鯖江市議会 2000-03-21
平成12年 3月第316回定例会−03月21日-04号
平成12年 3月第316回
定例会−03月21日-04
号平成12年 3月第316回
定例会
第316回
鯖江市議会定例会会議録
──────────────────────────────────
平成12年3月21日(火曜日)午後3時38分開議
──────────────────────────────────
〇
出席議員(25人) 1 番 山 田 利 信
2 番 加 藤 拓 雄
3 番 若 林 政 幸
4 番 佐々木 敏 幸
6 番 山 崎 文 男
7 番 岩 佐 常 守
8 番 黒 田 重 治
9 番 水 津 達 夫
10番 末 本 幸 夫
11番 蓑 輪 昇
12番 蓑 輪
安兵衞
13番 小 林 太
14番 石 橋 政 之
15番 田 中 茂一郎
13番、小林 太君。
〇13番(
小林太君)登壇
◆13番(
小林太君)
経済企業委員会に付託を受けた
議案5件について、審査の経過ならびに結果について主な点をご報告申し上げます。
最初に、
議案第10
号平成11年度
鯖江市
一般会計補正予算(第5号)中、第1
表歳入歳出予算補正(
歳出)款6
農林水産業費、款7
商工費、款8
土木費(
下水道整備費)、第3表
繰越明許費(
農林水産業費)につきまして、主な
質疑の内容を申し上げます。
商工費の
地方バス路線維持費補助金について、この
補助金は、
鯖江市内を運行するバス5路線に対する
赤字補てん分であるとのことだが、
補助率はどのようになっているのか、との
質疑があり、これに対し、国、県が赤字の3分の1を補助し、20分の3を市が補助することになっているが、すべてを補てんするのではなく、国の
補助要綱で
収支比率の10分の7を下回った場合に、10分の7までの分を補助することになっており、バスの総延長のうち、
鯖江市分を補てんするものであり、5路線のうち、
鯖江市内の
単独運行である
河和田線と
野田線については、すべてが対象になるが、市内を通過する田原町、
かれい崎線、田原町・
織田線、武生・福井駅前線については、
鯖江市の地籍の分を補てんすることになる。
なお、
収支比率の残り10分の3については、
事業者が
経営努力を行うものである、との答弁がありました。
続いて、
商工振興費の
中小企業振興資金融資預託金および
企業立地促進資金融資預託金について、
預託金の額が減額
補正されているが、動向についてはどうなっているのか、申請がされても、
審査基準で融資が受けられないということはないのか、との
質疑があり、これに対し、
鯖江市の
貸付金の
制度融資については、
貸し付け実績で前年度末のものを翌年度当初に予算計上しているため、減額になったものだが、別途、国や県の
融資制度があり、
不況対策として国が
特別枠を設け、零細、
中小企業の資金を援助している。これは、2億円までの融資について、無担保、無保証となっており、こうした有利な国の
資金利用が多くなっている。
また、
企業立地促進資金融資預託金については、最高10年までの
貸し付けによる
残高融資になっており、新たに今年度は、現在2件の申請があったが、新たな
企業立地が減ってきている状況である、との答弁がありました。
続いて、
中心市街地活性化事業費について、
基本計画の策定を
地元主導による手作りの計画としたことにより、
委託料の縮減に努めたものである、との説明を受けたが、計画の
進捗状況、主な内容はどのようになっているのか、との
質疑があり、これに対し、
基本計画は、国の方針により、「
市街地の
整備改善」と「商業の
活性化」の二本の柱でまとめることになっており、
市街地の整備については、本町3、4丁目の
鳥羽中芦山線の
街路事業と、それに接続する
西山長泉寺線の
街路事業があり、
道路拡幅に連携した
まちづくり協定、小
公園づくり等が挙げられる。
また、商業の
活性化については、
商店街に散在する空き地を活用した
イベント広場の整備や、
商店街の
ライトアップ事業、
空き店舗を利用した
チャレンジショップの募集、
共通ポイントカードの
利用促進事業などが論議されている、との答弁がありました。
なお、これを受けて、各委員からは、
事業化に向けては、
商業者、行政が役割を分担しながら進めるべきである、との意見が出されたところであります。
次に、
議案第13
号平成11年度
鯖江市
農業共済事業特別会計補正予算(第2号)、
議案第14
号平成11年度
鯖江市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)、
議案第16
号平成11年度
鯖江市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)および
議案第17
号平成11年度
鯖江市
水道事業会計補正予算(第2号)については、特段申し上げる
質疑はありませんでした。
以上のような経過を踏まえ、採決いたしました結果、
議案第10号については、多数をもって、原案のとおり可決すべきものと、また、
議案第13号、
議案第14号、
議案第16号および
