外利用者への働きかけについてでありますが、広域入所となる町外者へのPRは、特に行っておりません。 保育所への入園は、町内居住者が共働き等で保育が必要な児童を第一に受け、保育所条例施行規則に定めてあるように、定員枠に余裕があれば、広域入所者も受けております。 また、市川三郷町の各種子育て支援策については、これまで広報やホームページなどを通じ、また子育て支援フェスティバルの開催によりPRを行ってきたところでありますが、今後は、保育所や放課後児童クラブの町外利用者向けのPRとして、市川三郷町で実施している子育て支援策について、安心して子育てのできる具体的な紹介をするチラシ、パンフレット等を作成し、配布をしていきます。 町外に住まわれていて、新たな住まいを探される方には、町の政策をPRすることがご指摘のように必要であると思います。 今後も、ホームページ等を通じ、子育て支援事業など、本町の取り組む状況を紹介し、魅力を感じ、居住地として判断するひとつとしていただけるよう進めてまいりたいと考えております。 3点目の空き家、売却可能な宅地のリストアップについてでありますが、当町は、現在空き家バンク制度を設立する準備をしております。 これは町内にある空き家で、賃貸もしくは売却を希望する方から、空き家バンクへの物件の登録をしていただき、空き家の利用を希望する方へ情報提供をする制度で、空き家対策、少子高齢化対策、荒廃農地対策、農業技術者対策、農業後継者対策、過疎対策等の課題を解消するため、土地、建物の貸し手、売り手の物件提供者と、借り手、買い手の仲介をする制度であります。 この事業に取り組む自治体は、県内に15市町村ありますが、それぞれが連携、協力をして事業を展開しております。 具体的には山梨県宅地建物取引業協会と町が空き家バンク事業における媒介業務の協定を締結し、自治体に変わって媒介業務を行い、行政が持つ情報と民間の専門的分野を併せて推進してまいるもので、ホームページ等を活用して情報提供をしていきます。 先ほどの1点目のご質問の中に、市川三郷町の利点を生かし、行政、農協、商工会との連携を密にした取り組みをとのご質問がありましたが、農協におきましては、宅地協会に属しており、この空き家バンクの仲介業者となっていきます。 農協の立場から、地域の活性化、人口の流動を考えたとき、農協らしい活動として、空き家バンクに取り組んでいただけるよう協力を仰ぎ、農協と町が連携して空き家バンクのみならず、広くまちづくりへの参画をお願いし、お互いの情報交換をしながら、推進ができる体制を整えてまいりたいと考えております。 4点目の豊かな自然環境、交通の利便性などの情報発信が必要ではについてでございますが、私も、町内外の若い世代にもっと町を知ってもらう、広く本町の魅力を紹介することを多方面にわたって重要な意義を持つことであると認識しております。 まずは、現在、町のホームページのリニューアル検討を行っております。これは情報のセキュリティー対策から端を発したものでありますが、若い世代にとっては手軽な情報確保や、インターネットが不可欠なものであり、観光や自然、住民サービスなど、幅広い分野をタイムリーに網羅した、より効率的な情報、魅力の発信と、情報の確実なセキュリティーを両輪に据え、細部にわたっての検討を行っております。 また現在も取り組んでおりますが、各種イベントなどで、町のグッズを配付しながらのPR活動にて、職員や町関係者と直接触れ合っていただくことで、紙面や画面を通してだけでない町の魅力の発信を心がけておりますが、今後も一層充実して行ってまいりたいと考えております。 以上で、一瀬正議員の一般質問の答弁といたします。 ○議長(村松武人君)  再質問はありますか。 第18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  第1点目のベイシアの出店なんです。増穂町の行政の状況についてお聞きしました。しかし、果たして増穂町の住民や特に商店街の人たちが、町がそういうような姿勢をとって進めているということを知っているかということなんですね。52号線がああいう形になって、甲西バイパスになったことによって、私は飲食店をやっておりますが、同業者が潰れているんですね。それはお客さんたちが、いままでだったら寄りながら、買い物をしていた増穂、鰍沢の商店街、食事をしていた商店街が通り過ぎてしまうことによって、閉店、または売り上げが大幅に減っているという実情があるわけですね。 私はここで、この質問は、幸いにして、私はいってきたんですが、情報が入ってきたから、たまたまそういう関係の仕事をしているので入ってきた情報なんです。おそらくあの市川三郷町の商工会が商店街に発信しているか、鰍沢が発信しているか、増穂が発信しているか、身延、中富に大きな影響が出てくると思うんですね。それから南アルプスについても、旧甲西町に影響が出てくると、果たして住民や商店街がどれだけ知っているのかということだと思います。 というのは、大型店、特にベイシアの場合は、山梨では初めてなんですね進出が、私も最近昭和町に出店した大型店へ見に行きましたけれども、車の台数って少ないんですよ。怖いのは、南アルプスの白根に見られたように、それから櫛形に見られたように、大型店は大規模でありますから、企業自体が、これは採算が取れないとしたら捨てて終わりなんですね。そしてほとんどが借地なんです。そうすると、大切な農地を潰して、大型店を造る。しかしそこが、さよならをした後、今度はそれが農地に転換ということは難しいんですね。ましてや広大な土地で、地主さんたちが何人かによってそれを提供していた人たちにとっては、まさに荒地となって残されるということにもなります。それは先ほど私が言ったように、町の都市計画にも大きな影響がしてくる。 町長もご指摘になりましたが、お年寄りの皆さんは、そうやって身近な商店がどんどん潰れていったら、歩いて買い物にいけない。そういう町にとっては本当に重大なんだけれども、推進している増穂町の皆さん方は、果たして知っているかと、鰍沢町と一緒になろうという鰍沢町、果たしてどれだけ認識しているのか。やはりその点も、県の町村会長として、町長ぜひ、働きかけていただきたい。 そして全国においては、そうした大型店が、法律が変えられてきているように、大型店出店を阻止している活動、私、全国のそういう会合へも参加していますが、現実にあります。それはこんな小さな山梨、それも高齢化が進む峡南地域においては、火を見るより明らかだと思います。 ぜひそういう意味では、全国的なそういう今の実態をご調査なさいまして、法律が変えられてきている、自治体からの発言力が、出店に対していままでは何も言えないような形にとらえていたのが、町長のご答弁にあるように言えるような形になってくる。それはそれだけ大きな影響が市町村にもある。それから住民にもあるというところで法律が変えられてきているということだと、私は考えます。だからぜひそのへんでご努力をいただきたいというのが1点目です。 2点目の質問については、長く書きましたので、答弁は短かったんですが、ぜひ私書いて、皆さん、課長さんお読みになっている。企業だったらこれは、町立病院の今の問題というのは、全庁的に幹部である課長さんたちはどうしたらいいのかというのを真剣に考えないと、ましてや連結決算になったとき、すべての皆さん方の事業に町立病院のあり方が影響してくるんですよね。 