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平成12年 3月第316回定例会−03月21日-04号

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    平成12年 3月第316回定例会−03月21日-04号


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    平成12年 3月第316回定例会−03月21日-04号平成12年 3月第316回定例会            第316回鯖江市議会定例会会議録    ──────────────────────────────────        平成12年3月21日(火曜日)午後3時38分開議    ──────────────────────────────────   〇出席議員(25人)            1 番  山 田 利 信                         2 番  加 藤 拓 雄                         3 番  若 林 政 幸                         4 番  佐々木 敏 幸                         6 番  山 崎 文 男                         7 番  岩 佐 常 守                         8 番  黒 田 重 治                         9 番  水 津 達 夫                         10番  末 本 幸 夫                         11番  蓑 輪   昇                         12番  蓑 輪 安兵衞                         13番  小 林   太                         14番  石 橋 政 之                         15番  田 中 茂一郎
                            16番  玉 邑 哲 雄                         17番  橋 本   勇                         18番  高 島 哲 夫                         19番  吉 田 寿 幸                         20番  大 森 松 栄                         21番  橋 本 常 夫                         22番  菅 原 義 信                         23番  岩 野 甚四郎                         24番  山 口 導 治                         25番  笹 川   希                         26番  増 田   光    ──────────────────────────────────   〇欠席議員(1人)             5 番  山田 彦左衛門    ──────────────────────────────────   〇説明のため出席したもの   市長          辻  嘉右エ門                  助役          窪   清 行                  教育長         大 森 仁 平                  理事          惣宇利   尚                  理事          熊 谷 忠 男                  理事          杉 本 忠 義                  理事          斎 藤 辰 夫                  理事          窪 田   貢                  理事          小 林 美智雄                  教育委員会理事     神 戸 勝 則                  鯖江丹生消防組合消防長南 部 俊 三    ──────────────────────────────────   〇説明補助者として出席したもの                  未来政策課長      吉 田 利 之                  市長課長        岡 山 和 市                  総務課長        瓜 生 守 幸                  監理課長        笠 島 宗 雄                  税務課長        水 野 明 尾                  地域づくり課長     山 川 光 雄                  市民課長        堀   勝 子                  福祉課長        西 澤 義 明                  おじいちゃん・おばあちゃん課長                              堀   広 明                  健康課長        笠 嶋 照 雄                  環境課長        高 橋 幸 雄                  ファッションタウン課長 森 本   茂                  産業と生活課長     三田村 与 治                  農林課長        宮 崎 光 史                  道路建設課長      武 田 雅 行                  道路維持課長      飯 嶋 信 次                  河川課長        山 田 功 治                  公園住宅課長      川 嶋 寿 一                  