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平成18年12月定例会-12月07日−02号

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  1. 福井市議会 2006-12-07
    平成18年12月定例会-12月07日−02号


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    DiscussNetPremium 平成18年12月定例会 − 12月07日−02号 平成18年12月定例会 − 12月07日−02号 平成18年12月定例会                福井市議会会議録 第2号            平成18年12月7日(木曜日)午前10時3分開議 〇議事日程  日程1 会議録署名議員の指名  日程2 予算特別委員会委員の選任について  日程3 陳情第21号 国民に安全・安心の農産物を供給するための施策の実施を求める陳情  日程4 市政に対する一般質問 ────────────────────── 〇出席議員(37名)  1番 田村 勝則君   2番 小林 年子君  3番 今村 辰和君   4番 谷出 共栄君  5番 後藤 勇一君   6番 大森 哲男君  7番 巳寅 令子君   8番 青木 幹雄君  9番 塩谷 雄一君   10番 高田 訓子君  11番 谷本 忠士君   12番 野嶋 祐記君
     13番 堀川 秀樹君   14番 西本 恵一君  15番 浜田  篤君   16番 石丸 浜夫君  17番 見谷喜代三君   18番 川井 憲二君  19番 稲木 義幸君   20番 皆川 信正君  21番 松山 俊弘君   22番 石川 道広君  23番 早川 朱美君   24番 木村 市助君  25番 山口 清盛君   26番 谷口 健次君  27番 宮崎 弥麿君   28番 吉田 琴一君  29番 田中 繁利君   31番 近藤 高昭君  32番 栗田 政次君   33番 加藤 貞信君  34番 田辺 義輝君   35番 西村 公子君  36番 中谷 勝治君   37番 中谷 輝雄君  38番 若山 樹義君 ────────────────────── 〇欠席議員(2名)  30番 皆川 修一君   39番 伊東 敏宏君 ────────────────────── 〇事務局出席職員  議会事務局長      谷 根 英 一  議会事務局次長     竹 内 正 己  庶務課長        宮 塚   哲  議事調査課長      奥 田 芳 文  議事調査課副課長    山 先 勝 男  議事調査課主任     有 田 康 弘  議事調査課主幹     吉 村 瞬 潤  議事調査課主査     吉 田 裕 彦  議事調査課主事     青 山 訓 久  議事調査課主事     辻   克 英 ────────────────────── 〇説明のため出席した者  市長         坂 川   優 君  副市長        東 村 新 一 君  企業管理者      村 尾 敬 治 君  教育長        渡 辺 本 爾 君  企画政策部長兼総務部長吹 矢 清 和 君  財政部長       八 木 政 啓 君  市民生活部長     大 塚 義 博 君  福祉保健部長     高 橋 英 幸 君  商工労働部長     道 下 洋 一 君  農林水産部長     穴 田 孝 治 君  都市政策部長     荒 井 彦 一 君  建設部長       高 嶋   泉 君  下水道部長      橘   嘉 宏 君  工事検査室長     濱 中 憲 雄 君  消 防 局 長    黒 川 賢 治 君  企業局長       安 藤 正 則 君  教育部長       田 中 利 憲 君 ────────────────────── ○議長(山口清盛君) おはようございます。  出席議員が定足数に達しておりますので,議会は成立しました。  よって,これより会議を開きます。  なお,本日の欠席通告議員は,30番 皆川修一君,39番 伊東敏宏君の2名であります。 ────────────────────── ○議長(山口清盛君) それでは,日程1 会議録署名議員の指名を行います。  本日の会議録署名議員は,会議規則第81条の規定により,27番 宮崎弥麿君,29番 田中繁利君の御両名を指名します。 ────────────────────── ○議長(山口清盛君) 次に,日程2 予算特別委員会委員の選任についてを議題とします。  このほど予算特別委員会委員のうち,1番 田村勝則君,26番 谷口健次君,35番 西村公子君,以上3名の諸君から辞任願が提出されましたので,委員会条例第14条の規定により議長において許可しました。  お諮りします。  ただいま欠員となっております予算特別委員会委員の選任については,委員会条例第8条第1項の規定により議長から指名をしたいと存じますが,これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。それでは,指名します。  5番 後藤勇一君,19番 稲木義幸君,23番 早川朱美君,以上3名の諸君を予算特別委員会委員に選任することに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって,そのように決しました。 ────────────────────── ○議長(山口清盛君) 次に,日程3を議題とします。  事務局に朗読させます。  (事務局朗読) 日程3 陳情第21号 国民に安全・安心の農産物を供給するための施策の実施を求める陳情 ○議長(山口清盛君) ただいま上程しました陳情第21号については,議会運営委員会に付託します。  〔付託案件表は本号末尾参照〕 ────────────────────── ○議長(山口清盛君) 次に,日程4 市政に対する一般質問を許可します。  議長の手元に発言の通告が参っておりますので,順次指名します。  なお,質問は重複を避け,簡明に,また理事者は質問の趣旨に沿い,簡潔かつ的確に答弁されますようお願いします。  17番 見谷喜代三君。  (17番 見谷喜代三君 登壇) ◆17番(見谷喜代三君) おはようございます。政友会の見谷でございます。  質問に入ります前に,坂川市長が無事公務に復帰されましたことに対し,心よりお喜びを申し上げます。  元気そうなお顔を拝見し,まずは一安心したところでございます。人間にとって健康が何より宝であることは,健康を失ったときに初めて心から実感するものだろうと思います。福井市市民憲章の中に「すすんで健康にこころがけ,明朗で活気あるまちをつくりましょう」という言葉がありますが,まさに不死鳥のごとく病床からはい上がってこられた坂川市長の今後の御活躍により,ますます市勢が発展いたしますようお祈りを申し上げまして,質問に入らさせていただきます。  まず,1点目は高感度コンパクトシティの実現についてであります。  市長はマニフェストや市議会などでの御発言の中でコンパクトシティの実現と明言しておられます。国はいわゆるまちづくり3法の改正や国家予算の重点配分などにより,コンパクトなまちづくりの方向性を示しておりますし,多くの地方都市においてもコンパクトシティを都市の将来像と標榜しております。  もちろん私もコンパクトシティの考え方そのものに異論を唱えるものではありません。自動車社会からの脱却による排出ガスの抑制効果や交通弱者と言われる高齢者の都心への定住促進が望ましい都市像であることは当然です。  しかしながら,表面上だけの都市機能集積を追求すれば,中心市街地において満足にテナントの埋まらない大規模な再開発ビルの乱立,あるいは無秩序なマンション立地が進むことが懸念されるばかりか,限りある事業費を都心部に投下する余り,郊外居住地が切り捨てられるのではないだろうかという大きな不安要素があります。福井駅周辺部だけが活性化すれば,コンパクトシティが実現したと言えるのでしょうか。  本年6月に行われた全員協議会の席上,市長は周辺部の方々の思いを尊重するという趣旨の発言をなさいましたが,現実には中心市街地にばかり巨額の費用が投じられている一方で,周辺部,とりわけ市場周辺や森田地区での区画整理が立ちおくれ,道路や公共下水道などの社会基盤整備が一向に進まず,道路幅の狭い地域の生活道路を量販店への買い物客の車が頻繁に通り抜け,地域の子供たちが安心して外に出ることさえままならない。また,道路整備の立ちおくれと交通量の増大により,慢性的な停滞が起こっているというのが現状であります。規制緩和政策のもとに行政が無計画な大型量販店の乱立を許し,その結果として空洞化した中心市街地ばかりが手厚く保護されている。まさに行政のマッチポンプとも言える現状において,同じように税金を納めている周辺部住民の不公平感はもはや限界点に達していると言っても過言ではありません。  本市は先般の市町村合併により市域面積こそ拡大しましたが,人口も財源も全国的に見ればごく小規模であります。本市の財政状況や地理的要因,人口構成,産業構造などにかんがみますと,市の末端から中心部まで足を運んでもらえるようなまちづくりや交通体系の構築は現実的ではありませんし,何よりも今さら手綱を引き締めたところで郊外に建設された大型店舗が消えるわけではありません。  このような現実を踏まえ,市長はこれからどのようなコンパクトシティを目指していくおつもりか,御所見をお伺いいたします。  中心市街地ばかりではなく,市全体を見据えた御答弁を期待するものであります。  また,来年4月にAOSSAの愛称でオープン予定と発表された手寄地区再開発ビルの用地取得に当たり,バブル景気を背景に巨額の費用を投じたともお聞きしておりますが,現在進められている福井駅西口には総額で一体どれだけの費用を見込んでおられるのでしょうか。もちろん用地取得のみならず,箱物の建設等も含めれば天文学的な数字になることは明らかであると思われますが,その見通しをお聞かせいただきたいと思います。  先行きの不透明な新幹線問題,福井駅西口開発の第三セクターからのJRの撤退,手寄地区再開発ビルへの有力テナントの誘致困難など,大き過ぎる課題が山積みする中心部ばかりに湯水のごとく税金を投入される一方で,先ほども述べましたように市の周辺地区ではインフラ整備が遅々として進まない状況にあるのが現実であります。本市の人口規模やマーケット構造と各商業ゾーンの集客力バランスを正確に把握せずに事業が進められていることが万が一にもあったとすれば,取り返しのつかない政策ミスを犯すことになります。少なくとも福井駅西口ゾーンについてはこの際一たん事業を凍結または延期し,市全域の均衡ある発展を目指しながら中心部の位置づけや特色づくりについて柔軟に考え方をシフトしていくことも27万市民のリーダーとしての勇気ある決断の一つの形であろうと考えますが,コンパクトシティと市周辺部の発展とのバランスについての考え方をお伺いいたします。  次に,市の組織体制の改革についてお伺いいたします。  さきの6月定例会に上程を予定されていた市の機構改革議案は市長の御決断により提出が見送られましたが,その内容は市が発注する公共工事検査機関の独立性,公正性を損なうような,かなり問題のある内容を含んでいたと記憶しております。そして,結果的には大きな組織構造改革のないまま本日に至っているわけであります。  市長は就任当初,事あるごとに県庁や県外の他の都市と単純に比較して部長級職員の削減を考えていると御発言されていると伺っております。行政改革は議会においても最重要課題の一つに位置づけており,これまでも調査,研究を続けてまいりましたが,確かに他都市と比べて決して少なくない部長級職員の数の問題を初めとする職員定数の適正化については検討しなくてはなりません。ただ,行政のスリム化の名のもとに対外的に聞こえのよい人員削減を行うのは簡単なことですが,我々が最も懸念すべきは過度な人減らしによる職員のオーバーワーク,それに伴うやる気の低下,ひいては市民サービスの低下であります。少なくとも福井市には福井市に合った行政改革が必要であり,その達成のためには十分な現状分析と先見性が求められているのは当然です。  市政のリーダーとして本格的な坂川体制を構築されるのは新年度からになろうかと思いますが,市長はどのような組織体制づくりを描いておられるのか,お伺いいたします。  また,市長職には強力なリーダーシップが求められますが,そのことと周囲の意見に耳をかさないワンマン経営とは本質的に異なるものであります。マニフェストにも継続すべきは継続し,見直すべきものは大胆に見直すとうたっておられるようですが,現場の職員の声を聞かずして継続と見直しの取捨選択が可能とは思えません。就任当初には職員の意見を聞いてくれないという声もあったようにお聞きしておりますが,市長と職員との信頼関係構築の観点から,今後の組織運営に対する考え方についてあわせてお尋ねいたします。  次に,小・中学校の配置計画についてお尋ねいたします。  親からの虐待やいじめ問題など前途ある子供たちの命が犠牲となる,耳を覆いたくなるような痛ましい事件が連日報道され,都会ばかりではなく本市のような地方都市においても決して対岸の火事ではないという危機感が高まっております。とりわけいじめ問題については,政府の教育再生会議において8項目の緊急提言をまとめられたところであります。この問題については別の機会に議論したいと考えておりますが,いずれにしても次代を担う子供たちの健全育成に学校が担うべき役割がますます大きくなっていることは事実であります。本市では幸いにして大きないじめ問題は耳にしておりませんが,怪しい人物による子供たちへの声かけなどの不審者情報は頻繁に報告されていると伺っております。  ところで,少子化により児童・生徒数が減少の一途をたどる学校もあれば,宅地開発などにより明らかに施設の収容能力を超えている学校もあるという現状は市長も御認識のことと思います。市町村合併を経て旧市町村の区域を超えた全体的な学校数や学校配置,学校区の見直しが必要な時期に来ているのではないでしょうか。  学校数,学校配置,学校区を大幅に見直し,必要があれば学校統廃合を実施して,コスト削減と合理化を図り,学校統廃合の結果として通学区域が広域化して通学距離が長くなってしまった学校に対しては通学バスの導入を行えば,子供たちを不審者から守る安全対策にもつながると考えるところであります。現在移転新築を計画している学校もありますが,新たな学校の建設に何十億円もの費用を投じることを考えれば,既存校舎の利用を前提とした統廃合の実施と通学バスの導入は費用負担がはるかに少ないのは申し上げるまでもありませんし,何よりも保護者が迎えに出られる近くにまでバスで送迎することが凶悪犯罪の未然防止につながることは明らかであります。マニフェストには安心子育て応援都市とのキャッチフレーズが掲げられておりますが,親にとって一番の安心は子供の安全であります。加えて,子供たちが幼児期を終え,初めて体験する実質的な集団生活の場が学校であり,集団社会に適応できる健全な子供の育成を行うには,一定の人数によるコミュニティーが必要でありましょう。
     安全面,財政面,適正な人数規模による集団生活の3つの観点から,小・中学校配置の見直しを提案するものでありますが,今後合併後の本市においてどのような学校配置計画を考えておられるかの御所見をお伺いいたします。  以上で私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) おはようございます。  見谷議員からの御質問のうち,私からは高感度コンパクトシティの実現について及び市の組織体制改革についてお答えしたいと存じます。  まず,その前に先ほど議員より私の公務復帰についてのお祝いとまた御激励の言葉をいただきました。まことにありがとうございました。私ども理事者と議会の先生方との両輪をよりスムーズに回すためにこれからも頑張っていきたいと思いますので,よろしくお願いしたいと思います。  さて初めに,高感度コンパクトシティの実現についてでございます。  高感度コンパクトシティとは,魅力ある都市再生のためのまちづくりの基本的な方向として私がお示しをしているものであります。当然福井駅周辺部だけが活性化すれば実現されるものではありません。コンパクトシティを実現するためには,市街地の拡散を抑え,自動車に過度に依存しない交通体系を維持し,歩行による生活圏が確保された都市を目指し,人口減少時代においては地域コミュニティーを重視し,社会基盤が整備されている中心市街地を核に既存の都市機能を効率よく活用した持続可能なまちづくりを推進していくことが必要と考えております。  先ほど見谷議員からは行政のマッチポンプという大変手厳しいお言葉がございました。確かに福井市は時代が少子・高齢化に移行する中で若干方向転換の時期がおくれてしまったかな,これを何とかこれから修正をしていけないかなというのが私の思いであります。  さて,そういった観点からしますと,福井市周辺部においては安らぎとゆとりや暮らしやすさを求め,日常生活において便利にかつ豊かに,さらに言えばいろいろな意味での安心もそうですが,そうした暮らしが保てるように,今後とも必要な社会基盤の整備を進めなければなりません。もちろんそれぞれの地域のコミュニティーを大切にしつつ,地域の生活基盤を築くことが重要であると考えております。  一方で,これは釈迦に説法ではございますが,議員各位には北陸新幹線の開業というものをお考えになっていただければと思うわけであります。今御存じのように富山市,金沢市では既に新幹線の工事が始まっております。これからの都市間競争を考えたときに,私ども福井市としても両都市におくれることなく開業することが,これからの都市の発展には必要不可欠であろうと存じております。しかし,新幹線は決して打ち出の小づちではございません。下手をすればもろ刃のやいばになりかねないこともまた御存じであろうかと存じます。交流人口をふやすというのは,福井からよそへ出ていく数だけがふえてしまってはならないのであります。先例として東北では仙台市と新幹線でつながったことにより,2つのデパートが消えてしまったと。福井市と同様に郊外化が進んでいる中で,町の核が失われつつある状況を呈している都市も実はございます。  つまり,これからいよいよ厳しくなる都市間競争は熾烈化が予想されるわけでありますけれども,先ほど議員には福井駅西口の再開発を一たん凍結または延期してはどうかという貴重な御提言もいただいたわけでありますが,一方では新たな都市間競争の時代をにらんで今急いで行うべき整備もあろうかと存じております。中心市街地の再活性化は,福井市そのものの浮沈にかかわる,まさに喫緊の行政課題であります。福井駅周辺整備や西口再開発,もちろんそれだけでいいとは決して申しませんが,その周辺からの公共交通や住宅政策,市全体を見通した商業政策,先ほど商業のバランスを考えよという貴重なお言葉もいただきました。そうしたものを勘案しつつ,多面的な施策の展開が中心市街地再構築に向けて必要であると考えております。繰り返し申しますけれども,それぞれの居住地域における利便の確保あるいは医療,福祉の安心,子供たちの安全,そうしたことがなく,中心部だけが活性化すればというものでないことは重々承知の上で,今このことには取り組まざるを得ないというのが私の立場でございますので,御理解を賜りたいと存じます。  次に,市の組織体制改革についての御質問にお答えしたいと存じます。  簡素で効率的な行政とマニフェストの推進を目指し,組織機構の改正を行いたいと存じております。5つの基本的方向がございます。第1に,部等の統廃合による組織のスリム化,第2に,速やかな情報収集と的確な政策判断のためのトップマネジメント機能の強化,第3に,魅力あるまちづくりのための観光,産業,都市政策を推進する組織の整備,第4に,市民との協働,連携,市民が主体となり行政が支援する施策の推進,第5に,法律の改正及び県からの事務移譲に対応する組織への改正であります。これらの実現のために部等設置条例の改正などによる,来年4月での組織改編をただいま検討しているところであります。  また,具体的な組織見直しに当たりましては,全国の特例市の状況,またこれまでの本市における部等の変遷を踏まえますとともに,今後さらに多様化する住民ニーズに迅速かつ適切に対応できるような組織となるよう慎重に決めてまいりたいと存じます。もちろん議員御懸念のように組織運営につきましては市民の声に耳を傾けることはもちろんのことでありますけれども,一方で市職員との意思疎通も十分に意を用いていかなければならない。一部批判があるという話も聞きました。こうした声を謙虚にお聞きしつつ,このことには十分意を用いてまいりたいと存じております。  (教育長 渡辺本爾君 登壇) ◎教育長(渡辺本爾君) おはようございます。  小・中学校の配置計画につきまして,私の方から答えさせていただきます。  少子化等の進展の中でこれまで本市におきましては,平成4年には生徒の安居中学校への転校によりまして一光小・中学校を休校とし,また平成11年,12年には河合小学校中角分校,麻生津小学校三花分校をそれぞれ本校に統合いたしました。また,平成17年には上郷小学校と下郷小学校を統合しまして,本郷小学校を設置するなどの対策をとってきたところでございます。  全市的な学校の配置につきましては,御指摘のように財政面,安全面を考慮するとともに,一定の児童・生徒数を確保して教育環境を整える必要があると考えております。一方,それぞれの学校は,各地域の伝統や文化の中で公民館を初めとする住民活動と連携しながら運営されてきていること,また今後一層の児童・生徒の急激な減少が予測されること,さらに小学校によっては児童の進学が複数の中学校に分かれていることなど課題も多く,多方面からの議論を進めていく時期に来ているものと考えているところでございます。 ◆17番(見谷喜代三君) 自席で失礼いたします。  今坂川市長に多く答えていただきましたが,細かいことについてはまた予算特別委員会等でも質問をさせていただきたいと思います。いろいろ問題がありますけれども,先ほども新幹線のこととか,また都市間競争の中にこれは必要なんだというお答えがありましたが,一つのまちづくりを考えたときに,市長の目から見た納税者,納税者から見た公平感という観点からどのようにお思いになるのか。それをお聞きをして,私の質問を終わります。 ◎市長(坂川優君) 納税者の視点からという言葉でございました。  見谷議員が仰せのように,周辺部においての不公平感が高まっているという言葉もまた事実であろうと思いますし,一方で例えば福井駅周辺で言いますと,地価が6分の1にまで下がっているところもありながら固定資産税が下がらないという不満感もあります。つまり,本来の都市というのは町じゅうが同じ地価になってずっと広がるのではなくてある程度のバランス,地域特性に応じた形が望ましいのにそうなっていないことが問題であろうと存じているわけであります。そういう意味でバランスのとれた福井市づくりをすることによって,納税者にとっての不満も解消していける方向に向かわねばならないと存じております。 ○議長(山口清盛君) 次に,22番 石川道広君。  (22番 石川道広君 登壇) ◆22番(石川道広君) おはようございます。市民クラブの石川道広でございます。  私は通告に沿って一般質問を行いますので,何とぞ市長を初め理事者におかれましては私の質問趣旨を十二分に御理解を賜り,誠意ある答弁をされますようまずもって御期待するものでございます。  また,今ほど政友会の見谷議員からもお話がございましたが,私ども市民クラブといたしましても,坂川市長におかれましては約4カ月半ぶりに公務復帰を果たされ,私どもに元気な姿で3月23日の初心に返り,市民が夢と誇りを持つことのできる福井市実現に全力で取り組む,また市長にとって一番大事なことは市民の代表である私ども市議会との論議と力強く明言をされました。そういった意味で復帰を私自身も衷心よりお喜び申し上げますとともに,どうか今ほどもお話がありましたように,庁舎内では職員と連携,協働しながら,また信頼するものはしっかり信頼しながら,スムーズな市政運営を前提に職務を遂行されますことを御期待するものでございます。  それでは,質問に入らせていただきます。  初めに,えちぜん鉄道の高架化についてでございますが,福井駅付近連続立体交差事業は,市民の長年の悲願でもありました鉄道による市街地の分断を解消し,東西交通の円滑化と東西一体のまちづくりの推進が可能となるなど多くの効果が期待されるとして,えちぜん鉄道の高架化については多くの労力と時間を費やし,平成15年12月に福井口より高架走行方式とすることで県と関係沿線市町村で合意がなされております。  昨春にはJR北陸線の高架化が完成し,東西交通面でも大きな効果があらわれており,新幹線福井駅部の工事も着工されていますが,えちぜん鉄道の高架化の事業着手はどうなっているのでしょうか。  さきに示されました中期行財政計画では,にぎわいのある中心市街地をつくるとして福井駅付近連続立体交差事業負担金,また持続可能な町をつくるとしてえちぜん鉄道高架化支援のため,平成19年,20年,21年度で予算措置がなされていますが,事業着工めどについてと今後のスケジュールについてお伺いいたします。  次に,市民の快適な住みよい生活環境を確保するため,ごみの安全かつ衛生的な処理業務等に日々御奮闘をいただいていますクリーンセンターにつきましてでございますが,1991年に燃やせる一般廃棄物の受け入れ及び焼却処理施設として78億6,000万円をかけて竣工され,以来15年と8カ月が経過をいたしております。施設の維持管理状況につきましてお伺いしましたところでは,年間の点検整備計画に基づいて毎年の年次点検整備,補修工事等を行いながら維持を図っているとのことでございました。これまでの大規模改修工事の部分では平成11年7月16日公布のダイオキシン類対策特別措置法に伴い,平成13,14年度に29億2,000万円で排ガス高度処理がなされております。  なお,焼却施設の耐用年数につきましては通常20年から26年とのことでございますが,運転及び点検整備計画と市民によるごみ分別の協力のもと,ごみ減量化によって負荷軽減を図ることで施設の維持に努めているとのことでございました。  そこでお伺いをいたしますが,中期行財政計画で示されました通常の整備計画において,改善されない老朽化した主要設備の大規模改修を行い,円滑な施設維持と延命化を図るとしていますが,どのような改修を計画しているのか,また経費及び改修によって耐用年数の延命をどれぐらい延ばせるのかにつきましてもあわせてお伺いいたします。  また,越廼地区,清水地区につきましては,現在鯖江広域衛生施設組合で一般廃棄物を処理するとなっていますが,本市での処理へ移行すべきと存じますが,御所見をお伺いいたしますとともに,施設,すなわちクリーンセンターそのものの耐用年数は若干延びるものの,行く行くは新しい施設が必要になるため,迷惑施設と言われる施設であることから今から立地場所や規模等について研究,検討すべきと存じますが,御所見をお伺いいたします。  次に,学校空調設備についてでございます。初めに越廼地区,清水地区での小・中学校でのクーラー使用についてですが,本年度は単年度のみとして,また例外的措置として夏休み期間中課外授業に使用を認めてこられました。私は,両地区の保護者の方々からもなぜ設置されているにもかかわらず使用させないのかといった不満の声を多数お伺いいたしているのも事実でございます。9月議会におきましても,私どもの会派の巳寅議員からも御提言をさせていただきましたが,現実的に設置されていることからも,予算措置を講じて使用させるべきと考えますが,改めて御所見をお伺いいたします。  