事業をしようとして事業計画を出したって、遠藤君の質問ではないですが、道路を拡幅しようといったって、そんな財源はでてきません。 先ほど町長からお話になりましたように、264億の借金があって、昨年4億、今年5億返す中で、18.3%、昨年だったのが、17%になったというけれど、しかし、町立病院が出していく赤字というのは大きいわけなんですね。私は地域の開業医との連携、議会でも勉強会をやりました。そしてどうしたら地域の医療が守れるのか、そして地域の住民たちに信頼される病院をどうしてつくったらいいのかという点で、議会でも真剣な学習会が行われました。やはり、役場職員の皆さん、病院の問題は病院事務長や職員に任せるのではなくて、町長に任せるのではなくて、ぜひ真剣なご協議をしていただきたい。 市川三郷町、こんな小さな町が、自分独自の病院を持ってなんて、こんなすばらしいことはないわけです。そういう意味では、町民のアンケートを取ってはいかがと、町民の声を聞いてはどうかと言ったんですが、やはり町民のお知恵をお借りする中で、本当にやっていく必要があるだろうと思います。 私が受けた自治体病院のセミナーの中では、1人の医師が1カ月1,400万円を稼がないと黒になっていかないと、1,200万円では同じだよと、精神科医については900万円から1千万円がその基準だよというようなことも学んできたところなんですが、本当に鰍沢病院との連携ということも、私は必要になってくる。かつて、私は一般質問の中で、鰍沢病院と町立病院を結ぶ患者バスを出してはいかがという提案もしたところです。やはり市川町立病院自身は10年先でないと、しかし10年先もどうなってくるか分からないわけであって、そうすると近隣の公立病院との連携をどう密にしながら、患者さんたちの要求にどう応えていくかということは、非常に重要なことだろうと考えます。 ぜひ、そういう意味では、再度質問するわけなんですが、本当に町民の命と暮らしを守る上で、病院というのは単に医療だけではないんですね。地域を支えている優良企業だという講師の方が表現をされました。地域へ経済的な落とす影響も大きいんだよというような表現をされていました。本当に私はそうだと思います。 やはりそういう意味から言っても、もう少しみんなで協力する、私たちも協力します。そのための議員が研修会をしたわけでありまして、本当に地域に根ざした、そして地域のお医者さんたち、開業医たちにも使っていただく町立病院を、患者さんを送り出して、入院患者を紹介してもらう、また検査なんかでは、町立病院の検査器具を使って、開業医の先生方の利便性を図るというような、もっともっと開業医との連結を図っていかなくてはならない。 飯富病院の長田院長がおっしゃっておりましたが、飯富病院の医療区域よりも、市川三郷町ではそういう意味では人口も豊かだし、近隣町村も人口が多い、そういう中ではここの存在というのは非常に重要であるし、発展性は大いにあるではないかというようなご主張を、私たちの議員たちの研修会でおっしゃっていました。 ぜひ、そういう意味でのご検討をいただきたいということで、前向きなご答弁をいただきたい。 3番目の質問についてですが、3番目の質問は、私はへたくそだと思うんですね。本当にこれだけ財政が困難な中で、子育て支援の事業を展開されております。そして、私は数字を挙げませんでしたが、友優、昨年度、今年の4月からだと568人利用しているうちの301人、これが町外の方たちが利用しているんです。若いお母さんが、赤ちゃんが生まれて、子育てをどうしていいか分からない。相談に来る。おばあちゃんが、お母さんたちは勤務している、預かったおばあちゃんがどうやって孫育てをしていいのか分からない。自分の子どもを育てていたときと状況が違っている。子育てが違っている。そういう中で学びに来ているんですね。その人が53%もいらっしゃる。それから、保育所へ、町長の答弁の中ではいろいろな関係で残りの人たちで入っているんだよといったって、魅力があるからここは来ているんですね。市川三郷町の保育所が魅力があるから来ている、友優も魅力があるから来ている。私立の幼稚園はなおさらだと思うんです。バスで近隣町村から集めている。こんなに魅力があるところはないわけでありますから。 それから小学校もそうです、東小学校を町長は建て直しました。私は勇気があることだと評価しているんです。本当に教育をそういう意味では大事にしているということで評価しているんです。やはりそういういいところをもっともっと出してくる。だって指定金融があるのは、ほとんど中銀になってしまったではないですか合併で、西八代郡農協を持っているというのは、そこから融資が受けられる窓口を町が密接な関係にあるということ、商工会だってそうです。商工会の中には大工さんもいるし、建設屋さんもいるわけです。一番心配なのは、不動産屋さんに相談に行くとき、信用できるかどうかというのが、若い人たちの、今の若い人たちというのはつながりが少ないんですね。私たちが子どものころというか、若いころはいろいろな情報が入ってきたんですが、つながりが少ない中で、不動産屋、建設屋さんを選ぶということは、非常に一生に一代の事業をするときですから大変なんですね。そのとき、町がその窓口になって、そしてそういう信用ができる商工会を通じて、建設業者を紹介する。資金については町が紹介する中で農協と話し合う、指定金融と話し合うというようなことの中で、こんなに条件が揃っているところはない。環境的な条件は先ほど申しましたが、やはりそこを打って出る。マスコミを使うとか、いろいろマスコミの協力をいただく中で、神明の花火大会は20万人が集まるわけですね。そして現実に毎日毎日かわいい子どもを運んで来ている、この町に預けている。そうしたすべてもう少し分析する中で、そういう人たちに積極的に働いて、働きかけてこの町に移り住んでもらうという施策が成功しないと、2万人の町はならないと思いますが、再度ご答弁願います。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ベイシア増穂店の出店につきましては、ご指摘のように大きな影響を受けると、特に隣接する鰍沢町もかなり大きな影響を受けるんではないかと思っております。 当面、考えているのは増穂、鰍沢、両町長とそのことについて協議をしたいと思っているところでございます。 出店を止めるということが法律的になかなか難しい点がございまして、ですから、ある程度そこで協議をしたいと思っています。 第一にこの問題が重大なことだということで、産業振興課長を通して、商工会のほうにかなり投げかけたんですが、商工会のほうの反応が今ひとつかなという感じがしておりまして、なかなかそういうこともございましたので、さらにこれは3町による協議を当面進めてまいりたいと思っております。 それから町立病院につきましては、国のガイドラインに合わせるように再建策をよくいろいろなところはつくるんですが、私はこれは間違っていると、国のガイドラインに合うようにつくっていくということはやるべきではないという思いから、ああいうふうにまとめさせていただいたところですが、21、22、23と年度ごとに目標に対しての進捗を数字の上では進捗率も含めて、点検をし、公表し、アクションを起こしていくということを繰り返していきたいと思っております。 