山梨県議会 2011-06-01
平成23年6月定例会(第6号) 本文
総 務 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十号 │山梨県職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十一号 │山梨県職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十二号 │山梨県職員の育児休業等に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十三号 │山梨県高校生修学支援基金条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十四号 │山梨県県税条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十二号 │公立大学法人山梨県立大学の定款変更の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 承第一号 │山梨県県税条例中改正の件 │ 承 認 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成二十三年六月二十八日
総務委員長 河 西 敏 郎
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
───────────────────────────────────────
教 育 厚 生 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第五十八号 │山梨県医師海外留学資金貸与条例制定の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第五十九号 │山梨県附属機関の設置に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十五号 │山梨県学校職員の勤務時間等に関する条例中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成二十三年六月二十七日
教育厚生委員長 望 月 勝
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
───────────────────────────────────────
土 木 森 林 環 境 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第七十号 │変更契約締結の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第七十一号 │訴えの提起の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
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平成二十三年六月二十七日
土木森林環境委員長 白 壁 賢 一
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
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予 算 特 別 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第六十六号 │平成二十三年度山梨県一般会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十七号 │平成二十三年度山梨県恩賜県有財産特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十八号 │平成二十三年度山梨県商工業振興資金特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
│ 第六十九号 │平成二十三年度山梨県流域下水道事業特別会計補正予算 │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成二十三年七月七日
予算特別委員長 皆 川 巖
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
───────────────────────────────────────
4
◯議長(
浅川力三君)次に、会議規則第九十二条第一項の規定に基づき、総務委員長及び教育厚生委員長から、請願審査の結果について、お手元に配付の請願審査報告書のとおり提出がありました。
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総 務 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│ │ │ │ │ │ │処理顛末報告│
│受 理 番 号│ 件 名 │ 請願者の住所氏名 │審査の結果│意見│送付先│ │
│ │ │ │ │ │ │請求の適否 │
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │「山梨県食の安全・│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│第二十三-五号│安心条例(仮称)」│ (略) │ 採 択 │ │知 事│適当と認める│
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │制定について │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
平成二十三年六月二十八日
総務委員長 河 西 敏 郎
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
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教 育 厚 生 委 員 会 請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託された請願は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第九十二条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────┬────────────┬─────┬──┬───┬──────┐