土地開発課長      小 柳 秋 生                  上水道課長       木 下 貞 義                  下水道課長       岸 本 秀 治                  こども課長       山 村 民 子                  教育庶務課長      吉 川   敏                  生涯学習課長      三田村   勉                  文化課長        紫   順 英                  出納課長        山 本 義 彦                  監査委員事務局長    田 中 伯太郎    ──────────────────────────────────   〇職務のため出席したもの   議会事務局長      梅 田 幸 雄                  議会事務局次長     田 中 喜代栄                  議会事務局参事     竹 内 秀 博                  議会事務局参事     棚 池 義 治                  議会事務局主任     西 川 法 昭                  議会事務局主任     笠 島 一 芳               開会 午後3時38分 ○議長(増田光君) これより本日の会議を開きます。  ご報告いたします。  鯖江広域衛生施設組合事務局長笠嶋恒克君より、都合により欠席の届け出が出ております。  本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。    ────────────────────────────────── △日程第1.議案第10号から第17号、議案第27号および議案第44号までの10件に対する審査結果 ○議長(増田光君) 日程第1、議案第10号から第17号、議案第27号および議案第44号までの10件に対する審査結果について、各常任委員長から報告を求めます。  最初に、総務委員長から報告を求めます。  18番、高島哲夫君。              〇18番(高島哲夫君)登壇 ◆18番(高島哲夫君) 総務委員会に付託を受けました議案3件につきまして、審査の経過ならびに結果について、ご報告を申し上げます。  初めに、議案番号が前後いたしますが、議案第44号において、議案第10号に関係する平成11年度一般会計補正予算専決処分が行われていますので、「議案第44号専決処分の承認を求めることについて(平成11年度鯖江一般会計補正予算(4号))中、第1表歳入歳出予算補正(歳入)全般、(歳出)款2総務費、第2表地方債補正について」から審査を行いました。  本件につきまして、主な質疑を申し上げますと、この補正については、すべて市債を財源として充てているが、この市債の借り入れ金融機関借り入れ利率について、決まっているのか、との質疑があり、これに対し、今時点で、借り入れ金融機関借り入れ利率は決まっていないが、これは縁故債であるため、市中金融機関から借りることにしたい。また、利率は、長期プライムレートを基準にしていきたい、との答弁があり、これを受けて、この市債の借り入れ先の決定は、入札によって行うのか、との質疑があり、これに対し、入札をできなくはないが、市中金融機関の育成や一時借入金のこともあり、従来どおりのやり方で行いたいと思っている。この件については、今後検討するとの答弁がありました。ここで、この答弁に対し、平等、競争の原理から言って不合理である市中金融機関でよいから、今回の分から入札を行ってほしい旨の要望がなされました。  次に、「議案第10号平成11年度鯖江一般会計補正予算(第5号)中、第1表歳入歳出予算補正(歳入)全般、(歳出)款2総務費戸籍住民基本台帳費を除く)、款4衛生費公立丹南病院組合費)、款9消防費、第4表地方債補正」についてでありますが、この議案第10号には、株式会社さばえいきいきサービス出資金が計上されていますことから、これに関連いたします「議案第27号鯖江市の公の施設の管理委託に関する条例の一部改正について」を一括して審査を行いました。  本件につきまして、主な質疑を申し上げますと、この件には、今ほど申し上げましたとおり、株式会社さばえいきいきサービス出資金があり、先の代表、一般質問においても、公民館図書館のことが論議されていることから、教育民生委員会の了解を得て、教育長の出席を求め、教育委員会での取り組み状況を聞くことから審査を始めました。  教育長からは、公民館図書館とも教育機関の一部であり、これらは法にもうたわれている。4月からは、現在の施設管理公社のみが移行することになるので、今後は教育委員会内に小委員会を設置して、社会教育専門員身分保障任命権、また、法的なことがクリアできるかなど、検討していくつもりである、との説明を受けました。  ここで、やっと認可を得てつくった施設管理公社なのに、あえて株式会社にする必要があるのか。雇用など、身分保障は公社でもできるし、アクティブ・シルバータウンも可能と思う。公社設立はそれらの目的もあったはず。公社運営の努力がなかったのではないのか、との質疑があり、これに対し、公社は施設の管理を行うもので、人材の派遣や公民館の職員などの身分安定は制限されることになるため、民間方式の会社にすることで検討を行ってきた。もともと公社は100%市出資であり、民的発想を取り入れた形で行う予定であったが、民間が出資していないため、民的発想を十分反映できたかどうかは疑問であるのでより民間の考え方を活用して、管理費の低減を図るものである。ただ、会社にしても、管理を委託するもので、行政そのものを委託するものではない。あくまでも、公民館業務などの政策決定は市で行うものである、との答弁がありました。  次に、会社をつくって仮に黒字が出たらどうするのか。