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  1. 小松市議会 2018-12-21
    平成30年第4回定例会(第5日目)  本文 開催日: 2018-12-21


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1       開議 午後 3時00分    ◎開議の宣告 ◯議長(宮川吉男君) 開会時間をおくれましたことに対しましておわび申し上げたいというふうに思います。  これより本日の会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎諸般の報告 2 ◯議長(宮川吉男君) なお、説明員の欠席届がお手元に配付のとおり参っておりますので、御報告いたしておきます。  ───────── ◇ ─────────    ◎会議時間の延長 3 ◯議長(宮川吉男君) あらかじめ会議時間を延長いたしておきます。    〔「動議」と言う人あり〕 4 ◯14番(宮西健吉君) (自席より)議長不信任で動議いたします。    〔「賛成」と言う人あり〕 5 ◯議長(宮川吉男君) ただいま宮西健吉君から議長不信任の動議が提出されました。所定の賛成者がありますので、動議は成立いたしました。  この際、暫時休憩いたします。
         休憩 午後 3時01分      再開 午後 3時45分 6 ◯副議長(出戸清克君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  お諮りいたします。  この際、先ほどの議長不信任案の動議を日程に追加し、議題とすることに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 7 ◯副議長(出戸清克君) 起立少数。  よって、議長不信任案の動議は、否決されました。  この際、暫時休憩をいたします。      休憩 午後 3時45分      再開 午後 3時47分 8 ◯議長(宮川吉男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案第77号~議案第91号、     継続調査案件委員長報告、質疑、討     論、採決 9 ◯議長(宮川吉男君) 日程第1、市長提出議案第77号から議案第91号までの15件、継続調査中の小松基地空港対策特別委員会の飛行の安全に関する調査・飛行場周辺まちづくりに関する調査を一括して議題といたします。  これより委員長の報告を求めます。  予算決算常任委員長灰田昌典君。    〔予算決算常任委員長 灰田昌典君登壇〕 10 ◯予算決算常任委員長灰田昌典君) 予算決算常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第77号から議案第82号までの6件についてであります。  これらの案件につきましては、12月17日に各分科会を開催し、詳細な審査を行いました。これを受け、委員会は12月19日に会議を開き、各分科会委員長の報告を聴取しました。  分科会委員長報告の主な内容を申し上げます。  議案第77号 平成30年度小松市一般会計補正予算(第4号)についてであります。  県議会議員選挙費については、統一地方選挙の日程が当初の想定より早まったため、年度内に執行すべき事務の増加によるものであります。選挙権年齢の引き下げに対応して公立小松大学と連携し、10月の大学祭での選挙啓発ブースの出展、来年1月には選挙に関するワークショップを開催予定であります。また、県と連携し高等学校で模擬投票を行うなど投票に関し啓発に努めているとのことですが、投票率向上のため、さらに投票しやすい環境づくりに努めるよう求める意見が出されました。  3D-CAD活用推進費については、建設業界において生産性の向上と働き方改革が喫緊の課題であり、情報共有システムの活用と電子納品適用工事の拡大を2018年10月から試行し、2019年4月からの本格実施にあわせ、県内初となる地図情報システムの活用による電子データ保管システムの構築経費とのことであります。  一部の委員からは、情報共有システムによる電子納品の拡大は作業効率の向上など有効な手段ではありますが、発注者側にも現場に応じた職員力の向上など人材育成を求める意見が出されました。  障がい児給付費については、心身の成長や発達に心配のある就学前の子供へ日常生活や集団生活をスムーズに送るための支援を行う児童発達支援等の件数の増加に伴う増額補正でありますが、近年の相談・支援環境の向上により利用者が増加していることから、今後とも利用しやすい環境づくりを進めるため、見込みに伴った予算を確保していくよう求める意見が出されました。  また、発達障害への支援のあり方については、今後とも関係部局と連携を図り、よりよい支援を進めていくよう求めました。  小学校及び中学校校舎等改修費については、市内の小中学校各1校について空調設備の老朽化に伴う更新のため、増額補正及び債務負担行為の設定を行うものであります。児童生徒の学習環境の向上はもとより、個別空調方式への移行によるランニングコストの削減についても期待する意見が出されました。  東京オリパラ推進費については、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催と市制80周年を記念したシンボルモニュメント制作のための調査設計費及びトランポリン器具の整備費とのことであります。シンボルモニュメントについては、何十年、何百年先も小松にふさわしいと誰もが感じるデザインの検討を求める意見が出されました。また、トランポリン器具については、公式競技用トランポリン補助マット総合体育館に整備され練習環境がさらに充実するとのことであり、事前合宿や全国大会等の誘致と地元選手の競技力向上、発展を期待する意見が出されました。  労働雇用対策費については、学生の就職に対するニーズの変化に対応し、企業の情報がどこでもいつでも入手できるスマートフォンを活用した就職・移住支援アプリ、こまつくらし・しごとサポートアプリシステム構築費等とのことであります。アプリをいかにダウンロードしてもらうかが課題であり、就職する世代が求めるニーズにマッチしたものとして活用されるよう、学生、企業の声を聞きながら進めていくとともに移住促進も図るよう求めました。  