小松市議会 > 2015-03-13 >
平成27年常任委員会連合審査会 名簿 開催日: 2015-03-13
平成27年常任委員会連合審査会 本文 開催日: 2015-03-13

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  1. 小松市議会 2015-03-13
    平成27年常任委員会連合審査会 本文 開催日: 2015-03-13


    取得元: 小松市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-10
    ナビゲーションをスキップする ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                               午前10時00分 開会    ────────────────────────────────── 【北出委員長】 ただいまから平成27年3月定例会常任委員会連合審査会を開催をいたします。  3月2日に開会されました本定例会において平成27年度小松市一般会計予算案など議案40件が上程され、3月9日、10日の両日にわたり大変熱心な議案に関する質疑並びに市政一般に対する質問が行われたところであります。  それでは、ただいまより各常任委員会に付託されました議案につきまして、通告に基づき4常任委員会合同で審査を進めてまいります。なお、質疑者並びに答弁者は挙手の上、委員長の指名の後、発言を行ってください。  まず最初に、自民党こまつの質疑を許可します。  梅田委員。 2 【梅田委員】 それでは、連合審査会トップバッターを務めさせていただきます梅田利和です。よろしくお願いいたします。  きょうは午前中、各議員も参加されたと思いますが、小松市の各中学校の卒業式がありました。その後、何人かの議員は小松短大の卒業式にも出席をされておりました。この3月という旅立ちのとき、また新しいスタートの時期に、本当にいろんなドラマが隠されておるようでありますけれども、あすに迫りました北陸新幹線も新たな一歩ということでありますので、本当に期待していきたいなというふうに思います。  あす、14日は、今ほど話ししました北陸新幹線金沢開業や、5月17日に行われます第66回全国植樹祭は、本市が目指す北陸の際立ったまちとしてのイメージアップをする好機でなかろうかなというふうに思っています。北陸新幹線は特に県民の長年の願いでもありましたし、金沢開業実現まで、本当に長きにわたり御尽力いただきました方々に感謝を申し上げたいなというふうに思います。  また、小松市においても、JR小松駅鉄道高架事業や、在来線だけでありますけれども、大変立派な小松駅舎も完成しており、地方都市としては恵まれた状況でありますし、これを生かしまちの成長につなげていかなければなりませんと市長の施政方針の中にも入っていたように思われます。第66回全国植樹祭に向けた小松市の、マナーは「やさしさ」、グッドマナーこまつや、心地よいまちづくりを目指すフローラルこまつを市民総参加で展開しておりまして、誰にでもやさしいまちづくりを推進し、交流人口拡大とともに、全国市区でトップクラスの住みよさ、出産、子育て、高齢化対応などについても情報発信しながら定住促進にも結びつけようと努力しております。  また、今の時代、まちづくりにおいては広域での視点や取り組みは大変重要であり、オール加賀会議で相乗効果と相互間による地域づくりの取り組みが進められております。加賀地域の住民のまちの創生にかける期待が高まってきておるところでもあります。  それでは、質問のほうに入りたいと思いますが、平成27年度予算にも計上されております観光文化関係の南加賀3市連携事業についてでありますが、新幹線金沢開業があしたに迫った本年、観光誘客などを目的に南加賀3市(小松市、加賀市、能美市)で連携した事業が計画されております。  まず、その中で、九谷焼開窯360年記念加賀九谷焼展東京ステーションギャラリー展と地元展、また北陸新幹線金沢開業PR推進費の中のいしかわ百万石加賀祭りと東京駅加賀3市観光物産フェアについて、それぞれの事業の概要について説明をお願いいたします。 3 【二木博物館長】 文化創造課担当課長の二木と申します。よろしくお願いいたします。  私のほうからは、加賀九谷焼展についてお答えいたします。  ことしは、1655年に九谷焼が開窯し360年目の節目に当たります。これを記念し、九谷焼の歴史を振り返り、九谷の美を世界に発信するために加賀九谷焼展を、小松市、能美市、加賀市の3市が連携し、東京と南加賀で開催するものです。  東京展は、8月1日土曜日から9月6日日曜日にかけて東京ステーションギャラリーを会場に、「交流するやきもの ~九谷焼の系譜と展開~」と題し、3市えりすぐりの約100点を御紹介します。展覧会では、世界で高く評価される現代作家の作品から輸出九谷、赤絵、再興九谷から古九谷へと時代をさかのぼる形式です。首都圏でこの九谷焼の魅力を発信し、南加賀の誘客へとつなげます。  南加賀展では、10月3日土曜日から12月20日日曜日に3市を会場に開催いたします。加賀市は石川県九谷焼美術館、能美市は能美市九谷焼資料館、小松市では博物館、錦窯展示館、松雲堂を会場とし、3市をめぐることによって九谷焼360年の歴史絵巻を堪能していただきます。  小松は、九谷陶石の生産から生地づくり、上絵つけまで一貫して行える伝統が今も脈々と受け継がれており、人間国宝や芸術院会員などすぐれた作家も多く輩出しています。この展覧会を機に、伝統的ものづくり振興条例などを通して、ものづくりの大切さ、先人から受け継ぐ技術を後世に伝えることを広めていきたいと思います。
     小松展では、若手作家や各窯元、ギャラリーなどと連携した企画も検討し、異業種、異文化とのコラボレーションで各窯元をめぐり楽しむ企画など、再興九谷から現代作家まで幅広く九谷の魅力を発信し、小松市全体で九谷焼開窯360年を盛り上げていきたいと思います。 4 【梅田委員】 今ほど、博物館長のほうから九谷焼開窯360年記念の加賀九谷焼展の説明をいただきました。  もう一つ、北陸新幹線金沢開業PR推進費中のいしかわ百万石加賀祭り、また東京駅加賀3市観光物産フェアについて、概要の説明をお願いいたします。 5 【横山観光交流課長】 観光交流課です。よろしくお願いいたします。  私のほうからは2点、今ほどのいしかわ百万石加賀祭りの概要について、まずお答えいたします。  今回の北陸新幹線金沢開業記念として、加賀百万石の歴史と伝統を生かし、加賀、金沢、能登の3地域で4月から5月に魅力発信のイベントなどが開催されるものでございます。南加賀におきましては、3市が連携して、現代に受け継がれる加賀の歴史、文化、ものづくりの精神や技術、食文化や自然景観など、この地で培われてきました豊かな地域資源の魅力を発信していきたいと考えております。  この日、本市におきましては、特徴ある地域資源を「歌舞伎のまち」「乗りもののまち」「環境王国こまつ」「科学と交流」の4つのテーマに大別し、地域資源の磨き上げと情報発信に取り組んでおりまして、今回の新幹線開業をその集大成と位置づけて事業を展開してまいります。具体的には、北陸の春を代表するお旅まつりなど「歌舞伎のまち小松 春の巻」、そしてものづくりの技術力を生かしたサイエンスヒルズでの1周年企画や、航空プラザなどでの乗りものフェスティバル、そして新たに開業記念としまして、サイエンスヒルズでの乗り物の展示あるいは3Dスタジオでの番組上映の充実を図っていきたいと考えております。  もう1点、加賀3市観光物産フェアにつきましては、8月の東京ステーションギャラリーでの加賀九谷焼展の開催にあわせまして、東京駅構内で3市の魅力をPRし、加賀九谷焼展への来場と九谷焼を育んだ歴史、文化の深みのある加賀地域への誘客促進を図っていきたいと考えております。  期間につきましては、7月31日から8月2日の3日間、場所は東京駅地下1階におきまして、内容としまして、3市では観光PRや物産販売、またJR様のほうにおきましては駅構内や電車内でのCM放送の広告宣伝が展開されるというふうな形となっております。  以上でございます。 6 【梅田委員】 今ほど2つというか3つですけれども、説明をいただきました。  この3つというか、2つといいますか、今ほど挙げていただいた事業は、今までと違った、これまで余りなかった連携がなされた上での事業ということでありまして、これまで余りこのような連携はなかったというふうに思われます。本当に加賀地区全体でも人口減少が見込まれる中でありますけれども、一方で、北陸新幹線開業などで交流が大きく拡大する中で、これからの時代というのは、やはりさらにこの連携の重要性が高まるというふうに考えております。また、連携することで、単体でできないそれぞれの強みを生かすことができるということでありまして、効率的にもメリットがあるのではないかなというふうに考えております。  この事業について、どのような連携のメリットがあるのか。また、それぞれの事業での工夫された点というのがあると思うんでありますけれども、それについて少し説明をいただきたいと思います。館長のほうからお願いできますか。 7 【二木博物館長】 私から、九谷焼美術展のほうの説明をさせていただきます。  現在、九谷焼にかかわる3市の作家、問屋、商店、学芸員、行政といった関係者で組織します加賀九谷焼展実行委員会を昨年11月に発足させ、九谷焼の魅力開発、開拓のため連携を図っているところです。  加賀九谷焼展開催には、3館を一つにまとめた独自の広告を共同作成し、3市の魅力を同時に発信することで、より広範囲に誘客の働きかけを行います。また、展覧会会期中は来場者の回遊性を高めるよう、共通チケットの販売や3市の会場をめぐるバスツアーなどを予定しています。  この展覧会を契機に3市の美術館、博物館が連携を深め、職員の交流や情報の共有を進め、それぞれの学芸員が3市全ての九谷焼の魅力に精通し、広く発信できるよう資質向上に努めてまいります。 8 【横山観光交流課長】 加賀祭り、加賀3市観光物産フェアいずれにおきましても、加賀九谷焼と同様に、共同でのプロモーション活動により南加賀の魅力発信と誘客促進を図るとともに地域内の住民の相互交流が促進され、ふるさとの魅力の再発見と情報発信力の強化が期待されるところでもございます。  来年度は、全国植樹祭を初めとしまして、国内外から多くの人が本県、南加賀を訪れる機会がございます。また、夏休み、9月の大型連休、10月からのJR北陸デスティネーションキャンペーンなどにおきまして一層の誘客促進が必要となるということでもございます。  今回の広域連携の取り組みを第1弾としまして、南加賀地域の共通のテーマの設定、例えば九谷焼や山中塗などの伝統工芸や伝統芸能、そして里山里海や霊峰白山の自然景観や食文化、加賀地域の温泉群、こうした共通の資源を生かしながら、また各市それぞれの強みを生かして関係団体などとも協力連携し、魅力発信による地域のイメージアップと誘客促進に継続的に取り組んでいきたいというふうに考えております。 9 【梅田委員】 今ほど説明いただきました。先ほども何回も言っておりますが、本当にこれまではこういう連携がなかったように感じております。  今まで、例えば九谷焼といいますと、昔は寺井町だけでやってたというような感じでありますし、能美市が合併してからは能美市、また小松市だけとか加賀市だけというのはあったのかなと思いますが、この3市合同でやるというのは単純に3倍ということではなくて、本当に連携によってすばらしい事業になるのではないかなというふうに期待しております。本当にこの3市でしっかり連携して効果を上げていただくことを望みますし、また今後も、1回この連携チームをつくったわけでありますから、ぜひ連携を進めていってほしいと思います。  これについては回答は要りません。ありがとうございました。  次に、加賀地域連携誘客推進費についてお尋ねいたします。  先般、加賀地域6市町が連携するオール加賀会議が作成した、るるぶ特別編集「加賀の國」の配布が開始されたとお聞きいたしました。  委員長の許可を得ましたのでここに用意してあるんですが、カメラどちらでしょうかね。こちらでしょうか。……こちらですね。  こういうすばらしいるるぶ特別編集というものが、業界用語では観光マップという位置づけだそうでありますが、こういったものが、お聞きしますと10万部作成されたということで、発行されたということでありまして、東京都内の銀座アンテナショップはもとより、北陸新幹線沿線大手旅行会社や関西、中京の観光物産案内所、県内では空港や道の駅、各温泉協会や各自治体関係者などに配布や、各箇所には配置がしてあるということでありました。まずは、この加賀地域連携推進で6市町が連携してこういったものをつくったということに対しまして、先ほどから何回も言っておりますが、新しい取り組みの一つとして大いに評価したいと思います。  このるるぶ特別編集「加賀の國」の内容を見ましたけれども、加賀地域6市町のエリアを「霊峰白山の恵みを受けて元気になる! 加賀の國5つの宝」というテーマで紹介されており、今までに石川県を訪れたことがない方や加賀地域に興味がある方などにはぜひ紹介したい内容になっております。  この機会に、我々もそうでありますが、関係者に県外の友人、知人に、ぜひこの観光マップを送付していただいて、新しく開業する北陸新幹線やマイカーなどで、私としては、特に利用しやすくなった小松空港発着の航空機でこの地域を、この小松にお越しいただきたいなというふうに、そしてこの加賀の地域を楽しんでいただくというのはどうでしょうか。  るるぶ、この「加賀の國」の活用についてどのように考えておられるのか、お聞かせいただきます。 10 【高田加賀地域広域連携担当部長】 高田です。どうぞよろしくお願いいたします。  ただいま梅田委員のほうからは、るるぶ「加賀の國」を高く評価いただきまして、大変ありがとうございます。この議場で御紹介いただきまして何よりのPRになったかなと感激しております。ありがとうございます。  このるるぶ「加賀の國」は、御紹介のとおり、「霊峰白山の恵みで元気になる」をコンセプトに、域内の魅力を紹介しまして、手にとりやすく、加賀の地域へ行ってみたいなと思っていただけるような冊子を目指して作成したものでございます。今御案内にありましたように、北陸新幹線の開業にあわせまして、首都圏、北陸新幹線沿線、それから金沢駅の観光案内所、加賀地域内の観光案内所などに配置させていただいております。  飛行機、空港ということでございましたけれども、京成線の成田空港駅、空港第2ビル、上野等、こういったところにも置かせていただいておりまして、飛行機の、空港の利用促進にもつながるかなと考えております。  加賀の國のホームページにもダウンロード可能な形で掲載しておりますし、またこまつ観光物産ネットワークホームページにおいても紹介しております。特に石川県、JR、6市町の県外イベントでも配布するということで、既にもう行われました日本橋三越の観光物産展、それから大宮駅の新幹線開業イベント、これはまだ開催中でございますけれども、こういったところでも配布、配置させていただいております。  観光の関係者の誘客に活用いただく、そのほか、石川県人会、関東大小松会、これは事務局のほうにはもう送付済みでございますけれども、今後いろいろゆかりの同窓会、いしかわ観光特使など、郷土ゆかりの方々、それから連携、交流のある大学、企業などへお届けしていくということを考えております。  ホームページフェイスブックなどを通じまして、関係者、市民の皆さんが広く御紹介いただけるよう働きかけてまいりたいということでございます。 11 【梅田委員】 今ほど担当部長のほうから細かく配布、配置先をお聞かせいただきました。  10万部でありますから、本当に隅々まで行き渡るように、皆さんの手にとっていただいて見ていただければ、加賀の國のすばらしいところが凝縮されて載っているということでありますので、こういうわかりやすい、特別編集でありますけれども、こういったものをつくっていったことによって交流人口がふえたというのは本当にいい形になると思いますので、先ほど私も言いましたが、関係者のほうに、もし余っている分があれば送付していただいて、ぜひ加賀の國、特にこの小松にも来ていただければなというふうに思っております。せっかくでありますので、よろしくお願いしたいなというふうに思います。  昨年の5月25日に、この加賀地域6市町で加賀地域連携推進会議が設立されました。  まず、この組織、今年度はどのような活動、これも活動の一つだと思うんですが、活動を行っているのか、またどのような実績があったのか御紹介いただければなというふうに思います。 12 【高田加賀地域広域連携担当部長】 それでは、オール加賀会議でございますけれども、御案内ありましたように、加賀地域の6市町によりまして、昨年5月25日に設立されました。行政、議会、商工会議所や商工会、観光物産協会など幅広い関係の皆様の参加をいただいております。  北陸新幹線金沢の開業、全線開通を見据えまして、さらなる交流拡大と地域の発展を目指しまして、地域のすばらしい自然、歴史、文化、観光資源などで、相乗効果とそのほかによる地域づくりに連携して取り組むといった組織会議としたものでございます。  初年度といたしましては、特にシンボルであります霊峰白山、それとそこからもたらされる多くの恵み、これを地域プロモーションの主軸に据えまして展開しているものであります。「いざ、加賀の國」「霊峰白山の恵み」を掲げましたポスター、またホームページの作成、そして今ほど御紹介いただきましたるるぶなどを作成しまして、域外、域内における認知度向上に取り組みました。また、JRの全国キャンペーンほか、幾つかの場所でのキャンペーン、催事等に出向きまして、あわせてPRと誘客の活動も展開してまいったところであります。また、こういった取り組みを評価されまして、観光庁のインバウンドを見据えた着地型観光調査事業のモデル地区にも、全国4カ所のうち1カ所として選定されまして、台湾人による視察、それからモデルツアーを一緒に実施してまいったところであります。また、加賀の國魅力発見!講演会、こういったことをやってきております。  以上、こういった展開をしております。 13 【梅田委員】 今ほど活動内容、また実績について、そしていろんな形でされとるということをお示しいただきました。  この27年度予算案の中には、この加賀地域連携誘客推進費が130万円計上されておりますが、このオール加賀会議全体の事業費、小松自体は130万円かもしれませんが、全体の事業費と、そして27年度の主な取り組みが何か決まっておれば、お示しいただきたいなというふうに思います。また、従来の取り組みで進めていくのか、少しいろんなものを、またもちろん挑戦していくんだろうなと思いますが、この発展的な取り組みになるのかも含めて御説明願います。 14 【高田加賀地域広域連携担当部長】 オール加賀会議の27年度の予算といたしましては、小松市の負担金も含めまして約2,100万円の事業費を予定しております。うち、1,000万につきましては、県からの補助を見込んでいるものでございます。  事業内容、予算につきましては、5月下旬に予定しておりますオール加賀会議の総会で決定となりますので、今御紹介できる範囲内で御説明させていただきたいと思います。  基本的な考え方、主な取り組みでございますけれども、これまで取り組んできました地域プロモーションを発展させまして、加賀の國のブランドをさらに発信してまいりたいと。これについては、るるぶ「加賀の國」の活用、これをほかの媒体にも載せるといったことも含めましてやっていきたいと。また、新幹線開業年でもございますので、加賀地域を周遊するような企画、旅行会社と連携したツアーを誘致するといったことも考えております。引き続き、霊峰白山、加賀の國の景観等のPR、講演会等も開催してまいりたいなと考えております。  新たな取り組みといたしまして、地域プロモーションを中心でやってきておりますけれども、加賀の國の住みやすさ、暮らしやすさ、こういったものの情報発信も新たに取り組んでまいりたいなというふうに考えております。  新幹線、JR、空港活用の交通の充実といったものの検討、その他連携についても協議を進めまして、引き続き、地域の強みを生かした相互補完と相乗効果で交流拡大、住みやすい地域づくりなどに向けまして取り組んでまいりたいというふうなことを考えております。  以上です。 15 【梅田委員】 ありがとうございました。  本当に27年度も大変この連携が重要になってくる1年になろうかなというふうに思いますので、よろしくお願いしたいなというふうに思います。  最後に、この地域というのは、もちろん訪れる魅力があるだけではなくて、全国的にも災害も少ない、大変住みやすい地域でもあろうかと思います。