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平成19年11月13日 農林水産業振興対策特別委員会-11月13日−01号

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  1. 福井市議会 2007-11-13
    平成19年11月13日 農林水産業振興対策特別委員会-11月13日−01号


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    DiscussNetPremium 平成19年11月13日 農林水産業振興対策特別委員会 − 11月13日−01号 平成19年11月13日 農林水産業振興対策特別委員会 − 11月13日−01号 平成19年11月13日 農林水産業振興対策特別委員会             農林水産業振興対策特別委員会顛末                             平成19年11月13日(火)                                  第2委員会室                               午前10時05分 開会 ○見谷委員長 皆さんおはようございます。  いよいよ冬本番というのですか、きのうはあられも降りまして、福井市の農村地帯はもう冬支度ということでございますが、我々農林水産業振興対策特別委員会は今からが農繁期でございますので、またきょうまでの視察等を通じまして、提示されました資料等に目を通しながら今後の農政に関する御意見等を活発にいただきたいと、そのように思います。  ただいまから農林水産業振興対策特別委員会を開会いたします。  本委員会に付託されております農林水産業振興に関する諸問題について調査研究を行います。理事者におかれましては、報告または答弁は簡潔かつ的確にされますようお願い申し上げます。  それと、このあいだお送りしました資料に訂正がありますので、きょうの机に載せてある資料をお使いいただきたいと思います。  それでは、お手元の調査案件表に従いまして調査に入ります。  まず、農林水産業の経営基盤の強化と人材育成についてを議題といたします。  理事者の報告を求めます。 ◎農政企画課長 (報告) ◎林業水産課長 (報告) ○見谷委員長 ただいまの報告に対し、御質疑等はございませんか。
    ◆峯田委員 農業、林業、水産業、それぞれの現状及び課題、目指すべき方向性、取り組むべき施策をお聞きしました。ここまではわかるんですけれど、正直に言いまして、現状及び課題と目指すべき方向とは同じじゃないかと思うんです。取り組むべき施策はわかります。しかし具体的にどのようにしていくのか。例えば、地域農業マネジャーを配置する、それからアグリサポーターを配置してみるというのはわかります。しかし、だれがどのようにどこで育成していくというような施策、中身はあるのでしょうか。そういった意味で、非常にバラ色の書き方がしてあるのですけれど、最終的に具体的にどこまで、いつまでにやるんだという方向性を教えてください。 ◎農政企画課長 地域農業マネジャーにつきまして、平成20年度中に配置をしていくという計画でございます。人数でございますけれども、基本的には県と話の途中なんですが、各市町村に1名ずつということなんですが、ただ福井の場合はこの事業につきましては、JAの協力なしには成り立ちません。JAは市内に4つありますから、それぞれ1名ずつ、ただJA福井市につきましては規模が他のJAとはかなり違っていますので、もう少しJA福井市の管轄分についてはふやすという可能性はありますが、今のところは各JA管轄に1人という考え方だったと思います。  どういう人を配置するかということですが、常勤で、例えばJAのOBの方など、そういう方を配置していきたい。ある程度専門的な知識がありませんと、現場へ行き、実際の生産者と話していくわけですので、そういう専門的な知識がある人を選定していきたいと考えております。  それから、アグリサポーターの候補ですが、基本的には認定農業者あるいは集落営農でかなり大規模にしているところ、あるいはJA、そういうところからリストアップしておりまして、実際に当たるのはこの事業が完全に確定してからということになると思いますので、平成20年度に入ってからということになっておりますが、今のところ80団体ぐらいはリストアップしておりますので、その中からぜひできるだけ多くの人になっていただきたいと考えております。  