甲府市議会 2015-09-11
平成27年環境水道委員会 本文 開催日: 2015-09-11
7 議 題
第 1 議案第74号 平成27年度甲府市下水道事業会計補正予算(第1号)
第 2 所管事項調査
2: 午前 9時58分 開 議
◯鈴木委員長 ただいまから
環境水道委員会を開きます。
報告事項を申し上げます。
本日の当委員会審査の議題外、所管事項の調査について傍聴したいとの申し出がありましたので、傍聴を許可いたしました。御了承願います。
以上で報告を終わります。
9月9日の本議会において当委員会に付託されました案件は、お手元に配付してあります議題のとおりです。
これより審査に入りますが、この際、委員及び当局の皆様に申し上げます。
発言する際は、まず挙手の上、「委員長」と呼び、指名されてから、起立の上、発言されるようお願いいたします。
それでは、これより審査を行います。
最初に、議案第74号 平成27年度甲府市下水道事業会計補正予算(第1号)を議題といたします。
当局から提案理由の説明を求めます。
築
野営業管理室長。
3: ◯築
野営業管理室長 それでは、議案目録(その1)、57ページをお開きください。
議案第74号 平成27年度甲府市下水道事業会計補正予算(第1号)について御説明いたします。
本件は、水道の漏水等に伴う過年度下水道使用料減額費用について、当初の見込みを上回る減額が発生したため、補正を行うものであります。
第2条、収益的収入及び支出につきましては、過年度下水道使用料減額費用の増加に伴い、特別損失を216万円増額するものであります。
58ページから62ページまでにつきましては、予算の補正に伴う実施計画、予定キャッシュフロー計算書、予定貸借対照表をお示ししてございます。御参照ください。
以上、平成27年度甲府市下水道事業会計補正予算(第1号)の説明とさせていただきます。御審査のほど、よろしくお願い申し上げます。
4:
◯鈴木委員長 以上で説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
5:
◯鈴木委員長 それでは、ないようですので以上をもって質疑を終結いたします。
これより本案を採決いたします。
本案は、当局原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
6:
◯鈴木委員長 御異議なしと認めます。
よって、本案は当局原案のとおり可決することに決しました。
以上で、当委員会に付託されました議案の審査を終了します。
なお、委員長報告については正副委員長に一任願いたいと思いますが、よろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
7:
◯鈴木委員長 御異議がありませんので、そのようにさせていただきます。
次に、所管事項の調査に入ります。
本日は、上下水道局、環境部の順で行います。
なお、質問につきましては、事前に十分な調査等されまして、簡潔明瞭、要領よく、重複を避け、的確な質問をしていただき、スムーズな議事進行に御協力いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。
先にお伺いいたします。
質問のある委員は挙手をお願いします。なお、挙手のない委員は質問ができません。
(要望を聴取)
8:
◯鈴木委員長 では、最初に上下水道局の所管事項の調査に入ります。
先ほど挙手された委員は発言をお願いいたします。
佐野委員。
9:
◯佐野委員 それでは、上水道施設等について2点お聞きしたいと思います。
まず上水管の耐震についてでございます。これは過去からも質問をされている委員さん、議員さんもいらっしゃいますけれども、ちょっと確認も含めるような形で質問させていただきたいと思います。
まず従来から耐震管への布設がえの進捗については、下水道工事、ガス管工事との兼ね合いとか、それぞれの耐用年数の違いでの兼ね合いもあって、所管が違いますが、道路工事を終始行っているというような苦情が市民からもあったり、道路が凹凸しているなど市民から御指摘をいただいたりして、なかなか難しい中やりくりをされていて、耐震化の工事を進められていることはよく承知をしております。
しかし、今回豪雨ということでちょっと違うんですが、このような災害のような想定外な、東海沖地震発生というような大規模災害というのは忘れたころにやってくるものだと考えております。現在の大地震発生時の市民への市当局の災害対応については、避難所となる各小学校に埋設されている緊急遮断弁つきの災害貯水槽による飲み水の確保、これは発災直後から復旧までの間はこの対策でしのげるとよく承知をしております。しかし、この発災直後から大量に上水を必要とする病院などへの供給が長期間とまってしまうと、けが人の治療を初めとして、人の命にかかわるものと考えております。
そこでまず確認をしますが、耐震化の根本的対策を行うべき、このような主要な緊急救急病院、特に山梨県立中央病院とか市立甲府病院などへ供給する給水の本管などの現状耐震化の進捗と達成率を教えていただきたいと思います。そしてもう一つ、現在の甲府市内全体の耐震化進捗状況を教えていただきたいと思います。
以上2点です。
10:
◯鈴木委員長 中川水道課長。
11:
◯中川水道課長 まず1点目ですけれども、重要施設については甲府市の耐震化計画の中で施設の整備に伴って位置づけられておりまして、委員御質問の病院に関しての進捗率でよろしいでしょうか。
12:
◯佐野委員 はい。
13:
◯中川水道課長 病院につきましては13施設を耐震化が必要な拠点施設として位置づけられておりまして、そのうち10施設、これが整備対象となっております。このうち5施設が完了しております。あとは進捗中と。この中には廃業してしまった病院もありますので、そういうことも含めて5施設が終わっているという状況になります。
それから耐震管の耐震化率ですけれども、平成26年末で9.7%の耐震化率になっています。
以上です。
14:
◯鈴木委員長 佐野委員。
15:
◯佐野委員 緊急救急病院、この主要病院の本管耐震化が進んでいるということで、この10施設のうち5施設、年次的にこれは進められていると承知をしております。これはお聞きして安心しましたけれども、この大震災からの全体復旧の速度が早まることを第一条件として、先ほど市全体については非常に、聞けばちょっとという感じなんですが、まずは重要施設、それから病院等を進めていただいて、この後、市民の生活用水確保や経済活動のインフラとしての水、上水が非常に重要だと考えておりますので、このことから甲府市全体の耐震化率向上に努めていただきたいことを要望して、以上で終わりたいと思います。
もう1点、あと平瀬浄水場の施設についてちょっとお聞きをしたいと思います。この外周フェンス等についてでございます。
7月24日に当委員会で視察をさせていただきまして、るる詳細な御説明をいただきました。そのときは本当にありがとうございました。そこで気がついた点につきまして、ちょっと御確認をさせていただきたいと思います。今後の対策計画等があるならお聞かせをしていただきたいと思います。
市民の飲み水に対する安全確保としての観点から、まさに水際という形で、現状でもたとえ毒物等を混入されても即座にアラートが出され、絶対に安心であるシステムと体制であることはこの前の視察で確認をさせていただきました。これは本当に安心ができました。しかし、安心だからといって、まず未然予防の措置として、外部侵入者が敷地内に入れないようにするということは非常に重要だと思っておりますし、これが第一条件だと考えています。今現状設置のフェンスは、もう少し高くしてもいいんじゃないかと思っています。これはいかがかなと考えています。これは外から見ても少々気になる点だと思いますし、先ほど述べたように、まず入りにくいと思わせることが重要だと考えています。そして今度は高くしても防犯カメラ等の要所への設置があれば、さらなる予防措置とともに、これは抑止にもつながるのではないかと思っておりますので、この2点について、今後の計画などがありましたらお聞かせをしていただきたいと思います。
16:
◯鈴木委員長 渡辺浄水課長。
17:
◯渡辺浄水課長 ただいまの平瀬浄水場のフェンスにつきましては、現状では鉄製のネットフェンスが設置されております。設置後30年が経過しておりまして、フェンスの中には破れているところも出ているような状況で、老朽化が著しい状況であります。さらに高さが、今御指摘のありますとおり、低いところで1.5メートルしかありません。したがいまして今、浄水場のほうでは警備対策の強化という観点から、高さを2.5メートル、材質を鋼鉄製の角パイプフェンスに取りかえる工事を現在実施しております。
さらに浄水場のフェンス取りかえ工事が完了した段階で、先ほどお話がございました侵入者を監視するようなセンサー並びに、それと連動する監視カメラ、こういうものの導入を今後検討していきたいと考えております。
以上です。
18:
◯鈴木委員長 佐野委員。
19:
◯佐野委員 御答弁ありがとうございました。お聞きをしていて、私もそうですけれども、市民の皆さんも非常に安心ができることと思っています。未然にこの計画を立てられて、しっかり進めていくというのを局内、部内でやられていることは非常にすばらしいことだと思いますので、今後進めていただきたいと思います。
