○
高誠議長 御異議なしと認めます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△討論
○
高誠議長 よって、これより討論に入ります。 通告がありますので、発言を許します。 26番
新谷博範議員。 〔26番
新谷博範議員登壇〕
◆
新谷博範議員 討論に入ります。金沢保守・こくみんは、
辞職勧告決議案に賛成する立場から、以下、理由を述べて討論します。
金沢市議会議員はどんな立場であるか、
地方公務員法第3条に基づく
地方公務員、特別職である。この法律には、一般職に対する懲戒規定第29条、
信用失墜行為の禁止第33条が存在するが、この同じ法律第4条により、特別職には適用されない。要するに、法律に規定する特別職であるが、立場は規定しても、規定条項は適用されない法律である。 また、昭和28年
最高裁判例により、議会の運営と全く関係のない議場外の
個人的行為は懲罰事由とならないとしております。 それでもなおかつ、今回の事案は
金沢市議会基本条例第7章、政治倫理第26条、議員の高い倫理観と品位の保持に対し違反であります。この
具体的措置適用は
金沢市議会議員政治倫理要綱に定められており、この要綱対象は官工事の請負等に係る議員の関与並びに
政務活動費に係る不祥事を想定しており、今回の事案は適用外であります。 よって、それに伴う
政治倫理審査会も議会として設置できないのが現状であり、
議会運営上の制度不備が今回露呈しています。 それでもなおかつ、
現職議員が任期中に
刑事処分を受ける重要性に鑑み、
金沢市議会が
政治倫理規定で設定する最大措置、
議員辞職勧告の採択に賛同です。 しかしながら、この決議には
法的拘束力がない。ゆえに決議を尊重せず、無効にすることができるのも事実であります。決議に従わない議員に対する有効な措置が打てないのも現実です。また、この
金沢市議会は前任期中に
辞職勧告決議を2度採択しながら、後の議会で否決するという
二律背反決議を行っております。要するに同じ議員の行為に対し、180度違う決議を議会が行っており、その有効性の判断がなされていないのであります。 それでもなおかつ、今回の措置決議に賛成であります。議員は、任期中の
議会活動を
議員同士が尊重し、その活動を議会として行政に反映させることを使命としています。ゆえに、
議会決議を尊重しない議員と
議会活動を行えるのかという疑問が常にあります。議会を尊重する議員であるならば、いかなる
議会決議にも速やかに従うことは
古代ギリシアのソクラテスの弁明により明白であることを述べ、討論を終えます。(拍手)
○
高誠議長 討論は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△採決
○
高誠議長 よって、これより採決いたします。 お諮りいたします。
議会議案第1号は、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔
賛成者起立〕
○
高誠議長 起立全員であります。 よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。 〔9番
喜成清恵議員入場〕 〔
議会議案第1号は
本号末尾参照〕~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
議案上程
○
高誠議長 次に、日程第3議案第2号令和5年度金沢市
一般会計補正予算(第2号)ないし議案第15号市道の路線認定について、以上の議案14件を一括して議題といたします。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△
提案理由の説明
○
高誠議長 市長から
提案理由の説明を求めます。 村山市長。 〔村山
卓市長登壇〕
◎
村山卓市長 本日、ここに各位の御参集をいただき、令和5年度
金沢市議会6月
定例月議会が開かれるに当たり、市政の概況と提出議案の大要につきまして御説明いたします。 それに先立ち、ただいま本議場において、
議員在職10年の表彰の栄に浴されました