各市町がそれぞれ努力するということはもちろんでありますけれども、さっきから何回も言っておりますが、1足す1が2ではなく、3、4、5となるように各自治体が緊密に連携して加賀地域全体をアピールしていくことも大切と考えます。  今後もしっかりと連携していただくことをお願いしますし、最後になりますが、私もこの「加賀の國」を使って一セールスマンとして関東の方にお声がけをして、この小松に訪れていただこうというふうにお約束をさせていただきまして、私からの質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 16 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  二木委員。 17 【二木委員】 それでは、私のほうからは、小松駅南ブロック複合ビル建設に関することについてお伺いをしていきたいと思います。  きょうは部長さんじきじきに出ていただいておりますので、ありがたいなというふうに思っていますので、どんどん質問してまいりますので、ひとつよろしくお願いいたします。  時間が限られておりますので、淡々と行きたいと思います。  まず、質問の順番があっちこっち行って申しわけないかと思いますが、わかりやすい質問かなと思うところから。  まず、小松駅の西、東というふうに今まで分かれておりましたけど、今回から南ブロックという言葉が出てまいりました。このあたり、どのようにブロック分けされているのか、地域分けされておるのか、お聞きしたいと思います。 18 【石田都市創造部長】 石田です。よろしくお願いいたします。  今まで駅東では、こまつの杜やサイエンスヒルズこまつなどを中心として科学と交流ゾーンというふうに呼ばせていただきました。西は、曳山の子供歌舞伎、こまつ町家や寺院などが集積しているということで歴史文化と伝統が彩るゾーンというふうに表現してまいりました。  今お尋ねの北、南につきましては、北はこまつ芸術劇場うららから芦城公園の文化ゾーンの玄関口というふうな捉え方で位置づけしております。今回、南ブロックというのは、旧大和小松店跡地と小松駅前立体駐車場、こういうものを含めまして1街区のことを指しておりまして、今言いました3つのゾーン、東、西、北、これらの結節点であるというような位置づけで多くの人が行き交うエリアというふうに捉えております。 19 【二木委員】 じゃ、東と西については地区、ブロックという言葉を使わないで、南だけ南ブロックで、その範囲は現在の大和跡地と駐車場というふうに考えてよろしいですか。確認します。 20 【石田都市創造部長】 おっしゃるとおりでいいかと思います。  今ほど言いましたように、南ブロックは、街区というふうに道で囲まれる部分ということで、あえてブロックという言い方をさせてもらってます。 21 【二木委員】 じゃ、そのように今から認識して話をさせていただきたいと思います。  今までパブリックコメントされておりますが、以前、去年のパブリックコメントといいますか、南ブロック複合ビルの基本構想的なものがいろいろ出まして、一度意見を聴取されたときに41件ですかね、の意見が出てました。今度、2月にしましたブロック複合ビルの基本構想については17件のパブリックコメントがあったというふうに認識しておりますが、この意見の中で、私、まず一つ疑問に思いましたのが、パブリックコメントの図面の中にコンビニエンスストアがございました。それが私たちに説明された2月18日の全協での説明会のときに各種ショップというふうになっておりました。  これについて御意見を伺いたいと思います。 22 【石田都市創造部長】 確かにスタート当時、パブコメを募集したというのは2月4日でございます。それで、2月6日に市民及び地区の方々を対象にうららのほうで説明会をしております。そのときに配付したのも、今おっしゃるとおり、ショップの中のコンビニエンスストアという表現で出しております。  その中で一応パブコメの回答があったということもありまして、2月12日、募集期間内なんですが、コンビニエンスストアだけを表現した話はこういう真意に、我々の言う真意に反するということで、コンビニエンスストアというのは当然要求主体、名前の一つではあるんですが、それに限った話ではないということで、各種ショップというようなことで書き直してホームページのところに掲載し直したということでございます。 23 【二木委員】 じゃ、締め切り前に変えておられるんですか。 24 【石田都市創造部長】 12日に変えております。 25 【二木委員】 12日、最終日じゃないですか。 26 【石田都市創造部長】 最終日は13でございます。 27 【二木委員】 もう最終日と変わらんね。  最初見た方は、コンビニエンスストアで意見を書きますよ。大体の人は。そして興味ある方は、それに対して意見を述べとるはずなんですね。そのあたりのところを、コンビニエンスストアだと思って意見を出して、こんなのだめだとか、いろんなことを言われた意見があったはずなんですが、そのあたりについての考え方はどうされます? 28 【石田都市創造部長】 実は今おっしゃるとおりで、その意見が一つ出てきたということがすぐ、即手元に入ります。ほんでコンビニエンスストアがというような意見がございました。そういうことで、コンビニエンスストアだけのつもりではなかったんだけどということを思い直しまして、そのように。だから、コンビニはコンビニとして意見いただいておる方はその当時我々は受け入れて、その中身の意見として解釈いたします。それだけで思っているわけではございませんので、改めて書き直したと。  一つ、これはほかのものの書きぶりも一緒なんですが、確定しているという前提ではないということは先に申し述べておかないかんわけですけれども、そういうものも含めた格好のものを思い描いておりますよという、そういうようなもので捉えていただけるということでお願いできませんでしょうかね。 29 【二木委員】 その考え方はわかるんですが、もしそうならば、ここにあるように、基本パターンとする施設区分、施設構成の考え方の中にコンビニエンスストアって入ったわけですよね。ここのところに。それが変わってるということは、我々に対する説明のときにはせめて、こういう考え方でこう変えましたというような説明があってもよかったんではないかなというのが私の残念な気持ちなんですね。  何でこうなったのかなと言うて、皆さん、ほかの関係のない方と話しすると、小松駅にコンビニエンスストアが入っとるじゃないかという話もあって、何となくざわざわと不信感みたいなものがなきにしもあらずということになったわけで、始めから、これについてはこういうことを言ってるけど、本当にこういう言葉そのものが信用できるのかというふうな話になっていくわけなんで、そのあたりのところ、私、ちょっと心配なんで、こういう話をさせていただきました。  もう一つ続けて、説明会のときにこういう基本構想案に関するパブリックコメントというのを私たち議員に出されましたね。皆さん、議員に全部出されたやろう。この中で、意見の概要の捉え方なんですが、私は十幾つかのパブリックコメントを読みましたけど、意見の概要は本当に自分の都合のいいように受け取ってないようにしか思えないんですが、そのあたり。私は一つ一つコメントを読むとかなり厳しい言葉で反対意見が述べられております。そうなんだけど、この意見の概要となるとそういうことが何も書いてない。  そのあたりの、この概要をまとめられた、そのことについてお伺いしたいと思います。 30 【石田都市創造部長】 先ほどの各種ショップの話については説明不足の点はあったかと思いますので、それについては申しわけないという言葉で御容赦をいただきたいというふうに思います。  あとのパブコメの意見のまとめ方でございますけれども、これは都合のいいというふうに変えたという認識は全くございません。前日、今も本会議で申しましたように、パブコメの原文全て一字一句載せてございますし、それに対しての市の考え方も載せてございます。そういうことで、要は都合のいいもんだけを載せ込んだということは全くございませんで、その辺はちょっと認識の違いで。ちょっとお願いいたします。 31 【二木委員】 でもこの概要は、本当に市を後押ししとるような文言しかここに書いてないですよね。ところが実際の17つの言葉を見ると、かなり厳しい言葉も書いてある。そのことは認識の違いといえば認識の違いかもしれません。  だけれども、もう一つ。この中で4)の中の教育系施設、小松短大のキャンパスにしてはというところが書いてあるんですよ、こういう言葉。ところがこれには、17件の意見の中には書いてなかったんです。これはどうしてここに入ったのか教えてください。 32 【石田都市創造部長】 それは、2月6日の説明会会場の中で御発言がございまして、その文言をあわせ入れたということでございます。こちらのほうでそういう言葉を先に発するというようなことは全くございませんので、その辺は、事情、背景的にはそういうことです。 33 【二木委員】 じゃ、これは2月6日のうららでの説明会のときの意見が入っているということですか。あとは、じゃ、パブリックコメントの意見と考えてよろしいんですか。 34 【石田都市創造部長】 うららのときの人数、ちょうど30名だったと思います。30名の方々が説明会にいらしておるということで、その中での意見もいろいろございます。その中での発言、今の文言だけが意見かということではなくて、そのときの意見を大体全部取り入れたというふうなことも入っております。 35 【二木委員】 施設を建てていく、進めていく上ではパブリックコメントは大事なことなんでしょうけれども、余り反対の意見を入れると差しさわりがあるかなということでいい意見を入れたとしか私は思えないんです。  実際にパブリックコメントを読みますと、かなり厳しい意見が出ていることも間違いありません。それをまた紹介するのも何ですけれども、紹介しませんが、このように反対意見があったということ、それから前回の四十幾つについてもかなりの厳しい意見が出とったことは間違いないと思いますので、そのあたりのところの認識をひとつしっかりと持っていただきたいというふうに思います。  次の質問に入ります。  利用客の見込みのことについて御質問いたします。1日当たり1万1,000人はどう見ても多過ぎませんかということなんです。このあたりの認識について、もう一度詳しく御説明をお願いしたいと思います。 36 【石田都市創造部長】 今の1万1,000人の前の話ですが、パブコメの中で反対意見ばかりではないかということですが、その前段には2,000名のアンケートとかを含んでやっております。その中の意見は、大方のをお示ししておりますが、過半以上の方が賛成という立場の中でこの話は進展しております。それでパブリックコメントの中の意見、反対意見、それはございます。ございますが、それが全てではないという見方で私どもは考えております。
     次の御質問ですが、1万1,000人ということですが、これは本会議の中でも申し上げました。JRの小松駅の利用者、バスの小松駅利用者、それと自転車の利用者などが駅周辺に集まる潜在的な数、これの合計が1万1,000人というふうに申し述べております。それで自動車の方々も含めまして、複合施設であるということからそれぞれの来館目的に応じまして利用者の想定数を試算して、それを加算したと。そのトータル合計が5,000人というふうな御説明を今までしておりますので、よろしくお願いします。 37 【二木委員】 じゃ、1万1,000人としましょう。この施設の1階、2階、3階ですね、主に利用するのは。そうですね。ホテルは別としてですよ。この施設にその人たち、1万1,000人のうちどれぐらい入ると思っておられますか。そのあたりの具体的な数字を教えてください。潜在的な数字は幾ら言ってもしようがないんで、その施設にどれだけ入ってくるか、どれだけ利用するかというのをどのように思っておられるのか、お聞きしたいと思います。 38 【石田都市創造部長】 それは一応、駅利用者が3割が立ち寄るというような仮定をしてみたり、ホテル利用者が、今100室のことを予定しておりますが、その稼働率を想定してみたりということで人数をはじいております。 39 【二木委員】 それでは、ちょっと話を変えますが、サイエンスヒルズ、去年12月仮オープン、ことし3月ですか、オープンしたのは。当初、6カ月間の間に18万人ですかね。だけれども、今は入場者数が随分減ってきているそうであります。どれだけだったかな、8万8,000人ぐらい。やがて半分近くに減ってきているということなんです。当初の6カ月から比べたら。10カ月かな。  そういうことを考えますと、例えば、この施設ができたからって物珍しさが手伝うという期間というのもやっぱり半年ぐらいだろうと思うんですね。見に来る人おると思います。だけれども、1階、2階、3階にどれだけ恒常的に入ってくるのか、リピーターがどれだけおるのか、このあたりのところのことがかなり危ういものがあるだろうと思うんです。  そこで、ここでにぎわいを達成する、それからサイエンスヒルズとかみよっさとかうららだとかのそういうものを総合的な面として考えて、ここには肝心な核としての施設ができるんだというふうな考え方で進められておるようですけれども、そういうふうになるものかどうかという、そのあたりのところの考え方についてどのように思っておられるのか、私、非常に疑問なんですね。  こどもランドだとかホテルの入り口をつくって、そして3階が教育施設です。それじゃ、小松市としてのサイエンスヒルズだとかうららだとか、それからみよっさとか、そういうものをつなげた小松としての非常にすばらしいものができ上がるのかというと少し疑問だと思うんですが、そのあたりの認識をもう一度お聞かせください。 40 【石田都市創造部長】 今ほどお持ちの疑問で、それは議員御自身の思いなんだろうと私は思いますが、我々としては小松市を今からどうやってにぎわいのあるまちにするかということを前向きに考えております。  それで、サイエンスヒルズ、みよっさ、そういうものの、当然連携という位置づけの場所にありますから、これとのつなぎをどうするかと。まちのにぎわいを、今以上に人を寄せてくるという話についてはどうするかということで持ってくる施設として考えておるわけです。それで、コンスタントに人が行き交う起爆剤となるためには何をすればいいのかということで考えておる施設でございますので、全てそういう方向に向かって考えていきたいというふうに思っております。 41 【二木委員】 その努力は当たり前で、これからもどんどんと続けていってもらっていい施設をつくってもらうというのは当たり前のことだろうと思うんですが、まずは心配が先に立つという施設の話。例えば今、1階がお店屋さん、2階がこどもランド、3階が今考えてます教育施設と言われても、本当にそれでいいのかと。ホテルは、じゃ、どんなになるの? 例えば展望台をつけてもほしいし、いろんなことで白山に向いたすばらしい景色が見えるものにしてほしいという要望があるんですけど、本当にどこまでどうなるのかというのが誰にも見えてこないんですね。たくさんのお金、補助金をもらって、小松市からもお金を、少し補助出して、そしてでき上がったわ、結局何だったんだというのになってしまうんではないかという危惧が先に立っちゃう説明しか私たち聞いておらないと思うんです。そこで、やっぱりはっきりこういうものにするというようなものがないと。  皆さんこの前の2月の説明会のときもほとんど説明しませんで、私だけがぶつぶつ文句言ってたような状況でございましたけど、細部の話と全体での話というのがまた別途あると思うんですが、今の施設で本当に小松市を引っ張っていくような、全部が楽しんで寄ってくるような施設になるのかといったら、ならないだろうというふうに私自身は思っております。  じゃ、ちょっと細かい話に入ります。いいですか。  1階の店、店っておかしいですけど、店エリアにホテルのカウンターいうか受付ができたり行政施設ができたり、それから店ができたりしますけど、あのエリアというのはそんなに広いエリアではないと思うんですね。そういう施設、受付カウンター置いたり行政施設置いたり何かいろいろしたら、非常に中途半端なスペースしか残らないだろうと思うんです。そして、この前も言いましたように、うららとの、物産屋との関係、それから行政施設との関係、このあたりのところをどう見ていかれるのか。  それから、駅の中の、マッツだとかうどん屋さんだとかいろんなもんありますけど、そのあたりを総合的にどう判断されて、そこのにぎわいをつくろうとしているのかというのが私自身見えてこないんですが、そのあたりの話も聞いてみたいと思います。 42 【石田都市創造部長】 25年の10月10日、全員協議会ということで、そのときは大和跡地という言い方しておりますが、そのときに、東西のまちづくり、小松駅を中心としたまちづくり、これをどう展開していけばいいんだろうということで御説明しとるはずです。そこの中で、あのブロック、今はブロックという言い方ですけれども、その中でこういう施設をつくりたいということでこのショッピングモールもございますし、子育ての関係の施設をつくりたいとか教育系のものをつくりたい、ホテルもつくりたいというふうな構想を1回述べさせていただいております。それに従って今の事業は進んでおるわけです。  この間の行政施設サービスとは何かというようなお答えの中で、今もう1回煮詰め直しておりますということはお答えしたとおりです。その中で、今般立ち上げます駅舎のデザイン検討委員会、この中でももう1回、人の流れを含めてその部分についても考えていきたいというふうに申しておるつもりです。  それで、それを全て今からの計画の検証しながらやっていくというようなことを言っておりますので、その点はこうならないのではないかという言い方につきましては、少し誤解がありそうなので、申し述べておきます。 43 【二木委員】 誤解でも、そのように思われるような説明だから、私だってそういうふうに心配しておるわけなんで、もしかして私の思いどおりにならなければそれにこしたことはないわけですけれども、今現在見える姿というのはそんなところしか見えないと思うんです。  例えば1階の店の構え、我々はどう見ても、どう見てもっていう言い方はおかしいですけど、私自身の考えだと言われればそうですけど、あれはパブコメでこういうものをやりますよと。それは考え方でしょうけれども、それに対していろんな意見が、やや批判的な意見が出てきとるわけです。そのあたりのところを考えれば、本当に小松市を、小松駅周辺を南加賀の中心地にしたいと思うなら、これからできる新幹線のことを考える、そして今建てる大和の跡地のビルのことを考える、そういうことをしながら南加賀の中心地として核のまちとしてやっていかないかん。そのためにはこんな店でいいのかという話になるんじゃないですかと私は思うんです。だから、ああいうパブコメをされたから、あの状態で今こんな状態だからということでみんな意見を出されとるわけなんで、それ以外の何かあるんであれば、これから見直すというんであれば、もっと具体的なものを今の段階で出しておくべきであると思うんです。  それで、じゃ、予算が通れば、これから4月から10月までにかけて実施設計まで含めてやりますよ、10月から建設にかかりますよと言われるんですけど、じゃ、そんなに、半年しか時間がないわけですよ。いろんなことで基本設計でやりながら実施設計も半年のうちにやってしまう。こんな簡単に物事を進めていいのかどうか私は非常に心配なんですが、そこのところは大丈夫でしょうか。 44 【石田都市創造部長】 今、民活の活用ビルということで、あくまでも建てる建て主は民間ディベロッパーの方ということでございます。それで所有者も民間になります。その中で、我々はこういうことを要望していきますという話をお伝えしております。それで最終的なテナントの話になれば、これも今からの話として公募いたしますということも申し述べております。  それで、今建てようとする建物の姿は、テナントを誘致するに当たって後戻りのないような設備計画まではしときましょうと、あとの個別の内装であったりデザインというものにあっては、どういう方が応募をしてくださるかも今のところは見えておりません。ということで、あくまでテナントが決まってからの内装整備ということになっておると。そういうような中で、スケルトン建物といいますけれども、そういう建物を建てますということを今申しておる段階です。 45 【二木委員】 まだそういう思案中ということはわかるんですが、わかるんですが、もうある程度形を示してしまっとるんですよ。  じゃ、私、2階の話しします。2階のこどもランド。こどもランドっていうんですか、2階の部屋ですね。あれ、図面見る限り、誰がどう思うんか知りませんけど、私はあの図面を見て遊園地のこどもランドだというふうにしか私は思いませんが、それで本当に誘客できるのか。