少し海外などの浄水施設を調べてみますと、やはりテロということを想定して、韓国なんかは沈殿池を外から見えないようにしているとか、またそれぞれのブロックをして浄水をかけていく、それぞれの工程を独立して遮断できるようなシステムにしているということ、これは一つ一つのブロックで毒物等が混入されても、全くもって外へは一歩も出ないというような体制をしているということも確認をさせていただきました。そこまでしなくても現状の水際アラート、見せていただいたあのシステムとともに、今後は先ほどの御答弁の対策でさらなる予防措置が充当できる体制としていただけるということをお聞きしましたので、非常に私自身安心です。質問を終わります。ありがとうございました。
20:
◯鈴木委員長 では次の質問を。
小沢(宏)委員。
21:
◯小沢(宏)委員 済みません、下水道の汚水管橋延長についてですが、こちらの上下水道事業の経営計画2008年というのにちょっと見たんですけれども、平成18年度の汚水管橋延長、およそ73万2,000メートル、平成29年度の目標数値が82万7,000メートルとありますが、今現在のこの進捗状況というか、達成状況をお聞かせ願いたいと思います。
22:
◯鈴木委員長 降矢下水道課長。
23:
◯降矢下水道課長 現在は下水道整備につきましては、東部の調整区域の整備を進めております。平成26年度末現在で市街化調整区域を含めた事業計画全体面積3,974.3ヘクタールに対しまして、整備済み面積につきましては3,660ヘクタールで、整備率につきましては92.09%という状況でございます。
以上でございます。
24:
◯鈴木委員長 小沢(宏)委員。
25:
◯小沢(宏)委員 どうもありがとうございました。結構下水道の埋設というのは昔からやられていると思います。現在のものについては耐震化を、いろいろ耐震策をされて埋設されているというのを知っておりますが、昔のものについて、これから改修しなければならない、手を加えなければならないものは、およそどのぐらいございますか。
26:
◯鈴木委員長 降矢下水道課長。
27:
◯降矢下水道課長 老朽化したものにつきまして、長寿命化計画というものをつくっています。これにつきましては、平成25年度から平成29年度の5年間の計画で行っておりまして、優先度の高い路線18.5キロメートルについて、計画的に改良を行っていきたいと思っております。
以上でございます。
28:
◯鈴木委員長 小沢(宏)委員。
29:
◯小沢(宏)委員 お伺いいたしまして安心しました。昨日の水害等を見ても、下水道等にいろいろと被害が及ぶこともあるかと思いますので、今後も引き続き計画にのっとって進めていただきたいと思います。
以上です。
30:
◯鈴木委員長 この際上下水道局の所管事項の調査について、私鈴木が発言したいので、委員長を交代いたします。
31: ◯植田副委員長 それでは委員長の職務を交代させて行いますので、よろしくお願いいたします。
鈴木委員。
32: ◯鈴木委員 まず最初に、今回の本会議でも、公明党の中村議員のほうから代表質問で、道路の陥没などというお話がありました。本日の新聞で、甲府市中央一丁目の市道で陥没が見つかったと。場所は錦通りということですが、報道によりますと、甲府市の道路河川課や上下水道局が調査をしたと。この原因とすれば、地下には下水道管の配水管があったりということで、これがあるからということで、原因はその後調査をするというふうになっていましたけれども、これについての報告がありましたら、まずお願いを申し上げます。
33: ◯植田副委員長 降矢下水道課長。
34:
◯降矢下水道課長 きょうの新聞の件につきまして、実は道路河川課から9月8日の午前中に連絡がございました。8日の日は雨も降っていたものですから、目視による調査を行いました。そしてその後、雨がやんだ10日にはカメラを入れて調査を行いまして、下水道には異常がなかったということを道路河川課に報告させていただいております。
以上でございます。
35: ◯植田副委員長 鈴木委員。
36: ◯鈴木委員 ありがとうございます。所管自体は上下水道局ではなくて、これについては建設部ということになるということですから、報告をいただきましたから、そのように取り扱いますから、この件については以上といたします。
次に、3月の常任委員会でも質問しました水質検査についてなんです。職員も入れたり、先日上下水道局、平瀬町の浄水場の施設内の視察もしまして、水質検査器具等々のものも見せていただいたんですが、3月の常任委員会では稼ぐということで、民間または他市町村についての簡易水道の検査をしていくんだというお話があり、検査は工務部のほうですると。じゃあその営業のほうは業務部がするんですかと。また工務部がそのまま、所管だからするんですかという話で、明確なお答えが出なかったと。そういうスキームができていなかったということで、新たにそこについては組み立てをするというお話をされていましたから、その方向性が出たのであればお示しをいただきたいと思います。
37: ◯植田副委員長 上田経営企画課長。
38: ◯上田経営企画課長 今の質問にお答えします。3月の常任委員会のときは水質検査については工務部が積極的にやる、業務部はそれを支援していくというような答弁だったと思いますが、平成27年度に入り、水道事業の広域化も含めた今後の事業経営についてということで、上下水道局、業務部、工務部ということで、それに対する取り組みを話し合いました。それにより、当然上下水道局が一体となって取り組むわけですけれども、まず全体的なコーディネートに関しては業務部がコンタクトをとらせていただくと。技術的なことに関しましては工務部と連携する中で取り組みを進めていくということを確認しております。
以上です。
39: ◯植田副委員長 鈴木委員。
40: ◯鈴木委員 もう少し具体的に。全体的なコーディネートは業務部がすると。全体的なコーディネートは業務部がするということで、初めてそういうような形ができたと思うんですけれども、そうあってほしいという質問を3月もしたわけですから、その趣旨につきましては賛同するものでありますが、そこで疑問に思うところは、今まで水質検査ということが主体で、工務部のほうでやっていたと。そうなってくると、その検査に対するボリューム、甲府市内でどのくらいの検査を受けることができるか、またほかの市町村にも投げかけて、そういうものをとってくるかというところの、今度は年間目標とか、その辺も定めていかないと。本来一般的な会社ですと、逆にここにこれだけの市場があるからそういう仕事、事業をしようよと事業目的をつくるんですけれども、今回の場合には全く逆の話になっていますから、そこについて全体的なコーディネートを今度業務部のほうでされるということですが、その辺の年間ボリュームなんかを、職員定数も増やしたということもありますから、初年度というわけにはいきませんけれども、それについてはどのくらいのものを、今後公営企業としても水質検査をとって樋口市長の言われる稼ぐというところ、そういうお話も3月に市長がされているわけですから、考えているのか御説明をお願いします。
41: ◯植田副委員長 上田経営企画課長。
42: ◯上田経営企画課長 今御質問のありましたボリュームについてですが、初年度、今年度取り組みを始めたということで、市場調査という意味も含めまして、広域的な連携という意味もあるんですけれども、本年度峡中地域の水道事業者情報交換会というのを立ち上げました。構成は甲府市、甲斐市、中央市、南アルプス市の4市で立ち上げたところでございます。
目的といたしましては水道料金、だんだん逓減傾向にある中で、事業者みんな厳しい状況でございます。そのような中で、水質管理も含めて、共通事務事項について事業連携していこうじゃないかというのがこの趣旨の目的でありまして、4月にその甲府市以外の3市に打診をし、7月に甲府市と各3市との打ち合わせ、で、先日の8月18日に4市合同の情報交換会を開きました。その中で災害に関する連携とか、水質も含めた共通事務で、それぞれ重複しているものがあれば私どもで受ける、またはお願いするというようなことを今後探っていこうということで、第2回は10月、その次には1月か2月、年度内にあと3回くらいは開きたいということで、今取り組んでいるところでございます。
以上です。
43: ◯植田副委員長 鈴木委員。
44: ◯鈴木委員 御説明の中で、水道料金が毎年逓減傾向にあるというお話をしましたけれども、水道料金が下がっていくという意味なんですが、私は水道の使用量が下がっていることなのか、それとも水道料金は下がっている傾向にあるのか、そこはちょっと確認を先にしたいんですが。
45: ◯植田副委員長 上田経営企画課長。
46: ◯上田経営企画課長 済みません。水道料金収入が年々下がっているということです。
47: ◯植田副委員長 鈴木委員。
48: ◯鈴木委員 その中で、先ほどの質問の中にもあったとおり、今からそのボリュームについては検討していくんだということですから、よほどのことをしないと、やっぱり今まで水質検査の職員も入れたり、検査機器も新しいものも買ったということで、常任委員会でもそんな報告もあったところですから、報告を実際のところどのくらいのところが、公営企業として収益を上げていく、稼ぐんだというところで、黒字の転換点になるんだというところはやっぱり明確にしていただきたいと思っています。それはそれでいいです。