また,未設置校につきましてでございますが,中期行財政計画では学校生活環境整備として平成21年度に図書室空調設備の整備となっていますが,整備されたといたしましても校長室,職員室,保健室,コンピューター室のみではございませんか。もちろん財政的要因からも全校,全教室への設置は到底無理であるものと思いますけれども,教室設置について学年ごとの設置へ向けて再考すべきと存じますが,このことにつきましても御所見をお伺いいたします。  次に,企業局庁舎についてでございますが,市民の日常生活に欠かすことのできない重要なライフラインを供給,維持管理する企業局と下水道部が配置されていますが,必要な駐車場を確保できないことや庁舎自体が昭和39年建設で建物及び諸設備が古くなっているばかりか,障害が発生したときに災害復旧作業に大きな影響を及ぼしかねないなど,ライフラインの管理拠点として長期継続して使用していくことは問題があることから,福井市ライフライン・センター建設基本構想を策定し,公表の後関係町内等と話し合いを積み重ねるものの,旧済生会病院跡地での建設については断念を余儀なくされました。  そこでお伺いいたしますが,さきに示されました耐震補強基本方針の災害時拠点優先に沿って,また危機管理上からも移転建設は不可欠と私自身も考えますが,このことにつきましては中期行財政計画でも触れられておりません。災害発生時の拠点であることから,市有地での建設に向けて取り組むべきだと存じますが,改めまして断念に至った経緯と今後の方針につきましてお伺いいたします。  最後でございますが,水道事業につきましてお伺いいたします。  政府が推進する小さな政府論のもと,全国の各自治体ではさまざまな取り組みが行われ,外部委託化が進んでおります。福井市もその例外ではなく,さまざまな部門での業務の外部委託が進められているのも事実でございます。この外部委託には,市の行っている事業の一部もしくは全部を委託契約する一般的な業務委託や公の施設の管理者を選定する指定管理者制度,また官民競争入札を前提とした市場化テスト等が上げられます。  以上のように,民でできることは民へという政府の方針で外部委託のメニューが次々と出されておりますが,一つ一つの事業について民間に任せるのか,市が行うのかということをこれまで以上にきちんと精査をし,市民サービスを守らなければならないと切に感じています。  さて,上水道部門のことでございますが,水は市民生活に絶対不可欠で,安全にも万全を期し,安心していつでも利用できる,まさにライフラインの最たるものと存じます。聞き及ぶところでは,欧州や中南米では水道部門を民営化した結果,過疎地におきましては水道が供給されなくなり,住民が裁判を起こした結果,行政側敗訴の上,再度行政の直営に戻した事例があるとのことでございます。市が公共サービスに責任を負うのは当然であり,市民生活にとって重要な水道部門については市の行政責任において直営を堅持すべきと考えますが,御所見をお伺いいたしまして,私の一般質問を終わらさせていただきます。どうも御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) 石川議員御質問のうち,私からはえちぜん鉄道高架化についてお答えしたいと存じます。  その前に,石川議員からも市民クラブを代表してということでございましたが,私の公務復帰につき祝意を示していただきました。ありがとうございます。  さて,議員御指摘のとおりえちぜん鉄道は連続立体交差事業により福井,福井口間を高架化しJR福井駅へ乗り入れるとすることで,平成15年12月に県知事と沿線市町村長との合意がなされ,現在に至っているところであります。この合意に至るまでには,福井市を初めとして当時の沿線9市町村長及び市町村議会が県知事及び県議会への要望,陳情を行ってきたところであります。その中で,第三セクター運営を担う沿線自治体の考え方について県議会において陳情が採択され,高架化決定につながったものと理解いたしております。  なお,平成16年12月の政府・与党申し合わせに基づき,国,鉄道建設・運輸施設整備支援機構,福井県,福井市,西日本旅客鉄道株式会社,えちぜん鉄道株式会社で構成する福井駅連絡調整協議会,いわゆる5者協議とか,6者協議と呼ばれるものによりまして2階方式による高架化案を決定いたしております。いわば3階建てであった計画を2階建てにする。新幹線,在来線,えちぜん鉄道をどのように配置すればいいのか,一方では福井駅周辺区画整理事業をおくらすことができないという中で,新幹線のルートをえちぜん鉄道が使わせてくださいと,そのことによって実は福井駅のポイント認可が得られたといういわくつきのものであることは議員各位も御承知のとおりでありまして,この点,富山市など他の都市の場合とは若干立場が違っているということも留意しておかなければならないと存じております。ただ,そうした方式のためにいろいろ技術的な課題もあり,その協議のために時間を費やしていることが若干のおくれをもたらしているものと存じているわけであります。  今後県と密接な連携のもと,できる限り早期に国や鉄道建設・運輸施設整備支援機構との協議を調えられるように努め,事業の実施に当たっては新幹線福井駅部工事の進捗も踏まえて高架切りかえにこれ以上大きなおくれが生じることのないように取り組んでまいりたいと存じております。  (市民生活部長 大塚義博君 登壇) ◎市民生活部長(大塚義博君) クリーンセンターについての御質問にお答えいたします。  1点目のクリーンセンター改修の内容,経費額についての御質問でございますが,議員御承知のとおり平成3年のクリーンセンター稼働以来15年8カ月が経過していることから,今回の中期行財政計画で大規模改修を計画したものでございます。  なお,大規模改修の内容につきましては,プラントの心臓部に当たる制御監視設備や発電設備に係るボイラー蒸気管の更新などを平成20年,21年度に順次改修を行う予定でございまして,今回の中期行財政計画におきましては約6億円程度を考えております。  この大規模改修は,引き続き次期中期行財政計画におきましても継続的に取り組まなければならないと考えております。これらの取り組みによりまして,今後10年ないし15年程度の焼却設備の延命を図ってまいりたいと考えております。  次に,2点目の越廼,清水地区についても福井市での処理へ移行すべきではないかとの御質問でございますが,本市といたしましても収集,処理体制を統一することは将来的に必要ではないかと考えております。しかしながら,現在の鯖江クリーンセンター施設の償還期間が相当残っていることとあわせまして,本市の最終処分の体制を勘案いたしますと,越廼,清水地区のごみにつきましては当分の間鯖江クリーンセンター施設の利用を図ってまいりたいと考えております。  3点目の新施設の立地場所等についての研究,検討を行うべきではないのかとの御質問でございますが,議員御指摘のとおりでございまして,今回の改修工事等により施設の延命を図りながら,その間に新たな施設の立地場所や炉の焼却方式等について研究,検討を行ってまいりたいと考えております。  (教育部長 田中利憲君 登壇) ◎教育部長(田中利憲君) 学校の空調設備についてお答えいたします。  まず,教室へのクーラー設備設置についてでございますが,これまでもお答えしてまいりましたけれども,現在の限られた予算の中で求められる最優先施策は安全,安心であると考えております。現在本市の学校施設予算の中では耐震改修を最優先で取り組んでいるところでございます。このような中,学校のクーラー設備設置計画としては,議員御指摘のとおり中期行財政計画の中では夏休み期間中の利用が多い図書室への設置を予定しているところでございますが,普通教室への設置については当面は困難と考えております。  今後は耐震改修などの安全,安心が一段落した時点,または国庫補助などの有利な財源によりまして財政負担が軽減するという場合をめどに中期行財政計画の中で反映するよう努めてまいる所存でおります。  このような中,清水,越廼地区の学校のクーラーの使用につきましては,賛否両論いろいろあるかと思いますけれども,市教育委員会といたしましては,より多くの市民の理解が得られます公平性ということを基本に原則使用しないこととさせていただきますので,よろしくお願いいたします。  (財政部長 八木政啓君 登壇) ◎財政部長(八木政啓君) 企業局庁舎についての御質問にお答えいたします。  企業局庁舎の移転につきましては,地元調整の難航もありましたが,ライフライン・センター構想発表後,平成17年8月に実施いたしました別館庁舎の耐震診断結果がE判定を受けたことやNTTビルの一部を賃借していること,そしてことし2月の市町村合併によりまして総合支所として使用している旧3町村の庁舎活用等の課題など庁舎整備については総合的かつ計画的な対応が求められているという観点から移転は断念するに至ったわけでございます。  そのような中で,子供の安全,安心の施策を第一と考えておりますが,企業局庁舎におきましてはライフライン管理の拠点でありますので,別館庁舎の対応も含め危機管理体制の強化や庁舎の分散を避けるという観点からも今後のありようを検討してまいりたいと考えております。  (企業管理者 村尾敬治君 登壇) ◎企業管理者(村尾敬治君) 石川議員の御質問のうち,水道事業の将来に向けた経営方針についてお答え申し上げます。  御指摘のとおり,水道事業運営につきましては,水道法において水道が国民の日常生活に直結し,かつ水が貴重な資源であることにかんがみまして,国及び地方公共団体の責務を明確にしていることから,公営での事業運営を原則としているところでございます。近年,国が示す事業経営のあり方につきましては,地方公営企業の経営健全化に向けて業務の第三者委託の制度化の水道法改正がなされたところでございますが,委託の対象は水道の管理に関する技術上の業務に限定をされており,水道事業の公営原則を変更するものではございません。  このような動向の中,本市水道事業の状況といたしましては,地方公営企業の独立採算制の原則に基づき,経営効率の向上に向けまして,浄水場及び関連施設の運転管理,漏水調査,メーター開閉栓などの業務委託を進めてまいりました。市民生活に欠くことのできないライフラインとしての水道事業運営の基本方針といたしましては,将来にわたり安全でおいしい水を安定して市民の皆様に提供できる体制の構築と災害時の迅速な対応,早期復旧など行政責任を十分認識した上で,できる限り経営合理化に努め,公営による事業運営を進めてまいる所存でございます。 ◆22番(石川道広君) 自席で何点か再質問させていただきますことをお許しいただきたいと思います。  まず,これは要望にとどめますが,市長さんのお話ではえちぜん鉄道高架化につきましては平成15年12月のいわゆる関係市町村も含めた県との最終合意に基づいて何ら変わりなく進めていくということでございますから,今いろんな動きが新聞紙上でも報道されていますが,どうかこれまで以上に実現に向けて御尽力を賜りますことを切に要望しておきたいと思います。  次に,クーラーの件につきまして教育部長から公正,公平な立場でという御答弁をいただきました。これは十分理解しますが,ただ現実についているわけですね。ついているということは一年一年傷んでいきます。そして,これまでの議会の中でも指摘されていますように,越廼地区,また清水地区から出ておいでの議員の方々からもお話がございましたが,毎日使用するわけではないですよね。現在も使用基準というのは当然ございます。梅雨時期とか暑い盛りの夏に,果たしてどれだけ使うのかを考えた場合,おいしいものをそこに置きながら食べたらだめですよという話も私は酷ではないかなと思います。そして,もう一方では残る私ども旧福井市,旧福井市という表現が語弊があるならば慎みますが,美山地区も含めて,ついてないところをどうしていくのかということになれば,私からも御提言させていただきましたように全教室つけるということは至難のわざでございます。だったら,何か手法がないんですか。一番大事な受験勉強を控えた中学3年の生徒たちにだけ安心して勉強に集中できる環境を提供していくことは必要ないのですか。  そのことについて,越廼地区と清水地区と一緒なことをしなさいと言っているわけではないんですよ。やれる範囲で温かみのある施策を実行することによって,多くの市民の方々また保護者の方々も全教室へつかなくても理解してくれますよ。このことにつきまして改めてお伺いいたします。  次に,企業局庁舎の関係でございますが,今財政部長から御提言をいただきました。ちょっと気になる発言が答弁の中にあったので確認させていただきますが,今後は機能分散も含めて別館の使用などもということがあったかなと記憶をしています。そういう受けとめ方をしましたから。しかし,今度の中で明確に示されていますように,災害時に機能が至るところに分散していて本当に危機管理の拠点としての役割が果たせますか。その点を改めてお伺いいたします。 ◎教育部長(田中利憲君) 学校のクーラーにつきましてはいろいろ課題が多いわけでございます。子供たちの心情を考えると,私どもも非常に心苦しいわけでございます。しかしながら,情にさお差せば流されるということもございます。情に走って冷静な判断を失うと,後々の財政,公平性,いろんな面で不都合が出てくることも考えられます。これに関しては少し角が立つことになるかもしれませんが,冷静に判断をさせていただいた結果でございますので,御了解をお願いしたいと思います。 ◎財政部長(八木政啓君) 今ほどの別館庁舎等の使用ということでございますけれども,企業局を含め災害時の司令部は本庁の中にあるわけでございまして,それが分散されるのはいかがなものかと。やはり指令本部は一カ所に固まって,非常に安全で強固なものであることが必要であろうという前提でございますので,よろしくお願いいたします。 ◆22番(石川道広君) これで終わらせていただきますが,教育部長のおっしゃることはわかります。わかりますけれども,それが冷静な判断ですか。現実にもうつけられているんでしょう。先ほども御指摘しましたように,何回も言いますけれども,暑い時期,いわゆる梅雨時期とか夏の期間中毎日つけなさいと言っているわけではないんです。そして,財政当局などとそれぞれしっかりと話をしてもらって,私はあえて提言させてもらったつもりですよ。私も小さいときに暑くても,その中で飛んで歩きながら健全な肉体をはぐくんできたわけであります。だから,本当は必要ないなと思いますよ。しかし,現実には何回も言うとおり,清水,越廼地区についてはクーラーがつけられているんですね。そうであるならば,使用基準をしっかりと明確に設けて対応できないんですか。そして,残る学校につきましては,さきに言ったように大事な受験勉強を控えて,クーラーがあるから勉強に集中できるのかというと,これはいろいろとあるんですが,しかし環境整備といった部分で,中学校の3年生だけが対象ですけれども我慢してくださいという形をやろうと思えばできるんです。市長大変申しわけありませんが,何か考え方はございませんか。 ◎市長(坂川優君) 心情的には教育委員会も非常に苦しい中での知恵だと思います。ただ,議員仰せのように現在あるということでございますが,私としては6月臨時会の予算特別委員会でも申し上げたわけですけれども,当面教育委員会の予算は子供たちの安全,安心の確保ということで,耐震の診断や補強工事にお金もかかりますし,また時間もかかります。それが終わった段階で国の補助金が得られるとかという形になるならば,今議員仰せのように旧福井市内や美山地区等で中学3年生の学校補習のときなどにということを私も考えますが,それまでの間かなり時間を要することがわかっておりますもので,教育部長も非常に苦しい答弁になったかと存じております。ただ,将来的には議員仰せのようなことも勘案してやっていかなくてはいけないとも考えておりますので,また教育委員会ともいろいろ協議しながらやっていきたいと。親たちにとって子供たちが暑い中,必死の思いでやっている,何とかしてやりたい,せっかくいいものがあるのにという思いもございます。ただ,それは旧福井市内や美山地区でも同じであろうと思いますので,そうした両方の親御さんたちの心情を考えながら,いい方法を何とか考えていきたいと存じておりますので,よろしくお願いいたします。 ○議長(山口清盛君) 次に,8番 青木幹雄君。  (8番 青木幹雄君 登壇) ◆8番(青木幹雄君) 志成会の青木でございます。通告に従いまして,質問いたします。  その前に,坂川市長が今回元気で公務復帰され,この場にいていただきますことを心からお喜びを申し上げます。  何事も情熱的に話す市長とさまざまな論議を深めることができますことを心からうれしく思います。  それでは,質問に入りますが,その前に過日友好都市の杭州市に派遣をさせていただきました。26年前に福井市の日中友好協会が初めて杭州市へ訪中団を送ったときの一団員として私も参加したわけでありますが,そのときから見れば杭州市はまさに大都会へ変わっておりました。霊陰寺という名所旧跡があるわけですが,その仏様と石洞ぐらいは変わっていないなという印象を持ったわけであります。この交流は,あわら市の出身でございます藤野厳九郎先生を師と仰ぐ魯迅先生との師弟愛により始まったわけであります。そのことから,あわら市と詔興市の交流が始まり,本県と浙江省の交流,そして本市と杭州市へと広がり今日に至っております。本市は合併をして27万人となったわけでありますが,浙江省杭州市は私どもが行きましたときから比べれば人口も増加して,現在650万人の大都会になっているわけであります。今は企業の進出も多くあるわけでありますが,つくづく感じますことは,原点を踏まえた新たな視点での交流の展開を考えなければいけないということを思って帰ってきたわけであります。  そういう面では大きく変わること,日進月歩と言っても過言ではないと思います。現在,インターネットによって世界じゅうのどこの国の方々とも友達にもなれますし,情報の交換もできます。同時に,会話もできますし,意見交換ができる時代になったわけであります。より広い視点で将来を考えることこそ重要であり,それが次代を担う世代に対しての責任を全うすることになるのではないかと思うわけであります。  当然地域を愛し,国を思う,そうした心は大切なことであることは言うまでもありませんが,一方自分さえよければ,自分の地域さえよければなどの狭い考え方は通用しなくなると思われます。世界の人口は1900年には15億人,1950年には倍の30億人,2000年には倍の60億人と100年で4倍になりました。見通しを聞きますと,2050年には90億人になると言われております。一方,我が国は人口減少社会で昨年は約40万人が減ったと言われております。  さて,こうした中にあって坂川新市長が提案をされました第五次福井市総合計画「改訂基本計画」,それに伴う福井市財政運営計画,いわゆる中期行財政計画が提案をされました。市長の任期の4年すべてにかかわる計画が今回提出されたわけであります。市民に対して絶好の機会であります。ぜひ熱く,そしてわかりやすく語っていただければと思いますので,よろしくお願いいたしたいと思います。  簡潔に2点,質問いたします。  1点目は,先ほど申し上げましたが,第五次福井市総合計画「改訂基本計画」について質問いたします。  平成14年度より10年先を目途に計画され,将来像を人・街・自然・文化の交響楽彩ふくいと定めた福井市第五次総合計画が5年の歳月を経て今回新市長の思いを乗せて改訂版が出されました。18の基本柱がすべて目標を達成することが福井らしさの創造ということになるのかもしれませんが,本改訂計画の中に具体的な考え方が表現されていない将来にかかわることに関してどのように位置づけ,対応されるのかをお伺いいたします。  まず,道州制についてであります。  前酒井市長は環日本海時代の中で道州制の対応として,当福井市は日本海側の主要都市を目指していくことが肝要であるという表現をされておりましたが,坂川市長の考え方をお聞かせください。  また,先ほど都市間競争という言葉も出ましたが,都市間競争の中で本市は中核市を目指すのか,考え方をお聞かせください。  それから,改訂版の中で市民という表現が住民に変わっている点を多く見るわけでありますが,市民と住民をどのような意味合いで使われているのかをお教えください。  そして,市民,住民の数が深くかかわるとこれまで説明をいただいております地方交付税について近隣の状況とあわせどのように考えていらっしゃるのか,またどう対応していこうとするのか,考え方をお答えいただきたいと思います。  また,第五次福井市総合計画「改訂基本計画」の中で書かれておりますが,人と街が共生・調和するまちづくりの中で数値目標がほとんど下方修正されている点についてもお教えください。あわせて,福井らしさについて御所見がございましたら,お聞かせいただきたいと思います。  2点目は,平成21年度までの過疎地域自立促進計画についてお伺いいたします。  合併により美山,清水,越廼地区が福井市に加わり,美山地区と越廼地区がこれまで過疎の指定を受けていたことにより,本促進計画が作成されたものと思います。その内容は基本的な事項のほか,産業の振興から集落の整備などの9つの視点から,現状と問題点,その対策,計画についてが述べられております。
     端的に質問いたします。  高齢化がこの2つの地域以外にももっと進んでいる地域があるわけでありますが,本計画の整合性についての考え方を市街地と周辺地域の調和といった視点にたってお答えをお願いいたしたいと思います。  以上で私の質問を終わります。御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) 青木議員の御質問のうち,第五次福井市総合計画「改訂基本計画」についての中から,道州制,都市間競争と人口の項目についてお答えしたいと存じます。  まずその前に,青木議員からも私の公務復帰についての御祝意を賜りました。本当にありがとうございます。  また,中国浙江省等の話がございました。実は,私も昭和60年でしたか,21年前福井県の日中友好青年の翼で当時青木幹雄団長に率いられる団員の一人として杭州ほかを回ったことをきのうのように懐かしく思い起こしまして,数年前行ったときにも,本当に杭州も変わったなという思いでございます。ちなみに,今杭州市の人口が600万云々という話でございました。先日福井市に来られた,その当時若い通訳,あのころは18,19歳だったかと思います。陳艶勤さんという方と再会をいたしました。今では何と浙江省人民対外友好協会の副支所長という随分お偉いさんになっておられました。驚きましたが,聞きましたら浙江省の人口は4,700万人,韓国より大きいということをお聞きしまして,これから福井市も,福井県も腹を据えてかからないといけないなという思いを新たにしたところであります。  これから,国が道州制を目指す中で,私ども福井市はどう対応したらいいのかということにつきまして,私なりの考えを申し述べさせていただきたいと存じます。  去る11月28日,道州制特区推進法案が衆議院本会議を通過いたしております。東京一極集中の税制,国からの権限移譲の枠組みを定めることを目的に,まずは北海道をモデルに道州制を試行していくというわけであります。道州制の議論において重要なことは,ただ財政的見地から都道府県を再編して事務事業を移譲するだけでは不十分であります。私ども地方としては移譲された事務に伴う財源の保障がされなければ,地方の自治は今後立ち行かなくなってしまうということであります。北海道のモデルにおきましては,三位一体改革の際に見られたように,既得権益を抱える中央省庁のいろんな思惑などにより,結局のところ移譲する事務はわずか8事業になってしまいました。こうした状況では,真の地方分権に向けた道州制とは甚だしく言いがたい,現状のままでの道州制の導入には私どもとしても慎重にならざるを得ないというのが率直な実感であります。今後は北海道におけるこのモデル的試行の動向を注視しながら県や県内の他の市町とスクラムを組んで真の地方分権に向けた道州制となるよう,国などに,私の立場で言いますと市長会等を通じて要望をしていくとともに,県内においては嶺北と嶺南が一体となって議論を深めていくことが肝要であろうと考えております。  そして,都市間競争の中で中核市を目指すのかとのお尋ねであります。  人口規模や行政権限で見た場合,特例市におきましては相当な行政力を発揮できると考えております。私の認識では,中核市は道州制を見据えて日本各地に当初は40万人から50万人の都市を中核市と据える構想であったはずでありますが,いろいろな働きかけの中でこれが30万都市になりました。その結果,多くの県庁所在地,十数都市でありますが,中核市になれない状況が出てまいりました。この一種の救済措置として出てきたのが特例市であります。実は,福井市が中核市になるかどうかという論議の場合に,私が懸念を持ちましたのは,一般の都市が中核市になる場合と,福井市のように既に特例市になっている都市が中核市になる場合は随分違いまして,福井市は特例市であることによって既に都市計画などかなりの行政権限を県から移譲されております。正直言いまして,特例市というのはかなり中核市に準じた権限を付与されております。もちろん保健所,福祉事務所の権限,任命権,あるいは身体障害者手帳の配布,交付者が市長にかわるといった点はあるわけですが,現状では特例市というのはいい制度だと私は認識をいたしております。  だからこそ既に中核市になっている都市,静岡市や浜松市や多くの都市が合併して必死になって政令指定都市を目指すというのは,中核市のメリットがそれほど感じられていないという裏返しでもあります。ですから,現時点では中核市はかなり魅力の少ないものになっております。ただし,国と直接やりとりをする,いろいろな情報が入ってくる,これは今でも特例市よりは中核市の方がかなり情報量が多いようにも聞いておりますし,都市イメージの問題もあります。いろいろな企業に進出していただく場合に,何だ,中核市にもなってないのかという問題もあります。そしてさらに,国が道州制にどれだけ日本の未来を託すものとして考えていただけるかによるわけですが,場合によっては中核市が今のような中途半端なものではなく,今の政令指定都市のようにいろんな意味での権限を付与されるものになる可能性はあると私は存じております。  少子・高齢化や人口減少,市町村合併が進展した社会においては,道州制の流れは避けられないのではないかと考えております。それに伴って,この中核市制度が現在よりさらに魅力的なものになる可能性も否定できないわけでありまして,本市がこうした時代の流れに立ちおくれる,あるいは埋没してしまわないためにも国の動き,権限移譲など政策の動向,大事な財源の確保というものはまず第一番ではありますが,そうしたものをしっかり見きわめながら,いつでも中核市に移行できるような体制,またそのための準備,研究は怠ってはならないと存じております。  今後は県から市に市民サービスの向上につながる事務の移譲を受けるように話し合いをしながら,権限の拡大に努めつつ,今回合併し,せっかく福井市と一緒になっていただきました美山地区や越廼地区,清水地区の皆様方とともに,27万市民がひとしく満足するような行政サービスを行ってまいりたいと考えております。  (財政部長 八木政啓君 登壇) ◎財政部長(八木政啓君) 第五次福井市総合計画「改訂基本計画」についてのうち,地方交付税についてお答えいたします。  近隣の状況について金沢市や富山市と比較いたしますと,本市の平成18年度の普通交付税額は下回っております。両市が上回っております要因といたしましては,普通交付税の算定の基準において人口が大きな要素となっていること,そして保健所の設置を初めとする中核市としての行政需要に伴う算定額の増加などが上げられます。