平成30年 6月定例会
福井市議会会議録 第5号 平成30年6月26日(火曜日)午後1時31分開議〇議事日程 日程 1
会議録署名議員の指名 日程 2 第50号議案ないし第72号議案,第17号報告及び第18号報告,陳情第9号 日程 3
予算特別委員会の
継続調査について 日程 4 新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の設置並びに付託について 日程 5 新幹線・
並行在来線等対策特別委員会委員の選任について 追加日程 新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の閉会中の
継続調査について 日程 6 議員の派遣について(その1) 日程 7 議員の派遣について(その2) 日程 8 市会案第18号
福井市議会議員の
議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について 日程 9 第73号議案 平成30年度福井市
一般会計補正予算 日程10 市会案第19号
地方消費者行政に対する
財政支援(
交付金等)の継続・拡充を求める意見書について──────────────────────〇
出席議員(32名) 1番 近藤 實君 2番 福野 大輔君 3番 菅生 敬一君 4番 瀧波 滋君 5番 池上 優徳君 6番 八田 一以君 7番 水島 秀晃君 8番 後藤 裕幸君 9番 村田 耕一君 10番 藤田 諭君 11番 田中 義乃君 12番 伊藤 洋一君 13番 片矢 修一君 14番 泉 和弥君 15番 玉村 正人君 16番 中村 綾菜君 17番 谷本 忠士君 18番 奥島 光晴君 19番
島川由美子君 20番 下畑 健二君 21番 堀江 廣海君 22番 鈴木 正樹君 23番 今村 辰和君 24番 野嶋 祐記君 25番 青木 幹雄君 26番 石丸 浜夫君 27番 堀川 秀樹君 28番 見谷喜代三君 29番 皆川 信正君 30番 吉田 琴一君 31番 加藤 貞信君 32番 西村 公子君──────────────────────〇
欠席議員(0名)──────────────────────〇説明のため出席した者 市長 東 村 新 一 君 副市長 山 田 義 彦 君 副市長 西 行 茂 君
企業管理者 谷 澤 正 博 君 教育長 吉 川 雄 二 君
都市戦略部長 國 枝 俊 昭 君 総務部長 玉 村 公 男 君
財政部長 村 田 雅 俊 君
市民生活部長 牧 野 浩 君
福祉保健部長 山 田 幾 雄 君
商工労働部長 港 道 則 男 君
農林水産部長 前 田 和 宏 君 建設部長 竹 内 康 則 君
下水道部長 宮 下 和 彦 君 工事・
会計管理部長 上 道 悟 君
国体推進部長 松 山 雄 二 君 消防局長 土 田 将 一 君 企業局長 塚 谷 朋 美 君 教育部長 内 田 弥 昭 君──────────────────────〇
事務局出席職員 議会事務局長 小 川 敏 幸
議会事務局次長 廣 瀬 峰 雄
議事調査課長 松 井 優 美
議事調査課長補佐 阪 本 喜 浩
議事調査課主幹 田 中 あ い
議事調査課主幹 有 城 好 直
議事調査課主査 新 町 祥 子──────────────────────
○議長(
青木幹雄君)
出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。 よって,これより会議を開きます。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) それでは,日程1
会議録署名議員の指名を行います。 本日の
会議録署名議員は,会議規則第88条の規定により,22番
鈴木正樹君,23番 今村辰和君の御両名を指名します。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程2 第50号議案ないし第72号議案,第17号報告,第18号報告,陳情第9号,以上26件を一括議題とします。 以上の各案件につきましては,去る6月4日及び6月13日の本会議において,各
常任委員会及び
予算特別委員会に付託され,
予算議案については
予算特別委員会から各
常任委員会へ
調査依頼されました。 それぞれ審査結果の報告を受けましたので,これより
委員会終了の順序に従い結果の報告を求めます。〔各
委員会審査結果報告書は
本号末尾参照〕
建設委員長 6番 八田一以君。 (6番 八田一以君 登壇)
◆6番(八田一以君)
予算特別委員会から
建設委員会に
調査依頼されました案件を調査するため,6月14日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。
調査依頼を受けました案件は議案5件であり,
挙手採決の結果,原案はいずれも適当であると報告することに決しました。 以下,調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 第58号議案 平成30年度福井市
一般会計補正予算ほか4議案の調査の過程において委員から,今回の大雪の経験を踏まえた
除雪体制を継承していくことや,予想外の大雪に対応できる柔軟な
除雪体制の構築が必要ではないかとの意見がありました。 以上が当委員会での調査の結果並びに
調査経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 次に,
総務委員長 10番 藤田諭君。 (10番 藤田諭君 登壇)
◆10番(藤田諭君) 去る6月4日及び13日の本会議において,
総務委員会に付託されました案件と
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月14日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案4件であり,審査の結果,いずれも
原案どおり可決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案1件,報告1件であり,議案は原案適当,報告は報告どおり承認することが適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第56号議案 財産の取得について(40メートル
はしご付消防車)について及び第57