│ │ │ │ │ │ │処理顛末報告│
│受 理 番 号│ 件 名 │ 請願者の住所氏名 │審査の結果│意見│送付先│ │
│ │ │ │ │ │ │請求の適否 │
├───────┼─────────┼────────────┼─────┼──┼───┼──────┤
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │三十人以下学級実現│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │、義務教育費国庫負│ │ │ │ │ │
│第二十三-二号│ │ (略) │ 採 択 │ │ │ │
│ │担制度拡充を図るこ│ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │とについて │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
│ │ │ │ │ │ │ │
└───────┴─────────┴────────────┴─────┴──┴───┴──────┘
平成二十三年六月二十七日
教育厚生委員長 望 月 勝
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
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5
◯議長(
浅川力三君)次に、会議規則第七十四条の規定に基づき、各常任委員長及び議会運営委員長から、閉会中の継続審査申出書について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 国に原子力政策の転換を求めることについての請願事項の一
2 総合計画について
3 県民生活の安定対策について
4 北富士演習場対策について
5 土地対策について
6 防災対策について
7 男女共同参画について
8 県の行政機構及び人事管理について
9 県税の賦課徴収について
10 公有財産の管理及び運用について
11 私学振興対策について
12 市町村に対する技術的助言について
13 リニア実験線及びリニア中央新幹線について
14 警察の施設、装備及び活動状況について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成二十三年六月二十八日
総務委員長 河 西 敏 郎
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 山梨県立桂高等学校の中高一貫校への改編に関することについて
2 請願「子ども・子育て新システムの基本制度案要綱」に基づく保育制度に関する意見書提出を求めることに
ついて
3 社会福祉施設の整備充実とその福祉対策並びに地域福祉対策について
4 保健衛生の抜本的対策について
5 県立学校の管理運営について
6 社会教育、青少年教育、学校教育及び体育の振興について
7 芸術、文化の向上について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成二十三年六月二十七日
教育厚生委員長 望 月 勝
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 「TPP(環太平洋連携協定)交渉」への参加に反対する意見書採択を求めることについて
2 農業及び水産業の振興対策について
3 商工業の振興対策について
4 労働者の福祉及び雇用対策について
5 観光の振興対策について
6 電気事業、温泉事業及び地域振興事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成二十三年六月二十八日
農政産業観光委員長 堀 内 富 久
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
───────────────────────────────────────
閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 請願 国に原子力政策の転換を求めることについての請願事項の二及び三
2 環境対策について
3 林業の振興対策について
4 治山治水事業について
5 県有林野の管理運営対策について
6 道路、橋りょうの新設及び維持管理について
7 河川の管理、改修及びダムの管理並びに砂防事業について
8 都市計画事業及び下水道事業について
9 住宅事業及び建築事業について
10 土木施設災害復旧事業について
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成二十三年六月二十七日
土木森林環境委員長 白 壁 賢 一
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
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閉 会 中 継 続 審 査 申 出 書
本委員会は、審査中の左記の事件について、閉会中もなお継続審査を要するものと決定したので、山梨県議会会議規則第七十四条の規定により申し出ます。
記
一 事件
1 議会の運営に関することについて
2 議会の会議規則、委員会条例等に関することについて
3 議長の諮問に関することについて
二 理由 いずれもなお調査検討を要するため
平成二十三年七月十一日
議会運営委員長 武 川 勉
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
───────────────────────────────────────
6
◯議長(
浅川力三君)次に、知事から、第七十三号議案及び同第五号議案ないし同第七号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
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7
◯議長(
浅川力三君)次に、清水武則君外八人から議第七号議案及び議第八号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
8
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第二、知事提出議案、第七十三号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
