福井県議会 2019-02-13
平成31年第405回定例会(第1号 開会日) 本文 2019-02-13
トップページ 検索結果一覧 使い方の説明 (新しいタブが開きます) 平成31年第405回定例会(第1号 開会日) 本文 2019-02-13 文書 前へ 次へ 発言 前へ 次へ
ヒット発言 前へ 次へ
文字サイズ 大きく 標準 小さく ツール
印刷用ページ 別窓表示 ダウンロード 表ズレ修正 表示形式の切り替え 単文表示 選択表示 全文表示
発言者一覧に移動 全 26 発言 / ヒット 0 発言 表示発言の切り替え すべての発言
ヒット発言 選択表示 すべて選択 すべて解除 1 ◯議長(山本文雄君) 2 ◯議長(山本文雄君) 3 ◯議長(山本文雄君) 4 ◯議長(山本文雄君) 5 ◯議長(山本文雄君) 6 ◯議長(山本文雄君) 7 ◯議長(山本文雄君) 8 ◯議長(山本文雄君) 9 ◯議長(山本文雄君) 10 ◯議長(山本文雄君) 11 ◯議長(山本文雄君) 12 ◯議長(山本文雄君) 13 ◯議長(山本文雄君) 14 ◯議長(山本文雄君) 15 ◯議長(山本文雄君) 16 ◯議長(山本文雄君) 17 ◯議長(
山本文雄君) 18 ◯議長(
山本文雄君) 19 ◯議長(
山本文雄君) 20 ◯議長(
山本文雄君) 21 ◯議長(
山本文雄君) 22 ◯議長(
山本文雄君) 23 ◯知事(西川一誠君) 24 ◯議長(
山本文雄君) 25 ◯議長(
山本文雄君) 26 ◯議長(
山本文雄君) ↑ リストの先頭へ ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◯議長(
山本文雄君) 第405回
定例福井県議会は、ここに成立いたしましたので、これより開会し、直ちに本日の会議を開きます。
───────────────
2 ◯議長(
山本文雄君) 平成31年最初の
定例会開会に当たり、議事に先立ち一言御挨拶を申し上げます。
4月の
統一地方選挙を前に、任期の最後となる
定例県議会を開会する運びとなりました。
第18次民主議会も間もなく4年を迎えることになり、歳月の過ぎ去る早さを実感しているところでございます。この間、議会ではさまざまな県政の重要課題について真摯な議論を続けてまいりました。
このうち、
北陸新幹線につきましては、2023年春の敦賀開業を控え、開業効果を最大限に発揮するための
まちづくり、
観光誘客対策などが進められており、今後、さらに取り組みを加速させていく必要があります。あわせて、
敦賀-大阪間については、市町や経済界、関西との連携を強め、財源を確保し、
早期全線整備に向けた道筋を確実なものにしていく必要があります。
また、
中部縦貫自動車道については、残る
大野油坂道路の全線開通を、
北陸新幹線敦賀開業に合わせて、ぜひとも実現しなければなりません。
このほか、地方創生・
人口減少対策、安全を大前提とした原子力・
エネルギー政策、
所得向上等が急務となっている農業対策、TPP、
日欧EPAの発効、本年10月の
消費税増税など国内外のさまざまな動きを視野に入れた経済対策、さらに減災・防災対策、
並行在来線対策、教育問題など、県民福祉の向上と県勢のさらなる発展に向け、全力を挙げて取り組んでいく必要があります。
今定例会に提案される平成31年度予算案は、いわゆる骨格予算でありますが、
高速交通体系の整備や
人口減少対策など時期を逸せず速やかに実施すべき事業や、医療、福祉、教育など、県民生活に密接し、年度当初から切れ目なく実施することが必要な事業が盛り込まれております。また、平成30年度
補正予算案には、
国土強靭化のための
道路等インフラ整備対策など、緊急かつ重要な事業が盛り込まれております。
議員各位におかれましては、こうした点を踏まえていただき、県民の負託に応えるべく、第18次民主議会の有終の美を飾るにふさわしい十分な審議を尽くされますようお願い申し上げまして、開会の御挨拶といたします。
───────────────
3 ◯議長(
山本文雄君) 次に、書記から諸般の報告をさせます。
〔書 記 報 告〕
財第19号
平成31年2月6日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県知事 西川 一誠
定例県議会の招集について
第405回
定例福井県議会を別添のとおり招集することになりましたので、通知します。
(別 添)
福井県告示第25号
第405回
定例福井県議会を平成31年2月13日午前11時
福井県議会議事堂に招集する。
平成31年2月6日
福井県知事 西川 一誠
───────────────
財第30号
平成31年2月12日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県知事 西川 一誠
議案の送付について
第405回
定例福井県議会に提出する議案を別添のとおり送付します。
(別 添)
第1号議案 平成31年度福井県
一般会計予算
第2号議案 平成31年度福井県
公債管理特別会計予算
第3号議案 平成31年度福井県
用品等集中管理事業特別会計予算
第4号議案 平成31年度福井県
災害救助基金特別会計予算
第5号議案 平成31年度福井県
国民健康保険特別会計予算
第6号議案 平成31年度福井県
母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計予算
第7号議案 平成31年度福井県
中小企業支援資金貸付金特別会計予算
第8号議案 平成31年度福井県
沿岸漁業改善資金貸付金特別会計予算
第9号議案 平成31年度福井県
林業改善資金貸付金特別会計予算
第10号議案 平成31年度福井県
県有林事業特別会計予算
第11号議案 平成31年度福井県
用地先行取得事業特別会計予算
第12号議案 平成31年度福井県
駐車場整備事業特別会計予算
第13号議案 平成31年度福井県
港湾整備事業特別会計予算
第14号議案 平成31年度福井県
下水道事業特別会計予算
第15号議案 平成31年度福井県
証紙特別会計予算
第16号議案 平成31年度福井県
病院事業会計予算
第17号議案 平成31年度福井県
臨海工業用地等造成事業会計予算
第18号議案 平成31年度福井県
工業用水道事業会計予算
第19号議案 平成31年度福井県
水道用水供給事業会計予算
第20号議案 平成31年度福井県
臨海下水道事業会計予算
第21号議案 福井県