その説明の中で広域連携をしていくという話をされましたけれども、広域連携とあながちに言うと、公営企業の上下水道局からすると、それが正しい
選択なのかなと思うところもあるんです。というのは、例えば消防なんかの広域連携がありますけれども、甲府市の負担は逆に多くなってきているというところもありますから、私個人とすれば、今水道事業自体が、先ほど課長さんが言われるとおり、水を使わなくなって水道料金の収入自体も減ってきていると。国のほうでは人口もこれから急増する見込みはないと。水道施設は既にインフラが済んでいるということで、民営にしていけという話があるところであります。それであれば、甲府市もそういう道をたどるのではなくて、逆にほかの市町村の水道事業を、例えば大きく言えば東京都水道局とか横浜市水道局、また北九州市の水道局なんかは、海外に行って事業をとってきているわけですから、甲府市の水道局はそこまで行かないまでも、ほかの市町村さんが民間に出すというような形があったら、それは甲府市の水道局にやらせてくださいということは企業会計上できるわけですよね。そこのところをぜひ民間にまじって入札をして、事業をとっていくという形のほうが正しいのではないかなと読んで、先ほど申し上げました広域連携と。ただ広域連携ということで会計を一緒にしてやっていくというやり方と違うケースも、ぜひとも考えていただきたいなと思います。これは要望で終わります。この件については以上にいたします。
次に職員定数についてです。来年度の募集もして、1次試験も9月20日に甲府市でするという話をしています。部長さんも御答弁の中、またさまざまなケースで水道事業、また下水道もそうなんですけれども、技術の継承をしていくというお話をしています。そんな中で水質についても、そういう技術部門の充実ということで先ほどのお話も出ていたやに思いますけれども、今年度、平成27年度末で技術職なんかもたくさんやめられるというお話を聞いているんですが、その補充についてはどんな形になっているのか、説明をお願いします。
49: ◯植田副委員長 大須賀業務総室長。
50: ◯大須賀業務総室長 平成27年度現在、上下水道局の職員数ですが、水道が91名、下水道が50名、簡易水道が4名ということで、145名体制で今事業を実施しております。
また、今年度末に退職する技術職員の分につきましては、本人たちの希望をとったところ、ほとんど職員が再任用ということで希望が出ておりますので、技術職の職員というのはそのまま、勤務時間数は減りますが、確保できることとなっております。
51: ◯植田副委員長 鈴木委員。
52: ◯鈴木委員 ざっと調べたので、数字が違っていたら申しわけありませんけれども、技術職のうち、土木・建築は当然甲府市と一緒ですから、一番かなめになります電気と機械、水質はふえていますから、すると電気職が3名、機械職が1名とお伺いをしているんですが、確かに再任用という制度をつくってはいらっしゃいますが、そもそも新しい方が入らなければ、その技術の継承というのはできないと思うので、ただただ残っていただいて、時間数は減るかもしれないけれども同じ業務、技術力はありますよというと、それ自体はお答えになっていないように思うんですが、当然上下水道局が直接募集をするわけではなくて甲府市と一括ということですけれども、上下水道局としては、例えば甲府市のほうにそこの辺は総合的に、平成27年度の減る人数ばかりではなくて、総合的に技術の継承と職員というところでは、どんなふうにお考えをお持ちなんですか。
53: ◯植田副委員長 大須賀業務総室長。
54: ◯大須賀業務総室長 ただいま委員がおっしゃるように、採用は甲府市で一括採用して、人事異動を通して上下水道局のほうに配置されるような形になっております。その内容につきましては、私どもも甲府市の人事担当と常に打ち合わせをしまして、職員の年齢構成も考えながら、適切な配置をお願いしているところです。
55: ◯植田副委員長 鈴木委員。
56: ◯鈴木委員 ぜひそのようにお願いします。今退職者のことだけ限定してお話をしましたから、また新採用等技術職につきましてはそれからの配置ということもありますけれども、技術の継承ということを当然言われているということは、技術力が不足してはさまざまなことができないということを言われているところですから、ぜひ確保をお願いしたいと思います。この質問はこれで終わります。
あと1点、下水道のバイオマスについてです。この件につきましては、実は内藤工務部長さんがいらっしゃるとき、また心強いのは環境部長の宮川部長さんが前下水道にもいらっしゃいまして、下水汚泥の有効利用ということでバイオマス発電、これについては当委員会の中でも計画を研究していくんだというお話をされています。以前お聞きしたときには、年間何回やったんですかと途中で聞いたら、年間1回だとか、そんな話もされたわけですけれども、今回宮島市長から樋口市長にかわったところで、そのバイオマスの有効利用ということもうたっているということですが、中間報告、また取りまとめ、またはその研究をしている内容について、もしあるのであれば報告をお願いします。
57: ◯植田副委員長 矢野工務総室長。
58: ◯矢野工務総室長 バイオマスの発電とか、そういった下水汚泥の活用ということで、いろいろな下水に関する再生エネルギーの活用はどういったことができるかということを、昨年から日本下水道新技術機構のほうと共同研究を行っております。その前に職員の中でのワーキングとか、そういった研究をしてきたんですけれども。
ことし、平成27年度につきましては、幾つか候補に上がってきた再生エネルギーの活用の、そういったものについて、実現可能性がどの程度あるかというFS調査という、ビーバイシーとか、あるいはCO2の削減効果がどのくらい出るかといったものの、実際的な効果がどのくらい出るのか、費用がどのくらい出るのかといったようなものを今研究しておりまして、実際導入可能なものはどんなものがあるか、短期でできるもの、あるいは長期でできるもの、そういったものの研究整理をしているところです。
59: ◯植田副委員長 鈴木委員。
60: ◯鈴木委員 ワーキンググループから外部委託も含めて研究をしているというお話をされましたけれども、その議題が出てからもう3年余というところであります。一番当初の話は、新しい今度稼働する焼却炉ができたときに、その汚泥自体をどんな形にするかというところからこんな話は始まっていると記憶をしていまして、そのときには実現可能かどうかではなくて、初沈の汚泥、または処理をしたところの汚泥、それは当然カロリーも違うからということで、どちらの
選択をしても、そのどちらかは再生エネルギーとして可能ではないかという話の中から出ていると認識していますから、今から実現可能かどうかというと、随分後退をした話にもなると思うんですけれども、その辺の経過はどうお考えですか。
61: ◯植田副委員長 矢野工務総室長。
62: ◯矢野工務総室長 実現可能性の調査というのはいろいろなものがありますので、小水力発電とか、太陽光とか、あと下水道熱とか、そういったあらゆるものを実現可能性について調査研究をしているということの中で、バイオマス発電等もその中の1つとしてやっております。今まだ最終的な数字とかは出ていませんけれども、甲府市の下水処理の規模でいきますと、消化ガス発電などをするにはちょっとボリューム的に足りないのかなというような議論は、途中経過ですけれども、出ているところです。
63: ◯植田副委員長 鈴木委員。
64: ◯鈴木委員 わかりました。またこれにつきましてはお伺いして詳しい話もしたいと思っていますけれども、当時私ども視察にいきました佐賀市の下水浄化センター、そこで下水汚泥を使ったバイオマス発電をしていまして、その後全国紙に載るようになったりして脚光を浴びたところだったんですが、ボリューム自体はまだ下水道率も普及がなくて、甲府市の発生汚泥量よりは随分下だったはずですけれども、その辺についてはちょっと真偽を欠くところもあるので、また詳しく教えていただきたいなと思います。また、今外部機関を通じて検討しているという報告ですから、その報告ができましたら、ぜひ当委員会にもお示しをいただきたいと思いますけれども、よろしいですか。
65: ◯植田副委員長 矢野工務総室長。
66: ◯矢野工務総室長 了解いたしました。
67: ◯鈴木委員 終わります。ありがとうございます。
68: ◯植田副委員長 それでは、委員長席を委員長と交代いたします。
69:
◯鈴木委員長 以上で、上下水道局所管事項についての調査を終了します。
上下水道局の方々には御苦労さまでした。お引き取りを願います。ありがとうございます。
次に、環境部の所管事項の調査に入ります。
先ほど挙手された委員は発言をお願いします。
坂本委員。
70: ◯坂本委員 それでは1点だけ、ごみの減量化についての質問をさせていただきます。
