4 ◯議長(宮西健吉君) 日程第1、
市長提出議案第52号 平成26年度小松市
一般会計補正予算(第2号)外6件及び報告第10号を一括して議題といたします。
これより提出議案及び報告に対する質疑並びに市政一般に対する質問を行います。
通告がありますので、順次発言を許します。
───────── ◇ ─────────
◇ 井 田 秀 喜 君
5 ◯議長(宮西健吉君) 井田秀喜君。
〔2番 井田秀喜君登壇〕
6 ◯2番(井田秀喜君) おはようございます。
平成26年第3回
小松市議会定例会におきまして1番の質問者であります。今回も元気よく質問をさせていただきたいというふうに思いますので、発言通告に従いまして4つの件に関しまして明確な御答弁をお願いいたします。
まず最初に、
小松駅南ブロックについてお尋ねいたします。
平成25年11月1日から30日までを募集期間として旧
大和小松店跡地活用プラン(概要案)に関する
パブリックコメントを募集したところ、40通の意見が寄せられております。他の
パブリックコメントの応募数が数通に対し、この40通という数字を見ても小松市民の関心が非常に高いことがうかがえます。
また、
パブリックコメントを募集した以降にも地域の拠点づくりに関する
市民意識調査として
市民アンケートを行い、20歳から79歳の小松市民2,000名を無作為抽出し1,002名の回答がありました。この回答をいただいた方から、ことしの2月22日に
サイエンスヒルズこまつを会場として参加者39名で討論会を開催しております。
先ほど申しましたが、
パブリックコメントの意見の概要は小松市ホームページで閲覧することができますので実際に拝見させていただきましたが、市が提示された概要案に賛同されている意見が正直少ないように感じておりますし、
市民アンケートや討論会でのこの評価は、市が示した概要案に対する評価だと思っております。概要案なのに、それありきのように意見誘導することに私は少し違和感を感じております。
6月議会の予算内示会では8月には優先交渉者の決定、公表とお聞きしておりましたが、今回、議案説明では早ければ年度内に基本概要を固めていければと変わっておりました。私はこの判断には賛同するものであります。
小松駅南ブロックについては皆さんの関心が非常に高いところであります。今後、
北陸新幹線小松駅舎など、時代背景や未来を見据え、慌てず慎重な計画を願うものであります。
今議会内示会でも議長の質問に答弁されていたように、もちろん相手があることはわかっています。しかし、相手があることは
小松駅南ブロックに限ったことではありません。実際、10年ビジョン、駅周辺の図の中にはこの
小松駅南ブロックのことは描かれておりません。
市長は
常々PDCAとおっしゃいます。このPDCAに基づいて市民や議会からの意見を評価、C、チェックし、それをアクション、A、改善を行っていくことを切に望むものであります。
また、私の過去の再質問の答弁でも「議会には全てを明らかにするということではなくて、決まるまでにいろいろ秘密事項や守らなくてはいけない守秘義務がある」と答弁されておりましたが、議会より先に報道に漏れる現在の情報管理はどう説明されるのかはここでは議論はいたしませんが、是々非々の審議を行う議会にはPDCA同様、報告、連絡、相談の議会へのホウレンソウの徹底もあわせて強く望むものであります。
この
小松駅南ブロックに関しては、
経済環境常任委員会の
重点調査項目となっておりますが、本会議の場において現在の進捗状況をお示しください。
次に、
サイエンスヒルズこまつについてお尋ねいたします。
3月22日の
全館オープン以降、8月12日には来館者が10万人を突破したそうであります。10万人目の方も県外の方だったと思いますが、私の知人の県外、他市の方からは「すごくいい施設ができたらしいね」と言っていただけますが、実際に楽しみにして子供と一緒に入館された市内の方々が私にこう申しておりました。「機器の故障や遊具等の規制が多く、観覧料に対して満足できなかった」や「3Dスタジオと
ワンダーランドセット券を買って、帰りに駐車料金まで取られた。せめて駐車料金くらいは何とかしていただけないか」と申されておりました。利用者の言葉は