たくさんのにぎわいをつくれるのか。そして子供さん、土日になったらいざ知らず、平日はどうなんだ。子供さんが小さい人は何人か来るかもしれんけど、小松市内にもそういう場所がいっぱいあるわけなんです。そういうことを考えると、あの2階だってこれで大丈夫なのかというふうに思いますし、この場所にこういうものがなくてもいいんじゃないかと思うんですが、そのあたりの認識は、あんたの勝手やと言われればそれまでですが、やっぱり何だこれはという意見もあったはずなんですよ。私も幾つかこうやって読んでそう思ってますし。  そのあたり、本当にあの建物は私たちが自信を持ってお送りしますと。小松市があの3階までを借りるわけでしょう。お金かかるわけですよ。自分の土地でありながらまだ追い銭払って、そして建ててもらって、そしてまた年間幾らかのお金を払っていくわけですよ。そういうことがあって、しっかりしたものができ上がればそのお金を払う部分は少なくなっていく可能性はなきにしもあらずなわけで、そのあたりのところをもう少し、その経営上の問題、運営上の問題も考えながら、じゃ、2階のああいうものはあれでいいのかという話になれば、私は賛成はできないというわけです。だから物の考え方になると思うんです、部長おっしゃるように。  あのこどもランド、一見レジャーランドですよ、あれは。私はそう思いますが、どう思いますか。 46 【石田都市創造部長】 あのこどもセンターの中では、食育及びお仕事体験をテーマとして多世代交流を図る施設というようなことの目標を掲げております。  それで、今現在、議員おっしゃるように、平日にどうあの建物を動かしていったらいいのかとか、休日にどう動かすのかということで、一の原点から戻って、プログラムからアンケートから、利用者アンケートを含めまして見直しております。それで、使われる施設というものをつくり上げるために今全て見ております。  そういうようなことで、あれが単にあのイメージだけを捉まえてという話ではなくて、我々検証しながら今進めておりますので、その辺は着実に進めていきたいというふうに考えております。 47 【二木委員】 認識の違いがいろいろ出てくるようです。  じゃ、ちょっと話を変えます。  この前の部長の答弁の中にスケジュールについてありました。早期事業推進を求める議会報告もいただいておりますということですが、丁寧かつスピーディな計画推進に努力いたしますということですけれども、この早期の事業推進を求める議会報告も確かに経済委員会でございました。だけれども、これは単純に進めていいよと、じゃ、このとおりやるぞということではないと思います。  このあたりの御認識、いろんな条件がついてたはずだと思うんですが、そのあたりの認識をお聞かせ願いたいと思います。 48 【石田都市創造部長】 報告の中では、市民にとってよりよい案件があれば、スピード感を持って事業実施に取り組むように求めるということが前文であったかと思います。  それで、当然市民といえば個人もおりますが、企業市民の方もおいでます。そういう双方にとって我々は有益な施設であるというふうに思っておりまして、今までいただいておるアンケート等々からもそういう認識でおりますので、有益な施設であるというところを省略して早期実施というようなことで進んでおるということでございます。 49 【二木委員】 スピーディは非常にいいことなんですが、拙速という言葉もございます。  私はこの建物、あのときの議員に対する説明会のときの雰囲気を見てまして、何も言わないんで私たち二、三人が言ったぐらいかもしれませんが、部長の言葉を聞いててうんうんと言うしかなかったんだろうと思いますが、私は実は勉強してきておりました。それでああいういろんなことを言ったわけなんですが。  本当に拙速にならないような考え方でやっていただく。そして4月からの基本設計に入るということですが、せめて我々議員に対してもう一度説明を、こんなんで基本設計に入りたい、こういうことを考えてやりたいというようなことを説明していただく機会を設けていただけませんか。そうでないと、今これだけ話をしてて、なかなか私たちはいい案ができましたねというようなことは言えないと思うんですよ。そのあたりどうでしょうか。 50 【石田都市創造部長】 先ほども何回も申しておるとおり、その委員のおっしゃるいい案というのは、中のテナント業者等々も決まった上でこういうもんが入りますという段階でお示しするということでございましたら、正直無理でございます。  テナント募集は外郭を決めた中でかけていきます。その中で、こういう建物であるならばここに入居したいとか、こういう条件の賃料であるならば入居したいというようなことで申し出が出てくるわけです。それはまだかなり後の話になります。募集の途中に現地の御案内をかけるようなタイミングに恐らくなると思います。現地の中で御案内かけて、この施設内でということで案内をかけながら募集をかけていくということになると、中身は決まっていないという状況になっていきます。それで、その最後の姿を見せて説明しろという話になると、恐らく無理でございます。 51 【二木委員】 手続上の問題だろうと思いますけど、私たちは何を心配しているかというと、やっぱりどんなのができるんだろうなというふうな。  確認いたします。1階から3階、4階から8階まで、これはもう基本的には変わらないということですね。1階、2階、3階は小松市が使います、4階から8階まではホテルが使います、1階は一部をホテルのカウンターとかいろいろ入ります。それは基本的には全然変わらないということでいいですか。 52 【石田都市創造部長】 その辺については変わりません。 53 【二木委員】 じゃ、もうホテルの話は、ホテルの話をもっとしたいんですが、余り時間がないようなんですが。  実はもう一つお話をさせていただきたいんですが、この前の説明会、市長が行われました説明会では、北陸の成長を引っ張るまちづくり、小松駅南ブロック複合施設、こういうふうにして書いてありました。その横に、横にですよ、北陸新幹線建設推進費というのがありまして、平成27年の用地取得から始まってこう書いてある。28年には、来年ですよね、駅舎基本設計、29年実施設計、30年から駅舎建築って書いてあるんですね。もしこういう計画に基づいていくんであれば、小松市はいろんな要望を出されるんだろうと思うんですが。  ちょっと話はそれますけど、これ南ブロックの複合施設との関連でちょっとお聞きするわけで、多分我々がお願いしとったように、この新幹線駅舎については小松市も小松市なりの要望をされるということだろうと思うんですね。そういう想像のもとに。そうしましたら、複合施設全体は民間の方が建てられますが、お金は幾らか我々も出さないかん。このときに、どうですか、きょうの金沢版の新聞ですけど、福井選考に理解というふうに総理大臣が述べておられるということです。そして今月末、金沢と、あるいは福井等に来られますということで、新幹線関連の話が、これどんどん短縮してきて、間違いなくやっていけるんではないかなというところまで来ているようでございます。そうしますと、駅とブロック複合施設との関連の話なんですが、もう少し南駅ブロックの施設を後に送って、新幹線との兼ね合いのことをよく検討する、そういうつもりはございませんでしょうか。 54 【石田都市創造部長】 新幹線駅舎につきましては、今、用地測量にかかってきたりという時期になっております。それで、駅の位置や長さにつきましてはある程度形がほぼ想定できると。中身については想定できませんが、外郭の大きさについては想定できるという段階になりました。そういうことを視野に入れまして、今、まちの進化、成長をさらに加速させるタイミングであろうというふうに判断して、本施設を建設したいというものでございます。 55 【二木委員】 どうしても今のブロックを早く建てて一件落着させて、それから新幹線を迎えたいという考え方もあると思いますが、今まで随分いろんな方が新幹線駅との関連についてどうするかというふうな質問もかなりあったように記憶しております。そのあたり、今の建物を建てるんであれば、新幹線駅の整備との兼ね合いというのが非常に大事になってくると思います。もう既に、だから新幹線駅のことについてはある程度視野に入れた状態で今の建物を、この南ブロックの建物を考えていく。そんな必要性があろうかと思うんですが、そのあたりのところについて。 56 【石田都市創造部長】 先ほども申しましたとおり、人の流れについては、駅舎から今の計画建物、これの動線については当然考えていきます。それで必要なものが整備、また新たにしなきゃいかんということになれば、それも一つの考え方になっていくと思います。全然切り離して考えていくということではございませんので、その辺はまた御認識いただきたいというふうに思います。 57 【二木委員】 その考え方はどっちのほうで考えるんですか。新幹線のほうの駅側のことで考えるのか、今の南ブロックの複合施設のほうで考えるのか、どのように考えておられます? 58 【石田都市創造部長】 駅舎は駅舎だけの建設、ブロックはブロックだけの建設、これは領域的には割られると思います。それで、そのつなぐ部分についての建設、これはまた改めての話になると思います。 59 【二木委員】 やっぱり別々に建てるのも、それはそれでいいかもしれませんが、そしてつなぐのもいいかもしれませんが、そのあたりの総合的な、何か絵ができればありがたいなと思うんです。  言葉では何とかつないでやっていきたいとかっておっしゃるんですが、もうすぐ新幹線やってまいりますので、そのあたりのところのある程度の絵ができればと思うんですが、そのあたりのお考えについてお聞きしたいと思います。 60 【石田都市創造部長】 これも再三述べておりますけれども、今年度というか27年度に駅舎デザイン検討会というものを立ち上げます。それでその中で、要は外観であるとか内装デザインだけじゃなくて、そのほかの人の流れ、駅高架下に求める機能、こういうものについても議論し合っていきたいというふうに考えております。その中での御意見を踏まえて、そのつなぎの部分をどうしていくのかということを回答したいというふうに思います。 61 【二木委員】 駅舎を建てるのは機構が建てるんでしょうけど、それについて援助して小松市なりの建物を建ててくださいという要望を含めて、両方で一緒になって力を合わせて建てるだろうと私は思ってますし、すばらしい駅舎ができるんだろうと思いますが、どう見ても今のブロックの建物が寂しいような思いがするんですが。  仮定の話ですが、もっと広げるつもりはございませんか。例えば、今の駐車場を一緒に含めて南ブロックとして立派に整備するというふうな話についてはどのようにお考えですか。 62 【石田都市創造部長】 これにつきましても平成25年のときに既に回答しておりますけれども、立体駐車場につきましては償還期限も迎えるというようなことで、それがスタートするというようなことで、取り壊しとしては非常に困難であるということを申し述べております。その中で、今回は1街区、南ブロックとしての、この立体駐車場も含めて有効活用したいということであわせて考えるということで今の建物の計画にしております。 63 【二木委員】 大分質問させていただきました。  それでは、なかなか、私のほうの意見も聞いていただいたとは思ってませんが、もう一度確認します。駅からの動線は新幹線できたときに考えられるということですが、今の建物を建てるときに動線をどのようにしようかという考えのもとに今の建物を建てるという考えであるというふうに理解してよろしいですか。もう1回聞きます。 64 【石田都市創造部長】 建てた後に整備するというふうには申しておりませんが、その検討会の中で考え方をまとめて、それが新幹線の駅舎と並行の時期に建てるのか、それより先に建てるのかということになれば、それは考える余地があると思いますが、建てた後に何年も先の話としての捉え方は今現在はいたしておらんということで結構かと思います。 65 【二木委員】 同じ話を何回でもしとってもしようがないと思うんですが。  テナントの募集ですが、まだまだ決まらないということでございますが、テナントを募集しても立地条件というものを考えた場合に、どうなんですか。自分たちもやるでしょうが、会社に対してもこういう、入れてくださいというようなことになると思うんですが。  例えば私が心配しているのは、航空プラザに、今ある店プラス1つ4区画つくろうということで話があったんですよね。結局立ち消えになってしまったんです、こんなところに入るお客さんはいないだろうというふうなことで。当然そうだったんだろうと思いますよ。なったことが私の経済環境常任委員会のときにありました。そういうことがあったもんですから、中途半端なことを申し出て、中途半端なことをやってたら、やっぱり入ってくるテナントの方も目が肥えてるでしょうし、いろんな情勢を検討するんだと思うんです。  それ何回も何回もしつこく聞きます。そういうお客さんが本当におるのかどうかということをよく考えて建てていただかないと、建てたわ、1年目、2年目はお客さんということで入ってくれてるかもしれませんが、だんだん、今のサイエンスヒルズじゃないですけど、お客さんが減ってくるような状況になってきて、入っていっても何もないんだよ、あんなところ行ってもつまんないよというふうなことになったらお客さんが来なくなるわけですよ。そこはテナントも出て行くと。そんな状況になるとどうなるというんか、心配が先に立ってしまった私ではあるかもしれませんが、そういうことに絶対ならないような工夫をした上で建築をしていただくということをまず考えていただけたらありがたいと思うんですが、そのあたりの認識、もう一度御確認します。 66 【石田都市創造部長】 今ほどサイエンスヒルズの話が出てまいりますが、サイエンスヒルズは決して下降の一途をたどっとるということでは全くございません。今から盛り返してもいきますし、時期の問題なんです。今から春休みのイベントもやります。春休みイベント時、ゴールデンウイークイベント、夏休み、こういうときが書き入れどきになるというのは皆さん御存じのとおりです。冬場は、それは人数が若干減るという、その状況はあるということでございますので、それだけを捉まえて廃れるとかいう話はまずもって、議会の方々もそういうことについては応援していただく立場でお願いしたいというふうに思います。 67 【二木委員】 私、サイエンスヒルズって言いましたか。サイエンスヒルズも実際は減ってるでしょう。私言いたいのは、航空プラザでお客さんを、あの出店を4つかぐらいを募集したときに誰も応募しなかったという事実があるんですよ。だからそのことを心配してて、中途半端な店だったらそういうテナントさんも来ないんじゃないかなという心配があるから、そこはしっかりとやってくださいねというのが私の言いたかったことであります。  そういうことでございます。 68 【石田都市創造部長】 今ほどスケルトン建物というふうに言っておりますが、途中の段階で商業コンサルの方の御協力も得て、このテナント募集に入りたいというふうに思っております。それで、そういう議員が御指摘の事態にならないようにまた手を打っていくという考えでございます。 69 【二木委員】 じゃ、そういうことを期待して、私の質問を終わりたいと思います。  ありがとうございました。 70 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  宮橋委員。 71 【宮橋委員】 自民党こまつ、3番目に質問させていただきます。よろしくお願いします。  先日の一般質問においても中山間地ということで松東地区における公共施設においての熱い思いを述べさせていただきました。今回も松東地区にあります公共施設、大倉岳高原スキー場ということで質問をさせていただきたいと思います。  この大倉岳高原スキー場は、地元の者にとっては本当に小学校、中学校に並ぶ非常に大切な公共施設であります。また、それはもちろん小松市民全体にとってのスキー場でありますけれども。先日、私も尾小屋出身の方で市内に出ておられる方とお会いする機会がありましたときに、冬場こうこうとナイターが灯っている姿を見ると本当に元気が出ると、ナイターを見て、尾小屋を出たけれども、ふるさとをはせる思いといいますか、そういう思いを感じると、あのともしびを消さんように頑張ってくれというふうな激励もいただきました。  過疎化が進む地域であるんですけれども、こういった公共施設、特にスキー場という部分は年間わずかな営業期間ではあるかもしれませんけれども、何万人という方が有料で訪れる施設でございますので、非常に小松にとっても有益なレジャースポットでございますので、ここをしっかりと整備し守っていくということで質問をさせていただきたいなというふうに思います。  では、具体的な質問に入っていきたいと思います。  まず、今シーズンは早い段階からの降雪にも恵まれまして、12月18日からだったと思いますけれども、オープンし、当初はこの週末をもって営業終了ということでしたけれども、今週に入ってまた恵みの雪が降りまして、1週間の営業延長ということも昨日発表されました。  そういった意味でもこの市の御英断も非常に感謝しているところでありますけれども、まずもって今シーズンの、まだまだ見込みの状況ではありますけれども、営業日数と利用客数とを教えていただければと思います。 72 【横山観光交流課長】 観光交流課です。  委員御案内のとおり、今シーズンは積雪にも恵まれまして、オープン以降昨日までで延べ85日間の営業日数となっております。ここ数日の降雪状況もございまして、最終の営業日を3月22日までと1週間の延長を予定しております。延べ95日間の営業期間は、近年では平成22年度の85日間を超えて最長となります。  また、利用の状況でございますが、子供さんや家族連れから競技スキー、スノーボードまで幅広く利用されておりまして、約4万4,000人の方が訪れていらっしゃいます。  以上でございます。 73 【宮橋委員】 ありがとうございます。  今、4万4,000人ということで、1年通して営業する、今、一番大きな集客を得ている有料施設としてはサイエンスヒルズがあるのかもしれませんけれども、1年通して大体有料の入場者数が10万人というところですので、この95日間で4万人を超えるお客様が有料で来られるということは、本当にありがたい施設だなというふうに思っております。冬の小松市の方々だけではなくて、白山麓のスキー場の多くがどんどん閉鎖していく中で守っていただけることは非常にありがたいと思います。  この当初予算でも、2,500万以上の予算をいただいて来年度に向けて整備していただくという形になっておりますけれども、来シーズンに向けての整備内容について教えていただけますでしょうか。 74 【横山観光交流課長】 これまでもスキー場整備につきましては、ロッジやリフトなどの施設や設備を初め、ゲレンデ整備車やスキー用具等の備品の状態を点検するとともに、利用状況等も勘案して計画的に修繕、更新を行ってきております。今年度も第1、第2、第4リフトの修繕等を実施したところでもございます。  来年度は、引き続きこれらのリフトの修繕工事や、第3リフトの乗りおり場につきましては、老朽化もございますので撤去工事を行うとともに、ゲレンデ整備に必要な備品等の更新もあわせて行う計画でございます。 75 【宮橋委員】 今ほど、第3リフトのおり場というところもありました。これは、我々にとっては復活してほしいという意見もあります。その辺についてはこの場で議論をしててもまたあれですから、まずは安全面を確保するためにおり場の撤去ということがあるかと思います。  毎年相当なお金をこうやって安全のためにかけていただき、そして安全にスキーをできる環境を整えていただいているということに関しては本当に感謝を申し上げたいなというふうに思います。また、第3リフトの復活であるとか、ナイターのさらなる充実とか、そういったことは、また協会ともよく話しながらまた進めていければというふうに思っております。  本題に入っていきたいなというふうに思うんですけれども、先ほども一度お話ししましたけれども、営業終了日が1週間延びたということがあります。毎年のことになるんですけれども、降雪量によってスキーの環境が整うか整わないかというところがあるので最終営業日というのが毎年変化していくわけですけれども、ことしなんかは特に、もうちょっとできるんじゃないかという話があり、最後に降雪があって1週間延長という形になりましたけれども、例えば3月21日、大体春分の日ですけれども、ここをめどにあらかじめ設定していただいて、ここまでやるんだと。それ以前は雪がなくなれば終わりという形をある程度設定をしていただいていたほうがよろしいんじゃないかなというふうに思います。  