号議案財産の取得について(15メートル
はしご付消防車)について委員から,現在配備している消防車の老朽化が進んでいることから更新するとのことだが,何をもって老朽化とみなすのかとの問いがあり,理事者から,
はしご付消防車は火災現場で市民の命を守るためのものであるため,毎年専門業者に点検を依頼しているが,
油圧ホースや
電子機器等の年数が経過しており補修が必要という点検結果が出たことと,25年が経過して部品の入手も困難になっていることから,老朽化と判断したとの答弁がありました。 また,別の委員から,今回購入する
はしご付消防車のはしごの起立角度がマイナス10度からであるが,どのような救助の想定ができるのかとの問いがあり,理事者から,はしごが水平より下に伸びることにより,中洲などに取り残されたところにも橋のかわりに使えるとの答弁がありました。 次に,第72号議案 福井市職員の給与の特例に関する条例の制定について委員から,今回の雪害に対する支援について,国にはどのような要望活動をして,どういった回答があったのかとの問いがあり,理事者から,非常に大変な状況であるということを市長,副市長を通じて総務省等に強く訴えた結果,16億円という
特別交付税としては非常に大きい支援をいただけたと考えているとの答弁がありました。これに対して委員から,自治体と国との経費負担のバランスと,
財政調整基金を使ってもまだ不足しているという状況を考え,しかるべき支援をしてもらえるよう今後も要請活動をしてほしいとの要望がありました。 また,別の委員から,今後も不慮の災害が起こることを想定し,いろいろな手だてを考えて資金の準備をする必要があるがどう考えるかとの問いがあり,理事者から,ことし8月中旬をめどに新たに策定する予定の
財政再建計画の中で,基金の有効な活用や繰出金の見直し等も行い,災害等にも柔軟に対応できるような仕組みを整えたいとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 次に,
経済企業委員長 2番
福野大輔君。 (2番
福野大輔君 登壇)
◆2番(
福野大輔君) 去る6月4日の本会議において,
経済企業委員会に付託されました案件と
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月15日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件であり,審査の結果,いずれも
原案どおり可決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案7件であり,いずれも原案は適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第51号議案 福井市
文化会館駐車場条例の制定について委員から,駐車場の整備が当初の予定よりもおくれるということだが,今年度は
駐車場収入は見込めず,整備費用を支出するだけになるのかとの問いがあり,理事者から,
市民福祉会館の解体工事がおくれているが,解体後は速やかに駐車場を整備し,今年度の収入を少しでもふやしていきたいとの答弁がありました。 次に,第52号議案 福井市
清水きららの森の設置及び管理に関する条例の制定について委員から,施設内に整備される昆虫の森には,昆虫を集めるためどのような工夫がされているのかとの問いがあり,理事者から,森の整備については,
セブン-イレブン記念財団と協定を締結して取り組んでおり,今後,カブトムシや
チョウチョウなどが集まる樹木を植栽し,昆虫観察ができるような森にしていきたいとの答弁がありました。 次に,
予算特別委員会からの
調査依頼案件であります,第62号議案 平成30年度福井市
競輪特別会計補正予算について委員から,今回のような財政状況においては,
一般会計への繰出金を増額すべきではないかとの問いがあり,理事者から,本市の
財政再建のため,今後,
競輪事業基金の活用も含めた対応を協議していくとの答弁がありました。 次に,第65号議案 平成30年度福井市
中央卸売市場特別会計補正予算について委員から,
中央卸売市場の売り上げをふやすことにより,
一般会計からの繰入金を減らせるのかとの問いがあり,理事者から,
中央卸売市場特別会計の不足分を
一般会計から繰り入れているため,売り上げをふやし繰入額を減らせるよう今後も努力を続けていくとの答弁がありました。 次に,第70号議案 平成30年度福井市
ガス事業会計補正予算及び第71号議案 平成30年度福井市
水道事業会計補正予算について委員から,職員給与の減額分が
一般会計に繰り入れられていないが,
財政再建という今回の趣旨に合っているのかとの問いがあり,理事者から,企業局は
独立採算制をとっているため,
一般会計への繰り出しはできないが,減額分についてはお客様の利便性の向上や施設の維持管理のために活用していくとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 次に,
教育民生委員長 7番
水島秀晃君。 (7番
水島秀晃君 登壇)
◆7番(
水島秀晃君) 去る6月4日の本会議において,
教育民生委員会に付託されました案件と
予算特別委員会から
調査依頼を受けました案件を審査及び調査するため,6月15日に委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました案件は議案2件,陳情1件であり,審査の結果,議案は
原案どおり可決,陳情は
挙手採決の結果,挙手全員により採択と決しました。 また,
調査依頼を受けました案件は議案6件,報告1件であり,
挙手採決を行った6件を含め,議案はいずれも原案は適当,報告は報告どおり承認することが適当であると報告することに決しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,第55号議案 福井市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について委員から,
放課後児童支援員の
資格要件が,5年以上の実務経験があれば
中学校卒業者も対象となると拡大されているが,
中学校卒業者と高等学校・大学の卒業者で
賃金体系に違いはあるのかとの問いがあり,理事者から,
資格要件は拡大したが,
賃金体系に違いはないとの答弁がありました。 次に,陳情第9号