また,両市は過去に発行いたしました多額に上る市債の元利償還金が基準財政需要額に算定されていることも要因の一つとなっているところでございます。一方,金沢,富山両市におきましては市民1人当たりの市債残高や公債費比率,決算額に占めます公債費の割合は本市よりも格段に高くなっているのが現状でございます。いずれにいたしましても,市債の発行に当たりましては,真に市勢の発展に資する事業を厳選するとともに交付税措置のある有利なものを選択することはむろんのことでございますが,市債残高の増加は財政の硬直化を招くことにもなりますので,地方交付税制度の先行きが不透明な中で基準財政需要額への算定を期待して市債を発行することにつきましては,慎重に対応してまいりたいと考えております。  (企画政策部長兼総務部長 吹矢清和君 登壇) ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 引き続きまして,福井らしさの創造についてお答え申し上げます。  まず,改訂版の基本計画において市民と住民をどのように使い分けているかであります。  市民は従来どおりの一般的な意味での市民の皆様をあらわしておりまして,それに対し住民は特に地区や地域といった中で日常の生活を過ごしておられることをより強く認識する場合に用いております。このような考え方のもと,統一して改訂したところでございます。  次に,人と街が共生・調和するまちづくりの中で,幾つかの数値目標が下方修正されている点についてであります。  基本計画改訂におきましては,これまで平成12年度の数値を基準としていたものを今回平成17年度の数値に置きかえたわけであります。この新しい基準値をもとに平成23年度の目標水準を再設定しましたため,結果として下方修正となった数値目標が人と街が共生・調和するまちづくりの中の27指標中7指標でございます。これらの数値目標を達成していくという努力の積み重ねが福井らしさの実現,すなわち今住んでいる地域,福井市に誇りと夢を持ってもらえるまちづくりに結びつくものと考えている次第でございます。  次に,過疎地域自立促進計画についての御質問にお答え申し上げます。  この計画は,生産機能や生活環境の整備などがほかの地域に比較して低位にある地域につきまして,総合的かつ計画的な対策を実施することにより地域の自立促進を図ることを目的としています。過疎地域とみなされます美山地区,越廼地区について策定が義務づけられているものであります。このたびの過疎計画は,市全体の均衡ある発展に配慮している中期行財政計画を骨格としております。したがいまして,市街地と周辺地域の調和を特別に乱すものではないと考えられます。  また,過疎債などの特例措置につきましても,市全体の中で真に必要な事業の有利な財源として有効に活用してまいるものでございます。  ところで,地域ごとの高齢化を議論する場合は,美山地区と越廼地区だけではなく,中山間地,さらには中心市街地についても見過ごすことのできない課題がありますので,市全体としてとらえていく必要があります。このため,これまでの取り組みにより築き上げてきた都市基盤と歴史や伝統,文化などの地域の宝をまちづくりに生かすことによりまして,今後とも市街地と周辺地域の調和のとれた持続可能なまちづくり,そして誇りと夢の持てる,だれもが住みたくなるまちづくりを進めてまいりたいと考えてございます。 ◆8番(青木幹雄君) 御答弁ありがとうございました。自席で再質問をいたします。  道州制につきまして,市長からこれはもう避けられない流れであり,また中核市に対してはその中身をよく見て,準備をしなければいけないという認識であったと思います。福井市は近隣に坂井市,あわら市,そして吉田郡,また鯖江市,いろいろな地域があるわけでありますが,最近気になる市長の発言がございます。それは,今の財政問題,交付税のことにもかかわるかもしれませんが,市長がごあいさつの中でいつも財政が厳しいというお話をしていると私自身も聞きますし,ほかの人からも聞くわけであります。お隣の市長は今回5選目を果たされたようですが,市長の体形もタヌキおやじの雰囲気,これは言葉が過ぎたら訂正いたしますが,非常に人を食ったような表現をされる方であります。ただ,印象として市民に対して大きく夢とか,期待というものを与える人物であるなという印象を私も思いますし,またほかの方からも聞きます。そういう意味では市民に中身についてぜひ理解をいただくということ,あるいは将来について考えていることをきちんと言っていただくことは大事なことではあろうと思います。その辺,財政的なことで厳しいという表現について,市長がいや,実は違うということがあればお答えをいただければと思います。  また,過疎地域自立促進計画のことにつきまして非常に抽象的なお話をいただきましたけれども,これから3年間の中でやっていくことと思いますので,ぜひとも効果の上がるようにお願い申し上げたいと思います。  次に,地方交付税のことにつきましては,これはどうしても福井市は割り勘負けをしているという感が,どの方から聞いてもそのような印象を受けます。本当であれば何もしなくて,税金がもらえるのにもらえないと。先ほども言いましたけれども,金沢市と福井市を比べるわけではないですが,金沢市の駅を見たときに,これが同じ北陸の県庁所在地の駅かという,まさに見間違えるような状況です。確かに財政が硬直化しているという表現,あるいは市民一人一人の公債費率が高いんだと言いながらも,世界の金沢を叫んでいるあの中身を見れば,我が福井市においても,福井県においても考えていかなければならないテーマはたくさんあると思いますので,その辺も含めて市長,何かございましたら,御返答をよろしくお願いします。 ◎市長(坂川優君) 私は財政が厳しいと,何となく無意識のうちに出てしまうわけで申しわけございません。ただ,財政が厳しいから仕事をしないということであってはならないと思っております。下水道に関していえば,金沢市,富山市ばかりが都市ではないわけですが,たまたまそういう御比較ですから,両市は福井市より下水道事業の着手は遅うございました。福井に負けてなるものか,何とか追いつけ追い越せでやってまいりました。その結果として,現在福井市の下水道の普及率が72%。合併して少し下がったわけですけれども,合併前の富山市は既に90%近くにいっておりますし,金沢市も80%半ばです。つまり,どうしたかというとすごく無理したわけです。市債を多く発行して背伸びをして頑張りました。ただ,それを後年度に補償してもらうものとして普通交付税が大きいわけであります。現在は少し差は縮まりましたが,二,三年前ですと,それこそ金沢市は二百二,三十億円で,福井市が30億円にも満たない,28億円という時代もございました。若干変わってまいりましたが,ただ,財政状況を考えなくてはいけません。借金をしたくないからといって仕事をしなくていいのかと。例えば,下水道の整備をもうしなくていいのか。そういうわけにいきません。  ですから,国の地方交付税に対する姿勢を見ておりますと,後年度措置の有利さはこれまでより下がってくるであろうと。そういうことを承知で,ある意味で歯を食いしばって金沢市,富山市が今まで無理をして借金をして頑張ってやってきたまちづくり,あるいは下水道事業を福井市はこれからやらなくてはいけない。より厳しい時代の中で福井市は歯を食いしばっていかなければならない。ですから,皆様方に財政のことを申し上げるわけです。財政のことには口をつぐんで,借金をしない,仕事もしないというのが一番楽なんですが,それでは都市の基盤整備は進んでいかないわけです。今の現状だけを見れば,金沢市,富山市は福井市よりも借金で苦しんでいるわけです。しかし,福井市は両市に比べれば楽だからといって済ませられるのかと。そうではないことから,議員各位にも御理解といろいろなお知恵を拝借したいと思っています。  はっきり言って,財政は今までよりも10年ぐらいは悪くなり続けます。その中で,財政の悪くなり方を少しでも少なくしつつ,やるべきことはやっていかなくてはいけないという意味で,ついつい私もすぐ財政のことを言って申しわけないんですが,いい町をつくっていくためには,何に金をかけるべきか,何にかけないべきかということについて,どうぞ議員の皆様方のいろいろな目で私どもに御意見を言っていただきたい。こういう姿勢で臨んでいくつもりでありますので,かなり歯を食いしばって,つらい思いをしながらではありますけれども,そういう状況に置かれている中で,頑張ってやり抜いていきたいと思っております。 ○議長(山口清盛君) ここで暫時休憩します。午後1時00分から再開します。              午前11時38分 休憩 ──────────────────────              午後1時3分 再開 ○副議長(吉田琴一君) 休憩前に引き続き会議を再開します。  一般質問を続けます。  次に,36番 中谷勝治君。  (36番 中谷勝治君 登壇) ◆36番(中谷勝治君) 公明党の中谷勝治でございます。  質問に入ります前に,公明党会派を代表いたしまして今回坂川市長が病気療養から公務に復帰されておりますことに心からお喜び申し上げたいと思います。  よく大病を患いますと,精神的に鍛えられるというか,太くなるというか,私の先輩や仲間の中にもそういう方がおられます。坂川市長におかれましても,そういういろいろな苦しい思いと同時に経験もされたと存じます。福井市の特に健康,医療,保健などの行政に,格段のいろいろな経験というと無礼な言い方でございますけれども,そういう行政に少しでも反映できるように御尽力をいただければありがたいと申し上げておきます。  それでは,私の方から通告に従いまして質問をさせていただきます。  将来の福井市の課題とか,大きな枠をとらえた問題について2つの質問をしたいと思います。  1つ目は,5カ月をかけて見直しの作業をされました第五次福井市総合計画についてであります。  今回の見直しは8年前の当初計画のころと比べて,行政を取り巻く状況や社会全体が変化している時期にあると見ております。明治,昭和,平成という近代日本における第3の変革期のまさに真ん中と言ってもいいのではないでしょうか。そういう時期における総合計画の見直しではなかったのかと思うわけであります。つまり,見直しの前提として何を置かれたのかということであります。  非常に私見的な言い方かもしれませんけれども,今私どもを取り巻く国,県,市とも世界一の債務を抱えております。さらなる債務の増大が避けられない財政運営を自治体も強いられているわけであります。我が国の構造改革はまだまだ道半ばでもありますし,この構造改革の途上で生活者,社会的弱者とも言うべき立場の人々から見れば,年金,医療,介護,障害者対策など社会保障制度を堅持するという我が国の制度改革のはざまで深刻なものがあります。また,最近の消費者物価は石油を初めとして,じわじわと物価の上昇が見られるわけであります。いざなぎ景気を超えたと言われますけれども,それはどこの話だという感じがしないでもありません。さらに,少子・高齢化の姿が町の中で具体的に見られるようになってまいりました。一方,行政のあり方として自助,共助,公助の考え方は一般の市民にはそれほど浸透しているようには思えません。何か起これば行政が何とかするであろうと頼ってしまう姿がそのまま残っている。市民との協働というのは名ばかりではないかと思うわけでありますが,言い過ぎでございましょうか。  私は今回の総合計画の改訂,見直しの中で以下の点をどのように対応されたのか,お尋ねしたいと思います。  1つ目は,改訂,見直しの前提は何であり,どこに置いて置かれたのかという点。  2つ目は,国,県との連携事業が市行政の中では大半を占めますけれども,今後5年間の財政をどのように踏まえられたのかという点。  それから,3つ目は市の全事業の事業仕分けのような試みはされなかったのかという点。これは市のすべての事業を自助,共助,公助の観点からこれは市民の皆さん一人一人自助の形で取り組む部分,またいろいろな団体等の共助の部分,そして本来の公的な部分という仕分けをする。そういう作業が改訂作業の前にされなかったのかという質問であります。  4つ目は,行政サービスとは何なのか,行政の本来の守備範囲はどこまでなのか,公務員が果たす本来の業務はどこまでなのかという,基本とも言うべき事項について論議はされなかったのかということであります。一時期,全国的にすべて行政に頼るという,何でもやる課という課を設ける時代もありましたけれども,こういう問題をきちんと整理せずに市民との協働を幾ら叫んだとしても私は無意味ではないかと思うわけであります。  5つ目は,坂川市長の掲げる人間力,地域力,産業力,これこそまさに総合計画の基本構想として掲げるものではないかと思うわけでありますが,どうでございましょうか。  6つ目は,福井市総合計画審議会の答申書の中で,児嶋審議会委員長が答申された3点というのは極めて的を射た内容と拝見いたしました。改訂にどのように反映されているのか,お尋ねいたします。  7つ目は,今さら申し上げるわけでもありませんが,福井市の具体的な事業というのは中期行財政計画により3年ごとのサイクルで検討が加えられております。その都度,社会全体の推移や各分野,各地区,地域,そして市民個々のニーズを判断しながら事業を進めるという中期行財政計画のやり方は,私は的確ですばらしいと見ているわけであります。しかし,今述べております総合計画の策定や内容については市民には非常にわかりにくい。ただし,目標結果を数値で把握し,進行状況を見ていくやり方は,これはこれで意義があるし,すばらしいと思います。そもそも総合計画は戦後の復興から全国の自治体が立ち上がって,ようやくいろいろな経済環境もよくなってきた昭和40年代ごろに国のかけ声で始まったと聞いております。10年単位で計画を立てて事業を進め,5年ごとに改訂作業をする,今回も数百万円という経費を使ってと聞いておりますけれども,このようなやり方は社会変化の激しい,そして変革,改革を急いで求められる今の時代に,総合計画のもとで進める行政手法は時代に合わないのではないかと思うわけでありますが,理事者の御所見をお伺いしたいと思います。  市全体の総括のようでありますけれども,総合計画見直しという機会をとらえて,行政のあり方,公的サービスとは何か,基本は何かという原点の確認作業をして,その中で改訂基本計画が出てくるものであり,また出すのが今日の時代認識,時代感覚ではないかと私自身自問自答しながら,今申し上げました。以上,7つの点について質問をさせていただきます。  次に,福井市の行財政問題についてであります。  1つ目は,間もなく各部局におかれましては平成19年度当初予算折衝の計画を立案され,財政当局がその取りまとめに入られるかと思います。平成19年度当初予算は坂川市長におかれましては最初の当初予算になりますが,その基本的な方針についてお尋ねしたいと思います。  2つ目は,市町村合併前との比較及び事業面や予算面での特徴的な変化はどのようになるのでしょうか。  市域が1.7倍にもなると行政経費は膨らみ,何かと大変であろうという見方を市民はしているわけでありますので,お聞きしたいと思います。  3つ目は,私は昨年と本年続けて決算特別委員会に参加させていただきました。その際にいつも気になっていたことでありますが,福井市のすべての会計を合算し,できれば財政指標として示せないものかと考えている一人であります。この点を踏まえて,財政の健全化のための財政指標についてお尋ねしたいと思います。  御承知のように,11月22日の全員協議会におかれまして福井市財政運営計画が示されました。その中で,向こう10年間における目指すべき水準として経常収支比率を95%以下とすることなどの財政指標が掲げられております。これらの指標はあくまでも普通会計ベースで試算されたものでありますし,全国の自治体の財政状況の比較などは統一した基準で算定されておりますので,これはこれで重要な指標であると思います。しかし,市民の目から見ると,やはり財政の一部としか見れないわけであります。同様の財政指標を下水道,ガス,水道事業会計,また各特別会計に求めることは性質上何かと無理があると思いますが,一市民の目線から見れば,やはり一般会計,特別会計,企業会計はすべて福井市の財政であります。今回の総合計画審議会の答申にもあるように,わかりやすい形で積極的に市民の皆さんに知らせていく意味合いからも全体会計から見た財政指標は大事なことではないかと考えるわけであります。理事者の御所見をお尋ねしたいと思います。  次に,行政改革方針についてお尋ねしたいと思います。  1つ目は,ことしの秋に示されました福井市行政改革の新たな指針の基本的な姿勢,スタンスというのはどこに置かれておられるのか。  市政運営が管理型なのか,経営型なのかということでありますが,近年,費用対効果とか経営感覚などが専門雑誌でも話題になり久しいわけでありますけれども,どのようなスタンスで行政改革を進められようとしているのか,お尋ねしたいと思います。  最後に,政策は政策,財政は財政,行革は行革,それを動かす組織は組織という縦割り行政によりばらばらで推進されていないかという問題についてお尋ねしたいと思います。  先月,行財政改革特別委員会で,四日市市を視察し,行革と財政と組織と政策がきちんと整理され,わかりやすい形で行財政改革を進めているという勉強をしてまいりました。その後の11月20日に行財政改革特別委員会の中で職員数を4.6%削減する計画が発表になりましたが,これは国の行政改革の方針,地方に行政改革を求める方針そのままでありますし,私からいえばコピーのように福井市職員削減計画として出されているのではないかとさえ思うわけであります。これは職員の削減の話ですが,このように見てまいりますと福井市は政策,財政,組織が一体になった行財政改革計画に本当になっているのでしょうか。さらに申し上げれば,これらの点に経営という理念,考えが入ってる計画であるのか。行政改革は何でも削ればいいというものではないわけでありますけれども,経営という理念が計画に入っているかについては行財政改革を進める根幹にかかわる部分でございます。この点についてお尋ねいたしまして,私の質問を終わりたいと思います。御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) 中谷議員の御質問のうち,私からは平成19年度の予算編成における方針,方向性についてと合併前との比較及び事業面,予算面から見て特徴的な変化は何かについてお答えいたします。  その前に,中谷議員からも私の公務復帰につきまして祝意をあらわしていただき,まことにありがとうございます。  仰せのように大病をした者のつらさあるいは不安,そうしたものを身をもって感じたわけでございますので,今後の政策運営にそうしたものを生かしていかなければと思っております。どうぞよろしくお願いします。  それではお答えいたします。  まず,市税についてでありますが,景気が緩やかに回復基調にあるとはいえ,先ほど仰せのように伸び悩んでいること,また地方交付税の不透明な動向などを勘案いたしますと,大幅な一般財源の伸びが期待できる状況には至ってございません。このような厳しい状況の中での予算編成になると考えております。  予算の編成に当たりましては,中心市街地の再構築はもとより,子供たちの生命を守ることを最優先とした学校校舎等の耐震補強事業,老朽化しつつある公共施設の計画的維持補修,そして先ほどからお話に出ておりますけれども,健全な財政運営の推進,中期行財政計画や行政改革の推進,市税の収納率の向上など歳入確保にも努力をしてまいる所存であります。  次に,合併前との比較及び特徴的な変化は何かということでありますが,合併により管理すべき公共施設が増加し,また防災情報システムなどを初めカバーすべきエリアがふえたということもございます。これらにより,市域の拡大に伴う財政需要が増加をしております。また,公民館その他施設の整備につきまして,そのレベル,水準を平準化するために新たな経費も必要となっております。これらに対応するため,普通交付税額の合併算定がえや,あるいは特別交付税の特例措置,また美山,越廼両地区における過疎債の活用,さらには御存じのごとく合併特例債など国の合併に係る優遇制度を最大限に活用し,今後も美山,越廼,清水各地区の豊かな資源を生かし,新福井市として一体感を醸成してまいりたいと存じております。  負担がふえたことは事実でありますが,福井市といたしましても越廼地区のような海岸部の新たな魅力,そして清水地区の豊かな緑,田園,そして美山地区の森林,こうしたものを新たな福井市の地域力として,観光のみならずいろいろな点で福井市の収入増につなげるような施策を順次進めていかなければならないと存じておりますので,どうか議員各位には御理解賜りますようにお願い申し上げたいと存じます。  (財務部長 八木政啓君 登壇) ◎財政部長(八木政啓君) 私の方からは福井市の行財政問題についてのうち,健全財政のための財政指標についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり,総務省の示します各種財政指標は全国の自治体の財政状況を比較するために,いわば同一の土俵を設けることから普通会計をベースに算出されております。したがいまして,全会計におけます財政指標の必要性は承知しつつも,財源や繰出金の取り扱いなど整理すべき事柄が多岐にわたることから,経常収支比率や公債費比率などの指標を全会計に求めることは困難となっているところでございます。  しかしながら,地方分権の進展に伴い責任ある地域経営が地方公共団体に求められていることから,国におきまして内部管理強化と地域住民へのわかりやすい財務情報の開示の方策の研究が進められておりまして,近い将来に議員御指摘の指標等も示されるのではないかと考えているところでございます。  なお,従前から総務省の基準によりまして,各会計の決算の調整に合わせて福井市バランスシート等を作成しており,その中で福井市の全会計のトータル資産と負債等の状況については公表いたしておりますので,御理解いただきたいと存じます。  (企画政策部長兼総務部長 吹矢清和君 登壇) ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 引き続きまして福井市の行政問題についての御質問のうち,自治体管理型から経営型への転換などにつきましてお答え申し上げます。  事業手続や事務処理に重点が置かれたいわゆる統治管理ではなく,費用対効果の重視,収入を見込んでの支出など経営感覚を持った市政運営は大変重要な視点であると考えてございます。本市におきましては,平成10年度に当時としては全国に先駆けて財政健全化計画を策定し,その中の柱として歳入に見合った歳出を掲げまして,また平成11年度からは事業別予算とともに事務事業評価制度を導入いたしました。さらに,平成14年度からスタートしました第五次福井市総合計画におきましては,目的の体系や数値目標の導入を行っております。これらは事業をあらかじめ定めた管理型から社会経済情勢,財政状況などを勘案しながら事業を選択し,また成果重視と説明責任の視点を取り入れて市政運営を行うという経営型への姿勢を示しているものでございます。  一方,行財政改革や各種施策の推進に当たりましても,できるだけ横の連絡を密にするよう心がけておりまして,また全庁的な体制の構築にも努めております。しかしながら,制度としてシステム化されていない部分,すなわち計画,実行,点検,見直しのいわゆるPDCAサイクルにおいて不十分な点があることも認識してございます。こうしたことにつきましては,経営という理念をもって現在検討中のマネジメントシステムの構築の中で改善してまいりたいと考えている次第でございます。  次に,第五次福井市総合計画の見直し,改訂基本計画について,幾つかの観点からお尋ねでございますので,お答え申し上げます。  第1点は,改訂の前提についてでございます。  21世紀を拓くふくい創造プラン第五次福井市総合計画は,平成14年度から平成23年度までの市政の羅針盤として策定されているものでありまして,個別の事業ではなく目的を示した体系にしたこと,成果を進行管理できるように数値目標を設定したことなど,多くの市民の皆様の英知を結集した計画となっております。しかしながら,市町村合併や国,地方をめぐった多岐にわたる制度改革,自然災害の多発,少子・高齢化の急速な進行など,想定以上に社会経済情勢の変化が生じておりまして,また数値目標についても見直す必要が生じてまいりました。こうしたことから,目的の体系などの骨格はそのままに現状や課題などを見詰め直しまして,また基本柱,中柱,内容,数値目標などの各項目について削除,修正,追加するなど,時代の要請にこたえた改訂を行った次第であります。  第2点は,今後5年間の財政をどのように踏まえたかでございます。  本市の総合計画では,施策の目的や方向性をお示しし,具体的な事業や手法,事業費につきましては実施計画であります中期行財政計画,また毎年の予算において具体化していくこととしております。今回の改訂に際しましては,あわせて財政運営計画も策定しまして,この中で健全財政計画と中期行財政計画をお示ししているところでございます。  財政見通しにつきましては,今後5年間程度においては財政指標も悪化するなど非常に厳しい状況でありますけれども,健全で持続可能な財政構造を確立していけますよう,向こう10年間の財政収支試算を作成しております。  また,財政指標の目指すべき水準を設定しますとともに,これを達成するための実践プログラムとして事務事業の取り組み,歳出の削減,歳入の確保についての方針を設定しておりまして,健全財政の維持に向け不断の努力を重ねていくこととしております。  3点目の事業仕分け,4点目の行政の守備範囲などにつきましては,密接な関係がございますので,あわせてお答え申し上げます。  事業の仕分けについては,多種多様な取り組み方法がありますけれども,本市においては事務事業評価システムと施策進行管理システムを導入しております。今後も他市のよい実例も参考にしながら,また御指摘をちょうだいしました自助,共助,公助の視点も持ちまして制度を改善し,取り組んでまいりたいと存じます。  一方,行政改革の新たな指針の項目として掲げている事業の見直しでは,予算編成の過程などにおきまして市が提供すべきか,民間に移行できないかなど5つの視点に基づきまして見直し作業をすることとしております。  なお,行政の守備範囲などについての議論につきましては,総合計画審議会におきましてもなされた経過がございます。  第5点は,市長の掲げます人間力,地域力,産業力が総合計画の基本構想として掲げるべきものではなかったかでございます。
