〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。これをもって、質疑を終結いたします。
これより、討論を行います。
討論の通告がありますので、発言を許可いたします。
初めに、4番、
長谷川恵二君。
〔4番
長谷川恵二君登壇〕
○4番(
長谷川恵二君) ご出席の皆様、また、傍聴の皆様ご苦労様です。それでは私は議案第46号及び議案第47号に反対する討論をしていきたいというふうに思います。補正予算には賛成をしておりますので、決してなんでも反対ではありません。
次、議案第46号は、上位法の改正により、黒部市の
個人市民税に
森林環境税を賦課、徴収する規定を設けるとしていますが、この
森林環境税、
森林環境譲与税には大きな問題があります。わが国の森林は、国土面積の3分の2を占め、木材の供給とともに、国土環境の保全、水資源の涵養、生物多様性など、広域的な機能を有し、国民生活に不可欠な役割を果たしています。
また、CO2の吸収・固定による、
地球温暖化防止への寄与など、脱炭素社会への実現にも欠かせない資源となっています。
この大事な役割を持つ森林を歴史的に維持、管理してきたのは林業です。
ウッドショック前までは、わが国の林業は歴代政権の
外材依存政策の下で、木材価格の低迷が続き、
林業労働者が減少するなど、危機に瀕していました。森林の多面的な機能を著しく軽視し、大規模化した合板・集成材企業や、
バイオマス発電企業に安価な木材を大量に供給することを優先した、
成長産業化路線により、国有林、民有林を問わず、植林を約50年、標準伐期齢といわれますが、その森林を大規模に皆伐、一斉に伐採することを推進しています。50年程度の森林はなお、成長している若い森林であり、150年前後まで成長が続きます。多面的機能もさらに向上するといわれています。さらに、伐採後の再造林は思ったように進んでいません。
政府は、21年6月に
森林林業基本計画を改定して、
成長産業化からカーボンニュートラルに寄与する
グリーン成長に変更しましたが、実態を無視した
経営規模拡大の推進など、
成長産業化路線を推進するものになっています。
森林所有者や
林業関係者からは、皆伐方式という大量伐採で自然破壊を推し進めるものだと批判が高まっています。
森林環境税は、
森林経営管理法に基づき、地方自治体が新たに行う事務や事業の財源にあたるため、
森林環境譲与税として配分されています。
2019年から
森林環境譲与税は、自治体への交付が始まっていますが、交付基準の指標、これが人口が基準になっており、
林業従事者の割合を軽視したものになったことで、市有人工林がない都市部に多額に配分されているという問題があり、森林を有する自治体が体制整備や森林整備に活用できるよう、交付基準を見直す必要があります。森林の少ない自治体は配付された譲与税の多くを積立に回しており、その額はこの3年間に交付840億円の47%にも上っています。半分が使われていないということです。
このような
森林環境税、
森林環境譲与税は森林整備に安定的な財源確保策として相応しいのかという、
林業経営者からも疑義が示されています。しかもこの税金は2023年度末で期限切れとなる
復興特別住民税の看板を掛けかえて取り続けるものです。
復興特別住民税というのは、3.11の被害を早く立て直すために国民全体から徴収されていたものですが、それが今年で終わるんですね。終わったら今度は別の名前にしてこれをまた取り続けるという。まあ、よく考えつくものです。
本来、国や
CO2排出企業が引き受けるべき負担を国民個人に押し付けるべきではありません。このような税金を
個人市民税に上乗せして徴収する条例改正には賛成できません。上位法による改正として反対してもしょうがないと受け止めている方もいらっしゃいますが、上からの押し付けともいえる、こういう条例案に対して、何の異議申立てもせず、成立させることはできません。
また、議案第47号は、黒部市の
国民健康保険税の賦課限度額を2万円引き上げるものでありますが、国保の財政危機の根本原因は、ここ30年間ずっと引き下げられてきた、国庫負担率の引下げが大問題であって、これを元に戻すことにより、改善すべきであり、今史上類を見ない物価高騰に苦しむ市民の一部とはいえ、安易に負担を求めるべきではありません。
以上の理由からこの議案第46号及び議案第47号に反対する討論をさせていただきました。どうかよろしくお願いをいたします。
〔4番
長谷川恵二君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) 次に、12番、成川正幸君。
〔12番 成川正幸君登壇〕
○12番(成川正幸君) おはようございます。私は
自民志創会を代表して「議案第43号 令和5年度黒部市
一般会計補正予算(第2号)」から「議案第53号
ロータリ除雪車の取得について」までを賛成の立場で討論いたします。
補正額4億7,890万3千円で、令和5年度の予算総額を223億8,190万3千円とするものであります。補正の内容ですが、5月8日より
新型コロナの感染症法上の位置付けが2類相当から5類へ移行し、その後の対応としての予算が計上されております。また、
高齢障害福祉施設等価格高騰対策支援事業費や、
非課税世帯等価格高騰対策支援事業費に加え、
省エネ機器等導入事業者支援事業費や
プレミアム付商品券事業など