地方消費者行政に対する
財政支援(
交付金等)の継続・拡充を求める
意見書提出について委員から,
消費者行政は直接
市民生活にかかわり,消費者問題が今後もふえていくことが予想される中,国による
財政支援は今後も必要であるとの意見があり,
挙手採決の結果,全員一致により採択と決しました。 次に,
予算特別委員会からの
調査依頼案件であります,第50号議案 平成30年度福井市
一般会計補正予算,教育費中,ふくいの地場産
学校給食推進事業について委員から,福井の地場産食材を使用した学校給食の提供と食育指導の内容について問いがあり,理事者から,給食は日ごろから福井の地場産食材を使うことにしているが,今回,年に3回,児童・生徒1人当たり1食150円を増額することで,さらにふくいポークやふくいサーモンなどの特産物を豊富に使用した給食を提供したい。また,食育指導については給食の献立を教材として生産者からのメッセージを伝え,生産者の苦労,地域の
農林水産業の役割,食文化,感謝の気持ちなどを食育として指導したいとの答弁がありました。 次に,第18号報告
専決処分の承認を求めることについて(平成30年度福井市
国民健康保険特別会計補正予算)について委員から,
繰上充用金の7億円は前年度に比べどれだけ減ったのかとの問いがあり,理事者から,平成29年度の
繰上充用金が17億8,000万円で約10億8,000万円が改善したとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 次に,
予算特別委員長 13番 片矢修一君。 (13番 片矢修一君 登壇)
◆13番(片矢修一君) 去る6月4日及び13日の本会議において,
予算特別委員会に付託されました議案15件,報告2件及び市政上の
重要案件を審査及び調査するため,6月20日及び21日の2日間,委員会を開催しましたので,その結果について御報告申し上げます。 付託されました議案15件,報告2件は,付託後,議長を通じ,それぞれの所管の各
常任委員会に対し
調査依頼を行い,その調査結果の報告を受けて慎重に審査を行った結果,
原案どおり可決しました。 なお,第58号議案ないし第71号議案,第17号報告及び第18号報告については,
挙手採決の結果,賛成多数により可決しました。 また,市政上の
重要案件についても活発で真剣な論議が交わされ,今後も継続して調査することと決定しました。 以下,審査及び調査の過程で論議されました主な事項について申し上げます。 まず,今後の市政運営について委員から,議会としても予算の削減を検討していくので,市民から要望が多い
学校プール開放事業と
敬老祝金進呈事業を復活させることはできないかとの問いがあり,理事者から,
各種事業の中止・縮減を実施することは苦渋の決断であったが,これまでにも多くの意見をいただいていることから,
学校プール開放事業については,市が
管理監視員を直接雇用し実施していく。また,
敬老祝金進呈事業については,100歳の方々へのお祝い金は1万円とするが,88歳の方々へのお祝い品については復活できるよう努めていくとの答弁がありました。 次に,本市の財政難に対する市民の善意を形にすることについて委員から,少しでも本市の財政を支援したいという市民の善意あふれる申し出に対して市はどのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,善意の寄附については,申し出があれば丁寧に対応したい。今回,財政の見直しを手がける中で,市民みずから何かできることがないかと考えていただけることは非常にありがたく感じており,このような市民一人一人の気持ちが,今日の不死鳥の
まち福井を築き上げてきたと認識している。これからも市民の思いをしっかりと受けとめ,協力し合いながら
ふるさと福井を盛り上げていきたいとの答弁がありました。 次に,JR福井駅周辺の大規模再開発について委員から,
三角地帯の再
開発準備組合が分裂し,福井駅前の一体開発が困難になったとの報道があったが,このような事実はないことから,市は地権者の一人として,
北陸新幹線福井開業までには必ず間に合わせてみせるという強い意志を示すべきであると思うが,どのように考えているのかとの問いがあり,理事者から,この再開発は5年後の
北陸新幹線福井開業を見据えた民間主体の
まちづくりであり,国の
都市再生緊急整備地域の指定に向けて取り組んでいるところである。本市としても事業化に向けてしっかりと支援するとともに,地権者の一人としても積極的に取り組んでいくとの答弁がありました。さらに委員から,
三角地帯にある響のホールについては,若い人の利用も非常に多いため,再開発の中にその機能を残してほしいとの要望がありました。 次に,
財政再建計画と
職員給与削減について委員から,市は
財政再建計画において
市民生活に必要不可欠な事業を除いて新規着工を抑制するとしているが,
北陸新幹線福井駅舎の増築工事を市が主体となって15億6,000万円もかけて行うとしている。市民に必要不可欠な事業とは思えず削減すべきと考えるがどうかとの問いがあり,理事者から,福井駅は市民・県民だけでなく,県外からのお客様も利用されることから,手狭な
福井駅舎に拡張施設として
観光案内所,改札外のトイレ,
休憩スペースのおもてなしの機能を整備するものであり,利用者の
利便性向上に大きく寄与することから必要であると考える。また,事業費は,現在行っている実施設計の中で縮減を図るとの答弁がありました。 次に,職員の働き方改革の推進について委員から,時間
外勤務手当の縮減によって捻出した財源を人件費に充てれば,今後急激に職員数を削減しなくても済むのではないかとの問いがあり,理事者から,時間外勤務は,突発的な業務が発生した場合など,臨時的,一時的に繁忙となる場合の対応としてやむを得ず実施するもので,時間外勤務の縮減を常時配置する職員数に置きかえることについては慎重に考える必要がある。しかし,限られた職員数を有効に活用する観点から,部局内で職員の応援体制をとるなど,時間外勤務を減らすための柔軟な対応は必要であるとの答弁がありました。 次に,福井地震から70年事業の取り組みについて委員から,6月18日に大阪北部で発生した地震によって,通学中の小学生がプールの
ブロック塀の下敷きとなり亡くなった事故を踏まえ,今後,学校の危険箇所の点検などを行う予定はあるのかとの問いがあり,理事者から,今回の事故の発生を受けて,