議案第17号については、いずれも全員の挙手をもって、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で、
経済委員会の報告を終わります。
○議長(
増田光君) 次に、
教育民生委員長から報告を求めます。
17番、橋本 勇君。
〇17番(
橋本勇君)登壇
◆17番(
橋本勇君)
教育委員会に付託されました
議案4件について、審査の経過および結果につきまして、ご報告を申し上げます。
最初に、
議案第10
号平成11年度
鯖江市
一般会計補正予算(第5号)中、第1
表歳入歳出予算補正(
歳出)款2
総務費(
戸籍住民基本台帳費)、款3
民生費、款4
衛生費(
公立丹南病院組合費を除く)、款5
労働費、款10
教育費、第2表
継続費補正、第3表
繰越明許費(
教育費)につきまして、主な
質疑の内容を申し上げます。
まず、款4
衛生費の
グリーンリサイクルタウン事業費680万円
補助金が
補正されているが、
補助制度について、どのような
考え方で予算づけをしているのか。また、
町内単位でのごみの
減量化については、どのように考えているのか、との
質疑があり、これに対して、
家庭用生ごみ処理機については、市は一昨年より
補助金制度を設け、県でも本年度より
補助金制度を設けている。また、昨年135件、本年度930件の申請がある見込みで、ごみの
減量化、
資源化から考えると、重要な補助であると思われる、との答弁があり、また、
町内単位でのごみの
減量化については、ISO14001の
考え方の中にも取り組んでいますので、本年度の乙坂今北町を参考に、市街化区域でも対応していきたい、との答弁がありました。
次に、款10
教育費の
文化財調査保存費25万円に関連して、
王山古墳を
一般市民に身近な古墳にしてほしいが、今後の計画は、との
質疑があり、これに対して、
王山古墳については、木がうっそうとしているため、一部伐採も行っている。車の道場から散策する人もあり、通路に街灯10基設置している、との答弁があり、今後、
王山周辺整備の地元の要望もあり、全体的に散策できるよう検討しているとの答弁でした。
次に、
議案第11
号平成11年度
鯖江市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)および
議案第12
号平成11年度
鯖江市
老人保健特別会計補正予算(第2号)については、特段申し上げる
質疑等はありませんでした。
次に、
議案第44
号専決処分の承認を求めることについて(平成11年度
鯖江市
一般会計補正予算(第4号)中、第1
表歳入歳出予算補正(
歳出)款10
教育費につきまして、主な
質疑の内容を申し上げます。
小学校施設整備費に2,500万円計上しているが、財源が不足の折、
補正専決までして対応するのはいかがなものか、との
質疑があり、これに対して、パソコンの教室の整備については、未
整備小学校が6校あり、本年12年度
整備予定であるが、
片上小学校を除いた5校については、国の
経済新生対策により、増額
補正専決したものです、との答弁でした。
また、国の施策もわかるが、3億円余りの予算が
専決処分となったが、金額も多く、今後慎重に対応されたい、との意見もありました。
以上の経過で採決しました結果、
議案第10号、
議案第11号および
議案第12号は、
賛成全員により、原案のとおり可決すべきものと、
議案第44号は、原案のとおり承認すべきものと決まりました。
以上で
教育民生委員会のご報告を終わります。
○議長(
増田光君) ただいまの各委員長の報告に対し、
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
増田光君) ないようですので、
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
22番、菅原君。
◆22番(菅原義信君) ただいま各
常任委員長から報告があったうち、
議案第10号について、そしてまた、それとの関連で、第27号につきまして、反対の意思を表明し、討論に参加をしたいと、こういうぐあいに思うわけであります。
議案第10号の中で、ご承知のとおり、
株式会社いきいき
サービスの設立
出資金の計上がなされているわけであります。このいきいき
サービスの問題につきましては、先だっての
一般質問の中でも各議員から、こもごも憂慮の念が表明されていたと受け取っております。そういうことを勘案いたしまして、私は、原則的な立場からではありますけれども、反対の意見を述べさせていただくわけであります。
まず、このいきいき
サービスが行う
事業についてということで、3点ばかり説明がなされております。その第1点は、今日までの
施設管理公社として行っていた公共施設の管理運営であります。2つ目は、民間企業への人材派遣、そして3つ目につきましては、今後の計画ということでありますけれども、
図書館業務、あるいは地区
公民館の業務の一部を受託をすると、こういう内容のものであるわけであります。
まず、この第1点目の公共施設の管理運営の問題についてであります。