物価高騰対策に重点が置かれており、私たちの暮らしを直撃している問題に対しての予算が計上されていることはとても意義のあるものと考えます。
本市では、今年10月に
市民交流センター「あおーよ」が
オープン予定です。
中心市街地の三日市地区の賑わい創出につながるものと注目する中で、図書館名も「あおーよ図書館」と「
宇奈月図書館」にする
条例改正案も出されました。
また、観光面に際しても、コロナ禍による行動制限が緩和されたことで、観光需要が盛り上がる中、本年は
宇奈月温泉開湯100周年、来年はいよいよ
黒部宇奈月キャニオンルートの開通を控え、今後いかに付加価値を高めていくのか、黒部市の魅力を発信していくのかが重要になってまいります。そのためにも
宇奈月温泉地の魅力を高めていかなければいけないと考える中での
宇奈月温泉スキー場事業の計上について、満足度向上に繋がるものと期待するところであります。
本市にあっても、
少子高齢化、
人口減少社会にあって、社会保障をどうするのか、地域経済をどうするのかなど、さまざまな問題課題が山積しています。
これらを解決していくために、簡単ではなく多くの市民を巻き込み英知を結集し、果敢にチャレンジしていくことだと考えます。
これからは
地域横並びのどこへ行っても同じ金太郎飴のような社会ではなく、間違いなく何もしない地域は取り残され、頑張った地域はどんどん進んで格差が大きくなっていく、そんな世の中になるのではというふうに思います。
現在、
デジタルDXや、脱炭素、SDGsなど新しい取組も出てきていますが、失敗を恐れず進めていただきたいと思います。
以上、今後も武隈市長を先頭に、
オール黒部でみんなで黒部の未来をつくっていってほしいと願い、賛成討論といたします。
〔12番 成川正幸君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) 次に、8番、中野得雄君。
〔8番 中野得雄君登壇〕
○8番(中野得雄君) それでは、自民クラブ、
自民同志会、公明党、裕輝会の4会派を代表し、「議案第43号 令和5年度黒部市
一般会計補正予算(第2号)」から「議案第53号
ロータリ除雪車の取得について」以上、11件について一括して賛成の立場で討論いたします。
まず、
一般会計補正予算については、
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ4億7,890万3千円を追加し、総額に歳入歳出それぞれ223億8,190万3千円とするものであります。
先月、5月8日から
新型コロナウイルス感染症の位置付けが2類相当から5類に変更され、少しずつ市民生活が以前に戻りつつある中、今議会に提出された
新型コロナウイルス感染症対策費3億701万3千円のうち、
非課税世帯等価格高騰対策支援事業費9,370万円や
高齢障害福祉施設等物価高騰対策支援事業費2,480万円の専決処分を行いました。また、
子育て世帯支援特別給付金事業として3,100万円は弱者支援及び物価高騰を念頭にいれた施策と評価いたします。また、全世帯に一律購入できるよう配慮した
プレミアム付商品券事業7,227万円については、平日郵便局のみでの引き換えに限定されることや若者層に配慮した
デジタル対応の施策も今後必要ではないかとの意見も出たところでありますが、今後どの方法が一番市民の要求に対応できるかをしっかりと見極め、今後当局は精査し、今後の施策に取り入れていただきたいという意見を付け加えまして賛成といたします。
なお、今議会では市長答弁の中で公約にあった、
中心市街地においての
小型電動カートを「あおーよ」の開館を機に検討していくとの答弁もあり、
中心市街地活性化においても明るい兆しが見えたことについても評価したいと思います。
今後、先ほども申したとおり
新型コロナウイルス感染症が2類相当から5類に移行したことを踏まえ、市民がわくわくする施策、誰
ひとり市民を取り残すことのないようにする武隈市政に期待いたしまして、「議案第43号 令和5年度黒部市
一般会計補正予算」から「議案第53号
ロータリ除雪車の取得について」を一括して賛成する討論とさせていただきます。以上であります。
〔8番 中野得雄君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) 他に討論は、ありませんか。
〔「討論なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 討論なしと認めます。これをもって、討論を終結いたします。
これより採決を行います。
議題のうち、まず「議案第45号 黒部市職員の
特殊勤務手当に関する条例の一部改正について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案を可とするものであります。委員長の報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、「議案第45号」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第46号 黒部市税条例の一部改正について」を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案を可とするものであります。委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立多数であります。