坂本泰広議員に対しまして、心からお祝いを申し上げますとともに、今後とも御健勝にて
金沢市勢の発展のため、御活躍を賜りますようお願い申し上げます。 さて、5月の
月例経済報告において、3年3か月ぶりに景気の回復判断が示されるなど、コロナ禍後の日本経済に明るい兆しが見え始めています。
新型コロナウイルス感染症の5類移行から1か月が経過し、まちなかにもにぎわいが徐々に戻りつつあり、金沢百万石まつりにつきましても、コロナ禍前と同様の制限のない開催とさせていただきました。
社会経済活動の正常化に向けた動きを一層確実なものとし、持続的な成長軌道に乗せていくためにも、市として様々な分野で反転攻勢をかけながら、市民生活の安定と
地域経済の活性化に全力を尽くしてまいります。 そのため、当初予算や4月の専決処分に引き続き、効果的な
物価高騰対策を講じることとしており、まずは生活者への支援として、低
所得世帯等を対象とする国の給付金に加え、3人以上の子どもや障害のある子どもを育てる世帯を対象に、1
世帯当たり5万円を支給いたします。 また、
地域経済を担う
中小企業者を支援するため、県と歩調を合わせ、
エネルギー価格高騰の大きな影響を受けている、高圧または
特別高圧契約で電力を利用している事業者や
工業用LPガスを利用する事業者に対して、その料金の一部を助成するほか、生鮮食品の安定供給に資する
中央卸売市場内事業者等に対し、電気料金の一部を助成いたします。 加えて、長期化する物価高騰により業績の回復が遅れている
中小企業等の資金繰りを支援するため、
市制度融資の借換え要件を緩和するとともに、その際に必要となる
信用保証料に対する助成制度を創設するほか、事業継続のための
経営改善計画の策定への支援や、
省エネ設備等の導入に向けたセミナーの開催を通じて、業績回復を目指す事業者を後押ししてまいります。 一方、土地改良区や生産組合に対しては、これから本格的な
かんがい期を迎えることから、
揚水ポンプ等に係る
夏期電気料金について、市独自にその一部を助成することといたしました。 また、まちなかの商店街などを利用する方に、土日祝日と年末年始に利用できるバス等の乗車券を配布することで、燃料費の高騰に苦慮する
地域交通事業者を支援するとともに、市民の買物意欲を喚起し、
中心市街地の活性化につなげていきます。 次に、
少子化対策です。政府は、子どもを産み育てやすい社会の実現を目指す「
こども未来戦略方針」を定め、来年度から3年間、集中的に対策を講じることとし、その内容を骨太の方針2023に盛り込み、国を挙げて
少子化対策に取り組むこととしております。本市としても、新たなかな
ざわ子育て夢プランの策定に向けて、国の動向を十分注視するとともに、来月にも、大学生をメンバーとする
ワーキングチームを立ち上げ、未来を担う世代の意見を取り入れながら、より効果的な施策をプランに反映していきます。 また、
放課後児童クラブにおける待機児童の解消を目指し、この4月より、木曳野地区と森本地区において、新たな
児童クラブが開所したほか、さらなる児童の受入れに向けて、戸板地区における新たな
児童クラブの設置を支援するなど、引き続き、子育てと仕事が両立できる
環境づくりに努めてまいります。 一方、
ヤングケアラーなど、
子どもたちが抱える課題の解決に向けましては、学校や保育所、
地域包括支援センターなど、子どもの支援に関わる機関の連携強化やさらなる人材の育成が重要となることから、来月10日に、
有識者等から成る検討会を開き、年度内をめどに、本市としての指針を
取りまとめてまいります。あわせて、本年4月より開始した
家事支援ヘルパーの派遣や8月に開催する
市民向け講演会などの取組を通じて、
ヤングケアラーに対する直接的な支援や正しい知識と理解を深めるための広報・啓発に努めてまいります。 次に、世界に誇る
文化都市金沢の実現に向けた取組です。いしかわ百万石文化祭2023の開催まで、いよいよ120日となりました。先般開かれた
実行委員会におきまして事業計画が承認されましたので、県や
文化団体等と連携を図りながら、
市主催事業等の準備を進めてまいります。まずは、開催100日前となる7月6日に、