まずごみの減量化の中で、可燃物、これからミックスペーパーとか、この間鈴木委員長、植田副委員長も質問しましたが、しんぶんコンポスト等で努力しながら減量化を図っているということで、分別をやっている、頑張っていることは私も認めておりますが、数字のほうで1人当たりの目標、1軒当たりの目標が500何グラムですか、400何グラムが現在500何グラムの数字だったかな。まだ目標値にいっていないのではないかなということで、やはりこれは大いに周囲に啓発をしなければいけないのかなと思っておりますが、今どのような啓発をしているかお願いをいたします。
71:
◯鈴木委員長 功力減量課長。
72: ◯功力減量課長 まず減量目標の数値ですけれども、市民1人当たり1日480グラムという目標値でございまして、そこに関しまして、直近の平成26年度で528グラムだったと。ちょっとお待ちください。私の記憶では528グラムだったと思いますけれども……。そうですね。528グラムということで、目標値に対しまして48グラムも超えているということでございます。
いろいろな減量施策、坂本委員さんがおっしゃっていただきましたとおり、努力しているわけなんですけれども、なかなか数値的には出てこないというわけでございまして、生活系のごみというのは当然減量を協力していただくのは市民の皆様お一人お一人ですので、そのお一人お一人の皆様方にごみを減量してお願いしたいということで、広報、ホームページはもちろんのこととしまして、今年度は8月に組回覧で生ごみ処理機、しんぶんコンポスト等々の発生抑制という意味合いで組回覧をさせていただきました。その反響がやっぱり多くて、今ちょうどお問い合わせがたくさん来ているという状況ですので、残念ながらその生ごみ処理機と、それからしんぶんコンポスト、EMボカシ等々、ちょっと実際の交付数的には目標より低い状況が続いておりますので、そのカンフル剤になっていただけたらと思っております。いろいろな意味合いで組回覧も利用しながら、そのPRに努めて減量施策を展開していきたいと思っております。
73:
◯鈴木委員長 坂本委員。
74: ◯坂本委員 非常に努力していただいていることもわかりますし、例えばミックスペーパーにおいては専門の袋をつくりながら、何とかふやしたいということもやっていただきましたし、生ごみについては、今言ったような補助金を出しながら、機器の補助金を出しながらとか、またしんぶんコンポストの溶剤については無料配布をしているとか承知はしておりますが、今言ったような形の中でまだまだ減っていないということで、もっともっと市民のほうへ啓発をしていかなきゃ、PRをしていかなきゃいけないのかなと思っております。
たしかごみ減らし隊みたいな人たちもいまして、これは出前講座か何かでやはりやっていると思うんですが、それはまた違う形でしますが、ここで私言いたかったのは、そういう市民にPRするやり方の中で、前にもちょっとお話ししましたが、ごみ収集車、パッカー車でいいんですか。といいますか。ごみ収集車がありますね、毎日。あそこのあの車にそういうPRするステッカーを張ったらどうかなという提案をしたいなということで質問したわけでございます。そのステッカー、ただ分別収集をよろしくとか、そういう形もいいでしょうけれども、もっとリアリティーにしちゃっていいんじゃないかなと。例えば税金がどれくらいかかるよとか、基本的には生ごみの場合水を切らなきゃいけないんですが、そのまま出された場合には水を燃やすのに結構かかるよ的な、これは文は考えてもらいたいんですけれども、そういうリアリティーのある形の中で、あれは毎日結構走っていますから、私はっきり言いますと自動車屋ですから、あれのPR、看板というのはすごく効果がございますので、できたらそんなステッカーを考えていただければなというのが私の質問なんですが、いかがでしょうか。
75:
◯鈴木委員長 芦澤収集課長。
76: ◯芦澤収集課長 今、坂本委員の御指摘のありましたことについては、部内でまた検討させていただいて、また報告をさせていただきたいと思います。
以上です。
77:
◯鈴木委員長 坂本委員。
78: ◯坂本委員 よろしくお願いしたいと思います。結構市民の声の中で、ごみ収集車は目につきます。そんな中でそんな提案を私も、はっきり言って何十人からいただきましたので、どうか前向きに検討していただくことをお願いして質問を終わります。ありがとうございました。
79:
◯鈴木委員長 次お願いします。
佐野委員。
80:
◯佐野委員 それじゃあ、私もちょっとごみ減量について。済みません。続けて申しわけないと思っています。
9月7日の本会議の清水(仁)議員さんに新たなごみ減量化策ということで、この答弁の中でプラスチックごみについての分別ということを試験的にやられているという答弁がございました。これは環境部としても、アクションプランなどの目標に設定されている減量化と再資源化ということを目指していると考えています。先ほどからもずっとお話があったとおり、生ごみについてはしんぶんコンポスト、それから1年ほど前からミックスペーパーを減らすためには専用袋ということで、非常に御努力をされて可燃ごみの減量を目指して、新たな取り組みをされているということはよく承知をしております。
それでちょっと調べてみまして、特定地域のプラマークがあるプラスチック回収、試験的に開始されているということについては甲府市内28ルート、水曜日の8月12日の調査時は3ルート実施をされていたということをお聞きしましたけれども、ごみの減量化のため、本来リサイクルできるプラマークのついているプラスチックリサイクルの促進と、先ほどからお話しさせていただいている可燃ごみ減量のための試験的な施策であるとは承知をしています。
でも試験的ということで、まず若い世代が余りよくわからないというお声もいただいているんですね。先ほど功力減量課長からありましたように、回覧をしていただいているというのは見ない人もいて、私もホームページをちょっと探ってみたんですが、プラスチック回収というのは出ていなかったので、甲府市ホームページに、試験的に減量のために甲府市も頑張っているということで記載をしていただくのも1つの手かなと思っています。
また、種別内容というのも、どれをプラスチックとして出していいのかということもわからないというお声や、当該自治会地域の高齢者からさらにわからないと言われちゃって、これはよくよく地元地域で説明をすればいいんですが、まだ定着をしていないし、試験的なのでいたしかたない部分なのですけれども、ここでちょっと質問をさせていただきたいんですが、まずプラスチックの種別がわからない、わかりづらいということについては、従来イメージとしてペットボトルとこの白いトレーだけがプラスチックという認識があって、白以外の何色だったらよいのかとか、着色されたトレーやペットボトルなどのプラマーク全般のプラスチックは全部よいのかというのがなかなかわからないということとか、あとは間違いの発生とか、プラスチックじゃなくて、例えばポリ塩化ビニルなんかも入れてきたりして、地域でこれはだめとかとかというふうに言っていたというのも聞いております。この辺はどのように今後の周知をして、徹底が図られていくのかというのをまず1点お聞きしたい。
もう一つ、この試行が開始されて、スタートしてから日にちが余りたっていないのですが、現状どんな形で今、この数量は推移しているのか。そして目標値はどこへ設定をして進めて行かれるのかというのをちょっとお聞きしたいと思っています。せっかく減量に対して非常によい試行運用なので、よく理解をしていただいて、設定された回収する地域の多くの市民に参加してもらうことが大事だと思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。
81:
◯鈴木委員長 功力減量課長。
82: ◯功力減量課長 その他プラスチックの分別回収につきましては、本年の8月から佐野委員さんおっしゃいましたとおり、可燃ごみの28ルートのうちで3ルートだけ、毎週水曜日に実施をしております。その3ルートのうちでも、1つのルートはミックスペーパーとプラスチックの隔週収集、残りの2つのルートにつきましては、毎週プラスチックとミックスペーパーを出していただくということなんですけれども、そういう形で実施をさせていただいておりますが、委員さんおっしゃいました周知方法ですけれども、現在この実施をしている3ルートのうち、収集ルートですから地区はさまざまでございます。端的に申し上げますと、池田地区、大国地区、大里地区、春日地区、貢川地区、玉諸地区、東地区、山城地区の一部ということで、自治会でいいますと52自治会でございます。甲府市全体の自治会数は521、または522と承知していますので、本当に1割の部分で試行を御協力願っているというわけでございます。
その周知につきましては、全自治会で自治会単位で私ども説明会を開催させていただきました。その際には全戸配付用のチラシも用意いたしまして、その説明会のときには、はっきり申し上げると組長さん方が参加者が重立った方々でしたので、組長さん方にぜひお持ち帰り願って、そこで全戸配付をお願いするという形で、一応我々できる限りとしましては分別、わかりやすい、当然イラスト入りの、ここにもあるんですけれども、分別できるもの、できないもの、それから基本的にはプラマークですね。プラスチックでリサイクルのプラマーク、これをきれいなプラマークを出してくださいというお願いをしてございます。既存のプラスチック製品、容器包装の中では、委員さんおっしゃいましたとおりペットボトルと白色トレーは既に分別回収をしてリサイクルをしているというわけでございますので、ペットボトルと白色トレーについては継続してまいります。説明のとき、その説明会でもそう申し上げていますけれども、今までどおりペットボトルと白色トレーはそのままと。それ以外のプラマークのついたものできれいなもの。と申しますのは、リサイクルする際に選別作業がございますので、どうしてもプラスチック容器包装は汚れというか、そういったものを入れるための容器ですので、今度リサイクルする際には汚れているものはどうしても選別作業のときにはじかれてしまうということで、きれいなプラスチックを出していただきたいという協力をお願いしているところでございます。