よって「議案第46号」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第47号 黒部市
国民健康保険税条例の一部改正について」を起立により採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案を可とするものであります。
委員長の報告のとおり決することに、賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立多数であります。
よって、「議案第47号」は原案のとおり可決されました。
次に、「議案第48号 黒部市印鑑条例の一部改正について」、「議案第49号 黒部市くろべ牧場まきばの風条例の一部改正について」、及び「議案第50号
黒部市立図書館条例の一部改正について」、以上、3件を一括して採決いたします。
本3件に対する各委員長の報告は、原案を可とするものであります。
各委員長の報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、「議案第48号から議案第50号まで」以上3件は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第51号 専決処分の承認について」及び「議案第52号 専決処分の承認について」、以上、2件を一括して採決いたします。
本2件に対する委員長の報告は、承認であります。
委員長の報告のとおり、決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、「議案第51号」及び「議案第52号」、以上2件は承認することに決しました。
次に、「議案第43号 令和5年度黒部市
一般会計補正予算(第2号)」を起立により採決いたします。
本件に対する各委員長の報告は、原案を可とするものであります。
各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。
よって、「議案第43号」は、原案のとおり可決されました。
次に、「議案第44号 専決処分の承認について」を起立により採決いたします。
本件に対する各委員長の報告は、承認であります。
各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔
賛成者起立〕
○議長(中村裕一君) 起立全員であります。
よって、「議案第44号」は承認することに決しました。
次に、「議案第53号
ロータリ除雪車の取得について」を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、原案を可とするものであります。
委員長の報告のとおり決することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、「議案第53号」は、原案のとおり可決されました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(中村裕一君) 日程第2、「各
常任委員会の議会閉会中の継続審査について」を議題といたします。
各
常任委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出一覧表のとおり、所管事務の審査について、議会閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
各
常任委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、各
常任委員長からの申し出のとおり、議会閉会中の継続審査に付することに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(中村裕一君) 日程第3、「観光振興及び
交流人口増加による
都市活性化について」、「
デジタル社会への調査検討について」及び「議会改革に関わる事項について」、以上3件を一括議題といたします。
本3件を付託した各特別委員会の審査の結果について、各委員長から報告を求めます。
まず、観光・
都市活性化振興特別委員長の報告を求めます。観光・
都市活性化振興特別委員長、高野早苗君。
〔観光・
都市活性化振興特別委員長 高野早苗君登壇〕
○観光・
都市活性化振興特別委員長(高野早苗君) 本特別委員会に付託されております、「観光振興及び
交流人口増加による
都市活性化について」ご報告申し上げます。
5月19日、本委員会を開催し、道の駅KOKOくろべ誘致ゾーン温浴施設の整備状況について確認するため、株式会社光陽興産が整備する「湯屋FUROBAKKA」を現地視察いたしました。
その概要を申し上げますと、7月14日のオープンに向け、屋内・屋外の整備工事が順調に進んでいることを確認したのであります。
次に、6月22日、本委員会を開催し、まず、市長から所管事項に係るこれまでの経過報告を受けたのであります。
続いて、当局から黒部宇奈月温泉駅周辺施設について、説明を受けたのであります。
その後、当局と所管事項における今後の事業促進の方向等について、意見交換したのであります。
付託された審査事項のうち、道の駅KOKOくろべ及び周辺施設の調査については、総合公園と道の駅との周遊性を高めてにぎわいを相互に創り出すための施策に積極的に努めること、また、人が集う道の駅に、名水の里くろべを象徴するようなPR方法を検討してはどうか等の意見が出されたことを申し添えます。
