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平成 4年 6月第272回定例会−06月10日-03号

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  1. 鯖江市議会 1992-06-10
    平成 4年 6月第272回定例会−06月10日-03号


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    平成 4年 6月第272回定例会−06月10日-03号平成 4年 6月第272回定例会                   第272回鯖江市議会定例会会議録   …………………………………………………………………………………………………………………………………               平成4年6月10日(水曜日)午前10時07分開議   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇出席議員(27人)            1 番  橋本勇                         2 番  玉邑哲雄                         3 番  高島哲夫                         4 番  吉田寿幸                         5 番  窪田通夫                         6 番  牧野清治                         7 番  山本利春                         8 番  菅原義信                         9 番  大森松栄                         10番  島川一男                         11番  橋本常夫                         12番  岩野甚四郎                         13番  田中実                         14番  笹川希                         15番  吉村慶治
                            16番  佐々木治                         17番  宮下善隆                         18番  山口導治                         19番  増田光                         20番  田中敏幸                         22番  服部辰男                         23番  平野佳宥                         24番  福岡善信                         25番  佐々木左市                         26番  青山幸治                         27番  松村憲正                         28番  大艸清   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇欠席議員(1人)             21番  福田敏夫   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇説明のため出席したもの   市長          西沢省三                  助役          熊野弘                  収入役         藤本武司                  市長室長        飛田文夫                  総務部長        竹内武                  民生部長        吉田勇治                  産業部長        浅野勲                  建設部長        赤田正実                  水道部長        川端昭栄                  世界体操部長      斉藤辰夫                  教育長         植田命寧                  教育委員会事務部長   勝山幸雄                  消防長         青山隆夫   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇説明補助者として出席したもの                  総務部次長       壬生和男                  民生部次長       竹腰巧                  産業部次長       古村正史                  水道部次長       岩佐満治                  秘書課長        小林美智雄                  財務課長        惣宇利尚                  教育委員会次長     一力光男                  監査事務局長      福岡寿彦   …………………………………………………………………………………………………………………………………   〇職務のため出席したもの   議会事務局長      三舛畑慶夫                  議会事務局次長     手鹿忠昭                  議会事務局主幹     堀広明                  議会事務局係長     米田康宏                  議会事務局係長     岩壁範幸                     開会  午前10時07分 ○議長(佐々木左市君) これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程はお手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。   ………………………………………………………………………………………………………………………………… △日程第1.一般質問 ○議長(佐々木左市君) 日程第1、昨日に引き続き、一般質問を行います。  7番、山本利春君。   〇7番(山本利春君)登壇 ◆7番(山本利春君) 質問通告書の順序に従いまして、一般質問をいたします。  最初に市民プール学校プールの安全性について、プールのシーズンも間近に迫り、市教育委員会、各学校の先生には、安全性、管理面、指導、対策につきまして、多忙な日が続いていることと存じます。まずもってそのご苦労に対し、心から感謝とお礼を申し上げます。  さて、幸いなことに当市では、プール遊泳中の大きな事故はほとんど発生しておりませんが、全国的にはプールで飛び込みに失敗し、大きなけがをするという事故が毎年発生しております。近々の報道では専門委員の全国調査によりますと、プールで頭を打って脊髄損傷になった人は、昨年度のスポーツ損傷の中ではトップで44件あり、横浜市では4年前からスタート台を撤去していることが6月5日のNHKニュースで取り上げられました。近年では横浜市の市立中学校で3年生の生徒が水面から50センチのスタート台から飛び下りた際、プールの底に頭をぶつけ、首の骨を折って重体となり、損害賠償請求訴訟で敗訴したことや、仙台、香川、石巻、八幡浜、白根、和歌山の各市でも同じような事故が発生し、1億数千万円の損害賠償が最高裁で確定した例もあります。  以上のような、プール環境を取り巻く中で、開発された衝撃吸収マットをプールの底に敷設すると、専門家の研究では頭部強打の事故が4分の1に減少するデータが発表されています。本市でもプール事故が絶対発生しないという保障はありません。発生すれば賠償関係が絡み、大変やっかいであります。かかることから、本市の学校プール市民プール衝撃吸収マットを敷設を強く要望いたします。  次に、西山球場防球対策について、西山球場は、南球場と並び、市の専用野球場として市民に親しまれ、夜は常時飽和状態の利用がなされていることはまことにスポーツ復興の上からも大変喜ばしいことでありまして、市および教育委員会、体協のご尽力に感謝とお礼を申し上げます。  さて、当球場は、周囲が直接道路と民家が密集していることから、ボールが民家の屋根瓦、窓ガラスを直撃し、破損することがたびたび発生し、苦情が相次いでいます。また、通行中の歩行者、自動車の被害も当然考えられる。場合によっては、損害賠償のこじれた問題も生じてくることが予想されることから、防球ネットを早急に整備するか、さもなければ駐車場もないことから当球場を断念し、他の公共施設に転用する考えはないのか、お聞かせください。  次に、県道北野水落線について、本市の道路行政は、西沢市長のご尽力により、国道8号線バイパスも来春にはいよいよ開通の運びとなりました。これで一応南北路線は整備されましたが、今後は東西路線の整備が急がれます。県道北野水落線は黒津川の橋も完成し、残る最後のあと区間であるターキーボールから東についての現状と、今後の計画および完成見通しはいつごろになるのか、お聞きしたい。  次に、市庁舎狭隘について、市庁舎の改造については、同僚の窪田議員からも再三にわたり要望されていますが、改良するに当たっては、現庁舎の大きさでは複雑多様化する行政需要に対応はできるか、市民が市役所に来たときの利便性をどうかを第一に、その場しのぎでなく、将来を見越し、計画は行政の一方的な考えにかたよらず、懇話会を設けて作成すべきではないでしょうか。4月1日からは世界体操部が設置され、狭い庁舎が一層狭められましたが、その余波がほかの部課に影響してはいないか、お聞きしたい。  高齢化社会への突入で、社会福祉の分野が年々重要視されるのに従い、市役所を訪れる老人などの弱者が急増している反面、福祉課は昭和38年の庁舎新築以来、面積で大変狭く、外来の市民がいすに座って話もできないとの苦情を耳にするが、理事者はこのことを知っておられるのでしょうか。何か対策を考えておられるのか、お聞かせください。市役所は市民のものであります。出雲岩国市長の言葉を借りれば、市は行政産業、サービス株式会社なので、市役所を訪れる市民の声を謙虚に受け入れ為政するよう、特段の配慮をお願いいたし、私の質問を終わります。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 山本議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。  市民プール学校プールの安全性についてのお尋ねでありますが、市民プール学校プールの管理運営の適切な対応と安全につきましては、教育委員会におきまして留意しているところでございますので、教育長の方から答弁をいたしたいと存じます。  次に、西山球場防球対策についてでありますが、この球場は軟式野球および硬式野球のグラウンドとして整備し、市民の皆さんに活用いただいておりますことはご案内のとおりでございます。ただ、周辺環境とのかかわり合いで、地元の皆さんに一部ご迷惑をかけていることにつきましては、ご指摘のとおりでありますが、教育委員会といたしましても防球ネットの新設や改善を行いながら、管理に努めているところでありますので、ご理解を、またご協力をいただきたいと思います。  野球場の移転転用につきましては、現時点では考えておりませんけれども、長期的な展望に立って検討したいと考えていますので、ご理解賜りたいと存じます。  次に、都市計画道路北野水落線は、国道8号線ターキーボール前より国道8号バイパスを結ぶ鯖江市の重要な道路でございます。国道8号バイパスより染西線までの延長120メートルにつきましては、市事業として施工をいたしておりまして、平成3年度に完了いたしたところでございます。国道8号線より染西線までの延長約470メートルの区間につきましては、県事業として施工すべく、現在関係者に対して、工事等の説明会を開いて、幾つかの問題について現在協議中でございます。今後県と市とが協力いたしまして、地権者のご理解、ご協力をいただき、一日も早く工事に着手できるよう努力してまいりたいと存じます。  市庁舎の狭隘についてのお尋ねでありますが、市庁舎の狭隘の状況にあることは、ご指摘のとおりでございます。近い将来におきまして、整備が予定されております消防庁舎などの建設と合わせまして、市庁舎が最も効率的に利用できるよう、総合的な見地に立って、整備計画を検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと存じます。  細部につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げたいと存じます。 ○議長(佐々木左市君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) ただいまのご質問の一番の市民プール学校プールの安全と西山球場防球対策について、お答えいたします。  市民プールを含めた学校プールは、夏期、夏場におきます体力づくり健康づくりとともに、また学校においては水泳能力の養成を目的にした重要な教育活動の部門であり、スポーツ活動の部門であると認識しております。その観点におきまして、山本議員ご指摘のプールでの安全確保は、極めて重要なことと認識しているところであります。日ごろ健康管理とか、水泳場施設の問題、水泳指導の内容の問題、そして、万が一事故が発生したときの緊急対策など、いろいろと留意しながら施策を講じているところでありますが、特に学校におきましては、逆飛び込みといいまして、頭から飛び込む指導は現在指導要領の中でも取り上げておりませんので、指導はしておりません。ただ、競泳にする場合に一部取り上げておりますけれども、普通の活動の中では取り上げておりませんが、そういうことも予測しながら、いろいろと細かい指導をしているところであります。また市民プールにおきましても、一般に開放した遊泳中の飛び込みは、厳重に禁止し、監視員にはその旨指導しているところであります。しかし、こうした事故は予測されないときに起こる場合もございますので、今後とも適切な指導をし、重点的に安全を考えていきたいと思っていますが、現在のところでは、先ほどご指摘の衝撃吸収マットを設置することについては計画しておりませんけれども、今後とも一つの安全対策の重要な課題として検討をしてまいりたいと存じております。  次に、西山球場の問題でございますが、先ほど市長の答弁にもありましたように、大変利用者が多くて、一部市民の方々にご迷惑をかけていることに対しては、大変申しわけなく思っているところでございます。  そうした実態を踏まえながら、この球場利用の面につきましては、従来、鯖江高等学校が硬式野球専用練習場として使っていた経緯もございますが、高校側で新しく球場を設置したために、その利用は減りました。したがって、硬式の回数は減ったと理解はしておりますけれども、硬球、軟球を問わず、防球に対する設備を一層充実し、改善していかなければならないと現在検討しているところでございます。いろいろとご指摘の面につきましては、十分改善できるよう、配慮してまいりたいと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(佐々木左市君) 建設部長、赤田君。 ◎建設部長(赤田正実君) 県道北野水落線の現状と今後の見通しについてのご質問でございますが、現在、北野水落線は、都市計画街路北野水落線ということで進めているわけでございますが、これは将来は鯖江青野線の県道、8号線まできております県道の延長となり、国道バイパスに取りつける形になり、将来は全線県道になるというようなことで、事業は県にお願いをいたしておるわけでございます。県にお願いいたしておりますが、鯖江市も積極的にご支援を申し上げ、現在、地元の地権者の方々、また区長さんをはじめ役員の皆さん方と協議を重ねているわけでございますが、先月の会議におきましては、かなり今までの経過よりも進んだように私も感じているわけでございますが、その中でも、やはり地元の方々がご心配されている問題は幾つかあるわけでございます。  先日の会議で提示されました問題点につきましては、やはり騒音の問題、また排気ガスの問題、また8号線と桜町との間の距離が短いために、信号機の問題、こういう問題が提起をされたわけでございます。  計画は、総幅員16メートルで計画決定をされておりまして、これに基づき進めているわけでございますが、いわゆる福井鉄道から東側につきましては、一部180メートルの延長につきましては、ボックス型のアンダー、随道になるような計画で進めております。  東の方から西の方へ勾配がある関係でございますので、どうしてもトンネル出口での騒音がきついんじゃないか、また排気ガスもかなり出てくるんじゃないかというような問題が提起をされているわけでございます。そして、さらに桜並木から8号線までの距離がないために、信号の問題が出てくる。短い区間の間で渋滞するおそれもあるんじゃないかというようなことで、ぜひこれはひとつ電動式にしてほしいというような要望もございます。  これらの問題につきましては、県にいろいろと協議をいたしまして、7月の下旬までには、この問題についての地元に対して問題解決の一部をご報告することになっております。そういうことで、今後、積極的に進めていきたいと考えております。  また、周辺のアクセス道路関係でもご指摘いただいているわけでございますが、工事が始まりますと、当然通行止めその他で地域の住民の皆さん方に問題がかかります。そういうことで、いわゆる周辺の市道拡幅をぜひしてほしいという要望も出ております。これは工事に関係なく、現在なお除雪とか、そのほか通行に非常に支障がございますので、ぜひともこれらの問題についても、この本工事と合わせて進めてほしいという依頼を受けておりますので、これも積極的に取り組んでいきたい。これには地元の地域の皆さん方のご協力をお願いをいたしたいということで、現在お願いをしているところでございます。  今後の見通しでございますが、今はそういうふうな状態で、地元との交渉をやっている途中でございますので、本年度中には何とか話をまとめさせていただきまして、県もまとまり次第、買収、用地交渉に入りたいということを聞いております。かなり大きな工事でございますので、何年までということはなかなか申し上げにくいと思いますが、できるだけ促進をしていただくように、県の方へお願いをしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。  以上です。 ○議長(佐々木左市君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) 4番の市庁舎の狭隘の問題で、大綱につきましては、市長が答弁されましたが、その中で、狭隘の中で体操部の事務室をつくったが、さらに狭隘になったんじゃないかと、こういうご指摘でございますが、これはご案内のとおり、体操部が現在設置してありますあの場所につきましては、男子ロッカー室と、それから印刷室、それから職員団体の事務所等でございます。それに対しまして、一方、昨年、冷暖房の設備を改造させていただきました。今までの方式と変わったわけでありますが、それまでの方式のボイラー室があいたわけでございます。そのボイラー室に男女のロッカー室を設置いたしまして、その方に移転をいたしました。したがいまして、男子ロッカー室の移転、それから各職員団体と入札室関係は移転になりましたが、その中に体操準備室が入ります。特に女子ロッカー室の部分につきましては、あきましたので、相談室等を設置をいたしました。これはふえたわけでございますが、そういうことで、特に体操準備室設置のために狭隘になったということはないわけでございます。ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 7番、山本君。 ◆7番(山本利春君) 一、二点お聞かせください。  西山球場の西側の道路は幅員が狭いために雪が降れば雪の吹きだまり、冬は土ぼこり、夜は虫、いつも悩まされているわけでございます。また、現在でも球が飛んできて瓦が割れております。理事者の方はよくお調べになっておられますか、その点をお教えください。  また、瓦を取りかえるには素人は屋根に上がり、1枚1枚を導線でつなぐわけにはいきませんので、ただ差し込むだけであります。二、三年前から雪が少ないために屋根には上っておりませんけれども、もしも大雪が降って、屋根に上がり、瓦もろとも滑り落ちてけがをされたときには、だれが弁償されますか。  また、幾つかありますけれども、場外の野球のフェンスの外の草を刈れば刈りっぱなし、自転車は道路に置きっぱなし、10日以上も放置してあるのであります。区民はつつじの間の草をいつも始末するのに、行政のやり方はこれでよいのか、お手本になるようご指導をすべきではないでしょうか。  また、西側の道路脇には草が大きく茂り、いまだに刈らず、桜の枝は道路上に生い茂り、松の枝も枯れておるような始末であります。このようなことでは、区民から苦情があることは言うまでもないと私は思います。また近所の人は、いつ球が落ちてくるかわからないのでいつも怯えている。また子供を寝かせておれば、屋根にどすんと球が落ちてきてびっくりして起きるような始末であります。こういう状態でおきながら、まだはっきりしたご返事がないとはこれ思わしくないのであります。この点を一応ご返事いただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 教育委員会事務部長、勝山君。 ◎教育委員会事務部長(勝山幸雄君) 山本議員の再度のご質問にお答えを申し上げます。  幾つかご指摘やらいろいろいただいたわけでございますが、まず瓦の問題でございますが、これは以前から硬式と軟式とございまして、軟式の場合にはほとんど飛ばないような状態でございますが、やはり硬式でございますと、たまにファウルが飛ぶような状態でございます。そういうことで、今までは球が飛んだときにはそれぞれの使用者がその家に行きまして謝罪を申し上げ、あるいは瓦等の差し替えをお願いをしてきたところでございます。たまたま鯖江高校が練習をしていた時分は相当それがあったようでございますが、先ほど教育長からもご説明を申し上げましたように、4年前から高校は使わないことになっておりますので、今、球が飛ぶとすれば、鯖江ボーイズと、中学生を主体にした硬式を使うチームが練習をしているわけでございますが、あるとすれば、このチームの使用があった場合に飛ぶのではないかなというように思っているわけでございまして、チームの監督さんには十分注意をいたしておりますし、そういうことがあれば、即謝罪をするよう、また瓦の入れかえをするようお願いをしているわけでございます。  また、鯖江ボーイズだけではありませんので、それぞれの使用者に対しては、私の方に使用の申込みがあった都度、それらにつきましては、注意を与えているというのが現状でございます。
     それから、まず球はできるだけ飛ばないような措置につきましては、これも正式な現在野球場の公認の野球場とは言えませんので、バッターボックスの位置を多少変える、あるいは特殊なネットを使ってファウルが飛ばないようにするというのを今検討いたしております。  例えばバッターボックスを前にしますと、今度はまた前の方の道路に飛ぶ危険性があるわけでございまして、そこら辺なかなか難しいんでございますが、現在、いろいろと検討いたしておりますので、今しばらくお待ちをいただきたいというふうに思うわけでございます。  それから、周囲の草、あるいは木等の始末でございますが、これは専門の業者に委託をしてやっておりまして、特に草につきましては、7月ごろの一番繁茂の多い時期に刈っているのが現状でございますので、現時点では多少そういうところがあるかも知れませんが、それらにつきましては、今後十分業者と相談をしまして、そのようなことがないよう、注意をしてまいりたいというふうに思います。  それから、瓦の葺きかえで屋根へ上がって事故があった場合にどうするのかというようなご質問でございますが、こんなご質問につきましては、今のところ私どもはお答えができませんので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 7番、山木君。 ◆7番(山本利春君) ご返事をいただきましたけれども、7月時分に草を刈るとおっしゃっておりますけれども、現在刈って、自転車道路に放置してあるわけでございます。それが7月に延びるわけではございません。それが10日以上半月も放置したままでありまして、区の人は、その近辺の方は、分離帯のつつじの間の草をむしり、きれいにしておるんだから、この草をいつのけるのかなと言うておられるんです。7月まで待っておられません。今6月でございます。それおかしい返事でなかろうかな。火は小さいうちに消せと、そういうようなことわざがございますので、飛び火してからでは遅すぎると思います。  終わります。 ○議長(佐々木左市君) 教育委員会事務部長、勝山君。 ◎教育委員会事務部長(勝山幸雄君) 早速調べまして、措置をしてまいりたいというふうに思います。 ○議長(佐々木左市君) 次に、4番、吉田寿幸君。   〇4番(吉田寿幸君)登壇 ◆4番(吉田寿幸君) 発言通告書に従って、水田農業確立後期対策(ポスト後期対策)について質問させていただきます。  昭和53年より、水田利用再編対策の名のもとで転作が打ち出され、ここまで15年間農業はやむなく国の政策に協力し、麦、大豆等の生産に努めてまいりました。鯖江市のような湿田では生産性が悪く、コストが大変多くかかり、所得が少ないため、少しでも生産性とコストを下げるため、麦、大豆を団地で栽培をし、所得の少ないものを集落全体で共保障をし、対応してきたのであります。その間、米価、売価は年々引き下げられる一方、生産に必要な飼料、農薬は年々高騰し、現在ではどの農家も採算のとれないのが現状でございます。また、ここ15年間の間に、農業専従者のいる農家が年々少なくなる一方、また専業農家も現在高齢化し、転作について苦慮しているものであります。専業農家は、これまで受託したことと、転作が属人主義であるため、採算割れを覚悟で国の政策に協力しているのであります。今、市では、世界体操選手権に向けてバイオによる花づくりを進めているのはまことに結構であります。ぜひやらなければならない仕事だと思います。しかし、鯖江市の農業の将来を考えるとき、やはり田園都市鯖江は、水田と眼鏡、漆器、繊維などの地場産業と調和のとれた緑のふるさと鯖江でなければなりません。現在、どの集落を見ても、高齢化によりやむなく農業ができず、やめていく方がおられますが、残った水田の受け手を見つけるのに苦慮しているのが現状であります。その根底には、専業農家が受託しても、採算のとれない転作を強いられるからであります。他県では、米づくりを受けても、場所によっては2万円受け手がもらっているところがありますが、農業と調和のとれた田園都市鯖江では、そこまでいくのはどうかと思います。ポスト後期対策では、さらに厳しさに厳しさが増し、農業者にとってこれ以上引き下がれない背水の陣を迎えるわけであります。今後高齢者が安心して委託でき、受託者が喜んで、また進んで受けてもらえるような政策が必要ではないかと思います。市長、関係部長に実のあるご答弁を願いまして、私の質問を終わります。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 吉田議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。  水田農業確立後期対策についてでありますが、生産調整は昭和46年から始まりまして、後期対策は本年度をもって終了するわけでございます。今日まで農家の皆さん方には、転作に対しましてご理解とご協力を賜りまして、転作目標面積の100%達成をいたしたところでございます。近年の農業の実情につきましては、米価の引き下げ、農家の減少、高齢化に伴う担い手不足等を含めまして、非常に厳しい状況下にございます。このような状況下におきまして、21世紀に向け通用する足腰の強い農業を確立するために、国におきましては新農政プランの基本方針を発表されたところでございます。当市におきましても、これらの基本方針を踏まえまして、各関係機関および各団体等と協議しながら、作付けの適正化、生産効力のアップ、低コスト化推進、また消費者のニーズに合った品種の作付け拡大関係を配慮した農法などを推進し、大規模農家の育成と合わせまして、集落単位に生産体制を整えたところでございます。  生産性を高めるための集落農家の推進など、農業経営の安定化に向けまして、各種の事業を推進してまいりたいと思っておりますので、今後ともより一層のご支援、ご協力をお願いを申し上げる次第でございます。  細部につきましては、担当部長の方からお答え申し上げたいと存じます。 ○議長(佐々木左市君) 産業部長、浅野君。 ◎産業部長(浅野勲君) ただいま市長がご答弁を申し上げました。基本的なものはご答弁申し上げたとおりでございますが、いま少し細部にわたりまして、補足説明をさせていただきます。  まず水田農業確立対策、後期対策でございますが、今ほど市長が申し上げましたように、農家の皆さんの非常に温かいご協力によりまして、平成4年度の実績におきましても100%を超える実績をいただきまして、まことに厚くお礼を申し上げる次第でございます。  内容につきましては、昨年の段階で一応15.2%の減反面積が緩和をされております。鯖江におきましては78.9ヘクタールが緩和されたわけでございまして、一応目標面積は440.3ヘクタールということでございます。そこで、多用途米の関係が、これはうるち米ともち米でございまして、これがうるち米で75ヘクタール、それからもち米で9.5ヘクタールということでございます。また、米消費純増米ということで0.3ヘクタール、それから一般転作でございますが、これは特にほとんどが麦でございます。麦の作付けが大体355.5ヘクタール、これはもう確定をいたして、買い取りを終わっているわけでございますが、あと野菜の方につきましては、今、確認をさせていただいているような状況で、あと野菜が大体4.5ヘクタールぐらいになるんじゃないかということで、合わせまして一般転作が360ヘクタールになるわけでございます。大体鯖江市で実績が445ヘクタールぐらいになるだろうということで、先ほど440.3ヘクタールに対して5ヘクタール以上の多く転作をしていただくというような形になるわけでございます。本当に感謝を申し上げる次第でございます。  それから、特にポスト後期対策についてでございますが、これにつきましては、私どもは県を通じまして、強く国に呼びかけをいたしておるわけでございますけれども、今いろいろとお話を聞いている中では、今年の秋ごろにその後期対策の決定をされるだろうということでございます。先般の新聞にも出ていました、今ほど市長が申しました新農政プランですか、農水省が発表しましたその中でも、転作につきましては、一応いろいろと今後の農家の裁量の余地を広げていきたいというような方針の中で、選択的減反制度に道を開いていくというようなことが新聞に書かれているわけでございますが、これらを含めてどういうような方向で示されるのか、その数量等について、また選択的にどうなるのか、そういうことをひとつ早く提示をしていただきたいというふうに、私どもは国の方へ強く呼びかけをいたしてまいりたいと、そうでなければ、農家の皆さんに非常にご迷惑をかけることになりますので、秋というのは非常に遅いんではないかなと私ども思っております。いろいろと次の準備等もございますので、早く発表をいただきますように、強く要請をいたしてまいりたいと、かように思っております。  それから、今後の農業の振興につきましては、今ほど市長が申し上げたとおり、今度の新農政プランに基づきますいろいろな方向づけもマッチしなければなりませんし、ただ私どもとしましては、やはり中核農家の育成と、そしてできれば集落単位の農業経営ですか、そういうようなものをひとつ進めてまいりたいと、かように思っております。これにつきましては、JA鯖江の営農指針の中にもそういうことで示されているわけでございまして、県のいろんな指導のもと、JA鯖江とタイアップを組みながら進めてまいりたいなと、かように思っております。  それから農地の流動化の話がでましたわけでございますが、鯖江市は、おかげさまで、今の実績から申し上げますと、県内の平均でございますが、これ平成2年の統計では、5.6%が県の平均でございます。鯖江は11.4%の流動化率でございまして、県内でも有数の類に入っているわけでございまして、非常に流動化が進んでいるところでございます。特に平成4年の4月1日現在の状況を申し上げますと、12.2%の流動化率でございます。そういうことで、非常に兼業農家の方が中核農家なり、またはそういう集落営農の方に委託をされているという実態でございまして、今後そういう方向がどんどん進んでいくんじゃないかと思います。先ほど申されたように、いろんな請負金額の問題とか、そういう問題については、双方いろいろ合意のもとでやっていただいているわけでございますけれども、やはり農地の大規模化というのが一番大きな問題ではないかと思いますので、今後そういう問題も含めまして、いろいろと整備促進を続けてまいりたい、かように思っているところでございます。  ご質問の内容につきましては以上かと思います。 ○議長(佐々木左市君) 4番、吉田君。 ◆4番(吉田寿幸君) ただいま申し上げましたとおりでございますけれども、昨日、おとついの新聞ですか、鯖江のことが出ておりまして、活力ある地場産業づくりでは、バイテクによる農産物の開発、眼鏡、漆器、繊維云々と書いてございましたが、今日までの鯖江市が指導してこられた、例えば転作として吉川ナスとか、ブロッコリー、どこまで伸びたか、伸び悩んでいるのは私は知ってございますけれども、というのは、今までの農業者ならば、個人転作で一反どやっていればやれる問題です。だがしかし、今日現在、今、部長もおっしゃいましたが、集団化、中核農家に任せる時代になってまいりました。中核農家が採算性の合う、そして何町という田を利用してやらなければならない、そして採算の合う手間がかからないものというと何があるか、それを今、私が言いました、あのバイテクによって花いっぱい運動もよいけれども、それに常時、あこへ技師を置きながら、考えて、採算の合う転作物をしていただきたいということでございます。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木左市君) 産業部長、浅野君。 ◎産業部長(浅野勲君) ただいまのご質問の中で、特に特産物の問題を提示されたかと思いますが、今、特産物につきまして、現在、吉川ナス、それから秋取りイチゴ、そしてブロッコリーと、この3つを鯖江市の特産物として推進をいたしてまいっております。しかしながら、統計を申し上げますと、平成元年には吉川ナスで60アールございました。それが平成3年では50アールと、10アール減少いたしております。それから、イチゴは90アール元年でございましたのが、やはり10アール少なくなりまして80アール、それからブロッコリーで250アールございました。これが136アールと、非常に減少いたしていることは事実でございます。これらにつきましては、特にこれまでイチゴ、それから吉川ナスにつきましては、平成3年度まで助成措置をいたしておったわけでございますが、4年度から打ち切りをさせていただいたと。そういうようなことで、多少助成措置をすれば、面積がある程度安定できるのかなと思いますけれども、いつもそういう助成だけで振興策を進めていくのもどうかというようなことを考えておるわけでございまして、その点、作物をつくっていただいて、採算性が合うように、ひとつお願いをしていきたいなというふうに思っているわけでございます。助成を打ち切ったために減反したとは私は考えておらないわけでございますけれども、そういうことがあるならば、また今後十分ご意見を拝聴しながら進めてまいりたいなというふうに思っております。  また、いろいろその中で販売ルートの問題とか、栽培技術の問題とか、いろいろなそういうものもあるんではないかと思うわけでございますので、今後関係の農家の皆さんと十分話し合いを進めてまいりたいと、こういうふうに思っているところでございます。  また、バイテクの関係につきましては、現在、施設をつくりましたのは、県単の花卉栽培ということで、その推進のために補助事業で行ったものでございまして、これは3月議会でもご質問があったかと思いますが、その中で申し上げましたように、やはり花だけではなくして、今後は優良品種の開発、特に高付加価値の高い野菜なり、いろんな作物を考えてまいりたい。また、ウイルスフリー内の育苗、増殖、こういうようなものもバイテクの中で進めてまいりたいと、こういうことを考えておりますので、今ほど申しましたように、花を今主体に行っておりますが、今後はそういうものもバイテクの中で進めてまいりたいと、こういうことで考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(佐々木左市君) 4番、吉田君。 ◆4番(吉田寿幸君) わかりました。じゃ、最後に、中核農家が大きな面積を請け負うて、そして利益の上がるような転作物、そして手間のかからない、そういうものを考えていただくことをお願いいたしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(佐々木左市君) 次に23番、平野佳宥君。   