それから、福井市地域農業サポートセンターにつきましては、今、担い手育成総合支援協議会もありますので、その担い手育成総合支援協議会とほぼ同じような構成メンバーになっております。同じような構成メンバーの組織を幾つもつくるのも非効率的だと思いますので、その担い手育成総合支援協議会をサポートセンターという形にしてはどうかということで、ほぼ担い手育成総合支援協議会の内部では了承を得ておりますので、そういう形になっていくと考えております。 ◆峯田委員 農業に関しましてはある程度、具体的なことでお話を聞きましたけど、やはり課題は人材育成だと思います。それで、林業だとか水産に関する人材育成について今のようなマネジャーあるいは、アグリサポーター等の設置などを考えておられますか。 ◎林業水産課長 実際、林業につきましては、いろんなことで指導していかないといけませんので、その辺は十分考えていかざるを得ないと思っております。  水産業につきまして、特に人材ですと大変難しく、なかなか漁師になろうという方も少ないです。先ほどちょっと言いましたけれども、新規漁業者になりたいという方はUターン、Iターンなどで少しでも多く入ってきていただければ大変ありがたいと思っています。 ◆松山委員 関連ですけれども、この地域農業サポート事業が平成20年度から始まるということなんですが、これは福井市の予算としてどれぐらいのことを考えていらっしゃるのか。それと、この事業については国、県、市、予算面でどんなかかわりになるのか教えてください。 ◎農政企画課長 予算につきましては、先ほどの説明でも申し上げましたが、問題点の中で推進体制がまだ未定であるというようなことで、地域農業マネジャーの配置数がはっきりしていないということがあります。例えば、地域農業マネジャーの給料が月20万円ということで12カ月であれば240万円という予算が必要になるわけですけれども、それらにつきまして今、県と話しておりまして、確定ではないのですが県が2分の1、市が2分の1負担する。この事業につきまして、JAにも負担を求めることがなかなか難しく、大きいのはこの地域農業マネジャーの賃金ともう一つはさきほどの受委託の割り増し分、この2つが一番大きい経費になるわけですけれども、それについては今のところ2分の1ずつという考え方です。  それから、地域農業マネジャーは人数が確定すれば予算は確定するわけですけれども、この受委託がはたしてどの程度進むのか、例えばこの中山間地域で支援対象が必要な集落というのが113集落ありますが、このうちの何割とはたして実際の受委託の契約が結ばれるかというようなことを、初めての事業でもあり確定していないのですが、今県と市で協議しながら試算すると大体市の予算で1,000万円ぐらいにはなるのではないかなと、まだ今の段階での概算ですがそう考えております。 ◆松山委員 わかりました。推進体制をできるだけ早く整えていただいて、早急に取り組んでいただきたいと思います。 ◆鈴木委員 農林水産業の経営基盤の強化と人材育成についての、初めの課題というところで、担い手の育成が進まず、農業振興の方向性を見出せない集落と書いてあるのですが、担い手というのは品目横断的経営安定対策の担い手と考えていいのですか。 ◎農政企画課長 この事業につきましては、今の段階で品目横断的経営安定対策をなかなか実施できないところの対策ですから、ここで言う担い手というのはそう考えていただいて結構だと思います。 ◆鈴木委員 さきの農業者政治連盟の大会の中でも、品目横断的経営安定対策が出来る方や認定農業者の方からも、米価が引き下がり結局は赤字になっていくという発言も見られました。品目横断的経営安定対策の担い手になれば農業振興が進むという方向性自体が今崩れていると思うんです。この辺はどうでしょうか。 ◎農政企画課長 今、品目横断的経営安定対策の中身について、国で見直しが進んでいて、議論されていることは承知しております。ただ、基本的な考え方はやはり農地を集積して生産コストを下げて、国際競争にも応じられるような体制を組んでいかなければ日本の農業の長期的な将来的な展望は見えてこないというようなことはありますので、この基本的なことは今の段階では変わらないと思っておりますけれども、制度的な見直しは今かなり進められておりますので、今の段階で品目横断的経営安定政策に乗れないところも乗ってこられるような、あるいはそれに乗れなくても生産を維持できるような、そういう政策は出てくると思っております。ただ、その米価の下落の度合いのことで、はたして品目横断的経営安定対策だけでしていけるのかというようなことに関しましては、今福井市の農政企画課でどうかというようなことは言えないとは思いますけれども、私個人の考え方でよろしければ、やはり大きな下落になればそこの部分について直接支払いをするなど、さらに助成というものも考えられていくと感じております。 ◆鈴木委員 農政企画課長が言われたように、やっぱり農家にとれば価格下落により大きな赤字を抱えたりします。私自身も農業をしていなかったもので、福井の農業の現状というのは議員になるまでわからなかったんですけれども、農業委員さんに電話をして聞いてみる中で、ほとんどの方が息子さんの稼ぎから繰り入れをしていたり、自分の年金から繰り入れをしていたりと赤字でも頑張っている。先日の農林水産業振興対策特別委員会の市内視察で福井市の農家を回ったときも、米は赤字なんだけれども、どうしてもやりたいんだと、寒暖差が出てくる寒い時期になるまでわざと刈り入れをおくらせて、農家の方は赤字経営でも農地、農業を支えようと情熱を持って頑張って取り組んでくれている。その結果の農作物を市場で安い価格で取引されていることを食糧管理制度があったころは許さなかったわけです。ところが、今はそれを取り払い、頑張って育てたものでも、安く取引されてもいいと変わってきた。これは農業者政治連盟の方も非常に強く主張していましたが、価格保障を基準にして農家がきちんと経営していける経営基盤、制度の面でも整えてもらうということを国に対して訴える必要があるんじゃないでしょうか。 ◎農林水産部長 鈴木委員の御指摘について、御承知のとおり、きょうの新聞報道の中で政府・自民党も認定農業の基準、集落ですと20ヘクタール、個人ですと4ヘクタール、面積の条件を緩和していこうという新聞報道がなされております。他方で、今委員御指摘のように、確かに問題になるのは再生産費の部分だけカバーすればいいのではないかという議論も当然あります。ただ、その一方で農業者も生活を維持していかないとならない、生活経費をどういう形でカバーするか、最終的にはこういう議論になるんだろうと思います。残念ながら現在は、今御指摘のように農業生産所得としては非常に低い。ただ、農家所得としては一定の規模が確保されている分もございます。そういったことで、国の動向について、これから動きがあるだろうと、私自身はそういう想像をしているのですが、現在行われている再生産費の維持だけでなく、プラスアルファ、そこに一定の生活が保障される制度が今後の方向性として確立されていけば、ある程度は希望を持った農業になっていくのではないか。そういった方向性の中で、福井市としてどういう支援ができるのか、今後十分検討していかなければならないと考えます。 ◆鈴木委員 国に対して価格保障だとかを求めないということですか。 ◎農林水産部長 当然これから国に対しても直接あるいは間接的に我々市当局がしていかなければいけないと思っておりますけれども、御承知のとおり、農業政策というのはまず大きな枠組みでの国の政策、非常に厳しい状況の中での農業という、第一次産業という重要性というのは国は十分認識を持っている、こういった見解の中で、国への働きかけというのは、これは我々あるいは県あるいは関係市町といった連携の中でしていく、あるいはJAとの連携の中でしていく必要性は十分あるわけでございます。それはそれとして福井市として福井市の農業をどのように維持継続、発展的にできるかというのは独自の考え方の中で、国の動向を見据えながらしていく、こういった考え方で進めてまいりたいと思っております。 ◆巳寅委員 きょうの課題は限界集落に近い、米をつくるのが難しい地域でのことですか。 ○見谷委員長 ここに書いてあるとおり、農林水産業の経営基盤の強化と人材育成です。 ◆巳寅委員 当委員会で視察に行ってきましたが、羽咋市は神子原米とかいう売れるお米を生産していました。見谷委員長の話が出ましたが、工夫して高くても売れるお米をつくるとか、それから売れる農産物をつくることへの支援も非常に大事だと思います。福井はPR下手だと思いますし、PRのやり方等も含めて、売れるということに視点を当てた支援をすべきだと思うのですけれど、そこら辺の現状と今後の方向性はどんなものでしょうか。 ◎農政企画課長 全国的にも例えば米なら無農薬ということで、付加価値をつけて直接販売している取り組みがあるということは承知しておりますし、福井でも小規模ではありますけれども、特別栽培米あるいは完全な有機米を生産して特別な名称をつけて直接販売しているところもありますけれども、まだ非常に規模が小さくて有名になるところまではなっておりません。