ブロック塀のある3つの小学校について
ブロック塀に傾きやひび割れがないか,目視による
緊急点検を行った。また,近日中に
文部科学省から発出される
緊急点検についての文書の内容を確認した上で,学校施設全体の点検を行い,危険箇所については改修する予定であるとの答弁がありました。 以上が当委員会での結果並びに経過の概要でございます。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,報告を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 以上をもちまして各
常任委員会及び
予算特別委員会の審査結果報告は全部終了しました。 ただいまの各
委員長報告に対し質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 第50号議案ないし第55号議案,陳情第9号については討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第50号議案ないし第55号議案,陳情第9号に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおりそれぞれ可決,採択であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,第56号議案ないし第72号議案,第17号報告,第18号報告については討論の通告がございましたので許可します。 22番
鈴木正樹君。 (22番
鈴木正樹君 登壇)
◆22番(
鈴木正樹君)
日本共産党議員団の
鈴木正樹です。私は,ただいま討論の対象となっております第56号議案及び第57号議案の2件の財産の取得について,第58号議案 平成30年度福井市
一般会計補正予算,第59号議案ないし第71号議案の各種の
特別会計と
企業会計補正予算,第72号議案 福井市職員の給与の特例に関する条例の制定について,第17号報告及び第18号報告,
専決処分の承認を求めることについて,いずれも各議案に反対し,
委員長報告に反対する立場から一括して討論を行います。 議案や予算に反対する最大の理由は,市の財政を悪化させた最大の理由である
新幹線中心の
まちづくりに反省がないことです。市は,大雪の
除排雪経費50億円などを理由として
財政不足が生じ,昨年度2億円の
実質収支赤字となり,今年度事業の見直しや縮減をしても7億円の財源不足が生じるため,市職員の給与を平均5.8%削減するとしています。しかし,福井市の財政が苦しい本当の理由は,大雪ではなく新幹線に関連した大型開発を推し進めたことです。 市は,新幹線の通る周辺である福井駅周辺,
市場周辺,北部第七,
森田北東部の4つの地域で
土地区画整理事業を推し進めました。その面積は523ヘクタール,東京ドームにして111個分にもなり,その事業費の総額は1,185億円にも上ります。新幹線に関連した事業をこれほどの規模まで広げたのは県内市町では福井市だけです。この1,000億円を超える事業費のほとんどは借金で,その返済や利子はもちろん市民の税金です。
森田北東部,北部第七,
市場周辺,この3つの
土地区画整理事業では,保留地を売って財源の一部をつくるとしていましたが,土地の値下がりなどで計画に比べ90億円の損失が出ており,この穴埋めももちろん市民の税金です。現在に至っても4つの
土地区画整理事業のため,177億円を超える借金を返済していかなくてはなりません。福井駅周辺整備では,わざわざJR西日本から5億2,000万円余りで土地を買い,
屋根付き広場を15億円かけて建設し,事業を進めました。アオッサや再
開発ビルに商業面積をふやし続けた結果,アオッサ2階では床が埋まらず空き店舗が残っています。
土地区画整理事業は,人口や税収がふえ続けた時代に計画されたものが多く,全国では人口や税収が減少するなどの社会情勢の変化を受けて
事業計画の見直しや事業を凍結するなどの対応を行う自治体が数多くあります。しかし,福井市はこのような大型の
土地区画整理事業を見直すことなく推し進めました。 東村市長の就任時,478億円あった市税収は昨年度は439億円と39億円も減少しました。それでも市長は,再
開発ビルなどの新幹線に関連する事業を進め,その結果
臨時財政対策債を除いた市債残高は,平成18年度933億円から平成28年度には1,077億円へと144億円もふえ,借金の返済額に当たる公債費は平成18年度88億円から平成28年度は103億円と,15億円以上ふえています。借金返済の負担をあらわす
実質公債費率は,平成28年度福井市が11.4%で
類似団体平均5.2%と比べて倍以上の負担となっています。この上,県の試算によれば新幹線開業に伴う財政負担が生じ,初期投資に307億円,毎年8億円から15億円もの赤字の穴埋めが県や市の負担としてのしかかります。開業までの投資と借金返済に加え将来負担の増加も懸念されるのが新幹線です。市は,このような新幹線にかかわる負担について,新幹線は必要不可欠な投資と強弁し,これまでのやり方に反省がないどころか,さらに
福井駅舎の増改築に15億6,000万円,再整備を行う文化会館の大ホールは2,000席にこだわるなど,
新幹線中心の
まちづくりと称した大型開発に固執し続けています。 県や市が新幹線早期開業とその関連事業に多額の税金を投入し,巨額の借金をつくってきたこの10年間,市民の実質賃金は1割減少し,生活保護受給者は2倍以上にふえ,中学生の就学援助も30%の増加,市民が全体として貧しくなり,格差や貧困が広がり,子どもの貧困が広がってきました。新幹線開業を急ぐより,市民の暮らしの応援こそ優先すべきであったことは明らかです。 市の決算では平成27年度73億円,平成28年度は86億円の不用額が発生しています。毎年何十億円という単位で使わない予算があるのです。今後数年間かけて赤字を解消することも可能です。そうすれば人件費の削減を回避できました。しかし,東村市長はあくまでも中核市移行前の今年度いっぱいの解消にこだわり,法律で許される最大10%の
職員給与削減を断行しようとしています。さらに,中核市移行に伴いラスパイレス指数などを指標としながら職員の給与を削減する議論を進めるとしているほか,国民健康保険