〇23番(平野佳宥君)登壇 ◆23番(平野佳宥君) お許しをいただきましたので、質問をさせていただきますが、その前に一言文句を言わせていただきたと思います。  今日までいろいろと質問の機会を与えていただき、通告書を出させていただきました。その都度、担当課長なり、部長の方から中身についてひとつ教えていただきたい。詳しく説明をしていただきたい。親切な答弁をしたいからというような方針がございまして、その都度、私なりに内容を前もってお知らせしたつもりでございますが、昨日の質問者に対するご答弁も、何か不親切で、おかしいなと、的を得てないというふうなご答弁がございましたので、今後十分ご注意をいただきたいなというふうに思うわけでありますし、また質問者がたまたま聞き漏らしたことがあってのことかも知れませんけれども、ひとつ詳しくご説明できる範囲内についての答弁もお願いをするところでございます。  また、昨日何人か傍聴者の方がおられまして、出られたときに言って行かれた言葉がございます。議会を初めて傍聴されて、「思ったことを申し上げます」と。「何でございますか」「役所の方って敬語の使い方がおかしいところがありますね」というふうなご指摘をいただきました。「どういうことでございますかね」、わかっておりましたけれども、重ねてお聞きをしましたら、「ただいま市長が申されましたように」とか、「ご答弁されたように」とか。我が家の親父をつかまえて、「私のお父さんが申されました」とか、「うちの父親がそういうふうにおっしゃっております」とかということは言わないというんですね。なるほど、聞いたらそうやと。これはかねて私も議会運営委員会に在籍したときに、委員会の中でそういうことを理事者に申し入れをさせていただきましたし、そういう側から見ておかしいなと指摘を受けるような言葉遣いについては改めていただきたいなというふうに思うわけであります。  もうついでながら、昨日の質問者の中で、組織委員会の発足についてのお尋ねがございました。6月27日に東京で発足するんだというご答弁でございましたが、記事になったことをとやかく言うんではございませんけれども、今日の福井新聞には、世界体操選手権大会の組織委員会を27日東京で発足させることを明らかにしたと。名誉会長に石川六郎日本商工会議所会頭、会長には横山修二日本体操協会長、副会長と実行委員会委員長に西沢市長が就任することに内定している。我々全協の場であっても、いろんな形の中でここまでのお名前は聞いてもおりませんし、オフレコとして私は耳にしたことはございましたけれども、目に見えない粘着テープで我々の口を封じる。今日の本会議でこのことが発表されて記事になったということであるならば、いたし方ございませんけれども、いや聞かなんだから、私一言しか言わなんだんで、こんなことは向こうが探って書いたんだろうと言われるかも知れませんけれども、やはりこのような記事の形になって出る場合には、やはり議会という場がございましたんですから、やはりあくまでもここで発表していただく、この方がいいんじゃないかなというふうに申し添えておきたいと存じます。  また昨年の9月の議会の中で、ただいま質問されました4番の吉田寿幸議員が、丹プラの建設予定地のいろいろと想定される問題についてご質問をされました。昨日、皆さんも御存じだろうと思うんですが、お読みになったと思うんですが、福井新聞さんの記事に、ドーム1,500トンという水に、雨水の量、これ東京ドームは広さが3万3,000平方メートル、1ミリの雨が降ると、16トン余りの雨水がたまるらしいんですね。それを地下で3,000トンためて、トイレとかいろんなものに再利用しているんだと。今、あそこの農業用水とか、排水問題で非常に地元の方は心配をされております。今、5万平米の田んぼが埋め立てをされて、工事にかかるかからんで埋め立てが済んだ時点で、今のように1ミリの雨が降ったらどのぐらいの水が出るものか、そういうことがおわかりになったら、やはり排水問題というものについては非常に早くから市の要望をすべきであるし、また質問者に対して、「こういう形で今、県と折衝をしているし、決して皆さんにはご迷惑をかけませんよ」というようなことを、折を見て説明すべきじゃないかなと。こちらの方から「どうなっているんですか、うまいことやっているんかいの」というと、「今、計画中で。地元とは話をしていますけれど」というようなことでお茶を濁しているのが現況であります。今後はそういうことのないように、ひとつ質問にあったこと自体、誠心誠意、今後進めていただきたいし、聞かせていただくことは聞かせていただかないかんなというふうなことで申し上げておきます。  それから質問に入りますけれども、これはあえて一般質問で申し上げるようなことではないかも知れません。しかしながら、市民の方々がいろんな所でお尋ねをされたり、また私の方に電話をかけてこられたり、またお会いしたときにどうなっているんやろというふうに疑問に思うことがございましたので、今回ステーションにある廃棄物の権利はということで、ひとつお尋ねをしておきたいと思いますし、理事者の方の意思の確認をさせていただきます。  所信表明のいただいた冊子によりますと、4月6日より実施し、昨年4月、5月は3,248トンの量、今年は同月について、2,586トンに減少したと。限りある資源であるから大切にしましょうというテレビコマーシャルではございませんけれども、リサイクル運動が非常に盛んでございます。差し引きまして、分別収集によって243トンの資源物として再利用されることになり、本当に減量に当たっても、再利用に当たっても、好ましいことであると思います。このかげには担当課の職員の方が各町内ごとに説明会ということで出向かれまして、趣旨の徹底を図り、またその後においては、実施に当たっては、各町内の区長さんが先頭に立ってご指導されるやら、また推進委員の方に早朝よりお立ちをいただきまして、分別収集の基礎をつくっていただいた。今はどうやら体制づくりができたわけであります。本当に大変ご苦労をかけておるところに感謝を申し上げるところでございます。昨日のときには、「苦情はないか」ということを笹川議員さんですか、お尋ねになりましたけれども、ないというよりも、私は苦情というよりも問い合わせがあったというふうにお聞きします。と言いますのは、あるステーションにおいては、推進委員の方がお帰りになったあとに、スチール缶、アルミ缶だけをお持ち帰りになる。またあるところのステーションに行きますと、ダンボールだけを持ち帰る。またまたあるところに行きますと、ビールびん、1升びんだけをお持ち帰りになっている。お持ち帰りになるということは、それだけ処理量が当市としては減るわけでございますので、好ましいことであろうかと思うわけでもあります。またその方がそれをリサイクルというか、使用されるならば、また結構なことでございますが、どうも承っておりますと、そうじゃない。何か業としてそれを回収されているように承るわけでありますし、見受けられるわけであります。業としておやりになるならば、やはり廃棄物処理業者として、それぞれ届けが必要であろうかと思います。また行政側としてはそういう指導もしなきゃならんと思うわけであります。ある地区においては、老人会の活動費にしたいということで、区長を通じ、ステーションに出されるアルミ缶だけをちょうだいするということで、老人会がそのステーションからアルミ缶だけをお持ち帰りになって、販売をされて、その資金を老人会の方に回しておると。このような形で、学校が今それをやるんだとか、婦人会がこういうことでお願いをしたいということであるならば、私は大いにそういうことは進めていただきたいし、善意のことですからとやかく言うつもりはございませんが、しかし、業でやっているのか、何を目的でやっているのかわからないというふうな人が、軽トラックを乗りつけて、推進委員のお帰りになったあとから、その部分だけ、分別収集されたいらないんものを全部持って帰るならば目くじら立てることはないんですが、一部分だけをお持ち帰りになるということになりますと、幾ら我々が廃棄物として放棄したものだからどうぞと言ってはおけないんじゃないかなと。どこに出された廃棄物の帰属される権利がどこにあるのかな。先日鯖江市の方にお伺いをいたしまして、「こういうものについては、何か罰則規定があるんじゃないやろか」というふうなことをお尋ねいたしました。占有物離脱横領罪という罪があると、しかしながら、今指定されたステーションにあるものを持ち帰ったから即それを適用するかといったら、そうはできないと。そこにあるものを持ち帰ってもらったら困りますという、やはり管理側の意思表示がなければ非常に難しいであろうと。この中身はまだまだ複雑なことがあるんですが、やはり行政側として意思表示をしなければそういう罪というものに問われはしないということです。私は別に今ここでその方を窃盗罪だとか、占有物離脱横領罪にせよと、告発せよというようなことを申し上げているんじゃない。非常に悩んでおられる団体もおるということで、とにかくステーションに出されたゴミの権利というんですか、それがどこにあるのか、またそういうものを取って行かれることについては、黙って見過ごしておいておかれるのか、ひとつ市の意思確認をさせていただく意味において、今回ご質問を申し上げたわけでございます。  ひとつご検討いただいたことであろうと思いますので、ひとつはっきりとしたことをお聞かせいただきたいな。そして、せっかく定着した分別収集の体制でございます。これが壊れないように、また市民から文句の言われないような施策であってほしいという願いからでございますので、ご答弁のほどをお願い申し上げまして、私の質問を終わらせていただきます。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 平野議員のご質問にお答えを申し上げたいと存じます。  ステーションにある廃棄物の権利はということでございますが、今回の新収集方式による5大区分12分別のごみは、廃棄物の処理および清掃に関する法律の規定に基づきまして、市町村が処理すべき一般廃棄物でございます。したがいまして、本市の定めた計画に沿って配置されました一般廃棄物は、本市に帰属いたすわけでございます。一部の市民団体では、ステーションの有償となり得る廃棄物を回収し、その対価を社会活動に活用されておられますが、これとは別に自らの業として行っている者がいるとのご指摘につきましては、早速調査をいたしたいと存じますので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 民生部長、吉田君。 ◎民生部長(吉田勇治君) ただいま平野議員さんの方から、今回開始をいたしました新しい収集システムに関連をいたしましたご質問をちょうだいいたしましたわけでございますが、今ほど議員さんのお話のとおり、区長さんをはじめリサイクル推進委員の皆さん方の大変なご指導と、それからご活躍を賜り、また市民の深い理解のもとにこの新しい事業が推進できましたことにつきまして、心からお礼と感謝を申し上げているところでございます。おかげさまで小さな問題はいろいろと収集の段階、それから排出の段階でいろいろと問い合わせもございますし、それから私ども職員といたしましても指導させていただいておるところでございます。今ほどお尋ねの、分別をしまして出されました資源物資につきまして、一部にはそういうふうな業として、また個人的にも、そういうふうな有償に対価するものにつきまして、そこから持って行っているというふうな連絡も事務所の私どもの方には受けているようでございまして、今後ともいろいろとまたご指導させていただかなければならないと思っているわけでございます。  また、老人会とか、それから婦人会、また一部ボランティア団体につきまして、私どもにもこの資源の回収につきまして、ご相談もいただいてございますし、それからまた区長さんにもお話がございまして、そういうふうな、市長が今申しましたように、そういうふうな社会的団体で、しかも社会的な事業活動の資金として活用いただき、またその団体の皆さん方がこの新しい分別のごみ収集の事業につきまして、大変なご協力をいただいてございますので、このような活用については了承を申しておるところでございます。そういうようなことで、今後ともいろいろと不法的にといいますか、一部のその資金集めといいますか、そういうふうな非道義的な行動に対するものにつきましては、今後謹んでいただきたいということで、こういうふうな趣旨を徹底をしてまいりたいと思うわけでございます。  今ほど権利的には鯖江市の方に、市に帰属するわけでございますが、いろいろ処分的には手続き的にも、また管理的にもいろいろと非常に問題もございますので、今後ともいろいろと研究をさせていただきながら、このような資源の回収に当たっての、不法的な規則に反するような開始に当たっての趣旨につきましては、区長さん、また関係の皆さんを通じまして、趣旨を徹底をさせてまいりたいと思ってございます。 ○議長(佐々木左市君) 23番、平野君。 ◆23番(平野佳宥君) 帰属するということでございますので、折を見てまたその旨、意思表示された帰属する権限がここにある、市にあるんだというようなこと、ステーションごとに表示するということになりますと、またいろんなことが出てまいります。予想されると思いますので、早急に区長会を通じてとかというような形で、その意思をはっきりと伝達していただきたいなと。  それから、どうも私どもが聞きましたのは、東米岡、杉本あたりで全然立待、神明、鳥羽地区の方じゃないということになりますと、鯖江市の方ならばその地区以外の方、それから鯖江の町うちでは屋形町あたりではビールびんとダンボール、繊維のある神明地区では布製品だけがそれぞれ分別収集したやつを分別して収集していくらしいんですね。それで、鯖江の業者か、他市の人か知りませんけれども、広範囲にどうもあるようでございますので、担当課の方は大変ご苦労さんでございましょうけれども、ひとつ実態を調査されまして、そういう形でひとつ善意でおやりになるなら私、ちっとも構いませんけれども、業としておやりになるなら、法的な手続きもございますので、ひとつご指導のほどをお願いしておきたいなということでございます。  市民の方も、せっかく私ら出したのに、あんなして持って行くんならバカなというような方もいらっしゃいます。その辺ひとつお願いを申し上げます。  それから、昨日の笹川議員の中にもございましたけれども、私はステーションにあるごみと書いてあるので、これは言うたらあかんのかも知らんけど、粗大ごみの持ち込みについては、これは私らの聞き取り方も悪かったんかも知らんし、役所の方の発表のあれを十分に理解せんであかんか、今度は持っていくと銭いるんにやっての、というふうな考え方を持った方がいらっしゃる。それでどうしても半年に一遍でも集めてくれんかという声が出てくるんであります。昨日なんかやりとりの中で、「日曜、祭日、休日にしたらどうや」という、「それはできません」というようなお言葉でございますけれども、鯖江はやはり就業率の非常に高いところなんですね。共稼ぎというんですか、だから、大掃除をするとか、普段の掃除をして、ああごみが出たわ、さあ持って行こうかというと、たいがい日曜日か休日しかできないんです。「あした月曜日で、お父さん、会社へ行く前にちょっと持っていっての」と言ったかって、クリーンセンターは8時半か、そのぐらいでないと受け取っていただけない。そうするとやっぱり会社に遅れるということになりますと、どうしても具合が悪い。そんなら帰ってからったって、5時に終わって帰ってきても5時にクリーンセンターも閉まってしまう。せめて月に2遍ぐらい、午前中、日曜日の午前中だけはお持ちいただいても受け取りますよというふうな形で、粗大ごみの持ち込みの猶予をしていただかんと、これがだめや、うちへ取りに来てもらうと金がかかるんやと、よっぽど始末ができなければ電話して判断してやるでしょうけれども、少しのことなら会社へ行くときとか、あそこへ投げたとこあるで、朝早よう行けばわからんさかいに投げてきたるわと、不法投棄にもつながると思うんです。部長も市長もお通りになることがないでわからんかも知らんけれども、鯖江北サービスエリアのとこ、サービスエリアの上がらずに、東鳥羽の方に抜けます高速道路のガード下に入るとこの市道ですね。あそこへ行かれてみるとわかると思います。一時タイヤが相当出ていました。軽自動車が2台、自転車は言うに及ばず、大変な数があったんです。やはりあそこを1人通ると、ああここへ持ってきて投げておけばいいんかと、ごみステーションに出しても取ってくれんなら、ここに持ってきたろかということで、やはり1人の方がおやりになったことを、ぞろぞろとあとついてやられるんだと。そういうようなことをなくすためには、やはり日曜日の午前中だけは受け取りますよと。お持ちください結構ですよという姿勢を見せていただきますと、そういうようなことが少なくなるんではないかということなんです。確かに、その地に勤務される職員の方は、なんじゃ休みもない、週休2日制、完全週休2日制というほかの現場から見たら、うらら貧乏くじ引いたなと思いなさるかも知れませんけれども、それは交代制をとっていただくというような形で、何とかひとつ利便を図る。先ほどの山本議員の質問の中でも出ていました。岩国さん、出雲市長さん、「行政は最大のサービス機関である」と、「市民のために役立つところが市役所というんだ」というようなことを聞いたとか引用されましたけれども、私はやはりそういうようなこともやはり実情に合ったら、鯖江の就業形態に合ったことを取り入れていくのが行政でないかなというふうに考えますので、ひとつご検討いただきましたら、早急に実施をしていただく、実施できないときにはこうこうこういうわけで実施できないということを質問者に対して、またご答弁いただく、お考えをお聞かせいただくのも親切でございますので、強く申し入れをして終わります。ご答弁はいりません。後日検討された結果をお聞かせください。できることは実施していただきたいし、できないときは何をもってできないかをまたお聞かせいただければ結構でございます。ひとつお願いします。 ○議長(佐々木左市君) 次に、5番、窪田通夫君。   〇5番(窪田通夫君)登壇 ◆5番(窪田通夫君) 発言通告書に基づきまして、順次質問をいたしたいと存じます。  先に市長は第272回定例市議会施政所信の中で、世界体操への丹南プラザの建設の問題、周辺の道路、サブ体育館を含む健康スポーツ交流公園、今月下旬の組織委員会の設立等、積極的な姿勢を示されたところであります。  また、21世紀に通用する夢のある街づくり計画の実行等、特にごみのリサイクル収集方式の実行と、市長をはじめ区長さんを先頭に、職員の方々、市民1人1人が一丸となって進めてまいりました成果は見事であったと思います。喝采を贈りたいと存じておるところであります。今後の課題といたしましては、市民1人1人の理解と、ごみの持ち出し源となりますところの商店の方々との連携が大切だと考えておりますが、市長には今後ともなお一層の尽力を賜りたいと思うところであります。  それでは質問に入りたいと思います。  