デジタルマップ機能を備えたポータルサイトを開設し、各イベントの具体的な内容を紹介しながら、開催への機運を高めていきます。 また、
市内中学生を対象とした
文化体験事業につきましては、先月から、中学2年生を対象に
金沢素囃子鑑賞会を順次開催しております。加えて、今週12、13日の2日間は、中学1年生約4,000人が
フルオーケストラを鑑賞したほか、来月には、中学3年生を対象に観能教室を開催することとしており、生徒の教養の幅を広げるとともに、まちへの愛着を醸成してまいります。 ところで、首都圏における
金沢クラフト魅力発信拠点の今後の在り方について、先般、検討会の提言がまとまりましたので、これを受け、現在のdining
gallery銀座の金沢は、来年1月末をめどに閉店し、銀座5丁目地内の
ビル路面店へ移転することとしており、関連経費を今回お諮りしております。新たな店舗では
ダイニング機能を廃止し、金沢美術工芸大学や
卯辰山工芸工房と連携しながら、
金沢クラフトの
ギャラリー機能を一層強化したいと考えており、今後、本市工芸の魅力や
ブランド力のさらなる向上につながる取組についての検討を重ねながら、来年3月中の開設を目指し、準備を進めていきます。 他方、
スポーツ文化でありますが、
金沢スタジアムの指定管理について、建物が完成する10月からの業務開始を目指し、質の高い
サービス提供と適切な管理運営が行える事業者を、9月
定例月議会にお諮りできるよう、選定作業を進めていきます。また、ネーミングライツの
パートナー企業について、本日から公募を開始したところであり、新たな施設の開設機運を高めながら、来年2月の供用開始に向けて、準備を加速してまいります。 なお、
金沢スタジアムの駐車場に係る一部用地について、今般、
土地収用法に基づく取得の手続を行うこととなりました。今後、慎重かつ丁寧に手続を進め、確実な供用開始を目指してまいります。 また、
スポーツ合宿の誘致に関して、来月福岡市で開催される
世界水泳選手権に出場する、カナダの
飛び込みチームから、本市での事前合宿の要請がありました。既に予定しているフランスの
水泳チームとの合同による
競技力向上や
金沢プールの発信などの相乗効果も期待できますことから、両チームの
受入れ準備を進めるとともに、選手と市民との交流事業を通じて、さらなる
スポーツ文化の醸成につなげていきます。加えて、国内の高校・大学等の
スポーツ合宿の誘致に向けて、
スポーツ庁の新たな補助制度を活用し、
地元強豪校と連携しながら、練習試合などを盛り込んだ新たな
交流プログラムの造成に取り組んでまいります。 次に、
森林環境譲与税を活用した森林整備についてです。来月より、
航空レーザーによる森林測量を開始するなど、
スマート林業を進めていくとともに、
学識経験者等による
検討委員会を立ち上げ、将来の市営造林の適切な主伐に向け、先般実施した立木の試験的売払いの結果等も踏まえながら、新たな管理計画を策定していきます。 また、
中央卸売市場の再整備につきましては、基本設計の策定に向けて
公募型プロポーザルを行っているところであり、来月下旬には設計者を選定し、約1年をかけて
市場関係者と議論を重ねながら、設計の
取りまとめを行っていきます。 一方、
市立病院の再整備では、基本構想の策定に向けた委員会を設置し、今月2日に最初の会議を開催いたしました。今後、次期病院に求められる機能や規模などについて、外部識者との議論を深めながら、年度内の
取りまとめを目指していきます。なお、この4月に、市内で3番目となる
地域医療支援病院の承認を得ることができました。
市立病院が、
かかりつけ医等を積極的に支援しながら地域の中核を担うことで、地域医療のさらなる質の向上を目指してまいります。 ところで、駅西地区への移転を予定している
日本銀行金沢支店の跡地については、先般、
有識者等から成る
検討懇話会を開催し、都心軸の現状や他都市の
利活用事例等を共有するとともに、貴重な御意見をいただいたところであり、引き続き、求められる機能等について検討を進めていきます。 また、かねてから動向を注視していた有松2丁目地内の日本郵便の旧
