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平成21年 5月19日 農林水産業振興対策特別委員会-05月19日−01号

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  1. 福井市議会 2009-05-19
    平成21年 5月19日 農林水産業振興対策特別委員会-05月19日−01号


    取得元: 福井市議会公式サイト
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    DiscussNetPremium 平成21年 5月19日 農林水産業振興対策特別委員会 − 05月19日−01号 平成21年 5月19日 農林水産業振興対策特別委員会 − 05月19日−01号 平成21年 5月19日 農林水産業振興対策特別委員会             農林水産業振興対策特別委員会 顛末書                              平成21年5月19日(火)                                   第2委員会室                                午前10時02分 開会 ○近藤委員長 ただいまから、農林水産業振興対策特別委員会を開催させていただきます。  本委員会に付託されています農林水産業振興に関する諸問題について調査研究を行いたいと思います。理事者におかれましては、報告または答弁は簡潔かつ的確にされますようお願いします。  それでは、お手元の調査案件に従いまして調査に入ります。園芸振興対策の概要についてを議題といたします。理事者の報告を求めます。 ◎松山農政企画課長 (報告) ○近藤委員長 ただいまの報告に対し、御質疑を許可いたします。 ◆見谷委員 この園芸産地総合支援事業ですが、資料の下に、東安居地区園芸生産組合とか二日市営農生産組合とか出ていますが、地元から言ってきた要望なのか、こちらからこういう支援事業があるので取り組んでほしいとお願いしたものなのか、どちらですか。 ◎松山農政企画課長 これは農業者、福井市、福井農林総合事務所の三者によっていろいろ話し合いの結果、出てきたものでございます。私のほうからこういうことがございますとお勧めした部分もございます。 ◆見谷委員 前から、農業というのは補助事業で、どうも今までの理事者側の答弁とか考え方というのは、補助金行政を消化しているにすぎないと私は思っています。きょうまで農林水産業振興対策特別委員会を開催してきましたが、福井の園芸振興には非常に難しい面もあるだろうが、何ら行政のほうから力を入れていくという姿勢が我々には少しも感じられない。資料の下に目標が書いてありますけれども、福井市として、福井市の園芸をどのようにするのか、この根拠も非常に見えにくい。水仙の出荷本数なんかは、8,000本から6万本までなっているが、これはどういうふうにやっていくのか。軟弱野菜の生産量も約倍にする目標を立てておりますけれども、果たしてこういう状態でこういうふうに推移し、目標を達成できるのかと思う。  そこで、この東安居地区園芸生産組合にはきょうまでいろんな補助金がつぎ込まれていると思うのですけれども、福井市の園芸といったら東安居地区という一つのイメージがありますけれども、ここにきょうまでどれだけ補助金を入れているのか。東安居地区の場合は福井市の西のほうですけれども、もう少しバランスをとって行政が東のほうとか南のほうとか、そういうところにこういう支援事業を入れていこうとはしないのですか。そういう園芸に力を入れる地域をつくる考えが、行政としてはあるのかないのか。その辺をお聞きしたい。 ◎松山農政企画課長 今後の私どもの園芸の中心となる軟弱野菜関係の団地化につきましては、補助金もございますが、中には地域の皆様の負担額も若干ございますので、そのあたりもいろいろ考慮しながら、各地域の皆様と今後の生産地の拡大につきまして話をしていきたいと思います。 ◆見谷委員 話をしていきたいということは、今まではしてきたのかこないのか。 ◎松山農政企画課長 地域の皆様といろいろ話はしています。
    ◆見谷委員 してきたけれども、取り組もうという団体とか個人はいないということですか。 ◎松山農政企画課長 私どものほうで話をした結果、こういう方々が手を挙げられた状況でございます。 ◆見谷委員 もう少し食育とか、また地産地消の考えから、福井市の園芸振興においてはもっと市内をくまなくしてほしい。いろいろな作物によって土壌の違いもあるだろうし、いろいろ難しい点はあると思うんですけれども、農家の所得をふやしていくとか、全般的な今の食の安全から多面的に考えていくと、地域が偏っていると思う。白方町にもこういう団地はありますけれども、福井市自体の幅広い振興を考えているのかという点では正直疑問に思うので、質問させていただいているんですけれども、今後そういうふうに図っていくべきと思うんです。 ◎吹矢副市長 福井市におきましても、園芸作の振興に努めていきたいと考えてございます。米づくりに重心が置かれておりますけれども、農家の経営の安定、また地産地消といった視点からも園芸振興には力を入れていきたいと考えています。  