また、逆に赤字のときはどうするのか、との質疑があり、これに対し、黒字のときは、これから多方面に行う事業への基礎資金にすることや、市へ戻すこと、また、株主への配当金に充てることなどを考えているが、赤字のとき、市から補てんするようなことは考えていない、との答弁があり、これを受けて、経費を低減するため会社にすると言うが、黒字が出たからといって、その使い方を誤ったら、市民は、経費が安くなったとは思わないのではないか、との質疑があり、これに対し、4月からは3億円程度で委託するつもりであるが、民的な考え方で努力して黒字を出してほしいと思っている。もちろん委託料が安く済めば、市へバックすることになると思うが、これらは取締役会で諮られることになる、との答弁がありました。  ここで、黒字が出れば、この黒字は拘束され、今後委託料が安くなっていくことが議論されることになると思うが、その考え方でよいのか、との質疑があり、これに対し、この委託料は無限に安くなるとは思っていないが、民的経営で安くなることを願っている。ただ、この会社は公共的な性格を持つため、新しい事業の展開も必要であることも理解してほしいとの答弁がありました。  次に、当然のことであるが、市長部局と教育委員会が十分な協議を重ね、不協和音が出ないようにしていくべきであり、議会に対しても、責任ある説明がほしい。ところで、公民館図書館はいつから会社に移行させるつもりでいるのか、との質疑があり、これに対し、公民館図書館は、教育委員会所管であり、先ほどの教育長の話にもあったが、法的なことも含め、十分な理解を得ることが必要だと思っている。そのようなことから、これらの条件が整備されれば、平成13年度からでも移行できないかと思っている、との答弁がありました。  また、議案第27号の中で、改正前の内容に農林業体験実習館、ラポーゼかわだのことが出ており、4月から農林課所管になるが、そこの委託業者は、今現在のままか、それとも入札するのか、との質疑があり、これに対し、委託業者については、だれもができる状況ではないと思うので、実績のある現在の業者と随意契約をしたいと思っている、との答弁があり、これを受けて、今の業者しかできないということはないと思う。一般競争入札などの公明正大な取り扱いを希望する、との意見が出されました。  このようなことから、議案第27号については、公民館図書館のことについて、教育委員会所管でもあり、職員の身分保障や法的なことも含め、教育委員会の中で十分な検討、協議を行い、現在よりは前進する形の中で進めるべきという意見を付して採決を行うことといたしました。  以上のような経過を踏まえまして、議案第10号、議案第27号および議案第44号の議案3件を採決いたしました結果、議案第10号については、賛成多数をもって、原案のとおり可決すべきものと、議案第27号については、賛成全員をもって、原案のとおり可決すべきものと、また、議案第44号については、賛成全員をもって、原案のとおり承認すべきものと決しました。  以上で、総務委員会の報告を終わります。 ○議長(増田光君) 次に、建設委員長から報告を求めます。  11番、蓑輪 昇君。              〇11番(蓑輪昇君)登壇 ◆11番(蓑輪昇君) 建設委員会に付託を受けました議案3件につきまして、審査の経過ならびに結果をご報告申し上げます。  初めに、議案第10号平成11年度鯖江一般会計補正予算(第5号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出)款8土木費下水道整備費を除く)、第3表繰越明許費土木費)、および議案第15号平成11年度鯖江土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)につきましては、特段申し上げる質疑はございませんでした。  続いて、議案第44号専決処分の承認を求めることについて(平成11年度鯖江一般会計補正予算(第4号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出)款8土木費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  公園整備事業費についてでありますが、今回の補正は、バリアフリー事業に対して単独で行うものであるとのことだが、バリアフリー化する場所はどこか、との質疑があり、鯖江身体障害者福祉連合会からの要望にこたえ、嚮陽会館敷地内において、歩道から玄関までの520メートルについて、視覚障害者の安全を図るために、点字ブロックを敷設するものである。また、神中第1公園、神中第2公園、神中公園と、御幸公園の4カ所について、段差解消の工事をするもので、これによって、市内の主要な公園すべてにおいて、段差解消の工事が完了することになる、との答弁がありました。  以上のような経過を踏まえまして採決いたしました結果、いずれも全員の挙手をもって、議案第10号および議案第15号は、原案のとおり可決すべきものと、議案第44号は、原案のとおり承認すべきものと決しました。  以上で、建設委員会の報告を終わります。 ○議長(増田光君) 次に、経済企業委員長から報告を求めます。
     13番、小林 太君。              〇13番(小林太君)登壇 ◆13番(小林太君) 経済企業委員会に付託を受けた議案5件について、審査の経過ならびに結果について主な点をご報告申し上げます。  最初に、議案第10号平成11年度鯖江一般会計補正予算(第5号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出)款6農林水産業費、款7商工費、款8土木費下水道整備費)、第3表繰越明許費農林水産業費)につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  商工費地方バス路線維持費補助金について、この補助金は、鯖江市内を運行するバス5路線に対する赤字補てん分であるとのことだが、補助率はどのようになっているのか、との質疑があり、これに対し、国、県が赤字の3分の1を補助し、20分の3を市が補助することになっているが、すべてを補てんするのではなく、国の補助要綱収支比率の10分の7を下回った場合に、10分の7までの分を補助することになっており、バスの総延長のうち、鯖江市分を補てんするものであり、5路線のうち、鯖江市内単独運行である河和田線野田線については、すべてが対象になるが、市内を通過する田原町、かれい崎線、田原町・織田線、武生・福井駅前線については、鯖江市の地籍の分を補てんすることになる。  