サイエンスヒルズこまつでしかできないことを望んで来館したが、施設に対する期待とその反動だったのではないかと私は感じております。
北陸新幹線開業を間近に控え、都心との距離がますます近づく昨今だからこそ、わざわざここに来なければ体験できない
オンリーワンな施設としての今後の展開、計画をお示しください。
また、10万人の来館者が訪れた現時点で結構ですので、小松市にどれだけの経済効果が起きているのかもあわせてお示しください。
次に、
フローラルこまつの活動についてお尋ねいたします。
5月25日、空港軽海線の沿線35カ所に緑の少年団が
特製プランターに花苗を植えました。この事業は30年後の未来に贈るアジアで一番香しい花のまちこまつを目指す取り組みだと思いますが、現在では全てのプランターと言っていいほど花は枯れ、一部プランターはプレートすら外れてしまっております。現実を見てわかるように維持管理が大変なことは言うまでもありません。
来年の全国植樹祭に向けた一過性の施策ではないと信じておりますが、市民からはアジア一番という割には小松市内の植樹帯の管理が余りにもひどいというふうに言われております。一般の方々は国道、県道、市道、町道の区別はありません。縦割り行政ではなく、国、県、市がお互いに知恵を出し合って取り組んでいかなくてはこれまでと何も変わりなく、とりあえず全国植樹祭までのつなぎ事業と言われかねません。
全国でも植物や花が生き生きと育つまちにはごみのポイ捨てや犯罪を抑止する効果があるとして多くの自治体が花の
まちづくりに取り組んでおられます。
現在、アジアで一番のまちはどこかわかりませんが、具体的にどうすることでアジア一番になるのか。
フローラルこまつの今後の活動について具体的にお示しをください。
最後に、幸八幡線の延伸計画についてお尋ねいたします。
幸八幡線に関しては2011年の9月議会でも質問をさせていただいております。当時の答弁では「通学の安全を目的といたしました通学路の整備、そして主要幹線の整備と、いろいろ道路改良等がございまして、これらに要する費用が非常に多額なものになっている。整備を必要とする道路がたくさんございますので、これらの整備の進捗を見た中で、その後に整備をということを考えております」との御答弁をいただきました。しかし、あれから自然災害にかかわる排水計画等の見直しなどで財源的に優先順が変わるかもしれませんが、
都市計画道路として速やかに着工されることを望むわけであります。
そこで
大型ショッピング施設建設計画に関し、来春着工へ用地追加と8月13日の新聞報道に大きく掲載されておりました。
大型ショッピング施設が進出前の現在も国道305号線の日の出町交差点付近では時間帯や時期によって渋滞が発生しております。さらに商業施設がふえれば当然交通量はふえます。渋滞することによってそれを避けようとする近隣町内への路地に土地勘のない車両が進入することも予想されております。この地域の変化を鑑みて今後の延伸計画を現状どのようにお考えなのか明確に御答弁をお願いいたします。
質問は4点、以上でございます。よろしくお願いします。
7 ◯議長(宮西健吉君) 市長、和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
8 ◯市長(和田愼司君) おはようございます。
井田議員から元気な4つの御質問をいただきました。私からは1番目のJR
小松駅南ブロックについて、その他については担当部長からということでお願い申し上げます。
旧大和が撤退して数年になります。それと同時に、駅周辺が大きく変わってまいりまして、この夏休みも県外、そして市外、もちろん市内の方、そしてとてもうれしかったのは帰省客の方たちが
おじいちゃん、おばあちゃん、お父さん、お母さんと一緒にたくさんの方が駅周辺にあふれておられました。こういう姿が私は望む一つのスタイルでございまして、今、仕事の関係だとかさまざまなことで県外にお住まいだけれども、ぜひ
おじいちゃん、おばあちゃんのところへ行く、そして夏休みの思い出をつくっていくんだ、こういうまちになればということでこの駅周辺を整備してきたわけでございます。