今御説明申し上げました園芸産地総合支援事業とか、越前水仙産地活性化支援事業もそうでございますけれども、このほかにもいろいろやっているわけではございます。しかし、確かに御指摘のとおり東安居地区がどうしても、これまでの経過からも重点的になっている。また、そのほかには金福スイカとか、越前水仙とかというようなことになっているわけでございます。しかし、今後の農業経営の安定といったことになりますと、やはりいろいろと関係する地元と相談しながら、園芸作物について力を入れていきたいと思ってございます。  なお、国も来年の3月までに農業政策の全般的な計画、施策をまとめるようでございますが、福井市もこういう農業振興に関しましてのまとめを今年度中にしたいと思っております。その中で園芸振興方法につきまして十分配慮させていただきたいと存じます。 ◆見谷委員 わかりました。現状から目標、先ほどちょっと触れましたけれども、これで倍とか倍以上の目標を立てている。この根拠を一遍示してほしい。 ◎松山農政企画課長 これにつきましては、福井農林総合事務所、福井市の農政企画課と申請者が関係しており、申請者のほうから福井農林総合事務所のほうへ、3年間の事業計画を出して、それが県、市の中でまとめたものに対しまして補助金を出していく。ちなみに先ほど申しました福井市でナシをつくるという部分がございます。ナシにつきましては、まず植栽するのに24本の木をビニールハウスの中に植えたい。そして、その植栽が1年から7年ぐらいまでは24本の木をまずハウスの中に植えます。 ◆見谷委員 農政企画課長、ナシでなくて、資料の下にある3点がこのような現状から目標になっていますね。この根拠を私は知りたいんです。 ◎松山農政企画課長 これにつきましては、先ほども申し上げたとおり、福井農林総合事務所と私どものほうで、どういう形でこの事業を進めていくのか。そして、どのような形で生産性を高めていくのかという基本計画を持っております。 ◆鈴木委員 越前水仙産地活性化支援事業についてですけれども、目標の改植面積が越廼地区で3ヘクタール、移植面積が国見・鷹巣地区で2ヘクタールとなっているんですけれども、予定の区画といいますか、どこに改植するかということと、国見・鷹巣地区のどこに移植するんだとか、あと私のところに移植してほしいという方もかなりいるのかとか、そういうことをちょっとお聞きしたいんです。 ◎松山農政企画課長 今の御質問につきましては、改植につきましては越廼地区、例えば居倉町、赤坂町、城有町等から希望者として約3ヘクタールが出ております。鷹巣・国見地区の移植の2ヘクタールにつきましても、希望者はもう出ております。 ○近藤委員長 ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) ○近藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終結いたします。  次に、地域振興対策の概要についてを議題といたします。理事者の報告を求めます。 ◎松山農政企画課長 (報告) ○近藤委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。 ◆見谷委員 この地域農業サポートセンターというのはどこに置くのですか。 ◎松山農政企画課長 現在、園芸センターにございまして、2人勤務しております。 ◆見谷委員 これは行政として、稲作なんかをJAがいろいろ請負農業をやっています。当局はどれくらいJAがそういうものを受けてやっているか把握しておられますか。 ◎松山農政企画課長 今、JAと共同をしながら当事業を進めておりますが、耕起につきましては28.5ヘクタール、田植えが55.3ヘクタール、稲刈りが6ヘクタール、そして全作業が26.8ヘクタール、計116.6ヘクタール、これが現在集計している数字でございます。 ◆見谷委員 それで今、JAの職員にも聞くと、面積が多くて、非常に作業が難しいということです。そうすると、果たして地域マネージャーが2名ということですが、地域というのは各地域に2名か、福井市全体として2名なのか。福井市全体で2名では、果たしてこれだけの面積を消化できるのか。JAとタイアップしてするとは思うんですけれども、果たしてそういうことができるのか。ただ、形上の募集をした形の上だけのセンターであるのか、このマネージャーというのは、実質的な機能を有する職員なのか。 ◎松山農政企画課長 福井市全体で2名でございます。今、福井市内には3つのJAがございますが、JAの担当者、そして各地区には農家組合等がございますので、そこの農家組合長、それと法人組織とか認定農業者たちのところを回りまして情報を集めて、その情報をもとに今度は個人の農家と折衝しているという状況でございます。 ◆鈴木委員 そうすると、地域マネージャー2名というのは、仲介役と名簿管理といいますか、そういうのが主な仕事内容ということですか。 ◎松山農政企画課長 まず、この主な仕事といたしましては、地域農業サポートセンターがあるということをまず周知すること、それが第一の目的でございます。