手数料徴収条例の一部改正について
第22号議案
福井県職員等の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について
第23号議案 福井県
青少年愛護条例の一部改正について
第24号議案
福井県立病院使用料および
手数料徴収条例および
福井県立すこやかシルバー病院使用
料および
手数料徴収条例の一部改正について
第25号議案
福井県工業技術センター使用料および
手数料徴収条例の一部改正について
第26号議案 福井県
主要農作物の品種の開発および種子の生産に関する条例の制定について
第27号議案 福井県
園芸体験施設の設置および管理に関する条例の制定について
第28号議案 福井県自動車駐車場の設置および管理に関する条例の一部改正について
第29号議案 福井県都市公園条例の一部改正について
第30号議案 福井県立学校職員定数条例の一部改正について
第31号議案 市町立学校県費負担教職員定数条例の一部改正について
第32号議案 県道の路線の認定について
第33号議案 県道の路線の廃止について
第34号議案 県道の路線の変更について
第35号議案 県有財産の処分について
第36号議案 包括外部監査契約の締結について
第98号議案 平成30年度福井県一般会計補正予算(第6号)
第99号議案 平成30年度福井県公債管理特別会計補正予算(第1号)
第100号議案 平成30年度福井県用品等集中管理事業特別会計補正予算(第1号)
第101号議案 平成30年度福井県災害救助基金特別会計補正予算(第1号)
第102号議案 平成30年度福井県国民健康保険特別会計補正予算(第2号)
第103号議案 平成30年度福井県母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計補正予算(第1号)
第104号議案 平成30年度福井県中小企業支援資金貸付金特別会計補正予算(第1号)
第105号議案 平成30年度福井県沿岸漁業改善資金貸付金特別会計補正予算(第1号)
第106号議案 平成30年度福井県林業改善資金貸付金特別会計補正予算(第1号)
第107号議案 平成30年度福井県県有林事業特別会計補正予算(第1号)
第108号議案 平成30年度福井県用地先行取得事業特別会計補正予算(第1号)
第109号議案 平成30年度福井県駐車場整備事業特別会計補正予算(第1号)
第110号議案 平成30年度福井県港湾整備事業特別会計補正予算(第3号)
第111号議案 平成30年度福井県下水道事業特別会計補正予算(第1号)
第112号議案 平成30年度福井県証紙特別会計補正予算(第1号)
第113号議案 平成30年度福井県病院事業会計補正予算(第2号)
第114号議案 平成30年度福井県臨海工業用地等造成事業会計補正予算(第2号)
第115号議案 平成30年度福井県工業用水道事業会計補正予算(第2号)
第116号議案 平成30年度福井県水道用水供給事業会計補正予算(第2号)
第117号議案 平成30年度福井県臨海下水道事業会計補正予算(第2号)
第118号議案 外郭団体の健全な運営の確保を図るための議会のかかわり方を定める条例の一部改正
について
第119号議案 福井県病院等の人員および施設の基準等に関する条例の一部改正について
第120号議案 福井県中小企業者の事業再生のための措置に関する条例の一部改正について
第121号議案 道路改良工事請負契約の締結について
第122号議案 河内川ダム建設工事(ダム本体工事)請負契約の変更について
第123号議案 権利の放棄について
第124号議案 権利の放棄について
報告第29号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)
報告第30号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)
報告第31号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)
報告第32号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)
報告第33号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)
報告第34号 専決処分の報告について(損害賠償額の決定および和解について)
報告第35号 専決処分の報告について(小浜警察署建築工事請負契約の変更について)
───────────────
辞 任 願
このたび、一身上の都合により、議会運営委員会委員を辞任したいので、委員会条例第11条の規
定により許可されるよう願い出ます。
平成31年2月12日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県議会議会運営委員会委員 斉藤 新緑
───────────────
辞 任 願
このたび、一身上の都合により、議会運営委員会委員を辞任したいので、委員会条例第11条の規
定により許可されるよう願い出ます。
平成31年2月12日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県議会議会運営委員会委員 畑 孝幸
───────────────
辞 任 願
このたび、一身上の都合により、議会運営委員会委員を辞任したいので、委員会条例第11条の規
定により許可されるよう願い出ます。
平成31年2月12日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県議会議会運営委員会委員 島田 欽一
───────────────
辞 任 願
このたび、一身上の都合により、議会運営委員会委員を辞任したいので、委員会条例第11条の規
定により許可されるよう願い出ます。
平成31年2月12日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県議会議会運営委員会委員 長田 光広
───────────────
辞 任 願
このたび、一身上の都合により、議会運営委員会副委員長を辞任したいので、委員会条例第10条
の規定により許可されるよう願い出ます。
平成31年2月12日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県議会議会運営委員会副委員長 仲倉 典克