横内正明君。
(知事
横内正明君登壇)
9
◯知事(
横内正明君)本日、追加提案いたしました案件につきまして、概要を御説明申し上げます。
山梨県県税条例等中改正の件についてであります。
現下の厳しい経済状況及び雇用情勢に対応して税制の整備を図るための地方税法等の一部改正に伴いまして、個人の県民税等について所要の改正を行おうとするものであります。
この条例案につきましては、今通常国会におきまして可決成立いたしました法律に伴いまして、追加提案いたした次第であります。
何とぞよろしく御審議の上、御議決あらんことをお願い申し上げます。
10
◯議長(
浅川力三君)知事の提案理由の説明が終わりました。
知事提出追加議案の取り扱いについて議会運営委員会を開催するため、暫時休憩いたします。
午後二時十九分休憩
───────────────────────────────────────
午後三時八分再開
11
◯議長(
浅川力三君)休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第二の議事を継続いたします。
これより、上程議案に対する質疑に入るのでありますが、
発言の通告がありませんので、質疑はないものと認めます。
次に、議案の付託について申し上げます。
ただいま議題となっております第七十三号議案は、お手元に配付の議案付託表のとおり、総務委員会に付託いたします。
───────────────────────────────────────
平成二十三年六月
定例会
付 託 表(その二)
総務委員会
第七十三号 山梨県県税条例等中改正の件
───────────────────────────────────────
12
◯議長(
浅川力三君)ただいま付託いたしました議案は、本会議休憩中、第三委員会室において、審査をお願いいたします。
この際申し上げます。本日の会議時間は議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。
総務委員会開催のため、暫時休憩いたします。
午後三時九分休憩
───────────────────────────────────────
午後四時九分再開
13
◯議長(
浅川力三君)休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第三、諸般の報告をいたします。
会議規則第七十六条の規定に基づき、総務委員長から、第七十三号議案にかかわる審査の結果について、お手元に配付の委員会報告書のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
総 務 委 員 会 報 告 書
本委員会に付託された事件は、審査の結果左記のとおり決定したので、山梨県議会会議規則第七十六条の規定により報告します。
記
┌───────┬───────────────────────────────────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │審査の結果│
├───────┼───────────────────────────────────┼─────┤
│ │ │ │
│ 第七十三号 │山梨県県税条例等中改正の件 │ 可 決 │
│ │ │ │
└───────┴───────────────────────────────────┴─────┘
平成二十三年七月十一日
総務委員長 河 西 敏 郎
山梨県議会議長 浅 川 力 三 殿
───────────────────────────────────────
14
◯議長(
浅川力三君)次に、総務委員長から、議第九号議案について、お手元に配付のとおり提出がありました。
───────────────────────────────────────
15
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第四、知事提出議案、第五十八号議案ないし第七十三号議案及び承第一号議案並びに日程第五の請願を一括して議題といたします。
本案に対する常任委員長の報告は、会議規則第四十条第三項の規定に基づき、委員会報告書を配付いたしましたので、これを省略し、予算特別委員長の報告を求めます。予算特別委員長、皆川巖君。
(予算特別委員長 皆川 巖君登壇)
16
◯予算特別委員長(皆川 巖君)予算特別委員会に付託されました議案の審査の経過並びに結果につきまして、御報告申し上げます。
まず、審査の結果から申し上げますと、お手元に配付の委員会報告書のとおり、いずれも原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、審査の経過から、主なるものについて、その概要を申し上げます。
まず、歳入予算の状況と今後の財政運営についてであります。
「リニア中央新幹線の実現や新山梨環状道路の整備といった重要な基盤整備を控えている本県では、借金を減らすと同時に、厳しい財政状況にあっても、できる限り基金への積み増しをすべきではないか」とただしたのに対し、「基金は、災害などの緊急の財政需要や長期的な事業について、安定的な財源を確保するとの観点から設けているものであり、財政の許す範囲で、できるだけ基金の積み増しを行っていくことは大事なことだと認識している。県としては、例えば平成十九年に中部横断自動車道の直轄負担金百五十億円を地方交付税で手当てをしてもらった結果、十五年間、毎年十億円ずつ交付税が交付されてくるので、この十億円を毎年度積み立てたりしているところである。今後もできるだけ、財政運営上、基金の積み増しに配慮していきたい」との答弁がありました。
次に、第六十六号議案、平成二十三年度山梨県一般会計補正予算のうち、通院加療がんセンター整備事業費についてであります。
「今年度から実施する通院加療がんセンターの整備内容及びスケジュール、あわせて、センターの設置によって、どの程度、患者の受け入れが可能になるのか」とただしたのに対し、「昨年六月に外来化学療法室を設置したが、増加する外来化学療法患者に対応できない状況となっていることから、病棟の改善、改修、ベッドの拡充、専門スタッフの充実を行い、通院加療がんセンターを整備することとしている。スケジュールについては、設計、施設の改修を行い、平成二十五年度当初から開設する予定でいる。受け入れの患者数は、現在の外来化学療法室の患者数が年間約四千四百人であるが、通院加療がんセンターにおいては、受け入れ数は七千人程度に増加するものと考えている。県としては、この通院加療がんセンターの整備を新しい地域医療再生計画の柱に位置づけ、がん医療の充実を図っていきたい」との答弁がありました。