     総合計画は,中・長期的な市の方向を示して計画行政を推進するもの,マニフェストは任期中に行う具体的な事業を掲げたものとそれぞれの性格を有し,双方が補い合う関係にあると考えます。  そこで,今回の改訂とマニフェストの関係ですが,改訂のポイントとして6点を上げておりまして,いずれも地域力,人間力,産業力にかかわるものでございます。すなわち中心市街地の再構築,自然災害の防止,危機管理は地域力を,子供の安全,安心,少子化への対応,超高齢社会への対応は人間力を,産業の活性化は産業力をアップするものでございます。  第6点は,総合計画審議会からの答申書をどう反映していくかでございます。  答申書においては,3つの附帯意見が付されております。1番目,将来展望を見据えた施策展開,2番目,連携,協働の推進,3番目,効果的かつ効率的な行政運営など,いずれも重要な視点でございます。改訂基本計画の推進に当たりましては,財政運営計画,予算,行政評価などを通しまして御意見の趣旨に沿いつつ,積極的に取り組んでいく考えでございます。  第7点は,総合計画やその手法は有効かということでございます。  総合計画のうち基本構想については,昭和44年の地方自治法改正により法定化されたもので,多くの市町村で基本計画を加えるなどして,総合計画を策定しています。確かに四次計画までのように個別具体的な事業を10年計画として示すようなことは時代に合わなくなってきているように思われます。しかし,市の目指すべき方向や組織としての一定の目標を示すことは重要であろうかと存じまして,目的の体系を導入しました第五次計画の手法は社会経済情勢の変動の多い現在におきましても有効ではなかろうかと考えている次第でございます。  また,市民の皆様への周知につきましては,概要版の全戸配布,市政広報などにより努めてまいります。今後も的確な時代認識を持ち,絶えず行政サービスの基本を見詰め直しながら市政運営に当たってまいりたいと存じますので,御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。 ◆36番(中谷勝治君) 自席で要望いたします。先ほどの市のすべての事業の事業仕分けという表現がいいのか,悪いのか,国が使っているものですから,私の方からもそういう使い方をさせていただきましたが,例えば指定管理者制度というものができて,公共施設を民間等にゆだねることは事業仕分けの中の一つの結果かなと思います。しかし,こういうテーマは常にやっておかないといけない問題と私は認識をしております。  そして,例えば保育園の民営化,基本的には大賛成ですけれども,地域によってはきちんと公的にフォローしなければならない保育所もあるわけです。その辺のことも視点に置いての話ですが,すべてこういう仕分けをする中で,中期,長期的にイメージするのは非常に難しい課題がいっぱいありますけれども,やはり市民の皆さんに本来はこういうものは民間にゆだねるとか,またNPOなどが育ってくればの話ですが,そういう分野にゆだねるとか,また今までは行政が税金を使ってやっていたけれども,そろそろ市民一人一人の皆さんの自助努力にお願いしたいとか,そういう形を示すことも私は必要な時代,時期に入ってきているのかなと思います。  そして,先ほど少し申しましたが,私たちが市民の皆さんと話しましても,何でも行政がやってくれるとか,頼みに行けという感じにいまだになっていると思うんです。いや,ちょっと待てよ,役所に話を持っていく前に我々でちょっと考えてみようじゃないかとか,調べてみると市もそういう方向性を打ち出しているぞとか,そういうお互いにやりとりができるようなものを各事業の中で整理して,そして社会の動きとともに具体化させる,するものはするとか,それから中期行財政計画の中でこれは外しますとか,そういうやりとりをやっていく。先ほど経営ということも申し上げましたし,答弁にもございましたけれども,そういうことが非常に大事になってくるなという思いでございますので,こういう意見をまた参考にしていただければありがたいかなと。  いろいろなことに詰まってきて,どうしようもなくなってしまった夕張市のように,もうだめなんですというものを抱えているのではないかという不安を持って市民の皆さんは生活しておられることは間違いなわけでございますので,事業のあり方として仕分けという表現を使いましたけれども,大事な視点としてやっていただきたいという思いで要望にさせていただきます。 ○副議長(吉田琴一君) 次に,3番 今村辰和君。  (3番 今村辰和君 登壇) ◆3番(今村辰和君) 政友会の今村でございます。  質問に入ります前に,一言私の思いを申し述べさせていただきたいと思います。  坂川市長におかれましては,6月臨時会終了後約5カ月間にわたり長い病気療養生活を過ごされ,このたび元気に公務に復帰されましたことは,私たち議会また福井市民にとっても朗報であったことと思います。しかし,市長自身からの復帰会見でも申されたように,今後も治療を続けながら公務をこなしていかれるわけであり,これから先も公務,治療と大変厳しい生活環境を強いられるのではと思いますが,今まで以上に健康管理には十二分に御留意をされまして,さらなる福井市発展のために頑張っていただきますことを一言申し述べさせていただきまして,私の質問に入らせていただきたいと思います。  それでは,通告に従いまして4点の質問をさせていただきます。  まず,第1点目はそばまつりinみやまの事業開催についてであります。  去る10月29日,すがすがしい秋晴れのもと,そばまつりinみやまが木ごころ文化の郷で開催されました。このそばまつりは,美山地区で生産されるそばを県内外に広め,地域づくりの活性化の推進を図る目的でさまざまな地域団体の参画をいただくとともに,美山総合支所の職員の御支援もいただきながら開催されたところであります。私ごとでありますが,当日は私も羽生地区の一員としてそば打ちをさせていただきました。また,美山地区文化祭もあわせて開催され,参加入場者も1万人を超える盛況ぶりでありました。御支援をいただきました関係各位には心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。  さて,福井が生んだ偉大な劇団民芸の育ての親でもあった宇野重吉氏はつくも町にある三井屋のおろしそばの味わいと懐かしさを福井弁で全国にPRしたことで,越前おろしそばが全国に知られることになりました。さらに,福井市民の誇り百選にもおろしそばが位置づけされており,まさに福井の市民食と言っても過言ではないほど愛されております。しかし,福井市ではこのおろしそばを活用した事業展開が組織的に行われていないように感じてなりません。  坂川市長マニフェストの観光客誘客の推進では,新たな観光資源の再発掘と誘客のための施策を戦略的に実践できるよう,体制,計画づくりを進め,平成21年度までに観光客の1割アップを目指すと位置づけられております。それを受け,ことし8月には市民に示された部局マネジメント方針に福井市旅行商品化推進事業が掲載され,その内容として福井の食と健康,長寿を意識した付加価値のある商品企画化を条件とした旅行商品化を進めるとされております。  これらの観点からも,既存のもので利用価値のあるものが越前おろしそばではないかと考えます。したがいまして,観光振興の観点から,もっとおろしそばの全国PRを戦略的に実施していくべきではないかと考えますが,御所見をお伺いいたします。  ところで,今回のそばまつりinみやまの事業開催は,合併協議の過程から旧美山町の要望を受け福井市に引き継がれたと聞いており,感謝いたしております。しかし,合併後は美山地区での単なる地区行事という理解と位置づけであるならば,大変心寂しいものを感じております。合併により旧美山町の事業を継承したわけですが,合併の効果を生かすためにも新福井市としてはもっと戦略的に活用すべきではないかと考えます。例えば春のふくい春まつり,夏のフェニックスまつりにつなげ,秋のそばまつりを観光行政の面から位置づけ,見直すことが必要ではないかと考えます。そして,将来は単なる地域行事としてではなく,美山地区をメーン会場として福井市民がこぞって楽しめるよう,全市的な立場へ脱皮していくような取り組みが必要と考えますが,あわせて御所見をお伺いいたします。  次に,第2点目として美山地区の資源ごみ回収についてお伺いいたします。  現在,旧福井市では日常の廃棄物収集においてプラスチックごみ,空き缶,空き瓶,乾電池,ペットボトル及び段ボール,紙製容器等を資源ごみと位置づけ,市民の皆様の分別協力のもと,ごみの減量化や資源の有効活用のため真摯に取り組んでおられます。収集した空き缶,空き瓶の売却代金は市民に全額還元し,ごみカレンダーの作成,ごみネットの購入,さらにごみステーションの美化費用などに充てられ,さらには市民のリサイクルやごみ減量に対する意識の向上を図る福井市地域リサイクル推進美化協力金交付制度や古紙回収を行う団体に古紙回収量に応じて補助金を出すなど,学校,保育園,ひいては自治会や子供会に至るまでリサイクル活動への参加を促進している福井市古紙等回収奨励金交付制度など,さまざまな政策をあわせて実施され,大きな効果を上げておられるものと思います。  2月1日の合併により,美山地区におきましては空き瓶,乾電池は収集日前日にコンテナやバケツを設置し回収する方式に変わりましたが,基本的には平成18年度は激変緩和ということで旧美山町時代の分別回収区分をほぼそのままに適用し,廃棄物回収が行われているところであります。しかし,合併協議において平成19年4月1日からのブラスチックごみ分別収集開始,そして平成21年4月からは分別品目の統一がうたわれています。さしあたって,目前に近づいているプラスチックごみ分別回収は美山地区の住民が可燃ごみとして出しているものの中からプラスチックごみを分別するわけでありますが,汚れたもの,アルミコーティングがされたものは対象外など,なれないうちはなかなか分別が難しいものがあります。さらに,今後始まるであろう段ボール,紙製容器の分別におきましても住民の皆様が対応できるようになるまでにはある程度の混乱が生じることも予測されます。しかし,これからの廃棄物問題,環境問題を考えたとき,これら資源ごみの分別回収を避けて通ることはできません。今後の分別収集やリサイクル等を勘案すると,合併地区におきましてもごみの減量化やリサイクルに向けた行政としての考え方を明示し,住民のごみ問題に対する意識改革を進め,住民の皆様方の御協力を要請すべきと考えますが,資源ごみ回収の今後の具体的な取り組み方についてお伺いいたします。  また,新たな分別収集が始まる場合,市の広報紙を初め,あらゆる機会を利用して地区住民に対しての周知を行わねばならないと思いますが,どのような方法をお考えでしょうか。  さらに,美山地区は人口に比べ面積が非常に広く,収集にも時間や手間がかかるのではないかと思います。資源ごみの分別収集開始で収集業者の稼働日数もふえて,これまでのような現場での状況に応じたきめ細かな回収や作業に係る安全性等が後回しにされ,事故などが起きる可能性も懸念されます。収集業者への対応についてあわせてお伺いいたします。  次に,第3点目として第60回全国植樹祭についてお伺いいたします。  福井市が開催を待ち望んでおりました平成21年度全国植樹祭の会場を決める最終協議が11月16日開かれました。その結果,メーンの式典会場には福井市の一乗谷朝倉氏遺跡が,また植裁会場には福井市脇三ヶ町と福井市朝谷町が選ばれたところでございます。旧美山町では平成17年10月に県あてに誘致を要望した経緯がありますが,美山地区の朝谷町が選ばれたことは市当局の強力な働きかけもあったものと感謝いたしております。  また,決定後時間もそれほどたっておらず,県の実行委員会との関係から困難な面もあるとは思いますが,市としては周辺環境整備も含めましてどのようなコンセプトでこの事業開催を考えておられるのでしょうか。組織体制も含めた現時点での考え方をお伺いいたします。  さらに,第五次福井市総合計画では,市民と行政が連携,協働し,責任をともにする市民参画のまちづくりが基本理念として位置づけられております。また,坂川市長は行政と地域住民がスクラムを組み,地域力,産業力,人間力アップをマニフェストにも掲げられておられます。私はこの観点からも植裁会場への苗植えについては地域住民も巻き込み参画できるようなイベントも考慮していただきたいと考えておりますが,御所見をあわせてお伺いいたします。  なお,現在国道158号線の上新橋から境寺までの道路改良工事が進められておりますが,植裁会場周辺のアクセス道路や周辺地域の整備につきましても国,県に対しまして積極的な働きかけをお願いいたしたいと思います。  最後,第4点目につきましては,木ごころ文化ホールの指定管理者制度導入についてお伺いいたします。  去る11月27日,第3回目の美山地域審議会が開催されまして,私も同席をさせていただきました。今回は幾つかの協議事項がある中で,公の施設に関する今後の管理運営のあり方についての案件が提示されました。既に美山地区の体育施設については,平成19年4月からの指定管理者制度導入の移行に向け募集が行われたところであります。今後美山地区の12の施設については,来年3月までに管理運営方針を決めていきたいとのことでありましたが,合併も含めた行財政改革の流れの中ではやむを得ないと基本的には理解をしておるところでございます。しかし,当日の地域審議会では木ごころ文化ホールについて,次に述べるような意見が出されております。この施設は木ごころ文化ホール,美山公民館,美山図書館という複合施設の形態になっており,所管課も文化課,生涯学習課,図書館と分かれております。地域の文化振興と利用者の利便向上の観点からこのホールを美山公民館の附属施設として位置づけてほしいとの要望が出されておりました。現在,このホールは単純に収入と支出のみを比較すれば赤字になっておりますが,私は地域の文化振興は地域力と人間力アップにつながっているものであり,効率性のみで論ずるべきではないと思っております。さらに,本年4月からは指定管理者制度に移行した福井市文化会館と同列の位置づけをするべきではないものと考えております。  このような意味からも,文化の振興と行財政運営のバランスは地域性を考慮して行うことが望ましいと考えています。しかし,公民館としてのホールの貸し出しについては幾つかの課題があることもお聞きをしております。今後の木ごころ文化ホールの指定管理者導入についてどのように考えておられるのか,御所見をお伺いいたします。  以上,4点の質問をさせていただきました。市当局の誠意ある回答を求めまして,私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) 今村議員の何点かの御質問のうち,私からは3点目の第60回全国植樹祭についてお答えしたいと存じます。  また,今ほどは今村議員からも私の公務復帰へのお祝いとまた今後の病気療養についての御配慮をいただき,本当にありがとうございます。おかげさまで元気でありまして,毎日美山のそばかどうかわかりませんけれども,市役所食堂からお昼にはおろしそばを運んでいただいて頑張っておりますので,よろしくお願い申し上げます。  さて,このたび平成21年に開催されます第60回全国植樹祭の開催地が本市の一乗谷朝倉氏遺跡を中心に決定されましたことは,私自身が市長マニフェストに掲げたことでもあり,また県議時代には旧美山町からもいろいろな御意向も聞いておりまして,そういった意味では大変に喜ばしいことであり,歓迎をいたすところであります。  皆様も御存じのこととは存じますが,全国植樹祭は豊かな国土の基盤である森林,緑に対する国民的理解を深めるため,天皇,皇后両陛下御臨席のもとに開催される国土緑化の中心的行事でございまして,昭和25年に第1回が開催され,その後毎年開催されております。福井県におきましては,昭和37年に第13回が旧丸岡町において開催されて以来となりますので,47年ぶりの開催となります。  本市といたしましては,平成16年7月の福井豪雨により旧福井市市街地も含め一乗地区,そして今仰せの美山地区において未曾有の被害を受けたところでございまして,私も当時それこそ朝倉氏遺跡を含む一乗地区の城戸ノ内,あるいは浄教寺に赴きまして,朝倉氏遺跡資料館では笏谷石の大きな石像が建物の前から後ろの方に10メートル近く流されている,大変な水の勢いだなと,そして復原町並の武家家敷を本当にたくさんのボランティアの方々で磨いていただいて,その泥あかを落としていただいたこと,あるいは旧美山町において当時町議会議員であった今村議員ともたびたびお会いいたしましたけれども,たくさんの方々,地元の方々が本当に不屈の気概,それこそフェニックスの精神で立ち向かったこと,そしてあわせて全国から多くのボランティアの皆様方の御支援で本当に予想以上に早く原形に復旧したことを本当にありがたいなと思っておりますし,こうした災害を乗り越えたという,復元をしたという姿とあわせて今後の植樹,植裁のあり方,森林保全という観点から,ある意味では都市を守るという意味も含めてこれからの森林事業を考えていただくきっかけにするために,今回福井県で,また我が福井市で開催されることの意義はまことに大きいものだと存じております。  あわせて,今ほど申し述べました一乗谷朝倉氏遺跡は国の特別史跡であり,またそのうちの湯殿跡庭園は特別名勝であります。この2つを具備しているものは全国でわずか数カ所しかないわけでして,こうした福井市の宝というべき一乗谷朝倉氏遺跡を全国にアピールするよい機会であると思います。もちろん森林の持つ国土保全機能の重要性を全国に,この災害に遭った福井だからこそという観点から全国に発信してまいりたいと考えております。  県におきましては,年内に「未来へつなごう 元気な森 元気なふるさと」を開催テーマとする基本構想を発表し,来年度に基本計画を策定することになっております。本市といたしましても,この全国植樹祭が本市の誇れる観光や歴史,文化,さらにはそばを初め,おいしい特産物やおいしい食材を全国の皆様に知っていただく絶好の機会であるととらえ,万全な体制のもと,県と緊密な連携を図りながら,意義ある全国植樹祭にしてまいりたいと考えております。もちろん地域住民の皆様はもとより,多くの福井市民の皆様方が御参画いただけるよう工夫を凝らし,そうした事業とするよう考えてまいりたいと存じております。議員各位を初め,市民の皆様の御協力,御支援をいただきますようお願い申し上げます。  なお,他の質問につきましては担当部長からお答えいたしますので,よろしくお願いいたします。  (商工労働部長 道下洋一君 登壇) ◎商工労働部長(道下洋一君) 私の方からはそばまつりinみやまの事業開催についてお答えいたします。  まず,観光振興の観点からの戦略的な全国PRについてでございますけれども,本年8月にリクルートが行いました宿泊旅行調査で福井県が食の満足度1位に選ばれました。食の満足度が全国トップとなりましたことは,食を売り物といたします福井市にとりましては全国にPRする絶好の機会であるととらえております。本市といたしましても,この11月には新そばとカニ漁解禁の時期に合わせまして全国紙の新聞による全面広告を初め,旅行雑誌への掲載,関西,中京地区へ出向宣伝隊の派遣を実施いたしました。また,本市の観光資源を活用する11企画45本にわたります旅行商品化推進事業の中でも,福井のおろしそばやカニなど食と健康をルート化いたしました旅行企画を戦略的に推進するなど,これまで以上のPRを展開しているとこでございます。今後とも越前おろしそばや福井の食の知名度を高め,福井のイメージアップと観光客誘客に努めてまいりたいと存じます。  次に,そばまつりinみやまの全市的な祭りへの取り組みについてでございますけれども,現在観光誘客や交流人口の拡大を図るべく実施しております春まつりや夏のフェニックスまつりにつきましても,今後は行政主導からの脱却を視野に今見直しを考えております。市町村合併によりまして市域が1.7倍と大変広くなりました。これからはイベントの開催のみならず,すべての面において地域の力がさらに必要になり,また行政としてもお力をおかりしなければならないと考えております。  さて,御案内のとおりそばを主体といたしますイベントは,福井市では殿下町,県内でも越前市や坂井市を初め,県内各地で開催されております。このそばまつりinみやまもその一つでございまして,県内あるいは市を代表する祭りに発展するためには,一過性のイベントにとどまらず,そばの生産拡大やそば打ち体験の充実によります消費拡大を図るなど,例えばそばと木を生かした郷づくりといった地域ぐるみの取り組みが重要であろうと考えます。いずれにいたしましても,地域の力をさらにアップする活動やもてなしの心の醸成はまだまだ足りませんので,本市といたしましては観光産業等につながる取り組みにつきまして,積極的に支援してまいりたいと思いますので,御理解いただきたいと思います。  (市民生活部長 大塚義博君 登壇) ◎市民生活部長(大塚義博君) 美山地区の資源ごみ回収の質問についてお答えいたします。  1点目の資源ごみ回収の今後の具体的な取り組みについてでございますが,収集品目につきましては合併協議項目におきまして美山,越廼,清水の3地区とも平成21年4月から福井地区の分別品目に段階的に統一することとされておりまして,現在そのための準備を進めているところでございます。  現在,美山地区を含め合併3地区においての資源ごみの分別収集に関しましては,プラスチック製容器包装と段ボール,紙製容器包装の分別が行われていないことから,これらの分別を実施することが必要でございます。その第1段階といたしまして,合併3地区で平成19年4月からプラスチック製容器包装の分別収集の導入に向け準備を行っているところでございます。また,残りの段ボール,紙製容器包装の分別収集につきましても,平成20年度中の導入を予定しているところでございまして,平成21年4月から市全体で分別収集を一元化したいと考えております。  次に,2点目の分別収集の広報についての御質問でございますが,これまでにも各地区での住民の方が集うイベント会場などでプラスチック製容器包装の分別収集に関します展示コーナーを設けて広報を行ってきたところでございます。今後は年明けの1月ごろから計画的に美山地区を含めた3地区の各自治会を対象といたしました住民説明会や必要に応じて各種団体を対象とした説明会を開催してまいる予定でございます。  なお,実施前まではごみカレンダーの配布をするとともに,実施後でありましても市政広報などで広報することはもとより,自治会などへの追加説明にはいつでも応じてまいりたいと考えております。  また,説明会開催の折には具体的な分別内容のチラシの配布や実際に分別をする容器見本を提示しながら説明を行ってまいりますので,地区の皆様方には分別に御協力のほどよろしくお願いいたします。  最後に,収集業者への対応についての御質問でございますが,来年度から新たな分別収集品目がふえますことから,今後委託事業者に対しますプラスチック製容器包装の分別に伴う作業,その手順及び収集方法につきましての説明会を行うことや一般廃棄物収集運搬及び処分業者向けの講習会受講への指導を行って,収集作業の安全などを確保してまいりたいと考えております。  (教育部長 田中利憲君 登壇) ◎教育部長(田中利憲君) 木ごころ文化ホールの指定管理者制導入についてお答えいたします。  木ごころ文化ホールは,平成9年11月,旧美山町民の文化芸術の活動拠点また中央公民館や図書館など社会教育機能をあわせ持つ複合施設として開館されました。本年2月の合併後も,主に美山地区の各種文化団体がホール,特にリハーサル室を使用いたしております。しかし,このような公の施設につきましては,平成15年の地方自治法の改正によりまして公の施設の設置目的を効果的に達成するため,指定管理者に当該施設の管理を行わせることができることとなりました。  指定管理者制導入については,地域性を考慮して行うことが望ましいとの議員の御意見でございますが,この木ごころ文化ホールにつきましても行財政改革の流れを受けまして全庁的な公の施設に関する管理運営の方針にのっとりまして有効活用のあり方について今後検討してまいりたいと考えておりますので,御理解をお願いいたします。 ◆3番(今村辰和君) いろいろありがとうございました。要望とさせていただきますが,全国植樹祭は県が主体となる事業と思われますが,メーン会場になります一乗谷朝倉氏遺跡周辺,そしてまた植裁会場になります脇三ヶ町,朝谷町の周辺環境整備,景観整備,これを今後も市からも強く要望していただきたいと思っておりますので,どうか今後ともよろしくお願いいたします。 ○副議長(吉田琴一君) 次に,10番 高田訓子君。  (10番 高田訓子君 登壇) ◆10番(高田訓子君) 市民クラブの高田でございます。  坂川市長の御回復,そして復帰を心配しておりました多くの市民の方々と御一緒に心からお喜びを申し上げながら,またうれしく思いながら,通告に従いまして5点ばかり質問させていただきたいと思います。  まず,福井市政の経過と今後の方向につきまして平成18年度事業の進捗状況についてお伺いいたします。  今年度新たに発足した坂川市政は数々のマニフェストを公表されまして,市民に多くの政策を公約されましたが,市長御自身が病気になられて長期にわたり市政を直接指示することができなかったため,事業が計画どおり進んでいるか心配しておりました。この間は市長もさぞかしもどかしい毎日であったろうと推察をいたしておりましたが,今日のように都市間競争が激しく,問題の山積みする本市政におきましてはスピードを落とすわけにはまいりません。東村副市長を筆頭に各部課長はこの間一丸となって取り組んでこられたことは私も承知しておりましたが,今年度も余すところ3カ月となってしまいました。  そこでお尋ねいたします。  マニフェストふくい「誇りと夢」プランの平成18年度実行計画の中の新規事業のうち,現在どれだけが完了しているのか,また幾つが実施中か,さらに幾つが未着手となっているのか,そして未着手や未完のものにつきましてはその理由と今後の計画をお聞かせいただきたいと思います。  今ほど中谷議員さんから大きな視点に立ちまして御質問がありましたので,私の方は各論でお答えいただきたいと思います。  次に,オープンな市政の中で市長は活力みなぎる市政を掲げておられますが,このためには2,600人以上の職員がまずはやる気を持って臨むかどうかが,その成否のかぎを握っているのではないでしょうか。  先日テレビで報道されておりましたが,神奈川県庁では来年度から職員にやる気を出させる方法として,1つ上のポストを目指すポストチャレンジ制度,やりたい仕事を希望するフリーエージェント制度を実施するということでありました。本市におきましても,今日までには既に異動時にはやりたい仕事を希望するための自己申告制度を設けておられます。出先機関も含めまして,160以上の所属に及ぶ大世帯におきまして,自分のやる気でもって選択ができるこの制度は,私も大変歓迎しておりましたので,現時点での状況及び今後に向けて改善点があればお聞かせいただきたいと思います。  ところで,昨今の職員の中にはもうこれ以上の上のポストは要らないという声も聞かれるわけですが,私はあえてこれらは本音ではないと存じております。どのような困難な状況であっても自分で創意工夫しながら逆境を乗り越えられまして,その達成感を述べられる職員も数多くおられるわけでございます。つきましては,活力みなぎる開かれた市政運営には,思い切って自分みずからが1つ上のポストを目指すという制度を導入されまして,職場に新しい風を吹き込むのも一つの策と考えますが,市長の御所見を伺います。  続きまして,第五次福井市総合計画における取り組みについてお伺いいたします。  過日の全員協議会の席上,21世紀を拓くふくい創造プラン第五次福井市総合計画の改訂につきましてお示しいただきました。  この計画は,平成14年から平成23年までの10年間に人と人,人と街,人と自然,人と文化が共生・調和するまちという4本の柱を基本目標として,住む人の立場に立ち,我々市民が主役で市民が満足できる町をつくっていこうという趣旨のもとにつくられました本市の骨格とも言うべき大変重要な計画でございます。5年目の中間点を迎えた今,これまでの成果を検証し,施策の体系や数値目標が新たに設定されました。  そこでお伺いいたします。  1つ目は改訂に至るまでの市民参画と関係各課による全庁的取り組みについて,2つ目は市長のマニフェストによる新規の施策事業を初め,大幅に変更した事業,または変更を余儀なくされた事業等につきまして,さらには今後の展開手段につきましてお答えください。  さて,続きましては今日まで本市が強力に進めてこられました男女共同参画社会づくりと少子化対策について,今回の第五次福井市総合計画「改訂基本計画」の内容をもとに提案及び質問させていただきます。  