というのも、ことしもありましたけれども、急な1週間延長になりまして、リフト乗りおり場にいるパートさんやロッジの食堂の方々、そして安全を守っていただいているパトロールの方、そういった方の雇用の部分でも、この1週間延びたことによって逆に無理が生じた1週間でもあります。  あらかじめ3月21日という形で決めておいていただいたほうがその辺の雇用の確保という部分でも考えやすいかと思いますので、ぜひその辺の営業終了予定日の設定についてのお考えをお伺いしたいと思います。 76 【横山観光交流課長】 スキー場の営業状況につきましては、施設管理公社のホームページや広報こまつでの告知のほか、新聞紙面におきましても毎日の積雪状況とあわせまして掲載されているところでございます。  営業期間につきましては、例年、2月の後半にこういった積雪状況も見ながら営業終了日の予定日を設定しているということでございまして、ホームページ、それからフェイスブック、お茶の間ガイド、こういったものを通じて案内を行っているところでございます。今回もこうした積雪状況から営業期間を1週間延長するというふうな決定もしたことでございますし、今後とも積雪状況に応じて柔軟に営業期間を設定していきたいということでございます。  各種媒体を通じてこうした状況は随時情報提供を行っていきたいというふうに考えておりまして、あらかじめ設定をしていくという御意見もございましたが、どの時点の設定がベストかということについては、また管理者、当然スキー協会様とか関係の方の御意見も聞いていきたいと思いますが、現時点では柔軟な運営の期間の設定ということで、その積雪状況を見ながら考えていきたいというふうに思っています。 77 【宮橋委員】 確かに今ほど言った降雪量、自然環境に起因するものですので、よるところですので難しい部分はあるかと思うんですけれども、そういった人の確保という部分もそうですし、昨日の新聞にも載ってましたけれども、北陸中日新聞さんにまだまだシーズンがありまして、小松市から3名の方がジュニア五輪に中学生が参加するということを聞いております。本当に小松のジュニアチームは今や屈指の強豪で、国体2位になった選手もことしは輩出しております。県内では小松ジュニアはことしで連続8連覇ということで、そういった方々の環境整備もそうですし、聞くところによると、こういった春のシーズンに向けてなかなか練習をする場所がないということで、富山や福井からも大倉のほうにこのナイター練習に来ている方も多いと聞きます。ですので、いろんな工夫でもってやっていく方法はあるのかなと。もちろん積雪という部分の条件が整えばですけれども、やっていく方法があると思いますし、シーズン後半にはいろんな利用促進策、新たなナイター券の半額とかいろんな取り組みをして、割引制度も通じてそういったシーズン後半の利用促進策も考えていただければなと思います。  時間も限られていますので、最後に伝えておきたいということなんですけれども、やはり大倉、この冬場3カ月間の、ことしは長くても95日間ということで、やはりまだまだもったいない施設だなというふうに思います。せっかくですので、年間通じたオールシーズンでの利用を考えていかなければならないというふうに思っております。  周辺には、身近なところでは尾小屋鉱山の資料館マインロードもございますし、西俣のキャンプ場、そして来年度、せせらぎの郷の整備等もあります。周辺のこういった観光施設との連携も図りながら、夏場に大倉岳高原でもっともっと楽しめるエリアとしていくようにしていかなければならないのかな、もったいないなというのがやはり本音のところでございます。  そういった部分を含めて、オールシーズンでの利用促進策について何か考えている部分がありましたら、最後にお答えいただければと思います。
    78 【横山観光交流課長】 大倉岳高原スキー場につきましては、スキーシーズン以外におきましても、春の水芭蕉鑑賞、夏のスターウオッチング、そして秋のコスモス鑑賞を初めとしてトレッキングの利用、それからパラグライダーの練習など幅広く利用されているところでもございます。  委員の御案内にもございましたように、スキー場周辺に数々の観光資源あるいは交流の施設がございます。また、郷土の料理や山菜、またジビエ料理などの食文化にも恵まれております。環境王国こまつの豊かな景観を満喫して、自然体験を通じて楽しめるような環境づくりとともに、観光地間の回遊性を高めるということも重要でございますので、こまつ観光物産ネットワークや、また大倉岳開発観光協会などと連携して魅力発信に取り組んでいきたいと考えております。  委員におかれましても、今後とも地域の連携促進と情報発信に御協力をいただければと思っております。よろしくお願いします。 79 【宮橋委員】 以上でございます。  どうもありがとうございました。 80 【北出委員長】 これをもちまして、自民党こまつの質疑を終了します。  この際、3時15分まで休憩をいたします。    ──────────────────────────────────                               午後3時03分 休憩                               午後3時15分 再開    ────────────────────────────────── 81 【北出委員長】 休憩前に引き続き、連合審査会を再開します。  これより、維新こまつの質疑を許可します。  出戸委員。 82 【出戸委員】 初めに、私が住まいいたしております国府の地域は、2万年前から人が住みつき、そして823年、越前から分割されて全国で最後の68番目の国府が置かれたところでございます。白山中宮八院の調査に加え、加賀国分寺推定地の調査や河田山古墳など国府周辺遺跡の調査研究に、新年度、加賀国府小松歴史再発見費が予算計上されております。地元の歴史サークルの皆さんが大変期待をしておりますし、往時の集落のあり方や生活が解明されること、心わくわくいたしております。調査のほうをよろしくお願いいたします。  それでは、こしのくに国府サミット開催費についてお尋ねをいたします。  こしのくに国府サミットとはどのような目的で行われるのか、説明をお願いいたします。 83 【望月文化創造課長】 文化創造課です。よろしくお願いします。  こしのくに国府サミットでございますが、古代の越国北陸道に属する越前、加賀、能登、越中、越後の5カ国の国府所在自治体、越前市、小松市、七尾市、高岡市、上越市の5市で組織されております。  国府所在地としての歴史文化遺産を末永く後世へ継承するとともに、国府をテーマとした広域での魅力発信、歴史、文化を通した連携、市民同士の相互交流を行うことを目的に、平成25年に越前市の呼びかけにより設立されたものであります。 84 【出戸委員】 一昨年、今ほどありましたが、越前市で第1回が開催されましたが、規模と内容についてお聞かせをお願いします。 85 【望月文化創造課長】 越前市のサミットでございますが、平成25年10月5日の土曜日に越前市で開催された第1回サミットでございますけれども、そこでは「越前国府跡の発見に向けて」がテーマに設定されておりまして、講演会やシンポジウム、市長のサミット、交流会等が行われました。参加人数は約300名でございまして、このサミットにて、次回、第2回のサミットが小松市で開催されることが決定いたしました。  小松市からは、越前市のこのサミットをバスツアーとして企画いたしまして、国府地区の、先ほど御紹介ありました歴史サークルの皆様、そして加南地方史研究会の方々など多くの歴史好きの方々が御参加いただきました。翌日の6日の日曜日には国府ゆかりの地の見学会が行われ、発掘調査地などをめぐったものでございます。  以上です。 86 【出戸委員】 それでは、今度の7月11、12に開かれる小松サミットの目的とテーマについてお聞かせください。 87 【望月文化創造課長】 この小松で行われるサミットのテーマでございますが、「温故知新」をキーワードにしております。いにしえから未来へとつなぐ大会、そしてやはり越国が一つにまとまる大会にしたいと考えております。  ことしは北陸新幹線金沢開業の年です。5市が一つの線で結びつく新たな幕開けの年であります。越国はもともとは一つの国でありました。そういう地域、そういう意識を持って、小松市のサミットは「交通・交流」をキーワードにいたしまして「北陸の国府と交通・交流」というテーマ設定で行う予定でございます。  以上です。 88 【出戸委員】 大変楽しみな、新潟から越前まで、福井まで一つの線で結ばれる、本当にすばらしいサミットになるかなと思っておるんですが、参加人員はどれくらい予定されているんでしょうか。 89 【望月文化創造課長】 小松市のサミット、7月11日の土曜日に開催する予定でございます。こまつ芸術劇場うららの大ホールを会場にいたしますので、600人程度の規模で開催したいなと思っております。5市、そして全国から集まる大会にしたいというふうに考えてます。  また、内容につきましては、こちらの小松のサミットでも講演会や市長サミットを行いますが、プラス、5市の市民から募集いただく俳句や短歌の公募展、また子供たちが参加する企画などもする予定でございます。また、参加各市から物産のブースを出していただいたりPRをしていただいたり、あとは参加各市の歴史団体にも参加していただいて交流を行いたいというふうに思っております。また、アトラクションでは、やはり小松の「勧進帳」というものも御披露できないか、そして交流会では地元6次産品であるとか地酒であるとか、そういうものを御提供して小松の食の魅力を発信したい、そういう機会にしたいと思っております。  また、翌日、12日の日曜日のほうには加賀国府関連遺跡をめぐるバスツアーを組みまして、国府跡のところを、現場を見ていただければと思いますし、また白山眺望などすばらしい自然景観がございます。そちらのほうも御案内したいなというふうに思っております。  以上です。 90 【出戸委員】 大変内容を説明いただいて、私、後で聞こうと思ったんですが。人数を、参加人員、これを幾ら、何人ほど予定されているのかお聞かせください。 91 【望月文化創造課長】 600人程度、うららの大ホールを使ってやる予定でございます。 92 【出戸委員】 他市から来られるのは、大体何人ぐらい予定されてますか。 93 【望月文化創造課長】 加盟する5市からバスを組んで、越前市の場合にもそういうふうにさせていただいたんですが、バスを組んで来ていただこうかと思っております。5市掛けるバス一、二台であれば大体200人ぐらいは見込めるかなというふうに思っております。 94 【出戸委員】 昨年の11月16日に第一コミセンで行われましたこしのくに五市国府フォーラムがありましたけれども、そのときには5市以外に佐渡市のほうからも担当の方が参加されておりました。今後、国府サミット、この展開はどういった方向に行かれるのか。5市だけで終わるのか、また佐渡とかそういった近くの国府のあるところ、そういったところにも声かけをするのかお聞かせ願えませんか。 95 【望月文化創造課長】 このサミット、先ほどお話しいたしました5つの国が加盟しておるわけでございますが、北陸道に属する国は、そのほかに若狭と佐渡とございます。やはりそちらのほうにもお声かけしたいと思っております。国府を通じた歴史文化交流でありますので、一層拡大して、若狭の小浜市、そして佐渡の佐渡市、そちらのほうに働きかけてこしのくにサミットの充実、拡大に向けて尽力してまいりたいというふうに思っております。  また、このサミットを今後小松市の中でどう反映させていくかということでございますが、やはりこのサミットを開催することで、小松市民がふるさとこまつに恋する意識づけのきっかけとなって、先人が守り育ててきたふるさとこまつを再発見する機会としたいと思っております。  また、古代において国府は、地方の政治、経済、文化の中枢だった場所であります。それを高い経済力が支えていたということであります。つまり、小松には、すぐれたものづくり、技術力があったというふうなことでございまして、その伝統を古代から、伝統的なものづくり、そして現代の産業へとつなげていきたいというふうに思ってます。  このサミット開催を小松の伝統的ものづくりのすばらしさを知るきっかけとしたいと思いますし、越国各地における伝統的ものづくりとの連携を図り、そしてその大切さを伝えていきたいなと、そういうふうなサミットになればというふうに思っております。 96 【出戸委員】 いい説明いただきまして、ありがとうございます。  先ほど小松市以外から200人程度お越し願えるということでございますが、大成功になるようにということと、それから、ほかの市から来られる人には何かお土産でもお持ち願えればなというふうに思っております。  本当に、きょうはどうもありがとうございました。  終わります。  次に、水利施設改修費についてお尋ねをいたします。  まず、目的と概要について御説明をお願いいたします。 97 【山本農林水産課長】 農林水産課でございます。よろしくお願いいたします。  水利施設改修費の、本事業のその目的と概要でございます。この事業につきましては、農作業の効率化や担い手への農地集積による規模拡大、それから米、麦、大豆の2年3作体系による生産量の拡大のため、水田のあぜ抜きによる圃場区画の拡大であったり、それから地下水位を調整する暗渠排水の整備を行いまして農作物の安定生産につなげるものです。  事業の概要といたしましては、農業用の排水路の整備、それから水田の区画拡大の整備を行うあぜ抜き、それから暗渠排水の新設及び更新などの事業を実施することが可能です。 98 【出戸委員】 24年度からの事業でございますが、これまで3年間の実績を御報告お願いします。 99 【山本農林水産課長】 これまでの取り組み実績でございます。  本事業は、農林水産省の農業基盤整備促進事業の補助を受けまして実施をしているものでございます。平成24年度に創設をされました。  これまでの3年間の実績でございますけれども、用排水路の整備が7地区で約6キロメートル、それから水田のあぜ抜きが5地区で約37ヘクタール、それから暗渠排水の整備でございますけれども、5地区で約330ヘクタールございます。この中には加賀三湖干拓地、それとその周辺地区におきます224ヘクタールの暗渠排水も含まれております。  以上です。 100 【出戸委員】 今ほど御説明いただきましたが、本事業は、まず暗渠排水とかあぜ抜き、田んぼを大きくするわけですね。それから用排水、そういった事業でございますが、個別内容について御説明をお願いしたいと思いますが。 101 【山本農林水産課長】 用排水路整備につきましては、老朽化した水利施設を整備し、排水不良や農業用水の不足を改善するものでございます。水利施設につきましては、市より発注を行いますこととなっております。また、水田のあぜ抜きと暗渠排水につきましては、整備済みの水田の高度利用を迅速、安価に整備するため、自力施工等によりまして農地整備を行うものでございまして、地域の農業者が組織します団体が実施をしております。 102 【出戸委員】 今回の予算は大変大きな予算がつけられておるんですが、予算内容、それぞれについて御説明をお願いします。 103 【山本農林水産課長】 今回の予算の内容についてお話をさせていただきます。  地域の水利の安定と農作業効率の向上のため整備するものでございまして、平成27年度要求では、用排水路の整備が3地区で3.6キロメートル、それから揚水機場の改修でございますけれども、1カ所ございます。それから水田のあぜ抜きにつきましては1地区で15.4ヘクタール、それから暗渠排水の整備につきましては6地区、67.3ヘクタールを計画しております。  以上です。 104 【出戸委員】 今おっしゃっていただきましたが、各それぞれの事業で補助率が違うと思うんですが、それぞれの数値を御開示ください。 105 【山本農林水産課長】 補助率でございます。  用排水路の整備につきましては、国のほうから50%の、これは定率の補助でございます。地元のほうからは20%の負担をお願いしておりまして、残りは市が負担しているという状況です。水田のあぜ抜きと暗渠排水整備につきましては、水田のあぜ抜きにつきましては10アール当たり、1反歩ですけれども、10万円、それから暗渠排水の工事につきましては10アール当たり15万円ということで、これは国の定額補助でございます。ただし、定額補助を超える部分につきましては地元の負担が伴うということでございます。 106 【出戸委員】 それでは、本事業と圃場整備との違いについて御説明をお願いします。 107 【山本農林水産課長】 圃場整備事業は、区画整理と用排水路の施設整備を一体的に行うものでございまして、農地の形状や所有者が変わるものでございます。つまり、換地が伴います。  一方、本事業につきましては、農地の現状であったり所有者は変えずに、用排水路の改修、あぜ抜き等を整備しまして生産性を向上するといったようなものでございます。 108 【出戸委員】 過去3年間、今までの3年間は農業基盤整備促進事業という名前で整備してきました。新年度から農地耕作条件改善事業という名前になっておりますが、この違いは何でしょうか。 109 【山本農林水産課長】 農業基盤促進事業につきましては、これは継続的には実施されております。平成26年度に創設されました農地中間管理機構による担い手への農地集積であったり、集約化を加速するために、平成27年度より、今委員のほうからお知らせありましたように、新規事業といたしまして農地耕作条件改善事業というものが創設されております。これまでの事業と同様の整備ができるということでございますけれども、農地中間管理機構の活用による集積というものを要件としているということでございます。 110 【出戸委員】 わかりました。  それでは、本事業完了後の効果について御説明をお願いします。 111 【山本農林水産課長】 用排水路行うことで安定した農業用水の確保であったり排水対策が可能となり、農業の生産性の向上につながります。  それから、水田のあぜ抜きと暗渠排水整備につきましては、短期間での整備や簡易な整備により地元負担の軽減が図られるとともに、地域の担い手農業者への効率的な作業と農地中間管理機構によります長期利用権設定により安定した耕作や経営が可能となり、地域における農地維持管理が継続できるということでございます。  既に完了している地区につきましては、具体的には、農作業効率の向上が図られていたり、米、麦、大豆などの3作体系の拡充が実際図られております。  以上です。 112 【出戸委員】 本当にありがとうございます。  私ども国府地区でも、あぜ抜きや、それから暗渠排水、それから用水の改修、こういったことで農業従事者に非常に喜ばれております。  しかしながら、本事業は国の補助金が大きなウエートを占めることでございますので、しっかりと予算取りできるように期待いたしまして、私の質問を終わります。  どうもありがとうございました。 113 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  新田委員。 114 【新田委員】 維新こまつ、二番手の新田でございます。よろしくお願いいたします。  私のほうからは3つ、3点について御質問させていただきますけれども、1番目と2番目、プレミアム付き商品券発行費についてとやさしいまちづくりカード発行費については類似しております。共通の事項もありますので、共通の形で質問を進めていきたいと思っております。  まず初めに、けさの北國新聞で、石川県のほうからこのプレミアム商品券の消費喚起の記事がございました。石川県では交付金のほうが、県配分が11億5,500万円、市町分が16億2,000万円ということと、それと、それに合わせて消費喚起効果が、県分では約19億、市町分で約79億ということで、石川県下98億円の消費喚起が見込まれるという大変大きな効果をもたらす商品券であろうかなと思っておりますし、当初予算でも数多くの事務事業がある中で、この事業については、ある意味、市民全員が携わる、かかわることのできる可能性のある費用ではないかなと。逆に言うと、それだけ市民に注目が集まる事業ではないかなというふうに私は思っておりますので、本会議でも少し御質問出ましたけれども、詳細にまたお聞きしたいと思います。  まず1点目ということで、共通の質問になりますけれども、プレミアム付き商品券及びやさしいまちづくりカード発行につきましての事業概要についてお答え願います。 115 【吉田商工労働課長】 それでは、新田議員の御質問にお答えします。  まず、プレミアム付き商品券発行費、それからやさしいまちづくりカード発行費について、共通ということで事業概要をあわせて御説明させていただきます。  まず、個人消費の低迷を受けて、国のほうでは、地域の消費を喚起するため、地域住民生活等緊急支援のための交付金を創設いたしました。市としまして、この交付金を活用しまして、市内の消費喚起策としてプレミアム付き商品券発行事業とやさしいまちづくりカード発行事業の2事業を組み合わせて長期的に事業効果(市内での消費)が期待できるものとしたいと思っております。また、本事業をきっかけといたしまして、参加されるお店の方がみずからお客様を呼び込む創意工夫をなされて地元消費の拡大と商業活性化へつながることも呼びかけていきたいと思ってございます。  詳細でございます。  まず、商品券につきましては、プレミアム率15%とし、500円券23枚つづりで1冊1万1,500円の商品券を1万円で販売するものでございます。発行総額は4.25億円で約3万7,000冊を発行いたそうとするものでございます。  続きまして、やさしいまちづくりカード事業でございますが、これにつきましては今後カードのほうに主軸が移っていくだろうということでプレミアム率を20%といたし、1万2,000円分がチャージされましたカードを1万円で販売する。発行総額は2億円で、約1万7,000枚を発行する予定でございます。  事業主体としましては、商工会議所、それから商店会連盟、粟津温泉観光協会などと組織する実行委員会を設置して実施したいと考えているところでございます。  以上でございます。 116 【新田委員】 ありがとうございます。  商品券につきましては1万円のものが3万7,000冊、カードにつきましては1万7,000枚ということで、非常に大きな効果が得られるんではないかなと思います。  15%並びに20%のプレミアムがついているということで、ぜひ私もたくさん買いたいと思っておるんですけれども、まず発行場所、どこで買えばいいのかをお答え願います。 117 【吉田商工労働課長】 お答えいたします。  両事業とも、消費者の利便性を考慮した中で、広く消費者の方々が購入できるよう、実行委員会で議論して決定していきたいと考えておりますが、平成21年にプレミアム商品券を過去に発行した実績がございます。このときには、当市役所を含めて発行場所は5カ所で、金、土、日の3日間で販売をいたし売り切れたといったこともございますので、この辺、発行場所は実行委員会で議論して決定したいと考えております。  以上です。