その結果、本市における観光振興及び
交流人口増加による
都市活性化について、引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の審査が終了するまで、継続審査すべきものと決定した次第であります。
〔観光・
都市活性化振興特別委員長 高野早苗君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) 次に、デジタル化推進特別委員長の報告を求めます。
デジタル化推進特別委員長、成川正幸君。
〔デジタル化推進特別委員長 成川正幸君登壇〕
○デジタル化推進特別委員長(成川正幸君) 本特別委員会に付託されております、「
デジタル社会への調査検討について」ご報告申し上げます。
6月23日、本特別委員会を開催し、当局から所管事項に係る経過報告を受け、その後当局から黒部市のデジタル化についての現状と今後の取組について報告を受けたのであります。
その概要を申しますと、国の「自治体DX推進計画」に定める重点事項の取組状況、重点事業であります令和5年度デジタル推進事業の進捗状況について報告、説明を受けたのであります。
また、9月定例会から試行的に会議のペーパーレス化を図ることから、ペーパーレス化に伴う確認事項及び
黒部市議会タブレット型端末機使用基準について、協議を行ったのであります。
その結果、本市における
デジタル社会への調査検討について、引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の審査が終了するまで、継続審査すべきものと決定した次第であります。
〔デジタル化推進特別委員長 成川正幸君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) 次に、議会改革特別委員長の報告を求めます。
議会改革特別委員長、柳田 守君。
〔議会改革特別委員長 柳田 守君登壇〕
○議会改革特別委員長(柳田 守君) 本特別委員会に付託されております、「議会改革に関わる事項について」ご報告申し上げます。
4月21日、本特別委員会を開催し、6つの課題の協議スケジュールの確認を行ったのであります。
次に、6月23日、本特別委員会を開催し、
黒部市議会基本条例第1条から第10条までについてのこれまでの取組事項を検証し、意見交換したのであります。
また、政務活動費の取扱いについて、協議を重ねたのであります。
加えて、5月30日に開催いたしました議会報告会について、参加いただいた市民の皆様からの意見を確認するとともに、今後の議会報告会の進め方について協議したのであります。
本特別委員会では、「議会改革に関わる事項について」引き続き調査・研究する必要があることから、今後とも付託事件の審査が終了するまで継続審査すべきものと決定した次第であります。
〔議会改革特別委員長 柳田 守君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) ただいまの、各
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本3件に対する各委員長の報告は、いずれも付託事件の審査が終了するまでの継続審査であります。
各委員長の報告のとおり、継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、本3件は付託事件の審査が終了するまでの継続審査に付することに決しました。
――
――――――――――――――――――〇―――――――――――――――――――
○議長(中村裕一君) 日程第4、「議会運営に関する調査について」を議題といたします。
本件を付託した議会運営委員会の調査の結果について、委員長から報告を求めます。
議会運営委員長、木島信秋君。
〔議会運営委員長 木島信秋君登壇〕
○議会運営委員長(木島信秋君) 本委員会に付託され、議会閉会中の継続審査に付されております、議会運営に関する調査について、その結果をご報告申し上げます。
本委員会は、4月21日に開催し、本年度における議決事件の拡大について協議いたしました。
また、議会運営に係る諸課題を整理し、今年度中に結論を出すべく議論することを確認いたしました。
加えて、6月定例会の会期及び会議日程について協議したのであります。
次に、5月19日に開催し、本年度中に市が策定を予定している計画等のうち「都市計画マスタープラン」及び「立地適正化計画」について説明を受け、令和5年度においては、両計画を議会基本条例第8条に規定する議決事件に追加することを確認したのであります。
また、
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけ変更により、議場等におけるアクリルパネルの撤去、議場傍聴席の制限の解除、議員の
新型コロナウイルス感染時等の対応、視察時における留意事項等について協議いたしました。
次に、6月2日に開催し、6月定例会の市長提出議案11件及び報告7件の説明を受けた後、その付託委員会について協議いたしました。
以上の審査事項を含め、本委員会では議会運営の効率化等について、引き続き調査する必要があると認め、議会閉会中も継続して審査すべきと決定した次第であります。
〔議会運営委員長 木島信秋君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) ただいまの