第1の北陸新幹線と昭和42年の意見書との関係につきまして、市長の考えをお聞かせ願いたいと存ずるところであります。  先の全協の中で、熊野助役の説明で、特に注目をいたしてまいりましたところの駅舎の移転の問題につきましては、難しい、決定されたと理解をすべきだとの答弁があったと思うわけであります。鯖江市にとりましては、駅の決定によって、将来の文化、生活、環境等、未来までも問題を残すことになると私は思うものであります。  そこで、鯖江市よりにして市民の足をよくする方法は、絶対にできないものか、運動を展開していくべきものと考えておりますが、市長の考えをお聞かせ願いたいと思うところであります。  また、北陸新幹線の県が、着工、検討区間、南越以西を軸に2案が新聞発表等で研究会に提起されたことを思い浮かベるわけであります。北陸新幹線の優先着工区間の設定につながる検討区間として福井南越北陸トンネル北口の延長約34キロ区間と、鯖江南越北陸トンネル北口の延長約20キロ区間を想定した2案をまとめ、北陸新幹線整備促進研究会に提示されたと承っておるところであります。いずれの案もスーパー特急対応で駅ルートが公表されている、以内、南越以西の北陸トンネルまでの15キロを含む20キロ案で、在来線の鯖江駅から南越駅までの5キロにわたってアクセス軌道として敷設することとしている研究会では、今後並行在来線の取り扱いを含めて両案を検討するとあったわけであります。鯖江市におきましては、諸手を挙げて歓迎をされたものと私は信じておるところであります。武生が、駅が武生市であり、鯖江市にはアクセス軌道ということで、在来線の拠点として鯖江市の将来に大きく寄与することと信じておりましたが、1カ月の後の4月27日の研究会では、お流れになったとか承っておるところであります。まことに痛恨の極みであります。市長がこの件につき、県より意見を求められましたか、お伺いをいたしたいと考えておるところであります。  市長がこの新幹線問題について、鯖江側の方向づけが終わったように思われますか、市民の反響は大きく、賛否両論であります。南越駅を武生鯖江両市境界付近に設置してほしいと、合わせて市民間におきましても、駅の設置は将来の市の発展に大きなかかわりが予想されますので、鯖江市区域、鯖江市駅を設置されたいという強い意思表明があったところであります。市長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。  第2問、青年の家の拡充についてお伺いをいたしたいと思います。  この問題につきましては、先の議会におきましても、取り上げられました案件であります。増築または改築についての市または県の考え方はどのようになっておりますか、お尋ねをいたしたいと存じます。  市におきましても、63年から福井県教育長に対し、要望書を提出してまいりましたところであり、青年の家の整備については、当市にあります県立青年の家は、青少年健全育成の場として、今日まで大きな役割を果してきましたが、新しい時代の要求とも言える生涯学習の場として、また高齢化、体力づくりを目的とした生涯スポーツに親しむ丹南広域住民の増加に対応した施設機能が必要になってきております。青少年をはじめとするより多くの圏域住民が集い、交流ができる、活動の拠点としての宿泊施設の増加、または自然を取り入れた周辺整備について、関係市町村との協議の場として、具体的な取り組みを要望しますというわけであります。現在の青年の家は、昭和46年ごろに設立され、建設され、20年以上はたっているのではないかと思うところであります。現在、一部におきましては、雨漏りがあると聞き及んでいるところであります。用地としては今は非常に狭い状況であります。一部地元の協力をいただきながら、増改築を進めてまいらなければならないと存じますが、場合によっては、用地は市によって提供するとの考えがあってもよいのではないかと考えておるところでありますが、また、屋外の運動場、また駐車場も整備していただく必要があると存ずるものであります。平成6年までにお願いをいたしたいと存じますが、市長および教育長の考えをお示し願いたいと思うところであります。  第3問、やっしきまつりの活性化についてお伺いをいたしたいと存じます。  主管であります市青壮協として、次のような提案があるように承っております。  昭和49年より始められましたやっしきまつりは、毎年お盆に開かれてまいりましたが、現在は8月の第1日曜日に定着をいたしてまいりました。企業の参加も増加し、地元婦人層、婦人会の参加も積極的になりつつあります。しかしながら、踊りそのものにも音曲がない、音頭にも夏まつりを飾るメインとしては、いまひとつの感があると承っておるところであります。このまつりを盛大にするためには、また市民間の盆踊りとして定着させるためには、一体何をしたらよいかと考えて見ましたわけであります。  1、音曲を付すること。  2、踊りに物語をつけることであり、一流の人に振付をしてもらうことであります。  また3に、小学生より教えられる踊りとすること。  4番目に、市民の踊りとして定着するには、また各地区でやっしきまつりが行われ、メインとして中心部で踊られること。  5、企業の参加と同時に、官民一体の参加となる市の観光協会の参加、市の中心街の整備、広場、グリーン地帯中心部の公衆便所、ゆとりと遊び心が街にはないということであります。また、他市とのまつりの交流の問題、デザインの計画性のある統一、まつりは一日だけでなく、数日行うことができますように、財源と参加の人数の増加を図ると言われておるところであります。お隣の平成3年度武生市の夏まつり、事業実績を眺めてみますと、武生の夏まつり実行委員会によって行われております。ふるさとまつりを広小路通りほか、午後6時に開会をされます。7時から市役所前て夏の祭典が開かれました。経費としては、1千数百万を要しましたけれども、市の補助金で賄っております。全額市負担だと理解をいたしておるところであります。15日の花火大会につきましては、一千数百万は観光協会の協力をいただきまして、花火大会が開催されておりますことと理解をいたしておるところであります。  また、朝日町の朝日まつりにいたしましても、昨年は8月5日、6日に行われました。この経費も1,000万に近い数字が教育委員会費として支出をされているところであります。町を挙げて支援をいたしておるところであります。鯖江市のまつりにおきましては、5月のつつじまつり、やっしきまつりだと考えております。つつじまつりに300万円、やっしきまつりにはわずか50万円の補助金であります。市の青壮協の自主性ということもありまして、このようなことになっていると理解をいたしておるところであります。いずれにいたしましても、一考を要する問題だと考えておるところであります。  私は1万人参加のやっしきまつりにはならないかということを提案いたしてまいりたいと思うわけであります。  近郊の市町村はもちろんのこと、県内外から見に来ていただけるようなまつりにありたいと存じます。踊りの着物は全額、または5割、市民の方々にご協力をいただきながら、世界体操を契機に、伝統あるやっしきまつりを築き上げることができないかと考えておりますが、市長並びに教育長の考えをお聞かせ願いたいと思うところであります。  第4番目に、完全週休2日制と市民サービスの向上についてお伺いをいたしたいと存じます。  この問題につきましては、毎議会ごとに問題視されてまいりました案件でございます。今日まで国の指導のもとに、国におきましては、5月から完全実施をされているところであります。県におきましても、8月から完全週休2日制を実施したいとの旨の考えがあり、6月4日の定例記者会見で知事が表明されたところであります。今月15日から始まる定例市議会、県議会に関係条例の改正案を提出するとあります。県は既に県内35市町村に対して、国の指導によって、なるべく早い段階で実施を指導しておるところであります。同制度の導入に当たっては、5月いっぱいをかけ、県内の社会教育、農水、労働など36団体から意見をまとめたところでありますが、時短は時代の要請であり、理解ができますが、しかしながら、県民のサービス低下、予算の増加につながることのないようにしていただきたいという評価であると理解をいたしておるところであります。  福井市が既に施行しているほか、さらに芦原、金津、丸岡、春江など、坂井郡6町が、7月または8月ごろから試行に入る方向で準備を進めていると言われておるところであります。国、県が本庁が休むからといって、私は決して地方の市町村が休むことにはならないと私は考えておるところであります。  市民との密接な関係があります市民のサービス向上といった点からは考えるべきであると考えておりますが、市長の考えをお聞かせ願いたいと思うわけであります。  そこで、私は市民課の窓口の土曜日各種証明を通常どおり発行していただけないかということであります。先の3月議会におきましては、市民サービスの一つとして、住民票の自動交付をお願いできないかという提案をいたしましたところ、市長は、この問題につきましてはノーの意見を出されたわけであります。本庁の職員は303名、三役を除きますとおいでになるそうであります。年間土曜日は50回ぐらいと思います。1名の職員が毎週土曜日5名出勤いたしますと、年1回の交代で代休で私は窓口が開放されるものと考えておるものであります。出先の公民館、図書館、嚮陽会館、いろいろの出先がありますが、出先におきましては交代、または代休制で2名ないし5名の職員で365日の市民サービスに努力をいたしておるところであります。そういうことを考えますと、本庁の300人の職員が年間半日ぐらいの、私は、協力をいただいても、何ら申し分がないと考えておるわけであります。市長は、土曜日の開庁に対して、市長の考え並びに助役の考え方をお聞かせ願いたいと思うわけであります。  先ほど山本さん、また平野議員から話が出ましたが、先般行われました出雲市長さんの講演を私も聞かせていただいたところであります。出雲市長におかれましては、「行政は最大のサービス産業である」と主張されているわけであります。「金がなければ知恵を出せ、知恵がなければ速さで勝負せよ」と言っておられます。窓口は365日開庁であります。市長は行政を先取りする他の市町村の考えも見ながらということでありますけれども、町村の先端を切って市民の方々が週休2日制に当たり、何を望んでおられるのか。何をすれば喜んでいただけるのかということを考えてみますと、週休2日制に当たり、サービス向上に絶対的に進めていかなければならないと私は考えておるところであり、それがひいては1人1役の世界体操選手権にこたえる私は姿勢であると理解をいたしておるところであります。所見を承りたいと思います。  第5問、弁天川の整備についてお伺いをいたしたいと存じます。  環境地球サミットが行われています。地球にやさしい環境、破壊等いろいろと論議されているところであります。鯖江市におきましても、市政運営の基本方針として、快適な都市環境づくり、健康でうるおいのある地域社会づくり、心豊かな魅力ある人づくり、活力ある地場産業づくりと言われておるわけであります。快適な都市環境づくりの一環として、私は弁天川の美化と、水の浄化ができないかと思うところであります。八ケ用水の管理下にありますが、美化整備につきましては理解をいただいておるところであります。横江町、柳町を通じて南北に流れる約400メートルぐらいの川でありますが、川幅5メートル前後、川には現在コイやヒゴイ、フナ等が泳いでおると思います。大きなのでは50センチ前後のものが数百匹、川には泳いでおります。歩道があります。展望台があります。数カ所あります。桜の並木が歩道にあります。春になりますと最高の条件であり、川は清流であれば、魚が見えれば、市民の散策の場としてすばらしい街づくりになると考えておるところであります。現在の弁天川は晴天でありましても、魚は見えません。水がきれいになり、浄化されますれば水に親しむすばらしい環境づくりができるのではないかと思うところであります。滋賀県の伊香郡高月町雨森集落におきましては、住民による集落景観づくり、街づくりが行われておるところであり、鯖江市の1集落の方々が既に現在見学をされまして、街づくりに奔走しようかというような言葉も承っておるところであります。まとまりの強い集落と、立地集落地としても連絡する道路のうち、建造物が連帯していること、1カ所だけであり、集落には、2つの社と6つのお寺が集中しているそうであります。ために樹齢300年、イチョウ、ケヤキ、巨木をはじめとして、樹木の多い恵まれた環境にあると承っております。高時川から引いた農用用水路が集落内をくまなくめぐっていることも大きな特徴であります。全員参加の景観づくり、集落内用水路の清掃と、コイ、フナ、ハヤなどの放流、手作りの水車の設置等実施されておるところであります。また先日の福井県の芦原町におきましても、芦原温泉街に生き生き清流、用水路がオアシス、木炭を使い浄化、商店街にきれいな水が流れるとういことをうたって、旅館客に親しんでもらおうとする趣向が見られるわけであり、商工会議所青年部が、県内で初めてという木炭を利用した浄化設備を備えたと承っておるところであります。市長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。  最後に図書館の充実についてお伺いをいたしたいと存じます。  現在の図書館の利用状況は、昭和57年で貸し出し数は10万1,000冊であったわけであります。しかしながら、平成3年度では16万8,000冊であります。6万7,000冊も利用冊が増加しておる現状でございます。平成3年の利用者数は全般で13万5,000人の利用者があり、前年より1万4,000人ほど増加いたしておると承っておるところであります。財政的に見ますと、図書館購入費では、57年度は1,000万ありましたが、昭和61年では600万、平成3年度では800万であります。平成2年度の小浜市の購入予算は1,120万、敦賀市におきましては1,000万であります。利用度につきましても、県下のトップだと理解をいたしておるところであります。図書費の経費につきまして、どのような考えをお持ちかお聞かせを願いたいと思います。  図書館の利用状況から考えますと、非常に手狭になっておると思うところであります。図書館の陳列が手狭であり、空間が少ない、読書する場が狭いと非常に困難な状況であると理解するところであります。  そこで私は、図書館と資料館を統合した西山画伯から寄贈いただいております、また鯖江出身の久里洋二画伯からも寄贈をしてもよいというようなお言葉をいただいておるところだと聞いております。寄贈いただきました品物を展示していただきます場所ができないかと考えておりますが、考え方をお聞かせ願いたいと思うところであります。また先般のハイビジョン指定モデル都市、基本計画が発表されたところであります。聞くところによりますと、現在の視聴覚室に設置したいと聞いておりますが、地下1階の狭い場所だと存じております。大きく市民の方々が常に鑑賞できる場所ができたらよいと考えておりますが、市長の考え方をお聞かせ願いたいと思います。導入時期は平成6年度と承っております。  以上をもちまして私の質問を終わります。 ○議長(佐々木左市君) 休憩いたします。  再開は午後1時からお願いいたします。                     休憩 午前11時51分
                        再開 午後 1時05分 ○議長(佐々木左市君) 再開いたします。  午前中の窪田通夫君の一般質問に対する理事者の答弁を求めます。  市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 窪田議員のご質問にお答えを申し上げたいと思います。  北陸新幹線の問題についてのお尋ねでございますが、北陸新幹線と昭和62年の意見書との関係についてでございますが、昭和62年に提出いたしました意見書につきましては、駅舎の件や生活環境の保全対策、自然環境および埋蔵文化財の保全、工事中の環境保全等につきまして、要望いたしたところでございます。これらにつきましては、環境影響評価に関する事項について、知事が沿線市長の意見を踏まえまして、日本鉄道建設公団へ意見書を提出したところでございます。  次に、当市に設置してあります県立鯖江青年の家の整備につきましては、青少年の健全育成の場として、丹南地区の住民の生涯学習、社会教育の場として多くの人が交流活動を行っているところでございます。本市といたしましては、県に対しまして、昭和63年から宿泊施設の増設、研修室、スポーツ施設等の整備改善を要望しているところでありまして、これらにつきまして、一日も早く整備改善が実現されるよう、県当局に強く要望してまいりたいと思いますので、ご了承お願いをいたしたいと思います。  次に、やっしきまつりの活性化についてのお尋ねでございますが、やっしきまつりの実施につきましては、鯖江市壮年グループ連絡協議会が主唱し、毎年8月15日に鯖江地区の本町通りを中心に実施されてまいりましたが、8月15日はこれまで平日であったことから、行政機関、企業等の方々が参加できないということで、やっしきまつり実行委員会を結成をいたしまして、各代表者の意見を聞いて、平成6年より8月の第1日曜日に実施することになりまして、多くの市民の参加が得られるようになったところでございます。  現在、やっしきまつり実行委員会では、世界体操競技選手権大会に合わせまして、音頭、振付、お囃子の見直しの検討をいたしております。今後とも市民のやっしきまつりとして、市も積極的に応援をしてまいりたいと存じております。  次に、人事院勧告に基づきます完全週休2日制についてのお尋ねでございますけれども、昨年の人事院勧告に基づく完全週休2日制の平成4年度内の導入につきましては、ご案内のとおり、国家公務員につきましては、既にこの5月から実施されまして、また福井県におきましては、8月からの実施予定で準備が進められております。  本市も年度内の実施に向けまして検討を進めておりますが、住民サービスの最前線であります市町村は、サービスが極力低下しないよう、なおかつ職員を増員しないようとの命題がありまして、なかなか難しいところでございます。現在の4週6休制は市民の皆さんのご理解のもとに、ほぼ定着しておりますが、完全週休2日制となりますと、いろんな面で影響が大きいものがございます。現状での問題点の把握に努めまして、試行を含めまして、今後十分に検討し、市民サービスの低下しないよう、方策を講じて実施してまいりたいと思っております。  次に、弁天川につきましては、昭和48年より「日野川を清く美しくする会」の皆さんを中心にいたしまして、魚のすむモデル河川にしようと、毎年錦コイを放流をいたしております。その環境美化と啓発に熱心に取り組んでいただいておるところでございます。  また、日野川を美しくする会や、地元関係者の皆さんによりまして、この際、水質についても調査し、改善できないかということでご提案をいただいております。