そして2番目には、先ほど申しましたアグリサポーターの募集、そして地域の皆様と20アール以下の小区画の土地ですが、その持ち主の方々と地域の担い手、そういう人たちを結ぶことが主たる仕事でございます。 ◆鈴木委員 そうなると地域に出向いて、お話を聞いてくるということで実情をつかんでくるということも担っていくと考えればいいですか。 ◎松山農政企画課長 はい。地元に出向きまして、農家組合長とお話ししてするということです。 ◆鈴木委員 そうすると、その方々が集めてきた情報が市や農協のいろんな政策や施策に反映されてくるということも考えられるということですよね。 ◎松山農政企画課長 その人たちが集めてきた情報を、先ほど申しましたアグリサポーター、その小区画を請け負う人たちといろいろと話をしまして、だれか行ってくれないかということをやっております。集めてきた情報をもとに、今、20アール以下の土地を持っていて、現在耕作していて、もう私は耕作できないといったいろんな情報を集めてきまして、それならばこういうアグリサポーターがいますので、こういう人たちを派遣いたします。そのアグリサポーターに、だれかここへ行ってくれる人がいないかと探す仲介役とお考えいただいて結構です。 ◆鈴木委員 そうすると、今の報告では地域でこういう大変さがあるのでここが担えないという話になると、そこにアグリサポーターをあてがうという仕事のように聞こえるんですけれども、そうでなくて地域にせっかく出向いて、そこの実情をつかんでくるのであれば、そこに一体どんな問題があるのか。農業の問題というのは、大体そこの地域性と物すごく密接に問題が絡み合っているので、やはりそこから貴重な情報を整理して蓄積するという役割を担っていただいたほうが良い。やっぱりこれからは、今はどんどん農業に対する国の補助金も削られる方向で厳しい中で、地方自治体が実態をしっかりつかむ。実情をつかむということのために、この方々、せっかく補助金を出してやっているのであれば、そういう役割も担ってもらうべきではないかと思いますが、どうでしょうか。 ◎松山農政企画課長 そのような役割も私どものほうはお願いしております。 ◆鈴木委員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。 ○近藤委員長 ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) ○近藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終結いたします。  次に、林業・水産振興対策の概要についてを議題といたします。理事者の報告を求めます。 ◎堀川林業水産課長 (報告) ○近藤委員長 ただいまの報告に対し、質疑を許可いたします。 ◆今村委員 林業について3点ばかり質問させていただきます。  後継者不足、また木材価格の低迷ということで、山もだんだん荒れてきているというのが現状でございます。そんな中、こうしていろいろな政策を講じていただいて、林業に対しての意欲を高めるということで助成していただくということに対して、まずお礼を申し上げたいと思います。  そんな中、御存じの方もあるかとは思うんですが、搬出機械導入、フォワーダ、スイングヤーダ。スイングヤーダは大体このようなものだろう、ということでわかっているんですが、2台が大体どのような機能かという点についてまず説明していただきたいと思います。 ◎堀川林業水産課長 フォワーダにつきましては、福井市森林組合が希望しております。前のほうに木をつかむクレーンがついておりまして、それで木を持ち上げて機械の後ろに積んで運ぶという機械でございます。  それから、スイングヤーダにつきましては、遠隔地の部分についてワイヤーが張られていまして、遠隔地からワイヤーを通じて木を搬出するということで、両方とも搬出については十分利用できる機械であると思っております。 ◆今村委員 2点目については、先般の2月12日、この資料にも掲載されております。現在、林業後継者不足ということで地境が非常にわからないとか、はなはだしいのは自分の山がどこにあるのかわからないという後継者の方が今は非常に多い。大体あの辺にうちの山があったということぐらいは知っている人がいても、地境はなかなか難しい。  そんな中で、森林組合を中心にGPSを使って地境をデータ化してこの事業を進めていくということが提案されております。その点について現在の進捗度を教えていただきたいと思います。 ◎堀川林業水産課長 前回の農林水産業振興対策特別委員会のときに境界明確化ということで1ヘクタール当たり4万5,000円の補助もあるということで御説明させていただいております。今、旧福井市、美山地区、この両方の区につきましては、境界の明確化については協議会をつくらなければいけないという部分もございまして、旧福井市の部分については福井市森林組合のほうに今30ヘクタールの部分で申請を出しております。ただ、美山地区につきましては今20ヘクタールの申請を出しているのですが、これにつきましては、ちょっと流動的だとお聞きしております。  ただ、国のほうも今までございました森林整備地域活動支援事業についても境界明確化についてであれば今までヘクタール当たり5,000円のところに2万円の補助を出すということを今年度、打ち出してきております。