甲府市ホームページに、今掲載がないということでございますけれども、実は甲府市内全域での実施ではございませんで、どうしても一部、本当に1割の試行実施ですので、ホームページで今やっていますという、確かにそれも大事かとは思いますが、実施していない9割の市民の皆様いらっしゃいまして、どうしてもホームページで説明して誤解を招くおそれがございますので、ホームページに限らず、広報誌でも、実はこのプラスチックの分別の試行については掲載はしてございません。あくまでも一部地域での試行ですので、その地域には本当に自治会単位で入っていってお願いをするんですけれども、それ以外の地域についてはちょっと、PRはしていないという状況でございます。
それから目標値等ということでございますけれども、一応甲府市がプラスチックの分別回収をするという場合の想定量としましては年間で1,090トン、見込み量でございますけれども、してございます。今回の試行に関する、これはあくまでも量だけを見るのではなくて、排出していただく、それから、回収方法等含めた全ての方法の試行ですので、あくまでも回収量だけをピンポイントで試行しているわけではございませんけれども、一応目安的に予算もリサイクルしてまいりますので、一応回収量としましては60トンを見込んでおります。で、60トンということですと、8カ月間ですので1カ月平均にしますと7,500キログラムが一応の目安と。目標値ということなんですが、8月の1カ月の回収量でございますが、8月1カ月の実績では1,190キログラムということで、ちょっと達成率的には低いということで16%でございました。これはあくまでも見込みの、そもそもの60トンが……。
83:
◯鈴木委員長 功力減量課長、もう少し簡潔にお願いします。
84: ◯功力減量課長 よろしいでしょうか。こういったところでございますので。ちょっと数値的には低いというところでございます。
以上です。
85:
◯鈴木委員長 佐野委員。
86:
◯佐野委員 非常に詳細に御答弁をいただきましてありがとうございました。本当によくわかりました。
まず、16%といっても8月から試行なので、これについては周知をしたといっても勘違いをされている人もいるし、現実的にはそれでもこの16%というのは非常に大きな、統計的に考えても伸び率も大きいんだろうなとは予測がつきます。この辺を周知をしていただいて、混乱がないようにだんだんなってくるということをしていただいて、これがある程度安定をするようになると、定量的に今後の集計の行き先の設定値にできると思っていますので、本当に結構努力をされて、ミックスペーパーからしんぶんコンポスト、そしてこのプラスチックということで、確かに手をつけなきゃいけないところがこうやって減量に向かって進められていることは、非常に評価ができることだと思っていますので、またしっかり進めていただいて、私のほうでも何らかありましたらまた御相談に上がろうかと思いますので、どうかよろしくお願いします。
以上です。ありがとうございました。
87:
◯鈴木委員長 望月委員。
88: ◯望月委員 6月の議会の
環境水道委員会のときにも、PRと啓発という意味で質問させていただいたんですけれども、リサイクルフェア事業について、1つお尋ねをさせていただきたいと思います。
ごみの減量化のほうの啓発という形で、先ほど坂本委員から質問があって、私もそれを質問したいと思うんですけれども、お答えが出たのでよろしかったんですが、リサイクルフェアの実績、総合計画の実績の紙を見させていただきまして、平成25年度の来場者数が8,000人で平成26年の実績が7,200人と、800人ほどなんですが減っていると。そしてことしの目標値が8,500人と、平成25年よりふえた実績で目標を設定されていると思うんですけれども、昨年減ってしまった原因というのと、あとその8,500人に目標を設定したというのはどのようなあれで設定されたのかを教えていただければと思います。お願いします。
89:
◯鈴木委員長 石原環境保全課長。
90: ◯石原環境保全課長 ただいまの御質問にお答えさせていただきます。
平成25年度に8,000人、そして平成26年度に7,200人に減ったというのは、平成26年度のときは天候不良で雨が降ってしまいまして、それで出足が鈍ってしまったと認識をしております。そういった中で800名ほど減ってしまったということであるので、特に企画自体がどうだということではないと認識をしております。そして今年度、平成27年度の目標値8,500人につきましては、一般的には平成25年度以上来ていただけるのかなということと、あとその根拠としますと、環境部でも環境教育とか、そういったいろいろな、さまざまなPR事業を行っていく中で今日に至りますと、大分市民の皆様にもそういった意識が広まってきているのかなということで、平成25年度以上の人数ということで8,500人と設定をさせていただきました。
以上です。
91:
◯鈴木委員長 望月委員。
92: ◯望月委員 ありがとうございます。私の地域でも結構楽しみにされている方が多くて、年に1回行くよという人もいたものですから、このような質問をさせていただきました。先ほどその啓発の意味でも質問されていたんですけれども、やっぱり、おととし、平成23年では甲府市ホームページにたしかパンフレットみたいなものを公開していると思うんですが、去年には公開してなかったように、検索をちょっとしたらあったので、そういったものもどんどん出していただいて、いろいろな世代で見に行けるような体験ができる、いろいろ見に行けるというところで、また啓発というか、PRを強化していただければと思います。
済みません、以上です。ありがとうございます。
93:
◯鈴木委員長 石原環境保全課長。
94: ◯石原環境保全課長 PRにつきましてですけれども、昨年度甲府市ホームページに載せていなかったというのはちょっと私も認識をしたので、申しわけございませんでした。今年度につきましてはホームページのほうにも掲載をしまして、またパンフレットなどもさまざまなところへ掲出をしていって、PRをしていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
以上です。
95:
◯鈴木委員長 望月委員。
96: ◯望月委員 引き続きよろしくお願いいたします。
以上です。
97:
◯鈴木委員長 ほかに質問を。
木内委員。
98: ◯木内委員 幾つか質問させていただきたいんですが、まず1つ目ですけれども、この間地域の方々から空き地の雑草を何とかしてほしいという要望が立て続きまして、何件か伺いまして、その都度収集課に連絡して対応していただきました。その際は大変お世話になりました。ありがとうございました。この中には両わきが通学路で、子どもが1人で歩いていくのに大変危険で、1人で歩かせられないというようなところだったりとか、ちょうど交差点のところで、そこで見通しが悪過ぎて事故が起こってしまったというようなことがあったりとかいうことで、たかが雑草ですけれども、非常に市民生活に危険を及ぼしているということもあるんだなということです。その場所に関しては、この間のところですけれども、特に市の所有ではありませんでしたが、1カ所は国立病院機構西甲府病院の下のところの空き地の雑草もありました。お聞きしたいのは、今甲府市が所有している場所、何かそういう場所で雑草なんかが生い茂ってしまっているとか、そういうようなことがないかどうか、あとはそういうところの管理などはどういうふうにされているのかお聞きしたいと思いました。
99:
◯鈴木委員長 芦澤収集課長。
100: ◯芦澤収集課長 委員の質問にお答えいたします。
甲府市の所有地につきましては、市民からの問い合わせ等が環境部に来た場合については、所轄する部局に連絡をし、雑草を刈るなどの対応を依頼しておるところであります。現在についてそのような雑草地等の土地で甲府市の所有地にあるというところは、連絡は入っていません。
以上です。
101:
◯鈴木委員長 木内委員。
102: ◯木内委員 答弁ありがとうございます。回ってみると、言いたいんだけれどもなかなか自分からは直接甲府市に連絡しなくて、たまたまた顔を出すと、そういえばあそこのところが困るのよみたいな感じで言われることがあるので、事前にもし明らかに処理したほうがよさそうなところがわかっているようなところがあれば、指摘がある前に処理をしていただければなと要望いたします。よろしくお願いいたします。
2点目ですけれども、この間の議事録、会議録なんかを見ていましても常に載っていることで、本当に何度も何度ものことになるかと思うんですけれども、有価物や資源物の回収、あとは資源物24時間ステーションのことに関して伺いたいと思っています。