まず,女性が能力を生かせる社会をつくるという基本柱の中で,女性の視点を生かしたまちづくり推進のため,今回の改訂では市政へ女性の提言機会の拡大が新たに設定されたわけであります。坂川市長は市長と女性たちが気楽に語り合うふくい女性サロンの企画を初め,女性の感性や視点をまちづくりに導入するための女性まちなかウオッチャー,私や小林議員も入らせていただいておりますが,100人を委嘱され,提言に向けて開催するなど,非常にうれしい限りでございます。  そこで提案ですが,これらを一層内容の濃いものとするために,福祉,環境,教育,都市整備など多岐にわたる市の行政分野につきまして継続した学習会を立ち上げ,その成果は市長への提言とするというのはいかがでございましょうか。  意欲のある女性市民の方々が市職員の担当の方から現状と課題をつぶさに学び,施設や現場を見学し,職員への聞き取り調査や話し合いを重ねて政策立案につないでいくことは極めて本市の実情に立脚したきめの細かい提言が多くの分野で生まれるのではないでしょうか。  来春オープンの地域交流プラザの主催事業としてぜひ期待するところですが,御所見を伺います。  続きまして,少子化対策についてお伺いいたします。  平成11年4月に全国で初の行政機構として新設されました男女共同参画室・少子化対策センターですが,まずは少子化の背景を探る目的での市民意識調査に始まる数々の施策を打ち出された結果,全国では唯一合計特殊出生率の上がった福井県として大きく報道されたことは記憶に新しいところであります。  ところで,この少子化対策,国も前内閣から最重要課題の一つとして検討されてきましたが,ヒット施策はなかなか困難のようでございます。このことは本市の調査結果が分析をしておりますように,少子化の要因が結婚,仕事,子育て,教育,保健,医療,そしてこれらの根底には経済の諸問題とまだまだ解決しなければならない男女共同参画問題が横たわっているという,極めて複雑な要素,要因が多いからでございます。今後もますます人口減少が続き,このままでは2100年の日本の人口は現在の半分になると予測されております今日,本市もさらなる施策が肝要でございます。  このためには,現在は副市長を本部長とする少子化対策本部を実効性あるものとするために,今後は本部長を市長とされまして全庁的な取り組みの中から,一つでも新しい福井市独自の施策が生み出されることを願うものでございます。独創性豊かな市長の御所見をお伺いいたします。  続きましては,来春オープン予定の地域交流プラザの中に設置します新しい中央公民館についてお尋ねいたします。  本市の公民館制度とその活動は,今日まで市職員の方々はもとより,身を粉にしてのボランティア精神にのっとった多くの公民館主事さんたちに支えられまして,人づくり,まちづくりに大きな貢献をしてまいりました。現在ではさらに自治力の差が地域や市の将来をも左右する時代でございまして,その意味からも公民館の果たす役割はますます重要なものとなっております。  そこで,まず中央公民館の位置づけについてお伺いいたします。  現在は地区公民館が49館で,市全域を対象とする中央公民館が1館です。新しい中央公民館は県都福井市の玄関口にあるという立地条件を生かした事業内容とともに,49公民館のネットワークの中心となって情報提供,各種相談,リーダー養成など地区館との連絡協力関係を密にしてリーダー的役割を果たすことが肝要と考えますが,ここで改めて新しくできる中央公民館の位置づけ,そして役割についての御所見をお伺いいたします。  続きましては,公民館の職員及び運営体制についてお尋ねいたします。  中央公民館は,多様な学習機会を提供することにより,住民の学習需要にこたえる社会教育施設でございまして,各種教育事業の実施,市民の生涯学習活動への支援,地区公民館との連絡調整という現在の役割に加え,開館を目指して準備されておられます福井学の推進を初め,新たな学習プログラムの開発,また学習相談や情報収集,リーダー養成のための研修などの機能の充実など,新しい中央公民館に対する期待や希望は限りがないわけでございます。また,一方では勤労婦人センター,勤労青少年ホーム,青年の家の講座機能のほとんどを中央公民館事業としていくとお聞きをしているわけです。  そこで,これら市民の熱い期待にこたえるべく主事の勤務時間が午前9時から午後9時までという交代勤務の中で,職員体制をどのように現在考えておられるのか,お伺いいたします。  ところで,これらの多種多様な事業の遂行とともに,ひいてはよりよい福井市のまちづくりへも連動せねばならない実務者としての主事の役割は最も重要でございまして,問題意識を持ち,豊富な経験を有する方々でなければとても所期の目的を達することは不可能です。  そこで,これら主事の選考は従来の地区公民館と同じ募集選考ではなく,専門性や経験を重視した方向をとるべきと思いますが,御所見を伺います。  最後に,市民の多くの意見を反映し,目的に沿ってだれもが満足のいく活動拠点とするために,公民館運営審議会の充実及び男女共同参画・子ども家庭センター,そして図書館の3つの施設が協働し,それぞれの機能がより有効に発揮可能な運営体制についても現在どのようにお考えなのか,お伺いいたします。
     続きまして,安心,安全のまちづくりについてお伺いします。  まず,1点目は自治会に関することでございます。  福井市では各地域に自治会や連合会があり,形式上は安全,安心のまちづくりのシステムができ上がっています。美山地区や越廼,清水地区など農山漁村地域では,多くの人が顔見知りであるため,地域の安全性は大方確保されるのではないかと思っております。しかし,市街地では隣のマンションにどんな人が住んでいるのかもわからず,自治会にも加入されませんので,町内の行事にも参加しない人がふえております一方,個人情報の保護を盾に自治会長にも自分の名前,家族構成を言わないで,いつ来たのか,いつ出ていかれたのかさえもわからないような事例も少なくないわけでございます。もちろん自治会への加入は任意でありまして,強制すべきではありませんが,どうも現在の状況では今後も未加入者がふえるような気がしてなりません。といいますのは,例えば市政広報は自治会未加入者のために市政を広報する有力な手段としてコンビニ等に置かれまして,いつでも,だれでも見られるようにしてありますが,自治会への加入促進という視点から見たら逆の効果を生んでいるように思えます。自治会に加入せず,地域活動に参加しなくても日常生活に何の支障もないということになれば,町内会費を払ってまで加入する必要がないという風潮が強まるのは必至であります。戦前,戦中の隣組という暗いイメージがいまだに強いトラウマとなっている我が国におきまして,自分の住んでいる地域の自治会加入さえ強制できない現状は,安全,安心のまちづくりの点から見れば甚だ遺憾と言わざるを得ないでしょう。  私が思いますのは,当局としては市民はそれぞれ自分の住んでいる地域の自治会に加入し,安心,安全の運命共同体であるという認識を深めるような政策を行うべきと考えますが,いかがでありましょうか,御所見を伺います。  2点目は洪水対策でございます。  近年の降雨の状況を見てみますと,その回数や量ともに今日までの私たちの経験にはないものである一方,市街地の拡大による洪水の危険性はますます大きくなっているものと推察いたします。  福井市ではさきの福井豪雨を教訓としていろいろな対策が講じられておりますが,下水道では浸水対策として総事業費約52億円,総貯水量約2万900トンの貯留槽及び貯留管を建設中と伺っております。市民の方々はその完成後の効果に期待をしておりますので,まずは下水道における浸水対策の考え方と現在の工事の状況をお伺いいたします。  次に,私は専門的なことはわかりませんが,洪水対策というのは河川に早く流す,あるいは河川への流出を抑制するということをバランスよく行うことが大事ではないかと考えます。これらのことから,今日までの底喰川の改修工事の状況及び急激な排水を抑制するための貯留池等の計画があると伺っておりますので,その状況がどうなっているのか,お伺いいたします。  次に,下水道事業や河川事業は膨大な経費がかかるわけであります。これらの事業以外で安価に洪水軽減の効果を生む方法がないのかを考える必要があるのではないでしょうか。  そこで私からの提案ですが,降雨の流出抑制策として福井市が持つ公園などの切り下げによる貯留効果,上流地域の貯留施設による貯留効果,また市民の皆様の協力が前提となりますけれども,宅地内における貯留効果にも十分効果があるのではないかと思っております。実施に当たりましては,市民の協力が得られるか,また施設の維持管理に問題があるかないかなどの問題,課題はたくさんあると思いますが,福井市の地形,実情に合った方法を柔軟に採用され,安価でより効果のある洪水対策を考えられてはいかがでしょうか。  福井市が目指す安全,安心のまちづくりにも,危機管理上でも,万全な洪水対策は極めて大切であります。御所見をお伺いいたします。御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) 高田議員の御質問の中から,私は男女共同参画社会と少子化対策についての御質問にお答え申し上げたいと存じます。  高田議員におかれましても,私の公務復帰への御祝意,どうもありがとうございました。  第1に,男女共同参画の施策についてであります。  市政に女性の視点からの意見を反映させるために学習会を設けてはどうかでありますが,大変意義あることになるのではないかと存じております。  来年4月には地域交流プラザがオープンし,その5階に福井市男女共同参画・子ども家庭センターを市民の方々の活動の拠点として開設いたします。男女共同参画と少子化対策関係の各種講座や講演会等の開催あるいは相談,子育て支援,市民団体グループ等への支援や情報提供また情報の発信等,さまざまな事業を実施することを予定いたしております。  このたびの貴重な御提案につきましては,今後いろいろな角度から検討いたしまして,積極的に対応してまいりたいと存じております。  第2に,少子化対策についてであります。  少子化対策につきましては,少子化対策総合計画と次世代育成支援対策推進行動計画を基本といたしまして,少子化対策推進本部を設置し,総合的に取り組みを進めているところであります。報道等で御承知のように,本市の合計特殊出生率は我が国が人口減少社会に突入してる中で,平成15年度の1.42から平成16年度1.47,そして平成17年度は1.51と連続して上昇しております。以前は福井県全体の合計特殊出生率よりはかなり低い数字でありましたが,とうとう県全体の合計特殊出生率を追い抜いてしまいました。その追い抜いた福井県の数字といいますのが1.50,これは御存じのように沖縄県に次いで日本第2位でありますから,私ども福井市の数字は胸を張ってよいのではないかと存じております。しかし,だからといって少子化対策に手を緩めていいわけではありません。ほかよりは下がり方が少ないだけでありまして,もっと上がっていくことが期待されるわけでありますので,そういう意味からは少子化の原因であります未婚化,晩婚化あるいは夫婦の持つ子供の数の減少の要因は多様であろうと考えますけれども,これらについて総合的な施策が引き続き必要であることを認識しております。  御存じのごとく,我が県は共稼ぎの世帯の比率,あるいは女性の就業率の比率が常に全国で1,2位を争うほど高位であります。そのことを考えますと,先ほどの福井県の1.50,福井市の1.51という数字は一段と値打ちを持つものであります。また,3世代同居が多いという福井市や福井県の地域性を考慮しつつ,女性が働きながら子供を産み育てやすい生活環境をさらに整備していくことが必要ではないかと存じております。  先ほど議員から少子化対策推進本部の本部長というお話もございました。実は副市長の奥様は教員として外で働いていらっしゃいまして,現実に働きながら産み育てるという観点で副市長も苦労しておりますので,そういう意味では引き続きお願いしたいと思っているわけであります。  さて,私のマニフェストふくい「誇りと夢」プランにも安心子育て応援都市を目指すとしてございます。子供は地域の宝,福井の宝であります。将来的には私ども福井市にとってありがたい納税者になっていただくわけでありますが,文化,歴史をつなぎ,誇りを育てるという意味で,子供は大事にしなければならない,これは論をまたないものであります。家庭の中で,地域で,そして行政を初め福井市全体として少子化には,またそのための男女共同参画について今後とも取り組んでいかなければならないと存じております。今後とも少子化対策につきましては,国や県と連携し,地域,企業と協働するなど福井市の重要課題の一つと位置づけまして,全庁的に取り組んでまいりますので,何とぞいろいろな意味でお知恵をおかりできれば大変ありがたいと思いますし,御協力のほどお願い申し上げます。  (企画政策部長兼総務部長 吹矢清和君 登壇) ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 福井市政の経過と今後の方向についての御質問にお答え申し上げます。  第1に,平成18年度実行計画の進捗状況でございます。  マニフェストふくい「誇りと夢」プランに係る平成18年度実行計画は,本年度における123項目の実行内容と平成19年度から21年度までにおける方向性等をお示ししたものでございます。  その進捗状況につきましては,新規事業のうち6月補正予算に係る7項目,すなわち女性まちなかウオッチャー,市民100人委員会,里川づくり推進,地域生活交通活性化会議運営,ふくい市民活動情報誌発刊,大人と子どものニコニコ連絡会,民学協働コミュニティカレッジ促進,これらにつきまして着実に取り組んできております。一方,市長室へようこそ,移動市長室スクラムトーク,福井都市圏会議につきまして,今後再検討の上取り組んでまいりたいと存じます。来年1月にはことし12月までの進捗状況を点検したいと存じます。  なお,部局マネジメント方針は,マニフェスト実行計画の内容を網羅しておりまして,それぞれの部局長のもとに着実に推進してまいります。  第2に,人事管理制度でございます。  異動時における自己申告制度は,職員が希望する部署,あるいは職員が能力を十分に発揮できる部署に配置することによりまして,職員の職務に対する意欲を高め,その結果,組織として最大限の能力を発揮することを目的としております。最初に,各職員が異動希望調べを記入します。そして,異動に当たりましては管理職以外の職員につきまして本人の適性や所属履歴また異動希望調べをもとに行われた所属長の面談結果,これらをもとに極力本人の希望に沿うように努めてございます。しかしながら,どうしても異動希望先が重複する場合が多い上に,補職と年齢構成上のバランスを考慮いたしますので,すべての職員が希望どおりとならない現状があります。また,所属によっては異動希望者が極めて少ない場合もございます。今後とも長期的な視野での人材育成という観点から,個々の職員が職務に対する意欲を低下させることなく,将来的に幅広く能力を身につけることができますように研修等を通して絶えず意識づけを行いながらバランスのとれた異動に努めてまいります。  なお,女性職員につきましても能力,適性,専門性などを考慮し,企画立案能力やスタッフ能力などが求められる部署も含め,多様な部署へ積極的に異動して,人材育成につなげたいと存じます。  次に,職員みずからが1つ上のポストを目指す制度の導入についてであります。  本市では管理職や主任への昇任だけではなく,主幹,副主幹,主査昇任におきましても自己申告制度を取り入れておりまして,本人の意欲を十分に確認した上で所属長が内申を行う仕組みとなっております。  なお,来年4月1日の昇任に係る選考から経験年数要件等を改正し,これまでより早い時期での昇任を可能といたしました。これらによりまして,上位の職に対する昇任意欲を喚起し,組織の活性化と組織運営能力の向上を目指しているところでございます。  第3に,第五次福井市総合計画「改訂基本計画」と今後の取り組みでございます。  まず,改訂経過の中での市民参画でございます。  各界各層の39名の委員によります総合計画審議会を設置し,延べ13回にわたり熱心な御審議をいただいてございます。また,市民の皆様からの意見を市民意識調査とパブリック・コメントによりいただきまして,これを審議会などにおいて議論し,活用されたところであります。  一方,全庁的な取り組みとしては,全体部長会議を経ますことはもちろんのこと,庁内組織である策定会議や作業部会を設置することにより,すべての所管課との連携を図って改訂作業を行った次第であります。そして,最終的には庁議での審議を経ているものでございます。  次に,改訂した内容であります。  改訂のポイントとしては,6点が上げられます。1点目は,子供の安全,安心です。子供への犯罪防止や人権尊重の推進などを盛り込んでいます。2点目は,少子化への対応です。子育て家庭への支援や子育てと仕事の両立などについて盛り込んでいます。3点目は,超高齢社会への対応です。介護予防の充実,介護サービス供給体制の整備などを盛り込んでいます。4点目は,中心市街地の再構築です。新幹線開業を視野に入れた施策展開を図ることとしております。5点目は,産業の活性化です。農林水産業における意欲ある担い手の確保や企業誘致による産業の活性化などを盛り込んでおります。6点目は,自然災害の防止,危機管理です。針葉樹や広葉樹が混在する森林の保全などを盛り込んでいます。  今後の展開手段といたしましては,これまで以上に市民との協働,市政への市民参画の機会を創出しますとともに,また全庁的なコミュニケーションを図ってまいりたいと考えております。また,中期行財政計画や毎年度の予算編成を通じまして,各事務事業の執行に取り組み,その成果につきましては各施策分野で定めた数値目標の進捗状況を把握し,この計画の着実な達成を目指してまいります。  次に,安全,安心なまちづくりについての御質問のうち,自治会加入の促進につきましてお答え申し上げます。  自治会は地縁に基づく任意団体という性質から加入に関しては住民の方々の自発的な意思に基づくものであります。しかしながら,自治会は地域の住民自治を支える極めて重要な役割を果たしていることは明白な事実でございます。例えば平成7年の阪神・淡路大震災の際に行政がその機能を十分には果たすことができなかった状況におきましても,自治会活動の蓄積があった地区におきましては初期消火や延焼の防止,瓦れきの撤去による交通路の確保,救援物資の確保と平等な配分,行政機関との情報伝達や要望対策の連絡など,多種多様な活動を住民の皆様みずからが積極的に行い,速やかな復旧が行われました。他方,自治会が機能していなかった地区においては円滑でなかった事例もあったようでございます。また,本市におきましても平成16年の福井豪雨,また本年の7月豪雨による災害に直面いたしましたが,復興に至る過程の中で自治会の機能の大切さを改めて認識したところでございます。  このような経験を踏まえながら,自主防災組織による防災訓練,地域見守りパトロールへの活動支援などを通じまして自治会を中心とした住民の皆様の連帯意識の醸成を図り,地域自治力の向上を図っているところであります。また,自治会連合会と連携して自治会だよりの発行による住民組織の育成,強化,自治会活動を紹介したパンフレットを活用しての自治会加入促進活動を推進しているところであります。今後安全,安心なまちづくりのためにも,自治会連合会と連携しながら加入率の向上について継続的な取り組みを行ってまいります。  (教育部長 田中利憲君 登壇) ◎教育部長(田中利憲君) (新)中央公民館について3点の御質問にお答えいたします。  初めに,その役割,位置づけについてお答えいたします。  中央公民館は,各種教育事業の実施,生涯学習の支援のほか,社会教育関係団体への支援,地区公民館の連絡調整の役割を持っております。また,現在の勤労婦人センター,勤労青少年ホーム,青年の家の講座,学習機能を引き継ぐことにより本市全体の社会教育,生涯学習支援の拠点施設となります。中央公民館は,事業面における本市地区公民館のリーダー的役割も担ってまいりたいと考えております。  次に,職員及び運営体制についてお答えいたします。  館長は,新たに専任の館長を配置する予定でございます。また,公民館主事につきましては,事業の拡大,勤労婦人センターなど既存3施設の講座機能の統合,また午後9時まで事業を実施することを踏まえ,これらに対応できる人数の公民館主事を配置すべきものと考えております。  なお,主事の選考につきましては,(新)中央公民館の事業,また市民の学習ニーズに的確に対応できる職員が必要とされるため,社会教育主事の有資格者や社会教育実務経験を重視した中での職員選考を考えております。今後中央公民館の運営審議会であります社会教育委員の会議において十分審議させていただきたいと存じます。  次に,公民館運営審議会についてですが,当分の間は社会教育委員の会議を中央公民館運営審議会といたしますが,できるだけ早い時期に利用者代表を含めた運営審議会の体制を考えてまいりたいと存じます。  最後に,地域交流プラザ内の他の2施設との連携についてお答えいたします。  地域交流プラザを構成する施設が互いの情報を共有し,複合施設としてのメリットを十分に生かした事業運営を行い,さまざまな課題を解決していくためには,各施設を有機的に結びつけ,調整する機能は必要不可欠であります。このため,今後地域交流プラザの施設を管理する指定管理者を含めた連絡会議の設置につきまして,市民参加の視点もあわせて取り入れつつ検討してまいります。  (建設部長 高嶋泉君 登壇) ◎建設部長(高嶋泉君) 私の方からは安全,安心なまちづくりについてのうち,洪水対策についてお答えいたします。  まず,底喰川の現状についてお答えいたします。  底喰川の改修事業につきましては,県は現在日野川合流点から芦原街道にかかる田原橋までの3,500メーターの区間をほぼ完了しております。田原新橋及び鉄道橋等のかけかえや用地買収を行っていると聞いております。  また,本市といたしましてもJR北陸線より上流区間1,500メーターの改修と洪水時に河川からあふれる雨水を一時貯留するための施設を開発地区に計画しているところでございます。平成18年度までに用地調査等の基礎調査を完了し,この施設を建設するために関係住民の理解を得るべく地元説明会等を開催しております。  次に,議員御指摘の流出抑制対策でございますが,下水道や河川事業で洪水対策を進めるだけでなく,行政機関が協力して行う総合治水対策が必要であり,そのためには市民の皆様の御協力が不可欠と考えております。  (下水道部長 橘嘉宏君 登壇) ◎下水道部長(橘嘉宏君) 高田議員の御質問の安全,安心のまちづくりのうち,洪水対策の中の浸水対策についてお答えいたします。  本市の公共下水道区域内の雨水計画は,5年確立,時間最大雨量43.1ミリの降雨に対応するよう計画しておりますが,合流式下水道区域内では雨水量算定式の変更に伴う改善がなされておらず,管渠の流下能力不足により上流部において道路冠水や浸水被害が頻発しております。このことから,平成16年の豪雨災害を契機として合流式下水道区域内で7カ所,分流区域下水道区域内で1カ所の計8カ所を重点地域に位置づけ,平成20年度を完成目標とした約2万立方メートルの貯留施設を建設する緊急浸水対策事業を実施しているところでございます。  なお,これらの工事進捗率は平均で約50%,完成すれば8地区における浸水被害は軽減できるものと考えております。  また,学校用地,公園に設置する貯留槽,道路下に埋設する貯留管は,降雨時において既存下水管の排除能力を補い,超過雨水を自然流入させ,晴天時にポンプにより下水道管や雨水幹線に戻す構造となっております。  設置箇所につきましては,町屋1丁目地係の町屋グラウンド内に貯留槽を360立方メートル,町屋3丁目地係の松本小学校の校庭に貯留槽を210立方メートル,田原2丁目地係では貯留管を500立方メートル,木田,春日地係では貯留管を1,990立方メートル,西木田3丁目,みのり1丁目地係では貯留管を1,400立方メートル,松本4丁目地係では貯留管を800立方メートル,月見,みのり地区では貯留管を1万2,700立方メートル,日之出地区では雨水バイパス管を1,970立方メートルとしており,このうち,平成18年度末には町屋1丁目,町屋3丁目,田原2丁目,松本4丁目の貯留管,貯留槽約2,000立方メートルの供用を開始いたします。  次に,排水区域の保水機能向上を目的として,下水道普及拡大に伴い不要となる浄化槽を各家庭で雨水貯留槽として再利用し,貯留した雨水を晴天時の散水等に利用することにより流出抑制ができるものと考え,市民の皆様にアピールしているところでございますので,御理解をお願いいたします。 ◆10番(高田訓子君) それでは,自席におきまして質問また要望させていただきたいと思います。  まず,全体にわたりまして今回大変誠実なお答えをいただきまして,感謝を申し上げます。  まず,市長がお答えになりました女性市民の学習会の立ち上げについては採用する方向とお聞きいたしましたので,大変心強く思っております。一つ要望しておきますが,いろんなお勉強をきょうまで積まれました女性の方がたくさんいらっしゃいます。学習会を女性の市民参画を起点としてお考えいただき,その中で討議していただければありがたいと思います。  それから,少子化対策でございますが,私はお忙しい市長を絶対対策本部長にというわけではないんです。東村副市長の奥様が教師でいらっしゃいまして,共稼ぎであると,今は共稼ぎとは言いませんけれども,副市長さんもお忙しいので家庭参画はいかがかと思いますが,そういう視点を十分に取り入れられてお願いしたいのと,それから口では全庁的にと申しますけれども,私のきょうまでの経験ではなかなか縦割りを横に全員一致で,いろいろな背景,要因をわかって会議をしていくというのは本当に困難でございまして,ここのところはやはり市長さんが,政策立案の強いお人でございますので,全庁的にどうなっているか,縦が横になっているかという見張り役をしっかりとやっていただきたいと思います。  それから,各論でございますが,これから北陸は市民生活にとりまして大変な雪の季節を迎えるわけでございます。部局長マニフェストの36番でございますが,通学路の除雪というのがございました。これは今までにやっていただいておりますが,このマニフェストによりますと通学路等の除雪,それから歩道のない保育園,学校,病院の沿道も含めましてことしは2割アップという内容でございましたので,この辺をどのように充実をされていくのか,一言で結構ですのでお答えいただきたいと思います。  それから,教育部長さんがお答えになりました新しい中央公民館でございますが,市民また公民館も非常に期待しておりまして,私はきょうまでいろいろなお声を聞きました。その中で役割,位置づけについてでございますが,地区公民館との区別,要するにリーダー館として位置づけると田中教育部長がお答えになりましたけれども,口では一言でリーダー館と言えるんですね。ところが,何かきちんとした方向性を全体の公民館,または市民の我々に示していただきませんと,ただリーダー館ということではよくわかりません。区別をはっきりし,差別化をしろという声が今まで社会教育の会でもありましたし,市民団体のリーダーの声として多く出ておりますので,この点は認識していただきたいと思います。  それから,公民館の職員体制,きょうは何人ということをおっしゃいませんでしたけれども,私も過去勤労婦人センター,勤労青少年ホーム,いろいろ出先におりました。本当に出先というのは大変でございます。3交代,4交代,変則勤務になると思いますし,人数が少なければそれだけ市民の要望にこたえられません。