美山地区の分として、美山町森林組合につきましては今こちらのほうを重点にやりたいということで、今こちらのほうで30ヘクタールの申請を出しております。そしてまた、福井市森林組合のほうも今20ヘクタールの申請を出しております。両方の現在の申請の状況でいいますと、境界明確化、それから森林整備地域活動支援事業、この両方で美山地区、旧福井市合わせまして100ヘクタールの境界明確化ということでの申請を出しております。ただ、これは国との折衝もございますので、今後どのような予算の振り分けが来るかということにつきましては、まだこの段階ではわかっていませんので、その点だけは御了承いただきたいと思います。 ◆今村委員 現在、間伐は個人の方でいろいろやっておられるんです。だけど、それを搬出してもそれだけの手間とか手数料、そういうものが合わないということで、山の中に間伐してそのまま放置されている間伐材が非常に多くあるんです。そんな中、前回の説明にもありましたバイオマスタウン、これに有効利用しようというお話も出ているのですが、バイオマスタウン構想を今後どのように進めていくか、その点について説明いただきたいと思います。 ◎堀川林業水産課長 私どもも昨年度、そういうような御質問がございまして、木質ペレットの事業化、これはペレットに限定させていただいた中での研究をさせていただきました。現在、ペレットを製造しておりますのは越前市の中西木材グループ、それから若狭町の社会福祉法人コミュニティネットワークふくいが今県内でペレットの製造をしております。  ただ、この採算性という部分を考えますと、やはり現状として、間伐材を利用するということではなかなか合わないという試算も出ております。ただ、環境面から考えれば、当然、こういう施策も必要ではないかと考えておりまして、私どもとしてはまず昨年度につきましては事業化がどうなのかを研究させていただいたところでございまして、今後、環境に配慮した部分ではどうなのかという部分についてはもう一度研究させていただきたい。ただ事業化について、できたばかりの報告書なんですが、報告書を読む限りではなかなか難しい。今、立米当たり熱量換算でいきますとペレットは灯油の2分の1の熱量しかないということで、市販されています木質ペレットですと42円ぐらいになりますので、単純に熱量換算しますと灯油の82円を超えていただければ、当然これは採算性がとれると思っていますが、今のところ60円を切っている灯油の値段ですので、なかなかそれは難しいということです。  ただ、環境面を考えますと、これは二酸化炭素を排出しないという部分もございますのでやはり重要ではないかということで、今年度につきましてはその部分を研究させていただきたいと思っています。 ◆今村委員 行政におんぶに抱っこというわけにはいきませんけれども、農業に対しても林業に対しても、それぞれ後継者が耕作意欲を高められるような、そういう支援策も踏まえた予算もあると思いますが、今後もできる限り続けていっていただきたいと要請しまして質問を終わります。 ◆谷口委員 私から聞きたいことがあるんですけれども、今の間伐材の問題が一つと、それからもう一つは、きょうの資料全体を見ても補助金の話ばかりで、前向きな話が一つも出ていないということが一番の問題です。  その中で間伐材ということで、今ほど今村委員が言われたことですけれども、この中で間伐材の搬出ということで書いてある。間伐材というのは山からおろさないことには製品になるのかならないのか、どちらだと思うか。 ◎堀川林業水産課長 先ほど説明で申し上げましたとおり、山から出すことがまず第一と考えております。 ◆谷口委員 既にいろんな現場でのり面の工事をしているときに、斜面にある木を細かく粉にしてチップにして外へ出してくるというのもわかっている。それならば、それを応用して考えた場合に、山の中へチップにする機械を持っていって、チップにして下へおろしたらどうですか。そのほうがよほど効率がいいです。  それで、私の言いたいのは、10年も15年も前からずっと一緒なことばかりしていてもだめですよ、見る目を変えなさいということを言いたいんです。そのチップをトラックに積んで下へおろしてくる。これは材木より安全性が高いですよ。下へおりてきたものをどこへ使うんだということになれば、これは皆さんもわかっていると思う。公園などの樹木の下へ敷きつめると草が生えないということです。  それともう一つ考えなければならないのは、そのチップをどうするかということですけれども、そのチップを再度圧縮して固形燃料にする。そうすると、二酸化炭素の発生はないということです。これは油を使うのに比べると大きな経費の節減になるし、固形燃料にしたときには圧縮をするんだから液体が出てくると樹液が出てくる。これを今村委員が言われたバイオの力で薬品とか燃料とかに変えてくる。これですべてが始末できるということで、その辺まで考えていくような話を出してきてくれないといけない。今まで10年間もずっとほとんど変わらず、補助金が動いているだけではだめです。あくまでも間伐材は下へおろさなくてはならないということを頭から捨てていただいて、上で処分をする。それを下へおろしてくると。