    118 【新田委員】 場所は、前回は5カ所ということでしたけれども、ぜひ私はたくさんのさまざまな場所で売っていただいて、売る側とすれば少ないほうが楽なんかもしれませんけれども、買い手側からすると、やっぱりどこででも買えたほうがいいのではないかなというふうに思いますので、ぜひ発行場所につきましても多くの場所で発行できるようにお願いしたいなというふうに思います。  それでは続いて、発行する時期、商品券並びにカードの発行の時期がいつごろなのかをお答え願います。 119 【吉田商工労働課長】 お答えいたします。  まず、発行時期でございますけれども、冒頭で申しましたとおり、本事業は緊急経済対策のための交付金を活用するものでございますので、速やかに執行と消費喚起が求められておりますので、スピード感を持って消費を喚起したいと思っております。  それで、なじみのある商品券をまず6月をめどに先行して発行したいと考えております。カード事業につきましては、この商品券の発行と消費に引き続いて、9月をめどに発行したいと考えております。なお、カード事業につきましては、事業終了後もカード自体は継続して使用できるものとすることで消費喚起策を中長期的に促していきたいと考えてございます。  以上でございます。 120 【新田委員】 商品券につきましては6月から、カードにつきましては9月からという、後追いでカードが出て行くということでありますけれども。商品券を購入しました、一体いつまで使えるのか。長期間使えるのか、短期の期間なのか。要は、発売があって使用期限がいつごろなのか、そのあたりをお答え願います。 121 【吉田商工労働課長】 使用期限の御質問でございます。  まず、国の地域住民生活等緊急支援のための交付金の事業取り扱いによりますと、プレミアム付き商品券及びカードの事業につきましては、使用期限は発行から6カ月以内となってございます。なお、今ほど申しましたとおり、カード自体はこの期限を過ぎても使えるものでございます。  以上でございます。 122 【新田委員】 今、使用期限は6カ月というふうにお答えいただきました。カードにつきましても同様なのかな。逆に言うと、6カ月を過ぎたものに関しては、商品券並びにカードに残っている残金についてはどういう扱いになるのか。そのまま返金でもないですし、失効になるのか、どういう形になるのかお答えください。 123 【吉田商工労働課長】 商品券並びにカードにつきましても、もし6カ月を過ぎて使用期限を過ぎてということになりますと、そのまま失効と、失うということでございます。  以上でございます。 124 【新田委員】 6カ月を過ぎますと失効するということで。となれば、使用場所が小松地域に限られ、使用期限が6カ月間という、域内、期限つきという、結果的にはそういうことになるのかなというふうに思っておりますけれども。  では、使える場所がどの程度あるのか。小松市全部のお店が使えるようになるのか、限られたお店が使えるようになるのか、そのあたりについてお答え願います。 125 【吉田商工労働課長】 さきの質問でカード自体失効と申しましたけれども、プレミアム分が失効でございます。  それでは、使用可能場所でございます。  両事業とも、市内の全事業所を対象として取り扱いを希望する事業所を募集していきたいと考えてございます。  なお、国の地域住民生活等緊急支援のための交付金事業、先ほど申しました取り扱いによれば、換金性の高いビール券や図書券、金券、切手、官製はがき、印紙や、それと出資、債権の支払いなどには使用できないこととなってございます。  以上でございます。 126 【新田委員】 これから募集していくということでありますけれども、ぜひ多くのお店に扱っていただいて、どこでも使えるような形になればいいなと思っております。  私には子供が5人おりまして、県の事業のプレミアム・パスポートというものがあるんですけれども、使えるお店がそれなりに限られておるわけですけれども、実はそのプレミアム・パスポートを使えるお店の表示というのが比較的わかりにくくて、このお店で使えるのかというのが、お店入ってレジまで行かないとわからないというところがちょっとあるんですけれども。  今回のこの商品券並びにまちづくりカードの使用場所について、何かどのような形で案内をしていくのか。周知並びに店舗の案内についてどのようなことでお考えなのかお答え願えますか。 127 【吉田商工労働課長】 案内のPRの部分のお尋ねだったと思います。  まず、店舗自体から御説明をしますと、両事業とも、お買い求めいただく消費者の方にわかりやすいように、参加店の入り口にポスターや取り扱いのステッカー等の案内サインの表示を考えておるところでございます。それとあわせまして、広報、販売キャンペーン等は当然事前に周知いたそうと考えてございます。また、参加店も、それぞれのお店の特徴を生かしてアピールしていただくことが最大の、また効果の呼ぶのかなというふうに考えております。  以上でございます。 128 【新田委員】 わかりやすい案内をしていただいて、せっかく買ったものをどこの店で使っていいかわからないということにならないようにしていただきたいなと思います。  もう1点、ぜひ私自身も購入したいと思っておるわけですけれども、じゃ、1人当たり、全部買い占めていいのか。プレミアム率15%、20%ということなので、買えば買うほどお得だと思うんですけれども、その辺の限度額についてお答え願います。 129 【吉田商工労働課長】 購入の際の限度額のお尋ねだったと思います。  まず商品券につきましては、答弁の中で申しました平成21年の販売実績がございます。その販売実績ベースで考えておりまして、1回当たり10セットで、額面価格は11万5,000円を考えてございます。  それから、カードについては初めての導入でございますが、これも同様に、前回、21年の販売実績のときに平均の購入実績というものがございます。このときは平均購入実績が約6万5,000円でございましたので、それを参考といたし、1回当たり5セットで、額面価格6万円で販売しようと考えてございます。  以上でございます。 130 【新田委員】 商品券については10セットですか、カードについては5セットということで、正直そんなたくさん一遍に買えませんけれども、ぜひ大勢の方々に買っていただいて、このプレミアムの効果を受けていただきたいなと思います。  では、カードについてちょっともう少し御質問を続けますけれども、実際は今、プレミアム付きのカードということでありますけれども、その後、使い切った後どうなのか。多分チャージできるということになると思うんですけれども、そのあたりのチャージについてどのようにお考えか、ちょっとお答え願います。 131 【吉田商工労働課長】 やさしいまちづくりカードのチャージのことのお尋ねでございます。  まず、このカードにつきましては、非接触ICカード技術方式、いわゆるFeliCa方式を用いたカードを想定しております。したがいまして、やさしいまちづくりカード事業終了後も随時チャージ使用できるものでございます。  以上でございます。 132 【新田委員】 本会議のときでも市長答弁にもありましたけれども、今後そういった形で、要は、何といいますか、都会と同じような感じでカードでいろいろ決済をしていく。キャッシュでするより支払いがしやすい。逆に言うと、現金を持ち歩かなくてもいいと、そういうような利点が非常にこれから生まれてくると思います。  そういう意味でも、このまちづくりカードの使用場所をやはりたくさんつくっていただいて、そしてほかのカードとの、僕は正直使ったことあるのはICOCAとかSuicaとかのそういうJR系のものしかないんですけれども、その辺のほかのカードとの連携について今現在考えているようなことがあれば、ちょっとお答え願いたいんですけれども。 133 【吉田商工労働課長】 他のカードとの連携ということでございましたけれども、まずこのやさしいまちづくりカード、先ほど申しましたとおり非接触の技術を活用したカードでございまして、現時点で申しますとEdy、Suica、ICOCA、nanaco、WAONなどが既に普及しております。これらのカード決済インフラを活用して、当然ICTのメリットをまちづくりに活用してまいりたいと考えております。  本会議の市長答弁と重なりますけれども、10年ビジョンにおいても本市はICTの活用を考えておりますので、今後、子育て、介護、公共交通機関などでの移動といった日常生活の中でのカードが利用できる社会を志向するとともに、さらに観光やビジネスなどさまざまな場面においてもICTの活用が進み、住みよいまちづくり、やさしいまちづくりの取り組みにつながるものと期待しているところでございます。  以上でございます。 134 【新田委員】 ありがとうございました。  私からの望みといいますか、質問とはしませんけれども、やはりほかのカードときちっと連携をとって、この今回の事業についてのプレミアム率が有効の間には多分難しいんだろうなとは思っておりますけれども、ほかのカードと連携すること、そしてJRであったりバスであったりの公共機関の支払いがスムーズにできるということ、これはやっぱり東京や大阪の先進的なところをしっかりと見習っていただいて、また、ましてや北陸新幹線が開通するわけでございますので、関東からの大勢のお客様にも、金沢まではカードは対応できるけれども、小松に来たらまだ小銭を払わないかんという形にまだしばらくはなろうかと思いますけれども、それも早いうちに解消していただいて、スムーズに小松にお越しいただけるような準備を進めていただきたいなというふうに思います。  あと一つ、私の主観ですけれども、将来的には携帯電話のおサイフケータイになるのかなと私は正直思っています。カード1枚を余計に持ち歩くのか、財布の中にカードを忍ばせるわけですけれども、必ず持ってるものといえばやっぱりケータイかなと、ケータイのほうが楽なのかなという思いもありますけれども、キャッシュでそのプリペイドカードということでこの事業を進めてまいりますので、全国的にほかのカードとも提携していただいて、この事業がまた、今回の事業についてはプレミアム期限つきのものですけれども、今後、ICTが小松市において進んでいきますことを御祈念申し上げまして、1番目、2番目についての質問を終わらせていただきます。  以上です。ありがとうございました。  では、3番目の地籍調査事業費についての質問に移らせていただきます。  地籍調査ということでありますけれども、単刀直入に事業の概要と目的についてお答え願います。 135 【前川管財課長】 管財課長の前川です。よろしくお願いいたします。  まず概要ということですけれども、地籍調査は国土調査法に基づく調査でございます。まずは土地所有者の立ち会いの上に、1筆ごとに、土地の所在、地番、地目、所有者、それから筆界と申しまして、その土地の境界を調査いたします。そして1筆ごとに衛星技術による近代的な測量方法で測量を行います。この結果を地籍図という地図と、地籍簿という簿冊にまとめる作業をいいます。  実際、事業実施地区の流れで申しますと、事業の1地区当たり、我々は3カ年を目標にしております。1年目は、測量のための基準となるくい、いわゆる基準ぐいを設置いたします。2年目は、1筆ごとに調査及び境界立ち会いを行いまして、境界ぐいを設置いたします。3年目に入りまして、1筆の測量、面積の確定、地籍図の作成を行いまして、石川県の認証と国の承認を受けて事業が完了いたします。そして、その後の1年間の間に登記所で登記が完了するといったような流れになります。 136 【新田委員】 ありがとうございます。  そのような状況の中で、予算説明会の中でも少しお聞きしましたけれども、小松市内のこの地籍調査の進捗状況、また近隣市町の状況というものはどの程度なのかお答え願えますか。 137 【前川管財課長】 まず、実施の地区の経過ですけれども、小松市では、モデル地区といたしまして松梨町20ヘクタールを、597筆を対象に、平成19年度から21年度の3カ年にかけて実施いたしました。事業終了後のアンケートでは、97%の皆様に満足の結果をいただいたところでございます。  これに続きまして、蛭川町30ヘクタールが25年度に事業着手しておりまして、3年目となっております。また、符津町では102ヘクタールを6地区に分割しまして、1地区目を26年度に事業着手し、来年度が2年目となります。このほか、漆町、安宅町の第7、第8町内会が地籍調査の意向を表明しておりまして、次年度以降に着手の予定でおります。  次に、その進捗率ですけれども、小松市全体の進捗率は4%でございます。県内19市町の平均進捗率は15%で、これには、100%完了しました野々市市ほか、まだ現段階で未着手、休止中の8市町村を含んだ平均となっております。ちなみに全国平均は51%で、特に東北地方の太平洋側、今の三陸の3県では約90%と高くて、この大震災の被災地の土地の復元には本当に役立ったところでございます。小松市としては、その進捗率を今後高めていきたいなと考えております。  以上です。 138 【新田委員】 今、震災の話がちょっと出たんですけれども、確かにそういった災害があったときに公図がきちっと合っているようであれば復元がさほど難しくないという思いで、やはり小松市においても進めていってほしいなというところでありますけれども、今、小松市が4%、19市町では15%程度ということでありました。  今後、お答えの中で出ました漆町であったり安宅町7、8町会であったりというところが予定されていると思いますけれども、これはちなみにその事業年度がおよそ3カ年かかるという中で、一つの事業モデルが終わってから次のところに着手するのか、同時並行的に要望が上がってくれば、1年、2年、3年の工期の中でずれながらでも進捗していくのか、そのあたりはどうでしょうか。 139 【前川管財課長】 ただいまでも2地区を同時にやっておりますし、また希望がふえて体制も予算も整えば、ほかの地区の3年目に次の地区の1年目をやったりして重複しながらできる限りの進捗を高めたいと思います。 140 【新田委員】 じゃ、今後の予定として一応進めていきたいという御意向はお聞きしましたけれども、理想でいえば、小松市内100%という認識に向かっていくのでしょうか。小松市内100%の進捗まで進めていくおつもり、一応将来的な長いスパンとしてですけれども。 141 【前川管財課長】 全区になりますと、もう本当に100年以上かかるようなことになります。この地籍調査は、地権者の方、地元の意欲がないとなかなかできませんので、協力がある限り継続して実施していくことが必要かと思います。そのための努力をしてまいりたいと思います。 142 【新田委員】 そうですね。理想といえば100%ですけれども、現在4%ということであれば何年先になるかわからないというのが現状だと思いますけれども。  テクニカルなこととしまして、実際に公図に合わせて測量をしてはかったところ、ぴたっとくることがあるところもあれば、ずれている境界やその隣地との境、また道であったり水路であったりということに食い込んだり、民地同士の間でしたら結局どこが境なのかということになろうかと思うんですけれども、そういうずれが生じたときに、実際は、今のお話によると、1カ年目はまず公図に伴ってくいを打つということだったと思うんですけれども、それと実際現在所有している区域が大幅にずれていた場合、どういうふうに協議を進めていくのか、ちょっとお答え願えますか。 143 【前川管財課長】 まず、境界のずれ、境界の確認そのものにつきましては、議員おっしゃったとおり、隣接する者同士の所有者、それから町内の世話役の方、それから測量受託者、市の担当者が一緒に立ち会って行います。ただ、境界の決定は最終的には土地所有者同士の合意でしか行えませんし、そういうことになります。どうしても境界が決定できなかったときは、その範囲だけが未定、筆界未定と申しまして、そういう形で処理せざるを得ません。そういうところは、実際にはその範囲だけは地籍調査が実施できなかったと、境界の決定としてもできませんのでできなかったということになります。  また、もっと大きな意味でのずれで、例えば、公図にあるものが現地になかったりするなどして、公図と現地が全く一致しないというふうなことも公図混乱地区ではあろうかと思いますけれども、こんな場合、法的効力のあるのはもちろん公図でございます。ですからこのようなケースでは、現在に至るまで正式な手続が行われずに現地が変わってしまったと解されることになりますので、地籍調査では、まず公図に準じた土地の位置関係を現地にも復元しなければなりません。それで事業が完了した地籍図をもとにして、改めてその後関係者の方が現地と整合するように地籍を直すという作業になります。地籍調査後の作業になります。これは本当に関係の方の労力が非常にかかることも含めまして、土地所有者、地元の皆様の意欲が大変必要な事業であると思っております。 144 【新田委員】 じゃ、最後になりますけれども、実際、測量したところと、そういう協議中の場所が出てきます。実際、固定資産税等々でその課税される面積といいますか、それは現在確定している部分だけにかかってくるのか、また、きちっとしたものを登記するための費用なんかはどのような形になっているのか、お答え願います。 145 【前川管財課長】 課税かかるのは、先ほど、事業終了して1年の間に登記の完了したということになりますけど、その確定した土地から順番にその面積に対して課税がかかってきます。ですから、事業の目的の一つにも適正な課税、公平な課税ということが一つ挙げられております。  それから、もう1点、何でしたか。 146 【新田委員】 登記の費用。 147 【前川管財課長】 登記の費用につきましては、地籍調査で行いますので、そこら辺については地権者の皆さんに負担がかかることはございません。 148 【新田委員】 ありがとうございました。  地籍調査ということで、正確な位置、場所を把握して、本来はずれていないのが当たり前なんでしょうけれども、長い年月をかけてずれてきている場合もあろうかと思います。きちっと調査をしていただいて、やはり災害に備えるという意味でもあるし、きちっとした課税をするという意味も含めましても、今後また継続的に町内の要望のもと地籍調査を進めていっていただきたいと思います。  私の質問は以上で終わります。  ありがとうございました。 149 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  表委員。 150 【表委員】 同じく維新こまつの表でございます。  