里山活性化支援費については、里山地域でつくられた酒米の増産要望に応えるため、酒米や製品の保管庫及び貯蔵タンクを整備するものであり、特別栽培米から酒米への切りかえによる労働生産性及び単収アップによる農業所得の向上を期待するものであります。また、打木町のみょうこう柿の実証試験に対する支援も行うとのことでありますが、干し柿だけではない柿の幅広い活用について研究を行うよう求めました。  梯川ミズベリング整備費については、梯川の河川改修事業が国の直轄事業により整備が進められており、これらの水辺空間を生かしてスポーツや健康づくり、レクリエーションの場として多くの市民や来訪者に利用いただけるよう、案内板や路面標示等を設置し、ミズベリングコースとして整備するものであります。一部コースへの車両の進入があることから歩行者の安全対策を講じるよう求めました。  なお、採決の結果、議案第78号から議案第82号までの以上5件は全会一致をもって、議案第77号は賛成多数をもって、いずれも原案どおり可決、承認すべきものと決した次第であります。  以上、予算決算常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 11 ◯議長(宮川吉男君) 総務企画常任委員長新田寛之君。    〔総務企画常任委員長 新田寛之君登壇〕 12 ◯総務企画常任委員長新田寛之君) 総務企画常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  本委員会に付託されました案件は、議案第84号 小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例についてを初めとする議案3件であります。  これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。  初めに、議案第90号 財産の処分についてであります。  この土地は平成16年度に小松市が用地取得し、平成18年度より舟見ケ丘保幼園の用地として社会福祉法人国府福祉会に無償貸与していたものです。事業開始後10年が経過したため、市有財産審議会の審議を経て随意契約により売り払いするものです。民営化されたこども園等を運営する社会福祉法人に無償で貸与している土地について、有償化や売り払いする場合は各法人の経営状態などに配慮していくことが必要であるとの意見が出されました。  次に、小松-香港便定期便化についてであります。  キャセイパシフィック航空において、平成31年3月31日から10月26日までの夏ダイヤで定期便を週2往復運航するものです。ソウル、上海、台北便に続く4番目の国際定期便となります。小松空港国際便利用者数は、昨年、過去最高の20万人を超える水準となっており、今後さらなる拡大が見込まれることとなります。小松-香港定期便化の機会を生かし、関係機関と連携しながら利便性の向上に向けた取り組みに期待するものであります。  最後に、わが家の防災ファイルの配布についてであります。  防災に関する日ごろの備えやいざというときの対応、避難方法など、減災対策に活用できるようわかりやすい内容で改定したもので、広報こまつ1月号とあわせて配布とのことです。英語版、ポルトガル語版も作成したとのことですが、さらなる多言語への対応を求める意見が出されました。  以上、総務企画常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 13 ◯議長(宮川吉男君) 福祉文教常任委員長吉本慎太郎君。    〔福祉文教常任委員長 吉本慎太郎君登     壇〕 14 ◯福祉文教常任委員長吉本慎太郎君) 福祉文教常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第83号 小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例についてを初めとする議案5件であります。  これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、賛成多数をもっていずれも原案どおり可決すべきものと決しました。  以下、審査の過程において、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端を御報告申し上げます。  初めに、議案第83号 小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例についてであります。  人口減少などの時代の変化を見据え、国全体で住民が主体的に地域課題を把握して解決を試みる体制づくりが進む中、本市においても地域協議会による地域運営の新たな体制の構築は重要な課題であり、条例制定により、目的や方針、方向性を明確化し、地域と共有していくことにより、小松市内における地域協議会設置推進を目指していくものであります。今後は、地域協議会の必要性や役割についての理解が深まるよう説明を繰り返し行い、主体的な設置に向けて協議を重ねるとともに、財政的支援シンクタンク機能との連携強化による各地域の施策支援について平成31年度当初予算に反映していきたいとのことでありました。  これに対し委員からは、組織づくりや持続的な運営体制の構築にはいまだ多くの課題はあるものの、国の動向や時代の流れを鑑みれば地域の諸課題に対する新たな体制づくりは今後必要であり、さまざまな課題に対して地域が一体となり、自主的に解決していく組織づくりを推進する本条例には賛成であるとの意見が出された一方、一部の委員より、全23校下中、現時点で21校下の説明が終了し、残り2校下においては未実施であることや各校下への説明も不十分であり、これまでの取り組み内容についても調査半ばであること。財政上の支援については現時点で1校下当たりのおおよその交付額が未定であることや未来永劫の財政支援の可能性も考えられる中、今後の財源確保においても不安が残るなど制度設計がしっかりとできていないことから、平成31年度当初予算とあわせて上程し、また、それまでの間に地域への説明と財源の確立などの課題解決を図るべきであることから、現時点での条例制定は時期尚早であり、継続審査とすべきとの意見が出されたものであります。  採決の結果、賛成多数で可決すべきと決した次第でありますが、今後は期間を区切ることなく地域への十分な説明と理解に努めていくよう求めるとともに、引き続き当委員会として事業の進捗状況を注視していきたい、それを強く申しておきます。  次に、お見送り手続きデスクについてであります。  