あわせてこれから金沢開業の新幹線もございますし、それから8年ないし9年で小松駅を通過すると大きく交通体系も変わってくる。また、海外とのいろんな交流もどんどんふえているということでございまして、これらは議員の皆さん方も、また市民の皆さん方も小松市は大きく動いているなということを感じていただいていると思っております。
議員からは、
サイエンスヒルズ、
フローラルこまつ等の御質問もいただきましたが、これも全て
まちづくりというものを市民挙げて、いわゆる共創の時代と申し上げています。この共創は「共に創り上げる」ということでございますので、おっしゃるように花1本も心を込めてぜひ皆さんで植えてまいりましょう。
御質問のJR
小松駅南ブロックの進捗状況でございます。
これは
一つ一つステップを踏んで進めてきたつもりでございます。というよりも、議員がおっしゃるように大変市民の目につきやすい場所でありますと同時に、土地利用の活用によって大きく物事が変わってくるということのあかしだろうというふうに思っております。
民間活力を最大限利用していくんだという方向については皆さん方も御理解をいただいておるわけでございまして、進め方に当たりましては私ども4つのコンセプトを決めてまいりました。次世代のために役立つもの、小松市の品格を高めるもの、市民の皆様の快適性を高めるもの、そして現状の小松市に需要がたくさんあるんだけれども供給が不足していると、そういうような概念を設けまして進めてまいりました。その中でいろんな概要案を御説明し、
パブリックコメント、またアンケート、討論会等もさせていただきまして、もちろんいろんな御意見を拝聴させていただいております。それをこれからもっともっと、この施設ならいいね、こういうものなら小松の未来のためになるねというその意見をこれからどんどん集約をしていくというのが民主的なやり方だろうと思っておりますので、今まださまざまな御意見あることは重々承知しながら一つ一つ進めさせていただいているということです。
今回、民間の活力をということで実際にプレゼンテーションを受けました。当初、3つのグループから応募がございましたが、最終的に詳細のものを提出いただいたのが2つの民間のグループでございます。それぞれ全く生い立ちといいますか、今持っている資本的なもの、またさまざまなノウハウは違いがございますが、基本的には私どもが今概要案で説明しているものに対して、それを補足するような、それをさらにより高めるような内容のものを御提示をいただいているということだけ申し上げておきたいなと思います。
その中で2つのことをしっかりお願いをしてございます。これは
施設そのものを応募されたグループがみずからのリスクで建設し、所有をすること。これが民間活力の基本でございます。そしてもう1点は宿泊施設、いわゆるホテルを建てていただくということも一つの大きな要素になっておりますが、これもみずからのリスクで経営もしくはコーディネートしていくんだという、これは民間のオペレーションの問題でございまして、そういう2つの絶対条件を提示しながら、6月に関心表明者の募集をしたということです。その後、1回目の審査会も終えました。しかし、その中でさまざまなまた追加の質問、またそれぞれのグループからもっと我々としてはいろんなことを考えているんだという追加のプレゼンもございまして、今それを再調整をしているさなかでございます。
その中で私といたしましては、もちろん未来志向に立つということ、そして一等地でございますのでこれを利用して小松のイメージをさらに高めるということと同時に、市民の負担がやはり小さいにこしたことはないという考えでございます。これらについて今再度いろいろ2グループと交渉をしているということでございます。
ちょっといろんな、相手先からいろんな追加のプロポーザルをいただいておりますもので、その調整に手間取っておりますけれども、できれば近々合意をし、優先交渉者を決定して、そしてそれからもっと細かいことを詰めていくということになります。早ければ、私は早いにこしたことないと思いますが、年度内ということを一つの締め切りにさせていただきました。
これは今、国のほうでも地方再生ということは大臣も任命されました。それから、これからの交流社会の中でもうちょっと踏みとどまっていろんな情報を集めていきたいということと、地方再生の中で地方に対していろんな支援が国から行われようとしておるわけです。今その