それでは、(仮称)エコロジーパークこまつ・クリーンセンター、そしてスマート農業ランド、こういうものをあわせたものについて順次お尋ねをしていきたいと思います。  まず、きょうやっておりました連合審査会でもいろいろ出てくるんですが、片仮名の言葉が最近急に多くなってきまして。片仮名の言葉というのはなかなかわかりにくくって、一つの項目に片仮名の言葉とか、後から聞こうと思うんですが、DBOとかこういうものが幾つか出てくると、ほんな難しいことじゃなくってももうわからなくなると。ぜひ市長も執行部も、我々まだ頭が古いのかもしれませんが、なるべく、片仮名も使ってもいいんですが、横に漢字で解説をするようなことも必要なのかなと。ぜひそういう部分もお願いしたいと思います。なかなか1回、2回聞いててわからないこともございます。  まず、(仮称)エコロジーパークこまつ、これの全体のコンセプト、コンセプトって言ったらいけないんですね。基本的な考え方についてお尋ねをしたいと思います。 151 【谷口環境推進担当部長】 エコロジーパークという意味だと思うんですけれども、エコロジーという言葉は……、ちょっと。 152 【表委員】 見んと答えんとだめや。 153 【谷口環境推進担当部長】 エコロジーという言葉は、元来は生態学という意味になるんですけれども、最近使われているエコロジーという意味は、環境に配慮したとか環境に優しいというような言葉の意味に使っております。  それで、エコロジーパークという名前につきましては、美化センターにおいては、今、建設を計画してますクリーンセンターにおいて出たごみを燃やした廃熱を利用して発電をするということで環境に優しいというような意味合い、そしてまた、熱を利用して、農業ランドということでトマトを主体にハウス栽培等を検討してます。そういうような意味合い。そして、既設にありますリサイクルセンターで、既に燃やすごみを減らす意味で資源を大切にということでやっております。そういうことを全てその美化センターにおいて行っているという意味合いでエコロジーパークというような名称で今後使っていこうということになったものでございます。  以上です。 154 【表委員】 何となくわかった気がいたします。  まず、エコロジーパークこまつのこの考え方というのは、当然今の時代を先取りしたもので、大いに推進していただきたい。やはり環境に対応した、環境に優しいという意味合いで、さまざまな面、配慮をなされているように、私も勉強してまして思います。  当然この事業の中核になるのは、まずクリーンセンターなんだろうと思います。このクリーンセンターの中でも、概要は、お聞きしますと、大体81億以上の債務負担行為ということで予算も考えられております。日常大体24時間稼働で55トン処理するものが2つ、平成30年には完成して動かしていくと、そういうことなんだと思います。  聞きたいのは、このDBO方式というのは、これはまた今度は横文字そのものというか、どういうやり方なんですか。かみ砕いて教えてください。 155 【谷口環境推進担当部長】 今の本事業はDBO方式、デザイン・ビルド・オペレート方式というふうに言われてます。本方式では、設計、建設、運営、この3つを包括的に民間に委託する方式であります。  DBO方式のメリットは、民間活力導入による事業費の削減に加え、運営、維持管理における民間事業者のノウハウの活用が挙げられます。事業者は、運営、維持管理に係る専門的な知識やノウハウを有する者を事業者選定委員会による厳正な審査により選定するため、安全・安心な運営が期待できます。  DBO方式とはこういうふうな方式でございます。 156 【表委員】 説明を聞くと、デザインにビルド、オペレーションと、これを全部民間にお任せすると。従来でしたら、設計は、まず設計発注して設計業者さんを決める、また別の業者さんが当然建設する、そして業務委託して運営についても別の会社にお願いするということをやってきましたが、これ一括して一つの業者さんにお願いしていくということになるんだろうと思うんですが、大変効率的で民間の力を利用するということになりますね。費用負担は行政がやって、そしてその他は民間にお任せすると、そういうやり方だと私も理解しております。特にこういう高度で専門的なものについては、やはり民間の力をかりざるを得ない。行政ではやはり対応し切れないということで、こういうちょっと従来にないような手法だと思います。平成30年完成ということで、何しろ円滑に事業の推進をお願いしたいと思います。  これ見ますと、20年間、民間にオペレーションの部分、運転する、運営する部分ね、ここはお願いするということなんですが、本当にこれは安定的に20年、20年というと相当長いですから、委託することが可能なのか、その辺についてどうお考えかお教えを願いたいと思います。 157 【谷口環境推進担当部長】 DBO方式、先ほどもちょっと触れましたが、事業者の運営、維持管理に係る専門的な知識やノウハウを有する者を選ぶということ、そして選んだ事業者と市との協議を通じて、事業者が安定して継続できるよう、行政のチェック体制を構築していくということです。  そのために2つのことをやりたいというふうに考えてます。1つは、モニタリング(監視)の実施ということで、市は施設の現場調査を行い、事業者の業務内容の履行状況、ごみの処理状況とか職場環境、環境モニタリング等について確認を行います。また、2つ目に定例会の開催、市と事業者は定期的に定例会を開会し、情報交換及び業務の調整を図ります。これらのチェックに加え、市と民間事業者との間で適切な責任分担を設定することにより民間事業者のリスク管理能力が活用され、20年間という長い期間になりますけれども、事業全体の安定を図っていきたいと考えております。  以上です。 158 【表委員】 当然20年間、いろんな格好で行政チェック入れると思います。モニタリングをし、定例会を開設していく。そういう中でおかしなことがあれば、やはり契約内容を見直すということも当然あるんだろうと思います。ここについてはあえて聞きませんが。  この余熱利用でスマート農業ランドということになるんでしょうが、この余熱利用というのは年間どれくらい発電するのか。そして、これは発電するときには恐らく焼却熱で温水というか、お湯をつくるんだろうと思うんですが、そういう方式でどれだけ発電するか。また、それを売電した場合、どれくらいの収入になるのか。その辺についてお教え願いたいと思います。
    159 【谷口環境推進担当部長】 クリーンセンターでは、ごみ焼却による廃熱を利用した発電を行います。年間発電量は約1,000万キロワットを想定しており、当該電力の約半分はクリーンセンターとリサイクルセンターの所内電力として利用します。そして、余った余剰電力については売電する予定でいます。売電による収入額は、年間最大約5,000万円を見込んでいます。  未利用のエネルギーであるごみ焼却による廃熱を有効利用することにより、環境負荷の低減を図っていきたいと考えております。  以上です。 160 【表委員】 大体概要はわかりました。  それでは、スマート農業ランドのほう、関連。これについて50万円の調査費が付されております。このスマート農業ランド、いろんな事例あると思いますが、余熱、廃熱利用でさまざまな事業をやっているケースは全国的にもあります。今回、小松市の場合は、ここで植物工場というか、その熱を利用してトマトを中心として生産をしていこうという考え方だと思うんですが、これにもちょっと変わった言葉、資料を見ると使ってありまして、コンソーシアムという言葉、私もあんまりよくわからなかったんですが、この調査については誰が主体になって調査して、そしていつごろから誰が主体になって調査をして、この事業体というもの、この農業をやる事業体ね。これは誰が中心になってやるのか、その辺についてお教えください。 161 【谷口環境推進担当部長】 コンソーシアムという言葉については、協議会というような、検討する会だと考えてもらえばよいと思います。  コンソーシアム、協議するその団体ですけれども、今のところ、JA小松市、生産者、株式会社コマツ、金沢大学、石川県立大学、石川県、そして小松市で構成したいと考えております。  このコンソーシアムを立ち上げて、これから考えていくんですけれども、コンソーシアムでは、植物工場における通年栽培可能な温度調整管理の活用を検討していきたいと考えております。また、余熱利用システム初めビジネスプラン、栽培方法について調査を今年度から開始していきたいというふうに考えております。  以上です。 162 【表委員】 幾つもまとめて聞いたんで、少し抜けても構わないんですが、続けてお聞きしていきたいと思います。  最後、生産するのは恐らく、トマトでもつくるのは農業者の方だと思うんですよね。小松製作所の幹部の人がそんなもんつくるはずがないと思いますし、大学の先生がつくるわけがないと。これ、事業主体は誰になるんかということをもう1回ちょっときちんとお聞きしたいんです。調査ではなく事業をする場合。これは小松市なのか、それとも別個の任意団体をつくるのか、これは株式会社なのか、それとも生産者の皆さんに事業主体をお任せするんかということになります。それについて簡潔にお答えください。 163 【谷口環境推進担当部長】 コンソーシアムにおいて経営試算や施設規模を考慮して運営体制を決定していきたいと考えておりますが、今のところ、若い意欲のある生産者の人を中心にやっていただきたいなというふうには考えております。  以上です。 164 【表委員】 今後、この辺については紆余曲折もあろうかと思います。  やっぱりこれのすばらしいのは、普通のハウス栽培は、自分のところで油買ってきて、その重油なり灯油なりをたいて、やはり温度を上げてハウス栽培をやっていると。これは廃熱利用なんで、基本的にはごみを燃やして発電した後の、言うなりゃ、豆腐をとった残りのおからみたいもんを使うんだろうと思うんですから、小松市は、おからにほんな高い値段を取って、おから代を払えということは言わないと思うんですよ。  私は、ほかの一般のハウス栽培をしている人より、これはうまくやれば競争力、そこの部分ではあるんだろうなと思います。何しろ、こういうことをやるときには、ちゃんと付加価値というか利益が上がっていけば大変全てがいい方向に回っていくんだろうし、あんまり利益が上がらず赤字になれば全てがぐあい悪くなってきて、最後、小松市にツケが回ってくることになると。そんなことには恐らくならんと思いますが。  やはりこういうものは地方創生事業の関連でもなされるんだろうと思います。さまざまな補助金、交付金等もいただくことになる。こういうときによくあるのは、今回どうなのかわかりませんが、国のお金をもらうときにはかなり基準が、ハードルが厳しくって、相当立派なものをつくらないと何かこの補助要綱に該当しませんということになりますが、やはりこれは最後、きちんとビジネスプランを立てて、そして利益の上がるような格好にしていただきませんと、やはり最終的には継続性がないんだろうと思います。その辺、どのような考え方でビジネスプランを今後立てられるのか、お聞きをしたいと思います。 165 【谷口環境推進担当部長】 今言われているビジネスプランについてですけれども、植物工場としての栽培施設や空調等の設備費用に係る初期投資及び運営費用は今後コンソーシアムで試算していきますが、生産者やJA、本市にとっても無理がなく、持続可能で地域経済の活性化に寄与できるプランニングを検討し、事業化を進めていきたいと考えております。  このスマート農業ランド構想の実現により循環型社会としてのエネルギーの有効利用を図り、ICTを活用した次世代農業を展開し、若手農業者の育成や高齢者の生きがいづくりとして、若者、女性、高齢者の積極的な雇用を目指していきたいと考えております。  以上です。 166 【表委員】 大変、今のところ聞いている限りはうまくやっていただけるんだろうと思います。  私が先ほど申し上げました、やはり競争力がかなり期待できる部分、そしてトマトという、ある程度小松市でトマトの栽培というものはベースがあります。トマトはある程度わかりますが、本当にトマトだけに頼っていけるのかと。ほかの作物等についても可能性は考えておいでにならないのかなということであります。お聞きしたいと思います。 167 【谷口環境推進担当部長】 生産品目の話ですけれども、今のところ、JA小松市や生産者との事前協議の段階ですけれども、生産品目は、小松市の特産であるトマトを主力に、収益ある作物もあわせて検討をしていきたいというふうに考えております。また、その生産された食物を利用した6次産業化における加工食品も検討する項目の一つとして考えております。  以上です。 168 【表委員】 トマト中心にほかのも考えてもらいたいと思います。そして、もんどりというか、執行部の皆さんとある程度協議した中で、お話はしてないんですが、私はぜひひとつ、これは部長の思いだけで責任のかかるような回答は要らないんですが、やっぱりこれだけトマト、トマトと言ってトマトカレー発売してます。トマトのいろんな加工品も発売してます。やっぱりトマトカレーってこんなうまいんだなと、いや、これはすばらしいと我々実感できるようなカレーが小松市役所内で食べることができないというのは大変残念なんですけれども。地下でやってますか、市長。最近私も忙しくって行ってないんで。  失礼いたしました。実現していただいたんなら、私が以前から言ってたことを取り入れていただいたんで、最後に感謝を申し上げて、私の連合審査会での質問を終えたいと思います。  谷口部長、トマトカレーについて、ちょっと一言言うことあったらお教えください。私も行ってないもんで。 169 【谷口環境推進担当部長】 トマトカレーは、僕はここの食堂のやつは食べたことがありませんので、ちょっとそこら辺は、感想は言えないですけれども、トマトカレーは重宝して、遠くにいる友人とかに送ってあげたりすると大変喜ばれています。  それだけ報告して終わりたいと思います。 170 【表委員】 それでは、私の質問を終えたいと思います。  どうもありがとうございます。 171 【谷口環境推進担当部長】 ありがとうございました。 172 【北出委員長】 これをもちまして、維新こまつの質疑を終了します。  これより、みどりの風の質疑を許可します。  杉林委員。 173 【杉林委員】 みどりの風の杉林であります。  今回は、みどりの風では私と浅村議員の2人が質問をいたします。私は久しぶりの連合審査会の質問になりますので、答弁をよろしくお願いを申し上げます。  先日、共同通信社から全国の47都道府県と1,741の市区町村に実施した全国アンケートの結果が報道されました。大変大きく報道をされました。これは、昨年5月に日本創成会議分科会から発表されました人口減少に関するデータが、消滅可能性のある市区町村名を具体的な数字であらわし、消滅する危機を迎える自治体は全体の半数にも上るという衝撃的な内容でありました。  今回のこのアンケートは、こうした数字に基づいて行われたものと推測するものでありますが、回答率は99%であったそうであります。この種のアンケートとしては大変高い回答率でありますが、どの自治体も人口減少の問題を非常に深刻に捉えているあらわれであるというふうに思います。  アンケートの内容でありますが、この自治体消滅の危機を感じているかという問いに対して23%、「ある程度感じる」が54%、合わせて77%の自治体が消滅の危機を感じていることがわかりました。また、人口減に備え、見直しや拡充を要望する国の制度を2つ挙げてもらったところ、地方財政が最多でありました。その理由は、財源がないとできないことが多い、自治体財政の厳しさを理解してほしいと税収不足を補う地方交付税の充実や税源移譲を求めております。2番目は、人口減対策に幅広く使える新型交付金創設でありました。また、今後、自治体が強化する施策を3つ挙げてもらったところ、1番目は雇用確保、次に子育て環境の充実、3番目は移住推進支援でありました。  これからのどの自治体も目指す方向はこのアンケートで明確になったというふうに思いますけれども、人口の規模は地方公共団体のバロメーターであり、自治体の根幹をなし、交付金や市税の算定を初め、財政の基礎数値となるものであります。  そういう観点から、今回、平成27年度当初予算について何点かお伺いをいたします。  まず、25年度末及び26年度末の一般会計における市債現在高を教えていただきたいと思います。また、一番多かった時期はいつごろであり、その点についてもあわせてお示しをいただきたいと思います。 174 【吉田財政課長】 財政課です。よろしくお願いいたします。  まず、1点目の一般会計における市債残高でございます。  平成25年度末では706億6,040万2,000円でございます。平成26年度末の市債残高でございますけれども、あくまでもこれは見込みでございますけれども、688億8,577万1,000円でございます。  もう1点、一般会計での市債残高のピークでございますけれども、平成16年度の729億3,000万円が一般会計での市債残高のピークでございます。ちなみに、全会計での市債残高のピークは平成21年度の1,434億1,000万円でございます。  以上でございます。 175 【杉林委員】 それでは、個々の項目についてお尋ねをいたします。  今ほど市債残高の数値が発表されましたけれども、その市債残高の中で比較的高い割合を占めているのが臨時財政対策債であります。まず、臨時財政対策債というものはどういうものかお尋ねをいたします。  たしか臨時的措置としての地方債と言われておりましたが、14年余りが経過をいたしております。当初、この対策債は3年というふうに言われておったと思うんでありますけれども、平成26年度末現在のこの市債残高は幾らで、そして市債残高全体で何%を占めておりますか。また、この対策債については、一番多かったのはいつごろ、どれだけぐらいの金額になるか、お示しをいただきたいと思います。 176 【吉田財政課長】 まず、臨時財政対策債の内容についてお答えいたします。  臨時財政対策債は、国が地方交付税として交付するべき財源が不足した場合に、地方交付税の交付額を減らして、その穴埋めとして地方公共団体みずからに地方債を発行させる制度でございます。平成13年度から導入された制度でございます。形式的には、地方自治体が地方債を発行するという形式をとりますが、その元金及び利子の償還金につきましては、100%後年度の地方交付税によって措置されるものでございます。  そして、平成26年度末の臨時財政対策債の市債残高でございますけれども、186億3,381万3,000円でございます。これは市債残高全体の27.1%を占めております。そしてピーク時ということでございますけれども、委員おっしゃるとおり、臨時財政対策債につきましては平成13年度、まず5億3,000万から始まってございます。一番市債残高が大きいのは平成25年度の170億8,736万4,000円でございます。ちなみに、平成26年度でございますけれども、これはまた徐々に大きくなってございまして、186億3,381万3,000円となっております。  以上でございます。 177 【杉林委員】 この27年度予算では21億2,000万円が計上されております。しかし、この金額は26年度に比べまして5億3,000万円が減額になっております。  まず、27年度における償還額の元金、利息の内訳を教えてください。 178 【吉田財政課長】 元金、利子の内訳でございますけれども、当初予算案の公債費のうち、臨時財政対策債に係る元金償還額は、全体額57億6,240万円のうち8億5,535万1,000円でございます。全体の14.8%を占めてございます。  利子の償還額でございます。こちらのほうは、全体額といたしまして8億1,110万円のうち1億6,005万4,000円でございます。全体のうち19.7%を占めてございます。  以上でございます。 179 【杉林委員】 そこで、26年度と比較いたしまして地方交付税も前年度に対しまして2億1,000万円が減額となっております。先ほど申し上げましたように、臨時財政対策債の5億3,000万円の減額分と地方交付税の2億1,000万円を合わせて7億4,000万円が26年度と比べまして減額になっておりますが、この不足分、減額になったものはどういうことか、この理由を教えてください。 180 【吉田財政課長】 平成27年度の当初予算案の歳入でございますけれども、まず市税につきましては、前年度155億円でございましたが、158億円と対前年比3億円増収してございます。地方消費税交付金でございます。こちらのほう、前年、平成26年度13億円であったものが、27年度18億7,000万円と対前年5億7,000万円増収してございます。  この増収に伴いまして、普通交付税、特別交付税と臨時財政対策債を合算した額、これを総称して実質交付税といいますけれども、前年度に比べまして逆に、税増収分、地方交付税増収分がふえたかわりに7億4,000万円、実質交付税が減ったものでございます。 