御遺族の負担軽減を図るため、死亡届に付随した各種手続等ワンストップ化とともに各種手続のサポートを行うお見送り手続きデスクについては、11月5日の開設以来多くの市民に利用され、おおむね好評を得ているとのことであります。今後は、手続書類の改善や担当職員の説明力の向上等により、さらなる利便性の向上を図っていくとのことでありますが、市民への浸透による手続件数の増加が見込まれるため、必要な人員の確保や来訪時のスムーズな御案内を求める意見が出されました。  次に、シルバー人材センターの移転についてであります。  シルバー人材センターが事務所を置く高齢者生産活動センターの著しい老朽化や高齢者にとって利用しづらい環境等により、民営化に伴い移転が予定されている中海こども園の園舎に事務所を移転する予定とのことであります。  一部の委員より、シルバー人材センター移転予定地が市民にとって最適な場所なのか慎重に検討すべきではないかとの意見が出されました。  次に、動画フェスタ2018についてであります。  インターネットスマートフォンの安心・安全な利用方法について、グループ内での対話を通じて啓発動画を制作することにより制作者自身インターネットリテラシーの向上に資するとともに、制作された動画作品による幅広い対象に向けた周知啓発活動を行うことを目的として、総務省近畿総合通信局スマホ連絡会の主催で開催しているインターネットの安心・安全に関する動画フェスタin近畿2018において、小松市中学生サミットの「ネットでのその人いい人それ本当?」が生徒部門で審査員特別賞を受賞したとのことであります。小松市では、これまで中学生サミットを初めとする情報モラル教育に重点的かつ継続的に取り組んでおり、その取り組みの成果の一つとして評価するものでありますが、今回の動画については保護者に対してもPTA総会などで上映するなど、広く周知啓発を図っていくよう求める意見が出されました。  次に、平成31年小松市成人式についてであります。  平成31年の成人式については、これまで4回にわたる成人式実行委員会における協議を経て、スペシャルゲストサックスプレーヤー木村佳代子氏をお迎えし、平成31年1月13日に義経アリーナにおいて開催するとのことでありますが、障害のある参加対象者を初め誰もが参加しやすい成人式となるよう特段の配慮を求める意見が出されました。  最後に、教科書採択についてであります。  小松市教育委員会では、教科書採択における外部からの有形無形の影響を受けない、まさに静ひつな環境を確保するという観点から教科書採択に係る会議を非公開とする一方、開かれた採択の推進という観点から会議の議事録や資料について開示請求に応じ公表しているところであります。  本会議の一般質問において一部の議員より会議の公開を求める意見が出されたところでありますが、教科書採択における公平性は今後も厳正に確保していくべきであり、現在の教育委員会の方針を維持していくべきであるとの意見が出されました。  以上、本委員会の報告といたします。何とぞ各位の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 15 ◯議長(宮川吉男君) 経済建設常任委員長高野哲郎君。    〔経済建設常任委員長 高野哲郎君登壇〕 16 ◯経済建設常任委員長高野哲郎君) 経済建設常任委員会における審査の経過並びに結果について御報告申し上げます。  当委員会に付託されました案件は、議案第85号 小松市開発許可等の基準に関する条例の一部を改正する条例についてを初めとする議案3件であります。  これらの案件につきまして、活発な質疑応答を行い、終始慎重なる審査を行いました結果、全会一致でいずれも原案どおり可決すべきものと決した次第であります。  以下、審査の過程におきまして、さまざまな意見や要望が出されましたので、その一端について御報告申し上げます。  初めに、議案第86号 小松市空き家等適正管理に関する条例の一部を改正する条例についてであります。  空き家等が管理不全な状態により、人の生命、財産等に重大な被害を与える等の危険が切迫している状態に対し、危険を回避するための措置を講ずることができる旨を明文化するものであり、その行った措置に要した費用についても所有者から徴収することができるようにするものであります。今後は、いわゆる危険空き家等の措置について、条例、建築基準法災害対策基本法等関係法令等に基づき適切な対応を期待するものであります。  次に、議案第91号 指定管理者の指定についてであります。  ふれあい健康広場について、指定管理者指定期間が平成30年度末で満了となるため、選定会や応募者によるプレゼンテーション等を行った結果、平成31年4月1日からの5年間、引き続き北森・岸共同企業体指定管理者として指定するものであります。指定管理の導入により、施設利用者はふえたとのことでありますが、ゴルフ場の利用者が増加している一方、キャンプ場バーベキュー場は減少しているとのことであります。指定管理により行政の直接の手は離れておりますが、アイデアを出してより進化していく施設となるよう求めました。  また、こまつドームについても、指定管理者指定期間が平成30年度末で満了となります。平成18年の指定管理者導入当初から携わり、利用者からも信頼を得ている公益財団法人小松まちづくり市民財団を平成31年4月1日から5年間、引き続き指定管理者として指定するものであります。こまつドームは、各種大会やさまざまなイベントなど多くの人が利用する施設であります。総合的、効率的な運営により市民が快適に利用できるよう、また施設の老朽化に伴い計画的な改修計画財源確保に努め、施設環境の整備、充実を行うよう求めたものであります。  次に、家庭ごみ夜間収集から日中収集への変更についてであります。  稚松・芦城校下のうち、家庭ごみ夜間収集をしている46町内を対象に、安全なごみ出しごみ収集生活スタイルの変化を考慮し、夜間収集から日中収集へと変更するものであります。明るい時間帯での安全なごみ出し共働き世帯も無理なくごみ出しができるなど、ごみ出し利便性向上が期待できるものであります。来年10月の開始に向け、2月から関係町内会長収集方法の変更についての説明を始めるとのことでありますが、変更となる町内会の要望をしっかりと聞き、丁寧な対応に努めるよう求めました。  最後に、イメージキャラクターPR活動並びに「歌舞伎のまち小松 春の巻」PRについて及びふるさとパンフレット大賞優秀賞受賞についてであります。  次年度の日本こども歌舞伎まつり及びお旅まつりの首都圏PRのため、歌舞伎座等においてカブッキーによる情報発信などを実施するとのことであります。また、小松市が作成したパンフレット「こまつまなび~こまつの文化にふれて~」がそのデザイン性を高く評価され、地域活性化センターふるさとパンフレット大賞において優秀賞を受賞したとのことであります。すばらしいパンフレットをいかに有効活用するか、またカブッキーが歌舞伎座でPRするだけではなく、SNSにおけるPR活動の拡散など、さまざまな発信の仕方を工夫するようにとの意見が出されました。  以上、経済建設常任委員会の報告といたしますが、何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。 17 ◯議長(宮川吉男君) 小松基地空港対策特別委員長浅野清利君。    〔小松基地空港対策特別委員長 浅野清