1にも2にも医師確保につきるところがございまして、今年の例で申し上げますと、内科医の先生が1人になってしまうところを、努力をした結果、大勢の方のご努力もいただきながら、一人確保ができて今の体制が維持できているんですね。 三珠国保診療所につきましても、先週末から1人先生がきていただきまして、従前のように午前、午後の診察がしていただけると、できれば議員のご指摘のようにそういうところまで手当てできればさらにいいかなと思っているところですが、医師確保につきましては、もっと頑張って医師確保をしていきたいと思っております。 それから、鰍沢病院との連携の問題は、県に仲立ちをお願いすることで、お互いの公立病院だと意外と早く話し合いのテーブルが設けられるんですが、片方は社会保険庁の関係の病院ですから、県の仲立ちをいただく形で、病々連携というか、診療科目をうまくということがあるかと思うんです。 それから開業医の先生方との協力は西八代郡医師会との良好な関係をさらに築いていきながら、そのことを進めていくということは非常に大事なことであると思っておりますし、鰍沢と市川三郷町立病院で、この診療課の役割分担をするという場面で難しいのが1点あるのは、内科医については両方とも最小限おきたいということのために、病院としての機能は内科医がいらっしゃるか、いらっしゃらないかですから、だからそこのところが調整の中では難しいところで残るかなと、外科と泌尿器については市川三郷町立病院は絶対的ですから、そんなこともありますが、いずれにしても協議に入れるように、取り組んでまいりたいと思っております。 それから、農協と商工会と町の関係ですが、韮崎市が今年の年度初めに、組織というのは縦軸ですよね。何々課があって、係があってというふうに、ところが韮崎市が新たに考えたのは、横串を入れるような、政策推進課というか、推進室というか、3つか4つの課を一緒にきちんと調整できるかをつくって、その審議官のような人、市ですから3人置いて非常に組織が機能するようになったという事例を聞きましたので、うちの町もさらに農協とそれから商工会と町としっかりと連携するという意味では、そういうことを少し考えて、専門的にそのことが推進できるようなことを考えることが必要かなと思っているところでございます。 それから、最後の町のPRにつきましては、まだまだ努力が足りませんので、職員一同、知恵を出し合いながら、より良いPRのあり方について見当をしてまいりたいと思っております。 ○議長(村松武人君)  再々質問はありますか。 18番、一瀬正君。 ◆18番議員(一瀬正君)  ご答弁で理解します。 ぜひ、3つの問題、1番目の問題で、ただ、商工会の問題で、鰍沢、増穂の商工会へも、ぜひ声を町長からかけていただきたい。市川だけではなくて。そんなことをいっては失礼ですが、あそこまで増穂、鰍沢がやっているかどうかというのは、私、疑問なので、一番真っ先に声を上げなくてはならないのは、きっと、増穂、鰍沢の商工会だと思うんです。それでなくても、私はきっと売り上げが相当落ちているんではないかなと考えているんです。交通の流れが変わったことによって、そんなことでぜひ、市川ではこういうことでということで声をかけていただきたい。それをご答弁いただきたいと思います。 2番目の問題については、町長が医師確保のためにご尽力をなさっているのは、私理解をしています。ただ、開業医との連携をもう少しやっていく。そして開業医の皆さんにとっても町立病院があることが、その存在価値を理解していただく。また、町立病院にとっても開業医の先生方を理解しあうという便宜を図りながら、それぞれの価値観を評価しながら、進めていくことが大事であろうと思います。その点について、先ほどの答弁の中では、開業医の先生方の連携の問題提起を再質問でしたんですが、それがちょっと欠けていたように思いますので、ご答弁をいただきたいと思います。 3番目については、やはり目立つようにしていくことだと思います。 なぜかといったら、かつての市川大門町というのが、三珠、六郷の方には申し訳ないですが、私が議員をした当時、それ以前も市川といえば、全県で名が通っていた町だったんですね。それが人口減や、いろいろな事情の中で、忘れ去られようとしているわけです。私の知り合いも北杜市に、随分東京の人たちが移り住んだんですが、冬を知らないんですね。冬の寒さを、そんなことの中で、いろいろ私は耳にすることがあるわけなんです。そういう意味からいっても、市川というのは利便性、甲府という県都への通勤にも身延線が通っていていろいろ便利であると、やはりそのへんをもっと目立つように、見えるように、若者に見えるようなPRが必要だと思いますが、そのへんでもうひとつお答えをいただきたいと思います。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  ベイシア増穂店の出店に関して、町だけではなくて、両町の商工会にもということは、これはやっていきたいと思っております。 それから、開業医の先生との関係ですが、はい、やりますというふうに簡単になかなかいかなくて、努力が足りないと思っているんですが、先生方は非常に難しくて、なかなか大変なんですが、それでも町に関しては非常に好意的でございますから、さらに努力をしてまいりたいと思っております。 それから、特に若い方への市川三郷町を知っていただき、そのよさを認識していただくためのPRにつきましては、さらにさらに努力をしてまいります。 ○議長(村松武人君)  これをもって、一瀬正君の一般質問を終わります。 暫時休憩をいたします。 開会は3時といたします。     休憩 午後2時45分---------------------------------------     再開 午後3時00分 ○議長(村松武人君)  再開します。 続いて、第3番、青沼博君の一般質問を許します。 第3番、青沼博君。 ◆3番議員(青沼博君)  これより、一般質問を3点につきまして行います。 1番目、市川高校周辺整備と新しく建設の検討をということで質問をします。 市川高校を市川三郷町に存続する議員の会がつくられております。県立高校の統廃合がはっきりと予想される状況の下、警察署、郵便局の本署、本局機能が他町に移ってしまった今、高校を町内に存続することは、町にとっての生命線とも言うべき問題であります。 そこで、まず、県道、北線通りですけれども、県道から現在の市川高校へのアクセス道路と、旧市川小学校跡地の駐車場を整備して、住宅地域の中の学校としての環境を整える必要があります。 県道からの進入道路の整備と、南入りの正門設置の検討、駐車場と植栽などを整え、現在地での存続に備える必要があります。ご検討をお願いいたします。 一方、この整備事業とは別に、統廃合の嵐の中、存続を目指して競争を勝ち抜くために、JRなどを核とした高校の構想や、環境対策などを取り入れた建設構想など、県内屈指の高校を目指して、新たな場所に建設を検討することも必要かと思いますが、お考えをお聞かせください。 次に、JR市川大門駅前の整備をということで質問をします。 市川大門駅は、市川三郷町の玄関であります。町内の各駅前でも未整備は市川大門駅と鰍沢口駅だけであります。神明の花火大会でも、大勢のお客さまをお迎えいたします。 