181 【杉林委員】 この臨時財政対策債は、今ほどの話がありましたように、100%の交付税措置があることから、通常債と比べて有利な借金と位置づけていますが、私は、国の借金は先進国の中でずば抜けて多く、今後、本当にこれが保障されるかという点に対して心配をいたしておるわけです。過去の日本の、国のをいろいろ見ておりますと、赤字国債が発行されましたのが佐藤内閣の時代で2,000億円ぐらいだったものが、今、どんどんどんどんとそういう国債の残高がふえてまいって、今ほど申し上げましたように、先進国では大変ずば抜けて多いというふうに申し上げましたけれども、私はこの制度に頼った財政運営はいつまでも続けていくことは本当に正常な姿なのかなという心配をいたしておるわけであります。  そういうことを申し上げまして、次に、退職手当債についてお伺いをいたします。  この退職手当債の概要と、交付税措置があるのか、これらについてお尋ねをいたします。 182 【吉田財政課長】 退職手当債について、概要、そして交付税措置について説明させていただきます。  退職手当債につきましては、団塊の世代の大量定年退職に伴います退職手当の大幅な増加に対処しつつ、地方公務員の総人件費削減を推進するために、平成18年度から平成27年度までの10年間の特例措置として設けられた市債でございます。  充当率は100%で、交付税措置のほうはございません。 183 【杉林委員】 27年度の歳出の退職手当は3億6,100万、26年度当初予算では、退職手当債6億9,400万円の歳出に対して、歳入の退職手当債は4億5,500万円が計上されております。歳出額で比較しますと3億3,100万円減少しております。その理由は退職者の減少と思われますが、まず26年度、27年度の予算で計上されました退職者はそれぞれ何名であったか、お示しください。 184 【吉田財政課長】 退職予定者の人数でございますけれども、当初予算ベースで比較します一般会計分では、平成26年度の退職予定者は35名、平成27年度の退職予定者は19名でございます。差し引き16名減少してございます。  なお、全会計におきましては、平成26年度退職予定者が42名、27年度退職予定者は28名、差し引き14名減員してございます。 185 【杉林委員】 退職手当債の26年度末現在高は43億5,300万円余となっております。一般会計の市債全体の6.3%を占めておるわけであります。  退職手当債は、先ほどの説明のとおり、団塊世代の退職者の増加に対するため、国が18年度から10年間の特別措置として発行を認めたものでありますが、これはまさしく借金中の借金であるわけでありますけれども、職員の退職者も減少してきた現在、今年度負担を抑えるため発行額をもっと抑えられなかったのかということであります。  そして、今ほどの説明でありましたように、27年度でこの特別措置は終わるという説明でありますけれども、今後、これについてどういうふうに対応されていかれる考えがあるのか、お示しいただきたいと思います。 186 【吉田財政課長】 議員おっしゃったとおり、退職手当債につきましては、平成18年度から10年間、つまり、平成27年度限りの市債であると理解しております。平成27年度の当初予算につきましては、退職手当3億6,100万に対しまして、退職手当債、発行予定額でございますけれども、5,500万ということで、平成26年度の発行予定額4億6,600万に対しまして大幅な発行の抑制に努めております。  また、これ以降のことかと思いますけれども、退職予定者でございますけれども、平成28年度28名、29年度20名と年々退職予定者自体減少してございます。また、退職手当債自体27年度限りの市債、そしてあくまでも交付税措置のない借金と理解しておりますので、一般財源を何とか工面して対処したいと考えております。 187 【杉林委員】 それでは、歳出について1点お伺いをいたします。  性質別予算を見ますと、前年度に対しまして物件費が2億3,000万円強伸びて56億1,900万円余りとなっております。物件費は経常的な経費が一般的ですが、今回2億3,000万余り伸びたその要因は何でしょうか。 188 【吉田財政課長】 増額の要因でございますけど、まず平成22年の11月から推進してきましたKEMSによる契約電力の見直しの効果などによりまして、光熱水費につきましては前年度に比べて3,000万円減額しております。ただ、平成27年度につきましては、まず平成28年1月から導入される社会保障・税番号制度に係るシステム整備普及促進費で4,800万余り、そして小学校教科書の4年ごとの全教科・全学年改訂などの教育関連費で1億1,600万余り、ため池耐震性点検などの農林関係で4,400万余り、成人用肺炎球菌ワクチンの予防接種の定期化による福祉関連で3,500万余り、そして県議会・市議会議員選挙費で2,200万余りなどの必要経費が生じたため、平成26年度に比べまして増額となっております。 189 【杉林委員】 わかりました。  日本の社会システムというのは、人口減少を前提にしてほとんど設計されていないというふうに言われております。その中で私は、これからのこの人口減少問題の中で大変心配をいたします。これは財政の問題も絡めてでありますけれども、生産年齢人口が人口減少と連動していくわけでありますね。ちょっと調べましたら、小松市の15歳以上64歳以下の生産年齢人口は住民基本台帳によると、平成27年1月1日で6万4,834人、対前年で比較しますと900人減っておるわけであります。今のこの流れからいきますと、毎年900から1,000人余りの生産年齢人口が減っていくという、こういうことが想定されるわけであります。今申し上げましたこのシステムは、一度壊れるとなかなか再構築は至難のわざだというふうに言われておるわけであります。我々としましても、急速に進むこの人口減少というものを、やはり本当に危機感を持って対応していかなきゃならないというふうに思っております。  ですから、これからの財政運営に関しましても、いろんな社会の活力が損なわれないように、ぜひ知恵と工夫を出していただいて財政運営をしっかりとしていただきたいということをお願いをいたしまして、この当初予算案に関しましての質問を終わらせていただきます。答弁ありがとうございました。  質問の2点目は、龍助町西町無電柱化整備費についてでございます。  私は、平成20年12月議会におきまして、魅力あるまちづくりを行う上で無電柱化を積極的に推進していただきたいという観点から質問をいたしたことがございます。その質問の冒頭に市長にこういうふうに質問をしたんであります。「市長、あなたは小松の旧市街地の町並みは美しいと思われますか」という質問をして感想を聞きましたけど、残念ながらお答えをいただけなかったんでありますけれども、日本人は海外、とりわけヨーロッパを旅行して帰ってきて自分の住んでいる町並みを見たときに、やたらに電柱や電線あるいは看板、自動販売機等が多くて雑然とした景観にがっかりするそうであります。  そういう中で金沢市は、北陸新幹線あす開業いたしますけれども、北陸新幹線金沢開業に向けて、本当に時間をかけて町並みや無電柱化に対して積極的に取り組んできておられました。金沢は行くたびにまちの景観が変わってるなということを実感をしたわけでありますけれども、そのときの質問は、小松市の現状と今後の取り組みをどのように考えておられるかという、そういう質問でありました。そのときの市長の答弁は、「無電柱化は、安全で快適な歩行空間の確保あるいは都市景観の向上、都市災害の防止、情報通信ネットワークの向上、観光の振興、地域の活性化になる。そのために、小松市としてもこれまでもその目的に向かって事業推進してまいりました」という答弁がありました。  これまで小松市が取り組んできました無電柱化のどのような実績がございますか。お尋ねをするものであります。 190 【山本まちデザイン第1課長】 まちデザイン第1課、山本でございます。  ただいまの市内のこれまでの無電柱化の実績ということでございますが、これまで小松市においては、駅周辺を中心とした景観整備を目的に無電柱化を進めてまいりました。特に国、県、市と3者分担しまして進めてきたわけでございます。トータルとしまして十分整備は進んでいるという認識でおります。 191 【杉林委員】 私は、あの7年前の質問の中でこういうふうな質問をいたしました。「昔の風情が残ります旧市街地の中心に位置する大川町から龍助町の北国街道を小松のシンボルとして整備を願うものであります。完成すれば魅力ある都市景観が誕生するわけであり、そのことが市街地のにぎわいや活性化につながると思います」、このように質問をいたしました。そのときの市長答弁は、「中心市街地に、旧北国街道沿線に1,000軒の町家が残っておりました。現在策定中であります市の景観条例の見直しの中で町並み保全の新たな景観施策を展開したいと考えております。この中で無電柱化につきましても平成21年から25年の年次計画で無電柱化計画に入っており、旧北国街道の無電柱化につきましては、より一層の無電柱化率の向上を目指して道路管理者であります石川県に働きかけてまいりたい」という答弁をいただいたわけであります。  そこで今回、龍助町、西町の無電柱化整備費が計上されたわけであります。私としましては、こうした質問をいたした中で大変この整備の計上に対して評価をいたしたいと思いますけれども、今回のこの事業の目的と事業内容についてお答えをいただきたいと思います。 192 【山本まちデザイン第1課長】 ただいま御質問ありました、まず事業目的でございます。当龍助町、西町は、小松駅西に位置しておるところでございます。まさに駅西は、歴史と文化と伝統に彩る小松の売りでございます「歌舞伎のまち」を目指しておるところでございます。そういう中で、当龍助、西町につきましても、以下の4点を目的として無電柱化を進めていきたいと思っております。  まず1つ目ですが、もちろん北国街道、龍助、西町にはこまつ町家が残っております。そういうこまつ町家の歴史資産を生かした町並み景観の保全と継承。  2つ目は、このようなこまつ町家をさらに活用、例えばカフェでありますとかギャラリー等で若者からシニアまで幅広い世代の方々に活用していただき、さらに定住とその人の流れを呼び込む、そういうにぎわいをつくるというのが2つ目でございます。  3つ目は、震災等、また地震等によります電柱が倒壊するおそれがあります。そのための防ぐための防止と情報通信ネットワークの確保を目的とした防災に強いまちをつくることが3つ目でございます。  最後に4つ目でございますが、もちろん交通量が多くございます。そういう交通量が多い道路でございますので、歩行者が安心して歩ける、そういう歩行空間を確保する優しいまちをつくっていくということが4つ目の目的でございます。 193 【杉林委員】 じゃ、最後の質問にさせていただきます。  これも7年前の質問の中で粟津温泉でありますけれども、いろんな県外からお越しいただくわけでありますけれども、果たして粟津温泉の景観はすばらしいものかどうかということになりますと、その当時、私自身はやはりこれではという、そういう思いもありましたもんですからお尋ねをしたわけでありますけれども、そのときの答弁では、「粟津温泉については、県内全域での無電柱化の促進に向けて粟津温泉地区が重点モデル地区に選定されました。市といたしましても、県と一体となって温泉街の町並み景観向上に向け、コスト縮減を図りながら、景観阻害要因であります電柱、電線類の無電柱化を積極的に推進してまいりたい」との答弁でありました。  そこで、粟津温泉の現状と今後、そして市内における計画についてお尋ねをいたします。 194 【山本まちデザイン第1課長】 済みません。先ほど事業内容について答弁漏れございました。よろしいでしょうか。
     先ほどの龍助、西町の無電柱化の事業内容につきまして申します。  経緯につきましては、平成24年10月に龍助町から無電柱化についての要望書が上がっております。それを受けまして、龍助、西町合同で、地元で北国街道まちなみ協議会というものを平成26年の2月に設立しております。それ以降、地元の機運は高まっておると感じております。  また、事業延長につきましては、市道と県道が混在しておりまして、延長がトータルで780メートルのうち、市道部が460メートル、県道部が320メートルでございます。また、道路幅員でございますが、現在の道路が10.9メーターございます。現道の中でやっていくということで、道路は拡幅せずにやってまいります。そういう中で、歩行者に優しいということで歩道をつくるわけなんですが、歩道についてもゆったりとした1.95メートルの歩道を両側に設置するということでございます。  あと、事業期間につきましては、平成27年度から平成31年度を予定しております。  また、事業費につきましては、無電柱化は多少コストも高くございますが、県道部、市道部合わせて12億9,000万を見込んでおります。市道部につきましては7億1,000万、県道部には5億8,000万ということでございます。  また、来年度の内容でございますが、無電柱化に向けての測量調査、また実施設計、そして協議会の運営等を行っていく予定でございます。またあわせて、県、市でやること、また地元でやることをそれぞれ分担しまして、県、市では当然無電柱化の整備をやっていくということで、電線管理者等の協議もあわせてやっていくところであります。  また、地元におかれましては、地元まちづくり協議会というものを組織されておりますので、市民協働の精神で伝統ある町家の、町並みの景観ルールづくりというようなものも策定していくつもりでございます。また、あいている町家、空き町家を活用した定住の呼び込みと活用の協力というものも地元に働きかけていきたいと思っております。さらにソフト展開、今までの取り組みとしましても、一輪挿し運動、プランターの花植え、町家回廊、モデル町家等の認定とさまざまなものを行っておりますが、そういう市民を巻き込んだ取り組みを今後とも続けてまいりたいと思います。  3番目の今後の無電柱化計画と粟津温泉の無電柱化の状況ということですが、今後とも、無電柱化につきましては、空港軽海線から小松大橋へ延びる大川町につなげる根上小松線について、北国街道のまちづくりと無電柱化整備を地元主導で石川県と協力してやっていきます。  粟津温泉の無電柱化につきましては、現在、歩いて楽しい温泉街のまちづくりというものをテーマに石川県のほうで事業をやっております。平成27年度完了予定と聞いておりますが、少し延びるというふうにも聞いております。現在、事業費ベースで約70%進捗しておるところで、県のほうでは鋭意努力されておるというふうに聞いております。  以上でございます。 195 【杉林委員】 これで私の質問を終わります。  ありがとうございました。 196 【山本まちデザイン第1課長】 ありがとうございました。 197 【北出委員長】 それでは、次の質疑者に移ります。  浅村委員。 198 【浅村委員】 みどりの風の浅村でございます。  本日は、午前中は卒業式でございました。私も南部中学校と小松短大の卒業式へ行ってまいりました。いつも地域で見かける子たちが成長した姿、見させていただきました。月津の子が答辞を述べていた立派な姿も大変感動させていただきました。200人余る者が成長して義務教育を巣立っていった姿、短大の社会人へ巣立っていく姿、本当に感動してきました。また小松の未来に向けて頑張りたいというふうに思います。  それでは、教育委員会4つの予算案について質問させていただきたいと思います。  その前に、ちょっと通告にはないんですが、きょうの新聞を見まして、教職員への脅迫状が全国で2,000件届いていたということがありましたし、小松市にもそれに該当する方がおられたということで、石川県内のほうとも合わせてだと思うんですけど、またしっかりとした対応をお願いしたいと思います。  それでは、1番の新しい学校づくり調査費についてお聞きしたいと思います。  松東地区3小学校の統合に向けての取り組みということでございますが、交流の場を設けたいということですので、その内容について、簡単にで結構です。御説明をお願いいたします。 199 【波佐尾学校教育課長】 学校教育課の波佐尾でございます。よろしくお願いいたします。  ただいまの浅村議員からの新しい学校づくり調査費について、その概要ということですが、まず内訳としまして、今回は特に松東地区の3つの小学校、ここでの合同学習、いろいろな交流の機会を3校が今計画しております。その移動や活動にかかわる部分について必要な支援を大切にして、ここでは一緒になることを、信頼関係をつくったり不安を解消したり、また教育の質の確保に向けて活用していきたいと思っております。また、先進校や先進地域を視察することで、地域を生かした新しい学校づくりの方向性を固めていくというための予算であります。 200 【浅村委員】 本会議のほうでもこれに関しては質問がありましたけれども、ちょっと私見も含めてちょっと述べさせてもらおうと思います。  この該当する地域のほうでは、昨年、今年度から話し合いの場がたくさん持たれていたとお聞きしておりますけれども、今後の小松市のことを考えますと、少子・高齢化ということが進むわけですので、この地域だけの問題ではない。小松市全体にも、今回のこの新しい学校ということについての考え方というのは生かされていくことだと思います。  それで、もちろんこの地域の方々の考えとかというのは大事なことなんですけれども、小松市全体としても今後のあり方ということをしっかりと検討していただきたいというふうに思います。学校の果たす役割、宮橋議員の話の中では保護者の声とかも出ておりましたけれども、保護者だけではなく、やっぱり学校の果たす役割というのは地域においては大きな役割、シンボルであると。そしていろんなことで人がそこに集っていくと。うちなんかも、運動会にはいろんな方、自分の子供や孫がいなくても来ていたりということもありますし、それから災害時の避難所ということでも一つの大きな役割を持っていると思うんですね。その3つの小学校が統合することで1つになってしまうと、じゃ、果たして避難するときに大丈夫かというようなことも問題になってくると思います。  それから、これはちょっと直接関係ありませんけれども、学校給食のことも本会議で出てきましたけれども、このように3つの小学校、子供たちが少なくなってくると多分給食の業務も大変になるのかなとは思いますけれども、でも今それぞれの学校で給食を独自でつくっていると。子供たちにとっては大変ありがたいことですし、このことはすばらしいことだと思います。その答弁の中でもアレルギーに対する対策とかというのは、民営化によってまた進むというようなお話でしたけれども、私としては、今行っているその体制というのがやっぱり子供たちにとっては一番専門的にすばらしいんじゃないかというふうに思ってます。  未来の教育検討というのも予算がついていますけれども、こういうこともあわせて、この地域の問題だけではなくて小松市全体としても考えていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 201 【波佐尾学校教育課長】 ただいまの小松市全体として統合の方向性はどのようなものかということにお答えいたします。  まず、ことしの1月に文部科学省のほうから、公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引というものが出されました。その中に、適正化というのは、教育の質含めて大変重要な視点なのですが、国として一定の方向づけをするものではない、それから機械的に適用することは適当ではないと示されております。さらに、統合に向けては、児童生徒の保護者だけではなく、地域住民の理解や協力も得ながら進めていくことが大切だと明記されております。  一方、小規模校のデメリットとしては、クラスがえができない、人間関係の固定化ということが心配されるという向きがあります。また、切磋琢磨に欠ける、習熟度別指導などいろいろな形でのバリエーションに富んだ学習形態がとりにくい、そのような課題が挙げられているところでございます。  これを受けまして、小松市教育委員会としましては、単なる距離、数、そういうものを合わせるという問題としては考えておりません。地域とともにある学校、地域とともにある学校という視点を大切にして、保護者や地域の方々の意見をしっかりと聞きながら、児童生徒にとってどうあるべきか、これを中心に据えて、よりよい教育環境の確保に努めてまいります。  以上です。 202 【浅村委員】 考え方というのは、今のお話の中でわかったつもりでおりますので、先ほども言いましたように、この地域だけの問題でなくて小松市全体としてもまた考えていっていただきたいというふうに思います。  