        利君登壇〕 18 ◯小松基地空港対策特別委員長浅野清利君) さきの定例会で継続調査の議決をいただきました飛行の安全及び飛行場周辺まちづくりに関する調査について、閉会中も調査を続けてまいりましたので、本委員会での意見及び議論について御報告申し上げます。  初めに、在日米軍再編に係る訓練移転についてであります。  現時点では、小松基地における訓練計画はないとのことであります。今後とも、訓練実施の際には、市民の安全・安心を図るため、これまで以上に安全対策、騒音対策を徹底し、飛行の安全や協定の遵守を求めるものであります。  訓練の実施については、小松市民にとって関心の高いことであることから、今後とも速やかな情報提供に努めるよう求めました。  次に、平成30年度上半期の緊急発進実施状況についてであります。  10月12日に統合幕僚監部から発表された資料によりますと、平成30年度上半期の緊急発進回数は561回であり、前年度同時期と同数とのことであります。昨年の過去最高とほぼ同水準の状況となっております。  小松基地が所属する中部航空方面隊は30回、昨年比4回減でありました。  平成30年度上半期の特徴ですが、中国機に対する緊急発進回数は345回であり、前年度同期に比べ58回増加し、ロシア機に対する緊急発進回数は211回であり、前年度と比べ56回減少したとのことであります。また、推定も含め中国機では戦闘機、ロシア機では情報収集機に対しての緊急発進が多く実施されているとの報告を受けました。  最後に、小松-香港便定期便化についてであります。  来年4月に小松空港に香港との定期便が就航することとなり、香港最大手の航空会社、キャセイパシフィック航空が平成31年3月31日から10月26日までの夏ダイヤで小松-香港便を水曜日、土曜日の週2往復体制で運航するとのことであります。小松空港ではソウル、上海、台北に続く4番目の国際定期便となります。同社が本年運航した季節チャーター便は搭乗率も高い水準で推移し、機材はチャーター便と同じ約300人乗りの大型機が使われる予定とのことであり、今後の継続的な運航のため関係機関とより一層連携協力し、利用者の誘致促進について積極的に取り組むよう求めました。  以上、本委員会の飛行の安全及び飛行場周辺まちづくりに関する調査は、重要かつ長期にわたるものであり、閉会中も引き続き調査研究すべきものと決した次第であります。何とぞ各位の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、報告といたします。 19 ◯議長(宮川吉男君) 以上で委員長報告は終わりました。  これより委員長報告に対する質疑に入ります。  通告がありますので、これを許します。  井田秀喜君。    〔3番 井田秀喜君登壇〕 20 ◯3番(井田秀喜君) 今定例会に上程されました議案第83号 小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例について質疑させていただきます。  まず、今後、地域協議会の必要性や役割についての理解が深まるよう地域への説明を繰り返すと報告されています。地域への説明を繰り返すと申されていますが、制定前の現時点でも各校下、地区に対し、説明が不十分であるとの指摘もございますが、福祉文教常任委員会ではこの件につきましてどのように審議されたのか教えてください。  次に、平成31年度当初予算に反映していきたいとのことであれば、平成31年第1回定例会まで、理解を深めるために十分に議論し、上程すべきではないでしょうか。  確認をさせていただきたいのですが、先月の常任委員会ではつらつ協働課より、はつらつ協議会の設立推進についての説明の中で第4回定例会で条例として上程すると報告があり、今定例会の常任委員会だけで審議を終結され、原案どおり可決すべきと決したとのことでありますが、制度内容、財源等、未確定な要素が多い状況にもかかわらず可決した理由を教えてください。  人口減少社会の中で地域とひとづくりの推進はとても大切なことであります。地域運営組織も活動しやすいように、それぞれの地域が自主自立の精神で取り組める環境を整えるために条例が必要という認識はよくわかりません。条例制定により、目的や方針、方向性を明確化し、地域と共有していくとのことでありますが、まち・ひと・しごと創生本部が掲げる地方創生事業に対する交付金申請の条件を見ても条例化を求めているわけではございません。  KPIの設定に当たっても、これまで10年ビジョンや幸せへの「道しるべ」で十分指標として対応できるのではないのかと私は思います。  常任委員会でそこまで審議されていたのかどうかも含め、以上のことを質疑させていただきます。 21 ◯議長(宮川吉男君) 福祉文教常任委員長吉本慎太郎君。    〔福祉文教常任委員長 吉本慎太郎君登     壇〕 22 ◯福祉文教常任委員長吉本慎太郎君) 井田議員の御質問に福祉文教常任委員長の立場からお答えをさせていただきます。  委員会として十分な審査を行ったのかという御質問でありました。  地域協議会設置推進については、本年9月議会以降、毎月の常任委員会で、その目的や必要性、組織のあり方、活動等の基本的な考え方や地域との協議状況について報告を受け、委員会協議を行ってまいりました。その上で、議案第83号の条例案提出を受けての今回の委員会審査でありました。  このテーマだけで議論に2時間近くを費やしました。その審査過程は、先ほどの委員長報告にあったとおりであります。各校下、地区に対しての協議が不十分であるとか、制度内容、財源等、未確定な要素が多いとの課題も抽出されました。それも委員長報告の中に記載してございます。  ただ、押さえておかなければいけないのは、これらの議論の根底にあるのは、この条例案の趣旨や地域協議会の重要性や必要性については全ての委員が賛同しているということであります。