───────────────
福監第14号
平成31年2月8日
福井県議会議長
山 本 文 雄 様
福井県監査委員 糀 谷 好 晃
同 西 本 正 俊
同 緒 方 正 嗣
同 平 鍋 順 一
定期監査の結果に関する報告について
地方自治法第199条第1項、第2項および第4項の規定に基づき実施した監査の結果に関する報
告を、同条第9項の規定により次のとおり提出します。
〔別添資料省略〕
───────────────
福監第2-1号
平成31年1月4日
福井県議会議長 様
福井県監査委員 糀 谷 好 晃
西 本 正 俊
緒 方 正 嗣
平 鍋 順 一
例月現金出納検査の結果に関する報告について
地方自治法第235条の2の規定に基づき実施した例月現金出納検査の結果を、次のとおり提出し
ます。
記
1 検査年月日 平成30年12月25日
2 検査の対象 平成30年11月分
一般会計 特別会計 公営企業会計
3 検査の結果 各会計の収支計算書等の計数は、関係諸帳簿および指定金融機関の預金現在高
証明書等と符合し、正確であることを認めた。
〔別添資料省略〕
───────────────
福監第2-2号
平成31年2月4日
福井県議会議長 様
福井県監査委員 糀 谷 好 晃
西 本 正 俊
緒 方 正 嗣
平 鍋 順 一
例月現金出納検査の結果に関する報告について
地方自治法第235条の2の規定に基づき実施した例月現金出納検査の結果を、次のとおり提出し
ます。
記
1 検査年月日 平成31年1月30日
2 検査の対象 平成30年12月分
一般会計 特別会計 公営企業会計
3 検査の結果 各会計の収支計算書等の計数は、関係諸帳簿および指定金融機関の預金現在高
証明書等と符合し、正確であることを認めた。
〔別添資料省略〕
───────────────
4 ◯議長(山本文雄君) 次に、今議会提案事件の説明等のため、地方自治法第121条の規定により、会期中お手元に配付の者の出席を求めておきましたので、御了承願います。
───────────────
説 明 者 名 簿
第405回定例会
知 事 西 川 一 誠
(委任を受けた者) 副 知 事 藤 田 穣
副 知 事 山 田 賢 一
総 務 部 長 櫻 本 宏
総 合 政 策 部 長 豊 北 欽 一
安 全 環 境 部 長 清 水 英 男
健 康 福 祉 部 長 池 田 禎 孝
産 業 労 働 部 長 安 倍 暢 宏
観 光 営 業 部 長 江 端 誠一郎
農 林 水 産 部 長 向 出 茂 三
土 木 部 長 大 槻 英 治
国 体 推 進 局 長 国 久 敏 弘
会 計 管 理 者 岩 壁 明 美
教育委員会教育長 東 村 健 治
公安委員会委員長 菱 川 健 治
(委任を受けた者) 委 員 野 口 正 人
〃 奥 井 隆
警 察 本 部 長 滝 澤 幹 滋
人事委員会委員長 野 村 直 之
(委任を受けた者) 委 員 齊 藤 ひとみ
〃 米 岡 房 直
監 査 委 員 緒 方 正 嗣
(各行政委員会は、委員長または委任を受けた委員のうちそれぞれ各1名が出席するものとする)
━━━━━━━━━━━━━━━
5 ◯議長(山本文雄君) なお、第404回定例会において採択されました請願3件について、その処理経過及び結果の報告を求めておきましたところ、お手元に配付のとおり報告がありましたので、御了承願います。
〔別添資料後掲〕
━━━━━━━━━━━━━━━
6 ◯議長(山本文雄君) 本日の議事日程は、お手元に配付いたしましたとおりと定め、直ちに議事に入ります。
━━━━━━━━━━━━━━━
第1 会議録署名議員の指名について
7 ◯議長(山本文雄君) まず、日程第1 会議録署名議員の指名を行います。
本定例会の会議録署名議員は、会議規則第128条の規定により、細川君、松井君、松田君を指名いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━
第2 会期決定について
8 ◯議長(山本文雄君) 次に、日程第2 会期決定についてを議題といたします。
本定例会の会期を、本日より来る3月6日までの22日間と定めたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
9 ◯議長(山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━
第3 議席の一部変更について
10 ◯議長(山本文雄君) 次に、日程第3 議席の一部変更についてを議題といたします。
自民党新生会が結成されましたことに伴い、会議規則第4条第3項の規定により、ただいま御着席のとおり、議席の一部を変更いたしましたので、御了承願います。
───────────────
新 議 席 表
1番 井ノ部 航 太 20番 糀 谷 好 晃
2番 辻 一 憲 21番 松 田 泰 典
3番 清 水 智 信 22番 西 本 正 俊
4番 力 野 豊 23番 仲 倉 典 克
5番 小 堀 友 廣 24番 大 森 哲 男
6番 長 田 光 広 25番 松 井 拓 夫
7番 山 本 文 雄 26番 田 中 宏 典
8番 西 本 恵 一 27番 欠 員
9番 細 川 かをり 28番 山 本 正 雄
10番 中 井 玲 子 29番 野 田 富 久
11番 西 畑 知佐代 30番 中 川 平 一
12番 鈴 木 宏 紀 31番 石 川 与三吉
13番 畑 孝 幸 32番 山 岸 猛 夫
14番 島 田 欽 一 33番 関 孝 治
15番 宮 本 俊 34番 山 本 芳 男
16番 大久保 衞 35番 田 村 康 夫
17番 小 寺 惣 吉 36番 斉 藤 新 緑
18番 笹 岡 一 彦 37番 田 中 敏 幸
19番 佐 藤 正 雄
━━━━━━━━━━━━━━━
第4 議会運営委員会委員の辞任許可について
11 ◯議長(山本文雄君) 次に、日程第4の議会運営委員会委員の辞任許可についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会条例第11条の規定により、願いのとおり許可することにいたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
12 ◯議長(山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━
追加第1 議会運営委員会委員の選任について