それでは、2つ目の授業力スキルアップ費について御質問します。  本会議でも言いましたけれども、先生方が子供たちと向き合えているかということで、今ほど若手の先生、特に初任研というふうな大変な研修がありますし、週に1回学校を離れて研修しているようなこともあります。先生がいないときは子供たちが先生に会えない日、曜日が出てくるわけなんですけれども、ぜひやはりそういう、また研修かというような思いではなくて、若手の先生に対してどのような取り組みをされるのかということをちょっとお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 203 【波佐尾学校教育課長】 では、授業力スキルアップについて、その趣旨、内容について御説明いたします。  まず、また研修がふえる、多忙化につながるのではないかという御心配の向き、当然お持ちかと思うんですが、この事業は逆に多忙化の解消につながるものだという視点で設定した事業でございます。現在、ここ4年ほどで、石川県は教員を大量に採用するという時代に入っておりまして、大学を卒業してすぐに現場に来て戸惑いを感じている若い先生方が各学校にふえてきているという実情があります。そういう若手を対象に、退職教員、すぐれた指導力を持っている退職した先生方を指導員として学校に直接入っていきます。どこかに集めて研修会を開くのではなくて、そばに寄り添って指導力向上を図るというのが事業の趣旨となります。  この事業は恐らく県内初の事業になると思うんですけれども、早いうちに教員としての基盤をしっかりつくって教員が自信を持って子供たちの指導に当たることができる、このような若手教員の力量アップをサポートするものとして期待しております。このように自信を持って子供の前に立てる教員がふえるということは、間違いなく小松の子供たちに還元できる部分が教育の充実として図れると、そのように期待しております。  また、内容としては、対象は主に5年目ぐらいまでの若い先生を、その中でちょっと困り感、悩みを持っている方を重点的に訪問してサポートしてまいりたいと思います。指導員の人数としては、退職したうちからの2名ほど今は考えております。学校を訪問しながら、学習、生徒指導、それから業務の進め方、マナーなどいろいろあるんですけれども、そういうもののノウハウに関して懇切に指導、助言をしてまいる予定でございます。  以上です。 204 【浅村委員】 今の御説明で、本当に若手の先生方の悩みというんですかね、直接いろいろ現場で指導している中で子供たちにいろんな向き合っていくことの悩みを、今言われたベテランの方がその経験を生かして相談相手になってあげるということで逆に子供に向き合っていけるという、そういう体制をまたしっかりとつくってあげてほしいなというふうに思います。  実は、この退職された方だけじゃなくて、本来ならば、その学校におられる先輩とかの中でいろいろ話をしたりとか相談したりという、その体制がとれることが大事だと思いますし、そのためにはやっぱりちょっと先生方にも余裕が必要かなと。いつも何かパソコンに向かっていて話もできないという状況だとそれもできないことになりますので、ぜひ余裕を持ってお互い相談できる、そんな環境をぜひつくっていただきたいと思います。  それでは、3つ目の学力レベルアップ支援費についてお聞きしたいと思うんですけれども、今度はこれは子供たちに向けての事業ということなんですけれども、本会議でも教育格差のことをちょっと上げさせていただきましたけれども、学力保障、学習のこういう手助け、支援ということの中でよく聞くのが、例えば、生活保護を受けていてなかなか学習に対してちょっと厳しいというような子供たちがいるというふうなことに対して支援するというふうな、そういう事業というのは聞くわけなんですけれども、ちょっとレベルアップという言葉はなかなかあれなもんで、基礎的な学力の定着というふうに上げられていますけれども、どういう子たちを対象にどのように行うかということをちょっと簡単に御説明願えたらと思います。 205 【波佐尾学校教育課長】 それでは、学力レベルアップ支援費についてお答えいたします。  まず、この事業はそもそも、今御指摘がありましたように、全国学力調査等いろいろな調査をする中で、ふだんの授業でも見とりはできるんですが、市の課題として学力の二極化ということが進んでいることは間違いないと思っております。その対策として、その二極化の、いろいろ定着しないで困っている、わからなくなってどうしていいかと思っているような子供さんを対象に、基礎、基本、これを重点的に指導するというのが趣旨です。  また、やり方の特徴としては、1年間習うことをずらっと学ぶというのではなくて、今までの調査から子供がつまずきやすい部分というものがある程度はっきりとしております。そういうところを重点的に、あるいは繰り返し指導することで、悩んでいる、あるいはちょっと諦めているお子さんが、「あ、わかった」と、そういう思いをするとほかの授業にもいい効果があるというのは今までにたくさん経験してますので、そういう火つけ役にもなるかなということを期待しております。  内容といたしましては、土曜学習の一環ということなんですが、土曜日ばかりでなく夏休みなどの長期休業日、そういうところでも時間、場所の確保をできるだけして機会をふやしていきたいと思っております。ここには退職校長会、退職した校長先生方の組織を、お力をおかりして進めていこうと考えております。場所は、学校あるいは近隣の公民館など、そのときそのときで場所としてふさわしいところを選定していきたいと思っております。  学習内容、先ほど言いましたが、定着が難しいという部分ですが、初年度となりますので今の時点では、小学校では主に算数、中学校では、夏ぐらいから二極化が進むんですが、英語嫌いを最初のうちに何とかしたいということで、今のところそのような想定をしております。楽しくて力がつく、そういう学びの場づくりを工夫しまして、積極的に参加してみたい、また来たいと、そういうような応募につながる、そういう工夫をしてまいりたいと思っております。  その他詳細については、校長会の皆様と相談しながらよりよいものにしていきたいと思っております。  以上です。 206 【浅村委員】 この取り組みで、その学習のつまずきを持っている子が解消できるといいかなというふうに思います。  それともう一つ、今、土曜日ということがありましたので、なかなか子供たち、土曜日いろんなことがあって忙しいかなと思うので、その辺の配慮を、実際にやってみてどうなのかなということをまた考えていただきたいと思います。  それで、先ほどの事業もそうですけれども、退職された先生方がその経験を生かすということなんですが、今現在もいろんな方々に学校のほうでお世話になっていると思うんですね、支援員とかサポーターというふうな形で。今、実際にはどのくらいの退職された方が学校現場でいろいろと支援いただいているのかを、わかりましたら簡単に教えてもらいたいと思うんです。 207 【波佐尾学校教育課長】 お答えいたします。  現在、再任用で入っている方、講師で入っている方、それから授業する先生方の支援としてサポーターとして入っている方、合わせまして40名弱ほど学校のほうで働いているという形に、お力をかしていただいているということになっております。  以上です。 208 【浅村委員】 本当にそういう方々の力をおかりして子供たちもありがたいことだと思うんですけれども、この予算見ますと80万という金額ですので、それは実際にその労力に見合った金額なのかなと。またぜひその辺のところも検討していただいて、答弁は結構ですので、ボランティアじゃなくて、やはりきちんとした保障をしてあげていただきたいと思います。  それでは、次で最後の質問になりますけれども、4つ目の環境にやさしい教育バス購入費についてお尋ねしたいと思います。  新しい教育バスを買っていただけるということで、本当に学校の方々は喜んでいるのかなと思います。やっぱり、もう少しバス何とかならんかなというような声をよくお聞きするもので、この教育バスというのは、その内容については本会議でありましたので、自分としては本当にふえるということに関してありがたいことだと思いますので。  今、わくわく号あると思うんですけど、本当に何かもう少しふやしてほしいという中には大変活躍されておるのかなと思うんですが、その辺の使用状況とか、現在のわくわく号の使用状況などを教えていただきたいと思います。 209 【唐木教育庶務課長】 教育庶務課でございます。よろしくお願いします。  児童生徒が教育活動として公用バスを利用している回数、平成26年度は、延べ回数、午前、午後、半日単位として298回の見込みであります。うち、教育バス、愛称わくわく号の利用は全体の約4分の3、226回、残り72回は、活動が重複し別の市保有の公用バスを利用している状況でございます。6月、7月、10月、11月はほぼ毎日の利用がございます。利用者別では公用バス全体で、小学校71%、中学校10%、残りが授業以外の教育利用で19%でございます。  なお、このほか、教育バスは毎朝、西尾小学校、松東中学校の広域通学用スクールバスとしても活用させていただいております。  現在の利用目的と行き先でございますけれども、小学校では、社会見学としてサイエンスヒルズ、消防署など公共施設へ、工場見学ではコマツ粟津工場、ジェイ・バスへ、買い物学習でスーパー、赤ちゃんふれあい体験としてすこやかセンターへ、また、他の小学校や中学校との交流活動など、多岐にわたり利用しています。中学校では、進路学習、キャリア教育として小学校や企業、ジョブカフェ等での体験見学活動に利用しています。  授業以外の利用でも、小学校体育協会や中学校文化連盟、放課後児童クラブなどで児童生徒の教育利用が中心でございます。 210 【浅村委員】 今の御説明で、わくわく号大活躍ということがわかりました。もっとふやしてほしいということがあって、今回2台目の教育バスということで、本当にますます子供たちのいろんな校外での活動が活性化して充実していくのに期待をしたいと思います。  今の答弁の中にありましたけれども、僕はいつも、足りない、もっとふやしてほしいと聞いているときに、市役所で見ると、まだいっぱいバスあるのにもっと使えんのかなというふうな、そんな思いがあったんですけれども、今ちょっと、多分72回、ほかのバスも使わせていただいているという、そんな数字が出てきたので、お互いそんなこともされているのかということで思いました。またいろいろとそういうやりくりの中でうまく利用していただけたらと思いますし、今回、この環境にやさしいバスというのはすばらしい性能だということですので、うちの子供たちはもちろんそうなんですけれども、いろいろ市民の皆様にそれを利用していくことは可能なのかどうかわかりませんが、またぜひそんな機会もあったら、子供たちだけじゃなくてあったらありがたいかなと思いますし、さっき言ったように、市の所有しているほかのバスなんかも活用していってほしいなと思います。  この2台になることでどういうふうな、変わることとか、何かこういうふうに使おうというふうなことがありましたら、ちょうど残り1分になりましたので、最後、もしありましたらお願いいたします。 211 【唐木教育庶務課長】 まず、PHVバスの納車なんですけれども、最新鋭の車両でもあり、28年1月以降になる見込みです。よって、27年度中は現行どおり、わくわく号と他の公用バスの利用となります。PHVバスは、実質的には28年度からの利用と考えております。  PHVは、学校の学習活動での利用を行い、PHVバスとしての能力を最大限に活用したいと思いますし、また生きた教材として子供たちを感化し、環境教育や科学など、学びの心を育めるものと期待しております。電力供給バスとして、野外活動など学びの教育場面を広げられるものとも思っております。  わくわく号は、需要が広がっている教育バスのサブ車両としての利用はもちろん、市外中距離運行を中心に利用したいと思っています。 212 【北出委員長】 時間が来ました。 213 【浅村委員】 どうもありがとうございました。ちょうど時間が来たみたいです。  これで2台になることは、本当に子供たちの教育活動よくなってほしいと思ってます。  ただ、先生方の車が……。 214 【北出委員長】 時間が来ました。時間が来ました。 215 【浅村委員】 どうもありがとうございました。 216 【北出委員長】 これをもちまして、みどりの風の質疑を終了します。  次の質疑者に移ります。  木下委員。 217 【木下委員】 無会派の木下です。本日最後の質疑者となりました。10分ですけれども、よろしくお願いいたします。  2日前の3月11日、日本人にとっては忘れてはならない東日本大震災から4年の月日がたちました。もう4年、まだ4年と去来する思いは日本人一人一人異なるとは思いますけれども、私にとっては、震災発生後から始まったこの任期で防災のあり方を見直して、どのようなまちをつくり上げるのか問われた4年でもあったんじゃないかなというふうに思います。  そういった意味で、今回はインフラの地震対策、特に公共下水道事業会計の地震対策事業費について簡潔に伺っていきたいと思います。  まず、地震対策事業費についてですけれども、3億300万円計上されております。確認の意味でですけれども、事業費の推移についてお聞きします。 218 【東野上下水道建設課長】 上下水道建設課の東野です。よろしくお願いします。  木下議員の質問にお答えします。  震災を受けて地震対策はどのように推移しているのかという質問でございますけれども、東日本大震災を教訓として、国のほうでも平成24年度から防災・安全交付金というものが創設されました。  小松市においても平成24年度から耐震化に着手しております。現在、下水道では、処理場、ポンプ場の施設の基幹施設の耐震化や緊急車両におけるマンホール浮上対策などを優先的に行っております。  以上です。 219 【木下委員】 ありがとうございます。  そういった意味で、今回、地震対策費のメニューを見ていますと、ソフトとハード整備からいろいろ予定されていますけれども、まずソフトの部分からちょっと伺っていきたいと思っております。  メニューを見ていますと、先ほどの片仮名の話ではないんですけれども、BCPという言葉が出ております。調べますとビジネス・コンティニュイティ・プランの略とのことでしたけれども、BCPとは何かという、そこから御説明願います。 220 【東野上下水道建設課長】 BCPの目的、意義ということでございますけれども、業務継続計画いわゆるBCPといいますけれども、災害発生時に、人、資機材、ライフラインが被災し制約がある状況において、優先的に重要業務を継続し、被災による影響の最小化を図るとともに、迅速な復旧を実施するための行動計画ということになります。  以上です。 221 【木下委員】 では、その業務継続計画ということですけれども、より具体的な内容についてちょっとお伺いいたします。 222 【東野上下水道建設課長】 具体的な内容という御質問ですけれども、被災想定に基づき、災害対応業務についての計画を定め、運用するものでございます。  1つ目は、優先対策業務の選定といたしまして、職員の安否確認、それから緊急点検及び調査、それから被災状況の発信などになります。  それから2つ目ですけれども、目標復旧時期の設定といたしまして、選定した業務の社会的影響度合いによる復旧期間の設定になります。  それから3つ目ですけれども、人的、物的資源の活用対策といたしまして、応援体制、災害協定、必要資材の備蓄、調達の確保になります。
     それから4つ目ですけれども、計画に基づく訓練の実施といたしまして、上下水道職員が常日ごろ災害に対して意識を高め行動準備をしていくことが大事だと思っております。より実効的なものにするために教育訓練を行います。基礎的な知識の周知、発災後の対応手順や体制についての定期的な検証、更新、BCPの改善の整理を明確化し、PDCAサイクルを繰り返し活用しながら訓練を実施することといたしております。  以上です。 223 【木下委員】 やはり東日本大震災の経験を踏まえて、災害発生時に迅速に対応できるようにあらゆる面とかハード面含めて、要は何を優先して人材とか資材などを効果的に投下していくのか、大事だと本当に思うんですけれども。  私の所属する所管の総務企画常任委員会でも小松市全体のですかね、業務継続計画というのを今策定中というふうに聞いているんですけれども、そことの関係について教えていただければと思います。 224 【東野上下水道建設課長】 ただいまの質問ですけれども、上位計画であります小松市業務継続計画については、市政の機能維持、早期回復を図り、地震災害等から市民、企業の生命、生活及び財産を守ることを目標としております。  上下水道のBCPは、これを補完する個別計画でありまして、市民の生活を支える重要なライフラインを預かる上下水道部門といたしましては、施設等の機能維持や早期回復を図るため、平時から災害に備える体制づくりを構築するものであります。上下水道施設の耐震、老朽化のハード対策には膨大な費用と期間を要します。災害時の緊急対策といたしまして、ソフト対策であるBCPの計画が重要であると認識しております。  今後もハード、ソフトを組み合わせた防災、減災対策の強化に努めていきたいと考えております。  以上です。 225 【木下委員】 ありがとうございます。  それでは次、ちょっとハードの整備ということで幾つかメニュー上がっていたんですけれども、その中で、実は私、2011年の8月に気仙沼市をボランティアで訪れた際に、特に避難されている女性の方がよくおっしゃってたんですけれども、何が一番困ったかの一つにトイレの問題が非常にお話も聞いてまして、そこで今回は、メニュー見ますと災害用のマンホールトイレについてということが出てますので、何となくわかるんですけれども、どういったものか、まず説明いただければと思います。 226 【作田上下水道管理課長】 上下水道管理課、作田です。よろしくお願いいたします。  ただいまの災害用マンホールトイレとはどんなようなものかという御質問でございます。  災害用マンホールトイレは、機能強化避難所の敷地内に管路及び小型マンホール5基を設置いたしまして、仮設の便器、トイレブースを設けて災害時の仮設トイレとして使用するものでございます。 227 【木下委員】 ありがとうございます。  それでは、今御説明いただきましたけれども、その設置状況といいますかね、これまでと、あとこれからの、もし計画があれば教えていただけますか。 228 【作田上下水道管理課長】 設置状況でございますけれども、機能強化避難所は11カ所ございます。平成29年度までの5カ年で設置する予定でございまして、平成25年度に板津中学校、平成26年度は芦城中学校と御幸中学校に設置しております。平成27年度は3カ所に設置する予定でございます。 229 【木下委員】 ありがとうございます。  では、もう1問行きたいと思います。  もう一つのメニュー、マンホールの浮上防止、そして管口対策というものが載ってたんですけれども、それについて、それぞれ現在の状況、あとどのような内容なのか、あと整備計画について、ちょっとお伺いします。 230 【作田上下水道管理課長】 マンホール浮上防止対策は、地震時に想定される液状化現象により道路上へのマンホールの浮上防止、緊急輸送路の車両等の通行を確保するための対策です。また、管口対策は、地震動によりマンホールと下水道管の接続部が破損しないように弾力性を持たせて下水道機能を確保するための対策です。  地域防災計画に位置づけられた緊急輸送路のマンホール対策を平成29年度までの5カ年で実施する予定でございます。26年度末で対策が必要な169カ所のうち、106カ所が完了しております。平成27年度は、残り63カ所の調査設計を予定しております。  以上でございます。 231 【木下委員】 ありがとうございます。  ぜひ今後も市民の安心・安全を祈る整備のほうを進めていただければと思います。  以上で質疑を終わります。  ありがとうございました。 232 【北出委員長】 これをもちまして、木下委員の質疑を終了します。  以上で本日予定されていました日程は全て終了いたしました。  本日は、議事進行に御協力いただきありがとうございました。  以上をもちまして、常任委員会連合審査会を閉会をさせていただきます。    ──────────────────────────────────                               午後5時38分 閉会 Copyright © Komatsu City Council, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...