だからこそ、当委員会として条例案が可決された後も引き続き事業の進捗状況を注視していく。今後も期間を区切ることなく地域への十分な説明と理解に努めていくよう求めていく。これも委員長報告に記載いたしました。  今回は、委員全てから御意見を伺い、全ての御意見を委員長報告に網羅いたしました。立場の違いこそあれ、各委員の校下に対する、地域に対する、そして小松に対する熱い思いに委員長として大変感銘を受けました。  現時点ででき得る限りの審査を行い、議論を交わし、提出したのが今回の委員長報告であります。その内容に福祉文教常任委員長として責任を持ちます。  以上です。 23 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 24 ◯3番(井田秀喜君) 委員長報告に対する質疑でありますので、委員長報告に全て網羅されていると言われても、それについて質疑させていただいておりますので、ましてや事前に同じ内容のものを誤解のないようにお渡しもしてありますので、もうちょっと詳細に確認させていただきたかったんです。僕は委員会のメンバーじゃないので、その辺の誤解のないようにお願いします。  再質問させていただきます。  先ほど委員長報告の中にもありました全25校下中、現時点で23校下のみということでありますけれども、残り2校下に関してはモデル校下としてありましたので未実施であったというふうに委員会のメンバーから聞いております。  ここで少し確認をしたいんですけれども、私の住む第一校下、僕も体育協会の会長という立場で説明聞きに来てほしいということで参加しました。そのときは、はつらつ協議会の説明という形で担当の課長から説明受けております。  全く別の日に都市計画マスタープランの説明会もありました。ただ、他の校下のことを聞くと、この説明、要ははつらつ協議会の説明と都市計画マスタープランの説明が一緒になって、わずか1時間程度で終わらされている地域があるともお聞きしておりますし、安宅校下におきましては稚松校下との兼ね合いから牧地区と一緒に聞くには支障があるとの御判断をされ、説明会を改めるよう求められており、いまだ説明は受けてないとのことなんです。  にもかかわらず、先ほどの委員長報告の中にもありました全25校下中、現時点、今学校は統廃合されている関係もありますけれども23校下が終了している。終了してないんですよ。そういったことをしっかり議論されましたかということを確認したかったんです。実際にされてない事実があるんです。間違いなく、各校下のほうに、終わってない校下においては確認とってますので、そういったことをしっかり審議されたのかということのまず質問であります。  今条例に関しましては、基本、この理念条例とか推進条例というものでありますので、罰則規定というのは基本的にないと思います。それで、その条例がどれだけ効果が発揮できるのか、期待できるのかというところをもう少ししっかり議論すべきじゃないかと。先ほども申しましたけれども、10年ビジョンや幸せへの「道しるべ」としてこれまでもしっかりと取り組んでこられているんです。  先ほど、はつらつ協議会として9月の議会以降、あちらこちらで説明して話ししていますとおっしゃいましたけれども、ここがみそなんですよ。これまでは、はつらつ協議会として話をされてきたにもかかわらず、ある日突然、これが条例化という形で議論がすりかわっているんですよ。その件に関しまして委員会としてしっかり審議されたのかということの確認なんですね。実質、11月の協議会の中で、来月、条例化として上げますよという形で、今月の一日の委員会、先ほど2時間と言いましたけれども、2時間の議論だけで条例を可決されているんですよ。もっともっと審議するべきじゃないのかということの確認なんですね。余りにも議論する時間がやっぱり少な過ぎる。  今後、財政上支援についても、国からいつまでお金が来るか、そういった話も全く不明確なんです。その辺も含めて、いざルール化して、財源決まって、各校下の事務局にお金を例えば振り分けする。とんでもない額になったときに、今後どう対応していくのか。そこまで真剣に議論されたかどうかの確認をしたいんです。  その件につきまして、私はまだ、賛同はします。先ほどおっしゃってくれたように賛同はいたしますが、時期尚早ではないのかということで継続審査が適当な判断であったのではないかという立場から、もう一度先ほどの件、全校下しっかりと網羅されているとおっしゃっていますが、それを御理解されているのか。本当に条例化というのがこの2時間だけの審議でよかったのかどうか含めて、委員長として答弁お願いいたします。  以上です。 25 ◯議長(宮川吉男君) 福祉文教常任委員長吉本慎太郎君。 26 ◯福祉文教常任委員長吉本慎太郎君) 井田議員の再質問にお答えいたします。  委員長報告が全てであるということでありますので、その委員長報告に対する質疑ということでありましたからということでありますが、この委員長報告に私はあえて全て網羅したということを先ほどの説明で言いました。それは、この委員長報告で全ての委員がこの件に関してそれぞれの立場で、それぞれの尺度で、それぞれのスタンスで物を申した意見を全て尊重し、これは立場の違いこそあれと先ほど申しましたが、これを全て網羅することによる、これが今回の条例可決までの全ての審議であると私は確信したから、これはこの意見を全て網羅したという文言になりました。  23校下中21校下がこの説明会が行われたという、これも説明受けております。だからこそ、今この説明の濃度をもっと上げていく、もっとさらに濃いものにしていく。だから、繰り返し繰り返し、これを各校下に何度も説明してくださいね。これは条例案に賛成しようが反対しようが、全ての委員がおっしゃった御意見であるので、それも委員長報告の中に伝えてあります。  これを時期尚早として3月に持ち込むべきではないかという御意見も確かにあります。それも委員長報告に網羅いたしましたが、賛成案の一つとして、しっかりとした旗頭、これを条例案を制定することでもって、それを校下の皆さんに伝えていく。そして、我々もその説明役を担っていく。これは期限を区切ることなくということを申しました。この旗頭をしっかり、条例を可決することによって取り決め、そして繰り返し説明を行うことを求め、そして校下で理解を深めていくことも求めたのであります。  