○
市長(
山岸正裕君) おはようございます。
本日ここに、
令和2年9月
定例市議会の
開会に当たり、
市政運営に係る諸課題について所信の一端を申し述べますとともに、9月
補正予算案の概要について申し述べます。
最初に、
新型コロナウイルス感染症は、依然として猛威を振るい続けており、
福井県においても、8月末には
クラスターが発生したこと等から、県は8月27日に
感染拡大警報を発表しました。このようなことから、当面の間、
感染収束は期待できない
状況であります。
幸いにも
勝山市においては、昨日まで
感染者が発生しておりません。この状態をできるだけ長く続けられるよう、
市民の
皆様には引き続き新しい
生活様式に沿った
感染予防の徹底した
取組をお願いするところです。
新型コロナウイルスのワクチンや
治療薬の開発・普及には、相当の時間を要すると予想されていることから、
ウィズコロナの社会に対処すべく、今後も国、県と一丸となって
取組を継続してまいります。
現に、
コロナ禍により
地域経済は大きな打撃を受けており、今後、
地方が持続的に発展していくためには、新しい
生活様式に対応しながら
感染リスクをコントロールし、
社会経済活動を継続していく必要があります。
新型コロナウイルスの広がりをきっかけに、東京一極集中をはじめ
生活や働き方の見直しが全国的に進みつつあります。このような変化を前向きに捉えた新しい視点で、
地方創生を推進していかなければなりません。
このため、本市では人口減少問題に対応し、若い世代の
雇用創出と
就労支援、結婚・子育て・
教育を支援する
生活基盤の整備、元気な
高齢者や
交流人口の増加による
域内需要の維持について、より一層取り組む所存です。
このような中、8月末に
大手賃貸住宅建設会社が公表した、街の住み
ここちランキング2020
福井県版で、
勝山市が第一位にランキングされました。この調査は、県内に住んでいる20歳以上の男女1,567人の声を集計したものであり、
勝山市に実際に住んでいる人の
勝山市に対する評価が他市町より高かったことを示すものです。このことを誇りに、
政策推進のエネルギーにしていきたいと思っております。
次に、道の
駅恐竜渓谷かつやまについて申し上げます。
6月20日の
オープン以来、約2か月半が経過いたしましたが、8月末日現在での
来場者数は累計で11万8,096人、1日当たりの
平均来場者数は1,618人、土・日・祝日においては2,521人、平日においては1,147人となっております。
また、
オープン当初は69件であった
農林水産物出荷者数も83件まで増加し、
生産者の
皆様の期待も以前にも増して高まってきております。
コロナウイルス感染拡大の影響による
自粛ムードが広がっている現在の
状況においては、
地域振興施設としての役割を十分に果たしているものと感じております。
来
年度には、
大野市に新たな道の駅が
オープンする予定であり、地域間の競争が激しさを増すものと想定されますが、ロケーションのよさに加えて、
勝山市の特色を生かしたイベントの開催やおもてなしを充実させることにより、
市民の
皆様及び
県外市外からのお客様により一層親しまれる
施設となるよう努めてまいります。
次に、
令和2
年度戦没者追悼式について申し上げます。
戦没者追悼式の実施に当たり、今般の
新型コロナウイルス感染症の
対策を講じた
開催方法を模索し、今
年度は7月13日から28日までの期間、
福祉健康センターすこやかの多
目的ホールに
戦没者慰霊の場を設けました。この期間には、
記帳者131人を含む多くの御遺族が参列され、献花とともに哀悼の誠をささげられました。
戦後75年を迎え、昨
年度から
市内統一とした
戦没者追悼式を
コロナ禍の中でも継続することができ、現在の平和の礎となった方々への慰霊の場が設けられたことに安堵しているところであります。
次に、
令和元
年度普通会計決算における主な
財政指標について申し上げます。
財政構造の
弾力性を判断する指標である
経常収支比率は、
経常経費充当一般財源等はほぼ前
年度と同額となりましたが、
地方税、
地方譲与税及び
普通交付税がそれぞれ
増額となり、
経常一般財源等総額が1.5%
増額となったため、前
年度から1.5%改善し92.7%となりました。
また、
地方財政健全化法に基づく
健全化指標については、いずれも
早期健全化基準を大きく下回っており、極めて健全な数字となっております。
さて、本日の
定例市議会に提案いたしますのは、国・
県等の
補助事業の
確定等のほか、
新型コロナウイルス感染拡大を受け、業務の縮小や中断を余儀なくされた
事業費の減額、
新型コロナウイルス感染症への
追加対策費などを計上した、
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第5号)を含む12件であります。
これら12件につきましては、後ほど
関係課長からそれぞれ
提案理由を
説明させますので、よろしく御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願いを申し上げます。
――――――――・――――――――
○
議長(
松山信裕君) 次に、
日程第3、
議案第19号
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第5号)