現在、実態調査を始めたところでございますので、ご了承を賜りたいと存じます。  次に、図書館の充実についてのお尋ねの中で、美術の展示ができるようにとのことでございますが、現在、図書館の利用者の増大と、蔵書の増加によりまして、書架面積が狭くなりましたので、図書館、資料館を接続しながら、それぞれの施設が持つ機能が十分に果たされるように、専門家の意見を聞いているところでございます。この中には、絵画の展示もできるようにと考えております。なお、故西山画伯のご遺族から寄贈をいただきました絵画につきましても、貴重なものでありますので、時にふれ、市民に鑑賞していただくべく、計画をいたしたいと思っておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  また、美術館等の建設につきましては、西山画伯のご意思もございますので、今後十分検討しながら、対応してまいりたい、そのように思います。 ○議長(佐々木左市君) 助役、熊野君。 ◎助役(熊野弘君) 完全週休2日制の問題につきましては、ご指摘のとおりでありますし、またその考え方につきましては、今、市長が申し上げましたとおりでございます。 ○議長(佐々木左市君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) 県立鯖江青年の家の拡充についてお答えいたします。  要旨は、先ほど市長の答弁のとおりでございますが、ご指摘がございましたように、県へは宿泊施設の増設、研修室、体育館の増設、野外活動施設としてテニスコート、ソフトボール場、キャンプ場、そしてオリエンテーリングコース等を設置するよう要望しているところでございますが、まだ実施の方向には向いていないのが事実でございます。  今までも再三県の方へ出向いてお願いをしているところでございますが、地域の皆さんをはじめ、大勢の方々のご支援もお願いしたいと存じているところでございます。  次に、やっしきまつりの活性化についてでございます。  これは、市の壮年グループ連絡協議会の方々のご尽力をいただきながら、実行委員会で種々検討をいただき、いろいろと施策を講じていただいていることは、これも市長の答弁のとおりでございます。  特に、現在、やっしきまつり実行委員会では、市民のまつりとして、さらに盛り上がることを期待して、来年度からは土曜、日曜にわたった2日間に実施することで検討されております。今年の例で申しますと、以前から壮年グループが交流のありました都城の壮年会を招いて盛り上げを図るというような計画もございますし、近隣町村であります宮崎村との方々とも連携をしながら、このまつりについてのイベントの盛り上がりを図っているところであります。  さらに、地区ごとには、中心部だけではなしに、河和田地区、中河地区、立待地区でもこのまつりを実施していただいております。  なお、ご提案のありました活性化の具体案、具体策につきましては、これも市長の答弁にございましたように、今、専門家に委託をいたしまして、小学生でも参加できるような、音頭とか振付とか、お囃子など検討しているところでございますので、そういった結果を踏まえながら、関係者の方々と協議しながら、いろんな支援の方策を検討していきたいと考えておるところでございます。  図書館の充実の件でございますが、これも図書館並びに資料館の機能の充実を図り、利用者の便宜を図るという観点で、現在検討中でございますが、図書費の増額等も踏まえまして、いろいろと研究していきたいと思いますし、ハイビジョンの設置、これは西山画伯の絵画の展示などは、先ほどの答弁にありました図書館と資料館の接続をして、その機能の充実を図るという中で検討しているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  なお、ちなみに、西山画伯の絵画の展示につきましては、非常に多くの作品でございますので、今のところ、平成4年度から7年度にかけて順次展示をする計画をしております。今年度の例を申し上げますと、7月18日から8月2日まで、約20点、資料館1階多目的ホールで展示する予定になっておりますこともつけ加えておきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(佐々木左市君) 民生部長、吉田君。 ◎民生部長(吉田勇治君) 弁天川の美化整備についてでございますが、弁天川の水質の汚濁につきましては、いろいろな要素があろうかと思います。農業排水、それから生活排水、また雨水等によります都市排水、工場排水等が考えられるわけでございますが、農業排水関係につきましては、特に4月から5月にかけましては、農耕期でもございます。その関係もございまして、濁った水が弁天川に流入するということで、汚濁が見られている現状も考えられます。  それから生活排水につきましては、都市下水が普及をいたしまして、これはこの点につきましては、ほとんどが改善されているのではないかと思ってございます。  それから雨水など、都市排水につきましては、これは柳町の弁天川上流の方から流入されるわけでございますが、これも一時的なものではないかというふうに思ってございますし、また工場排水等につきましては、関係する事業所等につきましては、水の処理施設等の設備の設置並びに改善をお願いしてございまして、今のところ、特に問題がないのが現状でございます。そういうふうな現状の中でも上流につきましては、ある程度澄んでおりますが、下流の弁天橋付近におきましては、やはり濁りがございます。この点、下流に堰がございまして、流速といいますか、流れがないということも一因しているわけではないかと思っておるところでございますが、ただいま市長が申しましたように、まず水質の実態調査をいたしまして、そしてその後の浄化対策について検討いたしてまいりたいと思います。  特に水質の調査につきましては、宮前町地係から柳町1丁目地係の弁天橋まで約2.3キロぐらいございますが、その間の5ないし6地点で流量とともに、その採水をいたしたいと思いますし、それからまた、お天気のときと、それから雨天の場合に弁天川に流入いたします水路についても、採水をいたしまして、汚濁原因を調査等をしてまいりたいと思います。  調査につきましては、水温を含めまして化学物質でございます化学的に調査をしなければならないph、SSDO、BOD、CODを含めまして、7項目につきまして調査をいたしながら、その水質の状況をまず把握させていただきたいと。その後いろいろと先ほど来、芦原町の例を含めまして、浄化対策につきましてのご提言をいただいてございますが、これらを踏まえて検討させていただきたいと思ってございます。 ○議長(佐々木左市君) 助役、熊野君。 ◎助役(熊野弘君) 前議会でも申し上げたのでありますが、市民サービスのあり方というのは大変難しいと思うのであります。これは、先ほどご指摘がございましたいろいろな要素を踏まえて設置するのもよし、あるいは設置しないのも悪し、いろいろと考え方があると思うのであります。と申しますのは、実はさかのぼって古い話で恐縮でありますが、昭和40年代に日曜市役所を開設した市や町があるわけであります。これが時代の流れとともに、いつしか消滅をいたします。したがいまして、完全週休2日制というのは、これはやはりゆとりを持てという時代の流れ、その中にありまして、これは私どもに十分昨日来、各議員のご指摘のとおり、大いに反省をしなければならない問題はあろうかと思います。したがいまして、私は市民サービスのあり方というのをどの程度にお互いに許容できるのか、先日も中央のある省へ行きますと、法律が国会で可決された。今、その政令規則の準備に24時間体制である、かような話を聞いたわけであります。ことほどさように、週休2日制に対するいろいろ中央各省と、それから各市、それから各町や村の対応というのは基本的に同一のようで、それぞれの各市町村が市長の基本的な理念に従って市民サービスの展開を行っているわけであります。したがいまして、昨日来、ごみの問題等につきましても、やはりこの際、地球環境の保護ということになりますと、既に自浄能力を失ったとまで言われておるわけでありますから、当然に痛みを伴うのではなかろうか。また、これは私は先日その講演を聞きませんでしたけれども、ご指摘の世界体操選手権ということがあるから、内部の会議は極力時間外でやるようにと、こういうことは昨年指示をしたところであります。なかなかこれは言うはやすく、大変難しい問題でもありますけれども、やはり私どもが十分、先ほどのご指摘を踏まえて、正すべきは正し、なおかつ時代の流れに沿って進んでいかなければならないと考えておる次第であります。したがいまして、週休2日の今度の条例案を議会に提案する時期におきましては、それらの問題を解決してクリアをしながら、どういう方向で鯖江市は進むかと、こういうことを踏まえての提案になろうかと思っております。 ○議長(佐々木左市君) 5番、窪田君。 ◆5番(窪田通夫君) それでは、一通りのご答弁をいただいたわけでありますが、新幹線の問題でありますが、この問題につきましては、特に参画をいただきました助役さんの方から、いま一度ご答弁を願いたいと考えておるところであります。といいますのは、特に私たち市民に希望を与えたような市の検討委員会の中で、2案の構想が発表されたわけでありますが、その構想が結果的に実らなかったということになっておるわけであります。そういうことの実らなかったということについての県のご相談なり、配慮とかご理解を求める施策があったのかどうか、それと市民に与えた、期待を与えたことに対する市民の期待に対して、どのような考えをお持ちか、その辺について参画をしていただきました助役さんのご回答をいただきたいと思います。そのほかに大体8月ぐらいで新幹線の答申が出るように承っておるわけであり、各新幹線の期成同盟会、南越駅期成同盟会ですか、また関係の皆さんのご意見をいただきながら、結論を出していくと思うわけでありますが、その会に出席するときに、どのようなお考えでご出席をされるのか、市民を代表してのお気持ちをお聞かせ願いたいと思うところであります。  次に、青年の家の拡充でございますが、市長または教育長の答弁にありましたように、前向きの姿勢であると理解をいたしておるところでありますが、いま一歩薄弱な点があるのではないかというような感をいたすわけであります。そういうことであれば、平成7年には見通しが立つものかどうか、その辺の考え方がありましたら、お聞かせを願いたいと思うところであります。  なお、私の質問の中で、特に青年の家の用地が狭い、場合によっては市が用地の提供も考えなければならないということを考えておりますが、この点についての理事者側のお考えをお聞きいたしたいと思います。  3番目のやっしきまつりの活性化につきましては、全面的なご理解をいただいたところと理解をいたしておるところでありますが、私がご質問申し上げました1万人参加のやっしきまつりにはならないかということをご質問したと思うわけでありますが、その辺のご答弁がなかったと思いますが、県外からまた隣町村からわっさわっさとやしきまつりを見ていただけるような、世界体操選手権大会を契機にすばらしい伝統あるやっしきまつりを築き上げることができないかどうか、この点についてお伺いをいたしておきたいと思います。  また、市の助成金につきましても、お考えを示したわけでございますけれども、ご答弁もなかったように承っております。  4番目の完全週休2日制、市民サービスの向上につきまして、いま一度ご質問をいたしたいと思うわけであります。  ただいまこの問題につきましては、総務部長にお聞きいたしましたことを助役の方からご答弁をいただいたわけであり、非常に難しいというような考えを私も理解をいたすところであり、助役さんのただいまの発言の中で、ある町村の役場を日曜開設ということで提案をされましたけれども、結果的には立ち消えになっていったというような話を聞いたわけであります。だからといって私は、今回の週休2日制に対して市民サービスを向上させなくてもいいという理由にはならないと思うわけであります。年間、わずか50回の土曜日を開庁してはどうかと、末端の公民館、嚮陽会館、または開庁の部署においては2人ないし5人で365日の市民サービスをしておる中で、本庁の303人、部長、市長、三役を除きますと303人であります。その方々がどうして市民のために窓口を開けていただくことができないのか、いま一度助役の考えをお聞かせ願いたいと思います。  助役が先ほどの答弁の中で、痛みを分かち合うという言葉が出たわけであります。私、これはすばらしい言葉だと思います。出先の職員が一生懸命やっておる中で、なぜ本庁の職員が痛みを分かち合うことができないかと私は考えておりますが、いま一度助役の答弁を求めておきたいと思います。  よいように解釈をいたしますと、市長の答弁の中では、何とかクリアをしながら、開庁の方向でもう一考もあるというようなことにも受け取れたと思いますが、市長のお考えがありますれば、助役とともどもご答弁をいただきたいと思うところでございます。  5番目の弁天川の美化整備でございますが、ただいま検討段階に入っておりまして、今後検討しながら実行していきたいというふうなお考えをいただいたわけであり、すばらしい、コイが晴天、雨といえども、上から見えるような魚の川に、清流にしていただきたいと希望いたします。  また図書館の充実の問題につきましては、ご答弁をいただきまして、おおむね了といたすところでありますが、先ほど市長の答弁の中では、美術館につきましては今度の検討課題だというようなご答弁がありましたけれども、私は、美術館が福井県しかございません。福井市におきましても美術館という建物がないようでございます。そういう中で美術館ということになりますと、非常な絵画の購入の問題等、大きな財政負担になると思うわけでありますが、幸いにいたしまして西山画伯等の寄贈、またこれからいただけることであろうと思う久里洋二画伯のご寄進等を考えますと、何とか図書館と美術館の充実の中で展示ができないものかと考えておるところであります。  以上。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) ご質問の何点かにつきまして、お答え申し上げたいと思いますが、青年の家の問題につきましては、大変窪田議員もおっしゃるように、私どもこの問題につきましては、ぜひとも早く新設、あるいは増設をしてほしい、そういうことで今日まで県にお願いをいたしてまいっております。我々はあくまでも地元ということでお願いをいたしておりますけれども、施行者は県でございます。県におきましては、青年の家は、奥越青年の家を含めて幾つかあるわけでありますが、その中で鯖江の青年の家は一番最後に建設をされた、そういう実態もあるわけであります。しかしながら、今、世界体操選手権大会を控えまして、これに間に合うならば、ぜひとも300人収容の青年の家にしてほしい、また周辺の整備をしてほしい、こういう願いを込めてお願いをいたしておりますけれども、実現に向けましてはなかなか困難なものがあるということをご理解をいただきたい。今後ともなお一層早く改善、新設ができるように努力をいたしていきたい、そのように思うところでございます。  次に、週休2日制の問題につきましては、お説のようなこともございます。また、あるところの市長が鯖江にまいりまして、あるところでご講演をされたところでございまして、行政は市民サービスの最大の課題として取り組まなければならない、そういうことはおっしゃったようでございますが、これは一つの目標としての努力でございます。やはりサービスは、行政が取り組むサービスというのはどこまでがサービスなのか、市民がどこまでそれを願っているのか、それはいろいろあろうと思います。しかしながら、我々は努力はやってまいりますけれども、ある市のように、いわゆる土曜まで開庁していろんな取り組みをやっておるようでございますけれども、いわゆるそれも弊害があるように私ども聞いております。一長一短があるようでございます。そういうようなことを考えますと、やはり職員もゆとりがあって、やはり行政に勤務する期間において十分努力し、市民のサービスが低下しないような努力をすることが最大の努力であろうと、そのように思っておるところでございまして、今、庁内におきましては、試行を含めて、これらの問題について研究し、努力をし、年度内にこの実施に向けて努力をしたい。そのように考えておるところであります。  また図書館の問題につきましては、いわゆる図書のスペースが少ないということでいろいろ研究をいたしておりますが、武生市、今立町、鯖江市を含めまして、ネットワークを掲げながら努力をいたしておりまして、非常によい方向に行っているように思うわけであります。しかし、狭いということにつきましては、やはり改善をしなければなりませんので、資料館との連携等を含めて、今、研究をいたしておるところでございます。  また、美術館の問題につきましては、いわゆる美術館ができるまで、西山画伯とか、あるいは久里洋二氏の寄贈のいろんなお話がありますけれども、これらの問題の展示につきましては、やはり現在のあるところを改善をした中で、ひとつしばらくの間市民にそれらの作品を見ていただく、そういうことを考えておりますが、将来的にはご遺志もございますので、美術館の建設を考えていきたいと、そのように思うところであります。 ○議長(佐々木左市君) 助役、熊野君。 ◎助役(熊野弘君) 北陸新幹線の問題につきましては、過日、全協でも申し上げましたけれども、いわゆる政府与党の申し合わせの中で、新幹線が開業したら、在来線の取り扱いはどうなるかについて、沿線市町の意見を求められたわけであります。したがいまして、当然、先ほどご指摘のように、新聞に出たということでございますから、本来ならばいわゆる並行在来線の扱いについて、こちら側が意見を申し上げるのが本当かとも思いましたけれども、私はそうでなくして、いわゆる高岡、金沢間の変更がどういうふうに、なぜ地元案が求められたかということと、それを踏まえて、地元案というのがどういう形で出たのかということをお聞きをしたわけであります。  この新幹線問題につきましては、やはり福井県政の重要な政治的課題でございます。空港問題と合わせて、そういうことで当然、総合的に知事がご判断になり、また中央にご折衝になるわけでございますので、私どもはやはり今までの経過を踏まえて、最終的に県の方針に従わなければならないのではないかと、かように思っております。 ○議長(佐々木左市君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) 青年の家の問題につきましては、先ほど市長の答弁の趣旨に沿って、我々も努力をしていきたいと思っております。  やっしきまつりの活性化の問題で、1万人についてはというご質問でございますが、これは一つの目安として、努力の一つの目安になるのだろうと考えております。  