特別会計に対する法定外繰出金や,保育園,児童館,公民館,小・中学校などの市民サービスと密接にかかわる事業や施設を削減,統廃合を行うとしていることは大問題です。市民の理解を得られるものではありません。 今定例会の議論全体から見えてきたのは,新幹線や中核市のための財源をつくるために市民サービスや職員給与は削減するという,まさに逆立ちした市政運営です。仮に福井市の借金を類似団体並みに減らしていけば,毎年30億円を超える新たな財源が生まれます。これだけの財源があれば大雪等の災害への対応も,
市民生活への支援もさらに充実できます。新幹線ばかりを追い求め,大型開発に巨額の借金を重ねながら市民の税金を投入する,このようなやり方を転換し,新幹線関連も含めた大型開発こそ削減することが市民や職員の願いであり,福井市の
財政再建のためにも必要であることを強く指摘するものです。 その市政運営への反省がないと同時に,東村市長自身の責任のとり方が不十分です。地方公務員法第32条には,上司の命令に忠実に従うことが義務づけられ,市の一般職員には政策決定権がありません。政策決定権のない職員には
財政不足を補うためとして法律上の上限である10%の給与削減を押しつけながら,市長自身は今年度報酬の2割を削減するのみ,来年12月の任期満了後に4年ごとにもらえる約2,500万円にも上る退職金はまともに削減しようともしていません。
新幹線中心の
まちづくりを推し進め,借金をふやし続け,市の財政を悪化させてきた反省もなければ,責任もまともにとろうとしない,このような態度で職員の給与削減などもってのほかです。 あの大雪の中,市の職員は日常業務と並行して早朝から除雪車の走った後に残された雪の壁を手作業で崩しに行く,消防の職員は救急車がスタックで進めないときには担架で病人を搬送するなど,昼夜を問わず市民のために駆け回りました。多くの職員が家に帰れず,自費でホテルに何日も泊まり込みました。大雪の災害対応で既に多大な犠牲を市民のために払ってきてくれた,その職員たちに給与削減でさらなる犠牲を強いるやり方は道理もなければ情もありません。ましてや,まともに責任をとろうともしない東村市長にその資格はありません。職員給与の削減の撤回を強く求めるものです。 そのほか,第56号議案,第57号議案の財産の取得はそれぞれ40メートル
はしご付消防車を2億1,000万円余り,15メートル
はしご付消防車を8,200万円余りで暁産業株式会社から購入し旧車両を更新するものです。旧車両は,どちらも10年以上が経過し入札の必要性は認めるものですが,どちらも入札に参加した会社は3社と同じで,見積もりをとったのは落札した暁産業1社のみです。その落札率は予定価格のおよそ98%と97%,競争性が働いたとは言いがたい状況です。見積もりは1社だけでなく2社,3社と幾つもとる,車両をつくる大もとの業者からも参考価格を得て設計額の縮減を図るなど競争性を働かせる努力を求めるものです。 第18号報告は,昨年度の国民健康保険
特別会計における赤字の穴埋めのため,今年度の予算から7億円を繰上充用,つまり7億円をことしの予算へ先送りするというものです。国民健康保険
特別会計は,累積赤字を放置した結果,毎年の赤字を穴埋めするため次年度の予算の先食いを繰り返すという異常事態に陥っています。国民健康保険
特別会計が苦しい原因は,失業者や74歳までの前期高齢者など,低所得者が加入者のほとんどを占めているため,国民健康保険税を払いたくても払えない事態が生まれていること,そして国が国保への支援を削減してきたことにあります。市は,国保会計への法定外繰出金を削減しようとしていますが,市民の命を守る国保会計を支援し,高過ぎる国保税の引き下げこそ必要です。
一般会計からの法定外繰り入れを行うとともに,国や県に対して
財政支援を強く要望すべきです。 以上,議案と
委員長報告に反対する理由を述べまして,
日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 第56号議案ないし第72号議案,第17号報告,第18号報告に対する各委員会の審査結果は,お手元の報告書のとおり,それぞれ可決,承認であります。 お諮りします。 以上の各案件は,各委員長の報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 着席してください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程3
予算特別委員会の
継続調査についてを議題とします。 お諮りします。
予算特別委員会の付託案件であります市政上の
重要案件につきましては,先ほどの
予算特別委員長の報告どおり
継続調査と決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程4 新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の設置並びに付託について及び日程5 新幹線・
並行在来線等対策特別委員会委員の選任についてを会議規則第35条の規定により一括議題とします。 まず,新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の設置並びに付託についてお諮りします。 並行在来線の運行等,私鉄を含めた鉄道のあり方,
北陸新幹線福井開業に伴う鉄道沿線の観光の振興に関する諸問題を調査研究するため,8名をもって構成する新幹線・
並行在来線等対策特別委員会を設置し,これに付託の上,調査することにしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 次に,新幹線・
並行在来線等対策特別委員会委員の選任についてお諮りします。 ただいま設置されました新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の委員の選任につきましては,委員会条例第8条第1項の規定により,議長から指名したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,指名します。 2番
福野大輔君,6番 八田一以君,8番 後藤裕幸君,11番 田中義乃君,20番 下畑健二君,27番 堀川秀樹君,31番 加藤貞信君,32番西村公子君,以上8名の諸君を新幹線・
並行在来線等対策特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ここでお知らせします。 この後の休憩時に正副委員長互選のため,新幹線・