金沢有松社宅跡地についてですが、先月、日本郵便から所有者である
国家公務員共済組合連合会への返還手続が完了したとの連絡を受けました。南部地区にとって大切な場所であるとともに、周辺には、再整備時期を迎える教育や福祉に関する市有施設が点在していることから、当該地の活用を見据え、今後、
国家公務員共済組合連合会と土地の取得に向けた協議を進めてまいります。 次に、先月開催されたG7富山・金沢教育大臣会合についてです。本市における初めての政府主催の国際会議となりましたが、誘致段階から当日の運営に至るまで、国・県はもとより、共催地である富山県、富山市との連携を図りながら、無事会議を終えることができました。関係各位に感謝を申し上げますとともに、この成功を本市のレガシーとして引き継ぎ、今後の国際会議等の誘致や世界に向けた金沢の魅力発信に生かしてまいります。 加えて、本市の中学生や金沢大学の学生が各国閣僚と意見を交わした経験は、本人だけではなく、これからの金沢を担う若者の刺激になったものと考えており、今回の富山・金沢教育大臣会合において議論されたウェルビーイングの実現に向け、本市の児童・生徒にふさわしい新たな金沢型学校教育モデルの検討を進めていきます。 最後に、本市が目指すべき新たな都市像についてです。昨年来、地域の方々を対象とした金沢の未来を語る会などのほか、市民参加型ワークショップの開催を通じて、市民や多様な主体からの様々な御意見をいただいております。さらに、先般、各分野の有識者をはじめ、若い世代の代表者や市幹部職員など、立場や世代が異なるメンバーが集まり、テーマ別に積極的な議論を交わしました。来月開催予定の第2回
検討委員会では、これまでの取組等を踏まえ、都市像の構成案等について議論していきたいと考えており、12月
定例月議会への上程を目指し、
取りまとめ作業を本格化してまいります。 さて、今回提出いたしました補正予算案は、さきに述べた
物価高騰対策に関する経費のほか、国庫補助金の増額決定に伴う公共事業費、森林施設や公園施設における斜面崩壊の本格復旧に係る経費の追加と、
新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴う医療給付費等の減額が主な内容であり、補正額は、24億6,815万1,000円となりました。 経済・農林水産関係では、さきに述べた、
金沢クラフト首都圏魅力発信拠点の移転に係る開設費や、昨年12月に発生した正部町地内の森下川斜面崩落に係る本復旧工事費を追加しています。 市民関係では、マイナポイントの申請期間が9月末まで延長となったことに伴う窓口体制の強化費を計上したほか、福祉健康・こども未来関係では、認定こども園等の施設整備を支援するとともに、
新型コロナウイルス感染症の医療給付費等を減額しています。 都市整備・土木関係では、国庫補助の増額決定を受けて、旧北国街道ふくろう通りの無電柱化に係る修景工事に着手するとともに、城北市民運動公園の南駐車場の整備を前倒しするほか、先月発生した子来町緑地の斜面崩壊の復旧に係る経費を計上しています。 予算以外の議案では、さきに述べた
市立病院の
地域医療支援病院の承認に伴う金沢市
病院事業の設置等に関する条例の一部改正など条例案5件のほか、
緑住宅建設工事第5期に係る請負契約の締結など8件をお諮りするとともに、報告案件として、過日専決処分した損害賠償の額の決定など6件を報告しております。 以上が議案等の大要でございます。何とぞ慎重に御審議の上、適切なる御決議を賜りますようお願い申し上げます。
○
高誠議長 提案理由の説明は終わりました。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△諸報告
○
高誠議長 この際、御報告いたします。
地方自治法第180条第2項の規定により、議会の委任による専決処分については、報告第4号をもって、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、一般会計及び工業団地造成事業費特別会計における繰越明許費については、報告第5号及び報告第6号をもって、地方公営企業法第26条第3項の規定により、水道事業及び下水道事業の各特別会計における予算の繰越しについては、報告第7号ないし報告第9号をもって、それぞれ報告されております。 また、