また、町長がお話しになります、電車を降りたところに病院がある駅でもあります。いまや、増穂の高校の送迎バスもあり、増穂、南アルプス市のJRの玄関口の駅でもあります。夕方の通勤時間の交通混雑は危険な状況で問題になっております。 駅舎は下地区公民館でもありますし、駐車場の確保、タクシーやバスのプール、安全な歩道の設置、また、病院のある南側も含めた、駅前一体の整備計画が必要かと思います。町の方針をお聞かせください。 3番目、中地区公民館、通称寿会館の新設ということで質問をいたします。 市川大門地区の中央部の御陣屋代官所跡地近くに、中央公園と中地区公民館があります。老朽化が進み、建物自体に危険な個所もあり、緊急の避難所としても使用はできません。近くの公園は元町長時代に地域の住民が管理する約束で整備がされました。 また、当時、現在の公園の位置に新たに公民館を建設する計画があり、地域で話し合いの会も開催されました。中地区公民館については、過去に建設に向けての調査予算がついた経緯があったとお聞きしておりますが、中途でなくなっております。 地域では、駐車場のある上地区公民館の利用もありますが、高齢者を中心に近隣の組の皆さんの利用は、上地区、下地区公民館と同様の利用状況にあります。 いずれにいたしましても、市川大門地区の由緒ある中央部に位置する公民館でありますので、公園および公民館の整備、建設に向けて歩みを進めていただきたいと思います。お考えをお聞かせください。 以上で終わります。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  青沼博議員の一般質問にお答えをいたします。 1番目の、市川高校周辺整備と、新しく建設の検討についてでありますが、県立市川高等学校は、創立93年の歴史と伝統のある県内屈指の学校で、地域の教育文化の中心として、本町において大きな存在であります。 また、平成19年度から入学者には、学区制が撤廃され、全県一区となり、入学希望者も激増しております。 このことから、県立高校の地域バランスに配慮していただき、JR身延線の利便性と、西八代郡唯一の県立高校の存続を町村会の要望として昨年に引き続き、県に要望いたしているところであります。 県教育委員会の峡西南地区の高校再編につきましては、現在のところ、県立高校、整備構想の検討委員会で検討中でありますが、すべての情報を収集しながら、積極的に対応策を考えてまいります。 次の、新たな場所の建設につきましては、JR身延線に生かした現在地が適当と思われます。市川高校が本町に存続するために、市川高校を市川三郷町に存続する議員の会と、市川高校を育てる会、および市川高校同窓会の皆さんと、情報を密にして要望してまいります。 次に、2番目の市川大門駅前の整備についてでありますが、市川大門駅はJR身延線特急の停車駅であり、電車の降りたところに町立病院があり、また町内利用客のほか、増穂町、南アルプス方面利用客のJRの玄関口でもあります。 平成19年3月に策定されました、第一次総合計画の中では、身延線の利用促進と併せて、駅前の総合的な整備について検討することが求められており、施策として駅前駐車場の整備についても触れております。 しかし、駅前の県道市川大門停車場線の現状は、JR身延線利用客の送迎用の車が駐停車を行うため、朝夕の通勤、通学の時間帯は渋滞を招いております。 自転車でのJR利用者に対しましては、駐輪場が確保されておりますが、一部民有地を借用している状況でもあります。 ご質問の駐車場の確保をはじめとする、駅前一帯の整備計画の必要性につきましては、さらに実態を調査し、また、ワークショップの開催等により、広く地域の皆さまのご意見をお聞きする中で、整備計画策定に努めてまいります。 また、交通渋滞解消のための安全な送迎場所の確保につきましては、優先して事業を進めてまいりたいと考えております。 次に、3番目の中地区公民館の新設についてでございますが、中地区公民館は、昭和39年の市川陣屋跡に老人憩いの場、寿会館として完成し、その後、市川大門地区の公民館活動の拠点として、多くの町民の皆さまに利用されてきました。 建築基準法改正以前の建物で、築44年が経過し、施設の老朽化も進んでおり、大規模な改修等も難しい状況になっております。 今後、中央公園、現市川陣屋跡と一体的な整備等に向けて、検討してまいりたいと考えております。 以上で、青沼博議員の一般質問の答弁といたします。 ○議長(村松武人君)  再質問はありますか。 第3番、青沼博君。 ◆3番議員(青沼博君)  再質問をさせていただきます。 最初に高校の存続についてですけれども、建設ということになりますと、学制、学科制の問題も発生するかと思います。本年11月19日にご存じのとおり、県教育委員会の県立高校整備検討委員会で、職業高の統廃合を軸にした総合学科高の設置について、今後は普通科の単独改変も検討するという考えが打ち出されました。 全県一学区で、多様な生徒を教育する上でも、総合学科への単独改変はよいという結論が出されております。 全体として、総合学科校への流れが非常に強くなっているのではないかというふうに考えます。 総合学科が戦略的にも、現実的な選択肢と考えますが、町ではどのようなお考えでいますか、お答えください。 また、市町村合併も半ばに、今、どこが残るというような議論ではなくて、このへんで市川高校を町内に存続する意義を考えなくてはならないと思います。 町長は6月の議会で市川高校を県内屈指の進学校で、地域教育文化の核と位置付け、町との連携ということについて、教育委員会で検討させるというご答弁でありました。 そこで、先ほどの学科制の選択の問題と併せまして、高校の存続について、市川三郷町との連携ということについて、現在、どのようにお考えでしょうか、お伺いをいたします。 2番目の大門駅前の整備ですけれども、先ほど申し上げました増穂の、いわゆるコミュニティーバスですね。構内に入れず、送迎時には踏み切り側の県道に駐車する状況がありまして、ご承知のとおり、通勤時は非常に危険な状態であります。 話はちょっと変わりますが、以前、駅前から、合同庁舎の方向に向かっての、停車場線から向こうへ向かった道路計画があったとお聞きしておりますが、ここは花火会場に向かう道でもございます。 駅前を、できるだけ広く確保するために、旅館さんの話もいい方向に進んだということでお聞きしておりますけれども、この計画に再度取り組んでいくというお考えはないか、お聞かせください。 また、現在はホーム駅舎、北に降りるということですけれども、先ほど申し上げました南側との一体という中で、過去何度もお話をさせていただいておりますけれども、話が出ておりますけれども、南側は町立病院、駅からまっすぐ踏切で渡れるということで、一般の方も駅前の停車場線から病院へ行くのには、駅の踏切を通っていけるという状況ですね。そのような計画も将来的にお考えをいただいて、駅前にバリアフリーのトイレなども整備して、文字通り町の玄関口としてふさわしい整備をするようなお考えがあるかどうか、お伺いをいたします。 3番目の中地区公民館ですけれども、やはり先ほどの第2回定例会で、一瀬議員さんが町民会館の点検調査と全面大規模改修というようなご質問をされました。 