13 ◯議長(
山本文雄君) お諮りいたします。
この際、議会運営委員会委員の選任を本日の日程に追加し、委員会条例第5条第1項の規定により、小寺君、西本正俊君、大森君、山岸君を議会運営委員会委員に指名いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
14 ◯議長(
山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━
第5 議会運営委員会の副委員長の辞任許可について
15 ◯議長(
山本文雄君) 次に、日程第5 議会運営委員会の副委員長の辞任許可についてを議題といたします。
お諮りいたします。
本件については、委員会条例第10条の規定により、願いのとおり許可することにいたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
16 ◯議長(
山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
───────────────
17 ◯議長(
山本文雄君) お諮りいたします。
ただいま許可されました議会運営委員会の副委員長及び日程第4で委員の辞任が許可されたことに伴う議会運営委員会の委員長の選任についてを日程に追加し、直ちに議題といたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
18 ◯議長(
山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━
追加第2 議会運営委員会の委員長及び副委員長の選任について
19 ◯議長(
山本文雄君) これより、追加日程第2 議会運営委員会の委員長及び副委員長の選任についてを議題といたします。
委員会条例第6条第2項の規定により、私の指名により選任したいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
20 ◯議長(
山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
議会運営委員会の委員長に山岸君、副委員長に田村君を指名いたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
21 ◯議長(
山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
━━━━━━━━━━━━━━━
第6 第1号議案から第36号議案まで(36件)及び第98号議案から第124号議案まで(27件)
並びに報告第29号から報告第35号まで(7件)
22 ◯議長(
山本文雄君) 次に、日程第6の70件を、会議規則第36条の規定により一括して議題といたします。
これより、知事から提案理由の説明を求めることにいたします。
知事西川君。
〔知事西川一誠君登壇〕
23 ◯知事(西川一誠君) 第405回
定例県議会の開会に当たりまして、県政運営の所信の一端を申し述べますとともに、県政の諸課題及び平成31年度当初予算、平成30年度2月補正予算の概要につきまして御説明を申し上げます。
私は知事として任期4期目、「福井ふるさと元気宣言」に基づき、住む人も来る人も人生の幸福を実感できるふるさとづくりを目指し、全力で県政を進めてまいりました。現在は、新幹線の高架橋が県内の至るところに目に見えて立ち上がり、県民が新幹線のルートを実感できるようになってまいりました。また昨年の福井しあわせ元気国体・障スポの成功、さらには3回連続の幸福度日本一の評価など、県議会の力強い御支援、御協力のもと、県政課題を着実に進展させるなど成果を上げてまいったところであります。
その一方、これまで積極的に行財政改革を推し進め、県債残高を大幅に縮減するなど、今後の大型プロジェクト等にも適切に対応できる財政基盤を築いてまいったところであります。
本年5月には元号が変わり、平成から新たな時代へとなる中、
北陸新幹線の敦賀開業までの次の4年間は、将来の県勢発展を左右する百年に一度という重大な局面であります。県政の重要課題を停滞させることなく前に進め、福井県をより高い段階へと上げるためにも、今が最も大切な時期であります。引き続き、元気あふれる日本一のふるさとづくりを目指し、県勢のさらなる発展に全力で取り組むとともに、今後は、県民の総力を結集してなし遂げた国体・障スポのレガシーを十分生かしながら、未来に希望あふれる次の福井県をつくってまいりたいと考えています。
それでは、当面する県政の主要な課題について申し上げたいと思います。
まず、
北陸新幹線の整備促進についてであります。
金沢-敦賀間については、新年度の政府予算案において本県分の事業費として1,729億円が確保されており、建設費増加分の財源に本県が求めていた国費の増額と貸付料の充当がなされたところであります。また工事の進捗につきましては、来年度は最盛期を迎えます。各高架橋やトンネルの土木工事に加えまして、新たに軌道工事としてレールの搬入や溶接などの作業に着手することになります。
敦賀-大阪間については、現在、鉄道・運輸機構がボーリング調査などを進めており、来年度からは環境アセスメントの手続である猛禽類の生態調査などを始める予定であります。また昨年12月、自民党の整備新幹線等鉄道調査会のもとに、建設財源を検討するプロジェクトチームが設置され、財源の検討がスタートしています。今後、自治体やJRからの意見聴取も行われる予定であり、本県としても具体的な建設財源を提案するとともに、速やかに結論が得られるようしっかりと求めてまいります。
また、来週末でありますが、初めて大阪において全線開業に向けた機運を高めるためのイベントを
北陸新幹線建設促進同盟会として開催をいたします。今後も県議会、市町、経済界はもちろん、これまで以上に関西との連携を強め、敦賀開業から切れ目ない着工と、2030年度末の北海道新幹線札幌開業より早い大阪までの全線開業を政府・与党に求めてまいります。
並行在来線については、現在、利用しやすいダイヤ編成や新駅設置をどうするかなどの経営計画の策定、また第三セクターへの出資金の負担割合等についても沿線市町と十分に意見交換を行うとともに、JRと資産譲渡について交渉を進めております。