また、米以外の農産物も、まだ大規模に福井の特産品ということで全国に知られているというものはなかなか、金福スイカはかなり知れ渡っているわけですが、これからの課題だと考えておりますので、売れる特産品あるいはブランド米が今後つくられていくというようなことについては、行政としても今、具体的にすぐにどうだということではないのですが、当然考えていかなければならない課題だと思っております。 ◎農林水産部長 先般、羽咋市の神子原に視察に行きまして、量的にはさほどありませんが、5キログラム3,500円、60キログラムで4万2,000円での高い評価での取引がなされている。今日まで品種、銘柄がブランドとされていたが、これからの方向性として、品種、銘柄がブランドじゃなしに、生産地あるいは生産者がブランドになっていくのですよと、私は的を射た取り組みじゃないかなと。北陸4県の米価の状況を見ますと、残念ながら福井市も含めて福井県の場合、決して高い評価をいただいていない。それはPRの問題ももちろんあるでしょうが、やはり品質とかいろんなものが関連しているのだと。ただ、売れ残っているかというとそうではない。必ずしも高くはないけれども福井の米は消費されている。そこに、低農薬だとかの評価の高いものを推進していく中で、今までの決して高くない評価を少しでも高めていく、これは福井市あるいは福井県が真剣に取り組んでいく必要があるんだろうと。もちろんこれは行政だけではなく、当然のごとく生産者あるいはJAという関係機関との連携の中で我々は取り組んでいく必要があるのではないかなと、もちろんPR等についても、これは行政で十分できる部分もございますので、そういったことも踏まえた方向性での取り組みが必要だろうと思っております。 ◆巳寅委員 部長おっしゃるとおりで、羽咋市に行ったときも氷見市でも、行政マンの熱意がすごく伝わってきて、自分たちが生産者とかに投げかけて、そして地域興しなどをしていく姿を見せていただいて、これはすごいと思いましたので、ぜひとも福井市の行政マンも頑張っていただいて、生産者にハッパをかけていただけたらと思いますので、お願いいたします。 ○浜田副委員長 副委員長の立場で発言をするのはどうかなと思うけれども、今聞いてると、農林水産部長にしても課長さんにしても、どの会議の中でもやっぱり農業主体の話が多いです。漁業の話なんていうのは、ほとんどない。要するに私は常に言っていますが、福井とか全国的にも担い手が不足している。まさしく今ここに関係している農業の話、もう一方で漁業。その中で私が思うのは、若手育成にしても我々が住んでいるところ、若手が住む土台が大切です。農林水産業振興対策特別委員会にこれは関係ないけれども、市としてはそういうサポートをした上でしていくんだというのも大事かなと思うんです。  それともう一つ、農業だったら農業者政治連盟とかJAが主体です。ただし、我々は今委員になって話していると。やっぱり漁業にも漁業協同組合連合会という核があるわけです。それを聞いてると、どんな会議でも理事者の答弁にはそれを巻き込むというか、そういう人達としていくということがなかなか見えてこないなと。これを今後の課題にしてほしいと。私は理事者の答弁は求めません。ただ、私はそういう会議の中で、農業関係ばっかりを話して、漁業関係の話の議論がなかなか出てこないということで、一応それは私としては要望としておきます。 ◆鈴木委員 この前、海底の調査をしてほしいということを要望させていただいたんですけれども、私の実家がある和布町の方は、もう漁場も砂で埋まっているような状態です。きのう担当課に確認に行きましたら、砂の流れの原因を調査するかどうかということはまだはっきりと決まっていないというようなことを聞きましたので、私の実家のところは全滅してしまうくらい砂で埋まっていますので、海流の流れでどの砂が流れてきて、どうやったら解決できるのかということはどうしても調査してほしいと要望で申し上げておきます。 ○見谷委員長 ほかにないようですので、質疑を終結いたします。  それと私の方から、これは質問ではございませんけれども、きょうのこの取り組むべき施策ということで出ていますけれども、県の方へちょっと問い合わせてみましたら、地域農業サポート事業というのがある、これがそっくりここに移っているだけだと感じたんです。さきほど農林水産部長の答弁の中にもありましたけれども、福井市としての考え方というのが、これは当然会議の中で地域農業サポート事業会議というのが開かれたと思うんですけれども、その中で市の担当者も行って会議の中に入っておられるんだと思うんですけれども、全く県の事業がここに移っているということは非常にさみしいなと。