次に、やまなしブランドツーリズム推進事業費についてであります。
「地域資源、特に地場産業であるワイン、ジュエリー、織物、和紙などの業界を中心に、研修会や観光事業者とのマッチングセミナーを開催する予定とのことであるが、どのような内容の研修で、今年度の開催は何回行われるのか」とただしたのに対し、「研修会については、ブランドツーリズムが自社商品等の新しい販売チャンネルの獲得につながるなど、その重要性を意識してもらうことを目的に開催する。また、マッチングセミナーは、NPOや経営コンサルタントなどをコーディネーターとして招き、地域ブランド産業事業者と観光事業者とが連携、共同して、旅行商品の造成に取り組むための機会として開催している。なお、研修会及びセミナーとも、今年度二回の開催を予定している」との答弁がありました。
次に、省エネ・省電力設備導入促進事業費補助金についてであります。
「この助成制度創設の背景、また事業を採択する際の基準や具体的な対象事業、その採択予定件数は」とただしたのに対し、「東日本大震災の発生により大幅な節電を強いられている県内企業を支援すると同時に、地球温暖化対策を推進するため、山梨県グリーンニューディール基金を活用して、県内の中小企業などが行う省エネルギー、省電力効果の高い設備の導入に対して、助成するものである。事業者の二酸化炭素排出量と電力需要量が五%以上削減されることを要件としており、具体的には高効率エアコンへの更新、LED電球など省エネ型照明器具への更新、高断熱ガラスや二重サッシの導入などを組み合わせた事業費六百万円以上の改修事業を対象として、十五件程度を採択する予定である」との答弁がありました。
次に、リニア影響調査費についてであります。
「リニア新駅のコンセプトは、県土づくりのあり方を左右する大きな課題であり、広く議論する中で、合意形成を図ることが大切であるが、どのように進めていくのか」とただしたのに対し、「リニア新駅の機能や周辺整備等については、本年三月に策定した都市計画区域マスタープランの考え方に基づけば、新たな拠点都市を形成するのではなく、既存都市との整合を図りながら、交通拠点としてのターミナル機能や駐車場などを主体に整備を行うことが適当であると考えている。こうしたコンセプトづくりは、リニアを活用した県土づくりのあり方に大きく影響する課題であるので、今後、リニア活用推進懇話会や関係市町村、一般県民など、幅広く意見を聞く中で、合意形成を図っていきたい」との答弁がありました。
次に、道路公社経営支援貸付金についてであります。
「地方道路公社法で認められている債券の発行も含め、長期ビジョンに立った返済計画等を立てていく必要があると思うが、道路公社への今後の支援策は」とただしたのに対し、「雁坂トンネル有料道路の残りの返済額は十四億八千万円余であり、本年度以降も年間一億円程度の利益が見込まれることから、三十年間の有料道路期間のうち、今後の十七年間で返済が可能と考えている。しかし、国からの貸付金は、法律で最初の二十年間で返済しなければならないため、本年度以降、一時的に資金が不足するため、県が貸し付けするものである。今後の支援策については、外部の有識者による経営検討委員会の意見を聞きながら、経営改善計画を策定する中で、長期的なあり方を検討したいと考えている」との答弁がありました。
以上をもちまして、予算特別委員長の報告といたします。
17
◯議長(
浅川力三君)予算特別委員長の報告が終わりました。
これより、各委員長の報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
18
◯議長(
浅川力三君)質疑を打ち切ります。
これより討論に入ります。
発言の通告がありますので、順次
発言を許します。
まず、小越智子さんの
発言を許します。小越智子さん。
(小越智子君登壇)
19
◯小越智子君 平成二十三年度山梨県一般会計補正予算に反対討論を行います。
東日本大震災は、死者、行方不明者が二万人を超え、いまだがれきの撤去は進まず、避難所や転居など、避難生活を余儀なくされている方が十万人もいます。四カ月たっても、福島原発は収束するどころか、放射線被害は拡大し、ふるさとにいつ戻れるかわからない状況が続いています。放射線障害は関東各地にも広がり、農水産物への被害、また山梨県も含めて、観光への影響は全国に広がっています。放射能への不安、影響は日本全国に日々拡大しています。
しかし、政府の大震災、原発への対応は、多くの問題点が噴出し、国民の信頼を失っています。自民・公明政権が進め、民主党政権も推進してきた原発の安全神話は完全に崩壊しました。原発を廃炉にという声は強まっています。日本は今、大きく転換せねば、戦後最大の危機を乗り越えられない事態です。山梨県においても、この観点からの県政運営が求められています。
今回の補正予算は、三月十一日、東日本大震災後、初の予算編成です。震災関連の予算は、一割にもならない十四億円と、規模や内容は極めて不十分なものです。震災後の山梨県民の不安を解消する放射能検査や農産物の検査のための予算もありません。震災後、地震が頻発し、県内でも大地震への対策が急がれているのに、土砂崩れなどの危険箇所地域四千八百カ所に対して、今年度の工事箇所はわずか百八十箇所しかなく、対策は従来と変わっていません。地震によって住宅が倒壊し、道路をふさげば、避難も救出もままならず、そこに火災が起きれば、被害は甚大になります。地震被害を少なくするには住宅の耐震補強工事が最優先であると、地震被害の研究者も指摘をしているところです。
しかし、補正予算には住宅耐震工事の補助金の増額の予算はありません。その一方で、雁坂トンネルの償還金が資金ショートを来すとして、一億六千五百万円、県が立てかえる短期貸し付けが行われ、西関東道路には七億七千万円が計上されています。雁坂トンネルは過大な
通行量予測のもとで建設されました。人口が減り、将来の交通量は減っていくのに、高規格の西関東道路の建設促進は、これまでの建設ありきの道路行政への反省がないものです。
土木費の歳出が多い理由を、山梨県は、急傾斜地が多いからと理由を述べていましたが、今回の補正予算からも、危険箇所地域や住宅の耐震化などの住民の安全対策は後回しで、大型道路優先の予算になっています。
また、介護施設に対する停電時の発電機の助成は計上されましたが、一番不安な状況にある在宅での療養患者さんの発電機への助成はなく、停電のときの不安は解消されないままです。