福井駅周辺の整備でありますが、年度内にえちぜん鉄道の高架下を交差する全ての道路が通過できるようになり、福井市中心部の渋滞解消と東西の市街地の一体化を実現いたします。また福井駅前電車通り北地区においては、ホテル等を中心に民間主導による新たな再開発事業が進められており、現在、建物の容積率や高さ上限の変更など都市計画手続を行っております。新幹線開業時に、これらのエリアが観光や商業など本県の交流人口の拡大やにぎわいづくりの拠点として新しい県都の顔となるよう、福井市とともに支援してまいります。またあわせて、あわら市、越前市、敦賀市において、今後、新幹線駅の駅前広場や駐車場等の整備を進めていくことにしており、県としても開業に向けた
まちづくりを積極的に応援してまいります。
県庁舎の移転、跡地利用などについては、
高速交通体系の姿が見え、将来の
まちづくりを考える時期となってきたことから、来年度から県民各界各層と幅広い議論を行う場を設けたいと考えております。
次に、原子力行政について申し上げたいと思います。
使用済燃料の中間貯蔵施設の県外立地につきましては、昨年12月26日に関西電力の岩根社長から、進展の手応えは感じているけれども、今後の取り組みの支障となるため、現時点において具体的な地点を示すことは控えたいとの説明があったところであります。計画地点の表明がされなかったことは遺憾であり、社長に対し、政府や各方面との連携、調整を一層進め、2020年までに速やかに地点を示すよう求めたところであります。使用済燃料対策は我が国の原子力政策の基本にかかわる課題であり、地元任せにせず、国がリーダーシップをとってこの問題に対応することが重要です。このため、先月31日に世耕経済産業大臣に改めてこの点を要請し、大臣からは、国が積極的に関与し、今後とも国全体として官民を挙げて取り組むとの考えが示されたところであります。
高浜1・2号機及び美浜3号機については、関西電力がみずからの責任と判断において、40年を超える運転に必要な安全対策工事を実施しております。今月4日でありますが、県に対して工事完了時期を延期するとの報告があり、県としては事業者に対し、地元の安全・安心のための工事の安全管理を徹底するよう求めております。40年を超える原子力発電所の運転延長については、現場における安全対策の実施状況、国や事業者による県民への理解活動の実績などをよく確認しながら、安全・安心が確保されるよう引き続き慎重に取り組んでまいります。
「もんじゅ」でありますが、2022年度までに530体の燃料を取り出す計画としており、今年度は半年間に86体を取り出して作業を終了し、現在、定期検査に入っております。先月21日には、文部科学省から、今回処理できなかった残りの燃料については、9月からの次回作業において取り出し、残る4年間の全体計画に影響を及ぼさないとの説明を受けております。こうした工程の変更が繰り返されることは、原子力機構だけではなく国への信頼にかかわる大きな問題であります。このため国に対し、点検状況や作業計画についてみずから現場において確認するとともに、来年度の作業に万全の体制で臨むよう、原子力機構に対する指導監督の一層の強化を求めたところであります。
次に、原子力防災対策について申し上げます。
原子力災害時の県外避難については、来年度から避難直後に必要な資機材を兵庫県など県外の避難先へあらかじめ配備するなど、円滑な広域避難につなげてまいります。原子力災害制圧道路につきましては、半島部において4路線5カ所の整備を進めており、来月10日に高浜町の路線、延長1.6キロ、さらに同月の17日には美浜町の路線の一部区間、2.1キロの供用を開始いたします。引き続き残る3路線3カ所についても、2019年度中の完成に向けて着実に工事を進めてまいります。
以下、「福井ふるさと元気宣言」に沿って主な施策について申し上げます。
まず、元気な社会の
人口減少対策についてであります。
総務省が先月発表した平成30年度の人口移動報告によると、東京圏の一極集中が加速をし、地方全体の転出超過が拡大をしております。こうした中、東京都内に約1割おられると言われる移住潜在層をターゲットに、本県においては昨年度700人弱であった「新ふくい人」の1,000人台への早期達成を目指し、来年度から新たに東京圏から県内に移住して企業に就職、あるいは創業される人に対して移住経費を支援してまいります。また福井Uターンセンターに人材開拓員を配置し、都市部の企業、団体等に直接出向き、新たな移住者層の開拓を行ってまいります。
結婚支援でありますが、独身社員の出会いを支援する結婚応援企業が今年度63社ふえ、315社となりました。また今年度から配置している「婚シェルジュ」が企業の枠を超えた交流イベントの開催を働きかけるなど、12月末までのイベントの開催数が66回になり、昨年度の同時期に比べますと6割ふえておるわけであります。参加者数も2倍の約2,000人となっております。今後とも県民の結婚の希望がかなうよう積極的に支援してまいります。
県立大学につきましては、9月議会において議決いただいた中期目標に基づき、第3期の中期計画案を策定いたしております。農林漁業など本県の特色を生かした新たな学部、学科の設置や地域、県内さらに海外の大学との連携により、将来を見通した県民の大学として人材育成など重要な役割を果たせるよう努めてまいります。
次に、福祉・医療について申し上げます。
子育て支援策としては、国は本年10月から0歳児から2歳児までの非課税世帯、また3歳児から5歳児にかかる保育所等の利用者負担を無償とする方針を示しております。また本県ではこれに加えて保育士の業務負担を減らし余裕を持って保育に専念できるよう、さらに離職者を減らすためにも、新年度からでありますが、民間保育園の保育補助者などの確保に対して支援を行い、子育て環境の充実に努めてまいります。
また福井市内にある福井県こども急患センターについては、夜間及び休日における診察を行っており、休日などには混雑をすることから、この施設の2階を小児科専用に改修をし、小児患者や保護者の利用環境の改善を図ってまいりたいと考えます。
緊急医療用のドクターヘリでありますが、嶺南地域を対象とした滋賀県との共同運航に続き、大野市和泉地区において、ヘリが救急車から患者を引き継ぐための離着陸の場所を選定するなど準備を進めており、引き続き岐阜県と協議を行い、新年度早い時期の運航開始を目指してまいります。またふくい健康の森につきましては、国際大会が可能となる本格的な競技コースを備えた県内初のスケートパーク等の整備を行っており、本年4月にリニューアルオープンを予定しております。また嶺南地域においても、既存施設の活用について市町や住民から広く意見をお伺いし、来年度以降の整備に向け、具体的な場所や整備方法等の検討を進めてまいります。