私は今回の委員会の審議において、各委員が持ち寄った意見というものを十分に反映したものでありますし、条例可決については、先ほども何遍も申しておるように委員会として、委員長として責任ある立場でこの可決を推進し、さらにさらなる説明を今後とも委員会として求めていく所存でございます。  よろしくお願いいたします。 27 ◯議長(宮川吉男君) 井田秀喜君。 28 ◯3番(井田秀喜君) 再々質問でこれで最後になるわけなんですが、先ほどのわざわざ安宅校下と地域まで示してお話ししているわけなんです。こういった形で漏れが生じているんですよ。でも、委員会としてしっかり審議したとおっしゃるけれども、なってない。だから、その件に関してどうなのかということをお尋ねしているんです。  今後、財源の話、もう一回しますけれども、本当に単独で小松市の財源で、この先未来永劫、それが対応できるのか。例えば事務員を雇うのにお金出しますよ、交付金、補助出しますよという形でうちの校下でも説明されてましたけれども、年間どれだけかかるのか。それが何校下あるのか、何地区あるのか。そういった制度が全く決まってない。条例を決めるから、その条例についてこい、ついてこい。  もう一回言いますけれども、この条例、あくまで理念条例ですよ。あってもなくても正直余り意味がないんですよ。そういったものに、もう少し慎重に審議すべきじゃないかということです。決して否定的な意見で言っているわけじゃないですよ。しっかりと審議を重ねたのか。疑惑があるから確認させてもらっているだけなんです。そこだけ誤解のないように、もう一回最後にここだけ質疑させていただきます。  お願いいたします。 29 ◯議長(宮川吉男君) 福祉文教常任委員長吉本慎太郎君。 30 ◯福祉文教常任委員長吉本慎太郎君) 井田議員の再々質問にお答えさせていただきます。  今ほど井田議員のほうから、この条例は理念条例である、推進条例である。言葉はあれですが、あってもなくてもいいものではないかという御発言もありました。  私は全く逆だと思います。理念条例であるからこそ、推進条例であるからこそ、この議会で可決する必要がある。それをいかに骨と肉をつけ合わせていくか。今言う財源の確保であるとか、事務員の問題であるとか、そういったものをしっかりとした肉づけをしていくか。それをやってくださいというお願いを委員会の場で、委員長報告の場で申しております。これは当然可決したから全て終わりということでは当然なくて、これは委員会、そして議会の場でしっかりと注視していかなければならないし、しっかりと物申していかなければならない。この条例をしっかりと理念、推進から、きっちりと校下の皆さんが、このはつらつ条例をもってしっかりと生活の礎ができるような、そんな条例まで昇華できる、それが委員会の役割であり、議会の役割であると思っております。  条例可決は、我々もしっかりとした審査、しっかりとした議論の上で行いました。これにいかに血肉をつけていくのは、これからの作業であると信じております。  以上です。 31 ◯議長(宮川吉男君) ほかに質疑はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 32 ◯議長(宮川吉男君) 質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  通告がありますので、これを許します。  川崎順次君。    〔16番 川崎順次君登壇〕 33 ◯16番(川崎順次君) 議案第83号 小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例について、継続審査とすべき観点から討論いたします。  今ほどの井田議員の質疑でも議論されておりましたが、国は人口減少時代を見据え新たなまちづくりについて進めていかなくてはならないと言っておりますが、制度調査会を立ち上げ、これから具体的な法改正の検討に入っていくとのことであります。  しかし本市では、地域協議会の必要性や役割について理解が深まるよう説明を繰り返し行い、主体的な設置に向けて協議を重ねるとともに、財政的支援シンクタンク機能との連携強化による各地域の施策支援について平成31年度当初予算に反映させていきたいとのことでありました。  しかし、いまだに先ほども井田議員の質疑にもありましたように、答弁で説明会が開かれているとは言っておりますが、実際に開かれていない校下もあるわけでございまして、また説明会があったが、この条例の説明はなかったなど、まだまだ全地域に対し初期の説明すら終わってはいません。  私の校下でも、財政上の支援についても1校下当たりのおおよその交付額が未定であり、財源確保についても不安だけが残るなど制度設計がしっかりできていないことから、平成31年度当初予算とあわせて上程すべきではないか。地域への説明、財源の確保など課題解決をしっかり図るべき。現時点での条例制定は時期尚早と言わざるを得ません。  よって、議案第83号については、継続審査を求めるものであり、賛成はできません。  何とぞ議員各位の御賛同を賜りますよう心よりよろしくお願い申し上げて、討論といたします。 34 ◯議長(宮川吉男君) 高野哲郎君。    〔10番 高野哲郎君登壇〕 35 ◯10番(高野哲郎君) 会派自民を代表して、今定例会に上程されております議案第83号 小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例について、賛成の立場で討論いたします。  地域社会は、人口減少や超高齢化の進展による地域活動の担い手不足や高齢者の社会的孤立、災害時における地域防災力の低下など多様な課題を抱えております。  また、人生100年時代と言われる昨今、地域みずからが新たな時代に対応していく地域力を強化することは非常に重要であると考えます。  こうした中、国においては地方創生のもとで各省庁挙げて人口減少時代の新しい地域づくりに向けた推進策を既に打ち出しているところであります。  総務省では、地域課題解決のための持続的な取り組み体制の確立に向け、地域の人々が中心となった地域運営組織の形成が重要であるとの方針を示しており、既に全国の675市町村に約4,200の組織が設置されています。総務省がまとめた報告書によりますと、行政は地域づくりに対する姿勢や地域住民との協働に関するビジョンを示し、当該ビジョンに基づき、地域運営組織の形成及び運営に係る支援措置等を明確に示すことが必要としており、今回の条例案はまさにその方向性を明確にするものであると考えます。  厚生労働省、また文部科学省からも同様な方針が打ち出されているところであります。  