震災後の雇用状況は回復基調とは言えず、震災前からの不況を脱し切れていません。成長できそうな、もうかりそうな企業には手助けをするが、そうでもない企業には対策がありません。
このように、県民生活の不安や地震への対策が、この補正予算には欠けています。
リニア関係予算が計上されています。リニアがくれば、山梨県の経済が発展するとしていますが、リニアは新幹線の三倍、専門家によれば五百五十万キロワット、原発五基分の電力を要すると言われています。三月十一日から、日本は原発依存から新エネルギーへと大きくかじをとろうとしています。計画停電や節電に県民挙げて取り組んでいくとき、膨大なエネルギーを必要とするリニアを推進する姿勢だけでよいのか、とても疑問です。
今、日本は、社会の価値観を含めて、大きく変わろうとしています。いま一度、リニアについて再検証することが必要ではないでしょうか。
また、県立の中高一貫校の設置を視野に入れた審議会設置は、一部のエリートだけを集めて、小学校からの受験競争を激しくさせるものであり、反対です。
以上、反対討論とします。
20
◯議長(
浅川力三君)次に、清水武則君の
発言を許します。清水武則君。
(清水武則君登壇)
21
◯清水武則君 私は、第六十六号議案、平成二十三年度山梨県一般会計補正予算について、原案に賛成の立場から討論を行います。
東日本大震災は、我が国にまさに国難とも言える事態をもたらし、県内においても、福島第一原子力発電所事故に伴う風評被害などにより、県民生活や産業経済活動はさまざまな形でマイナスの影響を受けています。
こうした、過去に例のない状況下で、本六月定例県議会に提出されました補正予算は、横内県政二期目の初年度における本格的な政策予算として、東日本大震災への対策及び本県における防災体制の強化に十分配慮したものであるとともに、県民だれもが真の豊かさを実現できる暮らしやすさ日本一の山梨づくり実現に向けた積極的な予算であると評価をするものであります。
具体的には、大震災への対策については、被災地や県内への避難者の支援のための予算が計上されているほか、中小企業者等が省エネ・節電対策のために行う設備改修に対して助成を行うなど、電力不足対策や中小企業者等への積極的な支援が盛り込まれております。
また、防災体制の強化については、消防防災航空基地機能の抜本的な強化に向けた事業、大規模災害発生時における医療体制を確保するための事業も予算計上されており、東海地震や富士山噴火などの大規模災害に対し、迅速で的確な対応がなされています。
さらに、県政各般にわたり創意工夫がされ、知事の目指す県政の具体化を図るための施策が展開されています。
産業の振興につきましては、海外の販路開拓に意欲的な中小企業者を支援するとともに、産業振興ビジョンに位置づけられた成長分野の新技術・新製品の研究開発について新たな助成を行うなど、県内物づくり産業の持続的な発展に向けた事業が盛り込まれております。
また、クリーンエネルギーの導入促進のため、太陽光発電や小水力発電等の普及促進、燃料電池の技術開発、実用化などに、なお一層取り組んでいくための予算計上がなされております。
以上申し上げたとおり、今回の補正予算は、東日本大震災への対策を中心に、県政課題に的確に対応する予算であると評価するとともに、厳しい財政状況にあっても、暮らしやすさ日本一の県づくりを目指す予算として、県民福祉の向上に資するものであると認め、賛成討論といたします。
22
◯議長(
浅川力三君)以上で討論を打ち切ります。
これより、まず、第五十九号議案、第六十六号議案及び第七十三号議案を一括して起立により採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
23
◯議長(
浅川力三君)起立多数であります。よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、第五十八号議案、第六十号議案ないし第六十五号議案、第六十七号議案ないし第七十二号議案及び承第一号議案を一括して採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
お諮りいたします。本案は委員長報告のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
24
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案は委員長報告のとおり可決することに決定いたしました。
次に、請願第二十三の二号及び請願第二十三の五号を一括して採決いたします。
本請願に対する総務委員会及び教育厚生委員会の請願審査報告書は採択であります。
お諮りいたします。本請願は請願審査報告書のとおり採択とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
25
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本請願は請願審査報告書のとおり採択することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
26
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第六、知事提出議案、同第五号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
横内正明君。
(知事
横内正明君登壇)
27
◯知事(
横内正明君)山梨県教育委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして、御説明申し上げます。
教育委員会委員、渡邉努は、平成二十三年七月十六日をもって任期満了となりますので、その後任として、南巨摩郡富士川町鰍沢千七百九十六番地一、石川洋司を任命したいので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第四条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。
よろしく御審議をお願いいたします。
28
◯議長(
浅川力三君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
29
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより同第五号議案について採決いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
30