メニューづくりをされております。ということは、国からのさまざまな金銭的な支援、またノウハウ的な支援も大いに期待できるということを考えたときに、年度内ということを一つの節目にさせていただいたと。いわゆるスケジュールが変わったということではなくて、環境が大きく私ども小松市にとりましてはプラスに働いていると、私はそのように考えておりますので、国の動向、国の来年度の予算、そんなものも含めてトータル的に考えていくことが私は十分これからの市民の理解をいただくために重要であろうと、そういうことでございます。
現状、この2つのグループ、大変積極的に会議をしていただいております。別に秘密ということではありませんで、それぞれ企業のやはり活動の守秘義務というものもあるわけでございますので、その点ぜひ御理解いただいて、皆さん方にお知らせできるときにはつまびらかに進めていきたい、このように考えております。
よろしくお願いします。
9 ◯議長(宮西健吉君)
都市創造部長、石田賢司君。
〔
都市創造部長 石田賢司君登壇〕
10
◯都市創造部長(石田賢司君) おはようございます。
私からは、2点目、3点目、4点目の御質問にお答えさせていただきます。
まず、2点目の御質問の
サイエンスヒルズこまつについてであります。
計画時に掲げました理科、
科学大好き青少年の育成、未来に向けた産業の振興など4つのコンセプトは当初想定していた以上の成果をおさめているものと感じております。
松本零士名誉館長をお迎えすることができ「銀河鉄道999」の番組上映にも重みがつき、3月22日のオープン以来8月31日現在で13万6,000人もの御来館をいただきました。うち3Dスタジオとワンダーランドに来られる
有料入館者数は6万6,500人であり、来館者割合では市外からが7割と開館の初年度から広く県内外に周知されたものと感じております。夏休み期間では特別企画のサイエンスマジック不思議な国の大冒険や学年に応じた
ワークショップを毎日開催した結果、お盆時には1日4,004人と最大の来館者でにぎわいました。団体利用も市外、県外は160団体で6,200人、市内は62団体で2,750人の御来館をいただき、団体理由の受け入れにも幅が出てきたところです。また、当館と
市内観光地等をパックにした
県外旅行会社の夏休みの企画ツアーは2社で計5回実施されております。館内のショップも近隣施設にはない宇宙食を初め科学商品等も取りそろえ、人気を集めております。
周辺の飲食店や観光施設では、例えば小松うどんの売り上げは8月の昨年同月比で62%増、わくわくコマツ館の来館者数は81%増、ぶっさんやの利用者数は37%増など、相乗効果によりまして来客数、
売り上げともに大きく伸びております。
オープン直後やゴールデンウイークの繁忙時の経験から、例えば料金や
ワークショップなどの案内をよりわかりやすく表示する。3Dスタジオでは迫力の3D映像と鮮明な2D映像を組み合わせ、お客様にとって視聴しやすい番組を上映する。お客様が施設内外の科学の仕掛けを見て歩きできるように案内用の副読本を作成する。お盆の期間の繁忙期には応援職員を
臨時受付職員として配置する。ソーシャルネットワークシステムを積極的に活用した情報発信をするなど、来館者のニーズに応えるようにきめ細かく改善や改良を重ねております。
今後の活動展開としましては、JAXAなどと連携し、
日本宇宙少年団小松分団員に本物の宇宙技術に出会える体験を展開する。国立天文台との連携で最新の研究発表や映像をわかりやすく学習させる。また、第一線の天文学者や宇宙飛行士による講演会、特別事業を開催する。
ものづくり現場に近い企業や大学と連携した実験、工作をふやす。
サイエンスショーをふやすなど、ものづくりや科学の体験を通じて宇宙や最新の科学技術など幅広く紹介しながら子供たちの好奇心を刺激し、将来に夢を膨らませることができる場となるために、今後も日本科学未来館、科学技術館を初め
全国科学館連携協議会、JAXA、国立天文台、企業、大学等と連携し、