町長は財政の状況から学校関係を優先して、その次に病院は70床25億とか、100床とか、いろいろというと失礼ですけれど、次に、新しく病院を建設という部分を私は感じたんですけれども、病院の耐震診断は、ほぼOKと、先ほども出ましたアスベストの封じ込めも、今月1千万円をかけてやるという状況です。 そこで、上地区、下地区ある中で、中地区も倒壊寸前というとオーバーですけれども、あの会館の、中地区公民館の建設のほうが優先ではないかと感じております。 地域の、町長もあの地域ですけれど、高齢者の皆さんも、私たちが病院やデイサービスにお世話になるまでというか、前に、バリアフリーの公民館を利用して、助け合い広場といいますか、元気で過ごせる公民館がぜひほしいという多くの声をいただいております。 このことを含めて、どのように対応をお考えになるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 以上で再質問を終わります。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  市川高校をどういう形で残していただくかという点につきましては、なかなか絞りきれていないところがありまして、総合学科でもやむを得ないんではないかという方々のご意見もありますし、今の普通科として残せる状況を何とかつくってほしいという意見も強くございますし、もう少し推移を見たいと思っているところでございます。 これは市川高校を育てる会という会が、非常に歴史もありますし、その会でまだ結論をみていないところでございます。それから市川高校同窓会、それから議員の皆さまの会と、十分将来のことを展望しながら、決めさせていただきたいと思っております。町がどうなんでしょうか、積極的に方向を決めて進むということがいいかどうかという点も見極めていかなければならないと思っています。 いずれにしても市川高校がこの地からなくなるということはあっては困るわけでございまして、市川三郷町民一丸となって、残すための知恵を絞り、努力をしてまいることが正しいのではないかと思っているところでございます。 それから、場所につきまして、今の場所と申し上げたのは、付け加えさせていただければ、将来、市川幼稚園の問題があるんですね。あそこの角一角にああしてありますから、市川幼稚園を別の場所に、例えば富士見と、市川幼稚園と申し上げましたが、市川保育所が高校の一角にありますから、あそこは場合によったら幼稚園のほうを新しく建て替えて、あの場所を市川高校の敷地としてお使いをいただく。それから今の駐車場の場所も、市川高校にお使いくださいということで、駐車場としておりますけれど、町は市川高校が今の場所に残っていただくということであれば、そこをお使いくださいというつもりで、何も今やっていないところでございますが、いくつか、今の場所に残していただくべく、用地については考えているところでございます。 それから、大門駅前の整備につきましては、第一次総合計画の中に、最初のご答弁で申し上げましたように、計画の中にございますから、今、一部用地取得ができる方向でございますから、駐車場については優先をしていきますという答弁はそのことでございますが、あの一帯を整備をしてまいりたいと思っております。 それから、市川大門駅と鰍沢口駅と、落居駅がまだ駅周辺の整備がしていないので、この市川三郷町に7つ駅がございますけれども、その3駅を順次整備をしていきたいと思っているところでございます。 それから、中地区公民館につきましては、地域からの切望につきましては、強く感じているところでございますが、まちづくりの関係の皆さんのお考えの中にもございましたけれども、御陣屋とか、あの周辺の一体的な整備ということで考えてまいりたいと、今の場所に、今の状況の中で造っていくだけの手当ではなくて、あの周辺を公園化していくということを含めて整備をしてまいりたいと考えているところでございます。 駅前から合同庁舎のほうに抜ける道路につきましても、駅前の整備計画の中で、ただ、どうしても整備計画の中でたまたま用地取得ができそうだという、ああいう状況なら、うまく進むんですが、そこに住んでいる方々のご同意をまず計画を示しながらいただくというふうな手順も、間違えないようにしていかないと、計画というのはなかなか計画というのは前に進みませんので、その整備計画の中で、地域の皆さまにも、そのことをお話をし、ご協力が得られるような手順を踏みながら進めてまいりたいと思っております。 ○議長(村松武人君)  再々質問はありますか。 第3番、青沼博君。 ◆3番議員(青沼博君)  再々質問を行います。 市川高校の問題ですけれども、場所については、先ほどいろいろな団体がありますので、広く会議を起こすというか、やはり大勢の皆さんで検討をする中で、時間もあまりありませんので、1つの方向を出していただきたいと思います。 県教委の、先ほどの学科の打ち出しと同時に、ご承知だと思いますが、町長のご答弁の中にもありました、地域のバランスを考慮しながら、対象を交通の利便性の高い高校を検討するということですから、具体的には今の高校を考えれば、芦川から大門という3つ駅がありますから、それを機軸にということになるかと思います。 それから検討委員会では核家族化で、学校も社会から孤立せずに地域社会との協力が大切であると話しております。 町民のまず、姿、形でなくて、町民の声援とか、応援とか、こういう声が一番大事であると思います。 その上でJRをどこにおくかということは別にして、とにかく現在地ということであれば市川本町駅、大門駅になりますけれども、建設の構想を早く打ち出してほしいと思っております。 そこで、建設ということに向けて、提案というか、お願いというか、先ほどの遠藤議員のご質問にもありましたソーラーですけれども、太陽光発電システム、実は横浜市で先日、環境対策に配慮した、環境にやさしい建物、認証制度第1号というのが神奈川県で完成しました。創立150周年の大学の記念館ですね。そんなことをぜひ建設の構想の中に環境に配慮した高校建設と、市川三郷ですから、温泉を利用したりとか、ごみゼロを目指したりとか、いろいろな考え方があると思うんですけれども、場所の議論とは別に、全国に強く発信できる構想というか、いろいろな制度を利用した中で、そういう高校建設に向かっていただきたいと思いますが、町長のお考えをお聞かせください。 そしてもうひとつ、教育委員会が中心だと思うんですけれど、この各方面と議論という中で、われわれ議員の会ができているんですけれども、失礼な意見になるかもしれませんが、育てる会、同窓会、それから議員の会、連携といいますか、意思の疎通といいますか、どこでどういうことを市川高校について議論をしているのか、誰がどういうふうに考えているのかということが、まったく見えない状況なんですよね。 これを機会に、とにかく大勢の人で協力して、私はあっちだ、俺はこっちだではなくて、結論はひとつなんですから、ぜひそういう町長主導で町民まで多く巻き込んだ中で、市川高校をぜひ残すという議論を、どういう格好でどこにという議論を、ぜひ大きくもっていっていただきたいと思います。 方針をお聞かせください。 以上です。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 久保町長。 ◎町長(久保眞一君)  市川高等学校につきましては、県立高校でありますから、実際やってくださるのは県費で県がやってくれるわけですが、今、ご指摘のありましたいろいろな要件を満たしていただけるような強い要請はしていきたいと思っております。 県の町村会を通して、毎年、年度始めに県への要望の中の第一項目に、県立市川高等学校の存続をずっと訴え続けておりますから、そのことと併せて、さらに強力に進めてまいりたいと思っております。 それから、市川高校存続のためのいろいろな組織のあり方についてのご意見でございますが、市川高校を育てる会というのが非常に長い歴史がございまして、私の前任者、さらにその前の町長さんのころから、旧市川大門町の話でございますけれども続いておりまして、そういう方々のご努力は非常に尊いものでありますし、そういう方々とも十分協議しながら、町が主導的に進められるように、改善できれば努力してまいりたいと思っております。