なお、収支比率の残り10分の3については、事業者経営努力を行うものである、との答弁がありました。  続いて、商工振興費中小企業振興資金融資預託金および企業立地促進資金融資預託金について、預託金の額が減額補正されているが、動向についてはどうなっているのか、申請がされても、審査基準で融資が受けられないということはないのか、との質疑があり、これに対し、鯖江市の貸付金制度融資については、貸し付け実績で前年度末のものを翌年度当初に予算計上しているため、減額になったものだが、別途、国や県の融資制度があり、不況対策として国が特別枠を設け、零細、中小企業の資金を援助している。これは、2億円までの融資について、無担保、無保証となっており、こうした有利な国の資金利用が多くなっている。  また、企業立地促進資金融資預託金については、最高10年までの貸し付けによる残高融資になっており、新たに今年度は、現在2件の申請があったが、新たな企業立地が減ってきている状況である、との答弁がありました。  続いて、中心市街地活性化事業費について、基本計画の策定を地元主導による手作りの計画としたことにより、委託料の縮減に努めたものである、との説明を受けたが、計画の進捗状況、主な内容はどのようになっているのか、との質疑があり、これに対し、基本計画は、国の方針により、「市街地整備改善」と「商業の活性化」の二本の柱でまとめることになっており、市街地の整備については、本町3、4丁目の鳥羽中芦山線街路事業と、それに接続する西山長泉寺線街路事業があり、道路拡幅に連携したまちづくり協定、小公園づくり等が挙げられる。  また、商業の活性化については、商店街に散在する空き地を活用したイベント広場の整備や、商店街ライトアップ事業空き店舗を利用したチャレンジショップの募集、共通ポイントカード利用促進事業などが論議されている、との答弁がありました。  なお、これを受けて、各委員からは、事業化に向けては、商業者、行政が役割を分担しながら進めるべきである、との意見が出されたところであります。  次に、議案第13号平成11年度鯖江農業共済事業特別会計補正予算(第2号)、議案第14号平成11年度鯖江農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、議案第16号平成11年度鯖江下水道事業特別会計補正予算(第3号)および議案第17号平成11年度鯖江水道事業会計補正予算(第2号)については、特段申し上げる質疑はありませんでした。  以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、議案第10号については、多数をもって、原案のとおり可決すべきものと、また、議案第13号、議案第14号、議案第16号および議案第17号については、いずれも全員の挙手をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で、経済委員会の報告を終わります。 ○議長(増田光君) 次に、教育民生委員長から報告を求めます。  17番、橋本 勇君。              〇17番(橋本勇君)登壇 ◆17番(橋本勇君) 教育委員会に付託されました議案4件について、審査の経過および結果につきまして、ご報告を申し上げます。  最初に、議案第10号平成11年度鯖江一般会計補正予算(第5号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出)款2総務費戸籍住民基本台帳費)、款3民生費、款4衛生費公立丹南病院組合費を除く)、款5労働費、款10教育費、第2表継続費補正、第3表繰越明許費教育費)につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  まず、款4衛生費グリーンリサイクルタウン事業費680万円補助金補正されているが、補助制度について、どのような考え方で予算づけをしているのか。また、町内単位でのごみの減量化については、どのように考えているのか、との質疑があり、これに対して、家庭用生ごみ処理機については、市は一昨年より補助金制度を設け、県でも本年度より補助金制度を設けている。また、昨年135件、本年度930件の申請がある見込みで、ごみの減量化資源化から考えると、重要な補助であると思われる、との答弁があり、また、町内単位でのごみの減量化については、ISO14001の考え方の中にも取り組んでいますので、本年度の乙坂今北町を参考に、市街化区域でも対応していきたい、との答弁がありました。  次に、款10教育費文化財調査保存費25万円に関連して、王山古墳一般市民に身近な古墳にしてほしいが、今後の計画は、との質疑があり、これに対して、王山古墳については、木がうっそうとしているため、一部伐採も行っている。車の道場から散策する人もあり、通路に街灯10基設置している、との答弁があり、今後、王山周辺整備の地元の要望もあり、全体的に散策できるよう検討しているとの答弁でした。  次に、議案第11号平成11年度鯖江国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)および議案第12号平成11年度鯖江老人保健特別会計補正予算(第2号)については、特段申し上げる質疑等はありませんでした。  次に、議案第44号専決処分の承認を求めることについて(平成11年度鯖江一般会計補正予算(第4号)中、第1表歳入歳出予算補正歳出)款10教育費につきまして、主な質疑の内容を申し上げます。  小学校施設整備費に2,500万円計上しているが、財源が不足の折、補正専決までして対応するのはいかがなものか、との質疑があり、これに対して、パソコンの教室の整備については、未整備小学校が6校あり、本年12年度整備予定であるが、片上小学校を除いた5校については、国の経済新生対策により、増額補正専決したものです、との答弁でした。  