サイエンスヒルズこまつでしか味わうことができない体験や先端技術の紹介、最新の研究成果の情報収集に努めてまいります。同時に、文化的事業や新製品などの見本市、研究発表の場としても御利用いただけますよう、魅力ある南加賀の
オンリーワン施設を目指してまいります。
議員各位におかれましても御支援よろしくお願いいたします。
次に、3点目の御質問の
フローラルこまつの活動についてであります。
まず、市民共創で行う花と緑が美しいまち小松を目指し、
フローラルこまつの取り組みを始めたわけですが、8月末で383の団体、184人の個人の方々の合計567件の推進団体等の御登録をいただき広がりを見せております。その結果、市内全域には花の彩りが広がり、市民の皆様、小松市を訪れる方々から、花の美しさや市民活動に対して高い評価をいただけるようになり、
フローラル事業に取り組んでおられる全ての皆様に大変感謝いたしております。
しかしながら、花や緑に関する知識や取り組みは地域によってさまざまであり、植えた後のフォローアップを充実させる課題等もありますが、
フローラルこまつの活動が当たり前の
市民協働作業として普及、定着させたいと考えております。そのため、専門員による花と緑の維持管理の
レベルアップ講習会を8月までに10回開催しておりますし、9月以降も6回開催の予定がございます。このほかにこれとは別に推進団体への
フローラル出前講座も実施しておりまして、
グループリーダーの育成や体制づくりの強化を図っております。
また、ことし、405の応募件数があった花のコンテストは継続的に実施してまいります。
国、県が管理する花壇等についても連携をさらに強化させ、市全域で
フローラルこまつの取り組みが普及していきますように、町内会、事業所などにさらに活動参加の啓発を行ってまいりたいと考えております。
フローラルこまつの活動は市民一人一人ができることから実践していくという市民共創の
まちづくりの活動の一環であり、花と緑によって美しく品格のあるまちを次世代に引き継ぎたいと考えておりますので、議員各位におかれましても一層の御協力をお願いいたします。
最後に、第4点目の幸八幡線についてお答えさせていただきます。
幸八幡線は、国道305号線日の出町交差点を起点に国道8号線
八幡インターチェンジを終点とする全長3,520メートルの
都市計画道路であり、既に2,270メートルで供用が開始されております。未整備区間となっております吉竹町から
八幡インターチェンジの延長1,250メートルについては、市街化区域である吉竹町側から300メートル区間を平成24年度より工事着手しておりますが、今年度は国の補助金が満額交付されていないために予定より1年おくれの平成27年度完成予定としております。
本市の道路整備につきましては、先ほども議員からもあったように、現在、
ネットワーク道路、産業振興に関連する道路、通学路、歩道の危険箇所の道路、さらにはことし、
植樹祭関連道路、こういうものを優先して整備しております。これらの整備状況を見定めながら、幸八幡線の残区間950メートルの計画を検討していく予定でありますが、公図訂正や環境調査などの課題もございます。
国道305号線については、現在、平面町付近の金沢方面に向かう車線と北浅井町、大領町付近の加賀方面に向かう車線において渋滞が起こっており、幸八幡線につながる日の出町交差点付近の交通渋滞はこの国道305号の交通渋滞に起因しているものと考えております。そのため市としては国道305号交通渋滞について、小松警察署から平面町までの区間と日の出町から北浅井までの区間の整備を県に要望しており、現在、県が交通量調査を実施しておると聞いておりますので、早期整備に向けて今後も関係機関と協議していきたいと考えております。
以上でございます。
11 ◯議長(宮西健吉君) 井田秀喜君。
〔2番 井田秀喜君登壇〕
12 ◯2番(井田秀喜君) 御答弁ありがとうございました。
まず1点、1つ目の質問に対しまして市長に再質問させてください。
今ほど駅
南ブロックでの御答弁でしたけれども、民間活力、民間が主となってということはよくよくわかっておりますし、相手があることで、その2者を誰ということをお尋ねしているわけでは僕もございません。