こうした公の施設と申しますのは、地方自治法でも定められた施設であるわけであります。もともと本来の姿であるならば、こうした公の施設というものが公務員である市の職員、市町村の職員と言ってもいいわけでありますけれども、市の職員が管理運営に当たるということを前提とした施設だと思うんであります。それは、地方自治法の上におきましても、例えば住民の平等な施設利用権の保証ということが挙げられております。
そして、正当な理由なくして拒んではならないでありますとか、利用に当たっては、差別的な取り扱いをしてはいけないでありますとか、こうした条項で定められているわけであります。こうした平等な利用権を保証をする。あるいは公の施設としてふさわしくない利用には制限を加える。こうした行為というものは法的な性格を見るならば、明らかに公権力の行使の一つだと思うんであります。こうしたものが果たして民間委託という形の中で実施できるかどうかという不安であります。
2つ目には、万が一こうした公の施設の場におきまして事故が発生した場合であります。こうした公の施設で事故が起こった場合については、その対処でありますとか、あるいは責任問題、こういうことが問われてくるわけでありますけれども、市が2分の1出資をしているとはいえ、解決の過程の中では随分複雑なものとなるのではないでしょうか。
また、3点目といたしましては、運営自体の問題についてであります。利用者や住民が、こうした施設に対して苦情を申し出た場合であります。その現場に責任と権限がある公務員としての職員がいるならば、こうした問題についてはよりスムーズに解決される可能性というのは高いと思うんであります。また、こうした苦情というものが行政全体のあり方の問題として問われるわけであります。そういう点では改善の方向というのもより明確に打ち出されるのではないかと、こういうぐあいに思うわけであります。いずれにしましても、こうした点では民主主義のルールというものが本当に生かされるのかどうか、こうした不安を持たざるを得ないところであります。
また、公設民営ということでありまして、そういう点では、こうした現場の状況というのは、責任能力のないものが管理運営をすると、こういう事態になるわけでありますから、当然住民
サービスという点で申しますと、その低下にならざるを得ないのではないか、こうした懸念が多く残っているわけであります。もちろん、今日におきまして、
施設管理公社という形態の中で運営されているわけでありますから、十分だとは申しませんけれども、こうした公の性格のまだかなり残っているものを一層民営化をするということでありますから、こうした不安というのが拭いがたいと、一層深まるばかりだと言わざるを得ないところであります。
2点目、3点目の問題は当然あるわけでありますけれども、とりわけ3点目の
図書館、あるいは
公民館施設の管理運営については、私の今まで申し述べたことについて言えば、より一層大きな不安と懸念を表明せざるを得ない、こう申し上げておきたいと思うわけであります。
以上であります。
○議長(
増田光君) ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
増田光君) ないようですので、討論を終結いたします。
これより採決いたします。
最初に、
議案第10
号平成11年度
鯖江市
一般会計補正予算(第5号)を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は可決であります。
各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
増田光君) 起立多数であります。
よって、
議案第10号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第11
号平成11年度
鯖江市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
教育民生委員長の報告は可決であります。
委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第11号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第12
号平成11年度
鯖江市
老人保健特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
教育民生委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第12号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第13
号平成11年度
鯖江市
農業共済事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
経済企業委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第13号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第14
号平成11年度
鯖江市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本案に対する