農林水産部長が答弁されたように、福井市としてどういう支援体制をとれるかということを、最初に峯田委員からも質問がありましたが、福井市として何か具体性が欠けているんじゃないかなと、そういうことを発言させていただいて、今後の理事者が取り組むべき施策の中に反映していただいたらと。当委員会の視察で羽咋市等に行ってきましたが、その行政の取り組む姿勢をもう少し反映されたらいいんじゃないかなと要望しておきます。  次に、農山漁村の多面的機能保全と地域資源の掘り起こしについてを議題といたします。  理事者の報告を求めます。 ◎農村整備課長 (報告) ○見谷委員長 ただいまの報告に対し、御質疑等はございませんか。 ◆石丸委員 中山間地域にはたくさん休んでいる田や畑とかがあって、昭和22年、23年、24年生まれの団塊の世代が、60歳で定年退職して、そして仕事がなくなってくると、そういう人たちにそういうものをという考え方、いわゆる休耕田等に携わってもらうとか、田んぼをしなくてもそこへハウスをつくって、そこを果物とかいろんな福井の気候風土に合ったものをつくってもらうと、そのぐらいの準備をしてやらないといけないかなと思いますけれど、そこら辺についてはどうお考えですか。 ◎農政企画課長 今、中山間地域の未利用農地がかなりあります。これは2005年の農業センサスですけれども、不耕作地域についても、中山間地域に76ヘクタールあります。できるだけ耕作放棄地をなくしていくという方向で言えば、今回の地域農業サポート事業の一環の事業ではありますけれども、その団塊の世代の方に定住していただいて、本格的な農業をしていただければそれにこしたことはないのですが、グリーンツーリズムには、要するに中山間地域でそこに定住するというようなことではなく、2地域居住といいますか、年間のうち何百日かはそちらで農産業をして、自分の本来の家はまた別にあるというような方策もありますし、大規模にしているところもありますけれども、そういうことにつきましても地域農業サポート事業を進める中で、あるいは今グリーンツーリズムということで、各集落にも説明等を行っておりますけれども、それらの進展も踏まえてできるだけそういう団塊の世代の方が中山間地域に何らかの形でかかわっていき、そういう意味で中山間地域の集落が活性化して、できれば限界集落が減っていくというようなことが我々としても必要だと考えております。ただ、具体的にこういう事業があってというようなことは、ありませんが、今後やはりこういうことはその集落がそういう意識になっていただかないとなかなか進まない事業でありますので、そういう啓発も含めて今後取り組んでいきたいと考えております。 ◆石丸委員 私の町内は、250軒ぐらいあるんですけれども、空き家が60軒ぐらいあります。ほとんどそこは長男たちが大阪や名古屋市や近郊へ働きに出て、そして向こうでマンションや家を建てて生活している。そして、60軒の空き家にだれも定住していない。しかし、帰ってくるにしても今観光は低迷しているし、産業はなかなか働く場所がない。しかし、定年退職で60歳を超えようとしている、そういう人たちが相当いるはずなんですよね。そういう人たちをターゲットにした説明会というのも僕は必要じゃないかなと。いわゆる今の無農地等にハウス等、いろんな農作物、そういうものを田でできるものは田というような形で、そういう人たちに勧めていかないと農協で説明したからと言って、農協で説明して若い人たちがおやじの跡を継ぐのかといってもなかなか継がないと思うんです。だから、何度も言うようですけれども、団塊の世代の人たちは、まだ60歳ですと15年は楽に働けるので、そういう人たちに対しての仕事の当て場、そして無農地を耕すという考え方は必要でないかと思うんですけれど、いかがですか。 ◎農林水産部長 今まさしく団塊の世代はそれぞれの集落についていろんな過疎化、担い手の不足、こういったことで議論されていますが、私個人としましては今各課に指示をしてございますのは、中山間地域イコール農業という中でございますが、幸いにして福井市は、越廼地区あるいは清水地区、美山地区と合併しまして広大なエリアになりました。ただ、その中で例えば今、石丸委員御指摘のそういった地域につきましては、あるいは農地だけでなしに漁業あるいは海とのそういったかかわりもできるだろう。ですから、同じ取り組みをするにも、農業の体制とか農業の担い手とか限定するのではなく、福井市の場合は農業、林業あるいは漁業、これは漁業は海だけではございません、内水もございます。そういった複数のかかわりを持った定住といいますか、あるいは滞在型、こういった人たちを呼び込むというのは私は特徴的には一つの形としてやれるのではないか、そういったことも踏まえて今それぞれの課でしっかりと研究検討をしなければいけない、こういうことで指示を出してございます。