どうか心の通った職員の配置に御配慮いただくようにお願いしておきます。  最後に,洪水対策でございます。  町中の浸水対策については,大変なお金をかけていただいてありがたいと思うんです。ただ,豪雨が頻発するであろう今後において,本当にこれだけでは済まないということになると,大雨となればなるほど上流から水がたくさん流れてきますから,浸水対策というよりも洪水対策が必要になってくると思いますので,これを要望したいわけです。上流地域における貯留効果を高めるために農家の方,JA,それから専門家の意見を聞くための検討委員会を立ち上げられまして,そして全体的なお金のかからない,また豪雨のときに水がつかない対策を今後御検討いただければありがたいと思います。これは要望です。 ◎建設部長(高嶋泉君) 御質問の通学路の除雪計画のことですが,これは市長マニフェストの実行計画にも載っておりますので,今冬に向けまして福井市といたしましても除雪計画を立てたところでございますので,御報告させていただきます。  昨年度の通学路の歩道除雪は60カ所でございましたが,今年度は70カ所,歩道57カ所と拡幅箇所が13カ所ございます。御説明しましたように保育園や学校には歩道のないところもございますので,拡幅除雪をしていくということで70カ所になってございます。  また,アップ率ですけれども,マニフェストでは20%となっておりますが,パーセンテージからいいますと17%弱になるのではないかと思います。しかし,距離から見ますと昨年度は1万9,120メーター,ことしは2万6,980メーターということで41%のアップを目指して行いたいと思います。 ◆10番(高田訓子君) たくさんありましたので,どれが質問でどれが要望かわからなくなりましたが,建設部長さん,通学路の歩道除雪箇所を昨年度の60カ所から今年度70カ所にふやすということではなくて,市長のマニフェストでは歩道のない幼稚園や小学校の沿道について拡幅除雪をされる……。 ○副議長(吉田琴一君) 関連ですか。 ◆10番(高田訓子君) 関連です。そこをふやされるということですか。 ◎建設部長(高嶋泉君) 昨年度の通学路の歩道除雪は今言いましたように幼稚園,保育園には入り口に歩道のないところもございます。そういう意味合いから,昨年の60カ所には歩道のあるところは47カ所しかございませんでした。拡幅除雪は13カ所ほどしてございます。しかし,平成18年度はその箇所をふやしまして,歩道のあるところを57カ所,そして拡幅除雪を13カ所していきたいということでございます。 ○副議長(吉田琴一君) ここで暫時休憩します。午後3時20分から再開をします。              午後3時7分 休憩 ──────────────────────              午後3時23分 再開 ○議長(山口清盛君) 休憩前に引き続き会議を再開します。  一般質問を続けます。  次に,14番 西本恵一君。  (14番 西本恵一君 登壇) ◆14番(西本恵一君) 公明党の西本恵一でございます。  最初に,坂川市長,公務御復帰おめでとうございます。心からお祝い申し上げます。今回の坂川市長出席のもとでの一般質問は初めてでございます。期待しながら御質問申し上げますので,よろしくお願い申し上げます。  それでは,通告に従いまして順次御質問いたします。  1点目に,行政改革,事務事業の見直しについてお伺いいたしたいと思います。  先般,福井市財政運営計画が示されました。改めて,福井市の台所事情の厳しさを感じているところでございます。福井市行政改革の新たな指針にもありますように,行政のスリム化を一層推進し,選択と集中で効率的な市政運営を目指さなければなりません。今後の財政運営方針の中に事務事業の見直しが上げられ,市民に求められているのか,市が提供すべきものか,民間に移せないか,効率を高められないか,また,財政難の中でもなすべきかという5つの方針のもと,経常的経費に係る歳出の抑制を実施するとしております。  本市では,これまでも事務事業評価システムで施策進行管理システムと連動しながら事務事業の見直しを図ってこられたと思います。平成15年度から3年間の補助金見直しによる減額明細は私たちに示されておりますが,事務事業の見直しによる全体の削減効果,これは金額ベースでどれくらいあったのでしょうか。この点について,お伺いいたします。  先般,総務委員会で岡山市に視察に行ってまいりました。行政改革の一環として,岡山市は事業仕分けに取り組んでおりました。民間に親しみやすく,わかりやすいように,岡山市行政サービス棚卸しとネーミングしております。その内容は,すべての事務事業について行政サービス基本台帳を作成し,市の事務事業に対する税金投入の優先度や,あるべき実施主体を評価する事業仕分けを実施しておりました。そこで,画期的であったのは,政策的な事務事業について50人の市民に価値観を問い,事業評価を行う委員会を設けていたことでございます。市民の皆さんに行政サービスの実態を知ってもらい,市民の皆さんと問題点を共有し,市民の皆さんとともにあるべき姿を考えております。財政が厳しい折,理事者だけの判断ではなく,市民に訴え,市民の声を聞き,その上で事務事業の仕分けを行い,もっと福井市も大胆に改革に切り込んでいくべきではないかと私は感じているところでございます。  その意味で,坂川市長も,市民と一緒にということで女性まちなかウォッチャーですとか,また,市民100人委員会を設けられております。先ほども高田議員のお答えに,女性の意見を聞くようなお話もございましたけれども,ぜひこのような形で,事務事業の仕分けにつきましても市民の意見を直接伺う機会をつくったらいかがでしょうか。この点について,御所見を伺いたいと思います。
     2点目に,えちぜん鉄道の高架化についてお伺いいたします。  午前中に石川議員からの質問もありましたが,私なりに質問したいと思います。  北陸新幹線福井駅部の工事は,昨年6月4日起工式が行われ,平成20年度完成を目標に建設が現在行われております。同時に,えちぜん鉄道も高架化が決定され,連続立体交差事業として,昨年度から今年度にかけて詳細設計,今年度には高架化工事が着手,平成21年には高架切りかえ運行という計画になっております。そこで,平成19年度を目前にして,えちぜん鉄道高架化工事がどのようになっているのか。まず,その進捗状況をお伺いいたします。  また,えちぜん鉄道高架化に係る負担額について,平成17年3月定例会において,えちぜん鉄道の高架化に係る事業費は総額124億4,000万円,このうち福井市が15億6,000万円,えちぜん鉄道が20億5,000万円の負担と試算しております。また,このえちぜん鉄道の負担のうち本市の負担額は4億7,800万円と答弁されております。また,そのときに福井駅部の設計がなされ,構造が決定した段階で事業費が明らかになるという答弁をされておりますが,計画では詳細設計がそろそろ終了している時期だと思います。そこで,現在のえちぜん鉄道高架に係る負担額についての試算をお尋ねいたします。  さらに,昨年度の3月補正予算ではえちぜん鉄道の高架化事業負担金1億8,342万円が計上されております。これはえちぜん鉄道車両基地整備に利用されていると聞いておりますが,その進捗状況もお聞かせください。  最後に,えちぜん鉄道の高架化に対して,福井県議会では再論議がなされているようでございます。耳にしたところでは,JRダイヤ編成ができないとか,在来線の単線化では安全確保ができないのではないかとか,JR貨物が運行できないのではないか,また,えちぜん鉄道乗り入れのホーム切りかえに多額の金額がかかり,むだになるという論議がなされております。先般の県議会で,知事はこの点について,計画どおりに行くと明快に答弁しておりましたが,本市としても,市議会としても,2年前に既にこの問題については決着がついていると思っております。この議論について市当局はどのように考えているのか,御所見をお聞かせ願います。  3点目に,子育て支援について幾つか御質問いたします。  まず,出産育児一時金についてお伺いいたします。  妊娠,出産に係る経済的負担を軽減するために,健康保険から支給される出産育児一時金が10月より30万円から35万円に増額されました。ここで,支払い方法についてお伺いしたいわけですが,一たん退院時に医療機関に全額支払い,後から出産一時金,育児一時金が振り込まれてくるようになっております。当然ながら,出産をされる世帯,若い両親が多く,収入が多くありません。一時的にせよ,全額を払うことは相当な負担になります。経済的な負担軽減のため,厚生労働省は保険者である市町村などが分娩費を直接医療機関に支給する方式にするようにして,差額分だけを支払う形をとるように指導しております。本市でも,ぜひ早く行っていただきたいと思うのですが,どのようなお考えなのかお伺いいたします。  続いて,公の施設のおむつがえ場所についてお伺いいたします。  10月に行われた私どもの地区の文化祭に参加されていた若いお母さん,また現在公民館で月に1回行われている子育ての学習会に参加されている若いお母さん方から要望がありました。  子育て支援の最後でございますが,放課後子ども教室についてお伺いいたします。  先般の議会でもありましたし,これまでにも何度となく児童館の放課後児童会の利用に対して,地域によっては希望する小学校3年生までの児童をなかなか受け入れることができないといった現状もございます。その中で,児童館受け入れの拡充の声が上がっているのも事実でございます。これを大きく解決していく可能性を持っているのが放課後子ども教室だと思います。文部科学省の放課後子ども教室推進事業と厚生労働省の放課後児童健全育成事業が連携する放課後子どもプランが平成19年度に創設をされる予定でございます。各市町村において,教育委員会が主導し,福祉部局と連携を図りながら,原則としてすべての小学校区で総合的な放課後対策として実施することになっております。  全国の全小学校区で放課後や週末に児童を預かる放課後子ども教室をスタートさせ,元校長などの教員OBや地元住民らをスタッフに,スポーツや文化活動,学習指導などを行うとしており,実施主体の市町村は今後同教室の利用料や開設時間など,地域の実情に合った計画を策定しなければなりません。放課後子ども教室は,すべての小学生を対象とする時間帯と,親が共働きなどで留守の子供を対象とする時間帯の2種類があります。空き教室や体育館など小学校内での活動を基本としておりますが,当面は児童館や公民館などで実施するケースも見込み,その場合でも将来的には小学校内で実施する方針と聞いております。  具体的には,主に小学生を対象に,サッカーや野球などのスポーツに加え,地域の大人や学年を超えた子供との交流や,文化活動などのプログラムを実施し,スタッフは主に保育士などの資格取得者や地域住民,教員を目指す大学生などのボランティアが担当するとなっております。さらに,経済的な理由などで塾に通える子供と通えない子供の教育格差をなくすため,教員OBなどを学習アドバイザーとして配置し,全国で約2万3,000ある小学校区ごとに配置するコーディネーターが関係機関や指導員らとの連絡調整,プログラムの策定などを実施するとされております。さらに,共働き家庭の児童,おおむね10歳未満を預かる時間帯では,母子指導員や保育士や教師などの資格を持つ専任指導員がしつけ,礼儀作法などの生活指導を行うとなっております。当初予算を前に,放課後子ども教室,放課後子どもプランについての対応を福井市としても明快に,明らかにすべきだと思います。どのようなお考えなのか,御所見をお伺いいたします。  4点目に,新介護保険サービスについてお伺いいたします。  要介護認定において,今まで要支援や要介護1となっている方たちを対象に,介護予防に視点を置くように介護保険が見直されました。しかしながら,最近,これら軽度な介護認定を受けていた高齢者から私も不満の声を聞くことが少なくありません。これまでのヘルパー派遣やデイサービス利用回数が減らされ,車いすの利用ができなくなっているからでございます。ふえ続ける介護保険利用者と保険料を抑制する必要性は感じております。しかしながら,現場を無視したものになっていないか心配しております。福祉保健部長は本年9月定例会において,福祉用具貸与や訪問介護サービス利用の実態等につきましては福井市介護サービス事業者連絡会の意見交換会において把握したいと考えておりますと答弁されておりましたが,どのような状況かお伺いいたします。  また,もっとサービスが必要な高齢者がいたとした場合にどのような対策をとっていかれるのか,お伺いいたしたいと思います。  次に,新介護保険制度では市町村に介護予防の取り組みを義務づけ,その対象者である要支援,要介護認定一歩手前の予備軍的なお年寄りは65歳以上の高齢者5%,そのうち20%を予防で改善させるとしております。本市の実態と課題についてお伺いいたします。  最後に,自殺防止対策についてお伺いいたします。  先日,ある新聞報道で以下の記事がございました。「必修科目の未履修やいじめが発覚した学校で,3人の校長が相次いでみずから命を絶った。責任の重さを痛感し,重圧に耐え切れず死を選んだものと見られる。いじめ自殺の連鎖を食いとめようと,教育現場では命を大切に,一人で悩まないで,たくましく生きようと懸命に呼びかけてきた。それだけに,校長の死が児童・生徒に与えた衝撃は大きい」と。さらに,「ただ,いじめに悩む児童・生徒の自殺に歯どめがかからない現状の中,教育関係者の間では,先頭に立って難題と向き合うべき校長の自殺はやはり許されるものではないという声が支配的だ」という記事でございました。だれしも,人生において,本人にとって耐えがたいような困難はあります。そのときに,必死になってその状況を乗り越えていこうと努力することが必要です。死者にむち打つつもりはございませんが,指導者であるべき教育者が自殺をすることは生徒たちにどのような影響を与えていくのでしょうか。  最近,全国的に自殺者がふえております。警察庁のまとめによると,我が国の年間自殺者は昨年まで8年連続で3万人以上と,交通事故死者6,871人よりはるかに高い水準で推移しております。福井県においても,毎年200人弱の方が亡くなっております。こういった現状の中,国や自治体が自殺防止へ必要な手を打つことを責務とした自殺対策基本法が本年6月15日に成立し,福井県においても自殺・ストレス防止対策協議会を設置,自殺の原因とか動機の調査分析,あるいは各機関が専門的相談体制,早期発見,精神科医への連絡体制などを講じることで,効果的な自殺なりストレスの防止の対策を進めるようにしております。そこで,幾つか御質問いたします。  まずは,児童や生徒への自殺防止のための教育でございます。文部科学省によると,平成16年度の公立の小・中・高校生の自殺者は計125人,一方,年度でなく暦年でまとめている警察庁の調査では,小・中・高校生の自殺者は平成16年で計284人に上るとされております。現在,いじめによる子供たちの自殺が全国で頻発しておりますが,大変に憂うべき悲しい状況でございます。いじめられる子供たちの心の張り裂けるような思いが私の心にも届いてまいりますが,それでも死を選んではいけない,そのことを教えていかなければならないと強く感じております。小・中学校で自殺予防に対してどのような指導や対策をとられているのか,お伺いいたします。  次に,大人を対象とした自殺防止対策ですが,例えば人口10万人当たりの自殺率が11年連続で全国1位の秋田県では,2000年度から県や秋田大学,民間団体と協力して自殺予防事業をスタートさせ,地域住民を巻き込んだ自殺防止対策を実施し,効果を上げております。秋田県の対策の柱は,情報提供や啓発,民間ボランティアなど各相談機関とのネットワーク体制の充実,うつ病対策,自殺予防モデル事業の推進,予防研究の5つで,県内6町を順次自殺予防のモデル地域に選定し,うつ病の可能性が高い人には専門家が面接に当たるなど取り組んだ結果,一昨年,昨年と2年連続で自殺率を減少させることができました。また,自殺やうつ病への理解を深めようとシンポジウムの開催やリーフレットの作成,全戸配布など,きめ細やかな対策が奏功しております。本市においてはこの自殺防止に対しましてどのような対策を行われているのか,お伺いいたします。  以上5点について,よろしくお願い申し上げます。御清聴ありがとうございました。  (企画政策部長兼総務部長 吹矢清和君 登壇) ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 行政改革についての御質問にお答え申し上げます。  本市におきましては,平成11年度から事務事業評価システム,平成14年度からは施策進行管理システムを導入し,この2つを柱としまして行政評価を運用してまいりました。この中では行政がなすべきことかという歳出削減に直結する視点がありますが,他方,有効な施策を展開するための改善や事務事業の効率化といった視点にも力を置いてまいりました。地方を取り巻く財政環境はますます厳しく,財政運営計画でもお示ししていますように,財政指標は短期的には悪化が見込まれておりまして,一定の健全度を保ち,プライマリーバランスの黒字化を目指すためには事務事業の見直し,歳出の削減などへの取り組みが不可欠となっております。  こうした中,事務事業の仕分けにつきましては全国的にも多種多様な取り組みがなされておりまして,本市においても事務事業評価システム,施策進行管理システムでもある程度の取り組みをしてきたところであります。その事務事業がそもそも必要なのかどうか,必要だとして,だれが行うべきかなどにつきまして,自治体職員と住民などが議論をしながら評価していくことについては重要な視点であると認識しております。本市においては,計画,実行,点検,見直しのいわゆるPDCAサイクルの円滑な循環を図るマネジメントシステムの構築を検討しております。この中において,事務事業の評価に対して市民の視点をどのように入れていくかにつきましても取り組んでまいりたいと考えております。  (都市政策部長 荒井彦一君 登壇) ◎都市政策部長(荒井彦一君) えちぜん鉄道の高架化に係る質問についてお答えいたします。  石川議員の質問に対する答弁で市長も申し上げておりますが,えちぜん鉄道の高架化につきましては新幹線福井駅部との一体的施工を趣旨とします平成16年12月の政府・与党の申し合わせに基づきまして,昨年,国,鉄道建設・運輸施設整備支援機構,福井県,福井市,西日本旅客鉄道株式会社,えちぜん鉄道株式会社で構成いたします福井駅連絡調整協議会で確認をした高架化案で,現在,国等と協議を進めております。今後,県と密接な連携のもと,できる限り早期に国や鉄道建設・運輸施設整備支援機構との協議が調えられますよう努めてまいり,事業の実施に当たっては新幹線福井駅部工事の進捗も踏まえ,えちぜん鉄道の高架切りかえに大きなおくれが生じないように取り組んでまいりたいと考えております。  また,えちぜん鉄道高架化事業の本市の負担額についてでございますが,現在,新幹線福井駅部への乗り入れ区間の構造,新幹線側との費用負担のあり方に関して国等との協議を重ねているところでございまして,全体事業費及び本市の負担額が,今現在まだ明らかになっておりません。明らかになった段階でお示ししていきたいと考えております。  次に,平成17年度の3月定例会におきまして,補正予算の御承認をいただきましたえちぜん鉄道高架化事業負担金についてでございますが,議員御承知のように,昨年度は主にえちぜん鉄道高架化に伴います車両基地の移転に係る費用に対して支援を行っております。その内訳といたしましては,高架概略設計等の高架施設建設関連の負担分といたしまして68万9,000円,高架化に伴う車両基地移転のための測量費及び用地取得等の負担分といたしまして1億7,761万5,000円,合計1億7,830万4,000円の支援を行っております。また,今年度は車両基地の造成工事に着手し,現在は車両基地南側部分の盛り土を行っておりまして,この費用負担につきましては年度末で精算をいたしたく,3月定例会で御審議いただきたいと考えております。  最後に,えちぜん鉄道の高架化に多くの問題点があるとして,福井県議会において再論がなされていることに対する市の考え方ということでございますが,先ほども申し上げましたように,本市といたしましては昨年確認されました高架化案で事業を進めていくことで考えておりますので,御理解賜りますようお願いいたします。  (福祉保健部長 高橋英幸君 登壇) ◎福祉保健部長(高橋英幸君) 子育て支援のうち出産一時金についてお答えいたします。  出産育児一時金を国民健康保険から医療機関に直接支払う受取代理は今回の医療制度改革の一つで,出産費用の負担軽減を図り,安心して出産できる環境整備を推進するため,出産育児一時金の支払い手続が改善されたものでございます。この制度の導入は,保険者に義務づけられたものではなく任意とされておりますが,本市におきましては改善の趣旨を踏まえ,現在,要綱,様式等の具体的な検討を行っております。今後,医療機関へ協力依頼を行い,市民への周知,広報を行った上で,平成19年4月から実施したいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  続きまして,新介護保険サービスについてお答えいたします。  福祉用具貸与や訪問介護サービスの利用実態につきましては,11月18日に開催いたしました福井市介護サービス事業者連絡会の意見交換会や国民健康保険連合会からの報告をもとに状況を把握いたしました。この意見交換会では,居宅サービス,介護予防サービス計画を作成する担当者会議において,個々のケースを勘案しながら十分検討を重ねて対応しているとのことです。また,国民健康保険連合会からは軽度利用者の約1割の方にサービス利用の見直しがあったと報告されております。このことから,本市におきましては,必要な方へのサービスは担当者会議における現場の意見をもとに適切に提供されていると認識いたしているところでございます。  また,今年度から取り組んでおります介護予防事業でございますが,国は平成20年度には65歳以上の高齢者の5%が要支援になる一歩手前の特定高齢者になると想定しておりますが,現状では基本健康診査の受診者が少ないことから対象者の把握がなかなか困難となっているところでございます。また,特定高齢者とされても介護予防教室への参加希望が少ないことから,現在,本市におきましては特定高齢者以外の方にも介護予防教室を体験していただくなどの取り組みを実施しております。この制度自体がまだ始まったばかりでございますが,高齢者に介護予防に取り組む意識を高めるため広報活動を充実させるとともに,介護予防教室の内容に工夫を加えるなど,関係機関の協力を得て受診勧奨に努めてまいります。  続きまして,大人を対象とした自殺予防対策についてお答えいたします。  現在,本市では保健センターにおいて精神保健福祉業務を実施しており,その中でうつ病等の精神疾患に関する悩みの相談に県健康福祉センターや県精神保健福祉センターほっとサポートふくい,また,民間の相談支援事業所あゆみなどとの連携,協力により応じているところでございます。また,県においては本年6月に自殺・ストレス防止対策協議会を設置し,効果的な予防対策実施の準備を進めているところでございます。本市におきましても,その活動に積極的に参画するとともに,今後もうつ病等精神疾患の予防に対する普及啓発,相談機関の周知等を図り,また,高齢者に対しては交流の場などへの参加を促すなど,関係機関との連携を密にして,市民が心の健康の維持,回復ができるように努めていきたいと考えております。  (教育部長 田中利憲君 登壇) ◎教育部長(田中利憲君) 子育て支援についてのうち公民館のおむつがえ場所と放課後子ども教室について,そして,児童や生徒の自殺予防対策についての御質問にお答えいたします。  まず,公民館のおむつがえ場所についてでございますが,近年新築いたしました公民館についてはベビーシートを整備しているところでございます。既存の施設につきましては,各部屋の使い方を工夫することも含めまして,おむつがえの場所の確保について検討してまいりたいと考えております。  次に,放課後子ども教室についてお答えいたします。  本市では平成16年度から今年度にかけまして,子供の居場所づくりを目的とした国の委託事業として地域子ども教室推進事業を,公民館を中心として今年度は28カ所で実施しております。地域で子供を育てるという機運が高まり,地域の事業として定着をしつつあると考えているところでございます。  一方,御指摘のとおり,文部科学省では来年度,厚生労働省と連携した総合的な放課後対策としての放課後子どもプランの中で放課後子ども教室推進事業を創設するということでございます。私どもといたしましては,この事業の趣旨については理解をいたしているところでございますが,事業を運営していく上で最も必要となりますのは,何といっても現場で子供たちにかかわるスタッフでございます。しかしながら,国の意向によれば,そのスタッフは100%ボランティアということでございます。そうであれば,今までの地域子ども教室以上に地域の関係者の方々の御理解と御協力が必要不可欠となってまいります。各地域でスタッフ体制を整備するには,一定の時間を要すると考えております。教育委員会といたしましては,国の制度確立の状況を見きわめながら,従来の地域子ども教室を踏襲する中で実行可能な地域を選定し,平成19年度内に放課後の学校を中心とした事業に取り組んでいけるよう検討してまいりたいと思っておりますので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。  最後に,児童や生徒の自殺予防対策についてお答えいたします。  まず,道徳の時間を初め学校の教育活動全体の中で,命の大切さや人間の弱さを克服する気高さ,希望と勇気を持ってやり抜く強い意志等を指導いたしております。特に,最近ではたくましく生きる子を育てることを目指して,生き物に触れるなど生命のとうとさを学ぶ体験を入れるなど,工夫をしながら指導いたしております。現在,児童・生徒の悩みにきめ細かく対応するため市内22中学校と25小学校にカウンセラーを配置し,それ以外の学校についても,要請があれば訪問をするという形で相談を受けております。  また,各学校では定期的に教育相談期間を設けてアンケートをとり,それをもとに担任と一対一で面談などを行い,一人一人の児童・生徒にとって居心地のよい学級づくりに努めているところでございます。今後とも,その充実を図ってまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りますようお願い申し上げます。 ◆14番(西本恵一君) 自席にて,若干質問させていただきます。  最初のえちぜん鉄道の高架化についてですけれども,お答えにくい質問になるので,お答えできないかもしれませんが,具体的にどれぐらいおくれているのか。先ほど申し上げましたように,平成21年度までに高架切りかえと運行切りかえという形でございますが,それは実施できるのかどうか。非常にお答えにくいのではないかなと思うんですけれども,その点がまず1つ目です。  2つ目が,介護保険の件ですけれども,今ほどおっしゃられましたように,ケーススタディーを一件一件行いながら,実際その介護認定が合っているのかどうか,妥当なのかということについて御検討されているのではないかと思います。私も何件か高齢者の方から御質問をいただいて,実際には,もうほとんど動けないのに要支援2だとか要介護1だとかということで判定された場合があるということでございまして,仕方がないので県へ不服申請してくださいというお答えをしたこともございました。実際にしたところ,介護認定が上がりましたという話も聞いております。そういう意味では,アセスメントの段階でしっかりとした介護認定をしていただきたいと思います。  