日程第4、
議案第20号
令和2
年度勝山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
日程第5、
議案第21号
令和2
年度勝山市
介護保険特別会計補正予算(第1号)
日程第6、
議案第22号
令和2
年度勝山市
育英資金特別会計補正予算(第2号)
日程第7、
議案第23号
令和2
年度勝山市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)
日程第8、
議案第24号
勝山市
母子父子家庭等医療費の
助成に関する
条例の一部
改正について
日程第9、
議案第25号
タブレット型PC端末の
購入契約の
締結について
日程第10、
議案第26号
勝山市
滞在型コンベンション施設「
勝山ニューホテル」の
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について
日程第11、
議案第27号
勝山温泉センター「
水芭蕉」の
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について
日程第12、
議案第28号
白山平泉寺観光振興拠点の
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について
日程第13、
議案第29号
勝山市立北谷町
コミュニティセンターの
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について
日程第14、
議案第30号
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第4号)に関する
専決処分の
承認を求めることについて
日程第15、
認定第1号
令和元
年度勝山市
歳入歳出決算の
認定について
日程第16、
認定第2号
令和元
年度勝山市
水道事業会計利益の
処分及び
決算の
認定について
以上、14件を
一括議題といたします。
○
議長(
松山信裕君)
提案理由の
説明を求めます。
○
議長(
松山信裕君)
小沢財政課長。
(
財政課長 小沢英治君
登壇)
○
財政課長(
小沢英治君)
議案第19号、
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第5号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正予算は、国・
県等の
補助事業費の
確定などのほか、
コロナ禍における
業務継続計画等に基づき
業務縮小、中断した
事業費の
減額精算、
新型コロナウイルス感染症予防に係る
追加対策経費などを計上しており、
総額で2億3,133万9,000円の
増額となっております。
第1条につきましては、
歳入歳出予算の
総額を定めたもので、
既定の
歳入歳出予算の
総額に2億3,133万9,000円を
追加し、
総額を151億7,921万5,000円とするものでございます。
第2条は、
継続費について、その
総額及び
年割額を
変更するものです。
第3条は、
既定の
繰越明許費に
追加及び
変更をいたすものです。
第4条では、
既定の
負担行為に4件を
追加しております。
第5条は、
地方債について、その
限度額を9億3,753万8,000円と
追加、
変更するものでございます。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
河野市民・
税務課長。
(
市民・
税務課長 河野 誠君
登壇)
○
市民・
税務課長(
河野 誠君) 上程いたしました
議案第20号、
令和2
年度勝山市
国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正は、主に
令和元
年度に
福井県から交付されました
交付金等の精算に伴います
償還金を計上するものであります。
第1条は、
歳入歳出予算の
総額を定めたもので、
既定の
歳入歳出予算の
総額にそれぞれ471万5,000円を
追加し、
総額を23億9,542万1,000円とするものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
櫻井健康長寿課長。
(
健康長寿課長 櫻井陽子君
登壇)
○
健康長寿課長(
櫻井陽子君) 上程されました
議案第21号、
令和2
年度勝山市
介護保険特別会計補正予算(第1号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正は、
新型コロナウイルス感染症の影響による
事業の
変更及び
国庫負担金等の前
年度の
精算額の
確定等により、
所要の
補正をするものです。
第1条、
保険事業勘定について、
歳入歳出予算の
総額を定めたもので、
既定の
歳入歳出の
総額に609万9,000円を
追加し、
総額を28億2,843万8,000円とするものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
鳥山教育総務課長。
(
教育総務課長 鳥山健一君
登壇)
○
教育総務課長(
鳥山健一君) 上程されました
議案第22号、
令和2
年度勝山市
育英資金特別会計補正予算(第2号)について御