ただ、いずれにしましても、空き家に関した話もございますけれども、昨年中山間地の空き家の調査もさせていただきました。その空き家が、実質的に利用可能かどうか、私どもが調査した結果、空き家の中でも従来居住用として使っていたものもあれば、そうでない空き家もあると。ここらをしっかり精査をしまして、老朽化も含めて、なおかつそういった人たちに提供できる施設であるかどうか、今早急に検討して取り組んでいるところでございますので、そういう関係の中で委員御指摘のような取り組みはやっていかないといけないと、このように思っております。 ◆峯田委員 先ほどよりも少し具体的にいろいろ取り組むべき施策の中には事業内容のPRだとかリーダーの研修を6、7月ごろ開催したとか、こういうふうに言われて具体的に取り組んでおられるんだなと思います。  ただ、私も聞きますと、農地・水・環境保全向上対策事業の書類が非常に複雑で、ボリュームが多い、私の地域では、ファーマーでない生産者が個人ではできないとか、私どもの土地改良区、全体の方でしていると聞いています。そんなことも含めまして、書類整備が非常に大変だというのは問題ではないかと、こういうところは非常に簡素化して取り組みやすくしていくべきだし、そういった指導をきちんとしてあげなければいけない。それから、そういう対策、指導するといいますか、勉強会みたいな形で逐一開催することが必要ではないかと思っています。そういった意味で、新しい施策ですから、なかなかすぐ軌道に乗るということはないと思いますけれど、だからこそきちんとフォローしていかないといけないのではないのかなと思いますけれど、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 ◎農林水産部長 きょう県と連携のもとで北陸農政局の方に、今委員の御指摘も踏まえた提案あるいは要望、そしてあす、あさってに永平寺町長、それから県議会議員とともに、国に対してもそういった要望を行うわけでございますが、特にこの農地・水・環境保全向上対策事業につきましては御指摘のとおり、非常に書類も量的にも多くございますし、複雑でございます。加えて、これはしていただく地元だけじゃなく、それを確認する行政側にとっても非常に大変でございます。ただ残念ながら、国の事務費的な使い方としましては、人件費云々ということには制約がかかって、そこに対応できないと。ぜひともそういった部分、行政改革等進んでいく中で、限られた人数で莫大な資料の確認というのも行っております。これは非常に福井市のみならず、福井県全体の問題あるいは先般北陸4県の農政関係の担当者会議がございました。それぞれの担当の部署、異口同音に同様なことを指摘しておりまして、私ども結果的には石川県、富山県、新潟県も含めてそういった行動を起こしていこうということで、そういうような話ができておりますので、大事なのは書類をつくることが目的ではございません。そのあたりを、しっかりと国に要望してまいりたいと、このように考えております。 ◆巳寅委員 先般の当委員会のときにグリーンツーリズムに関連して、安らぎ農村連絡会を設立して、4コースのツアーを計画して2コースだけできたということでしたが、もう4つとも済んだのかなと思うんですけれども、成果は、何か上がっていますか。 ◎農政企画課長 今の段階ではまだ3つまでで、最後は11月17、18日に行われます。一応今3つのツアーを行った中で、アンケートをとっておりまして、主にはもう料金設定とかコースの内容、取り組む内容については良好な意見が出ております。ただ、今回初めてでありますので、今実際こういう体験事業をしておられる方に安らぎ農村連絡会を構成していただいて、そこを中心に日程を組んでおりますけれども、この安らぎ農村連絡会の会員の方からも実際は1カ所でもっとじっくりとそういう体験をした方がいいのではないかというような意見も伺っております。  それと、参加者が第1回目は割と県外の方が多かったのですが、2回以降はどちらかというとこの福井市内の参加者の方が多かったのですが、ただ安らぎ農村連絡会の会員のそういう体験をしてらっしゃる人たちの方では、あえて県外と考える必要はないと。福井市内の人たちに十分本当に体験を通じて、福井の農山漁村のことを十分わかってもらうことも大事なのではないかというように聞いております。  あと参加者数なんですが、最大20名定員ということで募集したんですけれども、まだ十分知れ渡っていないということもありますので、大体10人前後ぐらいになりました。