また,人間ですので,なかなか全部が把握できないこともあるかと思います。そういう意味で,ケアマネジャーの方は,そういったケーススタディーを今後も重ねていただきながら,しっかりと本来あるべきサービスが受けられるようにしていただきたい。これは要望で結構でございます。  介護予防については質問にさせていただこうと思いますけれども,特定高齢者がなかなか把握ができていないということでございますが,今後どうされるのでしょうか。国の指針では20%は予防していこうという形になっておりますけれども,この点についてお伺いしたいと思います。  最後でございますが,小・中学生の自殺予防の件でございますけれども,本当に今全国でたくさんの子供たちが亡くなっております。私は先ほども申し上げましたように,どのような状況に至っても死んではならない,みずから命を絶ってはならない。このことはやはり学校の先生がいろいろな状況の中で教えていかなければいけない。これはいじめの問題とも連動してくるので,一概にこれだけで話ができないと思うんですけれども,いじめの問題とも関連させながら,このような子供たちの命を救っていく,そういった体制をしっかりとっていただく。これも要望で結構でございます。  以上,2点の質問についてお答えをお願いいたします。 ◎都市政策部長(荒井彦一君) えちぜん鉄道の高架化事業のおくれということですが,正直申し上げまして,このえちぜん鉄道高架化は県が事業者となっております連続立体交差事業との関係で,県が主体的に進める形になります。現在,県議会の方でもこの部分については集中的な議論もなされているようでございます。私どもとしましては,平成17年度詳細設計に入るというのが当初の計画でございましたから,それが若干おくれているということですので,そのおくれをなるべく取り戻すべく,これから具体的な形で県と連携を図っていきたいと思っております。 ◎福祉保健部長(高橋英幸君) 高齢者の把握ですが,健康審査を実施しても出てこられないという現状がありますので,今後,繰り返し勧奨を行ってまいりたいと思います。 ◆14番(西本恵一君) 要望にしたいと思いますけれども,東西交通の緩和という意味でえちぜん鉄道に期待しているところでございます。詳細設計にも入っていないということは,そうだろうなという感じではないかなと思います。そうすると2年ぐらいおくれているという話になってくるわけですけれども,それについてはもう問いません。そうかなあと思っているところでございます。  それから,特定高齢者の把握については具体的にしていかないといけないと思います。どのように介護予防の人数をふやしていくのかを前提に介護保険制度は今進んでおります。これからもどんどんこの保険料は,もう市民の皆さん,全国の住民の皆さんの負担になってくるわけでございます。そういう意味で,予防者の増加を目指すために,何らかの具体的な施策をとっていただきたいと,これは要望で結構でございます。 ○議長(山口清盛君) 次に,1番 田村勝則君。  (1番 田村勝則君 登壇) ◆1番(田村勝則君) 皆さん,こんにちは。政友会の田村です。前月まで暖冬を思わせるような暖かい日が続き,12月に入って天候は西高東低の冬型になり,北の方から厳しい寒さがやってきたきょうこのごろ,市長には術後の体で,この寒さは大変だと思います。十分に睡眠なり休養をとり,体調に気をつけ政務に励んでいただきたいと思います。私も約3年前に手術した経験から,休養は十分に必要だと思います。それでは,通告に従い質問を行いますので,よろしくお願いします。  過疎地域自立促進計画について,国道305号線,県道福井・四ケ浦線の整備状況と水産,地場産業,商工振興について質問いたします。  最初に,沿岸漁場整備事業を具体的に説明してください。  また,海岸環境整備事業で蒲生船揚げ場の工事を行っているが,蒲生海水浴場や国道305号線バイパスなど関連事業で早く行ってほしいものです。なぜかといえば,特に海水浴場の砂幅が物すごく広く,大きくなりました。この付近では台風や強風が吹くと,その砂が風に乗って舞い上がり,窓のサッシの間から部屋の中に入ってくる始末です。また,その砂が3階の屋根まで上がって,雨どいのとい竹などが詰まって大変な目に遭っています。早期完成を願うものです。  また,蒲生海水浴場には冬から春にかけて大量のごみが漂着してきます。このごみの中にはハングル文字で書かれたものが多く含まれています。地元では春,夏2回,浜掃除をやっています。この集めたごみは焼却するのにお金がかかります。このお金に大変困っているんです。助成をしてはどうかと思いますので,よろしくお願いします。  また,漁業者の育成問題で,早く後継者を育てなければ福井県の沿岸漁業が衰退してしまいます。そこで,例えば小浜水産高校に雲竜丸という大きな船があります。この船を越前の方に年1回呼んで,小学生から中学生まで,船の見学や体験学習などをやって興味を持たせるようにして,勉学に励んでもらってはどうかと思います。  また,小浜水産高校に入学した際,生徒は寮生活や下宿生活のため親御さんの負担は大変厳しいものです。水産学校に行きやすくするために,教育助成金なるものを出してはどうかと思います。以前,旧越廼村では遠距離通学のため福井市へ通う学生に通学助成金などを出していた覚えがあります。親御さんたちは大変助かったと思います。  また,近年越前ウニが少なくなりました。このウニの養殖実験を行いたく,蒲生海岸の一角を県なり関係機関と協議をいたし,1区画を提供できないものでしょうか。なぜならば,近くの水産加工場で魚のアラやイカのワタ,肝臓などを昔は海に放流していました。そこでとれるウニは,物すごく中に実が詰まっておりました。よく繁殖するはずなんです。今はそのウニのえさがなくなっているので,大変ウニの漁獲高が少なくなっております。越前ウニを守るために,ぜひ実行したいものです。前進的な回答をよろしくお願いいたします。  次に,越前海岸では県外の大型観光バスがよく通ります。この国道305号線を自分が走っていると,カーブなどで大きな観光バスとすれ違うことがあります。物すごく道幅が狭くて,びっくりするときがあります。このようなカーブが多いので,もう一度国道305号線の改良の見直しが必要だと思いますが,いかがですか。  次に,県道福井・四ケ浦線と,県道殿下・福井線についてですが,特に越廼地区の大味から殿下地区までのカーブの多いところを早急に道幅を広くするよう改善してほしいと思います。県道殿下・福井線の平尾,清水畑など道幅が狭いところがございますが,計画はどうなっているか,お答え願います。  次に,福井駅西口開発と福井市体育館についてです。  福井市体育館は昭和34年に建設されており,大変老朽化していると思います。改修や耐震補強をしたりすれば大変多額の金がかかります。そこで,この際,取り壊してはどうかと思います。また,その跡地に福井駅西地区の治安を維持するため警察署を建設してはいかがですか。市民生活に安心と安らぎを与えると思います。いかがですか,お答え願います。  また,この体育館を取り壊せば,またどこかに建てなければいけません。体育館は郊外に建設するのが普通の考え方です。しかし,私は逆転の発想で,福井駅西口のA,B,C1,C2のブロック全体をビルにして,最上階に例えばドーム型の体育館などをつくってはいかがなものでしょうか,提案いたします。  実現すれば,郊外の路線バスで,県外からはJRで福井駅まで来れば,駅から歩いていける体育館として,交通の便がよいし,また,駅前のシンボルになると思います。県都の顔にふさわしいと思うんです。実現すれば,全国どこにもない素敵な体育館が福井駅前にできます。どうぞ,検討のほどよろしくお願いいたします。  最後に,国旗掲揚促進について質問いたします。  東京都内では,卒業式などで国旗掲揚の際,起立や国歌斉唱を求める教育委員会の指示に反発する教員がいると聞きます。また,ことし9月21日には,東京地裁で,起立や国歌斉唱の義務はないとの判決が出たことは記憶に新しいところです。さらには,今社会問題になっているいじめの問題で,いじめられて自殺する子供や,問題を苦に自殺する先生方がいらっしゃる。日本の教育現場がおかしくなってきているのではないかと,昨今思うようになりました。そこで,日本人である誇りや信念の持てる人間を育ててほしいと願うものでございます。市内の小・中学校,高校の教室にこの日の丸,国旗を掲げてはどうか。  また,市政広報に毎月祝日はどのようにできたかの説明書などを書き,各家庭に国旗を揚げよう,国旗を掲げましょう運動をしてはどうでしょうか。以前,旧越廼村では祝日には国旗を掲げましょうと,祝日の前日と当日に放送し,村民に呼びかけていました。このような広報を福井市でもしてはいかがかと思います。  以上,簡単でありますが質問を終わります。御清聴ありがとうございました。  (建設部長 高嶋泉君 登壇) ◎建設部長(高嶋泉君) 私の方からは,過疎地域自立促進計画のうち,まず,国道305号線,県道福井・四ケ浦線及び県道殿下・福井線の整備状況についてお答えいたします。  国道305号線は福井市の海岸線を縦走する動脈でございます。福井市区間27キロにつきましては相当整備が進んでいると思いますけれども,議員御指摘のとおり,糸崎町,小丹生町,蒲生町地係にはまだ未整備区間もたくさんございます。まず,糸崎町区間につきましては,以前から地権者に対し計画の説明を行い,理解を求め,協力をお願いしてきたところでございますが,今のところ同意はいただいていないという状態でございます。しかし,今後とも県とともに粘り強く交渉していきたいと考えております。また,小丹生町地係につきましては,平成16年度に国庫補助事業に採択され,順次整備を進めているところでございます。本年度中には用地買収を終え,10月末から工事の着手を行っております。蒲生地係越廼バイパスにつきましても,地域連携推進事業において,平成15年度から道路整備事業並びに漁港整備事業を行っております。道路整備事業につきましては,道路詳細設計,用地の丈量測量,補償物件の調査を終え,用地買収箇所から順次工事に着手し,完成は平成23年度を予定していると聞いております。  また,県道福井・四ケ浦線の殿下地区大矢地係におきましては,平成17年度より県単事業において開始をお願いしているところでございます。県道殿下・福井線の清水畑−平尾区間におきましては,議員御指摘のとおり,道路幅も狭く,通行に支障を来しているところもございますが,地形的に課題が多く,今後の検討課題とさせていただきたいと思います。これらの道路は,地域連携,産業や観光の振興に重要な道路でございます。今後とも同盟会活動を通じまして,国,県に対し事業の早期完成を強く要望していきたいと思います。  (農林水産部長 穴田孝治君 登壇) ◎農林水産部長(穴田孝治君) 私からは,田村議員の御質問のうち水産業の振興についてお答えいたします。  まず,沿岸漁場整備事業の事業内容でございますけれども,これはアワビ,サザエやウニ,ワカメなどの磯根資源の確保,あるいは増進を目的とした事業でございます。主な内容としまして,魚礁の設置,あるいは藻場の造成,投石などを行いまして,いわゆる生息環境の改善を図っているものでございます。  また,海岸環境整備事業でございますけれども,これは福井県が事業主体となりまして海岸の侵食防止,あわせて海水浴場の整備を行うものでございまして,階段護岸と呼ばれる離岸提緩傾斜護岸,さらには駐車場等の整備を行っているものでございます。  なお,事業全体の完成予定は平成22年度とお聞きしてございます。また,議員御指摘の船揚げ場と呼ばれる斜路につきましては平成19年6月末の完成と聞き及んでおるわけでございます。本市といたしましても一日も早い完成を要望していきたいと存じます。  次に,後継者の育成についてでございます。今ほど議員の御提案にございました体験学習としての小浜水産高校の雲竜丸に福井の子供たちを乗せて漁業の魅力を教えてはどうかという御提案でございますけれども,この雲竜丸は県の実習船でありますために県の関係機関と十分協議してまいりたいと考えております。また,あわせて,体験実習船は越廼地区の定置網漁船でも計画してまいりたいと存じますので,御理解を賜りたいと存じます。  なお,就学援助につきましては旧越廼村で実施されておりましたけれども,これは合併協議の中で十分論議をいただきながら,本年4月から廃止になったわけでございます。しかしながら,私どもも後継者の育成問題につきましては水産振興を図る上では極めて重要な課題であると認識いたしております。そういったことから,現在福井,越廼両漁業協同組合女性部におきまして,親子及び学童料理教室などの活動にも取り組んでいただいておりますけれども,この事業は魚の消費拡大だけではなく後継者の育成にもつながるものと考えられますことから,支援を行っているところでございます。  また,今日まで取り組んでまいりました,つくり,育てる漁業,いわゆるヒラメ,アワビの中間育成及び放流並びにマダイ,サザエの稚魚の放流事業をさらに拡大いたしていきますとともに,新しい魚種の稚魚の放流も検討しつつ,後継者育成につながる魅力ある産業となるよう努めてまいりたいと考えているところでございます。  最後に,越前ウニを育てる方法についてでございますけれども,海にアラなどの動植物性残渣を投棄することは,現在海洋汚染にもつながることから,廃棄物の処理等に関する法の規制の中で禁止されております。したがいまして,現在その調査を行いましたけれども,そういった事例の確認はしてございません。  また,一部の区画の設置につきましても極めて困難であるという認識をいたしております。しかしながら,この試験的なアラの件につきましては,今現在はございませんが,今後も,調査は継続してまいりたいと考えてございます。  なお,県におきましては,県内のウニの減少が著しいといった観点から,栽培漁業センターにおいて種苗の生産技術の開発をしまして,試験放流を実施しております。しかしながら,コストや生産量の確保など,解決をしなければならない問題もあるということから,本市としましては今後その研究成果を見据えながら検討してまいりたいと考えております。また,あわせて,漁場の整備による生息環境の改善を図りながら,このウニ対策に取り組んでまいりたいと考えておりますので,御理解を賜りたいと存じます。  (市民生活部長 大塚義博君 登壇) ◎市民生活部長(大塚義博君) 蒲生海水浴場の漂着ごみの処理についてお答えいたします。
     本市には議員御質問の蒲生海水浴場を初め鷹巣海水浴場など幾つかの海水浴場がございまして,毎年各地域において,地区の方々のお力添えをいただきまして清掃運動が取り組まれております。このような取り組みにより海岸が美しく保たれていることについて,大変心強く,ありがたく思っており,感謝を申し上げます。  お尋ねの蒲生海水浴場におきまして,ことし4月中旬に地区の方々が行った海岸清掃で回収しました粗大ごみは量にして約4トンございましたが,これは市が業者に委託して排出処理をし,これ以外の分別された燃やせるごみや燃やせないごみについては地区のステーションにおいて収集を行ったところでございます。  なお,漂着ごみを海岸において焼却することは法によって規制されておりますので,本年実施しましたように,排出処理の方法でお願いいたしたいと思います。今後とも,自助,共助のもと,地域の方々の連携,協力を得ながらごみ処理を行ってまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  (都市政策部長 荒井彦一君 登壇) ◎都市政策部長(荒井彦一君) 福井駅西口再開発についての御質問にお答えいたします。  西口再開発ビルにドーム型体育館を建設してはどうかということでございますが,この再開発ビルの施設内容につきましては,開発基本方針の中で,にぎわいと交流の拠点創造の観点から,商業機能,公共公益機能,ホテル・コンベンション機能,居住機能の導入を計画しておりまして,準備組合や県などと協議を進め,早急に基本的な方向性をまとめてまいりたいと考えております。  なお,体育館機能導入については現在のところ考えておりませんが,施設内容の検討を進める上で,にぎわいの創出のためには交通利便性やシンボル性の視点は重要な要素でございまして,議員御提案の趣旨は十分御尊重しながら取り組んでまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。  (教育部長 田中利憲君 登壇) ◎教育部長(田中利憲君) 福井市体育館についてお答えいたします。  福井市体育館は,議員御指摘のとおり,老朽化が進んでいるわけでございます。しかしながら,立地条件もよく,福井市のメーン体育館としての役割を担っておりまして,また,中央部の地域体育館としての役割もあわせて持っているわけでございます。さらに,スポーツを初めイベントなどにも数多く利用され,多くの市民に親しまれております。現在は耐震補強をどのような工法で行うのがベストなのかということで調査中でございまして,今後はその調査結果をもとに対応してまいりたいと考えております。  なお,警察署の設置につきましては,県並びに県警などの計画により対応すべきものと考えておりますので,御理解を賜りたいと存じます。  (企画政策部長兼総務部長 吹矢清和君 登壇) ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 国旗の掲揚促進についての御質問におきまして,まず,国民の祝日での国旗掲揚を市政広報により呼びかけてはどうかとのお尋ねでございます。  平成11年8月に成立した国旗及び国歌に関する法律によりまして,国旗である日章旗と国歌である君が代が明確に規定されました。当時の内閣総理大臣談話におきましても,国旗と国歌は国民の間に定着することを通じ,国民のアイデンティティーのあかしとして重要な役割を果たすものと考えているという旨の発言をされております。国旗の掲揚につきましては,個人に強制されるべきものではございませんが,国旗の持つ意義を市民の皆様に十分御理解いただき,おのおのの御家庭が自然な行動として祝日には国旗を掲揚されるような習慣が定着することを願うものであります。本市でも,庁舎,総合支所,公民館,その他の多くの公共施設におきまして,常時あるいは祝日に国旗を掲揚している次第でございます。  次に,小・中学校におきましては学習指導要領により入学式や卒業式などにおいて国旗を掲揚するとともに,国歌を斉唱するようになっています。また,教科,道徳などの指導を通して,日本人の自覚と誇りをはぐくんでいきたいと考えています。 ◆1番(田村勝則君) くどいようですが,県道福井・四ケ浦線と県道殿下・福井線は越廼地区にとっては本当に生命線でございます。何とか早く完成させてほしいと思います。  また,平尾−清水畑区間はバイパスなどがいいのではないかと思います。この道路は越廼地区から魚を運んで中央卸売市場へ行く際に通るのですが,特にこの区間が物すごく狭くて走りにくいわけです。要望にとどめておきますが,とにかく早く,道路幅を拡張してほしいということでございます。  それから,市体育館についての市長のお考えではどうですか。今の位置で,リニューアルするおつもりですか。それとも,どこか新しいところへ建てるなどの方策を考えていないのか,お聞きします。 ◎市長(坂川優君) 先ほどは福井駅西口ということで,大変画期的な御提案をいただきました。ありがとうございます。やはりこういったスポーツ施設等,交流施設というのは,市民の皆さんが集いやすい場所に置くという意味では,議員のお考えもその一つかなと思っております。現在のところ非常に厳しい財政状況もあり,また,教育委員会として,まずは小・中学生の安全・安心ということから耐震等の調査,設計,施行ということに努めております。なかなか予算的な問題もあり,また,現在の市体育館が結構いい場所にあり,駐車場もありますことから,今のところまだまだ使われておりまして,あれがもし有効活用できるものであるならば当分の間は使えるのかなという思いも持っているわけであります。ともあれ,せっかくいろいろな御提案をいただいているわけでありますので,その趣旨を踏まえて,市民の皆さんが利用しやすい位置を検討する中で,また,いろいろと考えていきたいと存じております。 ○議長(山口清盛君) この際,あらかじめ会議時間を延長します。  次に,20番 皆川信正君。  (20番 皆川信正君 登壇) ◆20番(皆川信正君) 市民クラブの皆川信正でございます。市長には職務復帰以来,連日分刻みで御多用な公務に当たられていることと存じます。高い席から私ごときが僣越ではございますが,公務復帰のお祝いを申し上げますとともに,どうか体調に留意された中で鋭意本市運営に当たっていただきますよう,敬意を表しながら激励を申し上げる次第でございます。  では,通告に従って順次質問させていただきますので,理事者の皆様のやる気満々の答弁を期待しております。  最初に,児童館入館希望の現状と対策及び放課後の学校教室利用についてお尋ねいたします。  先ほど,西本議員からも類似の質問がありました。そして,私は9月定例会に続き重ねての質問でございますけれども,お許しいただきたいと存じます。私が本当に聞きたいのは,国が先ごろ学校教室を利用すると示したことに対する本市教育委員会や学校長,こういった立場の方々のやる気についてです。  8月30日の報道以来,文部科学省,厚生労働省が示している事業の中身については,私も9月定例会で詳しく申し上げておりますし,今ほど西本議員からも詳しく説明がありましたので避けたいと思います。私が9月定例会で質問した際の教育部長の答弁は,国が概算要求の段階だから国の動向を見て検討するという,いかにも役所らしい答弁でした。加えて,地域子ども教室推進事業は教育委員会としてはやっており,しかも,今回の施策は大規模なだけに問題や課題もあると考えているとの見解でありました。私は児童館の現状を踏まえて,福井市の対応はどうかと聞いたわけです。部長見解は,これまで児童館をめぐり毎年起きている3年生はおろか2年生ですら入館できない現実について,とりあえず教育委員会としてはかかわりたくないと言っているようで,役所の縦割りの弊害を強く感じます。3年生を受け入れられないところが12館,そのうち2年生の希望者ですら定員オーバーとなるところがつばき児童館,さざんか児童館等,数館あります。毎年これらの地区では保護者会が協議を重ね,ほとんどの場合児童館と保護者会が,あるいは親同士が対立するのが現状です。話し合いの席に居合わせた経験がありますけれども,保護者の切実さが伝わってまいります。国の施策に問題や課題が多いというなら,前もって研究し,新年度からスムーズに実施できる体制をつくっておくことが,なおさら必要ではないでしょうか。いま一度,市当局の見解をお尋ねいたします。  一方,現有児童館ですが,これまでかなりの苦労をしながら努力してきたことと存じますが,新年度を予測しますと厳しい現実が待っております。学校の教室を利用できればそれにこしたことはないと思いますが,少なくとも本市は2年生までは全員受け入れるということを約束しております。現実に即した対応を求めるものですが,当局の見解をお尋ねいたします。  次に,足羽川の桜並木保存についてお尋ねいたします。本市のシンボルとして,また,本市を訪れる方々に自信を持って誇れるものとして貴重な財産である桜のトンネルについてですが,10月17日火曜日の日刊県民福井の新聞報道によりますと,「川側は現状,県,新たな案」との見出しで,市道はそのまま,存続派にも配慮し,川側の桜並木を残し,拡幅した部分には一列で桜を移植することになるとのことで,年内決定,さあどっちになるかと報道されました。私が昨年の12月定例会に質問しました折は,当時の矢野企画政策部長が,工法は5案中2案が有力であることや,市の宝,誇りであり,景観上からも観光資源としても貴重な財産であり,現状を維持したまま堤防強化を行う工法の検討と上流のダム建設を強く要望していくとのことでありました。本市が財産権を持つと私は思っておりますけれども,本市の考えが重要なかぎを握るものと思われますが,どのような主張,どのような要望を足羽川河川環境整備検討会の中でしてきたのか。市の考えは,これまでのニュアンスでは拡幅,移植,保全ととれるようでしたが,初志貫徹すべきと考えますが,当局の考え方をお尋ねいたします。  次に,除雪についてお尋ねいたします。  昨冬は,長期予報では暖冬という報道だったにもかかわらず,日本海側を中心に大雪に見舞われ,全国的には除雪作業でのお年寄りの犠牲が目立ちました。北陸以西では12月の平均気温が戦後最低を記録し,新潟県を初め13道県で過去最高の積雪量であったことや,消防庁のまとめでは死者が151人,けが人も2,136人になったとの報道がありました。昨今,日に日に寒さが増し,みぞれ,雷,そして,本格的な雪のシーズンを間近に迎える中,先月27日,本市の市道除雪会議が開かれ,本年の除雪計画が示されました。幼稚園,保育園の出入り口の除雪や主要交差点の排雪を目玉に掲げ,これに加え高齢者等除雪支援アクションプランも策定し,弱い立場の方々を支援していくというものです。そこで,先に除雪計画について何点かお尋ねいたします。  1点目は,除雪の初動についてです。  待機から初動に移る指令のタイミングが,道路除雪には最も大切と考えます。このタイミングを間違うと,通勤の大渋滞につながり,あるいはまた圧雪の要因にもなり,そして,作業性も著しく不効率になります。この点についてお伺いいたします。  2点目は,市施設についての除雪ですが,学校や公民館,そして,保育園,幼稚園などの敷地内の通路については計画に入っておりません。合併した美山地区,以前からは一乗地区が特に雪深く,どのように考えておられるのか,この点についてお伺いいたします。  3点目は,町中に雪置き場が確保されるならば,これも,従来の福井市の施策の中にある固定資産税の扱いを含めて指定すべきと考えます。特に,二,三十年前に開発された町中の住宅は家が密集している割に道路幅が狭く,車が来たら歩行者がよける場所もなくなる。そして,歩行もままならないことから,近くの雪置き場がもしあれば,町内にとっても貴重な存在に位置づけられます。雪捨て場の問題は切実で現実的な問題です。これについての御所見をお伺いいたします。  4点目は,未除雪路線の補助額について,現状よりアップする考えがないかということについて,単純な質問ですがお尋ねいたします。  次に,高齢者等除雪支援アクションプランに関して,策定し取り組んでいこうということについては敬意を表しますし,評価をいたします。そこで,高齢者等の除雪への市民参加の行動プラン中,玄関先の雪かきの対応ですが,民生委員,市社会福祉協議会が近隣の方々と連携し云々とうたっていますが,近隣の方々というのは極めてあいまいで,現実的な対応が難しいのではないかと感じます。また,ボランティアを12月中に募集するとのことですが,昨年冬の実績は約50人と聞き及んでおります。50人では市全体への対応は極めて困難,あってないに等しいプランとなりかねません。  屋根雪おろしへの対応ですが,これもまた地域での支援体制,地域ぐるみ雪下ろし支援事業をうたっているだけで,市社会福祉協議会に頼るところが極めて多く,これでは荷物を背負って坂道を上がろうとしている市民を見て,ただ声かけだけ,頑張れ頑張れという状況にすぎないと思いますし,非現実的ではないでしょうか。また,屋根雪ですが,一冬期1世帯で7,000円が限度で1回が原則とのこと。屋根の大きさにより1シーズン何回も雪おろしが必要な場合がありますし,殿下地区や美山地区など降雪量の多い地区などもあり,このプランについて,もっときめ細やかな配慮が必要ではないかと思います。  そして,業者がその作業に当たると聞いておりますが,屋根雪おろしはいっときに重なり,業者の手配もままならないことが予測されます。