雨が続いた場合なんかは出せなくて、それでちょっとごみがたまってしまって困ると。今有価物、資源物回収が1回ずつ、有価物を自治会でやっているところがあって、資源物もあって2回、月2回なんですけれども、それでもたまってしまって困るので、回数をふやしてもらうことはできないだろうかという話があったりとか、あとはなかなか忙しくてその日出せなかったりとかすると。見ると資源物24時間ステーションがあるところが、今は市のほうで3カ所ですよね。あるということで、そういうところに持っていくといいんだなということですが、私の済んでいる北部の地域のほうでは、まだその施設がないという状況で、過去の答弁を見ていましても、そちらのほうで要望していて、なかなかそれが実現していないというようなことも伺ってはいるんですけれども、今後の見通しやら、あと有価物のことに関しては自治会のほうで回収していまして、その自治会のほうの収入にもなっているということで、自治会長さんに伺いますと、逆に余りそちらのほうに出されても困るみたいな、うちの所属している自治会では年間30万円くらいそれで収入があるということでいくと、余り有価物のほうのごみの量が減っても困るというのも伺ってはいるんですが、その辺のところで、これから環境部として、このことに関してどのような方向性を持っていらっしゃるのか伺いたいと思っております。よろしくお願いいたします。
103:
◯鈴木委員長 功力減量課長。
104: ◯功力減量課長 まず、資源物24時間ステーションでございますけれども、木内委員さんおっしゃいましたとおり、現在のところ市内3カ所にございます。城南団地と善光寺団地と、それから荒川自治会の私有地の3カ所でございます。現在地区的に申し上げますと、北部と中央部でのステーションをぜひとも次にという形で、一生懸命努力はしておるんですけれども、現状といたしましては非常に難しい状況にございます。平成25年度の時点で、北部地域では本当に地元説明会まで行った場合もございましたけれども、その後残念ながら、本当にその候補地の直近の居住者の方々の反対がございまして、合意に至らずということで、それ以後、どうしても本当に地元の皆様方の合意が一番大事ということで、地域の連合会長、それから自治会長さんの御推薦をいただく中で候補地を選定していこうという運びになってございます。ただ、推薦だけを待っているわけではなくて、私有地の中でも適地を検討しているということでございますので、なかなか資源物24時間ステーションですとおおむね80平方メートルが必要という状況もございます。また、ここで候補地を挙げるというわけにもまだまだまいりませんので、決して進んでいない、諦めているというわけではございませんけれども、そういう努力をしているという状況でございます。基本的には北部、中央部を次のステーション設置に努力をしている状況だということで御理解を賜りたいと存じます。
それから今度有価物回収との兼ね合い、方向性ということでございますけれども、木内委員さんおっしゃいましたとおり、どうしても相反するところがございます。有価物回収と、それからましてや資源物のステーションですと、その有価物回収を一生懸命されている自治会の役員さん方にしてみると相反するところがございます。しかし甲府市としましては、甲府市民皆さん全体の中で資源物、有価物を排出するのをできるだけしやすくするために行っておりますので、どうしても構成上相反する部分はございますが、両方、有価物も一生懸命行ってまいりますし、それから資源物回収につきましても進めていくということでございますので、御理解を願いたいと思います。
105:
◯鈴木委員長 木内委員。
106: ◯木内委員 御答弁どうもありがとうございました。本当にどうすればいいのかなというところ、ちょっと悩むところもあるんですけれども、両方とも積極的に考えていっていただけるということで、よろしくお願いいたします。
これに関しては過去の質問、要望なんかを見てみますと、公共施設なんかへ設置したらどうかというような御意見もあったりとかするようですけれども、それもなかなかいいアイデアなのかな、なんて思ったんです。今環境センターは、北部の人間にしてみるとかなり南のほうなんですよね。それで、子どもが小さいときは確かにあそこのプールまで子どもを連れていったこともあるんですけれども、もうそういう年でもなく、なかなか環境センターというと、北部の人間からしてみると遠いという印象なんです。なので、北部に近いどこかのところに類似の施設なり、環境の問題を考えていけるような施設とあわせて、ごみなんかも随時持ち込むことが可能な施設なんかを、ぜひ検討していただけるとありがたいなと思って要望をしたいと思います。
その件に関してはおしまいで、もう一つは、この「平成26年度環境行政の概要」という冊子を読ませていただきまして、すごくいろいろなことを環境部でされているんだなということを認識させていただきました。参考になりました。この中で、見ていて、あっ、こんなこともしていたのかというところが、私の認識不足だったんですけれども、ふれあい収集事業というのがあるんだということを知りまして、済みません、存じ上げなくて。これでどういう方たちを対象なのかなというところで、ふれあい収集事業実施要綱というのもあるんですね、きちんと。で、65歳以上の者のみで構成されている世帯、障害者のみで構成されている世帯、それ以外に市長が特に必要と認める世帯というふうなことでされているということで、これはなかなかきめ細かいことをされているんだなと思いました。そしてふれあい収集事業対象世帯というところが73ページに載っていまして、こちらが大体300件くらいなんですね。平成24年度が342件が、平成25年度で302件になっているということは、減っているというのは、これはどうしてなのかなということをまずお聞きしたいなと思います。
107:
◯鈴木委員長 芦澤収集課長。
108: ◯芦澤収集課長 委員の質問にお答えいたします。
平成24年度342世帯から、平成25年度について302世帯に減った要因につきましては、当然このふれあい
収集対象世帯についての構成が、高齢者とか、ごみ出しもできないような状況の人たちが多いので、独自の障害者の施設に入所したとか、死亡とかによって全体にはふえたときもありますけれども、それによって減る要因も出てきていますので、その要因かと思います。
あと、どうしても最初の登録のときに申し込まれたふれあい収集対象者について、その後、今言ったように入所した方がそのまま中止の届け出をいただかない場合について、今職員等がケアマネジャー等に連絡をとって、今その方々がどのような状態になっているかを調査いたしまして、それによってこちらのほうで中止をするというような判断をいたしましたので、このような現象が起こったかと考えております。
以上です。
109:
◯鈴木委員長 木内委員。
110: ◯木内委員 ありがとうございました。最初に聞くのを忘れてしまったんですが、この収集を実際に行っている方はどなたがされていらっしゃるんですか。
111:
◯鈴木委員長 芦澤収集課長。
112: ◯芦澤収集課長 委員の質問にお答えします。
ここの収集を行っているのは環境部職員が直営で行っております。
以上です。
113:
◯鈴木委員長 木内委員。
114: ◯木内委員 ありがとうございます。平成25年度で302世帯ということですが、この世帯数というのは負担はいかがなんでしょうか。と申しますのが、もしこれ、まだ知らなくて、でもごみ出しが大変だなという方がいらっしゃったら、こういうことを甲府市ではやっているんだよということをどんどんPRして、ふやしてしまってもよろしいのかどうなのか、それをちょっと確認させてください。
115:
◯鈴木委員長 芦澤収集課長。
116: ◯芦澤収集課長 はい。委員の質問にお答えいたします。
当然ふれあい収集については市民サービスの一環として行っていますけれども、ただ、対象世帯としての条件がありますので、その条件に合致しないものについては、原則こちらのほうではふれあい収集の対象世帯外として扱います。無尽蔵にふえるようなことはないと考えております。
以上です。
117:
◯鈴木委員長 木内委員。
118: ◯木内委員 ありがとうございます。実施要綱を見ますと、みずからごみ集積所までごみを排出することが困難で、他の協力が得られない世帯ということで65歳以上の者のみと、あと障がい者のみということで、それに合致すれば、こういうことをしていますよということを紹介してもよろしいでしょうか。
119:
◯鈴木委員長 芦澤収集課長。
120: ◯芦澤収集課長 一応そのような要綱でやっていますけれども、当然こちらのほうでも職員がそちらの家庭訪問をいたしまして、第三者の立ち会いのもと申し込んでいただいた内容等を確認して、職員みずからが自宅を調査して決定するものでありますので、そのような条件に職員に調査して合致している者については、ふれあい収集の対象者といたします。
以上です。
121:
◯鈴木委員長 木内委員。
122: ◯木内委員 承知いたしました。ありがとうございました。
あと、これも認識不足だと言われてしまいそうなんですけれども、使用済み小型家電の回収というのが平成26年2月から始まっているということですが、この今の回収状況のほうを教えてください。