並行在来線等対策特別委員会を第2委員会室で開催します。 ここで暫時休憩します。 午後2時11分 休憩────────────────────── 午後2時28分 再開
○議長(
青木幹雄君) 休憩前に引き続き本会議を再開します。 休憩中に開催されました新幹線・
並行在来線等対策特別委員会におきまして,正副委員長の互選が行われましたので,その結果を御報告します。 新幹線・並行在来線等対策特別委員長 田中義乃君,副委員長 堀川秀樹君,以上であります。 ただいま新幹線・並行在来線等対策特別委員長から,付託案件の調査研究について,閉会中も継続して行いたい旨の申し出がありました。 この際,新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の閉会中の
継続調査についてを日程に追加し,議題とすることに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) それでは,新幹線・
並行在来線等対策特別委員会の閉会中の
継続調査についてを議題とします。 お諮りします。 本件は,新幹線・並行在来線等対策特別委員長からの申し出のとおり,閉会中も継続して調査することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程6及び日程7 議員の派遣について(その1)及び(その2)を会議規則第35条の規定により一括議題とします。 議員の派遣について(その1)は,福井駅周辺整備,道路,河川事業に関する要望活動のため,国土交通省近畿地方整備局に議員を派遣するものであります。 議員の派遣について(その2)は,福井駅周辺整備,道路,河川事業等に関する要望活動のため,国土交通省などに議員を派遣するものであります。 いずれも,地方自治法第100条第13項及び会議規則第168条の規定に基づき議会の議決を行うものであります。 それでは,議員の派遣について(その1)及び(その2)は,討論の通告がありましたので許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇)
◆32番(西村公子君)
日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております議員の派遣(その1)と(その2)について,
日本共産党議員団を代表して反対の立場から一括して討論を行います。 議員の派遣は,国土交通省や近畿地方整備局等に対して要望活動を行うものです。要望事項のうち,福井市の道路,河川,砂防,大雪対策等,市民の要求に基づいたものは賛成ですが,北陸新幹線整備促進や足羽川ダムの建設促進に関するものについては反対です。 北陸新幹線建設については,一般質問でも指摘しましたように,フリーゲージトレインの技術も安全性も確保できない状況です。多額の経費を投入しながらも九州新幹線長崎ルート同様,北陸新幹線においても断念せざるを得ないことは明らかです。このことはすなわち,敦賀駅での乗りかえを要するもので利用者の利便性低下にもつながり,県民,市民の理解は得られません。また,このほど並行在来線に関する収支予測調査・経営基本調査結果が明らかにされましたが,5年後の開業時に8億円余り,開業10年後に15億円もの赤字になるというもので,在来線についても利便性低下が懸念されています。県民,市民の願いは,不便になる新幹線でなく,しらさぎやサンダーバードなどの特急の存続と在来線の
利便性向上です。新幹線建設と第三セクター化にさらに多額の税金を投入することは,県民,市民の理解を得られるものではありません。 また,足羽川ダム建設についても,穴あきダムでは近年頻発している集中豪雨などに対応できない可能性が専門家から指摘されています。穴あきダムはダム管理の省力化という構想にそぐわないさまざまな問題が指摘されており,設計変更も必要と言われています。足羽川ダムは,これから本体工事にかかると言われていますが,総事業費は1,000億円とも言われており,県の負担はざっと300億円にもなります。効果そのものが疑問視されているダム建設ではなく,河川改修や遊水地等の治水対策を中心に据えて取り組むことこそ必要です。 以上,理由を述べまして,
日本共産党議員団を代表しての私の討論を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 議員の派遣について(その1)及び(その2)は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。 (賛成者起立) 着席してください。 起立多数であります。よって,そのように決しました。 ただいま可決しました議員の派遣について(その1)及び(その2)の派遣に係る期間,場所等に変更の申し出があった場合の取り扱いについては,議長に御一任いただきたいと存じます。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程8 市会案第18号
福井市議会議員の
議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正についてを議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (29番 皆川信正君 登壇)
◆29番(皆川信正君) ただいま上程されました市会案第18号
福井市議会議員の
議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について提案理由の説明を申し上げます。 今定例会において,本市の一般職職員の給与や,特別職職員の報酬の削減案が提出されたことに合わせ,本市議会におきましても
議員報酬についていろいろ議論を重ねた結果,削減するということで意見がまとまりました。 本案は,
議員報酬について,本年7月1日から来年3月31日までの期間,一律10%減額するものであります。
議員各位の御賛同をお願い申し上げ,提案理由の説明といたします。
○議長(
青木幹雄君) ただいまの説明に対し質疑を許可します。
◆32番(西村公子君)
議員報酬を9カ月間一律10%減額するという議会運営委員の提案ですけれども,私たち
日本共産党議員団は50%減額を提案し申し入れを行いました。私たちの提案を含め議会運営委員会でどのような議論が行われたのですか,お聞きします。