事業の対象となるお年寄りの家,ひとり住まいや空き家も含めて,常日ごろから注意を払う立場でボランティアをされている方々,活動している方々,あるいは地域によって体力や環境がさまざまであり,活動の濃淡もあり,制度の周知とあわせ,この事業を生かすための方策についてはもう一工夫,二工夫することが必要と考えますけれども,当局の見解をお尋ねいたします。  最後に,JR福井駅西口再開発並びに駅前広場整備についてお尋ねいたします。  これまでの長い間,県都活性化対策特別委員会,一般質問,予算特別委員会で質問させていただいておりますので,これらの理事者答弁などを踏まえ,私今回は,来年3月には都市計画決定が成立するということを前提に,今後,当局として想定しているすべての諸手続について,3月末から逆算して,その事案とスケジュールのすべてについてどうお考えかについてお尋ねいたします。  以上で私の一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。  (市長 坂川優君 登壇) ◎市長(坂川優君) 皆川議員にお答えする前でございますが,先ほどは西本議員,また,田村議員からも,私の公務復帰につきまして祝意を賜りましてありがとうございました。そして,ただいまは皆川議員からも丁重にお祝いの言葉を賜りまして,本当に感謝いたしております。ありがとうございます。  さて,御質問のうち私からはJR福井駅西口再開発並びに駅前広場整備についてお答えしたいと存じます。  今年度中の都市計画決定に向けての今後の進め方についてでございますが,まず,福井駅西口中央地区の再開発につきましては,権利者で構成されております市街地再開発準備組合を早期に設立していただき,同準備組合と私どもが一体となって計画の具体化を図るため事業推進計画を策定してまいりたいと存じております。  また,駅前広場整備につきましては,12月中に学識経験者,事業者等から構成されます検討委員会を開催し,集中的に御審議をいただき,レイアウト等を決定してまいりたいと存じております。それらの検討結果を受けまして,都市計画審議会につきましては市及び県の審議会とも来年3月に開催いたしまして御審議いただき,年度内に何とか都市計画決定を行いたいと考えておりますので,どうか御理解と御協力のほどをお願い申し上げたいと存じます。  (教育部長 田中利憲君 登壇) ◎教育部長(田中利憲君) 児童館入館希望者の現状と対策及び放課後の学校校舎の利用についてのうち,皆川議員からは教育委員会のやる気を問うということでございますので,まず,私の方から,福祉保健部に先立って,放課後の学校校舎の利用についてお答えをさせていただきたいと思います。  概算要求では,文部科学省は来年度,厚生労働省が実施している放課後児童健全育成事業と連携し,総合的な放課後対策として放課後子ども教室推進事業を創設するということでございます。市教育委員会では,平成16年度から今年度にかけまして子供の居場所づくりを目的とした国の委託事業といたしまして地域子ども教室推進事業を公民館を中心としてやってまいりました。放課後子ども教室推進事業は,その事業の延長として放課後の教室を利用するということを視野に入れております。原則といたしまして,すべての小学校区の全学年児童を対象とするなど,大規模な構想のもとに事業展開していくものでございまして,なかなか,そこまでいくのかという疑問が晴れないわけでございます。  放課後の教室利用につきましては,その範囲を図書室や会議室及び体育館まで広げるとすれば,社南小学校のように,いっぱい詰まっているところでも,場所的にはある程度は可能と考えております。しかし,当事業において,館長や職員を配置しております児童館とは異なりまして,そのスタッフは100%ボランティアということでございます。国の方は非常にいいことを言っておりますけれども,このとおりになるのかどうかが非常に疑問になるわけでございます。ですから,この事業はスペースの関係で児童館に受け入れられなかった子供さんを対象にするといった,児童館の補完的な事業ではないと考えております。  私どもといたしましては,この事業の趣旨については理解しているところでございますが,事業を運営していく上で最も重要なのは,何といっても現場の子供たちにかかわるスタッフでございます。これらを踏まえますと,学校の余裕教室の有無以前に,地域の関係者の方々の御理解と御協力が不可欠でございまして,各地域でスタッフ体制をきちんと整備するには,それなりの時間を要するものと考えております。  教育委員会といたしましては,国の制度確立の状況を見きわめながら,従来の地域子ども教室を踏襲する中で実行可能な地区を選定いたしまして,平成19年度内には放課後の学校を中心とした事業に取り組んでいけるよう検討してまいりますので,御理解を賜りますようお願いを申し上げます。  (福祉保健部長 高橋英幸君 登壇) ◎福祉保健部長(高橋英幸君) 児童館入館希望児童の現状と対策についてお答えいたします。  現在,児童館では小学校1年生から3年生までの留守家庭の児童を対象に放課後児童会を実施しております。現在,来年度の放課後児童会の入会の希望見込みの調査を行っているところですが,3年生等の受け入れが困難と思われるところが幾つか見込まれます。これらの対応はなかなか困難ではございますが,児童館以外の施設の有効利用として,例えば移転した後の旧公民館等の改修,さらには民間施設の借り上げ等を視野に入れながらの対応を検討してまいりたいと考えております。そのほか,地元の協力をいただきながら,民家等の借り上げにより地区で児童クラブの設置を進めていただき,運営に係る費用等の助成を行う方法等も検討していきたいと思っております。  続きまして,除雪対策の高齢者支援,弱者支援についてお答えいたします。  高齢者と弱者のための除雪対策につきましては,今年度,高齢者や体の不自由な人のための高齢者等除雪支援アクションプランを策定いたしました。このプランはボランティアによる除雪支援と,これまで行ってまいりました除雪支援事業を盛り込んだものでございます。まず,ボランティアにつきましては,この12月を雪かきボランティア募集の強化月間といたしまして,派遣体制の一層の強化を図ってまいります。また,これまで実施してきました地域ぐるみ雪下ろし支援事業や,高齢者が高齢者を支える,えがおでサポート事業の円滑な実施のための準備を整えたところでございます。特に,地域ぐるみ雪下ろし事業については,従来は一冬の期間を通して1回の補助を行ってまいりましたが,今年度からは除雪の状況を見ながら,必要な体制をとってまいります。今後におきましても,このアクションプランについて市民の皆様へお知らせすることに力を注いでまいります。さらに,高齢者や弱者の皆様の除雪を円滑に行うため,福井市社会福祉協議会を初め民生児童委員等の関係諸団体と密接な連携をとりながら努力してまいる所存でございますので,御理解いただきたいと存じます。  (企画政策部長兼総務部長 吹矢清和君 登壇) ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 足羽川の桜並木保存についての御質問にお答え申し上げます。  足羽川の桜並木は多くの皆様に親しまれ,桜の名所百選にも選定されております。足羽川河川激甚災害対策特別緊急事業による堤防の安全性の向上はもちろん不可欠でありますが,同時に,桜並木を守り,育てていくことも大切であると考えております。足羽川河川環境整備検討会は,治水機能の確保と自然環境に配慮した良好な河川空間を確保する方策について検討するものでありまして,堤防の安全性の向上と桜並木の保全の両立は大きな課題でございました。本市といたしましては,総延長2.2キロメートルに及ぶ雄大な桜のトンネルは福井市民の宝であり,誇りであり,また,景観形成上においても観光資源として全国発信できる貴重な財産でありますので,桜並木のできる限りの維持と堤防強化の両立を要望してまいりました。その結果,できる限り桜並木を継承していくために堤防上部を市道側に拡幅し,桜を千鳥配置で植樹するトンネル状案と一列に植樹する一列植樹案とが浮上している経緯がございます。今後,沿線住民を初め多くの市民の皆様の意見を取り入れ,合意形成を図ることが課題でございまして,県との連携を強め,最善の方策を模索してまいりたいと考えております。  (建設部長 高嶋泉君 登壇) ◎建設部長(高嶋泉君) 私の方からは,除雪対策についてのうち市道,歩道の除雪についてお答えいたします。  まず,市施設敷地内の通路の除雪については,おのおのの施設管理者で対応していただきたいと思っております。また,その施設に通じる市道につきましては,道路除雪計画に基づいて実施していきたいと考えております。特に,幼稚園,保育園の入り口付近につきましては園児の送迎に支障のないよう,拡幅除雪を伴った除雪強化を図ってまいりたいと考えております。  次に,待機から初期除雪に移るタイミングについての質問でございますが,議員御指摘のとおり,出動のタイミングを外しますと圧雪の要因ともなり,作業効率も著しく悪くなります。本市におきましては,積雪量が基準に達しますと出動する体制をとっておりますが,今後,出動タイミングについては降雪,路面状況や気象情報を見きわめ,細心の注意を図りながら除雪を実施していきたいと考えております。  また,町中に雪置き場が確保されるならば,これも固定資産税の扱いを含めて指定すべきとの御質問でございますが,未除雪路線で市民がみずから除雪を行い雪置き場を確保した場合,その期間の固定資産税,都市計画税相当額を補助しているのが現状でございます。  一方,市が,除雪路線の雪置き場につきましては現在困難と考えております。市民の皆様には地域ぐるみの協力をお願いしていきたいと思います。  最後に,未除雪路線の補助額アップについてでございますが,未除雪路線で自治会等が除雪した場合に交付しておりますが,各地区の道路状況,降雪量等により除雪に要する費用が異なりますので,一斉除雪に要した費用をもとに交付しているのが現状でございます。しかし,アップにつきましては今後の検討材料としていきたいと考えております。 ◆20番(皆川信正君) 自席で何点か再質問させていただきます。  児童館と学校教室を使うという関係でありますが,新年度のスタート段階で,特に定員オーバーとなる館が何館かあるということは,教育長あるいは教育部長も御存じだと思います。例えば,ことしの2月に,つばき児童館でたび重なる保護者会が行われ,館長さんと保護者会との話し合いが何回も持たれたわけですが,教育長,教育部長が,もし席上におられれば,ああ,これは教育委員会でも,もっと違った視点から何とかしないといけないという思いを持っていただけるのではないかと思います。あるいは,うがった言い方かもしれませんが,もしこの児童館も教育委員会が担当であれば話は早かったのにという思いをしております。私は,確かに今教育部長がおっしゃるように,全国一斉に学校教室を使うといったことでありますから,それは大がかりな話としてとらえますと無理ということにもなりますが,福井型ということも考えられるのではないかと思います。子供20名に1人児童構成員を配置するということがあれば,ことしの2月のつばき児童館の保護者会のことを考えますと,立地条件はいろいろあるでしょうけれども,近くにたまたま児童館があるということと,学校も近かったということで,その本拠地であります児童館の館長さんのもとに,漏れる部分についての子供を,何とかいろいろなところから知恵を出しながら,学校で保護するということができないであろうかという素朴な思いから申し上げているわけです。このことについて,具体的なお考えがあれば,もう一度部長の答弁をいただきたいと思います。  それから,足羽川桜並木についてですが,2.2キロの延長の中で,堤防を改修する距離についてお伺いします。2.2キロのすべてで桜を移植したり,堤防を補強したりしなければならないのか,何カ所の工事箇所があるのかについて答弁していただきたい。また,現在の桜の寿命がかなり近づいているということは聞いております。そして,いろいろ手当てをしているということも聞いておりますが,この手当てをしながら今後どの程度現存の桜の寿命を保っていけるのかということもお伺いします。  それから,1メートルほどの木であれば植樹ができるということを考えますと,これからすぐにでも桜を植樹する方法が本当にとれるのかどうか,この3点についてまずお聞きしたい。また,先ほどの企画政策部長兼総務部長の答弁の中では,意見を取り入れて年度内にということでありました。新聞報道によりますと,年内に県は決定したい,しかし,悩んでいるということです。年度内と年内ではかなり違いますし,企画政策部長兼総務部長の答弁でありますと,県が決定してから,ああ,そうなったのかということでありますから,きょうたまたまそれを聞いたということでありますので,焦点を合わせた答えが欲しかったと思いますが,桜の関係ではこの3点,再質問のお答えをいただきたいと思います。  それから,除雪に関してですけれども,公共施設の場合,特に小学校あるいは保育園,幼稚園の敷地内のことは今ほど答弁で聞いたとおりで,一定の理解をしなければならないと思いますが,スロープ,階段などが,特にマイナス気温になったときには凍って滑りやすい。ここで転倒したりする事故が一冬にかなりあるわけです。公民館等であれば年配の方々が出入りをするわけですが,例えば滑りどめの設備等についてどのように考えておられますか。  また,具体的なことで申し上げれば,道路の滑りどめ用の薬剤がありますが,こういったものの公共施設への配置ができないのかどうかということについてもう一度お聞かせいただきたいと思います。  それから,駅前広場及び福井駅西口再開発について,今後のスケジュールの中で市長から一定のお答えはいただきましたが,例えばJRとの協議がどうなるのかということや,第三セクターについてはもうやらないのかということも,今までのテーブルには出てきていた課題であります。  そしてまた,時間的なタイミングについて私はお尋ねしたつもりでありますので,いつごろに何々をするということで,これだけの時間がかかりますよということがもしわかれば,ぜひお答えいただきたいと思います。  以上,再質問をさせていただきます。 ◎建設部長(高嶋泉君) まず,足羽川桜並木の御質問のうち,2.2キロのうち何キロが対象になるのかという御質問でございますけれども,対象は左岸側が対象になるかと思います。  それと,除雪に関係しまして施設内の道路に対する滑りどめ等ということでございますけれども,滑りどめ等のための,融雪剤を,各施設の方から要望があればお分けできるよう対応はしていきたいと思います。 ◎教育部長(田中利憲君) 今ほど,皆川議員からは父兄の気持ちを考えろということでございますが,働いている御父兄にとっては子供も大事,仕事も大事ということで,その辺のところは痛いほどよくわかります。この制度は救いの神ということだと思いますが,内容的に言いますと,先般行われた説明会では現段階のイメージ図というようなレベルでしかございません。おいしいことを書いてあるわけですが,おいしい話にはいろいろ問題があります。近未来通信社のこともありますけれども,うまい話には御用心ということを私は直感して思うわけで,これを市として責任を持って実施するにはどうしたらいいかということを真剣に考えますと,問題点が非常に多いわけでございます。ですから,答弁としてはちょっと後ろ向きになるかもしれませんけれども,制度としてはいいが,クリアしていかなければならない問題はかなりあると感じております。現時点で,児童館に入れない子供をどうするかということについては,やはり関係者で知恵を出し合うというほかにないのではないかと思います。お答えになるかどうかわかりませんけれども,そのような考え方を持っております。 ◎企画政策部長兼総務部長(吹矢清和君) 自席で失礼いたします。  足羽川桜並木保存に関しての御質問の中で,建設部長につけ加えまして,私の方からもお答えをさせていただきます。  桜の寿命でございますけれども,これはごくごく,通念言われておりますのは60年から80年であると申し上げてよろしいのではないかと思います。そして,御存じのように,あの桜と申しますのは昭和27年の福井復興博覧会を機会に植樹をされたものだとお聞きしておりますので,算数的に申し上げますならば,あと5年から25年という数字が出るのでございます。しかし,私どももこの延命保全には懸命に取り組んでおります。また,自然のことでございますので,その辺はなかなか難しいことはございますが,大枠としましては,ただいま申し上げたようなことを頭に置いてもよろしいのではないかと考える次第でございます。  また,この桜並木の工事関係ですけれども,県議会での知事の御発言では,激特事業で取り組めることについて,来年の秋から準備に取りかかりたいと考えているということでございます。私どもも,先ほど申し上げましたように,堤防強化と景観両立には難しい課題があるという認識は持ってございますけれども,今後とも県と連携をとりながら,このことについて取り組みをさせていただきたいと考えてございます。 ◎都市政策部長(荒井彦一君) 福井駅西口再開発のスケジュールの問題でございますが,もともと今年度中の都市計画決定というものはJRが用地を提供するという条件になっております。その関係上,我々としましてはすべての条件を3月末に持っていきたい,都市計画決定を持っていきたい,そのためにいろいろな形の取り組みを現在進めているところでございます。現在,非常にスケジュール的には厳しいものがございますが,私どもとしましてはこの3月末の都市計画決定というものを一つの軸にしまして,すべてをそこへ集中して進めていきたいと考えております。 ◎市長(坂川優君) 福井駅西口の再開発につきまして,若干補足をさせていただきます。10月2日に私が市議会の議員各位に私の病状について御説明申し上げることとともに,実は何とか福井駅西口の地権者の方々の御同意を得るべく,お会いをしたいという思いで福井に帰ってまいりました。そういう意味では,今回,おかげさまでほぼ大半の方の御同意をいただくことができました。このことについては市議会の議員各位の御協力に本当に感謝しているわけでありますが,ただ,残念ながら,まだ100%ではございません。その点も踏まえつつ,また,これから何とか準備組合を立ち上げていただいて,それとともにということを思っているわけであります。ある程度方向性は見えてきましたけれども,最終的に決着はまだ行っておりませんので,若干微妙なところはまだ残されているということについては御理解いただきたいと思います。  それと,JRの用地の取得についてでございますが,もともと紆余曲折の中で,場合によっては今の生活創庫跡地についても第三セクターとしてある程度かかわらなければならないかもしれないという状況の中,このように地元企業,三谷グループが話を進めていただいてありがたく存じているわけであります。従来第三セクターで取得可能ということで進めてまいりましたので,経済界となおもう少しの詰めをいたしまして,どういう形でJRの土地を取得できるかどうかということについて,まだ話し合いをしなくてはいけないところがございます。スケジュールを皆様に申し上げにくいところがあることは御理解賜りたいと存じます。ただ,都市政策部長が申し上げましたように,JRの方から今年度いっぱいの都市計画決定ということで,期限は切られておりますので,その時期までには何とかしたいと存じております。  それと,直接私が先ほど答弁したわけではないんですが,今回の文部科学省の放課後子ども教室推進事業についてであります。実は私も県議会議員時代に,親御さんの切実な声を直接お聞きしたこともあります。教育委員会も決してしゃくし定規にやっているわけではないと思いますが,ただ,例えば保育園と幼稚園もそうですけれども,厚生労働省のこの児童館の事業というのは,結局基本的にはお子さんを責任を持って預かるということになります。文部科学省がやる場合はスポーツ指導であり,あるいは学習指導であるため,そのための人材確保という問題があります。しかも,これは100%ボランティアでありますから,無償でお願いしなければなりません。児童館の方はしっかり報酬もあることから,館長さんも職員の方も決めさせていただいて,性格が違うところがあります。親御さんからすると,何でもいいから預かってくれというお気持ちはわかりますし,最近特に子供さんの安全とか,いろいろなことがありますから気が気でない思いというのは私も存じておりますので,そういった不安を感じていらっしゃる親御さんの気持ちに配慮しつつ,できることから文部科学省が言うような体制をとっていけるように進めていきたいし,私としても指導してまいりたいと思いますが,そういう性格の違いがあるということだけは,ぜひ市議会の議員各位,また皆川議員にも御認識は賜りたい,その上でまた御指導を賜りたいと思っているわけであります。 ◆20番(皆川信正君) 再度,一,二点,質問,そして,要望を述べさせていただきます。  今ほど児童館,そして,学校教室の関係につきましては部長からも,そしてまた,市長からも丁寧に御答弁いただきました。ありがとうございます。  まず,児童館,そして,学校教室の関係でありますけれども,先ほど来部長が答弁に立たれた中で,あるいは当然私どもも存じ上げているわけでございますけれども,地域子ども教室は平成17年,18年,19年の3カ年で国の施策が終わると,私は存じております。そうなりますと,全国的にも延長の要望が強いと聞いておりますけれども,延長されないということになりますと,財源をどこへ求めるかという切実な現実の問題があります。そこで,それの受け皿が当然必要になってくるのではないかなと思います。あわせて,今ほど私が再三再四申し上げている児童館の現状,定員オーバーをどうするかという問題,それから,学校教室を文部科学,厚生労働の両省が国としてやるとおっしゃっておられるわけですから,こういったものを相まって考えますと,本市として庁内でこれらを研究するチームを,例えば企画政策部が中心になって教育委員会,福祉保健部のスタッフが一緒になって,とりあえず学校教室利用が本格的に稼働するまでの間,オーバーする児童館の問題を受け皿として考えるといったことを検討していただくことはできないでしょうかという要望が強うございますが,この点について,もしお答えいただけるのであれば答えていただきたい。なければ要望ということでとっていただければ結構です。  それから,先ほど足羽川桜並木のことで質問いたしましたところ,足羽川左岸ということは恐らく全議員存じておりますし,私も知っています。私が聞いたのは,堤防2.2キロ中どのぐらい桜を移植しなければならないのかということをお聞きしたわけで,これは答えていただかなくても結構ですけれども,一般質問,あるいは委員会でいつも感じますことは,質問した内容に率直に答えていただけないというのが極めて残念ではあります。  それと,1メーター以下の木ならば植えられるという点についても答弁漏れがあるわけです。  それから,除雪についての要望ですけれども,交差点の排雪については主要交差点ということですが,より多くの交差点の除雪をぜひしていただきたい。  また,12月に初雪が降るかはわかりませんが,1回目の除雪のよしあしが2回目,3回目の降雪,除雪に大きく功罪としてつながりますので,1回目の除雪の幅の拡大については精いっぱい留意していただきたい。  さらに,狭い道路へも何とか対応していただけないだろうかということを要望しておきます。  先ほどから申し上げているとおり,福井市内にも山沿いがあり,除雪量はどうしても町中より5センチ,10センチ多いわけです。こういった実情に合わせた出動をぜひお願いしたい。  そして,融雪,あるいは天気がよくなりますと雪解けで水が非常にたまりますので,歩行者等の歩行の困難にならないような対策もぜひ進めていただきたいなと思います。  それから,高齢者等除雪支援アクションプランの面も若干ありますけれども,例えば福井県立運動公園の近くにトタン屋根で4棟ほどが建っている簡易平家建ての市営住宅があります。3分の1ほどの部屋が空き家で,しかも入居者は,若い方でも70歳を一,二歳超えた人が最若年という状況で,当然それ以上の80歳の御夫婦あるいは単身者ということであります。したがって,雪が降りますと除雪どころか日常の近所づき合い,あるいは自治会活動といったことすらままならないのが現状でありますから,雪が降ればたちまちトタン屋根からどっと玄関先,通路へ雪が落ちてまいります。確かに自助,共助の話はあります。しかし,もう地域全体として自助,共助というのはなかなか厳しいものがあるということで,何とか対策ができないかということを思いますし,雪とは直接関係はありませんが,この簡易平家建て市営住宅では以前,郵便物がたまっていたので見に行ったら,亡くなられて四,五日もたった後で発見されたといった現実があるわけです。今市営住宅と申し上げましたが,市営住宅でなくても,民家でも,特に狭いところの奥まったところに不思議とお年寄りが多いし,なかなか手間がないといったところが多いわけです。やはりこういった実情がありますから,地域の民生児童委員の方々や自治会長から相談があったら,ぜひ前向きな対応をしていただけないかと思います。  質問,要望に分かれますけれども,ぜひよろしくお願いし,最後に市長からお答えいただきました福井駅西口再開発は,残された期間が少のうございます。そして,最終的には権利者全員との調印という大事業が残っていると私は思います。これが済んで,初めてスムーズな開発の着手ができるのではないかなと思いますので,9,000平米から1万1,500平米の線引き等々を含めて,ぜひ一日も早い駅前広場の整備に着工していただきますよう要望申し上げて,私の質問を終わらせていただきます。
    ◎教育部長(田中利憲君) まず,国の財源のことについて申し上げますと,地域子ども教室の財源がそっくり放課後子ども教室に振ってかわるということになります。これまでは委託事業ですから1公民館当たり30万円出ていたのが,今後は市町村で100万円かかるのなら,このうちの3分の1だけ補助しましょうという形になります。  それから,地域子ども教室は公民館もしくはそのほかでということです。今度の放課後子ども教室は基本的に小学校でということになっております。しかし,市町村としては,ここ3年間せっかく育て上げてきた地域子ども教室のはしごを外されるということになりますし,財源的にもなくなるということです。しばらくの間は,この子ども教室を延長上でやってもいいというお墨つきは得ております。  それから,庁内の研究チームについては,つくるように指示がされておりまして,既にもう研究しているところでございます。 ○議長(山口清盛君) ここでお諮りします。  本日の市政に対する一般質問はこの程度にとどめ,延会したいと存じますが,これに御異議ございませんか。  (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって,本日はこれをもって延会します。              午後5時31分 延会  地方自治法第123条第2項の規定により,本会議の顛末を証するため,ここに署名する。 福井市議会議長                  平成  年  月  日 福井市議会副議長                 平成  年  月  日 署名議員                     平成  年  月  日 署名議員                     平成  年  月  日 △〔参照〕               付 託 案 件 表       議   会   運   営   委   員   会 番 号件            名陳情第21号国民に安全・安心の農産物を供給するための施策の実施を求める陳情...