また、国の施策もわかるが、3億円余りの予算が専決処分となったが、金額も多く、今後慎重に対応されたい、との意見もありました。  以上の経過で採決しました結果、議案第10号、議案第11号および議案第12号は、賛成全員により、原案のとおり可決すべきものと、議案第44号は、原案のとおり承認すべきものと決まりました。  以上で教育民生委員会のご報告を終わります。 ○議長(増田光君) ただいまの各委員長の報告に対し、質疑はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(増田光君) ないようですので、質疑を終結いたします。  討論はありませんか。  22番、菅原君。 ◆22番(菅原義信君) ただいま各常任委員長から報告があったうち、議案第10号について、そしてまた、それとの関連で、第27号につきまして、反対の意思を表明し、討論に参加をしたいと、こういうぐあいに思うわけであります。  議案第10号の中で、ご承知のとおり、株式会社いきいきサービスの設立出資金の計上がなされているわけであります。このいきいきサービスの問題につきましては、先だっての一般質問の中でも各議員から、こもごも憂慮の念が表明されていたと受け取っております。そういうことを勘案いたしまして、私は、原則的な立場からではありますけれども、反対の意見を述べさせていただくわけであります。  まず、このいきいきサービスが行う事業についてということで、3点ばかり説明がなされております。その第1点は、今日までの施設管理公社として行っていた公共施設の管理運営であります。2つ目は、民間企業への人材派遣、そして3つ目につきましては、今後の計画ということでありますけれども、図書館業務、あるいは地区公民館の業務の一部を受託をすると、こういう内容のものであるわけであります。  まず、この第1点目の公共施設の管理運営の問題についてであります。  こうした公の施設と申しますのは、地方自治法でも定められた施設であるわけであります。もともと本来の姿であるならば、こうした公の施設というものが公務員である市の職員、市町村の職員と言ってもいいわけでありますけれども、市の職員が管理運営に当たるということを前提とした施設だと思うんであります。それは、地方自治法の上におきましても、例えば住民の平等な施設利用権の保証ということが挙げられております。 そして、正当な理由なくして拒んではならないでありますとか、利用に当たっては、差別的な取り扱いをしてはいけないでありますとか、こうした条項で定められているわけであります。こうした平等な利用権を保証をする。あるいは公の施設としてふさわしくない利用には制限を加える。こうした行為というものは法的な性格を見るならば、明らかに公権力の行使の一つだと思うんであります。こうしたものが果たして民間委託という形の中で実施できるかどうかという不安であります。  2つ目には、万が一こうした公の施設の場におきまして事故が発生した場合であります。こうした公の施設で事故が起こった場合については、その対処でありますとか、あるいは責任問題、こういうことが問われてくるわけでありますけれども、市が2分の1出資をしているとはいえ、解決の過程の中では随分複雑なものとなるのではないでしょうか。  また、3点目といたしましては、運営自体の問題についてであります。利用者や住民が、こうした施設に対して苦情を申し出た場合であります。その現場に責任と権限がある公務員としての職員がいるならば、こうした問題についてはよりスムーズに解決される可能性というのは高いと思うんであります。また、こうした苦情というものが行政全体のあり方の問題として問われるわけであります。そういう点では改善の方向というのもより明確に打ち出されるのではないかと、こういうぐあいに思うわけであります。いずれにしましても、こうした点では民主主義のルールというものが本当に生かされるのかどうか、こうした不安を持たざるを得ないところであります。  また、公設民営ということでありまして、そういう点では、こうした現場の状況というのは、責任能力のないものが管理運営をすると、こういう事態になるわけでありますから、当然住民サービスという点で申しますと、その低下にならざるを得ないのではないか、こうした懸念が多く残っているわけであります。もちろん、今日におきまして、施設管理公社という形態の中で運営されているわけでありますから、十分だとは申しませんけれども、こうした公の性格のまだかなり残っているものを一層民営化をするということでありますから、こうした不安というのが拭いがたいと、一層深まるばかりだと言わざるを得ないところであります。  2点目、3点目の問題は当然あるわけでありますけれども、とりわけ3点目の図書館、あるいは公民館施設の管理運営については、私の今まで申し述べたことについて言えば、より一層大きな不安と懸念を表明せざるを得ない、こう申し上げておきたいと思うわけであります。  以上であります。 ○議長(増田光君) ほかに討論はありませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(増田光君) ないようですので、討論を終結いたします。  これより採決いたします。  最初に、議案第10号平成11年度鯖江一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は可決であります。  各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(増田光君) 起立多数であります。  