◆29番(皆川信正君) 今ほど提案理由で申し上げたとおりです。
◆32番(西村公子君) 決定権を持つ責任ある議会として,少なくとも市長など特別職と同等の20%以上の減額を提案してしかるべきではないかとの市民の声も多数聞かれるわけですが,そのような議論もなかったのでしょうか。
◆29番(皆川信正君) 提案理由の説明で申し上げたとおりです。
○議長(
青木幹雄君) ほかにございませんか。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第18号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,市会案第18号については討論の通告がありましたので許可します。 32番 西村公子君。 (32番 西村公子君 登壇)
◆32番(西村公子君)
日本共産党議員団の西村公子です。私は,ただいま討論の対象となっております市会案第18号
福井市議会議員の
議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正について,賛成の立場から討論を行います。 今回の条例改正は,
議員報酬を9カ月間一律10%減額するものです。私たち
日本共産党議員団は,
議員報酬について政策,予算等決定権のある議会として50%の減額を提案しましたけれども,議会全体の合意に至らなかったことは極めて残念です。また,
議員報酬などについて会派ごとの聞き取りは行われたものの,議会運営委員会で議会としての責任を果たす議論が行われておりません。今後,議員全員にかかわる問題は議員全員協議会や各派代表者会議など,公な場で議論をすることを求めるものです。 以上,
議員報酬等の減額について
日本共産党議員団としての意見を述べて私の討論を終わります。
○議長(
青木幹雄君) 以上で討論を終結します。 それでは,採決します。 市会案第18号については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程9 第73号議案 平成30年度福井市
一般会計補正予算を議題とします。 提出者の提案理由の説明を求めます。 (市長 東村新一君 登壇)
◎市長(東村新一君) ただいま上程されました第73号議案 平成30年度福井市
一般会計補正予算につきまして提案理由を申し上げます。 このたびの補正予算案は,
福井市議会議員の
議員報酬,費用弁償及び期末手当に関する条例の一部改正に伴い
議員報酬を減額するとともに,議会活動費の減額補正を行うものでございます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
青木幹雄君) ただいま説明のありました第73号議案について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております第73号議案については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので,直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 第73号議案については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。──────────────────────
○議長(
青木幹雄君) 次に,日程10 市会案第19号
地方消費者行政に対する
財政支援(
交付金等)の継続・拡充を求める意見書についてを議題とします。 お諮りします。 提出者の説明は,会議規則第37条第3項の規定により省略したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,事務局に案文を朗読させます。 (事務局朗読)
地方消費者行政に対する
財政支援(
交付金等)の継続・拡充を求める意見書 消費生活相談体制の整備等,
地方消費者行政の充実・強化は,国による
地方消費者行政活性化基金・
地方消費者行政推進交付金の措置によって一定の前進が図られてきた。一方で,この交付金措置が平成29年度で一区切りを迎えようとする中,自主財源や行政職員・消費生活相談員の人員確保,消費者安全確保地域協議会(見守りネットワーク)の設置が進まない等の課題が残されている。 こうした中,国の平成30年度予算に向けて,地方から国に対して60億円を超える交付金の要求をしてきているが,平成30年度予算案によれば,2つの交付金を合わせて24億円という結果となり,地方公共団体の要請に全く応えられていない結果となった。国による交付金措置が後退することにより,地方自治体においては消費生活相談体制の維持等の
消費者行政が後退していく懸念がある。 消費者庁には地方支分部局がないことも相まって,
地方消費者行政の機能強化が進まない場合,消費者被害情報の収集・分析,法執行,消費者被害防止の広報啓発等,国の
消費者行政も進まないことも懸念される。 よって,
地方消費者行政推進交付金の後継の交付金措置を初め,以下のことを要望する。 記1 平成30年度の
地方消費者行政に係る交付金減額が地方公共団体に及ぼす影響を具体的に把握するとともに,平成30年度当初予算で確保できなかった交付金額について,補正予算で手当てすること。2 平成31年度の
地方消費者行政に係る交付金を,少なくとも平成29年度までの水準で確保すること。3 地方公共団体が消費者相談を受け,相談情報を全国消費生活情報ネットワークシステム(PIO-NET)に登録することや,悪質業者に対する行政処分を行うことの効果は,その地域の消費者のみならず,国が行う制度改革や法執行,情報提供等を通じて国の
消費者行政につながっているという点を踏まえ,地方公共団体のこのような事務費用に対する国の恒久的な財政措置について検討すること。 以上,地方自治法第99条の規定に基づき,意見書を提出する。 平成30年6月26日 福井市議会
○議長(