その中でホテルの需要というものがどれくらい市として見込まれているのか。何を言いたいかといいますと、既存のホテル、また粟津温泉など小松には宿泊施設は数多くございます。その辺との関係というのはどういうふうにお考えなのか、市長のお考えをお尋ねしたいと思います。
もう一つ、次は部長のほうにも再質問、もう1点なんですけれども、
サイエンスヒルズは
オンリーワンな施設だということなんですけれども、今のお話を聞いておりますと宇宙科学、最新技術、ものづくりの科学ということでありますけれども、正直、この建設に当たりまして私、委員会としても個人としても全国いろいろな科学交流館を視察してまいりました。実際にそのお話を聞くと、これが他の施設と余り区別がないのかなと、特別性が薄いのかなというふうに思います。
私、これまでに建設常任委員会でも質問もしたこともありますけれども、例えばスポーツ王国こまつということもおっしゃっておられましたので、スポーツ科学という観点から、文化のみならずそういった観点でも3Dシアター等々を含め青少年の育成にかかわることもできるのではないかと思いますので、宇宙だとか最新だとかのみならず、そういったお考えがあるのかないのか現時点での状況をお示しいただければと思います。
再質問2点、市長と部長に対してのものであります。よろしくお願いします。
13 ◯議長(宮西健吉君) 市長、和田愼司君。
〔市長
和田愼司君登壇〕
14 ◯市長(和田愼司君) 井田議員からはホテルの需要についてどう考えているかということでございます。
こういった旅館、ホテル、これはもう小松市内にも、それから石川県内にもたくさんあるわけでございますが、もちろん老朽化によって事業そのものをやめたところもございます。また、経営破綻によってやめざるを得なかったところもあるわけでございます。ここ10年見ていただければわかりますが、プラスよりもマイナスのほうが多いということが一つ。
それから、需要は明らかにもう右肩上がりでございます。そういったいわゆる交流の時代、これから外国人観光客といいますかビジネス客も含めて国全体で倍増しよう、この六、七年で倍増しようという大きな流れ、うねりがあるわけです。もちろん私どももそういったことを狙ってやっておるわけですし、新幹線もあると。それからビジネスも大変盛んなところでございます。そういう意味では逆にホテルが足りないということをよく企業の方から言われているということで、これは前回、前々回でしたか同じような質問を受けて担当部長お答えさせていただきましたが、主要な企業二十数社回りまして具体的にどれぐらいの御希望があるかお聞きをしたところでございます。それによりますと、ほとんどの企業はぜひ進めてほしいと。特に外国人が対応できるような部屋のファシリティを用意してほしいと、こんな御希望がたくさんございました。
そういう意味で、どんどん一人一人の来られる方のニーズも変わるわけでございますし、それから機能性も高めなきゃいけない。そんなことから考えて、やはりこういった宿泊施設の新陳代謝も必要だということと、ボリュームは明らかに右肩上がりでございますので、この辺については多分同じ意見だろうと思いますので、これ以後の詳細は省かせていただきます。
以上です。
15 ◯議長(宮西健吉君)
都市創造部長、石田賢司君。
〔
都市創造部長 石田賢司君登壇〕
16
◯都市創造部長(石田賢司君)
サイエンスヒルズの再質問にお答えさせていただきます。
議員が御指摘のスポーツ科学ということについても青少年教育に展開が開けるのではないかということでございますが、これも科学ということにつきましてはもっと広い意味で何でも科学ということで捉えておりますので、スポーツ科学も当然我々の視野には入っております。
それでただ、1年365日ございまして、やっぱり集客しやすい時期と、ここで人を寄せないかんという時期がございまして、なかなか日程を組むということが難しいというようなことで今まで開催はしておりませんが、スポーツ科学、食生活科学とか、あと何とか科学といって使えばどういう分野でもあるわけなんですが、これは当初のイメージに入っておりますので、議員御指摘のとおり展開を今後とも進めていきます。
以上でございます。
───────── ◇ ─────────
◇ 一 川 政 之 君