地方自治法第252条の37第5項の規定により、令和4年度包括外部監査の結果報告書が、さらに令和4年度監査等結果報告書がそれぞれ提出されておりますことを、併せてお知らせいたします。~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△休会について
○
高誠議長 以上をもって、本日の日程は終了いたしました。 お諮りいたします。 明日17日から25日までは議案調査のため休会といたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
高誠議長 御異議なしと認めます。 よって、この際、御通知申し上げます。 次の本会議は、26日午前10時から開きます。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
△散会
○
高誠議長 本日はこれにて散会いたします。 午前10時36分 散会----------------------------------- 〔参照〕----------------------------------- (写) 金議議調第45号 令和5年6月9日 (2023年) 金沢市長 村山 卓様
金沢市議会議長 高 誠 議場への出席要求について
地方自治法第121条第1項の規定により、令和5年度
金沢市議会6月
定例月議会に説明のため貴職及び次の者の出席を求めます。 副市長 新保博之 副市長 山田啓之 教育長 野口 弘
公営企業管理者 松田滋人
都市政策局長 村角薫明 総務局長 川畑宏樹
文化スポーツ局長 東 利裕 経済局長 鳥倉俊雄
農林水産局長 山森健直
市民局長 紙谷 勉
福祉健康局長 山口和俊
こども未来局長 藤木由里 環境局長 加藤弘行
都市整備局長 坪田英孝 土木局長 坂本敦志
危機管理監 上野浩一
会計管理者 小村正隆 教育次長 上寺武志 消防局長 蔵 義広
市立病院事務局長 松矢憲泰 財政課長 佐野宏昭 議案提出について 議案「
喜成清恵議員に対する
議員辞職勧告決議」を次のとおり会議規則第13条第1項の規定により提出します。 令和5年6月16日
金沢市議会議長 高 誠様 提出者
金沢市議会議員 福田太郎 〃 稲端明浩 〃 宇夛裕基 〃 上田雅大 〃
坂本泰広 〃 麦田 徹 〃 広田美代 〃 熊野盛夫 〃 下沢広伸 〃 粟森 慨 〃 森 一敏-----------------------------------
議会議案第1号
喜成清恵議員に対する
議員辞職勧告決議 喜成清恵議員が令和5年3月21日未明に酒気帯び運転容疑で摘発された事件について、金沢区検察庁が5月8日付で略式起訴し、
金沢簡易裁判所が同月17日付で罰金30万円の略式命令を出したことが、6月8日の報道等を通じて明らかになった。 報道翌日、急遽
全員協議会が開催され、
喜成清恵議員から初めて、自身の言葉による説明が行われた。この中で、3月20日の飲食について、「6時半から12時頃まで飲んだ」「摘発時の
アルコール濃度が0.38」などの説明がなされ、報道には出ていない事実が確認された。特に、呼気1リットル中の
アルコール濃度が0.38ミリグラムと高く、運転免許が停止処分ではなく、より重い行政処分である2年間の取消処分であったことが改選後になって初めて判明した。 また、これまで本市議会に報告しなかったことについて、「認識が甘かった」「処分は周知の事実」「前任期での職員辞職を持ってけじめをつけた」など、
現職議員として
刑事処分を受けた重大性を全く自覚していない発言に終始したことは誠に遺憾である。 今回の
喜成清恵議員の一連の行動は、
金沢市議会基本条例に規定する「高い倫理観と品位を保持し、議員として誠実かつ公正に職務を遂行する」姿とは程遠く、在職中に
刑事処分を受けたことは本市議会の名誉を著しく汚すとともに、市民の信頼を大きく損ねることとなった。 よって、速やかに自ら
金沢市議会議員の職を辞するよう勧告するものである。 ここに、決議する。...