次に、教育について申し上げます。
昨年12月に教育委員会と総合教育会議を開き、本県の子供たちが夢や希望を持ち、社会を生き抜くための力を着実に身につけられるよう、福井型18年教育や学校現場における業務改善などについて意見交換を行っております。現在、教育委員会においては新しい教育振興基本計画の策定に向け、学力・体力トップクラスの福井県だからこそできる子供たちのさまざまな可能性をさらに引き出し伸ばすための方策について議論を進めており、教育委員会と連携し、福井の将来を担う子供たちの確かな成長に向けて教育環境の整備を進めてまいります。
さて、高校の学力向上についてでありますが、新学習指導要領や大学入学共通テストに対応するため、教育委員会において授業改善の中核を担う授業力向上リーダーを対象とした研修を行ってまいります。また、より丁寧な進学指導を行うため、生徒の進学、また学力に応じた対策講座を各校ごとに開くなど、教員の指導力向上と生徒の皆さんの進学対策を強化してまいります。
外国人の児童生徒への対応が問題になっていますが、来年度まず、越前市の小中学校に8名の日本語初期指導員を配置するとともに、日本語と外国語を自動的に翻訳する機器を活用するなど、きめ細やかな支援を行ってまいります。
県立学校の学習環境の改善については、現在、施設の約8割が建築後30年を経過しており、今後15年間に多くの施設が更新の時期を迎えております。県議会でもさまざまな御議論ございましたが、施設の改修にあわせ、今回、省エネ・バリアフリー化やトイレの洋式化、さらには冷暖房の充実など時代に即した学習環境を計画的に早く整備してまいります。
一方、私学助成の充実でありますが、先月の安倍総理の施政方針演説において、2020年4月から私立高校の授業料の実質無償化を目指すとの方針が示されました。本県としては、国の制度にあわせ無償化の範囲を県独自に拡大をし、保護者の経済負担の格差をできる限り解消したいと考えており、
統一地方選挙後の6月議会において、県議会と十分御議論をし、新たな支援制度を打ち出したいと考えています。
次に、年縞博物館でありますが、9月の開館以来、2万4,000人の方に御来館をいただいております。一昨日は京都の立命館大学、イギリスのオックスフォード大学、東京大学とともに年縞等から花粉を抽出し年代測定を行う国際連携機関の設立を記念し、シンポジウムを開いたところです。今後、考古学や気候変動などの世界的な研究の進展に貢献するとともに、水月湖年縞の価値を国内外に向け発信してまいります。あわせまして若い人たちが自然環境を学ぶ場として活用されるよう努めてまいります。
次に、元気な産業について申し上げます。
最近の経済情勢については、国は1月の月例経済報告において、「景気は緩やかに回復している」とし、また日本銀行は1月の北陸の金融経済月報においても、14カ月連続で「景気は拡大している」としております。特に民間のシンクタンクによりますと、本県の実質経済成長率は前年度比プラス2.2%と全国平均のプラス1.0%より高く、北陸3県でも最も高い伸び率となっております。このように県内の景況に明るさが見られるところでありますけれども、一方で昨今の米中貿易問題、中国の景気減速など海外の経済の不確実性も見られるところでございまして、今後は県内の経済団体と密接な情報交換を行うなどしながら適切に対応いたします。
こういう中で、県内企業の事業展開は依然活発でありまして、昨年1年間では企業の新増設合わせまして34件、その投資額は過去最高の730億円になっています。IoT化等に対応した大型投資が相次いだほか、若者に人気のIT関連企業の進出がふえております。
一方で、本県の雇用情勢については、12月の有効求人倍率が2.07と依然として高い水準であります。人材確保が課題となっております。昨年4月に開きました人材確保支援センターでは、先月までに延べ881社からの相談を受け、人材確保や業務改善についての提案を行ってきております。今後はこれまで以上に県内に人材を呼び込むことが重要でありまして、さきに申し上げた福井Uターンセンターとの連携を強化しながら、人材の誘致を積極的に進めてまいります。
また、人口減少に伴う人手不足やAI、IoTなどの技術進歩、さらには
北陸新幹線開業に伴う観光客の増加などに対応するため、福井経済新戦略を2年前倒しして改訂することとしております。今月1日には、第2回経済新戦略推進本部会議を開き、ふくいの強みを活かしたものづくり革命、
高速交通体系の整備を見据えた観光の産業化など、15のプロジェクトについて議論をいただきました。これらの意見をもとに、県民一人一人の豊かさを増加させ、福井らしい産業を持続的に発展させるための戦略を年度内にまとめ、実行してまいります。
この戦略のプロジェクトの一つでもございます宇宙産業の振興については、2020年度の県民衛星の打ち上げに向け製造等への支援を行うほか、本年6月に開かれます宇宙技術および科学の国際シンポジウム──ISTS福井大会において、県民向けに宇宙関連イベントを実施します。また来月、県内の中学生10名をアメリカに派遣し、NASAなど宇宙関係施設の視察や元宇宙飛行士との懇談、現地の中学生との交流などを行う予定であり、子供たちの科学、宇宙技術への興味を育むとともに、国際社会において活躍できる人材を育ててまいります。
さて、国際北陸工芸サミットについてでありますが、本年9月から10月にかけサンドーム福井において開催をし、越前和紙と国際的アーティストのテオ・ヤンセン氏とのコラボ作品や越前焼など伝統的工芸品に世界のアートを取り入れた作品の展示、販売を行います。多くの方に作品に触れ体験していただくとともに、これを機に産地がそれぞれのブランド力を一層向上させ、さらなる販路開拓を実現できるよう応援してまいります。
次に、農林水産業の振興であります。
これからの本県の農業の振興については、大規模な農業法人や専業農家から小規模な農業者まで全ての農家が希望を持って取り組むことができる新しい農業を目指すこととしており、農家全体の所得向上につなげていくことが重要であります。こうした考えのもと、新しいふくいの農業基本計画をまとめているところであります。「いちほまれ」を初めとする福井米全体の評価向上やスマート農業の導入、さらには水稲と園芸の複合経営の拡大等を積極的に進めてまいります。