17 ◯議長(宮西健吉君) 一川政之君。
〔4番 一川政之君登壇〕
空き家の利活用を促進しようということで、賃貸住宅として貸し出す場合の改修費用の助成や、借りた方に対しては家賃の一部助成を行っております。また、加えて今月からは周囲に危険を及ぼすおそれのある老朽危険空き家への対策として、市が所有者から寄附を受けて空き家を解体し、売却もしくは地域住民と協力し、空き家を有効活用する跡地活用事業や、老朽危険空き家の解体費用を一部助成する解体補助事業の制度を開始したところでございます。
税制面での対応という部分もございますが、まずは市の独自施策として他の自治体に先駆けたこれらの制度、大変充実した制度というふうに考えておりますので、ぜひこれらの制度を御活用いただくことで本市の空き家対策を進め、市民と地域の安全・安心の確保、生活環境の向上を図るとともに、土地の流動化にもつなげてまいりたいというふうに考えております。
ぜひ議員各位におかれましても、地域のほうで該当するケースがありましたらPRしていただければというふうに思っております。
よろしくお願いいたします。
95 ◯副議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
〔市民福祉部長 谷口潤一君登壇〕
96 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 宮橋議員の社会福祉法人の健全運営についてのお尋ねにお答えさせていただきたいと思います。
小松市は平成25年4月より、県から権限の移譲を受けまして社会福祉法人の所轄庁として社会福祉法人の定款の変更の認可を初め、届け出の受理や法人の運営及び会計の経理などに対する助言、指導を行ってきております。大体は2年に一度監査をするということで、担当者によります書類の審査、あるいは施設への直接の訪問、現地調査等を加えまして指導しているところでございます。
市が所轄いたします法人といたしましては、主たる事務所が小松市内にあり、小松市内のみで事業を実施する社会福祉法人となります。また、施設や事業所が複数の市町村の区域に所在している場合は県が所轄するということになっております。さらに複数の都道府県にわたる場合においては厚生労働省が所管するということになっております。
社会福祉法人の地域の連携の状況についてでございますが、各法人におきまして施設利用者のサービス向上の一環として独自の取り組みを実践されております。具体的には、施設での地域ボランティアの受け入れ、それから児童、園児らとの交流、あるいは地域の方々や利用者、家族との謝恩会、あるいはお祭りみたいなものの開催等を行っているということでございます。また、いきいきサロンの支援といたしまして各町内へ出向き、ゲーム形式によります介護予防に対する取り組みなど、地域とともに協力して相互に交流を深めていただいているところでございます。
その他といたしまして、平成22年1月25日に小松市は市内の社会福祉法人と災害の福祉避難所の協定を締結させていただいております。災害時の高齢者や障害者の避難所として地域には欠かせない施設となっております。
小松市の対応といたしましては、市内の社会福祉法人に対し施設の利用者の意向を十分に尊重し、今まで以上に地域連携を図るようお願いをしていくところでございます。また、しているところでもございます。また、地域との連携状況につきましては、市といたしまして今後も十分に状況を確認しまして、地域連携が図れていない場合につきましては適切に指導してまいりたいと考えておりますので、御理解のほうよろしくお願いをいたします。
また、先ほど宮橋議員のほうからありました新聞報道の件でございますが、積極的な地域貢献の実施、それから地域住民との意見交換の場の設定等、3点の要望が出ているというふうにお聞きをいたしております。
この新聞報道にありました社会福祉法人につきましては、平成26年、ことしの8月1日から所管庁が石川県に移っておりまして、第一義的には石川県が状況を確認して指導、監督すべきものと思っておりますが、市といたしましても石川県と連絡、連携、いろんなことを調整等をとりながら、必要に応じまして口頭による指導をしてまいりたいと考えておりますので、御理解のほうよろしくお願いをいたします。