美術館につきましては、そういうものが建設される間、貴重な絵画等につきましては、先ほど申しましたように、いろんな計画を立てながら、市民に貴重な絵画を鑑賞していただたけるよう、いろいろと工夫していきたいと思っています。 ○議長(佐々木左市君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) 週休2日制の問題でございますが、先ほど市長並びに助役からの大綱的なご説明がありました。  ご質問の中で、出先機関は365日やっているけれども、市はそうでないというようなご発言がございましたが、出先、公民館等につきましては、休日が違うわけでございます。ですから、同じ休館日で市の現状を申し上げているんですが、そういうことでございまして、片方は全部やって、本庁は遊んでいるということはないわけでございます。そして、現在やっております4週6休制につきましても、各々ちょっと形態は違いますけれども、確実に実施をいたしておるわけでございますので、ご理解を賜りたいと思います。  それから先ほどからの問題でございますが、非常に難しい問題も出てくる、その問題そのものを現在調査、把握をしている状況でございまして、十分今後検討しながら実施をいたしたいと思っております。 ○議長(佐々木左市君) 5番、窪田君。 ◆5番(窪田通夫君) 新幹線の問題につきましては、了といたすところでございます。十分には納得がいかないわけでございますけれども、了といたします。  青年の家の平成7年までの改築、または増築はどうかということに対しては、市長は非常に厳しいというような答弁があって、前途はあまり明るくないんじゃないかというような考えを持っておるわけでありますが、しかしながら、用地については、市が提供して、前向きで進めていく何とか平成7年にお願いできるような方向にはならんかということで提案をいたしますが、この点については、どういうお考えか、再度ご質問をいたしておきたいと思います。  やっしきまつりの活性化につきましては、ただいま答弁がありましたが、助成金の問題については答弁がありましたか。教育長から。  そういうことで、この点につきまして、先ほど申し上げたと思うんですが、答弁がなかったように思います。  週休2日制につきましては、私の勉強不足で、部長にこの点では深くおわびを申し上げたいと思います。365日ではございません。休みを引きますと、二百何十日かになろうかと思いますが、部長はそこまで理解をしておるならば、私はそれならば、総務部長、これは出先の週休体制と本庁の週休体制とに格差がないかどうかということをまずもってご質問しておきたいことと。  私はただいま助役の方から、痛み合える体制を組みたいというようなお言葉もちょうだいいたしております。また、はっきりくみ取れたわけではございませんけれども、私は窓口の開庁、証明等はお願いしたいと。305人の人員の中で対応すれば、1年に1回代休をとっていただければ可能な線だと思うわけであります。出先の開庁から考えますと、難しい問題じゃないということに理解をいたしておりますが、今後の検討課題の中で、そういうことを含めて考えていくのかどうか、その辺も合わせてお聞きをいたしたい。  そしてまた、現時点でどのような市民向上の検討ができておるのかどうか、今の時点でないということであればないでよろしゅうございます。あるとすれば、何か方法を考えておいでになるのか、お聞かせを願いたいと思うわけであります。  弁天川の美化に対しましては、非常な献身的なご回答をいただきまして、本当にありがとうございます。  また図書館につきましても、すばらしい回答をいただきまして、本当にありがとうございます。  以上をもちまして質問を終わります。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 青年の家の問題につきましては、我々最大の努力をいたしております。また県もご理解をいただいておることは事実でございます。しかしながら、先ほど申し上げたように、厳しい面もあるということをご理解いただきたい。あくまでも施設は県の施設でございますので、その点をご理解いただければ結構かと思います。 ○議長(佐々木左市君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) 教育委員会としましては、まつりそのものについての援助というようなことは、ちょっとできませんので、私どもとしては、壮年グールプのいろんな活動として、いろいろとその活動を支援し、補助する立場でございます。そういう面で、活性化につながる方向で、いろいろ検討させていただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 総務部長、竹内君。 ◎総務部長(竹内武君) 週休2日制に関連いたしまして、現在の4週6休が出先と差がないかというご質問でございます。勤務形態は各々変わっておりますが、時間的には格差はございません。  それから開庁についてのご提案でございますが、先ほど市長、助役からも話がございました。我々が聞いております開庁といいますのは、本庁そのものを開庁しているというのはまだ聞いてございません。ただ、市民課の受付、証明関係で一部やっているというのは、ただ繁華街の一つの場所をとって、そこでやっているというようなことは聞いておるわけでございますが、それらも聞いていきますと、あまり利用者がないんだと、こういうことも聞いております。いずれにいたしましても、現在、いろんな問題を分析中でございますので、それらを検討をした結果、きちんとしたいということでございますので、ご理解賜りたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 次に8番、菅原義信君。   〇8番(菅原義信君)登壇 ◆8番(菅原義信君) 質問通告の順番に沿って質問をいたしたいと思いますけれども、しかし私の質問事項は、昨日来の多くの方の質問と随分重複している部分があります。したがって、事前に職員の方とお話をした内容とは多少変わっている部分があるかも知れませんけれども、私の今からの質問に沿ったご答弁をぜひお願いを申し上げたいと、まず思うわけであります。  まず第一番目の、北陸新幹線の問題でございますけれども、これもただいま窪田議員からの質問の中で、再三にわたって理事者からのご答弁もあり、大まかには鯖江市としての姿勢もわかったわけであります。しかし、全体として、結局鯖江市がどういう選択をするのかということが、やはり一番大きな問題だと思うんであります。とりわけ、いわゆる地元負担の問題、それと、残される在来線の第3セクター化の問題であります。今回、県が出しました福井市から北陸トンネル間のスーパー特急化、この方式というのは、普通一般の市民とすると新幹線と言えば、当然東海道新幹線でありますとか、あるいは東北の新幹線、これと同じようなイメージを持つわけでありますけれども、これとは全く違うものが走るということになるわけであります。いわば北陸線の改良でしかないというものであります。しかもご承知のとおり、鯖江市の東部にまいりますと、田んぼの中に「新幹線絶対反対」と、こういうような立看板も立っておって、反対の市民意識というものも根強くあるというのも事実であります。そして今回研究会として出された案の方式でいきますと、鯖江市民にとってはほとんどメリットらしいメリットはないと言わざるを得ないわけであります。そういう中で、どういう鯖江市として選択をするのか、とりわけ県や国に対してどういう対応をしていくのか、このことがやはり大変大事な問題だと思うんであります。とは申しましても、このスーパー特急方式での新幹線、それ自体が早く見ても十数年後というような期間があるわけであります。そうであったとしても、やはり先ほど助役の答弁の中でも、福井県政の中での最重要な課題の一つだというようなお話もありましたので、そういう立場に立って、何遍も申し上げますけれども、鯖江市としてのはっきりとした姿勢というものは、今のうちからつくらなければならないと思うものであります。そういう点でどういうお考えをお持ちなのか、ぜひご答弁を再度お願い申し上げたいと思います。  それと、2つ目の健康福祉センターの計画内容についてという問題についてお尋ねをしたいと思うんであります。この点についても、昨日の質問の中で種々行われておりました。それで、まず私は少し違った問題についてお尋ねをしたいと思うんでありますけれども、この健康福祉センターについては、今年度の当初予算の中で、建設計画費ということで、645万円が計上されているわけであります。645万円の内訳についてお尋ねしておきたいと思います。また、この645万円と重なるかどうかわかりませんけれども、400万円の委託料も同時に計上されているわけであります。この委託先がどこなのか、またどういう点について委託を行っておるのか、この点についてまずはお尋ねをしておきたいと思うんであります。  それと2つ目は、これは私の要望でありますけれども、何と言っても、この健康福祉センター、昨日のご答弁の中での在宅福祉を行っていく中核的な施設として位置づけておるんだというお話であります。そうであるならば、どういうような場所を予定をしておるのか、立地条件の問題であります。やはり健康福祉、こういう問題については、今後鯖江市政にとっては最重要課題の一つであります。その中核的な施設となるものがどういう条件のところに建てられるのかということは、大変大きな問題を持つものであります。既存の諸施設との連携でありますとか、あるいは交通の便でありますとか、そういうものが勘案されなければならないと思いますけれども、いろんな角度から見て、最もふさわしい場所にこそ建てられるべきだと思うんであります。その点についてご要望を申し上げたいと思いますし、また、もう一つは、笹川議員の質問の中でも人的な配置の問題についてお尋ねでありました。こういう施設、建物をつくったあとは、やはり人と組織の問題だと思うんであります。その点についてもお考えがあるならば、ぜひ具体的な点でお答えを願いたいと思います。  3番目の非核平和都市宣言のことでお尋ねをしたいと思います。  昨年の12月議会でこの鯖江市議会が非核平和都市宣言をいたしました。これは、今までに再三再四諸団体から非核平和都市宣言をしてほしいという陳情がなされて、継続審議とういうことで長い間そのままになっていたものが、ようやく上げられたわけであります。まず市長に、この非核平和都市宣言そのものについて、どういうご所見をお持ちなのか、その点についてお尋ねをしたいと思います。  もう一つは、今ちょうど国会の場で、PKO、国連平和協力法、この問題が大変大きな議論の的になり、審議がなされているところであります。このPKOについて、市長がどういうご所見をお持ちなのか、お聞きしておきたいと思うんであります。  4番目の環境保護と街づくりの考え方についてということでありますけれども、これも先ほどお話があったとおりでありまして、ただいまブラジルでもって地球環境の問題についての国連主催のサミットが行われているところでありまして、地球の環境問題、大変大きなテーマとして話し合われておるわけであります。そういう中で、国、県はもとよりでありますけれども、全国の地方自治体でもって、こうした町での、村での環境をいかにして守っていくのか、このことも大変大きなこれからの街づくりのテーマだと思うんであります。そうした場合に、今回21世紀を目指した街づくりの案が出されております。そのものは、60年の基本構想をもとにして、そしてなおかつ、市政運営の基本方針4点をもとにしてつくられたものだというお考えのようでありますけれども、しかし、街づくりそのものというのは、第一には開発を行っていく、あるいは整備を行っていく、こういう側面と、もう一つは既存の施設や環境、そういうものを保存をしていく、保護をしていく、2つの側面があると思うんであります。とりわけ自然環境の問題でいきますと、保存をしていくということと、また同時に育成をしていくということが大変大事なことだと思うんであります。そういう点から申しまして、とりわけ2つの点で要望とお考え方を申し上げたいと思うんであります。また、お尋ねをしたいと思うんであります。  それは、第一には、鯖江市には都市公園、児童公園を含めて93カ所あるわけであります。もちろんこの中には計画中、あるいは予定も含めたものも含まれておりますけれども、約130ヘクタール分がこうした公園として用地指定がなされておるわけであります。しかし、一部の公園を除いて、大変樹木が少ないわけであります。幾つかの児童公園の中では町内管理のもとで大変立派な樹木も育ち、街の景観としても見ごたえのあるものもあるわけでありますけれども、しかし、ほとんどのところではこうした樹木というものはあっても大変みすぼらしいものでありますし、またほとんどないに等しいというところもあるわけであります。自然環境を保護、また育成をしていくという、そういう立場から見るならば、こうした公園の中で緑を育てていくということも大事な問題だと思います。ぜひこの点で今後のお考え方を計画を策定をしていただき、また考え方についてもご所見を承っておきたいと思うんであります。  また、公園の問題と合わせて、関連で一つお尋ねをしておきたいと思うんであります。  それは、先だっての3月議会でも私、神明2丁目の問題でお尋ねをいたしましたけれども、神明2丁目に神明東第1公園というものがあります。約1,300平米ほどのものだと思うんでありますけれども、この中に町内の墓地が置かれているわけであります。この墓地が置かれているということで、関係団体、あるいは関係区との間でどういう契約がなされておるのか、その点についてお尋ねをしておきたいと思います。
     もう一つは、自然環境の問題で申しますと、街路樹のことがあると思うんであります。現在、鯖江市には市道、県道、国道合わせて6,500本の街路樹が植えられています。対人口比でもっては、約10人に1本という割合でもって街路樹が植えられておるわけであります。この街路樹についても、今後どういう計画でもってふやしていかれる予定なのか、その点についてもお尋ねしておきたいと思います。  この環境保護の問題でいきますと、もう一つは社会環境の問題、社会環境と申しますと、大変広範多岐にわたるわけでありますけれども、その中で、風俗営業にかかわるパチンコ店の問題についてお尋ねをしておきたいと思います。  現在、鯖江市には10カ所のパチンコ店が既に営業されております。もちろん市民にとっては大変有効な娯楽施設としても利用されているわけであります。しかし、今後さらに3ないし4店のパチンコ店が市内に営業を開始しようとしているわけであります。大変広大な土地がこのパチンコ店として供用されようとしておりますし、しかも、そのパチンコ店が営業、現在しているところ、またこれからしようとしているところについても、ほとんど一等地と思われるところに建てられようとしているわけであります。21世紀を展望した街づくりを考えていく場合に、こうした風俗営業にかかわるような施設が無軌道にこのまま建てられていって、果していいのかどうか、こういう疑問を持つのは私ばかりではないと思うんであります。しかも、その一つ、例えば丸山町の3丁目だと思いますけれども、ここに今建設中のパチンコ店、当該土地は確か、かつてはめがね団地として市が造成をした土地だと思うんです。その点でのかかわりで、問題がないのかどうか、お尋ねをしておきたいと思うんであります。  以上であります。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) お答えを申し上げたいと思います。  北陸新幹線の新線工事にかかわる地元負担についてのご質問でございますが、建設における工事費の総額はどれぐらいになるのか、また地域負担をどのように各自治体に負担されるのかといったことが、現時点でわかりかねますので、ご理解をいただきたいと思います。  次に、健康福祉センターの建設計画についてのお尋ねでありますが、21世紀の本格的な高齢社会に対応し、いまや市民1人1人の生涯を通じての健康づくりと、住み慣れた地域で家族や隣人と豊かに暮らしていける福祉社会を築くことが重要でございます。その健康づくりと総合的な在宅福祉を推進する中核施設として仮称健康福祉センターを建設しようとするものでございます。  その機能といたしましては、健康診査、母子検診、健康増進情報提供、運動障害回復訓練、デイサービス、老人の生きがい機能、ボランティアをはじめとする地域福祉活動拠点機能など、11の機能を考えております。  場所について早急に決めてまいりたいと存じますので、ご理解賜りたいと思います。  非核平和都市宣言の具体化についてのお尋ねでございますが、非核平和都市宣言が昨年12月議会で決議をされまして、本年2月発行の議会報第114号で宣言全文が掲載されまして、広く市民に周知が図られたと思っております。宣言にもありますように、我が国は世界随一の核被爆国として戦争の悲惨さを子々孫々に伝えながら、人類の上に再び繰り返してはいけない歴史的な使命を担っていると思っております。ご理解いただきたいと思います。  次に、社会環境の健全化と街づくりについてのお尋ねでございますが、近年ゆとりの時代に入りまして、うるおい、やすらぎ等の都市環境の向上に対する住民の意識が高まってまいりました。そんな中で、緑豊かな都市環境の形成のニーズが強まっていることは周知をいたしております。今後、自然環境の保全に配慮しつつ、緑豊かな憩いの場としての緑地、公園、街路等の公共施設を中心にいたしまして、植栽を進め、緑豊かなうるおいのある魅力ある街づくりを進めてまいりたいと考えております。  また、最近のパチンコ店の進出に対する規制ができないかとのご質問でありますが、現行では、建築基準法、風俗営業等の規制および業務の適正化に関する法律施行条例によりまして、その建築が規制されていますが、市でこの建築に対して指導規制することはいろんな問題があり、非常に困難でございます。しかしながら、その建築物が都市景観上、環境上、また市街地形成の上で決して望ましい姿ではありませんので、今後、研究してまいりたいと思います。ご理解を賜りたいと存じます。  細部につきましては、担当部長の方からお答えを申し上げたいと存じます。  非常に大事な問題でございますが、PKOの問題につきましては、世界の平和に貢献することが当然であろう、そのように考えております。 ○議長(佐々木左市君) 民生部長、吉田君。 ◎民生部長(吉田勇治君) それでは第2点目の健康福祉センターの建設につきましてのご質問にお答えをさせていただきたいと思います。  健康福祉センターの機能につきましては、今ほど市長が答弁いたしましたように考えてございますし、お尋ねの今年度当初予算で計上いたしました645万の予算についての内容でございますが、400万につきましては、基本構想、基本計画を委託する経費でございます。それからあとの経費につきましては、健康増進情報提供システム等の開発に関する経費約165万を計上させていただいているものでございます。  