    ◆3番議員(青沼博君)  先ほど再々質問で公民館のほうで1点だけ落としましたので、できましたらお許しをいただきたいと思うんですけれども。ちょっと地域の方からの要望なものでよろしいでしょうか。 ○議長(村松武人君)  申し訳ございません。再々質問が終わりましたので打ち切ります。 (分かりました。の声) これをもって、青沼博君の一般質問を終わります。 続いて、第1番、宮崎博已さんの一般質問を許します。 第1番、宮崎博已君。 ◆1番議員(宮崎博已君)  これより一般質問をさせていただきます。 防災の観点から、安全で安心して暮らせるまちづくりについて、3点お伺いいたします。 今年は、集中豪雨が相次ぎ、報道などはゲリラ豪雨との名称で、毎日のように報道されていました。 近年では大きな被害をもたらした、阪神淡路大震災や、新潟県中越沖地震は私たちの大きな衝撃と不安を増大させました。また、東海地震も80%以上の割合で来ると予測されております。災害は、次から次へとやってくるといった感がします。 こうした災害に備えて、町では防災計画を基に、非常用飲料水などの備蓄をはじめ、学校等の耐震化を進めています。実際に、地震が発生した場合、自らの安全を確保した上で避難するわけですが、さまざまなことが推測されます。道路の寸断、土砂崩れ、ガス、水道、電気などのライフラインがストップすることが考えられます。そういった状況の中、救援活動が開始され、救助されるまでの間、自力で頑張らなければなりません。 こうした非常時に備え、一人ひとりが災害に対する意識を高め、万全の準備が大切だと思います。 特にこうした中、自らの安全確保が困難な1人暮らしの高齢者や、障害を持った方々の安否の確認や避難等は支援が必要になると思います。 災害時にこうした方々を実際に支援できるのは、状況など分かっている近隣の方や、自治会など、地域の方々です。日ごろから避難場所や、避難経路などについて話し合い、共通の認識を持つことが、災害時に地域の力が発揮できるのだと思います。 現在町では、災害時に1人暮らしの高齢者や、障害を持った方々の安否確認等について、地域での体制づくりがどのように進められているのかお伺いいたします。 次に、地域防災士養成についてであります。 平成14年に地域自主防災体制の育成強化を図るため、各地域に防災士を養成する目的で設立されました。平常時には身につけた知識や技能など、実践力を生かし、地域住民への防災意識の向上に努めます。 また、災害時には救助などの支援体制が整うまで、避難誘導や救助などを担う役割に大きな期待をされています。 自分の命は自分で守る。地域は地域で守る。自助、互助の観点から、地域防災力の底上げを図るため、防災士養成に力を入れ始めている自治体も増えています。 現在、全国で約2万6千名、山梨では174名の方が資格を取得し活躍しています。本町において、防災士養成への取り組みについてお伺いいたします。 次に、安全、安心メールの配信サービスについてであります。 今は、情報化の時代で、パソコンや携帯電話の普及により、その場にいながら必要な情報を知ることができます。 近年では、メール配信などで情報を提供している自治体も多くなっていると聞いております。特に防災、防犯等の情報を行政と町民等が共有することで、同じ意識に立ち、危険を回避するとともに、安全で安心して暮らせるまちづくりにつながっていくと思います。さらに私たち町民の知りたい町の情報などを配信することで、より一層、町への関心が深まり、身近に感じられるのではないでしょうか。 私も過日、ファミリーサポート、そして防災情報のメール配信に登録、申し込みをしたところです。配信希望者が簡単な登録手続きを行うことで、多くの情報を受けられるメール配信サービスについて、本町でのお考えをお伺いいたします。 最後に、無保険の子どもたちの対応について伺う予定で通告いたしましたが、この質問は取り下げさせていただきます。 以上で、一般質問を終わります。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  宮崎博已議員の一般質問にお答えをいたします。 1番目の、防災の観点から安全で、安心して暮らせるまちづくりについての1点目、災害時1人暮らしの高齢者や、障害者の安全確認への体制づくりについてでありますが、本町におきましては、県下に先駆け、災害時用援護者登録制度を、今年8月からスタートさせました。これは、災害時の避難などの際に活用するため、地域の皆さまの援護を必要とされる方の情報を本人同意の上で、自治会の自主防災組織や、民生委員などに提供し、地域の自主防災活動に活用していただくための取り組みであります。 登録申請書の提出に当たっては、事前に防災区長、組長会議において、本事業の趣旨説明を行い、身体に障害を持った方など、計842名には分かりやすい内容で、周知文とともに返信用封筒を同封し、郵送しました。 また、65歳以上の1人暮らしの高齢者およびそのほか、援護が必要と思われる方につきましては、民生委員に担当地域の対象者の確認と、依頼を併せて行い、この結果、11月19日現在、災害時用援護者登録状況は、合計で311名となりました。 今後も、制度の周知等を継続し、地域での共助による支援体制の整備を図ってまいります。 2点目の、地域防災士養成への取り組みにつきましては、大規模な災害が発生した場合、その災害が大きければ大きいほど公的な救援、行政、消防、警察、自衛隊等に及ぶまでに時間がかかることは、阪神淡路大震災の例を見れば明らかでございます。 したがいまして、平時からそれぞれの家庭や地域社会、企業団体に防災に対する一定の知識を持った人、防災士の設置の必要性は強く感じております。 しかしながら防災士の資格を取得するには、日本防災士機構が認証した研修期間が実施する防災士研修講座を3日間受講するとともに、消防署、日本赤十字社等、公的機関の主催する救急救命講習を受け、その認証を取得した後に、日本防災士機構が実施する防災士資格取得試験を受験し、合格することが必要となります。 これは参考までにこのあとは申し上げますが、研修会場および試験会場も全国で年間7会場程度で、いずれも県外で行われておりまして、受験費用は6万1千円くらいだそうでございます。こうしたこともあったのか、本町では、今日まで防災士養成の取り組みを行ってきませんでした。 そうしたことから実効ある地域防災力の構築を図る観点からも、今後、防災士養成事業導入の検討を進めていきます。 