説明申し上げます。
今回の
補正は、
令和2
年度に限って貸付けを行っております
育英資金特別奨学金に係る減免に要する費用及び
事務を行う上で
消耗品費等が必要となることにより、
所要の
補正をするものです。
第1条は、
歳入歳出予算の
総額を定めたもので、
既定の
歳入歳出予算の
総額に6,012万4,000円を
追加し、
総額を2億1,428万4,000円とするものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
山本上下水道課長。
(
上下水道課長 山本典男君
登壇)
○
上下水道課長(
山本典男君) 上程されました
議案第23号、
令和2
年度勝山市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)につきまして御
説明申し上げます。
今回の
補正は、
令和元
年度の
消費税及び
地方消費税の
確定に伴う
消費税額の
追加により、
所要の
補正をするものです。
第1条は、
歳入歳出予算の
総額を定めたもので、
既定の
歳入歳出予算の
総額に1,060万5,000円を
追加し、
総額を9億3,632万9,000円とするものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
西福祉・
児童課長。
(
福祉・
児童課長 西美智子君
登壇)
○
福祉・
児童課長(
西美智子君) 上程されました
議案第24号について御
説明申し上げます。
議案第24号、
勝山市
母子父子家庭等の
医療費の
助成に関する
条例の一部
改正については、
令和3年4月1日より
母子父子家庭等医療費助成制度の
助成対象者が
変更となることに伴い、
条例の一部を
改正するものでございます。
なお、この
条例の
改正は
令和3年4月1日から施行しますが、
条例の施行の日前に、
当該保険給付の事由が発生したものに係る
医療費の
助成については、なお従前の例によります。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
鳥山教育総務課長。
(
教育総務課長 鳥山健一君
登壇)
○
教育総務課長(
鳥山健一君) 上程されました
議案第25号、
タブレット型PC端末の
購入契約の
締結について御
説明申し上げます。
本案は、
勝山市立小中学校の
児童生徒へ1人1台の
タブレット型PC端末の整備を行うため、その
購入契約を
締結いたしたく、
地方自治法第96条第1項第8号及び
議会の議決に付すべき
契約及び財産の取得または
処分に関する
条例第3条の
規定に基づき、
議会の議決を求めるものです。
契約の目的は、
タブレット型PC端末の
購入契約締結であり、
契約の方法は
随意契約です。
契約金額は9,815万4,804円。
契約の相手方は、
勝山市旭町1丁目5番35号、
株式会社K2アドバンスト、
代表取締役社長 木下克則でございます。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
北川商工観光・
ふるさと創生課長。
(
商工観光・
ふるさと創生課長 北川昭彦君
登壇)
○
商工観光・
ふるさと創生課長(
北川昭彦君) 上程されました
議案第26号から
議案第28号の3
議案について御
説明申し上げます。
最初に、
議案第26号、
勝山市
滞在型コンベンション施設「
勝山ニューホテル」の
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について御
説明いたします。
本案は、
勝山ニューホテルの4室を、恐竜をモチーフとした
内装改修をすることによる
利用料金の改定により、適正な
運営を図るため
条例の
改正を行うものでございます。
なお、この
条例は
公布の日から起算して6月を超えない範囲内において、
規則で定める日から施行します。
次に、
議案第27号、
勝山温泉センター「
水芭蕉」の
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、
勝山温泉センター「
水芭蕉」の大
規模改修に伴い、
設置施設の内容及び
使用料を改定することにより、適正な
運営を図るため
条例の
改正を行うものでございます。
なお、この
条例は
公布の日から起算いたしまして6月を超えない範囲において、
規則で定める日から施行いたします。
次に、
議案第28号、
白山平泉寺観光振興拠点の
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について御
説明を申し上げます。
本案は、
白山平泉寺観光振興拠点施設の
休館日の改定により、適正な
運営を図るため
条例の
改正を行うものでございます。
なお、この
条例は
令和3年4月1日から施行いたします。
○
議長(
松山信裕君)
天立ジオパークまちづくり課長。
(
ジオパークまちづくり課長 天立雅浩君
登壇)
○
ジオパークまちづくり課長(
天立雅浩君) 上程されました
議案第29号、
勝山市立北谷町
コミュニティセンターの
設置及び管理に関する
条例の一部
改正について御
説明申し上げます。
本案は、
勝山市立北谷町
コミュニティセンターの
設置目的及び
事業内容を改定するために提出するものでございます。
なお、この