青木幹雄君) それでは,市会案第19号について質疑を許可します。 (「なし」と呼ぶ者あり) 御質疑なしと認めます。よって,質疑を終結します。 お諮りします。 ただいま議題となっております市会案第19号については,会議規則第37条第3項の規定により委員会付託を省略し,また討論の通告がございませんので直ちに採決したいと存じますが,これに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 それでは,採決します。 市会案第19号については,原案のとおり決することに御異議ございませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 以上をもちまして本日の議事日程は全部終了しました。 ただいま市長から発言を求められておりますので許可します。 (市長 東村新一君 登壇)
◎市長(東村新一君) 議長のお許しをいただきまして,平成30年6月福井市議会定例会の閉会に当たり,一言御挨拶を申し上げます。 議員の皆様には,6月4日の開会以来,提出いたしました各議案につきまして慎重かつ熱心に御審議をいただき,妥当な御議決をいただきましたことに厚くお礼を申し上げます。 本定例会を通じていただきました
議員各位の貴重な御意見や御提案につきましては,今後諸施策の中で反映できるよう最善を尽くしてまいります。 まず,先般6月18日の大阪北部を震源とする地震により被災されました皆様に対し謹んでお見舞いを申し上げますとともに,亡くなられた方々に対しまして衷心よりお悔やみを申し上げます。 先日の日曜日には,総合防災訓練を行い,市内各地で多くの市民の皆様に御参加いただきました。福井地震から70年の時が流れようとしておりますが,震災の記憶を風化させることのないよう,また過去に発生した水害,雪害などの教訓を踏まえ,こうした訓練を実施することで災害に強い安全で安心な
まちづくりに努めてまいります。 さて,この冬の記録的な大雪では,除排雪に多額の経費を要したことから大変厳しい財政状況となりましたが,速やかに財政を建て直すため本年度の不急な事業の中止・縮減,そして職員の給与減額など,市民の皆様や職員に御理解と御協力をお願いすることとなりました。さらに,
議員各位にはみずから報酬などの削減を図られるなどのお力添えをいただき,心から感謝を申し上げる次第であります。 本議会では,
財政再建や今後の財政運営について多くの御意見をいただき,さまざまな観点から議論させていただきましたが,今後本市が着実に歩み続けることができるよう早急に
財政再建計画を策定し,将来に向けて強固な財政基盤を確立してまいる決意であります。 なお,
ふるさと福井を応援したいとの声を数多くいただき,大変ありがたく思っているところです。その温かい思いを形にしていただくため,来年3月31日までの間,本市への各種寄附金を受け入れる「不死鳥ふくい ふるさと応援寄付」の窓口を本日開設することといたしました。本市を応援してくださるたくさんの気持ちに応え,郷土のさらなる繁栄と幸福を築くため,不屈の気概を持って市政運営に全力を傾けてまいります。 ところで,いよいよ「福井しあわせ元気」国体・障害者スポーツ大会の開催まで残り95日となりました。先週には,大会のPRと全国から訪れるお客様をお迎えするアーケードフラッグを福井駅西口周辺の商店街に掲げるとともに,7月末には大会のシンボルとなる炬火イベントを予定しております。また,中央公園や足羽山ふれあい動物舎などの施設もリニューアル整備し,お客様をもてなす準備も着々と進んでおります。半世紀ぶりの福井国体,そして障スポが本市のさらなる発展につながるすばらしい大会となるよう,全庁体制のもと職員一丸となって万全を期してまいりますので,
議員各位には一層のお力添えをいただきますようお願い申し上げます。 結びになりますが,これから日ごとに暑さが増してまいります。
議員各位におかれましては,くれぐれも体調に御留意いただき,今後も御健勝で御活躍されますことを祈念申し上げ,お礼の挨拶といたします。どうもありがとうございました。(拍手)
○議長(
青木幹雄君) 以上で会議を閉じます。 これをもちまして平成30年6月福井市議会定例会を閉会します。 午後2時53分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。福井市議会議長 平成 年 月 日署名議員 平成 年 月 日署名議員 平成 年 月 日
△〔参照〕 各 委 員 会 審 査 結 果 報 告 書 総 務 委 員 会番 号件 名審査結果第53号議案福井市市税賦課徴収条例等の一部改正について原案可決第56
号議案財産の取得について
(40メートル
はしご付消防車)〃第57
号議案財産の取得について
(15メートル
はしご付消防車)〃第72号議案福井市職員の給与の特例に関する条例の制定について〃 教 育 民 生 委 員 会番 号件 名審査結果第54号議案福井市介護保険条例の一部改正について原案可決第55号議案福井市
放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について〃陳情第9号
地方消費者行政に対する
財政支援(
交付金等)の継続・拡充を求める
意見書提出について採択 経 済 企 業 委 員 会番 号件 名審査結果第51号議案福井市
文化会館駐車場条例の制定について原案可決第52号議案福井市
清水きららの森の設置及び管理に関する条例の制定について〃 予 算 特 別 委 員 会番 号件 名審査結果第50号議案平成30年度福井市
一般会計補正予算原案可決第58号議案平成30年度福井市
一般会計補正予算〃第59号議案平成30年度福井市
国民健康保険特別会計補正予算〃第60号議案平成30年度福井市後期高齢者医療
特別会計補正予算〃第61号議案平成30年度福井市介護保険
特別会計補正予算〃第62号議案平成30年度福井市
競輪特別会計補正予算原案可決第63号議案平成30年度福井市簡易水道
特別会計補正予算〃第64号議案平成30年度福井市宅地造成
特別会計補正予算〃第65号議案平成30年度福井市
中央卸売市場特別会計補正予算〃第66号議案平成30年度福井市集落排水
特別会計補正予算〃第67号議案平成30年度福井市地域生活排水
特別会計補正予算〃第68号議案平成30年度福井市福井駅
周辺整備特別会計補正予算〃第69号議案平成30年度福井市下
水道事業会計補正予算〃第70号議案平成30年度福井市
ガス事業会計補正予算〃第71号議案平成30年度福井市
水道事業会計補正予算〃第17号報告
専決処分の承認を求めることについて
(平成30年度福井市
一般会計補正予算)承認第18号報告
専決処分の承認を求めることについて
(平成30年度福井市
国民健康保険特別会計補正予算)〃...