次に、3点目の安全安心メールの配信にサービスについてでありますが、平成21年度に安全な情報発信に努めるための、町のホームページリニューアルの検討を行う予定でございます。 このサーバーシステムが構築できますと、メールマガジンの発行も可能となり、町行政全般、また防災、防犯等の情報配信サービスが提供できることになります。 あとはちょっと取り下げられたんですね。 以上で宮崎博已議員の一般質問に対する答弁といたします。 ○議長(村松武人君)  再質問はありますか。 第1番、宮崎博已さん。 ◆1番議員(宮崎博已君)  ありがとうございました。 今、要援護者の状況を聞いたところ、311名が登録という答弁をいただきました。今はプライバシーなどの問題もあると思いますが、要援護者を支援していただく方々、共通の認識を持つことが、円滑に支援が行われることだと思います。そういったときに、地域での組とか、地域の方々の協力を得なければならないと思いますが、そのへんはどのように進めていくのかお伺いいたします。 また、そういった状況の中、福祉避難所の指定はどのように今、進められているか、現状をお伺いしたいと思います。 2点目の防災士養成についてでありますが、町では現在登録者がいないということで、本当にいざというときに本当にいろいろな知識を持った防災士が必要だと思います。周知徹底をしていただきながら、費用も6万1千円かかるということでしたので、個人負担では大変かと思います。また県外で受講をしなければならないということも踏まえまして、6万1千円も、もし町のほうで負担をしていただければ、消防士になりたいという方も多くでるのではないかと思います。そういったことが、また一人ひとりの命を救うことにもつながりますので、町長のお考えをお伺いいたします。 配信メールについても、本当に正しい情報をいち早く知って、対応を考え、行動をしていくことが、未然に事故を防ぐことにつながると思いますので、1日も早い早急な取り組みをお願いしたいと思います。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 福祉課長、鈴木木の実さん。 ◎福祉支援課長(鈴木木の実君)  要援護者への取り組みにつきましては、19年に防災区長会議が行われたときに、この制度について、こんな計画でいきたいというご説明をさせていただき、さらに本年7月31日と8月1日、地区の防災会で災害時、要援護者の登録制度をスタートさせますということで、地域への説明をさせていただいたところです。 現在、先ほども話がありましたように、311名の登録の方が出ておりますが、これもすべて地域の防災会に、その情報をお返しして、地域での取り組みをスタートさせていただいているところです。 既に、民生委員さんがかかわって、地域の防災区長、組長さん、それから地域の皆さんが集まって、一人ひとりの要援護者の避難経路を確認したり、それから登録をされている以外の方もいると、そういう方に登録をお勧めしたり、それから登録の中には、その方を支援する方をお2人記入することになっておりますが、それが多くは民生委員さんを書かれてこられて、民生委員さんにお願いをしておられる方が多いわけですが、民生委員さんが、その地域の10人も20人もの要援護者を一気に支援することはできないわけでして、それを地域でご検討いただきたいというふうに、説明会のときにお返しをいたしました。民生委員さんではなく、隣の方を支援者にしましたよという、ご返答もいただいたり、今、地域で少しずつ動き始めているというふうに思っております。 ただ、これをいつ災害があるか分かりませんので、できるだけ地域で早くご検討をいただきたいと、あらゆるところでPRをさせていただきたいと思っております。 また、役場の職員がそのまちづくりのために必要ということであれば、出かけてまいりたいというふうにも地区の方にはお伝えをしておりますので、できるだけ早急の取り組みをお願いをしたいと思っているところです。 ○議長(村松武人君)  町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  防災士の養成事業の導入ですね。これにつきましては、ご指摘のとおり、非常に重要な役割を担っていただくということになりますから、できれば導入の検討を進めたいという最初の答弁をさせていただきましたけれども、毎年度、何人というふうに枠を決めて予算化をして、例えば5人ですと30万5千円、10人で61万円ということになりますから、これは予算計画との関係がありますけれども、毎年度何人ということで予算化をして、その枠の中で防災士を何人か年度ごとに養成ができればと、今、考えているところでございます。 メール配信につきましては、先ほどのご答弁でも申し上げましたけれども、今現在、安全安心メールの配信サービスについて、21年度に安全な情報発信に努めるための町のホームページのリニューアルをしようとしておりますから、これをやりますと、今、宮崎議員のご質問の点は解消されると思っております。 ○議長(村松武人君)  再々質問はありますか。 第1番、宮崎博已さん。 ◆1番議員(宮崎博已君)  今、福祉避難所の指定は、現在進んでいるかということで再質問でさせていただいたんですけれども、その答弁をまだいただいていないので、お願いいたします。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 総務課長、岸本正幸君。 ◎総務課長(岸本正幸君)  ご承知のとおり、今年度大規模な総合防災訓練を実施いたしました。 その中で避難訓練も大々的にやったわけですけれども、そのときにそういう福祉避難所につきましても、いくつか検討すべき課題等も洗い出されましたので、今後、それらを踏まえて、検討をしてまいりたいと思います。 ○議長(村松武人君)  再々質問はありますか。 第1番、宮崎博已さん。 ◆1番議員(宮崎博已君)  ぜひその福祉避難所を今から検討していくということですが、そこにはぜひ相談員とか、配置も考えていただきたいと思います。 これは、今からは要望なんですけれども、本当に非常時に地域力が発揮できるよう、さらなる努力をまたしていただきたいと思います。 以上で終わります。 ○議長(村松武人君)  これをもって、宮崎博已さんの一般質問を終わります。 続いて、第14番、内藤優君の一般質問を許します。 第14番、内藤優君。 ◆14番議員(内藤優君)  議会運営委員長の報告にもありましたように、私の議長への質問通告第1点目、教育委員の政治活動については取り下げます。 次に移ります。 私は、印章資料館収蔵品の活用策について質問をいたします。 山梨中央銀行六郷支店と並んで、市川三郷町地場産業会館があります。入り口には日本一大きなはんこが展示されておりまして、そこは印章資料館になっております。私は、その印章資料館の貯蔵資料の活用策、とりわけ十鐘山房印挙の閲覧システムの開発について質問をいたします。 旧六郷町では、平成11年に予算800万円で十鐘山房印挙という中国古代の印譜集を資料館の目玉収蔵品として購入をいたしましたが、それから10年近く経った今も、その活用策が必ずしも十分とはいえない状況にあります。 日本一のはんこの里にふさわしい活用策をぜひ具体的に検討してほしいというのが、私の質問の趣旨です。 