97 ◯副議長(梅田利和君) 宮橋勝栄君。
〔1番 宮橋勝栄君登壇〕
98 ◯1番(宮橋勝栄君) 3点、答弁いただきました。
再質問につきましては、社会福祉法人の件についてお伺いさせていただきたいと思います。
今ほど監査を適宜行っていると。そして、今回の問題に対しても市の所管としては離れているけれども適宜やっていくというお答えではありましたが、答弁漏れなのかなと思いますけれども、今回の問題の、何が問題になっているのかということについてはお答えいただけてなかったかなというふうに思っています。要望書の内容はざっとお伺いしましたけれども、どういった問題がこの法人と地域の中であるのか。それがわからないと今後の、我々もやはり指導というかそういった部分について助言等することもできませんので、そういった部分についてもう一度、今回起きている問題についてその背景等を含めましてお答えいただければと思います。
99 ◯副議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
〔市民福祉部長 谷口潤一君登壇〕
100 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 宮橋議員の再質問についてお答えをさせていただきます。
何が問題があったのかという背景でございますが、背景についてはいろいろな問題があるかと思います。特に地域との連携がとれていないという問題に関しましては、社会福祉法人の中に評議員会あるいは理事会等がございますが、その中になかなか地元の住民の方が参加されていないという状況があるかとは思います。そんなことが一つは原因があるんではないかなというふうに考えております。
その面につきましては、法人の運営の中身になりますので、当然、市のほうは指導みたいなものは口頭ではできるかなと思いますが、最終的には理事会のほうの承認といいますか、理事会のほうの中のお話でございますので、市はそこまでなかなか関与できないというのが現状でございますので、御理解のほうよろしくお願いをしたいと思います。
101 ◯副議長(梅田利和君) 宮橋勝栄君。
〔1番 宮橋勝栄君登壇〕
102 ◯1番(宮橋勝栄君) 答えていただいたようないただいてないような状況かと思います。個々の事案につきましては、またこの場でなくてしっかりと対処していただければと思いますし、やはりこういった問題が他の法人に起きないようにするということが何より大切だと思いますので、今回の地域連携だけじゃなく、利用者の目線ですとかスタッフのこととかそういったことも述べさせてもらいましたので、この辺は県としっかりと連携をとっていただくことをもう一度お願いするのと一緒に、今後、口頭での指導ということを言っていただきましたけれども、さらにやはり必要な場合においてはいろいろな適宜措置が必要だと思いますので、そういったことをぜひやっていただきたいということをお願いしたいと思いますので、その辺についてもう一度お答えいただければと思います。
103 ◯副議長(梅田利和君) 市民福祉部長、谷口潤一君。
〔市民福祉部長 谷口潤一君登壇〕
104 ◯市民福祉部長(谷口潤一君) 宮橋議員の再々の質問にお答えをさせていただきたいと思います。
市といたしましても社会福祉法人でございますのでその辺はしっかりと今後も状況を把握しながら見ていきたいと思っております。
いろんな状況がございますと思いますので、所轄が県に移った場合におきましても県と連携を密にして今後対応をしていきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
───────── ◇ ─────────
◎次会日程報告
105 ◯副議長(梅田利和君) 以上で本日の会議を終了いたします。
次会は、明9日午前10時から会議を開き、質疑並びに質問を続行いたします。
───────── ◇ ─────────
◎散会の宣告
106 ◯副議長(梅田利和君) 本日はこれにて散会いたします。
散会 午後 4時06分
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