その中で、この400万の基本計画につきまして、どこに委託をしておるかというふうなご質問でございますが、この委託につきましては、専門家の方に基本構想を委託する考え方を持ってございますが、現段階ではまだ委託をいたしてございません。と申しますのは、やはり基本構想、施設建物の基本構想を立てますのには場所等の立地条件などが関連をしてまいりますものでございますので、そういう意味から、場所についてはまだ確定をいたしてございませんので、予算的にはまだ動いてないということでございます。  2点目の場所につきまして、特に立地条件での必要性をご質問をいただいたわけでございますが、市民のご要望といたしましても、やはり市の中心部、そして交通の便が非常によいところ、それから、また市民がわかりやすい場所にというふうなことが強い希望的ご意見でございます。こういうふうな3つの条件等を加味しながら、今、検討させていただいておるところでございまして、市長が申しましたとおり、これからできるだけ早く決めてまいりたいと思ってございます。  次に、人的配置の件でございますが、今のところまだいろいろと施設の内容等につきまして、ご検討させていただいておるところでございますが、今後、これらの機能に合った人員配置を考えさせていただき、また運営の方向づけをさせていただきたいと思ってございますので、今まだ確定している段階ではございませんので、今後とも検討し、研究をさせていただきたいと思ってございます。  以上でございます。 ○議長(佐々木左市君) 建設部長、赤田君。 ◎建設部長(赤田正実君) 環境保護と街づくりの考え方の中で、幾つかご指摘をいただいているわけでございますが、まず都市公園、児童公園の中に非常に樹木が少ないんじゃないか、緑が少ないんじゃないかというご意見でございますが、今日までやってきました公園、これは必ずしも樹木が多いとは言われない点もあるんじゃないかと思っているわけでございます。どうしても公園を整備いたしますと、施設を整備することが先になりまして、一応計画上は緑を入れましてもなかなか施設とは違いまして、十分緑が入らないようなところもあったかと思います。今後はやはり全体の公園を十分見直しまして、議員のご指摘のように、今後やはり緑をふやしていかなければならないというようなことで、十分これは検討をさせていただきたいと考えております。  合わせて公園の中で、神明2丁目の第1公園、町内の墓地のことでお尋ねでございますが、大変これ、相当年数がたっておりまして、いろいろと団体と区の契約書がないかというご質問でございますが、いろいろと今日まで調べているんですが、十五、六年経過をいたしておりまして、いろいろと倉庫なんかを調べさせていただいているんですが、見当たりません。そんなことで明快なご回答ができないんですが、ひとつご理解いただきたいと思います。  それから街路樹についてもいわゆる少ないんじゃないかというようなことでございますが、街路樹はほとんどの路線、いわゆる計画決定しました都市計画の街路、また県施工の街路、そのほか国道などがございますが、市施工の一般単独事業で行っています道路については、これは幅員の関係もございまして、土地のこともごさいまして、街路樹の計画は今のところございませんが、補助事業でやらせていただいている道路につきましては、ほとんどの街路樹の計画をいたしておりますし、今後におきましては、街路樹の升もかなり大きくいたしまして、街路樹とまた低木も含めまして、例えば街路樹の幹の方へ低木、たとえばつつじ、鯖江の有名なつつじを植え込むとか、そういうことも今日までも少々やっておりますが、これからもそういうことをひとつ重点に、かなり街路樹の歩道側にも緑をふやしていこうというようなことを考えております。昭和62、3年ごろから県とも十分協議をいたしまして、鯖江中の街路樹がばらばらではいけませんので、やはり路線ごとにひとつ街路樹を決めまして、県と市が協議しながら、お気づきの点があるかと思いますが、既にそういう路線については、県と市が協議しながら、街路樹の植え込みをやっております。今後におきましても、そういうような考え方でできるだけ、その土地によって育つ木と、また育たないものもございますので、土地の条件に合わせた街路樹を選びながら、緑をふやしていこうと、こういうような考え方を持っておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。  また、パチンコ店についてのお尋ねでございますが、非常に最近パチンコ店がふえております。これは鯖江市だけでなく、県内7市におきましてもふえているような状態でございますが、特にパチンコ店となりますと、幹線道路沿いに大体できておるのが通常でございますが、議員のご指摘のように、鯖江におきましても、ほとんど幹線道路、国道沿いが多うございます。これらについて、今後どう考えていくか、規制できないかというようなお尋ねだと思いますが、これはあくまでも建築申請が出ますと、出た時点で、いろいろと開発行為という意味で市は書類の審査をいたしまして、それぞれいろんな、例えば排水問題とか、また道路に面した乗り入れの問題とか、前に川があれば川に架ける橋の強度の問題とか、いろいろなそういう条件をつけましてお願いをしているようなわけでございます。そういうようなことで、いわゆる建物そのものにつきましては、これは建築基準法に基づいて行われておりますので、やはり建築に関しては、市の方からどうのこうの申し上げるようなわけにはいかないのが現状でございます。ただご指摘のように、今後何かそういうところの、十分規制できないかということに対しましては、市長も申されましたように、十分検討をしていかなければならないなと、このように考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。  以上です。 ○議長(佐々木左市君) 産業部長、浅野君。 ◎産業部長(浅野勲君) 今ほど建設部長の方から申し上げましたが、環境保護と街づくりの考え方の中の社会環境の健全化と街づくりの中で、丸山3丁目のめがね団地造成地ではないかということでございます。この点について調査をいたしましたんですが、この用地は、昭和41年から50年にかけまして、北部土地区画整理事業で施工した用地てございまして、眼鏡団地はその北側でございまして、この用地は食い違いということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 8番、菅原君。 ◆8番(菅原義信君) それでは、再度ご質問を申し上げたいと思います。  まず新幹線の問題であります。新幹線については、もう先ほど申し上げたとおりで、大変種々今までにも質問されているんで、なんか私が質問すると蛇足ばかりのような気もせんではないわけでありますけれども、ただ鯖江市にとってみると、こういう言い方はどうかわかりませんけれども、いずれにしても、メリットというのはほとんどないと、例えば今回の県の研究会に出された案のとおりにしましても、あれでいきますと、福井から北陸トンネルの入口までについては、新しい線を引っ張るということでありますけれども、しかも160キロから200キロの速度でもって、在来線をほかの分については運行するんだというふうになっているわけですね。そうしますと、大体今の予定でいきますと、米原にではなく、湖西線周りで大阪にその線については乗り入れて行くと。今10分間の大体短縮がなるということでありますけれども、これも大体大阪までの計算をしまして10分間短縮になるという話になっているわけですね。そういう点でいきますと、東海道新幹線には連結できないわけでありまして、こういう点から言っても、その利便性というのはあまりないということになるんじゃないかなと思うんですね。それと、これは将来の問題でありまして、今から言うというは大変な杞憂になるばかりかも知れませんけれども、第3セクター化でありますけれども、現在、かつての国鉄の分割民営化、JRに経営体の移行というようなことがありまして、今、大体35社が第3セクター化になっておるんですね。そのうちの27社までは赤字なんですね。しかも七、八社黒字で運行しているところもあったわけですけれども、その一つが昨年大変な大事故を起こした信楽鉄道、あそこの部分が黒字だったということらしいです。しかし、黒字になってもああやってーたん事故が起これば、黒字なんてものは吹っ飛んでしまうというのは目に見えているわけですね。しかも第3セクター化でサービスの低下ですとか、大幅な運賃値上げですとかというのは、今、既に大きな問題になっておりますし、地元自治体に大変大きな財政負担を強いるものになるということももうほとんど既成の事実になっているようなものですね。それをあえて我々がこれから先、選択をしなきゃいかんのかということを、やっぱりお尋ねを申し上げているわけなんです。ですから、そうじゃない方法というのは、確かに1990年、平成2年に政府と自民党との間でこの新幹線の問題については申し合わせができているということでありますけれども、それを既成の事実としてしか、新幹線というものを臨むことができないのかと、そういう方向でしか鯖江市は政策選択ができないのかと、そうじゃない方向でやってほしいというのが、やっぱり県民にとっても、鯖江市民にとっても大きな願いだと思うんですね。そういう点で、ぜひ国、県に対して強い働きかけを今からやる必要があると、僕は思うわけです。その点について、ぜひやっていただきたいと、強く要望しておく次第です。  それと、健康福祉センターのことですけれども、これもまだどこに建つかということが明らかになっていないわけなんで、そういう点ではその具体的な問題についてお尋ねをしても、あまり実のあるものにはならないかも知れませんけれども、少なくともやはりどなたも利用できるような、そういう立地条件というものを最大限に考慮してつくっていただきたいと。保健センターというのは鯖江市にはあるわけなんですね。保健センターというのは鯖江市にはあるわけなんです。しかし、鯖江市民に例えば6万3,000の市民の方に全部聞く必要はないですけれども、「鯖江の保健センターはどこにありますか」と聞いた場合に、「あそこだ」とお答えになる方は、おそらく10人に1人いらっしゃるかどうか、保健センターがあるということ自体が御存じの方がないんじゃないかなという具合なんですね。もちろんああいう極端な例ではありませんけれども、やはりその建物が置かれた場所というのが、大変大きな市民にとっての存在意義といいますか、存在意識といいますか、にかかわってくるわけですから、やはり場所の選定については、くれぐれも総合的なご判断の上につくっていかなければいかんという具合に一つは思うわけです。  もう一つ、委託料の問題でお伺いいたしましたけれども、これは400万円というのは大変少ない金額ではなしに、建設計画ということで400万円の委託料が払われているというのは大変大きな金額だと思うんですね。これは僕は昨年も地域医療保健計画というもので1,200万円、その前年にも千二百数十万円でありますから、2年度にわたって2,500万円の委託料として予算計上されておって、その問題についてもお尋ねいたしましたけれども、ざっくばらんなお話を申し上げますと、鯖江市がこういう何か計画をしようと言った場合、他の団体に対して委託をするというのが大変多すぎるんじゃないかというのを率直に感じられるわけです。今、21世紀の街づくりという中でも、民間化、即導入というお話がありました。もちろん民間に委託をするということが全部は全部私は悪いと、けしからんという具合に申し上げているんではないわけです。しかし、こうした何々の建設計画でありますとか、何とかの研究計画でありますとか、そういうものは大概、財閥系統のコンサルタント会社でありますとか、そういうところに委託されるケースが非常に多いんではないかと。民間活力で地元の業者でありますとか、地元の民間企業ですとか、そういうところに市の行政が委託されると、それでもって一定の経済効果が上がると、民間活力を導入せないかんというのは、もともとやっぱり経済的な効果を見越した上でそういうことをおっしゃっていると思うんですね。ところがそういうものとは全く関係ないようなところで、どんどん委託でもっていかれると。しかも、ちょっと私、何の資料で見たか記憶にありませんけれども、今そういうチェックを大手のコンサルタント会社なんていうのは自治体を非常に重要な、自分たちの商品を売り込むターゲットとしてねらっているというわけですね。昨日の一般質問の中でもたくさんありましたけれども、例えば、ゴールドプランに基づいたような老人福祉計画、老人保健計画、全国三千幾つかある自治体全部がこれをつくるわけです。しかも何百万円か何千万円かという単位でもって、そういう計画をつくるわけです、大体。大変大きな市場になるわけですね。そういうものをそういう大手のコンサルタント会社なんかが、大変言って見れば自分たちの収益を上げるターゲットとしてねらっているというようなこともあるようであります。だから、そういう形でもし計画ができるとするならば、何といいますか、ほかの自治体の全部コピーでもって間に合わせるということだってできんわけではないわけです。もちろん鯖江市の場合がそういうものになるということで言っているわけではないですけれども、同じようなものが、どこの自治体へ行っても同じようなものが計画としては出てくるというようなことがないとは言えませんし、鯖江市の今までのいろんな計画書だとか、いろんな雑誌として公開されているものを見ますと、そういう事例がないとは言えないと思うんです。やっぱり都市づくりを目指していく、21世紀を目指した街づくりを行っていくということで、個性ある街づくりというのが非常に大きなテーマにもなっているわけでありますから、こういう単に外観でありますとか、ハード面だけではなしに、ソフトの面でもやっぱり個性を発揮していく。そこの地域、実情、生活環境、そういうものにマッチしたものを本当につくり上げていくということであるならば、安易なこういう民間委託というのはすべきではないと。多少手間暇かかり、労力がいろうとも、やっぱり内部、あるいは市民の参加協力を得て、こういう計画というものをつくり上げていくべきだということをこの際申し上げておきたいと思うんであります。  それと、非核平和都市宣言の問題についてでありますけれども、市長、今ご答弁されましたけれども、まず一つは、今年度の当初予算で非核平和都市宣言にかかわるような予算措置が講じられなかったと。このことについては大変残念であるという具合に思うわけです。ぜひ、何らかの形でこういう予算措置を講じていただいて、実効ある施策を講じていただきたい。確かに議会との関係で言いますと、広告塔を建てるであるとか、あるいは懸垂幕をつくるであるとか、そういう問題については、一定の体操選手権を目指したということで、ちょっと申し合わせみたいなのがあるようでありますけれども、しかし、こういう平和都市宣言に絡んでは、他の自治体なんかもいろんな多様なことがやられているという具合に聞いておるわけであります。例えば、かつての戦争関連に関するような戦争体験を継承していく、記録していくと、そういう立場からそういうものを児童生徒への平和教育として、その実践の中に取り入れていくというようなことも一つの方法だと思いますし、例えば図書館、資料館等にそういう図書、記録類、そういうものを収集しておくということも一つの方法だと思います。そういう形でぜひ鯖江市が平和行政を行っていく、そういう平和都市宣言の名にふさわしい街づくりをぜひ取り組んでいっていただきたいという具合に思います。  それと、環境保護等の問題でいきまして、パチンコ店の問題でありますけれども、確かにパチンコ店というのが鯖江市の一定の都市づくりには役立っているんかなという具合にも私、思わんわけではないんです。夜なんかちょっと高台に上がりますと、鯖江市も随分明るくなったなという感をするわけです。しかし、その明るいところといいますのは、大概パチンコ屋でありまして、そういうものがふえることによって一定の鯖江市が都市と言われるようにふさわしいような景観をつくり出しているのかなと、こういう具合に思うわけですけれども、しかし、今、4店舗も一気に同じような時期に開店されようとしているんですね、鯖江市の場合。これなどはやっぱりあまりにも、そら権限がないという話でありますけれども、ちょっと野放図すぎるんではないかなと。もちろんその一つ一つにっいては、それぞれ個別の事情というのがあるわけでありますけれども、しかし、4店舗も一気に今開店をされようとしているわけですね。鯖江市に。これはやっぱり何ていいますか、環境の問題、あるいは教育の問題、市民生活、そういうさまざまな問題にかかわって、決して好ましいことではないと思いますし、将来、こういうものがますますふえていくということになるならば、やっぱり鯖江市としても独自の条例というものも考えておく必要があるんではないかと。確かに法的権限という問題でいきますと、何ほどにもならないかも知れませんけれども、しかし、市としての姿勢というものはやっぱりつくっておくべきだという具合に思います。  ちょっと後先になりましたけれども、神明東第1公園の中に墓地があると。その墓地の問題について関係の団体、あるいは区との間でどういう契約内容になっているのかわからんということでありますけれども、実態として現にそこに存在していることは間違いないわけでありますし、それを利用されているわけですね。しかも、そのことがその墓地を運営していくために、一定の部落みたいなものも関係者には貸しているようであります。そういうことがやられているということと、鯖江市との財産管理という面について齟齬がないのかどうか、その点についてお尋ねをしておきいたいと思います。  以上です。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 新幹線の問題でございますが、この問題につきましては、議会におきましても特別委員会でいろいろ議論を願ったところでございまして、議会でもご決議をいただいたところでございます。その趣旨を踏まえまして、県に鯖江市の意向は伝えてあるところでございます。今後の推移を眺めながら、対応をいたしていかなければならない、そのように思っておるところでございます。  また、健康福祉センターの建設の場所につきましては、私どもも十分検討をしながら、利便性のいい、しかもその機能が十分市民サービスにつながるような、そういう努力をいたして、建設場所を決めていきたい、そのように考えておるところでございます。  またパチンコ店の問題につきましては、風俗営業、あるいは景観上の問題、いろんな問題があろうかと思います。しかしながら、パチンコそのものは大衆の娯楽施設でもあることも認識をしなければなりません。また、既存の業者の保護にもつながるような問題もあろうかと思います。そういうようなものを踏まえながら、時代に対応する問題として、十分検討しなければならないだろう、そのように思うところでございます。 ○議長(佐々木左市君) 建設部長、赤田君。 ◎建設部長(赤田正実君) 神明町2丁目の墓地の件でございますが、市の管理者として齟齬はないのかということでございますが、確かに児童公園の一部が現在墓地でございます。あまり好ましい姿ではないということは私も思っておりますし、ただ相当年数がたっていることで、はっきり申し上げることができないで残念でございますが、その時点ではそういうふうにせざるを得なかったんではないかなというふうに考えているわけでございまして、たしかに児童公園の一部でございます。  それからパチンコ店のことでございますが、市長も申し上げましたが、現在、規制する要綱は鯖江市にはございません。いろんな意味で、今後さらにまたふえるということも今お聞きいたしておりますが、これ以上、ふやさないとかどうかということになりますと、何かそういうふうな要綱みたいなものをつくる必要があるんではないかなということで、今後検討を申し上げたいということも考えているんですが、まず全国にこういうパチンコ店を規制しているような市があるかどうか、そんなところから一遍調べて見まして、参考になるところがあれば鯖江市に適合するかどうかを一遍検討みたいなと、こんなことを今、考えているところでございます。よろしくご理解賜りたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 教育長、植田君。 ◎教育長(植田命寧君) そういう風俗営業にかかわるものについてということだろうと思いますが、これは我々の方で規制することはできませんが、現在対応している方向としましては、青少年愛護センター等で少年補導協力店というのをお願いしています。これは、パチンコ店舗だけではなしに、カラオケボックス、ゲームセンター等を含めてですが、お願いをして会員になっていただいて、ステッカーを張ったり、いろんな機関と協力をしながら、非行防止という面で努力をしているところでございます。  また、平和教育も重要だと思いますが、その教材等につきましては、中正、公正、適切なものを選ぶということが必要だと思いますので、そうした点からいろいろと検討をしていきたいと思っています。 ○議長(佐々木左市君) 8番、菅原君。 ◆8番(菅原義信君) 新幹線の問題についても再度ご答弁をいただきましたけれども、確かに議会としてもかつては新幹線の問題について、特別委員会もつくり、その点も踏まえて鯖江市が意見書として提出をしたという経過は知っているわけであります。しかし、これは昭和62年の話でありまして、先ほど申しましたいわゆる地元負担の問題ですとか、並行在来線の第3セクター化だということが正式に決まったというのはそのあとで決まったわけですね。もちろんその前から風聞としてはおそらくそうなるんではないかという話はありましたけれども、そのあとに決まっているわけですね。したがって、当然、かつては62年当時に考えておった、そういう対応の仕方、そういう考え方だけで、現在の時点を推し量れるかというと、そういうことはできないという具合に思うんです。再度その問題については、鯖江市として考え方というものを決め直す必要はあると、ぼくは思うんです。  あとパチンコ店の問題については、確かにそのことでもって先ほども申し上げましたけれども、大衆的娯楽施設の一つとして、市民の余暇利用の施設等にもなっておるということは十分わかっているわけですけれども、しかし、一挙にふえるということに対して、やっぱり危惧の念を私、持っていると。これからますますこういうことが一層ふえていくなら考えてもらったらいいということを申し上げておるわけです。  それと、神明の第1公園の問題でありますけれども、確かに当該公園というものも、先だって3月の議会で私が質問した折にもご答弁いただきましたとおり、あの区域にかかわる区画整理の一環として設置されたものだと思いますし、その当時にあっては、その問題で地元住民の方々との合意の上でそういう措置がとられたということは当然想像できるわけであります。しかし、その間に何らこの市の財産管理のあり方として、地元住民との間で申し合わせ、合意書といいますか、あるいは賃貸借の契約書と申しますか、あるいは賃貸借ではない、単なる貸与の契約書でありますとか、そういうものが残ってないというのはやっぱりおかしいと思うんです。現に今でも契約というのは存続しているわけですね。文書が存在していないだけであって、そういうものだと思うんです。だから、その点については、やはり正すべきものは正さないかんと。けしからんということではないですよ。正すべきものは正さないかんという具合に思うんです。  以上の点を申し上げまして、私の質問は終わりにさせていただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 助役、熊野君。 ◎助役(熊野弘君) 新幹線の問題につきましては、議会でいわゆる環境アセスに対する意見書の決議をしていただいた以後に、政府与党の申し合わせがなったと、むしろ厳しくなったというふうにご理解をいただきたいわけであります。簡単に覆されるものではないと。開業したらJRから切り離すんだと、そういう前提のもとに、特にルートの変更につきましては、高岡から金沢間については、今後一切例としないと。あれだけであるという厳しい見方であります。したがいまして、北陸新幹線が開業のあかつきには、現段階ではJRから切り離されると、こういう前提に立って、来年の見直しに向けて知事がいわゆる知事に提言を求めるための私的研究会を興された。そして、今年の概算要求に向かって今から県として迫っていこうということでございますので、それを前提にご判断願いたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 建設部長、赤田君。 ◎建設部長(赤田正実君) 神明の公園のご質問でございますけれども、聞くべき人にはほとんど私も聞きましたし、調べることも手分けして調べました結果、それらしい話も聞かれませんし、書類も見当たりませんので、ご勘弁願いたいと思います。今後そういうような問題が起きないように、十分注意していかなければならないと考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木左市君) 以上で通告による質問は終わりました。  関連質問はありませんか。  23番、平野君。 ◆23番(平野佳宥君) 先ほど通告に基づく質問の前に横着な文句を申し上げました。大変失礼だったと思います。改めて通告書に書かれなかったことにつきまして、関連でお尋ねをさせていただきたいと思います。  水に親しむ時期になりました。7番議員の山本利春議員がお尋ねになった飛び込み台のことで、教育長さんは十分認識をしているところであって、普通は競泳というんですね、競技用のときには飛び込み台を使わすけれども、普段のときには使用させないように使用しているということでご答弁があったんですが、触れておられましたけれども、水深1メートル20以下の場合は飛び込み台は今、壊しているのが現況でございます。小学校のプールは片方は水深が80か90、深いところで1メートル30ぐらいじゃないかなと、両方設置してある飛び込み台がございますが、浅い方については、取り壊しをなさるような施策をお考えじゃないかということをひとつお尋ねいたします。  それから、世界体操の発会式が27日に行われるということは昨日お聞きしました。きょうの新聞に先ほど申しましたように、名誉会長に石川六郎氏が決定した、内定したということでございますが、あとの委員の方の氏名を発表していただけたら、お聞かせを願いたいなと。もうおっつけ27日に発会式を開かれることでございますし、その後、鯖江で報告会を開催されるということでございますならば、この場で明らかにしていただきましても、何ら支障がないんではないかなというふうに思いますので、ひとつその遍のことをお聞かせいただけたらなということを質問させていただきます。 ○議長(佐々木左市君) 事務部長、勝山君。 ◎教育委員会事務部長(勝山幸雄君) 関連のご質問のプール関係でございますが、プールの規格、いわゆる日本水泳連盟の規格でございますが、小学校につきましては、浅いところで80センチ、深いところで1メートル10、鯖江市の場合はいわゆる小学校では浅いところで1メートル、それから深いところで1メートル20ということでございますので、いずれも規格よりは深くしてあるということでございます。飛び込み台につきましても、標準では小中学校とも水面から75センチが規格のようでございます。鯖江の場合は水面から50センチ以下ということで規定をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 世界体操部長、斉藤君。 ◎世界体操部長(斉藤辰夫君) ただいま組織委員会の委員さんのご氏名でございますけれども、ただいまご就任いただくようにご依頼中でございますので、この場での発表は控えさせていただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 17番、宮下君。 ◆17番(宮下善隆君) 昨日から21世紀に通用する夢のある街づくり基本計画、これを読ませていただいて、大変結構だと思うんです。今後、5つのプロジェクトをつくりながら、いわゆる1番から5番の問題について、結論を出していただくということであろうと思います。特にゆとりある都市(街づくり)この中での街づくりの基本計画というのがございます。これはなぜ私がこう申し上げますかといいますと、市長さんはじめ助役さんもご案内だと思うんですが、私の地区のことを申し上げてなんでございますけれども、片上地区でいわゆる片上の将来をどうしようかということで2年前からいろいろと計画を立ててまいりました。約2,000人の片上の人の手を煩わせながら、いわゆるそれぞれの意識調査からやってまいりまして、ようやく国際モデルの農村基本構想というやつをつくり上げたわけであります。これは片上の問題だけではありませんので、これはどうしてもこの「21世紀に通用する夢の街づくり」の中に包含をしていただかなければ、これは片上は片上の問題ではなしに、これは鯖江の中の片上として今日までつくってまいったわけでありますから、その点をどういうふうに今後取り上げながらやっていただけるか、市長さんのご意見を承りたいと思います。  それからもう一つ、これは先ほど吉田議員がポスト後期の問題についてふれられました。ちょうど鯖江市は今、麦の刈り取りも済みまして、大豆をまいているわけであります。これはいつも申し上げますとおり、非常にもうかるものではありません。命令に従いながらしているというのが現実であります。ところが今朝私はある農家の人からお聞きしましたところによりますと、二、三日前に、これはお隣の福井市で麦を刈り取ったあとに水稲を植えているということを見たようでございます。したがって、ここらの政策はどうなっているのか、後期対策もしゃきんとしてもらわんといかんが、現実そういうようなことがなされているならば、今後の後期対策もそのようにうまくいかんのではなかろうかと、そんなことを感じていますので、これはいろんな事情があるかと思います。したがいまして、その問題についてはおわかりならご答弁を願いたいし、調査して報告願うならそれで結構でございますが、そういう事実があるようであります。これはテレビで放映しているんですから、間違いありません。これ調べて一遍報告してください。  以上です。 ○議長(佐々木左市君) 市長、西沢君。   〇市長(西沢省三君)登壇 ◎市長(西沢省三君) 宮下議員のご質問でございますが、国際モデル農村整備計画を片上でいろいろと立案、計画をされたようでございまして、その報告書は受けております。大変地域ぐるみでいろいろと研究をされ、将来に向けての地域づくりをやろうと、そう言われることについては大変敬意を表するところでございます。ただいま私どもが21世紀に通じる夢のある街づくりについての基本計画についてご提案を申し上げておるわけでありますが、十分整合性ができるものについては将来は考えていかなければなりませんが、今この問題を即取り上げるということについては、なかなか検討する余地があるんじゃなかろうかと、そのように思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 産業部長、浅野君。 ◎産業部長(浅野勲君) ただいまの転作の関係でお尋ねでございますけれども、私の知る限りでご答弁申し上げたいと思います。  ご承知のように、平成4年度は国の施策によりまして、転作が緩和されたということはご承知のとおりでございます。それに基づきまして、鯖江市の場合にはいろいろと農家組合長さん等のご努力によりまして、集落間調整とか、そういうようなことをやりました。そういうことで大体緩和されました面積にほぼ近い数字で転作を終えたということになります。ただお話を聞くところによりますと、武生、福井ではかなり大きな数字が残っているように聞いております。そこで、今、麦をまいてからすぐすきこみをした農地もございます。それから収穫をしまして、例えば今おっしゃったように、大豆をやるとか、または米を水稲に変えるとかいうことは、大豆の場合は周年作として当然転作にカウントされます。ところが、米をつくりますと、これは転作にカウントされないと私はそういうふうに国の指導を受けております。もちろん国庫補助もございません。そういうふうに解釈をいたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 17番、宮下君。 ◆17番(宮下善隆君) 今、部長が答弁いただいたような形態でやっていただくのはいいと思います。ただ、その実態を一遍調べてください。  以上です。 ○議長(佐々木左市君) ほかにございませんか。  5番、窪田君。 ◆5番(窪田通夫君) 水道部長にひとつ、昨日、田中君から水道水のことについてご質問があったかと思うわけですが、私はそれに関連いたしまして、市民の方々が一部地域におきましては、地下水を利用し、または水道を併用して利用されておられる家庭があると思いますけれども、その辺の各区1カ所でもよろしゅうございますので、選出されまして、自主的に鯖江市が単独でひとつ調査をする考えがないかどうか、ひとつでき得れば調査をしていただきまして、市民の生活に、健康に重大な関連をいたしますので、ひとつご配慮をいただいたらどうかということを考えておりますので、部長の見解をお尋ねしたいと思います。  以上。 ○議長(佐々木左市君) 水道部長、川端君。 ◎水道部長(川端昭栄君) 今の地下水とおっしゃいましたが、自家水で使っている地下水という意味でございましょうか。  私のところで使っています水源につきましては、地下水でございますが、これについてはそれぞれ調べております。今おっしゃいます個人の方になりますね。その方につきましては、手当はいたしますが、それなりの経費がかかりますので、その分はお持ちいただけるかどうかと思います。  以上です。 ○議長(佐々木左市君) 16番、佐々木君。 ◆16番(佐々木治君) 先ほどの菅原議員の質問のことで関連で質問させていただきたいと思うんですけれども、私も先ほど初めて知ったわけでありますけれども、市の用地の児童公園をいわゆる私個人の墓地として占有をしているというその経過措置はいろいろ調べてもわからない。だけど市の有地に占有しているということは事実というようなことで、今後の対応なんかはちょっとあいまいなように聞こえて、今後の対応策をどのように考えておられるのか、例えば、児童公園の中にそういうふうに取り込んでおるというようなことで、私、現況はどのようになっているか知りませんけれども、児童公園として十分機能を果しておるなら、その墓地を支障ないのなら、適正な土地価格で買っていただくか、あるいはそれなりの総山墓地に移転をしていただくか、いろいろな今後の対応について、私、お伺いいたしたいと思いますので、ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(佐々木左市君) 建設部長、赤田君。 ◎建設部長(赤田正実君) 経過がわからないと申し上げましたが、その辺がどういうふうなお約束でもって児童公園用地内に墓地を移転したか、その辺のことがよくわからない。ただ、図上から判断いたしますと、区画整理以前の従前の土地を見ますと、現在の公園の公園沿いにその墓地の用地があったようでございます。ですから、ですから、それをそのままおきますと、区画整理の街路、区画街路に支障がございますので、それを一時的にそこを利用されたのかどうか、その辺のことは大分調べたんですが、わからないんでございますので、もしも一時的なものであれば、今後また移転という話も出てくるんかも知れませんが、その辺ははっきりわかりませんので、ご勘弁願いたいと思います。 ○議長(佐々木左市君) 16番、佐々木君。 ◆16番(佐々木治君) 侵されているのは市の財産である公園ですから、いわゆる移転の話がきたらというより、こちらの方からそういう移転の話をするのがその当然の話じゃないかというふうに私は思うんですけれども、向こうの方から今占有している人から移転の話は出てこないと思います。やはり既得権とかいろんな今日までの状況が、私どのような形になっているか知りませんけれども、またひとつ私もちょっと勉強不足ですけれども、いわゆる換地は自己取得というのはないと思うんですけれども、いわゆる市の用地は換地になるのか、換地でないのか、建設省とかというふうに換地というふうに、市の用地も一応換地と、その点もひとつお伺いしたいと思います。  あいまいにしとくと大変なことになるんじゃないかというふうに私は思いますので、そういったことをお伺いするわけでございます。 ○議長(佐々木左市君) 建設部長、赤田君。 ◎建設部長(赤田正実君) いわゆる契約書か何か書類が出ればはっきりわかるんですが、それがないかということでいろいろと調べているわけでございます。何しろ15年たっておりますので、もしあったのならばそれを廃棄したということも考えられるし、またそういうことがあったかどうかということもいろいろとお聞きしているんですが、その辺のことがはっきりしない。ですから、そういうふうに申し上げているんですが、いわゆる児童公園敷地内でございますので、これはあくまでもご指摘のように、市の公園用地としてあるべきものですと、こういうふうに理解しているわけでございますので、今後どうするかについては、十分市内部で協議しまして、考えていかなければならないと、こういうふうに思いますので、よろしくお願いします。
    ○議長(佐々木左市君) ほかにございませんか。   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(佐々木左市君) 以上で本日の議事日程は全部終了いたしました。  次の本会議は6月15日午前10時から再開することにいたします。  本日はこれをもって散会いたします。ご苦労さんでした。                     散会 午後 2時59分...