よって、議案第10号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第11号平成11年度鯖江国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第11号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第12号平成11年度鯖江老人保健特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する教育民生委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第12号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第13号平成11年度鯖江農業共済事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第13号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第14号平成11年度鯖江農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第14号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第15号平成11年度鯖江土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する建設委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第15号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第16号平成11年度鯖江下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第16号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第17号平成11年度鯖江水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。  本案に対する経済企業委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第17号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第27号鯖江市の公の施設の管理委託に関する条例の一部改正についてを採決いたします。  本案に対する総務委員長の報告は可決であります。  委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 多 数) ○議長(増田光君) 起立多数であります。
     よって、議案第27号は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第44号専決処分の承認を求めることについて(平成11年度鯖江一般会計補正予算(第4号))を採決いたします。  本案に対する各委員長の報告は承認であります。  各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。                (起 立 全 員) ○議長(増田光君) 起立全員であります。  よって、議案第44号は、原案のとおり承認されました。  以上で、本日の議事日程はすべて終了いたしました。  ここで、市長、辻 嘉右エ門君から発言を求められておりますので、これを許可します。  市長、辻 嘉右エ門君。             〇市長(辻嘉右エ門君)登壇 ◎市長(辻嘉右エ門君) ここで、追加的に議員各位にご報告を申し上げたいと存じます。  このたび窪助役が一身上の都合から、その職を辞したいとのお申し出がございましたので、受理することにいたしました。  窪助役には、平成10年4月に第6代目の鯖江市助役として就任をいただきましてから、私の補佐役としてまことに卓越した行政手腕を発揮されまして、国立鯖江病院の移譲問題を初めといたしまして、幾つもの重要な問題解決にご尽力をいただきまして、本市の発展に大きく寄与されたところでございまして、ここに深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。この後、職を離れられまして、県庁に再びお戻りになると聞き及んでいるわけでございますけれども、これからもどうかひとつ県庁のサイドから本市発展のために引き続きご助言を賜りますようお願いを申し上げるところでございます。今後ともご健勝でご自愛賜りますようご祈念を申し上げ、ここに議員各位にご報告をさせていただくところでございます。 ○議長(増田光君) ここで、助役、窪 清行君から発言を求められておりますので、これを許可します。  助役、窪君。              〇助役(窪清行君)登壇 ◎助役(窪清行君) 議長から発言のお許しを得ましたので、一言御礼のごあいさつをさせていただきます。  今ほど辻市長から丁重なるご報告がありまして、恐縮をいたしております。市長の報告のとおり、私自身の都合で、この3月31日をもって鯖江市助役の職を退任させていただくことになりました。2年前の3月26日、この議場で助役就任のご同意を賜りまして、鯖江市のために一生懸命頑張りたいと申し上げたことを今思い起こしております。その間多くの課題に携わらさせていただきまして、議員各位におかれましては、大変なご指導とご助言を賜りましたことを、この場をお借りし、厚く御礼を申し上げます。また、協議の内容によりましては、勢いの余り失礼なことがあったかと存じますが、何とぞご容赦を賜りたいと思っております。  また、多くの市民の皆様方と交流、ふれあいをさせていただきました。職員の皆さんとも公私ともにわたり、喜怒哀楽をともにさせていただきました。4月1日以降、立場は変わりましても、こうした多くの財産を心に残しまして、鯖江市を第二のふるさととして、鯖江市の発展のためにご協力をさせていただこうというふうに思っております。今後ともよろしくご指導を賜りますように、お願いを申し上げます。本当にどうもありがとうございました。 ○議長(増田光君) 次の本会議は3月28日午前10時から再開することとし、これをもって散会いたします。ご苦労さまでした。               散会 午後4時23分...