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
〔「質疑なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) 質疑なしと認めます。
これをもって、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は、「議会閉会中の継続審査」であります。
委員長の報告のとおり、継続審査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(中村裕一君) ご異議なしと認めます。
よって、本件は、「議会閉会中の継続審査」に付することに決しました。
以上で、本日の日程はすべて終了し、本定例会に付議されました議案は、すべて議了いたしました。
市長からご挨拶があります。
市長、
武隈義一君。
〔市長
武隈義一君登壇〕
○市長(
武隈義一君) 閉会のご挨拶の前に、まず、市職員の不祥事についてご報告申し上げます。
この度、市が管理する団体会計に係る市職員の私的流用事案が発生し、市民の皆様の市政への信頼を著しく失墜させる事態となりました。市政を預かるものとして、市民の皆様に改めて心からお詫びを申し上げます。誠に申し訳ありませんでした。
失われた信頼を取り戻すことは、並大抵のことではないと考えておりますが、今後は、全職員が一丸となって再発防止に取り組み、市民の皆様の信頼回復に全力で努めてまいる所存であります。
それではあらためまして、
黒部市議会6月定例会の閉会に当たり、ご挨拶を申し上げます。
議員各位には、今月9日から本日までの19日間にわたり開会されました今定例会におきまして、本会議、委員会等を通じ、提出議案や重要諸課題に対し、真摯なご議論を賜りましたことに、心から敬意を表する次第であります。
提案いたしました補正予算、条例その他の案件につきまして、慎重かつ熱心なご審議を賜り、滞りなく議了され、ご承認いただきましたことに対し、深く感謝を申し上げます。
今定例会では、放課後児童クラブにおける諸課題や学校教育に関すること、防災対策、広域的な観光施策や公共交通施策、また移住定住・関係人口施策など、本市が重点的に取り組むべき施策や課題に関して多岐にわたりご質問、ご意見を頂戴いたしました。今回もまた、議員の皆様から、行政側では十分把握できていない課題や課題解決に向けたご意見を頂いたところです。審議の中で賜りましたご意見等につきましては、十分に調査、検討を加えながら、市民の皆様がより安全で安心して心豊かに生活できるよう適切に対処してまいります。
さて、富山県内におきましては、今月11日に梅雨入りしたとの発表がありました。近年は、線状降水帯による顕著な大雨が発生し、数多くの甚大な災害が起きており、全国のどこの地域でも起こりうるといわれております。引き続き、気象情報等を注視しながら、万が一の災害に備え、各種防災・減災対策に万全を期してまいります。
なお、来月15日に市役所において、公益社団法人中越防災安全推進機構 地域防災力センターマネージャーの河内 毅氏を講師にお迎えし、「水害からの避難を考える」と題して、第1回防災まちづくり講演会を開催する予定です。地区自主防災組織や防災士の方々をはじめ、市民の皆様に積極的にご参加いただき、水害のリスクと正しい避難行動に関する知識を習得していただきたいと考えております。
次に、
宇奈月温泉開湯100周年記念式典について申し上げます。
今月18日に、黒部市芸術創造センター「セレネ」において、記念式典として
宇奈月温泉開湯100周年のつどいが開催され、200人を超えるご関係の皆様にご出席をいただきました。県内を代表する温泉郷へと発展してきた宇奈月温泉の歴史を振り返り、先人の労苦と功績に感謝するとともに、地元の有志による次の100年に向けた宣言も発表され、宇奈月温泉の更なる発展を目指すことを確認いたしました。
市といたしましては、この取組を一過性で終わらせることなく、今後の観光振興につなげ、持続可能で市全体・地域全体が恩恵を受ける観光政策を進めてまいります。
さて、梅雨明けには夏本番を迎えますが、
新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行したことにより、今夏は、市内各地域において様々な行事が予定されていることと思います。
本市の一大イベントとしては、8月5日には「伝統芸能創生 黒部踊り街流し」を、また8月25日には「大相撲黒部場所」を開催する予定であり、鋭意準備を進めております。市といたしましては、市民の皆様に、地域の各種行事も含めて、これら行事を存分に楽しんでいただけるよう、また日々の生活の活力としていただけるよう取り組んでまいります。
結びに、蒸し暑く過ごしづらい日々が続きますが、市民の皆様並びに議員各位におかれましては、体調管理に十分留意され、ますますのご活躍をご祈念申し上げ、閉会のご挨拶といたします。どうもありがとうございました。
〔市長
武隈義一君自席に着席〕
○議長(中村裕一君) これをもって、令和5年第3回
黒部市議会6月定例会を閉会いたします。
閉 会 午前10時46分
上記会議の次第等を記録し、その正確なることを証するために、次に署名する。
黒部市議会議長 中 村 裕 一
黒部市議会副議長 柴 沢 太 郎
署名議員 柳 田 守
署名議員 成 川 正 幸...