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
31
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第七、知事提出議案、同第六号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
横内正明君。
(知事
横内正明君登壇)
32
◯知事(
横内正明君)山梨県監査委員の選任について同意を求めるの件につきまして、御説明申し上げます。
監査委員、中込孝元は、平成二十三年七月十六日をもって任期満了となりますが、引き続き、甲府市太田町三十番十六号、中込孝元を選任したいので、地方自治法第百九十六条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。
よろしく御審議をお願いいたします。
33
◯議長(
浅川力三君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
34
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより同第六号議案について採決いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
35
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
36
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第八、知事提出議案、同第七号議案を議題といたします。
知事から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。知事、
横内正明君。
(知事
横内正明君登壇)
37
◯知事(
横内正明君)山梨県公安委員会委員の任命について同意を求めるの件につきまして、御説明申し上げます。
公安委員会委員、井上利男は、平成二十三年七月十五日をもって任期満了となりますが、引き続き、甲府市朝日一丁目四番十二号、井上利男を任命したいので、警察法第三十九条第一項の規定に基づき、県議会の同意をお願いする次第であります。
よろしく御審議をお願いいたします。
38
◯議長(
浅川力三君)知事の提案理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
39
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより同第七号議案について採決いたします。
お諮りいたします。本案はこれに同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
40
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決定いたしました。
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41
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第九、議員提出議案、議第七号議案を議題といたします。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、提出者の説明並びに委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
42
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、提出者の説明並びに委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより議第七号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
43
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
───────────────────────────────────────
44
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第十、議員提出議案、議第八号議案を議題といたします。
土橋亨君から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。土橋亨君。
(土橋 亨君登壇)
45 ◯土橋 亨君 今回提出いたしました「少人数学級の推進と教育予算の拡充等を求める意見書」につきまして、提出者を代表して、その提案理由を御説明申し上げます。
国においては、小学校一年生の三十五人以下学級実現のため、三十年ぶりに学級編制標準が引き下げられ、少人数学級推進のスタートが切られました。今後は上級学年への順次拡大など、着実な実行が重要であります。
OECD諸国に比べて一学級当たりの児童生徒数が多い我が国では、一人一人の子供に丁寧な対応を行うために、学級規模を引き下げる必要があります。
本県でも、「個性を活かし、生きる力をはぐくむ『やまなし』人づくり」を県政教育の基本に据え、はぐくみプランとして少人数学級を推進してきましたが、こうした地方独自の施策は高く評価されております。
一方、教育予算については、GDPに占める教育費の割合は低く、また、三位一体改革で、義務教育費国庫負担制度の国負担割合が引き下げられ、自治体財政を圧迫しております。教育の機会均等と水準の維持向上を図るためには、確実に財源が保証されることが必要です。
将来を担い、社会の基盤づくりにつながる子供たちへの教育は極めて重要で、未来への先行投資として、子供や若者の学びを切れ目なく支援していく必要があります。
よって、国に対し、少人数学級の推進、義務教育費国庫負担制度の堅持とともに、国負担割合の復元及び国による教育予算の拡充を強く要望するものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
46
◯議長(
浅川力三君)土橋亨君の提出理由の説明が終わりました。
お諮りいたします。本案については、会議規則第三十八条第三項の規定に基づき、委員会の付託はこれを省略することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
47
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、委員会の付託はこれを省略することに決定いたしました。