経済企業委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第14号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第15
号平成11年度
鯖江市
土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
建設委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第15号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第16
号平成11年度
鯖江市
下水道事業特別会計補正予算(第3号)を採決いたします。
本案に対する
経済企業委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第16号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第17
号平成11年度
鯖江市
水道事業会計補正予算(第2号)を採決いたします。
本案に対する
経済企業委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第17号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第27
号鯖江市の公の施設の
管理委託に関する条例の一部改正についてを採決いたします。
本案に対する
総務委員長の報告は可決であります。
委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 多 数)
○議長(
増田光君) 起立多数であります。
よって、
議案第27号は、原案のとおり可決されました。
次に、
議案第44
号専決処分の承認を求めることについて(平成11年度
鯖江市
一般会計補正予算(第4号))を採決いたします。
本案に対する各委員長の報告は承認であります。
各委員長報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
(起 立 全 員)
○議長(
増田光君) 起立全員であります。
よって、
議案第44号は、原案のとおり承認されました。
以上で、本日の
議事日程はすべて終了いたしました。
ここで、市長、辻
嘉右エ門君から発言を求められておりますので、これを許可します。
市長、辻
嘉右エ門君。
〇市長(辻
嘉右エ門君)登壇
◎市長(辻
嘉右エ門君) ここで、追加的に議員各位にご報告を申し上げたいと存じます。
このたび窪助役が一身上の都合から、その職を辞したいとのお申し出がございましたので、受理することにいたしました。
窪助役には、平成10年4月に第6代目の
鯖江市助役として就任をいただきましてから、私の補佐役としてまことに卓越した行政手腕を発揮されまして、国立
鯖江病院の移譲問題を初めといたしまして、幾つもの重要な問題解決にご尽力をいただきまして、本市の発展に大きく寄与されたところでございまして、ここに深甚なる敬意と感謝を申し上げる次第でございます。この後、職を離れられまして、県庁に再びお戻りになると聞き及んでいるわけでございますけれども、これからもどうかひとつ県庁のサイドから本市発展のために引き続きご助言を賜りますようお願いを申し上げるところでございます。今後ともご健勝でご自愛賜りますようご祈念を申し上げ、ここに議員各位にご報告をさせていただくところでございます。
○議長(
増田光君) ここで、助役、窪 清行君から発言を求められておりますので、これを許可します。
助役、窪君。
〇助役(窪清行君)登壇
◎助役(窪清行君) 議長から発言のお許しを得ましたので、一言御礼のごあいさつをさせていただきます。
今ほど辻市長から丁重なるご報告がありまして、恐縮をいたしております。市長の報告のとおり、私自身の都合で、この3月31日をもって
鯖江市助役の職を退任させていただくことになりました。2年前の3月26日、この議場で助役就任のご同意を賜りまして、
鯖江市のために一生懸命頑張りたいと申し上げたことを今思い起こしております。その間多くの課題に携わらさせていただきまして、議員各位におかれましては、大変なご指導とご助言を賜りましたことを、この場をお借りし、厚く御礼を申し上げます。また、協議の内容によりましては、勢いの余り失礼なことがあったかと存じますが、何とぞご容赦を賜りたいと思っております。
また、多くの市民の皆様方と交流、ふれあいをさせていただきました。職員の皆さんとも公私ともにわたり、喜怒哀楽をともにさせていただきました。4月1日以降、立場は変わりましても、こうした多くの財産を心に残しまして、
鯖江市を第二のふるさととして、
鯖江市の発展のためにご協力をさせていただこうというふうに思っております。今後ともよろしくご指導を賜りますように、お願いを申し上げます。本当にどうもありがとうございました。
○議長(
増田光君) 次の本会議は3月28日午前10時から再開することとし、これをもって散会いたします。ご苦労さまでした。
散会 午後4時23分...