特に「いちほまれ」についてでありますけれども、今年度、首都圏、関西圏、中京圏を中心に全国へ販路を拡大しております。販売開始から4カ月余りで既に予定量の6割を出荷し、県内外とも好調な売れ行きとなっております。特に有機栽培米は1キロ2,000円を超える高価格で販売されております。新年度はこうしたレベルの価格を一方で維持しながら、生産量を4,000トンまでふやす見込みにしており、今後も生産者またはJAと一体となり、日本一のブランド米に育ててまいります。
スマート農業の実用化の問題でありますが、来年度から九頭竜川パイプライン地域において国のモデル事業を活用し、自動走行のトラクターの運用や田植機による作業、ドローンを用いた生育診断などにより大規模経営の実証を行います。収穫量の増大や低コスト化を実現することによりまして、経営規模の拡大を進めるとともに、労働時間を削減するなどにより園芸への振興につなげてまいります。また、地域に根差した伝統野菜「福井百歳やさい」の生産拡大や里山里海湖ビジネスによる経営の多角化などを進め、小規模な農業者も生きがいを持てる農業を一方で目指してまいります。
県の園芸研究センターでは、多くの県民や子供たちが楽しみながら園芸への理解を深めるための体験施設の整備を進めており、本年7月から供用を開始します。トマトを使ったピザづくりなどの体験教室や園芸に関する栽培講習会を開くなど、園芸の振興と地域の活性化をより一層図ってまいります。
林業でありますが、県内における県産材のさらなる利用拡大を図るため、住宅はもとより公共施設、商業施設など、木造、木質化を引き続き進めてまいります。また若手など新規就業者が即戦力として活躍できるよう、「ふくい林業カレッジ」での研修を充実させ、高性能の林業機械の操作やドローンなどICT機器を用いるなど、より現場に近い実践的な研修をふやしてまいります。
水産業でありますが、県栽培漁業センター内に建設中のマハタの栽培棟といいますか──マハタ棟において、来年度から種苗の生産を進めてまいります。2022年度には3万尾の供給を目指しており、県の新たな養殖魚「若狭マハタ」として本県養殖業の振興を図ります。また、「ふくいサーモン」、マサバ、イワガキの養殖技術の開発に向けまして、水産研究・教育機構、県立大学、小浜市及び民間企業との共同研究を本格化し、IoT技術等の活用による生産コストの削減と高品質な養殖魚の安定生産を目指してまいります。
こうした農林水産物の販路拡大については、今月から1カ月間、銀座料理飲食業組合連合会と連携をし、銀座の飲食店35店舗において、「越前・若狭の海の幸フェア in 銀座」を開催しております。私みずからも皆さんと一緒に、「ふくいサーモン」や甘えび、若狭ふぐなど本県の水産物を使った料理を直接売り込んでまいりました。これからも継続的な取引につながるよう、首都圏での売り込みを強化してまいります。
食育・地産地消の推進でありますが、ふくいの食育・地産地消推進計画を改定し、家庭、学校に加えまして、新しく企業での食育を推進するとともに、量販店での地場産コーナーの売り場づくりや学校給食、社員食堂等での県産食材の導入などにより、地産地消を進めてまいります。
次に、観光とブランド戦略であります。
4年後の
北陸新幹線敦賀開業や中部縦貫道の県内開通のほか、東京オリンピック・パラリンピック、大阪・関西万国博覧会などにより、国内外から観光客をさらにふやす大きなチャンスが到来しています。また、国体・障スポや「幕末明治福井150年博」などのレガシーも生かし、観光誘客を促進することとしており、来年度これらをもとに新たな観光戦略を策定する予定であります。
恐竜博物館についてであります。
昨日までの来館者数は84万人となり、同じ時期では過去最高の来館数となっています。国内外から多くの人たちが訪れる国内有数の博物館となっているところでございます。来年度は恐竜の映画でありました「ジュラシック・ワールド 炎の王国」に登場した恐竜の大型モニュメントを博物館の正面に設置するなどさらに魅力を高め、来館者の期待に応えてまいります。
恐竜博物館の機能拡充の問題でありますが、運営権方式を採用することにより民間資金を活用でき、県負担の大幅な軽減が可能であるとの調査結果が示されております。また、運営権方式により博物館の隣接地に分館として整備運営することであれば、複数の企業が参加意欲を示しております。こうしたことから、県としては事業を進める場合に運営権方式により実施することが望ましいと考えております。その一方で、博物館において全国的にも運営権方式を採用した例がなく、調査機関において、実際にこの方式で事業を進める場合の手順や課題の整理などの詰めの作業を行っております。今回の議会での御意見も伺った上、年度内に最終報告書をまとめたいと考えています。
次に、海外との交流拡大について申し上げます。
小松空港の国際化については、議員各位の御尽力のもと、
キャセイパシフィック航空が4月3日から10月26日の間、香港との間に週2便の定期便を就航することとなりました。就航に先立ち、石川県とともに香港を訪問し、現地の旅行会社に対し小松便への誘客を要請してまいります。これからも石川県との連携を強め、小松空港の利用促進を積極的に進めてまいります。
海外クルーズ船の誘致でありますが、国内外の船会社や旅行会社等への誘致活動を積極的に行っており、定員2,700名の大型クルーズ客船「ダイヤモンド・プリンセス」の本年11月の寄港が決まっております。さらに翌年は4回の寄港が既に内定しており、明日、クルーズを主宰する会社から正式に発表される予定であります。引き続き、経済効果の高い大型クルーズ客船を初め、港ににぎわいをもたらす中小型のクルーズ客船の継続的な寄港を働きかけてまいります。
次に、元気な県土について申し上げます。
中部縦貫自動車道大野油坂道路については、大野-大野東間において既に9割の用地取得が完了しております。また大野東-油坂間については、延長5キロの荒島第2トンネル掘削や九頭竜川橋の上部工などの工事が順調に進められております。昨日、国土交通省に対し、
北陸新幹線敦賀開業にあわせた
大野油坂道路の全線開通の実現について強く要請をしております。引き続き、県選出国会議員、県議会、沿線市町と協力し、国に強く働きかけてまいります。
また国道8号については、先月31日、石川県との県境部の4車線化について国土交通省に要請しております。引き続き、石川県と緊密に連携をし、当区間の4車線化での早期事業化と福井バイパスの早期完成を国に要請を強めてまいります。