条例は
公布の日から施行し、第1条、第3条、第6条のうち「利用」を「使用」に改める部分を除く
改正、及び第10条のうち「
利用料金」を「
使用料」に、「利用する」を「使用する」に改める部分を除く
改正、並びに附則の第2項は
令和3年4月1日から施行します。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
小沢財政課長。
(
財政課長 小沢英治君
登壇)
○
財政課長(
小沢英治君)
議案第30号、
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第4号)に関する
専決処分の
承認を求めることについて御
説明申し上げます。
本案は、
令和2年7月14日付で
専決処分した、
令和2
年度勝山市
一般会計補正予算(第4号)につきまして、緊急に
補正を要することになり、
地方自治法第179条第1項の
規定により
専決処分いたしたもので、同条第3項の
規定により
議会に
報告し、
承認を求めるものです。
今回の
専決処分は、国の
補正予算を受け実施する独り親世帯への臨時特別給付金給付
事業、また
新型コロナウイルス感染症対応
地方創生臨時交付金を受けて実施するアルコール除菌スプレーの全戸配布、
事業継続応援給付金、
事業者支援地代給付金、指定
管理施設感染症対応交付金などの、
新型コロナウイルス感染症予防対策経費の
追加が主なものとなっております。
第1条は、
歳入歳出予算の
総額を定めたもので、
既定の
歳入歳出予算の
総額に3億6,044万円を
追加し、
総額を149億4,787万6,000円とするものです。
第2条は
繰越明許費で、翌
年度に繰り越して使用することができる経費を
規定したものです。
第3条は、
地方債について、その
限度額を9億540万円と
変更するものです。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君) 山内
会計管理者。
(
会計管理者 山内
千鶴代君
登壇)
○
会計管理者(山内
千鶴代君) 上程されました
認定第1号、
令和元
年度勝山市
歳入歳出決算の
認定について御
説明申し上げます。
令和元
年度勝山市
歳入歳出決算につきましては、
地方自治法第233条第3項の
規定により、調製した
歳入歳出決算書、事項別明細書、実質収支に関する調書、財産に関する調書に
監査委員の意見書を添えて提出しておりますので、その概要を申し上げます。
決算書を2枚おめくりいただき、1ページ、会計別
決算総括表を御覧ください。
最初に一般会計ですが、歳入
決算額123億4,578万5,258円に対しまして、歳出
決算額120億4,241万9,759円となり、差引残額が3億336万5,499円となりました。
そのうち
繰越明許費等翌
年度へ繰り越すべき財源が5,286万4,000円でございますので、実質収支は2億5,050万1,499円の
決算となりました。
次に、特別会計ですが、特別会計全体で申し上げますと、歳入
決算額67億6,654万2,567円に対しまして、歳出
決算額67億2,684万7,981円となり、差引残額が3,969万4,586円となりました。
各特別会計の
決算は、表にお示ししているとおりでございます。
歳入
決算額から歳出
決算額を差し引いた経常的収支並びに繰越財源を差し引いた実質収支につきまして、特別会計はいずれも黒字またはゼロの
決算となっております。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君)
山本上下水道課長。
(
上下水道課長 山本典男君
登壇)
○
上下水道課長(
山本典男君) 上程されました
認定第2号、
令和元
年度勝山市
水道事業会計利益の
処分及び
決算の
認定につきまして御
説明申し上げます。
令和元
年度勝山市
水道事業会計利益の
処分につきましては、
地方公営企業法第32条第2項の
規定により剰余金を
処分し、併せて同法第30条第4項の
規定により、
決算報告書及びその他の書類に
監査委員の意見を添えて提出させていただきましたので、その概要を申し上げます。
決算書を3枚おめくりいただきまして1ページ、
決算報告書の収益的収入の
決算額は5億3,817万4,651円、収益的支出の
決算額は4億9,808万4,678円となりました。
おめくりいただきまして2ページ、資本的収入の
決算額は1億2,489万1,800円、資本的支出の
決算額は3億2,216万539円となり、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額につきましては、過
年度分損益勘定留保資金及び当
年度分損益勘定留保資金で補填いたしました。
次に3ページ、損益計算書の下段、当
年度純利益が3,211万1,223円となったことから、当
年度未
処分利益剰余として3,211万1,223円を計上することとなりました。
おめくりいただきまして5ページ、剰余金
処分計算書(案)でございますが、未
処分利益剰余金3,211万1,223円につきましては、建設改良積立金への積立
処分を考えております。
説明は以上です。
○
議長(
松山信裕君) 以上で本日は散会いたします。
―――――――――――――――――――――――
午前10時35分 散会...