途中キャンセルが結構ありまして、家族で参加していますから、その家族がキャンセルすると一遍に多く参加者が減ってしまうというようなことがありましたので、ぜひ来年度に向けてはもう少しツアーの内容も考えて、できるだけ多くの人が参加できるようにしたいと考えております。 ◆巳寅委員 これは、農業をしてもらいたいというか、さっき農林水産部長がおっしゃった人数の関連を踏まえて、やってもらいたいというのが趣旨なんですか、それとも農産物に対して、もっと消費拡大をねらって、そういうものに理解を示してほしいということが主なんですか。やってもらわないといけないのでないかなと私は思うんですけれど、どうでしょうか。 ◎農政企画課長 今回の田舎体験ツアーにつきましては、これはあくまでも都市住民にこの福井、いわゆる農山漁村の持つ多面的機能を十分わかっていただく、あるいは日本の田園風景である農山漁村の大事さをもう一度認識してもらう、あるいは本当にいいところがいっぱいあるし、いい食材がいっぱいあるということを実は福井市内の市街地に住んでいらっしゃる人がまだ十分わかっていらっしゃらないということがありますので、そのことを知っていただいて、中山間地域を都市住民も一緒になって支えていく方向性に持っていく、その一環ということもあります。ただもっと大事なことは、こういう体験ツアーを通じてその中山間地域、農山漁村の活性化を図っていく中で、そこの地域だけで完結してしまうような生活ではなくて、都市住民との交流を深めていく中で活性化をして、そしてまさしく先ほどの団塊の世代の方に戻ってきていただくとか、若い人もそこへ残っていただく、そこだけの農産物の生産だけで生計が立たないとしても、やはり活性化をすればそこに戻って、仕事はほかでということはあるかもしれませんが、活性化ということも大きな目的の一つであります。そういう新規の農業者をつくっていくことにつきまして、グリーンツーリズムという中で考えていくということが必要だと思っております。 ○見谷委員長 ほかにないようですので、質疑を終結いたします。  これもまた私の方からですけれども、先般当委員会として限界集落に対するアンケートをとらせていただきました。その結果は、多面的機能保全に関して心配されている集落がたくさんあるというのがこのデータ上でもわかりますし、また先ほど質問がありました耕作放棄地ですか、これが約6ヘクタールから10ヘクタール放棄されている集落が、このアンケートを送った27自治会のうち15自治会からの回答がありましたが、その中でも3集落があると。合計して30ヘクタールほどの放棄地があるというデータが出ておるんですけれども、これは一部ですが、こういうことを考えますと、中山間地の限界集落の保全というものが非常に危うくなっているという現実を直視していただいて、行政の中で考えていただきたいと思います。 ○見谷委員長 次に、食育・地産地消についてを議題といたします。  理事者の報告を求めます。 ◎農政企画課長 (報告) ◎東村市長職務代理者 今の福井市食育推進計画の話題ですが、先ほどの農業の部分も含めた全体的な御要望等もありましたので、少し整理をしてみますと、農業問題が、今非常に大きな問題になっております。ほとんど農林水産業というものは、自然に相対しながら生産をいかに上げるかという産業と認識しておりますが、そういう中で生産が余りにも多過ぎたり、あるいは災害により生産が上がらなかったりということによって需給バランスが崩れることで価格が大きく変動します。そういうことが極力ないようにということで、この間、生産環境をいかに整備をするか、普通の産業で言いますと、設備投資をどのように行うかということが一つの大きな課題になっております。この部分と、それから需給バランスが崩れないようにするために、新しい品目開発、そういうものに取り組むというようなことがソフト的な面としては大きな課題となっているかと思います。この間も歴史的には農林水産業は、産業革命と言われるような格好の中で、水産業関係などにつきましてはとる漁業からつくり育てる漁業へ、あるいは農業の部分におきましてもイチゴとかトマトをつくるところが加工工場を併設させることをやりながら、今言いましたような需給バランスの関係をいかに保ちながら、値崩れしないようにということをしてきているわけです。ただ、ウルグアイラウンド以降、日本の農業が世界の中でどうやっていくのかという大きな転換期を迎え今日に至っているわけですが、その中で最も大きな問題が米の問題であり、やはり大規模化を進める中で、いかに低価格で消費者に渡してあげられるかという問題も大きな課題としてあるわけで、これが今回、国の方の施策としても大規模営農を推し進めようという形になってきたと理解しております。