最終的にはバイオの力でいろんな方向に動かしていくという所まで農林水産部としては考えてもらうことが必要でないかなと思うので、それに対して何かあればまた答弁してもらえば結構です。 ◎岩永農林水産部長 今、委員御指摘のように間伐材につきましては、これまでは切ったものを丸太の状態で出しておりましたが、確かに今日、材木、間伐材の利用の多様化といいますか、そうした中で全国的にもそういう有効利用の観点から、チップ化してペレット燃料、あるいは木材を分解するときの木材からセルロースが出るといいますか、そういった液体からエタノールをつくる研究が全国各地で行われております。  ただ、これは事業化という観点のところまでは至っていないのが現状ではないかと思います。実証テストまで来ていると理解していますが、本県においてもそういった研究をしているということも聞いておりますけれども、本市もこれまで毎年3,000立米余りの間伐を行っていますので、そういった一つの資源という見方から、今後、どういった利用形態、あるいは事業化までを見据えて、大学や関係機関からいろいろ情報収集し、あるいは専門家の意見を聞きながら、可能性があるかどうか前向きに検討してまいりたいと考えております。 ◆谷口委員 今の答弁でありがたい話ですけれども、やはり福井市にも福井大学とかいろいろな大学がございますけれども、そういうところとこういう話があったから技術提携をして、こういう方針でやれないかという話を前向きに今後進めていただくと大変ありがたいと思います。それだけ要望しておきます。 ◆鈴木委員 漁場保全支援事業についてですけれども、特にこの3番目の延縄方式のアワビの養殖試験・研究についてお聞きしたいのです。延岡市のほうで前例があるとお聞きしたんですけれども、ここもかなり冬期風浪は激しいところなんですか。 ◎堀川林業水産課長 冬期につきましては、延岡市は南のほうであり表日本なので余り関係がない。ただ、台風の通り道ということで、台風時には本当にすごい波が来るということをお聞きしております。 ◆鈴木委員 鷹巣漁港周辺のテトラポットなんかが冬期風浪で崩れてしまう。毎年のように県は何千万円を使ってテトラポットを入れ直す事業をしているんですけれども、それぐらい激しいので、ちょっと延岡市のほうでは一体どういう状況かというのを知りたかったのでお聞きしたんです。  そうすると、台風の激しい波に耐え得る前例があるわけですから、冬期風浪にも十分耐えられるだろうという予測のもとでやっているということですね。 ◎堀川林業水産課長 先ほども説明の中で申し上げましたとおり、冬期につきましてはやはり日本海の波の中で、今、延縄で耐え切れるかということにつきましては漁業者も首をかしげております。ただ、延縄ですから漁港内のほうへすぐに移動できます。すぐに移動できるということがこの延縄の一つの利点という部分もございまして、冬期部分につきましては今年度は一回やらせていただきたい。鷹巣沖の私たちの言っているところにつきましてはやらせていただきたいと思っているんですが、ただ、それが耐え得るのかという部分については、今、200キロ程度のアンカーをおろすつもりではいるんですが、200キロ程度で果たしてもつのかという部分もございます。  大味町につきましては、これはもう外海ということで冬期部分については湾内へ入れないと考えております。 ◆浜田委員 黙っていようかと思ったんだけれども、黙っていると何も知識がないと思われるので、一つだけ提案します。  養殖というのは、要するに波が静かなときに育てた養殖と、ある程度、海流が盛んに動いているときに育てたものとでは違うけれども、どちらがよいのか、それは大学の先生にも聞いてほしい。昔は、そういう技術が初めて来たものだから、海水がある程度、静かなところでそれをする。例外は広島のカキ。海水がある程度動いている。そうすると、今のそのアワビ。これはある程度海水が常時動いている。それをするときには困難が伴うけれども、挑戦してやってほしい。ただ、これをやって失敗しましたということなら、初めからしない方がよい。鷹巣沖でやればそういう問題が必ず起きます。ただ、そこで今、消費者が何を求めているかという観点から見ると、そういうことは行っていかないといけない。  だから、養殖ブリでも何でもそうですよ。初めは三重県が発祥の地なんです。ただし、これは失礼な発言になるかも知れないけれども、今は三重県の養殖ブリは全国的に地位が下がっています。ただ、それはなぜかといったらえさの問題があり、そして、海流の問題が横たわっているんです。  今は鳥取県で養殖をしている。鳥取県沖は常時、日本海の海水が動いているからです。それだけ一応提案しました。ただ今年一年間してみたが失敗しました、来年になったらそういう報告を受けないように勉強してください。 ○近藤委員長 ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) ○近藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終結いたします。  次に、農林水産業を支える生活環境整備の概要についてを議題といたします。理事者の報告を求めます。 ◎谷澤農村整備課長 (報告) ◎松山農政企画課長 (報告) ◎谷澤農村整備課長 (報告) ○近藤委員長 ただいまの報告に対し、御質疑はございませんか。 ◆見谷委員 補助金の中の共同活動の6,200万円について、下に取組面積5,091ヘクタール掛ける数千円がこれになるわけですね。今年度の当初予算も農村整備事業費として大分増額していただいて、それらと合わせると約1億円になるかなと。この取り組みなんかの現状は御存じかとは思うんですけれども、非農家を対象にしてやっているような事業でもあって、ハード的な事業はなかなか難しい。また、今3地区が合併して農村地域の範囲が非常に広くなったとは思いますが、優良地を守っていく上においてほとんどが土地改良されているわけですけれども、これは昭和40年代から50年代にかけてやってきて、きょうまで30年余りたってくると、非常に破損しているというんですか、工事をしなければいけない状況になっているかと思うんです。そこへ加えて、こうやって少子・高齢化で水田を維持していくというのは非常に難しい。そういう意味で、農家としてはいろいろ取り組んでおられるし、また当局としても考えられているとは思いますけれども、これだけの地域の農地を保全していこうと思うと、非常に予算がかかるとは思うので、来年度もその辺、十分当局はそういう状況を把握していただいて、どれだけの予算を持って、これは土地改良組合との関連もあるかとは思いますけれども、努力をしていただきたいと要望して終わりたいと思います。何かコメントがあれば、農村整備課長さんに発言していただければ。 ◎谷澤農村整備課長 今、御案内のようにことし市単独事業の予算等々が大幅に増額されました。本当にありがとうございます。当然、今の要望地区は、旧福井市、美山地区、越廼地区、清水地区すべてを入れた物すごく大きな農村集落等になりまして、要望も多数、もう本当に抱え切れないほどの要望が多数ございます。その中で、委員さん御指摘のように、我々の予算の中で精いっぱい皆様の御期待にこたえるべく、いろんなところの細部にわたり現場を把握しながら、また農地・水・環境保全向上対策と関連しながら事業を進めてまいりたいと、そのように考えていますので、よろしくお願いいたします。 ◆宮崎議長 さっきから聞かせていただいて、福井の農林水産の特徴を踏まえた福井の振興策として何が必要なのか。そういうものに対する考え方というのをちょっと聞かせていただきたい。 ◎吹矢副市長 確かに議長御指摘のように農林水産業は、いずれも厳しい状況に置かれていると申し上げなければいけないと思います。その中で、国もそれぞれ政策を苦労しながらやっているわけですけれども、やはり福井市は福井市として、福井市の特徴に合わせた施策を福井市なりに打っていくといった考え方が必要であろうと考えています。  まず、農業ですけれども、これはやはり土壌やいろいろな関係で、どうしても米作が中心になっておりますが、米も、先ほど園芸も実施すべきだと御指摘がございましたが確かにそうでございます。しかし、米はやはり中心的な存在であり続けるであろうことは予想いたしますので、例えば米であれば福井米のブランド化といいますか、そうしたことにより重点配慮しなければいけないと思ってございます。それに足すような形で園芸関係とか、そうしたものも多面的なことをやっていかなければいけないということでございます。  それから、林業、水産業、これもやはり大きな視点に立ちますならば、これはやはり世界的なグローバリゼーションというのか、そういう中で価格がどうしても安定しないといいますか。そこが問題でございます。福井市なりに努力すべき分野ということであれば、先ほど申し上げましたとおり林業はやはり間伐をしっかりやっていくというようなことが、大事ではないかと思っております。その意味で、間伐を出す費用の軽減策とか、機械のこととかいろいろあると思います。  先ほど補助金が多いがどうかというようなことでございますけれども、これはやはり農業、林業、水産業、さらに言いますならば商業、工業なども、行政体が経営体になるわけにはいきませんので、その辺ではどうしても補助金の形になります。しかし、基盤整備的なこと、例えば林業分野でいえば林道整備などは市が直接工事請負費でやっていくべきだと思っています。漁業であるならば漁港整備、これらは市が直接やっていくべきだと思ってございます。漁業もなかなか難しいですけれども、やはり地道に、先ほどのつくって育てるといいますか、栽培漁業、こちらのほうも工夫すべきだと思いますし、それからもう一つ論点を広げるならば、漁業者の方と流通の視点で市場の関係とか、いろんな形で今後福井市なりに工夫していくべきだと考えてございます。 ◆宮崎議長 きょうの委員会で最初に見谷委員が、補助事業ばかりをしているのではないかという質問があったと思うけれども、農林水産部の仕事の進め方について苦労が足らないのでないかというような意見も出ていたようです。私自身、議論を聞いていると、何か福井市の農林水産部自体が、こういうことを中心でやりたいとか、こういうことを一遍やってみたいとかというものがあるのかないのか分からない。私の思いとして、補助を出すのが農林水産部の仕事じゃないです。もっと工夫をして、福井の風土や地域性、また気候などのいろんなものを含めて、福井の農業とはこうだと、全国全部一緒な農業のやり方ではおかしい。北海道と沖縄では違うと思うし、その中で福井の農業はこうですよと。