全国的に見ても都市部や過疎地域を問わず、多くの自治体で地域コミュニティのつながりの希薄化や人口減少を危機と捉え、住民自治の基本となる条例の制定や地域協議会の組織化が進んでいます。県内の各市においても7市で関係する条例が制定されており、地域協議会も名称はそれぞれではございますが3市で既に組織化されている状況にあります。  本市においてもこれまで10年ビジョン、NEXT10年ビジョンのもと、市民共創のまちづくりを進めているところであります。  国を挙げて地域課題解決のための持続的な体制の構築が推進され、他自治体での取り組みも進む中、小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例は、市民力と地域のきずなを基調としてまちづくりをさらに高い舞台に上げ、ふるさとを未来につないでいくための指針となるものであり、機は熟していると思います。  市内各地域の皆様からも地域協議会の位置づけや役割、市の役割などを明確に示してほしいという意見も多く出されているところでございます。  議会としても委員長報告のとおり、期間を区切ることなく地域への十分な説明と理解に努めていくよう求めており、引き続き進捗状況を注視していくとのことであります。  地域が主体的で効率的な活動を行う体制づくりは待ったなしであります。地域づくりの方向性を明確に示し、市民の皆様と議論を深めていくために、条例制定は今がそのタイミングであり、条例制定に賛成するものであります。  何とぞ皆様の御賛同を賜りますようよろしくお願い申し上げます。 36 ◯議長(宮川吉男君) 橋本米子君。    〔17番 橋本米子君登壇〕 37 ◯17番(橋本米子君) 私は、12月議会に提出されました市長提出議案のうち、議案第77号 平成30年度小松市一般会計補正予算(第4号)を初め議案第83号、第84号及び第88号、第89号に反対であります。その他の議案には賛成であります。  以下、理由を述べます。  初めに、議案第77号 平成30年度小松市一般会計補正予算(第4号)及び議案第84号 小松市一般職の職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例について、一括して討論いたします。
     小松市はこの12月定例会の補正予算に一般会計で6億512万7,000円計上されました。この補正予算の中には人事院勧告に準じた市職員の月例給と期末・勤勉手当分及び特別職、議員の期末手当0.05カ月増額分が含まれております。この間、人事院勧告制度は公務員の労働基本権制約の代償措置として始まったという経過があり、私は特別職及び議員の特別給には反対してまいりました。  あわせて、現在の市民生活の実態はどうでしょうか。厚生労働省が発表した10月の毎月勤労統計調査でも、実質賃金が前年同月比0.1%減となり、3カ月連続マイナスと報道されております。市民生活の実態から見ても、特別職及び議員の特別給の改定には賛成できません。  次に、議案第83号 小松市はつらつとした地域とひとづくりの推進に関する条例についてであります。  この条例の前段では「地域社会は、人口減少や急速な高齢化の進展による地域活動の担い手不足や社会的孤立の拡大をはじめ、災害時における地域防災など多様な課題に直面しております」と述べ、また「住み慣れた地域での暮らしを守るため、主体的かつ効率的に地域活動を行う新しい体制づくりが重要」とし、目的として「持続可能な共生社会を未来へ受け継いでいく」ため条例が必要としております。要は地域社会では今、さまざまな課題を抱えているから、その課題を地域が主体的になって活動していくことを求めております。  しかし考えてみれば、ひとり暮らし見守り運動も、買い物支援や自主避難所運営も、まず行政が主体になって考え、住民の暮らしや安全・安心を守る地方自治体が対策を講じ、それを地域の皆さんや団体の方に協力をお願いするのが筋ではないでしょうか。  そこで私は、モデルケースで頑張っていらっしゃる5地域の連合町内会長さんはどうお考えなのか知りたくて訪問しお話を聞くと、前向きに意欲的に取り組まれているところもありましたが、他の方は「非常に難しい課題だ。今でさえ町内会の仕事でいっぱいいっぱいなのにこれ以上できん。負担を減らしてほしい」という声でした。  国の総務省は早く5,000の組織を達成したいとのことですが、私はこの条例はまだまだ市民合意を得ているとは思えません。  国が目指す「我が事・丸ごと」地域共生社会は一億総活躍社会の具体化として位置づけられております。国会で目本共産党の堀内衆議院議員は、この「我が事・丸ごと」施策は地域共生社会の名目のもとに、地域住民等の支え合いを求め、高齢者や障害者への福祉サービスを公的財源の保障もなく、地域の支え合いや社会福祉法人による事業に肩がわりを求めることは福祉の後退として討論を行っておりました。  私は、この条例をつくることによって地域の皆さんにこれまで以上に負担をかけることになりはしないか危惧を持ちますので、条例化には反対であります。  次に、議案第88号 小松市立保育所条例の一部を改正する条例及び第89号 財産の譲渡についてであります。  この議案第88号 小松市立保育所条例の一部を改正する条例は、小松市立保育所条例から小松市立犬丸保育所の項を削り、平成31年4月1日から施行するものです。また、第89号の財産の譲渡については、この小松市立犬丸保育所の建物を社会福祉法人こばと福祉会に無償で譲渡するものです。これで小松市の進める公立保育所の統廃合・民営化事業は後期計画である犬丸保育所の民営化で最後となりました。私は従来から一貫して公立保育者の統廃合・民営化計画には反対をしてきました。今回も同じであります。  以上で反対討論といたします。 38 ◯議長(宮川吉男君) ほかに討論はありませんか。    〔「なし」と言う人あり〕 39 ◯議長(宮川吉男君) 討論なしと認めます。  これをもって討論を終結いたします。  これより採決に入ります。  議案第77号、議案第84号、議案第88号、議案第89号の以上4件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の4件は、いずれも委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 40 ◯議長(宮川吉男君) 起立多数。  よって、以上の4件は、委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第78号から議案第82号、議案第85号から議案第87号、議案第90号、議案第91号の以上10件を一括して採決いたします。  