ところで、この耳慣れない十鐘山房印挙ですが、これは今から2千年から2500年くらい前に、中国で製造された銅製のはんこの印譜集でして、7千以上にもなる印譜が191冊の印譜集に収められているものです。155年前の1853年に10部作成しておりますが、完全に揃っているものは7部しかなく、7千あまりの印譜を一つひとつ丁寧に191冊に納めてあります。そのうちの一部が資料館に貯蔵されているわけです。 旧六郷町が平成8年から展開してきた資料施策いきいきプラン21にも印章資料館の充実が重点資料として掲げられてきました。 平成11年5月には、六郷町、印章資料収集委員会が、この十鐘山房印挙収蔵の要望書を町に提出し、購入の運びとなった中国の逸品といわれております。 古代の印の歴史資料としても、また、篆刻の手引書としても、大変貴重な美術品であり、また別の意味では骨董的な価値も高いといわれております。 市川三郷町、はんこの里として、唯一の見学施設、印章資料館の観光ポイントとして、来館者の増加はもちろん、地場産業の活性化につなげる施策として、積極的に検討していただきたいと思います。 既に、具体的に提案されている六郷印章業連合組合の要望事項に答えていただき、具体的な実現の方途を早急に検討していただきたいと思います。 日本を代表する和紙、花火、印章などの伝統技能の継承、発展という立場から、その振興策について具体的な検討を進めていただきたいと思いますが、町長の具体的な方針をお聞きいたします。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  内藤優議員の一般質問にお答えをいたします。 十鐘山房印挙の閲覧システムの開発についてでありますが、十鐘山房印挙購入の経緯は、旧六郷町時代、平成10年、町の美術館建設構想を受け、第二次印章資料収集委員会が発足し、この委員会において、はんこの町にふさわしい美術品として、十鐘山房印挙が候補に挙がりました。この十鐘山房印挙は、中国清朝時代の収集家陳介祺氏が収集したもので、現在、世界に7部しか存在しない貴重なものでございます。 この十鐘山房印挙を平成11年9月購入し、地場産業会館に展示しているところであります。 平成15年、緊急雇用対策事業で、貴重な十鐘山房印挙を映像で保存するため、30挙、191冊、1万以上という膨大な印譜をCD11枚にデジタル化いたしました。 平成16年11月、十鐘山房印挙を広く宣伝していくため、印章資料収集委員会に展示や活用の方法について検討をお願いしてまいりました。 その結果、印譜の監修を印章集収委員会、翻訳を山梨学院大学、熊達雲博士と、中国首都博物館にお願いをし、PR用DVDが平成17年12月に完成いたしました。 このDVDは140本製作し、東京国立博物館、県立美術館、文学館、図書館等、著名な文化施設や観光施設などに配付し、PRに努めております。 また、地場産業会館では、会館を訪れた団体客や、放映を希望する個人に対しても、DVDの放映を行っております。 このような利用状況の中で、本年10月31日、六郷印章業連合組合から、タッチパネル方式を活用した印譜の閲覧システム機構についての、要望書が提出されました。 町では、この要望を受け、これまで作成したDVD活用形態などを再検討する中で、地場産業会館を訪れる篆刻家や観光客がどのようなニーズを持っているのかなど調査した上で、印譜閲覧システムの構築と活用方法について、専門業者を交え、印章業連合組合と調整を図りながら、より充実したシステムの構築に向けた取り組みを考えております。 以上で、内藤優議員の一般質問への答弁といたします。 ○議長(村松武人君)  再質問はありますか。 第14番、内藤優君。 ◆14番議員(内藤優君)  積極的な検討策をお考えいただいているということです。しかし、タッチパネル方式というのがもっとも来館者に分かりやすく、そしてまたPR価値もあるといわれているんですが、この検討の現在の状況とか、予算も伴うと思いますけれども、このへんの状況については、どのような段階になっておりますか、お答えください。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  具体的には、新年度当初予算で、この12月議会に間に合わなかったものですから、新年度当初予算、3月議会になると思いますが、研究費を計上し、いろいろなご要望がありますけれど、より効果のあるというか、システムを構築したいということで、研究する予算を計上させていただきまして、次のステップとして取り組んでいきたいと思っております。 いろいろなこういう方法がと、たくさんのご意見がございまして、その中でもっとも期待がされるというか、希望されるものに近いものを構築したいということで、研究してまいりたいと思っております。 ○議長(村松武人君)  再々質問はありますか。 第14番、内藤優君。 ◆14番議員(内藤優君)  資料館を訪れる人にとっては、やはりひと目で分かるという貴重な資料が体感できれば非常にいいわけでして、私も見る機会があったんですけれども、大変貴重なものということもあるんでしょうけれども、係から手袋を渡されて、1枚1枚ページを繰るという、そういう状況でして、191冊はとてもそのような状況にはないわけでして、ガラス越しに眺めるというのが現在です。現在、参観者も年間1,500名くらいはあるようなんですが、決して多いわけではありませんで、これから印章業界も大変厳しい状況にあるということも聞いておりますけれども少なくとも訪れる来館者に、優れた印譜集が目に留まり、情報が少しずつでも発信できればという思いは町民に等しく思っていることだと思います。 特に、現在21年度の当初予算で調査費の計上が具体化したと理解いたしますけれども、さまざまな検討を行ってというお答えでしたけれども、例えばその組織、検討してよりよいものを決めていく組織づくり、このへんについてはどのようにお考えでしょうか。現在、もし進んでいるようでしたらお答えいただきたいし、これからということであれば、構想についてお聞かせいただいて、ぜひ実現の方向を進めていただきたいと思います。 ○議長(村松武人君)  答弁を求めます。 町長、久保眞一君。 ◎町長(久保眞一君)  タッチパネル方式というお話が、非常にいくつかある中では一番強いように感じているんですが、ただ、私の思いでは、代表的なものについては、多少解説が必要なのかなと、ただ見ていくだけではなかなか理解ができないので、代表的なものについては、解説があるようなものに仕上げたらいいのかなと思ってみたり、それから組織につきましては、印章業の連合会の組合員の皆さんの代表的な方々、若い方々にも入っていただき、町では企画課、それに企画が中心になりますけれども、産業振興課の関係者に入っていただく、それから基本的には専門家といわれる、どういう表現の仕方がいいかということの分かる人にも加わっていただくとして、その会を立ち上げていきたいと思っているところでございます。 今現在は、会はまだ組織されておりませんが、できるだけ早く新年度に向けて、体制を整えてまいりたいと思っております。 ○議長(村松武人君)  これをもって、内藤勝君の一般質問を終わります。 以上で、本日の日程は全部終了いたしました。 本日は、これで散会いたします。 大変ご苦労さまでございました。     散会 午後4時02分...