123:
◯鈴木委員長 功力減量課長。
124: ◯功力減量課長 小型家電ですけれども、木内委員さんおっしゃいましたとおり、平成26年2月から甲府市内の16カ所、甲府市役所初め環境センター、各公民館等でボックス回収をしてございまして、スタートいたしました。平成25年の2カ月間はあるわけなんですけれども、それから平成26年度1年間で1万2,300キログラム、トンにして12.3トンということで、おおむね1カ月1トン当たりというような状況でございました。今年度ですけれども、4月から8月までの5カ月間ですが、5カ月間の回収量としまして5,161キログラム、やっぱり月平均にすれば1トン程度という形で回収をしてございます。
125:
◯鈴木委員長 木内委員。
126: ◯木内委員 ありがとうございました。じゃあ減ることもなく、コンスタントに1トンくらいずつ回収されているということですね。ありがとうございました。非常にこれもレアアースですか、有用な金属再生利用という目的で行っているということですけれども、今後また私も利用していきたいと思います。ありがとうございました。
127:
◯鈴木委員長 以上で質問は終わりですか。
じゃあ私のほうがありますので、環境部への所管事項の調査について発言をしたいので、上下水道局と同様に委員長を交代いたします。
128: ◯植田副委員長 鈴木委員。
129: ◯鈴木委員 まず最初にプラスチックの回収についてお伺いをします。
先ほど佐野委員の質問について、年間目標を1,090トンというふうに定めるというお話をされました。実は一昨年の当常任委員会でプラスチック容器のリサイクル法に関する請願があったときに、環境部の御意見をお伺いしたら、余り減量にはならないと。要はプラスチック自体は非常に薄いものであって、量は余り求められないというようなお話をされたことがあるんです。改めて、それでもその予定を立てたということですから、逆に感謝をするところなんです。それ自体がそういうような状況も踏まえた中でやられたということなので、前はそう言って、今回はという話をするのではなくて、実はそれによって坂本委員が言ったごみの減量化というのは、そうはいってもそんなに減量化にはならないのかなとも思うところなんです。
その背景自体は、例えば今後峡東3市と甲府市は新しくごみの焼却施設をつくると。峡東3市は既にプラスチックについての回収をやっていますから、そのような兼ね合いも背景にあるのかなと。直接環境部にお伺いすると、実はリサイクルとして貴重な資源であるから回収するという一方で、プラスチックはごみを燃やすときの燃料としてもなるというお話をお伺いしていますから、その辺の背景をしっかり説明していただいたほうが、プラスチックを進めると減量に本当になるんだというイメージしか、私たち今のところ浮いていないんですけれども、そのような見合いというか、バランスはどのようにお考えですか。
130: ◯植田副委員長 功力減量課長。
131: ◯功力減量課長 今回清水(仁)議員さんの代表質問の答弁の中にも、ごみ減量という意味合いと、それから新工場では既にリサイクルすることになっているという御答弁をさせていただきましたとおりでございますので、減量、確かにプラスチックはウエート、重量で見れば、容積から比較すれば比重は軽く、重量としてはどうしても少な目ですけれども、容積で見るとかなりのものはあるわけでございますね。残念ながら、ごみの量としては容積ではあらわしてございませんので、どうしても重量で判断しますので、そういった形で1,090トンを仮に今の人口で割って1人当たりどのくらいになるかというと、御答弁でも申しましたとおり15.8グラムでございます。ということで、本当に目標量の1,090トンが回収できたとしても、減量としては余りというか、決してないという意味ではございません。けれども、それだけでは減量目標は達成しないというのは事実ということで、重々認識してございますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
132: ◯植田副委員長 鈴木委員。
133: ◯鈴木委員 はい、ありがとうございます。峡東3市との整合性、またごみ減量に対する啓発というところも目的ということですから、ぜひとも御努力いただきたいと思っています。この件についてはこれで終わります。
134: ◯植田副委員長 功力減量課長。
135: ◯功力減量課長 済みません、細かいことで。先ほど15.8グラムと申しましたが、15.4グラムでございます。申しわけございません。
136: ◯鈴木委員 次にリサイクルプラザの位置づけについてお伺いします。今定例会の本会議では創政こうふの清水(仁)委員が、供給する余熱がなくなるので、そのかわりに都市ガスということをお伺いしたと思うんですけれども、そのときの答弁の中でも、当局の御説明はリサイクルプラザが、果たして環境教育施設なのか、また余熱利用施設なのかという位置づけが非常にまだまだ不明確、私たちにもわかりづらいところがあると思っているんです。なぜなら、都市ガスにすることで施設の維持はできますけれども、環境部の横にあって、今まで焼却工場の焼却熱を利用して、そのエネルギーを無駄にしないということでリサイクルプラザがあるというのが大きな位置づけだったと思うんです。それが今度は都市ガスに変わるわけですから、そこのところでここの辺、環境教育施設なのか、余熱利用施設なのかというところをしっかりした形にしていただかないと、今後の方針自体も随分それによって変わってくるのかなと思っているんです。
とりわけ都市ガスにするということで、前回の常任委員会でも、それについて付託をされて予算が計上されたわけですけれども、実質的に見ますと1億4,000万円余の金額自体がかかるわけですし、それについての都市ガスを使うということにしてもランニングコストもあるわけですから、現状でいってそう切りかわった場合には、今以上に施設管理費というのはかかるわけですよね。それを今はあながち赤字部分が多くなるんじゃないかというような話になってまいりますから、いや、赤字があっても、それは環境教育施設なんだという形で進めるのか、またプールの入浴等についても利益を上げていくのかとか、その位置づけというのは非常に難しいと思うので、片や収入のことを言うと、いや、それは環境教育施設だからという御答弁をされますし、逆に環境教育施設の中身の充実を求めると、利用者の主なものは余熱利用施設だと言ってきているということになってきますと、今後すごくぼやけていってしまうと思うので、その辺どんな方針をお持ちなのか、お聞かせください。
137: ◯植田副委員長 小澤廃棄物対策室長。
138: ◯小澤廃棄物対策室長 ただいまの質問にお答えいたします。
リサイクルプラザは市民みずからが資源の節約やリサイクル等、環境保全について学ぶために、それを目的に平成9年に設置された施設でありまして、廃棄物の減量、リサイクルの情報の提供・相談、あるいは環境保全に関する意識の啓発などを事業展開しております。熱源としては焼却工場の余熱を利用しておりましたが、平成29年4月からは新工場移転に伴いまして余熱が利用できなくなることから、代替熱源として都市ガスを決定したものでありますが、冒頭申しましたとおり、施設の設置目的や、これまで当該施設が果たしてきた役割等を考慮しますと、環境総合施設として継続していくことが一番本筋ではないかと考えております。しかしながら、熱源更新に伴いまして、燃料費と運営費が増加いたしますことから、現在リサイクルプラザの運営経費の削減と増収策について、さまざまな角度から検討しているところであります。
なお、現在の指定管理期間は平成28年度末をもって期限となりますことから、来年度は新たな指定管理者の指定を行うこととなります。したがいまして、施設の方向性につきましては、年内を目途に決定してまいりたいと考えております。
以上です。
139: ◯植田副委員長 鈴木委員。
140: ◯鈴木委員 今御答弁の中で環境教育施設である、それは当然リサイクルプラザ条例がありますから、そのご説明をされたとおりだというふうに思っています。ただ、新しく施設自体についても設備を更新する、またガス代もかかってくるということだから、その一方では委託料についての削減をしたり、また削減をする中でプール等の利用収益を上げるという話を今されたと思っているんですが、先ほどの上下水道局のところで、稼ぐというようなことで言いましたけれども、設置を決めてから、それからそれについての後づけでどのくらい収益が上がるのかなというの自体は、ちょっと方向性が違うんじゃないかと思っているんです。そういうことであれば、お話がされたとおり、委託契約がまた新たな更新というところでその条件を出すということですけれども、その前に私たちにもそれについては提示をしていただかないとならないのかなと思っているところであります。これについてはまた要望してまいりますから、それで結構です。