これより議第八号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
48
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
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49
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第十一、委員会提出議案、議第九号議案を議題といたします。
総務委員長から、上程議案に対する提案理由の説明を求めます。総務委員長、河西敏郎君。
(総務委員長 河西敏郎君登壇)
50 ◯総務委員長(河西敏郎君)今回提出いたしました「放射性物質に対する本県の安全宣言に向けた取り組みに関する決議」につきまして、総務委員会を代表いたしまして、提案理由を御説明申し上げます。
東日本大震災に端を発した東京電力福島第一原子力発電所の事故は、発生から四カ月を経過した現在でも、いまだ収束が見通せない状況にあります。
原子力発電所から放出された放射性物質は広範囲に飛散し、事故発生当初は本県においても、水道水や大気降下物中から、放射性物質であるヨウ素やセシウムが検出されましたが、四月中旬以降は水道水や大気降下物中からも放射性物質は検出されておりません。
こうした中、厚生労働省より本県に、農産物等の検査実施について依頼があったところであります。
県民からは、放射能汚染に対する危惧と健康への不安などの声が高まっています。また、本県は、これから本格的な農産物の出荷や観光シーズンを迎えますが、風評被害等による農業、観光、産業等への影響はあってはならないことであります。
よって、知事におかれましては、放射性物質に対する本県の安全宣言に向けた対策を速やかに講じられるよう求めるものであります。
議員各位には、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。
51
◯議長(
浅川力三君)総務委員長の提案理由の説明が終わりました。
これより議第九号議案を採決いたします。
お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
52
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決定いたしました。
重ねてお諮りいたします。ただいま可決いたしました議員提出議案及び委員会提出議案の条項、字句、数字、その他、整理を要するものについて、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
53
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、委任の件はお諮りしたとおり決定いたしました。
───────────────────────────────────────
54
◯議長(
浅川力三君)次に、日程第十二、閉会中の継続審査案件を議題といたします。
お諮りいたします。本件は、各委員長申し出のとおり閉会中の継続審査案件として付議することに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
55
◯議長(
浅川力三君)御異議なしと認めます。よって、継続審査案件はお諮りしたとおり決定いたしました。
以上で、今
定例会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
これをもって、平成二十三年六月山梨県議会
定例会を閉会いたします。
午後四時四十四分閉会
───────────────────────────────────────
56 ◯事務局長(土屋正文君)平成二十三年六月
定例会の閉会に当たり、議長からごあいさつを申し上げます。
57 ○議長
浅川力三君の閉会のあいさつ
閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
去る六月十五日に開会された今
定例会も、すべての案件を議了し、ここに滞りなく閉会の運びとなりました。これもひとえに、議会運営に対します各位の御協力のたまものと、心より感謝申し上げます。
今
定例会は、私ども議員が県民の新たな負託を受けて臨んだ初の
定例会であり、また、横内知事から、新たな任期における初年度の本格的な政策予算等が提案された議会でありました。
東日本大震災の教訓を踏まえた本県の防災対策強化や、産業経済の活性化など、百九十五億円余の補正予算案、並びに、山梨県医師海外留学資金貸与条例案などの審議とあわせ、リニア中央新幹線などの課題についても、活発な議論が交わされたところであります。
執行部各位におかれましては、こうした課題に対し、迅速かつ積極的に取り組まれるとともに、暮らしやすさ日本一の山梨づくりの実現に向け、なお一層の御尽力を御期待申し上げる次第であります。
また、議員各位におかれましても、課題の克服はもとより、元気な山梨づくりに向けて、御助言並びに御協力をお願いするものであります。
なお、今
定例会において、議会内に議会基本条例案検討会を設置いたしました。
これまで、本県議会では、分権時代にふさわしい議会を目指し、予算特別委員会の設置や、本会議における一問一答方式の導入など、さまざまな改革に取り組んでまいりました。
こうした改革の流れをさらに推し進めるため、議会が一丸となって、議会基本条例の制定に向け、踏み出してまいります。
条例においては、議会の基本理念及び基本方針を定め、議会の役割を明らかにすることにより、県民の皆様の負託に一層的確にこたえてまいります。
議会として、なお一層、県民福祉の向上と県勢の伸展に寄与してまいりますので、県民の皆様には、よろしく御理解、御協力をお願いします。
ところで、ことしは、アメリカ合衆国アイオワ州におきまして、本県との姉妹締結五十周年を祝う記念行事が予定されております。
このため、県議会といたしましても、先ほど議決されましたとおり、友好訪問団を編成し、知事一行とともに同州を訪ね、さらなる友好親善を深めてまいります。
終わりに、議員各位、また、知事を初め、行政委員、執行部各位におかれましては、ますます御健勝で、県勢伸展に御尽力を賜りますよう、心からお願い申し上げますとともに、議会運営全般にわたり特段の御協力を賜りましたことに厚く御礼を申し上げ、閉会のあいさつといたします。
どうもありがとうございました。
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