お諮りいたします。  以上の10件は、いずれも委員長報告のとおり可決することにご異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 41 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の10件は、いずれも委員長報告のとおり決しました。  次に、議案第83号を採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、委員長報告のとおり可決することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 42 ◯議長(宮川吉男君) 起立多数。  よって、本案は、委員長報告のとおり決しました。  次に、継続調査中の小松基地空港対策特別委員会の調査を採決いたします。  お諮りいたします。  本件は、委員長報告のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 43 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は、委員長報告のとおり決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎市長提出議案第92号、諮問第1号の     上程、説明、質疑・委員会付託・討論     省略、採決 44 ◯議長(宮川吉男君) 日程第2、市長提出議案第92号 教育委員会委員の任命について及び諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての以上2件を一括して議題といたします。  市長より提案理由の説明を求めます。  市長、和田愼司君。    〔市長 和田愼司君登壇〕 45 ◯市長(和田愼司君) 追加提出いたしました議案2件について御説明申し上げます。  まず、議案第92号 教育委員会委員の任命についてであります。  教育委員会委員、蘆邉千鶴子氏の任期は12月24日をもって満了となります。同氏は豊かな感性や創造力、おもてなしの精神、先人のわざと心を守りつないでいくことの大切さなど、文化、芸術の専門家の視点から多くの御助言をいただきました。また、積極的に学校を訪問され、熱心に御指導いただくなど、平成22年から8年間にわたり教育委員会委員として御尽力を賜り、心から感謝申し上げます。  このたび、後任者といたしまして、殿町・勝木克子氏を任命しようとするものです。同氏はこれまで、学校、家庭、地域の連携によるまち全体での児童健全育成を推進する活動を実践されており、豊かな経験と高い識見を生かし、教育大綱の推進や次代を担う子供たちの健全育成に真摯に取り組んでいただけると期待しており、教育委員会委員として新たに任命しようとするものです。  次に、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてであります。  人権擁護委員、吉田茂氏、鴻渡幸子氏、山崎まち氏の委員任期は平成31年3月31日をもって満了となります。吉田氏、鴻渡氏については引き続き、そして串町・尾野寺多美子氏を新たに法務大臣に推薦しようとするものです。  山崎氏におかれましては、差別やいじめ、言葉の暴力、虐待など人権に関する問題が多様化、複雑化する中、人権擁護委員として多岐にわたり御尽力、御活躍を賜り、心から感謝申し上げます。  吉田氏、鴻渡氏、尾野寺氏におかれましては、広く社会の実情に通じ、人権擁護にも深い御理解をお持ちであり、一人一人の人権が守られ、思いやりのある豊かな地域社会づくりを進める上で最適任であると考えるものです。  以上2件につきまして御審議の上、御賛同いただきますようよろしくお願いいたします。 46 ◯議長(宮川吉男君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております市長提出議案第92号及び諮問第1号の以上2件については、質疑の省略及び会議規則第37条第3項の規定による委員会への付託の省略並びに討論を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 47 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。  よって、以上の2件は、質疑及び委員会への付託並びに討論を省略することに決しました。  これより採決に入ります。  議案第92号 教育委員会委員の任命についてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 48 ◯議長(宮川吉男君) 起立総員。  よって、本案は、原案に同意することに決しました。  次に、諮問第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについてを採決いたします。  お諮りいたします。  本案は、原案に同意することに賛成の諸君の起立を求めます。    〔賛成者起立〕 49 ◯議長(宮川吉男君) 起立総員。  よって、本案は、原案に同意することに決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎各常任委員会の閉会中の継続調査につ     いて 50 ◯議長(宮川吉男君) 日程第3、各常任委員会所管事務の閉会中の継続調査についてを議題といたします。  予算決算常任委員会を初めとします4常任委員会の委員長から、お手元に配付のとおりそれぞれ閉会中の継続調査の申出書が参っております。  お諮りいたします。  各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに御異議ありませんか。    〔「異議なし」と言う人あり〕 51 ◯議長(宮川吉男君) 御異議なしと認めます。  よって、本件は各常任委員長からの申し出のとおり閉会中の継続調査とすることに決しました。  ───────── ◇ ─────────    ◎閉会の宣告 52 ◯議長(宮川吉男君) 以上で本日の議事日程は全て終了いたしました。  これをもって平成30年第4回小松市議会定例会を閉会いたします。       閉会 午後 5時00分 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...