で、その中で環境教育施設としてもリサイクルプラザ条例のとおり、今後事業を展開するんだというお話をされましたので、改めてお聞きをしますけれども、今回都市ガスになったと。当然私たちもそれを承認したわけですけれども、その前まではバイオマス、都市ガスではなくてバイオマスで余熱利用するんだというお話をされていました。上下水道局でも聞いたので環境部にも聞きますし、環境部のほうは地球温暖化実行計画というところでもバイオマスについて提唱していますし、新市長さんもバイオマスということを言われているんですけれども、バイオマスは研究していたんだけれども、何でバイオマスをやめて都市ガスになったかということについては今回お伺いしたいと思います。
141: ◯植田副委員長 功力減量課長。
142: ◯功力減量課長 リサイクルプラザの代替熱源にバイオマスを採用されなかった理由でございますけれども、バイオマスボイラー設置にかかわるイニシャルコストが、貯留設備、それから搬送設備等の附帯設備の大型化・複雑化がして割高になることが1点。それからバイオマスボイラーの出力調整が難しく、この出力の変動があった場合の補助やバックアップとして、他のエネルギーのボイラーが必要になるということが2点目。それから3点目としまして、木質バイオマス燃料は、残念ながら現在のところ品質にばらつきがございますので、ボイラー燃料として使用する際には、ボイラーの使用者が燃料の調達先と個別協議が必要となってまいりまして、大量に一定の品質の燃料を供給できる調達先を定めなければ、とても代替にはなり得ないというところがございます。以上、大きな点でこの3点がございまして、残念ながら木質バイオマスを代替エネルギーにするということには断念したわけでございます。
それからもう1点、その大きな要因としまして、時間的な問題もございます。リサイクルプラザを継続して運営していくという関係で、工場は平成29年4月にはとまりますけれども、実は新工場で試運転を行いますので、その際に既に甲府の可燃ごみの大多数は新工場のほうに搬入をして、試運転をしなければならないというわけでございます。そうすると、現在の工場での余熱が極端に減るわけでありまして、それが、その時期が平成28年の11月には試運転、これはもう決定してございますので、その際には現在の焼却工場の余熱はほとんど使えないという状況になります。本当に余熱が使えなくなる期間というのは、今から1年2カ月程度でもうタイムリミットが来てしまうということがございますので、もっともバイオマスを利用する場合には、先ほど3点目で申しました調達先が困難ということが最大の理由になってくるかと思います。
143: ◯植田副委員長 鈴木委員。
144: ◯鈴木委員 さまざまな要因で都市ガスになったというお話をされました。それについての理解をするところでありますが、ただ、さっき言いましたリサイクルプラザの設置目的からいうと、再生エネルギーというところですから、それがバイオマスがなくて都市ガスを
選択せざるを得なかったと。またそれは甲府市のほう、当然バイオマスについての方針自体についても、そこのところは大きなハードルになってしまっているところは1つでありますから、また新たに環境教育施設としての、それがなくなってしまったわけだから、取り組みが必要ではないかなと思っています。
そこでお聞きするんですけれども、6月にまたリサイクルプラザの上に太陽光発電をすると。そんな話をされたところですよね。そうなってきますと、当然太陽光発電自体もクリーンエネルギーというところですから、リサイクルプラザに設置するのは非常にいいと思っているんですけれども、例えばリサイクルプラザを訪れた方たちが太陽光発電の勉強をしたりとか、リサイクルプラザはスマートブリットに近い形で、太陽光発電で電気も大いに供給して使っていますよと。本庁舎の太陽光と同じですね。そういう目的の仕組みはつくる予定があるんですか。それとも、ただ太陽光を屋根の上に乗せて終わり、どちらなんでしょうか。
145: ◯植田副委員長 功力減量課長。
146: ◯功力減量課長 今回太陽光パネル発電システムを設置いたしますけれども、これにつきましては基本的には防災施設という意味合いの中での県費補助金をいただいていますので、それで発電した電力は一切売電しないでその施設で使っていく。で、大規模災害等によって停電が起きた際に、蓄電池によってその施設を一定量の電力を賄えるようにしようという意味合いでございまして、それにかなうように10キロワットの発電モジュールも体育館の屋根に設置をして、蓄電池を設置をしてという形でございます。環境教育施設でございますので、当然パネル等で今こういう形でやっていますと、こういう形の表示はやってまいりますけれども、本庁舎のように、さすがに今はこれだけ発電していますとか、そういったものはちょっと考えてございません。基本的にはこういう形で太陽光発電を活用していますという形のPRといいましょうか、そういう形は考えてございます。
以上でございます。
147: ◯植田副委員長 鈴木委員。
148: ◯鈴木委員 そこのところは、ぜひともさまざまな形で、先ほど言ったとおり皆さんうなずいてもいらっしゃると思いますけれども、環境教育に特化する施設に今なり得なくなってきているのを、またそこまで持ち上げていくということであれば、再検討をぜひしていただきたいなと思っています。
最後にあと1点、なでしこ工房の位置づけです。なでしこ工房はリサイクルプラザ施設内にはなくて、環境部、施設南側1階で自転車、または家具をリサイクルしているわけですけれども、今回収集業務等々の拡大によって、その施設自体が作業所が半分ぐらいになるというお話をしていると思うんですが、なでしこ工房自体は事業的なものは、そういうことでいけば先ほどの中でいっても、本来の目的が自転車が壊れてしまったらその自転車、家具もそうですけれども、なでしこ工房に持ち込んで、不要になった自転車から部品をはずして、またお手伝いしながらかえて、長く乗ってもらうと。またリサイクルフェア等々では、新しく再生した再生自転車ということで安価に売り渡すということですから、事業自体がそういうことでいくと半分になってしまうということであれば、非常に手狭になると思うのですけれども、この点についても非常に危惧をしているんですが、どんなふうな方向性を持っていらっしゃるんですか。
149: ◯植田副委員長 小澤廃棄物対策室長。
150: ◯小澤廃棄物対策室長 なでしこ工房の縮小予定の理由についてお答えいたします。
なでしこ工房は環境センター内の旧管理棟の1階の一部において、自転車並びに家具のリサイクル作業場、それと完成品の保管場所として現在使用しておりますが、平成27年度の可燃ごみの委託業者が全て28ルート出そろいまして、そのうち13社にある新たな協業組合を立ち上げる協議が今、進められておりまして、その協業組合が設立された場合には、その一部をその事務所に活用していきたいという考えのもと、現在の半分くらいの面積になる予定となっております。以上が理由でございます。
方向性ですが、リサイクルプラザの中のなでしこ工房、特にリサイクル自転車につきましては、鈴木委員がおっしゃるとおり市民に大変好評をいただいておりますことから、完成品のPRも兼ねて、リサイクルプラザ内の展示室等を活用するなどして展示していきたいと思っています。また、作業場の縮小によりまして作業に支障が生じるようであれば、現在新ごみ処理施設の移転後の環境部全体の施設の見直しを検討している最中でありますので、それと一緒に考えてまいりたいと思っております。
以上です。
151: ◯植田副委員長 鈴木委員。
152: ◯鈴木委員 なでしこ工房の縮小自体が、ほかの事業がふえてくることによってスペースが減ってしまうということがよくわかりました。そこのところは非常に争点もあるなと思っています。その代替として、新ごみ処理工場ができた場合、今の本館等々があくというところでそこへ移す、またリサイクルプラザの展示コーナーへ移すという話ですけれども、リサイクルプラザの展示コーナーは展示コーナーとしてあって充実をしていってもらわなければならないので、そこに移したのでは本末転倒ではないかなと私も思うんです。例えば先ほど、一番最初に言った環境教育施設なのか、それから余熱施設なのか、利用料についてはどう考えるのかというお話の中でいけば、環境教育施設ということで特化するのであれば、今ある体育館等々をもっと利用するということもぜひ検討していただきたいと。これについては、位置づけについては非常に重要となっていますから、今後についても相談をさせていただきたいと思いますし、その都度質問させていただきたいと思っています。結論が出る話じゃないのでこの辺で終わりますけれども、そういう指摘をさせていただきましたので、ぜひとも御検討をまたしていただきたいと思います。
以上で終わります。ありがとうございます。
153: ◯植田副委員長 それでは委員長をかわります。
154:
◯鈴木委員長 以上で環境部の所管事項について調査を終了いたします。
環境部の方々には御苦労さまでした。お引き取りを願います。
次に、当委員会の閉会中の調査申し出事項については、お手元に配付いたしました内容でよろしいでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
155:
◯鈴木委員長 異議がないようですので、そのようにさせていただきます。
御協議願う事項は以上であります。
以上をもちまして、
環境水道委員会を散会いたします。
午前11時46分 散 会
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