ただそこのところが、小規模農家との間での問題が残っている。都市近郊部の部分、それと中山間地域、こういう部分については何らかの対策を打たなければならないわけです。これが今回県の方が地域農業サポート事業というような形で取り組もうとしているわけですけれども、これはあくまでも県と市の負担によって行う事業ですので、市もこういう部分に取り組んでいかなければならないだろうと。  事業展開といたしましては、今のように大きな問題については、やはり国がどういうふうな見解をするかということについて、県、市が協議して事業展開を行うものと、中規模的なものについては県と市が一緒になってするというもの、そして市が単独で行うというのは、今回は課題の切り方によってどういうものが、県、市の対応によってやれるかということが変わってくるわけですけれども、全体の資料等の中にもありましたように、金福スイカをつくるとか、そういう独自性のある福井市ならではのものとして市単独事業として取り組んでおりますので、その辺いろいろな課題面はありますが、そこを整備しながら農業問題、農林水産業問題を対応していかなければならないと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ◆谷口議長 ちょっと聞かせてほしいんですけれども、特に農業ですけれども、助成金と補助金とすべてカットした場合に、どういう結果が生まれてくるのか、米60キログラム当たり幾らの値段になるのか大体計算できますか。補助金、助成金をすべてカットした場合に、農業というものがまず成り立っていかないと私は思っていますが、その辺はどうですか。  それと、今ほど市長職務代理者が言われました県と市との協力という話がありましたけれども、この漁業において皆さんもきのうのテレビを見たと思いますけれども、クエという魚が敦賀市の方で養殖されているということで、あれは海側に出ても十分に養殖できるという状況になっていますね。ああいうことがなぜ福井市内にできないかと。特に鷹巣、鮎川、越廼地区において、なぜああいうことができないか。これは徹底的に考えてみてほしいと。なぜかといいますと、県と市、市と県、そして国、この協力を得てそういうものを進めていく。長期的になるかもしれませんけれども、そういうものを徹底的に進めていくというのは、この我々の仕事かなと思っております。  そしてまた、見谷委員長ともこのあいだ話をさせてもらったのですが、見谷委員長が4年間思い切りこの仕事をやっていきたい腹をくくってやっておりますので、大変ありがたいと思います。そういうことで、また先ほどの空き家の問題ですが、実は福井工業大学が大野市の山奥へ行って空き屋の旧家を無料で直しているという現状がございます。ということは、我々の耳に入っているということは行政の人の耳にも入っていると思います。そういうことを考えて、広い目で見て、何か我々のところに取り入れていくものはないかと絶えず頭に置いて前へ進んでほしいと思います。今、答えとして何としても欲しいと思いますのは、農業の助成金を全部カットした場合には、農業はどうなるかということです。 ○見谷委員長 今、何か試算的なものがありましたら、また谷口議長に上げてください。 ◆近藤委員 生産者の名前で売れるわけやから、これからはそういう時代が来るのは間違いない。もう何でも補助する、お金を出すから頑張れという時代は終わったと思う。これからやっぱり個人個人がすばらしいものをつくっていって、消費者がこれは買うと、高くても構わない、買うという人はいっぱいいるわけや。そういう時代が来ていることは間違いない。もうこれは議長さんが言ったとおり、そういうことについては考えていかなければいけない。 ○見谷委員長 ほかにありませんか。  (「なし」の声あり) ○見谷委員長 ほかにないようですので、食育・地産地消について質疑を終結いたします。  以上で本日の調査はすべて終了いたしました。  なお、本委員会は今後も農林水産振興対策に関する諸問題に対して閉会中も継続調査したい旨を議長に申し出たいと思いますが、これに御異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○見谷委員長 御異議がないようでございますので、そのように決定しました。  また、本会議での委員長報告につきましては、私に御一任願いたいと思います。  委員の皆様におかれましては、長時間御苦労さまでございました。理事者の方も御苦労さまでございました。                               午前11時45分 閉会...