河内川ダムにつきましては、本体工事が完了をし、昨年12月からダムに水をためて安全性を確認する試験、いわゆる湛水試験を行っており、今年の6月から供用を開始する予定であります。
敦賀港につきましては、新たに開設される九州博多航路の運航が4月1日から始まります。現在、発着場所となる金ヶ崎地区の埠頭用地において夜間照明設備等の整備を進めております。また敦賀港の機能をさらに高めるため、現在進めている鞠山南地区第2期整備を2021年度までに完成するよう、先月31日に国土交通省に対し要請を行ったところであります。
公園等の緑化の推進の問題でありますが、来年春、全国みどりの愛護のつどいが本県において開催されることが決まりました。この行事は全国各地の都市公園において、これまで29回開いております。これから全国から多くの方を花や緑でお迎えできるよう準備を進めてまいります。
最後に、元気な県政について申し上げます。
福井しあわせ元気国体・障スポについては、来月5日に総会を開き、両大会の成果及び決算報告等を行い、実行委員会を解散することにしております。国体後のスポーツ振興については、今大会において培った強化手法や獲得した選手などさまざまなレガシーを継承、活用し、来年度以降も国体上位成績を維持することを目標に、県民全体の活力と競技力の向上につなげてまいります。
障害者スポーツの振興についても、大会の成果をさらに発展させるため、引き続きまして選手やチームの強化を図っていくとともに、障害のある人もない方も一緒にスポーツを楽しめる機会をふやし、共生社会全国一の福井県の実現を目指し努力してまいります。また国体・障スポの開閉会式やはぴりゅうフェスタでは、約1,700名の方が今後のボランティア活動への参加を宣言したところでございます。こうした機運の高まりを絶好の機会と捉え、社会貢献活動の推進につなげてまいります。
さらにこれからは、国体・障スポの経験や成果を生かしていくため、市町や競技団体との意見交換、スポーツ推進計画や行財政改革実行プランの議論、また県議会での御議論、昨年11月の福井県にプロスポーツを誕生させる議員の会の御活動などをもとに、来年度の組織改正に向け、スポーツによる交流、地域振興、さらには文化・芸術の振興などを全体的、一体的に所管する「スポーツ・文化局(仮称)」の設置を検討してまいります。
東京2020オリンピックの機運醸成につきましては、来年5月に開かれます聖火リレーの県内ルートの選定やランナーの公募などの準備を進めるとともに、本年8月に県営体育館において開かれる全日本シニア・マスターズ体操競技選手権大会を初め、各種の全国大会を通して、次世代の子供たちの関心をさらに高めてまいります。
オリンピックの翌年のイベントでありますが、2021年に関西全域で行われる「ワールドマスターズゲームズ2021関西」については、公式競技となる高浜町でのライフセービングに加えまして、機運醸成を目的に開きますオープン競技として、坂井市がディスクゴルフを実施することになりました。今月6日には、高浜町及び坂井市、スポーツ、経済、観光等の各種関係団体とともに、福井県実行委員会をつくったところであり、今後、大会広報や競技参加者の募集を始めるなど、開催に向けた準備を進めてまいります。
次に、こども歴史文化館については、本県出身の哲学者松本源太郎が残した資料の中に、夏目漱石の成績を記した手帳など貴重な歴史資料を発見し、先月、全国的に大きく取り上げられました。本県出身の国文学者芳賀矢一に宛てた夏目漱石の手紙に続き、本県の先人が果たした功績に光が当たるものであります。今後、資料の研究を行っていくとともに、子供たちが本県ゆかりの先人を学ぶ機会として、興味、関心を高めてくれるよう進めてまいります。
以上、予算及び事業を含めて申し上げました。その結果、平成31年度当初の
一般会計予算額は4,633億円を計上しております。年度当初に知事及び県議会議員の選挙が行われ、いわゆる骨格予算となるため、前年度比3.3%の減となっております。一方、歳入につきましては、県内企業の動向や地方財政計画を考慮し、県税収入はリーマンショック後の最高額となる1,153億円、地方交付税は1,251億円などとしております。
また平成30年度2月補正予算につきましては、12月に閣議決定された防災・減災・
国土強靭化のための3か年緊急対策が国の平成30年度2次補正予算に盛り込まれ、本県でも大規模な自然災害に備えるため、道路ののり面対策や橋梁の耐震化、河川の樹木伐採などの対策を集中して進めるほか、事業費の確定に伴う減額補正を行うものであります。この結果、平成30年度一般会計累計額は4,626億円となっております。今年度末の県債残高は4,798億円、基金残高は147億円となり、いずれも第四次の行財政改革実行プランの目標を達成する見込みとなっております。
最後に、第26号議案福井県
主要農作物の品種の開発および種子の生産に関する条例の制定につきましては、国の種子法が廃止された後も、県として
主要農作物の優良な品種の開発及び種子の生産を進めていく必要があることから定めるものでございます。
その他の議案につきましては、それぞれ記載の理由に基づき提案をさせていただいた次第であります。
以上、私の県政に対する所信の一端と県政の重要課題について申し上げました。何とぞ慎重な御審議の上、妥当な御決議を賜りますようお願い申し上げます。
━━━━━━━━━━━━━━━
24 ◯議長(
山本文雄君) 以上をもって、本日の議事日程は全部終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
明14日から17日までは休会にいたしたいと存じますが、これに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
25 ◯議長(
山本文雄君) 御異議なしと認めます。
よって、そのように決定いたしました。
なお、来る18日は午前10時より会議を開くこととし、議事日程は当日お知らせいたしますから、御了承願います。
━━━━━━━━━━━━━━━
26 ◯議長(
山本文雄君) 本日は、以上で散会いたします。
午前11時53分 散 会
発言が指定されていません。 Copyright © Fukui Prefecture, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...