そうすると全国から福井の農業のやり方を一遍見ておくか、そういう新たな仕事をしてもらわないといけないだろう。  そういう考えが何か足らないような気がします。副市長からもちょっと説明があったのだけれども、農林水産部がどう考えているのか。国は農林水産に対してウエートを大きくして、各地方へ補助を出すということもやっているけれども、全部が全部一緒になってしまうのでは、福井の特徴ある農業なんていうことも考えられないし、活性化にもつながっていかないだろうと私は思っているんです。  だから、農林水産業振興対策特別委員会をつくって対応するのなら、もうちょっと農林水産部自体がどうしたら福井の農林水産業を特徴あるものにできるのかどうか考えながらやってもらわないと、ただ、補助金が来ただけ、それを分けて歩く程度の政策ではおもしろみがないし、活性化にもつながらないだろう。厳しいことを言いました。 ◆見谷委員 議長に関連して言わせてもらいたい。 ◆宮崎議長 ちょっと待ってください。厳しいことを言わせていただくと、もっと工夫、研究もして、福井の農林水産業はこれというものを出していただきたい。 ◆見谷委員 今、副市長から米のブランド化と言われましたけれども、農林水産部長さんは県から来られまして、知事がコシヒカリの遅植えを推奨するということで、県の職員は遅植えをやれということを言っておりますね。そういうことを踏まえて、福井市はそういうことを考えたのかどうかはわかりませんけれども、ブランド化をしていこうとすると、なぜ今、遅植えをしようというのを農林水産部の課長さん達はわかっているかと思いますが、それが果たして福井市の中で徹底しているかどうか。私は農業をやっておりますけれども、まだコシヒカリは植えておりません。今度の日曜日以降に植えようかなと。これは一つのブランド化ということで統一していかないといけないということで今、県の施策にのっとってやっていただきたい。  現状を見ると、そういうことを言われていても福井市の中で徹底していない。最終的には秋の稲刈りになると、中間で植えたのか、早く植えたのか知らないけれども、カントリーエレベーターの中で全部一緒になってしまう。それをまた福井米として売る。やっている意味が全然皆さんがわかっていないんじゃないかな。そういうことを思うと、議長もちょっと今おっしゃったように、特徴ある福井の農業ということをやっていこうとすると、県なり市の当局が統一したものをやる必要がある。でないと、福井で生まれたコシヒカリといいながら新潟にとられている現状を考えると、幾ら副市長がブランド化と言っても、名ばかりであって、実行ができないのではないかなと思う。そういうことをやっぱり徹底していかないと、福井の農業はいつもおくれぎみで、振興策なんていうのを幾ら論じても振興策につながるかというのは疑問に思いますね。そういうことも考えていただきたいということで、何かコメントがあればお願いします。 ◎岩永農林水産部長 今、委員御指摘のように、県では新しい地域農業ビジョンをつくりまして、この3月に知事が県職員に対して遅植えを要請したということが新聞にも出ておりますが、本市におきましても県、市、それからJA福井市を初めとする農協の育苗センターから出る苗の数が相当数ありますので、この三者がいろいろ協議をする中で、越前市は既に過去の実績があって遅植えをし、それまで出さないというような状況になっております。しかし、JA福井市では今年度につきましてはやはりもう既に苗の取得からそういう手順が通常の連休に向けて生産してきたという経緯もございまして、強制するようなところまではいかないというようなことで、周知、PR等は行いましたが、強制的に苗の出荷をおくらせるとか、そういうことは今年度についてはできないが、来年度以降についてはそういう方向で前向きに検討していくと聞いております。  それで、私も先般、JA福井市南部管内等をいろいろ回りまして国道8号を走りますと、その大半がもう既に稲が植えられている状況でございます。ただ、これは植える段階の部分でございますが、また出荷の段階でも富山県などでは1.9ミリメートルの大き目の整粒率をよくすると聞いています。大きい粒にそろえるということで既に取り組んでおりまして、当市におきましてもそういった形でどんどん進めていくということで、今度はできた米の品質を統一する、そういった取り組みも進めてまいりたいと考えておりますので、そういうことで御理解をいただきたい。 ◆宮崎議長 ちょっと厳しいことを最後に言わせていただきますけれども、今までの補助事業を進めるということではなく、新たに福井の農業というものを見直していただきたい。そのためには、農林水産部自体、組織自体の見直しも、一体何をすべきなのか、農林水産部とは何をするところなのか、そこの見直しを考えていただいたほうがいいのではないか。先ほどからずっと聞いていて、補助金をどう扱うかの説明がほとんどであったように思うので、福井の農林水産業ということを考えると、今までのあり方でいいのかどうか、そういうことも含めて副市長、組織の見直し、仕事の積み方、それから何をすべきなのかというようなことを、ことしじゅうにまとめるということでしたので、それを含めて考えて見てください。要望で結構です。 ◆谷口委員 耕作放棄地の問題ですけれども、3ランクに分けて原状へ戻そうということでしておりますけれども、何割ぐらいがもう復元不可能かということを教えてほしいのと、それから耕作放棄地をもとへ戻した場合に何をつくるかということも問題と思うけれども、いろいろここに書いてありますけれども、目先を変えてもらえないという感じを持っているんです。米、大豆その他いろいろ書いてあるけれども、目先を変えてもらうということは、この前も新聞に出ていましたけれども、薬の原料、薬品会社へ納入できる製品。アケビが出ていましたが、アケビを粉末にして薬に変えるということで、そういうことも今後考えていくべきでないか。山の中の休耕田を復興した場合に、あくまでも米にこだわるのではなく、そういう方向で取り組んでいくべきでないかなと思うのですが、その辺、二つあわせて聞かせてください。 ◎松山農政企画課長 最初の御質問でございますが、耕作放棄地のもとに戻らない部分でございますが、昨年調査した149ヘクタールありまして、そのうち約83ヘクタールがもとに戻らない農地であり、約55%です。 ◆谷口委員 55%が戻らないということですか。
    ◎松山農政企画課長 はい。これは当時、緑、黄、赤の3つに分けまして、その合計が149ヘクタールございます。そのうち、赤につきましては、もとに戻らないもので、約83ヘクタール、黄につきましてはある程度、重機等を入れまして整地ができるというものが約32ヘクタール、そして緑、若干手を加えることによりましてもとの農地に戻るというのが約35ヘクタールとなっております。  そして、先ほど申しました耕作放棄地の今後の作付けに関しましては、またいろんな農業者の方々と話していきながら、そういうことにつきましても今後考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆谷口委員 先ほども言いましたけれども、やはり前向きに検討していってもらわないと、いつまでも15年も20年も続けていくのではどうにもならないし、例えば薬のもとにするものというようなことで考えていってもらう。目先を少し変えていかないといけないということと、それともう一つは、休耕田、耕作放棄地55%は復元できないと簡単に言われますが、この田は我々の先祖が苦労して開拓してつくった土地なんです。金がないなら金が出てくるように、国なら国へ行って、福井市のやり方で、復元させてほしいということを働きかけて、動いていかないといけないと思うんです。それを55%はだめなんです。それで終わるのでは寂しい思いがする。  今後、55%ならそれを今度は35%にするとか、何らかの方法をとって努力してほしい。 ◎松山農政企画課長 今、国の耕作放棄地に関係する取り組みも利用しながら今後、地権者の方々と話をしながら耕作放棄地の解消に向けて進めていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○近藤委員長 ほかにございませんか。  (「なし」の声あり) ○近藤委員長 ほかにないようですので、質疑を終結いたします。  以上で、本日の調査はすべて終了いたしました。なお、本委員会は平成19年6月定例会で設置されて以来、限界集落、放流事業、間伐促進など農林水産業に関する数多くの課題について精力的に研究、検討し、関係者の真剣な対応を求めてまいりました。その結果、一定の成果を得たものと思われますので、今回をもちまして調査を終了したいと存じますが、これに御異議ございませんか。  (「異議あり」の声あり) ○近藤委員長 異議ありということでございます。  それでは、採決をいたします。 ◆見谷委員 委員長、採決というよりも、きょうもいろんな要望や意見が出たかと思いますけれども、全般的にこれだけ農村山地を抱えている福井市としては、まだ課題はたくさんあるかと思うんです。これは、中の……。 ○近藤委員長 中身を変えていけばいいんですね。 ◆見谷委員 中身の関係はまた検討すればいいかなと思いますけれども、やはりこの委員会は私は残したほうがいいと思います。 ○近藤委員長 わかりました。では、お諮りいたします。この委員会をそのまま残していくのか、それとも新しいものに変えていくのかという賛否だけ問いたいと思います。  農林水産業をこのような形で、また詰めていくのならば課題を絞ってやっていくのかいかないのかで賛成か反対をお願いしたいと思います。  農林水産業振興対策特別委員会として残していくということに賛同の方は挙手を求めます。  (賛成者挙手) ○近藤委員長 挙手多数でございます。このまま残しておきます。この中で、やはり問題点を提起し、何をやるかということで決めていってほしいと思います。それに対して御異議はないと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  本委員会について、引き続き調査していきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  また、本委員会での委員長報告については私に御一任願います。  本日はどうも長時間ありがとうございました。                                午前11時40分 閉会...